JP2023534895A - 再捕捉可能なファネルカテーテル、並びに関連するシステム及び方法 - Google Patents

再捕捉可能なファネルカテーテル、並びに関連するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

本明細書では、人間の患者の血管内の凝固物質の血管内治療のためのシステム及び方法が開示される。一実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリは、外側シャフトと、外側シャフトを通って延在し、外側シャフトと同軸である内側シャフトと、を含む。拡張可能なファネルは、内側シャフトの遠位部分に連結され得る。ファネルカテーテルアセンブリは、外側シャフトの近位部分に動作可能に連結され、かつ外側シャフトを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成された制御アセンブリを更に含む。第1の位置において、外側シャフトは、ファネルを圧縮状態に拘束するように、ファネルの上に少なくとも部分的に配置される。第2の位置において、外側シャフトは、ファネルが拡張状態に拡張することができるように、ファネルに対して近位に後退させられる。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる、2020年6月5日に出願され、「RECAPTURABLE FUNNEL CATHETERS,AND ASSOCIATED SYSTEMS AND METHODS」と題された米国特許仮出願第63/035,605号の利益を主張する。
(発明の分野)
本技術は、概して、人間の患者の血管から血栓を抽出するための処置中の塞栓保護のためのシステム、方法、及びデバイスに関する。
血栓症は、循環系の一部における血液の局所的な凝結又は凝固であり、血栓は、血管系内でその場で形成される血餅である。静脈血栓は、静脈内に形成される血餅である。一般的な種類の静脈血栓症は、深部静脈血栓症(deep vein thrombosis、DVT)であり、これは、深部静脈内(例えば、主に脚内)での血餅の形成である。血栓症の非特異的徴候には、疼痛、腫脹、発赤、温感、及び充血した表在性静脈が含まれ得る。
血栓が壊れ(塞栓形成し)、肺に向かって流れると、それは、生命を脅かす肺塞栓症(pulmonary embolism、PE)(例えば、肺における血餅)になる可能性がある。PEから生じる可能性がある生命の喪失に加えて、DVTは、血栓後症候群などの著しい健康課題を引き起こす可能性があり、これは、慢性腫脹、圧迫、疼痛、並びに弁及び血管の損傷による潰瘍を引き起こす可能性がある。更に、DVTは、関連する合併症の治療及び患者が働くことができないことを通じて、直接的又は間接的に、著しい医療費をもたらす可能性がある。
3つのプロセスが静脈血栓症をもたらすと考えられている。第1は、血流低下(静脈鬱滞)であり、第2は、凝固する傾向の増加(凝固性亢進)であり、第3は、血管壁の変化である。DVT形成は、典型的には、血液が比較的酸素を奪われているふくらはぎの静脈の弁の内側で始まり、これは特定の生化学的経路を活性化する。いくつかの医学的状態は、DVTのリスクを増加させ、これには、糖尿病、癌、トラウマ、及び抗リン脂質抗体症候群が含まれる。他の危険因子には、高齢、手術、固定化(ベッド上安静、整形外科ギプス、及び長時間のフライトでの着席など)、経口避妊薬の併用、妊娠、生後期間、及び遺伝的因子が含まれる。DVTの割合は、小児期から老齢期にかけて劇的に増加し、成人では、成人1,000人に約1人が毎年DVTを発症する。
DVTの予防及び/又は治療の現在のデバイス及び方法は存在するが、DVT再発の高い発生率、大きな凝固体積を除去するように設計されていないデバイスの使用、及び/又は複数の治療デバイス及び/又は薬剤を伴う複雑な治療など、まだ解決されていないいくつかの欠点がある。したがって、血栓、特にDVTを治療する新しいデバイス、システム、及び方法が望まれる。
本技術は、概して、人間の患者の血管から凝固物質(例えば、血栓)を除去するための方法及びシステムを対象とする。より詳細には、本技術は、凝固除去又は他の血管内処置中に塞栓保護を提供するように構成されたファネルカテーテルアセンブリを対象とする。いくつかの実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリは、外側シャフトと、外側シャフトを通って延在し、外側シャフトと同軸である内側シャフトとを含む。自己拡張型ファネルなどの拡張可能なファネルは、内側シャフトの遠位部分に連結され得る。ファネルカテーテルアセンブリは、外側シャフトの近位部分に動作可能に連結された制御アセンブリを更に含む。ファネルカテーテルアセンブリは、外側シャフトを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように、操作者(例えば、医師)によって作動され得る。第1の位置において、外側シャフトは、ファネルを圧縮状態に拘束するように、ファネルの上に少なくとも部分的に配置される。第2の位置において、外側シャフトは、ファネルが拡張状態に拡張することができるように、ファネルに対して近位に後退させられる。したがって、ファネルカテーテルアセンブリは、第1の位置と第2の位置との間の外側シャフトの移動を介して、血管内処置中にファネルがシースから露出させられたり、被覆されたりすることを可能にする。
本技術の一態様では、制御アセンブリは、ファネルが患者の血管内で拡張された後にファネルを圧縮するように動作可能である。これにより、患者からファネルカテーテルアセンブリを完全に引き抜くことなく、ファネルカテーテルアセンブリを血管内で再配置することができる。同様に、ファネルカテーテルアセンブリは、ファネルが外側シャフトの内側で圧縮された第1の位置において、患者から完全に引き抜かれることができる(例えば、血栓除去処置の終了時に)。したがって、ファネルカテーテルアセンブリは、血管内でのファネルカテーテルアセンブリの移動中に、ファネルが血管の壁に接触することを阻止又は防止するように構成される。これは、そうでなければ拡張状態で血管又は関連器官を通してファネルを移動させることによって引き起こされ得る、患者への傷害/損傷を阻止するのに役立つことができる。
本技術の多くの態様は、以下の図面を参照してより良く理解することができる。図面中の構成要素は必ずしも縮尺通りではない。むしろ、本開示の原理を明確に説明することに重点が置かれている。
本技術の実施形態によるファネルカテーテルアセンブリの部分的に透明で部分的に断面の側面図である。 それぞれ、本技術の実施形態による、第1の位置及び第2の位置におけるファネルカテーテルアセンブリの側面図である。 それぞれ、本技術の実施形態による、第1の位置及び第2の位置におけるファネルカテーテルアセンブリの側面図である。 本技術の実施形態による、拡張器が挿入された、第1の位置におけるファネルカテーテルアセンブリの側面図である。 本技術の実施形態による、非自己拡張型ファネルを含む、ファネルカテーテルアセンブリの側面図である。 本技術の実施形態によるファネルカテーテルアセンブリを利用して、人間の患者の血管から血栓を除去するための様々な血栓除去技術を図示する概略図である。 本技術の実施形態によるファネルカテーテルアセンブリを利用して、人間の患者の血管から血栓を除去するための様々な血栓除去技術を図示する概略図である。 本技術の実施形態によるファネルカテーテルアセンブリを利用して、人間の患者の血管から血栓を除去するための様々な血栓除去技術を図示する概略図である。 本技術の実施形態によるファネルカテーテルアセンブリを利用して、人間の患者の血管から血栓を除去するための様々な血栓除去技術を図示する概略図である。 それぞれ、本技術の追加的実施形態による、ファネルカテーテルアセンブリの一部の拡大部分透過側面図及び側面断面図である。 それぞれ、本技術の追加的実施形態による、ファネルカテーテルアセンブリの一部の拡大部分透過側面図及び側面断面図である。 本技術の実施形態による、封止可能なハブ110、回転可能なサイドポート950、及び制御アセンブリ930の一部の拡大等角断面図である。 本技術の実施形態による、それぞれ、被覆位置、部分的に露出した又は中間位置、及び露出位置における、図9A及び9Bのファネルカテーテルアセンブリの側面図である。 本技術の実施形態による、それぞれ、被覆位置、部分的に露出した又は中間位置、及び露出位置における、図9A及び9Bのファネルカテーテルアセンブリの側面図である。 本技術の実施形態による、それぞれ、被覆位置、部分的に露出した又は中間位置、及び露出位置における、図9A及び9Bのファネルカテーテルアセンブリの側面図である。 本技術の実施形態による、血管内処置中にファネルカテーテルアセンブリを動作させるためのプロセス又は方法のフロー図である。
実施形態の多くは、血管血栓(例えば、深部静脈血栓症(DVT))を治療するためのデバイス、システム、及び方法に関して以下に説明されるが、本明細書に説明されるものに加えて、他の用途及び他の実施形態は技術の範囲内である(例えば、塞栓の治療以外の血管内処置、脳塞栓症を治療するための血管内処置、肺塞栓を治療するための血管内処置など)。一般に、例えば、本技術のデバイス、システム、及び方法は、がん性増殖、病的増殖などのような、血管(例えば、静脈又は動脈血管)内の物質の任意の形成を摘出するために使用することができる。追加的に、本技術のいくつかの他の実施形態は、本明細書に説明されたものとは異なる構造、状態、構成要素、又は処置を有することができる。更に、図1~図11を参照して説明される実施形態の特定の要素、下部構造、利点、使用、及び/又は他の特徴は、本技術の追加の実施形態に従って互いに適切に交換、置換、又は他の方法で構成することができることが理解されるであろう。更に、図1~図11を参照して説明される実施形態の好適な要素は、独立型及び/又は内蔵型デバイスとして使用することができる。したがって、当業者は、本技術が追加の要素を有する他の実施形態を有することができること、又は本技術が、図1~図11を参照して以下に示され、かつ説明される特徴のうちのいくつかを有さない他の実施形態を有することができることを対応して理解するであろう。
本説明内の「遠位」及び「近位」という用語に関して、別段の指定がない限り、これらの用語は、操作者及び/又は脈管構造内の位置に対するカテーテルサブシステムの部分の相対位置を指すことができる。また、本明細書で使用される場合、「後方」、「前方」、「上方」、「下方」などの指定は、参照された構成要素を特定の向きで使用することに限定することを意味しない。そのような指定は、図に示されるような参照される構成要素の配向を指すことが理解されるであろう。本技術のシステムは、ユーザに適した任意の向きで使用することができる。
本明細書で提供される見出しは、便宜上のものにすぎず、開示される主題を限定するものとして解釈されるべきではない。
I.ファネルカテーテルアセンブリの選択された実施形態
図1は、本技術の実施形態によるファネルカテーテルアセンブリ100の部分的に透明で部分的に断面の側面図である。図示される実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリ100は、細長い外側シャフト102と、外側シャフト102と同軸の細長い内側シャフト104とを含む。外側シャフト102及び内側シャフト104(「シャフト102、104」)は、シース、カテーテル、中空部材などと呼ぶこともできる。外側シャフト102は、管腔106を画定し、近位部分107a及び遠位部分107bを含む。内側シャフト104は、外側シャフト102の管腔106を通って延在し、同様に管腔108を画定し、近位部分109a及び遠位部分109bを含む。近位部分107a及び109aはそれぞれ、近位端/終端で終端することができ、遠位部分107b及び109bはそれぞれ、遠位端/終端で終端することができる。シャフト102、104は、弾性及び/又は可撓性とすることができ、任意の好適な長さ及び直径を有することができる。
図示の実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリ100は、内側シャフト104の近位部分109aに連結された封止可能なハブ110を更に含む。いくつかの実施形態では、図9A~図9Cを参照して以下でより詳細に説明するように、封止可能なハブ110は、封止可能なハブ110が内側シャフト104から独立して回転することができるように、内側シャフト104に回転可能に連結され得る。封止可能なハブ110は、内側シャフト104の管腔108へのアクセスを可能にするように構成され、自己封止式であることができ、及び/又は自己封止シールを備えることができる。例えば、図示された実施形態では、封止可能なハブ110は、例えば、様々な構成要素(例えば、拡張器アセンブリ、血栓摘出デバイスなど)が封止可能なハブ110を通して挿入され、内側シャフト104を通して血管内の治療部位に送達される際に、封止可能なハブ110を通る近位方向への流体の流れを阻止又は防止することによって(例えば、血栓摘出処置中に)止血を維持するように構成された止血弁である。より具体的には、封止可能なハブ110は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2018年8月30日に出願された「HEMOSTASIS VALVES AND METHODS OF USE」という名称の米国特許出願第16/117,519号に開示されているタイプの弁であることができる。封止可能なハブ110は、操作者が封止可能なハブ110を選択的に封止/封止解除することを可能にする1つ以上のボタン又はアクチュエータを含むことができる。
ファネルカテーテルアセンブリ100は、例えば、接続管114を介して、封止可能なハブ110(例えば、封止可能なハブ110のサイドポート)及び/又は内側シャフト104(例えば、内側シャフト104の近位部分109a)に接続される吸引ポート112を更に含むことができる。吸引ポート112は、シリンジ又は他の吸引装置に選択的に連結することができるシリンジコネクタ116に接続することができるか、又は吸引ポート112は、他の好適な要素に接続することができる。いくつかの実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリ100は、吸引ポート112を内側シャフト104の管腔108に選択的に流体接続するように構成される、流体制御デバイス118を含む。図示された実施形態では、流体制御デバイス118は、内側シャフト104の管腔108と吸引ポート112との間の接続管114に動作可能に連結される栓である。他の実施形態では、流体制御デバイス118は、クランプ又は別の好適な弁であることができる。いくつかの実施形態では、真空源(図示せず:例えば、シリンジ)は、シリンジコネクタ116に連結され、内側シャフト104の管腔108を吸引するために使用され得る。いくつかの実施形態では、図9A~図9Cを参照して以下でより詳細に説明するように、吸引ポート112及び接続管114は、封止可能なハブ110及び/又は内側シャフト104に対して回転可能であることができる。
図示される実施形態では、ファネル120は、内側シャフト104の遠位部分109bに連結されている。以下でより詳細に説明するように、血管内処置中のファネルカテーテルアセンブリ100の動作において、ファネル120は、血管及び/又は(例えば、臓器の)他の体腔と並置するように拡張(例えば、半径方向に拡張)し、任意の血栓がファネル120を通過して移動し、望ましくない位置(例えば、右心、肺動脈、別の動脈空間など)で塞栓形成するのを阻止する近位又は遠位血栓/塞栓保護デバイスとして機能するように構成される。ファネル120は、内側シャフト104の遠位部分109bに融着することができる、及び/又は溶接、接着剤、締結具などを介して内側シャフト104に取り付けることができる。図1では、ファネルカテーテルアセンブリ100は、外側シャフト102の遠位部分107bが内側シャフト104の遠位部分109bを越えて延在し、ファネル120が外側シャフト102の管腔106内に少なくとも部分的に(例えば、完全に)配置されている、第1の位置/状態/構成にある。ファネル120は、拡張する(例えば、自己拡張する)ように構成することができ、したがって、ファネル120は、ファネルカテーテルアセンブリ100が第1の位置にあるとき、第1の拘束された位置/状態/構成にあることができる。いくつかの実施形態では、ファネル120は、城郭風ニチノール編組、ニチノール編組ステント、レーザ切断ニチノール、レーザ切断ポリマー管、射出成形ポリマー構造、又は膨張可能なバルーンのうちの少なくとも1つから形成することができる。いくつかの実施形態では、ファネル120は、メッシュの細孔を通る血栓の通過を防止するために十分に小さい細孔サイズを有するメッシュを備えることができる。いくつかの実施形態では、ファネル120は血液透過性であることができる。いくつかの実施形態では、ファネル120は、少なくともその一部を覆う、血液に対して透過性又は非透過性であるカバーを含むことができる。
図示される実施形態では、外側シャフト102の近位部分107aは、制御アセンブリ130に動作可能に連結されている。制御アセンブリ130は、外側シャフト102を内側シャフト104に対して遠位及び近位に移動させて、ファネル120を外側シャフト102の管腔106内に拘束したり、そこから解放したりするように動作可能である。より具体的には、図示される実施形態では、制御アセンブリ130は、(i)近位部分133a及び遠位部分133bを有するハウジング132と、(ii)ハウジング132に動作可能/移動可能に連結された作動部材134とを含む。ハウジング132は、その近位及び遠位部分133a、bの間に延在する管腔135を画定する。ハウジング132の近位部分133aは、封止可能なハブ110に連結することができる。いくつかの実施形態では、ハウジング132の近位部分133aは、封止可能なハブ110と一体的に形成されている。
図示される実施形態では、作動部材134は、ハウジング132の管腔135内に配置され、かつ例えば、接着剤、締結具、溶接などを介して外側シャフト102の近位部分107aに連結された本体部分136を含む。作動部材134は、本体部分136から管腔135の外側に延在する1つ以上の把持部材138を更に含む。より具体的には、把持部材138は、ハウジング132内に/ハウジング132に沿って形成された対応するスロット140を通って延在し得る。ハウジング132は、スロット140の各々について近位末端142a及び遠位末端142bを画定することができる。いくつかの実施形態では、制御アセンブリ130は、把持部材138及び対応するスロット140のうちの1つ、又は図示される2つよりも多くを含むことができる。
動作中、操作者(例えば、医師)は、作動部材134をハウジング132に沿って摺動させて、外側シャフト102を内側シャフト104に対して遠位に前進させたり、近位に後退させたりして、それぞれファネル120を拘束したり、解放したりすることができる。より具体的には、図2A及び図2Bは、それぞれ、本技術の実施形態による、第1の位置及び第2の位置におけるファネルカテーテルアセンブリ100の側面図である。図1~図2Bを一緒に参照すると、ファネルカテーテルアセンブリ100を第1の位置(図1及び図2A)から第2の位置(図2B)に移動させるために、操作者は、作動部材134の把持部材138を把持し、把持部材138をハウジング132に対して近位に(例えば、図2Aの矢印Pの方向に)摺動させて、本体部分136を、管腔135を通して駆動し、それによって、外側シャフト102を内側シャフト104に対して近位に駆動することができる。ファネル120は、外側シャフト102の遠位部分107bがファネル120を通過して近位に移動するにつれて、外側シャフト102の管腔106内から解放され/露出し、それによって、ファネル120を拡張させる。いくつかの実施形態では、作動部材134は、ハウジング132が外側シャフト102の更なる近位移動を阻止するように、第2の位置においてスロット140の近位終端142aに当接することができる。
いくつかの実施形態では、外側シャフト102の遠位終端は、ファネル120が外側シャフト102の管腔106から完全に解放される(例えば、管腔106の完全に外側に配置される)ように、第2の位置において内側シャフト104の遠位終端に又はその近位に配置される。他の実施形態では、外側シャフト102の遠位終端は、ファネル120が外側シャフト102の管腔106から部分的にのみ解放されるように、第2の位置において内側シャフト104の遠位終端の遠位に配置され得る。更に、図2Bに示されるように、ファネル120は、いったん拡張されると円錐形部分222(例えば、切頭円錐形部分)と、円筒形部分224とを有することができる。他の実施形態では、ファネル120は他の適切な形状を有することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ファネル120は、図2Bに示す実施形態に対して反転させることができる。すなわち、ファネル120の円筒形部分224は、内側シャフト104の遠位部分109bに連結され得、円錐形部分222が、円筒形部分224から遠位に延在する。
ファネルカテーテルアセンブリ100を第2の位置(図2B)から第1の位置(図1及び図2A)に移動させるために、操作者は、作動部材134の把持部材138を把持し、把持部材138をハウジング132に対して遠位に(例えば、図2Bの矢印Dの方向に)摺動させて、管腔135を通して本体部分136を駆動し、それによって、外側シャフト102を内側シャフト104に対して遠位に駆動することができる。ファネル120は、外側シャフト102の遠位部分107bがファネル120上を遠位に移動するとき、外側シャフト102の管腔106内に捕捉/被覆され、それによって、管腔106内でファネル120を圧潰/圧縮する。いくつかの実施形態では、作動部材134は、ハウジング132が外側シャフト102の更なる遠位移動を阻止するように、第1の位置においてスロット140の遠位端142bに当接することができる。
いくつかの実施形態では、作動部材134は、第1及び第2の位置においてハウジング132に解放可能に固定/ロックされて、作動部材134の意図しない移動を抑制又は防止するように構成されている。例えば、再び図1を参照すると、制御アセンブリ130のハウジング132は、(i)第1の位置において作動部材134に係合するように構成された近位係合部材144a(例えば、タブ、突出部など)と、(ii)第2の位置において作動部材134に係合するように構成された遠位係合部材144bとを含むことができる。より具体的には、いくつかの実施形態では、近位及び遠位係合部材144a、bは、作動部材134内の対応するスロット/溝(例えば、把持部材138内/上に形成される)と嵌合して、作動部材134を第1又は第2の位置にスナップ嵌め構成を介して解放可能に固定することができる。
いくつかの実施形態では、内側シャフト104は、血栓除去処置など、ファネルカテーテルアセンブリ100を使用する血管内処置中に、封止可能なハブ110を通して挿入される1つ以上の医療器具を摺動可能に受容するようにサイズ決めされている。例えば、図3は、本技術の実施形態による、拡張器350が封止可能なハブ110及び内側シャフト104(図1)の管腔108を通して挿入された、第1の位置にあるファネルカテーテルアセンブリ100の側面図である。拡張器350は、遠位先端352(例えば、非外傷性先端)が外側シャフト102の遠位終端を越えて配置されるように、内側シャフト104を完全に通って、かつ外側シャフト102の遠位部分107bの遠位終端を通過して延在することができる。
いくつかの実施形態では、拡張器350及びファネルカテーテルアセンブリ100はともに、患者(例えば、人間の患者)に挿入され、その後、血管内医療デバイスを患者に導入するために使用することができる導入器アセンブリを画定する。例えば、拡張器350及びファネルカテーテルアセンブリ100は、患者の血管内に挿入され、血管内の標的の場所まで患者の血管を通して一緒に前進させられ得る。次いで、拡張器350は、ファネルカテーテルアセンブリ100を通して近位に後退させられ得、ファネルカテーテルアセンブリ100は、標的の場所においてファネル120を拡張させるように、第2の位置に移動させられ得る。
図1~図3を一緒に参照すると、本技術の一態様では、内側シャフト104は、吸引される、及び/又は種々の医療構成要素(例えば、拡張器350)を受容することができる、ファネルカテーテルアセンブリ100の「作業」シャフトである。対照的に、外側シャフト102は、ファネル120を圧縮/拡張するために使用される。したがって、シャフト102、104は、内側シャフト104のサイズを最大にして、より大きいサイズの構成要素がそれを通して挿入されることを可能にするように、又はより大きい吸引力/パワーを提供するようにサイズ決めされ得る。例えば、外側シャフト102は、内側シャフト104の外径よりもわずかに大きいだけの内径を有することができる。いくつかの実施形態では、内側シャフト104は、少なくとも10フレンチ、少なくとも12フレンチ、少なくとも14フレンチ、少なくとも18フレンチ、少なくとも20フレンチ、少なくとも22フレンチ、少なくとも26フレンチ、26フレンチ超、10フレンチ~26フレンチ、14フレンチ~24フレンチ、15フレンチ~21フレンチ、16フレンチ~22フレンチ、及び/又は任意の他のサイズ若しくは中間サイズの外径を有することができる。いくつかの実施形態では、内側シャフト104の管腔108は、少なくとも2フレンチ、少なくとも10フレンチ、少なくとも14フレンチ、少なくとも18フレンチ、少なくとも20フレンチ、少なくとも22フレンチ、11フレンチ~12フレンチ、10フレンチ~22フレンチ、14フレンチ~21フレンチ、16フレンチ~20フレンチ、及び/又は任意の他のサイズ若しくは中間サイズの内径を有することができる。
本技術の別の態様において、制御アセンブリ130は、第2の位置から第1の位置への作動部材134の移動を介して、血管内で拡張された後にファネル120を圧縮するように動作可能である。これにより、患者からファネルカテーテルアセンブリ100を完全に引き抜くことなく、ファネルカテーテルアセンブリ100を血管内で再配置することができる。例えば、(i)拡張器350と共にファネルカテーテルアセンブリ100を血管内に導入し、(ii)拡張器350を除去した後、ファネルカテーテルアセンブリ100は、単にファネルカテーテルアセンブリ100を第1の位置に戻してファネル部120を折り畳み、次にファネルカテーテルアセンブリ100を近位方向に後退させることによって、近位方向に再配置することができる。ファネルカテーテルアセンブリ100を遠位に再配置するために、拡張器350を再挿入することができ、ファネルカテーテルアセンブリ100を、ファネル120が圧縮されたまま第1の位置において近位に押すことができる。同様に、ファネルカテーテルアセンブリ100は、ファネル120が外側シャフト102の管腔106内で圧縮された第1の位置において、患者から完全に引き抜かれることができる(例えば、血栓除去処置の終了時に)。したがって、ファネルカテーテルアセンブリ100は、前進/後退中にファネル120が血管の壁に接触することを阻止又は防止するように構成されている。これは、そうでなければ拡張状態で血管又は関連器官を通してファネル120を移動させることによって引き起こされ得る、患者への傷害/損傷を阻止するのに役立つことができる。
いくつかの実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリ100及び/又はファネルカテーテルアセンブリ100を動作させる方法は、両方とも参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、(i)「INTRAVASCULAR TREATMENT OF VASCULAR OCCLUSION AND ASSOCIATED DEVICES,SYSTEMS,AND METHODS」という名称の2016年9月16日に出願された米国特許第9,700,332号、及び/又は(ii)「DEVICES AND METHODS FOR TREATING VASCULAR OCCLUSION」という名称の2017年4月26日に出願された米国特許第10,098,651号に詳細に説明された血栓除去システム(例えば、導入器アセンブリ)と同じ又は類似のいくつかの特徴を含むことができる。
他の実施形態では、制御アセンブリ130は、他の方式で外側シャフト102の遠位及び近位移動を駆動するように構成することができる。例えば、作動部材134は、外側シャフト102に連結された回転可能な部材(例えば、リングギア、コルクスクリュー、回転可能なハンドルなど)を備えることができる。いくつかの実施形態では、回転可能な部材は、第1の位置と第2の位置との間の複数の別個の位置に回転可能であるラチェット部材であることができる。
同様に、他の実施形態では、制御アセンブリ130は、外側シャフト102ではなく内側シャフト104に動作可能に連結され得る。したがって、制御アセンブリ130の動作は、内側シャフト104及び封止可能なハブ110を外側シャフト102に対して移動させて、ファネルカテーテルアセンブリ100を第1の位置と第2の位置との間で移動させて、ファネル120をそれぞれ拘束/圧縮及び解放/拡張することができる。
更に他の実施形態では、ファネル120は、第1の位置と第2の位置との間の外側シャフト102の移動がファネル120を拡張させるように、外側シャフト102に動作可能に連結され得る。より具体的には、例えば、図4は、本技術の実施形態による、非自己拡張型ファネル420を含む、ファネルカテーテルアセンブリ100の側面図である。いくつかの実施形態では、ファネル420は、図1~図3を参照して上で詳細に説明したファネル120と同様の形状を有することができるが、金属(例えば、非熱活性化金属)、プラスチック、繊維、ポリマーなどの1つ以上の非自己拡張型材料から形成することができる。図示の実施形態では、ファネル420は、複数の可撓性テザー426を介して、(i)内側シャフト104の遠位部分109b(図1)及び(ii)外側シャフト102の遠位部分107bに連結されている。テザー426は、第1の位置から第2の位置への制御アセンブリ130の移動がテザー426を引っ張り、それによって、ファネル420が外側シャフト102内から露出するにつれて、ファネル420を引っ張り、かつ拡張させるように構成(例えば、成形、サイズ決め、及び/又は配置)されている。
いくつかの実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリ100は、ファネル420(又は図1~図3を参照して詳細に説明されるファネル120)を作動させる/操作するための1つ以上の特徴を含むことができる。例えば、制御アセンブリ130は、1つ以上の制御ライン462(例えば、ワイヤ、テザー、剛性部材など)を介してファネル420に動作可能に連結された作動部材454(概略的に示される)を含むことができる。作動部材454は、制御ライン462を介してファネル420に力を加えるように構成されたスライダ、回転可能な部材、又は他の構成要素であることができる。いくつかの実施形態では、制御ライン462は、作動部材454の作動がシャフト102、104の長手方向軸から離れるようにファネル420を曲げるように、ファネル420に非対称的/偏心的に連結され得る。本技術の一態様では、この構成を使用して、ファネル420を、さもなければファネル420をその中に位置決めするのが困難であり得る患者の曲がりくねった領域(例えば、曲がりくねった血管、左心耳(left atrial appendage、LAA)など)の中に誘導するのを助けることができる。加えて、又は代替として、ファネルカテーテルアセンブリ100は、ファネル420の配置を促進するように、外側シャフト102及び/又は内側シャフト104を誘導する(例えば、曲げる、たわませるなど)ための1つ以上の構成要素(例えば、引張ワイヤ)を含むことができる。
II.塞栓保護のためのファネルカテーテルアセンブリを利用する処置の選択された実施形態
図1~図4を一緒に参照すると、ファネルカテーテルアセンブリ100は、血栓を捕捉し、血栓が患者の脈管構造の部分に塞栓形成することを阻止するために、無数の処置において使用することができる。例えば、図5~図8は、本技術の様々な実施形態によるファネルカテーテルアセンブリ100を利用して、人間の患者の血管BVから血栓Tを除去するための様々な血栓摘出技術を図示する概略図である。
最初に図5を参照すると、いくつかの実施形態では、膝窩アクセス部位560を通して血栓T(例えば、凝固物質)にアクセスすることができる。ファネルカテーテルアセンブリ100は、膝窩アクセス部位560から、ファネル120(又はファネル420)を展開させることができる血管BV内の展開位置562まで延在することができる。展開位置562は、血栓Tの付近かつ近位にあることができる。ファネル120は、図1~図4を参照して上記で詳細に説明されるように、ファネル120を拡張するためにファネルカテーテルアセンブリ100が第1の位置から第2の位置に移動させられた後に、血管壁BVを少なくとも部分的に並置することができる。
図示された実施形態では、血栓摘出デバイス564は、(i)ファネルカテーテルアセンブリ100を通して挿入され、(ii)血流の方向に血栓Tを通過させられ、(iii)血栓Tの遠位に拡張させられている。血栓摘出デバイス564は、コアリング要素565(例えば、ステント状デバイス)及び捕捉要素566(例えば、編組メッシュバッグ)を含むことができる。いくつかの実施形態では、血栓摘出デバイス564の一部又は全部は、腸骨静脈及び/又は下大静脈のうちの1つの中に延在することができる。血栓Tの遠位で拡張した後、血栓摘出デバイス564は、血栓Tを通して、ファネル120を通して内側シャフト104(図1)の管腔108の中に後退させられ得る。後退中、コアリング要素565は血栓Tをコアリング/分離することができ、捕捉要素566は、血栓Tの全部又は一部を捕捉することができる。いくつかの実施形態では、血栓摘出デバイス564及び関連する血栓除去処置は、(i)2016年9月16日に出願され、「INTRAVASCULAR TREATMENT OF VASCULAR OCCLUSION AND ASSOCIATED DEVICES,SYSTEMS,AND METHODS」と題された米国特許第9,700,332号、及び/又は(ii)2017年4月26日に出願され、「DEVICES AND METHODS FOR TREATING VASCULAR OCCLUSION」と題された米国特許第10,098,651号に詳細に説明されている血栓摘出デバイス及び関連する方法と概して類似していても、同一であってもよく、これらの特許の両方は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本技術の一態様では、血栓摘出デバイス564及び捕捉された血栓Tがファネル120を通して後退させられるとき、ファネル120は、血栓摘出デバイス564が内側シャフト104内に圧縮されるときに血栓摘出デバイス564から遊離する血栓Tのいずれかを捕捉/保持することができる。したがって、ファネル120は、血栓Tの一部が、それらが潜在的に塞栓形成する可能性があるところの上流に進むことを阻止することができる。いくつかの実施形態では、真空(例えば、予め充填された真空)は、血栓摘出デバイス564の後退中の任意の時点で、(例えば、図1に示されるシリンジコネクタ116に連結されたシリンジを介して)内側シャフト104に適用され得る。いくつかの実施形態では、真空の適用は、内側シャフト104の遠位部分109bにおいて瞬間的又はほぼ瞬間的な吸引を生成することができ、この吸引は、血栓Tの任意の残りの部分を内側シャフト104内へ及び/又はそれを通して吸引することができる。
次に図6を参照すると、いくつかの実施形態では、血栓T(図6には図示せず。例えば、腸骨静脈又は大腿静脈のより下に配置される)は、内頸静脈アクセス部位670を通してアクセスされ得、ファネルカテーテルアセンブリ100は、内頸静脈アクセス部位670を介して患者の体内に挿入され得る。ファネルカテーテルアセンブリ100は、内頸静脈アクセス部位670から、ファネル120(又はファネル420)を血栓Tの近位に展開することができる展開位置672まで延在することができる。図示の実施形態では、外側シャフト102及び内側シャフト104(図6では隠れている)は、内頸静脈アクセス部位670から上大静脈及び下大静脈を通って総腸骨静脈のうちの1つの展開位置672まで延在する。いくつかの実施形態では、展開位置672は、例えば、下大静脈、腸骨静脈のうちの1つ、大腿静脈、膝窩静脈、腸骨弓の前若しくはそれを超えて、又は血栓Tに近接する及び/又は近位の任意の他の場所に位置することができる。いくつかの実施形態では、血栓摘出デバイス564は、図5を参照して上記で詳細に説明されるように、血栓Tを捕捉するために、ファネルカテーテルアセンブリ100を通して挿入され、血栓Tを通して引き抜かれることができる。
本技術の一態様では、内頸静脈アクセス部位670を介して血栓Tにアクセスすることにより、ファネル120を血栓Tの下流に位置決めすることができる。したがって、ファネル120は、血栓摘出装置564の動作中に遊離し心臓に向かって下流に運ばれる場合がある血栓Tのいずれかを捕捉することができる。本技術の別の態様では、ファネル120は、血栓除去処置の終了時にファネルカテーテルアセンブリ100を引き抜く前に、例えば、図1~図4を参照して上記で詳細に説明したように、作動部材134を第2の位置から第1の位置に移動させることによって圧縮され得る。これは、潜在的に心臓を損傷し得る、ファネル120が患者の心臓を通して(例えば、右心房を通して)拡張構成で引き抜かれることを防止する。
次に図7を参照すると、いくつかの実施形態では、血栓Tは、別個の導入器アセンブリ774を使用して膝窩アクセス部位560を通して血栓摘出デバイス564によってアクセスされ得、一方、ファネルカテーテルアセンブリ100は、内頚静脈アクセス部位670(図6)を介して患者の体内に挿入され得る。ファネル120は、血栓摘出装置564を使用する血栓摘出処置中に展開位置672で拡張することができる。したがって、ファネル120は、処置中に離脱して下流に流れる場合がある血栓物質Tのいずれかを捕捉することができる。図示される実施形態では、血栓摘出デバイス564は、導入器アセンブリ774の外側シャフト776を通して挿入される。本技術の一態様では、血栓摘出デバイス564のための導入器としてファネルカテーテルアセンブリ100を使用することと比較して、外側シャフト776は、ファネル120を拘束するために外側シャフト102をその周りに配置する必要がないため、内側シャフト104よりも比較的大きく作製することができる。これにより、血栓摘出装置564をより大きくすることができ、及び/又は外側シャフト776を通してより大きな吸引力を発生させることができる。
次に図8を参照すると、いくつかの実施形態では、血栓Tは、導入器アセンブリ774を使用して膝窩アクセス部位560を通して血栓摘出デバイス564によってアクセスされ得、一方、ファネルカテーテルアセンブリ100は、大腿アクセス部位880を介して患者の体内に挿入され得る。ファネルカテーテルアセンブリ100は、展開位置672又は別の好適な展開位置まで総腸骨静脈を横断することができる。
他の実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリ100は、他の静脈又は動脈アクセス部位を介して患者の体内に挿入され得、無数の異なる処置において使用され得る。例えば、ファネルカテーテルアセンブリ100の更なる用途は、以下を含むが、それらに限定されない:
下肢深部静脈血栓(DVT)の治療のために下大静脈(inferior vena cava、IVC)内に展開するための内頸静脈(Internal jugular、IJ)アクセス;
IVCフィルタの除去及び/又はIVC内に位置する血栓の治療のための、IVC内での展開のためのIJアクセス;
下肢DVTの治療のために下肢静脈(腸骨静脈、大腿静脈、膝窩静脈など)の深部静脈内に展開するためのIJアクセス;
上肢DVT及び/又はSVC血栓の治療のために上大静脈(superior vena cava、SVC)内で展開するための総大腿静脈(Common femoral vein、CFV)アクセス;
上肢DVT及び/又はSVC血栓の治療のために上肢静脈(腕頭動脈、鎖骨下動脈、腋窩静脈など)に展開するためのCFVアクセス;
肺塞栓症の治療のために肺動脈(pulmonary artery、PA)内に展開するためのCFVアクセス;
血栓除去のために左心房口及び左心耳(LAA)内で展開するための経中隔アクセスを伴うCFVアクセス;
動脈内膜剥離(carotid endarterectomy、CEA)のために総頸動脈(common carotid artery、CCA)内に展開するための内頸動脈(Internal Carotid Artery、ICA)アクセス;
胸腹部及び/又は腹部大動脈(abdominal aortic、AA)血栓及び/又は大動脈動脈血栓症の治療のために下行胸部大動脈に展開するためのICAアクセス;
腎臓血栓症の治療のために下行大動脈/胸大動脈に展開するためのICAアクセス;
上腸間膜動脈(superior mesenteric artery、SMA)血栓(mesenteric artery thrombosis、MAT)の治療のための動脈内設置のためのICAアクセス;
上腕動脈、橈骨動脈、膝窩動脈、又は足背動脈におけるアテローム性動脈硬化症の治療のための総大腿動脈(Common Femoral Artery、CFA)アクセス;
大動脈-動脈血栓症及び/又は閉塞の治療のために総腸骨動脈内で展開するためのCFAアクセス;
腎動脈血栓症の治療のために腹部大動脈内で展開するためのCFAアクセス;及び/又は
胸腹部及び/又はAA血栓及び/又は大動脈動脈血栓症の治療のために大動脈内に展開するためのCFAアクセス。
図9A及び図9Bは、それぞれ、本技術の追加的実施形態による、ファネルカテーテルアセンブリ900の一部の拡大部分透過側面図及び側面断面図である。図9A及び図9Bを一緒に参照すると、ファネルカテーテルアセンブリ900は、図1~図8を参照して上記で詳細に説明されたファネルカテーテルアセンブリ100の対応する特徴に構造及び機能が少なくとも概して類似するか、又は構造及び機能が同一であるいくつかの特徴を含むことができ、ファネルカテーテルアセンブリ100と概して類似又は同一の様式で動作することができる。図示される実施形態では、例えば、ファネルカテーテルアセンブリ900は、封止可能なハブ110と、接続管114と、吸引ポート112と、外側シャフト102と、内側シャフト104(図9Aでは不明瞭)とを含む。ファネルカテーテルアセンブリ900は、ハウジング932と、一対の把持部材938を有する作動部材934とを含む制御アセンブリ930を更に含む。図9Bに示すように、作動部材934は、ハウジング932内に配置され、かつ外側シャフト102(例えば、外側シャフト102の近位部分107a)に連結されたハブ936を含む。作動部材934は、内側シャフト104及びその遠位部分に取り付けられたファネル(例えば、図10B及び図10Cに示すファネル120)に対して外側シャフト102を前進/後退させるために、ハウジング932に対して移動可能(例えば、摺動可能)である。
ファネルカテーテルアセンブリ900は、ファネルが外側シャフト102によって拘束される、図9Aの第1の被覆位置と、ファネルが外側シャフト102によって拘束されない、図9Bの第2の露出位置とにある。図9Aを参照すると、いくつかの実施形態では、ハウジング932は、ファネルが露出位置にある作動部材934の位置を示すマーキング931を含むことができる。いくつかの実施形態では、ハウジング932の近位部分933aは、溝935、クロスハッチパターン937、及び/又はハウジング932の把持能力を増大させるための他の特徴などの把持特徴を含むことができる。いくつかの実施形態では、操作者は、(i)作動部材934をハウジング932に対して、及び/又は(ii)ハウジング932を作動部材934に対して移動させながら、(例えば、溝935及び/又はパターン937を介して)ハウジング932を把持することができる。いくつかの実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリ900は、封止可能なハブ110を開放/露出位置にロックするために封止可能なハブ110に(例えば、そのボタンに)取り付けられることができるロック機構911を更に含むことができる。
図示の実施形態では、ファネルカテーテルアセンブリ900は、封止可能なハブ110、接続チューブ114、及び内側シャフト104を流体接続する回転可能なサイドポート950を更に含む。図9Cは、本技術の実施形態による、封止可能なハブ110、回転可能なサイドポート950、及び制御アセンブリ930の一部の拡大等角断面図である。図9Cを参照すると、サイドポート950は、内側シャフト104から封止可能なハブ110への流体経路を提供する管腔952を画定する。図示の実施形態では、サイドポート950は、それぞれがサイドポート950の外面の周りに円周方向に延在する第1の溝954及び第2の溝956を含む。封止可能なハブ110は、第1の溝954内に配置された第1の突起964を含み、ハウジング932は、第2の溝956内に配置された第2の突起966を含む。第1及び第2の溝954、956内の第1及び第2の突起964、966の係合は、ハウジング932を封止可能なハブ110に連結する。更に、第1及び第2の突起964、966は、第1及び第2の溝954、956内で回転可能であり、その結果、封止可能なハブ110、サイドポート114、及びハウジング932は、互いに連結されたままで、それぞれ互いに独立して回転することができる。
いくつかの実施形態では、制御アセンブリ930は、内側シャフト104の近位部分109aに連結され、サイドポート950とハウジング932との間に少なくとも部分的に配置されたコネクタ958を更に含むことができる。コネクタ958は、ハウジング932がコネクタ958及び内側シャフト104から独立して回転することができるように、ハウジング932内で回転可能であることができる。したがって、本技術のいくつかの態様では、封止可能なハブ110、サイドポート950(例えば、図9B及び図9Cに示される吸引ポート112)、及び/又はハウジング932の回転は、内側シャフト104を実質的に回転させない。これは、封止可能なハブ110、サイドポート950、及び/又はファネルカテーテルアセンブリ900の他の構成要素の移動を依然として可能にしながら、ファネルカテーテルアセンブリ900を使用する処置中に、内側シャフト104に取り付けられたファネルが血管内で回転するのを阻止するのに役立つことができる。
図10A~図10Cは、本技術の実施形態による、被覆位置、部分的に露出した又は中間位置、及び露出位置におけるファネルカテーテルアセンブリ900の側面図である。図10A~図10Cを一緒に参照すると、ファネルカテーテルアセンブリ900は、ハウジング932に対して作動部材934を移動させることによって、並びに/又は作動部材934に対してハウジング932(及び連結された封止可能なハブ110)を移動させることによって、被覆位置と露出位置との間で移動させることができる。いくつかの実施形態では、例えば、オペレータは、作動部材134をハウジング932に対して図10Bの矢印Pによって示される方向に摺動させて、外側シャフト102を後退させ、ファネル120を露出させることができる。本技術のいくつかの態様では、ハウジング932ではなく作動部材934を移動させることは、ファネル120が一定又はほぼ一定の位置(例えば、静止位置)に留まるように、外側シャフト102のみを移動させる。他の実施形態では、操作者は、図10Aの矢印Dによって示される方向に作動部材934に対してハウジング932を前進させて、ファネル120を露出させることができる。本技術のいくつかの態様では、作動部材934に対してハウジング932を移動させることは、内側シャフト104及びファネル120を外側シャフト102に対して遠位に前進させる。
図10Cに示される露出位置では、作動部材934は、ファネル120が展開されていることを操作者に示すために、マーキング931に隣接して又はその近くに配置され得る。いくつかの実施形態では、ファネル120を(例えば、図10Cに示される露出位置から図10Aに示される被覆位置に)再被覆するために、操作者は、ハウジング932を作動部材934に対して(例えば、矢印Pの方向に)後退させて、ファネル120を外側シャフト102内に引き込むことができる。本技術のいくつかの態様では、ハウジング932の運動は、ファネル120の除去/圧潰と同一方向であるため、そのような後退運動は、ユーザにとって直感的であることができる。それにもかかわらず、他の実施形態では、操作者は、作動部材934をハウジング932に対して前進させて、外側シャフト102内にファネル120を被覆することができる。
図11は、本技術の実施形態による、血管内処置中にファネルカテーテルアセンブリ100及び/又はファネルカテーテルアセンブリ900(集合的に「ファネルカテーテルアセンブリ」と称される)を動作させるためのプロセス又は方法1110のフロー図である。方法1110のいくつかの特徴が、例示のために図1~図10Cに示される実施形態の文脈において説明されるが、当業者は、本明細書に説明される他の好適なシステム及び/又はデバイスを使用して方法1110を行うことができることを容易に理解するであろう。
ブロック1111において、方法1110は、血管部位を介して患者の体内にファネルカテーテルアセンブリを挿入することを含む。例えば、拡張器350、外側シャフト102、及び内側シャフト104は、静脈又は動脈アクセス部位を通して一緒に挿入することができる。
ブロック1112において、方法1110は、ファネルカテーテルアセンブリを患者の脈管構造内の展開位置まで前進させることを含む。例えば、拡張器350、外側シャフト102、及び内側シャフト104は、脈管構造を通して、選択された展開位置まで一緒に前進させることができる。ファネルカテーテルアセンブリは、ファネル120が外側シャフト102内に拘束/圧縮されるように、第1の位置に前進させられ得る。展開位置は、血管の一部、心臓の一部、又は別の好適な場所であることができる。
ブロック1113において、方法1110は、ファネル120を展開位置で拡張することを含む。例えば、ファネルカテーテルアセンブリ100の制御アセンブリ130は、第1の位置から第2の位置に移動させられ、外側シャフト102内からファネル120を解放/露出させ、それによって、ファネル120が展開位置で拡張することを可能にすることができる。同様に、作動部材934をハウジング932に対して摺動させて、ファネル120を露出させることができる。拡張後、ファネル120は、血管壁などの、展開位置を取り囲む解剖学的構造に並置される/接触することができる。いくつかの実施形態では、拡張器350は、ファネル120を拡張する前に、ファネルカテーテルアセンブリから除去することができる。
ブロック1114において、方法1110は、任意選択的に、ファネル120を圧縮して再配置することを含む。例えば、制御アセンブリ130を第2の位置から第1の位置に移動させて、ファネル120を外側シャフト102内に拘束/被覆することができる。同様に、ファネルカテーテルアセンブリ900のハウジング932は、ファネル120を被覆するために、作動部材に対して近位に後退させられ得る(及び/又は作動部材934は、ハウジングに対して遠位に前進させられ得る)。次いで、ファネルカテーテルアセンブリは、異なる展開位置に再配置され(ブロック1112)、再び拡張され得る(ブロック1113)。いくつかの実施形態では、拡張器350は、ファネルカテーテルアセンブリ100を再配置する前に、ファネルカテーテルアセンブリ100内に再挿入することができる。
ブロック1115において、方法1110は、血管内処置中にファネル120を拡張位置に維持することを含む。上で詳細に説明したように、ファネル120は、血管内処置中に遊離した血栓を捕捉して、患者の脈管構造の他の場所での塞栓形成を阻止することができる。
ブロック1116において、方法1110は、ファネル120を圧縮することと、患者からファネルカテーテルアセンブリ100を引き抜くこととを含む。例えば、ファネルカテーテルアセンブリ100の制御アセンブリ130は、第2の位置から第1の位置に移動させられ、外側シャフト102内にファネル120を拘束/被覆することができ、次いで、ファネルカテーテルアセンブリ100は、血管アクセス部位に近位に、及びそこから引き抜かれることができる。同様に、ファネルカテーテルアセンブリ900のハウジング932は、ファネル120を被覆するために、作動部材に対して近位に後退させられ得る(及び/又は作動部材934は、ハウジングに対して遠位に前進させられ得る)。
III.実施例
本技術のいくつかの態様を以下の実施例に記載する。
1.ファネルカテーテルアセンブリであって、
管腔を画定する外側シャフトと、
管腔を通って延在し、かつ近位部分及び遠位部分を有する内側シャフトと、
内側シャフトの遠位部分に連結された拡張可能なファネルと、
ファネルを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成された制御アセンブリと、を備え、
第1の位置において、ファネルは、外側シャフトの管腔内に拘束され、
第2の位置において、ファネルは、ファネルが拡張することができるように、少なくとも部分的に外側シャフトの管腔の外側に配置される、ファネルカテーテルアセンブリ。
2.制御アセンブリが、外側シャフトに連結され、かつ内側シャフトに対して外側シャフトを移動させるように構成されている、実施例1に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
3.制御アセンブリが、ファネルを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように移動可能なアクチュエータを含む、実施例1又は実施例2に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
4.アクチュエータがスライダである、実施例3に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
5.ファネルが、近位部分及び遠位部分を含み、ファネルの近位部分が、内側シャフトの遠位部分に連結されている、実施例2~4のいずれか1つに記載のファネルカテーテルアセンブリ。
6.ファネルの遠位部分が、外側シャフトに連結されている、実施例5に記載のファネルカテーテル。
7.封止可能なハブ及びサイドポートを更に備え、サイドポートが、制御アセンブリと封止可能なハブとの間に回転可能に連結されている、実施例1~6のいずれか1つに記載のファネルカテーテルアセンブリ。
8.ファネルカテーテルアセンブリであって、
外側管腔を画定する外側シャフトと、
外側管腔を通って延在し、かつ近位部分及び遠位部分を有する内側シャフトと、
内側シャフトの遠位部分に連結された拡張可能なファネルと、
外側シャフトの近位部分に動作可能に連結され、かつ外側シャフトを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成された制御アセンブリと、を備え
第1の位置において、外側シャフトは、ファネルを半径方向に拘束するように、ファネルの上に少なくとも部分的に配置され、
第2の位置において、外側シャフトは、ファネルが半径方向に拡張することができるように、ファネルに対して近位に後退させられる、ファネルカテーテルアセンブリ。
9.制御アセンブリが、ハウジングと、作動部材と、を含み、作動部材が、外側シャフトの近位部分に連結され、作動部材が、外側シャフトを第1の位置と第2の位置との間で移動させるようにハウジングに沿って摺動可能である、実施例8に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
10.ファネルが自己拡張するように構成されている、実施例8又は実施例9に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
11.ファネルが、非自己拡張型であり、ファネルが、外側シャフトの遠位部分に更に連結され、第1の位置から第2の位置への外側シャフトの移動が、ファネルを拡張するように構成されている、実施例8又は実施例9に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
12.ファネルの遠位部分が、1つ以上のテザーを介して、外側シャフトの遠位部分に連結されている、実施例11に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
13.内側シャフトが、拡張器を受容するようにサイズ決めされた内側管腔を画定する、実施例8~12のいずれか1つに記載のファネルカテーテルアセンブリ。
14.患者に対する血管内処置中にファネルカテーテルアセンブリを操作する方法であって、方法が、
ファネルカテーテルアセンブリの内側シャフト、外側シャフト、及びファネルを患者の脈管構造内に少なくとも部分的に挿入することと、
内側シャフト、外側シャフト、及びファネルを一緒に患者の脈管構造内の展開位置まで前進させることであって、ファネルが、前進中に外側シャフトの管腔内に被覆される、前進させることと、
ファネルを露出させ、かつファネルが拡張位置に拡張することを可能にするために、外側シャフトを内側シャフトに対して移動させることと、
血管内処置の少なくとも一部の間、ファネルを拡張位置に維持することと、
ファネルを外側シャフトの管腔内に被覆するために、外側シャフトを内側シャフトに対して移動させ、かつ/又は内側シャフトを外側シャフトに対して移動させることと、
ファネルカテーテルアセンブリを患者から引き抜くことと、を含む、方法。
15.ファネルが、自己拡張可能であり、ファネルを露出させるために外側シャフトを内側シャフトに対して移動させることが、ファネルが拡張位置に自己拡張することを可能にすることを含む、実施例14に記載の方法。
16.ファネルを露出させるために外側シャフトを内側シャフトに対して移動させることが、ファネルカテーテルアセンブリの制御アセンブリのスライダを第1の位置から第2の位置へ移動させることを含み、スライダが、外側シャフトの近位部分に連結されている、実施例14又は実施例15に記載の方法。
17.ファネルを露出させるために外側シャフトを内側シャフトに対して移動させることが、ファネルカテーテルアセンブリの制御アセンブリの回転可能な要素を第1の位置から第2の位置に回転させることを含む、実施例14~16のいずれか1つに記載の方法。
18.ファネルが、非自己拡張型であり、方法が、ファネルを作動させて拡張位置に拡張させることを更に含む、実施例14、16、及び17のいずれか1つに記載の方法。
19.
内側シャフト、外側シャフト、及びファネルを患者の脈管構造内に挿入することが、内側シャフト内に配置された拡張器を患者の脈管構造内に少なくとも部分的に挿入することを更に含み、
内側シャフト、外側シャフト、及びファネルを前進させることが、内側シャフト、外側シャフト、ファネル、及び拡張器を一緒に展開位置まで前進させることを更に含む、実施例14~18のいずれか1つに記載の方法。
20.ファネルを露出させるために外側シャフトを内側シャフトに対して移動させることが、外側シャフトを第1の方向に移動させることを含み、方法が、外側シャフトを第1の方向とは反対の第2の方向に移動させることによって、ファネルを被覆するために外側シャフトを内側シャフトに対して移動させることを更に含む、実施例14~19のいずれか1つに記載の方法。
IV.結論
本技術の実施形態の上記の詳細な説明は、網羅的であること、又は本技術を上記で開示された厳密な形態に限定することを意図していない。本技術の特定の実施形態及び例が例示の目的で上に記載されているが、当業者が認識するように、本技術の範囲内で様々な同等の修正が可能である。例えば、ステップは所与の順序で提示されているが、代替的な実施形態は、異なる順序でステップを実行してもよい。本明細書に記載された様々な実施形態を組み合わせて、更なる実施形態を提供してもよい。
上記から、本技術の特定の実施形態が例示の目的で本明細書に記載されているが、本技術の実施形態の説明を不必要に不明瞭にすることを避けるために、周知の構造及び機能は詳細に示されていないか、又は記載されていないことが理解されるであろう。文脈が許す場合、単数形又は複数形の用語は、それぞれ複数形又は単数形の用語も含み得る。
更に、「又は」という語が、2つ以上の項目のリストに関して他の項目から排他的な単一の項目のみを意味するように明確に限定されない限り、そのようなリストにおける「又は」の使用は、(a)リスト内の任意の単一の項目、(b)リスト内の項目の全て、又は(c)リスト内の項目の任意の組合せを含むものとして解釈されるべきである。更に、用語「含む(comprising)」は、任意のより多くの同じ特徴及び/又は追加のタイプの他の特徴が除外されないように、少なくとも列挙された特徴を含むことを意味するために全体を通して使用される。特定の実施形態が例示の目的で本明細書に記載されているが、本技術から逸脱することなく様々な修正がなされ得ることも理解されるであろう。更に、本技術のいくつかの実施形態に関連する利点をこれらの実施形態の文脈で説明してきたが、他の実施形態もそのような利点を示す場合があり、全ての実施形態が本技術の範囲内に入るために必ずしもそのような利点を示す必要はない。したがって、本開示及び関連する技術は、本明細書で明示的に示されていないか又は説明されていない他の実施形態を包含することができる。
本技術の一態様では、制御アセンブリは、ファネルが患者の血管内で拡張された後にファネルを圧縮するように動作可能である。これにより、患者からファネルカテーテルアセンブリを完全に引き抜くことなく、ファネルカテーテルアセンブリを血管内で再配置することができる。同様に、ファネルカテーテルアセンブリは、ファネルが外側シャフトの内側で圧縮された第1の位置において、患者から完全に引き抜かれることができる(例えば、血栓除去処置の終了時に)。したがって、ファネルカテーテルアセンブリは、血管内でのファネルカテーテルアセンブリの移動中に、ファネルが血管の壁に接触することを阻止又は防止するように構成される。これは、そうでなければ拡張状態で血管又は関連器官を通してファネルを移動させることによって引き起こされ得る、患者への傷害/損傷を阻止するのに役立つことができる。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
ファネルカテーテルアセンブリであって、
管腔を画定する外側シャフトと、
前記管腔を通って延在し、かつ近位部分及び遠位部分を有する内側シャフトと、
前記内側シャフトの前記遠位部分に連結された拡張可能なファネルと、
前記ファネルを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成された制御アセンブリと、を備え、
前記第1の位置において、前記ファネルは、前記外側シャフトの前記管腔内に拘束され、
前記第2の位置において、前記ファネルは、前記ファネルが拡張することができるように、少なくとも部分的に前記外側シャフトの前記管腔の外側に配置される、ファネルカテーテルアセンブリ。
(項目2)
前記制御アセンブリが、前記外側シャフトに連結され、かつ前記内側シャフトに対して前記外側シャフトを移動させるように構成されている、項目1に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目3)
前記制御アセンブリが、前記ファネルを前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させるように移動可能なアクチュエータを含む、項目1に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目4)
前記アクチュエータがスライダである、項目3に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目5)
前記ファネルが、近位部分及び遠位部分を含み、前記ファネルの前記近位部分が、前記内側シャフトの前記遠位部分に連結されている、項目1に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目6)
前記ファネルの前記遠位部分が、前記外側シャフトに連結されている、項目5に記載のファネルカテーテル。
(項目7)
封止可能なハブ及びサイドポートを更に備え、前記サイドポートが、前記制御アセンブリと前記封止可能なハブとの間に回転可能に連結されている、項目1に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目8)
ファネルカテーテルアセンブリであって、
外側管腔を画定する外側シャフトと、
前記外側管腔を通って延在し、かつ近位部分及び遠位部分を有する内側シャフトと、
前記内側シャフトの前記遠位部分に連結された拡張可能なファネルと、
前記外側シャフトの前記近位部分に動作可能に連結され、かつ前記外側シャフトを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成された制御アセンブリと、を備え
前記第1の位置において、前記外側シャフトは、前記ファネルを半径方向に拘束するように、前記ファネルの上に少なくとも部分的に配置され、
前記第2の位置において、前記外側シャフトは、前記ファネルが半径方向に拡張することができるように、前記ファネルに対して近位に後退させられる、ファネルカテーテルアセンブリ。
(項目9)
前記制御アセンブリが、ハウジングと、作動部材と、を含み、前記作動部材が、前記外側シャフトの近位部分に連結され、前記作動部材が、前記外側シャフトを前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させるように前記ハウジングに沿って摺動可能である、項目8に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目10)
前記ファネルが、自己拡張するように構成されている、項目8に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目11)
前記ファネルが、非自己拡張型であり、前記ファネルが、前記外側シャフトの遠位部分に更に連結され、前記第1の位置から前記第2の位置への前記外側シャフトの移動が、前記ファネルを拡張するように構成されている、項目8に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目12)
前記ファネルの遠位部分が、1つ以上のテザーを介して、前記外側シャフトの前記遠位部分に連結されている、項目11に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目13)
前記内側シャフトが、拡張器を受容するようにサイズ決めされた内側管腔を画定する、項目8に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
(項目14)
患者に対する血管内処置中にファネルカテーテルアセンブリを操作する方法であって、前記方法が、
前記ファネルカテーテルアセンブリの内側シャフト、外側シャフト、及びファネルを前記患者の脈管構造内に少なくとも部分的に挿入することと、
前記内側シャフト、前記外側シャフト、及び前記ファネルを一緒に前記患者の前記脈管構造内の展開位置まで前進させることであって、前記ファネルが、前記前進中に前記外側シャフトの管腔内に被覆される、前進させることと、
前記ファネルを露出させ、かつ前記ファネルが拡張位置に拡張することを可能にするために、前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることと、
前記血管内処置の少なくとも一部の間、前記ファネルを前記拡張位置に維持することと、
前記ファネルを前記外側シャフトの前記管腔内に被覆するために、前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させ、かつ/又は前記内側シャフトを前記外側シャフトに対して移動させることと、
前記ファネルカテーテルアセンブリを前記患者から引き抜くことと、を含む、方法。
(項目15)
前記ファネルが、自己拡張可能であり、前記ファネルを露出させるために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることが、前記ファネルが前記拡張位置に自己拡張することを可能にすることを含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記ファネルを露出させるために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることが、前記ファネルカテーテルアセンブリの制御アセンブリのスライダを第1の位置から第2の位置へ移動させることを含み、前記スライダが、前記外側シャフトの近位部分に連結されている、項目14に記載の方法。
(項目17)
前記ファネルを露出させるために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることが、前記ファネルカテーテルアセンブリの制御アセンブリの回転可能な要素を第1の位置から第2の位置に回転させることを含む、項目14に記載の方法。
(項目18)
前記ファネルが、非自己拡張型であり、前記方法が、前記ファネルを作動させて前記拡張位置に拡張させることを更に含む、項目14に記載の方法。
(項目19)
前記内側シャフト、前記外側シャフト、及び前記ファネルを前記患者の前記脈管構造内に挿入することが、前記内側シャフト内に配置された拡張器を前記患者の前記脈管構造内に少なくとも部分的に挿入することを更に含み、
前記内側シャフト、前記外側シャフト、及び前記ファネルを前進させることが、前記内側シャフト、前記外側シャフト、前記ファネル、及び前記拡張器を一緒に前記展開位置まで前進させることを更に含む、項目14に記載の方法。
(項目20)
前記ファネルを露出させるために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることが、前記外側シャフトを第1の方向に移動させることを含み、前記方法が、前記外側シャフトを前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動させることによって、前記ファネルを被覆するために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることを更に含む、項目14に記載の方法。

Claims (20)

  1. ファネルカテーテルアセンブリであって、
    管腔を画定する外側シャフトと、
    前記管腔を通って延在し、かつ近位部分及び遠位部分を有する内側シャフトと、
    前記内側シャフトの前記遠位部分に連結された拡張可能なファネルと、
    前記ファネルを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成された制御アセンブリと、を備え、
    前記第1の位置において、前記ファネルは、前記外側シャフトの前記管腔内に拘束され、
    前記第2の位置において、前記ファネルは、前記ファネルが拡張することができるように、少なくとも部分的に前記外側シャフトの前記管腔の外側に配置される、ファネルカテーテルアセンブリ。
  2. 前記制御アセンブリが、前記外側シャフトに連結され、かつ前記内側シャフトに対して前記外側シャフトを移動させるように構成されている、請求項1に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  3. 前記制御アセンブリが、前記ファネルを前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させるように移動可能なアクチュエータを含む、請求項1に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  4. 前記アクチュエータがスライダである、請求項3に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  5. 前記ファネルが、近位部分及び遠位部分を含み、前記ファネルの前記近位部分が、前記内側シャフトの前記遠位部分に連結されている、請求項1に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  6. 前記ファネルの前記遠位部分が、前記外側シャフトに連結されている、請求項5に記載のファネルカテーテル。
  7. 封止可能なハブ及びサイドポートを更に備え、前記サイドポートが、前記制御アセンブリと前記封止可能なハブとの間に回転可能に連結されている、請求項1に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  8. ファネルカテーテルアセンブリであって、
    外側管腔を画定する外側シャフトと、
    前記外側管腔を通って延在し、かつ近位部分及び遠位部分を有する内側シャフトと、
    前記内側シャフトの前記遠位部分に連結された拡張可能なファネルと、
    前記外側シャフトの前記近位部分に動作可能に連結され、かつ前記外側シャフトを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成された制御アセンブリと、を備え
    前記第1の位置において、前記外側シャフトは、前記ファネルを半径方向に拘束するように、前記ファネルの上に少なくとも部分的に配置され、
    前記第2の位置において、前記外側シャフトは、前記ファネルが半径方向に拡張することができるように、前記ファネルに対して近位に後退させられる、ファネルカテーテルアセンブリ。
  9. 前記制御アセンブリが、ハウジングと、作動部材と、を含み、前記作動部材が、前記外側シャフトの近位部分に連結され、前記作動部材が、前記外側シャフトを前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させるように前記ハウジングに沿って摺動可能である、請求項8に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  10. 前記ファネルが、自己拡張するように構成されている、請求項8に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  11. 前記ファネルが、非自己拡張型であり、前記ファネルが、前記外側シャフトの遠位部分に更に連結され、前記第1の位置から前記第2の位置への前記外側シャフトの移動が、前記ファネルを拡張するように構成されている、請求項8に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  12. 前記ファネルの遠位部分が、1つ以上のテザーを介して、前記外側シャフトの前記遠位部分に連結されている、請求項11に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  13. 前記内側シャフトが、拡張器を受容するようにサイズ決めされた内側管腔を画定する、請求項8に記載のファネルカテーテルアセンブリ。
  14. 患者に対する血管内処置中にファネルカテーテルアセンブリを操作する方法であって、前記方法が、
    前記ファネルカテーテルアセンブリの内側シャフト、外側シャフト、及びファネルを前記患者の脈管構造内に少なくとも部分的に挿入することと、
    前記内側シャフト、前記外側シャフト、及び前記ファネルを一緒に前記患者の前記脈管構造内の展開位置まで前進させることであって、前記ファネルが、前記前進中に前記外側シャフトの管腔内に被覆される、前進させることと、
    前記ファネルを露出させ、かつ前記ファネルが拡張位置に拡張することを可能にするために、前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることと、
    前記血管内処置の少なくとも一部の間、前記ファネルを前記拡張位置に維持することと、
    前記ファネルを前記外側シャフトの前記管腔内に被覆するために、前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させ、かつ/又は前記内側シャフトを前記外側シャフトに対して移動させることと、
    前記ファネルカテーテルアセンブリを前記患者から引き抜くことと、を含む、方法。
  15. 前記ファネルが、自己拡張可能であり、前記ファネルを露出させるために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることが、前記ファネルが前記拡張位置に自己拡張することを可能にすることを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ファネルを露出させるために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることが、前記ファネルカテーテルアセンブリの制御アセンブリのスライダを第1の位置から第2の位置へ移動させることを含み、前記スライダが、前記外側シャフトの近位部分に連結されている、請求項14に記載の方法。
  17. 前記ファネルを露出させるために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることが、前記ファネルカテーテルアセンブリの制御アセンブリの回転可能な要素を第1の位置から第2の位置に回転させることを含む、請求項14に記載の方法。
  18. 前記ファネルが、非自己拡張型であり、前記方法が、前記ファネルを作動させて前記拡張位置に拡張させることを更に含む、請求項14に記載の方法。
  19. 前記内側シャフト、前記外側シャフト、及び前記ファネルを前記患者の前記脈管構造内に挿入することが、前記内側シャフト内に配置された拡張器を前記患者の前記脈管構造内に少なくとも部分的に挿入することを更に含み、
    前記内側シャフト、前記外側シャフト、及び前記ファネルを前進させることが、前記内側シャフト、前記外側シャフト、前記ファネル、及び前記拡張器を一緒に前記展開位置まで前進させることを更に含む、請求項14に記載の方法。
  20. 前記ファネルを露出させるために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることが、前記外側シャフトを第1の方向に移動させることを含み、前記方法が、前記外側シャフトを前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動させることによって、前記ファネルを被覆するために前記外側シャフトを前記内側シャフトに対して移動させることを更に含む、請求項14に記載の方法。
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