JP2023531058A - ステータスクエリのジェスチャ開始を提供するエアロゾル発生装置 - Google Patents

ステータスクエリのジェスチャ開始を提供するエアロゾル発生装置 Download PDF

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Abstract

エアロゾル形成基体からエアロゾルを生成するためのエアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを生成するように構成される。エアロゾル発生装置は、インジケータシステム(60)、装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成される動作検出ユニット(440)、およびコントローラ(420)を含む。動作検出ユニットによって識別される第一のジェスチャに応答して、コントローラは、インジケータシステムを制御し、使用セッションの進行を示すユーザー検出可能な表示を出力するように構成され、動作検出ユニットによって識別される第二のジェスチャに応答して、コントローラは、インジケータシステムを制御し、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するように構成される。【選択図】図4

Description

本発明は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成されたエアロゾル発生装置、およびこうした装置を使用する方法に関する。
タバコ含有基体などのエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するように構成されたエアロゾル発生装置は、当該技術分野で公知である。典型的には、吸入可能なエアロゾルは、熱源からの熱を、熱源の内部、周囲、または下流に位置し得る物理的に分離されたエアロゾル形成基体または材料に伝達することにより発生される。エアロゾル形成基体は貯蔵部内に含有される液体基体であってよい。エアロゾル形成基体は、固体基体であってもよい。エアロゾル形成基体は、エアロゾルを形成するためにエアロゾル発生装置と係合するように構成された別個のエアロゾル発生物品の構成要素部分であってもよい。揮発性化合物は、消費中、熱源からの熱伝達によってエアロゾル形成基体から放出され、エアロゾル発生物品を通して吸い込まれた空気中に同伴される。放出された化合物が冷めるにつれて凝結してエアロゾルを形成し、これが消費者によって吸い込まれる。
一部のエアロゾル発生装置は、エアロゾルを発生するためのエネルギーを提供するための電池などの電源を備える。多くのエアロゾル発生装置は手持ち式装置であることが意図されているため、電源を収容するために装置内の利用可能なスペースには制限がある。したがって、一部のエアロゾル発生装置は、その電源を交換または再充電する必要がある前に、有限数のユーザー体験を提供するように構成される。
一部のエアロゾル発生装置は、有限の期間を有するユーザー体験を提供するように構成される。例えば、エアロゾル発生装置は、任意の単一の使用セッションで所定の時間の間動作するように構成され得る。別個のエアロゾル発生物品とともに使用されるように構成されたエアロゾル発生装置は、個々のエアロゾル発生物品内のエアロゾル形成基体を枯渇させるのにかかる時間よりも長く続かない、個別の使用セッションで動作するよう構成されてもよい。
従来型の可燃性紙巻たばこは、消費される際に紙巻たばこに沿って移動する燃焼ラインを有し、それによって、ユーザー体験を通して進行の一定の視覚的表示をユーザーに提供する。したがって、ユーザーは、どの時点においてもどのぐらいの紙巻たばこを消費するために利用できるかを判断できる。多くのエアロゾル発生装置では、こうした判断がより困難である。一部の装置は、使用セッションが、かかるセッションの終了直前に終了することを示すが、これは、使用セッション中の使用セッションの進行に関する情報をユーザーに提供するものではない。進行に関する情報は、使用セッションの持続時間が二つ以上のパラメータによって制御される場合、ユーザーにとって特に有用である。
本発明の一態様によれば、エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生させるためのエアロゾル発生装置が提供されている。エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成される。エアロゾル発生装置は、インジケータシステム、装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニット、およびコントローラを備える。動作検出ユニットによって識別されるジェスチャに応答して、コントローラは、使用セッションまたは利用可能な使用セッションの数の進行を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するように、インジケータシステムを制御するように構成される。
動作検出ユニットは、装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャおよび検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャとは異なる第二のジェスチャを識別するように構成され得る。動作検出ユニットによって識別される第一のジェスチャに応答して、コントローラは、使用セッションの進行を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するように、インジケータシステムを制御するように構成され得る。動作検出ユニットによって識別される第二のジェスチャに応答して、コントローラは、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するように、インジケータシステムを制御するように構成され得る。
本発明の一態様によれば、エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生させるためのエアロゾル発生装置が提供されている。エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成される。エアロゾル発生装置は、インジケータシステム、動作検出ユニット、およびコントローラを備える。動作検出ユニットは、装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャおよび検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャとは異なる第二のジェスチャを識別するように構成される。動作検出ユニットによって識別される第一のジェスチャに応答して、コントローラは、使用セッションの進行を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するように、インジケータシステムを制御するように構成される。動作検出ユニットによって識別される第二のジェスチャに応答して、コントローラは、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するように、インジケータシステムを制御するように構成される。
エアロゾル発生装置は典型的には手持ち式装置である。エアロゾル発生装置は、例えば、従来の葉巻または従来の紙巻たばこと類似した寸法を有してもよい。ユーザーは、再充電を必要とする前に、装置が送達できる使用セッションの数を確認できることが好ましいと見い出し得る。例えば、ユーザーは、消耗品エアロゾル発生物品を挿入しようとする前に、いくつの使用セッションが利用可能か知りたい場合がある。有利なことに、ユーザーは、装置を手に取り、装置に所定のジェスチャをして、利用可能な使用セッション数の表示を取得できる。こうした所定のジェスチャは、ユーザー側で自動的になることができ、装置が使用セッションを完了するのに利用可能な充分な電力がない時に、ユーザーが使用セッションを試みて開始する可能性が低くなるという利点がある。
ユーザーは、エアロゾル発生装置を使用している間に、例えば、会話などの他の活動に従事してもよい。こうした状況では、ユーザーは、不連続で非侵入的な様式で、使用セッションの進行を監視することを望む場合がある。例えば、ユーザーが、装置を所定のジェスチャで移動させることによって、ステータスクエリを誘発し、使用セッションの進行の表示を取得することができる場合、有益であり得る。
ユーザーが使用セッションの進行に関する適切なフィードバックを持たない場合、ユーザーがエアロゾル発生装置との相互作用をより頻繁に消費する傾向があり得る。例えば、ユーザーが、その使用セッションがどの程度が残っているか定かでない場合、ユーザーは、そうでない場合よりも頻繁に吸煙を行い、結果としてエアロゾル形成基体のより急速な枯渇、および潜在的には、そうでなければ望む場合よりも早くその使用セッションを終了する可能性がある。ジェスチャを使用してステータスクエリを不連続に誘発して、使用セッションの進行状況を監視する能力は、使用セッション中にユーザーをよりリラックスさせ、したがって、ユーザー体験をより楽しいものにすることができる。
エアロゾル発生装置は、複数の個別の使用セッションに使用されるように構成され得る。例えば、複数の個別の使用セッションは、2~20の個別の使用セッションであってもよい。エアロゾル発生装置は、電池が完全に充電されたときに、整数の使用セッション数を提供するように構成されてもよく、整数は2~20である。ステータスクエリを誘発し、残りの使用セッションの数を表す表示を受信する能力によって、例えば、装置と家を出る前に、ユーザーは、装置を再充電する必要があるかどうかを判定することができる。
利用可能な使用セッション数は、電源で利用可能なエネルギーに関して決定され得る。コントローラは、電源にクエリを実行し、さらなる充電なしに送達される利用可能な使用セッション数の決定を可能にする、電源の充電レベルまたは電源の電圧などのパラメータに関する情報を受信するように構成され得る。
動作検出ユニットによって識別される、例えば、第二のジェスチャなどのジェスチャに応答して、コントローラは、電源で利用可能なエネルギーを示す情報を受信し、インジケータシステムを制御して、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するように構成され得る。
電源は、電池であってもよく、電源で利用可能なエネルギーは、電池で利用可能な電荷であってもよい。
動作検出ユニットは、装置の動きを検出するための加速度計および/またはジャイロスコープを備えてもよい。
動作検出ユニットによって識別されるジェスチャは、ユーザーが繰り返し実行しやすい単純なジェスチャであることが好ましい。動作検出ユニットによって識別される、例えば、第一のジェスチャまたは第二のジェスチャなどのジェスチャは、装置を垂直位置に持ち上げること、装置を揺らすこと、装置を所定回数タップすること、例えば、装置をダブルタップすること、装置を上昇させること、装置を旋回させること、および装置を特定のパターンで動かすことを含む、リストから選択されたジェスチャであってもよい。
インジケータシステムは、利用可能な使用セッションの数の視覚的な表示、使用セッションの進行の視覚的表示を提供するため、または利用可能な使用セッションの数の視覚的な表示と使用セッションの進行の視覚的な表示の両方を提供するための発光インジケータを含んでもよい。
インジケータシステムは、利用可能な使用セッションの数の触覚表示、使用セッションの進行の触覚表示を提供するため、または利用可能な使用セッションの数の触覚表示および使用セッションの進行の触覚表示の両方を提供するための触覚フィードバックユニットを含んでもよい。
インジケータは、視覚および触覚表示の両方を提供するために、発光インジケータおよび触覚出力ユニットの両方を備え得る。
インジケータシステムは、利用可能な使用セッションの数の可聴表示、使用セッションの進行の可聴表示を提供するため、または利用可能な使用セッションの数の可聴表示と使用セッションの進行の可聴表示の両方を提供するための音声フィードバックユニットを別々にまたは追加的に備え得る。
エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置。エアロゾル発生装置は、使用セッション開始と使用セッション停止との間の複数の連続した段階を経て進行する使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成される。エアロゾル発生装置は、タイマー、触覚出力ユニット、およびコントローラを備える。複数の連続した段階を経た使用セッションの進行は、タイマーからのタイミング信号に応答して、および監視されたユーザー相互作用パラメータを表す信号に応答して、コントローラによって制御される。コントローラは、触覚出力ユニットを制御して、複数の連続した段階の各々の間に異なる触覚出力を発して、使用セッションの進行を示すように構成される。
手持ち式エアロゾル発生装置は、インジケータなどの情報ディスプレイを取り付けるか、または他の方法で配置する限定された表面積を有する。したがって、多数の発光ユニットなどの多数の表示ユニットを備えるディスプレイは、典型的なエアロゾル発生装置の表面上の有意な領域を占める。さらに、多数の表示ユニットを備えるディスプレイもまた、大量のエネルギーを消費する。典型的なエアロゾル発生装置は、電池などの電源のためのスペースが限定されており、したがって、高いエネルギー消費を必要とする特徴は、より大きな容量、したがって物理的により大きな電源を必要とする。スクリーンなどのより複雑なディスプレイは、幅広い情報を表示するように構成可能であるが、大量のエネルギーを消費し、ディスプレイに十分な電力を提供し、ディスプレイによって発生される熱を放散する複雑な電子アーキテクチャおよび要件の必要性から、その他の関連する設計の複雑さも提示する。
触覚出力ユニットは、ユーザー入力に応答して、現在の使用セッションの段階を表す触覚出力を発するように構成され得る。例えば、ユーザーは、例えば、エアロゾル発生装置上のボタンを押すことによって、ステータスクエリを開始することができる。次に、現在の使用セッションを表す触覚出力が、ステータスクエリに応答して発せられてもよい。
触覚出力ユニットは、例えば、偏心回転質量アクチュエータなどの触覚アクチュエータまたは触覚モーターを備え得る。触覚出力は、装置を保持するユーザーによって検出可能な一つまたは複数の振動あるいはブザーの形態であってもよい。
触覚出力ユニットは、複数の連続した段階のうちの一つから、その後に続く複数の連続した段階のうちの一つへの移行に応答して、現在の使用セッションの段階を表す触覚出力を発するように構成され得る。したがって、触覚信号は、一つの段階から後続の段階への移行時に自動的に発せられてもよい。これは、使用セッションの進行の継続的な触覚表示をユーザーに提供し得る。
使用セッションは、有限の使用セッションであってもよく、すなわち、開始および終了を有する使用セッションである。時間によって測定される使用セッションの持続時間は、使用セッション中の使用によって影響され得る。使用セッションの持続時間は、使用セッションの開始からの最大時間によって決定される最大持続時間を有してもよい。一つまたは複数の監視されたパラメータが、使用セッションの開始からの最大時間の前に所定の閾値に到達した場合、使用セッションの持続時間は、最大持続時間よりも短くてもよい。
クエリ可能であり、使用セッションの進行を示すフィードバックを提供できるエアロゾル発生装置によって、ユーザーは、他の者と会話するなど、他の活動を続ける一方で、使用セッションの進行を不連続に監視することができる。
使用セッションは、ユーザーがユーザー体験を取得できる有限の期間として決定され得る。使用セッションは、例えば、セッション開始と呼ばれてもよい使用セッションの開始と、例えば、セッション停止と呼ばれてもよい、使用セッションの終了との間を延長してもよい。セッション開始は、エアロゾル発生装置が作動する瞬間であると決定され得る。例えば、ユーザーは、例えば、エアロゾル発生装置を作動させるボタンを押すことによって、エアロゾル発生装置を作動させることによって、使用セッションを手動で開始することができる。エアロゾル発生装置は、例えば、エアロゾル発生装置と係合しているエアロゾル発生物品に応答して、使用セッションを自動的に開始するよう構成されてもよい。
エアロゾル発生装置は、使用セッションがタイマーによって決定される最大持続時間を有するように構成され得る。最大持続時間は、ユーザーからのさらなる入力なしに、使用セッションが終了されることを確実にし得る。最大持続時間を有する使用セッションを提供するように構成されたエアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体が枯渇したときに、ユーザーがエアロゾルを発生しようと試みることを防止することによって、ユーザー体験の質を維持するのに役立つ。最大持続時間を有する使用セッションはまた、典型的にはヒーターを含む作動システムが、ユーザーが使用セッションが開始されたことを忘れた場合に起動状態のままで放置されないので、安全性を確保するのに役立つ。最大持続時間を有する使用セッションはまた、ユーザーがエアロゾル摂取量を制御するのに役立ち得る、さらなる使用セッションを開始する意識的な決定をユーザーに要求する。
エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品を受容するように構成され得る。例えば、エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体、例えば、液体エアロゾル形成基体を含有するカートリッジを受容するように構成されてもよい。エアロゾル発生装置は、固体エアロゾル形成基体を含む加熱式エアロゾル発生物品を受容するように構成され得る。
エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品の存在を検出するように構成され得る。装置内のセンサまたは検出器は、物品の存在を検出してもよく、装置とともに使用されるように構成された一物品と、装置とともに使用されるように構成された別の物品とを区別することができる。装置は、装置で使用するよう構成された物品、および装置で使用するよう構成されていない他の物品を区別することができる。装置は、エアロゾル発生物品が装置と共に使用するよう構成された物品でない場合、使用セッションの開始を防止することができる。
エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品がエアロゾル発生装置から除去された場合に、使用セッションが終了されるように構成され得る。したがって、このような構成では、ユーザーが使用セッション中に装置から物品を除去した場合、使用セッションは、最大持続時間前に終了され得る。これは安全およびユーザー体験の両方を改善し得る。
エアロゾル発生装置は、使用セッション中のエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータを監視するように構成され得る。使用セッションは、ユーザー相互作用パラメータが所定の閾値に到達した場合に終了されるように構成されてもよい。したがって、こうした構成では、監視されたユーザー相互作用パラメータが、使用セッションの最大持続時間に達する前に閾値に到達した場合、使用セッションは、最大持続時間の前に終了され得る。ユーザーが使用セッション中に装置を過度に使用した場合、エアロゾル形成基体は、ユーザーが装置を過度に使用しなかった場合よりも早く枯渇し得る。したがって、ユーザー相互作用パラメータが所定の閾値に達したときに、使用セッションを監視および終了する能力は、枯渇したエアロゾル発生物品からのエアロゾル発生を防止することによって、ユーザー体験を改善することができる。使用を続けるため、ユーザーは物品を交換し、さらなる使用セッションを開始する必要があり得る。
例として、ユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙を示し得る。エアロゾル発生装置は、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙数を決定するための吸煙カウント機構を備えてもよい。エアロゾル発生装置は、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙数が所定の閾値に達したときに、使用セッションを終了するように構成され得る。したがって、使用セッションは、ユーザーが行うことができる限られた数の吸煙を含み得る。使用セッションは、使用セッション中に行われた吸煙数が、タイマーによって決定される最大持続時間の前に所定の閾値に到達した場合に、タイマーによって決定される最大持続時間の前に終了され得る。したがって、ユーザーが短期間に多数の吸煙を行うことによってエアロゾル形成基体を枯渇させる場合、エアロゾル形成基体が枯渇した後に吸煙が行われることを防止することによって、ユーザー体験が維持される。
使用セッションの長さが、複数の閾値、例えば、時間閾値によって決定される最大持続時間、および一つまたは複数のユーザー相互作用パラメータによって決定される閾値によって決定される場合、使用セッションを通した進行を表す表示は、より複雑になる。
使用セッションは、複数の連続した段階を含むように決定される。全体としての使用セッションの進行は、複数の連続した段階を通した進行に対して決定され得る。複数の連続した段階は、少なくとも三つの連続した段階、または少なくとも四つの連続した段階であってもよい。例えば、複数の連続した段階は、少なくとも五つの連続した段階、または少なくとも六つの連続した段階を含み得る。使用セッションが分割される段階の数が多いほど、セッション中の進行の表示の精度が高くなる。しかし、段階の数が大きすぎる場合、進行の表示は混乱し、ユーザーにとってほとんど実用的な利益がない可能性がある。
エアロゾル発生装置は、複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、段階の開始および段階の終了によって定義される段階持続時間を有するように構成されてもよい。エアロゾル発生装置は、複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、タイマーによって決定される最大段階持続時間を有するように構成されてもよい。したがって、複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々は、監視された期間が、段階がより早く終了していない場合、段階に対して所定の閾値に達したときに終了し得る。
複数の連続した段階の第一の段階は、例えば、第一の段階の開始および第一の段階の終了によって定義される第一の段階持続時間を有し得る。第一の段階は、使用セッションのセッション開始時に開始するとみなされ得る。
エアロゾル発生装置がヒーターを備える場合、第一の段階は、周囲温度から発熱体がエアロゾルを発生するための動作温度まで温度を増加する加熱期間を含み得る。
複数の連続した段階の第一の段階は、例えば、第一の段階の開始および第一の段階の終了によって定義される、第一の段階持続時間を有してもよく、第一の段階は、前段階加熱期間の終了で開始され、前段階加熱期間は、セッション開始で開始するとみなされてもよい。前段階加熱期間は、発熱体が周囲温度からエアロゾルを発生するための動作温度まで温度を増加する加熱期間とすることができる。
複数の連続した段階の第二の段階は、第二の段階開始および第二の段階終了によって定義される第二の段階持続時間を有し得る。第二の段階は、第一の段階の終了で開始し得る。
複数の連続した段階の第三の段階は、第三の段階開始および第三の段階終了によって定義される第三の段階持続時間を有し得る。第三の段階は、第二の段階の終了で開始され得る。使用セッションは、第三の段階の終了で終了し得る。したがって、使用セッションは、三つの段階に分けられてもよく、各段階は、それ自身の持続時間を有し、使用セッションは、第三の段階の終了で終了する。次に、使用セッションを通した進行は、使用セッションが、使用セッション中の任意の時間でどの段階にあるかを判定することによって決定され得る。
使用セッションは、四つ以上の段階に分けられてもよい。
複数の連続した段階の第四の段階は、第四の段階の開始および第四の段階の終了によって定義される第四の段階持続時間を有し得る。第四の段階は、第三の段階の終了で開始し得る。
使用セッションは、第四の段階の終了で終了し得る。したがって、使用セッションは、四つの段階に分けられてもよく、各段階は、それ自身の持続時間を有し、使用セッションは、第四の段階の終了で終了する。次に、使用セッションを通した進行は、使用セッションが、使用セッション中の任意の時間でどの段階にあるかを判定することによって決定され得る。
使用セッションは、五つ以上の段階に分けられてもよい。複数の連続した段階の第五の段階は、第五の段階持続時間を有し、第五の段階の開始および第五の段階の終了によって定義され得る。第五の段階は、第四の段階の終了で開始され得る。使用セッションは、第五の段階の終了で終了し得る。
使用セッションは、五つを超える段階に分割されてもよい。複数の連続した段階の第六の段階は、第六の段階の開始および第六の段階の終了によって定義される第六の段階の持続時間を有し得る。第六の段階は、第五の段階の終了で開始し得る。使用セッションは、第六段階の終了で終了し得る。
エアロゾル発生装置は、使用セッション中のエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータを監視するように構成され得る。複数の連続した段階のうちのいずれか、または各持続時間は、監視されたユーザー相互作用パラメータを参照して制御されてもよい。好ましくは、複数の連続した段階のうちのいずれか、または各持続時間は、ユーザー相互作用パラメータおよび少なくとも一つのさらなるパラメータを参照して制御される。少なくとも一つのさらなるパラメータは、好ましくは、タイマーによって決定される時間の経過である。
したがって、複数の連続した段階の各々を通した使用セッションの進行は、各段階に対する最大持続時間を提供するタイマー、および所定の閾値に到達した場合に、その段階に対して可能な最大持続時間よりも早く段階を終了し得る監視されたユーザー相互作用パラメータの両方を参照することによって決定されてもよい。
ユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙を示し得る。
ユーザー相互作用パラメータは、エアロゾル形成基体によって放出されるエアロゾル量またはエアロゾル体積を示してもよい。ユーザー相互作用パラメータは、ユーザーに送達されるエアロゾル量またはエアロゾル体積を示し得る。ユーザー相互作用パラメータは、ユーザーに送達されるエアロゾルの累積体積であってもよい。
ユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中に発熱体に供給される電力を示し得る。
エアロゾル発生装置は、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙数を決定するための吸煙カウント機構を備えてもよい。ユーザーによって行われる吸煙は、例えば、使用セッション中に電源によって供給される電力を監視することによって、または使用セッション中に発熱体の温度を監視することによって、決定され得る。ユーザーによって行われる吸煙は、使用セッション中に装置を通る空気の流れを監視することによって決定され得る。したがって、複数の連続した段階のうちのいずれか、または各持続時間は、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙の数を参照して制御され得る。
エアロゾル発生装置は、使用セッションがタイマーによって決定される最大使用セッション持続時間を有するように構成されてもよく、エアロゾル発生装置は、使用セッション中に少なくとも一つのユーザー相互作用パラメータを記録するように構成される。複数の連続した段階のうちのいずれか、または各段階の持続時間は、ユーザー相互作用パラメータの値が、その段階の終了前に所定の閾値に到達した場合に、最大段階持続時間よりも短い持続時間を有してもよい。
エアロゾル発生装置は、複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、タイマーによって決定される最大段階持続時間を有するように構成されてもよく、エアロゾル発生装置は、使用セッション中に少なくとも一つのユーザー相互作用パラメータを記録するように構成される。複数の連続した段階のうちのいずれか、または各段階の持続時間は、ユーザー相互作用パラメータの値が、その段階の終了前に所定の閾値に到達した場合に、最大段階持続時間よりも短い持続時間を有してもよい。
使用セッションは、例えば、第一の段階、第二の段階、第三の段階、および第四の段階を含んでもよい。第一の段階は、使用セッションのセッション開始で開始し得る。監視開始時に開始する監視期間が所定の第一の段階の時間の閾値に達した後、または、第一の所定の値が所定の第一の段階の時間の閾値に先行する時間に到達する場合、記録されたユーザー相互作用パラメータが第一の所定の値に達した後に、第一の段階は終了してもよく、したがって、第二の段階は開始してもよい。
監視開始時に開始する監視時間が所定の第二の段階の時間の閾値に到達した後に、または第二の所定の値が所定の第二の段階の時間の閾値に先行する時間に到達する場合、記録されたユーザー相互作用パラメータが第二の所定の値に到達した後に、第二の段階は終了してもよく、したがって第三の段階は開始してもよい。
監視開始時に開始する監視時間が所定の第三の段階の時間の閾値に到達した後に、または、第三の所定の値が所定の第三の段階の時間の閾値に先行する時間に到達する場合、記録されたユーザー相互作用パラメータが第三の所定の値に到達した後に、第三の段階は終了してもよく、したがって、第四の段階は開始してもよい。
監視開始時に開始する監視時間が所定の第四の段階の時間の閾値に到達した後に、または、第四の所定の値が所定の第四の段階の時間の閾値に先行する時間に到達する場合、記録されたユーザー相互作用パラメータが第四の所定の値に到達した後に、第四の段階は終了し得る。
監視開始の時間は、都合のいいことには、使用セッションのセッション開始であってもよい。記録されたユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中にユーザーが行った吸煙数を表すことができる。
第一の段階の時間の閾値は、使用セッションのセッション開始から75秒~105秒の値であってもよい。第一の所定の値は、3吸煙または4吸煙であってもよい。
第二の段階の時間の閾値は、使用セッションのセッション開始から150秒~210秒の値であってもよい。第二の所定の値は、6吸煙または7吸煙であってもよい。
第三の段階の時間の閾値は、使用セッションのセッション開始から225秒~315秒の値であってもよい。第三の所定の値は、9吸煙または10吸煙であってもよい。
第四の段階の時間の閾値は、使用セッションのセッション開始から300秒~420秒の値であってもよい。第四の所定の値は、12吸煙または13吸煙であってもよい。
別の例では、記録されたユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中にユーザーに送達されるエアロゾルの体積を表すことができる。このパラメータは、例えば、電力信号を監視し、ユーザーの吸煙の開始点および終点を検出し、ユーザーの吸煙中に供給された総電力を決定するため統合することによって計算され得る。供給されたこの総電力から、送達されたエアロゾルの体積を計算することが可能であり得る。
例えば、装置が、エアロゾル発生装置の動作中、ヒーターに供給される電力などエアロゾル発生を示すパラメータを監視することと、吸煙開始および吸煙終了によって定義されるユーザーの吸煙を識別するため監視されたパラメータを分析することと、ユーザーの吸煙中に監視されたパラメータを分析して、ユーザーの吸煙中に発生されたエアロゾルの体積である吸煙体積を計算することと、ユーザー相互作用パラメータとして、吸煙体積を使用することと、を行うように構成されてもよい。
第一の段階の時間の閾値は、使用セッションのセッション開始から75秒~105秒の値であってもよい。第一の所定の値は、50ml~200mlのエアロゾルであってもよい。
第二の段階の時間の閾値は、使用セッションのセッション開始から150秒~210秒の値であってもよい。第二の所定の値は、100mlおよび400mlのエアロゾルであってもよい。
第三の段階の時間の閾値は、使用セッションのセッション開始から225秒~315秒の値であってもよい。第三の所定の値は、150ml~600mlのエアロゾルであってもよい。
第四の段階の時間の閾値は、使用セッションのセッション開始から300秒~420秒の値であってもよい。第四の所定の値は、200ml~800mlのエアロゾルであってもよい。
使用セッションは、最終段階を含んでもよく、最終段階は、第四の段階または後続の段階であってもよく、最終段階は、例えば、使用セッションのセッション開始で始まる時間が、所定の最終段階時間閾値に達した後、または、最終的な所定の値が、所定の最終段階時間閾値の前に到達した場合に、記録されたユーザー相互作用パラメータが、最終的な所定の値に達した後など、監視された期間の後に終了してもよい。
したがって、最終段階に入る使用セッションは、使用セッションが終了しようとしていることをユーザーに示すものであってもよい。最終段階は、先行段階の最大持続時間よりも短い最大持続時間を有してもよい。
エアロゾル発生装置は、触覚出力ユニットを備えてもよい。エアロゾル発生装置は、使用セッションが少なくとも四つの連続した段階を含むように構成され得る。第一のジェスチャが検出されると、コントローラは、ジェスチャが決定される時に、使用セッションが少なくとも四つの連続した段階のそれぞれのうちのどれにあるかに応じて、異なる触覚出力を発するように触覚出力ユニットに命令するように構成され得る。触覚出力は、装置を保持するユーザーに知覚される一つまたは複数の振動またはブザーの形態であってもよい。
第一の段階の間、触覚出力ユニットは、例えば、単一の振動、二重振動、三重振動、および四重振動を含むリストから選択された第一の振動数など、第一の振動数を含む出力を発し得る。
第二の段階の間、触覚出力ユニットは、例えば、単一の振動、二重振動、三重振動、および四重振動を含むリストから選択された第二の振動数など、第二の振動数を含む出力を発してもよく、第二の段階の間に発せられた触覚出力は、第一の段階の間に発せられた触覚出力とは異なる。
第三の段階の間、触覚出力ユニットは、例えば、単一の振動、二重振動、三重振動、および四重振動を含むリストから選択された第三の振動数など、第三の振動数を含む出力を発してもよく、第三の段階の間に発せられた触覚出力は、第一の段階および第二の段階の両方の間に発せられた触覚出力とは異なる。
第四の段階の間、触覚出力ユニットは、例えば、単一の振動、二重振動、三重振動、および四重振動を含むリストから選択された第四の振動数など、第四の振動数を含む出力を発してもよく、第四の段階の間に発せられた触覚出力は、第一の段階、第二の段階、および第三の段階のいずれかの間に発せられた触覚出力とは異なる。
エアロゾル発生装置は、発光インジケータを備えてもよい。発光インジケータは、少なくとも一つの発光ユニットおよび二つ以下の発光ユニットを有する発光インジケータであってもよい。発光インジケータは、使用セッション中に少なくとも三つの異なる表示モードのうちのいずれか一つを表示するように構成され得る。コントローラは、発光インジケータを制御して、少なくとも三つの表示モードのうちのいずれか一つを表示して、使用セッションの進行を示すように構成され得る。
手持ち式エアロゾル発生装置は、インジケータなどの情報ディスプレイを取り付けるか、または他の方法で配置する限定された表面積を有する。したがって、多数の発光ユニットなどの多数の表示ユニットを備えるディスプレイは、典型的なエアロゾル発生装置の表面上の有意な領域を占める。さらに、多数の表示ユニットを備えるディスプレイもまた、大量のエネルギーを消費する。典型的なエアロゾル発生装置は、電池などの電源のためのスペースが限定されており、したがって、高いエネルギー消費を必要とする特徴は、より大きな容量、したがって物理的により大きな電源を必要とする。スクリーンなどのより複雑なディスプレイは、幅広い情報を表示するように構成可能であるが、大量のエネルギーを消費し、ディスプレイに十分な電力を提供し、ディスプレイによって発生される熱を放散する複雑な電子アーキテクチャおよび要件の必要性から、その他の関連する設計の複雑さも提示する。
二つ以下の発光ユニットを備える発光インジケータは、エアロゾル発生装置上の空間のあまり多くの割合を占めない。各発光ユニットは、発光インジケータの単一の表示領域を提供する。各発光ユニットの表示領域は、エアロゾル発生装置の寸法に対して小さくてもよい。二つ以下の発光ユニットを備える発光インジケータは、二つを超える発光ユニットまたは表示画面を備えるインジケータと比較して、あまり多量のエネルギーを消費しない可能性があり、放散されるべき大量の熱を発生しない可能性もある。二つ以下の発光ユニットを備える発光インジケータを備えるエアロゾル発生装置は、より少ない構成要素およびあまり複雑でない設計を有してもよく、それによって、エアロゾル発生装置の全体コストを低減する。さらに、二つ以下の発光ユニットを備える発光インジケータは、比較的単純な方法で進行情報を提示することができ、それによってユーザーの利便性を増大する。
エアロゾル発生装置は、少なくとも一つの発光ユニットおよび二つ以下の発光ユニットを有する発光インジケータを備えてもよい。発光ユニットまたは各発光ユニットは、発光ダイオード(LED)ユニットであってもよい。LEDユニットは、光を放射するように構成された一つまたは複数のLEDチップを備えてもよい。
発光ユニットまたは各発光ユニットは、少なくとも三つの動作状態で表示するように構成され得る。少なくとも三つの動作状態は、例えば、常時点灯、常時消灯、点滅、および強度変調を含むリストから選択され得る。常時点灯とは、発光ユニットのスイッチがオンであり、発光していることを意味する。常時消灯とは、発光ユニットのスイッチがオフであり、発光していないことを意味する。点滅とは、発光ユニットが、スイッチオフとスイッチオンの間で調節され、点滅(blinking)または点滅(flashing)パターンで放射される光をもたらすことを意味する。強度変調とは、発光源、例えば、LEDユニットに供給される電力が変調されることを意味する。発光ユニットは、ある期間にわたって強度が変化する光を放射し、明るい外観と暗い外観との間で変動するように見える。
他の動作状態も可能である。例えば、発光ユニットのオン/オフを切り替える周波数は、急速な点滅状態および急速な点滅状態とは異なる遅い点滅状態を提供し得る。
発光ユニット、いずれかの発光ユニットまたは各発光ユニットは、第一の色および第二の色で光を放射するように動作することができる場合がある。
発光インジケータは、第一の色および第二の色で光を放射するように動作することができる単一の発光ユニット、少なくとも四つの動作状態を表示するように構成された発光ユニットを備えてもよく、したがって、発光インジケータは、少なくとも四つの表示モードで表示することができる。少なくとも四つの動作状態は、常時消灯、第一の色が常時点灯、第一の色が点滅、第一の色が強度変調、第二の色が常時点灯、第二の色が点滅、第二の色が強度変調、および交互に第一の色/第二の色が点滅を含むリストから選択され得る。
発光ユニットは、少なくとも三つ、四つ、または五つの動作モードで表示するように構成されてもよく、それによって、発光インジケータは、少なくとも三つ、四つ、または五つの表示モードで表示することができる可能性がある。
エアロゾル発生装置は、発光インジケータが、二つの発光ユニット、第一の発光ユニットおよび第二の発光ユニットからなるように構成され得る。発光ユニットのそれぞれは、第一の動作状態、第二の動作状態、および第三の動作状態で表示するように構成され得る。コントローラは、発光インジケータが少なくとも三つまたは少なくとも四つの表示モードで表示するように、第一の発光ユニットおよび第二の発光ユニットの動作状態を第一、第二、または第三の動作状態のうちのいずれか一つに対して独立して制御するように構成され得る。発光インジケータは、少なくとも五つの表示モードまたは少なくとも六つの表示モードで表示するように構成され得る。例えば、使用セッションは、少なくとも三つまたは四つの連続した段階を含んでもよく、発光インジケータは、連続した段階の各々で、またはその間に、異なる表示モードを表示するように構成されてもよい。
第一の段階の間、発光インジケータは、第一の動作状態を表示する第一の発光ユニットおよび第一の動作状態を表示する第二の発光ユニットから生じる第一の表示モードで表示し得る。
第二の段階の間、発光インジケータは、第一の動作状態を表示する第一の発光ユニットおよび第二の動作状態を表示する第二の発光ユニットから生じる第二の表示モードで表示し得る。
第三の段階の間、発光インジケータは、第一の動作状態を表示する第一の発光ユニットおよび第三の動作状態を表示する第二の発光ユニットから生じる第三の表示モードで表示し得る。
第四の段階の間、第四の段階が存在する場合、発光インジケータは、第二の動作状態を表示する第一の発光ユニットおよび第二の動作状態を表示する第二の発光ユニットから生じる第四の表示モードで表示し得る。
第五の段階の間、第五の段階が存在する場合、発光インジケータは、第三の動作状態を表示する第一の発光ユニットおよび第三の動作状態を表示する第二の発光ユニットから生じる第五の表示モードで表示し得る。
したがって、エアロゾル発生装置は、有限の使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され得る。使用セッションは、複数の連続した段階に分けられてもよい。コントローラは、監視されたパラメータを参照して、使用セッションの持続時間を決定および制御するように構成され得る。コントローラはまた、監視されたパラメータを参照して、複数の段階の各々の持続時間を決定および制御してもよい。使用セッションの長さおよび使用セッション内の任意の段階の長さは、タイミング閾値によって決定される最大持続時間または最新の終点を有し得る。使用セッションの長さおよび使用セッション中の任意の段階の長さは、一つまたは複数の監視されたパラメータが閾値に到達した場合に、タイミング閾値によって許容される最大持続時間よりも短い持続時間を有し得る。コントローラは、装置が使用セッションのどの段階にあるかを判定することができる。動作検出ユニットは、ユーザーによって行われるジェスチャを検出するように構成され得る。ジェスチャは、利用可能な使用セッション数に関するステータスクエリを開始し得る。ジェスチャは、現在の使用セッションの進行に関するステータスクエリを開始し得る。コントローラは、ステータスクエリに応答して出力を発するインジケータシステムを制御するように構成される。
エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を加熱してエアロゾルを形成するためのヒーターを備え得る。ヒーターは伝導ヒーターであってもよい。伝導ヒーターは、サセプタを加熱するよう設計された変動磁場を生成するように構成されたインダクタを備えてもよい。ヒーターは抵抗ヒーターであってもよい。
ヒーターは、消耗品エアロゾル発生物品を加熱するための発熱体を備え得る。発熱体は、消耗品エアロゾル発生物品内に挿入されるよう設計された内部ヒーター、例えば、消耗品エアロゾル発生物品内に位置するエアロゾル形成基体内に挿入され得るピンまたはブレードの形態の抵抗発熱体またはサセプタとし得る。発熱体は、消耗品エアロゾル発生物品の外部表面を加熱するように設計された外部ヒーターであってもよく、例えば抵抗発熱体、または消耗品エアロゾル発生物品を受容するための基体受容空洞の周辺に位置する、もしくはそれを包囲するサセプタであってもよい。
エアロゾル発生装置は、使用セッション中にヒーターを所定の温度に維持するために、電力がヒーターに供給されるように構成され得る。
ヒーターに電力を供給して、エアロゾルを発生するための加熱要素の温度を動作温度範囲まで上昇させてもよく、加熱要素は、使用セッションの終了まで動作温度範囲内に留まっている。電力は、ユーザーが吸煙を行っている時、およびユーザーが吸煙をしていない時の両方の使用セッション中にヒーターに供給され得る。こうした構成では、ユーザーの吸煙中に供給される電力は、ユーザーが吸煙を話していないときに供給される電力よりも大きくなる可能性が高く、これは、吸煙間のヒーターの温度を維持するために必要な電力がより少ないためである。
エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を含有する交換可能な基体セクションを備えてもよい。交換可能な基体セクションは、エアロゾル発生装置の本体の一部分を形成してもよく、消費のために、それ自体がエアロゾル形成基体の一部分を装置内に位置させる、または含有し得る。交換可能な基体セクションは、装置の近位端の遠位、例えばマウスピースの遠位に位置してもよい。交換可能な基体セクションは、装置の遠位端の近位に位置し得る。交換可能な基体セクションは、ねじ山、またはバヨネット継手、または磁気接続、またはスナップ嵌めもしくは締まり嵌めなどの機械的ラッチ手段などの結合手段によって、エアロゾル発生装置の本体を形成する一つまたは複数の他のセクションに結合され得る。
交換可能な基体セクションは、液体エアロゾル形成基体の貯蔵部を備え得る。例えば、交換可能な基体セクションは、ニコチンを含む液体およびプロピレングリコールまたはグリセリンなどのエアロゾル形成体の貯蔵部を含み得る。別の方法として、交換可能な基体セクションは、固体エアロゾル形成基体の容器、またはゲル状基体などのコロイダルエアロゾル形成基体の容器を含み得る。
エアロゾル発生装置は、組み合わせられた時にエアロゾルを形成する二つ以上の構成要素を含む、交換可能な基体セクションを備え得る。
交換可能な基体セクションは、エアロゾル形成基体を加熱するための、または組み合わせられた時にエアロゾルを形成する二つ以上の構成要素のうちの少なくとも一つを加熱するための、発熱体などのアトマイザーを含み得る。したがって、交換可能な基体セクションは、カトマイザーの形態であって、エアロゾル形成基体と霧化構成要素の両方を含んでもよい。こうした実施形態では、交換可能な基体セクションは、エアロゾル発生装置の電池部分上の対応する電気接点と接触するように構成された電気接点を含み、アトマイザーの作動のための電力を供給することが好ましい。
一例では、アトマイザーは、抵抗ワイヤーまたは基体上の抵抗トラックなどの抵抗ヒーターであってもよい。その他の例では、アトマイザーは、誘導コイルによって生成される変動磁場内にある時に加熱可能な誘導サセプタであってもよい。
エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品を受容するように構成され得る。エアロゾル形成基体は固体エアロゾル形成基体であってもよい。エアロゾル発生装置は、例えば、エアロゾル形成基体を含む消耗品エアロゾル発生物品を受容するための基体受容空洞を備えてもよい。エアロゾル発生物品の例には、紙巻たばこ用紙、液体エアロゾル形成基体またはコロイドエアロゾル形成基体のカプセルまたは容器などのラッパー内に含有されるエアロゾル形成基体を含む固体エアロゾル形成基体、紙巻たばこ、および紙巻たばこ様の物品が充填されたサシェが含まれる。消耗品エアロゾル発生物品は、組み合わせられた時にエアロゾルを形成する二つ以上の構成要素を含む交換可能な基体セクションを含み得る。
消耗品エアロゾル発生物品は、エアロゾル形成基体を加熱するための、または組み合わせられた時にエアロゾルを形成する二つ以上の構成要素のうちの少なくとも一つを加熱するための、発熱体などのアトマイザーを備え得る。したがって、消耗品エアロゾル発生物品は、カトマイザーの形態であって、エアロゾル形成基体と霧化構成要素の両方を含み得る。消耗品エアロゾル発生物品は、こうした実施形態では、エアロゾル発生装置の電池部分上の対応する電気接点と接触するように構成された電気接点を含み、アトマイザーの作動のための電力を供給することが好ましい。
例では、アトマイザーは、抵抗ワイヤーまたは基体上の抵抗トラックなどの抵抗ヒーターであってもよい。その他の実施形態では、アトマイザーは、誘導コイルによって生成される変動磁場内にある時に加熱可能な誘導サセプタであってもよい。
好ましい消耗品エアロゾル発生物品は、ラッパー内に含有された固体エアロゾル形成基体を含む紙巻たばこまたは紙巻たばこ様の物品の形態であってもよい。こうした物品は、物品の消費のためにユーザーの口に挿入されることが意図される口側の端を含むことが好ましい。口側の端は、従来的な調合された紙巻たばこを模倣するフィルターを含むことが好ましい。消耗品エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生装置の本体内に位置するアトマイザー、好ましくはヒーターと相互作用するように構成されることが好ましい。したがって、抵抗発熱体などの加熱手段は、消耗品エアロゾル発生物品を受容するための基体受容空洞内またはその周りに位置してもよい。基体受容空洞は、装置の近位端に位置してもよい。例えば、基体受容空洞に対する開口部は、装置の近位端に位置してもよい。
エアロゾル発生システムは、上述のエアロゾル発生と、エアロゾル発生装置によって受容されるように構成されたエアロゾル発生物品であって、エアロゾル形成基体を備えるエアロゾル発生物品と、を備え得る。
エアロゾル発生システムは、エアロゾル発生装置を充電するための充電装置をさらに備え得る。充電装置は、一次電源を備えてもよく、エアロゾル発生装置と係合するように構成されたドッキング配置を有する。
本発明の一態様によれば、使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置にユーザー情報を提供する方法が提供される。エアロゾル発生装置は、インジケータシステムと、装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットとを備える。方法は、装置の動きを検出するステップと、その動きがジェスチャに対応するかどうかを判定するステップと、その動きがジェスチャに対応する場合、インジケータシステムを制御して、使用セッションの進行を示すユーザー検出可能な表示を出力するステップとを含む。
エアロゾル発生装置は、電源を備えてもよい。エアロゾル発生装置は、装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャおよび検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャとは異なる第二のジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットを備えてもよい。方法は、装置の動きを検出するステップと、動きが第一のジェスチャまたは第二のジェスチャに対応するかを判定するステップと、動きが第一のジェスチャに対応する場合、インジケータシステムを制御して、使用セッションの進行を示すユーザー検出可能な表示を出力するステップとを含み得る。
方法は、動きが第一のジェスチャまたは第二のジェスチャに対応するかどうかを判定するステップと、動きが第二のジェスチャに対応するか場合、インジケータシステムを制御して、利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するステップとを含み得る。
方法は、ユーザーセッション開始とユーザーセッション停止との間に複数の連続した段階を定義するステップと、第一のジェスチャであるジェスチャに応答して、インジケータシステムを制御して、使用セッションの複数の連続した段階の各々の間に異なる出力を出力するステップと、のさらなるステップを含み得る。
方法は、使用セッション中にユーザー相互作用パラメータを記録するステップと、タイミング情報およびユーザー相互作用パラメータの値に基づいて、使用セッションの複数の連続した段階のそれぞれの持続時間を決定するステップと、のさらなるステップを含み得る。
本発明の一態様によれば、エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置が提供されている。エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され、インジケータシステム、装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニット、およびコントローラを備える。エアロゾル発生装置は、装置の動きを検出し、動きがジェスチャに対応するかを判定し、動きがジェスチャに対応する場合、インジケータシステムを制御して、使用セッションの進行を示すユーザー検出可能な表示を出力する方法を実行する命令を含むコンピュータ可読媒体を備える。
本発明の一態様によれば、エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置が提供されている。エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され、電源、インジケータシステム、装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニット、およびコントローラを備える。動作検出ユニットによって識別されるジェスチャに応答して、コントローラは、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するためインジケータシステムを制御するように構成される。
エアロゾル発生は、複数の個別の使用セッションに使用されるように構成され得る。例えば、複数の個別の使用セッションは、2~20の個別の使用セッションであってもよい。エアロゾル発生装置は、電池が完全に充電されたときに、整数の使用セッション数を提供するように構成されてもよく、整数は2~20である。
利用可能な使用セッション数は、電源で利用可能なエネルギーに関して決定され得る。
動作検出ユニットによって識別されるジェスチャに応答して、コントローラは、電源で利用可能なエネルギーを示す情報を受信し、インジケータシステムを制御して、利用可能な使用セッション数を示すユーザー検出可能な表示を出力するように構成され得る。
電源は、電池であってもよく、電源で利用可能なエネルギーは、電池で利用可能な電荷であってもよい。
動作検出ユニットは、加速度計および/またはジャイロスコープを備えてもよい。
動作検出ユニットによって識別されるジェスチャは、装置を垂直位置に持ち上げること、装置を揺らすこと、装置を所定回数タップすること、例えば、装置をダブルタップすること、装置を上昇させること、装置を旋回させること、および装置を特定のパターンで動かすことを含む、リストから選択されたジェスチャであってもよい。
インジケータシステムは、発光インジケータを備えてもよい。インジケータシステムは、触覚フィードバックユニットを備えてもよい。インジケータシステムは、音声フィードバックユニットを備えてもよい。
利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示は、可聴表示を含み得る。利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示は、触覚表示を含み得る。利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示は、視覚的表示を含み得る。
使用セッションは、セッション開始とセッション停止との間を延長し得る。エアロゾル発生装置は、使用セッションがタイマーによって決定される最大持続時間を有するように構成され得る。エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品を受容するように構成され得る。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品の存在を検出するように構成され得る。エアロゾル発生物品がエアロゾル発生装置から除去された場合、使用セッションは終了する。
本発明の一態様によれば、使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置にユーザー情報を提供する方法が提供される。エアロゾル発生装置は、電源、インジケータシステム、および装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットを備える。方法は、装置の動きを検出するステップと、動きがジェスチャに対応するかどうかを判定し、動きがジェスチャに対応する場合、インジケータシステムを制御して、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するステップとを含む。
本発明の一態様によれば、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成されたエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置が提供されている。エアロゾル発生装置は、電源、インジケータシステム、装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニット、およびコントローラを備える。エアロゾル発生装置は、装置の動きを検出するステップと、動きがジェスチャに対応するかを判定し、動きがジェスチャに対応する場合、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するようにインジケータシステムを制御するステップとを含む方法を実行する命令を含む、コンピュータ可読媒体を備える。
本明細書で使用される「エアロゾル発生装置」という用語は、エアロゾル形成基体と相互作用して、ユーザーの口を通してユーザーの肺の中に直接吸入可能なエアロゾルを発生する装置を指す。ある特定の実施形態では、エアロゾル発生装置はエアロゾル形成基体を加熱して揮発性化合物の放出を容易にする場合がある。エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を備えるエアロゾル発生物品、またはエアロゾル形成基体を備えるカートリッジと相互作用し得る。電気的に動作するエアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を加熱してエアロゾルを形成するための、電気ヒーターなどのアトマイザーを備え得る。
本明細書で使用する「エアロゾル発生物品」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出することができるエアロゾル形成基体を備える物品を指す。ある一定の実施形態で、エアロゾル発生物品は加熱時にエアロゾルを形成できる揮発性の化合物を放出することができるエアロゾル形成基体を備え得る。
本明細書で使用される場合、用語「使用セッション」は、有限の期間を有するエアロゾル発生装置の動作期間を指す。使用セッションは、ユーザーのアクションによって開始され得る。使用セッションは、使用セッションの開始から所定の期間が経過した後に終了され得る。使用セッションは、監視されたパラメータが使用セッション中に閾値に達した後に終了され得る。典型的には、使用セッションは、ユーザーが単一のユーザー体験を楽しむことを可能にする持続時間を有する。例えば、特定のエアロゾル発生装置では、使用セッションは、ユーザーが単一の使い捨てエアロゾル発生物品を消費することを可能にする持続時間を有してもよい。使用セッションが終了した後、ユーザーが後続の使用セッションを開始するためのさらなるアクションが必要となる。
本明細書で使用される場合、用語「触覚出力ユニット」は、触覚の形態で表示を装置のユーザーに発することができるエアロゾル発生装置の要素を指す。触覚出力ユニットは、例えば、偏心回転質量アクチュエータなどの振動モーターまたは触覚モーターを含んでもよい。
本明細書で使用される場合、用語「発光インジケータ」は、装置のユーザーに見える光の形態で表示を発することができるエアロゾル発生装置の要素を指す。
本明細書で使用される場合、用語「発光ユニット」は、発光することができる発光インジケータの個別の構成要素を指す。各発光ユニットは、発光インジケータの単一の表示領域を提供する。発光ユニットは、例えば、個々の電球または個々のLEDであってもよい。発光ユニットによって放射される光は、エアロゾル発生装置のユーザーに見える。発光ユニットは、エアロゾル発生装置のハウジングを通して突出するように取り付けられてもよい。発光ユニットは、発光ユニットから放射される光がエアロゾル発生装置の窓を通して目に見えるように、エアロゾル発生装置のハウジング内に封入されてもよい。発光ユニットから放射される光は、装置のユーザーに目に見えるように、導波管構造に沿って伝送されてもよい。
本明細書で使用される場合、用語「動作検出ユニット」は、装置の動きおよび/または配向を検出することができるエアロゾル発生装置の要素を指す。動作検出ユニットは、一例として、加速度計および/またはジャイロスコープを備えてもよい。
本明細書で使用される場合、用語「ジェスチャ」は、ユーザーによって行われたエアロゾル発生装置の動きを指す。ジェスチャは、所定の様式での装置の動きであってもよい。
本発明は特許請求の範囲に定義されている。しかしながら、以下に非限定的な実施例の非網羅的なリストを提供している。これらの実施例の特徴のうちの任意の一つ以上は、本明細書に記載の別の実施例、実施形態、または態様の任意の一つ以上の特徴と組み合わされてもよい。
実施例i.
エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、
エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され、
エアロゾル発生装置は、
使用セッションの進行を監視し、使用セッションの進行を示すためのインジケータを制御するよう構成されるコントローラを備える、エアロゾル発生装置。
実施例ii.
エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、
エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され、
エアロゾル発生装置は、
インジケータシステムと、
装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットと、
コントローラと、を備え、
動作検出ユニットによって識別されるジェスチャに応答して、コントローラは、インジケータシステムを制御して、使用セッションの進行または利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するように構成される、エアロゾル発生装置。
実施例iii.
ジェスチャが、動作検出ユニットによって識別されることができる複数のジェスチャの第一のジェスチャである、実施例iiに記載のエアロゾル発生装置。
実施例1.
エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、
エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され、
エアロゾル発生装置は、
インジケータシステムと、
装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットと、
コントローラと、を備え、
動作検出ユニットによって識別される第一のジェスチャに応答して、コントローラは、インジケータシステムを制御して、使用セッションの進行または利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するように構成される、エアロゾル発生装置。
実施例2.
エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され、
エアロゾル発生装置は、
インジケータシステムと、
装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャおよび検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャとは異なる第二のジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットと、
コントローラと、を備え、
動作検出ユニットによって識別される第一のジェスチャに応答して、コントローラは、インジケータシステムを制御して、使用セッションの進行を示すユーザー検出可能な表示を出力するように構成され、
動作検出ユニットによって識別される第二のジェスチャに応答して、コントローラが、インジケータシステムを制御して、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するように構成される、実施例1に記載のエアロゾル発生装置。
実施例3.
複数の個別の使用セッションに使用されるように構成された、実施例1~2のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例4.
複数の個別の使用セッションが2~20の個別の使用セッションである、実施例3に記載のエアロゾル発生装置。
実施例5.
利用可能な使用セッションの数が、電源で利用可能なエネルギーに関して決定される、実施例1~4のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例6.
動作検出ユニットによって識別される第二のジェスチャに応答して、コントローラが、電源で利用可能なエネルギーを示す情報を受信し、利用可能な使用セッション数を示すユーザー検出可能な表示を出力するインジケータシステムを制御するように構成される、実施例2~5のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例7.
電源が電池であり、電源で利用可能なエネルギーが、電池で利用可能な充電である、実施例6に記載のエアロゾル発生装置。
実施例8.
エアロゾル発生装置が、電池が完全に充電された時に、整数の使用セッション数を提供するように構成され、整数は2~20である、実施例7に記載のエアロゾル発生装置。
実施例9.
動作検出ユニットが加速度計および/またはジャイロスコープを備える、実施例1~8のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例10.
動作検出ユニットによって識別される第一のジェスチャまたは第二のジェスチャが、装置を垂直位置に持ち上げること、装置を揺らすこと、装置を所定回数タップすること、例えば、装置をダブルタップすること、装置を上昇させること、装置を旋回させること、および装置を特定のパターンで動かすことを含む、リストから選択されたジェスチャである、実施例1~9のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例11
インジケータシステムが、発光インジケータを備える、実施例1~10のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例12.
インジケータシステムが、触覚フィードバックユニットを備える、実施例1~11のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例13.
使用セッションの進行を示すユーザー検出可能な表示が可聴表示を含む、実施例1~12のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例14.
使用セッションの進行を示すユーザー検出可能な表示が、触覚表示を含む、実施例1~13のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例15.
使用セッションの進行を示すユーザー検出可能な表示が、視覚的表示を含む、実施例1~14のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例16.
利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示が、可聴表示を含む、実施例2~15のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例17.
利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示が、触覚表示を含む、実施例2~16のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例18.
利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示が、視覚的表示を含む、実施例2~17のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例19.
使用セッションがセッション開始とセッション停止との間に延びる、実施例1~18のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例20.
エアロゾル発生装置が、使用セッションがタイマーによって決定される最大持続時間を有するように構成される、実施例1~19のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例21.
エアロゾル発生装置が、エアロゾル形成基体を備えるエアロゾル発生物品を受容するように構成される、実施例1~20のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例22.
エアロゾル発生装置が、エアロゾル発生物質の存在を検出するように構成される、実施例21に記載のエアロゾル発生装置。
実施例23.
使用セッションが、エアロゾル発生物質がエアロゾル発生装置から除去された場合に終了する、実施例21または22に記載のエアロゾル発生装置。
実施例24.
エアロゾル発生装置が、使用セッション中のエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータを監視するように構成される、実施例1~23のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例25.
ユーザー相互作用パラメータが所定の閾値に到達した場合に、使用セッションが終了されるように構成される、実施例24に記載のエアロゾル発生装置。
実施例26.
ユーザー相互作用パラメータが、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙を示すか、またはユーザー相互作用パラメータが、使用セッション中にエアロゾル形成基体によって放出された、またはユーザーに送達されたエアロゾルの体積を示す、実施例24または25に記載のエアロゾル発生装置。
実施例27.
エアロゾル発生装置が、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙数を決定するための吸煙カウント機構を備える、実施例1~26のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例28.
使用セッション中に行われたユーザーの吸煙の数が所定の閾値に達したときに、エアロゾル発生装置が使用セッションを終了するように構成される、実施例27に記載のエアロゾル発生装置。
実施例28A.
エアロゾル発生装置の動作中のエアロゾル発生を示すパラメータを監視することと、監視されたパラメータを分析して、吸煙開始および吸煙終了によって定義される、ユーザーの吸煙を識別することと、ユーザーの吸煙中に監視されたパラメータを分析して、ユーザーの吸煙中に発生されたエアロゾルの体積である、吸煙体積を計算することと、吸煙体積をユーザー相互作用パラメータとして使用することと、を実行するように構成された、実施例1~28のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例29.
使用セッションが複数の連続した段階を含む、実施例1~28Aのいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例30.
複数の連続した段階が少なくとも三つの連続した段階である、実施例29に記載のエアロゾル発生装置。
実施例31.
複数の連続した段階が少なくとも四つの連続した段階である、実施例29に記載のエアロゾル発生装置。
実施例32.
複数の連続した段階が少なくとも五つの連続した段階である、実施例29に記載のエアロゾル発生装置。
実施例33.
コントローラが、複数の連続した段階の各々の間に、複数の異なる表示モードのうちの異なる一つを表示するようにインジケータを制御するように構成される、実施例29~32のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例34.
エアロゾル発生装置が、複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、段階の開始および段階の終了によって定義される段階持続時間を有するように、構成される、実施例29~33のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例35.
エアロゾル発生装置が、複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、タイマーによって決定される最大段階持続時間を有するように、構成される、実施例29~33のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例36.
複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、段階の開始および段階の終了によって決定される段階持続時間を有する、実施例29~34のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例37.
複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、タイマーによって決定される最大段階持続時間を有する、実施例36に記載のエアロゾル発生装置。
実施例38.
複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、監視された期間が、段階がより早く終了していない場合、段階の所定の閾値に達したときに終了する、実施例36または37に記載のエアロゾル発生装置。
実施例39.
複数の連続した段階の第一の段階は、第一の段階の開始および第一の段階の終了によって定義される第一の段階持続時間を有し、第一の段階は、セッション開始で開始する、実施例36~38のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例40.
第一の段階が、発熱体が、周囲温度からエアロゾルを発生するための動作温度まで温度が上昇する加熱期間を含む、実施例39に記載のエアロゾル発生装置。
実施例41.
複数の連続した段階の第一の段階は、第一の段階の開始および第一の段階の終了によって定義される第一の段階持続時間を有し、第一の段階は、前段階加熱期間の終了で開始し、前段階加熱期間は、セッション開始で開始する、実施例1~40のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例42.
前段階加熱期間が、発熱体が周囲温度からエアロゾルを発生するための動作温度まで温度が増加する加熱期間である、実施例41に記載のエアロゾル発生装置。
実施例43.
複数の連続した段階の第二の段階は、第二の段階の開始および第二の段階終了によって定義される第二の段階持続時間を有し、第二の段階は、第一の段階の終了で開始する、実施例1~42のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例44.
複数の連続した段階の第三の段階は、第三の段階の開始および第三の段階の終了によって定義される第三の段階持続時間を有し、第三の段階は、第二の段階の終了で開始する、実施例1~43のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例45.
複数の連続した段階の第四の段階は、第四の段階の開始および第四の段階の終了によって定義される第四の段階持続時間を有し、第四の段階は、第三の段階の終了で開始する、実施例1~44のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例46.
使用セッションが第四の段階の終了で終了する、実施例1~45のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例47.
複数の連続した段階の第五の段階は、第五の段階の開始および第五の段階の終了によって定義される第五の段階持続時間を有し、第五の段階は第四の段階の終了で開始する、実施例1~45のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例48.
使用セッションが第五の段階の終了で終了する、実施例47に記載のエアロゾル発生装置。
実施例49.
複数の連続したの第六の段階は、第六の段階の開始および第六の段階の終了によって定義される第六の段階持続時間を有し、第六の段階は第五の段階の終了で開始する、実施例1~45および47のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例50.
使用セッションが第六の段階の終了で終了する、実施例49に記載のエアロゾル発生装置。
実施例51.
エアロゾル発生装置が、使用セッション中のエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータを監視するように構成された監視装置を備える、実施例1~50のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例52.
複数の連続した段階の任意の、またはそれぞれの持続時間が、ユーザー相互作用パラメータを参照して制御される、実施例1~51のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例53.
複数の連続した段階のうちのいずれか、またはそれぞれの持続時間が、ユーザー相互作用パラメータおよび少なくとも一つのさらなるパラメータを参照して制御される、実施例29~52のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例54.
少なくとも一つのさらなるパラメータが、タイマーによって決定された時間の経過である、実施例53に記載のエアロゾル発生装置。
実施例55.
ユーザー相互作用パラメータが、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙を示す、実施例29~54のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例56.
ユーザー相互作用パラメータが、使用セッション中に発熱体に供給される電力を示す、実施例29~55のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例57.
エアロゾル発生装置が、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙の数を決定するための吸煙カウント機構を備え、複数の連続した段階のうちのいずれかまたはそれぞれの持続時間が、使用セッション中に行われたユーザーの吸煙の数を参照して制御される、実施例29~56のいずれかによるエアロゾル発生装置。
実施例58.
エアロゾル発生装置が、使用セッションがタイマーによって決定される最大使用セッション持続時間を有するように構成され、エアロゾル発生装置が、使用セッション中に少なくとも一つのユーザー相互作用パラメータを記録するように構成され、複数の連続した段階のうちのいずれか、またはそれぞれの段階の持続時間が、ユーザー相互作用パラメータの値が所定の閾値に到達した場合に、最大段階持続時間よりも短い持続時間を有する、実施例29~56のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例59.
使用セッションが、第一の段階、第二の段階、第三の段階、および第四の段階を含む、実施例1~58のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例60.
第一の段階が、使用セッションのセッション開始で開始する、実施例59に記載のエアロゾル発生装置。
実施例61.
監視開始時に開始する監視期間が、所定の第一の段階の時間の閾値に到達した後、または第一の所定の値が所定の第一の段階の時間の閾値に先行する時間に到達する場合、記録されたユーザー相互作用パラメータが、第一の所定値に到達した後に、第一の段階が終了し、第二の段階が開始される、実施例59または60に記載のエアロゾル発生装置。
実施例62.
監視開始時に開始する監視時間が、所定の第二の段階の時間の閾値に到達した後に、または第二の所定の値が、所定の第二の段階の時間の閾値に先行する時間に到達する場合、記録されたユーザー相互作用パラメータが、第二の所定値に到達した後に、第二の段階が終了し、第三の段階が開始する、実施例59~61のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例63.
監視開始時に開始する監視時間が所定の第三の段階の時間の閾値に達した後、または第三の所定の値が所定の第三の段階の時間の閾値に先行する時間に達成する場合、記録されたユーザー相互作用パラメータが第三の所定の値に到達した後に、第三の段階が終了し、第四の段階が開始する、実施例59~62のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例64.
監視開始時に開始する監視時間が、所定の第四の段階の時間の閾値に達した後に、または第四の所定の値が、所定の第四の段階の時間の閾値に先行する時間に到達する場合、記録されたユーザー相互作用パラメータが、第四の所定の値に達した後に、第四の段階が終了する、実施例59~63のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例65.
監視開始の時間が、使用セッションのセッション開始である、実施例59~64のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例66.
第一の段階の時間の閾値が、使用セッションのセッション開始から75秒~105秒の値である、実施例59~65のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例67.
記録されたユーザー相互作用パラメータが、使用セッション中にユーザーによって行われた吸煙の数を表し、
第一の所定値が、3吸煙または4吸煙である、実施例59~66のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例68.
第二の段階の時間の閾値が、使用セッションのセッション開始から150秒~210秒の値である、実施例59~67のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例69.
記録されたユーザー相互作用パラメータが、使用セッション中にユーザーによって行われた吸煙の数を表し、
第二の所定値が、6吸煙または7吸煙である、実施例59~68のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例70.
第三の段階の時間の閾値が、使用セッションのセッション開始から225秒~315秒の値である、実施例59~69のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例71.
記録されたユーザー相互作用パラメータが、使用セッション中にユーザーによって行われた吸煙の数を表し、
第三の所定値が、9吸煙または10吸煙である、実施例59~70のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例72.
第四の段階の時間の閾値が、使用セッションのセッション開始から300秒~420秒の値である、実施例59~71のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例73.
記録されたユーザー相互作用パラメータが、使用セッション中にユーザーによって行われた吸煙の数を表し、
第一の所定値が、12吸煙または13吸煙である、実施例59~74のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例74.
使用セッションは、第四の段階または後続の段階とし得る最終段階を含み、使用セッションのセッション開始で開始する監視時間が、所定の最終段階の時間の閾値に到達した後、または所定の最終段階の時間の閾値の前に、最終所定値に到達する場合に、記録されたユーザー相互作用パラメータが、最終所定値に達した後に、最終段階が終了する、実施例59~73のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例75.
最終段階が、先行する段階の最大持続時間よりも短い最大持続時間を有する、実施例74に記載のエアロゾル発生装置。
実施例76.
インジケータシステムが発光インジケータを備える、実施例1~75のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例77.
発光インジケータが少なくとも一つの発光ユニットおよび二つ以下の発光ユニットを有する、実施例76に記載のエアロゾル発生装置。
実施例78.
発光ユニット、または各発光ユニットがLEDユニットである、実施例77に記載のエアロゾル発生装置。
実施例79.
発光ユニット、または各発光ユニットが、少なくとも三つの動作状態で表示するように構成される、実施例77~78のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例80.
少なくとも三つの動作状態が、常時点灯、常時消灯、点滅、および強度変調を含むリストから選択される、実施例79に記載のエアロゾル発生装置。
実施例81.
発光ユニットまたは各発光ユニットが、第一の色および第二の色で光を放射するように動作することができ、発光ユニットまたは各発光ユニットが、複数の動作状態で表示するよう構成される、実施例77~80のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例82.
発光インジケータが、第一の色および第二の色で光を放射するように動作することができる単一の発光ユニットを備え、発光ユニットが複数の動作状態を表示するように構成され、それによって発光インジケータが複数の表示モードで表示することができる、実施例77~81のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例83.
複数の動作状態が、常時消灯、第一の色が常時点灯、第一の色が点滅、第一の色が強度調節、第二の色が常時点灯、第二の色が点滅、第二の色が強度調節、および交互に第一の色/第二の色が点滅を含むリストから選択される、実施例82に記載のエアロゾル発生装置。
実施例84.
発光ユニットが少なくとも三つの動作モードで表示するように構成され、それによって、発光インジケータが少なくとも三つの表示モードで表示することができる、実施例77~83のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例85.
発光ユニットが、少なくとも四つの動作モードで表示するように構成され、それによって、発光インジケータが、少なくとも四つの表示モードで表示することができる、実施例77~84のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例86.
発光ユニットが、少なくとも五つの動作モードで表示するように構成され、それによって、発光インジケータが、少なくとも五つの表示モードで表示することができる、実施例77~85のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例87.
発光インジケータが二つの発光ユニット、すなわち、第一の発光ユニットおよび第二の発光ユニットからなり、発光ユニットのそれぞれが第一の動作状態、第二の動作状態、および第三の動作状態で表示するように構成され、発光インジケータが少なくとも四つの表示モードで表示するように、コントローラが、第一の発光ユニットおよび第二の発光ユニットの動作状態を、第一、第二、または第三の動作状態のいずれか一つに独立して制御するように構成される、実施例76~81のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例88.
発光インジケータが少なくとも五つの表示モードで表示するように構成されている、実施例87に記載のエアロゾル発生装置。
実施例89.
使用セッションが少なくとも四つの連続した段階を含み、発光インジケータが、連続した段階の各々で、またはその間に異なる表示モードを表示するように構成される、実施例76~88のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例90.
第一の段階の間、発光インジケータが、第一の動作状態を表示する第一の発光ユニットおよび第一の動作状態を表示する第二の発光ユニットから生じる第一の表示モードで表示する、実施例89に記載のエアロゾル発生装置。
実施例91.
第二の段階の間、発光インジケータが、第一の動作状態を示す第一の発光ユニットおよび第二の動作状態を示す第二の発光ユニットから生じる第二の表示モードで表示する、実施例89または実施例90に記載のエアロゾル発生装置。
実施例92.
第三の段階の間、発光インジケータが、第一の動作状態を示す第一の発光ユニットおよび第三の動作状態を示す第二の発光ユニットから生じる第三の表示モードで表示する、実施例89~91のいずれか一つに記載のエアロゾル発生装置。
実施例93.
第四の段階の間、発光インジケータが、第二の動作状態を示す第一の発光ユニットおよび第二の動作状態を示す第二の発光ユニットから生じる第四の表示モードで表示する、実施例89~92のいずれか一つに記載のエアロゾル発生装置。
実施例94.
第五の段階の間、発光インジケータが、第三の動作状態を示す第一の発光ユニットおよび第三の動作状態を示す第二の発光ユニットから生じる第五の表示モードで表示する、実施例89~93のいずれか一つに記載のエアロゾル発生装置。
実施例95.
インジケータシステムが触覚出力ユニットを備える、実施例1~94のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例96.
使用セッションが複数の連続した段階を含み、触覚出力ユニットが、複数の連続した段階の各々の間に異なる触覚出力を発するように構成される、実施例95に記載のエアロゾル発生装置。
実施例97.
第一の段階の間、触覚出力ユニットは、単一の振動、二重振動、三重振動、および四重振動を含むリストから選択された出力を発する、実施例96に記載のエアロゾル発生装置。
実施例98.
第二の段階の間、触覚出力ユニットは、単一の振動、二重振動、三重振動、および四重振動を含むリストから選択された出力を発し、第二の段階の間に発せられた触覚出力は、第一の段階の間に発せられた触覚出力とは異なる、実施例97に記載のエアロゾル発生装置。
実施例99.
第三の段階の間、触覚出力ユニットは、単一の振動、二重振動、三重振動、および四重振動を含むリストから選択された出力を発し、第三の段階の間に発せられた触覚出力は、第一の段階および第二の段階の両方の間に発せられた触覚出力とは異なる、実施例98に記載のエアロゾル発生装置。
実施例100.
第四の段階の間、触覚出力ユニットは、単一の振動、二重振動、三重振動、および四重振動を含むリストから選択された出力を発し、第四の段階の間に発せられた触覚出力は、第一の段階、第二の段階、および第三の段階のいずれかの間に発せられた触覚出力とは異なる、実施例99に記載のエアロゾル発生装置。
実施例101.
装置がヒーターを備える、実施例1~100のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例102.
ヒーターが伝導ヒーターである、実施例101に記載のエアロゾル発生装置。
実施例103.
ヒーターが抵抗ヒーターまたは誘導ヒーターである、実施例101に記載のエアロゾル発生装置。
実施例104.
エアロゾル形成基体を備えるエアロゾル発生物品を受容するように構成される、実施例1~103のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例105.
エアロゾル形成基体が固体エアロゾル形成基体である、実施例104に記載のエアロゾル発生装置。
実施例105i.
使用セッション中にヒーターを所定の温度に維持するために、ヒーターに電力が供給される、実施例101~105のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例105ii.
ヒーターに電力が供給されて、エアロゾルを発生するための加熱要素の温度を動作温度範囲まで上昇させ、加熱要素が、使用セッションの終了まで、動作温度範囲内に留まっている、実施例101~105iのいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例105iii.
ユーザーが吸煙を行っている時、およびユーザーが吸煙を行っていない時の両方の使用セッション中に、電力がヒーターに供給される、実施例101~105iiのいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例106.
エアロゾル発生物品が、エアロゾル発生装置によって受容されるように構成され、エアロゾル発生物品は、エアロゾル形成基体を備える、実施例1~105iiiのいずれかに記載のエアロゾル発生装置を備えるエアロゾル発生システム。
実施例107.
使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置にユーザー情報を提供する方法であって、
エアロゾル発生装置は、
インジケータシステムと、
装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットと、を備え、
方法は、
装置の動きを検出するステップと、
動作がジェスチャに対応するかどうかを判定するステップと、
動作がジェスチャに対応する場合、インジケータシステムを制御して、使用セッションの進行を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するステップと、を含む、方法。
実施例108.
使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置にユーザー情報を提供する方法であって、
エアロゾル発生装置は、
電源と、
インジケータシステムと、
装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャ、および検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャとは異なる第二のジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットと、を備え、
方法は、
装置の動きを検出するステップと、
動作が第一のジェスチャまたは第二のジェスチャに対応するかを判定するステップと、
動作が第一のジェスチャに対応する場合、インジケータシステムを制御して、使用セッションの進行を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するステップと、
動作が、第二のジェスチャに対応する場合、インジケータシステムを制御して、利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するステップと、を含む、方法。
実施例109.
エアロゾル発生装置を保持するユーザーによって行われるジェスチャを検出および識別するステップと、
第一のジェスチャであるジェスチャに応答して、インジケータシステムを制御して、使用セッションの進行を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するステップと、を含む、実施例1~105のいずれかに記載のエアロゾル発生装置において実施例107または108に記載のユーザー情報を提供する方法。
実施例110.
第二のジェスチャであるジェスチャに応答して、利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示を出力するように、インジケータシステムを制御する、実施例109に記載の方法。
実施例111.
ユーザーセッション開始とユーザーセッション停止との間に複数の連続した段階を定義するステップと、第一のジェスチャであるジェスチャに応答して、使用セッションの複数の連続した段階の各々の間に異なる出力を出力するようにインジケータシステムを制御するステップと、のさらなるステップを含む、実施例107~110のいずれかに記載の方法。
実施例112.
使用セッション中にユーザー相互作用パラメータを記録するステップと、タイミング情報およびユーザー相互作用パラメータの値に基づいて、使用セッションの複数の連続した段階のそれぞれの持続時間を決定するステップと、のさらなるステップを含む、実施例107~111のいずれかに記載の方法。
実施例113.
エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、エアロゾル発生装置が、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され、エアロゾル発生装置が、
インジケータシステムと、
装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられた第一のジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットと、
コントローラと、を備え、
エアロゾル発生装置が、実施例107~112のいずれかに記載の方法を実行するための命令を含むコンピュータ可読媒体を備える、エアロゾル発生装置。
実施例114.
エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、エアロゾル発生装置が、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され、エアロゾル発生装置が、
電源と、
インジケータシステムと、
装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットと、
コントローラと、を備え、
動作検出ユニットによって識別されるジェスチャに応答して、コントローラが、インジケータシステムを制御して、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するように構成される、エアロゾル発生装置。
実施例115.
複数の個別の使用セッションに使用されるように構成された、実施例114に記載のエアロゾル発生装置。
実施例116.
複数の個別の使用セッションが2~20の個別の使用セッションである、実施例115に記載のエアロゾル発生装置。
実施例117.
利用可能な使用セッションの数が、電源で利用可能なエネルギーに関して決定される、実施例114~116のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例118.
動作検出ユニットによって識別されるジェスチャに応答して、コントローラが、電源で利用可能なエネルギーを示す情報を受信し、利用可能な使用セッション数を示すユーザー検出可能な表示を出力するために、インジケータシステムを制御するように構成される、実施例114~117のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例119.
電源が電池であり、電源で利用可能なエネルギーが、電池で利用可能な充電である、実施例118に記載のエアロゾル発生装置。
実施例120.
エアロゾル発生装置が、電池が完全に充電された時に、整数の使用セッション数を提供するように構成され、整数は2~20である、実施例119に記載のエアロゾル発生装置。
実施例121.
動作検出ユニットが加速度計を備える、実施例114~120のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例122.
動作検出ユニットによって識別されるジェスチャが、装置を垂直位置に持ち上げること、装置を揺らすこと、装置を所定回数タップすること、例えば、装置をダブルタップすること、装置を上昇させること、装置を旋回させること、および装置を特定のパターンで動かすことを含む、リストから選択されたジェスチャである、実施例114~121のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例123.
インジケータシステムが、発光インジケータを備える、実施例114~122のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例124.
インジケータシステムが触覚フィードバックユニットを含む、実施例114~123のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例125.
利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示が可聴表示を含む、実施例114~124のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例126.
利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示が、触覚表示を含む、実施例114~125のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例127.
利用可能な使用セッションの数を示す、ユーザー検出可能な表示が、視覚的表示を含む、実施例114~126のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例128.
使用セッションがセッション開始とセッション停止との間に延びる、実施例114~127のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例129.
エアロゾル発生装置が、使用セッションがタイマーによって決定される最大持続時間を有するように構成されている、実施例114~128のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例130.
エアロゾル発生装置が、エアロゾル形成基体を備えるエアロゾル発生物品を受容するように構成される、実施例114~129いずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例131.
エアロゾル発生装置が、エアロゾル発生物品の存在を検出するように構成される、実施例130に記載のエアロゾル発生装置。
実施例132.
エアロゾル発生物質がエアロゾル発生装置から除去された場合に、使用セッションが終了する、実施例130または131に記載のエアロゾル発生装置。
実施例133.
使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置にユーザー情報を提供する方法であって、
エアロゾル発生装置は、
電源と、
インジケータシステムと、
装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットと、を備え、
方法は、
装置の動きを検出するステップと、
動作がジェスチャに対応するかどうかを判定するステップと、
動作がジェスチャに対応する場合、インジケータシステムを制御して、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するステップと、を含む、方法。
実施例134.
実施例114~132のいずれかに記載のエアロゾル発生装置において実施例133に記載のユーザー情報を提供する方法。
実施例135.
エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、
エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾルを発生するように構成され、
エアロゾル発生装置は、
電源と、
インジケータシステムと、
装置の動きを検出し、検出された動きに関連付けられたジェスチャを識別するように構成された動作検出ユニットと、
コントローラと、を備え、
エアロゾル発生装置が、実施例133~134のいずれかに記載の方法を実行するための命令を含むコンピュータ可読媒体を備える、エアロゾル発生装置。
本発明の具体的な実施形態について、ここで図を参照しながら説明する。
図1は、エアロゾル発生装置の概略側面図である。 図2は、図1のエアロゾル発生装置の概略上端図である。 図3は、図1のエアロゾル発生装置および該装置と使用されるエアロゾル発生物品の概略断面側面図を示す。 図4は、エアロゾル発生装置の様々な電子構成要素およびその相互作用の概略図を提供するブロック図である。 図5は、残りの使用セッション数の表示をユーザーに提供することに関与する方法ステップを例証する流れ図である。 図6は、使用セッションの進行をユーザーに表示することに関与する方法ステップを例証する流れ図であり、ここで進行は、時間および吸煙計数によって決定される。 図7は、使用セッションの進行をユーザーに表示することに関与する方法ステップを例証する流れ図であり、ここで進行は、時間および発生したエアロゾル体積によって決定される。 図8は、ステータスクエリに応答して、使用セッションの進行の表示をユーザーに提供することに関与する方法ステップを例証する流れ図である。 図9~図11は、残りの使用セッションの数を表示するために発光インジケータによって提供されてもよい例示的な表示の概略図を提供する。 同上。 同上。 図12~図16は、使用セッションの進行に対して発光インジケータによって提供されてもよい例示的な表示の概略図を提供する。 同上。 同上。 同上。 同上。
エアロゾル発生装置10は、手持ち式のエアロゾル発生装置であり、また実質的に円形の円筒状の形状のハウジング20によって定義される細長い形状を有する。エアロゾル発生装置10は、エアロゾル形成基体31を備えるエアロゾル発生物品30を受容するためのハウジング20の近位端21に位置する開いた空洞25を備える。エアロゾル発生装置10は、装置のハウジング20内に位置する電池(図示せず)と、エアロゾル発生物品30が空洞25内に受容された時にエアロゾル発生物品30の少なくともエアロゾル形成基体部分31を加熱するように配設された電気的に作動するヒーター40と、をさらに備える。
エアロゾル発生装置は、消耗品であるエアロゾル発生物品30を受容するように構成される。エアロゾル発生物品30は、円筒状ロッドの形態であり、エアロゾル形成基体31を備える。エアロゾル形成基体は、たばこを含む固体エアロゾル形成基体である。エアロゾル発生物品30は、円筒形ロッド内のエアロゾル形成基体と同軸整列して配設されたフィルター32などのマウスピースをさらに備える。エアロゾル発生物品30は、装置10の空洞25の直径に実質的に等しい直径と空洞25の深さよりも長い長さを有し、その結果、物品30が装置10の空洞25に受容される場合、マウスピース32は、空洞25の外へ延在し、従来型の紙巻きたばこと同様に、ユーザーによって引き出され得る。
ユーザーは、使用時に、物品30をエアロゾル発生装置10の空洞25に挿入し、ユーザーボタン50を押して装置10をオンにして、ヒーター40を起動し、使用セッションを開始する。ヒーター40は、エアロゾル形成基体31の揮発性化合物が放出され、霧状にされてエアロゾルを形成するように、物品30のエアロゾル形成基体を加熱する。ユーザーは、物品30のマウスピースを吸い、加熱されたエアロゾル形成基体から発生したエアロゾルを吸入する。起動後、ヒーター40の温度は、エアロゾル形成基体を加熱するために、周囲温度から所定の温度へと上昇する。装置10の制御電子回路により、バッテリからヒーターに電力が供給されて、ユーザーが、エアロゾル発生物品30上で吸煙する際に、ヒーターの温度をほぼ一定レベルに維持する。ヒーターは、ヒーターが停止され、冷却する、使用セッションの終了時まで、エアロゾル発生物品を加熱し続ける。
使用セッションの終了時に、物品30は、廃棄のために装置10から取り外され、装置10は、装置10の電池を充電するために外部電源に結合され得る。
エアロゾル発生装置10は、第一の発光ユニット61および第二の発光ユニット62を有する発光インジケータ60をさらに備える。第一の発光ユニット61および第二の発光ユニット62から発せられる光は、エアロゾル発生装置10のハウジング20を通して見える。第一の発光ユニット61および第二の発光ユニット62は、両方とも、白色、緑色、赤色、および黄褐色の四つの色で光を発する能力を有する発光ダイオード(LED)装置である。LEDは、ハウジング20を通して見ることができてもよく、またはLEDから発せられた光は、光透過チャネルを通してハウジング20の外側から目に見ることができてもよい(例えば、導波路または類似の構造を介して)。各々が異なる色で光を発することが可能であることに加えて、第一の発光ユニットおよび第二の発光ユニットは両方とも、完全に消灯、完全に点灯、または点滅するように独立して制御される能力を有する。
図4は、エアロゾル発生装置の様々な電子構成要素およびその相互作用の概略図を提供する。
ハウジング20内に位置するコントローラ420は、電池410、ヒーター40、タイマー430、加速度計440、触覚モーター450、および発光インジケータ60に接続される。
電池410は、ヒーター40を加熱し、また他の電気構成要素を動作するためにエネルギーを供給する。電池410は、完全に充電された時、エアロゾル発生装置の二つの完全な使用セッションに電力を供給するために十分なエネルギーを有する。電池410は、再充電可能電池であり、また再充電される外部電源に接続することができる。
ヒーター40は、エアロゾルを形成するために、電池によって供給されたエネルギーを熱へと変換して、エアロゾル発生装置を十分に加熱する。動作中、コントローラは、電池からのエネルギーの供給を制御して、ヒーターを実質的に一定のエアロゾル発生温度に維持する。
タイマー430は、タイミング信号をコントローラへと提供する。
加速度計440は、装置の動きを検出するように構成される。動きが検出されると、コントローラに信号が送られ、そしてコントローラは、検出された動きが所定のパターンまたはジェスチャに適合するかどうかを決定する。それ故に、ユーザーは、特定のパターンおよびジェスチャで移動させることによって、装置と相互作用することができる。
触覚モーター450は、装置のユーザーに対する触覚出力を生成する。触覚モーターは、コントローラ420からの制御信号に応答して、触覚出力を発するように構成される。
発光インジケータ60は、ユーザーに対する視覚的な表示を生成する。発光インジケータは、コントローラ420からの制御信号に応答して、視覚的な表示を発するように構成される。
この特定の実施形態のエアロゾル発生装置10は、装置10を用いてユーザーによってなされる特定のジェスチャの形態でユーザークエリを受け入れるように構成される。ユーザークエリに応答して、装置10は、装置の電池を再充電する必要がある前に、残りの使用セッションの数を表示する信号を出力し、また使用セッション中に、使用セッションの進行を表示する信号を出力するように構成される。
完全に充電された時、電池は、少なくとも一回の完全な使用セッションのために十分なエネルギーを提供することができる。電池は、二回以上の使用セッション(例えば、20回の使用セッション)のために十分なエネルギーを提供してもよい。ユーザーは、使用セッションを開始しようとする前に、何回の使用セッションが利用可能であるのかを知ることを望む場合がある。
図5は、残りの使用セッション数の表示をユーザーに提供することに関与する方法ステップを例証する流れ図である。
ステップ500:エアロゾル発生装置が使用セッションに従事していない時、ユーザーは装置を取り上げ、そして所定のジェスチャで装置を動かす。
ステップ510:所定のジェスチャと関連付けられた装置の動きは、加速度計によって検出され、これはコントローラに信号を送信する。所定のジェスチャは、例えば、装置を持ち上げ、そして装置を垂直位置の向きにすることであってもよい。
ステップ520:
加速度計によって提供される信号を分析して、検出されたジェスチャが電池のステータスクエリを示すジェスチャであるかを決定する。
ステップ530:検出された信号が電池のステータスクエリであると決定された場合、コントローラは電池と通信して、電池の充電レベルを決定する。
ステップ540:コントローラは、発光インジケータ60に信号を送信して、残りの使用セッションの数の表示を発する。
ステップ550:発光インジケータ60は、残りの使用セッションの数を表示する視覚的な信号を発する。
図9~11は、残りの使用セッションの数を表示するために発光インジケータ60によって提供されてもよい例示的な表示の概略図を提供する。コントローラが、電池が2回の使用セッションのために十分な充電を有すると決定する場合、発光インジケータは、2回の使用セッションが残っているという表示を発する。例えば、第一の発光ユニット61および第二の発光ユニット62は、両方とも白色の光で照射されてもよい。
コントローラが、電池が1回の使用セッションのために十分な充電を有すると決定する場合、発光インジケータ60は、1回の使用セッションが残っているという表示を発する。例えば、第一の発光ユニット61は、両方とも白色の光で照射されてもよく、かつ第二の発光ユニット62は点灯していなくてもよい。
コントローラが、電池が使用セッションのためには不十分な充電しか有しないと決定する場合、発光インジケータは、いかなる使用セッションも利用可能ではなく、再充電が必要であるという表示を発する。例えば、第一の発光ユニット61は、両方とも黄色の光で照射されてもよく、かつ第二の発光ユニット62は点灯していなくてもよい。
装置とともに使用するためのエアロゾル発生物品は、有限量のエアロゾル形成基体を有し、そしてそれ故に、使用セッションは、エアロゾル形成基体が枯渇した時にユーザーがエアロゾルを生成しようとするのを防止するために、有限の持続時間を有する必要がある。使用セッションは、使用セッション開始からの経過時間によって決定される最大期間を有するように構成される。使用セッションはまた、使用セッション中に記録されたユーザー相互作用パラメータが、タイマーによって決定される最大期間の前に閾値に到達すれば、最大期間よりも短い期間を有するように構成される。
特定の実施形態では、ユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中にユーザーが吸煙した回数である。したがって、エアロゾル発生装置は、各使用セッションが、使用セッションの開始から6分の持続時間を有するように構成され、または使用セッションの開始から6分以内に14回吸煙する場合、ユーザーが14回吸煙するように構成される。
使用セッション中に、ユーザーは、使用セッションを通して進行の表示を有することを望む場合がある。例えば、ユーザーは、使用セッションにおよそ何回の吸煙が自分には残っているか、またはその時点でおよそどれくらいの時間が残っているかを知ることを望む場合がある。
コントローラは、使用セッション中に吸煙した回数を監視するために、吸煙カウンターを備える。ユーザーが吸煙した回数は、使用セッション中にヒーターに供給された電力を監視することによって決定される。ユーザーが吸煙する時、空気の流れはヒーターを冷却し、したがって、より大きい量のエネルギーが電池によって供給されて、ヒーターの温度をその動作温度に維持する。それ故に、ヒーターによって供給される電力を監視することによって、コントローラは、使用セッション中に吸煙した回数を決定することができる。
進行を監視するために、使用セッションは、使用セッションが開始した時に第一の段階開始から開始し、そして使用セッションが終了する時に最終段階で終了し、一つの段階から次の段階への通過が、使用セッションと同様に時間および吸煙回数によって決定される、いくつかの連続的な段階へと分割される。使用セッションがその連続的な段階を通して進行するにつれて、コントローラは、発光インジケータおよび触覚モーターに、各連続的な段階を表示する信号を発するよう命令する。それ故に、ユーザーは、使用セッションのおよその進行を知る。
特定の実施例では、使用セッションは、表示目的のために五つの連続的な段階に分割されてもよい。図6は、ユーザーへの使用セッションの進行の表示に関与する方法ステップを例証する。
ステップ600:ユーザーは、エアロゾル発生物品30を装置10の空洞25の中へと挿入し、そしてユーザーボタン50を押すことによって使用セッションを開始する。
ステップ605:タイマーは、使用セッション中に経過した時間を記録するように開始され、また吸煙カウンターは、使用セッション中に吸煙した回数を記録するように開始される。
ステップ610:使用セッションの第一の段階は、使用セッションが開始した時に開始されたと見なされる。
第一の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第一の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図12に例証するように、両方が連続的な白色光を発する、第一の発光ユニット61および第二の発光ユニット62である。
第一の段階の間、コントローラは、触覚モーターに、使用セッションが第一の段階にあることを表示する触覚信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、4回の連続的なバズ音を発する触覚モーターである。
ステップ615:第一の段階が終了し、そして第二の段階は、使用セッションの開始から1.5分が経過した後、または使用セッションの開始から1.5分が経過する前に3回の吸煙をした場合、使用セッションの開始以来ユーザーが3回吸煙した後、開始する。
ステップ620:使用セッションの第二の段階は、第一の段階が終了した時に開始されたと見なされる。
第二の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第二の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図13に例証するように、連続的な白色光を発する、第一の発光ユニット61、および点滅する白色光を発する、第二の発光ユニット62である。
第二の段階の間、コントローラは、触覚モーターに、使用セッションが第二の段階にあることを表示する触覚信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、3回の連続的なバズ音を発する触覚モーターである。
ステップ625:第二の段階が終了し、そして第三の段階は、使用セッションの開始から3分が経過した後、または使用セッションの開始から3分が経過する前に6回の吸煙をした場合、使用セッションの開始以来ユーザーが6回吸煙した後、開始する。
ステップ630:使用セッションの第三の段階は、第二の段階が終了した時に開始されたと見なされる。
第三の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第三の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図14に例証するように、連続的な白色光を発する、第一の発光ユニット61および点灯していない第二の発光ユニット62である。
第三の段階の間、コントローラは、触覚モーターに、使用セッションが第三の段階にあることを表示する触覚信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、2回の連続的なバズ音を発する触覚モーターである。
ステップ635:第三の段階が終了し、そして第四の段階は、使用セッションの開始から4.5分が経過した後、または使用セッションの開始から4.5分が経過する前に8回の吸煙をした場合、使用セッションの開始以来ユーザーが8回吸煙した後、開始する。
ステップ640:使用セッションの第四の段階は、第三の段階が終了した時に開始されたと見なされる。
第四の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第四の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図15に例証するように、点滅する白色光を発する、第一の発光ユニット61および点灯していない第二の発光ユニット62である。
第四の段階の間、コントローラは、触覚モーターに、使用セッションが第四の段階にあることを表示する触覚信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、単一のバズ音を発する触覚モーターである。
ステップ645:第四の段階が終了し、そして第五の段階は、使用セッションの開始から5.5分が経過した後、または使用セッションの開始から5.5分が経過する前に11回の吸煙をした場合、使用セッションの開始以来ユーザーが11回吸煙した後、開始する。
ステップ650:使用セッションの第五の段階は、第四の段階が終了した時に開始されたと見なされる。
第五の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第五の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図16に例証するように、点滅する黄色光を発する、第一の発光ユニット61および点灯していない第二の発光ユニット62である。
ステップ655:第五の段階は、使用セッションの開始から6分が経過した後、または使用セッションの開始から6分が経過する前に14回の吸煙をした場合、使用セッションの開始以来ユーザーが14回吸煙した後、終了する。
ステップ660:第五の段階の終了時に、使用セッションは終了する。ヒーターは機能停止し、そしてエアロゾルはそれ以上発生しない。ユーザーは、ここで、エアロゾル発生物品を装置から取り外すことができ、そして必要な場合、装置を再充電することができる。
さらなる特定の実施形態では、ユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中にユーザーに送達されるエアロゾルの体積を算出する。それ故に、エアロゾル発生装置は、各使用セッションが、使用セッションの開始から6分の持続時間を有する、または、その所定の体積のエアロゾルが使用セッションの開始から6分以内にユーザーに送達される場合、所定の最大体積のエアロゾルの送達を有するように構成される。エアロゾルの所定の最大体積は、例えば、660mlのエアロゾルであってもよい。
使用セッション中に、ユーザーは、使用セッションを通して進行の表示を有することを望む場合がある。例えば、ユーザーは、使用セッションにおよそどれくらいの潜在的な送達可能なエアロゾルが自分には残っているか、またはその時点でおよそどれくらいの時間が残っているかを知ることを望む場合がある。
コントローラは、使用セッション中に行われた吸煙を検出するように構成される。検出された各吸煙に対する吸煙開始点および吸煙終了点は、使用セッション中にヒーターに供給される電力を監視することによって決定される。ユーザーが吸煙する時、空気の流れはヒーターを冷却し、したがって、より大きい量のエネルギーが電池によって供給されて、ヒーターの温度をその動作温度に維持する。それ故に、ヒーターによって供給される電力を監視することによって、コントローラは、使用セッション中に行われた吸煙の開始点および終了点を決定することができる。検出された吸煙開始点と検出された吸煙終了点との間の監視された電力を統合することによって、送達されたエアロゾルの算出値が得られる場合がある。使用セッション中に送達されたエアロゾルの算出値を合計することによって、使用セッション中に送達されたエアロゾルの累積値が得られる場合がある。
進行を監視するために、使用セッションは、使用セッションが開始した時に第一の段階開始で開始し、そして使用セッションが終了する時に最終段階で終了し、一つの段階から次の段階への通過が、時間および送達されるエアロゾルの累積体積によって決定される、いくつかの連続的な段階へと分割される。使用セッションがその連続的な段階を通して進行するにつれて、コントローラは、発光インジケータおよび触覚モーターに、各連続的な段階を表示する信号を発するよう命令する。それ故に、ユーザーは、使用セッションのおよその進行を知る。
特定の実施例では、使用セッションは、表示目的のために五つの連続的な段階に分割されてもよい。図7は、ユーザーに対する使用セッションの進行の表示に関与する方法ステップを例証する。
ステップ700:ユーザーは、エアロゾル発生物品30を装置10の空洞25の中へと挿入し、そしてユーザーボタン50を押すことによって使用セッションを開始する。
ステップ705:タイマーは、使用セッション中に経過した時間を記録するために開始され、またコントローラは、使用セッション中に行われた吸煙を特定し、そして各々の吸煙の間に送達されたエアロゾルの体積を算出するために開始される。
ステップ710:使用セッションの第一の段階は、使用セッションが開始した時に開始されたと見なされる。
第一の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第一の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図11に例証するように、両方が連続的な白色光を発する、第一の発光ユニット61および第二の発光ユニット62である。
第一の段階の間、コントローラは、触覚モーターに、使用セッションが第一の段階にあることを表示する触覚信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、4回の連続的なバズ音を発する触覚モーターである。
ステップ715:第一の段階が終了し、そして第二の段階は、使用セッションの開始から1.5分が経過した後、または使用セッションの開始から1.5分が経過する前に第一の所定の体積のエアロゾルが送達された場合、使用セッションの開始以来第一の所定の体積のエアロゾルが送達された後、開始する。エアロゾルの第一の所定の体積は、例えば、150mlであってもよい。
ステップ720:使用セッションの第二の段階は、第一の段階が終了した時に開始されたと見なされる。
第二の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第二の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図12に例証するように、連続的な白色光を発する、第一の発光ユニット61、および点滅する白色光を発する、第二の発光ユニット62である。
第二の段階の間、コントローラは、触覚モーターに、使用セッションが第二の段階にあることを表示する触覚信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、3回の連続的なバズ音を発する触覚モーターである。
ステップ725:第二の段階が終了し、そして第三の段階は、使用セッションの開始から3分が経過した後、または使用セッションの開始から3分が経過する前に第二の所定の体積のエアロゾルが送達された場合、使用セッションの開始以来第二の所定の体積のエアロゾルが送達された後、開始する。エアロゾルの第一の所定の体積は、例えば、300mlであってもよい。
ステップ730:使用セッションの第三の段階は、第二の段階が終了した時に開始されたと見なされる。
第三の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第三の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図13に例証するように、連続的な白色光を発する、第一の発光ユニット61および点灯していない第二の発光ユニット62である。
第三の段階の間、コントローラは、触覚モーターに、使用セッションが第三の段階にあることを表示する触覚信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、2回の連続的なバズ音を発する触覚モーターである。
ステップ735:第三の段階が終了し、そして第四の段階は、使用セッションの開始から4.5分が経過した後、または使用セッションの開始から4.5分が経過する前に第三の所定の体積のエアロゾルが送達された場合、使用セッションの開始以来第三の所定の体積のエアロゾルが送達された後、開始する。エアロゾルの第三の所定の体積は、例えば、450mlであってもよい。
ステップ740:使用セッションの第四の段階は、第三の段階が終了した時に開始されたと見なされる。
第四の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第四の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図14に例証するように、点滅する白色光を発する、第一の発光ユニット61および点灯していない第二の発光ユニット62である。
第四の段階の間、コントローラは、触覚モーターに、使用セッションが第四の段階にあることを表示する触覚信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、単一のバズ音を発する触覚モーターである。
ステップ745:第四の段階が終了し、そして第五の段階は、使用セッションの開始から5.5分が経過した後、または使用セッションの開始から5.5分が経過する前に第四の所定の体積のエアロゾルが送達された場合、使用セッションの開始以来第四の所定の体積のエアロゾルが送達された後、開始する。エアロゾルの第四の所定の体積は、例えば、600mlであってもよい。
ステップ750:使用セッションの第五の段階は、第四の段階が終了した時に開始されたと見なされる。
第五の段階の間、コントローラは、発光インジケータ60に、使用セッションが第五の段階にあることを表示する信号を発するように命令する。こうした信号の一実施例は、図15に例証するように、点滅する黄色光を発する、第一の発光ユニット61および点灯していない第二の発光ユニット62である。
ステップ755:第五の段階は、使用セッションの開始から6分が経過した後、または使用セッションの開始から6分が経過する前に第五の所定の体積のエアロゾルが送達された場合、使用セッションの開始以来第五の所定の体積のエアロゾルが送達された後、終了する。エアロゾルの第五の所定の体積は、例えば、660mlであってもよい。
ステップ760:第五の段階の終了時に、使用セッションは終了する。ヒーターは機能停止し、そしてエアロゾルはそれ以上発生しない。ユーザーは、ここで、エアロゾル発生物品を装置から取り外すことができ、そして必要な場合、装置を再充電することができる。
異なる段階の表示は、連続的に提供されてもよい。例えば、発光インジケータからの表示は、使用セッション中、連続的にオンにし続けてもよい。代替として、異なる段階の表示は、断続的にのみ、例えば、一つの段階から別の段階への移行時にのみ、提供されてもよい。さらなる代替として、使用セッション中にユーザーからのステータスクエリに応答して、異なる段階の表示が提供されてもよい。
図8は、ステータスクエリに応答して、使用セッションの進行の表示をユーザーに提供することに関与する方法ステップを例証する流れ図である。
ステップ800:エアロゾル発生装置が使用セッションに従事している時、ユーザーは装置を所定のジェスチャで移動させる。
ステップ810:所定のジェスチャと関連付けられた装置の動きは、加速度計によって検出され、これはコントローラに信号を送信する。所定のジェスチャは、例えば、装置を二回はっきりとタップすることであってもよい。
ステップ820:加速度計によって提供される信号を分析して、検出されたジェスチャが使用セッション進行クエリを示すジェスチャであるかを決定する。
ステップ830:検出された信号が、使用セッション進行クエリであると決定される場合、コントローラは、使用セッションの現在の段階を決定する。
ステップ840:コントローラは、発光ユニットに信号を送信して、使用セッションの進行の表示を発する。
ステップ850:コントローラは、触覚モーターに信号を送信して、使用セッションの進行の表示を発する。
装置は、視覚的な表示信号および触覚表示信号の両方が、進行の表示として自動的に発せられるように構成されてもよい。代替として、装置は、視覚的な表示信号が使用セッション中に連続的に提供され、一方で触覚信号がユーザーからのクエリに応答してのみ提供されるように構成されてもよい。例えば、使用の進行を表示する触覚信号は、ユーザーが所定のジェスチャで装置を移動させることによってステータスクエリを開始した後にのみ発せられてもよい。さらなる代替として、装置は、使用セッションの進行に関連する信号が、使用中に連続的に発せられるのではなく、ユーザーからのクエリに応答してのみ発せられるように構成されてもよい。例えば、使用の進行を表示する視覚的な信号および/または触覚信号は、ユーザーが所定のジェスチャで装置を移動させることによってステータスクエリを開始した後にのみ発せられてもよい。

Claims (15)

  1. エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、前記エアロゾル発生装置が、使用セッション中に前記エアロゾルを発生するように構成され、前記エアロゾル発生装置が、
    インジケータシステムと、
    動作検出ユニットと、
    コントローラと、を備え、
    前記動作検出ユニットが、前記装置の動きを検出し、第一のジェスチャおよび前記第一のジェスチャとは異なる第二のジェスチャを識別するように構成され、
    前記動作検出ユニットによって識別される前記第一のジェスチャに応答して、前記コントローラは、前記インジケータシステムを制御して、前記使用セッションの進行を示すユーザー検出可能な表示を出力するように構成され、
    前記動作検出ユニットによって識別される前記第二のジェスチャに応答して、前記コントローラが、前記インジケータシステムを制御して、利用可能な使用セッションの数を示すユーザー検出可能な表示を出力するように構成される、エアロゾル発生装置。
  2. 複数の個別の使用セッションに使用されるように構成される、請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
  3. 前記複数の個別の使用セッションが、2~20の個別の使用セッションである、請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
  4. 前記動作検出ユニットが、加速度計および/またはジャイロスコープを含む、請求項1~3のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
  5. 前記動作検出ユニットによって識別される前記第一のジェスチャまたは前記第二のジェスチャが、前記装置を垂直位置に持ち上げること、前記装置を揺らすこと、前記装置を所定回数タップすること、例えば、前記装置をダブルタップすること、前記装置を上昇させること、前記装置を旋回させること、および前記装置を特定のパターンで動かすことを含む、リストから選択されるジェスチャである、請求項1~4のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
  6. 前記使用セッションが、セッション開始とセッション停止との間に延びる、請求項1~5のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
  7. 前記エアロゾル発生装置が、タイマーによって決定される最大持続時間を前記使用セッションが有するように、構成される、請求項1~6のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
  8. 前記エアロゾル発生装置が、前記使用セッション中の前記エアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータを監視するように構成される、請求項1~7のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
  9. 前記使用セッションが、前記ユーザー相互作用パラメータが所定の閾値に到達した場合に、終結されるように構成される、請求項8に記載のエアロゾル発生装置。
  10. 前記ユーザー相互作用パラメータが、前記使用セッション中に行われたユーザーの吸煙を示す、請求項8または9に記載のエアロゾル発生装置。
  11. 前記使用セッションが複数の連続した段階を含む、請求項1~10のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
  12. 前記コントローラが、前記複数の連続した段階の各々の間に、複数の異なる表示モードのうちの異なる一つを表示するようにインジケータを制御するように構成される、請求項11に記載のエアロゾル発生装置。
  13. 前記複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、監視された期間が、前記段階がより早く終了していない場合、前記段階の所定の閾値に達したときに終了する、請求項11または12に記載のエアロゾル発生装置。
  14. 前記複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、段階の開始および段階の終了によって決定される段階持続時間を有する、請求項11~13のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
  15. 前記エアロゾル発生装置が、前記複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々が、タイマーによって決定される最大段階持続時間を有するように構成され、前記エアロゾル発生装置が、前記使用セッション中に少なくとも一つのユーザー相互作用パラメータを記録するように構成され、複数の連続した段階のうちのいずれか、または各々の前記段階持続時間が、前記ユーザー相互作用パラメータの値が所定の閾値に到達した場合に、前記最大段階持続時間よりも短い持続時間を有する、請求項14に記載のエアロゾル発生装置。
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