JP2023529491A - 多軸差動歪みセンサ - Google Patents
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Abstract
Description
(関連出願の相互参照)
本特許出願は、2020年6月12日に出願された米国仮出願番号63/038,547に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本特許出願は、2020年6月12日に出願された米国仮出願番号63/038,547に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
歪みセンサは、例えば、歪みセンサが配置された基板を介して、歪みセンサに対する機械的又は他の物理的刺激を測定し、それによって基板上の歪みを測定することができる。伸張、ねじり、屈曲等のような歪みセンサに変換された基板の変形は、歪みセンサの何らかの物理的特性の変化を生じさせ得る。物理的特性の変化は、歪みに変換され、歪みの時間的変化を特定するために利用してもよい。
任意の特定の要素又は行為の議論を容易に特定するために、参照番号における最上位桁は、その要素が最初に導入される図番号を指す。
可撓性歪みセンサは、例えば、2018年8月30日に公開された米国特許出願公開第2018/0247727号(「’727出願」)に開示されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。’727出願は、例えば、図7~10、及び段落[0014]~[0017]、[0089]~[0120]等において、導電性ゲルのような変形可能な導体を備える歪み感知のための方法、装置、及び例示的な実施形態を開示する。’727出願に開示されるように、センサシステムは、寸法を変更すること、例えば、歪みによって、刺激に応答するセンサ素子を含む。’727出願に開示された例は、例えば、段落[00116]において、可変抵抗グリッドパターン及び/又は非接続又は疎接続可変抵抗ネットワークを含み得る。
本明細書では、センサ素子をパターン状に配置することによって、2つ以上の次元で(例えば、2つの異なる軸に沿って)生じる刺激を測定し、それらを区別するために使用することができる可撓性差動歪みセンサが開示される。本明細書に開示される例は、差動信号処理を利用して、基板の特定の軸に沿った歪みを提供し得る。その結果、かかる可撓性差動歪みセンサは、基板上及び/又は歪みセンサ上の歪みの性質に対して相対的に高められた感度を提供し得る。
図1は、例示的な実施形態における、可撓性差動歪みセンサのブロック図である。可撓性作動歪みセンサ102は、変形可能基板104上、特に、変形可能基板104のX軸及びY軸に沿った歪みを検出するように構成される。変形可能基板104は、その上又は中に、本明細書に開示される導電性ゲルが配置され、通常固定され得る任意の物体であり得る。変形可能基板104は、天然及び合成繊維、天然又は合成ゴム、エラストマー等であってもよく、又はそれらを含んでもよい。さらに、様々な代替例では、可撓性差動歪みセンサ102は、比較的小さく変形することを意図する基板上に実装されてもよいが、可撓性差動歪みセンサ102が基板上の潜在的に望ましくない歪み又は変形の検出を許容してもよい。例えば、基板は、金属、炭素繊維であってもよく、可撓性差動歪みセンサ102は、通常、そのような構造上の歪みを識別することに向けられてもよい。しかしながら、様々な例では、可撓性差動歪みセンサ102は、変形可能基板104を用いて実施され、この場合、変形可能基板104を有する可撓性差動歪みセンサ102は、かかる比較的変形し難い構造上に配置及び固定され、そのような構造上の歪みを判定してもよい。
説明の目的のために、変形可能基板104は、X軸及びY軸の一方又は双方に配置され、X軸及びY軸の一方に沿って直接延びる部品によって検出される歪みを有する二次元物体として有効に提示される。しかしながら、部品は、X軸及びY軸に対して角度をなして配置されてもよく、従来の数学は、X軸及びY軸に対する角度の差を補償するか、又は他の方法で説明するために利用されてもよいことが認識され、理解されるべきである。さらに、歪みは、X軸及びY軸に直交するZ軸上で変形可能基板104に加えられてもよく、可撓性差動歪みセンサ102は、そのような歪みに感度を有してもよい。さらに、本明細書に示すように、2次元の例で示される原理が3次元の例に適用され、歪みセンサを変形可能基板104のZ軸に沿って配置し、Z軸上の歪みを直接感知するように構成してもよい。
可撓性差動歪みセンサ102は、Y軸、例えば、第1の軸に沿って歪みを感知するように配置された第1の活性部分108を有する第1の感知素子106を含んでもよい。第1の端子110は、第1の感知素子106からの電気出力を提供する。第2の感知素子112は、第2の活性部分114及び相殺部分116を有してもよく、第2の端子118は、第2の感知素子112からの電気出力を提供する。第2の活性部分114は、X軸、例えば、第2の軸に沿った歪みを感知するために、変形可能基板104上に配置されてもよく、相殺部分116は、第1の感知素子106の第1の活性部分108によって検出されたY軸に沿った歪みを論理的又は数学的に相殺するために、変形可能基板104上に配置されてもよい。その結果、第1の感知素子106は、Y軸上の歪みに感度を有するが、X軸上の歪みには殆ど又は全く感度を有さなくてもよい。対照的に、第2の感知素子112は、X軸及びY軸の双方に加えられる歪みに感度を有し得る。いくつかの例では、相殺部分116を第1の活性部分108に物理的に近接して配置することによって、相殺部分116は、Y軸に沿って第1の活性部分108と同じ又はほぼ同じ歪みを受ける。
様々な例では、第1の感知素子106及び第2の感知素子112は、それぞれ本明細書に開示されるように、導電性ゲルで形成される。導電性ゲルは、印刷、変形可能基板104のフィラメント及び空隙への分散等を含む、任意の適切なプロセスを通して、変形可能基板104上又はその内部に配置されてもよい。導電性ゲルは、配線に沿って電流を伝導するように構成された1つ以上の電気配線として実施されてもよい。導電性ゲルの電気的特性は、導電性ゲルが伸張、収縮、又は他の方法で変形するにつれて、例えば、歪みが変形可能基板104ひいては導電性ゲルに加えられるにつれて変化してもよい。様々な例では、導電性ゲルの所定の配線のインピーダンス(又は、より狭義の抵抗)は、配線が伸張、収縮、又は他の方法で変形するにつれて増加又は減少してもよい。配線の抵抗におけるそのような変化は、配線の近傍の変形可能基板104上に加えられた歪みの量と一致し得る。その結果、第1の活性部分108、第2の活性部分114、及び相殺部分116は、変形可能基板104のX軸及びY軸のそれぞれ一方に沿って延在する電気配線の導電性ゲルの特定の部分であると理解されてもよい。導電性ゲルのインピーダンス及び/又は他の電気特性は、導電性ゲルが変形するにつれて変化し得るが、導電性ゲルは、電子機器に使用される従来の導体より著しく脆くて壊れ易く、著しく弾性であり得る。
第1の端子110上のY1及び第2の端子118上のX1の2つの信号は、変形可能基板104及び可撓性差動歪みセンサ102に共通に付与される歪み場を回復及び/又は表すために、可撓性差動歪みセンサ102からの出力ベクトルを形成してもよい。出力ベクトルは、任意の適切な方法で処理し得る。例えば、いくつかの用途では、生信号X1及びY1は、信号処理ユニット120によって処理されて、Y軸に加えられた歪みを出力信号Y2として判定及び出力し、X軸に加えられた歪みを出力信号X2として判定及び出力してもよい。信号処理ユニット120は、端子110、118におけるインピーダンスを決定するためのオーム計又は他の機器と、インピーダンス又はインピーダンスの変化を可撓性差動歪みセンサ102の歪みに変換又は他の方法で関連付け得るプロセッサ又は他の計算電子機器とを含んでもよい。例えば、例示的な実施形態では、信号処理ユニット120によって検出されるインピーダンス及び/又は抵抗における0.03オームの変化は、本明細書で開示されるように、可撓性差動歪みセンサ102及びそれによって形成される配線の導電性ゲルの1ミリメートルの歪みと等価である。様々な例では、歪みは、全長の変化であると理解され得るが、当技術分野において公知の歪みについての任意の実行可能なメトリックが追加的又は代替的に利用され得ることが認識及び理解されるべきである。
Y1は、第1の活性部分108を有するが、第2の活性部分114のように、X軸に沿って概ね延在する配線を有さないことによって、Y軸の歪みに対して大きな感度を有するので、信号処理ユニット120は、第1の活性部分108のインピーダンスの変化をY軸の歪みに関連付けることによって、Y軸の歪みを計算し、得られた歪みをY2として出力してもよい。様々な例では、信号処理ユニット120は、歪みの表示を提供するために、信号Y1を出力信号Y2として単に干渉又は通過させてもよく、遠隔処理ユニット、コントローラ、又は他の電子機器は、インピーダンスの変化を可撓性差動歪みセンサ102上の歪みに関連付ける演算を実行してもよい。
対照的に、第2の感知素子112は、X軸及びY軸の双方の歪みに対して有意な感度を有するので、信号処理ユニット120は、X1からのインピーダンスの変化からY1からのインピーダンスの変化を減算することによって、第2の感知素子112のX軸に沿って加えられる歪みを示す出力信号X2を生成してもよい。その結果、信号処理ユニット120は、Y軸に沿って第1の活性部分108及び相殺部分116に加えられる歪みを実質的に相殺し、第2の活性部分114に沿ったインピーダンスの変化に基づいて、主に又は完全にX2を残すインピーダンスに対する差動感度を判定する。本開示の目的のために、第1の活性部分108及び相殺部分116は、互いに近接して配置され、非常に類似した特性の導電性ゲル配線で形成されてもよいが、導電性ゲルの実際の位置における変動は、第1の活性部分108及び相殺部分116におけるインピーダンスの変化同士の間のいくらかの誤差をもたらし、X2におけるX軸出力上の歪みの差分計算を通して伝搬し得ることを認識及び理解されたい。しかしながら、出力X2がY軸上の歪みの影響を完全に排除しない場合であっても、そのような小さな誤差は、X軸上の歪みの有用かつ正確な表現をもたらし得ることが認識及び理解されるべきである。同じ原理がY2の出力にも適用される。
上述のように、出力ベクトルの任意の処理は、特定の用途にカスタマイズされ得る方法で実施されてもよい。一般に、感知素子は、部分的及び/又は完全に接続され得るグリッド又はアレイに配置されてもよい。素子は、可撓性差動歪みセンサ102によって測定された変形可能基板104上の歪み場の表現を提供するために、単独又は他のセンサと組み合わせて、分析され得る値の出力ベクトルを生成してもよい。歪み場の解釈は、用途に基づいてもよく、そのいくつかの例を以下に説明する。
他の実施形態では、可撓性差動歪みセンサ102は、他の構成で、異なる数及び/又はタイプの感知素子、活性領域及び/又は相殺領域等を使用して配置されてもよい。例えば、感知素子は、T字形状、U字形状、S字形状、箱形状等に配置されてもよい。異なる素子及び/又は領域は、鋭角及び/又は鈍角のような直角以外に配置されてもよい。感知素子は、任意のパターンに組み込まれてもよく、信号処理は、異なるパターンに適応するように調整されてもよい。いくつかの実施形態では、信号処理は、1つ以上の他の次元及び/又は軸における歪みを相殺しながら、1つの次元における刺激を示す複合信号を抽出し得る。これらの原理は、運動、応力、歪み等のような任意のタイプの刺激に対して、活性及び/又は相殺する任意の数の部分を備える任意の数の素子を有する可撓性差動歪みセンサ102に適用してもよい。
図2は、例示的な実施形態における、可撓性差動歪みセンサ102のトポロジである。特に、トポロジは、導電性ゲル電気配線202を示す。配線202は、図1に示された可撓性差動歪みセンサ102を製造するために、変形可能基板104(図示せず)上に示されるように、概ね位置決めされ得る。配線202は、Y軸に沿って概ね延在する配線202の部分であると理解され得るY軸部分204a、204b、204c、204dと、X軸に沿って概ね延在するX軸部分206a、206b、206cとを含む。トポロジは、Y軸部分204a、204b、204c、204d及びX軸部分206a、206b、206cの相対的な長さを必ずしも表していない。
配線202は、第1のノード208、第2のノード210、及び第3のノード212に結合されるか、又は他の方法で形成される。第1のノード208及び第2のノード210は、一般に、部分204a、206a、204bによって規定されるY1信号を記述する。第2のノード210及び第3のノード212は、一般に、X1信号を記述し、部分204b、206b、204d、206c、及び204cによって規定される。したがって、実際のトポロジの観点から、信号X1及びY1は、配線202のY軸部分204bによって少なくとも部分的に影響を受け、Y軸部分204bに沿ったインピーダンスが変化すると、X1及びY1の双方に対するインピーダンスの変化をもたらし得ることが認識されるべきである。
図3は、例示的な実施形態における、可撓性差動歪みセンサ102の電気的等価概略図である。電気的等価回路図は、第1の活性部分108に対応する第1のバリスタ302と、第2の活性部分114に対応する第2のバリスタ304と、キャンセル部分116に対応する第3のバリスタ306とを含み、これらは全て変形可能基板104上に配置される。電気的等価回路図は、信号Y1が生成される第1の論理ノード308及び第2の論理ノード310と、信号X1が生成される第3の論理ノード312及び第4の論理ノード314とをさらに含む。バリスタが本明細書で論じられるが、バリスタは、狭義の抵抗だけではなく、一般に配線202の変形によって生成される可変インピーダンスを提供することが認識され、理解されるべきである。
図3の電気的等価回路図は、図2のトポロジの積であることに留意され、強調される。したがって、第1のバリスタ302は、Y軸部分204a、X軸部分206a、及びY軸部分204bに沿った配線202の変形によって生じる可変インピーダンスを考慮する。X軸部分206aが非常に短く、例えば、100マイクロメートル以下である一方で、Y軸部分204a及びY軸部分204bがそれぞれ長さ数ミリメートル又は数センチメートルである例では、第1のバリスタ302は、インピーダンスの変化を表し、関連して、配線202のそれらの部分に対応するY軸に沿って加えられた歪みを表し得る。同様に、第2のバリスタ304は、X軸部分206b及びX軸部分206cに対応し得、一方、第3のバリスタ306は、Y軸部分204b、Y軸部分204c、及びY軸部分204dに対応し得る。さらに、第1の論理ノード308は、第1のノード208に対応し得、第2の論理ノード310及び第3の論理ノード312は、第2のノード210に対応し得、第4の論理ノード314は、第3のノード212に対応し得る。
しかしながら、電気的等価回路図の原理は、電気部品の任意の適切な配置によって得ることができ、任意の特定のトポロジにも、任意の特定の電気部品にも縛られないことを認識し、理解されたい。したがって、可撓性差動歪みセンサ102の様々な例は、変形可能基板104上及び/又は部品自体上の局所的な歪みの関数としてインピーダンスを変化させる代替部品が利用され得る程度に、必ずしも導電性ゲルで実施されるわけではない。同様に、図1に示されるような可撓性差動歪みセンサ102は、代替機構が実行可能である限り、可変インピーダンスに関することなく実施されてもよい。しかしながら、導電性ゲルを有する可撓性差動歪みセンサ102の実施は、潜在的な代替部品と比較して、他の要因のなかでも、電気的及び機械的な単純性、堅牢性、弾性、及びコストの利点を提供し得る。このような利点は、可撓性差動歪みセンサ102の使用においてのみでなく、可撓性差動歪みセンサ102の製造プロセスにおいても見られ得る。
図4A及び図4Bは、例示的な実施形態において、可撓性差動歪みセンサ102の図2のトポロジを形成し得るプロセスの抽象的な表現を示す。図4Aでは、ノード208、210、212及び第4のノード406とともに、Y軸に整列した部分402、X軸に整列した部分404を含む導電性ゲルのグリッドが形成される。図4Bでは、グリッドの特定の部分402、404は、破線で表されるように、例えば、導電性ゲル配線202の残りの部分から切断されるか、又は他の方法で切断されることによって除去される。残りの部分、すなわち実線は、図2のトポロジに示される配線202及びその様々な部分204、206に対応する。その結果、第4のノード406も除去され、動作不能となる。図4Aのグリッド構造は、例として提供されるが、グリッドは、より多い又はより少ない部分402、404及びより多い又はより少ないノードを使用して、拡大又は縮小され得ることが認識され、理解されるべきである。
図4Aにおける初期グリッドの形成は、図2のトポロジを単に直接生成するプロセスよりもある種の利点を有し得る。特に、図4Aのグリッド構造は、不要な部分を除去することによって、任意の最終的な所望のトポロジに容易に適合され得る初期構成を可能にする。さらに、初期グリッドは、いくつかの頂点が最終的に出力ノード208、210、212、406に関連付けられる一方で、他の頂点408が最終的に出力ノード208、210、212、406に関連付けられない非接続/疎接続グリッドパターンとして実施されてもよい。
図4Aの初期グリッドは、図2のトポロジを作成し得るプロセスの一部として含まれ、そのようにすることによって、様々な使用事例に対する製造プロセスの適応性において特定の利点を提供し得るが、図2のトポロジは、初期グリッドを利用することなく直接到達し得ることが強調される。そのような場合、導電性ゲルは、導電性配線の任意の部分を必ずしも除去することなく、トポロジにおいて適用され得る。そうすることは、異なる所望のトポロジへの適応性が低いかもしれないが、そのようなプロセスは、また、実行するのが比較的速く、導電性ゲル及び他の部品の無駄がより少なくなり得る。
図5は、例示的な実施形態における、可撓性差動歪みセンサ502のブロック図である。可撓性差動歪みセンサ502は、可撓性差動歪みセンサ102と同じ部品を多く含む。したがって、502は、Y軸に沿った歪みを感知するように配置された第1の活性部分108を有する第1の感知素子106を含んでもよい。第1の端子110は、第1の感知素子106からの電気出力を提供する。第2の感知素子112は、第2の活性部分114及び相殺部分116を有してもよく、第2の端子118は、第2の感知素子112からの電気出力を提供する。第2の活性部分114は、X軸に沿った歪みを感知するように変形可能基板104上に配置されてもよく、相殺部分116は、第1の感知素子106の第1の活性部分108によって検出されたY軸に沿った歪みを論理的又は数学的に相殺するように変形可能基板104上に配置されてもよい。その結果、第1の感知素子106は、Y軸上の歪みには感度を有するが、X軸上の歪みには殆ど又は全く感度を有していなくてもよい。対照的に、第2の感知素子112は、X軸及びY軸の双方に加えられた歪みに感度を有してもよい。信号処理ユニット120は、図示されていないが、そのような部品は、可撓性差動歪みセンサ102におけるように、可撓性差動歪みセンサ502の一部として含まれてもよいことが認識され、理解されるべきである。
しかしながら、可撓性差動歪みセンサ102とは対照的に、可撓性差動歪みセンサ502は、一般に、U字形状を形成する。その結果、第1の活性部分108は、相殺部分116から離隔される。したがって、可撓性差動歪みセンサ502は、X軸に沿って変形可能基板104の幅にわたる差動歪みに対しては可撓性差動歪みセンサ102よりも比較的感度が高いが、第1の感知素子106に近接する差動歪みに対しては比較的感度が低くてもよい。可撓性差動歪みセンサ102と可撓性差動歪みセンサ502との間の相対的な差異に関して議論された原理は、様々な代替の可撓性差動歪みセンサのいずれにも適用し得、その結果、様々な構成が所望に応じて実施されてもよいことを認識し、理解されたい。
図6は、例示的な実施形態における、3次元可撓性差動歪みセンサ602のトポロジである。3次元可撓性差動歪みセンサ602は、全ての3軸X、Y、及びZにおいて変形可能基板104上及び内部に配置される。したがって、図示の例では、導電性ゲル配線604は、上部主面606、下部主面608、及び上部主面606と下部主面608との間の変形可能基板104を貫通して配置された部分を含む。図示されるように、配線604は、頂点612にノード610をさらに含むが、本明細書に開示されるように、全ての頂点612がノード610ではなく、むしろ所望によりノード610として利用される。
トポロジは、例示の目的で提供され、長さは誇張されてもよく、比例する必要ないことが認識され、理解されるべきである。したがって、例えば、変形可能基板104が、例えば、シャツに使用される織物である場合、X軸及びY軸に沿った配線604の部分の長さは、数ミリメートル又は数センチメートルであってもよい一方、Z軸に沿った配線604の長さは、数ミリメートル、例えば、100マイクロメートル以下の少数であってもよい。様々な長さの他の例は、3次元可撓性差動歪みセンサ602が利用される状況に応じて企図される。
さらに、トポロジは、明確さの目的のために簡略化されたフォーマットで提供されるが、図4A及び4Bに関して説明したグリッドパターンに類似する拡張された3次元グリッドパターンは、利用可能な配線604及びノード610の部分を増加させるために利用され得ることを認識し、理解されたい。図4A及び図4Bを参照すると、拡張されたグリッドパターンは、3次元可撓性差動歪みセンサ602の製造プロセスに対して比較的より高い適応性を許容し、及び/又は図6に示される立方体以外の3次元トポロジを許容してもよい。追加の3次元トポロジは、同様に、拡張された3次元グリッドの中間ステップなしにも実施されてもよい。
Z軸に沿って延在する配線604の部分は、可撓性差動歪みセンサ102に関して提示される用語に基づいて、少なくとも1つの活性部分及び少なくとも1つの相殺部分、例えば、第3の活性部分及び第2の相殺部分を含む第3の感知素子614を形成すると理解され得る。3次元可撓性差動歪みセンサ602の図示されたトポロジが各軸に沿った配線604の複数の部分を含むと仮定すると、活性部分又は相殺部分としての各特定部分の識別は、主観的であり、歪みについて評価される変形可能基板104上の位置に依存して、任意の所定時点で変更されてもよい。したがって、信号処理ユニット120は、所望に応じて、配線604の任意の特定部分を活性部分又は相殺部分として利用してもよい。
2次元可撓性差動歪みセンサ102、502と同様に、ノード610は、信号処理ユニット120に結合され、ノード610の様々な組にわたるインピーダンスの分散は、一般に変形可能基板104及び3次元可撓性差動歪みセンサ602上に配置された3次元の歪みを識別するためのベクトルとして利用されてもよい。そのような例では、結果として生じるベクトルは、少なくともX1、Y1、及びZ1を含んでもよく、ベクトルを形成するためにどのノード610が利用されるかに基づいて、軸の一部又は全部に沿ったより多くの測定値を含んでもよい。さらに、信号処理ユニット120は、配線604の平行部分を利用して、平行軸に沿った歪みを相殺してもよい。したがって、Y軸に沿った歪みを相殺するために、信号処理ユニット120は、例えば、様々な可能な順列のうち、Y軸部分616bを含む2つのノード610同士の間のインピーダンスから、Y軸部分616aを含む2つのノード610同士の間のインピーダンスを減算し、又はY軸部分616aを含む2つのノード610同士の間のインピーダンスから、Y軸部分616cを含む2つのノード610同士の間のインピーダンスを減算してもよい。
いくつかの実施形態では、可撓性差動歪みセンサ102、502、602は、’727出願に開示される変形可能基板及び/又は導体等の感知素子のための1つ以上の変形可能な導体を使用して、可撓性及び/又は伸縮性歪みセンサとして実施してもよい。いくつかの実施形態では、歪みセンサ102、502、602は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる2020年2月27日に公開された米国特許出願公開第2020/0066628号公報に記載される材料及び/又は製造技術のいずれかを使用して製作してもよい。
歪みセンサ102、502、602は、本開示の原理に従って、材料の無数の組合せを使用して、多種多様な用途において使用され得る。例えば、可撓性及び/又は伸縮性歪みセンサ102、502、602は、衣料品、靴、帽子、バックパック、又は他のバッグ、工業用織物、室内装飾品、ジオテキスタイル、非織物膜、又は歪み感知が有用であり得る任意の他の製造物品に適用され、及び/又はそれらと一体化されてもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、可撓性及び/又は伸縮性層(例えば、様々な熱硬化性フィルム、シート等、及び/又は熱可塑性ポリウレタン(TPU))で作製された歪みセンサ102、502、602は、シャツ又はベスト等のような衣料品に一体化され、物品を着用する人の呼吸を感知してもよい。センサは、センサ又はゲージの水平(X軸)部分が胸郭上にあり、着用者が立っている場合、水平線と平行となるように配置されてもよい。センサの垂直(Y軸)部分は、着用者の背骨と位置合わせ、すなわち、着用者が立っている場合、水平線に対して垂直に配置されてもよい。かかる構成では、歪みセンサ102、502、602のX軸及びY軸部分の双方からの出力は、垂直(Y軸)部分が着用者の背中の曲げに応答し得る場合、様々な状況において、着用者による呼吸に対する応答を提供し得る。
本明細書に開示されるように、本開示の発明の原理のいくつかは、異なる次元における刺激を区別し得る方法で、2つ以上の次元の(例えば、2つの異なる軸に沿った)刺激に感応し得る、歪みセンサ102、502、602に関する。例えば、センサは、2つの感知素子を含んでもよく、その各々は、異なる軸に沿って刺激を感知するように配置された活性部分を有していてもよい。感知素子の一方又は双方は、他方の感知素子の軸に沿った刺激の影響を相殺するように構成され得る相殺部分を有していてもよい。かかる配置は、例えば、測定しようとする方向と異なる方向における刺激の不要なノイズを相殺するために有用であり得る。
このような多軸歪みセンサ102、502、602は、人体のような複雑なシステムにおける入力を区別するために使用することができる。例えば、このような多軸センサシステムは、総運動動作、呼吸、及び筋肉屈曲によって引き起こされる筋肉寸法の変化を区別するために使用することができる。さらに、一例として、歪みセンサ102、502、602システムは、胸郭の拡張に伴って伸張し、胸郭の拡張を使用して呼吸を測定し得る、衣服に取り付けられた感知素子を含むことができる。しかしながら、胴体の曲げ等の他の動きも、センサを伸張させ、呼吸測定における潜在的な不正確さにつながり得る。しかしながら、歪みセンサ102、502、602が、その軸が脊椎に対して垂直に、かつ胸郭の一部の周りに延在するように配置された1つの感知素子と、その軸が脊椎と平行に延在するように配置された第2の感知素子とを含む場合、感知システムは、第2の感知素子の変形を通して胴体の曲げを検出し、第2の感知素子の変形によって生成された情報を使用して、胴体の曲げと呼吸とを区別し得る。歪みセンサ102、502、602によって生成されたデータは、第1のセンサの伸張のどの部分が呼吸に起因しないかを決定することによって、呼吸測定がより正確であることを保証する。
さらなる例として、多軸歪みセンサ102、502、602は、所定の総運動動作における異なる筋肉の動員の間、又は機械システムの異なる方向の動作の間を区別するために使用することができる。本開示に係る歪みセンサ102、502、602の別の例示的な用途は、堤防、レヴィ(levies)、又は他の土工構造物を補強するためのジオテキスタイルにおけるものであり、多軸センサは、正常沈降と、差し迫った崩壊を示し得る異常なスランピング又はシフトとを区別し得る。本開示に係る多軸歪みセンサ102、502、602の他の例示的な用途は、例えば、ヨット、ウィンドサーファー等のための帆、凧、パラシュート等を含む。追加の例は、関節接合部、形状記憶合金アクチュエータ等のような機械のためのカバー/クラッディングが挙げられる。さらに多くの例は、膨張可能なストラット、タイヤ、バルーン、ラフト等のような膨張可能な構造を含む。さらなる例は、感知及び/又は測定に有益であり得る方法で反る、曲がる、又は他の方法で変形し得る、シャーシ、フレーム、ハウジング等のような任意の構造を含む。
本明細書に記載される実施形態及び例示的な実施の詳細は、例示を目的とするものである。図面は、必ずしも縮尺通りに示されていない。本発明の原理は、これらの実施形態又は詳細に限定されない。本特許開示の複数の発明原理は、個々の有用性及び利益を有し得る。しかしながら、参照により組み込まれる部分を含む、本開示に記載される本発明の原理を組み合わせると、個々の部品が新規な方法で相互作用して相乗的な結果を提供することを可能にし得る。
本明細書に記載の物品に含まれる導電性ゲル等のような導電性組成物は、例えば、特に、酸化ガリウムが共晶ガリウム合金中に混合されたときに酸化ガリウムが組成物に付与し得る構造を利用することによって作製可能なペースト状又はゲル状の粘度を有することができる。共晶ガリウム合金に混合されると、酸化ガリウムは、本明細書にさらに記載されるマイクロ構造又はナノ構造を形成することができ、これは、共晶ガリウム合金のバルク材料特性を変化させることができる。
本明細書で使用するとき、用語「共晶」は、一般に、最も低い融点を有する組成物の2つ以上の相の混合物を指し、相は、この温度で溶融溶液から同時に結晶化する。共晶を得るための相の比率は、相図上の共晶点によって同定される。共晶合金の特徴の一つは、シャープな融点である。
導電性組成物は、導電性剪断減粘ゲル組成物として特徴付けることができる。本明細書に記載の導電性組成物は、ビンガムプラスチックの特性を有する組成物として特徴付けることもできる。例えば、導電性組成物は、低応力では剛性であり、高さ及び幅によって特徴付けられる3次元特徴を形成及び維持することができ、高応力では粘性流体として流動するようなビスコプラスチックであり得る。したがって、例えば、導電性組成物は、低せん断下で約10,000,000cP~約40,000,000cP、高せん断で約150~180の範囲の粘度を有することができる。例えば、低剪断の条件下で、組成物は、約10,000,000cP、約15,000,000cP、約20,000,000cP、約25,000,000cP、約30,000,000cP、約45,000,000cP、又は約40,000,000cPの粘度を有する。高剪断の条件下で、組成物は、約150cP、約155cP、約160cP、165cP、約170cP、約175cP、又は約180cPの粘度を有する。
本明細書に記載の導電性材料は、約2×105S/m~約8×105S/mの導電率等のような任意の好適な導電率を有することができる。
本明細書に記載の導電性組成物は、約-20℃~約10℃、約-10℃~約5℃、約-5℃~約5℃又は約-5℃~約0℃の融点等のような任意の適切な融点を有することができる。
導電性組成物は、共晶ガリウム合金と酸化ガリウムとの混合物で構成することができ、共晶ガリウム合金と酸化ガリウムとの混合物は、約67%~約90%のような約59.9%~約99.9%の共晶ガリウム合金の重量百分率(wt%)、及び約0.2%~約1%のような約0.1%~約2.0%の酸化ガリウムのwt%を有する。例えば、導電性組成物は、約60%、約61%、約62%、約63%、約64%、約65%、約66%、約67%、約68%、約69%、約70%、約71%、約72%、約73%、約74%、約75%、約76%、約77%、約78%、約79%、約80%、約81%、約82%、約83%、約84%、約85%、約86%、約87%、約88%、約89%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、又はそれ以上、例えば、約99.9%の共晶ガリウム合金、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1.0%、約1.1%、約1.2%、約1.3%、約1.4%、約1.5%、約1.6%、約1.7%、約1.8%、約1.9%、及び約2.0%の酸化ガリウムを有することができる。
共晶ガリウム合金は、元素の任意の比率でガリウム-インジウム又はガリウム-インジウム-スズを含むことができる。例えば、共晶ガリウム合金は、ガリウム及びインジウムを含む。導電性組成物は、ガリウム-インジウム合金中のガリウムの任意の適切な重量%を有することができる。この重量%は、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約51%、約52%、約53%、約54%、約55%、約56%、約57%、約58%、約59%、約60%、約61%、約62%、約63%、約64%、約65%、約66%、約67%、約68%、約69%、約70%、約71%、約72%、約73%、約74%、約75%、約76%、約77%、約78%、約79%、約80%、約81%、約82%、約83%、約84%、約85%、約86%、約87%、約88%、約89%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、又は約95%のような約40%~約95%である。
導電性組成物は、ガリウム-インジウム合金中のインジウムの重量%を有することができる。この重量%は、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約51%、約52%、約53%、約54%、約55%、約56%、約57%、約58%、約59%、又は約60%のような約5%~約60%である。
共晶ガリウム合金は、ガリウム及びスズを含むことができる。例えば、導電性組成物は、合金中のスズの重量%を有することができる。この重量%は、約0.001%、約0.005%、約0.01%、約0.05%、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約1.5%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、又は約50%のような約0.001%~約50%である。
導電性組成物は、共晶ガリウム合金及び酸化ガリウムとブレンドされた1つ以上のマイクロ粒子又はサブミクロンスケール粒子を含むことができる。粒子は、共晶ガリウム合金又はガリウムで被覆され、酸化ガリウムでカプセル化されるか、又は前の方法で被覆されないで、共晶ガリウム合金中に懸濁させることができる。マイクロ又はサブミクロンスケールの粒子は、ナノメートルからマイクロメートルの範囲の大きさで、ガリウム、ガリウム-インジウム合金、又はガリウム-インジウム-スズ合金中に懸濁させることができる。合金に対する粒子の比は変化し、導電性組成物の流動特性を変化させることができる。マイクロ構造体及びナノ構造は、超音波処理又は他の適切な手段によって導電性組成物内に配合され得る。導電性組成物は、共晶ガリウム合金/酸化ガリウム混合物内にマイクロ構造及びナノ構造のコロイド懸濁液を含むことができる。
導電性組成物は、組成物内に分散された1つ以上のマイクロ粒子又はサブミクロンスケール粒子をさらに含むことができる。これは、共晶ガリウム合金又はガリウムで被覆され、酸化ガリウムでカプセル化されるか、又は前の方法で被覆されていない粒子を、導電性組成物内に、又は特に共晶ガリウム合金流体内に懸濁させることを含む、任意の適切な方法で達成することができる。これらの粒子は、ナノメートルからマイクロメートルのサイズの範囲であり、ガリウム、ガリウム-インジウム合金、又はガリウム-インジウム-スズ合金中に懸濁させられ得る。合金に対する粒子の比は、特に、合金及び導電性組成物のうちの少なくとも1つの流体特性を変化させるために、変化させることができる。さらに、特にその物理的、電気的、又は熱的特性を強化又は修正するために、コロイド懸濁液又は共晶ガリウム合金に任意の補助材料を添加することである。共晶ガリウム合金及び導電性配合物の少なくとも1つ内におけるマイクロ構造及びナノ構造の分布は、粒子を添加することなく、超音波処理又は他の機械的手段を含む任意の好適な方法によって達成することができる。特定の実施形態では、1つ以上のマイクロ粒子又はサブミクロン粒子は、共晶ガリウム合金及び導電性組成物の少なくとも1つと混合される。マイクロ粒子のwt%は、約0.001%~約40.0%の間、例えば、約0.001%、約0.005%、約0.01%、約0.05%、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約1.5%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、又は約40%である。
1つ以上のミクロン又はサブミクロン粒子は、ソーダガラス、シリカ、ホウケイ酸ガラス、石英、酸化銅、銀被覆銅、非酸化銅、タングステン、過飽和スズ顆粒、ガラス、グラファイト、銀被覆銅球及び銀被覆銅フレークのような銀被覆銅、銅フレーク、若しくは銅球、又はそれらの組み合わせ、又は共晶ガリウム合金及び導電性組成物のうちの少なくとも1つによって濡らすことができる任意の他の材料を含む任意の適切な材料から作製することができる。1つ以上のマイクロ粒子又はサブミクロンスケール粒子は、スフェロイド、ロッド、チューブ、フレーク、プレート、立方体、角柱、ピラミッド、ケージ、及びデンドリマーの形状を含む、任意の適切な形状を有することができる。1つ以上のマイクロ粒子又はサブミクロンスケール粒子は、約0.5ミクロン~約60ミクロンのサイズ範囲を含む任意の適切なサイズ、約0.5ミクロン、約0.6ミクロン、約0.7ミクロン、約0.8ミクロン、約0.9ミクロン、約1ミクロン、約1.5ミクロン、約2ミクロン、約3ミクロン、約4ミクロン、約5ミクロン、約6ミクロン、約7ミクロン、約8ミクロン、約9ミクロン、約10ミクロン、約11ミクロン、約12ミクロン、約13ミクロン、約14ミクロン、約15ミクロン、約16ミクロン、約17ミクロン、約18ミクロン、約19ミクロン、約20ミクロン、約21ミクロン、約22ミクロン、約23ミクロン、約24ミクロン、約25ミクロン、約26ミクロン、約27ミクロン、約28ミクロン、約29ミクロン、約30ミクロン、約31ミクロン、約32ミクロン、約33ミクロン、約34ミクロン、約35ミクロン、約36ミクロン、約37ミクロン、約38ミクロン、約39ミクロン、約40ミクロン、約41ミクロン、約42ミクロン、約43ミクロン、約44ミクロン、約45ミクロン、約46ミクロン、約47ミクロン、約48ミクロン、約49ミクロン、約50ミクロン、約51ミクロン、約52ミクロン、約53ミクロン、約54ミクロン、約55ミクロン、約56ミクロン、約57ミクロン、約58ミクロン、約59ミクロン、又は約60ミクロンを有することができる。
本明細書に記載の導電性組成物は、共晶ガリウム合金の表面に形成された表面酸化物を、表面酸化物/合金界面の剪断混合によって共晶ガリウム合金のバルクに混合することからなる方法を含む、任意の適切な方法によって作製することができる。かかる組成物の剪断混合は、表面酸化物中に断面微細構造を誘発することにより、伝導性剪断減粘ゲル組成物を形成することができる。微細構造のコロイド懸濁液は、共晶ガリウム合金/酸化ガリウム混合物内に、例えば、酸化ガリウム粒子及び/又はシートとして形成することができる。
表面酸化物は、約59.9%(重量)~約99.9%の共晶ガリウム合金と、約0.1%(重量)~約2.0%の酸化ガリウムとの間の比率のような任意の適切な比率で混合することができる。例えば、酸化ガリウムと混合されるガリウム合金の重量百分率は、約60%、61%、約62%、約63%、約64%、約65%、約66%、約67%、約68%、約69%、約70%、約71%、約72%、約73%、約74%、約75%、約76%、約77%、約78%、約79%、約80%、約81%、約82%、約83%、約84%、約85%、約86%、約87%、約88%、約89%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、又はそれ以上(例えば、約99.9%)の共晶ガリウム合金である一方、酸化ガリウムの重量百分率は、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1.0%、約1.1%、約1.2%、約1.3%、約1.4%、約1.5%、約1.6%、約1.7%、約1.8%、約1.9%、及び約2.0%の酸化ガリウムである。実施形態では、共晶ガリウム合金は、列挙された元素の任意の比率でガリウム-インジウム又はガリウム-インジウム-スズを含むことができる。例えば、共晶ガリウム合金は、ガリウム及びインジウムを含むことができる。
ガリウム-インジウム合金中のガリウムの重量百分率は、約40%~約95%、例えば、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約51%、約52%、約53%、約54%、約55%、約56%、約57%、約58%、約59%、約60%、約61%、約62%、約63%、約64%、約65%、約66%、約67%、約68%、約69%、約70%、約71%、約72%、約73%、約74%、約75%、約76%、約77%、約78%、約79%、約80%、約81%、約82%、約83%、約84%、約85%、約86%、約87%、約88%、約89%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、又は約95%であり得る。
代替的に又は追加的に、ガリウム-インジウム合金中のインジウムの重量百分率は、約5%~約60%、例えば、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約51%、約52%、約53%、約54%、約55%、約56%、約57%、約58%、約59%、又は約60%であり得る。
共晶ガリウム合金は、ガリウム、インジウム及びスズを含むことができる。ガリウム-インジウム-スズ合金中のスズの重量百分率は、約0.001%~約50%、例えば、約0.001%、約0.005%、約0.01%、約0.05%、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約1.5%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、又は約50%であり得る。
ガリウム-インジウム-スズ合金中のガリウムの重量百分率は、約40%~約95%、例えば、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約51%、約52%、約53%、約54%、約55%、約56%、約57%、約58%、約59%、約60%、約61%、約62%、約63%、約64%、約65%、約66%、約67%、約68%、約69%、約70%、約71%、約72%、約73%、約74%、約75%、約76%、約77%、約78%、約79%、約80%、約81%、約82%、約83%、約84%、約85%、約86%、約87%、約88%、約89%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、又は約95%であり得る。
代替的に又は追加的に、ガリウム-インジウム-スズ合金中のインジウムの重量百分率は、約5%~約60%、例えば、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約51%、約52%、約53%、約54%、約55%、約56%、約57%、約58%、約59%、又は約60%であり得る。
1つ以上のマイクロ粒子又はサブミクロンスケール粒子は、共晶ガリウム合金及び酸化ガリウムと混合されることができる。例えば、1つ以上のマイクロ粒子又はサブミクロン粒子は、混合物中に混合することができる。組成物中のマイクロ粒子のwt%は、約0.001%~約40.0%、例えば、約0.001%、約0.005%、約0.01%、約0.05%、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約1.5%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約1 18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、又は約40%である。実施形態では、粒子は、ソーダガラス、シリカ、ホウケイ酸ガラス、石英、酸化銅、銀被覆銅、非酸化銅、タングステン、過飽和スズ顆粒、ガラス、グラファイト、銀被覆銅球及び銀被覆銅フレークのような銀被覆銅、銅フレーク若しくは銅球、又はそれらの組み合わせ、又はガリウムによって湿潤され得る任意の他の材料であり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のマイクロ粒子又はサブミクロンスケール粒子は、スフェロイド、ロッド、チューブ、フレーク、プレート、立方体、角柱、ピラミッド、ケージ、及びデンドリマーの形状である。特定の実施形態では、1つ以上のマイクロ粒子又はサブミクロンスケール粒子は、約0.5ミクロン~約60ミクロンのサイズ範囲、約0.5ミクロン、約0.6ミクロン、約0.7ミクロン、約0.8ミクロン、約0.9ミクロン、約1ミクロン、約1.5ミクロン、約2ミクロン、約3ミクロン、約4ミクロン、約5ミクロン、約6ミクロン、約7ミクロン、約8ミクロン、約9ミクロン、約10ミクロン、約11ミクロン、約12ミクロン、約13ミクロン、約14ミクロン、約15ミクロン、約16ミクロン、約17ミクロン、約18ミクロン、約19ミクロン、約20ミクロン、約21ミクロン、約22ミクロン、約23ミクロン、約24ミクロン、約25ミクロン、約26ミクロン、約27ミクロン、約28ミクロン、約29ミクロン、約30ミクロ、約31ミクロン、約32ミクロン、約33ミクロン、約34ミクロン、約35ミクロン、約36ミクロン、約37ミクロン、約38ミクロン、約39ミクロン、約40ミクロン、約41ミクロン、約42ミクロン、約43ミクロン、約44ミクロン、約45ミクロン、約46ミクロン、約47ミクロン、約48ミクロン、約49ミクロン、約50ミクロン、約51ミクロン、約52ミクロン、約53ミクロン、約54ミクロン、約55ミクロン、約56ミクロン、約57ミクロン、約58ミクロン、約59ミクロン、又は約60ミクロンである。
実施例
実施例1は、第1の軸と、第1の軸とは異なる第2の軸とを有する変形可能基板と、第1の軸に沿った変形可能基板内の歪みを感知するように配置された導電性ゲルを備える第1の感知素子と、第1の軸に沿った変形可能基板内の歪みを感知するように配置された第1の部分と、第2の軸に沿った変形可能基板内の歪みを感知するように配置された第2の部分とを有する導電性ゲルを備える第2の感知素子とを備える可撓性差動歪みセンサであり、第2の感知素子は、第1の軸に沿って第1の感知素子によって感知された刺激の少なくとも一部を相殺するように配置される。
実施例2では、実施例1の主題は、第1及び第2の感知素子の導電性ゲルの電気インピーダンスが、変形可能基板上の歪みの変化に応答して変化し、第1及び第2の感知素子が、少なくとも部分的にインピーダンスの変化に基づいて歪みを感知するように構成されることを含む。
実施例3では、実施例2の主題は、第1の感知素子及び第2の感知素子に動作可能に結合され、第1の感知素子からのインピーダンスの変化から第2の感知素子からのインピーダンスの変化を減算することによって、第1の軸に沿った歪みを判定するように構成される信号処理ユニットを含む。
実施例4では、実施例3の主題は、信号処理ユニットが第1の感知要素からのインピーダンスの変化に基づいて、第2の軸に沿った歪みを判定するようにさらに構成されることを含む。
実施例5では、実施例4の主題は、信号処理ユニットが第1の軸に沿った、且つ第2の軸に沿った、歪みを示すベクトルを出力するようにさらに構成されることを含む。
実施例6では、実施例5の主題は、ベクトルが初期歪みに対する変形可能基板上の歪みの変化率を示すことを含む。
実施例7では、実施例6の主題は、歪みの変化率が変形可能基板の変形の変化率に対応することを含む。
実施例8では、実施例2~7の主題は、第1の軸が第2の軸に直交し、変形可能基板が第1及び第2の軸に直交する第3の軸をさらに有し、少なくとも第3の軸に沿った変形可能基板内の歪みを感知するように配置された導電性ゲルを備える第3の感知素子をさらに備えることを含む。
実施例9では、実施例1~8の主題は、第1の感知部分が第1の活性部分を含み、第2の感知部分が第2の活性部分及び相殺部分を含み、第1の活性部分、第2の活性部分、及び相殺部分の各々が、それぞれの第1の活性部分、第2の活性部分、及び相殺部分に加えられた歪みに少なくとも部分的に基づく可変インピーダンスを含むことを含む。
実施例10では、実施例1~9の主題は、変形可能基板が、構造上の歪みを決定するために、構造に取り付けられるように構成されることを含む。
実施例11は、第1の軸と、第1の軸とは異なる第2の軸とを有する変形可能基板を得ることと、変形可能基板上に、第1の軸に沿った変形可能基板内の歪みを感知するための導電性ゲルを含む第1の感知素子を配置することと、変形可能基板上に、第1の軸に沿った変形可能基板内の歪みを感知するための第1の部分と、第2の軸に沿った変形可能基板内の歪みを感知するために配置された第2の部分とを備える導電性ゲルを含む第2の感知素子を配置することとを含み、第2の感知素子は、第1の軸に沿って第1の感知素子によって感知された刺激の少なくとも一部を相殺するように配置される可撓性差動歪みセンサの作製方法。
実施例12では、実施例11の主題は、第1及び第2の感知素子の導電性ゲルの電気インピーダンスが、変形可能基板上の歪みの変化に応答して変化し、第1及び第2の感知素子が、少なくとも部分的にインピーダンスの変化に基づいて歪みを感知するように構成されることを含む。
実施例13では、実施例12の主題は、信号処理ユニットを第1の感知素子及び第2の感知素子に動作可能に結合することをさらに含み、信号処理ユニットは、第1の感知素子からのインピーダンスの変化から第2の感知素子からのインピーダンスの変化を減算することによって、第1の軸に沿った歪みを判定するように構成される。
実施例14では、実施例13の主題は、信号処理ユニットが第1の感知素子からのインピーダンスの変化に基づいて、第2の軸に沿った歪みを判定するようにさらに構成されることを含む。
実施例15では、実施例14の主題は、信号処理ユニットが第1の軸に沿った及び第2の軸に沿った歪みを示すベクトルを出力するようにさらに構成されることを含む。
実施例16では、実施例15の主題は、ベクトルが初期歪みに対する変形可能基板上の歪みの変化率を示すことを含む。
実施例17では、実施例16の主題は、歪みの変化率が変形可能基板の変形の変化率に対応することを含む。
実施例18では、実施例12~17の主題は、第1の軸が第2の軸に直交し、変形可能基板が第1及び第2の軸に直交する第3の軸をさらに有し、少なくとも第3の軸に沿って変形可能基板内の歪みを感知するために、導電性ゲルを含む第3の感知素子を変形可能基板上に配置することをさらに含むことを含む。
実施例19では、実施例11~18の主題は、第1の感知部分が第1の活性部分を含み、第2の感知部分が第2の活性部分及び相殺部分を含み、第1の活性部分、第2の活性部分、及び相殺部分の各々が、それぞれの第1の活性部分、第2の活性部分、及び相殺部分に加えられた歪みに少なくとも部分的に基づく可変インピーダンスを含むことを含む。
実施例20では、実施例11~19の主題は、変形可能基板が、構造上の歪みを判定するために構造に取り付けられるように構成されることを含む。
実施例21は、処理回路によって実行されると、処理回路に実施例1~20のいずれかの操作を実行させる命令を含む少なくとも1つの機械可読媒体である。
実施例22は、実施例1~20のいずれかを実施する手段を含む装置である。
実施例23は、実施例1~20のいずれかを実施するシステムである。
実施例24は、例1~20のいずれかを使用する方法である。
本明細書のいくつかの部分は、機械メモリ(例えば、コンピュータメモリ)内のビット又はバイナリデジタル信号として記憶されたデータに対する演算のアルゴリズム又は記号表現の観点から提示される。これらのアルゴリズム又は記号表現は、データ処理技術における当業者が、他の当業者に自分の仕事の内容を伝えるために使用する技術の例である。本明細書で使用される「アルゴリズム」とは、所望の結果をもたらす自己矛盾のない操作又は同様の処理のシーケンスである。この文脈では、アルゴリズム及び動作が物理量の物理的操作を含む。必ずしも必要ではないが、典型的には、そのような量は、機械によって記憶、アクセス、転送、結合、比較、又はその他の方法で操作することが可能な電気、磁気、又は光信号の形態をとることができる。主に一般的な使用の理由から、「データ」、「コンテンツ」、「ビット」、「値」、「要素」、「記号」、「文字」、「用語」、「数字」、「数字」等のような用語を使用して、そのような信号を参照することが時に便利である。しかしながら、これらの用語は、単に便利なラベルに過ぎず、適切な物理量と関連付けられるべきである。
特に断らない限り、「処理」、「コンピューティング」、「計算」、「決定」、「提示」、「表示」等のような用語を使用する本明細書の説明は、1つ以上のメモリ(例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、又はそれらの任意の適切な組合せ)、レジスタ、又は情報を受信、保存、送信、又は表示する他の機械部品内の物理的(例えば、電子、磁気、又は光学)量として表されるデータを操作又は変換する機械(例えば、コンピュータ)のアクション又はプロセスを指し得る。さらに、特に断らない限り、用語「a」又は「an」は、本明細書において、特許文献において一般的なように、1つ又は2つ以上の例を含むように使用される。最後に、本明細書で使用される「又は」なる用語は、特に断らない限り、非排他的な「又は」を指す。
Claims (20)
- 第1の軸と、前記第1の軸とは異なる第2の軸を有する変形可能基板と、
前記第1の軸に沿った変形可能基板内の歪みを感知するように配置された導電性ゲルを備える第1の感知素子と、
前記第1の軸に沿った変形可能基板内の歪みを感知するように配置された第1の部分と、前記第2の軸に沿った前記変形可能基板内の歪みを感知するように配置された第2の部分とを有する導電性ゲルを備える第2の感知素子とを備え、
前記第2の感知素子は、前記第1の軸に沿って前記第1の感知素子によって感知された刺激の少なくとも一部を相殺するように配置される、可撓性差動歪みセンサ。 - 前記第1及び第2の感知素子の前記導電性ゲルの電気インピーダンスは、前記変形可能基板上の歪みの変化に応答して変化し、前記第1及び第2の感知素子は、少なくとも部分的にインピーダンスの変化に基づいて前記歪みを感知するように構成される、請求項1に記載の可撓性差動歪みセンサ。
- 前記第1の感知素子及び前記第2の感知素子に動作可能に結合され、前記第1の感知素子からのインピーダンスの変化から前記第2の感知素子からのインピーダンスの変化を減算することによって、前記第1の軸に沿った前記歪みを判定するように構成された信号処理ユニットをさらに備える、請求項2に記載の可撓性差差動歪みセンサ。
- 前記信号処理ユニットは、前記第1の感知素子からのインピーダンスの変化に基づいて、前記第2の軸に沿った前記歪みを判定するようにさらに構成される、請求項3に記載の可撓性差動歪みセンサ。
- 前記信号処理ユニットは、前記第1の軸に沿った、且つ前記第2の軸に沿った、前記歪みを示すベクトルを出力するようにさらに構成される、請求項4に記載の可撓性差動歪みセンサ。
- 前記ベクトルは、初期歪みに対する前記変形可能基板上の歪みの変化率を示す、請求項5に記載の可撓性差動歪みセンサ。
- 前記歪みの変化率は、前記変形可能基板の変形の変化率に対応する、請求項6に記載の可撓性差動歪みセンサ。
- 前記第1の軸が前記第2の軸に直交し、前記変形可能基板が前記第1及び前記第2の軸に直交する第3の軸をさらに有し、
少なくとも前記第3の軸に沿った前記変形可能基板内の歪みを感知するように配置された導電性ゲルを備える第3の感知素子をさらに備える、請求項2に記載の可撓性差動歪みセンサ。 - 前記第1の感知部分は、第1の活性部分を含み、前記第2の感知部分は、第2の活性部分及び相殺部分を含み、前記第1の活性部分、前記第2の活性部分、及び前記相殺部分の各々は、それぞれの第1の活性部分、前記第2の活性部分、及び前記相殺部分に加えられた歪みに少なくとも部分的に基づく可変インピーダンスを含む、請求項1に記載の可撓性差動歪みセンサ。
- 前記変形可能基板は、構造上の歪みを決定するために、前記構造に取り付けられるように構成される、請求項1に記載の可撓性差動歪みセンサ。
- 第1の軸と、前記第1の軸とは異なる第2の軸とを有する変形可能基板を得る工程と、
前記変形可能基板上に、前記第1の軸に沿った前記変形可能基板内の歪みを感知するための導電性ゲルを含む第1の感知素子を配置する工程と、
前記変形可能基板上に、前記第1の軸に沿った前記変形可能基板内の歪みを感知するための第1の部分と、前記第2の軸に沿って前記変形可能基板内の歪みを感知するために配置された第2の部分とを備える導電性ゲルを含む第2の感知素子を配置する工程とを含み、
第2の感知素子は、前記第1の軸に沿って前記第1の感知素子によって感知された前記刺激の少なくとも一部を相殺するように配置される、可撓性差動歪みセンサの作製方法。 - 前記第1及び第2の感知素子の前記導電性ゲルの電気インピーダンスは、前記変形可能基板上の歪みの変化に応答して変化し、前記第1及び第2の感知素子は、少なくとも部分的にインピーダンスの変化に基づいて前記歪みを感知するように構成される、請求項11に記載の方法。
- 信号処理ユニットを前記第1の感知素子及び前記第2の感知素子に動作可能に結合する工程をさらに含み、前記信号処理ユニットは、前記第1の感知素子からのインピーダンスの変化から前記第2の感知素子からのインピーダンスの変化を減算することによって、前記第1の軸に沿った前記歪みを判定するように構成される、請求項12に記載の方法。
- 前記信号処理ユニットは、前記第1の感知素子からのインピーダンスの変化に基づいて、前記第2の軸に沿った前記歪みを判定するようにさらに構成される、請求項13に記載の方法。
- 前記信号処理ユニットは、前記第1の軸に沿った及び前記第2の軸に沿った前記歪みを示すベクトルを出力するようにさらに構成される、請求項14に記載の方法。
- 前記ベクトルが、初期歪みに対する前記変形可能な基材上の歪みの変化率を示す、請求項15に記載の方法。
- 前記歪みの変化率は、前記変形可能な基材の変形の変化率に対応する、請求項16に記載の方法。
- 前記第1の軸は、前記第2の軸に直交し、前記変形可能基板は、前記第1及び第2の軸に直交する第3の軸をさらに有し、
少なくとも前記第3の軸に沿って前記変形可能基板内の歪みを感知するために、導電性ゲルを含む第3の感知素子を前記変形可能基板上に配置することをさらに含む、請求項12に記載の方法。 - 前記第1の感知部分は、第1の活性部分を含み、前記第2の活性部分は、第2の活性部分及び相殺部分を含み、前記第1の活性部分、前記第2の活性部分、及び前記相殺部分の各々が、それぞれの前記第1の活性部分、前記第2の活性部分、及び前記相殺部分に加えられた歪みに少なくとも部分的に基づく可変インピーダンスを含む、請求項11に記載の方法。
- 前記変形可能基板は、前記構造上の歪みを判定するために、前記構造に取り付けられるように構成される、請求項11に記載の方法。
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