JP2023532111A - ビタミンc局所組成物 - Google Patents

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Abstract

本明細書のある特定の実施形態に開示されるのは、皮膚の外観および健康に関連する固有の要因および/または外因性要因を処置することにより、先進の環境防護を皮膚に送達する、肌色を明るくする、および/または、アンチエージングの利点を皮膚に送達する局所組成物である。局所組成物は、アスコルベート成分および緑茶ポリフェノールを含む抗酸化剤系を含む、水性相および油性相のエマルジョンまたは他の二相系であり得る。本明細書にさらに開示されるのは、ラジカル誘発性損傷、大気に起因する老化の影響について対象の皮膚を処置するために、および様々な皮膚科処置の一部として、本明細書に記載の局所組成物を投与する方法である。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、参照によりそれ全体で組み込まれる2020年6月29日に出願された米国仮特許出願第63/045,409号明細書に対する優先権を主張する。
本発明は、スキンケア適用のための美容用組成物に関する。
日光および他の毒性フリーラジカル源および刺激物への過剰曝露は、皮膚の損傷を誘発し、様々な外観を損なう皮膚の状態をもたらす。これらの皮膚の状態の中で、しわ、小じわ、弾力の消失、たるみ、乾燥、老人性色素斑は、日光損傷および老化により引き起こされる。皮膚のしわは、深い溝およびしわ、または小じわのいずれかである。しわは、身体のあらゆる部分で起こり得るが、とりわけ顔面、首、前腕、および手などの日光曝露が最大である場所で起こり得る。
紫外線(UV)に由来するフリーラジカルは、人口が集中する地域で空気汚染とともに増加し、それにより問題が拡大することが知られている。フリーラジカルは、フリーラジカルが皮膚のエラスチン繊維を加水分解し、皮膚のより深部の真皮層においてコラーゲンを合成し、それにより皮膚のしわおよび他の損傷した皮膚の状態を引き起こす点で破壊的である。
今日では、人々は、多くの場合、老化および日光曝露の影響を予防および/または妨害するための手段を探している。様々な美容用組成物、ならびにホメオパシーおよび処方治療は、より若々しく健康的な外観の達成を求める消費者に利用可能である。しかし、皮膚の光老化および関連する皮膚障害に対して効果的な処置および予防的手段を提供する局所組成物の必要性が依然として存在する。
大気に起因するまたは外因性の老化に対して保護するための、局所組成物、前記局所組成物を調製する方法、および前記局所組成物を使用する方法を提供することが、本開示のある特定の実施形態の目的である。
フリーラジカル、IRA、UVA、UVB、HEV(青色)光、IR、汚染、アレルゲン、刺激物、または固有光源などからの活性酸素種(ROS)により引き起こされる老化の早期の徴候を軽減、減弱、最小化、処置するための、局所組成物、前記局所組成物を調製する方法、および前記局所組成物を使用する方法を提供することが、本開示のある特定の実施形態の目的である。
皮膚科処置前または皮膚科処置後のレジメン(非切除皮膚科処置、ケミカルピーリング、マイクロアブレーション、およびレーザーなど)の一部として、局所組成物、前記局所組成物を調製する方法、および前記局所組成物を使用する方法を提供することが、本開示のある特定の実施形態の目的である。
皮膚の外観、皮膚の弾力、身体の堅さを改善するための局所組成物を提供するか、または光老化した皮膚、日焼け、しわ、および関連する皮膚障害の可視的な徴候を軽減することが、本開示のある特定の実施形態の目的である。
上の目的およびその他の1つまたは複数は、ある特定の実施形態では、水性相および油性相のエマルジョンを含む局所組成物に関する本開示で満たすことができ、局所組成物は、アスコルベート成分、および緑茶ポリフェノールを含む、0wt.%超から約10wt.%の抗酸化剤系を含む。
ある特定の実施形態では、本開示は、ラジカル誘発性損傷の影響について対象の皮膚を処置する方法、対象の皮膚を明るくする方法、大気に起因するもしくは日射性の老化の影響について対象の皮膚を処置する方法、またはある特定の皮膚科処置を用いる処置レジメンの一部に関する。これらの方法は、対象の皮膚に、本明細書に記載の局所組成物のいずれかを投与することを含む。
ある特定の実施形態では、本開示は、大気に起因する老化の影響について対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、眼の部域での小じわの外観、滑らかさ、および皮膚の輝きで改善を呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、眼の部域の小じわの軽減または減弱;滑らかな皮膚の増加または維持;輝きの増加または維持;顔面全体(global face)のしわの軽減または維持;眼の部域のしわの軽減または維持;色素沈着過剰の軽減または維持;および、ハリの増加または維持の少なくとも1つを呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、4週目、8週目、および/または12週目で、眼の小じわ;皮膚の滑らかさ;輝き;顔面全体のしわ;眼の部域のしわ;色素沈着過剰;およびハリの少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、眼の小じわについてそれぞれ4週目、8週目、および12週目で、-5%から-25%、-15%から-35%、または-25%から-45%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、皮膚の滑らかさについてそれぞれ4週目、8週目、および12週目で、-1%から-10%、-5%から-15%、または-10%から-20%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、輝きについてそれぞれ4週目、8週目、および12週目で、-1%から-10%、-3%から-13%、または-5%から-15%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、顔面全体のしわについてそれぞれ4週目および12週目で、-1%から-10%または-3%から-13%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、眼の部域のしわについてそれぞれ4週目および12週目で、-1%から-10%または-2%から-12%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、色素沈着過剰についてそれぞれ4週目および12週目で、-1%から-10%または-5%から-15%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、皮膚は、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、ハリについてそれぞれ4週目および12週目で、-1%から-10%または-3%から-13%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する。
ある特定の実施形態では、本開示は、対象の皮膚を処置する組成物および方法に関し、対象の少なくとも50%、対象の少なくとも60%、対象の少なくとも70%、対象の少なくとも80%、対象の少なくとも90%、または対象の少なくとも95%は、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、眼の小じわ;皮膚の滑らかさ;輝き;顔面全体のしわ;眼の部域のしわ;色素沈着過剰;およびハリの少なくとも1つでベースラインと比較した改善を呈する。
「局所組成物を投与すること」という用語は、本明細書で使用される場合、対象の皮膚、例えば顔面、首、手、足、肘、膝などに局所的に適用することを指す。本明細書で使用される場合、開示される局所製剤または開示される局所製剤を使用する方法に関して「適用」、「適用する」、および「適用すること」という用語は、医学または美容学の実践において患者の皮膚表面に製剤を送達する、皮膚に、例えば患者の皮膚などの人の皮膚に局所製剤を投与する任意の方式を指す。対象の皮膚上への好適なデバイスの助けの有無にかかわらず、開示される局所製剤を擦過すること、こすること、拡散すること、スプレーすることは、すべて、本明細書で使用される場合、「適用」という用語の範囲内に含まれる。開示されるスキンケア製剤の投与または適用に関して「局所的な」または「局所的に」という用語は、皮膚上への表皮投与または適用を指す。適用は、手動(例えば、手で直接)であっても、操作されてもよく、またはアプリケーター、布地、デバイス、ロールオン、ワイプ、単位用量スポンジアプリケーター、スワブもしくはコットンボールで適用される液体、含浸ガーゼもしくは他の基材、コーティングシリコーンシートもしくは他のシート製品、コーティング包帯もしくは外部から固定されるデバイス、小型タオル、個々に包装される綿撒糸もしくはパッド、経皮送達系などで操作されてもよい。投与は、自己投与、または医療専門家もしくは介護者による投与であり得る。
ある特定の実施形態では、本開示は、アスコルベート成分、および緑茶ポリフェノールを含む、0wt.%超から約10wt.%の抗酸化剤系を組み合わせることにより本明細書に記載の局所組成物のいずれかを調製する方法に関する。
実施例2の臨床研究のすべての臨床有効性パラメーターにわたる改善の概要である。 実施例2の臨床研究の対象が経験した臨床グレードの改善の概要である。 実施例2の臨床研究の超音波測定の概要である。
以下の定義は、特に記述のない限り、使用される。
「アルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、直鎖および分岐鎖炭化水素基を指す。プロピルなどの個々のラジカルについては、直鎖ラジカルのみを含み、イソプロピルなどの分岐鎖異性体は、具体的に呼ばれる。
「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、本明細書で使用される場合、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードを指す。
「炭素環」または「カルボシクリル」という用語は、3個から7個の炭素原子を有する単一の飽和(すなわち、シクロアルキル)または単一の部分不飽和(例えば、シクロアルケニル、シクロアルカジエニルなど)の環(すなわち(C~C)炭素環)を指す。「炭素環」または「カルボシクリル」という用語はまた、多数の縮合環系(例えば2、3または4個の炭素環式環を含む環系)を含む。したがって、炭素環は、二環として7個から12個の炭素原子を有し、多環として最大約20個までの炭素原子を有する多環式炭素環を含む。多環式炭素環は、単一の炭素原子を介して互いに結合して、スピロ結合(例えばスピロペンタン、スピロ[4,5]デカン、スピロ[4.5]デカンなど)を形成するか、2個の近接する炭素原子を介して、ビシクロ[4,5]、[5,5]、[5,6]、もしくは[6,6]系などの縮合結合、もしくはビシクロ[5,6]または[6,6]系(例えばデカヒドロナフタレン、ノルサビナン、ノルカラン)として配置される9個もしくは10個の環原子を形成するか、または2個の近接しない炭素原子を介して、架橋結合(例えばノルボルナン、ビシクロ[2.2.2]オクタンなど)を形成することができる。「炭素環」または「カルボシクリル」はまた、1つまたは複数(例えば1、2または3個)のオキソ基で必要に応じて置換することができる。単環式炭素環の非限定例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1-シクロペンタ-1-エニル、1-シクロペンタ-2-エニル、1-シクロペンタ-3-エニル、シクロヘキシル、1-シクロヘキサ-1-エニル、1-シクロヘキサ-2-エニル、1-シクロヘキサ-3-エニル、およびシクロヘプチルが挙げられる。
「アリール」という用語は、本明細書で使用される場合、単一の芳香環または多数の縮合環系を指す。例えば、アリール基は、6個から20個の炭素原子、6個から14個の炭素原子、または6個から12個の炭素原子を有し得る。アリールは、フェニルラジカルを含む。アリールはまた、少なくとも1つの環が芳香族である約9個から20個の炭素原子を有する多数の縮合環系(例えば2、3または4個の環を含む環系)を含む。こうした多数の縮合環系は、多数の縮合環系の任意の炭素環部分で1つまたは複数(例えば1、2または3個)のオキソ基で必要に応じて置換することができる。上で定義される多数の縮合環系の結合点が、アリールを含む環系の任意の位置または環の炭素環部分であり得ることは理解すべきである。典型的なアリール基としては、以下に限定されないが、フェニル、インデニル、ナフチル、1,2,3,4-テトラヒドロナフチル、アントラセニルなどが挙げられる。
キラル中心を有する本発明の化合物が、光学活性形態およびラセミ形態で存在し、単離され得ることは、当業者により理解されよう。一部の化合物は、多形性を呈し得る。本発明が、本明細書に記載の有用な特性を有する本発明の化合物の任意のラセミ形態、光学活性形態、多形性形態、もしくは立体異性体、またはその混合物の形態を包含することは理解すべきであり、どのように光学活性形態を、キラル固定相を使用して(例えば、ラセミ形態の分解により、再結晶技術により、光学活性出発物質からの合成により、キラル合成により、またはクロマトグラフィー分離により)調製するかは当該技術分野で周知である。
本明細書で使用される場合、「含まないまたは実質的に含まない」は、前記成分の約1wt.%未満、約0.5wt.%未満、約0.25wt.%未満、約0.1wt.%未満、約0.05wt.%未満、約0.01wt.%未満、または0wt.%を含む局所組成物を指す。
局所組成物
種々の実施形態によると、本開示は、水性相および油性相のエマルジョンである局所組成物に関する。局所組成物は、アスコルベート成分および緑茶ポリフェノールを含む抗酸化剤系を含む。ある特定の実施形態では、局所組成物は、少なくとも1種の追加の美容上許容される賦形剤をさらに含む。
本明細書に記載の局所組成物のいずれかのアスコルベート成分は、パルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリウム、アスコルビン酸アンモニウム、アスコルビン酸トリエタノールアミン、リン酸アスコルビルもしくはリン酸アスコルビルマグネシウムなどのアスコルビン酸もしくはその誘導体、アスコルビン酸ポリペプチド、アスコルビルグルコサミン、アスコルビン酸ポリマー、アスコルビン酸のエステル、アスコルビン酸のアミド、ビタミンCとして知られるL-アスコルビン酸、アスコルビン酸テトラヘキシルデシルもしくは他の誘導体、またはL-アスコルビン酸もしくはその誘導体を供給することができるアセロラの抽出物、柑橘類抽出物、イチゴなどの植物学的もしくは薬草抽出物を含む関連する化合物を含むことができる。ある特定の実施形態では、局所組成物のアスコルベート成分は、アスコルビン酸、アスコルビン酸テトラヘキシルデシル、またはその組合せを含む。
本明細書に記載の局所組成物のいずれかのアスコルベート成分は、局所組成物の総重量に基づいて、約0.1wt.%、約1wt.%、約5wt.%、約10wt.%、約12wt.%、約15wt.%、約18%、約20wt.%、約23wt.%、または約25wt.%のいずれかから、約28wt.%、約30wt.%、約35wt.%、約40wt.%、約45wt.%、約50wt.%、約75wt.%、または約95wt.%のいずれかまでの濃度で存在し得る。ある特定の実施形態では、アスコルベート成分は、局所組成物の総重量に基づいて、約5wt.%から約40wt.%、約10wt.%から約30wt.%、または約15wt.%から約25wt.%を範囲とする量で、本明細書に記載の局所組成物のいずれかに存在する。
ある特定の実施形態では、アスコルベート成分は、局所組成物の総重量に基づいて、約2wt.%から約30wt.%、約5wt.%から約25wt.%、約10wt.%から約30wt.%、または約10wt.%から約20wt.%を範囲とする量で、局所組成物にアスコルビン酸(例えば、L-アスコルビン酸)を含む。
ある特定の実施形態では、アスコルベート成分は、局所組成物の総重量に基づいて、約1wt.%から約20wt.%、約1wt.%から約15wt.%、約2wt.%から約20wt.%、約2wt.%から約10wt.%、または約3wt.%から約7wt.%を範囲とする量で、局所組成物にアスコルビン酸テトラヘキシルデシルを含む。
ある特定の実施形態では、局所組成物のアスコルベート成分は、局所組成物の総重量に基づいて、重量による、約0.1wt.%、約1wt.%、約5wt.%、約10wt.%、約12wt.%、約15wt.%、約18wt.%、約20wt.%、約23wt.%、または約25wt.%のいずれかから、約28wt.%、約30wt.%、約35wt.%、約40wt.%、約45wt.%、約50wt.%、約75wt.%、または約95wt.%のいずれかまでの(個々のまたは累積の)濃度で、アスコルビン酸テトラヘキシルデシルと組み合わせたL-アスコルビン酸を含む(includes)、含む(comprises)、それからなる、または本質的になる。
ある特定の実施形態では、アスコルベート成分は、約10:1から約1:10、約8:1から約1:8、約5:1から約1:5、約3:1から約1:3、約3:1から約1:1、約5:1から約1:1、約8:1から約1:1、または約10:1から約1:1のL-アスコルビン酸のアスコルビン酸テトラヘキシルデシルに対する重量比までの重量で、アスコルビン酸テトラヘキシルデシルと組み合わせたL-アスコルビン酸を含む、それからなる、または本質的になる。
ビオフラボノイドであり抗酸化特性を有する高い含有量のポリフェノールから構成される緑茶などのある特定の植物は、本明細書に記載の局所組成物のいずれかに含まれる。本明細書に記載の局所組成物の抗酸化剤系は、局所組成物の総重量に基づいて、0%超、約0.01wt.%、約0.05wt.%、約0.1wt.%、約0.15wt.%、約0.2wt.%、約0.25wt.%、約0.3wt.%、約0.35wt.%、または約0.4wt.%のいずれかから、約0.45wt.%、約0.5wt.%、約0.55wt.%、約0.6wt.%、約0.65wt.%、約0.7wt.%、約0.75wt.%、約0.8wt.%、約0.85wt.%、約0.9wt.%、約0.95wt.%、約1wt.%、約1.5wt.%、約2wt.%、約3wt.%、約4wt.%、約5wt.%、約6wt.%、約7wt.%、約8wt.%、約9wt.%、または約10wt.%のいずれかまでの濃度で存在し得る。
ある特定の実施形態では、局所組成物は、フリーラジカル誘発性の皮膚損傷を最小化する助けとなる、強力な抗酸化特性を伴う緑茶に由来する有効量のポリフェノール単離物を含む。好適な緑茶ポリフェノールは、以下に限定されないが、カテキン、例えば、ガリウム酸エピガロカテキン(EGCG)、エピガロカテキン(EGC)、ガリウム酸エピカテキン(ECG)およびエピカテキン(EC)、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せを含む。
ある特定の実施形態では、局所組成物は、少なくとも1つの追加の抗酸化剤との組合せで、本明細書に記載の緑茶ポリフェノールのいずれかを含む抗酸化剤系を含む。
一実施形態では、抗酸化剤系における追加の抗酸化剤は、ケイ皮酸、フェルラ酸、コーヒー酸、p-クマル酸、シナピン酸、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せの群から選択することができる。別の実施形態では、抗酸化剤系における(および一般に局所組成物における)追加の抗酸化剤は、ケイ皮酸、フェルラ酸、コーヒー酸、p-クマル酸、シナピン酸、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せを含まないまたは実質的に含まなくてよい。
ある特定の実施形態では、抗酸化剤系における追加の抗酸化剤は、没食子酸、デルフィニジン、ルテオリン、ケルセチン、シアニジン、タキシフォリン、ケンフェロール、マルビジン、ヘスペリジン、ペラルゴニジン、アピゲニン、ナリンゲニン、クリシン、エルゴチオネイン、グルタチオン、エンブリカ、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せの群から選択することができる。
ある特定の実施形態では、抗酸化剤系における追加の抗酸化剤は、アピゲニン、エルゴチオネイン、グルタチオン、エンブリカ、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せの群から選択することができる。
抗酸化剤系における抗酸化剤の各々は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超、約0.01wt.%、約0.05wt.%、約0.1wt.%、約0.15wt.%、約0.2wt.%、約0.25wt.%、約0.3wt.%、約0.35wt.%、または約0.4wt.%のいずれかから、約0.45wt.%、約0.5wt.%、約0.55wt.%、約0.6wt.%、約0.65wt.%、約0.7wt.%、約0.75wt.%、約0.8wt.%、約0.85wt.%、約0.9wt.%、約0.95wt.%、約1wt.%、約1.5wt.%、約2wt.%、約3wt.%、約4wt.%、約5wt.%、約6wt.%、約7wt.%、約8wt.%、約9wt.%、または約10wt.%のいずれかまでの濃度で、個々でまたは累積で存在し得る。
ある特定の実施形態では、抗酸化剤系は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約0.5wt.%、0wt.%超から約0.1wt.%、または0wt.%超から約0.01wt.%を範囲とする量で、局所組成物に存在するアピゲニンを含む。
ある特定の実施形態では、抗酸化剤系は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約0.5wt.%、0wt.%超から約0.1wt.%、または0wt.%超から約0.01wt.%を範囲とする量で、局所組成物に存在するエルゴチオネインを含む。
ある特定の実施形態では、抗酸化剤系は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約0.5wt.%、0wt.%超から約0.1wt.%、または0wt.%超から約0.01wt.%を範囲とする量で、緑茶ポリフェノールを含む。
ある特定の実施形態では、抗酸化剤系は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超、約0.01wt.%、約0.05wt.%、約0.1wt.%、約0.15wt.%、約0.2wt.%、約0.25wt.%、約0.3wt.%、約0.35wt.%、または約0.4wt.%のいずれかから、約0.45wt.%、約0.5wt.%、約0.55wt.%、約0.6wt.%、約0.65wt.%、約0.7wt.%、約0.75wt.%、約0.8wt.%、約0.85wt.%、約0.9wt.%、約0.95wt.%、約1wt.%、約1.5wt.%、約2wt.%、約3wt.%、約4wt.%、約5wt.%、約6wt.%、約7wt.%、約8wt.%、約9wt.%、または約10wt.%のいずれかまでの(個々のまたは累積の)濃度で、本明細書に記載の緑茶ポリフェノールのいずれかとアピゲニンおよびエルゴチオネインの少なくとも1つとの組合せを含む(includes)、含む(comprises)、それからなる、または本質的になる。
ある特定の実施形態では、緑茶ポリフェノールの1つまたは複数の追加の抗酸化剤に対する重量比までの重量は、(個々でまたは累積で)約10:1から約1:10、約8:1から約1:8、約5:1から約1:5、約3:1から約1:3、約2:1から約1:2までを範囲とするか、または約1:1である。
ある特定の実施形態では、局所組成物は、美容上許容される賦形剤をさらに含む。例示的な美容上許容される賦形剤としては、限定せずに、表皮浸透増強剤、溶媒、温和な界面活性剤、油体、乳化剤、真珠光沢ワックス、稠度調節剤、増粘剤、レオロジー改質剤、懸濁化剤、キレート化剤、保存料、過脂肪化剤、安定剤、ポリマー、シリコーンもしくはシロキサン化合物、脂肪、ワックス、レシチン、リン脂質、UV光保護因子、生体活性成分、追加の抗酸化剤、脱臭薬、制汗剤、抗フケ剤、皮膜形成剤、腫脹剤、昆虫忌避剤、セルフタンニング剤、チロシナーゼ阻害剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、香油、色素、酸化亜鉛、脂肪アルコール、脂肪酸のエステル、アジュバント、グリセリルエステルおよび誘導体を含めた天然もしくは合成トリグリセリド、炭化水素油、過脂肪剤、ポリマー、生体活性成分、屈水剤、細菌阻害剤、着色料、UVスクリーニング剤、UV光を吸収するとともに皮膚に光保護を提供する薬剤、またはその組合せが挙げられる。ある特定の実施形態では、局所組成物は、溶媒、乳化剤、稠度調節剤、増粘剤、懸濁化剤、追加の抗酸化剤、保存料、香油、またはその組合せの群から選択される美容上許容される賦形剤を含む。ある特定の実施形態では、局所組成物は、シリコーン化合物を含まないまたは実質的に含まない。
本明細書に記載の局所組成物で使用することができる好適な溶媒は、限定せずに、ポリソルベート20、水、アルカンジオール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール)、エトキシル化もしくはプロポキシル化ジグリコール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリセリン、メトキシイソプロパノール、PPG-2メチルエーテル、PPG-3メチルエーテル、プロピレングリコールブチルエーテル、PPG-2ブチルエーテル、フェノキシイソプロパノール、ブトキシエタノール、ブトキシジグリコール、メトキシジグリコール、フェノキシエタノール、PPG-3ブチルエーテル、PPG-2プロピルエーテル、プロピレングリコールプロピルエーテルもしくはジプロピレングリコールジメチルエーテル、もしくは混合物および組合せ、または個々のそのエトキシレート、プロポキシレートおよびグリセリルエステルを含む。
ある特定の実施形態では、溶媒は、アルカンジオール(エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコールなど)、グリセリン、水、またはその混合物を含む(includes)、含む(comprises)、それからなる、または本質的になる。一実施形態では、溶媒は、グリセリン、プロピレングリコール、イソペンチルジオール、および水を含む(includes)、含む(comprises)、それからなる、または本質的になる。
一部の実施形態では、個別の各溶媒または一緒になったすべての溶媒は、局所組成物の総重量に基づいて、約0.5wt.%、約1wt.%、約5wt.%、約10wt.%、約12wt.%、約15wt.%、約18wt.%、約20wt.%、約23wt.%、または約25wt.%のいずれかから、約28wt.%、約30wt.%、約35wt.%、約40wt.%、約45wt.%、約50wt.%、約55wt.%、約60wt.%、約65wt.%、約70wt.%、約75wt.%、または約95wt.%のいずれかまでを範囲とする濃度で、局所組成物に存在し得る。ある特定の実施形態では、局所組成物での水を除いたすべての溶媒の濃度は、局所組成物の総重量に基づいて、約0.5wt.%、約1wt.%、約5wt.%、約10wt.%、約12wt.%、約15wt.%、約18wt.%、約20wt.%、約23wt.%、または約25wt.%のいずれかから、約28wt.%、約30wt.%、約35wt.%、約40wt.%、約45wt.%、または約50wt.%のいずれかまでを範囲とする。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、約2wt.%から約25wt.%、約5wt.%から約15wt.%、または約8wt.%から約12wt.%の量で、局所組成物に存在するアルカンジオール(例えば、プロパンジオールとも呼ばれ得るプロピレングリコール)を含む。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、約2wt.%から約25wt.%、約5wt.%から約15wt.%、または約8wt.%から約12wt.%の量で、局所組成物にグリセリンを含む。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、約5wt.%から約95wt.%、約10wt.%から約95wt.%、約20wt.%から約80wt.%、約35wt.%から約70wt.%、または約50wt.%から約60wt.%の量で、局所組成物に水を含む。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤としては、天然ガム(例えば、天然植物ガム)が挙げられる。好適な天然ガムとしては、限定せずに、グアーガム、キャロブガム、コンニャクガム、キサンタンガム、スクレロチウムガム、アカシアガム、セルロースガム(修飾されているまたはされていない)、またはその組合せが挙げられる。一実施形態では、局所組成物での天然ガムは、スクレロチウムガムである。天然ガムは、局所組成物の質感に寄与し、エマルジョンの水性相において油性相に対する懸濁化剤としても作用し得る。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、約0.1wt.%から約2wt.%、または約0.2wt.%から約0.8wt.%の量で、局所組成物に天然ガムを含む。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤としては、乳化剤が挙げられる。好適な乳化剤としては、限定せずに、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30、ジラウリン酸PEG-4、ジオレイン酸PEG-8、ペルオレイン酸PEG-40ソルビタン、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、PEG-20アーモンドグリセリド、PEG-25水添ヒマシ油、ステアリン酸グリセリル(および)ステアリン酸PEG-100、オリーブ脂肪酸PEG-7、オレイン酸PEG-8、ラウリン酸PEG-8、PEG-60アーモンドグリセリド、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース、ステアリン酸PEG-40、ステアリン酸PEG-100、ラウリン酸PEG-80ソルビタン、ステアレス-2、ステアレス-12、オレス-2、セテス-2、ラウレス-4、オレス-10、オレス-10/ポリオキシル10オレイルエーテル、セテス-10、イソステアレス-20、セテアレス-20、オレス-20、ステアレス-20、ステアレス-21、セテス-20、イソセテス-20、ラウレス-23、ステアレス-100、グリセリルステアレートシトレート、ステアリン酸グリセリルSE(自己乳化する)、ステアリン酸、ステアリン酸の塩、ポリグリセリル-3-メチルグルコースジステアレート、またはその組合せが挙げられる。
さらに好適な乳化剤は、リン酸エステルおよびその塩、例えば、リン酸セチル(Amphisol(登録商標)A)、セチルリン酸ジエタノールアミン(Amphisol(登録商標)DEA)、セチルリン酸カリウム(Amphisol(登録商標)K)、セテアリル硫酸ナトリウム、オレイン酸グリセリルリン酸ナトリウム、水素化植物性リン酸グリセリドおよびその混合物である。さらに好適な乳化剤は、オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、セテアリルグルコシド、ラウリルグルコシド、デシルグルコシド、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、ポリステアリン酸スクロースおよび水和ポリイソブテンである。さらに、1つまたは複数の合成ポリマーは、乳化剤として使用することができる。例えば、PVPエイコセンコポリマー、アクリレート/C1030アクリル酸アルキルクロスポリマー、アクリレート/ステアレス-20メタクリレートコポリマー、PEG-22/ドデシルグリコールコポリマー、PEG-45/ドデシルグリコールコポリマー、およびその混合物。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、約0.1wt.%から約2wt.%、または約0.2wt.%から約0.8wt.%の量で、局所組成物に乳化剤を含む。一実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、約0.1wt.%から約2wt.%、または約0.2wt.%から約0.8wt.%の量で、局所組成物にオリーブ脂肪酸PEG-7である乳化剤を含む。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤としては、キレート化剤が挙げられる。好適なキレート化剤としては、限定せずに、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、N-(ヒドロキシエチル)-エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、およびニトリロ三酢酸(NTA)が挙げられる。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、約0.01wt.%から約0.5wt.%、または約0.05wt.%から約0.3wt.%の量で、局所組成物にキレート化剤を含む。一実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、約0.01wt.%から約0.5wt.%、または約0.05wt.%から約0.3wt.%の量で、局所組成物にEDTAであるキレート化剤を含む。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤としては、ビタミンEの形態などの追加の抗酸化剤が挙げられる。局所組成物に含むことができるビタミンEの好適な形態は、アルファ、ベータ、デルタおよびガンマトコフェロール、ならびにアルファ、ベータ、デルタおよびガンマトコトリエノール、ならびにその組合せから選択することができる。
ある特定の実施形態では、ビタミンEの形態のいずれかの任意の組合せは、局所組成物の総重量に基づいて、約0.1wt.%から約5wt.%、約0.3wt.%から約3wt.%、または約0.5wt.%から約2wt.%の量で、局所組成物に(個々でまたは累積で)存在し得る。
ある特定の実施形態では、局所組成物における美容上許容される賦形剤としては、保存料が挙げられる。好適な保存料としては、例えば、フェノキシエタノール、パラベン、ペンタンジオールおよびソルビン酸の溶液、ならびに市販参照Surfacine(登録商標)下で知られている銀錯体、ならびに化粧品規制の付録6、パートAおよびBに設定されている物質の他のクラス、すなわち、好適な保存料が挙げられる。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、0超から約5wt.%、約0.3wt.%から約3wt.%、または約0.5wt.%から約2wt.%の量で、保存料を含む。ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤は、局所組成物の総重量に基づいて、0超から約5wt.%、約0.3wt.%から約3wt.%、または約0.5wt.%から約2wt.%の量で、フェノキシエタノールである保存料を含む。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤としては、香油が挙げられる。好適な香油としては、天然および合成の芳香物の混合物が挙げられる。天然芳香物は、花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イランイラン)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果実(アニシード、コリアンダー、クミン、ビャクシン)、果実皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(メース、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスツス、アイリス、カルムス)、木材(松材、ビャクダン、グアヤクウッド、スギ材、シタン)、薬草および草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針葉および枝(トウヒ、モミ、マツ、低マツ)、樹脂およびバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、オリバナム、オポポナクス)からの抽出物である。典型的な合成芳香化合物は、エステル型、エーテル型、アルデヒド型、ケトン型、アルコール型および炭化水素型の生成物である。エステル型の芳香化合物は、例えば、酢酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチル、p-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、エチル-メチルフェニルグリシネート、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、プロピオン酸スチラリルおよびサルチル酸ベンジルである。エーテルとしては、例えば、ベンジルエチルエーテルが挙げられ、アルデヒドとしては、例えば、8個から18個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラル、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびブルゲオナールが挙げられ、ケトンとしては、例えば、イオノン、α-イソメチルイオノンおよびメチルセドリルケトンが挙げられ、アルコールとしては、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロオール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールが挙げられ、炭化水素としては、主にテルペンおよびバルサムが挙げられる。
芳香成分として主に使用される、相対的に低い揮発性の精油は、その上、香油、例えばセージ油、カモミール油、クローブの油、メリッサ油、ミント油、シナモンリーフオイル、リンデン花油、ビャクシンベリー油、ベチベル油、オリバナム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラバンジン油として適当である。他の好適な油としては、単独でまたは混合物中でベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロオール、ボイサムブレンフォルテ、アンブロキサン、インドール、ヘジオン、サンデリス、レモン油、マンダリン油、オレンジ油、グリコール酸アリルアミル、シクロベルタル、ラバンジン油、クラリセージ油、β-ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、サリチル酸シクロヘキシル、ヴェルトフィックスセウール、イソ-E-スーパー、フィクソリドNP、エベルニル、イラルデインガンマ、フェニル酢酸、ゲラニル酢酸、酢酸ベンジル、ローズオキシド、ロミラット、イロチルおよびフロラメートが挙げられる。
ある特定の実施形態では、美容上許容される賦形剤としては、ラベンダー油、ベルガモット油、ユーカリ油、カモミール油、メラルーカ油、またはその組合せの群から選択される精油である香油が挙げられる。一実施形態では、美容上許容される賦形剤としては、ラベンダー油、カモミール油、またはその組合せが挙げられる。
ある特定の実施形態では、香油(個々に各香油または累積的に局所組成物中のすべての香油)は、局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、0wt.%超から約1wt.%、または約0.01wt.%から約0.3wt.%の量で、局所組成物に存在する。
ある特定の実施形態では、局所組成物のpHは、約2.0、約2.1、約2.2、約2.3、約2.4、約2.5、約2.6、約2.7、約2.8、約2.8または約2.9のいずれかから、約3.0、約3.1、約3.2、約3.3、約3.4、約3.5、約3.6、約3.7、約3.8、約3.8、約3.9または約4.0のいずれかまでの範囲である。ある特定の実施形態では、局所組成物のpHは、約2.0から約4.0、約2.5から約3.5、または約2.7から約3.3である。
ある特定の実施形態では、本明細書に記載の局所組成物は、高速吸収性構成要素、および/または経時的に皮膚に拡散する構成要素を含む軽量製剤である。ある特定の実施形態では、製剤は、皮膚の保湿性(moisturization)、環境防護、肌色の明るさ、およびアンチエージングの利点の1つまたは複数を提供する。ある特定の実施形態では、局所組成物の質感は、滑らかな、絹のような、柔らかな、および脂っぽくないの1つまたは複数である。
本明細書に記載の局所組成物は、物理的にまたは美容的に組成物を改善、修飾または安定化するための成分を含有することができる、血清、エマルジョン、クリーム、泡、スプレー、軟膏、ゲル、ローションなどの任意の皮膚科学的に許容されるビヒクルで、またはパッドもしくはロールオン適用製剤として、製剤化することができる。
本開示による局所組成物は、下に記載されている通りの、1種または複数の追加の美容上許容される賦形剤を含有することもできる。
脂肪アルコール
セチルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、C12~C15アルコールのベンゾエート、アセチル化ラノリンアルコールなどを含めて、6個から18個、好ましくは8個から10個の炭素原子を有する脂肪アルコールに基づくゲルベアルコール。
脂肪酸のエステル
直鎖C~C24アルコールとの直鎖C~C24脂肪酸のエステル、直鎖C~C24脂肪アルコールとの分岐C~C13カルボキシル酸のエステル、分岐アルコールとの直鎖C~C24脂肪酸のエステル、殊に2-エチルヘキサノール、直鎖または分岐C~C22脂肪アルコールとのヒドロキシカルボン酸のエステル、殊にリンゴ酸ジオクチル、多価アルコール(例えば、プロピレングリコール、二量体ジオールまたは三量体トリオール)および/またはゲルベアルコール、例えばカプロン酸、カプリル酸、2-エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトオレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エラエオステアリン酸、アラキジン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸ならびにその技術グレード混合物(例えば、天然脂肪および油の圧力除去で、Roelenオキソ合成からアルデヒドの還元で、または不飽和脂肪酸の二量体化で得られる)との、アルコール、例えば、イソプロピルアルコール、カプロン酸アルコール、カプリルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルモレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、リノイルアルコール、リノレニルアルコール、エラエオステアリルアルコール、アラキジルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコールおよびブラシジルアルコールならびにその技術グレード混合物(例えば、脂肪および油に基づく技術グレードメチルエステルまたはRoelenオキソ合成からのアルデヒドの高圧水素化で、および不飽和脂肪アルコールの二量体化でモノマー画分として得られる)との直鎖および/または分岐脂肪酸のエステル。
こうしたエステル油の例は、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、オレイン酸イソプロピル、n-ステアリン酸ブチル、n-ラウリン酸ヘキシル、n-オレイン酸デシル、ステアリン酸イソオクチル、イソ-ノニルステアレート、イソノナン酸イソノニル、2-エチルヘキシルパルミテート、2-ヘキシルラウレート、2-ヘキシルデシルステアレート、2-オクチルドデシルパルミテート、オレイルオレエート、オレイルエルケート、エルシルオレエート、エルシルエルケート、オクタン酸セテアリル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸セチル、オレイン酸セチル、ベヘン酸セチル、酢酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、ベヘン酸ミリスチル、オレイン酸ミリスチル、ステアリン酸ミリスチル、パルミチン酸ミリスチル、乳酸ミリスチル、ジカプリル酸/カプリン酸プロピレングリコール、ヘプタン酸ステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチルなどである。
他のアジュバント
ジエチルヘキシル2,6-ナフタレート、ジ-n-ブチルアジペート、ジ(2-エチルヘキシル)-アジペート、ジ(2-エチルヘキシル)-スクシネートおよびジイソトリデシルアセラート、ならびにその上ジオールエステル、例えば、ジオレイン酸エチレングリコール、ジイソトリデカン酸エチレングリコール、プロピレングリコールジ(2-エチルヘキサノエート)、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、ジペラルゴン酸プロピレングリコール、ジイソステアリン酸ブタンジオールおよびジカプリル酸ネオペンチルグリコール。芳香族カルボン酸、飽和および/または不飽和の、殊に安息香酸とのC~C24脂肪アルコールおよび/またはゲルベアルコールのエステル、1個から22個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルコールまたは2個から10個の炭素原子および2個から6個のヒドロキシ基を有するポリオールとのC~C12ジカルボン酸のエステル。
グリセリルエステルを含めた天然または合成のトリグリセリドおよび誘導体
他のアルコールとの反応によって修飾されたC~C18脂肪酸に基づくジまたはトリグリセリド(トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、小麦胚芽グリセリドなど)。ポリグリセリンの脂肪酸エステル(ポリグリセリル-n、例えば、ポリグリセリル-4カプレート、ポリグリセリル-2イソステアレートなど)、またはヒマシ油、水素化植物油、スイートアーモンド油、小麦胚芽油、ゴマ油、水素化綿実油、ヤシ油、アボカド油、コーン油、水添ヒマシ油、シアバター、カカオ脂、大豆油、ミンク油、ヒマワリ油、ベニバナ油、マカダミアナッツ油、オリーブ油、水素化獣脂、杏仁油、ヘーゼルナッツ油、ルリジサ油など。
長鎖酸およびアルコールのエステルを含めたワックス、ならびに、ワックス様特性を有する化合物、例えば、カルナバワックス、蜜ワックス(白色または黄色)、ラノリンワックス、キャンデリラワックス、オゾケライト、ジャパンワックス、パラフィンワックス、微結晶性ワックス、セレシン、セテアリルエステルワックス、合成の蜜ワックスなど。その上、セテアリルアルコールまたは部分グリセリドとしての親水性ワックス。
真珠光沢のワックス:
アルキレングリコールエステル、殊にジステアリン酸エチレングリコール;脂肪酸アルカノールアミド、殊にココ脂肪酸ジエタノールアミド;部分グリセリド、殊にステアリン酸モノグリセリド;6個から22個の炭素原子を有する脂肪アルコールとの多価、非置換またはヒドロキシ置換のカルボン酸のエステル、殊に酒石酸の長鎖エステル;脂肪性物質、例えば、合計で少なくとも24個の炭素原子を有する脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび脂肪性カーボネート、殊にラウリルおよびジステアリルエーテル;脂肪酸、例えば、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸またはベヘン酸、12個から22個の炭素原子を有する脂肪アルコールとの12個から22個の炭素原子を有するオレフィンエポキシドの開環生成物、および/または2個から15個の炭素原子および2個から10個のヒドロキシ基を有するポリオール、ならびにその混合物。
炭化水素油:
鉱物油(軽油または重油)、ワセリン(黄色または白色)、微結晶性ワックス、パラフィン系およびイソパラフィン系化合物、ポリデセンおよびポリブテンとしての水素化イソパラフィン系分子、水素化ポリイソブテン、スクアラン、イソヘキサデカン、イソドデカン、ならびに植物および動物界からの他のもの。
シリコーンまたはシロキサン(オルガノ置換ポリシロキサン)
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環式シリコーン、ならびにその上、室温で液体または樹脂形態のいずれかであってよいアミノ、脂肪酸、アルコール、ポリエーテル、エポキシ、フッ素、グリコシドおよび/またはアルキル修飾シリコーン化合物。直鎖ポリシロキサン、ジメチコン(Dow Corning200流体、Rhodia Mirasil DM)、ジメチコノール、環式シリコーン流体、シクロペンタシロキサン揮発性物(Dow Corning345流体)、フェニルトリメチコン(Dow Corning556流体)。その上好適なのは、200から300のジメチルシロキサン単位の平均鎖長を有するジメチコンと水素化シリケートとの混合物であるシメチコンである。Toddらによる好適な揮発性のシリコーンの詳細な調査が加えてCosm. Toil. 91, 27 (1976)に見出される。
乳化剤
任意の従来から使用可能な乳化剤が、該組成物のために使用することができる。乳化剤系は、例えば以下を含むことができる:カルボン酸およびそれらの塩:ナトリウム、カリウムおよびアンモニウムのアルカリ性石鹸、カルシウムまたはマグネシウムの金属石鹸、有機塩基性石鹸、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸およびオレイン酸など。リン酸アルキルまたはリン酸エステル、酸ホスフェート、リン酸ジエタノールアミン、セチルリン酸カリウム。エトキシル化カルボン酸またはポリエチレングリコールエステル、PEG-nアシレート。8個から22個の炭素原子を有する直鎖脂肪アルコール、12個から22個の炭素原子を有する脂肪酸とのおよびアルキル基において8個から15個の炭素原子を有するアルキルフェノールとの、分岐した2molから30molの酸化エチレンおよび/または0molから5molの酸化プロピレン。脂肪アルコールポリグリコールエーテル、例えば、ラウレス-n、セテアレス-n、ステアレス-n、オレス-n。脂肪酸ポリグリコールエーテル、例えば、ステアリン酸PEG-n、オレイン酸PEG-n、ヤシ油脂肪酸PEG-n。モノグリセリドおよびポリオールエステル。ポリオールとの1molから30molの酸化エチレンの付加生成物のC12~C22脂肪酸モノおよびジエステル。脂肪酸およびポリグリセロールエステル、例えば、モノステアレートグリセロール、ジイソステアロイルポリグリセリル-3-ジイソステアレート、ポリグリセリル-3-ジイソステアレート、ジイソステアリン酸トリグリセリル、ポリグリセリル-2-セスキイソステアレートまたはポリグリセリルジメレート。複数のそれらの物質クラスからの化合物の混合物も適当である。脂肪酸ポリグリコールエステル、例えば、モノステアレートジエチレングリコール、脂肪酸およびポリエチレングリコールエステル、脂肪酸およびショ糖エステル、例えば、スクロエステル、グリセロールおよびショ糖エステル、例えば、スクログリセリド。ソルビトールおよびソルビタン、6個から22個の炭素原子を有する飽和および不飽和脂肪酸のソルビタンモノおよびジエステル、ならびに酸化エチレン付加生成物。ポリソルベート-nシリーズ、ソルビタンエステル、例えば、セスキイソステアレート、ソルビタン、PEG-(6)-イソステアレートソルビタン、PEG-(10)-ラウリン酸ソルビタン、PEG-17-ジオレエートソルビタン。グルコース誘導体、C8~C22アルキル-モノおよびオリゴ-グリコシドならびにエトキシル化類似体で、グルコースが糖成分として好ましい。O/W乳化剤、例えば、メチルグルセス-20セスキステアレート、ステアリン酸ソルビタン/ヤシ脂肪酸スクロース、セスキステアリン酸メチルグルコース、セテアリルアルコール/セテアリルグルコシド。W/O乳化剤、例えば、ジオレイン酸メチルグルコース/イソステアリン酸メチルグルコース。サルフェートおよびスルホン化誘導体、ジアルキルスルホスクシネート、コハク酸ジオクチル、アルキルラウリルスルホネート、直鎖スルホン化パラフィン、スルホン化スルホン酸テトラプロピレン、ラウリル硫酸ナトリウム、アンモニウムおよびエタノールアミンラウリルサルフェート、ラウリルエーテルサルフェート、ラウレス硫酸ナトリウム、スルホスクシネート、イソチオン酸アセチル、硫酸アルカノールアミド、タウリン、メチルタウリン、硫酸イミダゾール。ポリシロキサン/ポリアルキル/ポリエーテルコポリマーおよび誘導体、ジメチコン、コポリオール、シリコーンポリエチレンオキシドコポリマー、シリコーングリコールコポリマー。プロポキシル化またはPOE-nエーテル(メロキサポール)、ポロキサマーまたはポリ(オキシエチレン)m-ブロック-ポリ(オキシプロピレン)n-ブロック(オキシエチレン)。分子中に少なくとも1個の第4級アンモニウム基ならびに少なくとも1個のカルボキシレート基および/またはスルホネート基を担持する両性イオン界面活性剤。殊に適当である両性イオン界面活性剤は、ベタイン、例えば、各々がアルキル基またはアシル基中に8個から18個の炭素原子を有するN-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、ココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、ココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネートおよび2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリン、ならびにその上ココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネート、N-アルキルベタイン、N-アルキルアミノベタインである。アルキルイミダゾリン、アルキロペプチド、リポアミノ酸、自己乳化塩基、およびK. F. DePolo, A short textbook of cosmetology, Chapter 8, Table 8-7, p 250-251に記載されている通りの化合物。
非イオン性塩基、例えば、PEG-6蜜ワックス(および)PEG-6ステアレート(および)ポリグリセリル-2-イソステアレート、ステアリン酸グリセリル(および)PEG-100ステアレート、PEG-5グリセリルステアレート、オレイン酸ソルビタン(および)ポリグリセリル-3リシノリエート、ステアリン酸ソルビタンおよびヤシ脂肪酸スクロース、ステアリン酸グリセリルおよびラウレス-23、セテアリルアルコールおよびセテス-20、セテアリルアルコールおよびポリソルベート60およびPEG-150およびステアレート-20、セテアリルアルコールおよびセテアリルポリグルコシド、セテアリルアルコールおよびセテアレス-20、セテアリルアルコールおよびPEG-40ヒマシ油、セテアリルアルコールおよびPEG-40ヒマシ油およびセテアリル硫酸ナトリウム、ステアリルアルコールおよびステアレス-7およびステアレス-10、セテアリルアルコールおよびステアレス-7およびステアレス-10、ステアリン酸グリセリルおよびステアリン酸PEG-75、プロピレングリコールセテス-3アセテート、プロピレングリコールイソセス-3アセテート、セテアリルアルコールおよびセテス-12およびオレス-12、ステアリン酸PEG-6およびステアリン酸PEG-32、ステアリン酸PEG-6およびセテス-20およびステアレス-20、ステアリン酸PEG-6およびセテス-20およびステアリン酸グリセリルおよびステアレス-20、ステアリン酸グリセリルおよびセテアレス-20。
アニオン性のアルカリ性塩基、例えば、ステアリン酸PEG-2SE、ステアリン酸グリセリルSE、ステアリン酸プロピレングリコール。アニオン性酸塩基、例えば、セテアリルアルコールおよびセテアリル硫酸ナトリウム、セテアリルアルコールおよびラウリル硫酸ナトリウム、トリラネス-4ホスフェートおよびステアリン酸グリコールおよびステアリン酸PEG-2、ステアリン酸グリセリルおよびラウリル硫酸ナトリウム。カチオン酸塩基、例えば、セテアリルアルコールおよび臭化セトリモニウム。
アジュバントおよび添加剤
美容的な日焼け止め組成物、例えばクリーム、ゲル、ローション、アルコール性および水性/アルコール溶液、エマルジョン、ワックス/脂肪組成物、スティック状調製物、粉末または軟膏は、加えて、さらなるアジュバントおよび添加剤として、温和な界面活性剤、過脂肪剤、稠度調節剤、増粘剤、ポリマー、安定剤、生体活性成分、腫脹剤、さらなるUV光保護因子、抗酸化剤、屈水剤、保存料、セルフタンニング剤、可溶化剤、香油、着色料、細菌阻害剤などを含有することができる。
過脂肪剤
過脂肪剤としての使用に好適な物質は、例えば、ラノリンおよびレシチン、ならびにその上ポリエトキシル化またはアセチル化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノールアミドであり、後者は同時に泡安定剤として作用する。
界面活性剤
好適な温和な界面活性剤、すなわち、皮膚によって殊に良好な耐容性が示される界面活性剤の例としては、脂肪アルコールポリグリコールエーテルサルフェート、硫酸モノグリセリド、モノおよび/またはジアルキルスルホスクシネート、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメート、.アルファ.-オレフィンスルホネート、エーテルカルボン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アルキルアミドベタインおよび/またはタンパク質脂肪酸縮合生成物が挙げられ、後者は、好ましくは小麦タンパク質に基づく。
稠度調節剤/増粘剤およびレオロジー改質剤
二酸化ケイ素、ケイ酸マグネシウム、アルミニウムシリケート、多糖類またはその誘導体、例えばヒアルロン酸、キサンタンガム、グアーグアー、寒天、アルギネート、カラゲナン、ジェラン、ペクチン、または修飾セルロース、例えば、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース。加えて、網状アクリル酸およびポリアクリルアミドのポリアクリレートまたはホモポリマー、カルボマー(CARBOPOL型980、981、1382、ETD2001、ETD2020、ULTREZ10)またはSALCARE範囲、例えば、SALCARE SC80(ステアレス-10アリルエーテル/アクリレートコポリマー)、サルケアSC81(アクリレートコポリマー)、サルケアSC91およびサルケアAST(アクリル酸ナトリウムコポリマー/PPG-1トリデセス-6)、SEPIGEL305(ポリアクリルアミド/ラウレス-7)、SIMULGEL NSおよびSIMULGEL EG(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー)、STABILEN30(アクリレート/イソデカン酸ビニルクロスポリマー)、PEMULEN TR-1(アクリレート/C10-30アクリル酸アルキルクロスポリマー)、LUVIGEL EM(アクリル酸ナトリウムコポリマー)、ACULYN28(アクリレート/メタクリル酸ベヘネス-25コポリマー)など。
ポリマー
アニオン性、両性イオン性、両性および非イオン性ポリマーとして、例えば、酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/アクリル酸ビニルコポリマー、酢酸ビニル/マレイン酸ブチル/アクリル酸イソボルニルコポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそのエステル、未架橋ポリアクリル酸およびポリオールで架橋されたポリアクリル酸、アクリルアミドプロピル-トリメチルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メチルメタクリレート-tert-ブチルアミノエチルメタクリレート/2-ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタムターポリマー、ならびにその上、必要に応じて誘導体化されたセルロースエーテルおよびシリコーンが考慮される。さらに、欧州特許第1093796号明細書(3~8ページ、段落17~68)に記載されている通りのポリマーが使用され得る。
生体活性成分
生体活性成分は、例えば、トコフェロール、酢酸トコフェロール、パルミチン酸トコフェロール、デオキシリボ核酸、レチノール、ビサボロール、アラントイン、フィタントリオール、パンテノール、AHA酸、アミノ酸、セラミド、偽セラミド、精油、植物抽出物および複合ビタミン剤を意味すると理解されるべきである。
抗酸化剤
一次の光保護物質に加えて、UV放射が皮膚または毛髪に浸透する場合にトリガーされる光化学反応鎖を中断する抗酸化剤種類の二次の光保護物質を使用することも可能である。こうした抗酸化剤の典型例は、アミノ酸(例えば、グリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)およびその誘導体、イミダゾール(例えば、ウロカニン酸)およびその誘導体、ペプチド、例えば、D,L-カルノシン、D-カルノシン、L-カルノシンおよびその誘導体(例えば、アンセリン)、カロテノイド、カロチン、リコピンおよびその誘導体、クロロゲン酸およびその誘導体、リポ酸およびその誘導体(例えば、ジヒドロリポ酸)、オーロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えば、チオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミン、ならびにそのグリコシル、N-アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル、ラウリル、パルミトイル、オレイル、リノレイル、コレステリルおよびグリセリルエステル)およびその上その塩、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)、ならびにその上スルホキシミン化合物(例えば、ブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキシミン、ブチオニンスルホン、ペンタ-、ヘキサ-、ヘプタ-チオニンスルホキシミン)、その上(金属)キレート化剤(例えば、ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸フィチン酸、ラクトフェリン)、ヒドロキシ酸(例えば、クエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EDDS、EGTAおよびその誘導体、不飽和脂肪酸およびその誘導体(例えば、リノレン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、ユビキノンおよびユビキノールならびにその誘導体、ビタミンCおよび誘導体(例えば、パルミチン酸アスコルビル、リン酸アスコルビルマグネシウム、酢酸アスコルビル)、トコフェロールおよび誘導体(例えば、ビタミンEアセテート)、ビタミンAおよび誘導体(例えば、ビタミンAパルミテート)、ならびにその上ベンゾイン樹脂の安息香酸コニフェリル、ルチン酸およびその誘導体、グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノルジヒドログアヤレト酸、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導体、スーパーオキシドジスムターゼ、N-[3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオニル]スルファニル酸(およびその塩、例えば、二ナトリウム塩)、セレンおよびその誘導体(例えば、セレンメチオニン)、スチルベンおよびその誘導体(例えば、酸化スチルベン、酸化トランススチルベン)、ならびにそれらの記述されている活性成分の本発明による好適な誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)である。HALS(=「ヒンダードアミン系光安定剤」)化合物も記述することができる。
屈水剤
流動挙動を改善するため、屈水剤、例えば、炭素原子数が少ないエトキシル化または非エトキシル化モノ-アルコール、ジオールもしくはポリオールまたはそれらのエーテル(例えば、エタノール、イソプロパノール、1,2-ジプロパンジオール、プロピレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル;ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルおよび同様の生成物)を用いることも可能である。その目的で考慮に入るポリオールは、好ましくは、2個から15個の炭素原子および少なくとも2個のヒドロキシ基を有する。ポリオールは、さらなる官能基、殊にアミノ基を含有することもでき、および/または窒素で修飾することができる。典型例は、以下の通りである:グリセロール、アルキレングリコール、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、およびその上100ダルトンから1000ダルトンの平均分子量を有するポリエチレングリコール;1.5から10の固有の縮合度を有する技術的オリゴグリセロール混合物、例えば、40重量%から50重量%のジグリセロール含有量を有する技術的ジグリセロール混合物;メチロール化合物、例えば、殊にトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリスリトール;低級アルキル-グルコシド、殊に、アルキルラジカル中に1個から8個の炭素原子を有するもの、例えば、メチルおよびブチルグルコシド;5個から12個の炭素原子を有する糖アルコール、例えば、ソルビトールまたはマンニトール;5個から12個の炭素原子を有する糖、例えば、グルコースまたはショ糖;アミノ糖、例えば、グルカミン;ジアルコールアミン、例えば、ジエタノールアミンまたは2-アミノ-1,3-プロパンジオール。
保存料および細菌阻害剤
好適な保存料としては、例えば、メチル-、エチル-、プロピル-、ブチル-パラベン、塩化ベンザルコニウム、2-ブロモ-2-ニトロ-プロパン-1,3-ジオール、デヒドロ酢酸、ジアゾリジニル尿素、2-ジクロロ-ベンジルアルコール、DMDMヒダントイン、ホルムアルデヒド溶液、メチルジブロモグルタロニトリル、フェノキシエタノール、ナトリウムヒドロキシメチルグリシネート、イミダゾリジニル尿素、トリクロサン、および以下の参照にリストされているさらなる物質クラスが挙げられる:K. F. DePolo-A short textbook of cosmetology, Chapter 7, Table 7-2, 7-3, 7-4 and 7-5, p 210-219。
細菌阻害剤
細菌阻害剤の典型例は、グラム陽性細菌に対して特定の作用を有する保存料、例えば、2,4,4’-トリクロロ-2’-ヒドロキシジフェニルエーテル、クロルヘキシジン(1,6-ジ(4-クロロフェニル-ビグアニド)ヘキサン)またはTCC(3,4,4’-トリクロロカルバニリド)である。多数の芳香族物質およびエーテル性油は、抗微生物特性も有する。典型例は、クローブ油、ミント油およびタイム油における活性成分オイゲノール、メンソールおよびチモールである。目的の天然脱臭剤は、ライムブロッサム油中に存在するテルペンアルコールファルネソール(3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-オール)である。グリセロールモノラウレートは、その上、静菌剤であると証明されている。
着色料
着色料として、例えば、刊行物“Kosmetische Farbemittel” of the Farbstoffkommission der Deutschen Forschungsgemeinschaft, Verlag Chemie, Weinheim, 1984, pages 81 to 106に編集されている通り、美容的目的に適当であるとともに許可されている物質を使用することができる。
UVスクリーニング剤
好適な日焼け止め剤は、1(+/-)-1,7,7-トリメチル-3-[(4-メチルフェニル)メチレン]ビシクロ-[2.2.1]ヘプタン-2-オン;p-メチルベンジリデンカンファー、1,7,7-トリメチル-3-(フェニルメチレン)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン;ベンジリデンカンファー、(2-ヒドロキシ-4-メトキシフェニル)(4-メチルフェニル)メタノン、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、2,2’-ジヒドロキシ-4,4’-ジメトキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、アルファ-(2-オキソボルン-3-イリデン)トルエン-4-スルホン酸およびそれの塩、1-[4-(1,1-ジメチルエチル)フェニル]-3-(4-メトキシフェニル)プロパン-1,3-ジオン、メチルN,N,N-トリメチル-4-[(4,7,7-トリメチル-3-オキソビシクロ[2,2,1]-ヘプタ-2-イリデン)メチル]アニリニウムサルフェート、3,3,5-トリメチルシクロヘキシル-2-ヒドロキシベンゾエート、イソペンチルp-メトキシシンナメート、メンチル-o-アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル2-シアノ、3,3-ジフェニルアクリレート、2-エチルヘキシル4-(ジメチルアミノ)ベンゾエート、2-エチルヘキシル4-メトキシシンナメート、2-サリチル酸エチルヘキシル、安息香酸、4,4’,4”-(1,3,5-トリアジン-2,4,6-トリイルトリイミノ)トリス-、トリス(2-エチルヘキシル)エステル、4-アミノ安息香酸、安息香酸、4-アミノ-、エチルエステル、オキシランとのポリマー、2-フェニル-1H-ベンズイミダゾール-5-スルホン酸、2-プロペンアミド、N-[[4-[(4,7,7-トリメチル-3-オキソビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イリデン)メチル]フェニル]メチル]-、ホモポリマー、サリチル酸トリエタノールアミン、3,3’-(1,4-フェニレンジメチレン)ビス[7,7-ジメチル-2-オキソ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-1メタンスルホン酸]、チタンジオキシド、2,2’-メチレン-ビス-[6-(2H-ベンゾトリアゾル-2-イル)-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)-フェノール]、ビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、1H-ベンズイミダゾール-4,6-ジスルホン酸、2,2’-(1,4-フェニレン)ビス-、二ナトリウム塩、安息香酸、4,4’-[[6-[[4-[[(1,1-ジメチルエチル)アミノ]カルボニル]-フェニル]アミノ]1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル]ジイミノ]ビス-、フェノール、2-(2H-ベンゾトリアゾル-2-イル)-4-メチル-6-[2-メチル-3-[1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロピル]-,ジメチコジエチルベンザルマロネート、ベンゼンスルホン酸、3-(2H-ベンゾトリアゾル-2-イル)-4-ヒドロキシ-5-(1-メチルプロピル)-、一ナトリウム塩、安息香酸、2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]-、ヘキシルエステル、1-ドデカンアミニウム、N-[3-[[4-(ジメチルアミノ)ベンゾイル]アミノ]-プロピル]N,N-ジメチル-、4-メチルベンゼンスルホン酸との塩(1:1)、1-プロパンアミニウム、N,N,N-トリメチル-3-[(1-オキソ-3-フェニル-2-プロペニル)アミノ]-、クロリド、1H-ベンズイミダゾール-4,6-ジスルホン酸、2,2’-(1,4-フェニレン)ビス-、1,3,5-トリアジン、2,4,6-トリス(4-メトキシフェニル)-,1,3,5-トリアジン、2,4,6-トリス[4-[(2-エチルヘキシル)オキシ]フェニル]-、1-プロパンアミニウム、3-[[3-[3-(2H-ベンゾトリアゾル-2-イル)-5-(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシフェニル]-1-オキソプロピル]アミノ]-N,N-ジエチル-N-メチル-、硫酸メチル(塩)、2-プロペン酸、3-(1H-イミダゾール-4-イル)-、安息香酸、2-ヒドロキシ-、[4-(1-メチルエチル)フェニル]メチルエステル、1,2,3-プロパントリオール、1-(4-アミノベンゾエート)、ベンゼン酢酸、3,4-ジメトキシ-a-オキソ-、2-プロペン酸、2-シアノ-3,3-ジフェニル-、エチルエステル、アントラニル酸、p-メンタ-3-イルエステル、2,2’-ビス(1,4-フェニレン)-1H-ベンズイミダゾール-4,6-二スルホン酸モノナトリウム塩またはフェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸ニナトリウム、1,3,5-トリアジン-2,4,6-トリアミンおよびN,N’-ビス[4-[5-(1,1-ジメチルプロピル)-2-ベンゾオキサゾリル]フェニル]-N”-(2-エチルヘキシル)からなる群から選択される、ある範囲の有機UVスクリーニング剤を含む。
紫外線を吸収するとともに皮膚に光保護を提供する薬剤
紫外線を吸収し、皮膚に光保護を提供し、および必要に応じてサンレスタンニングを提供する好適な薬剤は、式I:
の化合物、またはその塩を含み得る。
(式中、
各Rは独立してH、(C~C)アルキル、(C~C)炭素環もしくはRC(=O)-であり、2つのR基は一緒になって-(C~C)アルキル基、-(C~C)アルキル-Y-(C~C)アルキル基もしくは-(C~C)アルキル-Y’-(C~C)アルキル基を形成し;または
各Rは独立してH、(C~C)アルキル、(C~C)炭素環もしくはRC(=O)-であり、2つのR基は一緒になって-(C~C)アルキル基、-(C~C)アルキル-Y-(C~C)アルキル基もしくは-(C~C)アルキル-Y’-(C~C)アルキル基を形成し;または
2つのR基は一緒になって、-(C~C)アルキル基、-(C~C)アルキル-Y-(C~C)アルキル基もしくは-(C~C)アルキル-Y’-(C~C)アルキル基を形成し、2つのR基は一緒になって-(C~C)アルキル基、-(C~C)アルキル-Y-(C~C)アルキル基もしくは-(C~C)アルキル-Y’-(C~C)アルキル基を形成し;
「a」とラベル付けされた破線の結合は存在せず、「b」とラベル付けされた破線の結合は二重結合であり;または、破線の結合はすべて単結合であり;
はH、(C~C)アルキルまたはアリールであり、ここでアリールは1つまたは複数のZ基で必要に応じて置換されており;
はH、(C~C)アルキルまたはアリールであり、ここでアリールは1つまたは複数のZ基で必要に応じて置換されており;
Yは、O、S、NH、NR、P、P(=O)またはPOHであり;
Y’は、Si(Rまたは-Si(R-O-Si(R-であり;
各Rは独立して、(C~C)アルキル、(C~C)炭素環またはアリールであり、ここでアリールは1つまたは複数のZ基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、(C~C)アルキル、(C~C)炭素環またはアリールであり、ここでアリールは1つまた複数のZ基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立してRであるか、またはオキソ(=O)、ヒドロキシ、メルカプト、(C~C)アルコキシ、(C~C)アルコキシカルボニル、(C~C)アルカノイルオキシ、NR、カルボキシ、およびアリールから独立して選択される1つもしくは複数の基で必要に応じて置換されたC~C18飽和もしくは不飽和炭素鎖であり、ここで、Rの任意のアリールは、1つまたは複数のRで必要に応じて置換されており;
各RおよびRは、H、(C~C)アルキル、(C~C)アルカノイル、フェニル、ベンジル、およびRから独立して選択され;
各Rは、(C~C)アルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)アルコキシカルボニル、(C~C)アルカノイルオキシ、-C(=O)-フェニル、および-C(=O)CHC(=O)-フェニルから独立して選択され、ここで、任意のフェニルは、(C~C)アルキル、-SOH、および、(C~C)アルコキシから独立して選択される1つまたは複数の基で必要に応じて置換されており;
各Rは、
であり、
各Zは、(C~C)アルキル、ハロゲン、-CN、-ORn1、-NRq1r1、-NRn1CORp1、-NRn1COp1、NO、-C(O)Rn1、-C(O)ORn1および-C(O)NRq1r1、から独立して選択され、Zの任意の(C~C)アルキルは、1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5または6個)のハロゲンで必要に応じて置換されており;
各Rn1は、Hおよび(C~C)アルキルから独立して選択され、Rn1の任意の(C~C)アルキルは、1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5または6個)のハロゲンで必要に応じて置換されており;
各Rp1は、独立して(C~C)アルキルであり;
q1およびRr1は、Hおよび(C~C)アルキルからそれぞれ独立して選択されるか、またはRq1およびRr1は、それらが結合している窒素と一緒になって、ピペリジン、ピロリジン、モルホリン、アゼチジン、チオモルホリン、ピペラジンもしくは4-メチルピペラジンを形成する)
本明細書に記載の局所組成物に組み込むことができる式Iの化合物の特定の基および式Iの特定の化合物、ならびにそのような化合物の調製方法は、米国特許第9,403,778号明細書および米国特許第9,987,211号明細書に記載されており、これらは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
紫外線を吸収し、および/または皮膚に光保護を提供し、および/または必要に応じてサンレスタンニングを提供する好適な薬剤は、式II:
の化合物、またはその塩を含み得る。
(式中、
はH、(C~C)アルキル、(C~C)炭素環またはRC(=O)-であり;
はH、(C~C)アルキルまたはアリールであり、ここでアリールは1つまたは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
はH、(C~C10)アルキル、(C~C)炭素環またはRC(=O)-であり;
は(C~C)アルキル、(C~C)炭素環もしくはアリールであり、ここでアリールは1つまたは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
各Zは、(C~C)アルキル、ハロゲン、-CN、-ORn1、-NRq1r1、-NRn1CORp1、-NRn1COp1、NO、-C(O)Rn1、-C(O)ORn1および-C(O)NRq1r1から独立して選択され、Zの任意の(C~C)アルキルは、1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5または6個)のハロゲンで必要に応じて置換されており;
各Rn1は、Hおよび(C~C)アルキルから独立して選択され、Rn1の任意の(C~C)アルキルは、1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5または6個)のハロゲンで必要に応じて置換されており;
各Rp1は、独立して(C~C)アルキルであり;
q1およびRr1は、Hおよび(C~C)アルキルからそれぞれ独立して選択されるか、またはRq1およびRr1は、それらが結合している窒素と一緒になって、ピペリジン、ピロリジン、モルホリン、アゼチジン、チオモルホリン、ピペラジンもしくは4-メチルピペラジンを形成する)
本明細書に記載の局所組成物に組み込むことができる式IIの化合物の特定の基および式IIの特定の化合物、ならびにそのような化合物の調製方法は、米国特許第9,987,211号明細書に記載されており、これは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
紫外線を吸収するとともに皮膚に光保護を提供する好適な薬剤は、式III:
の化合物、またはその塩を含み得る。
(式中、
各Rは独立してH、(C~C)アルキル、(C~C)炭素環もしくはRC(=O;であり、または2つのR基は一緒になって-(C~C)アルキル基、-(C~C)アルキル-Y-(C~C)アルキル基もしくは-(C~C)アルキル-Y’-(C~C)アルキル基を形成し;あるいは
「a」とラベル付けされた破線の結合は存在せず、「b」とラベル付けされた破線の結合は二重結合であり;または、破線の結合はすべて単結合であり;
はH、(C~C)アルキルまたはアリールであり、ここでアリールは1つまたは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
はH、(C~C)アルキルまたはアリールであり、ここでアリールは1つまたは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
は、ヒドロキシ、カルボキシ、(C~C)アルコキシカルボニル、-OPO、-OR、もしくは-NRであり;RはHであり;またはRとRとは一緒になってオキソであり;
Yは、O、S、NH、P、P(=O)またはPOHであり;
Y’は、Si(Rまたは-Si(R-O-Si(R-であり;
は、独立して(C~C)アルキル、(C~C)炭素環またはアリールであり、ここでアリールは1つまたは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して(C~C)アルキル、(C~C)炭素環またはアリールであり、ここでアリールは1つまたは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
は、Rであるか、またはオキソ(=O)、ヒドロキシ、メルカプト、(C~C)アルコキシ、(C~C)アルコキシカルボニル、(C~C)アルカノイルオキシ、NR、カルボキシ、およびアリールから独立して選択される1つもしくは複数の基で必要に応じて置換されたC~C20飽和もしくはC~C20不飽和炭素鎖であり、ここでアリールは1つまたは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
はH、(C~C)アルキル、または(C~C)アルカノイルであり;
は、Hであるか、またはオキソ(=O)、ヒドロキシ、メルカプト、(C~C)アルコキシ、(C~C)アルコキシカルボニル、(C~C)アルカノイルオキシ、NR、カルボキシ、およびアリールから独立して選択される1つもしくは複数の基で必要に応じて置換されたC~C20飽和もしくはC~C20不飽和炭素鎖であり、ここでアリールは1つまたは複数(例えば、1、2、3、4または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
各Rは、
であり、
各Zは、(C~C)アルキル、ハロゲン、-CN、-ORn1、-NRq1r1、-NRn1CORp1、-NRn1COp1、NO、-C(O)Rn1、-C(O)ORn1および-C(O)NRq1r1、から独立して選択され、Zの任意の(C~C)アルキルは、1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5または6個)のハロゲンで必要に応じて置換されており;
各Rn1は、Hおよび(C~C)アルキルから独立して選択され、Rn1の任意の(C~C)アルキルは、1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5または6個)のハロゲンで必要に応じて置換されており;
各Rp1は、独立して(C~C)アルキルであり;
q1およびRr1は、Hおよび(C~C)アルキルからそれぞれ独立して選択されるか、またはRq1およびRr1は、それらが結合している窒素と一緒になって、ピペリジン、ピロリジン、モルホリン、アゼチジン、チオモルホリン、ピペラジンもしくは4-メチルピペラジンを形成する)
本明細書に記載の局所組成物に組み込むことができる式IIIの化合物の特定の基および式IIIの特定の化合物、ならびにそのような化合物の調製方法は、米国特許第9,364,406号明細書および米国特許第9,987,211号明細書に記載されており、これらは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
日焼け止め剤
本明細書に開示される局所組成物としては、アボベンゾン、エカムスル、アントラニル酸メチル、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、スルイソベンゾン、オクチノキサート、ホモサレート、オクトクリレンおよびオクチサレートなどの日焼け止め剤を挙げることができる。このような組成物は、UVA領域および/またはUVB領域および(/またはIRおよび/またはVIS領域(吸収体)で有効な有機UVフィルター、いわゆる親水性または親油性日焼け防止フィルターを含んでもよい。これらの物質は、特に、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、β,β-ジフェニルアクリレート誘導体、p-アミノ安息香酸誘導体ならびにポリマーフィルターおよびシリコーンフィルターから選択することができ、これらは、国際公開第93/04665号パンフレットに記載されている。有機フィルターのさらなる例は、欧州特許出願公開第0487404号明細書に示されている。組合せに特に好適なのは、パラアミノ安息香酸およびその誘導体:PABA、エチルPABA、エチルジヒドロキシプロピルPABA、エチルヘキシルジメチルPABA、例えば「エスカロール507」の名称でISPにより市販されているもの、グリセリルPABA、PEG-25 PABA、例えば「Uvinul P25」の名称でBASFにより市販されているものである。
本開示の局所組成物に組み込むことができる他のUVフィルター成分としては、以下のものが挙げられる:
サリチレート:「Eusolex HMS」の名称でMerckにより市販されているホモサレート;サリチル酸エチルヘキシル、例えば「Neo Heliopan OS」の名称でSymriseにより市販されているもの、サリチル酸ジプロピレングリコール、例えば「Dipsal」の名称でScherにより市販されているもの、サリチル酸TEA、例えば「Neo Heliopan TS」の名称でSymriseにより市販されているもの。
β,β-ジフェニルアクリレート誘導体:オクトクリレン、例えばMerckにより「Eusolex(登録商標)OCR」の名称で市販されているもの、BASF製の「Uvinul N539」、オクトクリレン、例えばBASFにより「Uvinul N35」の名称で市販されているもの。
ベンゾフェノン誘導体:ベンゾフェノン-1、例えば、「Uvinul 400」の名称で市販されているもの;ベンゾフェノン-2、例えば、「Uvinul D50」の名称で市販されているもの;ベンゾフェノン-3またはオキシベンゾン、例えば「Uvinul M40」の名称で市販されているもの;ベンゾフェノン-4、例えば、「Uvinul MS40」の名称で市販されているもの;ベンゾフェノン-9、例えば、「Uvinul DS-49」の名称でBASFによって市販されているもの、ベンゾフェノン-5、ベンゾフェノン-6、例えば「Helisorb 11」の名称でNorquayにより市販されているもの、ベンゾフェノン-8、例えばAmerican Cyanamidにより「Spectra-Sorb UV-24」の名称で市販されているもの、ベンゾフェノン-12 2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸n-ヘキシル、またはMerck、DarmstadtによりEusolex(登録商標)4360の名称で市販されている2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン。
ベンジリデンショウノウ誘導体:3-ベンジリデンショウノウ、例えばChimexにより「Mexoryl SD」の名称で市販されているもの、4-メチルベンジリデンショウノウ、例えばMerckにより「Eusolex 6300」の名称で市販されているもの、ベンジリデンショウノウスルホン酸、例えばChimexにより「Mexoryl SL」の名称で市販されているもの、ショウノウベンザルコニウムメトスルフェート、例えば、Chimexにより「Mexoryl SO」の名称で市販されているもの、テレフタリリデンジショウノウスルホン酸、例えばChimexにより「Mexoryl SX」の名称で市販されているもの、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンショウノウ、例えば、Chimexにより「Mexoryl SW」の名称で市販されているもの。
フェニルベンズイミダゾール誘導体:フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、例えばMerckにより「Eusolex 232」の名称で市販されているもの、フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、例えばSymriseにより「Neo Heliopan AP」の名称で市販されているもの。
フェニルベンゾトリアゾール誘導体:ドロメトリゾールトリシロキサン、例えばRhodia Chimieにより「Silatrizole」の名称で市販されているもの。
固体形態のメチレンビス(ベンゾトリアゾリル)テトラメチルブチルフェノール、例えばFairmount Chemicalにより「MIXXIM BB/100」の名称で市販されているもの、または水性分散液として微粉化形態の、例えばBASFにより「Tinosorb M」の名称で市販されているもの。
トリアジン誘導体:エチルヘキシルトリアゾン、例えばBASFにより「Uvinul T150」の名称で市販されているもの、ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、例えば、Sigma 3Vにより「Uvasorb HEB」の名称で市販されているもの、2,4,6-トリス(ジイソブチル4’-アミノベンザルマロネート)-s-トリアジンまたは2,4,6-トリス(ビフェニル)-1,3,5-トリアジン。BASFによりTinosorb A2Bとして市販されているもの、2,2’-[6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル]ビス[5-(2-エチルヘキシル)オキシ]フェノール、BASFによりTinosorb Sとして市販されているもの、N2,N4-ビス[4-[5-(1,1-ジメチルプロピル)-2-ベンゾオキサゾリル]フェニル]-N-6-(2-エチルヘキシル)-1,3,5-トリアジン-2,4,6-トリアミン、Sigma 3VによりUvasorb K 2A として市販されているもの。
アントラニリン誘導体:メンチルアントラニレート、例えば、Symriseにより「Neo Heliopan MA」の名称で市販されているもの。
イミダゾール誘導体:エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオネート。
ベンザルマロネート誘導体:官能性ベンザルマロネート基を含有するポリオルガノシロキサン、例えば、ポリシリコーン-15など、例えば、Hoffmann LaRocheにより「Parsol SLX」の名称で市販されているもの。
4,4-ジアリールブタジエン誘導体:1,1-ジカルボキシ(2,2’-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン。
ベンゾオキサゾール誘導体:2,4-ビス[5-(1-ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジン、例えば、Sigma 3VによりUvasorb K2Aの名称で市販されているもの、およびこれを含む混合物。
好適な有機UV防護物質は、好ましくは、サリチル酸エチルヘキシル、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ベンゾフェノン-3、ベンゾフェノン-4、ベンゾフェノン-5、n-ヘキシル2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)ベンゾエート、4-メチルベンジリデンショウノウ、テレフタリリデンジショウノウスルホン酸、フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、メチレンビス(ベンゾトリアゾリル)テトラメチルブチルフェノール、エチルヘキシルトリアゾン、ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、ドロメトリゾールトリシロキサン、ポリシリコーン-15、1,1-ジカルボキシ(2,2’-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン、2,4-ビス[5-1(ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジンおよびそれらの混合物から選択することができる。
本発明の組成物は、さらなる無機UVフィルター、いわゆる微粒子UVフィルターを含んでもよい。これらの微粒子UVフィルターとの組合せは、粉末としても、分散液またはペーストとしても可能である。ある実施形態では、無機UVフィルターは、二酸化チタン、例えばコーティング二酸化チタン(例えば、Eusolex(登録商標)T-2000、Eusolex(登録商標)T-AQUA、Eusolex(登録商標)T-AVO、Eusolex(登録商標)T-OLEO)など、酸化亜鉛(例えば、Sachtotec)、酸化鉄または酸化セリウムおよび/または酸化ジルコニウムである。さらに、顔料級酸化チタンまたは酸化亜鉛との組合せも可能であり、これらの顔料の粒径は、200nm以上であり、例えば、Hombitan(登録商標)FGまたはHombitan(登録商標)FFPharmaである。
本発明の組成物は、例えばCosmetics & Toiletries, 1990, 105, 53-64に記載されているように、従来の方法によって後処理された無機UVフィルターを含んでもよい。以下の後処理成分の1つまたは複数は、アミノ酸、蜜蝋、脂肪酸、脂肪酸アルコール、アニオン性界面活性剤、レシチン、リン脂質、脂肪酸のナトリウム、カリウム、亜鉛、鉄もしくはアルミニウム塩、ポリエチレン、シリコーン、タンパク質(特にコラーゲンまたはエラスチン)、アルカノールアミン、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、さらなる金属酸化物、ヘキサメタリン酸ナトリウムなどのリン酸塩、またはグリセリンであり得る。
ある実施形態では、本発明の組成物で使用される微粒子UVフィルターは:
・未処理二酸化チタン、例としてTayca製の製品Microtitanium Dioxide MT 500 B;Degussa製の二酸化チタンP25、
・酸化アルミニウムおよび二酸化ケイ素後処理で後処理された微粉化二酸化チタン、例としてTayca製の製品「Microtitanium Dioxide MT 100 SA;またはUniqema製の製品「Tioveil Fin」、
・酸化アルミニウムおよび/またはステアリン酸/ラウリン酸アルミニウム後処理で後処理された微粉化二酸化チタン、例として、Tayca製の Microtitanium Dioxide MT 100 T、Merck製のEusolex T-2000、
・酸化鉄および/またはステアリン酸鉄後処理で後処理された微粉化二酸化チタン、例としてTayca製の製品「Microtitanium Dioxide MT 100 F」、
・二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、およびシリコーン後処理で後処理された微粉化二酸化チタン、例としてTayca製の製品「Microtitanium Dioxide MT 100 SAS」、
・ヘキサメタリン酸ナトリウムで後処理された微粉化二酸化チタン、例としてTayca製の製品「Microtitanium Dioxide MT 150 W」、である。
組合せに使用される処理済み微粉化二酸化チタンはまた、以下のもの:
・オクチルトリメトキシシラン;例として、Evonik Goldschmidt GmbH製の製品Tego Sun T 805、
・二酸化ケイ素;例えば、DSM製の製品Parsol T-Xなど、
・酸化アルミニウムおよびステアリン酸;例として、Sachtleben製の製品UV-Titan M160、
・アルミニウムおよびグリセリン;例として、Sachtleben製の製品UV-Titan、
・アルミニウムおよびシリコーンオイル;例として、Sachtleben製の製品UV-Titan M262、
・ヘキサメタリン酸ナトリウムおよびポリビニルピロリドン、
・ポリジメチルシロキサン、例としてCardre製の製品70250 Cardre UF TiO2SI3」、
・ポリジメチルハイドロジェノシロキサン、例として、Color Techniques製の製品Microtitanium Dioxide USPグレード疎水性」、で後処理してもよい。
特定の実施形態では、本発明の組成物は、未処理の酸化亜鉛、例として、BASF(Sunsmart)製の製品Z-Cote、Elementis製のNanox、を含み得る。別の特定の実施形態では、本発明の組成物は、後処理された酸化亜鉛、例として以下の製品:
・Toshibi製の「Zinc Oxide CS-5」(ポリメチルハイドロジェノシロキサンで後処理されたZnO);
・Nanophase Technologies製のNanogard Zinc Oxide FN;
・信越化学工業株式会社製の「SPD-Z1」(シクロジメチルシロキサンに分散したシリコーングラフトアクリルポリマーで後処理されたZnO;
・ISP製の「Escalol Z100」(エチルヘキシルメトキシシンナメート/PVP-ヘキサデセン/メチコンコポリマー混合物中に分散した酸化アルミニウム後処理ZnO);および
・富士色素株式会社製の「Fuji ZNO-SMS-10」(二酸化ケイ素およびポリメチルシルセスキオキサンで後処理されたZnO)を含んでもよい。
別の特定の実施形態では、本発明の組成物は、未処理酸化セリウム微細顔料、例えばRhone Poulenc製の「Colloidal Cerium Oxide」という名称のものを含んでもよい。別の特定の実施形態では、本発明の組成物は、Arnaud製のNanogarという名称の未処理および/または後処理酸化鉄を含んでもよい。
例として、例えば、後処理を伴うかまたは伴わない、二酸化チタンおよび酸化セリウムなどの種々の金属酸化物の混合物、例えば池田物産株式会社製の製品Sunveil Aなどを使用することも可能である。加えて、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素およびシリコーン後処理二酸化チタン、酸化亜鉛の混合物、例としてSachtleben製の製品UV-Titan M261も、本発明によるUV防護剤と組み合わせて使用することができる。
使用方法
一部の実施形態では、本開示は、ラジカル誘発性損傷の影響について対象の皮膚を処置する方法に関する。ラジカル誘発性損傷には、例えば、皮膚のエラスチン繊維を加水分解すること、および皮膚の真皮層の下部にあるコラーゲンを分解することによる、日光(UVB、UVA、可視光)、HEV(青色)光、赤外線(IR)、汚染、刺激物、アレルゲン、および皮膚に破壊的な種々の環境毒素からのフリーラジカルによる損傷が包含され得る。対象の皮膚に有効量の本明細書に記載のいずれかの局所組成物を投与した後に、処置、予防、最小化、軽減、または減弱することができる例示的なラジカル誘発性損傷としては、これらに限定されないが、皮膚のしわ、小じわの外観、肌荒れ、皮膚のたるみ、皮膚のハリ、皮膚の弾力の低下、老人性色素斑、色素沈着過剰、傷跡、皮膚表面の凹凸、酒さ、にきび、乾癬、皮膚の再生および更新プロセスの低下、日焼けした外観、黄変、発赤、乾燥、魚鱗癬、およびその他の損傷した皮膚の状態が挙げられる。
ある特定の実施形態では、本開示は、有効量の本明細書に記載の局所組成物のいずれかを対象の皮膚に投与することにより、対象の皮膚を明るくする方法であって、皮膚が、局所組成物の投与後に明るくなる、方法に関する。
ある特定の実施形態では、本開示は、有効量の本明細書に記載の局所組成物のいずれかを対象の皮膚に投与することにより、大気に起因するまたは外因性の老化の影響について対象の皮膚を処置する方法であって、皮膚が、投与後に大気に起因するまたは外因性の老化の影響の軽減または減弱を呈する、方法に関する。
ある特定の実施形態では、本開示は、皮膚科処置を受けた対象の皮膚に、有効量の本明細書に記載の局所組成物のいずれかを投与することを含む処置レジメン方法に関する。本明細書に記載の局所組成物の投与に続く(すなわち、処置後の)利点であり得る皮膚科処置として、限定せずに、非切除皮膚科処置、ケミカルピーリング、マイクロアブレーション、レーザーなどが挙げられる。ある特定の実施形態では、本明細書に記載の方法は、処置レジメンに応じて、局所組成物の投与後および/または局所組成物の投与前に皮膚科処置を行うことをさらに含む。ある特定の実施形態では、本明細書に記載の局所組成物は、例えば、治癒の促進、不快感の鎮静化、活性酸素種(ROS)の抑制、コラーゲン形成の誘発、またはそれらの任意の組合せによって、皮膚科処置のアウトカムを改善するのに役立つ。
本明細書で使用される場合、皮膚の状態に関して「処置」または「処置すること」という用語は、一般に、「皮膚の状態に対してプラス効果を有すること」を意味し、皮膚の状態の少なくとも1つの症状の低減、軽快、および/もしくは軽減、皮膚の状態の重症度における低減、軽快、および/もしくは軽減、もしくは皮膚の状態の進行の遅延、防止、もしくは阻害、またはその知覚を包含する。処置は、そのため、本明細書で使用される場合、状態の完全治癒を必要としない。皮膚の状態の処置に有用である本開示の製剤、または皮膚の状態を処置する方法は、皮膚の状態の重症度を低減し、それと関連する症状の重症度を低減し、患者の生活の質に改善を提供し、または皮膚の状態の1つもしくは複数の症状の開始を遅延、防止、もしくは阻害することのみを必要とする。本明細書で使用される場合、これらの用語はまた、例えばアスコルベート成分および緑茶ポリフェノールの組合せを有する開示される製剤を適用する際、皮膚に対する美的改善を包含する。
本明細書で使用される場合、「有効量」という成句は、局所的適用の部域における検出可能な局所性改善から症状の実質的な緩和まで、以下に限定されないが、日光(UVB、UVA、可視光)からのフリーラジカルからの損傷、HEV(青色)光、赤外線(IR)、汚染、刺激物、アレルゲン、および様々な環境毒素、皮膚のしわ、小じわの外観、肌荒れ、皮膚のたるみ、皮膚のハリ、皮膚の弾力、老人性色素斑、色素沈着過剰、傷跡、皮膚表面の凹凸、酒さ、にきび、乾癬、皮膚の再生および更新プロセス、日焼けした外観、黄変、発赤、乾燥、魚鱗癬、および他の損傷性皮膚状態における改善の知覚を含めて1つまたは複数の美的基準における改善まで効果の範囲を含めて、上で注記されている通りの皮膚の状態を処置するのに有効な本開示の局所組成物またはその成分の量を指す。
有効量は、特定の状態または処置されている状態、状態の重症度、処置持続期間、使用されている組成物の特定の成分、および他の要因によって変動する。ある特定の実施形態では、本明細書に記載の局所組成物は、頻繁な定期的適用による投与、例えば、少なくとも1日、少なくとも3日、少なくとも5日、少なくとも7日、少なくとも10日、少なくとも14日、少なくとも21日、少なくとも30日などの持続期間の間、例として、1日1回、2回、3回または4回以上の適用による投与に好適である。したがって、ある特定の実施形態では、本明細書に記載の方法は、局所組成物の投与を定期的に繰り返すことをさらに含む。
ある特定の実施形態では、本明細書に記載の局所組成物は、皮膚科処置の前後など、処置前または処置後の投与に好適である。
ある特定の実施形態では、本明細書に記載の局所組成物が水性相および油性相のエマルジョンであるので、二相は、保存中に分離し得る。したがって、ある特定の実施形態では、本明細書に記載の方法は、局所組成物を振とうして、投与前に水性相内の油性相を均一に分散させることをさらに含む。
調製方法
本開示はまた、本明細書に記載の局所組成物のいずれかを調製する方法に関する。方法は、アスコルベート成分、緑茶ポリフェノールを含む、0wt.%超から約1wt.%の抗酸化剤系、および必要に応じて少なくとも1種の美容上許容される賦形剤を組み合わせることにより本明細書に記載の局所組成物のいずれかを生成することを含む。
局所組成物は、血清、ゲル、ローション、クリーム、パッド適用製剤などに製剤化することができる。
例示的実施例
以下の実施例は、本発明の理解を助けるために記載されており、もちろん、本明細書に記載され特許請求されている本発明を具体的に限定するものと解釈されるべきではない。現時点で既知のまたは後で開発されるすべての均等物の置換を含む、当業者の範囲内にある本発明のそのような変形、および製剤の変更または実験計画の軽微な変更は、本明細書に組み込まれる本発明の範囲内にあると考えられる。
[実施例1]
本明細書に記載の実施形態による局所組成物を、下の表1に記載の組成を有する血清に製剤化した。血清は、水性相および油性相のエマルジョンであり、約2.5から約3.5を範囲とするpHを有した。
[実施例2]
臨床試験を実施して、光老化した顔面皮膚に対するビタミンCおよびEならびに緑茶ポリフェノール(CE-GTP)を含む局所組成物の安全性および有効性を評価した。
研究を12週にわたって実施して、過去6か月間、任意の顔面処置を行っていなかった21歳から65歳の31名の女性対象において、光老化した顔面皮膚でのCE-GTP血清の安全性および有効性を評価した。詳細な包含および排除基準は表2に示し、人口統計情報の概要は表3に示す。
対象には、最初の訪問前の少なくとも2日間はいかなる局所用の保湿製品の顔面への適用を避けるように指示した。12週間の研究の期間、対象には、提供した補助洗浄剤で1日2回(朝晩)顔面を洗浄し、必要に応じて再適用して朝に提供した日焼け止めを適用し、1日2回(朝晩)被検物質(CE-GTP血清)を適用するように指示した。対象にはまた、長期間の日光曝露、ならびにタンニングベッドおよびサンレスタンニング製品、研究の期間の顔面での機械的/化学的な洗浄剤およびデバイス、老化防止製品、ならびに研究の期間の割り当てられたCE-GTP血清以外の新たな顔面製品の使用を控えるように指示した。対象は、すべての常用しているブランドのカラー化粧品、メイク落とし、および日焼け止めの継続的な使用を許可した。
アウトカム測定
有効性パラメーターの臨床等級付けは、訪問1(ベースライン)、訪問2(4週目)、訪問3(8週目)、および訪問4(12週目)で実施した。各ポストベースラインの訪問、すなわち訪問2、訪問3、および訪問4の間、安全性評価およびVISIA-CR画像化を行った。有効性パラメーターについて、改変グリフィス10点尺度を使用して、眼の部域の小じわ、顔面全体および眼の部域のしわ、皮膚の滑らかさ、色素沈着過剰、輝き、ハリ、および顔面全体の全体的な光損傷に対して各対象を臨床的に等級付けした。皮膚の滑らかさおよびハリは、視覚による検査として評価した。改変グリフィス10点尺度を使用する有効性パラメーターの臨床等級付けは表4に示す。
安全性は、紅斑、浮腫、乾燥、および落屑の徴候を臨床的に評価することにより評価した。対象はまた、全体的な灼熱、刺痛、およびかゆみの程度を自己評価することによりCE-GTP組成物の安全性を評価した。安全性評価は表5に示す。
デジタル画像を、交差偏光し、平行な偏光した、以下のライトニング条件:標準1(可視[明るい])、標準2(可視)、標準3(カラスの足跡部域に対するレーキ光)下で、Canon Mark IIデジタルSLRカメラ(Canon Incorporated、東京、日本)を用いて、VISA-CRフォトステーション(Canfield Imaging Systems、Fairfield、NJ)を使用して各対象の顔面(左、中央、および右の映像)で取得した。超音波測定もまた、ベースライン訪問および12週目の訪問、すなわち訪問1および訪問4で行った。単一測定は、DUB 6100 OEMシステム(Taberna Pro Medicum、Luneburg、独国)に接続した50MHzの超音波トランスデューサーを使用して左側のカラスの足跡部域で行って、皮膚の密度を測定した。対象が報告したアウトカムは、4週目、8週目、および12週目に自己評価質問票を介して測定して、対象が受けた処置アウトカムおよび製品の性能を評価した。
順守
対象は、研究中の被検物質の適用、有害事象、およびコメントを記録する日々の日記を完了した。日記は、各ポストベースライン訪問での順守に対して再検討した。提供したCE-GTP組成物の体積は、各ポストベースライン研究の訪問で視覚的に検査して、処置順守を評価した。加えて、被検物質の単位は、配布前、ならびに4週目、8週目、および12週目に秤量して、対象によるCE-GTP血清の使用法を定量化した。
統計分析
すべての有効性等級付けパラメーター、安全性評価パラメーター、および超音波測定に対する記述統計要約は、すべての適用可能な時点でのスコア/値のN、平均、中央値、SD、MIN、およびMAXを含んだ。ベースラインからの変化量の平均(ポストベースライン値-ベースライン値で定義)は、ポストベースラインの時点で推定した。ベースラインからの平均変化量がゼロであった帰無仮説は、有効性および安全性の結果に対して、ウィルコクソンの符号順位検定を使用して検定した。対応のあるt検定を、超音波測定を比較するために使用した。
質問票は表で表し、すべての応答オプションの頻度および百分率は、各質問および時点に対して報告した。二項(符号)検定を行って、組み合わせた指定した望ましい応答の割合が、各適用可能な質問に対して組み合わせた指定した望ましくない応答と等しいかを検定した。
すべての統計的検定は、特に記載のない限り、有意水準アルファ=0.05での両側であった。多重検定補正は、研究において考えなかった。統計分析は、SASソフトウェアバージョン9.4(SAS Statistical Institute)を使用して行った。
合計31名の対象は、治療意図(ITT)集団に含まれ、30名の対象が、研究参加を完了した。継続しなかった対象003のデータ(ベースラインから8週目まで)は、ITT集団の一部として統計分析に含んだ。本研究は、連邦規定および医薬品の臨床試験の実施に関する基準のガイドラインに従って実施した。
有効性パラメーターの臨床等級付け
有効性パラメーターの臨床等級付けを分析し、眼の部域の小じわ、皮膚の滑らかさ、および輝きに対するベースラインスコアと比較した場合、4週目、8週目、および12週目でスコアにおける統計的に有意な改善(減少)を示した。眼の部域の小じわに対するスコアに関して、平均変化量は、4週目、8週目、および12週目でそれぞれ-0.55±0.42、-0.77±0.59、および-1.20±0.77であり、-16.6%、-23.4%、-36.2%の平均変化%であった(p=<0.001、<0.001、<0.001、それぞれ)。皮膚の滑らかさのスコアについて、平均変化量は、4週目、8週目、および12週目でそれぞれ-0.29±0.25、-0.52±0.30、および-0.65±0.27であり、-6.2%、-11.1%、-13.9%の平均変化%であった(p=<0.001、<0.001、<0.001、それぞれ)。輝きのスコアについて、平均変化量は、4週目、8週目、および12週目でそれぞれ-0.24±0.25、-0.39±0.25、および-0.58±0.27であり、-4.9%、-7.9%、-11.9%の平均変化%であった(p=<0.001、<0.001、<0.001、それぞれ)。8週目および12週目で、顔面全体および眼の部域のしわ、色素沈着過剰、ならびにハリのスコアにおいて統計的に有意に改善した。顔面全体のしわに対する平均スコア変化量は、8週目および12週目でそれぞれ-0.11±0.21および-0.32±0.31であり、-2.4%および-6.6%の平均変化%であった(p=0.016および<0.001、それぞれ)。眼の部域のしわに対する平均スコア変化量は、8週目および12週目でそれぞれ-0.19±0.31および-0.30±0.34であり、-4.1%および-6.4%の平均変化%であった(p=0.002および<0.001、それぞれ)。色素沈着過剰のスコアについて、平均変化量は、8週目および12週目でそれぞれ-0.29±0.25および-0.43±0.17であり、-6.0%および-8.9%の平均変化%であった(p=<0.001および<0.001)。ハリのスコアについて、平均変化量は、8週目および12週目でそれぞれ-0.24±0.25および-0.38±0.22であり、-5.0%および-7.9%の平均変化%であった(p=<0.001および<0.001、それぞれ)。12週目で、全体的な光損傷のスコアにおいて統計的に有意に改善した。平均変化量は、-0.43±0.17であり、-8.9%の平均変化%であった(p=<0.001)。臨床等級付け有効性パラメーターの結果は、図1に図示する。
すべての有効性パラメーターについて、12週目に50%以上の対象が改善を示した。注目すべきことに、12週目で、96.7%の対象が眼の部域の小じわのスコアで、96.7%が滑らかさのスコアで、93.3%が輝きのスコアで改善を示した。図2は、各有効性パラメーターに対する4週目、8週目、および12週目での改善を伴う対象のパーセントを図示する。有効性パラメーターのいずれかにおいて12週目でスコアの悪化を示した対象はいなかった。
安全性評価
安全性データを分析し、ベースラインスコアと比較した場合、12週目で顔面全体の紅斑のスコアにおける統計的に有意な改善(減少)を示した(平均変化%=-84.6、p=0.004)。ベースラインスコアと比較した場合、いずれのポストベースラインの時点でも乾燥、落屑、灼熱、または刺痛のスコアにおける統計的に有意な変化(増減)はなかった。浮腫およびかゆみは、各時点で0(なし)としてスコア付けした。
重大な有害事象は報告されなかった。研究の31名の対象のうち、1名のみが、眼の部域の掻痒および乾燥肌ならびに前額部および口の皮膚剥離を含む、重度ではない有害事象を経験した。これらの症状は一時的であり、完全に解決した。
超音波測定
超音波測定を分析し、ベースライン値と比較した場合、12週目で皮膚密度値における統計的に有意な増加を示し(平均変化%=44.5、p=<0.001)、表皮および真皮組織の肥厚を示した。結果は、図3に図示する。
本研究から、CE-GTP血清が、光老化した顔面皮膚を改善するのに安全で効果的であることを示した。CE-GTP血清は、短い使用期間に伴う広範な美的な問題点に沿って、色素沈着過剰およびハリの増加を補正することが可能である。著しいことに、大多数の対象は、すべての臨床パラメーターにわたって12週間以内に統計的に有意な改善を示した。対象が、研究の期間全体で、すべての臨床パラメーターにわたって継続した改善を示したことも注目すべきであり、これは、継続した使用が、継続した美的改善をもたらすことを示した。
CE-GTP組成物は、眼窩周囲の部域を迅速に標的化するが、これは、大部分の対象が4週間以内に眼の部域の小じわにおいて統計的に有意な改善を示すことにより証明された。さらに、超音波測定は、より若く、より健康な皮膚をもたらす、12週目でのカラスの足跡において表皮および真皮組織の著しい肥厚を明らかにした。
CE-GTP組成物は、効果的で天然なパーソナルスキンケア製品に対する要求を満たす。対象は、CE-GTP血清が、使用および適用することに高度に耐用可能で、非刺激性であり、容易であることを報告しており、したがって、このビタミンおよび植物に基づく製品は、在宅でのスキンケアルーチンに安全で容易に組み込むことができる。
説明を簡単にするために、本開示の方法の実施形態は、一連の行為として図示および説明されている。しかし、本開示による行為は、種々の順序でおよび/または同時に、ならびに本明細書に提示および説明されていない他の行為とともに発生する可能性がある。さらに、開示された主題による方法を実施するために、図示された行為のすべてが必要とされるわけではない。加えて、当業者は、方法が、状態図またはイベントを介して一連の相互に関連する状態として代替的に表され得ることを理解し、認識するであろう。
前述の説明では、本発明の完全な理解を提供するために、特定の材料、寸法、プロセスパラメーターなどの多数の特定の詳細が記載されている。特定の特性、構造、材料または特徴は、1つまたは複数の実施形態において、任意の好適な方法で組み合わせることができる。「例」または「例示的」という言葉は、本明細書では、例、事例、または例示として機能することを意味するために使用される。「例」または「例示的」として本明細書に記載の任意の態様または設計は、他の態様または設計よりも好ましいかまたは有利であると必ずしも解釈されるべきではない。むしろ、「例」または「例示的」という言葉の使用は、具体的な方法で概念を提示することを意図している。本出願にて使用される場合、「または(or)」という用語は、排他的な「または(or)」ではなく、包括的な「または(or)」を意味することを意図している。すなわち、特に記載のない限り、または文脈から明らかでない限り、「Xは、AまたはBを含む」は、当然の包括的な順序のいずれかを意味することを意図している。すなわち、XがAを含み;XがBを含み;または、XがAとBの両方を含む場合、「Xは、AまたはBを含む」は前述の例のいずれかを満たす。加えて、本出願および添付の特許請求の範囲において使用される冠詞「a(1つの)」および「an(1つの)」は、特に記載のない限り、または、単数形を意図することが文脈から明らかでない限り、「1つまたは複数」を意味すると一般に理解されるべきである。本明細書を通して、「ある実施形態」、「ある特定の実施形態」または「一実施形態」についての参照は、実施形態に関連して説明される特定の特性、構造または特徴が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の種々の箇所における「ある実施形態」、「ある特定の実施形態」または「一実施形態」という句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すとは限らない。
本明細書全体にわたる数値範囲への言及は、限定と解釈されるべきではなく、列挙された数値範囲内の各数値および/またはより狭い範囲だけでなく、範囲の外側の限界も包含すると理解されるべきである。
「約」という用語は、物理量に言及する場合、10%以内の測定誤差を含むと理解されるべきである。例えば、「約100℃」は「100±10℃」を意味すると理解すべきである。
本発明は、その特定の例示的な実施形態を参照して説明されてきた。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく、例示的な意味で見なされるべきである。本明細書に示され、記載されたものに加えて、本発明の種々の変更は、当業者には明らかであり、添付の特許請求の範囲内に入ることが意図されている。

Claims (57)

  1. 水性相および油性相のエマルジョンを含む局所組成物であって、前記エマルジョンが、
    アスコルベート成分;および
    緑茶ポリフェノールを含む、0wt.%超から最大約1wt.%までの抗酸化剤系
    を含む、局所組成物。
  2. 前記アスコルベート成分が、前記局所組成物の総重量に基づいて、約5wt.%から約40wt.%、約10wt.%から約30wt.%、または約15wt.%から約25wt.%を範囲とする量で、前記局所組成物に存在する、請求項1に記載の局所組成物。
  3. 前記アスコルベート成分が、アスコルビン酸、アスコルビン酸テトラヘキシルデシル、またはその組合せを含む、請求項1から2のいずれか一項に記載の局所組成物。
  4. 前記アスコルベート成分が、前記局所組成物の総重量に基づいて、約2wt.%から約30wt.%、約5wt.%から約25wt.%、または約10wt.%から約20wt.%を範囲とする量で、前記局所組成物に存在するアスコルビン酸を含む、請求項3に記載の局所組成物。
  5. 前記アスコルベート成分が、前記局所組成物の総重量に基づいて、約1wt.%から約15wt.%、約2wt.%から約10wt.%、または約3wt.%から約7wt.%を範囲とする量で、前記局所組成物に存在するアスコルビン酸テトラヘキシルデシルを含む、請求項3から4のいずれか一項に記載の局所組成物。
  6. 前記アスコルベート成分が、約10:1から約1:10、約8:1から約1:8、約5:1から約1:5、約3:1から約1:3、約3:1から約1:1、約5:1から約1:1、約8:1から約1:1、または約10:1から約1:1のアスコルビン酸のアスコルビン酸テトラヘキシルデシルに対するwt:wt比を含む、請求項3から5のいずれか一項に記載の局所組成物。
  7. 前記緑茶ポリフェノールが、ガリウム酸エピガロカテキン、エピガロカテキン、ガリウム酸エピカテキン、カテキン、エピカテキン、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の局所組成物。
  8. 前記抗酸化剤系が、ケイ皮酸、フェルラ酸、コーヒー酸、p-クマル酸、シナピン酸、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せの群から選択される追加の抗酸化剤を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の局所組成物。
  9. 前記抗酸化剤系が、ケイ皮酸、フェルラ酸、コーヒー酸、p-クマル酸、m-クマル酸、シナピン酸、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せの群から選択される抗酸化剤を含まないまたは実質的に含まない、請求項1から7のいずれか一項に記載の局所組成物。
  10. 前記抗酸化剤系が、没食子酸、デルフィニジン、ルテオリン、ケルセチン、シアニジン、タキシフォリン、ケンフェロール、マルビジン、ヘスペリジン、ペラルゴニジン、アピゲニン、ナリンゲニン、クリシン、エルゴチオネイン、グルタチオン、エンブリカ、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せの群から選択される追加の抗酸化剤を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の局所組成物。
  11. 前記抗酸化剤系が、アピゲニン、エルゴチオネイン、そのシスおよびトランス異性体、その塩、その同等の誘導体、ならびにその組合せを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の局所組成物。
  12. 前記抗酸化剤系が、前記局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約0.5wt.%、0wt.%超から約0.1wt.%、または0wt.%超から約0.01wt.%を範囲とする量で、前記局所組成物に存在するアピゲニンを含む、請求項11に記載の局所組成物。
  13. 前記抗酸化剤系が、前記局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約0.5wt.%、0wt.%超から約0.1wt.%、または0wt.%超から約0.01wt.%を範囲とする量で、前記局所組成物に存在するエルゴチオネインを含む、請求項11から12のいずれか一項に記載の局所組成物。
  14. 前記抗酸化剤系が、前記局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約0.5wt.%、0wt.%超から約0.1wt.%、または0wt.%超から約0.01wt.%を範囲とする量で、前記局所組成物に存在する緑茶ポリフェノールを含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の局所組成物。
  15. 前記緑茶ポリフェノールの前記追加の抗酸化剤に対するwt:wt比が、約10:1から約1:10、約8:1から約1:8、約5:1から約1:5、約3:1から約1:3、約2:1から約1:2までを範囲とするか、または約1:1である、請求項8から14のいずれか一項に記載の局所組成物。
  16. 美容上許容される賦形剤をさらに含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の局所組成物。
  17. 前記美容上許容される賦形剤が、表皮浸透増強剤、溶媒、温和な界面活性剤、油体、乳化剤、真珠光沢ワックス、稠度調節剤、増粘剤、懸濁化剤、キレート化剤、保存料、過脂肪化剤、安定剤、ポリマー、シリコーン化合物、脂肪、ワックス、レシチン、リン脂質、UV光保護因子、生体活性成分、追加の抗酸化剤、脱臭薬、制汗剤、皮膜形成剤、腫脹剤、昆虫忌避剤、セルフタンニング剤、チロシナーゼ阻害剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、香油、色素、またはその組合せの群から選択される、請求項16に記載の局所組成物。
  18. 前記美容上許容される賦形剤が、溶媒、乳化剤、稠度調節剤、増粘剤、懸濁化剤、保存料、追加の抗酸化剤、香油、またはその組合せの群から選択される、請求項17に記載の局所組成物。
  19. シリコーン化合物を含まないまたは実質的に含まない、請求項17から18のいずれか一項に記載の局所組成物。
  20. 前記美容上許容される賦形剤が、溶媒を含む、請求項17から19のいずれか一項に記載の局所組成物。
  21. 前記溶媒が、アルカンジオール、グリセリン、水、またはその組合せを含む、請求項20に記載の局所組成物。
  22. 前記アルカンジオールが、前記局所組成物の総重量に基づいて、約2wt.%から約25wt.%、約5wt.%から約15wt.%、または約8wt.%から約12wt.%の量で、前記局所組成物に存在する、請求項21に記載の局所組成物。
  23. 前記アルカンジオールが、プロパンジオールを含む、請求項21から22のいずれか一項に記載の局所組成物。
  24. 前記グリセリンが、前記局所組成物の総重量に基づいて、約2wt.%から約25wt.%、約5wt.%から約15wt.%、または約8wt.%から約12wt.%の量で、前記局所組成物に存在する、請求項21から23のいずれか一項に記載の局所組成物。
  25. 前記水が、前記局所組成物の総重量に基づいて、約20wt.%から約80wt.%、約35wt.%から約70wt.%、または約50wt.%から約60wt.%の量で、前記局所組成物に存在する、請求項21から24のいずれか一項に記載の局所組成物。
  26. 前記美容上許容される賦形剤が、天然ガムを含む、請求項16から25のいずれか一項に記載の局所組成物。
  27. 前記天然ガムが、スクレロチウムガムを含む、請求項26に記載の局所組成物。
  28. 前記天然ガムが、前記局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、約0.1wt.%から約2wt.%、または約0.2wt.%から約0.8wt.%の量で、前記局所組成物に存在する、請求項26から27のいずれか一項に記載の局所組成物。
  29. 前記美容上許容される賦形剤が、オリーブ脂肪酸PEG-7をさらに含む、請求項16から28のいずれか一項に記載の局所組成物。
  30. 前記オリーブ脂肪酸PEG-7が、前記局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、約0.1wt.%から約2wt.%、または約0.2wt.%から約0.8wt.%の量で、前記局所組成物に存在する、請求項29に記載の局所組成物。
  31. 前記局所組成物のpHが、約2.0から約4.0、約2.5から約3.5、または約2.7から約3.3である、請求項1から30のいずれか一項に記載の局所組成物。
  32. 前記美容上許容される賦形剤が、キレート化剤を含む、請求項16から31のいずれか一項に記載の局所組成物。
  33. 前記キレート化剤が、EDTA二ナトリウムを含む、請求項32に記載の局所組成物。
  34. 前記キレート化剤が、前記局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、約0.01wt.%から約0.5wt.%、または約0.05wt.%から約0.3wt.%の量で、前記局所組成物に存在する、請求項32から33のいずれか一項に記載の局所組成物。
  35. 前記美容上許容される賦形剤が、アルファ、ベータ、デルタおよびガンマトコフェロール、ならびにアルファ、ベータ、デルタおよびガンマトコトリエノール、ならびにその組合せから選択されるビタミンEの形態を含む、請求項16から34のいずれか一項に記載の局所組成物。
  36. 前記ビタミンEの形態が、前記局所組成物の総重量に基づいて、約0.1wt.%から約5wt.%、約0.3wt.%から約3wt.%、または約0.5wt.%から約2wt.%の量で、前記局所組成物に存在する、請求項35に記載の局所組成物。
  37. 前記美容上許容される賦形剤が、保存料を含む、請求項16から36のいずれか一項に記載の局所組成物。
  38. 前記保存料が、フェノキシエタノールを含む、請求項37に記載の局所組成物。
  39. 前記保存料が、前記局所組成物の総重量に基づいて、0超から約5wt.%、約0.3wt.%から約3wt.%、または約0.5wt.%から約2wt.%の量で、前記局所組成物に存在する、請求項37から38のいずれか一項に記載の局所組成物。
  40. 前記美容上許容される賦形剤が、ラベンダー油、ベルガモット油、ユーカリ油、カモミール油、メラルーカ油、またはその組合せの群から選択される精油である香油を含む、請求項16から39のいずれか一項に記載の局所組成物。
  41. 前記精油が、ラベンダー油、カモミール油、またはその組合せを含む、請求項40に記載の局所組成物。
  42. 前記香油が、前記局所組成物の総重量に基づいて、0wt.%超から約5wt.%、0wt.%超から約1wt.%、または約0.01wt.%から約0.3wt.%の量で、前記局所組成物に存在する、請求項40から41のいずれか一項に記載の局所組成物。
  43. ラジカル誘発性損傷の影響について対象の皮膚を処置する方法であって、
    請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与すること
    を含み、
    前記皮膚が、投与後にラジカル誘発性損傷またはその影響の軽減または減弱を呈する、
    方法。
  44. 対象の皮膚を明るくする方法であって、
    請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与すること
    を含み、前記皮膚が、投与後に明るくなる、方法。
  45. 大気に起因する老化の影響について対象の皮膚を処置する方法であって、
    請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与すること
    を含み、前記皮膚が、投与後に老化の影響の軽減または減弱を呈する、方法。
  46. 皮膚科処置を受けている皮膚に、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を投与すること
    を含み、前記皮膚科処置が、ケミカルピーリング、マイクロアブレーション、レーザーの群から選択される、方法。
  47. 大気に起因する老化の影響について対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、眼の部域での小じわの外観、滑らかさ、および皮膚の輝きで改善を呈する、方法。
  48. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、眼の部域の小じわの軽減または減弱;滑らかな皮膚の増加または維持;輝きの増加または維持;顔面全体のしわの軽減または維持;眼の部域のしわの軽減または維持;色素沈着過剰の軽減または維持;およびハリの増加または維持の少なくとも1つを呈する、方法。
  49. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、4週目、8週目、および/または12週目で、眼の小じわ;皮膚の滑らかさ;輝き;顔面全体のしわ;眼の部域のしわ;色素沈着過剰;およびハリの少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する、方法。
  50. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、眼の小じわについてそれぞれ4週目、8週目、および12週目で、-5%から-25%、-15%から-35%、または-25%から-45%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する、方法。
  51. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、皮膚の滑らかさについてそれぞれ4週目、8週目、および12週目で、-1%から-10%、-5%から-15%、または-10%から-20%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する、方法。
  52. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、輝きについてそれぞれ4週目、8週目、および12週目で、-1%から-10%、-3%から-13%、または-5%から-15%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する、方法。
  53. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、顔面全体のしわについてそれぞれ4週目および12週目で、-1%から-10%または-3%から-13%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する、方法。
  54. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、眼の部域のしわについてそれぞれ4週目および12週目で、-1%から-10%または-2%から-12%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する、方法。
  55. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、色素沈着過剰についてそれぞれ4週目および12週目で、-1%から-10%または-5%から-15%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する、方法。
  56. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、前記皮膚が、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、ハリについてそれぞれ4週目および12週目で、-1%から-10%または-3%から-13%の少なくとも1つのベースラインと比較した改善を呈する、方法。
  57. 対象の皮膚を処置する方法であって、請求項1から42のいずれか一項に記載の局所組成物を前記皮膚に投与することを含み、対象の少なくとも50%、対象の少なくとも60%、対象の少なくとも70%、対象の少なくとも80%、対象の少なくとも90%、または対象の少なくとも95%が、改変グリフィス10点尺度によって検査した場合、眼の小じわ;皮膚の滑らかさ;輝き;顔面全体のしわ;眼の部域のしわ;色素沈着過剰;およびハリの少なくとも1つでベースラインと比較した改善を呈する、方法。
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