JP2023524179A - 表面結合による電離誘起技術及びそれに対応するプラズマ、ならびにプラズマデバイス - Google Patents

表面結合による電離誘起技術及びそれに対応するプラズマ、ならびにプラズマデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2023524179A
JP2023524179A JP2023512256A JP2023512256A JP2023524179A JP 2023524179 A JP2023524179 A JP 2023524179A JP 2023512256 A JP2023512256 A JP 2023512256A JP 2023512256 A JP2023512256 A JP 2023512256A JP 2023524179 A JP2023524179 A JP 2023524179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modulation
ionization
distribution
electromagnetic wave
target molecule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2023512256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7421838B2 (ja
Inventor
麟徳 張
祥軍 厳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
High Dimensional Plasma Sources Technology Xiaogan Co Ltd
Original Assignee
High Dimensional Plasma Sources Technology Xiaogan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by High Dimensional Plasma Sources Technology Xiaogan Co Ltd filed Critical High Dimensional Plasma Sources Technology Xiaogan Co Ltd
Publication of JP2023524179A publication Critical patent/JP2023524179A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7421838B2 publication Critical patent/JP7421838B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/46Generating plasma using applied electromagnetic fields, e.g. high frequency or microwave energy
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/46Generating plasma using applied electromagnetic fields, e.g. high frequency or microwave energy
    • H05H1/461Microwave discharges
    • H05H1/4615Microwave discharges using surface waves

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Particle Accelerators (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Abstract

本発明は、表面結合による電離誘起方法及び一連のプラズマデバイスを開示し、該方法は、以下のステップを含む。(1)自由空間または導波材を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給し、表面プラズマ波を励起させ、材料表面へ電離させようとする標的分子を導入し、相互作用を制御することにより、標的分子の電子と材料上の表面プラズモンとを結合させ、標的分子の電離を誘起する。(2)継続的に、自由空間または導波材を介して、さらに第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給し、電離後の標的分子に吸収させ、標的分子の電離度を高める。(3)標的分子をバルク相プラズマとして放出させ、表面結合による電離誘起を実現する。【選択図】図1

Description

本発明は、材料科学及び電子デバイスの分野に関し、特にプラズマ及び電離に関する。また、本発明は、上記プラズマに関する一連のプラズマデバイスに関する。
プラズマ(Plasma)は即ち、気体の分子が外部の電界や熱によってさらに電離されて形成される物質状態である。燃焼環境における高温の炎、高電圧放電が空気の絶縁状態を破壊する時に形成されるアーク、街角のカラフルなネオンなど、生活中でよく見られるプラズマの形はたくさんある。気体分子をプラズマ化する技術、すなわち電離技術(Ionization)は、三廃(廃気、廃水、廃棄物)処理、ゴムのリサイクル、材料の合成と材料の表面改質、検査や分析など、さまざまな分野で広く利用されている。
プラズマの形態によって、電離条件も異なるが、最も一般的なのは負圧又は真空下で形成されるプラズマである。真空又は負圧下での典型的な電離方法の1つにグロー放電がある。グロー放電はまさに、さまざまな気体が入った管内を一定の負圧(通常は10mbar未満)まで真空引きし、2つの平板電極によって真空管内に放電させることにより、気体を電離し、グロープラズマを形成させることである。直流に代えて高周波のジェットを流せば、平板電極間の容量結合に基づく無線周波数(RF)プラズマをさらに得ることができる。従来の負圧または真空下でのプラズマは、コロナ放電、アーク絶縁破壊放電、誘電体バリア放電なども含む。しかし、ほとんどの場合、負圧環境で実行する必要がある。
真空または負圧環境ではプラズマの利用が制限されることが多いため、常圧環境での電離を実現するために多くの研究が着手されている。一般的な常圧電離技術には、電子衝撃による電離、RF電離、アーク電離、誘導結合による電離、エレクトロスプレー電離、レーザー誘起電離などがある。その中で、十分に常圧プラズマを形成できる主流の方法は、主にアーク電離と誘導結合による電離の2つの方法である。この2つの方法によって実現される常圧プラズマは、ごみ処理、材料製錬、表面コーティング及び機器分析などを含む各分野で広く応用され、いくつかの具体的な応用で大きな成果を上げた。例えば、アークプラズマトーチはすでに、複雑な組成を持つゴミの処理において最も有効で便利な手段として使われ、誘導結合プラズマトーチ(ICP)と光スペクトラム分析とを組み合わせたICP-OES或いは誘導結合プラズマトーチ(ICP)に質量分析システムを結合させたICP-MSは現在、各種元素の含有量を測定するために最もよく使われる重要な機器であり、その検出下限値はppbないしpptオーダを達成できる。常圧プラズマの場合、その応用にどのような可能性があるかは、プラズマの電子温度とイオン温度の調整可能範囲に依存し、より直接的に言うと、プラズマ内のエネルギー密度の調整可能範囲に依存する。その応用にどれだけの価値があるかは、プラズマを形成する際のエネルギー供給効率によって決まる。
常圧プラズマの商業利用にとって最大の問題は、エネルギー供給効率のあまりの低さである。例えば、アークプラズマの場合、アークが形成されると、電極の両端の電圧は急速に低下するので、プラズマ内のエネルギー密度は直ちに低下する。一方、誘導結合プラズマについては、交流コイル内で確立された交番磁界結合を介して電離気体にエネルギーを供給してさらにトーチを形成させるために、火花点火により初期の気体電離部分を形成する必要があるので、プラズマ自身のインピーダンス特性が結合効率に直接影響する対象となる。
以上のように、当分野では、より高いエネルギー供給効率、より広い電子温度及びイオン温度の調整可能な温度範囲、より高いエネルギー密度の常圧プラズマを実現することにより、既存の応用分野の掘り起こしを深め、さらにプラズマの他の応用を広げることができる新しい電離技術が常に求められている。
これに鑑みて、本発明は、優れた性能を有する表面結合による電離誘起技術、及びそれに対応するプラズマ、ならびにプラズマデバイスを提案する。
一態様において、本発明は、表面結合による電離誘起の技術的方法を提供し、該方法は、
自由空間または導波材を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給し、第1ビームの電磁波を材料の表面プラズマと共振させ、表面プラズマ波を励起させる。それと同時に、材料表面へ電離させようとする標的分子を導入し、材料表面と標的分子との相互作用を制御することにより、標的分子の電子と材料上の表面プラズモンとを結合させ、標的分子の電離を誘起する。継続的に、自由空間または導波材を介して、さらに第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給し、電離後の標的分子に吸収させ、標的分子の電離度を高める。最終的に、標的分子をバルク相プラズマとして放出させ、表面結合による電離誘起を実現する。
さらに、前記材料形態は、固体と液体とを含む。ここで、前記固体の形態は、薄膜、粒子、粉体、エアロゾル、フォトニック結晶、固気二相流のうちの1つ又は複数を含み、前記液体の形態は、液滴、分散液、気液二相流のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記材料のサイズは0.3nm~1000mmである。
さらに、前記材料は、金属及び合金材料、炭素材料、セラミック材料、有機導体材料、半導体材料のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記金属及び合金材料は、リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素、リン、イオウ、スカンジウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、ヒ素、ルビジウム、ストロンチウム、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、カドミウム、インジウム、スズ、アンチモン、テルリウム、セシウム、バリウム、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、金、水銀、タリウム、鉛、ビスマス、ポロニウム、フランシウム、ラジウム、ランタノイド、アクチニドを含む金属または合金のうちの1つまたは複数を含む。
さらに、前記炭素材料は、グラフェンや、アミノ化グラフェン、カルボキシル化グラフェン、ヒドロキシル化グラフェン、チオール化グラフェン、酸化グラフェン、メチル化グラフェン、トリフルオロメチル化グラフェン、オクタデシル化グラフェン、フッ化グラフェン及びヨウ化グラフェン、人工グラファイト、天然グラファイト、グラファイト化炭素マイクロビーズ、グラファイト化カーボンナノチューブ、カーボンナノチューブ、ガラス化カーボン、アモルファスカーボン、カーボンナノホーン、炭素繊維、炭素量子ドット、分子篩炭素のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記セラミックス材料は、酸化物セラミックス、ケイ酸塩セラミックス、窒化物セラミックス、ホウ酸塩セラミックス、リン酸塩セラミックス、炭化物セラミックス、アルミン酸塩セラミックス、ゲルマニウム酸塩セラミックス、チタン酸塩セラミックスのうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記有機導体材料は、ポリアセチレン、ポリアリールアセチレン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリフェニレンスルフィド、TTF-TCNQ、PEDOT-PSS、テトラチアフルバレン、ポリフルオレン、ポリパラフェニレン、ポリ芳香族炭化水素などの、連続した共役フレームワークを有する化合物のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記半導体材料は、III-V族半導体、II-VI族半導体、IV族半導体、量子ドット半導体、ペロブスカイト型半導体粒子のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記第1ビームの電磁波は、ガンマ線、硬X線、軟X線、極紫外線、近紫外線、可視光、近赤外線、中赤外線、遠赤外線、テラヘルツ、EHFマイクロ波、SHFマイクロ波、UHFマイクロ波、VHF電波、HF電波、MF電波、LF電波、VLF電波、ULF電波、ELF電波のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記第1ビームの電磁波の波長及びその分布は、0.01nm~100kmである。
さらに、前記第1ビームの電磁波の空間分布は、ガウシアンビーム、ベッセルビーム、エアリービーム、ラゲールガウシアンビーム、余弦ガウシアンビーム、マシュービーム、フラットトップビーム、ボルテックスビームのうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記第1ビームの電磁波の偏光度は0.01%~99%である。
さらに、前記第1ビームの電磁波の偏光モードは、自然光、部分偏光、直線偏光、円偏光、楕円偏光、方位角偏光、放射状偏光のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記第1ビームの電磁波の偏光は、S波偏光とP波偏光とを含む。
さらに、前記第1ビームの電磁波の軌道角運動量及びその分布は-10~+10である。
さらに、前記第1ビームの電磁波の位相及びその分布は0~2πである。
さらに、前記第2ビーム以降の電磁波は、ガンマ線、硬X線、軟X線、極紫外線、近紫外線、可視光、近赤外線、中赤外線、遠赤外線、テラヘルツ、EHFマイクロ波、SHFマイクロ波、UHFマイクロ波、VHF電波、HF電波、MF電波、LF電波、VLF電波、ULF電波、ELF電波のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記第2ビーム以降の電磁波の波長及びその分布は0.01nm~100kmである。
さらに、前記第2ビーム以降の電磁波の空間分布は、ガウシアンビーム、ベッセルビーム、エアリービーム、ラゲールガウシアンビーム、余弦ガウシアンビーム、マシュービーム、フラットトップビーム、ボルテックスビームのうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記第2ビーム以降の電磁波の偏光度は0.01%~99%である。
さらに、前記第2ビーム以降の電磁波の偏光モードは、自然光、部分偏光、直線偏光、円偏光、楕円偏光、方位角偏光、放射状偏光のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記第2ビーム以降の電磁波の偏光は、S波偏光とP波偏光とを含む。
さらに、前記第2ビーム以降の電磁波の軌道角運動量及びその分布は-10~+10である。
さらに、前記第2ビーム以降の電磁波の位相及びその分布は0~2πである。
さらに、前記標的分子の分子量の範囲は10×10Da~10×1020Daである。
さらに、自由空間を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給する前記ステップは、具体的には以下のステップを含む。ステップ1S1において、第1ビームの電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第1ビームの変調電磁波を得る。ステップ1S2aにおいて、前記第1ビームの変調電磁波と材料の表面プラズマとの周波数波動ベクトルを整合させるように調整し、波動ベクトル整合変調電磁波を得る。ステップ1S3aにおいて、前記波動ベクトル整合変調電磁波を自由空間を介して材料表面に入射させ、材料表面に表面プラズマ波を形成させる。
さらに、前記ステップ1S1における波長及びその分布の変調方法は、波長分散デバイスによる変調、フィルタデバイスによる変調、屈折デバイスによる変調、干渉による変調、吸収変調、非線形光変調、共振キャビティによる強化変調のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、ステップ1S1における空間分布の変調方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記ステップ1S1における偏光と軌道角運動量及びその分布の変調方法は、シングルモードキャビティによる変調、光弾性変調、空間光変調器による変調、モード変換器による変調、複屈折デバイスによる変調、偏光板による変調のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記ステップ1S1における位相及びその分布の変調方法は、位相偏移変調、複屈折デバイスによる変調、空間光変調器による変調のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記ステップ1S2aにおける波動ベクトル整合方法は、グレーティング、フォトニック結晶、自由空間光とプリズム内部全反射との結合、誘電率1未満のメタマテリアルデバイス、多重減衰内部全反射デバイス、自由空間光と導波材内部全反射デバイスとの結合、内部全反射デバイス、集束デバイス、直接整合のうちの1つ又は複数の方法を含む。
さらに、導波材を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給する前記ステップは、具体的には以下のステップを含む。ステップ1S1において、第1ビームの電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第1ビームの変調電磁波を得る。ステップ1S2bにおいて、導波材を介して前記第1ビームの変調電磁波をアイソレータに供給し、一方向の第1ビームの変調電磁波を得る。ステップ1S3bにおいて、前記一方向の第1ビームの変調電磁波と材料の表面プラズマとの周波数波動ベクトルを整合させるように調整し、波動ベクトル整合一方向変調電磁波を得る。ステップ1S4bにおいて、前記波動ベクトル整合一方向変調電磁波を導波材を介して材料表面に入射させ、材料表面に表面プラズマ波を形成させる。
さらに、前記ステップ1S2bにおけるアイソレータは、導波材サーキュレータ、光ファイバ導波材サーキュレータ、光ファイバ光アイソレータ、ファラデーローテータ、同軸アイソレータ、リボンケーブルアイソレータ、広帯域アイソレータ、デュアルジャンクションアイソレータ、マイクロストリップアイソレータ、減衰器、負荷のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記ステップ1S3bにおける波動ベクトル整合方法は、グレーティング、フォトニック結晶導波材、導波材とプリズム内部全反射との結合、誘電率1未満のメタマテリアル導波材、多重減衰内部全反射デバイス、導波材内部全反射デバイス、内部全反射デバイス、波長より小さい近接場導波材プローブによる照射、直接整合のうちの1つ又は複数の方法を含む。
さらに、材料表面へ電離させようとする標的分子を導入する前記ステップは、具体的には以下のステップを含む。ステップ2S1において、標的分子を気相環境に導入して、気相内の標的分子を得る。ステップ2S2において、前述の気相内の標的分子を、材料表面に移動させる。
さらに、前記ステップ2S1における標的分子を気相環境に導入する方法は、超音波霧化、加熱蒸発、真空気化、直接気化、気流搬送のうちの1つ又は複数の方法を含む。
さらに、前記ステップ2S2における材料表面に移動させるステップは、光ピンセットによる変位、超音波音響ピンセットによる変位、機械力による変位、気流による取り込み、真空吸引による変位、プローブ牽引による変位、磁力による変位のうちの1つ又は複数の方法を含む。
さらに、材料表面と標的分子との相互作用を制御する前記ステップは、具体的には以下のステップを含む。ステップ3S1において、材料の微細構造と表面電磁界分布を制御して、調整後の材料を得る。ステップ3S2において、標的分子の状態を制御して、調整後の標的分子を得る。ステップ3S3において、前記調整後の材料を前記調整後の標的分子に結合させ、材料表面と標的分子との相互作用に対する制御を実現して、標的分子の電離を引き起こす。
さらに、前記ステップ3S1における材料の微細構造と表面電磁界分布を制御するステップは、材料表面のナノメートルスケール周期的微細構造の形成、材料表面のナノメートルスケールの非周期的微細構造の形成、材料表面のマイクロメートルスケールの周期的微細構造の形成、材料表面のマイクロメートルスケールの非周期的微細構造の形成、材料表面官能基構造変調、材料表面欠陥状態密度構造変調、材料表面ドーピング構造変調、材料結晶ドメインサイズ変調、材料超格子構造変調、材料表面電圧変調、材料表面電界分布変調、材料磁区構造変調、材料磁場変調のうちの1つ又は複数の方法を含む。
さらに、前記ステップ3S2における標的分子の状態を制御するステップは、電磁波により標的分子を励起して異なる励起状態を選択すること、濃度差により標的分子の材料上での化学ポテンシャルを制御すること、静電気導入により標的分子を帯電させること、磁場導入により標的分子を磁化させることのうちの1つ又は複数の方法を含む。
さらに、自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップは、具体的には以下のステップを含む。ステップ4S1において、第2ビーム以降の電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第2ビーム以降の変調電磁波を得る。ステップ4S2において、前記第2ビーム以降の変調電磁波と電離後の標的分子のプラズマ周波数を整合させるように調整し、周波数整合変調された電磁波を得る。ステップ4S3aにおいて、自由空間を介して、前記周波数整合変調された電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に入射させ、電離後の標的分子に吸収させ、標的分子の電離度を高める。
さらに、前記ステップ4S1における波長及びその分布の変調方法は、波長分散デバイスによる変調、フィルタデバイスによる変調、屈折デバイスによる変調、干渉による変調、吸収変調、非線形光変調、共振キャビティによる強化変調のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、ステップ4S1における空間分布の変調方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記ステップ4S1における偏光と軌道角運動量及びその分布の変調方法は、シングルモードキャビティによる変調、光弾性変調、空間光変調器による変調、モード変換器による変調、複屈折デバイスによる変調、偏光板による変調のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記ステップ4S1における位相及びその分布の変調方法は、位相偏移変調、複屈折デバイスによる変調、空間光変調器による変調のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記ステップ4S2における周波数整合方法は、波長分散デバイスによる変調整合、フィルタデバイスによる変調整合、屈折デバイスによる変調整合、干渉による変調整合、吸収変調整合、非線形光変調整合、直接入射のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記ステップ4S3aにおける電離領域に入射させる方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調、直接入射のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、導波材を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップは、具体的には以下のステップを含む。ステップ4S1において、第2ビーム以降の電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及びその分布、及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第2ビーム以降の変調電磁波を得る。ステップ4S2において、前記第2ビーム以降の変調電磁波と電離後の標的分子のプラズマ周波数を整合させるように調整し、周波数整合変調された電磁波を得る。ステップ4S3bにおいて、導波材を介して前記周波数整合変調された電磁波をアイソレータに供給し、一方向の周波数整合変調された電磁波を得る。ステップ4S4bにおいて、導波材を介して、前記一方向の周波数整合変調された電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に入射させ、電離後の標的分子に吸収させ、標的分子の電離度を高める。
さらに、前記ステップ4S3bにおけるアイソレータは、導波材サーキュレータ、光ファイバ導波材サーキュレータ、光ファイバ光アイソレータ、ファラデーローテータ、同軸アイソレータ、リボンケーブルアイソレータ、広帯域アイソレータ、デュアルジャンクションアイソレータ、マイクロストリップアイソレータ、減衰器、負荷のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、前記ステップ4S4bにおける電離領域に入射させる方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調、フォトニック結晶による変調、導波材による調整入射、直接入射のうちの1つ又は複数を含む。
さらに、標的分子をバルク相プラズマとして放出させる前記ステップは、具体的には以下のステップを含む。ステップ5S1において、前記標的分子のプラズマを材料表面領域から引き出し、非局在化プラズマを得る。ステップ5S2において、非局在化プラズマを特定の空間内に拘束し、より高いエネルギー密度を得る。
さらに、前記ステップ5S1における材料表面領域から引き出すステップは、真空吸引、気流輸送、負圧抽出、外部接地による吸引、外部電磁波源による誘導、外部電流による誘導のうちの1つ又は複数の方法を含む。
さらに、前記ステップ5S2におけるプラズマの拘束は、印加磁界による拘束、接地電流で形成される磁界による自己ピンチ拘束、気流拘束、衝突による拘束のうちの1つ又は複数の方法を含む。
もう一つの態様において、本発明はさらに、内部のプラズマとして上記の何れか一つ又は複数に記載のプラズマを備えるプラズマデバイスを提供する。かかるプラズマデバイスには、センサ、プラズマ源、反応器、アンテナ、モータ等が含まれるが、これらに限定されない。
本発明は表面結合による電離誘起技術及びそれに対応するプラズマを提供し、該電離誘起技術は、電磁波を印加することにより、材料の表面プラズマ波を励起させるとともに、材料表面での標的分子の吸着により、標的分子の結合エネルギーを弱め、電離しやすくする。さらに、標的分子が電離した後、再び電磁波を供給することにより、電離後の分子を維持させて電離度を高め、安定したプラズマを形成させて材料表面から引き出すことで、常圧プラズマ源を形成させる。異なる電磁波、材料のタイプと標的分子のタイプを調整することで、各種の異なるプラズマを形成し、各種の需要を満足させることができる。これにより、従来の電磁波で標的分子を直接電離させてプラズマを形成させることの難易度が大幅に低下し、対象となる標的分子が特定波長の電磁波に対する吸収能力を有していなくても、材料への標的分子の吸着により、材料が表面プラズマにより標的分子の電離を誘起することができる。電磁波の2つのビーム間のパワー比率を調整することにより、プラズマ内のエネルギー供給効率を最大化して、電子温度とイオン温度の範囲が非常に広く、エネルギー密度が極めて高い新型のプラズマを形成することができる。本発明は同時に、この表面結合による電離誘起技術及びそれに対応するプラズマにより形成されるプラズマデバイスを提供する。
先行技術に比べて、本発明は非常に直感的な応用の価値を有する新しい常圧プラズマの形成方法を提案する。典型的な応用には、プラズマトーチによる、観測に適した高次励起状態を励起し、従来のOESの光スペクトラム分析精度を高め、pptあるいはそれ以上の検出限界を達成すること、または、常圧でのダイヤモンドコーティング、または他のナノ粉体材料の調製を実現すること、または、排気ガスの処理に用いられ、有機排気ガスの無害化の処理目標を達成すること、ひいては高エネルギー陽子ビームを形成してターゲティングし、小型化した中性子ビーム源を実することなどが含まれ、様々な応用の可能性が存在する。
以上のように、本発明は、電離する分子の範囲が広く、エネルギー供給効率が高く、エネルギー密度が高く、電子温度及びイオン温度の範囲が広いという利点があり、プラズマの応用範囲を広げるために信頼性の高い前提条件を提供することができる。
本発明に基づいて形成された常圧窒素プラズマトーチである。 本発明の実施フローチャートである。
本発明の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下では、添付図面及び実施例を組み合わせて本発明をさらに詳しく説明する。ここで説明する具体的な実施例は本発明を解釈するためだけに使われるのであって、本発明を限定するために使われるものではないと理解しておくべきである。矛盾しない限り、本発明における実施例及び実施例における特徴は互いと組み合わせてもよいことは、説明しておく必要がある。
本発明は表面結合による電離誘起の技術的方法、及びそれに対応するプラズマ、ならびにプラズマデバイスを提供する。
本発明で説明する表面結合による電離誘起の技術的方法とは、材料と標的分子との間の表面相互作用により、材料上の表面プラズマと結合させることで、標的分子の電離を誘起してプラズマを形成させる方法である。
従来技術に比べて、本願発明者らが初めて革新的に、材料の表面プラズマを吸着による標的分子と材料の相互作用と結合させ、さらに電磁波により標的分子の電離を強化し、安定したプラズマを形成させる。これにより、標的分子にプラズマを形成させることの難易度が大幅に低下し、対象となる標的分子が特定波長の電磁波に対する吸収能力を有していなくても、材料への標的分子の吸着により、材料が表面プラズマにより標的分子の電離を誘起することができる。
この発明の構想に基づいて、本発明は一連の異なる形態、サイズ及びタイプの材料を、標的分子の吸着媒体及び表面プラズマの担体として選択した。
前記材料形態は、固体と液体とを含む。ここで、前記固体の形態は、薄膜、粒子、粉体、エアロゾル、フォトニック結晶、固気二相流のうちの1つ又は複数を含むが、それらに限定されない。前記液体の形態は、液滴、分散液、気液二相流のうちの1つ又は複数を含むが、それらに限定されない。異なる形態の材料の選択は主に、異なる形態によって異なる比表面積、ミクロ構造を提供するためであり、さらに、表面プラズマ波を励起しやすくするために、形態によって材料上の追加の波動ベクトルを制御することができる。
前記材料のサイズは0.3nm~1000mmであり、好ましくは1nm~100umである。このサイズの材料を選択するのは主に、このサイズ範囲内では、表面プラズマがナノメートルからサブマイクロメートルスケールの粒子境界に拘束され、波動ベクトルの不確定性が非常に大きいため、表面プラズマ結合への入射角角度の要求が低くなり、波動ベクトル整合を実現しやすいからである。
前記材料は、金属及び合金材料、炭素材料、セラミック材料、有機導体材料、半導体材料のうちの1つ又は複数を含む。さらに、前記炭素材料は、無欠陥グラフェン、高度欠陥グラフェン、アミノ化グラフェン、カルボキシル化グラフェン、ヒドロキシル化グラフェン、チオール化グラフェン、酸化グラフェン、メチル化グラフェン、トリフルオロメチル化グラフェン、オクタデシル化グラフェン、フッ化グラフェン及びヨウ化グラフェン、人工グラファイト、天然グラファイト、グラファイト化炭素マイクロビーズ、グラファイト化カーボンナノチューブ、カーボンナノチューブ、ガラス化カーボン、アモルファスカーボン、カーボンナノホーン、炭素繊維、炭素量子ドット、分子篩炭素のうちの1つ又は複数を含む。このような材料を選択するのは主に、それらが様々な異なるバンドギャップを持っているため、異なる励起条件での励起が可能であり、しかもこのような材料は良好な表面プラズモン品質係数を持つことが多く、形成される表面プラズマは比較的遠くまで伝播することができるため、標的分子の電離確率を更に高くすることができることを考慮したからである。
本発明で説明する表面結合による電離誘起の技術的方法はすなわち、自由空間または導波材を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給し、第1ビームの電磁波を材料の表面プラズマと共振させ、表面プラズマ波を励起させる方法である。それと同時に、材料表面へ電離させようとする標的分子を導入し、材料表面と標的分子との相互作用を制御することにより、標的分子の電子と材料上の表面プラズモンとを結合させ、標的分子の電離を誘起する。継続的に、自由空間または導波材を介して、さらに第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給し、電離後の標的分子に吸収させ、標的分子の電離度を高める。最終的に、標的分子をバルク相プラズマとして放出させ、表面結合による電離誘起を実現する。
導波材により、入射電磁波のアイソレーションを容易に実現し、作業中に電磁波源に損傷を与えるのを回避することができるので、本発明では、好ましくは第1ビームの電磁波、第2ビーム以降の電磁波を導波材により入射させることにしている。具体的には、以下のステップを含む。
ステップ1S1において、第1ビームの電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第1ビームの変調電磁波を得る。
ステップ1S2bにおいて、導波材を介して前記第1ビームの変調電磁波をアイソレータに供給し、一方向の第1ビームの変調電磁波を得る。
ステップ1S3bにおいて、前記一方向の第1ビームの変調電磁波と材料の表面プラズマとの周波数波動ベクトルを整合させるように調整し、波動ベクトル整合一方向変調電磁波を得る。
ステップ1S4bにおいて、前記波動ベクトル整合一方向変調電磁波を導波材を介して材料表面に入射させ、材料表面に表面プラズマ波を形成させる。
ステップ2S1において、標的分子を気相環境に導入して、気相内の標的分子を得る。
ステップ2S2において、前述の気相内の標的分子を、材料表面に移動させる。
ステップ3S1において、材料の微細構造と表面電磁界分布を制御して、調整後の材料を得る。
ステップ3S2において、標的分子の状態を制御して、調整後の標的分子を得る。
ステップ3S3において、前記調整後の材料を前記調整後の標的分子に結合させ、材料表面と標的分子との相互作用に対する制御を実現して、標的分子の電離を引き起こす。
ステップ4S1において、第2ビーム以降の電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及びその分布、及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第2ビーム以降の変調電磁波を得る。
ステップ4S2において、前記第2ビーム以降の変調電磁波と電離後の標的分子のプラズマ周波数を整合させるように調整し、周波数整合変調された電磁波を得る。
ステップ4S3bにおいて、導波材を介して前記周波数整合変調された電磁波をアイソレータに供給し、一方向の周波数整合変調された電磁波を得る。
ステップ4S4bにおいて、導波材を介して、前記一方向の周波数整合変調された電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に入射させ、電離後の標的分子に吸収させ、標的分子の電離度を高める。
ステップ5S1において、前記標的分子のプラズマを材料表面領域から引き出し、非局在化プラズマを得る。
ステップ5S2において、非局在化プラズマを特定の空間内に拘束し、より高いエネルギー密度を得る。
どのような変調によっても入射電磁波のパワーが損失してしまうので、入射電磁波源の特性については、変調することなく最大パワーの入力を達成できるのが理想的である。
このため、ビームについての需要分析から、以下のことが分かる。
上記第1ビームの電磁波は、ガンマ線、硬X線、軟X線、極紫外線、近紫外線、可視光、近赤外線、中赤外線、遠赤外線、テラヘルツ、EHFマイクロ波、SHFマイクロ波、UHFマイクロ波、VHF電波、HF電波、MF電波、LF電波、VLF電波、ULF電波、ELF電波のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは軟X線、極紫外線、近紫外線、可視光、近赤外線、中赤外線、テラヘルツ、EHFマイクロ波、SHFマイクロ波、UHFマイクロ波である。
上記第1ビームの電磁波の波長及びその分布は、0.01nm~100kmであり、好ましくは10nm~1mである。
上記第1ビームの電磁波の空間分布は、ガウシアンビーム、ベッセルビーム、エアリービーム、ラゲールガウシアンビーム、余弦ガウシアンビーム、マシュービーム、フラットトップビーム、ボルテックスビームのうちの1つ又は複数を含み、好ましくはガウシアンビーム、ベッセルビーム、ラゲールガウシアンビーム、フラットトップビームである。
上記第1ビームの電磁波の偏光度は0.01%~99%であり、好ましくは90%~99%である。
上記第1ビームの電磁波の偏光モードは、自然光、部分偏光、直線偏光、円偏光、楕円偏光、方位角偏光、放射状偏光のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは直線偏光である。
上記第1ビームの電磁波の偏光は、S波偏光とP波偏光とを含み、好ましくはP波偏光である。
上記第1ビームの電磁波の軌道角運動量及びその分布は-10~+10であり、好ましくは±1である。
上記第1ビームの電磁波の位相及びその分布は0~2πである。
上記第2ビーム以降の電磁波は、ガンマ線、硬X線、軟X線、極紫外線、近紫外線、可視光、近赤外線、中赤外線、遠赤外線、テラヘルツ、EHFマイクロ波、SHFマイクロ波、UHFマイクロ波、VHF電波、HF電波、MF電波、LF電波、VLF電波、ULF電波、ELF電波のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは近赤外線、中赤外線、遠赤外線、テラヘルツ、EHFマイクロ波、SHFマイクロ波、UHFマイクロ波、VHF電波、HF電波、MF電波である。
上記第2ビーム以降の電磁波の波長及びその分布は0.01nm~100kmであり、好ましくは1um-1Kmである。
上記第2ビーム以降の電磁波の空間分布は、ガウシアンビーム、ベッセルビーム、エアリービーム、ラゲールガウシアンビーム、余弦ガウシアンビーム、マシュービーム、フラットトップビーム、ボルテックスビームのうちの1つ又は複数を含み、好ましくはガウシアンビーム、フラットトップビームである。
上記第2ビーム以降の電磁波の偏光度は0.01%~99%であり、好ましくは0.01%~0.1%である。
上記第2ビーム以降の電磁波の偏光モードは、自然光、部分偏光、直線偏光、円偏光、楕円偏光、方位角偏光、放射状偏光のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは自然光、部分偏光である。
上記第2ビーム以降の電磁波の偏光は、S波偏光とP波偏光とを含む。
上記第2ビーム以降の電磁波の軌道角運動量及びその分布は-10~+10であり、好ましくは0である。
上記第2ビーム以降の電磁波の位相及びその分布は0~2πである。
また、本発明者らは、標的分子のイオン化前とイオン化後では、電磁波に対する吸収レベルに極めて大きな差があることを発見したので、イオン化前とイオン化後に必要な電磁波を区分けすることで、供給される電磁波の利用率を最大化することを保証する。イオン化前に使用されるビームは、一定のパワーの下での特定の波長及びモードが特徴として要求されるとともに、エネルギーができる限り集中して分布することが要求される一方、イオン化後に使用されるビームは、イオン化からバルク相プラズマの形成までのプロセスができる限り速く完了することを保証するために、できる限り高いパワー、高い励起状態を有することが特徴として要求される。
このため、ビームについての需要分析から、以下のことが分かる。
上記ステップ1S1における波長及びその分布の変調方法は、波長分散デバイスによる変調、フィルタデバイスによる変調、屈折デバイスによる変調、干渉による変調、吸収変調、非線形光変調、共振キャビティによる強化変調のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは干渉による変調、吸収変調、フィルタデバイスによる変調、共振キャビティによる強化変調である。
上記ステップ1S1における空間分布の変調方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは送信アンテナによる変調、屈折デバイスによる変調、空間光変調器による変調である。
上記ステップ1S1における偏光と軌道角運動量及びその分布の変調方法は、シングルモードキャビティによる変調、光弾性変調、空間光変調器による変調、モード変換器による変調、複屈折デバイスによる変調、偏光板による変調のうちの1つ又は複数を含み、好ましくはシングルモードキャビティによる変調、光弾性変調、空間光変調器による変調、モード変換器による変調である。
上記ステップ1S1における位相及びその分布の変調方法は、位相偏移変調、複屈折デバイスによる変調、空間光変調器による変調のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは空間光変調器による変調である。
上記ステップ1S2bにおけるアイソレータは、導波材サーキュレータ、光ファイバ導波材サーキュレータ、光ファイバ光アイソレータ、ファラデーローテータ、同軸アイソレータ、リボンケーブルアイソレータ、広帯域アイソレータ、デュアルジャンクションアイソレータ、マイクロストリップアイソレータ、減衰器、負荷のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは導波材サーキュレータ、光ファイバ導波材サーキュレータ、光ファイバ光アイソレータである。
上記ステップ1S3bにおける波動ベクトル整合方法は、グレーティング、フォトニック結晶導波材、導波材とプリズム内部全反射との結合、誘電率1未満のメタマテリアル導波材、多重減衰内部全反射デバイス、導波材内部全反射デバイス、内部全反射デバイス、波長より小さい近接場導波材プローブによる照射、直接整合のうちの1つ又は複数の方法を含み、好ましくは導波材とプリズム内部全反射との結合、多重減衰内部全反射デバイス、導波材内部全反射デバイス、内部全反射デバイス、波長より小さい近接場導波材プローブによる照射、直接整合である。
上記ステップ4S1における波長及びその分布の変調方法は、波長分散デバイスによる変調、フィルタデバイスによる変調、屈折デバイスによる変調、干渉による変調、吸収変調、非線形光変調、共振キャビティによる強化変調のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは波長分散変調、フィルタデバイスによる変調である。
上記ステップ4S1における空間分布の変調方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは送信アンテナによる変調、曲率可変反射デバイスによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調である。
上記ステップ4S1における偏光と軌道角運動量及びその分布の変調方法は、シングルモードキャビティによる変調、光弾性変調、空間光変調器による変調、モード変換器による変調、複屈折デバイスによる変調、偏光板による変調のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは空間光変調器による変調、モード変換器による変調である。
上記ステップ4S1における位相及びその分布の変調方法は、位相偏移変調、複屈折デバイスによる変調、空間光変調器による変調のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは位相偏移変調、空間光変調器による変調である。
上記ステップ4S2における周波数整合方法は、波長分散デバイスによる変調整合、フィルタデバイスによる変調整合、屈折デバイスによる変調整合、干渉による変調整合、吸収変調整合、非線形光変調整合、直接入射のうちの1つ又は複数を含み、好ましくは非線形光変調整合または直接入射である。
ステップ2S1~2S2は、標的分子を気化させて材料表面に導入し、標的分子をイオン化させるステップである。標的分子自体が常温常圧で気体である場合にイオン化効率が最も高い。また、気体分子については、イオン化できなかった気体自体もキャリアガスとしてプラズマを担持できるので、気体分子を好適に標的分子として選択することができる。
したがって、標的分子に対する特性分析により、以下のことが分かった。
上記ステップ2S1における標的分子を気相環境に導入する方法は、超音波霧化、加熱蒸発、真空気化、直接気化、気流搬送のうちの1つ又は複数の方法を含み、好ましくは直接気化または気流搬送である。
上記ステップ2S2における材料表面に移動させるステップは、光ピンセットによる変位、超音波音響ピンセットによる変位、機械力による変位、気流による取り込み、真空吸引による変位、プローブ牽引による変位、磁力による変位のうちの1つ又は複数の方法を含み、好ましくは気流による取り込みまたは真空吸引による変位である。
さらに、本発明の出願人らは、ステップ3S1~3S3は、標的分子と材料との相互作用を制御し、標的分子ができる限り材料表面の表面プラズマを利用してイオン化するようにすることに関連していることを発見した。このプロセスは結合効率に大きく影響し、相互作用が強いほど材料表面の表面プラズマが標的分子の電離を起こしやすくなる。一方、材料表面の加工や標的分子に対する制御条件への要求が単純であればあるほど実施しやすくなる。
以上のように、相互作用を制御するプロセスで用いられる条件は、下記の通りとすべきである。
上記ステップ3S1における材料の微細構造と表面電磁界分布を制御するステップは、材料表面のナノメートルスケール周期的微細構造の形成、材料表面のナノメートルスケールの非周期的微細構造の形成、材料表面のマイクロメートルスケールの周期的微細構造の形成、材料表面のマイクロメートルスケールの非周期的微細構造の形成、材料表面官能基構造変調、材料表面欠陥状態密度構造変調、材料表面ドーピング構造変調、材料結晶ドメインサイズ変調、材料超格子構造変調、材料表面電圧変調、材料表面電界分布変調、材料磁区構造変調、材料磁場変調のうちの1つ又は複数の方法を含み、好ましくは材料表面のナノメートルスケール周期的微細構造の形成、材料表面のマイクロメートルスケールの周期的微細構造の形成、材料表面欠陥状態密度構造変調、材料表面ドーピング構造変調である。
上記ステップ3S2における標的分子の状態を制御するステップは、電磁波により標的分子を励起して異なる励起状態を選択すること、濃度差により標的分子の材料上での化学ポテンシャルを制御すること、静電気導入により標的分子を帯電させること、磁場導入により標的分子を磁化させることのうちの1つ又は複数の方法を含み、好ましくは濃度差により標的分子の材料上での化学ポテンシャルを制御すること、電磁波により標的分子を励起して異なる励起状態を選択することである。
最後に、プラズマを引き出すプロセスにおいて、標的分子自体が気体である場合、あるいはキャリアガスを用いてプラズマを引き出す場合、最も自然な引き出し方と拘束方法、すなわち気流輸送と気流拘束であることを容易に発見することができる。プラズマを真空チャンバ内に導入することが望ましいいくつかの環境においては、真空吸引によってプラズマを真空チャンバ内に引き込むこともできる。また、プラズマについて、その内部に一度電流が形成されると、電流の磁気効果により自己ピンチ磁場が発生し、プラズマが拘束されるの、外部の電磁波源を通して誘導することで、引き出されるプラズマをさらに強化することができる。
したがって、引出しと拘束によって形成されるプラズマについては、以下のようにすべきである。
上記ステップ5S1における材料表面領域から引き出すステップは、真空吸引、気流輸送、負圧抽出、外部接地による吸引、外部電磁波源による誘導、外部電流による誘導のうちの1つ又は複数の方法を含み、好ましくは真空吸引、気流輸送、外部接地による吸引、外部電磁波源による誘導である。
上記ステップ5S2におけるプラズマの拘束は、印加磁界による拘束、接地電流で形成される磁界による自己ピンチ拘束、気流拘束、衝突による拘束のうちの1つ又は複数の方法を含み、好ましくは接地電流で形成される磁界による自己ピンチ拘束、気流拘束、衝突による拘束である。
従来のプラズマ形成プロセスが電磁波やその他の方法により電離させようとする標的分子に直接エネルギーを供給するのに比べて、電離後の標的分子の周波数が供給される電磁波と整合する場合、共振により最大の吸収効率を達成できるため、電離後の標的分子に電磁波によりエネルギーを供給する効率ははるかに高い。一方、従来のプラズマ形成プロセスにおいて、電離させようとする標的分子は供給される電磁波に対して特別な吸収能力を持たないことが多かったが、材料上で材料の状態を制御することで、供給される電磁波に対して、対象とする材料による吸収を完全吸収に近いものとすることが可能である。これにより、本発明により提供されるプラズマの初期形成を、従来のプラズマの初期形成よりもはるかに容易にすることができる。以上のように、本発明は、電離する分子の範囲が広く、エネルギー供給効率が高く、エネルギー密度が高く、電子温度及びイオン温度の範囲が広いという利点がある。
したがって、本発明はさらにプラズマデバイスを提供し、該プラズマデバイスには、上記プラズマが含まれる。上記プラズマが上記の利点を有するので、プラズマを備えたプラズマデバイスも同様に、電離する分子の範囲が広く、エネルギー供給効率が高く、エネルギー密度が高く、電子温度及びイオン温度の範囲が広いという利点を有する。
以下、具体的な実施例に関連して、本発明の解決策についてさらに説明する。
第1ビームの電磁波として、1550nmの近赤外線ガウシアンビームを使用し、1550nmの光ファイバの末端にメッキされた30nmの金薄膜を材料として使用した。電離する標的分子は一酸化炭素である。第2ビームの電磁波として、6umの中赤外線のガウシアンビームを使用した。
1550nmの近赤外レーザー光はレーザーから出射され、偏光度98%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、干渉変調によりその波長分布を制御し、屈折デバイスによりその空間分布を変調し、光弾性変調によりその偏光分布を変調し、空間光変調器による変調でその位相を変調する。変調完了後、偏波保持光ファイバを導波材として光ファイバ光アイソレータに供給し、さらに光ファイバ導波材の内部全反射を通して光ファイバ末端の金薄膜表面に表面プラズマを形成させる。
ボンベで一酸化炭素を輸送し、直接気化させて一酸化炭素ガス流を得て、窒素ガスをキャリアガスとして金薄膜の表面に送り、濃度差により化学ポテンシャルを制御し、結晶ドメイン変調でより強い相互作用を得る。完了後、一酸化炭素は金薄膜表面上で吸着され、さらに金薄膜表面の表面プラズマに誘起されて、一酸化炭素のイオン化が引き起こされる。
6umの中赤外線レーザー光はレーザーから出射され、偏光度90%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、フィルタデバイスによる変調によりその波長分布を制御し、空間光変調器による変調でその空間と位相分布を制御し、モード変換器によりその偏光を変調する。変調完了後、高出力光ファイバを導波材として光ファイバ光アイソレータに供給し、さらに光ファイバを通して一酸化炭素のイオン化領域に入射させて、一酸化炭素プラズマを形成させる。
最後に、窒素キャリアガスによる気流輸送、気流拘束を通して、安定した常圧一酸化炭素プラズマを形成させる。
第1ビームの電磁波として、405nmのベッセルビームを用い、プリズム面の下に配置された1umのカーボンナノチューブを材料として使用した。電離する標的分子はヨウ素分子である。第2ビームの電磁波は32.75cmのマイクロ波ガウシアンビームを使用した。
405nmの青紫色の光はLEDから出射され、偏光度18%、軌道角運動量0のベッセルビームである。出射後、波長分散デバイスによる変調でその波長分布を制御し、マトリックス反射デバイスによる変調でその空間分布を変調し、偏光板によりその偏光分布を変調し、複屈折デバイスによる変調でその位相を変調する。変調完了後、石英光ファイバを導波材として光ファイバ導波材サーキュレータに供給し、さらに光ファイバの末端をプリズム内部全反射に結合させて、カーボンナノチューブの表面に入射させて表面プラズマを形成させる。
ヨウ素分子を熱により蒸発させ、アルゴンガスをキャリアガスとしてカーボンナノチューブの表面に送り、カーボンナノチューブ表面のヨウ素分子を電磁波により励起し、カーボンナノチューブ表面をドーピンして変調することにより強い相互作用を得る。完了後、カーボンナノチューブ粉末表面にヨウ素分子が吸着され、さらにカーボンナノチューブ粉末表面の表面プラズマに誘起されて、ヨウ素のイオン化が引き起こされる。
32.75cmのマイクロ波は、915MHzのマイクロ波源から導波材を介して出射され、偏光度0.01%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、共振キャビティによる強化変調でその波長分布を制御し、送信アンテナによる変調でその空間分布を制御し、位相偏移変調でその位相分布を変調し、シングルモードキャビティによる変調でその偏光を変調する。変調完了後、導波材を介してシステム内に供給し、さらに導波材を介してヨウ素分子イオン化領域に直接入射させ、ヨウ素プラズマを形成させる。
最後に、アルゴンガスキャリアガスによる気流輸送、衝突による拘束を通して、安定した常圧一酸化炭素プラズマを形成させる。
第1ビームの電磁波として、12.24cmのマイクロ波ガウシアンビームを用い、平面上に配置された1mmの鉄粒子を材料として使用した。電離する標的分子は酸素ガスである。第2ビームの電磁波として、12.24cmのマイクロ波ガウシアンビームを使用した。
12.24cmのマイクロ波は、2450MHzのマイクロ波源から導波材を介して出射され、偏光度0.04%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、吸収変調でその波長分布を制御し、曲率可変反射デバイスでその空間分布を変調し、シングルモードキャビティによりその偏光分布を変調し、位相偏移でその位相を変調する。変調完了後、自由空間から平板上の鉄粒子に供給し、さらに直接整合を介して、鉄粒子の表面に入射させて表面プラズマを形成させる。
ボンベで酸素ガスを輸送し、直接気化させて鉄粒子の表面に送り、酸素ガスをキャリアガスとして、濃度差により化学ポテンシャルを制御し、材料の表面電圧により変調することでより強い相互作用を得る。完了後、酸素ガスは表面上で吸着され、さらに鉄粒子表面の表面プラズマに誘起されて、酸素ガスのイオン化が引き起こされる。
12.24cmのマイクロ波は、2450MHzのマイクロ波源から導波材を介して出射され、偏光度0.04%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、フィルタデバイスによる変調によりその波長分布を制御し、送信アンテナによる変調でその空間分布を制御し、屈折デバイスによる変調でその位相分布を変調し、モード変換器による変調でその偏光を変調する。変調完了後、自由空間からシステム内に供給し、さらに干渉による変調整合を介して酸素ガスのイオン化領域に入射させ、酸素ガスプラズマを形成させる。
最後に、負圧抽出による輸送、衝突による拘束での拘束を通して、安定した常圧酸素ガスプラズマを形成させる。
第1ビームの電磁波として、3365nmの近紫外ガウシアンビームを用い、平面上に配置された0.2umのフッ化グラフェンを材料として使用した。電離する標的分子は三フッ化窒素である。第2ビームの電磁波として、12.24cmのマイクロ波フラットトップビームを使用した。
365nmの近紫外レーザー光はレーザーから出射され、偏光度92%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、干渉変調によりその波長分布を制御し、空間光変調器による変調でその空間分布を変調し、モード変換器によりその偏光分布を変調し、複屈折デバイスによりその位相を変調する。変調完了後、自由空間から平面上に供給し、フッ化グラフェンの表面に入射させて表面プラズマを形成させる。
ボンベで三フッ化窒素を輸送し、直接気化させて三フッ化窒素ガス流を得て、窒素ガスをキャリアガスとしてフッ化グラフェンの表面に送り、静電気導入により三フッ化窒素を帯電させ、フッ化グラフェンの表面電界分布を変調することでより強い相互作用を得る。完了後、三フッ化窒素は表面上で吸着され、さらにフッ化グラフェン表面の表面プラズマに誘起されて、三フッ化窒素のイオン化が引き起こされる。
12.24cmのマイクロ波は、2450MHzのマイクロ波源から導波材を介して出射され、偏光度0.1%、軌道角運動量0のフラットトップビームである。出射後、共振キャビティによる強化変調でその波長分布を制御し、マトリックス反射デバイスによる変調でその空間分布を変調し、屈折デバイスによる変調でその位相分布を変調し、モード変換器による変調でその偏光を変調する。変調完了後、導波材を介してシステム内に供給し、さらに導波材を介して三フッ化窒素のイオン化領域に直接入射させ、三フッ化窒素プラズマを形成させる。
最後に、負圧抽出による輸送、気流拘束を通して、安定した常圧三フッ化窒素プラズマを形成させる。
第1ビームの電磁波として、980nmの近赤外ガウシアンビームを用い、グレーティング上に配置された10umのガラス化カーボンを材料として使用した。電離する標的分子はアンモニアガスである。第2ビームの電磁波として、1.064umの近赤外のボルテックスビームを使用した。
980nmの近赤外光はレーザーから出射され、偏光度85%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、フィルタデバイスによる変調によりその波長分布を制御し、屈折デバイスによる変調でその空間分布を変調し、複屈折デバイスによりその偏光分布を変調し、空間光変調器による変調でその位相を変調する。変調完了後、自由空間からグレーティング上に供給し、ガラス化カーボンの表面に入射させて表面プラズマを形成させる。
アンモニアガスを加熱により蒸発させ、アンモニアガスをキャリアガスとしてガラス状カーボン表面に送り、静電気の導入により標的分子を帯電させるとともに、ガラス状カーボンの表面にマイクロメートルスケールの周期的微細構造を形成することで、より強い相互作用を得る。完了後、アンモニアガスは表面上で吸着され、さらにガラス化カーボン表面の表面プラズマに誘起されて、アンモニアガスのイオン化が引き起こされる。
1.064umの近赤外光はレーザーから出射され、偏光度91%、軌道角運動量±1のボルテックスビームである。出射後、非線形光変調でその波長分布を制御し、曲率可変反射デバイスによる変調でその空間分布を制御し、複屈折デバイスによりその位相分布を変調し、空間光変調器によりその偏光を変調する。変調完了後、自由空間からシステム内に供給し、さらに送信アンテナによる変調を介してアンモニアガスのイオン化領域に入射させ、アンモニアガスプラズマを形成させる。
最後に、外部接地による吸引での輸送、接地電流で形成される磁界による自己ピンチ拘束での拘束を通して、安定した常圧アンモニアガスプラズマを形成させる。
第1ビームの電磁波として、265nmの近赤外マシュービームを用い、マイクロスケール導波材上に配置された10umのβ-アルミナを材料として使用した。電離する標的分子は水分子である。第2ビームの電磁波として、1.54umの近赤外のガウシアンビームを使用した。
極紫外光はLEDから出射され、偏光度76%、軌道角運動量0.07%のマシュービームである。出射後、干渉変調によりその波長分布を制御し、空間光変調器による変調でその空間分布を変調し、偏光板によりその偏光分布を変調し、位相偏移でその位相を変調する。変調完了後、自由空間からデュアルジャンクションアイソレータ内に供給し、さらに多重減衰内部全反射デバイスを介して、β-アルミナ表面に入射させて表面プラズマを形成させる。
光ピンセットによる変位により水分子をβ-アルミナ表面に送り、電磁波により標的分子を励起して異なる励起状態を選択し、β-アルミナ表面の電圧を変調することでより強い相互作用を得る。完了後、水分子は表面上で吸着され、さらにβ-アルミナ表面の表面プラズマに誘起されて、水分子のイオン化が引き起こされる。
1.54umのレーザー光は、アセチレン周波数安定化レーザにより出射され、偏光度2%、軌道角運動量±1のガウシアンビームである。出射後、波長分散デバイスによる変調でその波長分布を制御し、曲率可変反射デバイスによりその空間分布を制御し、光弾性変調によりその位相分布を変調し、空間光変調器によりその偏光を変調する。変調完了後、高出力光ファイバを導波材として広帯域アイソレータシステムに供給し、さらに光ファイバ導波材による調整を通して水分子のイオン化領域に入射させて、水分子プラズマを形成させる。
最後に、外部電流による誘導で輸送し、印加磁界による拘束で拘束し、安定した常圧水分子プラズマを形成させる。
第1ビームの電磁波として10nmの軟X線ガウシアンビームを使用しマイクロスケール表面上に配置された30nmのペロブスカイト量子ドットを材料として使用した。電離する標的分子は銅フタロシアニンである。第2ビームの電磁波として、32.75cmのマイクロ波エアリービームを使用した。
10nm軟X線はX線管から出射され、偏光度0.09%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、吸収変調でその波長分布を制御し、吸収デバイスによる変調でその空間分布を制御し、複屈折デバイスによりその偏光分布を変調し、複屈折デバイスによりその位相を変調する。変調完了後、軟X線光ファイバ導波材を介して光ファイバ導波材サーキュレータ内に供給し、さらに波長より小さい近接場導波材プローブによる照射を介して、ペロブスカイト量子ドットの表面に入射させて、表面プラズマを形成させる。
プローブ牽引により銅フタロシアニンを変位させ、ペロブスカイト量子ドットの表面に送り、電磁波により標的分子を励起して異なる励起状態を選択し、材料結晶ドメインに対して変調することでより強い相互作用を得る。完了後、銅フタロシアニンはペロブスカイト量子ドットの表面上で吸着され、さらにペロブスカイト量子ドット表面の表面プラズマに誘起されて、銅フタロシアニンのイオン化が引き起こされる。
32.75cmのマイクロ波は、915MHzのマイクロ波進行波管から出射され、偏光度0.5%、軌道角運動量0のエアリービームである。出射後、共振キャビティによる強化変調でその波長分布を制御し、送信アンテナによる変調でその空間分布を制御し、位相偏移変調でその位相分布を変調し、シングルモードキャビティでその偏光を変調する。変調完了後、導波材を介してシステム内に供給し、さらに送信アンテナによる変調を介して銅フタロシアニンイオン化領域に入射させ、銅フタロシアニンプラズマを形成させる。
最後に、外部電磁波源による誘導で輸送し、印加磁界による拘束で拘束し、安定した常圧銅フタロシアニンプラズマを形成させる。
第1ビームの電磁波として、0.11mmのテラヘルツ波ガウシアンビームを用い、キャビティ内に配置された厚さ1umのPEDOT-PSS薄膜を材料として使用した。電離する標的分子はパラセタモールである。第2ビームの電磁波として、5.1cmのマイクロ波ガウシアンビームを使用した。
0.11mmのテラヘルツ波は2.7THzのテラヘルツアンテナから出射され、偏光度0.09%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、フィルタデバイスによる変調によりその波長分布を制御し、送信アンテナによる変調でその空間分布を制御し、シングルモードキャビティによりその偏光分布を変調し、位相偏移によりその位相分布を変調する。変調完了後、導波材を介してシングルモードキャビティ内に供給し、さらに誘電率1未満のメタマテリアルデバイスを介して、PEDOT-PSSの表面に入射させて表面プラズマを形成させる。
パラセタモールを超音波霧化させ、超音波音響ピンセットによりPEDOT-PSS表面に移送し、静電気導入により標的分子を帯電させ、材料表面の官能基構造に対して変調することにより、より強い相互作用を得る。完了後、パラセタモールはPEDOT-PSS表面上で吸着され、さらにPEDOT-PSS表面の表面プラズマに誘起されて、パラセタモールのイオン化が引き起こされる。
5.1cmのマイクロ波は5.8GHzのマイクロ波マグネトロンより出射され、偏光度1.1%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、共振キャビティによる強化変調でその波長分布を制御し、送信アンテナによる変調でその空間分布を制御し、位相偏移変調でその位相分布を変調し、シングルモードキャビティでその偏光を変調する。変調完了後、導波材サーキュレータを介してシステム内に供給し、さらに吸収デバイスによる変調を介してパラセタモールのイオン化領域に入射させ、パラセタモールを形成させる。
最後に、真空吸引による輸送、衝突による拘束を通して、安定した常圧パラセタモールプラズマを形成させる。
第1ビームの電磁波として、13.4nmの極紫外線を用い、キャビティ内に配置された20umの炭素繊維を材料として使用した。電離する標的分子は窒素ガスである。第2ビームの電磁波として100mのMF電波を使用した。
13.4nmの極紫外線はプラズマ光源から出射され、偏光度0.01%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、非線形光変調でその波長分布を制御し、曲率可変反射デバイスによる変調でその空間分布を制御し、シングルモードキャビティによりその偏光分布を変調し、位相偏移でその位相を変調する。変調完了後、自由空間からキャビティ内に供給し、さらに直接整合を介して、炭素繊維の表面に入射させて表面プラズマを形成させる。
ボンベで窒素ガスを輸送し、直接気化させて窒素ガス流を得て、窒素ガス流を気流による取り込みにより炭素繊維の表面に送り、濃度差により標的分子の材料上での化学ポテンシャルを制御するとともに、材料表面にマイクロメートルスケールの周期的微細構造を形成することにより、より強い相互作用を得る。完了後、窒素ガスは表面上で吸着され、さらに炭素繊維表面の表面プラズマに誘起されて、窒素ガスのイオン化が引き起こされる。
100mのMF電波はアンテナから出射され、偏光度3.5%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、干渉変調によりその波長分布を制御し、送信アンテナによる変調でその空間分布を制御し、位相偏移によりその位相分布を変調し、モード変換器によりその偏光を変調する。変調完了後、導波材を介してシステム内に供給し、さらにフィルタデバイスによる変調整合を介して窒素ガスのイオン化領域に直接入射させ、窒素ガスプラズマを形成させる。
最後に、真空吸引による輸送、気流拘束による拘束を通して、安定した常圧窒素ガスプラズマを形成させる。
第1ビームの電磁波として、12.24cmのマイクロ波ガウシアンビームを用い、平板上に配置された50nmの酸化セリウムエアゾールを材料として使用した。電離する標的分子は二酸化窒素である。第2ビームの電磁波として100mのMF電波を使用した。
12.24cmのマイクロ波は、2450MHzのマイクロ波源から導波材を介して出射され、偏光度0.04%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、吸収変調でその波長分布を制御し、曲率可変反射デバイスでその空間分布を変調し、シングルモードキャビティによりその偏光分布を変調し、位相偏移でその位相を変調する。変調完了後、自由空間から供給し、さらに多重減衰内部全反射デバイスを介して、酸化セリウムエアゾールの表面に入射させて表面プラズマを形成させる。
ボンベで二酸化窒素を輸送し、直接気化させて二酸化窒素ガス流を得て、窒素ガスをキャリアガスとして酸化セリウムエアゾールの表面に送り、濃度差により標的分子の材料上での化学ポテンシャルを制御し、材料表面にナノメートルスケールの非周期的微細構造を形成することにより、より強い相互作用を得る。完了後、二酸化窒素は酸化セリウムエアゾールの表面上で吸着され、さらに酸化セリウム表面の表面プラズマに誘起されて、二酸化窒素のイオン化が引き起こされる。
100mのMF電波はアンテナから出射され、偏光度3.5%、軌道角運動量0のガウシアンビームである。出射後、干渉変調によりその波長分布を制御し、送信アンテナによる変調でその空間分布を制御し、位相偏移によりその位相分布を変調し、モード変換器によりその偏光を変調する。変調完了後、アンテナにより自由空間から供給し、さらにフィルタデバイスによる変調整合を介して二酸化窒素のイオン化領域に入射させ、二酸化窒素プラズマを形成させる。
最後に、気流輸送、気流拘束を通して、安定した常圧二酸化窒素プラズマを形成させる。
以上に述べたのは本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。本願の要旨と原則の範囲内で行われる任意の修正、均等物による置換、改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (60)

  1. 表面結合による電離誘起技術であって、
    自由空間または導波材を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給し、第1ビームの電磁波を材料の表面プラズマと共振させ、表面プラズマ波を励起させて、材料表面へ電離させようとする標的分子を導入し、材料表面と標的分子との相互作用を制御することにより、標的分子の電子と材料上の表面プラズモンとを結合させ、標的分子の電離を誘起するステップ1と、
    継続的に、自由空間または導波材を介して、さらに第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給し、電離後の標的分子に吸収させ、標的分子の電離度を高めるステップ2と、
    標的分子をバルク相プラズマとして放出させ、表面結合による電離誘起を実現するステップ3と
    のうちの何れか1つのステップを含む表面結合による電離誘起技術。
  2. 前記ステップ1における材料形態は、固体と液体とを含み、前記固体の形態は、薄膜、粒子、粉体、エアロゾル、フォトニック結晶、固気二相流のうちの1つ又は複数を含み、前記液体の形態は、液滴、分散液、気液二相流のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  3. 前記ステップ1における材料のサイズは0.3nm~1000mmである
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  4. 前記ステップ1における材料は、金属及び合金材料、炭素材料、セラミック材料、有機導体材料、半導体材料のうちの1つ又は複数の混合物を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  5. 前記ステップ1における金属及び合金材料は、リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素、リン、イオウ、スカンジウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、ヒ素、ルビジウム、ストロンチウム、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、カドミウム、インジウム、スズ、アンチモン、テルリウム、セシウム、バリウム、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、金、水銀、タリウム、鉛、ビスマス、ポロニウム、フランシウム、ラジウム、ランタノイド、アクチニドを含む金属または合金のうちの1つまたは複数を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の表面結合による電離誘起技術。
  6. 前記ステップ1におけるセラミックス材料は、酸化物セラミックス、ケイ酸塩セラミックス、窒化物セラミックス、ホウ酸塩セラミックス、リン酸塩セラミックス、炭化物セラミックス、アルミン酸塩セラミックス、ゲルマニウム酸塩セラミックス、チタン酸塩セラミックスのうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の表面結合による電離誘起技術。
  7. 前記ステップ1における前記有機導体材料は、ポリアセチレン、ポリアリールアセチレン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリフェニレンスルフィド、TTF-TCNQ、PEDOT-PSS、テトラチアフルバレン、ポリフルオレン、ポリパラフェニレン、ポリ芳香族炭化水素などの、連続した共役フレームワークを有する化合物のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の表面結合による電離誘起技術。
  8. 前記ステップ1における半導体材料は、III-V族半導体、II-VI族半導体、IV族半導体、量子ドット半導体、ペロブスカイト型半導体粒子のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の表面結合による電離誘起技術。
  9. 前記ステップ1における材料内の炭素材料は、グラフェンや、アミノ化グラフェン、カルボキシル化グラフェン、ヒドロキシル化グラフェン、チオール化グラフェン、酸化グラフェン、メチル化グラフェン、トリフルオロメチル化グラフェン、オクタデシル化グラフェン、フッ化グラフェン及びヨウ化グラフェン、人工グラファイト、天然グラファイト、グラファイト化炭素マイクロビーズ、グラファイト化カーボンナノチューブ、カーボンナノチューブ、ガラス化カーボン、アモルファスカーボン、カーボンナノホーン、炭素繊維、炭素量子ドット、分子篩炭素のうちの1つ又は複数の混合物を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の表面結合による電離誘起技術。
  10. 前記ステップ1における第1ビームの電磁波は、ガンマ線、硬X線、軟X線、極紫外線、近紫外線、可視光、近赤外線、中赤外線、遠赤外線、テラヘルツ、EHFマイクロ波、SHFマイクロ波、UHFマイクロ波、VHF電波、HF電波、MF電波、LF電波、VLF電波、ULF電波、ELF電波のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  11. 前記ステップ1における第1ビームの電磁波の波長又はその分布は0.01nm~100kmである
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  12. 前記ステップ1における第1ビームの電磁波の空間分布は、ガウシアンビーム、ベッセルビーム、エアリービーム、ラゲールガウシアンビーム、余弦ガウシアンビーム、マシュービーム、フラットトップビーム、ボルテックスビームのうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  13. 前記ステップ1における第1ビームの電磁波の偏光度は0.01%~99%である
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  14. 前記ステップ1における第1ビームの電磁波の偏光モードは、自然光、部分偏光、直線偏光、円偏光、楕円偏光、方位角偏光、放射状偏光のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  15. 前記ステップ1における第1ビームの電磁波の偏光は、S波偏光とP波偏光とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  16. 前記ステップ1における第1ビームの電磁波の軌道角運動量及びその分布は-10~+10である
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  17. 前記ステップ1における第1ビームの電磁波の位相及びその分布は0~2πである
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  18. 前記ステップ2における第2ビーム以降の電磁波は、ガンマ線、硬X線、軟X線、極紫外線、近紫外線、可視光、近赤外線、中赤外線、遠赤外線、テラヘルツ、EHFマイクロ波、SHFマイクロ波、UHFマイクロ波、VHF電波、HF電波、MF電波、LF電波、VLF電波、ULF電波、ELF電波のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  19. 前記ステップ2における第2ビーム以降の電磁波の波長又はその分布は0.01nm~100kmである
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  20. 前記ステップ2における第2ビーム以降の電磁波の空間分布は、ガウシアンビーム、ベッセルビーム、エアリービーム、ラゲールガウシアンビーム、余弦ガウシアンビーム、マシュービーム、フラットトップビーム、ボルテックスビームのうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  21. 前記ステップ2における第2ビーム以降の電磁波の偏光度は0.01%~99%である
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  22. 前記ステップ2における第2ビーム以降の電磁波の偏光モードは、自然光、部分偏光、直線偏光、円偏光、楕円偏光、方位角偏光、放射状偏光のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  23. 前記ステップ2における第2ビーム以降の電磁波の偏光は、S波偏光とP波偏光とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  24. 前記ステップ2における第2ビーム以降の電磁波の軌道角運動量及びその分布は-10~+10である
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  25. 前記ステップ2における第2ビーム以降の電磁波の位相及びその分布は0~2πである
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  26. 前記ステップ1、2、3に記載の任意の標的分子の分子量の範囲は10×10Da~10×1020Daである
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  27. 前記ステップ1における自由空間を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給する前記ステップは、具体的には、
    第1ビームの電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第1ビームの変調電磁波を得るステップ1S1と、
    前記第1ビームの変調電磁波と材料の表面プラズマとの周波数波動ベクトルを整合させるように調整し、波動ベクトル整合変調電磁波を得るステップ1S2aと、
    前記波動ベクトル整合変調電磁波を自由空間を介して材料表面に入射させ、材料表面に表面プラズマ波を形成させるステップ1S3aと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  28. 前記ステップ1の1S1における波長及びその分布の変調方法は、波長分散デバイスによる変調、フィルタデバイスによる変調、屈折デバイスによる変調、干渉による変調、吸収変調、非線形光変調、共振キャビティによる強化変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項27に記載の表面結合による電離誘起技術。
  29. 前記ステップ1の1S1における空間分布の変調方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項27に記載の表面結合による電離誘起技術。
  30. 前記ステップ1の1S1における偏光と軌道角運動量及びその分布の変調方法は、シングルモードキャビティによる変調、光弾性変調、空間光変調器による変調、モード変換器による変調、複屈折デバイスによる変調、偏光板による変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項27に記載の表面結合による電離誘起技術。
  31. 前記ステップ1の1S1における位相及びその分布の変調方法は、位相偏移変調、複屈折デバイスによる変調、空間光変調器による変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項27に記載の表面結合による電離誘起技術。
  32. 前記ステップ1の1S1の位相及びその分布の変調方法は、位相偏移変調、複屈折デバイスによる変調、空間光変調器による変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項27に記載の表面結合による電離誘起技術。
  33. 前記ステップ1の1S2aにおける波動ベクトル整合方法は、グレーティング、フォトニック結晶、自由空間光とプリズム内部全反射との結合、誘電率1未満のメタマテリアルデバイス、多重減衰内部全反射デバイス、自由空間光と導波材内部全反射デバイスとの結合、内部全反射デバイス、集束デバイス、直接整合のうちの1つ又は複数の方法を含む
    ことを特徴とする請求項27に記載の表面結合による電離誘起技術。
  34. 前記ステップ1における導波材を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給する前記ステップは、具体的には、
    第1ビームの電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第1ビームの変調電磁波を得るステップ1S1と、
    導波材を介して前記第1ビームの変調電磁波をアイソレータに供給し、一方向の第1ビームの変調電磁波を得るステップ1S2bと、
    前記一方向の第1ビームの変調電磁波と材料の表面プラズマとの周波数波動ベクトルを整合させるように調整し、波動ベクトル整合一方向変調電磁波を得るステップ1S3bと、
    前記波動ベクトル整合一方向変調電磁波を導波材を介して材料表面に入射させ、材料表面に表面プラズマ波を形成させるステップ1S4bと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  35. 前記ステップ1における導波材を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ1S2bにおけるアイソレータは、方形導波材サーキュレータ、光ファイバ導波材サーキュレータ、光ファイバ光アイソレータ、ファラデーローテータ、同軸アイソレータ、リボンケーブルアイソレータ、広帯域アイソレータ、デュアルジャンクションアイソレータ、マイクロストリップアイソレータ、減衰器、負荷のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項34に記載の表面結合による電離誘起技術。
  36. 前記ステップ1における導波材を介して第1ビームの電磁波を材料上に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ1S3bにおける波動ベクトル整合方法は、グレーティング、フォトニック結晶導波材、導波材とプリズム内部全反射との結合、誘電率1未満のメタマテリアル導波材、多重減衰内部全反射デバイス、導波材内部全反射デバイス、内部全反射デバイス、波長より小さい近接場導波材プローブによる照射、直接整合のうちの1つ又は複数の方法を含む
    ことを特徴とする請求項34に記載の表面結合による電離誘起技術。
  37. 前記ステップ1における材料表面へ電離させようとする標的分子を導入する前記ステップは、具体的には、
    標的分子を気相環境に導入して、気相内の標的分子を得るステップ2S1と、
    前述の気相内の標的分子を、材料表面に移動させるステップ2S2と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  38. 前記ステップ1における材料表面へ電離させようとする標的分子を導入する前記ステップにおいて、前記ステップ2S1における標的分子を気相環境に導入する方法は、超音波霧化、加熱蒸発、真空気化、直接気化、気流搬送のうちの1つ又は複数の方法を含む
    ことを特徴とする請求項34に記載の表面結合による電離誘起技術。
  39. 前記ステップ1における材料表面へ電離させようとする標的分子を導入する前記ステップにおいて、前記ステップ2S2における材料表面に移動させるステップは、光ピンセットによる変位、超音波音響ピンセットによる変位、機械力による変位、気流による取り込み、真空吸引による変位、プローブ牽引による変位、磁力による変位のうちの1つ又は複数の方法を含む
    ことを特徴とする請求項34に記載の表面結合による電離誘起技術。
  40. 前記ステップ1における材料表面と標的分子との相互作用を制御する前記ステップは、具体的には、材料の微細構造と表面電磁界分布を制御して、調整後の材料を得るステップ3S1と、
    標的分子の状態を制御して、調整後の標的分子を得るステップ3S2と、
    前記調整後の材料を前記調整後の標的分子に結合させ、材料表面と標的分子との相互作用に対する制御を実現して、標的分子の電離を引き起こすステップ3S3と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  41. 前記ステップ1のステップ3S1における材料の微細構造と表面電磁界分布を制御するステップは、材料表面のナノメートルスケール周期的微細構造の形成、材料表面のナノメートルスケールの非周期的微細構造の形成、材料表面のマイクロメートルスケールの周期的微細構造の形成、材料表面のマイクロメートルスケールの非周期的微細構造の形成、材料表面官能基構造変調、材料表面欠陥状態密度構造変調、材料表面ドーピング構造変調、材料結晶ドメインサイズ変調、材料超格子構造変調、材料表面電圧変調、材料表面電界分布変調、材料磁区構造変調、材料磁場変調のうちの1つ又は複数の方法を含む
    ことを特徴とする請求項40に記載の表面結合による電離誘起技術。
  42. 前記ステップ1のステップ3S2における標的分子の状態を制御するステップは、電磁波により標的分子を励起して異なる励起状態を選択すること、濃度差により標的分子の材料上での化学ポテンシャルを制御すること、静電気導入により標的分子を帯電させること、磁場導入により標的分子を磁化させることのうちの1つ又は複数の方法を含む
    ことを特徴とする請求項40に記載の表面結合による電離誘起技術。
  43. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップは、具体的には、
    第2ビーム以降の電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第2ビーム以降の変調電磁波を得るステップ4S1と、
    前記第2ビーム以降の変調電磁波と電離後の標的分子のプラズマ周波数を整合させるように調整し、周波数整合変調された電磁波を得るステップ4S2と、
    自由空間を介して、前記周波数整合変調された電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に入射させ、電離後の標的分子に吸収させ、標的分子の電離度を高めるステップ4S3aと
    を含むことを特徴とする請求項40に記載の表面結合による電離誘起技術。
  44. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S1における波長及びその分布の変調方法は、波長分散デバイスによる変調、フィルタデバイスによる変調、屈折デバイスによる変調、干渉による変調、吸収変調、非線形光変調、共振キャビティによる強化変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項40に記載の表面結合による電離誘起技術。
  45. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S1における空間分布の変調方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項40に記載の表面結合による電離誘起技術。
  46. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S1における偏光と軌道角運動量及びその分布の変調方法は、シングルモードキャビティによる変調、光弾性変調、空間光変調器による変調、モード変換器による変調、複屈折デバイスによる変調、偏光板による変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項40に記載の表面結合による電離誘起技術。
  47. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S1における位相及びその分布の変調方法は、位相偏移変調、複屈折デバイスによる変調、空間光変調器による変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項40に記載の表面結合による電離誘起技術。
  48. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S2における周波数整合方法は、波長分散デバイスによる変調整合、フィルタデバイスによる変調整合、屈折デバイスによる変調整合、干渉による変調整合、吸収変調整合、非線形光変調整合、直接入射のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項40に記載の表面結合による電離誘起技術。
  49. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S3aにおける電離領域に入射させる方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調、直接入射のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項40に記載の表面結合による電離誘起技術。
  50. 前記ステップ2における導波材を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップは、具体的には、
    第2ビーム以降の電磁波の波長及びその分布、空間分布、偏光及びその分布、及び軌道角運動量及びその分布、位相及びその分布等の要素を変調して、第2ビーム以降の変調電磁波を得るステップ4S1と、
    前記第2ビーム以降の変調電磁波と電離後の標的分子のプラズマ周波数を整合させるように調整し、周波数整合変調された電磁波を得るステップ4S2と、
    導波材を介して前記周波数整合変調された電磁波をアイソレータに供給し、一方向の周波数整合変調された電磁波を得るステップ4S3bと、
    導波材を介して、前記一方向の周波数整合変調された電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に入射させ、電離後の標的分子に吸収させ、標的分子の電離度を高めるステップ4S4bと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  51. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S1における波長及びその分布の変調方法は、波長分散デバイスによる変調、フィルタデバイスによる変調、屈折デバイスによる変調、干渉による変調、吸収変調、非線形光変調、共振キャビティによる強化変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項50に記載の表面結合による電離誘起技術。
  52. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S1における空間分布の変調方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項50に記載の表面結合による電離誘起技術。
  53. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S1における偏光と軌道角運動量及びその分布の変調方法は、シングルモードキャビティによる変調、光弾性変調、空間光変調器による変調、モード変換器による変調、複屈折デバイスによる変調、偏光板による変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項50に記載の表面結合による電離誘起技術。
  54. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S1における位相及びその分布の変調方法は、位相偏移変調、複屈折デバイスによる変調、空間光変調器による変調のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項50に記載の表面結合による電離誘起技術。
  55. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S3bにおけるアイソレータは、方形導波材サーキュレータ、光ファイバ導波材サーキュレータ、光ファイバ光アイソレータ、ファラデーローテータ、同軸アイソレータ、リボンケーブルアイソレータ、広帯域アイソレータ、デュアルジャンクションアイソレータ、マイクロストリップアイソレータ、減衰器、負荷のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項50に記載の表面結合による電離誘起技術。
  56. 前記ステップ2における自由空間を介して、第2ビーム以降の電磁波を材料表面上の標的分子の電離領域に供給する前記ステップにおいて、前記ステップ4S4bにおける電離領域に入射させる方法は、屈折デバイスによる変調、送信アンテナによる変調、マトリックス反射デバイスによる変調、空間光変調器による変調、曲率可変反射デバイスによる変調、吸収デバイスによる変調、フォトニック結晶による変調、導波材による調整入射、直接入射のうちの1つ又は複数を含む
    ことを特徴とする請求項50に記載の表面結合による電離誘起技術。
  57. 前記ステップ3における標的分子をバルク相プラズマとして放出させる前記ステップは、具体的には、
    前記標的分子のプラズマを材料表面領域から引き出し、非局在化プラズマを得るステップ5S1と、
    非局在化プラズマを特定の空間内に拘束し、より高いエネルギー密度を得るステップ5S2と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  58. 前記ステップ3における標的分子をバルク相プラズマとして放出させる前記ステップにおいて、前記ステップ5S1における材料表面領域から引き出すステップは、真空吸引、気流輸送、負圧抽出、外部接地による吸引、外部電磁波源による誘導、外部電流による誘導のうちの1つ又は複数の方法を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  59. 前記ステップ3における標的分子をバルク相プラズマとして放出させる前記ステップにおいて、さらに、前記ステップ5S2におけるプラズマの拘束は、印加磁界による拘束、接地電流で形成される磁界による自己ピンチ拘束、気流拘束、衝突による拘束のうちの1つ又は複数の方法を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面結合による電離誘起技術。
  60. プラズマ源として上記請求項1~59の何れか一つ又は複数に記載のプラズマ源を備える
    ことを特徴とするプラズマデバイス。
JP2023512256A 2020-05-09 2020-05-09 表面結合による電離誘起技術及びそれに対応するプラズマ、ならびにプラズマデバイス Active JP7421838B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2020/089346 WO2021226741A1 (zh) 2020-05-09 2020-05-09 一种表面耦合诱导电离技术及其对应的等离子体与等离子体器件

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023524179A true JP2023524179A (ja) 2023-06-08
JP7421838B2 JP7421838B2 (ja) 2024-01-25

Family

ID=78526053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023512256A Active JP7421838B2 (ja) 2020-05-09 2020-05-09 表面結合による電離誘起技術及びそれに対応するプラズマ、ならびにプラズマデバイス

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20230171870A1 (ja)
EP (1) EP4149214A4 (ja)
JP (1) JP7421838B2 (ja)
WO (1) WO2021226741A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115064858B (zh) * 2022-08-18 2022-10-25 东南大学 相移双分激励的耦合型局域人工表面等离激元谐振结构
CN115401963B (zh) * 2022-08-23 2023-07-07 江苏理工学院 一种非金属量子点增强镁锂合金基复合材料的制备方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6362449B1 (en) * 1998-08-12 2002-03-26 Massachusetts Institute Of Technology Very high power microwave-induced plasma
AU2003234476A1 (en) 2002-05-08 2003-11-11 Dana Corporation Plasma-assisted nitrogen surface-treatment
US7432470B2 (en) 2002-05-08 2008-10-07 Btu International, Inc. Surface cleaning and sterilization
US7498066B2 (en) 2002-05-08 2009-03-03 Btu International Inc. Plasma-assisted enhanced coating
WO2003096764A1 (en) * 2002-05-13 2003-11-20 Jettec Ab Method and arrangement for producing radiation
US7091441B1 (en) * 2004-03-19 2006-08-15 Polytechnic University Portable arc-seeded microwave plasma torch
JP4939213B2 (ja) 2004-03-23 2012-05-23 金子 博之 材料膜の製造方法及び製造装置
CN105072793B (zh) * 2015-07-24 2017-11-14 浙江全世科技有限公司 一种微波等离子体炬装置
CN111479375B (zh) * 2020-05-08 2022-12-02 高维等离子体源科技(孝感)有限公司 一种表面耦合诱导电离技术及其对应的等离子体与等离子体器件

Also Published As

Publication number Publication date
EP4149214A4 (en) 2023-07-19
JP7421838B2 (ja) 2024-01-25
EP4149214A1 (en) 2023-03-15
WO2021226741A1 (zh) 2021-11-18
US20230171870A1 (en) 2023-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111479375B (zh) 一种表面耦合诱导电离技术及其对应的等离子体与等离子体器件
Hofmann et al. Design parameters for a nano-optical Yagi–Uda antenna
Ling et al. Polarization-controlled dynamically switchable plasmon-induced transparency in plasmonic metamaterial
Conrads et al. Plasma generation and plasma sources
JP7421838B2 (ja) 表面結合による電離誘起技術及びそれに対応するプラズマ、ならびにプラズマデバイス
Liu et al. Control of light scattering by nanoparticles with optically-induced magnetic responses
Dai et al. Carbon nanotube mode-locked fiber lasers: recent progress and perspectives
Kanareykin Cherenkov radiation and dielectric based accelerating structures: Wakefield generation, power extraction and energy transfer efficiency
Sahana et al. Tunable terahertz dual-band circularly polarized dielectric resonator antenna
CN115437040B (zh) 一种具有局域场增强效果的介电超表面结构及其应用
EP3519868B1 (en) A meta-material, devices and methods of use thereof
Rao et al. Controlling microwaves in non-Hermitian metamaterials
Kim et al. Plasma-enhanced metamaterials using microwave radiative power transfer
Pander et al. Shape-dependent infrared reflectance properties of CNT forest metamaterial arrays
Wang et al. Recent progress on optical frequency conversion in nonlinear metasurfaces and nanophotonics
Cluggish et al. Density profile control in a large diameter, helicon plasma
Husakou et al. Quasi-phase-matched high-harmonic generation in composites of metal nanoparticles and a noble gas
Jiang et al. Plasmon-enhanced ultraviolet photoluminescence from the hybrid plasmonic Fabry–Perot microcavity of Ag/ZnO microwires
US7196337B2 (en) Particle processing apparatus and methods
Bilik et al. Atmospheric-pressure glow plasma synthesis of plasmonic and photoluminescent zinc oxide nanocrystals
Yagi et al. Generation of microwave plasma under high pressure and fabrication of ultrafine carbon particles
Oechsner Theoretical background and some applications of ECWR-plasmas
Belarouci et al. Microcavity enhanced spontaneous emission from silicon nanocrystals
CN114243435A (zh) 一种等离子体光子晶体激波器
KR20050120627A (ko) 탄소 나노튜브로부터 원소 또는 종을 마이크로파 탈착하기위한 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7421838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150