JP2023537135A - アプリケーション移転方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本出願の実施形態は、通信技術分野に関し、決定されるターゲットASが不正確であるため、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延が長いという従来技術の問題を解決するために、アプリケーション移転方法および装置を開示する。具体的な解決策は以下の通りである:ソースアプリケーション機能AFは第1の情報を得、第1の情報は、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後のUEの位置情報である。ソースAFは、第1の情報に基づいてターゲットアプリケーションサーバASを決定する。

Description

本出願は、2020年8月12日に中国国家知識産権局に提出された「アプリケーション移転方法および装置」と題する中国特許出願第PCT/CN2020/108751号の優先権を主張するものであり、同中国特許出願は、参照によりその全体が本書に組み入れられる。
本出願の実施形態は、通信技術分野に関し、特に、アプリケーション移転方法および装置に関する。
第5世代(5th generation、5G)移動通信ネットワークでは、ユーザエクスペリエンスを向上させ、ユーザがアプリケーションサーバ(application server、AS)にアクセスする際の遅延を短縮するため、事業者またはサービスプロバイダはアプリケーションサーバをローカルに配備できる。端末が移動状態にあるときには、ユーザプレーン機能(user plane function、UPF)エンティティとASが変わる可能性がある。
従来技術では、セッションおよびサービス継続(session and service continuity、SSC)mode3に基づくアプリケーション移転方法が提供される。SSC mode3は、サービスの継続を保証するために、ユーザ機器(user equipment、UE)と古いプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)セッションアンカーとの間の接続が解放される前に、新しいPDUセッションアンカーを通過する接続が最初に確立されることを特徴とされる。既存の移転方法の移転の過程では、新しいPDUセッションが確立されたことが判明した後に、UE内のオペレーティングシステム(operation system、OS)がアプリケーションクライアント(app client、AC)に通知する必要がある。ACは、通知を受信した後に、ドメインネームシステム(domain name system、DNS)クエリをトリガしてNew ASのアドレスを得る。ACは、New ASのアドレスをOld ASへ送信して、アプリケーション移転を実行することをOld ASに指示する。Old ASとNew ASとの間で状態同期が実行された後には、UEがNew ASへデータパケットを送信し始める。この方法では、DNSクエリの結果が十分に正確ではないため、DNSクエリを介してNew ASが決定されるときに、DNSクエリの結果に基づいて決定されるNew ASは、最も適切なアプリケーションサーバではない。その結果、UEによってアクセスされるASがNew ASに移転された後に、UEがNew ASにアクセスする際の遅延は長くなる。
本出願の実施形態は、ターゲットASをより正確に決定し、ひいてはUEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、アプリケーション移転方法および装置を提供する。
前述の目的を達成するため、本出願の実施形態では以下の技術的解決策が使用される。
本出願の実施形態の第1の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、ソースアプリケーション機能AFが第1の情報を得るステップであって、第1の情報が、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後のユーザ機器UEの位置情報である、ステップを含む。ソースAFは、第1の情報に基づいてターゲットアプリケーションサーバASを決定する。ソースAFは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。この解決策によると、ソースAFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいて、ターゲットASを決定する。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。換言すると、この解決策では、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮されることができる。この解決策で、ネットワーク側デバイス(ソースAF)がターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガし、UE内のACが変更されないことは理解されよう。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。例えば、この解決策におけるソースAFは、ソースASであってよく、またはソースESであってもよい。換言すると、本出願では、ソースASがターゲットASを決定してよく、またはソースESがターゲットASを決定してもよい。
第1の態様を参照し、可能な一実装において、ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブし、ソースASは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わる前にUEがアクセスするASであってよい。この解決策によると、ソースAFによって決定されるターゲットASは、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASである。したがって、UEの移動の過程で、UEによってアクセスされるサービスの継続は保証されることができる。任意に選べることとして、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UPFの変更として理解されることができる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、UEの位置情報は、UEのIPアドレス、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子DNAI、UEのトラッキングエリアアイデンティティTAI、UEのセル識別子cell ID、UEの無線アクセスネットワーク識別子RAN ID、またはUEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つである。この解決策によると、ソースAFは、UEのIPアドレス、DNAI、TAI、cell ID、RAN ID、または地理的位置情報に基づいて、ターゲットASを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確である。本出願におけるUEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するDNAIが、UEによってアクセス可能なデータネットワークに対応するDNAIであることは理解されよう。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースAFが第1の情報に基づいてターゲットASを決定することは、ソースAFが、第1の情報に基づいて、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に使用されるユーザプレーン機能UPFエンティティに関する情報を得るステップを含む。ソースAFは、UPFエンティティに関する情報に基づいてターゲットASを決定する。この解決策によると、ソースAFは、ユーザプレーン機能UPFに関する情報に基づいてターゲットASを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。例えば、UPFに関する情報は、DNAI、またはUPFを識別できる他の情報であってよい。任意に選べることとして、ソースAFは、5GCにクエリ要求を送信することによってUPFに関する情報を得てよい。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースAFは前述のソースASである。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、ソースASがターゲットASを決定し、UEへターゲットASの接続情報を送信することができる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースAFが第1の情報を得ることは、ソースASがポリシーコントロール機能PCFエンティティまたはセッション管理機能SMFエンティティから第1の通知メッセージを受信するステップであって、第1の通知メッセージが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知し、第1の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、ソースASは、PCFまたはSMFによって送信される第1の通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知ることができるので、ソースASは、通知メッセージに基づいてターゲットASを決定できる。任意に選べることとして、第1の通知メッセージは第1の情報を含まない場合がある。第1の通知メッセージが第1の情報を含まない場合、ソースASは、第1の通知メッセージを受信した後にコアネットワークエレメント(例えば、PCFまたはSMF)に第1の情報を要求し、次いで、第1の情報に基づいてターゲットASを決定することができる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースASが、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、ユーザプレーン管理イベント通知が、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースASが、PCFまたはSMFからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、PCFまたはSMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときにソースASに通知できる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースAFが第1の情報を得ることは、ソースASが、ソースイネーブラサーバESから第2の通知メッセージを受信するステップであって、第2の通知メッセージが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知し、第2の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、ソースASは、ソースESによって送信される第2の通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知ることができるので、ソースASは、通知メッセージに基づいてターゲットASを決定し、アプリケーション移転を実行することを決定することができる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースASがソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、ユーザプレーン管理イベント通知が、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースASが、ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、ソースESは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときにソースASに通知できる。任意に選べることとして、ソースESは、コアネットワークエレメントからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブすることによって、またはUEによって送信される通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知ることができる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースASがUEへターゲットASの接続情報を送信するステップをさらに含む。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、ソースASがUEへターゲットASの接続情報を送信するので、UEはターゲットASとの接続を確立できる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースAFはソースESである。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、ソースESがターゲットASを決定し、UEへターゲットASの接続情報を送信することができる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースAFが第1の情報を得ることは、ソースESがPCFエンティティまたはSMFエンティティから第3の通知メッセージを受信するステップであって、第3の通知メッセージが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースESに通知し、第3の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、ソースESは、PCFまたはSMFによって送信される第3の通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知ることができるので、ソースESは、通知メッセージに基づいてターゲットASを決定できる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESが、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、ユーザプレーン管理イベント通知が、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースESに通知する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースESが、PCFまたはSMFからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、PCFまたはSMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときにソースESに通知できる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースAFが第1の情報を得ることは、ソースESが、UEのエッジイネーブラクライアントEECによって送信される第4の通知メッセージを受信するステップを含み、第4の通知メッセージが、UEのPDUセッションが再確立されることをソースESに通知し、第4の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、ソースESは、UE内のEECによって送信される第4の通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションが再確立されることを知ることができるので、ソースESは、通知メッセージに基づいてターゲットASを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮される。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESがUEへターゲットASの接続情報を送信するステップをさらに含む。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、ソースESがUEへターゲットASの接続情報を送信するので、UEはターゲットASへの接続を確立できる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースAFは構成サーバCSであり、本方法は、CSがUEから第1の指示情報を受信するステップであって、第1の指示情報が、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにターゲットデータネットワークDNに関する情報をUEへ送信することをCSに指示する、ステップをさらに含む。CSは、第1の情報に基づいてターゲットDNを決定する。CSは、UEへターゲットDNに関する情報を送信する。この解決策によると、CSは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいてターゲットDNを決定する。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがターゲットDNにアクセスした後に、UEによるデータネットワークへのアクセスの遅延は短縮されることができる。例えば、UEが移動すると、SMFは、PDUセッションを再確立することを決定する。CSは、PDUセッションが再確立された後に得られるUEの位置情報に基づいてターゲットDNを決定し、UEへターゲットDNに関する情報を送信するので、UEはターゲットDNにアクセスできる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、CSが第1の情報を得ることは、CSがUEから第2の指示情報を受信するステップであって、第2の指示情報が、UEのPDUセッションが再確立されることを指示し、第2の指示情報が第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、CSは、UEの指示情報を受信することによって、UEのPDUセッションが再確立されることを知ることができるので、CSは、指示情報に基づいてターゲットDNを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがターゲットDNにアクセスした後に、UEによるデータネットワークへのアクセスの遅延は短縮されることができる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、CSが第1の情報を得ることは、CSがポリシーコントロール機能PCFエンティティまたはセッション管理機能SMFエンティティから第5の通知メッセージを受信するステップであって、第5の通知メッセージが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをCSに通知し、第5の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、CSは、PCFまたはSMFから通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションが再確立されることを知ることができるので、CSは通知メッセージに基づいてターゲットDNを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確である。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、CSが、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、ユーザプレーン管理イベント通知が、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにCSに通知する、ステップをさらに含む。この解決策によると、CSが、PCFまたはSMFからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、PCFまたはSMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときにCSに通知できる。
第1の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションアンカーの変更を含み、UEのPDUセッションのセッションおよびサービス継続SSCモードはモード3である。この解決策によると、ソースAFは、UEのPDUセッションアンカーが変わるときにターゲットASを決定できる。任意に選べることとして、UEのPDUセッションアンカーが変わらない場合は、UEによってアクセスされるデータネットワークは変わらない場合がある。したがって、アプリケーションの移転が実行される必要はない場合がある。結果的に、本出願では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションアンカーの変更として理解されることができる。
本出願の実施形態の第2の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、ソースイネーブラサーバESが第1の情報を得るステップであって、第1の情報が、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後のUEの位置情報である、ステップを含む。ソースESは、ソースアプリケーションサーバASへ第2の通知メッセージを送信し、第2の通知メッセージは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知し、ソースASは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わる前にUEがアクセスするASである。この解決策によると、ソースESは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知するので、ソースASは、ターゲットASを決定できる。ソースASが、第1の情報に基づいてターゲットASを決定できることは理解されよう。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。換言すると、この解決策では、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮されることができる。この解決策で、ソースASがターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガでき、UE内のACが変更されないことは理解されよう。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
第2の態様を参照して、可能な一実装において、UEの位置情報は、UEのインターネットプロトコルIPアドレス、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子DNAI、UEのトラッキングエリアアイデンティティTAI、UEのセル識別子cell ID、UEの無線アクセスネットワーク識別子RAN ID、またはUEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つである。この解決策によると、ソースASは、UEのIPアドレス、DNAI、TAI、cell ID、RAN ID、または地理的位置情報に基づいて、ターゲットASを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確である。
第2の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESが、ユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするための要求をソースASから受信するステップであって、ユーザプレーン管理イベント通知が、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースASが、ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、ソースESは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときにソースASに通知できる。
第2の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースESが第1の情報を得ることは、ソースESが、UEのエッジイネーブラクライアントEECによって送信される第4の通知メッセージを受信するステップであって、第4の通知メッセージが、UEのPDUセッションが再確立されることをソースESに通知し、第4の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、ソースESは、UEのEECによって送信される第4の通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションが再確立されることを知ることができるので、ソースESは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知できる。
第2の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションアンカーの変更を含み、UEのPDUセッションのセッションおよびサービス継続SSCモードはモード3である。この解決策によると、UEのPDUセッションのSSCモードはモード3であるため、ソースESは、UEのPDUセッションアンカーが変わった後にソースASに通知でき、ソースASは、ターゲットASを決定し、アプリケーション移転をトリガすることができる。決定されたターゲットASは正確であり、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮される。加えて、この解決策では、ソースASは、ターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガでき、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
本出願の実施形態の第3の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、ユーザ機器UEのエッジイネーブラクライアントEECが、UEのオペレーティングシステムOSからのセッション再確立イベント通知にサブスクライブするステップであって、セッション再確立イベント通知が、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションが再確立されるときにEECに通知する、ステップを含む。EECはOSから第6の通知メッセージを受信し、第6の通知メッセージは、UEのPDUセッションが再確立されることをEECに通知し、第6の通知メッセージは第1の情報を含み、第1の情報は、PDUセッションが再確立された後に得られるUEの位置情報である。この解決策によると、UE内のEECが、UE内のOSからのセッション再確立イベント通知にサブスクライブするので、UE内のOSは、UEのPDUセッションが再確立されるときにUE内のEECに通知でき、したがって、EECは関連するユーザプレーン情報を知る。任意に選べることとして、UE内のEECは、第1の情報(UEの位置情報)に基づいてターゲットASを決定してよい。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。換言すると、この解決策では、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮されることができる。加えて、本方法では、UE内のACがネットワークロジックを理解する必要はなく、ACの設計は簡素化されることができる。
第3の態様を参照して、可能な一実装において、UEの位置情報は、UEのIPアドレス、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子DNAI、UEのトラッキングエリアアイデンティティTAI、UEのセル識別子cell ID、UEの無線アクセスネットワーク識別子RAN ID、またはUEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つである。この解決策によると、EECは、UEのIPアドレス、DNAI、TAI、cell ID、RAN ID、または地理的位置情報に基づいて、ターゲットASを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確である。
第3の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、EECがソースイネーブラサーバESへ第4の通知メッセージを送信するステップであって、第4の通知メッセージが、UEのPDUセッションが再確立されることをソースESに通知し、第4の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップをさらに含む。この解決策によると、UE内のEECは、UEのPDUセッションが再確立されることをソースESに通知するので、ソースESは、EECによって送信される通知メッセージに基づいてターゲットASを決定し、アプリケーション移転を実行することができる。この方法で決定されるターゲットASは正確であり、したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、本方法では、UE内のACがネットワークロジックを理解する必要はなく、ACの設計は簡素化されることができる。
第3の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、EECが第1の情報に基づいてターゲットアプリケーションサーバASを決定するステップであって、ターゲットASとソースASが同じアプリケーションにサーブし、ソースASが、UEのPDUセッションが再確立される前にUEがアクセスするASである、ステップをさらに含む。この解決策によると、UE内のEECは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知ったときに、ターゲットASを自律的に決定できる。このように、決定されたターゲットASは正確であり、UE内のACはネットワークロジックを理解する必要がないので、ACの設計は簡素化されることができる。
第3の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、EECが第1の情報に基づいてターゲットアプリケーションサーバASを決定することは、EECが第1の情報に基づいてターゲットESを決定するステップを含む。EECは、ターゲットESへ発見要求を送信する。EECは、ターゲットESから第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、ターゲットESによって管理される1つ以上のASの接続情報を含み、ターゲットESによって管理される1つ以上のASは、ソースASと同じアプリケーションにサーブする。EECは、ターゲットESによって管理される1つ以上のASからターゲットASを決定する。この解決策によると、UE内のEECは、ターゲットASがアクセスされることができるようにするために、ターゲットESによって管理される1つ以上のASからターゲットASを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、この解決策では、UE内のACが変更される必要がないため、ACの設計は簡素化される。
第3の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、EECがソースASまたはソースESへターゲットASの接続情報を送信するステップをさらに含み、これにより、ソースASまたはソースESは、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させる。この解決策によると、ソースASまたはソースESは、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることができので、UE内のACのロジックは強化される必要はなく、ACの設計を簡素化する。
第3の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションの再確立を含む。この解決策によると、UE内のOSは、UEのPDUセッションが再確立されるときにUE内のEECに通知できる。この方法では、UE内のACがネットワークロジックを理解する必要はなく、ACの設計は簡素化されることができる。
第3の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションアンカーの変更を含み、UEのPDUセッションのセッションおよびサービス継続SSCモードはモード3である。この解決策によると、UEのPDUセッションのSSCモードはモード3であるため、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、UEのPDUセッションアンカーが変わった後には、ターゲットASが決定されることができ、アプリケーション移転が実行されることができる。
本出願の実施形態の第4の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、ソースアプリケーションサーバASが、ソースイネーブラサーバESへサブスクリプション要求を送信するステップであって、サブスクリプション要求が、ターゲットASが存在するとソースESが決定したときにソースASに通知することを指示する、ステップを含む。ソースASは、ソースESから第7の通知メッセージを受信し、第7の通知メッセージは、ターゲットASの接続情報を含む。ソースASは、ソースASからターゲットASにユーザ機器UEのコンテキストを移転させることを決定する。例えば、ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブする。この解決策によると、ソースASはソースESへサブスクリプション要求を送信するので、ソースESは、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定した場合に、ターゲットASの接続情報を含む通知メッセージをソースASへ送信でき、次いで、ソースASがアプリケーション移転をトリガする。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASは、UEによってアクセス可能なデータネットワークに配備されていない場合がある。したがって、サブスクリプション要求が送信され、その結果、ソースESは、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASがUEによってアクセス可能なデータネットワークに存在すると決定したときにソースASに通知でき、アプリケーション移転を開始する。したがって、アプリケーション移転の過程で無効な通知が減らされて、遅延を短縮することができる。
第4の態様を参照し、可能な一実装において、本方法は、ソースASがソースESへ第4の指示情報を送信するステップであって、第4の指示情報が、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることをソースESに指示する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースASは、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることをソースESに指示する指示情報をソースESへ送信するので、ソースESは、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることができる。これは、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮できる。
第4の態様を参照し、可能な一実装において、本方法は、ソースASがターゲットASへアプリケーション移転要求メッセージを送信するステップであって、アプリケーション移転要求メッセージが、ソースAS上のコンテキストをターゲットASに移転させるためのものである、ステップをさらに含む。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、ソースASがターゲットASへアプリケーション移転要求メッセージを送信するので、ターゲットASは、ソースAS上のコンテキストをターゲットASに移転させることができる。
第4の態様を参照し、可能な一実装において、本方法は、ソースASがターゲットASからアプリケーション移転応答メッセージを受信するステップであって、アプリケーション移転応答メッセージが第3の指示情報を含み、第3の指示情報が、ターゲットASがアプリケーション移転に同意するかどうかを指示する、ステップをさらに含む。相応に、ソースASがソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることを決定することは、ターゲットASがアプリケーション移転に同意することを第3の指示情報が指示する場合に、ソースASが、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることを決定するステップを含む。この解決策によると、移転の失敗を回避するため、ターゲットASがソースASへアプリケーション移転応答メッセージを送信でき、ターゲットASがアプリケーション移転に同意する場合に、アプリケーション移転がトリガされることが決定される。
第4の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースASがソースESへ第5の指示情報を送信するステップであって、第5の指示情報が、ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうか指示する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースESは、ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうかを知ることができる。ソースESは、ソースASがアプリケーション移転をサポートすると決定した場合に、UEによってアクセス可能なデータネットワークにターゲットASが存在すると決定した後に、アプリケーション移転を実行できる。
第4の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースASがソースESへ第7の指示情報を送信するステップであって、第7の指示情報が、アプリケーション移転の間にサービスの継続が維持される必要があることを指示する、ステップをさらに含む。この解決策によると、UEがソースASへアプリケーションデータを送信するのを促進するために、ソースASがソースESへ第7の指示情報を送信するので、DNAIが変わるときには、サービスの継続のためにUPF間に転送トンネルが確立されることができる。
本出願の実施形態の第5の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、ソースイネーブラサーバESがソースアプリケーションサーバASからサブスクリプション要求を受信するステップであって、サブスクリプション要求が、ターゲットASが存在するとソースESが決定したときにソースASに通知することを指示する、ステップを含む。ソースESは、第1の情報を得、第1の情報は、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後のUEの位置情報である。ソースESは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定する。例えば、ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブする。この解決策によると、ソースASがソースESへサブスクリプション要求を送信するので、ソースESは、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定した場合に、ターゲットASの接続情報を含む通知メッセージをソースASへ送信できる。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASは、UEによってアクセス可能なデータネットワークに配備されていない場合がある。したがって、サブスクリプション要求が送信され、その結果、ソースESは、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASがUEによってアクセス可能なデータネットワークに存在すると決定したときにソースASに通知でき、アプリケーション移転を開始する。したがって、アプリケーション移転の過程で無効な通知が減らされて、遅延を短縮することができる。
第5の態様を参照し、可能な一実装において、ソースESはソースASへ第7の通知メッセージを送信し、第7の通知メッセージはターゲットASの接続情報を含む。この解決策によると、ソースASはソースESへサブスクリプション要求を送信するので、ソースESは、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定した場合に、ターゲットASの接続情報を含む通知メッセージをソースASへ送信できる。ソースESが、ターゲットASが存在すると決定したときに、ソースASへ第7の通知メッセージを送信することは理解されよう。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、UEの位置情報は、UEのIPアドレス、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子DNAI、UEのトラッキングエリアアイデンティティTAI、UEのセル識別子cell ID、UEの無線アクセスネットワーク識別子RAN ID、またはUEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つである。この解決策によると、ソースESは、UEのIPアドレス、DNAI、TAI、cell ID、RAN ID、または地理的位置情報に基づいて、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定できる。したがって、決定結果は正確である。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースESが第1の情報を得ることは、ソースESがポリシーコントロール機能PCFエンティティまたはセッション管理機能SMFエンティティから第3の通知メッセージを受信するステップであって、第3の通知メッセージが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースESに通知し、第3の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、ソースESは、PCFまたはSMFによって送信される第3の通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知ることができるので、ソースESは、通知メッセージに基づいて、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定できる。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESが、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、ユーザプレーン管理イベント通知が、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースESに通知する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースESが、PCFまたはSMFからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、PCFまたはSMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときにソースESに通知できる。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、サブスクリプション要求は、UEのPDUセッションに関する情報を含み、UEのPDUセッションに関する情報は、UEのインターネットプロトコルIPアドレス、データネットワーク名DNN、またはシングルネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIのうちの少なくとも1つを含む。この解決策によると、サブスクリプション要求がUEのPDUセッションに関する情報を携えるので、ソースESは、UEのPDUセッションに関する情報に基づいて、UEによってアクセスされる5GCネットワークエレメントを識別できる。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESが、UEのPDUセッションに関する情報に基づいてポリシーコントロール機能PCFエンティティまたはセッション管理機能SMFエンティティを決定するステップをさらに含む。この解決策によると、ソースESは、UEのPDUセッションに関する情報に基づいて、UEによってアクセスされるPCFエンティティまたはSMFエンティティを決定できる。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、サブスクリプション要求はアプリケーション識別情報を含み、ソースESが第1の情報に基づいてターゲットASを決定することは、ソースESが第1の情報とアプリケーション識別情報とに基づいてターゲットASを決定するステップを含む。この解決策によると、ソースESは、第1の情報とアプリケーション識別情報とに基づいてターゲットASを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮されることができる。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESがSMFへ第6の指示情報を送信するステップであって、第6の指示情報が、ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうかを指示する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうかを指示する指示情報をソースESが5GCへ送信するので、ソースASがアプリケーション移転をサポートしないシナリオでは、5GCは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の切り替えを終了できる。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESがソースASから第7の指示情報を受信するステップであって、第7の指示情報が、アプリケーション移転の間にサービスの継続が維持される必要があることを指示する、ステップをさらに含む。この解決策によると、UEがソースASへアプリケーションデータを送信するのを促進するために、DNAIが変わるときには、サービスの継続のためにUPF間に転送トンネルが確立されることができる。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESがSMFまたはPCFへ第8の指示情報を送信するステップであって、第8の指示情報が、アプリケーション移転の間にサービスの継続が維持される必要があることを指示する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースESがSMFまたはPCFへ第8の指示情報を送信するので、5GCネットワークエレメントは、アプリケーション移転が完了された後に転送トンネルを解放できる。
第5の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESがSMFまたはPCFへターゲットASの接続情報を送信するステップをさらに含む。この解決策によると、ソースESがSMFまたはPCFへターゲットASの接続情報を送信するので、SMFまたはPCFは、UEへターゲットASの接続情報を送信できる。したがって、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するため、UEはターゲットASへの接続を確立できる。
本出願の実施形態の第6の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、構成サーバCSがユーザ機器UEから第1の指示情報を受信するステップであって、第1の指示情報が、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにターゲットデータネットワークDNに関する情報をUEへ送信することをCSに指示する、ステップを含む。CSは、第1の情報を得、第1の情報は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報である。CSは、第1の情報に基づいてターゲットDNを決定する。CSは、UEへターゲットDNに関する情報を送信する。この解決策によると、CSは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいてターゲットDNを決定する。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがターゲットDNにアクセスした後に、UEによるデータネットワークへのアクセスの遅延は短縮されることができる。任意に選べることとして、UEのPDUセッションのSSCモードはモード3であり得る。UEのPDUセッションのSSCモードがモード3であり得る場合、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションの再確立を含む。
第6の態様を参照して、可能な一実装において、UEの位置情報は、UEのIPアドレス、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子DNAI、UEのトラッキングエリアアイデンティティTAI、UEのセル識別子cell ID、UEの無線アクセスネットワーク識別子RAN ID、またはUEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つである。この解決策によると、CSは、UEのIPアドレス、DNAI、TAI、cell ID、RAN ID、または地理的位置情報に基づいて、ターゲットDNを決定できる。したがって、決定結果は正確である。
第6の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、CSが第1の情報を得ることは、CSがUEから第2の指示情報を受信するステップであって、第2の指示情報が、UEのPDUセッションが再確立されることを指示し、第2の指示情報が第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、CSは、UEの指示情報を受信することによって、UEのPDUセッションが再確立されることを知ることができるので、CSは、指示情報に基づいてターゲットDNを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確であり、UEがターゲットDNにアクセスした後に、UEによるデータネットワークへのアクセスの遅延は短縮されることができる。
第6の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、CSが第1の情報を得ることは、CSがポリシーコントロール機能PCFエンティティまたはセッション管理機能SMFエンティティから第5の通知メッセージを受信するステップであって、第5の通知メッセージが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをCSに通知し、第5の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、CSは、PCFまたはSMFから通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションが再確立されることを知ることができるので、CSは通知メッセージに基づいてターゲットDNを決定できる。したがって、決定されたターゲットASは正確である。
第6の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、CSが、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、ユーザプレーン管理イベント通知が、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにCSに通知する、ステップをさらに含む。この解決策によると、CSが、PCFまたはSMFからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、PCFまたはSMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときにCSに通知できる。
第6の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションの再確立を含む。この解決策によると、CSは、UEのPDUセッションが再確立されるときにターゲットDNを決定できる。任意に選べることとして、UEのPDUセッションが再確立されない場合は、UEによってアクセスされるデータネットワークは変わらない場合がある。したがって、アプリケーションの移転が実行される必要はない場合がある。結果的に、本出願では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションの再確立と見なされることができる。
第6の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションアンカーの変更を含み、UEのPDUセッションのセッションおよびサービス継続SSCモードはモード3である。この解決策によると、UEのPDUセッションのSSCモードがモード3であるため、UEのPDUセッションが再確立された後には、ターゲットDNが決定されることができる。
本出願の実施形態の第7の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、構成サーバCSが第1の情報を得るステップであって、第1の情報が、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後のUEの位置情報である、ステップを含む。CSは、第1の情報に基づいてターゲットイネーブラサーバESを決定する。この解決策によると、CSは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいてターゲットESを決定する。したがって、決定されたターゲットESは正確であるため、ターゲットESに基づいて決定されるターゲットASは正確であり、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。換言すると、この解決策では、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮されることができる。
第7の態様を参照して、可能な一実装において、UEの位置情報は、UEのインターネットプロトコルIPアドレス、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子DNAI、UEのトラッキングエリアアイデンティティTAI、UEのセル識別子、UEの無線アクセスネットワーク識別子、またはUEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む。この解決策によると、CSは、UEのIPアドレス、DNAI、TAI、cell ID、RAN ID、または地理的位置情報に基づいて、ターゲットESを決定できる。したがって、決定されたターゲットESは正確である。
第7の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、CSが第1の情報を得ることは、CSがUEから第1の情報を受信するステップを含む。この解決策によると、CSは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報をUEから受信できるので、UEの位置情報に基づいてCSによって決定されるターゲットESは正確であり、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮される。
第7の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、CSがUEへターゲットESの接続情報を送信するステップをさらに含む。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、CSがUEへターゲットESの接続情報を送信するので、UEは、ターゲットESの接続情報に基づいてターゲットASを要求できる。
第7の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、CSが第1の情報を得ることは、CSがソースESから第1の情報を受信するステップを含む。この解決策によると、CSは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報をソースESから受信できるので、UEの位置情報に基づいてCSによって決定されるターゲットESは正確であり、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮される。
第7の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、CSがソースESへターゲットESの接続情報を送信するステップをさらに含む。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、CSがソースESへターゲットESの接続情報を送信するので、UEは、ターゲットESの接続情報に基づいてターゲットASを要求できる。
第7の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、第1の情報は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEのIPアドレスである。CSが第1の情報に基づいてターゲットESを決定することは、CSが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEのIPアドレスに基づいて、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるDNAIを決定するステップを含む。CSは、DNAIに基づいてターゲットESを決定する。この解決策によると、CSは、UEのIPアドレスに基づいてDNAIを決定し、次いでDNAIに基づいてターゲットESを決定することができる。したがって、決定されたターゲットESは正確である。
第7の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションアンカーの変更を含み、UEのセッションおよびサービス継続SSCモードはモード3である。この解決策によると、UEのPDUセッションのSSCモードはmode3であり、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションアンカーの変更を含む。換言すると、この解決策では、UEのPDUセッションアンカーが変わるときに、セッションアンカーが変わった後に得られるUEの位置情報に基づいてターゲットESが決定される。したがって、決定されたターゲットESは正確である。
本出願の実施形態の第8の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、ソースイネーブラサーバESが第1の情報を得るステップであって、第1の情報が、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後のUEの位置情報である、ステップを含む。ソースESは、構成サーバCSへ第1の情報を送信する。ソースESは、CSからターゲットESの接続情報を受信する。この解決策によると、ソースESがCSへ第1の情報を送信するので、CSは第1の情報に基づいてターゲットESを決定できる。したがって、決定されたターゲットESは正確であり、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮されることができる。
第8の態様を参照して、可能な一実装において、UEの位置情報は、UEのインターネットプロトコルIPアドレス、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子DNAI、UEのトラッキングエリアアイデンティティTAI、UEのセル識別子、UEの無線アクセスネットワーク識別子、またはUEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む。この解決策によると、CSは、UEのIPアドレス、DNAI、TAI、cell ID、RAN ID、または地理的位置情報に基づいて、ターゲットESを決定できる。したがって、決定されたターゲットESは正確である。
第8の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースESが第1の情報を得ることは、ソースESがUEから第1の情報を受信するステップを含む。この解決策によると、ソースESがUEから第1の情報を受信し、第1の情報をCSへ送信するので、CSは第1の情報に基づいてターゲットESを正確に決定できる。
第8の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースESが第1の情報を得ることは、ソースESがポリシーコントロール機能PCFエンティティまたはセッション管理機能SMFエンティティから第3の通知メッセージを受信するステップであって、第3の通知メッセージが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースESに通知し、第3の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、ソースESは、5GCネットワークエレメントから第1の情報を、代わりに得、第1の情報をCSへ送信することができるので、CSは、第1の情報に基づいてターゲットESを正確に決定できる。
第8の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースESは、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブし、ユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースESに通知する。この解決策によると、ソースESは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知るために、5GCネットワークエレメントからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブし、ユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報を得ることができる。
第8の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESがターゲットESへ第1のアプリケーション発見要求を送信するステップであって、第1のアプリケーション発見要求がターゲットASを得ることを要求する、ステップをさらに含む。ソースESは、ターゲットESからターゲットASの接続情報を受信する。この解決策によると、ソースESは、ターゲットESからターゲットASに関する情報を得るために、ターゲットESへ第1のアプリケーション発見要求を送信できる。
第8の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブし、ソースASは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わる前にUEがアクセスするASである。この解決策によると、ターゲットESによって決定されるターゲットASは、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASである。したがって、UEの移動の過程で、UEによってアクセスされるサービスの継続は保証されることができる。
第8の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESがUEへターゲットASの接続情報を送信するステップをさらに含む。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、ソースESがUEへターゲットASの接続情報を送信するので、UEはターゲットASへの接続を確立でき、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストが移転される。
本出願の実施形態の第9の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、ユーザ機器UEが、セッション管理機能SMFエンティティまたはユーザプレーン機能UPFエンティティから第1の情報を受信するステップであって、第1の情報が、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後のUEの位置情報である、ステップを含む。UEは、アプリケーション機能AFへ第1の情報を送信する。AFは、CSであってもソースESであってもよい。この解決策によると、UEは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報をCSまたはソースESへ送信するので、CSは、UEの位置情報に基づいてターゲットESを決定できる。したがって、決定されたターゲットESは正確である。さらに、ターゲットESに基づいて決定されるターゲットASは正確であり、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。換言すると、この解決策では、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮されることができる。
第9の態様を参照して、可能な一実装において、UEの位置情報は、UEのインターネットプロトコルIPアドレス、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子DNAI、UEのトラッキングエリアアイデンティティTAI、UEのセル識別子、UEの無線アクセスネットワーク識別子、またはUEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む。この解決策によると、UEは、UEのIPアドレス、DNAI、TAI、cell ID、RAN ID、または地理的位置情報をAFへ送信できるので、CSは、前述の情報に基づいてターゲットESを決定できる。したがって、決定されたターゲットESは正確である。
第9の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、AFは構成サーバCSであり、本方法は、UEがCSからターゲットイネーブラサーバESの接続情報を受信するステップをさらに含む。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、CSは、PDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいてターゲットESを決定し、UEへターゲットESの接続情報を送信できるので、UEは、ターゲットESにターゲットASを要求し、ターゲットASへの接続を確立することができる。
第9の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、UEがターゲットESへ第2のアプリケーション発見要求を送信するステップであって、第2のアプリケーション発見要求がターゲットASを得ることを要求する、ステップをさらに含む。UEは、ターゲットESからターゲットASの接続情報を受信する。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、UEはターゲットESにターゲットASを要求でき、その結果、UEはターゲットASへの接続を確立できる。
第9の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、AFはソースESである。この解決策によると、UEは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報をソースESへ送信するので、ソースESは位置情報をCSへ送信でき、CSはUEの位置情報に基づいてターゲットESを決定できる。したがって、決定されたターゲットESは正確である。さらに、ターゲットESに基づいて決定されるターゲットASは正確であり、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。換言すると、この解決策では、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延は短縮されることができる。
第9の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、UEがソースESからターゲットASの接続情報を受信するステップをさらに含む。この解決策によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、UEは、ソースESからターゲットASの接続情報を得ることができ、その結果、UEはターゲットASへの接続を確立できる。
本出願の実施形態の第10の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、ソースアプリケーションサーバASが、ソースイネーブラサーバESからの使用可能AS通知にサブスクライブするステップであって、使用可能AS通知が、ユーザ機器UEによってアクセス可能なデータネットワークDNにターゲットASが存在するとソースESが決定したときにソースASに通知する、ステップを含む。ソースASは、ソースESから第7の通知メッセージを受信し、第7の通知メッセージは、ターゲットASのアドレス情報を含む。ソースASは、UEによってアクセスされるASをソースASからターゲットASに移転させることを決定する。例えば、ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブする。この解決策によると、ソースASがソースESからの使用可能AS通知にサブスクライブするので、ソースESは、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定した場合に、ターゲットASのアドレス情報を含む通知メッセージをソースASへ送信でき、次いで、ソースASがアプリケーション移転をトリガする。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASは、UEによってアクセス可能なデータネットワークに配備されていない場合がある。したがって、使用可能AS通知がサブスクライブされ、ソースESは、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASがUEによってアクセス可能なデータネットワークに存在すると決定したときにソースASに通知でき、アプリケーション移転を開始する。したがって、アプリケーション移転の過程で無効な通知が減らされて、遅延を短縮することができる。
第10の態様を参照し、可能な一実装において、本方法は、ソースASがターゲットASへアプリケーション移転要求メッセージを送信するステップをさらに含む。ソースASは、ターゲットASからアプリケーション移転応答メッセージを受信し、アプリケーション移転応答メッセージは、第3の指示情報を含み、第3の指示情報は、ターゲットASがアプリケーション移転に同意するかどうかを指示する。この解決策によると、ソースASは、ターゲットASへアプリケーション移転要求メッセージを送信し、ターゲットASがアプリケーション移転に同意する場合に、アプリケーション移転をトリガすることを決定できるので、移転の失敗は回避されることができる。
第10の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースASが、UEによってアクセスされるASをソースASからターゲットASに移転させることを決定することは、ターゲットASがアプリケーション移転に同意することを第3の指示情報が指示する場合に、ソースASが、UEによってアクセスされるASをソースASからターゲットASに移転させることを決定するステップを含む。この解決策によると、ソースASは、ターゲットASがアプリケーション移転に同意する場合に、アプリケーション移転をトリガすることを決定できるので、移転の失敗は回避されることができる。
本出願の実施形態の第11の態様は、アプリケーション移転方法を提供する。本方法は、ソースイネーブラサーバESが、ソースアプリケーションサーバASによってサブスクライブされた使用可能AS通知を受信するステップであって、使用可能AS通知が、ユーザ機器UEによってアクセス可能なデータネットワークDNにターゲットASが存在するとソースESが決定したときにソースASに通知する、ステップを含む。ソースESは、第1の情報を得、第1の情報は、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後のUEの位置情報である。ソースESは、第1の情報に基づいて、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定する。ソースESは、ソースASへ第7の通知メッセージを送信し、第7の通知メッセージは、ターゲットASのアドレス情報を含む。例えば、ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブする。この解決策によると、ソースASが、ソースESからの使用可能AS通知にサブスクライブするので、ソースESは、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定した場合に、ターゲットASのアドレス情報を含む通知メッセージをソースASへ送信できる。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASは、UEによってアクセス可能なデータネットワークに配備されていない場合がある。したがって、使用可能AS通知はサブスクライブされ、ソースESは、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASがUEによってアクセス可能なデータネットワークに存在すると決定したときにソースASに通知でき、アプリケーション移転を開始する。したがって、アプリケーション移転の過程で無効な通知が減らされて、遅延を短縮することができる。ソースESが、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定したときに、ソースASへ第7の通知メッセージを送信することは理解されよう。
第11の態様を参照し、可能な一実装において、UEの位置情報は、UEのIPアドレス、UEによってアクセス可能なデータネットワークに対応するデータネットワークアクセス識別子DNAI、UEのトラッキングエリアアイデンティティTAI、UEのセル識別子cell ID、UEの無線アクセスネットワーク識別子RAN ID、またはUEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つである。この解決策によると、ソースESは、UEのIPアドレス、DNAI、TAI、cell ID、RAN ID、または地理的位置情報に基づいて、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定できる。したがって、決定結果は正確である。
第11の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、ソースESが第1の情報を得ることは、ソースESがポリシーコントロール機能PCFエンティティまたはセッション管理機能SMFエンティティから第3の通知メッセージを受信するステップであって、第3の通知メッセージが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースESに通知し、第3の通知メッセージが第1の情報を含む、ステップを含む。この解決策によると、ソースESは、PCFまたはSMFによって送信される第3の通知メッセージを受信することによって、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知ることができるので、ソースESは、通知メッセージに基づいて、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定できる。
第11の態様および前述の可能な実装を参照し、別の可能な一実装において、本方法は、ソースESが、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、ユーザプレーン管理イベント通知が、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースESに通知する、ステップをさらに含む。この解決策によると、ソースESが、PCFまたはSMFからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、PCFまたはSMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときにソースESに通知できる。
本出願の実施形態の第12の態様は、通信システムを提供する。通信システムは、ソースアプリケーションサーバASとソースイネーブラサーバESとを含む。ソースASは、ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブし、ユーザプレーン管理イベント通知は、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知し、ソースASは、PDUセッションのユーザプレーン経路が変わる前にUEがアクセスするASである。ソースESは、第1の情報を得、第1の情報は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報である。ソースESは、ソースASへ第2の通知メッセージを送信し、第2の通知メッセージは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知し、第2の通知メッセージは第1の情報を含む。ソースASは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定し、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
第12の態様を参照し、可能な一実装において、本通信システムはUEをさらに含む。UEは、ソースASからターゲットASの接続情報を受信する。UEは、ターゲットASの接続情報に基づいてターゲットASへの接続を確立する。
本出願の実施形態の第13の態様は、アプリケーション移転装置を提供する。本アプリケーション移転装置は、第1の態様から第9の態様のいずれか1つによるアプリケーション移転方法を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実施されてよく、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
本出願の実施形態の第14の態様は、プロセッサと、メモリと、バスと、通信インターフェイスとを含む、アプリケーション移転装置を提供する。メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成される。プロセッサは、バスを介してメモリに接続される。本アプリケーション移転装置が動作すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行し、その結果、本アプリケーション移転装置は、第1の態様から第9の態様のいずれか1つによるアプリケーション移転方法を実行する。
本出願の実施形態の第15の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様から第9の態様のいずれか1つによるアプリケーション移転方法を実行可能となる。
本出願の実施形態の第16の態様は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作すると、コンピュータは、第1の態様から第9の態様のいずれか1つによるアプリケーション移転方法を実行可能となる。
本出願の実施形態の第17の態様は、システム・オン・チップを提供する。システム・オン・チップは、プロセッサとメモリとを含む。メモリは命令を格納する。命令がプロセッサによって実行されると、第1の態様から第9の態様のいずれか1つによるアプリケーション移転方法が実施される。
本出願の一実施形態による5Gネットワークのアーキテクチャの概略図である。 本出願の一実施形態によるSA6作業部会のエッジサービス有効化アーキテクチャの概略図である。 本出願の一実施形態によるネットワーク配備のアーキテクチャの概略図である。 本出願の一実施形態によるSSC mode3におけるPDUセッション切り替え手順の概略図である。 本出願の一実施形態によるmulti-homedセッションメカニズムにおけるPDUセッション切り替え手順の概略図である。 本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による別のアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による通信デバイスの概略組成図である。 本出願の一実施形態による別の通信デバイスの概略組成図である。 本出願の一実施形態による別の通信デバイスの概略組成図である。 本出願の一実施形態による別の通信デバイスの概略組成図である。
以下では、本出願の実施形態の添付の図面を参照しながら、本出願の実施形態の技術的解決策を説明する。本出願において、「少なくとも1つ」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味する。「および/または」という用語は、関連する対象間の関連関係を記述するものであり、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する場合、AとBの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合を表すことができ、AおよびBは単数であっても複数であってよい。文字「/」は、一般的に、関連する対象間の「または」関係を示す。「以下のうちの少なくとも1つの項目(個)」という用語またはそれに類似する表現は、これらの項目の任意の組み合わせを指し、単一の項目(個)または複数の項目(個)の任意の組み合わせを含む。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つ(個)は、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、またはa、b、およびcを表すことができ、a、b、およびcは単数であっても複数であってよい。加えて、本出願の実施形態の技術的解決策を明確に説明するため、本出願の実施形態では、「第1」および「第2」などの用語が使用されて、基本的に同じ機能および目的を提供する同じ項目または類似する項目を区別する。当業者は、「第1」および「第2」などの用語が数量や実行順序を限定しないことを理解できる。例えば、本出願の実施形態における第1の通知メッセージの「第1」と第2の通知メッセージの「第2」は、異なる通知メッセージを区別するために使用されているにすぎない。本出願の実施形態における「第1」および「第2」などの記述は、説明されている対象を示し、かつ区別するために使用されているにすぎず、順序を示すものではなく、本出願の実施形態におけるデバイスの数量に対する特定の制限を示すものではなく、本出願の実施形態に対していかなる制限も構成できない。
本出願において、「例」または「例えば」などの語が、例、例証、または説明を与えることを表すために使用されることに注意されたい。本出願で「例」または「例えば」として記述されているいずれかの実施形態または設計方式は、別の実施形態または設計方式より好ましいものとして、または別の実施形態または設計方式より多くの利点を有するものとして、説明されるべきではない。厳密には、「例」または「例えば」などの語の使用は、相対的な概念を特定の方式で提示することが意図されている。
本出願の実施形態における「複数の」は、2つまたは3つ以上を指す。
本出願の実施形態における「第1」および「第2」などの記述は、説明されている対象を示し、かつ区別するために使用されているにすぎず、順序を示すものではなく、本出願の実施形態におけるデバイスの数量に対する特定の制限を示すものではなく、本出願の実施形態に対していかなる制限も構成できない。
本出願の実施形態における「接続」は、直接接続または間接接続など、デバイス間の通信を実施するため様々な接続方式を意味する。これは、本出願の実施形態で限定されない。
本出願の実施形態では、「ネットワーク」および「システム」が同じ概念を表し、通信システムは通信ネットワークである。
本出願の実施形態で説明されるネットワークアーキテクチャとサービスシナリオは、本出願の実施形態の技術的解決策をより明確に説明することが意図されており、本出願の実施形態で提供される技術的解決策の制限となるものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化と新しいサービスシナリオの出現にともない、本出願の実施形態で提供される技術的解決策が同様の技術的問題にも適用可能であることを知ることができる。
図1は、本出願の一実施形態による5Gネットワークのアーキテクチャの概略図である。図1に示されているように、ユーザプレーンネットワークエレメントとコントロールプレーンネットワークエレメントは、5Gネットワーク内で別々に配備される。5Gネットワークは、ユーザ機器UE、アクセスネットワーク(access network、AN)デバイス/無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)デバイス、ユーザプレーン機能(user plane function、UPF)エンティティ、データネットワーク(data network、DN)、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)エンティティ、セッション管理機能(session management function、SMF)エンティティ、ポリシーコントロール機能(policy control function、PCF)エンティティ、アプリケーション機能(application function、AF)、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function、NSSF)エンティティ、認証サーバ機能(authentication server function、AUSF)エンティティ、および統一データ管理(unified data management、UDM)エンティティを含む。
アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークにアクセスするデバイスであり、例えば、基地局、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(broadband network gateway、BNG)、アグリゲーションスイッチ、または非3GPP(登録商標)アクセスデバイスであってよい。例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、およびアクセスポイントなど、様々な形態の基地局が存在し得る。
UPFエンティティは、PDUルーティングおよび転送と、パケットデータに対するポリシー施行を主に担当する。例えば、UPFエンティティは、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)およびパケットデータネットワークゲートウェイ(packet data network gateway、PGW)のユーザプレーン機能を実施できる。UPFエンティティは、ソフトウェア定義ネットワーキング(software defined network、SDN)スイッチ(Switch)であってよい。これは、本出願の実施形態で具体的に限定されない。UPFエンティティは、N6インターフェイスを介してDNと通信し、DNは、ユーザのPDUセッションを介してアクセスされる目的地である。
AMFエンティティは、N1インターフェイスを介してUEの非アクセス層(non-access stratum、NAS)シグナリング(セッション管理SMシグナリングを含む)に主にアクセスし、N2インターフェイスを介して無線アクセスネットワークシグナリングにアクセスし、アクセス認証および許可ならびにモビリティ管理を主に担当する。
SMFエンティティは、N4インターフェイスを介してUPFエンティティと通信する。SMFエンティティは、確立、解放、および更新、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)アドレスの割り当ておよび管理、UPFエンティティの選択および制御、ならびに合法的傍受などのセッション関連の制御機能など、セッション関連の手順を完了する役割を主に担う。
PCFエンティティは、サービス品質(quality of service、QoS)ポリシーおよび課金ポリシーなど、モビリティ関連ポリシーおよびプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)セッション関連ポリシーを含むユーザポリシーを管理する役割を主に担う。
AFは、ユーザによってアクセスされるサービスのサービス情報をPCFに提供する役割を主に担い、サービス情報は、PCFのポリシー決定のためのものである。NSSFは、ネットワークスライスを管理する役割を主に担う。UDMは、ユーザのサブスクリプションデータを格納する役割を主に担う。AUSFは、UEのアクセスに対して認証および許可を実行する役割を主に担う。
図1のネットワークエレメント間のインターフェイスの名称が単なる例であり、具体的な実装ではインターフェイスが他の名称を有してよいことに注意されたい。これは、本出願の実施形態で具体的に限定されない。任意に選べることとして、5Gネットワークは、図1に示されているデバイスに加えて、別のネットワークデバイスをさらに含んでもよい。図1は一例にすぎない。
本出願の実施形態で提供されるアプリケーション移転方法が、図1に示されている5Gネットワークに適用されることができ、またはロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)無線通信ネットワーク、または別の次世代(next generation、NG)通信ネットワークなどに適用されることができることは理解されよう。これは、本出願の実施形態で限定されない。以下の実施形態では、もっぱら説明のための一例として5Gネットワークを使用する。
図2は、本出願の一実施形態によるSA(System and architecture)6作業部会のエッジサービス有効化アーキテクチャを示す。図2に示されているように、UEは、5Gネットワークを介してエッジデータネットワーク(edge data network、EDN)にアクセスでき、エッジデータネットワークは、ローカルデータネットワーク(Local data network、LDN)と呼ばれることもある。EDNは、エッジイネーブラサーバ(edge enabler server、EES)とエッジアプリケーションサーバ(edge application server、EAS)を含み得る。EESは、モバイルエッジコンピューティング(mobile edge computing、MEC)ノード内の制御ネットワークエレメントまたは管理ネットワークエレメントであってよい。EESは、EDNに配備されたEASの登録およびドメインネームシステム(domain name system、DNS)解決などの管理を担当する。EESは、EASのプロファイル(profile)を格納する。
例えば、それぞれのEDNは特定のサービス範囲を有し、1つのEDNには1つ以上のEASが配備され得る。図2は、EDNに1つのEASが配備される一例を示しているにすぎない。EDNに複数のEASが配備される場合は、複数のEASが複数の異なるアプリケーションにサーブできる。例えば、EDNには、3つのEASが、すなわちEAS1、EAS2、およびEAS3が、配備される。EAS1は、Baiduアプリケーション(application)に対応するEASであり、EAS2は、iQIYIアプリケーションに対応するEASであり、EAS3は、Tencent Videoアプリケーションに対応するEASである。任意に選べることとして、EDNに複数のEASが配備される場合は、複数のEASの一部または全部が、災害復旧や負荷分散などのために同じアプリケーションにサーブできる。別の一例として、EDNには、3つのEASが、すなわちEAS1、EAS2、およびEAS3が、配備される。EAS1およびEAS2は、Baiduアプリケーションに対応するEASであり、EAS3は、Tencent Videoアプリケーションに対応するEASである。
エッジ構成サーバ(edge configuration server、ECS)は、グローバル管理ネットワークエレメントとすることができ、それぞれのEDNに関する情報を維持する役割を担い、この情報は、サービス範囲やEESアドレスなどを含む。いくつかの標準プロトコル(例えば、技術仕様(technical specification、TS)23.501およびTS 23.502)では、EES、EAS、およびECSがすべてAFと呼ばれる場合があることに注意されたい。
UEは、エッジイネーブラクライアント(edge enabler client、EEC)とアプリケーションクライアント(application client、AC)とを含み得る。EECは、UE内のACに必要な支援を提供する。EECの機能は、EDGE-4インターフェイスを介して、EDN情報、利用可能なEAS、およびEAS可用性変化を検索すること、EAS移転通知を受信すること、ならびにEESにUEを登録することを含む。
図2に示されているように、UE内のEECは、EDGE-1インターフェイス(エッジインターフェイス-1)を介してEESと通信し、EDGE-5インターフェイス(エッジインターフェイス-5)を介してUE内のACと通信することができる。5Gネットワーク内のネットワークエレメントは、EDGE-2インターフェイス(エッジインターフェイス-2)を介してEESと通信し、EDGE-8インターフェイス(エッジインターフェイス-8)を介してECSと通信することができる。DNに配備されたEESは、EDGE-3インターフェイス(エッジインターフェイス-3)を介してEASと通信でき、ESCは、EDGE-6インターフェイス(エッジインターフェイス-6)を介してEESと通信することができる。
本出願の以下の実施形態で、ソースASまたはターゲットASが図2のEASであってよく、ソースイネーブラサーバ(enabler server、ES)またはターゲットESが図2のEESであってよく、CSが図2のECSであってよいことに注意されたい。換言すると、SA6では、ASがEAS、ESがEES、CSがECSと呼ばれることがある。
ユーザエクスペリエンスを向上させ、ユーザがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、事業者またはサービスプロバイダは、都市やホットスポットエリアなどにアプリケーションサーバを配備する。図3は、本出願の一実施形態によるネットワーク配備のアーキテクチャの概略図である。
図3に示されているように、EAS1、EAS2、およびEAS3は、MECノード1またはEDN1に配備され、EAS2、EAS3、およびEAS4は、MECノード2に配備され、EAS1、EAS2、EAS3、およびEAS4は、MEC3に配備されている。図3では、PDUセッションアンカー(PDU session anchor、PSA)1がMEC1/EDN1に接続され(換言すると、PSA1がMEC1/EDN1にサーブする)、PSA2がMEC2に接続され、PSA3がMEC3に接続されている。それぞれのMECは対応するサービスエリアを有し、別々のMECのサービスエリアが重複することがある。
図3では、同じ識別子を有するEASが同じアプリケーションにサーブし、異なる識別子を有するEASは異なるアプリケーションにサーブする。例えば、図3で配備されているEAS1、EAS2、EAS3、およびEAS4は、異なるアプリケーションにサーブする。MEC1に配備されたEAS2とMEC2に配備されたEAS2は同じアプリケーションにサーブし、換言すると、MEC1に配備されたEAS2とMEC2に配備されたEAS2は同じアプリケーションにサーブする異なるサーバである。実際の配備では、1つのMECまたはEDNにより多くのEASが配備され得ることに注意されたい。図3は、1つのMECに3つまたは4つのEASが配備される一例を示しているにすぎない。
例えば、3つのセッションおよびサービス継続(session and service continuity、SSC)モードが、すなわち、SSC mode1、SSC mode2、およびSSC mode3が、5Gに導入される。SSC mode1のPDUセッションの場合、PDUセッションが確立されるときにPDUセッションアンカーとして機能するUPFは、ネットワーク内で変わらず、UEのIPアドレスは変わらない。SSC mode2のPDUセッションの場合、ネットワーク内でアンカーUPFが移転される必要がある場合は、古いPDUセッションが最初に解放され、次いで新しいPDUセッションのための確立手順が開始される。SSC mode3のPDUセッションの場合は、サービスの継続を保証するため、ネットワークは、新しいアンカーを通過するPDUセッション接続を最初に確立させ、次いで古いアンカーを通過するPDUセッション接続を解放させる。
図4aは、本出願の一実施形態によるSSC mode3におけるPDUセッション切り替え手順の概略図である。図4aに示されているように、SSC mode3のPDUセッションの場合は、UEが移動前にUPF1を介してEDN内のEASにアクセスする。UEが移動し、アンカーUPFが変わるときに、SMFは、UPF2との新しいPDUセッションを最初に確立し、次いでタイマーが満了したときにソースPDUセッションを切断するようにUEに通知する。UEのアンカーUPFがUPF1からUPF2に変わる過程では、2つのセッションでデータが同時に送信され得る。UEの古いIPアドレスはUPF1に対応し、UEの新しいアドレスはUPF2に対応する。移動後にUEによってアクセスされるEDNが、移動前にUEによってアクセスされるEDNと同じである場合と異なる場合があることに注意されたい。換言すると、UEによってアクセスされるデータネットワークは、移動後に変わる場合と変わらない場合とがある。図4aは、UEによってアクセスされるEDNが移動後に変わらない一例を示しているにすぎない。
図4bは、本出願の一実施形態によるmulti-homedセッションメカニズムにおけるPDUセッション切り替え手順の概略図である。図4bに示されているように、multi-homedセッション作成メカニズムを使用してSSC mode 3が実施される場合、UEは、移動前にUPF1を介してDN内のASにアクセスする。UEが移動してアンカーUPFが変わると、分岐点(branching point)UPFとUPF2が作成される。分岐点UPFは、変更の過程でUPF1およびUPF2に接続され、変更が完了された後には、UPF1と、分岐点UPFとUPF1との接続が、解放される。
図1から図4bのAMF、SMF、PCF、UPF、EDN、EAS、およびEESなどが単なる名称であり、これらの名称がデバイスを限定となるものではないことに注意されたい。5Gネットワークや将来の別のネットワークでは、AMF、SMF、PCF、UPF、EDN、EAS、およびEESが、別の名称を代わりに有する可能性もある。これは、本出願の実施形態で具体的に限定されない。
図3および図4bを参照すると、UEのPDUセッションのSSCモードがSSC mode3である場合に、UEの移動の過程でUPFが変わる必要があるなら、アプリケーションアクセス遅延を短縮するために、対応するアプリケーションサーバも相応に変わることができる。
UEの移動の過程では、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するため、SSC mode3に基づくアプリケーション移転方法は以下の通りである:UE内のOSは、新しいPDUセッションが確立されたことを察知した後にACに通知する。ACは、通知を受信した後に、DNSクエリをトリガしてNew EASのアドレスを得る。ACは、New EASのアドレスをOld EASへ送信して、アプリケーション移転を実行することをOld EASに指示する。Old EASとNew EASとの間で状態同期が行われた後には、UEがNew EASへデータパケットを送信し始める。この方法では、DNSクエリの結果が十分に正確ではないため、DNSクエリを介してNew ASが決定されるときに、DNSクエリの結果に基づいて決定されるNew ASは、最も適切なアプリケーションサーバではない。その結果、UEによってアクセスされるASがNew ASに移転された後に、UEがNew ASにアクセスする際の遅延は長くなる。加えて、このアプリケーション移転方法では、OSとACとの間にインターフェイスが加えられる必要があり、ACはSSC mode3を理解する必要があるので、OSによって送信される通知を受信した後に、ACはDNSクエリを開始してNew EASを決定し、New EASのアドレスをOld EASへ送信してアプリケーション移転をトリガすることができる。したがって、この解決策では、ACのロジックは強化される必要がある。これは、ACの設計を困難にする。
アプリケーション移転方法で決定されるターゲットASが不正確であるためにUEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延が長いという問題を解決するため、本出願の実施形態はアプリケーション移転方法を提供する。本方法によると、UEがアプリケーションサーバにアクセスする際の遅延を短縮するために、ターゲットASが正確に決定されることができる。
具体的な実装時に、本出願の実施形態で提供されるアプリケーション移転方法では、ソースAS、ソースES、ターゲットAS、ターゲットES、CS、およびUEなどは、図5に示されている組成構造をとってよく、または図5に示されているコンポーネントを含んでよい。
例えば、図5は、本出願の一実施形態による通信装置500の概略組成図である。図5に示されているように、通信装置500は、少なくとも1つのプロセッサ501と、メモリ502と、トランシーバ503と、通信バス504とを含み得る。
以下では、図5を参照しながら通信装置500のコンポーネントを具体的に説明する。
プロセッサ501は、通信装置500のコントロールセンターであり、1つのプロセッサであってよく、または複数の処理素子の総称であってもよい。例えば、プロセッサ501は、中央処理装置(central processing unit、CPU)もしくは特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)であり、または本出願の実施形態を実施するための1つ以上の集積回路として、例えば、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)もしくは1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として、構成される。
プロセッサ501は、メモリ502に格納されたソフトウェアプログラムを走らせ、または実行し、メモリ502に格納されたデータを呼び出すことによって、通信装置の様々な機能を実行できる。
具体的な実装時に、一実施形態において、プロセッサ501は、1つ以上のCPUを、例えば、図5に示されているCPU0とCPU1とを、含み得る。
具体的な実装時に、一実施形態において、通信装置500は、複数のプロセッサを、例えば、図5に示されているプロセッサ501とプロセッサ505とを、含み得る。各プロセッサは、シングルコアプロセッサ(single-CPU)であってよく、またはマルチコアプロセッサ(multi-CPU)であってよい。ここでのプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ以上の通信デバイス、回路、および/または処理コアであってよい。
メモリ502は、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)もしくは静的な情報および命令を格納できる別種の静的記憶通信デバイス、またはランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)もしくは情報および命令を格納できる別種の動的記憶通信デバイスであってよく、または電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)もしくは別のコンパクトディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、またはブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気記憶通信デバイス、または命令もしくはデータ構造の形で予期されるプログラムコードを担持もしくは格納するために使用されることができ、かつコンピュータによってアクセスされることができる他の何らかの媒体であってよいが、それらに限定されない。メモリ502は、独立して存在してよく、通信バス504を介してプロセッサ501に接続されてよい。あるいは、メモリ502は、プロセッサ501と統合されてもよい。
メモリ502は、本出願の解決策を実行するためのソフトウェアプログラムを格納するように構成され、プロセッサ501は実行を制御する。プロセッサ501は、本出願の以下の実施形態で提供されるアプリケーション移転方法を実施するために、メモリ502に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
トランシーバ503は、アクセスポイントと通信するように構成される。勿論、トランシーバ503は、通信ネットワークと、例えば、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、または無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)と、通信するようにさらに構成されてもよい。トランシーバ503は、受信機能を実施する受信ユニットと送信機能を実施する送信ユニットとを含み得る。
通信バス504は、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、ISA)バス、周辺機器相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、または拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであってよい。バスは、アドレスバス、データバス、および制御バスなどに分類されることができる。表現を容易にするため、図5ではただ1つの太線が使用されてバスを表しているが、これは、1つのバスしかないことを、または1種類のバスしかないことを、意味しない。
通信装置500が、汎用の通信デバイスであってよく、または専用の通信デバイスであってもよいことに注意されたい。具体的な実装時に、通信装置500は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、携帯電話機、タブレットコンピュータ、無線端末、組み込みデバイス、チップシステム、または図5と同様の構造を有するデバイスであってよい。通信装置500のタイプは本出願の本実施形態で限定されない。加えて、図5に示されている組成構造は、通信装置の限定となるものではない。通信装置は、図5に示されているコンポーネントに加えて、図示されているコンポーネントより多い、または少ない、コンポーネントを含んでもよく、いくつかのコンポーネントを組み合わせたものであってもよく、または異なるコンポーネント配置を有してもよい。
例えば、本出願の実施形態のUEは、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、もしくは計算デバイス、または無線モデムに接続された別の処理デバイスであってよく、サブスクライバユニット(subscriber unit)、携帯電話機(cellular phone)、スマートフォン(smart phone)、無線データカード、個人用デジタル補助(personal digital assistant、PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、無線モデム(modem)、ハンドヘルド(handheld)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレス電話機(cordless phone)、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)ステーション、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)端末、ユーザ機器(user equipment、UE)、モバイルステーション(mobile station、MS)、および端末デバイス(terminal device)などをさらに含み得る。説明を容易にするため、本出願では、上記のデバイスがまとめてUEと総称される。
図1から図5を参照し、以下では、本出願の実施形態で提供されるアプリケーション移転方法を詳しく説明する。
図1から図5を参照し、図6は、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法を示す。図6に示されているように、アプリケーション移転方法は、ステップS601~S604を含む。
S601:ソースAFは、第1の情報を得る。
第1の情報は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後のUEの位置情報である。UEの位置情報は、UEのIPアドレス、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子(data network access identity、DNAI)、またはネットワーク内のUEの識別情報(例えば、cell ID、RAN ID、トラッキングエリアアイデンティティ(track area ID、TAI)、または地理的位置情報)であってよい。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するDNAIが、UEによってアクセス可能なデータネットワークに対応するDNAIであることは理解されよう。例えば、第1の情報は、UEがPDUセッションを再確立した後に得られるIPアドレス、またはmulti-homedセッション作成メカニズムを使用してSSC mode 3が実施されるときに新たに挿入されるアンカーUPFに対応するUEのIPアドレスである。別の一例として、第1の情報は、UEがPDUセッションを再確立した後に使用されるUPFに対応するDNAIである。別の一例として、第1の情報は、移動後にUEがアタッチされる基地局に関する情報、例えばcell IDである。第1の情報の具体的な内容は、本出願の本実施形態で限定されない。SSC mode 3でのセッション再確立のシナリオで、UEによってアクセス可能なデータネットワークに対応するDNAIが、UEがPDUセッションを再確立した後に使用されるUPFに対応するDNAIとして理解されることができること、またはmulti-homedセッション作成メカニズムを使用してSSC mode 3が実施されるときに新たに挿入されるアンカーUPFに対応するDNAIであることに注意されたい。
例えば、DNAIは、UPFとデータネットワークとの間の経路を識別でき、換言すると、DNAIは、UPFまたはDNを決定するためのものであり得る。例えば、SMFは、DNAIとUPFとの関係を格納できる。この場合、SMFは、DNAIに基づいてUPFを決定できる。逆に、SMFは、UPFに基づいて対応するDNAIを決定できる。したがって、UEがPDUセッションを再確立した後に、UPFが変わる場合は、UPFに対応するDNAIも相応に変わる。SMFはUPFを選択するときにUEの位置情報を考慮する必要があるので、DNAIもUEの位置情報の一種と見なされることができる。あるいは、SMF、AF、または別のネットワークエレメントがDNAIとDNとの関係を格納してもよい。この場合、SMF、AF、または別のネットワークエレメントは、DNAIに基づいてDNを決定できる。逆に、SMFはDNに基づいて対応するDNAIを決定できる。
例えば、ステップS601において、ソースAFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときに、第1の情報を得ることができる。
UEのPDUセッションのユーザプレーン経路は、UEから基地局に、次いでUPFエンティティに至る経路である。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路は、以下のいくつかのケースで変わり得る:第1のケースでは、UPFが変わる。UPFの変更は、アンカーUPFの変更を含み、アンカーUPFの変更は、UEのPDUセッションアンカーの変更として理解されることができる。UPFが変わると、UEのIPアドレスも変わり、またはUEによってアクセス可能なデータネットワークが変わり、換言すると、UEによってアクセス可能なデータネットワークに対応するDNAIが変わる。第2のケースでは、UPFは変わらないが、基地局が変わる。第3のケースでは、UPFと基地局の両方が変わる。本出願の本実施形態において、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路は、前述のケースのいずれか1つで変わり得る。これは、本出願の本実施形態で限定されない。以下の実施形態では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更がUEのPDUセッションの再確立である一例のみを使用して説明が提供される。換言すると、UEのPDUセッションが再確立される場合は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わり、ソースAFは第1の情報を得る。
例えば、ソースAFは、ソースASまたはソースESであってよい。ソースASまたはソースESは、PDUセッションのユーザプレーン経路が変わる前にUEがアクセスするASまたはESである。例えば、UEのPDUセッションが再確立される前にUEがTencent VideoのASにアクセスする場合は、Tencent VideoのASがソースASである。任意に選べることとして、ソースASは図2のEASであってよく、ソースESは図2のEESであってよい。
例えば、ステップS601におけるソースAFがソースASである場合、ソースAFがステップS601で第1の情報を得ることは、ソースASが第1の情報を得ることである。ソースASによって得られる第1の情報は、コアネットワークエレメント(例えば、AMFエンティティ、UPFエンティティ、PCFエンティティ、またはSMFエンティティ)からのものであってよく、またはソースESからのものであってもよい。
第1の実装において、ソースASによって得られる第1の情報がPCFエンティティまたはSMFエンティティからのものである場合、ソースASは、ステップS601の前に、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント(User plane management event)通知にサブスクライブでき、このユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知する。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときには、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを指示する第1の通知メッセージをPCFエンティティまたはSMFエンティティがソースASへ送信し、第1の通知メッセージは、第1の情報を含み得る。
第2の実装において、ソースASによって得られる第1の情報がソースESからのものである場合、ソースASは、ステップS601の前に、ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブでき、このユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知する。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときには、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを指示する第2の通知メッセージをソースESがソースASへ送信し、第2の通知メッセージは第1の情報を含み得る。任意に選べることとして、ソースESは、PCFエンティティ、SMFエンティティ、またはUEを介して、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知ることができる。
第3の実装において、ソースASによって得られる第1の情報がコアネットワークエレメントからのものである場合、ソースASは、ステップS601の前に、ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブでき、このユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知する。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときには、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを指示する第2の通知メッセージをソースESがソースASへ送信する。第2の通知メッセージは、第1の情報を含む場合がある。第2の通知メッセージが第1の情報を含まない場合、ソースASは、第2の通知メッセージを受信した後に、第1の情報を得るために、コアネットワークエレメント(例えば、AMFエンティティ、SMFエンティティ、またはUPFエンティティ)へ要求メッセージを送信できる。換言すると、この実装では、第1の情報は、ソースESによって送信される第2の通知メッセージに含まれないが、ソースASがソースESによって送信される第2の通知メッセージを受信した後に、コアネットワークエレメントへ要求メッセージを送信することによってソースASによって得られる。
例えば、ステップS601におけるソースAFがソースESである場合、ソースAFがステップS601で第1の情報を得ることは、ソースESが第1の情報を得ることである。ソースESによって得られる第1の情報は、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのものであってよく、またはUEからのものであってもよい。
第1の実装において、ソースESによって得られる第1の情報がPCFエンティティまたはSMFエンティティからのものである場合、ソースESは、ステップS601の前に、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブでき、このユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースESに通知する。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときには、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを指示する第3の通知メッセージをPCFエンティティまたはSMFエンティティがソースESへ送信し、第3の通知メッセージは、第1の情報を含み得る。
第2の実装において、ソースESによって得られる第1の情報がUEからのものである場合、ステップS601は、UEのEECによって送信され、UEのPDUセッションが再確立されることを指示する第4の通知メッセージを、ソースESが受信することを含み、第4の通知メッセージは第1の情報を含む。任意に選べることとして、ソースESによって得られる第1の情報は、ソースESがUEのEECによって送信される第4の通知メッセージを受信した後に、ソースESが5GCに、代わりに要求されてもよい。
任意に選べることとして、第3の通知メッセージまたは第4の通知メッセージが第1の情報を含まない場合、ソースESは、第1の情報を得るために、コアネットワークエレメント(例えば、AMFエンティティ、SMFエンティティ、またはUPFエンティティ)へ要求をさらに送信できる。
ソースAFが第1の情報を得る具体的な実装が、本出願の本実施形態で限定されないことに注意されたい。
S602:ソースAFは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定する。
ターゲットASとソースASは、同じアプリケーションにサーブする。例えば、ソースASがTencent Video AppのASである場合は、ターゲットASもTencent Video AppのASであり、換言すると、ソースASとターゲットASの両方がTencent Video Appにサーブできる。ターゲットASは、UEのコンテキストがソースASからターゲットASに移転された後も、UEにサーブし続けることができる。換言すると、ソースASとターゲットASは、同じアプリケーションにサーブできる2つのアプリケーションサーバである。
任意に選べることとして、ターゲットASとソースASは同じエッジアプリケーションサーバ識別子(edge application server ID、EAS ID)を有する。
一実装では、ターゲットASとソースASが同じアプリケーションにサーブすることは、2つのアプリケーションサーバが同じサービスを提供でき、ソースASとターゲットASの両方がTencent Videoサービスのみを提供できることを意味する。別の一実装では、ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブするが、2つのアプリケーションサーバは異なるサービスを提供できる。例えば、ソースASは、Tencent Videoサービスを提供でき、ターゲットASは、Tencent VideoサービスとTencent Mapサービスを提供できる。例えば、UEが移動する前に、UEは、Tencent VideoサービスにアクセスするためにソースASに接続される。ターゲットASは、アプリケーションの移転後にTencent Videoサービスを提供し続けることができる。
任意に選べることとして、ソースASとターゲットASは、同じデータネットワークに配備されてよく、または別々のデータネットワークに配備されてもよい。例えば、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにデータネットワークハンドオーバーが発生する場合、ソースASは、ソースデータネットワーク(ハンドオーバー前に使用されるデータネットワーク)に配備されたアプリケーションサーバであり、ターゲットASは、ターゲットデータネットワーク(ハンドオーバー後に使用されるデータネットワーク)に配備されたアプリケーションサーバである。別の一例として、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わる前後に同じデータネットワークがアクセスされる場合、ソースASとターゲットASは、同じアプリケーションにサーブするデータネットワークに配備された2つのサーバである。本出願の本実施形態では、ソースASとターゲットASが別々のデータネットワークに配備される一例のみを使用して説明が提供される。ソースASとターゲットASがそれぞれソースEASとターゲットEASである場合、ソースASとターゲットASは別々のエッジデータネットワークEDNに配備され、同じアプリケーションにサーブする。
例えば、ソースAFがステップS602で第1の情報に基づいてターゲットASを決定することは、ソースAFが、第1の情報に基づいて、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に使用されるUPFエンティティに関する情報を得ることを含み得る。ソースAFは、UPFエンティティに関する情報に基づいてターゲットASを決定する。例えば、第1の情報はUEのIPアドレスであり、UPFエンティティに関する情報はDNAIである。ソースAFは、UEのIPアドレスを得た後に、UEのIPアドレスに基づいて5GCへ要求を送信してUEのDNAIを得、DNAIに基づいてターゲットASを決定することができる。
例えば、ソースAFがDNAIに基づいてターゲットASを決定することは、ソースAFがDNAIに基づいて新しいPSAを決定し、新しいPSAに接続されたMECを決定し、MEC内に配備されたEASをターゲットASとして選択することを含む。
例えば、ソースAFは、第1の情報とターゲットASとの関係を格納し、得られた第1の情報に基づいてマッピング関係を問い合わせてターゲットASを決定する。マッピング関係の格納形態は、関係テーブル、コンテキスト、またはキー値ペアなどであってよい。これは、本出願の本実施形態で限定されない。例えば、ソースAFは、ターゲットASと、ターゲットASに対応するサービス範囲情報との関係を格納する。この場合、ソースAFは、UEの位置情報を得た後に、サービス範囲がUEの位置を保護するASを決定し、そのASをターゲットASとして決定することができる。あるいは、ソースAFは、ターゲットASとDNAIとの対応関係を格納する。この場合、ソースAFは、ユーザプレーン経路が変わった後に使用されるUPFエンティティに対応するDNAIを得て、ターゲットASを決定する。あるいは、ソースAFは、ターゲットASと、IPアドレスまたはIPアドレスセグメントとの対応関係を格納する。この場合、ソースAFは、ターゲットASを決定するために、ユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの新しいIPアドレスを得る。ソースAFが第1の情報に基づいてターゲットASを決定する具体的な実装は、本出願の本実施形態で限定されず、ここでは説明のために一例のみが提供されている。
(任意選択)S603:ソースAFは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
ターゲットASの接続情報は、ASのアドレス情報を含む。ターゲットASの接続情報は、ターゲットASのIPアドレス、ターゲットASの統一リソース識別子(Uniform Resource Identifier、URI)もしくは統一リソースロケータ(Uniform Resource Locator、URL)、またはターゲットASのエンドポイント(end point)などであってよい。
例えば、ソースASは、UEのACへターゲットASの接続情報を送信できる。
例えば、ステップS603において、ソースASは、UEへターゲットASの接続情報を送信でき、ソースESは、UEへターゲットASの接続情報を送信でき、ソースASは、ソースESへターゲットASの接続情報を送信でき、次いで、ソースESがUEへターゲットASの接続情報を送信し、または別のネットワークデバイスがUEへターゲットASの接続情報を送信することもできる。これは、本出願の本実施形態で限定されない。
任意に選べることとして、ステップS603でソースAFによってUEへ送信されるターゲットASの接続情報は、アプリケーション層メッセージに含まれてよく、または非アクセス層(non-access stratum)NASシグナリングに含まれてもよい。これは、本出願の本実施形態で限定されない。例えば、ターゲットASの接続情報がNASシグナリングに含まれる場合、ステップS603でソースAFがUEへターゲットASの接続情報を送信することは、ソースAFが5GC(例えば、AMF、SMF、またはPCF)へターゲットASの接続情報を送信し、5GCがNASシグナリングを使用してUEへターゲットASの接続情報を送信することを含み得る。
(任意選択)S604:UEは、ターゲットASの接続情報を受信し、ターゲットASへの接続を確立する。
例えば、UE内のACは、ターゲットASの接続情報を受信した後にSocketを確立し、UE内のOSは、ターゲットASの接続情報に基づいてターゲットASを選択し、接続を確立する。
任意に選べることとして、ステップS604でUEによって受信されるターゲットASの接続情報は、ソースESからのものであってよい。例えば、UEは、ステップS604の前に、ターゲットASに関する情報をソースESに要求できる。ソースESは、UEの要求を受信した後に、UEへターゲットASの接続情報を送信する。任意に選べることとして、UEは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知った後に、ソースESへ要求を送信する。
任意に選べることとして、本方法は、ステップS603の前に、ソースAFがアプリケーション移転をトリガすることをさらに含んでよい。アプリケーション移転は、状態移転とも呼ばれる。アプリケーション移転は、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることを意味する。アプリケーション移転は、ソースASとターゲットASとの間の状態同期(コンテキスト同期)として理解されることができる。例えば、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わる前に、UEは、Tencent Video APPに対応するソースASにアクセスしてビデオを再生し、ユーザは30分までビデオを視聴する。ソースAFがアプリケーション移転をトリガした後に、ソースASとターゲットASはコンテキスト同期を実行する。移転が成功した場合、UEはターゲットASへのアクセスを開始し、ビデオは30分から視聴され続ける。
任意に選べることとして、移動後にUEによってアクセスされるESは、移動前にUEによってアクセスされるESと同じである場合と異なる場合とがある。UEによってアクセスされるESが移動後に変わる場合、移動前にUEによってアクセスされるESはソースESであり、移動後にUEによってアクセスされるESはターゲットESである。
本出願の本実施形態で、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときに、ソースAFが、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報を得、UEの位置情報に基づいてターゲットASを決定し、アプリケーション移転をトリガできることは理解されよう。この解決策では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいて決定されるターゲットASは、正確である。したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、この解決策では、セッションを再確立すること、DNSクエリを開始すること、またはターゲットASのアドレスを得ることをUEに指示する、OSからの通知を、UE内のACが受信する必要はない。具体的に述べると、この解決策では、ネットワーク側デバイスがターゲットASの再選択とアプリケーション移転をトリガし、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
以下では、本出願の実施形態で提供されるアプリケーション移転方法の様々な実装を詳しく説明する。
図7は、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。本方法は、ソースASと、PCFエンティティ/SMFエンティティと、UEとの相互作用に関し、以下のステップを含む。
S701:ソースASは、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブする。
このユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知する。
例えば、ソースASは、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知に直接サブスクライブできる。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるかどうかはSMFによって管理されるので、ソースASがPCFからのユーザプレーン管理イベントにサブスクライブするときに、PCFがSMFからのユーザプレーン管理イベントにサブスクライブできることに注意されたい。したがって、SMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路を変更することを決定したときにPCFに通知でき、次いで、PCFがソースASに通知する。任意に選べることとして、SMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路を変更することを決定したときに、ソースASに直接通知できる。
任意に選べることとして、本方法は、ステップS701の前に、ソースASがPCFエンティティまたはSMFエンティティとの関連付け(policy association)を確立することを要求するステップと、PCFエンティティまたはSMFエンティティがソースASへセッションモードを送信するステップであって、セッションモードがSSC mode 3であってよい、ステップとをさらに含み得る。
S702:PCFエンティティまたはSMFエンティティは、ソースASへ第1の通知メッセージを送信する。
第1の通知メッセージは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知する。具体的に述べると、PCFエンティティまたはSMFエンティティは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときに、ソースASへ第1の通知メッセージを送信する。任意に選べることとして、第1の通知メッセージは第1の情報を含んでよい。第1の情報の説明については、前述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
UEのPDUセッションのSSC modeがSSC mode3である場合、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションの再確立を含む。
例えば、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEの移動や負荷分散などに基づいてトリガされ得る。例えば、図3に示されているように、第1の情報がUEのIPアドレスである一例を使用すると、UEがMEC1内のEAS2にアクセスするときに、セッションのアンカーUPFはPSA1であり、UEのIPアドレスはIP@1である。UEがMEC2のサービス範囲に移動する場合は、SMFがPDUセッションを再確立することを決定し、セッションを新たに確立することを指示する指示をUEへ送信する。任意に選べることとして、この指示はタイマーを含んでよい。タイマーが満了すると、古いPDUセッションが解放される。相応に、UEは、セッションを作成するための要求を開始する。SMFは、セッション要求を受信した後に、現在のセッションのために新しいセッションアンカーUPFを、すなわちPSA2を、選択し、UEに新しいIPアドレスIP@2を割り当てる。SMFは新しいIPアドレスIP@2をPCFへ送信し、PCFは新しいIPアドレスIP@2をソースASへ送信する。
再確立の前に使用されるPDUセッション(古いPDUセッション)のSMFと再確立されたPDUセッション(新しいPDUセッション)のSMFが同じである場合と異なる場合とがあることに注意されたい。換言すると、SMFは、PDUセッションが再確立されるときに変更される場合とされない場合とがある。
例えば、PDUセッションの再確立によってSMFが変わらない場合は、SMFが、古いPDUセッション(再確立前に使用されたPDUセッション)を新しいPDUセッション(再確立されたPDUセッション)に関連付けることができ、新しいIPアドレス、新しいPDUセッションのアンカーPSA2に対応するDNAI、またはUEの位置情報を、ソースASへ送信することができる。
例えば、PDUセッションの再確立中にSMFが変わる場合は、古いSMF(すなわち、PDUセッションが再確立される前に使用されたSMF)がPCFに関する情報をAMFへ送信し、AMFはPCFに関する情報を新しいSMF(PDUセッションが再確立された後に使用されるSMF)へ送信し、新しいSMFはPCFに関する情報に基づいて同じPCFを選択する。換言すると、PDUセッションが再確立されるときにSMFは変わるが、PCFは変わらない。したがって、PCFは、新しいPDUセッションを古いPDUセッションに関連付けることができ、新しいIPアドレス、新しいDNAI、またはUEの位置情報を、ソースASへ送信する。
ステップS702の第1の通知メッセージが、ステップS701でソースASによってサブスクライブされるPCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知に応答したものであることは理解されよう。
S703:ソースASは、第1の通知メッセージを受信する。
S704:ソースASは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定する。
例えば、第1の通知メッセージが第1の情報を含む場合は、ソースASは、第1の通知メッセージに含まれる第1の情報に基づいてターゲットASを決定できる。任意に選べることとして、第1の通知メッセージが第1の情報を含まない場合は、ステップS704の前に、ソースASは、第1の情報を得るために、第1の通知メッセージを受信した後に5GCネットワークエレメントに要求を送信し、5GCネットワークエレメントから得られた第1の情報に基づいてターゲットASを決定することができる。例えば、ソースASは、AMFエンティティからUEの位置情報を得、SMFエンティティからUEに現在サーブするUPFに対応するDNAIを得、またはSMFエンティティもしくはUPFエンティティからUEの現在のIPアドレスを得ることができる。
ソースASがステップS704で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する具体的な実装については、ソースAFがステップS602で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する実装を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S705:ソースASは、アプリケーション移転をトリガする。
アプリケーション移転は、UEによってアクセスされるアプリケーションサーバをソースASからターゲットASに移転させることを意味する。
任意に選べることとして、ステップS705ではソースESがアプリケーション移転をトリガしてもよい。ソースESがステップS705でアプリケーション移転をトリガする場合、本方法は、ステップS705の前に、ソースASがターゲットASの接続情報をソースESへ送信するステップをさらに含み得、その結果、ソースESは、ターゲットASの接続情報に基づいてソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させる。換言すると、本出願の本実施形態において、ターゲットASを決定するデバイスとアプリケーション移転をトリガするデバイスは、同じデバイスである場合と異なるデバイスである場合とがある。
図7のステップS705が任意選択のステップであることは理解されよう。
S706:ソースASは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
ターゲットASの接続情報の関連説明については、ステップS603を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S707:UEは、ターゲットASの接続情報を受信し、ターゲットASへの接続を確立する。
例えば、UE内のACは、ターゲットASの接続情報を受信した後にSocketを確立し、UE内のOSは、ターゲットASの接続情報に基づいてターゲットASを選択し、接続を確立する。
任意に選べることとして、ソースASは、アプリケーション移転が完了された後に、UEによって送信されるデータパケットをさらに受信する場合に、ソースASによって受信されたデータパケットをターゲットASへ転送できる。
ステップS701~S707の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図7は、説明のための一例にすぎない。
本出願の本実施形態で提供されるアプリケーション移転方法で、ソースASが、コアネットワークエレメントからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときに、ソースASが、コアネットワークエレメントによって送信される第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージに含まれる第1の情報に基づいてターゲットASを決定し、アプリケーション移転をトリガできることは理解されよう。本方法では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいて決定されるターゲットASは、正確である。したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、本方法では、ソースASがターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガし、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
図8は、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。本方法は、ソースESと、PCFエンティティ/SMFエンティティと、UEとの相互作用に関し、以下のステップを含む。
S801:ソースESは、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブする。
このユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースESに通知する。
例えば、ソースESは、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知に直接サブスクライブできる。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるかどうかはSMFによって管理されるので、ソースESがPCFからのユーザプレーン管理イベントにサブスクライブするときに、PCFがSMFからのユーザプレーン管理イベントにサブスクライブできることに注意されたい。したがって、SMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路を変更することを決定したときにPCFに通知でき、次いで、PCFがソースESに通知する。任意に選べることとして、SMFは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路を変更することを決定したときに、ソースESに直接通知してよい。
任意に選べることとして、本方法は、ステップS801の前に、ソースESがPCFエンティティまたはSMFエンティティとの関連付け(policy association)を確立することを要求するステップと、PCFエンティティまたはSMFエンティティがソースESへセッションモードを送信するステップであって、セッションモードがSSC mode 3であってよい、ステップとをさらに含んでよい。
S802:PCFエンティティまたはSMFエンティティは、ソースESへ第3の通知メッセージを送信する。
第3の通知メッセージは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースESに通知する。具体的に述べると、PCFエンティティまたはSMFエンティティは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときに、ソースESへ第3の通知メッセージを送信する。任意に選べることとして、第3の通知メッセージは第1の情報を含んでよい。第1の情報の説明については、前述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
ステップS802の第3の通知メッセージが、ステップS801でソースESによってサブスクライブされるPCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知に応答したものであることは理解されよう。
S803:ソースESは、第3の通知メッセージを受信する。
S804:ソースESは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定する。
例えば、第3の通知メッセージが第1の情報を含む場合は、ソースESは、第3の通知メッセージに含まれる第1の情報に基づいてターゲットASを決定できる。任意に選べることとして、第3の通知メッセージが第1の情報を含まない場合は、ソースESは、第3の通知メッセージを受信した後に、第1の情報を得る要求を5GCネットワークエレメントへ送信し、5GCネットワークエレメントから得られた第1の情報に基づいてターゲットASを決定することができる。例えば、ソースESは、AMFエンティティからUEの位置情報を得、SMFエンティティからUEに現在サーブするUPFに対応するDNAIを得、またはSMFエンティティもしくはUPFエンティティからUEの現在のIPアドレスを得ることができる。
ソースESがステップS804で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する具体的な実装については、ソースAFがステップS602で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する実装を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S805:ソースESは、アプリケーション移転をトリガする。
アプリケーション移転は、UEによってアクセスされるアプリケーションサーバをソースASからターゲットASに移転させることを意味する。
任意に選べることとして、ステップS805ではソースASがアプリケーション移転をトリガしてもよい。ソースASがステップS805でアプリケーション移転をトリガする場合、本方法は、ステップS805の前に、ソースESがターゲットASの接続情報をソースASへ送信するステップをさらに含み得、その結果、ソースASは、ターゲットASの接続情報に基づいてソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させる。
図8のステップS805が任意選択のステップであることは理解されよう。
S806:ソースESは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
ターゲットASの接続情報は、ターゲットASのアドレス情報を含む。ターゲットASの接続情報は、ターゲットASのIPアドレス、ターゲットASのURI、ターゲットASのURL、またはターゲットASのエンドポイント(end point)などの情報であってよい。
例えば、ソースESは、UE内のACへターゲットASの接続情報を送信できる。
S807:UEは、ターゲットASの接続情報を受信し、ターゲットASへの接続を確立する。
ステップS806およびS807の具体的な実装については、ステップS706およびS707を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
ステップS801~S807の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図8は、説明のための一例にすぎない。
本出願の本実施形態で提供されるアプリケーション移転方法では、ソースESが、コアネットワークエレメントからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときには、ソースESが、コアネットワークエレメントによって送信される第3の通知メッセージを受信し、第3の通知メッセージに含まれる第1の情報に基づいてターゲットASを決定し、アプリケーション移転をトリガできることは理解されよう。本方法では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいて決定されるターゲットASは、正確である。したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、本方法では、ソースESがターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガし、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
図9は、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。本方法は、ソースASと、ソースESと、PCFエンティティ/SMFエンティティと、UEとの相互作用に関し、以下のステップを含む。
S901:ソースASは、ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブする。
このユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知する。
S902:ソースESは、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブする。
このユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースESに通知する。
S903:PCFエンティティまたはSMFエンティティは、ソースESへ第3の通知メッセージを送信する。
第3の通知メッセージは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースESに通知する。具体的に述べると、PCFエンティティまたはSMFエンティティは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときに、ソースESへ第3の通知メッセージを送信する。任意に選べることとして、第3の通知メッセージは第1の情報を含んでよい。第1の情報の説明については、前述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
ステップS903の第3の通知メッセージが、ステップS902でソースESによってサブスクライブされるPCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知に応答したものであることは理解されよう。
S904:ソースESは、第3の通知メッセージを受信する。
S905:ソースESは、ソースASへ第2の通知メッセージを送信する。
第2の通知メッセージは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知する。具体的に述べると、ソースESは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときに、ソースASへ第2の通知メッセージを送信する。任意に選べることとして、第2の通知メッセージは第1の情報を含んでよい。第1の情報は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEのDNAIであってよい。
ステップS905の第2の通知メッセージが、ステップS901でソースASによってサブスクライブされるソースESからのユーザプレーン管理イベント通知に応答したものであることは理解されよう。
S906:ソースASは、第2の通知メッセージを受信する。
S907:ソースASは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定する。
例えば、第2の通知メッセージが第1の情報を含む場合は、ソースASは、第2の通知メッセージに含まれる第1の情報に基づいてターゲットASを決定できる。任意に選べることとして、第2の通知メッセージが第1の情報を含まない場合は、ソースASは、第2の通知メッセージを受信した後に、第1の情報を得る要求を5GCネットワークエレメントへ送信し、5GCネットワークエレメントから得られた第1の情報に基づいてターゲットASを決定することができる。
ソースASがステップS907で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する具体的な実装については、ソースAFがステップS602で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する実装を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S908:ソースASは、アプリケーション移転をトリガする。
アプリケーション移転は、UEによってアクセスされるアプリケーションサーバをソースASからターゲットASに移転させることを意味する。
任意に選べることとして、ステップS908ではソースESがアプリケーション移転をトリガしてもよい。ソースESがステップS908でアプリケーション移転をトリガする場合、本方法は、ステップS908の前に、ソースASがターゲットASの接続情報をソースESへ送信するステップをさらに含み得、その結果、ソースESは、ターゲットASの接続情報に基づいてソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させる。
図9のステップS908が任意選択のステップであることは理解されよう。
S909:ソースASは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
S910:UEは、ターゲットASの接続情報を受信し、ターゲットASへの接続を確立する。
ステップS909およびS910の具体的な実装については、ステップS706およびS707を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
ステップS901~S910の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図9は、説明のための一例にすぎない。
本出願の本実施形態で提供されるアプリケーション移転方法では、ソースASが、ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブし、ソースESが、コアネットワークエレメントからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするので、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときに、ソースESが、コアネットワークエレメントによって送信される通知メッセージを受信し、ソースASへ通知を送信できることは理解されよう。ソースASは、ソースESによって送信される通知に含まれる第1の情報に基づいてターゲットASを決定し、アプリケーション移転をトリガすることができる。本方法では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいて決定されるターゲットASは、正確である。したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、本方法では、ソースASがターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガし、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
図10は、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。本方法は、ソースASと、ソースESと、UE内のEECと、UE内のOSと、UE内のACとの相互作用に関し、以下のステップを含む。
S1001:ソースASは、ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブする。
このユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知する。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更が、UEのPDUセッションの再確立を含むことは理解されよう。
S1002:UE内のEECは、UE内のOSからのセッション再確立イベント通知にサブスクライブする。
このセッション再確立イベント通知は、UEのPDUセッションが再確立されるときにUE内のEECに通知する。
S1003:UE内のOSは、UE内のEECへ第6の通知メッセージを送信する。
第6の通知メッセージは、UEのPDUセッションが再確立されることをUE内のEECに通知する。具体的に述べると、UE内のOSは、UEのPDUセッションが再確立されると決定したときに、UE内のEECへ第6の通知メッセージを送信する。任意に選べることとして、第6の通知メッセージは第1の情報を含む。
ステップS1003の第6の通知メッセージが、ステップ1002でUE内のEECによってサブスクライブされるUE内のOSからのセッション再確立イベント通知に応答したものであることは理解されよう。
S1004:UE内のEECは、第6の通知メッセージを受信する。
S1005:UE内のEECは、ソースESへ第4の通知メッセージを送信する。
第4の通知メッセージは、UEのPDUセッションが再確立されることをソースESに通知する。具体的に述べると、UE内のEECは、UEのPDUセッションが再確立されると決定したときに、ソースESへ第4の通知メッセージを送信する。任意に選べることとして、第4の通知メッセージは第1の情報を含む。
任意に選べることとして、ステップS1005でUE内のEECによってソースESへ送信される第4の通知メッセージは、ネットワーク内のUEの新しいDNAI、新しいIPアドレス、および/または位置識別情報を含んでよい。
S1006:ソースESは、第4の通知メッセージを受信する。
任意に選べることとして、第4の通知メッセージが第1の情報を含まない場合は、ソースESは、5GCネットワークエレメント(例えば、AMFエンティティまたはSMFエンティティ)に要求を送信して、第1の情報を得ることができ、例えば、AMFエンティティからネットワーク内のUEの位置識別情報を得ることができ、SMFエンティティからUEに現在サーブするUPFに対応するDNAIを得ることができ、またはSMFエンティティもしくはUPFエンティティからUEの現在のIPアドレスを得ることができる。
S1007:ソースESは、ソースASへ第2の通知メッセージを送信する。
第2の通知メッセージは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知する。具体的に述べると、ソースESは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときに、ソースASへ第2の通知メッセージを送信する。任意に選べることとして、第2の通知メッセージは第1の情報を含んでよい。
ステップS1007の第2の通知メッセージが、ステップS1001でソースASによってサブスクライブされるソースESからのユーザプレーン管理イベント通知に応答したものであることは理解されよう。
S1008:ソースASは、第2の通知メッセージを受信する。
S1009:ソースASは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定する。
例えば、第2の通知メッセージが第1の情報を含む場合は、ソースASは、第2の通知メッセージに含まれる第1の情報に基づいてターゲットASを決定できる。任意に選べることとして、第2の通知メッセージが第1の情報を含まない場合は、ソースASは、第2の通知メッセージを受信した後に、第1の情報を得る要求を5GCネットワークエレメントへ送信し、5GCネットワークエレメントから得られた第1の情報に基づいてターゲットASを決定することができる。
任意に選べることとして、第2の通知メッセージに含まれる第1の情報がUEのIPアドレスである場合は、ソースASは、第2の通知メッセージを受信した後に、UEのIPアドレスの経路情報を5GCネットワークエレメントに問い合わせ、経路情報に基づいてターゲットASを決定することができる。例えば、ソースASは、IPアドレスに基づいてAF policy associationを確立し、AF policy associationを使用してセッションの経路情報(例えば、セッションに対応するDNAI)またはUEの位置情報を問い合わせ、DNAIまたはUEの位置情報に基づいてターゲットASを決定できる。
ソースASがステップS1009で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する具体的な実装については、ソースAFがステップS602で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する実装を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S1010:ソースASは、アプリケーション移転をトリガする。
任意に選べることとして、ステップS1010ではソースESがアプリケーション移転をトリガしてもよい。ソースESがステップS1010でアプリケーション移転をトリガする場合、本方法は、ステップS1010の前に、ソースASがターゲットASの接続情報をソースESへ送信するステップをさらに含み得、その結果、ソースESは、ターゲットASの接続情報に基づいてソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させる。
図10のステップS1010が任意選択のステップであることは理解されよう。
S1011:ソースASは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
ターゲットASの接続情報は、ターゲットASのアドレス情報を含む。ターゲットASの接続情報は、ターゲットASのIPアドレス、ターゲットASのURI、ターゲットASのURL、またはターゲットASのエンドポイント(end point)などの情報であってよい。
例えば、ソースASは、UE内のACへターゲットASの接続情報を送信できる。
S1012:UEは、ターゲットASの接続情報を受信し、ターゲットASへの接続を確立する。
ステップS1011およびS1012の具体的な実装については、ステップS706およびS707を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
ステップS1001~S1012の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図10は、説明のための一例にすぎない。
本出願の本実施形態で提供されるアプリケーション移転方法では、UE内のEECが、UE内のOSからのセッション再確立イベント通知にサブスクライブするので、UEのPDUセッションが再確立されるときに、UE内のOSがUE内のEECに通知し、UE内のEECがソースESに通知し、ソースESがソースASへ通知を送信し、ソースASが、ソースESによって送信される通知に含まれる情報に基づいてターゲットASを決定し、アプリケーション移転をトリガできることは理解されよう。本方法では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報に基づいて決定されるターゲットASは、正確である。したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、本方法では、ソースASがターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガし、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
図11は、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。本方法は、ソースESと、UE内のEECと、UE内のOSと、UE内のACとの相互作用に関し、以下のステップを含む。
S1101:UE内のEECは、UE内のOSからのセッション再確立イベント通知にサブスクライブする。
S1102:UE内のOSは、UE内のEECへ第6の通知メッセージを送信する。
S1103:UE内のEECは、第6の通知メッセージを受信する。
S1104:UE内のEECは、ソースESへ第4の通知メッセージを送信する。
S1105:ソースESは、第4の通知メッセージを受信する。
ステップS1101~S1105の具体的な実装については、ステップS1002~S1006の実装を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S1106:ソースESは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定する。
例えば、第4の通知メッセージが第1の情報を含む場合は、ソースESは、第4の通知メッセージに含まれる第1の情報に基づいてターゲットASを決定できる。任意に選べることとして、第4の通知メッセージが第1の情報を含まない場合は、ソースESは、第4の通知メッセージを受信した後に、第1の情報を得る要求を5GCネットワークエレメントへ送信し、5GCネットワークエレメントから得られた第1の情報に基づいてターゲットASを決定することができる。
ソースESがステップS1106で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する具体的な実装については、ソースAFがステップS602で第1の情報に基づいてターゲットASを決定する実装を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S1107:ソースESは、アプリケーション移転をトリガする。
任意に選べることとして、ステップS1107ではソースASがアプリケーション移転をトリガしてもよい。ソースASがステップS1107でアプリケーション移転をトリガする場合、本方法は、ステップS1107の前に、ソースESがターゲットASの接続情報をソースASへ送信するステップをさらに含み得、その結果、ソースASは、ターゲットASの接続情報に基づいてソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させる。
図11のステップS1107が任意選択のステップであることは理解されよう。
S1108:ソースESは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
例えば、ソースESは、UE内のACへターゲットASの接続情報を送信できる。
S1109:UEは、ターゲットASの接続情報を受信し、ターゲットASへの接続を確立する。
ステップS1101~S1109の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図11は、説明のための一例にすぎない。
本出願の本実施形態で提供されるアプリケーション移転方法では、UE内のEECが、UE内のOSからのセッション再確立イベント通知にサブスクライブするので、UEのPDUセッションが再確立されるときには、UE内のOSがUE内のEECに通知し、UE内のEECがソースESに通知し、ソースESがターゲットASを決定し、アプリケーション移転をトリガする。本方法では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後にUEの位置情報に基づいて決定されるターゲットASは、正確である。したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、本方法では、ソースESがターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガし、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
図12は、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。本方法は、ソースASと、ターゲットESと、UE内のEECと、UE内のOSと、UE内のACとの相互作用に関し、以下のステップを含む。
S1201:UE内のEECは、UE内のOSからのセッション再確立イベント通知にサブスクライブする。
S1202:UE内のOSは、UE内のEECへ第6の通知メッセージを送信する。
S1203:UE内のEECは、第6の通知メッセージを受信する。
例えば、UE内のEECは、第6の通知メッセージを受信した後に、第6の通知メッセージに基づいて、UEのPDUセッションが再確立されることを知り、アプリケーション移転が実行される必要があると決定する。
ステップS1201~S1203の具体的な実装については、ステップS1002~S1004の実装を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S1204:UE内のEECは、第1の情報に基づいてターゲットESを決定する。
例えば、第6の通知メッセージが第1の情報を含む場合は、UE内のEECが、第6の通知メッセージ内の第1の情報に基づいてターゲットESを決定できる。
一実装では、ターゲットESとソースESが同じESである。別の一実装では、ターゲットESとソースESが異なるESである。
ターゲットESは、UEによってアクセス可能なDNに配備されたESであり得る。任意に選べることとして、UEによってアクセス可能なDNは1つ以上存在し得る。
S1205:UE内のEECは、ターゲットESへ発見要求を送信する。
この発見要求は、ターゲットESによって管理される1つ以上のASのリストを要求する。任意に選べることとして、ASのリストは、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASのリストであってよい。例えば、ソースASは、Tencent VideoのASであり、発見要求は、ターゲットESによって管理されるTencent Videoの1つ以上のASのリストを要求する。
任意に選べることとして、発見要求は、ソースASの識別情報を含んでよい。
S1206:ターゲットESは、発見要求を受信する。
S1207:ターゲットESは、UE内のEECへ第1のメッセージを送信する。
第1のメッセージは、ターゲットESによって管理される1つ以上のASの接続情報を含む。任意に選べることとして、1つ以上のASは、ソースASと同じアプリケーションにサーブしてよい。例えば、ターゲットESは、ターゲットESによって管理されるTencent VideoのすべてのASのUE接続情報を送信する。
S1208:UE内のEECは、第1のメッセージを受信し、第1のメッセージに基づいて、ターゲットESによって管理される1つ以上のASからターゲットASを決定する。
例えば、UE内のEECは、ターゲットESによって管理される1つ以上のASからターゲットASとして1つのASを選択できる。一実装では、第1のメッセージが、1つ以上のASの1つ以上の優先順位を含み、EECは、優先順位が最も高いASをターゲットASとして選択する。
S1209:UE内のEECは、UE内のACへターゲットASの接続情報を送信する。
S1210:UE内のACは、ターゲットASの接続情報を受信し、ターゲットASへの接続を確立する。
S1211:UE内のACは、ソースASへターゲットASの接続情報を送信する。
任意に選べることとして、ステップS1211において、UE内のACは、ソースESへターゲットASの接続情報を代わりに送信してもよく、ソースESは、ターゲットASの接続情報を受信し、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させる。
S1212:ソースASは、ターゲットASの接続情報を受信し、アプリケーション移転をトリガする。
例えば、ソースASは、ターゲットASの接続情報を受信した後に、ソースASとターゲットASとの間で状態移転を実行でき、状態移転は、アプリケーションコンテキスト移転とも呼ばれる。
アプリケーション移転は、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることを意味する。
任意に選べることとして、UE内のACがステップS1211でターゲットASの接続情報をソースESへ送信する場合は、ソースESがターゲットASの接続情報を受信し、ステップS1212でアプリケーション移転をトリガすることができる。換言すると、本実施形態では、ソースASかソースESがアプリケーション移転をトリガできる。
ステップS1211およびS1212が任意選択のステップであることは理解されよう。UEがアプリケーションにアクセスする際の遅延を短縮するため、ソースASまたはソースESは、ソースASとターゲットASとのコンテキスト同期を実行できる。
ステップS1201~S1212の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図12は、説明のための一例にすぎない。
本出願の本実施形態で提供されるアプリケーション移転方法では、UE内のEECが、UE内のOSからのセッション再確立イベント通知にサブスクライブするので、UEのPDUセッションが再確立されるときに、UE内のOSがUE内のEECに通知し、UE内のEECがターゲットASを決定し、ターゲットASの接続情報をソースESまたはソースASへ送信し、ソースESまたはソースASがアプリケーション移転をトリガすることは理解されよう。本方法では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後にUEの位置情報に基づいて決定されるターゲットASは、正確である。したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、本方法では、ソースESまたはソースASがターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガし、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
ソースESがPCFエンティティ/SMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブする一例が使用される。UEがソースDNに配備されたソースAS(例えば、ソースASはTencent VideoのAS)にアクセスする場合に、UEが移動し、UEのPDUセッションが再確立されるなら、ソースESは、PCFエンティティ/SMFエンティティから、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを知ることができる。しかしながら、ソースESは、UEによって現在アクセスされているソースDN内のASを知らないので、ソースESは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることを指示する通知メッセージを、ソースDN内に配備されたすべてのASに送信するが、UEは、ソースDN内のTencent VideoのASのみにアクセスできる。したがって、ソースESによって別のAS(ソースDNに配備され、UEによってアクセスされないAS)へ送信される通知メッセージは無効である。加えて、移動後に、UEによってアクセス可能なDNにTencent VideoのASが配備されていない場合は、ソースESによってソースASへ送信される通知メッセージは無効である。したがって、アプリケーション移転の過程で無効な通知を減らすため、本出願の実施形態は、アプリケーション移転方法をさらに提供する。本方法では、ソースASがソースESへサブスクリプション要求を送信するので、ターゲットASが存在すると決定したときに、ソースESは、ターゲットASの接続情報を含む通知メッセージをソースASへ送信できる。これは、アプリケーション移転の過程で無効な通知を減らすことができる。
図13は、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。本方法は、ソースASと、ソースESと、PCFエンティティ/SMFエンティティと、ターゲットASと、UEとの相互作用に関し、以下のステップを含む。
S1301:ソースASは、ソースESへサブスクリプション要求を送信する。
サブスクリプション要求は、ターゲットASが存在するとソースESが決定したときにソースASに通知することを指示する。任意に選べることとして、サブスクリプション要求は、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在するとソースESが決定したときにソースASにさらに通知できる。一実装では、サブスクリプション要求がアプリケーション移転イベント通知であってもよく、サブスクリプション要求の名称は限定されない。
任意に選べることとして、サブスクリプション要求はアプリケーション識別情報を含んでよい。アプリケーション識別情報は、アプリケーションに対応する識別情報であり、例えばapplication IDであり、またはアプリケーションに対応するサーバの識別情報であり、例えばEAS ID(edge application server ID)である。
例えば、ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブする。具体的に述べると、ターゲットASとソースASは同じアプリケーション識別子(edge application server ID、EAS ID)を有する。
任意に選べることとして、ソースESは、ターゲットESまたはCSから利用可能なASまたはアクセス可能なASを得、UEによってアクセスされるアプリケーションサーバをソースASからターゲットASに移転させるために、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定する。これはユーザエクスペリエンスを向上させ、例えば、より短い遅延とより高い帯域幅を達成する。
任意に選べることとして、ソースASは、UEがソースASへの接続を確立するときに、または確立した後に、ソースESへサブスクリプション要求を送信してよい。
例えば、UEによってアクセス可能なDNは、UEの移動先でUEによってアクセスされることが可能な1つ以上のデータネットワークであり得る。UEが移動した後に、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASが、UEによってアクセス可能なデータネットワークに配備されていない場合があることは理解されよう。したがって、サブスクリプション要求が送信され、その結果、ソースESは、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASがUEによってアクセス可能なデータネットワークに存在すると決定したときにソースASに通知でき、アプリケーション移転を開始する。
一実装では、DNが特定のサービス範囲またはサービスエリアを有する。UEが特定のサービス範囲またはサービスエリアに入る場合は、そのDNがUEによってアクセス可能なDNであると見なされ得る。そうでない場合は、そのDNは現在位置でUEによってアクセス可能なDNではないと見なされ得る。UEが、現在位置において0個、1個、または複数個のDNにアクセスし得ることを理解されたい。換言すると、サブスクリプション要求は、現在位置でUEにサーブできるターゲットASが存在するとソースESが決定したときにソースASに通知でき、ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブする。例えば、ASは特定のサービス範囲またはサービスエリアを有する。UEが特定のサービス範囲またはサービスエリア内にあるときは、そのASが現在位置でUEにサーブできると見なされ得、そうでない場合は、そのASは現在位置でUEにサーブできないと見なされ得る。UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在するとソースESが決定することが、現在位置でUEにサーブできるターゲットASが存在するとソースESが決定することと同じ意味を持つことを理解されたい。以下では、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在するとソースESが決定する一例のみを使用して説明を提供する。
任意に選べることとして、ステップS1301は、代わりに、ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうかを指示する、またはソースASに対応するアプリケーションが移転をサポートするかどうかを指示する、ソースES指示情報を、ソースASが送信することであってもよい。ソースASがアプリケーション移転をサポートすることを指示するソースES指示情報をソースASが送信し、その結果、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定した場合に、ソースESが、アプリケーション移転を直接実行するか、またはアプリケーション移転を実行すると決定できることは理解されよう。本出願の実施形態のアプリケーション移転が、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることをも意味し得ることに注意されたい。
任意に選べることとして、サブスクリプション要求は、UEのPDUセッションに関する情報をさらに含んでよい。UEのPDUセッションに関する情報は、UEのインターネットプロトコルIPアドレス、データネットワーク名(data network name、DNN)、またはシングルネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information、S-NSSAI)のうちの少なくとも1つを含む。任意に選べることとして、ソースESは、サブスクリプション要求に含まれるUEのPDUセッションに関する情報に基づいてポリシーコントロール機能PCFエンティティまたはセッション管理機能SMFエンティティを決定できる。
任意に選べることとして、サブスクリプション要求はアプリケーション識別情報を含む。ソースESは、アプリケーション識別情報に基づいてターゲットASを決定し、現在位置でUEにサーブできるターゲットASが存在すると決定したときにソースASに通知することができる。別の一実装では、ソースESは、受信したソースASのサブスクリプション要求に基づいて、ソースASに対応するアプリケーション識別情報を決定できる。
S1302:ソースESは、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブし、ユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースESに通知する。任意に選べることとして、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションの再確立を含む。あるいは、ソースESは、AMFエンティティからのUEのモビリティイベント通知または位置変更イベント通知にサブスクライブし、モビリティイベント通知または位置変更イベント通知は、UEの位置が変わるときにソースESに通知する。任意に選べることとして、位置変更の粒度は、UEのcell変更、RAN変更、TA変更、またはRA変更などを含み得る。これは本出願で限定されない。
ソースESが、PCFエンティティ、SMFエンティティ、またはAMFエンティティからの通知にサブスクライブすることが、ソースESが、PCFエンティティ、SMFエンティティ、またはAMFエンティティからの通知に直接サブスクライブすることであってよく、または、別のエンティティを介して、例えばNEFを介して、通知にサブスクライブしてもよいことは理解されよう。これは本出願で限定されない。
任意に選べることとして、本実施形態では、UEのPDUセッションのSSCモードは、SSC mode1、SSC mode2、またはSSC mode3であってよい。
S1303:PCFエンティティまたはSMFエンティティは、ソースESへ第3の通知メッセージを送信する。
ステップS1303の第3の通知メッセージが、ステップS1302でソースESによってサブスクライブされるPCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知に応答したものであること、またはステップS1302でソースESによってサブスクライブされるAMFエンティティからの位置変更イベント通知に応答したものであり得ることは理解されよう。任意に選べることとして、第3の通知メッセージは第1の情報を含んでよい。第1の情報の関連説明については、前述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
任意に選べることとして、ステップS1303は、代わりに、AMFエンティティがソースESへ第3の通知メッセージを送信することであってもよい。
任意に選べることとして、第3の通知メッセージは、SMFまたはPCFによって送信されるearlier notificationであってよく、5GCがUEセッションのユーザプレーン経路を切り替えようとしていることを、または切り替える見込みであることを、ソースESに指示する。
S1304:ソースESは、第3の通知メッセージを受信する。
S1304a:ソースESは、ターゲットASが存在するかどうかを決定する。
任意に選べることとして、ソースESが、第1の情報に基づいて、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在するかどうかを決定することは、ソースESが、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在するかどうかを決定することをCSまたはターゲットESに要求できることを含む。一実装では、ソースESが、CSへ第1の情報とアプリケーション識別情報を送信する。CSは、第1の情報とアプリケーション識別情報とに基づいてターゲットESを決定し、ソースESへターゲットESを送信する。ソースESは、ターゲットESから、UEによってアクセス可能なDNに1つ以上のASが存在することを知り、ターゲットESはUEによってアクセス可能なDN内に位置される。ターゲットESは、1つ以上のASに関する情報をソースESへ送信する。ターゲットESが複数のASを管理する場合、ターゲットESは1つのASを決定し、そのASに関する情報をソースESへ送信することができ、または、ターゲットESは複数のASに関する情報をソースESへ送信でき、ソースESがターゲットASを決定する。別の一実装では、ソースESが、CSへ第1の情報とアプリケーション識別情報を送信する。CSは、第1の情報とアプリケーション識別情報とに基づいて、UEによってアクセス可能なDNに1つ以上のASが存在すると決定し、1つ以上のASに関する情報をソースESへ送信する。ソースESは、ターゲットASを決定する。別の一実装では、ソースESが、ターゲットESへ第1の情報とアプリケーション識別情報を送信する。ターゲットESは、第1の情報とアプリケーション識別情報とに基づいて、ターゲットESに対応するDNに1つ以上のASが存在すると決定し、1つ以上のASに関する情報をソースESへ送信する。ソースESは、ターゲットASを決定する。ソースESがターゲットESまたはCSからターゲットASを得る場合、ソースESは、アクセス可能なターゲットASが存在すると決定し、そうでない場合、ソースESは、アクセス可能なターゲットASが存在しないと決定する。ソースASとターゲットESの両方がソースESによって管理される場合に、ソースESとターゲットESが同じESであってよく、ソースESとターゲットESとの相互作用が省かれてよいことは理解されよう。ASに関する情報は、ASの接続情報であってよい。
任意に選べることとして、ターゲットASが存在するかどうかをソースESが決定することは、ソースESが、第1の情報とアプリケーション識別情報とに基づいて、ターゲットASが存在するかどうかを決定することを含んでもよい。一実装では、第3の通知メッセージに含まれる第1の情報は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路に対応するDNAIである。DNAIに対応するDNにアプリケーション識別情報に対応するASが存在するとソースESが決定する場合、ソースESはターゲットASが存在すると決定する。そうでない場合、ソースESは、DNAIに対応するDNにアプリケーション識別情報に対応するASが存在しないと決定し、ソースESは、ターゲットASを決定するために、第1の情報とアプリケーション識別情報をCSまたはターゲットESへ送信できる。方法は上述したものと同じであり、詳細は再度説明されない。
任意に選べることとして、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在しないとソースESが決定する場合は、具体的には、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASがUEによってアクセス可能なDNに配備されていない場合は、ソースESは、ソースASへ通知メッセージを送信せず、またはターゲットASが存在しないことを指示する通知メッセージを送信し、ソースASはアプリケーション移転をトリガせず、UEはソースASにアクセスし続ける。
任意に選べることとして、ソースESは、第3の通知メッセージを受信した後に、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在するかどうかを決定するステップを実行する。あるいは、ソースESは、ソースASが過負荷であることを検出した後に、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在するかどうかを決定するステップを実行する。別の場合には、計算リソースを節約するために、このステップは実行されない。
任意に選べることとして、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在するとソースESが決定する場合は、ステップS1305~ステップS1314が引き続き実行される。
S1305:ソースESは、ソースASへ第7の通知メッセージを送信する。
一実装では、ソースESは、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定したときに、ソースASへ第7の通知メッセージを送信する。任意に選べることとして、第7の通知メッセージはターゲットASの接続情報を含む。
任意に選べることとして、ソースESは、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在しないと決定した場合に、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在しないことを指示する通知メッセージをソースASへ送信できる。あるいは、ソースESは、現在位置でUEにサーブできるターゲットASが存在しないと決定した場合に、現在位置でUEにサーブできるターゲットASが存在しないことを指示する通知メッセージをソースASへ送信できる。
任意に選べることとして、S1301でソースASがソースESへ指示情報を送信する場合、指示情報は、ソースASがアプリケーション移転をサポートすることを指示し、アクセス可能なターゲットASが存在するとソースESが決定した場合、ソースESは、アプリケーション移転が実行される必要があると直接決定できる、換言すると、ソースESは、アプリケーション移転を実行すると決定する。その後、アプリケーション移転が実行される必要があるとソースASが決定するステップは省かれてよい。
別の一実装では、ソースESが、アプリケーション移転が実行される必要があると直接決定した場合に、ソースASへ第7の通知メッセージを送信し、第7の通知メッセージは、UEのコンテキストをターゲットASへ送信することをソースASに指示する。
ステップS1305の第7の通知メッセージが、ステップS1301でソースASによってソースESへ送信されるサブスクリプション要求に応答したものであることは理解されよう。ソースESは、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定したときに、ソースASへ第7の通知メッセージを送信する。
S1306:ソースASは、第7の通知メッセージを受信する。
S1307:ソースASは、ソースASからターゲットASにユーザ機器UEのコンテキストを移転させることを決定する。
ステップS1307は、代わりに、アプリケーション移転が実行される必要があるとソースASが決定すること、またはソースASがアプリケーション移転を実行すると決定することであってもよい。アプリケーション移転は、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることを意味する。あるいは、アプリケーション移転は、アプリケーションコンテキスト移転を指し、具体的には、ソースAS上のコンテキストをターゲットASに移転させることを指す。UEのコンテキストはアプリケーションコンテキストとも呼ばれ、コンテキストの名称は限定されない。一実装では、ソースASがターゲットASへUEのコンテキストを送信する。別の一実装では、ソースASがソースESへUEのコンテキストを送信し、その後、ソースESがコンテキストをターゲットASへ送信する。ソースESがターゲットESを介してターゲットASへコンテキストを送信する必要もあり得る。
任意に選べることとして、ソースASは、ソースESへ第4の指示情報をさらに送信でき、第4の指示情報は、ソースASからターゲットASにUEのコンテキストを移転させることをソースESに指示する。
一実装では、ソースASが第7の通知メッセージを受信し、第7の通知メッセージはターゲットASの接続情報を含む。ソースASは、アプリケーション移転が実行される必要があると決定する。別の一実装では、ソースASが、様々なシナリオに基づいて、アプリケーション移転が実行される必要があるかどうかを決定でき、換言すると、ソースASは、アプリケーション移転が実行される必要があると、または実行される必要がないと、決定できる。例えば、ソースASは、負荷、サービス緊急度、および別の判断材料に基づいて、アプリケーション移転が現在適切ではないと決定できる。これは本出願で限定されない。
一実装では、アプリケーション移転が実行される必要があるとソースESが決定する場合に、ソースASが、第7の通知メッセージを受信した後に、アプリケーション移転を実行する。
例えば、ソースASは、第7の通知メッセージを受信した後に、アプリケーション移転をトリガすることを直接決定できる。具体的に述べると、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在する場合は、ソースASがアプリケーション移転をトリガすることを直接決定する。
任意に選べることとして、本方法は、ステップS1307の前に、ステップS1308~S1311をさらに含んでよい。ソースASは、ターゲットASと交渉して、アプリケーション移転が現在実行されることができるかどうかを決定できる。
(任意選択)S1308:ソースASは、ターゲットASへアプリケーション移転要求メッセージを送信する。
アプリケーション移転要求メッセージは、ソースAS上のコンテキストをターゲットASに移転させるためのものである。
任意に選べることとして、アプリケーション移転要求メッセージは、アプリケーション移転のためのリソースを割り当てることをターゲットASに代わりに要求してもよい。
(任意選択)S1309:ターゲットASは、アプリケーション移転要求メッセージを受信する。
(任意選択)S1310:ターゲットASは、ソースASへアプリケーション移転応答メッセージを送信する。
アプリケーション移転応答メッセージは、第3の指示情報を含み、第3の指示情報は、ターゲットASがアプリケーション移転に同意するかどうか、またはアプリケーション移転を受け入れるかどうかを指示する。
例えば、ターゲットASは、ターゲットASのリソース使用状況を参照して、アプリケーション移転要求に同意するかどうか、またはアプリケーション移転要求を受け入れるかどうかを決定できる。ターゲットASは、大量のリソースが残っている場合に、アプリケーション移転を受け入れることを決定する。第3の指示情報は、ターゲットASがアプリケーション移転に同意することを指示できる。
(任意選択)S1311:ソースASは、アプリケーション移転応答メッセージを受信する。
ソースASがステップS1307でソースASからターゲットASにユーザ機器UEのコンテキストを移転させることを決定することは、ソースASが、第3の指示情報に基づいて、ソースASからターゲットASにユーザ機器UEのコンテキストを移転させることを決定することを含み得る。ターゲットASがアプリケーション移転に同意することをアプリケーション移転応答メッセージ内の第3の指示情報が指示する場合は、ソースASが、アプリケーション移転をトリガすることを決定する。
任意に選べることとして、ソースASはソースESへ第5の指示情報を送信し、第5の指示情報は、ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうかを指示し、ソースASがアプリケーション移転に同意するかどうかを指示し、またはソースASがアプリケーション移転を行うべきかどうかを指示する。第5の指示情報が第7の通知メッセージに応答したものであることは理解されよう。具体的に述べると、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在することを指示する第7の通知メッセージをソースESがソースASへ送信した後に、ソースASは、ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうかを指示する第5の指示情報をソースESへ送信する。
任意に選べることとして、ソースESは、第5の指示情報を受信した後に、5GC(例えば、SMF、PCF、またはAMF)へ第6の指示情報を送信し、第6の指示情報は、ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうかを指示する。第6の指示情報が第3の通知メッセージに応答したものであることは理解されよう。5GCは、第6の指示情報に基づいて、セッションのユーザプレーン経路の切り替えを終了するかどうかを決定できる。例えば、ソースASがアプリケーション移転をサポートしないことを第6の指示情報が指示する場合、SMFは、ソースESによって送信される第6の指示情報を受信した後に、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の切り替えを終了する。
任意に選べることとして、ソースASは、ソースESへ第7の指示情報をさらに送信でき、第7の指示情報は、アプリケーション移転の間にサービスの継続が維持される必要があることを指示する。第7の指示情報は、サービスの継続を実現し、UEがソースASへアプリケーションデータを送信するのを促進するために、DNAIが変わるときに、UPF間に転送トンネルを確立するためのものである。
任意に選べることとして、ソースESは、第7の指示情報を受信した後に、SMFまたはPCFへ第8の指示情報を送信し、第8の指示情報は、アプリケーション移転の間にサービスの継続が維持される必要があることを指示する。このように、ソースESは、移転を完了した後に、第8の指示情報を5GCネットワークエレメントへ送信するので、5GCネットワークエレメントは転送トンネルを解放できる。
S1312:ソースASは、アプリケーション移転をトリガする。
図13のステップS1312が任意選択のステップであることは理解されよう。
一実装では、ソースASは、ターゲットASの接続情報を受信する場合に、アプリケーション移転をトリガする。
一実装では、ソースASは、ターゲットASへアプリケーションコンテキストを直接送信する。
別の一実装では、ソースASがソースESへアプリケーションコンテキストを送信し、ソースESがターゲットESへコンテキストを送信し、次いでターゲットESがターゲットASへコンテキストを送信する。
S1313:任意に選べることとして、ソースASは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
任意に選べることとして、ステップS1313は、代わりに、ソースESがUEへターゲットASの接続情報を送信し、または、ソースESが5GCネットワークエレメント(例えば、SMFまたはPCF)へターゲットASの接続情報を送信し、次いで、5GCネットワークエレメントがUEへターゲットASの接続情報を送信することであってもよい。
S1314:任意に選べることとして、UEは、ターゲットASの接続情報を受信し、ターゲットASへの接続を確立する。
任意に選べることとして、UEによって受信され得るターゲットASの接続情報は、ソースAS、ソースES、5GCネットワークエレメント、または別のデバイスからのものであってよい。これは、本出願の本実施形態で限定されない。
ステップS1301~S1314の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図13は、説明のための一例にすぎない。
本実施形態で提供されるアプリケーション移転方法では、ソースASがソースESへサブスクリプション要求を送信するので、ターゲットASが存在すると決定した場合に、ソースESが、ターゲットASの接続情報を含む通知メッセージをソースASへ送信でき、次いで、ソースASがアプリケーション移転をトリガすることは理解されよう。UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASは、UEによってアクセス可能なデータネットワークに配備されていない場合がある。したがって、サブスクリプション要求が送信され、その結果、ソースESは、ソースASと同じアプリケーションにサーブするASがUEによってアクセス可能なデータネットワークに存在すると決定したときにソースASに通知でき、アプリケーション移転を開始する。したがって、アプリケーション移転の過程で無効な通知が減らされて、遅延を短縮することができる。
任意に選べることとして、本出願の一実施形態は、アプリケーション移転方法をさらに提供する。本方法は、ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうかを指示する指示情報をソースASがソースESへ送信することを含み得る。ソースESは指示情報を受信する。ソースESは、5GCネットワークエレメントからのユーザプレーン管理イベント通知またはモビリティイベント通知にサブスクライブする。5GCネットワークエレメントは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときに、またはUEの位置が変わるときに、ソースESへ第3の通知メッセージを送信する。ソースESは第3の通知メッセージを受信し、第1の情報に基づいて、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在するかどうかを決定する。ソースASがアプリケーション移転をサポートすることを指示情報が指示する場合は、UEによってアクセス可能なDNにターゲットASが存在すると決定した後に、ソースESがアプリケーション移転を実行することを決定する。ソースESは、ソースASにソースAS上のコンテキストを要求し、ソースAS上のコンテキストをターゲットASに移転させることができる。
例えば、UEにサーブするデータネットワークはUEの移動の過程で変わることがあり、CSは、UEに配信されるデータネットワークに関する情報を更新することがある。したがって、本出願の一実施形態は、アプリケーション移転方法をさらに提供する。本方法は、アプリケーション移転の過程でネットワーク情報をどのように更新するかに関する。図14は、本方法の概略フローチャートである。本方法は、CSと、UEと、PCFエンティティ/SMFエンティティとの相互作用に関し、以下のステップを含む。
S1401:UEは、CSへ第1の指示情報を送信する。
第1の指示情報は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときに、UEへターゲットDNに関する情報を送信することをCSに指示する。
任意に選べることとして、本実施形態では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションの再確立を含む。本実施形態では、UEのPDUセッションのSSCモードがSSC mode3であってよい。UEのPDUセッションが再確立されると、それに応じて、UEによってアクセスされるデータネットワークのハンドオーバーが発生し得る。
任意に選べることとして、本実施形態におけるCSは、図2のECSであってよく、DNは図2のEDNであってよい。
S1402:CSは、第1の指示情報を受信する。
S1403:CSは、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブする。
ユーザプレーン管理イベント通知は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにCSに通知する。
S1404:PCFエンティティまたはSMFエンティティは、CSへ第5の通知メッセージを送信する。
第5の通知メッセージは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをCSに通知する。具体的に述べると、PCFエンティティまたはSMFエンティティは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わると決定したときに、CSへ第5の通知メッセージを送信する。任意に選べることとして、第5の通知メッセージは第1の情報を含んでよい。第1の情報の説明については、前述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
ステップS1404の第5の通知メッセージが、ステップS1403でCSによってサブスクライブされるPCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知に応答したものであることは理解されよう。
S1405:CSは、第5の通知メッセージを受信する。
S1406:CSは、第1の情報に基づいてターゲットDNを決定する。
例えば、CSは、第5の通知メッセージに含まれる第1の情報に基づいてターゲットDNを決定できる。例えば、第1の情報はUEのDNAIである。
任意に選べることとして、CSは、第5の通知メッセージに含まれる第1の情報に基づいて、PCFエンティティまたはSMFエンティティにUPFに関する情報を、代わりに問い合わせ、UPFに関する情報に基づいてターゲットDNを決定してもよい。例えば、CSは、第5の通知メッセージに含まれるUEのIPアドレスに基づいて、PCFエンティティまたはSMFエンティティにDNAIを問い合わせ、DNAIに基づいてターゲットDNを決定することができる。
S1407:CSは、UEへターゲットDNに関する情報を送信する。
S1408:UEは、ターゲットDNに関する情報を受信し、ターゲットDNへの接続を確立する。
ステップS1401~S1408の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図14は、説明のための一例にすぎない。
本実施形態では、UEは、UEのPDUセッションが再確立されるときに、UEへターゲットDNに関する情報を送信することをCSに指示するので、CSは、UEがターゲットDNにアクセスすることを可能にするために、UEのPDUセッションが再確立されるときに、UEへターゲットDNに関する情報を送信できる。
例えば、本出願の一実施形態は、アプリケーション移転方法をさらに提供する。本方法は、アプリケーション移転の過程でネットワーク情報をどのように更新するかに関する。図15は、方法の概略フローチャートである。本方法は、CSとUEとの相互作用に関し、以下のステップを含む。
S1501:UEは、CSへ第1の指示情報を送信する。
第1の指示情報は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときに、UEへターゲットDNに関する情報を送信することをCSに指示する。
任意に選べることとして、本実施形態では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、UEのPDUセッションの再確立を含む。UEのPDUセッションが再確立されると、それに応じて、UEによってアクセスされるデータネットワークのハンドオーバーが発生し得る。
任意に選べることとして、本実施形態におけるCSは、図2のECSであってよく、DNは図2のEDNであってよい。
任意に選べることとして、本実施形態では、UEのPDUセッションのSSCモードがSSC mode3であってよい。
S1502:CSは、第1の指示情報を受信する。
S1503:UEは、CSへ第2の指示情報を送信する。
第2の指示情報は、UEのPDUセッションが再確立されることを指示する。任意に選べることとして、第2の指示情報は第1の情報を含む。
S1504:CSは、第2の指示情報を受信する。
S1505:CSは、第1の情報に基づいてターゲットDNを決定する。
例えば、CSは、第2の指示情報に含まれる第1の情報に基づいてターゲットDNを決定できる。例えば、第1の情報はUEのDNAIである。
任意に選べることとして、第2の指示情報が第1の情報を含まない場合、または第2の指示情報に含まれる第1の情報がUEのIPアドレスである場合、CSは、第2の指示情報を受信した後に、PCFエンティティまたはSMFエンティティにDNAIを問い合わせ、DNAIに基づいてターゲットDNを決定することができる。
S1506:CSは、UEへターゲットDNに関する情報を送信する。
S1507:UEは、ターゲットDNに関する情報を受信し、ターゲットDNへの接続を確立する。
ステップS1501~S1507の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図15は、説明のための一例にすぎない。
図14に示されている実施形態と図15に示されている実施形態との違いが、図14に示されている実施形態では、CSが、UEのPDUセッションが再確立されることを知るために、PCFエンティティまたはSMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブし、図15に示されている実施形態では、UEが、UEのPDUセッションが再確立されることをCSに通知するために、セッションを再確立した後に、CSへ指示情報を送信することにあることは理解されよう。換言すると、図14に示されている実施形態と図15に示されている実施形態との違いは、UEのPDUセッションが再確立されることをCSが知る方式の違いにある。
本実施形態では、UEは、UEのPDUセッションが再確立されるときに、UEへターゲットDNに関する情報を送信することをCSに指示し、UEのPDUセッションが再確立されるときにCSに通知するので、CSは、UEがターゲットDNにアクセスすることを可能にするために、ターゲットDNを決定し、かつUEへターゲットDNに関する情報を送信することができる。
図16は、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。本方法は、ターゲットESと、CSと、5GCネットワークエレメント(例えば、SMF、UPF、またはIPアドレスを割り当てることができる別のエンティティ)と、UE(AC、EEC、およびOSなどを含み得る)との相互作用に関し、以下のステップを含む。
S1601:5GCネットワークエレメントは、UEへ第1の情報を送信する。
例えば、5GCネットワークエレメントは、SMFエンティティ、UPFエンティティ、またはIPアドレスを割り当てることができる別のネットワークエレメントであってよい。
一実装では、UEによって確立されるセッションのSSC modeがmode3である。UEは、新しいセッションを再確立するときに、またはmulti-homedセッションを作成するときに、5GCネットワークエレメントから新しいIPアドレスを得る。新しいIPアドレスは、UEがPDUセッションを再確立した後に得られるUEのIPアドレス、またはmulti-homedセッション作成メカニズムを使用してSSC mode 3が実施されるときに新たに挿入されるアンカーUPFに対応するUEのIPアドレスであり得る。新しいIPアドレスは、SMFエンティティ、UPFエンティティ、DN-AAA、または別のエンティティによって割り当てられ得る。これは本出願で限定されない。任意に選べることとして、5GCネットワークエレメント(例えば、SMFネットワークエレメント)は、新しいセッションのアンカーUPFに対応するDNAIを、またはmulti-homedセッションの新たに挿入されるアンカーUPFに対応するDNAIを、UEへさらに送信できる。
パラメータの具体的な説明について、前述の実施形態を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S1602:UEは、第1の情報を受信する。
例えば、ステップS1602では、UE内のEECモジュール、UE内のACモジュール、またはUE内のOSが第1の情報を受信してよい。これは本出願で限定されない。
S1603:UEは、CSへ第1の情報を送信する。
例えば、第1の情報は、Service provisioning Requestに含まれてよい。
任意に選べることとして、一実装では、UE内のEECモジュールがCSへ第1の情報を送信してよい。
S1604:CSは、第1の情報を受信する。
S1605:CSは、第1の情報に基づいてターゲットESを決定する。
第1の実装では、UEがCSへ新しいIPアドレスを送信する。CSは、IPアドレス(セグメント)とターゲットESまたはDNとのマッピング関係がCS上で構成されている場合に、ターゲットESを決定でき、ターゲットESはターゲットDNにサーブする。
第2の実装では、UEがCSへ新しいIPアドレスを送信し、CSは5GCネットワークエレメントへ要求を送信でき、この要求は新しいIPアドレスを含み、この要求は、UEのIPアドレスに基づいて、UEの新しいセッションのアンカーUPFに対応するDNAIを、またはmulti-homedセッションの新たに挿入されるアンカーUPFに対応するDNAIを、得るためのものである。CSは、DNAIとターゲットESまたはDNとのマッピング関係がCS上で構成されている場合に、ターゲットESを決定できる。
第3の実装では、UEが、新しいセッションのアンカーUPFに対応するDNAIを、またはmulti-homedセッションの新たに挿入されるアンカーUPFに対応するDNAIを、CSへ送信する。CSは、DNAIとターゲットESまたはDNとのマッピング関係がCS上で構成されている場合に、ターゲットESを決定できる。第2の実装と比較して、この実装は、5GCネットワークエレメントにDNAIを問い合わせるプロセスを省略できる。
S1606:CSは、UEへターゲットESの接続情報を送信する。
任意に選べることとして、CSは、ステップS1605でUEへターゲットESの接続情報を代わりに送信してもよい。ターゲットESの接続情報は、ターゲットESのアドレス情報を含み、ターゲットESの接続情報は、ターゲットESのIPアドレス、ターゲットESのURI、ターゲットESのURL、またはターゲットESのエンドポイント(end point)などであってよい。
S1607:UEは、ターゲットESの接続情報を受信する。
任意に選べることとして、ステップS1606では、UE内のEECモジュールがターゲットESの接続情報を受信してよい。
S1608:UEは、ターゲットESへ第2のアプリケーション発見要求を送信する。
第2のアプリケーション発見要求は、ターゲットASを得ることを要求する。
一実装では、UE内のEECモジュールが、ターゲットESへ第2のアプリケーション発見要求を送信する。任意に選べることとして、第2のアプリケーション発見要求は、新しいIPアドレスを含む。
任意に選べることとして、第2のアプリケーション発見要求は、ソースASのアプリケーション識別子を含む。
任意に選べることとして、第2のアプリケーション発見要求は、第1の情報を含む。
S1609:ターゲットESは、第2のアプリケーション発見要求を受信する。
S1610:ターゲットESは、ターゲットASを決定する。
任意に選べることとして、ターゲットESは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定してよい。第1の情報に基づいてターゲットESによってターゲットASを決定する詳細については、S602でターゲットASを決定するプロセスを参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。第1の情報に基づいてターゲットESによって決定されたターゲットASが、ソースASと同じアプリケーション識別子を有することは理解されよう。
S1611:任意に選べることとして、ターゲットESは、アプリケーション移転をトリガすることを決定する。
一実装では、ターゲットESが、受信した新しいIPアドレスと第2のアプリケーション発見要求とに基づいて、アプリケーション移転が実行される必要があると決定し、ターゲットESは、ソースESまたはソースASへターゲットASの接続情報を送信できる。
任意に選べることとして、ターゲットESは、アプリケーション移転をトリガすることを決定した場合に、UEへターゲットASの接続情報を送信してよい。
S1612:ターゲットESは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
任意に選べることとして、ターゲットESは、UEへターゲットASの接続情報を代わりに送信してもよい。ターゲットASの接続情報は、ターゲットASのアドレス情報を含み、ターゲットASの接続情報は、IPアドレス、URI、URL、またはエンドポイント(end point)などであってよい。
S1613:UEは、ターゲットASの接続情報を受信する。
一実装では、UE内のEECモジュールが、ターゲットASの接続情報を受信する。
S1614:任意に選べることとして、UEは、アプリケーション移転をトリガすることを決定する。
一実装では、UE内のEECモジュールが、ターゲットASの接続情報を受信した後に、アプリケーション移転が行われる必要があると決定する。
一実装では、ソースASが、ターゲットASへアプリケーションコンテキストを直接送信する。
別の一実装では、ソースASがソースESへアプリケーションコンテキストを送信し、ソースESがターゲットESへコンテキストを送信し、次いでターゲットESがターゲットASへコンテキストを送信する。
本出願の本実施形態において、ターゲットES、UE、または別のネットワークデバイスがアプリケーション移転をトリガすることを決定できることは理解されよう。これは、本出願の本実施形態で限定されない。
ステップS1601~S1614の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図16は、説明のための一例にすぎない。
本出願の本実施形態で提供されるアプリケーション移転方法では、SSC mode 3のセッションの場合に、UEのPDUセッションが再確立されるときに、UEが5GCネットワークエレメントから第1の情報を受信し、UEが第1の情報をCSへ送信し、CSが、第1の情報に基づいて、ターゲットESを得ることを決定するので、UEが、ターゲットESからターゲットASの接続情報を得ることができることは理解されよう。本方法では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後にUEの位置情報に基づいて決定されるターゲットESは正確であり、ターゲットESに基づいて決定されるターゲットASは正確である。したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、本方法では、ターゲットESまたはEECがターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガし、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
図17Aおよび図17Bは、本出願の一実施形態によるアプリケーション移転方法の概略フローチャートである。本方法は、ソースESと、ターゲットESと、CSと、5GCネットワークエレメント(例えば、SMF、UPF、またはIPアドレスを割り当てることができる別のエンティティ)と、UE(AC、EEC、およびOSなどを含み得る)との相互作用に関し、以下のステップを含む。
S1701:5GCネットワークエレメントは、UEへ第1の情報を送信する。
パラメータの具体的な説明について、前述の実施形態を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S1702:UEは、第1の情報を受信する。
例えば、ステップS1702では、UE内のEECモジュール、UE内のACモジュール、またはUE内のOSが第1の情報を受信してよい。これは本出願で限定されない。
ステップS1701およびS1702の具体的な実装については、ステップS1601およびS1602の実装を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S1703:UEは、ソースESへ第1の情報を送信する。
任意に選べることとして、一実装では、UE内のEECモジュールが、ソースESへ第1の情報を送信してよい。
任意に選べることとして、第1の情報は要求メッセージに含まれてよく、要求メッセージはアプリケーションサーバ発見要求メッセージであってよい。
S1704:ソースESは、第1の情報を受信する。
S1705:ソースESは、CSへ第1の情報を送信する。
任意に選べることとして、ソースESによってCSへ送信される第1の情報は要求メッセージに含まれてよく、要求メッセージはCSからターゲットESを得るためのものである。
S1706:CSは、第1の情報を受信する。
S1707:CSは、第1の情報に基づいてターゲットESを決定する。
CSがステップS1707で第1の情報に基づいてターゲットESを決定する具体的な実装については、ステップS1605の実装を参照するべきであることは理解されよう。ここでは詳細は再度説明されない。
S1708:CSは、ソースESへターゲットESの接続情報を送信する。
S1709:ソースESは、ターゲットESの接続情報を受信する。
S1710:ソースESは、ターゲットESへ第1のアプリケーション発見要求を送信する。
第1のアプリケーション発見要求は、ターゲットASを得ることを要求する。
任意に選べることとして、第1のアプリケーション発見要求は第1の情報を含む。第1のアプリケーション発見要求は、ターゲットESからターゲットASを得るためのものである。
任意に選べることとして、第1のアプリケーション発見要求は、ソースASのアプリケーション識別子を含む。
S1711:ターゲットESは、第1のアプリケーション発見要求を受信する。
S1712:ターゲットESは、ターゲットASを決定する。
任意に選べることとして、ターゲットESは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定してよい。例えば、ターゲットESは、第1の情報とアプリケーション識別情報とに基づいて、ターゲットASを決定してよい。第1の情報に基づいてターゲットESによってターゲットASを決定する詳細については、S602でターゲットASを決定するプロセスを参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
任意に選べることとして、ターゲットESは、アプリケーション識別情報のみに基づいてターゲットESを代わりに決定してもよい。アプリケーション識別情報は、ソースASに対応するアプリケーションの識別情報である。
S1713:ターゲットESは、ソースESへターゲットASの接続情報を送信する。
任意に選べることとして、ターゲットESは、ターゲットASの接続情報をUEへ直接送信してよく、またはターゲットESがターゲットASの接続情報をCSへ送信してもよく、CSがUEへターゲットASの接続情報を送信する。
S1714:ソースESは、ターゲットASの接続情報を受信する。
S1715:ソースESは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。
S1716:UEは、ターゲットASの接続情報を受信する。
一実装では、UE内のEECモジュールが、ターゲットASの接続情報を受信する。
S1717:任意に選べることとして、ターゲットESは、アプリケーション移転が実行される必要があると決定する。
一実装では、ターゲットESは、受信した新しいIPアドレスと第1のアプリケーション発見要求とに基づいて、アプリケーション移転が実行される必要があると決定し、次いで、ターゲットESは、ソースESまたはソースASへターゲットASの接続情報を送信する。
S1718:任意に選べることとして、UEは、アプリケーション移転が実行される必要があると決定する。
一実装では、UE内のEECモジュールが、ターゲットASの接続情報を受信した後に、アプリケーション移転が行われる必要があると決定する。
一実装では、ソースASが、ターゲットASへアプリケーションコンテキストを直接送信する。
別の一実装では、ソースASがソースESへアプリケーションコンテキストを送信し、ソースESがターゲットESへコンテキストを送信し、次いでターゲットESがターゲットASへコンテキストを送信する。
ステップS1701~S1718の実行順序が、本出願で限定されないことに注意されたい。図17Aおよび図17Bは、説明のための一例にすぎない。
本出願の本実施形態で提供されるアプリケーション移転方法では、SSC mode 3のセッションの場合に、UEのPDUセッションが再確立されるときに、UEが5GCネットワークエレメントから第1の情報を受信し、UEがソースESへ第1の情報を送信し、ソースESがCSへ第1の情報を送信し、CSが第1の情報に基づいてターゲットESを決定し、ソースESが、ターゲットESからターゲットASの接続情報を得、UEへターゲットASの接続情報を送信できることは理解されよう。本方法では、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後にUEの位置情報に基づいて決定されるターゲットESは正確であり、ターゲットESに基づいて決定されるターゲットASは正確である。したがって、UEがターゲットASにアクセスする際の遅延は短い。加えて、本方法では、ターゲットESまたはEECがターゲットASの再選択とアプリケーション移転とをトリガし、UE内のACは変更されない。したがって、ACはネットワークロジックを理解する必要がなく、ACの設計は簡素化されることができる。
上記は主に、方法のステップの観点から、本出願の実施形態で提供される解決策を説明している。前述の機能を実装するため、コンピュータが、対応する機能を実行するためのハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことは理解されよう。当業者は、本明細書で開示されている実施形態で説明されている例のユニットおよびアルゴリズムステップと組み合わせて、本出願がハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実装され得ることに容易く気付くはずである。当業者は、具体的な用途ごとに様々な方法を用いて説明されている機能を実装できるが、その実装は、本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
本出願の実施形態では、コンピュータが、前述の方法例に基づいて機能モジュールに分割されてよい。例えば、各機能に基づく分割によって各機能モジュールが得られてよく、または2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアによって実装されてよく、またはソフトウェア機能モジュールによって実装されてもよい。本出願の実施形態で、モジュールへの分割が一例であり、論理的な機能分割にすぎないことに注意されたい。実際の実装時には、別の分割方式が使用されてもよい。
図18は、通信デバイス1800の構造の概略図である。この通信デバイスは、上記のソースASであってよく、またはソースAS内のチップであってもよい。通信デバイス1800は、前述の実施形態のいずれか1つのソースASに関連する方法および機能を実施するように構成されてよい。
通信デバイス1800は、処理ユニット1801とトランシーバユニット1802とを含む。例えば、トランシーバユニット1802は、前述の実施形態でソースES、PCFエンティティ/SMFエンティティ、またはUEと通信する際にソースASを支援するように構成されてよい。処理ユニット1801は、ソースASの動作を制御および管理し、かつ前述の実施形態でソースASによって実行される処理を実行するように構成される。任意に選べることとして、通信デバイス1800がストレージユニットを含む場合、処理ユニット1801は、メモリに格納されたプログラムまたは命令をさらに実行でき、その結果、通信デバイス1800は、前述の実施形態のいずれか1つの方法および機能を実施する。
例えば、処理ユニット1801は、図6のステップS602およびS603、図7のステップS704およびS705、図9のステップS907およびS908、図10のステップS1009およびS1010、図12のステップS1212のアプリケーション移転のトリガ、または図13のステップS1307およびS1312を実行するように、および/または本明細書で説明されている技術の別のプロセスを実行するように、構成されてよい。例えば、トランシーバユニット1802は、図6のステップS601、図7のステップS701、S703、およびS706、図9のステップS901、S906、およびS909、図10のステップS1001、S1008、およびS1011、図12のステップS1212のターゲットASの接続情報の受信、または図13のステップS1301、S1306、S1308、S1311、およびS1313を実行するように、および/または本明細書で説明されている技術の別のプロセスを実行するように、構成されてよい。前述の方法の実施形態におけるステップの関連内容はいずれも、対応する機能モジュールの機能の説明に引用されることができる。ここでは詳細は再度説明されない。
例えば、通信デバイス1800は図5に示されている通信装置であってよく、処理ユニット1801は図5のプロセッサ501であってよく、トランシーバユニット1802は図5のトランシーバ503であってよい。任意に選べることとして、通信デバイス1800はメモリをさらに含んでよく、メモリは、通信デバイス1800によって前述のアプリケーション移転方法のいずれか1つを実行するための対応するプログラムコードおよびデータを格納するように構成される。図5のコンポーネントの関連内容の説明はいずれも、通信デバイス1800の対応するコンポーネントの機能の説明に引用されることができる。ここでは詳細は再度説明されない。
図19は、通信デバイス1900の構造の概略図である。この通信デバイスは、上記のソースESであってよく、またはソースES内のチップであってもよい。通信デバイス1900は、前述の実施形態のいずれか1つのソースESに関連する方法および機能を実施するように構成されてよい。
通信デバイス1900は、処理ユニット1901とトランシーバユニット1902とを含む。例えば、トランシーバユニット1902は、前述の実施形態でソースAS、PCFエンティティ/SMFエンティティ、またはUEと通信する際にソースESを支援するように構成されてよい。処理ユニット1901は、ソースESの動作を制御および管理し、かつ前述の実施形態でソースESによって実行される処理を実行するように構成される。任意に選べることとして、通信デバイス1900がストレージユニットを含む場合、処理ユニット1901は、メモリに格納されたプログラムまたは命令をさらに実行でき、その結果、通信デバイス1900は、前述の実施形態のいずれか1つの方法および機能を実施する。
例えば、処理ユニット1901は、図6のステップS602、図8のステップS804およびS805、または図11のステップS1106およびS1107を実行するように、および/または本明細書で説明されている技術の別のプロセスを実行するように、構成されてよい。例えば、トランシーバユニット1902は、図6のステップS601およびS603、図8のステップS801、S803、およびS806、図9のステップS902、S904、およびS905、図10のステップS1006およびS1007、図11のステップS1105およびS1108、図13のステップS1302、S1304、およびS1305、または図17Aおよび図17BのステップS1704、S1705、S1709、S1710、S1714、およびS1715を実行するように、および/または本明細書で説明されている技術の別のプロセスを実行するように、構成されてよい。前述の方法の実施形態におけるステップの関連内容はいずれも、対応する機能モジュールの機能の説明に引用されることができる。ここでは詳細は再度説明されない。
例えば、通信デバイス1900は図5に示されている通信装置であってよく、処理ユニット1901は図5のプロセッサ501であってよく、トランシーバユニット1902は図5のトランシーバ503であってよい。任意に選べることとして、通信デバイス1900はメモリをさらに含んでよく、メモリは、通信デバイス1900によって前述のアプリケーション移転方法のいずれか1つを実行するための対応するプログラムコードおよびデータを格納するように構成される。図5のコンポーネントの関連内容の説明はいずれも、通信デバイス1900の対応するコンポーネントの機能の説明に引用されることができる。ここでは詳細は再度説明されない。
図20は、通信デバイス2000の構造の概略図である。この通信デバイスは、上記のUEであってよく、またはUE内のチップであってもよい。通信デバイス2000は、前述の実施形態のいずれか1つのUEに関連する方法および機能を実施するように構成されてよい。
通信デバイス2000は、処理ユニット2001とトランシーバユニット2002とを含む。例えば、トランシーバユニット2002は、前述の実施形態でソースES、ソースAS、およびターゲットESと通信する際にUEを支援するように構成されてよい。処理ユニット2001は、UEの動作を制御および管理し、かつ前述の実施形態でUEによって実行される処理を実行するように構成される。任意に選べることとして、通信デバイス2000がストレージユニットを含む場合、処理ユニット2001は、メモリに格納されたプログラムまたは命令をさらに実行でき、その結果、通信デバイス2000は、前述の実施形態のいずれか1つの方法および機能を実施する。
例えば、処理ユニット2001は、図6から図13のターゲットASへの接続の確立、図14または図15のターゲットDNへの接続の確立、ステップS1204、および図12のステップS1208で、第1のメッセージに基づいて、ターゲットESによって管理される1つ以上のASからターゲットASを決定すること、図16のステップS1614、または図17Aおよび図17BのステップS1708を実行するように、および/または本明細書で説明されている技術の別のプロセスを実行するように、構成されてよい。例えば、トランシーバユニット2002は、ターゲットASの接続情報の受信、図10のステップS1005、図11のステップS1104、図12のステップS1201~S1203、S1205、ステップS1208、S1209、およびS1211の第1のメッセージの受信、図14のステップS1401、およびステップS1408のターゲットDNに関する情報の受信、図15のステップS1501、ステップS1503、およびステップS1507のターゲットDNに関する情報の受信、図16のステップS1602、S1603、S1607、S1608、およびS1612、または図17Aおよび図17BのステップS1702、S1703、およびS1716を実行するように、および/または本明細書で説明されている技術の別のプロセスを実行するように、構成されてよい。前述の方法の実施形態におけるステップの関連内容はいずれも、対応する機能モジュールの機能の説明に引用されることができる。ここでは詳細は再度説明されない。
例えば、通信デバイス2000は図5に示されている通信装置であってよく、処理ユニット2001は図5のプロセッサ501であってよく、トランシーバユニット2002は図5のトランシーバ503であってよい。任意に選べることとして、通信デバイス2000はメモリをさらに含んでよく、メモリは、通信デバイス2000によって前述のアプリケーション移転方法のいずれか1つを実行するための対応するプログラムコードおよびデータを格納するように構成される。図5のコンポーネントの関連内容の説明はいずれも、通信デバイス2000の対応するコンポーネントの機能の説明に引用されることができる。ここでは詳細は再度説明されない。
図21は、通信デバイス2100の構造の概略図である。この通信デバイスは、上記のCSであってよく、またはCS内のチップであってもよい。通信デバイス2100は、前述の実施形態のいずれか1つのCSに関連する方法および機能を実施するように構成されてよい。
通信デバイス2100は、処理ユニット2101とトランシーバユニット2102とを含む。例えば、トランシーバユニット2102は、前述の実施形態でPCFエンティティ、SMFエンティティ、またはUEと通信する際にCSを支援するように構成されてよい。処理ユニット2101は、CSの動作を制御および管理し、かつ前述の実施形態でCSによって実行される処理を実行するように構成される。任意に選べることとして、通信デバイス2100がストレージユニットを含む場合、処理ユニット2101は、メモリに格納されたプログラムまたは命令をさらに実行でき、その結果、通信デバイス2100は、前述の実施形態のいずれか1つの方法および機能を実施する。
例えば、処理ユニット2101は、図14のステップS1406、図15のステップS1505、図16のステップS1605、または図17Aおよび図17BのステップS1707を実行するように、および/または本明細書で説明されている技術の別のプロセスを実行するように構成されてよい。例えば、トランシーバユニット2102は、図14のステップS1402、S1403、S1405、およびS1407、図15のステップS1502、S1504、およびS1506、図16のステップS1604およびS1606、または図17Aおよび図17BのステップS1706およびS1708を実行するように、および/または本明細書で説明されている技術の別のプロセスを実行するように構成されてよい。前述の方法の実施形態におけるステップの関連内容はいずれも、対応する機能モジュールの機能の説明に引用されることができる。ここでは詳細は再度説明されない。
例えば、通信デバイス2100は図5に示されている通信装置であってよく、処理ユニット2101は図5のプロセッサ501であってよく、トランシーバユニット2102は図5のトランシーバ503であってよい。任意に選べることとして、通信デバイス2100はメモリをさらに含んでよく、メモリは、通信デバイス2100によって前述のアプリケーション移転方法のいずれか1つを実行するための対応するプログラムコードおよびデータを格納するように構成される。図5のコンポーネントの関連内容の説明はいずれも、通信デバイス2100の対応するコンポーネントの機能の説明に引用されることができる。ここでは詳細は再度説明されない。
例えば、本出願の一実施形態は、アプリケーション移転装置をさらに提供する。アプリケーション移転装置は、プロセッサを含む。プロセッサは、図6から図17Aおよび図17Bの実施形態のいずれか1つのアプリケーション移転方法を実施する際にアプリケーション移転装置を支援するために、コンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。任意に選べることとして、アプリケーション移転装置は、トランシーバとメモリとをさらに含んでよい。トランシーバは、情報を送受信するように構成される、または別のネットワークエレメントと通信するように構成される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成される。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータプログラムコードを格納する。前述のプロセッサがコンピュータプログラムコードを実行すると、電気デバイスは、図6から図17Aおよび図17Bの実施形態のいずれか1つのアプリケーション移転方法を実行する。
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作すると、コンピュータは、図6から図17Aおよび図17Bの実施形態のいずれか1つのアプリケーション移転方法を実行可能となる。
本出願の一実施形態は、通信システムをさらに提供する。通信システムは、ソースアプリケーションサーバASと、ソースイネーブラサーバESと、ユーザ機器UEとを含む。ソースASは、ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブし、ユーザプレーン管理イベント通知は、UEのプロトコルデータユニットPDUセッションのユーザプレーン経路が変わるときにソースASに通知し、ソースASは、PDUセッションのユーザプレーン経路が変わる前にUEがアクセスするASである。ソースESは、第1の情報を得、第1の情報は、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わった後に得られるUEの位置情報である。ソースESは、ソースASへ第2の通知メッセージを送信し、第2の通知メッセージは、UEのPDUセッションのユーザプレーン経路が変わることをソースASに通知し、第2の通知メッセージは第1の情報を含む。ソースASは、第1の情報に基づいてターゲットASを決定し、かつアプリケーション移転をトリガし、アプリケーション移転は、ソースASからターゲットASにUEを移転させることを意味する。ソースASは、UEへターゲットASの接続情報を送信する。UEは、ターゲットASの接続情報を受信し、ターゲットASへの接続を確立する。
本出願の一実施形態は、システム・オン・チップをさらに提供する。システム・オン・チップは、プロセッサとメモリとを含む。メモリは命令を格納する。命令がプロセッサによって実行されると、図6から図17Aおよび図17Bの実施形態のいずれか1つのアプリケーション移転方法が実施される。
本出願で開示されている内容を参照して説明されている方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実施されてよく、またはソフトウェア命令を実行することによってプロセッサによって実施されてよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含み得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、フラッシュメモリ、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(erasable programmable ROM、EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(erasable programmable ROM、EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、または当技術で周知の任意の他の形態の記憶媒体に格納されてよい。例えば、記憶媒体はプロセッサに結合され、その結果、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができる。勿論、記憶媒体はプロセッサの1コンポーネントであってよい。プロセッサと記憶媒体は、ASIC内に配置されてよい。加えて、ASICは、コアネットワークインターフェイスデバイス内に配置されてよい。勿論、プロセッサと記憶媒体は、コアネットワークインターフェイスデバイス内で個別のコンポーネントとして代わりに存在してもよい。
当業者は、前述の1つ以上の例で、本出願で説明されている機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって実装され得ることに気付くはずである。ソフトウェアによって実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体に格納されてよく、またはコンピュータ可読媒体内で1つ以上の命令またはコードとして送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体とを含み、通信媒体は、コンピュータプログラムが或る場所から別の場所へ送信されることを可能にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータでアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってよい。
本出願の目的、技術的解決策、および有益な効果は、前述の特定の実装でさらに詳しく説明されている。前述の説明が、本出願の特定の実装にすぎず、本出願の保護範囲を限定することが意図されるものではないことを理解されたい。本出願の技術的解決策に基づいて行われる修正、同等の置換、または改良は、本出願の保護範囲内に入るものとする。
500 通信装置
501 プロセッサ
502 メモリ
503 トランシーバ
504 通信バス
505 プロセッサ
1800 通信デバイス
1801 処理ユニット
1802 トランシーバユニット
1900 通信デバイス
1901 処理ユニット
1902 トランシーバユニット
2000 通信デバイス
2001 処理ユニット
2002 トランシーバユニット
2100 通信デバイス
2101 処理ユニット
2102 トランシーバユニット

Claims (88)

  1. アプリケーション移転方法であって、
    ソースアプリケーション機能(AF)により、第1の情報を得るステップであって、前記第1の情報が、ユーザ機器(UE)のプロトコルデータユニット(PDU)セッションのユーザプレーン経路が変わった後の前記UEの位置情報である、ステップと、
    前記ソースAFにより、前記第1の情報に基づいてターゲットアプリケーションサーバ(AS)を決定するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記ターゲットASとソースASは、同じアプリケーションにサーブし、前記ソースASは、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わる前に前記UEがアクセスするASである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記UEの前記位置情報は、前記UEのインターネットプロトコル(IP)アドレス、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子(DNAI)、前記UEのトラッキングエリアアイデンティティ(TAI)、前記UEのセル識別子、前記UEの無線アクセスネットワーク識別子、または前記UEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記ソースAFにより、前記第1の情報に基づいてターゲットASを決定する前記ステップは、
    前記ソースAFにより、前記第1の情報に基づいて、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わった後に使用されるユーザプレーン機能(UPF)エンティティまたはデータネットワークに関する情報を決定するステップと、
    前記ソースAFにより、前記UPFエンティティまたは前記データネットワークに関する前記情報に基づいて前記ターゲットASを決定するステップと
    を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ソースAFは前記ソースASである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ソースAFにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記ソースASにより、ポリシーコントロール機能(PCF)エンティティまたはセッション管理機能(SMF)エンティティから第1の通知メッセージを受信するステップであって、前記第1の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わることを前記ソースASに通知し、前記第1の通知メッセージが前記第1の情報を含む、ステップ
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記方法は、
    前記ソースASにより、前記PCFエンティティまたは前記SMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、前記ユーザプレーン管理イベント通知が、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わるときに前記ソースASに通知する、ステップ
    をさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. ソースAFにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記ソースASにより、ソースイネーブラサーバ(ES)から第2の通知メッセージを受信するステップであって、前記第2の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わることを前記ソースASに通知し、前記第2の通知メッセージが前記第1の情報を含む、ステップ
    を含む、請求項5に記載の方法。
  9. 前記方法は、
    前記ソースASにより、前記ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、前記ユーザプレーン管理イベント通知が、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わるときに前記ソースASに通知する、ステップ
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記方法は、
    前記ソースASにより、前記UEへ前記ターゲットASの接続情報を送信するステップ
    をさらに含む、請求項5から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記ソースAFはソースESである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  12. ソースAFにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記ソースESにより、ポリシーコントロール機能(PCF)エンティティまたはセッション管理機能(SMF)エンティティから第3の通知メッセージを受信するステップであって、前記第3の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わることを前記ソースESに通知し、前記第3の通知メッセージが前記第1の情報を含む、ステップ
    を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記PCFエンティティまたは前記SMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、前記ユーザプレーン管理イベント通知が、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わるときに前記ソースESに通知する、ステップ
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. ソースAFにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記ソースESにより、前記UEのエッジイネーブラクライアント(EEC)によって送信される第4の通知メッセージを受信するステップであって、前記第4の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションが再確立されることを前記ソースESに通知し、前記第4の通知メッセージが前記第1の情報を含む、ステップ
    を含む、請求項11に記載の方法。
  15. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記UEへ前記ターゲットASの接続情報を送信するステップ
    をさらに含む、請求項11から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記ソースAFは構成サーバ(CS)であり、前記方法は、
    前記CSにより、前記UEから第1の指示情報を受信するステップであって、前記第1の指示情報が、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わるときにターゲットデータネットワーク(DN)に関する情報を前記UEへ送信することを前記CSに指示する、ステップと、
    前記CSにより、前記第1の情報に基づいて前記ターゲットDNを決定するステップと、
    前記CSにより、前記ターゲットDNに関する前記情報を前記UEへ送信するステップと
    をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記CSにより、前記第1の情報を得るステップは、
    前記CSにより、前記UEから第2の指示情報を受信するステップであって、前記第2の指示情報が、前記UEの前記PDUセッションが再確立されることを指示し、前記第2の指示情報が前記第1の情報を含む、ステップ
    を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記CSにより、前記第1の情報を得るステップは、
    前記CSにより、ポリシーコントロール機能(PCF)エンティティまたはセッション管理機能(SMF)エンティティから第5の通知メッセージを受信するステップであって、前記第5の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わることを前記CSに通知し、前記第5の通知メッセージが前記第1の情報を含む、ステップ
    を含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記方法は、
    前記CSにより、前記PCFエンティティまたは前記SMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、前記ユーザプレーン管理イベント通知が、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わるときに前記CSに通知する、ステップ
    をさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路の変更は、前記UEのPDUセッションアンカーの変更を含み、前記UEの前記PDUセッションのセッションおよびサービス継続(SSC)モードはモード3である、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. アプリケーション移転方法であって、
    ソースイネーブラサーバ(ES)により、第1の情報を得るステップであって、前記第1の情報が、ユーザ機器(UE)のプロトコルデータユニット(PDU)セッションのユーザプレーン経路が変わった後の前記UEの位置情報である、ステップと、
    前記ソースESにより、ソースアプリケーションサーバ(AS)へ第2の通知メッセージを送信するステップであって、前記第2の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わることを前記ソースASに通知し、前記ソースASが、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わる前に前記UEがアクセスするASである、ステップと
    を含む、方法。
  22. 前記UEの前記位置情報は、前記UEのインターネットプロトコル(IP)アドレス、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子(DNAI)、前記UEのトラッキングエリアアイデンティティ(TAI)、前記UEのセル識別子、前記UEの無線アクセスネットワーク識別子、または前記UEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記ソースASによってサブスクライブされたユーザプレーン管理イベント通知を受信するステップであって、前記ユーザプレーン管理イベント通知が、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わるときに前記ソースASに通知する、ステップ
    をさらに含む、請求項21または22に記載の方法。
  24. ソースESにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記ソースESにより、前記UEのエッジイネーブラクライアント(EEC)によって送信される第4の通知メッセージを受信するステップであって、前記第4の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションが再確立されることを前記ソースESに通知し、前記第4の通知メッセージが前記第1の情報を含む、ステップ
    を含む、請求項21から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路の変更は、前記UEのPDUセッションアンカーの変更を含み、前記UEの前記PDUセッションのセッションおよびサービス継続(SSC)モードはモード3である、請求項20から23のいずれか一項に記載の方法。
  26. アプリケーション移転方法であって、
    ユーザ機器(UE)のエッジイネーブラクライアント(EEC)により、前記UEのオペレーティングシステム(OS)からのセッション再確立イベント通知にサブスクライブするステップであって、前記セッション再確立イベント通知が、前記UEのプロトコルデータユニット(PDU)セッションが再確立されるときに前記EECに通知する、ステップと、
    前記EECにより、前記OSから第6の通知メッセージを受信するステップであって、前記第6の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションが再確立されることを前記EECに通知し、前記第6の通知メッセージが、第1の情報を含み、前記第1の情報が、前記PDUセッションが再確立された後に得られる前記UEの位置情報である、ステップと
    を含む、方法。
  27. 前記UEの前記位置情報は、前記UEのインターネットプロトコル(IP)アドレス、前記UEの前記PDUセッションのユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子(DNAI)、前記UEのトラッキングエリアアイデンティティ(TAI)、前記UEのセル識別子、前記UEの無線アクセスネットワーク識別子、または前記UEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記方法は、
    前記EECにより、ソースイネーブラサーバ(ES)へ第4の通知メッセージを送信するステップであって、前記第4の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションが再確立されることを前記ソースESに通知し、前記第4の通知メッセージが前記第1の情報を含む、ステップ
    をさらに含む、請求項26または27に記載の方法。
  29. 前記方法は、
    前記EECにより、前記第1の情報に基づいてターゲットアプリケーションサーバ(AS)を決定するステップであって、前記ターゲットASとソースASが同じアプリケーションにサーブし、前記ソースASが、前記UEの前記PDUセッションが再確立される前に前記UEがアクセスするASである、ステップ
    をさらに含む、請求項26または27に記載の方法。
  30. 前記EECにより、前記第1の情報に基づいてターゲットアプリケーションサーバ(AS)を決定する前記ステップは、
    前記EECにより、前記第1の情報に基づいてターゲットESを決定するステップと、
    前記EECにより、前記ターゲットESへ発見要求を送信するステップと、
    前記EECにより、前記ターゲットESから第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージが、前記ターゲットESによって管理される1つ以上のASの接続情報を含み、前記ターゲットESによって管理される前記1つ以上のASが、前記ソースASと同じアプリケーションにサーブする、ステップと、
    前記EECにより、前記ターゲットESによって管理される前記1つ以上のASから前記ターゲットASを決定するステップと
    を含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記方法は、
    前記ソースASまたはソースESが前記ソースASから前記ターゲットASに前記UEのコンテキストを移転させることを可能にするために、前記EECにより、前記ソースASまたは前記ソースESへ前記ターゲットASの接続情報を送信するステップ
    をさらに含む、請求項29または30に記載の方法。
  32. 前記UEの前記PDUセッションのユーザプレーン経路の変更は、前記UEのPDUセッションアンカーの変更を含み、前記UEの前記PDUセッションのセッションおよびサービス継続(SSC)モードはモード3である、請求項25から30のいずれか一項に記載の方法。
  33. アプリケーション移転方法であって、
    ソースアプリケーションサーバ(AS)により、ソースイネーブラサーバ(ES)へサブスクリプション要求を送信するステップであって、前記サブスクリプション要求が、ターゲットASが存在すると前記ソースESが決定したときに前記ソースASに通知することを指示する、ステップと、
    前記ソースASにより、前記ソースESから第7の通知メッセージを受信するステップであって、前記第7の通知メッセージが前記ターゲットASの接続情報を含む、ステップと、
    前記ソースASにより、前記ソースASから前記ターゲットASにユーザ機器(UE)のコンテキストを移転させることを決定するステップと
    を含む、方法。
  34. 前記方法は、
    前記ソースASにより、前記ソースESへ第4の指示情報を送信するステップであって、前記第4の指示情報が、前記ソースASから前記ターゲットASに前記UEの前記コンテキストを移転させることを前記ソースESに指示する、ステップ
    をさらに含む、請求項33に記載の方法。
  35. 前記ターゲットASと前記ソースASは、同じアプリケーションにサーブする、請求項33または34に記載の方法。
  36. 前記方法は、
    前記ソースASにより、前記ターゲットASへアプリケーション移転要求メッセージを送信するステップであって、前記アプリケーション移転要求メッセージが、前記ソースAS上のコンテキストを前記ターゲットASに移転させるためのものである、ステップ
    をさらに含む、請求項33から35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記方法は、
    前記ソースASにより、前記ターゲットASからアプリケーション移転応答メッセージを受信するステップであって、前記アプリケーション移転応答メッセージが、第3の指示情報を含み、前記第3の指示情報が、前記ターゲットASがアプリケーション移転に同意するかどうかを指示する、ステップと、
    それに対応して、前記ソースASにより、前記ソースASから前記ターゲットASにUEのコンテキストを移転させることを決定する前記ステップは、
    前記ターゲットASがアプリケーション移転に同意することを前記第3の指示情報が指示する場合に、前記ソースASにより、前記ソースASから前記ターゲットASに前記UEの前記コンテキストを移転させることを決定するステップと
    を含む、請求項36に記載の方法。
  38. 前記ソースASにより、前記ソースASから前記ターゲットASにUEのコンテキストを移転させることを決定する前記ステップは、
    前記ターゲットASがアプリケーション移転に同意することを前記第3の指示情報が指示する場合に、前記ソースASにより、前記ソースASから前記ターゲットASに前記UEの前記コンテキストを移転させることを決定するステップ
    を含む、請求項37に記載の方法。
  39. 前記方法は、
    前記ソースASにより、前記ソースESへ第5の指示情報を送信するステップであって、前記第5の指示情報が、前記ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうか指示する、ステップ
    をさらに含む、請求項33から38のいずれか一項に記載の方法。
  40. 前記方法は、
    前記ソースASにより、前記ソースESへ第7の指示情報を送信するステップであって、前記第7の指示情報が、アプリケーション移転の間にサービスの継続が維持される必要があることを指示する、ステップ
    をさらに含む、請求項32から39のいずれか一項に記載の方法。
  41. アプリケーション移転方法であって、
    ソースイネーブラサーバ(ES)により、ソースアプリケーションサーバ(AS)からサブスクリプション要求を受信するステップであって、前記サブスクリプション要求が、ターゲットASが存在すると前記ソースESが決定したときに前記ソースASに通知することを指示する、ステップと、
    前記ソースESにより、第1の情報を得るステップであって、前記第1の情報が、ユーザ機器(UE)のプロトコルデータユニット(PDU)セッションのユーザプレーン経路が変わった後の前記UEの位置情報である、ステップと、
    前記ソースESにより、前記第1の情報に基づいて前記ターゲットASを決定するステップと
    を含む、方法。
  42. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記ソースASへ第7の通知メッセージを送信するステップであって、前記第7の通知メッセージが、前記ターゲットASが存在することを指示し、前記第7の通知メッセージが、前記ターゲットASの接続情報を含む、ステップ
    をさらに含む、請求項41に記載の方法。
  43. 前記UEの前記位置情報は、前記UEのインターネットプロトコル(IP)アドレス、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子(DNAI)、前記UEのトラッキングエリアアイデンティティ(TAI)、前記UEのセル識別子、前記UEの無線アクセスネットワーク識別子、または前記UEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項41または42に記載の方法。
  44. 前記ターゲットASと前記ソースASは、同じアプリケーションにサーブする、請求項41から43のいずれか一項に記載の方法。
  45. 前記ソースESにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記ソースESにより、ポリシーコントロール機能(PCF)エンティティまたはセッション管理機能(SMF)エンティティから第3の通知メッセージを受信するステップであって、前記第3の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わることを前記ソースESに通知し、前記第3の通知メッセージが前記第1の情報を含む、ステップ
    を含む、請求項40から44のいずれか一項に記載の方法。
  46. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記PCFエンティティまたは前記SMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、前記ユーザプレーン管理イベント通知が、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わるときに前記ソースESに通知する、ステップ
    をさらに含む、請求項45に記載の方法。
  47. 前記サブスクリプション要求は、前記UEの前記PDUセッションに関する情報を含み、前記UEの前記PDUセッションに関する前記情報は、前記UEのインターネットプロトコル(IP)アドレス、データネットワーク名(DNN)、またはシングルネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)のうちの少なくとも1つを含む、請求項40から46のいずれか一項に記載の方法。
  48. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記UEの前記PDUセッションに関する前記情報に基づいてポリシーコントロール機能(PCF)エンティティまたはセッション管理機能(SMF)エンティティを決定するステップ
    をさらに含む、請求項47に記載の方法。
  49. 前記サブスクリプション要求はアプリケーション識別情報を含み、
    前記ソースESにより、前記第1の情報に基づいて前記ターゲットASを決定する前記ステップは、
    前記ソースESにより、前記第1の情報と前記アプリケーション識別情報とに基づいて前記ターゲットASを決定するステップ
    を含む、請求項40から48のいずれか一項に記載の方法。
  50. 前記方法は、
    前記ソースESにより、セッション管理機能(SMF)エンティティへ第6の指示情報を送信するステップであって、前記第6の指示情報が、前記ソースASがアプリケーション移転をサポートするかどうかを指示する、ステップ
    をさらに含む、請求項40から49のいずれか一項に記載の方法。
  51. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記ソースASから第7の指示情報を受信するステップであって、前記第7の指示情報が、アプリケーション移転の間にサービスの継続が維持される必要があることを指示する、ステップ
    をさらに含む、請求項40から50のいずれか一項に記載の方法。
  52. 前記方法は、
    前記ソースESにより、セッション管理機能(SMF)エンティティまたはポリシーコントロール機能(PCF)エンティティへ第8の指示情報を送信するステップであって、前記第8の指示情報が、アプリケーション移転の間にサービスの継続が維持される必要があることを指示する、ステップ
    をさらに含む、請求項51に記載の方法。
  53. 前記方法は、
    前記ソースESにより、セッション管理機能(SMF)エンティティまたはポリシーコントロール機能(PCF)エンティティへ前記ターゲットASの接続情報を送信するステップ
    をさらに含む、請求項40から52のいずれか一項に記載の方法。
  54. アプリケーション移転方法であって、
    構成サーバ(CS)により、第1の情報を得るステップであって、前記第1の情報が、ユーザ機器(UE)のプロトコルデータユニット(PDU)セッションのユーザプレーン経路が変わった後の前記UEの位置情報である、ステップと
    前記CSにより、前記第1の情報に基づいてターゲットエネーブラサーバ(ES)を決定するステップと
    を含む、方法。
  55. 前記UEの前記位置情報は、前記UEのインターネットプロトコル(IP)アドレス、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子(DNAI)、前記UEのトラッキングエリアアイデンティティ(TAI)、前記UEのセル識別子、前記UEの無線アクセスネットワーク識別子、または前記UEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項54に記載の方法。
  56. CSにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記CSにより、前記UEから前記第1の情報を受信するステップ
    を含む、請求項54または55に記載の方法。
  57. 前記方法は、
    前記CSにより、前記UEへ前記ターゲットESの接続情報を送信するステップ
    をさらに含む、請求項56に記載の方法。
  58. CSにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記CSにより、ソースESから前記第1の情報を受信するステップ
    を含む、請求項54または55に記載の方法。
  59. 前記方法は、
    前記CSにより、前記ソースESへ前記ターゲットESの接続情報を送信するステップ
    をさらに含む、請求項58に記載の方法。
  60. 前記第1の情報は、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わった後に得られる前記UEのインターネットプロトコル(IP)アドレスであり、
    前記CSにより、前記第1の情報に基づいてターゲットESを決定する前記ステップは、
    前記CSにより、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わった後に得られる前記UEの前記IPアドレスに基づいて、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わった後に得られるデータネットワークアクセス識別子(DNAI)を決定するステップと、
    前記CSにより、前記DNAIに基づいて前記ターゲットESを決定するステップと
    を含む、請求項54から59のいずれか一項に記載の方法。
  61. 前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路の変更は、前記UEのPDUセッションアンカーの変更を含み、前記UEの前記PDUセッションのセッションおよびサービス継続(SSC)モードはモード3である、請求項54から60のいずれか一項に記載の方法。
  62. アプリケーション移転方法であって、
    ソースイネーブラサーバ(ES)により、第1の情報を得るステップであって、前記第1の情報が、ユーザ機器(UE)のプロトコルデータユニット(PDU)セッションのユーザプレーン経路が変わった後の前記UEの位置情報である、ステップと、
    前記ソースESにより、構成サーバ(CS)へ前記第1の情報を送信するステップと、
    前記ソースESにより、前記CSからターゲットESの接続情報を受信するステップと
    を含む、方法。
  63. 前記UEの前記位置情報は、前記UEのインターネットプロトコル(IP)アドレス、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子(DNAI)、前記UEのトラッキングエリアアイデンティティ(TAI)、前記UEのセル識別子、前記UEの無線アクセスネットワーク識別子、または前記UEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項62に記載の方法。
  64. ソースESにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記ソースESにより、前記UEから前記第1の情報を受信するステップ
    を含む、請求項62または63に記載の方法。
  65. ソースESにより、第1の情報を得る前記ステップは、
    前記ソースESにより、ポリシーコントロール機能(PCF)エンティティまたはセッション管理機能(SMF)エンティティから第3の通知メッセージを受信するステップであって、前記第3の通知メッセージが、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わることを前記ソースESに通知し、前記第3の通知メッセージが前記第1の情報を含む、ステップ
    を含む、請求項62または63に記載の方法。
  66. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記PCFエンティティまたは前記SMFエンティティからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブするステップであって、前記ユーザプレーン管理イベント通知が、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わるときに前記ソースESに通知する、ステップ
    をさらに含む、請求項65に記載の方法。
  67. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記ターゲットESへ第1のアプリケーション発見要求を送信するステップであって、前記第1のアプリケーション発見要求が、ターゲットアプリケーションサーバ(AS)を得ることを要求する、ステップと、
    前記ソースESにより、前記ターゲットESから前記ターゲットASの接続情報を受信するステップと
    をさらに含む、請求項62から66のいずれか一項に記載の方法。
  68. 前記ターゲットASとソースASは同じアプリケーションにサーブし、前記ソースASは、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わる前に前記UEがアクセスするASである、請求項67に記載の方法。
  69. 前記方法は、
    前記ソースESにより、前記UEへ前記ターゲットASの前記接続情報を送信するステップ
    をさらに含む、請求項67または68に記載の方法。
  70. アプリケーション移転方法であって、
    ユーザ機器(UE)により、セッション管理機能(SMF)エンティティまたはユーザプレーン機能(UPF)エンティティから第1の情報を受信するステップであって、前記第1の情報が、前記UEのプロトコルデータユニット(PDU)セッションのユーザプレーン経路が変わった後の前記UEの位置情報である、ステップと、
    前記UEにより、アプリケーション機能(AF)へ前記第1の情報を送信するステップと
    を含む、方法。
  71. 前記UEの前記位置情報は、前記UEのインターネットプロトコル(IP)アドレス、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路に対応するデータネットワークアクセス識別子(DNAI)、前記UEのトラッキングエリアアイデンティティ(TAI)、前記UEのセル識別子、前記UEの無線アクセスネットワーク識別子、または前記UEの地理的位置情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項70に記載の方法。
  72. 前記AFは構成サーバ(CS)であり、前記方法は、
    前記UEにより、前記CSからターゲットイネーブラサーバ(ES)の接続情報を受信するステップ
    をさらに含む、請求項70または71に記載の方法。
  73. 前記方法は、
    前記UEにより、前記ターゲットESへ第2のアプリケーション発見要求を送信するステップであって、前記第2のアプリケーション発見要求が、ターゲットASを得ることを要求する、ステップと、
    前記UEにより、前記ターゲットESから前記ターゲットASの接続情報を受信するステップと
    をさらに含む、請求項72に記載の方法。
  74. 前記AFはソースESである、請求項70または71に記載の方法。
  75. 前記方法は、
    前記UEにより、前記ソースESからターゲットASの接続情報を受信するステップ
    をさらに含む、請求項74に記載の方法。
  76. 請求項1から20のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたユニットまたは手段を含む、アプリケーション移転装置。
  77. 請求項21から25のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたユニットまたは手段を含む、アプリケーション移転装置。
  78. 請求項26から32のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたユニットまたは手段を含む、アプリケーション移転装置。
  79. 請求項33から39のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたユニットまたは手段を含む、アプリケーション移転装置。
  80. 請求項40から53のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたユニットまたは手段を含む、アプリケーション移転装置。
  81. 請求項54から61のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたユニットまたは手段を含む、アプリケーション移転装置。
  82. 請求項62から69のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたユニットまたは手段を含む、アプリケーション移転装置。
  83. 請求項70から75のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたユニットまたは手段を含む、アプリケーション移転装置。
  84. 情報を送信および受信するように構成された、または別のネットワークエレメントと通信するように構成された、トランシーバと、
    コンピュータプログラム命令を実行して、請求項1から75のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成されたプロセッサと
    を含む、アプリケーション移転装置。
  85. 通信システムであって、
    ソースアプリケーションサーバ(AS)とソースイネーブラサーバ(ES)とを含み、
    前記ソースASは、前記ソースESからのユーザプレーン管理イベント通知にサブスクライブし、前記ユーザプレーン管理イベント通知は、ユーザ機器(UE)のプロトコルデータユニット(PDU)セッションのユーザプレーン経路が変わるときに前記ソースASに通知し、前記ソースASは、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わる前に前記UEがアクセスするASであり、
    前記ソースESは、第1の情報を得、前記第1の情報は、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わった後に得られる前記UEの位置情報であり、
    前記ソースESは、前記ソースASへ第2の通知メッセージを送信し、前記第2の通知メッセージは、前記UEの前記PDUセッションの前記ユーザプレーン経路が変わることを前記ソースASに通知し、前記第2の通知メッセージは前記第1の情報を含み、
    前記ソースASは、前記第1の情報に基づいてターゲットASを決定し、前記UEへ前記ターゲットASの接続情報を送信する、
    通信システム。
  86. 前記通信システムは、前記UEをさらに含み、
    前記UEは、前記ソースASから前記ターゲットASの前記接続情報を受信し、
    前記UEは、前記ターゲットASの前記接続情報に基づいて前記ターゲットASへの接続を確立する、
    請求項85に記載の通信システム。
  87. システム・オン・チップであって、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリは、命令を格納し、前記命令が前記プロセッサによって実行されると、請求項1から75のいずれか一項に記載の方法が実施される、システム・オン・チップ。
  88. コンピュータプログラムコードを格納したコンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムコードがプロセッサ上で実行されると、前記プロセッサは、請求項1から75のいずれか一項に記載の方法を実行可能となる、コンピュータ記憶媒体。
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