JP2023540068A - エネルギービン事象計数システム - Google Patents

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Abstract

一実施形態は、複数の弁別器を含む光子計数CT走査システムにおいて、電荷事象をビニングするための方法であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられ、本方法は、弁別器のうちの1つから出力された信号における遷移を検出することと、検出された弁別器出力信号の遷移が、弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合にのみ、弁別器のうちの当該1つに関連付けられた閾値電圧レベルに対応するカウントをインクリメントすることと、を含む、方法である。

Description

関連出願
本開示は、「ENERGY BIN EVENT COUNTING SYSTEM」と題され、2020年8月27日に出願された米国仮特許出願第63/070,925号の優先権を主張するものであり、その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれるものとする。
本開示は、概して、エネルギーレベル事象カウンタの分野に関し、より詳細には、パイルアップ状況の間の改善された性能を可能にする、エネルギービン事象計数システムに関するものである。
複数の弁別器を含む光子計数CT走査システムにおいて、電荷事象をビニングするための方法であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられ、前記方法は、
前記弁別器のうちの1つから出力された信号における遷移を検出することと、
前記検出された弁別器出力信号の遷移が、前記弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合にのみ、前記弁別器のうちの前記1つに関連付けられた前記閾値電圧レベルに対応するカウントをインクリメントすることと、を含む。
複数の弁別器を含む光子計数CT走査システムにおいて、電荷事象をビニングするための方法であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのうちの1つと、前記弁別器に関連付けられた閾値電圧範囲内に入る電荷事象を計数するためのカウンタと、に関連付けられ、前記方法は、前記弁別器の各々について、
前記弁別器から出力された信号における遷移を検出することと、
前記検出された遷移が、前記弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合にのみ、前記カウンタをインクリメントすることと、
前記検出された弁別器出力信号の遷移が、前記弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合には、前記カウンタをインクリメントすることを避けることと、を含む。
光子計数CT走査システムであって、
複数の弁別器であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられている、複数の弁別器と、
計数回路であって、
前記弁別器の各々から出力信号を受信し、
前記弁別器のうちの第1のものから受信された出力信号のうちの第1のものにおける遷移を検出し、
前記検出された遷移が、前記出力信号のうちの前記第1のものにおける反対の遷移の直後であった場合にのみ、前記弁別器のうちの前記第1のものに関連付けられた前記閾値電圧レベルに関連付けられたカウントをインクリメントするように構成されている、計数回路と、を含む。
光子計数CT走査システムであって、
光を検出し、前記検出された光に対応するパルスを出力するための、センサと、
前記センサから出力された前記パルスを受信するための複数の弁別器であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられている、複数の弁別器と、
計数回路であって、
前記弁別器の各々から出力信号を受信し、
前記弁別器のうちの第1のものから受信された出力信号のうちの第1のものにおける遷移を検出し、
前記検出された遷移が、前記出力信号のうちの前記第1のものにおける反対の遷移の直後であった場合にのみ、前記弁別器のうちの前記第1のものに関連付けられた前記閾値電圧レベルに関連付けられたカウントをインクリメントするように構成されている、計数回路と、を含む。
本開示並びにその特徴及び利点のより完全な理解を提供するために、添付の図と併せて以下の説明への参照がなされ、ここで同様の参照数字は同様の部品を表す。
本明細書に記載される特定の実施形態の特徴による、従来のCT走査システムの動作の模式的な図である。 本明細書に記載される特定の実施形態の特徴による、光子計数CT走査システムの模式的なブロック図である。 本明細書で説明する特定の実施形態の特徴による、図2の光子計数CT走査システムのシミュレーション例の結果を示すグラフである。 本明細書に記載される特定の実施形態の特徴による、重なる電荷事象がない、3つの異なる計数技術を使用した、図2の光子計数CT走査システムのシミュレーション例の結果を示すグラフである。 本明細書に記載される特定の実施形態の特徴による、重なる電荷事象がある、3つの異なる計数技術を使用した、図2の光子計数CT走査システムのシミュレーション例の結果を示すグラフである。 本明細書に記載される特定の実施形態の特徴による、図2の光子計数CT走査システムにおける使用のための計数回路の状態機械である。 本明細書に記載される特定の実施形態の特徴による、光子計数CT走査システムの例示的な動作を示すフロー図である。 本明細書に記載される特定の実施形態の特徴による、光子計数CT走査システムの全体又は一部を実装するために使用され得るコンピュータシステムのブロック図である。
本開示の目的のため、「A及び/又はB」という語句は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。本開示の目的のため、「A、B、及び/又はC」という語句は、(A)、(B)、(C)、(A及びB)、(A及びC)、(B及びC)、又は(A、B、及びC)を意味する。測定範囲に関連して使用される場合、「間」という用語は、測定範囲の両端を包含する。本明細書で使用される場合、「A/B/C」という表記は、(A)、(B)、及び/又は(C)を意味する。
本明細書は、「一実施形態においては」又は「実施形態においては」という語句を使用しているが、これらは各々が、同じ又は異なる実施形態のうちの1つ以上を指し得る。更に、本開示の実施形態に関して使用される「含む(comprising)」、「含む(including)」、及び「有する(having)」などの用語は、同義である。本開示は、「上」、「下」、「上部」、「底部」、「側面」のような、視点ベースの記述を使用し得るが、かかる記述は、議論を容易にするために使用されるものであり、開示される実施形態の適用を制限することを意図するものではない。添付の図面は、必ずしも定縮尺で描かれていない。別段の規定がない限り、共通のオブジェクトを説明するための「第1の」、「第2の」、及び「第3の」などという序数的形容詞の使用は、単に同様のオブジェクトの異なるインスタンスが参照されていることを示すものであり、そのように説明されたオブジェクトが、時間的、空間的、順位的、又はその他のいずれの態様でも、所与のシーケンスになければならないことを意味することを意図するものではない。
以下の詳細な説明において、その一部を形成する添付図面への参照がなされ、そこで、実施され得る実施形態が例として示される。他の実施形態も利用され得るものであり、本開示の範囲から逸脱することなく構造的又は論理的な変更がなされ得ることは、理解されるべきである。それゆえ、以下の詳細な説明は、限定的な意味でとらえられるべきものではない。
以下の開示は、本開示の特徴及び機能を実装するための様々な例示的な実施形態及び例を説明する。特定の構成要素、配置、及び/又は特徴が、様々な例示的な実施形態に関連して以下に説明されるが、これらは単に、本開示を単純化するために使用される例であり、限定するものであることを意図するものでない。もちろん、任意の実際の実施形態の開発において、システム、ビジネス、及び/又は法的制約への準拠を含む、開発者の特定の目標を達成するために、多数の実装特有の決定がなされる必要があり、それは実装ごとに異なり得ることは、理解されるであろう。更に、かかる開発努力は複雑で時間がかかり得るものであるが、それにもかかわらず、本開示の利益を有する当業者にとっては日常的な仕事であることは、理解されるであろう。
本明細書においては、添付される図面に描かれているように、様々な構成要素間の空間的関係に対して、及び構成要素の様々な態様の空間的方向に対して、参照がなされ得る。しかしながら、本開示を完全に読んだ後に当業者によって認識されるように、本明細書に記載される装置、構成要素、部材、機器などは、任意の所望の方向に配置され得る。かくして、様々な構成要素間の空間的関係を記述するため、又はかかる構成要素の態様の方向を記述するための、「上」、「下」、「上方」、「下方」、「上部」、「下部」のような用語又はその他の同様の用語の使用は、本明細書に記載されている構成要素が任意の望ましい方向に向けられたときの、構成要素間の相対的関係又はかかる構成要素の態様の空間的方向をそれぞれ記述するものであると理解されるべきである。要素、操作、及び/又は条件の寸法又はその他の特性(例えば時間、圧力、温度、長さ、幅など)の範囲を説明するために使用される場合、「XとYとの間」という語句は、X及びYを含む範囲を表す。
更に、本開示は、様々な例において参照数字及び/又は文字を繰り返し得る。この繰り返しは、単純さ及び明確さのためのものであり、それ自体が、議論される様々な実施形態及び/又は構成間の関係を指示するものではない。以下、本開示の特徴及び機能を実装するために使用され得る例示的な実施形態が、添付の図をより具体的に参照しながら説明される。
図1を参照すると、従来のコンピュータ断層撮影(CT)走査システム100において、X線源102によって生成され、対象の物体104を通過する、X線101が採用されている。X線は、コリメータ及びシンチレータ106によって、光ダイオードアレイ110として実装された検出器によって捕捉される光108に変換される。光ダイオードアレイ110は、光108をアナログ電気信号112に変換し、この信号は、アナログ-デジタル(A/D)変換器116を使用してデジタル信号114に変換される。A/D変換器から出力されたデジタル信号は、CT走査と称されるグレースケール画像を生成するために使用される。
光子計数CT撮像は、以上に説明された既存のCT撮像技術に対してかなりの利点及び改善を提供し得る、比較的新しい技術である。光子計数CTシステムは、光子計数検出器(PCD)を採用し、PCDは、PCDとの個々の光子の相互作用を記録する検出器画素のアレイを実装するための半導体層を含む。各相互作用の蓄積エネルギーを追跡することにより、PCDの検出器画素は、光子の強度と同様におおよそのエネルギースペクトルを記録し、そのため、光子計数CTは、スペクトル型の、すなわちエネルギー分解された、CT技術である。これに対し、従来のCTスキャナはエネルギー積分型検出器(EID)を使用するものであり、一定期間内に画素に蓄積された1つ以上の光子及び電子ノイズの合計エネルギーが記録される。それゆえ、EIDは、白黒写真のように、光子の強度のみを記録する。これに対し、PCDは、カラー写真のように、光子の強度及びスペクトル情報の両方を記録する。
光子計数CT撮像は、以上に説明された3ステップのプロセスを、PCDを含む半導体層を介した、より合理的なX線から電荷への直接変換へと変える。特に、PCDを実装するために使用される半導体材料は、各X線光子を、X線のエネルギーに比例する電荷のバーストへと、効率的に変換する。この技術の利点は、改善された信号対雑音比、同じX線照射量で達成され得る高い解像度による患者への低減されたX線照射量、改善された空間的解像度、並びに、いくつかの「エネルギービン」の使用による、複数の造影剤及び複数のタイプの材料/組織を区別する能力を含む。
PCDにおいて光子が相互作用するとき、その結果の電気パルスの高さは、光子のエネルギーにほぼ比例する。画素中で生成された各パルスを好適な低エネルギー閾値と比較することにより、低エネルギー事象(光子相互作用及び電子ノイズの両方に起因する)からの寄与がフィルタリングされ得る。その結果、PCDは、EIDと比較して高い信号対雑音比及びコントラスト対雑音比を有し、同じX線露出レベルでの画質の向上、又は同じ画質での患者のX線照射量の低減を可能にする。
低エネルギー閾値より高い更なるエネルギー閾値の導入は、PCDがいくつかの離散的なエネルギービンに分割されることを可能にする。各記録された光子は、そのエネルギーに応じて特定のビンに割り当てられ、各画素が入射X線スペクトルのヒストグラムを測定するようにする。このスペクトル情報は、従来のCT走査において得られる平均線減弱係数の推定値とは異なり、再構成されたCT画像における各画素の物質組成の定性的な決定を可能にする。これに加えて、2つ以上のエネルギービンを使用することは、造影剤として一般に使用される、より重い元素に対して、密な骨及び石灰化を区別することを可能にし、造影剤注入前の参照走査の必要性を低減し、それにより、患者が受けるX線量を更に低減させる。
図2は、図2において単一画素により表される複数の検出器画素を含むPCDを含む、光子計数CTシステム200のための例示的な信号処理アーキテクチャの概略図を示す。動作時には、電流のパルスはセンサ202から入り、電荷型増幅器(CSA)204によって増幅され、パルス成形器(PS)206によって成形される。PS206から出力された電圧パルスは、N個の弁別器(又は比較器)208のセットに入力され、それらがそれぞれパルスをN個の増大する電圧閾値と比較する。弁別器208のセットは、「温度計コード」でパルス状のデジタル出力を作成する。パルスは、カウンタ210によって各レベル又は閾値で計数されてもよく、結果のカウント値(結果レジスタ212に一時的に記憶されてもよい)は、N個の閾値の各々においていくつのX線のヒットが発生したかを表す。閾値は、異なるエネルギー光子に対応する異なる電圧に一致するように設定されることが、認識されるであろう。
図3は、重なる電荷事象がない、3つの異なる計数技術を使用する、図2に示された光子計数CTシステムのシミュレーション例の結果を示すグラフである。第1の波形300は、センサ202からの電流パルスを表し、第2の波形302は、上昇する電圧閾値に対する、PS206から出力される対応する電圧パルスを、ミリボルト(mV)で表す。波形304は、カウンタ210によって各レベルで計数された対応するパルスを表す。最後に、波形306は、カウンタ210に入力される弁別器208の出力を表す。図3から、電流の各パルスに対して、パルス成形器からの電圧パルスが、弁別器208において出力を発生させることが、分かるであろう。各パルスに対するピーク弁別器出力のカウンタ210による計数は、所望の応答である。
パルスの全てが時間的に十分に離れて発生する場合、パルスをカウントして「ビニング」するカウンタを効果的に実装する複数の方法がある。そのようにする2つの一般的な技術は、非同期エッジ(asynch_edge)計数及びピークゼロ(peak_zero)計数を含む。非同期エッジ計数を使用する場合、非同期カウンタが、各弁別器出力に関連付けられる。その結果、カウンタは、関連付けられた弁別器の閾値レベルよりも高いエネルギーレベルに対してインクリメントされる。「ビニングされた」値が必要とされる場合、各カウンタについて、閾値レベルについて正しいカウントを決定するために、より高い閾値レベルのカウンタのカウントが、カウントから減算される必要がある。例えば、弁別器0に関連付けられたカウンタも、弁別器1~Nのカウントごとにインクリメントされ、それゆえ、正確なレベル0のカウントを得るためには、弁別器0についてのカウントから、弁別器1~Nについてのカウントが減算される必要がある。同様に、弁別器1に関連付けられたカウンタも、弁別器2~Nのカウントごとにインクリメントされ、それゆえ、正確なレベル1のカウントを得るためには、弁別器1についてのカウントから、弁別器2~Nについてのカウントが減算される必要がある。
ピークゼロ計数を使用する場合、どのカウンタをインクリメントするか決定するため、弁別器0から出力される信号のエッジが使用される。本方法は基本的に、弁別器0の立ち上がりと立ち下がりとの間に発生する最大の弁別器カウントのみをインクリメントする。
非同期エッジ計数及びピークゼロ計数はいずれも、カウントされている事象が重なることなく離れている場合、合理的に良好に機能する。他の電荷事象がない場合、弁別器0の立ち上がりで始まり立ち下がりで終わる整然としたシーケンスが、常にあることとなる。また、最大切換弁別器よりも低い全てのレベルの立ち上がりエッジがあることとなる。
図4は、電荷事象が重なることなく離れている、以上に説明されたような場合における、非同期エッジ及びピークゼロ計数の動作を示す。図4を参照すると、波形のセット400は、弁別器0~4の出力に対応する。波形400に見られるように、2つの電荷事象401a、401bがある。波形のセット402は、カウンタを実装するために非同期エッジ計数を使用した、電荷事象401a、401bに応答する閾値レベル0~4についての累積カウント値を示す。対照的に、波形のセット404は、カウンタを実装するためにピークゼロ計数が使用される場合の、電荷事象401a、401bに応答する閾値レベル0~4についての累積カウント値を示す。
以下でより詳細に説明されるように、波形のセット406は、本明細書で説明される実施形態の特徴による、「ティックダウン計数」と称される、より正確な計数技術を使用する、電荷事象401a、401bに応答する閾値レベル0~4についての累積カウント値を示す。
本明細書において「非パイルアップの場合」と称される図4に示されるシナリオにおいては、非同期エッジカウンタは、各遷移に対してインクリメントし(以上に説明されたように、より低い閾値レベルカウンタのカウント合計からの、より高い閾値レベルカウンタのカウント合計の減算を必要とする)、ピークゼロカウンタは単に、レベル間で到達された最大レベルに対してインクリメントする。ティックダウンカウンタもまた、到達されたピークレベルに対してのみインクリメントするが、図5を参照しながら説明されるように、ティックダウンカウンタは、パイルアップがある状況においては、非常に異なる態様で、より正確に動作する。
パイルアップは、電荷事象同士が、弁別器の上下の整然とした遷移を乱すほど十分近くで発生したときに起こる。パイルアップは、X線束が増大するにつれて、より高い割合で発生し、その割合は統計的に予測され得る。パイルアップの状況は、図5に示されている。
図5を参照すると、波形のセット500は、弁別器0~4の出力に対応する。波形500に見られるように、3つの電荷事象501a~501cがある。図4に示される電荷事象401a、401bとは異なり、事象501a~501cは重なっており、パイルアップの状況をもたらしている。波形のセット502は、カウンタを実装するために非同期エッジ計数を使用する、電荷事象501a~501cに応答する閾値レベル0~4についての累積カウント値を示す。対照的に、波形のセット504は、カウンタを実装するためにピークゼロ計数が使用される場合の、電荷事象501a~501cに応答する閾値レベル0~4についての累積カウント値を示す。
図5に示されるように、非同期エッジ計数技術は、事象が図4のように広がっている場合であれば生じるように3つの電荷事象のうちの2つについて弁別器0をインクリメントすることに失敗する。同様に図5に示されるように、ピークゼロ計数技術は、エネルギーレベルが弁別器0についての閾値レベルにまで立ち下がることに失敗することにより麻痺状態となるため、事象が図4のように広がっている場合であれば生じるように3つの電荷事象501a~501cのうちの2つについて弁別器3をインクリメントすることに失敗する。以下に詳細に説明される理由のため、波形のセット506によって示されるように、ティックダウン計数技術は、3つの電荷事象501a~501cの全てを、弁別器3のカウントとして正確に計数する。
ティックダウン計数技術は、「アップティック」事象の直後の「ダウンティック」事象のみを計数することによって、弁別器出力のピークを識別することによって動作する。再び図5を参照すると、弁別器3の各ダウンティック510a~510cは、それぞれのアップティック512a~512cの直後であり、それゆえ、閾値レベル3についてのカウントは3回(11から14まで)インクリメントされる。他の弁別器の様々な他のダウンティックは、アップティックではなくダウンティックの直後であり、それゆえ対応するカウンタ値において計数されない。
本明細書における実施形態は、ティックダウン計数技術を使用して説明されているが、本明細書において説明される実施形態の趣旨又は範囲から逸脱することなく、ダウンティックの直前であるアップティックのみが、対応する閾値レベルカウンタによって計数される、ティックアップ計数技術を実装するように、回路が設計され得ることが、認識されるであろう。
図6は、本明細書で説明されるダウンティックカウンタを実装するための状態機械を示す。状態機械は、同期又は非同期の状態機械として実装され得ることが分かる。図6に示されるように、システムはアイドル状態で始まり、弁別器0においてアップティックがある(disc0)まで当該状態に留まり、このアップティックに応答して、システムはup0状態に入る。システムは、弁別器1においてアップティックがある(disc1)までup0状態に留まり、このアップティックに応答して、システムはup1状態に入るか、又は、弁別器0においてダウンティックがある(-disc0)までup0状態に留まり、このダウンティックに応答して、システムは、閾値レベル0についてのカウントがインクリメントされる状態inc0に入る。状態inc0からは、次の事象が弁別器0におけるアップティックである場合には、システムはup0状態に戻り、そうでなければ、システムはアイドル状態へ戻る。
up1状態からは、システムは、弁別器2においてアップティックがある(disc2)まで当該状態に留まり、このアップティックに応答して、システムはup2状態に入るか、又は、弁別器1にダウンティックがある(-disc1)まで当該状態に留まり、このダウンティックに応答して、システムは閾値レベル1についてのカウントがインクリメントされる状態inc1に入る。inc1状態からは、システムは、次の事象が弁別器1におけるアップティックであればup1状態に戻り、次の事象が弁別器0におけるダウンティックであればwait0状態に進み、それ以外であれば、システムはアイドル状態に戻る。wait0状態からは、システムは、弁別器1においてアップティック(disc1)があるまでその状態に留まり、このアップティックに応答して、システムはup1状態に戻るか、又は、弁別器0においてダウンティックがあるまでその状態に留まり、このダウンティックに応答して、システムはアイドル状態に戻る。
up2状態からは、システムは、弁別器3においてアップティックがある(disc3)まで当該状態に留まり、このアップティックに応答して、システムはup3状態に入るか、又は、弁別器2においてダウンティックがある(-disc2)まで当該状態に留まり、このダウンティックに応答して、システムは閾値レベル2についてのカウントがインクリメントされるinc2状態に入る。inc2状態からは、システムは、次の事象が弁別器2におけるアップティックであればup2状態に戻り、次の事象が弁別器1のダウンティックであればwait1状態に進み、それ以外であれば、システムはwait0状態に進む。wait1状態からは、システムは、弁別器2においてアップティック(disc2)があるまで当該状態に留まり、このアップティックに応答して、システムはup2状態に戻るか、又は、弁別器1においてダウンティックがあるまで当該状態に留まり、このダウンティックに応答して、システムはwait0状態に戻る。
up3状態からは、システムは、弁別器4においてアップティックがある(disc4)まで当該状態に留まり、このアップティックに応答して、システムはup4状態に入るか、又は、弁別器3においてダウンティックがある(-disc3)まで当該状態に留まり、このダウンティックに応答して、システムは閾値レベル3のカウントがインクリメントされるinc3状態に入る。inc3状態からは、システムは、次の事象が弁別器3におけるアップティックであればup3状態に戻り、次の事象が弁別器2におけるダウンティックであればwait2状態に進み、それ以外であれば、システムはwait1状態に進む。wait2状態からは、システムは、弁別器3におけるアップティックがある(disc3)まで当該状態に留まり、このアップティックに応答して、システムはup3状態に戻るか、又は、弁別器2においてダウンティックがあるまで当該状態に留まり、このダウンティックに応答して、システムはwait1状態に戻る。
up4状態からは、弁別器4においてダウンティックがある(-disc4)まで当該状態に留まり、このアップティックに応答して、システムは閾値レベル4についてのカウントがインクリメントされるinc4状態に入る。inc4からは、システムは、次の事象が弁別器4におけるアップティックであればup4に戻り、次の事象が弁別器3におけるダウンティックであればwait3に進み、それ以外であれば、システムはwait2状態に進む。wait3状態からは、システムは、弁別器4においてアップティックがある(disc4)まで当該状態に留まり、このアップティックに応答して、システムはup4状態に戻るか、又は、弁別器3においてダウンティックがあるまで当該状態に留まり、このダウンティックに応答して、システムはwait2状態に戻る。
図7は、本明細書に説明される特定の実施形態による、光子計数CT走査システムの例示的な動作を示すフロー図である。図7に示されるステップは、以上に説明されたように特定の閾値電圧レベルに対応する各弁別器/カウンタの組み合わせに関連して実装され得ることが分かる。図7を参照すると、ステップ700において、弁別器(特定の閾値電圧レベルに対応する弁別器)からの信号出力が監視される。ステップ702において、弁別器出力信号におけるダウンティックが検出されたか否かの決定がなされる。ステップ702において否定的な決定がなされた場合、実行はステップ700に戻る。逆に、ステップ702において肯定的な決定がなされた場合、実行はステップ704に進む。
ステップ704において、ステップ702において検出されたダウンティックが、出力信号においてアップティックの直後であったか否かの決定がなされる。ステップ704において否定的な決定がなされた場合、実行はステップ700に戻る。逆に、ステップ704において肯定的な決定がなされた場合、実行はステップ706に進む。ステップ706において、弁別器の閾値電圧レベルに関付けられたカウント値(例えば、カウンタレジスタ)が、1だけインクリメントされる。
図8は、本明細書に説明される実施形態、より詳細には以上に説明された図に示される実施形態による技術の少なくとも一部を実装するように構成され得る、例示的なシステム1100を示すブロック図である。図8に示されるように、システム1100は、システムバス1106を通してメモリ要素1104に結合された、例えば、ハードウェアプロセッサ1102のような、少なくとも1つのプロセッサ1102を含んでもよい。このように、本システムは、メモリ要素1104内にプログラムコード及び/又はデータを記憶していてもよい。更に、プロセッサ1102は、システムバス1106を介してメモリ要素1104からアクセスされたプログラムコードを実行してもよい。一態様においては、本システムは、プログラムコードを記憶及び/又は実行するのに適したコンピュータとして実装されてもよい。しかしながら、システム1100は、本開示において説明される機能を実行することが可能なプロセッサ及びメモリを含む任意のシステムの形態で実装されてもよいことは、理解されるべきである。
いくつかの実施形態においては、プロセッサ1102は、ソフトウェア又はアルゴリズムを実行して、本明細書で議論されるような活動、特に本明細書で説明される実施形態に関連する活動を、実行することができる。プロセッサ1102は、非限定的な例として、例えば、マイクロプロセッサ、DSP、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)、集積回路(IC)、特定用途向けIC(ASIC)、又は仮想機械プロセッサを含む、プログラム可能なロジックを提供するハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェアの任意の組み合わせを含んでもよい。プロセッサ1102は、プロセッサ1102がメモリ要素1104から読み出すこと又はメモリ要素1104に書き込むことができるように、例えば、ダイレクトメモリアクセス(DMA)構成で、メモリ要素1104に通信可能に結合されてもよい。
一般的に、メモリ要素1104は、ダブルデータレート(DDR)ランダムアクセスメモリ(RAM)、同期RAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、フラッシュ、読み取り専用メモリ(ROM)、光媒体、仮想メモリ領域、磁気若しくはテープメモリ、又はその他のいずれかの好適な技術を含む、いずれの好適な揮発又は不揮発メモリ技術を含んでもよい。別段の明記がない限り、本明細書で議論されるメモリ要素のいずれもが、広義の「メモリ」に包含されるものとして解釈されるべきである。測定される、処理される、追跡される、又はシステム1100の構成要素のいずれかに送信される若しくは当該構成要素から送信される情報は、任意のデータベース、レジスタ、制御リスト、キャッシュ、又は記憶構造において提供され得るものであり、これらは全て、任意の好適な時間フレームにおいて参照され得る。任意のかかる記憶装置の選択肢は、本明細書で使用される広義の「メモリ」に含まれ得る。同様に、本明細書に説明される潜在的な処理要素、モジュール、及び機械のいずれも、広義の「プロセッサ」に包含されるものとして解釈されるべきである。本明細書の図に示される要素の各々は、例えば、これらの要素の別の1つと類似する又は同一のハードウェアを有するシステムと通信することができるように、ネットワーク環境においてデータ又は情報を受信、送信、及び/又はその他の方法で通信するための、好適なインタフェースも含み得る。
特定の例示的な実装においては、本明細書で概説される実施形態を実装するための機構は、例えば、ASIC、DSP命令、プロセッサ、又はその他の同様の機械などで実行されるソフトウェア(オブジェクトコード及びソースコードを潜在的に含む)などで埋め込まれたロジックのような、非一時的媒体を含み得る1つ以上の有形媒体でエンコードされたロジックによって、実装されてもよい。これらの例のいくつかにおいて、例えば、図8に示されるメモリ要素1104のようなメモリ要素は、本明細書に記載される動作のために使用されるデータ又は情報を記憶してもよい。このメモリ要素は、本明細書に記載される活動を実施するように実行されるソフトウェア、ロジック、コード、又はプロセッサ命令を記憶することが可能なメモリ要素を含む。プロセッサは、データ又は情報に関連付けられた任意のタイプの命令を実行して、本明細書で詳述される動作を達成することができる。一例においては、例えば、図8に示されるプロセッサ1102のようなプロセッサは、要素又は項目(例えば、データ)をある状態又は物から別の状態又は物へと変換し得る。別の例においては、本明細書で概説される活動は、固定ロジック又はプログラム可能なロジック(例えば、プロセッサによって実行されるソフトウェア/コンピュータ命令)を用いて実装されてもよく、本明細書で特定される要素は、デジタルロジック、ソフトウェア、コード、電子命令、又はそれらの任意の好適な組み合わせを含む、何らかのタイプのプログラム可能なプロセッサ、プログラム可能なデジタルロジック(例えば、FPGA、DSP、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、電気消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM))又はASICであってもよい。
メモリ要素1104は、例えばローカルメモリ1108及び1つ以上の大容量記憶装置1110などのような、1つ以上の物理メモリ装置を含んでもよい。ローカルメモリは、プログラムコードの実際の実行中に一般的に使用される、RAM又はその他の非永続的メモリ装置を参照してもよい。大容量記憶装置は、ハードドライブ又はその他の永続的なデータ記憶装置として実装されてもよい。処理システム1100はまた、実行中に大容量記憶装置1110からプログラムコードが取得される必要がある回数を減少させるために、少なくともいくつかのプログラムコードの一時的な記憶を提供する、1つ以上のキャッシュメモリ(図示されていない)を含んでもよい。
図8に示されるように、メモリ要素1104は、エネルギービン事象計数モジュール1120を記憶してもよい。様々な実施形態において、モジュール1120は、ローカルメモリ1108、1つ以上の大容量記憶装置1110、又はローカルメモリ及び大容量記憶装置以外に、記憶されてもよい。システム1100は、モジュール1120の実行を容易にすることができるオペレーティングシステム(図8には図示されていない)を更に実行してもよいことは、理解されるべきである。モジュール1120は、実行可能なプログラムコード及び/又はデータの形態で実装され、例えば、プロセッサ1102によって、システム1100から読み取られ、システム1100に書き込まれ、及び/又はシステム1100によって実行され得る。モジュール1120からの読み取り、モジュール1120への書き込み、及び/又はモジュール1120の実行に応答して、システム1100は、本明細書に記載される1つ以上の動作又は方法ステップを実行するように構成されてもよい。
入力装置1112及び出力装置1114として描かれた入/出力(I/O)装置が、任意選択的に本システムに結合されてもよい。入力装置の例は、限定するものではないが、キーボード、又はマウスのようなポインティング装置などを含んでもよい。出力装置の例は、限定するものではないが、モニタ若しくはディスプレイ、又はスピーカなどを含み得る。いくつかの実装においては、本システムは、出力装置1114のための装置ドライバ(図示されていない)を含み得る。入力及び/又は出力装置1112、1114は、直接に又は介在するI/Oコントローラを通して、システム1100に結合されてもよい。これに加えて、センサ1115が、直接に又は介在するコントローラ及び/又はドライバを通して、システム1100に結合されてもよい。
一実施形態においては、入力装置及び出力装置は、組み合わせられた入/出力装置(図8において入力装置1112及び出力装置1114を囲む破線で示されている)として実装されてもよい。かかる組み合わせられた装置の一例は、「タッチスクリーンディスプレイ」又は単に「タッチスクリーン」とも称されることがある、タッチ感応ディスプレイである。かかる実施形態においては、この装置への入力は、タッチスクリーンディスプレイ上又はその付近での、例えば、スタイラス又はユーザの指のような物理的なオブジェクトの動きによって提供され得る。
システム1100が、介在するプライベート又はパブリックネットワークを通して他のシステム、コンピュータシステム、リモートネットワーク装置、及び/又はリモート記憶装置に結合されることを可能にするために、ネットワークアダプタ1116が任意選択的に、システム1100に結合されてもよい。ネットワークアダプタは、当該システム、装置及び/又はネットワークによってシステム1100に送信されるデータを受信するためのデータ受信器と、システム1100から当該システム、装置及び/又はネットワークにデータを送信するためのデータ送信器とを含んでもよい。モデム、ケーブルモデム、及びEthernetカードは、システム1100とともに使用され得る種々のタイプのネットワークアダプタの例である。
例1は、複数の弁別器を含む光子計数CT走査システムにおいて、電荷事象をビニングするための方法であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられ、本方法は、弁別器のうちの1つから出力された信号における遷移を検出することと、検出された弁別器出力信号の遷移が、弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合にのみ、弁別器のうちの1つに関連付けられた閾値電圧レベルに対応するカウントをインクリメントすることと、を含む、方法である。
例2においては、例1の方法は、検出された弁別器出力信号の遷移が、弁別器出力信号における反対の遷移以外のものの直後であった場合には、弁別器のうちの1つに関連付けられた閾値電圧レベルに対応するカウントをインクリメントすることを避けることを、更に含んでもよい。
例3においては、例1~2のいずれかの方法は、弁別器出力信号における遷移が、高から低への遷移からなるダウンティックを含むことを、更に含んでもよい。
例4においては、例1~3のいずれかの方法は、弁別器出力信号における反対の遷移が、低から高への遷移からなるアップティックを含むことを、更に含んでもよい。
例5においては、例1~4のいずれかの方法は、複数の弁別器が、5つの弁別器を含むことを、を更に含んでもよい。
例6においては、例1~5のいずれかの方法は、複数の閾値電圧レベルが、5つの閾値電圧レベルを含むこと、を更に含んでもよい。
例7においては、例1~6のいずれかの方法は、弁別器の各々が、弁別器に入力された電圧信号を、弁別器に関連付けられた閾値電圧レベルと比較することを、更に含んでもよい。
例8においては、例1~7のいずれかの方法は、弁別器の各々の出力が、弁別器に入力された電圧信号が弁別器に関連付けられた閾値電圧レベルを超えたときに、高に駆動されることを、更に含んでもよい。
例9においては、例1~8のいずれかの方法は、弁別器出力信号が、温度計コードを含むことを、更に含んでもよい。
例10は、複数の弁別器を含む光子計数CT走査システムにおいて、電荷事象をビニングするための方法であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのうちの1つと、弁別器に関連付けられた閾値電圧範囲内に入る電荷事象を計数するカウンタと、に関連付けられ、本方法は、弁別器の各々について、弁別器から出力された信号における遷移を検出することと、検出された遷移が、弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合にのみ、カウンタをインクリメントすることと、検出された弁別器出力信号における遷移が、弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合には、カウンタをインクリメントすることを避けることと、を含む、方法である。
例11においては、例10の方法は、出力信号における遷移が、高から低への遷移からなるダウンティックを含むことを、更に含んでもよい。
例12においては、例10~11のいずれかの方法は、弁別器出力信号における反対の遷移が、低から高への遷移からなるアップティックを含むことを、更に含んでもよい。
例13においては、例10~12のいずれかの方法は、複数の弁別器が、5つの弁別器を含むことを、更に含んでもよい。
例14においては、例10~13のいずれかの方法は、複数の閾値電圧レベルが、5つの閾値電圧レベルを含むことを、更に含んでもよい。
例15においては、例10~14のいずれかの方法は、弁別器の各々が、弁別器に入力された電圧信号を、弁別器に関連付けられた閾値電圧レベルと比較することを、更に含んでもよい。
例16においては、例10~15のいずれかの方法は、弁別器の各々の出力が、弁別器に入力された電圧信号が弁別器に関連付けられた閾値電圧レベルを超えたときに、高に駆動されることを、更に含んでもよい。
例17においては、例10~16のいずれかの方法は、弁別器出力信号が、温度計コードを含むことを、更に含んでもよい。
例18は、光子計数CT走査システムであって、複数の弁別器であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられている、複数の弁別器と、計数回路であって、弁別器の各々から出力信号を受信し、弁別器のうちの第1のものから受信された出力信号のうちの第1のものにおける遷移を検出し、検出された遷移が、出力信号のうちの第1のものにおける反対の遷移の直後であった場合にのみ、弁別器のうちの第1のものに関連付けられた閾値電圧レベルに関連付けられたカウントをインクリメントするように構成されている、計数回路と、を含む、システムである。
例19においては、例18のシステムは、計数回路が、出力信号のうちの第1のものにおける検出された遷移が、出力信号のうちの第1のものにおける反対の遷移の直後でなかった場合には、弁別器のうちの第1のものに関連付けられた閾値電圧レベルに関連付けられたカウントをインクリメントすることを避けるように更に構成されていることを、更に含んでもよい。
例20においては、例18~19のいずれかのシステムは、弁別器出力信号における遷移が、高から低への遷移からなるダウンティックを含むことを、更に含んでもよい。
例21においては、例18~20のいずれかのシステムは、弁別器出力信号における反対の遷移が、低から高への遷移からなるアップティックを含むことを、更に含んでもよい。
例22においては、例18~21のいずれかのシステムは、複数の弁別器が、5つの弁別器を含むことを、更に含んでもよい。
例23においては、例18~22のいずれかのシステムは、複数の閾値電圧レベルが、5つの閾値電圧レベルを含むことを、更に含んでもよい。
例24においては、例18~23のいずれかのシステムは、弁別器の各々が、弁別器に入力された電圧信号を、弁別器に関連付けられた閾値電圧レベルと比較することを更に含んでもよい。
例25においては、例18~24のいずれかのシステムは、弁別器の各々の出力が、弁別器に入力された電圧信号が弁別器に関連付けられた閾値電圧レベルを超えたとき、高に駆動されることを、更に含んでもよい。
例26においては、例18~25のいずれかのシステムは、弁別器出力信号が、温度計コードを含むことを、更に含んでもよい。
例27は、光子計数CT走査システムであって、光を検出し、検出された光に対応するパルスを出力するための、センサと、センサから出力されたパルスを受信するための複数の弁別器であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられている、複数の弁別器と、計数回路であって、弁別器の各々から出力信号を受信し、弁別器のうちの第1のものから受信された出力信号のうちの第1のものにおける遷移を検出し、検出された遷移が、出力信号のうちの第1のものにおける反対の遷移の直後であった場合にのみ、弁別器のうちの第1のものに関連付けられた閾値電圧レベルに関連付けられたカウントをインクリメントするように構成されている、計数回路と、を含む、システムである。
例28においては、例27のシステムは、計数回路が、出力信号のうちの第1のものにおける検出された遷移が、出力信号のうちの第1のものにおける反対の遷移の直後でなかった場合には、弁別器のうちの第1のものに関連付けられた閾値電圧レベルに関連付けられたカウントをインクリメントすることを避けるように更に構成されていることを、更に含んでもよい。
例29においては、例27~28のいずれかのシステムは、弁別器出力信号における遷移が、高から低への遷移からなるダウンティックを含むことを、更に含んでもよい。
例30においては、例27~29のいずれかのシステムは、弁別器出力信号における反対の遷移が、低から高への遷移からなるアップティックを含むことを、更に含んでもよい。
例31においては、例27~30のいずれかのシステムは、複数の弁別器が、5つの弁別器を含むことを、更に含んでもよい。
例32においては、例27~31のいずれかのシステムは、弁別器出力信号が、温度計コードを含むことを、更に含んでもよい。
例33においては、例27~32のいずれかのシステムは、パルスが弁別器によって受信される前に、センサから出力されたパルスを増幅するための、電荷型増幅器(CSA)を更に含んでもよい。
例34においては、例27~33のいずれかのシステムは、パルスが弁別器によって受信される前に、センサから出力されたパルスを成形するための、パルス成形器を更に含んでもよい。
例35においては、例27~34のいずれかのシステムは、パルスが弁別器によって受信される前に、センサから出力されたパルスを増幅するための、電荷型増幅器(CSA)と、パルスが弁別器によって受信される前に、CSAから出力されたパルスを成形するための、パルス成形器と、を更に含んでもよい。
本明細書で概説される仕様、寸法、及び関係(例えば要素数、動作、ステップの数など)はいずれも、単に例示及び教示の目的のみのために提供されるものであることに、留意されたい。かかる情報は、本開示の趣旨、又は添付される請求項の範囲から逸脱することなく、大幅に変更され得る。本明細書は、1つの非限定的な例にのみ適用され、それに応じて、そのように解釈されるべきである。前述の説明において、例示的な実施形態は、特定の構成要素の配置を参照しながら説明された。添付の請求項の範囲から逸脱することなく、かかる実施形態に対して様々な修正及び変更がなされ得る。したがって、説明及び図面は、制限的な意味ではなく、例示的な意味のものとみなされるべきである。
本明細書で提供される多数の例では、相互作用が2つ、3つ、4つ、又はそれより多い電気部品の観点から説明され得ることに留意されたい。しかしながら、このことは、単に明確さ及び例示の目的のためになされているものである。システムは、いずれの好適な方法で統合されてもよいことは、理解されるべきである。同様の設計の代替案に沿って、図の示された構成要素、モジュール、及び要素のいずれも、様々なとり得る構成で組み合わせられ得るものであり、その全ては明らかに、本明細書の広い範囲内である。特定の場合においては、限られた数の電気的要素のみを参照することによって、フローの所与のセットの機能性のうちの1つ以上を説明することが、より容易となり得る。図及びその教示の電気回路は、容易に拡張可能であり、多数の構成要素、並びに、より複雑な/洗練された配置及び構成に対応し得ることは、理解されるべきである。したがって、提供された例は、無数の他のアーキテクチャに潜在的に適用される電気回路の広い教示の範囲を制限又は阻害するものではない。
また、本明細書において、「1つの実施形態」、「例示的な実施形態」、「一実施形態」、「別の実施形態」、「いくつかの実施形態」、「様々な実施形態」、「他の実施形態」、及び「代替の実施形態」などに含まれる様々な特徴(例えば要素、構造、モジュール、構成要素、ステップ、動作、特性など)への言及は、任意のかかる特徴が本開示の1つ以上の実施形態に含まれるが、同じ実施形態において組み合わせられてもよいし、必ずしも組み合わせられなくてもよいことを意味することが意図されている。
また、回路アーキテクチャに関する機能は、図に示されたシステムによって、又はシステム内で実行され得る、とり得る回路アーキテクチャ機能の一部のみを示していることにも、留意されたい。これらの動作のいくつかは、適切な場合には削除若しくは除去されてもよいし、又は、これらの動作は、本開示の範囲から逸脱することなく、大幅に修正又は変更され得る。これに加えて、これらの動作のタイミングは、大幅に変更され得る。前述の動作フローは、例示及び議論のために提供されたものである。本開示の教示から逸脱することなく、任意の好適な配置、時系列、構成、及びタイミング機構が提供され得るという点で、本明細書に説明される実施形態によって、かなりの柔軟性が提供される。
多数の他の変更、置換、変形、代替、及び修正は、当業者に把握され得るものであり、本開示は、添付される請求項の範囲内に入るものとして、全てのかかる変更、置換、変形、代替、及び修正を包含することが意図される。
以上に説明された装置及びシステムの全ての任意の特徴は、本明細書に説明される方法又はプロセスに関して実装され得るものであり、例における特定は、1つ以上の実施形態においてどこでも使用され得ることに、留意されたい。
これらの例(上記)における「のための手段」は、(限定するものではないが)任意の好適なソフトウェア、回路、ハブ、コンピュータコード、ロジック、アルゴリズム、ハードウェア、コントローラ、インタフェース、リンク、バス、通信経路などとともに、本明細書で議論された任意の好適な構成要素を使用することを含み得る。
以上に提供された例、及び本明細書で提供される多数の他の例では、相互作用は、2つ、3つ、又は4つのネットワーク要素の観点から説明され得ることに留意されたい。しかしながら、このことは、単に明確さ及び例示の目的のみのためになされているものである。特定の場合においては、限られた数のネットワーク要素のみを参照することによって、フローの所与のセットの機能性のうちの1つ以上を説明することが、より容易となり得る。添付される図(及びその教示)に図示され、これらの図を参照して説明されるトポロジは、容易に拡張可能であり、多数の構成要素、及びより複雑/洗練された配置及び構成に対応し得ることは、理解されるべきである。したがって、提供された例は、無数の他のアーキテクチャに潜在的に適用される図示されたトポロジの広い教示の範囲を制限又は阻害するものではない。
また、前述のフロー図におけるステップは、図に示される通信システムによって、又は通信システム内で実行され得る、とり得るシグナリングシナリオ及びパターンのうちのいくつかのみを例示していることに留意することが重要である。これらのステップのうちのいくつかは、適切な場合には削除若しくは除去されてもよいし、又は、これらのステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、大幅に修正又は変更され得る。これに加えて、これらの動作の多くは、1つ以上の追加的な動作と同時に、又は並行して、実行されるものとして説明されてきた。しかしながら、これらの動作のタイミングは、大幅に変更され得る。前述の動作フローは、例示及び議論のために提供されたものである。本開示の教示から逸脱することなく、任意の好適な配置、時系列、構成、及びタイミング機構が提供され得るという点で、図に示される通信システムによって、かなりの柔軟性が提供される
本開示は、特定の配置及び構成を参照しながら詳細に説明されてきたが、これらの例示的な構成及び配置は、本開示の範囲から逸脱することなく、大幅に変更され得る。例えば、本開示は、特定の通信交換を参照しながら説明されてきたが、本明細書で説明される実施形態は、他のアーキテクチャに適用可能であり得る。
多数の他の変更、置換、変形、代替、及び修正は、当業者に把握され得るものであり、本開示は、添付される請求項の範囲内に入るものとして、全てのかかる変更、置換、変形、代替、及び修正を包含することが意図される。米国特許商標庁(USPTO)及び、これに加えて、本出願に基づいて発行される任意の特許の任意の読者が、添付される請求項を解釈するのを支援するために、本出願人が、(a)特定の請求項において「のための手段」又は「のためのステップ」との語が明示的に使用されていない限り、添付される請求項のいずれもが、その出願日において存在する35 U.S.C.のセクション142の第6項(6)を発動することを意図していないこと、及び(b)明細書におけるいかなる記述によっても、添付される請求項に反映されていない方法で本開示を限定することを意図していないことを、本出願人は注記しておきたい。
100 従来のコンピュータ断層撮影(CT)走査システム
101 線
102 線源
104 対象の物体
106 コリメータ及びシンチレータ
108 光
110 光ダイオードアレイ
112 アナログ電気信号
114 使用してデジタル信号
116 アナログ-デジタル(A/D)変換器
200 システム
202 センサ
204 電荷型増幅器(CSA)
206 パルス成形器(PS)
208 弁別器
210 カウンタ
212 結果レジスタ
300 第1の波形
302 第2の波形
1100 システム
1102 プロセッサ
1104 メモリ要素
1106 システムバス
1108 ローカルメモリ
1110 大容量記憶装置
1112 入力装置
1114 出力装置
1115 センサ
1116 ネットワークアダプタ
1120 モジュール

Claims (35)

  1. 複数の弁別器を含む光子計数CT走査システムにおいて、電荷事象をビニングするための方法であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられ、前記方法は、
    前記弁別器のうちの1つから出力された信号における遷移を検出することと、
    前記検出された弁別器出力信号の遷移が、前記弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合にのみ、前記弁別器のうちの前記1つに関連付けられた前記閾値電圧レベルに対応するカウントをインクリメントすることと、
    を含む、方法。
  2. 前記検出された弁別器出力信号の遷移が、前記弁別器出力信号における反対の遷移以外のものの直後であった場合には、前記弁別器のうちの前記1つに関連付けられた前記閾値電圧レベルに対応するカウントをインクリメントすることを避けることを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記弁別器出力信号における前記遷移は、高から低への遷移からなるダウンティックを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記弁別器出力信号における前記反対の遷移は、低から高への遷移からなるアップティックを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記複数の弁別器は、5つの弁別器を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  6. 前記複数の閾値電圧レベルは、5つの閾値電圧レベルを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  7. 前記弁別器の各々は、前記弁別器に入力された電圧信号を、前記弁別器に関連付けられた前記閾値電圧レベルと比較する、請求項1又は2に記載の方法。
  8. 前記弁別器の各々の出力は、前記弁別器に入力された前記電圧信号が前記弁別器に関連付けられた前記閾値電圧レベルを超えたときに、高に駆動される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記弁別器出力信号は、温度計コードを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  10. 複数の弁別器を含む光子計数CT走査システムにおいて、電荷事象をビニングするための方法であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのうちの1つと、前記弁別器に関連付けられた閾値電圧範囲内に入る電荷事象を計数するためのカウンタと、に関連付けられ、前記方法は、前記弁別器の各々について、
    前記弁別器から出力された信号における遷移を検出することと、
    前記検出された遷移が、前記弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合にのみ、前記カウンタをインクリメントすることと、
    前記検出された弁別器出力信号の遷移が、前記弁別器出力信号における反対の遷移の直後であった場合には、前記カウンタをインクリメントすることを避けることと、
    を含む、方法。
  11. 前記出力信号における前記遷移は、高から低への遷移からなるダウンティックを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記弁別器出力信号における前記反対の遷移は、低から高への遷移からなるアップティックを含む、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記複数の弁別器は、5つの弁別器を含む、請求項10又は11に記載の方法。
  14. 前記複数の閾値電圧レベルは、5つの閾値電圧レベルを含む、請求項10又は11に記載の方法。
  15. 前記弁別器の各々は、前記弁別器に入力された電圧信号を、前記弁別器に関連付けられた前記閾値電圧レベルと比較する、請求項10又は11に記載の方法。
  16. 前記弁別器の各々の出力は、前記弁別器に入力された前記電圧信号が前記弁別器に関連付けられた前記閾値電圧レベルを超えたときに、高に駆動される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記弁別器出力信号は、温度計コードを含む、請求項10又は11に記載の方法。
  18. 光子計数CT走査システムであって、
    複数の弁別器であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられている、複数の弁別器と、
    計数回路であって、
    前記弁別器の各々から出力信号を受信し、
    前記弁別器のうちの第1のものから受信された出力信号のうちの第1のものにおける遷移を検出し、
    前記検出された遷移が、前記出力信号のうちの前記第1のものにおける反対の遷移の直後であった場合にのみ、前記弁別器のうちの前記第1のものに関連付けられた前記閾値電圧レベルに関連付けられたカウントをインクリメントするように構成されている、計数回路と、
    を含む、システム。
  19. 前記計数回路は、前記出力信号のうちの前記第1のものにおける前記検出された遷移が、前記出力信号のうちの前記第1のものにおける反対の遷移の直後でなかった場合には、前記弁別器のうちの前記第1のものに関連付けられた前記閾値電圧レベルに関連付けられた前記カウントをインクリメントすることを避けるように更に構成されている、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記弁別器出力信号における前記遷移は、高から低への遷移からなるダウンティックを含む、請求項18又は19に記載のシステム。
  21. 前記弁別器出力信号における前記反対の遷移は、低から高への遷移からなるアップティックを含む、請求項18又は19に記載のシステム。
  22. 前記複数の弁別器は、5つの弁別器を含む、請求項18又は19に記載のシステム。
  23. 前記複数の閾値電圧レベルは、5つの閾値電圧レベルを含む、請求項18又は19に記載のシステム。
  24. 前記弁別器の各々は、前記弁別器に入力された電圧信号を、前記弁別器に関連付けられた前記閾値電圧レベルと比較する、請求項18又は19に記載のシステム。
  25. 前記弁別器の各々の出力は、前記弁別器に入力された前記電圧信号が前記弁別器に関連付けられた前記閾値電圧レベルを超えたときに、高に駆動される、請求項24に記載のシステム。
  26. 前記弁別器出力信号は、温度計コードを含む、請求項18又は19に記載のシステム。
  27. 光子計数CT走査システムであって、
    光を検出し、前記検出された光に対応するパルスを出力するための、センサと、
    前記センサから出力された前記パルスを受信するための複数の弁別器であって、各弁別器は、複数の閾値電圧レベルのそれぞれ1つに関連付けられている、複数の弁別器と、
    計数回路であって、
    前記弁別器の各々から出力信号を受信し、
    前記弁別器のうちの第1のものから受信された出力信号のうちの第1のものにおける遷移を検出し、
    前記検出された遷移が、前記出力信号のうちの前記第1のものにおける反対の遷移の直後であった場合にのみ、前記弁別器のうちの前記第1のものに関連付けられた前記閾値電圧レベルに関連付けられたカウントをインクリメントするように構成されている、計数回路と、
    を含む、システム。
  28. 前記計数回路は、前記出力信号のうちの前記第1のものにおける前記検出された遷移が、前記出力信号のうちの前記第1のものにおける反対の遷移の直後でなかった場合には、前記弁別器のうちの前記第1のものに関連付けられた前記閾値電圧レベルに関連付けられたカウントをインクリメントすることを避けるように更に構成されている、請求項27に記載のシステム。
  29. 前記弁別器出力信号における前記遷移は、高から低への遷移からなるダウンティックを含む、請求項27又は28に記載のシステム。
  30. 前記弁別器出力信号における前記反対の遷移は、低から高への遷移からなるアップティックを含む、請求項27又は28に記載のシステム。
  31. 前記複数の弁別器は、5つの弁別器を含む、請求項27又は28に記載のシステム。
  32. 前記弁別器出力信号は、温度計コードを含む、請求項27又は28に記載のシステム。
  33. 前記パルスが前記弁別器によって受信される前に、前記センサから出力された前記パルスを増幅するための、電荷型増幅器(CSA)を更に含む、請求項27又は28に記載のシステム。
  34. 前記パルスが前記弁別器によって受信される前に、前記センサから出力された前記パルスを成形するための、パルス成形器を更に含む、請求項27又は28に記載のシステム。
  35. 前記パルスが前記弁別器によって受信される前に、前記センサから出力された前記パルスを増幅するための、電荷型増幅器(CSA)と、
    前記パルスが前記弁別器によって受信される前に、前記CSAからの前記パルス出力を成形するための、パルス成形器と、
    を更に含む、請求項27又は28に記載のシステム。
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