JP2023537959A - ナビゲーション案内プレビュー - Google Patents

Abstract

ナビゲーション案内プレビューを提示するには、サーバデバイスが、出発地から目的地までのナビゲーション案内の要求を受け取り、要求に応じてナビゲーション案内のセットを生成する。ナビゲーション案内のセットは、出発地から目的地まで進むためのルートセグメントのセットを含む。サーバデバイスは、ルートセグメントのセット中の各ルートセグメントの特性に基づいて、ルートセグメントのサブセットを選択する。各選択されたルートセグメントについて、サーバデバイスは、クライアントデバイスに表示されるルートセグメントのプレビューを提供する。ルートセグメントのプレビューは、ルートセグメントを示すパノラマストリートレベル画像を含む。

Description

本開示は、ナビゲーションプレビューに関し、より詳細には、ナビゲーションプレビューに含めるためのナビゲーション案内(navigation direction)のセット内のルートセグメントのサブセットを選択すること、および選択されたルートセグメントについてのパノラマストリートレベル画像を提示することに関する。

本明細書で提供される背景技術の説明は、本開示のコンテキストを全体的に提示するためのものである。この背景技術のセクションにおいて説明される範囲内で、本明細書で名前を挙げられる発明者の成果、ならびに、出願の時点において従来技術として場合によっては適格ではない可能性がある説明の態様は、本開示に対する従来技術として明確にも暗黙的にも認められない。

今日、多くのユーザが、様々な地理的場所のためのマップおよびナビゲーションデータを求めている。コンピュータ、スマートフォン、埋込みデバイスなどで実行されるソフトウェアアプリケーションは、出発地および目的地を指定する、ユーザからの入力を受け取ることに応答して、段階的なナビゲーション案内を生成する。ナビゲーション案内は、一般に、ユーザを目的地に最短の時間量で誘導するルートに対して生成される。

出発地から目的地までのルートを進む(traverse)ためのナビゲーション案内のプレビューを提供するために、ナビゲーションプレビュー生成システムが、ナビゲーションプレビューに含めるためのルートセグメントのサブセットを選択し、各ルートセグメントは、ナビゲーション案内のセット中のナビゲーション指示に対応する。ナビゲーションプレビュー生成システムは、ルートセグメントに対する操作(maneuver)のタイプ、操作と前の操作との間の距離および/または時間、操作についての複雑さレベル、ルートセグメントの位置、ルートセグメント上の交通量などの、ルートセグメントの特性に基づいてルートセグメントのサブセットを選択してもよい。ナビゲーションプレビュー生成システムはまた、ユーザがルートセグメントを熟知していること、ユーザによるナビゲーションプレビューとの以前の対話など、ナビゲーション案内を求めているユーザの特性に基づいて、ルートセグメントのサブセットを選択してもよい。しかしながら、いくつかの実施形態は、ナビゲーションを求めているユーザに依存しない特性に基づくルートセグメントのサブセットの選択に関係する。

一般に、ナビゲーション指示/案内のプレビューを提供することは、ナビゲーションの技術的作業を行う際にユーザを支援するという技術的効果を与える。本明細書で説明するように、プレビューは、操作を伴う場合がある、または他の特性を有する、特定のルートセグメントに関係する情報を、ユーザに提供することができる。これによりユーザは、そのルートを進む前に、ルートをより熟知するようになること、およびルート沿いの潜在的な危険または他の点を知るようになることができる。これは、ナビゲーションを行う際にユーザを直接支援し、ユーザがより安全に進むことを可能にし得る。

いくつかの実装形態では、ナビゲーションプレビュー生成システムは、ルートセグメントの特性、ユーザ特性、または任意の他の好適な特性に基づいて、ルートセグメントの各々をスコア付けする。次いでナビゲーションプレビュー生成システムは、しきい値スコアを上回ってスコア付けされたルートセグメントのサブセットを選択する。追加または代替として、ナビゲーションプレビュー生成システムは、ルートセグメントをそれらのそれぞれのスコアに基づいてランク付けしてもよい。次いでナビゲーションプレビュー生成システムは、しきい値ランキングを上回ってランク付けされたルートセグメントのサブセットを選択する。

いずれにしても、ナビゲーションプレビュー生成システムは、選択されたサブセット中のルートセグメントの各々を含むナビゲーションプレビューを生成する。選択されたサブセット中の各ルートセグメントについて、ナビゲーションプレビューは、ルートセグメントに対応するエリアのパノラマストリートレベル画像の表示を含んでもよい。いくつかの実装形態では、ナビゲーションプレビューは、ルートセグメントに対する操作のためのウェイポイント位置に至るまで、ウェイポイント位置、およびウェイポイント位置の後の地理的エリアについてのパノラマストリートレベル画像を示すビデオフレームを含む、ルートセグメントのビデオ表示を含んでもよい。パノラマ画像またはパノラマ画像を示すビデオ表示は、ナビゲーションを行う際にユーザを支援する技術的効果を実現するのに特に有利である。これは、ユーザがルートを示す視覚情報を与えられるからであり、したがってユーザは、ただのナビゲーション指示よりも、ルートセグメントに関するより多くの種類の情報にアクセスできる。このようにして、ユーザは、ナビゲーションを行う際の支援として追加情報を提供される。

パノラマストリートレベル画像に加えて、ナビゲーションプレビューは、ルートセグメントに対する操作の説明などの、音声を含んでもよい。ルートセグメントに対する操作が、車両操作、または言い換えると、ルートセグメントで車両によって行われる操作に検討されてもよい。他の実装形態では、操作は、ユーザが歩いているときなどに、ユーザによって行われ得る。ナビゲーションプレビューのための音声は、ナビゲーション中に提供される音声ナビゲーション指示とは異なっていてもよい。たとえば、ナビゲーションプレビューのための音声は、ナビゲーション中に提供される音声ナビゲーション指示よりも詳細であってもよい。プレビュー中の音声はまた、ナビゲーション中に提供される音声から追加のコンテキストを提供してもよい。より詳細には、ナビゲーションプレビューのための音声は、操作の説明、操作を行うときユーザを誘導する助けとなり得る関心ポイント(POI)または他のランドマークの説明、操作を行うときユーザを誘導する助けとなり得る交通信号の説明などを含んでもよい。このようにして、ユーザは、次に行う操作の準備をし、ルート上で予期すべきものを知るために、ナビゲーションプレビューを見て、ルート上の操作を説明する音声を聞くことができる。ユーザは次いで、ユーザが困難であると予想するいくつかのルートセグメントを検討することができ、操作を行う前に、エリアの現実世界の表現を見ることができる。言い換えれば、ユーザは、ナビゲーションを行う際にユーザを支援することができる音声情報の形態の追加情報を提供される。追加の音声情報は、前もって(ナビゲーションプレビューの一部として)提供され、ナビゲーション中に情報が提供された場合に、そのような情報でユーザの気を散らすリスクを回避する。そのような追加情報は、ナビゲーション中に初めて提供された場合、ユーザにとって非常に気が散るものである可能性があり、したがってナビゲーションへのプレビューとして情報を提供することで、ユーザの気を散らすリスクを減らし、したがってより安全なナビゲーションを可能にする。

詳細には、本開示の技法の第1の態様は、ナビゲーション案内プレビューを提供するための方法である。この方法は、出発地から目的地までのナビゲーション案内の要求を受け取るステップと、要求に応じてナビゲーション案内のセットを生成するステップとを含み、ナビゲーション案内のセットは、出発地から目的地まで進むためのルートセグメントのセットを含む。この方法は、ルートセグメントのセット中の各ルートセグメントの特性に基づいて、ルートセグメントのサブセットを選択するステップをさらに含む。各選択されたルートセグメントについて、この方法は、クライアントデバイス上に表示されるルートセグメントのプレビューを提供するステップを含み、ルートセグメントのプレビューは、ルートセグメントを示すパノラマストリートレベル画像を含む。

これらの技法の第2の態様は、ナビゲーション案内プレビューを提供するためのコンピューティングデバイスである。このコンピューティングデバイスは、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプロセッサに結合され、その上に命令を記憶するコンピュータ可読メモリとを含む。コンピュータ可読メモリは、非一時的であってもよい。1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、命令によりコンピューティングデバイスは、出発地から目的地までのナビゲーション案内の要求を受け取り、要求に応じてナビゲーション案内のセットを生成し、ナビゲーション案内のセットは、出発地から目的地まで進むためのルートセグメントのセットを含む。命令によりさらにコンピューティングデバイスは、ルートセグメントのセット中の各ルートセグメントの特性に基づいて、ルートセグメントのサブセットを選択する。各選択されたルートセグメントについて、命令によりコンピューティングデバイスは、クライアントデバイス上に表示されるルートセグメントのプレビューを提供し、ルートセグメントのプレビューは、ルートセグメントを示すパノラマストリートレベル画像を含む。

これらの技法の第3の態様は、ナビゲーション案内プレビューを提供するための方法である。この方法は、出発地から目的地までのナビゲーション案内の要求を受け取るステップと、要求に応じてナビゲーション案内のセットを取得するステップとを含み、ナビゲーション案内のセットは、出発地から目的地まで進むためのルートセグメントのセットを含む。ルートセグメントの少なくともサブセットの各々について、この方法は、ルートセグメントに関連する操作に対応するエリアを示すパノラマストリートレベル画像を含むルートセグメントのプレビューを提供するステップを含む。

これらの技法の第4の態様は、ナビゲーション案内プレビューを提供するためのコンピューティングデバイスである。このコンピューティングデバイスは、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプロセッサに結合され、その上に命令を記憶するコンピュータ可読メモリとを含む。コンピュータ可読メモリは、非一時的であってもよい。1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、命令によりコンピューティングデバイスは、出発地から目的地までのナビゲーション案内の要求を受け取り、要求に応じてナビゲーション案内のセットを取得し、ナビゲーション案内のセットは、出発地から目的地まで進むためのルートセグメントのセットを含む。ルートセグメントの少なくともサブセットの各々について、命令によりコンピューティングデバイスは、ルートセグメントに関連する操作に対応するエリアを示すパノラマストリートレベル画像を含むルートセグメントのプレビューを提供する。

これらの技法の第5の態様は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに上記で説明した方法のいずれかを実行させる命令を記憶したコンピュータ可読メモリである。

ナビゲーションプレビューを生成するための技法が実装され得る、例示的な通信システムのブロック図である。 図1のナビゲーションプレビュー生成システムが、ナビゲーションプレビューに含めるためのナビゲーション案内のセット内のルートセグメントのサブセットを選択するために利用することができる例示的なデータテーブルである。 出発地から目的地までのルートを示し、ルート内のルートセグメントのプレビューを見るためのユーザコントロールを含む、例示的なナビゲーションディスプレイを示す図である。 ルートセグメントに対する操作のためのウェイポイント位置に至るまでのエリアを示すパノラマストリートレベル画像のビデオフレームを含む、特定のルートセグメントのプレビューの例示的なビデオフレームを示す図である。 ルートセグメントに対する操作のためのウェイポイント位置のエリアを示すパノラマストリートレベル画像のビデオフレームを含む、特定のルートセグメントのプレビューの例示的なビデオフレームを示す図である。 ルートセグメントに対する操作のためのウェイポイント位置の後のエリアを示すパノラマストリートレベル画像のビデオフレームを含む、特定のルートセグメントのプレビューの例示的なビデオフレームを示す図である。 サーバデバイスにおいて実施され得る、ナビゲーション案内プレビューを提供するための例示的な方法の流れ図である。 クライアントデバイスにおいて実施され得る、ナビゲーション案内プレビューを提供するための例示的な方法の流れ図である。

例示的なハードウェアおよびソフトウェア構成要素
図1を参照すると、ナビゲーションプレビュー生成システムが実装され得る例示的な通信システム100が、「マッピングアプリケーション22」と呼ばれることもある地理的アプリケーション22を実行するように構成された、クライアントコンピューティングデバイス10(本明細書では「クライアントデバイス」とも呼ぶ)を含む。実装形態に応じて、アプリケーション22は、対話型デジタル地図を表示すること、音声ナビゲーション案内を含む運転、歩行、または他のナビゲーション案内を提供するためにルート設定データを要求し、受け取ること、様々なジオロケートされた(geolocated)コンテンツを提供すること、ルートセグメントのパノラマストリートレベル画像を含むナビゲーションプレビューを提供することなどを行うことができる。クライアントデバイス10は、様々な場所へと進みながらデジタル地図を表示するユーザによって操作され得る。

クライアントデバイス10に加えて、通信システム100は、クライアントデバイス10にナビゲーションプレビューを提供するように構成されたサーバデバイス60を含む。サーバデバイス60は、例示的な一実装形態では、ユーザが進んだ履歴ルート、ユーザの自宅場所、ユーザの勤務地、およびユーザの他の記憶された場所を含む場合がある、ユーザについてのユーザプロファイルを記憶するデータベース80に通信可能に結合され得る。ユーザプロファイルは、以前のナビゲーション要求またはナビゲーションプレビューとのユーザの対話を示すデータなど、ユーザ対話データを含む場合もある。さらに、ユーザプロファイルは、ユーザが従わなかった操作、ユーザが代替のナビゲーション案内を要求した操作、ユーザが見たと思われなかった標識の表示などの、ユーザ行動データを含んでもよい。ユーザプロファイルに加えて、データベース80は、ルートセグメントに対する操作のタイプ、操作と前の操作との間の距離および/または時間、操作についての複雑さレベル、ルートセグメントの位置、ルートセグメント上の交通量などを含む、ルートセグメントの特性を記憶してもよい。ユーザ特性および操作特性について、図2を参照しながら以下でさらに詳細に説明する。

より一般的には、サーバデバイス60は、任意のタイプの適切な地理空間情報、または地理的コンテキストに結びつけられ得る情報を記憶する、1つまたは複数のデータベースと通信することができる。通信システム100はまた、たとえば、運転、歩行、自転車運転、または公共交通の案内を提供する、ナビゲーションデータサーバ34を含み得る。さらに、通信システム100は、地図表示を生成するためにサーバデバイス60に地図データを提供する、地図データサーバ50を含み得る。通信システム100において動作するデバイスは、通信ネットワーク30を介して相互接続され得る。

様々な実装形態では、クライアントデバイス10は、スマートフォン、タブレットコンピュータであり得る。クライアントデバイス10は、メモリ20と、1つまたは複数のプロセッサ(CPU)16と、グラフィクス処理ユニット(GPU)12と、マイクロフォンおよびスピーカーを含むI/Oモジュール14と、ユーザインターフェース(UI)32と、全地球測位システム(GPS)モジュールを含む1つまたは複数のセンサー19とを含み得る。メモリ20は、非一時的メモリであってもよく、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、他のタイプの永続的メモリなどの、1つまたは複数の好適なメモリモジュールを含み得る。I/Oモジュール14は、たとえば、タッチスクリーンであり得る。様々な実装形態では、クライアントデバイス10は、図1に示されたものよりも少ない構成要素、または逆に、追加の構成要素を含み得る。他の実施形態では、クライアントデバイス10は、任意の適切なポータブルまたは非ポータブルコンピューティングデバイスであり得る。たとえば、クライアントデバイス10は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、スマートウォッチまたはスマートグラスなどのウェアラブルデバイス、車両ヘッドユニットなどであり得る。

メモリ20は、任意のタイプの好適なモバイルまたは汎用オペレーティングシステムであり得る、オペレーティングシステム(OS)26を記憶する。OS26は、アプリケーションがセンサーの読取値を取り出すことを可能にする、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)機能を含み得る。たとえば、クライアントデバイス10上で実行するように構成されたソフトウェアアプリケーションは、その瞬間にクライアントデバイス10の現在の位置を取り出すためのOS26のAPIを呼び出す命令を含み得る。APIは、APIが推定値にどの程度の確信があるかの定量的表示を(たとえば、百分率として)返すこともできる。

メモリ20は、マッピングアプリケーション22も記憶し、マッピングアプリケーション22は、上記のように、対話型デジタル地図を生成し、かつ/または他の地理的機能を実行するように構成される。マッピングアプリケーション22は、ナビゲーション指示、ナビゲーションプレビューのためのルートセグメントのサブセット、ナビゲーションプレビューに含めるための各ルートセグメントの視覚的および/または音声データを受け取り、ナビゲーションディスプレイ24を介して視覚的および/または音声データを提供することができる。マッピングアプリケーション22はまた、運転、歩行、または公共交通の案内を表示し、一般に、ナビゲーションディスプレイ24を介して、地理、ジオロケーション、ナビゲーションなどに関係する機能を提供することができる。

図1は、マッピングアプリケーション22をスタンドアロンアプリケーションとして示しているが、マッピングアプリケーション22の機能はまた、クライアントデバイス10上で実行する別のソフトウェアアプリケーションのためのプラグインまたは拡張などとして、クライアントデバイス10上で実行するウェブブラウザを介してアクセス可能なオンラインサービスの形態で提供され得ることに留意されたい。マッピングアプリケーション22は一般に、異なるそれぞれのオペレーティングシステムの異なるバージョンで提供され得る。たとえば、クライアントデバイス10のメーカーは、Android(商標)プラットフォーム用のマッピングアプリケーション22を含むソフトウェア開発キット(SDK)、iOS(商標)プラットフォーム用の別のSDKなどを提供することができる。

いくつかの実装形態では、サーバデバイス60は、1つまたは複数のプロセッサ62と、メモリ64とを含む。メモリ64は、有形の非一時的メモリであってもよく、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、他のタイプの永続的メモリなどを含む、任意のタイプの好適なメモリモジュールを含んでもよい。メモリ64は、ナビゲーションプレビュージェネレータ68を構成するプロセッサ62上で実行可能な命令を記憶し、ナビゲーションプレビュージェネレータ68が、出発地から目的地までのナビゲーション案内のセットについてのナビゲーションプレビューを生成することができる。ナビゲーションプレビュージェネレータ68はまた、出発地から目的地までのユーザのためのナビゲーション案内の要求を受け取る場合があり、ルートにより出発地から目的地まで進むためのナビゲーション指示のセットを取り出し得る。ルートは、ルートセグメントのセットを含むことができ、各ルートセグメントは、ルートセグメントの中間点にまたはその近くにウェイポイント位置を有する。各ルートセグメントは、操作を行うためのナビゲーション案内のセットにおけるナビゲーション指示に対応し、かつ/または交通信号もしくはPOIを通過する。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は次いで、ナビゲーションプレビューに含めるためのルートセグメントのサブセットを選択してもよい。ルートセグメントのサブセットは、ルート上の候補ルートセグメントの各々にスコアまたはランキングを割り当てることによって選択され得る。候補ルートセグメントは、候補ルートセグメントに関連する操作の特性に基づいて、またはユーザが候補ルートセグメントを熟知していることなどのユーザ特性に基づいて、スコア付けされてもよい。ユーザ特性に依存しない、ルートセグメント自体の特性など、ルートセグメントの他の特性もまた、使用されてもよい。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、選択されたルートセグメントのウェイポイントを取り囲むエリアのパノラマストリートレベル画像を含む場合がある、各選択されたルートセグメントについてのプレビューを生成してもよい。プレビューはまた、選択されたルートセグメントに対する操作を説明する音声を含んでもよく、この音声は、ナビゲーション中に提供される音声ナビゲーション指示とは異なる。たとえば、プレビュー中の音声は、左側に新しい充電ステーションが現れるなどの、ナビゲーション中に提供される音声からの追加の詳細を有してもよい。プレビュー中の音声はまた、ナビゲーション中に提供される音声から追加のコンテキストを提供してもよい。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ルートセグメントの選択されたサブセットについてのナビゲーションプレビューをユーザデバイス10に提供してもよく、それらは次いで、UIおよび/またはスピーカーを介してナビゲーションディスプレイ24によって提供される。いくつかの実装形態では、ナビゲーションプレビューは、ナビゲーション案内のセットのプレビューを見るために、マッピングアプリケーション22によって、ユーザがユーザコントロールを選択することに応答して提供される。

ナビゲーションプレビュージェネレータ68およびナビゲーションディスプレイ24は、ナビゲーションプレビュー生成システムの構成要素として動作することができる。代替的に、ナビゲーションプレビュー生成システムは、サーバ側の構成要素のみを含み、単に、ナビゲーションプレビューを提供するための命令をナビゲーションディスプレイ24に提供することができる。言い換えると、これらの実施形態におけるナビゲーションプレビュー生成技法は、ナビゲーションディスプレイ24に対して透過的に実装され得る。別の代替形態として、ナビゲーションプレビュージェネレータ68の機能全体が、ナビゲーションディスプレイ24において実装され得る。

簡単のために、図1は、サーバデバイス60を、サーバのただ1つのインスタンスとして示す。しかしながら、いくつかの実装形態によるサーバデバイス60は、各々が1つまたは複数のプロセッサを備え、他のサーバデバイスとは無関係に動作することが可能な、1つまたは複数のサーバデバイスのグループを含む。そのようなグループにおいて動作するサーバデバイスは、ある要求の処理に関連する1つの動作が1つのサーバデバイス上で実行され、同じ要求の処理に関連する別の動作が別のサーバデバイス上で実行される分散的な方法で、または任意の他の好適な技法に従って、(たとえば、可用性に基づいて)個々にクライアントデバイス10からの要求を処理することができる。この説明のために、「サーバデバイス」という用語は、個々のサーバデバイス、または2つ以上のサーバデバイスのグループを指すことがある。

動作時、クライアントデバイス10において動作するナビゲーションディスプレイ24は、データを受信し、サーバデバイス60に送信する。したがって、一例では、クライアントデバイス10は、出発地から目的地までのナビゲーション案内を要求する通信を(サーバデバイス60において実装される)ナビゲーションプレビュージェネレータ68に送信し得る。それに応じて、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、出発地から目的地までのナビゲーション案内のセットを取得し得る。ナビゲーション案内のセットは、ルートのルートセグメントを各々説明するナビゲーション指示を含み得る。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は次いで、ナビゲーションプレビューに含めるためのルートセグメントのサブセットを選択してもよい。

上述のように、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、候補ルートセグメントに関連する操作の特性および/またはユーザの特性に基づいて、各候補ルートセグメントにスコアまたはランキングを割り当てることによって、ルート内の候補ルートセグメントからルートセグメントのサブセットを選択してもよい。図2は、候補ルートセグメントをスコア付けおよび/またはランク付けするために使用され得る例示的なデータテーブル200を示す。いくつかの実施形態では、データテーブル200は、データベース80に記憶され得る。データテーブル200は、操作特性210、ユーザ特性220、ならびに操作特性210およびユーザ特性220に基づく候補ルートセグメントのスコアまたはランキングのうちの1つまたは複数を含み得る。操作特性210は、操作が行われるウェイポイントの位置を含み得る。データテーブルにおけるウェイポイント位置の列は交差点を含んでいるが、位置は、GPS座標、街路住所、または任意の他の好適な位置であってもよい。操作特性210はまた、四叉路での右左折、六叉路での右左折、環状交差点、高速道路の合流、高速道路の離脱、Uターン、急角度の右左折(たとえば、しきい値角度よりも大きい右左折)、緩やかな右左折(たとえば、しきい値角度よりも小さい右左折)、車線変更、直進継続などの操作のタイプを含み得る。

さらに、操作特性は、操作についての複雑さレベルを含み得る。複雑さレベルは、1～100などの複雑さスコアであってもよく、「極低」、「低」、「中」、「高」、「極高」などのカテゴリであってもよく、または任意の他の好適な方法で示されてもよい。操作の複雑さレベルは、四叉路での右左折、六叉路での右左折、ラウンドアバウト、Uターン、高速道路の合流、高速道路の離脱などの、操作タイプに基づいて決定され得る。複雑さレベルはまた、今度の操作と前の操作の間の時間または距離の量に基づいて決定され得る。前の操作のすぐ後に行われる操作は、より高い複雑さレベルを有し得る。さらに、複雑さレベルは、ユーザが操作を実行するために変更する必要のある車線の数に基づいて決定され得る。たとえば、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、前の操作を実行した後のユーザの最初の車線を、次の操作を実行するためのユーザの最後の車線と比較し得る。操作を実行するための車線変更の回数が増えるにつれて、複雑さレベルが上がり得る。

加えて、操作特性210は、操作のためのウェイポイント位置に関心ポイントを含んでもよく、操作のためのウェイポイント位置に信号機または一時停止標識などの交通信号があるかどうかを含んでもよい。いくつかのシナリオでは、ユーザは交通信号を考慮して操作を行う方法(たとえば、左折レーンに入るかどうか、交差点で急角度の左折を行うか、緩やかな左折を行うかなど)を理解したい場合があるので、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、交通信号を有する候補ルートセグメントのスコアを増やしてもよい。さらに、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、特定のPOIが操作のためのウェイポイント位置から見える候補ルートセグメントのスコアを増やしてもよい。言い換えれば、いくつかの実施形態では、選択されるルートセグメントは、ルートセグメントが関心ポイントを近くに有することに基づいて選択されてもよい(たとえば、関心ポイントは、ルートセグメントに対応するパノラマ画像に示される)。いくつかの実施形態は、ナビゲーションプレビューでPOIを見ることが、ナビゲーション中に操作を行うとき、ユーザに基準枠を提供し得るので、ナビゲーションにおいてユーザを支援する技術的効果を達成するために特に有利である。またさらに、操作特性210は、次の操作のためのウェイポイントおよび前の操作のためのウェイポイントからの距離を含んでもよい。上述のように、前の操作のすぐ後に行われる操作は、より高い複雑さレベルを有してもよく、これらの候補ルートセグメントをナビゲーションプレビューに含めると、ユーザが前の操作を行った後に次の操作にいかに速く備える必要があるかを理解する助けとなり得る。

例示的な操作特性210は、操作のためのウェイポイント位置、操作のタイプ、操作複雑さレベル、ウェイポイント位置のPOIおよび/または交通信号、ならびに連続した操作間の距離のうちのいずれか1つまたは複数を操作特性210として含むが、これらは単に説明を容易にするための操作特性の数例であるにすぎない。操作を示す任意の好適な特性が、操作特性210として使用され得る。

操作特性210に加えて、データ200は、ユーザ特性220を含んでもよい。ユーザ特性220は、ユーザ熟知度(familiarity metric)を含んでもよく、ユーザ熟知度は、1～100などの熟知スコアであってもよく、「極低」、「低」、「中」、「高」、「極高」などのカテゴリであってもよく、または任意の他の好適な方法で示されてもよい。候補ルートセグメントについてのユーザ熟知度は、たとえばユーザの過去のナビゲーション要求およびユーザの自宅場所に基づいて決定されてもよい。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ユーザ識別情報データ、過去の運転データ、ユーザの自宅場所などのユーザ固有のデータを取得してもよい。このデータの一部または全部は、マッピングアプリケーション22などのナビゲーションデータを提供するオンラインサービスによって維持されるユーザプロファイルに由来し得る。オンラインサービスはまた、ユーザが、好ましいルート、有料/非有料道路の選択など、ユーザの個人的選択を記憶できるようにしてもよい。加えて、ユーザは、ユーザをユーザの自宅に案内するために選択され得る、または候補ルートセグメントに対してユーザの自宅からの距離を決定するために使用されることがある、自宅場所を記憶することができる。ユーザプロファイルはまた、ユーザの以前のナビゲーション要求を反映することができる。

ナビゲーションプレビュージェネレータ68は次いで、各候補ルートセグメントに対してユーザ熟知度を生成するために、ユーザ固有のデータを使用してもよい。たとえば、候補ルートセグメントがユーザの過去の運転データにおいて反映される場合、また候補ルートセグメントがユーザの自宅に近い(たとえば、2マイル以内)と決定される場合、ユーザ熟知度は非常に高くてもよい。

加えて、ユーザ特性220は、同じくユーザ固有のデータに基づいて決定され得るユーザ適合度(compatibility metric)を含んでもよい。上述のユーザ固有のデータに加えて、ユーザプロファイルは、ユーザが以前のナビゲーション要求中に特定のナビゲーション指示に従ったかどうか、ユーザが以前のナビゲーション要求中に特定のタイプの操作を避けたかどうか、ユーザが以前のナビゲーション要求中に標識を見落としたかどうかなどの、ユーザについての行動データを含んでもよい。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、操作が避けられたか、または過去に不正確に行われたかどうかを決定するために、候補ルートセグメントに対する操作を、ユーザについての行動データと比較してもよい。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、候補ルートセグメントに対する操作が、ユーザが以前に避けた、または行うことができなかった操作と同様であるとき、ユーザ適合度を調整してもよい。このようにして、ユーザが過去に行うのが困難であった操作に備える助けとなる候補ルートセグメントが、ナビゲーションプレビューに含まれる可能性がより高くてもよい。

さらに、ユーザ特性220は、以前のユーザ対話度(interaction metric)を含んでもよい。以前の対話度は、ナビゲーションプレビューとのユーザの以前の対話に基づいて決定されてもよい。ユーザプロファイルは、以前のナビゲーションプレビュー中の各ルートセグメントについて、ユーザが特定のルートセグメントのナビゲーションプレビューを見た時間量、ユーザが特定のルートセグメントのナビゲーションプレビューのための音声を再生した回数、ユーザが特定のルートセグメントのナビゲーションプレビューを見た回数、パノラマストリートレベル画像をパンもしくはズームすること、または特定のルートセグメントがナビゲーションプレビューに含まれるよう要求することなど、ナビゲーションプレビューに対する微調整、ユーザコントロール(たとえば、親指アップまたは親指ダウンボタン)を選択することなどによる、ユーザがルートセグメントを進むのが困難であったか否かを示すユーザフィードバックデータ、などを含んでもよい。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ユーザが以前に、候補ルートセグメントと同じルートセグメントのナビゲーションプレビューを、または候補ルートセグメントと同じもしくは同様の操作を見たあるいはそれらのための音声を再生した回数および時間量に基づいて、以前のユーザ対話度を調整してもよい。加えて、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、候補ルートセグメントと同じルートセグメントへの改良点に基づいて、以前のユーザ対話度を調整してもよい。たとえば、ルートセグメントについてのストリートレベル画像をパンもしくはズームすること、または特にルートセグメントについてのナビゲーションプレビューを要求することは、ユーザがルートセグメントについてのより多くの情報に関心があったことを示し得る。したがってフィードバックループが、特定のルートセグメントについてユーザに提供される情報を最適化するために使用されることがあり(すなわち、いくつかのセグメントについての追加情報を提供し)、それによってナビゲーションの技術的作業を行う際にユーザを支援する技術的効果を促進する。

例示的なユーザ特性220は、ユーザ熟知度、ユーザ適合度、および以前のユーザ対話度のうちのいずれか1つまたは複数をユーザ特性220として含むが、これらは単に説明を容易にするための操作特性の数例であるにすぎない。操作を示す任意の好適な特性が、ユーザ特性220として使用され得る。たとえば、ユーザ特性はまた、ユーザが候補ルートセグメントに対応する操作のためのウェイポイント位置でPOIを選んでいるかどうかについての表示を含み得る。ユーザプロファイルは、ユーザが選ぶPOIおよび/または他のランドマークのリストを含んでもよい。候補ルートセグメントに対応する操作のためのウェイポイント位置のPOIの1つが、ユーザによる好ましいPOIである場合、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、好ましいPOIで停止することに関心がある可能性があるユーザに好ましいPOIを示すために、ナビゲーションプレビューに候補ルートセグメントを含んでもよい。

いずれの場合も、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、候補ルートセグメントに対する操作特性および/またはユーザ特性に基づいて各候補ルートセグメントのスコアまたはランキングを生成し得る。いくつかの実装形態では、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、候補ルートセグメントに対する各操作特性および/またはユーザ特性に対して、個々のスコアを生成し得る。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は次いで、候補ルートセグメントの全体的なスコアを生成するために、任意の好適な方法で個々のスコアを統合または結合することができる。たとえば、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、各個々のスコアに重みを割り当て、重み付けされたスコアを合わせて、候補ルートセグメントの全体的なスコアを生成してもよい。ナビゲーションプレビュージェネレータ68はまた、より低い個々のスコアが、ナビゲーションプレビューに候補ルートセグメントを含む必要性を高めるときなどに、個々のスコアのいくつかの逆数を結合してもよい。たとえば、より低いユーザ適合度は、ユーザが候補ルートセグメントに対して操作を行うことが困難であることを示す可能性があり、ナビゲーション指示に従う前にナビゲーションプレビューで操作を検討するためにより多くの時間が必要である可能性がある。

他の実装形態では、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、回帰分析(たとえば、ロジスティック回帰、線形回帰、または多項式回帰)、k近傍法、決定木、ランダムフォレスト、ブースティング(たとえば、極端な勾配ブースティング)、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン、深層学習、強化学習、ベイジアンネットワークなどの、様々な機械学習技法を使用して、各候補ルートセグメントのスコアまたはランキングを生成し得る。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、操作特性、ユーザ特性、および以前のナビゲーションプレビューに含まれたルートセグメントについての所定のスコアを含む訓練データに基づいて、機械学習モデルを生成し得る。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は次いで、ユーザによって要求されたルート内のルートセグメントについてのスコアを決定するための機械学習モデルを生成するために、訓練データを分析する。次いでナビゲーションプレビュージェネレータ68は、候補ルートセグメントの各々についての操作特性およびユーザ特性を機械学習モデルに適用して、候補ルートセグメントのスコアを生成する。この実装形態では、機械学習技法は、ナビゲーションの特定の技術的適用例に採用され、ナビゲーションの技術的作業を行う際にユーザを支援する。言い換えれば、機械学習技法は、ナビゲーションのコンテキストで技術的目的を果たし、ナビゲーションにおいてユーザを支援する技術的効果を生み出すことに寄与する。

いずれの場合も、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、しきい値スコアを上回る全体的なスコアを有する、または全体的なスコアに従ってしきい値ランキングを上回ってランク付けされた、候補ルートセグメントのサブセットを選択し得る。ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ルートセグメントの選択されたサブセットをナビゲーションプレビューに含めてもよい。いくつかの実装形態では、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、マッピングアプリケーション22によって表示するために、ナビゲーション案内のセットをクライアントデバイス10に提供してもよい。ナビゲーションプレビュージェネレータ68はまた、ルートセグメントの選択されたサブセットに基づいてクライアントデバイス10がナビゲーションプレビューを生成するために、ルートセグメントの選択されたサブセットの表示を、クライアントデバイス10に提供してもよい。他の実装形態では、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ルートセグメントの選択されたサブセットに基づいてナビゲーションプレビューを生成し、ナビゲーションプレビューをクライアントデバイス10に提供してもよい。次いで、ナビゲーションプレビューを提供するためにマッピングアプリケーション22内のユーザコントロールの選択を受け取ることに応答して、クライアントデバイス10は、ルートセグメントの選択されたサブセットについてのナビゲーションプレビューを提供してもよい。

いくつかの実装形態では、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ナビゲーション案内のセットとともにナビゲーションプレビューを生成し、ナビゲーション案内のセットおよびナビゲーションプレビューをクライアントデバイス10に提供する。他の実装形態では、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ナビゲーション案内のセットを取得し、ナビゲーション案内のセットをクライアントデバイス10に提供する。次いで、ナビゲーションプレビューを見るためのユーザコントロールの選択を受け取ることに応答して、クライアントデバイス10は、ナビゲーション案内のセットのプレビューの要求を送信し、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、クライアントデバイス10にプレビューを生成し、提供する。

ルートセグメントの選択されたサブセット中の各ルートセグメントについて、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ルートセグメントに対応するエリアのパノラマストリートレベル画像の表示を生成してもよい。パノラマストリートレベル画像は、通りまで歩いて近隣を探索する体験をシミュレートするための、ユーザの現在の位置からのユーザの周囲のストリートレベルのビューなど、特定の地理的場所からユーザによって見られ得る現実世界の物体を含む、ジオロケートされた画像の写真のように高精細の表現を指し得る。パノラマストリートレベル画像は、広角レンズもしくは魚眼レンズ付きの高解像度カメラ、および/または奥行きを検出するためのLIDAR(光検出および測距)センサーなどの画像センサーなどの特殊な機器を使用して取り込まれてもよい。カメラによってまたは狭角レンズを有するいくつかのカメラによって取り込まれた、ジオロケートされた画像のいくつかの写真が、次いで綴じ合わせられ、パノラマストリートレベル画像を生成してもよい。パノラマストリートレベル画像は、仮想円柱の矩形断面など、ユーザがシーンの中央にいる感覚をシミュレートするために仮想円柱の表面に、またはユーザの視点を軸として展開される3次元個体の任意の他の表面に、レンダリングされてもよい。別の例として、パノラマストリートレベル画像は、現実世界の建造物、木、標識、およびパノラマビューによって表される地理的エリア内に位置する他の物体の3次元レンダリングを含んでもよい。さらに、パノラマストリートレベル画像は、仮想円柱に投影された写真、および地理的エリア内に位置する現実世界の物体の3次元レンダリングの任意の組合せを含んでもよい。パノラマストリートレベル画像は、仮想カメラの視点から表示されてもよい。

いくつかの実装形態では、データベース80または地図データサーバなどのサーバは、いくつかの地理的エリアについてのパノラマストリートレベル画像を記憶してもよい。選択されたサブセット中のルートセグメントについて、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ルートセグメントに対応する地理的エリアについてのパノラマストリートレベル画像を取得してもよい。いくつかの実装形態では、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ルートセグメントに対する操作のためのウェイポイント位置に至るまで、ウェイポイント位置、およびウェイポイント位置の後の地理的エリアについてのパノラマストリートレベル画像を示すビデオフレームを含む、ルートセグメントのビデオ表示を生成してもよい。

パノラマストリートレベル画像に加えて、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ナビゲーションプレビューを含むために音声を生成してもよい。いくつかの実装形態では、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、一部のルートセグメントに音声を生成し、他のルートセグメントには生成しない。たとえば、ユーザが、ユーザの熟知度によればルートセグメントを熟知しているとき、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ルートセグメントに音声を生成しなくてもよい。別の例では、ルートセグメントの複雑さレベルが、しきい値複雑度を下回るとき、ナビゲーションプレビュージェネレータ68は、ルートセグメントに音声を生成しなくてもよい。いずれの場合も、音声は、ルートセグメントに対する操作の説明を含んでよく、ナビゲーションプレビューのための音声は、ナビゲーション中に提供される音声ナビゲーション指示とは異なる。たとえば、ナビゲーションプレビューのための音声は、ナビゲーション中に与えられる音声ナビゲーション指示よりも詳細であってもよい。プレビュー中の音声はまた、ナビゲーション中に提供される音声から追加のコンテキストを提供してもよい。より詳細には、ナビゲーションプレビューのための音声は、操作の説明、操作を行うときユーザを誘導する助けとなり得るPOIまたは他のランドマークの説明、操作を行うときユーザを誘導する助けとなり得る交通信号の説明などを含んでもよい。言い換えれば、音声情報の形態で提供される追加の情報は、ナビゲーションの技術的作業、および詳細にはナビゲーション中の操作を実行するという技術的作業を行う際にユーザを支援することができる。たとえば、ナビゲーション中の音声ナビゲーション指示は、「500フィート先で、左折してState Streetに入ります」であってもよく、ナビゲーションプレビュー中の音声は、「500フィート先で、信号機に近づくと、左にJoe's Coffeeが見えます。信号機で左折レーンに入り、緩やかに左折すると、左折後に右側にFred's Gas Stationが見えます」と説明してもよい。そのような追加の情報(たとえば、Joe's Coffeeが左にあること)は、実際に操作を行っているときには不必要である可能性がある。したがって、ユーザが情報にアクセスでき、情報を記憶することができるように、この情報を前もって、ルートセグメントのプレビュー中に提供することが有利である。この情報を前もって提供して、ユーザが操作を行っているときの注意力散漫を防ぎ、ユーザがより安全に操作を行うことを可能にする。

例示的なナビゲーションディスプレイおよびナビゲーションプレビュー
上述のように、出発地から目的地までのナビゲーション案内の要求に応じて、クライアントデバイス10上で実行しているマッピングアプリケーション22は、ナビゲーションディスプレイ24を介してナビゲーション案内を提供し得る。図3は、出発地304から目的地306までのルート302を示し、ナビゲーションプレビューを見るためのユーザコントロール308を含む、例示的なナビゲーションディスプレイ300を示す。

ユーザコントロール308の選択を受け取ることに応答して、ナビゲーションディスプレイ24は、パノラマストリートレベル画像および/またはルート内のルートセグメントの選択されたサブセットについての音声を含むナビゲーションプレビューを提供し得る。ナビゲーションプレビューはまた、特定のルートセグメントについてのパノラマストリートレベル画像の表示をパンまたはズームするために、およびナビゲーションプレビューを終了するために、1つのルートセグメントから次のルートセグメントに進むためのユーザコントロールを含んでもよい。これは、ユーザがナビゲーションの前にプレビュー情報を処理することができるように、プレビュー上に追加のコントロールをユーザに提供する。さらに、ナビゲーションプレビューは、特定のルートセグメントに対する操作を説明する音声を再生するためのユーザコントロールを含んでもよく、および/またはナビゲーションプレビューは、特定のルートセグメントについてのパノラマストリートレベル画像が提供されるとき、音声を自動的に再生してもよい。またさらに、ナビゲーションプレビューは、ユーザが操作のビデオ実演(video enactment)を見ることができるように、特定のルートセグメントに対する操作のためのウェイポイント位置に至るまで、ウェイポイント位置、およびウェイポイント位置の後のエリアについてのパノラマストリートレベル画像のビデオを含んでもよい。

図4A～図4Cは、ルートセグメントに対する操作に至るまで400、操作中430、および操作後460のエリアを示すパノラマストリートレベル画像のビデオフレームを含む、特定のルートセグメントのプレビューの例示的なビデオフレーム400～460を示す。図4Aに示すように、ルートセグメントに対する操作に至るまでのエリアを示すパノラマストリートレベル画像400は、操作のためのウェイポイントの距離からのビューで提供される。このようにして、ユーザは、ユーザがどこからウェイポイントに近づいていくかを見ることができる。ビデオフレーム400は、操作を説明する音声を再生するためのユーザコントロールを含んでもよく、ビデオを停止、再生、および一時停止するためのユーザコントロールを含んでもよい。ビデオフレーム400はまた、ユーザが操作のビデオ実演を見ることなく、パノラマストリートレベル画像をパンおよびズームすることができるように、ビデオモードを終了するためのユーザコントロールを含んでもよい。またさらに、ビデオフレームは、ナビゲーションプレビューにおいて次のルートセグメントに進むためのユーザコントロール402を含む。図4Bに示すように、ルートセグメントに対する操作中のエリアを示すパノラマストリートレベル画像430は、操作のためのウェイポイントの真上のまたは近くのビューで提供される。図4Cに示すように、ルートセグメントに対する操作の後のエリアを示すパノラマストリートレベル画像460は、操作のためのウェイポイントをもはや示さないビューで提供され、代わり次のルートセグメントのエリアをルート上に示し始める。パノラマストリートレベル画像はまた、曲がる場所を示す、標識を指す矢印、POIまたは交通信号を指す矢印など、パノラマストリートレベル画像上に重ね合わせられた視覚的インジケータを含んでもよい。

いくつかの実装形態では、クライアントデバイス10は、車両ヘッドユニットを有する車両内で動作し得る。クライアントデバイス10は、有線(たとえば、ユニバーサルシリアルバス(USB))、またはワイヤレス(たとえば、Bluetooth、Wi-Fi Direct)であることがある通信リンクを介して、車両ヘッドユニットと通信する。そのような実装形態では、車両ヘッドユニットは、クライアントデバイス10がナビゲーションプレビューを提供しながら、ナビゲーション案内を提供し得る。さらに車両が停止または駐車しているとき、車両ヘッドユニットは、ルート上での次の操作をプレビューするためにユーザにナビゲーションプレビューを提供し得る。

またいくつかの実装形態では、クライアントデバイス10は、予想される日付および/または時刻を取得し得る。たとえば、ユーザは、次の移動に対するナビゲーション案内を要求してもよく、マッピングアプリケーションでユーザコントロールによって移動の日付および/または時刻を示してもよい。別の例では、ユーザが移動を始める少し前にナビゲーションプレビューを検討するつもりであるとき、予想される日付および/または時刻は、現在時刻であり得る。いずれの場合も、クライアントデバイス10は、移動についての予想される日付および/または時刻に従って、パノラマストリートレベル画像のスタイルパラメータを調整し得る。たとえば、移動についての予想される日付および/または時刻が夜である場合、パノラマストリートレベル画像は、パノラマストリートレベル画像の昼間のビューよりも暗い地物を有する夜のビューで提供されてもよい。別の例では、予想される日付および/または時刻が冬の間、または天気予報が雨の時刻であるとき、パノラマストリートレベル画像は、雪または雨を含んでもよい。また別の例では、予想される日付および/または時刻が、交通状態が混雑していると予想されるときである場合、パノラマストリートレベル画像は、道路上にいくつかの車両を含んでもよい。予想される日付および/または時刻が、交通状態がすいていると予想されるときである場合、パノラマストリートレベル画像は、道路上に車両を含まなくてもよく、または道路上に少数の車両を含んでもよい。いくつかの実装形態では、クライアントデバイス10は、ユーザがナビゲーション案内を進むつもりであるとき、予想される日付および/または時刻を、サーバデバイス60に送信してもよい。サーバデバイス60はしたがって、たとえば、予想される日付および/または時刻の天気予報を取得し、推定される天候状態に従ってパノラマストリートレベル画像を調整すること、または予想される日付の日の出および日の入り時刻を取得し、日の出および日の入り時刻を予想される時間と比較して、移動が日中に行われるか、または夜に行われるかを決定することによって、パラメータストリートレベル画像のスタイルパラメータを調整してもよい。これらの実装形態は、スタイルパラメータを調整することにより、ユーザが特定の条件下のルートセグメントをよく知るようになることができるので特に有利である。たとえば、ユーザは、日中のルートセグメントとは異なって見える可能性がある、夜のルートセグメントの外観を知るようにされ得る。ユーザはナビゲートすることになる様々なルートセグメントの外観をすでに知っていることになるので、ユーザはしたがって、ナビゲーションを行う際にこれらの地物によってさらに支援される。

移動についての時刻および/または時期、天候状態などを含む移動状態は、各ルートセグメントの特性として含まれる場合もある。したがって、サーバデバイス60は、候補ルートセグメントに対して、移動状態ならびに場合によっては操作特性および/またはユーザ特性に基づいて、各候補ルートセグメントのスコアまたはランキングを生成してもよい。いくつかの実装形態では、サーバデバイス60は、各操作特性に、候補ルートセグメントの各ユーザ特性に、および候補ルートセグメントの各移動状態に、個々のスコアを生成してもよい。サーバデバイス60は次いで、候補ルートセグメントに対する全体的なスコアを生成するために、任意の好適な方法で個々のスコアを統合または結合し得る。たとえば、サーバデバイス60は、各個々のスコアに重みを割り当て、重み付けされたスコアを結合して、候補ルートセグメントの全体的なスコアを生成してもよい。

図5は、サーバデバイス60で実装され得る、ナビゲーション案内プレビューを提供するための例示的な方法500を示す。この方法は、コンピュータ可読メモリ上に記憶された、サーバデバイス60の1つまたは複数のプロセッサにおいて実行可能な、命令のセットにおいて実施され得る。たとえば、この方法は、ナビゲーションプレビュージェネレータ68によって実施され得る。

ブロック502において、ルートによる出発地から目的地までのナビゲートを求める、ナビゲーション案内の要求が受け取られる。要求は、マッピングアプリケーション22を実行しているクライアントデバイス10から受け取られ得る。ブロック504において、サーバデバイス60は、要求に応答してナビゲーション案内のセットを生成する。ナビゲーション案内のセットは、出発地から目的地までのナビゲーション案内を求める要求をナビゲーションサーバ34に送信することによって生成され得る。ナビゲーションサーバ34は、したがってナビゲーション案内のセットをサーバデバイス60に送信することができ、ナビゲーション案内のセットは、それぞれのウェイポイントでルートの各セグメントから次のセグメントまでナビゲートするためのナビゲーション指示を含む。

ブロック506において、サーバデバイス60は、ナビゲーションプレビューに含めるためのルートの候補ルートセグメントのサブセットを選択する。サーバデバイス60は、ルート上の各候補ルートセグメントにスコアおよび/またはランキングを割り当てること、およびしきい値スコアを上回るスコアの、またはしきい値ランキングを上回るランキングの候補ルートセグメントを選択することによって、候補ルートセグメントのサブセットを選択し得る。サーバデバイス60は、候補ルートセグメントの特性および/またはユーザ特性に基づいて、候補ルートセグメントをスコア付けまたはランク付けする。

候補ルートセグメントの特性は、候補ルートセグメントに対応する操作が行われるウェイポイントの位置、操作のタイプ、操作の複雑さレベル、操作のためのウェイポイント位置の関心ポイント、操作のためのウェイポイント位置に信号機または一時停止の標識などの交通信号があるかどうか、次の操作のためのウェイポイントおよび前の操作のウェイポイントからの距離などのうちの、1つまたは複数を含み得る。

ユーザ特性は、たとえばユーザの過去のナビゲーション要求およびユーザの自宅場所に基づいて決定され得るユーザ熟知度を含み得る。ユーザ特性はまた、ユーザが以前のナビゲーション要求中に特定のナビゲーション指示に従ったかどうか、ユーザが以前のナビゲーション要求中に特定のタイプの操作を避けたかどうかなど、ユーザについての行動データに基づいて決定され得るユーザ適合度を含み得る。ユーザ適合度は、操作が避けられたか、または過去に不正確に行われたかどうかを決定するために、候補ルートセグメントに対する操作を、ユーザについての行動データと比較することによって決定され得る。さらに、ユーザ特性は、ナビゲーションプレビューとのユーザの以前の対話に基づいて決定され得る以前のユーザ対話度を含んでもよい。

サーバデバイス60は、候補ルートセグメントに対する操作特性および/またはユーザ特性に基づいて、各候補ルートセグメントのスコアまたはランキングを生成してもよい。いくつかの実装形態では、サーバデバイス60は、候補ルートセグメントに対して各操作特性に対する、および各ユーザ特性に対する個々のスコアを生成し得る。サーバデバイス60は次いで、候補ルートセグメントに対する全体的なスコアを生成するために、任意の好適な方法で個々のスコアを統合または結合し得る。たとえば、サーバデバイス60は、各個々のスコアに重みを割り当て、重み付けされたスコアを結合して、候補ルートセグメントの全体的なスコアを生成してもよい。サーバデバイス60はまた、たとえばより低い個々のスコアが、ナビゲーションプレビューに候補ルートセグメントを含める必要を増すときなど、個々のスコアのいくつかの逆数を結合してもよい。

次いで、サーバデバイス60は、各選択されたルートセグメントのナビゲーションプレビューを提示のためにクライアントデバイス10に、たとえばナビゲーションディスプレイ24を介して提供する(ブロック508)。いくつかの実装形態では、サーバデバイス60は、マッピングアプリケーション22によって表示するために、ナビゲーション案内のセットをクライアントデバイス10に提供してもよい。サーバデバイス60はまた、クライアントデバイス10がルートセグメントの選択されたサブセットに基づいてナビゲーションプレビューを生成するために、ルートセグメントの選択されたサブセットの表示をクライアントデバイス10に提供してもよい。

他の実装形態では、サーバデバイス60は、ルートセグメントの選択されたサブセットに基づいてナビゲーションプレビューを生成し、ナビゲーションプレビューをクライアントデバイス10に提供してもよい。次いで、ナビゲーションプレビューを提供するためにマッピングアプリケーション22内のユーザコントロールの選択を受け取ることに応答して、クライアントデバイス10は、ルートセグメントの選択されたサブセットについてのナビゲーションプレビューを提供してもよい。

いくつかの実装形態では、サーバデバイス60は、ナビゲーション案内のセットとともにナビゲーションプレビューを生成し、ナビゲーション案内のセットおよびナビゲーションプレビューをクライアントデバイス10に提供する。他の実装形態では、サーバデバイス60は、ナビゲーション案内のセットを取得し、ナビゲーション案内のセットをクライアントデバイス10に提供する。次いで、ナビゲーションプレビューを見るためのユーザコントロールの選択を受け取ることに応答して、クライアントデバイス10は、ナビゲーション案内のセットのプレビューの要求を送信し、サーバデバイス60は、クライアントデバイス10にプレビューを生成し、提供する。

ルートセグメントの選択されたサブセット中の各ルートセグメントについて、サーバデバイス60は、ルートセグメントに対応するエリアのパノラマストリートレベル画像の表示を生成してもよい。いくつかの実装形態では、サーバデバイス60は、ルートセグメントに対する操作のためのウェイポイント位置に至るまで、ウェイポイント位置、およびウェイポイント位置の後の地理的エリアについてのパノラマストリートレベル画像を示すビデオフレームを含む、ルートセグメントのビデオ表示を生成してもよい。

パノラマストリートレベル画像に加えて、サーバデバイス60は、ナビゲーションプレビューを含むために音声を生成してもよい。音声は、ルートセグメントに対する操作の説明を含んでよく、ナビゲーションプレビューのための音声は、ナビゲーション中に与えられる音声ナビゲーション指示とは異なる。たとえば、ナビゲーションプレビューのための音声は、ナビゲーション中に提供される音声ナビゲーション指示よりも詳細であってもよい。プレビュー中の音声は、ナビゲーション中に提供される音声から追加のコンテキストを提供してもよい。より詳細には、ナビゲーションプレビューのための音声は、操作の説明、操作を行うときユーザを誘導する助けとなり得るPOIまたは他のランドマークの説明、操作を行うときユーザを誘導する助けとなり得る交通信号の説明などを含んでもよい。

いくつかの実装形態では、方法は、サーバデバイス60およびクライアントデバイス10の組合せによって実施され得る。たとえば、サーバデバイス60がルートセグメントを生成し、ルートセグメントの各々にスコアまたはランキングを割り当てると同時に、クライアントデバイス10は、たとえば、割り当てられたスコアまたはランキングに基づいて、ナビゲーションプレビューに含めるためのルートの候補ルートセグメントのサブセットを選択し得る。別の例では、クライアントデバイスは、ルートセグメントの各々にスコアもしくはランキングを割り当ててもよく、またはスコアを調整するか、もしくはルートセグメントを再ランク付けしてもよい。次いでクライアントデバイス10は、調整されたスコアまたはランキングに基づいて、候補ルートセグメントのサブセットを選択してもよい。

図6は、クライアントデバイス10で実装され得る、ナビゲーション案内プレビューを提供するための例示的な方法600を示す。この方法は、コンピュータ可読メモリ上に記憶された、クライアントデバイス10の1つまたは複数のプロセッサにおいて実行可能な、命令のセットにおいて実施され得る。たとえば、この方法は、ナビゲーションディスプレイ24によって実施され得る。

ブロック602において、ルートによる出発地から目的地までのナビゲートを求める、ナビゲーション案内の要求が受け取られる。ブロック604において、クライアントデバイス10は、要求に応答してナビゲーション案内のセットを取得する。ナビゲーション案内のセットは、出発地から目的地までのナビゲーション案内を求める要求をサーバデバイス60に送信することによって取得され得る。サーバデバイス60は、次いでナビゲーション案内のセットをクライアントデバイス10に送信してもよく、ナビゲーション案内のセットは、それぞれのウェイポイントでルートの各セグメントから次のセグメントまでナビゲートするためのナビゲーション指示を含む。

次いで、ブロック606において、クライアントデバイスは、ルートセグメントのサブセットについてのナビゲーションプレビューを提供する。いくつかの実装形態では、クライアントデバイス10は、ルートのプレビューを見るためのユーザコントロールを備えたマッピングアプリケーション22により、出発地から目的地までのルートの表示を提供し得る。クライアントデバイス10は、次いで、ユーザコントロールの選択を受け取ることに応答して、ナビゲーションプレビューを提供し得る。

ルートセグメントのサブセットの各々について、ナビゲーションプレビューは、ルートセグメントに対応するエリアのパノラマストリートレベル画像と、ルートセグメントに対する操作の音声の説明とを含み得る。ナビゲーションプレビューにおける音声の説明は、ナビゲーション中に含まれる音声ナビゲーション指示とは異なっていてもよく、ナビゲーション中には省略される追加の詳細を含んでもよい。いくつかの実装形態では、クライアントデバイス10は、ルートセグメントに対する操作のためのウェイポイント位置に至るまで、ウェイポイント位置、およびウェイポイント位置の後の地理的エリアについてのパノラマストリートレベル画像を示すビデオフレームを含む、ナビゲーションプレビューにおけるルートセグメントのビデオ表示を提供してもよい。

またいくつかの実装形態では、クライアントデバイス10は、ナビゲーションプレビューにおいて、1つのルートセグメントから次のルートセグメントへ進むことと、ユーザがパノラマストリートレベル画像内でパンおよびズームすることができる対話モードから、ルートセグメントに対する操作のビデオ実演を提示するビデオモードに切り替えることと、ビデオを停止、再生、および一時停止することと、パノラマストリートレベル画像をパンおよびズームすることと、ナビゲーションプレビューを終了することとを行うための、ユーザコントロールを提供してもよい。

いくつかの実装形態では、方法は、サーバデバイス60およびクライアントデバイス10の組合せによって実施され得る。たとえば、クライアントデバイス10は、ルートセグメントのサブセットについてのナビゲーションプレビューを提示し得ると同時に、サーバデバイス60は、ナビゲーションプレビューに含めるための、ルートセグメントに対する操作の音声の説明を生成し得る。他の実装形態では、クライアントデバイス10は、ナビゲーションプレビューに含めるための、ルートセグメントに対する操作の音声の説明を生成する。

追加の考慮事項
以下の追加の考慮事項が、上記の説明に適用される。本明細書の全体にわたって、複数のインスタンスは、単一のインスタンスとして説明された構成要素、動作、または構造を実装し得る。1つまたは複数の方法の個々の動作が、別個の動作として示され説明されているが、個々の動作のうちの1つまたは複数は、同時に実行されることがあり、それらの動作が図示された順序で実行されることを要求するものは何もない。例示的な構成において別個の構成要素として提示された構造および機能は、組み合わせられた構造または構成要素として実装され得る。同様に、単一の構成要素として提示された構造および機能は、別個の構成要素として実装され得る。これらおよび他の変形、変更、追加、および改良は、本開示の主題の範囲内に入る。

追加として、いくつかの実施形態について、論理、またはいくつかの構成要素、モジュール、もしくは機構を含むものとして、本明細書で説明している。モジュールは、ソフトウェアモジュール(たとえば、機械可読媒体に記憶されたコード)、またはハードウェアモジュールのいずれかを構成し得る。ハードウェアモジュールは、いくつかの動作を実行することが可能な有形のユニットであり、ある方法で構成または配置され得る。例示的な実施形態では、1つもしくは複数のコンピュータシステム(たとえば、スタンドアロン、クライアント、またはサーバコンピュータシステム)、またはコンピュータシステムの1つもしくは複数のハードウェアモジュール(たとえば、プロセッサ、またはプロセッサのグループ)は、本明細書で説明するようないくつかの動作を実施するように動作するハードウェアモジュールとして、ソフトウェア(たとえば、アプリケーション、またはアプリケーション部分)によって構成され得る。

様々な実施形態では、ハードウェアモジュールは、機械的または電子的に実装され得る。たとえば、ハードウェアモジュールは、いくつかの動作を実行するように(たとえば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用プロセッサとして)永続的に構成される、専用回路または論理を備え得る。ハードウェアモジュールはまた、いくつかの動作を実行するようにソフトウェアによって一時的に構成される、(たとえば、汎用プロセッサまたは他のプログラマブルプロセッサに包含されるような)プログラマブル論理または回路を備え得る。ハードウェアモジュールを機械的に、専用の永続的に構成された回路において、または(たとえば、ソフトウェアによって構成された)一時的に構成された回路において実装するための判断は、コストおよび時間の考慮事項によって動かされ得ることが諒解されよう。

したがって、ハードウェアという用語は、ある方式で動作するように、または本明細書において説明されるいくつかの動作を実行するように、物理的に構築されるエンティティであるか、永続的に構成される(たとえば、ハードワイヤード)エンティティであるか、または一時的に構成される(たとえば、プログラムされる)エンティティであるかにかかわらず、有形のエンティティを包含すると理解されるべきである。ハードウェアモジュールが一時的に構成される(たとえば、プログラムされる)実施形態を考えると、ハードウェアモジュールの各々は、時間内にいずれか1つのインスタンスにおいて構成またはインスタンス化される必要はない。たとえば、ハードウェアモジュールが、ソフトウェアを使用して構成された汎用プロセッサを備える場合、汎用プロセッサは、異なる時間にそれぞれの異なるハードウェアモジュールとして構成され得る。それに応じて、ソフトウェアは、たとえば、ある時間のインスタンスにおいて特定のハードウェアモジュールを構成するように、および、異なる時間のインスタンスにおいて異なるハードウェアモジュールを構成するように、プロセッサを構成し得る。

ハードウェアおよびソフトウェアモジュールは、他のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュールに情報を提供し、かつ他のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュールから情報を受信することができる。したがって、説明するハードウェアモジュールは、通信可能に結合されているように見なされ得る。そのようなハードウェアまたはソフトウェアモジュールのうちの複数が、同時に存在する場合、通信は、それらのハードウェアまたはソフトウェアモジュールを接続する(たとえば、適切な回路およびバスを介した)信号送信を通して達成され得る。複数のハードウェアモジュールまたはソフトウェアが、異なる時間に構成またはインスタンス化される実施形態では、そのようなハードウェアまたはソフトウェアモジュール間の通信は、たとえば、それらの複数のハードウェアまたはソフトウェアモジュールがそれへのアクセスを有する、メモリ構造における情報の記憶および取出しを通して達成され得る。たとえば、あるハードウェアまたはソフトウェアモジュールは、動作を実施し、それが通信可能に結合されるメモリデバイスにおいて、その動作の出力を記憶し得る。次いで、さらなるハードウェアまたはソフトウェアモジュールは、後で、メモリデバイスにアクセスして、記憶された出力を取り出し、処理し得る。ハードウェアおよびソフトウェアモジュールはまた、入力または出力デバイスとの通信を開始することがあり、リソース(たとえば、情報の集合)において動作することができる。

本明細書において説明される例示的な方法の様々な動作は、関連する動作を実行するように、(たとえば、ソフトウェアによって)一時的に構成されるか、または永続的に構成される、1つまたは複数のプロセッサによって、少なくとも部分的に実行され得る。一時的に構成されるか、永続的に構成されるかにかかわらず、そのようなプロセッサは、1つまたは複数の動作または機能を実行するように動作する、プロセッサ実装モジュールを構成し得る。本明細書で言及されるモジュールは、いくつかの例示的な実施形態では、プロセッサで実装されるモジュールを備え得る。

同様に、本明細書で説明される方法またはルーチンは、少なくとも部分的にプロセッサで実施され得る。たとえば、方法の動作のうちの少なくともいくつかは、1つもしくは複数のプロセッサ、またはプロセッサ実装ハードウェアモジュールによって実施され得る。動作のうちのいくつかの実施は、単一のマシン内に存在するのみでなく、いくつかのマシンにわたって展開された、1つまたは複数のプロセッサの間で分散され得る。いくつかの例示的な実施形態では、1つまたは複数のプロセッサは、単一の場所に(たとえば、住宅環境、オフィス環境内に、またはサーバファームとして)位置し得るが、他の実施形態では、プロセッサは、いくつかの場所にわたって分散され得る。

1つまたは複数のプロセッサはまた、「クラウドコンピューティング」環境において、またはSaaSとして、関連する動作の実施をサポートするように動作し得る。たとえば、上記のように、動作のうちの少なくともいくつかは、(プロセッサを含むマシンの例としての)コンピュータのグループによって実施されることがあり、これらの動作は、ネットワーク(たとえば、インターネット)を介して、および1つまたは複数の適切なインターフェース(たとえば、API)を介してアクセス可能である。

動作のうちのいくつかの実施は、単一のマシン内に存在するのみでなく、いくつかのマシンにわたって展開された、1つまたは複数のプロセッサの間で分散され得る。いくつかの例示的な実施形態では、1つもしくは複数のプロセッサ、またはプロセッサ実装モジュールは、単一の地理的場所に(たとえば、ホーム環境、オフィス環境内に、またはサーバファームとして)位置し得る。他の例示的な実施形態では、1つもしくは複数のプロセッサ、またはプロセッサ実装モジュールは、いくつかの地理的場所にわたって分散され得る。

本明細書のいくつかの部分は、マシンメモリ(たとえば、コンピュータメモリ)内にビットまたは2値デジタル信号として記憶されたデータにおける動作のアルゴリズム、または記号表現に関して提示される。これらのアルゴリズムまたは記号表現は、データ処理分野における当業者によって、自分の作業の内容を他の当業者に伝えるために使用される技法の例である。本明細書で使用するように、「アルゴリズム」または「ルーチン」は、自己矛盾のない動作のシーケンス、または所望の結果につながる同様の処理である。このコンテキストにおいて、アルゴリズム、ルーチン、および動作は、物理量の物理的操作を伴う。典型的には、必ずしもそうではないが、そのような量は、マシンによって記憶、アクセス、転送、結合、比較、またはそれ以外で操作されることが可能な、電気信号、磁気信号、または光信号の形態をとり得る。主に一般的な用法という理由で、「データ」、「コンテンツ」、「ビット」、「値」、「要素」、「シンボル」、「文字」、「用語」、「数」、または「数字」などの語を使用して、そのような信号に言及することは、時々好都合である。ただし、これらの語は、好都合なラベルにすぎず、適切な物理量に関連付けられるべきである。

別段に明記されていない限り、「処理すること」、「計算すること」、「算出すること」、「決定すること」、「提示すること」、または「表示すること」などの語を使用する本明細書での説明は、1つもしくは複数のメモリ(たとえば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、またはそれらの組合せ)、レジスタ、または、情報を受信、記憶、送信、もしくは表示する他のマシン構成要素内で、物理(たとえば、電子的、磁気的、または光学的)量として表されたデータを操作または変換する、マシン(たとえば、コンピュータ)のアクションまたはプロセスを指すことがある。

本明細書で使用する「1つの実施形態」または「一実施形態」への言及は、その実施形態に関して説明する特定の要素、特徴、構造、または特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書における様々な箇所における「1つの実施形態では」という句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指しているとは限らない。

いくつかの実施形態について、「結合された」および「接続された」という表現を、それらの派生語とともに使用して説明することがある。たとえば、いくつかの実施形態について、2つ以上の要素が直接、物理的または電気的に接触していることを示すために、「結合された」という用語を使用して説明することがある。ただし、「結合された」という用語はまた、2つ以上の要素が互いに直接接触していないが、それでもなお、互いに協働または相互作用することを意味することがある。実施形態は、このコンテキストにおいて限定されない。

本明細書で使用するように、「備える」、「備えること」、「含む」、「含むこと」、「有する」、「有すること」、またはそれらの任意の他の変形は、非排他的包含を対象とするように意図される。たとえば、要素のリストを備えるプロセス、方法、物品、または装置は、必ずしもそれらの要素のみに限定されるとは限らず、明確にリストされていないか、またはそのようなプロセス、方法、物品、もしくは装置に固有ではない、他の要素を含み得る。さらに、それと反対に明記されていない限り、「または」は、排他的「または」ではなく、包含的「または」を指す。たとえば、条件AまたはBは、以下のこと、すなわち、Aが真であり(または、存在し)、Bが偽である(または、存在しない)こと、Aが偽であり(または、存在せず)、Bが真である(または、存在する)こと、および、AとBの両方が真である(または、存在する)ことのうちのいずれか1つによって満たされる。

加えて、「a」または「an」の使用は、本明細書における実施形態の要素および構成要素を記載するために採用される。これは、便宜上、および記載の一般的な意味を与えるために行われるにすぎない。この記載は、1つまたは少なくとも1つを含むように読まれるべきであり、単数形もまた、そうでないように意味されることが明白ではない限り、複数形を含む。

本開示を読めば、本明細書で開示する原理を通して、ナビゲーションプレビューを生成するためのさらに追加の代替の構造的および機能的設計を、当業者は諒解されよう。したがって、特定の実施形態および適用例について示し、説明したが、開示する実施形態が、本明細書で開示する厳密な構造および構成要素に限定されないことを理解されたい。当業者に明らかになる、様々な変更、変化、および変形が、添付の特許請求の範囲において定義された趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書で開示される方法および装置の配置、動作、および詳細において行われ得る。

10 クライアントコンピューティングデバイス、クライアントデバイス
12 グラフィクス処理ユニット(GPU)
14 I/Oモジュール
16 プロセッサ(CPU)
19 センサー
20 メモリ
22 地理的アプリケーション、マッピングアプリケーション
24 ナビゲーションディスプレイ
26 オペレーティングシステム(OS)
30 通信ネットワーク
32 ユーザインターフェース(UI)
34 ナビゲーションデータサーバ
50 地図データサーバ
60 サーバデバイス
62 プロセッサ
64 メモリ
68 ナビゲーションプレビュージェネレータ
80 データベース
100 通信システム
200 データテーブル
210 操作特性
220 ユーザ特性
300 ナビゲーションディスプレイ
302 ルート
304 出発地
306 目的地
308 ユーザコントロール
400～460 ビデオフレーム
400 パノラマストリートレベル画像
402 ユーザコントロール
430 パノラマストリートレベル画像
460 パノラマストリートレベル画像

Claims (22)

1. ナビゲーション案内プレビューを提供するための方法であって、
   1つまたは複数のプロセッサにおいて、出発地から目的地までのナビゲーション案内の要求を受け取るステップと、
   前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記要求に応じてナビゲーション案内のセットを生成するステップであって、ナビゲーション案内の前記セットが、前記出発地から前記目的地まで進むためのルートセグメントのセットを含む、ステップと、
   前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記ルートセグメントの前記セット中の各ルートセグメントの特性に基づいて、前記ルートセグメントのサブセットを選択するステップと、
   各選択されたルートセグメントについて、前記1つまたは複数のプロセッサによって、クライアントデバイス上に表示される前記ルートセグメントのプレビューを提供するステップであって、前記ルートセグメントの前記プレビューが、前記ルートセグメントを示すパノラマストリートレベル画像を含む、ステップと
   を含む、方法。
2. 各ルートセグメントの特性に基づいて前記ルートセグメントの前記サブセットを選択するステップが、
   前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記ルートセグメントの特性に基づいて、各ルートセグメントにスコアまたはランキングを割り当てるステップと、
   前記1つまたは複数のプロセッサによって、しきい値スコアを上回るスコアを有する、またはしきい値ランキングを上回るランク付けの前記ルートセグメントを選択するステップと
   を含む、請求項1に記載の方法。
3. 各ルートセグメントの特性に基づいて前記ルートセグメントの前記サブセットを選択するステップが、
   前記ルートセグメントから見える関心ポイント(POI)、
   前記ルートセグメントに関連する交通信号、
   前記ルートセグメントに対する操作の複雑さレベル、
   前記ルートセグメントに対する操作のタイプ、または
   連続するルートセグメントに対する連続する操作間の時間もしくは距離の量
   のうちの少なくとも1つに基づいて、前記ルートセグメントの前記サブセットを選択するステップを含む、請求項1または2に記載の方法。
4. 前記ルートセグメントの前記サブセットがさらに、前記ナビゲーション案内を要求するユーザの特性に基づいて選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記ルートセグメントの前記サブセットが、前記ルートセグメントについて前記ユーザが熟知していることを示す前記ユーザの履歴ルートデータに従って、各ルートセグメントに対する熟知度を割り当てることによって選択される、請求項4に記載の方法。
6. 前記ルートセグメントの前記サブセットが、以前のナビゲーションセッションから前記ユーザの行動的属性を決定することと、前記ルートセグメントの特性を前記ユーザの前記行動的属性と比較することに基づいて各ルートセグメントに適合度を割り当てることとによって選択される、請求項4または5に記載の方法。
7. 前記ルートセグメントの前記サブセットが、以前のナビゲーションプレビューとの以前の対話の表示に基づいて選択される、請求項4から6のいずれか一項に記載の方法。
8. ナビゲーション案内プレビューを提供するためのコンピューティングデバイスであって、
   1つまたは複数のプロセッサと、
   前記1つまたは複数のプロセッサに結合され、命令を記憶した非一時的コンピュータ可読メモリと
   を備え、前記命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングデバイスに、
   出発地から目的地までのナビゲーション案内の要求を受け取ることと、
   前記要求に応じてナビゲーション案内のセットを生成することであって、ナビゲーション案内の前記セットが、前記出発地から前記目的地まで進むためのルートセグメントのセットを含む、生成することと、
   前記ルートセグメントの前記セット中の各ルートセグメントの特性に基づいて、前記ルートセグメントのサブセットを選択することと、
   各選択されたルートセグメントについて、クライアントデバイス上に表示される前記ルートセグメントのプレビューを提供することであって、前記ルートセグメントの前記プレビューが、前記ルートセグメントを示すパノラマストリートレベル画像を含む、提供することと
   を行わせる、コンピューティングデバイス。
9. 各ルートセグメントの特性に基づいて前記ルートセグメントの前記サブセットを選択するために、前記命令が前記コンピューティングデバイスに、
   前記ルートセグメントの特性に基づいて、各ルートセグメントにスコアまたはランキングを割り当てることと、
   しきい値スコアを上回るスコアを有する、またはしきい値ランキングを上回るランク付けの前記ルートセグメントを選択することと
   を行わせる、請求項8に記載のコンピューティングデバイス。
10. 前記ルートセグメントの前記サブセットが、
    前記ルートセグメントから見える関心ポイント(POI)、
    前記ルートセグメントに関連する交通信号、
    前記ルートセグメントに対する操作の複雑さレベル、
    前記ルートセグメントに対する操作のタイプ、または
    連続するルートセグメントに対する連続する操作間の時間もしくは距離の量
    のうちの少なくとも1つに基づいて選択される、請求項8または9に記載のコンピューティングデバイス。
11. 前記ルートセグメントの前記サブセットがさらに、前記ナビゲーション案内を要求するユーザの特性に基づいて選択される、請求項8から10のいずれか一項に記載のコンピューティングデバイス。
12. 前記ルートセグメントの前記サブセットが、前記ルートセグメントについて前記ユーザが熟知していることを示す前記ユーザの履歴ルートデータに従って、各ルートセグメントに対する熟知度を割り当てることによって選択される、請求項11に記載のコンピューティングデバイス。
13. ナビゲーション案内プレビューを提供するための方法であって、
    1つまたは複数のプロセッサにおいて、出発地から目的地までのナビゲーション案内の要求を受け取るステップと、
    前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記要求に応じてナビゲーション案内のセットを取得するステップであって、ナビゲーション案内の前記セットが、前記出発地から前記目的地まで進むためのルートセグメントのセットを含む、ステップと、
    前記ルートセグメントの少なくともサブセットの各々について、前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記ルートセグメントに関連する操作に対応するエリアを示すパノラマストリートレベル画像を含む前記ルートセグメントのプレビューを提供するステップと
    を含む、方法。
14. 前記ルートセグメントのプレビューを提供するステップが、前記ルートセグメントに関連する操作に対応するエリアを示すパノラマストリートレベル画像のビデオを表示するステップを含む、請求項13に記載の方法。
15. 前記パノラマストリートレベル画像のビデオを表示するステップが、前記ルートセグメントに対する前記操作のためのウェイポイント位置に至るまで、ウェイポイント位置、およびウェイポイント位置の後のエリアを示すパノラマストリートレベル画像のビデオフレームを表示するステップを含む、請求項14に記載の方法。
16. 前記ルートセグメントのプレビューを提供するステップが、前記ルートセグメントに対する前記操作を説明する音声を提供するステップを含み、前記プレビュー中の前記音声が、ナビゲーション中に提供される音声ナビゲーション指示とは異なる、請求項13または14に記載の方法。
17. 前記プレビュー中の前記音声が、ナビゲーション中に提供される前記音声ナビゲーション指示に含まれていない追加の詳細を含む、請求項16に記載の方法。
18. 前記1つまたは複数のプロセッサによって、ナビゲーション案内の前記セットを進むための予想される日付または時刻を取得するステップと、
    前記1つまたは複数のプロセッサによって、ナビゲーション案内の前記セットを進むための前記予想される日付または時刻に従って、前記パノラマストリートレベル画像のスタイルパラメータを調整するステップと
    をさらに含む、請求項13から17のいずれか一項に記載の方法。
19. 前記パノラマストリートレベル画像のスタイルパラメータを調整するステップが、
    前記1つまたは複数のプロセッサによって、ナビゲーション案内の前記セットを進むための前記予想される日付または時刻に推定される天候状態を取得するステップと、
    前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記推定される天候状態に従って前記パノラマストリートレベル画像を調整するステップと、
    を含む、請求項18に記載の方法。
20. 前記パノラマストリートレベル画像のスタイルパラメータを調整するステップが、
    前記1つまたは複数のプロセッサによって、ナビゲーション案内の前記セットを進むための前記予想される日付または時刻が夜であると決定するステップと、
    前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記パノラマストリートレベル画像の夜のビューを提供するステップと
    を含む、請求項18または19に記載の方法。
21. ナビゲーション案内プレビューを提供するためのコンピューティングデバイスであって、
    1つまたは複数のプロセッサと、
    前記1つまたは複数のプロセッサに結合され、命令を記憶したコンピュータ可読メモリと
    を備え、前記命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングデバイスに、請求項13から20のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピューティングデバイス。
22. 1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、請求項1から7、または13から20のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶した、コンピュータ可読メモリ。