JP2023531367A - 接地接触子及び電流を放散する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、特に車両、鉄道車両等の機械のロータ部(11)から機械の固定ステータ部(12)に電流を伝導するための接地接触子(10)に関し、ロータ部は軸又はシャフト(27)を有し、接地接触子(10)は保持装置(13)及び接触要素(14)を備え、保持装置は、機械の固定ステータ部に導電的に接続され、接触要素は、可撓性の導体(15)として実現され、導体は、ロータ部の周囲(28)上に配置された自由端(34)と、保持装置上に配置された固定端(33)とを有し、導体は、摺動接触子を形成するために設けられた導体の摺動接触面と周囲上の接触面との間の導電性摺動接触を確立するための接触面(29)に接触力を加えることができるように本質的に安定しているロータ部である。導体は、自由端と固定端との間に、自由端がロータ部に接地接触子を配置するときにロータ部の回転軸(30)の方向に延びるように湾曲するように折り曲げ可能に形成される。

Description

本発明は、接地接触子と、機械(特に車両、鉄道車両等)のロータ部から、機械の固定ステータ部に電流を伝導するための方法とに関し、ロータ部は、軸又はシャフトを有し、接地接触子は、保持装置及び接触要素を備え、保持装置は、機械の固定ステータ部に導電的に接続されることができ、接触要素は、可撓性の導体として実現され、導体は、ロータ部の周囲上に配置された自由端と、保持装置上に配置された固定端とを有し、導体は、摺動接触を形成するために設けられた導体の摺動接触面とロータ部の周囲上の接触面との間の導電性摺動接触を確立するための接触面に接触力が印加され得るように、本質的に安定である。
特許文献1は、シャフトから静電荷を伝導するための導体装置を開示しており、この導体装置では、複数のフィラメントからなる炭素繊維配列が、シャフトと同軸に配置された環状ホルダ上に配置されている。シャフトとの物理的接触を形成するために、個々のフィラメントのシャフト接触部分は、通常、シャフト周囲に向いて配向される。したがって、フィラメントとシャフト周囲との間の物理的接触は、フィラメントの軸方向端部においてのみ生じる。フィラメントのシャフト周囲に対する垂直配向により、フィラメントの傾斜は、シャフトの回転方向に依存して回転方向に生じる。特に、シャフトの回転方向が変化すると、フィラメントは反対方向に傾斜する。これは、フィラメントが破断する可能性をもたらし、炭素繊維アセンブリが、しばしば方向の変化の結果としてほつれてしまう。この場合、シャフトの電気接触は、もはや所望の方法で保証されない。
別の接地接触子は、特許文献2から公知である。この接地接触子により、車両の軸周囲に対して接線方向に当接する導体が、環状ホルダに固定される。これらの導体は、炭素繊維からなり、それぞれの端部で環状ホルダに固定される。この場合の欠点は、この種の接地接触子の製造が、環状ホルダ上の炭素繊維の位置及び固定のために特に煩雑であることである。さらに、導体の位置は、所望の接触力がシャフトの周囲上に及ぼされ得るように、軸又はシャフトに対してシャフトの対応する直径と正確に調整されなければならない。さらに、シャフトの軸方向端部にクランプされた導体と共に環状ホルダをセンタリングし、導体間に形成されたプレストレス及び/又は導体を損傷することなく接触力を用いて環状ホルダ及び導体をシャフトの周囲上に摺動させるために、取付補助が必要とされるので、この接地接触子を取り付けることは煩雑である。
米国特許出願公開第7,193,836号明細書 独国特許出願公開第10 2015 206 520号明細書
したがって、本発明の目的は、単純な手段を使用して、軸又はシャフトを有し、回転方向とは無関係に安全な接触を可能にする、機械のロータ部から電流を伝導するための接地接触子及び方法を提案することである。
この目的は、請求項1の特徴を有する接地接触子、請求項18の特徴を有する機械、及び請求項19の特徴を有する方法によって達成される。
特に車両、鉄道車両等の機械のロータ部から機械の固定ステータ部に電流を伝導するための本発明による接地接触子であって、軸又はシャフトを有するロータ部は、保持装置と接触要素とを備え、保持装置は、機械の固定ステータ部に導電的に接続されることができ、接触要素は、可撓性の導体として実現され、導体は、ロータ部の周囲上に配置された自由端と、保持装置上に配置された固定端とを有し、導体は、摺動接触を形成するために設けられた導体の摺動接触面とロータ部の周囲上の接触面との間の導電性摺動接触を確立するための接触面に接触力が印加されることができるように、本質的に安定である。導体は、接地接触子をロータ部に配置するときに、自由端がロータ部の回転軸に向かって延在するように、自由端と固定端との間で湾曲するように曲げ可能に形成される。
本発明によれば、接触要素は、機械のロータ部及び/又は軸又はシャフトの周囲と接触することができる可撓性の導体として形成される。この目的のために、ロータ部が軸であるかシャフトであるかは一般に重要ではない。周囲上では、軸又はシャフトは、導体がシャフトに当接することができる周囲接触領域を有する。導体は、固定端によって保持装置にしっかりと固定され、自由端は、周囲に当接する。導体は導電性であるため、静電荷を伝導することができるロータ部と、ステータ部との間に導電性の摺動接触を生じさせることができる。導体の弾性、ひいては固有の安定性は、導体をシャフトの周囲上にプレストレスすることを可能にし、したがって、シャフトに接触力を加えることを可能にする。さらに、導体は、導体の自由端がロータ部の回転軸の方向に延びるように保持装置に固定される。したがって、自由端は、回転軸の方向に傾斜しているか、又はそれに沿って正確に配向されている。一方向に弾性である導体の本質的に安定な形態は、導体が自由端を介して回転軸の方向に配向されることを防止することができる。したがって、回転方向に依存する導体の移動及び端部でのほつれを防止することができ、その結果、接地接触子の耐用年数が長くなる。それにもかかわらず、導体は、それ自体をシャフト及び/又はシャフトの周囲の接触面に成形することができ、それによって、確実な接触が達成される。接地接触子がシャフトに取り付けられる前に、導体は本質的に真っ直ぐであることができ、これは、接地接触子をロータ部及び/又はシャフト上に軸方向に摺動させるとき、又は接地接触子をロータ部及び/又はシャフト上に半径方向に組み立てるときに導体が変形することを意味する。導体は、例えば、自由端と固定端との間に半径を有するように湾曲するように曲げられ、それによって、接触力でプレストレスが生成される。これに関連して、導体は、このように導体を曲げるだけで、自由端がロータ部の回転軸方向に延びるように形成される。その結果、導体の形状は、導体の曲げのみが本質的に一方向に可能であるように形成される。したがって、導体の望ましくない変形を防止することができ、機械の軸又はシャフト及び/又はロータ部への接地接触子の取付が著しく単純化される。
導体の一部分の自由端は、回転軸に対して平行に配置することができる。導体の自由端は、導体の一部分が自由端から始まるロータ部の回転軸に対して部分的に平行に延びるように、ロータ部の回転軸方向に曲げることができる。したがって、接触面上の正確な支持部及び/又は摺動接触部を周囲に形成することができるだけでなく、導体の直線状又は部分的に長方形の摺動接触面の少なくとも1つの支持部を周囲の接触面に形成することができる。したがって、導電接続をより確実に形成することができる。
固定端は、ロータ部の回転軸に対して横方向に、好ましくは直交方向に延びるように、保持装置上に配置することができる。したがって、固定端は、回転軸に対して本質的に垂直に延びるが、例えば回転軸に対して鈍角で傾斜することもできる。自由端が回転軸の方向に延在する場合、自由端と固定端との間に実質的に90°の角度を形成することができる。それにもかかわらず、導体の湾曲した曲げ性が大きな公差補償を可能にするので、ロータ部の異なる円周及び直径のために接地接触子を使用することも可能になる。したがって、接地接触子、ロータ部の所定の直径に適合させる必要はなく、直径範囲内のロータ部に使用することもできる。したがって、接地接触子は、標準化された安価な方法で製造することができる。
導体は、少なくとも部分的に矩形断面を有するように形成することができる。この目的のために、矩形断面は、少なくとも、導体が回転軸方向にのみ曲げることができるように、湾曲して曲げることができる導体の領域に形成される。特に、矩形断面は、所定の方向に曲げることができるように導体を形成することを可能にする。しかしながら、一般に、導体の断面が、この曲げ性を保証する異なる形状を有することも考えられる。長方形断面の長手方向軸線及び/又は導体断面の中立曲げ線は、ロータ部の断面に対して交差しないように延在する。
好ましくは、導体は導体ストリップとして実現することができる。ストリップ状(帯状)の導体では、断面の高さと幅の比は、例えば1:10以上とすることができる。ストリップ状の導体は、保持装置に容易に固定することができ、設置スペースを少なくしてロータ部に配置することができる。
さらに、導体は、主に炭素から形成することができる。これにより、導体の腐食を防止することができる。同時に、導体の摩擦及び/又は乾燥潤滑は、ロータ部の周囲でほとんど生じず、これは、メンテナンスがもはや本質的に必要とされないことを意味する。
導体は、炭素繊維から作製することができる。炭素繊維は、構造化炭素繊維集合体、例えば、繊維編組として実現することができる。また、導体は、別法として、異なる導電性繊維から作製されることが意図され得る。さらに、導体は、炭素繊維及び金属繊維からなる繊維編組からなることが可能である。金属繊維は、アルミニウム、銅、銀、金又はこれらの金属の合金からなることができる。
導体は、フェルト又はフリースの層で作製することができる。織物不織布で作られた層は、導体ストリップを形成することができる。フェルト又はフリースは、導電性繊維、例えば炭素繊維からなることができる。フェルト又はフリースは、繊維の構造化されていない位置のために弾性である。さらに、このようにして形成された導体は、ロータ部の周囲の油又は汚れ粒子がフェルト又はフリースによって吸収され得るので、不純物に対して耐性がある。接触は、オイル又は汚れ粒子によってわずかに影響を受けるだけである。
導体は、さらに、積層構成の複数の層から形成することができる。複数の層によって、正確に規定された接触力を容易に生成することができる。例えば、同じ又は異なる幾何学的形状を有する層は、楕円ばね又は板ばねの様式で、重なり合うように配置することができ、これは、所望のばね特性曲線を有するばね束が形成されることを意味する。所望の接触力に応じて、接触圧力は、多数の層を介して、ロータ部の周囲に対して調整及び/又は変更することができる。
導体に熱分解炭素を浸透させると特に有利である。導体が繊維、例えば、特に炭素繊維でできている場合、熱分解炭素でできたコーティングは、導体の接触面を圧縮し、対応する繊維編組を支持するシースを形成するのに役立つことができる。熱分解炭素による浸透及び/又は繊維のコーティングは、特に繊維のコーティングの厚さによって影響を受け得る剛性を有する導体の所望の弾性特性を提供する。化学気相浸透(CVI)を用いた炭素繊維の被覆は、この方法が導体の表面被覆を提供するだけでなく、繊維編組の個々のフィラメント間に結合力が形成されることを確実にするので、特に有利であることが証明されている。これに関連して、繊維編組は、導体の長手方向に延在し、互いに本質的に平行に延在するフィラメントを有する一方向繊維ストランドから作製することができ、毛管現象は、繊維間隙によって形成され、毛管現象は、ロータ部の周囲から潤滑油又は液体を流すための毛管現象を利用することを可能にする。
保持装置は、固定環状体と、少なくとも1つの押圧要素とを有することができ、導体の固定端は、環状体と押圧要素との間で保持装置に圧入嵌合、フォームフィッティング、及び/又は物質対物質接着方式で接続することができる。保持装置は、少なくとも2つの構成要素からなり、したがって、特に容易かつ安価に製造することができる。この目的のために、押圧要素は、導体の固定端が環状体と押圧要素との間にクランプされるように実現することができる。これは、例えば、ねじ込み、プレス又はクランプによって行うことができる。代替的に又は追加的に、導体は、材料のペアリングに応じて、環状体に接着、はんだ付け、又は溶接することもできる。
一実施形態では、環状体は、円形であり、導体のための軸方向当接面を有するように形成することができ、押圧要素は、円形リングとして形成することができ、当接面に対してプレストレスをかけることができる。環状体は、少なくとも円板形状であってもよく、導体は、軸方向当接面に配置され、同様に円板形状であってもよい押圧要素を介して環状体に押圧されることができる。あるいは、環状体及び/又は押圧要素は、正方形の外側輪郭を有することができる。したがって、導体は、環状体と押圧要素との間にクランプされる。環状体と押圧要素との間の接続は、例えば、単純なネジ接続又は相互押し込みによって実現することができる。
当接面の内径は、外径に近似することができる。これにより、当接面の内径を利用して、ロータ部の中心に接地接触子を確実にすることができる。内径は、接地接触子の半径方向オフセット又は接地接触子の傾斜が、ロータ部の周囲上で接地接触子を摺動させるときに規定された許容範囲においてのみ可能であるので、接地接触子のための取付補助を形成する。
当接面及び/又は押圧要素は、クランプするため、及び/又は導体をフォームフィッティング式に固定するための少なくとも1つの隆起部を形成することができる。隆起部は、当接面上及び/又は押圧要素上の材料隆起であってもよい。例えば、環状体と押圧要素とを組み立てる際に、大きなクランプ力を及ぼし、導体をフォームフィッティング式に固定することができる当接面又は押圧要素の断面に対して、複数の隆起部又は溝を設けることができる。代替的に又は追加的に、隆起部が係合する導体に凹部を形成して、導体が当接面及び/又は押圧要素上で回転することを防止することができる。同時に、隆起部は、導体の規定されたクランプを確実にするために、当接面と押圧要素との間の正確な距離を形成するためのスペーサー要素として機能することができる。
環状体の外径は、半径方向ショルダによって形成することができ、外径は、内径と共に、ステータ部に圧入を成立させることができる。したがって、環状体の長手方向切断面はL字形とすることができ、半径方向及び第2の脚部は軸方向当接面を形成することができる。したがって、接地接触子は、例えばケーシング蓋に単純に圧入することができ、その結果、さらなる取付要素を必要とすることなく、ケーシング蓋と接地接触子との間に良好な電気接点が形成される。また、ロータ部には、ケーシング蓋と共に接地接触子を取り付けることも可能である。
一実施形態では、接地接触子は、半径方向に分割可能に接続可能であるように形成することができる。保持装置は、2つの半円からなることができ、これらの半円は、ロータ部の周囲に配置することができ、互いに接続することができ、対応して再び分割することができる。保持装置が環状体及び押圧要素から作られる場合、環状体及び押圧要素はそれぞれ分割可能に形成され得る。この場合、ロータ部の端部への摺動はもはや不要であり、その結果、接地接触子は、一方の端からアクセスできないシャフト部分又は軸部分にも使用することができる。
接地接触子は、少なくとも2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の導体を含むことができ、これらの導体は、回転軸に対して保持装置上に同軸に、好ましくは対称に配置することができる。導体は、ロータ部の円周方向に互いに等距離に離間することができ、好ましくは、全ての導体は、ロータ部の回転軸に直交して延在する共有シャフト接触面内に配置することができる。その場合、接地接触子が周囲に対して同軸に配置されることを常に保証することができる。また、接地接触子自体が中心にあるので、周囲上及びロータ部上に接地接触子を取り付けることも、著しく単純化される。
環状体及び/又は押圧要素は、それぞれ、一体に形成することができる。例えば、ワンピースリング又は円形リングは、旋盤加工、打ち抜き加工、プレス加工、深絞り加工、レーザ切断などによって容易に製造することができる。このような方法で実現される保持装置は、自由な軸方向端部又はシャフト端部に取り付けられるのに特によく適している。
本発明による機械は、軸又はシャフトを有するロータ部から機械の固定ステータ部へ電流を伝導するための、本発明による接地接触子を備える。
本発明による方法では、電流は、特に車両、鉄道車両等の機械のロータ部から、機械の固定ステータ部に伝導され、ロータ部は、保持装置と接触要素とを備える接地接触子を使用することによって、軸又はシャフトを有し、ロータ部は、軸又はシャフトを有し、保持装置は、機械の固定ステータ部に導電的に接続され、接触要素は、可撓性の導体として実現され、導体は、ロータ部の周囲上に配置された自由端と、保持装置上に配置された固定端とを有し、導体の摺動接触面とロータ部の周囲上の接触面との間に形成される導電性摺動接触が形成され、導体は、接触面に接触力が印加されるように本質的に安定である。導体は、自由端と固定端との間に湾曲して形成され、自由端は、ロータ部の回転軸に向かって延びる。本発明による方法の利点については、本発明による接地接触子の利点の説明が参照される。
本方法のさらなる有利な実施形態は、請求項1を参照する従属クレームの特徴の説明から導かれる。
以下、添付の図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。
ロータ部とステータ部とを有する取付構成における接地接触子を示す縦断面である。 接地接触子を示す縦断面図である。
図1及び図2は、接地接触子10の断面図を示し、図1に機械(図示せず)上のロータ部11及びステータ部12と関連して示されている接地接触子10が示され、図2に接地接触子10のみが示されている。接地接触子10は、ロータ部11からステータ部12へ、及びその逆に電流を伝導するのに役立つ。接地接触子10は、保持装置13と、導体15によって形成された接触要素14とを備える。保持装置13は、基本的に、固定環状体16と、押圧要素17とから形成されている。環状体16は、円形であり、軸方向当接面18を形成する。押圧要素17は、円弧部19として形成され、環状体16に挿入される。環状体16はさらに、外径21を有する半径方向ショルダ20を形成し、外径21及び/又は環状体16は、ステータ部12のケーシング蓋23の内径22に挿入される。外径21と内径22との間の圧入を介して、良好な電気的接触及び接地接触子10の十分な固定がケーシング蓋23上に保証される。
さらに、環状体16は、ロータ部11のシャフト27のピン26の外径25に近似する内径24を有するように形成される。したがって、シャフト27は、接地接触子10によって半径方向に囲まれている。ピン26の周囲28は、導体15との摺動接触を形成するための接触面29を形成する。接地接触子10は、この例では、ロータ部11の回転軸30と同軸に配置され、周囲28に関して互いに対して等距離に離間された4つの導体15を備える。導体15は、それぞれ、環状体16と押圧要素17との間にクランプされる導体ストリップ31として実現される。導体ストリップ31は、炭素繊維で作られたワンピースフリースを介して形成される。導体15を固定するために、隆起部32が当接面18にそれぞれ形成され、隆起部32は導体15の凹部(見えていない)に係合する。押圧要素17は、スクリュー(図示せず)又はスクリュー接続を介して環状体16にねじ込まれ、したがって、導体15を用いて当接面18に対してクランプされる。
導体15は、本質的に、熱分解炭素が浸透し、したがって弾性である炭素繊維から作製される。保持装置13に固定された導体15の固定端33は、回転軸30に対して本質的に直角に配置され、導体15の自由端34は固定端33に対して、自由端34は回転軸30に対して、平行に延びるまで曲げられる。固定端33と自由端34との間には、この曲げによって湾曲部35が形成される。
ピン26上に接地接触子10を取り付けるとき、自由端34もまた、最初は回転軸30に対して直角に延在するが、ピン26上に摺動される結果として図示の形状又は湾曲部35に変形され、これは、弾性の導体15を介して周囲28に接触力が加えられることを意味する。導体15の変形の方向は、導体15が帯状であるという事実によって常に保証される。この場合、導体15の配向は、ロータ部11の回転方向によって影響されることさえない。さらに、導体15が導体15の弾性特性のために異なる直径に適合し、それ自体が周囲28の周りにある程度適合するように成形することができ、それによって特に大きな接触面29が形成されるので、ロータ部11の特に良好な電気的接触を確実にすることができる。

Claims (20)

  1. 特に車両、鉄道車両等の機械のロータ部(11)からの電流を前記機械の固定ステータ部(12)に電流を伝導させる接地接触子(10)であって、
    軸又はシャフト(27)を有するロータ部と、
    保持装置(13)と、
    接触要素(14)とを備え、
    前記保持装置は、前記機械の固定ステータ部に導電的に接続可能であり、
    前記接触要素は、
    可撓性の導体(15)として実現され、
    前記ロータ部の周囲(28)上に配置された自由端(34)と、
    前記保持装置上に配置された固定端(33)とを有し、
    前記導体は、摺動接触を形成するために設けられた前記導体の摺動接触面と前記ロータ部の周囲上に設けられた接触面(29)との間に導電性の摺動接触を確立するための接触力を加えることができるように本質的に安定しており、
    前記導体は、前記自由端と前記固定端との間に湾曲するように形成され、
    前記自由端は、前記ロータ部に前記接地接触子を配置するときに、前記ロータ部の回転軸(30)の方向に延在する
    ことを特徴とする接地接触子。
  2. 前記導体(15)の一部分の前記自由端(34)が、前記回転軸(30)に対して平行に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の接地接触子。
  3. 前記固定端(33)が、前記ロータ部(11)の前記回転軸(30)に対して横断方向に、好ましくは直交方向に延びるように、前記保持装置(13)上に配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の接地接触子。
  4. 前記導体(15)の少なくとも一部が、長方形断面を有するように実現される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の接地接触子。
  5. 前記導体(15)が、導体ストリップ(31)として実現される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の接地接触子。
  6. 前記導体(15)が、主に炭素で作られる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の接地接触子。
  7. 前記導体(15)が、炭素繊維からなる
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の接地接触子。
  8. 前記導体(15)が、フェルト又はフリースの層で作られる
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の接地接触子。
  9. 前記導体(15)が、積層配置された複数の層で構成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の接地接触子。
  10. 前記導体(15)が、熱分解炭素を浸透させる
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の接地接触子。
  11. 前記保持装置(13)が、固定の環状体(16)と、少なくとも1つの押圧要素(17)とを有し、
    前記導体(15)の前記固定端(33)が、前記環状体と前記押圧要素との間で前記保持装置に、圧入嵌合、フォームフィッティング、及び/又は物質対物質接着方式で接続される
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の接地接触子。
  12. 前記環状体(16)が、前記導体(15)のための軸方向の当接面(18)を有する円形であり、
    前記押圧要素が、円弧部(19)であり、前記当接面に対してクランプすることができる
    ことを特徴とする請求項11に記載の接地接触子。
  13. 前記当接面(18)の内径(24)が、前記接触面(29)の外径(25)に近似している
    ことを特徴とする請求項12に記載の接地接触子。
  14. 前記当接面(18)及び/又は前記押圧要素(17)が、前記導体(15)をフォームフィッティング方式でクランプ及び/又は固定するための少なくとも1つの隆起部(32)を形成する
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の接地接触子。
  15. 前記環状体(16)の外径(21)部分が、半径方向ショルダ(20)によって形成され、
    前記外径(21)部分が、内径(22)部分と共に前記固定ステータ部(12)に圧入嵌合を形成する
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか1つに記載の接地接触子。
  16. 径方向に分割可能に接続可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1つに記載の接地接触子。
  17. 前記回転軸(30)に対して前記保持装置(13)上に同軸に、好ましくは対称に配置された少なくとも2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の導体(15)を備える
    ことを特徴とする請求項1から16のいずれか1つに記載の接地接触子。
  18. ロータ部(11)から固定ステータ部(12)に電流を伝導するための、請求項1から17のいずれか1項に記載の接地接触子(10)を有する機械であって、
    前記ロータ部が、軸又はシャフト(27)を有する
    ことを特徴とする機械。
  19. 保持装置(13)と接触要素(14)とを含む接地接触子(10)を有する、特に車両、鉄道車両等の機械のロータ部(11)から前記機械の固定ステータ部(12)に電流を伝導するための方法であって、
    前記ロータ部が軸又はシャフト(27)を有し、
    前記保持装置が前記機械の固定ステータ部に導電的に接続され、
    前記接触要素が可撓性の導体(15)として実現され、
    前記導体が、
    前記ロータ部の周囲(28)上に配置された自由端(34)と、
    前記保持装置上に配置された固定端(33)とを有し、
    前記導体の摺動接触面と前記ロータ部の周囲上の接触面(29)との間に導電性の摺動接触が形成され、
    前記導体が、前記接触面に接触力が加えられるように本質的に安定であり、
    前記導体が、自由端と固定端との間に湾曲して形成され、
    前記自由端が、前記ロータ部の回転軸(30)の方向に延在する
    ことを特徴とする方法。
  20. 前記接地接触子(10)が、前記自由端(34)と前記固定端(33)との間の前記導体(15)の中間部において、前記ロータ部(11)上に摺動されるか、又はその上に半径方向に組み立てられるとき、湾曲部(35)又は遷移曲線部が形成される
    ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
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