JP2023530669A - 改良されたゴニオメータ - Google Patents

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Abstract

改良されたゴニオメータ用の、コンピュータストレージ媒体上にエンコードされたコンピュータプログラムを含む方法、システム、および装置。いくつかの実装では、方法は、検査の1つまたは複数のデータ点に基づいて測定される一連の測定値を取得する工程と、測定を開始するユーザからの入力を受信する工程と、測定コンポーネントから生データを受信する工程と、1つまたは複数の軸に対応する測定値を除外するように生データを処理する工程と、処理された生データに基づいて測定結果を生成する工程と、測定結果を出力用に提供する工程と、を備える。

Description

本明細書は、一般に、改良されたゴニオメータを記載する。
ゴニオメータは、角度の精密測定に用いられる機器である。医師または理学療法士は、例えば、ゴニオメータを使用して、患者の関節の運動の角度範囲を測定することが可能である。
現在、多くの企業、例えばスポーツ組織は、高血圧、コレステロールレベル、ヘモグロビンA1c(HA1c)および体重などの生活習慣マーカーを減少させることを目的としたウェルネスプログラムを組み込んでいる。従業員、役員、およびアスリートによって装着されるデバイスは、企業が、睡眠パターン、日々の歩数、心拍数トレーニング、または呼吸数などのデータを追跡することを可能にする。
スポーツの世界では、アスリートをフィールドに留まらせることは、全体的な組織的成功に関連する。スポーツ組織によって用いられてきた同一のウェルネス戦略の多くは、企業世界に組み込まれており、特定の重要なデータ変数を追跡し用いるためのロバストなデータ駆動型アプローチにつながっている。
いくつかの実装では、本開示の改良されたゴニオメータは、患者の運動を測定するように用いられてよい。例えば、運動を正確に測定するように、改良されたゴニオメータは、特定の運動に基づいて、角度が測定される1つまたは複数の軸を選択してよい。次いで、ゴニオメータは、選択されていない軸に対応する角度測定値を無効にし、運動の測定を進めるようにユーザに通知してよい。運動の特定の測定のために角度測定値を関心のある角度のみに分離することによって、改良されたゴニオメータは、角度測定の精度を向上させ、それによって結果として得られる診断を向上させ得る。
いくつかの実装では、改良されたゴニオメータは、1つまたは複数の測定軸を選択的にフィルタリングまたは無効にしてよい。例えば、改良されたゴニオメータは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)からデータ測定値を受信し、APIからデータ測定値のうちの1つまたは複数を選択して、指定された測定値について指定された軸に関する角度を計算してよい。
いくつかの実装では、改良されたゴニオメータは、1つまたは複数の他の角度測定値に基づいて角度測定値を測定してよい。例えば、改良されたゴニオメータのデバイスは、第1の軸に対して特定の角度にて位置してよい。第1の軸に対する特定の角度に基づいて、改良されたゴニオメータは、第1の軸に対する角度を決定するように、1つまたは複数の他の軸に対して測定された1つまたは複数の他の角度を決定してよい。
いくつかの実装では、本明細書の改良されたゴニオメータは、データ駆動型損傷防止および補正システムである、運動分析性能システム(MAPS)内にて用いられる。改良されたゴニオメータは、生体力学的、定性的、および定量的データを捕捉するように、ならびに医療バイオマーカーを決定するのを助けるように用いられてよい。改良されたゴニオメータはまた、筋骨格損傷を追跡し、最終的に予測および治療するのを支援するように用いられてもよい。
いくつかの実装では、本明細書の改良されたゴニオメータは、特定の生体力学的検査において用いられる。例えば、生体力学的検査は、筋骨格損傷を予測し、有効な治療解決策を導出する関連データを収集することを目的として、四肢または身体の他の部分の測定を含むことが可能である。生体力学的検査は、改良されたゴニオメータによって測定される所定の一組の運動を含むことが可能である。各測定値は、どの1つまたは複数の軸に関してデータがキャプチャされるべきかに関する詳細を含んでよい。例えば、測定に関連付けられたデータは、測定がx軸またはy軸ではなくゴニオメータのz軸に関して行われるべきであることを示すことが可能である。各測定はまた、測定される所与の運動に基づいて、測定結果を生成するためにどの軸を選択するかを決定するように、改良されたゴニオメータに対応するコンピューティングデバイスによって処理されてよい。
1つの一般的な実装によれば、改良されたゴニオメータは、多点生体力学的検査を通して医師をガイドするユーザインタフェースを備える。ユーザインタフェースは、情報、例えば、生物医学的検査における各工程をどのように行うかに関する情報を医師に提供する画像を含む。例えば、特定の生物医学的検査について、ユーザインタフェースは、正確な測定値を登録するように、医師がどのようにゴニオメータを患者に配置するか、またはどのようにゴニオメータを保持するもしくは移動させるかを示してよい。
改良されたゴニオメータは、1次元、2次元、または3次元の角度を測定することが可能である任意の適切なデバイスに実装されてよい。精度を向上させるため、ある軸に沿った測定値は、それらの軸が測定されることを必要としない測定を行うとき、例えば、あるハードウェアを一時的に無効にすることによって、または測定デバイスから取得された測定データを選択的にフィルタリングすることによって、無効にされてよい。有効な軸および無効な軸の表示は、ユーザインタフェース内に示されてよい。
本開示に従う方法は、本明細書に記載の態様および特徴の任意の組合せを含むことが可能であることが理解される。すなわち、本開示に従う方法は、本明細書において具体的に記載される態様および特徴の組合せに限定されず、提供される態様および特徴の任意の組合せも含んでよい。
本明細書に記載される主題の1つの革新的な態様は、検査の1つまたは複数のデータ点に基づいて測定される一連の測定値を取得する工程と、測定を開始するユーザからの入力を受信する工程と、測定コンポーネントから生データを受信する工程と、1つまたは複数の軸に対応する測定値を除外するように生データを処理する生データ処理工程と、処理された生データに基づいて測定結果を生成する工程と、出力のために測定結果を提供する工程と、を備える方法により具現化される。
この態様および他の態様の他の実装は、方法の作用を行うように構成され、コンピュータストレージデバイスにてエンコードされた、対応するシステム、装置、およびコンピュータプログラムを備える。1つまたは複数のコンピュータのシステムは、動作中にシステムに作用を行わせる、システム上にインストールされたソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの組合せによってそのように構成されることが可能である。1つまたは複数のコンピュータプログラムは、データ処理装置による実行時、装置に作用を行わせる命令を有することによってそのように構成されることが可能である。
上記および他の実施形態は各々、以下の特徴のうちの1つまたは複数を単独でまたは組合せにより随意で備えることが可能である。例えば、いくつかの実装では、生データ処理工程は、測定される一連の測定値の所定の順序に基づいて、測定される一連の測定値のうちの現在の測定値を決定する工程と、現在の測定値に基づいて、除外されるデータの要素を決定する工程と、決定されたデータの要素を除外することによって測定コンポーネントからの生データを処理する工程と、を含んでよい。
いくつかの実装では、生データ処理工程は、一連の測定値の各測定値を解析する解析工程と、その解析工程に基づいて生データから除外するように1つまたは複数の軸に対応する測定値を決定する工程と、を含んでよい。
いくつかの実装では、作用は、測定をどのように行うかに関する情報をユーザに提供する画像をディスプレイに出力する工程を含んでよい。
いくつかの実装では、画像は、測定を開始する前に、患者の身体においてゴニオメータデバイスを位置決めする場所を示すグラフィカル情報を含んでよい。
いくつかの実装では、一連の測定値は、拇趾伸展測定値を含んでよい。
いくつかの実装では、一連の測定値は、拇趾伸展測定値と、それに続く加重背屈測定値と、を含む。
本開示の1つまたは複数の実装の詳細は、添付の図面および以下の記載において説明される。本開示の他の特徴および利点は、記載および図面から、ならびに特許請求の範囲から明らかになる。
従来のゴニオメータシステムの一例を示す図。 改良されたゴニオメータシステムの一例を示す図。 改良されたゴニオメータシステムを用いて複数の測定を行う一例を示す図。 改良されたゴニオメータシステムの例示的な処理フローを示す図。 改良されたゴニオメータシステムについての処理の一例を示すフロー図。 改良されたゴニオメータ用のシステムを実装するように用いられることが可能であるコンピュータシステムコンポーネントの図。
様々な図面における同様の参照番号および名称は、同様の要素を示す。
図1は、従来のゴニオメータシステム100の一例を示す図である。システム100は、次元空間110における角度を測定するデバイス105を備える。デバイス105は、1次元、2次元、または3次元における角度を測定することが可能である。図1の特定の例では、デバイス105は、z軸の周りのxy平面における角度を測定する。
段階Aは、所与の測定中のデバイス105の開始位置を示し、段階Bは、デバイス105の終了位置を示す。段階Aから段階Bまで、デバイス105は、z軸の周りを回転するが、デバイス105の正中線に対してもターンする(向きを変える)。測定処理中のそうしたターンは、デバイス105の読取値に影響を及ぼし得る。図1の例に示されるように、デバイス105はz軸の周りを45度回転するが、デバイス105の正中線の周りの回転により、40度の角度が計算される。デバイス105の適切なユーザディスプレイは、現在の測定の開始角度および終了角度を示す項目107および項目120に対応する情報を表示することが可能である。
図1の例では、デバイス105は、測定中にデバイス105のターンを完全には考慮することができない。その結果、誤った角度がユーザに示される。医療専門職において用いられる場合、わずかな不正確さであっても、診断ならびに治療に著しく影響を及ぼし得る。ユーザが所与の測定の過程にわたってデバイス105を正確な平面に保つことができない可能性を考えると、デバイス105をゴニオメータとして用いて生成される測定結果は、不正確さを含む可能性が高い。
図2は、改良されたゴニオメータシステム200の一例を示す図である。システム200は、デバイス205を備える。デバイス205は、1次元、2次元、または3次元における角度を測定することが可能である。デバイス205は、コンピューティング要素208に通信可能に接続される。いくつかの実装では、コンピューティング要素208はデバイス205内に収容される。例えば、デバイス205は、角度測定能力(例えば、加速度計)ならびに処理能力を用いて設計されたある種のスマートフォンであることが可能である。
図1の例と同様に、デバイス205は、z軸の周りの角度を測定する。段階Aでは、デバイス205は、項目215に示されるように、0度の角度にてxy平面と平行に開始する。デバイスは、z軸に対して45度であり角度218に対応してz軸の周りを回転する角度218を測定する。図1のデバイス105と同様に、デバイス205は、ユーザによって生じた意図しない回転に潜在的に起因して、測定の過程中にターンし、ステージBにおいてはもはやxy平面と平行ではない。
システム100とは異なり、システム200は、処理すべき測定値のサブセットを選択することによって、ターンの影響をうまく補償することができる。例えば、z軸の周りの角度測定値に対応する測定値だけがコンピューティング要素208によって処理され、システム200は、デバイス205によって測定された角度が項目230に示すように45度であると正確に決定することができる。
いくつかの実装では、システム200は、デバイス205の位置に基づいてユーザに警告してよい。例えば、システム200は、デバイス205が、次元空間210におけるz軸などの所定の軸に対して所定の度数よりも大きい傾きにあることを検出してよい。システム200は、測定値シーケンス内の角度の測定中に傾きを検出してよい。デバイス205が所定量を超えて傾いているとの決定に応答して、システム200は、デバイス205が閾値を超えて傾いているというプロンプトをシステム200のユーザに対して表示してよく、システム200は、そうした配向におけるデバイス205との角度を受け入れなくてよい。
図3は、改良されたゴニオメータを用いて複数の測定を行うシステム300の一例を示す図である。システム300は、デバイス205と同様に、1次元、2次元、または3次元における角度を測定することが可能であるデバイス305を備える。
デバイス305は、段階A、B、およびCに示される3つの測定を行う。デバイス305は、45度である第1の角度318、53度である第2の角度319、および41度である第3の角度を測定する。測定の各々は、多点生体力学的検査における単一点に対応する。測定値の各々は、患者の拇趾が次元空間310に示されるxz平面に対して上方に延びて角度を生成する拇趾伸展に対応する。デバイス305は、拇趾とxz平面に対応する床とによって生成される最大角度を測定するように用いられることが可能である。
図3に示される例では拇趾伸展が考慮されているが、多点生体力学的検査の任意の他の角度測定値が、デバイス305に記憶された複数の測定値を用いて測定されることが可能である。例えば、測定は、とりわけ、加重背屈、脛骨回転、大腿骨回転、股屈曲、肩屈曲、肩外転、頸部回転、頸部側方屈曲、手首伸展、手首回外、手首回内を含んでよい。
デバイス305は、任意の数の測定値であり得る複数の測定値を、デバイス305の適切なディスプレイ306に表示することが可能である。複数の測定値は、選択された保存ボタン306cを選択することによって保存される選択可能な項目であることが可能である。各測定値は、測定位置からデバイスを取り外すことなく角度を決定するために、デバイス305のユーザに声に出して読まれてよい。測定の音声は、音声トグルボタン306bを用いてオンまたはオフに切り替えることが可能である。例えば、いくつかの場合では、測定の音声は、対応するアプリケーションインタフェースの設定ページにおいてオンまたはオフに切り替えられてよい。
いくつかの実装では、各連続測定値は、ユーザ入力要素の起動後または起動中にユーザがデバイス305を回転させると、デバイス305によって捕捉される。例えば、デバイス305は、デバイス305の1つの縁に沿ったボタンを備えてよい。新しい測定を開始するために、ユーザは、デバイス305の縁に沿った1つまたは複数のボタンを押下してよい。
1つの例では、ユーザは、次いで、1つまたは複数のボタンを解放し、現在の測定要件に従ってデバイス305を回転させ、再び1つまたは複数のボタンを押下して測定を停止してよい。測定を開始するためのボタンは、測定を停止するように用いられるボタンと同じであっても異なってもよい。
別の例では、ユーザは、デバイス305の縁に沿った1つ以上のボタンを押下し、測定の全体にわたって1つまたは複数のボタンを押下し続けてよい。測定が完了した後、ユーザは、1つまたは複数のボタンを解放して、測定を終了してよい。次いで、デバイス305に対応する処理コンポーネントが、本開示の1つまたは複数の方法に従って所与の測定についての値を決定してよい。
いくつかの実装では、段階A、B、およびCにおけるデバイス305の正中線の周りのデバイス305の回転などの測定処理中の回転不一致は、少なくとも部分的には、測定処理を開始または停止するために用いられるデバイス305の縁に沿った1つまたは複数のボタンを押下することによって生じる。例えば、ユーザは、図3におけるz軸などの現在の測定軸以外の軸の周りの回転を生じさせ得る1つまたは複数のボタンを押下するように、電話のグリップを再調整してよい。
患者の生体力学的運動の測定に直接関連しない任意の運動(デバイス305の正中線の周りの回転など)についての回転不一致が、角度測定の不正確さをもたらさないことを確実にするように、デバイス305に対応するコンピューティングコンポーネントが、1つまたは複数の軸に対応する角度測定値を除外するように用いられることが可能である。図3の例では、角度はz軸の周りにおいて測定される。角度測定値が所与の測定値(例えば、とりわけ拇趾伸展)に基づいてz軸の周りにおいて測定されると決定すると、デバイス305に対し通信可能に接続されているコンピューティングコンポーネントは、x軸およびy軸に対応する測定値を除外することが可能である。
任意の所与の測定値を、デバイス305のディスプレイに示すことが可能である。例えば、ディスプレイ306の部分306aは、現在のデータ点に対応するすべての測定値を示す。
図4は、改良されたゴニオメータの例示的な処理フロー400を示す図である。ゴニオメータ415は、測定値シーケンス405に対応する測定データ410を受信する。ゴニオメータ415はまた、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)420からデータを受信する。いくつかの場合では、API420は、ゴニオメータ415に対応するデバイスのコンポーネントを用いて動作する。ゴニオメータ415は、データ410およびAPI420に基づいて、測定値シーケンス405内の特定の測定に対応する測定出力430を生成する。
測定値シーケンス405は、測定値シーケンス405の各測定が検査における1つ以上のデータ点を計算するように用いられる多点生体力学的検査と整合してよい。測定値シーケンス405は、拇趾伸展、加重背屈、脛骨内/外、内閉鎖筋、大腿方形筋、梨状筋、および頸部側方屈曲を含む、複数の例示的な測定を示す。
測定値シーケンス415は、ゴニオメータ415に対し通信可能に接続されたコンポーネントにローカルに記憶されるか、または別のコンポーネントにリモートに記憶され、データ転送のために1つまたは複数のネットワークを通じてゴニオメータ415に対し送信されることが可能である。
いくつかの実装では、測定値シーケンス405はサーバ上に維持される。例えば、サーバに維持されているバージョンに変更が加えられたときに、その変更がゴニオメータ415によって取得され、測定値の現在の組へと組み込まれるように、サーバは、測定値シーケンス405を記憶し、ゴニオメータ415に対し通信可能に接続されることが可能である。このようにして、シーケンスに対するアップデートが必要とされるときに、測定値シーケンスのアップデートを中央ローカルからフィールドにおけるゴニオメータまでプッシュすることが可能である。
ゴニオメータ415は、デバイス205または305などの生の測定データを取得するように用いられるデバイスを含んでよい。デバイスは、ディスプレイおよび内部処理コンポーネントを備えるある種のスマートフォンであってよい。デバイスはまた、角度測定値に関連する複数の軸から生データを取得するように、とりわけ加速度計による測定などのAPI420の動作を行ってもよい。
ゴニオメータ415は、測定データ410を用いて、API420からの生データをどのように処理するかを決定することが可能である。例えば、ゴニオメータ415は、データ収集のために1つまたは複数の軸を決定し、測定用の特定の組の軸を分離するように、別の組の軸を無効にすることが可能である。ゴニオメータ415は、測定値シーケンス405に基づいて、どの軸または複数の軸を無効にするかを決定してよい。特に、測定データ410は、ゴニオメータ415または第三者システムによって、測定値シーケンス405の1つまたは複数の測定値のうちの1つまたは複数の指示を含むように構成されてよい。1つまたは複数の指示は、測定値シーケンス405の各測定用に構成された英数字を含むことが可能である。測定データ410の各測定値は、ゴニオメータ415によって解析されることが可能である。解析後、ゴニオメータ415は、決定された測定値および測定用に決定された測定軸に基づいて、所与の測定値用にどの軸または複数の軸を無効にするかを決定することが可能である。選択された測定値を測定データ410に基づいて分離することによって、ゴニオメータ415は、ゴニオメータ415の任意のコンポーネントの意図しないねじれをうまく補償することが可能である。
いくつかの実装では、ゴニオメータ415は、測定値シーケンス415におけるどの測定が現在測定されているかを決定するように測定を追跡してよい。例えば、測定データ410は、少なくとも、拇趾伸展測定、それに続く加重背屈測定、それに続く脛骨内測定の指標を含むことが可能である。ゴニオメータ415は、測定値シーケンス415に基づいて、測定データ410に含まれる各測定について、どの軸または複数の軸を無効にするかを決定することが可能である。
いくつかの実装では、ゴニオメータ415は、どの測定が行われているかを決定するように各測定を追跡してよい。例えば、1つまたは複数の軸を無効にすることに基づいて拇趾伸展測定についての結果が生成された後、ゴニオメータ415は、測定データ410に含まれる測定値シーケンス415の既知の順序に基づいて、加重背屈の次の測定を決定し、対応する軸を加重背屈にとって無効に自動的にする。いくつかの実装では、ゴニオメータ415は、ユーザが次の測定を行うために再調整しているときに、次の測定と、どの1つまたは複数の軸を無効にするかと、をリアルタイムで決定することが可能である。このように、生体力学的検査用のデータ抽出は、ユーザが測定値シーケンス415に従って各測定を行うときに、軸無効化によって部分的に可能にされる精度向上が自動的に適用されるため、より正確に行われるだけでなく、より効率的に行われる。
いくつかの実装では、測定データ410は、処理する測定値を含む。例えば、拇趾伸展に対応する測定データ410は、拇趾伸展の測定がz軸に対する角度測定の処理のみを含み、x軸およびy軸に対する角度測定は無効にされることを示すデータを含んでよい。測定データ410に基づいて、ゴニオメータ415は、z軸に対する角度測定値に基づいてAPI420からの生データを処理することが可能である。
いくつかの実装では、ゴニオメータ415は、測定データ410に基づいて、API420からどの測定を無効にするかを決定する。例えば、どの測定を無効にするかを示す明示的なデータを受信することなく、ゴニオメータ415は、測定データ410に対応する測定値シーケンス405を解析し、所与の測定に対応する名前または他のデータに基づいて、API420からのどの測定を無効にするかを決定することが可能である。
いくつかの実装では、ゴニオメータ415のコンポーネントからのデータは、どの測定を無効にするかを決定するように用いられる。例えば、ゴニオメータ415のデバイスは、オンボード加速度計を用いて、デバイスの開始位置を決定することが可能である。デバイスは、スマートフォンまたは他の同様のデバイスであることが可能である。開始位置は、少なくとも部分的には、API420からどの測定を無効にするかを決定するように用いられることが可能である。例えば、デバイスがxy平面に平行に開始する場合、ゴニオメータ415は、測定値がz軸の周りの角度測定値である可能性が高いとの決定に基づいて、x軸またはy軸に対応する測定値を無効にすることが可能である。
いくつかの実装では、測定値の名前は、特定の角度が多次元ではなく1次元であることを示すことが可能である。例えば、伸展は、解析時、対応する測定値が1次元測定値であることを示してよい。
いくつかの実装では、ゴニオメータ415は、所与の測定値について可能な結果と一致しないデータをAPI420から受信する。例えば、拇趾伸展では、API420からのデータが180度より大きい角度に対応し、拇趾が静止位置から180度伸展することができたことを示す場合、ゴニオメータ415は、API420からのデータが不正確であると決定することが可能である。いくつかの実装では、測定データ410に示された所与の測定値に基づいてAPI420からのデータが不正確であると決定した後、ゴニオメータは、測定が無効であったことをディスプレイに出力し、ユーザに測定値を取り直すように要求することが可能である。
いくつかの実装では、1つまたは複数の許容範囲がゴニオメータ415によって参照される。例えば、所与の測定のためのデータが可能であり、測定システムにおける誤差ではないかを決定するように、ゴニオメータ415は、API420からデータを取得し、本明細書に記載される処理に基づいて角度測定値を生成することが可能である。角度測定値を生成した後、ゴニオメータ415は、生成された角度測定値を、測定値シーケンス405に含まれる測定値の許容範囲を示す1つまたは複数の値と比較することが可能である。いくつかの場合では、許容範囲は測定データ410において示され、ゴニオメータ415に対し送信される。
図5は、改良されたゴニオメータについての処理500の一例を示す流れ図である。処理500の工程は、1つまたは複数の電子システム、例えば、システム200またはシステム300によって行われてよい。
処理500は、一連の測定値を取得する工程(502)を備える。例えば、処理フロー400に示されるように、ゴニオメータ415は、測定値シーケンス405に対応する測定データ410を取得する。いくつかの場合では、測定データ410は、測定値シーケンス405に含まれる1つまたは複数の測定を示すデータを含む。
処理500は、測定を開始するユーザからの入力を受信する工程(504)を備える。例えば、図2に示されるように、ユーザは、デバイス205を操作し、患者の運動に一致する角度だけデバイス205を回転させてよい。例えば、ユーザは、拇趾伸展の測定のために、デバイス205を、次元空間210におけるxz平面によって表される床に平行な線などのベースラインから、伸展した拇趾の角度まで移動させることが可能である。
処理500は、測定コンポーネントから生データを受信する工程(506)を備える。例えば、処理フロー400に示されるように、ゴニオメータ415は、API420からデータを受信する。いくつかの場合では、API420は、少なくとも、1つまたは複数の加速度計に基づいて生データを生成する。加速度計は、生体力学的運動の角度を測定するために用いられるゴニオメータ415のデバイス内に収容されてよい。加速度の変化を測定することによって、加速度計は、1つまたは複数の回転軸に対応する回転角を決定することが可能である。
いくつかの実装では、ゴニオメータのデバイスの加速度計は、デバイスの意図しない回転によって影響を受けるように、デバイスに収容される。例えば、改良されたゴニオメータに用いられるデバイスが、デバイスの本体の中心に加速度計を収容する場合、デバイスの縁の周りの回転は、加速度計を、正確な測定のために所望される位置とは異なる位置にさせ得る。本明細書に記載されているようなゴニオメータ415によるさらなる処理がなければ、これらの意図しない回転は、生体力学的検査の1つまたは複数のデータ点において用いられる、結果として得られる角度測定値の不正確さを生じさせ得る。
いくつかの実装では、デバイスの意図しない回転が捕捉され、所与の回転軸に対する加速度計の実際の位置を決定するように用いられてよい。例えば、z軸の周りの回転の場合、デバイスの長い縁の周りにおいてデバイスを回転させる意図しない回転が生じ得る。この回転は、デバイスの内側の加速度計チップの位置に影響を及ぼし得、したがって、z軸などの軸の周りに測定された角度測定値の読み取りに影響を及ぼし得る。
加速度計の実際の位置を決定するように、デバイスの回転は、API420などのコンポーネントによって記録され、測定される角度に対する加速度計チップの差動運動を計算するようにゴニオメータ415によって処理されてよい。このようにして、ゴニオメータ415は、意図しない回転によって加速度計が測定面(例えば、図2におけるz軸の周りのxy平面)から外れて回転した場合でも、正確な角度測定値を決定することが可能である。
いくつかの実装では、ユーザは、精度を保証するようにデバイスの1つの縁を用いてデバイスとの角度を測定するように求められる。例えば、意図しない回転を補償するように、ユーザは、ユーザインタフェースによって、デバイス305の縁などのデバイスの1つ以上の縁が、xz平面などの基準、およびxy平面における拇趾伸展などの検査されている人体の側面と平行にされることを確実にするように促されてよい。
このように、改良されたゴニオメータは、デバイス305の加速度計チップが角度を測定するための正確な位置よりも高く、低く、左に、または右になる結果となり得る意図しない運動を補償してよい。記録された運動に基づいて、ゴニオメータ415などのゴニオメータは、ゴニオメータ415の、デバイス305などのユーザが意図せずにデバイスを回転させなかった対応するデバイスの加速度計チップの位置が何であったかを計算することが可能である。ゴニオメータ415は、デバイス305などの測定用の対応するデバイスの本体形状を参照して加速度計チップの既知の位置を用いて、デバイス305の1つ以上の縁が拇趾などの測定される患者の側面と平行であることに基づいて、加速度計チップの非回転位置を計算することが可能である。
処理500は、軸情報を除外するように生データを処理する工程(508)を備える。例えば、図2に示されるように、特定のゴニオメータは、デバイス205とコンピューティングコンポーネント208の両方を備える。コンピューティングコンポーネント208は、次元空間210に示されるように、x回転軸およびy回転軸に対応する測定値を除外する。このように、デバイス205の正中線の周りの回転の影響、または測定処理中のデバイス205の任意の他の偶発的ねじれが軽減され、デバイス205およびコンピューティングコンポーネント208は、角度218の正確な測定値を生成することが可能である。
処理500は、処理された生データに基づいて測定結果を生成する工程(510)を備える。例えば、ゴニオメータ415は、API420に適用された除外を用いて、測定結果を生成することが可能である。いくつかの場合では、測定結果は、z軸などの単一の軸の周りの角度測定値を含む。z軸は、患者、測定値に対して、またはデバイスの面に対するものであることが可能である。
いくつかの実装では、ゴニオメータ415は、測定値シーケンス405に対応し測定データ410に含まれる既知の順序に基づいて、現在の測定値が何であるかを決定してよい。測定値シーケンス405に基づいて決定された現在の測定値に基づいて、ゴニオメータ415は、現在の測定値について正確な結果を達成するように、どの1つまたは複数の軸を無効にするかを決定することが可能である。ゴニオメータ415は、測定値シーケンス405の各測定について測定結果を生成するように、測定値シーケンス405の測定ごとにどの軸を無効にするかを調整することが可能である。各測定は、正確な測定結果を達成するように無効にされる、それ自身の一意の軸の組または他の測定データを有してよい。
処理500は、測定結果を出力用に提供する工程(512)を備える。例えば、ゴニオメータ415は、1つまたは複数の測定軸を除外することに基づいて生成された測定結果をディスプレイに出力することが可能である。例えば、図3に示されるように、デバイス305はディスプレイ306を備える。ディスプレイ306の部分306aは、デバイス305に通信可能に接続されたコンピューティングコンポーネントによって生成された1つまたは複数の測定結果を示すように用いられることが可能である。
図6は、改良されたゴニオメータ用のシステムを実装するように用いられることが可能であるコンピュータシステムコンポーネントの図である。コンピューティングシステムは、本明細書において記載される技法を実装するように用いられることが可能であるコンピューティングデバイス600およびモバイルコンピューティングデバイス650を備える。例えば、システム200、300、または400の1つまたは複数のコンポーネントは、とりわけ、デバイス205、コンピューティングコンポーネント208、デバイス305、またはゴニオメータ415を実装するコンピュータシステムなどの、コンピューティングデバイス600またはモバイルコンピューティングデバイス650の一例であることが可能である。
コンピューティングデバイス600は、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータなどの、様々な形態のデジタルコンピュータを表すことが意図される。モバイルコンピューティングデバイス650は、携帯情報端末、セルラ電話、スマートフォン、モバイル埋め込み無線システム、無線診断コンピューティングデバイス、および他の同様のコンピューティングデバイスなどの、様々な形態のモバイルデバイスを表すことが意図される。ここに示されるコンポーネント、それらの接続および関係、ならびにそれらの機能は、例であることを意図したものでしかなく、限定することを意図するものではない。
コンピューティングデバイス600は、プロセッサ602と、メモリ604と、ストレージデバイス606と、メモリ604および複数の高速拡張ポート610に接続する高速インタフェース608と、低速拡張ポート614およびストレージデバイス606に接続する低速インタフェース612とを備える。プロセッサ602、メモリ604、ストレージデバイス606、高速インタフェース608、高速拡張ポート610、および低速インタフェース612の各々は、様々なバスを用いて相互接続され、共通のマザーボード上に、または適宜他の手法により実装されてよい。プロセッサ602は、高速インタフェース608に対し結合されたディスプレイ616などの外部入出力デバイス上にGUI用のグラフィカル情報を表示するように、メモリ604またはストレージデバイス606に記憶された命令を含む、コンピューティングデバイス600内において実行するための命令を処理することが可能である。他の実装では、複数のプロセッサおよび/または複数のバスが、適宜複数のメモリおよび複数の種類のメモリとともに用いられてよい。これに加えて、複数のコンピューティングデバイスが接続されてよく、各デバイスは、動作の一部を提供する(例えば、サーババンク、一群のブレードサーバ、またはマルチプロセッサシステムとして)。いくつかの実装では、プロセッサ602はシングルスレッドプロセッサである。いくつかの実装では、プロセッサ602はマルチスレッドプロセッサである。いくつかの実装では、プロセッサ602は量子コンピュータである。
メモリ604は、コンピューティングデバイス600内に情報を記憶する。いくつかの実装では、メモリ604は、1つまたは複数の揮発性メモリユニットである。いくつかの実装では、メモリ604は、1つまたは複数の不揮発性メモリユニットである。メモリ604は、磁気ディスクまたは光ディスクなどの別の形態のコンピュータ可読媒体であってもよい。
ストレージデバイス606は、コンピューティングデバイス600用に大容量ストレージを提供することができる。いくつかの実装では、ストレージデバイス606は、フロッピー(登録商標)ディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、もしくはテープデバイス、フラッシュメモリもしくは他の同様のソリッドステートメモリデバイス、またはストレージエリアネットワークもしくは他の構成においてデバイスを含むデバイスのアレイなどの、コンピュータ可読媒体であるか、またはそれを含んでよい。命令は、情報キャリアに記憶することが可能である。命令は、1つまたは複数の処理デバイス(例えば、プロセッサ602)による実行時、上記のものなどの1つまたは複数の方法を行う。命令はまた、コンピュータまたは機械可読媒体(例えば、メモリ604、ストレージデバイス606、またはプロセッサ602上のメモリ)などの1つまたは複数のストレージデバイスによって記憶されることが可能である。高速インタフェース608は、コンピューティングデバイス600用の帯域幅集約的動作を管理し、低速インタフェース612は、より低い帯域幅集約的動作を管理する。そうした機能の割り当ては一例に過ぎない。いくつかの実装では、高速インタフェース608は、メモリ604、ディスプレイ616(例えば、グラフィックスプロセッサまたはアクセラレータを介して)、および様々な拡張カード(図示せず)を受け入れ得る高速拡張ポート610に対し結合される。実施では、低速インタフェース612は、ストレージデバイス606および低速拡張ポート614に対し結合される。低速拡張ポート614は、様々な通信ポート(例えば、USB、Bluetooth(登録商標)、イーサネット(登録商標)、ワイヤレスイーサネット)を含んでよく、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナなどの1つまたは複数の入出力デバイス、またはスイッチもしくはルータなどのネットワーキングデバイスに対し(例えばネットワークアダプタを介して)結合されることが可能である。
コンピューティングデバイス600は、図に示されるように、複数の異なる形態により実装されてよい。例えば、コンピューティングデバイス600は、標準サーバ620として、またはそうしたサーバの群により複数回実装されてよい。これに加えて、コンピューティングデバイス600は、ラップトップコンピュータ622などのパーソナルコンピュータに実装されてよい。また、コンピューティングデバイス600は、ラックサーバシステム624の一部として実装されてもよい。これに代えて、コンピューティングデバイス600からのコンポーネントは、モバイルコンピューティングデバイス650などのモバイルデバイスにおける他のコンポーネントと組み合わされてよい。そうしたデバイスの各々は、コンピューティングデバイス600およびモバイルコンピューティングデバイス650のうちの1つまたは複数を含んでよく、システム全体は、互いに通信する複数のコンピューティングデバイスから構成されてよい。
モバイルコンピューティングデバイス650は、他のコンポーネントの中でも、プロセッサ652、メモリ664、ディスプレイ654などの入出力デバイス、通信インタフェース666、およびトランシーバ668を備える。モバイルコンピューティングデバイス650には、追加のストレージを提供するように、マイクロドライブまたは他のデバイスなどのストレージデバイスが提供されてもよい。プロセッサ652、メモリ664、ディスプレイ654、通信インタフェース666、およびトランシーバ668の各々は、様々なバスを用いて相互接続され、コンポーネントのうちのいくつかは、共通のマザーボード上に、または適切な他の手法により適宜実装されてよい。
プロセッサ652は、メモリ664に記憶された命令を含む、モバイルコンピューティングデバイス650内の命令を実行することが可能である。プロセッサ652は、別個の複数のアナログプロセッサおよびデジタルプロセッサを備える複数のチップからなるチップセットとして実装されてよい。プロセッサ652は、例えば、ユーザインタフェース、モバイルコンピューティングデバイス650によって実行されるアプリケーション、およびモバイルコンピューティングデバイス650による無線通信の制御など、モバイルコンピューティングデバイス650の他のコンポーネントの調整を提供してよい。
プロセッサ652は、ディスプレイ654に対し結合された制御インタフェース658およびディスプレイインタフェース656を介してユーザと通信してよい。ディスプレイ654は、例えば、TFT(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)ディスプレイもしくはOLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ、または他の適切なディスプレイ技術であってよい。ディスプレイインタフェース656は、グラフィカル情報および他の情報をユーザに提示するようにディスプレイ654を駆動するための適切な回路を備えてよい。制御インタフェース658は、ユーザからコマンドを受信し、プロセッサ652へのサブミッション用にそのコマンドを変換してよい。これに加えて、外部インタフェース662は、他のデバイスとのモバイルコンピューティングデバイス650の近距離通信を可能にするように、プロセッサ652との通信を提供してよい。外部インタフェース662は、例えば、いくつかの実装では有線通信を、または他の実装では無線通信を提供してよく、複数のインタフェースが用いられてもよい。
メモリ664は、モバイルコンピューティングデバイス650内に情報を記憶する。メモリ664は、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体、1つまたは複数の揮発性メモリユニット、または1つまたは複数の不揮発性メモリユニットのうちの1つまたは複数として実装されることが可能である。拡張メモリ674も提供され、例えば、SIMM(シングルインラインメモリモジュール)カードインタフェースを含み得る拡張インタフェース672を介してモバイルコンピューティングデバイス650に対し接続されてよい。拡張メモリ674は、モバイルコンピューティングデバイス650用の余分なストレージスペースを提供してよく、またはモバイルコンピューティングデバイス650用のアプリケーションもしくは他の情報を記憶してよい。具体的には、拡張メモリ674は、上記の処理を実行または補足するための命令を含んでよく、セキュアな情報も含んでよい。したがって、例えば、拡張メモリ674は、モバイルコンピューティングデバイス650用のセキュリティモジュールとして提供されてよく、モバイルコンピューティングデバイス650のセキュアな使用を可能にする命令によりプログラムされてよい。これに加えて、ハッキング不可能な手法によりSIMMカード上に識別情報を置くなど、追加の情報とともに、SIMMカードを介してセキュアなアプリケーションを提供してよい。
メモリは、例えば、後述するように、フラッシュメモリおよび/またはNVRAMメモリ(不揮発性ランダムアクセスメモリ)を含んでよい。いくつかの実装では、命令が、1つまたは複数の処理デバイス(例えば、プロセッサ652)による実行時、上記のものなどの1つまたは複数の方法を行うように、命令は情報キャリアに記憶される。命令はまた、コンピュータまたは機械可読媒体(例えば、メモリ664、ストレージデバイス674、またはプロセッサ652上のメモリ)などの1つまたは複数のストレージデバイスによって記憶されることが可能である。いくつかの実装では、命令は、例えば、トランシーバ668または外部インタフェース662を介して、伝搬信号により受信されることが可能である。
モバイルコンピューティングデバイス650は、いくつかの場合では、デジタル信号処理回路を含み得る通信インタフェース666を通じて無線により通信してよい。通信インタフェース666は、とりわけ、GSM(登録商標)音声呼(モバイル通信用グローバルシステム)、SMS(ショートメッセージサービス)、EMS(エンハンスドメッセージングサービス)、またはMMSメッセージング(マルチメディアメッセージングサービス)、CDMA(符号分割多元接続)、TDMA(時分割多元接続)、PDC(パーソナルデジタルセルラ)、WCDMA(広帯域コード分割多重アクセス)(登録商標)、CDMA2000、またはGPRS(汎用パケット無線サービス)、LTE、5G/6Gセルラなど、様々なモードまたはプロトコル下の通信を提供してよい。そうした通信は、例えば、無線周波数を用いたトランシーバ668により行われてよい。これに加えて、Bluetooth、Wi-Fi、または他のそうしたトランシーバ(図示せず)などを用いて、短距離通信が行われてよい。これに加えて、GPS(全地球測位システム)受信機モジュール670は、追加のナビゲーション関連および位置関連の無線データをモバイルコンピューティングデバイス650に提供してよく、このデータは、モバイルコンピューティングデバイス650上にて実行されるアプリケーションによって適宜用いられてよい。
モバイルコンピューティングデバイス650はまた、ユーザから話された情報を受信し、それを使用可能なデジタル情報に変換し得る、オーディオコーデック660を用いて可聴的に通信してもよい。オーディオコーデック660は、同様に、例えば、モバイルコンピューティングデバイス650のハンドセットにおけるスピーカを通じてなど、ユーザ用に可聴音を生成してよい。そうした音は、音声通話からの音を含んでよく、記録された音(例えば、とりわけ、音声メッセージ、音楽ファイル)を含んでよく、モバイルコンピューティングデバイス650上にて動作するアプリケーションによって生成された音も含んでもよい。
モバイルコンピューティングデバイス650は、図に示されるように、いくつかの異なる形態により実装されてよい。例えば、モバイルコンピューティングデバイス650は、携帯電話680として実装されてよい。モバイルコンピューティングデバイス650は、スマートフォン682、携帯情報端末、または他の同様のモバイルデバイスの一部として実装されてもよい。
1つの一般的な実装によれば、本明細書は、多点生体力学的検査を通じて医師をガイドするユーザインタフェースを備える、改良されたゴニオメータを記載する。ユーザインタフェースは、情報、例えば、生物医学的検査における各工程をどのように行うかに関する情報を医師に提供する画像を含む。例えば、特定の生物医学的検査について、ユーザインタフェースは、正確な測定値を登録するように、医師がどのようにゴニオメータを患者に配置するか、またはどのようにゴニオメータを保持するもしくは移動させるかを示してよい。
いくつかの実装では、ゴニオメータのデバイスは、デバイスのディスプレイ上にユーザインタフェースを示す。例えば、図3では、デバイス305のディスプレイ306は、多点生体力学的検査を通じて医師またはユーザをガイドするユーザインタフェースを示すように用いられることが可能である。医師またはユーザは、ディスプレイ306上のユーザインタフェースを見て、次いで、ユーザインタフェース上に示されるチュートリアルに基づいて、生体力学的運動の測定を行うことに進むことが可能である。測定値は、図3の段階A~Cに示されるように、1つまたは複数の角度測定値を含むことが可能である。
改良されたゴニオメータは、1次元、2次元、または3次元の角度を測定することが可能である任意の適切なデバイスに実装されてよい。精度を向上させるため、ある軸に沿った測定値は、それらの軸が測定されることを必要としない測定を行うときに、例えば、あるハードウェアを一時的に無効にすることによって、無効にされてよい。有効な軸および無効な軸の表示は、ユーザインタフェース内に示されてよい。
本明細書が記載している改良された技法およびデバイスは、毎年労働者の補償請求および健康保険費用において何百万ドルも企業に負担をかける筋骨格損傷に対処し、また、スポーツ組織時間の場合、無効リスト上のプレイヤーによる有意なプレイヤー時間の損失を被る。
労働力に関して、世界保健機関は、「非特異的(一般的)背痛の生涯有病率は、先進工業国において60%~70%と推定される」と述べている。
整形外科医のアメリカ学術団体(The American Academy of Orthopaedic Surgeons)は以下を報告している。「2004年には、2590万人が背痛により平均7.2日の仕事を失った。その年に合計1億8670万日の仕事が失われた」。
労働統計局(The Bureau of Labor Statistics)は、「過労および身体反応」が、特に労働者および貨物、ストックおよび材料移動者ならびに看護助手の間において、失われた仕事の最大パーセンテージを占めたと報告している。具体的には、労働統計局は、「2012年に報告された443,560件の捻挫、緊迫および涙の症例のうち、63%が、過労および身体反応の結果であった」と述べている。その63%のうち、最も高い多数は背中(36%)であり、次に高いのは肩(13%)および膝(12%)であった。
スポーツ組織に関しては、2016年の統計によれば、10月7日現在、無効リストに113人のプレイヤーがおり、給与3億9600万ドル、すなわちMLB全体の給与の12.4パーセントを占めている。
2018統計:2月12日現在、3,798回のゲームが負傷により失われており、NBAのすべてにおいて、昨シーズンのゲームの同じ部分から42パーセント増加した。
2019統計:全NHLプレイヤーの合計50.9%が、プレーのシーズン中に1回以上の試合を失い、負傷は、年間約2億1800万米ドルの総給与費用を示した。頭/首の負傷および脚/足の負傷は、全体の費用に関して最も費用がかかり、頭/首および肩の負傷は、平均費用が最も高かった。
NFLにおける平均的なチームは、シーズンごとに負傷したアスリートの基本給与のみで11,500,000ドルを失い、1つのゲームに勝つために70,800,000ドルを最初に費やした後、各追加の勝利は、利用可能なプレイヤーの追加の2,300,000ドル分を必要とすることを示した。
負傷は、チームの成功の可能性において絶大な役割を果たす。我々が特定の傷害が予防可能であることを知っており、多数の修正可能なリスク因子が存在することを考えると、これは、問題を展示するだけでなく、その問題を解決するための適切なマネジメントおよび分析の使用の重要性を生じさせる。
本明細書が記載する改良された技法およびデバイスは、医療バイオマーカー、質的および量的尋問とともに、生体力学的検査に基づいて、リスク緩和/運用コスト削減戦略および負傷防止モデルを生成する。検査は、査定された負傷を予防または治療し、労働者の補償請求、健康保険費用、およびスポーツ組織に関しては、チームに数百万ドルの費用をかける負傷に起因する時間損失を低減するために、治療/運動ベースのモデルにおいて用いられるデータをもたらしてよい。
栄養指導を組み込んだ企業のウェルネスプログラム、社内のジムおよび運動クラス、とりわけ睡眠パターン、歩数などのデータを追跡することを目的としたウェアラブルデバイスなどの代替は、従業員の全体的な健康を向上させ、心臓発作、脳卒中および糖尿病などのそうしたものを予防することを望んで実装される。
これらの代替の欠点は、収集されたデータが、その従業員またはアスリートのための特定かつ個別化された健康アプローチを生成するために必ずしも用いられないという事実を含み得る。これらの代替は、従業員/アスリートが責任を負い、自己動機付けされている場合、自身の全体的な健康を高め、および/または自身の負傷の機会を減少させ得るが、特定の非外傷性筋骨格損傷を予測し、回避し、または治療するのには役立たない。非外傷性負傷は、企業の労働者の報酬請求の大部分を占め、世界では、とりわけ心臓発作、脳卒中などの外傷誘発性または急性疾患とは対照的に、使用不能リストに費やされたスポーツ時間の大部分を占める。
改良されたゴニオメータおよびその改良されたゴニオメータを用いる方法を含む、本明細書において記載される態様は、非外傷誘発性筋骨格損傷を予測し、対処するように用いられることが可能である。上述の通り、腰痛、股関節痛、反復的なストレス負傷などの非外傷性筋骨格損傷は、労働者の補償請求および無効リストにおける時間損失の大部分をなす。そうした筋骨格損傷の影響は、企業および/または組織にとっての大きな出費を表す。
少なくとも部分的には生体力学的検査に基づく生体力学的スクリーニングは、従業員およびアスリートが行う必要がある毎日の規則的なタスクの背後にある運動に関与する筋骨格構造の生体力学に直接関連するデータを収集する。このデータにおける任意の異常は、既に起こった損傷または将来の損傷を予測する損傷を示す。治療アプローチは、このスクリーニングから収集されたデータに直接関連し、データが正常範囲に戻ることを保証するようにモニタされる。
1つの例示的な実装形態によれば、本明細書によって記載される改良された技法は、詳細な16点生体力学的検査を含む。この16個のデータ点の群は、以下の運動範囲のうちの1つまたは複数を含むことが可能である。拇趾伸展、加重背屈、脛骨内外旋、内閉鎖筋、大腿四頭筋、梨状筋、胸椎/腰椎接合部、肩屈曲、肩外旋、屈曲を伴う肩外旋、手首回内、手首回外、手首屈曲、手首伸展、頸部回転/伸展、および頸部側方屈曲。
16点生体力学的検査における運動範囲のうちの1つまたは複数は、本明細書に記載される方法を用いて、改良されたゴニオメータによって測定されることが可能である。例えば、改良されたゴニオメータは、16点生体力学的検査の拇趾伸展データ点に関するデータを取得するべく、つま先の角度を測定するように用いられることが可能である。
データ点のこのグルーピングは、数千人のアスリートおよびクライアントを治療している年月を経て発見された。この特定の組のデータ点は、複数の筋骨格損傷について本質的に非常に予測的であることが実証されている。
次に、改良されたゴニオメータの1つまたは複数のコンポーネントなどのハードウェアツールにより収集された各データ点は、ソフトウェアツールを用いて編成され、次に、特定の色(例えば、赤、黄、または緑)を強調するアルゴリズムにより処理される。
各データ点に寄与する色は、重要業績評価指標(KPI)に基づく。データ点ごとのKPIは、ソフトウェアプラットフォームによるアルゴリズムを介して現在計算されている数年の経験的に収集されたデータに基づく。
いくつかの実装では、ソフトウェアプラットフォームは、改良されたゴニオメータのコンポーネントであることが可能である。例えば、スマートフォンが改良されたゴニオメータのコンポーネントとして用いられる場合、スマートフォンは、取得されたデータに基づいて所与のデータ点についてKPIを割り当てるためのソフトウェアプラットフォームとしてデータを処理するように用いられることが可能である。
いくつかの実装では、ソフトウェアプラットフォームは、改良されたゴニオメータに通信可能に接続されたサーバであることが可能である。例えば、改良されたゴニオメータは、生体力学的検査のデータ点の生データを取得することが可能である。次いで、改良されたゴニオメータは、サーバが、所与のデータ点について改良されたゴニオメータによって取得されたデータに基づいてKPIを割り当てるように、部分的にソフトウェアプラットフォームとして機能するサーバにデータを送信することが可能である。
ソフトウェアプラットフォームにおいて、この例によれば、緑色の強調表示は、正常であると考えられる範囲内にあるデータ点を示し、最適な関節機構を示し、アスリートが非外傷性損傷を最も受けにくいことを確立する。黄色の強調表示は、正常であると考えられる範囲の外側の範囲内にあるが、最適な関節機構よりも小さいデータ点を示し、非外傷性損傷に対するより高い確率を示す。赤色は、正常と考えられる範囲の外側の範囲内にあるデータ点を示し、非外傷性損傷のより高い確率を示す。
KPIは、治療に関していつ行動をとるべきかを決定するだけでなく、より良くデータを変更するために必要とされる治療および運動の種類も決定する。次いで、データは、治療/介入を通じてプラットフォームによってモニタされ、再検査中にデータ点/色がどのように変化するかに従って修正される。
運動連鎖に関して、解剖学的に言えば、運動連鎖は、運動を行うために一緒に働く身体セグメント、接続関節、および筋肉の相関する群、ならびにそれらが接続する脊椎の部分を指す。これらの運動は、プロスポーツの世界におけるより複雑な運動に至るまでの毎日のタスクからなる。
上部運動連鎖は、指、手首、前腕、肘、上腕、肩、肩甲骨、および脊柱を含む。下部運動連鎖は、つま先、足、足首、下肢、膝、上肢、臀部、骨盤、および脊椎を含む。両方の連鎖において、各関節は独立して様々な運動ができる。連鎖の遠位端が固定されているか、または制限なく自由に運動するかに応じて、各運動は、閉鎖または開放のいずれかに分類される。
運動を効率的に完了するため、一緒に働く各関節および筋肉は、対称的に動く必要があるだけでなく、各セグメントの最も効率的かつ長期の運動パターンを維持するために特定の運動範囲が必要とされる。つま先から上部胴体まで、適切な可動性、強度、および/または安定性の欠如は、不適切な運動パターンを生じさせる場合がある。「補償」という用語が思い浮かべられる。時間の経過とともに、不適切な範囲の運動、強度、および安定性を含む補償パターンが身体にストレスを与え始める。このストレスは、慢性疼痛、不快感、および/または筋骨格損傷さえも引き起こす。
滑膜関節は、身体が非常に広範囲に動くことを可能にする。滑膜関節における各運動は、関節の両側の骨に取り付けられた筋肉の収縮または弛緩から生じる。滑膜関節において生成され得る運動の種類は、その構造的種類によって決定される。臼状関節は個々の関節にて最大範囲の運動を与えるが、身体の他の領域では、いくつかの関節が一緒に働いて特定の運動を生じさせることができる。全体として、各種類の滑膜関節は、身体にその大きな柔軟性および可動性を提供するために必要である。滑膜関節にて起こり得る運動には多くの種類がある。運動の種類は一般に対にされ、一方は他方の反対である。
生理学および神経学に関して、補償のパターンは、数多くの理由のため人間の運動において発達する。負傷から「日常生活活動」まで、人体は、生化学的反応およびエネルギーフローと組み合わされた生体力学的力が、ありとあらゆる細胞を文字通り「変形させる」(またはその形態を変化させる)処理である、メカノトランスダクションを通じて、絶えず形成および再モデル化されている。
さらに、メカノトランスダクションは、DNAの対応する鎖を操作および修正する。換言すると、人間の運動は、人体を連続的に形成し、再形成する。補償のパターンは、新たな運動を追加することによって1つの領域における運動の不足を埋めようとする身体の試みである。より具体的には、補償パターンは、「新しい」発火シーケンス(例えば、運動単位および筋肉)を含むこと、および/または別の発火シーケンスおよび/または構造的依存(例えば、骨、靭帯、腱、筋膜および関節構造)を補足または回避するために構造的依存を利用することの神経筋戦略である。
任意の運動を正確に行うために(それがひっくり返すことなく水の入ったコップに手を届かせることを意味するか、または倒れないでアイスリンクを横切ってスケーティングすることを意味するかにかかわらず)、脳は、どの筋肉を、どのように活動させるかを正確に学習する必要がある。
相互抑制、相互相関、内側前庭経路を含む運動のコア概念に関して、相互抑制は神経筋反射である。筋または筋群の神経駆動の増加は、機能的アンタゴニストの神経活性を減少させる。これは、人間の運動系の効率を改善し、理想的な関節運動学、例えば、関節力の運動を作り出すのに重要な役割を果たす。このより微妙な定義は、人間の運動科学のより複雑な問題における相互抑制の役割を包含する。おそらく、この定義においてなされる最も重要な点は、相互阻害が「オンまたはオフ」の単純な関数ではないことを意味する用語「増加」および「減少」である。
例えば、適応短縮および過緊張をもたらす姿勢機能障害は、機能的アンタゴニストを阻害する(タイトな腰筋阻害性大殿筋)が、運動および機能を完全に可能にする(最適とは言えないが)、大殿筋複合体への神経駆動を減少させない。
交差接続に関して、非対称運動を同時に生成するように働いている神経系通信は、左右の脳の統合であり、脳の両半球は、パートナーシップとして働く。
例えば、対側運動は、身体の一方側からの肢が他方側の肢と異なる何かを行うことであるが、正中線を越える任意の運動、例えば、右手が左膝に触れること、完全な認知機能のための左右の脳通信問題を含むことも可能である。発達障害および異常な情報処理(例えば、自閉症および統合失調症)は、「神経系間の統合機能不全」に関連付けられており、これは、脳半球間の最適なバランスが不可欠であることを示唆している。
神経可塑性に関して、我々の脳は経験を通して絶えず再形成されている。思考、感情、および運動を繰り返すたびに、我々は、脳におけるより強い皮質経路を支援する新しい神経経路を強いる。神経可塑性は、脳の筋肉構築を指し、反復、適切な運動制御、および対称性を通じて、筋肉の不均衡を固定および/または変化させて、筋骨格損傷の機会を減少させることが可能である。
前庭内側経路に関して、内側前庭脊髄路は、前庭感覚装置からの入力が空間における頭部および身体の配向を調整するのに用いられる経路である。前庭系は、3次元における頭部の角加速度および直線加速度を感知し、頭部運動中に網膜上の視覚像を安定させ、姿勢を(それぞれ)調節する前庭-眼球反射および前庭-脊髄反射を生成する役割を果たす。
しかしながら、この感覚系は認知においても役割を有する。我々の環境との我々の相互作用は、我々の五感により生じる。我々は、スポーツの最高レベルまで毎日のタスクを完了しているかどうかにかかわらず、我々がいる世界を常に解釈しようとしている。脳および行動は、我々が人間として我々の周りの世界に対して有する相互作用を記載するために用いられる用語である。情報を取り込む背後にあるメカニズムは、空間および時間における我々の身体意識に由来する。運動技能および/または運動学習は、手元の情報が与えられれば、タスクを完了/学習する身体の能力である。
前庭脊髄経路は、骨盤底筋の活性化に大きな影響を及ぼす。頭の運動および目の運動により前庭系が活性化するとき、同側の骨盤底筋が活性化する。例えば、左への頭部回転を行うとき、左小脳および左前庭脊髄経路ならびに左骨盤底筋が活性化する。
前庭系に対応する分析は、以下を含んでよい。
a.回転及び(R-VOR)-回転前庭眼反射
i.水平回転(左または右)
ii.垂直回転(屈曲または伸展)
b.並進(T-VOR)-並進前庭眼反射
i.球形嚢
1.上下
2.前後
ii.卵形嚢
1.直線水平左または右
2.頭部の傾き
c.注記
i.水平回転は卵形嚢を刺激することも可能
ii.屈曲および伸展は、球形嚢を刺激することが可能
卵形嚢。は直線前庭領域である
a.左側の卵形嚢は、左側頭部の傾斜によって活性化する
b.左頭部回転
c.目が目標物を凝視しているスケーターのような左への直線水平移動
d.左側の卵形嚢は、前庭脊髄経路に大きな影響を及ぼす
e.左前庭脊髄経路は、左骨盤底筋に大きな影響を及ぼす
分析は、以下のような「頭部を見る」手順を含んでよい。
a.頭部が左傾斜し、左眼が右眼よりも低い場合、左卵形嚢は弱い
b.頭部の左傾斜、頭部の垂直運動、垂直追跡運動を補正するために
i.両方ともT-VOR(並進VOR)を補正する
c.次いで、クライアントを水平頭部運動または右への追跡眼球運動に進める
分析は、以下のような「ロンベルグを見る」手順を含んでよい。
a.左に揺れて、左眼がより低い状態で頭部が左傾斜している場合、左に弱い卵形嚢を有し、左に弱い左前庭脊髄経路を有し、左骨盤底筋および多裂のような脊椎の補償を有する
b.また、減少した股内旋可動域を有する
左小脳および左前庭脊髄経路は、以下のうちの1つまたは複数によって改善されてよい:
a.頭部運動
b.眼球運動
c.視覚固定を有するスケーターは、次いで
d.以下は、改善する
i.左骨盤底筋群活性化
ii.左骨盤安定性
iii.左改善股関節内部可動域
別の一般的な実装によれば、本明細書によって記載される改良された技法は、19点生体力学的検査を含んでよく、および/または本明細書によって記載される改良されたデバイスは、医師がこの検査を行うのを支援してよい。いくつかの実装では、本明細書によって記載される改良された技法は、大腿骨内旋および肩伸展を含む21点生体力学的検査を含んでよい。一般に、評価に用いられる点の数は、人が行い得るスポーツまたは物理的役割に依存し得る。
例えば、改良されたゴニオメータは、19点生体力学的検査を含む所与の生体力学的検査の1つまたは複数のデータ点に関連する角度を測定するように用いられてよい。一般に、任意の数の点を用いて、所与の検査の要件に基づいて生体力学的検査を生成することが可能である。
19点生体力学的検査は、以下を含んでよい。
データ点1-拇趾伸展
拇趾伸展は、下肢の外側スリングおよび中殿筋の発火に影響を及ぼす。鑑別診断:足底筋膜炎、ITバンド症候群、腰痛、外側半月板。
データ点2-加重背屈
鑑別診断:足首損傷、シンスプリント、潜在的なアキレス損傷、膝裏痛。
データ点3および4-脛骨回転。内部および外部
脛骨回転は、股関節と足首との関係、潜在的な半月板の問題、鵞足、および最も重要な膝の完全性を示すことが可能である。
データ点5-大腿骨外旋
いくつかの実装では、大腿骨外旋は、伸展とともに行われてよい。例えば、患者は、自身の対側股関節を屈曲させてよく、反対側の股関節を伸展させ、反対側の脚を外旋させることが可能である。測定は、所与の開始位置から、実装に応じて反対側の脚または屈曲した脚を測定することを含んでよい。
いくつかの実装では、検査は、大腿骨内旋を含んでよい。いくつかの実装では、大腿骨内旋は、伸展とともに行われてよい。例えば、患者は、自身の対側股関節を屈曲させてよく、反対側の股関節を伸展させ、反対側の脚を内旋させることが可能である。測定は、所与の開始位置から、実装に応じて反対側の脚または屈曲した脚を測定することを含んでよい。
データ点6-梨状筋
鑑別診断:坐骨神経痛、腰痛、椎間板ヘルニア、股関節機能不全(関節唇裂傷、関節炎、カム病変)、およびスポーツヘルニア。
データ点7-大腿方形筋
鑑別診断:上部ハムストリング損傷、中殿筋の発火。
データ8-内閉鎖筋
鑑別診断:股関節の完全性、カム病変、腰椎ファセットの完全性、腰痛、椎間板ヘルニア、スポーツヘルニア。
データ点9-股伸展
鑑別診断:ラクダ病変、椎間板ヘルニア、ファセット症候群、腹部裂傷/スポーツヘルニア、腰痛、股関節屈筋滑液包炎、大腿直筋裂傷。
データ点10-股屈曲
データ点11-胸腰椎接合部
鑑別診断:斜位緊迫、腰痛、胸痛、同側肩。
データ点12-肩屈曲。
鑑別診断:肩インピンジメント症候群、肩甲骨機能不全、同側性広背筋、緊張、肩滑液包炎。
データ点13-肩外転外旋30度
鑑別診断:インピンジメント症候群、被膜炎、胸筋軽度緊張。
データ点14-肩屈曲外旋(修正されたアプレイ肩試験)
鑑別診断:肩インピンジメント、肩甲骨の前方並進、同側頸痛、肩甲骨機能不全。
データ点15-頸部回転(左右)。
データ点16-首回転
鑑別診断:頚部椎間板ヘルニア、TOS、神経叢絞扼、以前の頭部外傷。
データ点17-手首伸展
鑑別診断:屈筋群損傷、手根管症候群/神経絞扼。
データ点18-手首回外
鑑別診断:屈筋群損傷、手根管症候群。
データ点19-手首回内
鑑別診断:対側回外筋(橈骨神経の深部枝)、屈曲、橈骨神経の浅枝の伸長、正中神経の圧迫。
いくつかの実装を記載した。それにもかかわらず、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正がなされてよいことが理解される。例えば、上に示されたフローの様々な形態は、工程が再順序付けされ、追加され、または除去されて用いられてよい。
本発明の実施形態および本明細書に記載される機能的動作のすべては、本明細書に開示される構造およびそれらの構造的均等物を含む、デジタル電子回路、もしくはコンピュータソフトウェア、ファームウェア、若しくはハードウェア、またはそれらのうちの1つまたは複数の組合せにより実装されてよい。本発明の実施形態は、1つまたは複数のコンピュータプログラム製品、例えば、データ処理装置による実行用に、またはデータ処理装置の動作を制御するために、コンピュータ可読媒体上にエンコードされたコンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして実装することが可能である。コンピュータ可読媒体は、機械可読ストレージデバイス、機械可読ストレージ基板、メモリデバイス、機械可読伝搬信号をもたらす組成物、またはそれらの1つもしくは複数の組合せであることが可能である。「データ処理装置」という用語は、例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサもしくはコンピュータを含む、データを処理するためのすべての装置、デバイス、および機械を包含する。装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムのための実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらのうちの1つまたは複数の組合せを構成するコードを含むことが可能である。伝搬信号は、人工的に生成された信号、例えば、適切な受信機装置への送信用に情報をエンコードするように生成された機械生成電気信号、光信号、または電磁信号である。
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られる)は、コンパイラ型言語またはインタープリタ型言語を含む任意の形態のプログラミング言語にて記述されることが可能であり、スタンドアロンプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、もしくはコンピューティング環境における使用に適した他のユニットとしてを含む、任意の形態によりデプロイされることが可能である。コンピュータプログラムは、ファイルシステムにおけるファイルに必ずしも対応しない。プログラムは、他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語文書に格納された1つまたは複数のスクリプト)を保持するファイルの一部に、当該プログラム専用の単一ファイルに、または複数の協調ファイル(例えば、1つまたは複数のモジュール、サブプログラム、またはコードの一部を格納するファイル)に格納することが可能である。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上にて、または1つのサイトにあるかもしくは複数のサイトにわたって分散されており通信ネットワークによって相互接続されている複数のコンピュータ上にて実行されるようにデプロイされることが可能である。
本明細書に記載される処理および論理フローは、入力データ上にて動作し出力を生成することによって機能を行うように1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラマブルプロセッサによって行われることが可能である。処理および論理フローはまた、専用論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によって行われることが可能であり、装置はまた、専用論理回路、例えば、FPGAまたはASICとして実装されることが可能である。
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例として、汎用マイクロプロセッサおよび専用マイクロプロセッサの両方、ならびに任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサを含む。一般に、プロセッサは、リードオンリーメモリもしくはランダムアクセスメモリまたはその両方から命令およびデータを受信する。コンピュータの必須要素は、命令を行うためのプロセッサと、命令およびデータを記憶するための1つまたは複数のメモリデバイスと、である。一般に、コンピュータはまた、データを記憶するための1つまたは複数の大容量ストレージデバイス(例えば、磁気、光磁気ディスク、または光ディスク)を含むか、またはそれらからデータを受信するか、もしくはそれらにデータを転送するか、またはその両方を行うように動作可能に結合される。しかしながら、コンピュータはそうしたデバイスを有する必要はない。さらに、コンピュータは、別のデバイス、例えば、数例を挙げると、タブレットコンピュータ、モバイル電話、携帯情報端末(PDA)、モバイルオーディオプレーヤ、全地球測位システム(GPS)受信機に組み込まれることが可能である。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するのに適したコンピュータ可読媒体は、例として、半導体メモリデバイス(例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス)、磁気ディスク(例えば、内蔵ハードディスクまたはリムーバブルディスク)、光磁気ディスク、ならびにCD ROMおよびDVD-ROMディスクを含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補完されるか、または専用論理回路に組み込まれることが可能である。
ユーザとの対話を提供するように、本発明の実施形態は、ユーザに情報を表示するためのディスプレイデバイス、例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタと、ユーザがコンピュータに入力を提供することが可能であるキーボードおよびポインティングデバイス、例えば、マウスまたはトラックボールと、を有するコンピュータ上に実装されることが可能である。他の種類のデバイスも同様に、ユーザとの対話を提供するために用いられることが可能であり、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であることが可能であり、ユーザからの入力は、音響、音声、または触覚入力を含む、任意の形態により受信されることが可能である。
本発明の実施形態は、バックエンドコンポーネントを備える(例えば、データサーバとして)、またはミドルウェアコンポーネント(例えば、アプリケーションサーバ)を備える、またはフロントエンドコンポーネント(例えば、ユーザが本発明の実装と対話することが可能であるグラフィカルユーザインタフェースもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ)、または1つまたは複数のそうしたバックエンド、ミドルウェア、もしくはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含む、コンピューティングシステムにより実装されることが可能である。システムのコンポーネントは、デジタルデータ通信の任意の形態または媒体(例えば、通信ネットワーク)によって相互接続されることが可能である。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(”LAN”)および広域ネットワーク(”WAN”)(例えば、インターネット)を含む。
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバを備えることが可能である。クライアントおよびサーバは一般に互いに離れており、典型的には通信ネットワークを通じて対話する。クライアントとサーバとの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行され互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生じる。
本明細書は多くの詳細を含むが、これらは、本発明または特許請求され得るものの範囲に対する限定として解釈されず、むしろ本発明の特定の実施形態に特有の特徴の記載として解釈される。別個の実施形態の文脈において本明細書に記載されている特定の特徴は、単一の実施形態において組合せにより実装されることも可能である。対照的に、単一の実施形態の文脈において記載されている様々な特徴は、複数の実施形態において別々にまたは任意の適切なサブコンビネーションにより実装されることも可能である。さらに、特徴は、特定の組合せにおいて作用するものとして上記され、最初にそのように特許請求される場合もあるが、特許請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、いくつかの場合では組合せから削除されることが可能であり、特許請求される組合せは、サブコンビネーションまたはサブコンビネーションの変形を対象としてよい。
同様に、動作は特定の順序にて図面に示されているが、これは、所望の結果を達成するように、そうした動作が示された特定の順序にてもしくは連続した順序にて行われること、またはすべての示された動作が行われることが必要とされると理解されるものではない。特定の状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。さらに、上記の実施形態における様々なシステムコンポーネントの分離は、すべての実施形態においてそうした分離を必要とすると理解されるのではなく、記載されたプログラムコンポーネントおよびシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品に一緒に統合され得るか、または複数のソフトウェア製品にパッケージ化され得ることが理解される。
HTMLファイルが言及される各例では、他のファイル種類またはフォーマットが代用されてよい。例えば、HTMLファイルは、XML、JSON、プレーンテキスト、または他の種類のファイルによって置き換えられてよい。さらに、テーブルまたはハッシュテーブルが言及される場合、他のデータ構造(スプレッドシート、リレーショナルデータベース、または構造化ファイルなど)が用いられてよい。
本発明の特定の実施形態が記載されている。他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内である。例えば、特許請求の範囲に記載された工程は、異なる順序にて行われることが可能であり、それでも所望の結果を達成することが可能である。

Claims (20)

  1. ゴニオメータを用いて正確な角度測定値を生成するためのコンピュータ実装方法であって、
    検査の1つまたは複数のデータ点に基づいて測定される一連の測定値を取得する工程と、
    測定を開始するユーザからの入力を受信する工程と、
    測定コンポーネントから生データを受信する工程と、
    1つまたは複数の軸に対応する測定値を除外するように前記生データを処理する生データ処理工程と、
    処理された前記生データに基づいて測定結果を生成する工程と、
    前記測定結果を出力用に提供する工程と、を備える方法。
  2. 前記生データ処理工程は、
    測定される前記一連の測定値の所定の順序に基づいて、測定される前記一連の測定値のうちの現在の測定値を決定する工程と、
    前記現在の測定値に基づいて、除外されるデータの要素を決定する工程と、
    決定された前記データの要素を除外することによって、前記測定コンポーネントからの前記生データを処理する工程と、を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記生データ処理工程は、
    前記一連の測定値の各測定値を解析する解析工程と、
    前記解析工程に基づいて、前記生データから除外するように前記1つまたは複数の軸に対応する前記測定値を決定する工程と、を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記測定をどのように行うかに関する情報を前記ユーザに提供する画像をディスプレイに出力する工程をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記画像は、前記測定を開始する前に、患者の身体においてゴニオメータデバイスを位置決めする場所を示すグラフィカル情報を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記一連の測定値は、拇趾伸展測定値を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記一連の測定値は、拇趾伸展測定値と、それに続く加重背屈測定値と、を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 1つまたは複数の命令を記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、コンピュータシステムが、
    検査の1つまたは複数のデータ点に基づいて測定される一連の測定値を取得する工程と、
    測定を開始するユーザからの入力を受信する工程と、
    測定コンポーネントから生データを受信する工程と、
    1つまたは複数の軸に対応する測定値を除外するように前記生データを処理する生データ処理工程と、
    処理された前記生データに基づいて測定結果を生成する工程と、
    前記測定結果を出力用に提供する工程と、を備える動作を行うように実行可能である、媒体。
  9. 前記生データ処理工程は、
    測定される前記一連の測定値の所定の順序に基づいて、測定される前記一連の測定値のうちの現在の測定値を決定する工程と、
    前記現在の測定値に基づいて、除外されるデータの要素を決定する工程と、
    決定された前記データの要素を除外することによって、前記測定コンポーネントからの前記生データを処理する工程と、を含む、請求項8に記載の媒体。
  10. 前記生データ処理工程は、
    前記一連の測定値の各測定値を解析する解析工程と、
    前記解析工程に基づいて、前記生データから除外するように前記1つまたは複数の軸に対応する前記測定値を決定する工程と、を含む、請求項8に記載の媒体。
  11. 前記測定をどのように行うかに関する情報を前記ユーザに提供する画像をディスプレイに出力する工程をさらに備える、請求項8に記載の媒体。
  12. 前記画像は、前記測定を開始する前に、患者の身体においてゴニオメータデバイスを位置決めする場所を示すグラフィカル情報を含む、請求項11に記載の媒体。
  13. 前記一連の測定値は、拇趾伸展測定値を含む、請求項8に記載の媒体。
  14. 前記一連の測定値は、拇趾伸展測定値と、それに続く加重背屈測定値と、を含む、請求項8に記載の媒体。
  15. コンピュータ実装システムであって、
    1つまたは複数のコンピュータと、
    前記1つまたは複数のコンピュータと相互に動作可能に結合されており、有形の、非一時的な、1つまたは複数の命令を記憶している機械可読媒体を有する、1つまたは複数のコンピュータメモリデバイスと、を備え、前記命令は、前記1つまたは複数のコンピュータによる実行時、
    検査の1つまたは複数のデータ点に基づいて測定される一連の測定値を取得する工程と、
    測定を開始するユーザからの入力を受信する工程と、
    測定コンポーネントから生データを受信する工程と、
    1つまたは複数の軸に対応する測定値を除外するように前記生データを処理する生データ処理工程と、
    処理された前記生データに基づいて測定結果を生成する工程と、
    前記測定結果を出力用に提供する工程と、を備える1つまたは複数の動作を行う、システム。
  16. 前記生データ処理工程は、
    測定される前記一連の測定値の所定の順序に基づいて、測定される前記一連の測定値のうちの現在の測定値を決定する工程と、
    前記現在の測定値に基づいて、除外されるデータの要素を決定する工程と、
    決定された前記データの要素を除外することによって、前記測定コンポーネントからの前記生データを処理する工程と、を含む、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記生データ処理工程は、
    前記一連の測定値の各測定値を解析する解析工程と、
    前記解析工程に基づいて、前記生データから除外するように前記1つまたは複数の軸に対応する前記測定値を決定する工程と、を含む、請求項15に記載のシステム。
  18. 前記測定をどのように行うかに関する情報を前記ユーザに提供する画像をディスプレイに出力する工程をさらに備える、請求項15に記載のシステム。
  19. 前記画像は、前記測定を開始する前に、患者の身体においてゴニオメータデバイスを位置決めする場所を示すグラフィカル情報を含む、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記一連の測定値は、拇趾伸展測定値を含む、請求項15に記載のシステム。
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