JP2023530162A - フィルタ・ホルダの自動ロック付きコーヒー・マシン - Google Patents

フィルタ・ホルダの自動ロック付きコーヒー・マシン Download PDF

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イエンマ,ロレンツォ
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カリマリ ソチエタ ペル アツィオーニ
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Abstract

コーヒー・マシン(1)が、飲料を作るための湯を引き渡すべく設計された支持体(6)と、淹出材料が入れられ、かつ前記支持体(6)と着脱自在に結合してそこから、前記淹出材料を淹出して飲料を作るために湯を受け取ることを可能にするべく設計されたフィルタ・ホルダ(7)と、前記支持体(6)上にマウントされる第1の結合部分(24)と、前記フィルタ・ホルダ(7)によって担持される第2の結合部分(16)と、を包含し、かつ前記フィルタ・ホルダ(7)が、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)の相対的な回転の結果として締め付け構成を呈することを可能にするべく構成された結合デバイス(17)と、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)に、相対的な回転を、少なくとも部分的に自動的に生じさせるべく構成された自動化デバイス(29)と、ユーザによる前記フィルタ・ホルダ(7)に対する1つの、または異なる動作、あるいはユーザにより前記フィルタ・ホルダ(7)を通じて間接的に、または直接前記フレーム(2)へ印加された1つの、または異なる力を検知し、検知された動作または力に応答して前記結合デバイス(17)の緊密な結合および結合解除、および/または飲料の引き渡しの開始および停止を生じさせるべく構成されたユーザ・インターフェース(40)と、を包含する。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
この特許出願は、2020年6月19日に出願された欧州特許出願第20181248.4号および2020年10月13日に出願されたイタリア特許出願第102020000024145号の優先権を主張し、それらの全開示は、参照によりこれに援用される。
本発明は、コーヒーまたはそれに類似する飲料を用意するためのマシンの分野に関し、特に、バーにおける業務用または家庭用の半自動コーヒー・マシンに関する。
周知のとおり、半自動コーヒー・マシンは、操作者によってコーヒー飲料が殆どマニュアルで作られ、そのほかの操作が電子コントロール・ユニットによって自動的にコントロールされるマシンを包含する。
マニュアルで実行されなければならない代表的な操作は、たとえば、粉コーヒーをセットすることであり、通常これは、操作者が、いわゆるフィルタ・ホルダをマシンから取り外して所定量の緩い粉コーヒーまたはポッドまたは使い捨てカプセルをフィルタ・ホルダ内へ入れることと、その後、そのフィルタ・ホルダを、コーヒー・マシンの注湯アッセンブリの吐出口を形成する環状支持体と流体密に結合することとを必要とする。
操作者によって直接コントロールされるもう一つの操作は、通常、ボタンを用いる飲料の引き渡しの開始およびその逆の停止である。いくつかのタイプの半自動マシンにおいては、カップへ引き渡されるコーヒーの『長さ』の設定に基づいて飲料の引き渡しが自動的に停止される。
概して言えば、フィルタ・ホルダは、フィルタ・ホルダによって担持される少なくとも2つの放射状フィンと、環状支持体に形成された対応する数のスロットとから形成されるバヨネット結合デバイスを用いて環状支持体に結合される。
各フィン、またはそれに代えて各スロットは、斜面によって部分的に区切られ、フィルタ・ホルダが環状支持体に結合されてフィンがそれぞれのスロットに沿って変位されるときに、そのことが、環状支持体へ向かうフィルタ・ホルダの軸方向変位、およびその結果としての環状支持体によって担持されている正面シールに対するフィルタ・ホルダの自由端の流体密結合を生じさせるように、対応するスロット、または対応するフィンのそれぞれに形成された当接面と係合する。
操作者の観点から言えば、注湯アッセンブリの支持環状体にフィルタ・ホルダを結合することは、フィルタ・ホルダを、最初にフィルタ・ホルダが環状体に挿入される挿入構成へ、およびその後、フィルタ・ホルダが環状支持体上に緊密に結合される緊密な結合構成へ導くために、2つの連続した操作を必要とする。
挿入構成は、一般に、フィルタ・ホルダが環状支持体と正面から結合するように、フィンと対応するスロットを整列させつつフィルタ・ホルダを下から上向きに垂直に移動させることによって到達される。通常、挿入構成においては、フィルタ・ホルダが、操作者に関して正面構成から角度的にオフセット(左向き)される。
緊密な結合構成は、垂直の移動に代わりフィルタ・ホルダを、挿入構成から開始して通常は約30°乃至40°、反時計回りに、フィルタ・ホルダの自由端が環状支持体の正面シールに対して押し付けられるまでフィンがスロットに沿って移動するように回転させることによって到達される。この結果、緊密な結合構成においてフィルタ・ホルダが挿入構成から角度的にオフセットされ、通常それは、操作者に対して正面に置かれる。
特許文献1は、飲料を作るために、エスプレッソ・マシンのフィルタ・ホルダを湯分配グループに接続するための接続デバイスを開示している。フィルタ・ホルダは、内側キャビティが円筒状の壁によって区切られて粉コーヒーが入れられることになるフィルタのためのハウジングを画定する本体を包含し、それにはハンドルが備えられる。キャビティは、分配グループと面する端部において開いており、反対側の端部において底壁を伴って閉じられ、その底壁には飲料分配開口が形成されて備わる。フィルタ・ホルダは、さらにフィンのペアを包含し、それらは、キャビティの外側において直径方向に反対を向いて側壁から放射状に突出し、かつ周方向に延びる。湯分配グループは、フィルタ・ホルダの本体の内側キャビティの開放端に適応するべく設計された開口と、フィルタ・ホルダが湯分配グループに接続する平面と直交する軸周りに延びる螺旋ガイドのペアと、を包含する。螺旋ガイドは、開口周りにアレンジされ、それぞれが、それの上にフィルタ・ホルダのフィンのペアのうちの対応するフィンを、バヨネット結合を用いて収容するべく設計されている。接続デバイスは、湯引き渡しグループに固定されるプレート状の、湯分配グループの開口と整列する開口および管状キャビティを備えた、軸方向の両端が開いた要素を包含し、かつその湯分配グループの開口に関して遠位の位置にあり、かつ軸方向の開口と整列する。接続デバイスは、さらに、プレート状の要素の管状キャビティの内側に、それの縦軸周りに自由に回転するようにアレンジされる環状要素を包含する。螺旋ガイドのペアは、環状要素の内壁に形成され、また湯引き渡しグループ内へのフィルタ・ホルダの挿入をサーボ・アシストするように、環状要素を角度的に変位させるモータ手段が提供される。
欧州特許出願第 3037023 号明細書
出願人は、上に述べられているタイプの周知のコーヒー・マシンが、このセクタの操作者によく知られたいくつもの欠点を有することに気付いた。
特に、出願人は、それらの欠点のうちの1つが、フィルタ・ホルダと注湯グループの湯吐出口の間における機械的シールが、操作者の動作に、すなわち操作者が挿入構成から緊密な結合構成までフィルタ・ホルダを回転するときにそれを環状支持体に対して押し付けることが可能な限度に排他的に委ねられる結合デバイスの緊密な結合の有効性に完全に依存するという事実によって表されることに気付いた。
周知のとおり、この操作は、操作者側に特定のテクニックが要求されるだけでなく、とりわけ、たとえばバーテンダーの場合におけるように、1日に数百回、あるいは数千回にさえ上る反復を余儀なくされるときには身体的な観点からも極めて負担の重いものとなり得る相当な努力が要求される。
それに加えて、フィルタ・ホルダの取り外しもまた、それを動かして緊密な結合構成から離すための回転の少なくとも最初の段階において無視できない力の印加を操作者に要求することから、フィルタ・ホルダを緊密に結合することが操作者に要求される唯一の努力ということでさえない。
また出願人は、上に述べられているタイプの周知のコーヒー・マシンの別の欠点が、コーヒー・マシンの多様な操作機能の付勢が、操作者に当該コーヒー・マシンの種々の要素との多様なインタラクションを要求するという事実によって表されることにも気付いた。
本発明のねらいは、上に述べられている欠点を矯正する改善を提供することとする。
本発明によれば、付随する特許請求の範囲において請求されているとおり、コーヒー・マシンが提供される。
明瞭性のために部品を取り外した本発明のコーヒー・マシンの実施態様を示した斜視図である。 注湯グループからフィルタ・ホルダが係合解除される係合解除構成における図1に示されているコーヒー・マシンの注湯グループおよびコーヒー・マシンのフィルタ・ホルダの詳細を示した分解図である。 組み立て構成における図2に示された詳細、および前述の係合解除構成におけるフィルタ・ホルダを示した斜視図である。 注湯グループ内へのフィルタ・ホルダの挿入の間における図1に示されているコーヒー・マシンを、明瞭性のために部品を取り外して示した斜視図である。 フィルタ・ホルダと注湯グループの最初の未結合構成における係合、およびフィルタ・ホルダと注湯グループの最終的な緊密な結合構成を示した底面図である。 フィルタ・ホルダと注湯グループの最初の未結合構成における係合、およびフィルタ・ホルダと注湯グループの最終的な緊密な結合構成を示した底面図である。 上に述べられている最終的な緊密な結合構成でアレンジされたフィルタ・ホルダおよび注湯グループの一部を示した断面図である。 係合解除構成における、本発明のコーヒー・マシンの異なる実施態様の注湯グループおよびコーヒー・マシンのフィルタ・ホルダの詳細を示した分解図である。 組み立て構成における図8に示された詳細、および前述の係合解除構成におけるフィルタ・ホルダを示した斜視図である。 注湯グループ内へのフィルタ・ホルダの挿入の間における図8に示されているコーヒー・マシンを、明瞭性のために部品を取り外して示した斜視図である。 最初の未結合構成における注湯グループと係合された図10に示されているフィルタ・ホルダを示した斜視図および底面図である。 最初の未結合構成における注湯グループと係合された図10に示されているフィルタ・ホルダを示した斜視図および底面図である。 最終的な緊密な結合構成における注湯グループと係合された図10に示されているフィルタ・ホルダを示した斜視図および底面図である。 最終的な緊密な結合構成における注湯グループと係合された図10に示されているフィルタ・ホルダを示した斜視図および底面図である。 図14に示されている最終的な緊密な結合構成でアレンジされたフィルタ・ホルダおよび注湯グループの一部を示した断面図である。 係合解除構成における、本発明のコーヒー・マシンのさらに異なる実施態様の注湯グループおよびコーヒー・マシンのフィルタ・ホルダの詳細を示した分解図である。 組み立て構成における図8に示された詳細、および前述の係合解除構成におけるフィルタ・ホルダを示した斜視図である。 注湯グループ内へのフィルタ・ホルダの挿入の間における図16に示されているコーヒー・マシンを、明瞭性のために部品を取り外して示した斜視図である。 最初の未結合構成における注湯グループと係合された図18に示されているフィルタ・ホルダを示した斜視図および底面図である。 最初の未結合構成における注湯グループと係合された図18に示されているフィルタ・ホルダを示した斜視図および底面図である。 最終的な緊密な結合構成における注湯グループと係合された図18に示されているフィルタ・ホルダを示した斜視図および底面図である。 最終的な緊密な結合構成における注湯グループと係合された図18に示されているフィルタ・ホルダを示した斜視図および底面図である。 図21および22に示されている最終的な緊密な結合構成でアレンジされたフィルタ・ホルダおよび注湯グループの一部を示した断面図である。 明瞭性のために部品を取り外した本発明のコーヒー・マシンの注湯グループの変形を示した斜視図である。 本発明のコーヒー・マシンの詳細の3つの変形を示した正面図である。 本発明のコーヒー・マシンの詳細の3つの変形を示した正面図である。 本発明のコーヒー・マシンの詳細の3つの変形を示した正面図である。
以下、本発明を、当業者がそれを具現し、かつ使用することを可能にするべく、添付図面を参照して詳細に説明する。この分野の当業者には、提示されている実施態様に対する多様な修正が直ちに明らかになるはずであり、また、この中に開示されている一般的な原理をそのほかの実施態様および応用に適用することは、それによって付随する特許請求の範囲内に定義されているとおりの本発明の保護の範囲からの逸脱を伴うことなく可能である。したがって、説明され、示されている実施態様に本発明が限定されると考えられるべきではなく、むしろ説明され、かつ請求されている特徴に従った最も広い保護範囲が認められるものとする。
別段の定義がない限り、この中に使用されている技術的および科学的用語のすべては、本発明が関係する分野の当業者によって共通に使用されているものと同じ意味を有する。矛盾が生じた場合には、この説明が、提供される定義も含めて拘束力を有するものとなる。さらにまた、ここに提供されている例は、例証目的のためだけのものであり、そのためそれらは、限定として考えられることがないものとする。
この中で述べられている実施態様の理解を容易にするために、いくつかの具体的な実施態様を参照し、具体的な文言を使用してそれらを説明する。この中で使用されている用語は、特定の実施態様の説明のみを目的とし、本発明の範囲を限定する意図はない。
図1は、参照番号1を用いて全体が示される、一般にバーにおける業務用または家庭用の半自動コーヒー・マシンを示す。
コーヒー・マシン1は、操作者に関して正面が前壁3によって区切られるボックス形状のフレーム2と、フレーム2によって支持されるコーヒーを作るための複数の構成要素と、を包含し、また、フレーム2の内側にアレンジされた湯を作るためのボイラ4を包含する。
図24に示されている異なる実施態様においては、湯を作るためのボイラ4が、フレーム2の外側にアレンジされている。
前壁3は、コーヒー・マシン1の外壁とすること、またはコーヒー・マシン1の内壁とすることのいずれも可能であり、一方後者は、フレーム2を完全に、または部分的に覆う外側ケーシング(図示せず)によって保護される。
ボイラ4は、エンド部分が支持体6内まで延びる給湯コンジット5を包含し、支持体6は、前壁3から突出するべくマウントされ、フィルタ・ホルダ7が着脱自在に係合される構成であり、フィルタ・ホルダ7は、緩い粉コーヒーまたは使い捨てコーヒー・ポッドもしくはカプセルのいずれかが入れられ、かつ支持体6から湯を受け取るべく設計されている。
前壁3の下側端部からは、グリッド9によって上が閉じられたドリップ・トレイ8が突出しており、使用時にはそれが、フィルタ・ホルダ7の下において1つ以上のカップを支持する。
フィルタ・ホルダ7は、トップが開いているカップ10と、カップ10から半径方向に延び、支持体6へのカップ10の結合およびそこからの結合解除のために操作者によって把持されるべく設計されたハンドル11と、を包含する。
カップ10は、底部にコーヒー飲料の引き渡しのためのコンジット12が備わり、それには、同時に2つのカップへのコーヒー飲料の引き渡しを可能にする2口型引き渡し口13を、好ましくは取り外し可能に接続することが可能である。
カップ10は、その内部に、緩い粉コーヒーまたはコーヒー・ポッドもしくはカプセルのいずれかを受け入れるべく設計されたカップ形状のフィルタ14を収容する。好ましくはフィルタ14が、金属材料、都合よくはステンレス・スチールから作られ、孔の開いた底壁と、外向きにU字に折り曲げられ、かつカップ10の自由端のエッジを跨いでアレンジされるエッジ15で終端する側壁と、を有する。
カップ10は、その開いた端部に近接していくつかの突出部またはフィン16を有し、それらは、カップ10から外向きに放射状に突出し、一般に『バヨネット』と呼ばれるタイプの、支持体6に対してカップ10を、したがってフィルタ・ホルダ7を取り外し可能に結合するべく設計された結合デバイス17の部分を定義する。添付図面に示されている例においては、フィン16の数が3つであり、カップ10の縦軸周りのそれらの間隔が互いに等しい。図示されていない変形においては、フィン16を2つにすること、または3つを超える数とすることが可能である。
フィン16は、実質的に、カップ10の縦軸と垂直な水平面内にあり、フィン16があるその平面に対してすべて同一の傾斜および向きを有するそれぞれの斜面18によって底部が区切られる。
添付図面に示されているとおり、支持体6は、下向きに面して凹となる概してカップ形状であり、垂直軸20と実質的に同軸である管状の側壁19と、底壁と、を包含し、それを通って前述した給湯コンジット5の端部が形成される。
配湯シャワー21が、底壁の中心にマウントされ、給湯コンジット5と流体連通し、かつ正面シール23を収容する軸20と同軸の環状キャビティ22によって囲まれており、より詳細を後述するとおりそれは、結合デバイス17が緊密に結合されるとき、フィルタ・ホルダ7と支持体6を流体密に結合する機能を有する。
さらにまた、フィルタ・ホルダ7が支持体6と結合されるときにフィン16と協働するように、いくつかの横向き突出部24が支持体6と関連付けされて支持体6上にアレンジされている。横向き突出部24は、フィン16とともに前述の結合デバイス17を定義し、それのさらなる部分を形成する。
この目的のために横向き突出部24は、それのトップにおいて、すなわち支持体6の底壁へ向かってそれぞれの当接面25によって区切られ、これらの当接面25は、以下に述べる態様ならびに形式でフィルタ・ホルダ7の上向きの変位および支持体6に対する後者の押し付けを生じさせ、その結果として結合デバイス17の緊密な結合がもたらされるように互いに共平面であり、かつ軸20に対して垂直であり、また横向き突出部24とフィン16の相対的な回転に応答して斜面18と摺動自在に係合するべく構成される。
特に、以下の説明の中でさらに明瞭となるであろうが、支持体6に対するフィルタ・ホルダ7の結合は、第1の完全なマニュアル・ステップを包含し、それの間においては、フィン16が横向き突出部24の間の自由空間内にアレンジされ、かつフィルタ14のエッジ15が、キャビティ22と係合して正面シール23と面し、かつ好ましくは接触する挿入構成にフィルタ・ホルダ7をアレンジするために、操作者が上向きの垂直移動を通じてフィルタ・ホルダ7のカップ10を支持体6まで近づける。
好都合には、挿入構成におけるフィルタ・ホルダ7の正しい位置決めを容易にし、かつ結合デバイス17の緊密な結合に先行してこの構成を安定して維持するために、それぞれが対応するフィン16に固定されるいくつかの永久磁石27と、カップ10の底壁の周囲に沿ってマウントされたいくつかの永久磁石28と、を包含する磁気位置決めデバイス26が備えられ、永久磁石28は、フィルタ・ホルダ7が支持体6に近づけられるとき、フィン16の対応する永久磁石27と面するような位置にマウントされる。好ましくは、対面している永久磁石27と28のペアの間における引力が、結合デバイス17が緊密に結合される前に操作者がフィルタ・ホルダ7を完全に放置した場合でさえ、挿入構成にあるフィルタ・ホルダ7の保持に充分であるものとする。
支持体6に対するフィルタ・ホルダ7の結合は、さらに、結合デバイス17が緊密に結合される第2のステップを包含する。このステップにおいては、フィン16と突出部24が相対的に回転され、斜面18と当接面25の間における係合が、フィルタ・ホルダ7を挿入構成から緊密な結合構成へと移動させ、それにおいてはフィルタ・ホルダ7が挿入構成より高いレベルにアレンジされ、フィルタ14のエッジ15が正面シール23に対して、後者との流体密結合が達成されるように押し付けられる。
コーヒー・マシン1は、結合デバイス17の緊密な結合および結合解除に関連付けされる操作者の身体的努力が軽減されるように、その種の操作を自動的に行うべく構成された自動化デバイス29をさらに包含する。
これに関して言えば、フィン16と横向き突出部24の相対的な回転が結合デバイス17の緊密な結合および結合解除を生じさせることから、以下において説明の便宜のために第1の作動タイプとして示す、フィン16に対して横向き突出部24が回転する結合デバイス17の作動タイプと、以下において説明の便宜のために第2の作動タイプとして示す、横向き突出部24に対してフィン16が回転する結合デバイス17の作動タイプの間には、まったく概念上の相違がなく、実装の相違のみが存在することに注意される必要がある。
自動化デバイス29は、支持体6によって担持され、かつ軸20周りに回転するべくマウントされる歯付きリング・ナット30と、歯付きリング・ナット30と機能的に結合されてそれを軸20周りに回転させ、操作者がフィルタ・ホルダ7を支持体6に結合して挿入構成にアレンジすることが可能となる休止構成と、フィルタ・ホルダ7が緊密な結合構成となる作動構成の間において歯付きリング・ナット30を移動させる駆動デバイス31を包含する。
結合デバイス17の作動タイプに応じて、歯付きリング・ナット30は、フィン16に対して横向き突出部24を回転させるか、またはその逆に、横向き突出部24に対してフィン16を回転させて結合デバイス17の緊密な結合および結合解除を行う。
特に、図2乃至7に示されている第1の作動タイプにおいては、歯付きリング・ナット30が横向き突出部24と一体でマウントされ、それらがフィン16に対して回転するが、第2の作動タイプ(図8乃至15および16乃至23)においては、歯付きリング・ナット30がフィン16と角度的に結合され、それらが横向き突出部24に対して回転する。
歯付きリング・ナット30は、管状側壁19に対して回転自在にマウントされる環状体33上に形成された軸20と同軸の外歯32を包含する。
好ましくは、駆動デバイス31が、フレーム2内にアレンジされる電気モータ34と、電気モータ34の出力シャフトから回転運動を受け取り、適切にそれを減速してリング・ナット30へ伝達するべく設計されたギア・トランスミッション35と、を包含する。好ましくは、電気モータ34の出力シャフトが、前壁3を貫通して延び、ギア・トランスミッション35は、フレーム2の外側にアレンジされる。
図示されていない実施態様においては、駆動デバイス31が、フレーム2内に完全に収容されるギア・モータを包含する。
以下においては、前述されている結合デバイス17の2つの作動タイプのそれぞれを明示的に参照して自動化デバイス29をより詳細に説明する。
結合デバイスの第1の作動タイプ
図2乃至7は、結合デバイス17の第1の作動タイプ、すなわち、横向き突出部24が、歯付きリング・ナット30によって軸20周りに回転され、フィン16に対して回転するタイプに従って作動するコーヒー・マシン1の実施態様を示す。
この実施態様においては、管状側壁19上に回転自在にマウントされた歯付きリング・ナット30が、管状側壁19の延長を実質的に形成し、それ自体の自由端エッジの近傍に一体的に横向き突出部24をもたらす。
図2および3に示されているとおり、横向き突出部24は、歯付きリング・ナット30の内側表面から軸20へ向かって延び、それぞれの当接面25を支持体6の底壁に対面させてアレンジされ、かつ軸20周りに均等に、それらの間の自由空間36をフィン16が軸20と平行な方向に通ることを可能にするために、充分な角度幅の自由空間36が周方向に画定されるように分配される。
支持体6は、歯付きリング・ナット30が休止構成にあるときに対応する自由空間36と軸方向に整列するようにシール23周りに分配された複数のシート37を有し、そのそれぞれは、フィルタ・ホルダ7が挿入構成にあるとき(図4)に、対応するフィン16に適応するようにサイズ設定される。
フィルタ・ホルダ7を引き付け、その後それを挿入構成において安定に維持するために、フィルタ・ホルダ7が支持体6へ近づくとき、対応するフィン16の永久磁石27と協働するように、各シート37には、前述した位置決めデバイス26の永久磁石28のうちの1つが備えられる。
好ましくは、フィルタ・ホルダ7が挿入構成にあるとき、フィルタ・ホルダ7のハンドル11が、操作者の正面に、かつケーシング2の前壁3に関して概して垂直にアレンジされるように、シート37、およびその結果として歯付きリング・ナット30が、軸20周りにアレンジされる。結合デバイス17の第1の作動タイプにおいては、結合デバイス17の緊密な結合の間にフィルタ・ホルダのフィン16が回転せず、軸方向上向きの変位のみを受けることから、フィルタ・ホルダ7は、それが緊密な結合構成にあるときでさえ、操作者に対して同じ正面構成にとどまる。
図5および6は、結合デバイス17が、歯付きリング・ナット30を図5に示されている休止構成から図6に示されている作動構成まで回転することによってどのようにして緊密に結合されるかを示している。
歯付きリング・ナット30の休止構成においては、フィルタ・ホルダ7が挿入構成にあり、それにおいては、フィン16が対応するシート37と係合し、フィルタ14のエッジ15がシール23の正面に向かってそれと係合するか、または少なくともそれと隣接する。
図6に明瞭に示されているとおり、歯付きリング・ナット30を休止構成から作動構成へ移動させるために、駆動デバイス31が作動されて歯付きリング・ナット30に、横向き突出部24とフィン16が少なくとも部分的にオーバーラップする程度の回転を与える。この回転の間に、横向き突出部24の当接面25がフィン16の斜面18に沿ってスライドし、後者に、したがってフィルタ・ホルダ7の全体に上向きの突き押し力を与える。
図7に示されているとおり、歯付きリング・ナット30の回転の終了時においては、フィルタ・ホルダ7が緊密な結合構成となり、それにおいては、フィルタ・ホルダ7が支持体6と流体密結合されるようにシール23に対してフィルタ14のエッジ15が押し付けられる。
結合デバイスの第2の作動タイプ
図8乃至15および図16乃至23は、結合デバイス17の第2の作動タイプ、すなわち、歯付きリング・ナット30がフィン16と角度的に結合してそれらを軸20周りに回転し、横向き突出部24に対してフィン16が回転されるタイプに従って作動するコーヒー・マシン1の実施態様をそれぞれ示している。
この実施態様においては、横向き突出部24が歯付きリング・ナット30によって担持されず、むしろ管状側壁19と一体になる。特に、横向き突出部24が、管状側壁19の自由端のエッジに沿ってアレンジされ、かつ軸20へ向かって延び、それぞれの当接面25が支持体6の底壁に面する。
また、この実施態様においては、横向き突出部24が、軸20周りに均等に分配され、それらの間の自由空間36をフィン16が軸20と平行な方向に通ることが可能となる充分な角度幅の自由空間36が、周方向に画定される。
自由空間36と対応するセクション内において、支持体6の底壁が、シール23周りに永久磁石28を担持しており、それらには、手前の実施態様における場合と同様に、フィルタ・ホルダ7が支持体6へ近づくときに、フィルタ・ホルダ7を挿入構成に引き付けて保持するため、または保持を補助するために、対応するフィン16によって担持される永久磁石27と協働する設計がなされている。
上に述べられているとおり、結合デバイス17の第2の作動タイプにおいては、歯付きリング・ナット30は、駆動デバイス31によって作動されるときにフィルタ・ホルダ7が軸20周りに回転するように、フィン16と、したがってフィルタ・ホルダ7と角度的に結合可能である。
歯付きリング・ナット30とフィルタ・ホルダ7の間における角度的な結合は、フィルタ・ホルダ7が挿入構成を呈するときに達成される。この角度的な結合がどのようにして達成され得るかについての2つの例が、それぞれ図8乃至15と図16乃至23に示されている実施態様によって与えられる。
図8乃至15に示されている実施態様においては、フィルタ・ホルダ7が挿入構成にあるとき、それのハンドル11を跨いでアレンジされ、それによってフィルタ・ホルダ7と歯付きリング・ナット30を角度的に一体にする構成のフォーク38が、歯付きリング・ナット30に備えられる。
図10、11、および13に示されているとおり、好都合には、歯付きリング・ナット30が休止構成にあるときにはフォーク38が、操作者に面する中心構成から角度的に、好ましくは操作者の左側(図10および11)にオフセットされるように、歯付きリング・ナット30が支持体6上にマウントされる。好ましくは、それに加えて、歯付きリング・ナット30の休止構成は、当該休止構成から作動構成までの歯付きリング・ナット30の回転の後に、実質的に、フォーク38、したがってフィルタ・ホルダ7のハンドル11が操作者の正面になる前記中心構成となるように選択される(図13)。
図12および14は、結合デバイス17が、歯付きリング・ナット30を休止構成(図12)から作動構成(図14)まで回転すること、および対応するフィルタ・ホルダ7が挿入構成(図12)から緊密な結合構成(図14)まで回転することによってどのようにして緊密に結合されるかを示している。
フィルタ・ホルダ7の挿入構成においては、ハンドル11がフォーク38内に挿入され、フィン16が横向き突出部24の間の対応する自由空間36内にアレンジされ、フィルタ14のエッジ15がシール23の正面に向かってそれと係合するか、または少なくともそれと隣接する。
駆動デバイス31の作動は、歯付きリング・ナット30を回転させ、それとともにフィルタ・ホルダ7を引っ張り、横向き突出部24上でフィン16をスライドさせて、したがって、フィルタ・ホルダ7を上向きに移動させる。
図15に示されているとおり、歯付きリング・ナット30およびフィルタ・ホルダ7の回転の終了時においては、後者が緊密な結合構成となり、それにおいては、フィルタ・ホルダ7が支持体6と流体密結合されるようにシール23に対してフィルタ14のエッジ15が押し付けられる。
図16乃至23の実施態様においては、歯付きリング・ナット30とフィルタ・ホルダ7の間における角度的な結合が、歯付きリング・ナット30が休止構成にあり、かつフィルタ・ホルダ7が挿入構成へ導かれたときに、フィルタ・ホルダ7のフィン16のうちの1つによって係合されるべく構成された歯付きリング・ナット30と一体のシートまたはポケット39を用いて達成される。
特に、図17に示されているとおり、ポケット39は、横向き突出部24の間の自由空間36のうちの1つに広がる歯付きリング30の内側表面から突出する2つの壁によって画定され、相対的な精度を伴ってフィン16が収まるようにサイズ設定される。
歯付きリング・ナット30が休止構成にあるとき、フィルタ・ホルダ7が支持体6内に挿入されると、フィン16のうちの1つがポケット39(図20)内に挿入され、歯付きリング・ナット30が作動構成へ移動するときにそれとともに回転するようにフィルタ・ホルダ7を拘束する。フィルタ・ホルダ7の回転は、それぞれの横向き突出部24とフィン16を係合させ、その結果として結合デバイス17の緊密な結合がもたらされる(図22)。これに関して言えば、ここに示されている例においては、ポケット39のサイズは、フィルタ・ホルダ7の回転の間に、ポケット39内に挿入されるフィン16との協働が意図された横向き突出部24とポケット39が干渉するようなものとなることに注意が必要である。したがって、前記横向き突出部24が存在せず、結合デバイス17の緊密な結合は、残りのフィンと対応する横向き突出部24を係合させることによって効果的に達成される。図示されていない変形においては、ポケット39内に挿入されるフィン16との協働が意図された横向き突出部24の存在にもかかわらず、ポケット39の回転が可能となるようにそれがサイズ設定され、かつ形作られる。
図18、19、および21に示されているとおり、好都合にも、歯付きリング・ナット30が休止構成にあるとき、ポケット39内にフィン16を挿入することが可能になる一方、フィルタ・ホルダ7のハンドル11が操作者の正面となる中心構成に対して左向きに角度的にオフセットされる構成で維持されるように歯付きリング・ナット30が支持体6上にマウントされ、その結果歯付きリング・ナット30が休止構成から作動構成まで回転した後に、ハンドル11が実質的に操作者の正面になる中心構成となる。
図23に示されているとおり、歯付きリング・ナット30およびフィルタ・ホルダ7の回転の終了時においては、後者が緊密な結合構成となり、それにおいては、フィルタ・ホルダ7が支持体6と流体密結合されるようにシール23に対してフィルタ14のエッジ15が押し付けられる。
結合デバイス17が、上に述べられている第1の作動タイプまたは第2の作動タイプのいずれに属するかということとは無関係に、コーヒー・マシン1の自動化デバイス29は、上に述べられているとおり、結合デバイス17の緊密な結合および結合解除を、その種の動作を行う操作者に代わって、または補助するように自動的に行うべく構成される。
その種の自動化の実装は、実践的な観点から歯付きリング・ナット30を回転する駆動デバイス31の付勢が必要となるが、そのために自動化デバイス29は、駆動デバイス31と機能的に結合され、かつ結合デバイス17の緊密な結合および結合解除のために、操作者が、両方の回転方向において歯付きリング・ナット30を回転させることを可能にするべく構成されたユーザ・インターフェース40を包含する。
添付図面には示されていない基本的な実施態様においては、ユーザ・インターフェース40が、単純なボタンまたは2つ以上の切り替え位置を伴うロッカー・スイッチ、または1つ以上のタッチ・キー、または操作者によって行われる単純な接触もしくはより複雑なジェスチャを検出する能力のある接触感応パネルを包含することができる。
本発明の異なる独立の態様によれば、添付図面に示されている先進的な実施態様において、ユーザ・インターフェース40は、操作者によって行われたフィルタ・ホルダ7に対するマニュアルの動作を、正逆の回転方向に、かつ所定回にわたって歯付きリング・ナット30が回転されるような駆動デバイス31のための対応する電気的な命令に変換する構成がなされる。
特に、ユーザ・インターフェース40は:
- フィルタ・ホルダ7のハンドル11に対する操作者による動作を検知し、フィルタ・ホルダ7のハンドル11に対する操作者によるその動作を示す電気的出力を出力する構成がなされた電子センサ・システム41と、
- 電子センサ・システム41および駆動デバイス31と通信可能に結合され、特に電気的に接続され、電子センサ・システム41の電気的出力を受信し、受信した電気的出力に基づいて、操作者によってフィルタ・ホルダ7に対して行われた動作に応答して歯付きリング・ナット30に、正逆の回転方向における回転を生じさせて結合デバイス17に緊密な結合および結合解除がもたらされるように駆動デバイス31のための対応する電気的な命令を生成する電子コントロール・ユニット42と、
を包含する。
図1に示されているとおり、電子センサ・システム41は、前壁3上にマウントされ、支持体6を支持するパネルまたはプレート43と、プレート43に結合されて、プレート43に直接またはフィルタ・ホルダ7を通じて間接的に印加される力を検知する1つ以上のセンサ44と、を包含する。
好都合なことに、プレート43に結合された移動センサ44をセンサ44として、プレート43に対する操作者の直接またはフィルタ・ホルダ7を通じた間接的な動作のいずれかによって生じたプレート43の(微小)移動を検知するように使用することができる。
移動センサ44の数、テクノロジ、およびアレンジメントは、それらが、検知されることが望ましいプレート43に対する操作者の直接またはフィルタ・ホルダ7を通じた間接的な動作のいずれかによって生じたプレート43の(微小)移動の検知が可能になるように選択される。
好都合なことに、移動センサ44としてロード・セル44を使用することが可能であり、この説明の中においては、一般性を失うことなく明示的にそれを参照する。
さらにまた、慣習に従えば、コーヒー・マシンのフィルタ・ホルダは、操作者によって反時計回りに(操作者に関して右向きに)回転されて支持体にロックされ、時計回りに(操作者に関して左向きに)回転されてアンロックされることから、好都合には、フィルタ・ホルダ7を反時計回りおよび時計回りに回転するために操作者によってそれに印加された力によって生じるプレート43の(微小)移動を検知することが可能となるように移動センサの数、テクノロジ、およびアレンジメントが選択される。
この実施態様においては、電子コントロール・ユニット42がプログラムされて:
- ロード・セル44の電気的出力に基づいて、操作者によって行われたフィルタ・ホルダ7のハンドル11に対するマニュアルの動作によって生じたプレート43の移動を決定し、
- 駆動デバイス31が歯付きリング30に、操作者によってフィルタ・ホルダ7に印加された右向きの(反時計回りの)突き押し力によって生じたプレート43の移動をロード・セル44が検知したときに休止構成から作動構成までの回転を、またその逆に、操作者によってフィルタ・ホルダ7に印加された左向きの(時計回りの)突き押し力によって生じたプレート43の移動をロード・セル44が検知したときに作動構成から休止構成までの回転を生じさせるように、駆動デバイス31のための電気的な命令を生成する。
添付図面に示されている実施態様においては、プレート43が矩形の形状を有し、実質的に水平の下側および上側のエッジによって、また2つの実質的に垂直の側方エッジによって区切られる。下側および上側のエッジは、それぞれ、プレート43と直角をなして前壁3から外向きに突出する延長部43aを有し、それらは対面してアレンジされ、かつプレート43が挿入される前壁3の窓の下側および上側の辺から突出するそれぞれのブラケット45と連続している。
好ましくは、ブラケット45の実質的な中心にアレンジされる互いに同軸のピン46を用いて各延長部43aがそれぞれのブラケット45に、それらのピン46が垂直回転軸47を定義するように接続され、操作者がフィルタ・ホルダ7を通じて右向きまたは左向きの突き押し力を支持グループ6に与えたときに、プレート43が、垂直回転軸47周りに正逆の方向に揺動し得る。
プレート43の移動、すなわち揺動を検知するために、ロード・セル44は、前壁3の外側のプレート43の側方エッジにおいて、プレート43と前壁3の間にアレンジされる。
いずれの場合においても、図1乃至23に示されている実施態様は、支持体6内に挿入されたフィルタ・ホルダ7に対して操作者によって与えられた右向きおよび左向きの突き押し力に応答してプレート43の移動を検知するために、いくつのロード・セル44が必要となり得るか、またプレート43および前壁3に関してそれらがどのようにアレンジされるべきかについての例に過ぎない。実際に、ロード・セル44の数、構成、および向きは、使用されるロード・セルのタイプに依存する。
さらにまた、図25に示されているとおり、ロード・セル44の数およびアレンジメントが、プレート43に充分な安定性とそれの移動を与えるに充分となり得ることから、ピン46の存在もまたオプションである。
最後に述べれば、添付図面に示されているプレート43の形状もまた、純粋に例証目的のためのものであり、それが支持体6の堅固に支持に適しており、かつ支持体6内に挿入されたフィルタ・ホルダ7に対して操作者によって与えられた右向きおよび左向きの突き押し力に応答してプレート43の(微小)移動を検知するためにロード・セル44が適用されることを可能とする限りにおいて任意の形状およびサイズのマウント要素によって置き換えることができる。
結合デバイス17が第1の作動タイプまたは第2の作動タイプのいずれに従って作動するかに応じて、歯付きリング・ナット30の回転によってもたらされるそれの緊密な結合は、上に述べられているとおり、それぞれ、電子コントロール・ユニット42によって歯付きリング・ナット30の回転が駆動デバイス31を通じて排他的にコントロールされる完全自動モードにおいて、または歯付きリング・ナット30の回転が、ある程度は操作者によってマニュアルで、またある程度は駆動デバイス31によって自動的に実行される部分自動モードにおいてもたらされる。
実際、挿入構成と緊密な結合構成の間においてフィルタ・ホルダ7が回転されず、歯付きリング・ナット30によって横向き突出部24が担持されてフィン16に対して移動される第1の作動タイプにおいては、操作者がフィルタ・ホルダ7を挿入構成に置き、それを回転してロックすることを欲したかのように右向きの(慣習に従う場合、そうでなければ左向きの)突き押し力を与え、したがってプレート43の移動(揺動)を生じさせたときに、ロード・セル44の対応する電気的な出力、および電子コントロール・ユニット42からの電気的な命令に応答した駆動デバイス31の作動と、その結果としての作動構成にある歯付きリング・ナット30の回転が生じ、結合デバイス17の緊密な結合が完全に自動的な態様で生じる。
その逆に、操作者によってフィルタ・ホルダ7に与えられた、それをアンロックし、取り外すことを欲したかのような逆方向の、この場合には左方向の突き押し力は、プレート43に逆方向の移動を生じさせ、その結果として作動構成から休止構成への歯付きリング・ナット30の回転を生じさせる。
これに対して、フィルタ・ホルダ7が歯付きリング・ナット30と一体的となる第2の作動タイプにおいては、フィルタ・ホルダ7が挿入構成にあり、その挿入構成と緊密な結合構成の間においてそれが、フィン16と横向き突出部24の係合、またはそこからの係合解除が生じるように移動するべく回転されるとき、結合デバイス17の緊密な結合が部分的に自動的な態様で生じ、言い換えるとマニュアル『サーボ・アシスト』態様でそれが生じる。
特に、操作者がフィルタ・ホルダ7を挿入構成に置き、右向きの(慣習に従う場合、そうでなければ左向きの)突き押し力を与えたときに、フィルタ・ホルダ7が、緊密な結合構成へ向かう回転を実際に開始するが、同時に、結果として生じるプレート43上の突き押し力をロード・セル44が検知し、その結果として電子コントロール・ユニット42が駆動デバイス31を付勢し、それが歯付きリング・ナット30を作動構成まで回転し、したがって、フィルタ・ホルダ7に対するそれ以上の力の作用が操作者に余儀なくされることなく、結合デバイス17の緊密な結合が完了する。
結合デバイス17の結合解除は、操作者によって逆方向に、この場合には左方向にフィルタ・ホルダ7に対して与えられる突き押し力が緊密な結合力に打ち勝つほどのものでなければならないということはなく、むしろ作動構成から休止構成への歯付きリング・ナット30の回転、したがって挿入構成へのフィルタ・ホルダ7の戻りが生じるようにプレート43の移動を通じたロード・セル44による検知に適していれば充分であることから、大部分は自動的になる。
言うまでもないことであるが、結合デバイス17の緊密な結合および結合解除は、プレート43に対する直接的な作用によって、特に、支持体6の対向する側においてプレート43へ突き押し力を直接与えることによって達成することができる。
最後に述べれば、好ましい実施態様においては、自動化デバイス29が、結合デバイス17の緊密な結合および結合解除だけでなく、フィルタ・ホルダ7のハンドル11に対して操作者によってマニュアルで行われる適切な動作に応答した飲料の引き渡しの開始および停止もコントロールするべく構成される。
好ましくは、飲料の引き渡しが、上に述べられている結合デバイス17の緊密な結合のためのコントロールと類似に、特に、プレート43と前壁3の間にマウントされ、フィルタ・ホルダ7に与えられる突き押し力によってもたらされる緊密な結合構成への、およびそこからの移動とは異なる方向におけるプレート43の移動を検知するロード・セル44を用いて実行される。
この目的のために備えられるロード・セル44は、結合デバイス17の緊密な結合および結合解除のときにプレート43の移動を検知することが意図されたものと同じとすることができるか、または結合デバイス17の緊密な結合および結合解除のときにプレート43の移動を検知することが意図されたものとまったく別のものとし、プレート34に関して適切な位置にアレンジすることができる。簡潔にするために添付図面においては、検知することが意図されている移動のタイプとは無関係に、すべて同じ参照番号を用いてロード・セル44と示されている。
好ましい実施態様においては、飲料の引き渡しの開始および停止の命令が、フィルタ・ホルダ7が緊密な結合構成にアレンジされているときに、それのハンドル11に対して操作者が、上向き、および下向きの突き押し力をそれぞれ作用させることによって与えられる。フィルタ・ホルダ7が支持体6と一体的に結合されることから、フィルタ・ホルダ7に与えられた突き押し力は、プレート43へ伝達され、ロード・セル44によって検知され、その電気的出力が電子コントロール・ユニット42に、ボイラ4に水を供給するポンプ(図示せず)の始動または停止をコントロールさせる。
異なる実施態様においては、飲料の引き渡しの開始および停止の命令を、フィルタ・ホルダ7が緊密な結合構成にアレンジされているときに、それのハンドル11に対して操作者が、ハンドルを右向きおよび左向きにそれぞれ回転させる傾向を有するトルクを印加することによって与えることができる。
図25、26、および27は、フィルタ・ホルダ7に対する右向き/左向きおよび/または上向き/下向きの突き押し力によって生じるプレート43の移動を検知するための、考え得るロード・セル44のアレンジメントの例を示している。
特に図25は、プレート43の短辺にアレンジされた同一ペアのロード・セル44によってフィルタ・ホルダ7に対する右向き/左向きおよび/または上向き/下向きの突き押し力が検知される状況を示している。
図26は、フィルタ・ホルダ7に対する右向き/左向きおよび/または上向き/下向きの突き押し力が、プレート43の長辺にアレンジされた同一ペアのロード・セル44(実線で示されている)によって検知される状況、およびフィルタ・ホルダ7に対する右向き/左向きの突き押し力が、プレート43の短辺にアレンジされた第1のペアのロード・セル44(破線で示されている)によって検知される一方、フィルタ・ホルダ7に対する上向き/下向きの突き押し力が、プレート43の長辺にアレンジされた第2のペアのロード・セル44(実線で示されている)によって検知される状況の両方を示している。
最後の図27は、フィルタ・ホルダ7に対する右向き/左向きおよび/または上向き/下向きの突き押し力が、プレート43の4つの頂点の近傍にアレンジされた4つのロード・セル44によって検知される状況を示している。
基本的な実施態様の中において結合デバイス17の緊密な結合および結合解除について述べられていることと同様に、飲料の引き渡しの開始および停止の命令についても、ユーザ・インターフェース40は、単純なボタンまたは2つ以上の切り替え位置を伴うロッカー・スイッチ、またはタッチ・キーのペア、または操作者によって行われる単純な接触もしくはより複雑なジェスチャを検知する能力のある接触感応パネルさえ包含することができる。
以上から、先進的な実施態様に従ったユーザ・インターフェース40は、操作者によってなされたフィルタ・ホルダ7に対する動作に応答して、結合デバイス17の緊密な結合/結合解除および飲料の引き渡しの開始/停止の両方をコントロールする能力のあるタイプ、または結合デバイス17の緊密な結合/結合解除および飲料の引き渡しの開始/停止のうちの1つだけをコントロールする能力のあるタイプのものとすることができる。
1 コーヒー・マシン
2 フレーム、ケーシング
3 前壁
4 ボイラ
5 給湯コンジット
6 支持体、支持グループ
7 フィルタ・ホルダ
8 ドリップ・トレイ
9 グリッド
10 カップ
11 ハンドル
12 コンジット
14 フィルタ
15 エッジ
16 フィン
17 結合デバイス
18 斜面
19 側壁、管状側壁
20 垂直軸、軸
21 配湯シャワー
22 環状キャビティ、キャビティ
23 正面シール、シール
24 横向き突出部、突出部
25 当接面
26 磁気位置決めデバイス、位置決めデバイス
27 永久磁石
28 永久磁石
29 自動化デバイス
30 歯付きリング・ナット、リング・ナット、歯付きリング
31 駆動デバイス
32 外歯
33 環状体
34 電気モータ
35 ギア・トランスミッション
36 自由空間
37 シート
38 フォーク
39 シートまたはポケット、ポケット
40 ユーザ・インターフェース
41 電子センサ・システム
42 電子コントロール・ユニット
43 パネルまたはプレート、プレート
43a 延長部
44 センサ、移動センサ、ロード・セル
45 ブラケット
46 ピン
47 垂直回転軸

Claims (34)

  1. フレーム(2)と、
    前記フレーム(2)にマウントされる、飲料を作るための湯を引き渡すべく設計された支持体(6)と、
    淹出材料を入れることが可能であり、かつ前記支持体(6)と着脱自在に結合してそこから、前記淹出材料を淹出して飲料を作るために湯を受け取ることを可能にするべく設計されたフィルタ・ホルダ(7)と、
    ユーザがコーヒー・マシン(1)の操作をコントロールすることを可能にするユーザ・インターフェース(40)と、
    を包含するコーヒー・マシン(1)であって、
    前記ユーザ・インターフェース(40)が、ユーザによって前記フィルタ・ホルダ(7)に対して行われた1つの、または異なる動作、あるいはユーザによって前記フレーム(2)に対して直接または前記フィルタ・ホルダ(7)を通じて間接的に印加された1つの、または異なる力を検知し、検知された動作または力に応答して飲料の引き渡しの開始および停止を生じさせるべく構成されること、
    を特徴とするコーヒー・マシン(1)。
  2. 前記ユーザ・インターフェース(40)は、さらに、検知された動作または力に応答して前記フィルタ・ホルダ(7)への湯の引き渡しの開始および停止を生じさせるべく構成される、請求項1に記載のコーヒー・マシン(1)。
  3. 前記ユーザ・インターフェース(40)は、さらに、ユーザによって前記フィルタ・ホルダ(7)に対して行われた右向き、左向き、上向き、および下向きのうちの1つ以上の動作、あるいはユーザによって前記フレーム(2)の1つの、または異なるエリアに対して直接印加された1つ以上の力のうちのいずれかを検知するべく構成される、請求項2に記載のコーヒー・マシン(1)。
  4. 前記ユーザ・インターフェース(40)は、さらに、ユーザによって前記フィルタ・ホルダ(7)に対して行われた右向きおよび左向き、または上向きおよび下向きの動作、あるいはユーザによって前記支持体(6)の対向する側の前記フレーム(2)のエリアに対して直接印加された力のいずれかを検知するべく構成される、請求項3に記載のコーヒー・マシン(1)。
  5. 前記ユーザ・インターフェース(40)は、
    ユーザによって前記フィルタ・ホルダ(7)に対して行われた1つの、または異なる動作、あるいはユーザによって直接または前記フィルタ・ホルダ(7)を通じて間接的に前記フレーム(2)に対して印加された1つの、または異なる力を検知し、それに応答して、検知された動作または力を示す電気的出力を出力するべく構成された電子センサ・システム(41)と、
    前記電子センサ・システム(41)と通信可能に結合されて前記電子センサ・システム(41)の前記電気的出力を受信し、前記電子センサ・システム(41)の前記電気的出力に基づいて自動化デバイス(29)のための電気的な命令を生成し、検知された動作または力に応答して飲料の引き渡しの開始および停止を生じさせる電子コントロール・ユニット(42)と、を包含する、請求項1から4の何れか一項に記載のコーヒー・マシン(1)。
  6. さらに、
    前記支持体(6)上にマウントされる第1の結合部分(24)と、前記フィルタ・ホルダ(7)によって担持される第2の結合部分(16)と、を包含する結合デバイス(17)であって;前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)の相対的な移動の結果として前記フィルタ・ホルダ(7)に、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記支持体(6)へ緩く挿入される挿入構成から開始して、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記支持体(6)に緊密に結合される緊密な結合構成をとらせるべく構成された結合デバイス(17)と、
    前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)に、相対的な移動を、少なくとも部分的に自動的に生じさせるべく構成された自動化デバイス(29)と、を包含する、請求項1から5の何れか一項に記載のコーヒー・マシン(1)。
  7. 前記結合デバイス(17)は、前記フィルタ・ホルダ(7)に、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)の相対的な回転の結果として前記緊密な結合構成をとらせるべく構成される、請求項6に記載のコーヒー・マシン(1)。
  8. 前記支持体(6)は、軸(20)を有し、前記自動化デバイス(29)は、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)を前記支持体(6)の軸(20)周りに正逆の回転方向で相対的に回転するべく作動可能なモータ付き部材(30)を包含する、請求項7に記載のコーヒー・マシン(1)。
  9. 前記ユーザ・インターフェース(40)は、さらに、前記自動化デバイス(29)を操作して、検知された動作または力に応答して前記結合デバイス(17)に緊密な結合および結合解除を生じさせるべく構成される、請求項6から8のいずれか一項に記載のコーヒー・マシン(1)。
  10. 前記ユーザ・インターフェース(40)は、さらに、ユーザによって前記フィルタ・ホルダ(7)に対して行われた右向き、左向き、上向き、および下向きの動作、またはユーザによって前記支持体(16)上の右、左、上、および下の前記フレーム(2)のエリアに対して直接印加された力のうちのいずれかを検知し、検知された右向きおよび左向きの動作または検知された前記支持体(16)の右および左の力のうちのいずれかに応答して前記結合デバイス(17)の緊密な結合および結合解除を生じさせ、検知された上向きおよび下向きの動作または検知された前記支持体(16)の上および下の力のうちのいずれかに応答して前記飲料の引き渡しの開始および停止を生じさせるか、またはその逆を生じさせるべく構成される、請求項9に記載のコーヒー・マシン(1)。
  11. 前記電子コントロール・ユニット(42)は、さらに、前記電子センサ・システム(41)の前記電気的出力に基づいて前記自動化デバイス(29)のための電気的な命令を出力し、検知された動作または力に応答して前記結合デバイス(17)に緊密な結合および結合解除を生じさせるべく構成される、請求項5を引用する請求項9または10に記載のコーヒー・マシン(1)。
  12. 前記電子センサ・システム(41)は、前記フレーム(2)に、直接または前記フィルタ・ホルダ(7)を通じて間接的に印加された力を検知するべく前記フレーム(2)と結合された1つ以上のセンサ(44)を包含する、請求項5を引用する請求項5に記載のコーヒー・マシン(1)。
  13. 前記1つ以上のセンサ(44)は、前記フレーム(2)に、直接または前記フィルタ・ホルダ(7)を通じて間接的に印加された力によってもたらされた前記フレーム(2)の(微小)移動を検知するべく前記フレーム(2)と結合された1つ以上の移動センサ(44)を包含する、請求項12に記載のコーヒー・マシン(1)。
  14. 前記1つ以上の移動センサ(44)は、1つ以上のロード・セル(44)を包含する、請求項13に記載のコーヒー・マシン(1)。
  15. 前記自動化デバイス(29)は、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)を前記支持体(6)の軸(20)周りに正逆の回転方向で相対的に回転するべく作動可能なモータ付き部材(30)を包含し、
    前記第1の結合部分(24)が前記支持体(6)と一体であり、かつ前記支持体(6)上に前記軸(20)周りに回転するべく回転自在にマウントされ、かつ前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記フィルタ・ホルダ(7)と角度的に一体になるように前記フィルタ・ホルダ(7)との結合を可能にするべく設計されたリング・ナット(30)を前記モータ付き部材(30)が包含し、
    前記リング・ナット(30)が、前記挿入構成から前記緊密な結合構成へ、およびその逆へ前記フィルタ・ホルダ(7)を移動するように、前記第2の結合部分(16)を前記第1の結合部分(24)と相対的に回転するべく作動可能である、請求項6に記載のコーヒー・マシン(1)。
  16. 前記リング・ナット(30)は、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記フィルタ・ホルダ(7)と前記リング・ナット(30)が角度的に一体になることがもたらされるように前記フィルタ・ホルダ(7)の一部による係合を可能にするべく構成されたシート(38;39)を包含する、請求項15に記載のコーヒー・マシン(1)。
  17. 前記シート(38)は、前記リング・ナット(30)と一体のフォーク(38)によって定義され、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記フィルタ・ホルダ(7)と前記リング・ナット(30)が角度的に一体になることがもたらされるように、前記フィルタ・ホルダ(7)のハンドル(11)を跨ぐアレンジを可能にするべく構成される、請求項16に記載のコーヒー・マシン(1)。
  18. 前記シート(39)は、前記リング・ナット(30)と一体のポケット(39)によって定義され、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記フィルタ・ホルダ(7)と前記リング・ナット(30)が角度的に一体になることがもたらされるように、前記フィルタ・ホルダ(7)の前記第2の結合部分(16)による係合を可能にするべく構成される、請求項16に記載のコーヒー・マシン(1)。
  19. 前記自動化デバイス(29)は、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)を前記支持体(6)の軸(20)周りに正逆の回転方向で相対的に回転するべく作動可能なモータ付き部材(30)を包含し、
    前記モータ付き部材(30)は、前記支持体(6)上に前記軸(20)周りに回転するべく回転自在にマウントされ、かつ前記第1の結合部分(24)を担持するリング・ナット(30)を包含し、
    前記リング・ナット(30)は、排他的に前記軸(20)に沿って前記支持体(6)へ向けて前記フィルタ・ホルダ(7)を上向きに移動することによって前記フィルタ・ホルダ(7)がマニュアルで前記挿入構成にアレンジ可能となることを可能にするように前記軸(20)周りに角度的に向き付けされる、請求項6に記載のコーヒー・マシン(1)。
  20. 前記支持体(6)は、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記リング・ナット(30)の回転の間に前記フィルタ・ホルダ(7)が前記軸(20)周りに回転することが実質的に防止され、前記挿入構成および前記緊密な結合構成の両方において操作者に対して1つの同一の構成を呈するように、前記第2の結合部分(16)と協働するような形に作られる、請求項19に記載のコーヒー・マシン(1)。
  21. 前記リング・ナット(30)は、前記挿入構成および前記緊密な結合構成の両方において、操作者に対して前記フィルタ・ホルダ(7)が、前記フィルタ・ホルダ(7)のハンドル(11)が前記操作者に対して正面にアレンジされる正面構成を呈するように、前記軸(20)周りに角度的に向き付けされる、請求項19または20に記載のコーヒー・マシン(1)。
  22. さらに、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記支持体(6)へ近づくとき、前記挿入構成における前記フィルタ・ホルダ(7)の位置決めを容易にするべく設計された磁気位置決めデバイス(26)を包含し、
    前記位置決めデバイス(26)は、前記支持体(6)と関連付けされた1つ以上の第1の磁気要素(28)と、前記第2の結合部分(16)と関連付けされた1つ以上の第2の磁気要素(27)と、を包含し、
    前記第1の磁気要素(28)は、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるか、またはほぼその形を呈するとき、前記第2の磁気要素(27)と磁気的に協働するべくアレンジされる、請求項15から21のいずれか一項に記載のコーヒー・マシン(1)。
  23. 前記フィルタ・ホルダ(7)は、底壁と、エッジ(15)によって区切られる開放端と、を有するカップ形状の本体(10)を包含し、かつ前記支持体(6)は、淹出用湯吐出口と、前記淹出用湯吐出口を取り囲むシール(23)と、を包含し、
    前記第1の結合部分(24)は、いくつかの第1の突出部(24)を包含し、かつ前記第2の結合部分(16)は、いくつかの第2の突出部(16)を包含し、
    前記第2の突出部(16)は、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるときには前記第1の突出部(24)との干渉を逃れ、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)の相対的な回転の間には前記第1の突出部(24)と摺動自在に協働するように前記フィルタ・ホルダ(7)上にアレンジされ、
    前記第1の突出部(24)および前記第2の突出部(16)は、前記相対的な回転の間においては前記フィルタ・ホルダ(7)および前記支持体(6)のうちの一方が他方へ向かう移動が生じるように、かつ前記緊密な結合構成においては前記フィルタ・ホルダ(7)の前記エッジ(15)が前記シール(23)に対して流体密に押圧されるように形作られ、
    前記第1の磁気要素(28)は、前記カップ形状の本体(10)の前記底壁の前記第1の突出部(24)の間にアレンジされ、かつ前記第2の磁気要素(27)は、対応するフィン(16)によって、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記支持体(6)へ近づくときに前記第1の磁気要素(28)が対応する第2の磁気要素(27)と面するような位置に担持される、請求項22に記載のコーヒー・マシン(1)。
  24. さらに、前記挿入構成における前記フィルタ・ホルダ(7)の位置決めを容易にするべく設計された位置決めデバイス(26)を包含し、
    前記位置決めデバイス(26)は、前記支持体(6)と関連付けされた1つ以上の第1の磁気要素(28)と、前記第2の結合部分(16)と関連付けされた1つ以上の第2の磁気要素(27)と、を包含する磁気位置決めデバイス(26)であり、前記第1の磁気要素(28)は、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるか、またはほぼその形を呈するとき、前記第2の磁気要素(27)と磁気的に協働するようにアレンジされる、請求項6に記載のコーヒー・マシン(1)。
  25. 前記フィルタ・ホルダ(7)は、底壁と、エッジ(15)によって区切られる開放端と、を有するカップ形状の本体(10)を包含し、かつ前記支持体(6)は、淹出用湯吐出口と、前記淹出用湯吐出口を取り囲むシール(23)と、を包含し、
    前記第1の結合部分(24)は、いくつかの第1の突出部(24)を包含し、かつ前記第2の結合部分(16)は、いくつかの第2の突出部(16)を包含し、
    前記第2の突出部(16)は、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるときには前記第1の突出部(24)との干渉を逃れ、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)の前記相対的な回転の間には前記第1の突出部(24)と摺動自在に協働するように前記フィルタ・ホルダ(7)上にアレンジされ、
    前記第1の突出部(24)および前記第2の突出部(16)は、前記相対的な回転の間においては前記フィルタ・ホルダ(7)および前記支持体(6)のうちの一方が他方へ向かう移動が生じるように、かつ前記緊密な結合構成においては前記フィルタ・ホルダ(7)の前記エッジ(15)が前記シール(23)に対して流体密に押圧されるように形作られ、
    前記第1の磁気要素(28)は、前記カップ形状の本体(10)の前記底壁の前記第1の突出部(24)の間にアレンジされ、かつ前記第2の磁気要素(27)は、対応するフィン(16)によって、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記支持体(6)へ近づくときに前記第1の磁気要素(28)が対応する第2の磁気要素(27)と面するような位置に担持される、請求項24に記載のコーヒー・マシン(1)。
  26. 前記自動化デバイス(29)は、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)を前記支持体(6)の軸(20)周りに正逆の回転方向で相対的に回転するべく作動可能なモータ付き部材(30)を包含し、
    前記第1の結合部分(24)が前記支持体(6)と一体であり、かつ前記支持体(6)上に前記軸(20)周りに回転するべく回転自在にマウントされ、かつ前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記フィルタ・ホルダ(7)と角度的に一体になるように前記フィルタ・ホルダ(7)との結合を可能にするべく設計されたリング・ナット(30)を前記モータ付き部材(30)が包含し、
    前記リング・ナット(30)が、前記挿入構成から前記緊密な結合構成へ、およびその逆へ前記フィルタ・ホルダ(7)を移動するように、前記第2の結合部分(16)を前記第1の結合部分(24)と相対的に回転するべく作動可能である、請求項24または25に記載のコーヒー・マシン(1)。
  27. 前記リング・ナット(30)は、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記フィルタ・ホルダ(7)と前記リング・ナット(30)が角度的に一体になることがもたらされるように前記フィルタ・ホルダ(7)の一部による係合を可能にするべく構成されたシート(38;39)を包含する、請求項26に記載のコーヒー・マシン(1)。
  28. 前記シート(38)は、前記リング・ナット(30)と一体のフォーク(38)によって定義され、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記フィルタ・ホルダ(7)と前記リング・ナット(30)が角度的に一体になることがもたらされるように、前記フィルタ・ホルダ(7)のハンドル(11)を跨ぐアレンジを可能にするべく構成される、請求項27に記載のコーヒー・マシン(1)。
  29. 前記シート(39)は、前記リング・ナット(30)と一体のポケット(39)によって定義され、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記フィルタ・ホルダ(7)と前記リング・ナット(30)が角度的に一体になることがもたらされるように、前記フィルタ・ホルダ(7)の前記第2の結合部分(16)による係合を可能にするべく構成される、請求項27に記載のコーヒー・マシン(1)。
  30. 前記自動化デバイス(29)は、前記第1の結合部分(24)と前記第2の結合部分(16)を前記支持体(6)の軸(20)周りに正逆の回転方向で相対的に回転するべく作動可能なモータ付き部材(30)を包含し、
    前記モータ付き部材(30)は、前記支持体(6)上に前記軸(20)周りに回転するべく回転自在にマウントされ、かつ前記第1の結合部分(24)を担持するリング・ナット(30)を包含し、
    前記リング・ナット(30)は、前記第1の結合部分(24)を前記第2の結合部分(16)と相対的に回転させて、前記フィルタ・ホルダ(7)に、完全に自動的に前記挿入構成から開始して前記緊密な結合構成をとらせるように、およびその逆をとらせるように作動可能であり、
    前記リング・ナット(30)は、排他的に前記軸(20)に沿って前記支持体(6)へ向けて前記フィルタ・ホルダ(7)を上向きに移動することによって前記フィルタ・ホルダ(7)がマニュアルで前記挿入構成にアレンジ可能となることを可能にするべく前記軸(20)周りに角度的に向き付けされる、請求項24または25に記載のコーヒー・マシン(1)。
  31. 前記支持体(6)は、前記フィルタ・ホルダ(7)が前記挿入構成にあるとき、前記リング・ナット(30)の回転の間に前記フィルタ・ホルダ(7)が前記軸(20)周りに回転することが実質的に防止され、前記挿入構成および前記緊密な結合構成の両方において操作者に対して1つの同一の構成を呈するように、前記第2の結合部分(16)と協働するような形に作られる、請求項30に記載のコーヒー・マシン(1)。
  32. 前記リング・ナット(30)は、前記挿入構成および前記緊密な結合構成の両方において、操作者に対して前記フィルタ・ホルダ(7)が、前記フィルタ・ホルダ(7)のハンドル(11)が前記操作者に対して正面にアレンジされる正面構成を呈するように、前記軸(20)周りに角度的に向き付けされる、請求項30または31に記載のコーヒー・マシン(1)。
  33. 前記リング・ナット(30)は、歯部(32)を有し、前記自動化デバイス(29)は、電気アクチュエータ(34)と、前記電気モータ(34)と前記リング・ナット(30)を運動学的に結合するギア・トランスミッション(35)と、を包含する、請求項15から32のいずれかに記載のコーヒー・マシン(1)。
  34. 前記緊密な結合構成において、前記フィルタ・ホルダ(7)と前記支持体(6)は、流体密に結合される、請求項15から33のいずれかに記載のコーヒー・マシン(1)。
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