JP2023526865A - 服用気化器報告デバイスのためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】気化器報告デバイス(100)のためのシステム(184)および方法が与えられる。気化器報告デバイス(100)は、筐体(102)を備える。筐体(102)の第1端部(110)に、携帯型気化器(104)に接続された第1カプラー(108)が備えられる。筐体(102)の第2端部(114)に、取外し可能な電源(108)に接続され第2カプラー(112)が備えられる。筐体(102)は、携帯型気化器(104)と取外し可能な電源(108)とを接続するように構成された第1電気経路(134)と、少なくとも1つのリモート計算デバイス(146)と通信するように構成された無線送信器()136)と、少なくとも1つのプロセッサを有する内部制御システム(130)と、を内蔵する。内部制御システム(130)は、第1電気経路(134)を通って携帯型気化器(104)に流れる電流を検知し、吸引イベントを検出し、無線送信器(136)を用いて各吸引イベントを少なくとも1つのリモート計算デバイス(146)に送信する。関連する使用の方法がまた与えられる。【選択図】図1
Description
[関連出願への相互参照]
本出願は、35U.S.C§119(e)に基づき、2020年5月22日出願の米国仮出願63/029,260号「服用気化器報告アダプタのためのシステムおよび方法」の優先権を主張する。その開示内容は参照として本出願に組み込まれる。
本出願は、35U.S.C§119(e)に基づき、2020年5月22日出願の米国仮出願63/029,260号「服用気化器報告アダプタのためのシステムおよび方法」の優先権を主張する。その開示内容は参照として本出願に組み込まれる。
さらに以下の特許文献も参照として本出願に組み込まれる。
米国特許出願17/190,044号「計量服用気化器のためのシステムおよび方法」(以下「044出願」と呼ぶ)。
米国特許出願15/391,829号「管理されたユーザの濃縮物使用のためのシステムおよび方法」(以下「829出願」と呼ぶ)。
米国特許出願16/592,674号「管理されたユーザの濃縮物使用のためのシステムおよび方法」(以下「674出願」と呼ぶ)。
米国特許出願62/660,974号「濃縮物のためのスマート気化器および方法」(以下「974出願」と呼ぶ)。
米国特許出願62/721,699号「気化器カートリッジシステムおよびその使用方法」(以下「699出願」と呼ぶ)。
米国特許出願16/541,062号「ディフューザを備えた気化器カートリッジシステムおよびその使用方法」(以下「062出願」と呼ぶ)。
米国特許出願16/559,556号「濃縮物の適切な服用量を決めるためのシステムおよび方法」(以下「556出願」と呼ぶ)。
米国特許10,888,665号「マルチモーダル服用デバイスのためのシステムおよび方法」(以下「665特許」と呼ぶ)。
米国特許10,888,666号「マルチモーダル服用デバイスのためのシステムおよび方法」(以下「666特許」と呼ぶ)。
米国特許10,834,967号「ユーザの濃縮物仕様を管理するためのシステムおよび方法」(以下「967特許」と呼ぶ)。
米国特許出願17/190,044号「計量服用気化器のためのシステムおよび方法」(以下「044出願」と呼ぶ)。
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一般に本発明は、電源および携帯型気化器(選択的に吸引可能な濃縮液の気化カートリッジを含むことが望ましい)に取り付けられるように構成された報告アダプタに関する。一般にカートリッジ内のプロダクトは、液体またはオイルの濃縮液であると考えられる。特に本発明は、取り付けられたカートリッジの使用状況を正確に追跡し、当該使用状況を少なくとも1人のユーザに報告するシステムを提供する。
しばしば電子タバコ、携帯型気化器、「ベープ」などと呼ばれる一般的なデバイスは、携帯型の電気デバイスであって、ユーザが吸引する医薬品または嗜好品の蒸気を与えるものであると考えられる。一般にこれらのデバイスは、筐体内に配置されて電気的に起動される気化器を備えるものと理解される。こうした筐体は、マウスピースを備え、典型的には気化対象の物質のカートリッジまたはリザーバを内蔵する。
こうしたシステムのバッテリー(気化器に電力を与えるもの)は、取外し可能なものもあるし、固定的に取り付けられたものもある。
パイプ、紙巻きタバコ、葉巻などの伝統的な喫煙具の場合、材料を火で燃やして煙を発生する。ユーザは、燃焼する媒体を通して空気を吸引するが、これがさらなる燃焼を引き起こして煙を発生させる。
気化器の場合、ユーザが空気を吸うことでデバイスが起動するが、吸引物質を初期状態から煙に変えるのに火を使わない。最も一般的には、気化対象の物質は液体(例えば、オイルベースの液体)で与えられ、吸引濃縮物を最初に貯蔵するときの輸送媒体として使われる。その後吸引濃縮物は気化器に移され、気化されて液体から蒸気になる。ユーザは、この気化した濃縮物を吸引する。
植物ベースの医薬品の急増とともに、所定の症状または病気の継続的かつ高信頼の治療に関し、服用を適切なものとすることは、患者の治療にとって重要な要素となる。実際、個々の症状または病気に応じて、同じプロダクトであっても服用量が異なる場合もある。これは、特定の症状または病気に応じた適切な服用量の大切さをさらに強調するものである。
さらに電子タバコは、伝統的なタバコ製品のニコチン摂取量および頻度を低減する禁煙プログラムのアプリケーションとして多用されてきており、いわゆる「コールドターキー」禁断に比べてより果的なものであると考えられている。しかしこの場合も、ユーザが自分の進捗状況を知りコントロールできるように補助することは、禁煙効果向上のための重要な要素となる。
電子タバコや携帯型気化器の急増に伴い、使用状況を追跡することはユーザにとって非常に重要である。服用気化器と組み合わされた場合、その意義はさらに増す。特に医療環境や禁煙プログラムでは、使用状況を追跡することの意義は非常に高い。
従って、上で述べた1つ以上の課題を解決する方法およびシステムが必要とされる。
本発明は、使用状況に関する情報をリモート計算デバイスに送信する目的で、気化器カートリッジおよび電源とともに使われる新規な報告アダプタを与えることにより、従来技術の課題を解決する。報告アダプタは、電力を与えられるとセンターサーバと通信する。これにより第三者は、禁断プログラムの順守を監視し保証することができる。さらにユーザまたは第2ユーザは、気化器カートリッジの使用状況を監視し追跡することができる。
具体的な一例として、ある実施の形態では、気化器報告デバイスが与えられる。この気化器報告デバイスは、筐体を備える。筐体の第1端部に、携帯型気化器に接続された第1カプラーが備えられる。筐体の第2端部に、取外し可能な電源に接続された第2カプラーが備えられる。筐体は、携帯型気化器と取外し可能な電源とを接続するように構成された第1電気経路と、少なくとも1つのリモート計算デバイスと通信するように構成された無線送信器と、少なくとも1つのプロセッサを有する内部制御システムと、を内蔵する。内部制御システムは、第1電気経路を通って携帯型気化器に流れる電流を検知し、吸引イベントを検出し、無線送信器を用いて吸引イベントの各々を少なくとも1つのリモート計算デバイスに送信する。
別の実施の形態でも、気化器報告デバイスが与えられる。この気化器報告デバイスは、筐体を備える。筐体の第1端部に、携帯型気化器に接続された第1カプラーが備えられる。筐体の第2端部に、取外し可能な電源に接続され第2カプラーが備えられる。筐体は、携帯型気化器と取外し可能な電源とを接続するように構成された第1電気経路と、第1電気経路に沿って配置され、第1電気経路を遮断することのできるスイッチと、少なくとも1つのイベントを検出するように構成された少なくとも1つのセンサと、プロセッサと、プロセッサに接続された不揮発性メモリと、プロセッサと不揮発性メモリとに接続され、少なくとも1つのリモート計算デバイスと通信する無線送信器と、を内蔵する。不揮発性メモリは、1つ以上のイベントを検出する目的でスイッチおよび少なくとも1つのセンサを制御するためにプロセッサの動作を制御するための実行可能な命令を含む。プロセッサは、少なくとも1つのセンサが1つ以上のイベントを検出したことに応答して、無線送信器によって少なくとも1つのリモート計算デバイスに送信されるデータを生成する。
さらに別の実施の形態では、気化器報告デバイスを使用する方法が与えられる。この方法は、筐体を備えた気化器報告デバイスを準備するステップを含む。気化器報告デバイスは、筐体の第1端部に、携帯型気化器に接続された第1カプラーが備えられる。筐体の第2端部に、取外し可能な電源に接続された第2カプラーが備えられる。筐体は、携帯型気化器と取外し可能な電源とを接続するように構成された第1電気経路と、第1電気経路に沿って配置され、第1電気経路を遮断することのできるスイッチと、少なくとも1つのイベントを検出するように構成された少なくとも1つのセンサと、プロセッサと、プロセッサに接続された不揮発性メモリと、プロセッサと不揮発性メモリとに接続され、少なくとも1つのリモート計算デバイスと通信する無線送信器と、を内蔵する。不揮発性メモリは、1つ以上のイベントを検出する目的でスイッチおよび少なくとも1つのセンサを制御するためにプロセッサの動作を制御するための実行可能な命令を含む。プロセッサは、少なくとも1つのセンサが1つ以上のイベントを検出したことに応答して、無線送信器によって少なくとも1つのリモート計算デバイスに送信されるデータを生成する。この方法は、気化器報告デバイスを気化器と取外し可能な電源との間に設置するステップと、気化イベントを検出するために、第1電気経路を流れる電流を検知するステップと、少なくとも1つの気化イベントを少なくとも1つのリモート計算デバイスに報告するステップと、をさらに含む。
詳細な説明をする前に、本開示は限定でなく例示にすぎないことを強調する。本明細書のコンセプトは、服用気化器の特定のシステムまたは方法の使用またはアプリケーションに限定されない。従って、本明細書の実施例は、特定の実施の形態の説明の便宜にすぎない。本明細書の原理は、服用気化器の別のシステムまたは方法にも同様に適用できる。
本発明を、好ましい実施の形態に即して、図面を参照して説明する。図面において、同一または類似の要素に似た符号を付す。同一または類似の要素の採番に関し、符号の先頭の数字は、当該要素が最初に特定される図面の番号である。例えば要素100は、最初に図1に現れる。
本明細書に示される様々な実施の形態は、プロダクトの適切な服用量を決定するための製造者による装置、システム、物品等の例である。いくつかの実施の形態では、インターフェース、アプリケーションブラウザ、ウィンドウ等が与えられ、これによりユーザはコンピュータデバイスを操作できる。
さらに以下の詳細な説明の一部は、コンピュータメモリ内のデータビットの操作および処理の形で示される。このような操作に含まれるステップは、これらの物理量の操作を必要とする。一般に(必須ではないが)これらの物理量は、電気信号または磁気信号の形を取り、保存され、送信され、組み合わされ、比較され、その他の操作を受ける。当業者に既知の通り、こうした信号は一般に、ビット、値、要素番号その他の特定可能な要素を示す名前で呼ばれる。
これらの用語は、すべて適切な物理量に関係し、これらの物理量に与えられる便利なラベルにすぎない。さらに以下の説明全体を通して、「処理する」「評価する」「受信する」「送信する」といった用語は、コンピュータシステムのメモリ内で物理(電気的)量として表されたデータを他の同様のデータに操作および変換するコンピュータシステム、または同様のコンピュータデバイスの動作および処理のことをいう。
本発明はまた、ここで説明する動作を実行する装置に関する。この装置は、後に詳述するように、必要な目的に特化して構成されたものであってもよいし、電気的命令を保存する媒体に保存された1つ以上のコンピュータプログラムによって選択的に適用または再構成される汎用的なコンピュータであってもよい。
後の説明の理解を助けるために、以下の用語が与えられる。
「ユーザ」。典型的に、人または少なくとも服用システムに知られた人によって使われる計算システム。ここでいう計算システムとは、使用者が自分を特定するためのデータの閾値(例えば属性)を与えることにより、ユーザアカウントを確立する。典型的には、ユーザの服用システム(または関連する管理システム)との相互作用は、当該ユーザに関するさらなる属性を確立するために機能する。
「第1リモート計算デバイス」。少なくとも1つのプロセッサを備え、プロダクトの服用を望む人/ユーザによって使われるコンピュータデバイス。
「服用システム」。プロダクトの服用/服用量を要求するときに、ユーザが接続するシステム。服用システムは、プロダクトデータベースを維持する(または少なくとも相互作用する)。
「プロダクトデータベース」。インデックスの付けられた相関プロダクトの記録、プロダクトの1つ以上の成分、使われたプロダクトの確立された理由、理由に関連する服用量、ユーザ評価のフィードバックなどのセット。プロダクトのデータベースは、関連するデータベースとして確立されてもよく、特定の場所にある1つ以上のコンピュータシステム上に局在化されてもよく、クラウド・コンピューティング空間に配置されてもよい。
「プロダクト」。液体、原液、食用物、吸入剤、タブレット、半固形物、クリームその他の人が消費するものとして与えられる合成物。これは一般に、植物ベースの医薬品であると考えてよい。しかしながら、変形例では、プロダクトは、薬剤、有機物および/または化合物であってもよい。さらに別の実施の形態では、プロダクトは、植物、動物、無機物、有機物、薬物および化合物からなる群から選択された要素の組み合わせとして与えられてもよい。
「属性」。プロダクトを特定するデータの要素。例えば、バーコード、QRコード(登録商標)、実際の成分および組成のリスト、その他のデータ。属性により、特定のプロダクトの1つ以上の成分および組成を特定することができる。
上記の用語に関し、少なくとも1つの実施の形態では、各モジュールまたはシステムは、プリント基板上にユニットとして(あるいは、回路基板に取り付けられたチップその他のコンピュータ部品として)パッケージされた独立の電気回路の集合として実現され、コンピュータ内で基本的な機能を提供する。変形例では、1つ以上のモジュールは、特定のタスクまたは全体の一部としての基本機能を実現するソフトウェアとして実現されてもよい。さらに別の実施形態では、1つ以上のモジュールは、ソフトウェアおよび独立した電気回路の組み合わせにより与えられてもよい。
要約すると、本発明は、気化器報告デバイスのためのシステムおよび方法に関する。報告デバイスは、気化器とその電源(バッテリーなど)との間に、ユーザによってインストールされる。報告デバイスは、ユーザが気化器(例えば、喫煙、禁煙、1つ以上の病気の治療および/または娯楽を目的とする気化器)の使用規則または使用管理の順守を補助するために、気化器の使用状況を少なくとも監視し、追加的にはこれを制御するように構成される。
以上の概要は、以下の説明と図面を参照することにより、より完全に理解できるだろう。
図1を参照すると、報告アダプタ(報告デバイス100とも呼び、以下「JD100」と表す)の実施の形態の高レベル図が示される。少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、簡単な単一デバイスとして与えられる。その筐体102は、一般に樽のような形に見える。使いやすさと人間工学的見地から、筐体102の直径または断面積は、JD100が接続される携帯型気化器104のものと一致していてもよい。
さらに、JD100は、気化器104とそれに関連する電源106(典型的にはバッテリー)との間に配置されるように構成される。より具体的には、JD100は、取外し可能な電源106と接続するための第1カプラー108を第1端部110に備え、携帯型気化器104と接続するための第2カプラー112を第2端部114に備える。
上記のように、気化器104は、リザーバ(例えばカートリッジ)内に貯蔵されたプロダクトを、熱(気化のため)、振動(噴霧のため)その他のプロセス(吸引可能な蒸気に変えるプロダクトの量に応じて選択される)を用いて、吸引可能な蒸気に変えるように構成される。本明細書では「気化器」とは、プロダクトを蒸気に変えるのに使われる個々の
システムの特性とは無関係に、このようなデバイス全体のことをいう。
システムの特性とは無関係に、このようなデバイス全体のことをいう。
プロダクトの蒸気への転移の鍵は、服用対象のプロダクト物質を液体から蒸気に変化させるための熱(気化のため)または振動(噴霧のため)を与える手段として、電気エネルギーを使うことにある。より具体的には、液体のプロダクトを吸引可能な蒸気に変えるのに、熱、振動その他のプロセスを与えるので、これらのプロセスは電気エネルギーを必要とする。電気エネルギーが電源106から引き出されて使われたことは、JD100によって検知され、気化イベントを検出するのに利用される。
少なくとも1つの実施の形態では、携帯型気化器104は、上記の044出願(計量服用気化器のためのシステムおよび方法)に記載および開示された気化器である。
少なくとも1つの実施の形態では、第1カプラー108はネジ山の第1の組116であり、第2カプラー112はネジ山の第2の組118である。さらに少なくとも1つの別の実施の形態では、第1カプラー108および第2カプラー112のいずれか一方または両方は、スイベルカップリングである。スイベルカップリングの場合、カップリングを回転させるのに、JD100、気化器104または電源106を回させる必要がない。
電源106は取外し可能なバッテリーであると考えてよい。より具体的には、少なくとも1つの実施の形態では、電源106は510-バッテリーであると考えてよい。510-バッテリーは、ネジ山コネクタおよびコネクタによって与えられるネジ山の数が相手のコネクタのネジ山と合うように標準化されている。
510-バッテリーは、多くの気化器104のための携帯型電源106の標準バッテリーである。この場合、少なくとも1つの実施の形態では、ネジ山の第1の組116は510-コネクタ規格の雌ネジであり、ネジ山の第2の組118は510-コネクタ規格の雄ネジである。従って、510-バッテリー接続を具備するように構成されたJD100は、気化器104と510-バッテリー(電源106)との間に、簡単に配置することができる。もちろん本開示の範囲を逸脱することなく、代替的な実施の形態として、510-バッテリー以外の電源106を備えたJD100を与えることもできる。
図1では、JD100が取り付けられた気化器104のユーザ120は、第1リモート計算デバイス122を持つ者として示される。少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、外部ユーザが操作可能な少数の(あったとしても)ボタンを備える。少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、リモートアプリケーション124がインストールされた、ユーザ120の第1リモート計算デバイス122(例えば、iPhone(登録商標)、アンドロイド(登録商標)その他の同様のデバイス)とともに使われるものであると考えてよい。さらに第1リモート計算デバイス122は、CPUのような少なくとも1つのプロセッサ、メモリおよび無線送信器を備える。これらは、他の計算デバイスとのデータ交換を含む様々な計算機能を実現するために、ハードウェアおよび/またはソフトウェアとして与えられる。
少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、少なくとも1つの表示ライト126またはリセットボタン128を備える。しかし実施の形態によっては、JD100はこうした要素(例えば、JD100が電源106(510-バッテリー等)と接続されると同時に初期化されるリセット/設定用ウィンドウなど)を備えなくてもよい。もちろん少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、電源との接続と同時にリセット/設定がユーザによって初期化されないときは、最後に確立された設定に従って動作を続けてもよい。
気化器104を制御しない場合、JD100の監視機能は、少なくとも部分的には、内部制御システム130によって実現される。少なくとも1つの実施の形態では、内部制御システム130は、点線の枠線132内の要素/部品の少なくとも一部を備える。少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、筐体102内に、第1電気経路134を備える。第1電気経路134は、気化器104と電源106との間にJD100が設置されたとき、これら気化器104と電源106とを接続するように構成される。さらに、筐体102は、無線送信器136と、制御器138と、少なくとも1つのセンサ140と、(選択的に)スイッチ142と、(選択的に)内部電源144と、を備える。
制御器138は、CPUなどのコンピュータプロセッサであると考えてよい。不揮発性メモリ148は制御器138に接続され、制御器138および少なくとも1つのセンサ140(気化器のイベントを検知する)の動作を制御するための実行可能な命令が与えられる。無線送信器136もまた制御器138に接続され、少なくとも1つのリモート計算デバイス146と通信するように構成される。
少なくとも1つの実施の形態では、無線送信器136は、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)として動作する。少なくとも1つの代替的な実施の形態では、無線送信器136は、近距離無線通信(NFC(登録商標))として動作する。さらに別の実施の形態では、無線送信器136は、携帯電話通信(LTE(登録商標)、4G(登録商標)、3G(登録商標))として動作する。少なくとも1つの実施の形態では、無線送信器136はネットワークコンポーネントである。
さらに無線送信器136は、JD100と少なくとも1つのリモート計算デバイス146との間での、データの無線伝送を可能とするものと理解してよい。さらに少なくとも1つの実施の形態では、無線送信器136は、既存の無線データ通信技術を使うように構成される。これにより、ユーザまたはユーザを助ける介護者に大きな負担をかけることなく、新たなまたは既存の環境の下でJD100を迅速かつ有利に展開することができる。
上記に関し、少なくとも1つの実施の形態では、JD100は以下のように要約することができる。すなわちJD100は、筐体102を備える。筐体102の第1端部110に、携帯型気化器104に接続された第1カプラー108が備えられる。筐体102の第2端部114に、取外し可能な電源108に接続され第2カプラー112が備えられる。筐体102は、携帯型気化器104と取外し可能な電源108とを接続するように構成された第1電気経路134と、少なくとも1つのリモート計算デバイス146と通信するように構成された無線送信器136と、少なくとも1つのプロセッサを有する内部制御システム130と、を内蔵する。内部制御システム130は、第1電気経路134を通って携帯型気化器104に流れる電流を検知し、吸引イベントを検出し、無線送信器136を用いて各吸引イベントを少なくとも1つのリモート計算デバイス146に送信する。
JD100の少なくとも1つの利点は、気化器104の利用を拡大し、および/または、気化器104の正しい使い方を促進することにある。1つ以上のJD100の実施の形態の各要素について詳細に論じる前に、JD100が使われる少なくとも1つのシステムの概観を示すことにより、JD100が与える利点を理解できる。
図1を参照すると、ユーザ120は、アプリケーション(「App」)124を備えた第1リモート計算デバイス122を持つ者として示される。第1リモート計算デバイス122は、App124を用いてJD100(気化器104と電源106との間に設置される)と相互作用することができる。図示されるように、第1リモート計算デバイス122は、JD100と無線通信する。少なくとも1つの実施の形態では、第1リモート計算デバイス122は、無線/ネットワーク通信150も可能である。
このような無線通信150により、第1リモート計算デバイス122は、少なくとも1つのリモートサーバシステム152(例えば、ユーザ120の第1リモート計算デバイス122とは異なる計算システム)との間の通信を確立することができる。少なくとも1つの実施の形態では、少なくとも1つのリモートサーバシステム152は服用システム154である。さらに少なくとも1つの実施の形態では、服用システム154は、556出願(濃縮物の適切な服用量を決めるためのシステムおよび方法)に記載および開示された服用システムである。
さらに少なくとも1つの第1リモート計算デバイス122は、ユーザアカウント記録156を備える。さらに少なくとも1つの実施の形態では、少なくとも1つのリモートサーバシステム152は、プロダクトデータベース158を備える。実施の形態の変形例では、ユーザアカウント記録156およびプロダクトデータベース158は、1つのデータベースに統合されるか、別々のデータベースに分離される。図示される実施の形態では、ユーザアカウント記録156は、少なくとも1つのリモートサーバシステム152(すなわち、服用システム154)の1つのコンポーネントに統合される。
第1リモート計算デバイス122と少なくとも1つのリモートサーバシステム152は、いずれもリモート計算デバイス146である。このリモート計算デバイス146は、無線送信器136を用いてJD100と通信する。一般にJD100は、ユーザ120の第1リモート計算デバイス122を介して、少なくとも1つのリモートサーバシステム152と間接的に通信する。しかしながら、少なくとも1つの代替的な実施の形態では、JD100は、ネットワーク通信リンク(例えば、無線通信150)を介して、少なくとも1つのリモートサーバシステム152(すなわち、服用システム154)と直接的に通信してもよい。
少なくとも1つの実施の形態では、JD100が気化器104を監視および/または制御できるように、上記の第1リモート計算デバイス122は、服用システム154とのインターフェースとなるApp124を備える。
実際、少なくとも1つの実施の形態では、服用システム154は、物理的なリモートサーバシステム152に、少なくともI/Oモジュール160、アカウントモジュール162、質問モジュール164およびプロダクトモジュールデータベース166の機能を持たせるハードウェアおよび/またはソフトウェアによって与えられる。さらに図1に関連する少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、クライアント-サーバタイプのコンピュータシステムに実装される。より具体的には、サーバコンポーネント168は、リモートサーバシステム152に実装された、I/Oモジュール160、アカウントモジュール162およびプロダクトモジュールデータベース166を備える。クライアントコンポーネント170(すなわち、App124)は、受信/供給モジュール172、選択的な位置モジュール174、選択的な履歴/認証モジュール176および/または選択的なカメラモジュール178を備える。
クライアント(例えば、App124)に関しては、ユーザが一般的な水準でデータを受信し、これを服用システム154に供給できるようにように、受信/供給モジュール172が構成される。こうしたデータは、ユーザアカウントの設定、ログイン、様々なオプション(例えば、ユーザの利用履歴の閲覧)からの選択、新たな気化セッションを開始する意思表示、完了した吸引セッションの記録、吸引セッションの認証の要求、吸引に使うプロダクトの識別などに関するものを含む。受信/供給モジュール172は、効果的にはI/Oモジュールである。しかしこれは、異なるレベルで識別されてもよい。これにより、服用システム154/サーバコンポーネント168のI/Oモジュールに関して起こり得る混乱を避けることができる。
選択的な位置モジュール174は、典型的には、ユーザの位置を記録するための第1リモート計算デバイス122の位置決定機能を用いたバックグラウンドアプリケーションである。位置決定は、気化器104を使える位置にユーザがいるかどうかを決定するのに使われてもよい。
選択的な履歴/認証モジュール176は、App124(および、これを内蔵した第1リモート計算デバイス122)がスタンドアロン/ローカルモードで(すなわち、服用システム154と相互作用することなく)動作することを許可してもよい。さらに受信/供給モジュール172は、ユーザ120が自分の第1リモート計算デバイス122上にローカルアカウントを作ることを許可してもよい。その後履歴/認証モジュール176は、ユーザ120による気化器104を使った吸引イベントの開始の可否を決定してもよい。この認証の決定は、任意の数の要因(例えば、最後に吸引イベントが開始された時刻、最後の吸引イベントの持続時間、吸引イベントが行われた場所、プロダクトの特性、等)に基づいてもよい。さらに履歴/認証モジュール176は、制御パラメータ(例えば、プロダクトを適切に気化するのに、気化イベントをどれだけの時間継続すればよいか、等)が予めプログラムされてもよい。
後で詳述するように、少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、気化器104内のプロダクトを特定するように構成される。これは、下記の様な様々なオプションを通して実行される。すなわち、限定ではないが、無線経由(または、JD100が気化器104に取り付けられたとき確立された電気的接続に沿って)で伝えられた信号、RFIDチップまたはタグの検知、タグ180を識別するために実装されたその他の手段、あるいはいくつかの実施の形態では、気化器104またリザーバに与えられたプロダクトを識別するためのユニークな識別タグ180、等である。
いくつかの実施の形態では、識別情報180は、バーコード、QRコード、数字コード、アルファベットと数字の組み合わせ、ピクトグラムその他の画像データであって要素(第1リモート計算デバイス122のカメラで撮影された写真であってよい)を符号化するものとして与えられてもよい。これらの写真は、識別タグ180を抽出するために解釈される。その後今度はこの識別タグ180が、JD100および/または服用システム154に与えられてもよい。
この潜在的な使用に関しては、カメラモジュール178により、ユーザ120は、気化器104またはそこに含まれるプロダクトから属性(例えば識別タグ180)を取得するために、第1リモート計算デバイス122のカメラを使うことができる。より具体的には、カメラモジュール178により、ユーザは、バーコード、UPCコード、QRコードその他の読み取り可能なコードまたはデータをスキャンすることができる。これにより、気化対象のプロダクトの識別が可能となる。
図1に関しては、クライアントコンポーネント170(すなわちApp124)およびサーバコンポーネント168(すなわち服用システム154)の要素は、USBデバイスなど(図示しない)の不揮発性コンピュータ読み取り可能媒体に与えられてもよく、あるいはオンラインストアから供給されてもよい。さらに図1は、気化器104の使用または管理(例えば禁煙プログラム用)に関して、ユーザ120を支援するための報告システム184の少なくとも1つの実施の形態を示す。
このような監視および制御を実現するためのJD100の有用な特性は、図2を見ると理解できる。図2は、本発明の少なくとも1つの実施の形態に係るJD100の概念的な側面断面図である。
図2に示されるように、少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、筐体102の内部に、第1端子200から第2端子202に延びる第1電気経路134と、少なくとも1つの制御器138(例えば、プロセッサまたはCPU)と、少なくとも1つのセンサ140と、無線送信器136と、選択的に少なくとも1つのスイッチ142および/または内部電源144と、を備える。これらの部品は、JD100の内部制御システム130であると考えてよい。
接続されたデバイスまたはシステム(例えば気化器104)で実行された気化イベントを検出するために、ハードウェアおよびメモリと関連付けられたCPUなどの制御器138が適用される。少なくとも1つの実施の形態では、制御器138は、マイクロチップベースの制御器(例えば、MicrochipTechnology社(https://www.microchip.com)のAVR AttinyMicrocontroller(登録商標))である。もちろん、製造時の所望の実施の形態や入手可能なパーツの在庫状況に応じて、代替的な制御器が選べることは当業者に明らかだろう。
制御器138により気化イベントを検出する機能は、少なくとも部分的には、センサ140によって実現される。少なくとも1つの実施の形態では、センサ140は、第1電気経路134を通る電流を検知/検出するように構成された電流センサである。より具体的には、少なくとも1つの実施の形態では、センサ140は、気化器に与えられる電流のアンペア数を検出するように構成される。実施の形態の変形例では、センサ140は、追加的/代替的に、気化器104によって電源106から引き出される電気エネルギーの電圧その他の特性を検出するように構成されてもよい。
センサ140は実際には、複数の異なるセンサ部品を含む複合部品であってもよい。少なくとも1つの実施の形態では、センサ140は、Allegro microsystems社(https://www.allegromicro.com)のACS71240(登録商標)電流センサICである。もちろん、製造時の所望の実施の形態や入手可能なパーツの在庫状況に応じて、代替的なセンサ140が選べることは当業者に明らかだろう。
さらに少なくとも1つの実施の形態であって、濃縮物の気化のためにのみ起動される本質的にシンプルなデバイスである気化器104とともに使われるJD100の場合、気化器104に流れる電流が検出されると、これは気化イベントであると評価できる。少なくとも1つの実施の形態では、所定の閾値を越える電流がセンサ140によって検出された場合、これは制御器138によって気化イベントであると判断される。ユーザへの濃縮物の残量の通知、濃縮物の供給の電気的補助、通知または雰囲気のための発光または発音等を目的として、光その他の特性を与える気化システムの実施の形態では、閾値イベントと非閾値との区別が望まれてもよい。
少なくとも1つの実施の形態では、制御器138は、気化イベントの持続時間を決定するように構成される。この持続時間は、限定ではないが、電気的イベントの持続時間や気化イベントと判断される閾値イベントなどである。気化器104内のコイル抵抗や服用された量に関する情報と組み合わされると、服用イベントに関する非常に具体的な情報を決定することができる。
服用された量および気化システムの構成に関する情報は、第1リモート計算デバイス122もしくは遠隔の服用システム154に予め確立されたもの、ユニークな識別子を与えるユーザ120に応答して服用システム154によって取得されたもの、および/または、気化器104に紐づいた1つ以上の識別子によって相関されるもの、および/または、気化対象の濃縮物を内蔵するカートリッジ、および/または、気化器104と通信することによりJD100自身で確立されたものなどを介して、ユーザによって与えられてもよい。
検知された気化イベントは、無線送信器136を起動し、JD100の制御器138を使って、少なくとも1つのリモート計算デバイス146に送信される。少なくとも1つの実施の形態では、無線送信器136は、Nordic Semiconductor ASC社(https://www.nordicsemi.com)NRF52811-CAAA-R ICブルートゥース(登録商標)である。これは、DigiKey Electronics社(https://www.digikey.com)から入手できる。
少なくとも1つの実施の形態では、制御器138、センサ140および無線送信器136は、気化器104が正極(または端子)と負極(または端子)との間で回路を閉じると、電力が供給される。この電力は、JD100の第1電気経路134および第2電気経路204の延長にある電源106によって与えられる。第2電気経路204は、実質的に、第1カプラー108、第2カプラー112および筐体102自身によって与えられる。この第2電気経路204は、グランドまたは回路(第1電気経路134および第2電気経路204によって与えられる回路)の負側であると考えてよい。第2電気経路204は、JD100の片側の太線で示される少なくとも1つの実施の形態では、これは実際にはJD100の外側である。
気化器104は、実質的にオン-オフデバイスであり、気化イベントの実行のために起動される。従ってJD100を流れる電流は、気化イベントのための電源投入と同時に発生する。すなわち、制御器138、センサ140および無線送信器136の動作は、本質的にリアルタイムであり、電源投入イベントと同時である。
少なくとも1つの実施の形態では、電流のこの限られた持続は、「内部制御システム130のJD100を用いた、気化イベントの起動の検知および報告」という初期の目的を達成するのに十分である。しかし、少なくともいくつかの代替的な実施の形態では、追加的で有利な特徴がJD100に関して発揮されてもよい。この特徴は、より具体的には、内部制御システムが、JD100が気化器104の起動とは無関係に機能できることである。
少なくとも1つの実施の形態では、この追加的な動作期間は、少なくとも1つの実施の形態のJD100が、バッテリーやキャパシタなどの内部電源144を備えることによって実現される。これにより、JD100は一時的に電源を供給され、電源106と気化器104との間の電流の有無とは無関係に、随時動作することができる。
少なくとも1つの実施の形態では、JD100の内部電源144の電力は、気化器104を起動するのに十分でない。言い換えれば、少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、気化器104の電源ではない。さらに少なくとも1つの実施の形態では、内部電源144は、電源106とは明確に別個のものである。
JD100の少なくとも1つの実施の形態では、内部制御システム130は、第2電気経路204と結ばれた電気接続206を持つ。これにより、JD100(より具体的には、内部制御システム130の要素)は、気化器104の状態とは無関係に、外付けの電源106から電源供給を受けることができる。
独立した電気接続206に関する少なくもいくつかの実施の形態では、JD100は、やはり選択的な内部電源144を備える。これにより、JD100は、外部の電源106から切り離された場合であっても、少なくとも部分的に電源供給を受けることができる。実施の形態の変形例では、内部電源144は、気化器104の起動中に電気経路144を通った電流によって、および/または、外部ポート(例えば、限定ではないないが、USB(登録商標)ポート、micro-USB(登録商標)ポート、USB C(登録商標)ポートその他のUSB等のポート)から充電/再充電されるように構成される。少なくとも1つの実施の形態では、内部制御システム130はクロックを含んでもよい。これにより、JD100は、服用イベントの日時を記録することができる。
さらに有利な要素として、少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、内部電気経路134に沿って配置された少なくとも1つの内部スイッチ142を備えてもよい。これにより、JD100は、電源106と気化器104との間に実装されたとき、様々な要因(例えば、使用頻度、過去の吸引イベントの持続時間)に基づいて、気化器104の使用を避けることができる。より改良された制御器138を備えた、および/または、第1リモート計算デバイス122上のアプリケーション124を利用する実施の形態では、起動または停止は、日時や場所(あるいはアプリケーション124が実現する様々な要因、例えば、ユーザからの認証コード、ユーザの生体データ認証など)によって調整されてもよい。
さらに少なくとも1つの実施の形態では、内部制御システム130は、気化プロセスに影響を与えるのに(制御はしないとしても)内部スイッチ142を使ってもよい。より具体的には、所定のプロダクトに関し、服用システム154は、当該プロダクトに最適な加熱持続時間(連続的であっても、パルス的であっても、変化するものであってもよい)に関する制御情報を与えてもよい。このような情報は、気化器104の動作を制御するために、内部制御システム130(より具体的には、制御器138)を用いて使われてもよい。スイッチ142が可変抵抗器のような可変デバイスの場合、制御器138は、電流値を変え、さらには温度や気化イベントを実現する撹拌のレベルを変えるように構成されてもよい。さらに、制御器138は、電力の流れの最適な持続時間が一旦飽和した後は、たとえユーザ120がスイッチ等をオンにし続けても、節電のために気化器104への電力を遮断してもよい。
少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、電気的イベントを検知するセンサ140に加えて、1つ以上の加速度計208などの追加的センサ140、すなわちインパクトイベント(例えば、プロダクトディスペンサの「クリック」)を検知するように構成されたセンサを備えてもよい。少なくとも1つの実施の形態では、加速度計は、Kionix of Ithaca、NewYork社(https://www.kionix.com)のKX222(登録商標)である。
言い換えれば、いくつかの気化器は、プロダクトをどれだけの単位服用したかをユーザに示すための、触覚クリックイベントを含むディスペンスシステムを備える。すなわちこの場合、各クリックが所定の量(例えば2mgといったような)に相当する。「クリック」の回数を記録することにより、ユーザは適切な量のプロダクトを服用することができる。JD100が各服用イベントを検知することにより、JD100は気化イベントの状況報告をさらに改善することができる(例えば、上記の他の情報に加え、どれだけの量の濃縮物が気化されたかを報告することによって)。
図3は、JD100の実施の形態の変形例を示す。このJD100は、1つ以上の追加的な端子302(これは、気化器104の対応する端子につながる)に接続された少なくとも1つの追加的な電気経路300を備える。このような追加的な端子は、JD100が気化器104から識別情報を取得するために与えられる。この情報は、気化器104内の1つ以上のコンピュータチップ(あるいは、気化器104が受け取るプロダクトを内蔵したカートリッジに与えられた1つ以上のコンピュータチップ)に対して符号化されてもよい。
さらに少なくとも1つの実施の形態では、識別情報は、電気的に決定される形で与えられる。識別情報は、限定ではないが、カートリッジID(カートリッジのタイプ、特定のカートリッジID、最適設定)、バッチID(気化可能なプロダクトの製造者と直接紐付けられた特定のバッチ識別子、製造日、化学プロファイル/組成、フィルタ/添加物、最適設定)および気化器ID(ヒータ情報、コイル抵抗、熱特性、製造者ID、最適設定)を含んでもよい。
実施の形態の変形例では、この識別情報は、1つ以上の電気経路(特定のデータ伝送路、または信号伝送路が重畳された電力線)または無線送信器136による無線通信を介して、気化器104からJD100に(より具体的には、内部制御システム130に)直接与えられてもよい。さらに別の実施の形態では、識別情報は、RFID検出器を用いて構成された内部制御システム130を有するJD100で受信されたRFID信号によって与えられてもよい。
さらに、気化イベントの検出およびそれに関連するデータの収集は、異なるJD100の実施の形態に応じて異なるものであってもよい。上記の議論に関していえば、この気化イベントに関するデータは、限定ではないが、気化イベントの持続時間、気化イベントの日時、気化イベント中に気化器104に流れる電流、気化イベント中に気化器104に印加される電圧、JD100によって検出されたプロダクトの服用回数、気化イベント中の気化器104の位置、および/または、様々な実施の形態において、気化イベントのユーザ体験や禁断プログラムのプログラム順守を改善するために必要なその他の情報を含んでもよい。
少なくとも1つの実施の形態では、以下のJD100が与えられる。すなわちJD100は、筐体102を備える。筐体102の第1端部110に、携帯型気化器104に接続された第1カプラー108が備えられる。筐体102の第2端部114に、取外し可能な電源108に接続され第2カプラー112が備えられる。筐体102は、携帯型気化器104と取外し可能な電源108とを接続するように構成された第1電気経路134と、第1電気経路134に沿って配置され、第1電気経路134を遮断することのできるスイッチと、少なくとも1つのイベントを検出するように構成された少なくとも1つのセンサ140と、プロセッサと、プロセッサに接続された不揮発性メモリと、プロセッサと不揮発性メモリとに接続され、少なくとも1つのリモート計算デバイス146と通信する無線送信器136と、を内蔵する。不揮発性メモリは、1つ以上のイベントを検出する目的でスイッチおよび少なくとも1つのセンサ140を制御するためにプロセッサの動作を制御するための実行可能な命令を含む。プロセッサは、少なくとも1つのセンサ140が1つ以上のイベントを検出したことに応答して、無線送信器136によって少なくとも1つのリモート計算デバイスに送信されるデータを生成する。
気化器104と電源106との間に配置される個別部品としてのJD100の実施の形態により、多くの利点が与えられる。最も特徴的なのは、JD100は個別部品であることから、何度も再利用ができ、気化器104(プロダクトが使い尽くされると廃棄されるもの)に固着されない点である。同様にJD100は、電源106(再充電されず、充電が切れたら廃棄されるもの)にも固着されない。気化器104が再充填可能で電源106が再充電可能である場合であっても、やはり分離可能なJD100を好むユーザ120がいる。例えば、機械的消耗または破損および/または新しいデザインオプションなどは、新しいタイプの気化器104の需要を喚起するだろう。さらに再充電可能な最新技術のバッテリーであっても、やはり経年劣化は免れない。スタンドアロン型のJD100にはまた、ユーザ120が禁断プログラムなどで愛用する既存の気化器104および電源106が使えるという利点もある。
さらに少なくとも1つの代替的な実施の形態では、JD100は、意図された電源106に置き換わるのに十分な電源を備えていてもよい。さらに、図4に示されるJD100の代替的な実施の形態は、気化器104に電力を与えるのに十分な容量およびサイズの電源400を備える。
このような構成は、充電ポート402または内部回路ポート404をさらに備える。これにより、所望のタイミングで内部バッテリーを再充電することができる。図示される内部電源400を持つJD100の実施の形態は、上記の図2および3に関連して説明したものと実質的に同じ内部制御システム130を備える。さらにJD100の少なくとも1つの実施の形態は、ディスプレイや表示ライトなどの追加的な情報出力デバイスを備える。この追加的な情報出力デバイスは、ユーザ120に有益な情報を与える。こうした情報は、限定ではないが、バッテリー充電の残量、プロダクトが最後に服用された時刻、気化イベントが最後に行われた時刻、および/またはその他の有益な情報である。
さらに少なくとも1つの実施の形態では、JD100は、ユーザその他の関係する主体による報告バッテリー406であると考えてもよい。この報告バッテリー406は、上記のJD100の基本部品(特に内部制御システム130(例えば制御器138)、無線送信器136、センサ140、選択的にスイッチ142その他の部品)を含む。
JD100(すなわち報告アダプタ)を与えるため様々な方法は、上記の構造的な実施の形態に係るデバイスを与えることができると理解してよい。これらの方法は、接続された気化器によって実行された気化イベントを監視し、その結果を少なくとも1つ以上のリモート計算システムに報告するための報告デバイス(すなわち報告アダプタ)の使用を含めることにより、さらに拡張されてもよい。
実際、少なくとも1つの実施の形態では、JD100を使用する方法が、以下のように要約される。この方法は、筐体102を備えたJD100を準備するステップを含む。JD100は、筐体102の第1端部110に、携帯型気化器104に接続された第1カプラー108が備えられる。筐体102の第2端部114に、取外し可能な電源108に接続された第2カプラー112が備えられる。筐体102は、携帯型気化器104と取外し可能な電源108とを接続するように構成された第1電気経路134と、第1電気経路134に沿って配置され、第1電気経路134を遮断することのできるスイッチと、少なくとも1つのイベントを検出するように構成された少なくとも1つのセンサ140と、プロセッサと、プロセッサに接続された不揮発性メモリと、プロセッサと不揮発性メモリとに接続され、少なくとも1つのリモート計算デバイス146と通信する無線送信器136と、を内蔵する。不揮発性メモリは、1つ以上のイベントを検出する目的でスイッチおよび少なくとも1つのセンサ140を制御するためにプロセッサの動作を制御するための実行可能な命令を含む。プロセッサは、少なくとも1つのセンサ140が1つ以上のイベントを検出したことに応答して、無線送信器136によって少なくとも1つのリモート計算デバイス146に送信されるデータを生成する。この方法は、JD100を気化器104と取外し可能な電源108との間に設置するステップと、気化イベントを検出するために、第1電気経路134を流れる電流を検知するステップと、少なくとも1つの気化イベントを少なくとも1つのリモート計算デバイス146に報告するステップと、をさらに含む。
図2および3に示されるJD100の実施の形態の変形例および図1に示されるより大きなシステムに関し、少なくとも1つの実施の形態では、JD100により検出された気化イベントは、JD100の内部制御システム130を用いて、第1リモート計算デバイス122およびApp124(これらは、上記の829出願および/または556出願に記載および開示されたものであってよい)に報告される。
より具体的には、ユーザの気化イベントは、使用履歴を確立するのに使われてよい。こうした使用履歴は、JD100によってローカルに記録されたものであれ、JD100と通信したユーザの計算デバイスによってリモートに記録されたものであれ、医療用、娯楽用および禁煙プログラム用気化器の正しい使い方に関して有用であり、ユーザが使用するときの補助となる。もちろん、JD100は、ユーザが気化器と電源(例えば、510-バッテリー)との間に簡単に設置することができでき、逆に簡単に取り外して無効化することもできる。しかしこのような行為は、ユーザを指導する第三者(プロダクトのさらなる処方を留保する者、意図した治療に関しJD100の利点をユーザに忠告する者、肯定的な医療介入をする者など)によって注意を払われてもよい。ユーザの個人ベースで使われる場合でも、JD100が取外し可能であることを知っていることはそれほど重要ではなく、これに従わなくてもよい。なぜならユーザは、自身の意図する使用規則を踏まえた上で、JD100から与えられる補助を、自分にとってより関心深く有用なものとすることができるからである。
少なくともJD100、第1リモート計算デバイス122、リモート計算デバイス146、服用システム154その他のシステムを備える他のシステム(すなわち、特別の役割を果たすコンピュータシステム)の最初の示唆について詳しく説明するために、図5に、典型的なコンピュータシステム500の高レベルのブロック図を示す。こうしたコンピュータシステム900は、少なくともJD100、第1リモート計算デバイス122、リモート計算デバイス146、服用システム154を含む1つ以上の要素を含む。これらは、別個の独立したシステムであってもよいし、1つ以上のコンピュータシステムに統合されたものであってもよい。
コンピュータシステム500は、メインボード504を取り囲むケース502を備える。メインボード504は、システム506、接続ポート508、中央処理ユニット(CPU)510などの処理ユニット(これは、少なくとも1つのマイクロプロセッサ(図示しない)を備える)およびメモリストレージデバイス(例えば、メインメモリ512、ハードドライブ514、及びCD/DVD ROMドライブ516)を備える。
メモリバス518は、メインメモリ512をCPU510に結びつける。システムバス506は、ハードディスクドライブ514、CD/DVD ROMドライブ516および接続ポート508をCPU510に結びつける。複数の入力デバイス(例えば、マウス520、キーボード522など)が与えられてもよい。また複数の出力デバイス(例えば、ビデオモニタ524、プリンタ(図示しない)など)が与えられてもよい。コンピュータシステム500は、報告システム184内の他のコンピュータシステムとインターコネクトされる。従って、組み合わされた入力/出力デバイス(例えば、少なくとも1つのネットワークインタフェースカードすなわちNIC526)もまた与えられる。
コンピュータシステム500は、商業的に入手可能なものであってもよい。こうしたものの例として、IBM(登録商標)、Dellコンピュータ(登録商標)、ゲートウェイ(登録商標)、アップル(登録商標)その他のコンピュータシステムプロバイダによって与えられるデスクトップ・ワークステーションユニットがある。コンピュータシステム500は、ネットワークコンピュータシステムであってもよい。この場合、ハードドライブ514などのメモリ・ストレージコンポーネント、追加的なCPU510およびプリンタなどの出力デバイスは、物理的に分離されたコンピュータシステム(これらは、ネットワークを介して相互に接続される)で与えられる。
当業者は、物理的部品の構成および部品間の相互接続がコンピュータシステム500の中に含まれること、および、JD100の構成および動作に含まれる1つ以上のコンピュータシステムに適したコンピュータシステム500が選ばれることを理解するだろう。
コンピュータシステム500が起動されると、好ましくは、ブートストラップ・セットアップシーケンスの一部としてオペレーションシステム528がメインメモリ内にロードされ、コンピュータシステム500を動作可能とする。最も簡単なレベルでかつ最も一般的な意味では、オペレーションシステムのタスクは、特定のカテゴリに属する。例えば、プロセス管理、デバイス管理(アプリケーションおよびユーザインターフェース管理を含む)およびメモリ管理などである。コンピュータ読み取り媒体530およびプログラム言語932の形式は、コンピュータシステム500と機能的に協働するのに適したものである。
さらに、1つ以上のコンポーネントの物理的な要素を与えるために、様々なコンピュータシステム500が適用されてもよい。こうしたコンポーネントはそれぞれ、JD100、第1リモート計算デバイス122、リモート計算デバイス146、服用システム154、スイッチ、ルータその他の本発明の実施の形態に適したコンポーネントを少なくとも含む。
本発明の範囲を逸脱しない範囲で、上記の方法、システムおよび構造の変形が可能である。上記の説明および/または図面に含まれる内容は、例示であって限定ではない。実際、当業者に明らかなように、他の多くの実施の形態が実現可能である。下記の請求項は上記の実施の形態に限定されず、請求項の文言およびその均等物にのみ限定される。
Claims (30)
- 筐体を備えた気化器報告デバイスであって、
前記筐体の第1端部に、携帯型気化器に接続された第1カプラーが備えられ、
前記筐体の第2端部に、取外し可能な電源に接続された第2カプラーが備えられ、
前記筐体は、
前記携帯型気化器と前記取外し可能な電源とを接続するように構成された第1電気経路と、
少なくとも1つのリモート計算デバイスと通信するように構成された無線送信器と、
少なくとも1つのプロセッサを有する内部制御システムと、を内蔵し、
前記内部制御システムは、
前記第1電気経路を通って前記携帯型気化器に流れる電流を検知し、
吸引イベントを検出し、
前記無線送信器を用いて前記吸引イベントの各々を前記少なくとも1つのリモート計算デバイスに送信することを特徴とする気化器報告デバイス。 - 前記取外し可能な電源は、510-バッテリーであることを特徴とする請求項1に記載の気化器報告デバイス。
- 前記第1カプラーは510-コネクタ規格の雌ネジであり、前記第2カプラーは510-コネクタ規格の雄ネジであることを特徴とする請求項1に記載の気化器報告デバイス。
- 前記第1カプラー、前記第2カプラーおよび前記筐体は、接続された前記携帯型気化器と前記取外し可能な電源とを接続するように構成された第2電気経路を形成することを特徴とする請求項1に記載の気化器報告デバイス。
- 前記内部制御システムは、接続された前記携帯型気化器または前記リモート計算デバイスからの識別情報を受信するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の気化器報告デバイス。
- 前記識別情報は、前記携帯型気化器に含まれるプロダクトを識別することを特徴とする請求項5に記載の気化器報告デバイス。
- 前記識別情報は、前記携帯型気化器を識別することを特徴とする請求項5に記載の気化器報告デバイス。
- 前記識別情報は、前記携帯型気化器によって気化される濃縮物を識別することを特徴とする請求項5に記載の気化器報告デバイス。
- 前記識別情報は、前記携帯型気化器を識別することを特徴とする請求項5に記載の気化器報告デバイス。
- 送信される各気化イベントは、気化イベントの持続時間、気化イベント中に前記携帯型気化器に流れた電流、気化イベント中に前記携帯型気化器に印加された電圧、および/または、気化イベント中のプロダクトの服用回数の中から選ばれたデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の気化器報告デバイス。
- 内部電源をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の気化器報告デバイス。
- 前記第1電気経路の上に配置された少なくとも1つのスイッチをさらに備え、
前記内部制御システムは、前記第1電気経路を遮断するために前記スイッチを制御することを特徴とする請求項1に記載の気化器報告デバイス。 - 前記内部制御システムは、
前記第1電気経路に沿って配置され、前記第1電気経路を遮断することのできるスイッチと、
少なくとも1つのイベントを検出するように構成された少なくとも1つのセンサと、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続された不揮発性メモリと、を備え、
前記不揮発性メモリは、1つ以上のイベントを検出する目的で前記スイッチおよび前記少なくとも1つのセンサを制御するために前記プロセッサの動作を制御するための実行可能な命令を含むことを特徴とする請求項1に記載の気化器報告デバイス。 - プロセッサと、前記携帯型気化器によって気化可能なプロダクトのプロダクトデータベースと、を備えたリモートサーバシステムと、
プロセッサと、当該プロセッサによって制御される第2無線送信器と、を備えたリモート計算デバイスにインストールされる少なくとも1つのリモートアプリケーションと、をさらに備え、
前記第2無線送信器は、前記気化器報告デバイスと前記リモートサーバシステムとの間の無線通信を実現するように構成され、
前記リモート計算デバイスは、ユーザが前記リモートアプリケーションに対して気化イベントの開始を指示したことに応答して、前記ユーザが当該気化イベントの権限を持つかを認証するために、前記リモートサーバシステムのデータベースと通信し、
前記リモート計算デバイスは、認証された結果に応答して、気化を許可する目的で、前記取外し可能な電源と前記携帯型気化器との接続を許可するために前記気化器報告デバイスと通信することを特徴とする請求項1に記載の気化器報告デバイス。 - 筐体を備えた気化器報告デバイスであって、
前記筐体の第1端部に、携帯型気化器に接続された第1カプラーが備えられ、
前記筐体の第2端部に、取外し可能な電源に接続された第2カプラーが備えられ、
前記筐体は、
前記携帯型気化器と前記取外し可能な電源とを接続するように構成された第1電気経路と、
前記第1電気経路に沿って配置され、前記第1電気経路を遮断することのできるスイッチと、
少なくとも1つのイベントを検出するように構成された少なくとも1つのセンサと、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続された不揮発性メモリと、
前記プロセッサと前記不揮発性メモリとに接続され、少なくとも1つのリモート計算デバイスと通信する無線送信器と、を内蔵し、
前記不揮発性メモリは、1つ以上のイベントを検出する目的で前記スイッチおよび前記少なくとも1つのセンサを制御するために前記プロセッサの動作を制御するための実行可能な命令を含み、
前記プロセッサは、前記少なくとも1つのセンサが1つ以上のイベントを検出したことに応答して、前記無線送信器によって前記少なくとも1つのリモート計算デバイスに送信されるデータを生成することを特徴とする気化器報告デバイス。 - 前記取外し可能な電源は、510-バッテリーであることを特徴とする請求項15に記載の気化器報告デバイス。
- 前記第1カプラーは510-コネクタ規格の雌ネジであり、前記第2カプラーは510-コネクタ規格の雄ネジであることを特徴とする請求項15に記載の気化器報告デバイス。
- 前記第1カプラー、前記第2カプラーおよび前記筐体は、接続された前記携帯型気化器と前記取外し可能な電源とを接続するように構成された第2電気経路を形成することを特徴とする請求項15に記載の気化器報告デバイス。
- 前記少なくとも1つのセンサは、電流センサ、加速度計または電圧センサであることを特徴とする請求項15に記載の気化器報告デバイス。
- 前記少なくとも1つのイベントは、所定の閾値で前記第1電気経路を流れる電流であることを特徴とする請求項15に記載の気化器報告デバイス。
- 接続された前記携帯型気化器または前記リモート計算デバイスからの識別情報を受信するように構成されることを特徴とする請求項15に記載の気化器報告デバイス。
- 前記識別情報は、前記携帯型気化器に含まれるプロダクトを識別することを特徴とする請求項21に記載の気化器報告デバイス。
- 前記識別情報は、前記携帯型気化器を識別することを特徴とする請求項21に記載の気化器報告デバイス。
- 前記識別情報は、前記携帯型気化器を識別することを特徴とする請求項21に記載の気化器報告デバイス。
- 前記識別情報は、前記携帯型気化器によって気化される濃縮物を識別することを特徴とする請求項21に記載の気化器報告デバイス。
- 送信される各気化イベントは、気化イベントの持続時間、気化イベント中に前記携帯型気化器に流れた電流、気化イベント中に前記携帯型気化器に印加された電圧、および/または、気化イベント中のプロダクトの服用回数の中から選ばれたデータを含むことを特徴とする請求項15に記載の気化器報告デバイス。
- 内部電源をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の気化器報告デバイス。
- プロセッサと、前記携帯型気化器によって気化可能なプロダクトのプロダクトデータベースと、を備えたリモートサーバシステムと、
プロセッサと、当該プロセッサによって制御される第2無線送信器と、を備えたリモート計算デバイスにインストールされる少なくとも1つのリモートアプリケーションと、をさらに備え、
前記第2無線送信器は、前記気化器報告デバイスと前記リモートサーバシステムとの間の無線通信を実現するように構成され、
前記リモート計算デバイスは、ユーザが前記リモートアプリケーションに対して気化イベントの開始を指示したことに応答して、前記ユーザが当該気化イベントの権限を持つかを認証するために、前記リモートサーバシステムのデータベースと通信し、
前記リモート計算デバイスは、認証された結果に応答して、気化を許可する目的で、前記取外し可能な電源と前記携帯型気化器との接続を許可するために前記気化器報告デバイスと通信することを特徴とする請求項15に記載の気化器報告デバイス。 - 気化器報告デバイスを使用する方法であって、
筐体を備えた気化器報告デバイスを準備するステップを含み、
前記気化器報告デバイスは、
前記筐体の第1端部に、携帯型気化器に接続された第1カプラーが備えられ、
前記筐体の第2端部に、取外し可能な電源に接続された第2カプラーが備えられ、
前記筐体は、
前記携帯型気化器と前記取外し可能な電源とを接続するように構成された第1電気経路と、
前記第1電気経路に沿って配置され、前記第1電気経路を遮断することのできるスイッチと、
少なくとも1つのイベントを検出するように構成された少なくとも1つのセンサと、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続された不揮発性メモリと、
前記プロセッサと前記不揮発性メモリとに接続され、少なくとも1つのリモート計算デバイスと通信する無線送信器と、を内蔵し、
前記不揮発性メモリは、1つ以上のイベントを検出する目的で前記スイッチおよび前記少なくとも1つのセンサを制御するために前記プロセッサの動作を制御するための実行可能な命令を含み、
前記プロセッサは、前記少なくとも1つのセンサが1つ以上のイベントを検出したことに応答して、前記無線送信器によって前記少なくとも1つのリモート計算デバイスに送信されるデータを生成し、
前記気化器報告デバイスを気化器と取外し可能な電源との間に設置するステップと、
気化イベントを検出するために、前記第1電気経路を流れる電流を検知するステップと、
少なくとも1つの気化イベントを前記少なくとも1つのリモート計算デバイスに報告するステップと、をさらに含むことを特徴とする方法。 - 気化器報告デバイスは、
プロセッサと、前記携帯型気化器によって気化可能なプロダクトのプロダクトデータベースと、を備えたリモートサーバシステムと、
プロセッサと、当該プロセッサによって制御される第2無線送信器と、を備えたリモート計算デバイスにインストールされる少なくとも1つのリモートアプリケーションと、をさらに備え、
前記第2無線送信器は、前記気化器報告デバイスと前記リモートサーバシステムとの間の無線通信を実現するように構成され、
前記リモート計算デバイスは、ユーザが前記リモートアプリケーションに対して気化イベントの開始を指示したことに応答して、前記ユーザが当該気化イベントの権限を持つかを認証するために、前記リモートサーバシステムのデータベースと通信し、
前記リモート計算デバイスは、認証された結果に応答して、気化を許可する目的で、前記取外し可能な電源と前記携帯型気化器との接続を許可するために前記気化器報告デバイスと通信することを特徴とする請求項29に記載の方法。
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