JP2023530235A - 個別化された処置方法のための製剤 - Google Patents

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Abstract

製剤、および製剤をアミノ酸などの栄養素の飢餓細胞に投与する方法が本明細書に開示される。本発明の製剤は実質的に、1つまたは複数の非必須アミノ酸を欠いてもよい。【選択図】図1

Description

関連出願
[0001]本出願は、その全体が参照により本明細書に援用される、2020年6月3日に出願された米国仮特許出願第63/034,137号の利益を主張する。
[0002]がんまたは他の病態の処置のための現在の治療法は、患者特有の因子により効果がない場合がある。したがって、個別化された方法および製剤が、がんを含む様々な疾患の治療法のために開発され得る。
参照による援用
[0003]本明細書で言及されるすべての刊行物、特許、および特許出願は、あたかも各個々の刊行物、特許、または特許出願が具体的かつ個別に示されるように、参照により援用されるのと同じ程度まで参照により援用される。
[0004]一部の実施形態では、a)ポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸またはその塩と、b)第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩が、等量で組成物中に存在し、第1の必須アミノ酸およびその第1の塩ならびに第2の必須アミノ酸およびその第2の塩が、ポリペプチドの一部ではない、第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩と、c)薬学的に許容される賦形剤とを単位剤形の形態で含む、組成物が本明細書に開示される。一部の実施形態では、a)必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、必須アミノ酸と、b)非必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸と、c)薬学的に許容される賦形剤を粉末形態で含む、組成物であって、組成物がセリンまたはグリシンを含まず、対象の腫瘍体積変化の研究における場合、組成物を投与した対象の腫瘍体積が、組成物を投与しない対象と比較して、少なくとも約20%減少する、組成物が本明細書に開示される。
[0005]一部の実施形態では、a)ポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸またはその塩と、b)第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩が、等量で組成物中に存在し、第1の必須アミノ酸およびその第1の塩ならびに第2の必須アミノ酸およびその第2の塩が、ポリペプチドの一部ではない、第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩と、c)薬学的に許容される賦形剤とを単位剤形の形態で含む、組成物であって、対象の腫瘍体積変化の研究における場合、組成物を投与した対象の腫瘍体積が、プラセボを投与した対象と比較して、少なくとも約20%減少する、組成物が本明細書に開示される。
[0006]一部の実施形態では、a)必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、必須アミノ酸と、b)非必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸と、c)薬学的に許容される賦形剤を粉末形態で含む、組成物であって、組成物がセリンまたはグリシンを含まず、対象の腫瘍体積変化の研究における場合、組成物を投与した対象の腫瘍体積が、プラセボを投与した対象と比較して、少なくとも約20%減少する、組成物が本明細書に開示される。一部の実施形態では、対象の腫瘍体積を減少させる方法であって、方法が治療有効量の組成物を対象に投与するステップを含み、組成物が、少なくとも1つの非必須アミノ酸を少なくとも1ヶ月間欠く、方法が本明細書に開示される。
[0007]一部の実施形態では、がんの処置を必要とする対象においてそれを処置する方法であって、対象が、修正された食事を受けており、修正された食事が、1日のカロリー量の最大約50%を炭水化物から提供し、方法が、治療有効量の食事療法製品を対象に投与するステップを含み、食事療法製品が、少なくとも1つの非必須アミノ酸を欠く、方法が本明細書に開示される。一部の実施形態では、少なくとも1つの非必須アミノ酸の平均血清中アミノ酸レベルの減少を必要とする対象においてそれを減少させる方法であって、方法がa)少なくとも1つの非必須アミノ酸を欠く治療有効量の食事療法製品を対象に第1の期間投与するステップであって、対象が、第1の期間中、1日のカロリー量の少なくとも約1%~最大約40%を炭水化物から提供する修正された食事を受けている、ステップと、b)食事療法製品を対象に第2の期間投与しないステップであって、対象が、第2の期間中、1日のカロリー量の少なくとも約45%を炭水化物から提供する通常の食事を受けている、ステップを含む、方法が本明細書に開示される。
[0008]本明細書に開示される組成物を含有するサシェをコップ一杯の水に加え、対象が組成物の混合物を飲むことを示す。 [0009]実施例17に記載のプロリンが欠乏した食事の投与前および投与後の対象におけるアミノ酸の血清レベルを示すチャートを提供する。 [0010]実施例18に記載のプロリンが欠乏した食事の投与前および投与後の対象におけるアミノ酸の血清レベルを示すチャートを提供する。 [0011]実施例19に記載のプロリンが欠乏した食事の投与前および投与後の対象におけるアミノ酸の血清レベルを示すチャートを提供する。 [0012]実施例17(パネルA)、18(パネルB)、および19(パネルC)に記載のプロリンが欠乏した食事を投与された対象における、プロリンの血清レベルを、食前ベースラインレベルのパーセンテージとして示すチャートを提供する。 [0013]実施例20に記載のプロリンが欠乏した食事を投与された膵がん患者における、プロリンの血清レベルを、食前ベースラインレベルのパーセンテージとして示すチャートである。 [0014]実施例21に記載のセリンおよびグリシンが欠乏した食事の投与前および投与後の対象におけるアミノ酸の血清レベルを示すチャートを提供する。 [0015]実施例22に記載のプロリン、グリシン、およびセリンが欠乏した食事の投与前および投与後の対象におけるアミノ酸の血清レベルを示すチャートを提供する。 [0016]実施例22に記載の食事を投与された対象における、セリン、プロリン、およびグリシンの血清レベルを、食前ベースラインレベルのパーセンテージとして示すチャートを提供する。 [0017]実施例23に記載のプロトコールに従って、毎日(パネルA)または断続的に(パネルB)、セリン、プロリン、およびグリシンが欠乏した食事を投与された対象におけるプロリン、グリシン、およびセリンの血清レベルを示すチャートを提供する。パネルC(左)は、セリン、グリシン、またはプロリンが欠乏した食事を11日間毎日、または断続的に11日間投与された対象の、習慣的食事の%としての血清アミノ酸を比較するチャートを示す。パネルC(右)は、セリン、グリシン、またはプロリンが欠乏した食事を16日間毎日、または断続的に18日間投与された対象の、習慣的食事の%としての血清アミノ酸を比較するチャートを示す。 [0018]実施例24に記載の、セリン、グリシン、グルタメート、およびシステインが欠乏した1613kcal/日の低タンパク質食を投与した後の対象におけるアミノ酸の血清レベルを示すチャートを提供する。 [0019]実施例24に記載の、セリン、グリシン、グルタメート、およびシステインが欠乏した1711kcal/日の低タンパク質、低炭水化物食を投与した後の対象におけるアミノ酸の血清レベルを示すチャートを提供する。 [0020]実施例24に記載の、1613kcal/日の低タンパク質食(パネルA)または1711kcal/日の低タンパク質、低炭水化物食(パネルB)の投与前および投与後の対象におけるアミノ酸の血清レベルを示すチャートを提供する。パネルCは、低タンパク質食の投与後の平均%血清レベル(左)および低タンパク質、低炭水化物食の投与後の平均%血清レベル(右)を示す。
[0021]本明細書には必須および非必須アミノ酸を含む組成物および食事療法製品が記載される。本明細書に開示される組成物は疾患、例えばがんを処置するために対象に施すことができる。図1に示されるように、本明細書に開示される組成物は小袋(101)に入った粉末として提供することができる。小袋から出された粉末は例えば水(102)に加えられて、対象により消費される液体飲料を作り出すことができる。対象(104)は水中で調製された組成物の混合物(103)を飲む。
[0022]特定のアミノ酸またはアミノ酸の組合せを対象の食事から除外するとがんを始めとする様々な病気の改良された処置を引き起こすことができる。対象のアミノ酸レベルの低下は、がんの増殖および転移を促進することができるタンパク質、代謝産物、脂質、または核酸の生成を低減する。
[0023]いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物は医薬組成物である。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物は医療用食品である。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物は補助食品(food supplement)である。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物は栄養補助食品(nutritional supplement)である。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物は栄養補給物(nutrient supplement)である。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物は食事療法製品である。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物は薬物である。
[0024]いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物は薬物、抗体、または酵素のような少なくとも1種の治療剤と共に使用することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物はある状態を処置する際により有効な治療剤を作成することができる。
[0025]いくつかの実施形態において、本明細書に開示される組成物は、医師の監督下で経腸的に摂取または投与されるように製剤化され、認められた科学原理に基づいた独特の栄養要件が医学的評価により確立された疾患または状態の特定の食事管理向けに意図された食品である。
アミノ酸
[0026]本開示の組成物は少なくとも10個のアミノ酸またはその塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19個のアミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は10個のアミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は14個のアミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は18個のアミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。
[0027]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1、2、3、4、5、6、7、8、または9個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は7、8、または9個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は8個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は9個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。
[0028]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は7、8、9、10、または11個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は7個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は8個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は9個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。
[0029]本開示の組成物は必須アミノ酸またはその塩および非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含むことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1、2、3、4、5、6、7、8、または9個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩および1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は7、8、または9個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩および6、7、8、または9個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は8または9個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩および8または9個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は9個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩および7個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は9個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩および8個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は9個の必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩および9個の非必須アミノ酸またはそのいずれかのアミノ酸の塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。
[0030]いくつかの実施形態において、本開示の組成物はヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、チロシン、タウリン、トレオニン、トリプトファン、バリン、アルギニン、グルタミン、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸またはプロリンを含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はL-ヒスチジン、L-イソロイシン、L-ロイシン、L-リシン、L-メチオニン、L-システイン、L-フェニルアラニン、L-チロシン、L-トレオニン、L-トリプトファン、L-バリン、L-アルギニン、L-グルタミン、L-アラニン、L-アスパラギン酸、L-アスパラギン、L-グルタミン酸、またはL-プロリンを含む。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。
[0031]いくつかの実施形態において、組成物はヒスチジンまたはその塩、例えばL-ヒスチジンまたはL-ヒスチジン塩酸塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はイソロイシンまたはその塩、例えばL-イソロイシン、L-イソロイシンメチルエステル塩酸塩、またはL-イソロイシンエチルエステル塩酸塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はロイシンまたはその塩、例えばL-ロイシン、L-ロイシンメチルエステル塩酸塩、またはL-ロイシンエチルエステル塩酸塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はリシンまたはその塩、例えばL-リシン、L-リシン塩酸塩、またはL-リシン二塩酸塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はメチオニンまたはその塩、例えばL-メチオニン、L-メチオニンメチルエステル塩酸塩、またはL-メチオニン塩酸塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。
[0032]いくつかの実施形態において、本開示の組成物はシステインまたはその塩、例えばL-システイン、L-システイン塩酸塩、L-システインメチルエステル塩酸塩、またはL-システインエチルエステル塩酸塩を含む。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。いくつかの実施形態において、組成物はシスチンまたはその塩、例えばL-シスチンを開示する。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はフェニルアラニンまたはその塩、例えばL-フェニルアラニン、DL-フェニルアラニン、またはL-フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はチロシンまたはその塩、例えばL-チロシンまたはL-チロシン塩酸塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はトレオニンまたはその塩、例えばL-トレオニンまたはL-トレオニンメチルエステル塩酸塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はL-トリプトファンを含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はバリンまたはその塩、例えばL-バリン、L-バリンメチルエステル塩酸塩、またはL-バリンエチルエステル塩酸塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。
[0033]いくつかの実施形態において、本開示の組成物はアルギニンまたはその塩、例えばL-アルギニンまたはL-アルギニン塩酸塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はグルタミンまたはその塩、例えばL-グルタミンまたはL-グルタミン塩酸塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はアラニンまたはその塩、例えばL-アラニンまたはβ-アラニンを含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はアスパラギン酸またはその塩、例えばL-アスパラギン酸、D-アスパラギン酸、L-もしくはD-アスパラギン酸カリウム塩、L-もしくはD-アスパラギン酸塩酸塩;L-もしくはD-アスパラギン酸マグネシウム塩、またはL-もしくはD-アスパラギン酸カルシウム塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はL-アスパラギンを含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はグルタミン酸またはその塩、例えばL-グルタミン酸またはL-グルタミン酸塩酸塩を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はプロリンまたはその塩、例えばL-プロリン、L-プロリン塩酸塩、L-プロリンメチルエステル塩酸塩、またはL-プロリンエチルエステル塩酸塩を含む。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。
[0034]いくつかの実施形態において、本開示の組成物はプロリン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はセリン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はグリシン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はシステイン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はグルタミン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はグルタミン酸、その水和物、またはその塩を含まない。
[0035]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;および(b)グリシン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;および(c)プロリン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;および(c)システイン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;(c)プロリン、その水和物、またはその塩;および(d)システイン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;(c)プロリン、その水和物、またはその塩;および(d)アルギニン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;(c)プロリン、その水和物、またはその塩;および(d)チロシン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;(c)システイン、その水和物、またはその塩;および(d)アルギニン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;(c)システイン、その水和物、またはその塩;および(d)チロシン、その水和物、またはその塩を含まない。
[0036]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;(c)プロリン、その水和物、またはその塩;(d)システイン、その水和物、またはその塩;および(e)アルギニン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;(c)プロリン、その水和物、またはその塩;(d)システイン、その水和物、またはその塩;および(e)チロシン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;(c)プロリン、その水和物、またはその塩;(d)システイン、その水和物、またはその塩;(e)チロシン、その水和物、またはその塩;および(f)アルギニン、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は(a)セリン、その水和物、またはその塩;(b)グリシン、その水和物、またはその塩;(c)システイン、その水和物、またはその塩;(d)グルタミン、その水和物、またはその塩;および(e)グルタミン酸、その塩、その水和物、またはその塩を含まない。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はさらにグルタミン、その水和物、またはその塩を欠く。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はさらにグルタメート(glutamate)、その水和物、またはその塩を欠く。
[0037]いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジンまたはその塩約2%~約6%(w/w);b)イソロイシンまたはその塩約2%~約6%(w/w);c)ロイシンまたはその塩約6%~約11%(w/w);d)リシンまたはその塩約5%~約9%(w/w);e)メチオニンまたはその塩約2%~約4%(w/w);f)システインまたはその塩約1%~約3%(w/w);g)フェニルアラニンまたはその塩約3%~約6%(w/w);h)チロシンまたはその塩約1%~約3%(w/w);i)トレオニンまたはその塩約3%~約5%(w/w);j)トリプトファンまたはその塩約1%~約3%(w/w);k)バリンまたはその塩約5%~約9%(w/w);l)アルギニンまたはその塩約5%~約9%(w/w);m)グルタミンまたはその塩約5%~約11%(w/w);n)アラニンまたはその塩約2%~約7%(w/w);o)アスパラギン酸またはその塩約6%~約10%(w/w);p)アスパラギンまたはその塩約3%~約7%(w/w);q)グルタミン酸またはその塩約8%~約14%(w/w);またはr)プロリンまたはその塩約6%~約12%(w/w)のうちの少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15を含むことができる。いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジンまたはその塩約2%~約6%(w/w);b)イソロイシンまたはその塩約2%~約6%(w/w);c)ロイシンまたはその塩約6%~約11%(w/w);d)リシンまたはその塩約5%~約9%(w/w);e)メチオニンまたはその塩約2%~約4%(w/w);f)システインまたはその塩約1%~約3%(w/w);g)フェニルアラニンまたはその塩約3%~約6%(w/w);h)チロシンまたはその塩約1%~約3%(w/w);i)トレオニンまたはその塩約3%~約5%(w/w);j)トリプトファンまたはその塩約1%~約3%(w/w);k)バリンまたはその塩約5%~約9%(w/w);l)アルギニンまたはその塩約5%~約9%(w/w);m)グルタミンまたはその塩約5%~約11%(w/w);n)アラニンまたはその塩約2%~約7%(w/w);o)アスパラギン酸またはその塩約6%~約10%(w/w);p)アスパラギンまたはその塩約3%~約7%(w/w);q)グルタミン酸またはその塩約8%~約14%(w/w);およびr)プロリンまたはその塩約6%~約12%(w/w)を単位剤形中に含むことができる。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。
[0038]いくつかの実施形態において、本開示の組成物はa)ヒスチジンまたはその塩約5%~約9%(w/w);b)イソロイシンまたはその塩約5%~約9%(w/w);c)ロイシンまたはその塩約9%~約15%(w/w);d)リシンまたはその塩約7%~約12%(w/w);e)メチオニンまたはその塩約5%~約8%(w/w);f)システインまたはその塩約4%~約7%(w/w);g)フェニルアラニンまたはその塩約6%~約10%(w/w);h)チロシンまたはその塩約4%~約7%(w/w);i)トレオニンまたはその塩約6%~約10%(w/w);j)トリプトファンまたはその塩約4%~約7%(w/w);k)バリンまたはその塩約8%~約13%(w/w);l)アルギニンまたはその塩約5%~約9%(w/w);またはm)グルタミンまたはその塩約7%~約11%(w/w)の少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10を含むことができる。いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジンまたはその塩約5%~約9%(w/w);b)イソロイシンまたはその塩約5%~約9%(w/w);c)ロイシンまたはその塩約9%~約15%(w/w);d)リシンまたはその塩約7%~約12%(w/w);e)メチオニンまたはその塩約5%~約8%(w/w);f)システインまたはその塩約4%~約7%(w/w);g)フェニルアラニンまたはその塩約6%~約10%(w/w);h)チロシンまたはその塩約4%~約7%(w/w);i)トレオニンまたはその塩約6%~約10%(w/w);j)トリプトファンまたはその塩約4%~約7%(w/w);k)バリンまたはその塩約8%~約13%(w/w);l)アルギニンまたはその塩約5%~約9%(w/w);およびm)グルタミンまたはその塩約7%~約11%(w/w)を単位剤形中に含むことができる。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。
[0039]いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジンまたはその塩約2%~約5%(w/w);b)イソロイシンまたはその塩約2%~約5%(w/w);c)ロイシンまたはその塩約6%~約10%(w/w);d)リシンまたはその塩約5%~約8%(w/w);e)メチオニンまたはその塩約2%~約4%(w/w);f)システインまたはその塩約1%~約3%(w/w);g)フェニルアラニンまたはその塩約3%~約5%(w/w);h)チロシンまたはその塩約1%~約3%(w/w);i)トレオニンまたはその塩約3%~約5%(w/w);j)トリプトファンまたはその塩約1%~約3%(w/w);k)バリンまたはその塩約5%~約9%(w/w);l)アルギニンまたはその塩約5%~約9%(w/w);m)グルタミンまたはその塩約7%~約11%(w/w);n)アラニンまたはその塩約4%~約7%(w/w);o)アスパラギン酸またはその塩約6%~約10%(w/w);p)アスパラギンまたはその塩約3%~約6%(w/w);q)グルタミン酸またはその塩約8%~約14%(w/w);およびr)プロリンまたはその塩約6%~約10%(w/w)の少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15を含むことができる。いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジンまたはその塩約2%~約5%(w/w);b)イソロイシンまたはその塩約2%~約5%(w/w);c)ロイシンまたはその塩約6%~約10%(w/w);d)リシンまたはその塩約5%~約8%(w/w);e)メチオニンまたはその塩約2%~約4%(w/w);f)システインまたはその塩約1%~約3%(w/w);g)フェニルアラニンまたはその塩約3%~約5%(w/w);h)チロシンまたはその塩約1%~約3%(w/w);i)トレオニンまたはその塩約3%~約5%(w/w);j)トリプトファンまたはその塩約1%~約3%(w/w);k)バリンまたはその塩約5%~約9%(w/w);l)アルギニンまたはその塩約5%~約9%(w/w);m)グルタミンまたはその塩約7%~約11%(w/w);n)アラニンまたはその塩約4%~約7%(w/w);o)アスパラギン酸またはその塩約6%~約10%(w/w);p)アスパラギンまたはその塩約3%~約6%(w/w);q)グルタミン酸またはその塩約8%~約14%(w/w);およびr)プロリンまたはその塩約6%~約10%(w/w)を単位剤形中に含むことができる。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。
[0040]いくつかの実施形態において、本開示の組成物はa)ヒスチジンまたはその塩約5%~約9%(w/w);b)イソロイシンまたはその塩約5%~約9%(w/w);c)ロイシンまたはその塩約9%~約15%(w/w);d)リシンまたはその塩約7%~約12%(w/w);e)メチオニンまたはその塩約5%~約8%(w/w);f)システインまたはその塩約4%~約7%(w/w);g)フェニルアラニンまたはその塩約6%~約10%(w/w);h)チロシンまたはその塩約4%~約7%(w/w);i)トレオニンまたはその塩約6%~約10%(w/w);j)トリプトファンまたはその塩約4%~約7%(w/w);k)バリンまたはその塩約8%~約13%(w/w);l)アルギニンまたはその塩約5%~約9%(w/w);またはm)グルタミンまたはその塩約7%~約11%(w/w)の少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、または10を含むことができる。いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジンまたはその塩約5%~約9%(w/w);b)イソロイシンまたはその塩約5%~約9%(w/w);c)ロイシンまたはその塩約9%~約15%(w/w);d)リシンまたはその塩約7%~約12%(w/w);e)メチオニンまたはその塩約5%~約8%(w/w);f)システインまたはその塩約4%~約7%(w/w);g)フェニルアラニンまたはその塩約6%~約10%(w/w);h)チロシンまたはその塩約4%~約7%(w/w);i)トレオニンまたはその塩約6%~約10%(w/w);j)トリプトファンまたはその塩約4%~約7%(w/w);k)バリンまたはその塩約8%~約13%(w/w);l)アルギニンまたはその塩約5%~約9%(w/w);およびm)グルタミンまたはその塩約7%~約11%(w/w)を単位剤形中に含むことができる。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。
[0041]いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w);b)イソロイシン、その水和物、またはその塩約3%~約6%(w/w);c)ロイシン、その水和物、またはその塩約7%~約11%(w/w);d)リシン、その水和物、またはその塩約5%~約9%(w/w);e)メチオニン、その水和物、またはその塩約2%~約4%(w/w);f)システイン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);g)フェニルアラニン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w);h)チロシン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);i)トレオニン、その水和物、またはその塩約2%~約5%(w/w);j)トリプトファン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);k)バリン、その水和物、またはその塩約5%~約9%(w/w);l)アルギニン、その水和物、またはその塩約5%~約9%(w/w);m)グルタミン、その水和物、またはその塩約7%~約11%(w/w);n)アラニン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w);o)アスパラギン酸、その水和物、またはその塩約6%~約10%(w/w);p)アスパラギン、その水和物、またはその塩約3%~約6%(w/w);q)グルタミン酸、その水和物、またはその塩約8%~約14%(w/w);r)セリン、その水和物、またはその塩約2%~約5%(w/w);またはs)グリシン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w)の少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15を含むことができる。いくつかの実施形態において、a)ヒスチジン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w);b)イソロイシン、その水和物、またはその塩約3%~約6%(w/w);c)ロイシン、その水和物、またはその塩約7%~約11%(w/w);d)リシン、その水和物、またはその塩約5%~約9%(w/w);e)メチオニン、その水和物、またはその塩約2%~約4%(w/w);f)システイン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);g)フェニルアラニン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w);h)チロシン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);i)トレオニン、その水和物、またはその塩約2%~約5%(w/w);j)トリプトファン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);k)バリン、その水和物、またはその塩約5%~約9%(w/w);l)アルギニン、その水和物、またはその塩約5%~約9%(w/w);m)グルタミン、その水和物、またはその塩約7%~約11%(w/w);n)アラニン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w);o)アスパラギン酸、その水和物、またはその塩約6%~約10%(w/w);p)アスパラギン、その水和物、またはその塩約3%~約6%(w/w);q)グルタミン酸、その水和物、またはその塩約8%~約14%(w/w);r)セリン、その水和物、またはその塩約2%~約5%(w/w);およびs)グリシン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w)を単位剤形中に含む組成物が本明細書に開示される。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。
[0042]いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w);b)イソロイシン、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w);c)ロイシン、その水和物、またはその塩約9%~約13%(w/w);d)リシン、その水和物、またはその塩約8%~約12%(w/w);e)メチオニン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);f)システイン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);g)フェニルアラニン、その水和物、またはその塩約5%~約9%(w/w);h)チロシン、その水和物、またはその塩約1%~約5%(w/w);i)トレオニン、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w);j)トリプトファン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);k)バリン、その水和物、またはその塩約5%~約10%(w/w);l)アルギニン、その水和物、またはその塩約1%~約10%(w/w);m)グルタミン、その水和物、またはその塩約1%~約5%(w/w);n)アラニン、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w);o)アスパラギン酸、その水和物、酸またはその塩約4%~約12%(w/w);p)アスパラギン、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w);またはq)グルタミン酸、その水和物、またはその塩約5%~約15%(w/w)の少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15を含むことができる。いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジン、その水和物、またはその塩約3%~約7%(w/w);b)イソロイシン、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w);c)ロイシン、その水和物、またはその塩約9%~約13%(w/w);d)リシン、その水和物、またはその塩約8%~約12%(w/w);e)メチオニン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);f)システイン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);g)フェニルアラニン、その水和物、またはその塩約5%~約9%(w/w);h)チロシン、その水和物、またはその塩約1%~約5%(w/w);i)トレオニン、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w);j)トリプトファン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);k)バリン、その水和物、またはその塩約5%~約10%(w/w);l)アルギニン、その水和物、またはその塩約1%~約10%(w/w);m)グルタミン、その水和物、またはその塩約1%~約5%(w/w);n)アラニン、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w);o)アスパラギン酸、その水和物、酸またはその塩約4%~約12%(w/w);p)アスパラギン、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w);およびq)グルタミン酸、その水和物、またはその塩約5%~約15%(w/w)を単位剤形中に含むことができる。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。
[0043]いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジン、その水和物、またはその塩約4%~約6%(w/w);b)イソロイシン、その水和物、またはその塩約5%~約7%(w/w);c)ロイシン、その水和物、またはその塩約9%~約12%(w/w);d)リシン、その水和物、またはその塩約8%~約12%(w/w);e)メチオニン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);f)システイン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);g)フェニルアラニン、その水和物、またはその塩約6%~約8%(w/w);h)チロシン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);i)トレオニン、その水和物、またはその塩約4%~約7%(w/w);j)トリプトファン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);k)バリン、その水和物、またはその塩約4%~約9%(w/w);l)アルギニン、その水和物、またはその塩約7%~約11%(w/w);m)グルタミン、その水和物、またはその塩約2%~約4%(w/w);n)アラニン、その水和物、またはその塩約4%~約7%(w/w);o)アスパラギン酸、その水和物、またはその塩約8%~約11%(w/w);p)アスパラギン、その水和物、またはその塩約4%~約7%(w/w);またはq)グルタミン酸、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w)の少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15を含むことができる。いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジン、その水和物、またはその塩約4%~約6%(w/w);b)イソロイシン、その水和物、またはその塩約5%~約7%(w/w);c)ロイシン、その水和物、またはその塩約9%~約12%(w/w);d)リシン、その水和物、またはその塩約8%~約12%(w/w);e)メチオニン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);f)システイン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);g)フェニルアラニン、その水和物、またはその塩約6%~約8%(w/w);h)チロシン、その水和物、またはその塩約1%~約4%(w/w);i)トレオニン、その水和物、またはその塩約4%~約7%(w/w);j)トリプトファン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);k)バリン、その水和物、またはその塩約4%~約9%(w/w);l)アルギニン、その水和物、またはその塩約7%~約11%(w/w);m)グルタミン、その水和物、またはその塩約2%~約4%(w/w);n)アラニン、その水和物、またはその塩約4%~約7%(w/w);o)アスパラギン酸、その水和物、またはその塩約8%~約11%(w/w);p)アスパラギン、その水和物、またはその塩約4%~約7%(w/w);およびq)グルタミン酸、その水和物、またはその塩約4%~約8%(w/w)を単位剤形中に含むことができる。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。
[0044]いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジン、その水和物、またはその塩約4%~約6%(w/w);b)イソロイシン、その水和物、またはその塩約5%~約7%(w/w);c)ロイシン、その水和物、またはその塩約11%~約13%(w/w);d)リシン、その水和物、またはその塩約8%~約10%(w/w);e)メチオニン、その水和物、またはその塩約2%~約4%(w/w);f)フェニルアラニン、その水和物、またはその塩約6%~約8%(w/w);g)チロシン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);h)トレオニン、その水和物、またはその塩約3%~約5%(w/w);i)トリプトファン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);j)バリン、その水和物、またはその塩約8%~約10%(w/w);k)アルギニン、その水和物、またはその塩約7%~約9%(w/w);l)アラニン、その水和物、またはその塩約3%~約5%(w/w);m)アスパラギン酸、その水和物、またはその塩約4%~約6%(w/w);n)アスパラギン、その水和物、またはその塩約4%~約7%(w/w);またはo)プロリン、その水和物、またはその塩約14%~約17%(w/w)の少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15を含むことができる。いくつかの実施形態において、組成物はa)ヒスチジン、その水和物、またはその塩約4%~約6%(w/w);b)イソロイシン、その水和物、またはその塩約5%~約7%(w/w);c)ロイシン、その水和物、またはその塩約11%~約13%(w/w);d)リシン、その水和物、またはその塩約8%~約10%(w/w);e)メチオニン、その水和物、またはその塩約2%~約4%(w/w);f)フェニルアラニン、その水和物、またはその塩約6%~約8%(w/w);g)チロシン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);h)トレオニン、その水和物、またはその塩約3%~約5%(w/w);i)トリプトファン、その水和物、またはその塩約1%~約3%(w/w);j)バリン、その水和物、またはその塩約8%~約10%(w/w);k)アルギニン、その水和物、またはその塩約7%~約9%(w/w);l)アラニン、その水和物、またはその塩約3%~約5%(w/w);m)アスパラギン酸、その水和物、またはその塩約4%~約6%(w/w);n)アスパラギン、その水和物、またはその塩約4%~約7%(w/w);およびo)プロリン、その水和物、またはその塩約14%~約17%(w/w)を単位剤形中に含むことができる。あらゆる本開示の組成物はシスチンの代わりにシステインを、またはシステインの代わりにシスチンを含むことができる。
薬学的に許容される塩
[0045]本明細書に記載の医薬組成物の任意の分子成分(例えば、アミノ酸)は、薬学的に許容される塩として提供することができる。薬学的に許容される塩には、例えば、酸付加塩および塩基付加塩が含まれる。酸付加塩を形成するために化合物に付加される酸は、有機酸または無機酸であり得る。塩基付加塩を形成するために化合物に付加される塩基は、有機塩基または無機塩基であり得る。一部の実施形態では、薬学的に許容される塩は金属塩である。
[0046]金属塩は、本開示の化合物への無機塩基の付加から生じる。無機塩基は、例えば、水酸化物イオン、炭酸イオン、重炭酸イオン、またはリン酸イオンなどの塩基性対イオンと対になった金属カチオンからなる。金属は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、または典型金属であり得る。一部の実施形態では、金属は、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、セリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、カルシウム、ストロンチウム、コバルト、チタン、アルミニウム、銅、カドミウム、または亜鉛である。
[0047]一部の実施形態では、金属塩は、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、セシウム塩、セリウム塩、マグネシウム塩、マンガン塩、鉄塩、カルシウム塩、ストロンチウム塩、コバルト塩、チタン塩、アルミニウム塩、銅塩、カドミウム塩、または亜鉛塩である。
[0048]アンモニウム塩は、本開示の化合物へのアンモニアまたは有機アミンの付加から生じ得る。一部の実施形態では、有機アミンは、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、N-メチルモルホリン、ピペリジン、N-メチルピペリジン、N-エチルピペリジン、ジベンジルアミン、ピペラジン、ピリジン、ピラゾール、イミダゾール、またはピラジンである。
[0049]一部の実施形態では、アンモニウム塩は、トリエチルアミン塩、トリメチルアミン塩、ジイソプロピルアミン塩、エタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、モルホリン塩、N-メチルモルホリン塩、ピペリジン塩、N-メチルピペリジン塩、N-エチルピペリジン塩、ジベンジルアミン塩、ピペラジン塩、ピリジン塩、ピラゾール塩、ピリダジン塩、ピリミジン塩、イミダゾール塩、またはピラジン塩である。
[0050]酸付加塩は、本開示の化合物への酸の付加から生じ得る。一部の実施形態では、酸は有機物である。一部の実施形態では、酸は無機物である。一部の実施形態では、酸は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、亜硝酸、硫酸、亜硫酸、リン酸、イソニコチン酸、乳酸、サリチル酸、酒石酸、アスコルビン酸、ゲンチジン酸、グルコン酸、グルクロン酸、糖酸、ギ酸、安息香酸、グルタミン酸、パントテン酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、フマル酸、コハク酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、クエン酸、シュウ酸、またはマレイン酸である。
[0051]一部の実施形態では、塩は、塩酸塩、臭化水素塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、リン酸塩、イソニコチン酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、酒石酸塩、アスコルビン酸塩、ゲンチジン酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、糖酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、パントテン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、またはマレイン酸塩である。
ビタミン
[0052]本開示の組成物は、1つまたは複数の必須ビタミンを含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、およびビタミンBを含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ピリドキシン(ビタミンB6)、ビオチン(ビタミンB7)、葉酸(ビタミンB9)、またはコバラミン(ビタミンB12)を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、またはビタミンKなどの脂溶性ビタミンを含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ビタミンCおよびビタミンBなどの水溶性ビタミンを含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、水溶性ビタミン、例としてチアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ピリドキシン(ビタミンB6)、ビオチン(ビタミンB7)、葉酸(ビタミンB9)、またはコバラミン(ビタミンB12)などのビタミンBを含むことができる。
[0053]一部の実施形態では、本開示の組成物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、およびビタミンEを含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ピリドキシン(ビタミンB6)、ビオチン(ビタミンB7)、葉酸(ビタミンB9)およびコバラミン(ビタミンB12)を含むことができる。
[0054]本開示の組成物は、成人男性におけるビタミンの推奨栄養所要量(recommended dietary allowance)を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人男性におけるビタミンの推奨栄養所要量:ビタミンA、900μg;ビタミンC、90mg;ビタミンD、15μg;ビタミンE、15mg;ビタミンK、120μg;チアミン、1.2mg;リボフラビン、1.3mg;ナイアシン、16mg;パントテン酸、5mg;ピリドキシン、1.3mg;ビオチン、30μg;葉酸、400μg;およびコリン、550mgを含む。本開示の組成物は、成人女性におけるビタミンの推奨栄養所要量を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人男性におけるビタミンの推奨栄養所要量:ビタミンA、700μg;ビタミンC、75mg;ビタミンD、15μg;ビタミンE、15mg;ビタミンK、90μg;チアミン、1.1mg;リボフラビン、1.1mg;ナイアシン、14mg;パントテン酸、5mg;ピリドキシン、1.3mg;ビオチン、30μg;葉酸、400μg;およびコリン、425mgを含む。
[0055]本開示の組成物は、成人男性または女性におけるビタミンのいずれかの推奨栄養所要量の約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、または約100%を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人男性または女性におけるビタミンのいずれかの推奨栄養所要量の約20%、約30%、約40%、約50%、または約60%を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人男性または女性におけるビタミンのいずれかの推奨栄養所要量の約30%を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人男性または女性におけるビタミンのいずれかの推奨栄養所要量の約50%を含むことができる。
ミネラル
[0056]本開示の組成物は、1つまたは複数のミネラルまたは元素を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、カルシウム、クロム、銅、フッ化物、ヨウ化物、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、リン、セレン、亜鉛、カリウム、ナトリウム、または塩化物を含むことができる。
[0057]本開示の組成物は、成人男性における元素またはミネラルの1日当たり推奨摂取量(recommended daily allowance)を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人男性における元素またはミネラルの1日当たり推奨摂取量:カルシウム、1000mg;クロム、35μg;銅、900μg;フッ化物、4mg;ヨウ化物、150μg;鉄、8mg;マグネシウム、400mg;マンガン、2.3mg;モリブデン、45μg;リン、700mg;セレン、55μg;亜鉛、11mg;カリウム、3400mg;ナトリウム、1500mg;または塩化物、2.3gを含む。本開示の組成物は、成人女性における元素またはミネラルの1日当たり推奨摂取量を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人女性における元素またはミネラルの1日当たり推奨摂取量:カルシウム、1000mg;クロム、25μg;銅、900μg;フッ化物、3mg;ヨウ化物、150μg;鉄、18mg;マグネシウム、310mg;マンガン、1.8mg;モリブデン、45μg;リン、700mg;セレン、55μg;亜鉛、8mg;カリウム、2600mg;ナトリウム、1500mg;または塩化物、2.3gを含む。
[0058]本開示の組成物は、成人男性または女性における元素またはミネラルのいずれかの推奨栄養所要量の約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、または約100%を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人男性または女性における元素またはミネラルのいずれかの推奨栄養所要量の約20%、約30%、約40%、約50%、または約60%を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人男性または女性における元素またはミネラルのいずれかの推奨栄養所要量の約30%を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、成人男性または女性における元素またはミネラルのいずれかの推奨栄養所要量の約50%を含むことができる。
脂質
[0059]本開示の組成物は、脂肪を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の医薬組成物は、飽和脂肪、トランス脂肪、多価不飽和脂肪、または一価不飽和脂肪を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、飽和脂肪、トランス脂肪、多価不飽和脂肪、および一価不飽和脂肪を含むことができる。
[0060]一部の実施形態では、本開示の組成物は、合計脂肪含有量のうちの約1g、約2g、約3g、約4g、約5g、約6g、約7g、約8g、約9g、または約10gを含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、合計脂肪含有量のうちの約5gを含むことができる。
[0061]一部の実施形態では、本開示の組成物は、コレステロールを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、約100mg/給仕のコレステロールを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、約50mg/給仕のコレステロールを含む。
炭水化物
[0062]一部の実施形態では、本開示の組成物は、糖、デンプン、または複合糖質などの炭水化物を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、コーンシロップ、フルクトース、ガラクトース、グルコース、高フルクトースコーンシロップ、ラクトース、マルトース、またはスクロースなどの糖を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、糖アルコールを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、デンプンを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、エンバク、米、豆果、生のジャガイモデンプン、グリーンバナナ、またはHi-Maize(登録商標)粉などの難消化性デンプンを含む。
[0063]一部の実施形態では、本開示の組成物は、繊維などの複合糖質を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、可溶性繊維を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、オートミール、亜麻仁、大麦、乾燥エンドウ豆、リンゴ、またはニンジンなどの食物源から得られる可溶性繊維を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、不溶性繊維を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、種子、ナッツ、暗緑色葉物野菜、または小麦ふすまなどの食物源から得られる不溶性繊維を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、イヌリン、メチルセルロース、オオバコ、または小麦デキストリンなどの繊維を含む。
医薬賦形剤
[0064]本開示の組成物は、付着防止剤、結合剤、コーティング、着色剤、崩壊剤、風味剤、保存料、吸着剤、甘味剤、またはビヒクルなどの少なくとも1つの医薬賦形剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、着色剤および風味剤を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、着色剤、風味剤、および甘味剤を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、風味剤、甘味剤、および保存料を含む。
A.付着防止剤
[0065]本開示の組成物は、付着防止剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ステアリン酸マグネシウムなどの付着防止剤を含むことができる。
B.結合剤
[0066]本開示の組成物は、組成物を一緒に保持するために少なくとも1つの結合剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、糖、タンパク質、または合成ポリマーなどの結合剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、二糖(例えば、スクロースもしくはラクトース)、多糖もしくは多糖誘導体(例えば、デンプン、セルロース、修飾セルロース、セルロースエーテル)、または糖アルコール(例えば、キシリトール、ソルビトール、もしくはマンニトール)を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ゼラチンなどのタンパク質結合剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ポリビニルピロリドン(PVP)またはポリエチレングリコール(PEG)などの合成ポリマー結合剤を含むことができる。
C.保存料
[0067]本開示の組成物は、少なくとも1つの保存料を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は酸化防止剤または抗菌剤を含むことができる。酸化防止剤は、酸化メカニズムによる組成物の劣化を遅延させるかまたは防止する。抗菌剤は、組成物中の腐敗または病原性微生物の増殖を阻害する。
[0068]一部の実施形態では、酸化防止剤を組成物に加えて、不飽和脂肪酸の自動酸化または酵素触媒酸化を遅延させるかまたは防止する。一部の実施形態では、本開示の組成物は、アスコルビン酸、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、クエン酸、亜硫酸塩、第三級ブチルヒドロキノン(TBHQ)、またはトコフェロールのうちの少なくとも1つを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、アスコルビン酸を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、BHTを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、クエン酸を含む。
[0069]一部の実施形態では、本開示の組成物は、約100mg/kg、約200mg/kg、約300mg/kg、約400mg/kg、約500mg/kg、約600mg/kg、約700mg/kg、約800mg/kg、約900mg/kg、または約11000mg/kgの酸化防止剤を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、最大約100mg/kg、最大約200mg/kg、最大約300mg/kg、最大約400mg/kg、最大約500mg/kg、最大約600mg/kg、最大約700mg/kg、最大約800mg/kg、最大約900mg/kg、または最大約1000mg/kgの酸化防止剤を含む。
[0070]一部の実施形態では、抗菌剤を組成物に加えて、組成物中の腐敗または病原性微生物の増殖を遅延させるかまたは防止する。一部の実施形態では、本開示の組成物は、酢酸、安息香酸、ナタマイシン、ナイシン、硝酸塩、亜硝酸塩、プロピオン酸、ソルビン酸、亜硫酸塩、または二酸化硫黄のうちの少なくとも1つを含む。
[0071]一部の実施形態では、本開示の組成物は、約100mg/kg、約200mg/kg、約300mg/kg、約400mg/kg、約500mg/kg、約600mg/kg、約700mg/kg、約800mg/kg、約900mg/kg、または約1000mg/kgの抗菌剤を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、最大約100mg/kg、最大約200mg/kg、最大約300mg/kg、最大約400mg/kg、最大約500mg/kg、最大約600mg/kg、最大約700mg/kg、最大約800mg/kg、最大約900mg/kg、または最大約1000mg/kgの抗菌剤を含む。
D.着色剤
[0072]本開示の組成物は、少なくとも1つの着色剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、天然着色剤または合成着色剤を含む。
[0073]一部の実施形態では、本開示の組成物は、天然着色剤を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、アントシアニンを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、イチゴ(フラガリア(Fragaria)種)から得られるペラルゴニジン-3-グルコシドまたはブドウ(ヴィティス(Vitis)種)から得られるマルビジン-3-グルコシドなどのアントシアニンを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ベタシアニンを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ビートの根(ベータ・ブルガリス(Beta vulgaris))から得られるベタニンなどのベタシアニンを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、カロテノイドを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、カロテノイド、例として、アナトー(ビクサ・オレラナ(Bixa Orellana))から得られるビキシン;サフラン(クロッカス・サティヴァス(Crocus sativus))から得られるクロシン;パプリカ(カプシカム・アンヌム(Capsicum annuum))から得られるカプサンチン;ニンジン(ダウカス・カロタ(Daucus carota))から得られるベータカロチン;またはキノコ(カンタレルス・キナバリヌス(Cantharellus cinnabarinus))から得られるカンタキサンチンを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、フェノール類を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ウコン(クルクマ・ロンガ(Cuycuma longa))から得られるクルクミンなどのフェノール類を含む。
[0074]一部の実施形態では、本開示の組成物は、合成着色料を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、アルラレッドAC、ブリリアントブルーFCF、エリスロシン、ファストグリーンFCF、インジゴカルミン(indico carmine)、サンセットイエローFCF、またはタートラジンを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、FD&C赤色40号、FD&C青色1号、FD&C赤色3号、FD&C緑色3号、FD&青色2号、FD&C黄色6号、またはFD&C黄色5号を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、E133、E127、E132、E110、またはE102を含む。
E.風味剤
[0075]本開示の組成物は、少なくとも1つの香味剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、天然の香味物質、天然の同等な香味物質、または人工の香味物質を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、スパイス、フルーツジュース、または野菜ジュースなどの天然の香味物質を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、バニリンなどの天然同一の香味物質を含むことができる。
[0076]一部の実施形態では、本開示の組成物は、アリルピラジン、メトキシピラジン、2-イソ-ブチル-3-メトキシピラジン、アセチル-L-ピラジン、2-アセトキシピラジン、アルデヒド、アルコール、エステル、ケトン、ピラジン、フェノール、またはテルペノイドなどの人工香味物質を含むことができる。
F.甘味剤
[0077]本開示の組成物は、少なくとも1つの甘味剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、スクロース、グルコース、フルクトース、コーンシロップ、高フルクトースコーンシロップ、または糖アルコールを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、ソルビトール、マンニトール、またはキシリトールなどの糖アルコールを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、フルクトースを含む。
[0078]一部の実施形態では、本開示の組成物は、合成甘味剤を含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、サッカリン、シクラメート、アスパルテーム、またはアセスルファムKを含む。一部の実施形態では、本開示の組成物は、アスパルテームを含む。
[0079]一部の実施形態では、本開示の組成物は、甘味剤を、約0.5g/給仕、約1g/給仕、約1.5g/給仕、約2g/給仕、約2.5g/給仕、約3g/給仕、約3.5g/給仕、約4g/給仕、約4.5g/給仕g/給仕、約5g/給仕、約5.5g/給仕、約6g/給仕、約6.5g/給仕、約7g/給仕、約7.5g/給仕、約8g/給仕、約8.5g/給仕、約9g/給仕、約9.5g/給仕、または約10g/給仕の量で含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、約1g/給仕の甘味剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、約2.5g/給仕の甘味剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、約5g/給仕の甘味剤を含むことができる。
G.加工剤
[0080]本開示の組成物は、少なくとも1つの加工添加剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、固化防止剤、漂白剤、キレート化剤、清澄剤、コンディショニング剤、乳化剤、保湿剤、pH制御剤、安定化剤、または増粘剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、アルミノケイ酸ナトリウムなどの固化防止剤、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)などのキレート化剤、臭素酸カリウムなどのコンディショニング剤、またはクエン酸もしくは乳酸などのpH制御剤を含むことができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、グリセロールなどの保湿剤、または安定化剤および増粘剤、例としてペクチン、ゼラチン、カラギーナン、もしくはグアーガムを含むことができる。
製剤
[0081]本発明の組成物は、例えば、即時放出形態または制御放出製剤であり得る。即時放出製剤は、化合物が迅速に作用できるように製剤化することができる。即時放出製剤の非限定的な例には、容易に溶解可能な製剤が含まれる。制御放出製剤は、活性剤の放出速度および放出プロファイルが生理学的および経時治療的要件に一致できるように適合された、またはプログラムされた速度で活性剤の放出をもたらすように製剤化された医薬製剤であり得る。制御放出製剤の非限定的な例としては、顆粒、遅延放出顆粒、ヒドロゲル(例えば、合成または天然起源のもの)、他のゲル化剤(例えば、ゲル形成食物繊維)、マトリックスベースの製剤(例えば、少なくとも1つの活性成分が分散したポリマー材料を含む製剤)、マトリックス内の顆粒、ポリマー混合物、および顆粒塊、が挙げられる。
[0082]一部の実施形態では、制御放出製剤は遅延放出形態である。遅延放出形態は、化合物の作用を長期間遅延させるように製剤化することができる。遅延放出形態は、例えば、約4時間、約8時間、約12時間、約16時間、または約24時間、1つまたは複数の化合物の有効用量の放出を遅延させるように製剤化することができる。
[0083]制御放出製剤は、持続放出形態であり得る。持続放出形態は、例えば化合物の作用を長期間持続させるように製剤化することができる。持続放出形態は、約4時間、約8時間、約12時間、約16時間、または約24時間にわたって、本明細書に記載の任意の化合物の有効用量を提供する(例えば、生理学的に有効な血液プロファイルを提供する)ように製剤化することができる。
[0084]薬学的に許容される賦形剤の非限定的な例は、例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy、第19版(Easton、Pa.: Mack Publishing Company、1995年); Hoover、John E.、Remington’s Pharmaceutical Sciences、Mack Publishing Co.、Easton、Pennsylvania 1975年;Liberman、H.A. and Lachman、L.編、Pharmaceutical Dosage Forms, Marcel Decker、New York、N.Y.、1980年;およびPharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems、第7版(Lippincott Williams & Wilkins 1999年)、に見出すことができる。
服用
[0085]本明細書に記載される組成物は対象により摂取される食事を補足するために施すことができる。本明細書に記載される組成物は完全食(meal replacement)として施すことができる。本明細書に記載される組成物は食事の直前または直後に施すことができる。ここに記載される組成物は食事の前または後約5分、約10分、約15分、約20分、約25分、約30分、約40分、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、または約6時間以内に施すことができる。
[0086]本明細書に記載される組成物は正確な投薬量の単回投与に適した単位剤形とすることができる。単位剤形において、製剤は適当な量の組成物を含有する単位用量に分割される。いくつかの実施形態において、単位投薬量は離散量の製剤を含有するパッケージの形態であることができる。いくつかの実施形態において、本開示の製剤は一回限りの小袋に入った単位剤形として供給することができる。いくつかの実施形態において、本開示の製剤は単一用量の再閉鎖できない容器に入れて供給することができる。いくつかの実施形態において、本開示の製剤は再閉鎖可能な容器に入れて供給することができ、対象は単一用量の一服を分配するように考案されたさじまたはスプーンを用いて製剤の単一用量の一服を得ることができる。いくつかの実施形態において、本開示の製剤は再閉鎖可能な容器に入れて供給することができ、対象は半分の用量の一服分配するように考案されたさじまたはスプーン(すなわち、一服量を分配するために2さじ)を用いて製剤の単一用量の一服を得ることができる。
[0087]本明細書に記載される組成物は約1g~約2g、約2g~約3g、約3g~約4g、約4g~約5g、約5g~約6g、約6g~約7g、約7g~約8g、約8g~約9g、約9g~約10g、約10g~約11g、約11g~約12g、約12g~約13g、約13g~約14g、約14g~約15g、約15g~約16g、約16g~約17g、約17g~約18g、約18g~約19g、約19g~約20g、約20g~約21g、約21g~約22g、約22g~約23g、約23g~約24g、または約24g~約25gの範囲の単位用量の一服として存在することができる。
[0088]本明細書に記載される組成物は約1g、約2g、約3g、約4g、約5g、約6g、約7g、約8g、約9g、約10g、約11g、約12g、約13g、約14g、約15g、約16g、約17g、約18g、約19g、約20g、約21g、約22g、約23g、約24g、または約25gの量で単位用量の一服として存在することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は約10g、12g、15g、20g、または24gの量で単位用量の一服として存在する。
[0089]いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は約12gの量で単位用量の一服として存在する。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は約12gの量で小袋中に単位用量の一服として存在する。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は約15gの量で単位用量の一服として存在する。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は約15gの量で小袋中に単位用量の一服として存在する。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は約24gの量で単位用量の一服として存在する。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は約24gの量で小袋中に単位用量の一服として存在する。
[0090]いくつかの実施形態において、本開示の組成物の用量は対象の質量で割った薬物の量、例えば、対象の体重1キログラム当たりの薬物のグラム数で表することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の治療有効量は約0.1g/kg/日~約0.2g/kg/日、約0.2g/kg/日~約0.3g/kg/日、約0.3g/kg/日~約0.4g/kg/日、約0.4g/kg/日~約0.5g/kg/日、約0.5g/kg/日~約0.6g/kg/日、約0.6g/kg/日~約0.7g/kg/日、約0.7g/kg/日~約0.8g/kg/日、約0.8g/kg/日~約0.9g/kg/日、約0.9g/kg/日~約10g/kg/日、約10g/kg/日~約11g/kg/日、約11g/kg/日~約12g/kg/日、約12g/kg/日~約13g/kg/日、約13g/kg/日~約14g/kg/日、または約14g/kg/日~約15g/kg/日である。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の治療有効量は約0.4g/kg/日~約0.5g/kg/日である。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の治療有効量は約0.6g/kg/日~約0.7g/kg/日である。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の治療有効量は約0.8g/kg/日~約0.9g/kg/日である。
[0091]本明細書に記載される組成物は対象の単位体重当たりタンパク質のある量を達成するように対象に提供することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は対象の体重1kg当たり約0.2gタンパク質/kg~約0.4gタンパク質/kg、約0.4gタンパク質/kg~約0.6gタンパク質/kg、約0.6gタンパク質/kg~約0.8gタンパク質/kg、または約0.8gタンパク質/kg~約1gタンパク質/kgの範囲を達成するように対象に提供することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は対象の体重1kg当たり約0.6gタンパク質/kg~約0.8gタンパク質/kgの範囲を達成するように対象に提供することができる。
[0092]本明細書に記載される組成物は1日に付き1以上の一服として対象に提供することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、または12回分の一服が1日で対象に提供される。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物の3回分の一服が1日で対象に提供される。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物の6回分の一服が1日で対象に提供される。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される組成物の9回分の一服が1日で対象に提供される。
投与の方法
[0093]本開示の組成物は液体飲料の形態で対象に投与することができる。いくつかの実施形態において、飲料は1以上の小袋の本開示の組成物を実質的な栄養のない液体に溶解することにより対象のために調製される。いくつかの実施形態において、飲料は1以上の小袋の本開示の組成物を水に溶解することにより対象のために調製される。いくつかの実施形態において、飲料は1以上の小袋の本開示の組成物をジュースに溶解することにより対象のために調製される。いくつかの実施形態において、飲料は1以上の小袋の本開示の組成物を電解質飲料に溶解することにより対象のために調製される。
[0094]いくつかの実施形態において、飲料は1以上の小袋の本開示の組成物を水に溶解することにより対象のために調製され、香味剤が混合物に加えられる。いくつかの実施形態において、少なくとも1滴の香味剤ドロップ、例えばMio液体水エンハンサーが本開示の医薬組成物の水中混合物に加えられる。いくつかの実施形態において、香味剤粉末、例えばSquash StixTM水エンハンサーが本開示の組成物の水中混合物に加えられる。
[0095]いくつかの実施形態において、飲料は1以上の小袋の本開示の組成物を水に溶解することにより対象のために調製され、栄養補助ゲルまたは栄養補助既製飲料が混合物に加えられる。いくつかの実施形態において、栄養補助ゲル、例えばVitaflo gelTMが本開示の組成物の水中混合物に加えられる。いくつかの実施形態において、栄養補助既製飲料、例えばVitaflo coolerTMが本開示の組成物の水中混合物に加えられる。
[0096]いくつかの実施形態において、組成物は瓶またはカートンに入れた既製飲料として調製される。
[0097]本開示の組成物は対象に投与することができ、投与は少なくとも1種のアミノ酸が少ないかまたはそれを実質的に欠く食品ベースの食事に伴われることができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の投与は1種のアミノ酸が少ないかまたは実質的に欠く食品ベースの食事に伴われる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の投与はセリンが少ないかまたはそれを実質的に欠く食品ベースの食事に伴われる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の投与はグリシンが少ないかまたはそれを実質的に欠く食品ベースの食事に伴われる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の投与は2種のアミノ酸またはその塩が少ないかまたはそれを実質的に欠く食品ベースの食事に伴われる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の投与はセリンおよびグリシンが少ないかまたはそれを実質的に欠く食品ベースの食事に伴われる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の投与は3種のアミノ酸またはその塩が少ないかまたはそれを実質的に欠く食品ベースの食事に伴われる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物の投与は4種のアミノ酸またはその塩が少ないかまたはそれを実質的に欠く食品ベースの食事に伴われる。本明細書に開示されるアミノ酸の塩は薬学的に許容される塩であることができる。
[0098]アミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約500mg/日、最大約450mg/日、最大約400mg/日、最大約350mg/日、最大約300mg/日、最大約250mg/日、最大約200mg/日、最大約150mg/日、または最大約100mg/日のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。いくつかの実施形態において、アミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約450mg/日のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。いくつかの実施形態において、アミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約400mg/日のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。いくつかの実施形態において、アミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約350mg/日のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。いくつかの実施形態において、アミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約250mg/日のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。いくつかの実施形態において、プロリンを欠く組成物は最大約450mg/日のプロリンを含む食事と共に投与される。いくつかの実施形態において、プロリンを欠く組成物は最大約350mg/日のプロリンを含む食事と共に投与される。いくつかの実施形態において、プロリンを欠く組成物は最大約250mg/日のプロリンを含む食事と共に投与される。
[0099]第1のアミノ酸および第2のアミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約500mg/日、最大約450mg/日、最大約400mg/日、最大約350mg/日、最大約300mg/日、最大約250mg/日、最大約200mg/日、最大約150mg/日、または最大約100mg/日の第1のアミノ酸および最大約500mg/日、最大約450mg/日、最大約400mg/日、最大約350mg/日、最大約300mg/日、最大約250mg/日、最大約200mg/日、最大約150mg/日、または最大約100mg/日の第2のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。いくつかの実施形態において、第1のアミノ酸および第2のアミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約450mg/日の第1のアミノ酸および最大約300mg/日の第2のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。いくつかの実施形態において、第1のアミノ酸および第2のアミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約450mg/日の第1のアミノ酸および最大約250mg/日の第2のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。いくつかの実施形態において、第1のアミノ酸および第2のアミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約350mg/日の第1のアミノ酸および最大約250mg/日の第2のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。いくつかの実施形態において、第1のアミノ酸および第2のアミノ酸を欠く本開示の組成物は最大約400mg/日の第1のアミノ酸および最大約250mg/日の第2のアミノ酸を含む食事と共に投与することができる。
[0100]本開示の組成物はダイエット中の対象に投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物が対象に投与され、対象は低タンパク質の食事を摂る。いくつかの実施形態において、本開示の組成物が対象に投与され、対象は低炭水化物の食事を摂る。いくつかの実施形態において、本開示の組成物が対象に投与され、対象は高脂肪低炭水化物食(例えばケトン体型の食事)を摂る。いくつかの実施形態において、本開示の組成物が対象に投与され、対象は菜食主義の食事を摂る。いくつかの実施形態において、本開示の組成物が対象に投与され、対象はビーガン食を摂る。
[0101]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、少なくとも1種の非必須アミノ酸も少ない低タンパク質の食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、セリンおよびグリシンも少ない低タンパク質の食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はセリンまたはグリシンが約2g/日、約1.75g/日、約1.5g/日、約1.25g/日、約1g/日、約0.75g/日、または約0.5g/日未満の低タンパク質食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はセリンまたはグリシンが約500mg/日、約450mg/日、約400mg/日、約350mg/日、約300mg/日、約250mg/日、約200mg/日、約150mg/日、約100mg/日、または約50mg/日未満の低タンパク質食事を摂る対象に投与される。
[0102]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は低グルコースの自然食品食事を摂る対象に投与される。
[0103]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は低タンパク質食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は低タンパク質の自然食品食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は最大約15gタンパク質/日、最大約14gタンパク質/日、最大約13gタンパク質/日、最大約12gタンパク質/日、最大約11gタンパク質/日、最大約10gタンパク質/日、最大約9gタンパク質/日、最大約8gタンパク質/日、最大約7gタンパク質/日、最大約6gタンパク質/日、または最大約5gタンパク質/日を含む低タンパク質の自然食品食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は最大約12gタンパク質/日を含む低タンパク質の自然食品食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は最大約11gタンパク質/日を含む低タンパク質の自然食品食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は最大約10gタンパク質/日を含む低タンパク質の自然食品食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は最大約9gタンパク質/日を含む低タンパク質の自然食品食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は最大約8gタンパク質/日を含む低タンパク質の自然食品食事を摂る対象に投与される。
[0104]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約60%、最大約55%、最大約50%、最大約45%、最大約40%、最大約35%、最大約30%、最大約25%、最大約20%、最大約15%、最大約10%、または最大約5%を炭水化物から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約50%を炭水化物から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約25%を炭水化物から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約15%を炭水化物から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約9%を炭水化物から引き出す食事を摂る対象に投与される。
[0105]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約10%、最大約9%、最大約8%、最大約7%、最大約6%、最大約5%、最大約4.5%、最大約4%、最大約3.5%、最大約3%、最大約2.5%、最大約2%、最大約1.5%、または最大約1%をタンパク質から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約3%をタンパク質から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約2.5%をタンパク質から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約2%をタンパク質から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の最大約1.5%をタンパク質から引き出す食事を摂る対象に投与される。
[0106]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の少なくとも約95%、少なくとも約90%、少なくとも約85%、少なくとも約80%、少なくとも約75%、少なくとも約70%、少なくとも約65%、少なくとも約60%、少なくとも約55%、少なくとも約50%、少なくとも約45%、少なくとも約40%、少なくとも約35%、または少なくとも約30%を脂質から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の少なくとも約45%を脂質から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の少なくとも約60%を脂質から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の少なくとも約80%を脂質から引き出す食事を摂る対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日のカロリー摂取量の少なくとも約90%を脂質から引き出す食事を摂る対象に投与される。
[0107]本開示の組成物は少なくとも1種の栄養補助食品が投与される対象に投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はエネルギー補給食(energy supplement)と共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はエネルギー補給食、例えばカフェイン、ガラナ、朝鮮人参(Asian ginseng)、ビタミンB12、または補酵素Q10と共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はエネルギー補給食、例えばカフェイン、チロシン、ピロロキノリンキノン(PQQ)、テアニン、補酵素Q10、アセチル-L-カルニチン(ALCAR)、アルファ-リポ酸(ALA)、シチコリン、クレアチン、シトルリン、ビートの根粉末、アシュワガンダ、またはイワベンケイ(Rhoodiola rosea)と共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は補酵素Q10と共に対象に投与される。
[0108]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は微量栄養素補給物と共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はマルチビタミンと共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はビタミン補給剤、例えばビタミンCまたはビタミン補助食品と共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物はミネラルサプリメント、例えば鉄または亜鉛補助食品と共に対象に投与される。
[0109]いくつかの実施形態において、本開示の組成物はエネルギー補給食および微量栄養素補給物と共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は補酵素Q10およびマルチビタミンと共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は補酵素Q10およびミネラルサプリメントと共に対象に投与される。
[0110]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は栄養的に完全な製品として対象に投与される。いくつかの実施形態において、組成物は完全食セーキまたは粉末として投与される。いくつかの実施形態において、組成物は経腸栄養チューブを介して投与される。
[0111]多数の治療剤が任意の順に、または同時に投与することができる。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は別の治療剤による処置と共に、その前に、またはその後に投与される。同時の場合、多数の治療剤は単一の一体形態で、または多数の形態で、例えば多数の別々の丸剤として提供することができる。薬剤は一緒または別々に単一のパッケージまたは複数のパッケージに包装することができる。1つまたはすべての治療剤は多数の服用で施すことができる。同時でない場合、多数の服用間のタイミングは約1月ほども変化することができる。
[0112]本明細書に記載される治療剤は疾患または状態の発生の前、発生中、またはその後に投与することができ、治療剤を含有する組成物を投与するタイミングは変化することができる。例えば、組成物は予防薬として使用することができ、疾患または状態の発生の可能性を低下させるために状態または疾患に罹る傾向をもつ対象に連続的に投与することができる。組成物は症状の開始の間またはその後できるだけ早く対象に投与することができる。
[0113]本明細書に開示される組成物は、疾患または状態の開始が検出されたかまたは疑われた後実務と同様に早く、疾患の処置に必要な長さの時間投与することができる。いくつかの実施形態において、疾患の処置に必要な時間の長さは約12時間、約24時間、約36時間、または約48時間である。いくつかの実施形態において、疾患の処置に必要な時間の長さは約1日、約2日、約3日、約4日、約5日、約6日、約7日、約8日、約9日、約10日、約11日、約12日、約13日、約14日、または約15日である。いくつかの実施形態において、疾患の処置に必要な時間の長さは約1週、約2週、約3週、約4週、約5週、約6週、約7週、約8週、約9週、約10週、約11週、約12週、約13週、約14週、約15週、約16週、約17週、約18週、約19週、または約20週である。いくつかの実施形態において、疾患の処置に必要な時間の長さは約1月、約2月、約3月、約4月、約5月、約6月、約7月、約8月、約9月、約10月、約11月、約12月、約13月、約14月、約15月、約16月、約17月、約18月、約19月、約20月、約21月、約22月、約23月、または約24月である。
[0114]いくつかの実施形態において、化合物が投与することができる時間の長さは約1日、約2日、約3日、約4日、約5日、約6日、約1週、約2週、約3週、約4週、約1月、約5週、約6週、約7週、約8週、約2月、約9週、約10週、約11週、約12週、約3月、約13週、約14週、約15週、約16週、約4月、約17週、約18週、約19週、約20週、約5月、約21週、約22週、約23週、約24週、約6月、約7月、約8月、約9月、約10月、約11月、約1年、約13月、約14月、約15月、約16月、約17月、約18月、約19月、約20月、約21月、約22月、約23月、約2年、約2.5年、約3年、約3.5年、約4年、約4.5年、約5年、約6年、約7年、約8年、約9年、または約10年であることができる。処置の長さは各々の対象に対して変化することができる。
[0115]本開示の組成物は連続的に投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は連続的に約1日、約2日、約3日、約4日、約5日、約6日、約1週、約2週、約3週、約4週、約1月、約5週、約6週、約7週、約8週、約2月、約9週、約10週、約11週、約12週、約3月、約13週、約14週、約15週、約16週、約4月、約17週、約18週、約19週、約20週、約5月、約21週、約22週、約23週、約24週、約6月、約7月、約8月、約9月、約10月、約11月、約1年、約13月、約14月、約15月、約16月、約17月、約18月、約19月、約20月、約21月、約22月、約23月、約2年、約2.5年、約3年、約3.5年、約4年、約4.5年、約5年、約6年、約7年、約8年、約9年、または約10年投与することができる。処置の長さは各々の対象に対して変化することができる。
[0116]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は疾患の早期段階で投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は疾患の後期に投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は疾患の発症前の段階の間に投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は疾患の症状を示す段階の間に投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は疾患の重篤段階中に投与することができる。
[0117]本開示の組成物は断続的に投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は第1の数の日数修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)が第2の数の日数投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事のサイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に1日投与することができ、通常/習慣の食事が1日投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事のサイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に1日投与することができ、通常/習慣の食事が2日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事のサイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物が修正された食事と共に1日投与することができ、通常/習慣の食事が3日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事のサイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に1日投与することができ、通常/習慣の食事が4日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事のサイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に1日投与することができ、通常/習慣の食事が5日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事のサイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に1日投与することができ、通常/習慣の食事が6日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事のサイクルは繰り返すことができる。
[0118]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に2日間投与することができ、通常/習慣の食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)が1日投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に2日間投与することができ、通常/習慣の食事が2日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に2日間投与することができ、通常/習慣の食事が3日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に2日間投与することができ、通常/習慣の食事が4日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は修正された食事と共に2日間投与することができ、通常/習慣の食事が5日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。
[0119]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は3日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)食事が1日投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は3日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事が2日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は3日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事が3日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は3日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事が4日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。
[0120]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は4日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)が1日投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は4日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事が2日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は4日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事が3日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。
[0121]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は5日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)が1日投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は5日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事が2日間投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は6日間修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事が1日投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは繰り返すことができる。
[0122]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は第1の数の日数修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)が第2の数の日数投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10回繰り返すことができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は第1の数の日数修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事が第2の数の日数投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは5回繰り返すことができる。
[0123]いくつかの実施形態において、本開示の組成物は第1の数の日数修正された食事と共に投与することができ、通常/習慣の食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)が第2の数の日数投与することができ、組成物/修正された食事および通常/習慣の食事サイクルは、約1日、約2日、約3日、約4日、約5日、約6日、約1週、約2週、約3週、約4週、約1月、約5週、約6週、約7週、約8週、約2月、約9週、約10週、約11週、約12週、約3月、約13週、約14週、約15週、約16週、約4月、約17週、約18週、約19週、約20週、約5月、約21週、約22週、約23週、約24週、約6月、約7月、約8月、約9月、約10月、約11月、約1年、約13月、約14月、約15月、約16月、約17月、約18月、約19月、約20月、約21月、約22月、約23月、約2年、約2.5年、約3年、約3.5年、約4年、約4.5年、約5年、約6年、約7年、約8年、約9年、または約10年繰り返すことができる。処置の長さは各々の対象に対して変化することができる。
[0124]本開示の組成物は1日、24時間の期間にわたって1、2、3、4、5、6、7、または8回投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日1回投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日2回投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日3回投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日4回投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日5回投与することができる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は1日6回投与することができる。
[0125]本明細書に記載される組成物は正確な投薬量の単回投与に適した単位剤形であることができる。単位剤形において、製剤は1種以上の化合物の適当な量を含有する単位用量に分割される。単位投薬量は離散量の製剤を含有するパッケージの形態であることができる。水性懸濁組成物は単一用量再閉鎖できない容器内に包装することができる。多数回投与用の再閉鎖可能な容器は、例えば、保存剤と共に、または保存剤なしで使用することができる。
[0126]いくつかの実施形態において、組成物は1日中対象に投与される。いくつかの実施形態において、組成物は食事と共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、組成物は軽食と共に対象に投与される。いくつかの実施形態において、組成物は食事なしで対象に投与される。いくつかの実施形態において、組成物は1日中等間隔で対象に投与される。いくつかの実施形態において、第1の一服は朝食の前に投与され、第2の一服は朝食と共に投与され、第3の一服は昼食と共に投与され、第4および第5の一服は夕食と共に投与され、第6の一服は就寝前に投与される。
[0127]本発明により提供される組成物は他の治療法、例えば、化学療法、放射線、手術、抗炎症薬、免疫療法、生物製剤、および選択されたビタミンと共に投与することができる。他の薬剤は本医薬組成物の前、後、またはそれと同時に投与することができる。
本明細書に開示される組成物の使用方法。
[0128]本開示は、対象を処置するための方法を提供する。本明細書に開示される組成物は、任意疾患の処置に使用することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示される組成物は、がんの処置を必要とする対象においてがんを処置するために使用される。対象の食事および栄養を変えることによって、所望の健康上の利益が生じ、疾患の処置に効果的である可能性がある。
[0129]特定の疾患および/または患者の必要性に基づいて、本開示は、対象に対する一般化された処置推奨のための方法、ならびに対象固有の処置推奨のための方法を提供する。処置方法は、以下のステップ、すなわち、対象の栄養素のレベルを決定するステップと;決定に基づいて対象における疾患の存在または非存在を検出するステップと、疾患の症状を改善するための少なくとも1つの一般化されたまたは対象固有の処置を対象に推奨するステップ、のうちの1つを含むことができる。
[0130]一部の実施形態では、本明細書に開示される組成物を使用して、食事介入によって疾患または状態を管理することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示される組成物は、特定の疾患または状態の処置計画の一部として使用することができる。
[0131]一部の実施形態では、対象はがんを有する。がんは、腫瘍細胞の制御不能な増殖によって引き起こされ、隣接組織や遠隔組織への浸潤を引き起こし、死に至る。がん細胞には、ゲノムのコード領域と調節領域の両方に影響を与える遺伝的異常またはエピジェネティックな異常が、多くの場合根底にある。がん細胞の遺伝的異常によって、タンパク質の構造、動的および発現レベルが変化する可能性があり、その結果、がん細胞の細胞代謝が変化する。細胞周期の変化により、がん細胞は、正常な細胞よりもはるかに速い速度で増殖する可能性がある。代謝率および増殖の増加により、がん組織は、正常な組織と比較してはるかに高い栄養需要を有する。
[0132]がん細胞は栄養要求性を有し、正常細胞と比較してはるかに高い栄養需要を有する。増加した栄養需要を満たすための適応として、がん細胞は細胞膜上のグルコースおよびアミノ酸輸送体をアップレギュレートして、循環からより多くの栄養素を得ることができる。がん細胞はまた、解糖およびグルタミノリシスを強化して代謝経路を再配線し、より高速のATP産生またはエネルギー供給を維持することもできる。グルコースおよびアミノ酸は、がん細胞において非常に必要とされる栄養素である。一部のがん細胞型および腫瘍組織は、特定のアミノ酸に対して栄養要求性であることが知られている。様々なアミノ酸に対するがんの栄養要求性により、このがんの型がアミノ酸飢餓処置に対して脆弱になる可能性がある。
[0133]哺乳動物細胞がアミノ酸飢餓を経験すると、細胞は、アミノ酸不足に対する恒常性応答を受ける。アミノ酸欠乏によって、細胞の資源およびエネルギーを、膜輸送体、成長ホルモン、およびアミノ酸恒常性のための代謝酵素の発現にシフトすることを伴う、一般的なアミノ酸制御経路が誘発される可能性がある。膜輸送体のアップレギュレーションによって、アミノ酸の取り込みが促進され、代謝酵素のアップレギュレーションによって、アミノ酸合成が促進される。細胞はまた、タンパク質およびオルガネラを再利用して、オートファジーによって非必須アミノ酸を再生することもできる。一般的なアミノ酸制御経路およびオートファジーによって、細胞はアミノ酸の恒常性を維持しようとする。腫瘍組織はまた、血管新生を強化してより多くの栄養供給を得ることにより、アミノ酸飢餓を克服することもできる。
[0134]重度のアミノ酸飢餓によりホメオスタシスを達成できない場合、がん細胞は、タンパク質合成を阻害し、増殖を抑制し、またはプログラム細胞死を起こす可能性がある。アミノ酸飢餓の細胞死メカニズムは、カスパーゼ依存性アポトーシス、オートファジー細胞死、またはフェロトーシス細胞死である可能性がある。アミノ酸輸送体、代謝酵素、オートファジー関連タンパク質、およびアミノ酸飢餓を使用して、がんの増殖を制御することができる。
[0135]本明細書に開示される方法は、対象による栄養消費を監視することができる。栄養消費は、対象から生体試料を採取することによって測定することができる。生体試料は、例えば、全血、血清、血漿、粘膜、唾液、頬スワブ、尿、便、細胞、組織、体液、汗、息、リンパ液、CNS液、および病変浸出液であり得る。生体試料の組合せは、本開示の方法と共に使用することができる。
[0136]本開示の組成方法によって、がん細胞株の増殖を遅らせるか、またはがん細胞を死滅させることができる。本開示の化合物によって処置することができるがんの非限定的な例には、急性リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、副腎皮質癌、エイズ関連がん、エイズ関連リンパ腫、肛門がん、虫垂がん、星細胞腫、基底細胞癌、胆管がん、膀胱がん、骨がん、小脳星細胞腫などの脳腫瘍、大脳星細胞腫/悪性神経膠腫、上衣腫、髄芽腫、テント上原始神経外胚葉性腫瘍、視覚経路および視床下部神経膠腫、乳がん、気管支腺腫、バーキットリンパ腫、原発不明の癌種、中枢神経系リンパ腫、小脳星細胞腫、子宮頸がん、小児がん、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄増殖性障害、結腸がん、皮膚T細胞リンパ腫、線維形成性小円形細胞腫瘍、子宮内膜がん、上衣腫、食道がん、ユーイング肉腫、胚細胞腫瘍、胆嚢がん、胃がん、消化管カルチノイド腫瘍、消化管間質腫瘍、神経膠腫、有毛細胞白血病、頭頸部がん、心臓がん、肝細胞(肝臓)がん、ホジキンリンパ腫、下咽頭がん、眼内黒色腫、膵島細胞癌、カポジ肉腫、腎臓がん、喉頭がん、口唇および口腔がん、脂肪肉腫、肝臓がん、非小細胞および小細胞肺がんなどの肺がん、リンパ腫、白血病、マクログロブリン血症、骨悪性線維性組織球腫/骨肉腫、髄芽腫、黒色腫、中皮腫、原発不明転移性扁平上皮頸部がん、口腔がん、多発性内分泌腫瘍症候群、骨髄異形成症候群、骨髄性白血病、鼻腔がんおよび副鼻腔がん、鼻咽頭癌、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫、非小細胞肺がん、口腔がん、中咽頭がん、骨肉腫/骨悪性線維性組織球腫、卵巣がん、卵巣上皮がん、卵巣胚細胞腫瘍、膵がん、膵島細胞がん、副鼻腔および鼻腔がん、副甲状腺がん、陰茎がん、咽頭がん、褐色細胞腫、松果体星状細胞腫、松果体胚細胞腫、下垂体腺腫、胸膜肺芽細胞腫、形質細胞腫瘍、原発性中枢神経系リンパ腫、前立腺がん、直腸がん、腎細胞癌、腎盂および尿管移行上皮細胞がん、網膜芽細胞腫、横紋筋肉腫、唾液腺がん、肉腫、皮膚がん、皮膚のメルケル細胞癌、小腸がん、軟部肉腫、扁平上皮細胞癌、胃がん、T細胞リンパ腫、咽頭がん、胸腺腫、胸腺癌、甲状腺がん、絨毛性腫瘍(妊娠性)、原発部位不明のがん、尿道がん、子宮肉腫、膣がん、外陰がん、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、およびウィルムス腫瘍、が含まれる。
[0137]一部の実施形態では、本開示の方法を使用して、乳がんを処置することができる。一部の実施形態では、本開示の方法を使用して、結腸直腸がんを処置することができる。一部の実施形態では、本開示の方法を使用して、膵がんを処置することができる。
処置効果。
[0138]一部の実施形態では、本開示は、a)必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、必須アミノ酸と;b)非必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸と;c)薬学的に許容される賦形剤を粉末形態で含む組成物を、提供する。一部の実施形態では、組成物は、セリン、グリシン、およびシステインを含まない。一部の実施形態では、組成物は、セリン、グリシン、およびグルタミン酸、グルタミン、およびシスチンを含まない。一部の実施形態では、組成物は、プロリンを含まない。一部の実施形態では、組成物は、セリンおよびグリシンを含まない。
[0139]組成物の投与によって、少なくとも1つのアミノ酸の血清アミノ酸レベルを調節することができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを約10%~約20%、約20%~約30%、約30%~約40%、約40%~約50%、約50%~約60%、約60%~約70%、約70%~約80%、約80%~約90%減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを約10%~約20%減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを約20%~約30%減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを、約5%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、または約95%減少させる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを約10%減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを約20%減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを約30%減少させることができる。
[0140]第1のアミノ酸を欠く組成物を投与すると、少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9または10個のアミノ酸の血清アミノ酸を減少させることができる。一部の実施形態では、第1のアミノ酸を欠く組成物を投与すると、少なくとも第1のアミノ酸および第2のアミノ酸の血清アミノ酸を減少させることができる。一部の実施形態では、第1のアミノ酸を欠く組成物を投与すると、少なくとも第1のアミノ酸、第2のアミノ酸、および第3のアミノ酸の血清アミノ酸を減少させることができる。一部の実施形態では、第1のアミノ酸を欠く組成物を投与すると、少なくとも第1のアミノ酸、第2のアミノ酸、第3のアミノ酸、および第4のアミノ酸の血清アミノ酸を減少させることができる。一部の実施形態では、第1のアミノ酸を欠く組成物を投与すると、少なくとも第1のアミノ酸、第2のアミノ酸、第3のアミノ酸、第4のアミノ酸、および第5のアミノ酸の血清アミノ酸を減少させることができる。
[0141]アミノ酸を欠く本開示の組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを長期間変化させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く本開示の組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを長期間減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く本開示の組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを、少なくとも約4時間、少なくとも約8時間、少なくとも約12時間、少なくとも約16時間、少なくとも約20時間、少なくとも約24時間、少なくとも約2日間、少なくとも約3日間、少なくとも約4日間、少なくとも約5日間、少なくとも約6日間、少なくとも約7日間、少なくとも約8日間、少なくとも約9日間、少なくとも約10日間、少なくとも約11日間、少なくとも約12日間、少なくとも約13日間、少なくとも約14日間、少なくとも約3週間、少なくとも約4週間、少なくとも約5週間、少なくとも約6週間、少なくとも約7週間、少なくとも約8週間、少なくとも約9週間、少なくとも約10週間、少なくとも約11週間、または少なくとも約12週間、減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く本開示の組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを、少なくとも約4時間、少なくとも約2日間減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く本開示の組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを、少なくとも約4時間、少なくとも約4日間減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く本開示の組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを、少なくとも約4時間、少なくとも約2週間減少させることができる。一部の実施形態では、アミノ酸を欠く本開示の組成物を投与することにより、アミノ酸の血清アミノ酸レベルを、少なくとも約4時間、少なくとも約4週間減少させることができる。
[0142]本開示の組成物は、対象における細胞増殖を減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、食事組成物を投与されていない対象と比較して、対象における細胞増殖を、約5%~約10%、約10%~約15%、約15%~約20%、約20%~約25%、約25%~約30%、約35%~約40%、約40%~約45%、約45%~約50%、約50%~約75%、約75%~約100%、約100%~約125%、約125%~約150%、約150%~約175%、または約175%~約200%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、がん療法を受けているが本開示の組成物を受けていない対象と比較して、がん療法を受けている対象における細胞増殖を減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、食事組成物を投与されていない対象と比較して、対象における細胞増殖を約20%~約25%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、食事組成物を投与されていない対象と比較して、対象における細胞増殖を約50%~約75%減少させることができる。
[0143]一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、食事組成物を投与されていない対象と比較して、対象における細胞増殖を約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約75%、約100%、約125%、約150%、約175%、または約200%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、がん療法を受けているが本開示の組成物を受けていない対象と比較して、がん療法を受けている対象における細胞増殖を減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、食事組成物を投与されていない対象と比較して、対象における細胞増殖を約20%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、食事組成物を投与されていない対象と比較して、対象における細胞増殖を約30%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、食事組成物を投与されていない対象と比較して、対象における細胞増殖を約50%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、食事組成物を投与されていない対象と比較して、対象における細胞増殖を約70%減少させることができる。
[0144]一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、対象における腫瘍体積を、約5%~約10%、約10%~約15%、約15%~約20%、約20%~約25%、約25%~約30%、約35%~約40%、約40%~約45%、約45%~約50%、約50%~約75%、約75%~約100%、約100%~約125%、約125%~約150%、約150%~約175%、または約175%~約200%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、がん療法を受けているが本開示の組成物を受けていない対象と比較して、がん療法を受けている対象における腫瘍体積を減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、対象における腫瘍体積を約20%~約25%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、対象における腫瘍体積を約45%~約50%減少させることができる。
[0145]一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、対象における腫瘍体積を約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約75%、約100%、約125%、約150%、約175%、または約200%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、がん療法を受けているが本開示の組成物を受けていない対象と比較して、がん療法を受けている対象における腫瘍体積を減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、対象における腫瘍体積を約20%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、対象における腫瘍体積を約30%減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、対象における腫瘍体積を約50%減少させることができる。
[0146]本開示の組成物を投与することにより、対象の全生存期間を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%対象の全生存期間を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、がん療法を受けているが本開示の組成物を受けていない対象と比較して、がん療法を受けている対象の全生存期間を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約10%対象の全生存期間を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約20%対象の全生存期間を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約30%対象の全生存期間を増加させることができる。
[0147]本開示の組成物を投与することにより、対象の無進行生存を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%対象の無進行生存を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、がん療法を受けているが本開示の組成物を受けていない対象と比較して、がん療法を受けている対象の無進行生存を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約10%対象の無無進行生存を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約20%対象の無進行生存を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約30%対象の無進行生存を増加させることができる。
[0148]本開示の組成物を投与することにより、がん細胞死のパーセンテージを増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%、がん細胞死のパーセンテージを増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物は、がん療法を受けているが本開示の組成物を受けていない対象と比較して、がん療法を受けている対象におけるがん細胞死のパーセンテージを増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約10%、がん細胞死のパーセンテージを増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約20%、がん細胞死のパーセンテージを増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約30%、がん細胞死のパーセンテージを増加させることができる。
[0149]本開示の組成物を投与することにより、対象におけるがん治療に対する感受性を高めることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%、対象におけるがん治療に対する感受性を高めることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約10%、対象におけるがん治療に対する感受性を高めることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約20%、対象におけるがん治療に対する感受性を高めることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約30%、対象におけるがん治療に対する感受性を高めることができる。
[0150]本開示の組成物を投与することにより、治療剤の処置応答率を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%、治療剤の処置応答率を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約10%、治療剤の処置応答率を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約20%、治療剤の処置応答率を増加させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を投与することにより、少なくとも約30%、治療剤の処置応答率を増加させることができる。
[0151]本開示の組成物を治療剤と共に投与することにより、本開示の組成物のみで処置された対象と比較して、対象における治療剤の有効性を高めることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に投与することにより、本開示の組成物のみで処置された対象と比較して、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%、対象における治療剤の有効性を高めることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に投与することにより、本開示の組成物のみで処置された対象と比較して、少なくとも約10%、対象における治療剤の有効性を高めることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に投与することにより、本開示の組成物のみで処置された対象と比較して、少なくとも約20%、対象における治療剤の有効性を高めることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に投与することにより、本開示の組成物のみで処置された対象と比較して、少なくとも約30%、対象における治療剤の有効性を高めることができる。
[0152]本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、治療剤単独で処置された対象と比較して、治療剤の用量を減少させて、同じ結果を達成することができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、治療剤単独で処置された対象と比較して、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%、治療剤の必要用量を減少させて、同じ結果を達成することができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、治療剤単独で処置された対象と比較して、少なくとも約10%、治療剤の必要用量を減少させて、同じ結果を達成することができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、治療剤単独で処置された対象と比較して、少なくとも約20%、治療剤の必要用量を減少させて、同じ結果を達成することができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、治療剤単独で処置された対象と比較して、少なくとも約30%、治療剤の必要用量を減少させて、同じ結果を達成することができる。
[0153]本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、追加の治療単独で処置された対象と比較して、追加の治療に関連する有害事象を減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、追加の治療単独で処置された対象と比較して、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%、追加の治療に関連する有害事象を減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、追加の治療単独で処置された対象と比較して、少なくとも約10%、追加の治療に関連する有害事象を減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、追加の治療単独で処置された対象と比較して、少なくとも約20%、追加の治療に関連する有害事象を減少させることができる。一部の実施形態では、本開示の組成物を治療剤と共に対象に投与することにより、追加の治療単独で処置された対象と比較して、少なくとも約30%、追加の治療に関連する有害事象を減少させることができる。
キット
[0154]本発明の組成物は、キットとしてパッケージ化することができる。一部の実施形態では、キットは、組成物の投与/使用に関する使用説明書を含む。書面資料は、例えば、ラベルであり得る。書面資料は、投与の条件方法を示唆することができる。使用説明書により、治療の投与から最適な臨床転帰を達成するための最良のガイダンスが対象および監督医師に提供されている。書面資料は、ラベルであり得る。一部の実施形態では、ラベルは、規制機関、例えば、米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)、または他の規制機関によって承認され得る。
開示の組成物によるアプリベースの指導
[0155]本発明の組成物は、対象がコーチングアプリケーションで指導されている間に投与することができる。一部の実施形態では、組成物は、サシェの形態である。一部の実施形態では、組成物は、シェイクの形態である。一部の実施形態では、組成物は、対象の毎日のタンパク質必要量をすべて含む。一部の実施形態では、組成物は、他の栄養必要量で補足される。
[0156]一部の実施形態では、コーチングアプリケーションは、正確な量の組成物を消費するように対象に指示することによって、対象を指導することができる。一部の実施形態では、コーチングアプリケーションは、対象の食物摂取カテゴリーおよび各食物の量について対象を指導することができる。一部の実施形態では、コーチングアプリケーションは、組成物が対象の必要な多量栄養素を提供することができるように、多量栄養素カテゴリー(例えば、タンパク質)を排除するための食事計画を提供することができる。
[0157]コーチングアプリケーションは、教材を含むことができる。一部の実施形態では、コーチングアプリケーションは、教育パンフレット、食事記録、バイオマーカーフィードバック、または栄養士もしくは医療従事者によるコーチングを含むことができる。
実施例1:アミノ酸製剤
[0158]7つの非必須アミノ酸を欠くアミノ酸の製剤を調製する。表1は、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン、システイン、チロシン、グルタミン、およびアルギニンを含有する製剤Aの成分を示す。表1はまた、約12gの製剤を含有するサシェに含まれる各アミノ酸の量(mg)を示す。
Figure 2023530235000002
[0159]表2は、0.6g/kg/日および0.8g/kg/日のタンパク質を与えられる対象に投与される、各アミノ酸の量を示す。アミノ酸の量は、mg/kg/日で供給される。
Figure 2023530235000003
[0160]表3は、0.8g/kg/日のタンパク質を補充される患者に投与される、タンパク質の量および製剤Aを含有するサシェの数を示す。
Figure 2023530235000004
[0161]表4は、0.6g/kg/日のタンパク質を補充される患者に投与される、タンパク質の量および製剤Aを含有するサシェの数を示す。
Figure 2023530235000005
実施例2:単一のアミノ酸を欠くアミノ酸製剤。
[0162]1つのアミノ酸を欠く製剤を調製する。表5~10は、チロシン、アルギニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン酸、またはアラニンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000006
Figure 2023530235000007
Figure 2023530235000008
Figure 2023530235000009
Figure 2023530235000010
Figure 2023530235000011
[0163]表11は、カリウムおよびマグネシウムが補充され、アスパラギンを欠く製剤を示す。表12は、タウリンおよびグルコースが補充され、プロリンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000012
Figure 2023530235000013
Figure 2023530235000014
実施例3:2つ以上のアミノ酸を欠くアミノ酸製剤。
[0164]2つのアミノ酸を欠く製剤を調製する。表13は、セリンおよびグリシンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000015
実施例4:3つのアミノ酸を欠く製剤
[0165]3つのアミノ酸を欠く製剤を調製する。表14~17は、アスパラギン、グルタミン、グルタミン酸、またはプロリンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000016
Figure 2023530235000017
Figure 2023530235000018
[0166]セリン、グリシン、およびプロリンを欠くカリウムおよびマグネシウム補充製剤を調製した。各製剤の内容物を表17~22に示す。表17は、プロリン、セリン、およびグリシンを欠くカリウムおよびマグネシウム補充製剤を示す。表18は、プロリン、セリン、およびグリシンを欠くカリウムおよびマグネシウム補充製剤を示す。表19は、プロリン、セリン、およびグリシンを欠くカリウムおよびマグネシウム補充製剤を示す。表20は、プロリン、セリン、およびグリシンを欠くカリウムおよびマグネシウム補充製剤を示す。表21は、システイン、セリン、およびグリシンを欠く製剤を示す。表22は、セリン、グリシン、およびシステインを欠くカリウムおよびマグネシウム補充製剤を示す。
Figure 2023530235000019
Figure 2023530235000020
Figure 2023530235000021
Figure 2023530235000022
Figure 2023530235000023
Figure 2023530235000024
Figure 2023530235000025
Figure 2023530235000026
Figure 2023530235000027
Figure 2023530235000028
Figure 2023530235000029
実施例5:少なくとも4つのアミノ酸を欠くアミノ酸製剤
[0167]4つのアミノ酸を欠く製剤を調製する。表23は、グルタミン、グルタミン酸、セリン、およびグリシンを欠く製剤を示す。表24は、システイン、プロリン、セリン、およびグリシンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000030
Figure 2023530235000031
実施例6:5つのアミノ酸を欠くアミノ酸製剤
[0168]5つのアミノ酸を欠く製剤を調製する。表25~表27は、システイン、グルタミン、グルタミン酸、セリン、グリシン、プロリン、またはチロシンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000032
Figure 2023530235000033
Figure 2023530235000034
実施例7:6つのアミノ酸を欠くアミノ酸製剤
[0169]6つのアミノ酸を欠く製剤を調製する。表28および表29は、システイン、グルタミン、グルタミン酸、プロリン、セリン、グリシン、およびチロシンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000035
Figure 2023530235000036
実施例8:7個のアミノ酸を欠くアミノ酸製剤
[0170]7個のアミノ酸を欠く製剤を調製する。表30および表31は、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、プロリン、セリン、グリシン、またはチロシンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000037
Figure 2023530235000038
実施例9:8個のアミノ酸を欠くアミノ酸製剤。
[0171]8個のアミノ酸を欠く製剤を調製する。表32は、システイン、チロシン、アルギニン、アスパラギン、グルタミン酸、プロリン、セリン、およびグリシンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000039
実施例10:9個のアミノ酸を欠くアミノ酸製剤。
[0172]9個のアミノ酸を欠く製剤を調製する。表33および表34は、システイン、チロシン、グルタミン、アルギニン、アスパラギン、グルタミン酸、プロリン、セリン、グリシン、およびチロシンを欠く製剤を示す。
Figure 2023530235000040
Figure 2023530235000041
実施例11:10個のアミノ酸を欠くアミノ酸製剤。
[0173]10個のアミノ酸を欠く製剤を調製する。表35~38は、システイン、チロシン、グルタミン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、アルギニン、グルタミン酸、プロリン、セリン、またはグリシンを欠く製剤を示す。10個のアミノ酸を欠く製剤には、1つの非必須アミノ酸が含まれている。
Figure 2023530235000042
Figure 2023530235000043
Figure 2023530235000044
Figure 2023530235000045
実施例12:11個のアミノ酸を欠くアミノ酸製剤。
[0174]11個のアミノ酸を欠く製剤を調製する。表39は、システイン、チロシン、グルタミン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、プロリン、セリンおよびグリシンを欠く製剤を示す。11個のアミノ酸を欠く製剤には、非必須アミノ酸は含まれていない。
Figure 2023530235000046
実施例13:栄養学的に完全な製剤。
[0175]栄養学的に完全な製剤を、237mLの製剤を含有するカートンにて調製する。表40は、栄養学的に完全な製剤の成分を示す。
Figure 2023530235000047
Figure 2023530235000048
Figure 2023530235000049
実施例14:本明細書に開示される組成物の投与。
[0176]がんを有する60kgの対象に、0.8g/kg/日または48g/日の目標1日タンパク質摂取量を割り当てる。対象に、製剤Aを含有する1日当たり4個のサシェ(各12g)を処方する。対象は、サシェをコップ一杯の水に混合し、必要に応じて濃縮フルーツフレーバー飲料などの風味剤を一滴加える。対象は、組成物の混合物を飲む。図1は、サシェ(101)に含まれる組成物をコップ1杯の水(102)に加え、対象(104)は、水(103)中で調製された組成物の混合物を飲むことを示す。
[0177]1日を通して対象の他の食品および飲料の消費を監視する。対象には、毎日のタンパク質摂取量を綿密に管理するために詳細な食事を処方する。食事は、タンパク質が少なく、組成物から除外されるアミノ酸が少ない既製の食事およびスナックから構成される。対象のアミノ酸レベルは、液体クロマトグラフィーまたは液体クロマトグラフィー-質量分析法を含む分析方法を使用して、対象から得られた生体試料で測定される。
実施例15:状態の処置。
[0178]疾患、例えばがんを有する対象は、処置のために医療専門家を訪問する。医療専門家は製剤Bを処方する。製剤Bを、数個のサシェとして処方する。対象は、サシェをコップ一杯の水に混合し、必要に応じて、MiO風味剤ドロップなどの風味剤ドロップを加える。対象は、組成物の混合物を飲む。図1は、サシェ(101)に含まれる組成物をコップ1杯の水(102)に加え、対象(104)は、水(103)中で調製された組成物の混合物を飲むことを示す。対象の栄養素およびアミノ酸レベルを監視するために、対象から試料を採取する。試料に基づいて、本明細書に開示される異なる製剤または製剤Bの量を調整する。
実施例16:対象における疾患を処置するための本明細書に開示される組成物を評価するための研究。
[0179]対象における状態を処置する場合の本明細書に開示される組成物の効果を評価するために研究を行う。がんを有する20人の患者が、二重盲検、プラセボ対照、および無作為研究に参加する。実験群には、表6の製剤をサシェとして与えられる10人の対象が含まれる。観察されたパラメーターは、製剤の投与前後の対象における栄養素およびアミノ酸レベルである。対照群には、粉末化されたプラセボのサシェを与えられる10人の対象が含まれる。プラセボは、実験群が表6の製剤を服用するのと同時に服用する。観察されたパラメーターは、プラセボの投与前後の対象における栄養素およびアミノ酸レベルである。処置後、実験群の対象は、対照群と比較して、腫瘍細胞の増殖または腫瘍細胞の体積が減少している。
実施例17:プロリンを欠くアミノ酸製剤を投与された健康な対象におけるアミノ酸レベルの研究。
[0180]18~60歳の間で、肥満度指数(BMI)が18~30の間であり、西洋食を習慣的に消費している3人の健康なヒト対象に、血清アミノ酸のベースラインレベルを確立するために1日間、習慣的食事(すなわち、組成物を投与する前の対象に典型的な食事)を摂取させた。西洋食は、毎日のカロリー摂取量が炭水化物から約50%、タンパク質から約15%、および脂肪から約35%の食事である場合がある。
[0181]以下の基準を満たす対象は、研究への参加を許可されなかった:(i)臨床的に関連する病歴または疾患の存在(すなわち、呼吸器、腎臓、肝臓、胃腸、血液、リンパ、神経、心血管、精神などの)を有する対象;(ii)疾患または病気の病歴があるか、プロリンを特異的に変化させる薬物を使用している対象;(iii)針、血液を見て、または献血時に失神するもしくは吐き気を催した経験を有する対象;(iv)最近発熱および/または嘔吐および/または下痢を含む胃腸障害を経験した対象など、以前病気であったか、または最近病気であった対象;(v)研究の過程で、タンパク質が少なく、肉および乳製品(牛乳、チーズ)が不足している食事をすることを望まない、またはこの食事を遵守する可能性が低い対象;(vi)食品群(例えば、ケトジェニックダイエットにおけるような炭水化物)または特定の成分(例えば、グルテン)を制限する食事を習慣的に消費した対象;(vii)乳製品、小麦、ナッツ、またはスクラロースに対する既知の食物アレルギーを有する対象;(vii)募集時に任意の形態でタバコまたはニコチンを使用した対象;(ix)1日当たり500mgを超えるカフェインを消費した対象(例えば、毎日の摂取量>コーヒートールサイズ4杯、>お茶5杯、または>ソフトドリンク8杯);(x)研究中に牛乳を含むコーヒー(牛乳を含まないコーヒー(砂糖もしくはスクラロースを含む/含まない)の消費を中止することを望まなかった対象は許可され、またはココナッツミルクを含むコーヒー(他の形態のクリーマーは含まない)の消費を中止することを望まなかった対象は許可された;(xi)試験中にアルコールの消費を中止することを望まなかった対象;(xii)通常、1日>2時間運動するか、非常に激しい、精力的な、または別様に極端な運動に従事する対象;(xiii)運動習慣を1)研究参加の日ごとに1日60分未満、および2)午後の食後採血後にのみ運動する(すなわち、昼食前に運動しない)ように調整することを望まなかった対象;(xiv)流暢な英語を話さなかった対象(COVID-19パンデミック時に利用可能な翻訳者が不足していたため);および(xv)過去14日間に臨床試験/実験的研究に参加した対象。
[0182]次に、対象のそれぞれに、1613kcal/日の低タンパク質ホールフード食を5日間与えた。食事は、9gのタンパク質/日および約350mgのプロリン/日で構成されていた。1日のカロリー量の50%、2%、および48%は、それぞれ炭水化物、タンパク質、脂肪由来であった。5日間にわたって、食事を、サシェ形態の補助アミノ酸製剤の用量と組み合わせて投与した。各サシェには、表41に列挙されている成分が含まれていた。各対象に投与されるサシェの数を、各対象が体重1キログラム当たり毎日合計0.8グラムの栄養補助食品を消費するように調整した。サシェおよび食事は、1日の典型的な時間帯(朝食は07:00~08:00の間、昼食は12:00~13:00の間、夕食は18:00~19:00の間)に消費された。普通の水(ノンカロリー甘味剤含有または非含有)は、自由に摂取することができた。毎日昼食の2時間後に各対象から血液試料を収集し、LC-MSでアミノ酸含有量を分析した。
[0183]対象の習慣的食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)の消費中および実験的食事の開始後に測定された、対象の平均血清アミノ酸レベルを図2に示す(HD=習慣的食事、ED=実験的食事)。図5、パネルAは、プロリンの血清レベルを、5日間にわたる習慣的食事のベースラインレベルのパーセンテージとして示す(*=p<0.05ANOVA)。
Figure 2023530235000050
実施例18:プロリンを欠くアミノ酸製剤を投与された健康な対象におけるアミノ酸レベルの研究。
[0184]実施例17に概説された基準に従って募集された4人の健康なヒト対象に、血清アミノ酸のベースラインレベルを確立するために2日間、習慣的食事(すなわち、組成物を投与する前の対象に典型的な食事)を消費させた。次に、対象のそれぞれに、1613kcal/日の低タンパク質ホールフード食を5日間与えた。食事は、9gのタンパク質/日および約350mgのプロリン/日で構成されていた。1日のカロリー量の50%、2%、および48%は、それぞれ炭水化物、タンパク質、脂肪由来であった。5日間にわたって、食事を、サシェ形態の補助アミノ酸製剤の用量と組み合わせて投与した。各サシェには、表42に列挙されている成分が含まれていた。各対象に投与されるサシェの数を、各対象が体重1キログラム当たり毎日合計0.8グラムの栄養補助食品を消費するように調整した。サシェおよび食事は、1日の典型的な時間帯(朝食は07:00~08:00の間、昼食は12:00~13:00の間、夕食は18:00~19:00の間)に消費された。普通の水(ノンカロリー甘味剤含有または非含有)は、自由に摂取することができた。毎日昼食の2時間後に各対象から血液試料を収集し、LC-MSでアミノ酸含有量を分析した。
[0185]対象の習慣的食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)の消費中および実験的食事の開始後に測定された、対象の平均血清アミノ酸レベルを図3に示す(HD=習慣的食事、ED=実験的食事)。図5、パネルBは、プロリンの血清レベルを、5日間にわたる習慣的食事のベースラインレベルのパーセンテージとして示す(*=p<0.05ANOVA)。
Figure 2023530235000051
実施例19:プロリンを欠くタウリン補充アミノ酸製剤を投与された健康な対象におけるアミノ酸レベルの研究。
[0186]実施例17に概説された基準に従って募集された4人の健康なヒト対象に、血清アミノ酸のベースラインレベルを確立するために2日間、習慣的食事(すなわち、組成物を投与する前の対象に典型的な食事)を消費させた。次に、対象のそれぞれに、1613kcal/日の低タンパク質ホールフード食を21日間与えた。食事は、9gのタンパク質/日および約350mgのプロリン/日で構成されていた。1日のカロリー量の50%、2%、および48%は、それぞれ炭水化物、タンパク質、脂肪由来であった。21日間にわたって、食事を、サシェ形態の補助アミノ酸製剤の用量と組み合わせて投与した。各サシェには、表43に列挙されている成分が含まれていた。各対象に投与されるサシェの数を、各対象が体重1キログラム当たり毎日合計0.8グラムの栄養補助食品を消費するように調整した。サシェおよび食事は、1日の典型的な時間帯(朝食は07:00~08:00の間、昼食は12:00~13:00の間、夕食は18:00~19:00の間)に消費された。普通の水(ノンカロリー甘味剤含有または非含有)は、自由に摂取することができた。毎日昼食の2時間後に各対象から血液試料を収集し、LC-MSでアミノ酸含有量を分析した。
[0187]対象の習慣的食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)の消費中および実験的食事の開始後に測定された、対象の平均血清アミノ酸レベルを図4に示す(HD=習慣的食事、ED=実験的食事)。図5、パネルCは、プロリンの血清レベルを、21日間にわたる習慣的食事のベースラインレベルのパーセンテージとして示す(*=p<0.05ANOVA)。
Figure 2023530235000052
実施例20:プロリンを欠くタウリン補充アミノ酸製剤を投与された膵がん患者におけるアミノ酸レベルの研究。
[0188]血清プロリンのベースラインレベルを、膵がんと診断された4人のヒト対象において決定した。次に、対象のそれぞれに、1613kcal/日の低タンパク質ホールフード食を4週間与えた。食事は、9gのタンパク質/日および約350mgのプロリン/日で構成されていた。1日のカロリー量の50%、2%、および48%は、それぞれ炭水化物、タンパク質、脂肪由来であった。4週間にわたって、食事を、サシェ形態の補助アミノ酸製剤の用量と組み合わせて投与した。各サシェには、表44に列挙されている成分が含まれていた。各対象に投与されるサシェの数を、各対象が体重1キログラム当たり毎日合計0.8グラムの栄養補助食品を消費するように調整した。サシェおよび食事は、1日の典型的な時間帯(朝食は07:00~08:00の間、昼食は12:00~13:00の間、夕食は18:00~19:00の間)に消費された。普通の水(ノンカロリー甘味剤含有または非含有)は、自由に摂取することができた。毎日昼食の2時間後に各対象から血液試料を収集し、LC-MSで血清プロリン含有量を分析した。
[0189]習慣的食事の消費中に測定されたベースライン(BL)レベルのパーセンテージとしての、4週間にわたる対象の平均血清プロリンレベルを図6に示す(*=p<0.05 ANOVA)。
Figure 2023530235000053
実施例21:セリンおよびグリシンを欠くアミノ酸製剤を投与された健康な対象におけるアミノ酸レベルの研究。
[0190]実施例17に概説された基準に従って募集された健康なヒト対象に、血清アミノ酸のベースラインレベルを確立するために1日間、習慣的食事(すなわち、組成物を投与する前の対象に典型的な食事)を消費させた。次に、対象に、1711kcal/日の低タンパク質および低炭水化物食を5日間与えた。食事は、タンパク質10g/日、プロリン約420mg/日、セリン約410mg/日、グリシン約230mg/日で構成されていた。1日のカロリー量の9%、2%、および89%は、それぞれ炭水化物、タンパク質、脂肪由来であった。5日間にわたって、食事を、サシェ形態の補助アミノ酸製剤の用量と組み合わせて投与した。各サシェには、表45に列挙されている成分が含まれていた。対象は、対象の体重1キログラム当たり1日合計0.8グラムの栄養補助食品を、その日じゅうに複数のサシェに分けて消費した。毎日昼食の2時間後に各対象から血液試料を収集し、LC-MSで血清アミノ酸含有量を分析した。
[0191]対象の習慣的食事の消費中および実験的食事の開始後に測定された、対象の平均血清アミノ酸レベルを図7に示す(HD=習慣的食事、ED=実験的食事)。
Figure 2023530235000054
実施例22:セリン、グリシン、およびプロリンを欠くタウリン補充アミノ酸製剤を投与された健康な対象におけるアミノ酸レベルの研究。
[0192]実施例17に概説された基準に従って募集された3人の健康なヒト対象に、血清アミノ酸のベースラインレベルを確立するために2日間、習慣的食事(すなわち、組成物を投与する前の対象に典型的な食事)を消費させた。次に、対象に、1711kcal/日の低タンパク質および低炭水化物食を16~18日間与えた。食事は、タンパク質10g/日、プロリン約420mg/日、セリン約410mg/日、グリシン約230mg/日で構成されていた。1日のカロリー量の9%、2%、および89%は、それぞれ炭水化物、タンパク質、脂肪由来であった。16~18日間にわたって、食事を、サシェ形態の補助アミノ酸製剤の用量と組み合わせて投与した。各サシェには、表46に列挙されている成分が含まれていた。各対象に投与されるサシェの数を、各対象が体重1キログラム当たり毎日合計0.8グラムの栄養補助食品を消費するように調整した。サシェおよび食事は、1日の典型的な時間帯(朝食は07:00~08:00の間、昼食は12:00~13:00の間、夕食は18:00~19:00の間)に消費された。普通の水(ノンカロリー甘味剤含有または非含有)は、自由に摂取することができた。毎日昼食の2時間後に各対象から血液試料を収集し、LC-MSで血清アミノ酸含有量を分析した。
[0193]対象の習慣的食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)の消費中および実験的食事の開始後に測定された、対象の平均血清アミノ酸レベルを図8に示す(HD=習慣的食事、ED=実験的食事)。図9は、プロリンの血清レベルを、実験的食事の消費中の習慣的食事ベースラインのパーセンテージとして示す(*=p<0.05 ANOVA、BL=ベースライン(習慣的食事);Avg=平均)。
Figure 2023530235000055
実施例23:セリン、グリシン、およびプロリンを欠くタウリン補充アミノ酸製剤を投与された健康な対象におけるアミノ酸レベルの研究。
[0194]実施例17に概説された基準に従ってそれぞれ募集された1人の健康なヒト対象からなる2つの群に、血清アミノ酸のベースラインレベルを確立するために2日間、習慣的食事(すなわち、組成物を投与する前の対象に典型的な食事)を消費させた。次に、第1の群に、1711kcal/日の低タンパク質および低炭水化物食を毎日16日間与えた。第2の群は、16日間の7日目および14日目に実験的食事の代わりに習慣的食事を消費するように指示されたことを除いて、同じ食事レジメンに従った。各群において、実験的食事は、タンパク質10g/日、プロリン約420mg/日、セリン約410mg/日、グリシン約230mg/日で構成されていた。1日のカロリー量の9%、2%、および89%は、それぞれ炭水化物、タンパク質、脂肪由来であった。
[0195]16日間にわたって、対象が習慣的食事を消費するように指示された日を除いて、実験的食事を、サシェ形態の補助アミノ酸製剤の用量と組み合わせて投与した。各サシェには、実施例22の表46に列挙されている成分が含まれていた。各対象に投与されるサシェの数を、各対象が体重1キログラム当たり毎日合計0.8グラムの栄養補助食品を消費するように調整した。サシェおよび食事は、1日の典型的な時間帯(朝食は07:00~08:00の間、昼食は12:00~13:00の間、夕食は18:00~19:00の間)に消費された。普通の水(ノンカロリー甘味剤含有または非含有)は、自由に摂取することができた。毎日昼食の2時間後に各対象から血液試料を収集し、LC-MSで血清アミノ酸含有量を分析した。
[0196]対象の習慣的食事(すなわち、組成物の投与前の対象の典型的な食事)の消費中および実験的食事の開始後に測定された、対象の平均血清アミノ酸レベルを、図10の、一定の毎日の食事を消費した第1の群についてはパネルAに、断続的に食事を消費した第2の群についてはパネルBに示す(HD=習慣的食事;ED=実験的食事)。図10、パネルCは、セリン、グリシン、およびプロリンの血清レベルを、一定群および断続群の両方における21日間にわたる習慣的食事のベースラインレベルのパーセンテージとして示す。
実施例24:セリン、グリシン、グルタメート、グルタミン、およびシステインを欠くタウリン補充アミノ酸製剤を投与された健康な対象におけるアミノ酸レベルの研究。
[0197]実施例17に概説された基準に従ってそれぞれが募集された2人の対象からなる健康なヒト対象の2つの群に、血清アミノ酸のベースラインレベルを確立するために2日間、習慣的食事(すなわち、組成物を投与する前の対象に典型的な食事)を消費させた。
[0198]群1では、その後、対象に、1613kcal/日の低タンパク質ホールフード食を4日間与えた。食事は、9gのタンパク質/日および約350mgのプロリン/日で構成されていた。1日のカロリー量の50%、2%、および48%は、それぞれ炭水化物、タンパク質、脂肪由来であった。
[0199]群2では、その後、対象に、1711kcal/日の低タンパク質および低炭水化物食を4日間与えた。群2の食事は、タンパク質10g/日、プロリン約420mg/日、セリン約410mg/日、グリシン約230mg/日で構成されていた。1日のカロリー量の9%、2%、および89%は、それぞれ炭水化物、タンパク質、脂肪由来であった。
[0200]各群において4日間にわたって、食事を、サシェ形態の補助アミノ酸製剤の用量と組み合わせて投与した。各サシェには、表47に列挙されている成分が含まれていた。各対象に投与されるサシェの数を、各対象が体重1キログラム当たり毎日合計0.8グラムの栄養補助食品を消費するように調整した。サシェおよび食事は、1日の典型的な時間帯(朝食は07:00~08:00の間、昼食は12:00~13:00の間、夕食は18:00~19:00の間)に消費された。普通の水(ノンカロリー甘味剤含有または非含有)は、自由に摂取することができた。毎日昼食の2時間後に各対象から血液試料を収集し、LC-MSで血清アミノ酸含有量を分析した。
[0201]習慣的食事の消費中および実験的食事の開始後に測定された平均血清アミノ酸レベルを、1613kcal/日の低タンパクホールフード群については図11に、1711kcal/日の低タンパク質および低炭水化物群については図12に示す(HD=習慣的食事、ED=実験的食事)。図13は、1613kcal/日の低タンパク質食(パネルA)または1711kcal/日の低タンパク質、低炭水化物食(パネルB)の投与前および投与後の対象におけるセリンおよびグリシンの血清レベルを示すチャートを提供する(HD=習慣的食事;ED=実験的食事;*P=0.00019、T検定(両側、対応のある))。パネルCは、低タンパク質食の投与後の平均%血清レベル(左)および低タンパク質、低炭水化物食の投与後の平均%血清レベル(右)を示す。
Figure 2023530235000056
実施形態
[0202]以下の非限定的実施形態は、本発明の実例を提供するものであるが、本発明の範囲を限定するものではない。
[0203]実施形態1.a)ポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸またはその塩と、b)第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩が、等量で組成物中に存在し、第1の必須アミノ酸およびその第1の塩ならびに第2の必須アミノ酸およびその第2の塩が、ポリペプチドの一部ではない、第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩と、c)薬学的に許容される賦形剤とを単位剤形の形態で含む、組成物。
[0204]実施形態2.第1の必須アミノ酸またはその第1の塩が、ヒスチジンであり、第2の必須アミノ酸またはその第2の塩が、イソロイシンである、実施形態1の組成物。
[0205]実施形態3.等量が、約2%~約6%(w/w)である、実施形態1または2の組成物。
[0206]実施形態4.等量が、約5.5%~約8.3%(w/w)である、実施形態1の組成物。
[0207]実施形態5.非必須アミノ酸の塩が薬学的に許容される塩であり、第1の塩が薬学的に許容される塩であり、第2の塩が薬学的に許容される塩である、実施形態1の組成物。
[0208]実施形態6.a)必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、必須アミノ酸と、b)非必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸と、c)薬学的に許容される賦形剤を粉末形態で含む、組成物であって、組成物がセリンまたはグリシンを含まず、対象の腫瘍体積変化の研究における場合、組成物を投与した対象の腫瘍体積が、組成物を投与しない対象と比較して、少なくとも約20%減少する、組成物。
[0209]実施形態7.a)ポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸またはその塩と、b)第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩が、等量で組成物中に存在し、第1の必須アミノ酸およびその第1の塩ならびに第2の必須アミノ酸およびその第2の塩が、ポリペプチドの一部ではない、第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩と、c)薬学的に許容される賦形剤とを単位剤形の形態で含む、組成物であって、対象の腫瘍体積変化の研究における場合、組成物を投与した対象の腫瘍体積が、プラセボを投与した対象と比較して、少なくとも約20%減少する、組成物。
[0210]実施形態8.a)必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、必須アミノ酸と、b)非必須アミノ酸がポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸と、c)薬学的に許容される賦形剤を粉末形態で含む、組成物であって、組成物がセリンまたはグリシンを含まず、対象の腫瘍体積変化の研究における場合、組成物を投与した対象の腫瘍体積が、プラセボを投与した対象と比較して、少なくとも約20%減少する、組成物。
[0211]実施形態9.組成物が、少なくとも1つの非必須アミノ酸を欠く、実施形態1~8のいずれか1つの組成物。
[0212]実施形態10.組成物が、少なくともセリンを欠く、実施形態1~9のいずれか1つの組成物。
[0213]実施形態11.組成物が、少なくともグリシンを欠く、実施形態1~10のいずれか1つの組成物。
[0214]実施形態12.組成物が、少なくともプロリンを欠く、実施形態1~11のいずれか1つの組成物。
[0215]実施形態13.組成物が、少なくともシステインを欠く、実施形態1~12のいずれか1つの組成物。
[0216]実施形態14.組成物が、少なくともチロシンを欠く、実施形態1~13のいずれか1つの組成物。
[0217]実施形態15.組成物が、少なくともアルギニンを欠く、実施形態1~14のいずれか1つの組成物。
[0218]実施形態16.組成物が医薬組成物である、実施形態1~15のいずれか1つの組成物。
[0219]実施形態17.単位剤形が、約12gの重量を有する、実施形態1~16のいずれか1つの組成物。
[0220]実施形態18.組成物が、粉末形態である、実施形態1~17のいずれか1つの組成物。
[0221]実施形態19.保存料をさらに含む、実施形態1~18のいずれか1つの組成物。
[0222]実施形態20.薬学的に許容される賦形剤をさらに含む、実施形態1~19のいずれか1つの組成物。
[0223]実施形態21.香味剤をさらに含む、実施形態1~20のいずれか1つの組成物。
[0224]実施形態22.組成物が、約0.05%~約2%(w/w)のタウリン、その水和物、またはその塩をさらに含む、実施形態1~21のいずれか1つの組成物。
[0225]実施形態23.組成物が、約1%~約4%(w/w)のMg2+源をさらに含む、実施形態1~22のいずれか1つの組成物。
[0226]実施形態24.Mg2+源が、クエン酸マグネシウム、フマル酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、アスパラギン酸マグネシウム、トレオン酸マグネシウム、グリシン酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、またはマレイン酸マグネシウム、オロチン酸マグネシウム、またはこれらの水和物を含む、実施形態23の組成物。
[0227]実施形態25.Mg2+源が、クエン酸マグネシウムである、実施形態23の組成物。
[0228]実施形態26.Mg2+源が、アスパラギン酸マグネシウムであり、アスパラギン酸、その水和物、またはその塩が、アスパラギン酸の遊離酸である、実施形態23の組成物。
[0229]実施形態27.組成物が、約2%~約5%のK源をさらに含む、実施形態1~26のいずれか1つの組成物。
[0230]実施形態28.K源が、クエン酸カリウム、リン酸カリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、グルコン酸カリウム、炭酸水素カリウム、アスパラギン酸カリウム、酢酸カリウム、およびオロチン酸カリウムを含む、実施形態27の組成物。
[0231]実施形態29.K源が、塩化カリウムである、実施形態27の組成物。
[0232]実施形態30.K源が、アスパラギン酸カリウムであり、アスパラギン酸、その水和物、またはその水和物が、アスパラギン酸の遊離塩基である、実施形態27の組成物。
[0233]実施形態31.対象の腫瘍体積変化の研究における場合、組成物を投与した対象の腫瘍体積が、組成物を投与しない対象と比較して、少なくとも約20%減少する、実施形態1~30のいずれか1つの組成物。
[0234]実施形態32.腫瘍体積がキャリパー測定によって測定される、実施形態31の組成物。
[0235]実施形態33.対象の腫瘍体積を減少させる方法であって、方法が、治療有効量の組成物を対象に投与するステップを含み、組成物が、少なくとも1つの非必須アミノ酸を少なくとも1ヶ月間欠く、方法。
[0236]実施形態34.対象が修正された食事を受けており、修正された食事が、1日のカロリー量の少なくとも約50%を脂質から提供する、実施形態33の方法。
[0237]実施形態35.がんの処置を必要とする対象においてそれを処置する方法であって、対象が、修正された食事を受けており、修正された食事が、1日のカロリー量の最大約50%を炭水化物から提供し、方法が、治療有効量の食事療法製品を対象に投与するステップを含み、食事療法製品が、少なくとも1つの非必須アミノ酸を欠く、方法。
[0238]実施形態36.がんが膵がんである、実施形態35の方法。
[0239]実施形態37.がんが結腸直腸がんである、実施形態35の方法。
[0240]実施形態38.がんが乳がんである、実施形態35の方法。
[0241]実施形態39.少なくとも1つの非必須アミノ酸の平均血清中アミノ酸レベルの減少を必要とする対象においてそれを減少させる方法であって、方法がa)少なくとも1つの非必須アミノ酸を欠く治療有効量の食事療法製品を対象に第1の期間投与するステップであって、対象が、第1の期間中、1日のカロリー量の少なくとも約1%~最大約40%を炭水化物から提供する修正された食事を受けている、ステップと、b)食事療法製品を対象に第2の期間投与しないステップであって、対象が、第2の期間中、1日のカロリー量の少なくとも約45%を炭水化物から提供する通常の食事を受けている、ステップを含む、方法。
[0242]実施形態40.第1の期間が約5日間である、実施形態39の方法。
[0243]実施形態41.第2の期間が約1日である、実施形態39の方法。
[0244]実施形態42.第2の期間が約2日間である、実施形態39の方法。
[0245]実施形態43.ステップa)およびステップb)を循環させるステップをさらに含む、実施形態39の方法。
[0246]実施形態44.ステップa)およびステップb)が、少なくとも約1週間循環する、実施形態43の方法。
[0247]実施形態45.ステップa)およびステップb)が、少なくとも約1ヶ月間循環する、実施形態43の方法。
[0248]実施形態46.平均血清中アミノ酸レベルが、少なくとも約30%減少する、実施形態39~45のいずれか1つの方法。
[0249]実施形態47.平均血清中アミノ酸レベルが、少なくとも約50%減少する、実施形態39~34のいずれか1つの方法。
[0250]実施形態48.減少した平均血清中アミノ酸レベルが第2の期間中持続する、実施形態39~47のいずれか1つの方法。
[0251]実施形態49.修正された食事が、1日のカロリー量の少なくとも約50%を脂質から提供する、実施形態35~48のいずれか1つの方法。
[0252]実施形態50.修正された食事が、1日のカロリー量の少なくとも約80%を脂質から提供する、実施形態35~48のいずれか1つの方法。
[0253]実施形態51.修正された食事が、1日のカロリー量の最大約30%を炭水化物から提供する、実施形態35~50のいずれか1つの方法。
[0254]実施形態52.修正された食事が、1日のカロリー量の最大約15%を炭水化物から提供する、実施形態35~50のいずれか1つの方法。
[0255]実施形態53.修正された食事が、最大約10gのタンパク質/日を提供する、実施形態35~52のいずれか1つの方法。
[0256]実施形態54.修正された食事が、最大約9gのタンパク質/日を提供する、実施形態35~52のいずれか1つの方法。
[0257]実施形態55.修正された食事が、最大約500mg/日の少なくとも1つの非必須アミノ酸を提供する、実施形態35~54のいずれか1つの方法。
[0258]実施形態56.修正された食事が、最大約500mg/日のセリンを提供する、実施形態35~55のいずれか1つの方法。
[0259]実施形態57.修正された食事が、最大約500mg/日のグリシンを提供する、実施形態35~55のいずれか1つの方法。
[0260]実施形態58.投与が経口である、実施形態33~57のいずれか1つの方法。
[0261]実施形態59.食事療法製品の投与が1日3回である、実施形態33~58のいずれか1つの方法。
[0262]実施形態60.食事療法製品の投与が1日4回である、実施形態33~59のいずれか1つの方法。
[0263]実施形態61.食事療法製品の治療有効量が、約0.5g/kg/日~約1g/kg/日である、実施形態33~60のいずれか1つの方法。
[0264]実施形態62.食事療法製品の治療有効量が、約0.8g/kg/日である、実施形態61の方法。
[0265]実施形態63.食事療法製品が、約2%~約5%のK源をさらに含む、実施形態33~62のいずれか1つの方法。
[0266]実施形態64.K源が塩化カリウムである、実施形態63の方法。
[0267]実施形態65.K源がアスパラギン酸カリウムであり、アスパラギン酸、その水和物、またはその水和物が、アスパラギン酸の遊離塩基である、実施形態63の方法。
[0268]実施形態66.食事療法製品が、約1%~約4%(w/w)のMg2+源をさらに含む、実施形態33~65のいずれか1つの方法。
[0269]実施形態67.Mg2+源が、クエン酸マグネシウムである、実施形態66の方法。
[0270]実施形態68.Mg2+源が、アスパラギン酸マグネシウムであり、アスパラギン酸、その水和物、またはその塩が、アスパラギン酸の遊離酸である、実施形態66の方法。
[0271]実施形態69.食事療法製品が、約0.05%~約2%(w/w)のタウリン、その水和物、またはその塩をさらに含む、実施形態33~68のいずれか1つの方法。
[0272]実施形態70.食事療法製品が、ブドウ糖をさらに含む、実施形態33~69いずれか1つの方法。
[0273]実施形態71.少なくとも1つの非必須アミノ酸がプロリンである、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0274]実施形態72.少なくとも1つの非必須アミノ酸がセリンである、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0275]実施形態73.少なくとも1つの非必須アミノ酸がグリシンである、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0276]実施形態74.少なくとも1つの非必須アミノ酸がグルタメートである、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0277]実施形態75.少なくとも1つの非必須アミノ酸がグルタミンである、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0278]実施形態76.少なくとも1つの非必須アミノ酸がシステインである、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0279]実施形態77.少なくとも1つの非必須アミノ酸がアスパラギンである、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0280]実施形態78.食事療法製品がセリンまたはグリシンを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0281]実施形態79.食事療法製品がセリン、グリシン、またはプロリンを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0282]実施形態80.食事療法製品がセリン、グリシン、またはシステインを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0283]実施形態81.食事療法製品がセリン、グリシン、プロリン、またはシステインを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0284]実施形態82.食事療法製品がセリン、グリシン、プロリン、またはチロシンを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0285]実施形態83.食事療法製品がセリン、グリシン、プロリン、またはアルギニンを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0286]実施形態84.食事療法製品がセリン、グリシン、プロリン、システイン、またはチロシンを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0287]実施形態85.食事療法製品がセリン、グリシン、プロリン、システイン、またはアルギニンを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0288]実施形態86.食事療法製品がセリン、グリシン、プロリン、システイン、チロシン、またはアルギニンを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0289]実施形態87.食事療法製品がセリン、グリシン、グルタメート、グルタミン、またはシステインを含まない、実施形態33~70いずれか1つの方法。
[0290]実施形態88.治療剤を投与するステップをさらに含む、実施形態33~87のいずれか1つの方法。
[0291]実施形態89.治療剤が化学療法である、実施形態88の方法。
[0292]実施形態90.治療剤が放射線療法である、実施形態88の方法。
[0293]実施形態91.治療剤が免疫療法である、実施形態88の方法。
[0294]実施形態100.a)約2%~約6%(w/w)のヒスチジンまたはその塩と、b)約2%~約6%(w/w)のイソロイシンまたはその塩と、c)約6%~約11%(w/w)のロイシンまたはその塩と、d)約5%~約9%(w/w)のリジンまたはその塩と、e)約2%~約4%(w/w)のメチオニンまたはその塩と、f)約1%~約3%(w/w)のシステインまたはその塩と、g)約3%~約6%(w/w)のフェニルアラニンまたはその塩と、h)約1%~約3%(w/w)のチロシンまたはその塩と、i)約3%~約5%(w/w)のトレオニンまたはその塩と、j)約1%~約3%(w/w)のトリプトファンまたはその塩と、k)約5%~約9%(w/w)のバリンまたはその塩と、l)約5%~約9%(w/w)のアルギニンまたはその塩と、m)約5%~約11%(w/w)のグルタミンまたはその塩と、n)約2%~約7%(w/w)のアラニンまたはその塩と、o)約6%~約10%(w/w)のアスパラギン酸またはその塩と、p)約3%~約7%(w/w)のアスパラギンまたはその塩と、q)約8%~約14%(w/w)のグルタミン酸またはその塩と、r)約6%~約12%(w/w)のプロリンまたはその塩とを単位剤形の形態で含む、組成物。
[0295]実施形態102.a)約5%~約9%(w/w)のヒスチジンまたはその塩と、b)約5%~約9%(w/w)のイソロイシンまたはその塩と、c)約9%~約15%(w/w)のロイシンまたはその塩と、d)約7%~約12%(w/w)のリジンまたはその塩と、e)約5%~約8%(w/w)のメチオニンまたはその塩と、f)約4%~約7%(w/w)のシステインまたはその塩と、g)約6%~約10%(w/w)のフェニルアラニンまたはその塩と、h)約4%~約7%(w/w)のチロシンまたはその塩と、i)約6%~約10%(w/w)のトレオニンまたはその塩と、j)約4%~約7%(w/w)のトリプトファンまたはその塩と、k)約8%~約13%(w/w)のバリンまたはその塩と、l)約5%~約9%(w/w)のアルギニンまたはその塩と、m)約7%~約11%(w/w)のグルタミンまたはその塩とを単位剤形の形態で含む、組成物。
[0296]実施形態103.a)約2%~約5%(w/w)のヒスチジンまたはその塩と、b)約2%~約5%(w/w)のイソロイシンまたはその塩と、c)約6%~約10%(w/w)のロイシンまたはその塩と、d)約5%~約8%(w/w)のリジンまたはその塩と、e)約2%~約4%(w/w)のメチオニンまたはその塩と、f)約1%~約3%(w/w)のシステインまたはその塩と、g)約3%~約5%(w/w)のフェニルアラニンまたはその塩と、h)約1%~約3%(w/w)のチロシンまたはその塩と、i)約3%~約5%(w/w)のトレオニンまたはその塩と、j)約1%~約3%(w/w)のトリプトファンまたはその塩と、k)約5%~約9%(w/w)のバリンまたはその塩と、l)約5%~約9%(w/w)のアルギニンまたはその塩と、m)約7%~約11%(w/w)のグルタミンまたはその塩と、n)約4%~約7%(w/w)のアラニンまたはその塩と、o)約6%~約10%(w/w)のアスパラギン酸またはその塩と、p)約3%~約6%(w/w)のアスパラギンまたはその塩と、q)約8%~約14%(w/w)のグルタミン酸またはその塩と、r)約6%~約10%(w/w)のプロリンまたはその塩とを単位剤形の形態で含む、組成物であって、対象の腫瘍体積変化の研究における場合、組成物を投与した対象の腫瘍体積が、プラセボを投与した対象と比較して、少なくとも約20%減少する、組成物。
[0297]実施形態104.ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、チロシン、トレオニン、トリプトファン、バリン、アルギニン、グルタミン、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、およびプロリンの塩が、薬学的に許容される塩である、実施形態101または103の組成物。
[0298]実施形態105.a)約5%~約9%(w/w)のヒスチジンまたはその塩と、b)約5%~約9%(w/w)のイソロイシンまたはその塩と、c)約9%~約15%(w/w)のロイシンまたはその塩と、d)約7%~約12%(w/w)のリジンまたはその塩と、e)約5%~約8%(w/w)のメチオニンまたはその塩と、f)約4%~約7%(w/w)のシステインまたはその塩と、g)約6%~約10%の(w/w)フェニルアラニンまたはその塩と、h)約4%~約7%(w/w)のチロシンまたはその塩と、i)約6%~約10%(w/w)のトレオニンまたはその塩と、j)約4%~約7%(w/w)のトリプトファンまたはその塩と、k)約8%~約13%(w/w)のバリンまたはその塩と、l)約5%~約9%(w/w)のアルギニンまたはその塩と、m)約7%~約11%(w/w)のグルタミンまたはその塩とを単位剤形の形態で含む、組成物であって、比較研究が行われ、比較研究が、組成物を第1の対象に投与し、プラセボを第2の対象に投与するステップを含む場合、第1の対象の腫瘍体積が、第2の対象の腫瘍体積と比較して減少する、組成物。
[0299]実施形態106.ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、チロシン、トレオニン、トリプトファン、バリン、アルギニン、およびグルタミンの塩が、薬学的に許容される塩である、実施形態102または105の組成物。
[0300]実施形態107.a)約3%~約7%(w/w)のヒスチジン、その水和物、またはその塩と、b)約3%~約6%(w/w)のイソロイシン、その水和物、またはその塩と、c)約7%~約11%(w/w)のロイシン、その水和物、またはその塩と、d)約5%~約9%(w/w)のリジン、その水和物、またはその塩と、e)約2%~約4%(w/w)のメチオニン、その水和物、またはその塩と、f)約1%~約3%(w/w)のシステイン、その水和物、またはその塩と、g)約3%~約7%(w/w)のフェニルアラニン、その水和物、またはその塩と、h)約1%~約3%(w/w)のチロシン、その水和物、またはその塩と、i)約2%~約5%(w/w)のトレオニン、その水和物、またはその塩と、j)約1%~約3%(w/w)のトリプトファン、その水和物、またはその塩と、k)約5%~約9%(w/w)のバリン、その水和物、またはその塩と、l)約5%~約9%(w/w)のアルギニン、その水和物、またはその塩と、m)約7%~約11%(w/w)のグルタミン、その水和物、またはその塩と、n)約3%~約7%(w/w)のアラニン、その水和物、またはその塩と、o)約6%~約10%(w/w)のアスパラギン酸、その水和物、またはその塩と、p)約3%~約6%(w/w)のアスパラギン、その水和物、またはその塩と、q)約8%~約14%(w/w)のグルタミン酸、その水和物、またはその塩と、r)約2%~約5%(w/w)のセリン、その水和物、またはその塩と、s)約3%~約7%(w/w)のグリシン、その水和物、またはその塩とを単位剤形の形態で含む、組成物。
[0301]実施形態108.ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、チロシン、トレオニン、トリプトファン、バリン、アルギニン、グルタミン、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、セリン、およびグリシンの塩が、薬学的に許容される塩である、実施形態107の組成物。
[0302]実施形態109.a)約3%~約7%(w/w)のヒスチジン、その水和物、またはその塩と、b)約4%~約8%(w/w)のイソロイシン、その水和物、またはその塩と、c)約9%~約13%(w/w)のロイシン、その水和物、またはその塩と、d)約8%~約12%(w/w)のリジン、その水和物、またはその塩と、e)約1%~約4%(w/w)のメチオニン、その水和物、またはその塩と、f)約1%~約4%(w/w)のシステイン、その水和物、またはその塩と、g)約5%~約9%(w/w)のフェニルアラニン、その水和物、またはその塩と、h)約1%~約5%(w/w)のチロシン、その水和物、またはその塩と、i)約4%~約8%(w/w)のトレオニン、その水和物、またはその塩と、j)約1%~約4%(w/w)のトリプトファン、その水和物、またはその塩と、k)約5%~約10%(w/w)のバリン、その水和物、またはその塩と、l)約1%~約10%(w/w)のアルギニン、その水和物、またはその塩と、m)約1%~約5%(w/w)のグルタミン、その水和物、またはその塩と、n)約4%~約8%(w/w)のアラニン、その水和物、またはその塩と、o)約4%~約12%(w/w)のアスパラギン酸、その水和物、酸またはその塩と、p)約4%~約8%(w/w)のアスパラギン、その水和物、またはその塩と、q)約5%~約15%(w/w)のグルタミン酸、その水和物、またはその塩とを単位剤形の形態で含む、組成物。
[0303]実施形態110.a)約4%~約6%(w/w)のヒスチジン、その水和物、またはその塩と、b)約5%~約7%(w/w)のイソロイシン、その水和物、またはその塩と、c)約9%~約12%(w/w)のロイシン、その水和物、またはその塩と、d)約8%~約12%(w/w)のリジン、その水和物、またはその塩と、e)約1%~約4%(w/w)のメチオニン、その水和物、またはその塩と、f)約1%~約3%(w/w)のシステイン、その水和物、またはその塩と、g)約6%~約8%(w/w)のフェニルアラニン、その水和物、またはその塩と、h)約1%~約4%(w/w)のチロシン、その水和物、またはその塩と、i)約4%~約7%(w/w)のトレオニン、その水和物、またはその塩と、j)約1%~約3%(w/w)のトリプトファン、その水和物、またはその塩と、k)約4%~約9%(w/w)のバリン、その水和物、またはその塩と、l)約7%~約11%(w/w)のアルギニン、その水和物、またはその塩と、m)約2%~約4%(w/w)のグルタミン、その水和物、またはその塩と、n)約4%~約7%(w/w)のアラニン、その水和物、またはその塩と、o)約8%~約11%(w/w)のアスパラギン酸、その水和物、またはその塩と、p)約4%~約7%(w/w)のアスパラギン、その水和物、またはその塩と、q)約4%~約8%(w/w)のグルタミン酸、その水和物、またはその塩とを単位剤形の形態で含む、組成物。
[0304]実施形態111.ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、チロシン、トレオニン、トリプトファン、バリン、アルギニン、グルタミン、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、およびグルタミン酸の塩が、薬学的に許容される塩である、実施形態109または110の組成物。
[0305]実施形態112.a)約4%~約6%(w/w)のヒスチジン、その水和物、またはその塩と、b)約5%~約7%(w/w)のイソロイシン、その水和物、またはその塩と、c)約11%~約13%(w/w)のロイシン、その水和物、またはその塩と、d)約8%~約10%(w/w)のリジン、その水和物、またはその塩と、e)約2%~約4%(w/w)のメチオニン、その水和物、またはその塩と、f)約6%~約8%(w/w)のフェニルアラニン、その水和物、またはその塩と、g)約1%~約3%(w/w)のチロシン、その水和物、またはその塩と、h)約3%~約5%(w/w)のトレオニン、その水和物、またはその塩と、i)約1%~約3%(w/w)のトリプトファン、その水和物、またはその塩と、j)約8%~約10%(w/w)のバリン、その水和物、またはその塩と、k)約7%~約9%(w/w)のアルギニン、その水和物、またはその塩と、l)約3%~約5%(w/w)のアラニン、その水和物、またはその塩と、m)約4%~約6%(w/w)のアスパラギン酸、その水和物、またはその塩と、n)約4%~約7%(w/w)のアスパラギン、その水和物、またはその塩と、o)約14%~約17%(w/w)のプロリン、その水和物、またはその塩とを単位剤形の形態で含む、組成物。
[0306]実施形態113.ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、トレオニン、トリプトファン、バリン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、およびプロリンの塩が、薬学的に許容される塩である、実施形態112の組成物。
[0307]実施形態114.a)約3%~約5%(w/w)のヒスチジン、その水和物、またはその塩と、b)約5%~約7%(w/w)のイソロイシン、その水和物、またはその塩と、c)約10%~約12%(w/w)のロイシン、その水和物、またはその塩と、d)約9%~約11%(w/w)のリジン、その水和物、またはその塩と、e)約2%~約4%(w/w)のメチオニン、その水和物、またはその塩と、f)約9%~約11%(w/w)のプロリン、その水和物、またはその塩と、g)約6%~約8%(w/w)のフェニルアラニン、その水和物、またはその塩と、h)約1%~約4%(w/w)のチロシン、その水和物、またはその塩と、i)約5%~約7%(w/w)のトレオニン、その水和物、またはその塩と、j)約1%~約3%(w/w)のトリプトファン、その水和物、またはその塩と、k)約5%~約7%(w/w)のバリン、その水和物、またはその塩と、l)約1%~約3%(w/w)のアルギニン、その水和物、またはその塩と、m)約2%~約4%(w/w)のグルタミン、その水和物、またはその塩と、n)約5%~約7%(w/w)のアラニン、その水和物、またはその塩と、o)約4%~約12%(w/w)のアスパラギン酸、その水和物、またはその塩と、p)約5%~約7%(w/w)のアスパラギン、その水和物、またはその塩と、q)約4%~約12%(w/w)グルタミン酸、その水和物、またはその塩とを単位剤形の形態で含む、組成物。
[0308]実施形態115.ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、プロリン、フェニルアラニン、チロシン、トレオニン、トリプトファン、バリン、アルギニン、グルタミン、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、およびグルタミン酸の塩が、薬学的に許容される塩である、実施形態114の組成物。
[0309]実施形態116.組成物が医薬組成物である、実施形態100~115のいずれか1つの組成物。
[0310]実施形態117.組成物が医療食品である、実施形態100~115のいずれか1つの組成物。
[0311]実施形態118.組成物が栄養補助食品である、実施形態100~115のいずれか1つの組成物。
[0312]実施形態119.単位剤形が約12gの重量を有する、実施形態100~118のいずれか1つの組成物。
[0313]実施形態120.組成物が粉末形態である、実施形態100~119のいずれか1つの組成物。
[0314]実施形態121.保存料をさらに含む、実施形態100~120のいずれか1つの組成物。
[0315]実施形態122.薬学的に許容される賦形剤をさらに含む、実施形態100~121のいずれか1つの組成物。
[0316]実施形態123.香味剤をさらに含む、実施形態100~122のいずれか1つの組成物。
[0317]実施形態124.組成物が、約0.05%~約2%(w/w)のタウリン、その水和物、またはその塩をさらに含む、実施形態100~123のいずれか1つの組成物。
[0318]実施形態125.組成物が、約1%~約4%(w/w)のMg2+源をさらに含む、実施形態100~124のいずれか1つの組成物。
[0319]実施形態126.Mg2+源が、クエン酸マグネシウム、フマル酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、アスパラギン酸マグネシウム、トレオン酸マグネシウム、グリシン酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、またはマレイン酸マグネシウム、オロチン酸マグネシウム、またはこれらの水和物を含む、実施形態125の組成物。
[0320]実施形態127.Mg2+源が、クエン酸マグネシウムである、実施形態125の組成物。
[0321]実施形態128.Mg2+源が、アスパラギン酸マグネシウムであり、アスパラギン酸、その水和物、またはその塩がアスパラギン酸の遊離酸である、実施形態125の組成物。
[0322]実施形態129.組成物が、約2%~約5%(w/w)のK源をさらに含む、実施形態100~128のいずれか1つの組成物。
[0323]実施形態130.K源が、クエン酸カリウム、リン酸カリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、グルコン酸カリウム、炭酸水素カリウム、アスパラギン酸カリウム、酢酸カリウム、およびオロチン酸カリウムを含む、実施形態129の組成物。
[0324]実施形態131.K源が、塩化カリウムである、実施形態129の組成物。
[0325]実施形態132.K源が、アスパラギン酸カリウムであり、アスパラギン酸、その水和物、またはその水和物が、アスパラギン酸の遊離塩基である、実施形態129の組成物。
[0326]実施形態133.ヒスチジン、その水和物、またはその塩が、ヒスチジン塩酸塩である、実施形態100~132のいずれか1つの組成物。
[0327]実施形態134.リジン、その水和物、またはその塩が、リジン塩酸塩である、実施形態100~132のいずれか1つの組成物。
[0328]実施形態135.リジン、その水和物、またはその塩が、リジン一水和物である、実施形態100~134のいずれか1つの組成物。
[0329]実施形態136.システイン、その水和物、またはその塩が、システイン塩酸塩である、実施形態100~111または116~135のいずれか1つの組成物。
[0330]実施形態137.アスパラギン、その水和物、またはその塩が、アスパラギン水和物である、実施形態100または116~136のいずれか1つの組成物。
[0331]実施形態138.グルタミン酸、その水和物、またはその塩が、グルタミン酸アルギニンであり、アルギニンが、アルギニンの遊離塩基である、実施形態100~104または107~137のいずれか1つの組成物。

Claims (43)

  1. a)ポリペプチドの一部ではない、非必須アミノ酸またはその塩と、
    b)第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩が、等量で組成物中に存在し、第1の必須アミノ酸およびその第1の塩ならびに第2の必須アミノ酸およびその第2の塩が、ポリペプチドの一部ではない、第1の必須アミノ酸またはその第1の塩および第2の必須アミノ酸またはその第2の塩と、
    c)薬学的に許容される賦形剤と
    を単位剤形の形態で含む、組成物。
  2. 第1の必須アミノ酸またはその第1の塩が、ヒスチジンであり、第2の必須アミノ酸またはその第2の塩が、イソロイシンである、請求項1に記載の組成物。
  3. 第1の必須アミノ酸および第2の必須アミノ酸が、約2%~約6%(w/w)の量で組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  4. 第3の必須アミノ酸をさらに含み、第3の必須アミノ酸が、第1の必須アミノ酸および第2の必須アミノ酸と異なる量で組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  5. 少なくとも1つの非必須アミノ酸を欠く、請求項1に記載の組成物。
  6. 少なくともセリンおよびグリシンを欠く、請求項1に記載の組成物。
  7. 少なくともプロリンを欠く、請求項1に記載の組成物。
  8. 少なくともシステインを欠く、請求項1に記載の組成物。
  9. 単位剤形が、約12gの重量を有する、請求項1に記載の組成物。
  10. 粉末形態である、請求項1に記載の組成物。
  11. 約2%~約5%のK源をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  12. 源が、クエン酸カリウム、リン酸カリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、グルコン酸カリウム、炭酸水素カリウム、アスパラギン酸カリウム、酢酸カリウム、およびオロチン酸カリウムを含む、請求項1に記載の組成物。
  13. 約1%~約4%(w/w)のMg2+源をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  14. Mg2+源が、クエン酸マグネシウム、フマル酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、アスパラギン酸マグネシウム、トレオン酸マグネシウム、グリシン酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、またはマレイン酸マグネシウム、オロチン酸マグネシウム、またはこれらの水和物を含む、請求項1に記載の組成物。
  15. 約0.05%~約2%(w/w)のタウリン、その水和物、またはその塩をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  16. がんの処置を必要とする対象においてそれを処置する方法であって、対象が、修正された食事を受けており、修正された食事が、1日のカロリー量の最大約50%を炭水化物から提供し、方法が、治療有効量の食事療法製品を対象に投与するステップを含み、食事療法製品が、少なくとも1つの非必須アミノ酸を欠く、方法。
  17. 投与が経口である、請求項16に記載の方法。
  18. 修正された食事が、1日のカロリー量の最大約15%を炭水化物から提供する、請求項16に記載の方法。
  19. 修正された食事が、1日のカロリー量の少なくとも約50%を脂質から提供する、請求項16に記載の方法。
  20. 治療有効量が約0.5g/kg/日~約1g/kg/日である、請求項16に記載の方法。
  21. 治療有効量が約0.8g/kg/日である、請求項20に記載の方法。
  22. 食事療法製品が、少なくともセリンおよびグリシンを欠く、請求項16に記載の方法。
  23. 食事療法製品が、プロリン、チロシン、システイン、またはアルギニンのうちの少なくとも1つを欠く、請求項16に記載の方法。
  24. 投与が、組成物を投与していない対象と比較して、対象の腫瘍体積を少なくとも約20%減少させる、請求項16に記載の方法。
  25. がんが膵がんである、請求項16に記載の方法。
  26. がんが結腸直腸がんである、請求項16に記載の方法。
  27. 治療剤を投与するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  28. 治療剤が化学療法である、請求項27に記載の方法。
  29. 治療剤が放射線療法である、請求項27に記載の方法。
  30. 少なくとも1つの非必須アミノ酸の平均血清中アミノ酸レベルの減少を必要とする対象においてそれを減少させる方法であって、方法が
    a)少なくとも1つの非必須アミノ酸を欠く治療有効量の食事療法製品を対象に第1の期間投与するステップであって、対象が、第1の期間中、1日のカロリー量の少なくとも約1%~最大約40%を炭水化物から提供する修正された食事を受けている、ステップと
    b)食事療法製品を対象に第2の期間投与しないステップであって、対象が、第2の期間中、1日のカロリー量の少なくとも約45%を炭水化物から提供する通常の食事を受けている、ステップ
    を含む、方法。
  31. 第1の期間が約5日間である、請求項30に記載の方法。
  32. 第2の期間が約2日間である、請求項30に記載の方法。
  33. ステップa)およびステップb)を循環させるステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。
  34. ステップa)およびステップb)を少なくとも約1週間循環させるステップを含む、請求項33に記載の方法。
  35. 平均血清中アミノ酸レベルが、少なくとも約30%減少する、請求項30に記載の方法。
  36. 減少した平均血清中アミノ酸レベルが、第2の期間中持続する、請求項30に記載の方法。
  37. 修正された食事が、1日のカロリー量の少なくとも約50%を脂質から提供する、請求項30に記載の方法。
  38. 治療有効量が、約0.5g/kg/日~約1g/kg/日である、請求項30に記載の方法。
  39. 食事療法製品が、少なくともセリンおよびグリシンを欠く、請求項30に記載の方法。
  40. 食事療法製品が、プロリン、チロシン、システイン、またはアルギニンのうちの少なくとも1つを欠く、請求項30に記載の方法。
  41. 治療剤を投与するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。
  42. 治療剤が化学療法である、請求項41に記載の方法。
  43. 治療剤が放射線療法である、請求項41に記載の方法。
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