JP2023530633A - 取り外し可能又は分離可能な閉包なしの、流体用マルチユース、再利用可能、こぼれ防止パッケージ - Google Patents

取り外し可能又は分離可能な閉包なしの、流体用マルチユース、再利用可能、こぼれ防止パッケージ Download PDF

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Abstract

パッケージの開封を容易にし、制御された方法で流体を吐出するための自己閉鎖バルブと併せて、開封デバイスを含むワンピースパッケージ又は容器が開示される。一実施形態では、開封デバイスは、少なくとも1つの破壊可能な気泡を含み得る。少なくとも1つの破壊可能な気泡は、パッケージの周囲及び/又は流体チャネルに沿ったシールによって形成され得る。パッケージには、破壊可能な気泡を破壊することによって開放することができる自己閉鎖バルブを備えた流体チャネルが含まれる。パッケージが開封された後、絞りを通した圧力などの圧力がパッケージに印加されるまで、自己閉鎖バルブは、流体が流体チャネルを通過するのを防ぐ。したがって、ユーザがパッケージに圧力を印加すると、パッケージの内容物は、制御された方法で流体チャネルを通して吐出され得る。

Description

発明の詳細な説明
〔背景技術〕
2017年、プラスチックの世界生産量は3億4800万トンに達した。年間のプラスチック生産量の約半分は、プラスチック飲料ボトルを含む使い捨て製品に向けられている。人間は1分間に約1,000,000本のプラスチックボトルを購入し、2016年には世界中で4800億本超のプラスチック飲料ボトルの売り上げを達成した。プラスチック製の飲料ボトルとともに、50万個超の使い捨てプラスチック製ストローがアメリカ人によって毎日使用されている。更に、全てのプラスチックの91%は廃棄されており、リサイクルされていない。
飲料用プラスチックボトル、キャップ、装備品、開封帯、及びラベルを含む、廃棄された使い捨てプラスチックは、環境に有害である。廃棄された使い捨てプラスチックは、埋立地を埋め尽くすだけでなく、湖及び小川に流れ込み、世界中の川、ひいては海洋に流れ込んでしまう。海洋に均等に分散するのではなく、例えば、北太平洋の還流では「太平洋ゴミベルト」として知られるようになったように、プラスチック廃棄物は、北及び南の還流に集中する傾向がある現在、この地域の面積は少なくとも70万平方キロメートルと推定されている(27万平方マイル、テキサス州の面積ほど、又はフランス及びスイスを合わせた面積ほど)。ベルトの各平方キロメートル内には、18,000個を超えるプラスチックが存在すると推定されている。太平洋ゴミベルトのサンプルからは、プラスチック廃棄物の質量が、この地域の主な動物の生態である動物プランクトンの質量を上回っていることが明らかになり、更に2050年までには、海洋の中のプラスチックが魚よりも多くなると推定されている。
プラスチック廃棄物は、特に太平洋ゴミベルトのような小川及び海洋では、プラスチックが光分解され、プラスチックが小さな有毒なプラスチックポリマーに分解される。時間の経過とともに、プラスチックポリマーはより小さく分解され、「マイクロプラスチック」に、若しくは分子レベルに達するまで変化する。しかしながら、これらのポリマーの大半は、バイオベースでも堆肥性でもなく、典型的には、環境を損なうことなく分解することはない。これらの小さな有毒なプラスチックポリマー(マイクロプラスチック)は、大気、水、及び土壌を汚染し、最終的には魚を含む水生生物が摂取されることにより、プラスチック廃棄物は動物及び人間が消費するために食物連鎖に入る。
プラスチック廃棄物の問題に対処するため、プラスチック消費サイクルにリサイクルが導入されている。しかしながら、プラスチック廃棄物はごく一部分がリサイクル施設に送られる。例えば、世界では91%を超えるプラスチックがリサイクルされておらず、米国ではプラスチックボトルのうちの23%しかリサイクルされていない。更に、既存のプラスチックボトル及び流体容器は、ボトルのためのポリエチレンテレフタレート(PET)及びより剛性のあるボトルキャップ又は閉包のためのポリプロピレン(PP)など、それらの異なる部分のための複数のタイプのプラスチックを利用する。プラスチックボトルは、ラベル情報及び化学接着剤を含むように、ボトルに巻き付けられた異なるプラスチック又はフィルム材料を更に利用することが多い。PET及びPPなどの使用される各プラスチック材料は、それぞれの他のプラスチック材料と著しく異なる独特の融点を有するため、全ての材料は、再利用のために溶融する前に、互いに分離する必要がある。したがって、既存のペットボトルのリサイクルは、プラスチック廃棄物の収集、洗浄、及び選別、並びに廃棄物の各々を新しい製品に使用できる材料に個別に処理することを含む、様々なプロセスを伴うため、経済的に非効果的である可能性がある。このように、収集及び処理の時間、金銭、及びインフラストラクチャのコストにより、リサイクルが広く利用可能になっておらず、利用可能であっても、リサイクルが義務付けられていないことがよくある。したがって、多くの人々は、リサイクルのための便利な場所を持たず、若しくは単にリサイクルをしないという選択をするか、又は廃棄物管理方法としてのリサイクルの意識が不足している可能性がある。
世界中のプラスチック廃棄物には多くの問題があるが、パッケージ及び消費者向け製品のプラスチックを代替材料に置き換えると、環境コストが数倍になる可能性があると推定されている。したがって、プラスチックに代わる材料を見つける、又は開発するのではなく、既存の使い捨てプラスチック包装と比較して、より少ない材料でより簡単にリサイクルできる新しい形態の包装及び材料を設計し、開発するためのイノベーション、並びに増大するプラスチック廃棄物のリサイクルを増やすためのインフラストラクチャの改善、収集、及び選別が非常に必要である。
既存のプラスチックボトル及び容器のプラスチック廃棄物の上記の問題に対する解決策の1つは、液体製品をポリマーフィルムの1つ以上の層からなる可撓性容器に包装することである。既存のプラスチックボトルと比較して、容器当りのプラスチック材料の量を減らすことに加えて、ポリマーフィルムから作製されたパッケージは、更なる利点を提供することができる。例えば、ポリマーフィルムは、空隙を排除し、必要とされる包装材料を最小限に抑えるために、製品の周囲にしっかりと巻き付けることができる。結果として生じるパッケージは、あまりかさばらず、扱いやすく、軽量である。ポリマーフィルムは半透明又は透明であることがあり、購入者が購入前に内容物を見ることができる。更に、ポリマーフィルムを装飾的なグラフィックで印刷して、製品をより魅力的にすることができる。
ポリマーフィルムから作製されたパッケージは、様々な利点を提供することができるが、そのようなパッケージを開封することはかなり困難であり得る。例えば、ポリマーフィルムは、偶発的な破裂を防止するのに十分な密封強度を有していなければならない。しかしながら、フィルム、又はパッケージの内容物を取り囲むシールの強度を増大させると、多くの場合、パッケージを開封することの困難さを増大させる。例えば、液体又は流動可能な物質を包含する多くのそのようなパッケージは、容易な開口特徴を含まない。したがって、パッケージを開くためには、力ずく、はさみ、ナイフ、歯で噛む、又は別の適切な器具を使用する必要がある。
ポリマーフィルムのうちの1つ以上の層から作製された容器に対する別の欠点は、フィルムが必ずしも互いに適合しておらず、様々な層が容易にリサイクルされない場合があることである。その結果として、多層フィルムは容易なリサイクル性を制限し、固体廃棄物を創出することができる。
更に、COVID-19の世界的な流行により、持続可能なだけでなく、厳しい衛生条件で作製され、出荷され、配送され得るパッケージのニーズが高まっている。開封しやすく、製品のこぼれもなく、単一の素材からパッケージを作製する能力により、より良い衛生特性でバランスの取れたパッケージの持続可能性が大幅に向上する。
以上のことから、当業者は、パッケージ及び容器を構築し、開封する方法を改善することを試みてきた。例えば、PopPack LLCは、パッケージの設計及び構築、特にパッケージ及び容器を開封するための技法及び方法の設計において、多くの重要で価値ある進歩を遂げてきた。パッケージのための開封デバイスの例は、例えば、Perellらに対する米国特許第6,726,364号、Perellに対する米国特許第6,938,394号、Perellに対する米国特許第7,306,371号、Perellに対する米国特許第7,644,821号、Perellに対する米国特許第RE41,273号、Perellに対する米国特許出願公開第2008/0212904号、Perellに対する米国特許出願公開第2007/0295766号、Perellに対する米国特許出願公開2007/0286535号、Perellに対する米国特許出願公開第2007/0284375号、Perellに対する米国特許出願公開第2007/0241024号、Perellに対する米国特許出願公開第2007/0237431号、Perellに対する米国特許出願公開第2007/0235369号、Perellに対する米国特許出願公開第2007/0235357号、Perellに対する米国特許出願公開第2006/0126970号、Perellに対する米国特許出願公開第2004/0231292号、及びPerellらに対する米国特許出願第2004/0057638号に開示されている。上記の交付済み特許及び公開出願の各々の主題は、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
このような以前に作製されたポリマーフィルム容器の別の問題は、典型的には、流体を制御された方法で吐出することが困難であることである。例えば、これらの容器は、容器の上部を引きちぎる、角を引きちぎる、はさみ又はナイフで切断する、若しくはストローを容器に挿入することによって開封される。パッケージは可撓性であるため、容器は、特に任意のタイプの圧力が容器に印加されるときに、その内容物をこぼしやすい。一旦開封され、かつ容器に溶接又は接着された、又は別様で貼り付けられた別個の剛性注入バルブがない場合、これらのレセプタクルは容易に閉め直すことができず、液体を逃がし、液体を空気及び場合によっては他の汚染物質に晒すことを許容する傾向がある。したがって、偶発的なこぼれ及び汚染を避けるために、完全に空になる前にテーブル又は他の表面上に置くことができず、閉め直すことができないため、ユーザは一度開封したレセプタクルを保持しなければならない。
上記を考慮すると、本開示は概して、プラスチックボトル、例えば、単一のポリマーから形成された単一の材料フィルムよりも、少ない材料、少ないエネルギー、及び洗浄での少ない水、並びにより効率的な生産ラインを利用し、比較的簡単に開封され、偶発的にこぼれやすいことなく、制御された方法で容器から流体を吐出するための内蔵自己閉鎖注液チャネルを有する、改良されたポリマーフィルム容器を対象としている。
〔発明の概要〕
一般に、本開示は、取り外し可能又は分離可能な閉包なしの、流体用マルチユース、再利用可能、こぼれ防止パッケージを対象としている。一実施形態では、パッケージは、流動可能な物質を受容するための内部容積を有する可撓性容器を含む。パッケージの可撓性容器は、密封された周辺部を画定する。パッケージは、可撓性容器の密封された周辺部に沿って位置する破壊可能な点を更に含む。破壊可能な点は、密封された周辺部の残りの部分よりも弱いシールを有する。パッケージは、流体出口及び少なくとも1つのバルブ様通路を含む流体チャネルを更に含む。流体出口は、破壊可能な点に隣接して位置しており、少なくとも1つのバルブ様通路は、可撓性容器の内部容積と流体連通している。パッケージは、流体出口と可撓性容器の内部容積との間に位置決めされたバリア部材を含む自己閉鎖バルブを更に含む。少なくとも1つのバルブ様通路は、バリア部材と密封された周辺部との間に形成される。可撓性容器に印加された圧力は、容器の内部容積から制御された量の流動可能な物質を吐出するために破壊可能な点を破壊させる。圧力がもはや印加されない場合、自己閉鎖バルブは、流体出口を通る流動可能な物質の更なる流れを阻害する。
本開示のパッケージは、流体などの組成物を保持及び吐出することができる。流体は、液体、流動可能な物質又は気体であり得る。液体は、例えば、自由に流れることができ、軽粘性から高粘性であり得る。パッケージは、例えば、飲料、食用油、調味料、パーソナルケア製品、工業製品、自動車用潤滑剤、ヘルスケア製品、液体石鹸及び洗剤、ヘアケア製品、日焼け止め組成物、洗浄製品などの流体を保持することができる。
一実施形態では、パッケージは、流体を受容するための内部容積を画定する可撓性容器を含む。可撓性容器は、可撓性ポリマーフィルムからなり得る。パッケージは、流体出口を周囲に接続する第1の端部と、内部流体容積に接続する反対側の第2の端部と、を有する流体チャネルを更に含む。流体チャネルは、第1の端部で流体出口と連通し、第2の端部で可撓性容器の内部容積に接続される。可撓性容器は、様々な形態及び形状の自己閉鎖バルブを更に含む。可撓性ポーチに印加される圧力(ユーザが印加した絞りなど)により、内部容積と流体チャネルとの間の少なくとも1つの通路が開かれる。パッケージはまた、可撓性容器の外周に沿って、又はそれに近接して位置する少なくとも1つの破壊可能な点又は気泡を包含する。気泡又は破壊可能な点を破壊すると、流体出口と周囲との間に流体連通が生じる。外圧で破裂した後の破壊可能な気泡は、シールを開く。破壊可能な気泡及び自己閉鎖バルブは、流体出口を通る周囲への流れを更に防止する。
破壊可能な気泡シールは、密封部分の周囲にシールの破壊可能な点又は部分に影響を与えるために、弱化部分を包含し得る。
一実施形態では、自己閉鎖バルブは、可撓性容器壁に取り付けられたバリア部材を位置させることによって形成される。バリア部材は、単純に、指定された場所における対向する層のシールであり得る。バリア部材は、流体チャネルの第2の端部と容器の内部容積との間に少なくとも1つのバルブ様通路が形成されるように、流体チャネルの第2の端部に隣接して位置させることができる。パッケージが充填されると、バリア部材の形状は、外部からユーザが絞り圧力を印加することなく、バルブ様通路を通って流体が出口又は周囲に流れるのを防ぐ、容器内の折り目又は圧力又は歪みを引き起こす。別の実施形態では、パッケージは、2つ以上のバリア部材を含む。一態様では、バルブ様通路は、流体チャネルを容器の内部容積に接続する2つのバリア部材の間に位置決めされる。
上述したように、一実施形態では、本開示に従って作製されたパッケージは、パッケージから流動可能な物質を吐出するためにユーザが破壊することができる周辺部上に位置決めされた破壊可能な点を含み得る。パッケージは、流動可能な物質を受容するための内部容積を有する可撓性容器を含み得る。可撓性容器は、密封された周辺部を更に画定する。破壊可能な点は、可撓性容器の密封された周辺部に沿って位置される。可撓性容器の破壊可能な点は、密封された周辺部の残りの部分よりも弱いシールを含む。
パッケージは、流体出口及び少なくとも1つのバルブ様通路を含む、流体チャネルを更に包含する。流体出口は、破壊可能な点又はその一部に隣接して位置しており、少なくとも1つのバルブ様通路は、可撓性容器の内部容積と流体連通している。パッケージは、流体出口と可撓性容器の内部容積との間に位置決めされたバリア部材を包含する自己閉鎖バルブを更に含む。可撓性容器の少なくとも1つのバルブ様通路は、バリア部材と密封された周辺部との間に形成される。この実施形態では、可撓性容器に適用されるユーザが印加する絞りなど意図的な圧力は、破壊可能な点を破壊し、可撓性容器の内部容積から、制御された量の流動可能な物質を吐出させる。可撓性容器に圧力がもはや印加されない場合、自己閉鎖バルブは、流体出口を通る流動可能な物質の更なる流れを阻害する。この更なる流れは、可撓性容器がその側面に流出した場合、地面に落とされた場合、又は別様で周囲に対して破壊可能な点が破壊された後に衝撃を受けたときに阻害される。
例えば、流体チャネルは、閉じ込められた空気を包含し得る。流体チャネルは、最初に流動可能な物質を含まず、空気で「ふっくら」してもよいし、残留量の空気を包含し得る。一態様では、パッケージは、流体チャネル内の空気又は他の流体を閉じ込めるために、底部からの流動可能な物質で満たされる。自己閉鎖バルブは、流体チャネルを最初に流動可能な物質を含まない状態を保つのに役立つ。次に、ユーザは破壊可能な点を破壊し、パッケージに圧力を印加することによって流体出口を通して物質を吐出することができる。例えば、ユーザは、親指及び指でパッケージを挟むことによって、流体出口を創出してパッケージを開封することができる。
本開示によって定義されるように、パッケージを開封するための方法もまた開示される。この方法は、可撓性パッケージの内部容積に圧力を印加し、パッケージの破壊可能な点を破壊させ、それによって流体出口を外部環境又は周囲環境と連通して位置させることと、可撓性容器に更なる圧力を印加し、内部容積内に包含される流動可能な物質を、自己閉鎖バルブ、流体チャネル、及び流体出口を通して可撓性容器から出させることと、を含む。
別の実施形態では、可撓性容器の周囲は、折り返された部分を含み得る。折り返された部分は、可撓性容器の外面に当たり、流体チャネルと交差して、チャネルを通る流体の流れを遮断する。一実施形態では、可撓性容器の折り返された部分は、可撓性容器の折り返された角を含み、折り返された角は、可撓性容器の上縁と鈍角を形成する。同じ実施形態では、破壊可能な気泡は、可撓性容器の外面と反対方向に延在する折り返された部分上に位置する。
一実施形態では、気泡が破壊された後に折り返された部分を展開することにより、圧力が可撓性容器に印加されたときに(ユーザによって絞られるなど)、流体が自己閉鎖バルブ及び流体チャネルを通って内部容積から吐出されることが許容される。一実施形態では、破壊可能な気泡は、気泡が破壊された後に気泡又は容器を閉じるために、閉じ直し可能な取付具、折り目、接着剤、静電気による固着、又は他の手段を有し得る。
一実施形態では、可撓性容器は、内部容積が流体製品で満たされるときに流体チャネルのバルブ様通路内に形成される破壊可能な気泡を含む。
具体的には、本発明のパッケージは、従来の液体包装に典型的なボトルキャップ、ストロー、ノズル、噴霧機構、吐出口、及び嵌合部を排除し、代わりに、1つの可撓性モノマー材料を使用して流体材料の片手での開封及びこぼれのない吐出を可能にする。したがって、空の使用済みパッケージは、緩んだ部分又は未回収の部分がなく、そのままの状態で残る。本発明のパッケージは、視覚障害、握力障害又は握力制限、又は関節炎などの障害を持つ人が利用しやすい一方で、開封しやすく、こぼれないという特徴を有し、従来の液体包装、例えばペットボトルと比較して、利便性が向上しているため、外出先でのライフスタイルに適している。加えて、従来の水筒とは異なり、本発明のパッケージは、より少ない材料を使用し得るため、軽量であり、更に、パッケージ上に適用されるラベルを必要としない。
更に、本発明のパッケージは、リサイクル可能なフィルム、使用後のリサイクル可能なフィルム、及びバイオベースの堆肥化可能なポリマーを含む特殊フィルムを利用してもよく、パッケージの柔軟性及び持続可能性の両方を向上させることができる。密封されたポリマーフィルムパッケージは、各パッケージについて病原体を排除するための新しい技術を組み込んでもよく、それによって、包装された内容物の製品の貯蔵期間を延長することができる可能性がある。パッケージ及び/又は破壊可能な気泡は、「スマート」包装を創出するために、1つ以上のセンサ、タグ、電子チップ、可読コード、スペクトルで検出可能な画像、走査ストリップ、又は透かしを更に含むことができ、したがって、そのサプライチェーン全体にわたる各固有のパッケージの追跡性及びトレーサビリティを可能にする。したがって、本発明のパッケージは、正確な製品構成要素、成分、貯蔵期間データを確保し、製品及びパッケージの持続可能性の足跡に関する知識及びデータを提供することができる。パッケージ材料及び気泡は、スペクトル及び光学選別及び処理を使用することにより、パッケージリサイクルの効率及び精度に有用であり得る。パッケージは、インタラクティブな消費者使用、マーケティング、プロモーション及びモード、及び消費者選別、収集、処理、及び材料の再使用を含む、そのようなサプライチェーン内の調達データ、統合データ、相互運用可能なデータ、及び集約データを提供することができる。気泡の破壊により、モノのインターネット、モバイルデバイス、スマート家電及び機器との接続を介して、GPS位置特定情報、タイムスタンプ、双方向のデータ交換が可能になる。このようなデータは、マーケティング、消費者の使用、及び/又は製品情報のための情報を可能にし、又は他の近接デバイス若しくは機能を展開又は有効にすることができる。センサは、気泡の内部に位置し、ポリマーフィルム構造に埋め込まれ得る。データは、破壊可能な気泡の「ポン」という音、急激な空気の流れ、又は他の手段によって有効になると、動的になる可能性がある。
更に、本発明のパッケージは、タンパーエビデンスという追加的な利点を提供する。パッケージのタンパーエビデンスは、パッケージが密封されているかどうか、又はパッケージが以前に開封されているかどうかを示すことによって、飲料及び製品が安全に摂取できることを保証することができる。これは、使用された空のボトル及び容器が汚染された物質で補充されるのを防ぐこともでき、したがって、製品の信頼性を確保することができる。本発明のパッケージはまた、パッケージ内の「自己閉鎖」バルブ及び流路を許容する。この特徴により、開封後の病原体及び汚染物質が大幅に抑制され、マルチユース及び再利用機能が容易になる。
本開示の更なる態様及び特徴は、以下により詳細に考察される。
〔図面の簡単な説明〕
当業者にとって最良のモードを含む本発明の完全かつ実施可能な開示は、添付の図面を参照することを含め、本明細書の残りの部分に更に具体的に記載されている。
図1は、破壊可能な気泡を含む密封された周辺部を有するパッケージの一実施形態の斜視図を示す。
図2は、破壊可能な気泡が破裂したときの図1のパッケージの斜視図を示す。
図3は、図1のパッケージの正面図を示す。
図4は、概ね長方形のバリア部材を有する、図1のパッケージの更に別の実施形態の正面図を示す。
図5は、2つのバリア部材を有する、図4のパッケージの別の実施形態の正面図を示す。
図6は、流体チャネルから分離された破壊可能な気泡を有する、本発明の別の実施形態によるパッケージの正面図を示す。
図7は、概ね三角形のバリア部材を有する、図6によるパッケージの正面図を示す。
図8Aは、パッケージの角に密封部分を有する、本発明のパッケージの更に別の実施形態の正面図を示す。
図8Bは、図8Aのパッケージの密封部分の平面図を示す。
図9Aは、2つの破壊可能な気泡を含む密封部分を有する、本発明の別の実施形態によるパッケージの正面図を示す。
図9Bは、パッケージの角に密封部分を有し、かつ2つの破壊可能な気泡を有する、本発明の別の実施形態によるパッケージの部分正面図を示す。
図9C~図9Eは、図9Aのパッケージ内の破壊可能な気泡を破壊する方法の断面図を示す。
図10Aは、平坦な面上に位置する図1のパッケージの正面図を示す。
図10Bは、平坦な面上に位置する図1のパッケージの側面図を示す。
図38及び図39は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図11は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図12は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図13は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図14は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図15は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図16は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図17は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図18は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図19は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図20は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図21は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図22は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図23は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図24は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図25は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図26は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図27は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図28は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図29は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図30は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図31は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図32は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図33は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図34は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図35は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図36は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
図37は、本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。
本明細書及び図面における参照符号の繰り返し使用は、本発明の同一又は類似の特徴若しくは要素を表すことを意図している。
〔発明を実施するための形態〕
次に、本発明の実施形態について詳細に参照し、その1つ以上の例を図面に図示する。各実施例は、本発明の限定ではなく、本発明の説明として提供される。実際、本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、本発明において様々な修正及び変形を行うことができることは、当業者にとって明らかであろう。例えば、1つの実施形態の一部として図示又は説明される特徴は、更なる実施形態をもたらすために、別の実施形態とともに使用され得る。したがって、本発明は、添付の請求項及びそれらの等価物の範囲内に含まれるような、そのような修正及び変形を網羅することが意図される。
一般に、本開示は、取り外し可能又は分離可能な閉包なしの、流体用マルチユース、再利用可能、こぼれ防止パッケージを対象としている。本開示によれば、パッケージは、可撓性容器の密封された周辺部に沿って位置する破壊可能な点と、自己閉鎖バルブと、を含む。本開示によるパッケージの開封方法も開示される。こぼれ防止パッケージは、その特異的な配置から、キャップ又はいかなる材料も取り外すことなく、かつ別個のキャップリングなしで、パッケージを容易に開封することができる一方で、自己閉鎖バルブによりパッケージ内の流動可能な物質が漏れることが防止されるので、本発明者は、本発明の漏れ防止パッケージが既存の流体ボトル包装を実質的に改善することを、見出している。
一実施形態において、パッケージは、ポリマーフィルムの1つ以上の層から作製することができる。パッケージの壁は可撓性であり得、パッケージをワンピースに形成することができる。過去には、そのようなパッケージの開封は比較的困難であった。これに関して、本開示は、開封が容易であるだけでなく、偶発的なこぼれを防止する正確かつ制御された方法で流体を吐出することができるパッケージを対象とする。本開示によれば、パッケージは、ワンピースの1つのフィルムタイプ(モノマテリアル)パッケージである。パッケージは上部に気泡を有しており、これを破裂させて、フィルムの層を分離し、パッケージを開封することができる。パッケージを開けるためにキャップ、蓋、又は任意の他の材料を取り外す必要はない。気泡は、フィルム層が気泡上の圧力により分離されると、可聴の「ポン」という音を提供し得る。
パッケージはまた、容器の流体チャネルの近くに自己閉鎖バルブを包含する。自己閉鎖バルブは、容器が開封された後、容器から流体がこぼれたり漏れたりするのを防止する。ユーザが容器に圧力を提供しない場合、自己閉鎖バルブは、パッケージの内容物が逃げることを防止する。ユーザが容器を絞るなどして、容器に圧力を印加すると、自己閉鎖バルブの通路が開かれ、液体は、パッケージの流体出口からユーザの口中に、若しくは容器内注がれるか、又は制御吐出され得る。このように、パッケージは、単純かつ安価に作製することができ、かつその内容物の望ましくないこぼれを防止する、容易に開封できるパッケージを提供する。パッケージは、シングルユース容器をマルチユース容器に変換して、開封後に複数回使用され、再利用することができる。パッケージはまた、製品の無駄及び損失を軽減する。
別の実施形態では、破壊可能な気泡は、パッケージの折り返された角など、パッケージの折り返された部分上に位置し得る。折り返された部分が折り返された位置にあるとき、気泡は、パッケージの内部容積から密封される。しかしながら、気泡を破壊し、折り返された部分を展開し、容器に圧力を印加した後、パッケージの内部容積の液体は、流体チャネル及び流体出口を通って流れ得る。1つ以上の実施形態において、パッケージは、それらの間に折り目を有する2つの破壊可能な気泡を含むことができる。
別の実施形態では、可撓性容器は、内部容積が流体製品で満たされるときに、流体チャネルのバルブ様通路内に形成される破壊可能な気泡を含む。
一態様では、パッケージ全体は、単一の材料又はポリマーから作製される。単一の材料又はポリマーから作製されることにより、パッケージは、完全にリサイクル可能であるように形成され得る。更に、このパッケージは、材料の選別する必要なしで、迅速、簡単、かつ経済的にリサイクルすることができる。
図1を参照すると、参照番号10は、概して、本発明の1つの実施形態によるパッケージを示す。パッケージ10は、第1のフィルム11及び第2のフィルム12を含み得る。第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、概して、可撓性ポリマーフィルムであってよい。本発明の一実施形態において、第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、可撓性ポリマーフィルムの単一シートの部分であってもよい。別の実施形態では、第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、可撓性ポリマーフィルムの別々のシートであってもよい。パッケージ10は、パッケージに包含される、又はパッケージに受容される製品のタイプを含む様々な要因に応じて、任意の適切な形状を有することができることを理解されたい。
第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、任意の適切なポリマーから作製することができる。パッケージを形成するために使用され得るポリマーとしては、例えば、ポリエチレン及びポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ乳酸、ポリヒドロキシアルカノエート、バイオポリブチレンコハク酸塩、ポリカプロラクトン、ポリカーボネート、トリグリセリド、セルロースポリマー、これらの混合物、それらのコポリマー、それらのテルポリマーなどが挙げられる。更に、パッケージは、任意の適切なエラストマー重合体から作製することもできる。しかしながら、第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、可撓性ポリマーフィルムに限定されず、任意の適切なフィルムであり得ることを理解されたい。例えば、第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、金属化フィルム、積層紙、セルロース、植物ベース又は生体ベース、生分解性、生体堆肥性フィルムなどから形成され得る。
第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、それぞれ単一の材料層を含むことができ、又は複数の層を含むことができ、コーティング又は添加剤を含むことができる。例えば、第1のフィルム11及び第2のフィルム12は各々、他の機能性ポリマー層を有する一方又は両方の側面にコーティングされたポリマー材料のコア層を含むことができる。他の機能性ポリマー層は、例えば、酸素バリア部材層、紫外線フィルタ層、遮断防止層、プリント層などを含み得る。
第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、各々半透明又は透明であり得る。例えば、半透明又は透明である場合、パッケージ10の内容物は、外側から見ることができる。しかしながら、別の実施形態では、第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、各々不透明であり得る。例えば、一実施形態において、パッケージ10は、例えば、ブランドと、内部の製品の説明とを識別するか、若しくはクーポンを表示する、若しくはセンサ、タグ、又は様々な他の印を組み込む様々な図形を表示することができる。他の実施形態では、第1のフィルム11が半透明又は透明であり得る一方で、第2のフィルム12は不透明であり、第1のフィルム11が不透明であり得る一方で、第2のフィルム12は半透明又は透明である。
本開示によれば、第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、可撓性容器14を形成するために一緒に密封され得る。第1のフィルム11及び第2のフィルム12は、接着剤又はポリマー又はナノ分子結合プロセスなどの任意の適切な密封技法を使用して、一緒に密封又は溶接することができる。
可撓性容器14は、例えば液体などの流体製品を受容するように構成された、図2に示される内部容積15を画定し得る。密封された内部容積15の周囲の外側にある第1のフィルム11及び第2のフィルム12の部分は、シール81によって画定されるパッケージ周辺部80を画定し得る。一実施形態では、製品は、内部容積15内に位置付けることができる。製品は、いくつかの実施形態では、水などの飲料であってもよい。一実施形態では、例えば、流体製品は、飲料、ゲル、クリーム、ペースト、シロップ、蜂蜜、油、ソース、潤滑剤、又はグリースを含み得る。いくつかの実施形態では、製品は、マヨネーズなどのエマルションを含み得る。いくつかの実施形態では、製品は、任意の他の液体又は流動可能な物質を含んでもよい。
図1~図5に最もよく示されているように、パッケージは流体チャネル20を包含する。流体チャネル20は、第1の端部で流体出口21に、かつ第2の端部22で可撓性容器14の内部容積15に接続される。自己閉鎖バルブ23は、製品16の望ましくないこぼれを防止するために、流体チャネル20の第2の端部22に位置決めされる。
一実施形態では、自己閉鎖バルブ23は、図1~図5に示されるように、バリア部材24を含む。バリア部材は、流体チャネル20の第2の端部22の近くの場所で第1の可撓性フィルム11及び第2の可撓性フィルム12を一緒に溶接又は接着することによって形成され得る。バリア部材24は、細長い形状であってもよく、流体チャネル20の第2の端部22に対して横断的である。一実施形態では、図3~図5に最もよく見られるように、バリア部材24は、流体チャネル20の幅よりも大きい長さを有する。好ましくは、バリア部材24の長さは、約1mm~約10mmなど、流体チャネル20の幅よりわずかに長いだけである。これにより、バリア部材24と流体チャネル20の縁との間に、少なくとも1つのバルブ様通路25が創出される。バリア部材24は、図1~図5に示されるように、流体チャネル20の両側にバルブ様通路25を許容し得る。あるいは、バリア部材24は、一辺上でパッケージ周辺部80までずっと延在してもよく、内部容積15と流体チャネル20との間で単一のバルブ様通路25のみが許容される。少なくとも1つのバルブ様通路25は、バリア部材24と容器14のシール80との間の空間の形状によって決定される湾曲した形状を有する。通路25の湾曲した形状は、容器14が絞られて流体圧力を引き起こさない限り、通路25を通る流体の流れを防ぐように構成されている。好ましくは、バリア部材24は、流体チャネル20のおおまかな方向にほぼ垂直に延在する。バリア部材24は、より良いシールを提供するために、図10A及び図10Bに示されるように、容器のシール部分100が上方にアーチ状になるような方法で成形され得る。
図1~図2のパッケージ10の自己閉鎖バルブ23は、1つのバリア部材24を含む。しかしながら、図5に図示するパッケージ10などの少なくとも1つの他の実施形態では、本開示によるパッケージ10は、2つ以上のバリア部材を含むことができる。
流体チャネル20は、例えば5mm~20mmの幅、又はそれらの間の任意の範囲若しくは値、好ましくは約12mmなどの10mm~15mmの間の幅を有し得る。しかしながら、流体チャネル20は、容器14の適用に応じて、任意の所望の幅を有し得る。
図1及び図2に示すように、可撓性容器14の内部容積15が製品で満たされるとき、第1の可撓性フィルム11及び第2の可撓性フィルム12は、可撓性容器14内で互いに離間される。第1の可撓性フィルム11及び第2の可撓性フィルム12が分離することにより、少なくとも1つのバルブ様通路25全体にわたって折り目を創出することができる。図1~図5に示されるように、バリア部材24の両側には、バルブ様通路の向かいに折り目線26、27、及び28が存在する。折り目は、破線26、27、及び28でマークされた軸に沿って延在する。しかしながら、折り目線26、27、及び28は、自己閉鎖バルブ23における実際の折り目の近似軸を表すが、それらは、パッケージ10の表面から明確には見えない場合があることを理解されたい。
折り目26、27及び28、並びに流体チャネル20開口部にわたって延在するバリア部材24によって、シール部分100を含むパッケージ80の周辺部の一部分が内側に湾曲する(アーチ状になる)。流体チャネル20を含む、折り目の間のゾーンのアーチングは、このゾーンにおける2つの可撓性フィルム11及び12を互いに押し付ける効果があり、したがって、バルブ様通路25を通り、かつ流体チャネル20を通る液体の流れをブロックする自己閉鎖バルブ23を形成する。
図10A~図10Bに図示されるように、パッケージが平坦な面上に置かれ、垂直な力が前後のパッケージ壁の中央における可撓性容器14の大きな中央部分に印加されると、次に、折り目26、27、及び28、並びに流体通路20を含む折り目の間のゾーンのアーチング効果が顕著になる傾向があり、したがって自己閉鎖バルブ23の有効性が増加する。
バルブ様通路25に近い折り目のこのような強調、並びにパッケージ10の可撓性壁の平面への本質的に垂直な力の印加による折り目間のゾーンのアーチングの増大により、可撓性パッケージ10が本質的に平坦な面上のその自然位置に置かれるときに、液漏れを効果的に防止することができる。別の物体が可撓性パッケージ10の上部に位置するとき、又は中程度の圧力がユーザによってパッケージ10の中心に印加され、内部容積15内の圧力が増加するときでも、自己閉鎖バルブ23は、その完全性を維持する。このようなメカニズムは、偶発的なこぼれを防止するのに非常に役立つ。
バルブ様通路25を通り、かつ流体チャネル20及び出口21を通る液体の流れを許容するために、特に、バリア部材24の平面に対して本質的に垂直な方向に少なくとも部分的に絞ることによって、ユーザが可撓性容器14に一定の圧力を印加し、バルブ様通路25を閉鎖する吐出口を部分的に開封することで十分である。この絞り動作の解除により、収縮した通路25が閉め直され、容器14が閉め直される。本質的に、液体製品を内部容積15から排出するために、ユーザは容器を側面から絞る必要があり、ユーザが側面から圧力を除去すると、容器14は閉め直される。
バリア部材の平面に対して本質的に垂直な側面から容器14を絞ることにより、アーチング及び折り目を減らす効果がある一方、同時に容器14内の液体の圧力を高め、これにより、バルブ様通路25の入口にある可撓性シートの吐出口が部分的に開封され、液体の流出が許容される。出口内の流体チャネルは、液体が異なる方法で容器14から流出することができるように設計され得る。例えば、一実施形態では、流体は、単一のチャネルで流れ、単一の流れを形成することができる。あるいは、パッケージは、流体が噴霧パターンで容器14から出るように設計することができる。例えば、一実施形態では、出口は複数のチャネルを含み得る。
記載及び描写された自己閉鎖バルブ23に対する利点は、形成が極めて簡単であり、バルブ23の動作が他のタイプの可撓性容器に比べて流体の特性及び容器14を構成する材料の弾性にあまり依存しないことである。
いくつかの実施形態では、例えば、図1~図3に示されるように、バリア部材24は、流体チャネル20の第2の端部22の反対側に位置し、概ね三角形の形状を有する。この実施形態では、流体チャネル20に対して遠位の概ね三角形の形状のバリア部材24の側面は、流体チャネル20の幅よりも広い長さを有することができ、流体チャネル20のおおまかな方向にほぼ垂直に延在することができる。バルブ様通路25は、パッケージ周辺部80と、流体チャネル20の第2の端部22の最も近くに位置決めされた概ね三角形のバリア部材24の2つのそれぞれの側面と、の間に延在し得る。バルブ様通路25を形成する概ね三角形のバリア部材24のそれぞれの2つの側面は、図3に示されるように、凹状の湾曲を含み得る、湾曲した通路25をもたらすことができるか、又は直線で延在することができる。図3に示すように、流体チャネル20の第2の端部22に最も近い概ね三角形の形状のバリア部材24の点は、流体チャネル20内に延在することができる。
あるいは、図4に示されるように、バリア部材24Aは、流体チャネル20の第2の端部22の反対側に位置し、概ね長方形の形状を有することができる。この実施形態では、流体チャネル20に対して遠位の概ね長方形の形状のバリア部材24の側面は、流体チャネル20の幅よりも広い長さを有することができ、流体チャネル20のおおまかな方向にほぼ垂直に延在することができる。バルブ様通路25Aは、パッケージ周辺部80と、流体チャネル20の第2の端部22の最も近くに位置決めされた概ね長方形のバリア部材24Aの2つのそれぞれの側面と、の間に延在し得る。
図5に示される別の実施形態では、バリア部材が、24B及び24Cとして示される2つのバリア部材を含み、中央通路29を有することを除いては、バリア部材は、図3~図4のように、流体チャネル20の第2の端部22の反対側に位置する。この実施形態では、2つのバリア部材24Bと24Cとの間に創出された中央通路29は、前述のように、ユーザがバリア部材24の平面に本質的に垂直な方向に容器14に圧力を印加するときに、流体チャネル20内の液体の流れを増加させることを許容する。
別の代替の実施形態では、図8A~図8Bに示されるように、密封部分100は、容器14の角に位置決めされ、折り返された部分30を包含する。一実施形態では、折り返された角30によって包含された容器14の角31は、鋭角を形成する。例えば、容器の角31は、約60°~約88°の角度を形成し得る。角31の角度は、折り返された部分30上にある、図8A及び図8Bに示される、パッケージの上端51と容器14の側縁52の部分との間の角度として定義される。このような角度のついた角により、折り目26、27、及び28の折り返しと展開に関わる力の最適な方向が許容され、折り目の間のゾーンをアーチ状にすることで、自然位置で平らに置いたときの高い完全性シールと、側面から絞ったときの良い流れとが実現される。
図1~図5に示されるように、外部密封部分100は、破壊可能な気泡40を含み得る。破壊可能な気泡40は、少なくとも部分的に破壊可能な気泡シール41によって囲まれ、それによって画定される。例えば、気泡シール41は、少なくとも1つの破壊可能な点42を含むことができる。破壊可能な点42は、シールの残りの部分、例えば、弱い点又はソフトシールよりも容易に分離する気泡シール41の一部分を表す。一実施形態では、破壊可能な点42は、自己閉鎖バルブ23から気泡シール41上の最も遠い点など、自己閉鎖バルブ23から離れた気泡シール41上の位置に位置決めされる。
別の実施形態では、破壊可能な気泡40は、図3に示されるように、自己閉鎖バルブ23から離れた、及び自己閉鎖バルブ23に隣接する、2つの破壊可能な点42を有し得る。1つの破壊可能な点42は、気泡40を破裂させることによって、例えば、気泡40を絞ることによって破壊することができる。1つの破壊可能な点42が破壊された後、例えば、内部容積15内の流体製品がチャネル25を通過し、第2の破壊可能な点42を破壊するのに十分な圧力を第2の破壊可能な点42に対して生成するまで、容器14を側面から絞ることによって、第2の破壊可能な点42を破壊することができる。
破壊可能な点42は、外部密封部分100の境界110と一致し得る。更に、破壊可能な点42は、気泡40の破壊又は破裂時にユーザにアクセス又は通路を提供するように設計され得る。破壊可能な気泡42が破壊されると、気泡内に閉じ込められた気体が逃げるときに、アクセス又は通路が露出し得る。気泡40が1つの破壊可能な点42のみを含むとき、アクセス又は通路は、外部密封部分100を展開するときに、ユーザが前部密封面102及び後部密封面104を把持することを支援し得る。図2に示されるように、破壊可能な点42によって提供されるアクセス又は通路は、プルタブ81として指定された前部密封面102の一部分によって具現化され得る。
一実施形態では、外部密封部分100は、流体チャネル20が前部密封面102と後部密封面104との間にあるように位置決めされ得る。第1の可撓性フィルム11の前部密封面102は、第2の可撓性フィルム12の後部密封面104に取り付けられる。前部密封面102及び後部密封面104は、任意の適切な密封技法、例えば接着剤を使用して、表面を一緒に密封又は溶接するなど、再密封可能又は永久的な取り付け方法によって取り付けることができる。破壊可能な気泡40は、前部密封面102内に位置する。気泡シール41は、破壊可能な点又は弱い点42で境界110と一致する。
一実施形態では、外部密封部分100は、図2に示されるように、展開されても、剥離されてもよい。前部密封面102及び後部密封面104は、気泡シール41の下端を分離して、流体出口21へのアクセスを許可するために剥離することができる。前部密封面102及び後部密封面104は、両側で互いに接続されたままであってもよく、又は完全に分離されてもよい。
代替の実施形態では、外部密封部分100の破壊可能な気泡40は、境界110内の破壊可能な点42で破壊され得、破壊可能な気泡40は、流体チャネル20に隣接する追加の破壊可能な点42を有し得る。この実施形態において、気泡40が破壊されると、境界110内の破壊可能な点42においてアクセス又は通路が開かれる。次いで、流体チャネル20の近くの破壊可能な点42は、容器14内の流体16の流体圧力が第2の破壊可能な点42を破裂させるまで容器14を絞ることによって開かれ、したがって、流体出口21のための吐出口が形成される。
別の実施形態では、図6A及び図7に示されるように、容器14は、概して、バリア部材24と連通する気泡シール41を有する破壊可能な気泡40を包含する。この実施形態では、流体チャネル20は、破壊可能な気泡40を取り囲むが、破壊可能な気泡40は、流体チャネル20と流体連通していない。破壊可能な気泡40は、破壊可能な気泡40が破裂するときに、ソフトシール42が境界110に向かって破壊され、前部密封面102及び後部密封面104へのアクセス又は通路を提供するように、外部密封部分100の境界110と一体化された弱点又はソフトシールの形態の破壊可能な点42を含むことができる。次いで、前部密封面102及び後部密封面104を、互いに剥離して流体開口部21を露出させ、流体チャネル20から周囲に液体15を妨げられずに流すことが許容される。
更に、図6Aに示される容器14は、反転シール81によって形成される丸みを帯びた周辺部80を有する。別の言い方をすれば、図1~図5に示す縁のシール81とは対照的に、図6A及び図6Bに示す容器14は、周辺部80が丸みを帯び、フィルム材の直線的又は鋭利な縁がないように、容器14の内部15に配設されたシール81を有する。図6Aの容器14は、図6Bに示すように、丸みを帯びた周辺部80を有する容器14を形成するために、第1のフィルム11及び第2のフィルム12を継ぎ目81に沿って接着し、第1のフィルム11及び第2のフィルム12を裏返すことで、形成することが可能である。
好ましい実施形態では、容器14は、単一の破壊可能な気泡40のみを包含する。更に、破壊可能な気泡40は、パッケージ14の一方の側面からのみはみ出る又は突出することが好ましい。図8A及び図8Bに示される実施形態などのいくつかの実施形態では、この優先傾向は、可撓性容器14の外側への折り返された部分30の付着に対する干渉を最小限に抑える。このように、気泡40は、好ましくは、可撓性容器14の後部密封面104と反対側の密封部分100の前部密封面102からのみ突出する。
あるいは、図9A~図9Eに示すように、容器14の密封部分100は、2つの破壊可能な気泡40a及び40bを含むことができる。2つの破壊可能な気泡40a及び40bは、図9C及び図9Dに示されるように、単一の破壊可能な気泡40を2つに折り返すことによって、任意選択で形成され得る。図9A及び図9Bに最もよく図示されているように、密封部分100は、破壊可能な気泡40を2つの気泡40a及び40bに折り返すのを補助するために、折り返し式バリア部材46を含み得る。破壊可能な気泡40aは、外部密封部分100の境界110内に気泡シール41aを有することができ、破壊可能な気泡40bは、容器14の流体チャネル20に隣接する気泡シール41bを有することができる。図9Bに最もよく示されるように、気泡シール41a及び41bの両方は、それぞれ、破壊可能な点42a及び42bを含み得る。したがって、図9Dに示されるように、破壊可能な点42aは、気泡40aを破裂させてパッケージ10の外部に向かって開き、開口部43aを形成することができ、破壊可能な点42bは、開口部43bを形成するためにパッケージ10の内部容積15に向かって開くことができる。図9Eに示されるように、密封部分100が展開されると、開口部43aが流体出口21を形成するように、密封部分100は流体チャネル20の一部となる。
任意選択で、破壊可能な気泡40a及び40bは、それらの間に通路44を有することができる。通路44は、破壊されたときに、破壊可能な気泡40a及び40bを通る製品の流れを有利に制御することができる。例えば、図9C及び図9Dに示されるように、密封部分100が通路44で折り返されると、いかなる製品も、気泡40bから気泡40a内に、かつ流体出口21に流れることができない。例えば、図9A~図9Eに示される様々な実施形態では、通路44は、第1の破壊可能な気泡40aと第2の破壊可能な気泡40bとの間の実質的に真っ直ぐな通路であり得る。通路44の幅は、流体の所望の流れ特性に応じて変化し得る。あるいは、通路44は、第1の破壊可能な気泡40aと第2の破壊可能な気泡40bとの間の迂回通路又は蛇行通路であってもよい。通路44の幅及び通路44の迂回経路又は蛇行経路の両方は、流体の所望の流れ特性に応じて変化し得る。他の代替的な実施形態では、通路44は、先細の通路であり得る。
気泡シール41は、様々な技法及び方法を使用して作製することができる。例えば、気泡シール41は、熱接合、超音波接合、又は接着剤を使用して作製することができる。例えば、1つの特定の実施形態では、気泡シール41は、加熱された密封バーを気泡の外周に向かって置き、破壊可能な気泡40を形成するように熱及び圧力を加えることによって作製することができる。この実施形態では、例えば、破壊可能な気泡40はポリマーフィルムから作製することができる。
気泡シール41の破壊可能な点42も、異なる技法及び方法を使用して作製することができる。例えば、密封バーを使用して気泡シール41を形成する場合、破壊可能な点42は、圧力を変化させる、温度を変化させる、又は破壊可能な点42が存在することになる気泡シール41の部分に沿って、密封バーが材料と接触する時間を変化させることによって構築することができる。
代替的な実施形態では、気泡シール41は、ヒートシールされた部分を含むことができる。一方、破壊可能な点42は、「剥離シール」部分を含んでもよい。この実施形態では、例えば、破壊可能な気泡40が破壊可能な点42に沿って破壊されるとき、小さな開口部が、気泡シール41に沿って形成され得る。気泡シール41の破壊された部分は、破壊可能な気泡40を更に破壊するためにユーザが把持することができる少なくとも1つ、例えば、2つのタブ102及び104を形成することができる。このようにして、気泡の開口部は、ユーザの好みに応じてサイズを大きくすることができる。破壊可能な気泡40の破壊によって形成されるタブの例を図2に示す。
剥離シール部分を形成するために、様々な異なる方法及び技法が使用される。例えば、一実施形態では、気泡シール41の破壊可能な点42は、シール41に沿って第2の部分に接着によって固定された第1の部分を含み得る。破壊可能な点42の第1の部分は、感圧接着剤でコーティングされ得る。接着剤は、例えば、アクリレートなどの任意の適切な接着剤を含み得る。一方、剥離シールの第2の、かつ対向する部分は、剥離層にコーティング又は積層されたフィルムを含み得る。剥離層は、例えば、シリコーンを含み得る。
代替の実施形態では、気泡シール41の破壊可能な点42の各対向する部分は、多層フィルムを含み得る。フィルムの主要層は、支持層、感圧接着剤成分、及び薄い接触層を含み得る。この実施形態では、破壊可能な点42の2つの部分を一緒にして取り付けることができる。例えば、一方の部分の薄い接触層は、熱及び/又は圧力を使用して、対向する部分の薄い接触層に取り付けることができる。破壊可能な気泡40が破壊され、気泡シール41の破壊可能な点42が剥離されると、接触層のうちの一方の密封領域の一部がその感圧接着剤成分から引き剥がされて、対向する接触層に接着したままとなる。その後、この引き剥がされた接触部分を、層が剥離されたときに分離された感圧接着剤に再び係合させることで、再密封することができる。
この実施形態において、接触層は、比較的低い引張強度を有し、比較的低い破壊時の伸びを有するフィルムを含み得る。そのような材料の例としては、ポリエチレンなどのポリオレフィン、エチレン及びエチレン系不飽和コモノマーのコポリマー、オレフィン及びエチレン系不飽和モノカルボン酸のコポリマーなどが挙げられる。一方、層内に包含される感圧性接着剤は、ホットメルト型のもの、若しくは別様で熱及び/又は圧力に応答するものであってもよい。
更に別の実施形態では、気泡シール41の破壊可能な点42は、熱密封及び接着密封の組み合わせを含み得る。例えば、一実施形態では、破壊可能な点42は、第2の部分に熱密封される第1の部分を含み得る。しかしながら、一実施形態において、破壊可能な点42に沿って、破壊可能な部分42を生成するために気泡シール41の熱密封プロセスを妨害し得る剥離シール組成物も存在し得る。剥離シール組成物は、例えば、気泡シール41に沿って弱い部分を形成するラッカーを含み得る。
代替的な実施形態では、接着剤は、破壊可能な点42の長さにわたってスポットコーティングされ得る。破壊可能な点42が破壊されると、接着剤を使用して、使用後に2つの部分を一緒に再密封することができる。
破壊可能な気泡40及び密封部分100が再密封可能である実施形態では、容器14を閉め直して、自己閉鎖バルブ23のみに頼るよりも強固な密封を提供することができる。
破壊可能な気泡40は、空気などの気体で満たされ得る。破壊可能な気泡はまた、空気又は気体に加えて、液体などの任意の他の流体で満たされ得る。いくつかの実施形態では、図1~図5に示されるように、破壊可能な気泡40の内部容積は、概ね、流体チャネル20と流体連通していることができる。気泡内の気体圧力は、破壊可能な気泡40が破壊されるまで、容器の内容物が流体チャネル20を通って出るのを防止するように十分であり得る。このように、破壊可能な気泡40を破壊する前に、容器14の内部容積内の流体は、自己閉鎖バルブ23と気泡40内の気体圧力との両方によって、破壊可能な気泡40内に逃げることが防止されている。更に、気泡シール42によって周囲に逃げることが防止されている。
破壊可能な気泡40は、上述したように、消費者によって印加される外部圧力によって、容器14を開封するように拡張可能である。小さな泡の場合、消費者は、親指と人差し指との間に気泡又は複数の気泡をつまむだけでよい。やや大きめの気泡は、親指同士の圧力を必要とする場合がある。気泡を平坦な面に当て、指又は手のひらで圧力を印加することによって、気泡に圧力を印加することもできる。
圧力が破壊可能な気泡40に印加されると、気泡内の雰囲気が気泡シール41に圧力を印加し、気泡40を最も弱い部分で破壊させる。例えば、破壊可能な点42を含む実施形態では、気泡40の分離は、破壊可能な点42に沿って発生し、縁破壊を創出させる。いくつかの実施形態では、縁の破壊は、容器の内容物を吐出するために、流体チャネル20へのアクセスを許容するのに十分であり得る。あるいは、縁の破壊は、流体チャネル20をより良好に露出させるために、容易に剥離され得るフラップ81及び82を形成することができる。図2は、破壊された後の破壊可能な気泡40を示す。
破壊可能な気泡40は、気泡40が破壊されたときに明確な破壊音を提供することができる。破壊音は、破壊可能な気泡40が破壊されたときに、前部密封面102及び後部密封面104から閉じ込められた流体が逃げることによって引き起こされ得る。例えば、一実施形態において、破壊可能な気泡40は、破壊可能な気泡40が破壊されたときに、小さな風船がはじけるようなポンという音を提供することができる。他の実施形態では、破壊可能な気泡40は、例えば、ピーピーいう音、はじけるような音、又はヒューヒューいう音を提供することができる。
図示の実施形態では、破壊可能な気泡40は、円形の形状を有する。しかしながら、破壊可能な気泡40は、任意の適切な形状を有し得ることを理解されたい。例えば、他の実施形態では、破壊可能な気泡40は、楕円形の形状を有し得、三角形であり得、心臓のような形状を有し得、長方形のような形状を有し得、又はより複雑な構成を有し得る。本開示に従って作製された容器は、任意の適切な形状及び構成を有し得ることを理解されたい。
パッケージを開封する方法も開示される。ユーザは、図1に示すように、以下の方法に従って外部密封部分100でパッケージを開封することができる。まず、ユーザは、好ましくは、破壊可能な点42を破壊することによって、破壊可能な気泡40を破裂させる。第二に、破壊可能な点42の破壊は、ユーザがプルタブ81及び82にアクセスすることを許容する。第三に、プルタブを使用することにより、ユーザは、第2の可撓性フィルム12の後部密封面104から離れて第1の可撓性フィルム11の前部密封面102を剥離する。第四に、ユーザは、気泡シール41全体が破壊されるまで、密封面102及び104を剥離し続ける。気泡シール41が十分な程度に破壊されて流体出口21が露出すると、流体出口21は周囲雰囲気と流体連通し、ユーザは流体チャネル20及び自己閉鎖バルブ23を経て内部容積15内の内容物にアクセスすることが許容される。任意選択で、ユーザは、流体出口21へのより便利なアクセスのために、第1の密封面102を折り返すことができる。
あるいは、密封部分100が、例えば、図3に示すように、2つの破壊可能な点42を有する単一の破壊可能な気泡40を含むとき、ユーザは、密封部分100の境界110内で、自己閉鎖バルブ23から最も遠い破壊可能な点42を破壊することによって、破壊可能な気泡40を破裂させる。第1の破壊可能な点42が破壊された後、ユーザは、第2の破壊可能な点42が液体によって破壊されるまで、自己閉鎖バルブ23に近い第2の破壊可能な点42に対して液体内容物の圧力を増加させるために、パッケージ10を絞ることができる。したがって、両方の破壊可能な点42が破壊されると、流体出口21が形成され、周囲雰囲気との流体連通が許可され、流体チャネル20及び自己閉鎖バルブ23を経て、ユーザが内部容積15内の内容物にアクセスすることが許容される。
別の実施形態では、密封部分100が、容器14の角上に折り返された部分を含む場合、方法は、以下のように実行することができる。まず、パッケージ10は、折り返された部分30が折り返された位置にあり、破壊可能な気泡40とパッケージの内部容積15との間の流体の流れを遮断するように構成されている。これを図8Aに示す。次に、ユーザは、気泡シール42を破壊し、第1の可撓性フィルム11を第2の可撓性フィルム12から分離するために、破壊可能な気泡40に十分な圧力を印加する。好ましくは、ユーザは、折り目線50に最も近い気泡40のセクションに圧力を印加する。
気泡が破壊された後、ユーザは、図8Bに示されるように、折り返された部分30を折り返された位置から展開位置に展開する。これは、周囲と自己閉鎖バルブ23との間の流体連通を許容する。ユーザは、流体出口21を露出させるために、気泡の破壊によって形成された2つのタブ81及び82を更に分離する必要があり得る。
更に別の実施形態では、密封部分100が、図9Cに示されるように、互いの折り返された2つの破壊可能な気泡40a及び40bを含むとき、方法は、以下のように、かつ図9D及び図9Eに図示されるように実行することができる。まず、パッケージ10は、図9Cに示されるように、気泡40aが気泡40bの上で折り返され、気泡40aと40bとの間の任意の流体の流れを遮断するように構成されている。次に、ユーザは、図9Dに示されるように、破壊可能な点42a及び42bを破壊して開口部43a及び43bを形成するために、破壊可能な気泡40a及び40bに十分な圧力を印加する。気泡42a及び42bが破壊された後、ユーザは、図9Eに示される展開位置まで密封部分100を展開する。これは、周囲と自己閉鎖バルブ23との間の流体連通を許容する。次いで、流体は、パッケージ10の流体出口21を通って出ることができる。
いずれの実施形態においても、自己閉鎖バルブ23は、望ましくない流体の流れを防止する。例えば、パッケージ10が開封され、密封部分100が展開又は剥離されると、自己閉鎖バルブ23は、内部容積15の内容物が逃げるのを防止する。更に、流体チャネル20を地面に対して下向きにした場合でも、ユーザがパッケージ10の前方11及び後方12の壁の中央部に適度な圧力を供給しても、パッケージ10の内容物を依然として逃がすことができない。これは、上述したように、自己閉鎖バルブ23及び圧力によって創出されるバリア部材24及び折り目26、27、及び28に起因する。
所望により、容器14に包含された液体を流体チャネル20及び流体出口21を通って流れ出ることを許容するために、バリア部材24の平面に対して垂直なパッケージ10の側面に圧力を印加する。流体チャネル20及び流体出口21の形状は、流体がパッケージから流れ出るときに、流れ特性に影響を与えるために、任意の方法で成形され得る。このように、パッケージは、多くの同様の可撓性液体パッケージ又はポーチとは異なり、正確で制御された流れを許容する。
ユーザが液体の流れを止めたいとき、ユーザは容器14の側面に圧力を印加するのを止めるだけでよく、自己閉鎖バルブ23が再び閉じて、更なる流れを防止することができる。このようにして、ユーザは、流れを止めるために、容器14を直立位置に再位置決めする必要はない。
図11~図39を参照すると、本開示に従って作製されたパッケージの様々な他の実施形態が示される。これらの実施形態の各々において、破壊可能な気泡は、自己閉鎖バルブ設計に組み込まれ得る。気泡は、内部容積と外部環境(すなわち、パッケージの外側)との間に通路を形成するために破壊され得る。気泡を破壊すると、自己閉鎖バルブも作動し、パッケージ内の製品を制御して吐出する。
図38及び図39を参照すると、本開示に従って作製されたパッケージ10の更なる実施形態が示される。図38は、内部容積15が流動可能な物質を包含しないときの可撓性容器14を示し、図39は、内部容積15が流動可能な物質を包含するときの可撓性容器14を示す。図38及び図39のパッケージ10は、流動可能な物質を受容するための内部容積15を有する可撓性容器14を含み、密封された周辺部80を画定する。破壊可能な点42は、可撓性容器14の密封された周辺部80に沿って位置される。可撓性容器14の破壊可能な点42は、密封された周辺部80の残りの部分よりも弱いシールを含む。破壊可能な点42は、パッケージに圧力が印加されたときに、周辺部に沿って他の破壊が形成されることなく破壊するように設計されている。
図38及び図39のパッケージ10は、流体出口及び少なくとも1つのバルブ様通路25を含む流体チャネル20を更に包含する。例えば、図38及び図39では、流体チャネル20は、2つのバルブ様通路25を含む。流体出口は、破壊可能な点42に隣接して位置しており、2つのバルブ様通路25は、可撓性容器14の内部容積15と流体連通している。
図38及び図39を更に参照すると、パッケージ10は、流体出口と可撓性容器14の内部容積15との間に位置決めされたバリア部材24を包含する自己閉鎖バルブ23を更に含む。可撓性容器14の2つのバルブ様通路25は、バリア部材24と密封された周辺部80との間のバリア部材24の反対側に形成される。
図38及び図39に示すように、パッケージ14について、可撓性容器14に印加される圧力は、可撓性容器14の内部容積15から制御された量の流動可能な物質を吐出するために、破壊可能な点42を破壊させる。利点として、パッケージの上部ストリップを引き裂くことなく、またハサミなどの切断ツールを使用することなく、片手で簡単に開封することができる。更に、可撓性容器14に圧力がもはや印加されない場合、自己閉鎖バルブ23は、流体出口を通る流動可能な物質の更なる流れを阻害する。
一実施形態では、流体チャネル20は、閉じ込められた空気を包含してもよく、これは次いで、破壊可能な気泡として機能することになる。例えば、流体チャネル20は、最初に流動可能な物質を含まず、空気で「ふっくら」してもよいし、残留量の空気を包含してもよい。一態様では、パッケージ10は、流体チャネル20内の空気を閉じ込めるために、底部からの流動可能な物質で満たされる。自己閉鎖バルブ23は、流体チャネル20を最初に流動可能な物質を含まない状態を保つのに役立つ。次いで、ユーザは、破壊可能な点42を破壊し、パッケージ10に圧力を印加することによって物質を吐出することができる。例えば、ユーザは、親指及び指でパッケージ10を挟むことによって、パッケージを開封することができる。一度破壊されると、閉じ込められた空気が放出され、続いて流動可能な物質が放出される。
図38及び図39に図示される実施形態では、流動可能な物質は静圧を呈し、流体チャネル20に包含される閉じ込められた空気と直接流体連通している。流体チャネル20内の閉じ込められた流体又は閉じ込められた空気が可撓性容器14の内部容積15内に移動することを防止するために、内部容積15内の流動可能な物質は、十分な静圧を有することができる。具体的には、流動可能な物質は、可撓性容器14に圧力を印加することにより、流体チャネル20に包含される閉じ込められた空気が、境界110の破壊可能な点42を通って破壊され、それによって流体チャネル20と周囲との間の流体連通を可能にするように、十分な静圧力を有することができる。言い換えると、ユーザが可撓性容器14に圧力を印加すると、流体製品は、自己閉鎖バルブ23、2つのバルブ様通路25、及び折り目線が、流体チャネル20内の閉じ込められた空気が可撓性容器14の内部容積15内に移動するのを防止し、代わりに、パッケージを破壊させるのに十分な静圧を有する。
本開示の自己閉鎖バルブは、様々な形状又は形態をとることができる。一態様では、自己閉鎖バルブ23は、三角形の形状を有し得る。しかしながら、自己閉鎖バルブ23は、長方形の形状、水平な楕円形状、又はハート形状などの様々な他の形状又は形態を有し得る。一実施形態では、バリア部材は、空気などの気体で充填され得る。
一態様では、本開示の可撓性容器14は、上部及び底部を含み得、図38及び図39に示されるように、流体出口及び破壊可能な点42が上部の中央に位置する。しかしながら、流体出口及び破壊可能な点は、パッケージ10の周りのいくつかの場所に位置し得る。例えば、一態様では、流体出口及び破壊可能な点42は、例えば、少なくとも図12に示されるように、可撓性容器14の上部角に位置し得る。
本開示のパッケージ10は、可撓性容器14及び内部容積15を含み、これらの両方は、様々な空間容積を有し得る。例えば、一態様では、可撓性容器14の内部容積15は、約0.5オンス~約5オンスの容積を有し得る。加えて、別の態様では、可撓性容器14自体は、約5オンス~約64オンスの体積を有し得る。しかしながら、可撓性容器14又は内部容積15は、本開示に従って作製された他のパッケージにおいて、各々異なる容積を有するものを採用することができる。自己閉鎖バルブ通路25の容積又は幅は、流動可能な物質の粘度及び/又は所望の流量に基づいて、変更及び調整することができる。
一態様では、本開示は、順に接続される、本開示に従って説明される複数のパッケージを包含するストリップを含み得る。例えば、可撓性パッケージは、上部及び底部を含み得、可撓性パッケージ14の上部は、隣接する可撓性パッケージ14の底部に接続され得る。更に別の態様では、パッケージはミシン目の線によって分離され得る。
一実施形態では、本開示によって定義されるように、パッケージ10を開封するための方法が提供される。図39を参照すると、例えば、この方法は、可撓性容器14の内部容積15に圧力を印加し、パッケージ10の破壊可能な点42を破壊させ、それによって流体出口を外部環境と連通して位置させることと、可撓性容器14に更なる圧力を印加し、内部容積15内に包含される流動可能な物質を、自己閉鎖バルブ23及び流体出口を通して可撓性容器から出させることと、を含む。
ここで図11を参照すると、内部容積15を画定する可撓性容器14を含むパッケージ10が示されている。本開示によれば、可撓性容器14は、破壊可能な気泡40と一体である自己閉鎖バルブ23を含む。例えば、自己閉鎖バルブ23は、破壊可能な気泡40に取り付けられたバリア部材24を含み得る。破壊可能な気泡40は、可撓性容器14の境界110に面する破壊可能な点42を含み得る。使用中、ユーザは、破壊可能な気泡40を破壊点42に沿って破裂させることができる。一実施形態において、気泡40を破壊すると、プルタブが創出される。ユーザは、プルタブを使用して、第2の可撓性フィルムから第1の可撓性フィルムを剥離することができる。剥離プロセスの間、バルブ様通路25を介して内部容積15と流体連通している流体出口が形成される。
あるいは、気泡40を破壊すると、一実施形態において、破壊プロセス中に形成される任意のプルタブを剥離することなく、バルブ様通路25と自動的に連通する流体出口を形成させることができる。
一実施形態では、破壊可能な気泡40は、気泡が破壊されたときに、可撓性容器14の流体出口を形成するために使用され得る。気泡40が破壊された後、破壊可能な点は、依然として、バルブ様通路25の各々の内部に依然として残る場合がある。これらの破壊可能な点は、可撓性パッケージ14の内部容積15に圧力を印加することによって破壊することができる。このようにして、気泡40は、第1のステップで流体出口を形成するために使用され、第2のステップでは、一旦破壊されると流体出口とバルブ様通路25との間の流体連通を提供する容器内の更なる点又はシールを破壊するために、可撓性容器14上に圧力がかかる。
図11に示されるように、破壊可能な気泡40は、概して、破壊可能な点42を形成する延長点を形成する三角形の形状である。図11では、可撓性容器14の境界110は、破壊可能な気泡40及び自己閉鎖バルブ23が位置決めされる鋭角部を含む。しかしながら、あるいは、可撓性容器14は、丸みを帯びた角を含むことができる。
図12を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14の別の実施形態が示される。図12の実施形態は、図11に図示する実施形態と非常に類似している。可撓性容器14は、破壊可能な気泡40と組み合わせて自己閉鎖バルブ23を含む。自己閉鎖バルブ23は、可撓性容器の両側又は両壁をくっつけるバリア部材24を含む。破壊可能な気泡40は、破壊可能な点42を有する三角形の形状を有する。破壊可能な気泡40に圧力を印加すると、破壊可能な点42が可撓性容器14の密封部分120を破壊し、破泡させる。密封部分120が分離されると、バルブ様通路25及び可撓性容器14の内部容積15と流体連通する流体出口が形成される。図12に図示される実施形態では、可撓性容器14の境界110は、丸みを帯びた角を含む。更に、図12のバリア部材24は、図11に図示するバリア部材24よりも幅が小さい。
ここで、図13及び図14を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14の2つの他の実施形態が示される。図13を参照すると、可撓性容器14は、内部容積15を画定する。2つの対向するフィルム層の間に取り付けられるのは、一体型の自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40である。自己閉鎖バルブ23は、破壊可能な気泡40のための気泡シールも含むバリア部材24によって画定される。破壊可能な気泡40は、可撓性容器14の境界110によって画定される流体出口に向けられた破壊可能な点42を含む。
使用中、ユーザは、流体出口を形成する破壊可能な点42において気泡40を破壊することができる。気泡が破壊されると、バルブ様通路25と内部容積15との間に流体連通を形成するように、容器を更に開封するための一対の対向するプルタブを形成することができる。あるいは、又はその上、可撓性容器14は、破壊可能な気泡40が破壊された後に可撓性容器14の内部容積15に圧力を印加することによって破壊され得る、バルブ様通路25に沿って位置する破壊可能なシールを含み得る。
図14に示されるような可撓性容器14は、概して、同じ要素を含み、実質的に同じように動作することができる。図13及び図14では、(一体となった)破壊可能な気泡40及び自己閉鎖バルブ23は、円弧様の形状を有する。より具体的には、自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40は、曲線の凹部が可撓性容器14の内部容積15に面するような湾曲した形状を有する。図13では、破壊可能な気泡40は、均一な湾曲した形状を有する。しかしながら、図13に図示する実施形態では、破壊可能な気泡40は、破壊可能な点42が位置する頂点を画定する矢印様の形状をより多く有する。
図15及び図16を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14の更なる実施形態が示される。図15に図示されるように、可撓性容器14は、バルブ様通路25と流体連通する内部容積15を含む。可撓性容器14は、一体型の自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40を更に含む。破壊可能な気泡40は、境界110で流体出口を形成するためにパッケージの角に面する破壊可能な点42を含む。図13及び図14に図示される実施形態と同様に、破壊可能な気泡40の気泡シール41はまた、自己閉鎖バルブ23のためのバリア部材を形成する。破壊可能な気泡40は、破壊されると、流体出口を形成し、上述したように、破壊可能な気泡によって形成される流体出口がバルブ様通路25と流体連通して位置するように、パッケージを扱うことができる。
図15に図示される実施形態では、自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40は、ハート様の形状を有しており、ハートの点又は頂点は可撓性パッケージ14の境界110に面する。破壊可能な気泡40のハート様の形状により、パッケージ内に更なる折り目線を創出することができ、流体などの製品が内部容積15から吐出されるときに、パッケージにより大きな強度を提供し、かつ/又はパッケージの流れ特性により良い制御を提供することができる。
図16に示されるような可撓性容器14は、図15に図示されるパッケージと実質的に類似している。しかしながら、図16において、可撓性容器14の境界110は、丸みを帯びた角を有する。ハートの形状の自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40を有することに加えて、図16に示されるような可撓性容器14は、破壊可能な気泡40から離間された追加のバリア部材130を更に含む。バリア部材130及び破壊可能な気泡40は、自己閉鎖バルブ23を形成する。図16に図示される実施形態では、バリア部材130は、パッケージの対向する壁を接続する丸い又は円形の形状を有する。バリア部材130は、可撓性容器14内に不利な流体流れ特性を創出することなく、自己閉鎖バルブ23に更なる強度及び完全性を提供するために、十分な距離で破壊可能な気泡40から離間される。一実施形態では、バリア部材130は、可撓性容器14の対向する壁を接続する点結合であり得る。
図17、図18、及び図19を参照すると、本開示に従って作製されたパッケージの更なる実施形態が示される。図17~図19に例示される実施形態では、可撓性容器14は、一体型自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40も含む。破壊可能な気泡40の気泡シール41は、例えば、自己閉鎖バルブ23を形成する。破壊可能な気泡40の気泡シール41はまた、境界110を通して可撓性容器14から外部環境に製品を制御可能に吐出するために、内部容積15と流体連通しているバルブ様通路25を形成する。
図17~図19に図示する実施形態では、自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40は、フルート様の形状又はフラスコ様の形状を有する。図17に示されるように、例えば、破壊可能な気泡40は、吐出口134と流体連通する円錐体132を含む。破壊可能な点42は、吐出口134の端部において境界110の方向に位置決めされる。破壊可能な気泡40は、破壊されると、境界110を通る流体出口を形成する。更に、気泡40を破壊することにより、バルブ様通路25と、形成される流体出口との間の流体連通を提供するための手段も提供する。
図18に示されるような可撓性容器14は、図17に示される可撓性容器14と構造が類似している。図18に図示される実施形態では、破壊可能な気泡40の円錐形状体132は、異なる構成を有するバルブ様通路25を形成するために、より大きな幅を有する。図17及び図18に示されるように、可撓性容器14の角は、気泡40が破壊されたときに流体開口部の形成を容易にするために、破壊可能な点42の反対側の平面領域を有することができる。
図19を参照すると、自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40は、図17及び図18に図示する形状に類似して図示される。しかしながら、図19において、円錐体132は、より丸みを帯びた形状を有する。更に、吐出口134は、円錐体132に対してより幅広になっている。加えて、図19に示される実施形態では、可撓性容器14は、破壊可能な気泡40の吐出口134の形状に適合する形状を有するネック部分136を含む。ネック部分136は、流体の流れに対するより良い制御を提供するために、バルブ様通路25の形状を更に画定することができる。更に、ネック部分136は、気泡40が破壊されると、流体開口部の形成を容易にすることができる。
図20及び図21を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14の更なる実施形態が図示されている。図20及び図21に示される可撓性容器14は、図19に示される実施形態に類似している。例えば、図20に示されるように、可撓性容器14は、一体型の自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40を含む。破壊可能な気泡40は、自己閉鎖バルブのバリア部材を形成する気泡シール41を含む。気泡シールは、可撓性容器14の2つの外壁又は表面の間を接続し、バルブ様通路25を形成する。可撓性容器14は、境界110に沿って密封された端部を含む。破壊可能な気泡40は、破壊可能な点42を含む。圧力が気泡40に印加されると、気泡は、可撓性容器14の境界110を通って流体出口を形成する。更に、流体出口は、可撓性容器14の内部容積15から製品を制御可能に吐出するために、バルブ様通路25と流体連通するように位置させることができる。
図20に図示される実施形態では、破壊可能な気泡40は、円錐形部分132及び吐出口部分134を含むベル様の形状を有する。吐出口部分134は、概して、可撓性容器14のネック部分136の輪郭に従う。
図21に図示される実施形態では、破壊可能な気泡40は、本体部分132及び吐出口部分134も含む。破壊可能な気泡40は、概して、図17、図18、及び図19に示されるようなフルート様の形状を形成するために、3つの三角形の出っ張り部を含む。更に、自己閉鎖バルブ23は、図16に示されるバリア部材130と同様のバリア部材130を更に含む。バリア部材130は、円形の形状を有することができ、自己閉鎖バルブ23に更なる強度を提供するために、可撓性容器14の2つの対向する表面を接続することができる。
ここで、図22及び図23に図示される可撓性容器14を参照すると、自己閉鎖バルブ23が破壊可能な気泡40と一体である、本開示に従って作製されたパッケージの更なる実施形態が示されている。自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40を使用して、図11~図21に図示される実施形態のいずれかと同様のパッケージを開封することができる。図22では、破壊可能な気泡40は、楕円形の形状である。楕円形は、破壊可能な点42を画定する細長い形状を有する。示されるように、気泡40の細長い本体は、境界110を有する可撓性容器14のネック部分136に面し、対応する。気泡シール41は、自己閉鎖バルブ23のバリア部材として機能し、バルブ様通路25を画定する。
図23において、破壊可能な気泡40は、円の形状であり、図22に図示される実施形態に類似して動作する。
ここで図24を参照すると、自己閉鎖バルブ23と一体化した破壊可能な気泡40を含む、可撓性容器14の別の実施形態が図示されている。図24に図示する実施形態は、図21に図示する実施形態と同様である。しかしながら、図24では、自己閉鎖バルブ23は、気泡シール41によって排他的に画定され、破壊可能な気泡40の下に位置決めされた別個のバリア部材を含まない。
ここで図25~図27を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14の更なる実施形態が示される。図25~図27に図示される実施形態では、可撓性容器14は、円板様の形状を有する破壊可能な気泡40を含む。破壊可能な気泡40は、自己閉鎖バルブ23と少なくとも部分的に一体である。自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40は、可撓性容器14のネック部分136内に延在するバルブ様通路25を形成する。バルブ様通路25は、可撓性容器14の内部容積15と流体連通する。
図25に示されるように、破壊可能な気泡40は、気泡シール41及び破壊可能な点42を含む。可撓性容器14は、バリア部材24を更に含む。この実施形態では、自己閉鎖バルブ23は、バリア部材24によって、気泡シール41と併せて形成される。破壊可能な気泡40は、境界110を通る流体開口部を形成するために、破壊可能な点42を通るネック部分136の方向に破壊するように構成されている。気泡40が一度破壊されてプルタブを剥がすか、又は可撓性容器14の内部容積15に更に圧力を印加することにより、破壊可能な気泡40によって形成された流体出口をバルブ様通路25と流体連通して位置させることができる。
図26では、破壊可能な気泡40は、破壊可能な点42及びネック部分136に対向して位置決めされたハンプ部分を含む破壊可能な気泡40を除いて、図25に図示される実施形態と同様の形状を有する。更に、この実施形態では、気泡シール41は、自己閉鎖バルブ23全体を形成する。図25及び図26に示されるように、破壊可能な気泡40は、ネック部分136に面する凹状の表面を含む。
ここで図27に示される可撓性容器14を参照すると、破壊可能な気泡40及び自己閉鎖バルブ23は、図26に図示される破壊可能な気泡40に類似した形状を有する。しかしながら、図27に図示される実施形態では、ハンプ部分140は、更なるバリア部材によって分離されており、したがって、破壊可能な気泡40の一部ではない。代わりに、可撓性容器14は、自己閉鎖バルブ23を形成するために破壊可能な気泡40から延在する別個のバリア部材24を含む。
図28及び図29を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14の更なる実施形態が示さていれる。図28及び図29に示されるような可撓性容器14は、図14に図示される可撓性容器14に非常に類似している。より具体的には、図28及び図29に図示される実施形態における破壊可能な気泡は、破壊可能な点42が位置する頂点を有する矢印の形状である。各破壊可能な気泡40の頂点は、可撓性容器14のネック部分136に面する。破壊可能な気泡40は、自己閉鎖バルブ23を形成するためのバルブ様通路25を形成する。図28及び図29に図示される実施形態では、自己閉鎖バルブ23は、強度及び完全性を提供するために、パッケージの一方の側をパッケージの反対側に接続するバリア部材130を更に含む。図28及び図29に示されるように、バリア部材130は、円の形状であり得る。しかしながら、他の実施形態では、バリア部材130は、長方形、正方形、又は複雑な形状などの任意の適切な形状を有することができる。
図31を参照すると、矢印様の形状で図示される破壊可能な気泡40の更なる実施形態が示される。図31に図示される実施形態は、図14に図示される実施形態と構造及び機能が類似している。破壊可能な気泡40は、例えば、自己閉鎖バルブ23を形成し、バルブ様通路25を形成する役割も果たす気泡シール41を含む。
図30を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14の更に別の実施形態が示される。可撓性容器14は、破壊点42を有し、気泡シール41によって形成される破壊可能な気泡40を含む。気泡シール41はまた、バルブ様通路25を画定する自己閉鎖バルブ23を形成する。破壊可能な気泡40は、図13に図示される実施形態と構成が類似している。しかしながら、図30に図示される実施形態では、気泡40は、本体部分132だけでなく、可撓性容器14のネック部分136内に延在する吐出口部分134も含む。吐出口部分134は、気泡が破壊されたときに流体開口部の形成を促進することができ、流体通路25をより良く画定することができる。
図32及び図33を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14の更なる実施形態が示される。図32及び図33では、気泡シール41によって画定される破壊可能な気泡40及び破壊可能な点42は、自己閉鎖バルブ23の一部を形成する。しかしながら、自己閉鎖バルブ23は、図示の実施形態では、水平ロッド様部材の形状であるバリア部材130を更に含む。図32の実施形態は、図23に例示される実施形態と設計及び機能が非常に類似している。図33に示される実施形態は、図22に図示される実施形態と設計及び機能が非常に類似している。しかしながら、図32及び図33に図示される実施形態は、パッケージの対向する壁を接続し、様々な異なる機能及び用途を有し得る追加のバリア部材130を含む。例えば、バリア部材130は、バルブ様通路25をより良く画定することができ、パッケージに更なる構造及び完全性を提供することができる。更に、バリア部材130は、気泡40が破壊された後、及び内部容積15に圧力を印加することによって、可撓性容器14からの製品の吐出中に、パッケージの折り目線の位置を変更することができる。
図34を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14は、一体型の破壊可能な気泡40及び自己閉鎖バルブ23を包含している状態で示されている。より具体的には、破壊可能な気泡40は、自己閉鎖バルブ23を画定し、バルブ様通路25を形成する気泡シール41を含む。破壊可能な気泡40は、可撓性容器14の境界110に面し、かつネック部分136内に破壊可能な点42を含む。図34に示される実施形態は、図17に示される可撓性容器14と形状及び機能が非常に類似している。しかしながら、図34において、可撓性気泡の本体部分132は、破壊可能な気泡40の吐出口部分134内に徐々に延在する。
図35を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器の更に別の実施形態が示される。図35では、自己閉鎖バルブ23及び破壊可能な気泡40は、図31に図示される実施形態と設計及び機能において非常に類似している。示されるように、破壊可能な気泡40は、矢印様の形状を有し、「魚の尾」の形状を有すると説明され得る。
図11~図35及び図38及び図39に図示される実施形態では、可撓性容器の各々は、単一の破壊可能な気泡を含む。図36及び図37を参照すると、本開示に従って作製された可撓性容器14の更なる実施形態が示される。図36及び図37において、各可撓性容器14は、バルブ様通路25及び自己閉鎖バルブ23を形成するために、一緒に協働する2つの異なる破壊可能な気泡を包含する。
図36を参照すると、例えば、可撓性容器14は、第2の破壊可能な気泡40Bから離間した第1の破壊可能な気泡40Aを含む。破壊可能な気泡40A及び40Bは、湾曲した形状又は「ブーメラン」形状を有する。各破壊可能な気泡40A及び40Bは、気泡シール41A及び41B、並びに境界110に面する破壊可能な点42A及び42Bを含む。図示の実施形態では、破壊可能な気泡40A及び40Bは、主に可撓性容器14のネック部分136に位置する。
2つの協働する破壊可能な気泡40A及び40Bはまた、バルブ様通路25を画定する自己閉鎖バルブ23を形成する。ユーザがパッケージを開封し、内容物を吐出することを望むとき、ユーザは、境界110を通って破壊を引き起こすために、破壊可能な気泡40A及び40Bに圧力を印加する。次いで、ユーザは、バルブ様通路25と流体連通する注ぎ口を生成するために、容器の対向する側又は壁を剥離することができる。内部容積15に圧力を印加することで、流体出口を通る製品の制御された流れが許容される。
図37を参照すると、可撓性容器14は、図36に図示される実施形態と形状及び機能が非常に類似している。しかしながら、図37において、対向する破壊可能な気泡40A及び40Bは、「三日月様の形状」を有する。
図37に図示される実施形態では、可撓性容器14は、容器の対向する壁をくっつけるバリア部材130を更に含む。バリア部材130は、任意の適切な形状を有し得る。図示の実施形態では、バリア部材130は、円形の形状を有し、バルブ様通路25を形成するために、破壊可能な気泡40A及び40Bから離間されている。バリア部材130は、パッケージにより大きな強度及び完全性を提供することができ、破壊可能な気泡40A及び40Bによって形成された流体出口を通る流体の流れにより良い制御を提供することができる。
本明細書は、例を用いて、最良の態様を含む本発明を開示し、また、当業者であれば誰でも、任意のデバイス又はシステムの作製及び使用、並びに任意の組み込まれた方法の実行を含む、本発明を実施することが可能になるようにする。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者に生じる他の例を含み得る。そのような他の例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造要素を含む場合、又は特許請求の範囲の文言と実質的に異ならない同等の構造要素を含む場合に、特許請求の範囲内であることが意図される。
破壊可能な気泡を含む密封された周辺部を有するパッケージの一実施形態の斜視図を示す。 破壊可能な気泡が破裂したときの図1のパッケージの斜視図を示す。 図1のパッケージの正面図を示す。 概ね長方形のバリア部材を有する、図1のパッケージの更に別の実施形態の正面図を示す。 2つのバリア部材を有する、図4のパッケージの別の実施形態の正面図を示す。 流体チャネルから分離された破壊可能な気泡を有する、本発明の別の実施形態によるパッケージの正面図を示す。 概ね三角形のバリア部材を有する、図6によるパッケージの正面図を示す。 パッケージの角に密封部分を有する、本発明のパッケージの更に別の実施形態の正面図を示す。 図8Aのパッケージの密封部分の平面図を示す。 2つの破壊可能な気泡を含む密封部分を有する、本発明の別の実施形態によるパッケージの正面図を示す。 パッケージの角に密封部分を有し、かつ2つの破壊可能な気泡を有する、本発明の別の実施形態によるパッケージの部分正面図を示す。 図9Aのパッケージ内の破壊可能な気泡を破壊する方法の断面図を示す。 図9Aのパッケージ内の破壊可能な気泡を破壊する方法の断面図を示す。 図9Aのパッケージ内の破壊可能な気泡を破壊する方法の断面図を示す。 平坦な面上に位置する図1のパッケージの正面図を示す。 平坦な面上に位置する図1のパッケージの側面図を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。 本開示に従って作製されたパッケージの別の実施形態を示す。

Claims (19)

  1. パッケージであって、
    流動可能な物質を受容するための内部容積を有する可撓性容器であって、密封された周辺部を画定する、可撓性容器と、
    前記可撓性容器の前記密封された周辺部に沿って位置する破壊可能な点であって、前記密封された周辺部の残りの部分よりも弱いシールを有する、破壊可能な点と、
    流体出口及び少なくとも1つのバルブ様通路を含む、流体チャネルであって、前記流体出口が、前記破壊可能な点に隣接して位置しており、前記少なくとも1つのバルブ様通路が、前記可撓性容器の前記内部容積と流体連通している、流体チャネルと、
    前記流体出口と前記可撓性容器の前記内部容積との間に位置決めされたバリア部材を備える自己閉鎖バルブと、を備え、前記少なくとも1つのバルブ様通路が、前記バリア部材と前記密封された周辺部との間に形成されており、前記可撓性容器に印加された圧力が、前記容器の前記内部容積から制御された量の前記流動可能な物質を吐出するために前記破壊可能な点を破壊させ、圧力がもはや印加されない場合、前記自己閉鎖バルブが、前記流体出口を通る前記流動可能な物質の更なる流れを阻害する、パッケージ。
  2. 前記流体チャネルが、閉じ込められた空気を最初に含有し、前記閉じ込められた空気は、圧力が前記可撓性容器に印加されると、前記破壊可能な点を破壊させ、前記閉じ込められた空気は、前記流動可能な物質が吐出される前に、前記流体出口を通って放出される、請求項1に記載のパッケージ。
  3. 前記流体チャネルが、前記バリア部材の一方の側に位置する第1のバルブ様通路と、前記バリア部材の反対側に位置する第2のバルブ様通路と、を含む、請求項1又は2に記載のパッケージ。
  4. 前記自己閉鎖バルブが、三角形形状を有する、先行請求項のいずれか一項に記載のパッケージ。
  5. 前記バリア部材が、気体で満たされた気泡を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のパッケージ。
  6. 前記バリア部材が、前記可撓性容器内に折り目を形成する形状を有し、これにより、前記可撓性容器の壁に、外部圧力がない前記バルブ状通路を通る液体の流動を防止させる、先行請求項のいずれか一項に記載のパッケージ。
  7. 前記可撓性容器が、上部及び底部を含み、前記流体出口及び破壊可能な点が、前記上部の中央に位置する、先行請求項のいずれか一項に記載のパッケージ。
  8. 前記可撓性容器が、上部及び底部を含み、前記流体出口及び破壊可能な点が、前記可撓性容器の上部角に位置する、請求項1~6のいずれか一項に記載のパッケージ。
  9. 前記可撓性容器の前記内部容積が、約0.5オンス~約5オンスの容積を有する、先行請求項のいずれか一項に記載のパッケージ。
  10. 前記可撓性容器の前記内部容積が、約5オンス~約64オンスの容積を有する、請求項1~8のいずれか一項に記載のパッケージ。
  11. 前記バリア部材が、前記流体チャネルの端部に対して横断的である、先行請求項のいずれか一項に記載のパッケージ。
  12. 前記バリア部材が、概ね長方形又は水平な楕円形状を有する、請求項1に記載のパッケージ。
  13. 前記バリア部材が、対向する容器壁をくっつけることによって形成される、請求項1に記載のパッケージ。
  14. 前記可撓性容器が、可撓性ポリマーフィルムからなる、先行請求項のいずれか一項に記載のパッケージ。
  15. 前記可撓性容器が、可撓性金属化フィルムからなる、先行請求項のいずれか一項に記載のパッケージ。
  16. 先行請求項のいずれか一項に記載の複数のパッケージを備える、ストリップ。
  17. 前記可撓性パッケージが、上部及び底部を含み、可撓性パッケージの前記上部が、隣接する可撓性パッケージの前記底部に接続されている、請求項16に記載のストリップ。
  18. 前記パッケージが、ミシン目の線によって分離されている、請求項16又は17に記載のストリップ。
  19. 先行請求項のいずれか一項に記載のパッケージを開封するための方法であって、
    前記可撓性パッケージの前記内部容積に圧力を印加して、前記破壊可能な点を破壊させ、それによって前記流体出口を前記外部環境と連通するように位置させることと、
    前記可撓性容器に更なる圧力を印加して、前記内部容積内に含まれる前記流動可能な物質が、前記自己閉鎖バルブ及び前記流体出口を通って前記可撓性容器から出るようにさせることと、を含む、方法。
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