JP2023527843A - セル再選択方法、セル再選択装置及び記憶媒体 - Google Patents

セル再選択方法、セル再選択装置及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

本開示は、セル再選択方法、セル再選択装置及び記憶媒体に関する。セル再選択方法は、セルの基準距離を取得し、端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップと、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップとを含む。本開示は、端末とセルとの距離状況に合わせてセル再選択を行うことにより、セル半径が大きいNTNネットワークのセル再選択に適用できる。【選択図】図2

Description

本開示は、通信技術分野に関し、特にセル再選択方法、セル再選択装置及び記憶媒体に関する。
関連技術では、陸上ネットワークに対して、端末は主にS基準及びR基準に基づいてセル再選択を行う。
5Gネットワークの発展に伴い、非陸上ネットワーク(Non-terrestrial networks、NTN)が導入されている。NTNネットワークについて、セル半径が大きく、端末がセルの中心またはエッジにある場合、その基準信号受信電力(reference signal received power、RSRP)または基準信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)の差が小さく、かつセル半径が大きいため、そのセルの重複面積が大きくなる。したがって、端末の移動によってチャネルフェージング(例えば遮断)が引き起こされる場合、S基準及びR基準に基づいてセル再選択を行うと、端末が往復して2つのセルでセル再選択を行うことになり、また、S基準及びR基準に基づいてセル再選択を行うと、合理的なセル再選択パラメータを構成することが困難になる。
そのため、NTNネットワークに適用されるセル再選択方式をどのように提供するかは、早急に解決すべき問題である。
関連技術における問題を克服するために、本開示は、セル再選択方法、セル再選択装置及び記憶媒体を提供する。
本開示の実施例の第1の態様によれば、セル再選択方法を提供し、
セルの基準距離を取得し、端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップと、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップと、を含む。
一実施形態では、前記セルは前記端末のサービスセルを含み、前記方法は、
セル選択レベルが同一周波数測定を開始する基準信号受信電力信号レベル閾値よりも大きく、セル選択品質が同一周波数測定を開始する基準信号受信品質信号品質閾値よりも大きく、かつサービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも大きいことに応答して、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択するステップをさらに含む。
別の実施形態では、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行ってターゲットセルを取得することは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
さらに、別の実施形態では、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップは、
セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定するステップであって、前記複数のセルには隣接セル及びサービスセルが含まれるステップと、
前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ前記隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルから基準距離が実際距離以上の隣接セルを選択するステップと、
R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在することに応答して、前記基準距離が実際距離以上の隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するステップと、
R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルの基準距離及び前記端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うステップは、
前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離以上であることに応答して、サービスセルに常駐するステップと、前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも小さいことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップは、
セル選択レベルが0よりも大きく、セル選択品質が0よりも大きく、かつ基準距離が実際距離よりも大きいことを満たすセルを選択するステップと、前記選択されたセルにおいて、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定するステップと、前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップは、
前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得するステップと、前記端末の位置情報及び前記セル位置情報に基づいて、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップは、
前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスに前記位置情報を送信するステップと、前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記ネットワークデバイスによって決定された前記端末と前記セルの中心との実際距離を取得するステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、前記セルの基準距離を取得するステップは、
サービスセル及び/又は隣接セルのシステムブロードキャストメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得するステップを含む。
本開示の実施例の第2の態様によれば、セル再選択方法を提供し、
セルの基準距離を送信するステップであって、前記基準距離は、端末が前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用されるステップを含む。
一実施形態では、前記セル再選択方法は、セル位置情報を送信するステップであって、前記セル位置情報は、前記端末が前記実際距離を決定するために使用されるステップをさらに含む。
一実施形態では、前記セル再選択方法は、端末の位置情報を取得するステップと、前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記端末とセルの中心との実際距離を決定するステップと、前記実際距離を前記端末に送信するステップと、をさらに含む。
さらに別の実施形態では、前記端末とセルの中心との実際距離及び前記基準距離に基づいて前記端末によって再選択されたターゲットセルは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
本開示の実施例の第3の態様によれば、セル再選択装置を提供し、
セルの基準距離を取得し、端末と前記セルの中心との実際距離を決定するように構成される取得ユニットと、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される処理ユニットと、を含む。
一実施形態では、前記セルは前記端末のサービスセルを含み、前記処理ユニットはさらに、
セル選択レベルが同一周波数測定を開始する基準信号受信電力信号レベル閾値よりも大きく、セル選択品質が同一周波数測定を開始する基準信号受信品質信号品質閾値よりも大きく、かつサービスセルの基準距離が前記端末とサービスセルの中心との実際距離よりも大きいことに応答して、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択するように構成される。
別の実施形態では、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行ってターゲットセルを取得することは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
さらに、別の実施形態では、前記処理ユニットは、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、前記複数のセルには隣接セル及びサービスセルが含まれ、前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ前記隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルから基準距離が実際距離以上の隣接セルを選択し、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在することに応答して、前記基準距離が実際距離以上の隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択し、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルの基準距離及び前記端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うという方式によって、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに、別の実施形態では、前記処理ユニットは、
前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離以上であることに応答して、サービスセルに常駐し、前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも小さいことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに、別の実施形態では、前記処理ユニットは、
セル選択レベルが0よりも大きく、セル選択品質が0よりも大きく、かつ基準距離が実際距離よりも大きいことを満たすセルを選択し、前記選択されたセルにおいて、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに、別の実施形態では、前記取得ユニットは、
前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得し、前記端末の位置情報及び前記セル位置情報に基づいて、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するという方式によって、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するように構成される。
さらに、別の実施形態では、前記取得ユニットは、
前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスに前記位置情報を送信し、前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記ネットワークデバイスによって決定された前記端末と前記セルの中心との実際距離を取得するという方式によって、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するように構成される。

さらに、別の実施形態では、前記取得ユニットは、サービスセル及び/又は隣接セルのシステムブロードキャストメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得するという方式によって、セルの基準距離を取得するように構成される。
本開示の実施例の第4の態様によれば、セル再選択装置を提供し、
セルの基準距離を送信するように構成される送信ユニットであって、前記基準距離は、端末が前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用される送信ユニットを含む。
一実施形態では、前記送信ユニットはさらに、セル位置情報を送信するように構成され、前記セル位置情報は、前記端末が前記実際距離を決定するために使用される。
別の実施形態では、前記セル再選択装置は、取得ユニットと処理ユニットとをさらに含み、前記取得ユニットは、端末の位置情報を取得するように構成される。前記処理ユニットはさらに、前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。前記送信ユニットはさらに、前記実際距離を前記端末に送信するように構成される。
さらに別の実施形態では、前記端末によって前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行って得られたターゲットセルは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
本開示の実施例の第5の態様によれば、セル再選択装置を提供し、
プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、第1の態様または第1の態様のいずれかの実施形態に記載のセル再選択方法を実行するように構成される。
本開示の実施例の第6の態様によれば、セル再選択装置を提供し、
プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、第2の態様または第2の態様のいずれかの実施形態に記載のセル再選択方法を実行するように構成される。
本開示の実施例の第7の態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がモバイル端末のプロセッサによって実行される場合、モバイル端末が第1の態様または第1の態様のいずれかの実施形態に記載のセル再選択方法を実行できるようにする。
本開示の実施例の第8の態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がネットワークデバイスのプロセッサによって実行される場合、ネットワークデバイスが第2の態様または第2の態様のいずれかの実施形態に記載のセル再選択方法を実行できるようにする。
本開示の実施例によって提供される技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。端末がセルの基準距離及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行い、端末とセルとの距離状況を組み合わせてセル再選択を行うことにより、セル半径が大きいNTNネットワークのセル再選択に適用できる。
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示の実施例を限定するものではない。
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する本発明の実施例を示し、明細書とともに本発明の実施例の原理を説明するために使用される。
例示的な一実施例によって示される通信システムのアーキテクチャ図である。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択方法のフローチャートである。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択方法のフローチャートである。 例示的な一実施例によって示されるセルの基準距離、及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行う方法のフローチャートである。 例示的な一実施例によって示されるセルの基準距離、及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行う方法のフローチャートである。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のブロック図である。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のブロック図である。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のためのブロック図である。 例示的な一実施例によって示される装置のブロック図である。
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に説明された実施形態は、本発明の実施例と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の請求項の範囲に詳細に記載された、本発明の実施例のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例にすぎない。
本開示の実施例によって提供される情報送信方法は図1に示される無線通信システムに適用することができる。図1を参照すると、この無線通信システムには端末とネットワークデバイスとが含まれる。端末とネットワークデバイスとの間は無線リソースを介して情報の送信と受信を行う。
なお、図1に示す無線通信システムは、例示的な説明に過ぎず、無線通信システムは、他のネットワークデバイス、例えば、コアネットワークデバイス、無線中継機器および無線返信機器を含むこともできるが、図1には示されていない。本開示の実施例は、当該無線通信システムに含まれているネットワークデバイスの数および端末の数を限定しない。
さらに、本開示の実施例の無線通信システムは、無線通信機能を提供するネットワークである。無線通信システムは、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband code division multiple access、WCDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多元接続(frequency division multiple access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal frequency division multiple access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(single Carrier FDMA、SC-FDMA)、キャリアセンス多重アクセス/衝突回避(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)などの異なる通信技術を使用することができる。ネットワークは、異なるネットワークの容量、速度、遅延などの要素に応じて、2G(英語:generation)ネットワーク、3Gネットワーク、4Gネットワーク、または5Gネットワークのような将来の進化型ネットワークに分類することができ、5Gネットワークは、新しい無線ネットワーク(New Radio、NR)とも呼ばれる。説明の便宜上、本開示では、無線通信ネットワークを単にネットワークと称することがある。
さらに、本開示に係るネットワークデバイスは、無線アクセスネットワークデバイスと称することもできる。当該無線アクセスネットワークデバイスは、基地局、進化型基地局(Evolved node B、基地局)、ホーム基地局、ワイヤレス・フィディリティ(wireless fidelity、WIFI)システムにおけるアクセスポイント(access point、AP)、無線中継ノード、無線返信ノード、トランスポートポイント(transmission point、TP)または送受信ポイント(transmission and reception point、TRP)などであってもよく、NRシステムにおけるgNBであってもよく、あるいは、基地局を構成するコンポーネントまたは一部の機器などであってもよい。コネクテッドカー(V2X)通信システムである場合、車載機器であってもよい。なお、本開示の実施例では、ネットワークデバイスに採用される具体的な技術および具体的な機器形態は限定されない。
さらに、本開示に係る端末は、端末機器、ユーザ機器(User Equipment、UE)、モバイルステーション(Mobile Station、MS)、モバイル端末(Mobile Terminal、MT)などとも呼ばれ、音声および/またはデータ接続性をユーザに提供する機器であり、例えば、端末は、無線接続機能を有するハンドヘルド機器、車載機器などとすることができる。現在、いくつかの端末としては、スマートフォン(Mobile Phone)、ポケットコンピュータ(Pocket Personal Computer、PPC)、ハンドヘルド、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、ノートパソコン、タブレット、ウェアラブル機器、または車載機器などが挙げられる。また、コネクテッドカー(V2X)通信システムである場合、端末機器は車載機器であってもよい。なお、本開示の実施例は、端末によって採用される具体的な技術および具体的な機器形態を限定しない。
端末とネットワークデバイスが通信する中にセルの選択または再選択を行う。本開示の実施例は、主にセル選択または再選択の過程に適用される。関連技術では、セル選択または再選択に対してS基準及びR基準に関する。
ここで、S基準とは、主にSrxlev>0かつSqual>0を指す。ここで、Srxlevはセル選択レベルであり、Squalはセル選択品質である。端末によって選択または再選択されたセルがS基準を満たす必要がある。
さらに、端末の同一周波数測定に対して、サービスセルがSrxlev>SIntraSearchP、かつSqual>SIntraSearchQを満たす場合、端末は、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択することができる。ここで、SIntraSearchPは同一周波数測定を開始するためのRSRP信号レベル閾値であり、SIntraSearchQは同一周波数測定を開始するためのRSRQ信号品質閾値である。
ここで、R基準とは、主に
Rs=Qmeas,s+Qhyst-Qoffsettemp、Rn=Qmeas,n-Qoffset-Qoffsettemp
を指す。
ここで、RsはサービスセルのR値であり、Rnは隣接セルのR値であり、Qmeas,sはサービスセルのRSRP測定値であり、Qmeas,nは隣接セルのRSRP測定値であり、Qhystはセル再選択ヒステリシス値であり、Qoffsettempは一時オフセット値であり、Qoffsetはオフセット値である。ここで、Qmeas、Qoffset及びQoffsettempのプロトコル規定は具体的に以下の表1に示される。
Figure 2023527843000002
上記のS基準及びR基準セルに基づいて再選択を行う方式は主に陸上ネットワークに適用される。しかしながら、通信技術の発展に伴い、NTNネットワークが導入されている。NTNネットワークについてのネットワーク特長はセル半径が大きいことである。セル半径が大きいNTNネットワークに対して、端末がセルの中心またはエッジにある場合、そのRSRPまたはRSRQの差が小さく、かつセル半径が大きいため、そのセルの重複面積が大きくなる。したがって、端末の移動によってチャネルフェージング(例えば遮断)が引き起こされる場合、S基準及びR基準に基づいてセル再選択を行うと、端末が往復して2つのセルでセル再選択を行うことになり、また、S基準及びR基準に基づいてセル再選択を行うと、合理的なセル再選択パラメータを構成することが困難になる。
そのため、NTNネットワークに対して、そのネットワーク特長から、S基準及びR基準セルに基づいて再選択を行う方式は、NTNネットワークで端末がセル選択/再選択を行う際に直面する問題をうまく解決できない。
そこで、本開示の実施例はセル再選択方法を提供し、ネットワークデバイスが端末にセルの参考位置情報を提供し、この参考位置情報はセルの基準距離を決定するために使用される。基準距離は、セルが良好なネットワークサービスを提供できる距離を表す。端末とセルの中心との実際距離が基準距離よりも小さい場合、セルは、良好なネットワークサービスを当該端末に提供することができる。セルが良好なネットワークサービスを提供することは、セル信号品質が指定された信号品質閾値よりも高いと理解できる。ネットワークによって提供される基準距離は通常、セルの実際のカバー距離よりも小さく、ここで、セルの実際のカバー距離はセル半径によって表される。端末がセル再選択を行う場合、セルの基準距離及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行、端末とセルの距離状況に合わせてセル再選択を行うことにより、セル半径が大きいNTNネットワークのセル再選択に適用することができる。
図2は例示的な一実施例によって示されるセル再選択方法のフローチャートであり、図2に示すように以下のステップを含む。ここで、図2に示されるセル再選択方法は端末に適用され得、下記の関連する方法を実行できる他のデバイスに適用されてもよい。
ステップS11において、セルの基準距離を取得し、端末とセルの中心との実際距離を決定する。
本開示の実施例において、基準距離及び実際距離が取得されることに対応するセルは端末のサービスセルであってもよいし、端末の隣接セルであってもよいし、またはセル再選択を行う候補リストに含まれる候補セルであると理解されてもよい。
ここで、基準距離は、NTNネットワークによって端末に提供されるセル参考位置情報によって決定することができる。ここで、セルの参考位置情報は、ネットワークデバイスによってシステムブロードキャストメッセージを介して定義することができる。本開示の実施例では、セルの参考位置情報は主にセルの基準距離を決定するために使用され、セル参考位置情報とセルの基準距離は交互に使用されることがあるが、当業者はその意味を理解できる。
ステップS12において、セルの基準距離、及び端末とセルの中心との実際距離セルに基づいて、再選択を行う。
本開示の実施例では、端末がセル再選択を行う場合、セルの基準距離及び端末とセルの中心との実際距離セルに基づいて再選択を行い、端末とセルの距離状況に合わせてセル再選択を行うことにより、セル半径が大きいNTNネットワークのセル再選択に適用される。
図3は例示的な一実施例によって示されるセル再選択方法のフローチャートであり、図3に示すように、以下のステップを含む。ここで、図3に示されるセル再選択方法はネットワークデバイスに適用され得、下記の関連する方法を実行できる他のデバイスに適用されてもよい。
ステップS21において、セルの基準距離を送信する。この基準距離は、端末が基準距離及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用される。
一例では、ネットワークデバイスはシステムブロードキャストメッセージを介してセルの基準距離を提供する。端末がサービスセル及び/又は隣接セルのシステムブロードキャストメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得する。
別の例では、端末とセルの中心との実際距離は、端末の実際位置及びセルの実際位置情報に基づいて端末によって決定されてもよいし、端末の実際位置及びセルの実際位置情報に基づいてネットワークデバイスによって決定されてもよい。
ここで、端末が端末の実際位置及びセルの実際位置情報に基づいて決定する場合、端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得する。ここで、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報は、システムブロードキャストメッセージに含まれるエフェメリス情報(セルのネットワーク位置情報)によって決定され得る。ネットワークデバイスが端末にセル位置情報を送信する。端末がセル位置情報を取得し、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて、端末とセルの中心との実際距離を決定する。
ここで、ネットワークデバイスが端末の実際位置及びセルの実際位置情報に基づいて決定する場合、端末は端末の位置情報を決定し、端末の位置情報をネットワークデバイスに送信する。ここで、端末が端末の位置情報をネットワークデバイスに送信することは、端末の測定に基づいて報告してもよく、例えば端末が位置に関連する測定値を報告する。ネットワークデバイスが端末の位置情報を取得し、端末の位置情報及びセル位置情報(エフェメリス情報)に基づいて端末とセルの中心との実際距離を決定する。ここで、ネットワークデバイスが端末の位置情報を取得することは、端末の測定に基づいて、決定された端末の位置情報を報告してもよい。例えば、ネットワークデバイスが端末から報告された位置に関連する測定値に基づいて端末の位置情報を算出する。ネットワークデバイスが端末とセルの中心との実際距離を決定した後、決定された端末とセルの中心との実際距離を端末に送信する。端末は、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいてネットワークデバイスによって決定された端末とセルの中心との実際距離を取得して、端末とセルの中心との実際距離を決定する。
本開示の実施例は、以下、実際の応用と組み合わせて上記実施例に係るセル再選択方法について説明する。
本開示の実施例では、説明の便利上、後にDrefでセルの基準距離を表し、Dmeasureで端末とセルの中心との実際距離を表す。
本開示の実施例では、Dref及びDmeasureという2つのパラメータに基づいてセル再選択を行う場合、Dref及びDmeasureに基づいて、端末が同一周波数の隣接セルを起動して測定を行わない測定条件を決定することができる。一例では、端末がサービスセルのDref、及び端末とサービスセルの中心とのDmeasureを決定した後、Srxlev>SIntraSearchP、かつSqual>SIntraSearchQ、かつDref>Dmeasureの場合、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択することができる。すなわち、端末のサービスセルがSrxlev>SIntraSearchP、かつSqual>SIntraSearchQ、かつDref>Dmeasureを満たすに応答して、端末は、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択することができる。
本開示の実施例では、Dref及びDmeasureという2つのパラメータに基づいてセル再選択を行う場合、Dref及びDmeasureに基づいて、セル再選択を行うことによって得られたセルが満たすべき条件を決定することができる。一例では、例えば、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたセルは、Dref>Dmeasureを満たす。さらに、本開示の実施例では、セル再選択を行うことによって得られたセルは、S基準を満たす必要があり、すなわち、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたセルは、Srxlev>0、かつSqual>0、かつDref>Dmeasureを満たす必要がある。
本開示の実施例では、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うセルは、S基準に基づいてセル再選択を行う候補リストに含まれる候補セルであると理解することができ、この候補セルは、端末のサービスセルを含むことができ、端末の隣接セルを含むこともできる。Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたターゲットセルは、S基準を満たすセルの1つであると理解することができる。
さらに、本開示の実施例では、Srxlev>0、かつSqual>0、かつDref>Dmeasureを満たすことでセル再選択を行うことに関する基準は、新たに定義されたS基準であってもよい。新たに定義されたS基準は、
Srxlev>0、かつSqual>0、かつD>0
であってもよい。
ここで、D=Dref-Dmeasure。Dmeasureは端末とターゲットセルの中心との距離であり、Drefはターゲットセルの基準距離であり、Srxlexはターゲットセル選択レベルであり、Squalはターゲットセル選択品質である。なお、本開示の実施例では、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたセルは、上記新たに定義されたS基準を満たす必要がある。
さらに、本開示の実施例では、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたセルは、端末がセル再選択を行う前のサービスセルであってもよいし、端末の隣接セルであってもよい。
本開示の実施例では、既存のS基準及びR基準に基づいてセル再選択を行った後、さらにDref及びDmeasureと組み合わせてセル再選択を行うことができる。
図4は本開示の例示的な一実施例で示されるDref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行う概略フローチャートである。図4を参照すると、以下のステップを含む。
ステップS31において、端末がセル再選択のR基準に基づいて、隣接セル及びサービスセルが含まれる複数のセルのR値を決定する。
ステップS32において、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルが存在し、かつ隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、端末が、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからDref≧Dmeasureの隣接セルを選択する。
ここで、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルが存在し、すなわち決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ隣接セルがセル再選択のS基準を満たす場合、端末は、Dref及びDmeasureと組み合わせて隣接セルに再選択するか否かを決定する必要がある。例えば、端末は、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからDref≧Dmeasureの隣接セルを選択する。
端末がR値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからDref≧Dmeasureの隣接セルを選択する場合、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルにDref≧Dmeasureの隣接セルが存在するか否かに基づいて、隣接セルを再選択されたセルとして選択するか否かを決定することができる。
ステップS33aにおいて、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルにDref≧Dmeasureの隣接セルが存在することに応答して、Dref≧Dmeasureの隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択する。
ステップS33bにおいて、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルにDref≧Dmeasureの隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルのDref及びDmeasureに基づいて、セル再選択を行う。
一例では、サービスセルのDref及びDmeasureに基づいて、セル再選択を行う場合、サービスセルのDref≧Dmeasureの実際距離に応答して、サービスセルに常駐する。サービスセルのDref<Dmeasureに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択する。
例示的な実施例では、端末は、R基準に基づいて複数のセルのR値をソートする。N個の隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高い場合、N個の隣接セルから、Dref≧Dmeasureを満たすP個のセルを選択する。さらに、P個のセルからR値が最大のセルを選択し、P>0の場合、端末は、この選択されたR値が最大のセルに再選択する。P=0(すなわち、このときDref≧Dmeasureを満たす隣接セルがない)の場合、サービスセルがDref≧Dmeasureを満たすと、端末は依然としてサービスセルに常駐し、セル再選択を行わない。サービスセルがDref≧Dmeasure(Dref<Dmeasure)を満たさないと、端末はN個のセルのうちのR値が最大のセルに再選択する。
本開示の実施例では、上記セル再選択方法によって、隣接セルのR値がサービスセルよりも大きく、かつ隣接セル基準距離が実際距離以上であることに応答して隣接セルに再選択することを実現することができる。さらに、DrefとDmeasureとの間の距離要件を満たす隣接セルがないことに応答して、サービスセルが距離要件を満たすと、サービスセルに常駐することを実現することもできる。DrefとDmeasureとの間の距離要件を満たす隣接セルがなく、かつサービスセルも距離要件を満たさないことに応答して、R値が高い隣接セルに常駐する。
別の実施形態では、端末は、新たに定義されたS基準セルに基づいて再選択を行うことができる。
図5は本開示の例示的な一実施例で示されるDref及びDmeasureセルに基づいて再選択を行う概略フローチャートである。図5を参照すると、以下のステップを含む。
ステップS41において、端末が、新たに定義されたS基準(Srxlev>0、かつSqual>0、かつD>0)に基づいて、新たに定義されたS基準を満たすセルを選択する。
ステップS42において、選択された新たに定義されたS基準を満たすセルから、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定する。
ステップS43において、決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択する。
本開示の実施例では、端末がDref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行う場合、Dref及びDmeasureを隣接セル測定、S基準及びR基準に適用し、セル半径が大きいNTNネットワークのセル再選択に適用できる。Dref>Dmeasureを満たすセルを選択することにより、端末が往復して2つのセルでセル再選択を行うことを避けることができる。
本開示の実施例によって提供されるセル再選択方法は、端末とネットワークデバイスとのインタラクションにも適用される。一例では、ネットワークデバイスはシステムブロードキャストメッセージによってDrefを定義する。端末はサービスセル及び/又は隣接セルのシステムブロードキャストメッセージから各セルのDrefを取得し、システムブロードキャストメッセージからエフェメリス情報(セルの位置情報)を取得する。端末はその位置を決定し、例えばGPSに基づいてその自身の位置を決定し、ネットワークデバイスから取得されたエフェメリス情報と組み合わせてそれとセルの中心とのDmeasureを決定する。端末がセル選択または再選択を行う場合、上記技術案に係る新たに定義されたS基準を満たす複数のセルを選択し、選択されたセルにR基準を適用し、端末がR値が最大のセルに再選択し、R値が最大のセルが現在のサービスセルである場合、端末はセル再選択を行わず、依然として現在のセルに常駐する。または、端末がセル選択または再選択を行う場合、既存のS基準を満たす複数のセルを選択し、選択されたセルにR基準を適用し、そしてDref及びDmeasureと組み合わせてセル再選択を行う。
本開示の実施例は、端末とネットワークデバイスとの間で無許可帯域または許可帯域でのページングを対話的に実現するプロセスについて、上記実施例に関連する説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
同じ構想に基づいて、本開示の実施例はセル再選択装置をさらに提供する。
なお、本開示の実施例によって提供されるセル再選択装置は、上記機能を実現するために、それぞれの機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む。本開示の実施例に開示された様々な例のユニットとアルゴリズムステップに関連して、本開示の実施例はハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアの組み合わせで実現することができる。ある機能がハードウェアによって実行されるのか、コンピュータソフトウェアによってハードウェアを駆動することによって実行されるのかは、技術案の特定の応用と設計制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーションごとに異なる方法を用いて、記載された機能を実現することができるが、この実現は本開示の実施例の技術案の範囲を超えるとは考えられない。
図6は例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のブロック図である。図6を参照すると、セル再選択装置100は取得ユニット101と処理ユニット102とを含む。ここで、取得ユニット101は、セルの基準距離を取得し、端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。処理ユニット102は、基準距離と実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
一実施形態では、セルは端末のサービスセルを含み、処理ユニット102はさらに、セル選択レベルが同一周波数測定を開始する基準信号受信電力信号レベル閾値よりも大きく、セル選択品質が同一周波数測定を開始する基準信号受信品質信号品質閾値よりも大きく、かつサービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも大きいことに応答して、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択するように構成される。
別の実施形態では、基準距離と実際距離とに基づいてセル再選択を行うことによって得られたターゲットセルは、ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつターゲットセルの基準距離が端末とターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことことを満たす。
さらに、別の実施形態では、処理ユニット102は、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、複数のセルには隣接セルとサービスセルとが含まれ、決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルから、基準距離が実際距離以上の隣接セルを選択し、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在することに応答して、基準距離が実際距離以上の隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択し、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うという方式によって、基準距離と実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに、別の実施形態では、処理ユニット102は、
サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離以上であることに応答して、サービスセルに常駐し、サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも小さいことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに別の実施形態では、処理ユニット102は、
セル選択レベルが0よりも大きく、セル選択品質が0よりも大きく、かつ基準距離が実際距離よりも大きいことを満たすセルを選択し、選択されたセルから、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、基準距離と実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに別の実施形態では、取得ユニット101は、
端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得し、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて、端末とセルの中心との実際距離を決定するという方式によって、端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。
さらに別の実施形態では、取得ユニット101は、端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスに位置情報を送信し、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいてネットワークデバイスによって決定された端末とセルの中心との実際距離を取得するという方式によって、端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。
さらに別の実施形態では、取得ユニット101は、サービスセル及び/又は隣接セルのシステムブロードキャストメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得するという方式によって、セルの基準距離を取得するように構成される。
図7は例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のブロック図である。図7を参照すると、セル再選択装置200は送信ユニット201を含む。
送信ユニット201は、セルの基準距離を送信するように構成され、基準距離は、端末が基準距離及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用される。
一実施形態では、送信ユニット201はさらに、セル位置情報を送信するように構成され、セル位置情報は、端末が実際距離を決定するために使用される。
別の実施形態では、セル再選択装置200は処理ユニット202をさらに含む。取得ユニット203、取得ユニット203は、端末の位置情報を取得するように構成される。処理ユニット202はさらに、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。送信ユニットはさらに、実際距離を端末に送信するように構成される。
さらに別の実施形態では、端末とセルの中心との実際距離及び基準距離に基づいて端末によって再選択されたターゲットセルは、ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつターゲットセルの基準距離が端末とターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
上記実施例における装置については、その中の各モジュールが操作を実行する具体的な方式は、すでに当該方法の実施例に詳しく説明され、ここでは説明を省略する。
図8は、例示的な一実施例によって示されるセル再選択のための装置300のブロック図である。例えば、装置300は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージング機器、ゲームコンソール、タブレット機器、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
図8を参照して、装置300は、処理コンポーネント302、メモリ304、電源コンポーネント306、マルチメディアコンポーネント308、オーディオコンポーネント310、入力/出力(I/O)のインターフェース312、センサコンポーネント314、及び通信コンポーネント316のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
処理コンポーネント302は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置300の全体の操作を制御する。処理コンポーネント302は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ320を含むことができる。また、処理コンポーネント302は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント302は、マルチメディアコンポーネント308と処理コンポーネント302とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
メモリ304は、装置300上の操作をサポートするように、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置300で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ304は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
電源コンポーネント306は、装置300の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント306は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および装置300の生成、管理及び分配に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
マルチメディアコンポーネント308は、前記装置300とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する継続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント308は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置300が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズ系であってもよく、または焦点距離および光学ズーム能力を備えてもよい。
オーディオコンポーネント310は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント310は、装置300が呼び出しモード、記録モード、及び音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、メモリ304にさらに記憶されてもよく、または通信コンポーネント316を介して送信されてもよい。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント310は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
I/Oインターフェース312は、処理コンポーネント302と周辺インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
センサコンポーネント314は、装置300に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント314は、装置300のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、コンポーネントは装置300のディスプレイ及びキーパッドであり、センサコンポーネント314は、さらに、装置300またはその1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと装置300との接触の有無、装置300の方位または加速/減速及び装置300の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント314は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント314は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント314は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含むことができる。
通信コンポーネント316は、装置300と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置300は、WiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせなどの通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント316は、ブロードキャストチャンネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例では、通信コンポーネント316は、近距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールでは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
例示的な実施例では、装置300は、上記方法を実行するために、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ304をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、装置300のプロセッサ320によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD‐ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶機器であっても良い。
図9に示すように、本開示の一実施例によって示されるセル再選択のための装置400のブロック図である。例えば、装置400は、ネットワークデバイス、例えば基地局として提供されてもよい。図9を参照して、装置400は、処理コンポーネント422を含み、処理コンポーネント422は、1つまたは複数のプロセッサと、メモリ432によって表される、処理コンポーネント422によって実行される命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するためのメモリリソースとをさらに含む。メモリ432に記憶されているアプリケーションプログラムは、命令のセットに対応する1以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント422は、上記方法を実行するように、命令を実行するように構成される。
装置400は、装置400の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント426と、装置400をネットワークに接続するように構成される有線または無線ネットワークインターフェース450と、入出力(I/O)インターフェース458とをさらに含むことができる。装置400は、Windows Server TM、Mac OS XTM、Unix TM、Linux TM、Free BSDTMまたは同様のようなメモリ432に記憶されたオペレーティングシステムに基づいて動作することができる。
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ432をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、装置400のプロセッサ422によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD‐ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶機器であっても良い。
さらに、本開示に記載される「複数」は、2つ以上を意味し、他の助数詞はそれと類似している。「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトの関連付け関係を記述し、3つの関係がありることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aのみの存在、AとBの同時存在、およびBのみの存在を表すことができる。文字「/」は、通常、関連付けられたオブジェクトが「又は」の関係であることを示す。単数形の「一」、「前記」及び「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。
さらに、「第1」、「第2」などの用語は様々な情報を説明するために使用されるが、これらの情報は、これらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、特定の順序または重要度を表すことでなく、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。実は、「第1」、「第2」などの表現は完全に交換して使うことができる。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報と呼ぶことができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ぶこともできる。
さらに、「接続」には、特別な説明がない限り、両者の間に他の要素が存在しない直接接続と、両者の間に他の要素が存在する間接接続が含まれる。
さらに、本開示の実施例では操作を図面において特定の順序で説明するが、これらの操作を特定の順序または直列順序で実行すること、あるいは所望の結果を得るために全ての例示の操作を実行することを要求すると理解すべきではない。特定の環境では、マルチタスクと並列処理が有利な場合がある。
当業者であれば、明細書を考慮してここで開示される技術案を実践した後、本開示の他の実施形態を容易に想到し得る。本開示は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の一般原理に従い、本開示で開示されていない当分野における周知技術または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、例示的なものとしてのみ見なされ、本開示の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲によって示される。
なお、本開示は、上記説明され、図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正や変更が可能であることを理解すべきである。本開示の範囲は、添付された特許請求の範囲のみによって限定される。
本開示は、通信技術分野に関し、特にセル再選択方法、セル再選択装置及び記憶媒体に関する。
関連技術では、陸上ネットワークに対して、端末は主にS基準及びR基準に基づいてセル再選択を行う。
5Gネットワークの発展に伴い、非陸上ネットワーク(Non-terrestrial networks、NTN)が導入されている。NTNネットワークについて、セル半径が大きく、端末がセルの中心またはエッジにある場合、その基準信号受信電力(reference signal received power、RSRP)または基準信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)の差が小さく、かつセル半径が大きいため、そのセルの重複面積が大きくなる。したがって、端末の移動によってチャネルフェージング(例えば遮断)が引き起こされる場合、S基準及びR基準に基づいてセル再選択を行うと、端末が往復して2つのセルでセル再選択を行うことになり、また、S基準及びR基準に基づいてセル再選択を行うと、合理的なセル再選択パラメータを構成することが困難になる。
そのため、NTNネットワークに適用されるセル再選択方式をどのように提供するかは、早急に解決すべき問題である。
関連技術における問題を克服するために、本開示は、セル再選択方法、セル再選択装置及び記憶媒体を提供する。
本開示の実施例の第1の態様によれば、セル再選択方法を提供し、
セルの基準距離を取得し、端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップと、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップと、を含む。
一実施形態では、前記セルは前記端末のサービスセルを含み、前記方法は、
セル選択レベルが同一周波数測定を開始する基準信号受信電力信号レベル閾値よりも大きく、セル選択品質が同一周波数測定を開始する基準信号受信品質信号品質閾値よりも大きく、かつサービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも大きいことに応答して、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択するステップをさらに含む。当該基準信号受信電力信号はセル選択受信レベル閾値とも呼ばれ、当該基準信号受信品質信号品質閾値はセル選択品質閾値とも呼ばれる。
別の実施形態では、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行ってターゲットセルを取得することは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
さらに、別の実施形態では、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップは、
セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定するステップであって、前記複数のセルには隣接セル及びサービスセルが含まれるステップと、
前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ前記隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルから基準距離が実際距離以上の隣接セルを選択するステップと、
R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在することに応答して、前記基準距離が実際距離以上の隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するステップと、
R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルの基準距離及び前記端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うステップは、
前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離以上であることに応答して、サービスセルに常駐するステップと、前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも小さいことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップは、
セル選択レベルが0よりも大きく、セル選択品質が0よりも大きく、かつ基準距離が実際距離よりも大きいことを満たすセルを選択するステップと、前記選択されたセルにおいて、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定するステップと、前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップは、
前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得するステップと、前記端末の位置情報及び前記セル位置情報に基づいて、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップは、
前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスに前記位置情報を送信するステップと、前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記ネットワークデバイスによって決定された前記端末と前記セルの中心との実際距離を取得するステップと、を含む。
さらに、別の実施形態では、前記セルの基準距離を取得するステップは、
サービスセル及び/又は隣接セルのブロードキャストシステムメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得するステップを含む。
本開示の実施例の第2の態様によれば、セル再選択方法を提供し、
セルの基準距離を送信するステップであって、前記基準距離は、端末が前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用されるステップを含む。
一実施形態では、前記セル再選択方法は、セル位置情報を送信するステップであって、前記セル位置情報は、前記端末が前記実際距離を決定するために使用されるステップをさらに含む。
一実施形態では、前記セル再選択方法は、端末の位置情報を取得するステップと、前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記端末とセルの中心との実際距離を決定するステップと、前記実際距離を前記端末に送信するステップと、をさらに含む。
さらに別の実施形態では、前記端末とセルの中心との実際距離及び前記基準距離に基づいて前記端末によって再選択されたターゲットセルは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
本開示の実施例の第3の態様によれば、セル再選択装置を提供し、
セルの基準距離を取得し、端末と前記セルの中心との実際距離を決定するように構成される取得ユニットと、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される処理ユニットと、を含む。
一実施形態では、前記セルは前記端末のサービスセルを含み、前記処理ユニットはさらに、
セル選択レベルが同一周波数測定を開始する基準信号受信電力信号レベル閾値よりも大きく、セル選択品質が同一周波数測定を開始する基準信号受信品質信号品質閾値よりも大きく、かつサービスセルの基準距離が前記端末とサービスセルの中心との実際距離よりも大きいことに応答して、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択するように構成される。当該基準信号受信電力信号はセル選択受信レベル閾値とも呼ばれ、当該基準信号受信品質信号品質閾値はセル選択品質閾値とも呼ばれる。
別の実施形態では、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行ってターゲットセルを取得することは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
さらに、別の実施形態では、前記処理ユニットは、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、前記複数のセルには隣接セル及びサービスセルが含まれ、前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ前記隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルから基準距離が実際距離以上の隣接セルを選択し、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在することに応答して、前記基準距離が実際距離以上の隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択し、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルの基準距離及び前記端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うという方式によって、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに、別の実施形態では、前記処理ユニットは、
前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離以上であることに応答して、サービスセルに常駐し、前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも小さいことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに、別の実施形態では、前記処理ユニットは、
セル選択レベルが0よりも大きく、セル選択品質が0よりも大きく、かつ基準距離が実際距離よりも大きいことを満たすセルを選択し、前記選択されたセルにおいて、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い前記隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに、別の実施形態では、前記取得ユニットは、
前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得し、前記端末の位置情報及び前記セル位置情報に基づいて、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するという方式によって、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するように構成される。
さらに、別の実施形態では、前記取得ユニットは、
前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスに前記位置情報を送信し、前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記ネットワークデバイスによって決定された前記端末と前記セルの中心との実際距離を取得するという方式によって、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するように構成される。

さらに、別の実施形態では、前記取得ユニットは、サービスセル及び/又は隣接セルのブロードキャストシステムメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得するという方式によって、セルの基準距離を取得するように構成される。
本開示の実施例の第4の態様によれば、セル再選択装置を提供し、
セルの基準距離を送信するように構成される送信ユニットであって、前記基準距離は、端末が前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用される送信ユニットを含む。
一実施形態では、前記送信ユニットはさらに、セル位置情報を送信するように構成され、前記セル位置情報は、前記端末が前記実際距離を決定するために使用される。
別の実施形態では、前記セル再選択装置は、取得ユニットと処理ユニットとをさらに含み、前記取得ユニットは、端末の位置情報を取得するように構成される。前記処理ユニットはさらに、前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。前記送信ユニットはさらに、前記実際距離を前記端末に送信するように構成される。
さらに別の実施形態では、前記端末によって前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行って得られたターゲットセルは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
本開示の実施例の第5の態様によれば、セル再選択装置を提供し、
プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、第1の態様または第1の態様のいずれかの実施形態に記載のセル再選択方法を実行するように構成される。
本開示の実施例の第6の態様によれば、セル再選択装置を提供し、
プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、第2の態様または第2の態様のいずれかの実施形態に記載のセル再選択方法を実行するように構成される。
本開示の実施例の第7の態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がモバイル端末のプロセッサによって実行される場合、モバイル端末が第1の態様または第1の態様のいずれかの実施形態に記載のセル再選択方法を実行できるようにする。
本開示の実施例の第8の態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がネットワークデバイスのプロセッサによって実行される場合、ネットワークデバイスが第2の態様または第2の態様のいずれかの実施形態に記載のセル再選択方法を実行できるようにする。
本開示の実施例によって提供される技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。端末がセルの基準距離及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行い、端末とセルとの距離状況を組み合わせてセル再選択を行うことにより、セル半径が大きいNTNネットワークのセル再選択に適用できる。
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示の実施例を限定するものではない。
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する本発明の実施例を示し、明細書とともに本発明の実施例の原理を説明するために使用される。
例示的な一実施例によって示される通信システムのアーキテクチャ図である。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択方法のフローチャートである。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択方法のフローチャートである。 例示的な一実施例によって示されるセルの基準距離、及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行う方法のフローチャートである。 例示的な一実施例によって示されるセルの基準距離、及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行う方法のフローチャートである。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のブロック図である。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のブロック図である。 例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のためのブロック図である。 例示的な一実施例によって示される装置のブロック図である。
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に説明された実施形態は、本発明の実施例と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の請求項の範囲に詳細に記載された、本発明の実施例のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例にすぎない。
本開示の実施例によって提供される情報送信方法は図1に示される無線通信システムに適用することができる。図1を参照すると、この無線通信システムには端末とネットワークデバイスとが含まれる。端末とネットワークデバイスとの間は無線リソースを介して情報の送信と受信を行う。
なお、図1に示す無線通信システムは、例示的な説明に過ぎず、無線通信システムは、他のネットワークデバイス、例えば、コアネットワークデバイス、無線中継機器および無線返信機器を含むこともできるが、図1には示されていない。本開示の実施例は、当該無線通信システムに含まれているネットワークデバイスの数および端末の数を限定しない。
さらに、本開示の実施例の無線通信システムは、無線通信機能を提供するネットワークである。無線通信システムは、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband code division multiple access、WCDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多元接続(frequency division multiple access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal frequency division multiple access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(single Carrier FDMA、SC-FDMA)、キャリアセンス多重アクセス/衝突回避(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)などの異なる通信技術を使用することができる。ネットワークは、異なるネットワークの容量、速度、遅延などの要素に応じて、2G(英語:generation)ネットワーク、3Gネットワーク、4Gネットワーク、または5Gネットワークのような将来の進化型ネットワークに分類することができ、5Gネットワークは、新しい無線ネットワーク(New Radio、NR)とも呼ばれる。説明の便宜上、本開示では、無線通信ネットワークを単にネットワークと称することがある。
さらに、本開示に係るネットワークデバイスは、無線アクセスネットワークデバイスと称することもできる。当該無線アクセスネットワークデバイスは、基地局、進化型基地局(Evolved node B、基地局)、ホーム基地局、ワイヤレス・フィディリティ(wireless fidelity、WIFI)システムにおけるアクセスポイント(access point、AP)、無線中継ノード、無線返信ノード、トランスポートポイント(transmission point、TP)または送受信ポイント(transmission and reception point、TRP)などであってもよく、NRシステムにおけるgNBであってもよく、あるいは、基地局を構成するコンポーネントまたは一部の機器などであってもよい。コネクテッドカー(V2X)通信システムである場合、車載機器であってもよい。なお、本開示の実施例では、ネットワークデバイスに採用される具体的な技術および具体的な機器形態は限定されない。
さらに、本開示に係る端末は、端末機器、ユーザ機器(User Equipment、UE)、モバイルステーション(Mobile Station、MS)、モバイル端末(Mobile Terminal、MT)などとも呼ばれ、音声および/またはデータ接続性をユーザに提供する機器であり、例えば、端末は、無線接続機能を有するハンドヘルド機器、車載機器などとすることができる。現在、いくつかの端末としては、スマートフォン(Mobile Phone)、ポケットコンピュータ(Pocket Personal Computer、PPC)、ハンドヘルド、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、ノートパソコン、タブレット、ウェアラブル機器、または車載機器などが挙げられる。また、コネクテッドカー(V2X)通信システムである場合、端末機器は車載機器であってもよい。なお、本開示の実施例は、端末によって採用される具体的な技術および具体的な機器形態を限定しない。
端末とネットワークデバイスが通信する中にセルの選択または再選択を行う。本開示の実施例は、主にセル選択または再選択の過程に適用される。関連技術では、セル選択または再選択に対してS基準及びR基準に関する。
ここで、S基準とは、主にSrxlev>0かつSqual>0を指す。ここで、Srxlevはセル選択レベルであり、Squalはセル選択品質である。端末によって選択または再選択されたセルがS基準を満たす必要がある。
さらに、端末の同一周波数測定に対して、サービスセルがSrxlev>SIntraSearchP、かつSqual>SIntraSearchQを満たす場合、端末は、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択することができる。ここで、SIntraSearchPは同一周波数測定を開始するためのRSRP信号レベル閾値であり、SIntraSearchQは同一周波数測定を開始するためのRSRQ信号品質閾値である。
ここで、R基準とは、主に
Rs=Qmeas,s+Qhyst-Qoffsettemp、Rn=Qmeas,n-Qoffset-Qoffsettemp
を指す。
ここで、RsはサービスセルのR値であり、Rnは隣接セルのR値であり、Qmeas,sはサービスセルのRSRP測定値であり、Qmeas,nは隣接セルのRSRP測定値であり、Qhystはセル再選択ヒステリシス値であり、Qoffsettempは一時オフセット値であり、Qoffsetはオフセット値である。ここで、Qmeas、Qoffset及びQoffsettempのプロトコル規定は具体的に以下の表1に示される。
Figure 2023527843000012
上記のS基準及びR基準セルに基づいて再選択を行う方式は主に陸上ネットワークに適用される。しかしながら、通信技術の発展に伴い、NTNネットワークが導入されている。NTNネットワークについてのネットワーク特長はセル半径が大きいことである。セル半径が大きいNTNネットワークに対して、端末がセルの中心またはエッジにある場合、そのRSRPまたはRSRQの差が小さく、かつセル半径が大きいため、そのセルの重複面積が大きくなる。したがって、端末の移動によってチャネルフェージング(例えば遮断)が引き起こされる場合、S基準及びR基準に基づいてセル再選択を行うと、端末が往復して2つのセルでセル再選択を行うことになり、また、S基準及びR基準に基づいてセル再選択を行うと、合理的なセル再選択パラメータを構成することが困難になる。
そのため、NTNネットワークに対して、そのネットワーク特長から、S基準及びR基準セルに基づいて再選択を行う方式は、NTNネットワークで端末がセル選択/再選択を行う際に直面する問題をうまく解決できない。
そこで、本開示の実施例はセル再選択方法を提供し、ネットワークデバイスが端末にセルの参考位置情報を提供し、この参考位置情報はセルの基準距離を決定するために使用される。基準距離は、セルが良好なネットワークサービスを提供できる距離を表す。端末とセルの中心との実際距離が基準距離よりも小さい場合、セルは、良好なネットワークサービスを当該端末に提供することができる。セルが良好なネットワークサービスを提供することは、セル信号品質が指定された信号品質閾値よりも高いと理解できる。ネットワークによって提供される基準距離は通常、セルの実際のカバー距離よりも小さく、ここで、セルの実際のカバー距離はセル半径によって表される。端末がセル再選択を行う場合、セルの基準距離及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行、端末とセルの距離状況に合わせてセル再選択を行うことにより、セル半径が大きいNTNネットワークのセル再選択に適用することができる。
図2は例示的な一実施例によって示されるセル再選択方法のフローチャートであり、図2に示すように以下のステップを含む。ここで、図2に示されるセル再選択方法は端末に適用され得、下記の関連する方法を実行できる他のデバイスに適用されてもよい。
ステップS11において、セルの基準距離を取得し、端末とセルの中心との実際距離を決定する。
本開示の実施例において、基準距離及び実際距離が取得されることに対応するセルは端末のサービスセルであってもよいし、端末の隣接セルであってもよいし、またはセル再選択を行う候補リストに含まれる候補セルであると理解されてもよい。
ここで、基準距離は、NTNネットワークによって端末に提供されるセル参考位置情報によって決定することができる。ここで、セルの参考位置情報は、ネットワークデバイスによってブロードキャストシステムメッセージを介して定義することができる。本開示の実施例では、セルの参考位置情報は主にセルの基準距離を決定するために使用され、セル参考位置情報とセルの基準距離は交互に使用されることがあるが、当業者はその意味を理解できる。
ステップS12において、セルの基準距離、及び端末とセルの中心との実際距離セルに基づいて、再選択を行う。
本開示の実施例では、端末がセル再選択を行う場合、セルの基準距離及び端末とセルの中心との実際距離セルに基づいて再選択を行い、端末とセルの距離状況に合わせてセル再選択を行うことにより、セル半径が大きいNTNネットワークのセル再選択に適用される。
図3は例示的な一実施例によって示されるセル再選択方法のフローチャートであり、図3に示すように、以下のステップを含む。ここで、図3に示されるセル再選択方法はネットワークデバイスに適用され得、下記の関連する方法を実行できる他のデバイスに適用されてもよい。
ステップS21において、セルの基準距離を送信する。この基準距離は、端末が基準距離及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用される。
一例では、ネットワークデバイスはブロードキャストシステムメッセージを介してセルの基準距離を提供する。端末がサービスセル及び/又は隣接セルのブロードキャストシステムメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得する。
別の例では、端末とセルの中心との実際距離は、端末の実際位置及びセルの実際位置情報に基づいて端末によって決定されてもよいし、端末の実際位置及びセルの実際位置情報に基づいてネットワークデバイスによって決定されてもよい。
ここで、端末が端末の実際位置及びセルの実際位置情報に基づいて決定する場合、端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得する。ここで、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報は、ブロードキャストシステムメッセージに含まれるエフェメリス情報(セルのネットワーク位置情報)によって決定され得る。ネットワークデバイスが端末にセル位置情報を送信する。端末がセル位置情報を取得し、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて、端末とセルの中心との実際距離を決定する。
ここで、ネットワークデバイスが端末の実際位置及びセルの実際位置情報に基づいて決定する場合、端末は端末の位置情報を決定し、端末の位置情報をネットワークデバイスに送信する。ここで、端末が端末の位置情報をネットワークデバイスに送信することは、端末の測定に基づいて報告してもよく、例えば端末が位置に関連する測定値を報告する。ネットワークデバイスが端末の位置情報を取得し、端末の位置情報及びセル位置情報(エフェメリス情報)に基づいて端末とセルの中心との実際距離を決定する。ここで、ネットワークデバイスが端末の位置情報を取得することは、端末の測定に基づいて、決定された端末の位置情報を報告してもよい。例えば、ネットワークデバイスが端末から報告された位置に関連する測定値に基づいて端末の位置情報を算出する。ネットワークデバイスが端末とセルの中心との実際距離を決定した後、決定された端末とセルの中心との実際距離を端末に送信する。端末は、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいてネットワークデバイスによって決定された端末とセルの中心との実際距離を取得して、端末とセルの中心との実際距離を決定する。
本開示の実施例は、以下、実際の応用と組み合わせて上記実施例に係るセル再選択方法について説明する。
本開示の実施例では、説明の便利上、後にDrefでセルの基準距離を表し、Dmeasureで端末とセルの中心との実際距離を表す。
本開示の実施例では、Dref及びDmeasureという2つのパラメータに基づいてセル再選択を行う場合、Dref及びDmeasureに基づいて、端末が同一周波数の隣接セルを起動して測定を行わない測定条件を決定することができる。一例では、端末がサービスセルのDref、及び端末とサービスセルの中心とのDmeasureを決定した後、Srxlev>SIntraSearchP、かつSqual>SIntraSearchQ、かつDref>Dmeasureの場合、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択することができる。すなわち、端末のサービスセルがSrxlev>SIntraSearchP、かつSqual>SIntraSearchQ、かつDref>Dmeasureを満たすに応答して、端末は、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択することができる。
本開示の実施例では、Dref及びDmeasureという2つのパラメータに基づいてセル再選択を行う場合、Dref及びDmeasureに基づいて、セル再選択を行うことによって得られたセルが満たすべき条件を決定することができる。一例では、例えば、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたセルは、Dref>Dmeasureを満たす。さらに、本開示の実施例では、セル再選択を行うことによって得られたセルは、S基準を満たす必要があり、すなわち、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたセルは、Srxlev>0、かつSqual>0、かつDref>Dmeasureを満たす必要がある。
本開示の実施例では、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うセルは、S基準に基づいてセル再選択を行う候補リストに含まれる候補セルであると理解することができ、この候補セルは、端末のサービスセルを含むことができ、端末の隣接セルを含むこともできる。Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたターゲットセルは、S基準を満たすセルの1つであると理解することができる。
さらに、本開示の実施例では、Srxlev>0、かつSqual>0、かつDref>Dmeasureを満たすことでセル再選択を行うことに関する基準は、新たに定義されたS基準であってもよい。新たに定義されたS基準は、
Srxlev>0、かつSqual>0、かつD>0
であってもよい。
ここで、D=Dref-Dmeasure。Dmeasureは端末とターゲットセルの中心との距離であり、Drefはターゲットセルの基準距離であり、Srxlexはターゲットセル選択レベルであり、Squalはターゲットセル選択品質である。なお、本開示の実施例では、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたセルは、上記新たに定義されたS基準を満たす必要がある。
さらに、本開示の実施例では、Dref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行うことによって得られたセルは、端末がセル再選択を行う前のサービスセルであってもよいし、端末の隣接セルであってもよい。
本開示の実施例では、既存のS基準及びR基準に基づいてセル再選択を行った後、さらにDref及びDmeasureと組み合わせてセル再選択を行うことができる。
図4は本開示の例示的な一実施例で示されるDref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行う概略フローチャートである。図4を参照すると、以下のステップを含む。
ステップS31において、端末がセル再選択のR基準に基づいて、隣接セル及びサービスセルが含まれる複数のセルのR値を決定する。
ステップS32において、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルが存在し、かつ隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、端末が、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからDref≧Dmeasureの隣接セルを選択する。
ここで、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルが存在し、すなわち決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ隣接セルがセル再選択のS基準を満たす場合、端末は、Dref及びDmeasureと組み合わせて隣接セルに再選択するか否かを決定する必要がある。例えば、端末は、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからDref≧Dmeasureの隣接セルを選択する。
端末がR値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからDref≧Dmeasureの隣接セルを選択する場合、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルにDref≧Dmeasureの隣接セルが存在するか否かに基づいて、隣接セルを再選択されたセルとして選択するか否かを決定することができる。
ステップS33aにおいて、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルにDref≧Dmeasureの隣接セルが存在することに応答して、Dref≧Dmeasureの隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択する。
ステップS33bにおいて、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルにDref≧Dmeasureの隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルのDref及びDmeasureに基づいて、セル再選択を行う。
一例では、サービスセルのDref及びDmeasureに基づいて、セル再選択を行う場合、サービスセルのDref≧Dmeasureの実際距離に応答して、サービスセルに常駐する。サービスセルのDref<Dmeasureに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択する。
例示的な実施例では、端末は、R基準に基づいて複数のセルのR値をソートする。N個の隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高い場合、N個の隣接セルから、Dref≧Dmeasureを満たすP個のセルを選択する。さらに、P個のセルからR値が最大のセルを選択し、P>0の場合、端末は、この選択されたR値が最大のセルに再選択する。P=0(すなわち、このときDref≧Dmeasureを満たす隣接セルがない)の場合、サービスセルがDref≧Dmeasureを満たすと、端末は依然としてサービスセルに常駐し、セル再選択を行わない。サービスセルがDref≧Dmeasure(Dref<Dmeasure)を満たさないと、端末はN個のセルのうちのR値が最大のセルに再選択する。
本開示の実施例では、上記セル再選択方法によって、隣接セルのR値がサービスセルよりも大きく、かつ隣接セル基準距離が実際距離以上であることに応答して隣接セルに再選択することを実現することができる。さらに、DrefとDmeasureとの間の距離要件を満たす隣接セルがないことに応答して、サービスセルが距離要件を満たすと、サービスセルに常駐することを実現することもできる。DrefとDmeasureとの間の距離要件を満たす隣接セルがなく、かつサービスセルも距離要件を満たさないことに応答して、R値が高い隣接セルに常駐する。
別の実施形態では、端末は、新たに定義されたS基準セルに基づいて再選択を行うことができる。
図5は本開示の例示的な一実施例で示されるDref及びDmeasureセルに基づいて再選択を行う概略フローチャートである。図5を参照すると、以下のステップを含む。
ステップS41において、端末が、新たに定義されたS基準(Srxlev>0、かつSqual>0、かつD>0)に基づいて、新たに定義されたS基準を満たすセルを選択する。
ステップS42において、選択された新たに定義されたS基準を満たすセルから、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定する。
ステップS43において、決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択する。
本開示の実施例では、端末がDref及びDmeasureに基づいてセル再選択を行う場合、Dref及びDmeasureを隣接セル測定、S基準及びR基準に適用し、セル半径が大きいNTNネットワークのセル再選択に適用できる。Dref>Dmeasureを満たすセルを選択することにより、端末が往復して2つのセルでセル再選択を行うことを避けることができる。
本開示の実施例によって提供されるセル再選択方法は、端末とネットワークデバイスとのインタラクションにも適用される。一例では、ネットワークデバイスはブロードキャストシステムメッセージによってDrefを定義する。端末はサービスセル及び/又は隣接セルのブロードキャストシステムメッセージから各セルのDrefを取得し、ブロードキャストシステムメッセージからエフェメリス情報(セルの位置情報)を取得する。端末はその位置を決定し、例えばGPSに基づいてその自身の位置を決定し、ネットワークデバイスから取得されたエフェメリス情報と組み合わせてそれとセルの中心とのDmeasureを決定する。端末がセル選択または再選択を行う場合、上記技術案に係る新たに定義されたS基準を満たす複数のセルを選択し、選択されたセルにR基準を適用し、端末がR値が最大のセルに再選択し、R値が最大のセルが現在のサービスセルである場合、端末はセル再選択を行わず、依然として現在のセルに常駐する。または、端末がセル選択または再選択を行う場合、既存のS基準を満たす複数のセルを選択し、選択されたセルにR基準を適用し、そしてDref及びDmeasureと組み合わせてセル再選択を行う。
本開示の実施例は、端末とネットワークデバイスとの間で無許可帯域または許可帯域でのページングを対話的に実現するプロセスについて、上記実施例に関連する説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
同じ構想に基づいて、本開示の実施例はセル再選択装置をさらに提供する。
なお、本開示の実施例によって提供されるセル再選択装置は、上記機能を実現するために、それぞれの機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む。本開示の実施例に開示された様々な例のユニットとアルゴリズムステップに関連して、本開示の実施例はハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアの組み合わせで実現することができる。ある機能がハードウェアによって実行されるのか、コンピュータソフトウェアによってハードウェアを駆動することによって実行されるのかは、技術案の特定の応用と設計制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーションごとに異なる方法を用いて、記載された機能を実現することができるが、この実現は本開示の実施例の技術案の範囲を超えるとは考えられない。
図6は例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のブロック図である。図6を参照すると、セル再選択装置100は取得ユニット101と処理ユニット102とを含む。ここで、取得ユニット101は、セルの基準距離を取得し、端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。処理ユニット102は、基準距離と実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
一実施形態では、セルは端末のサービスセルを含み、処理ユニット102はさらに、セル選択レベルが同一周波数測定を開始する基準信号受信電力信号レベル閾値よりも大きく、セル選択品質が同一周波数測定を開始する基準信号受信品質信号品質閾値よりも大きく、かつサービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも大きいことに応答して、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択するように構成される。当該基準信号受信電力信号はセル選択受信レベル閾値とも呼ばれ、当該基準信号受信品質信号品質閾値はセル選択品質閾値とも呼ばれる。
別の実施形態では、基準距離と実際距離とに基づいてセル再選択を行うことによって得られたターゲットセルは、ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつターゲットセルの基準距離が端末とターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことことを満たす。
さらに、別の実施形態では、処理ユニット102は、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、複数のセルには隣接セルとサービスセルとが含まれ、決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルから、基準距離が実際距離以上の隣接セルを選択し、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在することに応答して、基準距離が実際距離以上の隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択し、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うという方式によって、基準距離と実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに、別の実施形態では、処理ユニット102は、
サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離以上であることに応答して、サービスセルに常駐し、サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも小さいことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに別の実施形態では、処理ユニット102は、
セル選択レベルが0よりも大きく、セル選択品質が0よりも大きく、かつ基準距離が実際距離よりも大きいことを満たすセルを選択し、選択されたセルから、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、基準距離と実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される。
さらに別の実施形態では、取得ユニット101は、
端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得し、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて、端末とセルの中心との実際距離を決定するという方式によって、端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。
さらに別の実施形態では、取得ユニット101は、端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスに位置情報を送信し、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいてネットワークデバイスによって決定された端末とセルの中心との実際距離を取得するという方式によって、端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。
さらに別の実施形態では、取得ユニット101は、サービスセル及び/又は隣接セルのブロードキャストシステムメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得するという方式によって、セルの基準距離を取得するように構成される。
図7は例示的な一実施例によって示されるセル再選択装置のブロック図である。図7を参照すると、セル再選択装置200は送信ユニット201を含む。
送信ユニット201は、セルの基準距離を送信するように構成され、基準距離は、端末が基準距離及び端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用される。
一実施形態では、送信ユニット201はさらに、セル位置情報を送信するように構成され、セル位置情報は、端末が実際距離を決定するために使用される。
別の実施形態では、セル再選択装置200は取得ユニット203及び処理ユニット202をさらに含む。取得ユニット203は、端末の位置情報を取得するように構成される。処理ユニット202はさらに、端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成される。送信ユニットはさらに、実際距離を端末に送信するように構成される。
さらに別の実施形態では、端末とセルの中心との実際距離及び基準距離に基づいて端末によって再選択されたターゲットセルは、ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつターゲットセルの基準距離が端末とターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす。
上記実施例における装置については、その中の各モジュールが操作を実行する具体的な方式は、すでに当該方法の実施例に詳しく説明され、ここでは説明を省略する。
図8は、例示的な一実施例によって示されるセル再選択のための装置300のブロック図である。例えば、装置300は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージング機器、ゲームコンソール、タブレット機器、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
図8を参照して、装置300は、処理コンポーネント302、メモリ304、電源コンポーネント306、マルチメディアコンポーネント308、オーディオコンポーネント310、入力/出力(I/O)のインターフェース312、センサコンポーネント314、及び通信コンポーネント316のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
処理コンポーネント302は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置300の全体の操作を制御する。処理コンポーネント302は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ320を含むことができる。また、処理コンポーネント302は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント302は、マルチメディアコンポーネント308と処理コンポーネント302とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
メモリ304は、装置300上の操作をサポートするように、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置300で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ304は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
電源コンポーネント306は、装置300の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント306は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および装置300の生成、管理及び分配に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
マルチメディアコンポーネント308は、前記装置300とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する継続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント308は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置300が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズ系であってもよく、または焦点距離および光学ズーム能力を備えてもよい。
オーディオコンポーネント310は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント310は、装置300が呼び出しモード、記録モード、及び音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、メモリ304にさらに記憶されてもよく、または通信コンポーネント316を介して送信されてもよい。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント310は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
I/Oインターフェース312は、処理コンポーネント302と周辺インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
センサコンポーネント314は、装置300に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント314は、装置300のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、コンポーネントは装置300のディスプレイ及びキーパッドであり、センサコンポーネント314は、さらに、装置300またはその1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと装置300との接触の有無、装置300の方位または加速/減速及び装置300の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント314は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント314は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント314は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含むことができる。
通信コンポーネント316は、装置300と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置300は、WiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせなどの通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント316は、ブロードキャストチャンネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例では、通信コンポーネント316は、近距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールでは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
例示的な実施例では、装置300は、上記方法を実行するために、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ304をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、装置300のプロセッサ320によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD‐ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶機器であっても良い。
図9に示すように、本開示の一実施例によって示されるセル再選択のための装置400のブロック図である。例えば、装置400は、ネットワークデバイス、例えば基地局として提供されてもよい。図9を参照して、装置400は、処理コンポーネント422を含み、処理コンポーネント422は、1つまたは複数のプロセッサと、メモリ432によって表される、処理コンポーネント422によって実行される命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するためのメモリリソースとをさらに含む。メモリ432に記憶されているアプリケーションプログラムは、命令のセットに対応する1以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント422は、上記方法を実行するように、命令を実行するように構成される。
装置400は、装置400の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント426と、装置400をネットワークに接続するように構成される有線または無線ネットワークインターフェース450と、入出力(I/O)インターフェース458とをさらに含むことができる。装置400は、Windows Server TM、Mac OS XTM、Unix TM、Linux TM、Free BSDTMまたは同様のようなメモリ432に記憶されたオペレーティングシステムに基づいて動作することができる。
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ432をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、装置400のプロセッサ422によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD‐ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶機器であっても良い。
さらに、本開示に記載される「複数」は、2つ以上を意味し、他の助数詞はそれと類似している。「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトの関連付け関係を記述し、3つの関係がありることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aのみの存在、AとBの同時存在、およびBのみの存在を表すことができる。文字「/」は、通常、関連付けられたオブジェクトが「又は」の関係であることを示す。単数形の「一」、「前記」及び「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。
さらに、「第1」、「第2」などの用語は様々な情報を説明するために使用されるが、これらの情報は、これらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、特定の順序または重要度を表すことでなく、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。実は、「第1」、「第2」などの表現は完全に交換して使うことができる。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報と呼ぶことができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ぶこともできる。
さらに、「接続」には、特別な説明がない限り、両者の間に他の要素が存在しない直接接続と、両者の間に他の要素が存在する間接接続が含まれる。
さらに、本開示の実施例では操作を図面において特定の順序で説明するが、これらの操作を特定の順序または直列順序で実行すること、あるいは所望の結果を得るために全ての例示の操作を実行することを要求すると理解すべきではない。特定の環境では、マルチタスクと並列処理が有利な場合がある。
当業者であれば、明細書を考慮してここで開示される技術案を実践した後、本開示の他の実施形態を容易に想到し得る。本開示は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の一般原理に従い、本開示で開示されていない当分野における周知技術または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、例示的なものとしてのみ見なされ、本開示の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲によって示される。
なお、本開示は、上記説明され、図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正や変更が可能であることを理解すべきである。本開示の範囲は、添付された特許請求の範囲のみによって限定される。

Claims (30)

  1. セル再選択方法であって、
    セルの基準距離を取得し、端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップと、
    前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップと、を含む、
    ことを特徴とするセル再選択方法。
  2. 前記セルは前記端末のサービスセルを含み、
    前記方法は、
    セル選択レベルが同一周波数測定を開始する基準信号受信電力信号レベル閾値よりも大きく、セル選択品質が同一周波数測定を開始する基準信号受信品質信号品質閾値よりも大きく、かつサービスセルの基準距離が前記端末とサービスセルの中心との実際距離よりも大きいことに応答して、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択するステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセル再選択方法。
  3. 前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行ってターゲットセルを取得することは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセル再選択方法。
  4. 前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップは、
    セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定するステップであって、前記複数のセルには隣接セル及びサービスセルが含まれるステップと、
    前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ前記隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、前記R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルから基準距離が実際距離以上の隣接セルを選択するステップと、
    前記R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在することに応答して、前記基準距離が実際距離以上の隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するステップと、
    前記R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルの基準距離及び前記端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項1または3に記載のセル再選択方法。
  5. サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うステップは、
    前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離以上であることに応答して、サービスセルに常駐するステップと、
    前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも小さいことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載のセル再選択方法。
  6. 前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うステップは、
    セル選択レベルが0よりも大きく、セル選択品質が0よりも大きく、かつ基準距離が実際距離よりも大きいことを満たすセルを選択するステップと、
    前記選択されたセルにおいて、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定するステップと、
    前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、前記R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項1または3に記載のセル再選択方法。
  7. 前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップは、
    前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得するステップと、
    前記端末の位置情報及び前記セル位置情報に基づいて、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセル再選択方法。
  8. 前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するステップは、
    前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスに前記位置情報を送信するステップと、
    前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記ネットワークデバイスによって決定された前記端末と前記セルの中心との実際距離を取得するステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセル再選択方法。
  9. セルの基準距離を取得するステップは、
    サービスセル及び/又は隣接セルのシステムブロードキャストメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセル再選択方法。
  10. セル再選択方法であって、
    セルの基準距離を送信するステップであって、前記基準距離は、端末が前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用されるステップを含む、
    ことを特徴とするセル再選択方法。
  11. セル位置情報を送信するステップであって、前記セル位置情報は、前記端末が前記実際距離を決定するために使用されるステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載のセル再選択方法。
  12. 端末の位置情報を取得するステップと、
    前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記端末とセルの中心との実際距離を決定するステップと、
    前記実際距離を前記端末に送信するステップと、をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載のセル再選択方法。
  13. 前記端末によって前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行って得られたターゲットセルは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす、
    ことを特徴とする請求項10~12のいずれかに記載のセル再選択方法。
  14. セル再選択装置であって、
    セルの基準距離を取得し、端末と前記セルの中心との実際距離を決定するように構成される取得ユニットと、
    前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される処理ユニットと、を含む、
    ことを特徴とするセル再選択装置。
  15. 前記セルは前記端末のサービスセルを含み、
    前記処理ユニットが、さらに、
    セル選択レベルが同一周波数測定を開始する基準信号受信電力信号レベル閾値よりも大きく、セル選択品質が同一周波数測定を開始する基準信号受信品質信号品質閾値よりも大きく、かつサービスセルの基準距離が前記端末とサービスセルの中心との実際距離よりも大きいことに応答して、同一周波数の隣接セルを測定しないことを選択するように構成される、
    ことを特徴とする請求項14に記載のセル再選択装置。
  16. 前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行ってターゲットセルを取得することは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす、
    ことを特徴とする請求項14に記載のセル再選択装置。
  17. 前記処理ユニットが、
    セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、前記複数のセルには隣接セル及びサービスセルが含まれ、
    前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高く、かつ前記隣接セルがセル再選択のS基準を満たすことに応答して、前記R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルから基準距離が実際距離以上の隣接セルを選択し、
    前記R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在することに応答して、前記基準距離が実際距離以上の隣接セルから、R値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択し、
    前記R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルに基準距離が実際距離以上の隣接セルが存在しないことに応答して、サービスセルの基準距離及び前記端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うという方式によって、
    前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される、
    ことを特徴とする請求項14または16に記載のセル再選択装置。
  18. 前記処理ユニットが、
    前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離以上であることに応答して、サービスセルに常駐し、
    前記サービスセルの基準距離が端末とサービスセルの中心との実際距離よりも小さいことに応答して、R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、
    サービスセルの基準距離及び端末とサービスセルの中心との実際距離に基づいて、セル再選択を行うように構成される、
    ことを特徴とする請求項17に記載のセル再選択装置。
  19. 前記処理ユニットが、
    セル選択レベルが0よりも大きく、セル選択品質が0よりも大きく、かつ基準距離が実際距離よりも大きいことを満たすセルを選択し、
    前記選択されたセルにおいて、セル再選択のR基準に基づいて複数のセルのR値を決定し、
    前記決定された隣接セルのR値がサービスセルのR値よりも高いことに応答して、前記R値がサービスセルのR値よりも高い隣接セルからR値が最大の隣接セルを再選択されたセルとして選択するという方式によって、
    前記基準距離と前記実際距離とに基づいて、セル再選択を行うように構成される、
    ことを特徴とする請求項14または16に記載のセル再選択装置。
  20. 前記取得ユニットが、
    前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスによって提供されるセル位置情報を取得し、
    前記端末の位置情報及び前記セル位置情報に基づいて、前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するという方式によって、
    前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するように構成される、
    ことを特徴とする請求項14に記載のセル再選択装置。
  21. 前記取得ユニットが、
    前記端末の位置情報を決定し、ネットワークデバイスに前記位置情報を送信し、
    前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記ネットワークデバイスによって決定された前記端末と前記セルの中心との実際距離を取得するという方式によって、
    前記端末と前記セルの中心との実際距離を決定するように構成される、
    ことを特徴とする請求項14に記載のセル再選択装置。
  22. 前記取得ユニットが、
    サービスセル及び/又は隣接セルのシステムブロードキャストメッセージに基づいて、セルの基準距離を取得するという方式によって、セルの基準距離を取得するように構成される、
    ことを特徴とする請求項14に記載のセル再選択装置。
  23. セル再選択装置であって、
    セルの基準距離を送信するように構成される送信ユニットであって、前記基準距離は、端末が前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行うために使用される送信ユニットを含む、
    ことを特徴とするセル再選択装置。
  24. 前記送信ユニットが、さらに、
    セル位置情報を送信するように構成され、前記セル位置情報は、端末が前記実際距離を決定するために使用される、
    ことを特徴とする請求項23に記載のセル再選択装置。
  25. 前記装置は、取得ユニットと処理ユニットとをさらに含み、
    前記取得ユニットが、端末の位置情報を取得するように構成され、
    前記処理ユニットがさらに、前記端末の位置情報及びセル位置情報に基づいて前記端末とセルの中心との実際距離を決定するように構成され、
    前記送信ユニットがさらに、前記実際距離を前記端末に送信するように構成される、
    ことを特徴とする請求項23に記載のセル再選択装置。
  26. 前記端末によって前記基準距離及び前記端末とセルの中心との実際距離に基づいてセル再選択を行って得られたターゲットセルは、前記ターゲットセルのセル選択レベルが0よりも大きく、前記ターゲットセルのセル選択品質が0よりも大きく、かつ前記ターゲットセルの基準距離が前記端末と前記ターゲットセルの中心との実際距離よりも大きいことを満たす、
    ことを特徴とする請求項23~26のいずれかに記載のセル再選択装置。
  27. セル再選択装置であって、
    プロセッサと、
    プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
    前記プロセッサは、請求項1~9のいずれかに記載のセル再選択方法を実行するように構成される、
    ことを特徴とするセル再選択装置。
  28. セル再選択装置であって、
    プロセッサと、
    プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
    前記プロセッサは、請求項10~13のいずれかに記載のセル再選択方法を実行するように構成される、
    ことを特徴とするセル再選択装置。
  29. 非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記記憶媒体における命令がモバイル端末のプロセッサによって実行される場合、モバイル端末が請求項1~9のいずれかに記載のセル再選択方法を実行できるようにする、
    ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  30. 非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記記憶媒体における命令がネットワークデバイスのプロセッサによって実行される場合、ネットワークデバイスが請求項10~13のいずれかに記載のセル再選択方法を実行できるようにする、
    ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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