JP2023523224A - サイドリンク通信チャネルにおける間欠受信動作のための方法およびデバイス - Google Patents

サイドリンク通信チャネルにおける間欠受信動作のための方法およびデバイス Download PDF

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Abstract

本開示は、UEにおけるサイドリンクDRX動作に関する。本開示は、サイドリンクDRX設定およびサイドリンクDRX動作に関係している。こうして、サイドリンクDRX設定パラメータ一式を設定する方法が提供される。本方法は、第1のUEが第1のDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信する段階であって、第1のDRX設定パラメータ一式は、第1のUEとネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、受信する段階と、第1のUEが第1のDRX設定パラメータ一式に従ってサイドリンク通信のDRXモードで動作する段階とを備える。

Description

本開示は、ワイヤレスネットワークまたは無線ネットワークにおけるサイドリンク用の間欠受信、DRX、動作に関する。本開示は具体的には、サイドリンク用のDRXの設定に関係している。そのために、本発明の実施形態が、様々なシナリオを考慮したサイドリンクDRX設定方法を提供する。さらに、本発明の実施形態が、方法としてサイドリンク設定をサポートする装置を提供する。
デバイス間、D2D、通信が複数の近似サービス、例えば、ローカル音声およびデータサービス、コンテンツ共有などに適用されている。近似サービスはさらに、ビークル・ツー・エブリシング、V2X、サービスのカテゴリも含み、このサービスは車両を、近接エリア内の他の車両、歩行者、またはインフラストラクチャと接続する。
基地局、BS、およびバックホールで構成されているネットワークインフラストラクチャに基づくセルラ通信と異なり、D2D通信ではペイロードデータを端末デバイス同士で直接的に伝送するが、場合によっては、セルラネットワーク、具体的には基地局が制御および連携の手順に関与する。
通常、端末デバイス(たいていの場合、モバイルデバイス)はバッテリで供給されるため、電力効率は移動通信システムの設計で検討されなければならない。DRXおよびスリープモードがセルラ通信システムに導入されており、これらによって、効果的に電力消費を低減して端末デバイスのバッテリ寿命を延長できることが分かっている。
第3世代パートナーシッププロジェクト、3GPP(登録商標)、技術仕様書、TS、36.304、3GPP TS 36.331、3GPP TS 36.321などにおいて、DRXはセルラネットワークで実現されており、電力消費を低減する一方で、基地局と端末デバイスとの間の必要な接続性を確保している。
端末デバイス(3GPPではユーザ機器、UE、とも呼ばれる)が接続モードにある場合、端末デバイスは、基地局を介したアクティブ通信の準備ができている。一定期間にデータ伝送が実際にはない場合、端末デバイスはスリープモードに変わることになり、このモードでは、端末デバイスの受信および監視プロセスが一定期間停止する。
D2D通信でも省電力化が非常に重要なため、上記と同様の考え方および方式がD2D通信システムにも展開されてよい。同様の考え方および/または方式をD2D通信にどう適用するかは検討中であり、取り組むべき詳細がいくつかある。
本発明の各実施形態は、添付した特許請求の範囲によって定められる。以下では、特許請求の範囲でカバーされていない、実施形態を参照する説明および図面の部分が、本発明の実施形態としてではなく、本発明を理解するのに有用な例として提示されている。
本開示の実施形態の目的とは、サイドリンクDRX設定のシグナリングオーバーヘッドを低減し、サイドリンクを利用したDRX動作を連携させる解決手段を提供することである。
上記目的およびさらなる目的が、独立クレームの主題により解決される。従属クレームでは、本開示のさらなる有利な実施形態を見つけることができる。
本開示の第1態様によれば、上述した目的および他の目的が、第1のUEにおけるサイドリンク間欠受信、DRX、動作のための方法を用いて達成される。本方法は、第1のUEが第1のDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信する段階であって、第1のDRX設定パラメータ一式は、第1のUEとネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ、およびデバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、受信する段階と、第1のUEが第1のDRX設定パラメータ一式に従ってサイドリンク通信のDRXモードで動作する段階とを備える。
第1のUEは第1のDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信し、第1のUEはネットワークデバイスのカバレッジ内にある、且つ/またはネットワークデバイスにより制御されている。
第1態様による第1のUEの利点とは、第1のUEがサイドリンクDRX設定パラメータを用いて構成されて、第1のUEのエネルギーを節約できること、およびサイドリンクを利用したDRXを異なるUEの間で連携させることである。これが特に当てはまるのが、第1のUEがネットワークデバイスのカバレッジ内にあり、ネットワークデバイスにより制御されている場合である。
第1態様による第1のUEの第1実装形態では、第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式はデルタ設定情報を含み、デルタ設定情報はセルラリンクDRX設定パラメータに対する差分量を示す。
第1態様による第1のUEの第1実装形態の利点とは、デルタ設定でサイドリンクDRX設定パラメータのシグナリングオーバーヘッドが低減されることである。
第1態様による第1のUEの第2実装形態では、本方法はさらに、第1のUEがネットワークデバイスに、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを送信する段階であって、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータは、受信したDRX設定パラメータの確認、または第1のUEが好むサイドリンクDRX設定パラメータ一式を示す、送信する段階を備える。
好ましいサイドリンクDRX設定パラメータはネットワークデバイスへの確認であってもよく、応答において新たな好ましいサイドリンクDRX設定パラメータ一式がネットワークデバイスに提供されてもよい。
第1態様による第1のUEの第2実装形態の利点とは、UEが好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを確認または提供して、サイドリンクDRX設定パラメータを最適化できることである。
第1態様による第1のUEの第3実装形態では、本方法はさらに、第1のUEが好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの報告および/または更新をネットワークデバイスに送信する段階を備える。
UEは、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをいつでも報告/更新できる。
第1態様による第1のUEの第3実装形態の利点とは、UEが好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを報告/更新して、サイドリンクDRX設定パラメータ、具体的には変化したUEの状態、例えば、移動性状態または電力状態などを最適化できることである。
第1態様による第1のUEの第4実装形態では、セルラリンクDRX設定パラメータ一式は、非アクティビティタイマ、短DRXサイクル、短DRXサイクルタイマ、オン継続時間タイマ、長DRXサイクルタイマ、または長DRX開始オフセットのうちの少なくとも1つを含む。
セルラリンクDRX設定パラメータは、他のパラメータ、例えば、スロットオフセット、ダウンリンク用の再伝送タイマ、アップリンク用の再伝送タイマ、HARQ RTTタイマDL、またはHARQ RTTタイマULなども含んでよい。
第1態様による第1のUEの第4実装形態の利点とは、サイドリンクDRX設定パラメータ一式の設定を簡略化できることである。これらのパラメータはグループ化されても、個々に設定されてもよい。
第1態様による第1のUEの第5実装形態では、デルタ設定情報は、グループインジケータ、タイプインジケータ、またはデルタの値のうちの少なくとも1つを含む。
第1態様による第1のUEの第5実装形態の利点とは、サイドリンクDRX設定パラメータ一式の設定を柔軟にすることである。シグナリングオーバーヘッドを低減するために、異なるタイプの差分量がサポートされてよい。
第1態様による第1のUEの第6実装形態では、本方法はさらに、第1のUEがネットワークデバイスから有効化コマンドを受信する段階であって、有効化コマンドは第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を有効にするか、もしくは変更するのに用いられる、受信する段階、または第1のUEがネットワークデバイスにサイドリンク通信要求を送信する段階を備える。
ネットワークデバイスにより制御されるサイドリンク通信では、サイドリンクDRX設定パラメータ一式は、ネットワークデバイスにより最初に設定されて有効にされてよい。第1のUEは、サイドリンク通信を行うために、ネットワークデバイスに要求を送信してよい。
第1態様による第1のUEの第6実装形態の利点とは、サイドリンクDRX動作の明示的な有効化により、サイドリンク動作が有効化の前にスリープモードを維持できるため、省電力化をさらに進めることができることである。
本開示の第2態様によれば、ネットワークデバイスにおけるサイドリンク間欠受信、DRX、動作のための方法が提供される。本方法は、ネットワークデバイスが第1のDRX設定パラメータ一式を取得する段階と、ネットワークデバイスが第1のDRX設定パラメータ一式を第1のユーザ機器、UE、に送信する段階であって、第1のDRX設定パラメータ一式は第1のUEとネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、送信する段階とを備える。
ネットワークデバイスは第1のDRX設定パラメータ一式を第1のUEに送信し、第1のUEはネットワークデバイスのカバレッジ内にある、且つ/またはネットワークデバイスにより制御されている。
第1態様による利点とは、ネットワークがサイドリンクDRX設定パラメータ一式を用いて第1のUEを設定し、第1のUEのエネルギーを節約できること、およびネットワークデバイスがサイドリンクにおけるDRXを異なるUEの間で連携させることである。これが特に当てはまるのが、第1のUEがネットワークデバイスのカバレッジ内にあり、ネットワークデバイスにより制御されている場合である。
第2態様によるネットワークデバイスの第1実装形態では、第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式はデルタ設定情報を含み、デルタ設定情報はセルラリンクDRX設定パラメータ一式に対する差分量を示す。
第2態様による第1のUEの第1実装形態の利点とは、デルタ設定でサイドリンクDRX設定パラメータ一式のシグナリングオーバーヘッドが削減されることである。
第2態様によるネットワークデバイスの第2実装形態では、本方法はさらに、ネットワークデバイスが第1のUEから好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを受信する段階であって、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータは、第1のDRX設定パラメータ一式を受信したことの確認、または第1のUEが好むサイドリンクDRX設定パラメータ一式を示す、受信する段階を備える。
好ましいサイドリンクDRX設定パラメータは第1のUEにより確認されてよく、且つ/または応答において新たな好ましいサイドリンクDRX設定パラメータ一式が第1のUEにより提供されてよい。好ましいサイドリンクDRX設定パラメータは、最適なサイドリンクDRX設定パラメータであってよい。
第2態様によるネットワークデバイスの第2実装形態の利点とは、ネットワークデバイスが、サイドリンクDRX設定パラメータを最適化するために、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを提供され得ることである。
第2態様によるネットワークデバイスの第3実装形態では、本方法はさらに、ネットワークデバイスが第1のUEから好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの報告および/または更新を受信する段階を備える。
ネットワークデバイスは、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの報告/更新をいつでも受信できる。
第2態様によるネットワークデバイスの第3実装形態の利点とは、ネットワークデバイスが、サイドリンクDRX設定パラメータを最適化するために、具体的にはUEの状態(例えば、移動性状態または電力状態など)が変化したときに、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの報告/更新を取得できることである。
第2態様によるネットワークデバイスの第4実装形態では、セルラリンクDRX設定パラメータは、非アクティビティタイマ、短DRXサイクル、短DRXサイクルタイマ、オン継続時間タイマ、長DRXサイクルタイマ、または長DRX開始オフセットのうちの少なくとも1つを含む。
セルラリンクDRX設定パラメータ一式は、他のパラメータ、例えば、スロットオフセット、ダウンリンク用の再伝送タイマ、アップリンク用の再伝送タイマ、HARQ RTTタイマDL、またはHARQ RTTタイマULなども含んでよい。
第2態様によるネットワークデバイスの第4実装形態の利点とは、サイドリンクDRX設定パラメータの設定を簡略化できることである。これらのパラメータは、個々に設定されても、共にグループ化されてもよい。
第2態様によるネットワークデバイスの第5実装形態では、デルタ設定情報は、グループインジケータ、タイプインジケータ、またはデルタの値のうちの少なくとも1つを含む。
第2態様によるネットワークデバイスの第5実装形態の利点とは、サイドリンクDRX設定パラメータの設定を柔軟にすることである。シグナリングオーバーヘッドを削減するために、異なるタイプの差分量がサポートされてよい。
本開示の第3態様によれば、第2のユーザ機器、UE、におけるサイドリンク間欠受信、DRX、動作のための方法が、第2のUEがサイドリンク通信チャネルを利用して第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を送信する段階であって、第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は第1の通知ウィンドウ一式の設定を含み、第1の通知ウィンドウ一式は第2のUEがデータを受信する機会を示す、送信する段階と、第2のUEが第1の通知ウィンドウ一式において第2信号および/または第2データを受信する段階とを備える。
第2のUEは、サイドリンク通信チャネルを利用して第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を送信し、第2のUEはネットワークデバイスのカバレッジ外にある、または第2のUEのサイドリンク通信はセルラネットワークによって完全に制御されていない。
第3態様による第2のUEの利点とは、第2のUEがサイドリンクDRX設定パラメータ一式を近くの他のUEに送信することができ、サイドリンクDRX設定パラメータ一式に示されている通知ウィンドウにおいて、他のUEが第2のUEと通信できることである。このように、サイドリンクを利用したDRXを異なるUEの間で連携させる。このサイドリンクDRXプロセスによって第2のUEがエネルギーを節約できる一方で、第2のUEは送られてくる通知を逃すことがない。これが特に当てはまるのが、第2のUEがネットワークデバイスのカバレッジ外にある場合、および/または第2のUEがネットワークデバイスによって完全に制御されていない場合である。
第3態様による第2のUEの第1実装形態では、第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は、第2のUEのID、通知サイクルタイマ、通知フレームオフセット、通知機会のインデックスのうちの少なくとも1つを含む。
第3態様による第2のUEの第1実装形態の利点とは、通知機会を設定に従って決定できること、および/またはUE同士の衝突の確率を低減できることである。その一方で、第2のUEのエネルギーを節約できる。第2のUEのIDは、第2のUEに属している信号/データのアドレス指定および検出に役立ち得る。
第3態様による第2のUEの第2実装形態では、本方法はさらに、第2のUEが第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信する段階を備える。
第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は、第2のUEがネットワークデバイスのカバレッジ内にあるときにネットワークデバイスにより設定されてよく、第2のUEがネットワークデバイスのカバレッジ/制御外にあるときに用いられることになる。
第3態様による第2のUEの第2実装形態の利点とは、システム内で全体的に連携した第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を用いてUEを構成できること、および衝突の確率を全体的に最適化できることである。
第3態様による第2のUEの第3実装形態では、本方法はさらに、第2のUEが第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を第3のUEから受信する段階であって、第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は第2の通知ウィンドウ一式の設定を含み、第2の通知ウィンドウ一式は第3のUEが信号/データを受信する機会を示す、受信する段階を備える。
第2のUEは、近くの他のUEの第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を受信し、第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を用いて、他のUEとの間で信号/データを送信/受信してよい。第2のUEは、場合によっては送信側UEとして機能でき、場合によっては受信側UEとして機能できる。
第3態様による第2のUEの第3実装形態の利点とは、UEが第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を受信して、サイドリンクでの信号/データ伝送を第3のUEと連携させ得ることである。この連携で、衝突の確率および/またはデータ受信の欠損を低減できる。第3態様による第3実装例は、第2のUEのエネルギー消費も節約できる。
第3態様による第2のUEの第4実装形態では、本方法はさらに、第2のUEが第2の通知ウィンドウ一式において第3のUEに第3信号および/または第3データを送信する段階を備える。
第3態様による第2のUEの第4実装形態の利点とは、UEが、サイドリンクを利用したDRX設定の連携によって、第3のUEからの信号/データを欠損する確率を低減できることである。
第3態様による第2のUEの第5実装形態では、第2信号および/または第2データは第2のUEの識別子を含み、第3信号および/または第3データは第3のUEの識別子を含む。
第3態様による第2のUEの第5実装形態の利点とは、信号/データが第2信号/データに含まれる識別子に基づいて第3のUEをアドレス指定していることを第3のUEが検出できるようになっていることである。
第3態様による第2のUEの第6実装形態では、第1の通知ウィンドウ一式において受信された信号は、サイドリンクを利用したさらなる伝送のインジケーションを含む。
第3態様による第2のUEの第6実装形態の利点とは、通知ウィンドウにおけるデータ伝送の柔軟性を高め、より多くのデータをさらなるリソースを用いて伝送できることである。
第3態様による第2のUEの第7実装形態では、本方法は、第2のUEが、あらゆる伝送を検出するために、第1の通知ウィンドウ一式において送信された信号を検知する段階を備える。
この検知は、第2のUEにおける受信電力に基づいてよい。受信電力が一定の閾値を超え、デコーディングが失敗した場合、第2のUEは1つまたは複数のサブフレーム/スロットの検出/監視を続けてよい。
第3態様による第2のUEの第7実装形態の利点とは、第1伝送のデコーディングに失敗した場合に、UEが伝送のイベントを検出して再伝送の受信に備えて準備できることである。再伝送は周波数リソースを消費するため、リソース効率を向上させることができる。この解決手段ではさらに、次の通知ウィンドウがデータ伝送の検出にのみ利用され得るため、伝送遅延を削減できる。
本開示の第4態様によれば、サイドリンク間欠受信、DRX、動作のための第1のユーザ機器、UE、が説明される。このUEは、第1のDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信するように構成されている送受信機であって、第1のDRX設定パラメータ一式は、第1のUEとネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、送受信機と、プロセッサであって、第1のDRX設定パラメータ一式に従ってサイドリンク通信のDRXモードで動作するように構成されているプロセッサとを備える。
第1のUEはネットワークデバイスから第1のDRX設定パラメータ一式を受信し、第1のUEはネットワークデバイスのカバレッジ内にある、且つ/またはネットワークデバイスにより制御されている。
第4態様による第1のUEの利点とは、第1のUEがサイドリンクDRX設定パラメータ一式を用いて構成されて、第1のUEのエネルギーを節約できること、およびサイドリンクを利用したDRXが異なるUEの間で連携されることである。これが特に当てはまるのは、第1のUEがネットワークデバイスのカバレッジ内にあり、ネットワークデバイスにより制御されている場合である。
第5態様による第1のUEの他の実装形態では、第1のUEは、本開示の第1態様の第1実装例~第5実装例の方法を実現できる。
本開示の第5態様によれば、サイドリンク間欠受信、DRX、動作のためのネットワークデバイスが、プロセッサであって、第1のDRX設定パラメータ一式を取得するように構成されているプロセッサと、送受信機であって、第1のDRX設定パラメータ一式を第1のユーザ機器、UE、に送信するように構成されている送受信機とを備え、第1のDRX設定パラメータ一式は、第1のUEとネットワークデバイスとの間の通信用のセルラリンクDRX設定パラメータ一式と、デバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式とを含む。
ネットワークデバイスは第1のDRX設定パラメータ一式を第1のUEに送信し、第1のUEはネットワークデバイスのカバレッジ内にある、且つ/またはネットワークデバイスにより制御されている。
第5態様による利点とは、ネットワークがサイドリンクDRX設定パラメータ一式を用いて第1のUEを設定し、第1のUEのエネルギーを節約できること、およびネットワークデバイスがサイドリンクを利用したDRXが異なるUEの間で連携されることである。これが特に当てはまるのが、第1のUEがネットワークデバイスのカバレッジ内にあり、ネットワークデバイスにより制御されている場合である。
第4態様による第1のUEの他の実装形態では、ネットワークデバイスは、本開示の第2態様の第1実装例~第5実装例の方法を実現できる。
本開示の第6態様によれば、サイドリンク間欠受信、DRX、動作のための第2のユーザ機器、UE、が、送受信機であって、送受信機はサイドリンク通信チャネルで第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を送信するように構成されており、第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は第1の通知ウィンドウ一式の設定を含み、第1の通知ウィンドウ一式は第2のUEがデータを受信する機会を示す、送受信機と、プロセッサであって、第1の通知ウィンドウ一式において第2信号および/または第2データを受信するように構成されているプロセッサとを備える。
第2のUEは、サイドリンク通信チャネルを利用して第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を送信し、第2のUEはネットワークデバイスのカバレッジ外にある、または第2のUEのサイドリンク通信はセルラネットワークによって完全に制御されていない。
第5態様による第2のUEの利点とは、第2のUEがサイドリンクDRX設定パラメータ一式を近くの他のUEに通知することができ、サイドリンクDRX設定パラメータ一式に示されている通知ウィンドウにおいて、他のUEが第2のUEと通信できることである。このように、サイドリンクを利用したDRXを異なるUEの間で連携させる。このサイドリンクDRXプロセスによって第2のUEがエネルギーを節約できる一方で、第2のUEは送られてくる通知を逃すことがない。これが特に当てはまるのが、第2のUEがネットワークデバイスのカバレッジ外にある場合、および/または第2のUEがネットワークデバイスによって完全に制御されていない場合である。
第6態様による第1のUEの他の実装形態では、ネットワークデバイスは、本開示の第3態様の第1実装例~第5実装例の方法を実現できる。
本開示の第7態様によれば、サイドリンク間欠受信、DRX、動作のためのユーザ機器、UE、が、プロセッサと、プロセッサに結合され、且つプロセッサにより実行されるとプロセッサに第1態様の様々な方法を行わせる、または第3態様の様々な方法を行わせるプロセッサ実行可能命令を格納したメモリとを備える。
第7態様によるUEの利点は、上述した第1態様および/または第3態様と同じである。
本開示の第8態様によれば、サイドリンク間欠受信、DRX、動作のためのネットワークデバイスが、プロセッサと、プロセッサに結合され、且つプロセッサにより実行されるとプロセッサに第2態様の様々な方法を行わせるプロセッサ実行可能命令を格納したメモリとを備える。
第8態様によるネットワークデバイスの利点は、上述した第2態様と同じである。
本開示の第9態様によれば、非一時的機械可読記憶媒体がプロセッサ実行可能命令を格納しており、この命令は、ユーザ機器、UE、のプロセッサにより実行されると、UEに第1態様の様々な方法としてサイドリンク間欠受信、DRX、動作のための方法を実現させる、または第3態様の様々な方法を行わせる。
第9態様によるUEの利点は、上述した第1態様および/または第3態様と同じである。
本開示の第9態様によれば、非一時的機械可読記憶媒体がプロセッサ実行可能命令を格納しており、この命令は、ネットワークデバイスのプロセッサにより実行されると、第3態様の様々な方法をネットワークデバイスに実現させる。
第9態様によるUEの利点は、上述した第2態様と同じである。
第10態様によれば、プログラムコードを保持した非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。プログラムコードがコンピュータまたはプロセッサにより実行されると、プログラムコードはコンピュータまたはプロセッサに第1態様による方法、および/または第2態様による方法、および/または第3態様による方法を行わせる。
1つまたは複数の実施形態の詳細が、添付図面および以下の説明に記載されている。本明細書、図面、および特許請求の範囲から、他の特徴、目的、および利点が明らかになるであろう。
上述した態様および実装形態は、以下の具体的な実施形態の説明で、添付図面に関して解説されることになる。
D2D通信をサポートするシステムを示す図である。
接続モードにあるUEのDRX動作を示す図である。
非アクティブモードまたはアイドルモードにあるUEのDRX動作を示す図である。
サイドリンクモード1に対するDRX設定の手順を示す図である。
サイドリンクDRX設定一式に対するグループズーミング設定の一例を示す図である。
異なるサイドリンクDRX設定パラメータに対する異なる差分量を示す図である。
サイドリンクDRX設定に対するサイドリンクモード2の手順を示す図である。
UEの各コンポーネントを例示している概略図を示す図である。
ネットワークデバイスの各コンポーネントを例示している概略図を示す図である。
以下の説明では添付図を参照する。これらの添付図は、本開示の一部を形成しており、実例として、実施形態の具体的な態様、または実施形態を用いることができる具体的な態様を示している。実施形態は他の態様に用いられてよく、図に描かれていない構造的または論理的な変更を含んでよいことが理解される。したがって、以下の詳細な説明は限定的な意味で扱われるべきではない。
例えば、説明した方法に関連した開示が、その方法を行うように構成された対応するデバイスまたはシステムにも当てはまることがあり、逆の場合も同じであることを理解されたい。例えば、1つまたは複数の具体的な方法の段階が説明される場合、対応するデバイスが、説明される1つまたは複数の方法の段階をソフトウェアまたはハードウェアで行う1つまたは複数のユニット、例えば機能ユニット(例えば、1つまたは複数の段階を行う1つのユニット、または複数の段階のうちの1つまたは複数をそれぞれが行う複数のユニット)を、そのような1つまたは複数のユニットがたとえ明示的に説明されていなくても、図に例示されていなくても含んでよい。
さらに、別途特に注記されない限り、本明細書で説明された様々な例示的実施形態および/または態様の特徴を互いに組み合わせてよいことが理解される。
本開示の説明では、具体的な規定がなければ、「/」は「または」を意味する。例えば、A/BはAまたはBを意味する。「および/または」は対象同士の関係を説明している。例えば、「Aおよび/またはB」は、A、AおよびB、ならびにBを含む。
本発明の実施形態に用いられるメッセージおよび/またはエンティティの名前は、説明しやすくするためだけのものであり、これらの名前が実際のシステムまたは標準的な規定では別の名前であってもよいことを理解されたい。本発明の実施形態に用いられる名前は、本発明の実施形態に対する限定と理解するべきではない。同様の機能を持つ名前はいずれも、本発明の実施形態に用いられる名前と同じであるとみなされるべきであり、したがって本願の保護の範囲内である。
本発明の技術的解決手段は、様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション、LTE、システム、進化型LTEシステム、eLTE、第5世代移動/無線通信システム、5G、および5Gの先にある無線通信システムに適用され得ることを理解されたい。
本発明の実施形態では、ユーザ機器、UE、は、端末、端末デバイス、移動局、MS、または移動端末などと呼ばれてよいことをさらに理解されたい。UEは、無線アクセスネットワーク、RAN、を通じて1つまたは複数のコアネットワークと通信しても、D2D通信を通じて他のUEと通信してもよい。例えば、UEは携帯電話(「セルラ」電話とも呼ばれる)であっても、移動端末付きコンピュータであってもよい。例えばUEは、携帯可能なポケットサイズのハンドヘルド型でウェアラブルのコンピュータ内蔵型または車載型のモバイル装置でもよく、これは音声および/またはデータを無線アクセスネットワークと交換する。
本発明の実施形態では、基地局、BS、が、LTEまたはeLTEにおけるベーストランシーバ基地局、BTS、または進化型ノードB(eNBまたはe-NodeB)であっても、無線ネットワークにおける次世代ノードB、gNB、または統合アクセス・バックホール、IAB、ノードであっても、アクセスノードであってもよく、基地局と同様の機能を持つ、将来の無線ネットワークに含まれるデバイスであってもよい。これは、本発明で限定されるものではない。説明しやすくするために、以下の実施形態ではBSおよびUEが説明の例として用いられる。しかしながら、本発明で説明される方法は、他のエンティティ間(例えば、ある端末と別の端末との間)の通信にも同様に適用されてよい。
本発明の本実施形態は、様々な実施形態と併せて、例および実装例として説明されている。しかしながら、当業者および特許請求された発明を実施する者であれば、図面、本開示、および独立クレームを検討することによって、他の変形例を理解して実現できる。特許請求の範囲および本明細書において、「comprising(含む)」という単語は、他の要素または段階を排除するものではなく、不定冠詞「a」または「an」は、複数であることを排除するものではない。単一の要素または他のユニットが、特許請求の範囲に記載された、いくつかのエンティティまたは項目の機能を実現し得る。相互に異なる従属クレームに、ある手段が記載されているという事実だけで、これらの手段の組み合わせを有利な実装例に用いることができないと示しているわけではない。
図1は、D2D通信をサポートするシステムを示している。図1において、本システムはネットワークデバイス110を備え、例えば、ネットワークデバイスはgNBであってもeNBであってもよい。図1に示すように、ネットワークデバイスのカバレッジは112であってよい。本発明の実施形態では、ネットワークデバイスが任意のアクセスポイント、例えば、無線/モバイルネットワークにおけるBSを示すのに用いられている。ネットワークデバイスのカバレッジは、ネットワークデバイス110が送信する信号をUEが受信または検出できるエリアを示す。
UE120、UE122、およびUE124は、ネットワークデバイス110を通じてネットワークにアクセスできる。図1に示すように、UE120およびUE122はネットワークデバイス110のカバレッジ内にある。UE120およびUE122は、セルラリンク113および115を通じて別々にネットワークデバイスにアクセスする。UE120およびUE122は、直接D2D通信チャネル121を通じて互いに通信してもよい。
図1のUE124は、直接D2D通信チャネル123および125を用いて、UE120およびUE122にそれぞれアクセスできる。直接D2D通信チャネル121、123、および125はサイドリンクとも呼ばれており、例えば、サイドリンク121、サイドリンク123、およびサイドリンク125などと呼ばれる。D2D通信用のサイドリンク121を利用した通信は、ネットワークデバイス110で制御できるが、サイドリンク123および125を利用した通信は、ネットワークデバイス110で制御できない。
本開示の説明を容易にするために、いくつかの概念が下記のとおり定義され、または説明される。
セルラリンク:セルラリンクは、UEとネットワークデバイスとの間のリンクを含む。例えば、UEとgNB/eNBとの間の無線リンクである。リンクまたは無線リンクとは、任意のデバイス間で通信するのに使用できる通信チャネルである。
サイドリンク:サイドリンクとは、直接D2D通信に用いられるリンクを意味する。サイドリンクは、ネットワークデバイスによって制御されてもよく、制御されなくてもよい。V2V通信も、D2D通信の特別な事例である。
DRX:UEのエネルギーを節約するために行うセルラリンクおよび/またはサイドリンクの間欠受信である。DRXを用いて構成されたUEでは、UEがオフモードに入っているときに、UEは送受信機をオフにしてよく、オン継続時間では送受信機がオンになる。異なるタイプの継続時間、例えば、短サイクル、長サイクルなどが設定可能である。
DRXモード:DRXモードとは、連続的なデータ伝送がない場合に、UEが周期的にウェイクアップして、(例えば、オン継続時間に)セルラリンクまたはサイドリンクを監視することを意味する。UEは短DRXサイクルおよび/または長DRXサイクルを含んでよく、短DRXサイクルおよび長DRXサイクルは異なるDRXサイクル(または異なる期間)を有してよい。
アイドルモード:アイドルモードにあるUEは、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)の選択、システム情報の受信、セル再選択の移動性、ページングまたは通知の検出などをサポートできる。アイドルモードはアイドル状態とも呼ばれる。
非アクティブモード:UEは無線リンクを利用して確立された無線ベアラを有していないが、ネットワークデバイス(例えば、gNB)はUEの状況を予約できる。UEのための、ネットワークデバイスとコアネットワーク(CN)との間のベアラは確保されてよい。非アクティブモードは、非アクティブ状態とも呼ばれることがある。
接続モード:UEがネットワークと交換するデータを有し、またネットワーク制御移動性および測定などをサポートする場合、UEは接続モードにある。データ交換は、セルラリンクを介してもサイドリンクを介してもよい。接続モードは、接続状態またはアクティブ状態またはアクティブモードとも呼ばれることがある。
スリープモード:スリープモードにあるUEは送受信機/アンテナをオフにして、どのセルラリンクまたはサイドリンクにおいてもデータ通信がない。
図2は、接続モードにあるUEのDRX動作を示している。本発明の実施形態では、例として1つのUEを用いており、複数のUEがDRXモードで作動してよいことを理解されたい。UEは接続モードにあり、UEはネットワークデバイスを介したアクティブ通信の準備ができている。一定期間にデータ伝送がない場合、例えば、図2の「非アクティブ時間」では、UEはスリープモードに変わる。このモードでは、UEのセルラリンクおよび/またはサイドリンクを利用した監視プロセス、およびデータ伝送/受信が一定期間停止される。
図2において、UEは、オン継続時間にネットワークデバイス/UEからの制御情報を監視するために、スリープモードからウェイクアップする。アクティブデータの送信または受信を開始する要求がない場合、UEは短DRXサイクルの後に長DRXサイクルに変わる。オン継続時間に物理ダウンリンク制御チャネル、PDCCH、を介したメッセージを受信した場合、UEはビジー期間に切り替わる。ビジー期間では、UEはネットワークデバイス/UEからデータまたはシグナリングを受信する。非アクティブ時間の後のオン継続時間は、UEがネットワークデバイス/UEとUEとの間のチャネルを非アクティブ時間に監視し続けているため、必要ない場合がある。(短)DRXサイクルは、図2に示すように、オン継続時間の初めから開始してよい。
図2には短DRXサイクルが1つしか示されていないが、複数の短DRXサイクルが設定されてもよい。複数の短DRXサイクルが設定された場合、別の短DRXサイクルタイマが設定されてよく、その短DRXサイクルタイマの継続時間は短DRXサイクルの継続時間の複数倍であってよい。短DRXサイクルタイマは、動作する必要がある短DRXサイクルの数をカウントする。
非アクティブ時間Tの継続時間、短DRXサイクルT、オン継続時間T、長DRXサイクルTは、DRXプロセスに影響を与える他のパラメータと共に、予め設定されてUEに格納されるか、またはセルラリンクを利用した制御チャネルを介してローカルネットワークデバイスにより割り当てられ且つ更新されるか、またはサイドリンクブロードキャスト/専用チャネルを介して取得されるか、いずれかでよい。
1つの実現可能な実装例では、非アクティブ時間Tの継続時間は、DRX非アクティビティタイマを用いて設定されてよい。短DRXサイクルTは、特定の値、例えば1ミリ秒(ms)、2ms、または任意の可能な値を用いて設定されてよい。オン継続時間Tは、オン継続時間タイマを用いて設定されてよい。長DRXサイクルの設定には、長DRXサイクルの開始オフセットおよび/または長さが含まれてよく、長DRXサイクルの長さは数ミリ秒であってよく、開始オフセットは1ミリ秒の倍数であってよい。短DRXサイクルを設定する場合、長DRXサイクルの長さは短DRXサイクルの長さの倍数であってよい。
図3は、非アクティブモードまたはアイドルモードにあるUEのDRX動作を示している。UEは、非アクティブモードまたはアイドルモードにある場合、図3に示すように通知ウィンドウのみで、セルラリンクまたはサイドリンクを利用して信号を検知する、またはデコードする。通知ウィンドウは、通知フレームとも呼ばれることがある。
1つまたは複数の通知機会(NO)が1つの通知フレーム内に設定されてよく、UEは1つの通知ウィンドウ内にあるいくつかの特定の通知機会を決定しても、この通知機会を監視するように構成されてもよい。これらの通知ウィンドウは、何らかの特定の周期性、例えば、図3に示すようなDRXサイクルを用いて設定される。
LTEまたは現在の5Gシステムでは、UEとネットワークデバイスとの間のセルラリンクで、DRX方式が有効になる。5Gの発展と共に、サイドリンク用のDRX方式が検討されているが、サイドリンクを利用したDRX方式をどう可能にするかについてのさらなる詳細はない。
サイドリンクDRXでは、少なくとも以下のシナリオが検討されなければならない。
・UEがネットワークデバイスのカバレッジの中にあり、サイドリンクがネットワークデバイスにより制御されている場合。これは3GPPでは、サイドリンク伝送モード1(または本開示では簡単にするためにモード1)またはネットワークスケジューリングモードと呼ばれ得る。
・端末デバイスがネットワークデバイスのカバレッジの外にあるか、またはサイドリンクがネットワークデバイスによって完全に制御されていない場合。これは、サイドリンク伝送モード2(または本開示では簡単にするためにモード2)または分散スケジューリングモードと呼ばれる。
将来のUEがセルラリンク用およびサイドリンク用に別個のアンテナ/チップセットを有し得ることは可能である。サイドリンクモード1の場合、セルラリンクおよびサイドリンクは、異なる周波数帯で作動してよい。この場合、セルラリンクおよびサイドリンクのために、別個のDRX設定パラメータを設定してよい。
その一方で、より高いエネルギー効率を達成するために、異なるUEのサイドリンクDRX設定パラメータをどのように連携させるかについて取り組む必要がある。別個のサイドリンクDRXパラメータ一式を設定すると、さらなるシグナリングオーバーヘッドが必要になる。そのようなシグナリングオーバーヘッドの削減を検討する必要がある。
サイドリンクモード2の場合、サイドリンクでの送信/受信が、中心となるエンティティ(例えば、基地局)によって調整されていない。各UEがそのサイドリンクDRXプロセスを個々に実行する場合、送信側UEはその対象となる受信側UEのオン/オフ状態を認識できないため、送信メッセージが適切に受信されない可能性がある。全てのUEが送信または受信のために共通の時間ウィンドウを共有している場合、複数のUEが同時にデータを伝送すると、衝突を引き起こす可能性がある。
上記の問題に取り組むために、本発明の実施形態は、サイドリンクモード1およびサイドリンクモード2の両方に対して、サイドリンクDRX設定の方法およびプロセスを提供する。第1のUEにおけるサイドリンクDRX動作のための方法は、第1のUEがネットワークデバイスから第1のDRX設定パラメータ一式を受信する段階であって、第1のDRX設定パラメータ一式は、第1のUEとネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびD2D通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、受信する段階と、第1のUEが第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式に従ってサイドリンク通信のDRXモードで動作する段階とを備える。
本発明の実施形態における「第1」、「第2」、および「第3」は、異なる対象を区別するのに用いられていることを理解されたい。例えば、第1のUEとは、ネットワークデバイスのカバレッジの中にあり且つネットワークデバイスにより制御されているUEであってよく、第2のUEとは、ネットワークデバイスのカバレッジの外にあり且つ/またはネットワークデバイスによって完全に制御されていないUEであってよい。第1のUEおよび第2のUEは、複数のUEを含んでよい。「第3のUE」についても同じである。別の例が「第1のDRX設定パラメータ一式」および「第2のDRX設定パラメータ一式」であり、第1のDRX設定パラメータ一式および第2のDRX設定パラメータ一式は、大きな違いがないかもしれないが、異なるインタフェースを区別するのに用いられてよい。
図4は、サイドリンクモード1に対するDRX設定の手順を示している。図4では、受信側UE(RX UE)および送信側UE(TX UE)の両方は、ネットワークデバイスのカバレッジ内にある。図4の各段階は任意選択であってよく、これらの段階の順序に厳密に従わなくてもよいことを理解されたい。例えば、段階S402およびS403を交換してもよい。図4の手順は、以下のとおりである。
S401:ネットワークデバイスは第1のDRX設定パラメータ一式をUEに送信する。UEは、RX UEおよびTX UEを含む。RX UEは、サイドリンクを利用して信号またはデータをTX UEから受信するUEであってよい。TX UEは、サイドリンクを利用して信号またはデータをRX UEに送信するUEであってよい。
第1のDRX設定パラメータ一式は、第1のUEとネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む。
本発明の実施形態における「信号」は、通信チャネルを利用して受信した物理信号であってもよく、制御チャネルを利用して受信したメッセージであってもよい。信号を受信したUEは、信号に含まれるコンテンツを取得するために信号をデコードしてよい。
S402:UEはネットワークデバイスに、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを送信してよく、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータは、受信したDRX設定パラメータの確認を示す。
好ましいサイドリンクDRX設定パラメータは、何らかの他のメッセージに含まれてよく、例えば、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをさらに含む第1のDRX設定パラメータ一式の応答に含まれてよいことを理解されたい。このUEは、RX UEであってもTX UEであってもよい。
1つの実現可能な実装例において、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをネットワークデバイスに送信することは、ネットワークデバイスが移動性状態、エネルギー状態などを考慮して、UEのために正確なDRX設定パラメータを設定していない可能性があるため有益になり得る。好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをネットワークデバイスに示すことで、エネルギー効率が向上し得る。
DRX設定パラメータ一式を本発明の実施形態に用いる場合、これには、セルラDRX設定パラメータ一式および/またはサイドリンクDRX設定パラメータ一式が含まれてよいことを理解されたい。「DRX設定パラメータ」を本発明の実施形態に用いる場合、このパラメータは、セルラDRX設定パラメータ一式および/またはサイドリンクDRX設定パラメータ一式に含まれるパラメータを意味し得る。
S403:UE(RX UEまたはTX UE)はDRXモードで動作する。DRXの動作は、第1のDRX設定パラメータ一式に基づいている。DRX動作は、セルラリンクDRX動作および/またはサイドリンクDRX動作を含む。段階S403は、段階S402の前に有効にされてもよい。
S404:UE(RX UEまたはTX UE)は、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを報告/更新してよい。UEが好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの変更を望む場合、UEは更新したサイドリンクDRX設定パラメータを送信してよい。
S405:UEは、サイドリンクを利用し、第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を用いて、近くの他のUEと通信してよい。UEは、サイドリンクを利用して、第1信号および/または第1データを伝送しても受信してもよい。
実現可能な一実装例において、UEをネットワークデバイスに最初に接続した後に、UEは、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをネットワークデバイスに能動的に報告してよく、これにより、第1のDRX設定パラメータ一式の設定を容易にすることができ、シグナリングオーバーヘッドを削減できる。その理由として、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータがネットワークデバイスにより検討されて、設定が最適化され得ることが挙げられる。
UEは、状態(例えば、移動性、残存電力など)が変化した場合、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをいつでも報告/更新してよい。そのため、段階S404は段階S401の前に有効にされてよい。
上記段階のさらなる詳細を、下記のとおり説明する。
段階S401では、次のとおりである。
第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式はデルタ設定情報を含み、デルタ設定情報はセルラリンクDRX設定パラメータ一式に対する差分量を示す。
セルラリンクDRX設定パラメータ一式は、DRX非アクティビティタイマ、短DRXサイクル、短DRXサイクルタイマ、オン継続時間タイマ、長DRXサイクル、または長DRX開始オフセットのうちの少なくとも1つを含む。
DRX非アクティビティタイマは、非アクティブ時間の継続時間をカウントするために、一定の値で設定されてよい。短DRXサイクルタイマは、動作する短DRXサイクルの数であってよい。オン継続時間タイマは、オン状態の継続時間であってよい。長DRXサイクルの設定も、「longcyclestartoffset」として指定されてよく、これには、長DRXサイクルの長さと、長短DRXサイクルが始まるサブフレームを定義する開始オフセットとが含まれる。開始オフセットは、従来技術のセルラリンクDRXと同様に定義されてよく、ここでは詳しく説明しない。
セルラリンクDRX設定パラメータはさらに、以下に示す項目のうちの1つまたは複数を含んでよい。
・スロットオフセットはオン継続時間タイマを始動させる前の遅延であってよい。
・再伝送タイマダウンリンク(DL)はDL再伝送を受信するまでの最大継続時間であってよい。
・再伝送タイマアップリンク(UL)はUL最伝送の許可を受け取るまでの最大継続時間であってよい。
・ハイブリッド自動再送要求(HARQ)のラウンドトリップタイム(RTT)タイマDLは、HARQ再伝送のDL割り当てが媒体アクセス制御(MAC)エンティティにより要求される前の最小継続時間であってよい。
・HARQのRTTタイマULは、ULのHARQ再伝送許可がMACエンティティにより要求される前の最小継続時間であってよい。
サイドリンク間のDRX動作を連携させて、より高いエネルギー効率を達成するためには、異なるUEのサイドリンクDRX設定パラメータを調整する方が望ましい。その一方で、シグナリングオーバーヘッドを最小限に抑えなければならない。
上記目的を達成するために、デルタ設定が検討されている。第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は、セルラリンクDRX設定パラメータ一式およびデルタ設定パラメータを用いて決定されてよい。デルタ設定パラメータは、セルラリンクDRX設定パラメータ一式に対するサイドリンクDRX設定パラメータ一式の差分量を示す。
差分量はセルラリンクDRX設定パラメータ一式に比例してよい、または差分量はセルラリンクDRX設定パラメータに対する差分であってよい、または差分量は割合と差分のハイブリッド構成であってよい。異なる設定の詳細については、下記のとおり説明される。
1つの実現可能な実装例において、第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は、セルラリンクDRX設定パラメータ一式に比例してよい。割合は、サイドリンクDRX設定パラメータ一式のために設定されてよい。
例えば、DRX非アクティビティタイマ、短DRXサイクル、短DRXサイクルタイマ、オン継続時間タイマ、長DRXサイクルは、サイドリンクDRX設定パラメータ一式を形成してよい。サイドリンクDRX設定パラメータのDRX非アクティビティタイマ、短DRXサイクル、短DRXサイクルタイマ、オン継続時間タイマ、長DRXサイクルは、セルラリンクDRX設定パラメータ一式の同じパラメータに比例して設定されてよい。この場合の差分量は、本発明の実施形態では「グループズーミング」と呼ばれることがある。
差分量は、例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0に設定されてよい。差分量は、1より小さくても大きくても、1と等しくてもよい。差分量の値は、ここでは、本発明のこの実施形態における限定とみなされるべきではない。
図5は、サイドリンクDRX設定パラメータ一式に対するグループズーミング設定の一例を示している。サイドリンクDRX設定パラメータ一式は、セルラリンクDRX設定パラメータ一式の半分である。「グループズーミング」に含まれているパラメータは、予め定義されても予め設定されてもよい。
サイドリンクDRX設定一式に対してグループズーミングを用いることで、オーバーヘッドが大幅に削減されることになり、サイドリンクDRX設定パラメータ一式には複数ビットだけで十分である可能性がある。例えば、サイドリンクDRX設定パラメータ一式には2ビットまたは3ビットで十分かもしれない。差分量は、1より小さくても大きくてもよいことを理解されたい。この場合の差分量は、上述したように、サイドリンクDRX設定パラメータ一式とセルラリンクDRX設定パラメータ一式との比を示す。
この比は、「グループズーミング」の場合、サイドリンクDRX設定パラメータ一式およびセルラリンクDRX設定パラメータ一式に含まれる何らかの特定のDRXパラメータにより得られる可能性があることを理解されたい。
1つの実現可能な実装例において、割合はサイドリンクDRX設定パラメータ一式に含まれるサイドリンクDRX設定パラメータごとに個々に設定されてよく、サイドリンクDRX設定パラメータ一式の異なるパラメータが、要件または実装例に従って、異なる比(または異なる差分量)に別々に設定されてよい。
図6は、異なるサイドリンクDRX設定パラメータに対する異なる差分量を示している。この例では、サイドリンクDRX設定パラメータのオン継続時間の継続時間が、セルラリンクDRX設定パラメータのオン継続時間の継続時間の半分である。サイドリンクDRX設定パラメータの短DRXサイクルは、セルラDRX設定パラメータの短DRXサイクルの半分である。サイドリンクDRX設定パラメータの長DRXサイクルは、セルラDRX設定パラメータの長DRXサイクルと同じである。
図6に示すような、この場合の差分量は、本発明の実施形態では「個別ズーミング」と呼ばれることがある。「個別ズーミング」に含まれているパラメータは、予め定義されても予め設定されてもよい。
サイドリンクDRX設定パラメータ一式に対して個別ズーミングを用いることで、オーバーヘッドは、フル設定と比較して大幅に削減されることになる。フル設定とは、サイドリンクDRX設定パラメータそれぞれの値をセルラリンクDRX設定から独立して設定することを意味する。いくつかのビットだけあれば、サイドリンクDRX設定の各パラメータには十分である可能性があり、例えば、2ビットまたは3ビットで、サイドリンクDRX設定の各パラメータには十分かもしれない。差分量は、1より小さくても大きくても、1と等しくてもよいことを理解されたい。個別ズーミングによって、シグナリングオーバーヘッドを低く保ちながら、設定をより柔軟にすることができる。個別ズーミングはさらに、長DRXサイクルを保つまたは拡大するとともに、短DRXサイクルを縮小することにより、消費電力を削減することもできる。
1つの実現可能な実装例において、差分量はセルラリンクDRX設定パラメータ一式に対する差分であってよい。サイドリンクDRX設定パラメータ一式を示すのに差分を用いることは、あり得るかもしれない。例えば、セルラリンクDRX設定パラメータ一式の長DRXサイクルは640ミリ秒(ms)であり、サイドリンクDRX設定パラメータ一式の長DRXサイクルは1024msであり、差分は640msになり、この差分を示すのに特別コードが用いられてよい。差分のコードは実装例に依存し、本発明の実施形態では実装例を限定することはない。差分のコーディングを用いることで、シグナリングオーバーヘッドを削減することができる。
1つの実現可能な実装例において、「グループズーミング」および「個別ズーミング」が同時に用いられてよい。例えば、サイドリンクDRX設定パラメータ一式の一部のパラメータ、例えば、短DRXサイクルおよび長DRXサイクルがグループズーミングを用い、オン継続時間タイマが個別ズーミングを用いてよい。
1つの実現可能な実装例において、差分量は、割合と差分のハイブリッド構成であってよい。例えば、サイドリンクDRX設定パラメータ一式のオン継続時間タイマが割合を用いて設定されてよく、長DRXサイクルが差分を用いて設定されてよい。
異なるタイプの設定をサポートするために、デルタ設定情報は、グループインジケータ、タイプインジケータ、またはデルタの値のうちの少なくとも1つを含む。
グループインジケータは、差分量がグループズーミングもしくは個別ズーミングまたはハイブリッドであることを示してよい。グループインジケータは、例えば1ビットでも2ビットでもよく、これは実装要件に依存する。0がグループズーミングであってよく、1が個別ズーミングであってよい。グループインジケータによって異なるタイプの設定が柔軟になり、シグナリングオーバーヘッドを削減できる。
タイプインジケータは、ハイブリッド構成を用いる場合に、差分量が割合または差分のいずれで定義されているのかを示すことができる。タイプインジケータによって異なるタイプの設定が柔軟になり、シグナリングオーバーヘッドを削減できる。
デルタの値は、セルラリンクDRX設定パラメータの値に対する割合または差分の値である。差分量が「グループズーミング」である場合、デルタの値を必要としなくてもよい。デルタの値は、差分設定の場合にだけ必要となる。
段階S402では、次のとおりである。
好ましいサイドリンクDRX設定パラメータは、UEにおいて、受信が成功したこと、および/または第1のDRX設定パラメータ一式を適用していることのインジケーションであってよい。例えば、1ビットを用いて、受信が成功したこと、および/または第1のDRX設定パラメータ一式を適用していることを示すことができる。
第1のDRX設定パラメータ一式、具体的には、サイドリンクDRX設定パラメータ一式が、UEの状態、例えば、UEの電力状態または移動性状態に適していないことがあり得る。例えば、UEが高移動性状態にある場合、オン継続時間タイマが長い方が、またはDRXサイクルが短い方が適していることがある。この場合、UEは、より高い品質の通信を達成するために、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをネットワークに送信してよい。
好ましいサイドリンクDRX設定パラメータは、受信したサイドリンクDRX設定パラメータ一式に比例しても、これに対する差分であってもよい。好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの方法は、上述した段階S401と同じであるため、改めて詳しく説明しない。
段階S404では、次のとおりである。
UEは、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをいつでも更新できる。好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの更新は、以前のサイドリンクDRX設定パラメータに基づいてよい。以前のサイドリンクDRX設定パラメータは、ネットワークデバイスにより設定されてもよく、UEにより能動的に更新された以前のサイドリンクDRX設定パラメータであってもよい。
段階S404における好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの方法は、上述した段階S401と同様になり得るため、改めて詳しく説明しない。好ましいサイドリンクDRX設定パラメータはフル設定であってよく、フル設定とは、DRXパラメータの各値をセルラDRX設定パラメータから独立して設定することを意味する。
1つの実現可能な実装例において、UEは好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをいつでも報告できる。具体的には、UEが、例えばネットワークに登録した後に、最初にネットワークデバイスにアクセスする場合、報告がネットワークデバイスに送信されてよい。好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの報告は、段階S401の前であってもよい。
図4の実施形態に基づいて、サイドリンクDRX設定パラメータ一式のシグナリングオーバーヘッドは、削減され、簡略化されてよい。最適なサイドリンクDRX設定パラメータ一式が、UEの好ましいサイドリンクDRX設定パラメータをネットワークデバイスに提供することにより設定されてよい。
1つの実現可能な実装例において、第1のDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信した後に、第1のUEは、DRXを有効にしてネットワークデバイスからの有効化コマンドを待たなくてよい。第1のUEはネットワークデバイスから有効化コマンドを受信でき、有効化コマンドは、サイドリンクDRX動作状態を変更できる第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を有効にするか、または変更するのに用いられる。
有効化コマンドは、現在のDRX動作の状態を変更するのにも用いられてよい。有効化コマンドは、サイドリンクDRX動作状態を更新するために、ネットワークデバイスにより第1のUEに送信される更新メッセージであってもよい。例えば、サイドリンクがDRXモードで動作している場合、有効化コマンドは、連続受信状態に切り替わるようUEに要求できる。連続受信状態とは、UEがサイドリンクで連続して信号/データを受信することであってよく、DRX動作は中断される。
この有効化コマンドは、Rx UEがサイドリンク通信の準備ができるようにする、例えば、スリープモードを終了するか、またはDRX手順を終了するメッセージを含んでよい。
TX UEがサイドリンクを利用して他のUE(例えば、RX UE)との通信を望む場合、TX UEはサイドリンク通信要求をネットワークデバイスに送信できる。ネットワークデバイスは、有効化コマンドをRX UEに送信することで、RX UEのサイドリンクDRX動作を変更することになる。有効化コマンドは、RX UEのTX UEとの送信または受信を調整するために、TX UEのサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含んでよい。TX UEは、ここでは第1のUEであってよい。
第1のUEは、ネットワークから有効化コマンドを受信し、第1のUEのサイドリンクDRXを有効にしてよく、有効化コマンドは、他のUE(例えば、TX UE)のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含んでよい。
UEがネットワークデバイスのカバレッジの外にあるか、またはサイドリンクがネットワークデバイスによって完全に制御されていない場合、複数のUEが図3で導入したのと同じ通知機会(NO)に割り当てられてよい。複数のUEを同じNOに割り当てると、衝突を引き起こすことになる。その一方で、同じNOに割り当てられた2つのUEは、両方とも同時にサイドリンクを監視して互いを検出しない可能性があるため通信できない。
図7は、サイドリンクDRX設定に対するサイドリンクモード2の手順を示している。図7の各段階は交換されてよく、図7の各メッセージの順序は、この実施形態または実装例に対する限定と理解されるべきではない。これらの段階は、下記のとおり説明される。
S701:ネットワークデバイスは、第2のUEとも呼ばれるRX UEに、第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を送信してよい。第2のDRX設定パラメータ一式のコンテンツは、RX UEの識別子(ID)、通知サイクルタイマ、通知フレームオフセット、通知機会のインデックスのうちの少なくとも1つを含む。
UEは、第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式でNOの設定を直接的に受信してよい。通知サイクルは、図3で導入した2つの連続した通知ウィンドウ間の継続時間である。通知フレームオフセットは、通知サイクルにおける通知フレームの位置を導き出すのに用いられてよい。NOのインデックスは、UEが通知を受信するサブフレームを示している。複数の通知機会が設定されている場合、第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式には複数のインデックスが含まれてよいことを理解されたい。
RX UEのIDは、UEの任意のタイプのID、例えば、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、またはMACアドレス、または国際移動体加入者識別情報(IMSI)などであってよい。
段階S701は任意選択であり、RX UEがネットワークデバイスのカバレッジ内にある場合に限り、RX UEは第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を用いて構成される。1つの実現可能な実装例において、第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は、RX UEのベンダにより予め設定されても、規格で定義されてもよい。本発明の実施形態の範囲外である専用シグナリングまたはブロードキャストシグナリングで設定することも可能である。
第2のUEは、第2のUEとして同じNOを割り当てられる可能性がある他のUEとの衝突を回避するために、1つより多くのNOを設定してよい。1つより多くのNOを割り当てることで、少なくとも1つのNOが2つのUEの間で異なる場合には、衝突を回避できる。第1の通知ウィンドウ一式に1つより多くのNOが設定されている場合、NOのインデックスが1つより多く設定されてよい。
段階S701bはS701と同様であり、違いは、ネットワークデバイスが第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式をTX UEに送信することである。TX UEは、本発明の実施形態では第3のUEと呼ばれる。「第3」および「第2」は、本開示の初めに説明したように、区別することだけを目的としている。
本発明の実施形態におけるUEは、異なるシナリオでは、第1のUE、第2のUE、または第3のUEのうちのいずれかであってよいことを理解されたい。
S702:第2のUEは第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を第3のUEに送信する。第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は、第1の通知ウィンドウ一式の設定を含み、第1の通知ウィンドウ一式は、第2のUEが信号/データを受信/送信する機会を示している。第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は、ローカルに生成されても、S701としてネットワークデバイスから取得されてもよい。
第2のUEは、従来技術における任意のディスカバリ手順を用いることができるディスカバリ手順において、第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を送信してよい。ディスカバリ手順では、RX UEは、それ自体の第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を他のUEに送信し、第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式の通知ウィンドウで監視することになる。
S703:第3のUEはサイドリンクを利用して第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を送信する。第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は第2の通知ウィンドウ一式の設定を含み、第2の通知ウィンドウ一式は、第3のUEが信号/データを受信/送信する機会を示す。
第1の通知ウィンドウ一式および第2の通知ウィンドウ一式は、1つまたは複数の通知ウィンドウを含んでよいことを理解されたい。
第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式は、ディスカバリ手順の間に、近くのUEに送信される。S703はS702と同様であり、「第3」は第3のUE(例えば、TX UE)により送信されるメッセージを区別するのに用いられる。
S702およびS703に基づいて、第2のUEおよび近くのUEは、他のUEのサイドリンクDRX設定パラメータ一式を取得してよい。各UEは、近くのUEに送信される通信チャネルを監視することになる。NOの決定は、従来技術におけるページングと同様の何らかの特定のアルゴリズムに基づいてよい。複数のNOが設定されることによって、衝突の確率が大幅に削減されることになる。
例えば、第1の通知ウィンドウ一式は下記のとおり計算され得る。
(SFN+NF_offset)mod T=(T div N)×(UE_ID mod N
インデックスiが、NOのインデックスを示し、次式で決定される。
=floor(UE_ID/N)mod N
ここで、SFNはシステムフレーム番号であり、NF_offsetは通知フレームのオフセットであり、Tは通知サイクルの長さであり、Nは1つの通知サイクル内の通知フレームの数であり、iはNOのインデックスを示し、Nは1つの通知フレーム内の通知数であり、UE_IDはUE IDである。第1の通知ウィンドウ一式に複数のNOが設定される場合、複数のiを第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式に設定する必要がある。
第2の通知ウィンドウ一式は、第3のUEにより適用されるNOであってよい。
S704:第2のUEは、第1の通知ウィンドウ一式において、第2信号および/または第2データを受信する。
第2のUEは、第1の通知ウィンドウ(NO)一式において、S702におけるDRX設定に基づいて周期的に監視する。複数の第1の通知ウィンドウ一式が設定される場合、第2のUEは、複数の第1の通知ウィンドウ一式を監視することになる。
第2のUEが第1の通知ウィンドウ一式において第2信号および/または第2データを受信できるのを保証するために、第2信号および/または第2データは、第2のUEの識別子を含む。
実現可能な一実装例において、第2のUEは第1の通知ウィンドウ一式において信号を受信してよく、信号は、サイドリンクを利用したさらなる伝送のインジケーションを含んでよい。インジケーションは、さらなる伝送の時間-周波数リソースを含んでよい。時間領域リソースは、予め定義されてもよく、インジケーションに明示的に示されてもよい。
実現可能な一実装例において、第2のUEは第1の通知ウィンドウ一式において信号を検知してよい。第1の通知ウィンドウ一式における検知は、第2のUEにおける受信電力に基づいてよい。さらに、受信電力が一定の閾値を超えてデコーディングが失敗した場合、第2のUEは、他のUEが第2のUEとの通信を望む可能性があると仮定してよい。この場合、他のUEが次のサブフレーム/スロットで再伝送する可能性があるため、第2のUEは、ある程度の継続時間、サブフレーム/スロットの検出/監視を続けてよい。第2のUEが次のサブフレーム/スロットを監視する場合、UEは、伝送を逃すことがないので、データ伝送の成功確率を高める可能性がある。
S705:第2のUEが第3のUEに第3信号または第3データを送信する必要がある場合、第2のUEは、受信した第3のUEのサイドリンクDRX設定パラメータ一式に基づいて、第3のUEに第3信号または第3データを送信する。
第3のUEが第2の通知ウィンドウ一式において第3信号および/または第3データをデコードできるのを保証するために、第3信号および/または第3データは、第3のUEの識別子を含む。
上述した実施形態は、異なるネットワークエレメント、例えば、第1のUE、第2のUE、第3のUE、ネットワークデバイスなどの間の方法、プロセスを示している。各ネットワークエレメントは、上述した方法/プロセスを実現するために、1つまたは複数のハードウェア構造体またはソフトウェアモジュール/ユニットを含んでよいことを理解されたい。
当業者であれば、本発明の実施形態の方法/プロセスで提供される諸機能がハードウェアおよび/またはソフトウェアの形態で実現され得ることを理解するであろう。発明の実施形態で提供される諸機能は、具体的な用途および設計上の制約/問題点に応じて、ハードウェアまたはソフトウェアで実現される。
当業者であれば、本発明の実施形態で説明した1つまたは複数の機能を、異なる方法を用いて実現する可能性があるが、その実現は本願の保護範囲外であるとみなされるべきではない。本願は、方法の実施形態における1つまたは複数の段階/機能を備え得るハードウェア/ソフトウェアでの実現を限定することはない。
図8aは、本発明の実施形態によるUE810の各コンポーネントを例示する概略図を示している。UEは、第1のUE、第2のUE、および第3のUEであってよい。図8aに例示されたUE810は、データ処理、UEの制御/管理のためのプロセッサ812と、データの格納および検索のための非一時的メモリ814と、ネットワークデバイスとのセルラリンクまたは近くの他のUEとのサイドリンクを含み得る無線リンクを利用した通信のための送受信機816とを備える。プロセッサ812は、非一時的メモリ814との間で格納/検索されたプログラムコードの実行にも用いられてよい。
UEは、例えば、プロセッサ812と非一時的メモリ814と送受信機816との間の内部通信に用いられるバス、または何らかの他の必要なハードウェアも含んでよいことが、当業者によって理解されるはずである。
プロセッサ812には、デジタル回路が含まれても、アナログ回路およびデジタル回路の両方が含まれてもよい。デジタル回路には、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、または汎用プロセッサなどのコンポーネントが含まれてよい。
非一時的メモリ814には、ROM(読み出し専用メモリ)、PROM(プログラム可能型読み出し専用メモリ)、EPROM(消去可能PROM)、フラッシュメモリ、EEPROM(電気的消去可能PROM)、またはハードディスクドライブといった、本質的にあらゆるメモリが含まれてよい。
それに加えて、UE810の実施形態はさらに、例えば、機能、手段、ユニット、エレメントなどの形態で、本解決手段を行うための必要な通信能力を備え得ることが、当業者により認識されている。そのような他の手段、ユニット、エレメント、および機能の例としては、本解決手段を行うために共に適切に配置される、バッファ、制御ロジック、エンコーダ、デコーダ、入力機器、出力機器、アンテナ、増幅器、受信器ユニット、送信器ユニット、DSP、MSD、TCMエンコーダ、TCMデコーダ、電源ユニット、給電線、通信プロトコルなどが挙げられる。
非一時的メモリ814には、プロセッサ812により実行されると、本開示で説明した諸機能および各方法をUE810に行わせる実行可能プログラムコードが格納されてよい。送受信機816は、例えば、ネットワークデバイスおよび/または他のUEとデータ伝送/受信を行うための、1つまたは複数のアンテナおよび/または送信ポートを含んでよい。
プロセッサ812、非一時的メモリ814、および送受信機816のうちのいずれか1つが、チップセットで実現されてよい。別の実現可能な実装例では、プロセッサ812、非一時的メモリ814、および送受信機816のうちのいずれか2つが共にチップセットに統合されてよく、例えば、プロセッサ812および非一時的メモリ814がチップセットに統合されてよい。別の例では、プロセッサ812、非一時的メモリ814、および送受信機816がチップセットに統合されてよい。
限定ではなく一例として、プロセッサ812は、段階S403の信号/データ処理、または図4に示す実施形態におけるUEのあらゆる制御/管理を実行するのに用いられてよい。プロセッサ812は、信号/データ処理、または図7に示す実施形態におけるUEのあらゆる制御/管理を実行するのにも用いられてよい。送受信機816は、図4に示す実施形態における段階S401、S402、S404、S405、信号/データ処理を実行するのに用いられてよい。送受信機816は、図7に示す実施形態における段階S701、S701b、S702、S703、S704、S705、信号/データ処理を実行するのにも用いられてよい。
図8bは、本発明の実施形態によるネットワークデバイスの各コンポーネントを例示する概略図を示している。図8bに例示されたネットワークデバイス820は、データ処理、ネットワークデバイスの制御/管理のためのプロセッサ822と、データの格納および検索のための非一時的メモリ824と、セルラリンクを含み得る無線リンクを利用した通信のための送受信機826とを備える。プロセッサ822は、非一時的メモリ824との間で格納/検索されたプログラムコードの実行にも用いられてよい。
ネットワークデバイスは、例えば、プロセッサ822と非一時的メモリ824と送受信機826との間の内部通信に用いられるバス、または何らかの他の必要なハードウェアも含んでよいことが、当業者によって理解されるはずである。
プロセッサ822には、デジタル回路が含まれても、アナログ回路およびデジタル回路の両方が含まれてもよい。デジタル回路には、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、または汎用プロセッサなどのコンポーネントが含まれてよい。
非一時的メモリ824には、ROM(読み出し専用メモリ)、PROM(プログラム可能型読み出し専用メモリ)、EPROM(消去可能PROM)、フラッシュメモリ、EEPROM(電気的消去可能PROM)、またはハードディスクドライブといった、本質的にあらゆるメモリが含まれてよい。
それに加えて、ネットワークデバイス820の実施形態はさらに、例えば、機能、手段、ユニット、エレメントなどの形態で、本解決手段を行うための必要な通信能力を備え得ることが、当業者により認識されている。そのような他の手段、ユニット、エレメント、および機能の例としては、本解決手段を行うために共に適切に配置される、バッファ、制御ロジック、エンコーダ、デコーダ、入力機器、出力機器、アンテナ、増幅器、受信器ユニット、送信器ユニット、DSP、MSD、TCMエンコーダ、TCMデコーダ、電源ユニット、給電線、通信プロトコルなどが挙げられる。
非一時的メモリ824には、プロセッサ822により実行されると、本開示で説明した諸機能および各方法をネットワークデバイス820に行わせる実行可能プログラムコードが格納されてよい。送受信機826は、例えば、ネットワークデバイスおよび/または他のUEとデータ伝送/受信を行うための、1つまたは複数のアンテナおよび/または送信ポートを含んでよい。
プロセッサ822、非一時的メモリ824、および送受信機826のうちのいずれか1つが、チップセットで実現されてよい。別の実現可能な実装例では、プロセッサ822、非一時的メモリ824、および送受信機826のうちのいずれか2つが共にチップセットに統合されてよく、例えば、プロセッサ822および非一時的メモリ824がチップセットに統合されてよい。別の例では、プロセッサ822、非一時的メモリ824、および送受信機826がチップセットに統合されてよい。
非一時的メモリ824には、プロセッサ822により実行されると、本開示で説明した諸機能および各方法をUE(第1のUEおよび/または第2のUE)に行わせる実行可能プログラムコードが格納されてよい。
非一時的メモリ824には、プロセッサ822により実行されると、本開示で説明した諸機能および各方法をネットワークデバイスに行わせる実行可能プログラムコードが格納されてよい。
限定ではなく一例として、プロセッサ822は、段階S401の信号/データ処理、または図4に示す実施形態におけるネットワークデバイスのあらゆる制御/管理を実行するのに用いられてよい。プロセッサ822は、信号/データ処理、または図7に示す実施形態におけるネットワークデバイスのあらゆる制御/管理を実行するのにも用いられてよい。送受信機826は、図4に示す実施形態における段階S401、信号/データ処理を実行するのに用いられてよい。送受信機826は、図7に示す実施形態におけるネットワークデバイスの段階S701、S701b、信号/データ処理を実行するのにも用いられてよい。
コンピュータプログラム製品が提供され、本製品はプログラムコードを保持する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え、プログラムコードは、コンピュータまたはプロセッサにより実行されると、コンピュータもしくはプロセッサに、第1のUEもしくは第2のUEによる方法を行わせるか、またはネットワークデバイスによる方法を行わせる。
最後に、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではなく、添付した独立クレームの範囲内にある全ての実施形態にも関連しており、そのような実施形態も組み込んでいることを理解されたい。
[他の可能な項目]
(項目1)
第1のユーザ機器、UE、におけるサイドリンク間欠受信、DRX、動作のための方法であって、
前記第1のUEが第1のDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1のDRX設定パラメータ一式が、前記第1のUEと前記ネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、受信する段階と、
前記第1のUEが前記第1のDRX設定パラメータ一式に従って前記サイドリンク通信のDRXモードで動作する段階と
を備える方法。
(項目2)
前記第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式がデルタ設定情報を含み、前記デルタ設定情報が前記セルラリンクDRX設定パラメータに対する差分量を示す、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記方法がさらに、
前記第1のUEが前記ネットワークデバイスに、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを送信する段階であって、前記好ましいサイドリンクDRX設定パラメータが、前記第1のDRX設定パラメータ一式の確認、または前記第1のUEが好むサイドリンクDRX設定パラメータ一式を示す、送信する段階を備える、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
前記方法がさらに、
前記第1のUEが前記ネットワークデバイスに、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの報告および/または更新を送信する段階を備える、項目1から3のいずれかに記載の方法。
(項目5)
前記セルラリンクDRX設定パラメータ一式が、非アクティビティタイマ、短DRXサイクル、短DRXサイクルタイマ、オン継続時間タイマ、長DRXサイクル、または長DRX開始オフセットのうちの少なくとも1つを含む、項目1から4のいずれかに記載の方法。
(項目6)
前記デルタ設定情報が、グループインジケータ、タイプインジケータ、またはデルタの値のうちの少なくとも1つを含む、項目2から5のいずれかに記載の方法。
(項目7)
前記方法がさらに、
前記第1のUEが前記ネットワークデバイスから有効化コマンドを受信する段階であって、前記有効化コマンドが、前記第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を有効にするか、もしくは変更するのに用いられる、受信する段階、または
前記第1のUEが前記ネットワークデバイスにサイドリンク通信要求を送信する段階
を備える、項目1から6のいずれかに記載の方法。
(項目8)
ネットワークデバイスにおけるサイドリンク間欠受信、DRX、動作のための方法であって、
前記ネットワークデバイスが第1のDRX設定パラメータ一式を取得する段階と、
前記ネットワークデバイスが前記第1のDRX設定パラメータ一式を第1のユーザ機器、UE、に送信する段階であって、前記第1のDRX設定パラメータ一式が、前記第1のUEと前記ネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、送信する段階と
を備える方法。
(項目9)
前記第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式がデルタ設定情報を含み、前記デルタ設定情報が前記セルラリンクDRX設定パラメータ一式に対する差分量を示す、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記方法がさらに、
前記ネットワークデバイスが前記第1のUEから好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを受信する段階であって、前記好ましいサイドリンクDRX設定パラメータが、前記第1のDRX設定パラメータ一式を受信したことの確認、または前記第1のUEが好むサイドリンクDRX設定パラメータ一式を示す、受信する段階を備える、項目8および9のいずれかに記載の方法。
(項目11)
前記セルラリンクDRX設定パラメータ一式が、非アクティブタイマ、短DRXサイクル、短DRXサイクルタイマ、オン継続時間タイマ、長DRXサイクル、または長DRX開始オフセットのうちの少なくとも1つを含む、項目8から10のいずれかに記載の方法。
(項目12)
前記デルタ設定情報が、グループインジケータ、タイプインジケータ、またはデルタの値のうちの少なくとも1つを含む、項目9から11のいずれかに記載の方法。
(項目13)
第2のユーザ機器、UE、におけるサイドリンク間欠受信、DRX、動作の方法であって、
前記第2のUEが第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式をサイドリンク通信チャネルで送信する段階であって、前記第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式が第1の通知ウィンドウ一式の前記設定を含み、前記第1の通知ウィンドウ一式が前記第2のUEによる信号/データの受信の前記機会を示す、送信する段階と、
前記第2のUEが前記第1の通知ウィンドウ一式において第2信号および/または第2データを受信する段階と
を備える方法。
(項目14)
前記第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式が、前記第2のUEのID、通知サイクルタイマ、通知フレームオフセット、前記通知機会のインデックスのうちの少なくとも1つを含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記方法が、
前記第2のUEが前記第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信する段階を備える、項目13または14に記載の方法。
(項目16)
前記方法が、
前記第2のUEが第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を第3のUEから受信する段階であって、前記第3のサイドリンクDRX設定パラメータ一式が第2通知ウィンドウ一式の前記設定を含み、前記第2の通知ウィンドウ一式が、前記第3のUEによる信号/データの受信の前記機会を示す、受信する段階を備える、項目13から15のいずれかに記載の方法。
(項目17)
前記方法が、
前記第2のUEが前記第2の通知ウィンドウ一式において前記第3のUEに第3信号および/または第3データを送信する段階を備える、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記第2信号および/または前記第2データが前記第2のUEの前記識別子を含み、
前記第3信号および/または前記第3データが前記第3のUEの前記識別子を含む、項目14から17のいずれかに記載の方法。
(項目19)
前記第1の通知ウィンドウ一式において受信した前記信号が、前記サイドリンクを利用したさらなる伝送のインジケーションを含む、項目13から18のいずれかに記載の方法。
(項目20)
前記方法が、
あらゆる伝送を検出するために、前記第2のUEが前記第1の通知ウィンドウ一式において信号を検知する段階を備える、項目13から18のいずれかに記載の方法。
(項目21)
サイドリンク間欠受信、DRX、動作のための第1のユーザ機器、UE(810)、であって、
送受信機(816)であって、
第1のDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信することであって、前記第1のDRX設定パラメータ一式が、前記第1のUEと前記ネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、受信することを行うように構成されている送受信機と、
プロセッサ(812)であって、
前記第1のDRX設定パラメータ一式に従って前記サイドリンク通信におけるDRXモードで操作するように構成されているプロセッサと
を備える、第1のUE。
(項目22)
サイドリンク間欠受信、DRX、動作のためのネットワークデバイス(820)であって、
プロセッサ(822)であって、
第1のDRX設定パラメータ一式を取得するように構成されているプロセッサと、
送受信機(826)であって、
前記第1のDRX設定パラメータ一式を第1のユーザ機器、UE、に送信することであって、前記第1のDRX設定パラメータ一式が、前記第1のUEと前記ネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間、D2D、通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、送信することを行うように構成されている、送受信機と
を備えるネットワークデバイス。
(項目23)
サイドリンク間欠受信、DRX、動作のための第2のユーザ機器、UE(810)、であって、
送受信機(816)であって、
サイドリンク通信チャネルで第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を送信することであって、前記第2のサイドリンクDRX設定パラメータ一式が第1の通知ウィンドウ一式の前記設定を含み、前記第1の通知ウィンドウ一式が前記第2のUEによるデータ受信の前記機会を示す、送信することを行うように構成されている送受信機と、
プロセッサ(812)であって、
前記第1の通知ウィンドウ一式において第2信号および/または第2データを受信するように構成されているプロセッサと
を備える第2のUE。
(項目24)
サイドリンク間欠受信、DRX、動作のためのユーザ機器、UE(810)、であって、
プロセッサ(812)と、
前記プロセッサに結合され、且つ前記プロセッサにより実行されると項目1から7に記載の方法を行わせる、または項目13から20に記載の方法を前記プロセッサに行わせるプロセッサ実行可能命令を格納したメモリ(814)と
を備えるUE。
(項目25)
サイドリンク間欠受信、DRX、動作のためのネットワークデバイス(820)であって、
プロセッサ(822)と、
前記プロセッサに結合され、且つ前記プロセッサにより実行されると項目8から12に記載の方法を前記プロセッサに行わせるプロセッサ実行可能命令を格納したメモリ(824)と
を備えるネットワークデバイス。
(項目26)
ユーザ機器、UE(810)、のプロセッサ(812)により実行されると、項目1から7または項目13から20に記載のサイドリンク間欠受信、DRX、動作のための方法を前記UEに実現させるプロセッサ実行可能命令を格納した非一時的機械可読記憶媒体。
(項目27)
ネットワークデバイス(820)のプロセッサ(822)により実行されると、項目8から12に記載のサイドリンク間欠受信、DRX、動作のための方法を前記ネットワークデバイスに実現させるプロセッサ実行可能命令を格納した非一時的機械可読記憶媒体。
(項目28)
プログラムコードを保持する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供され、前記プログラムコードがコンピュータまたはプロセッサにより実行されると、前記プログラムコードが前記コンピュータまたは前記プロセッサに、項目1から7のいずれかに記載の方法を行わせる、または項目13から20のいずれかに記載の方法を行わせる、または項目8から12のいずれかに記載の方法を行わせる、コンピュータプログラム製品。

Claims (16)

  1. 第1のユーザ機器(UE)におけるサイドリンク間欠受信(DRX)動作のための方法であって、
    前記第1のUEが第1のDRX設定パラメータ一式をネットワークデバイスから受信する段階であって、前記第1のDRX設定パラメータ一式が、前記第1のUEと前記ネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間(D2D)通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、受信する段階と、
    前記第1のUEが前記第1のDRX設定パラメータ一式に従ってサイドリンク通信のDRXモードで動作する段階と
    を備え、
    前記第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式がデルタ設定情報を含み、前記デルタ設定情報が前記セルラリンクDRX設定パラメータに対する差分量を示す、方法。
  2. 前記方法がさらに、
    前記第1のUEが前記ネットワークデバイスに、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを送信する段階であって、前記好ましいサイドリンクDRX設定パラメータが、前記第1のDRX設定パラメータ一式の確認、または前記第1のUEが好むサイドリンクDRX設定パラメータ一式を示す、送信する段階を備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法がさらに、
    前記第1のUEが前記ネットワークデバイスに、好ましいサイドリンクDRX設定パラメータの報告および/または更新を送信する段階を備える、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記セルラリンクDRX設定パラメータ一式が、非アクティビティタイマ、短DRXサイクル、短DRXサイクルタイマ、オン継続時間タイマ、長DRXサイクル、または長DRX開始オフセットのうちの少なくとも1つを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記デルタ設定情報が、グループインジケータ、タイプインジケータ、またはデルタの値のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記方法がさらに、
    前記第1のUEが前記ネットワークデバイスから有効化コマンドを受信する段階であって、前記有効化コマンドが、前記第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を有効にするか、もしくは変更するのに用いられる、受信する段階、または
    前記第1のUEが前記ネットワークデバイスにサイドリンク通信要求を送信する段階
    を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. ネットワークデバイスにおけるサイドリンク間欠受信(DRX)動作のための方法であって、
    前記ネットワークデバイスが第1のDRX設定パラメータ一式を取得する段階と、
    前記ネットワークデバイスが前記第1のDRX設定パラメータ一式を第1のユーザ機器(UE)に送信する段階であって、前記第1のDRX設定パラメータ一式が、前記第1のUEと前記ネットワークデバイスとの間のセルラリンクDRX設定パラメータ一式、およびデバイス間(D2D)通信用の第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式を含む、送信する段階と
    を備え、
    前記第1のサイドリンクDRX設定パラメータ一式がデルタ設定情報を含み、前記デルタ設定情報が前記セルラリンクDRX設定パラメータ一式に対する差分量を示す、方法。
  8. 前記方法がさらに、
    前記ネットワークデバイスが前記第1のUEから好ましいサイドリンクDRX設定パラメータを受信する段階であって、前記好ましいサイドリンクDRX設定パラメータが、前記第1のDRX設定パラメータ一式を受信したことの確認、または前記第1のUEが好むサイドリンクDRX設定パラメータ一式を示す、受信する段階を備える、請求項7に記載の方法。
  9. 前記セルラリンクDRX設定パラメータ一式が、非アクティビティタイマ、短DRXサイクル、短DRXサイクルタイマ、オン継続時間タイマ、長DRXサイクル、または長DRX開始オフセットのうちの少なくとも1つを含む、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記デルタ設定情報が、グループインジケータ、タイプインジケータ、またはデルタの値のうちの少なくとも1つを含む、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. サイドリンク間欠受信(DRX)動作のためのユーザ機器(UE)であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合され、且つ前記プロセッサにより実行されると請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を前記プロセッサに行わせるプロセッサ実行可能命令を格納したメモリと
    を備えるUE。
  12. サイドリンク間欠受信(DRX)動作のためのネットワークデバイスであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合され、且つ前記プロセッサにより実行されると請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を前記プロセッサに行わせるプロセッサ実行可能命令を格納したメモリと
    を備えるネットワークデバイス。
  13. ユーザ機器(UE)のプロセッサにより実行されると、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を前記UEに実現させるプロセッサ実行可能命令を格納した非一時的機械可読記憶媒体。
  14. ネットワークデバイスのプロセッサにより実行されると、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を前記ネットワークデバイスに実現させるプロセッサ実行可能命令を格納した非一時的機械可読記憶媒体。
  15. コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがコンピュータまたはプロセッサにより実行されると、前記コンピュータまたは前記プロセッサに、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を行わせる、または請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を行わせる、コンピュータプログラム。
  16. サイドリンク間欠受信(DRX)動作のためのシステムであって、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実現するように構成された第1のユーザ機器(UE)と、
    請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を実現するように構成されたネットワークデバイスと
    を備えるシステム。
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