JP2023521737A - アクセスポイント、ステーション及び対応の方法 - Google Patents

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Abstract

第1のアクセスポイントであって、当該第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して当該第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションを用いてサウンディング処理を実行し、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出し、前記算出されたリソースユニット割り当てと前記算出されたビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含むトレーニングデータユニットであって、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを送信するように構成される回路を具備する。【選択図】図1

Description

本開示は、互いに異なるアクセスポイントと、ステーションと、対応の方法とに関する。
低レイテンシ又はリアルタイムのアプリケーションは、迅速又は周期的なチャネルアクセスに対する要件が厳しい。例えば、1つ又は複数のステーション(STA)が当該1つ又は複数のステーションに通信サービスを提供する単一のアクセスポイント(AP)に関係付けられる1つの無線LANのBSS(Basic Service Set)(以下、セルとも称する)では、これらの要件は比較的達成し易い。しかし、1つ又は複数の他のステーションをそれぞれの他のBSS(複数可)に関係付けられるようにする互いに異なるアクセスポイントによって管理されている複数の重複BSS(OBSS)の範囲内にステーションが存在する場合はその限りではない。別のBSSに通信サービスを提供する別のアクセスポイントと関係付けられる他のステーション(重複ステーション(oSTA)とも称する)のうちの1つ又は複数が、1つ又は複数のステーションに通信サービスを提供するアクセスポイントの範囲内に存在する。
空間再利用(SR)技術が、IEEE 802.11規格の今度の802.11ax amendmentに定められている。これによって、アクセスポイントでの干渉が許容レベル未満となることが保証される限り、重複BSSのoSTAは、アクセスポイントによってスケジューリングされた時間期間中に送信を行うことが可能となる。
ここに提示される背景技術の記載は、本開示の背景を概略的に示すためのものである。出願時に先行技術としてふさわしくないような当該記載の各態様、及び、この背景技術に記載される範囲内で現在示されている発明者(ら)の研究は、明示又は黙示を問わず、本技術に対する先行技術として認めるものではない。
米国特許出願公開第2019/045366号明細書 米国特許出願公開第2017/188376号明細書
したがって、特にMobility as a Service(MaaS)としての輸送サービスの1人以上のユーザの旅行行動を分析する、改善されたデータ記憶方法及び改善されたプライバシー保護データ記憶システムに対する要望が存在する場合がある。
向上したダウンリンク空間再利用を可能とするアクセスポイントを提供することを目的とする。これに対応する方法、及び対応のコンピュータプログラム及び当該方法を実施するための非一過性コンピュータ可読記録媒体を提供することをさらなる目的とする。
一態様によれば、第1のアクセスポイントであって、当該第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して当該第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションを用いてサウンディング処理を実行し、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出し、前記算出されたリソースユニット割り当てと前記算出されたビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含むトレーニングデータユニットであって、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを送信するように構成される回路を具備する第1のアクセスポイントが提供される。
さらなる態様によれば、第2のアクセスポイントであって、第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットであって、前記第1のアクセスポイントによって前記1つ又は複数の第1のステーションを用いて実行されるダウンリンクサウンディング処理において前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットを聴取し、受信された応答データユニットを用いて前記それぞれのチャネルを推定し、前記第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを聴取し、受信されたトレーニングデータユニットに含まれる前記シグナリング情報に基づいて、当該第2のアクセスポイントに関係付けられる1つ又は複数の第2のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出するように構成される回路を具備する第2のアクセスポイントが提供される。
さらなる態様によれば、第2のステーションであって、それぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するために1つ又は複数の第1のステーションが関係付けられる第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータを聴取し、受信されたトレーニングデータユニットに基づいてチャネル及び/又は干渉情報を推定し、前記推定されたチャネル及び/又は干渉情報を、チャネルを介して当該第2のステーションが通信するように関係付けられる第2のアクセスポイントに送信するように構成される回路を具備する第2のステーションが提供される。
別のさらなる態様によれば、対応の方法と、コンピュータ上で実行されると、本明細書に開示される方法のステップをコンピュータに実行させるプログラムを含むコンピュータプログラムと、プロセッサによって実行されると、本明細書に開示される方法を実行させるコンピュータプログラム製品を格納する非一過性コンピュータ可読記録媒体とが提供される。
実施形態は、独立請求項において定義される。開示のステーション、開示の方法、開示のコンピュータプログラム及び開示のコンピュータ可読記録媒体は、クレームされるアクセスポイント及び独立請求項に定義される及び/又は本明細書に開示されるものと同様及び/又は同一のさらなる実施形態を有することを理解されたい。
本開示の態様のうちの1つは、アクセスポイント間の最低限の協働でビームフォーミングによる空間再利用を可能とするものである。これは、アクセスポイントが、干渉無効化を実行することができない又はその意思はないが、ビームフォーミングによる空間再利用に必要な情報を取得する際に他のアクセスポイントを補助することができるというシナリオに特に適している。本手法は、新たなトレーニングデータユニットを導入することを含み、当該新たなトレーニングデータユニットに基づいて、カスケード型サウンディングプロトコルを考案することができる。また、802.11マルチアクセスポイントシナリオに対して適用され得る適切な制御メッセージフロー及び例が提示される。
上記の段落は、大まかな導入として提供されたものであり、以下の特許請求の範囲を限定するものではない。記載された実施形態は、さらなる利点と共に、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって最もよく理解されるであろう。
本開示のより完全な理解、およびその付随的な効果の多くは、以下の詳細な説明を添付の図面と併せ読むとよりよく理解されるため、容易に得られるであろう。
本開示による通信システムの例示的な実施形態の概略図である。 明示的サウンディングを用いた本開示による方法の一実施形態を示す概略図である。 明示的サウンディングを用いた本開示による方法の別の実施形態を示す概略図である。 暗示的サウンディングを用いた本開示による方法の一実施形態を示す概略図である。 通常のデータ送信中にトレーニングデータユニットを送信する本開示による方法の一実施形態を示す概略図である。 本開示による日和見ビームフォーミングを実行する第2のアクセスポイントによる空間再利用方法の一実施形態を示す概略図である。 第2のアクセスポイントの動作の一実施形態のフローチャートを示す図である。 第2のステーションの状態遷移の概略図である。 第1のアクセスポイントの動作の一実施形態のフローチャートを示す図である。 ヌル形成トレーニング用のトレーニングデータユニットの例の図である。
本開示の目的は、或る重複BSS(oBSS)内の或るアクセスポイント(本明細書においてoAP又は第2のAPとも称する)が、必要なチャネル状態情報及び共有のリソース割り当てについて学習し、さらに、マスタデバイス(例えば、マスタアクセスポイント)による調整なしで、当該oBSS内のステーション(本明細書においてoSTA又は第2のステーションとも称する)に適切なビームフォーミング技術を設計する無線LANシナリオにおいて、日和見(opportunistic)ビームフォーミングによる空間再利用を可能とすることである。ダウンリンク送信中にそのスペクトルへの他のステーションのアクセスを許可するAPの関与は最低限のものであり、oAPが空間再利用の機会を算出するのに必要な情報を共有する(但し、共有のスペクトルについての決定は行わない)ことを含む。
図1は、本開示による通信システムの例示的な実施形態の概略図である。複数のアンテナを有する1つのAPがステーション(本明細書において第1のステーションとも称する)STA1~STA_Nに対するOFDMA送信を実行する。ここで、リソースユニットの1つ又は複数は、ダウンリンク(DL)マルチユーザ(MU)MIMOモードを使用する。AP1によって採用されるダウンリンクMU-MIMOビームフォーミング方式は、そのBSS外のSTAに対する干渉の最小化を全く考慮していない。他方、BSS外のAPは、AP1によって、ビームフォーミング技術を適切に活用することによって既に利用されているスペクトルを利用することができる可能性がある。図1において、矢印10は、第1のリソースユニットRU1を用いた有用なDL信号を示す。また、矢印11は、第2のリソースユニットRU2を用いた有用なDL信号を示す。矢印12は、第1のリソースユニットRU1を用いた干渉を示す。矢印13は、第2のリソースユニットRU2を用いた干渉を示す。
これにより、AP1はセルフィッシュである、すなわち、oSTAに対する干渉無効化(interference nulling)はないが、自身のステーションSTA1~STA_Nに対してのみビームフォーミングを適用し、自身のステーションのみによってサウンディング処理を実行すると想定される。また、oAPiは、STA1に対するチャネルを把握していて干渉無効化能力を有しており、oSTAは、関連付けられたそれらの対応のoAPに対してリポートを行っていると想定される。
なお、以下、本開示を主にMU-OFDMAの一般的なケースを参照して説明する。しかし、非OFDMA又は単一のユーザ(SU:Single User)送信の特定のケースを同様に扱うことができる。例えば、1つのリソースユニットが送信に使用中のチャネルの全帯域幅を占めていることを想定してこれを実施することができる。
本開示によって用いられるステーション及びアクセスポイントは、適切なハードウェア及び/又はソフトウェアによって実現することができる。例えば、上記デバイスは、それぞれの動作を実行するように構成される回路を具備することができる。この回路は、プログラムされたプロセッサ又はコンピュータとして、又は、各ユニット又は部等のいくつかの動作を実行するために作成された専用のハードウェア要素として解釈することができる。例えば、開示のデバイスは、処理部(例えば、信号処理の実行用)、通信部(例えば、信号の送受信用)及び制御部(例えば、処理部及び/又は通信部の制御及び/又は全体の動作の制御用)によって実現することができる。
現在、空間再利用を可能とする手法が主に2つ存在する。一方の手法は、空間再利用が許容可能であるか、また、いずれのパラメータで許容可能であるかを異なるAPが知らせる送信出力制御に基づく方式を考慮するものである。これらの方式に基づいて、oAPは、APによって示される干渉条件に従うように送信パラメータを適合することができる場合に空間リソースを再利用することができる。この場合、AP側からの調整は不要である。しかし、この文脈で定義される方式は、出力制御のみを考慮しており、ビームフォーミング空間再利用は考慮していない。
より高度なビームフォーミングによる空間再利用を可能とするもう一方の手法は、リソースを共有しているAPも、当該リソースを用いているoAPのアクティビティを調整する協働方式を定義するものである。しかし、BSS外のSTAに対する干渉を無効化するために、APは、自身のトラフィックに通信サービスを提供する際の自由度を失う。さらに、協働ビームフォーミングサウンディングに関与することによって、AP及び関連付けられたSTAに対してオーバーヘッドが形成される。オーバーヘッドの大部分の原因は、干渉を無効化されるoSTAは事前にAPにおいて既知である必要があり、これらのチャネル状態情報を収集する必要があるということにある。係るオーバーヘッドは、例えば、APがビームフォーミングによる空間再利用を実行することができない又はその意思がない場合には合理性を欠くことがある。しかし、APが、既知のoSTAに対して能動的に干渉無効化を行っていないからと言って、より積極的な干渉無効化ビームフォーミングを実行することができる他のBSSが空間リソースを再利用することができないわけではない。
本開示は、既存の方法とは対照的に、マスタAPからの調整を考慮しない一手法を開発することに焦点を当てる。本開示のアイディアは以下のようなものである。シナリオ想定毎に、AP1は、協調ビームフォーミング方式に関与しないため、協調トレーニングに時間リソースを費やすためのインセンティブもほとんど有しない。したがって、AP1は、他のoBSS内のSTAのためのリソースを共有することなく、自身のBSSに属するSTAのためにサウンディングを実行している。一方、これにより、oAPが、チャネル状態情報(CSI:Channel State Information)、リソースユニット割り当て、ビームフォーミング情報、及び/又は空間再利用が許可されるかどうか、また、どのような条件の下で空間再利用が許可されるかを示す表示を収集することが可能となる。この目的で、AP1は、自身に関係付けられたSTAを用いてサウンディングを実行した後に送信する物理的なプロトコルデータユニット(PPDU:Physical Protocol Data Unit)を、oSTAが新たに算出されたビームフォーミングベクトル又はこれらの関数で経験する干渉を測定することができるように構築する。当該PPDUは、oSTA及びoAPがチャネル推定値及び空間再利用の機会に関する情報をトレーニング、すなわち、AP1から取得することができるように送信されるものであり、以下、トレーニングデータユニットと称する。AP1によって送信されたパケットから抽出された特定の制御情報と、サウンディング中のSTAからのチャネルの推定とに基づき、oAPは、空間又はスペクトル領域で共有可能であるリソースが存在するかどうかを判定する。存在する場合、oAPは、oSTAに一連の測定結果をリクエストし、STA1~STA_Nに対する干渉制約に対して特定のoSTAへ向かうビームフォーミングベクトルを設計する。oSTA及びoAPは、それらが関連付けられていないAPによって送信された場合であっても、トレーニングデータユニットの復号化を続行することが可能であるべきである。これを可能とするために、トレーニングデータユニットのアドレス指定は、AP及び対応するoAP間の事前の何らかの情報のやり取りに基づくブロードキャストアドレス又はoSTA又はoBSSの識別子とすることができる。
図2は、明示的サウンディングを用いた本開示による方法の一実施形態を示す概略図である。本実施形態は特に、AP1での明示的サウンディングを想定してトレーニングの流れを示す。
AP1から当該AP1に関係付けられるSTA1~STA_Nに対するサウンディング処理の第1の部分20は、本実施形態では、通常のDLサウンディング処理である。ダウンリンクサウンディング処理20は、ステーションSTA1~STA_Nのうちの各ステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とをAP1が算出することができるように実行される。
本実施形態では、ダウンリンクサウンディング処理20は、必要なトレーニングに関する情報、すなわち、STAの関与、リソースユニット(RU)及び帯域幅(BW)情報、及びリクエストされたフィードバックの種類を含むヌルデータパケット(NDP)アナウンスメント21を含む。ヌルデータパケット(NDP)アナウンスメント21の後には、1つ又は複数の(特に、一連の)NDPパケット22が続く。好ましくは、NDPパケット22は、1つ又は複数のNDPパケットの目的が、送信される全てのストリームについてAP1からチャネルをSTAに推定させることである場合、PHY層プリアンブル(同期、推定及び制御フィールド)のみを含み、データフィールドは含まない。次いで、AP1は、例えば、ビームフォーミングリポート(BFRP)トリガフレーム23を送信することによって、STA1~STA_Nにフィードバック情報(すなわち、応答)をリクエストする。当該ビームフォーミングリポート(BFRP)トリガフレーム23は、応答する必要があるSTA及びそれに関するリソースユニットを含む。次いで、リクエストされたSTAは、応答24(すなわち、フィードバック)を送信することによって、例えば、それぞれトリガベース(TB)応答PPDUを送信することによって応答する。
AP1及びSTA1~STA_Nから見ると、これまでの処理は、通常のDLサウンディングフェーズと同じステップに従っている。しかし、このフレームのやり取り(特に応答24の送信)に基づいて、oAP1は、応答のために割り当てられたリソースユニット内のチャネルを推定することができる。oAPにおけるより正確な推定を可能とするために、一提案として、応答24の定義、特にトリガベースPPDUを以下のように向上させる。推定シークエンス(例えば、E-STF(Estimation Short Training Field)及びE-LTF(Estimation Long Training Field))が、STA固有のリソースユニットを含むチャネルの全てのサブキャリアを介して直交方式で送信される。他方、データ部分は、STA固有のリソースユニットを介して送信されるのみである。
サウンディング処理20の後、AP1は、トレーニングデータユニット25を送信する。これによって、oSTAは、チャネルを推定する、又はAP1が新たに算出されたビームフォーミングベクトルを適用した後に起こり得る当該チャネルに対する干渉を測定することができる。トレーニングデータユニット25は、算出されたリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関するシグナリング情報を含む。好適な実施形態では、トレーニングデータユニット25は、データフィールドを有しない、例えば、PPDU等、NDPのようなパケットとすることができる。これは、L-Pフィールド、シグナリングフィールド及びトレーニングフィールドを含むいくつかのフィールドを含み得る。
L-Pは、レガシー同期を含むレガシープリアンブルを示し、これにレガシー推定シークエンスが続く。
U+Eは、シグナリングフィールドを指す。このシグナリングフィールドは、パケットを特徴付けると共に復号する制御情報を保持し、規格バージョンに依存しない情報を示すユニバーサルSIGフィールド(U-SIG)と、通信、例えば、EHT(Extremely High Throughput)通信に採用されている現行の規格バージョンに依存するバージョン依存シグナリングフィールド(E-SIG)とを有する。EHTシグナリングフィールドの使用は例示的なものである。トレーニングデータユニットをVHT(Very High Throughput)型PPDUに埋め込むこともでき、この場合、バージョン依存シグナリングフィールドのみが存在する。SIGフィールドには、パケットを正しく復号するのに必要な情報を含めることができる。一実施形態では、SIGフィールドは、リソースユニット割り当て及び空間時間ストリーム及びビームマッピングに関する情報を含み得る。oAP1は、これらの情報を用いて、いずれのSTAがいずれのリソースユニットに割り当てられるか、及び、用いられる特定のSTAに対応する特定のリソースユニットでの利用可能なチャネル推定が正確であるかどうかを判定することができる。
用いる送信ビームフォーミングパラメータ、すなわち、ビームフォーミングパラメータが適用されるSTAの識別子、ビームフォーミング構成、及び任意選択に、リソースユニット割り当てがセッションインデックスにマッピングされ得る。当該セッションインデックスはさらに、別の実施形態では、SIGフィールドに含まれ得る。セッションインデックスは、AP1によって用いられるビームフォーミング構成を示す。この情報に基づいて、oSTAは、何らかの対策を講じる、例えば、更新を行う又は測定値をリポートする必要があるかどうかを判定することができる。セッションインデックスに基づいて、oAPは、測定リポートをリクエストし、正確なチャネル情報を有するかどうかを判定することができる。セッションインデックスに基づいて、且つ、対応のチャネル測定値の集合と共に、oAPは、特定のセッションに関して空間再利用が可能であり得るかどうかを決定し、当該特定のセッションに関与することができるoSTAに空間再利用の機会を知らせることができる。
E-STF及びE-LTFは、同期及び推定シークエンスであり、それぞれ、図2に示すように、例えば、VHT又はEHT変調形式を用いて、SIGフィールド内に示される特定のリソースで送信することができる。これらのフィールドは、サウンディングフェーズ後に算出され、AP1及びSTA1~STA_N間の次のデータ送信中に用いられるビームフォーミング重み付け行列と共に送信される。これらのビームフォーミング重み付け行列をQで示す。ビームフォーミング行列を適用する動作は周波数ビン毎の乗算に対応するため、ビームフォーミング後のシークエンスは、図2においてQ STF及びQ LTFとして示している。Q行列は、トレーニング後のMU-MIMO構成に関するAP1の次の送信段階で用いられるビームフォーミング重み付け行列又はこの関数とすることができる。より正確には、送信において、行列Qは、用いられるリソースユニットに基づいて定義される。しかし、例えば、リソースユニットの粒度ではなくチャネル帯域幅上でより粒度の低いものとして定義されるQ行列又は干渉保護のためのいくらかのロバストネスマージンを考慮するQ行列も用いることができる。直近に算出されたビームフォーミング重み付け行列を用いてSTF及びLTFフィールドを変調することによって、ビームフォーミング後のチャネル又は干渉レベルをoSTAに推定させる。
トレーニングデータユニット25を送信するために、好ましくは、先行のサウンディング処理20で算出されたビームフォーミング構成に関する情報が用いられる。例えば、シグナリング情報に含まれる推定シークエンスの集合が、サウンディング処理20で得られたサウンディング情報に基づくサウンディング後に算出されたビームフォーミング重みによって変調されるように、トレーニングデータユニット25を送信することができる。
トレーニングデータユニット25の送信は、NDPアナウンスメント21によってアナウンスすることができる。これによって、STA1~STA_Nのチャネルを推定してSR送信の可能性を判定することに備える必要があるとoAPに理解させる。さらに、これによって、トレーニングデータユニットの送信を含むサウンディング期間中、チャネルをビジー状態にさせる。一実施形態では、トレーニングデータユニットは、フィードバックトリガベースPPDU後のSIFS(Short Interframe Space)時間後に送信される。しかし、当該トレーニングデータユニットを別個のTransmit Opportunity内に送信することも可能である。
応答24(例えば、トリガベースPPDU)に基づいてSTAのチャネルを推定し、推定値が算出されたリソースユニットがトレーニングデータユニット25に基づいてAP1からの後続のMU-MIMO送信中に用いられるものと同一であるか又は近似することを確認した後、oAP1は、特定のoSTAの集合から測定リポートを収集する。このようにするために、oAP1は、トリガフレーム26を送信することができる。当該トリガフレーム26に応じて、例えば、リクエストされたリソースユニット及び干渉レベルに関するリポートを含むトリガベースPPDU27をそれぞれ送信することによって、oSTAが応答を送信する。最終的に、oAP1は、SR確認応答(Ack)28を送信する。当該SR確認応答(Ack)28によって、oSTAに次の共有Transmit Opportunity(TXOP)に関与させる。また、当該SR確認応答(Ack)28は、リソースユニット割り当て及びセッションインデックスを示すことができる。このリソースユニット割り当ては、所与のセッションインデックスのみに該当する。異なるセッションインデックスがAP1によって知らされると、上述の動作が繰り返される。セッションインデックスは、好ましくは、同じグループに対応し、現在使用中のものと同じビームフォーミング構成を有するAP1からSTAへの後続のデータ送信に用いられる。
トレーニングの一部としてステーションの1つ又は複数の集合用の複数のMIMO構成が算出される場合、提案するトレーニングデータユニット25'はこれらの構成に関する情報を含むように設計することができる。これを図3に示す。図3は、明示的サウンディングを用いた本開示による方法の別の実施形態を示す概略図である。トレーニングデータユニット25'の本実施形態では、レガシー及びSIGフィールドの後、同期及び推定シークエンス、例えば、EHT変調STF及びLTFが送信され、これに、あり得る構成の集合を含むフレームが続く。この後において、例えば、パケット拡張において、1つ又は複数のビームフォーミング構成が、oSTAにAP1から当該oSTAへのチャネル及び/又は干渉レベルを測定させるように付加LTFフィールドを変調していることができる。パケット拡張は、通常のPPDUのデータ部分の後にいくつかの追加のパディング又はこの場合、推定シークエンスが付加されることを指す。これらのフィールドの存在は、パケットのプリアンブルに示す必要がある。この場合に適用されるQ行列は、リソースユニット毎に定義され、データ送信に用いられる最初の構成に少なくとも対応する。
図2及び図3に示される実施形態では、トレーニングデータユニット25は、同じサウンディング期間中、すなわち、DLサウンディング処理20中に算出されたビームフォーミング重みと共に送信されるPPDUである。図2に示される実施形態によれば、トレーニングデータユニット(すなわち、トレーニングPPDU)は、MACフレームを担持せず、PHYプリアンブルから成るだけである。図3に示される実施形態によれば、トレーニングデータユニットは、MACデータを担持するPPDUであるが、データの中身は、リソースユニット割り当て、STA識別子、及びビームフォーミング構成に関する制御情報である。トレーニングデータユニットに制御情報を含めることが有用であり得る場合がいくつか存在する。第1のケースとして、トレーニングPPDUが単一ユーザのPPDU形式で送信される場合がある。この場合、全てのステーション用の制御情報を含めることは不可能である。第2のケースとして、複数のMIMO構成がサウンディング中に算出されていて、これらをパケットのプリアンブルで担持することができない場合がある。後者のケースでは、トレーニングデータユニットは、フレーム内に示されるビームフォーミング構成に対応する、PHYプリアンブル、制御情報を含むフレーム及び追加の推定シークエンスを含むPPDUである。
図2及び図3に関して上述したアイディアは、AP及びSTA1~STA_N間の暗示的サウンディングの場合に適用することもできる。暗示的サウンディングを用いた本開示による方法の一実施形態を示す概略図を図4に示す。暗示的トレーニングの利点は、この場合、AP1が最後のリソースユニットとビームフォーミング割り当てとを決定することになる全帯域幅又はリソースユニットの全範囲にわたってoAPがSTA1~STA_Nからのチャネルを算出することができるという点である。比較として、図2及び図3に示される実施形態では、oAPは、ステーションがフィードバックリクエストに応答する特定のリソースユニット割り当て上のチャネルしか正しく推定することができない。
図4に示される実施形態では、トレーニング(すなわち、ダウンリンクサウンディング処理40)は、特にトリガフレームを送信することによるSTA1~STANに対する応答リクエスト41から開始される。トリガフレームは、第2のSTAが後続の応答42を送信する際に基づくパラメータを示す。これらのパラメータは、チャネル及び帯域幅情報、各STAによって用いられる直交同期及び推定シークエンス数、いずれの同期及び推定シークエンスを各STAが用いるべきかを示す識別子、及び応答42の送信においてSTAが従う送信出力要件のうちの1つ又は複数である。後者を用いて、チャネル効果と送信効果とを確実に正しく区別することができるようにする。リクエストに応じて、特にトリガフレームのShort Interframe Space(SIFS)内において、応答42は、AP1によってリクエストされたパラメータを用いてトリガフレームにアドレス指定された全てのSTAによって、特に応答データユニットを送信することによって送信される。応答24とは異なり、応答42は全体的に、レガシー同期、推定及びシグナリング及び標準の特定のシグナリングを含むPHYプリアンブル、同期及び推定シークエンスから成り得る。これにより、後者の同期及び推定シークエンスは、直交方式で送信される。図4に示される方式の場合、AP1がSTA1~Nからのチャネルを推定シークエンスから直接推定するため、推定のためにトリガベースPPDU42にデータフレームを含める必要がない(但し、本明細書に記載の用途以外の目的では含めてもよい)。対照的に、図2及び図3の方式では、STA1~STA_Nは、チャネルを推定し、推定結果をアクセスポイントにフィードバックする。したがって、応答24は、データフィールド内にチャネルフィードバック情報を含む。次いで、トレーニングデータユニット43が送信される。このトレーニングデータユニット43は、図2を参照して上述したトレーニングデータユニット25の中身と同様又は同一である。この後に、要素26~28を参照して図2及び図3で上述したものと同じステップが続く。
図2~図4を参照して上述した実施形態は、AP1はサウンディング処理後に特定のPPDU(トレーニングデータユニット)を送信する必要があるが、この処理はそのBSS内のステーション、すなわち、AP1に関係付けられたステーションにとってはあまり又は全く価値がないことを暗示している。図5は、本開示による方法の別の実施形態を示す概略図である。本実施形態では、係るオーバーヘッドが回避され、トレーニングデータユニットはサウンディング処理後に送信されず、通常のデータ送信中に送信される。
本実施形態では、oAPは、通常のデータ送信50中にAP1によって送信されるマルチユーザ(MU)PPDU(トレーニングデータユニット53)からチャネル情報を取得する。図5は特に、CSI及び測定リポートを収集するのに必要な処理を示す。他方、新たに収集されたCSIと共に得られるビームフォーミング重み付け行列による動作を図6に示す。
図5に示すように、サウンディングフェーズ(図5には示していない)後、且つ送信フェーズ50(Transmit OpportunityTXOP1とも称する)中に、AP1は、MU-RTS(Ready To Send)トリガフレーム51を、通信サービスが提供されるMUグループに属するステーションに送信することによってMU-DL送信を試みる。それぞれ、MU-RTSフレーム51の受信後、同一の所定の時間期間内にCTS(Clear To Send)フレーム52で応答する。STA1~STA_Nの場合、これは通常のMU-DL動作である。一方、oSTAは、MU-PPDU53内のQ E-STF及びQ E-LTFに基づいて、リソースユニット割り当て及びMUセッション構成毎の干渉及び/又はチャネルを推定することができる。ステーションSTA1~STA_Nは、応答54で応答する。応答54のプリアンブル部分は、応答24又は42と同一又は同様である。これらのパケットは、機能性が異なるのみである(前者は、APから送信されるデータユニットに対する確認応答情報を担持する一方、後者は、チャネルフィードバック情報を含む)。しかし、本明細書に記載の目的のために、一般的に、プリアンブル情報のみがoSTA及びoAPによって用いられるため、応答54、24及び42のデータの中身は重要ではない。
現行の規格動作の下、MU-PPDUは現在、割り当て識別子によってプリアンブルにおいて示される特定のSTAを対象としている。他方、所期の受信側ではないoSTAは通常、パケットを破棄することになる。そこで、上述の動作を可能とするため、oSTAに対して空間再利用に適したMU-MIMO送信の開始を示すようにMU-RTSトリガ51を再定義することが提案される。MU-RTSフレーム51における表示及びoAPからの表示に基づいて、oSTAは、それらの対応のoAPに必要とされるCSIを測定する。MU動作を示すTransmit OpportunityTXOP1後、oAP同士でチャネルを奪い合う。その中で勝者となったoAPが、トリガフレーム26を当該oAPに関係付けられた対応のoSTAに、測定リポートがリクエストされるリソースユニットで送信する。
したがって、図5に示される実施形態によれば、oSTAは、MU-RTSトリガフレーム51に基づいて、後続のMUフレームのプリアンブル上のチャネルの測定を開始する。セッションインデックス(AP1によって用いられるビームフォーミング構成、ビームフォーミング構成の関数、所期の第1のステーションの識別子及び/又はリソースユニット割り当てのうち1つ又は複数を示す。一実施形態では、グループID及びビームフォーミング構成を示す)の表示は、oSTAに対して、特定のセッション及び構成に関する測定値をリクエストされているかどうかを示すのに有用である。
トリガベースPPDU(トレーニングデータユニット53)の場合、oAPは、それぞれのリソースユニットのチャネルを推定又は更新している。リソースユニットの前回のチャネル推定値が利用可能である場合、前回のトレーニングフェーズに基づいて、算出されたチャネルは、この利用可能な情報を用いて平均化される。チャネル効果と送信効果との区別を可能とするために各STAの送信出力(TxPower)を示す必要がある。これは、トレーニングデータユニット53のプリアンブルに容易に含めることができる。Transmit OpportunityTxOP1に続くTransmit OpportunityTxOP2は、図2~図4に示されるステップ26~28を含む。
新たに算出されたヌルビームフォーミング重み付け行列に基づく日和見ビームフォーミング動作(Transmit OpportunityTxOP3として示す)を図6に概略的に示す。AP1及びSTA1~STA_N間のMU動作は、通常の処理の後に続く。すなわち、AP1及びSTA1~STA_N間のMU動作は、トリガベースCTS61で応答するようにアドレス指定されたステーションにリクエストするAP1からのRTSトリガフレーム60から開始される。測定リポートを収集し、及びヌル形成(nulling)制約を用いてビームフォーミング行列を算出するためにTransmit OpportunityTxOP2(図5に示される)内にチャネルアクセスを得たoAPもRTSフレームに応答する。oAP1からすると、これは、STA及びoSTAに媒体予約を知らせるように意図された自身に対するCTS62である。図6で説明する動作は、トレーニングがどのようにして行われたか、すなわち、図2及び図3に示した明示的トレーニングによるものであったか、図4に示した暗示的トレーニングによるものであったか、又は図5に示したAP1のMUのTransmission Opportunityに埋め込まれるトレーニングによるものであったかにかかわらず同じである。
ビームフォーミングによる空間再利用PPDU、すなわち、通常のデータ送信用の物理的なプロトコルデータユニット63(PPDU)に対する応答64は、プリアンブル部分がビームフォーミング行列を用いてビームフォーミングされるように、PPDU63の送信によってSTA1~STA_Nに対する干渉が生じないように送信される。ビームフォーミング重み付け行列QN1は、通常の送信中に用いられるものと同じ行列又はより粗い行列とすることができる。これにより、「より粗い」とは、oAP及びoSTA間の送信の実際のリソースユニットが選択される全体のチャネルをカバーするように、任意選択に、何らかの周波数の平滑化によって設計されることを指す。最終的に、ステーションSTA1~STA_Nは、確認応答65をAP1に送信する。当該確認応答65は、AP1からMACデータユニットを正しく受信したこと又は再送の必要があることを示す。oSTAからoAPへの確認応答は、異なる時間単位期間内にステーション用ACK(図6には示していない)として送信されるであろう。
ビームフォーミングセッションインデックスは、RTSトリガに含めることができる。これによって、第2のアクセスポイントが、特定のビームフォーミングシナリオ用の最新式の通信パラメータを有しているかどうか、すなわち、干渉を生じさせることなくoSTAに通信サービスを提供することが可能かどうかを判定することを可能とする。
図7は、第2のアクセスポイントoAP1の動作の一実施形態のフローチャートを示す図である。第1のステップS10において、oAP1は、STAからのチャネルのチャネル推定を実行する。当該推定は、STAのUL送信に基づいて、より詳細には、応答フレーム24、42(図2~図4参照)に基づいて実行される。第2のステップS11において、oAP1は、トレーニングフェーズ後に送信されるトレーニングデータユニットのSIGフィールドに基づいてSTAに対するリソースユニット割り当てを算出する。続いて、ステップS12において、oAP1は、i)チャネル推定値が得られている割り当てられたリソースユニットの集合、ii)チャネル推定値が推測されている割り当てられたリソースユニットの集合、及びiii)割り当てられていないリソースユニットの集合から、利用することができる可能性があるリソースユニットの集合を算出する。集合i)のリソースユニットの場合、干渉制約を用いたビームフォーミングが好ましくは用いられる。集合ii)のリソースユニットの場合、STAに対するロバストなヌル形成が好ましくは採用される。他方、iii)のリソースユニットの場合、これらは、必ずしもビームフォーミングを利用することなく、用いることができる。ロバストなヌル形成は、或る一定の範囲内にエラーが存在する場合であっても干渉無効化条件が成り立つビームフォーミング設計を指す。第4のステップS13において、測定リポートリクエストを含むトリガフレームが送信される。第5のステップS14において、ヌルビームフォーミング重み、すなわち、ステーションでの干渉制約が守られるようなビームフォーミング重みが、関係付けられたステーションから受信された測定リポート及びチャネル推定値に基づいて算出される。
したがって、oAP1は、空間再利用が許可されるかどうかを判定し、干渉が生じないようにビームフォーミング重みベクトルを算出し、第2のアクセスポイントによって、空間再利用が許可されると判定された第1のアクセスポイントのTransmission Opportunity中に第2のステーションにデータを送信することができる。したがって、oAP1は、ヌルを形成することができる。セッションインデックスは、AP1によって算出されたビームフォーミング構成を示し、データ送信において用いられる。oAP1は、セッションインデックスを用いて、セッションインデックスで示されるその特定のビームフォーミング構成についてoSTAから測定リポートをリクエストする。oAP1はさらに、データ送信中にPPDUに含めて送信されたセッションインデックスを用いて、ビームフォーミング構成が、ヌルビームフォーミング重みが算出されているものであるかどうかを判定する。セッションインデックスに基づいて、oAP1は、示されるビームフォーミング構成によって特徴付けられる、AP1のデータのTransmission Opportunityを空間的に再利用することができるかどうかを判定することができる。
図8は、第2のステーションoSTAの状態遷移の概略図である。oSTAが、例えば、予期されるサウンディング時間のスケジュールと、干渉を測定すべきチャネル又はセッションインデックスに関する情報とを含む先行するメッセージのやり取りにおいて表示をoAPから受信している場合(ステップS20)、oSTAは、或る一定の時間許容差含む示された期間中にトレーニングデータユニットの受信を待つことになる。oSTAは、レガシープリアンブルの受信を待ち、正しく受信された場合、U+E SIGの復号に移行する(ステップS21)。
SIG情報を正しく復号することができた場合、セッションインデックス及び形式及びLTF数の算出を進め、さらに、周波数/サブキャリア毎のチャネル推定を進める(ステップS22)。トレーニングデータユニットが予期される場合、レガシープリアンブルが復号されるが、U+E SIGは復号されない。次いで、プリアンブルでの出力測定のみが実行される(ステップS23)。
トレーニングのスケジュールが受信又は定義されない場合、トレーニングデータユニットのプリアンブルが検出された後、oSTAは、U+E SIGフィールドにおける情報だけを頼りにU+E SIGフィールド(ステップS24)を復号し、受信されたパケットがトレーニングデータユニットであるかどうかを判定し且つセッションインデックスを算出する(ステップS25)。oAPはさらに、ビームフォーミング後のLTFシークエンス上のチャネルの測定に進む(ステップS26)。U+E SIGが復号されない場合、トレーニングデータユニットは破棄される(ステップS27)。
ステップS28又はS29において用意され、トリガフレーム26に応じてoAPoからSTAへ送信された測定リポートは、示されたリソースユニットについて、好ましくは、圧縮形態で一連のチャネルノルム及びチャネルフェーズ、又は、測定された信号出力を含む必要がある。リソースユニットにおいて測定が実行されない場合、デフォルト値が示されるであろう。
トリガフレーム26でoAPによって送信される測定リポートのリクエストは、共有可能なものとしてoAPによって識別されるリソースユニット(すなわち、oAPがSTAに対する干渉を必要な限度を下回るように制御することができるリソースユニット)に関する情報、及び測定の種類、例えば、信号強度又はチャネルノルム、及び特定のリソースユニット用のフェーズフィードバックを含む必要がある。このリクエストの前には、対応のセッションインデックスと共に、oAPによって送信された、対象である次のサウンディングラウンドのタイムスタンプを含む情報が配置される。この情報は、AP1によってブロードキャストされた制御情報からoAPによって取得されることができ、本開示に提示されるフローに先立つ段階でoSTAに対して送信されたフレームに埋め込まれるであろう。
図9は、第1のアクセスポイントAP1の動作の一実施形態のフローチャートを示す図である。第1のステップS30において、AP1は、1つ又は複数の第1のステーションを用いてサウンディング処理を実行し、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出する。第2のステップS31において、算出されたリソースユニット割り当てと算出されたビームフォーミング構成とに関するシグナリング情報を含むトレーニングデータユニットが送信される。ここで、トレーニングデータユニットは、算出されたリソースユニット割り当てと算出されたビームフォーミング構成とから導出されるビームフォーミング構成と共に送信される。したがって、トレーニングデータユニットは、算出されたビームフォーミング構成、又は算出されたビームフォーミング構成(及び/又は算出されたリソースユニット割り当て)に基づいて算出されるビームフォーミング構成と共に送信することができる。より正確には、後者は、特定のリソースユニットが属する全体のチャネル又は周波数ブロックに対応する周波数サブキャリアへのビームフォーミング重みの拡張、又は、統計チャネル知識に適合された上記算出された構成に対応する周波数の平滑化又はビームフォーミング重みの適用を指す。後者の利点は、oSTAがAP1から受けることになる干渉レベルの許容可能な表示を示しながら時間変化が遅いことである。第3のステップS32において、物理的なプロトコルデータユニットが1つ又は複数の第1のステーションに送信される。当該物理的なプロトコルデータユニットは、それぞれの第1のステーションに送信されるセッションインデックス、トレーニングシークエンス及びデータを含む。
図10は、ヌル形成トレーニング用のトレーニングデータユニットの例の図を示す。U+E SIGフィールドに含まれるべき必要な制御シグナリングは、帯域幅及びチャネル、リソース割り当て、セッションインデックス(当該構成がいつ用いられても測定値が平均化又は更新されるようにMU及びBF構成を識別する)及びLTF数及び形式である。
なお、セッションインデックスは、本明細書に開示される全てのサウンディング処理に当てはまり、リソースユニット割り当てユーザID及び更新後のビームフォーミングに関するあり得る情報の組み合わせである。他の任意のoSTA又はoAPがこれに基づいて任意の動作を実行してもよい。
セッションインデックスのシグナリングは困難である。なぜなら、APが長時間動作していてリソースユニット割り当て及びビームフォーミング構成が頻繁に変更されていると、これらのセッション数が限られている場合はセッションインデックスが不足する可能性があるためである。したがって、忘却メカニズムの一実施態様は、以下に記載するように適用することができる。
セッションインデックス集合がN個(0~N-1)のインデックスを含むとすると、規格又はAP1は、現在のもの、すなわち、使用中と考えられる連続するインデックスのウィンドウを示すウィンドウ長さW<N-1を定義することができる。任意のoAPは、AP1によってPPDUで送信されるセッションインデックスを観測する。当該任意のoAPは、W個の連続するセッションインデックスを保持する集合Sを維持する。oAPが現在の集合の一部ではないセッションインデックスTを観測すると、oAPは、以下の式によって与えられる新しい集合を設定する。
Figure 2023521737000002
式中、Tは、「mod」(T-W+1,N)として低くなり得る。この場合、ウィンドウは、mod(T-W+1,N)からN-1を介してTに及ぶ。これは、ケースバイケースの定義によって以下のように表すことができる。
Figure 2023521737000003
始めのうち集合Sは未定義である。すなわち、oAPは、AP1による第1のセッションインデックスを待ち、上記の式に従ってその集合を設定する。当該集合の各要素について、oAPは、いずれのステーションが通信サービスを受けることができ、上述した処理に従ってトレーニングされているかを記録する。現在の集合Sから外れた任意のセッションインデックスは、トレーニングされていないものとして判断され、AP1が送信を実行している間、oSTAがoAPによって同時に通信サービスが提供される前に上述した処理に従ってトレーニング又は再トレーニングを必要とする。
2つの例によって本実施形態を示す:
N=8、W=4、T=5は結果としてS=[2…5]となる。
N=8、W=4、T=2は結果としてS=[0…2,7]となる。
本開示は、アクセスポイント間の最低限の協働によってビームフォーミング空間再利用が実現される、1つのマスタAPが当該方式を調整し、ヌル形成を必要とする他のBSSからステーションに関する情報を収集する必要がない、開示の解決策が前方互換性を有するように、例えば、(シグナリング及びチャネル取得方法によって)一部のバージョンの協調ビームフォーミングを用いるEHTステーションに空間再利用方式に関与させるように設計可能である、空間再利用とサウンディング概念に対して自然な対応付けが実現されるという利点をもたらす。
したがって、上記の議論は、本開示の単なる例示的な実施形態を開示し、記載する。当業者であれば理解されるように、本開示は、その意図又は本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で具体化されてもよい。したがって、本開示の開示は、本開示および他の請求項の範囲の制限ではなく例示であるものとする。発明の主題が一般のためのものとならないように、本開示は、本明細書の教示の任意の容易に識別可能な変形を含めて、一部分、上述の特許請求の範囲の用語を定義している。
特許請求の範囲において、「含む(comprising)」という単語は、他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数を除外しない。単一の要素又は他のユニットは、特許請求の範囲に記載されたいくつかの項目の機能を果たし得る。いくつかの手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組合せが有利に使用できないことを示すものではない。
本開示の実施形態が、少なくとも部分的にソフトウェア制御のデータ処理装置によって実施されるものとして説明されているが、例えば光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなど、そのようなソフトウェアを担持する非一時的機械可読媒体も本開示の一実施形態を表すと考えられることを理解されよう。さらに、このようなソフトウェアは、インターネット又は他の有線又は無線の通信システムを介してなど、他の形態で配布されてもよい。
開示されたデバイス、装置、およびシステムの要素は、対応するハードウェアおよび/又はソフトウェア要素、例えば、適切な各回路又は回路部によって実装され得る。回路とは、従来の回路素子を含む電子部品、特定用途向け集積回路、標準集積回路を含む集積回路、特定用途向け標準製品、およびフィールドプログラマブルゲートアレイの構造集合体である。さらに、回路は、中央処理装置、グラフィックス処理ユニット、およびソフトウェアコードに従ってプログラム又は構成されたマイクロプロセッサを含む。回路は、純粋なソフトウェアを含まないが、上述のハードウェア実行ソフトウェアを含む。回路又は回路部は、単一のデバイス又はユニット又は複数のデバイス又はユニット、又はチップセット(複数可)、又はプロセッサ(複数可)によって実装することができる。
開示される主題のさらなる実施形態のリストは以下の通りである。
(1) 第1のアクセスポイントであって、
当該第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して当該第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションを用いてサウンディング処理を実行し、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出し、
前記算出されたリソースユニット割り当てと前記算出されたビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含むトレーニングデータユニットであって、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを送信する
ように構成される
回路
を具備する
第1のアクセスポイント。
(2) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記シグナリング情報は、前記トレーニングデータユニットの送信先が、第2のアクセスポイントに関係付けられ、当該第1のアクセスポイントに関係付けられない1つ又は複数の第2のアクセスポイント及び/又は第2のステーション、又はブロードキャストグループであることを示す識別子を含む
第1のアクセスポイント。
(3) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記シグナリング情報は、リソースユニット割り当て、ビームフォーミング構成、チャネル推定シークエンス数、チャネル推定シークエンスの種類、トレーニングパケットの表示、及び前記シグナリング情報に示されるビームフォーミング又はセッションインデックスパラメータによるデータ送信中に空間再利用が許可されるかどうかを示す表示のうちの1つ又は複数に関する情報を含む
第1のアクセスポイント。
(4) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記トレーニングデータユニットは、ビームフォーミング構成、所期の第1のステーションの識別子、当該第1のアクセスポイントによって用いられる前記リソースユニット割り当て、及び1つ又は複数の送信パラメータのうちの1つ又は複数を示すセッションインデックスを含む
第1のアクセスポイント。
(5) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記トレーニングデータユニットは、当該第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して当該第1のアクセスポイントと通信するように構成される第1のステーションの1つ又は複数の集合のための1つ又は複数のMIMO構成及びリソースユニット割り当てに関する情報を伝送するMACフレームを含む
第1のアクセスポイント。
(6) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、
ヌルデータパケットアナウンスメント(NDPA:Null Data Packet Announcement)を送信し、
1つ又は複数のヌルデータパケット(NDP:Null Data Packets)を送信し、
それぞれのリソースユニットに関する1つ又は複数の第1のステーションからのフィードバックをリクエストし、且つ
前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信されたフィードバックデータユニットを受信することによって
前記ダウンリンクサウンディング処理を実行するように構成される
第1のアクセスポイント。
(7) 実施形態6に記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、前記リクエストされたフィードバックを送信するために前記それぞれのリソースユニットを用い、推定シークエンスを送信するために前記ヌルデータパケットアナウンスメントに示されるチャネル帯域幅を用いて前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信された前記フィードバックデータユニットを受信するように構成される
第1のアクセスポイント。
(8) 実施形態6又は7に記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、前記ヌルデータパケットアナウンスメントにおいて、空間再利用に適した送信用のサウンディング期間の開始、後続のサウンディングに用いられる帯域幅情報、及び前記トレーニングデータユニットの送信のうちの1つ又は複数を示すように構成される
第1のアクセスポイント。
(9) 実施形態6、7又は8に記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、前記フィードバックデータユニットを受信した後の時間期間中に、又は前記ダウンリンクサウンディング処理の前記期間内に、又は前記ダウンリンクサウンディング処理の前記期間の最後の区間において、前記トレーニングデータユニットを送信するように構成される
第1のアクセスポイント。
(10) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、
1つ又は複数の第1のステーションからの応答をリクエストするトリガであって、前記それぞれの第1のステーション用のリソース割り当てに関する情報、及び、トレーニングシークエンス数、リソースユニット毎のストリーム数、いずれの直交シークエンスが前記それぞれの第1のステーションによって用いられるかについての識別子、前記それぞれの第1のステーション用の送信出力要件、及び、今後の送信について空間再利用が許可されるか否かの情報のうちの1つ又は複数を含むトリガを送信し、
前記トリガに含まれる前記パラメータに基づいて前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信された応答データユニットを受信する
ことによって、
前記ダウンリンクサウンディング処理を実行するように構成される
第1のアクセスポイント。
(11) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、1つ又は複数の第1のステーションとのデータ通信の一部としてシグナリング情報を含む前記トレーニングデータユニットを送信するように構成される
第1のアクセスポイント。
(12) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、
前記ダウンリンクサウンディング処理を実行した後、RTS(Ready To Send)トリガであって空間再利用に適したMIMO送信の開始を示すRTS(Ready To Send)トリガを1つ又は複数の第1のステーションに送信し、
RTSトリガが送信された1つ又は複数の第1のステーションからCTS(Clear To Send)応答を受信する
ように構成される
第1のアクセスポイント。
(13) 実施形態12に記載の第1のアクセスポイントであって、
前記RTSトリガは、後続のPPDUにおいて通信サービスを受けている前記1つ又は複数の第1のステーションを指すセッションインデックスを含む
第1のアクセスポイント。
(14) 実施形態4に記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、前記ダウンリンクサウンディング処理を実行した後、前記1つ又は複数の第1のステーションに、当該それぞれの第1のステーションに送信されるセッションインデックス、トレーニングシークエンス及びデータを含む物理的なプロトコルデータユニットを送信するように構成される
第1のアクセスポイント。
(15) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記トレーニングデータユニットは、同期及び/又は推定シークエンスを含む
第1のアクセスポイント。
(16) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、1つ又は複数の第1のステーションとのデータ通信の一部としてシグナリング情報を含む前記トレーニングデータユニットを送信するように構成される
第1のアクセスポイント。
(17) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記ビームフォーミングセッションインデックスは、前記RTSトリガに含まれる
第1のアクセスポイント。
(18) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記トレーニングデータは、ユニバーサルシグナリングフィールド又は規格バージョンに依存しないシグナリングフィールド内に前記ビームフォーミング構成に関する前記情報を含む
第1のアクセスポイント。
(19) 先行する実施形態のうちのいずれか1つに記載の第1のアクセスポイントであって、
前記回路は、前記推定されたリソースユニットに対する近傍のリソースユニットのチャネルを予測し、推定されたリソースユニットよりも許容誤差が厳しい、当該リソースユニット内の干渉を無効化するビームフォーミングベクトルを形成するように構成される
第1のアクセスポイント。
(20) 第2のアクセスポイントであって、
第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットであって、前記第1のアクセスポイントによって前記1つ又は複数の第1のステーションを用いて実行されるサウンディング処理において前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットを聴取し、
受信された応答データユニットを用いて前記それぞれのチャネルを推定し、
前記第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを聴取し、
受信されたトレーニングデータユニットに含まれる前記シグナリング情報に基づいて、当該第2のアクセスポイントに関係付けられる1つ又は複数の第2のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出する
ように構成される
回路
を具備する
第2のアクセスポイント。
(21) 実施形態20に記載の第2のアクセスポイントであって、
前記回路は、
空間再利用が許可されるかどうかを判定し、干渉が生じないようにビームフォーミング重みベクトルを算出し、
当該第2のアクセスポイントが空間再利用が許可されると判定した前記第1のアクセスポイントのTransmission Opportunity中にデータを前記第2のステーションに送信する
ように構成される
第2のアクセスポイント。
(22) 実施形態20~21に記載の第2のアクセスポイントであって、
前記回路は、前記受信された応答データユニットに含まれる推定及びシグナリング情報を用いて前記それぞれのチャネルを推定するように構成される
第2のアクセスポイント。
(23) 実施形態20~22に記載の第2のアクセスポイントであって、
前記回路は、
リソースユニット及び/又は干渉レベルに関する1つ又は複数の第2のステーションからのフィードバックをリクエストし、且つ/又は1つ又は複数のリソースユニットに関するチャネルフィードバック情報をリクエストし、
前記1つ又は複数の第2のステーションによって送信されたフィードバックデータユニットであって、前記リクエストされたフィードバックを含むフィードバックデータユニットを受信する
するようにさらに構成される
第2のアクセスポイント。
(24) 実施形態23に記載の第2のアクセスポイントであって、
前記回路は、後続の通信のために利用することができる可能性があるリソースユニット、フィードバックをリクエストされるリソースユニット及び前記リクエストされたフィードバックの形式のうちの1つ又は複数に関する情報を含むトリガを送信することによって、フィードバックをリクエストするように構成される
第2のアクセスポイント。
(25) 実施形態20~24に記載の第2のアクセスポイントであって、
前記回路は、当該第2のアクセスポイントとの後続の通信に用いられる確認応答であって、前記セッションインデックス、空間再利用リソースの利用が許可される前記第2のステーション、前記リソース割り当て、前記ビームフォーミング構成、及び前記確認応答行動のうちの1つ又は複数を示す確認応答を前記1つ又は複数の第2のステーションに送信するように構成される
第2のアクセスポイント。
(26) 実施形態20~25に記載の第2のアクセスポイントであって、
前記回路は、
前記第1のアクセスポイントによって1つ又は複数の第1のステーションに送信されるRTS(Ready To Send)トリガを聴取することであって、前記RTSトリガは、共有のリソースに適したMIMO送信の開始を示し、好ましくは、セッションインデックスは、前記前記第1のアクセスポイントによって用いられるビームフォーミング構成又は前記ビームフォーミング構成の関数を示す、RTS(Ready To Send)トリガを聴取し、
前記第1のアクセスポイントに対するアップリンク送信中に前記1つ又は複数の第1のステーションから前記チャネルを推定する、又は1つ又は複数の第2のステーションSTAに対するデータ送信前のClear To Send(CTS)で応答する
ように構成される
第2のアクセスポイント。
(27) 前記回路は、前記リソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とが算出された前記1つ又は複数の第1のステーションに対する干渉を生じないそれぞれのビームフォーミング構成を用いて1つ又は複数の第2のステーションと通信するように構成される
第2のアクセスポイント。
(28) 実施形態20~27のいずれか1つに記載の第2のアクセスポイントであって、
前記回路は、前記サウンディング処理前に起こるフレームのやり取りにおいて測定をリクエストするようにさらに構成される
第2のアクセスポイント。
(29) 実施形態28に記載の第2のアクセスポイントであって、
前記回路は、特に、第2のステーションの集合に対して当該第2のステーションの集合が特定のサウンディング情報、特に、第1のアクセスポイントの集合からのサウンディング及び/又は或る一定の時間期間内のサウンディング及び/又は既知のビームフォーミングセッションインデックスを用いた第1のアクセスポイントからのサウンディングを聴取するようにリクエストされたことを示すフレームを送信することによって、測定をリクエストし、リポートを用意するようにさらに構成される
第2のアクセスポイント。
(30) 第2のステーションであって、
それぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するために1つ又は複数の第1のステーションが関係付けられる第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータを聴取し、
受信されたトレーニングデータユニットに基づいてチャネル及び/又は干渉情報を推定し、
前記推定されたチャネル及び/又は干渉情報を、チャネルを介して当該第2のステーションが通信するように関係付けられる第2のアクセスポイントに送信する
ように構成される
回路
を具備する
第2のステーション。
(31) 実施形態30に記載の第2のステーションであって、
前記回路は、
サウンディングが今後の空間再利用に適した送信用のものであるという表示と共に送信されるトレーニングデータユニット用のチャネルを監視し、
前記第2のアクセスポイントによってリクエストされたセッションインデックス用又は干渉が所定の閾値を下回るセッションインデックス用の推定されたチャネル及び干渉情報をリポートするようにさらに構成され、セッションインデックスは、前記第1のアクセスポイントによって用いられるビームフォーミング構成又は前記ビームフォーミング構成の関数を示す
第2のステーション。
(32) 実施形態30~31に記載の第2のステーションであって、
前記回路は、受信されたトレーニングデータユニットに含まれる前記シグナリング情報に基づいて、前記チャネル又は干渉情報を推定するのに用いられるビームフォーミング関連情報を算出するようにさらに構成される
第2のステーション。
(33) 実施形態30~32に記載の第2のステーションであって、
前記回路は、前記推定されたチャネル及び/又は干渉情報として、それぞれのリソースユニット及び/又は干渉レベルに関するフィードバック及び/又は1つ又は複数のリソースユニットに関するチャネルフィードバック情報を含むフィードバックデータユニットを送信するようにさらに構成される
第2のステーション。
(34) 実施形態33に記載の第2のステーションであって、
前記回路は、後続のデータ部分が送信される前記帯域幅よりも大きい帯域幅にわたって直交トレーニングシークエンスと共に前記フィードバックデータユニットを送信するように構成される
第2のステーション。
(35) 実施形態30~34に記載の第2のステーションであって、
前記回路は、
特に、第2のアクセスポイントからのリクエストに基づいて又は空間再利用に適したトレーニングに基づいて、関係付けられるものとは異なるアクセスポイントのサウンディング期間を聴取し、
特に、前記トレーニングデータユニットに基づいてチャネル又は干渉情報を推定し、
空間再利用に適した表示と共に送信されるパケット用の前記チャネルを監視し、
リクエストされたビームフォーミングセッションインデックス用又は干渉が所定の閾値を下回るビームフォーミングセッションインデックス用のチャネル及び干渉レベルをリポートをする
ようにさらに構成される
第2のステーション。
(36) 実施形態30~35に記載の第2のステーションであって、
前記回路は、前記チャネル及び/又は干渉レベルの正しい推定を可能とするように、前記トレーニングデータユニットのSIGフィールドに基づいて、ビームフォーミング関連情報、特に、ストリームマッピングに対する推定シークエンス数及び/又はアンテナの種類を算出するようにさらに構成される
第2のステーション。
(37) 実施形態30~36に記載の第2のステーションであって、
前記回路は、前記後続のデータ部分を送信する前記帯域幅より大きい帯域幅にわたって直交トレーニングシークエンスを用いてPPDUを送信するようにさらに構成される
第2のステーション。
(38) 第1のアクセスポイントによって使用される方法であって、
前記第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションを用いてサウンディング処理を実行し、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出し、
前記算出されたリソースユニット割り当てと前記算出されたビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含むトレーニングデータユニットであって、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを送信する
第1のアクセスポイントによって使用される方法。
(39) 第2のアクセスポイントによって使用される方法であって、
第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットであって、前記第1のアクセスポイントによって前記1つ又は複数の第1のステーションを用いて実行されるサウンディング処理において前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットを聴取し、
受信された応答データユニットを用いて前記それぞれのチャネルを推定し、
前記第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを聴取し、
受信されたトレーニングデータユニットに含まれる前記シグナリング情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに関係付けられる1つ又は複数の第2のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出する
第2のアクセスポイントによって使用される方法。
(40) 第2のステーションによって使用される方法であって、
それぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するために1つ又は複数の第1のステーションが関係付けられる第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータを聴取し、
受信されたトレーニングデータユニットに基づいてチャネル及び/又は干渉情報を推定し、
前記推定されたチャネル及び/又は干渉情報を、前記第2のステーションがチャネルを介して通信するように関係付けられる第2のアクセスポイントに送信する
第2のステーションによって使用される方法。
(41) プロセッサで実行されると、実施形態38、39又は40に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム製品を格納する非一過性コンピュータ可読記録媒体。
(42) コンピュータ上で実行されると、コンピュータに実施形態38、39又は40に記載の方法のステップを実行させるプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム。

Claims (20)

  1. 第1のアクセスポイントであって、
    当該第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して当該第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションを用いてサウンディング処理を実行し、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出し、
    前記算出されたリソースユニット割り当てと前記算出されたビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含むトレーニングデータユニットであって、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを送信する
    ように構成される
    回路
    を具備する
    第1のアクセスポイント。
  2. 請求項1に記載の第1のアクセスポイントであって、
    前記シグナリング情報は、前記トレーニングデータユニットの送信先が、第2のアクセスポイントに関係付けられ、当該第1のアクセスポイントに関係付けられない1つ又は複数の第2のアクセスポイント及び/又は第2のステーション、又はブロードキャストグループであることを示す識別子を含む、又は
    前記シグナリング情報は、リソースユニット割り当て、ビームフォーミング構成、チャネル推定シークエンス数、チャネル推定シークエンスの種類、トレーニングパケットの表示、及び前記シグナリング情報に示されるビームフォーミング又はセッションインデックスパラメータによるデータ送信中に空間再利用が許可されるかどうかを示す表示のうちの1つ又は複数に関する情報を含む
    第1のアクセスポイント。
  3. 請求項1に記載の第1のアクセスポイントであって、
    前記トレーニングデータユニットは、ビームフォーミング構成、所期の第1のステーションの識別子、当該第1のアクセスポイントによって用いられる前記リソースユニット割り当て、及び1つ又は複数の送信パラメータのうちの1つ又は複数を示すセッションインデックスを含み、且つ/又は
    前記トレーニングデータユニットは、当該第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して当該第1のアクセスポイントと通信するように構成される第1のステーションの1つ又は複数の集合のための1つ又は複数のMIMO構成及びリソースユニット割り当てに関する情報を伝送するMACフレームを含む
    第1のアクセスポイント。
  4. 請求項1に記載の第1のアクセスポイントであって、
    前記回路は、
    ヌルデータパケットアナウンスメント(NDPA:Null Data Packet Announcement)を送信し、
    1つ又は複数のヌルデータパケット(NDP:Null Data Packets)を送信し、
    それぞれのリソースユニットに関する1つ又は複数の第1のステーションからのフィードバックをリクエストし、且つ
    前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信されたフィードバックデータユニットを受信することによって
    前記ダウンリンクサウンディング処理を実行するように構成される
    第1のアクセスポイント。
  5. 請求項4に記載の第1のアクセスポイントであって、
    前記回路は、前記リクエストされたフィードバックを送信するために前記それぞれのリソースユニットを用い、推定シークエンスを送信するために前記ヌルデータパケットアナウンスメントに示されるチャネル帯域幅を用いて前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信された前記フィードバックデータユニットを受信するように構成され、且つ/又は
    前記回路は、前記ヌルデータパケットアナウンスメントにおいて、空間再利用に適した送信用のサウンディング期間の開始、後続のサウンディングに用いられる帯域幅情報、及び前記トレーニングデータユニットの送信のうちの1つ又は複数を示すように構成され、且つ/又は
    前記回路は、前記フィードバックデータユニットを受信した後の時間期間中に、又は前記ダウンリンクサウンディング処理の前記期間内に、又は前記ダウンリンクサウンディング処理の前記期間の最後の区間において、前記トレーニングデータユニットを送信するように構成される
    第1のアクセスポイント。
  6. 請求項1に記載の第1のアクセスポイントであって、
    前記回路は、
    1つ又は複数の第1のステーションからの応答をリクエストするトリガであって、前記それぞれの第1のステーション用のリソース割り当てに関する情報、及び、トレーニングシークエンス数、リソースユニット毎のストリーム数、いずれの直交シークエンスが前記それぞれの第1のステーションによって用いられるかについての識別子、前記それぞれの第1のステーション用の送信出力要件、及び、今後の送信について空間再利用が許可されるか否かの情報のうちの1つ又は複数を含むトリガを送信し、
    前記トリガに含まれる前記パラメータに基づいて前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信された応答データユニットを受信する
    ことによって、
    前記ダウンリンクサウンディング処理を実行するように構成される
    第1のアクセスポイント。
  7. 請求項1に記載の第1のアクセスポイントであって、
    前記回路は、1つ又は複数の第1のステーションとのデータ通信の一部としてシグナリング情報を含む前記トレーニングデータユニットを送信するように、又は、前記ダウンリンクサウンディング処理を実行した後、前記1つ又は複数の第1のステーションに、当該それぞれの第1のステーションに送信されるセッションインデックス、トレーニングシークエンス及びデータを含む物理的なプロトコルデータユニットを送信するように構成される
    第1のアクセスポイント。
  8. 第2のアクセスポイントであって、
    第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットであって、前記第1のアクセスポイントによって前記1つ又は複数の第1のステーションを用いて実行されるサウンディング処理において前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットを聴取し、
    受信された応答データユニットを用いて前記それぞれのチャネルを推定し、
    前記第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを聴取し、
    受信されたトレーニングデータユニットに含まれる前記シグナリング情報に基づいて、当該第2のアクセスポイントに関係付けられる1つ又は複数の第2のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出する
    ように構成される
    回路
    を具備する
    第2のアクセスポイント。
  9. 請求項8に記載の第2のアクセスポイントであって、
    前記回路は、
    空間再利用が許可されるかどうかを判定し、干渉が生じないようにビームフォーミング重みベクトルを算出し、
    当該第2のアクセスポイントが空間再利用が許可されると判定した前記第1のアクセスポイントのTransmission Opportunity中にデータを前記第2のステーションに送信する
    ように構成される
    第2のアクセスポイント。
  10. 請求項8に記載の第2のアクセスポイントであって、
    前記回路は、
    特に、後続の通信のために利用することができる可能性があるリソースユニット、フィードバックをリクエストされるリソースユニット及び前記リクエストされたフィードバックの形式のうちの1つ又は複数に関する情報を含むトリガを送信することによって、リソースユニット及び/又は干渉レベルに関する1つ又は複数の第2のステーションからのフィードバックをリクエストし、且つ/又は1つ又は複数のリソースユニットに関するチャネルフィードバック情報をリクエストし、
    前記1つ又は複数の第2のステーションによって送信されたフィードバックデータユニットであって、前記リクエストされたフィードバックを含むフィードバックデータユニットを受信する
    するようにさらに構成される
    第2のアクセスポイント。
  11. 請求項8に記載の第2のアクセスポイントであって、
    前記回路は、当該第2のアクセスポイントとの後続の通信に用いられる確認応答であって、前記セッションインデックス、空間再利用リソースの利用が許可される前記第2のステーション、前記リソース割り当て、前記ビームフォーミング構成、及び前記確認応答行動のうちの1つ又は複数を示す確認応答を前記1つ又は複数の第2のステーションに送信するように構成される
    第2のアクセスポイント。
  12. 請求項8に記載の第2のアクセスポイントであって、
    前記回路は、前記リソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とが算出された前記1つ又は複数の第1のステーションに対する干渉を生じないそれぞれのビームフォーミング構成を用いて1つ又は複数の第2のステーションと通信するように構成される
    第2のアクセスポイント。
  13. 第2のステーションであって、
    それぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するために1つ又は複数の第1のステーションが関係付けられる第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータを聴取し、
    受信されたトレーニングデータユニットに基づいてチャネル及び/又は干渉情報を推定し、
    前記推定されたチャネル及び/又は干渉情報を、チャネルを介して当該第2のステーションが通信するように関係付けられる第2のアクセスポイントに送信する
    ように構成される
    回路
    を具備する
    第2のステーション。
  14. 請求項13に記載の第2のステーションであって、
    前記回路は、
    サウンディングが今後の空間再利用に適した送信用のものであるという表示と共に送信されるトレーニングデータユニット用のチャネルを監視し、
    前記第2のアクセスポイントによってリクエストされたセッションインデックス用又は干渉が所定の閾値を下回るセッションインデックス用の推定されたチャネル及び干渉情報をリポートするようにさらに構成され、セッションインデックスは、前記第1のアクセスポイントによって用いられるビームフォーミング構成又は前記ビームフォーミング構成の関数を示す
    第2のステーション。
  15. 請求項13に記載の第2のステーションであって、
    前記回路は、受信されたトレーニングデータユニットに含まれる前記シグナリング情報に基づいて、前記チャネル又は干渉情報を推定するのに用いられるビームフォーミング関連情報を算出するようにさらに構成される
    第2のステーション。
  16. 請求項13に記載の第2のステーションであって、
    前記回路は、前記推定されたチャネル及び/又は干渉情報として、それぞれのリソースユニット及び/又は干渉レベルに関するフィードバック及び/又は1つ又は複数のリソースユニットに関するチャネルフィードバック情報を含むフィードバックデータユニットを送信するようにさらに構成される
    第2のステーション。
  17. 第1のアクセスポイントによって使用される方法であって、
    前記第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションを用いてサウンディング処理を実行し、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出し、
    前記算出されたリソースユニット割り当てと前記算出されたビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含むトレーニングデータユニットであって、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを送信する
    第1のアクセスポイントによって使用される方法。
  18. 第2のアクセスポイントによって使用される方法であって、
    第1のアクセスポイントに関係付けられると共にそれぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するように構成される1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットであって、前記第1のアクセスポイントによって前記1つ又は複数の第1のステーションを用いて実行されるサウンディング処理において前記1つ又は複数の第1のステーションによって送信される応答データユニットを聴取し、
    受信された応答データユニットを用いて前記それぞれのチャネルを推定し、
    前記第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータユニットを聴取し、
    受信されたトレーニングデータユニットに含まれる前記シグナリング情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに関係付けられる1つ又は複数の第2のステーションとの後続の通信に用いられるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とを算出する
    第2のアクセスポイントによって使用される方法。
  19. 第2のステーションによって使用される方法であって、
    それぞれのチャネルを介して前記第1のアクセスポイントと通信するために1つ又は複数の第1のステーションが関係付けられる第1のアクセスポイントによって送信されるトレーニングデータユニットであって、それぞれの第1のステーションとの後続の通信に用いられる前記第1のアクセスポイントによって算出されるリソースユニット割り当てとビームフォーミング構成とに関連するシグナリング情報を含み、前記算出されたリソースユニット割り当て及び前記算出されたビームフォーミング構成から導出されるビームフォーミング構成と共に送信されるトレーニングデータを聴取し、
    受信されたトレーニングデータユニットに基づいてチャネル及び/又は干渉情報を推定し、
    前記推定されたチャネル及び/又は干渉情報を、前記第2のステーションがチャネルを介して通信するように関係付けられる第2のアクセスポイントに送信する
    第2のステーションによって使用される方法。
  20. プロセッサで実行されると、請求項17、18又は19に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム製品を格納する非一過性コンピュータ可読記録媒体。
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