JP2023530613A - 下顎骨変位調整装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023530613000001
下顎骨変位調整装置は、上マウスピース及び下マウスピースを含み、上マウスピース及び下マウスピースは、上歯収容空間及び下歯収容空間を有し、上歯収容空間及び下歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体上顎歯列弓及び下顎歯列上にそれぞれ嵌合され、上マウスピース及び下マウスピースの側壁には、上臼歯領域及び下臼歯領域に対応して第1の位置決め部及び第2の位置決め部が延設され、上マウスピース及び下マウスピースが装着されてから、第1のフック部と第2のフック部とが掛止され、活動変位空間が保持され、人体下顎骨が前方に変位されて位置決めされ、人体下顎骨の顎頭の箇所が不快に感じないとともに、舌後根が引っ込んで気道が詰まることを防ぐことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、下顎骨変位調整装置に関し、特に、人体の下顎骨を前方に変位させて位置決めし、気道の通りを保持するとともに、睡眠時に呼吸が止まることと、鼾の発生という問題を解決する下顎骨変位調整装置に関する。
多くの者は睡眠時、鼾をかいて呼吸が止まることがあるが、これは主に睡眠中に筋肉が緩み、重力の関係で、図1に示すように、口部10内の口腔101のサポート軟口蓋、舌根7の筋肉が垂れ下がり、気道8が押し潰されて空気の通りが維持できない場合、鼾が発生し、最悪の場合、呼吸が一時的に止まるか喘息などが起きることがあるため、睡眠時無呼吸症候群とも称されるが、睡眠時無呼吸症候群は睡眠の質に影響を与える可能性がある上、高血圧、心臓病などの疾病を誘発することもあった。
上述した問題を解決するために、市販されている多くのいわゆる鼾止め器又は鼾止め装置などの製品が販売され、現有する鼾止め装置の大部分が上下マウスピースと、接続機構の結合とにより、下顎骨を前方に変位させ、顎が垂れ下がって気道8が詰まってしまうことを防ぐ。
しかし、上述した従来の製品全ては固定機構を使用し、上下マウスピースを固定し、下顎骨を強く前方に変位させるとともに、下顎骨を強く固定して元に戻らないようにするが、長期間装着した場合、下顎頭がとても痛むため、使用者はこの装置を適宜装着させることができず、呼吸が止まる症状がある使用者にとっては非常に困ったことであった。
また、従来の鼾止め装置の大部分は決まった規格であるため、使用者の歯列形状に合わず、マウスピースと歯との間に隙間があるため、位置がずれて最悪の場合、外れてしまうこともあり、鼾の発生と呼吸停止を防ぐ効果が好ましくない状況が発生することがあった。
また、従来の鼾止め装置は、マウスピース方式で上顎及び下顎の2列の歯列周囲に装着させるが、マウスピースが一定に厚さを有するため、下顎骨が前方に変位した場合、上下のマウスピース自体の厚さにより、前歯領域の噛み合わせに明らかな違和感が生じるため、使用者が睡眠時にこの装置を装着すると、容易に入眠することができなくなった。
また、もう一つの鼾止め装置は、接続機構を前歯領域に設置し、上下の前歯を引っ張り、下顎骨が前方に強く引っ張られるが、このような設置は、前歯領域が受ける力が大きすぎるため、長期間装着した場合、前歯領域がこのように強く引っ張られると、使用者が非常に耐えがたくなるため、これは長期間使用できる装置ではなかった。
そのため、上述した問題を解決するために、本発明は、上マウスピース及び下マウスピースに第1の位置決め部及び第2の位置決め部をそれぞれ組み合わせるとともに、上、第2の位置決め部から延伸部及びフック部がそれぞれ延び、上、第2の位置決め部のフック部が掛合されると、下顎骨が前方移動された位置となり、気道8の通りをスムーズに保持するとともに、呼吸が止まることと鼾が発生する問題を同時に解決することができる。また、上、第2の位置決め部が強固に組み合わされるのでなく、可動可能に掛合されるため、全方位の活動空間を有し、強固に結合されて人体下顎骨の関節箇所(顎頭の箇所)に不快感が発生することを防ぐため、本発明は最良な解決策である。
本発明の下顎骨変位調整装置は、上マウスピース及び下マウスピースを含み、前記上マウスピースは、上歯収容空間を有し、前記上歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体上顎歯列弓上に嵌合され、前記上マウスピースの側壁には、上臼歯領域に対応して第1の位置決め部が延設され、前記第1の位置決め部は、第1の延伸部を有し、前記第1の延伸部の前端には、第1のフック部が設けられ;前記下マウスピースは、下歯収容空間を有し、前記下歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体下顎歯列弓上に嵌合され、下顎歯列弓は、下顎骨上に位置し、前記下マウスピースの側壁には、下臼歯領域に対応して第2の位置決め部が延設され、前記第2の位置決め部は、第2の延伸部を有し、前記第2の延伸部の前端には、第2のフック部が設けられ;前記上マウスピース及び前記下マウスピースが装着されてから、前記第1のフック部と前記第2のフック部とが掛止され、人体下顎骨が前方に変位されて位置決めされ、前記第1の延伸部及び前記第1のフック部の内周空間は全方位活動空間であり、前記全方位活動空間内で前記第2の延伸部及び前記第2のフック部が自由に活動し得るため、前記下顎骨が自由に活動し得て、長時間装着しても、前記下顎骨の顎頭の箇所が不快に感じることがない。
好適な実施例において、前記上臼歯領域及び前記下臼歯領域は、第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯を含み、前記第1の位置決め部及び前記第2の位置決め部の位置は、前記第一大臼歯、前記第二大臼歯の何れか1つの臼歯又は何れか2つの臼歯間の一側に対応し得る。
好適な実施例において、前記第1の位置決め部及び前記第2の位置決め部の好適な位置は、前記第一大臼歯の周辺一側に対応する。
好適な実施例において、前記第1の位置決め部が位置する前記上臼歯領域の位置は、前記下顎骨が前方に変位して位置決めされる所定位置であるため、前記第1の位置決め部が位置する前記上臼歯領域の位置は、前記下顎骨が前方に変位されて位置決めされて受けいれられる位置に応じてカスタマイズされ、前記下顎骨が前方に変位されて位置決めされても不快に感じることがない。
好適な実施例において、前記上マウスピース又は前記下マウスピースには、前記人体上顎歯列弓又は前記人体下顎歯列弓の前歯領域に対応して開口が形成され、前記開口から前歯領域の歯面が露出され得る。
好適な実施例において、前記上マウスピース及び前記下マウスピースは、前記人体上顎歯列弓及び前記人体下顎歯列弓の前歯領域の噛み合わせ面の厚さが1mmより小さい。
好適な実施例において、前記第1の位置決め部及び前記第2の位置決め部は、可動可能に掛合されたC字状又はL字状構造である。
好適な実施例において、前記第2の位置決め部の前記第2の延伸部が水平方向で後方に変位されると、前記第1の位置決め部の前記第1の延伸部により妨げられて後方に変位しなくなり、妨げられる位置は、前記下顎骨が前方に変位されて位置決めされる所定位置である。
好適な実施例において、人体の口が閉じられると、前記第1の位置決め部の前記第1のフック部と、前記第2の位置決め部の前記第2のフック部とが掛止され、前記下顎骨が下方に変位されると、前記第2のフック部が前記第1のフック部により妨げられ、人体の口が閉じた状態に保持される。
好適な実施例において、前記第1の位置決め部の前記第1の延伸部又は前記第2の位置決め部の前記第2の延伸部上には、調整器が嵌設し得て、前記調整器の厚さにより前記下顎骨が前方に変位されて位置決めされる位置を微調整し得る。
人が眠る際、下顎骨は自由に移動するが、下顎骨が固定された場合、長時間経つと、下顎骨の顎頭が必ず非常に不快に感じる。本発明は、第1の位置決め部及び第2の位置決め部がC字状又はL字状構造であり、第1の位置決め部の第1の延伸部及び第1のフック部の内周空間に全方位活動空間が形成され、全方位活動空間内で第2の位置決め部の第2の延伸部及び第2のフック部が自由に活動できるため、使用者は睡眠時に下顎骨が全方位で自由に活動し得て、長時間装着しても、下顎骨の顎頭は全く不快に感じることがない。
本発明は、下顎骨が前方に変位されて位置決めされると、舌根及びサポート軟口蓋が同時に引っ張り上げられ、気道の通りをスムーズに保持し、呼吸が止まることと鼾が発生する問題を同時に解決することができる。
図1は、人体の気道が押圧された筋肉を示す説明図である。 図2は、人体の頭骨の歯列及び下顎骨を示す説明図である。 図3Aは、本発明の下顎骨の変位調整装置の上マウスピースを示す斜視図である。 図3Bは、本発明の下顎骨の変位調整装置の上マウスピースを示す平面図である。 図4Aは、本発明の下顎骨の変位調整装置の下マウスピースを示す斜視図である。 図4Bは、本発明の下顎骨の変位調整装置の下マウスピースを示す底面図である。 図5は、本発明の下顎骨の変位調整装置の装着状態の骨格を示す説明図である。 図6は、本発明の下顎骨の変位調整装置の上マウスピースと下マウスピースとを接続する状態の図である。 図7は、本発明の下顎骨の変位調整装置を装着した後の気道の状態を示す図である。 図8は、本発明の下顎骨の変位調整装置の上マウスピース及び下マウスピースの開口構造を示す図である。 図9は、本発明の下顎骨の変位調整装置の嵌設調整器を示す図である。 図10(A)~(C)は、本発明の下顎骨の変位調整装置の調整器を示す図である。
本発明の他の技術内容、特徴及び効果については、以下、図面を参照しながら好適な実施例の詳細な説明で明らかにする。
図2に示すように、人体の口腔内は、上顎歯列弓及び下顎歯列弓を有する。上顎歯列弓及び下顎歯列弓の歯列は以下の通りである。
上顎歯列弓は、以下の歯列を有する。
前歯領域31は、上中切歯311、上側切歯312、上犬歯313を有する。
上臼歯領域32は、第一小臼歯321、第二小臼歯322、第一大臼歯323、第二大臼歯324(及び第3の大臼歯)を含む。
下顎歯列弓は、以下の歯列を有する。
前歯領域41は、下中切歯411、上側切歯412、下犬歯413を含む。
下臼歯領域42は、第一小臼歯421、第二小臼歯422、第一大臼歯423、第二大臼歯424(及び第3の大臼歯)を含む。
図3A、図3B、図4A、図4Bに示すように、本発明の下顎骨の変位調整装置は、上マウスピース1及び下マウスピース2を含み、上マウスピース1及び下マウスピース2は、上歯収容空間11及び下歯収容空間21をそれぞれ有し、上マウスピース1及び下マウスピース2は、3Dスキャンで使用者の歯型に製作されるため、人体の上顎歯列弓及び下顎歯列弓が上歯収容空間11及び下歯収容空間21に密着される。
上マウスピース1の側壁には、上臼歯領域32に対応した箇所に第1の位置決め部12が設けられる。第1の位置決め部12は、下臼歯領域42に向かって延びた第1の延伸部121を含む。第1の延伸部121の前端には、前歯領域41に向かって折れ曲がった第1のフック部122が形成される。
下マウスピース2の側壁には、上臼歯領域32に対応した箇所に第2の位置決め部22が設けられる。第2の位置決め部22は、上臼歯領域32に向かって延びた第2の延伸部221を含む。第2の延伸部221の前端には、下顎骨5の顎頭51に向かって折れ曲がって延びた第2のフック部222が設けられる。
第1の位置決め部12及び第2の位置決め部22は、可動可能に掛合されたC字状構造又はL字状構造である。そのため、上マウスピース1及び下マウスピース2(下顎骨5の顎頭51が元の位置A1に位置する)を装着した後、使用者は口部の筋肉を介して下顎骨5が下方に変位するように制御してから、下顎骨5を前方に変位させ、それに伴って下マウスピース2が前方に変位した後、口を閉じ、図5に示すように、第2のフック部222が第1のフック部122上に自然に掛止され(顎頭51の箇所が前方移動位置A2に移動し、掛止状態が図6に示すような状態になる)、本実施例において、第1の位置決め部12及び第2の位置決め部22は、第一大臼歯323の周辺一側に対応するように設けられる。第1のフック部122と第2のフック部222とが掛止されるとき、第1の延伸部121は主に第2の延伸部221が後方に移動することを妨げ、所定の前方位置に下顎骨5を位置決めさせる。当該位置は、使用者がカスタマイズして使用者の生理機能が受けいれられる前方移動位置を得て、変位量が大きすぎることにより生じる不快感を無くすことができる。下顎骨5の変位量は、第1の位置決め部12が上臼歯領域32に設置される位置を決める。第2の延伸部221が第1の延伸部121により妨げられると、下顎骨5が初期位置に戻ることを防ぐことができる。また、第1のフック部122は、主に第2のフック部222を下方に変位することを防ぎ、下顎骨5が下方に変位することがないため、使用者が睡眠時に口が開かれることを防ぐことができる。そのため、下顎骨5が前方に変位して位置決めされて下方に口を移動させることができない場合、舌根7及びサポート軟口蓋102が上方へ引っ張り上げられ、睡眠時の気道8の通りをスムーズに保持し、無呼吸となる症状及び鼾の発生を防ぐことができる。
また、大部分の人が口を閉じた状態で上臼歯領域32と下臼歯領域42とが噛み合わされ、下前歯領域41が上前歯領域内に位置し、下顎骨5が前方に変位して前歯領域31,41が噛み合わされるときに、上臼歯領域32と下臼歯領域42との間に隙間が発生する。
図8に示すように、上マウスピース1又は/及び下マウスピース2が人体上顎歯列弓3及び人体下顎歯列弓4の前歯領域31,41に対して開口13,23がそれぞれ形成され、そこから前歯領域31,41の歯面が露出され、使用者の下顎骨5が前方に変位すると、前歯領域31,41の歯面が互いに接触される。上マウスピース1及び下マウスピース2が位置する上臼歯領域32及び下臼歯領域42の総和厚さが、上臼歯領域32と下臼歯領域42との間に生じる隙間より小さく、上マウスピース1又は/及び下マウスピース2の厚さが大きすぎて下顎骨5が下方に変位した位置となり、顎頭51の箇所が不快に感じることがない。
また、上マウスピース1又は/及び下マウスピース2の厚さにより使用者の噛み合わせが不快に感じるため、上マウスピース1及び下マウスピース2は、人体上顎歯列弓及び人体下顎歯列弓の前歯領域31,41の噛み合わせ面の厚さが1mmより小さくされ、上マウスピース1及び下マウスピース2が位置する上臼歯領域32及び下臼歯領域42の総和厚さが、上臼歯領域32と下臼歯領域42との間に生じる隙間より小さいため、前歯領域31,41の噛み合わせが、マウスピースを装着する以前の噛み合わせ習慣に類似し、使用者の不快感を低減させることができる。
また、第1の位置決め部12の第1の延伸部121及び第2の位置決め部22の第2の延伸部221は、35~55度で斜めに延ばされるが、45度の角度で延ばされるのが最も好ましい。
図7、図9及び図10(A)~(C)に示すように、下顎骨5が前方に変位して位置決めされる位置は、睡眠時に気道の通りをスムーズに保持することができなくなることを防ぐために、第1の延伸部121又は第2の延伸部221上に、必要に応じて調整器6を嵌設し(図9を参照する)、調整器6,6’,6’’の厚さにより下顎骨5が前方に変位して位置決めされる位置を制御し得る。図10(A)~(C)に示すように、調整器6,6’,6’’が弾性を有するとともに、ホール61,61’,61’’を有し、ホール61,61’,61’’の設計により調整器6,6’,6’’を第1の延伸部121又は第2の延伸部221上に嵌設させるとともに、調整器6,6’,6’’の厚さが異なるようにし、使用者自ら所望の調整器6,6’,6’’を選択して使用し、下顎骨5を前方に変位させて位置決めする位置を自ら調整し、微調整する目的を達成すると同時に、使用者が受けいれられる前方移動位置下で、気道8の流れをスムーズに保持し、睡眠時の呼吸が中止することを防ぎ、鼾を止める目的を達成することができる。
本発明が提供する下顎骨変位調整装置は、他の従来技術と比べ、以下の長所を有する。
人が睡眠しているとき、下顎骨は自由に移動するが、下顎骨5が固定された場合、長時間経つと、下顎骨5の顎頭51が必ず非常に不快に感じるが、本発明は、第1の位置決め部12及び第2の位置決め部22がC字状又はL字状構造であり、第1の位置決め部12の第1の延伸部121及び第1のフック部122の内周空間に全方位活動空間9が形成され、全方位活動空間9内で第2の位置決め部22の第2の延伸部221及び第2のフック部222が自由に活動できるため、使用者は睡眠時に下顎骨5が全方位で自由に活動し得て、長時間装着しても、下顎骨5の顎頭51は全く不快に感じない。
本発明は下顎骨5を前方に変位させて位置決めさせると、舌根7及びサポート軟口蓋102が同時に引っ張り上げられて移動し、気道8の流れをスムーズに保持することができるため、使用者が寝ているときに呼吸が止まることと、鼾が発生する問題を解決することができる。
本発明は、上記の実施例により開示されたが、それは本発明を限定するものではなく、当該技術分野を熟知するものなら誰でも、本発明の上述した技術特徴及び実施例を理解し、本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で、各種の変更や修正を加えることができるため、本発明の保護範囲は、本明細書に添付した請求の範囲で特定されるものに準ずる。
1 上マウスピース
11 上歯収容空間
12 第1の位置決め部
121 第1の延伸部
122 第1のフック部
13 開口
2 下マウスピース
21 下歯収容空間
22 第2の位置決め部
221 第2の延伸部
222 第2のフック部
23 開口
31 前歯領域
311 上中切歯
312 上側切歯
313 上犬歯
32 上臼歯領域
321 第一小臼歯
322 第二小臼歯
323 第一大臼歯
324 第二大臼歯
41 前歯領域
411 下中切歯
412 上側切歯
413 下犬歯
42 下臼歯領域
421 第一小臼歯
422 第二小臼歯
423 第一大臼歯
424 第二大臼歯
5 下顎骨
51 顎頭
6 調整器
6’ 調整器
6’’ 調整器
61 ホール
61’ ホール
61’’ ホール
7 舌根
8 気道
9 全方位活動空間
10 口部
101 口腔
102 サポート軟口蓋
A1 元の位置
A2 前方移動位置

Claims (10)

  1. 上マウスピース及び下マウスピースを含む、下顎骨変位調整装置であって、
    前記上マウスピースは、上歯収容空間を有し、前記上歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体上顎歯列弓上に嵌合され、前記上マウスピースの側壁には、上臼歯領域に対応して第1の位置決め部が延設され、前記第1の位置決め部は、第1の延伸部を有し、前記第1の延伸部の前端には、第1のフック部が設けられ、
    前記下マウスピースは、下歯収容空間を有し、前記下歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体下顎歯列弓上に嵌合され、下顎歯列弓は、下顎骨上に位置し、前記下マウスピースの側壁には、下臼歯領域に対応して第2の位置決め部が延設され、前記第2の位置決め部は、第2の延伸部を有し、前記第2の延伸部の前端には、第2のフック部が設けられ、
    前記上マウスピース及び前記下マウスピースが装着されてから、前記第1のフック部と前記第2のフック部とが掛止され、人体下顎骨が前方に変位されて位置決めされ、前記第1の延伸部及び前記第1のフック部の内周空間は全方位活動空間であり、前記全方位活動空間内で前記第2の延伸部及び前記第2のフック部が自由に活動し得るため、前記下顎骨が自由に活動し得て、長時間装着しても、前記下顎骨の顎頭の箇所が不快に感じないことを特徴とする、下顎骨変位調整装置。
  2. 前記上臼歯領域及び前記下臼歯領域は、第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯を含み、
    前記第1の位置決め部及び前記第2の位置決め部の位置は、前記第一大臼歯、前記第二大臼歯の何れか1つの臼歯又は何れか2つの臼歯間の一側に対応し得ることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨変位調整装置。
  3. 前記第1の位置決め部及び前記第2の位置決め部の好適な位置は、前記第一大臼歯の周辺一側に対応することを特徴とする請求項2に記載の下顎骨変位調整装置。
  4. 前記第1の位置決め部が位置する前記上臼歯領域の位置は、前記下顎骨が前方に変位して位置決めされる所定位置であるため、前記第1の位置決め部が位置する前記上臼歯領域の位置は、前記下顎骨が前方に変位されて位置決めされて受けいれられる位置に応じてカスタマイズされ、前記下顎骨が前方に変位されて位置決めされても不快に感じないことを特徴とする請求項3に記載の下顎骨変位調整装置。
  5. 前記上マウスピース又は/及び前記下マウスピースには、前記人体上顎歯列弓又は/及び前記人体下顎歯列弓の前歯領域に対応して開口が形成され、前記開口から前歯領域の歯面が露出され得ることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨変位調整装置。
  6. 前記上マウスピース及び前記下マウスピースは、前記人体上顎歯列弓及び前記人体下顎歯列弓の前歯領域の噛み合わせ面の厚さが1mmより小さいことを特徴とする請求項1に記載の下顎骨変位調整装置。
  7. 前記第1の位置決め部及び前記第2の位置決め部は、可動可能に掛合されたC字状又はL字状構造であることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨変位調整装置。
  8. 前記第2の位置決め部の前記第2の延伸部が水平方向で後方に変位されると、前記第1の位置決め部の前記第1の延伸部により妨げられて後方に変位しなくなり、妨げられる位置は、前記下顎骨が前方に変位されて位置決めされる所定位置であることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨変位調整装置。
  9. 人体の口が閉じられると、前記第1の位置決め部の前記第1のフック部と、前記第2の位置決め部の前記第2のフック部とが掛止され、前記下顎骨が下方に変位されると、前記第2のフック部が前記第1のフック部により妨げられ、人体の口が閉じた状態に保持されることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨変位調整装置。
  10. 前記第1の位置決め部の前記第1の延伸部又は前記第2の位置決め部の前記第2の延伸部上には、調整器が嵌設し得て、前記調整器の厚さにより前記下顎骨が前方に変位されて位置決めされる位置を微調整し得ることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨変位調整装置。
JP2022575410A 2020-06-15 2020-06-15 下顎骨変位調整装置 Pending JP2023530613A (ja)

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