JP2023532132A - 男性流体収集アセンブリ及びシステム、その使用方法と製造方法 - Google Patents

男性流体収集アセンブリ及びシステム、その使用方法と製造方法 Download PDF

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Abstract

一例の流体収集アセンブリ(100)は、シース(102)及びベース(104)を含む。シースは、流体不透過性バリア(106)を含み、それは少なくとも第1のパネル(108)と第2のパネル(110)から形成される。第1のパネルと第2のパネルは、それらの間に少なくとも部分的にチャンバ(112)を画定する。流体不透過性バリアはまた、シースの遠位端部に流体出口(118)を画定し、シースの近位端部に開口部(114)を画定する。シースはまた、チャンバ内に配置された少なくとも1つの多孔性材料(122)を含む。ベースは、シースに永久的に固定されるか、又は永久的に固定されるように構成される。ベースは、開口(124)を画定し、それはベースがシースに永久的に取り付けられたときに開口部と整列する。ベースは、開口が陰茎の上に配置された状態で、個人の陰茎の周りの領域に固定されるように構成される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年7月2日に出願された米国仮特許出願第63/047,374号及び、2020年8月19日に出願された米国仮特許出願第63/067,542号に対する優先権を主張し、それぞれの開示はその全体が、参照によって本明細書に援用される。
様々な状況において、人、又は動物は、可動性が限られているか、又は損なわれ、通常の排尿プロセスが困難であるか、又は不可能である場合がある。例えば、人は、可動性を損なう障害を経験したか、又は障害をもつ場合がある。人は、パイロット、運転手、及び危険区域での労働者が経験するような制限された移動条件にある場合がある。更に、時として尿の収集が、モニタリング目的又は臨床試験のために必要になる。
尿道カテーテル、例えばフォーリカテーテルを用いて、失禁などのこれらの状況の一部に対処し得る。しかし、残念ながら、尿道カテーテルは不快で痛みを伴う場合があり、感染症などの合併症を引き起こす可能性がある。加えて、便器が使用される場合があり、それは、例えば医療施設などの寝たきり患者の排泄に用いられる容器である。しかしながら、便器は不快で、こぼれ易く、その他の衛生上の問題を生じ易い。
尿失禁の最も深刻な事態、例えば不快感、発疹、及び痛みに苦しむ男性は、通常、高齢者であり、寝たきりの場合が多い。また、衛生状態を維持するための継続的な支援も必要である。これらの患者に見られることの多い特徴として、彼らは、通常、仰向けに横たわっており、陰茎のサイズは年齢とともに縮小することが多く、脂肪組織を含むスキンロールにより陰茎が後退され、横臥位の間は上向きであることが多く、患者は陰茎に触れてデバイスを操作するのが困難となる。尿採取デバイスは、これらの特徴を参照して設計される必要がある。
利用可能な解決策は、通常、起立した状態で使用するためのもの(例えば、カップ及び漏斗)であり、尿放出口が陰茎の遠位端部の反対側にある。コンドーム型カテーテルなどの他のデザインは患者にとって操作が困難であり、寸法的に不適合である場合が多く、確実に留置しない。
したがって、人、又は動物、特に男性から快適に、またユーザ及び/又は周囲領域の汚染を最小限にして採尿できるデバイスが必要とされている。
本明細書に開示される実施形態は、男性流体収集アセンブリ、それを含むシステム、それを製造する方法、及びそれを使用する方法に関する。一実施形態では、流体収集アセンブリが開示される。流体収集アセンブリはシースを含む。シースは、第1のパネル及び第2のパネルを含む少なくとも1つの流体不透過性バリアを含む。少なくとも1つの流体不透過性バリアは、第1のパネル及び第2のパネルによって少なくとも部分的に画定されるチャンバを画定する。少なくとも1つの流体不透過性バリアは、シースの遠位端部に出口を画定し、シースの近位端部に開口部を画定する。シースはまた、チャンバ内に配置された少なくとも1つの多孔性材料を含む。流体収集アセンブリはまた、シースの近位端部に永久的に固定されるか、又は永久的に固定されるように構成されたベースを含む。ベースは、陰茎の周囲の皮膚に取り付けられるように構成される。ベースは、シースの開口部に対応する開口を画定する。
一実施形態では、システムが開示される。システムは流体収集アセンブリを含む。流体収集アセンブリはシースを含む。シースは、第1のパネル及び第2のパネルを含む少なくとも1つの流体不透過性バリアを含む。少なくとも1つの流体不透過性バリアは、第1のパネル及び第2のパネルによって少なくとも部分的に画定されるチャンバを画定する。少なくとも1つの流体不透過性バリアは、シースの遠位端部に出口を画定し、シースの近位端部に開口部を画定する。シースはまた、チャンバ内に配置された少なくとも1つの多孔性材料を含む。流体収集アセンブリはまた、シースの近位端部に永久的に固定されるか、又は永久的に固定されるように構成されたベースを含む。ベースは、陰茎の周囲の皮膚に取り付けられるように構成される。ベースは、シースの開口部に対応する開口を画定する。システムはまた、吸引力を加えるように構成された真空源、流体貯蔵容器、及び出口に接続され、真空源及び流体貯蔵容器と流体連通する少なくとも1つの導管を含む。
一実施形態では、流体収集アセンブリを製造する方法が開示される。この方法は、流体不透過性バリアの第1のパネルと第2のパネルとをその縁部の少なくとも一部分に沿って互いに付着して、シースを形成することを含み、第1のパネルと第2のパネルは、それらの間にチャンバを少なくとも部分的に画定する。流体不透過性バリアは、開口部及び出口を画定する。この方法はまた、チャンバ内に少なくとも1つの多孔性材料を配置することを含む。
一実施形態では、システムを使用して個人から体液を収集する方法が開示される。この方法は、ベースを陰茎の周囲の皮膚に取り付けることを含む。ベースはシースに永久的に固定されるか、又は永久的に固定されるように構成される。シースは、第1のパネル及び第2のパネルを含む少なくとも1つの流体不透過性バリアを含む。少なくとも1つの流体不透過性バリアは、第1のパネル及び第2のパネルによって少なくとも部分的に画定されるチャンバを画定する。少なくとも1つの流体不透過性バリアは、シースの近位端部に流体出口を画定し、シースの遠位端部に開口部を画定する。シースはまた、チャンバ内に配置された少なくとも1つの多孔性材料を含む。
開示された任意の実施形態からの特徴は、限定されることなく、互いに組み合わせて使用され得る。更に、本開示の別の特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び添付図面を考慮することによって当業者には明らかになるであろう。
図面は、本開示のいくつかの実施形態を示し、ここで同一の参照番号は、図面に示される異なる図又は実施形態における同一又は同様の要素あるいは特徴を指す。
一実施形態による、流体収集アセンブリの上面等角図である。 一実施形態による、流体収集アセンブリの底面等角図である。 任意の実施形態による、平面C-Cに沿った流体収集アセンブリの断面概略図である。 任意の実施形態による、平面D-Dに沿った流体収集アセンブリの断面概略図である。 一実施形態による、流体収集アセンブリの第2のパネルの平面図である。 一実施形態による、多孔性材料の断面概略図である。 一実施形態による、ベース104の断面概略図である。 一実施形態による、流体収集アセンブリの断面概略図である。 一実施形態による、第2のパネルの平面図である。 一実施形態による、流体収集アセンブリの断面概略図である。 一実施形態による、流体収集アセンブリの断面概略図である。 一実施形態による、図4Aに示されるベースの断面概略図である。 一実施形態による、一体形成された第1のパネル及び第2のパネルを含む流体収集アセンブリの断面図である。 一実施形態による、実質的に同様の流体収集アセンブリが埋没陰茎でどのように使用され得るかを示す断面概略図である。 一実施形態による、実質的に同様の流体収集アセンブリが非埋没陰茎でどのように使用され得るかを示す断面概略図である。 一実施形態による、流体収集のためのシステムのブロック図である。 一実施形態による、流体を収集する方法の流れ図である。 一実施形態による、流体収集アセンブリを製造する方法の流れ図である。
本明細書に開示される実施形態は、男性流体収集アセンブリ、それを含むシステム、それを製造する方法、及びそれを使用する方法に関する。一例の流体収集アセンブリは、シース及びベースを含む。シースは、互いに接続された少なくとも第1のパネル及び第2のパネルから形成された流体不透過性バリアを含む。第1のパネル及び第2のパネルは、それらの間にチャンバを少なくとも部分的に画定する。流体不透過性バリアはまた、シースの遠位端部に流体出口を画定し、シースの近位端部に開口部を画定する。シースはまた、チャンバ内に配置された少なくとも1つの多孔性材料を含む。ベースはシースに永久的に固定されてもよく、又はベースは将来のある期間にシースに永久的に固定されるように構成されてもよい。ベースは、開口を画定し、開口はベースがシースに永久的に取り付けられたときに開口部と整列する。ベースは、開口が陰茎の上に配置された状態で、個人の陰茎の周りの領域に固定されるように構成される。したがって、シースのチャンバは、陰茎から1つ以上の体液(例えば、尿、精液、汗など)を受け取るように構成され得る。
流体収集アセンブリを使用する一例の方法は、個人の陰茎の周りの領域にベースを固定することを含む。ベースが個人に配置されると、陰茎は、ベースによって画定された開口を通って延びる(例えば、陰茎が埋没されていない)か、開口に隣接する(例えば、陰茎が埋没されている)。シースがまだベースに取り付けられていない場合は、シースはまたベースに永久的に取り付けられてもよい。例えば、シースは、ベースを陰茎の周りの領域に固定する前、間、又は後に、ベースに永久的に取り付けられてもよい。ベースが陰茎の周りの領域に固定され、シースがベースに取り付けられた後、個人は陰茎から体液を排出し得る。体液はシースのチャンバに流入する。多孔性材料は、チャンバに入る体液の少なくとも一部を受け取り、体液を出口に向けることができる。この方法は、体液をチャンバから出口を通して除去することを含んでもよく、例えば、チャンバと流体連通する真空源を介して吸引力が出口に加えられる場合である。
図1A及び図1Bは、一実施形態による、流体収集アセンブリ100のそれぞれ上面及び底面の等角図である。図1C及び図1Dは、任意の実施形態による、それぞれ平面C-C及びD-Dに沿った流体収集アセンブリ100の断面概略図である。流体収集アセンブリ100は、シース102及びベース104を含む。シース102は、流体不透過性バリア106を含み、流体不透過性バリア106は第2のパネル110に付着された第1のパネル108から少なくとも部分的に形成される。一実施形態では、例示のように、第1のパネル108と第2のパネル110は別個のシートである。流体不透過性バリア106はまた、第1のパネル108と第2のパネルとの間のチャンバ112、シース102の近位端部領域116の開口部114、及びシース102の遠位端部領域120の出口118を画定する。シース102はまた、チャンバ112内に配置された少なくとも1つの多孔性材料122を含む。ベース104は、開口124を含む。ベース104は、シース102の近位端部領域116に永久的に取り付けられ、開口124は開口部114に整列される。永久的に取り付けられるというのは、シース102又はベース104の少なくとも一方を損傷すること、シース102をベース104から分離するのにブレードを使用すること、シース102をベース104に取り付けている接着剤を溶かすために化学薬品を使用すること、及び/又は、シース102をベース104に取り付けた接着剤又は付着部(例えば、超音波溶接)を溶融又は軟化させるために熱を使用することを必要とすることなく、シース102がベース104から取り外され得ないという意味である。
流体不透過性バリア106の内面126(例えば、第1及び第2のパネル108、110の内面)は、流体収集アセンブリ100内のチャンバ112を少なくとも部分的に画定する。流体不透過性バリア106は、一時的に体液をチャンバ112に貯蔵する。流体不透過性バリア106は、任意の適切な流体不透過性ポリマ(複数可)で形成されてもよく、例えば、流体不透過性ポリマ(例えば、シリコーン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなど)、金属フィルム、天然ゴム、別の適切な材料、又はそれらの組み合わせである。したがって、流体不透過性バリア106は、体液が流体不透過性バリア106を通過するのを実質的に防止する。一例では、流体不透過性バリア106は、通気性かつ流体不透過性であってもよく、これにより、漏れを防止しながら、吸引力がチャンバ112に加えられたときにチャンバ112を通る空気の流れを可能にし得る(すなわち、チャンバ112はほぼ大気圧のままであり、それによって吸引力が導管136をヒッキ(hickie)又はよじれるのを防止する)。そのような例では、流体不透過性バリア106は、複数の細孔を画定する疎水性材料から形成され得る。代替的又は追加的に、流体不透過性バリア106は、少なくとも1つの穿孔128(例えば真空逃がし穴)を含み得て、チャンバ112が実質的に大気圧のままであることを可能にする。流体不透過性バリア106の少なくとも外面130の少なくとも1箇所以上の部分は、軟性及び/又は滑らかな材料から形成され、それによって摩擦を低減し得る。
一実施形態では、第1のパネル108又は第2のパネル110の少なくとも一方は、少なくとも部分的に透明な流体不透過性材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、又はポリ塩化ビニルから形成される。第1のパネル108又は第2のパネル110の少なくとも一方を少なくとも部分的に透明な流体不透過性材料から形成することで、人(例えば、開業医)が陰茎を検査することを可能にする。いくつかの実施形態では、第1のパネル108と第2のパネル110の両方は、少なくとも部分的に透明な流体不透過性材料から形成される。例えば、シース及びベースを含むいくつかの従来の流体収集アセンブリは、シースがベースから可逆的に取り外されることを可能にするが、その前にベースが陰茎の周りの領域に固定される。シースをベースから取り外すことで、人は陰茎を検査できる。しかし、シースをベースから取り外し可能に構成することで、シースとベースとの間に漏れが生じる可能性がある。前述のように、シース102はベース104に永久的に取り付けられ、これはシース102とベース104との間の漏れを、ベース104がシース102に適切に取り付けられている場合(例えば、シース102とベース104との間にしわが形成されない場合)に実質的に防止する。第1のパネル108又は第2のパネル110の少なくとも一方を少なくとも部分的に透明な不透過性材料から形成されるように選択することで、流体収集アセンブリ100全体を陰茎の周りの領域から取り外すことなく、陰茎を検査することが可能になる。例えば、チャンバ112は、陰茎受容領域132を含み得て、それは個人の陰茎を、その陰茎がチャンバ112の中に延在するときに受容するように構成される。陰茎受容領域132は、少なくとも多孔性材料122と、第1のパネル108及び/又は第2のパネル110の少なくとも部分的に透明な材料の少なくとも一部分とによって画定され得る。換言すれば、多孔性材料122は、チャンバ112内に配置され、その結果、多孔性材料は、陰茎がチャンバ112の中に開口部114を通って挿入されるときに、陰茎と第1のパネル108及び/又は第2のパネル110の透明部分の少なくとも一部分との間には配置されない(例えば、陰茎は、第2のパネルの少なくとも一部分と少なくとも1つの多孔性材料との間に配置される)。多孔性材料122は一般に透明ではなく、したがって、陰茎受容領域132を画定する第1のパネル108及び/又は第2のパネル110の少なくとも部分的に透明な材料の部分は、窓部を形成し、これにより、人は陰茎受容領域132の中を見て陰茎を検査することができる。
一実施形態では、第2のパネル110は、少なくとも部分的に透明な材料から少なくとも部分的に形成され、窓部を形成して人が陰茎受容領域132の中を見ることを可能にする。更に、多孔性材料122は、陰茎受容領域132と第1のパネル108の少なくとも一部分との間に配置される。そのような実施形態は、流体収集アセンブリ100を使用している個人の尊厳を維持するのに役立ち得る。例えば、使用中、第2のパネル110は、一般に、個人に隣接し、例えば大腿部及び/又は会陰に隣接する。したがって、第2のパネル110は、一般に、使用中に隠され、人は、最初にシース102を持ち上げて個人から離さない限り、陰茎を見ることができない。一方、第1のパネル108は、個人から離れて面し、第2のパネル110よりも容易に見ることができる。しかし、人(例えば、通りがかった人、訪問者など)は、第1のパネル108を通して陰茎を見ることができず、それは、多孔性材料122が透明ではなく、及び/又は第1のパネル108が不透明な材料から形成されているためである。したがって、そのような実施形態では、第1のパネル108及び/又は多孔性材料122は、そのような検査が必要でない限り、人(複数可)が陰茎を見ることを防ぎ、それによって流体収集アセンブリ100を使用している個人の尊厳を保っている。一実施形態では、第1のパネル108は、少なくとも部分的に透明な材料から形成され、人が陰茎受容領域132の中を見ることを可能にする窓部を形成する。更に、多孔性材料122は、陰茎受容領域132と第2のパネル110の少なくとも一部分との間に配置される。そのような実施形態では、人は陰茎受容領域132の中を見るためにシース102を持ち上げるという追加の動作を行う必要はないが、流体収集アセンブリ100を使用している個人の尊厳は、通りすがりの人もまた陰茎受容領域132の中を見ることができるために、保つことができない可能性がある。
前述のように、第1のパネル108の少なくとも一部分と第2のパネル110の少なくとも一部分は、互いに付着される。一実施形態では、図示のように、第1及び第2のパネル108、110は、その外縁部134の少なくとも一部分に沿って互いに付着される。このような実施形態では、第1及び第2のパネル108、110は、任意の適切な技術、例えば、接着剤、縫い合わせ、熱封止、高周波(「RF」)溶接、超音波(「US」)溶接、又は任意の他の技術を使用して付着される。以下でより詳細に議論されるように、流体不透過性バリア106を第1のパネル108及び第2のパネル110から形成することは、流体収集アセンブリ100の製造速度を改善し得て、特に、第1のパネル108及び第2のパネル110が非縫い合わせ技術を使用して互いに付着される(例えば、第1及び第2のパネル108、110には、第1及び第2のパネル108、110を共に縫い合わせることによって形成される縫い合わせ接合部がない)場合にそうである。
流体不透過性バリア106によって画定される開口部114は、陰茎が埋没陰茎である場合に、流体がチャンバ112に入る流入経路を提供し、陰茎が埋没されていない場合、陰茎がチャンバ112(例えば、陰茎受容領域132)に入ることを可能にする。開口部114は、流体不透過性バリア106(例えば、流体不透過性バリア106の内縁部)によって画定され得る。例えば、開口部114は、外面130から内面126まで、流体不透過性バリア106内に形成され、それを通って延在し、それにより、体液が流体収集アセンブリ100の外側からチャンバ112に入ることが可能になる。
図1Eは、一実施形態による、流体収集アセンブリ100の第2のパネル110の平面図である。例示の実施形態では、第2のパネル110は、開口部114全体を画定する。例えば、開口部114は、第2のパネル110によって画定されるカットアウトであり、第2のパネル110の外縁部134から離隔される。そのような例では、第2のパネル110は、第1のパネル108の形状に実質的に対応する形状を示し得て、第1のパネル108を、その外縁部に沿って第2のパネル110に付着するのを容易にし得る。また、第1のパネル108と第2のパネル110は、陰茎がチャンバ112内にない場合に実質的に平らになることを可能にし、これにより、流体収集アセンブリ100の装着をより目立たなくして、個人に対し体液が貯留することが抑制され得る。しかしながら、いくつかの実施形態では、開口部114は、第2のパネル110の外縁部134から離隔されない。そのような実施形態では、開口部114は、第2のパネル110の少なくとも1つの外縁部134から内向きに延びるカットアウトであってもよい。また、図2A及び図2Bに関してより詳細に説明するように、開口部114はカットアウトとして形成されなくてもよい。
図1A~図1Dを再び参照すると、流体不透過性バリア106は、導管136を受け入れるサイズの出口118を画定する。導管136は、チャンバ112内に少なくとも部分的に配置されてもよく、そうでなければ出口118を通してチャンバ112と流体連通してもよい。出口118は、導管136に対して少なくとも実質的に液密シールを形成するようなサイズ及び形状であり得て、それによって、体液がチャンバ112から漏れるのを実質的に防止する。一実施形態では、出口118は、互いに付着されていない第1のパネル108及び第2のパネル110の一部分から形成され得る。そのような実施形態では、流体不透過性バリア106は、その周りの流体不透過性バリア106の部分よりも大きい剛性を示すキャップを含まなくてもよく、これは流体収集アセンブリ100の製造を、流体収集アセンブリ100を形成するために使用される部品の数を減らし得ることで容易にすることができ、また流体収集アセンブリ100を製造するのに必要な時間を削減し得る。キャップの欠如により、締り嵌めを用いて導管136を出口118に固定することが困難になる可能性があるが、締り嵌めを使用して導管136を出口118に取り付けることは依然として可能であり得ることに留意されたい。したがって、導管136は、出口118に(例えば、第1及び第2のパネル108、110に)、接着剤、溶接を用いて、又は出口118を出口118に結合することで、取り付けられ得る。導管136を出口118に取り付けることは、漏れを防止し得て、導管136が不意に出口118から外れるのを防止し得る。一例では、導管136は、第1及び第2のパネル108、110を互いに付着する同じ製造ステップで出口118に取り付けられ得る。
前述のように、シース102は、チャンバ112内に配置された少なくとも1つの多孔性材料122を含む。多孔性材料122は、体液を、チャンバ112の1つ以上の選択された領域に、例えば陰茎から離れて出口118に向かうように、方向付け得る。このように、多孔性材料122は、チャンバ112からの体液の除去を容易にし、パッド層を形成し得て、陰茎が湿った材料に寄りかかることで、陰茎の皮膚の劣化を引き起こし、及び/又は流体収集アセンブリ100の装着をより不快にするのを防止する。多孔性材料122は、陰茎からの尿の流れを鈍化し得る。
一実施形態では、多孔性材料122は、任意の体液を開口部114から吸い上げるように構成されたウィッキング材料であり、それによって体液がチャンバ112から漏れるのを防止する。そのような「ウィッキング」は、ウィッキング材料の中への流体の吸収を含まなくてもよい。別の言い方をすれば、材料へ中の流体の吸収は、材料が流体に曝され、流体から除去された後、しばらくの間は、実質的に生じない。吸収がないことが望ましいが、「実質的に吸収しない」という用語は、流体のウィッキング材料の中への名目上の吸収量(例えば、吸収性)を可能としてもよく、例えば、ウィッキング材料の乾燥重量の約30重量%未満、20重量%未満、15重量%未満、10重量%未満、約7重量%未満、約5重量%未満、約3重量%未満、約2重量%未満、約1重量%未満、又は約0.5重量%未満である。以下でより詳細に説明するように、ウィッキング材料はまた、一般にチャンバ112の内部に向けて流体を吸い上げ得る。一実施形態では、多孔性材料122は、体液を吸着又は吸収するように構成される。ウィッキング材料と同様に、そのような吸着又は吸収材料は、体液を開口部114から遠ざけ、それによって体液がチャンバ112から漏れるのを防止し得る。
多孔性材料122は、任意の適切な多孔性材料から形成され得る。例えば、多孔性材料122は、ナイロン(例えば、スパンナイロン繊維)、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、他の多孔性ポリマ、疎水性発泡体、連続気泡発泡体、羊毛、絹、リネン、綿(例えば、綿ガーゼ)、フェルト、他の織物、コーティングされた多孔性材料(例えば、撥水コーティングされた多孔性材料)、任意の他の適切な多孔性材料、又はそれらの組み合わせから形成され得る。
図1Fは、一実施形態による、多孔性材料122の断面概略図である。多孔性材料122は、第1の層138及び第2の層140を含む。第1及び第2の層138、140は、織物であってもよい。多孔性材料122はまた、第1の層138と第2の層140との間の層を形成する複数の繊維142を含む。第1の層138、第2の層140、及び複数の繊維142のそれぞれは、複数の細孔を画定し、それによって体液の輸送と多孔性材料122を通る空気循環を可能にする。複数の繊維142によって画定される細孔は、より大きいか、又はより多いかの少なくとも一方であり、それにより、乾燥した体液が多孔性材料122を詰まらせる可能性を減少させ得る。複数の繊維142の存在はまた、多孔性材料122が陰茎に対して柔らかく感じるようにさせ、陰茎にクッション効果を提供する。複数の繊維142はまた、吸引力によって多孔性材料が潰れるのを防止し得る。
一実施形態では、複数の繊維は、第1の層138と第2の層140とを距離dだけ離隔し得る。距離dは、複数の繊維142を形成する繊維の数、及び複数の繊維142が一緒に詰められる密度に基づいて選択され得る。例えば、距離dは、約0.25mm以上、約0.5mm以上、約0.75mm以上、約1mm以上、約1.5mm以上、約2mm以上、約3mm以上、約4mm以上、約5mm以上、約6mm以上、約8mm以上、約10mm以上、約12.5mm以上、約15mm以上、又は約0.25mm~約0.75mm、約0.5mm~約1mm、約0.75mm~約1.5mm、約1mm~約2mm、約1.5mm~約3mm、約2mm~約4mm、約3mm~約5mm、約4mm~約6mm、約5mm~約8mm、約6mm~約10mm、約8mm~約12.5mm、又は約10mm~約15mmであるように選択され得る。距離dの厚さは、多孔性材料122の吸収性を調整するために選択され得る。例えば、厚さを増加させると、複数の繊維142の体積及び/又は複数の繊維142によって画定される多孔度が増加し、多孔性材料122によって受容されて少なくとも部分的に貯蔵され得る体液の量を増加し得る。
第1の層138、第2の層140、及び複数の繊維142は、任意の適切な材料、例えば疎水性材料、親水性材料、ポリエステル、綿、又は本明細書に開示される任意の他の多孔性材料から形成され得る。一実施形態では、第1の層138、第2の層140、又は複数の繊維142のうちの1つ以上は、疎水性材料から形成され、それは多孔性材料122がその中に体液を貯蔵するのを阻止し、チャンバ112からの体液の除去を容易にし得る。一実施形態では、第1の層138、及び第2の層140のうちの1つ以上、又は複数の繊維142は、親水性材料から形成され、多孔性材料122がその中に体液を一時的に貯蔵するのを可能にし、それによって個人の皮膚の周りに貯留する体液の量を制限し得る。一実施形態では、第1の層138、第2の層140、又は複数の繊維142のうちの2つ以上が、異なる材料から形成される。そのような実施形態では、第1の層138は、陰茎受容領域132を画定し得るか、さもなければ第2の層140よりも陰茎受容領域132に近接する。第1の層138は疎水性材料から形成されてもよく、一方で複数の繊維142が親水性材料から形成される。そのような構成は、体液が第1の層138を通って引き出され、複数の繊維142に一時的に貯蔵されるようにし得る。しかし、第1の層138は、その疎水性のために実質的に乾燥したままであり得て、多孔性材料122が陰茎に対して乾いたように感じることを可能にする。
一実施形態では、図示されていないが、多孔性材料122は、図1Fに示される3つの層の代わりに2つの層から形成されてもよい。例えば、多孔性材料122は、流体透過性膜及び流体透過性支持体から形成され得る。流体透過性支持体は、流体透過性支持体よりも陰茎受容領域132を画定するか、そうでなければそれに近接し得る。流体透過性膜は、体液を陰茎受容領域132から吸い上げるように構成及び/又は構造化され、これにより、陰茎受容領域132に存在する、又は個人の皮膚に対して存在する体液の量を最小限に抑えることができる。流体透過性膜はまた、体液を吸着又は吸収して、陰茎受容領域132に存在する、又は個人の皮膚に対して存在する体液の量を最小限に抑えるように構成されてよいことにも留意されたい。流体透過性膜は、本明細書に開示された多孔性材料のいずれかから形成され得る。例えば、流体透過性膜は、織物、例えばガーゼ(例えば、シルク、リネン、又は綿のガーゼ)、別の柔らかい織物、又は別の滑らかな織物から形成され得る。流体透過性膜を、ガーゼ、柔らかい織物、及び/又は滑らかな織物(又は陰茎に接触する可能性がある本明細書に開示される他の多孔性材料122のいずれか)から形成することは、流体収集アセンブリ100によって引き起こされる摩擦を低減し得る。
流体透過性支持体は流体透過性膜を支持するように構成され、これは流体透過性膜が、比較的折り畳み可能、薄膜、又は容易に変形可能な材料から形成され得るためである。例えば、流体透過性支持体は、流体透過性膜が流体透過性支持体と流体不透過性バリア106との間に配置されるように位置決めされ得る。したがって、流体透過性支持体は、流体透過性膜の位置を支持し、維持し得る。流体透過性支持体は、本明細書で上記に開示された流体透過性膜材料のいずれかを含んでもよい。例えば、流体透過性膜材料(複数可)は、流体透過性支持体として使用される場合、流体透過性膜よりも高密度又は剛性の形態で利用され得る。流体透過性支持体は、流体透過性膜よりも変形しにくい任意の流体透過性材料から形成され得る。例えば、流体透過性支持体は、多孔性ポリマ(例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンなど)構造又は連続気泡発泡体を含み得る。いくつかの例では、流体透過性支持体は、天然素材、例えば綿、羊毛、絹、又はそれらの組み合わせから形成され得る。そのような例では、材料は、材料への流体の吸収を防止又は制限するためのコーティング、例えば撥水コーティングを有してもよい。いくつかの例では、流体透過性支持体は、織物、フェルト、ガーゼ、又はそれらの組み合わせから形成され得る。
一実施形態では、多孔性材料122は、単一の層(例えば、第1の層138、第2の層140、複数の繊維142から形成された層、流体透過性膜、流体透過性支持体、又は別の多孔性層のうちの1つ)を含み得る。一実施形態では、多孔性材料122は、4つ以上の層から形成されてもよい。
一実施形態では、多孔性材料122は、シート(例えば、多層シート)であり得る。多孔性材料122がシートである場合、多孔性材料122は、平らな表面上にあるときに略平面であるか、空洞を画定しない(例えば、管状でない)か、又は長さ及び幅がその厚さよりも大きいか、のうちの少なくとも1つである。多孔性材料122をシートとして形成することで、流体収集アセンブリ100の製造を容易にし得る。例えば、多孔性材料122をシートとして形成することで、第1のパネル108、第2のパネル110、及び多孔性材料122をそれぞれシートにすることができる。流体収集アセンブリ100の製造中、第1のパネル108、第2のパネル110、及び多孔性材料122は積み重ねられ、次いで同じ製造ステップで互いに取り付けられ得る。例えば、多孔性材料122は、第1のパネル108及び第2のパネル110のサイズと同じサイズ、又はより好ましくはわずかに小さい形状を示してもよい。したがって、第1のパネル108及び第2のパネル110をその外縁部134に沿って互いに付着することはまた、多孔性材料122を第1のパネル108及び第2のパネル110に取り付け得る。多孔性材料122は、第1のパネル108及び第2のパネル110よりわずかに小さくてもよく、その結果、第1のパネル108及び/又は第2のパネル110は、多孔性材料122の周りに延在し、多孔性材料122は流体不透過性バリア106を通る通路を、体液が通過して漏れる可能性があるために形成しない。また、多孔性材料122を第1のパネル108及び/又は第2のパネル110に取り付けることは、多孔性材料122がチャンバ112内で著しく移動することを防ぎ得て、例えば多孔性材料122が出口118の近くで団子状になるのを防ぐことができる。一例では、多孔性材料122は、第1のパネル108又は第2のパネル110に(例えば、接着剤を介して)取り付けられ、その後、又はその前に第1のパネル108を第2のパネル110に付着し得る。一例では、多孔性材料122は、多孔性材料122を第1のパネル108又は第2のパネル110のうちの少なくとも一方に取り付けることなく、単にチャンバ112内に配置されてもよい。一実施形態では、以下でより詳細に説明するように、多孔性材料122は、シート以外の形状、例えば、中空の略円筒形状を示してもよい。
一般に、シース102は、陰茎が陰茎受容領域132内になく、シース102が平らな表面上に置かれているとき、実質的に平らである。シース102は、実質的に平らであり、それは流体不透過性バリア106が、略管状の流体不透過性バリアの代わりに第1パネル108及び第2パネル110から形成されるためである。更に、前述のように、多孔性材料122はシートであってもよく、それはまたシース102を実質的に平らにする。シース102は、流体収集アセンブリ100が、その周りの流体不透過性バリア106の部分よりも大きな剛性を示す相対的に剛性のリング又はキャップを含まなくてもよいため、実質的に平らであり得て、なぜならそのようなリング及びキャップは、シース102が実質的に平らであるのを阻止する可能性があるからである。換言すれば、シース102は、1つ以上のリング及び/又はキャップがなくてもよい。シース102が実質的に平らであると記載されているのは、多孔性材料122が多孔性材料122の厚さに応じて、シース102にわずかな膨らみを形成させ得るか、出口118及び/又は導管136が、その周りに膨らみを生じさせ得るか、又はベース104が、その周りのシース102の部分を引っ張り得るかの少なくとも1つのためであることに留意されたい。また、シース102は従順であってもよく、それによって、シース102は使用中に実質的に平らでなくてもよく、それは、使用中、シース102が平らでない表面上(例えば、睾丸、会陰、及び/又は大腿の間)に置かれる可能性があり、及び/又はシース102がこれらの形状の表面に適合し得るためであることに留意されたい。
陰茎が陰茎受容領域132になく、シース102が平らな表面上に置かれているときに実質的に平らとなるシース102の能力は、流体収集アセンブリ100が埋没陰茎及び非埋没陰茎で使用されることを可能にする。例えば、流体収集アセンブリ100が埋没陰茎で使用されている場合、陰茎は陰茎受容領域132の中に延在せず、それによりシース102は開口124をわたって比較的平らに置かれる。シース102が開口124をわたって比較的平らに置かれると、多孔性材料122が開口をわたって延び、埋没陰茎に近接する。このように、多孔性材料122は、埋没陰茎から排出された体液が個人の皮膚に貯留するのを防止又は阻止し、それは多孔性材料122が、体液の少なくとも相当の部分を受け取り、除去するためである。さもなければ体液は個人の皮膚に貯留する。したがって、個人の皮膚は乾いたままであり、それによって流体収集アセンブリ100を使用する快適性が改善され、皮膚の劣化を防ぐ。しかし、埋没陰茎で使用されるように構成された他の従来の流体収集アセンブリとは異なり、流体収集アセンブリ100は、非埋没陰茎で使用されてもよく、それは非埋没陰茎が、陰茎の完全に勃起している場合であっても、依然として陰茎受容領域132の中に受容され得るためである。加えて、シース102が実質的に平らである能力により、流体収集アセンブリ100は、シース102が実質的に平らでない場合よりも、より離散的に使用され得て、それによって当惑する事態を回避し得る。
シース102が実質的に平らであるとき、多孔性材料122はチャンバ112の実質的にすべてを占有し、陰茎受容領域132は潰圧される(図1C及び図1Dでは、説明のために非潰圧であるように示される)。言い換えれば、シース102は、多孔性材料122によって常に占有されていない領域を画定しなくてもよい。多孔性材料122がチャンバ112の実質的にすべてを占有するとき、チャンバ112の中に排出された体液は、相当な時間にわたって貯留する可能性が低く、それは体液を貯留することが、衛生上の問題を引き起こし、臭気を生じ、及び/又は個人の皮膚を体液と触れたままにする可能性があり、不快感と皮膚の劣化を引き起こす場合があるためである。
前述のように、第1のパネル108、第2のパネル110、及び多孔性材料122は、比較的柔軟であるように選択され得る。第1のパネル108、第2のパネル110、及び多孔性材料122は、比較的柔軟であり、その場合、第1のパネル108、第2のパネル110、及び多孔性材料122のそれぞれは、支持されていないときにその形状を維持することができない。上述のように、第1のパネル108、第2のパネル110、及び多孔性材料122の柔軟性により、シース102を実質的に平らにすることができる。第1のパネル108、第2のパネル110、及び多孔性材料122の柔軟性により、シース102は、陰茎のサイズ及び形状が変化したとき(例えば、勃起したとき)であっても陰茎の形状に適合し、体液が溜まり得るチャンバ112内の占有されていない空間を最小限に抑えることを可能にし得る。
前述のように、流体収集アセンブリ100は、ベース104を含み、それはシース102に永久的に取り付けられるように構成される。ベースは、シース102に永久的に取り付けられるように構成され、それは、例えば、流体収集アセンブリ100が、シース102に永久的に取り付けられたベース104を備えている場合、又はベース104がシース102に永久的に取り付けられていないが、シース102に将来のある時点で永久的に取り付けられるように構成されている場合である。ベース104は、任意の適切な技術を使用してシース102に永久的に取り付けられ得る。例えば、ベース104は、シース102に、接着剤、縫い合わせ、熱封止、RF溶接、又はUS溶接を使用して永久的に取り付けられ得る。
前述のように、ベース104は、陰茎を取り囲む皮膚(例えば、恥丘、大腿、睾丸、及び/又は会陰)に結合され、そこを通して陰茎が配置されるような大きさ、形状であり、かつ材料で作られる。例えば、ベース104は、開口124を画定し得て、それは陰茎がそこを通って配置されるように構成される。一例では、ベース104は、ベース104が結合されるように構成された皮膚表面の全体的な形状又は輪郭を示してもよい。ベース104は柔軟であってもよく、それによって、ベース104が皮膚表面の任意の形状に適合し、ベース104が皮膚表面を引っ張るのを軽減するのを可能にする。ベース104は、シース102を越えて横方向に延在し、それによって、流体収集アセンブリ100を取り付けることができる個人の皮膚の表面積を、ベースを含まない実質的に同様の流体収集アセンブリ100と比較して増加させ得る。
図1Gは、一実施形態によるベース104の断面概略図である。ベース104は、上面148及び底面150を有する基板146を含む。上面148は、底面150よりもシース102に近く、底面150は、上面148よりも個人の皮膚に近い。ベース104はまた、底面150の少なくとも一部分に配置された接着剤層152を含み得る。接着剤層152は、ベース104を陰茎の周りの皮膚に取り付けるように構成される。ベース104はまた、剥離ライナ153を含み得て、それは接着剤層152から容易に除去されるように構成され、接着剤層152が不意に物体に付着することを防止するように構成される。
基板146は、流体不透過性材料から形成され、体液がベース104を通ってチャンバ112から漏れるのを防止し得る。例えば、基板146は、本明細書に開示される流体不透過性材料のいずれかから形成されてもよい。
一実施形態では、基板146は、薄膜から形成され、約2mm以下、約1.5mm以下、約1mm以下、約0.75mm以下、約0.5mm以下、約0.3mm以下、約0.2mm以下、約0.1mm以下、約0.05mm以下、又は約0.05mm~約0.2mm、約0.1mm~約0.3mm、約0.2mm~約0.5mm、約0.3mm~約0.75mm、約0.5mm~約1mm、約0.75mm~約1.5mm、又は約1~約2mmの厚さを示す。基板146を上記の厚さのいずれかを示す薄膜として形成することにより、基板146は、十分に柔軟にされ、陰茎を取り囲む皮膚の形状及び輪郭に適合するようになり得る。例えば、陰茎を取り囲む皮膚の形状及び輪郭には個人差があり、基板146を薄膜に構成することにより、ベース104が陰茎を取り囲む皮膚の形状及び輪郭に適合しながら、ベース104と皮膚との間に、そこを通って体液が漏れる可能性のある隙間が形成されるのを防止し得る。更に、薄膜基板146は、個人の皮膚を引っ張ることなく、又は実質的に引っ張ることなく、個人の皮膚に取り付けることができ、これにより、流体収集アセンブリ100は長時間の使用に対してより快適になる。流体収集アセンブリ100が皮膚を引っ張る程度は、基板の厚さが減少するにつれて低減され、その結果、例えば、約2mmの厚さを示す基板は、約0.5mmの厚さを示す実質的に同様の基板よりも皮膚を引っ張ることに留意されたい。
接着剤層152は、基板146を陰茎の周囲の皮膚に安全に取り付け得る任意の接着剤から形成されてもよい。一例では、接着剤層152は、シリコーンベースの接着剤、例えば、シリコーンゲル接着剤から形成され得る。シリコーンベースの接着剤、例えば、3Mから入手可能なSilicone Medical Silicone Tape 2475Pは、流体収集アセンブリ100を陰茎の周囲の皮膚に少なくとも24時間、ワイプで皮膚表面を洗浄した直後であっても固定することが分かっている。一例では、接着剤層152は、アクリルゲル接着剤又はヒドロゲルから形成されてもよい。
一実施形態では、ベース104は、少なくとも部分的に透明である(例えば、基板146及び接着層152は、少なくとも部分的に透明な材料から形成される)。そのような実施形態では、人(例えば、開業医)は、陰茎の周囲の皮膚を検査し、例えば皮膚の健康状態を判断できる場合がある。更に、人は、ベース104と個人の皮膚との間の、体液が漏れる隙間を検出することができる。人は、隙間を排除するか、流体収集アセンブリ100を交換する前に、隙間を検出して漏れを防ぎ、体液と接触している皮膚によって引き起こされる皮膚の劣化を防止し得る。
再び図1A~図1Dを参照すると、一実施形態では、ベース104は、例示のように、ほぼ部分的に三角形の形状を呈し得る。例えば、ベース104は、3つの頂点154と、頂点154のそれぞれの間に延在する縁部156とを示し得る。頂点154は丸みを帯びて、ベース104が個人に食い込んで怪我をさせるのを防ぎ得る。一実施形態では、開口124は、中心から外れて、頂点154のうちの1つに他の頂点154よりも近接して配置され得る。このような実施形態は、ベース104が取り付けられる皮膚の表面積を最大化し、それによって、ベース104が液漏れを生じ、又は不意に個人から外れる可能性を低減し得る。例えば、開口124に最も近い頂点154は、陰茎と睾丸の間の皮膚、及び/又は睾丸に取り付けられるように構成され得て、その部位はベース104に取り付けられる限られた表面積を有し、及び/又は敏感であり得る。一方、開口124に最も近い頂点154の反対側のベース104の部分は、表面積が大きく、感度が低い恥丘に取り付けられるように構成される。ベース104が形成し得る形状の別の例は、2021年1月29日に出願されたPCT出願番号第PCT/US2021/015787号に開示されており、その開示は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
前述のように、流体収集アセンブリ100は導管136を含む。導管136は、プラスチックチューブ(例えば、医療用チューブ)などの柔軟な材料を含み得る。このようなプラスチックチューブには、熱可塑性エラストマ、ポリ塩化ビニル、エチレンビニルアセテート、ポリテトラフルオロエチレンなどのチューブが含まれる。いくつかの例では、導管136は、シリコーン又はラテックスを含み得る。いくつかの例では、導管136は、弾力性のある1つ以上の部分を含み得て、それは導管が柔軟であることを可能にする直径又は壁厚の1つ以上を有することによる。
導管136の入口144は、シース102の遠位端部領域120に、又はその近くに配置され得て、これは、ユーザが装着したときにチャンバ112の重量測定的に低いポイントであると予想される。入口144をシース102の遠位端部領域120に、又はその近くに配置することにより、導管136は、入口144が他の場所に配置された場合よりも多くの体液を受け取ることを可能とし、貯留の可能性を低減する(例えば、体液の貯留は微生物の増殖と悪臭を引き起こす可能性がある)。例えば、毛細管力による多孔性材料122内の体液。しかし、体液は、重力の方向に流動することに優先性を示し得て、特に多孔性材料122の少なくとも一部分が体液で飽和される場合にそうである。したがって、入口144は、流体収集アセンブリ100内で、ユーザが装着したときに流体収集アセンブリ100内の重量測定的に低いポイントであると予想される位置に配置され得る。
一例では、導管136は、少なくともチャンバ112の中に、例えば陰茎受容領域132の中に挿入可能であるように構成される。このような例では、導管136は、1つ以上のマーカ(図示せず)をその外部に含み得て、それは導管136のチャンバ112の中への挿入を容易にするように配置される。例えば、導管136は、1つ以上のマーキングをその上に含み得て、それらは導管136の過度の挿入、又は挿入不足を防止するように構成される。別の例では、導管136は、チャンバ112に対する導管136の正確な回転を容易にするように構成された1つ以上のマーキングをその上に含み得る。1つ以上のマーキングは、線、ドット、ステッカ、又は任意の他の適切なマーキングを含み得る。
以下でより詳細に論じられるように、導管136は、流体貯蔵容器(図示せず)と真空源(図示せず)との1つ以上に結合され、その間を少なくとも部分的に延びるように構成される。一例では、導管136は、真空源(図示せず)に直接、接続されるように構成される。そのような例では、導管136は、流体不透過性バリア106から少なくとも1フィート、少なくとも2フィート、少なくとも3フィート、又は少なくとも6フィートまで延在し得る。別の例では、導管136は、流体貯蔵容器(図示せず)と真空源(図示せず)との少なくとも一方に間接的に接続されるように構成される。いくつかの例では、導管はカテーテル固定装置を用いて装着者の皮膚に固定され、例えば、C.R.Bard,Inc.から入手可能なSTATLOCK(登録商標)カテーテル固定装置であり、限定するものではないが米国特許第6,117,163号、第6,123,398号、及び第8,211,063号に開示されるものを含み、これらの開示はすべて、参照によりその全体が本明細書に援用される。
導管136の入口144と出口は、真空源(図示せず)をチャンバ112に(例えば、直接的又は間接的に)流体結合するように構成される。真空源(図7)が導管136内に真空/吸引を適用すると、チャンバ112内の体液は、入口144の中に引き込まれ、導管136を介して流体収集アセンブリ100から引き出され得る。いくつかの例では、導管136はつや消し又は不透明(例えば、黒色)であり得て、その中の体液の視認性を不明瞭にする。
いくつかの例では、真空源は、流体収集デバイスから離れた位置にあってもよい。そのような例では、導管136は、流体貯蔵容器に流体的に接続され得て、それは真空源と流体収集アセンブリ100との間に配置されてもよい。
動作の間、流体収集アセンブリ100を使用する男性は、体液(例えば、尿)をチャンバ112の中へ排出し得る。体液は、チャンバ112の中に溜まるか、又はその他の方法で収集され得る(例えば、多孔性材料122に受け取られる)。体液の少なくとも一部は、入口144を介して導管136の内部に引き込まれ得る。体液は、真空源によって供給される真空/吸引を介して、流体収集アセンブリ100から外へ引き出され得る。動作の間に、穿孔128は、チャンバ112内の圧力を大気圧に実質的に維持することができ、たとえ体液がチャンバ112の中に導入され、その後、チャンバ112から除去されたとしてもそうである。
図2Aは、一実施形態による、流体収集アセンブリ200の断面概略図である。本明細書で別段開示される場合を除き、流体収集アセンブリ200は、1つ以上の態様において、本明細書で開示される別の流体収集アセンブリのいずれかと同一、又は同様である。例えば、流体収集アセンブリ200は、シース202及びベース204を含む。シース202は、第1のパネル208及び第2のパネル210を含む流体不透過性バリア206を含む。流体不透過性バリア206は、チャンバ212及び開口部214を画定し得る。シース202はまた、チャンバ212内の位置に少なくとも1つの多孔性材料222を含む。
図2Bは、一実施形態による、第2のパネル210の平面図である。示されるように、第2のパネル210は、一実施形態によれば、図1Eに示される第2のパネル110と同様のカットアウトを含まない。代わりに、第2のパネル210は、第1のパネル208と実質的に同様のサイズ及び形状を示す。第2のパネル210がカットアウトを含まない場合、第1及び第2のパネル208、210の両方が開口部214を画定する。しかし、図2Aに戻って参照すると、第2のパネル210は、流体収集アセンブリ200が平らに置かれるか、又は使用されているときに、1つ以上のしわ258を形成し得る。しわ258は、個人をわずかに圧迫し得て、これは、シース202の位置を個人に対して維持するのを補助し得る。しかしながら、流体収集アセンブリ200の製造は、第1のパネル208と第2のパネル210が同じサイズ及び形状を示す場合に簡素化され得て、それは流体収集アセンブリ200を形成するのに必要なパネルが、2つではなく1つのタイプのみであるためである。
前述のように、本明細書で開示される流体収集アセンブリの多孔性材料は、非シート状の形状を示し得る。図3は、一実施形態による、流体収集アセンブリ300の断面概略図である。本明細書で別段開示される場合を除き、流体収集アセンブリ300は、1つ以上の態様において、本明細書で開示される別の流体収集アセンブリのいずれかと同一、又は同様である。例えば、流体収集アセンブリ300は、シース302及びベース304を含む。シース302は、第1のパネル308及び第2のパネル310を含む流体不透過性バリア306を含む。流体不透過性バリア306は、チャンバ312及び開口部314を画定し得る。シース302はまた、チャンバ312内に位置する少なくとも1つの多孔性材料322を含む。
多孔性材料322は、非シート状の形状を呈する。多孔性材料322が示し得る非シート状の形状の例は、中空の略円筒形状、又はその外縁部の少なくとも一部分に沿って互いに付着される少なくとも2枚のシートを含む。一例では、多孔性材料322が非シート状の形状を示す場合、多孔性材料322は、陰茎受容領域332を少なくとも部分的に画定し得て、その結果、多孔性材料322は、陰茎受容領域332と第1のパネル308の少なくとも一部分との間、及び陰茎受容領域332と第2のパネル310の少なくとも一部分との間に配置される。そのような例では、多孔性材料322は、その他の場合では陰茎受容領域332を画定するであろう第1のパネル308又は第2のパネル310の部分に対して体液が溜まるのを防ぎ得る。しかし、多孔性材料322の非シート状の形状は、多孔性材料322を開口314から離隔させ得る。更に、多孔性材料322の非シート状の形状は、人が陰茎受容領域332内の陰茎を見るのを防ぎ得るが、これは、多孔性材料322に1つ以上のカットアウト(図示せず)を形成することによって軽減されてもよい。
前述のように、本明細書で開示される流体収集アセンブリは、シースに取り付けられていないベースを備えてもよい。代わりに、ベースは、流体収集アセンブリを提供した後のある時点でシースに取り付けられるように構成され得る。図4Aは、一実施形態による、流体収集アセンブリ400の断面概略図である。本明細書で別段開示される場合を除き、流体収集アセンブリ400は、1つ以上の態様において、本明細書で開示される別の流体収集アセンブリのいずれかと同一、又は同様である。例えば、流体収集アセンブリ400は、シース402及びベース404を含む。シース402は、第1のパネル408及び第2のパネル410を含む流体不透過性バリア406を含む。流体不透過性バリア406は、チャンバ412及び開口部414を画定し得る。シース402はまた、チャンバ412内に位置する少なくとも1つの多孔性材料422を含む。
ベース404は、シース402に永久的に取り付けられていない。代わりに、ベース404は、シース402に永久的に取り付けられ得て、その前、取り付け中、又はその後にベース404は陰茎の周囲の皮膚に取り付けられる。一例では、ベース404をシース402に取り付ける前に流体収集アセンブリ400を提供することにより、ベースを、複数の異なる形状及び/又は輪郭のベースから選択することが可能になり得る。前述のように、陰茎の周囲の皮膚の形状と輪郭は個人によって異なる。ベースを複数のベースから選択することにより、ベースは、漏れを制限してベースと皮膚との間の取り付けを改善するために可能な最大サイズを有するもの、又は皮膚の輪郭により良く対応して引っ張りを制限する輪郭を示すもののうちの少なくとも1つを選択することができる。一例では、個人にベース404を適用する人は、シース402がベース404に取り付けられていない場合に、ベース404を個人に正確に配置することがより容易であると気付く可能性があり、それはシース402がベース404に取り付けられていないことで、人が開口424を通してより容易に見ることができるためである。一実施形態では、ベース404がシース402に取り付けられていない流体収集アセンブリ400を提供することにより、シース402を個人の位置に応じてベース404に取り付けることを可能にし得る。例えば、シース402がベースから延びる角度は、個人が仰向けで横たわっているか、横向きに横たわっているかに応じて変化し得る。
図4Bは、一実施形態によれば、図4Aに示されるベース404の断面概略図である。本明細書に別段の開示がある場合を除き、ベース404は、図1Fに示されるベース104など、本明細書に開示されるベースのいずれかと実質的に同様であり得る。例えば、ベース404は、上面448及び底面450を画定する基板446を含み得る。ベース404は、底面450の少なくとも一部分に取り付けられた第1の接着剤層452と、第1の接着剤層452に取り付けられた第1の剥離ライナ453とを含み得る。第1の剥離ライナ453は、第1の接着剤層452から容易に除去されるように構成され、第1の接着剤層452が不意に物体に付着するのを防止するように構成される。
ベース404はまた、第2の接着剤層460を基板446の上面448の少なくとも一部分に含む。一般に、第2の接着剤層460が、シース402に隣接する上面448の多くてもいくつかの部分に配置される前に、シース402はベース404に取り付けられ、それによって、第2の接着剤層460の一部分が、シース402をベース404に取り付けられた後に露出されるのを防止する。第2の接着剤層460は、本明細書に開示される接着剤のいずれか、又は任意の他の適切な接着剤を含んでもよく、シース402とベース404との間に永久的な取り付けを形成するように構成される。ベース404はまた、第2の接着剤層460上に配置された第2の剥離ライナ462を含んでもよい。第2の剥離ライナ462は、第2の接着剤層460から容易に除去されるように構成され、第2の接着剤層460が不意に物体に付着するのを防止するように構成される。
いくつかの実施形態では、第2の接着剤層460及び第2の剥離ライナ462は、ベース404から省略されてもよいことに留意されたい。例えば、ベース404は、テープ(例えば、両面テープ)、接着剤、又は任意の他の適切な取り付け技術を使用して、シース402に永久的に取り付けられるように構成され得る。
上記に開示された流体収集アセンブリの実施形態は、別個のシートである第1のパネルと第2のパネルから形成される。前述のように、第1のパネルと第2のパネルを別個のシートから形成することで、第1のパネルを少なくとも部分的に不透明にし、第2のパネルを少なくとも部分的に透明にし得る。したがって、第1のパネルは陰茎と、チャンバ内に体液があるかどうかが見えるのを妨げて、それによって患者のプライバシーを高める一方で、第2のパネルは陰茎の検査を可能にし得る。しかし、別個のシートから第1及び第2のパネルを形成することは、患者に不快感を与える可能性がある縁部を形成する場合があり、第1のパネルを第2のパネルに取り付けるためにかなりの製造量(例えば、溶接又は他の取り付け技術)を必要とする。したがって、別の実施形態では、本明細書に開示される流体収集アセンブリは、一体形成される(例えば、単一部品構造を呈する)第1及び第2のパネルから形成されてもよく、これにより、縁部の少なくとも一部を排除し、そのような流体収集アセンブリの製造を簡素化し得る。例えば、図5は、一実施形態による、一体形成された第1のパネル508及び第2のパネル510を含む流体収集アセンブリ500の断面概略図である。本明細書に別段開示されている場合を除き、流体収集アセンブリ500は、本明細書に開示されている流体収集アセンブリのいずれかと同一、又は実質的に同様であり得る。例えば、流体収集アセンブリ500は、シース502及びベース(図示せず)を含む。シース502は、チャンバ512、開口部(図示せず)、及び流体出口(図示せず)を少なくとも画定する。流体収集アセンブリ500はまた、チャンバ512内に配置された少なくとも1つの多孔性材料522を含む。
前述のように、第1のパネル508と第2のパネル510は一体形成される。したがって、第1のパネル508及び第2のパネル510は、互いに付着された異なるシートではなく、流体不透過性バリア502の異なる領域である。第1のパネル508は、多孔性材料522に隣接する流体不透過性バリア502の領域であり、一方、第2のパネル510は、陰茎受容領域532に隣接する流体不透過性バリア502の領域である(例示目的のため非折り畳み状態で示される)。
一実施形態では、例示のように、第1及び第2のパネル508、510は、薄肉チューブ、例えば、インフレーション成形プロセスを使用して形成された薄肉チューブから形成される。第1及び第2のパネル508、510を薄肉チューブから形成することで、第1及び第2のパネル508、510の長手方向縁部を互いに付着する必要が排除される。しかしながら、近位端部領域と遠位端部領域を形成する第1及び第2のパネル508、510の部分は、本明細書に開示される技術のいずれかを使用して互いに付着される必要があり得る。したがって、第1及び第2のパネル508、510を薄肉チューブから形成することで、流体収集アセンブリ500の製造がより効率的になり、これは第1及び第2のパネル508、510の互いに付着する必要がある部分が少ないためである。更に、薄肉チューブから第1及び第2のパネル508、510を形成することで、個人に圧入され得る縁部の数は、2枚の別個のシートから第1及び第2のパネル508、510を形成する場合と比較して減少される。
一実施形態では、第1及び第2のパネル508、510は、折り畳まれた単一シートから形成される。第1及び第2のパネル508、510を単一の折り畳まれたシートから形成することにより、第1及び第2のパネル508、510の長手方向縁部の一方を互いに付着する必要が排除される。しかし、近位端部領域、遠位端部領域、及び折り畳みの反対側の部分を形成する第1及び第2のパネル508、510の部分は、本明細書に開示される取り付け技術のいずれかを使用して互いに付着する必要がある場合がある。したがって、単一の折り畳まれたシートから第1及び第2のパネル508、510を形成することは、流体収集アセンブリ500の製造をより効率的にし、第1及び第2のパネル508、510を2枚の別個のシートから形成する場合と比較して、形成される縁部の数を減少させる。いずれの実施形態においても、第1のパネル508及び第2のパネル510は、陰茎がチャンバ512内にないとき、実質的に平らなままであり得ることに留意されたい。
一実施形態では、第2のパネル510は、その中に形成された開口部を有し得る。例えば、第2のパネル510は、第2のパネル510の外縁部(例えば、薄肉チューブ又は単一の折り畳まれたシートの外縁部)から離隔され、又はそこから内向きに延在するカットアウトを形成してもよい。そのような例では、開口部は、図1B、図1C、及び図1Eの開口部114と実質的に同様であり得る。一実施形態では、第1及び第2のパネル508、510の、近位端部領域における縁部の一部分は互いに付着されず、第1及び第2のパネル508、510は集合的に開口部を画定する。そのような実施形態では、開口部は、図2Aに示される開口部214と実質的に同様であり得る
前述のように、本明細書で開示される流体収集アセンブリは、埋没陰茎及び非埋没陰茎で使用され得る。図6A及び図6Bは、一実施形態による、実質的に同様の流体収集アセンブリが埋没陰茎及び非埋没陰茎でどのように使用され得るかを示す断面概略図である。図6Aを参照すると、第1の個人664aは埋没陰茎666a(わずかな隆起として概略的に示される)を有する。流体収集アセンブリ600aは、第1の個人664aに取り付けられる。流体収集アセンブリ600は、図1A~図1Dに示される流体収集アセンブリ100と実質的に同じものとして示される。しかし、流体収集アセンブリ600aは、本明細書に開示される流体収集アセンブリのいずれかを含み得ることに留意されたい。流体収集アセンブリ600aは、第1の個人664aに、ベース604aの開口とシース602aの開口部が埋没陰茎666aに隣接するように取り付けられる。流体収集アセンブリ600aは実質的に平らであるため、多孔性材料622aは一般に開口部に隣接し、埋没陰茎666aからベース604aの厚さで離隔されているのみであり、これは、体液が多孔性材料622aによって受容される前に空間に貯留するのをほぼ防止する。多孔性材料622aは、埋没陰茎666aからある距離だけ離隔されてもよく、その距離は、ベース604aの厚さより小さいか(例えば、多孔性材料622aが開口の中に膨らんでいる)、又はベース604aの厚さよりわずかに大きい(例えば、睾丸668aは、多孔性材料622aを開口部614aから押し離す膨らみを生じるか、又は多孔性材料622aが非シート状の形状を呈する)ことに留意されたい。
図6Bを参照すると、第2の個人664bは非埋没陰茎666bを有する。流体収集アセンブリ600aと同一、又は実質的に同一である流体収集アセンブリ600bが、第2の個人664bに取り付けられる。流体収集アセンブリ600bは、第2の個人664bに、陰茎656bがベース604bの開口及びシース602bの開口部を通って延びるように取り付けられる。流体収集アセンブリ600bの柔軟性により、シース602bは陰茎をその中に受容し得る。
図7は、一実施形態による、流体収集のためのシステム770のブロック図である。システム770は、流体収集アセンブリ700、流体貯蔵容器772、及び真空源774を含む。流体収集アセンブリ700、流体貯蔵容器772、及び真空源774は、1つ以上の導管736を介して互いに流体結合され得る。例えば、流体収集アセンブリ700は、流体貯蔵容器772又は真空源774のうちの1つ以上に導管736を介して動作可能に結合され得る。流体収集アセンブリ700に収集された体液(例えば、尿又は他の体液)は、流体収集アセンブリ700から、流体収集アセンブリ700の中に突出する導管736を介して除去され得る。吸引力は、流体収集アセンブリ700のチャンバの中に、導管736の出口で加えられる吸引(例えば、真空)力に応答して、導管736の入口を介して導入され得る。
吸引力は、真空源774によって導管736の出口に直接的又は間接的に加えられ得る。吸引力は、流体貯蔵容器772を介して間接的に加えられてもよい。例えば、導管736の出口は、流体貯蔵容器772内に配置されてもよく、追加の導管736が流体貯蔵容器772から真空源774まで延在してもよい。したがって、真空源774は、流体貯蔵容器772を介して流体収集アセンブリ700に吸引を加え得る。吸引力は、真空源774を介して直接的に加えられてもよい。例えば、導管736の出口は、真空源774内に配置され得る。追加の導管736は、真空源774から、流体収集アセンブリ700の外側のポイント、例えば、流体貯蔵容器772へ延在し得る。そのような例では、真空源774は、流体収集アセンブリ700と流体貯蔵容器772との間に配置され得る。
流体収集アセンブリ700は、1つ以上の態様において、本明細書に開示される流体収集デバイスのいずれかと同様、又は同一であり得る。例えば、流体収集アセンブリ700は、流体収集アセンブリ700のチャンバを少なくとも部分的に画定する流体不透過性バリアを含み得る。流体不透過性バリアはまた、そこを通って延びる開口部を画定する。開口部は、陰茎に隣接して配置されるか、又は陰茎がそこを通って配置されてもよい。流体収集アセンブリ700は、流体不透過性バリア内に配置された少なくとも1つの多孔性材料を含み得る。導管736は、入口及び出口を含み、出口は、流体貯蔵容器に流体結合され、入口は、装着時に流体収集アセンブリ700の重量測定的に低いポイントになるように選択されたチャンバの部分に、又はその近くに配置される。
流体貯蔵容器772は、その中に流体を保持するようなサイズ及び形状とされる。流体貯蔵容器772は、バッグ(例えば排液バッグ)、ボトル又はカップ(例えば収集ジャー)、あるいは体液を貯蔵するための任意の他の封入容器を含み得る。いくつかの例では、導管736は、流体収集アセンブリ700から延在し、その中の第1のポイントで流体貯蔵容器772に取り付けられ得る。追加の導管736は、その上の第2のポイントで流体貯蔵容器772に取り付けてもよく、延長して真空源774に取り付けてもよい。したがって、真空(例えば、吸引)は、流体貯蔵容器772を介して流体収集アセンブリ700を通して引き出され得る。尿などの流体は、流体収集アセンブリ700から真空源774を使用して放出され得る。
真空源774は、手動真空ポンプ、電動真空ポンプ、ダイアフラムポンプ、遠心ポンプ、置換ポンプ、磁気駆動ポンプ、蠕動ポンプ、又は真空を生成するように構成された任意のポンプのうちの1つ以上を含み得る。真空源774は、真空又は吸引を提供して、流体収集アセンブリ700から流体を除去し得る。いくつかの例では、真空源774は、1つ以上の電源コード(例えば、電源ソケットに接続された)、1つ以上のバッテリ、又は更には手動電源(例えば、手動真空ポンプ)によって給電され得る。いくつかの例では、真空源774は、流体収集アセンブリ700の外側、上、又は内部に適合するようなサイズと形状にされ得る。例えば、真空源774は、1つ以上の小型ポンプ又は1つ以上のマイクロポンプを含み得る。本明細書に開示される真空源774は、スイッチ、ボタン、プラグ、リモコン、又は真空源774を作動させるのに適した任意の他のデバイスのうちの1つ以上を含み得る。
図8は、一実施形態による、流体を収集するための方法800の流れ図である。流体を収集するための方法800は、本明細書に開示される流体収集アセンブリ及び/又は流体収集システムのいずれかを利用し得る。方法800は、動作810を含み得て、それは「流体収集アセンブリの開口部を陰茎に隣接して、又は陰茎の周囲に配置すること」と詳述される。動作810の後に動作820が続く場合があり、それは「陰茎からの体液を流体収集アセンブリのチャンバの中に受け取ること」と詳述される。
方法800の動作810及び820は、例示目的とする。例えば、方法800の動作810及び820は、異なる順序で実行され、複数の動作に分割され、修正され、補足され、又は組み合わされてもよい。一例では、方法800の動作810又は820のうちの1つ以上は、方法800から省略され得る。
動作810は、「流体収集アセンブリの開口部を陰茎に隣接して、又は陰茎の周囲に配置すること」と詳述される。流体収集アセンブリの開口部を配置する動作810は、本明細書に開示される流体収集アセンブリ又はシステムのいずれかを利用することを含み得る。いくつかの例では、動作810は、流体収集アセンブリの多孔性材料が開口部を横切って延びるように開口部を配置することを含み、これにより、多孔性材料が埋没陰茎に当接するか、又は近接して配置されることを可能にする。いくつかの例では、動作810は、流体収集アセンブリのベースを埋没陰茎の上に配置させることで、男性の尿道がベースの開口及びシースの開口部に隣接して配置されるようにすることを含み得る。そのような例では、動作810は、男性の流体収集アセンブリのシースを非埋没陰茎の周りに配置することで、陰茎の少なくとも一部分がシースの開口部を通して流体収集アセンブリのチャンバ内に配置されるようにすることを含み得る。
動作820は、「体液を陰茎から流体収集アセンブリのチャンバの中に受け取る」と詳述される。いくつかの例では、体液を陰茎から流体収集アセンブリのチャンバの中に受け取ることは、体液を流体収集アセンブリの開口部を通して受け取ることを含む。体液を陰茎から流体収集アセンブリのチャンバの中に受け取ることは、多孔性材料を使用して開口部から体液を吸い上げること、吸収すること、又は吸着することの少なくとも1つを含み得る。いくつかの例では、体液を陰茎から流体収集アセンブリのチャンバに受け取ることは、体液を流体収集アセンブリのシースのチャンバの中に受け取ることを含み得る。体液を陰茎から流体収集アセンブリのチャンバの中に受け取ることは、体液をチャンバの一部分に向かって流すことを含み得て、そのチャンバの一部分は真空源と流体連通する導管の入口に流体結合されている。例えば、体液を陰茎から流体収集アセンブリのチャンバの中に受け取ることは、体液をチャンバの重量測定的に低いポイントに、重力、ウィッキング、又は吸引力などを介して流すことを含み得る。
方法800は、チャンバに配置された、又はそうでなければチャンバと流体連通する導管を介してチャンバから体液を吸引するのに効果的な真空源を用いて、吸引を適用することを含み得る。導管はまた、真空源に流体結合され得て、本明細書に開示される真空源のいずれかを使用することを含み得る。真空源を用いて吸引を適用することは、流体収集アセンブリ内の導管の入口と流体連通する真空源(例えば、吸引デバイス)を作動することを含み得る。いくつかの例では、流体収集アセンブリ内の導管の入口と流体連通する真空源を作動することは、オン/オフスイッチを入れること、ボタンを押すこと、真空源を電源コンセントに差し込むこと、真空源にバッテリをいれること、などのうちの1つ以上によって真空源に給電することを含み得る。いくつかの例では、真空源は手動式真空ポンプを含み得て、真空源を用いて吸引を適用することは、チャンバ内に配置されて真空源に流体結合された導管を介してチャンバからの体液を吸引するのに有効な手動式真空ポンプを手動で動作することを含み得る。
いくつかの例では、チャンバ内に配置されて真空源に流体結合された導管を介してチャンバからの体液を吸引するのに有効な真空源を用いて吸引を適用することは、流体収集アセンブリのチャンバから少なくとも一部の体液を除去するのに効果的であり得る。いくつかの例では、チャンバ内に配置されて真空源に流体結合された導管を介してチャンバからの体液を吸引するのに有効な真空源を用いて吸引を適用することは、体液の少なくとも一部をチャンバから流体貯蔵容器(例えば、瓶又は袋)に移すことを有効にし得る。
いくつかの例では、真空源(例えば、吸引デバイス)は、流体収集アセンブリの上又は内部に配置され得て、真空源を用いて吸引を適用することは、真空源を作動させることを含み得る。いくつかの例では、真空源は、流体収集アセンブリから離隔されてもよく、真空源を用いて吸引を適用することは、真空源を作動させることを含んでもよい。
いくつかの例では、チャンバ内に配置され、真空源に流体結合された導管を介してチャンバからの体液を吸引するのに有効な真空源を用いて吸引を適用することは、チャンバ内の水分を検出し(例えば、1つ以上の水分センサを介して)、それに応答して、真空源を作動させてチャンバ内に吸引を提供することを含み得る。水分又はそのレベルがチャンバ内に存在することを示す信号に応答した真空源の制御は、自動的に、コントローラ(例えば、動作を実行するようにプログラムされたコンピュータ)などを介して行われてもよく、又は単に、水分レベルが、体液を流体収集アセンブリのチャンバから除去することが必要であり得るほどに存在する、ということを示してもよい。後者の場合、ユーザは(例えば、コントローラから)命令を受信し、真空ポンプを手動で作動させ得る。
一例では、方法800は、流体収集アセンブリから除去された体液を、例えば、流体収集アセンブリから離隔されて、導管に流体結合された流体貯蔵容器に収集することを含み得る。流体貯蔵容器は、本明細書に開示される流体貯蔵容器のいずれかを含み得る。
図9は、一実施形態による、流体収集アセンブリを製造するための方法900の流れ図である。方法900は、本明細書に開示される流体収集アセンブリ及び/又は流体収集システムのうちの少なくともいくつかを製造するために使用され得る。方法900は、動作910を含み得て、それは「第1のパネルと第2のパネルをその縁部の少なくとも一部分に沿って互いに付着してシースを形成すること」と詳述される。動作910の後に動作920が続き、それは、「少なくとも1つの多孔性材料を第1のパネルと第2のパネルとの間に画定されたチャンバ内に配置すること」と詳述される。
方法900の動作910、920は、例示を目的とするものである。例えば、方法900の動作910、920は、異なる順序で実行され、複数の動作に分割され、修正され、補足され、又は組み合わされてもよい。一例では、方法900の動作910、920の1つ以上は、方法900から省略され得る。動作910又は920のいずれも、本明細書に開示された流体収集デバイス又はシステムのいずれかを使用することを含み得る。
動作910は、「第1のパネルの少なくとも一部分と第2のパネルの少なくとも一部分を、その縁部の少なくとも一部分に沿って互いに付着してシースを形成すること」と詳述される。一例では、第1及び第2のパネルが別個のシートである場合、動作910は、第1のパネル及び第2のパネルを互いに隣接して(例えば、互いの上に)配置することを含み得る。第1のパネルと第2のパネルを互いに隣接して配置すると、第1のパネルと第2のパネルとの間にチャンバが形成される。第1及び第2のパネルを位置決めした後、第1及び第2のパネルは互いに付着され、例えばそれらの外縁部の少なくとも一部分に沿って互いに付着され得る。例えば、第1及び第2のパネルの外縁部のすべては、互いに付着されてもよいが、陰茎を受け入れるように構成された開口部(開口部が第1又は第2のパネルの一方によって完全に画定されていない場合)と、流体出口とを画定するその外縁部の部分は除く。一例では、第1及び第2のパネルは、一体形成される。そのような例では、動作910は、まだ付着されていない第1及び第2のパネルの縁部を付着することを含み得る。第1及び第2のパネルが薄肉チューブによって形成される場合、動作910は、その近位端部領域及び遠位端部領域を形成する第1及び第2のパネルの部分を互いに付着することを含み得る。第1及び第2のパネルが単一の折り畳みシートによって形成される場合、動作910は、その近位端部領域及び遠位端部領域を形成する第1及び第2のパネルの部分を互いに付着することと、折り畳みの反対側にある第1及び第2のパネルの部分を付着することを含み得る。
第1及び第2のパネルは、任意の適切な技術を使用して互いに付着され得る。一実施形態では、第1及び第2のパネルは、第1及び第2のパネルを共に縫い合わせることによって互いに付着される。一実施形態では、第1及び第2のパネルは、非縫い合わせ技術を使用して、例えば熱封止、RF溶接、又はUS溶接を介して互いに付着される。非縫い合わせ技術を使用して第1及び第2のパネルを互いに付着することは、方法900の間に形成される流体収集アセンブリの製造速度を増加させ得る。例えば、熱封止、RF溶接、又はUS溶接は、第1のパネルと第2のパネルを縫い合わせることよりも大幅に高速に実行され得る。更に、熱封止、RF溶接、又はUS溶接は、縫い合わせることよりも優れた防水封止を形成し得る。
動作920は、「少なくとも1つの多孔性材料を第1のパネルと第2のパネルとの間に画定されたチャンバ内に配置すること」と詳述される。一実施形態では、多孔性材料は、第1又は第2のパネルの一方に(例えば、接着剤、熱封止、RF溶接、US溶接、又は任意の他の適切な技術を用いて)取り付けられた後、動作920を行ってもよい。このような実施形態では、第1及び第2のパネルを互いに隣接して配置することはまた、多孔性材料をチャンバ内に配置する。一実施形態では、多孔性材料は、第1及び第2のパネルが互いに隣接して配置される場合、第1と第2のパネルの間に配置され得る。換言すれば、第1のパネル、多孔性材料、及び第2のパネルは、多孔性材料が第1と第2のパネルの間に配置されたスタックを形成し得る。動作920はまた、第1及び第2のパネルが互いに付着されるときに、多孔性材料を第1及び第2のパネルに取り付け得る。したがって、方法900は、多孔性材料を第1及び第2のパネルに取り付ける別個の動作を必要とせず、したがって方法900をより効率的かつ迅速にする。一実施形態では、多孔性材料がチャンバ内に配置される前に、第1及び第2のパネルを互いに付着する。このような実施形態では、多孔性材料は、第1又は第2のパネルの1つ以上に、接着剤、テープなどを用いて取り付けられてもよく、又は多孔性材料が第1及び第2のパネルに取り付けられなくてもよい。多孔性材料を第1及び第2のパネルに取り付けないことで、方法900がより効率的かつ迅速になり得るが、多孔性材料は、出口付近で団子状などになり、チャンバ内を移動する場合がある。
一実施形態では、方法900は、第1のパネル、第2のパネル、及び多孔性材料のうちの1つ以上を形成することを含み得る。一例では、方法900は、第1及び第2のパネルを、例えば第1及び第2のパネルをスタンピングすることによって(それによって画定される任意の開口部、カットアウト、又は穿孔を含んで)形成し得る。第1及び第2のパネルをスタンピングすることと、第1及び第2のパネルを互いに付着することは、上述のように、単一シートを円筒状に形成するよりも迅速かつ容易であり得る。一例では、多孔性材料はまた、多孔性材料がシート状の形状を示す場合、多孔性材料のシートからスタンプされてもよい。一例では、第1及び第2のパネルは、インフレーション成形技術を使用して形成され、薄肉チューブを形成し得る。一例では、第1のパネル、第2のパネル、又は多孔性材料の少なくとも1つは、非スタンピング技術又は非インフレーション成形技術によって形成されてもよいが、そのような技術はより複雑、又は時間がかかる場合がある。非スタンピング及び非インフレーション成形技術の例には、ブレードによる切断、他の押出技術、成形(例えば、鋳型成形)、又は任意の他の適切な技術が含まれる。
一実施形態では、方法900は、ベースを形成することを含み得る。一例では、ベースは、シート(例えば、基板、少なくとも1つの接着剤層、及び少なくとも1つの剥離ライナを含むシート)からベースをスタンピングすることによって形成され得る。ベースは、スタンピングによって形成されてもよく、それは、例えば、ベースが薄膜から形成され、またベースが、開口を画定するリング状突起などの突起を含まなくてもよいためである。代替的に、ベースは、射出成形又は他の適切な技術によって形成されてもよいが、非スタンピング技術はより多くの時間を消費する場合がある。
一実施形態では、方法900は、ベースを、動作910及び920によって少なくとも部分的に形成されたシースに永久的に取り付けることを含み得る。一例では、方法900は、ベースをシースに永久的に取り付けた後に、流体収集アセンブリをエンドユーザに提供することを含む。そのような例では、方法900は、ベースをシースに永久的に取り付けることと、ベースをシースに取り付けた後に流体収集アセンブリをパッケージ内に配置することを含み得る。一例では、方法900は、流体収集アセンブリをエンドユーザに提供する前に、ベースをシースに永久的に取り付けることを含まない。そのような例では、方法900は、流体収集アセンブリを、シースとベースが一緒に取り付けられていない状態で、パッケージ内に配置することを含み得る。エンドユーザは、流体収集アセンブリをパッケージから取り出し、流体収集アセンブリをパッケージから取り出した後にベースをシースに永久的に取り付け得る。例えば、エンドユーザは、ベースを陰茎周囲の皮膚に取り付ける前、取り付け中、又は後に、シースをベースに永久的に取り付けてもよい。
上記で開示された実施形態は、男性から体液を収集するように構成された流体収集アセンブリに関することに留意されたい。しかし、そのような流体収集アセンブリは、女性の尿道開口部が機能的に埋没陰茎と同様であるため、女性から体液を収集するためにも使用できることに留意されたい。
様々な態様及び実施形態が本明細書に開示されるが、別の態様及び実施形態が考えられる。本明細書に開示される様々な態様及び実施形態は、例示を目的とするものであり、限定することを意図するものではない。
程度の用語(例えば、「約」、「実質的に」、「一般的に」)は、構造的又は機能的に重要でない変動を示す。一例では、程度の用語が量を示す用語に含まれる場合、程度の用語は、量を示す用語の±10%、±5%、又は+2%を意味すると解釈される。一例では、程度の用語が形状を修正するために使用される場合、程度の用語は、程度の用語によって修正される形状が、開示された形状の外観を有することを示す。例えば、程度の用語は、形状が、鋭い角部の代わりに丸い角部を有し、直線の縁部の代わりに湾曲した縁部を有してもよく、そこから延びる1つ以上の突起が長方形であり、開示された形状と同じであることなどを示すために使用され得る。

Claims (41)

  1. シースであって、
    第1のパネル及び第2のパネルを含む少なくとも1つの流体不透過性バリアであって、前記第1のパネル及び前記第2のパネルによって少なくとも部分的に画定されるチャンバを画定し、前記シースの遠位端部に出口を画定し、かつ前記シースの近位端部に開口部を画定する、少なくとも1つの流体不透過性バリアと、
    前記チャンバ内に配置された少なくとも1つの多孔性材料と、
    前記シースの前記近位端部に永久的に固定されるか、又は永久的に固定されるように構成されたベースであって、陰茎の周囲の皮膚に取り付けられるように構成され、前記シースの前記開口部に対応する開口を画定するベースと、
    を含むシース、
    を備えることを特徴とする流体収集アセンブリ。
  2. 前記少なくとも1つの流体不透過性バリアの少なくとも一部分は通気性である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体収集アセンブリ。
  3. 前記少なくとも1つの流体不透過性バリアは、1つ以上の穿孔を画定するか、又は通気性である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体収集アセンブリ。
  4. 前記第2のパネルは少なくとも部分的に透明である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  5. 前記第2のパネルが、使用中に前記流体収集アセンブリを使用している個人に隣接して配置されるように構成される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の流体収集アセンブリ。
  6. 前記第1のパネル及び前記第2のパネルが、一緒に熱封止された、高周波溶接された、又は超音波溶接された、のうちの少なくとも1つである、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  7. 前記第1のパネル及び前記第2のパネルが別個のシートから形成される、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  8. 前記第1のパネル及び前記第2のパネルが一体形成される、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  9. 前記少なくとも1つの多孔性材料は、前記チャンバ内に配置され、その結果、前記少なくとも1つの多孔性材料は、陰茎と前記第2のパネルの少なくとも一部分との間に、前記陰茎が前記開口部を通して前記チャンバの中に挿入されるときに配置されない、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  10. 陰茎が前記開口部を通して前記チャンバの中に挿入されると、前記陰茎は前記第2のパネルの少なくとも一部分と前記少なくとも1つの多孔性材料との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  11. 前記少なくとも1つの多孔性材料はシートを含む、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  12. 前記少なくとも1つの多孔性材料は、前記陰茎が前記チャンバの中に配置されていないとき、前記開口を覆う、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  13. 前記少なくとも1つの多孔性材料は、第1の層、第2の層、及び前記第1の層と前記第2の層との間に層を形成する複数の繊維を含む、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  14. 前記少なくとも1つの多孔性材料は疎水性発泡体を含む、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  15. 前記少なくとも1つの多孔性材料は綿を含む、
    ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  16. 前記ベースは、少なくとも部分的に透明な材料から形成される、
    ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  17. 前記ベースは、
    上面及び底面を画定する基板であって、使用中、前記上面は前記底面よりも前記シースに近くなるように構成され、前記底面は前記上面よりも陰茎を取り囲む皮膚に近くなるように構成される、基板と、
    前記底面の少なくとも一部分に取り付けられた第1の接着剤層であって、前記ベースを、前記陰茎を取り囲む前記皮膚に取り付けるように構成された第1の接着剤層と、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  18. 前記第1の接着剤層はシリコーンベースの接着剤を含む、
    ことを特徴とする請求項17に記載の流体収集アセンブリ。
  19. 前記第1の接着剤層は、アクリルゲル接着剤又はヒドロゲルを含む、
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載の流体収集アセンブリ。
  20. 前記ベースは、第2の接着剤層を前記基板の前記上面の少なくとも一部分に含み、
    前記第2の接着剤層は前記シースに永久的に付着されるか、永久的に付着されるように構成される、
    ことを特徴とする請求項17から19のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  21. 前記ベースは略三角形の形状を呈する、
    ことを特徴とする請求項1から20のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  22. 前記出口に取り付けられた導管を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1から21のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  23. 前記シースは、前記少なくとも1つの流体不透過性バリア及び前記少なくとも1つの多孔性材料よりも大きい剛性を示す1つ以上のリングを含まない、
    ことを特徴とする請求項1から22のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  24. 前記シースは、前記少なくとも1つの流体不透過性バリア及び前記少なくとも1つの多孔性材料よりも大きい剛性を示すキャップを含まない、
    ことを特徴とする請求項1から23のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  25. 前記シースの1つ以上の構成要素が一緒に縫い合わせられていない、
    ことを特徴とする請求項1から24のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  26. 前記第1のパネルと前記第2のパネルが縫い合わせられていない、
    ことを特徴とする請求項1から25のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリ。
  27. 請求項1から26のいずれか1項に記載の流体収集アセンブリと、
    吸引力を加えるように構成された真空源と、
    流体貯蔵容器と、
    前記出口に接続され、前記真空源及び前記流体貯蔵容器と流体連通する少なくとも1つの導管と、
    を備えることを特徴とするシステム。
  28. 流体収集アセンブリを製造する方法であって、
    流体不透過性バリアの第1のパネルと第2のパネルとを、その縁部の少なくとも一部分に沿って互いに付着してシースを形成するステップであって、前記第1のパネルと前記第2のパネルがそれらの間にチャンバを少なくとも部分的に画定し、前記流体不透過性バリアが開口部及び出口を画定する、ステップと、
    前記チャンバ内に少なくとも1つの多孔性材料を配置するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  29. 前記第1のパネル及び前記第2のパネルは別個のシートである、
    ことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 前記第1のパネル及び前記第2のパネルが一体形成される、
    ことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  31. 前記第1のパネル及び前記第2のパネルは薄肉チューブから形成される、
    ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 前記第1のパネルと前記第2のパネルとを互いに付着するステップは、前記第1のパネルを前記第2のパネルに熱封止、RF溶接、又は超音波溶接することの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項28から31のいずれか1項に記載の方法。
  33. 前記少なくとも1つの多孔性材料を前記チャンバ内に配置するステップは、前記第1のパネルと前記第2のパネルを互いに付着する前に、前記少なくとも1つの多孔性材料を前記第1のパネルと前記第2のパネルとの間に配置することを含み、
    前記第1のパネルと前記第2のパネルを互いに付着するステップは、前記少なくとも1つの多孔性材料を前記第1のパネル又は前記第2のパネルの少なくとも1つに取り付けることを含む、
    ことを特徴とする請求項28から32のいずれか1項に記載の方法。
  34. ベースをシースに永久的に取り付けるステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項28から32のいずれか1項に記載の方法。
  35. 前記ベースを前記シースに永久的に取り付けるステップは、前記ベースを前記シースに永久的に取り付けた後に前記流体収集アセンブリを包装することを含む、
    ことを特徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 前記ベースを前記シースに永久的に取り付けるステップは、前記流体収集アセンブリを含む少なくとも1つのパッケージを開けた後、前記ベースを前記シースに取り付けることを含む、
    ことを特徴とする請求項34に記載の方法。
  37. 前記ベースを陰茎の周囲の皮膚に取り付けるステップと、
    前記ベースを前記陰茎の周囲の前記皮膚に取り付けた後、前記ベースを前記シースに取り付けるステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  38. 体液を個人から収集するためにシステムを使用する方法であって、
    ベースを陰茎の周囲の皮膚に取り付けることを含み、前記ベースはシースに永久的に固定されるか、又は永久的に固定されるように構成され、
    前記シースは、
    第1のパネル及び第2のパネルを含む少なくとも1つの流体不透過性バリアであって、前記第1のパネル及び前記第2のパネルによって少なくとも部分的に画定されるチャンバを画定し、前記シースの近位端部に流体出口と前記シースの遠位端部に開口部とを画定する、少なくとも1つの流体不透過性バリアと、
    前記チャンバ内に配置された少なくとも1つの多孔性材料と、
    を含む、
    ことを特徴とする方法。
  39. 前記陰茎を前記開口部に通して配置するステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項38に記載の方法。
  40. 前記ベースを前記シースに永久的に取り付けるステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項38又は39に記載の方法。
  41. 真空源及び流体収集アセンブリを少なくとも1つの導管を使用して前記シースに取り付けるステップと、
    前記真空源からシースに吸引力を加えるステップと、
    を含むことを特徴とする請求項38から40のいずれか1項に記載の方法。
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