JP2023531419A - コンタクタモジュール及びコンタクタモジュールを含むコンタクタパネル - Google Patents

コンタクタモジュール及びコンタクタモジュールを含むコンタクタパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2023531419A
JP2023531419A JP2022577449A JP2022577449A JP2023531419A JP 2023531419 A JP2023531419 A JP 2023531419A JP 2022577449 A JP2022577449 A JP 2022577449A JP 2022577449 A JP2022577449 A JP 2022577449A JP 2023531419 A JP2023531419 A JP 2023531419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contactor
panel
membrane array
membrane
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022577449A
Other languages
English (en)
Inventor
テイラー,ガレス,ピー.
ディー. プライス,ティモシー
エー. バウム,スコット
コラカルリ,ラヴィ
エヌ. サバティーブ,バディム
ブラン,シャノン エス. ル
チェン,ディアン
ビー. バドリ,ブリンダ
エー. ニールセン,ポール
セングプタ,アミタヴァ
シー. フロム,マイケル
エー. レザーデール,キャサリン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2023531419A publication Critical patent/JP2023531419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/02Hollow fibre modules
    • B01D63/04Hollow fibre modules comprising multiple hollow fibre assemblies
    • B01D63/043Hollow fibre modules comprising multiple hollow fibre assemblies with separate tube sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/14Pleat-type membrane modules
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/26Drying gases or vapours
    • B01D53/268Drying gases or vapours by diffusion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/02Hollow fibre modules
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/02Hollow fibre modules
    • B01D63/021Manufacturing thereof
    • B01D63/0232Manufacturing thereof using hollow fibers mats as precursor, e.g. wound or pleated mats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2313/00Details relating to membrane modules or apparatus
    • B01D2313/06External membrane module supporting or fixing means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2313/00Details relating to membrane modules or apparatus
    • B01D2313/14Specific spacers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2313/00Details relating to membrane modules or apparatus
    • B01D2313/54Modularity of membrane module elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2315/00Details relating to the membrane module operation
    • B01D2315/22Membrane contactor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F6/00Air-humidification, e.g. cooling by humidification
    • F24F6/02Air-humidification, e.g. cooling by humidification by evaporation of water in the air
    • F24F6/04Air-humidification, e.g. cooling by humidification by evaporation of water in the air using stationary unheated wet elements

Abstract

コンタクタパネルのためのコンタクタモジュールが、フレーム部材と、フレーム部材に結合されたコンタクタ媒体と、を含む。コンタクタモジュールは、第1の側部及び第2の側部を画定する。コンタクタ媒体は、第1の繊維軸に沿って延びる複数の第1の中空繊維を含む少なくとも1つの第1の膜アレイを含む。少なくとも1つの第1の膜アレイは第1の軸を画定する。更に、コンタクタモジュールは、第2の繊維軸に沿って延びる複数の第2の中空繊維を含む少なくとも1つの第2の膜アレイを含む。少なくとも1つの第2の膜アレイは第2の軸を画定する。少なくとも1つの第1の膜アレイ及び少なくとも1つの第2の膜アレイは、第1の軸と第2の軸との間に第1の傾斜角が画定されるように配置される。更に、第1の傾斜角は、ゼロ度よりも大きく180度よりも小さい。

Description

本開示は、コンタクタパネルに関する。より具体的には、本開示は、コンタクタパネルに関連するコンタクタモジュールに関する。
コンタクタは、典型的には、流体の質量含有率又は熱含有率を変化させるように流体を処理するために使用される。したがって、コンタクタは、蒸発冷却システム、加熱システム、加湿システム、除湿システムなどで使用することができる。コンタクタを使用して、2つの非混和性流体相(ガス/ガス、液体/液体、ガス/液体など)を互いに接触させて、1つの流体から別の流体への物質移動又は熱移動を引き起こし得る。
そのようなコンタクタは、典型的には、フレーム部材内に設置されたコンタクタ媒体を含む。従来のコンタクタは、湿潤セルロース媒体、又は、以下で‘302特許と称する米国特許第9,541,302号で説明されているものなどの膜アレイのどちらかを含む。‘302特許には、1つの流体から別の流体への分離及び/又は移動の機能を実現する、複数の中空繊維を有するフラットパネルコンタクタの使用が記載されている。
大規模な適用例では、単一の大きなコンタクタの使用は、空間の制約及び/又は交換のサービスの問題に起因して実現可能ではないことがある。更に、場合によっては、大規模な適用例の要件を実現するために複数のコンタクタが使用されることがある。更に、いくつかの適用例では、高いコンタクタ効率と共に、より狭い空間へのコンタクタの設置が要求されることがある。そのような適用例では、空間の利用可能性及び所望のコンタクタ効率に基づいて、コンタクタを複雑な配置に配置することが必要なことがある。コンタクタの複雑な配置を含む適用例では特に、複数のコンタクタを使用する作業に、質量移動又は熱移動の長期化、効率の制約、及び他の実施課題が伴う場合があり得る。よって、効率の改善が得られ、かつ、コンタクタの構造の単純化を伴う様式でコンタクタ媒体を構成することが望ましい。
本開示のいくつかの実施形態は、コンタクタパネルのためのコンタクタモジュールに関する。コンタクタモジュールは、フレーム部材を含む。コンタクタモジュールはまた、フレーム部材に結合されたコンタクタ媒体を含む。コンタクタ媒体は第1の側部及び第2の側部を画定する。コンタクタ媒体は、第1の繊維軸に沿って延びる複数の第1の中空繊維を含む少なくとも1つの第1の膜アレイを含む。少なくとも1つの第1の膜アレイは、第1の繊維軸に概ね垂直な、かつ少なくとも1つの第1の膜アレイに沿って延びる第1の軸を画定する。コンタクタモジュールはまた、第2の繊維軸に沿って延びる複数の第2の中空繊維を含む少なくとも1つの第2の膜アレイを含む。少なくとも1つの第2の膜アレイは、第2の繊維軸に概ね垂直な、かつ少なくとも1つの第2の膜アレイに沿って延びる第2の軸を画定する。少なくとも1つの第1の膜アレイ及び少なくとも1つの第2の膜アレイは、少なくとも1つの第1の膜アレイの第1の軸と少なくとも1つの第2の膜アレイの第2の軸との間に第1の傾斜角が画定されるように配置される。第1の傾斜角は、ゼロ度よりも大きく180度よりも小さい。
本開示のいくつかの実施形態は、コンタクタシステムに関連するコンタクタパネルに関する。コンタクタパネルは、第1のヘッダ内に第1の流体を導入できるようにする少なくとも1つの第1のポートを含む、第1のヘッダを含む。コンタクタパネルはまた、第2のヘッダから第1の流体を排出できるようにする少なくとも1つの第2のポートを含む、第2のヘッダを含む。コンタクタパネルは、第1のヘッダと第2のヘッダとの間に延びるコンタクタモジュールを更に含む。コンタクタモジュールはフレーム部材を含む。コンタクタモジュールはまた、フレーム部材に結合されたコンタクタ媒体を含む。コンタクタ媒体は第1の側部及び第2の側部を画定する。コンタクタ媒体は、第1の繊維軸に沿って延びる複数の第1の中空繊維を含む少なくとも1つの第1の膜アレイを含む。少なくとも1つの第1の膜アレイは、第1の繊維軸に概ね垂直な、かつ少なくとも1つの第1の膜アレイに沿って延びる第1の軸を画定する。コンタクタ媒体はまた、第2の繊維軸に沿って延びる複数の第2の中空繊維を含む少なくとも1つの第2の膜アレイを含む。少なくとも1つの第2の膜アレイは、第2の繊維軸に概ね垂直な、かつ少なくとも1つの第2の膜アレイに沿って延びる第2の軸を画定する。少なくとも1つの第1の膜アレイ及び少なくとも1つの第2の膜アレイは、少なくとも1つの第1の膜アレイの第1の軸と少なくとも1つの第2の膜アレイの第2の軸との間に第1の傾斜角が画定されるように配置される。第1の傾斜角は、ゼロ度よりも大きく180度よりも小さい。
本開示のいくつかの実施形態は、コンタクタパネルのためのコンタクタモジュールに関する。コンタクタモジュールは、フレーム部材を含む。コンタクタモジュールはまた、フレーム部材に結合されたコンタクタ媒体を含む。コンタクタ媒体は、第1の側部及び第2の側部を画定する。コンタクタ媒体は、第1の繊維軸に沿って延びる複数の第1の中空繊維を含む少なくとも1つの第1の膜アレイを含む。少なくとも1つの第1の膜アレイは、第1の繊維軸に概ね垂直な、かつ少なくとも1つの第1の膜アレイに沿って延びる第1の軸を画定する。各第1の中空繊維は、第1の流体を受け入れるようになっている第1の管腔と、第2の流体に接触するようになっている第1の外面とを画定する。コンタクタ媒体はまた、第2の繊維軸に沿って延びる複数の第2の中空繊維を含む少なくとも1つの第2の膜アレイを含む。少なくとも1つの第2の膜アレイは、第2の繊維軸に概ね垂直な、かつ少なくとも1つの第2の膜アレイに沿って延びる第2の軸を画定する。各第2の中空繊維は、第1の流体を受け入れるようになっている第2の管腔と、第2の流体に接触するようになっている第2の外面とを画定する。少なくとも1つの第1の膜アレイ及び少なくとも1つの第2の膜アレイは、少なくとも1つの第1の膜アレイの第1の軸と少なくとも1つの第2の膜アレイの第2の軸との間に第1の傾斜角が画定されるように配置される。第1の傾斜角は、ゼロ度よりも大きく180度よりも小さい。
図中の同様の符号は、同様の要素を示している。任意の特定の要素又は作用の考察を容易に認識するために、参照番号の最上位1桁又は複数の桁は、その要素が最初に紹介されている図番号を指し得る。
本明細書で論じるいくつかの実施形態による、コンタクタシステムの概略図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図1のコンタクタシステムに関連するコンタクタパネルの斜視図である。 本開示のいくつかの実施形態による、図2のコンタクタパネルに関連するコンタクタモジュールの切断斜視図である。 本開示のいくつかの実施形態による、コンタクタ媒体及びコンタクタ媒体に隣接して配置されたセパレータ構造体を示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による、互いに隣接して配置された連続した膜アレイのペアを含むコンタクタ媒体を示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図3Aのコンタクタモジュールに関連する膜アレイの概略図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図3Aのコンタクタモジュールに関連する複数の中空繊維を編む第1の技法を示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図3Aのコンタクタモジュールに関連する複数の中空繊維を編む第2の技法を示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図2のコンタクタパネルの断面図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図3Aのコンタクタモジュールに関連する第1の膜アレイの一部分を示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図3Aのコンタクタモジュールに関連する第2の膜アレイの一部分を示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図2のコンタクタパネルを受け入れるダクトを示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図2のコンタクタパネルを受け入れるダクトを示す図である。 本明細書の本開示のいくつかの実施形態による、異なる配向に設置された図2のコンタクタパネルを示す図である。 本明細書の本開示のいくつかの実施形態による、異なる配向に設置された図2のコンタクタパネルを示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図1のコンタクタシステムに関連するコンタクタパネルのアセンブリを示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、コンタクタシステムに関連する例示的なコンタクタパネル配置を示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図1のコンタクタシステムに関連するコンタクタ媒体の様々な設計を示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図1のコンタクタシステムに関連するコンタクタ媒体の様々な設計を示す図である。 本明細書で論じるいくつかの実施形態による、図1のコンタクタシステムに関連するコンタクタ媒体の様々な設計を示す図である。
以下の説明では、説明の一部を形成する添付図面を参照し、それらの図面には様々な実施形態が実例として示されている。本開示の範囲又は趣旨から逸脱することなく、他の実施形態が想定され、実施され得ることを理解されたい。したがって、以下の発明を実施するための形態は、限定的な意味では解釈されない。
本開示の文脈において、「第1」及び「第2」という用語は、識別するものとして使用される。したがって、そのような用語は、本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。特徴又は要素と併せて使用される場合、「第1」及び「第2」という用語は、本開示の実施形態全体を通して交換され得る。
本開示は概して、コンタクタモジュールを含むコンタクタパネルに関する。コンタクタパネルは、空気処理、換気、又はダクトシステムにおいて流体間の質量移動又は熱移動に使用され得る。コンタクタモジュールは、いくつかの中空繊維を有するコンタクタ媒体を含む。各中空繊維を通って第1の流体が流れ、各中空繊維の外面に第2の流体が接触する。本開示の教示は、第2の流体の表面接触面積を増加させ得る改善された設計を有するコンタクタ媒体の使用を対象としている。更に、コンタクタ媒体の配置によって、所与のサイズのコンタクタパネルの中空繊維の総数が増加する。本明細書に記載のコンタクタパネルでは高い表面積対体積比が得られ、これは転じてコンパクトな設置面積及びシステムサイズとなり得、また、コンタクタシステムの効率を改善し得る。
更に、本開示で説明されるコンタクタパネルの様々な実施形態は、空気ダクト、換気ダクト、還気(還気グリル)、ベント、ディフューザ、フィルタハウジング、空気処理設備に関連し得る。空気処理設備には、HVAC(暖房、換気、空調)設備、HVACR又はHVAC&R(暖房、換気、空調、冷蔵)設備、HACR(暖房、空調、冷蔵)設備、強制換気設備、ERV(エネルギー回収換気)設備、AC(空調)設備、冷蔵設備、空気処理機などが含まれ得る。
図1は、本開示の一実施形態による、コンタクタシステム100の概略図を示す。本明細書に記載のコンタクタシステム100は、蒸発冷却システム、加熱システム、加湿システム、及び/又は除湿システムとして具体化されてもよい。図示する実施形態では、コンタクタシステム100は閉ループシステムとして具体化される。コンタクタシステム100は、コンタクタパネル106を含む。更に、コンタクタパネル106を通って流れる第1の流体は重力によって滴下しないため、コンタクタシステム100の動作はコンタクタパネル106の配向とは無関係である。より具体的には、コンタクタシステム100は、第1の流体をコンタクタパネル106を通して方向付ける構成要素を含み、リザーバ/分配器を高く位置付ける必要はない。
コンタクタシステム100は、タンク102を含む。タンク102は、内部に第1の流体を保持するリザーバ又は容器として具体化される。いくつかの例では、第1の流体は、コンタクタシステム100の適用例に基づいて予冷又は予熱されてもよい。したがって、タンク102は、第1の流体を予冷又は予熱するために、冷却モジュール(図示せず)又は加熱モジュール(図示せず)と流体連通していてもよい。一例では、第1の流体は、液体及びガスのうち少なくとも1つである。更に、第1の流体は、液体、ガス、スイープガス、空気、強制空気、バキューム、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。液体には、例えば、低温かつ/若しくは吸収性の液体、塩類溶液、高温かつ/若しくは吸湿性の液体、又は液体乾燥剤が含まれ得る。第1の流体のタイプは、コンタクタシステム100の適用例に基づいて様々であり得る。コンタクタシステム100が蒸発冷却システムとして具体化される場合、タンク102は内部に水又は空気を保持する。更に、コンタクタシステム100が除湿システムとして具体化される場合、タンク102は内部に液体乾燥剤又は空気を保持する。
コンタクタシステム100はまた、ポンプ104を含む。ポンプ104は、タンク102とコンタクタパネル106との間の流体連通を提供する第1の流体導管105内に配置される。ポンプ104は、第1の流体を加圧して、加圧された第1の流体をコンタクタパネル106に導入する。いくつかの例では、ポンプ104は、第1の流体を1平方インチ当たり5ポンド以下の圧力まで加圧するように設計されてもよい。ポンプ104は更に、コンタクタパネル106に向けて方向付けられる第1の流体の流量の変動を許容してもよい。第1の流体の流量は、コンタクタシステム100のサイズ又はシステムの適用例に基づいて様々であり得る。いくつかの例では、流量は、0.5ガロン/分(GPM)~1GPMにほぼ等しくてもよい。他の例では、適用例のタイプに基づいて、より高い流量で第1の流体が流れてもよい。コンタクタパネル106を通る第1の流体の流れが、第1の流体流「F1」によって示されている。第1の流体は、タンク102から第1の流体導管105を介してコンタクタパネル106に向かって流れる。更に、第2の流体導管107がタンク102とコンタクタパネル106との間の流体連通を提供する。第1の流体は、コンタクタパネル106から第2の流体導管107を介してタンク102に向かって流れる。他の実施形態では、コンタクタシステム100は、本開示の範囲を限定することなく、第1の流体が重力によってコンタクタパネル106を通って滴下するように設計されてもよい。
更に、コンタクタシステム100は、ブロワーアセンブリ108を含む。ブロワーアセンブリ108は、第2の流体をコンタクタパネル106へ向けて方向付ける。ブロワーユニット108によって、第2の流体がコンタクタパネル106を通して押し込まれるか、又は引き出されることが可能になっていてもよい。図1で第2の流体流「F2」によって示される、例示的な一実施形態におけるコンタクタパネル106を通る第2の流体の流れ方向は、第1の流体の流れ方向を横切る方向である。いくつかの実施形態では、第2の流体の流れ方向は、図1の第1の流体流「F1」によって示される、コンタクタパネル106を通る第1の流体の流れ方向に対して、「平行流」(同じ方向)又は「逆流」(反対方向)であってもよい。一例では、第2の流体は、液体及びガスのうち少なくとも1つである。第2の流体は、液体、ガス、スイープガス、空気、強制空気、バキューム、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。液体には、例えば、低温かつ/若しくは吸収性の液体、塩類溶液、高温かつ/若しくは吸湿性の液体、又は液体乾燥剤が含まれてもよい。第2の流体のタイプは、コンタクタシステム100の適用例に基づいて様々であり得る。いくつかの例では、コンタクタパネル106の上流にフィルタ(図示せず)を置いて、第2の流体がコンタクタパネル106のコンタクタモジュール120に接触する前に第2の流体を濾過できるようにしてもよい。
図2を参照すると、コンタクタシステム100に関連するコンタクタパネル106の斜視図が示されている。コンタクタパネル106は、前端110及び後端112を画定する。コンタクタパネル106は少なくとも1つの第1のポート116を含む第1のヘッダ114を含み、このポートは第1のヘッダ114内に第1の流体を導入できるようにする。タンク102(図1を参照)は、第1のヘッダ114と流体連通している。第1のヘッダ114は、タンク102から第1の流体を受け入れるようになっている。より具体的には、タンク102は、第1の流体導管105(図1を参照)及び第1のポート116を介して第1のヘッダ114と流体連通している。第1のヘッダ114は、インレットヘッダとして具体化される。図示した例では、第1のヘッダ114は、コンタクタパネル106の後端112に近接して配置された単一の第1のポート116を含む。あるいは、第1のヘッダ114は、第1のポートのペア116を含んでもよい。第1のポート116は、第1のヘッダ114に対して中央に配置され、第1のヘッダ114から外向きに突出する。更に、第1のヘッダ114は、概ね直方体形状である。
コンタクタパネル106はまた、少なくとも1つの第2のポート117(図6に示す)を含む第2のヘッダ118を含み、このポートは第2のヘッダ118から第1の流体を排出できるようにする。更に、タンク102は、第2のヘッダ118と流体連通している。第2のヘッダ118は、第1の流体をタンク102へ向けて方向付けるようになっている。より具体的には、タンク102は、第2の流体導管107及び第2のポート117を介して第2のヘッダ118と流体連通している。第2のヘッダ118は、アウトレットヘッダとして具体化されてる。図示した例では、第2のヘッダ118は、コンタクタパネル106の後端112に近接して配置された単一の第2のポート117を含む。あるいは、第2のヘッダ118は、第2のポート117のペアを含んでもよい。第2のポート117は、第2のヘッダ118に対して中央に配置され、第2のヘッダ118から外向きに突出する。更に、第2のヘッダ118は、概ね直方体形状である。
図示するように、コンタクタシステム100は、コンタクタモジュール120を含む。コンタクタモジュール120は、第1のヘッダ114と第2のヘッダ118との間に延びている。コンタクタモジュール120は、フレーム部材122を含む。フレーム部材122は、コンタクタパネル106の前端110に配置されたフレーム部分124を画定する。図3Aを参照すると、コンタクタモジュール120はまた、フレーム部材122に結合されたコンタクタ媒体126を含む。より具体的には、コンタクタ媒体126はフレーム部材122によって支持されている。一例では、コンタクタ媒体126は蒸発冷却媒体として使用される。別の例では、コンタクタ媒体126は除湿媒体として使用される。コンタクタ媒体126は、第1の側部128及び第2の側部130を画定する。
更に、コンタクタ媒体126は、少なくとも1つの第1の膜アレイ132及び少なくとも1つの第2の膜アレイ148を含む。少なくとも1つの第1の膜アレイ132及び少なくとも1つの第2の膜アレイ148は、以下で‘302特許と称する米国特許第9,541,302号で説明されている中空繊維膜アレイに類似する。留意すべき点として、少なくとも1つの第1の膜アレイ132及び少なくとも1つの第2の膜アレイ148の設計、材料、及び製造に対応する詳細は、‘302特許に記載の中空繊維膜アレイの設計、材料、及び製造に類似する。
コンタクタ媒体126は、軸139を画定する。コンタクタ媒体126は、第1の繊維軸136(図7Aに示す)に沿って延びる複数の第1の中空繊維134(図7Aに示す)を含む少なくとも1つの第1の膜アレイ132を含む。少なくとも1つの第1の膜アレイ132は、第1の繊維軸136に概ね垂直な、かつ少なくとも1つの第1の膜アレイ132に沿って延びる第1の軸133を画定する。更に、第1の中空繊維134は、以下、中空繊維134と互換的に称されることがある。各第1の中空繊維134は、第1の流体を受け入れるようになっている第1の管腔138(図7Aに示す)、及び第2の流体に接触するようになっている第1の外面140(図7Aに示す)を画定する。各第1の中空繊維134の壁142(図7Aに示す)が、第1の管腔138と第1の外面140とを分離する。各第1の中空繊維134は、第1の端部144(図7Aに示す)及び第2の端部146(図7Aに示す)を画定する。第1の端部144及び第2の端部146は、開放端として具体化される。
コンタクタ媒体126はまた、第2の繊維軸152(図7Bに示す)に沿って延びる複数の第2の中空繊維150(図7Bに示す)を含む少なくとも1つの第2の膜アレイ148を含む。少なくとも1つの第2の膜アレイ148は、第2の繊維軸152に概ね垂直な、かつ少なくとも1つの第2の膜アレイ148に沿って延びる第2の軸154を画定する。更に、第2の中空繊維150は、以下、中空繊維150と互換的に称されることがある。各第2の中空繊維150は、第1の流体を受け入れるようになっている第2の管腔156(図7Bに示す)、及び第2の流体に接触するようになっている第2の外面158(図7Bに示す)を画定する。各第2の中空繊維150の壁143(図7Bに示す)が、第2の管腔156と第2の外面158とを分離する。各第2の中空繊維150は、第1の端部160及び第2の端部162を画定する。第1の端部160及び第2の端部162は、開放端として具体化される。
更に、少なくとも1つの第1の膜アレイ132及び少なくとも1つの第2の膜アレイ148は、少なくとも1つの第1の膜アレイ132の第1の軸133と少なくとも1つの第2の膜アレイ148の第2の軸154との間に第1の傾斜角「A1」が画定されるように配置される。第1の傾斜角「A1」は、ゼロ度よりも大きく180度よりも小さい。いくつかの実施形態では、第1の傾斜角「A1」は2度~175度である。更に、一例では、少なくとも1つの第1の膜アレイ132はコンタクタ媒体126の第1の側部128に近接した少なくとも1つの第2の膜アレイ148に接続されており、少なくとも1つの第1の膜アレイ132はコンタクタ媒体126の第2の側部130に近接した少なくとも1つの第2の膜アレイ148から離間している。別の例では、少なくとも1つの第1の膜アレイ132はコンタクタ媒体126の第2の側部130に近接した少なくとも1つの第2の膜アレイ148に接続されており、少なくとも1つの第1の膜アレイ132はコンタクタ媒体126の第1の側部128に近接した少なくとも1つの第2の膜アレイ148から離間している。
一実施形態では、コンタクタ媒体126は、単一の第1の膜アレイ132、及び単一の第1の膜アレイ132に対して角度をつけて配置された単一の第2の膜アレイ148を含んでもよい。ただし、図示した実施形態では、コンタクタ媒体126は、複数の第1の膜アレイ132、及び複数の第2の膜アレイ148を含む。より具体的には、コンタクタ媒体126は、複数の第1の膜アレイ132及び複数の第2の膜アレイ148を画定する、連続した膜アレイ135である。更に、コンタクタ媒体126は、交互に配置された第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148を含む。複数の第1の膜アレイ132は、互いに実質的に平行である。更に、複数の第2の膜アレイ148は、互いに実質的に平行である。コンタクタ媒体126の一部分の拡大図に示すように、第1の膜アレイ132と隣接して配置された第2の膜アレイ148との接合部は、連続した膜アレイ135を形成するように中空繊維134、150を含む。
更に、各第1の膜アレイ132と隣接して配置された第2の膜アレイ148との間の第1の傾斜角「A1」は、第1の膜アレイ132の総数、第2の膜アレイ148の総数、コンタクタモジュール120の寸法などに基づいて様々であり得る。留意すべき点として、添付の図に示す第1の膜アレイ132の総数及び第2の膜アレイ148の総数は本質的に例示的であり、第1の膜アレイ132の実際の数及び第2の膜アレイ148の実際の数は、適用例の要件に従って様々であり得る。
更に、コンタクタ媒体126は、第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148を含む、アレイの第1のペア137をいくつか画定する。アレイの第1のペア137の各々について、第1の膜アレイ132はコンタクタ媒体126の第1の側部128に近接した隣接する第2の膜アレイ148に接続されており、各第1の膜アレイ132はコンタクタ媒体126の第2の側部130に近接した隣接する第2の膜アレイ148から離間している。更に、コンタクタ媒体126は、第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148を含む、アレイの第2のペア149をいくつか画定する。アレイの第2のペア149の各々について、第1の膜アレイ132はコンタクタ媒体126の第2の側部130に近接した隣接する第2の膜アレイ148に接続されており、第1の膜アレイ132はコンタクタ媒体126の第1の側部128に近接した隣接する第2の膜アレイ148から離間している。本明細書で定義される第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148の配置は、利用可能な体積に対する接触表面積を増加させ得る。更に、高い表面積対体積比は、転じてコンパクトなシステムサイズとなり得る。
上記のコンタクタ媒体126の使用によって独自の機械的な課題がいくつか提起されることがあり、それらの問題には、第1に、コンタクタ媒体126が開いたり、ほどけたり、広がったりすることの防止、第2に、第2の流体流「F2」によって誘発される負荷に耐える必要性が含まれるが、これらに限定されない。コンタクタ媒体126にわたる圧力降下によって生じる差動的な圧力が、コンタクタパネル106の圧力領域に作用する際に負荷を生じさせる。
これらの課題は、構造支持のための第1の手段164及び第2の手段166を導入することによって解決され得る。より具体的には、コンタクタモジュール120は、コンタクタ媒体126の第1の側部128に近接して配置された構造支持のための複数の第1の手段164と、コンタクタ媒体126の第2の側部130に近接して配置された構造支持のための複数の第2の手段166と、を含む。更に、構造支持のための第1の手段164及び構造支持のための第2の手段166の各々は、バー部材及び引張部材のうち少なくとも1つを含む。一実施形態では、構造支持のための第1の手段164及び構造支持のための第2の手段166は、バー部材として具体化される。より具体的には、構造支持のための第1の手段164及び第2の手段166は、ロッド、プレート、ポスト、ピラー、スタッド、ステーク、ポール、補剛材、リブ及びリブ構造、ビーム、ばね、ブレース、カラム、フレーム、並びにガイドが含まれるが、これらに限定されない剛性物品として具体化されたバー部材である。他の実施形態では、構造支持のための第1の手段164及び構造支持のための第2の手段166は引張部材を含み得るが、これに限定されるものではない。より具体的には、構造支持のための第1の手段164及び第2の手段166は、ワイヤ、ストリング、フィラメント、ケーブル、リボン、糸、ライン、ヤーン、張力ばね、及びレースが含まれるがこれらに限定されない、概して可撓性の物品として具体化された引張部材である。
構造支持のための第1の手段164及び第2の手段166は、本明細書では第1のヘッダ114と第2のヘッダ118(図2を参照)との間に延びるロッド形状の部材として具体化される。コンタクタ媒体126は、構造支持のための第1の手段164及び構造支持のための第2の手段166の各々の周りに巻かれているか、折り畳まれているか、ひだ状にされているかのうち少なくとも1つである。より具体的には、連続した膜アレイ135は、構造支持のための手段164及び構造支持のための手段の各々の周りでV字形配置に巻かれているか、折り畳まれているか、ひだ状にされていることができる。留意すべき点として、連続した膜アレイ135は、軸139に沿って巻かれているか、折り畳まれているか、ひだ状にされている。図示した例では、連続した膜アレイ135は、軸139に沿って、構造支持のための手段164及び構造支持のための第2の手段166の周りでひだ状になっている。更に、構造支持のための第1の手段164及び構造支持のための第2の手段166の各々は、コンタクタ媒体126が開いたり、ほどけたり、広がったりすることを防止し得る。
少なくとも1つの第1の膜アレイ132及び少なくとも1つの第2の膜アレイ148の各々は、微多孔質で疎水性の中空繊維膜アレイである。より具体的には、各第1の膜アレイ132及び各第2の膜アレイ148は、微多孔質で疎水性の中空繊維膜アレイとして具体化される。第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148の疎水性の理由から、膜アレイ132、148は不活性な支持体として役割を果たし、分散なく、ガスと液相との間の直接接触を可能にする。更に、第1の流体と第2の流体との間にバリアが生じる。膜アレイ132、148は、乾式延伸プロセスを使用して製造されてもよい。各第1の膜アレイ132及び各第2の膜アレイ148は、ポリオレフィン(PO)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリ(4-メチル-1-ペンテン)などのポリマーのうち1つ以上で作製されてもよい。更には、各第1の膜アレイ132及び各第2の膜アレイ148の中空繊維134、150の細孔径は、0.01マイクロメートル~0.05マイクロメートルであってもよい。特定の例では、各第1の膜アレイ132及び各第2の膜アレイ148の中空繊維134、150の細孔径は、0.04マイクロメートル未満であってもよい。よって、レジオネラなどの細菌、及び/又は溶解ミネラルなどが第2の流体へ進入することが防止され得、これにより、表面汚損の発生の可能性が低減され得る。
ここで図3Bを参照すると、コンタクタモジュール120に関連するコンタクタ媒体126の一部分が示されている。この実施形態では、コンタクタモジュール120は、コンタクタ媒体126に隣接して配置された少なくとも1つのセパレータ構造体302を含んでもよい。少なくとも1つのセパレータ構造体302の形状は、コンタクタ媒体126の形状に類似する。よって、セパレータ構造体302は、概してV字形の構造を含む。セパレータ構造体302は、コンタクタ媒体126が第1の側部128(図3Aを参照)又は第2の側部130(図3Bを参照)でセパレータ構造体302を受け入れられるように設計されている。図示した例では、セパレータ構造体302は、トラス型のセパレータを含む。留意すべき点として、本明細書に示すセパレータ構造体302の形状及び設計は本質的に例示的であり、セパレータ構造体302の形状及び設計は適用例の要件に従って様々であり得る。一例では、セパレータ構造体302は、不織材料から製造される。いくつかの例では、セパレータ構造体302は、コンタクタモジュール120をわたって流れる第2の流体と適合性のある金属又はプラスチックから製造されてもよい。図示した例では、セパレータ構造体302は、いくつかの水平バー部材及びいくつかの垂直バー部材を有するグリル構造体を含む。ただし、セパレータ構造体302は他の設計を含んでもよい。例えば、セパレータ構造体302は、ハニカム構造体、多数の貫通孔を有する金属又はポリマーのシートなどを含み得るが、これに限定されるものではない。
セパレータ構造体302は、コンタクタ媒体126に支持を提供し、コンタクタ媒体126がたわんだり、開いたり、ほどけたり、広がったりすることを防止し得る。セパレータ構造体302は、中空繊維134、150の偏向を減少させ、第2の流体によって加えられる圧力に対してコンタクタ媒体126に構造的安定性を提供する。更に、セパレータ構造体302の組み込みによって、コンタクタモジュール120の全体的な厚さが増加し得る。コンタクタモジュール120の厚さが増加すると、コンタクタモジュール120を通って流れる第2の流体の曝露時間が長くなり、コンタクタモジュール120にわたる圧力降下の低減が得られることがあり、それにより、コンタクタモジュール120の有効性が改善され得る。
図3Cは、本開示の別の実施形態を示す。この実施形態では、コンタクタ媒体126は、互いに隣接して配置された少なくとも2つの連続した膜アレイ304、306を含む。図示するように、コンタクタ媒体126は、連続した膜アレイのペア304、306を含む。ただし、留意すべき点として、連続した膜アレイ304、306の総数は、適用例の要件に従って様々であり得る。各連続した膜アレイ304、306は、図3Aに関連して説明した連続した膜アレイ135に類似する。更に、図示した実施形態では、第1の連続した膜アレイ304と第2の連続した膜アレイ306との間に第1のセパレータ構造体308が置かれている。第1のセパレータ構造体308は、図3Bに関連して説明したセパレータ構造体302に類似する。
第1のセパレータ構造体308の形状は、第1の連続した膜アレイ304及び第2の連続した膜アレイ306の形状に対応し、第1のセパレータ構造体308は、第1の連続した膜アレイ304と第2の連続した膜アレイ306との間に受け入れられることができる。更に、図3Bに関連して説明したセパレータ構造体302に類似した第2のセパレータ構造体310が、第1の連続した膜アレイ304に隣接して配置される。第2のセパレータ構造体310の形状は、第1の連続した膜アレイ304の形状に類似する。更に、各セパレータ構造体308、310は、概してV字形の構造体を含む。
留意すべき点として、複数の連続した膜アレイ304、306及び複数のセパレータ構造体308、310の組み込みによって、コンタクタ媒体126の全体的な厚さが増加し得る。コンタクタ媒体126の厚さが増加すると、コンタクタモジュール120を通って流れる第2の流体の暴露時間が長くなり、コンタクタモジュール120にわたる圧力降下の低減が得られることがあり、それにより、コンタクタモジュール120の有効性が改善され得る。
図4は、図3Aに関連して説明した膜アレイ132、148の拡大図を示す。第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148は、類似の設計を含み、類似の材料で作製されている。この目的で、ここで図4に関して、第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148の構造を一緒に説明する。留意すべき点として、本明細書に示す膜アレイ132、148の配置は、本質的に例示的である。少なくとも1つの第1の膜アレイ132及び少なくとも1つの第2の膜アレイ148の各々は、少なくとも1つの膜層167、169を含む。少なくとも1つの膜層167、169は、複数の中空繊維134、150を含む。図示した実施形態では、少なくとも1つの第1の膜アレイ132及び少なくとも1つの第2の膜アレイ148の各々は、互いに隣接して配置された複数の膜層167、169を含む。より具体的には、各第1の膜アレイ132及び各第2の膜アレイ148は、互いに隣接して配置された複数の膜層167、169を含む。膜層167、169は、連続した膜アレイ135(図3Aを参照)を形成するために、深さ「D1」、「D2」に沿って折り畳まれているか、ひだ状になっているか、巻かれていてもよい。深さ「D1」は、深さ「D2」と実質的に等しい。図示した実施形態では、各膜アレイ132、148は、60個の膜層を含むが、これに限定されるものではない。別の実施形態では、各膜アレイ132、148は、適用例の要件に従って、20個の膜層又は40個の膜層を含み得る。更に、各膜層167、169は、8つの中空繊維134、150を含む。膜層167、169の総数、及び中空繊維134、150の総数は適用例の要件に従って様々であり得ると企図され得る。膜層167、169及び中空繊維134、150の数は、コンタクタパネル106の所望の効率に依存してもよい。留意すべき点として、いくつかの例では、コンタクタパネル106の効率は膜層167、169及び中空繊維134、150を増やすことによって向上させることができる。
更に、複数の中空繊維134、150は、図3Aに関連して説明したコンタクタ媒体126を形成するように編まれている。より具体的には、第1の膜アレイ132、150の中空繊維134及び第2の膜アレイ148の中空繊維134は、連続した膜アレイ135(図3Aを参照)を形成するように編まれている。第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148は、高い接触表面積対体積比が得られる効率的なアレイに編まれている。一例では、図5Aに示すように、コンタクタ媒体126(図3Aを参照)を形成するために、いくつかの直線糸502を使用して中空繊維134、150が編まれてもよい。より具体的には、直線編みマット技術(straight knit mat technology)を使用して中空繊維134、150が編まれてもよい。別の例では、図5Bに示すように、コンタクタ媒体126(図3Aを参照)を形成するために、交差糸(cross thread)504によって中空繊維134、150が編まれてもよい。より具体的には、交差巻きマット技術(cross wound mat technology)を使用して、中空繊維134、150が編まれてもよい。更に、いくつかの例では、膜アレイ132、148は、共に傾斜して(skewed)いてもよい。糸502、504は、中空繊維134、150の材料に類似した材料で作製されてもよい。一例では、糸502、504は、PPで作製されてもよい。糸502、504の材料は、糸502、504が第2の流体と適合性があるように決定されてもよい。
図6は、図3Aのコンタクタモジュール120の側断面図を示す。本明細書に示すように、コンタクタモジュール120を第1のヘッダ114及び第2のヘッダ118と結合するために、各第1の中空繊維134(図7Aを参照)の第1の端部144及び第2の端部146(図7Aを参照)は、ポッティング材料602を使用して第1の中空繊維134の外径の周りでポッティング封止されている。更に、各第2の中空繊維150の第1の端部160及び第2の端部162(図7Bを参照)は、ポッティング材料602を使用して、第2の中空繊維150(図7Bを参照)の外径の周りでポッティング封止されている。端部144、146、160、162は、重力ポッティング法、モールドポッティング法、遠心ポッティング法などのポッティング法によって樹脂に埋め込まれていてもよい。ポッティング材料602には、エポキシ、熱可塑性樹脂、ポリウレタンなどが含まれ得る。ポッティング材料は、各第1の中空繊維134及び各第2の中空繊維150を第1のヘッダ114及び第2のヘッダ118に封止してもよい。留意すべき点として、端部144、146、160、162は、各第1の管腔138及び各第2の管腔156が、第1のヘッダ114及び第2のヘッダ118とそれぞれ流体連通するようにポッティング封止されている。
ここで図7A及び図7Bを参照すると、各第1の中空繊維134(図7Aを参照)は第1の管腔138(図7Aを参照)を画定し、各第2の中空繊維150(図7Bを参照)は第2の管腔156(図7Bを参照)を画定する。第1の流体は、各第1の中空繊維134の第1の管腔138及び各第2の中空繊維150の第2の管腔156を通って流れるようになっている。より具体的には、タンク102(図1を参照)から第1のヘッダ114(図2及び図6を参照)によって受け入れられる第1の流体は、各第1の中空繊維134の第1の管腔138及び各第2の中空繊維150の第2の管腔156に向けて方向付けられる。第1の流体は、第1の管腔138及び第2の管腔156を通って流れ、第2のヘッダ118(図2及び図6を参照)に導入される。第2のヘッダ118は次に、第1の流体をタンク102へ向けて方向付ける。
更に、各第1の中空繊維134は、第1の外面140(図7Aを参照)を画定し、各第2の中空繊維150は、第2の外面158(図7Bを参照)を画定する。第2の流体は、各第1の中空繊維134の第1の外面140と各第2の中空繊維150の第2の外面158とに接触するようになっている。更に、ブロワーアセンブリ108(図1を参照)は、各第1の中空繊維134の第1の外面140及び各第2の中空繊維150の第2の外面158へ向けて第2の流体を方向付けるようになっている。
更に、典型的には平坦な膜アレイ又は湿潤セルロース媒体を含む従来のコンタクタ媒体と比較して、本明細書に記載のV字形配置に配置されたコンタクタ媒体126は、接触表面積の増加に基づいて改善された効率を提供し得る。いくつかの例では、コンタクタ媒体126は、従来のコンタクタ媒体によって提供される接触表面積の約4倍~8倍の接触表面積を提供し得る。高い接触表面積対体積比により、様々な適用例にコンパクトなコンタクタ媒体126を使用し得る。
更に、コンタクタパネル106(図1を参照)が蒸発冷却システムに関連する場合、水などの第1の流体は第1の管腔138及び第2の管腔156を通って流れ、高温で乾燥した空気などの第2の流体は第1の外面140及び第2の外面158の上を流れる。中空繊維134、150の材料によって、壁142、143を通る第1の流体の通過が制限され得る。よって、蒸発を介して水蒸気のみが、第1の管腔138及び第2の管腔156から第1の外面140及び第2の外面158に向かって通過し得る。更に、水蒸気のみが膜アレイ132、148を通過するため、ミストキャプチャスクリーンの必要が排除され得る。
留意すべき点として、中空繊維134、150の細孔のサイズは、細孔が細菌及び/又は他の溶解ミネラルが第2の流体に入るのを阻止するように決定されてもよい。よって、コンタクタモジュール120は、液体、脱泡液体などを濾過するために使用されてもよい。各第1の中空繊維134及び各第2の中空繊維150の壁142、143は、それぞれ不活性な媒体として役割を果たしてもよく、分散なく、第1の流体及び第2の流体を直接接触させ得る。更に、放出される第2の流体は、低温で湿潤な空気であってもよい。更に、コンタクタパネル106が蒸発冷却システムで使用されるときは、熱移動及び質量移動の両方が発生する。留意すべき点として、液相と気相との間の質量移動は、気相の圧力に支配される。
更に、コンタクタパネル106が除湿システムに関連するときは、第1の流体は液体乾燥剤であってもよく、第2の流体は高温で湿潤な空気であってもよい。第2の流体は、各第1の中空繊維134の第1の管腔138及び各第2の中空繊維150の第2の管腔156を通って流れる第1の流体に接触する。コンタクタ媒体126上の第2の流体の流れに基づいて、第2の流体の湿度は、第1の流体と第2の流体との間の質量移動に基づいて低下する。放出される第2の流体は、高温で乾燥した空気であってもよい。更に、コンタクタパネル106が除湿システムに使用されるときは、質量移動のみが発生する。
更に、図8A及び図8Bに示すように、ダクト168が、コンタクタパネル106を受け入れるようになっている。ダクト168は、コンタクタシステム100(図1を参照)に関連していてもよい。ダクト168は、長手方向軸172を画定する。コンタクタパネル106は、ダクト168のハウジング部材170内に置かれている。ハウジング部材170は、単一のコンタクタパネル106又はコンタクタパネル106のペアを受け入れてもよい。留意すべき点として、ダクト168に対するコンタクタパネル106の配向は、適用例の要件に基づいて変化し得る。より具体的には、コンタクタシステム100は閉ループシステムとして具体化されるので、コンタクタパネル120は、図8A~図8Dから明らかなように、様々な配向に設置され得る。一例では、図8Aに示すように、コンタクタパネル106は、各第1の中空繊維134(図7Aを参照)の第1の繊維軸136(図7Aを参照)及び第2の中空繊維150(図7Bを参照)の各第2の繊維軸152(図7Bを参照)が、ダクト168によって画定される長手方向軸172に実質的に垂直になるように、ハウジング部材170内に置かれる。別の例では、図8Bに示すように、コンタクタパネル106は、各第1の中空繊維134(図7Aを参照)の第1の繊維軸136(図7Aを参照)及び各第2の中空繊維150(図7Bを参照)の第2の繊維軸152(図7Bを参照)が、ダクト168によって画定される長手方向軸172に実質的に平行になるように、ハウジング部材170内に置かれる。
ここで図8Cを参照すると、コンタクタパネル106はまた、水平に配置されてもよい。そのような例では、タンク102からの第1の流体は加圧されて、第1の流体導管105を介してコンタクタパネル120に向けて方向付けられてもよい。第1の流体は、第2の流体導管107を介してタンク102に戻る。コンタクタパネル106を通る第1の流体の流れが、第1の流体流「F1」によって示されている。更に、第2の流体は、コンタクタパネル106上を流れてもよい。第2の流体の流れが、第2の流体流「F2」によって示されている。よって、本明細書に記載のコンタクタパネル106は、垂直空間の利用可能性に関して制限のある適用例、又は、コンタクタパネル106を受け入れるダクト168(図8A及び図8Bを参照)の形状、サイズ、及び配向に基づく特定の配向でコンタクタパネル106を設置する必要のある適用例で使用され得る。
図8Dに示すように、コンタクタパネル106は、ある角度配向で配置されてもよい。そのような例では、タンク102からの第1の流体は加圧されて、第1の流体導管105を介してコンタクタパネル106に向けて方向付けられてもよい。第1の流体は、第2の流体導管107を介してタンク102に戻る。コンタクタパネルを通る第1の流体の流れが、第1の流体流「F1」によって示されている。更に、第2の流体は、コンタクタパネル106上を流れてもよい。第2の流体の流れが、第2の流体流「F2」によって示されている。よって、本明細書に記載のコンタクタパネル106は、コンタクタパネル106を受け入れるダクト168(図8A及び図8Bを参照)の形状、サイズ、及び配向に基づく特定の配向でコンタクタパネル106を設置する必要のある適用例で使用され得る。
図9は、本開示の別の実施形態を示す。この実施形態では、コンタクタシステム900は、いくつかのコンタクタパネル906からなるアセンブリ902を含む。コンタクタパネル906は、設計及び構成において、図1~図8Bを参照して説明したコンタクタシステム100に関連するコンタクタパネル106(図2を参照)に類似する。アセンブリ902は、単一の大きなコンタクタパネルを複数のコンタクタパネル906に置き換え得る。アセンブリ902は、コンタクタパネル906のアレイ908を2つ含む。各アレイ908は、コンタクタパネル906を4つずつ含む。ただし、アレイ908、及び各アレイ908内のコンタクタパネル906の数は、適用例の要件に基づいて様々であり得る。更に、各コンタクタパネル906は、コンタクタシステム100に関連する第1のポート116に類似した第1のポート916(図2を参照)と、コンタクタシステム100に関連する第2のポート117(図6を参照)に類似した第2のポート(図示せず)と、を含む。更に、各アレイ908は、コンタクタシステム100に関連する第1の流体導管105(図1を参照)に類似した第1の流体導管910を含む。第1の流体導管910は、第1のポート916と流体的に結合している。更に、各アレイ908は、コンタクタシステム100に関連する第2の流体導管107(図1を参照)に類似した第2の流体導管912を含む。第2の流体導管912は、第2のポートと流体的に結合している。第1の流体導管910及び第2の流体導管912は、コンタクタシステム100に関連するタンク102(図1を参照)に類似したタンク(図示せず)と流体連通していてもよい。単一の大きなコンタクタパネルの代わりに、複数のコンタクタパネル906で構成されるアセンブリ902では効率の改善、交換及び修理の簡易化、コンタクタパネル906の保管/取り扱いの利便性の向上、交換費用の低減などが実証され得る。
図10は、コンタクタシステム100に類似したコンタクタシステム1000の別の実施形態を示す。この実施形態では、コンタクタシステム1000は、コンタクタパネル配置1002を含む。より具体的には、コンタクタシステム1000は、第1のパネル軸1008を画定する少なくとも1つの第1のコンタクタパネル1004と、第2のパネル軸1010を画定する少なくとも1つの第2のコンタクタパネル1006とを含む。第1のパネル軸1008及び第2のパネル軸1010は、対応するコンタクタパネル1004、1006のフレーム部材(図示せず)によって画定される長手方向軸として具体化されてもよい。少なくとも1つの第1のコンタクタパネル1004は、第1の膜アレイ1012を含み、少なくとも1つの第2のコンタクタパネル1006は、第2の膜アレイ1014を含む。更に、第1の膜アレイ1012及び第2の膜アレイ1014の各々は、‘302特許に記載されている中空繊維膜アレイに類似する。少なくとも1つの第1のコンタクタパネル1004及び少なくとも1つの第2のコンタクタパネル1006は、第1のパネル軸1008と第2のパネル軸1010との間に第2の傾斜角「A2」が画定されるように配置されている。第2の傾斜角「A2」は、ゼロ度よりも大きく180度よりも小さい。いくつかの実施形態では、第2の傾斜角「A2」は2度~175度である。
図示した例では、コンタクタシステム1000は、いくつかの第1のコンタクタパネル1004を含み、各第1のコンタクタパネル1004が第1のパネル軸1008を画定するようになっている。いくつかの第1のコンタクタパネル1004は、互いに実質的に平行である。更に、コンタクタシステム1000は、いくつかの第2のコンタクタパネル1006を含み、各第2のコンタクタパネル1006が第2のパネル軸1010を画定するようになっている。いくつかの第2のコンタクタパネル1006は、互いに実質的に平行である。更に、各第1のコンタクタパネル1004は、対応する第2のコンタクタパネル1006に隣接して配置され、第2の傾斜角「A2」がそれらの間に画定されるようになっている。より具体的には、コンタクタパネル配置1002は、V字形状に配置されたコンタクタパネル1004、1006を含み、各第1のコンタクタパネル1004が隣接する第2のコンタクタパネル1006に対して角度をつけて配置されるようになっている。
第1のコンタクタパネル1004及び第2のコンタクタパネル1006の各々は、第1の流体を導入及び排出できるようにする、それぞれ第1のポート1016、1018、及び、第2のポート(図示せず)を更に含む。第1のポート1016、1018及び第2のポートは、流体導管(図示せず)を介して図1のタンク102に類似したタンク(図示せず)と流体連通していてもよい。本明細書に記載の第1のコンタクタパネル1004及び第2のコンタクタパネル1006の配置によって、第2の流体と第1の膜アレイ1012及び第2の膜アレイ1014との間の表面接触面積を増加させることによって、コンタクタシステム1000の有効性を改善し得る。
図11、図12、及び図13は、本開示の様々な実施形態を示す。図11に示すように、コンタクタ媒体1102が示されている。コンタクタ媒体1102は、図1及び図2のコンタクタモジュール106に関連していてもよい。コンタクタ媒体1102は、図3Aに関連して説明した連続した膜アレイ135に類似する連続した膜アレイ1104を含む。連続した膜アレイ1104は、いくつかの第1の膜アレイ1106及びいくつかの第2の膜アレイ1108を含む。第1の膜アレイ1106及び第2の膜アレイ1108の材料は、図3A~図7Bに関連して説明した第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148の材料に類似する。図示するように、各第1の膜アレイ1106は、隣接して配置された第2の膜アレイ1108に接合部1110で接続されている。
更に、第1の膜アレイ1106は第1の軸1112を画定し、第2の膜アレイ1108は第2の軸1114を画定する。図示した例では、第1の軸1112と第2の軸1114との間に第3の傾斜角「A3」が画定される。第3の傾斜角「A3」は、ゼロ度よりも大きく180度よりも小さい。いくつかの実施形態では、第3の傾斜角「A3」は2度~175度である。図示するように、各第1の膜アレイ1106と隣接して配置された第2の膜アレイ1108とは、それらの間に空間1116が画定されるように、接合部1110の反対側の端部で収束する。ただし、図示するように、第1の膜アレイ1106と第2の膜アレイ1108との各セットは実質的に「しずく」形状になって、第1の膜アレイ1106と第2の膜アレイ1108との間に画定される空間1116は最小限となる。
ここで図12を参照すると、コンタクタ媒体1202が図示されている。コンタクタ媒体1202は、図1及び図2のコンタクタモジュール106に関連していてもよい。コンタクタ媒体1202は、図3Aに関連して説明した連続した膜アレイ135に類似する連続した膜アレイ1204を含む。連続した膜アレイ1204は、いくつかの第1の膜アレイ1206及びいくつかの第2の膜アレイ1208を含む。第1の膜アレイ1206及び第2の膜アレイ1208の材料は、図3A~図7Bに関連して説明した第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148の材料に類似する。図示するように、各第1の膜アレイ1206は、隣接して配置された第2の膜アレイ1208に接合部1210で接続されている。
更に、第1の膜アレイ1206は第1の軸1212を画定し、第2の膜アレイ1208は第2の軸1214を画定する。図示した例では、第1の軸1212と第2の軸1214との間に第3の傾斜角「A3」が画定される。第3の傾斜角「A3」は、ゼロ度よりも大きく180度よりも小さい。いくつかの実施形態では、第3の傾斜角「A3」は2度~175度である。図示するように、各第1の膜アレイ1206と隣接して配置された第2の膜アレイ1208とは、それらの間に空間1216が画定されるように、接合部1210の反対側の端部で収束する。留意すべき点として、空間1216は、第1の膜アレイ1106と第2の膜アレイ1108(図11を参照)との間に画定された空間1116(図11を参照)よりも大きい。更に、留意すべき点として、連続した膜アレイ1204は、第1の軸1212と第2の軸1214との間に画定される第3の傾斜角「A3」が、第1の膜アレイ1106の第1の軸1112(図11を参照)と第2の膜アレイ1108の第2の軸1114(図11を参照)との間に画定される第3の傾斜角「A3」よりも小さくなるように設計されている。
図13は、コンタクタ媒体1302の更に別の設計を示す。コンタクタ媒体1302は、図1及び図2のコンタクタモジュール106に関連していてもよい。この実施形態では、コンタクタ媒体1302は、図3Aに関連して説明した連続した膜アレイ135に類似する連続した膜アレイ1304を含む。連続した膜アレイ1304は、いくつかの第1の膜アレイ1306及びいくつかの第2の膜アレイ1308を含む。第1の膜アレイ1306及び第2の膜アレイ1308の材料は、図3A~図7Bに関連して説明した第1の膜アレイ132及び第2の膜アレイ148の材料に類似する。図示するように、各第1の膜アレイ1306は、隣接して配置された第2の膜アレイ1308に接合部1310で接続されている。図示した例では、第1の膜アレイ1306は、第2の膜アレイ1308に実質的に平行である。図示するように、第1の膜アレイ1306は第1の軸1312を画定し、第2の膜アレイ1308は第1の軸1312に実質的に平行な第2の軸1314を画定する。
蒸発冷却システムで使用されるとき、本明細書に記載のコンタクタパネル106、906及びコンタクタパネル配置1002では、高い水蒸気効率に起因して、動作に必要とされ得る水の量が低減される。更に、本明細書に記載のコンタクタパネル106、906は、コンタクタシステムの設計の修正を最小限にしながら既存のコンタクタシステムに後付けすることもできる。更に、コンタクタパネル106、906及びコンタクタパネル配置1002は、加湿又は除湿などの異なる適用例に互換的に使用することもできる。留意すべき点として、本明細書に記載のコンタクタシステム100、900に関連するコンタクタパネル106、906、及びコンタクタシステム1000に関連するコンタクタパネル配置1002は、データセンターなどの大規模な適用例に使用することもできる。例えば、コンタクタパネル106、906及びコンタクタパネル配置1002は、データセンター、電子デバイスが設置された他の空間、商業適用例などのための蒸発冷却システムに関連してもよい。更に、コンタクタパネル106、906及びコンタクタパネル配置1002は、本開示の範囲を限定することなく、加熱、冷却、加湿、及び/又は除湿のための様々な適用例に使用することもできる。更に、コンタクタパネル106、906及びコンタクタパネル配置1002は、コンパクトな設置面積で改善された冷却性能を提供することもできる。
本発明の様々な実施形態を記載してきた。これらの実施形態及び他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内にある。

Claims (98)

  1. コンタクタパネルのためのコンタクタモジュールであって、前記コンタクタモジュールが、
    フレーム部材と、
    前記フレーム部材に結合されたコンタクタ媒体と、を備え、前記コンタクタ媒体が第1の側部及び第2の側部を画定し、前記コンタクタ媒体が、
    第1の繊維軸に沿って延びる複数の第1の中空繊維を含む少なくとも1つの第1の膜アレイであって、前記第1の繊維軸に概ね垂直な、かつ前記少なくとも1つの第1の膜アレイに沿って延びる第1の軸を画定する、少なくとも1つの第1の膜アレイと、
    第2の繊維軸に沿って延びる複数の第2の中空繊維を含む少なくとも1つの第2の膜アレイであって、前記第2の繊維軸に概ね垂直な、かつ前記少なくとも1つの第2の膜アレイに沿って延びる第2の軸を画定する、少なくとも1つの第2の膜アレイと、を含み、
    前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイが、前記少なくとも1つの第1の膜アレイの前記第1の軸と前記少なくとも1つの第2の膜アレイの前記第2の軸との間に第1の傾斜角が画定されるように配置され、前記第1の傾斜角がゼロ度よりも大きく180度より小さい、
    コンタクタモジュール。
  2. 前記コンタクタ媒体が、複数の第1の膜アレイ及び複数の第2の膜アレイを含む、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  3. 前記コンタクタ媒体が、交互に配置された第1の膜アレイ及び第2の膜アレイを含む、請求項2に記載のコンタクタモジュール。
  4. 前記複数の第1の膜アレイが互いに実質的に平行である、請求項2に記載のコンタクタモジュール。
  5. 前記複数の第2の膜アレイが互いに実質的に平行である、請求項2に記載のコンタクタモジュール。
  6. 前記コンタクタ媒体が、前記複数の第1の膜アレイ及び前記複数の第2の膜アレイを画定する連続した膜アレイである、請求項2に記載のコンタクタモジュール。
  7. 前記コンタクタ媒体が、互いに隣接して配置された少なくとも2つの連続した膜アレイを含む、請求項6に記載のコンタクタモジュール。
  8. 前記コンタクタ媒体の前記第1の側部に近接して配置された構造支持のための複数の第1の手段と、前記コンタクタ媒体の前記第2の側部に近接して配置された構造支持のための複数の第2の手段と、を更に備える、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  9. 前記コンタクタ媒体が、構造支持のための前記第1の手段及び構造支持のための前記第2の手段の各々の周りで巻かれているか、折り畳まれているか、ひだ状にされているかのうち少なくとも1つである、請求項8に記載のコンタクタモジュール。
  10. 構造支持のための前記第1の手段及び構造支持のための前記第2の手段の各々が、バー部材及び張力部材のうち少なくとも1つを含む、請求項8に記載のコンタクタモジュール。
  11. 前記コンタクタ媒体に隣接して配置された少なくとも1つのセパレータ構造体を更に備える、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  12. 前記少なくとも1つのセパレータ構造体の形状が、前記コンタクタ媒体の形状に類似する、請求項11に記載のコンタクタモジュール。
  13. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第1の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイに接続されており、前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第2の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイから離間している、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  14. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第2の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイに接続されており、前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第1の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイから離間している、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  15. 各第1の中空繊維が第1の管腔を画定し、各第2の中空繊維が第2の管腔を画定し、第1の流体が、各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び各第2の中空繊維の前記第2の管腔を通って流れるようになっている、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  16. 前記第1の流体が液体及びガスのうち少なくとも1つである、請求項15に記載のコンタクタモジュール。
  17. 請求項15に記載のコンタクタモジュールを含むコンタクタパネルであって、前記コンタクタパネルが、
    各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び各第2の中空繊維の前記第2の管腔と流体連通する第1のヘッダであって、前記第1のヘッダ内に前記第1の流体を導入できるようにする少なくとも1つの第1のポートを含む第1のヘッダと、
    各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び各第2の中空繊維の前記第2の管腔と流体連通する第2のヘッダであって、前記第2のヘッダから前記第1の流体を排出できるようにする少なくとも1つの第2のポートを含む第2のヘッダと、を含む、
    コンタクタパネル。
  18. 第1のパネル軸を画定する少なくとも1つの第1のコンタクタパネル及び第2のパネル軸を画定する少なくとも1つの第2のコンタクタパネルを更に備え、前記少なくとも1つの第1のコンタクタパネルが第1の膜アレイを含み、前記少なくとも1つの第2のコンタクタパネルが第2の膜アレイを含み、
    前記少なくとも1つの第1のコンタクタパネル及び前記少なくとも1つの第2のコンタクタパネルが、前記第1のパネル軸と前記第2のパネル軸との間に第2の傾斜角が画定されるように配置され、前記第2の傾斜角がゼロ度よりも大きく180度よりも小さい、
    請求項17に記載のコンタクタパネル。
  19. タンクが前記第1のヘッダと流体連通しており、前記第1のヘッダが前記タンクから前記第1の流体を受け入れるようになっている、請求項17に記載のコンタクタモジュール。
  20. 前記タンクが前記第2のヘッダと流体連通しており、前記第2のヘッダが前記第1の流体を前記タンクへ向けて方向付けるようになっている、請求項19に記載のコンタクタモジュール。
  21. 各第1の中空繊維が第1の外面を画定し、各第2の中空繊維が第2の外面を画定し、第2の流体が、各第1の中空繊維の前記第1の外面と各第2の中空繊維の前記第2の外面とに接触するようになっている、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  22. 前記第2の流体が液体及びガスのうち少なくとも1つである、請求項21に記載のコンタクタモジュール。
  23. ブロワーアセンブリが、各第1の中空繊維の前記第1の外面及び各第2の中空繊維の前記第2の外面へ向けて前記第2の流体を方向付けるようになっている、請求項21に記載のコンタクタモジュール。
  24. ダクトが前記コンタクタモジュールを受け入れるようになっており、前記ダクトが長手方向軸を画定している、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  25. 各第1の中空繊維の前記第1の繊維軸及び各第2の中空繊維の前記第2の繊維軸が、前記ダクトによって画定された前記長手方向軸に対して実質的に垂直である、請求項24に記載のコンタクタモジュール。
  26. 各第1の中空繊維の前記第1の繊維軸及び各第2の中空繊維の前記第2の繊維軸が、前記ダクトによって画定された前記長手方向軸に実質的に平行である、請求項24に記載のコンタクタモジュール。
  27. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイの各々が、微多孔質で疎水性の中空繊維膜アレイである、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  28. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイの各々が、少なくとも1つの膜層を含み、前記少なくとも1つの膜層が複数の中空繊維を含む、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  29. 前記複数の中空繊維が前記コンタクタ媒体を形成するように編まれている、請求項28に記載のコンタクタモジュール。
  30. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイの各々が、互いに隣接して配置された複数の膜層を含む、請求項28に記載のコンタクタモジュール。
  31. 前記第1の傾斜角が2度~175度である、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  32. 前記コンタクタ媒体が蒸発冷却媒体として使用される、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  33. 前記コンタクタ媒体が除湿媒体として使用される、請求項1に記載のコンタクタモジュール。
  34. コンタクタシステムに関連するコンタクタパネルであって、前記コンタクタパネルが、
    第1のヘッダであって、前記第1のヘッダ内に第1の流体を導入できるようにする少なくとも1つの第1のポートを含む第1のヘッダと、
    第2のヘッダであって、前記第2のヘッダから前記第1の流体を排出できるようにする少なくとも1つの第2のポートを含む第2のヘッダと、
    前記第1のヘッダと前記第2のヘッダとの間に延びるコンタクタモジュールと、を備え、前記コンタクタモジュールが、
    フレーム部材と、
    前記フレーム部材に結合されたコンタクタ媒体と、を含み、前記コンタクタ媒体が第1の側部及び第2の側部を画定し、前記コンタクタ媒体が、
    第1の繊維軸に沿って延びる複数の第1の中空繊維を含む少なくとも1つの第1の膜アレイであって、前記第1の繊維軸に概ね垂直な、かつ前記少なくとも1つの第1の膜アレイに沿って延びる第1の軸を画定する、少なくとも1つの第1の膜アレイと、
    第2の繊維軸に沿って延びる複数の第2の中空繊維を含む少なくとも1つの第2の膜アレイであって、前記第2の繊維軸に概ね垂直な、かつ前記少なくとも1つの第2の膜アレイに沿って延びる第2の軸を画定する、少なくとも1つの第2の膜アレイと、を含み、
    前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイが、前記少なくとも1つの第1の膜アレイの前記第1の軸と前記少なくとも1つの第2の膜アレイの前記第2の軸との間に第1の傾斜角が画定されるように配置され、前記第1の傾斜角がゼロ度よりも大きく180度よりも小さい、
    コンタクタパネル。
  35. 前記コンタクタ媒体が、複数の第1の膜アレイ及び複数の第2の膜アレイを含む、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  36. 前記コンタクタ媒体が、交互に配置された第1の膜アレイ及び第2の膜アレイを含む、請求項35に記載のコンタクタパネル。
  37. 前記複数の第1の膜アレイが互いに実質的に平行である、請求項35に記載のコンタクタパネル。
  38. 前記複数の第2の膜アレイが互いに実質的に平行である、請求項35に記載のコンタクタパネル。
  39. 前記コンタクタ媒体が、前記複数の第1の膜アレイ及び前記複数の第2の膜アレイを画定する連続した膜アレイである、請求項35に記載のコンタクタパネル。
  40. 前記コンタクタ媒体が、互いに隣接して配置された少なくとも2つの連続した膜アレイを含む、請求項39に記載のコンタクタパネル。
  41. 前記コンタクタモジュールが、前記コンタクタ媒体の前記第1の側部に近接して配置された構造支持のための複数の第1の手段と、前記コンタクタ媒体の前記第2の側部に近接して配置された構造支持のための複数の第2の手段と、を含む、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  42. 前記コンタクタ媒体が、構造支持のための前記第1の手段及び構造支持のための前記第2の手段の各々の周りで巻かれているか、折り畳まれているか、ひだ状にされているかのうち少なくとも1つである、請求項41に記載のコンタクタパネル。
  43. 構造支持のための前記第1の手段及び構造支持のための前記第2の手段の各々が、バー部材及び張力部材のうち少なくとも1つを含む、請求項41に記載のコンタクタモジュール。
  44. 前記コンタクタ媒体に隣接して配置された少なくとも1つのセパレータ構造体を更に備える、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  45. 前記少なくとも1つのセパレータ構造体の形状が、前記コンタクタ媒体の形状に類似する、請求項44に記載のコンタクタパネル。
  46. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第1の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイに接続されており、前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第2の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイから離間している、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  47. 前前記少なくとも1つの第1の膜アレイが記コンタクタ媒体の前記第2の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイに接続されており、前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第1の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイから離間している、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  48. 前記第1の流体が液体及びガスのうち少なくとも1つである、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  49. 各第1の中空繊維が第1の管腔を画定し、各第2の中空繊維が第2の管腔を画定し、前記第1の流体が、各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び各第2の中空繊維の前記第2の管腔を通って流れるようになっている、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  50. 前記第1のヘッダが、各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び各第2の中空繊維の前記第2の管腔に向けて前記第1の流体を方向付ける、各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び前記第2の中空繊維の前記第2の管腔と流体連通している、請求項49に記載のコンタクタパネル。
  51. 前記第2のヘッダが、各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び各第2の中空繊維の前記第2の管腔から排出される前記第1の流体を受け入れるために、各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び各第2の中空繊維の前記第2の管腔と流体連通している、請求項49に記載のコンタクタパネル。
  52. タンクが前記第1のヘッダと流体連通しており、前記第1のヘッダが前記タンクから前記第1の流体を受け入れるようになっている、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  53. 前記タンクが前記第2のヘッダと流体連通しており、前記第2のヘッダが前記第1の流体を前記タンクへ向けて方向付けるようになっている、請求項52に記載のコンタクタパネル。
  54. 各第1の中空繊維が第1の外面を画定し、各第2の中空繊維が第2の外面を画定し、第2の流体が、各第1の中空繊維の前記第1の外面と各第2の中空繊維の前記第2の外面とに接触するようになっている、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  55. 前記第2の流体が液体及びガスのうち少なくとも1つである、請求項54に記載のコンタクタパネル。
  56. ブロワーアセンブリが、各第1の中空繊維の前記第1の外面及び各第2の中空繊維の前記第2の外面へ向けて前記第2の流体を方向付けるようになっている、請求項54に記載のコンタクタパネル。
  57. ダクトが前記コンタクタパネルを受け入れるようになっており、前記ダクトが長手方向軸を画定している、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  58. 各第1の中空繊維の前記第1の繊維軸及び各第2の中空繊維の前記第2の繊維軸が、前記ダクトによって画定された前記長手方向軸に対して実質的に垂直である、請求項57に記載のコンタクタパネル。
  59. 各第1の中空繊維の前記第1の繊維軸及び各第2の中空繊維の前記第2の繊維軸が、前記ダクトによって画定された前記長手方向軸に実質的に平行である、請求項57に記載のコンタクタパネル。
  60. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイの各々が、微多孔質で疎水性の中空繊維膜アレイである、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  61. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイの各々が、少なくとも1つの膜層を含み、前記少なくとも1つの膜層が複数の中空繊維を含む、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  62. 前記複数の中空繊維が前記コンタクタ媒体を形成するように編まれている、請求項61に記載のコンタクタパネル。
  63. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイの各々が、互いに隣接して配置された複数の膜層を含む、請求項61に記載のコンタクタパネル。
  64. 前記第1の傾斜角が2度~175度である、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  65. 前記コンタクタ媒体が蒸発冷却媒体として使用される、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  66. 前記コンタクタ媒体が除湿媒体として使用される、請求項34に記載のコンタクタパネル。
  67. 第1のパネル軸を画定する少なくとも1つの第1のコンタクタパネル及び第2のパネル軸を画定する少なくとも1つの第2のコンタクタパネルを更に備え、前記少なくとも1つの第1のコンタクタパネルが第1の膜アレイを含み、前記少なくとも1つの第2のコンタクタパネルが第2の膜アレイを含み、
    前記少なくとも1つの第1のコンタクタパネル及び前記少なくとも1つの第2のコンタクタパネルが、前記第1のパネル軸と前記第2のパネル軸との間に第2の傾斜角が画定されるように配置され、前記第2の傾斜角がゼロ度よりも大きく180度よりも小さい、
    請求項34に記載のコンタクタパネルを含むコンタクタシステム。
  68. コンタクタパネルのためのコンタクタモジュールであって、前記コンタクタモジュールが、
    フレーム部材と、
    前記フレーム部材に結合されたコンタクタ媒体とを備え、前記コンタクタ媒体が第1の側部及び第2の側部を画定し、前記コンタクタ媒体が、
    第1の繊維軸に沿って延びる複数の第1の中空繊維を含む少なくとも1つの第1の膜アレイであって、前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記第1の繊維軸に概ね垂直な、かつ前記少なくとも1つの第1の膜アレイに沿って延びる第1の軸を画定し、各第1の中空繊維が、第1の流体を受け入れるようになっている第1の管腔、及び第2の流体に接触するようになっている第1の外面を画定する、少なくとも1つの第1の膜アレイと、
    第2の繊維軸に沿って延びる複数の第2の中空繊維を含む少なくとも1つの第2の膜アレイであって、前記少なくとも1つの第2の膜アレイが前記第2の繊維軸に概ね垂直な、かつ前記少なくとも1つの第2の膜アレイに沿って延びる第2の軸を画定し、各第2の中空繊維が、前記第1の流体を受け入れるようになっている第2の管腔、及び前記第2の流体に接触するようになっている第2の外面を画定する、少なくとも1つの第2の膜アレイと、を含み、
    前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイが、前記少なくとも1つの第1の膜アレイの前記第1の軸と前記少なくとも1つの第2の膜アレイの前記第2の軸との間に第1の傾斜角が画定されるように配置され、前記第1の傾斜角がゼロ度よりも大きく180度よりも小さい、
    コンタクタモジュール。
  69. 前記コンタクタ媒体が、複数の第1の膜アレイ及び複数の第2の膜アレイを含む、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  70. 前記コンタクタ媒体が、交互に配置された第1の膜アレイ及び第2の膜アレイを含む、請求項69に記載のコンタクタモジュール。
  71. 前記複数の第1の膜アレイが互いに実質的に平行である、請求項69に記載のコンタクタモジュール。
  72. 前記複数の第2の膜アレイが互いに実質的に平行である、請求項69に記載のコンタクタモジュール。
  73. 前記コンタクタ媒体が、前記複数の第1の膜アレイ及び前記複数の第2の膜アレイを画定する連続した膜アレイである、請求項69に記載のコンタクタモジュール。
  74. 前記コンタクタ媒体が、互いに隣接して配置された少なくとも2つの連続した膜アレイを含む、請求項73に記載のコンタクタモジュール。
  75. 前記コンタクタ媒体の前記第1の側部に近接して配置された構造支持のための複数の第1の手段と、前記コンタクタ媒体の前記第2の側部に近接して配置された構造支持のための複数の第2の手段と、を更に備える、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  76. 前記コンタクタ媒体が、構造支持のための前記第1の手段及び構造支持のための前記第2の手段の各々の周りで巻かれているか、折り畳まれているか、ひだ状にされているかのうち少なくとも1つである、請求項75に記載のコンタクタモジュール。
  77. 構造支持のための前記第1の手段及び構造支持のための前記第2の手段の各々が、バー部材及び張力部材のうち少なくとも1つを含む、請求項75に記載のコンタクタモジュール。
  78. 前記コンタクタ媒体に隣接して配置された少なくとも1つのセパレータ構造体を更に備える、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  79. 前記少なくとも1つのセパレータ構造体の形状が、前記コンタクタ媒体の形状に類似する、請求項78に記載のコンタクタモジュール。
  80. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第1の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイに接続されており、前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第2の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイから離間している、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  81. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第2の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイに接続されており、前記少なくとも1つの第1の膜アレイが前記コンタクタ媒体の前記第1の側部に近接した前記少なくとも1つの第2の膜アレイから離間している、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  82. 前記第1の流体が液体及びガスのうち少なくとも1つである、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  83. 前記第2の流体が液体及びガスのうち少なくとも1つである、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  84. ブロワーアセンブリが、各第1の中空繊維の前記第1の外面及び各第2の中空繊維の前記第2の外面へ向けて前記第2の流体を方向付けるようになっている、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  85. 請求項68に記載のコンタクタモジュールを含むコンタクタパネルであって、前記コンタクタパネルが、
    各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び各第2の中空繊維の前記第1の管腔と流体連通する第1のヘッダであって、前記第1のヘッダ内に前記第1の流体を導入できるようにする少なくとも1つの第1のポートを含む第1のヘッダと、
    各第1の中空繊維の前記第1の管腔及び各第2の中空繊維の前記第2の管腔と流体連通する第2のヘッダであって、前記第2のヘッダから前記第1の流体を排出できるようにする少なくとも1つの第2のポートを含む第2のヘッダと、を含む、
    コンタクタパネル。
  86. 第1のパネル軸を画定する少なくとも1つの第1のコンタクタパネル及び第2のパネル軸を画定する少なくとも1つの第2のコンタクタパネルを更に備え、前記少なくとも1つの第1のコンタクタパネルが第1の膜アレイを含み、前記少なくとも1つの第2のコンタクタパネルが第2の膜アレイを含み、
    前記少なくとも1つの第1のコンタクタパネル及び前記少なくとも1つの第2のコンタクタパネルが、前記第1のパネル軸と前記第2のパネル軸との間に第2の傾斜角が画定されるように配置され、前記第2の傾斜角がゼロ度よりも大きく180度よりも小さい、
    請求項85に記載のコンタクタパネル。
  87. タンクが前記第1のヘッダと流体連通しており、前記第1のヘッダが前記タンクから前記第1の流体を受け入れるようになっている、請求項85に記載のコンタクタモジュール。
  88. 前記タンクが前記第2のヘッダと流体連通しており、前記第2のヘッダが前記第1の流体を前記タンクへ向けて方向付けるようになっている、請求項85に記載のコンタクタモジュール。
  89. ダクトが前記コンタクタモジュールを受け入れるようになっており、前記ダクトが長手方向軸を画定している、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  90. 各第1の中空繊維の前記第1の繊維軸及び各第2の中空繊維の前記第2の繊維軸が、前記ダクトによって画定された前記長手方向軸に対して実質的に垂直である、請求項89に記載のコンタクタモジュール。
  91. 各第1の中空繊維の前記第1の繊維軸及び各第2の中空繊維の前記第2の繊維軸が、前記ダクトによって画定された前記長手方向軸に実質的に平行である、請求項89に記載のコンタクタモジュール。
  92. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイの各々が、微多孔質で疎水性の中空繊維膜アレイである、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  93. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイの各々が、少なくとも1つの膜層を含み、前記少なくとも1つの膜層が複数の中空繊維を含む、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  94. 前記複数の中空繊維が前記コンタクタ媒体を形成するように編まれている、請求項93に記載のコンタクタモジュール。
  95. 前記少なくとも1つの第1の膜アレイ及び前記少なくとも1つの第2の膜アレイの各々が、互いに隣接して配置された複数の膜層を含む、請求項93に記載のコンタクタモジュール。
  96. 前記第1の傾斜角が2度~175度である、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  97. 前記コンタクタ媒体が蒸発冷却媒体として使用される、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
  98. 前記コンタクタ媒体が除湿媒体として使用される、請求項68に記載のコンタクタモジュール。
JP2022577449A 2020-06-19 2021-05-19 コンタクタモジュール及びコンタクタモジュールを含むコンタクタパネル Pending JP2023531419A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063041417P 2020-06-19 2020-06-19
US63/041,417 2020-06-19
PCT/IB2021/054327 WO2021255546A1 (en) 2020-06-19 2021-05-19 Contactor module and contactor panel including contactor module

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023531419A true JP2023531419A (ja) 2023-07-24

Family

ID=79268581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022577449A Pending JP2023531419A (ja) 2020-06-19 2021-05-19 コンタクタモジュール及びコンタクタモジュールを含むコンタクタパネル

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20230182081A1 (ja)
EP (1) EP4168161A1 (ja)
JP (1) JP2023531419A (ja)
CN (1) CN115702036A (ja)
WO (1) WO2021255546A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7323033B2 (en) * 2004-04-30 2008-01-29 Lucent Technologies Inc. Nanostructured surfaces having variable permeability
AU2007353014B2 (en) * 2007-05-14 2011-06-23 Mitsubishi Chemical Corporation Membrane filter unit
WO2009072568A1 (ja) * 2007-12-06 2009-06-11 Nitto Denko Corporation エアフィルタ
CN106040003A (zh) * 2011-06-03 2016-10-26 3M创新有限公司 平板接触器和方法
DE102011107980B4 (de) * 2011-07-18 2017-11-02 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Filtermodul, Verfahren zur Herstellung eines Hohlfasermembranbündels, Disposable und Blutbehandlungsvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
CN115702036A (zh) 2023-02-14
US20230182081A1 (en) 2023-06-15
EP4168161A1 (en) 2023-04-26
WO2021255546A1 (en) 2021-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5602429B2 (ja) 高効率の熱交換器および除湿器
EP2795225B1 (en) Counter-flow energy recovery ventilator (erv) core
JP5294191B2 (ja) 湿式デシカント空調機
US20130340449A1 (en) Indirect evaporative cooler using membrane-contained liquid desiccant for dehumidification and flocked surfaces to provide coolant flow
KR101673667B1 (ko) 연료전지용 막 가습기의 중공사막 밀집도 분배 장치
JP4330843B2 (ja) 気液接触装置
CN110173785B (zh) 用于空气调节设备的加湿滤芯和空气调节设备
WO2003001122A1 (fr) Procede et appareil d'epuration de l'air
US20030164326A1 (en) Absorbent filter material matrices and their arrangements in filter cartridge
CN102022867A (zh) 一种用于热回收的壳管式冷凝器
WO2009029976A1 (en) A heat exchanger
JP2023531419A (ja) コンタクタモジュール及びコンタクタモジュールを含むコンタクタパネル
CA3203033A1 (en) Tubular membrane heat exchanger
US20230338899A1 (en) Contactor system and method of operating contactor system
RU2555103C2 (ru) Способ изготовления множества каналов для использования в устройстве теплообмена между потоками текучей среды
US20170205090A1 (en) Air-conditioner module and use thereof
CN110749014B (zh) 用于空气调节设备的加湿膜及制备方法、空气调节设备
CN104548779B (zh) 一种高效低阻空气过滤芯盒
KR20170056211A (ko) 에너지절약형 제습분리막 모듈
US9308491B2 (en) Membrane contactor for dehumidification systems
WO2023037287A1 (en) Cylindrical and diamond-shaped evaporative coolers using hollow fibers
CN215863833U (zh) 湿膜和加湿装置
KR102415424B1 (ko) 액체 제습제의 선택적 여과를 위한 멤브레인 제습 모듈 및 이의 제어방법
RU76428U1 (ru) Кондиционер и трубчато-пластинчатый увлажнитель для него
US20230184495A1 (en) Tubular membrane mass exchanger