JP2023524914A - 非毒性消火組成物、それを使用する装置及び方法 - Google Patents

非毒性消火組成物、それを使用する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本明細書は、使用者及び環境の両方にとって安全な非毒性消火剤組成物、装置、方法及びその使用を開示する。特定の例では、非毒性消火剤は、微生物上清を含む。

Description

本出願は、その全体が参照により本明細書に組み入れられている、米国特許法第119条(e)に従って、2020年4月26日に出願された米国仮特許出願第63/015,640号の優先権の利益を主張し、出願日の権利を有する。
本開示は、一般に、処理済み発酵微生物上清と、任意に界面活性剤とからなる消火剤を含む消火組成物、それを利用する方法及び装置に関する。
意図しない火災は、山火事、ゴミ収集箱火災、構造物火災、車両火災、厨房火災などにかかわらず、世界中で深刻な問題である。そのような火災を消火するための新規組成物、装置及び使用方法が常に必要とされている。知られているように、火災が発生した場合、環境的及び構造的損傷を最小限に抑え、ヒト及び動物の生命に対する危害及び生命の喪失のおそれを低減するために、火災を効率的に消火することが重要である。従来の消火組成物は既知であり、淡水、ガス(例えばCOなど)、並びに多種多様の成分を有する様々な水性消火剤を含む、様々な組成物が挙げられる。そのような消火剤の1つとして、主に含水炭酸カリウムからなる炭酸カリウム水溶液(APC)が挙げられる。消火剤を含有する特定のAPCは、その表面張力を低下させ、木材、繊維及び樹脂などの可燃性材料に対する濡れ性を改善するために、合成界面活性剤も含有する。さらに、界面活性剤を成分の1つとして有する消火剤は、燃えている物質に対する消火剤の接着特性の改善を示す。既知のAPC含有消火剤は、この特性を利用して、典型的には合成界面活性剤によって起泡する。これらの性質により、消火効果、再加熱防止効果、延焼防止効果が向上し、APC含有消火剤は、水単独よりも短時間かつ少量で消火できることが知られている。しかし、APC含有消火剤は消火剤として有効であるが、pHが約12~13であり、かなり塩基性であるため、使用者及び/又は環境にとって特に安全ではない。
したがって、短期間内での消火に有効であり、さらに環境、人々及び動物全般に対して無毒である消火剤を含有する消火組成物、消火剤を使用する方法及び装置が必要とされている。さらに、本開示の主題である消火組成物及び消火剤は、植物に利用及び施用された場合、植物の健康及び活力を増大させる追加の利益を提供することが見出されている。したがって、本発明の消火組成物を利用する火災を消火する方法は、例えば山火事などの及び山火事を含む火災の消火に非常に有効であるという追加の利点を有するだけでなく、火災を生き延び、及び/又はその後に焼失区域にて播種/配置され又は成長する植物の健康及び活力を増大させる追加的な利点も与える。このような消火組成物、装置、及び使用方法は、地上作業員、スプリンクラーシステム、陸上車両及び航空機(例えば、ヘリコプタ、ドローン、飛行機、及び飛行船)による消火組成物の散布によって山火事を消火するために特に望ましい。本発明は、火災を消火するための環境に安全な方法に関するこれらの、及び関連するニーズを満たす。
本明細書の態様は、乾燥粉末化組成物を含む組成物を開示する。本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、乾燥処理済み微生物上清及び1つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤又は1つ以上のバイオサーファクタントを含む。乾燥処理済み発酵微生物上清は、生物栄養素、無機質及びアミノ酸を含むが、活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている。本明細書に開示される乾燥処理済み発酵微生物上清は、酵母又は細菌などの生きた微生物をさらに欠いている可能性がある。開示される乾燥粉末化組成物は、1つ以上のアニオン性界面活性剤をさらに含み得る。開示される乾燥粉末化組成物は、生分解性であり、ヒト、哺乳動物、植物及び環境に対して非毒性である。態様では、液体組成物は、溶媒を使用して溶解されている、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物である。
本明細書の態様は、液体組成物を含む組成物を開示する。本明細書に開示される液体組成物は、処理済み微生物上清及び1つ以上の非イオン性界面活性剤又は1つ以上のバイオサーファクタントを含む。処理済み発酵微生物上清は、生物栄養素、無機質、及びアミノ酸を含むが、活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている。本明細書に開示される処理済み発酵微生物上清は、酵母又は細菌などの生きている微生物をさらに欠く可能性がある。開示される液体組成物は、1つ以上のアニオン性界面活性剤をさらに含み得る。開示される液体組成物は、生分解性であり、ヒト、哺乳動物、植物及び環境に対して非毒性である。
本明細書の態様は、ペースト組成物及びコロイド状組成物、例えば泡、エアロゾル、エマルジョン、ゲル又はゾルを含む組成物を開示する。そのような組成物は、典型的には、適切な溶媒、希釈剤、増粘剤、エアロゾル及び/又は他の成分と共に、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物又は液体組成物を使用して製造される。
本明細書の態様は、消火キットを開示する。開示される消火キットは、本明細書に開示される組成物、及び火災又は火災の拡大を遅延、抑制、消火又は防止するための組成物の使用方法についての説明書を含む。態様では、開示されるキットは、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物、及び乾燥粉末化組成物の使用方法に関する説明書、任意に溶媒を含むことができる。例示的な説明書は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を溶媒に溶解して液体組成物を形成することを規定する。例示的な溶媒としては、水又は水系溶液が挙げられる。態様では、開示されるキットは、本明細書に開示される液体組成物及び液体組成物の使用方法についての説明書を含むことができる。
本明細書の態様は、火災を制御する方法を開示する。本明細書のさらなる態様は、火災を制御するための本明細書に開示される組成物の使用を開示する。開示される方法及び使用の態様は、本明細書に開示される組成物の有効量を火災に施用することを含む。態様では、開示される方法及び使用は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を溶媒で溶解して液体組成物を形成するステップ、及び液体組成物の有効量を火災に施用するステップを含む。他の態様では、開示される方法及び使用は、液体組成物の有効量を火災に施用するステップを含む。他の態様では、開示される方法及び使用は、ペースト又はコロイド状組成物の有効量を火災に施用するステップを含む。そのような施用は、既に発火した火災の遅延、抑制、及び/若しくは消火;発火点による火災を発生の遅延、抑制、及び/若しくは防止;並びに/又は、燃えていない1つ以上の区域への火災の延焼の抑止、抑制、再ルーティング、及び/若しくは防止を含むが、これらに限定されない火災の制御をもたらす。
開示される方法及び使用の他の態様は、本明細書に開示される組成物の有効量を、火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用することを含む。態様では、開示される方法及び使用は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を溶媒で溶解して液体組成物を形成するステップ、及び液体組成物の有効量を火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用するステップを含む。他の態様では、開示される方法及び使用は、液体組成物の有効量を火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用するステップを含む。他の態様では、開示される方法及び使用は、ペースト又はコロイド状組成物の有効量を火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用するステップを含む。そのような施用は、既に発火した火災の遅延、抑制、及び/若しくは消火;発火点による火災を発生の遅延、抑制、及び/若しくは防止;並びに/又は、燃えていない1つ以上の区域への火災の延焼の抑止、抑制、再ルーティング、及び/若しくは防止を含むが、これらに限定されない火災の制御をもたらす。
本明細書の態様は、消火装置及びシステムを開示する。開示される消火装置及びシステムは、本明細書に開示される組成物から構成される。一態様では、開示された装置及びシステムは、本明細書に開示された乾燥粉末、液体、ペースト又はコロイド状組成物として配合された本明細書に開示された組成物を含む。
火災は、燃焼の発熱化学プロセスにおける材料の急速酸化であり、熱、光、及び様々な反応生成物を放出する。火災が高温であるのは、分子状酸素中の弱い二重結合が燃焼生成物中のより強い結合に変換されると、二酸化炭素及び水がエネルギーを放出するためである。発火点と呼ばれる燃焼反応のある時点で、炎が発生する。炎は火の可視部分である。炎は、主に二酸化炭素、水蒸気、酸素及び窒素からなる。十分に高温である場合、ガスはイオン化してプラズマを生成し得る。燃えている物質及び外部の不純物に応じて、炎の色及び火災の強度は異なる。最も一般的な形態の火災は、燃焼による物理的損傷を引き起こす可能性がある大火災をもたらすおそれがある。
火災が開始するのは、引火性又は可燃性材料などの燃料源が、酸素ガス又は別の酸素富化化合物(非酸素酸化剤が存在するが)などの酸化剤源の十分な量と組み合されて、燃料/酸化剤混合物の引火点を上回る熱源又は周囲温度に曝露されて、連鎖反応を生じる急速酸化速度を持続させることができるときである。これは、一般に火災四面体と呼ばれる。これらの要素の全てが適所に正しい割合でなければ、火災は存在できない。点火されると、連鎖反応が行われなければならず、これにより、酸化剤及び燃料の連続的な供給があるという条件で、燃焼のプロセスにおける熱エネルギーのさらなる放出によって、火災がそれ自体の熱を維持することができ、伝播し得る。
火災四面体の要素のいずれか1つを除去することによって、火を消すことができる。例えば、火災の冷却と呼ばれるプロセスである、火災を発生できるよりも多くの熱を吸収する吸熱化合物を用いることなど、熱源を除去することによって火災を消火することができる。同様に、火災への枯渇と呼ばれるプロセスである、燃料源の除去によって火災を消火することができる。同様に、火の遮蔽と呼ばれるプロセスである、酸化剤源の除去によって火災を消火することができる。
その理論によって制限されることを望むものではないが、ここで開示される組成物は、熱源を冷却し、燃料源を枯渇させ、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽し、その結果、火災又は火災の拡大の遅延、抑制、消火又は防止をもたらす。この作用機構は、本明細書に開示される組成物が、火災が発生し得るよりも多くの熱を吸収し、燃料源として機能する可燃性材料を除去し、及び/又は酸化剤源を除去する能力に関連付けられている。作用理論にかかわらず、開示された組成物並びに方法及び使用は、消火器に現在使用されている毒性化学物質に依存しない代替手段を提供する。むしろ、本明細書に開示される組成物並びに方法及び使用は、火災に寄与する1つ以上の熱、燃料又は酸化剤源を除去する固有のプロセスを利用することによって作用する。さらに、開示された組成物の成分は、ヒト及び家畜に対して実質的に非毒性であり、野生生物及び環境に対する悪影響が最小限であることが証明されている。
本明細書の態様は、一部は、組成物を開示する。本明細書に開示される組成物は、処理済み発酵微生物上清及び1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。処理済み発酵微生物上清は、生物栄養素、無機質、及びアミノ酸を含むが、活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている。本実施形態の態様では、本明細書に開示される処理済み発酵微生物上清は、酵母又は細菌などの生きた微生物を欠いている。さらに、組成物自体は、活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている。本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物は、酵母又は細菌などの生きた微生物を欠いている。本明細書に開示される組成物は、固体製剤、液体製剤、又はコロイド状製剤であることができる。固体製剤は乾燥粉末化組成物を含み、液体製剤は液体組成物及びペースト組成物を含み、コロイド状製剤はコロイド状組成物、例えば発泡体、エアロゾル、エマルジョン、ゲル又はゾルを含む。本明細書に開示される組成物は、使用前に希釈が必要な濃縮形態又はただちに使用できる形態で製造することができる。本明細書に開示される組成物は、希釈剤、分散剤、結合剤、膜形成剤、保存剤などの他の1つ以上の成分をさらに含むことができる。
本明細書の態様は、一部は、乾燥粉末化組成物を開示する。本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、乾燥処理済み微生物上清及び1つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤を含む。乾燥処理済み発酵微生物上清は、生物栄養素、無機質及びアミノ酸を含むが、活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている。本実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥処理済み発酵微生物上清は、酵母又は細菌などの生きた微生物を欠いている。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば、約5重量%~約15重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約75重量%~約95重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば約7重量%~約12重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約80重量%~約90重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約8重量%~約10重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約85重量%~約90重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約9重量%~約10重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約87重量%~約90重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約9重量%~約10重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約89%~約90%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約9重量%~約9.2重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約89重量%~約89.9重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、乾燥処理済み微生物上清及び1つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。乾燥処理済み発酵微生物上清は、生物栄養素、無機質及びアミノ酸を含むが、活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている。本実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥処理済み発酵微生物上清は、酵母又は細菌などの生きた微生物を欠いている。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約5重量%~約15重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約75重量%~約95重量%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば約6重量%~約14重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約80重量%~約95重量%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約6重量%~約12重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約85重量%~約95重量%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約7重量%~約11重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約87重量%~約93重量%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約8重量%~約10重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約89%~約91%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約9重量%~約9.2重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清及び約89重量%~約89.9重量%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。
本明細書の態様は、一部は、液体組成物を開示する。本明細書に開示される液体組成物は、処理済み微生物上清及び1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。処理済み発酵微生物上清は、生物栄養素、無機質、及びアミノ酸を含むが、活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている。本実施形態の態様では、本明細書に開示される処理済み発酵微生物上清は、酵母又は細菌などの生きた微生物を欠いている。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約15重量%~約95重量%の処理済み発酵微生物上清及び約1重量%~約25重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態の別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約80%~約97%の処理済み発酵微生物上清及び約3%~20%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態のさらに別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約85%~約95%の処理済み発酵微生物上清及び約5%~15%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態のなお別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約87%~約93%の処理済み発酵微生物上清及び約7%~13%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態の別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約88%~約92%の処理済み発酵微生物上清及び約8%~12%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。本実施形態の別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約89%~約91%の処理済み発酵微生物上清及び約9%~11%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、処理済み微生物上清及び1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。処理済み発酵微生物上清は、生物栄養素、無機質、及びアミノ酸を含むが、活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている。本実施形態の態様では、本明細書に開示される処理済み発酵微生物上清は、酵母又は細菌などの生きた微生物を欠いている。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約15重量%~約95重量%の処理済み発酵微生物上清及び約1重量%~約25重量%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態の別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約80%~約97%の処理済み発酵微生物上清及び約3%~20%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態のさらに別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約85%~約95%の処理済み発酵微生物上清及び約5%~15%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態のなお別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約87%~約93%の処理済み発酵微生物上清及び約7%~13%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態の別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約88%~約92%の処理済み発酵微生物上清及び約8%~12%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。本実施形態の別の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば約89%~約91%の処理済み発酵微生物上清及び約9%~11%の1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。
本明細書の態様は、一部は、コロイド状組成物を開示する。本明細書に開示されるコロイド状組成物は、処理済み微生物上清及び1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。処理済み発酵微生物上清は、生物栄養素、無機質、及びアミノ酸を含むが、活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている。本実施形態の態様では、本明細書に開示される処理済み発酵微生物上清は、酵母又は細菌などの生きた微生物を欠いている。本明細書に開示されるコロイド状組成物としては、限定されないが、泡組成物、エアロゾル組成物、エマルジョン組成物、ゲル組成物、又はゾル組成物が挙げられる。典型的には、本明細書に開示されるコロイド状組成物は、1つ以上の増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、安定化剤、膜形成剤などを含むように配合される本明細書に開示される液体組成物である。
本明細書に開示される泡組成物は、他の化合物と化学的に反応してガスを発生させ、本明細書に開示される泡組成物を生成する本明細書に開示される液体組成物を使用して、又はガスを本明細書に開示される液体組成物と混合して本明細書に開示される泡組成物を生成することによって機械的に作ることができる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される泡組成物は、泡安定化剤を含まない。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される泡組成物は、任意に、泡安定化剤をさらに含むことができる。機械的に製造された本明細書に開示される泡組成物は、低膨張泡、中膨張泡及び高膨張泡として分類することができる。低膨張泡は、約2:1~約20:1の膨張比を有し、自己吸引泡分岐管によって製造することができる。中膨張泡は、約20:1~約200:1の膨張比を有し、ネットを備えた自己吸引泡分岐管によって製造することができる。高膨張泡は、200:1を上回る、典型的には約500:1~約1,500:1の膨張比を有し、送風機を備えた泡発生器によって製造することができる。
本明細書の態様は、一部は、発酵微生物上清を開示する。本明細書に開示される発酵微生物上清は、酵母株、細菌株、又は酵母株と細菌株の両方の組み合せを糖源、麦芽、及びマグネシウム塩を含む発酵培地で培養することによって調製することができる。本実施形態の一態様では、単一の酵母株のみが発酵培地で使用される。本実施形態の別の態様では、2つ以上の異なる酵母株が発酵培地で使用される。本実施形態のさらに別の態様では、単一の細菌株のみが発酵培地で使用される。本実施形態のなお別の態様では、2つ以上の異なる細菌株が発酵培地で使用される。本実施形態の別の態様では、1つ以上の異なる酵母株が1つ以上の異なる細菌と併せて発酵培地で使用される。本実施形のさらに別の態様では、2、3、4、5又はそれ以上の異なる酵母株が、2、3、4、5又はそれ以上の異なる細菌と併せて発酵培地で使用される。
糖源には、限定されないが、糖蜜、サトウキビ原料糖、大豆又はそれらの混合物からのスクロースが含まれる。糖蜜は一般に、グルコース及びマルターゼなどの還元糖に加えて、最大約50%のスクロース、並びに灰、有機非糖、及び多少の水を含有する。糖蜜中に見られる種類の糖が存在することは、酵素及びそれらが産生される酵母菌の活性の促進において重要である。未処理のサトウキビ廃糖蜜が好ましいが、ビート糖蜜、バレル糖蜜などの他の糖蜜も、酵素発酵に必要な物質の天然源として使用され得る。本明細書に開示される発酵培地の調製に有用な糖蜜の量は、40重量%~約80重量%、好ましくは約55重量%~約75重量%である。所望の最適な組成物を得るために、利用される糖蜜の具体的な量が変更され得ることが理解される。
サトウキビ原料糖は、精製されておらず、残留糖蜜及び他の天然不純物を含有する糖製品である。明確には理解されていないが、発酵反応に原料糖が存在すると、脱色並びに最終精製及び純化に使用され、酵母及び麦芽酵素に何らかの悪影響を及ぼし得る残留化学物質を含有する精製糖を使用することと比較して、特性が著しく改善されることが判明している。混合物中に存在する発酵性材料の一部が原料糖を含む場合、開示された発酵培地の最適な生物学的及び酵素的特性が改善されることが判明している。本明細書に開示される発酵培地の調製に有用なサトウキビ原料糖の量は、約10重量%~約40重量%、好ましくは約10重量%~約30重量%であり得る。所望の最適な組成物を得るために、利用されるサトウキビ原料糖の具体的な量が変更され得ることが理解される。
発酵反応に有利に寄与する必須の酵素は、麦芽並びに酵母及び/又は細菌によって与えられる。利用される具体的な麦芽は、好ましくは、ジアスターゼ、マルターゼ及びアミラーゼを含む酵素を含有する糖化性麦芽である。麦芽はまた、最終生成物混合物中の酵素組成物の全体的な効力及び活性に寄与することに加えて、酵母及び/又は細菌の活性を改善すると考えられる。本明細書に開示される発酵培地の調製に有用な麦芽の量は、約3重量%~約15重量%、好ましくは約7重量%~約12重量%であり得る。利用される麦芽の具体的な量は、所望の最適な組成物を得るために変更され得ることが理解される。
発酵は、炭水化物及び他の複雑な有機物質を糖、酸、ガス又はアルコールなどのより単純な物質に分解する代謝プロセスである。発酵は、酵母、細菌及びカビで起こり得る。発酵には、エタノール発酵及び乳酸発酵がある。乳酸発酵には、ホモ乳酸発酵及びヘテロ乳酸発酵がある。
酵母は、例えば炭水化物の二酸化炭素及びアルコールに変換する発酵反応に必要な酵素を産生できる任意の発酵真菌を指す。いくつかの酵素は、発酵反応中に活性酵母によって産生され、インベルターゼ、カタラーゼ、ラクターゼ、マルターゼ、カルボキシラーゼ及びその他などの加水分解酵素及び酸化酵素の両方が含まれる。酵母には、食品加工発酵、例えば豆系発酵、生地系発酵、穀物系発酵、植物系発酵、果実系発酵、蜂蜜系発酵、乳製品系発酵、魚系発酵、食肉系発酵及び茶系発酵に有用な酵母株がある。本明細書に開示される発酵反応に有用な特定の酵母属の非網羅的なリストには、Brettanomyces(ブレタノマイセス属)、Candida(カンジダ属)、Cyberlindnera(シバリンドネラ属)、Cystofilobasidium(シストフィロバシディウム属)、Debaryomyces(デバリオマイセス属)、Dekkera(デッケラ属)、Fusarium(フザリウム属)、Geotrichum(ゲオトリクム属)、Issatchenkia(イサチェンキア属)、Kazachstania(カザツタニア属)、Kloeckera(クロッケラ属)、Kluyveromyces(クルイウェロマイセス属)、Lecanicillium(レカニシリウム属)、Mucor(ムコール属)、Neurospora(ニューロスポラ属)、Pediococcus(ペディオコッカス属)、Penicillium(ペニシリウム属)、Pichia(ピキア属)、Rhizopus(リゾプス属)、Rhodosporidium(ロドスポリディウム属)、Rhodotorula(ロドトルラ属)、Saccharomyces(サッカロマイセス属)、Schizosaccharomyces(シゾサッカロマイセス属)、Thrichosporon(スリコスポロン属)、Torulaspora(トルラスポラ属)、Torulopsis(トルロプシス属)、Verticillium(バーティシリウム属)、Yarrowia(ヤロウイア属)、Zygosaccharomyces(ジゴサッカロマイセス属)及びZygotorulaspora(ジゴトルラスポラ属)があるが、これらに限定されない。本明細書に開示される発酵反応に有用な酵母種は、限定されないが、本明細書に開示される発酵反応に有用な特定の酵母種の非網羅的リストに属し、このリストには、B.anomalus(B.アノマルス)、B.bruxellensis(B.ブルクセレンシス)、B.claussenii(B.クラウッセニー)、B.custersianus(B.クステルシアヌス)、B.naardenensis(B.ナールデネンシス),B.nanus(B.ナヌス)、C.colliculosa(C.コリクローサ)、C.exiguous(C.エキシグアス)、C.humicola(C.フミコラ)、C.kefyr(C.ケフィール)、C.krusei(C.クルセイ)、C.milleri(C.ミレリ)、C.mycoderma(C.ミコデルマ)、C.pelliculosa(C.ペリクロサ)、C.rugose(C.ルゴセ)、C.stellate(C.ステラーテ)、C.tropicalis(C.トロピカリス)、C.utilis(C.ユチリス)、C.valida(C.バリダ)、C.vini(C.ビニ)、C.zeylanoides(C.ゼイラノイデス)、Cb.mrakii(Cb.ムラキィ)、Cs,infirmominiatum(Cs.インフィルモミニアタム)、D.hansenii(D.ハンセニイ)、D.kloeckeri(D.クロエケリ)、Dk.anomala(Dk.アノマラ)、Dk.bruxellensis(Dk.ブルクセレンシス)、F.domesticum(F.ドメスティカム)、G.candidum(G.カンジドゥム)、I.orientalis(I.オリエンタリス)、K.exigua(K.エクシグア)、K.unispora(K.ユニスポラ)、Kl.africana(Kl.アフリカナ)、Kl.apis(Kl.アピス)、Kl.javanica(Kl.ジャバニカ)、Ku.lactis(Ku.ラクティス)、Ku.marxianus(Ku.マルキシアヌス)、Ku.marxianus(Ku.マルキシアヌス)、L.lecanii(L.レカニイ)、M.hiemalis(M.ヒエマリス)、M.plumbeus(M.プルムベウス)、M.racemosus(M.ラセモスス)、M.racemosus(M.ラセモスス)、N.intermedia(N.インテルメディア)、P.cerevisiae(P.セレビシエ)、Pn.album(Pn.アルブム)、Pn.camemberti(Pn.カメンベルティ)、Pn.caseifulvum(Pn.カゼイフルバム)、Pn.chrysogenum(Pn.クリソゲナム)、Pn.commune(Pn.コムーネ)、Pn.nalgiovense(Pn.ナルギオベンス)、Pn.roqueforti(Pn.ロッケフォルティ)、Pn.solitum(Pn.ソリタム)、Pi.fermentans(Pi.ファーメンタンス、R.microspores(R.ミクロスポレス)、Rs.infirmominiatum(Rs.インフィルモミニアタム)、Rt.glutinis(Rt.グルチニス)、Rt.minuta(Rt.ミヌータ)、Rt.rubra(Rt.ルブラ)、S.bayanus(S.バヤヌス)、S.boulardii(S.ブラウディ)、S.carlsbergensis(S.カールスベルゲンシス)、S.cerevisiae(S.セレビシエ)、S.eubayanus(S.ユーバヤヌス)、S.paradoxus(S.パラドクサス)、S.pastorianus(S.パストリアヌス)、S.rouzii(S.ロウジィ)、S.uvarum(S.ウバルム)、Sc.pombe(Sc.ポンベ)、Th.beigelii(Th.ベイゲリィ)、T.delbrueckii(T.デルブリュッキィ)、T.franciscae(T.フランシスカエ)、T.pretoriensis(T.プレトリエンシス)、T.microellipsoides(T.ミクロエリプソイデス)、T.globosa(T.グロボーサ)、T.indica(T.インディカ)、T.maleeae(T.マレエアエ)、T.quercuum(T.クエルクーム)、To.versatilis(To.ベルサチリス)、V.lecanii(V.レカニイ)、Y.lipolytica(Y.リポリティカ)、Z.bailii(Z.バイリィ)、Z.bisporus(Z.ビスポラス)、Z.cidri(Z.シドリ)、Z.fermentati(Z.フェルメンタチ)、Z.florentinus(Z.フロレンティヌス)、Z.kombuchaensis(Z.コンブチャエンシス)、Z.lentus(Z.レンツス)、Z.mellis(Z.メリス)、Z.microellipsoides(Z.ミクロエリプソイデス)、Z.mrakii(Z.ムラキィ)、Z.pseudorouxii(Z.シュードロウキシィ)及びZ.rouxii(Z.ロウキシィ)並びにZt.florentina(Zt.フロレンティナ)があるが、これらに限定されない。好ましい酵母は、パン酵母として一般に入手可能なSaccharomyces cerevisiae(サッカロマイセス・セレビシエ)である。
細菌は、例えば、エタノールなどのアルコール又は酢酸、乳酸及び/若しくはコハク酸などの酸の産生をもたらす発酵反応に必要な酵素を産生することができるいずれの発酵細菌も指す。本明細書に開示される発酵反応に有用な特定の細菌属の非網羅的なリストには、Acetobacter(アセトバクター属)、Arthrobacter(アルスロバクター属)、Aerococcus(アエロコッカス属)、Bacillus(バチルス属)、Bifidobacterium(ビフィドバクテリウム属)、Brachybacterium(ブラキバクテリウム属)、Brevibacterium(ブレビバクテリウム属)、Barnobacterium(バルノバクテリウム属)、Carnobacterium(カルノバクテリウム属)、Corynebacterium(コリネバクテリウム属)、Enterococcus(エンテロコッカス属)、Escherichia(エシェリキア属)、Gluconacetobacter(グルコンアセトバクター属)、Gluconobacter(グルコノバクター属)、Hafnia(ハフニア属)、Halomonas(ハロモナス属)、Kocuria(コクリア属)、Lactobacillus(ラクトバチルス属)、Lactococcus(ラクトコッカス属)、Leuconostoc(ロイコノストック属)、Macrococcus(マクロコッカス属)、Microbacterium(マイクロバクテリウム属)、Micrococcus(マイクロコッカス属)、Neisseria(ナイセリア属)、Oenococcus(オエノコッカス属)、Pediococcus(ペディオコッカス属)、Propionibacterium(プロピオニバクテリウム属)、Proteus(プロテウス属)、Pseudomonas(シュードモナス属)、Psychrobacter(サイクロバクター属)、Salmonella(サルモネラ属)、Sporolactobacillus(スポロラクトバチルス属)、Staphylococcus(スタフィロコッカス属)、Streptococcus(ストレプトコッカス属)、Streptomyces(ストレプトマイセス属)、Tetragenococcus(テトラゲノコッカス属)、Vagococcus(バゴコッカス属)、Weissells(ワイセルス属)及びZymomonas(ザイモナス属)が含まれるが、これらに限定されない。本明細書に開示される発酵反応に有用な特定の細菌種の非網羅的なリストには、A.aceti(A.アセチ)、A.fabarum(A.ファバルム)、A.lovaniensis(A.ロバニエンシス)、A.malorum(A.マロルム)、A.orientalis(A.オリエンタリス)、A.pasteurianus(A.パステウリアヌス)、A.pasteurianus(A.パステウリアヌス)、A.pomorum(A.ポモルム)、A.syzygii(A.シジギィ)、A.tropicalis(A.トロピカリス)、Ar.arilaitensis(Ar.アリライテンシス)、Ar.Bergerei(Ar.ベルゲレイ)、Ar.Globiformis(Ar.グロビフォルミス)、Ar.nicotianae(Ar.ニコチアナエ)、Ar.variabil(Ar.バリアビル)、B.cereus(B.セレウス)、B.coagulans(B.コアグランス)、B.licheniformis(B.リケニフォルミス)、B.pumilus(B.プミルス)、B.sphaericus(B.スファエリカス)、B.stearothermophilus(B.ステアロサーモフィラス)、B.subtilis(B.スブチリス)、B.adolescentis(B.アドレスセンティス)、B.animalis(B.アニマリス)、B.bifidum(B.ビフィダム)、B.breve(B.ブレーベ)、B.infantis(B.インファンティス)、B.lactis(B.ラクティス)、B.longum(B.ロングム)、B.pseudolongum(B.シュードロングム)、B.thermophilum(B.サーモフィラム)、Br.alimentarium(Br.アリメンタリウム)、Br.alimentarium(Br.アリメンタリウム)、Br.tyrofermentans(Br.チロフェルメンタンス)、Br.tyrofermentans(Br.チロフェルメンタンス)、Bv.aurantiacum(Bv.アウランティアカム)、Bv.casei(Bv.カゼイ)、Bv.linens(Bv.リネンス)、C.divergens(C.ディバーゲンス)、C.maltaromaticum(C.マルタロマチカム)、C.piscicola(C.ピスチコラ)、C.ammoniagenes(C.アンモニアゲネス)、Co.casei(Co.カゼイ)、Co.flavescens(Co.フラベセンス)、Co.mooreparkense(Co.ムーアパルケンス)、Co.variabile(Co.バリアビレ)、E.faecalis(E.フェカリス)、E.faecium(E.フェシウム)、G.azotocaptans(G.アゾトカプタンス)、G.diazotrophicus(G.ディアゾトロフィカス)、G.entanii(G.エンタニィ)、G.europaeus(G.エウロパエウス)、G.hansenii(G.ハンセニイ)、G.johannae(G.ジョハンナエ)、G.oboediens(G.オボエディエンス)、G.xylinus(G.キシリヌス)、Gl.oxydans(Gl.オキシダンス)、H.alvei(H.アルベイ)、Hl.elongate(Hl.エロンガテ)、K.rhizophila(K.リゾフィラ)、K.rhizophila(K.リゾフィラ)、K.varians(K.バリアンス)、K.varians(K.バリアンス)、L.acetotolerans(L.アセトトレランス)、L.acidifarinae(L.アシディファリナエ)、L.acidipiscis(L.アシディピスチス)、L.alimentarius(L.アリメンタリウス)、L.brevis(L.ブレビス)、L.bucheri(L.ブケリ)、L.cacaonum(L.カカオヌム)、L.casei(L.カゼイ)、L.cellobiosus(L.セロビオスス)、L.collinoides(L.コリノイデス)、L.composti(L.コンポスチ)、L.coryniformis(L.コリニフォルミス)、L.crispatus(L.クリスパツス)、L.curvatus(L.クルバツス)、L.delbrueckii(L.デルブレキィ)、L.dextrinicus(L.デキストリニクス)、L.diolivorans(L.ディオリボランス)、L.fabifermentans(L.ファビファーメンタンス)、L.farciminis(L.ファルシミニス)、L.fermentum(L.ファーメンタム)、L.gasseri(L.ガセリ)、L.ghanensis(L.ガーネンシス)、L.hammesii(L.ハメシィ)、L.harbinensis(L.ハービネンシス)、L.helveticus(L.ヘルベティカス)、L.hilgardii(L.ヒルガルディイ)、L.homohiochii(L.ホモヒオチイ)、L.jensenii(L.ジェンセニィ)、L.johnsonii(L.ジョンソニィ)、L.kefiranofaciens(L.ケフィラノファシエンス)、L.kefiri(L.ケフィリ)、L.kimchi(L.キムチ)、L.kisonensis(L.キソネンシス)、L.kunkeei(L.クンケエイ)、L.mali(L.マリ)、L.manihotivorans(L.マニホチボランス)、L.mindensis(L.ミンデンシス)、L.mucosae(L.ムコサエ)、L.nagelii(L.ナゲリィ)、L.namuresis(L.ナムレシス)、L.nantesis(L.ナンテシス)、L.nodensis(L.ノデンシス)、L.oeni(L.オエニ)、L.otakiensis(L.オタキエンシス)、L.panis(L.パニス)、L.parabrevis(L.パラブレビス)、L.parabuchneri(L.パラブキネリ)、L.paracasei(L.パラカゼイ)、L.parakefiri(L.パラケフィリ)、L.paralimentarius(L.パラリメンタリウス)、L.paraplantarum(L.パラプランタラム)、L.pentosus(L.ペントスス)、L.perolens(L.ペロレンス)、L.plantarum(L.プランタルム)、L.pobuzihii(L.ポブジヒィ)、L.pontis(L.ポンティス)、L.rapi(L.ラピ)、L.reuteri(L.ロイテリ)、L.rhamnosus(L.ラムノスス)、L.rossiae(L.ロシアエ)、L.sakei(L.サケイ)、L.salivarius(L.サリバリウス)、L.sanfranciscensis(L.サンフランシセンシス)、L.satsumensis(L.サツメンシス)、L.secaliphilus(L.セカリフィラス)、L.senmaizukei(L.センマイズケイ)、L.siliginis(L.シリギニス)、L.similis(L.シミリス)、L.spicheri(L.スピチェリ)、L.suebicus(L.スエビカス)、L.sunkii(L.スンキィ)、L.tucceti(L.ツケチ)、L.vaccinostercus(L.ワクチノステルカス)、L.versmoldesis(L.ベルスモルデシス)、L.yamanashiensis(L.ヤマナシエンシス)、Lc.lactis(Lc.ラクティス)、Lc.raffinolactis(Lc.ラフィノラクティス)、Le.carnosum(Le.カルノスム)、Le.citreum(Le.シトレウム)、Le.fallax(Le.ファラクス)、Le.holzapfelii(Le.ホルザプフェリィ)、Le.inhae(Le.インハエ)、Le.kimchi(Le.キムチ)、Le.lactis(Le.ラクティス)、Le.mesenteroides(Le.メセンテロイデス)、Le.palmae(Le.パルマエ)、Le.Pseudomesenteroides(Le.シュードメセンテロイデス)、M.caseolyticus(M.カセオリティカス)、Mb.foliorum(Mb.フォリオルム)、Mb gubbeenense(Mb.グベエネンス)、Mc.luteus(Mc.ルテウス)、Mc.lylae(Mc.ライラエ)、P.acidilactici(P.アシディラクティシ)、P.pentosaceus(P.ペントサセウス)、P.acidipropionici(P.アシディプロピオニッチ)、P.freudenreichii(P.フロイデンライシィ)、P.jensenii(P.ジェンセニィ)、P.thoenii(P.トエニィ)、Pr.vulgaris(P.ブルガリス)、Ps.fluorescens(P.フルオレセンス)、Py.celer(P.ケレル)、S.carnosus(S.カルノスス)、S.condiment(S.コンディメント)、S.equorum(S.エクオルム)、S.fleurettii(S.フレウレッティ)、S.piscifermentans(S.ピスシフェルメンタンス)、S.saphrophyticus(S.サフロフィティカス)、S.sciuri(S.シウリ)、S.simulans(S.シムランス)、S.succinus(S.サッシヌス)、S.vitulinus(S.ビツリヌス)、S.warneri(S.ワルネリ)、S.xylosus(S.キシロスス)、St.cremoris(St.クレモリス)、St.gallolyticus(St.ガロリティカス)、S
t.salivarius(St.サリバリウス)、St.thermophiles(St.サーモフィルス)、St.griseus(St.グリセウス)、T.halophilus(T.ハロフィルス)、T.koreensis(T.コレエンシス)、W.beninensis(W.ベニネンシス)、W.cibaria(W.シバリア)、W.fabaria(W.ファバリア)、W.ghanesis(W.ガーネシス)、W.koreensis(W.コレエンシス)、W.paramesenteroides(W.パラメセンテロイデス)、W.thailandensis(W.タイランデンシス)、及びZ.mobilis(Z.モビリス)が含まれるが、これらに限定されない。
カビは、例えば、エタノールなどのアルコール又は酢酸、乳酸及び/若しくはコハク酸などの酸の産生をもたらす発酵反応に必要な酵素を産生することができるいずれの発酵カビも指す。本明細書に開示される発酵反応に有用な特定のカビ属の非網羅的なリストには、Aspergillus(アスペルギルス)が含まれるが、これに限定されない。本明細書に開示される発酵反応に有用な特定のカビ種の非網羅的なリストには、A.acidus(A.アシダス)、A.fumigatus(A.フミガーツス)、A.niger(A.ニガー)、A.oryzae(A.オリザエ)、及びA.sojae(A.ソーヤ)が含まれるが、これらに限定されない。
産生される様々な種類の酵素の実際の量は、発酵混合物を調製する際に使用される糖蜜及び糖の種類を含むいくつかの因子に依存することが理解される。しかし、ここでも同じく、糖蜜及び原料糖を利用することで、最適な酵素の収量及び活性が得られると考えられる。一実施形態では、本明細書に開示される発酵培地の調製に有用な酵母の量は、約0.2重量%~約5重量%、好ましくは約1重量%~約3重量%であり得る。利用される酵母の具体的な量は、所望の最適な組成物を得るために変更され得ることが理解される。
マグネシウム塩などの少量の無機触媒の存在は、発酵反応中だけでなく、その後、有機廃棄物を攻撃して分解する際の生成物組成物中の酵素の活性を高める。好ましいマグネシウム塩は、硫酸マグネシウムである。本明細書に開示される発酵培地の調製に有用なマグネシウム塩の量は、約0.1重量%~約5重量%、好ましくは重量で約1重量%~約3重量%であり得る。利用されるマグネシウム塩の具体的な量は、所望の最適な組成物を得るために変更され得ることが理解される。
発酵微生物上清を調製するために、糖蜜、スクロース及びマグネシウム塩を好適な量の温水に添加する。使用される水の具体的な量は特に重要ではないが、典型的には、好適な量の水は、発酵反応に使用される発酵培地の他の成分の総重量の約2~約20倍である。この水量は、容易な混和を促進するだけでなく、酵母、細菌及び/又はカビを活性化し、他の材料を溶解するのに十分である。さらに水の温度は、熱によって発酵に必要な麦芽及び酵母酵素が不活性化されるほど高温ではならない。したがって、例えば、約65℃を超える水温は避けなければならず、好ましい温度は約25℃~約45℃である。冷水の使用により、発酵反応速度が過度に遅くなるおそれがあるため、反応速度の上昇が望まれる場合にも避けるべきである。糖蜜、砂糖及びマグネシウム塩を効果的に混合し溶解した後、麦芽及び酵母を添加して、発酵が本質的に完了するまで混合物を撹拌し、置いておく。反応時間は、約20℃~約45℃の温度で約2~約5日間であり得る。反応混合物の発泡が実質的に収まったことに注意することにより、完了は容易に確認され得る。発酵反応の終了時に、発酵微生物培養物を遠心分離して、発酵中に形成された「スラッジ」を除去する。得られた発酵上清(典型的には約90重量%~約98重量%)を後続の処理のために収集する。
発酵微生物上清は、生物栄養素、無機質及びアミノ酸を含有する。生物栄養素は、典型的には、発酵微生物上清の総重量の約0.01%~約1%の量で存在する。個々の生物栄養素は、典型的には、発酵微生物上清の総重量の約0.00001%~約0.01%の量で存在する。生物栄養素の例としては、ビオチン、葉酸、α-グルカン及びβ-グルカンなどのグルカン、ナイアシン、インソチル(insotil)、パントテン酸、ピリドキシン、リボフラビン並びにチアミンが挙げられるが、これらに限定されない。本実施形態の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清は、例えば約0.00001%~約0.0011%のビオチン、約0.0006%~約0.016%の葉酸、約0.005%~約15%のナイアシン、約0.01%~約1%のインソチル(insotil)、約0.00017%~約0.017%のパントテン酸、約0.0006%~約0.016%のピロドキシン、約0.002%~約0.023%のリボフラビン、及び約0.001%~約0.02%のチアミンを含む。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清は、例えば約0.00006%~約0.0006%のビオチン、約0.001%~約0.011%の葉酸、約0.01%~約0.1%のナイアシン、約0.08%~約0.18%のインソチル(insotil)、約0.002%~約0.012%のパントテン酸、約0.001%~約0.011%のピロドキシン、約0.007%~約0.017%のリボフラビン、約0.003%~約0.013%のチアミンを含む。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清は、例えば約0.00012%~約0.0006%のビオチン、約0.001%~約0.011%の葉酸、約0.01%~約0.1%のナイアシン、約0.08%~約0.18%のインソチル(insotil)、約0.003%~約0.013%のパントテン酸、約0.001%~約0.011%のピロドキシン、約0.008%~約0.017%のリボフラビン、約0.003%~約0.013%のチアミンを含む。本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清は、例えば約0.00009%~約0.0003%のビオチン、約0.004%~約0.008%の葉酸、約0.03%~約0.07%のナイアシン、約0.11%~約0.15%のインソチル(insotil)、約0.006%~約0.01%のパントテン酸、約0.004%~約0.008%のピロドキシン、約0.01%~約0.014%のリボフラビン、約0.006%~約0.010%のチアミンを含む。
無機質は、典型的には、発酵微生物上清の総重量の約0.1%~約20%の量で存在する。個々の無機質は、典型的には、発酵微生物上清の総重量の約0.0001%~約5%の量で存在する。無機質の例として、カルシウム、クロム、銅、鉄、マグネシウム、リン酸塩、カリウム、ナトリウム及び亜鉛が挙げられるが、これらに限定されない。本実施形態の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清は、例えば、約0.02%~約0.3%のカルシウム、約0.000002%~約0.0016%のクロム、約0.000009%~約0.0014%の銅、約0.00005%~約0.02%の鉄、約0.001%~約1.3%のマグネシウム、約0.2%~約14%のリン酸塩、約0.4%~約16%のカリウム、約0.2%~約15%のナトリウム及び約0.08%~約13%の亜鉛を含む。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清が、例えば、約0.07%~約0.21%のカルシウム、約0.000007%~約0.0011%のクロム、約0.00004%~約0.0009%の銅、約0.0001%~約0.015%の鉄、約0.005%~約0.9%のマグネシウム、約0.7%~約9%のリン酸塩、約0.9%~約11%のカリウム、約0.7%~約10%のナトリウム及び約0.3%~約8%の亜鉛を含む。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清が、例えば、約0.05%~約1%のカルシウム、約0.0001%~約0.0009%のクロム、約0.00006%~約0.0007%の銅、約0.0001%~約0.013%の鉄、約0.005%~約1%のマグネシウム、約0.1%~約7%のリン酸塩、約0.5%~約9%のカリウム、約0.5%~約8%のナトリウム及び約0.5%~約6%の亜鉛を含む。本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清が、例えば、約0.12%~約0.16%のカルシウム、約0.0002%~約0.0006%のクロム、約0.00009%~約0.0004%の銅、約0.0006%~約0.01%の鉄、約0.01%~約0.4%のマグネシウム、約1%~約4%のリン酸塩、約2%~約6%のカリウム、約1%~約5%のナトリウム及び約0.8%~約3%の亜鉛を含む。
アミノ酸は、典型的には、発酵微生物上清の総重量の約20%~約60%の量で存在する。個々のアミノ酸は、典型的には、発酵微生物上清の総重量の約0.1%~約15%の量で存在する。無機質の例としては、アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン酸、グリシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、及びトレオニンが挙げられるが、これらに限定されない。本実施形態の様々な態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清は、例えば、約0.2%~約16%のアラニン、約0.09%~約15%のアルギニン、約0.4%~約18%のアスパラギン酸、約0.003%~約5%のシステイン、約0.5%~約20%のグルタミン酸、約0.09%~約15%のグリシン、約0.09%~約15%のリジン、約0.002%~約5%のメチオニン、約0.09%~約15%のフェニルアラニン、約0.09%~約15%のプロリン、約0.09%~約15%のセリン及び約0.09%~約15%のトレオニンを含む。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清が、例えば、約0.7%~約11%のアラニン、約0.5%~約10%のアルギニン、約0.9%~約13%のアスパラギン酸、約0.008%~約1.2%のシステイン、約1%~約15%のグルタミン酸、約0.5%~約10%のグリシン、約0.8%~約12%のリジン、約0.2%~約1.6%のメチオニン、約0.5%~約10%のフェニルアラニン、約0.5%~約10%のプロリン、約0.5%~約10%のセリン及び約0.5%~約10%のトレオニンを含む。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清が、例えば、約0.5%~約9%のアラニン、約0.5%~約8%のアルギニン、約1%~約11%のアスパラギン酸、約0.01%~約2%のシステイン、約3%~約13%のグルタミン酸、約0.5%~約8%のグリシン、約1%~約10%のリジン、約0.3%~約3%のメチオニン、約0.5%~約7%のフェニルアラニン、約0.5%~約7%のプロリン、約0.5%~約7%のセリン及び約0.5%~約7%のトレオニンを含む。本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される発酵微生物上清は、例えば、約2%~約6%のアラニン、約1%~約5%のアルギニン、約4%~約8%のアスパラギン酸、約0.03%~約0.7%のシステイン、約6%~約10%のグルタミン酸、約1%~約5%のグリシン、約3%~約7%のリジン、約0.7%~約1.1%のメチオニン、約1%~約5%のフェニルアラニン、約1%~約5%のプロリン、約1%~約5%のセリン及び約1%~約5%のトレオニンを含む。
本明細書の態様は、一部は、処理されている発酵微生物上清を開示する。処理済み発酵微生物上清は、任意の残存する生存微生物、微生物及び麦芽がもたらした活性酵素、並びに本明細書に開示される発酵微生物上清中に存在する別の供給源がもたらした任意の他の微生物又は酵素を変性、死滅又はさもなければ破壊するように加工した発酵微生物上清である。有用な処理手順の非限定的な例としては、高温を使用する沸騰プロセス、高温及び高圧を使用するオートクレーブプロセス、若しくは上清を電離放射線に曝露することによる照射プロセス、又は任意の残存する生存酵母、酵母及び麦芽によってもたらされた活性酵素、並びに本明細書に開示される発酵微生物上清中に存在する別の供給源によってもたらされた任意の他の微生物又は酵素を変性、死滅又は破壊する任意の他の滅菌プロセスが挙げられる。さらに、上記の処理プロセスは、単独で、互いに組み合せて、又は低温殺菌プロセス、化学滅菌プロセス及び滅菌濾過プロセスと組み合せて使用して、本明細書に開示される発酵上清中に存在する酵素などのタンパク質並びに酵母、細菌及び/又はカビなどの微生物を変性、死滅又は破壊することができる。上述の方法は全て、これらが食品調製及び/又は滅菌技術において日常的に使用されるため、当業者に既知のプロセスである。
次いで、処理済み発酵微生物上清を、後続の使用のために液体形態で貯蔵することができる。あるいは、処理済み発酵微生物上清を加工して、乾燥処理済み発酵微生物上清を例えば当分野で既知の方法によって、生成して乾燥粉末を製造することができる。乾燥粉末形態は、後続の使用のために貯蔵することもできる。限定されないが、TASTONE(登録商標)154、TASTONE(登録商標)210又はTASTONE(登録商標)900を含む、市販の乾燥処理済み発酵微生物上清が製造される。
本明細書に開示される任意の量の処理済み発酵微生物上清を開示された組成物で使用することができるが、ただし、その量は本明細書に開示される方法及び使用を実施するのに有用であることを条件とする。適量の決定に使用される因子としては、例えば、処理済み発酵微生物上清が液体又は粉末形態であるかどうか、処理済み発酵微生物上清の特定の商業的供給源、処理済み発酵微生物上清の製造に使用される特定の方法、組成物が濃縮物として製造されるか、又はそのまま使用できる製品として製造されるか、及び濃縮物から組成物を調製する際に所望される希釈倍率が挙げられる。典型的には、処理済み発酵微生物上清の液体形態は、乾燥粉末形態と比較して、より大量に必要とされる。
本実施形態の態様では、液体組成物は、処理済み発酵酵母上清を、例えば約0.5重量%、約1.0重量%、約1.5重量%、約2.0重量%、約2.5重量%、約3.0重量%、約3.5重量%、約4.0重量%、約4.5重量%、約5.0重量%、約6.0重量%、約7.0重量%、約7.5重量%、約8.0重量%、約9.0重量%又は約10.0重量%の量で含む。本実施形態の他の態様では、液体組成物は、処理済み発酵酵母上清を、例えば少なくとも0.5重量%、少なくとも1.0重量%、少なくとも1.5重量%、少なくとも2.0重量%、少なくとも2.5重量%、少なくとも3.0重量%、少なくとも3.5重量%、少なくとも4.0重量%、少なくとも4.5重量%、少なくとも5.0重量%、少なくとも6.0重量%、少なくとも7.0重量%、少なくとも7.5重量%、少なくとも8.0重量%、少なくとも9.0重量%又は少なくとも10.0重量%の量で含む。本実施形態のさらに他の態様では、液体組成物は、処理済み発酵酵母上清を、例えば最大0.5重量%、最大1.0重量%、最大1.5重量%、最大2.0重量%、最大2.5重量%、最大3.0重量%、最大3.5重量%、最大4.0重量%、最大4.5重量%、最大5.0重量%、最大6.0重量%、最大7.0重量%、最大7.5重量%、最大8.0重量%、最大9.0重量%又は最大10.0重量%の量で含む。本実施形態のなお他の態様では、液体組成物は、処理済み発酵酵母上清を、例えば約0.1%~約2.5重量%、約0.1%~約3.0重量%、約0.1%~約3.5重量%、約0.1%~約4.0重量%、約0.1%~約5.0重量%、約0.5%~約2.5重量%、約0.5%~約3.0重量%、約0.5%~約3.5重量%、約0.5%~約4.0重量%、約0.5%~約5.0重量%、約1%~約2.5重量%、約1%~約3.0重量%、約1%~約3.5重量%、約1%~約4.0重量%、約1%~約5.0重量%、約1%~約6.0重量%、約1%~約7.0重量%、約1%~約8.0重量%、約1%~約9.0重量%又は約1%~約10.0重量%の量で含む。
本実施形態の他の態様では、液体組成物は、処理済み発酵酵母上清を、例えば約15.0重量%、約20.0重量%、約25.0重量%、約30.0重量%、約35.0重量%、約40.0重量%、約45.0重量%、約50.0重量%、約55.0重量%、約60.0重量%、約65.0重量%、約70.0重量%、約75.0重量%、約80.0重量%、約85.0重量%又は約90.0重量%の量で含む。本実施形態のさらに他の態様では、液体組成物は、処理済み発酵酵母上清を、例えば少なくとも15.0重量%、少なくとも20.0重量%、少なくとも25.0重量%、少なくとも30.0重量%、少なくとも35.0重量%、少なくとも40.0重量%、少なくとも45.0重量%、少なくとも50.0重量%、少なくとも55.0重量%、少なくとも60.0重量%、少なくとも65.0重量%、少なくとも70.0重量%、少なくとも75.0重量%、少なくとも80.0重量%、少なくとも85.0重量%又は少なくとも90.0重量%の量で含む。本実施形態のなお他の態様では、液体組成物は、処理済み発酵酵母上清を、例えば最大15.0重量%、最大20.0重量%、最大25.0重量%、最大30.0重量%、最大35.0重量%、最大40.0重量%、最大45.0重量%、最大50.0重量%、最大55.0重量%、最大60.0重量%、最大65.0重量%、最大70.0重量%、最大75.0重量%、最大80.0重量%、最大85.0重量%又は最大90.0重量%の量で含む。
本実施形態の他の態様では、液体組成物は、処理済み発酵酵母上清を、例えば約5重量%~約7.5重量%、約5重量%~約10重量%、約5重量%~約15重量%、約5重量%~約20重量%、約5重量%~約25重量%、約5重量%~約30重量%、約5重量%~約35重量%、約5重量%~約40重量%、約5重量%~約45重量%、約5重量%~約50重量%、約5重量%~約55重量%、約5重量%~約60重量%、約5重量%~約65重量%、約5重量%~約70重量%、約5重量%~約75重量%、約5重量%~約80重量%、約5重量%~約85重量%、約5重量%~約90重量%、約5重量%~約95重量%、約10重量%~約15重量%、約10重量%~約20重量%、約10重量%~約25重量%、約10重量%~約30重量%、約10重量%~約35重量%、約10重量%~約40重量%、約10重量%~約45重量%、約10重量%~約50重量%、約10重量%~約55重量%、約10重量%~約60重量%、約10重量%~約65重量%、約10重量%~約70重量%、約10重量%~約75重量%、約10重量%~約80重量%、約10重量%~約85重量%、約10重量%~約90重量%、約10重量%~約95重量%、約15重量%~約20重量%、約15重量%~約25重量%、約15重量%~約30重量%、約15重量%~約35重量%、約15重量%~約40重量%、約15重量%~約45重量%、約15重量%~約50重量%、約15重量%~約55重量%、約15重量%~約60重量%、約15重量%~約65重量%、約15重量%~約70重量%、約15重量%~約75重量%、約15重量%~約80重量%、約15重量%~約85重量%、約15重量%~約90重量%、約15重量%~約95重量%、約25重量%~約25重量%、約25重量%~約30重量%、約25重量%~約35重量%、約25重量%~約40重量%、約25重量%~約45重量%、約25重量%~約50重量%、約25重量%~約55重量%、約25重量%~約60重量%、約25重量%~約65重量%、約25重量%~約70重量%、約25重量%~約75重量%、約25重量%~約80重量%、約25重量%~約85重量%、約25重量%~約90重量%、約25重量%~約95重量%、約25重量%~約30重量%、約25重量%~約35重量%、約25重量%~約40重量%、約25重量%~約45重量%、約25重量%~約50重量%、約25重量%~約55重量%、約25重量%~約60重量%、約25重量%~約65重量%、約25重量%~約70重量%、約25重量%~約75重量%、約25重量%~約80重量%、約25重量%~約85重量%、約25重量%~約90重量%、約25重量%~約95重量%、約30重量%~約35重量%、約30重量%~約40重量%、約30重量%~約45重量%、約30重量%~約50重量%、約30重量%~約55重量%、約30重量%~約60重量%、約30重量%~約65重量%、約30重量%~約70重量%、約30重量%~約75重量%、約30重量%~約80重量%、約30重量%~約85重量%、約30重量%~約90重量%、約30重量%~約95重量%、約35重量%~約40重量%、約35重量%~約45重量%、約35重量%~約50重量%、約35重量%~約55重量%、約35重量%~約60重量%、約35重量%~約65重量%、約35重量%~約70重量%、約35重量%~約75重量%、約35重量%~約80重量%、約35重量%~約85重量%、約35重量%~約90重量%、約35重量%~約95重量%、約40重量%~約45重量%、約40重量%~約50重量%、約40重量%~約55重量%、約40重量%~約60重量%、約40重量%~約65重量%、約40重量%~約70重量%、約40重量%~約75重量%、約40重量%~約80重量%、約40重量%~約85重量%、約40重量%~約90重量%、約40重量%~約95重量%、約45重量%~約50重量%、約45重量%~約55重量%、約45重量%~約60重量%、約45重量%~約65重量%、約45重量%~約70重量%、約45重量%~約75重量%、約45重量%~約80重量%、約45重量%~約85重量%、約45重量%~約90重量%、約45重量%~約95重量%、約50重量%~約55重量%、約50重量%~約60重量%、約50重量%~約65重量%、約50重量%~約70重量%、約50重量%~約75重量%、約50重量%~約80重量%、約50重量%~約85重量%、約50重量%~約90重量%、約50重量%~約95重量%、約55重量%~約60重量%、約55重量%~約65重量%、約55重量%~約70重量%、約55重量%~約75重量%、約55重量%~約80重量%、約55重量%~約85重量%、約55重量%~約90重量%、約55重量%~約95重量%、約60重量%~約65重量%、約60重量%~約70重量%、約60重量%~約75重量%、約60重量%~約80重量%、約60重量%~約85重量%、約60重量%~約90重量%、約60重量%~約95重量%、約65重量%~約70重量%、約65重量%~約75重量%、約65重量%~約80重量%、約65重量%~約85重量%、約65重量%~約90重量%、約65重量%~約95重量%、約70重量%~約75重量%、約70重量%~約80重量%、約70重量%~約85重量%、約70重量%~約90重量%、約70重量%~約95重量%、約75重量%~約80重量%、約75重量%~約85重量%、約75重量%~約90重量%、約75重量%~約95重量%、約80重量%~約85重量%、約80重量%~約90重量%、約80重量%~約95重量%、約85重量%~約90重量%、約85重量%~約95重量%又は約90重量%~約95重量%の量で含む。
本明細書に開示される任意の量乾燥処理済み発酵微生物上清は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物で使用してもよいが、ただし、その量は本明細書に開示される方法及び使用の実施に有用であることを条件とする。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約5重量%~約15重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清を含む。これらの実施形態の態様では、乾燥粉末化組成物は、乾燥処理済み発酵酵母上清を、例えば約5.0重量%、約6.0重量%、約7.0重量%、約7.5重量%、約8.0重量%、約9.0重量%、約10.0重量%、約11.0重量%、約12.0重量%、約13.0重量%、約14.0重量%又は約15.0重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、乾燥粉末化組成物は、乾燥処理済み発酵酵母上清を、例えば少なくとも5.0重量%、少なくとも6.0重量%、少なくとも7.0重量%、少なくとも7.5重量%、少なくとも8.0重量%、少なくとも9.0重量%、少なくとも10.0重量%、少なくとも11.0重量%、少なくとも12.0重量%、少なくとも13.0重量%、少なくとも14重量%又は少なくとも15.0重量%の量で含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、乾燥粉末化組成物は、乾燥処理済み発酵酵母上清を、例えば最大5.0重量%、最大6.0重量%、最大7.0重量%、最大8重量%、最大9.0重量%、最大10.0重量%又は最大11.0重量%、最大12.0重量%、最大13.0重量%、最大14重量%又は最大15重量%の量で含む。これらの実施形態のなお他の態様では、乾燥粉末化組成物は、乾燥処理済み発酵酵母上清を、例えば約5.0重量%~約15.0重量%、約6.0重量%~約14.0重量%、約7.0重量%~約13.0重量%、約8.0重量%~約12.0重量%、約8.5重量%~約11.0重量%、約9.0重量%~約10.0重量%、約9.1重量%~約9.7重量%又は約9.2重量%~約9.5重量%又は約9.2重量%の量で含む。
これらの実施形態のなお他の態様では、乾燥粉末化組成物は、乾燥処理済み発酵酵母上清を、例えば約5.0重量%~約6.0重量%、約5.0重量%~約7.0重量%、約5.0重量%~約8.0重量%、約5.0重量%~約9.0重量%、約5.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約11.0重量%、約5.0重量%~約12.0重量%、約5.0重量%~約13.0重量%、約5.0重量%~約14.0重量%、約5.0重量%~約15.0重量%、約6.0重量%~約7.0重量%、約6.0重量%~約8.0重量%、約6.0重量%~約9.0重量%、約6.0重量%~約10.0重量%、約6.0重量%~約11.0重量%、約6.0重量%~約12.0重量%、約6.0重量%~約13.0重量%、約6.0重量%~約14.0重量%、約6.0重量%~約15.0重量%、約7.0重量%~約8.0重量%、約7.0重量%~約9.0重量%、約7.0重量%~約10.0重量%、約7.0重量%~約11.0重量%、約7.0重量%~約12.0重量%、約7.0重量%~約13.0重量%、約7.0重量%~約14.0重量%、約7.0重量%~約15.0重量%、約8.0重量%~約9.0重量%、約8.0重量%~約10.0重量%、約8.0重量%~約11.0重量%、8.0重量%~約12.0重量%、約8.0重量%~約13.0重量%、約8.0重量%~約14.0重量%、約8.0重量%~約15.0重量%、約9.0重量%~約10.0重量%、約9.0重量%~約11.0重量%、9.0重量%~約12.0重量%、約9.0重量%~約13.0重量%、約9.0重量%~約14.0重量%、約9.0重量%~約15.0重量%、約10.0重量%~約11.0重量%、約11.0重量%~約12.0重量%、約11.0重量%~約13.0重量%、約11.0重量%~約14.0重量%、約11.0重量%~約15.0重量%、約12.0重量%~約13.0重量%、約12.0重量%~約14.0重量%、約12.0重量%~約15.0重量%、約13.0重量%~約14.0重量%、約13.0重量%~約15.0重量%、又は約14.0重量%~約15.0重量%の量で含む。
本明細書の態様は、一部は、界面活性剤を開示する。界面活性剤は、液体の表面張力を低下させて広がりやすくし、2つの液体間、又は液体と固体との間の界面張力を低下させる化合物である。単一の界面活性剤を本明細書に開示される組成物と混合してもよく、又は複数の界面活性剤を本明細書に開示される組成物と混合してもよい。有用な界面活性剤としては、限定されないが、イオン性界面活性剤、双性イオン性(両性)界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はそれらの任意の組み合せが挙げられる。
イオン性界面活性剤には、アニオン性界面活性剤が含まれる。アニオン性界面活性剤には、頭部に結合した恒久的官能基に基づくもの、例えば硫酸塩、スルホン酸塩、リン酸塩、カルボン酸塩、又はpH依存性アニオン性界面活性剤がある。アニオン性界面活性剤としては、限定されないが、カプリリルスルホン酸ナトリウム(BIO-TERGE(登録商標)PAS-85)などのスルホン酸アルカン、ラウリル硫酸アンモニウム及びラウリル硫酸ナトリウム(SDS)などの硫酸アルキル;ラウレス硫酸ナトリウム及びミレス硫酸ナトリウムなどの硫酸アルキルエーテル;スルホコハク酸ジオクチルナトリウムなどのドクサート;ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロブタンスルホン酸などのスルホンフルオロ界面活性剤;DOWFAX(商標)2A1(ラウリルフェニルエーテルジスルホン酸二ナトリウム)、DOWFAX(商標)3B2(デシルフェニルエーテルジスルホン酸二ナトリウム)、DOWFAX(商標)C10L(デシルフェニルエーテル二スルホン酸二ナトリウム)、DOWFAX(商標)2EP及びDOWFAX(商標)8390(セチルフェニルエーテルジスルホン酸二ナトリウム)などのアルキルジフェニルオキシドジスルホン酸;TRITON(商標)H-55及びTRITON(商標)H-66などのリン酸カリウムポリエーテルエステル;アルキルベンゼンスルホン酸;アルキルアリールエーテルリン酸;アルキルエーテルリン酸;脂肪酸塩及びステアリン酸ナトリウムなどのアルキルカルボン酸;ラウロイルサルコシン酸ナトリウム;ペルフルオロノナノ酸及びペルフルオロオクタン酸などのカルボン酸フルオロ界面活性剤;並びにナトリウムヘキシルジフェニルエーテルスルホン酸ナトリウム(DOWFAX(商標)C6L)が挙げられる。
イオン性界面活性剤には、カチオン性界面活性剤も含まれる。カチオン性界面活性剤には、例えば第一級、第二級、又は第三級アミンなどの恒久的カチオン性界面活性剤又はpH依存性カチオン性界面活性剤に基づくものが含まれる。カチオン性界面活性剤としては、限定されないが、臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB)及び塩化セチルトリメチルアンモニウム(CTAC)などのアルキルトリメチルアンモニウム塩;塩化セチルピリジニウム(CPC);ポリエトキシ化獣脂アミン(POEA);塩化ベンザルコニウム(BAC);塩化ベンゼトニウム(BZT);5-ブロモ-5-ニトロ-1,3-ジオキサン塩化ジメチルジオクタデシルアンモニウム;臭化ジオクタデシルジメチルアンモニウム(DODAB)、並びにpH依存性第一級、第二級又は第三級アミン、例えば二塩酸オクテニジンなどの、第一級アミンが10を超えるpHで正に帯電する、又は第二級アミンが4未満のpHで帯電する界面活性剤が挙げられる。他の有用なアニオン性界面活性剤としては、限定されないが、ラウリル硫酸アンモニウムであるSTEPONOL(登録商標)AM 30-KE、及び2-エチルヘキシル硫酸ナトリウムであるSTEPONOL(登録商標)EHSを含む、バイオ系アニオン性界面活性剤が挙げられる。このようなバイオ系界面活性剤は合成分子ではなく、代わりに植物などの有機物に由来するアニオン性バイオサーファクタントである。
双性イオン性界面活性剤は、スルホン酸塩、カルボン酸塩又はリン酸塩を有する第一級、第二級若しくは第三級アミン又は第四級アンモニウムカチオンに基づく。双性イオン性界面活性剤としては、限定されないが、3-[(3-コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]-1-プロパンスルホネート(CHAPS);コカミドプロピルヒドロキシスルタインなどのスルタイン;コカミドプロピルベタインなどのベタイン;又はレシチンが挙げられる。
非イオン性界面活性剤は、変性がより少ないため、タンパク質間相互作用を保持しながら膜タンパク質及び脂質を可溶化するのに有用である。非イオン性界面活性剤としては、ポリエーテル非イオン性界面活性剤、ポリヒドロキシル非イオン性界面活性剤及びバイオサーファクタントが挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、アルコールエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート、フェノールエトキシレート、アミドエトキシレート、グリセリドエトキシレート、脂肪酸エトキシレート、脂肪アミンエトキシレート、及びアルケンアミドが挙げられる。本明細書に開示される非イオン性界面活性剤は、H(OCHCHOC、H(OCHCHOR、又はH(OCHCHOC(O)Rの一般式を有し得て、式中、xは、アルキルフェノール及び/若しくは脂肪アルコール又は脂肪酸に付加したエチレンオキシドのモル数を表し、Rは長鎖アルキル基を表し、Rは長鎖脂肪族基を表す。本実施形態の態様では、RはC-C10アルキル基であり、及び/又はRはC12-C20脂肪族基である。
非イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、例えば、ポリソルベート20ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)20)、ポリソルベート40ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)40)、ポリソルベート60ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)60)、ポリソルベート61ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)61)、ポリソルベート65ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)65)、ポリソルベート80ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)80)、ポリソルベート81ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)81)及びポリソルベート85ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)85)などのポリオキシエチレングリコールソルビタンアルキルエステル(又はエトキシ化ソルビタールエステル);ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート及びソルビタントリステアレートのなどのソルビタールエステル;グリセロールモノオレエート、グリセロールモノラウレート、グリセロールモノパルミテート、グリセロールモノステアレート、グリセロールトリオレエート、グリセロールリシノレエート、グリセロールトリステアレート、モノジグリセリド、及びグリセロールトリアセテートなどのポリグリセロールエステル;エトキシ化ポリグリセロールエステル;アラキジルグルコシド、C12-20アルキルグルコシド、カプリリル/カプリルグルコシド、セテアリルグルコシド、ココグルコシド、エチルグルコシド及びラウリルグルコシド、デシルグリコシドなどのアルキルグルコシド;エトキシ化アルキルグルコシド;スクロースモノオレエート、スクロースモノラウレート、スクロースモノパルミテート、スクロースモノステアレート、スクローストリオレエート、スクロースリシノレエート、スクローストリステアレート、スクロースジグリセリド及びスクローストリアセテートなどのスクロースエステル;エトキシ化スクロースエステル;アミンオキシド;エトキシ化アルコール;エトキシ化脂肪族アルコール;アルキルアミン;エトキシ化アルキルアミン;エトキシ化ノニルフェノール及びエトキシ化オクチルフェノールなどのエトキシ化アルキルフェノール;アルキル多糖類;エトキシ化アルキル多糖類;エトキシ化ヒマシ油などのエトキシ化脂肪酸;エトキシ化セト-オレイルアルコール、エトキシ化セト-ステアリルアルコール、エトキシ化デシルアルコール、エトキシ化ドデシルアルコール及びエトキシ化トリデシルアルコールなどのエトキシ化脂肪アルコール;エトキシ化脂肪アミン;ポロキサマー124(PLURONIC(登録商標)L44)、ポロキサマー181(PLURONIC(登録商標)L61)、ポロキサマー182(PLURONIC(登録商標)L62)、ポロキサマー184(PLURONIC(登録商標)L64)、ポロキサマー188(PLURONIC(登録商標)F68)、ポロキサマー237(PLURONIC(登録商標)F87)、ポロキサマー338(PLURONIC(登録商標)L108)、及びポロキサマー407(PLURONIC(登録商標)F127)などのポロキサマー(ポリエチレン-ポリプロピレンコポリマー);TERGITOL(商標)15-S-5、TERGITOL(商標)15-S-7、TERGITOL(商標)15-S-9、TERGITOL(商標)15-S-12、TERGITOL(商標)15-S-15,TERGITOL(商標)15-S-20、TERGITOL(商標)15-S-30及びTERGITOL(商標)15-S-40などの直鎖第二級アルコールエトキシレート;STEPOSOL(登録商標)MET-10UなどのC2-20アルケン二置換アミド;アルキルフェノールポリグリコールエーテル;ポリエチレングリコールアルキルアリールエーテル;オクタエチレングリコールモノドデシルエーテル、ペンタエチレングリコールモノドデシルエーテル、BRIJ(登録商標)30、及びBRIJ(登録商標)35などのポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル;2-ドデコキシエタノール(LUBROL(登録商標)-PX);ポリオキシエチレン(4-5)p-t-オクチルフェノール(TRITON(登録商標)X-45)及びポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(TRITON(登録商標)X-100)などのポリオキシエチレングリコールオクチルフェノールエーテル;ノノキシノール-9などのポリオキシエチレングリコールアルキルフェノールエーテル;ノニルフェノキシポリエトキシエタノール及びオクチルフェノキシポリエトキシエタノール(IGEPAL(登録商標)CA-630又はNONIDET(商標)P-40)などのフェノキシポリエトキシエタノール;オクチルグルコピラノシドなどのグルコシドアルキルエーテル;ドデシルマルトピラノシドなどのマルトシドアルキルエーテル;ヘプチルチオグルコピラノシドなどのチオグルコシドアルキルエーテル;ジギトニン;グリセリルラウレートなどのグリセロールアルキルエステル;アルキルアリールポリエーテルサルフェート;アルコールスルホネート;ソルビタンアルキルエステル;コカミドモノエタノールアミン及びコカミドジエタノールアミンなどのコカミドエタノールアミン;スクロースモノラウレート;ドデシルジメチルアミンオキシド、及びナトリウムコレートが挙げられる。
他の有用な非イオン性界面活性剤としては、非イオン性バイオサーファクタントが挙げられる。このようなバイオ系界面活性剤は合成分子ではなく、代わりに植物などの有機物に由来する非イオン性バイオサーファクタントである。例示的な非イオン性バイオサーファクタントとしては、サポニンが挙げられる。サポニンは、植物界全体に見られ、サポゲニンと呼ばれる親油性トリテルペン(トリテルペノイドサポニン)又はステロイドアグリコン(ステロイドサポニン又はステロイドグリコシド)骨格と組み合された、1つ以上の親水性グリコシド部分を有する両親媒性グリコシドの多様な群である。トリテルペノイドサポニンとしては、限定されないが、四環式トリテルペノイドサポニン及び五環式トリテルペノイドサポニンが挙げられる。四環式トリテルペノイドサポニンの非限定的な例としては、ククルビタン、シクロアルタン、シクロアルテノール、ダンマラン、ユーファン、ラノスタン及びチルカランが挙げられる。五環式トリテルペノイドサポニンの非限定的な例としては、エノキソロン、ヘデラゲニン、ホパン、ルパン、マスリン酸、オレアナン、ウルサン、及びタラキサステランが挙げられる。ステロイドサポニンの非限定的な例としては、ジオスゲニン、エレウテロシド、ジンセノシド、サルササポゲニン、及びヤモゲニンが挙げられる。ソープバークツリー(Quillaja saponaria(キラヤ・サポナリア))、フェヌグリーク(Trigonella foenum-graceum(トリゴネラ・フォエヌム-グラエクム))、アルファルファ(Medicago sativa(メディカゴ・サティバ))、セイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum(アエスクルス・ヒッポカスタヌム))、カンゾウ(例えばGlycyrrhiza glabra(グリチルリッツァ・グラブラ)などのGlycyrrhiza(グリチルリッツァ)種)、シャボンソウ(Saponaria officinaux(サポナリア・オフィシノ))、モハベユッカ(Yucca schidigera(ユッカ・シジゲラ))、gypsophila(キプソフィラ)属(Gypsophila paniculata(ギプソフィラ・パニキュラタ))、サルサパリラ属(Smilax regelii(スミラックス・レゲリィ)及びSmilax(スミラックス)属の他の近縁種)及びオタネニンジン(Panax(パナックス)属)は、健康及び産業用途で使用されるサポニンの主要な植物源である。サポニンのさらなる例は、Guclu-Ustundag and Mazza,Saponins:Properties,Applications and Processing.2007 Crit.Rev.Food Sci.Nutr.47(3):231-58(2007);Kregielら、Saponin-Based,Biological-Active Surfactants from Plants,In Application and characterization of surfactants,pp.183-205(InTech,2017)に記載され、そのそれぞれは参照によりその全体が本明細書に組み入れられている。
開示される乾燥粉末化組成物に有用なサポニンは、限定されないが、Yucca schidigera(ユッカ・シジゲラ)サポニン抽出物であるYucca SD Powder(Desert King International、サンディエゴ、カリフォルニア州、米国)、Yucca schidigera(ユッカ・シジゲラ)サポニン抽出物であるYucca Ag-Aide Powder(Desert King International、サンディエゴ、カリフォルニア州、米国)、Quillaja saponaria(キラヤ・サポナリア)サポニン抽出物であるQuillaja Extract Powder(Garuda International Inc、エクセターカリフォルニア州、米国)、Quillaja saponaria(キラヤ・サポナリア)サポニン抽出物であるQuillaja Powder QP 100%(Desert King International、サンディエゴ、カリフォルニア州、米国)、Quillaja saponaria(キラヤ・サポナリア)サポニン抽出物であるQuillaja Dry 100 NP、(Desert King Internationalサンディエゴ、カリフォルニア州、米国)及び、Quillaja saponaria(キラヤ・サポナリア)サポニン抽出物であるQL Agri 100%(Desert King Internationalサンディエゴ、カリフォルニア州、米国)を含めて、商業的に製造され入手可能である。
非イオン性界面活性剤は相乗的に作用して、処理済み発酵微生物上清の作用を強化する。さらに、本明細書に開示される組成物に使用される非イオン性界面活性剤は、化学反応の強化に適合することが確認されている。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば、2つ以上の非イオン性界面活性剤、3つ以上の非イオン性界面活性剤、4つ以上の非イオン性界面活性剤、又は5つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば、2つの非イオン性界面活性剤、3つの非イオン性界面活性剤、4つの非イオン性界面活性剤、又は5つの非イオン性界面活性剤を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば2つ以上の非イオン性バイオサーファクタント、3つ以上の非イオン性バイオサーファクタント、4つ以上の非イオン性バイオサーファクタント、又は5つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば2つの非イオン性バイオサーファクタント、3つの非イオン性バイオサーファクタント、4つの非イオン性バイオサーファクタント、又は5つの非イオン性バイオサーファクタントを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、1つ以上の非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば、2つ以上の非イオン性サポニン、3つ以上の非イオン性サポニン、4つ以上の非イオン性サポニン、又は5つ以上の非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば、2つの非イオン性サポニン、3つの非イオン性サポニン、4つの非イオン性サポニン、又は乾燥非イオン性サポニンを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば、2つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤、3つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤、4つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤、又は5つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば、2つの乾燥非イオン性界面活性剤、3つの乾燥非イオン性界面活性剤、4つの乾燥非イオン性界面活性剤、又は5つの乾燥非イオン性界面活性剤を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば、2つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタント、3つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタント、4つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタント、又は5つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば、2つの乾燥非イオン性バイオサーファクタント、3つの乾燥非イオン性バイオサーファクタント、4つの乾燥非イオン性バイオサーファクタント、又は5つの乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば、2つ以上の乾燥非イオン性サポニン、3つ以上の乾燥非イオン性サポニン、4つ以上の乾燥非イオン性サポニン、又は5つ以上の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば、2つの乾燥非イオン性サポニン、3つの乾燥非イオン性サポニン、4つの乾燥非イオン性サポニン、又は5つの乾燥非イオン性サポニンを含む。
実施形態では、本明細書に開示される組成物は、1つ以上の非イオン性界面活性剤を含有するが、イオン性界面活性剤又は双性イオン性(両性)界面活性剤を含有しない。別の実施形態では、本明細書に開示される組成物は、1つ以上の非イオン性界面活性剤及び1つ以上のアニオン性界面活性剤を含有する。別の実施形態では、本明細書に開示される組成物は、いずれのカチオン性界面活性剤も含有しない。別の実施形態では、本明細書に開示される組成物は、いずれのカチオン性界面活性剤又は双性イオン性界面活性剤も含有しない。別の実施形態では、本明細書に開示される組成物は、いずれのイオン性界面活性剤も含有しない。別の実施形態では、本明細書に開示される組成物は、いずれのイオン性界面活性剤又は双性イオン性界面活性剤も含有しない。
本明細書に開示される非イオン性界面活性剤の任意の量を、本明細書に開示される液体組成物に使用してもよいが、ただし、その量が本明細書に開示される方法及び使用を実施するのに有用であるという条件である。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、例えば、約1重量%~約25重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む。
本実施形態では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性界面活性剤を例えば、約0.01重量%、約0.05重量%、約0.075重量%、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6重量%、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1.0重量%、約1.5重量%、約2.0重量%、約2.5重量%、約3.0重量%、約4.0重量%、約5.0重量%、約6.0重量%、約7.0重量%、約7.5重量%、約8.0重量%、約9.0重量%、約10.0重量%、約11.0重量%、約12.0重量%、約13.0重量%、約14.0重量%、約15.0重量%、約16.0重量%、約17.0重量%、約18.0重量%、約19.0重量%、又は約20.0重量%の量で含む。本実施形態の他の態様では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性界面活性剤を、例えば少なくとも0.01重量%、少なくとも0.05重量%、少なくとも0.075重量%、少なくとも0.1重量%、少なくとも0.25重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.75重量%、少なくとも1.0重量%、少なくとも1.5重量%、少なくとも2.0重量%、少なくとも2.5重量%、少なくとも3.0重量%、少なくとも4.0重量%、少なくとも5.0重量%、少なくとも6.0重量%、少なくとも7.0重量%、少なくとも7.5重量%、少なくとも8.0重量%、少なくとも9.0重量%、少なくとも10.0重量%、少なくとも11.0重量%、少なくとも12.0重量%、少なくとも13.0重量%、少なくとも14.0重量%、少なくとも15.0重量%、少なくとも16.0重量%、少なくとも17.0重量%、少なくとも18.0重量%、少なくとも19.0重量%、又は少なくとも20.0重量%の量で含む。本実施形態のさらに他の態様では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性界面活性剤を、例えば、最大0.01重量%、最大0.05重量%、最大0.075重量%、最大0.1重量%、最大0.25重量%、最大0.5重量%、最大0.75重量%、最大1.0重量%、最大1.5重量%、最大2.0重量%、最大2.5重量%、最大3.0重量%、最大4.0重量%、最大5.0重量%、最大6.0重量%、最大7.5重量%、最大8.0重量%、最大9.0重量%、最大10.0重量%、最大11.0重量%、最大12.0重量%、最大13.0重量%、最大14.0重量%、最大15.0重量%、最大16.0重量%、最大17.0重量%、最大18.0重量%、最大19.0重量%、又は最大20.0重量%の量で含む。
本実施形態のなお他の態様では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性界面活性剤を例えば、約0.1重量%~約0.5重量%、約0.1重量%~約0.75重量%、約0.1重量%~約1.0重量%、約0.1重量%~約1.5重量%、約0.1重量%~約2.0重量%、約0.1重量%~約2.5重量%、約0.2重量%~約0.5重量%、約0.2重量%~約0.75重量%、約0.2重量%~約1.0重量%、約0.2重量%~約1.5重量%、約0.2重量%~約2.0重量%、約0.2重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約1.0重量%、約0.5重量%~約1.5重量%、約0.5重量%~約2.0重量%、約0.5重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約3.0重量%、約0.5重量%~約4.0重量%、約0.5重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約2.5重量%、約1.0重量%~約3.0重量%、約1.0重量%~約4.0重量%、約1.0重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約6.0重量%、約1.0重量%~約7.0重量%、約1.0重量%~約7.5重量%、約1.0重量%~約8.0重量%、約1.0重量%~約9.0重量%、約1.0重量%~約10.0重量%、約2.0重量%~約2.5重量%、約2.0重量%~約3.0重量%、約2.0重量%~約4.0重量%、約2.0重量%~約5.0重量%、約2.0重量%~約6.0重量%、約2.0重量%~約7.0重量%、約2.0重量%~約7.5重量%、約2.0重量%~約8.0重量%、約2.0重量%~約9.0重量%、約2.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約6.0重量%、約5.0重量%~約7.0重量%、約5.0重量%~約7.5重量%、約5.0重量%~約8.0重量%、約5.0重量%~約9.0重量%、約5.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約11.0重量%、約5.0重量%~約12.0重量%、約5.0重量%~約13.0重量%、約5.0重量%~約14.0重量%、約5.0重量%~約15.0重量%、約5.0重量%~約20.0重量%、又は約5.0重量%~約25.0重量%、約10.0重量%~約15.0重量%、約10.0重量%~約20.0重量%、又は約10.0重量%~約25.0重量%、約15.0重量%~約20.0重量%、又は約15.0重量%~約25.0重量%、又は約20.0重量%~約25.0重量%の量で含む。
本実施形態では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを例えば、約0.01重量%、約0.05重量%、約0.075重量%、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6重量%、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1.0重量%、約1.5重量%、約2.0重量%、約2.5重量%、約3.0重量%、約4.0重量%、約5.0重量%、約6.0重量%、約7.0重量%、約7.5重量%、約8.0重量%、約9.0重量%、約10.0重量%、約11.0重量%、約12.0重量%、約13.0重量%、約14.0重量%、約15.0重量%、約16.0重量%、約17.0重量%、約18.0重量%、約19.0重量%、又は約20.0重量%の量で含む。本実施形態の他の態様では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを例えば、少なくとも0.01重量%、少なくとも0.05重量%、少なくとも0.075重量%、少なくとも0.1重量%、少なくとも0.25重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.75重量%、少なくとも1.0重量%、少なくとも1.5重量%、少なくとも2.0重量%、少なくとも2.5重量%、少なくとも3.0重量%、少なくとも4.0重量%、少なくとも5.0重量%、少なくとも6.0重量%、少なくとも7.0重量%、少なくとも7.5重量%、少なくとも8.0重量%、少なくとも9.0重量%、少なくとも10.0重量%、少なくとも11.0重量%、少なくとも12.0重量%、少なくとも13.0重量%、少なくとも14.0重量%、少なくとも15.0重量%、少なくとも16.0重量%、少なくとも17.0重量%、少なくとも18.0重量%、少なくとも19.0重量%、又は少なくとも20.0重量%の量で含む。本実施形態のさらに他の態様では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを例えば、最大0.01重量%、最大0.05重量%、最大0.075重量%、最大0.1重量%、最大0.25重量%、最大0.5重量%、最大0.75重量%、最大1.0重量%、最大1.5重量%、最大2.0重量%、最大2.5重量%、最大3.0重量%、最大4.0重量%、最大5.0重量%、最大6.0重量%、最大7.5重量%、最大8.0重量%、最大9.0重量%、最大10.0重量%、最大11.0重量%、最大12.0重量%、最大13.0重量%、最大14.0重量%、最大15.0重量%、最大16.0重量%、最大17.0重量%、最大18.0重量%、最大19.0重量%、又は最大20.0重量%の量で含む。
本実施形態のなお他の態様では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを例えば、約0.1重量%~約0.5重量%、約0.1重量%~約0.75重量%、約0.1重量%~約1.0重量%、約0.1重量%~約1.5重量%、約0.1重量%~約2.0重量%、約0.1重量%~約2.5重量%、約0.2重量%~約0.5重量%、約0.2重量%~約0.75重量%、約0.2重量%~約1.0重量%、約0.2重量%~約1.5重量%、約0.2重量%~約2.0重量%、約0.2重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約1.0重量%、約0.5重量%~約1.5重量%、約0.5重量%~約2.0重量%、約0.5重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約3.0重量%、約0.5重量%~約4.0重量%、約0.5重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約2.5重量%、約1.0重量%~約3.0重量%、約1.0重量%~約4.0重量%、約1.0重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約6.0重量%、約1.0重量%~約7.0重量%、約1.0重量%~約7.5重量%、約1.0重量%~約8.0重量%、約1.0重量%~約9.0重量%、約1.0重量%~約10.0重量%、約2.0重量%~約2.5重量%、約2.0重量%~約3.0重量%、約2.0重量%~約4.0重量%、約2.0重量%~約5.0重量%、約2.0重量%~約6.0重量%、約2.0重量%~約7.0重量%、約2.0重量%~約7.5重量%、約2.0重量%~約8.0重量%、約2.0重量%~約9.0重量%、約2.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約6.0重量%、約5.0重量%~約7.0重量%、約5.0重量%~約7.5重量%、約5.0重量%~約8.0重量%、約5.0重量%~約9.0重量%、約5.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約11.0重量%、約5.0重量%~約12.0重量%、約5.0重量%~約13.0重量%、約5.0重量%~約14.0重量%、約5.0重量%~約15.0重量%、約5.0重量%~約20.0重量%、又は約5.0重量%~約25.0重量%、約10.0重量%~約15.0重量%、約10.0重量%~約20.0重量%、又は約10.0重量%~約25.0重量%、約15.0重量%~約20.0重量%、又は約15.0重量%~約25.0重量%、又は約20.0重量%~約25.0重量%の量で含む。
本実施形態では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性サポニンを例えば、約0.01重量%、約0.05重量%、約0.075重量%、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6重量%、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1.0重量%、約1.5重量%、約2.0重量%、約2.5重量%、約3.0重量%、約4.0重量%、約5.0重量%、約6.0重量%、約7.0重量%、約7.5重量%、約8.0重量%、約9.0重量%、約10.0重量%、約11.0重量%、約12.0重量%、約13.0重量%、約14.0重量%、約15.0重量%、約16.0重量%、約17.0重量%、約18.0重量%、約19.0重量%、又は約20.0重量%の量で含む。本実施形態の他の態様では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性サポニンを例えば、少なくとも0.01重量%、少なくとも0.05重量%、少なくとも0.075重量%、少なくとも0.1重量%、少なくとも0.25重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.75重量%、少なくとも1.0重量%、少なくとも1.5重量%、少なくとも2.0重量%、少なくとも2.5重量%、少なくとも3.0重量%、少なくとも4.0重量%、少なくとも5.0重量%、少なくとも6.0重量%、少なくとも7.0重量%、少なくとも7.5重量%、少なくとも8.0重量%、少なくとも9.0重量%、少なくとも10.0重量%、少なくとも11.0重量%、少なくとも12.0重量%、少なくとも13.0重量%、少なくとも14.0重量%、少なくとも15.0重量%、少なくとも16.0重量%、少なくとも17.0重量%、少なくとも18.0重量%、少なくとも19.0重量%、又は少なくとも20.0重量%の量で含む。本実施形態のさらに他の態様では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性サポニンを例えば、最大0.01重量%、最大0.05重量%、最大0.075重量%、最大0.1重量%、最大0.25重量%、最大0.5重量%、最大0.75重量%、最大1.0重量%、最大1.5重量%、最大2.0重量%、最大2.5重量%、最大3.0重量%、最大4.0重量%、最大5.0重量%、最大6.0重量%、最大7.5重量%、最大8.0重量%、最大9.0重量%、最大10.0重量%、最大11.0重量%、最大12.0重量%、最大13.0重量%、最大14.0重量%、最大15.0重量%、最大16.0重量%、最大17.0重量%、最大18.0重量%、最大19.0重量%、又は最大20.0重量%の量で含む。
本実施形態のなお他の態様では、液体組成物は、1つ以上の非イオン性サポニンを例えば、約0.1重量%~約0.5重量%、約0.1重量%~約0.75重量%、約0.1重量%~約1.0重量%、約0.1重量%~約1.5重量%、約0.1重量%~約2.0重量%、約0.1重量%~約2.5重量%、約0.2重量%~約0.5重量%、約0.2重量%~約0.75重量%、約0.2重量%~約1.0重量%、約0.2重量%~約1.5重量%、約0.2重量%~約2.0重量%、約0.2重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約1.0重量%、約0.5重量%~約1.5重量%、約0.5重量%~約2.0重量%、約0.5重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約3.0重量%、約0.5重量%~約4.0重量%、約0.5重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約2.5重量%、約1.0重量%~約3.0重量%、約1.0重量%~約4.0重量%、約1.0重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約6.0重量%、約1.0重量%~約7.0重量%、約1.0重量%~約7.5重量%、約1.0重量%~約8.0重量%、約1.0重量%~約9.0重量%、約1.0重量%~約10.0重量%、約2.0重量%~約2.5重量%、約2.0重量%~約3.0重量%、約2.0重量%~約4.0重量%、約2.0重量%~約5.0重量%、約2.0重量%~約6.0重量%、約2.0重量%~約7.0重量%、約2.0重量%~約7.5重量%、約2.0重量%~約8.0重量%、約2.0重量%~約9.0重量%、約2.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約6.0重量%、約5.0重量%~約7.0重量%、約5.0重量%~約7.5重量%、約5.0重量%~約8.0重量%、約5.0重量%~約9.0重量%、約5.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約11.0重量%、約5.0重量%~約12.0重量%、約5.0重量%~約13.0重量%、約5.0重量%~約14.0重量%、約5.0重量%~約15.0重量%、約5.0重量%~約20.0重量%、又は約5.0重量%~約25.0重量%、約10.0重量%~約15.0重量%、約10.0重量%~約20.0重量%、又は約10.0重量%~約25.0重量%、約15.0重量%~約20.0重量%、又は約15.0重量%~約25.0重量%、又は約20.0重量%~約25.0重量%の量で含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、第1の非イオン性界面活性剤及び第2の非イオン性界面活性剤を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、第1の非イオン性バイオサーファクタント及び第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、第1の非イオン性界面活性剤及びバイオサーファクタント又はサポニンである第2の非イオン性界面活性剤を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、第1の非イオン性バイオサーファクタント及び第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、第1の非イオン性サポニン及び第2の非イオン性サポニンを含む。
これらの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、バイオサーファクタント又はサポニンを含む第1の非イオン性界面活性剤を例えば、約1.0重量%、約1.5重量%、約2.0重量%、約2.5重量%、約3.0重量%、約4.0重量%、約5.0重量%、約6.0重量%、約7.0重量%、約7.5重量%、約8.0重量%、約9.0重量%、約10.0重量%、約11.0重量%、約12.0重量%、約13.0重量%、約14.0重量%、約15.0重量%、約16.0重量%、約17.0重量%、約18.0重量%、約19.0重量%、又は約20.0重量%の量で含む。本実施形態の他の態様では、液体組成物は、バイオサーファクタント又はサポニンを含む第1の非イオン性界面活性剤を例えば、少なくとも0.01重量%、少なくとも0.05重量%、少なくとも0.075重量%、少なくとも0.1重量%、少なくとも0.25重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.75重量%、少なくとも1.0重量%、少なくとも1.5重量%、少なくとも2.0重量%、少なくとも2.5重量%、少なくとも3.0重量%、少なくとも4.0重量%、少なくとも5.0重量%、少なくとも6.0重量%、少なくとも7.0重量%、少なくとも7.5重量%、少なくとも8.0重量%、少なくとも9.0重量%、少なくとも10.0重量%、少なくとも11.0重量%、少なくとも12.0重量%、少なくとも13.0重量%、少なくとも14.0重量%、少なくとも15.0重量%、少なくとも16.0重量%、少なくとも17.0重量%、少なくとも18.0重量%、少なくとも19.0重量%、又は少なくとも20.0重量%の量で含む。本実施形態のさらに他の態様では、液体組成物は、バイオサーファクタント又はサポニンを含む第1の非イオン性界面活性剤を例えば、最大0.01重量%、最大0.05重量%、最大0.075重量%、最大0.1重量%、最大0.25重量%、最大0.5重量%、最大0.75重量%、最大1.0重量%、最大1.5重量%、最大2.0重量%、最大2.5重量%、最大3.0重量%、最大4.0重量%、最大5.0重量%、最大6.0重量%、最大7.5重量%、最大8.0重量%、最大9.0重量%、最大10.0重量%、最大11.0重量%、最大12.0重量%、最大13.0重量%、最大14.0重量%、最大15.0重量%、最大16.0重量%、最大17.0重量%、最大18.0重量%、最大19.0重量%、又は最大20.0重量%の量で含む。
本実施形態のなお他の態様では、液体組成物は、バイオサーファクタント又はサポニンを含む第1の非イオン性界面活性剤を例えば、約0.1重量%~約0.5重量%、約0.1重量%~約0.75重量%、約0.1重量%~約1.0重量%、約0.1重量%~約1.5重量%、約0.1重量%~約2.0重量%、約0.1重量%~約2.5重量%、約0.2重量%~約0.5重量%、約0.2重量%~約0.75重量%、約0.2重量%~約1.0重量%、約0.2重量%~約1.5重量%、約0.2重量%~約2.0重量%、約0.2重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約1.0重量%、約0.5重量%~約1.5重量%、約0.5重量%~約2.0重量%、約0.5重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約3.0重量%、約0.5重量%~約4.0重量%、約0.5重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約2.5重量%、約1.0重量%~約3.0重量%、約1.0重量%~約4.0重量%、約1.0重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約6.0重量%、約1.0重量%~約7.0重量%、約1.0重量%~約7.5重量%、約1.0重量%~約8.0重量%、約1.0重量%~約9.0重量%、約1.0重量%~約10.0重量%、約2.0重量%~約2.5重量%、約2.0重量%~約3.0重量%、約2.0重量%~約4.0重量%、約2.0重量%~約5.0重量%、約2.0重量%~約6.0重量%、約2.0重量%~約7.0重量%、約2.0重量%~約7.5重量%、約2.0重量%~約8.0重量%、約2.0重量%~約9.0重量%、約2.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約6.0重量%、約5.0重量%~約7.0重量%、約5.0重量%~約7.5重量%、約5.0重量%~約8.0重量%、約5.0重量%~約9.0重量%、約5.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約11.0重量%、約5.0重量%~約12.0重量%、約5.0重量%~約13.0重量%、約5.0重量%~約14.0重量%、約5.0重量%~約15.0重量%、約5.0重量%~約20.0重量%、又は約5.0重量%~約25.0重量%、約10.0重量%~約15.0重量%、約10.0重量%~約20.0重量%、又は約10.0重量%~約25.0重量%、約15.0重量%~約20.0重量%、又は約15.0重量%~約25.0重量%、又は約20.0重量%~約25.0重量%の量で含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、第2の非イオン性バイオサーファクタント及び第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態では、本明細書に開示される液体組成物は、バイオサーファクタント又はサポニンを含む第2の非イオン性界面活性剤を例えば、約1.0重量%、約1.5重量%、約2.0重量%、約2.5重量%、約3.0重量%、約4.0重量%、約5.0重量%、約6.0重量%、約7.0重量%、約7.5重量%、約8.0重量%、約9.0重量%、約10.0重量%、約11.0重量%、約12.0重量%、約13.0重量%、約14.0重量%、約15.0重量%、約16.0重量%、約17.0重量%、約18.0重量%、約19.0重量%、又は約20.0重量%の量を含む。本実施形態の他の態様では、液体組成物は、バイオサーファクタント又はサポニンを含む第2の非イオン性界面活性剤を例えば、少なくとも0.01重量%、少なくとも0.05重量%、少なくとも0.075重量%、少なくとも0.1重量%、少なくとも0.25重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.75重量%、少なくとも1.0重量%、少なくとも1.5重量%、少なくとも2.0重量%、少なくとも2.5重量%、少なくとも3.0重量%、少なくとも4.0重量%、少なくとも5.0重量%、少なくとも6.0重量%、少なくとも7.0重量%、少なくとも7.5重量%、少なくとも8.0重量%、少なくとも9.0重量%、少なくとも10.0重量%、少なくとも11.0重量%、少なくとも12.0重量%、少なくとも13.0重量%、少なくとも14.0重量%、少なくとも15.0重量%、少なくとも16.0重量%、少なくとも17.0重量%、少なくとも18.0重量%、少なくとも19.0重量%、又は少なくとも20.0重量%の量で含む。本実施形態のさらに他の態様では、液体組成物は、バイオサーファクタント又はサポニンを含む第2の非イオン性界面活性剤を例えば、最大0.01重量%、最大0.05重量%、最大0.075重量%、最大0.1重量%、最大0.25重量%、最大0.5重量%、最大0.75重量%、最大1.0重量%、最大1.5重量%、最大2.0重量%、最大2.5重量%、最大3.0重量%、最大4.0重量%、最大5.0重量%、最大6.0重量%、最大7.5重量%、最大8.0重量%、最大9.0重量%、最大10.0重量%、最大11.0重量%、最大12.0重量%、最大13.0重量%、最大14.0重量%、最大15.0重量%、最大16.0重量%、最大17.0重量%、最大18.0重量%、最大19.0重量%、又は最大20.0重量%の量で含む。
本実施形態のなお他の態様では、液体組成物は、バイオサーファクタント又はサポニンを含む第2の非イオン性界面活性剤を例えば、約0.1重量%~約0.5重量%、約0.1重量%~約0.75重量%、約0.1重量%~約1.0重量%、約0.1重量%~約1.5重量%、約0.1重量%~約2.0重量%、約0.1重量%~約2.5重量%、約0.2重量%~約0.5重量%、約0.2重量%~約0.75重量%、約0.2重量%~約1.0重量%、約0.2重量%~約1.5重量%、約0.2重量%~約2.0重量%、約0.2重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約1.0重量%、約0.5重量%~約1.5重量%、約0.5重量%~約2.0重量%、約0.5重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約3.0重量%、約0.5重量%~約4.0重量%、約0.5重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約2.5重量%、約1.0重量%~約3.0重量%、約1.0重量%~約4.0重量%、約1.0重量%~約5.0重量%、約1.0重量%~約6.0重量%、約1.0重量%~約7.0重量%、約1.0重量%~約7.5重量%、約1.0重量%~約8.0重量%、約1.0重量%~約9.0重量%、約1.0重量%~約10.0重量%、約2.0重量%~約2.5重量%、約2.0重量%~約3.0重量%、約2.0重量%~約4.0重量%、約2.0重量%~約5.0重量%、約2.0重量%~約6.0重量%、約2.0重量%~約7.0重量%、約2.0重量%~約7.5重量%、約2.0重量%~約8.0重量%、約2.0重量%~約9.0重量%、約2.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約6.0重量%、約5.0重量%~約7.0重量%、約5.0重量%~約7.5重量%、約5.0重量%~約8.0重量%、約5.0重量%~約9.0重量%、約5.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約11.0重量%、約5.0重量%~約12.0重量%、約5.0重量%~約13.0重量%、約5.0重量%~約14.0重量%、約5.0重量%~約15.0重量%、約5.0重量%~約20.0重量%、又は約5.0重量%~約25.0重量%、約10.0重量%~約15.0重量%、約10.0重量%~約20.0重量%、又は約10.0重量%~約25.0重量%、約15.0重量%~約20.0重量%、又は約15.0重量%~約25.0重量%、又は約20.0重量%~約25.0重量%の量で含む。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約1%~約20%の第1の非イオン性界面活性剤及び約1%~約20%の第2の非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約17%の第1の非イオン性界面活性剤及び約2%~約17%の第2の非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約3%~約15%の第1の非イオン性界面活性剤及び約3%~約15%の第2の非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約4%~約12%の第1の非イオン性界面活性剤及び約4%~約12%の第2の非イオン性界面活性剤を含む。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約1%~約7%の第1の非イオン性界面活性剤及び約1%~約7%の第2の非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約6%の第1の非イオン性界面活性剤及び約2%~約6%の第2の非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約5%の第1の非イオン性界面活性剤及び約2%~約5%の第2の非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約4%の第1の非イオン性界面活性剤及び約2%~約4%の第2の非イオン性界面活性剤を含む。
これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、第1の非イオン性界面活性剤及び第2の非イオン性界面活性剤を互いに対して約1:1~約1:10の比で含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、第2の非イオン性界面活性剤約10部に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部、第2の非イオン性界面活性剤約9部に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部、第2の非イオン性界面活性剤約8部に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部、第2の非イオン性界面活性剤約7部に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部、第2の非イオン性界面活性剤約6部に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部、第2の非イオン性界面活性剤約5分に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部、第2の非イオン性界面活性剤約4部に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部、第2の非イオン性界面活性剤約3部に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部、第2の非イオン性界面活性剤約2部に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部、又は第2の非イオン性界面活性剤約1部に対して第1の非イオン性界面活性剤約1部。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約1%~約20%の第1の非イオン性バイオサーファクタント及び約1%~約20%の第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約17%の第1の非イオン性バイオサーファクタント及び約2%~約17%の第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約3%~約15%の第1の非イオン性バイオサーファクタント及び約3%~約15%の第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約4%~約12%の第1の非イオン性バイオサーファクタント及び約4%~約12%の第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約1%~約7%の第1の非イオン性バイオサーファクタント及び約1%~約7%の第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約6%の第1の非イオン性バイオサーファクタント及び約2%~約6%の第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約5%の第1の非イオン性バイオサーファクタント及び約2%~約5%の第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約4%の第1の非イオン性バイオサーファクタント及び約2%~約4%の第2の非イオン性バイオサーファクタントを含む。
これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、第1の非イオン性バイオサーファクタント及び第2の非イオン性バイオサーファクタントを互いに対して約1:1~約1:10の比で含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、第2の非イオン性バイオサーファクタント約10部に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部、第2の非イオン性バイオサーファクタント約9部に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部、第2の非イオン性バイオサーファクタント約8部に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部、第2の非イオン性バイオサーファクタント約7部に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部、第2の非イオン性バイオサーファクタント約6部に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部、第2の非イオン性バイオサーファクタント約5分に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部、第2の非イオン性バイオサーファクタント約4部に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部、第2の非イオン性バイオサーファクタント約3部に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部、第2の非イオン性バイオサーファクタント約2部に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部、又は第2の非イオン性バイオサーファクタント約1部に対して第1の非イオン性バイオサーファクタント約1部。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約1%~約20%の第1の非イオン性サポニン及び約1%~約20%の第2の非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約17%の第1の非イオン性サポニン及び約2%~約17%の第2の非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約3%~約15%の第1の非イオン性サポニン及び約3%~約15%の第2の非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約4%~約12%の第1の非イオン性サポニン及び約4%~約12%の第2の非イオン性サポニンを含む。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約1%~約7%の第1の非イオン性サポニン及び約1%~約7%の第2の非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約6%の第1の非イオン性サポニン及び約2%~約6%の第2の非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約5%の第1の非イオン性サポニン及び約2%~約5%の第2の非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、約2%~約4%の第1の非イオン性サポニン及び約2%~約4%の第2の非イオン性サポニンを含む。
これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物は、第1の非イオン性サポニン及び第2の非イオン性サポニンを互いに対して約1:1~約1:10の比で含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、第2の非イオン性サポニン約10部に対して第1の非イオン性サポニン約1部、第2の非イオン性サポニン約9部に対して第1の非イオン性サポニン約1部、第2の非イオン性サポニン約8部に対して第1の非イオン性サポニン約1部、第2の非イオン性サポニン約7部に対して第1の非イオン性サポニン約1部、第2の非イオン性サポニン約6部に対して第1の非イオン性サポニン約1部、第2の非イオン性サポニン約5部に対して第1の非イオン性サポニン約1部、第2の非イオン性サポニン約4部に対して第1の非イオン性サポニン約1部、第2の非イオン性サポニン約3部に対して第1の非イオン性サポニン約1部、第2の非イオン性サポニン約2部に対して第1の非イオン性サポニン約1部、又は第2の非イオン性サポニン約1部に対して第1の非イオン性サポニン約1部。
本明細書に開示の乾燥非イオン性界面活性剤の任意の量を、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物に使用してもよいが、ただし、その量が本明細書に開示の方法及び使用を実施するのに有用であるという条件である。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば、約75重量%~約95重量%の1つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤を含む。これらの実施形態の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤を、例えば約75重量%、約80重量%、約85重量%、約90重量%、約95重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤を、例えば最大75重量%、最大80重量%、最大85重量%、最大90重量%、最大95重量%の量で含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤を、例えば少なくとも75重量%、少なくとも80重量%、少なくとも85重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%の量で含む。これらの実施形態のなお他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤を、例えば約80重量%~約90重量%、約85重量%~約90重量%、約87重量%~約90重量%、約89重量%~約90重量%、又は約89重量%~約89.9重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性界面活性剤を例えば約75重量%~約80重量%、約75重量%~約85重量%、約75重量%~約90重量%、約75重量%~約95重量%、約80重量%~約85重量%、約80重量%~約90重量%、約80重量%~約95重量%、約85重量%~約90重量%、約85重量%~約95重量%、又は約90重量%~約95重量%の量で含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約75重量%~約95重量%の1つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを、例えば約75重量%、約80重量%、約85重量%、約90重量%、約95重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを、例えば最大75重量%、最大80重量%、最大85重量%、最大90重量%、最大95重量%の量で含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを、例えば少なくとも75重量%、少なくとも80重量%、少なくとも85重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%の量で含む。これらの実施形態のなお他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを、例えば約80重量%~約90重量%、約85重量%~約90重量%、約87重量%~約90重量%、約89重量%~約90重量%、又は約89重量%~約89.9重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを、例えば約75重量%~約80重量%、約75重量%~約85重量%、約75重量%~約90重量%、約75重量%~約95重量%、約80重量%~約85重量%、約80重量%~約90重量%、約80重量%~約95重量%、約85重量%~約90重量%、約85重量%~約95重量%、又は約90重量%~約95重量%の量で含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、例えば約75重量%~約95重量%の1つ以上の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の様々な態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性サポニンを、例えば約75重量%、約80重量%、約85重量%、約90重量%、約95重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性サポニンを、例えば最大75重量%、最大80重量%、最大85重量%、最大90重量%、最大95重量%の量で含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性サポニンを、例えば少なくとも75重量%、少なくとも80重量%、少なくとも85重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%の量で含む。これらの実施形態のなお他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性サポニンを、例えば約80重量%~約90重量%、約85重量%~約90重量%、約87重量%~約90重量%、約89重量%~約90重量%又は約89重量%~約89.9重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、乾燥粉末化組成物は、1つ以上の乾燥非イオン性サポニンを、例えば約75重量%~約80重量%、約75重量%~約85重量%、約75重量%~約90重量%、約75重量%~約95重量%、約80重量%~約85重量%、約80重量%~約90重量%、約80重量%~約95重量%、約85重量%~約90重量%、約85重量%~約95重量%又は約90重量%~約95重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、1つ以上のサポニンは、1つ以上のトリテルペノイドサポニン、1つ以上のステロイドサポニン、又はそれらの組み合せを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを、例えば約5.0重量%~約6.0重量%、約5.0重量%~約7.0重量%、約5.0重量%~約8.0重量%、約5.0重量%~約9.0重量%、約5.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約11.0重量%、約5.0重量%~約12.0重量%、約5.0重量%~約13.0重量%、約5.0重量%~約14.0重量%又は約5.0重量%~約15.0重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを、例えば約70重量%~約75重量%、約70重量%~約80重量%、約70重量%~約85重量%、約70重量%~約90重量%、約75重量%~約80重量%、約75重量%~約85重量%、約75重量%~約90重量%、約80重量%~約85重量%、又は約80重量%~約90重量%の量で含む。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約5%~約15%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び約70%~約90%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約5%~約15%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び約75%~約85%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約6%~約12%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び約73%~約89%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約6%~約12%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び約78%~約84%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約7%~約11%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び約74%~約88%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約7%~約11%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び約79%~約83%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約8%~約10%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び約75%~約87%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約8%~約10%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び約80%~約82%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約9%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び約81%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む。
これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント及び第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを互いに対して約1:3~約1:20の比で含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約18部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約17部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約16部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約15部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約14部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約13部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約12部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約11部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約10部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約9部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約8部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約7部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約6部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、約5部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの、又は約4部の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントに対して約1部の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタントの比を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、第1の乾燥非イオン性サポニン及び第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、第1の乾燥非イオン性サポニンを、例えば約5.0重量%~約6.0重量%、約5.0重量%~約7.0重量%、約5.0重量%~約8.0重量%、約5.0重量%~約9.0重量%、約5.0重量%~約10.0重量%、約5.0重量%~約11.0重量%、約5.0重量%~約12.0重量%、約5.0重量%~約13.0重量%、約5.0重量%~約14.0重量%又は約5.0重量%~約15.0重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、第2の乾燥非イオン性サポニンを、例えば約70重量%~約75重量%、約70重量%~約80重量%、約70重量%~約85重量%、約70重量%~約90重量%、約75重量%~約80重量%、約75重量%~約85重量%、約75重量%~約90重量%、約80重量%~約85重量%、又は約80重量%~約90重量%の量で含む。これらの実施形態の他の態様では、第1及び第2の乾燥サポニンは、1つ以上のトリテルペノイドサポニン、1つ以上のステロイドサポニン、又はそれらの組み合せを含む。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約5%~約15%の第1の乾燥非イオン性サポニン及び約70%~約90%の第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約5%~約15%の第1の乾燥非イオン性サポニン及び約75%~約85%の第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約6%~約12%の第1の乾燥非イオン性サポニン及び約73%~約89%の第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約6%~約12%の第1の乾燥非イオン性サポニン及び約78%~約84%の第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。
これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約7%~約11%の第1の乾燥非イオン性サポニン及び約74%~約88%の第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約7%~約11%の第1の乾燥非イオン性サポニン及び約79%~約83%の第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約8%~約10%の第1の乾燥非イオン性サポニン及び約75%~約87%の第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約8%~約10%の第1の乾燥非イオン性サポニン及び約80%~約82%の第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約9%の第1の乾燥非イオン性サポニン及び約81%の第2の乾燥非イオン性サポニンを含む。これらの実施形態の他の態様では、第1の乾燥及び第2の乾燥サポニンは、1つ以上のトリテルペノイドサポニン、1つ以上のステロイドサポニン、又はそれらの組み合せを含む。
これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、第1の乾燥非イオン性サポニン及び第2の乾燥非イオン性サポニンを互いに対して約1:1~約1:20の比で含む。これらの実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、約18部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約17部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約16部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約15部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約14部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約13部の第2の乾燥非イオン性サポニンの比に対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約12部の第2の乾燥非イオン性サポニンの比に対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約11部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約10部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約9部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約8部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約7部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、約6部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、又は約5部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの、又は約4部の第2の乾燥非イオン性サポニンに対して約1部の第1の乾燥非イオン性サポニンの比を含む。これらの実施形態の他の態様では、第1の乾燥及び第2の乾燥サポニンは、1つ以上のトリテルペノイドサポニン、1つ以上のステロイドサポニン、又はそれらの組み合せを含む。
本明細書の態様は、一部は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を溶媒で溶解して液体組成物を提供することを開示する。溶媒は、別の物質を溶解することができる液体物質であり、例えば、溶媒を使用して本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を溶解して、本明細書に開示される液体組成物を形成する。本明細書に開示される溶媒は、水若しくは単相水性溶液、又はエアロゾル、エマルジョン、ゲル、泡若しくはゾルを含む二相若しくは多相水性コロイド混合物であることができる。いくつかの実施形態では、溶媒は、希釈、分散、及び/又は膜形成特性などの他の特性を含むことができる。いくつかの実施形態では、溶媒は、他の成分、例えば別の溶媒、希釈剤、増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、安定化剤、膜形成剤、又は保存剤などと組み合せることができる。
本明細書に開示される乾燥粉末化組成物に添加される溶媒の量は、本明細書に開示される液体組成物を製造するのに十分な量である。一実施形態では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために添加される乾燥粉末化組成物の溶媒に対する比は、1:1~1:500である。本実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために添加される乾燥粉末化組成物の溶媒に対する比は、例えば、約1:10、約1:20、約1:25、約1:30、約1:40、約1:50、約1:60、約1:70、約1:75、約1:80、約1:190、又は約1:100である。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために添加される乾燥粉末化組成物の溶媒に対する比は、例えば、少なくとも1:10、少なくとも1:20、少なくとも1:25、少なくとも1:30、少なくとも1:40、少なくとも1:50、少なくとも1:60、少なくとも1:70、少なくとも1:75、少なくとも1:80、少なくとも1:190、又は少なくとも1:100である。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために添加される乾燥粉末化組成物の溶媒に対する比は、例えば最大1:10、最大1:20、最大1:25、最大1:30、最大1:40、最大1:50、最大1:60、最大1:70、最大1:75、最大1:80、最大1:190、又は最大1:100である。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために添加される乾燥粉末化組成物対溶媒の比は、例えば約1:10~約1:20、約1:10~約1:30、約1:10~約1:40、約1:10~約1:50、約1:10~約1:60、約1:10~約1:70、約1:10~約1:80、約1:10~約1:90、約1:10~約1:100、約1:20~約1:30、約1:20~約1:40、約1:20~約1:50、約1:20~約1:60、約1:20~約1:70、約1:20~約1:80、約1:20~約1:90、約1:20~約1:100、約1:25~約1:35、約1:25~約1:40、約1:25~約1:50、約1:30~約1:40、約1:30~約1:50、約1:30~約1:60、約1:30~約1:70、約1:30~約1:80、約1:30~約1:90、約1:30~約1:100、約1:40~約1:50、約1:40~約1:60、約1:40~約1:70、約1:40~約1:80、約1:40~約1:90、約1:40~約1:100、約1:50~約1:60、約1:50~約1:70、約1:50~約1:80、約1:50~約1:90、約1:50~約1:100、約1:60~約1:70、約1:60~約1:80、約1:60~約1:90、約1:60~約1:100、約1:70~約1:80、約1:70~約1:90、約1:70~約1:100、約1:80~約1:90、約1:80~約1:100、又は約1:90~約1:100である。
一実施形態では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために溶媒に添加される乾燥粉末化組成物の重量パーセンテージは、0.1%~50%である。本実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために溶媒に添加される乾燥粉末化組成物の重量パーセンテージは、例えば約0.1%、約0.25%、約0.5%、約0.75%、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%~約10%である。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために溶媒に添加される乾燥粉末化組成物の重量パーセンテージは、例えば少なくとも0.1%、少なくとも0.25%、少なくとも0.5%、少なくとも0.75%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%~少なくとも10%である。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために溶媒に添加される乾燥粉末化組成物の重量パーセンテージは、例えば最大0.1%、最大0.25%、最大0.5%、最大0.75%、最大1%、最大2%、最大3%、最大4%、最大5%、最大6%、最大7%、最大8%、最大9%~最大10%である。本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される液体組成物を形成するために溶媒に添加される乾燥粉末化組成物の重量パーセンテージは、例えば約0.1%~約0.5%、約0.1%~約1%、約0.1%~約2%、約0.1%~約3%、約0.1%~約4%、約0.1%~約5%、約0.1%~約6%、約0.1%~約7%、約0.1%~約8%、約0.1%~約9%、約0.1%~約10%、約0.5%~約1%、約0.5%~約2%、約0.5%~約3%、約0.5%~約4%、約0.5%~約5%、約0.5%~約6%、約0.5%~約7%、約0.5%~約8%、約0.5%~約9%、約0.5%~約10%、約1%~約2%、約1%~約3%、約1%~約4%、約1%~約5%、約1%~約6%、約1%~約7%、約1%~約8%、約1%~約9%、約1%~約10%、約2%~約3%、約2%~約4%、約2%~約5%、約2%~約6%、約2%~約7%、約2%~約8%、約2%~約9%、約2%~約10%、約3%~約4%、約3%~約5%、約3%~約6%、約3%~約7%、約3%~約8%、約3%~約9%、約3%~約10%、約4%~約5%、約4%~約6%、約4%~約7%、約4%~約8%、約4%~約9%、約4%~約10%、約5%~約6%、約5%~約7%、約5%~約8%、約5%~約9%、約5%~約10%、約6%~約7%、約6%~約8%、約6%~約9%、約6%~約10%、約7%~約8%、約7%~約9%、約7%~約10%、約8%~約9%、約8%~約10%、又は約8%~約10%である。
本明細書の態様は、一部は、本明細書に開示される液体組成物のpHを開示する。液体組成物として直接配合されるか、又は本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を溶解することによって形成されるかにかかわらず、本明細書に開示される液体組成物の最終pHは、一部は、これが液体組成物の安定性に寄与するため、典型的には酸性である。本実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物のpHは、例えば約2、約2.5、約3、約3.5、約4、約4.5、約5、約5.5又は約6である。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物のpHは、例えば、少なくとも2、少なくとも2.5、少なくとも3、少なくとも3.5、少なくとも4、少なくとも4.5、少なくとも5、少なくとも5.5又は少なくとも6である。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される消火組成物及び/又は消火剤組成物のpHは、例えば、最大2、最大2.5、最大3、最大3.5、最大4、最大4.5、最大5、最大5.5、又は最大6である。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体組成物のpHは、例えば、約2~約3、約2~約3.5、約2~約4、約2~約4.5、約2~約5、約2~約5.5、約2~約6、約2.5~約3、約2.5~約3.5、約2.5~約4、約2.5~約4.5、約2.5~約5、約2.5~約5.5、約2.5~約6、約3~約3.5、約3~約4、約3~約4.2、約3~約4.5、約3~約4.7、約3~約5、約3~約5.2、約3~約5.5、約3~約6、約3.5~約4、約3.5~約4.2、約3.5~約4.5、約3.5~約4.7、約3.5~約5、約3.5~約5.2、約3.5~約5.5、約3.5~約6、約3.7~約4.0、約3.7~約4.2、約3.7~約4.5、約3.7~約5.2、約3.7~約5.5又は約3.7~約6.0の間である。
乾燥粉末化組成物又は液体組成物は、液体組成物として直接配合されるか、又は本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を溶解することによって形成されるかにかかわらず、ペースト及びコロイド状製剤を含む本明細書に開示される液体組成物の1つ以上の配合形態において有用な特性又は機能性を付与する1つ以上の他の成分を含むことができる。そのような成分の非限定的な例としては、溶媒、希釈剤、増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、安定化剤、膜形成剤、又は保存剤が挙げられる。
希釈剤(diluent)(希釈剤(diluting agent)、希釈剤(dilutant)、シンナー又はフィラーとも呼ばれる。)は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物又は液体組成物の粘度又は密度を低下させる物質である。本明細書に開示される液体組成物は、粘度又は密度が高すぎて、本明細書に開示される方法又は使用に従って、構造又は環境区域に効果的に圧送、噴霧、若しくはさもなければ施用され得ず、又は特定の箇所から別の箇所に流れ得ない。希釈剤は、その粘度又は密度を低下させるために、本明細書に開示される液体組成物に添加される。いくつかの実施形態では、希釈剤は、使用前に希釈を必要とする濃縮物として配合された本明細書に開示される液体組成物に添加される。いくつかの実施形態では、希釈剤は溶媒の特徴を含むことができる。いくつかの実施形態では、希釈剤は、他の成分、例えば溶媒、別の希釈剤、増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、安定化剤、膜形成剤、又は保存剤などと組み合せることができる。希釈剤の非限定的な例としては、水、単相水性溶液、又は二相若しくは多相水性コロイド混合物など、又はそれらの任意の組み合せが挙げられる。いくつかの実施形態において、2つ以上の、3つ以上の、4つ以上の、又は5つ以上の希釈剤を含む1つ以上の希釈剤は、1つ以上の希釈剤それぞれの1重量%~約75重量%、約5重量%~約60重量%、約10重量%~約50重量%、又は約15重量%~約40重量%の総量で、本明細書に開示される組成物に個別に又は合せて添加することができる。
増粘剤(thickening agent)(増粘剤(thickener)とも呼ばれる)は、本明細書に開示される液体組成物の粘度又は密度を上昇させる物質である。本明細書に開示される液体組成物は、水分が多すぎ又は粘着性が低すぎて、本明細書に開示される方法又は使用に従って構造又は環境区域に効果的に施用され得ない。増粘剤は、粘度又は密度を上昇させるために、本明細書に開示される液体組成物に添加される。いくつかの実施形態では、希釈剤を本明細書に開示される乾燥粉末化組成物に添加して、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物をかさ増しする。いくつかの実施形態では、希釈剤を本明細書に開示される液体組成物に添加して、本明細書に開示されるペースト組成物を配合する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、本明細書に開示される組成物が極性親水性液体(例えばアルコール、ケトンなど)と接触したときに泡がゲル形成を補助する膨潤性増粘剤である。いくつかの実施形態では、増粘剤は、燃料蒸気及び液体に対するバリアとして作用し、泡ブランケットの破壊を防止する。いくつかの実施形態では、増粘剤は、他の成分、例えば溶媒、希釈剤、別の増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、安定化剤、膜形成剤、又は保存剤などと組み合せることができる。増粘剤としては、ガム及びデンプンが挙げられる。増粘剤の非限定的な例としては、グアーガム、ジウタンガム、ラムサムガム、ウェランガム、ガラクトマンナンガム、マンナンガム、ローカストビーンガム、カルボマー、キサンタンガム、アラビアガム、ペクチン(ペクチン酸)、アカシアガム、インスリングアー、カラヤ、寒天、アルギン(アルギン酸)、カラギーナン、フルセララン、カードラン、デキストラン、セルロン、プルラン、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、タピオカ、米デンプン、セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース、シクロデキストリン、ポリデキストロース、グリコーゲン、ヒアルロン酸、キチンなど又はそれらの任意の組み合せが挙げられる。いくつかの実施形態では、2つ以上、3つ以上、4つ以上、又は5つ以上の増粘剤を含む1つ以上の増粘剤を、1つ以上の増粘剤それぞれの0.01重量%~約30重量%、約0.1重量%~約20重量%、約1重量%~約10重量%、約2重量%~約5重量%又は約1重量%~約3重量%の総量で、本明細書に開示される組成物に個別に又は合せて添加することができる。
分散剤(dispersing agent)(分散剤(dispersant)又は可塑剤としても既知)は、粒子の分離を改善し、沈降又は凝集を防止するために、乾燥粉末化組成物又は液体組成物に添加される非界面活性ポリマー又は界面活性物質のいずれかである化合物又は化合物の混合物である。いくつかの実施形態では、分散剤は、粒子の分離を改善し、沈降又は凝集を防止するために、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物に添加される。いくつかの実施形態では、分散剤は、粒子の分離を改善し、沈降又は凝集を防止するために、本明細書に開示されるコロイド状組成物として配合された本明細書に開示される液体組成物に添加される。いくつかの実施形態では、分散剤は、他の成分、例えば溶媒、希釈剤、増粘剤、別の分散剤、起泡剤、安定化剤、膜形成剤、又は保存剤などと組み合せることができる。分散剤の非限定的な例としては、界面活性剤、乳化剤、粘土、アクリル酸系化合物、ビス(トリデシル)スルホコハク酸ナトリウム、ジ(2-エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム、ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、ジシクロヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、ジアミルスルホコハク酸ナトリウム、ジイソブチルスルホコハク酸ナトリウム、イソデシルスルホコハク酸二ナトリウム、スルホコハク酸のエトキシ化アルコールハーフエステル二ナトリウム、アルキルアミドポリエトキシスルホコハク酸二ナトリウム、N-(1,2-ジカルボキシエチル)-N-オクタデシルスルホコハク酸四ナトリウム、N-オクタスルホコハク酸二ナトリウム、及び硫酸化エトキシ化ノニルフェノール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、モノC8-24飽和脂肪酸、C8-24飽和脂肪酸、フタル酸エステル、例えばフタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)、フタル酸ジイソデシル(DIDP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、及びフタル酸ベンジルブチル(BBP)など、又はそれらの任意の組み合せが挙げられる。いくつかの実施形態では、2つ以上、3つ以上、4つ以上又は5つ以上の分散剤を含む1つ以上の分散剤を、本明細書に開示される組成物に、1つ以上の分散剤それぞれの0.01%~約30%、約0.1重量%~約20重量%、約1重量%~約10重量%、約2重量%~約5重量%又は約1重量%~約3重量%の総量で個別に又は合せて添加することができる。
結合剤(binding agent)(結合剤(binder)としても既知)は、本明細書に開示される乾燥粉末化又は液体組成物を含む1つ以上の他の成分の接着及び/又は凝集を改善して、機械的に、化学的に、接着又は凝集によって全体として凝集体を形成する化合物又は化合物の混合物である。いくつかの実施形態において、2つ以上の、3つ以上の、4つ以上の、又は5つ以上の結合剤を含む1つ以上の結合剤は、1つ以上の結合剤それぞれの0.01重量%~約30重量%、約0.1重量%~約20重量%、約1重量%~約10重量%、約2重量%~約5重量%又は約1重量%~約3重量%の総量で、本明細書に開示される組成物に個別に又は合せて添加することができる。
起泡剤(発泡剤としても既知)は、好適な条件下で水和されたときにガスを生成し、本明細書に開示される組成物に起泡特性を与える、及び/又は起泡特性を高める化合物又は化合物の混合物である。例えば、起泡剤は、本明細書に開示される液体組成物の表面張力を低下させることによって、又は本明細書に開示されるコロイド状組成物として配合される本明細書に開示される液体組成物の気泡の合体を阻害することによってコロイド安定性を向上させることによって、泡の形成を促進することができる。いくつかの実施形態では、起泡剤は、他の成分、例えば溶媒、希釈剤、増粘剤、分散剤、結合剤、別の起泡剤、安定化剤、膜形成剤、又は保存剤などと組み合せることができる。合成及びタンパク質系形成剤。合成形成剤としては、水性膜形成用起泡剤、耐アルコール性水性膜形成用起泡剤が挙げられる。タンパク質系形成剤としては、動物性タンパク質系形成剤、植物性タンパク質系形成剤、フルオロタンパク質形成剤、膜形成フルオロタンパク質形成剤、アルコール抵抗性フルオロタンパク質形成剤、アルコール抵抗性膜形成フルオロタンパク質形成剤が挙げられる。起泡剤の非限定的な例としては、アルファルファ抽出物、Medicago sativa(メディカゴ・サティバ)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルセルロース、非イオン性水溶性ポリマー、イオン性水溶性ポリマー、アルキル硫酸ナトリウムなどの炭化水素系界面活性剤など、又はそれらの任意の組み合せが挙げられる。いくつかの実施形態では、2つ以上、3つ以上、4つ以上、又は5つ以上の起泡剤を含む1つ以上の起泡剤を、1つ以上の起泡剤それぞれの重量の0.2重量%~約15重量%、約0.5重量%~約10重量%、又は約1重量%~約6重量%、又は約1重量%~約5重量%の総量で、本明細書に開示される組成物に個別に又は合せて添加することができる。
安定化剤(stabilizing agent)(安定化剤(stabilizer)、乳化剤(emulsifier)、又は乳化剤(emulgent)としても既知)は、本明細書に開示されるペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される乾燥粉末化組成物又は液体組成物の安定性を向上させる化合物又は化合物の混合物である。いくつかの実施形態では、安定化剤を本明細書に開示される乾燥粉末化組成物に添加して、その安定性を高める。いくつかの実施形態では、安定化剤は、本明細書に開示されるペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される液体組成物に添加されてその安定性を高める。いくつかの実施形態において、安定化剤は、溶媒の特性を含むことができる。いくつかの実施形態では、安定化剤は、他の成分、例えば溶媒、希釈剤、増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、別の安定化剤、膜形成剤、又は保存剤などと組み合せることができる。安定化剤は、本明細書に開示される泡組成物の寿命を延ばす泡安定化剤を含む。安定化剤の非限定的な例としては、部分加水分解タンパク質、デンプン、ポリビニルアルコールなどのポリビニル樹脂、ポリアクリルアミド、カルボキシビニルポリマー、ポリピロリジン及びポリ(オキシエチレン)グリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、メチル、プロピル、ブチル若しくはヘキシルモノエーテルなどのグリコールモノエーテル、例えば2-ブトキシエタノール、又はジエチレングリコールエーテル(カルビトール)、ブチルカルビトール、ヘキシレングリコール、ラウリルアルコール、ホルムアルデヒド及びアルキルヒドロキシベンゾエートなどのグリコールジエーテルを含む、グリコールエーテルが挙げられる。好ましくは、保存剤又は安定化剤は、ヒドロキシ安息香酸メチル及びヒドロキシ安息香酸プロピルの混合物など、又はそれらの任意の組み合せである。いくつかの実施形態において、2つ以上の、3つ以上の、4つ以上の、又は5つ以上の安定化剤を含む1つ以上の安定化剤は、1つ以上の安定化剤それぞれの0.1重量%~約50重量%、約0.5重量%~約40重量%、約1重量%~約30重量%、約2重量%~約30重量%又は約5重量%~約25重量%の総量で、本明細書に開示される組成物に個別に又は合せて添加することができる。いくつかの実施形態において、2つ以上の、3つ以上の、4つ以上の、又は5つ以上の安定化剤を含む、1つ以上の安定化剤は、1つ以上の安定化剤のそれぞれの0.1重量%~約10重量%、約0.5重量%~約8重量%、約1重量%~約10重量%、約1重量%~約8重量%、約1重量%~約6重量%、約1重量%~約5重量%、約2重量%~約6重量%、約3重量%~約9重量%、又は約3重量%~約6重量%の総量で、本明細書に開示される組成物に個別に又は合せて添加することができる。
膜形成剤は、本明細書に開示される液体組成物の表面上の柔軟な凝集性の連続的な疎水性被覆を容易にする化合物又は化合物の混合物である。いくつかの実施形態では、膜形成剤は溶媒の特性を含むことができる。いくつかの実施形態では、希釈剤は、他の成分、例えば溶媒、希釈剤、増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、安定化剤、別の膜形成剤、又は保存剤などと組み合せることができる。膜形成剤は、アルコール系膜形成剤、アルコールエーテル系膜形成剤、エステル系膜形成剤であることができる。膜形成剤の非限定的な例としては、水溶性ポリマー、プロパンジオールエーテル、酢酸塩など、又はそれらの任意の組み合せが挙げられる。いくつかの実施形態では、2つ以上、3つ以上、4つ以上、又は5つ以上の膜形成剤を含む1つ以上の膜形成剤を、1つ以上の膜形成剤それぞれの重量の0.01重量%~約4重量%、約0.1重量%~約2重量%、約0.25重量%~約1.5重量%、約0.25重量%~約1.0重量%、又は約0.5重量%~約1.0重量%の総量で、本明細書に開示される組成物に個別に又は合せて添加することができる。
保存剤は、本明細書に開示されるペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される乾燥粉末化組成物又は液体組成物の分解を防止する化合物又は化合物の混合物である。いくつかの実施形態において、保存剤は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物に添加されて、その分解を防止する。いくつかの実施形態では、保存剤は、本明細書に開示されるペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される液体組成物に添加されて、その分解を防止する。いくつかの実施形態において、保存剤は、溶媒の特性を含むことができる。いくつかの実施形態では、保存剤は、他の成分、例えば溶媒、希釈剤、増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、安定化剤、膜形成剤、又は別の保存剤などと組み合せることができる。保存剤の非限定的な例としては、安息香酸ナトリウム、イミダゾリジニル尿素、ジアゾリジニル尿素、塩化カルシウム、クエン酸、アスコルビン酸、酒石酸、ヒドロキシメチルグリシン酸ナトリウム(Nuosept 44)、又はそれらの任意の組み合せが挙げられる。いくつかの実施形態では、2つ以上、3つ以上、4つ以上、又は5つ以上の保存剤を含む1つ以上の保存剤を、1つ以上の保存剤それぞれの0.01重量%~約4重量%、約0.1重量%~約2重量%、約0.25重量%~約1.5重量%、約0.25重量%~約1.0重量%、又は約0.5重量%~約1.0重量%の総量で、本明細書に開示される組成物に個別に又は合せて添加することができる。
本明細書に開示される組成物は、ヒト、家畜を含む哺乳動物、植物の生命及び環境に対する有害作用が最小限である。本実施形態の一態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物は、ヒト、哺乳動物、植物及び環境に対して実質的に非毒性である。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物は、ヒト、哺乳動物、植物及び環境に対して本質的に非毒性である。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物は、ヒト、哺乳動物、植物及び環境に対して非毒性である。
本明細書の態様は、一部は、生分解性である組成物を開示する。本明細書に開示される乾燥粉末化、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される生分解性組成物は、本明細書に開示される方法及び使用に従って施用されると、実質的又は有意な程度まで劣化、腐食、再吸収、分解又は破壊される傾向があるものである。本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物の少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%が、例えば、約1日、約2日、約3日、約4日、約5日、約6日又は約7日で生分解する。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物の少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%が、例えば、約1~約2日、約1~約3日、約1~約4日、約1~約5日、約1~約6日、約1~約7日、約2~約3日、約2~約4日、約2~約5日、約2~約6日、約2~約7日、約3~約4日、約3~約5日、約3~約6日、約3~約7日、約4~約5日、約4~約6日、約4~約7日、約5~約6日、約5~約7日又は約6~約7日で生分解する。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物の少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%が、例えば、約7日、約8日、約9日、約10日、約11日、約12日、約13日又は約14日で生分解する。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物の少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%が、例えば、約7~約8日、約7~約9日、約7~約10日、約7~約11日、約7~約12日、約7~約13日、約7~約14日、約8~約9日、約8~約10日、約8~約11日、約8~約12日、約8~約13日、約8~約14日、約9~約10日、約9~約11日、約9~約12日、約9~約13日、約9~約14日、約9~約11日、約9~約12日、約9~約13日、約9~約14日、約10~約11日、約10~約12日、約10~約13日、約10~約14日、約11~約12日、約11~約13日、約11~約14日、約12~約13日、約12~約14日又は約13~約14日で生分解する。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される液体組成物の少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%が、例えば、約15日、約16日、約17日、約18日、約19日、約20日又は約21日で生分解する。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体組成物の少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%が、例えば、約15~約16日、約15~約17日、約15~約18日、約15~約19日、約15~約20日、約15~約21日、約16~約17日、約16~約18日、約16~約19日、約16~約20日、約16~約21日、約17~約18日、約17~約19日、約17~約20日、約17~約21日、約18~約19日、約18~約20日、約18~約21日、約19~約20日、約19~約21日又は約20~約21日で生分解する。
本明細書の態様は、一部は、本明細書に開示される方法又は使用を実施するのに有用な1つ以上の成分を含むキットを開示する。キットは、商業販売を促進又は強化するために、本明細書に開示される方法又は使用を実施するのに有用な成分の便利な封入物を提供する。いくつかの実施形態では、キットは、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物と、本明細書に開示される方法又は使用を実施するのに有用な1つ以上の他の試薬、例えば、1つ以上の溶媒、1つ以上の担体、及び/又は1つ以上の希釈剤、増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、安定化剤、膜形成剤、及び/又は保存剤を含む。いくつかの実施形態では、キットは、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物と、本明細書に開示される方法又は使用を実施するのに有用な1つ以上の他の試薬、例えば、1つ以上の溶媒、1つ以上の担体、及び/又は1つ以上の希釈剤、増粘剤、分散剤、結合剤、起泡剤、安定化剤、膜形成剤、及び/又は保存剤を含む。
キットは、典型的には、本明細書に開示される方法又は使用を実施するのに有用な1つ以上の成分を含む好適な容器、例えば箱又は他の封入キャリアを提供する。さらに、本明細書に開示されるキットは、典型的には、1つ以上の成分を含有する個別容器、例えばボトル、バイアル、フラスコ又は封入キャリアを含む。例えば、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物又は液体組成物用の容器、及びキットに含まれる1つ以上の他の試薬用の別の容器。キットは、携帯することができ、例えば居住用、商業用若しくは工業用建物、圃場若しくは農場、又は遠隔地で輸送及び使用することができる。
本明細書に開示されるキットは、消火用送達又は施用システムを含むことができる。キットの消火用送達又は施用システムは、本明細書に開示される乾燥粉末化又は液体組成物の目的の部位、例えば構造又は環境区域への施用に有用である。本明細書に開示される消火用送達又は施用システムとしては、限定されないが、混合容器、粒状ディスペンサ、液体ディスペンサ、若しくはペレットディスペンサ、保存容器、又はそれらの組み合せが挙げられる。キットは、2つ以上、3つ以上、4つ以上、又は5つ以上の送達若しくは施用システムなどの1つ以上の消火用送達又は施用システムを含む。キット内で、消火用送達又は施用システムは、個別に、又は2つ以上のセットで包装されてもよい。消火用送達又は施用システムは、使用するまで無菌が維持されるように包装することができる。ある実施形態では、本明細書に開示される消火用送達又は施用システムは、プラスチックシースに包装することができる。さらに、汚染を防止するために、本明細書に開示される消火用送達又は施用システムは、好ましくは単回使用使い捨て送達又は施用システムである。
キットは、説明書のセットも含むことができる。説明書は、エンドユーザが開示される乾燥粉末化又は液体組成物のいずれかを使用して、開示される方法又は使用のいずれかを実施するために有用な情報を含む。例えば、説明書は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を本明細書に開示される溶媒と混合して本明細書に開示される液体組成物を形成する方法に関する情報、並びに任意の希釈説明書を含むことができる。さらに、説明書は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物又は液体組成物を施用するための消火用送達又は施用システムの使用方法に関する情報を提供することができる。そのような説明書は、投与量、投与頻度、施用期間、及びタイミング基準、例えば混合が施用前のある時間に、例えば使用直前に行われるべきであることを示す情報も含むことができる。説明書は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物又は液体組成物を関心部位へ直接施用する方法、及び個々の成分を目的の部位、例えば本明細書に開示される環境区域に施用すべき順序に関する情報を含むことができる。説明書は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物、液体組成物、及び/又はキットの保管方法に関する情報を含むことができる。説明書は、潜在的な危険又はキットの成分の使用が適切でない状況に関する警告を含有し得る。説明書は、個々の成分に関する情報、及び製造業者情報、ロット番号、製造業者の所在地及び日付を識別する情報を含むことができる。説明書は、本明細書に開示されるキットの保管条件に関する情報を含むことができる。説明書としては、「印刷物」又はコンピュータ可読媒体、例えばディスク(例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ)、CD若しくはDVD-ROM/RAM、DVDなどの光ディスク、MP3、磁気テープ、RAM及びROMなどの電気的記憶媒体、又は磁気/光記憶媒体、フラッシュメディア若しくはメモリ型カードなどのこれらのハイブリッドが挙げられる。
本明細書の態様は、火災を制御する方法を開示する。本明細書のさらなる態様は、火災を制御するための本明細書に開示される組成物の使用を開示する。火災の制御としては、既に発火した火災の遅延、抑制、若しくは消火、火災を生じさせる発火点の遅延、抑制、抑制、若しくは防止、燃えていない1つ以上の区域への火災の抑止、抑制、再ルーティング、若しくは拡散の防止、又はそれらの任意の組み合せが挙げられる。
開示される方法及び使用は、本明細書に開示される組成物の有効量を、火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される方法及び使用は、液体組成物の有効量を火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用するステップを含む。いくつかの実施形態では、開示される方法及び使用は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を溶媒で溶解して液体組成物を形成するステップ、及び液体組成物の有効量を火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用するステップを含む。いくつかの実施形態では、開示される方法及び使用は、乾燥粉末化組成物の有効量を火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用するステップを含む。いくつかの実施形態では、開示される方法及び使用は、ペースト又はコロイド状組成物の有効量を火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用するステップを含む。本明細書に開示される組成物の有効量の1つ以上の区域への施用は、火災が制御されるように、本明細書に開示される組成物に火災が曝露される、又は曝露され得るように行われる。
火災は、燃焼の発熱化学プロセスにおける材料の急速酸化であり、熱、光、及び様々な反応生成物を放出する。発火した又は発火し得る可燃性材料又は燃料源に基づいて、火災を分類することができる。紙、木材、布帛、大半の種類のごみ、ゴム、多くのプラスチック及び他の通常の固体可燃物などの可燃性固体物質を燃料源として使用する火災は、米国システムでクラスAの火災と呼ばれる。ガソリン、石油、タール、溶剤、シンナー、ラッカー、油系製品、油系塗料などの可燃性液体、液化性物質又はガスを燃料源として使用する火災は、米国システムでクラスBの火災と呼ばれる。電気パネル、ヒューズボックス、変圧器、電気機械、電気機器、電気モータなどの電気部品及び/又は通電された機器を伴う火災は、米国システムでクラスCの火災と呼ばれる。火災の燃料源として技術的に使用されていないが、電気部品及び/又は通電された機器は、特異な火災クラスの根拠となる別の危険である。マグネシウム、ナトリウム、カリウム、チタン及びアルミニウムなどの可燃性金属及び金属合金を燃料源として使用する火災は、米国のシステムでクラスDの火災と呼ばれる。技術的には可燃性液体を燃料源として使用するタイプの火災であるが、クラスKの火災は、それ自体の分類の根拠となるのに十分に特異である。グリース、調理油、植物性脂肪、及び動物性脂肪などの可燃性調理液を燃料源として使用する火災は、米国システムでクラスKの火災と呼ばれる。
開示された方法及び使用は、燃料源にかかわらず、火災を制御することができる。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、可燃性物質によって引き起こされる火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、可燃性固体物質によって引き起こされる火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、クラスA火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、可燃性液体物質によって引き起こされる火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、可燃性ガス物質によって引き起こされる火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、クラスB火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、電気部品及び/又は通電された機器を含む可燃性物質によって引き起こされる火災を制御するために、本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、クラスC火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、可燃性金属及び金属合金によって引き起こされる火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、クラスDの火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示された方法又は火災を制御する使用は、可燃性調理液によって引き起こされる火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、可燃性グリース、調理油、植物脂肪、動物脂肪、又はそれらの任意の組み合せによって引き起こされる火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、クラスKの火災を制御するために本明細書に開示される組成物の有効量を施用することを含む。いくつかの実施形態では、開示される火災を制御する方法又は使用は、本明細書に開示される組成物の有効量を施用して、山火事(原野火災、森林、草原、低木林地、又は作物作付け地/農業用土地での非制御火災とも呼ばれる)を制御することを含む。
本明細書の態様は、一部は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を1つ以上の区域に直接添加して、本明細書に開示される液体組成物を形成することを開示する。いくつかの実施形態では、開示される方法及び使用は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を溶解するための1つ以上の区域に既に存在する液体に依存する。例えば、乾燥粉末化組成物は、土壌などの1つ以上の区域に添加することができ、土壌中に存在する水などの溶媒は、乾燥粉末化組成物を溶解して本明細書に開示される液体組成物を形成することができる。別の例では、乾燥粉末化組成物を1つ以上の区域に添加し、次いで水のような溶媒を1つ以上の区域に施用し、それにより乾燥粉末化組成物を溶解して本明細書に開示される液体組成物を形成することができる。
本明細書に開示される方法又は使用を使用して本明細書に開示される組成物を施用すると、本明細書に開示される組成物は、火災の熱源、火災の燃料源、及び/又は火災の酸化剤源に存在する1つ以上の成分の分子構造、特に多糖及び脂質系成分に存在する化学結合のインサイチュ-化学反応を促進する。これらのインサイチュ-化学反応は、火災の熱源を冷却し、火災の燃料源を枯渇させ、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽し、火災の制御をもたらす。
いかなる理論によっても制限されることを望むものではないが、本明細書に開示される液体、ペースト又はコロイド状組成物の形成時に、高反応性で独自に構造化された超微細マイクロバブルが自発的に形成される。これらの「機能化」マイクロバブルは、1つ以上の非イオン性界面活性剤及び処理済み発酵微生物上清からの成分で構成される外部「高反応性」シェルと、空気を含有する内部コアとを含む。「高反応性」シェルは、水性環境中の酸素の物質移動を劇的に増加させ、化合物の分子構造の生体触媒作用を加速することができ、これらが組み合されて相乗的機能性を与える。酸素の物質移動に関して、この機能性は、酸素の移動速度を上昇させ、水性環境中の溶存酸素レベルを上昇させ、このレベルはヘンリーの法則によって予想される溶解度限界をはるかに超えて、機械的曝気システムによって容易に達成できないレベルである。処理済み発酵微生物上清からの成分は、非イオン性界面活性剤が十分に組織化されたミセルシェルを形成する能力を妨げるように思われる。その結果、これらの発酵成分及び界面活性剤の分子充填が緩められ、シェルが「機能化」されて気体透過性がより向上して、それによってガス塊の移動にとってより好ましい条件が生じる。生体触媒作用の加速に関して、この機能性により、反応物の局所濃度を上昇させ、電子の供与を可能にし、電子不足部位での化学反応を促進する反応プラットフォームが与えられることによって、触媒反応の発生に必要なエネルギーの遷移を低下させる。したがって、この生体触媒作用機能は、化合物中に存在するグリコシド結合及びエステル結合を含む化学結合の切断を媒介する。したがって、マイクロバブルの「機能化」シェルは、従来の酵素系と同様の触媒活性を有するが、いずれの酵素も必要としない。したがって、本明細書に開示される液体組成物の施用により、酸素分散を増大させる「機能化」マイクロバブルが生じ、より高い溶存酸素レベルがもたらされ、分子相互作用が加速されて、化合物の触媒分解が起こる。
火災四面体の1つ以上の要素と接触すると、「機能化」マイクロバブルは、1つ以上の要素に存在するグリコシド結合及びエステル結合を含む化学結合の切断を媒介する電子不足部位において電子の供与又は反応を可能にするように、火災四面体の1つ以上の要素と化学的に相互作用する。これらの相互作用は、「高反応性」シェルに依存することに加えて、マイクロバブルのコアに存在する酸素も利用される、ベータ酸化を使用する加水分解の形態であると思われる。したがって、「機能化」マイクロバブルに存在する特性は、コアの酸素移動能力と相乗的に作用して、1)火災の熱源;2)火災の燃料源;及び/又は3)火災の酸化剤源に存在するグリコシド結合及びエステル結合を含む化学結合のインサイチュ-切断を強化する。これらのインサイチュ-化学反応は、火災の熱源を冷却し、火災の燃料源を枯渇させ、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽し、火災の制御をもたらす。これらの反応に関するこの作用機構は、本明細書に開示される組成物が、火災が発生できるより多くの熱を吸収し、燃料源として機能する可燃性材料を除去し、及び/又は酸化剤源を除去する能力に関連しているように思われた。
一実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物は、本明細書に開示される乾燥粉末化、液体、ペースト又はコロイド状組成物の未希釈又は濃縮製剤に使用される。本明細書に開示される組成物の未希釈製剤又は濃縮製剤を施用する方法及び使用では、組成物はただちに使用できる製剤と見なされる。
一実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物は、本明細書に開示される乾燥粉末化、液体、ペースト又はコロイド状組成物の希釈物、例えば、本明細書に開示される組成物の非希釈又は濃縮製剤の希釈物として使用される。本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、約1:5、約1:6、約1:7、約1:8、約1:9、約1:10、約1:15、約1:20、約1:25、約1:30、約1:40、約1:50、約1:60、約1:70、約1:80、約1:90、又は約1:100の組成物対希釈剤比で使用される。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、少なくとも1:1、少なくとも1:2、少なくとも1:3、少なくとも1:4、少なくとも1:5、少なくとも1:6、少なくとも1:7、少なくとも1:8、少なくとも1:9、少なくとも1:10、少なくとも1:15、少なくとも1:20、少なくとも1:25、少なくとも1:30、少なくとも1:40、少なくとも1:50、少なくとも1:60、少なくとも1:70、少なくとも1:80、少なくとも1:90、又は少なくとも1:100の組成物対希釈剤比で使用される。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、最大1:1、最大1:2、最大1:3、最大1:4、最大1:5、最大1:6、最大1:7、最大1:8、最大1:9、最大1:10、最大1:15、最大1:20、最大1:25、最大1:30、最大1:40、最大1:50、最大1:60、最大1:70、最大1:80、最大1:90、又は最大1:100の組成物対希釈剤比で使用される。
本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、約1:1~約1:2、約1:1~約1:3、約1:1~約1:4、約1:1~約1:5、約1:1~約1:6、約1:1~約1:7、約1:1~約1:8、約1:1~約1:9、約1:1~約1:10、約1:1~約1:15、約1:1~約1:20、約1:1~約1:25、約1:1~約1:30、約1:1~約1:40、約1:1~約1:50、約1:1~約1:60、約1:1~約1:70、約1:1~約1:80、約1:1~約1:90、約1:1~約1:100、約1:2~約1:3、約1:2~約1:4、約1:2~約1:5、約1:2~約1:6、約1:2~約1:7、約1:2~約1:8、約1:2~約1:9、約1:2~約1:10、約1:2~約1:15、約1:2~約1:20、約1:2~約1:25、約1:2~約1:30、約1:2~約1:40、約1:2~約1:50、約1:2~約1:60、約1:2~約1:70、約1:2~約1:80、約1:2~約1:90、約1:2~約1:100、約1:3~約1:4、約1:3~約1:5、約1:3~約1:6、約1:3~約1:7、約1:3~約1:8、約1:3~約1:9、約1:3~約1:10、約1:3~約1:15、約1:3~約1:20、約1:3~約1:25、約1:3~約1:30、約1:3~約1:40、約1:3~約1:50、約1:3~約1:60、約1:3~約1:70、約1:3~約1:80、約1:3~約1:90、約1:3~約1:100、約1:4~約1:5、約1:4~約1:6、約1:4~約1:7、約1:4~約1:8、約1:4~約1:9、約1:4~約1:10、約1:4~約1:15、約1:4~約1:20、約1:4~約1:25、約1:4~約1:30、約1:4~約1:40、約1:4~約1:50、約1:4~約1:60、約1:4~約1:70、約1:4~約1:80、約1:4~約1:90、約1:4~約1:100、約1:5~約1:6、約1:5~約1:7、約1:5~約1:8、約1:5~約1:9、約1:5~約1:10、約1:5~約1:15、約1:5~約1:20、約1:5~約1:25、約1:5~約1:30、約1:5~約1:40、約1:5~約1:50、約1:5~約1:60、約1:5~約1:70、約1:5~約1:80、約1:5~約1:90、約1:5~約1:100、約1:6~約1:7、約1:6~約1:8、約1:6~約1:9、約1:6~約1:10、約1:6~約1:15、約1:6~約1:20、約1:6~約1:25、約1:6~約1:30、約1:6~約1:40、約1:6~約1:50、約1:6~約1:60、約1:6~約1:70、約1:6~約1:80、約1:6~約1:90、約1:6~約1:100、約1:7~約1:8、約1:7~約1:9、約1:7~約1:10、約1:7~約1:15、約1:7~約1:20、約1:7~約1:25、約1:7~約1:30、約1:7~約1:40、約1:7~約1:50、約1:7~約1:60、約1:7~約1:70、約1:7~約1:80、約1:7~約1:90、約1:7~約1:100、約1:8~約1:9、約1:8~約1:10、約1:8~約1:15、約1:8~約1:20、約1:8~約1:25、約1:8~約1:30、約1:8~約1:40、約1:8~約1:50、約1:8~約1:60、約1:8~約1:70、約1:8~約1:80、約1:8~約1:90、約1:8~約1:100、約1:9~約1:10、約1:9~約1:15、約1:9~約1:20、約1:9~約1:25、約1:9~約1:30、約1:9~約1:40、約1:9~約1:50、約1:9~約1:60、約1:9~約1:70、約1:9~約1:80、約1:9~約1:90、約1:9~約1:100、約1:10~約1:15、約1:10~約1:20、約1:10~約1:25、約1:10~約1:30、約1:10~約1:40、約1:10~約1:50、約1:10~約1:60、約1:10~約1:70、約1:10~約1:80、約1:10~約1:90、又は約1:10~約1:100の組成物対希釈剤比で使用される。
本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、約1:15~約1:20、約1:15~約1:25、約1:15~約1:30、約1:15~約1:40、約1:15~約1:50、約1:15~約1:60、約1:15~約1:70、約1:15~約1:80、約1:15~約1:90、約1:15~約1:100、約1:20~約1:25、約1:20~約1:30、約1:20~約1:40、約1:20~約1:50、約1:20~約1:60、約1:20~約1:70、約1:20~約1:80、約1:20~約1:90、約1:20~約1:100、約1:30~約1:40、約1:30~約1:50、約1:30~約1:60、約1:30~約1:70、約1:30~約1:80、約1:30~約1:90、約1:30~約1:100、約1:40~約1:50、約1:40~約1:60、約1:40~約1:70、約1:40~約1:80、約1:40~約1:90、約1:40~約1:100、約1:50~約1:60、約1:50~約1:70、約1:50~約1:80、約1:50~約1:90、約1:50~約1:100、約1:60~約1:70、約1:60~約1:80、約1:60~約1:90、約1:60~約1:100、約1:70~約1:80、約1:70~約1:90、約1:70~約1:100、約1:80~約1:90、約1:80~約1:100、又は約1:80~約1:100の組成物対希釈剤比で使用される。
一実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物は、0.01%~100%の最終濃度で使用される。本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、約0.01重量%、約0.02重量%、約0.03重量%、約0.04重量%、約0.05重量%、約0.06重量%、約0.07重量%、約0.08重量%、約0.09重量%、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6重量%、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、又は約10重量%の最終濃度で使用される。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、少なくとも0.01重量%、少なくとも0.02重量%、少なくとも0.03重量%、少なくとも0.04重量%、少なくとも0.05重量%、少なくとも0.06重量%、少なくとも0.07重量%、少なくとも0.08重量%、少なくとも0.09重量%、少なくとも0.1重量%、少なくとも0.2重量%、少なくとも0.3重量%、少なくとも0.4重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.6重量%、少なくとも0.7重量%、少なくとも0.8重量%、少なくとも0.9重量%、少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも3重量%、少なくとも4重量%、少なくとも5重量%、少なくとも6重量%、少なくとも7重量%、少なくとも8重量%、少なくとも9重量%、又は少なくとも10重量%の最終濃度で使用される。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、最大0.01重量%、最大0.02重量%、最大0.03重量%、最大0.04重量%、最大0.05重量%、最大0.06重量%、最大0.07重量%、最大0.08重量%、最大0.09重量%、最大0.1重量%、最大0.2重量%、最大0.3重量%、最大0.4重量%、最大0.5重量%、最大0.6重量%、最大0.7重量%、最大0.8重量%、最大0.9重量%、最大1重量%、最大2重量%、最大3重量%、最大4重量%、最大5重量%、最大6重量%、最大7重量%、最大8重量%、最大9重量%、又は最大10重量%の最終濃度で使用される。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、約0.01重量%~約0.05重量%、約0.01重量%~約0.1重量%、約0.01重量%~約0.25重量%、約0.01重量%~約0.5重量%、約0.01重量%~約0.75重量%、約0.01重量%~約1重量%、約0.01重量%~約1.5重量%、約0.01重量%~約2重量%、約0.01重量%~約2.5重量%、約0.01重量%~約3重量%、約0.01重量%~約3.5重量%、約0.01重量%~約4重量%、約0.01重量%~約4.5重量%、約0.01重量%~約5重量%、約0.05重量%~約0.1重量%、約0.05重量%~約0.25重量%、約0.05重量%~約0.5重量%、約0.05重量%~約0.75重量%、約0.05重量%~約1重量%、約0.05重量%~約1.5重量%、約0.05重量%~約2重量%、約0.05重量%~約2.5重量%、約0.05重量%~約3重量%、約0.05重量%~約3.5重量%、約0.05重量%~約4重量%、約0.05重量%~約4.5重量%、約0.05重量%~約5重量%、約0.1重量%~約0.25重量%、約0.1重量%~約0.5重量%、約0.1重量%~約0.75重量%、約0.1重量%~約1重量%、約0.1重量%~約1.5重量%、約0.1重量%~約2重量%、約0.1重量%~約2.5重量%、約0.1重量%~約3重量%、約0.1重量%~約3.5重量%、約0.1重量%~約4重量%、約0.1重量%~約4.5重量%、約0.1重量%~約5重量%、約0.25重量%~約0.5重量%、約0.25重量%~約0.75重量%、約0.25重量%~約1重量%、約0.25重量%~約1.5重量%、約0.25重量%~約2重量%、約0.25重量%~約2.5重量%、約0.25重量%~約3重量%、約0.25重量%~約3.5重量%、約0.25重量%~約4重量%、約0.25重量%~約4.5重量%、約0.25重量%~約5重量%、約0.5重量%~約0.75重量%、約0.5重量%~約1重量%、約0.5重量%~約1.5重量%、約0.5重量%~約2重量%、約0.5重量%~約2.5重量%、約0.5重量%~約3重量%、約0.5重量%~約3.5重量%、約0.5重量%~約4重量%、約0.5重量%~約4.5重量%、約0.5重量%~約5重量%、約0.75重量%~約1重量%、約0.75重量%~約1.5重量%、約0.75重量%~約2重量%、約0.75重量%~約2.5重量%、約0.75重量%~約3重量%、約0.75重量%~約3.5重量%、約0.75重量%~約4重量%、約0.75重量%~約4.5重量%、約0.75重量%~約5重量%、約1重量%~約5重量%、約1重量%~約10%又は約5重量%~約10%の最終濃度で使用される。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、約10重量%、約20重量%、約30重量%、約40重量%、約50重量%、約60重量%、約70重量%、約80重量%、約90重量%、約95%、又は約100%の最終濃度で使用される。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、少なくとも10重量%、少なくとも20重量%、少なくとも30重量%、少なくとも40重量%、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は少なくとも100重量%の最終濃度を有する。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、最大10重量%、最大20重量%、最大30重量%、最大40重量%、最大50重量%、最大60重量%、最大70重量%、最大80重量%、最大90重量%、最大95重量%、又は最大100重量%の最終濃度を有する。
本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される組成物は、例えば、約10重量%~約20重量%、約10重量%~約30重量%、約10重量%~約40重量%、約10重量%~約50重量%、約10重量%~約60重量%、約10重量%~約70重量%、約10重量%~約80重量%、約10重量%~約90重量%、約10重量%~約100重量%、約20重量%~約30重量%、約20重量%~約40重量%、約20重量%~約50重量%、約20重量%~約60重量%、約20重量%~約70重量%、約20重量%~約80重量%、約20重量%~約90重量%、約20重量%~約100重量%、約30重量%~約40重量%、約30重量%~約50重量%、約30重量%~約60重量%、約30重量%~約70重量%、約30重量%~約80重量%、約30重量%~約90重量%、約30重量%~約100重量%、約40重量%~約50重量%、約40重量%~約60重量%、約40重量%~約70重量%、約40重量%~約80重量%、約40重量%~約90重量%、約40重量%~約100重量%、約50重量%~約60重量%、約50重量%~約70重量%、約50重量%~約80重量%、約50重量%~約90重量%、約50重量%~約100重量%、約60重量%~約70重量%、約60重量%~約80重量%、約60重量%~約90重量%、約60重量%~約100重量%、約70重量%~約80重量%、約70重量%~約90重量%、約70重量%~約100重量%、約80重量%~約90重量%、約80重量%~約100%、又は約90重量%~約100%の最終濃度で使用される。
未希釈形態又は希釈形態にかかわらず、火災を制御する際の本明細書に開示される組成物は、有効量で施用される。開示された組成物の有効量は、1)既に発火した火災を遅延、抑制、及び/又は消火するために、火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量;2)発火点による火災の発生を遅延、抑制、及び/又は防止するために、火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量;3)燃えていない1つ以上の区域への火災の延焼を抑止、抑制、再ルーティング、及び/若しくは防止するために、火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量であることができる。開示される組成物の実際の有効量は、火災を制御する際の本明細書に開示される組成物の制御活性及び効力を評価するために用いられる日常的なスクリーニング手順によって求められる。このようなスクリーニング手順は当業者に周知である。より高レベルの火災制御活性(即ち、消火能力)を有する本明細書に開示される組成物は、より少ない量及びより低い濃度で使用することができるが、より低レベルの火災制御活性を有する本明細書に開示される組成物は、同じ制御効果を達成するために、より多い量又はより高い濃度を必要とし得ること予想される。そのような量は、消火有効性/活性の日常的なアッセイ/測定によって求めることができる。例示的な消火性能試験方法は、当分野において既知であり、用いることができ、その例は、参照によりその全体がそれぞれ本明細書に組み入れられている、米国特許第9,776,029号、同第9,974,992号、同第10,434,348号及び同第10,518,120号に見出すことができる。一例として、消火性能は、消火に要する時間として算出される消火速度と、従来の消火組成物と比較した、消火組成物、ここでは本明細書に開示される組成物の量から計算される、消火組成物の消火効率、即ち火災低減度を測定することによって評価することができる。
本実施形態の態様では、開示された組成物の有効量は、既に点火された火災を遅延、抑制、及び/又は消火するために、例えば、少なくとも約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%又は約95%だけ火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量である。本実施形態の他の態様では、開示される組成物の有効量は、既に発火した火災を遅延、抑制、及び/又は消火するために、例えば、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%又は少なくとも95%だけ、火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇する、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量である。本実施形態のなお他の態様では、開示される組成物の有効量は、既に発火した火災を遅延、抑制、及び/又は消火するために、例えば、約10%~約20%、約10%~約30%、約10%~約40%、約10%~約50%、約10%~約60%、約10%~約70%、約10%~約80%、約10%~約90%、約10%~約95%、約20%~約30%、約20%~約40%、約20%~約50%、約20%~約60%、約20%~約70%、約20%~約80%、約20%~約90%、約20%~約95%、約30%~約40%、約30%~約50%、約30%~約60%、約30%~約70%、約30%~約80%、約30%~約90%、約30%~約95%、約40%~約50%、約40%~約60%、約40%~約70%、約40%~約80%、約40%~約90%、約40%~約95%、約50%~約60%、約50%~約70%、約50%~約80%、約50%~約90%、約50%~約95%、約60%~約70%、約60%~約80%、約60%~約90%、約60%~約95%、約70%~約80%、約70%~約90%、約70%~約95%、約80%~約90%、約80%~約95%、約90%~約95%又は約95%~約100%だけ、火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量である。
本実施形態の態様では、開示された組成物の有効量は、発火点による火災の発生を遅延、抑制及び/又は防止するために、例えば、少なくとも約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、又は約95%だけ火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量である。本実施形態の他の態様では、開示される組成物の有効量は、発火点による火災の発生を遅延、抑制及び/又は防止するために、例えば、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、又は少なくとも95%だけ火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量である。本実施形態のなお他の態様では、開示される組成物の有効量は、発火点による火災の発生を遅延、抑制及び/又は防止するために、例えば、約10%~約20%、約10%~約30%、約10%~約40%、約10%~約50%、約10%~約60%、約10%~約70%、約10%~約80%、約10%~約90%、約10%~約95%、約20%~約30%、約20%~約40%、約20%~約50%、約20%~約60%、約20%~約70%、約20%~約80%、約20%~約90%、約20%~約95%、約30%~約40%、約30%~約50%、約30%~約60%、約30%~約70%、約30%~約80%、約30%~約90%、約30%~約95%、約40%~約50%、約40%~約60%、約40%~約70%、約40%~約80%、約40%~約90%、約40%~約95%、約50%~約60%、約50%~約70%、約50%~約80%、約50%~約90%、約50%~約95%、約60%~約70%、約60%~約80%、約60%~約90%、約60%~約95%、約70%~約80%、約70%~約90%、約70%~約95%、約80%~約90%、約80%~約95%、約90%~約95%又は約95%~約100%だけ、火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量である。
本実施形態の態様では、開示された組成物の有効量は、燃えていない1つ以上の区域への火災の延焼を抑止、抑制、再ルーティング、及び/若しくは防止するために、例えば、少なくとも約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、又は約95%だけ火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量である。本実施形態の他の態様では、開示される組成物の有効量は、燃えていない1つ以上の区域への火災の延焼を抑止、抑制、再ルーティング、及び/若しくは防止するために、例えば、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、又は少なくとも95%だけ火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量である。本実施形態のなお他の態様では、有効量は、燃えていない1つ以上の区域への火災の延焼を抑止、抑制、再ルーティング、及び/若しくは防止するために、例えば、約10%~約20%、約10%~約30%、約10%~約40%、約10%~約50%、約10%~約60%、約10%~約70%、約10%~約80%、約10%~約90%、約10%~約95%、約20%~約30%、約20%~約40%、約20%~約50%、約20%~約60%、約20%~約70%、約20%~約80%、約20%~約90%、約20%~約95%、約30%~約40%、約30%~約50%、約30%~約60%、約30%~約70%、約30%~約80%、約30%~約90%、約30%~約95%、約40%~約50%、約40%~約60%、約40%~約70%、約40%~約80%、約40%~約90%、約40%~約95%、約50%~約60%、約50%~約70%、約50%~約80%、約50%~約90%、約50%~約95%、約60%~約70%、約60%~約80%、約60%~約90%、約60%~約95%、約70%~約80%、約70%~約90%、約70%~約95%、約80%~約90%、約80%~約95%、約90%~約95%又は約95%~約100%だけ、火災の熱源を冷却する、火災の燃料源を枯渇させる、及び/又は火災の酸化剤源を遮蔽するのに十分な量である。
一実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約1:1~約1:5,000の組成物(g又はL)対面積サイズ(m)比である。面積サイズは、本明細書に開示される方法又は使用の所望の防火効果を達成するために、本明細書に開示される組成物が施用される1つ以上の区域の表面積である。組成物対面積サイズ比は、典型的には、開示される火災を制御する方法及び使用にとって有効量である量である。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、約1:5、約1:6、約1:7、約1:8、約1:9、約1:10、約1:15、約1:20、約1:25、約1:30、約1:40、約1:50、約1:60、約1:70、約1:80、約1:90、又は約1:100の組成物(g又はL)対面積サイズ(m)比である。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、少なくとも1:1、少なくとも1:2、少なくとも1:3、少なくとも1:4、少なくとも1:5、少なくとも1:6、少なくとも1:7、少なくとも1:8、少なくとも1:9、少なくとも1:10、少なくとも1:15、少なくとも1:20、少なくとも1:25、少なくとも1:30、少なくとも1:40、少なくとも1:50、少なくとも1:60、少なくとも1:70、少なくとも1:80、少なくとも1:90、又は少なくとも1:100の組成物(g又はL)対面積サイズ(m)比である。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、最大1:1、最大1:2、最大1:3、最大1:4、最大1:5、最大1:6、最大1:7、最大1:8、最大1:9、最大1:10、最大1:15、最大1:20、最大1:25、最大1:30、最大1:40、最大1:50、最大1:60、最大1:70、最大1:80、最大1:90、又は最大1:100の組成物(g又はL)対面積サイズ(m)比である。
本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約1:1~約1:2、約1:1~約1:3、約1:1~約1:4、約1:1~約1:5、約1:1~約1:6、約1:1~約1:7、約1:1~約1:8、約1:1~約1:9、約1:1~約1:10、約1:1~約1:15、約1:1~約1:20、約1:1~約1:25、約1:1~約1:30、約1:1~約1:40、約1:1~約1:50、約1:1~約1:60、約1:1~約1:70、約1:1~約1:80、約1:1~約1:90、約1:1~約1:100、約1:2~約1:3、約1:2~約1:4、約1:2~約1:5、約1:2~約1:6、約1:2~約1:7、約1:2~約1:8、約1:2~約1:9、約1:2~約1:10、約1:2~約1:15、約1:2~約1:20、約1:2~約1:25、約1:2~約1:30、約1:2~約1:40、約1:2~約1:50、約1:2~約1:60、約1:2~約1:70、約1:2~約1:80、約1:2~約1:90、約1:2~約1:100、約1:3~約1:4、約1:3~約1:5、約1:3~約1:6、約1:3~約1:7、約1:3~約1:8、約1:3~約1:9、約1:3~約1:10、約1:3~約1:15、約1:3~約1:20、約1:3~約1:25、約1:3~約1:30、約1:3~約1:40、約1:3~約1:50、約1:3~約1:60、約1:3~約1:70、約1:3~約1:80、約1:3~約1:90、約1:3~約1:100、約1:4~約1:5、約1:4~約1:6、約1:4~約1:7、約1:4~約1:8、約1:4~約1:9、約1:4~約1:10、約1:4~約1:15、約1:4~約1:20、約1:4~約1:25、約1:4~約1:30、約1:4~約1:40、約1:4~約1:50、約1:4~約1:60、約1:4~約1:70、約1:4~約1:80、約1:4~約1:90、約1:4~約1:100、約1:5~約1:6、約1:5~約1:7、約1:5~約1:8、約1:5~約1:9、約1:5~約1:10、約1:5~約1:15、約1:5~約1:20、約1:5~約1:25、約1:5~約1:30、約1:5~約1:40、約1:5~約1:50、約1:5~約1:60、約1:5~約1:70、約1:5~約1:80、約1:5~約1:90、約1:5~約1:100、約1:6~約1:7、約1:6~約1:8、約1:6~約1:9、約1:6~約1:10、約1:6~約1:15、約1:6~約1:20、約1:6~約1:25、約1:6~約1:30、約1:6~約1:40、約1:6~約1:50、約1:6~約1:60、約1:6~約1:70、約1:6~約1:80、約1:6~約1:90、約1:6~約1:100、約1:7~約1:8、約1:7~約1:9、約1:7~約1:10、約1:7~約1:15、約1:7~約1:20、約1:7~約1:25、約1:7~約1:30、約1:7~約1:40、約1:7~約1:50、約1:7~約1:60、約1:7~約1:70、約1:7~約1:80、約1:7~約1:90、約1:7~約1:100、約1:8~約1:9、約1:8~約1:10、約1:8~約1:15、約1:8~約1:20、約1:8~約1:25、約1:8~約1:30、約1:8~約1:40、約1:8~約1:50、約1:8~約1:60、約1:8~約1:70、約1:8~約1:80、約1:8~約1:90、約1:8~約1:100、約1:9~約1:10、約1:9~約1:15、約1:9~約1:20、約1:9~約1:25、約1:9~約1:30、約1:9~約1:40、約1:9~約1:50、約1:9~約1:60、約1:9~約1:70、約1:9~約1:80、約1:9~約1:90、約1:9~約1:100、約1:10~約1:15、約1:10~約1:20、約1:10~約1:25、約1:10~約1:30、約1:10~約1:40、約1:10~約1:50、約1:10~約1:60、約1:10~約1:70、約1:10~約1:80、約1:10~約1:90、又は約1:10~約1:100の組成物(g又はL)対面積サイズ(m)比である。
本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約1:15~約1:20、約1:15~約1:25、約1:15~約1:30、約1:15~約1:40、約1:15~約1:50、約1:15~約1:60、約1:15~約1:70、約1:15~約1:80、約1:15~約1:90、約1:15~約1:100、約1:20~約1:25、約1:20~約1:30、約1:20~約1:40、約1:20~約1:50、約1:20~約1:60、約1:20~約1:70、約1:20~約1:80、約1:20~約1:90、約1:20~約1:100、約1:30~約1:40、約1:30~約1:50、約1:30~約1:60、約1:30~約1:70、約1:30~約1:80、約1:30~約1:90、約1:30~約1:100、約1:40~約1:50、約1:40~約1:60、約1:40~約1:70、約1:40~約1:80、約1:40~約1:90、約1:40~約1:100、約1:50~約1:60、約1:50~約1:70、約1:50~約1:80、約1:50~約1:90、約1:50~約1:100、約1:60~約1:70、約1:60~約1:80、約1:60~約1:90、約1:60~約1:100、約1:70~約1:80、約1:70~約1:90、約1:70~約1:100、約1:80~約1:90、約1:80~約1:100、又は約1:80~約1:100の組成物(g又はL)対面積サイズ(m)比である。
一実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末化、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、1L/分/m~500L/分/mの施用速度で施用される。本実施形態の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約0.25kg/分/m、約0.5kg/分/m、約0.75kg/分/m、約1.0kg/分/m、約2.0kg/分/m、約3.0kg/分/m、約4.0kg/分/m、約5.0kg/分/m、又は約10.0kg/分/mの施用速度で施用される。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される乾燥粉末化、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、少なくとも0.25kg/分/m、少なくとも0.5kg/分/m、少なくとも0.75kg/分/m、少なくとも1.0kg/分/m、少なくとも2.0kg/分/m、少なくとも3.0kg/分/m、少なくとも4.0kg/分/m、少なくとも5.0kg/分/m、又は少なくとも10.0kg/分/mの施用速度で施用される。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、最大0.25kg/分/m、最大0.5kg/分/m、最大0.75kg/分/m、最大1.0kg/分/m、最大2.0kg/分/m、最大3.0kg/分/m、最大4.0kg/分/m、最大5.0kg/分/m、又は最大10.0kg/分/mの施用速度で施用される。
本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、約0.25kg/分/m~約0.5kg/分/m、約0.25kg/分/m~約1.0kg/分/m、約0.25kg/分/m~約2.0kg/分/m、約0.25kg/分/m~約3.0kg/分/m、約0.25kg/分/m~約4.0kg/分/m、約0.25kg/分/m~約5.0kg/分/m、約0.25kg/分/m~約10.0kg/分/m、約0.5kg/分/m~約1.0kg/分/m、約0.5kg/分/m~約2.0kg/分/m、約0.5kg/分/m~約3.0kg/分/m、約0.5kg/分/m~約4.0kg/分/m、約0.5kg/分/m~約5.0kg/分/m、約0.5kg/分/m~約10.0kg/分/m、約1.0kg/分/m~約2.0kg/分/m、約1.0kg/分/m~約3.0kg/分/m、約1.0kg/分/m~約4.0kg/分/m、約1.0kg/分/m~約5.0kg/分/m、約1.0kg/分/m~約10.0kg/分/m、約2.0kg/分/m~約3.0kg/分/m、約2.0kg/分/m~約4.0kg/分/m、約2.0kg/分/m~約5.0kg/分/m、約2.0kg/分/m~約10.0kg/分/m、約3.0kg/分/m~約4.0kg/分/m、約3.0kg/分/m~約5.0kg/分/m、約3.0kg/分/m~約10.0kg/分/m、約4.0kg/分/m~約5.0kg/分/m、約4.0kg/分/m~約10.0kg/分/m、又は約5.0kg/分/m~約10.0kg/分/mの施用速度で施用される。
一実施形態では、本明細書に開示される液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、1L/分/m~500L/分/mの施用速度で施用される。本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約1L/分/m、約2L/分/m、約3L/分/m、約4L/分/m、約5L/分/m、約6L/分/m、約7L/分/m、約8L/分/m、約9L/分/m、約10L/分/m、約11L/分/m、約12L/分/m、約13L/分/m、約14L/分/m、約15L/分/m、約16L/分/m、約17L/分/m、約18L/分/m、約19L/分/m、又は約20L/分/mの施用速度で施用される。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、少なくとも1L/分/m、少なくとも2L/分/m、少なくとも3L/分/m、少なくとも4L/分/m、少なくとも5L/分/m、少なくとも6L/分/m、少なくとも7L/分/m、少なくとも8L/分/m、少なくとも9L/分/m、少なくとも10L/分/m、少なくとも11L/分/m、少なくとも12L/分/m、少なくとも13L/分/m、少なくとも14L/分/m、少なくとも15L/分/m、少なくとも16L/分/m、少なくとも17L/分/m、少なくとも18L/分/m、少なくとも19L/分/m,or 少なくとも20L/分/mの施用速度で施用される。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、最大1L/分/m、最大2L/分/m、最大3L/分/m、最大4L/分/m、最大5L/分/m、最大6L/分/m、最大7L/分/m、最大8L/分/m、最大9L/分/m、最大10L/分/m、最大11L/分/m、最大12L/分/m、最大13L/分/m、最大14L/分/m、最大15L/分/m、最大16L/分/m、最大17L/分/m、最大18L/分/m、最大19L/分/m、又は最大20L/分/mの施用速度で施用される。本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約1L/分/m~約2.5L/分/m、約1L/分/m~約5L/分/m、約1L/分/m~約7.5L/分/m、約1L/分/m~約10L/分/m、約1L/分/m~約12.5L/分/m、約1L/分/m~約15L/分/m、約1L/分/m~約17.5L/分/m、約1L/分/m~約20L/分/m、約2.5L/分/m~約5L/分/m、約2.5L/分/m~約7.5L/分/m、約2.5L/分/m~約10L/分/m、約2.5L/分/m~約12.5L/分/m、約2.5L/分/m~約15L/分/m、約2.5L/分/m~約17.5L/分/m、約2.5L/分/m~約20L/分/m、約5L/分/m~約7.5L/分/m、約5L/分/m~約10L/分/m、約5L/分/m~約12.5L/分/m、約5L/分/m~約15L/分/m、約5L/分/m~約17.5L/分/m、約5L/分/m~約20L/分/m、約7.5L/分/m~約10L/分/m、約7.5L/分/m~約12.5L/分/m、約7.5L/分/m~約15L/分/m、約7.5L/分/m~約17.5L/分/m、約7.5L/分/m~約20L/分/m、約10L/分/m~約12.5L/分/m、約10L/分/m~約15L/分/m、約10L/分/m~約17.5L/分/m、約10L/分/m~約20L/分/m、約12.5L/分/m~約15L/分/m、約12.5L/分/m~約17.5L/分/m、約12.5L/分/m~約20L/分/m、約15L/分/m~約17.5L/分/m、約15L/分/m~約20L/分/m、又は約17.5L/分/m~約20L/分/mの施用速度で施用される。
本実施形態の態様では、本明細書に開示される液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約20L/分/m、約30L/分/m、約40L/分/m、約50L/分/m、約60L/分/m、約70L/分/m、約80L/分/m、約90L/分/m、約100L/分/m、約125L/分/m、約150L/分/m、約175L/分/m、約200L/分/m、約225L/分/m、約250L/分/m、約275L/分/m、約300L/分/m、約325L/分/m、又は約350L/分/mの施用速度で施用される。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、少なくとも20L/分/m、少なくとも30L/分/m、少なくとも40L/分/m、少なくとも50L/分/m、少なくとも60L/分/m、少なくとも70L/分/m、少なくとも80L/分/m、少なくとも90L/分/m、少なくとも100L/分/m、少なくとも125L/分/m、少なくとも150L/分/m、少なくとも175L/分/m、少なくとも200L/分/m、少なくとも225L/分/m、少なくとも250L/分/m、少なくとも275L/分/m、少なくとも300L/分/m、少なくとも325L/分/m、又は少なくとも350L/分/mの施用速度で施用される。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、最大20L/分/m、最大30L/分/m、最大40L/分/m、最大50L/分/m、最大60L/分/m、最大70L/分/m、最大80L/分/m、最大90L/分/m、最大100L/分/m、最大125L/分/m、最大150L/分/m、最大175L/分/m、最大200L/分/m、最大225L/分/m、最大250L/分/m、最大275L/分/m、最大300L/分/m、最大325L/分/m、又は最大350L/分/mの施用速度で施用される。
本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約20L/分/m~約30L/分/m、約20L/分/m~約40L/分/m、約20L/分/m~約40L/分/m、約20L/分/m~約50L/分/m、約20L/分/m~約60L/分/m、約20L/分/m~約70L/分/m、約20L/分/m~約80L/分/m、約20L/分/m~約90L/分/m、約20L/分/m~約100L/分/m、約20L/分/m~約125L/分/m、約20L/分/m~約150L/分/m、約20L/分/m~約175L/分/m、約20L/分/m~約200L/分/m、約20L/分/m~約225L/分/m、約20L/分/m~約250L/分/m、約20L/分/m~約275L/分/m、約20L/分/m~約300L/分/m、約20L/分/m~約325L/分/m、約20L/分/m~約350L/分/m、約30L/分/m~約40L/分/m、約30L/分/m~約40L/分/m、約30L/分/m~約50L/分/m、約30L/分/m~約60L/分/m、約30L/分/m~約70L/分/m、約30L/分/m~約80L/分/m、約30L/分/m~約90L/分/m、約30L/分/m~約100L/分/m、約30L/分/m~約125L/分/m、約30L/分/m~約150L/分/m、約30L/分/m~約175L/分/m、約30L/分/m~約200L/分/m、約30L/分/m~約225L/分/m、約30L/分/m~約250L/分/m、約30L/分/m~約275L/分/m、約30L/分/m~約300L/分/m、約30L/分/m~約325L/分/m、約30L/分/m~約350L/分/m、約40L/分/m~約50L/分/m、約40L/分/m~約60L/分/m、約40L/分/m~約70L/分/m、約40L/分/m~約80L/分/m、約40L/分/m~約90L/分/m、約40L/分/m~約100L/分/m、約40L/分/m~約125L/分/m、約40L/分/m~約150L/分/m、約40L/分/m~約175L/分/m、約40L/分/m~約200L/分/m、約40L/分/m~約225L/分/m、約40L/分/m~約250L/分/m、約40L/分/m~約275L/分/m、約40L/分/m~約300L/分/m、約40L/分/m~約325L/分/m、約40L/分/m~約350L/分/m、約50L/分/m~約60L/分/m、約50L/分/m~約70L/分/m、約50L/分/m~約80L/分/m、約50L/分/m~約90L/分/m、約50L/分/m~約100L/分/m、約50L/分/m~約125L/分/m、約50L/分/m~約150L/分/m、約50L/分/m~約175L/分/m、約50L/分/m~約200L/分/m、約50L/分/m~約225L/分/m、約50L/分/m~約250L/分/m、約50L/分/m~約275L/分/m、約50L/分/m~約300L/分/m、約50L/分/m~約325L/分/m、約50L/分/m~約350L/分/m、約60L/分/m~約70L/分/m、約60L/分/m~約80L/分/m、約60L/分/m~約90L/分/m、約60L/分/m~約100L/分/m、約60L/分/m~約125L/分/m、約60L/分/m~約150L/分/m、約60L/分/m~約175L/分/m、約60L/分/m~約200L/分/m、約60L/分/m~約225L/分/m、約60L/分/m~約250L/分/m、約60L/分/m~約275L/分/m、約60L/分/m~約300L/分/m、約60L/分/m~約325L/分/m、約60L/分/m~約350L/分/m、約70L/分/m~約80L/分/m、約70L/分/m~約90L/分/m、約70L/分/m~約100L/分/m、約70L/分/m~約125L/分/m、約70L/分/m~約150L/分/m、約70L/分/m~約175L/分/m、約70L/分/m~約200L/分/m、約70L/分/m~約225L/分/m、約70L/分/m~約250L/分/m、約70L/分/m~約275L/分/m、約70L/分/m~約300L/分/m、約70L/分/m~約325L/分/m、約70L/分/m~約350L/分/m、約80L/分/m~約90L/分/m、約80L/分/m~約100L/分/m、約80L/分/m~約125L/分/m、約80L/分/m~約150L/分/m、約80L/分/m~約175L/分/m、約80L/分/m~約200L/分/m、約80L/分/m~約225L/分/m、約80L/分/m~約250L/分/m、約80L/分/m~約275L/分/m、約80L/分/m~約300L/分/m、約80L/分/m~約325L/分/m、約80L/分/m~約350L/分/m、約90L/分/m~約100L/分/m、約90L/分/m~約125L/分/m、約90L/分/m~約150L/分/m、約90L/分/m~約175L/分/m、約90L/分/m~約200L/分/m、約90L/分/m~約225L/分/m、約90L/分/m~約250L/分/m、約90L/分/m~約275L/分/m、約90L/分/m~約300L/分/m、約90L/分/m~約325L/分/m、約90L/分/m~約350L/分/m、約100L/分/m~約125L/分/m、約100L/分/m~約150L/分/m、約100L/分/m~約175L/分/m、約100L/分/m~約200L/分/m、約100L/分/m~約225L/分/m、約100L/分/m~約250L/分/m、約100L/分/m~約275L/分/m、約100L/分/m~約300L/分/m、約100L/分/m~約325L/分/m、約100L/分/m~約350L/分/m、約125L/分/m~約150L/分/m、約125L/分/m~約175L/分/m、約125L/分/m~約200L/分/m、約125L/分/m~約225L/分/m、約125L/分/m~約250L/分/m、約125L/分/m~約275L/分/m、約125L/分/m~約300L/分/m、約125L/分/m~約325L/分/m、約125L/分/m~約350L/分/m、約150L/分/m~約175L/分/m、約150L/分/m~約200L/分/m、約150L/分/m~約225L/分/m、約150L/分/m~約250L/分/m、約150L/分/m~約275L/分/m、約150L/分/m~約300L/分/m、約150L/分/m~約325L/分/m、約150L/分/m~約350L/分/m、約175L/分/m~約200L/分/m、約175L/分/m~約225L/分/m、約175L/分/m~約250L/分/m、約175L/分/m~約275L/分/m、約175L/分/m~約300L/分/m、約175L/分/m~約325L/分/m、約175L/分/m~約350L/分/m、約200L/分/m~約225L/分/m、約200L/分/m~約250L/分/m、約200L/分/m~約275L/分/m、約200L/分/m~約300L/分/m、約200L/分/m~約325L/分/m、約200L/分/m~約3
50L/分/m、約225L/分/m~約250L/分/m、約225L/分/m~約275L/分/m、約225L/分/m~約300L/分/m、約225L/分/m~約325L/分/m、約225L/分/m~約350L/分/m、約250L/分/m~約275L/分/m、約250L/分/m~約300L/分/m、約250L/分/m~約325L/分/m、約250L/分/m~約350L/分/m、約275L/分/m~約300L/分/m、約275L/分/m~約325L/分/m、約275L/分/m~約350L/分/m、約300L/分/m~約325L/分/m、約300L/分/m~約350L/分/m、又は約325L/分/m~約350L/分/mの施用速度で施用される。
一実施形態では、本明細書に開示される乾燥粉末、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の有効量は、30kPa/m~1,500kPa/mの圧力率で施用される。本実施形態の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約50kPa/m、約100kPa/m、約200kPa/m、約300kPa/m、約400kPa/m、約500kPa/m、約600kPa/m、約700kPa/m、約800kPa/m、約900kPa/m、約1,000kPa/m、約1,100kPa/m、約1,200kPa/m、約1,300kPa/m、約1,400kPa/m、又は約1,500kPa/mの圧力率で施用される。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、少なくとも50kPa/m、少なくとも100kPa/m、少なくとも200kPa/m、少なくとも300kPa/m、少なくとも400kPa/m、少なくとも500kPa/m、少なくとも600kPa/m、少なくとも700kPa/m、少なくとも800kPa/m、少なくとも900kPa/m、少なくとも1,000kPa/m、少なくとも1,100kPa/m、少なくとも1,200kPa/m、少なくとも1,300kPa/m、少なくとも1,400kPa/m、又は少なくとも1,500kPa/mの圧力率で施用される。本実施形態のさらに他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、最大50kPa/m、最大100kPa/m、最大200kPa/m、最大300kPa/m、最大400kPa/m、最大500kPa/m、最大600kPa/m、最大700kPa/m、最大800kPa/m、最大900kPa/m、最大1,000kPa/m、最大1,100kPa/m、最大1,200kPa/m、最大1,300kPa/m、最大1,400kPa/m、又は最大1,500kPa/mの圧力率で施用される。
本実施形態のなお他の態様では、本明細書に開示される組成物の有効量は、例えば、約50kPa/m~約100kPa/m、約50kPa/m~約200kPa/m、約50kPa/m~約300kPa/m、約50kPa/m~約400kPa/m、約50kPa/m~約500kPa/m、約50kPa/m~約600kPa/m、約50kPa/m~約700kPa/m、約50kPa/m~約800kPa/m、約50kPa/m~約900kPa/m、約50kPa/m~約1,000kPa/m、約50kPa/m~約1,100kPa/m、約50kPa/m~約1,200kPa/m、約50kPa/m~約1,300kPa/m、約50kPa/m~約1,400kPa/m、約50kPa/m~約1,500kPa/m、約100kPa/m~約200kPa/m、約100kPa/m~約300kPa/m、約100kPa/m~約400kPa/m、約100kPa/m~約500kPa/m、約100kPa/m~約600kPa/m、約100kPa/m~約700kPa/m、約100kPa/m~約800kPa/m、約100kPa/m~約900kPa/m、約100kPa/m~約1,000kPa/m、約100kPa/m~約1,100kPa/m、約100kPa/m~約1,200kPa/m、約100kPa/m~約1,300kPa/m、約100kPa/m~約1,400kPa/m、約100kPa/m~約1,500kPa/m、約200kPa/m~約300kPa/m、約200kPa/m~約400kPa/m、約200kPa/m~約500kPa/m、約200kPa/m~約600kPa/m、約200kPa/m~約700kPa/m、約200kPa/m~約800kPa/m、約200kPa/m~約900kPa/m、約200kPa/m~約1,000kPa/m、約200kPa/m~約1,100kPa/m、約200kPa/m~約1,200kPa/m、約200kPa/m~約1,300kPa/m、約200kPa/m~約1,400kPa/m、約200kPa/m~約1,500kPa/m、約300kPa/m~約400kPa/m、約300kPa/m~約500kPa/m、約300kPa/m~約600kPa/m、約300kPa/m~約700kPa/m、約300kPa/m~約800kPa/m、約300kPa/m~約900kPa/m、約300kPa/m~約1,000kPa/m、約300kPa/m~約1,100kPa/m、約300kPa/m~約1,200kPa/m、約300kPa/m~約1,300kPa/m、約300kPa/m~約1,400kPa/m、約300kPa/m~約1,500kPa/m、約400kPa/m~約500kPa/m、約400kPa/m~約600kPa/m、約400kPa/m~約700kPa/m、約400kPa/m~約800kPa/m、約400kPa/m~約900kPa/m、約400kPa/m~約1,000kPa/m、約400kPa/m~約1,100kPa/m、約400kPa/m~約1,200kPa/m、約400kPa/m~約1,300kPa/m、約400kPa/m~約1,400kPa/m、約400kPa/m~約1,500kPa/m、約500kPa/m~約600kPa/m、約500kPa/m~約700kPa/m、約500kPa/m~約800kPa/m、約500kPa/m~約900kPa/m、約500kPa/m~約1,000kPa/m、約500kPa/m~約1,100kPa/m、約500kPa/m~約1,200kPa/m、約500kPa/m~約1,300kPa/m、約500kPa/m~約1,400kPa/m、約500kPa/m~約1,500kPa/m、約600kPa/m~約700kPa/m、約600kPa/m~約800kPa/m、約600kPa/m~約900kPa/m、約600kPa/m~約1,000kPa/m、約600kPa/m~約1,100kPa/m、約600kPa/m~約1,200kPa/m、約600kPa/m~約1,300kPa/m、約600kPa/m~約1,400kPa/m、約600kPa/m~約1,500kPa/m、約700kPa/m~約800kPa/m、約700kPa/m~約900kPa/m、約700kPa/m~約1,000kPa/m、約700kPa/m~約1,100kPa/m、約700kPa/m~約1,200kPa/m、約700kPa/m~約1,300kPa/m、約700kPa/m~約1,400kPa/m、約700kPa/m~約1,500kPa/m、約800kPa/m~約900kPa/m、約800kPa/m~約1,000kPa/m、約800kPa/m~約1,100kPa/m、約800kPa/m~約1,200kPa/m、約800kPa/m~約1,300kPa/m、約800kPa/m~約1,400kPa/m、約800kPa/m~約1,500kPa/m、約900kPa/m~約1,000kPa/m、約900kPa/m~約1,100kPa/m、約900kPa/m~約1,200kPa/m、約900kPa/m~約1,300kPa/m、約900kPa/m~約1,400kPa/m、約900kPa/m~約1,500kPa/m、約1,000kPa/m~約1,100kPa/m、約1,000kPa/m~約1,200kPa/m、約1,000kPa/m~約1,300kPa/m、約1,000kPa/m~約1,400kPa/m、約1,000kPa/m~約1,500kPa/m、約1,100kPa/m~約1,200kPa/m、約1,100kPa/m~約1,300kPa/m、約1,100kPa/m~約1,400kPa/m、約1,100kPa/m~約1,500kPa/m、約1,200kPa/m~約1,300kPa/m、約1,200kPa/m~約1,400kPa/m、約1,200kPa/m~約1,500kPa/m、約1,300kPa/m~約1,400kPa/m、約1,300kPa/m~約1,500kPa/m、又は約1,400kPa/m~約1,500kPa/mの圧力率で施用される。
本明細書に開示される組成物は、多種多様の消火用送達システムを使用して、火災の制御が望まれる区域に施用することができる。消火用送達システムは、本明細書に開示される液体、ペースト又はコロイド状組成物の未希釈形態又は希釈形態を使用する低圧及び高圧システムを含む。本明細書に開示される組成物を施用するために使用される消火用送達システムは、典型的には、制御されることが望まれるタイプの火災に最も適した最も好適なシステムである。例示的な消火は、例えば、その内容がそれぞれ、参照によりその全体が本明細書に組み入れられている、米国特許第5,762,145号、同第7,823,650号、同第7,905,296号、同第8,042,619号、同第8,087,468号、同第8,439,123号、同第8,453,751号、同第8,459,369号、同第8,505,642号、同第8,646,540号、同第8,733,461号、同第9,339,67号、同第9,802,069号、同第10,569,116号、同第10,350,443号、及び同第10,105,562号に開示されている。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物は、本明細書に開示される未希釈又は希釈液体組成物として使用され、可搬式消火器、空気吸引式スプリンクラーヘッドシステム、非空気吸引式スプリンクラーヘッドシステム、スプレーノズル、気泡発生ノズル若しくは水霧ノズルを備えた可搬式圧力供給装置、又は独立型である、若しくは消火陸上車両、航空機若しくは船舶などに内蔵されている、大規模消火設備を使用して施用されてもよい。本明細書に開示される液体組成物は、火災に直接施用されてもよく、又は隣接区域に施用して泡を火災へ流動させることによって間接的に施用されてもよい。希釈プロセスは、固定式又は可搬式インラインエジュケータ、インライン平衡圧力及びポンプ圧力配分スキー、ブラダタンク平衡圧力配分システム、アラウンド・ザ・ポンプ・プロポーショナ(around the pump proportioner)、又は固定式エジュケータピックアップ管を備えたハンドライン空気吸引ノズルのいずれかを任意に含み得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物は、未希釈又は希釈液体組成物として使用されてもよく、参照によりその全体が本明細書に組み入れられている、上で言及した’’Firefighters Guide to Foam’’,BS EN 13565規格又はNFPA規格に記載されているように、例えば、吸引泡生成装置、非吸引泡生成装置、気泡生成ノズル又は空気吸引泡ノズルを備えた可搬式圧力供給装置、泡ガン、泡チャンバ、Dike/Bund保護システム用のフローティングルーフ蔵タンクと共に使用される泡メーカー、空気吸引式スプリンクラーヘッドシステム、非空気吸引式スプリンクラーヘッドシステム、高背圧泡生成地表下ベース注入システム、独立型である、又は消火陸上車両、航空機若しくは船舶などに内蔵されている、大規模消火設備などの泡生成装置を使用して、本明細書に開示される泡組成物として施用されてもよい。消火組成物を起泡させる方法としては、特に限定されず、例えば、消火組成物を散布する際に空気を取り込み、泡を発生するノズルを利用する方法が挙げられる。本明細書に開示される泡組成物は、火災に直接施用されてもよく、又は隣接区域に施用して泡を火災へ流動させることによって間接的に施用されてもよい。希釈プロセスは、固定式又は可搬式インラインエジュケータ、インライン平衡圧力及びポンプ圧力配分スキー、ブラダタンク平衡圧力配分システム、アラウンド・ザ・ポンプ・プロポーショナ(around the pump proportioner)、又は固定式エジュケータピックアップ管を備えたハンドライン空気吸引ノズルのいずれかを任意に含み得る。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される泡組成物は、本明細書に開示される未希釈又は希釈液体組成物のみを含み、本質的にそれからなり、又はそれからなり、さらなる起泡剤は含まれない。これらの実施形態の態様では、本明細書に開示される泡組成物は、本明細書に開示される未希釈又は希釈液体組成物のみを含み、本質的にそれからなり、又はそれからなり、フルオロ界面活性剤起泡剤又はフルオロタンパク質形成剤を含まない。
スプリンクラーヘッドシステムのような火災抑制システムで使用される場合の本明細書に開示される組成物の別の利点は、本明細書に開示される組成物が、システムのパイプ及び保持タンク内の水流を妨害する1つ以上の成分も溶解、分散、又は除去することである。本明細書に開示される組成物が存在すると、バイオフィルム、1つ以上のパイプ、スプリンクラーヘッド又は火災抑制システムの他の構成要素を閉塞させる、バイオフィルムを含む1つ以上の成分が適切に破壊される。その理論によって制限されることを望むものではないが、この作用機構は、本明細書に開示される組成物が、パイプライン網を閉塞させるバイオフィルムを含む1つ以上の成分を溶解又は除去する能力に関連する。例えば、本明細書に開示される組成物が存在すると、「機能化」マイクロバブルが生成され、「機能化」マイクロバブルは、酸素分散を増加させてより高い溶存酸素レベルをもたらし、分子相互作用を促進して、1つ以上のパイプ、スプリンクラーヘッド又は火災抑制システムの他の構成要素を閉塞させるバイオフィルムを含む1つ以上の成分の触媒分解をもたらす。
区域は、火災のための燃料が存在する任意の場所を含み、限定されないが、人工の構造物若しくは装置、又は自然の構造物若しくは場所を含む。人工の構造物の非限定的な例としては、橋梁、例えば住宅用、商業用、工業用、又は農業用などの建物などが挙げられる。人工装置の非限定的な例としては、例えばオートバイ、自動車、トラックなどの陸上車両、例えば船、タンカー、客船、ボート、又は潜水艦などの船舶、例えば飛行機、ヘリコプタ、ドローンなどの航空機、器具、機器、装置などが挙げられる。自然の構造物又は場所の非限定的な例としては、圃場、森林、草原、低木林地、又は任意の他の環境区域が含まれる。
本明細書に開示される乾燥粉末化、液体、ペースト又はコロイド状組成物を含む本明細書に開示される組成物の施用は、マイクロバブルを効果的に生成する任意のプロセスによって実施することができる。例えば、施用時に組成物中に高濃度のガスを導入することができる任意の方法は、そのようなガス導入がマイクロバブルの自発的形成を可能にするので好適である。好適な施用プロセスとして、限定されないが、スプレー、フォギング(fogging)、噴霧、気化、分散、給水、噴出、散布などが挙げられる。施用の1つの好ましい方法は、灌漑、スプレー、フォギング(fogging)、噴霧又は気化による手動又は機械による施用によるものである。このような施用により、その施用プロセス中に十分な曝気と共に微細なミストが形成され、本明細書に開示されるようにマイクロバブルが生成される。液体中の分散ガスに曝露されたマイクロバブルはコロイド特性を示し、コロイド状ガスアフロン(CGA)と呼ばれる。CGAは、低濃度の界面活性剤を含有する特徴的なシェル層を含有するという点で、通常の気泡とは異なる。
本明細書に開示される組成物で形成されたマイクロバブルは、液体中の酸素の物質移動を増加させると思われる。科学理論に束縛されないが、この差異について考えられる説明がいくつかある。第1に、本明細書に開示される組成物に配合される界面活性剤としては、気泡挙動の特性を有意に変化させる非イオン性界面活性剤及び/又はバイオサーファクタントが挙げられる。第2に、本明細書に開示される組成物は、マイクロバブル形成のためにはるかに低い濃度の界面活性剤を必要とする。界面活性剤濃度は、界面活性剤系の臨界ミセル濃度(CMS)に近づく必要があることが示唆されている。本明細書に開示される組成物では、使用される界面活性剤の推定CMC未満でマイクロバブルが形成される。これは、マイクロバブルが、ガスの物質移動特性にとってより好ましい緩い分子充填を有する界面活性剤分子の凝集体の結果であることを示唆している。界面活性剤分子がより少ない表面は、ガスを含有する十分に組織化されたミセルよりもガス透過性が高くなる。機構にかかわらず、本明細書に開示される組成物が組織化してクラスタ、凝集体又はガス充填気泡となる傾向は、反応物の局所濃度を増大させること、触媒反応が起こるのに必要なエネルギーの遷移を低下させること、又はまだ記載されていない他の何らかの機構によって起こる反応のプラットフォームをもたらす。
本実施形態の態様では、本明細書に開示されるマイクロバブルは、例えば、約5μm、約10μm、約15μm、約20μm、約25μm、約30μm、約40μm、約50μm、約75μm、約100μm、約150μm、約200μm、約250μm、約300μm、約350μm、約400μm、約450μm、約500μm、約550μm、約600μm、約650μm、約700μm、約750μm、約800μm、約850μm、約900μm、約950μm又は約1000μmの平均直径を有する。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示されるマイクロバブルは、例えば、少なくとも5μm、少なくとも10μm、少なくとも15μm、少なくとも20μm、少なくとも25μm、少なくとも30μm、少なくとも40μm、少なくとも50μm、少なくとも100μm、少なくとも150μm、少なくとも200μm、少なくとも250μm、少なくとも300μm、少なくとも350μm、少なくとも400μm、少なくとも450μm、少なくとも500μm、少なくとも550μm、少なくとも600μm、少なくとも650μm、少なくとも700μm、少なくとも750μm、少なくとも800μm、少なくとも850μm、少なくとも900μm、少なくとも950μm又は少なくとも1000μmの平均直径を有する。本実施形態の他の態様では、本明細書に開示されるマイクロバブルは、例えば、最大5μm、最大10μm、最大15μm、最大20μm、最大25μm、最大30μm、最大40μm、最大50μm、最大100μm、最大150μm、最大200μm、最大250μm、最大300μm、最大350μm、最大400μm、最大450μm、最大500μm、最大550μm、最大600μm、最大650μm、最大700μm、最大750μm、最大800μm、最大850μm、最大900μm、最大950μm又は最大1000μmの平均直径を有する。
本実施形態の態様では、本明細書に開示されるマイクロバブルは、例えば、約5μm~約10μm、約5μm~約15μm、約5μm~約20μm、約5μm~約25μm、約5μm~約30μm、約5μm~約40μm、約5μm~約50μm、約5μm~約75μm、約5μm~約100μm、約10μm~約15μm、約10μm~約20μm、約10μm~約25μm、約10μm~約30μm、約10μm~約40μm、約10μm~約50μm、約10μm~約75μm、約10μm~約100μm、約15μm~約20μm、約15μm~約25μm、約15μm~約30μm、約15μm~約40μm、約15μm~約50μm、約15μm~約75μm、約15μm~約100μm、約20μm~約25μm、約20μm~約30μm、約20μm~約40μm、約20μm~約50μm、約20μm~約75μm、約20μm~約100μm、約25μm~約30μm、約25μm~約40μm、約25μm~約50μm、約25μm~約75μm、約25μm~約100μm、約30μm~約40μm、約30μm~約50μm、約30μm~約75μm、約30μm~約100μm、約40μm~約50μm、約40μm~約75μm、約40μm~約100μm、約50μm~約75μm、約50μm~約100μm、約50μm~約150μm、約50μm~約200μm、約50μm~約250μm、約50μm~約300μm、約50μm~約350μm、約50μm~約400μm、約50μm~約450μm、約50μm~約500μm、約50μm~約550μm、約50μm~約600μm、約50μm~約650μm、約50μm~約700μm、約50μm~約750μm、約50μm~約800μm、約50μm~約850μm、約50μm~約900μm、約50μm~約950μm、約50μm~約1000μm、約100μm~約150μm、約100μm~約200μm、約100μm~約250μm、約100μm~約300μm、約100μm~約350μm、約100μm~約400μm、約100μm~約450μm、約100μm~約500μm、約100μm~約550μm、約100μm~約600μm、約100μm~約650μm、約100μm~約700μm、約100μm~約750μm、約100μm~約800μm、約100μm~約850μm、約100μm~約900μm、約100μm~約950μm、約100μm~約1000μm、約150μm~約200μm、約150μm~約250μm、約150μm~約300μm、約150μm~約350μm、約150μm~約400μm、約150μm~約450μm、約150μm~約500μm、約150μm~約550μm、約150μm~約600μm、約150μm~約650μm、約150μm~約700μm、約150μm~約750μm、約150μm~約800μm、約150μm~約850μm、約150μm~約900μm、約150μm~約950μm、約150μm~約1000μm、約200μm~約250μm、約200μm~約300μm、約200μm~約350μm、約200μm~約400μm、約200μm~約450μm、約200μm~約500μm、約200μm~約550μm、約200μm~約600μm、約200μm~約650μm、約200μm~約700μm、約200μm~約750μm、約200μm~約800μm、約200μm~約850μm、約200μm~約900μm、約200μm~約950μm、約200μm~約1000μm、約250μm~約300μm、約250μm~約350μm、約250μm~約400μm、約250μm~約450μm、約250μm~約500μm、約250μm~約550μm、約250μm~約600μm、約250μm~約650μm、約250μm~約700μm、約250μm~約750μm、約250μm~約800μm、約250μm~約850μm、約250μm~約900μm、約250μm~約950μm、約250μm~約1000μm、約300μm~約350μm、約300μm~約400μm、約300μm~約450μm、約300μm~約500μm、約300μm~約550μm、約300μm~約600μm、約300μm~約650μm、約300μm~約700μm、約300μm~約750μm、約300μm~約800μm、約300μm~約850μm、約300μm~約900μm、約300μm~約950μm、約300μm~約1000μm、約350μm~約400μm、約350μm~約450μm、約350μm~約500μm、約350μm~約550μm、約350μm~約600μm、約350μm~約650μm、約350μm~約700μm、約350μm~約750μm、約350μm~約800μm、約350μm~約850μm、約350μm~約900μm、約350μm~約950μm、約350μm~約1000μm、約400μm~約450μm、約400μm~約500μm、約400μm~約550μm、約400μm~約600μm、約400μm~約650μm、約400μm~約700μm、約400μm~約750μm、約400μm~約800μm、約400μm~約850μm、約400μm~約900μm、約400μm~約950μm、約400μm~約1000μm、約450μm~約500μm、約450μm~約550μm、約450μm~約600μm、約450μm~約650μm、約450μm~約700μm、約450μm~約750μm、約450μm~約800μm、約450μm~約850μm、約450μm~約900μm、約450μm~約950μm、約450μm~約1000μm、約500μm~約550μm、約500μm~約600μm、約500μm~約650μm、約500μm~約700μm、約500μm~約750μm、約500μm~約800μm、約500μm~約850μm、約500μm~約900μm、約500μm~約950μm、約500μm~約1000μm、約550μm~約600μm、約550μm~約650μm、約550μm~約700μm、約550μm~約750μm、約550μm~約800μm、約550μm~約850μm、約550μm~約900μm、約550μm~約950μm、約550μm~約1000μm、約600μm~約650μm、約600μm~約700μm、約600μm~約750μm、約600μm~約800μm、約600μm~約850μm、約600μm~約900μm、約600μm~約950μm、約600μm~約1000μm、約650μm~約700μm、約650μm~約750μm、約650μm~約800μm、約650μm~約850μm、約650μm~約900μm、約650μm~約950μm、約650μm~約1000μm、約700μm~約750μm、約700μm~約800μm、約700μm~約850μm、約700μm~約900μm、約700μm~約950μm、約700μm~約1000μm、約750μm~約800μm、約750μm~約850μm、約750μm~約900μm、約750μm~約950μm、約750μm~約1000μm、約800μm~約850μm、約800μm~約900μm、約800μm~約950μm、約800μm~約1000μm、約850μm~約900μm、約850μm~約950μm、約850μm~約1000μm、約900μm~約950μm、約900μm~約1000μm又は約950μm~約1000μmの平均直径を有する。
以下の非限定的な例は、現在企図されている代表的な実施形態をより完全に理解しやすくするために、例示のみを目的として与える。これらの実施例は、本明細書に開示される消火組成物、又は方法若しくは使用に関するものを含む、本明細書に記載される実施形態のいずれかを限定すると解釈されるべきではない。
実施例1
処理済み発酵酵母上清1の調製
処理済み発酵酵母上清を調製するために、約29℃~約38℃の温度を有する約1,000Lの温水を大型ジャケット付き混合ケトルに入れる発酵反応を準備する。黒色未処理サトウキビ糖蜜約84.9kg、サトウキビ原料糖約25.2kg及び硫酸マグネシウム約1.2kgを水に添加した。混合物を完全に混和し、その後、糖化麦芽約11.4kg及びパン酵母約1.2kgを添加し、弱く撹拌した。混合物を約26℃~約42℃で約3日間インキュベートし、その後、発泡反応は収まり、本質的に完全な発酵を示す。発酵終了時に、酵母発酵組成物を遠心分離して、発酵中に形成された「スラッジ」を除去する。得られた発酵上清(約98.59重量%)を回収し、オートクレーブで滅菌した。次いで、処理済み発酵酵母上清を、後続の使用のために液体形態で貯蔵することができる。あるいは、処理済み発酵酵母上清を当分野で既知の方法によって噴霧乾燥して乾燥粉末を生成することができる。乾燥粉末形態は、後続の使用のために貯蔵することもできる。
実施例2
処理済み発酵酵母上清2の調製
処理済み発酵酵母上清を調製するために、約29℃~約38℃の温度を有する約1,000Lの温水を大型ジャケット付き混合ケトルに入れる発酵反応を準備する。黒色未処理サトウキビ糖蜜約42.5kg、サトウキビ原料糖約12.6kg及び硫酸マグネシウム約1.2kgを水に添加した。混合物を完全に混和し、その後、糖化麦芽約10.3kg及びパン酵母約1.2kgを添加し、弱く撹拌した。混合物を約26℃~約42℃で約3日間インキュベートし、その後、発泡反応は収まり、本質的に完全な発酵を示す。発酵終了時に、酵母発酵培養物を遠心分離して、発酵中に形成された「スラッジ」を除去する。得られた発酵酵母上清(約98.59重量%)を回収し、オートクレーブで処理した。次いで、処理済み発酵酵母上清を、後続の使用のために液体形態で貯蔵することができる。あるいは、処理済み発酵酵母上清を当分野で既知の方法によって噴霧乾燥して乾燥粉末を生成することができる。乾燥粉末形態は、後続の使用のために貯蔵することもできる。
実施例3
処理済み発酵酵母上清3の調製
処理済み発酵酵母上清を調製するために、約29℃~約38℃の温度を有する約1,000Lの温水を大型ジャケット付き混合ケトルに入れる発酵反応を準備する。黒色未処理サトウキビ糖蜜約21.3kg、サトウキビ原料糖約6.3kg及び硫酸マグネシウム約1.2kgを水に添加した。混合物を完全に混和し、その後、糖化麦芽約9.3kg及びパン酵母約1.2kgを添加し、弱く撹拌した。混合物を約26℃~約42℃で約3日間インキュベートし、その後、発泡反応は収まり、本質的に完全な発酵を示す。発酵終了時に、酵母発酵培養物を遠心分離して、発酵中に形成された「スラッジ」を除去する。得られた発酵上清(約98.59重量%)を回収し、オートクレーブで処理した。次いで、処理済み発酵酵母上清を、後続の使用のために液体形態で貯蔵することができる。あるいは、処理済み発酵酵母上清を当分野で既知の方法によって噴霧乾燥して乾燥粉末を生成することができる。乾燥粉末形態は、後続の使用のために貯蔵することもできる。
実施例4
液体組成物の調製
本実施例は、本明細書に開示される液体組成物の例示的な製剤を示す。
本明細書に開示される液体組成物4,500Lの例示的なバッチサイズを製造するために、高温滅菌水1,000L(約60℃~約65℃)を、大型ジャケット付き混合ケトル内の処理済み発酵微生物上清675L~2,250L(最終濃度15%~50%)に添加した(表1~5を参照)。この混合物に、非イオン性界面活性剤135kg~675kg(最終濃度3%~15%)を添加した(表1~5を参照)。この混合物を十分に混和して溶液を得た。次いで、水をさらに添加して混合物の最終体積を約4,500Lとして、完全な混合が得られるまで撹拌した。得られた液体組成物のpHは、任意の好適な酸、例えばリン酸を使用して調整した。次いで、pH調整した液体組成物を濾過滅菌していずれの微生物汚染も除去し、分配のために包装した。この方法に従って製造された液体組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
上記の具体例として、高温滅菌水(約60℃~約65℃)1,000Lを、大型ジャケット付き混合ケトル内の1,000Lの処理済み発酵微生物上清(最終濃度22%)に添加することによって、製剤LF3を調製した。この混合物に、第1の直鎖第二級アルコールエトキシレート(TERGITOL(商標)15-S-5、ポリエチレングリコールトリメチルノニルエーテル)168.8kg(最終濃度3.75%)及び第2の直鎖第二級アルコールエトキシレート(TERGITOL(商標)15-S-7、ポリエチレングリコールトリメチルノニルエーテル)168.8kg(最終濃度3.75%)を添加して、非イオン性界面活性剤総量を337.6kg(最終濃度7.5%)とした。この混合物を十分に混和して溶液を得た。次いで、水をさらに添加して混合物の最終体積を約4,500Lとして、完全な混合が得られるまで撹拌した。得られた液体組成物のpHを、リン酸を使用してpH7.0に調整した。次いで、pH調整した液体組成物を濾過滅菌していずれの微生物汚染も除去し、分配のために包装した。この方法に従って製造された製剤LF3の液体組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
Figure 2023524914000001

Figure 2023524914000002

Figure 2023524914000003

Figure 2023524914000004

Figure 2023524914000005
任意に、追加の水で体積を4,500Lに調整する前に、最終濃度2%~6%のアニオン性界面活性剤を表1~5の液体組成物に包含させることができる。例えば、DOWFAX(商標)2A1又はアニオン性バイオサーファクタント、例えば、STEPONOL(登録商標)AM 30-KE、ラウリル硫酸アンモニウム、STEPONOL(登録商標)EHS、2-エチルヘキシル硫酸ナトリウム、又はそれらの組み合せを液体組成物に添加することができる。
任意に、追加の水で体積を4,500Lに調整する前に、最終濃度0.5%~3%の1つ以上の保存剤を表1~5の液体組成物に包含させることができる。例えば、約1重量%安息香酸ナトリウム、約0.01重量%イミダゾリジニル尿素、約0.15重量%ジアゾリジニル尿素、約0.25重量%塩化カルシウム、又は約0.5%ヒドロキシメチルグリシン酸ナトリウム(Nuosept 44)。この場合、保存剤を液体混合物に添加し、次いで、混合物の全ての成分が確実に溶解するように連続的に撹拌しながら混合物の温度を約40℃まで約1時間かけてゆっくりと上昇させる。次いで、混合物を約20℃~約25℃まで冷却し、次いで追加の水を添加して液体組成物の最終体積を約4,500Lとして、完全な混合が得られるまで撹拌する。得られた液体組成物のpHは、任意の好適な酸、例えばリン酸を使用して調整した。次いで、pH調整した液体組成物を濾過滅菌していずれの微生物汚染も除去し、分配のために包装した。この方法に従って製造された液体組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
本明細書に開示される液体組成物3,785Lの例示的なバッチサイズを製造するために、乾燥粉末発酵微生物上清13.25kg~113.6kg(最終濃度0.35%~3.0%)を、大型ジャケット付き混合ケトル内の高温滅菌水1,000Lの(約60℃~約65℃)に撹拌しながら添加した(表6を参照)。この混合物に、プロピレングリコール(最終濃度3.0%~12.0%)113.6kg~454.2kgを添加し、均一になるまで混和した。連続順に、第二級アルコールエトキシレート非イオン性界面活性剤、TERGITOL(商標)15-S-9、ポリエチレングリコールトリメチルノニルエーテル113.6kg~454.2kg(最終濃度3.0%~12.0%)を添加し、均一になるまで混和し、第二級アルコールエトキシレート非イオン性界面活性剤、TERGITOL(商標)15-S-7、ポリエチレングリコールトリメチルノニルエーテル56.8kg~283.9kg(最終濃度1.5%~7.5%)を添加し、均一になるまで混和し、アルカンスルホン酸アニオン性界面活性剤、BIO-TERGE(登録商標)PAS-8 S、カプリリルスルホン酸ナトリウム94.6kg~378.5kg(最終濃度2.5%~10.0%)を添加し、均一になるまで混和し、アルケンアミド非イオン性界面活性剤、STEPOSOL(登録商標)MET-10 U、N,N-ジメチル9-デセンアミド18.9kg~170.3kg(最終濃度0.5%~4.5%)を添加し、均一になるまで混和した。次いで、混合物を約20℃~約25℃まで冷却し、次いで追加の水を添加して液体組成物の最終体積を約3,785Lとして、完全な混合が得られるまで撹拌する。得られた液体組成物のpHは、任意の好適な酸、例えばリン酸を使用して調整した。次いで、pH調整した液体組成物を濾過滅菌していずれの微生物汚染も除去し、分配のために包装した。この方法に従って製造された液体組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
任意に、追加の水で体積を3,785Lに調整する前に、最終濃度0.5%~3%の1つ以上の保存剤を表6の液体組成物に包含させることができる。例えば、ナトリウムヒドロキシメチルグリシネート(Nuosept 44)18.9kg(最終濃度0.5%)を液体混合物に添加することができ、次いで、連続的に撹拌しながら混合物の温度を約1時間かけて約40℃までゆっくりと上昇させて、混合物の成分全てを確実に溶解させる。次いで、混合物を約20℃~約25℃まで冷却し、次いで追加の水を添加して液体組成物の最終体積を約3,785Lとして、完全な混合が得られるまで撹拌する。得られた液体組成物のpHは、任意の好適な酸、例えばリン酸を使用して調整した。次いで、pH調整した液体組成物を濾過滅菌していずれの微生物汚染も除去し、分配のために包装した。この方法に従って製造された液体組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
Figure 2023524914000006
表1~6の製剤は、ただちに使用できるとして販売される意図で製造されるが、そのようなただちに使用できる製品は、典型的には、本明細書に開示される使用方法で使用される場合、さらになお希釈される。濃縮製剤も製造することができる。この場合、大型ジャケット付き混合ケトル内に処理済み発酵微生物上清2,250L~4,365L(最終濃度50%~97%)を添加し、それに応じて水量を調整することによって液体組成物が製造される。液体組成物濃縮物を製造する場合、処理済み発酵微生物上清は、界面活性剤の溶解及び適正な混合を促進するために、非イオン性界面活性剤を添加する前に、約40℃~約65℃に加熱する必要があり得る。
実施例5
乾燥粉末化組成物の調製
本実施例は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物の例示的な製剤を示す。
乾燥粉末化組成物1000kgの例示的なバッチサイズを製造するために、ロータステータ又は回転ドラムミキサなどの粉末ブレンダの内面に1%漂白溶液をスプレーし、10分間インキュベートし、次いで表面を拭き取ることによって前処理を行う。次に、Quillaja saponaria(キラヤ・サポナリア)から抽出されたサポニンを含む乾燥バイオサーファクタント60kg~200kg(最終濃度6%~20%)、乾燥処理済み発酵微生物上清60kg~150kg(最終濃度6%~15%)、及びクエン酸5kg~15kg(最終濃度0.5%~1.5%)を粉末ブレンダに添加し(表7~15参照)、成分を混和して混合物の色及び外観を均一とした。この混合物にYucca schidigera(ユッカ・シジゲラ)から抽出されたサポニンを含む乾燥バイオサーファクタント675kg~875kg(最終濃度67.5%~87.5%)を添加し(表7~15参照)、混和を続けて混合物の色及び外観を均一とした。この方法に従って製造された乾燥粉末化組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
上記の具体例として、Quillaja Dry 100(Quillaja saponaria(キラヤ・サポナリア)から抽出されたサポニンを含む乾燥バイオサーファクタント)90.0kg(最終濃度9%)、TASTONE(登録商標)154(乾燥処理済み発酵微生物上清)92.0kg(最終濃度9.2%)、及びクエン酸10.0kg(最終濃度1%)を粉末ブレンダに添加することによって製剤PF3を調製し、成分を混和して混合物の色及び外観を均一とした。この混合物に、Yucca SD Powder(Yucca schidigera(ユッカ・シジゲラ)から抽出されたサポニンを含む乾燥バイオサーファクタント)808.0kg(最終濃度80.8%)を添加し、混合物の色及び外観が均一となるまで混和を続けた。この方法に従って製造された製剤PF3の乾燥粉末化組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
Figure 2023524914000007

Figure 2023524914000008

Figure 2023524914000009

Figure 2023524914000010

Figure 2023524914000011

Figure 2023524914000012

Figure 2023524914000013

Figure 2023524914000014

Figure 2023524914000015
実施例6
乾燥粉末化組成物の調製
本実施例は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物の例示的な製剤を示す。
乾燥粉末化組成物1000kgの例示的なバッチサイズを製造するために、ロータステータ又は回転ドラムミキサなどの粉末ブレンダの内面に1%漂白溶液をスプレーし、10分間インキュベートし、次いで表面を拭き取ることによって前処理を行う。次に、乾燥処理済み発酵微生物上清60kg~150kg(最終濃度6%~15%)及びクエン酸5kg~15kg(最終濃度0.5%~1.5%)を粉末ブレンダに添加し(表16~17参照)、成分を混和して混合物の色及び外観を均一とした。この混合物にYucca schidigera(ユッカ・シジゲラ)から抽出されたサポニンを含む乾燥バイオサーファクタント835kg~935kg(最終濃度83.5%~93.5%)を添加し(表16~17参照)、混和を続けて混合物の色及び外観を均一とした。この方法に従って製造された乾燥粉末化組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
上記の具体例として、TASTONE(登録商標)154(乾燥処理済み発酵微生物上清)92.0kg(最終濃度9.2%)を添加することによって製剤PF57を調製し、クエン酸10.0kg(最終濃度1%)を粉末ブレンダに添加し、成分を混和して混合物の色及び外観を均一とした。この混合物に、Yucca SD Powder(Yucca schidigera(ユッカ・シジゲラ)から抽出されたサポニンを含む乾燥バイオサーファクタント)907.0kg(最終濃度90.7%)を添加し、混合物の色及び外観が均一となるまで混和を続けた。この方法に従って製造された製剤PF57の乾燥粉末化組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
Figure 2023524914000016

Figure 2023524914000017
実施例7
液体組成物の調製
本実施例は、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物を使用して本明細書に開示される液体組成物を作製するための例示的な手順を示す。
本明細書に開示される例示的な液体組成物1Lを製造するために、実施例5に記載の製剤PF3又は実施例6に記載の製剤PF57で被覆された例示的な乾燥粉末化組成物30gを水1Lに添加し、乾燥粉末化組成物が完全に溶解するまで混合する。これにより、乾燥粉末化組成物を使用して液体組成物の3%溶液が作製される。液体組成物のpHを確認し、例えばリン酸などの任意の好適な酸を使用してpHを6.5~8.0に調整することができる。
同様の手順を使用して、表7~17に記載の乾燥粉末化組成物の他の製剤のいずれかを使用して液体組成物を製造する。さらに、水1Lに添加される乾燥粉末化組成物の量も変えることができる。例えば、乾燥粉末化組成物5g~500gを水1Lに添加して、乾燥粉末化組成物を使用して0.5%~50%の液体組成物の溶液を作製することができる。
任意に、2%~8%の最終濃度のアニオン性バイオサーファクタントを本実施例の液体組成物に包含させることができる。例えば、STEPONOL(登録商標)AM 30-KE、ラウリル硫酸アンモニウム、STEPONOL(登録商標)EHS、2-エチルヘキシル硫酸ナトリウム、又はそれらの組み合せを液体組成物に添加することができる。
任意に、追加の水で体積を4,500Lに調整する前に、最終濃度0.5%~3%の1つ以上の保存剤を表1~5の液体組成物に包含させることができる。例えば、約1重量%安息香酸ナトリウム、約0.01重量%イミダゾリジニル尿素、約0.15重量%ジアゾリジニル尿素、約0.25重量%塩化カルシウム、又は約0.5%ヒドロキシメチルグリシン酸ナトリウム(Nuosept 44)。この場合、保存剤を液体混合物に添加し、次いで、混合物の全ての成分が確実に溶解するように連続的に撹拌しながら混合物の温度を約40℃まで約1時間かけてゆっくりと上昇させる。次いで、混合物を約20℃~約25℃まで冷却し、得られた液体組成物のpHを、任意の好適な酸、例えばリン酸を用いて調整した。次いで、pH調整した液体組成物を濾過滅菌していずれの微生物汚染も除去し、分配のために包装した。この方法に従って製造された液体組成物は、皮膚組織に対して非刺激性であり、非毒性であり、有効性の識別可能な損失又は劣化を伴わずに数ヶ月にわたって低温の場所に保管できることが判明した。
実施例8
泡組成物の調製
泡組成物を調製するために、本明細書に開示されるもののような好適な起泡剤、本明細書に開示されるもののような安定化剤、又はその両方が、最終濃度1%~6%で液体組成物に添加され、完全に包含されるまで混合されることを除いて、例えば実施例4又は7に記載されるように、液体組成物が調製される。
実施例9
液体組成物を使用する火災の制御
本実施例は、本明細書に開示される方法を使用して火災を制御する際の本明細書に開示される液体組成物の例示的な使用を示す。
建物は、その敷地内に設置された湿式化学火災抑制システムを有する。実施例4及び7に記載されるものを含む本明細書に開示される液体組成物は、水又は同様の溶媒で最終濃度約1%~約5%に希釈され、炭酸カリウム水溶液などの既知の湿式化学火災抑制剤の有無にかかわらず、湿式化学火災抑制システムのタンクリザーバに充填され、加圧される。タンクは高圧窒素カートリッジを含み、高圧窒素カートリッジは作動させると、液体組成物を含む加圧タンクの弁を除圧及び開放して、組成物を配管内へ、そして火災を抑制する抑制システムのノズルから放出する。火災の発生時に、湿式化学火災抑制システムの熱センサが火災を検知する。この検知により、システムが作動して、本明細書に開示される液体組成物は、火災が位置する区域にスプレーされ、又はさもなければ放出され、それにより火災が抑制又はさもなければ消火される。
個人は、自己の施設に可搬式消火器を有する。消火器は、その容器内で水又は同様の溶媒によって最終濃度約1%~約5%まで希釈される、実施例4及び7に記載されるものを含む、本明細書に開示される液体組成物を含有する。消火器は、貯蔵部に動作可能に連結された二酸化炭素の高圧ガス缶を内部に含む。消火器のハンドルが加圧されると、高圧ガスキャニスタを開いて二酸化炭素をリザーバ内に噴出させ、これにより液体組成物がリザーバからサイフォン管を通ってノズルから押し出される。個人が火災を制御するために可搬式消火器の使用を必要とする場合、個人はハンドルを押し下げ、液体組成物を火災に対してスプレーして消火する。
個人は、液体火災抑制ポンプ装置であって、本明細書に開示される液体組成物を保持するための、組成物レベルを監視するためのレベルゲージが取り付けられたリザーバと、リザーバから水ラインに液体組成物を圧送するポンプと、水ラインに注入される液体組成物の量を制御するためのプロポーショナとを備える、液体火災抑制ポンプ装置を有する。実施例4及び7に記載されているものを含む、本明細書に開示されている液体組成物は、既知の泡消火剤の有無にかかわらず、液体火災抑制ポンプ装置のリザーバに充填される。動作中、液体火災抑制ポンプ装置は、消火栓、配管水源、又はポンプを装備した可搬式若しくは設置式水タンクなどの水源に連結される。次いで、ポンプは、リザーバから吸引を行い、液体組成物を水ラインに注入し、水ラインに注入される液体組成物の量はプロポーショナによって制御され、典型的な希釈範囲はリザーバに含まれる出発液体組成物の1%~5%である。液体溶液は、可搬式システムではホースを通じて、又は設置システムでは、硬質配管網を通じて所望の位置に運ばれる。ノズルは、パイプ又はパイプ網の端部に設けられる。個人が火災を制御するために液体火災抑制装置の使用を必要とする場合、個人は装置を操作し、液体組成物を使用して液体溶液を火災に対してスプレーし、消火する。
実施例4及び7に記載されているものを含む本明細書に開示される液体組成物は、米国特許第6,474,564号、同第7,748,662号及び同第10,406,390号並びに米国特許出願公開第2014/0069666号及び同第2014/0374537号に記載されているものなどの空中火災抑制システムに使用することもでき、これらそれぞれの内容は、その全体が参照により本明細書に組み入れられている。一例では、ヘリコプタ、飛行船、ドローン又は飛行機などの航空機は、水を保持する第1のタンクと、本明細書に開示される液体組成物を保持する第2のタンクと、ノズルと、第1及び第2のタンクの両方及びノズルと流体連通する配管とを備える。航空機が火災の上を飛行すると、水が第1のタンクからノズルを通じて圧出され、ベンチュリ効果が生じ、これにより液体組成物が第2のタンクから配管内に引き込まれ、配管内で液体組成物がノズル内の水と混合され、次いでこれが下方の火災に向けられる。
同様に、さらなる例としては、リザーバからの液体組成物を水に混合して火災及び/又は火災の近くにある若しくは火災の経路にあると予測される区域/物体に施用する及び向けるための設備を提供することができる、消防車及び消防トラックなどの陸上車両が含まれる。
実施例10
泡組成物を使用する火災の制御
本実施例は、本明細書に開示される方法を使用して火炎を制御する際の本明細書に開示される泡組成物の例示的な使用を示す。
建物は、その敷地内に設置された泡火災抑制システムを有する。実施例4及び7に記載されたものを含む本明細書に開示される液体組成物を水又は同様の溶媒で最終濃度約1%~約5%に希釈することによって作製された、本明細書に開示される泡組成物は、既知の泡火災抑制剤の有無にかかわらず、泡火災抑制システムのタンクリザーバに充填される。本明細書に開示されるもののような任意に好適な起泡剤、本明細書に開示されるもののような安定化剤、又はその両方は、最終濃度1%~6%で、例えば実施例8に記載される泡組成物に包含され得る。タンクは高圧二酸化炭素又は窒素カートリッジを含み、高圧窒素カートリッジは作動させると、泡組成物を含む加圧タンクの弁を除圧及び開放して、組成物を配管内へ、そして火災を抑制する抑制システムのノズルから放出する。火災が発生すると、泡火災抑制システムの熱センサが火災を検知する。この検知により、システムが作動して、本明細書に開示される泡組成物は、火災が位置する区域にスプレーされ、又はさもなければ放出され、それにより火災が抑制又はさもなければ消火される。
個人は、自己の施設に可搬式消火器を有する。消火器は、実施例4及び7に記載されたものを含む本明細書に開示される液体組成物を水又は同様の溶媒で最終濃度約1%~約5%に希釈することによって作製された、本明細書に開示される泡組成物を含有する。本明細書に開示されるもののような任意に好適な起泡剤、本明細書に開示されるもののような安定化剤、又はその両方は、最終濃度1%~6%で、例えば実施例8に記載される泡組成物に包含され得る。消火器は、貯蔵部に動作可能に連結された二酸化炭素の高圧ガス缶を内部に含む。消火器のハンドルが加圧されると、高圧ガスキャニスタを開いて二酸化炭素をリザーバ内に噴出させ、これにより泡組成物がリザーバからサイフォン管を通ってノズルから押し出される。圧送された泡溶液がモニタ又はノズルを通過するとき、泡溶液は空気をモニタ又はノズルの穴の中に押し込んで泡を生成させる低圧域を生じる。個人が火災を制御するために可搬式消火器の使用を必要とする場合、個人はハンドルを押し下げ、泡組成物を火災に対してスプレーして消火する。
個人は、泡火災抑制装置であって、本明細書に開示される泡組成物を保持するための、組成物レベルを監視するためのレベルゲージが取り付けられた泡タンクと、泡タンクから水ラインに泡組成物を圧送する遠心泡ポンプと、水と混合する泡組成物の量を制御して泡溶液を形成するプロポーショナとを備える泡火災制御装置を有する。実施例4及び7に記載されたものを含む本明細書に開示される液体組成物を水又は同様の溶媒で最終濃度約1%~約5%に希釈することによって作製された、本明細書に開示される泡組成物は、既知の泡火災抑制剤の有無にかかわらず、泡火災抑制装置の泡タンクに充填される。本明細書に開示されるもののような任意に好適な起泡剤、本明細書に開示されるもののような安定化剤、又はその両方は、最終濃度1%~6%で、例えば実施例8に記載される泡組成物に包含され得る。作動中、泡火災抑制装置は、消火栓、配管水源、又はポンプを装備した水タンクなどの水源に連結される。次いで、泡ポンプは、泡タンクから吸引を行い、水ラインに泡組成物を注入し、水ラインに注入される泡組成物の量はプロポーショナによって制御される。泡溶液は、可搬式システムではホースを通じて、又は設置システムでは、硬質配管網を通じて所望の位置に運ばれる。泡モニタ又はノズルは、パイプ又はパイプ網の端部に設けられる。圧送された泡溶液がモニタ又はノズルを通過するとき、泡溶液は空気をモニタ又はノズルの穴の中に押し込んで泡を生成させる低圧域を生じる。個人が火災を制御するために泡火災抑制装置の使用を必要とする場合、個人は装置を操作し、泡組成物を使用して形成された泡を火災に対してスプレーして消火する。
実施例11
乾燥粉末化組成物を使用する火災の制御
本実施例は、本明細書に開示される方法を使用して火炎を制御する際の本明細書に開示される乾燥粉末化組成物の例示的な使用を示す。
建物は、建物の敷地内に設置された乾式化学火災抑制システムを有する。実施例5及び6に記載されているものを含む、本明細書に開示されている乾燥粉末化組成物は、リン酸モノアンモニウム、重炭酸ナトリウム、又は重炭酸カリウムなどの既知の乾式化学粉末火災抑制剤の有無にかかわらず、乾式化学火災抑制システムのタンクリザーバに充填され、加圧される。タンクは高圧窒素カートリッジを含み、高圧窒素カートリッジは作動させると、乾燥粉末化組成物を含む加圧タンクの弁を除圧及び開放して、組成物を配管内へ、そして火災を抑制する抑制システムのノズルから放出する。火災が発生すると、乾式化学火災抑制システムの熱センサが火災を検知する。この検知により、システムが作動して、本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、火災が位置する区域にスプレーされ、又はさもなければ放出され、それにより火災が抑制又はさもなければ消火される。
個人は、自己の施設に可搬式消火器を有する。消火器は、実施例5及び6に記載されたものを含む、本明細書に開示された乾燥粉末化組成物をそのリザーバ内に含有する。消火器は、貯蔵部に動作可能に連結された二酸化炭素の高圧ガス缶を内部に含む。消火器のハンドルが加圧されると、高圧ガスキャニスタを開いて二酸化炭素をリザーバ内に噴出させ、これにより乾燥粉末化組成物がリザーバからサイフォン管を通ってノズルから押し出される。個人が火災を制御するために可搬式消火器の使用を必要とする場合、個人はハンドルを押し下げ、乾燥粉末化組成物を火災に対してスプレーして消火する。
実施例5及び6に記載されているものを含む本明細書に開示される乾燥粉末化組成物は、米国特許第6,474,564号、同第7,748,662号及び同第10,406,390号並びに米国特許出願公開第2014/0069666号及び同第2014/0374537号に記載されているものなどの空中火災抑制システムに使用することもでき、これらそれぞれの内容は、その全体が参照により本明細書に組み入れられている。
実施例12
消火組成物を用いる火災の制御
本実施例は、本明細書に開示される方法を用いる可燃性材料としてのタイヤによって燃料供給される火災を消火する際の、本明細書に開示される消火組成物の例示的な効力を示す。
あらゆる植物成長のない区域において、幅3.5m×長さ2.5m×深さ1.5m程度の寸法の穴を地面に掘った。自動車用タイヤ3本を穴の中央に置き、ガソリンをかけた。消防士はトーチを使用してタイヤに点火し、可燃性材料を1分間燃焼させた。穴全体は、地上約5mに達するピーク高さを有する火炎と、火災から発せられる広範囲にわたる濃い黒煙に包み込まれていた。この時点で、消防士は、幅広ノズルを使用して穴全域に溶液をスプレーすることにより、実施例4及び7に記載されているものなどの、本明細書に開示される消火組成物を含む液体溶液によって火災への放水を始めた。火災は約20~25秒で鎮火した。消防士は、トーチを使用してタイヤを再点火しようとしたが、そうすることができず、本明細書に開示される消火組成物が、初期の火を消火するのに有意に効果的であっただけでなく、本明細書に開示される消火組成物でコーティングされた可燃性材料の再点火も防止したことを示している。
同様の消火効果を有する木材及び油を含む異なる可燃性材料を使用して、上記の実験を繰り返した。油を用いて行った実験では、本明細書に開示される消火組成物も、炭化水素の有意な改善をもたらした。
これらの実験は、本明細書に開示される消火組成物が、多種多様の可燃性材料によって燃料供給される火災の消火に極めて有効であることを実証している。さらに、非毒性組成物として、本明細書に開示される消火組成物は、環境を汚染せず、人間及び他の生物を毒性物質に曝露せず、消火後に残存する残留可燃性材料をさらに分解するという重大な技術的利点を有する。
最後に、本発明の実施形態の上述の記載は、例示及び説明の目的で与えられている。本発明の態様は特定の実施形態を参照することによって強調されているが、当業者は、これらの記載された実施形態が本発明を含む原理の単なる例示であることをただちに理解するであろうことを理解されたい。そのため、特定の実施形態は、網羅的であること、又は本発明を開示された正確な形態に限定することを意図するものではない。したがって、開示された主題の実施形態は、そのように明示的に示されていない限り、本明細書に記載の特定の要素、化合物、組成物、成分、物品、装置、方法、使用、プロトコル、ステップ、及び/又は限定に、決して限定されないことを理解されたい。
さらに、本発明の代替的な実施形態、要素、ステップ、及び/又は限定のグループ化は、限定として解釈されるべきではない。このような各グループ化は、個別に又は本明細書に開示された他のグループ化と任意に組み合せて言及及び特許請求され得る。グループ化の1つ以上の代替的な実施形態、要素、ステップ、及び/又は限定は、便宜上及び/又は特許性の理由で、グループ化に含まれてもよく、又はグループ化から削除されてもよいことが予想される。このような包含又は削除が生じる場合、本明細書は、変更されたグループ化を含有すると見なされ、したがって、添付の特許請求の範囲で使用される全てのマーカッシュグループの記載された説明を満たす。
さらに、当業者は、それらの特定の変更、修正、順列、改変、追加、減算、及び下位組み合せが、本明細書の趣旨から逸脱することなく、本明細書の教示に従って行うことができることを認識するであろう。さらに、以下の添付の特許請求の範囲及び以下に導入される特許請求の範囲は、それらの真の趣旨及び範囲内にある全てのそのような変更、修正、順列、改変、追加、減算、及び下位組み合せを含むと解釈されることが意図される。したがって、本発明の範囲は、本明細書によって示され記載されたものに正確に限定されるものではない。
本発明を実施するための本発明者らに既知の最良の形態を含む、本発明のある実施形態を本明細書に記載する。当然ながら、上述の記載を読めば、これらの記載された実施形態の変形形態が当業者には明らかになるであろう。本発明者は、当業者がこのような変形形態を適切に用いることを期待し、本発明者らは、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で本発明が実施されることを意図している。したがって、本発明は、適用法によって許容されるように、添付の特許請求の範囲に列挙された主題の全ての修正及び均等物を含む。さらに、本明細書に別途明記しない限り、又は文脈と明らかに矛盾しない限り、上記の実施形態の全ての可能な変形形態の任意の組み合せが本発明に包含される。
本明細書で使用される単語、文言、及び用語は、特定の実施形態、要素、ステップ、及び/又は限定のみを説明するためのものであり、特許請求の範囲によってのみ定義される、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。さらに、このような単語、言語、及び用語は、それらの一般的に定義された意味という意味で理解されるだけでなく、本明細書における特殊な定義により、一般に定義された意味の範囲を超えた構造、材料、又は行為を含むものとする。このため、要素、ステップ又は限定が、本明細書の文脈において2つ以上の意味を含むものとして理解することができる場合、請求項におけるその使用は、本明細書及び単語自体によってサポートされる全ての考えられる意味に対して汎用的であると理解されなければならない。
したがって、以下に記載される請求項に記載される要素、ステップ又は限定の定義及び意味は、文字通りに記載される要素、ステップ又は限定の組み合せだけでなく、実質的に同じ方法で実質的に同じ機能を実行して実質的に同じ結果を得る全ての均等な構造、材料又は作用を含むように本明細書で定義されている。したがって、この意味で、以下に記載される請求項の要素、ステップ、又は制限のいずれか1つを2つ以上の要素、ステップ、若しくは制限で等価的に置換してもよく、又はこのような請求項の2つ以上の要素、ステップ、若しくは制限を単一の要素、ステップ、又は制限で置換してもよいことが考えられる。要素、ステップ、又は制限は、ある組み合せで作用するとして上記され、最初はそのように特許請求され得ても、特許請求された組み合せからの1つ以上の要素、ステップ、又は制限は、場合によっては、その組み合せから除外することができ、特許請求された組み合せは、部分的な組み合せ又は部分的な組み合せの変形を対象とし得ることを明示的に理解されたい。したがって、特許請求の範囲の要素、ステップ、及び/又は限定が特定の組み合せで以下に記載されているという事実にもかかわらず、本発明は、より少ない、より多い、又は異なる要素、ステップ、及び/又は限定の他の組み合せであって、このような組み合せで最初に特許請求されていなくても、上記に開示されている組み合せを含むことを明示的に理解しなければならない。さらに、現在既知である、又は後に考案される、当業者から見て特許請求された主題からの非実質的な変更は、同等に特許請求の範囲内で均等であるとして明示的に企図される。したがって、当業者に現在既知である又は後に既知となる自明の置換は、定義された要素の範囲内であると定義される。したがって、特許請求の範囲は、上記で具体的に例示及び記載されたもの、概念的に均等であるもの、自明に置換できるもの、及び本発明の本質的な概念を本質的に組み入れているものも含むとして理解されるべきである。
別途明記しない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用される特性、項目、量、パラメータ、特性、用語などを表す全ての数字は、全ての場合において「約」という用語によって修飾されると理解されるべきである。本明細書で使用される場合、「約」という用語は、そのように適格な特性、項目、量、パラメータ、特性、又は用語が、記載された特性、項目、量、パラメータ、特性、又は用語の値の上下プラスマイナス10%の範囲を包含することを意味する。したがって、反対のことが明記されない限り、本明細書及び添付の特許請求の範囲に記載の数値パラメータは、変化し得る近似値である。例えば、質量分析機器は所与の分析物の質量を決定する際にわずかに変化し得るので、イオンの質量又はイオンの質量/電荷比の文脈における「約」という用語は、+/-0.50原子質量単位を指す。少なくとも、均等論の適用を特許請求の範囲に限定する試みとしてではなく、各数値表示は、報告された有効数字の数に照らして、少なくとも通常の丸め手法を適用することによって解釈されるべきである。
本発明の広い範囲を示す数値範囲及び値は近似値であるにもかかわらず、特定の実施例に示される数値範囲及び値は可能な限り正確に報告される。しかし、任意の数値範囲又は値は、それぞれの試験測定値に見られる標準偏差から必然的に生じる特定の誤差を本質的に含む。本明細書における値の数値範囲の列挙は、単に、その範囲内に含まれる別個の各数値を個別に参照する簡略化した方法として機能することを意図するに過ぎない。本明細書に別途明記しない限り、数値範囲の個々の値は、それが本明細書に個々に列挙されているかのように、本明細書に組み入れられる。
実施形態又は実施形態の態様に関連して「し得る(may)」又は「できる(can)」という用語の使用は「し得ない(may not)」又は「できない(cannot)」の代替的な意味も持つ。したがって、本明細書が、実施形態又は実施形態の態様が本発明の主題の一部として含まれ得る又は含まれることができることを開示している場合、否定的な限定又は排他的な条件も明示的に意味され、実施形態又は実施形態の態様が本発明の主題の一部として含まれ得ないか又は含まれることができないことを意味する。同様に、実施形態又は実施形態の態様に関連して「任意に」という用語の使用は、このような実施形態又は実施形態の態様が本発明の主題の一部として含まれ得るか、又は本発明の主題の一部として含まれ得ないことを意味する。このような否定的な限定又は排他的な条件が適用されるか否かは、否定的な限定又は排他的な条件が特許請求される主題に記載されているか否かに基づく。
本発明を説明する文脈で(特に以下の特許請求の範囲の文脈で)使用される「a」、「an」、「the」という用語及び類似の指示語は、本明細書で別途明記しない限り、又は文脈と明らかに矛盾しない限り、単数及び複数の両方を包含すると解釈されるべきである。さらに、例えば「第1」、「第2」、「第3」などの識別された要素の序数標識は、要素を区別するために使用され、このような要素の必要な数又は限定された数を明記又は暗示するものではなく、別途明記しない限り、このような要素の特定の位置又は順序を示すものではない。本明細書に記載の全ての方法は、本明細書に別途明記しない限り、又は文脈と明らかに矛盾しない限り、任意の好適な順序で実行することができる。本明細書で提供される任意の全ての実施例又は例示的な文言(例えば、「など(such as)」)の使用は、単に本発明をよりよく明らかにすることを意図し、別途特許請求される本発明の範囲を限定するものではない。本明細書のいかなる文言も、本発明の実施に不可欠な特許請求されていない、いずれかの要素を示すものとして解釈されるべきではない。
特許請求の範囲で使用される場合、出願されたもの、又は補正ごとに追加されたものにかかわらず、オープンエンドの移行用語「含む(comprising)」、例えば「含む(comprise)」及び「含む(comprises)」などのその変形、並びに「含む(including)」、「含有する(containing)」及び「有する(having)」などの同等のオープンエンドの移行句は、明示的に記載されている全ての要素、制限、ステップ、整数、及び/若しくは機能を単独で、又は記載されていない主題と組み合せて包含し、挙げられている要素、制限、ステップ、整数、及び/又は機能は必須であるが、挙げられていない要素、制限、ステップ、整数、及び/又は機能を追加しても、特許請求の範囲内で構成をなお形成してもよい。本明細書に開示される特定の実施形態は、「含む(comprising)」の代わりに、又はその修正として、クローズドエンドの移行句「からなる(consisting of)」又は「本質的にからなる(consisting essentially of)」(又は、例えば、「からなる(consist of)」、「からなる(consist essentially of)」、「本質的にからなる(consists essentially of)」などのその変形)を使用する特許請求の範囲においてさらに限定され得る。特許請求の範囲で使用される場合、出願されたもの又は補正によって追加されたものにかかわらず、「からなる(consisting of)」というクローズドエンドの移行句は、特許請求の範囲に明示的に記載されていない要素、限定、ステップ、整数、又は特徴を除外する。「から本質的になる(consisting essentially of)」というクローズドエンドの移行句は、特許請求の範囲を、明示的に列挙された要素、限定、ステップ、整数、及び/又は特徴、並びに特許請求された主題の基本的かつ新規な特徴に実質的に影響を及ぼさない任意の他の要素、限定、ステップ、整数、及び/又は特徴に限定する。したがって、「含む(comprising)」というオープンエンドの移行句の意味は、具体的に列挙された全ての要素、制限、ステップ及び/又は特徴、並びに任意の追加の不特定の要素を包含するものとして定義される。「からなる(consisting of)」というクローズドエンドの移行句の意味は、特許請求の範囲に具体的に列挙された要素、限定、ステップ、整数、及び/又は特徴のみを含むと定義されるのに対して、「から本質的になる(consisting essentially of)」というクローズドエンドの移行句の意味は、特許請求の範囲に具体的に列挙された要素、限定、ステップ、整数、及び/又は特徴、並びに特許請求する主題の基本的かつ新規な特徴に実質的に影響を及ぼさない要素、限定、ステップ、整数、及び/又は特徴のみを含むと定義される。したがって、「含む(comprising)」というオープンエンドの移行句(及びその同等のオープンエンドの移行句)は、その意味の範囲内で、限定的な場合として、「からなる(consisting of)」又は「から本質的になる(consisting essentially of)」というクローズドエンドの移行句によって規定される特許請求された主題を含む。したがって、「含む(comprising)」という語句を用いて本明細書に記載又は特許請求される実施形態は、「から本質的になる(consisting essentially of)」及び「からなる(consisting of)」という句の説明、有効化、及びサポートを明示的かつ明確に提供する。
最後に、本明細書において引用及び特定された全ての特許、特許刊行物、及び他の参考文献は、例えば、本発明に関連して使用され得るそのような刊行物に記載された組成物及び方法を記載及び開示する目的で、それらの全体が参照により個別に明示的に本明細書に組み入れられる。これらの刊行物は、本出願の出願日より前のそれらの開示のためにのみ提供される。この点に関して、発明者らが先行発明又は任意の他の理由によりそのような開示に先行する権利がないことを承認するものとして解釈されるべきではない。これらの文書の日付又は内容に関する全ての記述は、出願者が入手できる情報に基づき、これらの文書の日付又は内容の正確性についてのいかなる承認を構成しない。

Claims (37)

  1. 火災を制御する方法であって、組成物の有効量を火災に施用することを含み、前記組成物が、生物栄養素、無機質、及びアミノ酸を含む処理済み発酵微生物上清と、1つ以上の非イオン性界面活性剤とを含む、方法。
  2. 前記処理済み発酵微生物上清が、発酵酵母上清、発酵細菌上清、発酵カビ上清、又はそれらの任意の組み合せに由来する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記発酵酵母上清が、Brettanomyces(ブレタノマイセス属)、Candida(カンジダ属)、Cyberlindnera(シバリンドネラ属)、Cystofilobasidium(シストフィロバシディウム属)、Debaryomyces(デバリオマイセス属)、Dekkera(デッケラ属)、Fusarium(フザリウム属)、Geotrichum(ゲオトリクム属)、Issatchenkia(イサチェンキア属)、Kazachstania(カザツタニア属)、Kloeckera(クロッケラ属)、Kluyveromyces(クルイウェロマイセス属)、Lecanicillium(レカニシリウム属)、Mucor(ムコール属)、Neurospora(ニューロスポラ属)、Penicillium(ペニシリウム属)、Pichia(ピキア属)、Rhizopus(リゾプス属)、Rhodosporidium(ロドスポリディウム属)、Rhodotorula(ロドトルラ属)、Saccharomyces(サッカロマイセス属)、Schizosaccharomyces(シゾサッカロマイセス属)、Thrichosporon(スリコスポロン属)、Torulaspora(トルラスポラ属)、Torulopsis(トルロプシス属)、Verticillium(バーティシリウム属)、Yarrowia(ヤロウイア属)、Zygosaccharomyces(ジゴサッカロマイセス属)又はZygotorulaspora(ジゴトルラスポラ属)に属する酵母を含有する培養物から産生される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記処理済み発酵微生物上清が、任意の活性酵素、活性化性プロ酵素、又は任意の酵素活性を欠いている、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記1つ以上の非イオン性界面活性剤が、1つ以上のポリエーテル非イオン性界面活性剤、1つ以上のポリヒドロキシル非イオン性界面活性剤、及び/又は1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記1つ以上のポリヒドロキシル非イオン性界面活性剤が、スクロースエステル、エトキシ化スクロースエステル、ソルビタールエステル、エトキシ化ソルビタールエステル、アルキルグルコシド、エトキシ化アルキルグルコシド、ポリグリセロールエステル、又はエトキシ化ポリグリセロールエステルを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記1つ以上の非イオン性界面活性剤が、1つ以上のアルコールエトキシレート非イオン性界面活性剤、1つ以上のアルキルフェノールエトキシレート非イオン性界面活性剤、アルケンアミド非イオン性界面活性剤、又はそれらの組み合せを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記1つ以上のアルコールエトキシレート非イオン性界面活性剤が、1つ以上の直鎖第二級アルコールエトキシレート、1つ以上の脂肪アルコールエトキシレート、又はそれらの組み合せを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記1つ以上の脂肪アルコールエトキシレートが、エトキシ化トリデシルアルコール、エトキシ化ドデシルアルコール、又はそれらの組み合せを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記1つ以上のアルキルフェノールエトキシレート非イオン性界面活性剤が、ノニルフェノールエトキシレート、オクチルフェノールエトキシレート、又はそれらの組み合せを含む、請求項7に記載の方法。
  11. 前記1つ以上の非イオン性バイオサーファクタントが1つ以上の非イオン性サポニンを含む、請求項5に記載の方法。
  12. 前記1つ以上のサポニンが、トリテルペノイドサポニン、ステロイドサポニン、又はそれらの組み合せを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記トリテルペノイドサポニンが、四環式トリテルペノイドサポニン、五環式トリテルペノイドサポニン、又はそれらの組み合せを含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記四環式トリテルペノイドサポニンが、ククルビタン、シクロアルタン、シクロアルテノール、ダンマラン、ユーファン、ラノスタン、又はチルカランを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記五環式トリテルペノイドサポニンが、エノキソロン、ヘデラゲニン、ホパン、ルパン、マスリン酸、オレアナン、ウルサン、又はタラキサステランを含む、請求項12に記載の方法。
  16. 前記ステロイドサポニンが、ジオスゲニン、エレウテロシド、ジンセノシド、サルササポゲニン、ヤモゲニン、又はそれらの任意の組み合せを含む、請求項11に記載の方法。
  17. 前記組成物が1つ以上のアニオン性界面活性剤をさらに含む、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記1つ以上のアニオン性界面活性剤が、アルカンスルホネートアニオン性界面活性剤を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記組成物が、液体組成物、乾燥粉末化組成物、ペースト組成物又はコロイド状組成物として配合される、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記コロイド状組成物が泡組成物である、請求項19に記載の方法。
  21. 前記組成物が、15重量%~50重量%の処理済み発酵微生物上清及び3重量%~15重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む液体組成物である、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記組成物が、6重量%~15重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清、6重量%~20重量% の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント、及び67.5重量%~87.5重量%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む乾燥粉末化組成物である、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記組成物が、15重量%~50重量%の処理済み発酵微生物上清、3重量%~15重量% の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む泡組成物である、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記泡組成物が、1重量%~6重量%の1つ以上の起泡剤、2重量%~10重量%の1つ以上の安定化剤、又はその両方をさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記組成物が、1重量%~3重量%の1つ以上の保存剤をさらに含む、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記火災が、燃料源として可燃性固体物質を使用し、燃料源として可燃性液体、液化性物質若しくはガスを使用し、燃料源として可燃性金属及び金属合金を使用し、又は燃料源として可燃性調理液を使用する、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記火災が、電気部品及び/又は通電された機器を伴う、請求項1~26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記組成物が、火災の制御が望まれる1つ以上の区域に施用される、請求項1~26のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記1つ以上の区域が、人工の構造物若しくは装置、又は自然の構造物若しくは場所である、請求項28に記載の方法。
  30. 前記人工の構造物が橋梁又は建物を含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記人工の装置が、陸上車両、船舶、航空機、器具、機器、又は装置を含む、請求項29に記載の方法。
  32. 前記天然の構造物又は場所が、圃場、森林、草原、低木林地、又は任意の他の環境区域を含む、請求項29に記載の方法。
  33. 15重量%~50重量%の処理済み発酵微生物上清及び3重量%~15重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤を含む、火災の制御に使用するための液体組成物。
  34. 6重量%~15重量%の乾燥処理済み発酵微生物上清、6重量%~20重量%の第1の乾燥非イオン性バイオサーファクタント、及び67.5重量%~87.5重量%の第2の乾燥非イオン性バイオサーファクタントを含む、火災の制御に使用するための乾燥粉末化組成物。
  35. 火災の制御に使用するための泡組成物であって、15重量%~50重量%の処理済み発酵微生物上清、3重量%~15重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤、及び任意に1重量%~6重量%の1つ以上の起泡剤、及び任意に1重量%~10重量%の1つ以上の安定化剤を含む、泡組成物。
  36. 0.25重量%~50重量%の処理済み発酵微生物上清、10重量%~20重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤、2重量%~8重量%の1つ以上のアニオン性界面活性剤、及び1%~10%のプロピレングリコールを含む、火災の制御に使用するための液体組成物。
  37. 0.25重量%~50重量%の処理済み発酵微生物上清、10重量%~20重量%の1つ以上の非イオン性界面活性剤、2重量%~8重量%の1つ以上のアニオン性界面活性剤、及び1%~10%のプロピレングリコールを含む、火災の制御に使用するための泡組成物。
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