JP2023522760A - 超音波温熱療法制御のための磁気共鳴画像の自動セグメント化 - Google Patents

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Abstract

【要約】【解決手段】磁気共鳴(MR)システムにより、患者の標的治療領域に近接する組織の磁気共鳴画像を取得することであって、前記組織は空間的に不均一な皮下脂肪層を含むものである、前記取得することと、ハードウェアベースのプロセッサを有するコンピュータが、訓練されたニューラルネットワークを用いて前記皮下脂肪層の実際の厚さを自動的に決定することであって、前記ニューラルネットワークは以前の患者からの手動でセグメント化されたMR画像を用いて訓練されるものである、前記決定することと、前記コンピュータが、前記皮下脂肪層の厚さに基づいて治療パラメータを自動的に調整することと、高密度焦点式超音波システムにより、前記調整された治療パラメータに基づいて前記標的治療領域に温熱療法を送達することとを行うシステムおよび方法。【選択図】 図1

Description

本出願は、概して、画像誘導式高密度焦点式超音波(High-Intensity Focused Ultrasound:HIFU)システムおよび同様の用途のためのプロセス制御およびコントローラに関する。
画像誘導HIFUシステムは患者の標的治療体積または標的治療領域に温熱療法を送達するのに用いられる。例えば、HIFU送達による温熱療法は患者の体内にある腫瘍などの望ましくない組織を非外科的に切除するのに用いることができる。HIFU超音波トランスデューサと標的治療領域との間の近接領域(nearfiled region)における患者身体の組成および特性はHIFU治療に影響を与える可能性がある。例えば、標的治療領域の治療は近接領域の皮膚および皮下脂肪組織の加熱によってしばしば制限されるが、そのような加熱は不要な組織損傷に繋がりうる。既存のシステムでは、近接領域組織における温度上昇は、超音波ビームをシミュレートし生体熱伝達方程式を用いて当該温度上昇の空間分布を決定することによってモデル化される。
その治療の安全性に関する判断は前記予想される組織の温度上昇に基づいて行うことができる。多くの場合、これらのアプローチでは平均的な患者を平均的な組織特性を持つ均質な媒体として、または所定の厚さの矩形組織スラブの積み重ねとしてモデル化する。例えば、皮下脂肪層は所定の厚さを有する組織の矩形スラブとしてモデル化される。
原理的には、MR撮像を用いて前記皮下脂肪層の厚さを測定することができる。しかしながら、皮下脂肪層の厚さは患者内で均一ではないことから、測定された皮下脂肪層の厚さを治療パラメータとして用いる価値は限られている。なぜなら、測定された皮下脂肪層の厚さは治療パラメータとして1つの位置にしか適合しないであろうし、また1つの位置においてのみ正確となるためである。ユーザが手動で複数の位置の皮下脂肪層の厚さを入力することは、ユーザがそれを測定したり皮下脂肪層をセグメント化したりするのに非常に時間がかかるため、現実的ではない。
本明細書に記載する例示的な実施形態は新規な特徴を有する事項を備えるが、いずれも必須事項ではなく、また、本実施形態の好適な特徴は単一の事項のみに起因するものではない。以下の記載および図面は、本開示の特定かつ具体的な実施を詳細に説明するものであり、本開示の様々な原理を実施するための例示的手段をいくつか示すものである。しかしながら、このような具体例は本開示において可能である様々な実施形態を包括するものではない。特許請求の範囲を限定することなく、以下に有利な特徴の概要について説明する。本開示のその他の目的、その他の有利かつ新規性を有する特徴について図面を参照しながら以下の本開示の詳細な説明に記載するが、当該説明および図面は本発明を具体的に説明することを意図するものであって限定するものではない。
本発明の1観点は、温熱療法の送達を制御する方法であって、磁気共鳴(MR)撮像システムにより、患者の標的治療領域に近接する組織の磁気共鳴画像を取得する工程であって、前記組織は空間的に不均一な皮下脂肪層を含むものである、前記取得する工程と、ハードウェアベースのプロセッサを有するコンピュータが、訓練されたニューラルネットワークを用いて前記皮下脂肪層の実際の厚さを自動的に決定する工程であって、前記ニューラルネットワークは以前の患者からの手動でセグメント化されたMR画像を用いて訓練されるものである、前記決定する工程と、前記コンピュータが、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さに基づいて治療パラメータのセットを自動的に調整する工程と、高密度焦点式超音波(HIFU)システムにより、前記調整された治療パラメータに基づいて前記標的治療領域に温熱療法を送達する工程とを有する方法を提供する。
1若しくはそれ以上の実施形態において、前記治療パラメータのセットは安全制御アルゴリズムへの入力を有するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記安全制御アルゴリズムは前記標的治療領域と前記HIFUシステムの治療用アプリケータとの間の組織における所定の最大温度および/または所定の最大熱量を保証するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記安全制御アルゴリズムは、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが所定の厚さよりも厚い場合、温熱療法の超音波処理間の冷却時間を増加させるものであり、前記所定の厚さは前記患者の性別における平均的な皮下脂肪層の厚さに対応するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記安全制御アルゴリズムは、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが前記所定の厚さよりも薄い場合、温熱療法の超音波処理間の冷却時間を短縮するものである。
1若しくはそれ以上の実施形態において、前記治療パラメータのセットは前記HIFUシステムによって生成される超音波エネルギーの周波数を有するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記治療パラメータのセットは前記HIFUシステムによって生成される超音波エネルギーの出力を有するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが所定の厚さよりも厚い場合、前記超音波エネルギーの出力は増加するものであり、前記所定の厚さは前記患者の性別における平均的な皮下脂肪層の厚さに対応するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが前記所定の厚さよりも薄い場合、前記超音波エネルギーの出力は低下するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記治療パラメータのセットは、超音波トランスデューサ要素アレイの各超音波トランスデューサ要素によって生成される超音波エネルギーの相対位相を有するものである。
本発明の別の1観点は、超音波温熱療法を送達するシステムであって、磁気共鳴(MR)撮像システムと、超音波トランスデューサ素子アレイを有する高密度焦点式超音波(HIFU)システムと、ハードウェアベースのプロセッサを有し、前記MR撮像システムおよび前記HIFUシステムに動作可能に接続されたコンピュータと、コンピュータ可読命令を有する非一時的記憶媒体であって、前記コンピュータ可読命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、患者の標的治療領域に近接する組織のMR画像を取得するための第1の出力信号を前記MRシステムに送信することであって、前記組織は空間的に不均一な皮下脂肪層を含むものである、前記第1の出力信号を送信することと、訓練されたニューラルネットワークを用いて前記皮下脂肪層の実際の厚さを自動的に決定することであって、前記ニューラルネットワークは以前の患者からの手動でセグメント化されたMR画像を用いて訓練されるものである、前記決定することと、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さに基づいて治療パラメータのセットを調整することと、前記調整された治療パラメータに基づいて前記標的治療領域に温熱療法を送達するための第2の出力信号を前記HIFUシステムに送信することとを行わせるものである、前記非一次的記憶媒体とを有するシステムを提供する。
1若しくはそれ以上の実施形態において、前記治療パラメータのセットは安全制御アルゴリズムへの入力を有するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記安全制御アルゴリズムは前記標的治療領域と前記HIFUシステムの治療用アプリケータとの間の組織における所定の最大温度および/または所定の最大熱量を保証するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記安全制御アルゴリズムは、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが所定の厚さよりも厚い場合、温熱療法の超音波処理間の冷却時間を増加させるものであり、前記所定の厚さは前記患者の性別における平均的な皮下脂肪層の厚さに対応するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記安全制御アルゴリズムは、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが前記所定の厚さよりも薄い場合、温熱療法の超音波処理間の冷却時間を短縮するものである。
1若しくはそれ以上の実施形態において、前記治療パラメータのセットは、前記HIFUシステムによって生成される超音波エネルギーの周波数を有するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記治療パラメータのセットは、前記HIFUシステムによって生成される超音波エネルギーの出力を有するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記皮下脂肪層の厚さが所定の厚さよりも厚い場合、前記超音波エネルギーの出力は増加するものであり、前記所定の厚さは前記患者の性別における平均的な皮下脂肪層の厚さに対応するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記皮下脂肪層の厚さが前記所定の厚さよりも薄い場合、前記超音波エネルギーの出力は低下するものである。1若しくはそれ以上の実施形態において、前記治療パラメータのセットは、前記超音波トランスデューサ要素アレイの各超音波トランスデューサ要素によって生成される超音波エネルギーの相対位相を有するものである。
本概念の要旨および利点の十分な理解のため、添付の図面と関連して以下の好適な実施形態に関する詳細な説明を参照する。
図1は、少なくともいくつかの実施形態における、本明細書に開示の装置および/または方法の少なくともいくつかが用いられる1タイプのシステムの図である。 図2は、一実施形態におけるT2強調断面MR画像の一例を示す。 図3は、一実施形態における手動で分類されたT2強調画像の断面画像を示す。 図4は、1若しくはそれ以上の実施形態における、脂肪を含むMR画像を自動的にセグメント化するようにニューラルネットワークを訓練する方法のフローチャートである。 図5は、図3の手動で分類された画像を第1の軸に沿って非対称に引き伸ばすことによって生成された、分類された合成断面画像を示す。 図6は、図3の手動で分類された画像を第1の軸に直交する第2の軸に沿って非対称に引き伸ばすことによって生成された、分類された合成断面画像を示す。 図7は、図3の手動で分類された画像を第3の軸を中心に回転させることによって生成された、分類された合成断面画像を示す。 図8は、U-Net畳み込みニューラルネットワークのアーキテクチャの一例を示す。 図9は、近接場における患者の皮下脂肪層の厚さに基づいてHIFUシステムで患者を治療する方法のフローチャートである。 図9は、近接場における患者の皮下脂肪層の厚さに基づいてHIFUシステムで患者を治療する方法のフローチャートである。 図10は、超音波トランスデューサ要素によって生成される超音波エネルギーの相対位相が近接場における皮下脂肪層の厚さに基づいてどのように調整され得るかを示す。
本発明者は、MR画像の全ての位置で皮下脂肪層を自動的にセグメント化し、治療パラメータとして使用できる皮下脂肪層の厚さ(および、拡張により他の組織)のマップを作成することが望ましいことを認識した。
人工ニューラルネットワークまたはその他の機械学習を用いて、標的治療領域および近接領域のMR画像を自動的にセグメント化する。MR画像は、脂肪を含むものとして、または脂肪を含まないものとして自動的にセグメント化される。人工ニューラルネットワークは手動でセグメント化された画像および当該手動でセグメント化された画像に基づく任意選択の合成画像を用いて訓練される。前記セグメント化されたMR画像は近接場における空間的に不均一な皮下脂肪層の厚さを決定するのに用いられる。皮下脂肪の厚さは1若しくはそれ以上の治療パラメータを調整するのに用いられる。
図1は、少なくともいくつかの実施形態における、本明細書に開示の装置、システム、および/または方法の少なくともいくつかが用いられる医療システム100の1タイプの図である。システム100は、患者108のための患者支持部106と、磁気共鳴撮像システム102と、画像誘導HIFUシステム104とを含む。
磁気共鳴撮像システム102は、開口部112の周りに配置された磁石110と、磁場が磁気共鳴撮像を行うのに十分な強度および均一性となる撮像ゾーン114と、磁場を急速に変化させてMRI信号の空間符号化を可能にする磁場勾配コイルのセット116と、磁場勾配コイル116に電流を供給し且つ時間の関数として制御される磁場勾配コイル電源118と、撮像ゾーン114内の磁気スピンの向きを操作する送信/受信コイル120(「ボディ」コイルとしても知られる)と、送信/受信コイル120に接続された無線周波数トランシーバ122と、コンピュータ124とを含む。コンピュータ124は、(例えば、コンピュータ124に動作可能に接続された非一時的記憶媒体に記憶された)コンピュータ可読命令を実行してタスクを実行しMRIシステム102の操作を容易にするハードウェアベースのプロセッサを含む。さらに、コンピュータ124は、無線周波数トランシーバ122、磁場勾配コイル電源118、および画像誘導式エネルギー送達システム104に接続されている。
HIFUシステム104は治療アプリケータを含み、当該治療アプリケータは、標的治療領域を治療するために複数の角度方向において画像誘導温熱療法(例えば、超音波治療)を行うための超音波トランスデューサ要素のアレイを備える。この超音波トランスデューサ要素アレイは、各超音波トランスデューサ要素によって生成される超音波エネルギーの相対位相を調整することによって電子的に操縦できる幾何学的焦点105を有するように構成され配置される。HIFUシステム104は、患者108の標的治療領域105を治療するように画像誘導される。
いくつかの実施形態において、MRIコンピュータ124は複数のコンピュータを含んでもよく、それはMRIシステム102専用としてもよい。また、少なくともいくつかの実施形態において、MRIコンピュータ124、および/またはシステム100内のおよび/またはそれに接続された1若しくはそれ以上のその他のコンピュータデバイス(図示せず)は(例えば、非一時的記憶媒体に記憶されたコンピュータ可読命令を実行することによって)治療用アプリケータと標的治療領域との間の皮下脂肪の厚みを決定し当該皮下脂肪の厚みに基づいて1若しくはそれ以上の治療パラメータを調整する本明細書(またはその一部)に開示の1若しくはそれ以上の態様および/または実施形態を実行するための1若しくはそれ以上のタスクを実行することもできる。
コンピュータ124を含むコンピュータ群の1若しくはそれ以上は患者108の治療計画を含むことができ、当該治療計画には標的治療領域と当該標的治療領域に対する所望のまたは最小のエネルギー量(例えば、熱量)量が含まれる。コンピュータ(群)は磁気共鳴撮像システム102からの画像を用いて治療用アプリケータを画像誘導することができる(例えば、位置および角度方向)。また、コンピュータ(群)は磁気共鳴撮像システム102からの画像を用いて標的治療領域に近接する(例えば、近接領域の)患者108の皮下脂肪の厚さを決定することができ、それは例えば人工ニューラルネットワークなどの機械学習を用いて決定することができる。皮下脂肪の厚さは、超音波エネルギーの強度/出力、超音波エネルギーの周波数(例えば、超音波周波数)、超音波エネルギーの位相、超音波処理持続時間、および/または超音波処理間の最小待機時間を調整するのに用いることができる。上述したコンピュータ群のいくつかまたは全ては、例えば、通信ネットワークへのソフトウェア制御リンクを介して(例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、またはその他のネットワークを介して)互いに通信することができる。
図2は、MRIシステム102を用いて撮影された、患者の身体の一部における治療標的体積付近のT2強調断面画像22を示す。図に示すシーンは、例えば、コンピュータのモニタ画面20、または画像22を表示するコンピュータ・アプリケーション・プログラムのアプリケーションウィンドウなどの視覚的出力デバイスを含む。画像22には、患者の皮膚210、皮下脂肪215、および標的体積220が含まれる。標的体積220は、器官(例えば、子宮、膀胱、膵臓、またはその他の腹部器官)、筋腫、悪性腫瘍、またはその他の体積の一部または全てを有することができる。患者の身体の様々なゾーン230が画像22内で温度の視覚的表現により示されている。温度はMR温度測定またはその他の技術によって決定することができる。ゾーン230は、色付けされた等高線、等高線プロット、グレースケール強度、または温度および/または温度不確実性についてのその他の視覚的表現により画面20上に表示することができる。
画像22には、さらに治療標的境界225も示されているが、これは、別の色の等高線、破線の等高線、またはその他の表現とすることができる。治療標的境界225は、温熱治療プロセスのエネルギーを設定点温度(または熱線量)に実質的に制御することで、治療標的境界225により画定される体積内部の疾患細胞の迅速かつ十分な細胞死が確実になることが意図される境界である。熱は皮下脂肪215や皮膚210などの治療標的境界225の外側に伝導し得る。HIFU治療中、標的境界225内の複数の標的位置が連続して超音波処理される。各標的位置において、超音波ビーム(またはエネルギーを送達するその他の手段)は、皮膚210、皮下脂肪215、およびその他の組織を横断するが、そのような各組織層の厚さおよび位置は標的位置に基づいて異なり得る。
安全制御アルゴリズムを用いて、近接場の厚さが空間的に一様でない皮下脂肪215および皮膚210が超音波治療中に所定の最大温度および/または所定の最大熱量を超えないようにすることができる。安全制御アルゴリズムは、超音波処理パラメータ(超音波周波数、超音波処理出力/強度、および/または超音波処理持続時間など)と標的超音波処理位置の近位にある皮下脂肪の厚さを考慮して、超音波処理中、および超音波処理と超音波処理の間の期間における予想される温度変化を計算する。超音波療法の安全性を確保するために、安全制御アルゴリズムは超音波処理パラメータに制限を課してもよく、また、安全制御アルゴリズムは連続する超音波処理間について最小期間を設けてもよい。皮下脂肪の厚さについて患者固有の変動を考慮することにより、超音波療法は安全性および/または効率の点で最適となり得る。
全体として、図2は温度マップを示す。同じものの3次元表現を、更なるレイヤー、スライス、または図2に示すような断面図から構築することができる。したがって、本明細書で説明する方法は、一般性を損なうことなく、図2に示すようなスライスを並べて積み重ね3Dボリュームを形成することによって3次元空間に一般化することができる。
図3は、一実施形態における、手動でセグメント化されたT2強調断面画像30を示す。画像30は、患者の皮下脂肪層に対応するボクセル310のクラスタまたは領域300を含む。また、画像30は、皮膚、臓器、および/または腫瘍など、患者の解剖学的構造のその他の部分に対応するボクセル320も含む。画像は、皮下脂肪ボクセル310とその他のボクセル320との間に線330A、Bを引くことによって、脂肪(例えば、皮下脂肪)について手動でセグメント化されている。皮下脂肪層の断面厚さは、分割線330A、Bの間の距離および/または分類されたボクセル310の寸法に基づいて決定される。
図4は、1若しくはそれ以上の実施形態における、皮下脂肪を含むMR画像を自動的にセグメント化するようにニューラルネットワークを訓練する方法のフローチャート40である。工程400において、例えば図3に関して上記で説明したように、皮下脂肪を含む既存のMR画像が手動でセグメント化される。例えば、既存のMR画像は脂肪ボクセル(例えば、皮下脂肪ボクセル)と非脂肪ボクセルとを有するものとしてセグメント化される。
任意選択の工程410において、手動でセグメント化されたMR画像の一部または全部に基づいて合成MR画像が生成される。合成MR画像は、手動でセグメント化されたMR画像を引き伸ばすことによって、および/または回転することによって生成することができる。例えば、手動でセグメント化された3次元のMR画像を、1つ、2つ、または3つの軸に沿って非対称に引き伸ばすことによって引き伸ばし画像を生成することができる。図5は、画像30を第1の軸500に沿って非対称に引き伸ばすことによって生成された、分類された合成断面画像50を示す。図6は、画像30を第1の軸500に直交する第2の軸600に沿って非対称に引き伸ばすことによって生成された、分類された合成断面画像60を示す。
回転画像は、手動でセグメント化された3次元MR画像を、1つ、2つ、または3つの軸を中心に回転させることによって生成することができる。図7は、図7のページに出入りする第3の軸700を中心に画像30を回転させることによって生成された、分類された合成断面画像70を示す。第3の軸700は第1の軸500および第2の軸600それぞれに直交する。
前述の任意の組み合わせが可能である。例えば、合成MR画像は、手動で分割された3次元MR画像を非対称に(例えば、1つ、2つ、または3つの軸で)引き伸ばし且つ少なくとも1つの軸を中心に回転させることによって生成することができる。合成画像は、非対称の引き伸ばしに加えて、またはその代わりに、手動でセグメント化された3次元MR画像を2つの軸または3つの軸を中心に回転させることによって生成することもできる。
工程430でニューラルネットワークまたはその他の人工知能システムを訓練するため、任意選択の工程410を実行してセグメント化されたMR画像の数を増やすことができる。例えば、ニューラルネットワークを訓練するには、手動でセグメント化された画像の数では不十分な場合がある。また、合成MR画像は、訓練中に分類された画像の範囲を広げることで、訓練されるニューラルネットワークの精度を向上させることができる。
工程420において、手動でセグメント化されたMR画像および任意選択の合成MR画像が非一時的記憶媒体に記憶されるものであり、当該非一時記憶媒体は、工程430でニューラルネットワークが訓練されるコンピュータ(例えば、コンピュータ124)に動作可能に接続されている。代替的に、手動でセグメント化されたMR画像および任意選択の合成MR画像が記憶媒体に記憶された後に、当該記憶媒体が、ニューラルネットワークが訓練されるコンピュータに動作可能に接続されてもよい。
工程430において、ニューラルネットワークまたはその他の人工知能システムが、工程420で記憶媒体に記憶された手動でセグメント化されたMR画像および任意選択の合成MR画像を用いて訓練される。ニューラルネットワークは、U-Net CNNなどの畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を有することができる。U-Net CNNのアーキテクチャ80の一例を図8に示す。
図9は、一実施形態における、標的治療領域に近接する患者の皮下脂肪層の厚さに基づいてHIFUシステムで患者を治療する方法のフローチャート90である。工程900において、MRシステムを用いて患者から診断用MR画像が取得される。例えば、診断用MR画像は医療システム100またはMRシステム102を用いて取得することができる。診断用MR画像は、治療処置中に患者が同じ位置にとどまるように、治療処置の直前に取得されることが好ましい。代替的に、診断用MR画像を第1の時間または日付で取得することができ、その後、治療処置を後の時間または日付で行うことができる。MRシステムは、動作可能に接続されたコンピュータ(例えば、コンピュータ124)によって生成される入力信号を受信すると、診断用MR画像を取得することができる。
工程910において、診断用MR画像が、訓練されたニューラルネットワークまたはその他の訓練された人工知能システム若しくは機械学習(例えば、フローチャート40に従って訓練されたもの)を用いて、脂肪(例えば、皮下脂肪)または非脂肪として自動的にセグメント化される。自動セグメント化の出力は皮下脂肪層の厚さのマップである(例えば、皮下脂肪層の厚さ対場所/位置)。
工程915において、第1の超音波処理または任意の後続の超音波処理のための標的位置が選択される。標的位置は、HIFUシステムのオペレータによって選択されてもよいし、自動治療計画アルゴリズムによって自動的に選択されてもよい。標的領域が大きい場合、または非連続的な標的領域がいくつかある場合、温熱療法の過程で複数の位置を標的とすることができることを理解されたい。
工程920において、標的位置に近接する(例えば、エネルギー送達アプリケータと標的位置との間の)患者の皮下脂肪層の厚さは工程910で生成された皮下脂肪層厚さマップを用いて自動的に決定される。例えば、患者の皮下脂肪層の厚さは(例えば、図3に関して上述したように)脂肪としてセグメント化または分類されたボクセルの寸法に対応する。
工程930において(プレースホルダAを介し)、患者の皮下脂肪層の厚さに基づいて1若しくはそれ以上の治療パラメータが調整される。調整可能な治療パラメータの例には、超音波エネルギーの強度、超音波エネルギーの周波数(例えば、超音波周波数)、超音波エネルギーの位相、超音波処理持続時間、および/または連続する超音波処理間の最小期間が含まれる。これらの治療パラメータの1若しくはそれ以上は安全制御アルゴリズムによって調整することができる。
例えば、安全制御アルゴリズムは生体熱伝達方程式を用いて近接場とも言われる熱エネルギービーム(超音波ビームなど)の経路内における患者の組織の温度上昇および/または熱量をシミュレートする。現行のシステムは、平均的な組織特性を有する均一な媒体として、または所定の厚さの矩形組織スラブとして、組織を推定する。一実施形態において、空間的に変化し得る患者の皮下脂肪層の実際の厚さは生体熱伝達方程式への入力として用いることができる。生体熱伝達方程式の一例は次のとおりである。
Figure 2023522760000002
ここで、ρは組織密度であり、cは組織比熱であり、kは熱伝導率であり、wは血液灌流であり、cは血液比熱であり、Tは血液温度であり、Tは組織温度であり、Qは超音波熱溶着である。組織固有のパラメータ(例えば、c、k、wなど)は領域によって異なる値を取るが、それら領域は、脂肪、筋肉、またはその他の組織でできている。皮下脂肪の厚さは前記パラメータが脂肪固有の値を取る領域を定義する。例えば、患者の皮下脂肪層が(例えば、性別に基づいて変化することがある平均的な皮下脂肪の厚さなどの所定の厚さと比較して)比較的厚い場合、より多くの超音波エネルギーが吸収され、近接領域の温度が、より薄い脂肪層(例えば、所定の厚さ)を有する皮下脂肪層の対応する温度上昇よりも速く上昇し得る。近接領域の温度がより速く上昇するため、安全制御アルゴリズムによって決定されるように、確実に近接領域における最高温度が所定の最大温度より小さく留まるよう、温熱療法の適用中、超音波処理間においてより長い冷却期間を必要とする場合がある。所定の最高温度は身体組織または細胞への損傷が生じる温度に対応させることができる。その他の例では、患者の皮下脂肪層が(例えば、性別に基づいて変化することがある平均的な皮下脂肪の厚さなどの所定の厚さと比較して)比較的薄い場合、吸収される超音波エネルギーが少なくなり、近接領域における温度が、より厚い脂肪層(例えば、所定の厚さ)を有する皮下脂肪層の対応する温度上昇よりもゆっくりと上昇し得る。近接領域の温度がゆっくりと上昇するため、安全制御アルゴリズムによって決定されるように、確実に近接領域における最高温度が所定の最大温度より小さく留まるようにしながらも、超音波処理間の冷却期間を短くすることができ、したがって温熱療法がより短い時間で完了する。
その他の例では、超音波エネルギーの強度または出力は、患者の皮下脂肪層の実際の厚さに基づいて自動的に調整することができる。例えば、より厚い皮下脂肪層はより多くのエネルギーを吸収するため(例えば、皮下脂肪層が、性別に基づいて変化することがある平均的な皮下脂肪の厚さなどの所定の厚さと比較してより厚い)、皮下脂肪層が比較的厚い患者ではその吸収エネルギーを補償するように超音波出力は増加させることができる。同様に、皮下脂肪層が比較的薄い(例えば、皮下脂肪層が所定の厚さに比べて薄い)患者では吸収エネルギーを補償するように超音波出力は低下させることができる。いくつかの実施形態において、このシステムは患者の皮下脂肪層の厚さに基づいて超音波出力を自動的に提案または示唆することができる。
その他の例では、超音波エネルギーの周波数を患者の皮下脂肪層の実際の厚さに基づいて自動的に調整することができる。一般的に、低周波エネルギーは高周波エネルギーよりも脂肪に吸収されにくい。したがって、患者の皮下脂肪層が比較的厚い場合(例えば、皮下脂肪層が、性別に基づいて変化することがある平均的な皮下脂肪の厚などの所定の厚さに比べて厚い場合)、超音波エネルギーの周波数を自動的に低下させることができる。同様に、患者の皮下脂肪層が比較的薄い場合(例えば、皮下脂肪層が所定の厚さに比べて薄い場合)、超音波エネルギーの周波数を自動的に増加させることができる。
その他の例では、超音波エネルギーの相対位相を患者の皮下脂肪層の実際の厚さに基づいて自動的に調整することができる。エネルギーは異なる媒体を異なる速度で移動するため、患者の皮下脂肪層の厚さを考慮して超音波エネルギーの相対位相を調整し、超音波エネルギーが治療領域で所望の位相を有するようにすることができ、それにより、超音波エネルギービームのフォーカスを向上させることができる。例えば、超音波トランスデューサ要素アレイの各超音波トランスデューサ要素1010によって生成される超音波エネルギーの相対位相は、図10に示すように、既知の厚さを有する空間的に不均一な皮下脂肪層を通過した後、治療領域1030内の標的位置1020で超音波エネルギーが同位相になるように(またはビームの焦点を広げるよう所望の位相オフセットを有するように)制御される。
工程940において、超音波温熱療法が標的治療領域に適用される。超音波温熱療法は上述したように治療計画に従って適用することができる。一実施形態において、超音波処理間の冷却時間または所与の超音波処理中の冷却時間は、更新された(例えば、工程930で更新された)安全アルゴリズムによって調整することができ、当該安全アルゴリズムは患者の皮下脂肪層の実際の厚さに基づいて更新することができる。さらに、または代替的に、超音波温熱療法のパラメータ(例えば、出力、周波数、および/または位相)は、更新された(例えば、工程930で更新された)治療パラメータを用いて調整することができる。HIFUシステムは、それに動作可能に接続されたコンピュータ(例えば、コンピュータ124)により生成される入力信号を受信すると、温熱療法のための超音波エネルギーを生成することができる。
工程945において、次の標的位置が決定される。この工程は、HIFUシステムのオペレータによって実行されてもよいし、自動治療計画アルゴリズムによって自動的に選択されてもよい。次に、工程950において、以前に工程910でセグメント化されたMR画像がまだ有効であるかどうかが判定される。MR画像が依然として有効な場合、フローチャートは(プレースホルダBを介して)工程920に戻り、新しい標的位置に近接する皮下脂肪の厚さを自動的に決定し、フローチャート90がその点から継続する。MR画像がもはや有効でない場合、(プレースホルダCを介して)工程900で患者の新しいMR画像が取得され、フローチャート90がその工程から継続する。MR画像が有効でなくなった理由の1つとしては、以前にMR画像が取得されてから患者が移動したことが挙げられる。その他の理由としては、新しい標的位置が元のMR画像の視野内にないことが考えられる。当業者にはその他の理由も知られている。
温熱療法による治療中、フローチャート90の工程を繰り返すことができる。例えば、温熱療法において異なる標的治療位置で複数の超音波処理が必要な場合、フローチャート90の工程を繰り返すことができる。患者の皮下脂肪層の厚さは標的治療領域内の各標的治療体積に関して自動的に決定することができる。標的治療体積のMR撮像は患者の皮下脂肪層を含む標的治療体積の断面画像を生成する。標的治療位置が変化すると、標的治療体積の対応する断面画像が変化する。患者の皮下脂肪層の厚さは、断面画像間および/または特定の断面画像内で変わる可能性がある。したがって、治療パラメータは治療中および/または治療全体を通じて(例えば、工程930で)複数回調整することができる。患者の皮下脂肪層の実際の厚さに基づいて治療パラメータを調整することで(例えば、安全制御アルゴリズムへの入力を更新して近接領域の過熱を防ぐことにより)、安全性を高めることができる。
本発明の実施形態では、非脂肪組織から脂肪(例えば、皮下脂肪)をセグメント化することに関して説明してきたが、本開示の原理は、その他の種類の組織および/または骨をセグメント化することにも適用可能であることに留意されたい。例えば、本開示の原理は、腱、皮膚、筋肉、筋腫、器官、関節、骨、および/または人間の解剖学的構造のその他の部分のセグメント化に適用可能である。
本発明は、上述の特定の実施形態に限定されるものと理解されるべきではない。種々の変更、等価な工程、並びに本発明が適用可能な種々の構造は、本発明の開示の精査が求められている当業者には明白であろう。上述の実施形態は種々の方法で実施することができる。プロセスまたは方法の実行を伴う1若しくはそれ以上の態様および実施形態は、デバイス(例えば、コンピュータ、プロセッサ、またはその他のデバイス)により実行可能なプログラム命令を利用して、当該プロセスまたは方法の実行または実行の制御をすることができる。
この点で、様々な発明概念は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体(または複数の非一時的コンピュータ可読記憶媒体)(例えば、一時的若しくは非一時的デジタル記憶ユニットを含む任意の好適なタイプのコンピュータメモリ、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイまたはその他の半導体デバイスの回路構成、あるいはその他の有形のコンピュータ記憶媒体)は、1若しくはそれ以上のコンピュータまたは他のプロセッサで実行されると、上述した様々な実施形態の1若しくはそれ以上を実施する方法を実行する1若しくはそれ以上のプログラムでエンコードされる。ソフトウェアで(例えば、アプリとして)実施する場合、ソフトウェアコードは、単一のコンピュータで提供されるか、複数のコンピュータに分散されるかにかかわらず、任意の好適なプロセッサまたはプロセッサのコレクションで実行されてよい。
さらに、コンピュータは、これに限られるものではないが、例えばラックマウント型コンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはタブレットコンピュータなど、多数の形態のいずれかで実施できることを理解されたい。さらに、コンピュータは、携帯情報端末(Personal Digital Assistant;PDA)、スマートフォン、またはその他の適切な携帯型または固定型電子デバイスを含め一般的にコンピュータとは見なされないが適切な処理機能を備えたデバイスに組み込まれていてもよい。
また、コンピュータは、コンピュータを1若しくはそれ以上の他のデバイスおよび/またはシステムに相互接続するのに使用し得る1若しくはそれ以上の通信デバイス、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク若しくはワイド・エリア・ネットワーク(エンタープライズネットワークなど)、およびインテリジェントネットワーク(IN)またはインターネットを含む任意の適切な形態の1若しくはそれ以上のネットワークなどを有することができる。そのようなネットワークは、任意の適切な技術に基づいていてよく、また、任意の適切なプロトコルに従って動作するものであってもよく、また、無線ネットワークまたは有線ネットワークを含んでもよい。
また、コンピュータは、1若しくはそれ以上の入力デバイスおよび/または1若しくはそれ以上の出力デバイスを有してもよい。これらのデバイスは、とりわけ、ユーザインターフェースを表すのに用いることができる。ユーザインターフェースを提供するのに使用できる出力デバイスの例には、出力を視覚的に提示するプリンタまたは表示画面、および出力を可聴的に提示するスピーカまたはその他の音響生成デバイスが含まれ得る。ユーザインターフェースに使用できる入力デバイスの例には、キーボード、およびマウス、タッチパッド、デジタルタブレットなどのポインティングデバイスが含まれる。その他の例として、コンピュータは、音声認識を通じて、またはその他の可聴フォーマットで入力情報を受け取ることもできる。
非一時的コンピュータ可読媒体は可搬型であり、そこに格納されたプログラムまたはプログラム群は、1若しくはそれ以上の異なるコンピュータまたは他のプロセッサにロードされて、上述した種々の態様の1若しくはそれ以上を実施することができる。いくつかの実施形態において、コンピュータ可読媒体は非一時的媒体であってもよい。
「プログラム」、「アプリ」、および「ソフトウェア」という用語は、本明細書では一般的な意味で使用され、コンピュータまたは他のプロセッサをプログラムして上述した様々な態様を実施するのに使用できる任意のタイプのコンピュータコードまたはコンピュータ実行可能命令のセットをいう。さらに、一態様において、実行されると本出願の方法を行う1若しくはそれ以上のコンピュータプログラムは、単一のコンピュータまたはプロセッサ上に常駐する必要はなく、本出願の種々の態様を実施するための複数の異なるコンピュータまたはプロセッサ間でモジュール式に分散され得ることを理解されたい。
コンピュータ実行可能命令は、例えばプログラムモジュール群など多くの方法で1若しくはそれ以上のコンピュータまたは他のデバイスによって実行することができる。一般的に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データタイプを実装したりするルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などが含まれる。プログラムモジュールの機能は様々な実施形態で必要に応じて組み合わせたり分散させたりすることができる。
また、データ構造は任意の好適な形式でコンピュータ可読媒体に格納することができる。説明を簡単にするために、データ構造は、データ構造内の位置を通じて関連づくフィールドを有するように示されている場合がある。このような関係は、フィールドの記憶域にフィールド間の関係を伝達するコンピュータ可読媒体内の場所を割り当てることによって同様に達成することができる。しかしながら、データ構造が有するフィールド間の情報の関係を確立するために、ポインタ、タグ、またはデータ要素間の関係を確立する他のメカニズムの使用を含め、任意の適切なメカニズムを用いることができる。
したがって、本開示および特許請求の範囲は、上述の有用な結果を達成するのにこれまで知られておらず実施もされていなかった既存の方法および技術に対する新規かつ斬新な改良を含む。本方法およびシステムのユーザは、本明細書に記載される特定の変更により、システムおよびその出力の効果をユーザに与えることが可能となった機能から具体的な利益を享受する。本明細書に記載の技術的な構成要素を用いて特許請求の範囲に係る発明を実施すると、顕著に改善された動作を達成できることが期待される。
また、上述したように、いくつかの態様は1若しくはそれ以上の方法として具現化することができる。方法の一部として実行される動作は任意の好適な方法で順序付けすることができる。したがって、説明した実施形態では一連の動作として示したが、説明したものとは異なる順序で動作を実行するように実施形態を構築してもよく、それは、いくつかの動作を同時に実行することを含み得る。

Claims (20)

  1. 温熱療法の送達を制御する方法であって、
    磁気共鳴(MR)撮像システムにより、患者の標的治療領域に近接する組織のMR画像を取得する工程であって、前記組織は空間的に不均一な皮下脂肪層を含むものである、前記取得する工程と、
    ハードウェアベースのプロセッサを有するコンピュータが、訓練されたニューラルネットワークを用いて前記皮下脂肪層の実際の厚さを自動的に決定する工程であって、前記ニューラルネットワークは以前の患者からの手動でセグメント化されたMR画像を用いて訓練されるものである、前記決定する工程と、
    前記コンピュータが、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さに基づいて治療パラメータのセットを自動的に調整する工程と、
    高密度焦点式超音波(HIFU)システムにより、前記調整された治療パラメータに基づいて前記標的治療領域に温熱療法を送達する工程と
    を有する方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記治療パラメータのセットは安全制御アルゴリズムへの入力を有するものである、方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、前記安全制御アルゴリズムは前記標的治療領域と前記HIFUシステムの治療用アプリケータとの間の組織における所定の最大温度または最大熱量を保証するものである、方法。
  4. 請求項2に記載の方法において、前記安全制御アルゴリズムは、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが所定の厚さよりも厚い場合、温熱療法の超音波処理間の冷却時間を増加させるものであり、前記所定の厚さは前記患者の性別における平均的な皮下脂肪層の厚さに対応するものである、方法。
  5. 請求項2に記載の方法において、前記安全制御アルゴリズムは、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが前記所定の厚さよりも薄い場合、温熱療法の超音波処理間の冷却時間を短縮するものである、方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、前記治療パラメータのセットは前記HIFUシステムによって生成される超音波エネルギーの周波数を有するものである、方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、前記治療パラメータのセットは前記HIFUシステムによって生成される超音波エネルギーの出力を有するものである、方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが所定の厚さよりも厚い場合、前記超音波エネルギーの出力は増加するものであり、前記所定の厚さは前記患者の性別における平均的な皮下脂肪層の厚さに対応するものである、方法。
  9. 請求項8に記載の方法において、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが前記所定の厚さよりも薄い場合、前記超音波エネルギーの出力は低下するものである、方法。
  10. 請求項1に記載の方法において、前記治療パラメータのセットは、超音波トランスデューサ要素アレイの各超音波トランスデューサ要素によって生成される超音波エネルギーの相対位相を有するものである、方法。
  11. 超音波温熱療法を送達するシステムであって、
    磁気共鳴(MR)撮像システムと、
    超音波トランスデューサ素子アレイを有する高密度焦点式超音波(HIFU)システムと、
    ハードウェアベースのプロセッサを有し、前記MR撮像システムおよび前記HIFUシステムに動作可能に接続されたコンピュータと、
    コンピュータ可読命令を有する非一時的記憶媒体であって、前記コンピュータ可読命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    患者の標的治療領域に近接する組織のMR画像を取得するための第1の出力信号を前記MRシステムに送信することであって、前記組織は空間的に不均一な皮下脂肪層を含むものである、前記第1の出力信号を送信することと、
    訓練されたニューラルネットワークを用いて前記皮下脂肪層の実際の厚さを自動的に決定することであって、前記ニューラルネットワークは以前の患者からの手動でセグメント化されたMR画像を用いて訓練されるものである、前記決定することと、
    前記皮下脂肪層の前記実際の厚さに基づいて治療パラメータのセットを調整することと、
    前記調整された治療パラメータに基づいて前記標的治療領域に温熱療法を送達するための第2の出力信号を前記HIFUシステムに送信することと
    を行わせるものである、前記非一次的記憶媒体と
    を有するシステム。
  12. 請求項11に記載のシステムにおいて、前記治療パラメータのセットは安全制御アルゴリズムへの入力を有するものである、システム。
  13. 請求項12に記載のシステムにおいて、前記安全制御アルゴリズムは前記標的治療領域と前記HIFUシステムの治療用アプリケータとの間の組織における所定の最大温度および/または所定の最大熱量を保証するものである、システム。
  14. 請求項12に記載のシステムにおいて、前記安全制御アルゴリズムは、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが所定の厚さよりも厚い場合、温熱療法の超音波処理間の冷却時間を増加させるものであり、前記所定の厚さは前記患者の性別における平均的な皮下脂肪層の厚さに対応するものである、システム。
  15. 請求項14に記載のシステムにおいて、前記安全制御アルゴリズムは、前記皮下脂肪層の前記実際の厚さが前記所定の厚さよりも薄い場合、温熱療法の超音波処理間の冷却時間を短縮するものである、システム。
  16. 請求項11に記載のシステムにおいて、前記治療パラメータのセットは前記HIFUシステムによって生成される超音波エネルギーの周波数を有するものである、システム。
  17. 請求項11に記載のシステムにおいて、前記治療パラメータのセットは前記HIFUシステムによって生成される超音波エネルギーの出力を有するものである、システム。
  18. 請求項17に記載のシステムにおいて、前記皮下脂肪層の厚さが所定の厚さよりも厚い場合、前記超音波エネルギーの出力は増加するものであり、前記所定の厚さは前記患者の性別における平均的な皮下脂肪層の厚さに対応するものである、システム。
  19. 請求項18に記載のシステムにおいて、前記皮下脂肪層の厚さが前記所定の厚さよりも薄い場合、前記超音波エネルギーの出力は低下するものである、システム。
  20. 請求項11に記載のシステムにおいて、前記治療パラメータのセットは、前記超音波トランスデューサ要素アレイの各超音波トランスデューサ要素によって生成される超音波エネルギーの相対位相を有するものである、システム。
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