JP2023530442A - 複数の加入識別を有するユーザ端末の通信 - Google Patents
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Abstract
通信システムにおける装置および方法が提供される。無線アクセスネットワーク(RAN)ノードとの第1の無線リソース接続(RRC)は、デバイスによって確立され(502)、接続は、第1の無線ネットワーク一時識別子を有し、第1の加入識別に関連付けられる。第2のRRCを確立するためのRRCセットアップ手順が実行され(504)、接続は第2の加入識別に関連付けられる。RRCセットアップの間またはRRCセットアップ後に、デバイスがノードとの既存の無線リソース接続を有することがRANノードに示される。第2の無線リソース接続に関連付けられた第2の無線ネットワーク一時識別子と、第1および第2の無線リソース接続に共通の追加の無線ネットワーク一時識別子とが受信され(506)、共通の識別子がRANノードとの通信に使用される(508)。【選択図】図8A
Description
本発明の例示的かつ非限定的な実施形態は、概して無線通信システムに関する。本発明の実施形態は、特に、ワイヤレス通信ネットワークにおける装置および方法に関する。
無線通信システムの開発は絶えず続いている。開発中の一態様は、複数の加入識別を有するユーザ端末である。同じ端末において複数の加入を利用する必要のあるユーザが存在し得る。例えば、ある加入は家庭用であり、別の加入は仕事用であり得る。通信システムは、これらの状況を効率的に扱うように準備されるべきである。
無線通信システムは、通常、ワイヤレスユーザ端末と、無線アクセスネットワークと、コアネットワークとを備える。システムのこれらの構成要素は、メッセージを交換してそれらの間のシグナリング接続を確立し、ある通信ポイントから別の通信ポイントへのデータ転送を容易にする。システムの異なる構成要素間のシグナリングメッセージの交換は、通信システムリソースの使用に関して可能な限り信頼性が高く効率的であるべきである。
以下は、本発明のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、本発明の簡略化された概要を提示する。この概要は、本発明の広範な概要ではない。本発明の主要/重要な要素を特定すること、または本発明の範囲を定めることは意図されていない。唯一の目的は、本発明のいくつかの概念を簡略化した形で、後に提示するより詳細な説明への前置きとして提示することである。
本発明の一態様によれば、請求項1および9に記載の装置が提供される。
本発明の一態様によれば、請求項14および15に記載の方法が提供される。
本発明の一態様によれば、請求項16および17に記載の命令を含むコンピュータプログラムが提供される。
実施態様の1つまたは複数の例は、添付の図面および以下の説明においてより詳細に説明される。他の特徴は、説明および図面、ならびに請求の範囲から明らかになるであろう。独立請求項の範囲に入らない本明細書に記載される実施形態および/または例および特徴は、もしあれば、本発明の様々な実施形態を理解するのに有用な例として解釈されるべきである。
以下では、単なる例として、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
以下の実施形態は、単なる例である。本明細書は、いくつかの場所で「一(an)」、「ある(one)」、または「いくつかの(some)」実施形態に言及する場合があるが、これは、必ずしも、そのようなそれぞれの言及が同じ実施形態に対するものであること、または特徴が単一の実施形態にのみ適用されることを意味するものではない。異なる実施形態の単一の特徴を組み合わせて他の実施形態を提供することもできる。さらに、「備える(comprising)」および「含む(including)」という用語は、記載された実施形態を、言及された特徴のみからなるように限定するものではないと理解されるべきであり、そのような実施形態はまた、具体的に言及されていない特徴、構造、ユニット、モジュールなどを含み得る。
本発明のいくつかの実施形態は、ユーザ端末、通信デバイス、基地局、eNodeB、gNodeB、基地局の分散型実現、通信システムのネットワーク要素、対応する構成要素、および/または必要な機能をサポートする任意の通信システムもしくは異なる通信システムの任意の組合せに適用可能である。
使用したプロトコルであって、特にワイヤレス通信における通信システム、サーバおよびユーザ機器の仕様は急速に発展している。そのような開発は、実施形態に対する追加の変更を必要とし得る。したがって、すべての用語および表現は広く解釈されるべきであり、実施形態を例示することを意図しており、限定することを意図していない。
以下では、様々な例示的な実施形態が説明され、実施形態が適用され得るアクセスアーキテクチャの例として、ロングタームエボリューションアドバンスド(LTE-A:LTE Advanced)または新無線(NR,5G)に基づく無線アクセスアーキテクチャを使用するが、実施形態はそのようなアーキテクチャには限定されない。実施形態はまた、パラメータおよび手順を適切に調整することによって適切な手段を有する他の種類の通信ネットワークにも適用され得る。適切なシステムのための他のオプションのいくつかの例は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)無線アクセスネットワーク(UTRAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLANまたはWiFi)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)、Bluetooth(登録商標)、パーソナルコミュニケーションサービス(PCS)、ZigBee(登録商標)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、超広帯域(UWB)技術を使用するシステム、センサネットワーク、モバイルアドホックネットワーク(MANET)およびインターネットプロトコルマルチメディアサブシステムまたはそれらの任意の組合せである。
図1は、いくつかの要素および機能エンティティのみを示す簡略化されたシステムアーキテクチャの例を示し、そのすべては論理ユニットであり、その実施態様は示されるものとは異なり得る。図1に示す接続は論理接続であって、実際の物理的接続は異なっていてもよい。当業者には、システムは、典型的には、図1に示されるもの以外の機能および構造も備えることが明らかである。
しかしながら、実施形態は、例として与えられたシステムに限定されず、当業者は、必要な特性を備える他の通信システムにこの解決策を適用することができる。
図1の例は、例示的な無線アクセスネットワークの一部を示す。
図1は、デバイス100および102を示す。デバイス100および102は、例えば、ユーザデバイスまたはユーザ端末であり得る。デバイス100および102は、ノード104との1つまたは複数の通信チャネル上でワイヤレス接続にあるように構成される。ノード104はさらにコアネットワーク106に接続される。一例では、ノード104は、セル内のデバイスにサービス提供する(e/g)NodeBなどのアクセスノードであり得る。一例では、ノード104は、非3GPPアクセスノードであり得る。デバイスから(e/g)NodeBへの物理リンクはアップリンクまたは逆方向リンクと呼ばれ、(e/g)NodeBからデバイスへの物理リンクはダウンリンクまたは順方向リンクと呼ばれる。(e/g)NodeBまたはそれらの機能は、そのような使用に適した任意のノード、ホスト、サーバまたはアクセスポイントなどのエンティティを使用することによって実装され得ることを理解されたい。
通信システムは、典型的には、複数の(e/g)NodeBを備え、その場合、(e/g)NodeBはまた、その目的のために設計された、有線または無線のリンクを介して互いに通信するように構成されてもよい。これらのリンクは、シグナリング目的のために使用され得る。(e/g)NodeBは、それが結合される通信システムの無線リソースを制御するように構成されたコンピューティングデバイスである。NodeBは、基地局、アクセスポイント、または無線環境で動作することができる中継局を含む任意の他のタイプのインターフェースデバイスと呼ばれることもある。(e/g)NodeBは、トランシーバを含むか、またはトランシーバに結合される。(e/g)NodeBのトランシーバから、デバイスへの双方向無線リンクを確立するアンテナユニットへの接続が提供される。アンテナユニットは、複数のアンテナまたはアンテナ素子を備えてもよい。(e/g)NodeBは、コアネットワーク106(CNまたは次世代コアNGC)にさらに接続される。システムに応じて、CN側の相手は、サービングゲートウェイ(S-GW、ユーザデータパケットのルーティングおよび転送)、外部パケットデータネットワークへのデバイス(UE)の接続性を提供するためのパケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)、またはモバイル管理エンティティ(MME:mobile management entity)などであり得る。
デバイス(加入者ユニット、ユーザデバイス、ユーザ機器(UE)、ユーザ端末、端末デバイスなどとも呼ばれる)は、エアインターフェース上のリソースが割り振られまたは割り当てられる装置のタイプの1つを示し、したがって、デバイスに関して本明細書で説明する任意の特徴は、中継ノードなどの対応する装置で実装され得る。そのような中継ノードの例は、基地局に向かうレイヤ3中継(セルバックホール中継)である。
デバイスは、典型的には、ユニバーサル加入者識別モジュール(USIM:Universal Subscriber Identification Module)とともに、またはそれを伴わずに動作するワイヤレスモバイル通信デバイスを含むデバイス(たとえば、ポータブルまたは非ポータブルコンピューティングデバイス)を指すがそれに限定されない。そのようなデバイスは、移動局(携帯電話)、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、ハンドセット、ワイヤレスモデムを使用するデバイス(アラームまたは測定デバイスなど)、ラップトップおよび/またはタッチスクリーンコンピュータ、タブレット、ゲームコンソール、ノートブック、ならびにマルチメディアデバイスを含む。デバイスは、ほぼ排他的なアップリンクのみのデバイスでもよいことを理解されたい。そのようなデバイスは、例えば画像またはビデオクリップをネットワークにロードするカメラまたはビデオカメラであり得る。デバイスはまた、モノのインターネット(IoT)ネットワークにおいて動作する能力を有するデバイスであってもよく、これは、オブジェクトが、例えば、スマート電力グリッドおよび接続された車両において使用される、人間と人間または人間とコンピュータとの相互作用を必要とすることなく、ネットワークを介してデータを転送する能力を提供されるシナリオである。デバイスはまた、クラウドを利用してもよい。いくつかの用途では、デバイスは、無線部品(腕時計、イヤホン、または眼鏡等)を備えるユーザポータブルデバイスを備えてもよく、計算は、クラウド内で行われる。デバイス(またはいくつかの実施形態ではレイヤ3中継ノード)は、ユーザ機器機能の1つまたは複数を実行するように構成される。
本明細書で説明される様々な技術はまた、サイバー物理システム(CPS)(物理的なエンティティを制御する計算要素を協働させるシステム)に適用され得る。CPSは、大量の相互接続された情報および通信技術、ICT、異なる位置の物理的なエンティティに埋め込まれたデバイス(センサ、アクチュエータ、プロセッサ、マイクロコントローラなど)の実装および利用を可能にし得る。問題となる物理システムは固有の移動性を有するモバイルサイバー物理システムは、サイバー物理システムのサブカテゴリである。モバイル物理システムの例は、人間または動物によって輸送される移動ロボット及び電子機器を含む。
さらに、装置は単一のエンティティとして示されているが、異なるユニット、プロセッサ、および/またはメモリユニット(図1においては不図示)が実装され得る。
5Gは、多入力多出力(MIMO)アンテナ、LTE(いわゆるスモールセル概念)よりも多くの基地局またはノードを使用することを可能にし、より小さい局と協働して動作し、サービスの必要性、使用事例、および/または利用可能なスペクトルに応じて様々な無線技術を使用するマクロサイトを含む。5Gモバイル通信は、ビデオストリーミング、拡張現実、データ共有の異なる方法、および車両安全性、および種々の形態の機械タイプアプリケーション、車両安全性、異なるセンサおよびリアルタイム制御を含む(大容量の)マシンタイプ通信(mMTC)等の様々な形態のマシンタイプアプリケーションを含む、広範囲の使用事例および関連アプリケーションをサポートする。5Gは、例えば、6GHz未満または24GHz超、cmWaveおよびmmWaveなどの複数の無線インターフェースを有し、LTEなどの既存のレガシー無線アクセス技術と統合可能であると予想される。LTEとの統合は、少なくとも初期段階において、システムとして実装され、マクロカバレッジは、LTEによって提供され、5G無線インターフェースアクセスは、LTEへのアグリゲーションによってスモールセルから由来する。言い換えれば、5Gは、RAT間操作性(LTE-5Gなど)とRI間操作性(無線インタフェース間の操作性、6GHzからcmWave未満、6GHzからcmWave未満、6GHz以上からcmWaveおよびmmWaveなど)との両方をサポートするように計画されている。5Gネットワークにおいて使用されると考えられる概念の1つは、レイテンシ、信頼性、スループットおよびモビリティに対する異なる要件を有するサービスを実行するために、複数の独立した専用の仮想サブネットワーク(ネットワークインスタンス)が同じインフラストラクチャ内で作成され得るネットワークスライシングである。
LTEネットワークにおける現在のアーキテクチャは、無線に完全に分散され、コアネットワークに完全に集中される。5Gにおける低レイテンシアプリケーションおよびサービスは、ローカルブレークアウトおよびマルチアクセスエッジコンピューティング(MEC:Multi-access Edge Computing)につながる無線にコンテンツを近づけることを必要とする。5Gは、分析および知識生成がデータのソースで行われることを可能にする。このアプローチは、ラップトップ、スマートフォン、タブレットおよびセンサなどのネットワークに連続的に接続できないリソースを活用することを必要とする。MECは、アプリケーションおよびサービスホスティングのための分散コンピューティング環境を提供する。それはまた、より速い応答時間のために、セルラー加入者に近接してコンテンツを記憶および処理する能力を有する。エッジコンピューティングは、ワイヤレスセンサネットワーク、モバイルデータ取得、モバイル署名分析、ローカルクラウド/フォグコンピューティングおよびグリッド/メッシュコンピューティング、デューコンピューティング、モバイルエッジコンピューティング、クラウドレット、分散データ記憶および検索、セルフ自己修復ネットワーク、リモートクラウドサービス、拡張および仮想現実、データキャッシング、モノのインターネット(マッシブコネクティビティおよび/またはレイテンシクリティカル)、クリティカル通信(自律車両、交通安全、リアルタイム分析、時間クリティカル制御、ヘルスケア用途)としても分類可能な協調分散ピアツーピアアドホックネットワーキングおよび処理などの広範囲の技術をカバーする。
通信システムはまた、公衆交換電話網、VoIPネットワーク、インターネット、プライベートネットワークなどの他のネットワーク112と通信し、またはそれらによって提供されるサービスを利用することができる。通信ネットワークはまた、クラウドサービスの使用をサポートすることが可能である場合があり、例えば、コアネットワーク動作の少なくとも一部は、クラウドサービス(これは、「クラウド」114によって図1に示されている)として実行され得る。通信システムはまた、異なるオペレータのネットワークが、例えば、スペクトル共有において協働するための設備を提供する、中央制御エンティティ等を備えてもよい。
エッジクラウドの技術は、ネットワーク機能仮想化(NFV:Network Function Virtualization)およびソフトウェア定義ネットワーキング(SDN:Software Defined Networking)を利用することによって、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)に持ち込まれ得る。エッジクラウドの技術を使用することは、アクセスノード動作が、少なくとも部分的に、無線部品を備えるリモート無線ヘッドまたは基地局に動作可能に結合されたサーバ、ホスト、またはノードにおいて実行されることを意味し得る。ノード動作は、複数のサーバ、ノードまたはホスト間で分散されることも可能である。クラウドRANアーキテクチャの適用は、RANリアルタイム機能がリモートアンテナサイトにおいてまたはその近くで(分散ユニット、DU108において)実行され、非リアルタイム機能が集中方式で(集中ユニット、CU110において)実行されることを可能にする。
また、コアネットワーク動作と基地局動作との間の労働の分散は、LTEのそれとは異なるか、または存在しないことさえあり得ることを理解されたい。おそらく使用されるいくつかの他の技術の進歩は、ビッグデータおよびオールIP(all-IP)であり、これは、ネットワークが構築および管理されている方法を変更し得る。5G(または新無線、NR)ネットワークは、複数の階層をサポートするように設計され、MECサーバは、コアと基地局またはnodeB(gNB)との間に配置することができる。MECは、4Gネットワークにおいても同様に適用され得ることを理解されたい。
5Gはまた、例えばバックホール(backhauling)を提供することによって、5Gサービスのカバレッジを強化または補完するために衛星通信を利用することができる。可能な使用事例は、マシンツーマシン(M2M)またはモノのインターネット(IoT)デバイスまたは乗物に乗っている乗客にサービス継続性を提供すること、または重要な通信および将来の鉄道/海上/航空通信のためのサービス利用可能性を保証することである。衛星通信は、静止地球軌道(GEO)衛星システムを利用し得るが、低地球軌道(LEO)衛星システム、特にメガコンステレーション(多くの(ナノ)衛星が配備されるシステム)も利用し得る。メガコンステレーション内の各衛星は、地上セルを作成するいくつかの衛星対応ネットワークエンティティをカバーすることができる。地上セルは、地上中継ノードを通じて、または地上もしくは衛星内に位置するgNBによって作成され得る。
図示のシステムは無線アクセスシステムの一部の例にすぎず、実際には、システムは複数の(e/g)NodeBを備えることができ、デバイスは複数の無線セルへのアクセスを有することができ、システムは物理層中継ノードまたは他のネットワーク要素などの他の装置も備えることができることが当業者には明らかである。(e/g)NodeBのうちの少なくとも1つはHome(e/g)nodeBであり得る。また、無線通信システムの地理的領域には、複数の無線セルだけでなく、複数の異なる種類の無線セルが提供されてもよい。無線セルは、通常数十キロメートルまでの直径を有する大きなセルであるマクロセル(またはアンブレラセル)、またはマイクロセル、フェムトセルもしくはピコセルなどのより小さいセルであり得る。図1の(e/g)NodeBは、任意の種類のこれらのセルを提供することができる。セルラー無線システムは、いくつかの種類のセルを含む多層ネットワークとして実装され得る。典型的には、多層ネットワークでは、1つのアクセスノードが1つの種類のセルを提供するため、そのようなネットワーク構造を提供するために複数の(e/g)NodeBが必要とされる。
通信システムの展開および性能を改善する必要性を満たすことであって、「プラグアンドプレイ(plug-and-play)」(e/g)NodeBの概念が導入されている。通常、「プラグアンドプレイ」(e/g)NodeBを使用することができるネットワークは、Home(e/g)NodeB(H(e/g)nodeB)に加えて、homenodeBゲートウェイ、またはHNB-GW(図1において不図示)を含む。典型的にオペレータのネットワーク内に設置されるHNBゲートウェイ(HNB-GW)は、多数のHNBからのトラフィックをコアネットワークに集約して戻すことができる。
図2は、5Gネットワーク構成要素に基づく通信システムの一例を示す。ユーザ端末またはユーザ機器200は、5Gネットワーク202を介してデータネットワーク112と通信する。ユーザ端末200は、1つまたは複数のユーザプレーン機能208を介してネットワーク112への接続をユーザ端末に提供する(e/g)NodeB206などの無線アクセスネットワークRANノードに接続される。ユーザ端末200はさらに、(無線)アクセスネットワークのための制御プレーンコアコネクタであり、LTEにおけるモビリティ管理エンティティ(MME)の5Gバージョンとしてこの観点から見ることができる、コアアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)210に接続される。5Gネットワークは、セッション確立、修正、および解放などの加入者セッションを担当するセッション管理機能(SMF)212と、制御プレーン機能にポリシールールを提供することによってネットワーク挙動を管理するように構成されたポリシー制御機能214とをさらに備える。
各ユーザ端末(またはユーザ機器、UE)ハードウェアは、固有の識別子を有する。識別子は、永続的機器識別子(PEI:Permanent Equipment Identifier)または国際モバイル機器識別子(IMEI:International Mobile Equipment Identifier)として示され得る。
セルラーネットワークなどの無線通信システムのサービスを利用することを望むユーザ端末は、通信システムのオペレータからの加入を有する必要がある。典型的には、加入は、物理的なユニバーサル加入者識別モジュール(USIM:Universal Subscriber Identity Module)カードに結び付けられ、加入は、国際モバイル加入者識別(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)とも呼ばれる固有の加入永久識別子(SUPI:Subscription Permanent Identifier)によって識別され得る。SUPIは、モバイル国コード(MCC:Mobile Country Code)、モバイルネットワークコード(MNC:Mobile Network Code)、およびモバイル加入識別番号(MSIN:Mobile Subscription Identification Number)からなる。
いわゆる組み込みUSIMまたは電子SIM、eSIMも利用可能である。eSIMは、所有者が物理的なUSIMカードを使用する必要なく通信システムへの加入をアクティブ化することを可能にするデジタルUSIMである。
ほとんどの場合、ユーザ端末は、端末に挿入されたUSIMカードに記憶された1つの加入者識別情報のみを有する。しかしながら、USIMカード用の複数のスロットを有し、複数の加入者識別情報をサポートすることができる多数のユーザ端末が市場に存在する。これらのユーザ端末は、マルチUSIM(MUSIM)デバイスと呼ばれ得る。
MUSIMデバイスは、そのUSIMカードの各々に対応する別個のSUPIを有するが、デバイスハードウェア自体を参照する固有の永久機器識別子PEIのみを有するべきである。しかしながら、現在、MUSIMデバイスが複数のPEIも有することを妨げる必要性はない。したがって、いくつかのMUSIMデバイスベンダは、2つ(またはそれ以上)の別個のPEIも指定するように選択している。これは、現在、通信システムがMUSIMデバイスのためのインジケータとしてPEIを適用することを妨げる。したがって、通信システムは、ユーザ端末ハードウェアが多数の加入者識別情報を含むかどうかを容易に判定することができない。
したがって、MUSIMユーザ端末は、2つ(二重)以上の(複数の)同時ネットワーク加入を有し、同じまたは異なるモバイルネットワークオペレータ(MNO:Mobile Network Operator)、またはモバイルネットワーク仮想オペレータ(MNVO:Mobile Network Virtual Operator)に属する特定のUSIMにそれぞれ関連付けられた複数の対応するPEIも有し得る。
2つのUSIMが同じMNO/MVNOに属する場合、コアネットワークにおいて2つの独立したIDに登録され、それらは、サービングセルとして同じセルまたは2つの隣接セルを使用し得る(この場合、この後者のケースは、ユーザ端末が2つ以上のセルの間のエッジにあり、負荷分散またはハンドオーバ手順に起因して、1つのUSIMがあるセルに割り当てられ、他のUSIMが別のセルに割り当てられる場合に起こり得る)。しかし、典型的には、セル内のモビリティおよびロケーションが両方のUSIMについて同一であるので、同じオペレータのUSIMが同じセル内に位置する可能性がより高い。2つのUSIMが異なるMNOに属する場合、それらは、サービングセルとして各MNOからの2つの隣接セルまたはコロケート(co-located)セルを使用している可能性がある。
MUSIMユーザ端末は、ネットワークに登録され、RRC状態RRC_idle、RRC_inactive、または1つまたは複数の加入識別と接続されたRRC_connectedのいずれかにあり得る。ネットワークインフラストラクチャが、これらの複数の加入識別が同じMUSIMデバイス内にコロケートされていることを認識していないとき、ネットワークは、いくつかの手順を最適化することができず、代わりに、ユーザ端末の各加入識別を独立して扱う。
MUSIMユーザ端末は、ユーザ端末において同じリソース(たとえば、無線周波数、RF、フロントエンド、およびベースバンドなど)を共有しなければならないとき、ネットワークに対して劣化を引き起こすことがある。したがって、2つのネットワークにわたるサービスの多重化サポートは、困難になり得る。しかしながら、ユーザ端末は、MUSIM動作に関連する性能の妥協にもかかわらず、可能な最良のユーザ体験で2つの加入を維持できなければならない。
キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)およびデュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)またはダイバーシティ/MIMO(Multiple Input Multiple Output)要件に準拠する単一のUSIM UEデバイスは、すでにいくつかの受信機RXおよび送信機TXチェーン(通常、5~8RXおよび3~4TX)を有する。しかしながら、以下の所与の理由のうちの1つまたはいくつかまたは他のハードウェア制限により、5~8個の並列独立RXも3~4個の並列独立TXもサポートすることができない。
無線周波数ハードウェア、RF HWに応じて、すべてのRXチェーンおよびTXチェーンが、セルラー通信およびMIMOのサポートにおいて使用される周波数の全範囲、すなわち、低帯域(LB)、中間帯域(MB)、高帯域(HB)、超高帯域(UHB)、およびミリ波(mmW)をカバーするわけではない。
RF HW設計に応じて、フロントエンド構成要素は、同じ帯域グループ内のキャリアに対して共有される。
いくつかのRX周波数およびTX周波数ならびに局部発振器にわたる相互変調積は、連続波形(CW)ならびに受信信号に対する干渉として作用する変調スプリアスを生成する。デバイス内セルフ干渉キャンセルは、生成されたCWおよび変調スパー(spur)をキャンセルするために適用される。しかしながら、それは、RXおよびTX LOに関する動的な時間精度の同期された知識を必要とする。
デバイスサイズおよび重量ならびにバッテリ寿命に対する厳格な要件により、MUSIMユーザ端末は、ほとんどの場合、2つのUSIMにわたってRXチェーンおよびTXチェーンを共有することによって、マルチUSIM動作のために同じ単一のUSIM HWを利用する。
MUSIMユーザ端末は、通常、USIM上でサポートされる同時RRC_stateに応じて2つの主要なタイプに分割される。
第1に、デュアルSIMデュアルスタンドバイ(DSDS:Dual SIM Dual Standby)またはマルチUSIMマルチスタンドバイ(MUMS:Multi USIM Multi Standby)デバイスは、2つ以上の独立した加入者ID(USIM)に登録され、すべてのUSIM上でRRC_IDLEモードになり得る。しかし、所与の時間に単一のUSIMを有するRRC_CONNECTEDモードでしかできない。
第2に、デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA:Dual SIM Dual Active)またはマルチUSIMマルチアクティブ(MUMA:Multi USIM Multi Active)MUSIMデバイスは、2つ以上の独立した加入者ID(USIM)に登録され、すべてのUSIM上でRRC_IDLEモードになり得る。さらに、デバイスは、すべてのUSIM上でRRC_CONNECTEDモードアクティビティを維持することができる。
加えて、複数のUSIMの同時処理に関するMUSIMデバイスの挙動は、端末の能力に依存し得る。3つのタイプを以下のように定義することができる。
タイプ1:シングルRx/シングルTx:端末は、1つのネットワークからトラフィックを受信すること、および/または一度に1つのネットワークにトラフィックを送信することしかできない。
タイプ2:デュアルRx/シングルTx:端末は、2つのネットワークから同時にトラフィックを受信することができるが、一度に1つのネットワークのみに送信することができる。
タイプ3:デュアルRx/デュアルTx:端末は、2つのネットワークに対して同時に受信および/または送信することができる。
タイプ1:シングルRx/シングルTx:端末は、1つのネットワークからトラフィックを受信すること、および/または一度に1つのネットワークにトラフィックを送信することしかできない。
タイプ2:デュアルRx/シングルTx:端末は、2つのネットワークから同時にトラフィックを受信することができるが、一度に1つのネットワークのみに送信することができる。
タイプ3:デュアルRx/デュアルTx:端末は、2つのネットワークに対して同時に受信および/または送信することができる。
図3Aおよび図3Bは、5GまたはNR無線プロトコルスタックアーキテクチャの概要の例を示す。NR無線プロトコルスタックは、スタックによって処理されるデータのタイプに応じて2つの異なるスタックを有する。ユーザデータは、図3Aに示すユーザプレーン(UP)スタックを通過し、シグナリングメッセージは、図3Bに示す制御プレーン(CP)スタックを通過する。UPスタックとCPスタックの両方は、共通の構造で構成され、PHY(Physical layer)<->MAC(Medium Access Control)<->RLC(Radio Link Control)<->PDCP(Packet Data Convergence Control)ではあるが、CPとUPではPHY/MAC/RLC/PDCPの上位の構成要素が異なる。UPの場合、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)と呼ばれるレイヤは、無線スタックの最上部に位置し、UPF(user plane function)に接続される一方、CPの場合、RRC(Radio Resource Control)およびNAS(Non Access Stratum)の2つのレイヤであり、スタックの最上部に座し、NASレイヤは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)に接続される。
簡単にするために、2つの加入者識別(USIM)がインストールされたユーザ端末を仮定する。シングルRX/シングルTX端末は、USIMに関連するサービスをサポートするためにRXリソースとTXリソースの両方を(たとえば、時間多重化によって)共有するが、デュアルRX/シングルTX端末は、そのTXリソースを(たとえば、時間多重化によって)共有するだけでよい。しかしながら、これらのタイプのデバイスが、それらのHW制限にもかかわらずDSDAとして使用される場合、これらのデバイスは、2つのUSIMにわたるサービスのサポートを時分割多重化することによって、端末において同じHWリソースを共有しなければならないときはいつでも、ネットワーク知識なしで、ネットワークに対する劣化を引き起こし得る。
現在のMUSIM端末は、独自の実装を利用する。したがって、標準サポートの欠如に起因して、ネットワークは、端末挙動を制御および最適化するためのいかなるメカニズムも欠いている。現在、MUSIMデバイスが加入者識別を有するときはいつでも、これらの加入者識別がすべて同じネットワークプロバイダに属する場合であっても、これらは独立した端末として扱われる。
同じネットワークプロバイダからの2つ(またはそれ以上)の加入者識別を有するMUSIMデバイスが、基地局によってサービスされるセルにキャンプオンするとき、このセルは、両方の加入者識別の動作に適用可能である。現在、各加入者識別は、他の加入者識別のサービングセルを認識していない。したがって、単一のRXデバイスは、2つの加入者識別を有するとき、他方の加入者識別上で接続を開始することができるように、その加入者識別のうちの1つのアクティブな接続をリリースする必要がある。代替として、ネットワークは、加入者識別間で切り替えるための時分割多重化(TDM:Time Division Multiplexing)パターンを定義する必要がある(しかし、これは、デバイスがMUSIMである場合、ネットワークが知識を有しておらず、そのMUSIM関連動作を制御できないため、現在可能ではない)。これは、無線リンク動作を制御する各個々の加入者識別の上位レイヤが、端末内の同じ公衆陸上移動ネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)のための別の加入者識別の存在を認識していないので、当てはまる。
図4は、現在のMUSIM端末におけるプロトコルスタックアーキテクチャの例を示す。MUSIMユーザ端末が、同じベンダからの2つの加入者識別を有し、同じセルによってサービスされる場合であっても、互いの間の整合なしで動作する2つの完全な独立した無線プロトコルスタックが存在することになる。
ユーザ端末の実装が現在のサービングセルについての加入者識別の間の情報の共有を可能にする場合、単一のRXデバイスが両方の加入者識別においてRRC接続モードで動作することができることが可能であり得る。しかしながら、これはネットワークから透過的に行われるので、ネットワークは依然としてユーザ端末の加入者識別が独立したユーザ端末に対応すると仮定する。この仮定は、各加入者識別における接続モード動作につながる可能性があり、これは同時に起こることができないか、または性能の低下につながる。
図5Aのフローチャートは、一実施形態を示す。フローチャートは、装置の動作の例を示す。一実施形態では、装置は、MUSIMユーザ端末、MUSIM端末デバイス、または以下のステップを実行することが可能な任意の他の装置であり得る。
一実施形態では、端末デバイスは、複数の加入識別を端末デバイス内に維持/記憶する。端末デバイスは、例えば、複数のUSIMをインストールすることができる。したがって、MUSIMデバイスである。
ステップ502において、端末デバイスは、複数の加入識別のうちの第1の加入識別に関連付けられた無線アクセスネットワーク(RAN)ノードとの第1の無線リソース接続を確立するように構成され、第1の無線リソース接続は、第1の無線ネットワーク一時識別(RNTI-1)を有する。
ステップ504において、端末デバイスは、複数の加入識別のうちの第2の加入識別に関連付けられたRANノードとの第2の無線リソース接続を確立するための無線リソース接続セットアップ手順を実行し、無線リソース接続セットアップ手順中またはその後に、第1の加入識別がRANノードとの無線リソース接続を有することをRANノードに示すように構成される。
ステップ506において、端末デバイスは、第2の加入識別の第2の無線リソース接続に関連付けられた第2の無線ネットワーク一時識別(RNTI-2)と、第1および第2の無線リソース接続に共通の追加の無線ネットワーク一時識別(RNTI-C)とを受信するように構成される。
ステップ508において、端末デバイスは、RANノードとの通信のために共通無線ネットワーク一時識別を使用するように構成される。
図5Bのフローチャートは、一実施形態を示す。フローチャートは、装置の動作の例を示す。一実施形態では、装置は、(e/g)gNBなどの無線アクセスネットワークノード、またはMUSIMユーザ端末デバイス、MUSIMデバイス、または図5Aのステップを実行することができる任意の他の装置と通信するRANノードの一部分であり得る。
ステップ520において、装置は、端末デバイスの第1の加入識別に関連付けられた第1の無線リソース接続を確立し、第1の無線リソース接続のために無線ネットワーク一時識別子(RNTI-1)を割り当てるように構成される。
ステップ522において、装置は、端末デバイスの第2の加入識別に関連付けられた第2の無線リソース接続を確立するための無線リソース接続セットアップ手順を実行するように構成される。装置は、次いで、無線リソース接続セットアップ手順の間または後に、端末デバイスがRANノードとの既存の無線リソース接続を有するという指示を受信するように構成される。
ステップ524において、装置は、第2の無線リソース接続のための無線ネットワーク一時識別子(RNTI-2)と、第1および第2の無線リソース接続に共通の追加の無線ネットワーク一時識別である共通RNTIまたはRNTI-Cとを割り当て、識別を端末デバイスに送信するように構成される。一実施形態では、第1および第2の無線リソース接続に共通の制御領域セットCORESETも割り当てられる。
ステップ526において、装置は、端末デバイスとの通信のために共通無線ネットワーク一時識別子(RNTI-C)を使用するように構成される。
一実施形態において、提案された解決策は、MUSIM装置(シングルRx/シングルTxまたはデュアルRx/シングルTxを有する)が、同じネットワークプロバイダに属する2つまたは複数のアクティブ加入識別上で、それぞれダウンリンクサービスおよびアップリンクサービスまたはアップリンクサービスのみを時間多重化することから生じる性能劣化を軽減することを可能にする。一実施形態では、ネットワークおよび複数の加入識別を有する装置は、ネットワーク動作の劣化を引き起こすことなく装置のハードウェアリソースの効率的な共有を可能にする要素を共同で定義する。
一実施形態では、共通RNTIがアップリンクまたはダウンリンクをスケジューリングするために使用されるとき、スケジューリングメッセージはまた、グラントが第1の無線リソース接続または第2の無線リソース接続のいずれのために意図されるかを示すことができる。スケジューリングはまた、同じ探索空間において予想される別の許可に関する追加の情報を含むことができる。
一実施形態では、ネットワークは、スケジューリングとは異なる目的に使用される他のRNTIに対しても共通のRNTIを割り当てることができる。例えば、ネットワークは、共通識別TPC(PC:Power Control)-RNTIおよびスロットフォーマットRNTIを割り当てることができる。
上述の実施形態は、「共通PHY」アプローチとして表され得る。複数の加入識別を有する装置では、識別のうちの1つは、RRC接続セットアップ手順の一部として、たとえば、RRC SETUP REQUESTメッセージまたはRRC SETUP COMPLETEメッセージの一部として、同じデバイス内の別のRRC接続がすでにアクティブであることと、装置が共通のPHY動作をサポートするという指示とをgNBに示すように構成され得る。一実施形態では、指示は、RRC UL INFORMATION TRANSFERメッセージ等のRRC接続確立後に送信される別のRRCメッセージ内にあることができる。gNB(または基地局)は、これらのRRC接続の両方のために、物理アップリンク共有チャネル/物理ダウンリンク共有チャネル(PUSCH/PDSCH)をスケジュールするために共通RNTIを割り当てるように構成され得る。gNBは、個々のRRC接続のために割り当てられたRNTIに加えて、新しい共通RNTIをMUSIM端末デバイスの2つのRRC接続に割り当てることができる。
RANノード、基地局、またはgNBは、端末の加入識別の動作の状態に応じて共通RNTIと個別RNTIとの間で切り替えるようにMUSIM端末デバイスに示すように構成され得る。
RANノード、基地局、またはgNBは、共通RNTIによって符号化されたダウンリンク制御情報(DCI)に追加情報を含めて、DLグラントまたはULグラントがMUSIM端末内の特定の加入識別を対象とするかどうかを端末デバイスに示すようにさらに構成され得る。
MUSIM端末をスケジューリングするための共通RNTIの使用は、gNBが両方の加入識別のアクティブな接続を柔軟な方法で管理することを可能にする。
一実施形態では、共通のPHY/MACアプローチは、上で説明された共通のPHYアプローチステップの上に構築され得る。図6Aのフローチャートは、この実施形態の例を示す。フローチャートは、装置の動作の例を示す。一実施形態では、装置は、MUSIMユーザ端末、MUSIM端末デバイス、または以下のステップを実行することが可能な任意の他の装置であり得る。
ステップ600において、装置は、第2の加入識別に対して同じRANノードと接続セットアップ手順を実行するとき、またはセットアップ手順の後に、装置が第1および第2の加入識別の無線リソース接続にわたって媒体アクセス制御層を共有することが可能であることをRANノードに示すように構成される。
ステップ602において、装置は、媒体アクセス制御層が第1および第2の加入識別の無線リソース接続にわたって共有されるという指示をRANノードから受信するように構成される。
図6Bのフローチャートは、ネットワークの観点からこの実施形態を示す。フローチャートは、装置の動作の例を示す。一実施形態では、装置は、MUSIMユーザ端末デバイス、MUSIMデバイス、または図6Aのステップを実行することができる任意の他の装置と通信する、(e/(g)Nb)などのRANノード、またはRANノードの一部であり得る。
ステップ620において、装置は、ユーザ端末の第2の加入識別のための接続セットアップ要求が、ユーザ端末が第1の加入識別および第2の加入識別の無線リソース接続にわたって媒体アクセス制御層を共有することが可能であるという指示を備えることを検出するように構成される。一実施形態では、このステップは、上記のステップ522に関連して行われてもよい。一実施形態では、検出は、第2の加入識別のRRC接続確立の後に行われ得る。
ステップ622において、装置は、媒体アクセス制御層が第1および第2の加入識別の無線リソース接続にわたって共有されるという指示をユーザ端末に送信するように構成される。
一実施形態において、提案されるアプローチは、DSDSおよびDSDA MUSIM動作の両方に適用可能である場合があり、シングルRx/シングルTxデバイスは、通常、DSDAとして使用されないが(言及された性能劣化のため)、上記のアプローチは、そのような使用を可能にするであろう。
従来技術では、MUSIM端末が2つの加入識別を有すると仮定すると、MUSIM端末は、加入識別の各々について無線ネットワーク動作のための2つの異なる無線プロトコルインスタンスを作成する。シングルRx/シングルTxまたはデュアルRx/シングルTx端末では、加入識別の無線接続のうちの1つのみがRRC_CONNECTEDモードにあることができる。これは、RX/TXモジュールが、加入識別のうちの1つのみに割り当てられるが、他の加入識別は、RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVEモードにあり、シングルRXデバイスにおいて同じRXを使用してダウンリンクを監視する必要があるが、他の加入識別のためにいくつかのギャップが作成されて、RXモジュールの共有、または並列接続におけるギャップのないデュアルRXデバイスにおける並列RXを可能にするからである。
MUSIM端末が同じベンダからの2つ(またはそれ以上)の加入識別を有するとき、セル内のモビリティおよびロケーションが両方の加入識別について同一であるので、端末は、両方の加入識別上で同じサービングセル、したがって同じ動作周波数を有すると仮定することができる。これは、2つのデバイスの識別が同じ物理的なデバイスに属することをネットワークが認識しているという条件で、各加入識別のDLおよび/またはUL動作を適切なネットワークスケジューリングと統合することを可能にする。
一実施形態では、MUSIM端末において各加入識別に対して別々のRRC接続および独立したRNTIを保持することが可能であるが、最適化されたスケジューリングでは、スケジューラは、同じ端末における2つの加入識別の共存を認識し、必要なときに適切なエアインターフェースTDM動作を保証することができる。一実施形態では、無線リンク動作は、共通の物理層および場合によっては共通のMAC動作のための2つの無線リソース接続の間のより厳しい調整がある場合、さらに最適化され得る。
ダウンリンクでは、RXリソース共有、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、同じRXハードウェアによって共通に受信され得る。それらが統合され、同時に受信され得ない場合、ネットワークスケジューラは、異なる時間にリソースを割り当てることに対処し、潜在的に、端末のオン時間を低減するために直列化されたDLを収集し得る。
アップリンクでは、TXリソース共有、ネットワークスケジューラは、別個の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)位置を割り当てることができる。アップリンクは、ネットワークの知識なしに端末側で固定されたまたは柔軟性の低いTDMを有する既存の解決策と比較して、ネットワーク制御され柔軟な方法で時間多重化され得る。
図7は、共通のPHYアプローチが利用される場合のMUSIM端末におけるプロトコルスタックアーキテクチャの例を示す。この例は、MUSIM端末700が、2つの加入識別にそれぞれ関連付けられた2つの無線プロトコルスタックインスタンス702、704を有すると仮定するが、端末内に2つより多くの加入識別がある場合、この手法を同様に利用することができる。gNB710との2つのRRC接続706、708は、共通物理層712動作のための協調を利用する。
図8Aは、共通PHYアプローチの実施形態を示すシグナリング図である。図は、gNB710と、2つのアクティブな加入識別に関連付けられた端末700の2つの無線プロトコルインスタンス702、704との間のシグナリングを示す。
第1の無線プロトコルインスタンス702は、gNB710とのRACHアクセスおよびRRC接続確立800を実行し、RRC_connectedモードに移行し、NASシグナリングを介して第1の加入者識別とのネットワーク登録を実行する。gNBは、RNTI(一時C-RNTI-1)を無線プロトコルインスタンス702に送信する。
一実施形態において、第1の無線プロトコルインスタンス702は、受信されたRNTI(C-RNTI-1)について第2の無線プロトコルインスタンス704に通知することができる(802)。
ある後の時点において、第2の無線プロトコルインスタンス704は、gNBへのRRC接続確立804を実行し、RRC_connectedモードに入り、NASシグナリングを介して第2の加入者識別へのネットワーク登録を実行する。RRC接続確立中に、それは、C-RNTI-1を有する以前の無線リソース接続と同じRX/TXを共有することを通知する。
この情報に基づいて、gNB710は、専用RNTI(一時C-RNTI-2)を第2の無線プロトコルインスタンス704に割り当てる(804)。さらに、gNB710は、無線プロトコルインスタンス702、704の各々のRRC再構成806、808を介して、共通物理層動作のための共通RNTI(C-RNTI-C)を割り当て、送信する。加えて、共通RNTIを用いて、共通CORESETは、共通PDCCH動作のために構成される。
共通RNTI情報がRRC再構成シグナリングを介して交換されると、両方の接続は、対応するCORESET内の共通RNTIを監視するように切り替える(810)。
一実施形態では、gNBは、DCIコマンドを介して個々のPDCCH動作に切り替えることができる。
一実施形態では、PDCCHは、スケジュールされたPDSCHまたはPUSCHが特定のRNTIのためのものであるかどうかを示すための追加のフィールドを備え得る。PDCCHはまた、現在の探索空間中に同じ共通RNTIのための別のPDCCHがあるかどうかを示し得る。
図8Bは、共通PHYアプローチの実施形態を示すシグナリング図である。ある実施形態では、第1の無線プロトコルインスタンス702は、上で説明されたように、gNB710とのRRC接続確立800を実行する。次に、ある後の時点で、第2の無線プロトコルインスタンス704は、gNBへのRRC接続確立820を実行する。ある後の時点で、端末700は、上記のRRC接続セットアップ手順の後に、例えば、RRC UL INFORMATION TRANSFERメッセージなどの別の後続のRRCメッセージの一部として、既存のRRC接続の指示を送信する(822)。次いで、gNB710は、無線プロトコルインスタンス702、704の各々のRRC再構成806、808を介して、共通物理層動作のための共通RNTI(C-RNTI-C)を割り当て、送信することができる。加えて、共通RNTIを用いて、共通CORESETは、共通PDCCH動作のために構成され得る。共通RNTI情報がRRC再構成シグナリングを介して交換されると、両方の接続は、対応するCORESET内の共通RNTIを監視するように切り替える(810)。
図9は、共通PHY/MACアプローチが利用される場合のMUSIM端末におけるプロトコルスタックアーキテクチャの例を示す。再び、この例は、MUSIM端末700が、2つの加入識別に関連付けられた2つの無線プロトコルインスタンス702、704を有すると仮定するが、このアプローチは、端末内に2つを超える加入識別がある場合、同様に利用され得る。gNB710との2つの無線プロトコルインスタンス702、704の2つのRRC接続706、708は、共通物理層712およびMAC900動作のための協調を利用する。
図10Aは、共通のPHY/MAC手法の実施形態を示すシグナリング図である。図は、2つの加入識別に関連付けられた2つの無線プロトコルインスタンス702、704とgNB710との間のシグナリングを示す。
第1の無線プロトコルインスタンス702は、gNBへの接続確立を実行し、RRC_connectedモードに移行し、第1の加入識別をネットワークに登録し、RNTI(一時C-RNTI-1)1000を受信する。
一実施形態では、第1の無線プロトコルインスタンス702は、受信されたRNTIについて第2の無線プロトコルインスタンス704に通知すること(1002)ができる。
ある後の時点であって、第2の無線プロトコルインスタンス704は、gNBへの接続確立を実行し、RRC_connectedモードに入り、ネットワーク1004に登録する。接続確立中に、それは、C-RNTI-1を有する以前のRRC接続と同じRX/TXを共有することを通知する。さらに、eNBは、2つのRRC接続にわたってMACを共有するその能力について通知する。
gNB710は、上記の情報に少なくとも部分的に基づいて、専用RNTI(一時C-RNTI-2)を第2の加入識別704に割り当てる(1004)。さらに、gNBは、共通物理層スケジューリングおよびMAC共有のための共通RNTI(C-RNTI-C)を割り当て(1006、1008)、共通RNTIに関する情報を無線プロトコルインスタンス702、704に送信する。さらに、gNBは、第1のRRC接続のMAC構成が第1のRRC接続と第2のRRC接続との間で共有されることを示す。両方の接続は、対応するCORESET内の共通RNTIを監視し、共通RNTI情報がRRC再構成シグナリングを介して交換されるとMAC共有を開始するように切り替える(1010)。
図10Bは、共通のPHY/MACアプローチの実施形態を示すシグナリング図である。一実施形態では、第1の無線プロトコルインスタンス702は、gNBへの接続確立1000を実行する。ある後の時点で、第2の無線プロトコルインスタンス704は、gNBへの接続確立1020を実行する。ある後の時点で、端末700は、上記のRRC接続セットアップ手順の後、例えばRRC UL INFORMATION TRANSFERメッセージなどの別のRRCメッセージの一部として、MAC共有の指示を送信する(1022)。次いで、gNBは、共通物理層スケジューリングおよびMAC共有のための共通RNTI(C-RNTI-C)を割り当て(1006、1008)、共通RNTIに関する情報を無線プロトコルインスタンス702、704に送信する。さらに、gNBは、第1のRRC接続のMAC構成が第1のRRC接続と第2のRRC接続との間で共有されることを示す。両方の接続は、対応するCORESET内の共通RNTIを監視し、共通RNTI情報がRRC再構成シグナリングを介して交換されるとMAC共有を開始するように切り替える(1010)。
一実施形態では、MUSIM端末の加入識別間の共通MACは、デバイスおよびgNBにおいて構成される。
一実施形態では、端末は、第1の加入識別および第2の加入識別の論理チャネルに対して別々に送信されるバッファ状態報告(BSR:Buffer Status Report)情報を送信する。
一実施形態では、MACパケットデータユニット(PDU)は、無線ベアラトラフィックがそれぞれの加入識別の無線プロトコルスタックに分離されるように、論理チャネルID(LCID)とともに端末識別のための追加のビットを含む。
一実施形態では、gNBは、DCIコマンドを介して個々のPDCCHおよびMAC動作に切り替えることができる。
図11は、一実施形態を示す。図は、本発明の実施形態を適用する装置の簡略化された例を示す。いくつかの実施形態では、装置は、端末、または端末において複数の加入識別を維持する端末の一部であり得る。装置は、たとえば、ユーザ端末またはIoTデバイスであり得る。
装置は、いくつかの実施形態を例示する例として本明細書に示されていることを理解されたい。当業者には、装置が他の機能および/または構造を備えてもよく、記載された機能および構造のすべてが必要とされるわけではないことが明らかである。装置は1つのエンティティとして示されているが、異なるモジュールおよびメモリは、1つまたは複数の物理的または論理的エンティティにおいて実装され得る。
この例の装置700は、装置の動作の少なくとも一部を制御するように構成された制御回路1100を含む。
装置は、データを記憶するためのメモリ1102を備え得る。さらに、メモリは、制御回路1100によって実行可能なソフトウェア1104を記憶することができる。メモリは、制御回路に統合されてもよい。
装置は、1つまたは複数のインターフェース回路1106を備えてもよく、インターフェース回路は、制御回路1100に動作可能に接続される。インターフェース回路1106は、ワイヤレス通信ネットワークの(e/g)NodeBなどのRANノードと通信するように構成されたトランシーバのセットであり得る。インターフェース回路1106は、複数の加入識別をサポートする能力を有する。一実施形態では、インターフェースは、加入識別のうちの複数の加入識別が同時にRRC_connected状態にあることをサポートすることができる。インターフェース回路は、アンテナ装置(不図示)に接続され得る。本装置はまた、トランシーバの代わりに送信機への接続を備え得る。本装置は、ユーザインターフェースをさらに備え得る。
一実施形態では、ソフトウェア1104は、装置の制御回路1100に上述の実施形態のうちの少なくともいくつかを実現させるように適合されたプログラムコード手段を備えるコンピュータプログラムを備え得る。
図12は、一実施形態を示す。図は、本発明の実施形態を適用する装置またはネットワーク要素の簡略化された例を示す。いくつかの実施形態では、装置は、(e/g)NodeBまたはRANノードの一部などのRANノードであり得る。
装置は、いくつかの実施形態を示す例として本明細書に示されていることを理解されたい。当業者には、装置が他の機能および/または構造を備えてもよく、記載された機能および構造のすべてが必要とされるわけではないことが明らかである。装置は1つのエンティティとして示されているが、異なるモジュールおよびメモリは、1つまたは複数の物理的または論理的エンティティにおいて実装され得る。
この例の装置710は、装置の動作の少なくとも一部を制御するように構成された制御回路1200を含む。
装置は、データを記憶するためのメモリ1202を備え得る。さらに、メモリは、制御回路1200によって実行可能なソフトウェア1204を記憶することができる。メモリは、制御回路に統合されてもよい。
装置は、装置を無線アクセスネットワークの他のデバイスおよびネットワーク要素に接続するように構成された1つまたは複数のインターフェース回路1206、1208をさらに備える。インターフェース回路1206は、ユーザ端末と通信するように構成されたトランシーバのセットであり得る。インターフェース回路1208は、コアネットワークなどの他のネットワーク要素と通信するように構成されたトランシーバのセットであり得る。インターフェースは、有線または無線接続を提供してもよい。
一実施形態では、ソフトウェア1206は、装置の制御回路1200に上述の実施形態のうちの少なくともいくつかを実現させるように適合されたプログラムコード手段を備えるコンピュータプログラムを備え得る。
一実施形態では、図13に示されるように、図12の装置の機能の少なくともいくつかは、2つの物理的に別個のデバイス間で共有され、1つの動作エンティティを形成し得る。したがって、装置は、説明されるプロセスのうちの少なくともいくつかを実行するための1つまたは複数の物理的に別個のデバイスを備える動作エンティティを示すと見なされ得る。したがって、そのような共有アーキテクチャを利用する図13の装置は、基地局内に位置する遠隔分散ユニットRDU1302に(たとえば、無線または有線ネットワークを介して)動作可能に結合された、ホストコンピュータまたはサーバコンピュータなどの遠隔制御ユニットRCU1300を備え得る。一実施形態では、説明されるプロセスのうちの少なくともいくつかは、RCU1300によって実行され得る。一実施形態では、説明されるプロセスのうちの少なくともいくつかの実行は、RDU1302とRCU1300との間で共有され得る。
一実施形態では、RCU1300は、RCU1300がRDU1302と通信するための仮想ネットワークを生成することができる。概して、仮想ネットワーキングは、ハードウェアおよびソフトウェアネットワークリソースならびにネットワーク機能性を単一のソフトウェアベースの管理エンティティである仮想ネットワークに組み合わせるプロセスを伴い得る。ネットワーク仮想化は、しばしばリソース仮想化と組み合わされるプラットフォーム仮想化を含み得る。ネットワーク仮想化は、多くのネットワークまたはネットワークの一部をサーバコンピュータまたはホストコンピュータ(例えば、RCU)に組み合わせる外部仮想ネットワーキングとして分類され得る。外部ネットワーク仮想化は、最適化されたネットワーク共有を対象とする。別のカテゴリは、単一のシステム上のソフトウェアコンテナにネットワークのような機能を提供する内部仮想ネットワーキングである。仮想ネットワーキングはまた、端末デバイスをテストするために使用され得る。
一実施形態では、仮想ネットワークは、RDUとRCUとの間の動作の柔軟な分散を提供することができる。実際には、任意のデジタル信号処理タスクがRDUまたはRCUのいずれかにおいて実行されてもよく、RDUとRCUとの間で責任がシフトされる境界は、実装形態に従って選択され得る。
上記および添付の図面に記載されたステップおよび関連する機能は、絶対的な時系列順ではなく、ステップのうちのいくつかは、同時に、または所与の順序とは異なる順序で実行され得る。ステップ間またはステップ内で他の機能を実行することもできる。ステップのいくつかはまた、省略されるか、または対応するステップと置換されることができる。
上記のステップを実行することができる装置またはコントローラは、ワーキングメモリ(ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory))、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、およびシステムクロックを備え得る電子デジタルコンピュータ、処理システム、または回路として実装され得る。CPUは、レジスタのセットと、算術論理演算ユニットと、コントローラとを備え得る。処理システム、コントローラまたは回路は、RAMからCPUに転送される一連のプログラム命令によって制御される。コントローラは、基本動作のためのいくつかのマイクロ命令を含み得る。マイクロ命令の実装は、CPU設計に応じて変わり得る。プログラム命令は、C、Java(登録商標)などの高水準プログラミング言語、または機械言語などの低水準プログラミング言語、またはアセンブラであり得るプログラミング言語によってコード化され得る。電子デジタルコンピュータはまた、プログラム命令で書かれたコンピュータプログラムにシステムサービスを提供し得るオペレーティングシステムを有し得る。
本出願で使用される場合、用語「回路」は、以下のすべてを指す。
(a)アナログおよび/またはデジタル回路のみにおける実装等のハードウェアのみの回路実装
(b)回路およびソフトウェア(および/またはファームウェア)の組み合わせ(適用な可能な場合):
(i)プロセッサの組み合わせ
(ii)装置に様々な機能を実行させるために協同するデジタル信号プロセッサ、ソフトウェア、およびメモリを含むプロセッサ/ソフトウェアの部分
(c)動作のためにソフトウェアまたはファームウェアを必要とするマイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの部分などの回路であるが、ソフトウェアまたはファームウェアが物理的に存在しない場合がある。
(a)アナログおよび/またはデジタル回路のみにおける実装等のハードウェアのみの回路実装
(b)回路およびソフトウェア(および/またはファームウェア)の組み合わせ(適用な可能な場合):
(i)プロセッサの組み合わせ
(ii)装置に様々な機能を実行させるために協同するデジタル信号プロセッサ、ソフトウェア、およびメモリを含むプロセッサ/ソフトウェアの部分
(c)動作のためにソフトウェアまたはファームウェアを必要とするマイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの部分などの回路であるが、ソフトウェアまたはファームウェアが物理的に存在しない場合がある。
「回路」のこの定義は、本出願におけるこの用語の全ての使用に適用される。さらなる例として、本出願で使用されるように、「回路」という用語はまた、単にプロセッサ(または複数のプロセッサ)またはプロセッサの一部分ならびにその(またはそれらの)付随ソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装をカバーするであろう。用語「回路」はまた、例えば、特定の要素に適用可能である場合、携帯電話用のベースバンド集積回路またはアプリケーションプロセッサ集積回路、あるいはサーバ、セルラーネットワークデバイス、または別のネットワークデバイス内の同様の集積回路をカバーするであろう。
実施形態は、配信媒体上で具体化されるコンピュータプログラムを提供することであって、電子装置にロードされると、上述の実施形態を実行するように装置を制御するように構成されるプログラム命令を含む。
コンピュータプログラムは、ソースコード形式、オブジェクトコード形式、または何らかの中間形式であってもよく、プログラムを搬送することができる任意のエンティティまたはデバイスであり得る、何らかの種類のキャリアに記憶されてもよい。そのようなキャリアは、例えば、記録媒体、コンピュータメモリ、読み取り専用メモリ、およびソフトウェア配信パッケージを含む。必要とされる処理能力に応じて、コンピュータプログラムは、単一の電子デジタルコンピュータ内で実行されてもよく、またはいくつかのコンピュータ間で分散されてもよい。
装置はまた、特定用途向け集積回路(ASIC:Application-Specific Integrated Circuit)などの1つまたは複数の集積回路として実装され得る。別個の論理構成要素で構築された回路など、他のハードウェア実施形態も実現可能である。これらの異なる実装のハイブリッドも実現可能である。実施方法を選択する際、当業者は、例えば、装置のサイズおよび消費電力、必要な処理能力、製造コスト、および生産量について設定された要件を考慮するであろう。
一実施形態では、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサとともに、複数の加入識別のうちの第1の加入識別に関連付けられた無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)ノードとの第1の無線リソース接続を確立するステップであって、第1の無線リソース接続は、第1の無線ネットワーク一時識別子を有するステップと、複数の加入識別のうちの第2の加入識別に関連付けられたRANノードとの第2の無線リソース接続を確立するための無線リソース接続セットアップ手順を実行するステップと、無線リソース接続セットアップ手順の間に、第1の加入識別がRANノードとの無線リソース接続を有し、端末デバイスに属することをRANノードに示すステップと、第2の加入識別の第2の無線リソース接続に関連付けられた第2の無線ネットワーク一時識別子と、第1および第2の無線リソース接続に共通の追加の無線ネットワーク一時識別子とを受信するステップと、第1および第2の加入識別の両方に関連付けられたRANノードとの通信のために共通無線ネットワーク一時識別子を使用するステップとを装置に実行させる。
一実施形態では、装置は、少なくとも1つのプロセッサとコンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサとともに、端末デバイスの第1の加入識別に関連付けられた第1の無線リソース接続を確立し、第1の無線リソース接続のための無線ネットワーク一時識別子を割り当てるステップと、第2の加入識別に関連付けられた第2の無線リソース接続を確立するための接続セットアップ要求を受信するステップであって、要求は、第1の加入識別が無線リソース接続を有し、端末デバイスに属するという指示を含むステップと、第2の加入識別に関連付けられた第2の無線リソース接続のための無線ネットワーク一時識別子と、第1および第2の無線リソース接続に共通の追加の無線ネットワーク一時識別子とを割り当て、識別子を端末デバイスに送信するステップと、通信のために、第1および第2の加入識別に関連付けられた共通無線ネットワーク一時識別子を使用するステップとを装置に実行させる。
当業者には、技術が進歩するにつれて、本発明の概念を様々な方法で実施できることが明らかであろう。本発明及びその実施形態は、上述の例に限定されず、請求の範囲内で変更することができる。
Claims (15)
- 無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)ノードとの第1の無線リソース接続を確立するステップであって、前記第1の無線リソース接続は、第1の無線ネットワーク一時識別子を有し、ネットワークに登録するために端末デバイスによって使用される第1の加入識別に関連付けられるステップと、
第2の無線リソース接続を確立するための無線リソース接続セットアップ手順を実行するステップであって、前記第2の無線リソース接続は、前記ネットワークに登録するために前記端末デバイスによって使用される第2の加入識別に関連付けられるステップと、
前記端末デバイスが前記RANノードとの既存の無線リソース接続を有することを前記RANノードに示すステップと、
前記第2の無線リソース接続に関連付けられた第2の無線ネットワーク一時識別子と、前記第1の無線リソース接続および前記第2の無線リソース接続に共通の追加の無線ネットワーク一時識別子とを受信するステップと、
前記RANノードとの通信のために前記共通の無線ネットワーク一時識別子を使用するステップとを実行する手段を備える端末デバイス。 - 前記手段は、前記RANノードから、所与の加入識別に固有の無線ネットワーク一時識別子または前記共通の無線ネットワーク一時識別子の使用をいつ開始するかを示すメッセージを受信するステップをさらに実行する請求項1に記載の端末デバイス。
- 前記メッセージは、前記共通の無線ネットワーク一時識別子に関連付けられた現在のCORESETおよび検索空間内に別のメッセージがあるかどうかを示すことを特徴とする請求項2に記載の端末デバイス。
- 前記手段は、
前記端末デバイスが前記第1の無線リソース接続および前記第2の無線リソース接続にわたって媒体アクセス制御層を共有できることを前記RANノードに示すステップと、
前記媒体アクセス制御層が前記第1の無線リソース接続と前記第2の無線リソース接続との間で共有されるという指示を前記RANノードから受信するステップとをさらに実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端末デバイス。 - 前記手段は、前記第1の無線リソース接続および前記第2の無線リソース接続について別々にバッファ状態情報を前記RANノードに報告するステップをさらに実行することを特徴とする請求項4に記載の端末デバイス。
- 前記手段は、前記第1の無線リソース接続および前記第2の無線リソース接続に共通のCORESETおよび探索空間を割り当てられるステップをさらに実行し、
前記共通の無線ネットワーク一時識別子は、前記第1の無線リソース接続および/または前記第2の無線リソース接続に関連する制御シグナリングのための前記共通のCORESETを監視するために前記端末デバイスによって使用されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の端末デバイス。 - 前記手段は、前記RANノードとの通信のための前記共通の無線ネットワーク一時識別子を使用して、無線リソース割り当てに関する情報と、前記無線リソース割り当てが前記第1の無線リソース接続のためのものであるか前記第2の無線リソース接続のためのものであるかの指示とを前記RANノードから受信するステップをさらに実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の端末デバイス。
- 前記手段は、
無線リソース制御セットアップ要求メッセージまたは無線リソース制御セットアップ完了メッセージに前記第1の無線ネットワーク一時識別子を含めることによって、前記端末デバイスが前記RANノードとの既存の無線リソース接続を有することを、前記無線リソース接続セットアップ手順の間に前記RANノードに示すステップ、または、
前記無線リソース接続セットアップ手順の後に、前記端末デバイスが、無線リソース制御メッセージに前記第1の無線ネットワーク一時識別子を含めることによって、前記RANノードとの既存の無線リソース接続を有することを前記RANノードに示すステップをさらに実行する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の端末デバイス。 - 端末デバイスとの第1の無線リソース接続を確立し、前記第1の無線リソース接続に無線ネットワーク一時識別子を割り当てるステップであって、前記第1の無線リソース接続は、ネットワークに登録するために前記端末デバイスによって使用される第1の加入識別に関連付けられるステップと、
前記端末デバイスとの第2の無線リソース接続を確立するための無線リソース接続セットアップ手順を実行するステップであって、前記第2の無線リソース接続は、前記ネットワークに登録するために前記端末デバイスによって使用される第2の加入識別に関連付けられるステップと、
前記端末デバイスが前記RANノードとの既存の無線リソース接続を有することを示す指示を前記端末デバイスから受信するステップと、
前記第2の無線リソース接続に無線ネットワーク一時識別子を割り当て、前記第1の無線リソース接続および前記第2の無線リソース接続に共通の追加の無線ネットワーク一時識別子を割り当て、前記識別子を前記端末デバイスに送信するステップと、
前記端末デバイスとの通信のために前記共通の無線ネットワーク一時識別子を使用するステップとを実行する手段を備える無線アクセスネットワークRANノード。 - 前記手段は、前記端末デバイスに、所与の加入識別に固有の無線ネットワーク一時識別子または前記共通の無線ネットワーク一時識別子の使用をいつ開始するかを示すメッセージを送信するステップをさらに実行する請求項9に記載の無線アクセスネットワークRANノード。
- 前記メッセージは、前記共通の無線ネットワーク一時識別子に関連付けられた現在の制御領域セットおよび検索空間内に別のメッセージがあるかどうかを示すことを特徴とする請求項10に記載の無線アクセスネットワークRANノード。
- 前記手段は、
前記端末デバイスが前記第1の無線リソース接続および前記第2の無線リソース接続にわたって媒体アクセス制御層を共有できるという指示を受信するステップと、
前記媒体アクセス制御層が前記第1の無線リソース接続と前記第2の無線リソース接続との間で共有されるという指示を前記端末デバイスに送信するステップとをさらに実行することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の無線アクセスネットワークRANノード。 - 前記手段は、前記ユーザ端末から前記第1の無線リソース接続および前記第2の無線リソース接続について個別にバッファ状態情報を受信するステップをさらに実行することを特徴とする請求項12に記載の無線アクセスネットワークRANノード。
- 端末デバイスにおける方法であって、
無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)ノードとの第1の無線リソース接続を確立するステップであって、前記第1の無線リソース接続は、第1の無線ネットワーク一時識別子を有し、ネットワークに登録するために前記端末デバイスによって使用される第1の加入識別に関連付けられるステップと、
第2の無線リソース接続を確立するための無線リソース接続セットアップ手順を実行するステップであって、前記第2の無線リソース接続は、前記ネットワークに登録するために前記端末デバイスによって使用される第2の加入識別に関連付けられるステップと、
前記端末デバイスが前記RANノードとの既存の無線リソース接続を有することを前記RANノードに示すステップと、
前記第2の無線リソース接続に関連付けられた第2の無線ネットワーク一時識別子と、前記第1の無線リソース接続および前記第2の無線リソース接続に共通の追加の無線ネットワーク一時識別子とを受信するステップと、
前記RANノードとの通信のために前記共通の無線ネットワーク一時識別子を使用するステップとを備える方法。 - 装置における方法であって、
端末デバイスとの第1の無線リソース接続を確立し、前記第1の無線リソース接続に無線ネットワーク一時識別子を割り当てるステップであって、前記第1の無線リソース接続は、ネットワークに登録するために前記端末デバイスによって使用される第1の加入識別に関連付けられるステップと、
前記端末デバイスとの第2の無線リソース接続を確立するための無線リソース接続セットアップ手順を実行するステップであって、前記第2の無線リソース接続は、前記ネットワークに登録するために前記端末デバイスによって使用される第2の加入識別に関連付けられるステップと、
前記端末デバイスが前記RANノードとの既存の無線リソース接続を有することを示す指示を前記端末デバイスから受信するステップと、
前記第2の無線リソース接続に無線ネットワーク一時識別子を割り当て、前記第1の無線リソース接続および前記第2の無線リソース接続に共通の追加の無線ネットワーク一時識別子を割り当て、前記識別子を前記端末デバイスに送信するステップと、
前記端末デバイスとの通信のために前記共通の無線ネットワーク一時識別子を使用するステップとを備える方法。
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