JP2023534617A - 人工歯牙間の結合力を強化したキャップを含んだインプラント用アバットメント - Google Patents

人工歯牙間の結合力を強化したキャップを含んだインプラント用アバットメント Download PDF

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Abstract

Figure 2023534617000001
人工歯牙との結合力を強化したキャップを含んだインプラント用アバットメントは、ネジ山を備えた結合ホールが高さ方向に形成されたベース、前記ベースとネジ山結合するキャップ本体と、前記キャップ本体の上部に位置して前記ベースの上部に露出したものであって前記キャップ本体より大きい直径を有したキャップヘッドとを含んだキャップ、を含む。人工歯牙との結合力を強化したキャップを含んだインプラント用アバットメントによれば、アバットメントを二重結合構造で提供し、上部結合部の面積を調節したり上げることができるキャップを提供して、人工歯牙との強靭な結合関係を保証することができる効果を提供する。
【選択図】図2


Description

本発明は、人工歯牙との結合力を強化したキャップを含んだインプラント用アバットメントに関する。さらに詳しくは、製作時に不規則な内側面を有し得る人工歯牙と結合するキャップを、ベースの上部結合部から露出するように結合することにより、不要な隙間や間隙なしに人工歯牙とキャップの緊密な結合関係を保証することができるインプラントアバットメントに関する。
インプラントとは、チタンのような強度があり生体親和的な材質で形成されたもので、これを喪失した歯牙部位の歯茎の骨に植立し、その上に人工歯牙を装着して収復する治療方法で、本来の自然の歯牙と類似の形態と機能を回復することができる治療方法であり構造である。
一般的にインプラントは、人工歯牙とアバットメント(abutment)及びフィクスチャー(fixture)で構成され得るところ、フィクスチャーは歯茎の骨に挿入固定される部分であり、このようなフィクスチャーにアバットメントが連結され、人工歯牙はアバットメントを一部覆いながら口腔内に位置するようになる。
図1は、公知のアバットメントの概略的な構造を示した概念図である。
図1を見てわかるように、一般的なアバットメントは、フィクスチャーとの結合のための下部結合部と、人工歯牙との結合のための上部結合部が立体的に形成された構造を取る。
図1では、スクリューとアバットメント本体が一体的に結合された構造、すなわちワンピースタイプのアバットメントを示したもので、このような構造以外にスクリューとアバットメントが分離型からなった構造、すなわちツーピースタイプ(デュアルアバットメント)も存在する。
一般的に金属材からなるアバットメントは、CNCマシン等で精密作業して製作するため表面が滑らかな方であるが、人工歯牙は、手作業の工程を伴って製作する例が少なくなく、その表面がアバットメントの表面のように滑らかでなく微細な屈曲や公差が発生したりもし、人工歯牙の内側面とアバットメントで上部結合部の外側面とが緊密に結合できない問題が発生し得る。
さらには、アバットメントの上部結合部が人工歯牙と当接する接触面積を増加して、人工歯牙と強力な結合関係を維持する必要が伴い得るが、図1のアバットメントで上部結合部は、固定面積のみを提供するので上述した問題を解決する手段を提供することができない。
特許文献1:韓国登録特許第1669893号のインプラントの二重構造アバットメントは、歯槽骨及び歯茎に固定され、一部が歯茎より高く突出する第1アバットメント(abutment)と、突出した第1アバットメントに連結されて歯茎に突き合わせ、中央に貫通口が形成される第2アバットメント及び、貫通口に挿入され第1及び第2アバットメントを結合する結合部を含み、アバットメントを二重組立て式構造で提供して、インプラントの維持補修が容易な長所を提供すると公開されている。
しかし、この技術は、単にアバットメントを組立て式二重構造で提供したという特性のみを提供するだけで、人工歯牙と接する部位の接触面積を上げようとする目的や、これを解決する手段を提示できない問題が伴う。
したがって、アバットメントを組立て式構造で提供して製作及び維持補修の便宜性を提供することはもちろん、人工歯牙との接触面積を増加して人工歯牙との強力な結合関係を保証できる新規で進歩したアバットメントを開発する必要性が台頭している。
大韓民国登録特許公報第10-1669893号
本発明は、前記技術の問題点を克服するために案出されたものであり、アバットメントの本体の役割をするベースの上部にキャップを組立て式で結合し、キャップの外周面の形状を多様に処理することにより、人工歯牙との結合力を高めることができるアバットメントを提供することを主要目的とする。
本発明の他の目的は、キャップの露出外周面を上広下狭に逆テーパーとなった形状に処理して、人工歯牙の離脱を確実に防止しながら、人工歯牙との接触面積を増加することである。
本発明のまた他の目的は、キャップと人工歯牙の間にスタビライザを追加で結合して、人工歯牙との緊密な結合関係を強化することである。
本発明の追加目的は、キャップの露出外周面に独特な構造の突起とグルーブを形成することにより、人工歯牙の屈曲した内側面の形状に適切に対応して、人工歯牙との緊密な結合関係をさらに強化することである。
前記目的を達成するために、本発明による人工歯牙との結合力を強化したキャップを含んだインプラント用アバットメントは、ネジ山を備えた結合ホールが高さ方向に形成されたベース、前記ベースとネジ山結合するキャップ本体と、前記キャップ本体の上部に位置して前記ベースの上部に露出したものであって前記キャップ本体より大きい直径を有したキャップヘッドとを含んだキャップ、を含むことを特徴とする。
また、前記キャップヘッドは、逆円錐台形状で上広下狭にテーパー処理されたキャップテーパー面が形成されたことを特徴とする。
また、前記インプラント用アバットメントは、前記ヘッドの直径に相応した直径を有した状態で、前記キャップの外周面に嵌込結合される貫通ホールが貫通形成されたスタビライザ(stablizer)、を含むことを特徴とする。
本発明による人工歯牙との結合力を強化したキャップを含んだインプラント用アバットメントによれば、
1)アバットメントを二重結合構造で提供し、上部結合部の面積を調節したり上げることができるキャップを提供して、人工歯牙との強靭な結合関係を保証することができる長所を有し、
2)キャップの露出外周面を上広下狭にテーパー処理して、人工歯牙の不要な遊動や離脱を確実に防止することができ、
3)スタビライザを介して人工歯牙とさらに緊密な結合関係を保証することができるだけでなく、
4)コネクタを媒介としてキャップがベースに結合することができ、アバットメントの全体的な耐久性を保証することができる効果を提供する。
公知のアバットメントを示した概念図である。 本発明のベースとキャップの基本構造を示した断面図である。 本発明のベースと逆円錐台か円柱形状からなったキャップを示した概念図である。 本発明のキャップを含んだアバットメントを人工歯牙及びフィクスチャーと結合する工程を示した順序図である。 本発明のアバットメントがスタビライザを含んだ構造を示した断面図及び部分拡大図である。 キャップのキャップヘッドで突起とグルーブが形成された構造を示した概念図である。 本発明のアバットメントがコネクタを追加で含んだ構造を示した断面図である。 本発明のアバットメントがコネクタの変形実施例を含んだ構造を示した断面図である。
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明することにする。添付された図面は縮尺によって示されておらず、各図面の同一の参照番号は同一の構成要素を指す。
図2は本発明のベースとキャップの基本構造を示した断面図で、図3は本発明のベースと逆円錐台か円柱形状からなったキャップを示した概念図である。
図2を見てわかるように、本発明のアバットメント10は、ベース100とキャップ300を含んだ構造を基本とする。
本発明のベース100は、公知のアバットメントと似た構造と形状を取るものであって、フィクスチャー2と結合する下部結合部110、及び、下部結合部110の上部に位置して人工歯牙1と結合する上部結合部120を含む。
すなわち、ベース100は、公知の上部/下部結合部を備えたアバットメントと似ていて特定の形状と構造に限定されないが、後述するキャップ300(さらには、図7のコネクタ)との結合構造を考慮して、公知のアバットメントの上部結合部より高さが低い構造を取ることが好ましい。
言い換えれば、キャップ300と結合されるベース100で上部結合部120は下部結合部110の高さより低く、キャップ300がベース100の上部結合部120の上部に露出するように結合された状態で、キャップ300及び上部結合部120の全体の高さが不要に上昇することを防止することができる。
このようなベース100は、中央部位の高さ方向に沿ってネジ山が形成された結合ホール130が形成されている。
結合ホール130は、公知のフィクスチャー2とスクリュー400が結合するためにスクリュー400が挿入される空間を提供する公知のアバットメントのスクリューホールと類似するが、本発明では特にスクリュー400だけでなく、後述するキャップ200が収容される空間を提供する機能を兼備する。このとき、結合ホール130の一部、すなわちキャップ300が締結される上部部位にはネジ山が形成されて、キャップ300とネジ山結合ができる基盤を備える。
このような結合ホール130は、図1のようなワンピースタイプのアバットメント構造基盤のベース100では、中央部位の高さ方向に沿って陥入形成され、ツーピースタイプのアバットメント構造基盤のベース100では、中央部位の高さ方向に沿って貫通形成されることができる。すなわち、結合ホール130の形状及び構造は、陥入形成と貫通形成全て可能であるところ、言い換えればいずれか一つの形状に限定されない。
本発明のキャップ300は、金属材(一般的なアバットメントと同じか類似の材質)からなった状態で、上述したベース100の結合ホール130にネジ山結合するものであって、大きくキャップ本体320とキャップヘッド310からなっている。
キャップ本体320は、外周面に結合ホール130とのネジ山結合のためのネジ山が形成された部位であり、キャップヘッド310は、このキャップ本体320の上部に形成されたものであって、言い換えれば、キャップ300がベース100の結合ホール130に結合時にベース100の上部に露出する部位である。
特にキャップヘッド310は、キャップ本体320より大きい直径を有する。
すなわち、キャップ300はキャップヘッド310とキャップ本体320からなった状態で、キャップヘッド210が、結合ホール130に結合されてベース100の外部(上部)に露出するが、このようなキャップヘッド310の露出部位(主に側面といえる露出外周面)が人工歯牙と実質的に結合する、すなわち結合面積を提供する部位となる。
また、キャップヘッド210の上面には、ベース100の結合ホール130とネジ山結合をするためのキャップホール330(ドライバーのような結合工具が結合されるドライバー溝またはネジ溝)が形成されることができる。このようなキャップホール330は、キャップヘッド310の上面自体で一定の深さで陥入形成されることを基本とする。
また図3を見てわかるように、キャップ300のキャップヘッド310は、円筒(円柱)形状または逆円錐台と類似した形状を取ることが可能である。
円筒形状のキャップヘッド310を備えたキャップ300は、全体的に画びょうと類似した形態を有し、逆円錐台形状のキャップヘッド310を有したキャップ300は、全体的に漏斗と類似した形態を取る。
このとき、逆円錐台形状のキャップヘッド310は、逆円錐台形状の構造的特性上、上広下狭にテーパー処理されたキャップテーパー面340を含む。
具体的には、人工歯牙1の内側面は、人工歯牙が手作業で進められるという製作上の実情を考慮して、完全な平坦面形状でない屈曲した形状、すなわち公差を含んだ立体形状を有するのが一般的といえるが、特に人工歯牙1の下の部分は丸く丸めるか曲率のある部位を取るようになる。
過去には、このような人工歯牙1の曲率のある下の部分に公知のアバットメントの上部結合部が接触時に、この部分が浮いたり不要な隙間が発生したりして人工歯牙と密着できずに不安定な結合力を提供する場合が多かった。
しかし、本発明のキャップ300のキャップヘッド310は、ベース100の上部に突出して公知のアバットメントの上部結合部より大きい面積を提供し、人工歯牙1との結合面積を上昇できる特性を提供する。
具体的には、円柱形状のキャップヘッド310の場合には、相対的に大きい直径で立体的形状の人工歯牙1の下の部分を効率的に押して密着させながら人工歯牙1との結合力を高めることができ、逆円錐台形状のキャップヘッド310の場合には、人工歯牙1の下の部分から上の方向に幅が増加するようにテーパー処理されたキャップテーパー面340を含んだという構造的特性によって、キャップテーパー面340に相応する傾斜角を有した内側面を備えた人工歯牙1(一般的な人工歯牙はもちろん、キャップのキャップテーパー面に相応した構造を有するように再設計された人工歯牙を適用することが可能)が、上方向に遊動したり離脱したりする問題を確実に抑えて、立体的形状の人工歯牙1との結合面積を増加しながら密着できる特性を提供することができる。
整理すると、本発明のキャップ300を含んだアバットメント10は、公知のアバットメントの上部結合部よりキャップ(特に、ヘッド)の確保による広い面積を提供して人工歯牙1との結合面積を高め、結果的に人工歯牙1との結合力を高めることができる機能を提供すると共に、単一体からなった公知のアバットメントで上部結合部の面積を増加した場合より製作費用を節減すると同時に、維持補修の便宜性を提供する特性を兼備する。
また、本発明のキャップ300は、公知のアバットメントと同様にチタンで製作されることもできるが、さらに好ましくはニチノール(Nitinol)を含むことが可能である。
ニチノールは、ニッケルチタンとも呼ばれるもので、ニッケルとチタンを半分ずつ交ぜた非磁性合金である。
この合金材料は、製品化された後に歪む等変形しても、一定の温度以上に加熱するか水につけると元の姿に戻る性質がある。このようなニチノールは、形状記憶超弾性合金とも呼ぶ。
ここで超弾性合金について説明すると、超弾性合金は、変形力を加える時には他の材料と同様に初期の弾性変形に続いて降伏が発生する。しかし変形力を下げるようになると、弾性変形分が回復するだけでなく、まるで荷重時の降伏現象とは反対の現象を示して、一定の応力値を維持しながら大きな変形歪曲が原状に回復してしまう材料を意味する。
言い換えれば、超弾性という現象は、応力と歪曲が比例する弾性変形での変形量が大きいのではなく、降伏点を超過する外見上の塑性変形がまるでゴムのように回復してしまう現象をいう。
これは応力誘起マルテンサイト(Stress Induced Martensite)の変態と深い関係があり、これは逆変態温度以上の温度下でオーステナイト相のニチノールに応力が加えられる場合、マルテンサイトへの変態が起きることに起因する。
このような応力誘起マルテンサイトが生成される理由は、外部から応力が加えられる場合、母相(オーステナイト相)とマルテンサイト相間の相平衡温度が上昇して、熱力学的にマルテンサイト相がさらに安定するからで、ここで応力が除去されると平衡温度が低くなってまた母相に戻るためである。
したがって、逆変態温度以上の温度下で超弾性を発現させることができるのだが、ここでニチノールの場合、逆変態温度が低くて人体の体温でも超弾性を発現させることができる。
またニチノールは、人体親和性が高く、超弾性、吸振性等、人体組織と類似の性質を示すものと知られており、優れた強度とともに腐食にも強い特性があって穴が開く危険性が少なく、生体内で腐食の危険もやはり少ないものと知られている。
したがって、ベース100に結合して人工歯牙1との結合力を高める中枢的な役割を行うキャップ300をニチノールで構成することにより、上述したニチノールの人体適合性、耐腐食性だけでなく、超弾性を基盤としてキャップ300自体はもちろんアバットメント10の全体的な弾性力が強化される特徴がある。
このような原理に基づき、キャップ300をベース100の結合ホール130に結合工具を介して回転装着するとき、キャップ本体310のネジ山がベース100の結合ホール130との結合時に発生する反発力によって一部変形して、母相であるオーステナイト相からマルテンサイト相への変態が起きる。
ただし、この状態で結合工具を介して作用した結合力が除去される場合、マルテンサイト相からオーステナイト相に戻って、超弾性によって一部変形していた形状が元の形状に戻って堅固に結合し、このとき、さらに強力な締結がなされて繰り返される咀嚼運動時にもキャップ300がベース100から離脱する現象が減る特性を提供することができる。
図4は、本発明のキャップを含んだアバットメントを人工歯牙及びフィクスチャーと結合する工程を示した順序図である。
図4は、本発明のキャップ300とベース100からなったアバットメント10(ワンピースタイプのアバットメント)が、基本的な構成といえるスクリュー400とフィクスチャー2と共に歯槽骨に植栽される全体工程を概略的に示した図である。
具体的には、まず歯槽骨にフィクスチャー2を植立した後、ベース100の下部に形成されたスクリュー400をフィクスチャー2のホール(ネジ山が形成されたホール)に挿入してから、両者をネジ山結合することによりベース100をフィクスチャー2に固定結合する。
このような過程は、分離型スクリューを備えたアバットメント、すなわちデュアルアバットメントにおいても、スクリューをベース100の結合ホール130に挿入する過程を除いては同じか似た順序で進めることができる。
この後、人工歯牙1をベース100の上部結合部120に安着するが、このとき人工歯牙1の中央部位は塞がれたものではなく空いた孔状態になされていて、ベース100に人工歯牙1を安着した後に、結合工具を介してキャップ300をベース100に回転結合するとき、これと同時に人工歯牙1もやはり噛み合って結合されることができる基盤を備える。
すなわち、人工歯牙1がベース100の上部結合部120に安着した後、キャップ300を人工歯牙1の孔を経てベース100の結合ホール130に挿入して、ドライバー等の結合工具を介してネジ山結合するが、結合工具を介してキャップ300を回転する過程で、先に説明したように、キャップ300で露出した部位であるキャップヘッド310の外周面が、人工歯牙1の屈曲した、すなわち立体的な下の部分及びその他の部分と密着状態を維持しながら人工歯牙1と噛み合うように緊密に密着する。
最終的にキャップ300が結合ホール130に結合完了したときには、人工歯牙1もやはりキャップ300でキャップヘッド310の外周面と緊密な接触状態を維持して、結果的に本発明のアバットメント10と人工歯牙1間に強化された結合関係を維持することができる。
最後に、人工歯牙1の孔をレジン等の充填材5によって充填して、インプラント製作(補綴)工程を完了することができる。
すなわち、図4によるインプラント補綴工程及びこれについての上述した説明を介して、人工歯牙1、ベース100、キャップ300及びスクリュー400とフィクスチャー2間の結合関係及び結合順序を分かりやすく理解することができる。
図5は、本発明のアバットメントがスタビライザを含んだ構造を示した断面図及び部分拡大図である。
現在、実務では接着剤を使用せずアバットメントを人工歯牙と結合する工程を主に適用しているが、この場合、アバットメントと人工歯牙1の内側面の間に微細な間隙や隙間が発生し得る。
このような問題を解決するために、本発明者は、上述したキャップヘッド310の面積を十分に確保した状態で人工歯牙1の内側面と緊密に接触するように構造設計をしたが、一般的に金属材からなったキャップ300は、CNCマシン等で精密作業して製作するため表面が滑らかな方であるが、人工歯牙1は、ワックスアップ工程等の手作業工程を伴って製作する例が少なくなく、その表面がキャップ300の表面のように滑らかでなく微細な屈曲や公差が発生したりもし、結合工具を媒介としてベース100の結合ホール130に挿入されたキャップ300、すなわちキャップヘッド310を回転させながら固定するとき、キャップヘッド310の外周面と接する人工歯牙1の内側面の一部分の表面が不規則で、特定部分だけがキャップ300の外周面と先に接して他の部分は当たらない場合が発生する蓋然性が伴う。
この場合、咬合力が加えられるときに均質な力の分散がなされず、人工歯牙1の破折をもたらすこともあり得、キャップ300がベース100から外れたり折れる場合も生じ得る。
このような問題をさらに確実に解決するために、先に説明したキャップヘッド310の外周面と人工歯牙1の内側面の間に当たらない部分を予測(寸法測定器等を介してヘッドの該当外周面位置を把握)して、キャップヘッド310の該当外周面部位にスタビライザ(stablizer)500を嵌込結合することが可能である。
スタビライザ500は、中央部位にキャップヘッド310の外周面が嵌込結合されることができる貫通ホール(スタビライザの中央部位に開放された部位)が貫通形成された構造体である。
円柱形状のキャップヘッド310用スタビライザ500はリング形状からなり、逆円錐台形状のキャップヘッド310用スタビライザ500は該当キャップヘッド310の形状に合うように逆円錐台を水平方向に切断した形状を取るが、言い換えると、スタビライザ500の貫通ホール、特に貫通ホールがキャップヘッド310の外周面(具体的には、キャップテーパー面)の傾斜角に相応する傾斜角で延長されたという意味である。
また逆円錐台形状のキャップヘッド310用スタビライザ500の外周面は、図5のように、キャップヘッド310の上面から垂直に延長されることができるが、内周面と平行に傾斜延長されることももちろん可能である。
このようなスタビライザ500は、人工歯牙1の不規則な内側面の形状に応じて多様な厚さと高さを有し得る。すなわち、図5に示されたように、スタビライザ500が薄い帯形状を取ることができることはもちろん、これより高い高さや厚い厚さでなされることも可能である。
このようなスタビライザ500は、PTFEやチタン、ニチノールのような金属材を始めとしてエンジニアリングプラスチック材質でなされることができ、固い材質はもちろん伸縮性や弾性を保有した材質でなされることも可能である。
このようなスタビライザ500によれば、キャップヘッド310の外周面と人工歯牙1の内側面の間の均一な接触を保証して、これらの安定した結合状態を維持することができ、人工歯牙1に咬合力が加えられて人工歯牙1とアバットメント10間に咬合方向とずれた外力が発生するとき、この外力を緩衝できることはもちろん、結果的にキャップ300が破折したり、キャップ300の不安定性の加重現象によってキャップ300がベース100からたやすく離脱する現象も防ぐことができる特性を提供する。
さらに、図5の部分拡大図を見てわかるように、スタビライザ500の外周面には、円周方向に沿って一定間隔を置いて複数個の突起510が形成されることが可能である。
この突起510は、先に言及したように、人工歯牙1の不規則な内周面の形状を把握して、これに対応するスタビライザ500の位置に複数個で形成されることができるところ、これによって、スタビライザ500と人工歯牙1間の微細な隙間を埋めたり、緩衝処理できる性能を提供することができる。
このとき、突起510のパターンは定形的に決定されるものではなく、人工歯牙1の形状に応じて多様な高さと距離で設定されることが可能である。
図6は、キャップのキャップヘッドで突起とグルーブが形成された構造を示した概念図である。
図6による実施例は、上述したスタビライザ500なしにキャップヘッド310が逆円錐台形状で上広下狭にテーパー処理されたキャップテーパー面340を含んだ構造で、キャップヘッド310の外周面、すなわちキャップテーパー面340には複数個の突起350が形成され、このような突起350間には一定の深さで陥入形成されたグルーブ(groove)360が形成された構造を示したものである。
すなわち、上述したスタビライザ500の突起510と同様の機能をキャップヘッド310の外周面に提供するためものであるところ、突起510だけでなくグルーブ520まで配置して、キャップヘッド310の外周面が屈曲した凹凸形状を有して人工歯牙の多様な不規則な形状にさらに効率的に対応して、キャップ300と人工歯牙1の緊密な接触及び結合関係を保障/維持することができる。
このような突起350とグルーブ360は、人工歯牙1の不規則な形状に応じて多様なパターンを取ることができるところ、例えば、突起350の高さとグルーブ360の深さは同じか異なることができ、突起350とグルーブ360の個数も同じか異なることができる。
さらに、図6による実施例は、人工歯牙の多様な形状に共通的に有用に適用できる突起350とグルーブ360の形状を追加で提示する。
具体的には、図6(a)による突起350とグルーブ360は、互いに離隔されず連続して連結されていることがわかる。
このとき突起350とグルーブ360の縦断面形状は独特な形態を取るところ、これを具体的に説明する。図6(a)でキャップヘッド310の「上部方向」というのは、キャップテーパー面340の上部側、すなわち図面で上部方向を意味する。
まず、突起350の縦断面形状は、キャップヘッド310の上部方向に傾斜延長された第1傾斜部351と、第1傾斜部351からキャップテーパー面340と平行にキャップヘッド310の上部方向に延長された平行延長部352及び、平行延長部352からキャップテーパー面340まで第1傾斜部351方向にラウンディングして延長された第2傾斜部353からなる。
これに対応して、グルーブ360の縦断面形状は、突起350の第2傾斜部353から第2傾斜部353と同一の曲率でラウンディングして延長された第1延長部361と、第1延長部361からキャップヘッド310の上部方向に傾斜延長された第2延長部362、及び、第2延長部362からキャップヘッド310の上部方向に第2延長部361より長い長さでキャップテーパー面340まで傾斜延長された第3延長部363からなる。
このような構造によれば、突起350がキャップヘッド310の上部方向を志向する形状を取るため、重力に対抗しながら人工歯牙1の結合部位を重力方向の反対方向に押し出すように接触して、人工歯牙1が重力方向に沈む現象を減らし、第2傾斜部352のラウンディング形状でこのような突起350の重力方向の反対方向志向の性質を強化しながら、相対的に長いながらも凹んで曲がった第2傾斜部352側に緊張力を維持させ、突起350がたやすく曲がったり折れたりしない耐久性を保有することができる。
また、グルーブ360は、人工歯牙1とキャップヘッド310の外周面が接する時に発生する一定の衝撃や応力を吸収処理する空間を提供すると同時に、第1延長部361のラウンディング構造が第2傾斜部252と同一の曲率半径(曲度)を有して、第2傾斜部252の耐久性と緊張力をさらに強く維持できる基盤を提供する。
また、第3延長部363は、グルーブ360の縁の角を削った一種のチャンファー(chamfer)部位といえるが、第2延長部362より短く処理されて上述した衝撃を1次吸収できる機能はもちろん、グルーブ360の全体的な構造もまたキャップヘッド310の上方向を志向するようにして、人工歯牙1とキャップヘッド310が結合するときに発生し得る人工歯牙1の粉じんが外側に飛び出せるようにガイド処理する機能を兼備することができる。
また、図6(b)による実施例は、図6(a)の実施例とほとんど同じ構造を有するが、グルーブ360の第2延長部362が第3延長部363より短い長さからなっているという差を有する。
このような構造によれば、図6(a)の実施例と類似の機能を提供するが、グルーブ360で第1、2延長部361、362の間に安定した溝空間を設けて、人工歯牙1とキャップヘッド310が結合するときに発生し得る人工歯牙1の粉じんを収容できる役割を提供する。
すなわち、人工歯牙1の粉じんが、むしろ遠く飛んで行かず他の部位のキャップヘッド310の外周面ないし人工歯牙1の内側面に留まるようになることにより、両者の結合面が滑らかにならず不規則にでこぼこになり得る問題を遮断するためである。
このような図6(a)及び図6(b)による実施例は、人工歯牙1の内側面がどのような形状を有しても、人工歯牙1の表面が不規則でさえあれば、十分に効率的に適用して上述した長所を確保できる特性を有し得る。
図7は、本発明のアバットメントがコネクタを追加で含んだ構造を示した断面図で、図8は、本発明のアバットメントがコネクタの変形実施例を含んだ構造を示した断面図である。
前記では、本発明のアバットメント10がベース100とキャップ300の結合構造からなったものを説明したが、図7及び図8の実施例では、コネクタ200を媒介としてキャップ300がベース100に結合される構造を追加して提示する。
具体的には、図7の実施例で、コネクタ200は、ベース100の結合ホール130の直径に相応した直径を有した状態で、上述したベース100の結合ホール130とネジ山結合をして結合ホール130内に収容されるものであって、中央部位の高さ方向に沿ってベース100の結合ホール130より小さな直径のキャップ収容ホール230が形成されている。
図7ではキャップ収容ホール230が貫通形成されたもので示されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、キャップ300を収容できる空間を提供するために、図8に示されたように、キャップ300の高さに相応する深さだけ陥入形成されるキャップ収容ホール230`を提供することももちろん可能である。
このようなコネクタ200は、図7~図8に示されたように、全体的に円錐または円錐台の形状を有することが、人工歯牙1との側面結合を補助することを助けるだけでなく、後述するがキャップ300と連動した構造、すなわちリボン構造によってキャップ30と共に人工歯牙1に強靭な結合力を提供するためにさらに好ましい。
このとき、コネクタ200がベース100の結合ホール130内に全部収容されることもできるが、図7または図8に示されたように、ベース100の上部にコネクタ200の一部位が露出した構造を取ることが、上述した特性、すなわち人工歯牙1との側面結合力を補助するために好ましい。
さらに、コネクタ200は、本体220とヘッド210で構成されることが可能である。
本体220は、外周面に結合ホール130とのネジ山結合のためのネジ山が形成された部位であり、ヘッド210は、この本体220の上部に形成されたものであって、コネクタ200がベース100の結合ホール130に結合時にベース100の上部に露出する部位である。
特にヘッド210は、本体220より大きい直径を有し得る。
すなわち、コネクタ200は、ヘッド210と本体220からなった状態でヘッド210が外部に露出するが、コネクタ200が結合ホール130内に全部収容される場合より、コネクタ200の外周面が人工歯牙1と結合できる結合面積を容易に提供することができる有利な特性を提供すると共に、ベース100の上部結合部120の高さを下部結合部110の高さより多く減らして、コネクタ200自体の高さを下げながらも、上述した理由でコネクタ200のヘッド210が人工歯牙との結合面積を容易に提供できるようにする構造的安定性を追求することができる。
特にコネクタは、本発明のアバットメント10がデュアルタイプ、すなわちベース100とスクリュー400が分離した構造であるときにさらに有用に適用されることができる。
具体的には、ベース100の結合ホール130を介してスクリュー400が挿入された後、フィクスチャー2に結合される過程を介してベース100がフィクスチャー2に固定されるが、このとき本体にあるネジ山の直径よりヘッドの直径が大きい一般的なスクリュー400を適用するとき、このようにヘッドの直径が大きくなるとスクリュー400の進入経路といえるベース100の結合ホール130の直径も大きくなるしかない。また、結合ホール130の直径が大きくなると、この上部に位置するキャップ300でキャップ本体320の直径も大きくなって、キャップヘッド310の直径はさらに大きくなるしかない。このようにキャップヘッド310の直径が大きくなると、ベース100の上面に形成された結合ホール130の直径も大きくなって、結果的に審美性が落ちる問題が伴う。
本発明のコネクタ200は、このような問題点を解決するためのものであって、コネクタ200を結合ホール130に挿入固定してキャップ300をベース100に容易に結合する媒介体としての役割を提供すると同時に、ベース100の上面に形成された結合ホール130の直径(大きさ)を減らして審美性を確保する役割をするようになるのである。
言い換えれば、コネクタ200なしに結合ホール130にキャップ300が挿入されるなら、キャップヘッド310及びキャップ本体320の直径が同伴上昇して、結合ホール130の直径を大きくするしかなく、結果的に審美感が落ちる反面、コネクタ200が結合ホール130に挿入されれば、コネクタ200自体の体積に比例してキャップヘッド310及びキャップ本体320の直径を減らして、これによって結合ホール130の直径も同時に減らして審美感が落ちる問題を解決する特性を提供する。
さらに、外部に露出したヘッド210の外周面は、ベース100での上部結合部120のテーパー面121と同じか類似の傾斜角を有して、段差または段顎(すなわち、傾斜角の差)の発生なしに面一に延長されることができるように上狭下広にテーパー処理されたヘッドテーパー面211が形成されることができる。
上述したコネクタ200を含んだ本発明のアバットメント10は、通常的にネジ山が形成された本体より直径が大きいヘッドを備えたスクリュー400はもちろん、アバットメント10のスクリューホール230の直径を無理矢理に減らして審美感を強化する場合より、全体的なアバットメント10の構造的安定性及び製作の便宜性(コネクタがベースと一体的に結合された構造を製作する場合より組立て式で製作する方が金型製作等の費用削減を追求することができる)を保証しながら、アバットメント10の上面で不要に大きな孔が形成されて審美感が落ちる問題を効率的に防止できる特性を提供することができる。
このような構造を基盤に、キャップ300は、コネクタ200でヘッド210のスクリューホール230に結合されヘッド210の上部に露出するように結合する。
このようにコネクタ200を追加した構造によれば、スクリュー400の直径を減らして審美感を強化することはもちろん、キャップ300が直接ベース100に結合される構造と違い、パッキングと類似の役割をするコネクタ200を媒介として安定的に結合するため、アバットメント10の全体的な構造的安定性を追求することができる。
さらに、人工歯牙1との結合面積を高めると共に、人工歯牙1が上方向に抜ける性質を遮断するために、コネクタ200でヘッド210の外周面が上部結合部120のテーパー面121に対応するように上狭下広にテーパー処理されたヘッドテーパー面211が形成された状態で、キャップヘッド310の外周面は、先に説明したように、ヘッドテーパー面211の傾斜角に対称(仮想の水平線であるX軸対称)となるように上広下狭にテーパー処理されたキャップテーパー面340が形成されることが可能である。
このような構造によれば、コネクタ200のヘッド210とキャップ300が「リボン」を90度回転させたものと類似の形態を取るところ、これによって、人工歯牙1との結合面積を増加させるだけでなく、キャップ300の逆方向テーパー構造(上方向に広がるように傾斜)によって、人工歯牙1が上方向に抜けようとする問題を完璧に遮断して、結果的に人工歯牙1との結合力を増大させることができる。
ここまで説明したように、本発明によるスクリューホールの直径を減らすコネクタを含んだインプラント用アバットメントの構成及び作用を、前記説明及び図面に表現したが、これは例として説明したものに過ぎず、本発明の思想が前記説明及び図面に限定されず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な変化及び変更が可能なことはもちろんである。

Claims (10)

  1. 人工歯牙との咬合力を強化することができるキャップを含んだインプラント用アバットメントであって、
    ネジ山を備えた結合ホールが高さ方向に形成されたベースと、
    前記ベースとネジ山結合するキャップ本体と、前記キャップ本体の上部に位置して前記ベースの上部に露出したものであって前記人工歯牙の内周面に直接的に接触するように前記キャップ本体より大きい直径を有するキャップヘッドとを含んだキャップと、を含む
    ことを特徴とするインプラント用アバットメント。
  2. 前記キャップヘッドは、
    逆円錐台形状で上広下狭にテーパー処理されたキャップテーパー面が形成された
    請求項1に記載のインプラント用アバットメント。
  3. 前記インプラント用アバットメントは、
    前記キャップヘッドの直径に相応した直径を有した状態で、前記キャップヘッドの外周面に嵌込結合される貫通ホールが貫通形成されたスタビライザ(stablizer)、を含む
    請求項1に記載のインプラント用アバットメント。
  4. 前記スタビライザの外周面には、
    円周方向に沿って一定間隔を置いて複数個の突起が形成された
    請求項3に記載のインプラント用アバットメント。
  5. 前記キャップは、
    ニチノール(Nitinol)を含む
    請求項1に記載のインプラント用アバットメント。
  6. 前記キャップヘッドの外周面には、複数個の突起が形成され、
    前記突起間には、
    一定の深さで陥入形成されたグルーブ(groove)が形成された
    請求項2に記載のインプラント用アバットメント。
  7. 前記突起とグルーブは連続して連結された状態で、
    前記突起の縦断形状は、
    前記キャップヘッドの上部方向に傾斜延長された第1傾斜部と、前記第1傾斜部から前記キャップテーパー面と平行に前記キャップヘッドの上部方向に延長された平行延長部、及び、前記平行延長部からキャップテーパー面まで前記第1傾斜部方向にラウンディングして延長された第2傾斜部からなり、
    前記グルーブの縦断面形状は、
    前記第2傾斜部から前記第2傾斜部と同一の曲率で延長された第1延長部と、前記第1延長部から前記キャップヘッドの上部方向に傾斜延長された第2延長部、及び、前記第2延長部から前記ヘッドの上部方向に第2延長部より短い長さで前記キャップテーパー面まで傾斜延長された第3延長部からなった
    請求項6に記載のインプラント用アバットメント。
  8. 前記突起とグルーブは連続して連結された状態で、
    前記突起の縦断形状は、
    前記キャップヘッドの上部方向に傾斜延長された第1傾斜部と、前記第1傾斜部から前記キャップテーパー面と平行に前記キャップヘッドの上部方向に延長された平行延長部、及び、前記平行延長部から前記キャップテーパー面まで前記第1傾斜部方向にラウンディングして延長された第2傾斜部からなり、
    前記グルーブの縦断形状は、
    前記第2傾斜部から前記第2傾斜部と同一の曲率でラウンディングして延長された第1延長部と、前記第1延長部から前記キャップヘッドの上部方向に傾斜延長された第2延長部、及び、前記第2延長部から前記キャップヘッドの上部方向に第2延長部より長い長さで前記キャップテーパー面まで傾斜延長された第3延長部からなった
    請求項6に記載のインプラント用アバットメント。
  9. 前記インプラント用アバットメントは、
    外周面にネジ山が形成され前記ベースの結合ホールにネジ山結合するものであって、中央部位の高さ方向に沿ってキャップ収容ホールが形成されたコネクタ、を含み、
    前記キャップは、
    前記キャップ収容ホールに挿入されてネジ山結合する
    請求項1に記載のインプラント用アバットメント。
  10. 前記コネクタは、
    上狭下広にテーパー処理された状態で前記ベースの上部で突出したヘッドテーパー面を備えたヘッドを含み、
    前記キャップで前記キャップヘッドの外周面は、
    前記ヘッドテーパー面の傾斜角に対応するように上広下狭にテーパー処理されたキャップテーパー面が形成された状態で、前記コネクタの上部で突出形成された
    請求項9に記載のインプラント用アバットメント。

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