JP2023534491A - 液体を含む流体の流量を測定するためのロータシステム及び関連機器 - Google Patents

液体を含む流体の流量を測定するためのロータシステム及び関連機器 Download PDF

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Abstract

本発明は、流体が流れる本体(1100)と、流体によって回転されるように構成された少なくとも1つのロータ(1101)と、ロータ(1101)の回転速度を測定するための装置(111)と、を備えた、液体を含む流体の流量を測定するためのシステム(11)に関する。測定装置(111)は、ロータ(1101)の回転軸(A)に略垂直な方向にロータ(1101)のベーン(1101b)に入射光を伝送し、ベーン(1101b)からの反射光を受光するように構成された光モジュール(1111)を備えている。測定装置(111)は、反射光放射に応じてロータ(1101)の回転速度を決定し、流体の流量を決定するように構成された換算モジュール(1113)を更に備えている。

Description

本発明は、液体を含む流体の流量を測定するシステムの分野に関する。本発明は、化学、薬学、アグリビジネス(agribusiness)、石油化学または建設用途のための液体流体または液体を含む流体の流量を光学的に測定するのに特に有利な用途を有している。
多くの用途で、正確且つ信頼性の高い流体の流量測定を行うことが要請されている。流体の流量測定は、例えば、方法の正しい操作のため、または安全性検査のために必要とされ得る。化学、薬学、アグリビジネス、石油化学、または建設の分野が特に挙げられ得る。
流体の流量を測定するために、流量センサとも呼ばれる流量測定システムがいくつか存在する。特定の流量センサは、その圧力またはその圧力の変動から流体の流量を決定している。圧力差流量センサは、例えば、導管内の流体の流れを制限するように構成され、従って、例えば、ベンチュリ効果によって圧力の低下を生じさせる。しかしながら、これらの流量センサは負荷損失をもたらし、流体の流れを妨害する。更に、流体の流速が低い場合に精度が制限されるピトー管についても言及することができる。より一般的には、圧力に基づく流量センサは、流体の圧力の制御されない変動に敏感であるという欠点を有している。このような変動は、例えば、ガス相(gaseous phase)と蒸気相(vapour phase)との間の二相流体において生じ得る。従って、それらの測定精度は制限される。
他の流量センサは、磁気効果を使用して流体の流量を決定している。例えば、ホール効果流量センサまたは電磁検出と結合されたロータ流量センサを挙げることができる。しかしながら、これらの流量センサは、近接電磁環境(proximity electromagnetic environment)に対して敏感であり、そのため、それらを測定する精度が制限される。更に、磁気効果に基づく検出は、流量センサの構成材料及び流体の性質にストレスを生じさせる。
光学測定に基づく流量センサがある。ロータと、ロータの回転速度を光学的に測定する装置とを含むシステムは、特に、特許文献1から知られている。このために、測定装置は、ロータの回転軸に平行な方向にロータのベーンに光放射を加えるように構成されている。実際には、このタイプの流量センサは満足な精度を提供しないことが証明されている。
特許文献2、特許文献3、特許文献4及び特許文献5は、流体の流れ方向に平行な軸を中心として流体によって回転されるタービンを含む、流体の速度を測定するためのシステムを開示している。
特許文献6は、ケーシング1内に水平に取り付けられたブレード付きロータを含む流量センサを記載している。
これらの流量センサが提供する測定の精度は依然として改善を要する。
従来技術の解決策に記載された流量センサの精度を改善する必要がある。別の必要性は、例えば圧力、温度、流体の性質に関して、過酷な条件環境において十分な精度を有する流量センサを提案することである。
特開平11-64113号公報 米国特許第4851666号明細書 特開昭57-168114号公報 英国特許出願公開第2083210号明細書 米国特許第3217539号明細書 仏国特許2222638号明細書
このために、本発明の目的は、従来の解決策を改善した、液体を含む流体の流量を測定するためのシステムである。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、以下の説明及び添付の図面を検討すると明らかになる。他の利点を組み込むことができることも理解される。
この目的を達成するために、一実施形態によると、液体を含む流体の流量を測定するためのシステムが提供され、このシステムは、
- 少なくとも1つの入口、少なくとも1つの出口、及び前記入口から前記出口への流体の流れのための少なくとも1つの通路を含む本体と、
- 前記通路内に配置され、流体の流れによって軸を中心に回転するように構成された少なくとも1つのロータと、
- 前記ロータの回転速度を測定するための装置であって、
* 入射光放射(incident light radiation)を発する発光モジュールと、
* 光モジュールであって、
〇 発光モジュールからの入射光放射を前記ロータのベーンに伝送し、
〇 前記ロータの前記ベーンでの、入射光放射の反射による反射光放射(reflected light radiation)を受光するように構成された、
光モジュールと、
* 換算モジュールであって、
〇 前記反射光放射に応じて前記ロータの回転速度を決定し、
〇 前記ロータの前記回転速度に応じて前記流体の流量を決定するように構成された、
換算モジュールと、
を備えた回転速度を測定するための装置と、
を具備している。
有利には、光モジュールは、入射光放射が、ロータの回転軸に略垂直な方向にロータのベーンに入射するように構成されている。
好ましくは、ロータは複数のベーンを更に備え、少なくとも1つのベーンは異なる光放射の反射係数を有し、例えば少なくとも1つの他のベーンの光放射の反射係数よりも小さい。
従って、入射放射は、光モジュールによって、ロータ上に半径方向に印加されている。従って、流体の流れ方向において、光モジュールの体積(bulk)は、従来の解決策に対して低減されている。流体がロータでシステム内を流れるとき、流れのラインにより乱流が生じる。光モジュールは、流体の流れ方向には配置されず、流体に対して垂直に配置されるので、光モジュールに対するこれらの乱流の影響は最小限に抑えられる。従って、流量の測定の精度は、従来の解決策に対して向上している。
更に、光モジュールは、流体の流れに沿って配置されず、この流れは、流量の測定によって中断されない。しかしながら、この構成は、流体の流れにおける負荷損失を最小限にする。従って、流体の流れに対する測定の影響は、従来の解決策に対して最小化される。従って、測定システムは、流体の流量の正確で信頼性のある測定を可能にしている。
更に、流量を測定するために提案されたシステムは、不均一な流体、典型的には二相流体(液体及び気体含む流体、または液体及び固体要素を含む流体)または三相流体(液体、気体及び固体要素を含む流体)に対して正確で信頼できる測定を可能にすることが証明された。従って、本発明の適用分野は特に多く、且つ多様である。
別の解決策は、入射光放射を専用部分に半径方向に照射し、マークを付け、このマークを読み取ることを可能にすることにより提供することができる。この解決方法に関して、本発明によって提案されるシステムは、
- 流体の流れ方向におけるシステムの体積を最小限に抑えることによって、流れの中断を減少させ、
- 流量のより正確で信頼できる測定ができ、
- 部品点数を少なくできている。
従って、システムはより簡単で信頼性の高いものとなる。
また、ロータのベーンの(複数の)材料が異なる反射係数を有するため、ベーンを構成する材料に応じて光ビームの反射が程度の差はあるが顕著になる。従って、反射光放射は、それが反射されるベーンに従って変調され、ロータの回転数/時間単位の決定を容易にし、信頼性のあるものにしている。従って、流量の測定精度を更に向上させることができる。この解決策は、ロータの各ベーン上に反射面を実装する解決策とは明らかに異なる。
一例によれば、少なくとも1つのベーンのアセンブリは、少なくとも1つの他のベーンのアセンブリを構成する材料とは異なる材料で構成され、光放射の異なる反射係数を有し、例えば、少なくとも1つの他のベーンを構成する材料よりも小さい。別の例によれば、少なくとも1つのベーンは、少なくとも1つの他のベーンのコーティング及び/または材料とは異なるコーティングでコーティングされ、光放射の異なる反射係数を、例えば、少なくとも1つの他のベーンを構成する材料よりも小さくしている。
有利には、測定装置は、光モジュールを本体に接続するためのモジュールを更に含むことができる。接続モジュールは、光モジュールと通路との間に流体シール接合を確立するように構成されている。従って、光モジュールは、流れを測定するために求められる流体と直接接触しない。従って、このシステムは、例えば圧力、温度、流体の性質、及び/または照射放射に関して、過酷な条件環境において十分な精度を提供している。
有利なことに、接続モジュールは、入射光放射及び反射光放射の密封性且つ透明性を有する接合部(sealed and transparent junction)を確立するように構成されている。
第2の態様は、流動する液体を含む流体を収容するように構成されたチャンバと、第1の態様による液体を含む流体の流量を測定するためのシステムとを備える機器に関する。チャンバは、測定システムの本体とは別の壁によって区切られている。
一例によれば、チャンバは、200バール未満の圧力及び/または350℃未満の温度の液体を含む流体、及び/または1~1000m/H、好ましくは1~10m/Hの流量で流れる流体を含むように構成されている。
一例によれば、チャンバは、10バール未満の圧力及び/または120℃未満の温度の液体を含む流体、及び/または1~1000m/H、好ましくは1~10m/Hの流量で流れる流体を含むように構成されている。
第3の態様は、第1の態様による測定システムを通って流れる流体及び/または第2の態様による機器に流入する流体の流量を測定するための方法であって、
- 発光モジュールによって入射光放射を発光し、
- 入射光放射が、ロータの回転軸に略垂直な方向にロータのベーンに入射するように、ロータのベーン上の発光モジュールからの入射光放射を、光モジュールによって伝達し、
- ロータのベーンへの入射光放射を反射し、
- 反射された放射を、光モジュールによって受光し、
- ロータの回転速度を決定し、次いで、ロータの回転速度に従って流体の流量を決定するために、反射された放射(reflected radiation)を換算モジュールによって換算している。
本発明の一実施形態の一例による装置の概略組立図である。 本発明の一実施形態の一例による測定システムの機能図である。 本発明の実施形態の異なる実施例による流体の流量を測定するための方法のステップの簡略図である。 本発明の実施形態の異なる実施例による流体の流量を測定するための方法のステップの簡略図である。 図1に示す測定システムの作動モジュールの縦断面図である。 図4に示す測定システムの作動モジュールの横断面図である。 ブラッグ回折格子を含む光ファイバの動作原理を示す図である。
本発明の目的、目的、並びに特徴及び利点は、以下の添付図面によって例示される実施形態の詳細な説明から最も良く明らかになる。
図面は例として示されており、本発明を限定するものではない。それらは、本発明の理解を容易にすることを意図した原理的な概略的表現を構成しており、必ずしも実用上の縮尺に沿ったものではない。
本発明の実施形態の詳細な検討を始める前に、測定システムの任意の特徴を以下に述べるが、これらは任意に関連してまたは代替的に使用することができる。
- 一例によれば、ロータは、例えば少なくとも1つの他のベーンよりも小さい、光放射の異なる反射係数を有する1つの単一のベーンを備えている。
- 一例によれば、ロータは、少なくとも1つの他のベーンよりも大きい光放射の反射係数を有する1つの単一のベーンを備えている。
- 光モジュールは、ロータの外径の1cm未満、5mm未満、あるいは2mm未満の距離で、ロータの回転軸に略垂直な方向に、配置された入射光放射の伝送部分を含む。従って、光モジュールは、ロータのベーンにできるだけ近い位置での測定を可能にしている。従って、流量測定の精度は、不均一な流体または不透明な流体に対して維持される。
- 光モジュールは、少なくとも流体によってロータから分離されるように構成されている。一例によれば、入射光放射の伝送部分は、ロータの回転軸に略垂直な方向に、ロータの外径から0でない距離に配置される。
- 光モジュールは光ファイバを含む。一例によれば、光ファイバは、伝送部分と、発光モジュール及び受光モジュールのうちの少なくとも1つとの間に、目的とする用途に応じて適応可能な長さ、例えば、0.5mを超える長さ、場合によっては1mの長さを有している。
- 光モジュールは近接検出光ファイバ(proximity-detecting optical fibre)を含む。
- 流体は液体である。あるいは流体は、液体と、気体または固体要素のうちの少なくとも1つとを含む。従って流体は、液体と固体または液体と気体の混合物、または液体と固体と気体であっても良い。
- 例によれば、流体は主に液体である。前記測定装置において、液体は、流体の体積の少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%を占めている。
- 好ましくは、軸は、流体がそれに従って通路に流入することが意図される主方向に略平行である。
- 好ましくは、本体は、その入口と出口との間で、主としてロータの回転軸と平行な方向に、好ましくは同一の方向に延在している。
- 光モジュールは、例えば受光モジュールを介して、反射光放射を換算モジュールに伝送するように構成されている。
- 本体は、流動する流体と接触するように構成された外壁を有している。本体は、流動する流体を含むチャンバ内に配置することができる。
- 流体の一部のみが本体の通路に流れ込むことができる。これにより、システムで発生する負荷損失を低減することができる。
- ロータは、複数のベーンを備え、少なくとも1つのベーンは、光放射の反射係数が他のベーンを構成する材料よりも小さい材料で構成されている。
- ロータは少なくとも4つのベーンを備え、少なくとも2つのベーンはプラスチック材料で作られ、少なくとも2つのベーンは金属で作られ、好ましくは少なくとも2つの金属ベーンはステンレス鋼で作られている。
- 各ベーンは1つの材料のみで構成されている。従って、ロータの製造、従ってシステムの製造が簡略化されている。ベーン間の反射差は、放射が反射されるベーンの表面全体に亘って発生し、流量の測定の精度も向上する。
- ロータの(服すの)ベーンは、代替的にはっきりと異なる反射係数(distinct reflection coefficients)を有している。従って、反射光放射の変調は、光放射が反射される連続するベーンによって生じる。
- 発光モジュールはレーザ源を含む。この例によれば、換算モジュールは、レーザ干渉計を含むことができる。
- 前記光モジュールは、ブラッグ回折格子を含む光ファイバを含む。従って、測定装置は、流体の流量測定だけでなく、更に、流体の温度及び圧力のうちの少なくとも1つの測定を可能にしている。
- 発光モジュールは、600nmから2000nmの間の波長を有する入射光放射を発光するように構成されている。
- システムは以下で構成される:
* 本体内を流れる流体の圧力に関連するパラメータを測定するように構成された少なくとも1つの圧力センサであって、このパラメータは、例えば、流体の圧力である、圧力センサと、
* 本体内を流れる流体の温度に関するパラメータを測定するように構成された少なくとも1つの温度センサであって、このパラメータは、例えば、流体の温度である、温度センサ。
これにより、限られた体積を維持しながら、測定システムの配置及び保守を単純化することによって、流体に関するより多くのデータを収集することが可能になる。
測定方法は、測定システムの特徴の実施から生じる任意のステップを有することができることに留意されたい。
本特許出願において、2つのパーツが別個であると示されている場合、これは、これらの部分が分離されて、次のいずれかであることを意味している:
- 互いに離れた位置にあること、
- 互いに対して移動可能、及び/または、
- インサートで固定することによって互いに固定されており、この固定は取り外し可能であるか否かを問わない。
従って、単一のワンピースパーツは、2つの異なるパーツで構成することはできない。
以下の詳細な説明では、「長手方向」、「横方向」、「上方」、「下方」、「頂部」、「底部」、「前部」、「後部」、「内側」、「外側」等の用語が使用される場合がある。これらの用語は、装置及び/または測定システムの通常位置に相対的に関連して解釈しなければならない。例えば、「長手」方向は、測定システムの作動モジュールの主延伸方向(main extension direction)に対応している。
また、縦方向または前/後方向がx軸に対応し、横方向または右/左方向がy軸に対応し、下/上方向がz軸に対応するマーカが使用されている。
「内部」とは、装置及び/または測定システムから内側に回転する要素または面を指し、「外部」とは、装置及び/または測定システムから外側に回転する要素または面を指す。
所与の値に「実質的に等しい/より大きい/より小さい」パラメータによって、これは、このパラメータが所与の値に、この値のプラスマイナス10%、プラスマイナス5%であっても、等しい/より大きい/より小さいことを意味している。
本特許出願では、流体が少なくとも部分的に、更には全体的に液体状態である場合、流体は液体であると考えられる。従って、流体が部分的に気体状態にあることも、流体が僅かな固体部分(solid fraction)を含むことも除外されない。
次に、図1を参照して装置1の詳細を説明する。装置は、チャンバ10を含む。チャンバ10は、流動する液体を含む流体を収容するように構成されている。チャンバ10は、少なくとも部分的に、更には全体的に、壁100から区切られている。チャンバは、例えば、タンクまたは導管である。
流動する流体は、例えば、圧力、温度、流体の性質に関して厳しい条件環境を形成する場合がある。一例によれば、流体は更に腐食性を有する場合がある。一例によれば、流体は、少なくとも部分的に、更には全体的に液体状態であるような、圧力及び温度条件に曝される。装置1、特にチャンバ10は、加圧された及び/又は高温の流体を収容するように構成することができる。装置1は実質的に、流体が、チャンバ10の圧力条件下で、流体の融点と350℃との間、更にはチャンバ10の圧力条件下で、流体の融点と120℃との間の温度にあるように構成することができる。装置1は、流体が少なくとも部分的に液体を維持するのに十分な圧力であるように構成することができる。流体の圧力は、更に、実質的に200バール未満であっても良く、155バール未満であっても良い。一例によれば、流体の圧力は、更に、実質的に10バール未満であり得る。装置1は、流体が1~1000m/h、好ましくは0.1~5m/hの流量で流れるように構成することができる。
例えば、装置1のチャンバ10は、石油化学流体循環チャネル(petrochemical fluid circulation channel)等の石油化学用途のためのチャネルである。別の例によれば、チャンバ10は、溶媒、試薬、または生成物が化学、薬学、またはアグリビジネス用の機器1内を循環する導管である。一例によれば、チャンバ10は、給水導管または排水導管等の建物の導管である。
この装置は更に、少なくとも流動流体の流量を測定するように構成されたシステム11を含む。このために、機能図2に示すように、システム11は、図1に矢印Fで示す流体の流れによって駆動されるように構成された作動モジュール110を含む。作動モジュール110は、流体が例えば長手方向xに流れる本体1100を含む。作動モジュール110は、本体1100の内部に配置された少なくとも1つのロータ1101を更に備える。ロータ1101は、軸線Aを中心として回転するように構成されている。回転軸Aは、本体1100内の流れ方向xと略平行である。
システム11は更に、ロータ1101の回転速度を測定する装置111を含む。測定装置111は、ロータ1101の回転速度を光学的に決定するように構成されている。このために、機能図2に示すように、測定装置111は、光放射を発光する発光モジュール1110と、光モジュール1111と、光放射を受光する受光モジュール1112と、換算モジュール1113とを備えることができる。
ここで、流体の流量を測定するためのシステム11及び方法2の機能的な動特性を図1、図3A及び図3Bに関連して説明する。図3A及び図3Bでは、任意追加のステップが点線で示されており、後続するステップとして記載されている。発光モジュール1110は、いわゆる入射光放射を発光している(20)。光モジュール1111は、発光モジュール1110からの入射光放射を作動モジュール110に、より具体的には、流体によって回転されたロータ1101に伝送するように構成されている(21)。
ロータ1101において、入射光放射は、ロータ1101のベーン1101b上で反射されている(22)。光モジュール1111は、反射光放射を受光するように構成されている。次いで、光モジュール1111は、反射光放射を換算モジュール1113に伝送することができる(25)。この伝送(25)は、反射光放射を対応する物理信号、例えば電気信号に換算するように構成された受光モジュール1112によって行うことができる。換算モジュール1113は、受光モジュール1112を含むことができる。
反射光放射は、軸Aを中心とするベーン1101bの回転に従って変調されている。例えば、反射光放射の強度は、ベーン1101bの回転によって変調されている。換算モジュール1113は、反射光放射又は対応する物理信号を、ロータ1101の回転速度に対応する時間単位当たりのロータ1101の回転数に換算するように構成されている。ロータ1101の回転速度に従って、換算モジュール1113は、流体の流量を決定するように構成されている。従って、換算モジュール1113は、反射された放射を流体流量に換算することを可能にする(24)。
光モジュール1111は、入射光放射が、ロータ1101の回転軸Aと略直交する方向zにロータ1101のベーン1101bに入射するように構成されている。光モジュール1111は、光モジュール1111の入射光放射を作動モジュール110に伝送するように構成された入射光放射の伝送部分1111cを含むことができる。
伝送部分1111cは、入射光放射及び反射光放射の光モジュール1111への通過を可能にすることができる。伝送部分1111cは、ロータ1101の回転軸Aと略直交する方向zに延在していて良い。光モジュール1111の体積は、x方向で最小化されている。従って、流体の流れにおける負荷損失が最小限に抑えられる。従って、測定システムは、流体の流量の正確で信頼性のある測定、特に、測定される値の1%未満の精度を可能にしている。
次に、システム11の各モジュールの相対的な配置について説明する。作動モジュール110の本体1100は、チャンバ10の壁100の連続部分に配置することができ、一体部分を形成することさえできる。このために、本体1100の各端部は、チャンバ10の壁100に接続するための部分を含むことができ、流体をチャンバ10から本体1100によって画定された通路に導くように構成され、及び/またはチャンバ10の壁100と本体1100によって画定された通路との間で流体的にシールされる接合部を形成している。
本体1100は、チャンバ10の壁100とは別個であることが好ましい。本体1100は、流動する流体と接触するように構成された外壁1100dを有することができる。従って、作動モジュール110、従って本体1100、並びにロータ1101は、チャンバ10内に収容された流体内に浸漬され、好ましくは完全に浸漬されている。図1に示すように、作動モジュール110は、流動する流体を含むチャンバ10内に配置することができる。従って、このシステムは、最新の装置1内の流体の流量を測定するように構成されている。一例によれば、本体1100は、方向xにおける本体1100の長さに等しい長さに亘って、チャンバの内壁によって区切られる体積の1/3未満、1/5未満、1/10未満の体積を画定している。本体1100がチャンバ10の壁100と区別される場合、本体1100の端部は、チャンバ10の壁100に接続するための部分を有さないことができ、これらの接続部分は、流体をチャンバ10から本体1100によって画定される通路に導くように構成され、及び/またはチャンバ10の壁100と本体1100によって画定される通路との間に流体密封接合部(fluidically sealed junction)を形成するように構成されている。
一例によれば、作動モジュール110は、チャンバ10上に手動で、またはツールを用いて取り外し可能に取り付けられる。作動モジュール110は、チャンバ10の壁100上、またはチャンバ10内に配置された機器1の任意の部分上に取り付けることができる。従って、作動モジュール110は、必要に応じてチャンバ10に導入、及びチャンバ10から取り外すことができる。モジュール110が例えばメンテナンスのために一旦取り外されたとしても、チャンバ10は、その完全な状態(integrity)を維持することができる。流体の一部のみが、本体1100内を更に流れることができる。これにより、システム11が発生し得る負荷損失が更に低減されている。流体の流れに対する測定の影響は、更に最小化されている。
一例によれば、光モジュール1111は、導波路、より具体的には光ファイバ1111aを含む。図1に示すように、光ファイバ1111aは、伝送部分1111cと発光モジュール1110との間に延在していて良い。光ファイバ1111aは、伝送部分1111cと、受光モジュール1112及び換算モジュール1113のうちの少なくとも一方との間に延在していて良い。光ファイバ1111aは、測定が行われるロータ1101の発光モジュール1110及び換算モジュール1113をオフセットすることを可能にしている。従って、システム11は、限られた幾何学的形状を有する環境内の流体の流量を測定するように構成されている。システム11は更に、発光モジュール1110、受光モジュール1112、及び換算モジュール1113の損傷の可能性を回避することによって、過酷な条件環境における流体の流量を測定するように構成されている。伝送部分1111cは、光ファイバ1111aの遠位端に配置されることが好ましい。光ファイバ1111aは目的の用途に応じて調整可能な長さを有していて良い。その長さは、送信部分と:発光モジュール1110との間、及び/または受光モジュール1112との間、及び/または換算モジュール1113との間で、例えば0.5mよりも長く、更には1mよりも長い長さを有することができる。
図4に示すように、光ファイバ1111aは、中空ケーブルとも呼ばれるシース1111bの内部に配置することができ、作動モジュール110を、発光モジュール1110及び/または受光モジュール1112及び/または換算モジュール1113に、更にはこれら3つのモジュールによって形成されるアセンブリに接続している。好ましくは、シース1111bは、光ファイバ1111aの局所的な折り曲がりを回避するように構成されている。図1に示されるように、作動モジュール110がチャンバ10内に配置される場合、シース1111bは、チャンバの壁100と作動モジュール110との間に、流体の流れ方向に対して垂直に配置され得る。シース1111bは、特に流体の温度及び圧力に応じて、流動する流体中でわずかに変形可能であるように選択することができる。シース1111bは、流体シールされることが好ましい。例えば、シース1111bは、少なくとも1つの金属層を含むか、または金属、好ましくはステンレス鋼で作られる。
測定装置111は、流体と光モジュール1111との間の密封接合部1120を確保するように構成された接続モジュール112を更に備えることができる。封止された密封接合部1120は、流体が光モジュール1111に浸透するのを回避することを可能にしている。図4に示すように、密封接合部1120は、光モジュール1111と作動モジュール110の本体1100内を流れる流体との間に配置された第1の部分1120aを含むことができる。この第1の部分1120aは、特に、光モジュール1111の伝送部分1111cとロータ1101との間で、光放射の光路上に配置することができる。従って、この第1の部分1120aは、使用される光放射に対して透明性を有している。第1の部分1120aの材料は、流体の温度に応じて変化することができる。例えば、実質的に100℃未満の熱伝達流体の温度に対して、シールされた密封接合部1120の第1の部分1120aは、ガラスベースであるか、またはガラスで作製され得る。別の例によれば、実質的に100℃と500℃との間の熱伝達流体の温度に対して、シールされた密封接合部1120の第1の部分1120aは、サファイアベースであるか、またはサファイアで作製することができる。第1の部分1120aの厚さは、本体1100内を流れる流体と光モジュール1111との間の圧力差に応じて適合させることができる。密封接合部1120の第1の部分1120aは、より具体的には、実質的に600バールまでの流体の圧力に適合するように構成することができる。密封接合部1120は、第2の部分1120bを含むことができる。この第2の部分1120bは、本体1100の外側を循環する流体が光モジュール111内に浸透しないように、本体1111とシース1100bとの間に配置され得る。例えば、この第2の部分はステンレス鋼でできている。
次に、作動モジュール110及びその光モジュール1111との協働について、図4及び図5を参照してより詳細に説明する。本体1100は、少なくとも1つの入口1100a及び少なくとも1つの出口1100bを有している。それは更に、入口1100aから出口1100bへの流体の流れのための少なくとも1つの通路1100cを有している。本体1100は、通路1100cがチャンバ10内の流体の流れ方向xと略平行となるように配置されて、流量の測定が可能な限り信頼できるようにすることができる。
本体1100は更に、光モジュール1111の通路開口部を有している。光モジュール1111の伝送部分1111c及び/または密封接合部1120の第1の部分1120aは、本体1100の内面1100eと同一平面になるように、この開口部に配置することができる。従って、光モジュール1111は、流体の通路1100cを貫通すること無く、ロータ1101にできるだけ近接して配置されている。伝送部分1111cがロータ1101に対してオフセットしたり変形したりすることは無い。従って、光放射の光路は、流体の流れによって影響されない。更に、従って、本体1100の内側の水力直径は変更されない。本体1100内の流れのプロファイルは、光モジュール1111によって乱されない。
作動モジュール110は、少なくとも1つのロータ1101、好ましくは1つの単一ロータ1101を備え、好ましくは一体型である。このようにして、流体の流れ方向xにおけるロータ1101の体積は最小化され、流体における負荷損失を更に最小化している。ロータ1101は、回転軸Aに沿って延在し、流体の流れ方向xに略平行なハブ1101aを含む。ハブ1101aは、シャフト1101cに取り付けることができる。シャフト1101cは、本体1100の内側面1100eの少なくとも1つの点から別の点まで延在している支持体1102上に取り付けることができる。支持体1102の切断面(y、z)において、支持体1102は、通路1100cの表面の50%未満、更には70%未満、更には85%未満の部分を占めることが好ましい。従って、支持体は、作動モジュール110内を通過する間の流体の負荷損失を最小限に抑える。
ロータ1101は、回転軸Aに対して半径方向に延在している複数のベーン1101b、1101b’を備えている。密封接合部1120の伝送部分1111c及び/または第1の部分1120aは、ロータ1101の回転軸Aと直交する方向zに、ロータ1101の外径から1cm未満、5mm未満、1mm未満の距離、好ましくは0でない距離で配置されている。流体が不均一である場合、例えば図5に示されるように、伝送部分1111cとベーン1101b、1101b’の端部1101baとの間の固体粒子の通過は制限される。固体粒子が光放射の通過を妨害するリスクは限定的である。更に、流体が不透明である場合、この距離は、伝送部分1111cとこの端部1101baとの間の光放射の通過を確実にしている。従って、不透明な流体であっても流量の測定精度が維持されている。入射光放射の光パワーの70%以上が5mmの厚さに亘って流体によって吸収される場合、流体は所与の波長において不透明であると考えられる。
一例によれば、ベーン1101b、1101b’の遠位端1101baの回転によって規定されるロータ1101の外径D1101は、以下の関係によって決定することができる。
1101=D1100-dであり、D1100は、本体1100の内径であり、dは、好ましくは0でない、1cm未満、好ましくは5mm未満、より好ましくは2mmの距離である。
ロータ1101の特徴は、更に、測定される流体の流量範囲に従って選択され得ることに留意されたい。これらの特徴は、例えば、ロータ1101の長手方向寸法、及び/又はベーン1101b、1101b’の数であり得る。
一例によれば、ロータ1101はベーン1101b、1101b’を備え、少なくとも1つのベーン1101bは、1つ又は他のベーン1101b’とは異なる材料で作られているか、或いは1つ又は他のベーン1101b’のコーティングまたは材料とは異なるコーティングで被覆されている。一例によれば、少なくとも1つのベーンは、他のベーンを構成する材料とは異なる材料で構成され、光放射の異なる反射係数を有し、例えば、他のベーンを構成する材料よりも小さい。
一例によれば、少なくとも1つのベーン1101bのアセンブリは、少なくとも1つの他のベーンのアセンブリを構成する材料とは異なる材料で構成され、光放射の異なる反射係数を有し、例えば、少なくとも1つの他のベーンを構成する材料の反射係数よりも小さい。別の例によれば、少なくとも1つのベーンは、少なくとも1つの他のベーンのコーティング及び/または材料とは異なるコーティングで被覆されており、これにより光放射の異なる反射係数を、例えば、少なくとも1つの他のベーンを構成する材料よりも小さくしている。
各ベーンは、より具体的には、1つの材料のみで構成することができる。従って、ロータの製造、従ってシステムの製造が簡略化される。一例によれば、少なくとも1つのベーンは、少なくとも1つの他のベーンの反射係数よりも小さいか又は大きい、光放射の異なる反射係数を有することができる。一例によれば、少なくとも1つのベーンは、光放射の反射係数が他のベーンを構成する材料よりも小さい材料で作製され得る。反射係数は、反射光の強度と入射光の強度との比で定義することができる。従って、光ビームは、ベーンに応じて、例えばベーンを構成する材料に応じて、多かれ少なかれ有意な反射を有している。従って、反射光放射は、それが反射されるベーンに従って変調され、ロータの回転数/時間単位の決定を容易にしている。従って、流量の測定精度を更に向上させることができる。各ベーン1101b、1101b’が1つの材料のみで構成されるか、またはコーティングによって完全に被覆される場合、ベーン1101b間の反射差は、放射が反射されるベーンの表面全体に亘って生じる。ロータ1101の回転数/時間単位の決定が更に容易になり、流量の測定精度が更に向上している。異なる反射係数の材料は、金属とすることができ、磁性または非磁性であっても良く、好ましくはステンレス鋼及びプラスチックである。
一例によれば、ロータ1101のベーン1101b、1101b’は、代替的に異なる反射係数を有し、例えば、代替的に異なる反射係数を有する材料で構成されている。同様に、所定の反射係数を有するベーン1101bに対して、直接隣接しているベーン1101b’は、異なる反射係数を有している。反射光放射の変調は、光放射が反射される連続するベーン1101b、1101b’に従って行われ、ロータの回転数/時間単位の決定を更に容易にしている。例えば、4つのベーンを含むロータの場合、ロータの回転軸線に対して対向する2つのベーン1101b’は、例えば第1の材料で作られることによって第1の反射係数を有することができ、ロータの回転軸線に対して対向する他の2つのベーン1101bは、例えば第2の材料で作られることによって第2の反射係数を有することができ、第1の材料と第2の材料とは異なる反射係数を有している。
一例によれば、ロータ1101は、プラスチック材料で作られた少なくとも2つのベーン1101b’と、磁性を有するか否かを問わないが、好ましくはステンレス鋼で作られた金属で作られた少なくとも2つのベーン1101bとを含む。従って、光ビームは、金属ベーン上で最大反射を有し、プラスチック材料ベーン上ではより少ない反射を有している。従って、反射光放射は、それが反射されるベーンに従って変調され、ロータの回転数/時間単位の決定を容易にしている。
次に、測定装置111の実施形態の例を詳細に説明する。一例によれば、発光モジュール1110、光モジュール1111、及び受光モジュール1112は、近接検出によって、ロータ1101の回転を検出するように構成することができる。近接検出では、発光モジュール1110と受光モジュール1112とが隣接している。光放射は、反射器によって反射されている。ロータ1101のベーン1101b、1101b’がビームを切断するとき、ベーンで反射された放射は、ベーン1101b、1001b’の回転速度を検出することを可能にしている。このために、光ファイバ1111aは近接光ファイバとすることができる。光放射は、赤外線範囲に属する波長を有することができる。従って、流体中の光放射の範囲は数mmである。
発光モジュール1110は、600~2000nmの波長を有する入射光放射を発光するように構成することができる。他の波長範囲に関しては、赤色または近赤外線の光源は安価であるが、流量を測定するのに十分な精度を提供している。
一例によれば、発光モジュール1110は、レーザ源を含む。この例によれば、換算モジュール1113は、レーザ干渉計を含む。レーザ源は、干渉法によってロータ1101の回転の検出を可能にする時間的にコヒーレントな放射を発光している。この分野で知られている方法では、干渉分光法(interferometry)は、波の干渉現象を使用する測定である。得られた干渉縞は、移動した光路の長さに関する情報を与える。この技術は、測定システム11のコストを制限しながら、正確であるという利点を有している。
別の例によれば、光ファイバ1111aは、ブラッグ回折格子を含むことができる。従って、測定装置111は、流体の流量測定だけでなく、流体の温度及び/または圧力の測定も可能にしている。ブラッグ回折格子光ファイバの動作は、図6に一例として示されている。ロータ1101のベーン1101bからの反射放射3は、伝送部分1111cによって光ファイバ1111aを透過することができる。光ファイバ1111a内のブラッグ回折格子のパラメータに従って、ブラッグ波長30と呼ばれる少なくとも1つの波長が、格子によって反射され、伝送部分1111cを通ってファイバから出てくる。従って、ブラッグ回折格子31から出射する光信号は、少なくとも1つのブラッグ波長が減算された反射放射3から構成されている。流体の温度及び圧力は、例えば、膨張または変形、従って得られる光信号31によって、ブラッグ格子のパラメータを変化させることができる。ブラッグ格子の拡張(dilatation)または変形は、この場合、ブラッグ格子上の流体の温度及び圧力の影響から拡大するのであって、ロータの回転によって誘発される機械的変形から生じるのではない。特に、光モジュール1111が、少なくとも流体によってロータ1101から分離されるように構成される場合である。図2の点線で示されるように、換算モジュール1113は、流量1113aを換算するための手段、並びに温度1113b及び圧力1113cを換算するための手段を備えることができる。図3Bに示すように、流体の流量を測定するための方法は、反射された放射を流体の温度及び/または圧力に換算することを更に含むことができる。
ブラッグ回折格子を含む光ファイバでは、光放射のスペクトル幅は、実質的に数nmから数千nmの間であり得る。
測定装置111は、例えば、光モジュール1111に追加して、圧力及び/または温度センサを含むことができることに留意されたい。図3Aに示されるように、流体の流量を測定する方法は、流体の温度及び/または圧力の測定を更に含むことができる。
流体の流量を測定するための方法は、使用前の測定システムの較正を更に含むことができる。この較正は、例えば、装置1における測定システム11の使用条件に応じて具体的に行うことができる。
上記の説明から、本発明は、液体を含む流体の流量を測定するためのシステムであって、従来の解決策に対して改善され、特に、流量測定の精度及び信頼性が従来の解決策に関して向上するシステムを提案することは明らかである。
1 装置
10 チャンバ
100 チャンバの壁
11 流量を測定するための測定システム
110 作動モジュール
1100 本体
1100a 入口
1100b 出口
1100c 通路
1100d 外壁
1100e 内側面
1101 ロータ
1101a ハブ
1101b ベーン
1101ba 端部(遠位端)
1101b’ ベーン
1101c シャフト
1102 支持体
111 回転速度を測定する装置
1110 発光モジュール
1111 光モジュール
1111a 光ファイバ(導波路)
1111b シース(中空ケーブル)
1111c 入射光放射の伝送部分
1112 受光モジュール
1113 換算モジュール
1113a 流量を換算するためのサブモジュール
1113b 温度を換算するためのサブモジュール
1113c 圧力を換算するためのサブモジュール
112 接続モジュール
1120 密封接合部
1120a 第1の部分
1120b 第2の部分
2 測定方法
20 入射光放射の発光
21 入射光放射の伝送
22 入射光放射の反射
23 反射光放射の受光
24 流量への換算
25 反射光放射の伝送
26 圧力及び温度の測定
26’ 温度への換算
26” 圧力への換算
3 反射放射
30 ブラッグ放射
31 ブラッグ回折格子から出た光信号

Claims (15)

  1. 液体を含む流体の流量を測定するためのシステム(11)であって
    - 少なくとも1つの入口(1100a)と、少なくとも1つの出口(1100b)と、前記入口(1100a)から前記出口(1100b)への流体の流れのための少なくとも1つの通路(1100c)と、を備える本体(1100)と、
    - 前記通路(1100c)の内部に配置され、流体の流れによって、前記通路(1100c)に流体を流入させる主方向と略平行な軸(A)を中心に回転するように構成された、少なくとも1つのロータ(1101)と、
    - 前記ロータ(1101)の回転速度を測定する測定装置(111)であって、
    * 入射光放射を発する発光モジュール(1110)と、
    * 光モジュール(1111)であって、
    〇 前記発光モジュール(1110)からの入射光放射を前記ロータ(1101)のベーン(1101b)に伝送し、
    〇 前記ロータ(1101)の前記ベーン(1101b)での入射光の反射による反射光放射を受光するように構成された、
    光モジュールと、
    * 換算モジュール(1113)であって、
    〇 前記反射光放射に応じて前記ロータ(1101)の回転速度を決定し、
    〇 前記ロータ(1101)の回転速度に応じて前記流体の流量を決定するように構成された、
    換算モジュールと、
    を備えた測定装置(111)と、
    を備えているシステム(11)において、
    前記光モジュール(1111)は、入射光放射が前記ロータ(1101)の前記回転軸(A)に略垂直な方向に前記ロータ(1101)の前記ベーン(1101b)に入射するように構成されており、
    前記測定装置(111)は、前記光モジュール(1111)を前記本体(1100)に接続する接続モジュール(112)を更に備え、該接続モジュール(112)は、前記光モジュール(1111)と前記通路(1100c)との間に流体シール接合を確立するように構成されており、
    前記ロータ(1101)は、複数のベーン(1101b、1101b’)を備え、少なくとも1つのベーン(1101b’)は、少なくとも1つの他のベーン(1101b)の光放射の反射係数とは異なる光放射の反射係数を有する、ことを特徴とするシステム。
  2. 前記光モジュール(1111)は、前記ロータ(1101)の外径から1cm未満、好ましくは5mm、好ましくは2mmの距離で、前記ロータ(1101)の回転軸(A)に略垂直な方向に配置された前記入射光放射を伝送するための伝送部分(1111c)を備えた、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記光モジュール(1111)は、光ファイバ(1111a)を備えた、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記光モジュール(1111)は、近接検出光ファイバ(1111a)を備えた、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記光モジュール(1111)は、前記反射光放射を前記換算モジュール(1113)に伝送するように構成された、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記本体(1100)が、流動する前記流体と接触するように構成された外壁(1100d)を備えた、請求項1~5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 少なくとも1つのベーン(1101b’)が、他のベーン(1101b)を構成する材料を構成する材料の反射係数よりも小さい反射係数を有する材料で作製されている、請求項1~6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記ロータ(1101)は少なくとも4つのベーン(1101b、1101b’)を備え、少なくとも2つのベーン(1101b’)はプラスチック材料で作られ、少なくとも2つのベーン(1101b)は金属で作られている、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記発光モジュール(1110)がレーザ源を備え、前記換算モジュール(1113)がレーザ干渉計を備えた、請求項1~8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記光モジュール(1111)は、ブラッグ回折格子を含む光ファイバ(1111a)を備えた、請求項1~8のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記発光モジュール(1110)は、600~2000nmの波長を有する入射光放射を発光するように構成された、請求項1~10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. - 前記本体(1100)内を流れる前記流体の圧力に関するパラメータを測定するように構成された少なくとも1つの圧力センサ、
    - 前記本体(1100)内を流れる前記流体の温度に関連するパラメータを測定するように構成された少なくとも1つの温度センサ、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1~11のいずれか一項に記載のシステム。
  13. 流動する液体を含む流体を収容するように構成されたチャンバ(10)と、請求項1~12のいずれか一項に記載の流体の流量を測定するためのシステム(11)と、を備えた装置(1)であって、
    前記チャンバ(10)は、前記測定システム(11)の前記本体(1100)とは異なる壁(100)によって区切られている、装置。
  14. 前記チャンバ(10)が、200バール未満の圧力で、350℃未満の温度で、1~1000m/時の流量で流れる液体を含む流体を収容するように構成された、請求項13に記載の装置。
  15. 前記チャンバが、10バール未満の圧力及び120℃未満の温度の液体を含む流体を収容するように構成された、請求項14に記載の装置。
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