JP2023535580A - エアロゾル供給デバイス - Google Patents

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Abstract

エアロゾル供給デバイス(101)が記載される。デバイスはエアロゾル生成材料(200)からエアロゾルを生成する。デバイスは、エアロゾル生成材料を含む物品の少なくとも一部を受け入れる加熱領域(215)を画定する、レセプタクル(212)を有する。加熱領域(215)を加熱するために加熱領域(215)内に加熱要素(220)が突出している。加熱要素中を通って空気経路が画定されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスに関する。本発明はまた、エアロゾル供給デバイスとエアロゾル生成材料を含む物品とを備える、エアロゾル供給システムにも関する。
背景
シガレット、シガー、及び類似のものなどの喫煙品は、使用中にタバコを燃焼させてタバコ煙を作り出す。タバコを燃焼させるこれらの物品の代替品を提供するための取り組みが、燃焼を伴わずに化合物を放出する製品を作り出すことでなされてきた。そのような製品の例は、材料を燃焼させずに加熱することによって化合物を放出する加熱デバイスである。材料は例えば、ニコチンを含有してもしなくてもよい、タバコ又は他の非タバコ製品であり得る。
概要
本願は、エアロゾル生成材料を含む物品の少なくとも一部を受け入れるように構成されている加熱領域を画定するレセプタクルと、加熱領域内へと突出しており加熱領域を加熱するように構成されている加熱要素と、を備え、加熱要素中を通って空気経路が画定されている、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイス、を提供する。
加熱要素は加熱領域内へと突出し、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するのに十分な温度まで加熱されるように構成されてもよい。
空気経路は加熱領域の外部と加熱領域との間を連通してもよい。
空気流構成体は空気経路の一部を形成し得る。空気流構成体は、デバイスの外部の場所を起点とし加熱領域を通る気流経路の少なくとも一部を提供し得る。
加熱要素は、空気導管と、空気導管と加熱領域との間を流体連通している空気出口と、を備えてもよい。
空気導管は加熱要素に沿って長手方向に延在し得る。
加熱要素は中空であってもよい。加熱要素は管状であってもよい。
加熱要素は加熱部材を備えてもよい。加熱部材は周縁壁を備えてもよい。加熱部材は閉じた端部を備えてもよい。
空気出口は加熱要素の外側面上に空気開口を備えてもよい。
空気出口は複数の空気開口の配列を備えてもよい。本明細書で使用される場合、用語「複数の空気開口の配列」は、2つ以上の空気開口を意味するように意図されている。
複数の空気開口の配列は加熱要素の周囲に周方向に分布されてもよい。
複数の空気開口の配列は加熱要素に沿って軸方向に分布されてもよい。
複数の空気開口の配列の少なくとも第1の空気開口は、複数の空気開口の配列の少なくとも第2の空気開口と流れ面積が異なり得る。
加熱要素は遠位端においてレセプタクルから加熱領域内へと突出してもよく、また近位端に向かう自由端を有する。開口部に最も近いレセプタクルの端部がデバイスの近位端であるが、その理由は、それが使用時にユーザの口に最も近いからである。レセプタクルの開口部から最も遠く離れたレセプタクルの他方の端部がレセプタクルの遠位端であるが、その理由は、それが使用時にユーザの口から最も遠く離れている端部であるからである。
複数の空気開口の配列の流れ面積は遠位端から近位端への方向に大きくなってもよい。
複数の空気開口の配列の流れ面積は近位端から遠位端への方向に大きくなってもよい。
複数の空気開口の配列の空気開口の密度は、遠位端から近位端への方向に大きくなってもよい。密度はこの文脈では、加熱要素の単位面積あたりの空気開口の数又は集中度を意味する。
複数の空気開口の配列の空気開口の密度は、遠位端から近位端への方向に小さくなってもよい。密度はこの文脈では、加熱要素の単位面積あたりの空気開口の数又は集中度を意味する。
デバイスは、複数の空気開口の配列を備える加熱要素の第1の壁領域と、複数の空気開口の配列を含まない加熱要素の第2の壁領域と、を備えてもよい。
第1の領域は帯状部であってもよい。第2の領域は帯状部であってもよい。
空気出口はメッシュを備えてもよい。空気出口は、複数の穿孔の配列を備えてもよい。
空気開口は細長くてもよい。
空気開口は加熱要素の長手方向に延在してもよい。
空気導管は第1の空気導管であってもよく、空気出口は第1の空気出口であってもよく、加熱要素は、第2の空気導管と、第2の空気導管と加熱領域との間を流体連通している第2の空気出口と、を備えてもよい。
第1及び第2の空気導管は、加熱要素内で流体に関して隔離されていてもよい。
デバイスは、物品と、レセプタクル及び加熱要素の少なくとも1つとの間を封止するように配置されているシールを備えてもよい。
シールは加熱要素の周囲に延在してもよい。
シールは、リップシール、Oリング、フェースシール、面取り部、カラー、肩部、及び突出部のうちの、少なくとも1つを備え得る。
加熱要素は変化する磁場の侵入によって加熱可能な加熱材料を備えてもよい。
加熱材料は空気経路を画定してもよい。
レセプタクルは変化する磁場の侵入によって加熱可能な加熱材料を含まなくてもよい。
デバイスは、変化する磁場を生成するように構成されているインダクタコイルを含む磁場生成器を備えてもよい。
インダクタコイルはらせん形であってもよい。インダクタコイルは少なくとも部分的に加熱領域を取り囲んでもよい。
インダクタコイルは平板コイルであってもよい。インダクタコイルは渦巻き型コイルであってもよい。
インダクタコイルは加熱要素内に少なくとも部分的に延在してもよい。
加熱要素は抵抗加熱構成体の一部を備えてもよい。
本願はまた、ロッド形状消耗品受け入れ空間を画定するレセプタクルと、レセプタクルの基部からロッド形状消耗品受け入れ空間内へと立ち上がっている流体分散カラムであり、使用時に、流体分散カラムがロッド形状消耗品内に延在するように、ロッド形状消耗品が分散カラムを覆って設置され得るようになっている、流体分散カラムと、レセプタクルの周囲に延在するインダクタコイルを備える、ロッド形状消耗品受け入れ空間を加熱するように構成されている加熱器と、を備え、流体分散カラムはインダクタコイルによって誘導加熱されるように構成されている、非燃焼性エアロゾル供給デバイス、も提供する。
流体分散カラムは、変化する磁場の侵入によって加熱可能な加熱材料を含む加熱要素を備えてもよい。
ロッド形状消耗品受け入れ空間は加熱領域を備えてもよい。
本発明はまた、上記のいずれかのエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を含む物品と、を備える、エアロゾル供給システムも提供する。
本願はまた、エアロゾル生成材料を含む物品と、エアロゾル生成材料を含む物品の少なくとも一部を受け入れるように構成されている加熱領域を画定するレセプタクルを備える、エアロゾル生成材料を加熱するためのエアロゾル供給デバイスと、加熱領域内に突出しており加熱領域を加熱するように構成されている加熱要素であり、加熱要素中を通って空気経路が画定されている、加熱要素と、を備える、エアロゾル供給システム、も提供する。
物品は、加熱要素を受け入れるように構成されている事前形成された内腔を備えてもよい。
物品は消耗品であってもよい。
加熱要素は加熱領域から取り外し可能であってもよい。加熱要素は交換可能であってもよい。
加熱要素は基部から立ち上がっていてもよい。加熱要素は自由端に先鋭な縁部又は先端部を備えてもよい。加熱要素はピン又はブレードであってもよい。加熱要素は加熱領域によって受け入れられる物品に貫入するように構成されてもよい。
加熱要素とレセプタクルは同軸であってもよい。
この態様の装置は、上記した特徴のうちの1つ若しくは複数、又は全てを、適当なものとして含み得る。
エアロゾル生成デバイスは非燃焼性エアロゾル生成デバイスであってもよい。
デバイスはタバコ加熱デバイスであってもよく、これは非燃焼加熱式デバイスとしても知られる。
エアロゾル生成材料が非液体エアロゾル生成材料であってもよい。
物品は、加熱領域内に少なくとも部分的に受け入れられるような寸法であり得る。
ある態様によれば、エアロゾル生成材料を含む物品の少なくとも一部を受け入れるように構成されている加熱領域を画定するレセプタクルと、加熱領域を加熱するように配置されている加熱要素と、を備える、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成デバイスが提供される。
ある態様によれば、エアロゾル生成材料を含む物品と、物品の少なくとも一部を受け入れるように構成されている加熱領域を備える、エアロゾル生成材料を加熱するためのエアロゾル生成デバイスと、加熱要素と、を備える、エアロゾル生成システム、が提供される。
これらの態様の装置は、上記した特徴のうちの1つ若しくは複数、又は全てを、適当なものとして含み得る。
ここで実施形態について、以下の添付の図面を参照して、単なる例として記載する。
エアロゾル供給デバイス及び物品がデバイスに挿入されている、エアロゾル供給システムの正面斜視図である。 図1のエアロゾル供給システムを概略的に示す図である。 物品がデバイスから部分的に引き出されている、図1のエアロゾル供給システムの一部を概略的に示す図である。 物品がデバイスから部分的に引き出されている、図1のエアロゾル供給システムの別の構成体の一部を概略的に示す図である。 図1のエアロゾル供給システムの加熱要素の概略断面図である。 図1のエアロゾル供給システムの加熱要素の別の概略断面図である。 図1のエアロゾル供給システムの加熱要素の別の概略断面図である。 図1のエアロゾル供給システムの加熱要素の別の概略断面図である。 図1のエアロゾル供給システムの加熱要素の別の概略断面図である。 図1のエアロゾル供給システムの加熱要素の別の概略断面図である。 図1のエアロゾル供給システムの加熱要素の別の概略断面図である。
詳細な説明
本明細書で使用される場合、用語「エアロゾル生成材料」は、例えば加熱、放射、又は何らかの他のかたちでエネルギーを受けると、エアロゾルを生成できる材料である。エアロゾル生成材料は例えば、活性物質及び/又は香味料を含有してもしなくてもよい固体、液体、又はゲルの形態である。エアロゾル生成材料はタバコ含有材料などの植物ベースの材料を含んでもよく、また例えば、タバコ、タバコ由来物、膨張タバコ、再生タバコ、又はタバコ代替品のうちの、1つ又は複数を含んでもよい。エアロゾル生成材料はまた、製品に応じて、ニコチンを含有してもしなくてもよい、他の非タバコ製品を含んでもよい。エアロゾル生成材料は例えば、固体、液体、ゲル、ワックスなどの形態であってもよい。エアロゾル生成材料は例えばまた、複数の材料の組合せ又は混合物であってもよい。エアロゾル生成材料はまた「喫煙材」として知られている場合もある。
エアロゾル生成材料はまた、バインダとエアロゾル形成材とを含んでもよい。任意選択的に、活性剤及び/又は充填材も存在し得る。任意選択的に、水などの溶媒も存在し、エアロゾル生成材料の1つ又は複数の他の成分は、この溶媒中に可溶であってもなくてもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料は植物由来材料を実質的に含まない。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料は実質的にタバコを含まない。
エアロゾル生成材料は「非晶質固体」を含んでもよいし、「非晶質固体」であってもよい。非晶質固体は「モノリシック固体」であってもよい。いくつかの実施形態では、非晶質固体は乾燥ゲルであり得る。非晶質固体は、中に何らかの流体、例えば液体を保持し得る固体材料である。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料は例えば、非晶質固体を約50wt%、60wt%、又は70wt%から、非晶質固体を約90wt%、95wt%、又は100wt%まで含み得る。
エアロゾル生成材料はエアロゾル生成フィルムを備えてもよい。エアロゾル生成フィルムは、任意選択的に細断されて細断シートを形成し得るシートを備えても、又はそのようなシートであってもよい。エアロゾル生成シート又は細断シートは、実質的にタバコを含まなくてもよい。
エアロゾル生成材料を燃焼(burn)又は燃焼(combust)させることなく、エアロゾル生成材料を加熱し、典型的には吸入可能なエアロゾルの形成を目的として、エアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置が知られている。そのような装置は場合によっては、「エアロゾル生成デバイス」、「エアロゾル供給デバイス」、「非燃焼加熱式デバイス」、「タバコ加熱製品デバイス」、又は「タバコ加熱デバイス」などのように記載される。同様に、ニコチンを含有してもしなくてもよい、液体の形態のエアロゾル生成材料を気化させるのが典型的な、いわゆるeシガレットデバイスも存在する。エアロゾル生成材料は、装置に挿入可能なロッド、カートリッジ、又はカセットなどの一部の形態であってもよく、又はそのような一部として提供されてもよい。エアロゾル生成材料を加熱及び揮発させるための加熱器が、装置の「永続的な」部分として提供されてもよい。
エアロゾル生成デバイスは、エアロゾル生成材料を含む物品を受け入れて加熱することができる。「物品」はこの文脈では、使用時にエアロゾル生成材料を含むか又は含有する構成要素であり、これは使用時にエアロゾル生成材料及び任意選択的に他の成分を揮発させるために加熱される。ユーザは物品をエアロゾル供給デバイスに挿入し、それから加熱してエアロゾルを生み出すことができ、ユーザは続いてこのエアロゾルを吸入する。物品は例えば、物品を受け入れるようなサイズのデバイスの加熱チャンバ内に設置されるように構成されている、事前に決定された又は特定のサイズのものであり得る。
図1はエアロゾル供給システム100の例を示す。システム100は、エアロゾル生成媒体/材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイス101と、エアロゾル生成媒体を含む交換可能な物品110と、を備える。デバイス101は非燃焼性エアロゾル供給デバイスである。デバイス101は、エアロゾル生成媒体を含む交換可能な物品110を加熱して、デバイス101のユーザが吸入できるエアロゾル又は他の吸入可能媒体を生成するために使用することができる。
デバイス101は、デバイス101の様々な構成要素を取り囲み収容するハウジング103を備える。ハウジング103は細長い。デバイス101は一端に開口部104を有し、これを通して、デバイス101によって加熱するべく物品110を挿入することができる。物品110は、デバイス101によって加熱するべくデバイス101に完全に又は部分的に挿入され得る。
デバイス101は、ボタン又はスイッチなどの、操作される、例えば押されるとデバイス101を動作させる、ユーザが操作可能な制御要素106を備えてもよい。例えば、ユーザは、スイッチ106を押すことによってデバイス101を作動させることができる。
デバイス101は長手方向軸線102を画定し、物品110はデバイス101に挿入されるとこの軸線102に沿って延在し得る。開口部104は長手方向軸線102上に整列される。
図2は、デバイス101の様々な構成要素を示す、図1のエアロゾル供給システム100の概略図である。デバイス101が図2に示されていない他の構成要素を含んでもよいことが諒解されるであろう。
図2に示されているように、デバイス101は、エアロゾル生成材料を加熱するための装置200を含む。装置200は、加熱アセンブリ201と、制御装置(制御回路)202と、電源204と、を含む。装置200は本体アセンブリ210を備える。本体アセンブリ210は、筐体と、デバイスの一部を形成する他の構成要素と、を含んでもよい。加熱アセンブリ201は、デバイス101に挿入された物品110のエアロゾル生成媒体又は材料を、エアロゾル生成媒体からエアロゾルが生成されるよう加熱するように構成されている。電源204は加熱アセンブリ201に電力を供給し、加熱アセンブリ201は供給された電気エネルギーをエアロゾル生成材料を加熱するための熱エネルギーに変換する。
電源204は例えば、充電式バッテリー又は非充電式バッテリーなどのバッテリーであってもよい。好適なバッテリーの例としては、例えば、リチウムバッテリー(例えばリチウムイオンバッテリー)、ニッケルバッテリー(例えばニッケル-カドミウムバッテリー)、及びアルカリバッテリーが挙げられる。
電源204は、エアロゾル生成材料を加熱するために、必要時に制御装置202の制御下で電力を供給するように、加熱アセンブリ201に電気的に結合されてもよい。制御回路202は、ユーザによる制御要素106の操作に基づいて、加熱アセンブリ201を作動及び停止させるように構成されてもよい。例えば、制御装置202は、ユーザがスイッチ106を操作するのに応答して加熱アセンブリ201を作動させてもよい。
開口部104に最も近いデバイス101の端部はデバイス101の近位端(口側端部)107として知られている場合があるが、その理由は、それが使用時にユーザの口に最も近いからである。使用時、ユーザは物品110を開口部104に挿入し、ユーザ制御部106を操作してエアロゾル生成材料の加熱を開始し、デバイス内に生成されたエアロゾルを吸い込む。このことによってエアロゾルは、物品110の中を流路に沿ってデバイス101の近位端に向かって流れる。
開口部104から最も遠く離れたデバイスの他方の端部はデバイス101の遠位端108として知られている場合があるが、その理由は、それが使用時にユーザの口から最も遠く離れている端部であるからである。ユーザがデバイス内に生成されたエアロゾルを吸い込むと、エアロゾルはデバイス101の近位端に向かう方向に流れる。近位及び遠位という用語は、デバイス101の特徴に適用される場合、軸線102に沿った近位-遠位方向におけるそのような特徴の互いに対する相対的位置付けを基準にして記述されることになる。
加熱アセンブリ201は、誘導加熱プロセスを介して物品110のエアロゾル生成材料を加熱するための様々な構成要素を備えてもよい。誘導加熱は、電磁誘導による導電性加熱要素(例えばサセプタ)の加熱のプロセスである。誘導加熱アセンブリは、誘導要素、例えば1つ又は複数のインダクタコイルと、誘導要素に交流電流などの変化する電流を流すためのデバイスと、を備えてもよい。誘導要素における変化する電流が変化する磁場を生み出す。変化する磁場は誘導要素に対して適切に位置付けられたサセプタ(加熱要素)に侵入し、サセプタ内部に渦電流を生成する。サセプタは渦電流に対する電気抵抗を有し、この結果、この抵抗に対する渦電流の流れによって、サセプタがジュール加熱で加熱される。サセプタが鉄、ニッケル、又はコバルトなどの強磁性材料を含む場合には、サセプタにおける磁気ヒステリシス損失によっても、すなわち、磁気双極子が変化する磁場と整列される結果として磁性材料においてそれらの配向が変化することによっても、熱が生成され得る。誘導加熱においては、例えば伝導による加熱と対照的に、サセプタ内部で熱が生成され、急速な加熱が可能になる。更に、誘導要素とサセプタとの間のいかなる物理的接触も必要なく、構造及び用途の自由度の向上が可能になる。
装置200は、加熱されることになる物品110を受け入れるような構成及び寸法とされた、加熱チャンバ211を含む。加熱チャンバ211は加熱領域215を画定する。この例では、物品110は概ね円筒形であり、加熱チャンバ211はそれに対応して概ね円筒形の形状である。例えば、加熱チャンバ211は複数の実施形態において、円形の断面を有する円筒、又は楕円円筒、双曲円筒、若しくは放物円筒である。ただし、対応する形状の物品を受け入れるような他の形状が可能であろう。加熱チャンバ211はレセプタクル212によって形成されている。レセプタクル212は端部壁213と周縁壁214とを含む。端部壁213はレセプタクル212の基部として働く。レセプタクル212は複数の実施形態において、一個片の構成要素である。他の実施形態では、レセプタクル212は2つ以上の構成要素を備える。複数の実施形態において、レセプタクルはロッド形状消耗品受け入れ空間を画定する。
加熱チャンバ211はレセプタクル212の内側表面によって画定される。レセプタクル212は支持部材として働く。レセプタクル212は概ね管状の部材を備える。レセプタクル212は、デバイス101の長手方向軸線102に沿って、この周囲に、これと実質的に同軸に延在する。ただし他の形状が可能であろう。レセプタクル212(及びしたがって加熱領域215)はその近位端が開口しており、ここを通して、デバイス101の開口部104に挿入された物品110を加熱チャンバ211によって受け入れることができる。レセプタクル212はその遠位端を端部壁213によって閉じられている。デバイス101は、以下で詳細に記載するような空気経路の一部を形成する、1つ又は複数の空気導管251を備えてもよい。使用時、物品110は空気導管251の一部を覆う。空気は空気経路の一部を形成する1つ又は複数の導管を通って物品110の中に入り、物品110の中をデバイス101の近位端に向かって流れることができる。
レセプタクル212は、変化する磁場の侵入によって加熱可能な材料を含まずに形成される。レセプタクル212は絶縁材料から形成されてもよい。例えば、レセプタクル212は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などのプラスチックから形成されてもよい。他の好適な材料が可能である。レセプタクル212は、加熱アセンブリ201の動作時にアセンブリが剛体/固体のままであることを保証するような材料から形成されてもよい。レセプタクル212に非金属材料を使用することで、デバイス101の他の構成要素の加熱を制限するのを補助し得る。レセプタクル212は他の構成要素の支持を支援するために剛性材料から形成されてもよい。
レセプタクル212用の他の構成体が可能であろう。例えば、ある実施形態では、端部壁213は加熱アセンブリ201の一部によって画定される。複数の実施形態において、レセプタクル212は、変化する磁場の侵入によって加熱可能な材料を含む。
図2に図示されているように、加熱アセンブリ201は加熱要素220を備える。加熱アセンブリ201は加熱器として働く。加熱要素220は加熱領域215を加熱するように構成されている。加熱領域215は加熱チャンバ211内に画定される。複数の実施形態において、加熱チャンバ211は、加熱領域215の一部又は加熱領域215の延長部を画定する。
加熱要素220は加熱領域215を加熱するように加熱可能である。加熱要素220は誘導加熱要素である。つまり、加熱要素220は、変化する磁場の侵入によって加熱可能なサセプタを備える。サセプタは電磁誘導による加熱に適した導電性材料を含む。例えば、サセプタは炭素鋼から形成され得る。他の好適な材料、例えば、鉄、ニッケル、又はコバルトなどの強磁性材料を使用してもよいことが理解されよう。
加熱アセンブリ201は磁場生成器240を備える。磁場生成器240は、サセプタに侵入してサセプタの加熱を生じさせる、1つ又は複数の変化する磁場を生成するように構成されている。磁場生成器240はインダクタコイル構成体241を含む。インダクタコイル構成体241は、インダクタ要素として働くインダクタコイル242を備える。インダクタコイル242はらせんコイルであるが、渦巻き型コイルなどの他の構成体が企図される。複数の実施形態において、インダクタコイル構成体241は2つ以上のインダクタコイル242を備える。2つ以上のインダクタコイルは複数の実施形態において互いに隣り合って配設されており、軸線に沿って同軸に整列され得る。
いくつかの例では、使用時、インダクタコイルは、加熱要素220を約200℃~約350℃、例えば約240℃~約300℃、又は約250℃~約280℃の温度まで加熱するように構成されている。
加熱要素220は加熱領域215内に延在する。突出した要素として働く加熱要素220は、加熱領域215内に突出している。加熱要素220は基部から立ち上がっている。加熱要素220は周縁壁214から間隔を置かれている。加熱アセンブリ201は、物品110が加熱チャンバ211によって受けられると加熱要素220の加熱部分221が物品110の遠位端内へと延在するように構成されている。加熱要素220は使用時に物品110内に位置付けられる。加熱要素220は物品110のエアロゾル生成材料を中から加熱するように構成されており、この理由から内部加熱要素と呼ばれる。
加熱要素220は、加熱チャンバ211の遠位端からデバイスの長手方向軸線102に沿って(軸線方向に)、加熱チャンバ211内へと延在する。複数の実施形態において、加熱要素220は軸線102から間隔を置かれて加熱チャンバ211内へと延在する。加熱要素220は軸線102に対して軸外又は非平行であってもよい。1つの加熱要素220が示されているが、複数の実施形態において、加熱アセンブリ201は複数の加熱要素220を備えることが理解されよう。そのような加熱要素は複数の実施形態において、互いに間隔を置かれているが平行である。
インダクタコイル241はレセプタクル212の外部に配設されている。インダクタコイル241は加熱領域215を取り囲んでいる。らせんインダクタコイル241は加熱要素220の少なくとも一部の周囲に延在し、サセプタとして働く。らせんインダクタコイル241は、加熱要素220に侵入する変化する磁場を生成するように構成されている。らせんインダクタコイル241は、加熱チャンバ211及び長手方向軸線101と同軸に配置されている。複数の実施形態において、レセプタクル212の遠位端に上記の又はある1つのコイルが存在する。コイルは例えば平板渦巻き型コイルである。
インダクタコイル241は、銅などの導電性材料を含むらせんコイルである。コイルはリッツ線などのワイヤから形成され、これが支持部材の周囲にらせん状に巻かれる(図示せず)。支持部材はレセプタクル212によって又は別の構成要素によって形成されている。複数の実施形態において、支持部材は省略される。支持部材は管状である。コイル241は概ね管状の形状を画定する。インダクタコイル241は概ね円形の外形を有する。他の実施形態では、インダクタコイル241は、概ね正方形、矩形、又は楕円形などの、異なる形状を有してもよい。コイル幅はその長さに沿って大きくなっても小さくなってもよい。
他のタイプのインダクタコイル、例えば平板渦巻き型コイルを使用してもよい。らせんコイルを用いると、中にサセプタを受け入れるための細長いインダクタ領域を画定することが可能であり、このことによって細長いインダクタ領域内に受け入れられる細長い長さのサセプタが実現される。変化する磁場を受けるサセプタの長さが最大にされ得る。らせんコイル構成体を有する包囲されたインダクタ領域を提供することによって、磁場の磁束集中を促進することが可能である。
リッツ線は、個々に絶縁され互いに撚られて単一のワイヤを形成している、複数の個別のワイヤを備える。リッツ線は導体における表皮効果損失を低減するように設計されている。中実のものなど他のワイヤタイプを使用してもよい。らせんインダクタコイルの構成はその軸方向長さに沿って変化してもよい。例えば、上記のインダクタコイル又は各インダクタコイルは、実質的に同じか又は異なるインダクタンス値、軸方向長さ、半径、ピッチ、巻線数、等を有してもよい。
加熱要素220は加熱領域215内に突出しており、物品110によって受け入れられる。図2はデバイス101内に受け入れられた物品110を示す。物品110はレセプタクル212によって受け入れられるようなサイズである。物品110の長手方向軸線に対して垂直な物品110の外側寸法は、デバイス101の長手方向軸線102に対して垂直なチャンバ211の内径と実質的に一致しており、レセプタクル212への物品110の挿入を可能にしている。複数の実施形態において、間隙216は、物品110の外側面111とレセプタクル212の内面217との間に画定される。間隙216は、チャンバ211の軸方向長さの少なくともの一部に沿った空気通路として働き得る。レセプタクル212の基部と隣り合って置かれるように、物品110の挿入端部112が配置されている。
図3はデバイス101に部分的に挿入された物品110を示す。示されているように、物品110は加熱領域215内で加熱要素220から間隔を置かれている。物品110は挿入されている又は加熱領域215から引き出される過程にあり得る。
加熱要素220はレセプタクル212の遠位端から加熱領域215内に延在する。加熱要素220は端部壁213から立ち上がっている。加熱要素220は加熱部材224を備える。加熱部材224は細長い。加熱要素220は基端221と反対側の自由端222とを備える。加熱部分221はピン又はカラムである。他の形状が企図され、例えば加熱部分221は複数の実施形態においてブレードである。
加熱要素220は外側表面223を備える。外側表面223は加熱要素220の周囲に延在する。外側表面223は基端221と自由端222との間に延在する。加熱要素220は概ね円筒形であるが、他の形状が企図される。例えば、加熱要素220は複数の実施形態において、円形の断面を有する円筒、又は楕円円筒、双曲円筒、若しくは放物円筒である。他の外形形状としては、正方形、矩形、十字形、等が挙げられる。対応する物品内腔を有する物品と共に使用されるように構成されている他の断面形状が見込まれる。外側表面223は加熱要素220の外側面を画定する。複数の実施形態において、加熱要素はテーパしている。加熱要素は1つ又は複数のテーパした部分を備えてもよい。加熱要素は自由端に向かってテーパしていてもよい。
物品110は複数の実施形態においてロッド形状消耗品である。物品110は内腔113を備える。内腔113は物品110に事前形成されている。内腔113は複数の実施形態において、物品110の管状部分によって形成されている。内腔113は複数の実施形態において、物品の長手軸線に部分的に沿って延在する。内腔113は内側表面114を備える。内腔113は閉じた端部115を有する。加熱部材224は内腔113内に受け入れられるようなサイズである。加熱部材224と内腔113は、滑り嵌めを形成するような相補的なサイズとなっている。内腔の内側表面114は、加熱要素220と物品110との間の熱伝達を最大限にするべく加熱部材224との密な接触部を形成するように構成されている。
加熱要素220はシール300を備える。シール300は加熱チャンバ211内で物品110を封止するように配置されている。シール300は加熱部材224の周囲を封止する。シール300はレセプタクル212の一部を形成し得る。シール300は物品110と加熱要素220との間の封止作用を構成する。シール300は物品を通る気流経路を物品の外部から隔離するように働く。シールは封止面301を備える。シール300は面取り部302を備える。フェースシール、リップシール、段部、及びOリングなどの他の構成が見込まれる。
自由端222はこの実施形態では先鋭ではない。図4を参照すると、複数の実施形態において、物品110の内腔113は省略されている。複数の実施形態において、加熱要素の外側寸法は内腔の外側寸法よりも大きい。そのような構成体では、加熱要素は、物品110に挿入されることになる物品110を変形及び/又は膨脹させるように構成されている。このことを促進するために、内部加熱要素220は、デバイス101に挿入される物品110に貫入するように構成されている。そのような実施形態では、加熱要素220の自由端222は先鋭な縁部又は先端部を備える。加熱要素220の自由端222は複数の実施形態において、先鋭な縁部、先端部、又は物品110内での加熱要素220の位置付けを支援するための他の案内特徴を備える。
空気流構成体250が提供される。空気流構成体250は、加熱領域215を通る空気経路の一部を形成する。この空気流構成体250は、デバイスの使用時にユーザが吸入を行うとデバイスの外部の場所から加熱領域215を通って空気が流れ、以ってエアロゾル生成材料によって生み出された加熱領域215内のエアロゾルをユーザが吸入可能となるような、気流経路を提供する。
空気流構成体250は空気が加熱チャンバ211内へと移動する際に辿ることのできる空気経路の一部を画定する。空気流は、加熱チャンバ211内の物品を通ってデバイス101の近位端に向かって流れる。空気流構成体250は加熱要素220において空気導管251を備える。ある実施形態では、少なくとも1つの更なる空気導管が端部壁213に位置付けられている(図示せず)。空気導管251は、レセプタクル212の外部を加熱チャンバ211と連通している。
加熱要素220には空気出口252が形成されている。加熱要素220は流体分散カラムとして働く。流体分散カラムとして働く加熱要素220は、端部壁213から立ち上がっている。物品110は、分散カラムとして働く加熱要素220が物品内に延在するように、分散カラムを覆って設置されてもよい。分散カラムはインダクタコイルによって誘導加熱されるように構成されている。空気出口252は、加熱要素220の外側表面223に複数の開口253の配列を備える。開口253の数は様々であり得、単一の開口を含み得る。図3の実施形態では、加熱要素220は管状であり、複数の開口253の配列が加熱要素220の内側面と外側面との間を連通している。空気流構成体250の構成及び配置、例えば複数の開口の配列は、複数の実施形態において異なり得る。4つの開口253が示されているが、複数の開口253の配列は複数の実施形態において2つ以上の開口である。いくつかの実施形態では、空気出口252は単一の空気開口を備える。
図5~図8には、上記したような空気経路を提供するのに適した加熱要素220の実施形態が図示されている。加熱要素220がデバイス101の他の特徴から切り離されて示されている。
図5を参照すると、加熱要素220の1つの構成体が示されている。加熱要素220は中空である。加熱要素220は本体260を備える。本体260は加熱部材224によって形成されている。加熱部材224は内腔261を画定する。内腔261は、加熱部材224に沿って長手方向に、遠位端から近位端に向かって延在する。内腔261は空気導管251を画定する。
加熱要素220は空気入口262を有する。空気入口262を通して空気導管251に空気が供給される。加熱要素220に入る空気流が矢印263によって定められている。空気入口262は、レセプタクル212の外部の場所から加熱要素220を通り加熱要素220の空気出口252から出て加熱チャンバ211に入る空気経路を提供する。空気は本体アセンブリ210の外部からデバイスの本体アセンブリ210に形成されている通路(図示せず)を通過して、空気導管251と流体連通することができ、以って空気導管251に空気が提供される。いくつかの実施形態では、加熱要素220内に2つ以上の空気導管が提供される。そのような実施形態では、加熱要素220内に2つの別々の通路が画定される。各空気導管は、1つ又は複数の別々の空気入口と1つ又は複数の別々の空気出口とを有する。したがって、加熱要素の異なる領域に、及びしたがって物品の異なる部分に、異なる空気流特性を与えることができる。複数の導管の各々は、加熱要素220内で互いから流体に関して隔離されていてもよい。
加熱要素220は側壁264と端部壁265とを備える。端部壁265は空気導管251の閉じた端部を形成する。空気導管251は加熱部材224にある内腔又は通路などの空洞部によって形成されていることが理解されよう。この場合、空気導管251は加熱部材224の長さに沿って途中までのみ延在してもよい。
加熱部材224は変化する磁場の侵入によって加熱可能な加熱材料から形成される。したがって、加熱部材224はサセプタとして働く。加熱部材224の全体が加熱材料から形成されてもよく、その場合導管及び空気出口はこの材料によって形成されることになる。複数の実施形態において、加熱部材224は支持部と加熱材料の層とを備え、その場合導管及び/又は空気出口は支持部によって形成されることになる。
空気出口252は、複数の開口253の配列を備える。各開口253は内側面から外側面まで加熱部材224を貫通して延在する。開口253は加熱部材224の側壁を貫通して形成されている。
図5に示されているように、図示されている開口252は円形である。いくつかの実施形態では、開口は異なる形状を有する。例えば裂け目形状の開口が設けられてもよい。そのような形状は、空気出口252から出る気流を特定の方向に向けるのに役立ち得る。開口253の中心軸線は加熱要素220の外側表面に対する法線方向に対して角度を付けられてもよい。このこともまた、開口から出る気流を特定の方向に向けるのに役立ち得る。
複数の実施形態において、開口253のサイズ及び場所は、異なる気流構成を提供するように選択される。例えば、加熱チャンバ211の異なる部分に異なる気流が提供されてもよい。開口253はユーザに特定の吸入体験を提供するように選択可能である。例えば、開口の構成は、デバイスが提供する吸入に対する抵抗に影響し得る。開口の特定のパターン又は配置が吸引時にユーザに様々な感覚をもたらすことになるが、このことがデバイスのユーザ体験を向上させるのに望ましい場合がある。加熱チャンバ211の特定の場所において開口253の単位面積あたりの密度又は合計面積がより大きく、このためエアロゾル生成材料の特定の部分にエアロゾル生成材料の他の部分よりも前にエアロゾルを生み出させるようになっていることもまた、有利であり得る。このことは例えば、使用時のアロゾル生成材料からのエアロゾルエの送達に影響する場合があり、その結果、より長く続くエアロゾル生成又はエアロゾルのより集中的な送達が実現され得る。エアロゾル生成材料はまた粘度又は材料特性が変化するように設計されてもよく、例えば、異なる材料で構成される異なる区域を備えてもよく、また開口253の構成は、必要に応じて異なる区域における異なる材料特性に適合するように提供されてもよい。
加熱要素220には3つの開口の組253a、253b、253cが存在する。開口の各組253a、253b、253cは、周方向に帯状となった複数の開口として配置されている。組の数は様々であってもよく、3つよりも多い又は少ない組であってもよく、例えば図2及び図3には4つの組が示されている。開口の組253a、253b、253cは、加熱要素220の長さに沿って間隔を置かれている。組253a、253b、253cは、加熱要素220の長さに沿って等しく離間されている。複数の実施形態において、間隔は様々であり得る。開口の各組は複数の空気開口253を含む。各組253a、253b、253cにおける開口は、加熱要素220の周囲に沿って互いに対して等距離に分布されている。ここでもまた、開口253の周方向の間隔は様々であり得る。
図5に示す例では、開口253の各組253a、253b、253cに4つの開口が存在するが、各組253a、253b、253cに4つよりも多い又は少ない開口が存在してもよい。開口253のこの配置は、加熱要素220に沿ってエアロゾル生成材料の各領域に均等に分散された気流を提供するのに役立つ。このことは、全てのエアロゾル生成材料が気流を受けること、及びしたがって、エアロゾル生成材料が加熱要素220の加熱後に可能な限り短時間でエアロゾルを生み出すことを保証するのに役立つ。このことによってまた、使用中に全てのエアロゾル生成材料を使い切ることも保証され得る。加熱チャンバ211への気流の均等な分散によってユーザ体験も向上される場合があり、また加熱チャンバ211内で生成されたエアロゾルの飽和の回避にも役立つ場合があり、この結果デバイスの効率が向上し得る。
図5に図示されている加熱要素220は概ね円筒形の形状であり、端部が切り取られている。加熱要素220の切り取られた端部に1つ又は複数の開口が形成されてもよい。このことは、加熱要素220の端部を越えた加熱チャンバ221の領域に気流を提供するという利点を有し得る。加熱要素220は複数の実施形態において円錐形状の端部部分(例えば図6~9に図示されているもの)を有し、同様に円錐形状の部分に開口が形成されていてもよい。代替の形状の端部部分(図示せず)も提供され得ることが理解されよう。また更に、既に述べたように、複数の実施形態において、加熱要素220は概ね円筒形のものではなく、異なる形状、例えばブレード形状を有してもよい。
図6には加熱要素220の別の構成体が図示されている。図6の加熱要素220の構成は図5を参照して上記したものと概ね同じであり、したがって詳細な説明は省略する。しかしながら、図6では空気流構成体270の構成が異なる。特に、複数の開口272の配列の構成が異なる。
加熱要素220は、複数の開口272の配列を備える空気出口271を有する。複数の開口272の配列は、加熱要素220の長さに沿った方向において直線状の配置を有する。開口272の流れ面積は遠位端から近位端への方向に小さくなる。この実施形態では、開口を形成する各穴の直径は様々である。隣り合う穴の直径は遠位端から近位端への方向に小さくなる。加熱要素220の基端221に最も近い遠位開口272aは、近位側の隣り合う開口272bよりも大きい流れ面積を有する。開口272a、272b、272c、272d、272eの流れ面積のそのような変化は軸方向において継続し、その結果、加熱要素220の反対側の自由端222に最も近い開口272eは、複数の開口272の配列の最も小さい流れ面積を画定する。この実施形態では、開口272の流れ面積は、遠位端から近位端への方向に連続的又は漸進的に小さくなる。開口272が円形の断面を有する場合、図6に示されているように、流れ面積の減少とは、開口272の断面の直径が小さくなることを意味する。ただし複数の実施形態において、開口は異なる断面形状を有する。
他の実施形態では、開口272は開口のグループを複数個備え、グループ中の各開口は互いに同じ流れ面積を有する。例えば、一実施形態では直線状の配置ごとに6つの開口が提供され、基端221に近い方の2つの開口は、反対側の自由端222に近い方の2つの開口よりも小さい流れ面積を有し、自由端222と基端221との間にある中間の2つ開口のグループは、自由端222に近い方の開口よりも大きく基端221に近い方の開口よりも小さい流れ面積を有し得る。異なる数の開口及び開口のグループが提供されてもよい。
空気出口271は直線状に配置された開口272の組を複数個備え、これらの組は加熱要素220の周囲に沿って互いに対して等距離に間隔を置かれている。空気出口271はまた複数の実施形態において、示されているような直線状の配置にはなっていないが、それでもなお基端221のより近くで自由端221よりも大きい合計開口面積を提供する開口を備える。例えば、複数の実施形態において、空気出口252は、基端221の近位側で自由端222よりも大きい開口密度を備え、追加又は代替として、自由端222と比較して基端221のより近くで加熱要素220のより大きい単位面積あたりの開口面積が存在するように、基端221のより近くでより大きい開口を備えてもよい。
自由端222の近位側で加熱要素220の開口272の流れ面積がより小さい及び/又は密度がより低い構成体(例えば図6に図示されているもの)は、加熱チャンバ211の複数の異なる部分により均等な気流を提供し得る。この理由は、気流が加熱要素220の導管の中を長さに沿って移動し、加熱要素220の閉じた端部に衝突し、速度が下がり、自由端222に近い方の開口を通って流出するため、自由端222に近いほど開口272を通って気流が流出し易くなるからであり得る。開口の合計流れ面積が自由端222の近くでより小さいこと(及び/又は複数の開口の各々がより小さい流れ面積を有すること)によってしたがってこの効果のバランスをとり直すことができるが、その理由は、開口の合計面積が加熱要素220の基端221に近いほど大きいこと(及び/又は複数の開口の各々がより大きい流れ面積を有すること)によって、空気がその領域から流出するのがより容易になるからである。このことは、加熱要素220の長さに沿って一貫した空気流体積を提供するのを、例えば、加熱チャンバ211の各領域への気流の1秒あたりの合計体積をより均等に維持するのを助け得る。
図7には加熱要素220の別の構成体が図示されている。図7の加熱要素220の構成は図6を参照して上記したものと概ね同じであり、したがって詳細な説明は省略する。図6の実施形態と比較した図7の実施形態との主な違いは、図7の実施形態では空気流構成体275の構成が異なることである。特に、開口274の流れ面積は、遠位端から近位端への方向へと連続的に、小さくなるのではなく大きくなる。
図8には加熱要素220の別の構成体が図示されている。図8の加熱要素220の構成は図5を参照して上記したものと概ね同じであり、したがって詳細な説明は省略する。しかしながら、図8では空気流構成体280の構成が異なる。特に、複数の開口276の配列の構成が異なる。
複数の開口276の配列の開口は同じ流れ面積を各々有する。複数の実施形態において、流れ面積は異なり得る。開口283は加熱要素220の長さに沿って配置されている。開口276は、加熱要素220の自由端222に向かう近位領域284内ではまとまってより近くに配置されるように配置されている。つまり、近位領域284の領域においてより高い密度の開口276が存在する。開口276は、基端221に向かう遠位領域285内ではより離間されて配置されている。つまり、加熱要素220の基端221のより近くにより低い密度の開口276が存在する。自由端222に向かってなどあるエリアでより高い開口密度を提供することによって、エアロゾル生成材料の近位部分を更なる気流が通ることを可能にすることで、感覚体験を変化させることが可能である。複数の実施形態において、物品は異なるエアロゾル生成材料の複数の区間を備え、したがってそのような構成体は各区間の特性に合わせた空気流の調節を補助し得る。
複数の開口の配列の流れ面積及び/又は開口密度は、加熱要素220の長さに沿って変化してもよいことが理解されよう。複数の開口の配列の流れ面積及び/又は開口密度は、加熱要素220の周囲の周方向において変化してもよい。例えば、円筒形の加熱要素220の場合、開口のサイズはデバイスの周囲の周方向において変化してもよい。複数の開口の配列の流れ面積及び/又は開口密度は、加熱要素220の長さに沿って漸進的に変化してもよいことが理解されよう。複数の開口の配列の流れ面積及び/又は開口密度は、加熱要素220の周囲の周方向において漸進的に変化してもよい。
(図7及び図8に図示されているものなどの)加熱要素220において加熱要素の自由端222に向かって開口のより大きい流れ面積及び/又はより大きい密度を有する開口を有する構成体を、レセプタクル212の端部壁213内に位置付けられた少なくとも1つの空気導管と組み合わせて、レセプタクル212の遠位端に、端部壁213にある導管及び加熱要素の基端221の近くの開口の両方から気流が提供される、並びに、加熱要素の自由端222の近くの開口からレセプタクルの近位端のより近くにおいて気流が提供されるようにしてもよい。開口の合計流れ面積が自由端222の近位でより大きいこと(及び/又は複数の開口の各々がより大きい流れ面積を有すること)は有利であり得るが、その理由は、そのような配置では、レセプタクルの加熱要素220の基端221に最も近い領域が、加熱要素220の開口及び端部壁213の両方から気流を受けるからである。したがって、加熱チャンバ211の各領域への気流の均等な配分を達成するために、加熱要素220の単位面積あたりの開口の合計面積がより大きいことが望ましい場合がある。
図6及び図7に示すもののような、加熱要素220の長さに沿ってサイズが変化する開口を有する加熱要素220、及び/又は、加熱要素220の基端221若しくは自由端222の最も近くでより高い若しくはより低い開口密度を有する構成体(例えば図8)を提供することによって、エアロゾル生成材料とレセプタクル212の遠位端の近さの程度に応じて、デバイス101が物品110のエアロゾル生成材料の異なる部分に異なる量の気流を提供することが可能になり得る。
図9には加熱要素220の別の構成体が図示されている。図9の加熱要素220の構成は図5を参照して上記したものと概ね同じであり、したがって詳細な説明は省略する。しかしながら、図9では空気流構成体の構成が異なる。特に、複数の開口278の配列の構成が異なる。
図9の実施形態は2つの開口の領域、第1の領域287aと第2の領域287bとを有する。第1の領域287aは開口の第1の帯状部として配置されており、第2の領域287bは開口の第2の帯状部として配置されている。第1の領域287aと第2の領域287bは加熱要素に沿って軸方向に間隔を置かれている。第1の帯状部は第1の帯状部と比較して相対的に近位に配設されている。各開口のグループ278は、加熱要素の周囲に複数の開口を含む(図では見えていないものもある)。開口278は各帯状部において実質的に均等に分布されている。開口の領域の数は様々であり得る。加熱要素220は開口を含まない領域289を2つ備える。開口を含まない領域の数は様々であり得、単一の開口を含まない領域を含み得る。開口又は開口のグループ同士の間に空間を作り出すことによって、エアロゾル生成材料に、エアロゾル生成材料のある区域が他の区域よりも僅かに強く加熱される、帯状の効果を及ぼすことが可能になり得る。
開口を含まない領域を少なくとも1つ提供することによって、物品内への気流の制御を補助することが可能である。複数の実施形態において、物品の離散したエリア内に空気の流れを集中させることも可能である。上記の又はそれぞれの開口を含まない領域は不透過性である。
図10に示されているように、加熱要素220は、細長い開口290を有する空気流構成体を含む。示されているように、開口290は長円形であるが、他の形状が見込まれる。細長い開口は、空気出口252を通る流れ面積を最大にしつつ、開口の数を最小限にするのに役立ち得る。また更に、加熱要素220は複数の実施形態において、開口の複数の異なる構成を備える。
図5~図10を参照して記載されている加熱要素220は開放された開口を備えるが、加熱要素220が複数の実施形態において破片又は破砕物が空気導管251に進入するのを制限するための障壁を備えることが理解されよう。開口は、加熱要素220内への破砕物の進入を許容可能に制約するのに十分なサイズのものであり得る。複数の実施形態において、開口は0.5mm~1mmの直径範囲を有する。図11に示されているように、加熱要素は、メッシュ296を備えた空気開口295を有する空気流構成体を備えてもよい。メッシュ296は空気開口295を覆って延在する。メッシュ296は、流体の通過を可能にするための複数の開口部又は穿孔を画定する。メッシュ296は複数の実施形態においてサセプタ材料から形成されている。そのような構成体では、メッシュ296は、加熱要素220の本体260と一緒に又はこれに代わって、加熱領域215を加熱するように働く。他の実施形態では、メッシュ296は加熱材料を含まない。複数の実施形態において、空気開口として働くように、本体を貫通して複数の穿孔の配列が形成されている。
加熱要素220は、別の熱源による加熱を必要とすることなく、物品110のエアロゾル生成材料をエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するのに十分な程度に加熱するように構成されている。
上記した実施形態では、加熱構成体は誘導加熱構成体である。複数の実施形態において、抵抗加熱などの他のタイプの加熱構成が使用される。デバイスの構成は概ね上記した通りであり、したがって詳細な説明は省略する。そのような構成体では、加熱アセンブリ201は、抵抗加熱プロセスを介して加熱要素を加熱するための構成要素を含む、抵抗加熱生成器を備える。この場合、電流が抵抗加熱構成要素に直接流され、この加熱構成要素における結果的な電流の流れによって、加熱構成要素がジュール加熱で加熱される。抵抗加熱構成要素は適当な電流が流れると熱を生成するように構成されている抵抗材料を備え、加熱アセンブリは抵抗材料に電流を供給するための電気コンタクトを備える。
複数の実施形態において、加熱要素はそれ自体で抵抗加熱構成要素を形成する。複数の実施形態において、抵抗加熱構成要素は加熱要素に熱を例えば伝導によって伝達する。
上記の実施形態は本発明の例示的な例として理解されるべきである。本発明の更なる実施形態が企図される。任意の1つの実施形態に関連して記載される任意の特徴は、単独で使用されても又は記載される他の特徴と組み合わせて使用されてもよく、また、それらの実施形態のうちの任意の他のもの又はそれらの実施形態のうちの任意の他のものの組合せの、1つ又は複数の特徴と組み合わせても使用され得ることが、理解されるべきである。また更に、添付の特許請求の範囲に規定されている本発明の範囲から逸脱することなく、上記していない等価物及び変更形態が採用され得る。

Claims (30)

  1. エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、
    エアロゾル生成材料を含む物品の少なくとも一部を受け入れるように構成されている加熱領域を画定するレセプタクルと、
    前記加熱領域内へと突出しており前記加熱領域を加熱するように構成されている加熱要素と、
    を備え、
    前記加熱要素中を通って空気経路が画定されている、エアロゾル供給デバイス。
  2. 前記加熱領域内へと突出している前記加熱要素が、前記エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するのに十分な温度まで加熱されるように構成されている、請求項1に記載のエアロゾル供給デバイス。
  3. 前記空気経路が前記加熱領域の外部と前記加熱領域との間を連通している、請求項1又は2に記載のエアロゾル供給デバイス。
  4. 前記加熱要素が、空気導管と、前記空気導管と前記加熱領域との間を流体連通している空気出口と、を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  5. 前記空気導管が前記加熱要素に沿って長手方向に延在する、請求項4に記載のエアロゾル供給デバイス。
  6. 前記加熱要素が中空である、請求項4又は5に記載のエアロゾル供給デバイス。
  7. 前記空気出口が、前記加熱要素の外側面上に空気開口を備える、請求項4~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  8. 前記空気出口が、複数の空気開口の配列を備える、請求項7に記載のエアロゾル供給デバイス。
  9. 前記複数の空気開口の配列が、前記加熱要素の周囲に周方向に分布している、請求項8に記載のエアロゾル供給デバイス。
  10. 前記複数の空気開口の配列が、前記加熱要素に沿って軸方向に分布している、請求項8又は9に記載のエアロゾル供給デバイス。
  11. 前記複数の空気開口の配列の少なくとも第1の空気開口が、前記複数の空気開口の配列の少なくとも第2の空気開口と流れ面積が異なる、請求項8~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  12. 前記加熱要素が、前記レセプタクルの遠位端において前記レセプタクルから前記加熱領域内へと突出しており、前記レセプタクルの近位端に向かう自由端を有する、請求項8~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  13. 前記複数の空気開口の配列の流れ面積が、前記遠位端から前記近位端への方向に大きくなる、請求項12に記載のエアロゾル供給デバイス。
  14. 前記複数の空気開口の配列の流れ面積が、前記近位端から前記遠位端への方向に大きくなる、請求項12に記載のエアロゾル供給デバイス。
  15. 前記複数の空気開口の配列の空気開口の密度が、前記遠位端から前記近位端への方向に大きくなる、請求項12~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  16. 前記複数の空気開口の配列の空気開口の密度が、前記遠位端から前記近位端への方向に小さくなる、請求項12~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  17. 前記複数の空気開口の配列を備える前記加熱要素の第1の壁領域と、前記複数の空気開口の配列を含まない前記加熱要素の第2の壁領域と、を備える、請求項8~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  18. 前記空気出口がメッシュを備える、請求項4~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  19. 前記空気導管が第1の空気導管であり、前記空気出口が第1の空気出口であり、前記加熱要素が、第2の空気導管と、前記第2の空気導管と前記加熱領域との間を流体連通している第2の空気出口と、を備える、請求項4~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  20. 前記第1及び第2の空気導管が、前記加熱要素内で流体に関して隔離されている、請求項19に記載のエアロゾル供給デバイス。
  21. 前記物品と、前記レセプタクル及び前記加熱要素の少なくとも1つとの間を封止するように配置されているシールを備える、請求項1~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  22. 前記加熱要素が、変化する磁場の侵入によって加熱可能な加熱材料を備える、請求項1~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  23. 前記加熱材料が前記空気経路を画定する、請求項22に記載のエアロゾル供給デバイス。
  24. 前記レセプタクルが、変化する磁場の侵入によって加熱可能な加熱材料を含まない、請求項1~23のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  25. 変化する磁場を生成するように構成されているインダクタコイルを含む磁場生成器を備える、請求項1~24のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  26. 前記加熱要素が抵抗加熱構成体の一部を備える、請求項1~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  27. ロッド形状消耗品受け入れ空間を画定するレセプタクルと、
    前記レセプタクルの基部から前記ロッド形状消耗品受け入れ空間内へと立ち上がっている流体分散カラムであり、使用時に、前記流体分散カラムがロッド形状消耗品内に延在するように、前記ロッド形状消耗品が前記分散カラムを覆って設置され得るようになっている、流体分散カラムと、
    前記ロッド形状消耗品受け入れ空間を加熱するように構成されている加熱器であり、前記レセプタクルの周囲に延在するインダクタコイルを備える、加熱器と、
    を備え、
    前記流体分散カラムが前記インダクタコイルによって誘導加熱されるように構成されている、非燃焼性エアロゾル供給デバイス。
  28. 請求項1~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を含む物品と、を備える、エアロゾル供給システム。
  29. エアロゾル生成材料を含む物品と、
    エアロゾル生成材料を含む物品の少なくとも一部を受け入れるように構成されている加熱領域を画定するレセプタクルを備える、エアロゾル生成材料を加熱するためのエアロゾル供給デバイスと、
    前記加熱領域内に突出しており前記加熱領域を加熱するように構成されている加熱要素であり、前記加熱要素中を通って空気経路が画定されている、加熱要素と、
    を備える、エアロゾル供給システム。
  30. 前記物品が、前記加熱要素を受け入れるように構成されている事前形成された内腔を備える、請求項29に記載のエアロゾル供給システム。
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