JP2023538256A - 方法、端末装置及びネットワーク装置 - Google Patents
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Abstract
本開示の実施形態は、通信方法、通信装置及びコンピュータ可読媒体を提供する。この方法は、ネットワーク装置から受信された参照信号の第1のセット及び第2のセット内の参照信号のリンク品質を端末装置において決定することであって、参照信号の第1のセットは第1の制御リソースセットに関連付けられ、参照信号の第2のセットは第2の制御リソースセットに関連付けられることと、第1のセット内の各参照信号のリンク品質が第1の閾値品質より低いとの決定に従って、第1の制御リソースセットに関する第1の指示を含む、リンク回復のためのシグナリングをネットワーク装置に送信することとを含む。この方法は、リンク回復のためのシグナリングをネットワーク装置において受信することと、第1の制御リソースセットについてリンク回復プロシージャを実行することとを含む。こうして、各TRPごとにBFRが実行され、遅延の低減と効率の改善が達成される。【選択図】図3
Description
本開示の実施形態は、全体として電気通信の分野に関するものであり、特にビーム障害回復(beam failure recovery,BFR)のための通信方法、通信装置及びコンピュータ可読媒体に関するものである。
New Radioアクセス(NR)においてサポートされるより高い周波数帯域での自由空間パス損失の増加のために、チャネルまたは信号送信は指向性の高いリンクに依存する。しかしながら、指向性リンクは、ビーム管理として知られているオペレーションのセットにより達成される、送信機ビームと受信機ビームとの精密なアラインメントを必要とする。例えば、ビーム管理は、一般に、ビームスイーピングと、ビーム測定と、ビーム決定と、ビーム報告となどのオペレーションを含むことができる。これらのオペレーションは、最適な送信機及び受信機ビーム対を時間の経過に伴って更新するために周期的に繰り返されることができる。
ビーム障害は、関連付けられる制御チャネルの一つまたは複数のビームペアの品質が十分に低下したときに発生する可能性がある。ビーム障害から回復するメカニズムは、ビーム障害(本明細書ではリンク障害とも呼ばれる)が発生したときにトリガされることができる。端末装置側のBFRメカニズムは、通常、ビーム障害検出(BFD)と、新たな候補ビームの識別と、BFR要求の送信と、BFR要求へのネットワーク装置からの応答のモニタリングと、のうちの少なくとも一つを含む。NRにおいて、ネットワーク装置は、複数の送受信ポイントまたはアンテナパネルを備えることができる。しかしながら、従来のBFRメカニズムでは、一つのTRPのすべてのBFR RSが障害したとしても、場合によっては、BFRプロシージャがトリガされない可能性がある。これにより、遅延の増大およびネットワーク性能の低下を引き起こす。
全体として、本開示の例示的な実施形態は、BFRのための通信方法、通信装置及びコンピュータ可読媒体を提供する。
第1の態様において、通信方法が提供される。この方法は、ネットワーク装置から受信されたリンク障害検出のための参照信号の第1のセット及び第2のセット内の参照信号のリンク品質を端末装置において決定することであって、参照信号の第1のセットは第1の制御リソースセットに関連付けられ、参照信号の第2のセットは第2の制御リソースセットに関連付けられることと、第1のセット内の各参照信号のリンク品質が第1の閾値品質より低いとの決定に従って、リンク回復のためのシグナリングを前記ネットワーク装置に送信することであって、シグナリングは前記第1の制御リソースセットに関する第1の指示を含むことと、を含む。
第2の態様において、通信方法が提供される。この方法は、リンク障害検出のための参照信号の第1のセットに関連付けられる第1の制御リソースセットに関する第1の指示を含む、リンク回復のためのシグナリングを、ネットワーク装置において端末装置から受信することと、前記第1の制御リソースセットについてリンク回復プロシージャを実行することと、を含む。
第3の態様において、端末装置が提供される。端末装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを備える。メモリは、プロセッサにより実行された場合、端末装置に本開示の第1態様に記載の方法を実行させる命令を記憶する。
第4の態様において、ネットワーク装置を提供する。ネットワーク装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含む。メモリは、プロセッサにより実行された場合、ネットワーク装置に本開示の第2態様に記載の方法を実行させる命令を記憶する。
第5の態様において、命令が記憶されているコンピュータ可読媒体が提供される。命令は、少なくとも一つのプロセッサ上で実行された場合、当該少なくとも一つのプロセッサに、本開示の第1の態様に記載の方法を実行させる。
第6の態様において、命令が記憶されているコンピュータ可読媒体を提供する。命令は、少なくとも一つのプロセッサ上で実行された場合、当該少なくとも一つのプロセッサに、本開示の第2の態様に記載の方法を実行させる。
本開示のその他の特徴は、以下の説明により容易に理解できるはずである。
図面において本開示のいくつかの実施形態をさらに詳細に説明することで、本開示の上述の及びその他の目的、特徴及び利点を、さらに明らかにする。
ここで、いくつかの例示的実施形態を参照して、本開示の原理を説明する。これらの実施形態は、説明のためにのみ記載され、当業者が本開示を理解し、実施するのを助けるものであり、本開示の範囲に関するいかなる制限も示唆しないことを理解すべきである。本文で説明される開示内容は、以下で説明される方法とはことなる様々な方法で実施することができる。
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されていない限り、本文で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本開示の当業者が一般に理解するものと同一の意味を有する。
本文で使用されるように、用語「端末装置」は、無線又は有線の通信能力を有する任意の装置を意味する。端末装置の例としては、ユーザ装置(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯電話、セルラーホン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブル装置、モノのインターネット(IoT)装置、あらゆるモノのインターネット(IoE)装置、マシンタイプ通信(MTC)装置、V2X通信のための車載装置などを含むが、これらに限定されず、V2Xの「X」は歩行者、車両又はインフラ/ネットワーク、あるいはデジタルカメラなどの画像取得装置、ゲーム装置、音楽保存及び再生装置、あるいは無線又は有線のインターネットアクセス及び閲覧を可能とするインターネット家電などを表す。「端末装置」という用語は、UE、移動局、加入者局、移動端末、ユーザ端末、または無線装置と互換的に使用することができる。また、「ネットワーク装置」という用語は、端末装置が通信可能なセルまたはカバレッジを提供またはホストすることのできる装置を意味する。ネットワーク装置の例としては、ノードB(NodeB又はNB)、進化型ノードB(eNodeB又はeNB)、次世代ノードB(gNB)、送受信点(TRP)、リモートラジオユニット(RRU)、ラジオヘッド(RH)、リモートラジオヘッド(RRH)、フェムトノード、ピコノードなどの低電力ノードを含むが、これらに限定されない。
本文で使用される「ネットワーク装置」又は「基地局」(BS:base station)という用語は、端末装置が通信可能なセル又はカバレッジを提供又はホストすることのできる装置を意味する。ネットワーク装置の例としては、ノードB(NodeBまたはNB)、進化型ノードB(eNodeBまたはeNB)、次世代NodeB(gNB)、リモートラジオユニット(RRU)、ラジオヘッド(RH)、リモートラジオヘッド(RRH)、フェムトノード、ピコノードなどの低電力ノードなどを含むが、これらに限定されない。
本明細書で使用されるように、「TRP」という用語は、特定の地理的位置に位置するネットワーク装置により利用可能な(一つまたは複数のアンテナ要素を有する)アンテナアレイを意味する。例えば、ネットワーク装置は、より良いカバレッジを実現するために、異なる地理的位置における複数のTRPに結合されてもよい。
一実施形態において、端末装置は、第1のネットワーク装置及び第2のネットワーク装置に接続することができる。第1のネットワーク装置と第2のネットワーク装置の一方をマスターノードとして、他方をセカンダリ―ノードとしてもよい。第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置は、異なるRATを利用してもよい。一実施形態において、第1のネットワーク装置は第1 RAT装置であってもよく、第2のネットワーク装置は第2 RAT装置であってもよい。一実施形態において、第 1RAT装置はeNBであり、第2 RAT装置はgNBである。異なるRATに関する情報は、第1のネットワーク装置および第2のネットワーク装置の少なくとも一方から端末装置に送信することができる。一実施形態において、第1の情報は、第1のネットワーク装置から端末装置に送信されてもよく、そして第2の情報は、第2のネットワーク装置から直接または第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信されてもよい。一実施形態において、第2のネットワーク装置により設定された端末装置の設定に関する情報は、第2のネットワーク装置から第1のネットワーク装置を介して送信することができる。第2のネットワーク装置により設定された端末装置の再設定に関する情報は、第2のネットワーク装置から直接又は第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信することができる。
本明細書で使用される単数形「一つ」、及び「前記」は、文脈に明示的に示されていない限り、複数形も含まれる。「含む」という用語およびその変型は、「含むが、これらに限定されるものではない」を意味するオープンエンド用語として理解されるべきである。「に基づく」という用語は、「に少なくとも部分的に基づく」と理解されるべきである。「一実施形態」および「実施形態」という用語は、「少なくとも一つの実施形態」と理解されるべきである。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも一つの別の実施形態」と理解されるべきである。「第1」、「第2」などの用語は、異なる又は同一の対象を指すことができる。用語「BFR」、「LRR」、「ビーム障害回復」、「リンク回復」、「BFRQ」、「ビーム障害回復要求」、「リンク回復要求」は、互換的に使用することができる。その他の明示的及び暗黙的な定義は以下に含まれることがある。
いくつかの例において、値、プロシージャ、又は機器は、「最良」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」などと呼ばれる。このような説明は、多くの使用される機能的代替案の中から選択することができることを示すことを意図されており、そして、このような選択は、他の選択より良く、より小さく、より高い必要がなく、又はそのほかの点でより好ましい必要はないことは、理解されるべきである。
従来のBFRプロシージャにおいて、端末装置はBFD参照信号(RS)をモニタリングして、ビーム障害が発生したか否かを評価することができる。全てのRSが障害すると、端末装置は、ビーム識別情報RSをモニタリングして、新たな候補ビームを見つけることができる。該候補ビームが識別されると、端末装置は、識別された候補ビームに関する情報を保持するBFRシグナリングを該ネットワーク装置に送信することができる。端末装置は、制御チャネル探索空間をモニタリングして、ネットワーク装置からBFRシグナリングへの応答を検出することができる。端末装置がネットワーク装置からビーム回復確認応答を受信すると、新たなビームペアが確立されたと見なし、ビーム障害が回復したと見なすことができる。
しかしながら、一つのTRPのすべてのBFD RSが障害したとしても、他のTRPの他の良好に接続されているBFD RSのために、BFRプロシージャがなおトリガされない場合もある。これにより、遅延の増大およびネットワーク性能の低下を引き起こす。
これに鑑みて、本開示の実施形態は、マルチTRPに基づく部分BFRとも呼ばれる各TRPごとのBFRの解決策を提供する。この解決策において、一つのTRPのすべてのBFD RSが障害すると、BFRプロシージャがトリガされる。一態様において、本開示の実施形態は、各TRPごとのBFRのためのプロシージャを提供する。別の態様において、本開示の実施形態は、各TRPごとのBFRのためのBFD RS設定及び候補ビームRS設定の解決策を提供する。さらに別の態様において、本開示の実施形態は、部分BFRプロシージャと通常BFRプロシージャとの組み合わせの解決策を提供する。こうして、各TRPごとにBFRを実行することができるので、遅延の増大を回避し、ネットワーク性能を改善することができる。以下、添付図面を参照して、本開示の原理および実施態様について詳細に説明する。
図1は本開示の実施形態を実施可能な例示的な通信ネットワーク100を示す。図1に示すように、ネットワーク100は、二つのTRP/パネル120-1および120-2(まとめてTRP 120と呼ばれるか、または個々でTRP 120と呼ばれる)に結合されたネットワーク装置110を含む。ネットワーク100は、ネットワーク装置110によりサービングされる端末装置130をさらに含む。図1に示されるネットワーク装置と、端末装置と、TRPとの数は、説明のためのものでだけであり、いかなる制限も暗示されていないことを理解されたい。ネットワーク200は、本開示の実施形態を実施するのに適した任意の適切な数の装置及びTRPを備えることができる。
図1に示すように、ネットワーク装置110は、TRP 120-1および120-2を介して端末装置130と通信することができる。以下の文章では、TRP 120-1を第1のTRPと称することもでき、TRP 120-2を第2のTRPと称することもできる。TRP 120の各々は、端末装置130と通信するための複数のビームを提供することができる。例えば、TRP 120-1は、四つのビーム121-1と、121-2と、121-3と、121-4と(まとめて「ビーム121」と称されるか、個々で「ビーム121」と称される)を含むことができる一方、TRP 120-2も、四つのビーム122-1と、122-2と、122-3と、122-4と(まとめてビーム122と称されるか、個々でビーム122と称される)を含むことができる。図1に示すビームの数は、説明の目的でのみ与えられ、いかなる制限も暗示されていないことを理解されたい。TRP 120は、本開示の実施形態を実施するのに適した任意の適切な数のビームを提供することができる。
ネットワーク100における通信は、New Radioアクセス(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-Evolution、LTE-Advanced(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、符号分割多元接続(CDMA)及びモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)などを含むがこれらに限定されない、任意の適切な規格に準拠することができる。さらに、通信は、現在知られている、又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行することができる。通信プロトコルの例は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、ビームの不正確な調整、閉塞効果、端末装置の移動、または何らかの他の理由により、ネットワーク装置110がダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)を介して端末装置130に到達できなくなった場合、ビーム障害が発生した可能性がある。例えば、端末装置130は、ネットワーク装置110が端末装置130に到達するために使用するビーム(例えば、TRP 120-1または120-2からのビーム)上で送信される仮定的なPDCCH受信の品質を推定することにより、この状況を検出することができる。BFDを実行するために、端末装置130は、ある参照信号(RS)の受信に基づいて、仮定的なPDCCH受信の品質を推定することができる。以下の文章では、この参照信号を「BFD RS」または「BFDのRS」と呼ぶこともできる。BFD RSの例は、周期的なチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)、同期信号/物理ブロードキャストチャネルブロック(SS/PBCHブロック)、またはこれらの組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、ビームの仮定的なPDCCH受信の品質が閾値より悪い場合、端末装置130は、ビームが障害したと決定することができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、一つのTRPのすべてのビームが障害したが、他のTRPの他のビームがまだ良好に接続されていることを検出することができる。図2は本開示のいくつかの実施形態にかかるマルチTRP送信の例示的なシナリオ200を示す。便宜上、図1の例に関連して説明する。図2に示すように、端末装置130は、TRP 120-2のすべてのビーム122およびTRP 120-1のビーム121-4が障害したが、ビーム121-1と、121-2と、121-3とがまだ良好に接続されていることを検出することができる。この場合、従来の解決法ではBFRプロシージャはトリガされない。しかしながら、本開示の実施形態によれば、端末装置130は、TRP 120-2についてBFRプロシージャをトリガする。各TRPごとのBFRプロシージャについて、図3を参照してより詳細に説明する。
図3は本開示の実施形態にかかる、BFR中の通信プロセス300を示す模式図である。説明のために、図1を参照してプロセス300を説明する。プロセス300には、図1に示されるようなネットワーク装置110及び端末装置130が関与してもよい。
図3に示すように、ネットワーク装置110は、各TRPごとのBFRに関連付けられるリソース設定情報を送信(301)することができる。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、RRC上位層シグナリングを介してリソース設定情報を送信することができる。もちろん、任意の他の適切な方法も可能である。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、少なくとも一つの制御リソースセット(CORESET)を端末装置130に設定することができる。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、R個のCORESETを端末装置130に送信することができ、Rは正の整数である。例えば、1≦R≦5である。例えば、R個のCORESETをアクティブな帯域幅パート(BWP)について設定することができる。例えば、セルについて該R個のCORESETを設定することができる。いくつかの実施形態において、各CORESETは、CORESETPoolIndexのようなパラメータを有するように設定されることが可能である。いくつかの実施形態において、少なくとも一つのCORESETは、CORESETPoolIndexのようなパラメータを有するように設定されることが可能である。いくつかの実施形態において、CORESETPoolIndexのようなパラメータを有するように設定されていないS個のCORESETが存在してもよく、Sは整数である。例えば、0≦S≦5である。いくつかの実施形態において、CORESETPoolIndexはN個の異なる値を有してもよく、ここで、1≦N≦4である。例えば、N=2である。この場合、CORESETPoolIndexは0または値1を有することができる。もちろん、任意の他の適切な値も可能である。
いくつかの実施形態において、R個のCORESET内に、T個のCORESETがあってもよく、Tは整数である。例えば、0≦T≦5である。T個のCORESETについては、端末装置130はCORESETPoolIndexを備えなくてもよく、または、端末装置130は、値0を有するCORESETPoolIndexを備えてもよい。例えば、T個のCORESETは、(C1として表される)CORESETの第1のセットであると仮定されることができる。例えば、C1はTRP 120-1に関連付けられる。該R-T個のCORESETについては、端末装置130は値1を有するCORESETPoolIndexを備えることができる。例えば、該R-T個のCORESETは、(C2として表される)CORESETの第2のセットであると仮定されることができる。例えば、C2はTRP 120-2に関連付けられる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、BFD RSのM個のセットと候補ビームRSのL個のセットとを、端末装置130に設定することができる。例えば、Mは整数であり、0≦M≦Nである。例えば、Lは整数であり、0≦L≦Nである。いくつかの実施形態において、L=Mである。いくつかの実施形態において、M≦Lである。もちろん、本願はこれに限定されず、任意の他の適切な実施形態も可能である。いくつかの実施形態において、BFD RSの各セットは、同じ値のCORESETPoolIndexを有するように設定されたCORESETに関連付けられ、候補ビームRSの各セットも、同じ値のCORESETPoolIndexを有するように設定されたCORESETに関連付けられる。いくつかの実施形態において、BFD RSの各セットは、CORESETの第1のセットC1かCORESETの第2のセットC2のどちらか一方に関連付けられる。いくつかの実施形態において、候補ビームRSの各セットは、CORESETの第1のセットC1かCORESETの第2のセットC2のどちらか一方に関連付けられる。
例えば、ネットワーク装置110は、BFD RSのセット
(ここでは便宜上、RSの第1のセットとも称する)を設定することができる。例えば、TRP 120-1について
は設定される。そして、BFD RSのセット
(便宜上、ここではRSの第2のセットとも称する)を設定することができる。例えば、TRP 120-2について
は設定される。すなわち、セット
はC1に関連付けられ、セット
はC2に関連付けられる。別の例として、ネットワーク装置110は、候補ビームRSのセット
(ここでは便宜上、RSの第3のセットとも称する)を設定することができる。例えば、TRP 120-1について
は設定される。そして、候補ビームRSのセット
(便宜上、ここではRSの第4のセットとも称する)。例えば、TRP 120-2について
は設定される。すなわち、セット
はC1に関連付けられ、セット
はC2に関連付けられる。
いくつかの代替実施形態において、ネットワーク装置110は、端末装置130にBFD RSを設定しなくもよい。いくつかの代替実施形態において、ネットワーク装置110は、端末装置130に1セットのBFD RS(例えば、
)のみを端末装置130に設定することができる。いくつかの実施形態において、セット
内のRSの第1のサブセット(例えばS0_0)がC1に関連付けられてもよく、セット
内のRSの第2のサブセット(例えばS0_1)がC2に関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、パラメータX(例えば、値0または1を有する)を有するように設定されるかそれに関連付けられてもよい。例えば、セット
内のRSがXを有するように設定されたかそれに関連付けられていない場合またはセット
内のRSがX=0を有するように設定されるかそれに関連付けられている場合、RSはC1に関連付けられ、セット
内のRSがX=1を有するように設定されるかそれに関連付けられている場合、RSはC2に関連付けられる。
いくつかの代替実施形態において、ネットワーク装置110は、端末装置130に1セットの候補ビームRS(例えば、
)のみを端末装置130に設定することができる。いくつかの実施形態において、セット
内のRSの第1のサブセット(例えばS1_0)がC1に関連付けられてもよく、セット
内のRSの第2のサブセット(例えばS1_1)がC2に関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、パラメータY(例えば、値0または1を有する)を有するように設定されるかそれに関連付けられてもよい。例えば、セット
内のRSがYを有するように設定されたかそれに関連付けられていない場合またはセット
内のRSがY=0を有するように設定されるかそれに関連付けられている場合、RSはC1に関連付けられ、セット
内のRSがY=1を有するように設定されるかそれに関連付けられている場合、RSはC2に関連付けられる。
いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、セット
内のRSのいずれとも異なる。いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、セット
内のRSのいずれとも異なる。例えば、一つのRSは、セット
またはセット
のうちのどちらか一方にしか含まれないようにできる。言い換えれば、一つのRSがセット
に含まれる場合、それはセット
に含まれず、その逆も同様である。いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、セット
内のRSのいずれとも異なる。いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、セット
内のRSのいずれとも異なる。例えば、一つのRSは、セット
またはセット
のうちのどちらか一方にしか含まれないようにできる。言い換えれば、一つのRSがセット
に含まれる場合、それはセット
に含まれず、その逆も同様である。
いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、セット
内のRSのいずれとも疑似コロケーション(QCLed)(例えば、QCLタイプD)ではない。いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、セット
内のRSのいずれとも疑似コロケーション(QCLed)(例えば、QCLタイプD)ではない。いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、セット
内のRSとはQCLed(例えば、QCLタイプD)ではない。いくつかの実施形態において、セット
内のRSは、セット
内のRSのいずれともQCLed(例えば、QCLタイプD)ではない。
図3を参照し、端末装置130は、セット
と
とのうちの少なくとも一つについてリンク障害が発生したか否かを決定(302)する。セット
と
との両方が設定されるいくつかの実施形態において、端末装置130はセット
と
とに関する設定情報をネットワーク装置110から受信し、該設定情報に基づいてセット
と
とを決定することができる。
BFD RSのセットが設定されないいくつかの実施形態において、例えば、セット
と
は設定されない。端末装置130は、C1に基づいてセット
を決定し、C2に基づいてセット
を決定することができる。例えば、セット
は、端末装置130がPDCCHをモニタリングするために使用するそれぞれのCORESET(CORESETPoolIndexを有するように設定されていないか、またはCORESETPoolIndex=0を有するよう設定されている、例えば、C1)についての送信設定インジケータ(TCI)状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する周期的CSI-RSリソース設定インデックスを含み、セット
は、端末装置130がPDCCHをモニタリングするために使用するそれぞれのCORESET(例えば、C2)についてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する周期的CSI-RSリソース設定インデックスを含む。
BFD RSのセットが設定されないいくつかの実施形態において、例えば、セット
と
は設定されない。端末装置130は、C1に基づいて1セットのみの
を決定することができる。例えば、セット
は、端末装置130がPDCCHをモニタリングするために使用するそれぞれのCORESET(CORESETPoolIndexを有するように設定されていないか、またはCORESETPoolIndex=0を有するよう設定されている、例えば、C1)についてTCI-Stateにより示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する周期的CSI-RSリソース設定インデックスを含む。
いくつかの代替実施形態において、端末装置130は、C1とC2とに基づいてRSのセット
を決定し、及び/またはRSのセット
から第1のサブセット及び第2のサブセットをS0_0とS0_1として決定することができる。例えば、端末装置130は、端末装置130がPDCCHをモニタリングするために使用するそれぞれのCORESET(すなわち、C1およびC2)についてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する周期的CSI-RSリソース設定インデックスを含むようにセット
を決定することができ、2つのRSインデックスが送信設定インジケータ(TCI)状態内に存在する場合、セット
は、対応するTCI状態について疑似コロケーション(QCL)タイプD設定を有するRSインデックスを含むことができる。例えば、端末装置130は、端末装置130がPDCCHをモニタリングするために使用するCORESETの第1のセットC1についてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する周期的CSI-RSリソース設定インデックスを含むようにサブセットS0_0を決定することができ、二つのRSインデックスがTCI状態内に存在する場合、セット
は、対応するTCI状態について疑似コロケーション(QCL)タイプD設定を有するRSインデックスを含むことができる。そして、端末装置130は、端末装置130がPDCCHをモニタリングするために使用するCORESETの第2のセットC2についてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する周期的CSI-RSリソース設定インデックスを含むようにサブセットS0_1を決定することができ、二つのRSインデックスがTCI状態内に存在する場合、セット
は、対応するTCI状態について疑似コロケーション(QCL)タイプD設定を有するRSインデックスを含むことができる。別の例として、セット
は、2つ以上のRS(例えば、P個のRS、P≧2)を含むことができ、Q個のRS(例えば、1≦Q≦P-1)は、CORESETPoolIndexを有するように設定されていないか、またはCORESETPoolIndex=0を有するよう設定されているCORESET(例えば、C1)についてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有するRSであり、P-Q個のRSは、CORESETPoolIndex=1を有するよう設定されているそれぞれのCORESET(例えば、C2)についてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有するRSである。
いくつかの実施形態において、セット
は、少なくとも一つのRSを含むことができ、RSが、CORESETPoolIndexを有するように設定されていないか、またはCORESETPoolIndex=0を有するよう設定されているCORESETについてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する場合、RSは、CORESETPoolIndex=1を有するよう設定されているCORESETについてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する少なくとも一つのRSともQCLed(例えば、QCLタイプDのQCLed)である。代替として、RSが、CORESETPoolIndex=1を有するよう設定されているCORESETについてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する場合、RSは、CORESETPoolIndexを有するように設定されていないか、またはCORESETPoolIndex=0を有するよう設定されているCORESETについてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する少なくとも一つのRSともQCLed(例えば、QCLタイプDのQCLed)である。
一つのみのセット
が設定されている(例えば、セット
は設定されているがセット
は設定されていない、またはその逆)いくつかの実施形態において、例えば、セット
内のどのRSも、CORESET(CORESETPoolIndex=1を有するように設定されている、例えば、C2)についてのTCI状態により示される/更新されたRSセット内のRS(またはQCLタイプD設定を有するRS)とQCLed(例えば、QCLタイプD)ではない。例えば、端末装置130は、C2に関連付けられるBFD RSの別のセットまたはサブセット
を決定することができる。例えば、端末装置130は、セット
がC1に関連付けられ、該別のセット/サブセット
がC2に関連付けられると決定することができる。
例えば、端末装置130は、セット
内にRSを含むとともに、端末装置130がPDCCHをモニタリングするために使用するそれぞれのCORESET(CORESETPoolIndex=1を有するように設定されている、例えば、C2)についてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する周期的CSI-RSリソース設定インデックスを含むようにセット
を決定することができ、2つのRSインデックスがTCI状態内に存在する場合、セット
は、対応するTCI状態についてQCLタイプD設定を有するRSインデックスを含む。例示的な実施形態において、
は第1のサブセットとしてもよく、
内の残りのRSは第2のサブセットとしてもよい。
別の例として、端末装置130は、端末装置130がPDCCHをモニタリングするために使用するそれぞれのCORESET(CORESETPoolIndex=1を有するように設定されている、例えば、C2)についてのTCI状態により示される/更新されるRSセット内のRSインデックスと同じ値を有する周期的CSI-RSリソース設定インデックスを含むようにセット
を決定することができ、2つのRSインデックスがTCI状態内に存在する場合、セット
は、対応するTCI状態についてQCLタイプD設定を有するRSインデックスを含む。
セット
および/または
が決定されることに応じて、端末装置130は、セット
と
とのうちの少なくとも一つについてリンク障害が発生したか否かを決定することができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、セット
内の各RSについてリンク品質が閾値(便宜上、本明細書では第1の閾値とも呼ばれ、Qout,LRと表される)より悪いか否かを決定することができる。セット
内の全てのRSの全てのリンク品質が第1の閾値より悪いと決定された場合、端末装置130は、セット
についてリンク障害が発生したと決定することができる。例えば、こうして、端末装置130は、TRP 120-1内の全てのビームが障害したと決定することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、セット
内のRSの各々についてリンク品質が閾値(便宜上、本明細書では第2の閾値とも呼ばれ、Qout,LR_1と表される)より悪いか否かを決定することができる。セット
内の全てのRSの全てのリンク品質が第2の閾値より悪いと決定された場合、端末装置130は、セット
についてリンク障害が発生したと決定することができる。こうして、端末装置130は、TRP 120-2内の全てのビームが障害したと決定することができる。もちろん、リンク障害を決定するための他の任意の適切な方法も可能である。
いくつかの実施形態において、閾値Qout,LRとQout,LR_1とのうちのいずれも所定の値とすることが可能である。例えば、閾値Qout,LRは、Qout,LR_1と同じであっても、異なるものであってもよい。例えば、サービングセルのアクティブなDL BWP上のCORESETの第1のセット(C1)について、端末装置130にCORESETPoolIndexが提供されていないかまたは値0を有するCORESETPoolIndexが提供された場合、およびサービングセルのアクティブなDL BWP上のCORESETの第2のセット(C2)について、端末装置130に値1を有するCORESETPoolIndexが提供された場合、および/または端末装置130がマルチTRP/部分ビーム障害回復を有するように設定されている場合、閾値Qout,LRは、Qoutについて[10, TS 38.133]で説明されるようなrlmInSyncOutOfSyncThresholdのデフォルト値に対応することができる。例えば、閾値Qout,LR_1も、Qoutについて[10, TS 38.133]で説明されるようなrlmInSyncOutOfSyncThresholdのデフォルト値に対応することができる。別の例について、閾値Qout,LR_1は、Qout_1について[10, TS 38.133]で説明されるようなrlmInSyncOutOfSyncThreshold-1の異なるデフォルト値に対応することができる。
いくつかの代替実施形態において、閾値Qout,LRとQout,LR_1とのうちのいずれも設定してもよい。例えば、オフセット(例えば、Qout,LR_offset)を端末装置130に設定することができ、閾値Qout,LR_1=Qout,LR+Qout,LR_offsetをC2に適用することができる。なお、閾値Qout,LRおよびQout,LR_1は、任意の他の適切な値とすることができる。また、閾値Qout,LRとQout,LR_1とは、異なる値であってもよいし、同じ値であってもよい。
セット
と
とのうちの一つについてリンク障害が発生したと決定すると、端末装置130は、BFRシグナリングをネットワーク装置110に送信(303)する。例えば、BFRシグナリングは、リンク回復のためのシグナリング(BFRシグナリングとも称する)であってもよい。別の例について、シグナリングは、セット
と
とのうちの少なくとも一つに関連付けられるC1とC2とのうちの少なくとも一つに関する指示を含むことができる。例えば、こうして、BFRプロシージャは、各TRPごとまたは各CORESETのセットごとにトリガされることができる。
セット
についてリンク障害が発生したいくつかの実施形態において、BFRプロシージャがトリガされる。例えば、CORESETの第1のセットC1については。別の例について、TRP 120-1については。これらの実施形態において、端末装置130は、セット
からRSのサブセット(少なくとも一つの第1のRSとも称され、本明細書で
として表される)を決定し、C1に関する指示と決定されたサブセットに関する情報とを含むBFRシグナリングを送信することができる。
セット
についてリンク障害が発生したいくつかの実施形態において、例えばCORESETの第2のセットC2について、BFRプロシージャがトリガされる。別の例について、TRP 120-2については。これらの実施形態において、端末装置130は、セット
からRSのサブセット(少なくとも一つの第2のRSとも称され、本明細書で
として表される)を決定し、C2に関する指示と決定されたサブセットに関する情報とを含むBFRシグナリングを送信することができる。
セット
と
との両方が設定されるいくつかの実施形態において、端末装置130は、セット
と
とに関する情報をネットワーク装置110から受信し、この情報に基づいて、ネットワーク装置110から受信したRSからセット
と
とを決定することができる。
リンク回復のための複数のRSのみが設定されるいくつかの実施形態において、端末装置130は、該複数のRSのうちのC1に関連付けられる第1の部分をセット
として決定し、該複数のRSのうちのC2に関連付けられる第2の部分をセット
として決定することができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、該複数のRSのうちの、パラメータYの第1の値を有するように設定された第1の部分をセット
として決定し、該複数のRSのうちの、パラメータYの第2の値を有するように設定された第2の部分をセット
として決定することができる。第1の値と第2の値とは、例えば0または1など、任意の適切な値とすることができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、該複数のRSのうちの、パラメータYを有するように設定されていない第1の部分をセット
として決定し、該複数のRSのうちの、パラメータYを有するように設定されている第2の部分をセット
として決定することができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、該複数のRSのうちの、パラメータYを有するように設定されていないかまたはパラメータYの第1の値を有するように設定された第1の部分をセット
として決定し、該複数のRSのうちの、パラメータYの第2の値を有するように設定された第2の部分をセット
として決定することができる。例えば、第1の値と第2の値とは、例えば0または1など、任意の適切な値とすることができる。
いくつかの実施形態において、BFD RSの少なくとも一つのセットまたはサブセットについてリンク障害が発生した場合、端末装置130は上位層に、BFD RSのセット/サブセットに対応する関連付けられるCORESETのセットに関する指示またはインデックスと、BFD RSのセット/サブセットに関する指示またはインデックスと、対応するLayer-1参照信号受信電力(L1-RSRP)測定値が対応する閾値(Qin,LRまたはQin,LR_1)より大きいか等しい新たなビーム候補について対応するRSのセット(すなわち、対応する
または
またはS1_0またはS1_1)から少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス(本明細書では
として表される)が存在するか否かと、該対応するRSのセットからの該周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスと、該対応する閾値より大きいか等しい該対応するL1-RSRP測定値(もしあれば)と、のうちの少なくとも一つを示す。いくつかの実施形態において、端末装置は、BFD RSのセット/サブセットに対応する関連付けられるCORESETのセットに関する指示またはインデックスと、BFD RSのセット/サブセットに関する指示またはインデックスと、
の存在に関する指示(本明細書では第2の指示とも称する)と周期的CSI-RS設定またはSS/PBCHブロックについてのインデックス
と、のうちの少なくとも一つを含むBFRシグナリングを送信することができる。
セット
またはサブセットS0_0についてリンク障害が発生するいくつかの実施形態において、端末装置130は、セット
またはサブセットS1_0から、受信電力が第1の閾値(本明細書ではQin,LRとして表される)より大きいか等しい第1のRS(本明細書では
として表される)が存在するか否かを決定することができる。例えば、セット
またはサブセットS1_0からの
が存在すると決定された場合、端末装置130は、セットC1に関する指示を有するBFRシグナリング内で、
の存在に関する指示(本明細書では第2の指示とも称する)と
(例えば、周期的CSI-RS設定またはSS/PBCHブロックについてのインデックス
)に関する情報とを送信することができる。例えば、セット
またはサブセットS1_0からの
が存在しないと決定された場合、端末装置130は、セットC1に関する指示を有するBFRシグナリングにおいて、
が存在しないことに関する指示(本明細書では第2の指示とも称される)を送信することができる。
いくつかの実施形態において、セット
またはサブセットS0_0についてリンク障害が発生した場合、端末装置130は上位層に、CORESETのセットC1に関する指示またはインデックス(例えば、値Aで、Aが整数である。例えば、A=0である)と、BFD RSのセット/サブセット
またはS0_0に関する指示またはインデックス(例えば、値Aで、Aが整数である。例えば、A=0である)と、対応するL1-RSRP測定値が対応する閾値Qin,LRより大きいか等しいセット
またはサブセットS1_0からの少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスが存在するか否かと、セット
またはサブセットS1_0からの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスと、該対応する閾値より大きいか等しい該対応するL1-RSRP測定値(もしあれば)と、のうちの少なくとも一つを示す。いくつかの実施形態において、端末装置は、端末装置130は、関連付けられるCORESETのセットC1に関する指示またはインデックス(例えば、値Fであり、Fは整数である。例えば、F=0である)と、セット
またはサブセットS1_0に関する指示またはインデックス(例えば、値Fであり、Fは整数である。例えば、F=0である)と、
の存在に関する指示(本明細書では第2の指示とも称する)と周期的CSI-RS設定またはSS/PBCHブロックについてのインデックス
と、のうちの少なくとも一つを含むBFRシグナリングを送信することができる。
例えば、二つのセット
と
とが設定/決定されているかまたは一つのセットが、各々がCORESETのセットC1またはC2にそれぞれ関連付けられるRSの二つのサブセット(S0_0およびS0_1)を含む場合(UEは、RSの異なるセット/サブセットをモニタリングすることができる)、およびセット
またはサブセットS0_0内のすべての対応するリソース設定についての無線リンク品質が閾値Qout,LRより悪い場合、UE内の物理層は上位層に、(例えば、パラメータWに関連付けられる(例えば、W=Aであり、例えば0である))指示を提供し、端末装置130は上位層に、対応するL1-RSRP測定値がQin,LR閾値より大きいか等しいセット
またはサブセットS1_0からの少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスが存在するか否かを示し、そして、セット
またはサブセットS1_0からの該周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス(もしあれば)を提供することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、無線リンク品質がQout,LRより悪い対応するCORESETのセット(C1)についてのパラメータV(例えば、インデックスまたは例えば値0を有するインデックス)と、対応するCORESETのセット(C1)についての
の存在の指示と、周期的CSI-RS設定についてまたは上位層により提供されるSS/PBCHブロックについてのインデックスと、のうちの少なくとも一つを提供するPUSCH(例えば、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE))内で送信することができる。
例えば、パラメータVは、新たに識別されたRSについてのセット/サブセット(例えば、
または
またはS1_0またはS1_1)を示すパラメータであってもよい。あるいは、UEは、CORESETのセット(例えば、C1またはC2)を示すために、またはCORESETPoolIndexの値を示すために、パラメータを提供することができる。例えば、この場合、パラメータVは、セット
またはサブセットS1_0またはセット
またはサブセットS0_0またはセットC1(CORESETPoolIndex=0を有するよう設定されているか、またはCORESETPoolIndexを有するように設定されていないCORESET)を示す(例えば、V=Fであり、例えば、F=0である)。
いくつかの代替実施形態において、パラメータVは明示的に報告する必要がなくてもよい。例えば、CSI-RSおよび/またはSS/PBCHブロックの報告されたインデックスがセット
またはサブセットS1_0に含まれている場合、CORESETのセットはC1であると仮定される。別の例について、CSI-RSおよび/またはSS/PBCHブロックの報告されたインデックスがセット
またはサブセットS1_1に含まれている場合、CORESETのセットはC2であると仮定される。こうして、障害したTRPまたは障害したCORESETのセットに関する情報を暗黙的に報告することができる。これは一例に過ぎず、障害したCORESETのセットまたはTRPの指示のための任意の他の適切な方法も可能であることに留意すべきである。
セット
またはサブセットS0_1についてリンク障害が発生するいくつかの実施形態において、端末装置130は、セット
またはサブセットS1_1から、受信電力が第2の閾値(本明細書ではQin,LR_1として表される)より大きいか等しい第2のRS(本明細書では
として表される)が存在するか否かを決定することができる。例えば、セット
またはサブセットS1_1からの
が存在すると決定された場合、端末装置130は、セットC2に関する指示を有するBFRシグナリング内で、
の存在に関する指示(本明細書では第3の指示とも称する)と
(例えば、周期的CSI-RS設定またはSS/PBCHブロックについてのインデックス
)に関する情報とを送信することができる。例えば、セット
またはサブセットS1_1からの
が存在しないと決定された場合、端末装置130は、セットC2に関する指示を有するBFRシグナリングにおいて、
が存在しないことに関する指示(本明細書では第4の表示とも称される)を送信することができる。
いくつかの実施形態において、セット
またはサブセットS0_1についてリンク障害が発生した場合、端末装置130は上位層に、CORESETのセットC2に関する指示またはインデックス(例えば、値Bで、Bが整数である。例えば、B=1である)と、BFD RSのセット/サブセット
またはS0_1に関する指示またはインデックス(例えば、値Bで、Bが整数である。例えば、B=1である)と、対応するL1-RSRP測定値が対応する閾値Qin,LRまたはQin,LR_1より大きいか等しいセット
またはサブセットS1_1からの少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスが存在するか否かと、セット
またはサブセットS1_1からの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスと、該対応する閾値より大きいか等しい該対応するL1-RSRP測定値(もしあれば)と、のうちの少なくとも一つを示す。いくつかの実施形態において、端末装置は、端末装置130は、関連付けられるCORESETのセットC2に関する指示またはインデックス(例えば、値Gであり、Gは整数である。例えば、G=1である)と、セット
またはサブセットS1_1に関する指示またはインデックス(例えば、値Gであり、Gは整数である。例えば、G=1である)と、
の存在に関する指示(本明細書では第2の指示とも称する)と周期的CSI-RS設定またはSS/PBCHブロックについてのインデックス
と、のうちの少なくとも一つを含むBFRシグナリングを送信することができる。
例えば、二つのセット
と
とが設定/決定されているかまたは一つのセットが、各々がCORESETのセットC1またはC2にそれぞれ関連付けられるRSの2つのサブセット(S0_0およびS0_1)を含む場合(UEは、RSの異なるセット/サブセットをモニタリングすることができる)、およびセット
またはサブセットS0_1内のすべての対応するリソース設定についての無線リンク品質が閾値Qout,LRまたはQout,LR_1より悪い場合、UE内の物理層は上位層に、(例えば、パラメータWに関連付けられる(例えば、W=Bであり、例えば1である))指示を提供し、および/または二つのセット
と
が設定されているまたは一つのセットが、各々がCORESETのセットC1またはC2にそれぞれ関連付けられるRSの二つのサブセット(S1_0およびS1_1)を含む場合、端末装置130は上位層に、対応するL1-RSRP測定値がQin,LRまたはQin,LR_1閾値より大きいか等しいセット
またはサブセットS1_1からの少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスが存在するか否かを示し、そして、セット
またはサブセットS1_1からの該周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス(もしあれば)を提供することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、無線リンク品質がQout,LRまたはQout,LR_1より悪い対応するCORESETのセット(C2)についてのパラメータV(例えば、一つまたは複数のインデックス)と、対応するCORESETのセット(C2)についての
の存在の指示と、周期的CSI-RS設定についてまたは上位層により提供されるSS/PBCHブロックについてのインデックスと、のうちの少なくとも一つを提供する(第1の)PUSCH(例えば、MAC CE)内で送信することができる。
例えば、パラメータVは、新たに識別されたRSについてのセット/サブセット(例えば、
または
)を示すパラメータであってもよい。あるいは、UEは、CORESETのセット(例えば、C1またはC2)を示すために、またはCORESETPoolIndexの値を示すために、パラメータを提供することができる。例えば、この場合、このパラメータは、セット
またはサブセットS1_1またはセット
またはサブセットS0_1またはセットC2(CORESETPoolIndex=1を有するよう設定されているCORESET)を示す(例えば、V=Gであり、例えば、G=1である)。
いくつかの代替実施形態において、パラメータVは明示的に報告する必要がなくてもよい。例えば、CSI-RSおよび/またはSS/PBCHブロックの報告されたインデックスがセット
またはサブセットS1_1に含まれている場合、CORESETのセットはC2であると仮定される。別の例について、CSI-RSおよび/またはSS/PBCHブロックの報告されたインデックスがセット
またはサブセットS1_0に含まれている場合、CORESETのセットはC1であると仮定される。こうして、障害したTRPまたは障害したCORESETのセットに関する情報を暗黙的に報告することができる。これは一例に過ぎず、障害したCORESETのセットまたはTRPの指示のための任意の他の適切な方法も可能であることに留意すべきである。
BFRシグナリングを受信すると、ネットワーク装置110は、TRPについてまたはCORESETのセットについてのリンク回復プロシージャを実行(304)する。セット
またはサブセットS0_0についてリンク障害が発生し、及び/または
が存在するいくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、対応するインデックス
に関連付けられるものと同じアンテナポート(例えば、PDCCHのためのDMRSポート)疑似コロケーションパラメータを使用/具備して、対応するCORESETのセットC1内で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送信する。いくつかの実施形態において、セット
またはサブセットS0_0についてリンク障害が発生し、及び/または
が存在する場合、端末装置130は、対応するインデックス
に関連付けられるものと同じアンテナポート(例えば、PDCCHのためのDMRSポート)疑似コロケーションパラメータを使用/具備して、CORESETのセットC1内でPDCCHをモニタリングすることができる。セット
についてリンク障害が発生し、及び/または
が存在するいくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、対応するインデックス
に関連付けられるものと同じアンテナポート(例えば、PDCCHのためのDMRSポート)疑似コロケーションパラメータを使用/具備して、対応するCORESETのセットC2内でPDCCHを送信する。いくつかの実施形態において、セット
またはサブセットS0_1についてリンク障害が発生し、及び/または
が存在する場合、端末装置130は、対応するインデックス
に関連付けられるものと同じアンテナポート(例えば、PDCCHのためのDMRSポート)疑似コロケーションパラメータを使用/具備して、CORESETのセットC2内でPDCCHをモニタリングすることができる。
端末装置130は、セットC1とC2との少なくとも一方内でダウンリンク制御チャネルをモニタリング(305)する。端末装置130がダウンリンク制御チャネルを介してBFRシグナリングへの応答を受信した場合、ビーム障害は回復される。
セット
またはサブセットS0_0についてリンク障害が発生するいくつかの実施形態において、端末装置130は、対応するインデックス
(もしあれば)に関連付けられるものと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して、セットC1内でPDCCHをモニタリングすることができる。いくつかの代替実施形態において、端末装置130は、(CORESET C2について設定/更新されたアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して)セットC2内でPDCCHをモニタリングすることができる。例えば、CORESET C2内でモニタリング/受信されたPDCCHを使用して、C1内のCORESETのTCI状態/QCLパラメータを更新することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、周期的CSI-RSまたはSS/PBCHブロック受信のための
に対応するものと同じ空間領域フィルタを使用し、かつ
、
のうちの少なくとも一つを用いて決定される電力を使用して、PUCCH-Scell上またはPcell/Pscell上でPUCCHを送信することができ、そして、l=w、またはUEにtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesとPUCCH-SpatialRelationInfoとが提供される場合、lはセットC1に対応するclosedLoopIndexの設定された値により決定され、UEにtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesまたはPUCCH-SpatialRelationInfoが提供されていない場合(またはl=0である)、l=0である。例えば、quは電力制御計算の第1のパラメータについてのパラメータインデックスを表す。例えば、qdは経路損失または電力制御計算の第2のパラメータについてのRSリソースのインデックスを表す。例えば、lは電力制御調整状態のインデックスを表す。
セット
またはサブセットS0_1についてリンク障害が発生するいくつかの実施形態において、端末装置130は、対応するインデックス
(もしあれば)に関連付けられるものと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して、セットC2内でPDCCHをモニタリングすることができる。いくつかの代替実施形態において、端末装置130は、(CORESET C1について設定/更新されたアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して)セットC1内でPDCCHをモニタリングすることができる。例えば、CORESET C1内でモニタリング/受信されたPDCCHを使用して、C2内のCORESETのTCI状態/QCLパラメータを更新することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、周期的CSI-RSまたはSS/PBCHブロック受信のための
に対応するものと同じ空間領域フィルタを使用し、かつ、
、
のうちの少なくとも一つを用いて決定される電力を使用して、PUCCH-Scell上またはPcell/Pscell上でPUCCHを送信することができ、そして、l=w、または端末装置130にtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesとPUCCH-SpatialRelationInfoとが提供される場合、はセットC2に対応するclosedLoopIndexの設定された値により決定され、端末装置130にtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesまたはPUCCH-SpatialRelationInfoが提供されていない場合(またはl=0またはl=1である)、l=0である。例えば、quは電力制御計算の第1のパラメータについてのパラメータインデックスを表す。例えば、qdは経路損失または電力制御計算の第2のパラメータについてのRSリソースのインデックスを表す。例えば、lは電力制御調整状態のインデックスを表す。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、セット
またはサブセットS0_0内のRSのリンク品質がQout,LRより低く、セット
またはサブセットS0_1内のRSのリンク品質がQout,LR_1より低いと決定(306)した場合、端末装置130は、セットC1とC2との両方に関する別の指示を含む、リンク回復のための別のシグナリングをネットワーク装置110に送信(307)することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、セット
またはサブセットS1_0からの
が存在するか否かを決定しし、セット
またはサブセットS1_1からの
が存在するか否かを決定することができる。例えば、
と
とのうちの少なくとも一つが存在すると決定した場合、端末装置130は、該別のシグナリング内で、
と
とのうちの少なくとも一つに関する別の指示と情報とを送信することができる。
例えば、二つのセット
と
とが設定/決定されているかまたは一つのセットが、各々がCORESETのセットC1またはC2にそれぞれ関連付けられるRSの二つのサブセット(S0_0およびS0_1)を含む場合(端末装置130は、RSの異なるセット/サブセットをモニタリングすることができる)、セット
またはサブセットS0_0内のすべての対応するリソース設定についての無線リンク品質が閾値Qout,LRより悪い場合、およびセット
またはサブセットS0_1内のすべての対応するリソース設定についての無線リンク品質が閾値Qout,LRまたはQout,LR_1より悪い場合、端末装置130内の物理層は、上位層に(パラメータWに関連付けられていないか、またはパラメータに関連付けられている(例えば、W=C、例えば、2またはW=A、例えば、0))指示を与える。
いくつかの実施形態において、Aおよび/またはBおよび/またはCは非負の整数である。例えば、Aは、{0,1,2}のうちのいずれか一つであってもよい。別の例について、A=0である。例えば、Bは、{0,1,2}のうちのいずれか一つであってもよい。別の例について、B=1である。例えば、Cは、{0,1,2}のうちのいずれか一つであってもよい。別の例について、C=2である。別の例について、Aの値はHの値と異なってもよい。別の例について、Aの値はCの値と異なってもよい。別の例について、Aの値はCの値と異なってもよい。いくつかの実施形態において、Fおよび/またはGおよび/またはHは非負の整数である。例えば、Fは、{0,1,2}のうちのいずれか一つであってもよい。別の例について、F=0である。例えば、Gは、{0,1,2}のうちのいずれか一つであってもよい。別の例について、G=1である。例えば、Hは、{0,1,2}のうちのいずれか一つであってもよい。別の例について、H=2である。別の例について、Fの値はGの値と異なってもよい。別の例について、Fの値はHの値と異なってもよい。別の例について、Gの値はHの値と異なってもよい。
いくつかの実施形態において、二つのセット
と
とが設定されているかまたは一つのセットが、各々がCORESETのセットC1またはC2にそれぞれ関連付けられるRSの二つのサブセット(S1_0およびS1_1)を含む場合、端末装置130は上位層に、対応するL1-RSRP測定値がQin,LR閾値より大きいか等しいセット
またはサブセットS1_0からの少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスが存在するか否かを示し、そして、セット
またはサブセットS1_0からの該周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス(もしあれば)を提供することができる。及び/または、端末装置130は上位層に、対応するL1-RSRP測定値がQin,LRまたはQin,LR_1閾値より大きいか等しいセット
またはサブセットS1_1からの少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスが存在するか否かを示し、そして、セット
またはサブセットS1_1からの該周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス(もしあれば)を提供することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、無線リンク品質がQout,LRより悪い対応するCORESETのセット(C1)についてのパラメータV(例えば、インデックスまたは例えば値2または値0を有するインデックス)と、対応するCORESETのセット(C1)についての
の存在の指示と、周期的CSI-RS設定についてまたは上位層により提供されるSS/PBCHブロックについてのインデックス
と、のうちの少なくとも一つを提供するPUSCH(例えば、MAC CE)内で送信することができる。及び/または、PUSCH(例えば、MAC CE)は、無線リンク品質がQout,LRまたはQout,LR_1より悪い対応するCORESETのセット(C2)についてのパラメータV(例えば、インデックスまたは例えば値2または値0を有するインデックス)と、対応するCORESETのセット(C2)についての
の存在の指示と、周期的CSI-RS設定についてまたは上位層により提供されるSS/PBCHブロックについてのインデックス
と、のうちの少なくとも一つを提供することができる。
いくつかの実施形態において、パラメータVは、セット
と
との両方またはサブセットS1_0とS1_1との両方またはセット
と
との両方またはサブセットS0_0とS0_1との両方またはセットC1とC2との両方(例えば、V=Hであり、例えば、H=2である)を示す。いくつかの実施形態において、パラメータの2つのセットが報告され、それぞれのセットがパラメータVと、
の存在の対応する指示と、周期的CSI-RS設定についてまたは上位層により提供されるSS/PBCHブロックについてのインデックスとに対応する。いくつかの実施形態において、
と
とのうちの一つのみがPUSCH(例えば、MAC CE)内で提供され、そして
と
とのうちの該一つは、より大きなL1-RSRPの値を有する。および/または、CORESETのセットを示すパラメータVが提供される。(V=FまたはGであり、例えば、V=0または1である)。例えば、
と
とのL1-RSRPが同じであれば、
と対応するパラメータとを提供することができる。
いくつかの実施形態において、
のみが存在する場合、端末装置130は、セットC1内でダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)をモニタリングすることができる。例えば、
のみが存在する場合、UEは、対応するインデックス
に関連付けられるものと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して、CORESETのセットC1内でPDCCHをモニタリングすることができる。
いくつかの実施形態において、
のみが存在する場合、端末装置130は、セットC2内でダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)をモニタリングすることができる。例えば、
のみが存在する場合、端末装置130は、対応するインデックス
に関連付けられるものと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して、CORESETのセットC2内でPDCCHをモニタリングすることができる。
いくつかの実施形態において、
と
との両方が存在する場合、端末装置130は、セットC1内でダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)をモニタリングすることができる。例えば、端末装置130は、対応するインデックス
に関連付けられるものと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して、CORESETのセットC1内でPDCCHをモニタリングすることができる。
いくつかの代替実施形態において、
と
との両方が存在する場合、端末装置130は、セットC1とC2とのうちの少なくとも一つ内でダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)をモニタリングすることができる。いくつかの代替実施形態において、
と
との両方が存在する場合、端末装置130は、セットC1またはC2とのうちの、より大きなL1-RSRPの値を有する
または
に対応する一つのみ内でダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)をモニタリングすることができる。例えば、端末装置130は、(より大きな報告されたL1-RSRPを有する)対応するインデックス
または
に関連付けられるものと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して、対応するCORESETのセット内でPDCCHをモニタリングすることができる。
いくつかの実施形態において、
または
のうちの一つのみが存在する場合、端末装置130は、周期的CSI-RSまたはSS/PBCHブロック受信のために存在する
または
に対応するものと同じ空間領域フィルタを使用し、かつ、存在する
、
または
を用いて決定される電力を使用して、PUCCH-Scell上またはPcell/Pscell上でPUCCHを送信することができ、そして、端末装置130にtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesとPUCCH-SpatialRelationInfoとが提供される場合、lは存在する
または
に対応するセットC1またはC2に対応するclosedLoopIndexの設定された値により決定され、端末装置130にtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesまたはPUCCH-SpatialRelationInfoが提供されていない場合(またはl=0である)、l=0である。例えば、quは電力制御計算の第1のパラメータについてのパラメータインデックスを表す。例えば、qdは経路損失または電力制御計算の第2のパラメータについてのRSリソースのインデックスを表す。例えば、lは電力制御調整状態のインデックスを表す。
いくつかの実施形態において、
と
との両方が存在する場合、端末装置130は、周期的CSI-RSまたはSS/PBCHブロックのために存在する
に対応するものと同じ空間領域フィルタを使用し、かつ、
、
を用いて決定される電力を使用して、PUCCH-Scell上またはPcell/Pscell上でPUCCHを送信することができ、そして、UEにtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesとPUCCH-SpatialRelationInfoとが提供される場合、lはセットC1に対応するclosedLoopIndexの設定された値により決定され、UEにtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesまたはtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesが提供されていない場合(またはl=0である)、l=0である。例えば、quは電力制御計算の第1のパラメータについてのパラメータインデックスを表す。例えば、qdは経路損失または電力制御計算の第2のパラメータについてのRSリソースのインデックスを表す。例えば、lは電力制御調整状態のインデックスを表す。
いくつかの代替実施形態において、端末装置130は、周期的CSI-RSまたはSS/PBCHブロック受信のためのより大きいL1-RSRPを有する
または
に対応するものと同じ空間領域フィルタを使用し、かつ、より大きいL1-RSRPを有する
、
または
を用いて決定される電力を使用して、PUCCH-Scell上またはPcell/Pscell上でPUCCHを送信することができ、そして、UE 130にtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesとPUCCH-SpatialRelationInfoとが提供される場合、lはより大きいL1-RSRPを有する
または
に対応するセットC1またはC2に対応するclosedLoopIndexの設定された値により決定され、UE 130にtwoPUCCH-PC-AdjustmentStatesまたはPUCCH-SpatialRelationInfoが提供されていない場合(またはl=0である)、l=0である。例えば、quは電力制御計算の第1のパラメータについてのパラメータインデックスを表す。例えば、qdは経路損失または電力制御計算の第2のパラメータについてのRSリソースのインデックスを表す。例えば、lは電力制御調整状態のインデックスを表す。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、リンク回復(すなわち、新たなビーム候補)のために、セット
と
とからまたはサブセットS1_0とS1_1とから一つのRSのみを選択してもよい。例えば、端末装置130は、新たなビーム候補のために、セット
からまたはサブセットS1_0からのRSのみをモニタリングおよび/または報告することができる。例えば、PcellまたはPScellについて、上位層からの要求時に、端末装置130は、セット
からまたはサブセットS1_0からの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス、ならびに閾値電力Qin,LRより大きいか等しい対応するL1-RSRPを上位層に提供することができる。
別の例について、Scellについて、上位層からの要求時に、端末装置130は上位層に、対応するL1-RSRP測定値がQin,LR閾値より大きいか等しいセット
またはサブセットS1_0からの少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスが存在するか否かを示し、そして、セット
からまたはサブセットS1_0からの該周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス、およびQin,LR閾値より大きいか等しい対応するL1-RSRP測定値(もしあれば)を提供することができる。
いくつかの実施形態において、
と
との両方が存在する場合、端末装置130は、より大きなL1-RSRP値を有するRSを報告することができる。いくつかの実施形態において、L1-RSRPの値が同じである場合、端末装置130は、
に関連付けられるRSを報告することができる。もちろん、
に関連付けられるRSを報告することも可能である。
いくつかの実施形態において、PcellまたはPScellについて、上位層からの要求時に、端末装置130は、(より大きいL1-RSRPに対応する)セット
またはセット
からまたはサブセットS1_0からまたはサブセットS1_1からの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス、ならびにQin,LR閾値より大きいか等しい対応するL1-RSRP測定値を上位層に提供することができる。
いくつかの実施形態において、Scellについて、(
と
とのうちの1セットのみまたはS1_0とS1_1とのうちの1サブセットのみにおけるRSが満たす場合)、上位層からの要求時に、端末装置130は上位層に、対応するL1-RSRP測定値がQin,LR閾値より大きいか等しいセット
またはセット
のうちのどちらか一方からまたはサブセットS1_0またはサブセットS1_1のうちのどちらか一方からの少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスが存在するか否かを示し、そして、セット
または
のうちのどちらか一方からまたはサブセットS1_0またはサブセットS1_1のうちのどちらか一方からの該周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス、およびQin,LR閾値より大きいか等しい対応するL1-RSRP測定値(もしあれば)を提供することができる。
いくつかの実施形態において、Scellについて、(
と
との両方のセットまたはサブセットS1_0とS1_1との両方のサブセットにおけるRSが満たす場合)、上位層からの要求時に、端末装置130は上位層に、対応するL1-RSRP測定値がQin,LR閾値より大きいか等しい、より大きなL1-RSRP値を有するセット
またはセット
のうちのどちらか一方からまたはサブセットS1_0またはサブセットS1_1のうちのどちらか一方からの少なくとも一つの周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックスが存在するか否かを示し、そして、より大きなL1-RSRP値を有するセット
または
のうちのどちらか一方からまたはサブセットS1_0またはサブセットS1_1のうちのどちらか一方からの該周期的CSI-RS設定インデックスおよび/またはSS/PBCHブロックインデックス、およびQin,LR閾値より大きいか等しい対応するL1-RSRP測定値(もしあれば)を提供することができる。
いくつかの実施形態において、
と
との両方が報告される場合、より大きな値を有するL1-RSRPが報告され、及び/または対応するCORESETインデックスが報告される。他のものの差分L1-RSRPが報告され、例えば、対応するCORESETのインデックスは報告されなくてもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置130が、セット
またはサブセットS0_0内のRSのリンク品質がQout,LR より低く、かつ、セット
またはサブセットS0_1内のRSのリンク品質がQout,LR_1より低いと決定した場合、および/または
と
との両方が存在する場合、端末装置130は、信号またはチャネル(例えば、PRACH)をネットワーク装置110に送信することができる。
を示すために信号のシーケンスを使用することができ、
を示すために信号送信のための時間リソースおよび/または周波数リソース使用することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、部分BFRがサポートされているか否かについての能力を報告することができる。
図3に戻り、セット
またはサブセットS0_0についてリンク障害が発生するいくつかの実施形態において、セット
またはサブセットS0_1に内の各RSのリンク品質がQout,LR_1より低く、セットC1についてのダウンリンク制御情報がダウンリンク制御チャネルを介して受信されたと決定(308)された場合、端末装置130は、セットC2に関する第3の指示を含む、リンク回復のための別のシグナリングをネットワーク装置110に送信(309)することができる。こうして、リンク回復プロシージャは、別のTRPについてまたは別のCORESETのセットについて個別にトリガされる。もちろん、リンク障害を決定するための他の任意の適切な方法も可能である。
例えば、(セット
またはサブセットS0_0)または(セット
またはサブセットS0_1)のうちのどちらか一方(例えばJ1)内のすべての対応するリソース設定について無線リンク品質が閾値Qout,LRまたは閾値Qout,LR_1より悪い場合、(いくつかの実施形態において開示されているような)部分BFRは処理され、そして、端末装置130が対応するPDCCHをモニタリングする前に、(セット
またはサブセットS1_0)または(セット
またはサブセットS1_1)のうちのもう一つ(例えばJ1)内のすべての対応するリソース設定について無線リンク品質が閾値Qout,LRまたは閾値Qout,LR_1より悪い場合、および端末装置130がPDCCHを(RRCと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも一つを介して予め決定されるまたは設定されることが可能なタイミングの前に)正常に受信した場合、端末装置130は、(いくつかの実施形態において開示されているような)部分BFRをJ2について適用する。いくつかの実施形態において、端末装置130がPDCCHを(端末装置130の能力として予め決定または報告/決定される、または端末装置130の能力として報告/決定される、またはRRCと、MAC CEとDCIとのうちの少なくとも一つを介して設定されることが可能なタイミングの前に)正常に受信しなかった場合、端末装置130は、通常BFR(例えば、TS 38.213 v16.2.0内の第6条において開示されている現在の仕様プロシージャ)をBWP/セルについて適用する。
いくつかの実施形態において、2つのCORESETのセットC1とC2とを有するように設定されたBWP/セルについて、BFRまたはLRRは、(いくつかの実施形態において開示されているような)部分BFR、次に通常BFRまたはLRR(例えば、TS 38.213 v16.2.0内の第6条において開示されているような現在の仕様プロシージャ)の順序で適用されることが可能である。いくつかの実施形態において、PcellとPscellとについて、(セット
またはサブセットS0_0)または(セット
またはサブセットS0_1)のうちの一つだけが障害した場合、(いくつかの実施形態において開示されているような)BFRまたはLRRのためのシグナリングはPUCCHを利用して送信されることができ、そうでない場合、PRACHが適用される。いくつかの実施形態において、Scellについて、(セット
またはサブセットS0_0)または(セット
またはサブセットS0_1)のうちの一つだけが障害した場合、PUCCHグループが設定されていれば、(いくつかの実施形態において開示されているような)BFRまたはLRRのためのシグナリングはPUCCHを利用してScell上または対応するPcell/Pscell上または対応するPUCCH-Scell上で送信されることができ、そうでない場合、PUCCHグループが設定されていれば、通常BFRまたはLRR(例えば、TS 38.213 v16.2.0内の第6条において開示されているような現在の仕様プロシージャ)はPUCCHを利用してPcell/Pscell上またはPUCCH-Scell上で適用されることができる。いくつかの実施形態において、部分BFRまたはLRRのシグナリングを有するPUCCHと、通常BFRまたはLRRのシグナリングを有するPUCCHとが(同じセル上で)重複する場合、部分BFRまたはLRRのシグナリングを有するPUCCHは破棄される。
図3のプロセスを使用して、各TRPごとまたは各CORESETのセットごとのBFRのためのプロシージャが提供される。遅延の増大を回避することができ、効率を改善することができる。したがって、本開示の実施形態は、BFRのための通信方法及び装置も提供する。これは、図4から図6に関連して以下で説明される。
図4は本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現されるBFRについての例示的な方法400を示すフローチャートである。方法400は、図1に示すような端末装置130において実現できる。説明のために、図1を参照して方法400を説明する。方法400は、図示されていない追加の動作を含むことができ、及び/又は図示されているいくつかの動作を省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことを理解すべきである。
ブロック410において、端末装置130は、リンク障害検出のためにネットワーク装置110から受信したRSの第1のセット及び第2のセット内のRSのリンク品質を決定する。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットは第1のCORESET(例えば、C1)に関連付けられ、RSの第2のセットは第2のCORESET(例えば、C2)に関連付けられる。いくつかの実施形態において、RSの第1のセット内の各RSは、CORESETPoolIndexの第1の値を有するように設定されてもよく、RSの第2のセット内の各RSは、CORESETPoolIndexの第2の値を有するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、第1のCORESETはネットワーク装置110の第1のTRP(例えば、TRP 120-1)に関連付けられ、第2のCORESETは、ネットワーク装置110の第2のTRP(例えば、TRP 120-2)に関連付けられる。これらの実施形態において、RSの第1のセット及び第2のセットはBFD RSである。こうして、端末装置130は、各TRPごとにBFDを実行することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のセット及び第2のセット(例えば、
及び
)に関する情報をネットワーク装置110から受信することができる。例えば、この情報は、RSリソース設定インデックスであってもよい。もちろん、任意の他の適切な形式も可能である。いくつかの実施形態において、端末装置130は、例えばfailureDectionResourceのような上位層パラメータにより情報を受信することができる。端末装置130は、この情報に基づいて、ネットワーク装置110から受信したRSからRSの第1のセット及び第2のセットを決定することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、前記ネットワーク装置110から、リンク障害検出のための複数のRSに関する情報を受信し、該複数のRSのうちの第1の部分を該第1のセットとして決定し、該第1の部分は該第1のCORESETに関連付けられ、そして、該複数のRSのうちの第2の部分を該第2のセットとして決定し、該第2の部分は該第2のCORESETに関連付けられる。いくつかの実施形態において、該第1の部分は、該第1のCORESETに関連付けられるパラメータの第1の値を有するように設定されてもよく、該第2の部分は、該第2のCORESETに関連付けられるパラメータの第2の値を有するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、第1のセット内のRSは、第2のセット内のRSと異なってもよい。いくつかの実施形態において、該第1のセット内のRSは、該第2のセット内のRSとQCLed(例えば、QCLタイプD)でなくてもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、該第1のCORESETについての設定パラメータに基づいて該第1のセットを決定し、該第2のCORESETについての設定パラメータに基づいて該第2のセットを決定することができる。いくつかの実施形態において、この設定パラメータはTCI状態であってもよい。もちろん、任意の他の適切なパラメータも可能である。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、該第1のCORESET及び第2のCORESETについての設定パラメータに基づいて複数のRSを決定し、該複数のRS内の、該第1のCORESETに関連付けられる第1の部分を該第1のセットとして決定し、そして、該複数のRS内の、該第2のCORESETに関連付けられる第2の部分を該第2のセットとして決定することができる。いくつかの実施形態において、この設定パラメータはTCI状態であってもよい。もちろん、任意の他の適切なパラメータも可能である。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のセットに関する情報をネットワーク装置110から受信し、この情報に基づいて、ネットワーク装置110から受信したRSから該第1のセットを決定することができる。これらの実施形態において、端末装置130は、該第2のCORESETについての設定パラメータに基づいて、受信したRSから該第2のセットを決定することができる。いくつかの実施形態において、この設定パラメータはTCI状態であってもよい。もちろん、任意の他の適切なパラメータも可能である。
ブロック420において、端末装置130は、該第1のセット内の各RSのリンク品質が第1の閾値品質(例えば、Qout,LR)より低いか否かを決定することができる。該第1のセット内の各RSのリンク品質が該第1の閾値品質より低いと決定された場合、すなわち、第1のTRPにおいてリンク障害が発生した場合、プロセスはブロック430に進む。ブロック430において、端末装置130は、該第1のCORESETに関する第1の指示を含む、リンク回復のためのシグナリングを該ネットワーク装置110に送信することができる。これにより、第1のTRPのリンク障害がネットワーク側に通知され、各TRPごとにリンク回復プロシージャをトリガすることができる。図5に関連してより詳細に説明する。
図5は本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現されるBFRについての別の例示的な方法500を示すフローチャートである。方法500は、図1に示すような端末装置130において実現できる。説明のために、図1を参照して方法500を説明する。方法500は、図示されていない追加の動作を含むことができ、及び/又は図示されているいくつかの動作を省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことを理解すべきである。本実施形態において、第1のCORESET(例えば、第1のTRP)についてリンク障害が発生した。
図5に示すように、ブロック510において、端末装置130は、リンク回復のためのRSの第3のセット(例えば
)が、受信電力が第1の閾値電力(例えば、Qin,LR)より大きいか等しい第1のRS(例えば、
)を含むか否かを決定することができる。これにより、新たなビーム候補を識別することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、ネットワーク装置110から、リンク回復のための複数のRSに関する情報を受信し、該複数のRS内の、該第1のCORESETに関連付けられる第1の部分を該第3のセットとして決定し、そして、該複数のRS内の、該第2のCORESETに関連付けられる第2の部分をリンク回復のためのRSの第4のセット(例えば、
)として決定することができる。いくつかの実施形態において、該第1の部分は、パラメータの第1の値を有するように設定されてもよく、該第2の部分は、パラメータの第2の値を有するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、該第3及び第4のセットに関する情報をネットワーク装置110から受信し、受信した情報に基づいて、ネットワーク装置110から受信したRSから該第3及び第4のセットを決定することができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、無線リンク品質測定のために、candidateBeamRSListまたはcandidateBeamRSListExt-r16またはcandidateBeamRSList-r16のような上位層パラメータにより情報を受信することができる。もちろん、これは単なる一例であり、任意の他の適切な方法も可能である。
いくつかの実施形態において、第3のセット内のRSは、第4のセット内のRSと異なってもよい。いくつかの実施形態において、第3のセット内のRSは、第4のセット内のRSとはQCLed(例えば、QCLタイプD)ではなくてもよい。
ブロック510において、第3のセットが第1のRSを含むと決定された場合、プロセスはブロック520に進む。ブロック520において、端末装置130は、該第1のCORESETに関する第1の指示と、該第1のRSの存在に関する第2の指示と、該第1のRSに関するインデックスとを含む、リンク回復のためのシグナリングを送信することができる。いくつかの実施形態において、第1のRSに関する情報は、周期的CSI-RS設定についてのインデックスであってもよい。ある実施形態において、第1のRSに関する情報は、SS/PBCHブロックについてのインデックスであってもよい。
ブロック510において第3のセットが第1のRSを含まないと決定した場合、ブロック530において、端末装置130は、リンク回復のためのシグナリング内で、該第1のCORESETに関する該第1の指示と、該第1のRSの存在に関する該第2の指示とを送信することができる。
ブロック540において、端末装置130は、第1のCORESET及び第2のCORESETのうちの一方のCORESET内で、該第1のCORESETのリンク回復のために、ネットワーク装置110からのダウンリンク制御チャネルをモニタリングすることができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のCORESET内でダウンリンク制御チャネルをモニタリングすることができる。例えば、端末装置130は、第1のRSに関連付けられるものと同じアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して、第1のCORESET内でダウンリンク制御チャネルをモニタリングすることができる。
いくつかの代替実施形態において、端末装置130は、第2のCORESET内でダウンリンク制御チャネルをモニタリングすることができる。例えば、端末装置130は、第2のCORESETについて設定または更新されたアンテナポート疑似コロケーションパラメータを使用して、第2のCORESET内でダウンリンク制御チャネルをモニタリングすることができる。例えば、ダウンリンク制御チャネルを使用して、第1のCORESETについてのTCI状態またはQCLパラメータを更新することができる。
ブロック550において、端末装置130は、該第2のセット内の各RSのリンク品質が第2の閾値品質(例えば、Qout,LR_1)より低いか否かを決定することができる。該第2のセット内の各RSのリンク品質が該第2の閾値品質より低いと決定された場合、すなわち、第2のTRPにおいてもリンク障害が発生した場合、プロセスはブロック560に進むことができる。
ブロック560において、端末装置130は、ダウンリンク制御情報が第1のTRPのためのダウンリンク制御チャネルを介して受信されたか否かを決定することができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、ダウンリンク制御情報がタイミング内に受信されたか否かを決定することができる。例えば、タイミングは、端末装置130の能力として予め決定、報告決定されるか、またはRRCと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも一つを介して設定されることができる。もちろん、これは単なる一例であり、任意の他の適切な方法も可能である。ダウンリンク制御情報が受信されたと決定された場合、プロセスはブロック570に進む。
ブロック570において、端末装置130は、該第2のCORESETに関する第3の指示を含む、リンク回復のための別のシグナリングを該ネットワーク装置110に送信することができる。こうして、別個のBFRも第2のTRPに適用される。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、リンク回復のためのRSの第4のセットが、受信電力が第2の閾値電力(例えば、Qin,LR_1)より大きいか等しい第2のRS(例えば、
)を含むか否かを決定することができる。第4のセットが第2のRSを含むと決定した場合、端末装置130は、リンク回復のための別のシグナリング内で、第2のCORESETに関する第3の指示と、第2のRSの存在に関する第4の指示と、第2のRSに関する情報とを送信することができる。第4のセットが第2のRSを含まないと決定した場合、リンク回復のためのシグナリング内で、第3の指示と第2のRSの存在に関する第4の指示を送信する。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のCORESET及び第2のCORESETのうちの一方のCORESET内で、該第2のCORESETのリンク回復のために、ネットワーク装置110からのダウンリンク制御チャネルをモニタリングすることができる。
ブロック560においてダウンリンク制御情報が正常に受信されなかったと決定された場合、プロセスはブロック580に進み、ブロック580において、端末装置130は、BWP/セルに通常BFRを適用することができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、セット
と
とにおける全てのRSが障害したか否かを決定し、全てのRSが障害した場合、セット
と
とから新しいビームを決定することができる。
いくつかの実施形態において、第1のCORESET及び第2のCORESETを有するように設定されたBWP/セルに、部分BFR、次に通常BFRの順序でBFRを適用することができる。いくつかの実施形態において、PcellとPscellとについて、第1のセット及び第2のセットのうちの一方だけが障害した場合、部分BFRを適用することができ、そうでない場合、通常BFRのためにPRACHを適用する。いくつかの実施形態において、一つのScellについて、第1のセット及び第2のセットのうちの一方だけが障害した場合、部分BFRを適用することができ、そうでない場合、通常BFRを適用する。いくつかの実施形態において、部分BFRを有する第1のアップリンク制御チャネルと、通常BFRを有する第2のアップリンク制御チャネルとが、一つのセル上で重複する場合、第1のアップリンク制御チャネルを破棄することができる。
いくつかの代替実施形態において、第1のセット内のRSのリンク品質が第1の閾値品質より低く、第2のセット内のRSのリンク品質が第2の閾値品質より低いと決定した場合、端末装置130は、第1のCORESET及び第2のCORESETに関する別の指示を含むリンク回復のための別のシグナリングをネットワーク装置110に送信することができる。
これらの実施形態において、端末装置130は、リンク回復のためのRSの第3のセットが、受信電力が第1の閾値電力より大きいか等しい第1のRSを含むか否かを決定し、リンク回復のためのRSの第4のセットが、受信電力が第2の閾値電力より大きいか等しい第2のRSを含むか否かを決定することができる。第3のセットが第1のRSを含み、第4のセットが第2のRSを含むと決定した場合、端末装置130は、該別のシグナリング内で、該別の指示と第1のRS及び第2のRSのうちの少なくとも一つに関する情報とを送信することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のRS及び第2のRSのうちより大きな受信電力を有する一つを選択し、第1のRS及び第2のRSのうちの選択された一方に関する情報を該別のシグナリングで送信することができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のRS及び第2のRSのうちの他方のRSの、選択されたRSに対する電力差に関する情報を送信することもできる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、部分BFRがサポートされているか否かに関する能力をネットワーク装置110に報告することができる。
ここまでは、端末装置において実現される方法について説明してきた。同様に、本開示の実施形態は、ネットワーク装置において実現される方法も提供する。これについては、以下で図6を参照して説明する。
図6は本開示のいくつかの実施形態にかかる、ネットワーク装置において実現されるBFRについての例示的な方法600を示すフローチャートである。方法600は、図1に示すようなネットワーク装置110において実現できる。説明のために、図1を参照して方法600を説明する。方法600は、図示されていない追加の動作を含むことができ、及び/又は図示されているいくつかの動作を省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことを理解すべきである。
図6に示すように、ブロック610において、ネットワーク装置110は、リンク回復のためのシグナリングを端末装置130から受信する。該シグナリングは、RSの第1のセット(例えば、
)に関連付けられる第1のCORESET(例えば、C1)に関する第1の指示を含む。すなわち、第1のTRPについて、またはCORESETのセットC1について、シグナリングが発せられる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、該シグナリング内で、第1のRS(例えば、
)の存在に関する第2の指示を受信することもできる。第1のRSは、第1のCORESETに関連付けられるリンク回復のためのRSの第3のセット(例えば、
)から決定される。
ブロック620において、ネットワーク装置110は、第1のCORESET(すなわち、第1のTRP)について、リンク回復プロシージャを実行する。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、リンク回復のための第1のRSに関連付けられるダウンリンク制御情報を送信することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、リンク障害検出のためのRSの第1のセット及びRSの第2のセット(例えば、
)に関する情報を端末装置130に送信することができ、該第2のセットは、第2のCORESET(例えば、C2)に関連付けられる。いくつかの実施形態において、第1のセット内のRSは、第2のセット内のRSと異なる。いくつかの実施形態において、該第1のセット内のRSは、該第2のセット内のRSとQCLed(例えば、QCLタイプD)でなくてもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、リンク障害検出のためのRSのセットに関する情報を端末装置130に送信することができる。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、第1のセットに関する情報を端末装置130に送信することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、リンク回復のためのRSの第3のセット及びRSの第4のセット(例えば、
)に関する情報を端末装置130に送信することができ、該第4のセットは、第2のCORESETに関連付けられる。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、リンク回復のためのRSのセットに関する情報を端末装置130に送信することができる。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、第3のセットに関する情報を端末装置130に送信することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110はさらに、該第1のCORESET及び第2のCORESETに関する別の指示を含む、リンク回復のための別のシグナリングを端末装置130から受信することができる。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、該別のシグナリング内で、第1のRS(例えば、
)と第2のRS(例えば、
)とのうちの少なくとも一つに関する情報を受信することができる。第1のRSは第3のセットから決定され、第2のRSは第4のセットから決定される。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、第1のRS及び第2のRSのうちの該少なくとも一つに関連付けられるダウンリンク制御情報を送信することができる。いくつかの実施形態において、第3のセット内のRSは、第4のセット内のRSと異なってもよい。いくつかの実施形態において、第3のセット内のRSは、第4のセット内のRSとはQCLed(例えば、QCLタイプD)ではなくてもよい。
いくつかの実施形態において、第1のCORESETはネットワーク装置130の第1のTRPに関連付けられ、第2のCORESETは、ネットワーク装置130の第2のTRPに関連付けられる。
本開示の実施形態は、各TRPごとのBFRのための解決策を提供する。本開示の実施形態は、従来のビーム回復スキームより迅速なBFRを実現する。
図7は本開示の実施形態を実装するのに適した装置700の概略ブロック図である。装置700は、図1に示すようなネットワーク装置110又は端末装置130の別の例示的な実施態様として考えられる。したがって、装置700は、ネットワーク装置110又は端末装置130において、或いはそれらの少なくとも一部として実現することができる。
図示されるように、装置700は、プロセッサ710と、プロセッサ710に結合されたメモリ720と、プロセッサ710に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)740と、TX/RX 740に結合された通信インターフェースとを備える。メモリ 710は、プログラム730の少なくとも一部を記憶する。TX/RX 740は双方向通信に用いられる。TX/RX 740は、通信を容易にするために少なくとも一つのアンテナを有するが、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有することができる。通信インターフェースは、eNB間の双方向通信のためのX2インターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信のためのS1インターフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信のためのUnインターフェース、又はeNBと端末装置との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表すことができる。
プログラム730は、図3から図6を参照して本文で説明したように、関連付けられるプロセッサ710によって実行された場合、装置700が本開示の実施形態に従って動作することを可能にするプログラム命令を含むと仮定する。本文の実施形態は、装置700のプロセッサ710により実行可能なコンピュータソフトウェアにより、又はハードウェアにより、又はソフトウェアとハードウェアとの組合せにより実現できる。プロセッサ710は、本開示の様々な実施形態を実施するように設定することができる。さらに、プロセッサ710とメモリ720との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実現するのに適したプロセッシング手段750を形成することができる。
メモリ720は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、また、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、半導体に基づくメモリ装置、磁気メモリ装置及びシステム、光学メモリ装置及びシステム、固定メモリ及びリムーバブルメモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現することができる。装置700内には一つのメモリ720のみが示されているが、装置700内にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ710は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの一つまたは複数を含むことができる。装置700は、複数のプロセッサ、例えば、メインプロセッサを同期化するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有することができる。
全体として、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理、又はそれらの任意の組み合わせで実現することができる。いくつかの態様は、ハードウェアで実現されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピューティング装置により実行できるファームウェア又はソフトウェアで実現されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート又は他の何らかの絵画的表現を用いて図示及び説明されているが、本明細書に記載されたブロック、機器、システム、技術、又は方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路又は論理、汎用ハードウェア又はコントローラ又は他のコンピューティング装置、又はそれらの何らかの組み合わせで実装できることを理解されたい。
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体上に有形的に記憶された少なくとも一つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図3から図6を参照して上述したプロセスまたは方法を実行するために、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上の装置内で実行される、プログラムモジュールに含まれる命令などのコンピュータ実行可能な命令を含む。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。様々な実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じて、プログラムモジュール間で結合又は分割することができる。プログラムモジュールのマシンが実行可能な能命令は、ローカル又は分散型装置内で実行することができる。分散型装置において、プログラムモジュールは、ローカル記憶媒体及びリモート記憶媒体両方内に配置されていてもよい。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、一つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述することができる。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータプロセッシング機器のプロセッサ又はコントローラに提供され、プロセッサ又はコントローラにより実行された場合、プログラムコードで、フローチャート及び/又はブロック図に指定された機能/動作を実現させる。プログラムコードは、完全にマシン上で、部分的にマシン上で、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的にマシン上でかつ部分的にリモートマシン上で、又は完全にリモートマシン又はサーバ上で実行することができる。
上述のプログラムコードは、マシン可読媒体上で実装することができ、マシン可読媒体は、命令実行システム、機器、又は装置により使用されるか、又はそれらに関連するプログラムを含むか又は記憶することができる任意の有形媒体であってもよい。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体とすることができる。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、機器若しくは装置、又は前述の媒体の任意の適切な組み合せを含むことができるが、これらに限定されない。マシンが読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、一つまたは複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブル光ディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は上述の任意の適切な組合せを含むことができる。
なお、操作について特定の順序で説明を行ったが、所望の結果を得るために、こうした操作を、示された特定の順序で実行するか若しくは連続した順序で実行し、又は、説明された全ての操作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。場合によっては、マルチタスクや並列処理が有利になることもある。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限として解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有となり得る特徴の説明として解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施形態において組み合わされて実現されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切なサブ組合せで実装されてもよい。
本開示は、構造的特徴及び/又は方法論的動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において定義された本開示は、必ずしも上記の特定の特徴又は動作に限定されないことを理解すべきである。むしろ、上述した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。
いくつかの実施形態において、第1のCORESETはネットワーク装置110の第1のTRPに関連付けられ、第2のCORESETは、ネットワーク装置110の第2のTRPに関連付けられる。
図示されるように、装置700は、プロセッサ710と、プロセッサ710に結合されたメモリ720と、プロセッサ710に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)740と、TX/RX 740に結合された通信インターフェースとを備える。メモリ720は、プログラム730の少なくとも一部を記憶する。TX/RX 740は双方向通信に用いられる。TX/RX 740は、通信を容易にするために少なくとも一つのアンテナを有するが、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有することができる。通信インターフェースは、eNB間の双方向通信のためのX2インターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信のためのS1インターフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信のためのUnインターフェース、又はeNBと端末装置との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表すことができる。
Claims (34)
- ネットワーク装置から受信したリンク障害検出のための参照信号の第1のセット及び第2のセット内の参照信号のリンク品質を端末装置において決定することであって、参照信号の前記第1のセットは第1の制御リソースセットに関連付けられ、参照信号の前記第2のセットは第2の制御リソースセットに関連付けられることと、
前記第1のセット内の各参照信号のリンク品質が第1の閾値品質より低いとの決定に従って、リンク回復のためのシグナリングを前記ネットワーク装置に送信することであって、前記シグナリングは前記第1の制御リソースセットに関する第1の指示を含むことと
を含む通信方法。 - 前記シグナリングを送信することは、
前記リンク回復のための参照信号の第3のセットが、受信電力が第1の閾値電力より大きいか等しい第1の参照信号を含むか否かを決定することと、
前記第3のセットが前記第1の参照信号を含むとの決定に従って、リンク回復のための前記シグナリング内で、前記第1の指示と、前記第1の参照信号の存在に関する第2の指示と、前記第1の参照信号に関するインデックスとを送信することと、
前記第3のセットが前記第1の参照信号を含まないとの決定に従って、リンク回復のための前記シグナリング内で、前記第1の指示と、前記第1の参照信号の存在に関する前記第2の指示とを送信することと
を含む請求項1に記載の方法。 - 前記第1の制御リソースセット及び前記第2の制御リソースセットのうちの一方の制御リソースセット内で、前記第1の制御リソースセットのリンク回復のために、前記ネットワーク装置からのダウンリンク制御チャネルをモニタリングすること
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 参照信号の前記第2のセット内の各参照信号の前記リンク品質が第2の閾値品質より低く、ダウンリンク制御情報が前記ダウンリンク制御チャネルを介して受信されたとの決定に従って、リンク回復のための別のシグナリングを前記ネットワーク装置に送信することをさらに含み、
前記別のシグナリングは前記第2の制御リソースセットに関する第3の指示を含む
請求項3に記載の方法。 - 前記別のシグナリングを送信することは、
リンク回復のための参照信号の第4のセットが、受信電力が第2の閾値電力より大きいか等しい第2の参照信号を含むか否かを決定することであって、前記参照信号の第4のセットは前記第2の制御リソースセットに関連付けられることと、
前記第4のセットが前記第2の参照信号を含むとの決定に従って、リンク回復のための前記別のシグナリング内で、前記第3の指示と、前記第2の参照信号の存在に関する第4の指示と、前記第2の参照信号に関するインデックスとを送信することと、
前記第4のセットが前記第2の参照信号を含まないとの決定に従って、前記リンク回復のためのシグナリング内で、前記第3の指示と前記第2の参照信号の存在に関する前記第4の指示を送信することと
を含む請求項4に記載の方法。 - 前記第1のセット内の参照信号の前記リンク品質が前記第1の閾値品質より低く、前記第2のセット内の参照信号の前記リンク品質が第2の閾値品質より低いとの決定に従って、リンク回復のための別のシグナリングを前記ネットワーク装置に送信することをさらに含み、
前記別のシグナリングは前記第1の制御リソースセット及び第2の制御リソースセットに関する別の指示を含む
請求項1に記載の方法。 - 前記別のシグナリングを送信することは、
前記リンク回復のための参照信号の第3のセットが、受信電力が第1の閾値電力より大きいか等しい第1の参照信号を含むか否かを決定することと、
前記リンク回復のための参照信号の第4のセットが、受信電力が第2の閾値電力より大きいか等しい第2の参照信号を含むか否かを決定することと、
前記第3のセットが前記第1の参照信号を含み、前記第4のセットが前記第2の参照信号を含むとの決定に従って、前記別のシグナリング内で、前記別の指示と、前記第1の参照信号及び前記第2の参照信号のうちの少なくとも一つに関するインデックスとを送信することと
を含む請求項6に記載の方法。 - 前記第1の制御リソースセット及び第2の制御リソースセットのうちの一方の制御リソースセット内で、前記第2の制御リソースセットのリンク回復のために前記ネットワーク装置からのダウンリンク制御チャネルをモニタリングすること
をさらに含む請求項6に記載の方法。 - 前記第1のセット及び前記第2のセットに関する情報を前記ネットワーク装置から受信することと、
前記ネットワーク装置から受信した参照信号から参照信号の前記第1のセット及び前記第2のセットを前記情報に基づいて決定することと
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - リンク障害検出のための複数の参照信号に関する情報を前記ネットワーク装置から受信することと、
前記複数の参照信号のうちの第1の部分を前記第1のセットとして決定することであって、前記第1の部分は前記第1の制御リソースセットに関連付けられることと、
前記複数の参照信号のうちの第2の部分を前記第2のセットとして決定することであって、前記第2の部分は前記第2の制御リソースセットに関連付けられることと
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 前記第1の制御リソースセットについての設定パラメータに基づいて前記第1のセットを決定することと、
前記第2の制御リソースセットについての設定パラメータに基づいて前記第2のセットを決定することと
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 前記第1の制御リソースセット及び第2の制御リソースセットについての設定パラメータに基づいて複数の参照信号を決定することと、
前記複数の参照信号のうちの第1の部分を前記第1のセットとして決定することであって、前記第1の部分は前記第1の制御リソースセットに関連付けられることと、
前記複数の参照信号のうちの第2の部分を前記第2のセットとして決定することであって、前記第2の部分は前記第2の制御リソースセットに関連付けられることと
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 前記第1のセットに関する情報を前記ネットワーク装置から受信することと、
前記ネットワーク装置から受信した参照信号から前記第1のセットを前記情報に基づいて決定することと、
前記第2の制御リソースセットについての設定パラメータに基づいて、前記受信した参照信号から前記第2のセットを決定することと
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 前記第1のセット内の参照信号は、前記第2のセット内の参照信号と異なり、あるいは、
前記第1のセット内の参照信号は、前記第2のセット内の参照信号とは疑似コロケーションではない
請求項1に記載の方法。 - 前記第3のセットに関する情報を前記ネットワーク装置から受信することであって、前記第3のセットは前記第1の制御リソースセットに関連付けられることと、
前記ネットワーク装置から受信した参照信号から参照信号の前記第3のセットを、受信した情報に基づいて決定することと
をさらに含む請求項2に記載の方法。 - リンク回復のための複数の参照信号に関する情報を前記ネットワーク装置から受信することと、
前記複数の参照信号のうちの第1の部分を前記第3のセットとして決定することであって、前記第1の部分は前記第1の制御リソースセットに関連付けられることと、
前記複数の参照信号のうちの第2の部分をリンク回復のための参照信号の第4のセットとして決定することであって、前記第2の部分は前記第2の制御リソースセットに関連付けられることと
をさらに含む請求項2に記載の方法。 - 参照信号の前記第3のセット内の参照信号が、前記第2の制御リソースセットに関連付けられるリンク回復のための参照信号の第4のセット内の参照信号とは異なるか、または、疑似コロケーションでない
請求項2に記載の方法。 - 前記第1の制御リソースセットは、前記ネットワーク装置の第1の送受信ポイントに関連付けられ、前記第2の制御リソースセットは、前記ネットワーク装置の第2の送受信ポイントに関連付けられる
請求項1に記載の方法。 - リンク回復のためのシグナリングをネットワーク装置において端末装置から受信することであって、前記シグナリングはリンク障害検出のための参照信号の第1のセットに関連付けられる第1の制御リソースセットに関する第1の指示を含むことと、
前記第1の制御リソースセットについてリンク回復プロシージャを実行することと
を含む通信方法。 - 前記受信することは、
前記第1の制御リソースセットに関連付けられるリンク回復のための参照信号の第3のセットから決定される第1の参照信号の存在に関する第2の指示を受信することをさらに含み、
前記実行することは、
前記第1の参照信号に関連付けられるダウンリンク制御情報を送信することを含む
請求項19に記載の方法。 - リンク回復のための別のシグナリングを前記端末装置から受信することをさらに含み、
前記別のシグナリングは前記第1の制御リソースセット及び第2の制御リソースセットに関する別の指示を含む
請求項19に記載の方法。 - 前記別のシグナリング内で、第1の参照信号と第2の参照信号とのうちの少なくとも一つに関する情報を受信することをさらに含み、前記第1の参照信号は、前記第1の制御リソースセットに関連付けられるリンク回復のための参照信号の第3のセットから決定され、前記第2の参照信号は、前記第2の制御リソースセットに関連付けられるリンク回復のための参照信号の第4のセットから決定され、
前記実行することは、
前記第1の参照信号及び前記第2の参照信号のうちの少なくとも一つに関連付けられるダウンリンク制御情報を送信することを含む
請求項21に記載の方法。 - リンク障害検出のための参照信号の第1のセットと参照信号の第2のセットとに関する情報を前記端末装置に送信することをさらに含み、
前記第2のセットは第2の制御リソースセットに関連付けられる
請求項19に記載の方法。 - リンク障害検出のための参照信号のセットに関する情報を前記端末装置に送信すること
をさらに含む請求項19に記載の方法。 - 前記第1のセット内の参照信号は参照信号の第2のセット内の参照信号とは異なり、前記第2のセットは第2の制御リソースセットに関連付けられ、または
前記第1のセット内の参照信号は、前記第2のセット内の参照信号とは疑似コロケーションではない
請求項19に記載の方法。 - 前記第1のセットに関する情報を、前記端末装置に送信すること
をさらに含む請求項19に記載の方法。 - リンク回復のための参照信号の前記第3のセットと参照信号の第4のセットとに関する情報を前記端末装置に送信することをさらに含み、前記第3のセットは前記第1の制御リソースセットに関連付けられ、前記第4のセットは第2の制御リソースセットに関連付けられる
請求項20に記載の方法。 - リンク回復のための参照信号のセットに関する情報を前記端末装置に送信すること
をさらに含む請求項20に記載の方法。 - 前記第3のセットに関する情報を、前記端末装置に送信すること
をさらに含む請求項20に記載の方法。 - 前記第1の制御リソースセットは、前記ネットワーク装置の第1の送受信ポイントに関連付けられ、前記第2の制御リソースセットは、前記ネットワーク装置の第2の送受信ポイントに関連付けられる
請求項19に記載の方法。 - プロセッサと、前記プロセッサに結合され命令が記憶されているメモリと、を備える端末装置であって、
前記命令が前記プロセッサにより実行された場合、請求項1から請求項18の何れか一項に記載の方法を実行する、
端末装置。 - プロセッサと、前記プロセッサに結合され命令が記憶されているメモリと、を備えるネットワーク装置であって、
前記命令が前記プロセッサにより実行された場合、請求項19から請求項30の何れか一項に記載の方法を実行する、
を備えるネットワーク装置。 - 少なくとも一つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも一つのプロセッサに、請求項1から請求項18の何れか一項に記載の方法を実行させる命令が記憶されている
コンピュータ可読媒体。 - 少なくとも一つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも一つのプロセッサに、請求項19から請求項30の何れか一項に記載の方法を実行させる命令が記憶されている
コンピュータ可読媒体。
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