JP2023535834A - ユーザ機器、スケジューリングノード、ユーザ機器のための方法、およびスケジューリングノードのための方法 - Google Patents
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Abstract
本開示はユーザ機器(UE)に関する。UEは送受信機および回路を備える。前記送受信機は、動作時に、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングと、制御情報とを受信する。前記回路は、動作時に、前記DCIシグナリングから、複数のトランスポートブロック(TB)の各TBに対して前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する通知を取得する。前記回路は、動作時に、前記制御情報から、リソースを通知する取り消し通知(CI)を取得する。また、前記回路は、動作時に、前記通知されたリソースと所定のルールとに基づいて、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定する。
【選択図】図7
【選択図】図7
Description
本開示は、3GPP(登録商標)通信システムなどの通信システムにおける方法、デバイス、および物品を対象とする。
本開示は、通信システムにおける信号の送受信に関し、特に、そのような送受信のための方法および通信装置に関する。
3rd Generation Partnership Project (3GPP)では、100GHzまでの周波数範囲で動作する、第5世代(5G)とも呼ばれる次世代セルラ技術(New Radio(NR)無線アクセス技術(RAT:radio access technology)を含む)の技術仕様を策定している。NRは、LTE(Long Term Evolution)やLTE-A(LTE Advanced)に代表される技術の後継である。
LTE、LTE-A、NRといったシステムでは、さらなる改良やオプションによって、通信システムやシステムに関連する特定の機器の効率的な運用が促進され得る。
LTEおよびNRといったシステムでは、さらなる改良およびオプションによって、通信システムならびにそのシステムに関連する特定のデバイスの効率的な動作が促進され得る。
非限定的で例示的な一実施形態は、ダウンリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)シグナリング(本開示では「マルチTBスケジューリングDCI」とも呼ぶ)を用いた複数のトランスポートブロック(TB:transport block)の効率的なスケジューリング、ならびにマルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信の効率的な取り消しを促進することに資する。
一実施形態では、本明細書で開示する技術は、装置(例えば、ユーザ機器(UE:user equipment))を特徴とする。この装置は、動作時に、DCIシグナリングと制御情報を受信する送受信機を備える。この装置はさらに、動作時に、前記DCIシグナリングから通知(本開示では「スケジューリング通知」とも呼ぶ)を取得する回路を備える。前記通知は、複数のTBの各TBに対して、前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する。また、前記回路は、前記制御情報からリソースを通知する取り消し通知(CI)を取得する。さらに、前記回路は、前記通知されたリソースと所定のルール(本開示では「取り消しルール」とも呼ぶ)とに基づいて、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
以下において、例示的な実施例は添付した図面を参照してより詳細に説明される。
3GPP NRシステムのアーキテクチャの一例を示す図
NG-RANと5GCとの間の機能分割を示す概略図
RRC接続設定/再設定手順のためのシーケンス図
高速大容量(eMBB:enhanced Mobile Broadband)、多数同時接続(mMTC:massive Machine Type Communications)及び超高信頼低遅延(URLLC:Ultra Reliable and Low Latency Communications)の利用シナリオを示す概略図
非ローミングのための5Gシステムアーキテクチャの一例を示すブロック図
一実施形態による基地局およびユーザ機器の機能コンポーネントを示すブロック図である。
UEのための例示的な通信方法のステップならびに基地局のための例示的な通信方法のステップを示すブロック図である。
トランスポートブロックの例示的なスケジューリングの概略図である。
設定グラント(CG:Configured Grant)または半永続的スケジューリング(SPS:Semi Persistent Scheduling)フレームワークを使用した2つのトランスポートブロックの例示的なスケジューリングの概略図である。
4つの繰り返し送信を伴う2つのトランスポートブロックをスケジューリングするDCI、およびそれに続く、第1のスロットを示すCIが受信されるシナリオの一例の概略図である。
4つの繰り返し送信を伴う2つのトランスポートブロックをスケジューリングするDCI、およびそれに続く、第1のスロットを示すCIが受信されるシナリオの一例の概略図である。
第1の閾値に基づいた、4つのTBの優先度の割り当てを示す概略図である。
第1の明示的な優先度通知に基づいた、2つのTBの優先度の割り当てを示す概略図である。
<5G NRシステムアーキテクチャ及びプロトコルスタック>
3GPPは、100GHzまでの周波数範囲で動作する新無線アクセス技術(NR)の開発を含む、第5世代セルラ技術(単純に5Gともいう)の次期リリースに取り組んでいる。2017年末に5G規格の初版が完成し、5G NR規格に準拠したスマートフォンの試行及び商用展開を進めることができた。
3GPPは、100GHzまでの周波数範囲で動作する新無線アクセス技術(NR)の開発を含む、第5世代セルラ技術(単純に5Gともいう)の次期リリースに取り組んでいる。2017年末に5G規格の初版が完成し、5G NR規格に準拠したスマートフォンの試行及び商用展開を進めることができた。
特に、全体的なシステムアーキテクチャは、gNBを備えるNG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)を想定する。gNBは、NG無線アクセスのユーザプレーン(SDAP/PDCP/RLC/MAC/PHY)及び制御プレーン(RRC)プロトコルのUE側の終端を提供する。gNBは、Xnインタフェースによって相互に接続される。また、gNBは次世代(NG:Next Generation)インタフェースによって次世代コア(NGC:Next Generation Core)に、より具体的には、NG-Cインタフェースによってアクセス・モビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function。例えば、AMFを実行する特定のコアエンティティ)に、また、NG-Uインタフェースによってユーザプレーン機能(UPF:User Plane Function。例えば、UPFを実行する特定のコアエンティティ)に接続される。NG-RANアーキテクチャは、図1に示される(例えば、3GPP TS 38.300 v15.6.0のセクション4参照)。
NRのユーザプレーンプロトコルスタック(例えば、3GPP TS 38.300のセクション4.4.1参照)は、gNBにおいてネットワーク側で終端されるPDCP(Packet Data Convergence Protocol。TS 38.300のセクション6.4参照)サブレイヤ、RLC(Radio Link Control。TS 38.300のセクション6.3参照)サブレイヤ、及びMAC(Medium Access Control。TS 38.300のセクション6.2参照)サブレイヤを含む。さらに、PDCPの上位には、新たなアクセス層(AS:Access Stratum)サブレイヤ(SDAP:Service Data Adaptation Protocol)が導入されている(例えば、3GPP TS 38.300のsub-clause 6.5参照)。また、NRでは制御プレーンのプロトコルスタックも定義されている(例えば、TS 38.300のセクション4.4.2参照)。レイヤ2機能の概要は、TS 38.300のsub-clause 6に記載されている。PDCPサブレイヤ、RLCサブレイヤ、及びMACサブレイヤの機能は、それぞれTS 38.300のセクション6.4、6.3、及び6.2に記載されている。RRCレイヤの機能は、TS 38.300のsub-clause 7に列挙されている。
例えば、MACレイヤでは、論理チャネルの多重化や、様々なヌメロロジーの処理を含むスケジューリングやスケジューリング関連の機能を担う。
物理レイヤ(PHY:physical layer)は、例えば、符号化、PHY HARQ処理、変調、マルチアンテナ処理、及び信号の適切な物理時間-周波数リソースへの配置を担う。また、トランスポートチャネルの物理チャネルへの配置も行う。物理レイヤは、トランスポートチャネルの形式でMACレイヤにサービスを提供する。物理チャネルは、特定のトランスポートチャネルの送信に使用される時間-周波数リソースの組に対応し、各トランスポートチャネルは、対応する物理チャネルに配置される。例えば、物理チャネルは、上りリンクではPRACH(Physical Random Access Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)となり、下りリンクではPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)及びPBCH(Physical Broadcast Channel)となる。
NRのユースケース/展開シナリオには、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、URLLC(Ultra-Reliable Low-Latency Communications)、mMTC(massive Machine Type Communication)などがあり、これらはデータレート、遅延、カバレッジに関して多様な要件を持つ。例えば、eMBBでは、IMT-Advancedで提供されているものの三倍ほどのピークデータレート(下り20Gbps、上り10Gbps)および実効(user-experienced)データレートに対応することが求められる。一方、URLLCでは、より厳しい要件が超低遅延(ユーザプレーンの遅延はUL、DLともに0.5ms)と高信頼性(1ms以内に1-10-5)について課されている。最後に、mMTCには、好ましくは、高い接続密度(都市環境では1平方キロメートルあたり100万台)、悪環境での広いカバレッジ、低コスト機器の超長寿命バッテリー(15年)が求められる。
したがって、一つのユースケースに適したOFDMヌメロロジー(例えば、サブキャリア間隔、OFDMシンボル長、巡回プレフィクス(CP)長、スケジューリング間隔あたりのシンボル数)は、他のユースケースには有効でない場合がある。例えば、低遅延サービスは、好ましくは、mMTCサービスよりも短いシンボル長(したがって、より大きなサブキャリア間隔)および/またはスケジューリング区間(換言すると、TTI)毎のシンボル数が少ないことが求められうる。さらに、チャネルの遅延スプレッドが大きい展開シナリオでは、好ましくは、遅延スプレッドが短いシナリオよりもCP長が長いことが求められうる。同様のCPオーバーヘッドを維持するためには、サブキャリア間隔は適宜最適化される必要がある。NRでは、複数の値のサブキャリア間隔をサポートしてもよい。これに対応して、現時点では15kHz、30kHz、60kHz、…、のサブキャリア間隔が検討されている。シンボル長Tuとサブキャリア間隔Δfは、式Δf=1/Tuによって直接関係づけられる。LTEシステムと同様、「リソースエレメント」という用語は、1つのOFDM/SC-FDMAシンボルの長さに対する一つのサブキャリアで構成される最小のリソース単位を示すのに使用することができる。
新しい無線システム5G-NRでは、ニューメロロジーおよびキャリアごとに、サブキャリアおよびOFDMシンボルのリソースグリッドがアップリンクおよびダウンリンクそれぞれについて定義されている。リソースグリッド内の各エレメントはリソースエレメントと呼ばれ、周波数領域の周波数インデックスと、時間領域のシンボル位置とに基づいて識別される(3GPP TS38.211v16.0.0、例えば、セクション4参照)。例えば、ダウンリンクおよびアップリンクの送信は、持続時間が10msのフレームに編成され、各フレームは、持続時間がそれぞれ1msの10個のサブフレームから成る。5G NRの実装では、サブフレームあたりの連続するOFDMシンボルの数は、サブキャリア間隔の設定によって異なる。例えば、15kHzのサブキャリア間隔の場合、サブフレームは14個のOFDMシンボルを有する(通常のサイクリックプレフィックスを想定するLTE準拠の実装と同様)。一方、30kHzのサブキャリア間隔の場合、サブフレームは2つのスロットを有し、各スロットは14個のOFDMシンボルで構成される。
LTEニューメロロジー(サブキャリア間隔およびシンボル長)と比較すると、NRは複数の異なるタイプのサブキャリア間隔をサポートし、これらはパラメータμによってラベル付けされる(LTEでは15kHzのサブキャリア間隔しかなく、これはNRでのμ=0に対応する)。NRニューメロロジーのタイプについては、3GPP TS38.211、v15.7.0にまとめられている。
<NG-RANと5GCとの間の機能分割>
図2は、NG-RANと5GCとの間の機能分割を示す。NG-RAN論理ノードは、gNB又はng-eNBである。5GCには、AMF、UPF、およびSMFの論理ノードが含まれる。
図2は、NG-RANと5GCとの間の機能分割を示す。NG-RAN論理ノードは、gNB又はng-eNBである。5GCには、AMF、UPF、およびSMFの論理ノードが含まれる。
gNB及びng-eNBは、具体的に、以下の主要な機能を提供する。
・無線ベアラ制御、無線アドミッション制御、接続モビリティ制御、上りリンクおよび下りリンクの双方におけるUEへの動的なリソース割り当て(スケジューリング)等の、無線リソース管理機能
・データのIPヘッダ圧縮、暗号化、及び完全性保護
・UEから提供された情報からAMFへのルーティングが決定できない場合のUEアタッチ時のAMF選択
・UPFに向けたユーザプレーンデータのルーティング
・AMFに向けた制御プレーン情報のルーティング
・接続の設定と解除
・ページングメッセージのスケジューリングと送信
・(AMF又はOAMから発信される)システム報知情報のスケジューリングと送信
・モビリティとスケジューリングのための測定および測定報告設定
・上りリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング
・セッション管理
・ネットワークスライシングのサポート
・QoSフロー管理とデータ無線ベアラへの配置
・RRC_INACTIVE状態のUEのサポート
・NASメッセージの配信機能
・無線アクセスネットワークシェアリング
・デュアルコネクティビティ
・NRとE-UTRAとの間の緊密な連携
・無線ベアラ制御、無線アドミッション制御、接続モビリティ制御、上りリンクおよび下りリンクの双方におけるUEへの動的なリソース割り当て(スケジューリング)等の、無線リソース管理機能
・データのIPヘッダ圧縮、暗号化、及び完全性保護
・UEから提供された情報からAMFへのルーティングが決定できない場合のUEアタッチ時のAMF選択
・UPFに向けたユーザプレーンデータのルーティング
・AMFに向けた制御プレーン情報のルーティング
・接続の設定と解除
・ページングメッセージのスケジューリングと送信
・(AMF又はOAMから発信される)システム報知情報のスケジューリングと送信
・モビリティとスケジューリングのための測定および測定報告設定
・上りリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング
・セッション管理
・ネットワークスライシングのサポート
・QoSフロー管理とデータ無線ベアラへの配置
・RRC_INACTIVE状態のUEのサポート
・NASメッセージの配信機能
・無線アクセスネットワークシェアリング
・デュアルコネクティビティ
・NRとE-UTRAとの間の緊密な連携
アクセス・モビリティ管理機能(AMF)は、以下の主要な機能を提供する。
・非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)シグナリングの終端
・NASシグナリングのセキュリティ
・アクセス層(AS:Access Stratum)セキュリティ制御
・3GPPアクセスネットワーク間のモビリティのためのコアネットワーク(CN:Core Network)ノード間シグナリング
・アイドルモードUEの到達可能性(ページング再送の制御及び実行を含む)
・登録エリア管理
・システム内モビリティ及びシステム間モビリティのサポート
・アクセス認証
・ローミング権限のチェックを含むアクセス認可
・モビリティ管理制御(加入及びポリシー)
・ネットワークスライシングのサポート
・セッション管理機能(SMF:Session Management Function)選択
・非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)シグナリングの終端
・NASシグナリングのセキュリティ
・アクセス層(AS:Access Stratum)セキュリティ制御
・3GPPアクセスネットワーク間のモビリティのためのコアネットワーク(CN:Core Network)ノード間シグナリング
・アイドルモードUEの到達可能性(ページング再送の制御及び実行を含む)
・登録エリア管理
・システム内モビリティ及びシステム間モビリティのサポート
・アクセス認証
・ローミング権限のチェックを含むアクセス認可
・モビリティ管理制御(加入及びポリシー)
・ネットワークスライシングのサポート
・セッション管理機能(SMF:Session Management Function)選択
さらに、ユーザプレーン機能(UPF)は、以下の主要な機能を提供する。
・RAT内/RAT間モビリティのアンカーポイント(適用可能時)
・データネットワークとの相互接続のための外部PDUセッションポイント
・パケットルーティングと転送
・パケット検査およびユーザプレーン部分のポリシールールの強制(Policy rule enforcement)
・トラフィック使用量の報告
・データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートする上りリンククラス分類(uplink classifier)
・マルチホームPDUセッションをサポートする分岐点
・パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DL(uplink/downlink)レート強化などのユーザプレーンに対するQoS処理
・上りリンクトラフィック検証(SDFのQoSフローに対する配置)
・下りリンクパケットバッファリング及び下りリンクデータ通知トリガ
・RAT内/RAT間モビリティのアンカーポイント(適用可能時)
・データネットワークとの相互接続のための外部PDUセッションポイント
・パケットルーティングと転送
・パケット検査およびユーザプレーン部分のポリシールールの強制(Policy rule enforcement)
・トラフィック使用量の報告
・データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートする上りリンククラス分類(uplink classifier)
・マルチホームPDUセッションをサポートする分岐点
・パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DL(uplink/downlink)レート強化などのユーザプレーンに対するQoS処理
・上りリンクトラフィック検証(SDFのQoSフローに対する配置)
・下りリンクパケットバッファリング及び下りリンクデータ通知トリガ
最後に、セッション管理機能(SMF)は、以下の主要な機能を提供する。
・セッション管理
・UEに対するIPアドレスの割り当てと管理
・UPFの選択と制御
・トラフィックを適切な宛先にルーティングするための、ユーザプレーン機能(UPF)におけるトラフィックステアリングの設定
・制御部分のポリシーの強制およびQoS
・下りリンクデータの通知
・セッション管理
・UEに対するIPアドレスの割り当てと管理
・UPFの選択と制御
・トラフィックを適切な宛先にルーティングするための、ユーザプレーン機能(UPF)におけるトラフィックステアリングの設定
・制御部分のポリシーの強制およびQoS
・下りリンクデータの通知
<RRC接続設定及び再設定手順>
図3は、UEがNAS部においてRRC_IDLEからRRC_CONNECTEDに移行する際の、UEと、gNBと、AMF(5GCエンティティ)との間のやり取りの一部を示す(TS 38.300 v15.6.0を参照)。
図3は、UEがNAS部においてRRC_IDLEからRRC_CONNECTEDに移行する際の、UEと、gNBと、AMF(5GCエンティティ)との間のやり取りの一部を示す(TS 38.300 v15.6.0を参照)。
RRCは、UEおよびgNBの設定に使用される上位レイヤシグナリング(プロトコル)である。この移行は、具体的には、AMFがUEコンテキストデータ(例えば、PDUセッションコンテキスト、セキュリティキー、UE無線性能(UE Radio Capability)、UEセキュリティ性能(UE Security Capabilities)等を含む)を準備し、初期コンテキスト設定要求(INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST)と共にgNBに送信することを含む。そして、gNBは、UEと共にASセキュリティを起動する。この動作は、gNBがUEにセキュリティモードコマンド(SecurityModeCommand)メッセージを送信し、UEがセキュリティモード完了(SecurityModeComplete)メッセージでgNBに応答することによって行われる。その後、gNBは、UEにRRC再設定(RRCReconfiguration)メッセージを送信し、これに対するUEからのRRC再設定完了(RRCReconfigurationComplete)をgNBが受信することによって、シグナリング無線ベアラ2(SRB2:Signaling Radio Bearer 2)およびデータ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)を設定するための再構成を実行する。シグナリングのみの接続の場合、SRB2およびDRBは設定されないので、RRC再構成に関連するステップは省略される。最後に、gNBは、設定手順が完了したことを、初期コンテキスト設定応答(INITIAL CONTEXT SETUP RESPONSE)でAMFに通知する。
そこで、本開示では、gNodeBとの次世代(NG)接続を動作時に確立する制御回路と、gNodeBと端末(UE)との間のシグナリング無線ベアラが設定されるように動作時にNG接続を介して初期コンテキスト設定メッセージをgNodeBに送信する送信部とを備える、第5世代コア(5GC)のエンティティ(例えば、AMF、SMF等)が提供される。具体的には、gNodeBは、シグナリング無線ベアラを介して、リソース割り当て設定情報エレメントを含む無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングをUEに送信する。そして、UEは、リソース割り当て設定に基づいて、上りリンクの送信または下りリンクの受信を行う。
<2020年以降のIMTの利用シナリオ>
図4は、5G NRのユースケースの一部を示す。第3世代パートナーシッププロジェクトNR(3GPP NR)では、IMT-2020によって多種多様なサービスやアプリケーションに対応することが想定されている三つのユースケースが検討されている。高速大容量(eMBB)のための第一段階の仕様の策定は終了している。eMBBのサポートをさらに拡充することに加え、現在および将来的には、超高信頼低遅延(URLLC)および多数同時接続の標準化の研究も進められる。図4は、2020年以降のIMTで想定される利用シナリオの例を示す(例えば、ITU-R M.2083の図2を参照)。
図4は、5G NRのユースケースの一部を示す。第3世代パートナーシッププロジェクトNR(3GPP NR)では、IMT-2020によって多種多様なサービスやアプリケーションに対応することが想定されている三つのユースケースが検討されている。高速大容量(eMBB)のための第一段階の仕様の策定は終了している。eMBBのサポートをさらに拡充することに加え、現在および将来的には、超高信頼低遅延(URLLC)および多数同時接続の標準化の研究も進められる。図4は、2020年以降のIMTで想定される利用シナリオの例を示す(例えば、ITU-R M.2083の図2を参照)。
URLLCのユースケースは、スループット、遅延、アベイラビリティ等の性能に対する厳しい要件を有し、工業生産や製造プロセスの無線制御、遠隔医療手術、スマートグリッドの配電自動化、交通安全等、将来の垂直アプリケーションを実現するものの一つとして想定されている。URLLCの超高信頼性は、TR 38.913によって設定された要件を満たす技術を特定することでサポートされる。リリース15におけるNR URLLCの場合、UL(上りリンク)0.5ms、DL(下りリンク)0.5msのユーザプレーン遅延を目標とすることが主要な要件である。一度のパケット送信に対する一般的なURLLCの要件は、ユーザプレーン遅延が1msの場合、32バイトのパケットサイズに対してブロック誤り率(BLER:block error rate)が1E-5であることである。
物理レイヤの観点から、信頼性を向上させるには様々な方法がある。現在、信頼性を向上させるためには、URLLC用の独立したCQIテーブル、よりコンパクトなDCIフォーマット、PDCCHの繰り返し等を定義することが考えられる。しかし、NRが(NR URLCの主要要件に対して)より安定し、かつより発展するにつれて、超高信頼性を達成するために考えられる方法の範囲は広がり得る。リリース15におけるNR URLLC特有のユースケースには、拡張現実/仮想現実(AR/VR)、e-ヘルス、e-セーフティ、及びミッションクリティカルアプリケーションが含まれる。
また、NR URLLCが目標とする技術強化は、遅延の改善と信頼性の向上である。遅延改善のための技術強化には、設定可能なヌメロロジー、フレキシブルなマッピングによる非スロットベースのスケジューリング、グラントフリーの(設定されたグラントの)上りリンク、データチャネルのスロットレベルの繰り返し、および下りリンクのプリエンプション(pre-emption)が含まれる。プリエンプションとは、すでにリソースが割り当てられている送信を停止し、すでに割り当てられている当該リソースを、後から要求された、より少ない遅延や高い優先度を必要とする別の送信に使用することを意味する。したがって、すでに許可されていた送信は、後の送信によって差し替えられる。プリエンプションは、特定のサービスタイプとは無関係に適用できる。例えば、サービスタイプA(URLLC)の送信は、サービスタイプB(例えばeMBB)の送信によってプリエンプトされてよい。信頼性向上に関する技術強化には、目標BLER 1E-5のための専用CQI/MCSテーブルが含まれる。
mMTC(多数同時接続)のユースケースの特徴は、典型的には遅延の影響を受けにくい比較的少量のデータを送信する接続装置の数が極めて多いことである。デバイスは低コストで、非常に長いバッテリー寿命を持つことが要求される。NRの観点からは、非常に狭い帯域幅部分を利用することが、UEにとっての省電力化と、バッテリーの長寿命化を可能にする一つの策である。
上述のように、NRにおける信頼性向上の範囲はより広くなることが予想される。あらゆるケースに共通する重要な要件の一つであり、特にURLLCとmMTCに必要な要件は、高信頼性または超高信頼性である。信頼性を向上させるには、無線の観点やネットワークの観点から、いくつかのメカニズムが考えられる。一般的に、信頼性の向上に役立ついくつかの重要な領域がある。これらの領域には、コンパクトな制御チャネル情報、データ/制御チャネルの繰り返し、周波数領域、時間領域、空間領域におけるダイバーシティなどがある。これらの領域は、特定の通信シナリオに関わらず、一般的に、信頼性向上に適用可能である。
NR URLLCについては、ファクトリーオートメーション、輸送産業、配電など、より厳しい要件を持つさらなるユースケースが特定されている。より厳しい要件とは、ユースケースに応じた、高い信頼性(最大10-6レベル)、高いアベイラビリティ、最大256バイトのパケットサイズ、数μs程度までの時刻同期(周波数範囲および0.5~1ms程度の短い遅延(例えば、目標とするユーザプレーンでの0.5msの遅延)に応じて1μsまたは数μsとすることができる)である。
さらに、NR URLLCでは、物理レイヤの観点からいくつかの技術強化が確認されている。これらの中には、コンパクトなDCIに関するPDCCH(Physical Downlink Control Channel)の強化、PDCCHの繰り返し、PDCCHのモニタリングの増加がある。また、上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)の強化は、拡張HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)とCSIフィードバックの強化に関係する。また、ミニスロットレベルのホッピングに関連するPUSCHの強化や再送/繰り返しの強化も確認されている。「ミニスロット」とは、スロット(14シンボルで構成されるスロット)よりも少ない数のシンボルを含む送信時間間隔(TTI)を表す。
<QoSの制御>
5GのQoS(Quality of Service)モデルは、QoSフローに基づいており、保証されたフロービットレートが求められるQoSフロー(GBR QoSフロー)と、保証されたフロービットレートが求められないQoSフロー(非GBR QoSフロー)の両方に対応している。そのため、NASレベルでは、QoSフローはPDUセッションにおける最も微細な粒度のQoSの区分である。QoSフローは、NG-Uインタフェースを介してカプセル化ヘッダにおいて搬送されるQoSフローID(QFI)によってPDUセッション内で識別される。
5GのQoS(Quality of Service)モデルは、QoSフローに基づいており、保証されたフロービットレートが求められるQoSフロー(GBR QoSフロー)と、保証されたフロービットレートが求められないQoSフロー(非GBR QoSフロー)の両方に対応している。そのため、NASレベルでは、QoSフローはPDUセッションにおける最も微細な粒度のQoSの区分である。QoSフローは、NG-Uインタフェースを介してカプセル化ヘッダにおいて搬送されるQoSフローID(QFI)によってPDUセッション内で識別される。
各UEに対して、5GCは、1つまたは複数のPDUセッションを確立する。各UEに対して、NG-RANは、PDUセッションに合わせて少なくとも一つのデータ無線ベアラ(DRB)を確立し、そのPDUセッションのQoSフローに対する追加のDRBは、例えば、図3を参照して上述したように、後から設定可能である(いつ設定するかはNG-RAN次第である)。NG-RANは、異なるPDUセッションに属するパケットを異なるDRBに配置する。UEと5GCにおけるNASレベルパケットフィルタは、ULパケットとDLのパケットとをQoSフローに関連付けるのに対し、UEとNG-RANのASレベルマッピングルールは、ULのQoSフローとDLのQoSフローとをDRBに関連付ける。
図5は、5G NRの非ローミング参照アーキテクチャを示す(TS 23.501 v16.1.0、セクション4.23参照)。図4に例示される、5Gサービスをホストする外部アプリケーションサーバなどのアプリケーション機能(AF)は、サービスを提供するために3GPPコアネットワークとやり取りを行う。例えば、トラフィックルーティングに影響を与えるアプリケーションをサポートするためにネットワーク公開機能(NEF:Network Exposure Function)にアクセスすること、QoS制御などのポリシー制御のためにポリシーフレームワークとやり取りすること(ポリシー制御機能(PCF)参照)が挙げられる。オペレータによる配備に基づき、オペレータから信頼されているとみなされるアプリケーション機能は、関連するネットワーク機能と直接やり取りすることができる。ネットワーク機能への直接のアクセスをオペレータから許可されていないアプリケーション機能は、NEFを介して外部に対する開放フレームワークを使用して、関連するネットワーク機能とやり取りする。
図5は、5Gアーキテクチャのさらなる機能ユニット、すなわち、ネットワークスライス選択機能(NSSF:Network Slice Selection Function)、ネットワークリポジトリ機能(NRF:Network Repository Function)、統合データ管理(UDM:Unified Data Management)、認証サーバ機能(AUSF:Authentication Server Function)、アクセス・モビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、及びデータネットワーク(DN)(オペレータによるサービス、インターネットアクセス、サードパーティによるサービス等)を示している。すべて又は一部のコアネットワーク機能及びアプリケーションサービスは、クラウドコンピューティング環境上に展開されかつ動作してもよい。
したがって、本開示では、QoS要件に応じたgNodeBとUEとの間の無線ベアラを含むPDUセッションを確立するために、動作時に、URLLC、eMBBおよびmMTCサービスのうちの少なくとも一つに対するQoS要件を含む要求を、5GCの機能(例えば、NEF、AMF、SMF、PCF、UPF等)の少なくとも一つに送信する送信部と、動作時に、確立されたPDUセッションを使用してサービスを実行する制御回路と、を備えるアプリケーションサーバ(例えば、5GアーキテクチャのAF)が提供される。
<RRC状態(RRC_Connected、RRC_Inactive)>
LTEでは、RRCステートマシンは、RRCアイドル状態(高い省電力性、UE自律モビリティ、およびコアネットワークへのUE接続が確立されていないことを主に特徴とする)と、無損失のサービスの継続性をサポートするようにモビリティがネットワーク制御されながらUEがユーザプレーンデータを送信できるRRC接続状態と、の2つの状態のみから成っていた。5G NRに関連して、LTE関連のRRCステートマシンも、以下で説明するNR 5Gと同様に、非アクティブ状態で拡張され得る(例えば、TS38.331v15.8.0、図4.2.1-2参照)。
LTEでは、RRCステートマシンは、RRCアイドル状態(高い省電力性、UE自律モビリティ、およびコアネットワークへのUE接続が確立されていないことを主に特徴とする)と、無損失のサービスの継続性をサポートするようにモビリティがネットワーク制御されながらUEがユーザプレーンデータを送信できるRRC接続状態と、の2つの状態のみから成っていた。5G NRに関連して、LTE関連のRRCステートマシンも、以下で説明するNR 5Gと同様に、非アクティブ状態で拡張され得る(例えば、TS38.331v15.8.0、図4.2.1-2参照)。
NR 5GのRRC(TS38.331v15.8.0、セクション4参照)は、RRCアイドル、RRC非アクティブ、およびRRC接続の3つの状態をサポートする。RRC接続が確立されると、UEはRRC_CONNECTED状態またはRRC_INACTIVE状態のいずれかになる。そうでない場合、すなわち、RRC接続が確立されていない場合、UEはRRC_IDLE状態である。その後、以下の状態遷移が起こり得る。
・例えば、「接続確立」手順に従って、RRC_IDLEからRRC_CONNECTEDへ
・例えば、「接続リリース」手順に従って、RRC_CONNECTEDからRRC_IDLEへ
・例えば、「一時停止による接続リリース」手順に従って、RRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVEへ
・例えば、「接続再開」手順に従って、RRC_INACTIVEからRRC_CONNECTEDへ
・例えば、「接続リリース」手順に従って、RRC_INACTIVEからRRC_IDLEへ(一方向)
・例えば、「接続確立」手順に従って、RRC_IDLEからRRC_CONNECTEDへ
・例えば、「接続リリース」手順に従って、RRC_CONNECTEDからRRC_IDLEへ
・例えば、「一時停止による接続リリース」手順に従って、RRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVEへ
・例えば、「接続再開」手順に従って、RRC_INACTIVEからRRC_CONNECTEDへ
・例えば、「接続リリース」手順に従って、RRC_INACTIVEからRRC_IDLEへ(一方向)
新しいRRC状態であるRRC非アクティブは、シグナリング、省電力、遅延などの点で大きく異なる要件を有する、eMBB(拡張モバイルブロードバンド)、mMTC(大規模マシンタイプ通信)、URLLC(超高信頼・低遅延通信)などのより幅広いサービスをサポートする際に利点をもたらすように、5G 3GPPの新しい無線技術用に定義されている。このため、新しいRRC非アクティブ状態は、無線アクセスネットワークおよびコアネットワークでのシグナリング、電力消費、およびリソースコストの最小化を可能にしつつ、なおも低遅延でのデータ転送の開始などを可能にするように設計されなければならない。
<帯域幅パート>
NRシステムは、LTEの20MHzよりもはるかに広い最大チャネル帯域幅(例えば、数百MHz)をサポートする。LTEでは、最大20MHzのコンポーネントキャリアのキャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)による広帯域通信もサポートされている。NRにおいてより広いチャネル帯域幅を定義することにより、スケジューリングを介して周波数リソースを動的に割り当てることが可能になり、これは、アクティブ化/非アクティブ化がMAC制御エレメントに基づくLTEのキャリアアグリゲーション動作よりも効率的かつ柔軟であり得る。単一の広帯域キャリアを有することは、単一の制御シグナリングしか必要としないので、制御オーバーヘッドが低いという点でもメリットがある(キャリアアグリゲーションでは、集約されるキャリアごとに個別の制御シグナリングが必要である)。
NRシステムは、LTEの20MHzよりもはるかに広い最大チャネル帯域幅(例えば、数百MHz)をサポートする。LTEでは、最大20MHzのコンポーネントキャリアのキャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)による広帯域通信もサポートされている。NRにおいてより広いチャネル帯域幅を定義することにより、スケジューリングを介して周波数リソースを動的に割り当てることが可能になり、これは、アクティブ化/非アクティブ化がMAC制御エレメントに基づくLTEのキャリアアグリゲーション動作よりも効率的かつ柔軟であり得る。単一の広帯域キャリアを有することは、単一の制御シグナリングしか必要としないので、制御オーバーヘッドが低いという点でもメリットがある(キャリアアグリゲーションでは、集約されるキャリアごとに個別の制御シグナリングが必要である)。
また、LTEと同様に、NRはキャリアアグリゲーションまたはデュアルコネクティビティを介した複数のキャリアのアグリゲーションもサポートし得る。
UEは常に高速なデータレートを要求するわけではないので、広い帯域幅を使用すると、RFおよびベースバンド信号処理の両方の観点からアイドリング消費電力が高くなり得る。この点に関して、NR用に新しく開発された帯域幅パートの概念は、設定されたチャネル帯域幅よりも狭い帯域幅でUEを動作させる手段を提供することによって、広帯域動作をサポートするにもかかわらずエネルギー効率の高いソリューションを提供する。NRの全帯域幅にアクセスできないこのローエンドの端末は、その恩恵を受けることができる。
帯域幅パート(BWP:bandwidth part)は、セルの総セル帯域幅のサブセットであり、例えば、隣接する物理リソースブロック(PRB:physical resource block)の位置および数である。これはアップリンクおよびダウンリンクで別々に定義され得る。さらに、各帯域幅パートは特定のOFDMニューメロロジーに、例えば、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックスに関連付けることができる。例えば、UEにBWP(複数可)を設定し、設定されたBWPのいずれが現在アクティブであるかをUEに伝えることによって、帯域幅適応が実現される。
例示的には、5G NRでは、RRC_Connected状態のUEに対してのみ特定のBWPが設定される。例えば、初期BWP(例えば、UL用およびDL用に1つずつ)以外に、BWPは接続状態のUEに対してのみ存在する。UEをRRC_IDLEまたはRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態に移行させる過程などで、UEとネットワークとの間の初期データ交換をサポートするために、初期DL BWPおよび初期UL BWPが最小SIで設定される。
UEには2つ以上のBWPを設定することができるが(例えば、現在NRで定義されているように、サービングセルあたり最大4つのBWP)、UEは一度に1つのアクティブDL BWPしか有さない。
設定されたBWP間の切り替えは、ダウンリンク制御情報(DCI)により実現され得る。
プライマリセル(PCell:Primary Cell)の場合、初期BWPは初期アクセスに使用されるBWPであり、他の初期BWPが明示的に設定されていない限り、デフォルトのBWPが初期BWPである。セカンダリセル(SCell:Secondary Cell)の場合、初期BWPは常に明示的に設定され、デフォルトのBWPも設定され得る。サービングセルにデフォルトのBWPが設定されている場合、そのセルに関連付けられた非アクティブタイマが切れると、アクティブなBWPがデフォルトのBWPに切り替えられる。
典型的には、ダウンリンク制御情報にはBWP IDが含まれていないことが想定される。
<ダウンリンク制御情報(DCI)>
例えば、制御情報ならびにユーザトラフィック(例えば、PDCCH上のDCI、およびPDCCHによって示されるPDSCH上のユーザデータ)などのUE向けの情報を識別および受信するために、UEによってPDCCH監視が行われる。
例えば、制御情報ならびにユーザトラフィック(例えば、PDCCH上のDCI、およびPDCCHによって示されるPDSCH上のユーザデータ)などのUE向けの情報を識別および受信するために、UEによってPDCCH監視が行われる。
ダウンリンクの制御情報(ダウンリンク制御情報DCIと呼ばれ得る)は、5G NRでの目的がLTEでのDCIと同じであり、すなわち、ダウンリンクデータチャネル(PDSCHなど)またはアップリンクデータチャネル(PUSCHなど)をスケジューリングする特別な制御情報のセットである。5G NRでは、いくつかの異なる定義済みのDCIフォーマットがある(TS38.212v16.0.0セクション7.3.1参照)。概要を以下の表に示す。
PDCCHサーチスペースは、PDCCH(DCI)が搬送され得るダウンリンクリソースグリッド(時間-周波数リソース)内のエリアである。大まかに言えば、基地局がダウンリンクで制御情報を1つまたは複数のUEに送信するために無線リソース領域が使用される。UEはサーチスペース全体でブラインド復号を実行して、PDCCHデータ(DCI)を見つけようとする。概念的には、5G NRでのサーチスペースの概念は、詳細に関して多くの違いがあるものの、LTEのサーチスペースに類似している。
5G NRでは、制御リソースセット(CORESET:control resource set)と呼ばれる無線リソース領域においてPDCCHが送信される。LTEでは、CORESETの概念は明示的には存在しない。代わりに、LTEのPDCCHは、最初の1~3個のOFDMシンボル(最も狭帯域の場合は4個)における全キャリア帯域幅を使用する。対照的に、NRのCORESETはスロット内の任意の位置およびキャリアの周波数範囲内の任意の場所に存在し得るが、UEがそのアクティブな帯域幅パート(BWP)外でCORESETをハンドリングすることは想定されていない。CORESETは、物理無線リソースのセット(例えば、NRダウンリンクリソースグリッド上の特定のエリア)、およびPDCCH/DCIを搬送するために使用されるパラメータのセットである。
したがって、UEは、対応するサーチスペースセットを使用したPDCCH監視が設定された、アクティブ化されたサービングセルごとのアクティブDL BWP上の1つまたは複数のCORESETにおけるPDCCH候補のセットを監視し、監視は、例えば、3GPP TS38.213バージョン16.0.0、セクション10および11で定義された、監視されたDCIフォーマットに従って各PDCCH候補を復号することを意味する。
簡潔に言えば、サーチスペースは、同じ集約レベルに関連付けられた複数のPDCCH候補を含み得る(例えば、PDCCH候補は、監視するDCIフォーマットに関して異なる)。そして、サーチスペースセットは、異なる集約レベルの複数のサーチスペースを含むが、同じCORESETに関連付けられ得る。上述のように、制御チャネルがキャリア帯域幅全体に広がるLTEとは異なり、CORESETの帯域幅は、例えば、アクティブなDL周波数帯域幅パート(BWP)内に設定することができる。言い換えれば、CORESET設定は、サーチスペースセットの、ひいてはそのセットに含まれるサーチスペースのPDCCH候補の周波数リソースを定義する。CORESET設定は、サーチスペースセットの持続時間も定義し、この長さは1~3個のOFDMシンボルにすることができる。一方、開始時間は、サーチスペースセット設定自体によって設定され、例えば、そのOFDMシンボルから、UEはセットのサーチスペースのPDCCHの監視を開始する。組み合わせで、サーチスペースセットの設定およびCORESETの設定は、UEのPDCCH監視要件に関する周波数および時間領域での明確な定義を提供する。CORESETおよびサーチスペースセットの両方の設定は、RRCシグナリングを介して半静的に設定することができる。
最初のCORESETであるCORESET0が、マスター情報ブロック(MIB:master information block)により初期帯域幅パートの設定の一部として提供され、ネットワークから残りのシステム情報および追加の設定情報を受信することが可能になる。接続設定後、RRCシグナリングを使用して、複数の、場合によっては重なり合うCORESETをUEに設定することができる。
ネットワークは、共通の制御領域およびUE固有の制御領域を定義し得る。NRでは、CORESETの数は、共通のCORESETとUE別のCORESETとの両方を含めて、BWPあたり3つに制限されている。各サービングセルに4つのBWPが設定可能であると例示的に仮定すると、サービングセルあたりのCORESETの最大数は12になる。一般に、BWPあたりのサーチスペースの数は、例えば、現在のNRと同様に10に制限することができ、BWPあたりのサーチスペースの最大数は40になる。各サーチスペースはCORESETに関連付けられる。
共通のCORESETはセル内の複数のUEによって共有されるので、ネットワークはこれに対応して、この設定のための全てのUEとの調整に対応する必要がある。共通のCORESETは、ランダムアクセス、ページング、およびシステム情報に使用することができる。
NRでは、半静的なダウンリンク/アップリンク割り当て方式でのセル別および/またはUE別の上位レイヤシグナリングによって、またはグループ共通のPDCCH(GC-PDCCH:group-common PDCCH)内のDCIフォーマット2_0などを介した動的なシグナリングによって、UEに対して柔軟なスロットフォーマットを設定することができる。動的なシグナリングが設定されている場合、UEは動的スロットフォーマット通知(SFI:slot format indication)を搬送するGC-PDCCH(DCIフォーマット2_0)を監視する。
一般に、共通のCORESETおよびUE別のCORESETの両方を含む1つまたは複数のCORESETがBWPごとに設定され得る(例えば、BWPごとに最大3つのCORESET)。そして、各CORESETは複数のサーチスペースを有することができ、各サーチスペースはUEが監視できる1つまたは複数のPDCCH候補を有する。
<5G NRでの時間領域スケジューリング>
時間領域において、5G NRでの送信は長さ10msのフレームに編成され、各フレームは、長さ1msの10個の等サイズのサブフレームに分割される。そして、サブフレームは、それぞれ14個のOFDMシンボルから成るスロットに分割される。ミリ秒単位のスロットの持続時間は、ニューメロロジーによって異なる。このため、例えば、15kHzのサブキャリア間隔の場合、NRスロットは通常のサイクリックプレフィックスを有するLTEサブフレームと同じ構造を有する。NRのサブフレームはニューメロロジーに依存しない時間基準として機能し、これは、スロットが典型的な動的スケジューリングの単位であるのに対し、同じキャリアで複数のニューメロロジーが混合されている場合に特に有用である。
時間領域において、5G NRでの送信は長さ10msのフレームに編成され、各フレームは、長さ1msの10個の等サイズのサブフレームに分割される。そして、サブフレームは、それぞれ14個のOFDMシンボルから成るスロットに分割される。ミリ秒単位のスロットの持続時間は、ニューメロロジーによって異なる。このため、例えば、15kHzのサブキャリア間隔の場合、NRスロットは通常のサイクリックプレフィックスを有するLTEサブフレームと同じ構造を有する。NRのサブフレームはニューメロロジーに依存しない時間基準として機能し、これは、スロットが典型的な動的スケジューリングの単位であるのに対し、同じキャリアで複数のニューメロロジーが混合されている場合に特に有用である。
以下では、3GPP技術仕様で現在実装されている時間領域リソース割り当てについて示す。以下の説明は、時間領域リソース割り当ての特定の例示的な実装として理解されるべきであり、可能性のある唯一の可能な時間領域リソース割り当てとして理解されるべきではない。それどころか、本開示および解決策は、将来実装され得る時間領域リソース割り当ての異なる実装に対応する方法で適用される。例えば、以下のTDRAテーブルは特定のパラメータ(例えば、5つのパラメータ)に基づいているが、時間領域リソース割り当ては、異なる数のパラメータおよび/または異なるパラメータにも基づいてもよい。
受信または送信されるデータへの時間領域割り当てはDCIで動的にシグナリングされ、これは、動的TDDの使用、またはアップリンク制御シグナリングに使用されるリソースの量の結果としてダウンリンク受信またはアップリンク送信に利用可能なスロットの部分がスロットごとに異なり得るという点で有用である。送信が発生するスロットは、時間領域割り当ての一部としてシグナリングされる。ダウンリンクデータは多くの場合、対応するリソース割り当てと同じスロットで送信されるが、これはアップリンク送信には当てはまらないことが多い。
UEがDCIによってPDSCHを受信またはPUSCHを送信するようにスケジューリングされる場合、DCIの時間領域リソース割り当て(TDRA:Time Domain Resource Assignment)フィールド値は、時間領域リソース割り当て(TDRA:time-domain resource allocation)テーブルの行インデックスを示す。TDRAエントリが、対応する3GPP技術仕様ではテーブルとして提示されているので、「テーブル」という用語を本明細書では使用するが、これは論理上の、どちらかと言えば非限定的な用語として解釈されたい。具体的には、本開示はいかなる特定の編成にも限定されず、TDRAテーブルは、それぞれのエントリインデックスに関連付けられたパラメータのセットとして任意の方法で実装され得る。
例えば、DCIによってインデックス付けされたTDRAテーブルの行は、時間領域での無線リソースの割り当てに使用できるいくつかのパラメータを定義する。現在の例では、TDRAテーブルは、スロットオフセットK0/K2、開始および長さインジケータSLIV(start and length indicator)、または直接的に開始シンボルSおよび割り当て長Lを示すことができる。さらに、TDRAテーブルはまた、PDSCH受信で想定されるPDSCHマッピングタイプと、スケジューリングされた時間領域無線リソースに直接関係しないdmrs-TypeA-Positionパラメータとを示し得る。DCIの時間領域割り当てフィールドはこのテーブルへのインデックスとして使用され、そこから実際の時間領域割り当てが取得される。このため、そのような例示的な実装では、TDRAテーブルの行のDCI通知(行インデックスの1つの値)は、dmrs-TypeA-Position、PDSCHマッピングタイプ、K0値、S値、および/またはL値の特定の値の組み合わせの通知に対応する。
アップリンクスケジューリンググラント用の1つのテーブルと、ダウンリンクスケジューリング割り当て用の1つのテーブルとがある。例えば、16個の行を設定することができ、各行は以下を含む。
・DCIが取得されたスロットを基準にしたスロットであるスロットオフセット(K0、K2)。現在、0~3のダウンリンクスロットオフセットが可能であり、0~7のアップリンクスロットオフセットを使用することができる。スロットオフセットは、PDCCH(K0/K2を含む)のスロットと、PDCCHによってスケジューリングされた対応するPDSCHのスロットとの間のスロット数としてのギャップ(例えば、タイムギャップまたはスロットギャップ)とも呼ばれ得る。
・データが送信されるスロットの最初のOFDMシンボル。
・スロット内のOFDMシンボル数での送信の持続時間。開始および長さの全ての組み合わせが1スロットに収まるわけではない。そのため、開始および長さは、有効な組み合わせのみをカバーするように一緒に符号化される。
・ダウンリンクの場合、PDSCHマッピングタイプ、すなわちDMRS位置もテーブルの一部である。これにより、マッピングタイプを別に示す場合に比べてさらなる柔軟性が提供される。
・DCIが取得されたスロットを基準にしたスロットであるスロットオフセット(K0、K2)。現在、0~3のダウンリンクスロットオフセットが可能であり、0~7のアップリンクスロットオフセットを使用することができる。スロットオフセットは、PDCCH(K0/K2を含む)のスロットと、PDCCHによってスケジューリングされた対応するPDSCHのスロットとの間のスロット数としてのギャップ(例えば、タイムギャップまたはスロットギャップ)とも呼ばれ得る。
・データが送信されるスロットの最初のOFDMシンボル。
・スロット内のOFDMシンボル数での送信の持続時間。開始および長さの全ての組み合わせが1スロットに収まるわけではない。そのため、開始および長さは、有効な組み合わせのみをカバーするように一緒に符号化される。
・ダウンリンクの場合、PDSCHマッピングタイプ、すなわちDMRS位置もテーブルの一部である。これにより、マッピングタイプを別に示す場合に比べてさらなる柔軟性が提供される。
スロットアグリゲーション、すなわち、同じトランスポートブロックが最大8スロットで繰り返される送信を設定することも可能である。
現在の3GPP標準TS38.214v16.0.0、例えばDLのセクション5.1.2およびULのセクション6.1.2は、時間領域スケジューリングに関連し、例えば、UEで利用可能なRRCで設定されるテーブル(例えば、pdsch-ConfigCommonまたはpdsch-Configのいずれかのpdsch-TimeDomainAllocationList)がない場合などに、その観点で使用できるいくつかのデフォルトのテーブルを提供する。これらのフィールド(例えば、pdsch-AllocationList)がRRCメッセージで定義されると、どのエレメントが各PDSCHスケジューリングに使用されるかが、(例えば、DCI1_0およびDCI1_1の)時間領域リソース割り当てと呼ばれるフィールドによって決定される。
この表から明らかなように、K0値は常に0であると想定され、実際に同一スロットダウンリンクスケジューリングが適用される。
パラメータμPUSCHは、PUSCHのサブキャリア間隔の設定である。
上記から明らかなように、PUSCHおよびPDSCHのTDRAテーブルは、PUSCHマッピングタイプ、K0/K2値、S値、L値などの共通のパラメータに基づいている。K0は、スケジューリングPDCCHとスケジューリングされたPDSCHとの間のスロットオフセットであり、すなわち、DLスケジューリング用である。K2は、スケジューリングPDCCHとスケジューリングされたPUSCHとの間のスロットオフセットであり、すなわち、ULスケジューリング用である。TDRAテーブルのS値は、関連するスロット(これはスケジューリングされたリソースが受信/送信されるスロットであり、K0/K2によって与えられる)内のスケジューリングされたリソースの開始シンボルの位置を示し得る。TDRAテーブルのL値は、シンボルの観点/単位でのPDSCH/PUSCHの長さを示し、および/またはシンボルの観点/単位でのスケジューリングされたリソースの長さを示し得る。
それに対応して、RRCで設定されるTDRAテーブルでは、最大で4タイムスロットのK0値が可能であるので、同一スロットならびにクロススロットのスケジューリング(すなわち、異なるタイムスロットでのDCIおよび対応するリソース割り当て)が効果的に可能になる。
現在の5G固有の例示的な実装では、設定されたTDRAテーブルは、RRCを介してPDSCH関連設定内でシグナリングされ(例えば、3GPP TS38.331v15.9.0の情報エレメントPDSCH-Config)、転じてPDSCH関連設定は、帯域幅パートに関連する情報エレメント((BWP)-DownlinkDedicated)内にあり得る。そのため、TDRAテーブルが上位レイヤで設定される場合、TDRAテーブルはBWP固有であり得る。通信デバイスは、デフォルトのテーブルを使用してよく、または上位レイヤで設定されるTDRAテーブル(pdsch-ConfigCommonまたはpdsch-Configのいずれかのpdsch-TimeDomainAllocationListと呼ばれるもの)を適用してよい。しかしながら、これはTDRA設定とNRのBWP概念との間のやりとりの、考えられる1つの例にすぎない。本発明はBWPを使用することを前提とせず、TDRAテーブルを使用するリソース割り当てに限定されない。
<下り制御チャネル監視、PDCCH、DCI>
UEによって作動する多くの機能には、UE宛ての特定の制御情報またはデータなどを受信するためのダウンリンク制御チャネル(PDCCHなど、3GPP TS38.300 v15.6.0、セクション5.2.3参照)の監視が含まれる。
UEによって作動する多くの機能には、UE宛ての特定の制御情報またはデータなどを受信するためのダウンリンク制御チャネル(PDCCHなど、3GPP TS38.300 v15.6.0、セクション5.2.3参照)の監視が含まれる。
これらの機能の非網羅的なリストを以下に示す。
・ページングメッセージ監視機能
・システム情報取得機能
・不連続受信(DRX:Discontinued Reception)機能のためのシグナリング監視動作
・不連続受信(DRX)機能のための非アクティブ状態(inactivity)監視動作
・ランダムアクセス機能のためのランダムアクセス応答受信
・パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤのリオーダリング(reordering)機能
・ページングメッセージ監視機能
・システム情報取得機能
・不連続受信(DRX:Discontinued Reception)機能のためのシグナリング監視動作
・不連続受信(DRX)機能のための非アクティブ状態(inactivity)監視動作
・ランダムアクセス機能のためのランダムアクセス応答受信
・パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤのリオーダリング(reordering)機能
上述のように、制御情報ならびにユーザトラフィック(例えば、PDCCH上のDCI、およびPDCCHによって示されるPDSCH上のユーザデータ)などのUE向けの情報を識別および受信するために、PDCCH監視がUEによって行われる。
ダウンリンクの制御情報(ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれ得る)は、5G NRでの目的がLTEでのDCIと同じであり、すなわち、ダウンリンクデータチャネル(PDSCHなど)またはアップリンクデータチャネル(PUSCHなど)をスケジューリングする特別な制御情報のセットである。5G NRでは、いくつかの異なる定義済みのDCIフォーマットがある(TS38.212v15.6.0セクション7.3.1参照)。
上記DCIフォーマットは、それぞれの情報が形成および送信される所定のフォーマットを表す。具体的には、1つのセルでPUSCHおよびPDSCHをスケジューリングするために、それぞれDCIフォーマット0_1および1_1が使用される。
これらの機能のうちのそれぞれのPDCCH監視は、特定の目的を果たし、したがって、その終わりに向けて開始される。PDCCH監視は、典型的には、少なくともUEが動作させるタイマに基づいて制御される。タイマにはPDCCH監視を制御するという目的があり、例えば、UEがPDCCHを監視する最大時間を制限する。例えば、UEは、PDCCHを無期限に監視しなくてもよく、電力を節約できるように、しばらくした後に監視を停止してもよい。
上述のように、PDCCH上のDCIの目的の1つは、ダウンリンク、アップリンク、さらにはサイドリンクでのリソースの動的スケジューリングである。具体的には、特定のユーザのデータチャネルに割り当てられたリソース(リソース割り当てRA:resource allocation)の通知を搬送するために、DCIのいくつかのフォーマットが提供される。リソース割り当ては、周波数領域および/または時間領域におけるリソースの指定を含んでよい。
<端末および基地局>
端末もしくはユーザ端末またはユーザデバイスは、LTEおよびNRでは、ユーザ機器(UE)と呼ばれる。これは、ユーザ機器の機能を有するワイヤレスフォン、スマートフォン、タブレットコンピュータ、USB(ユニバーサルシリアルバス:Universal Serial Bus)スティックなどのモバイルデバイスまたは通信装置であり得る。しかしながら、モバイルデバイスという用語はこれらに限定されず、一般に、中継機もそのようなモバイルデバイスの機能を有し得、モバイルデバイスが中継機としても機能し得る。例えば、移動局もしくは移動ノードまたはユーザ端末あるいはUEは、通信ネットワークにおける物理エンティティ(物理ノード)である。またさらに、通信デバイスは、IoTデバイスなどの任意のマシンタイプ通信デバイスであり得る。1つのノードは複数の機能エンティティを有し得る。機能エンティティとは、所定の機能セットを実装する、ならびに/あるいは所定の機能セットを同じもしくは他のノードまたはネットワークの他の機能エンティティに提供するソフトウェアまたはハードウェアモジュールを指す。ノードは、ノードが通信できる通信設備または媒体にノードを接続する1つまたは複数のインタフェースを有してよい。同様に、ネットワークエンティティは、他の機能エンティティまたは対応するノードと通信し得る通信設備または媒体に機能エンティティを接続する論理インタフェースを有してよい。
端末もしくはユーザ端末またはユーザデバイスは、LTEおよびNRでは、ユーザ機器(UE)と呼ばれる。これは、ユーザ機器の機能を有するワイヤレスフォン、スマートフォン、タブレットコンピュータ、USB(ユニバーサルシリアルバス:Universal Serial Bus)スティックなどのモバイルデバイスまたは通信装置であり得る。しかしながら、モバイルデバイスという用語はこれらに限定されず、一般に、中継機もそのようなモバイルデバイスの機能を有し得、モバイルデバイスが中継機としても機能し得る。例えば、移動局もしくは移動ノードまたはユーザ端末あるいはUEは、通信ネットワークにおける物理エンティティ(物理ノード)である。またさらに、通信デバイスは、IoTデバイスなどの任意のマシンタイプ通信デバイスであり得る。1つのノードは複数の機能エンティティを有し得る。機能エンティティとは、所定の機能セットを実装する、ならびに/あるいは所定の機能セットを同じもしくは他のノードまたはネットワークの他の機能エンティティに提供するソフトウェアまたはハードウェアモジュールを指す。ノードは、ノードが通信できる通信設備または媒体にノードを接続する1つまたは複数のインタフェースを有してよい。同様に、ネットワークエンティティは、他の機能エンティティまたは対応するノードと通信し得る通信設備または媒体に機能エンティティを接続する論理インタフェースを有してよい。
基地局は、例えば端末にサービスを提供するネットワークの一部を形成するネットワークノードである。基地局は、端末にワイヤレスアクセスを提供するネットワークノードまたはスケジューリングノードである。端末および基地局の間の通信は、典型的には標準化されている。LTEおよびNRでは、ワイヤレスインターフェースプロトコルスタックは、物理レイヤ、媒体アクセスレイヤ(MAC:medium access layer)、および上位レイヤを含む。制御プレーンでは、上位レイヤプロトコルの無線リソース制御プロトコルが提供される。RRCを介して、基地局は端末の設定を制御することができ、端末は基地局と通信して、接続およびベアラの確立、変更など、測定、ならびに他の機能などの制御タスクを実行し得る。LTEで使用される用語はeNB(またはeNodeB)であるが、5G NRで現在使用されている用語はgNBである。本明細書での「基地局」または「無線基地局」という用語は、通信ネットワーク内の物理エンティティを指す。移動局と同様に、基地局はいくつかの機能エンティティを有してよい。機能エンティティとは、所定の機能セットを実装する、ならびに/あるいは所定の機能セットを同じもしくは他のノードまたはネットワークの他の機能エンティティに提供するソフトウェアまたはハードウェアモジュールを指す。物理エンティティは、スケジューリングおよび設定のうちの1つまたは複数を含む、通信デバイスに関するいくつかの制御タスクを実行する。なお、基地局の機能および通信デバイスの機能は単一のデバイス内に統合されてもよい。例えば、移動端末は、他の端末のための基地局の機能も実装し得る。LTEで使用されている用語はeNB(またはeNodeB)であるが、5G NRで現在使用されている用語はgNBである。
<用語>
以下では、UE、基地局、および手順について説明し、これらは5G移動通信システム用を想定した新しい無線アクセス技術のためのものであるが、LTE移動通信システムでも使用され得る。異なる実装および変形例についても説明する。以下の開示は、上述の議論および発見によって促進されており、例えば、少なくともその一部に基づき得る。
以下では、UE、基地局、および手順について説明し、これらは5G移動通信システム用を想定した新しい無線アクセス技術のためのものであるが、LTE移動通信システムでも使用され得る。異なる実装および変形例についても説明する。以下の開示は、上述の議論および発見によって促進されており、例えば、少なくともその一部に基づき得る。
なお、全体的に、本開示の根底にある原理を明確かつ理解可能な方法で説明できるようにするために、本明細書では多くの仮定を用いている。しかしながら、これらの仮定は、説明のために本明細書で作成した単なる例として理解されるべきであり、本開示の範囲を限定すべきではない。
また、以下で使用する手順、エンティティ、レイヤなどの用語の一部は、LTE/LTE-Aシステム、または現在の3GPP 5G標準化で使用されている用語と密接に関連しているが、次の3GPP 5G通信システムの新しい無線アクセス技術のコンテキストで使用される特定の用語は、まだ完全には決定されておらず、最終的に変更され得る。このため、実施形態の機能に影響を与えることなく、用語は将来的に変更され得る。したがって、当業者は、実施形態およびそれらの保護の範囲が、より新しいまたは最終的に合意される用語がないために、本明細書で例示的に使用した特定の用語に限定されるべきではなく、本開示の機能および原理の根底にある機能および概念に関してより広く理解されるべきであるということを認識する。
<省電力の可能性>
発明者らは、UEでの電力を節約し、それによって、特に簡易機能(reduced capability)NRデバイス(例えば、リリース17に対応するもの)に関して、UEのバッテリー寿命を延ばす可能性を見出した。具体的には、i)ブラインド復号および/またはCCE制限の数を少なくするなどしてPDCCH監視を削減すること、ii)RRC非アクティブ状態、アイドル状態、および/または接続状態のDRXを拡張すること、ならびにiii)固定デバイスのRRMを緩和することにより、適用可能なユースケース(例えば、耐遅延性)においてUEの電力消費が節約され得る。
発明者らは、UEでの電力を節約し、それによって、特に簡易機能(reduced capability)NRデバイス(例えば、リリース17に対応するもの)に関して、UEのバッテリー寿命を延ばす可能性を見出した。具体的には、i)ブラインド復号および/またはCCE制限の数を少なくするなどしてPDCCH監視を削減すること、ii)RRC非アクティブ状態、アイドル状態、および/または接続状態のDRXを拡張すること、ならびにiii)固定デバイスのRRMを緩和することにより、適用可能なユースケース(例えば、耐遅延性)においてUEの電力消費が節約され得る。
UEの電力を節約する方法として、PDCCHの監視とスケジューリングを改善することが考えられる。具体的には、RRC CONNECTEDモードで頻繁にトラフィックが発生するUEの場合、PDCCHオンリー(PDCCH-only)が依然としてUEの電力消費の大部分を占めている。したがって、PDSCH/PUSCHスケジューリングを伴わないPDCCHオンリーのスロットが総電力消費の大部分を占め得るので、PDCCHオンリーのスロットの数を減らすことにより、UEの電力消費の大幅な削減が促進され得る。上記DCIによってスケジューリングされたTBのうちの1つまたは複数(あるいは全て)の繰り返しの送信および/または受信も上記DCIでスケジューリングすることによって、電力消費がさらに削減され得る。
なお、特定のUE/サービスに関してスループットなどの特定のサービス要件が満たされる必要があるときに、遅延にあまり敏感でないサービスタイプの場合には、複数のTBのスケジューリングが特に適切/効率的であり得る。そのような場合、gNBはスケジューリング予測を実行してよく、これにより、1つのDCIで2つ以上のTBをその後の複数のスロットにスケジューリングすることで、スロットをより有効に利用することが可能になり得る。
簡易機能UEの場合、カバレッジの回復も重要な側面であり得る。Rx/Txアンテナの削減など、特定のコスト/複雑性の削減が行われているので、繰り返し送信を用いたデータチャネルスケジューリングはカバレッジの向上に有益であり得る。複数のTBのスケジューリングは、以下でさらに説明するように、PDCCH監視の削減/適応、ULの取り消し、および/またはDLのプリエンプションとの相互作用において、さらなる電力消費の削減を可能にし得る。
<UL/DLにおける送信の取り消し通知(CI)と優先度通知>
この点において、以下では、取り消し通知(CI:Cancellation Indication)は一般的にUL CIまたはDL PI(Pre-emption Indication)であることに留意されたい。PUSCH/PDSCHの繰り返し送信の場合、UL CI/DL PIは繰り返し送信のそれぞれに個別に適用されてよい(PUSCH繰り返し送信タイプBの場合は実際の繰り返し送信)。つまり、UL CI/DL PIで通知されたリソースと(時間および周波数において)重なる繰り返し送信は(例えば、Rel.16 NR URLLCに記載されるように)取り消されて/プリエンプトされてよい。
この点において、以下では、取り消し通知(CI:Cancellation Indication)は一般的にUL CIまたはDL PI(Pre-emption Indication)であることに留意されたい。PUSCH/PDSCHの繰り返し送信の場合、UL CI/DL PIは繰り返し送信のそれぞれに個別に適用されてよい(PUSCH繰り返し送信タイプBの場合は実際の繰り返し送信)。つまり、UL CI/DL PIで通知されたリソースと(時間および周波数において)重なる繰り返し送信は(例えば、Rel.16 NR URLLCに記載されるように)取り消されて/プリエンプトされてよい。
また、特にUEの取り消し動作を制御するため、優先度インジケータが導入されてもよい。例えば、優先度インジケータは、Rel.16 NR等と同様、DCIフォーマット0_1、0_2、1_1、および/または1_2において通知されてよい。UEにUL CI/DL PIとUE内優先度インジケータとの両方が設定された場合、2つ以上のUE動作(例えば、2つ以上の取り消しルール)があり得る。例えば、第1の動作によると、UL CI/DL PIは低優先度レベルと通知された/設定されたUL/DL送信のみに適用されてよく、第2の動作によると、UL CI/DL PIは優先度レベルに関わらずUL/DL送信に適用されてよい。2つ以上の設定動作のうちいずれの動作にUEが従うかは、例えばRRCを用いて通知/設定されてよい。より具体的には、UEは、2つ以上の設定動作の中から1つの動作を示す通知を、RRCを介して受信してよい。この通知に基づいて、UEは通知された動作を決定してよい。さらに、UEは、(例えば、動作を示す他の通知を、RRCを介して受信するまで)次に受信するCIによって取り消される送信を決定するために、通知/決定された動作を用いてよい。
一般的に、マルチTBスケジューリングDCIは長時間のリソースを効率的にスケジューリングし得る。しかしながら、長時間の複数のTB送信は以降の高優先度のトラフィックを妨害する恐れがある。換言すると、マルチTBスケジューリングDCIで複数のTBをスケジューリングした後に、当該DCIでスケジュールされたリソースの一部が他のトラフィック(例えば、高優先度のトラフィック)のために必要になる事態が起こり得る。
この観点から、発明者らは、マルチTBスケジューリングのフレームワークにおいて、取り消しのための効率的なCI/PIの可能性を見出した。さらに、発明者らは、複数のTBの優先度を効率的に通知する可能性も見出した。以下の実施形態は、UL CIとDL PIの両方に適用され、それぞれULの取り消しとDLのプリエンプションに対応する。
<実施形態>
本開示は、UEの省電力化を促進し得る繰り返し送信を伴うまたは伴わない複数のTBスケジューリングのための技術を提供する。具体的には、本開示は、繰り返し送信を伴うまたは伴わない複数のTBスケジューリングのためのシグナリングのサポートおよびフレームワークの設計に対応する。また、本開示は、繰り返し送信を伴うまたは伴わない動的な複数のTBスケジューリングを可能にし得るフレームワークを提供する。そして、本開示は、マルチTBスケジューリングDCIによりスケジュールされた送信の一つまたは複数の、効率的な取り消しのための技術を提供する。さらに、本開示は、マルチTBスケジューリングDCIによりスケジュールされたTBの優先度の効率的な通知を促進し得る技術を提供する。
本開示は、UEの省電力化を促進し得る繰り返し送信を伴うまたは伴わない複数のTBスケジューリングのための技術を提供する。具体的には、本開示は、繰り返し送信を伴うまたは伴わない複数のTBスケジューリングのためのシグナリングのサポートおよびフレームワークの設計に対応する。また、本開示は、繰り返し送信を伴うまたは伴わない動的な複数のTBスケジューリングを可能にし得るフレームワークを提供する。そして、本開示は、マルチTBスケジューリングDCIによりスケジュールされた送信の一つまたは複数の、効率的な取り消しのための技術を提供する。さらに、本開示は、マルチTBスケジューリングDCIによりスケジュールされたTBの優先度の効率的な通知を促進し得る技術を提供する。
本開示は、被スケジューリングデバイス(典型的には通信デバイス/送受信機デバイス)およびスケジューリングデバイス(典型的にはネットワークノード)の両方のエンティティが参加するスケジューリングに関する。したがって、本開示は、基地局およびユーザ機器を提供する。図6に示すように、ユーザ機器610および基地局660は、無線通信システムにおいて無線チャネルを介して互いに通信し得る。例えば、ユーザ機器はNRユーザ機器であってよく、基地局はNR gNB、特に非地上系ネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)NRシステムにおけるgNBなどのネットワークノードまたはスケジューリングノードであってよい。
本開示は、被スケジューリングデバイスおよびスケジューリングデバイスを含むシステム、ならびに対応する方法およびプログラムをさらに提供する。そのような通信システムの一例を図6に示す。通信システム600は、5Gの技術仕様に応じた無線通信システム、特にNR通信システムであってよい。しかしながら、本開示は3GPP NRに限定されず、NTNなどの他の無線またはセルラシステムに適用されてもよい。
図6は、ユーザ機器610(「通信デバイス」、「端末」、「UE」とも呼ぶ)と、ここでは例示的にeNBまたはgNBなどの基地局(ネットワークノード)への配置を想定されるスケジューリングデバイス660との一般的で簡略化した例示的なブロック図を示している。しかしながら、一般にスケジューリングデバイスは、2つの端末間のサイドリンク接続の場合の端末であり得る。また、特にURLLC、eMBBおよびmMTCのユースケースに関して、通信デバイス610は、センサデバイス、ウェアラブルデバイス、もしくは接続車両、または工場内の自動化された機械のコントローラでもあり得る。さらに、通信デバイス610は、基地局660と他の通信デバイスとの間の中継機として機能することが可能であってよい(例えば、本開示は通信「端末」にもユーザ「端末」にも限定されない)。
UEおよびeNB/gNBは、自身の送受信機620(UE側)および送受信機670(基地局側)をそれぞれ使用して(無線)物理チャネル650を介して互いに通信する。基地局660および端末610は、一緒に通信システム600を形成する。通信システム600は、図1に示すような他のエンティティをさらに含んでもよい。
図6に示すように、いくつかの実施形態では、ユーザ機器(UE)610は送受信機620を備え、送受信機620は、動作時に、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング(本開示ではマルチTBスケジューリングDCIともいう)を受信する。送受信機はさらに、動作時に、制御情報を受信する。UEはさらに回路630、635を備え、回路630、635は、動作時に、DCIシグナリングからスケジューリング通知を取得する。例えば、UEは、DCIを解析することによって、および/またはDCIからスケジューリング通知を抽出することによって、DCIからそのスケジューリング通知を取得してよい。そのスケジューリング通知は、複数のトランスポートブロック(TB)のそれぞれに対して、そのTBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する。例えば、そのスケジューリング通知は、N個のトランスポートブロック(TB)のスケジューリングを通知してもよい(ここで、Nは1より大きい整数)。また、回路は、制御情報からリソースを通知する取り消し通知(CI)を取得してもよい。さらに、回路は、通知されたリソースと所定のルール(取り消しルール)とに基づいて、複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されているかを決定してもよい。
また、図6に示すように、いくつかの実施形態では、基地局/スケジューリングデバイス660は、回路680、685を備える。回路680、685は、動作時に、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング(本開示ではマルチTBスケジューリングDCIともいう)を生成する。DCIシグナリングは、複数のトランスポートブロック(TB)のそれぞれに対して、そのTBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知するスケジューリング通知を含んでよい。例えば、DCIシグナリングは、N個のトランスポートブロック(TB)のスケジューリングをUEに通知するスケジューリング通知を含んでよい(ここで、Nは1より大きい整数)。また、回路680、685は、複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定してもよい。さらに、回路680、685は、所定のルール(取り消しルール)に基づいて、取り消されると決定した、スケジュールされた送信を示すリソースを決定し、当該リソースを通知する取り消し通知(CI)を含む制御情報を生成してもよい。基地局660は、さらに送受信機を備えてもよく、送受信機は、動作時に、DCIシグナリングと制御情報を送信する。
なお、通信デバイス610は送受信機620および(処理)回路630を備えてよく、スケジューリングデバイス660は送受信機670および(処理)回路680を備えてよい。転じて、送受信機620は、受信機および/または送信機を備えてよく、および/またはそれらとして機能してよい。本開示では、換言すれば、「送受信機」という用語は、通信デバイス610あるいは基地局660が物理チャネル650を介して無線信号を送信および/または受信することを可能にするハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントに使用される。したがって、送受信機は、受信機、送信機、または受信機および送信機の組み合わせに対応する。典型的には、基地局および通信デバイスは、無線信号を送信することも受信することも可能であると想定される。しかしながら、特にeMBB、mMTC、URLLCの一部の用途(スマートホーム、スマートシティ、産業オートメーションなど)に関しては、センサなどのデバイスが信号の受信のみを行う場合が考えられる。また、「回路」という用語は、1つまたは複数のプロセッサまたは処理ユニットなどによって形成される処理回路を含む。
回路630、680(または処理回路)は、1つまたは複数のハードウェア、例えば、1つまたは複数のプロセッサまたは任意のLSIであり得る。送受信機と処理回路との間には入力/出力ポイント(またはノード)があり、それを介して処理回路は、動作時に、送受信機を制御し、すなわち、受信機および/または送信機を制御し、受信/送信データを交換することができる。送受信機は、送信機および受信機として、1つまたは複数のアンテナ、増幅器、RF変調器/復調器などを含むRF(無線周波数:radio frequency)フロントを含んでよい。処理回路は、処理回路によって提供されたユーザデータおよび制御データを送信し、および/または処理回路によってさらに処理されるユーザデータおよび制御データを受信するように送受信機を制御するなどの制御タスクを実施してよい。処理回路はまた、決定、判断、計算、測定などの他の処理の実行を担ってもよい。送信機は、送信処理およびそれに関連する他の処理の実行の実行を担ってよい。受信機は、受信処理およびそれに関連する他の処理の実行を担ってよい。
上述のUE610に対応して、UEによって実行される通信方法を提供する。図7の左側に示すように、この方法は、DCIシグナリング(本開示ではマルチTBスケジューリングDCIともいう)を受信するステップS725、および、当該DCIシグナリングからスケジューリング通知を取得するステップS745を含む。例えば、そのスケジューリング通知は、DCIを解析することによって、および/またはDCIからスケジューリング通知を抽出することによって、DCIから取得されてよい。そのスケジューリング通知は、複数のTBのそれぞれに対して、そのTBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する。換言すると、そのスケジューリング通知は、i)N個のTBのスケジューリング(ここで、Nは1より大きい整数)と、ii)M回のTBの繰り返し送信のスケジューリング(ここで、Mは1以上)とを通知してよい。また、その方法は、制御情報を受信するステップS765、およびその制御情報からリソースを示すCIを取得するステップS775を含む。さらに、その方法は、通知されたリソースと所定のルール(取り消しルール)とに基づいて、複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されているかを決定するステップS785を含む。
さらに、図7に示すように、UEは、DCI/PDCCHから取得したスケジューリング通知と制御情報から取得したCIとに従って、DCIによってスケジュールされ、CIに取り消されていないトランスポートブロックを送信(S795)および/または受信(S795)してよい。
なお、図7では、N個のTBの送信/受信(S795)は、CIの受信(S765)、制御情報の取得(S775)、および取り消される送信の決定(S785)の後に行われるように示されているが、本発明はこれに限定されない。一般的に、受信(S765)、取得(S775)、および/または決定(S785)は、N個のTBのスケジュールされた送信の一部がUEによって送信/受信(S795)された後に行われ得る。具体的に、ステップS765、S775、および/またはS785は、ステップS795の最中(つまり、N個のTBのスケジュールされた送信の一部(ただしすべてではない)が行われた後)に行われ得る。この場合、まだ送信/受信されていない送信のみが取り消されてよい。具体的に、S785の決定において、UEは、すでに送信/受信されたスケジュールされた送信はすべて取り消されていないと決定してよい(つまり、取り消しルールがそのように特定してよい)。
さらに、上述の基地局に対応して、基地局(スケジューリングデバイス)によって実行される通信方法を提供する。図7の右側に示すように、この方法は、DCIシグナリング(本開示ではマルチTBスケジューリングDCIともいう)を生成するステップS710、および生成されたDCIシグナリングを送信するステップS720を含む。DCIシグナリングは、複数のTBのそれぞれに対して、そのTBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知するスケジューリング通知を含む。換言すると、スケジューリング通知は、i)N個のTBのスケジューリング(ここで、Nは1より大きい整数)、およびii)N個のTBのM回の送信/繰り返し送信のスケジューリング(ここで、Mは1以上)をUEに通知してよい。さらに、この方法は、複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定するステップS730を含む。例えば、基地局は、トラフィック状況や送信のスケジューリングが変更されたときに送信が取り消されると決定してよい。一般的に、送信は、その送信用にスケジュールされたリソースを、より効率的に(同じまたは他のUEの)他の送信に使用することができる場合に取り消され得る。具体的に、基地局は、送信が取り消されること(取り消すかどうか、および、どの送信を取り消すか)を決定するとき、他のUE、すでにスケジュールされた送信のQOS要件、ならびに、リソースが使用可能だった場合にスケジュールされ得る送信のQOS要件を考慮してよい。
さらに、この方法は、所定のルール(本開示では、取り消しルールとも呼ぶ)に基づいて、取り消されると決定した、スケジュールされた送信を示すリソースを決定するステップS740、当該リソースを通知する取り消し通知(CI)を含む制御情報を生成するステップS750、および、当該制御情報を送信するステップS760を含む。
図7に示すように、基地局の方法はステップS700を実行してもよく、基地局のための方法はステップS700を含んでもよい。ステップS710におけるマルチTBスケジューリングDCIの生成の前に行われるステップS700では、基地局はN個のトランスポートブロックの送信および/または受信のための時間領域のリソースの割り当て/スケジューリングを行う。このスケジューリングは、複数(例えば、N>1)のTBのスケジューリングを1つまたは複数のUEに通知することを決定するステップを含んでよい。ステップ700は一般的に、他のUEの他の送信/受信のためのリソースのスケジューリングと併せて、トラフィック状況および1つまたは複数のUEによって使用されるサービスの品質要件を考慮して実行されてよい。さらに、図7に示すように、スケジューリングデバイスは、DCI/PDCCHのスケジューリングとCIとに従って、取り消されていないスケジュールされたトランスポートブロックを受信(S790)および/または送信(S790)してよい。
なお、図7では、N個のTBの受信/送信(S790)は、CIの送信(S760)、制御情報の生成(S750)、リソースの決定(S740)、および取り消される送信の決定(S730)の後に行われるように示されているが、本発明はこれに限定されない。一般的に、決定(S730)ならびにそれに続くステップS740、S750、および/またはS760は、N個のTBのスケジュールされた送信の一部がスケジューリングデバイスによって送信/受信(S790)された後に行われ得る。
なお、以下に説明するステップ/動作のいずれもが、回路630(UE側)および/または回路680(基地局側)によって実行または制御され得る。
さらなる説明において、詳細および実施形態は、明示的な記述または文脈が別段の指示をしない限り、送受信機デバイス、スケジューリングデバイス(またはスケジューリングノード)、および方法のそれぞれに適用される。特に、UEと基地局は、CIによって通知されたリソースが取り消される送信を通知する、同じ取り消しルールを使用してよい。
<マルチTBスケジューリングDCI>
一般的に、DCI(またはDCIシグナリング)は複数のTBをスケジューリングし得る。換言すれば、繰り返し送信を伴うまたは伴わない複数のTB送信が、(単一のまたは1つの)DCIによってスケジューリングされ得る。本開示において、そのようなDCIはマルチTBスケジューリングDCIとも呼ばれる。より具体的には、マルチTBスケジューリングDCIは、複数のTBのスケジューリングを(同じUEに)通知する。同様に、「マルチTBスケジューリング」という用語は、同じUEへの単一の(または1つの)DCIによる複数のTBのスケジューリングを指す。換言すると、マルチTBスケジューリングDCIは、複数のTBのスケジューリングを(同じUEに)通知するスケジューリング通知を含んでよい。
一般的に、DCI(またはDCIシグナリング)は複数のTBをスケジューリングし得る。換言すれば、繰り返し送信を伴うまたは伴わない複数のTB送信が、(単一のまたは1つの)DCIによってスケジューリングされ得る。本開示において、そのようなDCIはマルチTBスケジューリングDCIとも呼ばれる。より具体的には、マルチTBスケジューリングDCIは、複数のTBのスケジューリングを(同じUEに)通知する。同様に、「マルチTBスケジューリング」という用語は、同じUEへの単一の(または1つの)DCIによる複数のTBのスケジューリングを指す。換言すると、マルチTBスケジューリングDCIは、複数のTBのスケジューリングを(同じUEに)通知するスケジューリング通知を含んでよい。
一般的に、マルチTBスケジューリングDCIに含まれるスケジューリング通知は、N個のトランスポートブロックのスケジューリングを通知する。つまり、スケジューリング通知は、N個のTBのそれぞれに対して、そのTBの1つ以上の送信を通知してよい。さらに、スケジューリング通知は、各送信に対して通知し、それ(スケジューリング通知)は、当該送信のためのリソースを通知する。
マルチTBスケジューリングDCI(それに含まれるスケジューリング通知)は、i)TBの数N(Nは1より大きい整数)、ii)TBの繰り返し送信の数M(Mは1以上)、iii)送信ギャップ(例えば、N個のTB間の送信ギャップ)、およびiv)インターリーブパターン、のうちの少なくとも1つ(1つ、2つ、3つ、さらには4つ全て)を上記UEにさらに通知してよい。なお、本開示では、「マルチスケジューリングDCIにスケジュールされたTB」という用語、および「N個のTB」という用語は同義的に用いられる。
なお、数Nは、一般的に、1より大きい非負整数(または自然数)である。また、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた相互に異なるTBの数/量がNであってよい。
換言すれば、マルチTBスケジューリングDCI(例えば、当該マルチTBスケジューリングDCIに含まれるスケジューリング通知)は、i)TBの数Nを示す通知、ii)TBの繰り返し送信の数Mを示す通知、iii)送信ギャップを示す通知、およびiv)インターリーブパターンを示す通知、を含んでいてよい。なお、TBの数Nの通知はN個のTBのスケジューリングを暗黙的に示してよく、M回の繰り返し送信の通知はTBのM回の繰り返し送信のスケジューリングを暗黙的に示してよい。より具体的には、マルチTBスケジューリングDCIにおける数Nの通知は、N個のTBのスケジューリングも通知してよい。換言すれば、数Nの通知は、数NとN個のTBのスケジューリングとの統合通知と考えられる。同様に、マルチTBスケジューリングDCIにおける数Mの通知は、M回の繰り返し送信のスケジューリングも通知してよい。換言すれば、数Mの通知は、数MとM回の繰り返し送信のスケジューリングとの統合通知と考えられる。なお、インターリーブパターンは、N個のTBのスケジューリング、もしくはTBのM回の繰り返し送信のスケジューリング、またはその両方を暗黙的に通知してよい。
一般的に、マルチTBスケジューリングDCIにおけるスケジューリング通知は、明示的な通知(例えば、TBの数Nおよび/または繰り返し送信の数Mを示すためのDCI内のビットフィールド)、あるいはTDRAテーブルのエントリなどによる統合通知など(そのようなTDRAテーブルは、TBおよび繰り返し送信の数の異なる組み合わせを指定する複数のエントリを含み得る)であってよい。具体的に、N個のTBのスケジューリングを示す通知は、N個のTBのスケジューリングと、i)M回の繰り返し送信のスケジューリング、ii)インターリーブパターン、およびiii)送信ギャップのうちの少なくとも1つとを統合的に通知してよい。そのような統合スケジューリング通知は、オーバーヘッドを削減し得る。
<マルチTBスケジューリングDCIのスケジューリング>
一般的に、N個のTBのスケジューリングを示す通知は、数Nの通知を含み得る。換言すれば、マルチTBスケジューリングDCI(例えば、スケジューリング通知)は一般に、スケジュールされたTBの数Nの通知を含み得る。数Nの通知は、明示的または暗黙的であってよい。
一般的に、N個のTBのスケジューリングを示す通知は、数Nの通知を含み得る。換言すれば、マルチTBスケジューリングDCI(例えば、スケジューリング通知)は一般に、スケジュールされたTBの数Nの通知を含み得る。数Nの通知は、明示的または暗黙的であってよい。
しかしながら、本発明はこれに限定されない。すなわち、マルチTBスケジューリングDCIによるN個のTBのスケジューリングは、そのマルチTBスケジューリングDCIがスケジュールされたTBの数Nの明示的な通知を含むことは要求されない。換言すれば、マルチTBスケジューリングDCIは、スケジュールされたTBの数Nを示す通知を含んでも含まなくてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、UE(例えば、その送受信機)は、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングを受信するように構成される。これらの実施形態では、UE(例えば、その処理回路)は次いで、動作時に、受信したRRCシグナリングからTBの数Nを示す通知を取得する。
同様に、TBのM回の繰り返し送信のスケジューリングを示す通知は一般に、数Mの通知を含み得る。換言すれば、マルチTBスケジューリングDCI(例えば、スケジューリング通知)は一般に、繰り返し送信の数Mの通知を含み得る。繰り返し送信の数Mの通知は、明示的または暗黙的であってよい。
しかしながら、本発明はこれに限定されない。すなわち、マルチTBスケジューリングDCIによるM回の繰り返し送信のスケジューリングは、そのマルチTBスケジューリングDCIがスケジュールされたTBの繰り返し数Mの明示的な通知を含むことは要求されない。換言すれば、TBの繰り返し送信をスケジューリングするマルチTBスケジューリングDCIは、スケジュールされたTBの繰り返し送信の数Mを示す通知を含んでも含まなくてもよい。TBの数Nと同様に、繰り返し送信の数MはRRCを介して通知され得る。
一般に、一部のマルチTBスケジューリングDCIはNおよび/またはMを明示的に通知し得るが、他のマルチTBスケジューリングDCIについては、Nおよび/またはMの現在の値(マルチTBスケジューリングDCIによって明示的に通知されたN/Mの最後の値)が適用されることが暗黙的に理解される。代替的または追加的に、Nおよび/またはMはRRCを介して設定されてもよく、マルチTBスケジューリングDCIは、トリガ(例えば、DCI内の1ビットのフィールド)のみによってN個のトランスポートブロック(および該当する場合はM回の繰り返し送信)のスケジューリングを通知してよい。すなわち、トランスポートブロックの数N、繰り返し送信の数M、インターリーブパターン、および送信ギャップは、他の手段よって通知されてもよく、例えば、RRCによって設定されてよい。
また、マルチTBスケジューリングDCIは一般に、複数のTBのスケジュールされた送信/繰り返し送信のためのリソースをスケジューリングしてよい。なお、このリソースのスケジューリングは、スロット単位(図8a~8dおよび図9に図示)または非スロット単位であり得る。換言すれば、マルチTBスケジューリングDCIは、スロット単位のマルチTBスケジューリングであってもよいし、非スロット単位のマルチTBスケジューリングであってもよい。より具体的には、スロット単位のスケジューリングは、TBの全ての送信/繰り返し送信がスロットの粒度でスケジューリングされる、リソースのスケジューリングを指す。換言すれば、スケジューリングされた各TB送信/繰り返し送信ついて、1つまたは複数のそれぞれのスロットの全ての時間領域リソースが使用される(例えば、各送信/繰り返し送信は、1つまたは複数のスロット全体/全スロットを使用する)。一方、非スロット単位のスケジューリングは、TBまたはその繰り返し送信のためにスケジューリングされる時間領域リソースが1スロット未満である、例えば、1つ、2つまたはいくつかのOFDMシンボルであるスケジューリングを指す。具体的には、非スロット単位のスケジューリングは、TBの複数の送信/繰り返し送信を同じスロットにスケジューリングし得る。
なお、本開示では、「DCIがスケジューリングする」、「DCIがスケジューリングを通知する」、「DCIがスケジューリングを示す通知を含む」などの形の記述が同義的に使用される。さらに、「複数のTBの送信をスケジューリングする」、「複数のTBの送信および/または受信をスケジューリングする」、「複数のTBをスケジューリングする」などの形の記述が同義的に使用される。
さらに、N個のTB(および該当する場合はM回の繰り返し送信)のスケジューリングは、アップリンク(UL:Uplink、例えばPUSCH)またはダウンリンク(DL:Downlink、例えばPDSCH)での送信のスケジューリングであり得る。換言すれば、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジューリングされるTBは、UEによる送信または受信のために(およびそれに対応して基地局による受信または送信のために)スケジューリングされ得る。さらに言い換えれば、特に明記していない限り、「送信」という用語はUEによる送信または基地局による送信を指し、「受信」という用語はUEによる受信または基地局による受信を指す。
なお、スケジューリングするN個のTB(および該当する場合はM回の繰り返し送信)の送信/受信に使用されるリソースは、上記マルチTBスケジューリングDCIによって(明示的または暗黙的に)通知されてもよいしされなくてもよい。例えば、SPS/CGフレームワークを使用して、上記リソースがRRCを介して通知されてもよい。
<トランスポートブロック(TB)および繰り返し送信>
一般的に、N個のTBは相互に異なるデータを搬送し得る。
一般的に、N個のTBは相互に異なるデータを搬送し得る。
なお、「トランスポートブロック」という用語は、特にMIMOのコンテキストなどで使用される、「コードワード」という用語にも置き換えられてよい。より具体的には、コードワードという用語は、1つまたは複数のコードワードを記述するために現在MIMOでよく使用されており、各コードワードをスケジューリングして、1つ以上/複数の空間レイヤにマッピングすることができる。チャネル符号化および変調の観点では、本発明に関する限り、動作はトランスポートブロックおよびコードワードに対して区別されない。換言すれば、本開示は、マルチTBスケジューリングDCIと同様に機能するマルチコードワードスケジューリングDCI(「トランスポートブロック」という用語を「コードワード」という用語に置き換えた)を提供することによって、複数のコードワードのスケジューリングも可能にする。
一般に、M回の繰り返し送信はそれぞれ、N個のTBのうちの対応するTBと同じデータを搬送し得る。換言すれば、M回の繰り返し送信はそれぞれ、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジューリングされたN個のTBのうちの1つに対応し得る。TBおよびそのTBに対応する繰り返し送信は、一般に同じデータを搬送し得る。しかしながら、TBおよび対応する繰り返し送信は必ずしも同一ではない。例えば、上記同じデータは、TBおよび対応する繰り返し送信において異なって符号化され得る。すなわち、TBの繰り返し送信は、そのTBの異なる冗長バージョン(RV:Redundancy Version)であり得る。一般に、Mは1以上の数であってよく、繰り返し送信の数Mが1であることは、TBのうちの1つに対して1つの送信(のみ)がスケジューリングされることを意味し/示し、または各TBの1つの送信(のみ)がスケジューリングされることを意味して/示してよい(すなわち、各TBの最初の送信が、そのTBの繰り返し送信の1つとしてカウントされる)。換言すれば、M=1は、繰り返し送信がスケジューリングされていないことを示してよい。さらに言い換えれば、「送信」および「繰り返し送信」という用語は、本明細書では同義的に使用される。なお、本開示では、「さらなる繰り返し送信」という用語は、TBの最初の送信以外のTBの送信(複数可)を指す。
なお、繰り返し送信の数Mは、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた繰り返し送信/送信の合計であってよい。しかしながら、本発明はこれに限定されず、その理由は、マルチTBスケジューリングDCIが、N個のスケジューリングされたトランスポートブロックのそれぞれのM回の繰り返し送信(合計でN×M回の繰り返し送信)をスケジューリングし得るためである。あるいは、DCIは、TBのうちの1つ(例えば、最初のもの)または一部(1つおきなど)に対してのみM回の繰り返し送信をスケジューリングし、他のTBは1度のみ送信してもよい。一般に、マルチTBスケジューリングDCIは、スケジュールされたTBのそれぞれについて異なる繰り返し送信の数を通知してよい。
なお、本開示で言及する繰り返し送信および送信は、名目上の(nominal)繰り返し送信/送信または実際の繰り返し送信/送信であり得る。名目上の繰り返し送信および実際の繰り返し送信は、PUSCH繰り返し送信タイプBのためにリリース16NRで導入された概念であり、TS38.214、セクション6.1.2.1に詳細な説明がある。より具体的には、名目上の繰り返し送信/送信は、設定された/スケジュールされた/通知されたリソースに基づいて意図として設定された/スケジュールされた/通知されたものである。しかしながら、一般に、名目上の繰り返し送信に割り当てられたOFDMシンボルの一部が無効であったり、名目上の繰り返し送信がスロットの境界を越えてしまったりして、その名目上の繰り返し送信が途切れたりすることがある。その結果、名目上の繰り返し送信/送信は、スロット境界または無効なOFDMシンボルによってさらに分割されて、結果的に1つまたは複数の実際の繰り返し送信となり得る。
<送信ギャップ>
一般的に、マルチTBスケジューリングDCI(例えば、スケジューリング通知)は、送信ギャップを通知してよい(例えば、その通知を含んでよい)。ここで、送信ギャップとは、TBの連続する送信および/またはさらなる繰り返し送信の間の(例えば、スロットまたはOFDMシンボル単位で測定される)時間のギャップを指す。換言すれば、送信ギャップは、2つの連続する送信の間の期間(時間領域におけるリソース)を指す。2つの連続する送信/繰り返し送信は、マルチTBスケジューリングDCIがN個のスケジュールされたTBのうちの1つの他の送信/繰り返し送信を間にスケジューリングしていない2つの送信/繰り返し送信である。
一般的に、マルチTBスケジューリングDCI(例えば、スケジューリング通知)は、送信ギャップを通知してよい(例えば、その通知を含んでよい)。ここで、送信ギャップとは、TBの連続する送信および/またはさらなる繰り返し送信の間の(例えば、スロットまたはOFDMシンボル単位で測定される)時間のギャップを指す。換言すれば、送信ギャップは、2つの連続する送信の間の期間(時間領域におけるリソース)を指す。2つの連続する送信/繰り返し送信は、マルチTBスケジューリングDCIがN個のスケジュールされたTBのうちの1つの他の送信/繰り返し送信を間にスケジューリングしていない2つの送信/繰り返し送信である。
これについて、図8cおよび図8dを参照してここでさらに説明する。
図8cは、送信ギャップを伴わない複数のTBのスケジューリングの一例を示している。見て分かるように、図8cの最初のスロットでは、マルチTBスケジューリングDCIを含むPDCCHが基地局によって送信され、および/またはUEによって受信される。そのマルチTBスケジューリングDCIは、第3~第6のスロットに4つのTBをそれぞれスケジューリングする。換言すれば、マルチTBスケジューリングDCIは、その4つのスケジュールされたTB間に送信ギャップがないように4つのTBをスケジューリングする。すなわち、4つのTBは、立て続けのスロットで送信されるようにスケジューリングされる。
図8dは、送信ギャップを伴う複数のTBのスケジューリングの一例を示している。図8cと同様、マルチTBスケジューリングDCIが最初のスロットで送信される。具体的には、第3のスロットから始まり1スロットおきに4つのTBがスケジューリングされる。すなわち、第1~第4のTBは、それぞれスロット#3、#5、#7、および#9で送信されるようにスケジューリングされる。すなわち、4つのTBは、TB間に1スロットずつの送信ギャップが設けられた状態でスケジューリングされる。
なお、一般的に、マルチTBスケジューリングDCIによって異なる/複数の送信ギャップが通知されてよい。例えば、第1の送信ギャップはTBの2つの連続する最初の送信に適用され、第2のギャップは2つの連続するさらなる繰り返し送信に適用され、第3のギャップはTBの最初の送信および後続のさらなる繰り返し送信に適用され、ならびに/あるいは第4のギャップはさらなる繰り返し送信およびTBの後続の送信に適用されてよい。
<インターリーブパターン>
一般的に、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジューリングされた2つ以上のTBをインターリーブするために使用されるインターリーブパターンは、事前に定義されたおよび/または所定のインターリーブパターンのセットから選択されてよい。換言すれば、複数の事前に定義されたおよび/または所定のインターリーブパターンのうちの1つ(例えば、いずれか1つ)が、マルチTBスケジューリングDCIによって通知されてよい。例えば、これらのインターリーブパターンは、RRCシグナリングを介して設定され、または例えば規格で定義されてよい。
一般的に、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジューリングされた2つ以上のTBをインターリーブするために使用されるインターリーブパターンは、事前に定義されたおよび/または所定のインターリーブパターンのセットから選択されてよい。換言すれば、複数の事前に定義されたおよび/または所定のインターリーブパターンのうちの1つ(例えば、いずれか1つ)が、マルチTBスケジューリングDCIによって通知されてよい。例えば、これらのインターリーブパターンは、RRCシグナリングを介して設定され、または例えば規格で定義されてよい。
TBの数Nおよび/または繰り返し送信の数Mは、インターリーブパターンによって暗黙的に通知されてよい。換言すれば、各インターリーブパターンは、TBの数Nおよび/または繰り返し送信の数Mに関連付けられてよい。すなわち、インターリーブパターンを通知することによって、マルチTBスケジューリングDCIは、関連付けられたTBの数Nおよび/または関連付けられた繰り返し送信の数Mを暗黙的に通知する。同様に、送信ギャップはインターリーブパターンによって固定されてもよく、すなわち、インターリーブパターンは特定の送信ギャップに関連付けられてよい。これらの関連付けは一般に固定されても動的であってもよく、例えば、RRCを介して設定可能であってよい。
しかしながら、本発明はこれに限定されない。一般的に、マルチTBスケジューリングDCI(例えば、スケジューリング通知)は、そのDCIで示されるインターリーブパターンとは独立して基地局が決定および設定できる送信ギャップの明示的な通知を含んでよく、それによってスケジューリングの柔軟性が高められる。この通知は、明示的な通知(例えば、ギャップを示すためのDCI内のビットフィールド)、またはTDRAテーブルのエントリを言及する、インターリーブパターンなどとの統合表示など(そのようなTDRAテーブルは、異なる送信ギャップを指定する同じインターリーブパターンの複数のエントリを含み得る)であってよい。
一般的に、インターリーブパターンは、2つ以上の事前に定義されたインターリーブパターン、例えば、以下でさらに説明するTB優先パターンおよびRV優先パターンから選択されてよいが、これらに限定されない。換言すれば、インターリーブを示すマルチTBスケジューリングDCI内のスケジューリング通知は、2つ以上の事前に定義されたインターリーブパターンのうちのいずれが、スケジューリングされたTB(および該当する場合はスケジューリングされたさらなる繰り返し送信)に使用されるかを示してよい。
ここで、図8a~図8dを参照して、いくつかの例示的なインターリーブパターンについて説明する。
図8aは、TBの送信(繰り返し送信を含む)がインターリーブされない「TB優先パターン」による繰り返し送信を伴うTBスケジューリングを示している。すなわち、図8aは、TBの自明(trivial)なインターリーブを伴うインターリーブパターンを示している。
図8a、ならびにそれに続く図8bから図13bは一連のスロットを示しており、各ボックスは1スロットに相当する。図において、マルチTBスケジューリングDCIは最初に示されたスロット、つまり、最も左側のスロットで受信され、そのスロットはこれ以降スロット#1と呼ばれる。続くスロットは順に番号が振られている(スロット#2、スロット#3、…)。なお、矢印は時間方向を示している。
TB優先インターリーブパターンは、(2つのTBの場合)概略的に次のように記述され得る。
{TB0_RV0、TB0_RV2、TB0_RV3、TB0_RV1、TB1_RV0、TB1_RV2、TB1_RV3、TB1_RV1}
{TB0_RV0、TB0_RV2、TB0_RV3、TB0_RV1、TB1_RV0、TB1_RV2、TB1_RV3、TB1_RV1}
ここで、「_」の前の表示はトランスポートブロックを示し、「_」の後の表示は冗長バージョンを示す。より具体的には、同じく図8aに示すように、マルチTBスケジューリングDCIによって2つのTBの送信がスケジューリングされる。さらに、これら2つのTBのそれぞれについて、4回の繰り返し送信がスケジューリングされる。したがって、2つのスケジューリングされたTBはそれぞれ4回送信される(場合によってはこれら4回で異なって符号化される)。第1のTBの送信は、最初にスロット3~6にスケジューリングされる。具体的には、第3のスロットでは「0」の冗長バージョンが送信され、第4のスロットでは「2」の冗長バージョンが送信され、第5のスロットでは「3」の冗長バージョンが送信され、第3のスロットでは「1」の冗長バージョンが送信される。図8aに示す例では、第1のTBの送信後に1スロットの送信ギャップがある。第1のTBの送信および送信ギャップの後に、第2のTBの送信がスロット8~11にスケジューリングされる。第2のTBの冗長バージョンは、第1のTBの冗長バージョンと同じ順序で送信される。
一般的に、TB優先パターンでは、TBの送信(繰り返し送信を含む)は連続して(例えば、連続するスロットで)、すなわち、それらの間に他のスケジューリングされたTBの送信/繰り返し送信なしで実行され得る。一般的に、TBの送信の間には送信ギャップがあってもなくてもよい。さらに、あるTBの最後の送信と他のTBの最初の送信との間に送信ギャップがあってもなくてもよい。これらの送信ギャップの一部または全ては、同一であってもよく、相互に異なってもよい。
TB優先パターンは、第1のTBの送信の高い信頼性および低遅延を可能にし得る。第1のTBが第2のTB(および該当する場合はさらなるTB)よりも際立って高い優先度およびパフォーマンス要件を有する場合、TB優先オプションを利用することが特に有益であり得る。
図8bは、TBの送信(繰り返し送信を含む)がインターリーブされる「RV優先パターン」による繰り返し送信を伴うTBスケジューリングを示している。RV優先インターリーブパターンは、概略的に次のように記述され得る。
{TB0_RV0、TB1_RV0、TB0_RV2、TB1_RV2、TB0_RV3、TB1_RV3、TB0_RV1、TB1_RV1}
{TB0_RV0、TB1_RV0、TB0_RV2、TB1_RV2、TB0_RV3、TB1_RV3、TB0_RV1、TB1_RV1}
より具体的には、同じく図8bに示すように、マルチTBスケジューリングDCIによって2つのTBの送信がスケジューリングされる。さらに、これら2つのTBのそれぞれについて、4回の繰り返し送信がスケジューリングされる。したがって、2つのスケジューリングされたTBはそれぞれ4回送信される(場合によってはこれら4回で異なって符号化される)。
第1のTBの送信は、第3のスロットから始まって1スロットおきに(スロット#3、#5、#7、および#9に)スケジューリングされる。第2のTBの送信は、第4のスロットから始まって1スロットおきに(スロット#4、#6、#8、および#10に)スケジューリングされる。すなわち、第1スロットおよび第2スロットの送信はインターリーブされる。
各TBの最初の送信(スロット#3および#4)では、それぞれのTBの「0」の冗長バージョンが送信され、各TBの2回目の送信、すなわち最初のさらなる繰り返し送信(スロット#5および#6)では、それぞれのTBの「2」の冗長バージョンが送信され、各TBの3回目の送信(スロット#7および#8)では、それぞれのTBの「3」の冗長バージョンが送信され、各TBの4回目の送信(スロット#9および#10)では、それぞれのTBの「1」の冗長バージョンが送信される。図8bに示す例では、TBおよびさらなる繰り返し送信は、それらの間にギャップなく送信される。
一般に、RV優先パターンでは、あるTBの2つの送信の間に、互いにスケジューリングされたTBの(例えば、1つの)送信が存在し得る。異なるTBの冗長バージョンは同じ順序(これはRV優先パターンによって指定されてよい)で送信されてよい。
RV優先パターンは時間ダイバーシティを高めることを可能にし、これは特に周波数ダイバーシティが低い状況で信頼性を高めることを可能にし得る。一般に、RV優先パターンでは、TBの送信/繰り返し送信は連続して(例えば、連続するスロットで)、すなわち、送信/繰り返し送信間にギャップなしで実行されてよい。しかしながら、送信/繰り返し送信の間にギャップが存在してもよく、これにより時間ダイバーシティがさらに高まり得る。
図8cおよび図8dは、それぞれギャップなしおよびギャップありでTBがスケジューリングされる、繰り返し送信なしのインターリーブパターンのさらなる例を示している。これらについては、すでにTB間の送信ギャップを説明する際に上記で説明している。
なお、容量を増加させるために、時間領域インターリーブをインターリーブ分割多元接続(IDMA:interleave-division multiple-access)で使用することもできる。
<統合スケジューリング通知およびTDRAテーブル>
一般的に、スケジューリング通知はTDRAテーブルのエントリを通知して良く、当該エントリは数NとスケジューリングギャップKとを示してよい。また、当該エントリは、マルチTBスケジューリングDCIにスケジュールされた送信を示してよく、各送信に対して、その送信のための1つまたは複数のリソースを示してよい。さらに、当該エントリは、以下で説明されるように、インターリーブパターンおよび/または送信ギャップといった、スケジュールされた送信に関連する他のパラメータも示してよい。
一般的に、スケジューリング通知はTDRAテーブルのエントリを通知して良く、当該エントリは数NとスケジューリングギャップKとを示してよい。また、当該エントリは、マルチTBスケジューリングDCIにスケジュールされた送信を示してよく、各送信に対して、その送信のための1つまたは複数のリソースを示してよい。さらに、当該エントリは、以下で説明されるように、インターリーブパターンおよび/または送信ギャップといった、スケジュールされた送信に関連する他のパラメータも示してよい。
具体的に、マルチTBスケジューリングDCIは、i)TBの数N、ii)繰り返し送信の数、iii)送信ギャップ、およびiv)インターリーブパターン、のうちの1つ、複数、または全てを統合的にUEに通知してよい。換言すれば、マルチTBスケジューリングDCI内のスケジューリング通知は、N個のTBのスケジューリングと、前述のポイントi)~iv)のうちの1つまたは複数との統合通知であってよい。
例えば、そのような統合スケジューリング通知は、DCI内のパラメータまたはDCI内のフィールドであってよい。統合スケジューリング通知は、時間領域リソース割り当て(TDRA:time domain resource allocation)テーブルのエントリの言及であってもよい。具体的には、統合通知は、TDRAテーブルのエントリ(例えば、行)を示すインデックス(例えば、行インデックス)の通知であってよい。すなわち、統合スケジューリング通知は、上記のパラメータi)~vi)のうちの1つまたは複数に対応する列が追加されたTDRAテーブルによって通知され得る。換言すれば、TDRAテーブルシグナリングフレームワークは、例えば既存のTDRAテーブルを追加のエントリ/行/列で拡張することによって、複数のTBのスケジューリングに対応するように強化され得る。
上記のテーブル一例に示すように、複数のTBのスケジューリングのためのTDRAテーブルは以下(上記のテーブル一例の最後の4行にそれぞれ対応する)を含んでよい。
i)1つまたは複数の(さらには各)行インデックスについて、TBの数Nを特定または通知する行、
ii)1つまたは複数の(さらには各)行インデックスについて、繰り返し送信の数Mを特定または通知する行、
iii)1つまたは複数の(さらには各)行インデックスについて、送信ギャップを特定または通知する行、ならびに/あるいは、
iv)1つまたは複数の(さらには各)行インデックスについて、インターリーブパターンを特定または通知する行。
i)1つまたは複数の(さらには各)行インデックスについて、TBの数Nを特定または通知する行、
ii)1つまたは複数の(さらには各)行インデックスについて、繰り返し送信の数Mを特定または通知する行、
iii)1つまたは複数の(さらには各)行インデックスについて、送信ギャップを特定または通知する行、ならびに/あるいは、
iv)1つまたは複数の(さらには各)行インデックスについて、インターリーブパターンを特定または通知する行。
換言すれば、行インデックスごとに、上記のポイントi)~iv)で述べたパラメータのうちの1つまたは複数が定義され得る。行が行インデックスを(明示的に)特定しない場合(上記のテーブル一例では、最後の4行の「NA」エントリに対応)、事前に定義された値またはデフォルトの値が使用されてよい。例えば、いくつかのインターリーブパターンは、デフォルトの送信ギャップに関連付けられてよい。
具体的には、行インデックスは、マルチTBスケジューリングDCI内のスケジューリング通知によって示されてよい。すなわち、行インデックスは、N個のTBのスケジューリングと、パラメータi)~iv)のうちの1つまたは複数とを示す、マルチTBスケジューリングDCI内の統合スケジューリング通知であってよい。
複数のパラメータ(例えば、複数のTBの数、繰り返し送信の数M、インターリーブパターン、および送信ギャップ)の統合スケジューリング通知を使用することにより、DCIオーバーヘッドが追加されることなく、または最小限の追加での、複数のTBのスケジューリングを可能にし得る。さらに、TDRAテーブルなどに基づく統合スケジューリング通知は、単一のDCIによる複数のTBの送信/受信のための時間/周波数領域リソースの柔軟な割り当てを可能にし得る。
なお、複数のTBのスケジューリングに対応するTDRAテーブルは、特定のサーチスペース(SS:Search Space)セットまたは帯域幅パート(BWP)で設定され得る/これに関連付けられ得る。すなわち、複数のTBのスケジューリングに対応する1つまたは複数のTDRAテーブルと、複数のTBのスケジューリングに対応しない1つまたは複数のTDRAテーブルとが存在し得る。
<設定グラント(CG)および半永続的スケジューリング(SPS)フレームワーク>
一般に、UE(例えば、その処理回路)は、動作時に、マルチTBスケジューリングDCIから、設定グラント(CG)または半永続的スケジューリング(SPS)をアクティブ化する通知を取得してよい。例えば、N個のTBのスケジューリングを示すスケジューリング通知は、CG/SPSをアクティブ化する通知であってよい(またはその通知を含んでよい)。CG/SPSをアクティブ化する通知を取得した後、回路は、動作時に、その通知に従ってCGまたはSPSをアクティブ化してよい。CGまたはSPSは、複数の送信機会を通知してよい。回路は、動作時に、上記マルチTBスケジューリングDCIの受信から始まるN回の送信機会の後、CGまたはSPSを非アクティブ化してよい。なお、SPSおよびCG(特に「タイプ2」CG)は、それぞれDLおよびULにおける複数のTBのスケジューリングを可能にするために使用されてよい。
一般に、UE(例えば、その処理回路)は、動作時に、マルチTBスケジューリングDCIから、設定グラント(CG)または半永続的スケジューリング(SPS)をアクティブ化する通知を取得してよい。例えば、N個のTBのスケジューリングを示すスケジューリング通知は、CG/SPSをアクティブ化する通知であってよい(またはその通知を含んでよい)。CG/SPSをアクティブ化する通知を取得した後、回路は、動作時に、その通知に従ってCGまたはSPSをアクティブ化してよい。CGまたはSPSは、複数の送信機会を通知してよい。回路は、動作時に、上記マルチTBスケジューリングDCIの受信から始まるN回の送信機会の後、CGまたはSPSを非アクティブ化してよい。なお、SPSおよびCG(特に「タイプ2」CG)は、それぞれDLおよびULにおける複数のTBのスケジューリングを可能にするために使用されてよい。
すなわち、CG/SPSは、繰り返し送信の有無にかかわらず複数のTBのスケジューリングを可能にするように強化され得る。特にこの場合、マルチTBスケジューリングDCIは単にトリガ(例えば、マルチTBスケジューリングDCI内の1ビットのフィールド)であり得る。すなわち、トランスポートブロックの数N、繰り返し送信の数M、インターリーブパターン、および送信ギャップは、他の手段によって通知されてよく、例えば、CG/SPSによりRRC設定でシグナリングされてよい。しかしながら、本発明はこれに限定されず、その理由は、インターリーブパターンおよび/または送信ギャップが、CG/SPSをアクティブ化するマルチTBスケジューリングDCIによって通知されてもされなくてもよいためである。
一般的に、複数の送信機会(例えば、時間リソース)は、(例えば、CG/SPSフレームワークを使用して)RRCで設定され得る。複数の送信機会の一部は、CG/SPSトリガDCIの制御情報によって選択されてよい。複数の送信機会の一部の残りはリリースされる。例えば、CG/SPSのDCIは、スケジュールされたTB(および該当する場合はさらなる繰り返し送信)の送信/受信のために、設定された送信機会から選択される送信機会の明示的な通知を含んでよい。CG/SPSのDCIにトリガフラグしかない場合、スケジュールされたTBの数Nおよび/または送信機会の数は、トリガされたCG/SPS設定のためにRRCを介して設定されてよい。
<CG/SPSトリガDCIによって通知されるトランスポートブロック数N>
一般的に、TB数Nは、CG/SPSをトリガ/アクティブ化するDCIで通知され得る。すなわち、マルチTBスケジューリングDCIの制御情報(例えば、N個のTBのスケジューリングを示すスケジューリング通知)は、TBの数Nであるか、またはこれを含み得る。この場合、UEは、N回の送信機会の後、またはTBのN回の実際の送信後に、CG/SPSを自動的にリリースしてよい。あるいは、UEは、繰り返し送信を含むスケジュールされた送信の数に等しい/対応する数の送信機会の後、または繰り返し送信を含むスケジュールされたTBを実際に送信/受信した後に、CG/SPSを自動的にリリースしてよい。具体的には、UE/基地局は、TB/繰り返し送信を実際に送信するために、CG/SPSをトリガ/アクティブ化するDCIによってスケジュールされた送信/繰り返し送信の全てを使用しなくてもよい。
一般的に、TB数Nは、CG/SPSをトリガ/アクティブ化するDCIで通知され得る。すなわち、マルチTBスケジューリングDCIの制御情報(例えば、N個のTBのスケジューリングを示すスケジューリング通知)は、TBの数Nであるか、またはこれを含み得る。この場合、UEは、N回の送信機会の後、またはTBのN回の実際の送信後に、CG/SPSを自動的にリリースしてよい。あるいは、UEは、繰り返し送信を含むスケジュールされた送信の数に等しい/対応する数の送信機会の後、または繰り返し送信を含むスケジュールされたTBを実際に送信/受信した後に、CG/SPSを自動的にリリースしてよい。具体的には、UE/基地局は、TB/繰り返し送信を実際に送信するために、CG/SPSをトリガ/アクティブ化するDCIによってスケジュールされた送信/繰り返し送信の全てを使用しなくてもよい。
<RRCによって通知される/設定されるトランスポートブロック数N>
一般的に、既に上述したように、トランスポートブロックの数NはRRCを介して通知されてよい。
一般的に、既に上述したように、トランスポートブロックの数NはRRCを介して通知されてよい。
具体的には、特定のCG/SPS設定内で、TBの数NまたはタイマがRRCによって設定されてよい。タイマを使用する場合、タイマは、例えば最初のTBの送信から開始してもよく、あるいはマルチTBスケジューリングDCIの送信から開始してもよい。CG/SPS設定がトリガされた場合、タイマ満了後、またはTB数の送信後に、定期的な送信が自動的にリリース/終了される。換言すれば、複数のCG/SPS設定が設定されてよく、CG/SPSトリガDCIは、設定されたCG/SPS設定のうちの1つを明示的または暗黙的に通知してよい。例えば、CG/SPSトリガDCIはそのCG/SPSをトリガしてよく、その時間領域リソースはCG/SPSトリガDCIが送信されるスロットを含む。さらなる例として、CG/SPSトリガDCIが送信されるスロットを2つ以上のCG/SPS設定が含む場合、より低いインデックスまたはより高い優先度を有するCG/SPSがトリガされる。インデックスおよび/または優先度は、例えば、CG/SPS設定にRRCで設定され得る。
図9は、CG/SPSフレームワークを使用して複数のTBをスケジューリングする場合の自動リリースを示している。なお、インターリーブパターン、送信ギャップ、ならびに数NおよびMは図8aと同じである。したがって、同じ説明は繰り返さない。図9に示すように、最後にスケジュールされたTBの送信(スケジュールされた繰り返し送信を含む)の後に、CG/SPSが自動的にリリース/非アクティブ化される。すなわち、第2のTBの「1」の冗長バージョンの送信後である(すなわち、スロット#11の後であり、#1はCG/SPSトリガDCIを送信するスロットである)。
CG/SPSを使用して単一のDCIで複数のTBをスケジューリングすることは、既存のSPS/CGフレームワークを使用するため、単純で効率的な解決策であり得る。具体的には、このアプローチは、規格に導入される必要があるパラメータの数を減らし得るので、仕様への影響が少なくなり得る。さらに、現在のSPS/CGフレームワークとは対照的に、複数のTBのスケジューリングにCG/SPSを使用することにより、gNBは、2つのDCI(1つはSPS/CGのアクティブ化用、1つは非アクティブ化用)を使用するのではなく、1つのDCIを使用するだけで複数のTBのスケジューリングを終了することが可能になり得る。これによりUEはSPS/CGの非アクティブ化のためにPDCCHを監視することが不要になり得るので、PDCCH監視の電力消費がさらに節約され得る。
一般的に、UEのPDCCH(Physical Downlink Control Channel)監視動作は、DCIによってスケジュールされたTBの数Nに応じて適応され得る。
一般的に、複数のTBのスケジューリングは、それに応じて適応することにより、さらなる省電力を可能にし得る。より具体的には、複数のTBのスケジューリングは、より少ないDCIで同じ量のリソースおよび/またはTBをスケジューリングすることを可能にし得る。したがって、より多くのリソースが一度にUEにスケジューリングされるため、PDCCH監視は複数のTBのスケジューリングに適応され得る。PDCCH監視動作/行動のそのような適応は、UE自体の電力消費をさらに削減することを促進し得るが、他のUEにより多くのスケジューリング機会を与えるためにも使用され得る。
例えば、パラメータ「monitoringSlotPeriodicityAndOffset」および「monitoringSymbolsWithinSlot」の複数のセットを設定することができる。一方で、単一TBスケジューリングDCIは、UEを第1のパラメータのセットによって指定されたPDCCH監視機会に切り替わらせ、マルチTBスケジューリングDCIは、UEを第2のパラメータのセットによって指定されたPDCCH監視機会に切り替わらせてよい。UEは、単一TBスケジューリングDCIを受信したときに第1のセットを既に使用している場合、第1のパラメータのセットを使用し続けてよい。同様に、UEは、マルチTBスケジューリングDCIを受信したときに第2のパラメータのセットを既に使用している場合、第2のセットを使用し続けてよい。
換言すれば、単一TBスケジューリングDCIを受信した場合、および/またはマルチTBスケジューリングDCIを受信した場合、UEは上記パラメータの2つ以上のセットのうちのいずれを使用すべきかを再評価してよく、またはより一般的には、自身のPDCCH監視行動を再評価してよい。一般的に、マルチTBスケジューリングDCIおよび単一TBスケジューリングDCIの一方または両方が、パラメータセットの適応/再評価をトリガし得る。
より具体的に、UEがDCIを受信すると、UE(またはその処理回路)は、そのPDCCH監視動作を変更するか否かを判定してよい。この判定は、上記DCIが単一TBスケジューリングDCIであるかマルチTBスケジューリングDCIであるかに基づいてよい。しかしながら、この判定は、例えば、バッテリーの状態、予想されるトラフィックなどのさらなる基準に依存し得る(例えば、考慮し得る)。
例えば、上記DCIが単一TBスケジューリングDCIである場合、UEは第1のPDCCH候補のセットを監視することを決定してよい。一方、上記DCIがマルチTBスケジューリングDCIである場合、UEは第2のPDCCH候補のセットを監視することを決定してよい。換言すれば、UEは第1または第2のPDCCH候補のセットのいずれを監視するかを決定してよい。第2のPDCCH候補のセットは、第1のPDCCH候補のセットより小さくてもよい。代替的または追加的に、UEは、上記DCIが単一TBスケジューリングDCIである場合と比較して、上記DCIがマルチTBスケジューリングDCIである場合に、より少ない頻度でそのPDCCHを監視することを決定してよい。UEは削減された数のPDCCH候補を監視してもよく、あるいは所定の期間の間、および/または他のDCIを受信するまで(具体的には、単一TBスケジューリングDCIを受信するまで)より少ない頻度で監視を実行してもよい。具体的には、マルチTBスケジューリングDCIを受信した場合、UEはPDCCH監視を所定の期間完全に停止することを決定さえしてもよい。
<取り消し通知(CI)>
一般的に、(例えば、DCIシグナリングにおける)制御情報は取り消し通知(CI)を含んでよい。一般的に、そのようなCIは、UL CIまたはDLプリエンプション通知(PI)であり得る。CIは取り消される1つまたは複数の送信を通知してよい。CIは、リソース(例えば、1つまたは複数の時間領域リソース、シンボルの数、またはスロット全体)を通知することにより、取り消される1つまたは複数の送信を通知してよい。換言すると、CIはリソースを示す通知を含んでよい。一般的に、CIによって通知される1つまたは複数の送信をスケジューリングするDCIは、当該CIを含む制御情報の前に受信/送信され、当該CIは通知された送信が行われる前に受信/送信される。
一般的に、(例えば、DCIシグナリングにおける)制御情報は取り消し通知(CI)を含んでよい。一般的に、そのようなCIは、UL CIまたはDLプリエンプション通知(PI)であり得る。CIは取り消される1つまたは複数の送信を通知してよい。CIは、リソース(例えば、1つまたは複数の時間領域リソース、シンボルの数、またはスロット全体)を通知することにより、取り消される1つまたは複数の送信を通知してよい。換言すると、CIはリソースを示す通知を含んでよい。一般的に、CIによって通知される1つまたは複数の送信をスケジューリングするDCIは、当該CIを含む制御情報の前に受信/送信され、当該CIは通知された送信が行われる前に受信/送信される。
以下では、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信のうち、1つまたは複数の送信を効果的な方法で通知できるようにする取り消しルールが提供される。
<取り消しルール‐一般事項>
一般的に、UE(例えば、回路630または635)はCIによって取り消される送信を(例えば、ステップ785において)決定してよい。この決定は、取り消しルールおよび/またはCIによって通知されるリソースに基づいてよい。それぞれの送信に対して、この決定の結果は、その送信のリソースにさらに基づいてよい。
一般的に、UE(例えば、回路630または635)はCIによって取り消される送信を(例えば、ステップ785において)決定してよい。この決定は、取り消しルールおよび/またはCIによって通知されるリソースに基づいてよい。それぞれの送信に対して、この決定の結果は、その送信のリソースにさらに基づいてよい。
基地局(例えば、回路680または685)は、CIによって通知されるリソースを、CIを解釈するために使用する取り消しルールと同じ取り消しルールに基づいて決定してよい。すなわち、UEは通知されたリソースに基づいて取り消される送信を決定するために取り消しルールを使用し、基地局は通知するリソースを(例えば、ステップ740において)決定するために取り消しルールを使用する。より具体的に、基地局は、UEが取り消しルールと通知されるリソースとに基づいて、取り消される送信を正しく決定できるように、通知するリソースを決定してよい。ここで、「正しく」とは、UEが取り消されると決定する送信が、実際に基地局が取り消そうとしている送信(例えば、基地局がステップS730で取り消されることを決定した送信)であるようにすることを意味している。
なお、いくつかの実装において、取り消しルールは、CIが送信されるスロットの後、および/または通知されたリソースのスロットの後にある、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信のみに適用される。換言すると、いくつかの実装において、CIは、当該CIの後のスロット、および/または当該CIによって通知されるリソースのスロットの後のスロットにスケジュールされた送信のみを取り消してもよい。
<TB優先度を使用しない取り消しルール>
以下では、スケジュールされた複数のTB(の一部またはすべての)取り消しのための所定/取り消しルールを5つ例示する。これらのルールは、スケジュールされたN個のTBの優先度とは無関係に適用されるルールの一例である。具体的に、これらのルールは、TBに優先度が割り当てられることを必要としない。
以下では、スケジュールされた複数のTB(の一部またはすべての)取り消しのための所定/取り消しルールを5つ例示する。これらのルールは、スケジュールされたN個のTBの優先度とは無関係に適用されるルールの一例である。具体的に、これらのルールは、TBに優先度が割り当てられることを必要としない。
しかしながら、本発明はこれに限定されない。一般的に、どの取り消しルールもTBの優先度を使用して実行されてよい。例えば、所定のルールは、特定の優先度(例えば、ある閾値より上/下の優先度)を有するTBにのみ適用されてよい。例えば、i)取り消しルールは高優先度(例えば、ある優先度閾値より上)のTBにのみ適用され、低優先度のTB(例えば、ある優先度閾値より下)のTBはすべてCIを受信すると取り消されてよい、ii)取り消しルールは低優先度のTBにのみ適用されてよく、高優先度のTBはCIが受信されても取り消されない、またはiii)TBにはそれぞれ異なる取り消しルールが使用されてもよい(例えば、N個のTBに対して(異なる可能性のある)N個の取り消しルールがそれぞれ定義されてよい)。
<取り消しルールの第1の例>
いくつかの実施形態において、N個のTBのためにスケジュールされた各送信に対して、(CIによって)通知されたリソースが当該送信のリソースのいずれかと重なる場合、当該送信は取り消されると決定される。
いくつかの実施形態において、N個のTBのためにスケジュールされた各送信に対して、(CIによって)通知されたリソースが当該送信のリソースのいずれかと重なる場合、当該送信は取り消されると決定される。
ここで、図10aおよび図10bを参照して、第1の取り消しルールをさらに説明する。図10aにおいて、マルチTBスケジューリングDCIはスロット#1で受信される。マルチTBスケジューリングDCIは、2つのTBのそれぞれに対して4つの繰り返し送信のスケジューリング、図8aを参照してすでに説明された「TB優先パターン」(TB優先インターリーブパターンを含む)、および異なるTBの送信間の1スロットの送信ギャップを通知する。また、CIを含む制御情報がスロット#2で受信される。CIは、TB#1の第1の送信(RV0)と重なるスロット#4全体またはスロット#4のリソースを通知する。
図10bは、第1の取り消しルールが適用された場合、図10aのどの送信が取り消されるかを示す。より具体的には、図10b(ならびに図10c、10d、11b、11c)において、線で消されたスロットの送信は、図に示された取り消しルールに従って取り消される送信である。つまり、図10bに示されるように、通知されるリソースと重なるTB#1の第1の送信(RV0)のみが取り消されると通知/決定される。一方、通知されるリソースに重ならないTB#1の他の3つの送信ならびにTB#2の4つの送信は取り消されない。
一般的に、送信のリソースが通知されるリソースと重なる場合、当該送信の取り消しが決定されてよい。さらに、送信のリソースがいずれも通知されるリソースと重ならない場合、当該送信は取り消されないと決定されてよい。具体的に、通知されるリソースがTBのためにスケジュールされた送信のリソースのいずれにも重ならない場合、TBのためにスケジュールされた送信はいずれも取り消されないと決定されてよい。
換言すると、CIは、当該CIによって通知されるリソースと重なる(例えば、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信のうちの)それらの送信は取り消されると(例えば、明確に)通知してよい。すなわち、第1の取り消しルールに従って、CIによって通知されるリソースと重なるTBのそれらの繰り返し送信のみが取り消されてよい。これは、TBの繰り返し送信が特定のインターリーブパターン(例えば、上述したRV優先パターン)を利用する場合にも適用できる。
第1の取り消しルールは、特定/単一の送信を幾分柔軟に取り消すことができ、仕様上の影響が少ない可能性がある。TBの送信をできるだけ残すことで、送信のパフォーマンスに与える影響を少なくすることができる。特に、第1の取り消しルールは、TBの個々の送信を選択的に取り消すことを可能にし得る。
<取り消しルールの第2の例>
いくつかの実施形態において、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた各TBに対して、通知されるリソースが、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信のリソースのいずれかと重なる場合、通知されるリソースと重なる、および/または通知されるリソースの後にスケジュールされた、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信のうちのそれらの送信は取り消されると決定される。
いくつかの実施形態において、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた各TBに対して、通知されるリソースが、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信のリソースのいずれかと重なる場合、通知されるリソースと重なる、および/または通知されるリソースの後にスケジュールされた、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信のうちのそれらの送信は取り消されると決定される。
ここで、図11aおよび図11bを参照して、第2の取り消しルールをさらに説明する。図11aにおいて、マルチTBスケジューリングDCIはスロット#1で受信される。マルチTBスケジューリングDCIは、2つのTBのそれぞれに対して4つの繰り返し送信のスケジューリング、図8aを参照してすでに説明された「TB優先パターン」(TB優先インターリーブパターンを含む)、および異なるTBの送信間の1スロットの送信ギャップを通知する。また、CIを含む制御情報がスロット#2で受信される。CIは、TB#1の第21の送信(RV2)と重なるスロット#5全体またはスロット#5のリソースを通知する。
図11bは、第2の取り消しルールが適用された場合、図11aのどの送信が取り消されるかを示す。つまり、図11bに示されるように、通知される(スロット#5の)リソースと重なるTB#1の第2の送信(スロット#5のRV2)が取り消されると通知/決定される。さらに、TB#1の第3(スロット#6のRV3)および第4(スロット#7のRV1)の送信は、通知されるリソースと重なるTBの送信の後の、同じTBの送信であるため、それらも取り消されると通知/決定される。すなわち、TB#1の送信のうち、通知されるリソースと重ならず、通知されるリソースと重なるTB#1の送信の後でもない、TB#1の第1の送信のみが取り消されない。また、TB#2の4つの送信はいずれも通知されるリソースと重ならないため、それらの送信はいずれも取り消されない。
一般的に、第2の取り消しルールによると、特定のTB(複数可)の繰り返し送信のいずれかがCIによって通知されるリソースと重なる場合、その(それらの)TBの繰り返し送信は通知されるリソース以降すべて取り消されてよい。より具体的に、各TBに対して、通知されるリソースが当該TBの送信のためにスケジュールされたリソースのいずれにも重ならない場合、当該TBのためにスケジュールされた送信はいずれも取り消されないと決定されてよい。また、通知されるリソースの前(かつ重ならない)の送信はいずれも取り消されないと決定されてよい。さらに、各TBに対して、通知されるリソースが当該TBの送信のためにスケジュールされたリソースのうちの1つと重なる場合、通知されるリソースに重なる、および/または通知されるリソースの後の当該TBの送信は取り消されると決定されてよい。
第2の取り消しルールは特定の/選択されたTBの送信の一部またはすべてを取り消すことができ、仕様上の影響が少ない可能性がある。TBの各送信に対して判定/決定が行われるわけではないため、デバイスの実装も低いレベルでよい。特に、第2の取り消しルールは、1つのDCIで特定のTBの多くの送信を取り消すことを可能にしながら、当該TBの送信を適当な回数(自由に選択可能)取り消さない柔軟性も確保する。
<取り消しルールの第3の例>
いくつかの実施形態において、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた各TBに対して、通知されるリソースが、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信のリソースのいずれか(例えば、少なくとも一つ)と重なる場合、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信はすべて取り消されると決定される。
いくつかの実施形態において、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた各TBに対して、通知されるリソースが、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信のリソースのいずれか(例えば、少なくとも一つ)と重なる場合、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信はすべて取り消されると決定される。
図10cは、第3の取り消しルールが適用された場合、図10aのどの送信が取り消されるかを示す。つまり、図10cに示されるように、TB#1の送信の1つのリソースが通知されるリソースと重なる(より具体的には、TB#1の第1の送信が通知されるリソースと重なる)ため、TB#1の4つの送信はすべて取り消されると通知/決定される。また、TB#2の4つの送信はいずれも通知されるリソースと重ならないため、それらの送信はいずれも取り消されないと通知/決定される。
一般的に、第3の取り消しルールによると、特定のTB(複数可)の繰り返し送信のいずれかがCIによって通知されるリソースと重なる場合、その(それらの)TBの繰り返し送信はすべて取り消されてよい。より具体的に、各TBに対して、通知されるリソースが当該TBの送信のためにスケジュールされたリソースのいずれにも重ならない場合、当該TBのためにスケジュールされた送信はいずれも取り消されないと決定されてよい。さらに、各TBに対して、通知されるリソースが当該TBの送信のためにスケジュールされたリソースのうちの1つ(例えば、任意のリソース、または少なくとも一つのリソース)と重なる場合、当該TBの送信はすべて取り消されると決定されてよい。つまり、TBの送信はすべて取り消されるか、いずれも取り消されないかのどちらかであってよい。
第3の取り消しルールは特定の/選択されたTBの送信をすべて取り消すことができ、仕様上の影響が少ない可能性がある。加えて、TBの送信をすべて取り消すことは、高優先度の他のトラフィックのより良い保護につながる。特に、第3の取り消しルールは、1つのDCIで特定のTBの(残っている)送信をすべて取り消すことが可能であり、TBの送信がすべて取り消されるか、いずれも取り消されないかのどちらかであるため、とりわけ単純であり得る。
<取り消しルールの第4の例>
いくつかの実施形態において、通知されるリソースが、複数のTBのためにスケジュールされた送信のいずれかのリソースと重なる場合、その(すべての)TBのためにスケジュールされた送信はすべて取り消されると決定される。換言すると、通知されるリソースが、複数のTBのためにスケジュールされた送信の少なくとも一つの送信の少なくとも一つのリソースと重なる場合、その複数のTBのためにスケジュールされた送信はすべて取り消されると決定してよい。
いくつかの実施形態において、通知されるリソースが、複数のTBのためにスケジュールされた送信のいずれかのリソースと重なる場合、その(すべての)TBのためにスケジュールされた送信はすべて取り消されると決定される。換言すると、通知されるリソースが、複数のTBのためにスケジュールされた送信の少なくとも一つの送信の少なくとも一つのリソースと重なる場合、その複数のTBのためにスケジュールされた送信はすべて取り消されると決定してよい。
図10dは、第4の取り消しルールが適用された場合、図10aのどの送信が取り消されるかを示す。つまり、図10dに示されるように、複数のTBの送信のうちの1つのリソースが通知されるリソースと重なる(より具体的には、TB#1の第1の送信が、スロット#4において通知されるリソースと重なる)ため、すべてのTBのすべての送信が取り消されると通知/決定される。
一般的に、複数のTBのリソースのいずれかが、CIによって通知されるリソースと重なる場合、すべてのTBのすべての繰り返し送信が取り消されてよい。より具体的に、通知されるリソースが、複数のTBの送信のためにスケジュールされたリソースのいずれにも重ならない場合、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信はいずれも取り消されないと決定されてよい。さらに、通知されるリソースが、N個のTBの送信のためにスケジュールされたリソースのいずれか(例えば、少なくとも一つ)に重なる場合、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信/繰り返し送信はすべて取り消されると決定されてよい。つまり、第4の取り消しルールによると、複数のTBの送信はすべて取り消されるか、いずれも取り消されないかのどちらかであってよい。
第4の取り消しルールは、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされたすべてのTBのすべての送信を取り消すことができ、仕様上の影響が少ない可能性がある。加えて、すべてのTBのすべての送信を取り消すことは、高優先度の他のトラフィックのより良い保護につながる。特に、第4の取り消しルールは、1つのDCIでマルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた(残っている)送信をすべて取り消すことが可能であり、送信がすべて取り消されるか、いずれも取り消されないかのどちらかであるため、とりわけ単純であり得る。
<取り消しルールの第5の例>
いくつかの実施形態において、通知されるリソースと重なる、および/または通知されるリソースの後にスケジュールされた、N個のTBのためにスケジュールされた送信は取り消されると決定される。
いくつかの実施形態において、通知されるリソースと重なる、および/または通知されるリソースの後にスケジュールされた、N個のTBのためにスケジュールされた送信は取り消されると決定される。
図11cは、第5の取り消しルールが適用された場合、図11aのどの送信が取り消されるかを示す。つまり、図11cに示されるように、通知されるリソースが、TB#1の第2の送信(スロット#5のRV2)と重なるため、TB#1の当該第2の送信は取り消される。さらに、通知されるリソース(スロット#5)の後であるという理由から、TB#1の第3の送信(スロット#6のRV3)、TB#1の第4の送信(スロット#7のRV1)、およびTB#2の4つの送信のすべて(スロット#9から#12)も取り消される。
一般的に、特定のTB(複数可)の繰り返し送信のいずれかがCIによって通知されるリソースと重なる場合、その(それらの)TBの繰り返し送信は通知されるリソース以降すべて取り消されてよい。これは、TBの繰り返し送信が特定のインターリーブパターン(例えば、上述したRV優先パターン)を利用する場合にも適用できる。
より具体的には、通知されるリソースより前の、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信はいずれも取り消されないと決定されてよい。さらに、送信のリソースが通知されるリソースと重なる場合、その送信は取り消されると決定されてよい。
また、送信のリソースが通知されるリソースと重なる場合、通知されるリソースの後の、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信はすべて取り消されると決定されてよい。しかしながら、第5の取り消しルールのいくつかの実装においては、通知されるリソースの後の、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信はすべて取り消される。つまり、たとえ通知されるリソースが、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた送信の少なくとも一つのリソースと重ならないとしても(例えば、通知されるリソースが、TBの2つの送信の間の送信ギャップに該当する場合)、通知されるリソースの後の送信は取り消されてよい。
第5の取り消しルールは、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされたTBの送信の一部またはすべてを取り消すことができ、仕様上の影響が少ない可能性がある。加えて、スケジュールされたTBのパフォーマンスと、他の高優先度のトラフィックへの影響とのトレードオフを実現できる。さらに、第5の取り消しルールは、各TBの送信を適当な回数(自由に選択可能)取り消さない柔軟性を確保する。特に、上述のRV優先パターンを使用する場合、各TBを十分な信頼性で復号するために、N個のTBのそれぞれの送受信回数を確保でき得る。
<TB優先度を使用する取り消しルール>
一般的に、複数の優先度(優先度レベル)がサポートされ得る。TBの優先度(優先度レベル)は、当該TBの送受信の重要性を示してよい。具体的に、TBのすべての送信は同じ優先度を有してよい。したがって、本開示では、TBの送信の優先度は、当該TBの優先度を示して(または、優先度であって)よい。
一般的に、複数の優先度(優先度レベル)がサポートされ得る。TBの優先度(優先度レベル)は、当該TBの送受信の重要性を示してよい。具体的に、TBのすべての送信は同じ優先度を有してよい。したがって、本開示では、TBの送信の優先度は、当該TBの優先度を示して(または、優先度であって)よい。
つまり、優先度レベルが高いほど、そのTBの送受信は重要である。例えば、優先度は、TBの送受信がどれだけタイムクリティカルであるか、および/または、信頼性に関する要件がどの程度であるかを示してよい。それに応じて、TBの優先度は、当該TBに関連するサービスのQOS要件に関連し得る。なお、TBのすべての送信は同じ優先度を有してよい。また、送信の優先度は、当該送信によって送信された(または送信される)TBの優先度であってよい。異なる優先度レベルを用いることで、特に上述したような取り消しルールの組み合わせにおいて、より効果的に限られたリソースを使用することができる。換言すると、特定の、重要度が低くそれほどタイムクリティカルでないTBを選択的に取り消すことができる。
一般的に、TB優先度が使用される場合、UL CIは、低優先度レベル(例えば、特定の/閾値優先度レベルより下)と通知/設定されたUL送信のみに適用されてよい。つまり、閾値優先度レベル以上の送信はいずれも取り消されないと決定されてよい。また、当該閾値優先度を下回る送信はすべて、さらなる検討なしに取り消されると決定されてよい。つまり、低優先度の送信は常にすべて取り消される。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、そのような低優先度の送信のうち、ある条件を満たす送信のみが取り消されると決定されてよい。例えば、第1から第5の取り消しルールの一つが、どの低優先度の送信が取り消されるかを決定するために適用されてよい。
以下では、スケジュールされた複数のTB(の一部またはすべて)の取り消しのための所定/取り消しルールを2つ例示する。これらのルールは、上述のように、スケジュールされたTBの優先度に基づくルールの一例である。具体的に、第6の取り消しルールは第1の取り消しルールを適用するが、低優先度のTBのみに適用され、高優先度のTBの送信はいずれも取り消されない。第7の取り消しルールは第3の取り消しルールを適用するが、低優先度のTBのみに適用され、高優先度のTBの送信はいずれも取り消されない。
<取り消しルールの第6の例>
いくつかの実施形態において、TBのためにスケジュールされた各送信に対して、i)通知されたリソースが当該送信のリソースのいずれかと重なる場合、かつii)当該送信によって送信されるTBの優先度が所定の閾値(本開示では閾値レベルとも呼ばれる)を下回る場合、当該送信は取り消されると決定される。
いくつかの実施形態において、TBのためにスケジュールされた各送信に対して、i)通知されたリソースが当該送信のリソースのいずれかと重なる場合、かつii)当該送信によって送信されるTBの優先度が所定の閾値(本開示では閾値レベルとも呼ばれる)を下回る場合、当該送信は取り消されると決定される。
一般的に、第6の取り消しルールによると、UL CIは、低優先度レベルと通知/設定されたUL送信のみに適用される。より具体的には、閾値レベルより下の優先度を有し、CIによって通知されるリソースと重なるTBの繰り返し送信のみが取り消される。
換言すると、スケジュールされた各送信に対して、当該送信のリソースがいずれも通知されるリソースと重ならない場合、当該送信は取り消されないと決定されてよい。また、スケジュールされた各送信に対して、当該送信の優先度レベルが閾値レベルより下でない場合、当該送信は取り消されないと決定されてよい。さらに、スケジュールされた各送信に対して、当該送信の優先度が当該閾値レベルを下回り、当該送信のリソースが通知されるリソースと重なる場合、当該送信は取り消されると決定されてよい。すなわち、両方の条件(重複と低優先度)が満たされた場合に限り、送信は取り消される。
第6の取り消しルールは、低優先度の特定/単一の送信を幾分柔軟に取り消すことができ、仕様上の影響が少ない可能性がある。TBの送信をできるだけ残すことで、送信のパフォーマンスに与える影響を少なくすることができる。特に、第6の取り消しルールは、低優先度のTBの個々の送信を選択的に取り消すことを可能にし得る。
なお、第6の取り消しルールは、TBの繰り返し送信が特定のインターリーブパターン(例えば、上述した実施形態におけるRV優先パターン)を利用する場合にも適用できる。
<取り消しルールの第7の例>
いくつかの実施形態において、複数のTBのそれぞれに対して、通知されるリソースが、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信のリソースのいずれかと重なる場合、かつ当該TBの優先度が所定の閾値(本開示では閾値レベルとも呼ばれる)を下回る場合、その1つまたは複数のスケジュールされた送信はすべて取り消されると決定される。
いくつかの実施形態において、複数のTBのそれぞれに対して、通知されるリソースが、当該TBのためにスケジュールされた1つまたは複数の送信のリソースのいずれかと重なる場合、かつ当該TBの優先度が所定の閾値(本開示では閾値レベルとも呼ばれる)を下回る場合、その1つまたは複数のスケジュールされた送信はすべて取り消されると決定される。
一般的に、第7の取り消しルールによると、UL CIは、低優先度レベルと通知/設定されたUL送信のみに適用される。より具体的には、閾値レベルより下の優先度を有する特定のTB(複数可)の繰り返し送信のいずれかが、CIによって通知されるリソースと重なる場合、その(それらの)TBの繰り返し送信はすべて取り消される。
換言すると、各TBに対して、通知されるリソースが、当該TBの送信のためにスケジュールされたリソースのいずれにも重ならない場合、当該TBのためにスケジュールされた(1つまたは複数の)送信はいずれも取り消されないと決定されてよい。また、各TBに対して、当該TBの優先度が閾値レベルより下でない場合、当該TBのためにスケジュールされた送信はいずれも取り消されないと決定されてよい。さらに、各TBに対して、当該TBの優先度が閾値レベルを下回り、通知されるリソースが当該TBの送信のためにスケジュールされたリソースのうちの1つ(例えば、任意のリソース、または少なくとも一つのリソース)と重なる場合、当該TBの送信はすべて取り消されると決定されてよい。すなわち、両方の条件(重複と低優先度)が満たされた場合に限り、TBの送信はすべて取り消される。特に、TBの送信はすべて取り消されるか、いずれも取り消されないかのどちらかであってよい。
第7の取り消しルールは特定の/選択された低優先度のTBの送信をすべて取り消すことができ、仕様上の影響が少ない可能性がある。加えて、TBの送信をすべて取り消すことは、高優先度の他のトラフィックのより良い保護につながる。
<優先度の通知と優先度の決定>
以下では、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた複数のTBのそれぞれの優先度を通知および/または決定するための手法を例示する。
以下では、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた複数のTBのそれぞれの優先度を通知および/または決定するための手法を例示する。
<暗黙的な優先度通知>
いくつかの実施形態において、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされたTBのそれぞれに対して、当該TBの優先度は時間間隔と閾値との比較に応じて決定される。
いくつかの実施形態において、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされたTBのそれぞれに対して、当該TBの優先度は時間間隔と閾値との比較に応じて決定される。
一般的に、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた各TBの優先度は、1つまたは複数の閾値、および/または当該TBの送信のために割り当てられた時間領域のリソースに基づいて決定されてよい。
一般的に、そのような閾値は(例えば、規格で定義された)デフォルトの値でもよいし、無線リソース制御(RRC)シグナリングによって通知されてもよい。閾値は一つであっても(特に、サポートされる優先度が2つの場合)複数であっても(例えば、サポートされる優先度の数より1つ少ない数)であってもよい。閾値は、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされたTBの優先度を決定(UE)/通知(基地局)するために使用されてよい。一般的に、閾値はスロット数Bであり得る。この数Bは、非負整数であってよい。
また、閾値は、異なる優先度のTB間の(時間領域における)境界に対応してよい。換言すると、閾値は、N個のTBの優先度を通知/決定するために使用され得る境界を定義/通知してよい。このような境界は、例えば、DCIスロットのBスロット後のスロットと、DCIスロットのB+1スロット後のスロットとの間にあってよい。なお、本開示において、「DCIスロット」という用語は、マルチTBスケジューリングDCIが受信/送信されるスロットを指す。例えば、図12aでは、低優先度のTBと高優先度のTBを分ける境界/閾値が1つ存在している。当該境界はスロット#3とスロット#4の間、すなわち、DCIスロット(スロット#1)の2スロット後に置かれている。つまり、図12aにおいてBは2であってよい。また、図12bでは、低優先度のTBと高優先度のTBを分ける境界/閾値が1つ存在している。当該境界はスロット#4とスロット#5の間、すなわち、DCIスロット(スロット#1)の3スロット後に置かれている。つまり、図12bにおいてBは3であってよい。
しかしながら、数Bは必ずしもDCIスロットから見た境界を定義/通知するわけではない。例えば、境界はN個のTBの第1の送信スロットのBスロット後のスロットと、N個のTBの第1の送信スロットのB+1スロット後のスロットとの間にあってもよい。
なお、スロットの数B(つまり境界)は、数Tに関連して付与/通知されてもよい。ここで、Tとは、N個のTBのうち、特定の優先度を有するTBの数を示す非負整数であってよい。つまり、境界は、N個のTBの送信のうちT番目の送信が行われるスロットと、それに続くスロットとの間であってよい。換言すると、境界は、その後にN個のTBのうち少なくともT個の異なるTBの送信がスケジュールされている最初のスロットの直後であってよい。例えば、図12aにおいてTは3であり、図12bにおいてTは2であってよい。
各閾値/境界に対して、スロットの数Bおよび/またはTBの数Tは、例えばRRCで通知されても、(例えば、関連する規格により付与される)デフォルトの値でもよい。
なお、境界が特定の優先度のTBの数に関連して与えられる場合、境界はN個のTBのスケジュールされた送信に依存してよい。すなわち、UEは、TBの数Tと、例えば、スケジュールされた送信の時間領域のリソースとに基づいて境界を決定してよい。一方、境界がスロットの数に関連して与えられる場合、境界はスケジュールされた送信に依存しなくてよい。
上述のように、N個のTBのそれぞれに対して、当該TBの優先度は、時間間隔と閾値との比較に応じて(例えば、基づいて)決定されてよい。例えば、時間間隔とは、マルチTBスケジューリングDCIと、当該TBの1つまたは複数のスケジュールされた送信の中の第1の送信との間の(例えば、スロットの観点における)時間間隔であってよい。一般的に、このような比較では、当該TBの第1の送信が、閾値に相当する境界の前にあるか後にあるかを決定してよい。
サポートされる優先度が2つ(例えば、「低優先度」と「高優先度」)のみの場合、それらの優先度は、1つの境界/閾値に基づいて、低優先度TBと高優先度TBに分けることができる。この場合、境界の前に第1の送信がスケジュールされているTBは高優先度TBとなり、境界の後に第1の送信がスケジュールされているTBは低優先度TBとなってよい。一般的に、マルチTBスケジューリングDCIに近いTBほど優先度が高くなってよい。つまり、第1の境界の前にスケジュールされた送信を少なくとも一つ有するTBが、N個のTBのうちで最も高い優先度を有するTBであり得る。換言すると、第1の境界の前に第1の送信がある送信の優先度が最も高い。第2の境界が定義されている場合、i)第1の境界の前に送信がなく、ii)第1と第2の境界の間に少なくとも一つの送信がある送信が、2番目に高い優先度を有するTBであり得る。換言すると、第1と第2の境界の間の第1の送信がある送信が2番目に高い優先度を有するTBであり得る。これに伴い、最後の境界の後に第1の送信がある送信が最も低い優先度であり得る。
マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされたTBの優先度を、境界を用いて暗黙的に通知することで、オーバーヘッドが低減され得る。また、遅延にクリティカルなトラフィックが、それほどクリティカルでない他のトラフィックより早くスケジュールされることにより保護される。
<明示的な優先度通知>
一般的に、N個のTBの優先度は明示的に通知されてもよい。
一般的に、N個のTBの優先度は明示的に通知されてもよい。
例えば、いくつかの実施形態において、UE(例えば、UEの送受信機)は、動作時に、優先度通知を含むDCIシグナリング(これはマルチTBスケジューリングDCIと同じDCIでも異なるDCIでもよい)を受信する。優先度通知は、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた複数のTBのそれぞれに対して、当該TBの優先度を通知してよい。そして、UEの回路は、動作時に、当該DCIシグナリングから、当該通知を受信してよい。また、UEの回路は、マルチTBスケジューリングDCIによってスケジュールされた複数のTBのそれぞれに対して、優先度通知に基づいて、TBの優先度を決定してよい。
一般的に、TBの優先度は、1つまたは複数の組み合わせが(例えば、RRCシグナリングを通じて)設定されてよい。ここで、TBの優先度の組み合わせは、N個のTBのそれぞれに対して、当該TBの優先度を特定/通知してよい。また、各組み合わせは、インデックス(またはインデックスの値)と、例えば一対一の対応関係で関連付けられてもよい。複数のインデックス(または組み合わせ)が設定される場合、UEは、複数の設定エントリから1つを選択するDCIシグナリングによってN個のTBの優先度を決定してよい。換言すると、UEは、設定された複数の組み合わせの中から1つの組み合わせを選択/決定してよい。
具体的に、優先度通知は、N個のTBのうちの複数(またはすべて)のTBの優先度を統合的に通知してよい。例えば、優先度通知はインデックスを通知し得る。優先度通知またはインデックスは、テーブルのエントリ(例えば、行または列)を通知してよい。一般的に、N個のTBの優先度の異なる/特定の組み合わせが、異なるインデックスの値で設定(または通知)される。すなわち、インデックスは、N個のTBのそれぞれに対して、当該TBの優先度を通知し得る。各インデックス(またはインデックスの各値)に対して、当該インデックスが通知するN個のTBの優先度の組み合わせは、例えば、RRCでシグナリングされてもよいし、(例えば、適用可能な規格において)定義されていてもよい。
見てわかるように、上記テーブルの各行はインデックス(例えば、インデックス値)に対応しており、TBの優先度の特定の組み合わせを指定している。換言すると、上記テーブルの各行はTBの優先度の1つの組み合わせに対応している。
より具体的には、上記例において、「インデックス1」は、第1と第2のTBの優先度が高いことを通知するよう構成されている。上記テーブルが設定され、優先度通知によって「インデックス1」が通知された場合の優先度の割り当ては、図13aにも示される。また、「インデックス2」は、第1のTBの優先度が高く、第2のTBの優先度が低いことを通知するよう構成されている。上記テーブルが設定され、優先度通知によって「インデックス2」が通知された場合の優先度の割り当ては、図13bにも示される。
ここで、複数のTBは、それらの第1にスケジュールされた送信に応じて順序付けられてよい。つまり、第1のTBの第1の送信は第2のTBの第1の送信(およびすべての他の送信)の前であってよく、第2のTBの第1の送信は第3のTBの第1の送信の前であってよく、その後も同様である(N番目のTBの第1の送信はN個のTBの送信の中の最後の送信であってよい)。
DCIシグナリングによる明示的なシグナリングを使用することで、TBの優先度の組み合わせを任意にシグナリングでき得るため、非常に柔軟にN個のTBの優先度を通知することが容易になると考えられる。
なお、本開示の実施形態は、比較的長い往復時間(RTT:Round Trip Time)のシナリオ、例えば、HARQプロセスIDの数がRTTと比較して少ない、すなわち、
slot_length×「HARQプロセスIDの数」<RTT
である、52.6GHzを超える非地上系ネットワーク(NTN)にも適用可能で有益であり、その理由は、1つのDCIが単一のHARQプロセスIDで複数のスロットをスケジューリングできるためである。
slot_length×「HARQプロセスIDの数」<RTT
である、52.6GHzを超える非地上系ネットワーク(NTN)にも適用可能で有益であり、その理由は、1つのDCIが単一のHARQプロセスIDで複数のスロットをスケジューリングできるためである。
<本開示のハードウェアおよびソフトウェアの実装>
本開示は、ソフトウェア、ハードウェア又はハードウェアと連動するソフトウェアによって実現することができる。上述した各実施例の説明に用いた各機能ブロックは、集積回路(IC)等のLSI(Large Scale Integration)によって部分的又は全体的に実現可能であり、各実施例で説明される各処理は、同一のLSI又はLSIの組み合わせによって部分的又は全体的に制御されてもよい。LSIは、個別にチップとして形成されていてもよいし、あるいは、機能ブロックの一部又は全部を含むように1つのチップが形成されていてもよい。LSIは、それに結合されたデータ入出力を含んでもよい。ここで、LSIとは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI又はウルトラLSIとして呼ばれうる。しかし、集積回路を実現する技術はLSIに限定されず、専用回路、汎用プロセッサ又は特定用途向けプロセッサを用いて実現されてもよい。さらに、LSI内部に配置される回路セルの接続及び設定が再設定可能なLSI又はリコンフィギュラブルプロセッサの製造後にプログラミング可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)が利用されてもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現することができる。半導体技術や他の派生技術の進歩の結果として、将来の集積回路技術がLSIに取って代わる場合、機能ブロックは、将来の集積回路技術を用いて集積化することができる。バイオテクノロジーも適用できる。
本開示は、ソフトウェア、ハードウェア又はハードウェアと連動するソフトウェアによって実現することができる。上述した各実施例の説明に用いた各機能ブロックは、集積回路(IC)等のLSI(Large Scale Integration)によって部分的又は全体的に実現可能であり、各実施例で説明される各処理は、同一のLSI又はLSIの組み合わせによって部分的又は全体的に制御されてもよい。LSIは、個別にチップとして形成されていてもよいし、あるいは、機能ブロックの一部又は全部を含むように1つのチップが形成されていてもよい。LSIは、それに結合されたデータ入出力を含んでもよい。ここで、LSIとは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI又はウルトラLSIとして呼ばれうる。しかし、集積回路を実現する技術はLSIに限定されず、専用回路、汎用プロセッサ又は特定用途向けプロセッサを用いて実現されてもよい。さらに、LSI内部に配置される回路セルの接続及び設定が再設定可能なLSI又はリコンフィギュラブルプロセッサの製造後にプログラミング可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)が利用されてもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現することができる。半導体技術や他の派生技術の進歩の結果として、将来の集積回路技術がLSIに取って代わる場合、機能ブロックは、将来の集積回路技術を用いて集積化することができる。バイオテクノロジーも適用できる。
本開示は、通信装置と呼ばれる、通信機能を有する何れかのタイプの装置、デバイス又はシステムによって実現することができる。
通信装置は、送受信機及び処理/制御回路を有してもよい。送受信機は、受信機及び送信機を有し、及び/又は機能してもよい。送信機及び受信機としての送受信機は、増幅器、RF変調器/復調器など及び1つ以上のアンテナを含むRF(Radio Frequency)モジュールを含んでもよい。
そのような通信装置のいくつかの非限定的な例は、電話機(例えば、携帯(セル)電話、スマートフォン)、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)(例えば、ラップトップ、デスクトップ、ネットブック)、カメラ(例えば、デジタルスチル/ビデオカメラ)、デジタルプレーヤ(デジタルオーディオ/ビデオプレーヤ)、ウェアラブルデバイス(例えば、ウェアラブルカメラ、スマートウォッチ、トラッキングデバイス)、ゲームコンソール、デジタルブックリーダ、遠隔ヘルス/遠隔医療(リモートヘルス及びリモート医療)デバイス、及び通信機能を提供する車両(例えば、自動車、飛行機、船舶)、並びにそれらの様々な組み合わせを含む。
通信装置は、携帯型又は可動型であることに限定されず、スマートホームデバイス(例えば、家電、ライティング、スマートメータ、制御パネル)、自動販売機及び“Internet of Things(IoT)”のネットワークにおける他の何れかの“物”など、非携帯型又は固定型である何れかのタイプの装置、デバイス又はシステムを含んでもよい。
通信は、例えば、セルラシステム、無線LANシステム、衛星システムなど、及びそれらの様々な組み合わせを介してデータを交換することを含んでもよい。
通信装置は、本開示に記載された通信の機能を実行する通信デバイスに結合されたコントローラ又はセンサなどのデバイスを含んでもよい。例えば、通信装置は、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスによって使用される制御信号又はデータ信号を生成するコントローラ又はセンサを含んでもよい。
通信装置はまた、基地局、アクセスポイントなどのインフラストラクチャファシリティと、上記の非限定的な例におけるものなどの装置と通信又は制御する他の何れかの装置、デバイス又はシステムを含んでもよい。
さらに、様々な実施形態はまた、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールを用いて、またはハードウェアで直接、実施され得る。また、ソフトウェアモジュールとハードウェア実装との組み合わせも可能であり得る。ソフトウェアモジュールは、任意の種類のコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。具体的には、他の実装によれば、非一時的コンピュータ可読記録媒体が提供される。記録媒体は、1つまたは複数のプロセッサによって実行された場合に、1つまたは複数のプロセッサに本開示による方法のステップを実行させるプログラムを記憶する。
一例として、限定的ではなく、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、あるいは指示またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用することができ、コンピュータによりアクセスすることができる他の任意の媒体を含むことができる。また、任意の接続を適正にコンピュータ可読媒体と呼ぶ。例えば、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL:digital subscriber line)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して指示が送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。しかしながら、コンピュータ可読記憶媒体およびデータ記憶媒体は、接続、搬送波、信号、または他の一時的な媒体を含まず、代わりに非一時的有形記憶媒体を対象とすることを理解されたい。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用する場合、コンパクトディスク(CD:compact disc)、レーザーディスク、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD:digital versatile disc)、フロッピーディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は通常磁気的にデータを再生するが、ディスク(disc)はレーザーを使用して光学的にデータを再生する。上記の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
なお、異なる実施形態の個々の特徴は、個々にまたは任意の組み合わせで、他の実施形態の主題となり得る。特定の実施形態に示したように、本開示に対して多数の変形および/または修正がなされ得ることは当業者によって理解されよう。そのため、本実施形態は、全ての点で例示的であって限定的ではないと考えられるべきである。
<さらなる態様>
第1の態様によれば、UEが提供される。前記UEは、送受信機および回路を備える。前記送受信機は、動作時に、DCIシグナリングと制御情報を受信する。前記回路は、動作時に、前記DCIシグナリングからスケジューリング通知を取得する。前記スケジューリング通知は、複数のTBの各TBに対して、前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する。また、前記回路は、動作時に、前記制御情報からリソースを通知する取り消し通知(CI)を取得する。さらに、前記回路は、動作時に、前記通知されたリソースと所定のルールとに基づいて、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定する。
第1の態様によれば、UEが提供される。前記UEは、送受信機および回路を備える。前記送受信機は、動作時に、DCIシグナリングと制御情報を受信する。前記回路は、動作時に、前記DCIシグナリングからスケジューリング通知を取得する。前記スケジューリング通知は、複数のTBの各TBに対して、前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する。また、前記回路は、動作時に、前記制御情報からリソースを通知する取り消し通知(CI)を取得する。さらに、前記回路は、動作時に、前記通知されたリソースと所定のルールとに基づいて、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定する。
第1の態様に加えて提供される第2の態様によれば、前記決定は、前記複数のTBのためにスケジュールされた送信の各送信に対して、前記通知されたリソースが前記各送信のリソースのいずれかと重なる場合、前記各送信の取り消しを決定することを含む。
第1または第2の態様に加えて提供される第3の態様によれば、前記決定は、前記複数のTBの各TBに対して、前記通知されたリソースが前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のリソースのいずれかと重なる場合、前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のうち、前記通知されたリソースの後にスケジュールされた送信の取り消しを決定することを含む。
第1~第3の態様のうちの1つに加えて提供される第4の態様によれば、前記決定は、前記複数のTBの各TBに対して、前記通知されたリソースが前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のリソースのいずれかと重なる場合、前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のすべての取り消しを決定することを含む。
第1~第4の態様のうちの1つに加えて提供される第5の態様によれば、前記決定は、前記通知されたリソースが前記複数のTBのためにスケジュールされた送信のうちのいずれかの送信のいずれかのリソースと重なる場合、前記複数のTBのためにスケジュールされた送信のすべての取り消しを決定することを含む。
第1~第5の態様のうちの1つに加えて提供される第6の態様によれば、前記決定は、前記通知されたリソースの後にスケジュールされた、前記複数のTBのためにスケジュールされた送信の取り消しを決定することを含む。
第1~第6の態様のうちの1つに加えて提供される第7の態様によれば、前記決定は、前記複数のTBのためにスケジュールされた送信の各送信に対して、前記通知されたリソースが前記各送信のリソースのいずれかと重なり、前記各送信によって送信されるTBの優先度が所定の閾値より低い場合、前記各送信の取り消しを決定することを含む。
第1~第7の態様のうちの1つに加えて提供される第8の態様によれば、前記決定は、前記複数のTBの各TBに対して、前記通知されたリソースが前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のリソースのいずれかと重なり、前記各TBの優先度が所定の閾値より低い場合、前記各TBのスケジュールされた1つ以上の送信のすべての取り消しを決定することを含む。
第7または第8の態様に加えて提供される第9の態様によれば、前記回路は、動作時に、前記複数のTBの各TBに対して、時間間隔と閾値との比較に応じて前記各TBの優先度を決定する。ここで、前記時間間隔は、前記DCIシグナリングと、前記各TBのスケジュールされた1つ以上の送信のうちの第1の送信との間の時間間隔であり、前記閾値はデフォルトの値、または無線リソース制御(RRC)シグナリングによって通知される。
第7または第8の態様に加えて提供される第10の態様によれば、前記送受信機は、動作時に、通知を含むDCIシグナリングを受信する。前記通知は、前記複数のTBの各TBに対して前記各TBの優先度を通知する。前記回路は、動作時に、前記DCIシグナリングから、前記通知を取得する
第11の態様によれば、スケジューリングデバイスが提供される。前記スケジューリングデバイスは、回路および送受信機を備える。前記回路は、動作時に、DCIシグナリングを生成する。前記DCIシグナリングは、複数のTBの各TBに対して、前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する通知を含む。また、前記回路は、動作時に、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定する。また、前記回路は、動作時に、所定のルールに基づいて、取り消されると決定した、スケジュールされた送信を示すリソースを決定する。さらに、前記回路は、動作時に、前記リソースを通知する取り消し通知(CI)を含む制御情報を生成する。前記送受信機は、動作時に、前記DCIシグナリングおよび前記制御情報を送信する。
第11の態様によれば、スケジューリングデバイスが提供される。前記スケジューリングデバイスは、回路および送受信機を備える。前記回路は、動作時に、DCIシグナリングを生成する。前記DCIシグナリングは、複数のTBの各TBに対して、前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する通知を含む。また、前記回路は、動作時に、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定する。また、前記回路は、動作時に、所定のルールに基づいて、取り消されると決定した、スケジュールされた送信を示すリソースを決定する。さらに、前記回路は、動作時に、前記リソースを通知する取り消し通知(CI)を含む制御情報を生成する。前記送受信機は、動作時に、前記DCIシグナリングおよび前記制御情報を送信する。
第12の態様によれば、UEのための方法が提供される。前記方法は、DCIシグナリングを受信するステップと、前記DCIシグナリングから通知を取得するステップとを含む。前記通知は、複数のTBの各TBに対して前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する。前記方法はまた、制御情報を受信するステップと、前記制御情報から、リソースを通知する取り消し通知(CI)を取得するステップとを含む。前記方法はさらに、前記通知されたリソースと所定のルールとに基づいて、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定するステップを含む。
第13の態様によれば、スケジューリングデバイスのための方法が提供される。前記方法は、通知を含むDCIシグナリングを生成するステップと、前記DCIシグナリングを送信するステップとを含む。前記通知は、複数のTBの各TBに対して前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する。前記方法はまた、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定するステップと、所定のルールに基づいて、前記取り消されると決定されたスケジュールされた送信を示すリソースを決定するステップとを含む。前記方法はさらに、前記決定されたリソースを通知する取り消し通知(CI)を含む制御情報を生成するステップと、前記制御情報を送信するステップとを含む。
Claims (15)
- 動作時に、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングと、制御情報とを受信する送受信機と、
動作時に、
前記DCIシグナリングから、複数のトランスポートブロック(TB)の各TBに対して前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する通知を取得(S745)し、
前記制御情報から、リソースを通知する取り消し通知(CI)を取得し、
前記通知されたリソースと所定のルールとに基づいて、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定する回路と、
を備えるユーザ機器(UE)。 - 前記決定は、前記複数のTBのためにスケジュールされた送信の各送信に対して、前記通知されたリソースが前記各送信のリソースのいずれかと重なる場合、前記各送信の取り消しを決定することを含む、
請求項1に記載のユーザ機器(UE)。 - 前記決定は、前記複数のTBの各TBに対して、前記通知されたリソースが前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のリソースのいずれかと重なる場合、前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のうち、前記通知されたリソースの後にスケジュールされた送信の取り消しを決定することを含む、
請求項1または2に記載のユーザ機器(UE)。 - 前記決定は、前記複数のTBの各TBに対して、前記通知されたリソースが前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のリソースのいずれかと重なる場合、前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のすべての取り消しを決定することを含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載のユーザ機器(UE)。 - 前記決定は、前記通知されたリソースが前記複数のTBのためにスケジュールされた送信のうちのいずれかの送信のいずれかのリソースと重なる場合、前記複数のTBのためにスケジュールされた送信のすべての取り消しを決定することを含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載のユーザ機器(UE)。 - 前記決定は、前記通知されたリソースの後にスケジュールされた、前記複数のTBのためにスケジュールされた送信の取り消しを決定することを含む、
請求項1から5のいずれか一項に記載のユーザ機器(UE)。 - 前記決定は、前記複数のTBのためにスケジュールされた送信の各送信に対して、前記通知されたリソースが前記各送信のリソースのいずれかと重なり、前記各送信によって送信されるTBの優先度が所定の閾値より低い場合、前記各送信の取り消しを決定することを含む、
請求項1から6のいずれか一項に記載のユーザ機器(UE)。 - 前記決定は、前記複数のTBの各TBに対して、前記通知されたリソースが前記各TBのためにスケジュールされた1つ以上の送信のリソースのいずれかと重なり、前記各TBの優先度が所定の閾値より低い場合、前記各TBのスケジュールされた1つ以上の送信のすべての取り消しを決定することを含む、
請求項1から7のいずれか一項に記載のユーザ機器(UE)。 - 前記回路は、動作時に、前記複数のTBの各TBに対して、時間間隔と閾値との比較に応じて前記各TBの優先度を決定し、
前記時間間隔は、前記DCIシグナリングと、前記各TBのスケジュールされた1つ以上の送信のうちの第1の送信との間の時間間隔であり、
前記閾値はデフォルトの値、または無線リソース制御(RRC)シグナリングによって通知される、
請求項7または8に記載のユーザ機器(UE)。 - 前記送受信機は、動作時に、前記複数のTBの各TBに対して前記各TBの優先度を通知する通知を含むDCIシグナリングを受信し、
前記回路は、動作時に、前記DCIシグナリングから、前記複数のTBの各TBに対して前記各TBの優先度を通知する前記通知を取得する、
請求項7または8に記載のユーザ機器(UE)。 - 動作時に、
複数のトランスポートブロック(TB)の各TBに対して前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する通知を含むダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを生成し、
前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定し、
所定のルールに基づいて、前記取り消されると決定されたスケジュールされた送信を示すリソースを決定し、
前記リソースを通知する取り消し通知(CI)を含む制御情報を生成する回路と、
動作時に、前記DCIシグナリングと前記制御情報とを送信する送受信機と、
を備えるスケジューリングデバイス。 - ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを受信するステップと、
前記DCIシグナリングから、複数のトランスポートブロック(TB)の各TBに対して前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する通知を取得するステップと、
制御情報を受信するステップと、
前記制御情報から、リソースを通知する取り消し通知(CI)を取得するステップと、
前記通知されたリソースと所定のルールとに基づいて、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定するステップと、
を含むユーザ機器(UE)のための方法。 - 複数のトランスポートブロック(TB)の各TBに対して前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する通知を含むダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを生成するステップと、
前記DCIシグナリングを送信するステップと、
前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定するステップと、
所定のルールに基づいて、前記取り消されると決定されたスケジュールされた送信を示すリソースを決定するステップと、
前記リソースを通知する取り消し通知(CI)を含む制御情報を生成するステップと、
前記制御情報を送信するステップと、
を含むスケジューリングデバイスのための方法。 - 動作時に、ユーザ機器(UE)の処理を制御する集積回路であって、
前記処理は、
ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを受信するステップと、
前記DCIシグナリングから、複数のトランスポートブロック(TB)の各TBに対して前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する通知を取得するステップと、
制御情報を受信するステップと、
前記制御情報から、リソースを通知する取り消し通知(CI)を取得するステップと、
前記通知されたリソースと所定のルールとに基づいて、前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定するステップと、
を含む集積回路。 - 動作時に、スケジューリングデバイスの処理を制御する集積回路であって、
前記処理は、
複数のトランスポートブロック(TB)の各TBに対して前記各TBの1つ以上の送信のスケジューリングを通知する通知を含むダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを生成するステップと、
前記DCIシグナリングを送信するステップと、
前記複数のTBのスケジュールされた送信のうちどの送信が取り消されるかを決定するステップと、
所定のルールに基づいて、前記取り消されると決定されたスケジュールされた送信を示すリソースを決定するステップと、
前記リソースを通知する取り消し通知(CI)を含む制御情報を生成するステップと、
前記制御情報を送信するステップと、
を含む集積回路。
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