JP2023525537A - 測位状態情報(psi)報告におけるタイムスタンプのオーバーヘッドの低減 - Google Patents

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Abstract

ワイヤレス通信のための技法が開示される。一態様では、ユーザ機器(UE)は、測位セッション中に送信受信ポイント(TRP)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定を実行し、下位レイヤシグナリングを介して少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティに報告し、基準点に関係する少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定し、タイムスタンプは、基準点と少なくとも1つの測位測定が有効である時間との間の時間量を備える。

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、2020年5月15日に出願された「REDUCING THE OVERHEAD OF TIMESTAMPS IN POSITIONING STATE INFORMATION (PSI) REPORTS」と題する米国仮出願第63/025,622号、および2021年5月3日に出願された「REDUCING THE OVERHEAD OF TIMESTAMPS IN POSITIONING STATE INFORMATION (PSI) REPORTS」と題する米国非仮出願第17/306,691号の利益を主張し、その両方が本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる。
本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス(暫定2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービス、および第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)またはWiMax)を含む、様々な世代を通じて発展している。現在、セルラーシステムおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用中の多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログアドバンストモバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
ニューラジオ(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度、より多数の接続、およびより良好なカバレージが求められている。5G規格は、次世代モバイルネットワークアライアンスによれば、毎秒数十メガビットのデータレートを数万人のユーザの各々に提供するように設計され、オフィスフロアにおける数十人の就業者に毎秒1ギガビットを提供する。大規模なセンサー展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。
以下は、本明細書で開示する1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図される態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図される態様に関係する主要もしくは重要な要素を識別するか、または任意の特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきでもない。したがって、以下の概要は、以下で提示する詳細な説明に先立って、本明細書で開示するメカニズムに関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を、簡略化された形態で提示するという唯一の目的を有する。
一態様では、ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法は、測位セッション中に送信受信ポイント(TRP:transmission-reception point)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS:downlink positioning reference signal)の少なくとも1つの測位測定を実行することと、下位レイヤシグナリングを介して少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティに報告することと、基準点に関係する少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定することとを含み、タイムスタンプは、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備える。
一態様では、ネットワークエンティティによって実行されるワイヤレス通信の方法は、少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定の値をユーザ機器(UE)から下位レイヤシグナリングを介して受信することであって、少なくとも1つの測位測定の値が、ネットワークエンティティとUEとの間の測位セッション中の受信時間において受信されることと、少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定することと、受信時間、基準点、およびオフセットに基づいてタイムスタンプを決定することであって、タイムスタンプが、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備えることとを含む。
一態様では、ユーザ機器(UE)は、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、測位セッション中に送信受信ポイント(TRP)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定を実行し、下位レイヤシグナリングを介して少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティに報告し、基準点に関係する少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定するように構成され、タイムスタンプは、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備える。
一態様では、ネットワークエンティティは、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定の値をユーザ機器(UE)から下位レイヤシグナリングを介して、少なくとも1つのトランシーバを介して受信することであって、少なくとも1つの測位測定の値が、ネットワークエンティティとUEとの間の測位セッション中の受信時間において受信されることと、少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定することと、受信時間、基準点、およびオフセットに基づいてタイムスタンプを決定することであって、タイムスタンプが、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備えることとを行うように構成される。
一態様では、ユーザ機器(UE)は、測位セッション中に送信受信ポイント(TRP)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定を実行するための手段と、下位レイヤシグナリングを介して少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティに報告するための手段と、基準点に関係する少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定するための手段とを含み、タイムスタンプは、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備える。
一態様では、ネットワークエンティティは、少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定の値をユーザ機器(UE)から下位レイヤシグナリングを介して受信するための手段であって、少なくとも1つの測位測定の値が、ネットワークエンティティとUEとの間の測位セッション中の受信時間において受信される、手段と、少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定するための手段と、受信時間、基準点、およびオフセットに基づいてタイムスタンプを決定するための手段であって、タイムスタンプが、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備える、手段とを含む。
一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令を記憶し、コンピュータ実行可能命令は、ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、UEに、測位セッション中に送信受信ポイント(TRP)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定を実行させ、下位レイヤシグナリングを介して少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティに報告させ、基準点に関係する少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定させ、タイムスタンプは、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備える。
一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令を記憶し、コンピュータ実行可能命令は、ネットワークエンティティによって実行されたとき、ネットワークエンティティに、少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定の値をユーザ機器(UE)から下位レイヤシグナリングを介して受信することであって、少なくとも1つの測位測定の値が、ネットワークエンティティとUEとの間の測位セッション中の受信時間において受信されることと、少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定することと、受信時間、基準点、およびオフセットに基づいてタイムスタンプを決定することであって、タイムスタンプが、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備えることとを行わせる。
本明細書で開示する態様に関連する他の目的および利点が、添付図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかとなろう。
添付図面は、本開示の様々な態様の説明の助けとなるために提示され、態様の限定ではなく態様の説明のためだけに提供される。
本開示の態様による例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。 本開示の態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 本開示の態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 ユーザ機器(UE)において採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 基地局において採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 ネットワークエンティティにおいて採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 本開示の態様による例示的なフレーム構造を示す図である。 本開示の態様によるフレーム構造内の例示的なチャネルを示す図である。 本開示の態様による例示的なフレーム構造を示す図である。 本開示の態様によるフレーム構造内の例示的なチャネルを示す図である。 低レイテンシ測位のための上位レイヤアーキテクチャ拡張を示す例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 測位測定をロケーションサーバに報告するためにUEが使用できる様々なLTE測位プロトコル(LPP:LTE positioning protocol)情報要素(IE)を示す図である。 測位測定をロケーションサーバに報告するためにUEが使用できる様々なLTE測位プロトコル(LPP)情報要素(IE)を示す図である。 測位測定をロケーションサーバに報告するためにUEが使用できる様々なLTE測位プロトコル(LPP)情報要素(IE)を示す図である。 測位測定をロケーションサーバに報告するためにUEが使用できる別のIEを示す図である。 いくらかの長さの時間内のタイムチャンクの内側で測位基準信号(PRS)が送信されるタイムラインを示す図である。 本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法を示す図である。 本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法を示す図である。
本開示の態様は、例示の目的で提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲を逸脱することなく、代替の態様が考案され得る。追加として、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細には説明されないか、または省略される。
「例示的」および/または「例」という語は、本明細書では、「例、事例、または例示として働くこと」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明する特徴、利点、または動作モードを含むことを必要とするとは限らない。
以下で説明する情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを、当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべきアクションのシーケンスに関して説明される。本明細書で説明する様々なアクションが、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、プログラム命令が1つもしくは複数のプロセッサによって実行されることによって、またはその両方の組合せによって実行され得ることが認識されよう。追加として、本明細書で説明するアクションのシーケンスは、実行時に、本明細書で説明する機能性を、デバイスの関連するプロセッサに実行させることになるかまたは実行するように命令することになる、コンピュータ命令の対応するセットを記憶した、任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現されるものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、特許請求する主題の範囲内にそのすべてが入ることが企図されている、いくつかの異なる形態で具現され得る。加えて、本明細書で説明する態様の各々に対して、任意のそのような態様の対応する形態が、たとえば、説明するアクションを実行する「ように構成された論理」として本明細書で説明されることがある。
本明細書で使用する「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、任意の特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であること、またはさもなければそうしたRATに限定されることは、意図されない。一般に、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される、任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コンシューマアセットロケーティングデバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、スマートグラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であってよい。UEはモバイルであってよく、または(たとえば、いくつかの時間において)静止していてよく、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用する「UE」という用語は、「アクセス端末」もしくは「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」もしくは「UT」、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、またはそれらの変形として互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通じて、UEはインターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEに接続され得る。当然、有線アクセスネットワーク、(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11仕様などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介するなどの、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他のメカニズムもUEにとって可能である。
基地局は、UEがその中に展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作してよく、代替として、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、ニューラジオ(NR)ノードB(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)などと呼ばれることがある。基地局は、サポートされるUEのためのデータ接続、音声接続、および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために主に使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、基地局は、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通じて信号を基地局へ送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通じて信号をUEへ送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)チャネルまたは順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用するトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネル、またはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
「基地局」という用語は、単一の物理的な送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされてもまたはされなくてもよい複数の物理的なTRPを指すことがある。たとえば、「基地局」という用語が単一の物理的なTRPを指す場合、その物理的なTRPは、基地局のセル(または、いくつかのセルセクタ)に対応する、基地局のアンテナであってよい。「基地局」という用語が、コロケートされている複数の物理的なTRPを指す場合、それらの物理的なTRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合の)アンテナのアレイであってよい。「基地局」という用語が、コロケートされていない複数の物理的なTRPを指す場合、それらの物理的なTRPは、分散アンテナシステム(DAS:distributed antenna system)(移送媒体を介して共通のソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)、またはリモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)(サービング基地局に接続された遠隔の基地局)であってよい。代替として、コロケートされていない物理的なTRPは、UE、およびUEがその基準無線周波数(RF)信号を測定している隣接する基地局から、測定報告を受信するサービング基地局であってよい。TRPは基地局がそこからワイヤレス信号を送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用するとき、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPに言及するものとして理解されるべきである。
UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがあるが(たとえば、UEのためのデータ接続、音声接続、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがあるが)、代わりに、UEによって測定されるように基準信号をUEへ送信することがあり、かつ/またはUEによって送信された信号を受信および測定することがある。そのような基地局は、測位ビーコン(たとえば、信号をUEへ送信するとき)、および/またはロケーション測定ユニット(たとえば、UEからの信号を受信および測定するとき)と呼ばれることがある。
「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通じて情報を移送する、所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用する送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機へ送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通じたRF信号の伝搬特性に起因して、送信された各RF信号に対応する複数の「RF信号」を受信することがある。送信機と受信機との間の異なる経路上での、送信された同じRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。本明細書で使用するRF信号は、「信号」という用語がワイヤレス信号またはRF信号を指すことがコンテキストから明確である場合、「ワイヤレス信号」または単に「信号」と呼ばれることもある。
図1は、本開示の態様による例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)は、様々な基地局102(「BS」とラベル付けされる)および様々なUE104を含んでよい。基地局102は、マクロセル基地局(大電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(小電力セルラー基地局)を含んでよい。一態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに相当するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに相当するgNB、あるいはその両方の組合せを含んでよく、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含んでよい。
基地局102は、RANを集合的に形成し得、バックホールリンク122を通じてコアネットワーク170(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))と、かつコアネットワーク170を通じて1つまたは複数のロケーションサーバ172(たとえば、ロケーション管理機能(LMF)またはセキュアユーザプレーン位置特定(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP))に、インターフェースし得る。ロケーションサーバ172は、コアネットワーク170の一部であってよく、またはコアネットワーク170の外部にあってもよい。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送すること、無線チャネル暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS:non-access stratum)メッセージのための配信、NASノード選択、同期、RAN共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器トレース、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信のうちの1つまたは複数に関係する機能を実行し得る。基地局102は、有線またはワイヤレスであってよいバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通じて)互いに通信し得る。
基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルが、各地理的カバレージエリア110の中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、いくつかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティであり、同じかまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI:physical cell identifier)、拡張セル識別子(ECI:enhanced cell identifier)、仮想セル識別子(VCI:virtual cell identifier)、セルグローバル識別子(CGI:cell global identifier)など)に関連付けられ得る。場合によっては、異なるセルが、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成されてよい。セルが特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理通信エンティティおよびそれをサポートする基地局のうちの一方または両方を指すことがある。加えて、TRPが通常はセルの物理的な送信点であるので、「セル」および「TRP」という用語は互換的に使用されることがある。場合によっては、「セル」という用語は、地理的カバレージエリア110のいくつかの部分内での通信のためにキャリア周波数が検出および使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)を指すこともある。
マクロセル基地局102に隣接しながら、地理的カバレージエリア110は(たとえば、ハンドオーバ領域の中で)部分的に重複することがあり、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、もっと大きい地理的カバレージエリア110によって大幅に重複されることがある。たとえば、スモールセル基地局102'(「スモールセル」の代わりに「SC」とラベル付けされる)は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110と大幅に重複する地理的カバレージエリア110'を有することがある。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークと呼ばれることがある。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)と呼ばれる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含んでよい。
基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102へのアップリンク(逆方向リンクとも呼ばれる)送信、および/または基地局102からUE104へのダウンリンク(DL)(順方向リンクとも呼ばれる)送信を含んでよい。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通じてよい。キャリアの割振りは、ダウンリンクおよびアップリンクに対して非対称であってよい(たとえば、アップリンク用よりも多数または少数のキャリアがダウンリンク用に割り振られてよい)。
ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)の中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含んでよい。無認可周波数スペクトルの中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)またはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実行し得る。
スモールセル基地局102'は、認可周波数スペクトルおよび/または無認可周波数スペクトルの中で動作し得る。無認可周波数スペクトルの中で動作するとき、スモールセル基地局102'は、LTEまたはNR技術を採用してよく、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用してよい。無認可周波数スペクトルの中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102'は、アクセスネットワークへのカバレージを拡大し得、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。無認可スペクトルの中でのNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトルの中でのLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA:licensed assisted access)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信しておりミリ波(mmW)周波数および/または準mmW周波数の中で動作し得るmmW基地局180をさらに含んでよい。極高周波(EHF)は、電磁スペクトルの中のRFの部分である。EHFは、範囲が30GHz~300GHzであり、1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長を有する。この帯域の中の電波は、ミリ波と呼ばれることがある。準mmWは、波長が100ミリメートルである3GHzの周波数まで下に広がってよい。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる3GHzと30GHzとの間に広がる。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、経路損失が大きく距離が比較的短い。mmW基地局180およびUE182は、極めて大きい経路損失および短い距離を補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102もmmWまたは準mmWおよびビームフォーミングを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の例示が例にすぎず、本明細書で開示する様々な態様を限定すると解釈されるべきでないことが諒解されよう。
送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集束させるための技法である。従来より、ネットワークノード(たとえば、基地局)はRF信号をブロードキャストするとき、信号をすべての方向に(全指向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングを伴うと、ネットワークノードは、(送信しているネットワークノードに対して)所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)がどこに位置するのかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それによって、(データレートに関して)もっと高速かつ強力なRF信号を受信デバイスにもたらす。送信するときにRF信号の指向性を変えるために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々においてRF信号の位相および相対振幅を制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、実際にアンテナを動かすことなく異なる方向における点に「ステアリング」され得るRF波のビームを作成するアンテナのアレイ(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)を使用してよい。詳細には、望ましくない方向における放射を抑圧するように除去しながら、別個のアンテナからの電波が一緒に加えられて所望の方向における放射を大きくするように、適切な位相関係を伴って送信機からのRF電流が個々のアンテナに給電される。
送信ビームは、ネットワークノード自体の送信アンテナが物理的にコロケートされているか否かにかかわらず、受信機(たとえば、UE)には送信ビームが同じパラメータを有するように見えることを意味する、擬似コロケートされ得る。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL:quasi-co-location)関係がある。詳細には、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号についてのいくつかのパラメータがソースビーム上のソース基準RF信号についての情報から導出され得ることを意味する。したがって、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、および遅延スプレッドを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトおよびドップラースプレッドを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトおよび平均遅延を推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向から受信されるRF信号を増幅するように(たとえば、そうしたRF信号の利得レベルを大きくするように)、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を大きくすることおよび/または位相設定を調整することができる。したがって、受信機がいくつかの方向にビームフォーミングすると言われるとき、そのことは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に比べて大きいこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームの、その方向におけるビーム利得と比較して最大であることを意味する。このことは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉+雑音比(SINR)など)をもたらす。
送信ビームおよび受信ビームは空間関係があり得る。空間関係とは、第2の基準信号のための第2のビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)に対するパラメータが、第1の基準信号のための第1のビーム(たとえば、受信ビームまたは送信ビーム)についての情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から基準ダウンリンク基準信号(たとえば、同期信号ブロック(SSB))を受信するために、特定の受信ビームを使用してよい。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、アップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))をその基地局へ送るための送信ビームを形成することができる。
「ダウンリンク」ビームが、それを形成するエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであってよいことに留意されたい。たとえば、基地局が基準信号をUEへ送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームはダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成するエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであってよい。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、アップリンクビームはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、アップリンクビームはアップリンク送信ビームである。
5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/180、UE104/182)がその中で動作する周波数スペクトルは、複数の周波数範囲、すなわち、FR1(450MHzから6000MHzまで)、FR2(24250MHzから52600MHzまで)、FR3(52600MHzよりも上)、およびFR4(FR1とFR2との間)に分割される。mmW周波数帯域は、一般に、FR2、FR3、およびFR4周波数範囲を含む。したがって、「mmW」および「FR2」または「FR3」または「FR4」という用語は、一般に、互換的に使用されてよい。
5Gなどのマルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションでは、アンカーキャリアとは、UE104/182およびセルによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアであり、UE104/182は、初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実行すること、またはRRC接続再確立プロシージャを開始することのいずれかを行う。1次キャリアは、すべての共通制御チャネルおよびUE固有制御チャネルを搬送し、認可周波数の中のキャリアであってよい(ただし、このことは常に事実であるとは限らない)。2次キャリアとは、UE104とアンカーキャリアとの間でRRC接続が確立されると構成されてよく、かつ追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。場合によっては、2次キャリアは無認可周波数の中のキャリアであってよい。1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が通常はUE固有であるので、2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号しか含まなくてよく、たとえば、UE固有であるシグナリング情報および信号は2次キャリアの中に存在しなくてよい。このことは、セルの中の異なるUE104/182が異なるダウンリンク1次キャリアを有してよいことを意味する。アップリンク1次キャリアについて同じことが当てはまる。ネットワークは、任意のUE104/182の1次キャリアをいつでも変更することができる。このことは、たとえば、異なるキャリア上での負荷のバランスをとるために行われる。(PCellまたはSCellにかかわらず)「サービングセル」が、いくつかの基地局がそれを介して通信中であるキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
たとえば、まだ図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つがアンカーキャリア(すなわち「PCell」)であってよく、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数が2次キャリア(「SCell」)であってよい。複数のキャリアの同時送信および/または同時受信は、UE104/182がそのデータ送信レートおよび/またはデータ受信レートを著しく高めることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおけるアグリゲートされた2つの20MHzキャリアは、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して理論的にデータレートの2倍の増大(すなわち、40MHz)に至ることになる。
ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を介してマクロセル基地局102と、および/またはmmW通信リンク184を介してmmW基地局180と通信し得る、UE164をさらに含んでよい。たとえば、マクロセル基地局102は、UE164のためにPCellおよび1つまたは複数のSCellをサポートし得、mmW基地局180は、UE164のために1つまたは複数のSCellをサポートし得る。
図1の例では、1つまたは複数の地球周回衛星測位システム(SPS:satellite positioning system)スペースビークル(SV:space vehicle)112(たとえば、衛星)は、図示したUE(簡単のために単一のUE104として図1に示す)のうちのいずれかのためのロケーション情報の独立したソースとして使用され得る。UE104は、SV112からのジオロケーション情報を導出するためのSPS信号124を受信するように特に設計された1つまたは複数の専用SPS受信機を含んでよい。SPSは、通常、送信機から受信される信号(たとえば、SPS信号124)に少なくとも部分的に基づいて、受信機(たとえば、UE104)が地球上または地球の上方のそれらのロケーションを決定することを可能にするように配置された、送信機のシステム(たとえば、SV112)を含む。そのような送信機は、通常、設定されたチップ数の反復する擬似ランダム雑音(PN)コードを用いてマークされた信号を送信する。通常はSV112の中に位置するが、送信機は、時々、地上ベースの制御局、基地局102、および/または他のUE104上に位置することがある。
SPS信号124の使用は、1つもしくは複数の世界的および/もしくは地域的なナビゲーション衛星システムを伴う使用に関連し得るか、またはそうした使用のために別のやり方で有効化され得る、様々な衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:satellite-based augmentation system)によって補強され得る。たとえば、SBASは、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS)、全地球測位システム(GPS)支援ジオオーグメンテッドナビゲーション、またはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN)などの、完全性情報、差分補正などを提供するオーグメンテーションシステムを含んでよい。したがって、本明細書で使用するSPSは、1つまたは複数の世界的および/または地域的なナビゲーション衛星システムおよび/またはオーグメンテーションシステムの任意の組合せを含んでよく、SPS信号124は、SPS、SPSのような信号、および/またはそのような1つもしくは複数のSPSに関連する他の信号を含んでよい。
ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のデバイス間(D2D)ピアツーピア(P2P)リンク(「サイドリンク」と呼ばれる)を介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含んでよい。図1の例では、UE190は、基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192(たとえば、それを通じてUE190がセルラー接続性を間接的に取得し得る)、およびWLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194(それを通じてUE190がWLANベースのインターネット接続性を間接的に取得し得る)を有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTEダイレクト(LTE-D)、WiFiダイレクト(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)などの、よく知られている任意のD2D RATを用いてサポートされ得る。
図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、5GC210(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)は、協働的に動作してコアネットワークを形成する、制御プレーン(Cプレーン)機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)およびユーザプレーン(Uプレーン)機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)として機能的に見られ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213および制御プレーンインターフェース(NG-C)215は、gNB222を5GC210に、詳細には、それぞれ、ユーザプレーン機能212および制御プレーン機能214に接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215およびユーザプレーン機能212へのNG-U213を介して、5GC210に接続されてよい。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、次世代RAN(NG-RAN)220は、1つまたは複数のgNB222を有してよいが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれか(または、その両方)は、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)と通信し得る。
別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信していることがあるロケーションサーバ230を含んでよい。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク5GC210を介して、および/またはインターネット(図示せず)を介して、ロケーションサーバ230に接続できるUE204のための、1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素の中に統合されてよく、または代替として、コアネットワークの外部にあってもよい(たとえば、相手先商標製造会社(OEM)サーバまたはサービスサーバなどの、サードパーティのサーバ)。
図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。(図2Aの中の5GC210に相当し得る)5GC260は、協働的に動作してコアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能として機能的に見られ得る。AMF264の機能は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、合法的傍受、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)とセッション管理機能(SMF)266との間でのセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポート、SMメッセージをルーティングするための透過型プロキシサービス、アクセス認証およびアクセス許可、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間でのショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポート、ならびにセキュリティアンカー機能性(SEAF)を含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と相互作用し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間鍵を受信する。UMTS(ユニバーサルモバイル電気通信システム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合には、AMF264はAUSFからセキュリティマテリアルを取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、アクセスネットワーク固有鍵を導出するためにSCMが使用する鍵をSEAFから受信する。AMF264の機能性はまた、規制上のサービスのためのロケーションサービス管理、UE204と(ロケーションサーバ230として働く)ロケーション管理機能(LMF)270との間でのロケーションサービスメッセージのためのトランスポート、NG-RAN220とLMF270との間でのロケーションサービスメッセージのためのトランスポート、発展型パケットシステム(EPS)と相互作用するためのEPSベアラ識別子割振り、およびUE204モビリティイベント通知を含む。加えて、AMF264は、非3GPP(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークのための機能性もサポートする。
UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/RAT間モビリティのためのアンカーポイントとして働くこと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータ単位(PDU)セッションポイントとして働くこと、パケットのルーティングおよび転送を行うこと、パケット検査、ユーザプレーンポリシー規則強制(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)、合法的傍受(ユーザプレーン収集)、トラフィック使用報告、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)処理(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート強制、ダウンリンクにおける反射型QoSマーキング)、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)からQoSフローへのマッピング)、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリング、ならびに1つまたは複数の「エンドマーカー」をソースRANノードへ送ることおよび転送することを含む。UPF262はまた、UE204とSLP272などのロケーションサーバとの間でのユーザプレーンを介したロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
SMF266の機能は、セッション管理、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理、ユーザプレーン機能の選択および制御、適切な宛先にトラフィックをルーティングするための、UPF262におけるトラフィックステアリングの構成、ポリシー強制およびQoSの部分の制御、ならびにダウンリンクデータ通知を含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC260と通信していることがあるLMF270を含んでよい。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。LMF270は、コアネットワーク5GC260を介して、および/またはインターネット(図示せず)を介して、LMF270に接続できるUE204のための、1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と類似の機能をサポートし得るが、その一方で、LMF270は、制御プレーンを介して(たとえば、音声またはデータではなくシグナリングメッセージを伝達することを意図するインターフェースおよびプロトコルを使用して)AMF264、NG-RAN220、およびUE204と通信してよく、SLP272は、ユーザプレーンを介して(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図するプロトコルを使用して)UE204および外部クライアント(図2Bに示さず)と通信してよい。
ユーザプレーンインターフェース263および制御プレーンインターフェース265は、5GC260を、詳細にはUPF262およびAMF264を、それぞれ、NG-RAN220の中の1つまたは複数のgNB222および/またはng-eNB224に接続する。gNB222および/またはng-eNB224とAMF264との間のインターフェースは、「N2」インターフェースと呼ばれ、gNB222および/またはng-eNB224とUPF262との間のインターフェースは、「N3」インターフェースと呼ばれる。NG-RAN220のgNB222および/またはng-eNB224は、「Xn-C」インターフェースと呼ばれるバックホール接続223を介して互いに直接通信し得る。gNB222および/またはng-eNB224のうちの1つまたは複数は、「Uu」インターフェースと呼ばれるワイヤレスインターフェースを介して1つまたは複数のUE204と通信し得る。
gNB222の機能性は、gNB中央ユニット(gNB-CU)226と1つまたは複数のgNB分散ユニット(gNB-DU)228との間で分割される。gNB-CU226と1つまたは複数のgNB-DU228との間のインターフェース232は、「F1」インターフェースと呼ばれる。gNB-CU226は、gNB-DU228に排他的に割り振られるそれらの機能を除いて、ユーザデータを転送すること、モビリティ制御、無線アクセスネットワーク共有、測位、セッション管理などの基地局機能を含む、論理ノードである。より詳細には、gNB-CU226は、gNB222の無線リソース制御(RRC)、サービスデータ適合プロトコル(SDAP)、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)プロトコルをホストする。gNB-DU228は、gNB222の無線リンク制御(RLC)、媒体アクセス制御(MAC)、および物理(PHY)レイヤをホストする論理ノードである。その動作はgNB-CU226によって制御される。1つのgNB-DU228が、1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つのセルが、ただ1つのgNB-DU228によってサポートされる。したがって、UE204は、RRC、SDAP、およびPDCPレイヤを介してgNB-CU226と、ならびにRLC、MAC、およびPHYレイヤを介してgNB-DU228と通信する。
図3A、図3B、および図3Cは、本明細書で教示するようなファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明するUEのうちのいずれかに相当し得る)UE302、(本明細書で説明する基地局のうちのいずれかに相当し得る)基地局304、および(ロケーションサーバ230およびLMF270を含む、本明細書で説明するネットワーク機能のうちのいずれかに相当し得るかもしくはそれを具現し得、または代替として、プライベートネットワークなどの、図2Aおよび図2Bに示すNG-RAN220および/もしくは5GC210/260基盤から独立していてよい)ネットワークエンティティ306の中に組み込まれてよい、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素が、異なる実装形態で(たとえば、ASICで、システムオンチップ(SoC)でなど)異なるタイプの装置の中に実装され得ることが、諒解されよう。図示した構成要素はまた、通信システムの中の他の装置の中に組み込まれてよい。たとえば、システムの中の他の装置が、類似の機能性を提供するために、説明した構成要素と類似の構成要素を含んでよい。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作することおよび/または異なる技術を介して通信することを可能にする複数のトランシーバ構成要素を含んでよい。
UE302および基地局304は各々、それぞれ、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなどの1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、同調させるための手段、送信することを控えるための手段など)を提供する、1つまたは複数のワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350を含む。WWANトランシーバ310および350は各々、対象のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトルの中の時間/周波数リソースのいくつかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの、他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、表示、情報など)を送信および符号化するために、また反対に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、表示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成されてよい。詳細には、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、それぞれ、1つまたは複数の送信機314および354を、またそれぞれ、信号318および358を受信および復号するために、それぞれ、1つまたは複数の受信機312および352を含む。
UE302および基地局304は各々、少なくとも場合によっては、それぞれ、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320および360も含む。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ326および366に接続されてよく、対象のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、PC5、専用短距離通信(DSRC)、車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE)、近距離場通信(NFC)など)を介して他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、同調させるための手段、送信することを控えるための手段など)を提供し得る。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、表示、情報など)を送信および符号化するために、また反対に、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、表示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成されてよい。詳細には、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368を送信および符号化するために、それぞれ、1つまたは複数の送信機324および364を、またそれぞれ、信号328および368を受信および復号するために、それぞれ、1つまたは複数の受信機322および362を含む。具体例として、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、WiFiトランシーバ、Bluetooth(登録商標)トランシーバ、Zigbee(登録商標)および/もしくはZ-Wave(登録商標)トランシーバ、NFCトランシーバ、または車両間(V2V)および/もしくはビークルツーエブリシング(V2X)トランシーバであってよい。
UE302および基地局304はまた、少なくとも場合によっては、衛星測位システム(SPS)受信機330および370を含む。SPS受信機330および370は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ336および376に接続されてよく、全地球測位システム(GPS)信号、全地球ナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、Galileo信号、Beidou信号、インド地域航法衛星システム(NAVIC)、Quasi-Zenith衛星システム(QZSS)などの、それぞれ、SPS信号338および378を受信および/または測定するための手段を提供し得る。SPS受信機330および370は、それぞれ、SPS信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備えてよい。SPS受信機330および370は、適宜に他のシステムに情報および動作を要求し、任意の好適なSPSアルゴリズムによって、取得された測定値を使用してUE302および基地局304の位置を決定するために必要な計算を実行する。
基地局304およびネットワークエンティティ306は各々、他のネットワークエンティティ(たとえば、他の基地局304、他のネットワークエンティティ306)と通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する、それぞれ、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380および390を含む。たとえば、基地局304は、1つまたは複数の有線またはワイヤレスのバックホールリンクを介して他の基地局304またはネットワークエンティティ306と通信するための、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380を採用し得る。別の例として、ネットワークエンティティ306は、1つもしくは複数の有線もしくはワイヤレスのバックホールリンクを介して1つもしくは複数の基地局304と、ました。1つもしくは複数の有線もしくはワイヤレスのコアネットワークインターフェースを介して他のネットワークエンティティ306と通信するための、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390を採用し得る。
トランシーバは、有線リンクまたはワイヤレスリンクを介して通信するように構成され得る。(有線トランシーバまたはワイヤレストランシーバにかかわらず)トランシーバは、送信機回路構成(たとえば、送信機314、324、354、364)および受信機回路構成(たとえば、受信機312、322、352、362)を含む。トランシーバは、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一のデバイスの中で送信機回路構成および受信機回路構成を具現する)集積デバイスであってよく、いくつかの実装形態では、別個の送信機回路構成および別個の受信機回路構成を備えてよく、または他の実装形態では、他の方法で具現されてもよい。有線トランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態におけるネットワークトランシーバ380および390)の送信機回路構成および受信機回路構成は、1つまたは複数の有線ネットワークインターフェースポートに結合され得る。ワイヤレス送信機回路構成(たとえば、送信機314、324、354、364)は、本明細書で説明するように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が送信「ビームフォーミング」を実行することを可能にするアンテナアレイなどの、複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含んでよく、またはそれに結合されてもよい。同様に、ワイヤレス受信機回路構成(たとえば、受信機312、322、352、362)は、本明細書で説明するように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が受信ビームフォーミングを実行することを可能にするアンテナアレイなどの、複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含んでよく、またはそれに結合されてもよい。一態様では、送信機回路構成および受信機回路構成は、それぞれの装置が所与の時間において受信または送信のみができ、同じ時間においてその両方はできないような、複数の同じアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。ワイヤレストランシーバ(たとえば、WWANトランシーバ310および350、短距離ワイヤレストランシーバ320および360)はまた、様々な測定を実行するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを含んでよい。
本明細書で使用する様々なワイヤレストランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態における、トランシーバ310、320、350、および360、ならびにネットワークトランシーバ380および390)および有線トランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態における、ネットワークトランシーバ380および390)は、一般に、「トランシーバ」、「少なくとも1つのトランシーバ」、または「1つまたは複数のトランシーバ」として特徴づけられてよい。したがって、特定のトランシーバが、有線のトランシーバに関係するのか、またはワイヤレスのトランシーバに関係するのかは、実行される通信のタイプから推測され得る。たとえば、ネットワークデバイスまたはサーバの間のバックホール通信は、一般に、有線トランシーバを介したシグナリングに関係するが、UE(たとえば、UE302)と基地局(たとえば、基地局304)との間のワイヤレス通信は、一般に、ワイヤレストランシーバを介したシグナリングに関係する。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306はまた、本明細書で開示するような動作と連携して使用され得る他の構成要素を含む。UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、たとえば、ワイヤレス通信に関係する機能性を提供するための、および他の処理機能性を提供するための、それぞれ、1つまたは複数のプロセッサ332、384、および394を含む。したがって、プロセッサ332、384、および394は、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、示すための手段などの、処理するための手段を提供し得る。一態様では、プロセッサ332、384、および394は、たとえば、1つまたは複数の汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、他のプログラマブル論理デバイスもしくは処理回路構成、またはそれらの様々な組合せを含んでよい。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、情報(たとえば、予約済みのリソース、しきい値、パラメータなどを示す情報)を維持するための、それぞれ、(たとえば、各々がメモリデバイスを含む)メモリ340、386、および396を実装するメモリ回路構成を含む。したがって、メモリ340、386、および396は、記憶するための手段、取り出すための手段、保持するための手段などを提供し得る。場合によっては、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、それぞれ、測位構成要素342、388、および398を含んでよい。測位構成要素342、388、および398は、実行されたとき、本明細書で説明する機能性をUE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306に実行させる、それぞれ、プロセッサ332、384、および394の一部であるかまたはそれに結合される、ハードウェア回路であってよい。他の態様では、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394の外部にあってよい(たとえば、モデム処理システムの一部であってよく、別の処理システムと統合されてよいなど)。代替として、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394(または、モデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されたとき、本明細書で説明する機能性をUE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306に実行させる、それぞれ、メモリ340、386、および396の中に記憶される、メモリモジュールであってよい。図3Aは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、メモリ340、1つまたは複数のプロセッサ332、もしくはそれらの任意の組合せの一部であり得るか、またはスタンドアロンの構成要素であり得る、測位構成要素342の可能なロケーションを示す。図3Bは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ350、メモリ386、1つまたは複数のプロセッサ384、もしくはそれらの任意の組合せの一部であり得るか、またはスタンドアロンの構成要素であり得る、測位構成要素388の可能なロケーションを示す。図3Cは、たとえば、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390、メモリ396、1つまたは複数のプロセッサ394、もしくはそれらの任意の組合せの一部であり得るか、またはスタンドアロンの構成要素であり得る、測位構成要素398の可能なロケーションを示す。
UE302は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、および/またはSPS受信機330によって受信された信号から導出される動きデータから独立している動き情報および/または方位情報を感知または検出するための手段を提供するために、1つまたは複数のプロセッサ332に結合された1つまたは複数のセンサー344を含んでよい。例として、センサー344は、加速度計(たとえば、超小型電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサー(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの動き検出センサーを含んでよい。その上、センサー344は、複数の異なるタイプのデバイスを含んでよく、動き情報を提供するためにそれらの出力を組み合わせてよい。たとえば、センサー344は、2次元(2D)および/または3次元(3D)座標系における位置を算出するための能力を提供するために、多軸加速度計と方位センサーとの組合せを使用してよい。
加えて、UE302は、ユーザに表示(たとえば、音響表示および/または視覚表示)を提供するための、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの感知デバイスのユーザ作動時などに)ユーザ入力を受け取るための手段を提供する、ユーザインターフェース346を含む。図示しないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含んでよい。
より詳細に1つまたは複数のプロセッサ384を参照すると、ダウンリンクでは、ネットワークエンティティ306からのIPパケットがプロセッサ384に提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、RRCレイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、および媒体アクセス制御(MAC)レイヤのための機能性を実施し得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、RAT間モビリティ、およびUE測定報告のための測定構成に関連する、RRCレイヤ機能性と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバサポート機能に関連する、PDCPレイヤ機能性と、上位レイヤPDUの転送、自動再送要求(ARQ)を通じた誤り訂正、RLCサービスデータ単位(SDU)の連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連する、RLCレイヤ機能性と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、スケジューリング情報報告、誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連する、MACレイヤ機能性とを提供し得る。
送信機354および受信機352は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1(L1)機能性を実施し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上での誤り検出、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号、インターリービング、レートマッチング、物理チャネル上へのマッピング、物理チャネルの変調/復調、およびMIMOアンテナ処理を含んでよい。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M相直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングおよび変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割され得る。各ストリームは、次いで、直交周波数分割多重化(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成し得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために、使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信された基準信号および/またはチャネル条件フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
UE302において、受信機312は、そのそれぞれのアンテナ316を通じて信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ332に提供する。送信機314および受信機312は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能性を実施する。受信機312は、UE302に向けられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームは、UE302に向けられている場合、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局304によって送信された可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づいてよい。軟判定は、次いで、復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元する。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3(L3)機能性およびレイヤ2(L2)機能性を実施する1つまたは複数のプロセッサ332に提供される。
アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ332は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重化解除、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、および制御信号処理を行って、コアネットワークからのIPパケットを復元する。1つまたは複数のプロセッサ332はまた、誤り検出を担当する。
基地局304によるダウンリンク送信に関して説明した機能性と同様に、1つまたは複数のプロセッサ332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得、RRC接続、および測定報告に関連する、RRCレイヤ機能性と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連する、PDCPレイヤ機能性と、上位レイヤPDUの転送、ARQを通じた誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連する、RLCレイヤ機能性と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの多重化解除、スケジューリング情報報告、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を通じた誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連する、MACレイヤ機能性とを提供する。
基地局304によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するために、および空間処理を容易にするために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明したものと同様の方法で基地局304において処理される。受信機352は、そのそれぞれのアンテナ356を通じて信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ384に提供する。
アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ384は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重化解除、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、制御信号処理を行って、UE302からのIPパケットを復元する。1つまたは複数のプロセッサ384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384はまた、誤り検出を担当する。
便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、本明細書で説明する様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして図3A、図3Bおよび図3Cに示される。しかしながら、図示した構成要素が、異なる設計において異なる機能性を有し得ることが、諒解されよう。詳細には、図3A~図3Cにおける様々な構成要素は、代替構成では随意であり、様々な態様は、設計選択、コスト、デバイスの使用、または他の考慮事項に起因して変わることがある構成を含む。たとえば、図3Aの事例において、UE302の特定の実装形態は、WWANトランシーバ310を省略してよく(たとえば、ウェアラブルデバイスまたはタブレットコンピュータまたはPCまたはラップトップは、セルラー能力を伴わずにWi-Fiおよび/またはBluetooth能力を有してよい)、または短距離ワイヤレストランシーバ320を省略してよく(たとえば、セルラー専用など)、またはSPS受信機330を省略してよく、またはセンサー344を省略してよく、以下同様である。別の例では、図3Bの事例において、基地局304の特定の実装形態は、WWANトランシーバ350を省略してよく(たとえば、セルラー能力を伴わないWi-Fi「ホットスポット」アクセスポイント)、または短距離ワイヤレストランシーバ360を省略してよく(たとえば、セルラー専用など)、またはSPS受信機370を省略してよく、以下同様である。簡潔のために、様々な代替構成の例示は本明細書で提供されないが、当業者に容易に理解可能であるはずである。
UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信し得る。一態様では、データバス334、382、および392は、それぞれ、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の通信インターフェースを形成し得るかまたはその一部であってよい。たとえば、様々な論理エンティティが同じデバイスの中で具現される場合(たとえば、同じ基地局304の中に組み込まれたgNBおよびロケーションサーバ機能性)、データバス334、382、および392は、それらの間の通信を提供し得る。
図3A、図3Bおよび図3Cの構成要素は、様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3A、図3Bおよび図3Cの構成要素は、たとえば、1つもしくは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つもしくは複数のASICなどの、1つまたは複数の回路の中に実装され得る。ここで、各回路は、この機能性を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用することおよび/または組み込むことがある。たとえば、ブロック310~346によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)UE302のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)基地局304のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。また、ブロック390~398によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)ネットワークエンティティ306のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実行されるものとして本明細書で説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際にはプロセッサ332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ340、386、および396、測位構成要素342、388、および398などの、UE302、基地局304、ネットワークエンティティ306などの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実行されてよい。
いくつかの設計では、ネットワークエンティティ306は、コアネットワーク構成要素として実装されてよい。他の設計では、ネットワークエンティティ306は、セルラーネットワーク基盤(たとえば、NG RAN220および/または5GC210/260)のネットワーク事業者または運用とは別個であってよい。たとえば、ネットワークエンティティ306は、基地局304を介してUE302と通信するように、または(たとえば、WiFiなどの非セルラー通信リンクを介して)基地局304から独立して構成され得る、プライベートネットワークの構成要素であってよい。
ネットワークノード(たとえば、基地局およびUE)の間でのダウンリンク送信およびアップリンク送信をサポートするために、様々なフレーム構造が使用され得る。図4Aは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造の一例を示す図400である。図4Bは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造内のチャネルの一例を示す図430である。図4Cは、本開示の態様による、アップリンクフレーム構造の一例を示す図450である。図4Dは、本開示の態様による、アップリンクフレーム構造内のチャネルの一例を示す図480である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有してよい。
LTE、および場合によってはNRは、ダウンリンク上でOFDMを、またアップリンク上でシングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。しかしながら、LTEとは異なり、NRはアップリンク上で同じくOFDMを使用するためのオプションを有する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、通常、トーン、ビンなどとも呼ばれる、複数の(K本の)直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアは、データを用いて変調されてよい。概して、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数領域において、またSC-FDMを用いて時間領域において送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定されてよく、サブキャリアの総数(K本)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15キロヘルツ(kHz)であってよく、最小リソース割振り(リソースブロック)は12本のサブキャリア(すなわち、180kHz)であってよい。したがって、公称FFTサイズは、それぞれ、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、128、256、512、1024、または2048に等しくてよい。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分されてよい。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6個のリソースブロック)をカバーしてよく、それぞれ、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、1、2、4、8、または16個のサブバンドがあり得る。
LTEは、単一のヌメロロジー(サブキャリア間隔(SCS)、シンボル長など)をサポートする。対照的に、NRは複数のヌメロロジー(μ)をサポートしてよく、たとえば、15kHz(μ=0)、30kHz(μ=1)、60kHz(μ=2)、120kHz(μ=3)、および240kHz(μ=4)、またはそれを超えるサブキャリア間隔が利用可能であってよい。各サブキャリア間隔において、スロット当たり14個のシンボルがある。15kHzのSCS(μ=0)の場合、サブフレーム当たり1つのスロット、すなわち、フレーム当たり10個のスロットがあり、スロット持続時間は1ミリ秒(ms)であり、シンボル持続時間は66.7マイクロ秒(μs)であり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は50である。30kHzのSCS(μ=1)の場合、サブフレーム当たり2つのスロット、すなわち、フレーム当たり20個のスロットがあり、スロット持続時間は0.5ミリ秒(ms)であり、シンボル持続時間は33.3μsであり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は100である。60kHzのSCS(μ=2)の場合、サブフレーム当たり4つのスロット、すなわち、フレーム当たり40個のスロットがあり、スロット持続時間は0.25msであり、シンボル持続時間は16.7μsであり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は200である。120kHzのSCS(μ=3)の場合、サブフレーム当たり8つのスロット、すなわち、フレーム当たり80個のスロットがあり、スロット持続時間は0.125msであり、シンボル持続時間は8.33μsであり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は400である。240kHzのSCS(μ=4)の場合、サブフレーム当たり16個のスロット、すなわち、フレーム当たり160個のスロットがあり、スロット持続時間は0.0625msであり、シンボル持続時間は4.17μsであり、FFTサイズが4Kの最大公称システム帯域幅(MHz単位)は800である。
図4A~図4Dの例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間領域において、10msのフレームは、各々が1msの、サイズが等しい10個のサブフレームに分割され、各サブフレームは1つのタイムスロットを含む。図4A~図4Dでは、時間が左から右に増大して時間が水平に(X軸上に)表され、周波数が下から上に高く(または、低く)なって周波数が垂直に(Y軸上に)表される。
タイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用されてよく、各タイムスロットは、周波数領域において1つまたは複数の時間並行のリソースブロック(RB)(物理RB(PRB)とも呼ばれる)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)にさらに分割される。REは、時間領域において1シンボル長に、また周波数領域において1本のサブキャリアに対応し得る。図4A~図4Dのヌメロロジーでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREを得るために、周波数領域において12本の連続するサブキャリアを、かつ時間領域において7個の連続するシンボルを含んでよい。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計で72個のREを得るために、周波数領域において12本の連続するサブキャリアを、かつ時間領域において6個の連続するシンボルを含んでよい。各REによって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。
REのうちのいくつかは、ダウンリンク基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、測位基準信号(PRS)、トラッキング基準信号(TRS)、位相追跡基準信号(PTRS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、同期信号ブロック(SSB)などを含んでよい。図4Aは、PRSを搬送するREの例示的なロケーション(「R」とラベル付けされる)を示す。
PRSの送信のために使用されるリソース要素(RE)の集合は、「PRSリソース」と呼ばれる。リソース要素の集合は、周波数領域において複数のPRBに、また時間領域においてスロット内の「N個」(1個以上など)の連続するシンボルに広がることができる。時間領域における所与のOFDMシンボルの中で、PRSリソースは周波数領域における連続するPRBを占有する。
所与のPRB内でのPRSリソースの送信は、特定のコム(comb)サイズ(「コム密度」とも呼ばれる)を有する。コムサイズ「N」は、PRSリソース構成の各シンボル内のサブキャリア間隔(または、周波数/トーン間隔)を表す。詳細には、コムサイズ「N」の場合、PRSはPRBのシンボルのN本ごとのサブキャリアの中で送信される。たとえば、コム4の場合、PRSリソース構成のシンボルごとに、4本ごとのサブキャリア(サブキャリア0、4、8など)に対応するREが、PRSリソースのPRSを送信するために使用される。現在、DL-PRSに対してコム2、コム4、コム6、およびコム12というコムサイズがサポートされる。図4Aは、(6個のシンボルに広がる)コム6に対する例示的なPRSリソース構成を示す。すなわち、影付きのRE(「R」とラベル付けされる)のロケーションはコム6 PRSリソース構成を示す。
現在、DL-PRSリソースは、周波数領域全体に千鳥状パターンを伴ってスロット内の2、4、6、または12個の連続するシンボルに広がり得る。DL-PRSリソースは、スロットの、上位レイヤが構成した任意のダウンリンクシンボルまたはフレキシブル(FL)シンボルの中に構成され得る。所与のDL-PRSリソースのすべてのREに対して、一定のリソース要素単位エネルギー(EPRE:energy per resource element)があり得る。以下は、2、4、6、および12個のシンボルにわたるコムサイズ2、4、6、および12に対する、シンボルからシンボルまでの周波数オフセットである。2シンボルコム2:{0, 1}、4シンボルコム2:{0, 1, 0, 1}、6シンボルコム2:{0, 1, 0, 1, 0, 1}、12シンボルコム2:{0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1}、4シンボルコム4:{0, 2, 1, 3}、12シンボルコム4:{0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3}、6シンボルコム6:{0, 3, 1, 4, 2, 5}、12シンボルコム6:{0, 3, 1, 4, 2, 5, 0, 3, 1, 4, 2, 5}、および12シンボルコム12:{0, 6, 3, 9, 1, 7, 4,10, 2, 8, 5,11}。
「PRSリソースセット」とは、PRS信号の送信のために使用されるPRSリソースのセットであり、ここで、各PRSリソースはPRSリソースIDを有する。加えて、PRSリソースセットの中のPRSリソースは、同じTRPに関連付けられる。PRSリソースセットは、PRSリソースセットIDによって識別され、(TRP IDによって識別される)特定のTRPに関連付けられる。加えて、PRSリソースセットの中のPRSリソースは、スロットにわたって同じ周期性、共通のミューティングパターン構成、および(「PRS-ResourceRepetitionFactor」などの)同じ反復係数を有する。周期性とは、最初のPRSインスタンスの最初のPRSリソースの最初の反復から、次のPRSインスタンスの同じ最初のPRSリソースの同じ最初の反復までの時間である。周期性は、μ=0、1、2、3であって2^μ*{4、5、8、10、16、20、32、40、64、80、160、320、640、1280、2560、5120、10240}スロットから選択される長さを有してよい。反復係数は、{1、2、4、6、8、16、32}スロットから選択される長さを有してよい。
PRSリソースセットの中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビーム(または、ビームID)に関連付けられる(ここで、TRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。すなわち、PRSリソースセットの各PRSリソースは異なるビーム上で送信されてよく、したがって、「PRSリソース」または単に「リソース」は「ビーム」と呼ばれることもある。TRP、およびPRSがその上で送信されるビームが、UEに知られているかどうかに対して、このことがいかなる暗示も有しないことに留意されたい。
「PRSインスタンス」または「PRSオケージョン」とは、PRSが送信されるものと予想される周期的に反復される時間ウィンドウ(1つまたは複数の連続するスロットのグループなど)の1つのインスタンスである。PRSオケージョンは、「PRS測位オケージョン」、「PRS測位インスタンス」、「測位オケージョン」、「測位インスタンス」、「測位反復」、または単に「オケージョン」、「インスタンス」、もしくは「反復」と呼ばれることもある。
「測位周波数レイヤ」(単に「周波数レイヤ」とも呼ばれる)とは、いくつかのパラメータに対して同じ値を有する1つまたは複数のTRPにわたる1つまたは複数のPRSリソースセットの集合である。詳細には、PRSリソースセットの集合は、同じサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス(CP)タイプ(PDSCHに対してサポートされるすべてのヌメロロジーがPRSに対してもサポートされることを意味する)、同じPoint A、同じ値のダウンリンクPRS帯域幅、同じ開始PRB(および、中心周波数)、および同じコムサイズを有する。Point Aパラメータは、パラメータ「ARFCN-ValueNR」(ただし、「ARFCN」は「絶対無線周波数チャネル番号」を表す)の値を取り、送信および受信のために使用される1対の物理無線チャネルを指定する識別子/コードである。ダウンリンクPRS帯域幅は、最小が24個のPRBかつ最大が272個のPRBであって、4つのPRBという粒度を有してよい。現在、4つまでの周波数レイヤが規定されており、周波数レイヤごとにTRP当たり2つまでのPRSリソースセットが構成され得る。
周波数レイヤの概念は、いくぶんコンポーネントキャリアおよび帯域幅部分(BWP)の概念のようであるが、データチャネルを送信するためにコンポーネントキャリアおよびBWPが1つの基地局(または、マクロセル基地局およびスモールセル基地局)によって使用されるが、PRSを送信するために周波数レイヤがいくつかの(通常は3つ以上の)基地局によって使用されるという点で異なる。UEは、LTE測位プロトコル(LPP)セッション中などの、UEがその測位能力をネットワークへ送るとき、UEがサポートできる周波数レイヤの数を示してよい。たとえば、UEは、UEが1つの測位周波数レイヤをサポートできるのかまたは4つの測位周波数レイヤをサポートできるのかを示してよい。
図4Bは、無線フレームのダウンリンクスロット内の様々なチャネルの一例を示す。NRでは、チャネル帯域幅またはシステム帯域幅は、複数のBWPに分割される。BWPとは、所与のキャリア上の所与のヌメロロジーに対する共通のRBの連続するサブセットから選択される、PRBの連続するセットである。概して、最大4個のBWPがダウンリンクおよびアップリンクの中で指定され得る。すなわち、UEは、ダウンリンク上で4個までのBWPとともに、かつアップリンク上で4個までのBWPとともに構成され得る。1つのBWP(アップリンクまたはダウンリンク)だけが所与の時間においてアクティブであってよく、UEが一度に1つのBWPを介して受信または送信のみができることを意味する。ダウンリンク上で、各BWPの帯域幅はSSBの帯域幅以上であるべきであるが、各BWPはSSBを含んでもまたは含まなくてもよい。
図4Bを参照すると、サブフレーム/シンボルタイミングおよび物理レイヤ識別情報を決定するために、UEによって1次同期信号(PSS)が使用される。物理レイヤセル識別情報グループ番号および無線フレームタイミングを決定するために、UEによって2次同期信号(SSS)が使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEはPCIを決定することができる。PCIに基づいて、UEは上述のDL-RSのロケーションを決定することができる。MIBを搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、SSB(SS/PBCHとも呼ばれる)を形成するために、PSSおよびSSSとともに論理的にグループ化されてよい。MIBは、ダウンリンクシステム帯域幅の中のRBの数、およびシステムフレーム番号(SFN)を提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータ、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通じて送信されないブロードキャストシステム情報、およびページングメッセージを搬送する。
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは、(時間領域において複数のシンボルに広がることがある)1つまたは複数のREグループ(REG)バンドルを含み、各REGバンドルは、1つまたは複数のREGを含み、各REGは、周波数領域における12個のリソース要素(1つのリソースブロック)および時間領域における1個のOFDMシンボルに対応する。PDCCH/DCIを搬送するために使用される物理リソースのセットは、NRでは制御リソースセット(コアセット(CORESET))と呼ばれる。NRでは、PDCCHは単一のコアセットに閉じ込められ、それ自体のDMRSとともに送信される。このことは、PDCCHに対してUE固有のビームフォーミングを可能にする。
図4Bの例では、BWP当たり1つのコアセットがあり、コアセットは、時間領域における(1つまたは2つのシンボルだけであってもよいが)3つのシンボルに広がる。システム帯域幅全体を占有するLTE制御チャネルとは異なり、NRでは、PDCCHチャネルは周波数領域における特定の領域(すなわち、コアセット)に局所化される。したがって、図4Bに示すPDCCHの周波数成分は、周波数領域における単一のBWPよりも小さいものとして図示される。図示したコアセットが周波数領域において連続するが、そうである必要がないことに留意されたい。加えて、コアセットは、時間領域において3シンボルよりも小さく広がってよい。
PDCCH内のDCIは、それぞれ、アップリンク許可およびダウンリンク許可と呼ばれる、(永続的および非永続的な)アップリンクリソース割振りについての情報、およびUEへ送信されるダウンリンクデータについての記述を搬送する。より詳細には、DCIは、ダウンリンクデータチャネル(たとえば、PDSCH)およびアップリンクデータチャネル(たとえば、PUSCH)のためにスケジュールされるリソースを示す。複数の(たとえば、8個までの)DCIがPDCCHの中に構成され得、これらのDCIは複数のフォーマットのうちの1つを有することができる。たとえば、アップリンクスケジューリングに対して、ダウンリンクスケジューリングに対して、アップリンク送信電力制御(TPC)などに対して、様々なDCIフォーマットがある。異なるDCIペイロードサイズまたはコーディングレートを収容するために、1、2、4、8、または16個のCCEによってPDCCHがトランスポートされ得る。
図4Cに示すように、RE(「R」とラベル付けされる)のうちのいくつかは、受信機(たとえば、基地局、別のUEなど)におけるチャネル推定のためのDMRSを搬送する。UEは、追加として、たとえば、スロットの最後のシンボルの中で、SRSを送信し得る。SRSはコム構造を有してよく、UEはコムのうちの1つにおいてSRSを送信し得る。図4Cの例では、図示のSRSは1つのシンボルにわたるコム2である。SRSは、UEごとのチャネル状態情報(CSI)を取得するために基地局によって使用され得る。CSIは、どのようにRF信号がUEから基地局に伝搬するのかを表し、散乱、フェージング、および距離に伴う電力減衰の、組み合わせられた影響を表す。システムは、リソーススケジューリング、リンク適応、マッシブMIMO、ビーム管理などのためにSRSを使用する。
現在、SRSリソースは、コムサイズがコム2、コム4、またはコム8のスロット内の1、2、4、8、または12個の連続するシンボルに広がり得る。以下は、現在サポートされるSRSコムパターンに対する、シンボルからシンボルまでの周波数オフセットである。1シンボルコム2:{0}、2シンボルコム2:{0, 1}、4シンボルコム2:{0, 1, 0, 1}、4シンボルコム4:{0, 2, 1, 3}、8シンボルコム4:{0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3}、12シンボルコム4:{0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3, 0, 2, 1, 3}、4シンボルコム8:{0, 4, 2, 6}、8シンボルコム8:{0, 4, 2, 6, 1, 5, 3, 7}、および12シンボルコム8:{0, 4, 2, 6, 1, 5, 3, 7, 0, 4, 2, 6}。
SRSの送信のために使用されるリソース要素の集合は「SRSリソース」と呼ばれ、パラメータ「SRS-ResourceId」によって識別され得る。リソース要素の集合は、周波数領域において複数のPRBに、また時間領域においてスロット内のN個の(たとえば、1つまたは複数の)連続するシンボルに広がることができる。所与のOFDMシンボルの中で、PRSリソースは連続するPRBを占有する。「SRSリソースセット」は、SRS信号の送信のために使用されるSRSリソースのセットであり、SRSリソースセットID(「SRS-ResourceSetId」)によって識別される。
概して、UEは、受信基地局(サービング基地局または隣接基地局のいずれか)がUEと基地局との間のチャネル品質を測定することを可能にするために、SRSを送信する。しかしながら、SRSはまた、アップリンク到達時間差(UL-TDOA:uplink time difference of arrival)、ラウンドトリップ時間(RTT:round-trip-time)、アップリンク到来角(UL-AoA:uplink angle-of-arrival)などのアップリンクベース測位プロシージャのための、アップリンク測位基準信号として特に構成され得る。本明細書で使用する「SRS」という用語は、チャネル品質測定のために構成されたSRS、または測位目的のために構成されたSRSを指すことがある。2つのタイプのSRSを区別する必要があるとき、前者は本明細書で「通信用SRS」と呼ばれることがあり、および/または後者は「測位用SRS」と呼ばれることがある。
(単一シンボル/コム2を除いて)SRSリソース内の新たな千鳥状パターン、SRSのための新たなコムタイプ、SRSのための新たなシーケンス、コンポーネントキャリア当たりもっと多数のSRSリソースセット、およびコンポーネントキャリア当たりもっと多数のSRSリソースなどの、SRSの以前の規定を越えるいくつかの拡張が、測位用SRS(「UL-PRS」とも呼ばれる)に対して提案されている。加えて、パラメータ「SpatialRelationInfo」および「PathLossReference」が、隣接TRPからのダウンリンク基準信号またはSSBに基づいて構成されることになる。依然としてさらに、1つのSRSリソースが、アクティブなBWPの外側で送信されてよく、1つのSRSリソースが、複数のコンポーネントキャリアにわたって広がってよい。また、SRSは、RRC接続状態において構成されてよく、アクティブなBWP内でしか送信されない場合がある。さらに、周波数ホッピングがなくてよく、反復係数がなくてよく、単一のアンテナポートがあってよく、SRSに対する新たな長さ(たとえば、8および12シンボル)があってよい。また、閉ループ電力制御ではなく開ループ電力制御があってよく、コム8(すなわち、同じシンボルの中で8本のサブキャリアごとにSRSが送信されること)が使用されてよい。最後に、UEは、UL-AoAのために複数のSRSリソースから同じ送信ビームを通じて送信してよい。これらのすべては、RRC上位レイヤシグナリングを通じて構成される(かつ潜在的にトリガされるかまたはMAC制御要素(CE)もしくはDCIを通じてアクティブ化される)、現在のSRSフレームワークに追加される特徴である。
図4Dは、本開示の態様による、フレームのアップリンクスロット内の様々なチャネルの一例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)とも呼ばれるランダムアクセスチャネル(RACH)が、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のスロット内にあってよい。PRACHは、スロット内に6個の連続するRBペアを含んでよい。PRACHは、UEが初期システムアクセスを実行しアップリンク同期を達成することを可能にする。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、アップリンクシステム帯域幅のエッジ上に配置されてよい。PUCCHは、スケジューリング要求、CSI報告、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなどの、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)はデータを搬送し、かつ追加として、バッファステータス報告(BSR)、電力ヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するために使用されてよい。
「測位基準信号」および「PRS」という用語が、概して、NRおよびLTEシステムにおける測位のために使用される特定の基準信号を指すことに留意されたい。しかしながら、本明細書で使用するとき、「測位基準信号」および「PRS」という用語はまた、限定はしないが、LTEおよびNRにおいて規定されるようなPRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSB、SRS、UL-PRSなどの、測位のために使用され得る任意のタイプの基準信号を指すことがある。加えて、「測位基準信号」および「PRS」という用語は、文脈によって別段に規定されていない限り、ダウンリンク測位基準信号またはアップリンク測位基準信号を指すことがある。PRSのタイプをさらに区別するために必要な場合、ダウンリンク測位基準信号は「DL-PRS」と呼ばれることがあり、アップリンク測位基準信号(たとえば、測位用SRS、PTRS)は「UL-PRS」と呼ばれることがある。加えて、アップリンクとダウンリンクの両方において送信され得る信号(たとえば、DMRS、PTRS)に対して、方向を区別するために「UL」または「DL」が信号にプリペンドされることがある。たとえば、「UL-DMRS」は「DL-DMRS」から区別され得る。
ダウンリンクベースの測位方法、アップリンクベースの測位方法、ならびにダウンリンクおよびアップリンクベースの測位方法を含む、いくつかのセルラーネットワークベースの測位技術を、NRがサポートする。ダウンリンクベースの測位方法は、LTEにおける観測到達時間差(OTDOA:observed time difference of arrival)、NRにおけるダウンリンク到達時間差(DL-TDOA:downlink time difference of arrival)、およびNRにおけるダウンリンク発射角(DL-AoD:downlink angle-of-departure)を含む。OTDOAまたはDL-TDOA測位プロシージャでは、UEは、基準信号時間差(RSTD:reference signal time difference)または到達時間差(TDOA)測定値と呼ばれる、基地局のペアから受信される基準信号(たとえば、測位基準信号(PRS))の到達時間(ToA:times of arrival)の間の差分を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より詳細には、UEは、基準基地局(たとえば、サービング基地局)および複数の非基準基地局の識別子(ID)を支援データの中で受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られているロケーション、およびRSTD測定値に基づいて、測位エンティティはUEのロケーションを推定することができる。
DL-AoD測位の場合、測位エンティティは、UEと送信基地局との間の角度を決定するために、複数のダウンリンク送信ビームの受信信号強度測定値の、UEからのビーム報告を使用する。測位エンティティは、次いで、決定された角度および送信基地局の知られているロケーションに基づいて、UEのロケーションを推定することができる。
アップリンクベースの測位方法は、アップリンク到達時間差(UL-TDOA)およびアップリンク到来角(UL-AoA:uplink angle-of-arrival)を含む。UL-TDOAはDL-TDOAと類似であるが、UEによって送信されるアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))に基づく。UL-AoA測位の場合、1つまたは複数の基地局は、1つまたは複数のアップリンク受信ビーム上でUEから受信された1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、SRS)の受信信号強度を測定する。測位エンティティは、UEと基地局との間の角度を決定するために、信号強度測定値および受信ビームの角度を使用する。決定された角度および基地局の知られているロケーションに基づいて、測位エンティティは、次いで、UEのロケーションを推定することができる。
ダウンリンクおよびアップリンクベースの測位方法は、拡張セルID(E-CID)測位、およびマルチラウンドトリップ時間(RTT)測位(「マルチセルRTT」とも呼ばれる)を含む。RTTプロシージャにおいて、イニシエータ(基地局またはUE)が、RTT測定信号(たとえば、PRSまたはSRS)をレスポンダ(UEまたは基地局)へ送信し、レスポンダは、RTT応答信号(たとえば、SRSまたはPRS)をイニシエータへ戻して送信する。RTT応答信号は、受信から送信までの(reception-to-transmission)(Rx-Tx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号のToAとRTT応答信号の送信時間との間の差分を含む。イニシエータは、送信から受信までの(transmission-to-reception)(Tx-Rx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号の送信時間とRTT応答信号のToAとの間の差分を計算する。イニシエータとレスポンダとの間の伝搬時間(「飛行時間」とも呼ばれる)が、Tx-Rx時間差およびRx-Tx時間差から計算され得る。伝搬時間および知られている光の速度に基づいて、イニシエータとレスポンダとの間の距離が決定され得る。マルチRTT測位の場合、UEは、基地局の知られているロケーションに基づいて(たとえば、マルチラテレーションを使用して)UEのロケーションが決定されることを可能にするために、複数の基地局とのRTTプロシージャを実行する。RTTおよびマルチRTT方法は、ロケーション確度を改善するためにUL-AoAおよびDL-AoDなどの他の測位技法と組み合わせられ得る。
E-CID測位方法は、無線リソース管理(RRM)測定に基づく。E-CIDでは、UEは、サービングセルID、タイミングアドバンス(TA)、ならびに検出される隣接基地局の識別子、推定されるタイミング、および信号強度を報告する。UEのロケーションが、次いで、この情報および基地局の知られているロケーションに基づいて推定される。
測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)は支援データをUEに提供してよい。たとえば、支援データは、そこからの基準信号を測定すべき基地局(または、基地局のセル/TRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(たとえば、連続する測位サブフレームの数、測位サブフレームの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子、基準信号帯域幅など)、および/または特定の測位方法に適用可能な他のパラメータを含んでよい。代替として、支援データは、(たとえば、周期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージの中などで)基地局自体から直接生じてもよく、場合によっては、UEは、支援データを使用せずに隣接ネットワークノード自体を検出できる場合がある。
OTDOAまたはDL-TDOA測位プロシージャの場合には、支援データは、予想RSTD値、および予想RSTDの周辺の関連する不確実性、すなわち探索ウィンドウをさらに含んでよい。場合によっては、予想RSTDの値範囲は+/-500マイクロ秒(μs)であり得る。いくつかの場合には、測位測定のために使用されるリソースのうちのいずれかがFR1の中にあるとき、予想RSTDの不確実性に対する値範囲は+/-32μsであり得る。他の場合には、測位測定のために使用されるリソースのすべてがFR2の中にあるとき、予想RSTDの不確実性に対する値範囲は+/-8μsであり得る。
ロケーション推定値は、位置推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなどの、他の名称によって呼ばれることがある。ロケーション推定値は、測地学的であってよく座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備えてよいか、または都市的であってよくストリートアドレス、郵便宛先、もしくはロケーションのいくつかの他の言語的説明を備えてよい。ロケーション推定値はさらに、いくつかの他の知られているロケーションに関連して規定されてよく、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)規定されてもよい。ロケーション推定値は、(たとえば、いくつかの指定されるかまたはデフォルトのレベルの信頼性を伴って、ロケーションがその中に含まれることを予想されるエリアまたはボリュームを含むことによって)予想される誤差または不確定性を含むことがある。
測位測定は、現在、上位レイヤシグナリング、特に、LTE測位プロトコル(LPP)シグナリングおよび/またはRRCシグナリングを通じて報告される。そのような報告は、「測定報告」、「測位報告」などと呼ばれる。1つまたは複数の基準ソース(たとえば、GPS測位のための衛星、DL-TDOA測位のための基地局、WLAN測位のためのWLAN APなど)から取得されるロケーション関連の測定値を使用してUEを測位するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)とUEとの間でLPPがポイントツーポイントで使用される。しかしながら、レイテンシを低減するために、NRでは下位レイヤ(たとえば、レイヤ1(L1)/レイヤ2(L2))シグナリングを使用して測位状態情報(PSI)を報告するための技法が導入されている。PSI報告は下位レイヤ測位報告であり、RAT依存の測定値、すなわち、NR基準信号(たとえば、DL-PRS、TRS、SSBなど)に基づく測定値、またはRAT非依存の測定値、すなわち、NR基準ソース以外の基準ソース(たとえば、Bluetooth、気圧センサー、動きセンサー、GPS、LTE PHY信号に基づくOTDOA、LTE PHY信号に基づくE-CIDなど)から導出される測定値もしくは他の情報を含んでよい。
図5は、低レイテンシ測位のための上位レイヤアーキテクチャ拡張を示す例示的なワイヤレスネットワーク構造500を示す。ワイヤレスネットワーク構造500は、図2Bの中のワイヤレスネットワーク構造250と類似の、様々なネットワークエンティティの基準点表現である。図2Bの中のネットワークエンティティと同じ参照番号を有する、図5の中のネットワークエンティティは、図2Bに示すとともに図2Bを参照しながら説明したネットワークエンティティに対応する。簡潔のために、それらのネットワークエンティティはここで再び説明されない。図2Bに示すネットワークエンティティに加えて、ワイヤレスネットワーク構造500は、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)268および外部クライアント/アプリケーション機能(AF)570も含む。GMLC268は、セルラー(たとえば、LTE、NR)ネットワークにおいて外部クライアント/AF570がアクセスする最初のノードであり、測位要求をAMF264へ送る。さらに、図5の例では、NG-RAN220は、サービング(S)gNB222および複数の隣接(N)gNB222を含み、それらの各々がロケーション管理構成要素(LMC)274を含んでよい。
図5は、UE204とのロケーションセッションをセットアップするために使用される、外部クライアント/AF570とUE204との間の制御プレーン経路510を示す。詳細には、外部クライアント/AF570は、ロケーション要求をGMLC268へ送り、GMLC268は、その要求をAMF264に転送する。AMF264は、ロケーション要求をNG-RAN220の中のサービング(S)gNB222へ送り、サービング(S)gNB222は、サービングgNB222とUE204との間のエアインターフェース(「Uu」インターフェースと呼ばれる)を介して、その要求をUE204へ送信する。より詳細には、サービングgNB222におけるLMC274は、ロケーション要求の受信および送信を処理する。ロケーション要求は、特定の測定(たとえば、RSTD測定、Rx-Tx時間差測定など)を実行するか、または(たとえば、GPS、WLANなどに基づいて)UE204によって計算されたロケーション推定値を報告するように、UE204を導いてよい。
要求された測定を実行するかまたはロケーション推定値を計算した後、UE204は、L1/L2経路520を介して1つまたは複数の下位レイヤ測位報告(たとえば、PSI報告)をサービングgNB222へ送ることによって、ロケーション要求に応答する。より詳細には、UE204は、L1/L2経路520を介して下位レイヤ測位報告をLMC274へ送る。UE204は、アップリンク制御情報(UCI)の中でL1を介して、および/またはMAC制御要素(MAC-CE)の中でL2を介して、下位レイヤ測位報告を送ることができる。下位レイヤ測位報告は、要求された測定値またはロケーション推定値を含む。
LMC274は、UE204からの下位レイヤ測位報告をパッケージ化し、ユーザプレーン経路530を介してそれらを外部クライアント/AF570へ送信する。詳細には、LMC274は、下位レイヤ測位報告をUPF262へ送り、UPF262は、その報告を外部クライアント/AF570に転送する。gNB222においてLMC274を有することに起因して、LMF270を介して下位レイヤ測位報告を外部クライアント/AF570へ送る必要がない。
上述のように、測定報告(「測位報告」とも呼ばれる)は、現在、LPPシグナリング(レイヤ3)を介して報告される。現在サポートされるRAT依存の3つの測位方法(すなわち、DL-TDOA、DL-AoD、マルチRTT)の各々を報告するために使用され得る様々な情報要素(IE)がLPPの中にある。詳細には、TDOA測定(すなわち、RSTD測定)は「NR-DL-TDOA-SignalMeasurementInformation」IEの中で報告され、DL-AoD測定は「NR-DL-AoD-SignalMeasurementInformation」IEの中で報告され、マルチRTT測定(たとえば、UE Rx-Tx時間差測定)は「NR-Multi-RTT-SignalMeasurementInformation」IEの中で報告される。
レイテンシを低減するために、これらのIEの中に含まれる情報を、下位レイヤ(L1/L2)シグナリング(たとえば、PSI報告)を介して報告することが有益なはずである。しかしながら、下位レイヤコンテナ(たとえば、UCIおよびMAC-CEコンテナ)は上位レイヤ報告(たとえば、LPP IE)ほど多くの情報を搬送できないので、下位レイヤ報告のオーバーヘッドを低減するための技法が必要とされる。したがって、これらの上位レイヤ測定報告の典型的なサイズを決定することが有益なはずである。
図6A~図6Cは、DL-TDOA測定をロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)に報告するためにUEが使用できる様々なLPP IEを示す。詳細には、図6Aは、「NR-DL-TDOA-SignalMeasurementInformation」IE600および「NR-DL-TDOA-MeasElement」IE620を示す。図6Bは、「NR-DL-TDOA-SignalMeasurementInformation」IE600の中に収まらない追加のDL-TDOA測定を報告するために使用される「NR-DL-TDOA-AdditionalMeasurementElement」IE640を示す。図6Cは、「NR-TimeStamp」IE660および「NR-TimingMeasQuality」IE680を示す。「NR-TimeStamp」IE660は、「NR-DL-TDOA-SignalMeasurementInformation」IE600および任意の「NR-DL-TDOA-AdditionalMeasurementElement」IE620の中で報告されるDL-TDOA測定のタイムスタンプを報告するために使用される。
下のTable 1(表1)は、DL-TDOA測定報告の中の様々なフィールド、ならびにそれらの使用法およびサイズを示す。
Figure 2023525537000002
Table 1(表1)に示すように、RSTD測定ごとに45ビットから63ビットまで、プラス基準ToA(すなわち、基準TRPからの基準信号のToA)に対する品質メトリックのために別の7ビットがあってよい。測位周波数レイヤごとに最大64個のTRPがあり得るので、測位周波数レイヤごとに最大64回のRSTD測定があってよい。異なる基準ToAをUEが選ぶ場合、新たな基準TRPを識別するために別の8~392ビットが必要とされる。たとえば、1ナノ秒(ns)のステップサイズおよび30kHzのSCSを伴い、基準TRPを変更することなく、各RSTD測定のためのTRPだけの表示を用いて10回のRSTDを報告することは、497ビット(すなわち、49×10+7=497)を必要とすることになる。UEが新たな基準TRPを選ぶことになるなら、少なくとも8ビット多い追加のオーバーヘッドがあることになる。
図7は、マルチRTT測定をロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)に報告するためにUEが使用できる例示的な「NR-Multi-RTT-SignalMeasurementInformation」IE700を示す。測定はTRPのリストとして提供され、ここで、リストの中の最初のTRPが基準TRPとして使用される。
下のTable 2(表2)は、マルチRTT測定報告の中の様々なフィールド、ならびにそれらの使用法およびサイズを示す。
Figure 2023525537000003
Table 2(表2)に示すように、Rx-Tx時間差測定ごとに45ビットから63ビットまでがあってよい。RSTD測定の場合と同様に、測位周波数レイヤごとに最大64個のTRPがあり得るので、測位周波数レイヤごとに最大64回のRx-Tx時間差測定があってよい。たとえば、1nsのステップサイズおよび30kHzのSCSを伴い、UEからの基準を変更することなく、各RTT測定のためのTRPだけの表示を用いて10回のRx-Tx時間差測定を報告することは、490ビット(49×10=490)を必要とすることになる。各49ビットは、TRP IDのための8ビット、RTT測定のための19ビット、タイムスタンプのための15ビット、および品質メトリックのための7ビットからなる。
上の例からわかるように、TDOAまたはマルチRTT測定を報告するために必要とされる、49ビットのうちの30%はタイムスタンプである。したがって、下位レイヤシグナリング(たとえば、L1、L2)を介して測位測定を報告するための測定報告のオーバーヘッドを低減するために、タイムスタンプのために必要とされるビット数を低減することが有益なはずである。
下位レイヤ報告の場合、PSI報告を報告するための固定されているかまたは知られているタイムラインがあり、測定値を導出しそれらを報告するためにUEが使用した関連するPRSがどれであるのかについて、あいまいさがない。したがって、固定された基準点を基準にして測位測定に対するタイムスタンプ報告が規定され得る。すなわち、タイムスタンプごとに最大17ビットを必要とする絶対値としてタイムスタンプを報告するのではなく(Table 1(表1)およびTable 2(表2)を参照)、タイムスタンプは測位測定が行われる/実行される時間と基準点との間の差分として報告され得る。したがって、そのようなタイムスタンプは、測位測定が有効である基準点に関係する(たとえば、その前または後の)時間量を示してよい。そのようなタイムスタンプは、本明細書では「差分タイムスタンプ」もしくは「相対タイムスタンプ」、または単に「タイムスタンプ」と呼ばれ、ここで、参照されるタイムスタンプが差分/相対タイムスタンプであることが文脈から明らかである。このようにしてタイムスタンプを報告することは、測位測定に関連するタイムスタンプの(ビット単位での)長さを著しく短縮することができ、それによって、PSI報告の中でタイムスタンプを送信するオーバーヘッドを低減する。
第1のオプションとして、報告される差分タイムスタンプは、測位周波数レイヤの最初または最後のPRSインスタンスの最初または最後のスロットに関係してよい。すなわち、報告される各タイムスタンプは、測位周波数レイヤの最初または最後のPRSインスタンスの最初または最後のスロットと、関連する測位測定をUEが実行した時間との間の、時間量であることになる。たとえば、基準点は、PRSインスタンスのPRSリソースを搬送する最後のスロットの3ms後であってよい。サービング基地局が、測定報告を含むMAC-CEパッケージを受信するとき、報告がいつ送信されたのかという正確な知識、したがって、どのPRSが測定されたのかという正確な知識がある。
まだ第1のオプションを参照すると、PRSインスタンスのPRSリソースがいくつかの数「X」ミリ秒にわたって広がる場合、報告されるタイムスタンプは、PRSインスタンスの開始に関係してよい。したがって、たとえば、30kHzを伴うFR1におけるX=20msの場合、差分タイムスタンプを報告するためにlog2(40)=6ビットしか取らないことになる。別の例として、120kHzを伴うFR2におけるX=40msの場合、差分タイムスタンプを報告するためにlog2(40*8)=9ビットしか取らないことになる。アップリンク基準信号に対して、SRSインスタンスのSRSリソースが「X」ミリ秒にわたって広がる場合、タイムスタンプは、SRSインスタンスの開始に関して報告されてよい。
第2のオプションとして、タイムスタンプにとっての基準点は、ネットワーク(たとえば、サービング基地局)によって構成されてよい。この場合、UEは、次の測位報告(たとえば、PSI報告)に対するタイムスタンプにとっての基準点を提供するシグナリングを受信する。たとえば、UEは、どの時点が差分タイムスタンプを計算するための基準点であるべきか、およびタイムスタンプの持続時間またはビット幅(すなわち、ビット単位でのサイズ)を含む、ダウンリンクMAC-CEコマンドを受信し得る。別の例として、UEは、測位報告をスケジュールするDCI、または報告されるべきPRSリソースをスケジュールするDCIを受信し得る。
第3のオプションとして、UEは、測位報告の中ですべての測定にとっての共通基準点を報告してよく、次いで、その基準点を基準にして測定ごとに差分タイムスタンプを提供してよい。共通基準点は、上位レイヤシグナリング(たとえば、LPP)を介してUEによって報告されてよく、または測位報告よりも短いデューティサイクルで下位レイヤ報告の中で報告されてもよい。たとえば、差分タイムスタンプがL1の中で(たとえば、UCIの中で)報告されつつある場合、共通基準点はL2の中で(たとえば、MAC-CEパッケージの中で)報告されてよい。
一態様では、UEは、最後の「Y」個のPRSインスタンスに対するタイムスタンプが基準点に関して報告されつつあることを示してよい。たとえば、UEは、最後の2つのPRSインスタンス(すなわち、Y=2)からのPRS測定に対する相対タイムスタンプを報告してよいが、別のUEは、単一のPRSインスタンス(すなわち、Y=1)からのPRS測定に対する相対タイムスタンプを報告してよい。
一態様では、UEは、PRSまたはSRSリソースがその内側に構成されるスロットに対する相対タイムスタンプしか報告できない場合がある。したがって、1秒という時間領域をカバーするために、たとえば、PRSが、その1秒内の100msの領域の中だけに構成される場合、タイムスタンプは、1秒の期間内の100msの内側の点を固有に識別できることしか必要としないことになる。すなわち、基準点は1秒の境界であることになり、タイムスタンプは、1秒の境界に関して100ms内の時点を表すのに十分なビットを有する必要があることになる。この例が図8に示される。詳細には、図8は、1秒などのいくらかの長さの時間内の25msの(PRSがその中で送信される、1つまたは複数の連続するPRSインスタンス、1つまたは複数の連続するスロットなどであってよい)「チャンク」の内側でPRSが送信される、タイムライン800を示す。報告されるタイムスタンプは、PRSがその中にスケジュールされるPRSインスタンスまたはスロットなどの内側だけをインデックス付けできることを必要とすることになる。
一態様では、UEは、複数のタイプの測位方法(たとえば、DL-TDOA、マルチRTT、DL-AoD)にわたるすべての測定に対するタイムスタンプにとっての共通基準点を報告してよい。UEはまた、異なる測定タイプに対して同じ差分タイムスタンプを報告してよく、それによって、測定ごとに差分タイムスタンプを報告する必要をなくす。たとえば、UEがRSTD、Rx-Tx時間差、およびRSRP測定を報告するように構成されている場合、UEは、同じPRSリソースにおいてこれらの測定を実行する可能性がある。したがって、各タイプの測定に関連するタイムスタンプは同じであるかまたは極めて近い。それらが同じである場合、UEは、同じPRSリソースの、行われる測位測定のグループ(たとえば、RSTD、Rx-Tx時間差、およびRSRP測定)ごとに、1つのタイムスタンプだけを報告してよい。タイムスタンプが異なる場合、UEは、基準点に関係する測位測定のグループに対する1つのタイムスタンプ、および基準タイムスタンプと残りの測位測定が実行された時間との間の差分としての、測位測定のグループに対する残りのタイムスタンプを報告することができる。
一態様では、本来なら「NR-DL-TDOA-AdditionalMeasurementElement」IE640の中で報告されることになるような、追加の測定(たとえば、追加のRSTD、RSRP、またはRx-Tx時間差測定)をUEが報告するとき、オーバーヘッドを低減するために、追加の測定のすべてに同じ差分タイムスタンプが適用され得るか、または追加の測定が差分タイムスタンプ報告に関連付けられ得る。後者の場合、上記と同様に、UEは、基準タイムスタンプとして追加の測位測定のうちの1つに対する1つの差分タイムスタンプを報告することになり、基準タイムスタンプとそれぞれの追加の測位測定が実行された時間との間の差分の量として、残りの各タイムスタンプを報告することになる。
一態様では、UEは、相対タイムスタンプを決定し得るがそれを報告しなくてよい。UEがタイムスタンプを報告する必要がなくてよい理由とは、報告が下位レイヤにおいて送信されるとき、基地局とUEの両方が、いつPRSがスケジュールされるのかを知っており、かつPSI報告が基地局において受信される正確な時間も知っていることである。したがって、タイムスタンプは、指定された規則に基づいて基地局によって決定され得る。たとえば、タイムスタンプは、最も遅いPRSインスタンスの最も早い/最も遅い/中間のスロット/フレーム、もしくは最も遅いPRSインスタンスの範囲、またはいくつかの他の類似の規則に対応し得る。
諒解されるように、基準点に関係する、すなわち、絶対値としてではなく、基準点と、関連する測位測定が実行された時間との間の、時間量として、タイムスタンプを決定すること(および、随意に報告すること)によって、タイムスタンプを報告するために、より少数のビットしか必要とされず、それによって、シグナリングオーバーヘッドを低減する。加えて、図5を参照しながら上記で説明したように、測位測定値およびタイムスタンプを含む下位レイヤ報告が、サービング基地局(または、LMC)に報告され得る。
図9は、本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法900を示す。一態様では、方法900は、UE(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)によって実行され得る。
910において、UEは、測位セッション中にTRPから受信される少なくとも1つのDL-PRSの少なくとも1つの測位測定を実行する。一態様では、動作910は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
920において、UEは、下位レイヤシグナリングを介して少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272、LMC274、外部クライアント570、(LMC274を有するかまたは有しない)サービング基地局など)に報告する。一態様では、動作920は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
930において、UEは、基準点に関係する少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定し(かつ随意に、下位レイヤシグナリングを介して測位エンティティに報告し)、タイムスタンプは、基準点と少なくとも1つの測位測定が有効である時間との間の時間量を備える。一態様では、動作930は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ310、1つもしくは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
図10は、本開示の態様によるワイヤレス通信の例示的な方法1000を示す。一態様では、方法1000は、ネットワークエンティティ(たとえば、本明細書で説明する基地局のうちのいずれか、LMCなど)によって実行され得る。
1010において、ネットワークエンティティは、少なくとも1つのDL-PRSの少なくとも1つの測位測定の値をUE(たとえば、本明細書で説明するUEのうちのいずれか)から下位レイヤシグナリングを介して受信し、少なくとも1つの測位測定の値は、ネットワークエンティティとUEとの間の測位セッション中の受信時間において受信される。一態様では、動作1010は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ350、1つもしくは複数のプロセッサ384、メモリ386、および/または測位構成要素388によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
1020において、ネットワークエンティティは、少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定する。一態様では、動作1020は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ350、1つもしくは複数のプロセッサ384、メモリ386、および/または測位構成要素388によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
1030において、ネットワークエンティティは、受信時間、基準点、およびオフセットに基づいてタイムスタンプを決定し、タイムスタンプは、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備える。一態様では、動作1030は、1つもしくは複数のWWANトランシーバ350、1つもしくは複数のプロセッサ384、メモリ386、および/または測位構成要素388によって実行されてよく、それらのうちのいずれかまたはすべてが、この動作を実行するための手段と見なされてよい。
諒解されるように、方法900および1000の技術的利点は、下位レイヤ測位測定報告のための低減されたシグナリングオーバーヘッドである。
上記の発明を実施するための形態では、例において様々な特徴が一緒にグループ化されることが理解され得る。開示のこの方式は、例示的な条項が、各条項の中で明示的に述べられるよりも多くの特徴を有するという意図として、理解されるべきでない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示する個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数を含むことがある。したがって、以下の条項は、本説明の中に組み込まれるものと、本明細書によって見なされるべきであり、各条項は、別個の例として単独で有効であり得る。各従属条項は、その条項の中で、他の条項のうちの1つとの特定の組合せを参照することができるが、その従属条項の態様は、その特定の組合せに限定されるものでない。例示的な他の条項も、任意の他の従属条項もしくは独立条項の主題との従属条項態様の組合せ、または他の従属条項および独立条項との任意の特徴の組合せを含むことができることが、諒解されよう。本明細書で開示する様々な態様は、特定の組合せが意図されないことが明示的に表現されるかまたは容易に推測され得ない限り(たとえば、絶縁体と導体の両方として要素を定義することなどの、矛盾する態様)、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項が独立条項に直接従属しない場合でも、条項の態様が任意の他の独立条項の中に含まれ得ることも意図される。
以下の番号付き条項において実装例が説明される。
条項1. ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、測位セッション中に送信受信ポイント(TRP)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定を実行することと、下位レイヤシグナリングを介して少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティに報告することと、基準点に関係する少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定することとを備え、タイムスタンプは、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備える。
条項2. 条項1の方法であって、基準点は、シンボル、スロット境界、サブフレーム境界、またはフレーム境界に関係する。
条項3. 条項1~2のうちのいずれかの方法であって、基準点は、少なくとも1つのDL-PRSを含む最後のDL-PRSインスタンスの最後のスロットの後の時間期間である。
条項4. 条項1~3のうちのいずれかの方法であって、基準点は、少なくとも1つのDL-PRSを含むDL-PRSインスタンスの開始である。
条項5. 条項4の方法であって、DL-PRSインスタンスのDL-PRSリソースがしきい値時間期間よりも大きく広がることに基づいて、基準点は、少なくとも1つのDL-PRSを含むDL-PRSインスタンスの開始である。
条項6. 条項1~5のうちのいずれかの方法であって、TRPから第2の下位レイヤシグナリングを介して基準点およびタイムスタンプのサイズを受信することをさらに備える。
条項7. 条項6の方法であって、第2の下位レイヤシグナリングは、媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)コマンドまたはダウンリンク制御情報(DCI)を備える。
条項8. 条項1~7のうちのいずれかの方法であって、少なくとも1つの測位測定は、複数の測位測定を備える。
条項9. 条項8の方法であって、基準点に関係する複数の測位測定の各々に対するタイムスタンプを決定することをさらに備え、各タイムスタンプは、基準点と複数の測位測定のうちの対応する測位測定が有効である時間との間の時間量を備える。
条項10. 条項8~9のうちのいずれかの方法であって、複数の測位測定は、測位セッション中にUEによって実行されつつある複数の異なる測位方法のための測位測定を備える。
条項11. 条項10の方法であって、基準点は、複数の異なる測位方法のための測位測定のすべてに適用される。
条項12. 条項10~11のうちのいずれかの方法であって、UEは、同じDL-PRS上で実行される測位測定のグループごとに、ただ1つのタイムスタンプを決定する。
条項13. 条項10~12のうちのいずれかの方法であって、複数の異なる測位方法に関連する追加の複数の測位測定を報告することと、基準点に関係する追加の複数の測位測定に対するタイムスタンプを決定することとをさらに備える。
条項14. 条項1~13のうちのいずれかの方法であって、基準点をTRPまたは測位エンティティに報告することをさらに備える。
条項15. 条項14の方法であって、基準点は、上位レイヤシグナリングを介して報告されるか、または基準点は、少なくとも1つの測位測定の値よりもデューティサイクルが長い下位レイヤシグナリングを介して報告される。
条項16. 条項1~15のうちのいずれかの方法であって、基準点は、しきい値個数の直近のDL-PRSインスタンスに適用される。
条項17. 条項1~16のうちのいずれかの方法であって、DL-PRSがその間にスケジュールされる所与の時間期間内のスロットのサブセット内で、少なくとも1つの測位測定の時間を指定するのに十分なビットを、タイムスタンプが備える。
条項18. 条項1~17のうちのいずれかの方法であって、測位セッション中にUEによって実行される、別のDL-PRSの別の測定のタイムスタンプを、基準点が備える。
条項19. 条項1~18のうちのいずれかの方法であって、基準点に関係する少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを、下位レイヤシグナリングを介して測位エンティティに報告することをさらに備える。
条項20. 条項1~19のうちのいずれかの方法であって、下位レイヤシグナリングは、アップリンク制御情報(UCI)またはMAC-CEシグナリングを備える。
条項21. 条項1~20のうちのいずれかの方法であって、測位エンティティは、TRPに関連する基地局、またはTRPに関連するロケーション管理構成要素(LMC)を備え、TRPはサービングTRPである。
条項22. ネットワークエンティティによって実行されるワイヤレス通信の方法であって、少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定の値をユーザ機器(UE)から下位レイヤシグナリングを介して受信することであって、少なくとも1つの測位測定の値が、ネットワークエンティティとUEとの間の測位セッション中の受信時間において受信されることと、少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定することと、受信時間、基準点、およびオフセットに基づいてタイムスタンプを決定することであって、タイムスタンプが、少なくとも1つの測位測定が有効である基準点に関係する時間量を備えることとを備える。
条項23. 条項22の方法であって、基準点は、シンボル、スロット境界、サブフレーム境界、またはフレーム境界に関係する。
条項24. 条項22~23のうちのいずれかの方法であって、基準点は、少なくとも1つのDL-PRSを含む最後のDL-PRSインスタンスの最後のスロットの後の時間期間である。
条項25. 条項22~24のうちのいずれかの方法であって、基準点は、少なくとも1つのDL-PRSを含むDL-PRSインスタンスの開始である。
条項26. 条項25の方法であって、DL-PRSインスタンスのDL-PRSリソースがしきい値時間期間よりも大きく広がることに基づいて、基準点は、少なくとも1つのDL-PRSを含むDL-PRSインスタンスの開始である。
条項27. 条項22~26のうちのいずれかの方法であって、基準点を決定することは、UEから基準点を受信することを備える。
条項28. 条項27の方法であって、基準点は、上位レイヤシグナリングを介して受信されるか、または基準点は、少なくとも1つの測位測定の値よりもデューティサイクルが長い下位レイヤシグナリングを介して受信される。
条項29. 条項22~28のうちのいずれかの方法であって、基準点は、しきい値個数の直近のDL-PRSインスタンスに適用される。
条項30. 条項22~29のうちのいずれかの方法であって、DL-PRSがその間にスケジュールされる所与の時間期間内のスロットのサブセット内で、少なくとも1つの測位測定の時間を指定するのに十分なビットを、タイムスタンプが備える。
条項31. 条項22~30のうちのいずれかの方法であって、測位セッション中にUEによって実行される、別のDL-PRSの別の測定のタイムスタンプを、基準点が備える。
条項32. 条項22~31のうちのいずれかの方法であって、オフセットは、UEが少なくとも1つのDL-PRSを測定する時間とUEが少なくとも1つの測位測定の値を送信する時間との間の時間の長さを備える。
条項33. 条項22~32のうちのいずれかの方法であって、下位レイヤシグナリングは、アップリンク制御情報(UCI)またはMAC-CEシグナリングを備える。
条項34. 条項1~33のうちのいずれかの方法であって、ネットワークエンティティは、UEにサービスする基地局、またはロケーション管理構成要素(LMC)を備える。
条項35. メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、装置であって、メモリ、少なくとも1つのトランシーバ、および少なくとも1つのプロセッサは、条項1~34のうちのいずれかによる方法を実行するように構成される。
条項36. 条項1~34のうちのいずれかによる方法を実行するための手段を備える装置。
条項37. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、条項1~34のうちのいずれかによる方法をコンピュータまたはプロセッサに実行させるための少なくとも1つの命令を備える。
情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを、当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能性に関して上記で説明されている。そのような機能性がハードウェアとして実装されるのかまたはソフトウェアとして実施されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約によって決まる。当業者は、説明した機能性を特定の適用例ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
本明細書で開示する態様に関して説明した方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで具現され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体の中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることおよび記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASICの中に存在してよい。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)の中に存在してよい。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、個別の構成要素としてユーザ端末の中に存在してよい。
1つまたは複数の例示的な態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得るとともにコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続も、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用するとき、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
上記の開示は本開示の例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本開示の範囲を逸脱することなく、様々な変更および修正が本明細書で行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明した本開示の態様による方法クレームの機能、ステップ、および/またはアクションは、任意の特定の順序で実行される必要はない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または特許請求されることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
100 ワイヤレス通信システム
102 基地局、マクロセル基地局
102' スモールセル基地局
104 ユーザ機器(UE)
110 カバレージエリア、地理的カバレージエリア
112 スペースビークル(SV)
120 通信リンク
122 バックホールリンク
124 SPS信号
134 バックホールリンク
150 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)
152 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)
154 通信リンク
164 ユーザ機器(UE)
170 コアネットワーク
172 ロケーションサーバ
180 ミリ波(mmW)基地局
182 ユーザ機器(UE)
184 ミリ波(mmW)通信リンク
190 ユーザ機器(UE)
192、194 デバイス間(D2D)ピアツーピア(P2P)リンク
200 ワイヤレスネットワーク構造
204 ユーザ機器(UE)
210 5Gコア(5GC)
212 ユーザプレーン(Uプレーン)機能
213 ユーザプレーンインターフェース(NG-U)
214 制御プレーン(Cプレーン)機能
215 制御プレーンインターフェース(NG-C)
220 次世代RAN(NG-RAN)
222 gNB
223 バックホール接続
224 ng-eNB
226 gNB中央ユニット(gNB-CU)
228 gNB分散ユニット(gNB-DU)
230 ロケーションサーバ
232 インターフェース
250 ワイヤレスネットワーク構造
260 5Gコア(5GC)
262 ユーザプレーン機能(UPF)
263 ユーザプレーンインターフェース
264 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)
265 制御プレーンインターフェース
266 セッション管理機能(SMF)
268 ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)
270 ロケーション管理機能(LMF)
272 セキュアユーザプレーン位置特定(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)
274 ロケーション管理構成要素(LMC)
302 ユーザ機器(UE)
304 基地局
306 ネットワークエンティティ
310 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ
312 受信機
314 送信機
316 アンテナ
318 信号
320 短距離ワイヤレストランシーバ
322 受信機
324 送信機
326 アンテナ
328 信号
330 衛星測位システム(SPS)受信機
332 プロセッサ
334 データバス
336 アンテナ
338 衛星測位システム(SPS)信号
340 メモリ
342 測位構成要素
344 センサー
346 ユーザインターフェース
350 ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ
352 受信機
354 送信機
356 アンテナ
358 信号
360 短距離ワイヤレストランシーバ
362 受信機
364 送信機
366 アンテナ
368 信号
370 衛星測位システム(SPS)受信機
376 アンテナ
378 衛星測位システム(SPS)信号
380 ネットワークトランシーバ
382 データバス
384 プロセッサ
386 メモリ
388 測位構成要素
390 ネットワークトランシーバ
392 データバス
394 プロセッサ
396 メモリ
398 測位構成要素
500 ワイヤレスネットワーク構造
510 制御プレーン経路
520 L1/L2経路
530 ユーザプレーン経路
570 外部クライアント/アプリケーション機能(AF)

Claims (72)

  1. ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
    測位セッション中に送信受信ポイント(TRP)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定を実行するステップと、
    下位レイヤシグナリングを介して前記少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティに報告するステップと、
    基準点に関係する前記少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定するステップとを備え、前記タイムスタンプが、前記少なくとも1つの測位測定が有効である前記基準点に関係する時間量を備える、
    方法。
  2. 前記基準点が、シンボル、スロット境界、サブフレーム境界、またはフレーム境界に関係する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含む最後のDL-PRSインスタンスの最後のスロットの後の時間期間である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含むDL-PRSインスタンスの開始である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記DL-PRSインスタンスのDL-PRSリソースがしきい値時間期間よりも大きく広がることに基づいて、前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含む前記DL-PRSインスタンスの前記開始である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記TRPから第2の下位レイヤシグナリングを介して前記基準点および前記タイムスタンプのサイズを受信するステップ
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2の下位レイヤシグナリングが、媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)コマンドまたはダウンリンク制御情報(DCI)を備える、請求項6に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの測位測定が、複数の測位測定を備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記基準点に関係する前記複数の測位測定の各々に対するタイムスタンプを決定するステップをさらに備え、各タイムスタンプが、前記基準点と前記複数の測位測定のうちの対応する測位測定が有効である時間との間の時間量を備える、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記複数の測位測定が、前記測位セッション中に前記UEによって実行されつつある複数の異なる測位方法のための測位測定を備える、請求項8に記載の方法。
  11. 前記基準点が、前記複数の異なる測位方法のための前記測位測定のすべてに適用される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記UEが、同じDL-PRS上で実行される測位測定のグループごとに、ただ1つのタイムスタンプを決定する、請求項10に記載の方法。
  13. 前記複数の異なる測位方法に関連する追加の複数の測位測定を報告するステップと、
    前記基準点に関係する前記追加の複数の測位測定に対するタイムスタンプを決定するステップと
    をさらに備える、請求項10に記載の方法。
  14. 前記基準点を前記TRPまたは前記測位エンティティに報告するステップ
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  15. 前記基準点が、上位レイヤシグナリングを介して報告されるか、または
    前記基準点が、前記少なくとも1つの測位測定の前記値よりもデューティサイクルが長い下位レイヤシグナリングを介して報告される、
    請求項14に記載の方法。
  16. 前記基準点が、しきい値個数の直近のDL-PRSインスタンスに適用される、請求項1に記載の方法。
  17. DL-PRSがその間にスケジュールされる所与の時間期間内のスロットのサブセット内で、前記少なくとも1つの測位測定の時間を指定するのに十分なビットを、前記タイムスタンプが備える、請求項1に記載の方法。
  18. 前記測位セッション中に前記UEによって実行される、別のDL-PRSの別の測定のタイムスタンプを、前記基準点が備える、請求項1に記載の方法。
  19. 前記基準点に関係する前記少なくとも1つの測位測定に対する前記タイムスタンプを、前記下位レイヤシグナリングを介して前記測位エンティティに報告するステップ
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  20. 前記下位レイヤシグナリングが、アップリンク制御情報(UCI)またはMAC-CEシグナリングを備える、請求項1に記載の方法。
  21. 前記測位エンティティが、前記TRPに関連する基地局、または前記TRPに関連するロケーション管理構成要素(LMC)を備え、
    前記TRPがサービングTRPである、
    請求項1に記載の方法。
  22. ネットワークエンティティによって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
    少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定の値をユーザ機器(UE)から下位レイヤシグナリングを介して受信するステップであって、前記少なくとも1つの測位測定の前記値が、前記ネットワークエンティティと前記UEとの間の測位セッション中の受信時間において受信される、ステップと、
    前記少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定するステップと、
    前記受信時間、前記基準点、およびオフセットに基づいて前記タイムスタンプを決定するステップであって、前記タイムスタンプが、前記少なくとも1つの測位測定が有効である前記基準点に関係する時間量を備える、ステップと
    を備える方法。
  23. 前記基準点が、シンボル、スロット境界、サブフレーム境界、またはフレーム境界に関係する、請求項22に記載の方法。
  24. 前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含む最後のDL-PRSインスタンスの最後のスロットの後の時間期間である、請求項22に記載の方法。
  25. 前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含むDL-PRSインスタンスの開始である、請求項22に記載の方法。
  26. 前記DL-PRSインスタンスのDL-PRSリソースがしきい値時間期間よりも大きく広がることに基づいて、前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含む前記DL-PRSインスタンスの前記開始である、請求項25に記載の方法。
  27. 前記基準点を決定するステップが、
    前記UEから前記基準点を受信するステップを備える、
    請求項22に記載の方法。
  28. 前記基準点が、上位レイヤシグナリングを介して受信されるか、または
    前記基準点が、前記少なくとも1つの測位測定の前記値よりもデューティサイクルが長い下位レイヤシグナリングを介して受信される、
    請求項27に記載の方法。
  29. 前記基準点が、しきい値個数の直近のDL-PRSインスタンスに適用される、請求項22に記載の方法。
  30. DL-PRSがその間にスケジュールされる所与の時間期間内のスロットのサブセット内で、前記少なくとも1つの測位測定の時間を指定するのに十分なビットを、前記タイムスタンプが備える、請求項22に記載の方法。
  31. 前記測位セッション中に前記UEによって実行される、別のDL-PRSの別の測定のタイムスタンプを、前記基準点が備える、請求項22に記載の方法。
  32. 前記オフセットが、前記UEが前記少なくとも1つのDL-PRSを測定する時間と前記UEが前記少なくとも1つの測位測定の前記値を送信する時間との間の時間の長さを備える、請求項22に記載の方法。
  33. 前記下位レイヤシグナリングが、アップリンク制御情報(UCI)またはMAC-CEシグナリングを備える、請求項22に記載の方法。
  34. 前記ネットワークエンティティが、
    前記UEにサービスする基地局、または
    ロケーション管理構成要素(LMC)を備える、
    請求項1に記載の方法。
  35. ユーザ機器(UE)であって、
    メモリと、
    少なくとも1つのトランシーバと、
    前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    測位セッション中に送信受信ポイント(TRP)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定を実行し、
    下位レイヤシグナリングを介して前記少なくとも1つの測位測定の値を、前記少なくとも1つのトランシーバを介して測位エンティティに報告し、
    基準点に関係する前記少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定するように構成され、前記タイムスタンプが、前記少なくとも1つの測位測定が有効である前記基準点に関係する時間量を備える、
    ユーザ機器(UE)。
  36. 前記基準点が、シンボル、スロット境界、サブフレーム境界、またはフレーム境界に関係する、請求項35に記載のUE。
  37. 前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含む最後のDL-PRSインスタンスの最後のスロットの後の時間期間である、請求項35に記載のUE。
  38. 前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含むDL-PRSインスタンスの開始である、請求項35に記載のUE。
  39. 前記DL-PRSインスタンスのDL-PRSリソースがしきい値時間期間よりも大きく広がることに基づいて、前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含む前記DL-PRSインスタンスの前記開始である、請求項38に記載のUE。
  40. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記TRPから第2の下位レイヤシグナリングを介して前記基準点および前記タイムスタンプのサイズを前記少なくとも1つのトランシーバを介して受信するようにさらに構成される、
    請求項35に記載のUE。
  41. 前記第2の下位レイヤシグナリングが、媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)コマンドまたはダウンリンク制御情報(DCI)を備える、請求項40に記載のUE。
  42. 前記少なくとも1つの測位測定が、複数の測位測定を備える、請求項35に記載のUE。
  43. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記基準点に関係する前記複数の測位測定の各々に対するタイムスタンプを決定するようにさらに構成され、各タイムスタンプが、前記基準点と前記複数の測位測定のうちの対応する測位測定が有効である時間との間の時間量を備える、
    請求項42に記載のUE。
  44. 前記複数の測位測定が、前記測位セッション中に前記UEによって実行されつつある複数の異なる測位方法のための測位測定を備える、請求項42に記載のUE。
  45. 前記基準点が、前記複数の異なる測位方法のための前記測位測定のすべてに適用される、請求項44に記載のUE。
  46. 前記UEが、同じDL-PRS上で実行される測位測定のグループごとに、ただ1つのタイムスタンプを決定する、請求項44に記載のUE。
  47. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記複数の異なる測位方法に関連する追加の複数の測位測定を報告し、
    前記基準点に関係する前記追加の複数の測位測定に対するタイムスタンプを決定するようにさらに構成される、
    請求項44に記載のUE。
  48. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記基準点を前記TRPまたは前記測位エンティティに報告するようにさらに構成される、
    請求項35に記載のUE。
  49. 前記基準点が、上位レイヤシグナリングを介して報告されるか、または
    前記基準点が、前記少なくとも1つの測位測定の前記値よりもデューティサイクルが長い下位レイヤシグナリングを介して報告される、
    請求項48に記載のUE。
  50. 前記基準点が、しきい値個数の直近のDL-PRSインスタンスに適用される、請求項35に記載のUE。
  51. DL-PRSがその間にスケジュールされる所与の時間期間内のスロットのサブセット内で、前記少なくとも1つの測位測定の時間を指定するのに十分なビットを、前記タイムスタンプが備える、請求項35に記載のUE。
  52. 前記測位セッション中に前記UEによって実行される、別のDL-PRSの別の測定のタイムスタンプを、前記基準点が備える、請求項35に記載のUE。
  53. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記基準点に関係する前記少なくとも1つの測位測定に対する前記タイムスタンプを、前記下位レイヤシグナリングを介して前記測位エンティティに報告するようにさらに構成される、
    請求項35に記載のUE。
  54. 前記下位レイヤシグナリングが、アップリンク制御情報(UCI)またはMAC-CEシグナリングを備える、請求項35に記載のUE。
  55. 前記測位エンティティが、前記TRPに関連する基地局、または前記TRPに関連するロケーション管理構成要素(LMC)を備え、
    前記TRPがサービングTRPである、
    請求項35に記載のUE。
  56. 前記ネットワークエンティティが、
    前記UEにサービスする基地局、または
    ロケーション管理構成要素(LMC)を備える、
    請求項35に記載のUE。
  57. ネットワークエンティティであって、
    メモリと、
    少なくとも1つのトランシーバと、
    前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定の値をユーザ機器(UE)から下位レイヤシグナリングを介して、前記少なくとも1つのトランシーバを介して受信することであって、前記少なくとも1つの測位測定の前記値が、前記ネットワークエンティティと前記UEとの間の測位セッション中の受信時間において受信されることと、
    前記少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定することと、
    前記受信時間、前記基準点、およびオフセットに基づいて前記タイムスタンプを決定することであって、前記タイムスタンプが、前記少なくとも1つの測位測定が有効である前記基準点に関係する時間量を備えることとを行うように構成される、
    ネットワークエンティティ。
  58. 前記基準点が、シンボル、スロット境界、サブフレーム境界、またはフレーム境界に関係する、請求項57に記載のネットワークエンティティ。
  59. 前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含む最後のDL-PRSインスタンスの最後のスロットの後の時間期間である、請求項57に記載のネットワークエンティティ。
  60. 前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含むDL-PRSインスタンスの開始である、請求項57に記載のネットワークエンティティ。
  61. 前記DL-PRSインスタンスのDL-PRSリソースがしきい値時間期間よりも大きく広がることに基づいて、前記基準点が、前記少なくとも1つのDL-PRSを含む前記DL-PRSインスタンスの前記開始である、請求項60に記載のネットワークエンティティ。
  62. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記基準点を決定するように構成されることが、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記UEから前記基準点を前記少なくとも1つのトランシーバを介して受信するように構成されることを備える、
    請求項57に記載のネットワークエンティティ。
  63. 前記基準点が、上位レイヤシグナリングを介して受信されるか、または
    前記基準点が、前記少なくとも1つの測位測定の前記値よりもデューティサイクルが長い下位レイヤシグナリングを介して受信される、
    請求項62に記載のネットワークエンティティ。
  64. 前記基準点が、しきい値個数の直近のDL-PRSインスタンスに適用される、請求項57に記載のネットワークエンティティ。
  65. DL-PRSがその間にスケジュールされる所与の時間期間内のスロットのサブセット内で、前記少なくとも1つの測位測定の時間を指定するのに十分なビットを、前記タイムスタンプが備える、請求項57に記載のネットワークエンティティ。
  66. 前記測位セッション中に前記UEによって実行される、別のDL-PRSの別の測定のタイムスタンプを、前記基準点が備える、請求項57に記載のネットワークエンティティ。
  67. 前記オフセットが、前記UEが前記少なくとも1つのDL-PRSを測定する時間と前記UEが前記少なくとも1つの測位測定の前記値を送信する時間との間の時間の長さを備える、請求項57に記載のネットワークエンティティ。
  68. 前記下位レイヤシグナリングが、アップリンク制御情報(UCI)またはMAC-CEシグナリングを備える、請求項57に記載のネットワークエンティティ。
  69. ユーザ機器(UE)であって、
    測位セッション中に送信受信ポイント(TRP)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定を実行するための手段と、
    下位レイヤシグナリングを介して前記少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティに報告するための手段と、
    基準点に関係する前記少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定するための手段とを備え、前記タイムスタンプが、前記少なくとも1つの測位測定が有効である前記基準点に関係する時間量を備える、
    ユーザ機器(UE)。
  70. ネットワークエンティティであって、
    少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定の値をユーザ機器(UE)から下位レイヤシグナリングを介して受信するための手段であって、前記少なくとも1つの測位測定の前記値が、前記ネットワークエンティティと前記UEとの間の測位セッション中の受信時間において受信される、手段と、
    前記少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定するための手段と、
    前記受信時間、前記基準点、およびオフセットに基づいて前記タイムスタンプを決定するための手段であって、前記タイムスタンプが、前記少なくとも1つの測位測定が有効である前記基準点に関係する時間量を備える、手段と
    を備えるネットワークエンティティ。
  71. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、前記UEに、
    測位セッション中に送信受信ポイント(TRP)から受信される少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定を実行させ、
    下位レイヤシグナリングを介して前記少なくとも1つの測位測定の値を測位エンティティに報告させ、
    基準点に関係する前記少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプを決定させ、前記タイムスタンプが、前記少なくとも1つの測位測定が有効である前記基準点に関係する時間量を備える、
    非一時的コンピュータ可読媒体。
  72. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、ネットワークエンティティによって実行されたとき、前記ネットワークエンティティに、
    少なくとも1つのダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)の少なくとも1つの測位測定の値をユーザ機器(UE)から下位レイヤシグナリングを介して受信することであって、前記少なくとも1つの測位測定の前記値が、前記ネットワークエンティティと前記UEとの間の測位セッション中の受信時間において受信されることと、
    前記少なくとも1つの測位測定に対するタイムスタンプにとっての基準点を決定することと、
    前記受信時間、前記基準点、およびオフセットに基づいて前記タイムスタンプを決定することであって、前記タイムスタンプが、前記少なくとも1つの測位測定が有効である前記基準点に関係する時間量を備えることとを行わせる、
    非一時的コンピュータ可読媒体。
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