JP2023519229A - 無人機及び第1の無人機が第2の無人機との衝突を回避する方法 - Google Patents

無人機及び第1の無人機が第2の無人機との衝突を回避する方法 Download PDF

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Abstract

第1の無人機(UV:Unmanned Vehicle)が第2のUVとの衝突を回避する方法が提供される。当該方法は、前記第1のUVの現在の移動計画及び前記第2のUVから受信される前記第2のUVの現在の移動計画に基づいて、前記第2のUVとの衝突が起こるかどうかを判定する。前記第2のUVとの衝突が起こると判定した場合、以下のステップのうち少なくとも1回のイテレーションを実行し、当該ステップは、a)前記第1のUVの候補移動計画を算出すると共に前記第2のUVから前記第2のUVの候補移動計画を受信すること、b)第1の目的関数を用いて、前記第1のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つと前記第2のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第1の費用値を算出すること、c)前記第2のUVから前記異なる組み合わせに関する第2の費用値を受信することであって、前記第2の費用値は、第2の目的関数を用いて前記第2のUVによって計算される、第2の費用値を受信すること、d)前記異なる組み合わせに関する第3の費用値を算出するために、前記第1の費用値を前記第2の費用値に対して加算すること、及びe)前記異なる組み合わせのうち最良の前記第3の費用値を示す前記組み合わせに含まれる前記第1のUVの前記移動計画に前記第1のUVの前記現在の移動計画を更新することを含む。【選択図】図1及び図2

Description

本開示は、無人機(UV:Unmanned Vehicle)用の分散型移動計画に関する。特に、いくつかの例は、UVと、第1のUVが第2のUVとの衝突を回避する方法とに関する。
同じ空中の空間を運航する無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)等のUVには、少なくとも、機体及び積み荷の紛失を防ぐために衝突を回避する基礎的な技術が必要である。特に、危機的状況が差し迫る前の早期段階で危機的状況を回避していることが望ましい。
中央管理型の飛行計画では、無人交通管理(UTM:Unmanned Traffic Management)サーバがUAVと通信可能に接続され、これらのUAVの飛行計画を管理する。しかし、或るUAVが(例えば、UTM又はサーバの不具合が原因で)UTMサーバと通信不可能になった場合、UTMサーバは、別のUAVとの危機的状況を解決することができない。UAVがUTMサーバと通信可能である状況であっても、UTMからの返答を待つことは、当該UAVが既に別のUAVと非常に近い距離にある場合には最善の解決策とはならない。
米国特許出願公開第2019/391597号明細書
したがって、衝突を回避するために改善されたUVの管理・調整に対する要望が存在する場合がある。
係る要望は、独立請求項に従って装置及び方法によって満たされる。いくつかの有利な実施形態は、従属請求項の主題によって対処される。
第1の態様によれば、本開示は、第1のUVが第2のUVとの衝突を回避する方法を提供する。当該方法、前記第1のUVの現在の移動計画及び前記第2のUVから受信される前記第2のUVの現在の移動計画に基づいて、前記第2のUVとの衝突が起こるかどうかを判定する。前記第2のUVとの衝突が起こると判定した場合、以下のステップのうち少なくとも1回のイテレーションを実行し、
当該ステップは、
a)前記第1のUVの候補移動計画を算出し、前記第2のUVから前記第2のUVの候補移動計画を受信すること、
b)第1の目的関数を用いて、前記第1のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つと前記第2のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第1の費用値を算出すること、
c)前記第2のUVから前記異なる組み合わせに関する第2の費用値を受信することであって、前記第2の費用値は、第2の目的関数を用いて前記第2のUVによって計算される、第2の費用値を受信すること、
d)前記異なる組み合わせに関する第3の費用値を算出するために、前記第1の費用値及び前記第2の費用値を組み合わせること、及び
e)前記異なる組み合わせのうち最良の前記第3の費用値を示す前記組み合わせに含まれる前記第1のUVの前記移動計画に前記第1のUVの前記現在の移動計画を更新することを含む。
第2の態様によれば、本開示は、他のUVとの衝突を回避することが可能であるUVを提供する。当該UVは、推進システムと、回路とを具備し、当該回路は、当該UVの現在の移動計画及び前記他のUVから受信した前記他のUVの現在の移動計画に基づいて前記他のUVとの衝突が起こるかどうかを判定し、及び前記他のUVとの衝突が起こると判定した場合、以下のステップのうち少なくとも1回のイテレーションを実行するように構成され、当該ステップは、
a)当該UVの候補移動計画を算出すると共に前記他のUVから前記他のUVの候補移動計画を受信すること、
b)第1の目的関数を用いて、当該UVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つと前記他のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第1の費用値を算出すること、
c)前記他のUVから前記異なる組み合わせに関する第2の費用値を受信することであって、前記第2の費用値は、第2の目的関数を用いて前記他のUVによって計算される、第2の費用値を受信すること、
d)前記異なる組み合わせに関する第3の費用値を算出するために、前記第1の費用値を前記第2の費用値に対して加算すること、及び
e)前記異なる組み合わせのうち最良の前記第3の費用値を示す前記組み合わせに含まれる当該UVの前記移動計画に当該UVの前記現在の移動計画を更新することを含む。
本開示のいくつかの態様は、UTMサーバを必要とすることなく、関与するUV同士が直接通信することで衝突を解決することができるため、UV用の分散型移動計画を実現することができる。
装置及び/又は方法のいくつかの例を、添付の図面を参照して例示としてのみ以下に説明する。
第1のUVが第2のUVとの衝突を回避する方法の一例のフローチャートである。 飛行計画の分散型交渉の一例のフローチャートである。 例示的な飛行状況を示す図である。 例示的な飛行状況を示す図である。 例示的な飛行状況を示す図である。 例示的な飛行状況を示す図である。 例示的な飛行状況を示す図である。 例示的な飛行状況を示す図である。 例示的な飛行状況を示す図である。
さらなる例は種々の変形例及び代替形態が可能であるが、そのいくつかの特定の例を図示しており、以下に詳細に説明する。しかし、当該詳細な説明は、さらなる例を、記載する特定の形態に限定するものではない。さらなる例は、本開示の範囲内の変形例、等価物、及び代替例を包含する。同一又は同様の参照符号は、図面の説明全体を通して、同様又は類似の要素を指している。これらの要素は、同一又は同様の機能を与えつつ、互いに同一の又は変形された形態で実現可能である。
或る1つの要素が別の要素に「接続(connected)」又は「接続(coupled)」されるものとして記載される場合、これらの要素は、直接接続される、又は1つ又は複数の介在要素を介して接続され得ることを理解されたい。2つの要素A及びBが「又は」で繋げられている場合、これは、別途明示的又は黙示的に定義されない限り、全てのあり得る組み合わせ、すなわち、Aのみ、Bのみ、及びA及びBを開示しているものと理解されたい。「A及びBのうち少なくとも1つ」又は「A及び/又はB」は、同一の組み合わせに対する代替的な表現である。これは、2以上の要素の組み合わせに対しても同様である。
特定の例を説明するために本明細書で用いる術語は、さらなる例を限定することを意図するものではない。「a」、「an」及び「the」等の単数形が用いられる場合及び単一の要素の使用が明示的にも黙示的にも義務として定義されていない場合は常に、いくつかのさらなる例において複数の要素を用いて同一の機能を実施してもよい。同様に、或る1つの機能が後に複数の要素を用いて実施されるものとして説明される場合、いくつかのさらなる例において、単一の要素又は処理エンティティを用いて同一の機能を実施してもよい。また、「備える/有する(comprises)」、「備える/有する(comprising)」、「含む/有する(includes)」及び/又は「含む/有する(including)」という用語は、記載の特徴、整数、ステップ、操作、処理、動作、要素及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ又は複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、処理、動作、要素、構成要素及び/又はその任意の群の存在又は追加を除外するものではないことを理解されたい。
別途定義しない限り、全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本明細書において、当該技術分野における通常の意味で用いる。
図1は、第1のUVが第2のUVとの衝突を回避する方法100のフローチャートを示す図である。第1のUV及び第2のUVは、任意の種類の機体(車両)とすることができる。例えば、第1のUV及び第2のUVは、UAV(例えば、ドローン)、無人地上車両(UGV:Unmanned Ground Vehicle)(例えば、自動運転車)又は無人水上車両(USV:Unmanned Surface Vehicle)(例えば、自動運航船)とすることができる。衝突は、当該UV同士の衝突又は近い距離でのすれ違い等、第1のUV及び第2のUV間の危機的状況である。当該UV同士の衝突は、UV(複数可)及び/又はこれらのUVによって運ばれる積み荷の紛失又は損傷を引き起こす可能性がある。係る危機的状況を早期段階で(すなわち、危機的状況が差し迫る前に)回避するために、方法100を用いることができる。
方法100は、第1のUVの現在の移動計画と、第2のUVから受信した第2のUVの現在の移動計画とに基づいて、第2のUVに対する第1のUVの衝突が起こるかどうか判定する(102)ことを含む。第1のUVの現在の移動計画は、第1のUVの移動のために確保された空間領域のタイムコースについての情報を含む。同様に、第2のUVの現在の移動計画は、第2のUVの移動のために確保された空間領域のタイムコースについての情報を含む。換言すると、UVの移動計画は、区域(領域、エリア)内を運航する間に各UVに対して排他的に確保される時間-空間領域を記述する。例えば、移動計画は、時間に対する3D(三次元)又は2D(二次元)位置(すなわち、軌道)及び、任意選択的に、各UVに対して確保された周辺空間の形状及びサイズを含むことができる。周辺空間は、外的影響(例えば、風)、UVの運航不確実性及び/又はUVのセンサ不確実性(例えば、位置センサ不確実性)を埋め合わせるように、例えば、UV範囲や、任意選択的に、積み荷範囲、またさらには、任意選択的な安全マージンをカバーすることができる。
第2のUVに対する第1のUVの衝突が起こるどうかを判定する(計算する)(102)ことは、例えば、第1のUVが第2のUVに衝突すること、又は第1のUVと第2のUVとが近い距離ですれ違うことが起こるかどうかを判定することを含むことができる。第1のUV及び第2のUVの移動計画はそれぞれ、各UVの移動に対して確保された空間領域のタイムコースについての情報を含むため、第1のUV及び第2のUV間の衝突状況を高精度に判定可能である。
第2のUVに対する衝突が起こらないと判定した場合、方法100は、第1のUVの初期の現在の移動計画に基づいて第1のUVの移動の制御を続行する(114)ことを含む。例えば、第2のUVに対する衝突の尤度が所定の閾値レベル未満の場合、第1のUVの軌道及び第2のUVの軌道がUV同士の衝突を示さない場合、又は第1のUVの軌道及び第2のUVの軌道が当該UV同士の少なくとも所定の距離をとるすれ違いを示す場合、第2のUVに対する衝突が起こらないと判定することができる。換言すると、第1のUVは、第2のUVに対する衝突が予期されない場合、第1のUVの初期の現在の移動計画に基づいて運航(進行)を続行する。
第2のUVに対する衝突が起こると判定した場合、方法100は、第2のUVに対する衝突を回避するために、移動計画を適合させるための以下に説明するステップ104~112の少なくとも1回のイテレーションを実行することを含む。
方法100は、第1のUVの候補移動計画を算出する(104)こと及び第2のUVから第2のUVの候補移動計画を受信することを含む。第1のUVの候補移動計画及び第2のUVの候補移動計画は、第1のUV及び第2のUV間の衝突を回避するために更新後の移動計画である。例えば、第1のUVの候補移動計画は、第1のUVの現在の移動計画又はステップ104~112の以前のイテレーションにおいて算出された1つ又は複数の候補移動計画に基づいて算出することができる。
また、方法100は、第1の目的関数を用いて、現在の移動計画及び第1のUVの候補移動計画のうちの1つと現在の移動計画及び第2のUVの候補移動計画のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第1の費用値を算出する(106)ことを含む。例えば、第1の費用値は、第1のUVの現在の移動計画と第2のUVの候補移動計画との組み合わせ、第1のUVの候補移動計画と第2のUVの現在の移動計画との組み合わせ、第1のUVの候補移動計画と第2のUVの候補移動計画との組み合わせ、第1のUVの現在の移動計画と第2のUVの現在の移動計画との組み合わせに関して算出することができる。
第1の目的関数は、現在の移動計画及び第1のUVの候補移動計画のうちの1つに従った際の第1のUVの費用を予期する関数であり、またさらには、第2のUVのあり得る移動計画を考慮する。
第1の目的関数は、これらの移動計画から生じ得る異なる費用を考慮するため、種々の項を含むことができる。例えば、第1の目的関数は、第1のUVのエネルギー消費量に関する費用の少なくとも1つの項、目的地への第1のUVの到着遅延に関する費用の少なくとも1つの項、第1のUVの紛失リスクに関する費用の少なくとも1つの項、第1のUVによって運ばれる積み荷の紛失リスクに関する費用の少なくとも1つの項及び/又は第1のUVの輸送の優先度に関連する少なくとも1つの項を含むことができる。他の例では、第1の目的関数は、より少ない、より多い又は異なる項を含むことができる。
第1の費用値を算出するために、第1の目的関数は、例えば、第1のUVにおいて利用可能なエネルギー残量、第1のUV及び/又は第1のUVによって運ばれる積み荷の重量、第1のUVの目的地、第1のUVの能力、又は第1のUVの現在の構成等の第1のUVの1つ又は複数の特性を考慮する。換言すると、第1の目的関数は、第1のUVの視点から、移動計画の異なる組み合わせに関する費用を算出するためのものである。
方法100は付加的に、第2のUVから異なる組み合わせに関する第2の費用値を受信する(108)ことを含む。第2の費用値は、第2の目的関数を用いて第2のUVによって計算される。第2の目的関数は、第1の目的関数について上述したのと同様に第2のUVの特性を考慮する。換言すると、第2の目的関数は、第2のUVの視点から、移動計画の異なる組み合わせに関する費用を算出するためのものである。
また、方法100は、異なる組み合わせに関する第3の費用値を算出するために、第1の費用値及び第2の費用値を組み合わせることを含む。第1の費用値は第1のUVの視点に基づいて算出され、第2の費用値は第2のUVの視点に基づいて算出されるため、これらを第3の費用値に組み合わせることによって、両方のUVの視点が加味されるため、公平な方法で移動計画の異なる組み合わせを評価(評定)することができる。換言すると、関与するUVの両方の優先度、目的、能力等を考慮することができる。例えば、第1の費用値及び第2の費用値は、加算することができ、任意選択的に、可算前に重み付けすることができる。
方法100は、異なる組み合わせのうち最良の第3の費用値を示す組み合わせに含まれる第1のUVの移動計画に第1のUVの現在の移動計画を更新する(112)ことを含む。つまり、第1のUVの現在の移動計画は、第1のUVの現在の移動計画及び最良の第3の費用値を示す組み合わせに含まれる第1のUVの候補移動計画のうちの1つに更新される。換言すると、第1のUVの現在の移動計画が、異なる組み合わせのうち最良の第3の費用値を示す組み合わせに含まれる場合、第1のUVの現在の移動計画はそのままとなる。また、第1のUVの候補移動計画が、異なる組み合わせのうち最良の第3の費用値を示す組み合わせに含まれる場合、第1のUVの現在の移動計画は当該候補移動計画に差し替えられる。これによって、第1のUVは、最低費用の移動計画を用いて、第2のUVに対する衝突を回避し、移動(進行)を続行することができる。
方法100は、第1のUV及び第2のUV同士の衝突(例えば、衝突又は危機的状況)を回避させることができる。また、方法100は、事前に、すなわち、危機的状況が起こる前に衝突を回避させることができる。方法100は、関与するUVの両方の優先度、目的、能力等を考慮することによって、起こり得る第1のUV及び第2のUV間の衝突を解決することができる。また、方法100は、起こり得る第1のUV及び第2のUV間の衝突を分散方式で解決することができる、すなわち、影響を受けるUVのみが関与し、付加的な地上の施設は必要とされない。
全体的な費用を最低限に抑えるため、方法100は、任意選択的に、さらに、ステップ104~112の最近(最新)のイテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値が所定の品質基準を満足するかどうかを判定することができる。換言すると、最新のイテレーションのステップ112において選択された移動計画の組み合わせに関する費用が既に十分に低いかどうかが判定される。最近のイテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値が所定の品質基準を満足しない場合、方法100は、上述のステップ104~112の別のイテレーションを実行することを含む。他方、最近のイテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値が第1の所定の品質基準を満足する場合、方法100は、最近のイテレーションにおいて算出された更新後の現在の移動計画に基づいて第1のUVの移動を制御することを含む。これによって、起こり得る第1のUV及び第2のUV間の衝突を解決するための総費用を、当該費用が十分低くなるまで繰り返し低減することができる。これによって、費用が高い移動計画を排除することができる。
第2のUVは、上述したステップ102~114と等価のステップを実行することができる。第2のUVに必要な情報を提供するために、方法100は、任意選択的に、第1のUVの現在の移動計画を第2のUVに送信すること、第1のUVの候補移動計画を第2のUVに送信すること、及び異なる組み合わせに関する第1の費用値を第2のUVに送信することのうちの1つ又は複数を含むことができる。
方法100を参照して、二機のUV同士の衝突解決のための提案の技術のいくつかの基礎を上述した。以下、図2を参照して、第1のUV及び第2のUV間の衝突を解決するための方法200のより詳細な例を説明する。図2の例では、第1のUV及び第2のUVはUAVであると想定する。しかし、方法200は、UGV又はUSV等、自律的に個別の移動計画に従う他の機体(車両)に同様に用いることができる。
図2の例では、特定の区域(エリア、領域)に突入する任意のUAVが、例えば中継器を介して、当該領域内の他のUAVと通信可能であると想定する。また、各UAVは、飛行中に変更され得る飛行計画に従うことができる。さらに、各UAVはいつでも有効な飛行計画を有すると想定する。概してUV用の「移動計画」として上述したのと同様に、UAVの飛行計画は、当該領域内を運航(移動)中の各UAVに対して排他的に確保される各々の時間-空間領域を記述する。当該領域は、所定の地理上の領域である。例えば、飛行計画は、時間に対する3D位置(すなわち、軌道)及び、任意選択的に、各UAVに対して確保された周辺空間の形状及びサイズを含むことができる。周辺空間は、例えば、外的影響(例えば、風)、UAVの運航不確実性及び/又はUAVのセンサ不確実性(例えば、位置センサ不確実性)を埋め合わせるためにUAV範囲や、任意選択的に、積み荷範囲、またさらには、任意選択的な安全マージンをカバーすることができる。
方法100について上述したのと同様に、方法200の個別のステップは、飛行中の第1のUAV及び第2のUAVによって自律的に実行される。
両方のUAVが区域の突入した後、これらの機体は、(例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク、又はBluetooth等の無線通信技術を介して)データのやり取り用の通信チャネルを確立する。
通信チャネルを確立した後、第1のUAVは、ステップ202において自身の現在の飛行計画Pを第2のUAVに送信する。第2のUAVは、ステップ204において第1のUAVの現在の飛行計画Pを受信し、ステップ206において自身の現在の飛行計画Qを第1のUAVに送信する。第1のUAVは、ステップ208において第2のUAVの現在の飛行計画Qを受信する。
第1のUAVの現在の飛行計画P及び第2のUAVの受信した現在の飛行計画Qに基づいて、第1のUAVは、ステップ210において、第2のUAVとの衝突が起こるかどうかを判定する。並行して、第2のUAVは、ステップ212において、第2のUAVの現在の飛行計画Q及び受信した第1のUAVの現在の飛行計画Pに基づいて第1のUAVとの衝突が起きるかどうかを判定する。
第1のUAVが、第2のUAVとの衝突が起こらないと判定した場合、ステップ254において、自身の初期の現在の飛行計画Pに基づいて自身の飛行(移動)の制御を続行する。同様に、第2のUAVが第1のUAVとの衝突が起こらないと判定した場合、ステップ256において、自身の初期の現在の飛行計画Pに基づいて自身の飛行(移動)の制御を続行する。換言すると、第1のUAV及び第2のUAVはそれぞれ、各々の当初の飛行計画に基づいて飛行を続行する。
第1のUAVが、第2のUAVとの衝突が起こると判定した場合、ステップ214において、自身の初期の現在の飛行計画Pを飛行計画P0として記憶し、ステップ216において、第1のUAVの少なくとも1つの候補飛行計画P'を算出する(演算する、計算する)。例えば、第1のUAVは自身の現在の飛行計画Pに基づいて当該候補飛行計画P'を算出することができる。
同様に、第2のUAVが第1のUAVとの衝突が起こると判定した場合、ステップ218において、自身の初期の現在の飛行計画Qを飛行計画Q0として記憶し、ステップ220において、第2のUAVの少なくとも1つの候補飛行計画Q'を算出する(演算する、計算する)。例えば、第2のUAVは、自身の現在の飛行計画Qに基づいて候補飛行計画Q'を算出することができる。
換言すると、ステップ216及び220において、総費用を低減する可能性のある1つ又は複数の新しい飛行計画提案が算出される。
次いで、ステップ222~228において、候補飛行計画P'及びQ'は、第1のUAV及び第2のUAV間でやり取りされる。ステップ222において、第1のUAVは、自身の候補飛行計画P'を第2のUAVに送信する。同様に、第2のUAVは、ステップ224において自身の候補飛行計画Q'を第1のUAVに送信する。第1のUAVは、ステップ226において第2のUAVの候補飛行計画Q'を受信し、第2のUAVは、ステップ228において第1のUAVの候補飛行計画P'を受信する。
ステップ230において、第1のUAVは、第1の目的関数f(p,q,C)を用いて、現在の飛行計画P及び第1のUAVの候補飛行計画P'のうちの1つと第2のUAVの現在の飛行計画Q及び候補飛行計画Q'のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第1の費用値を算出する。第1の目的関数の因数pは、現在の飛行計画P及び第1のUAVの候補飛行計画P'のうちの1つを示す。第1の目的関数の因数qは、第2のUAVの現在の飛行計画Q及び候補飛行計画Q'のうちの1つを示す。第1の目的関数は、第1のUAVの視点から、第1の費用値が飛行計画の異なる組み合わせに関する費用を示すように第1のUAVの特性Cを考慮する。例えば、第1の費用値は、現在の飛行計画P及び第1のUAVの候補飛行計画P'のうちの1つと第2のUAVの現在の飛行計画Q及び候補飛行計画Q'のうちの1つとの全てのあり得る組み合わせに関して算出することができる。
ステップ232において、第2のUAVは同様に、第2の目的関数f(p,q,D)を用いて、現在の飛行計画P及び第1のUAVの候補飛行計画P'のうちの1つと第2のUAVの現在の飛行計画Q及び候補飛行計画Q'のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第2の費用値を算出する。第1の目的関数f(p,q,C)に対して、第2の目的関数f(p,q,D)は、第2のUAVの視点から、第2の費用値が飛行計画の異なる組み合わせに関する費用を示すように第1のUAVの特性Cではなく、第2のUAVの特性Dを考慮する。
UAVの特性C及びDは、例えば、各UAVにおいて利用可能なエネルギー残量、各UAV及び/又は各UAVによって運ばれる積み荷の重量、各UAVの目的地、各UAVの能力、及び各UAVの現在の構成のうちの1つ又は複数を含むことができる。いくつかの例では、より少ない、より多い又は異なる特性が考慮され得る。
目的関数f(p,q,C)及びf(p,q,D)は、他のUAVの特定の飛行計画q,pを考慮しながら、特定の飛行計画p,qに従う場合に各UAVにかかる費用を予測する。より正確には、目的関数f(p,q,C)及びf(p,q,D)は、各UAVの視点から予測された費用を提供する。当該区域内の任意のUAVが、公平な衝突解決に関する係る目的関数を評定することになる。
例えば、第1の目的関数f(p,q,C)は、第1のUAVのエネルギー消費量に関する費用の少なくとも1つの項、第1のUAVの目的地への到着遅延に関する費用の少なくとも1つの項、第1のUAVの紛失リスクに関する費用の少なくとも1つの項、第1のUAVによって運ばれる積み荷の紛失リスクに関する費用の少なくとも1つの項、及びに第1のUAVの輸送の優先度に関連する少なくとも1つの項のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの例では、より少ない、より多い又は異なる項を用いることができる。
いくつかの例では、第1の目的関数f(p,q,C)は以下のように定義することができる。
Figure 2023519229000002
式中、bは、第1のUAVの輸送の優先度に関連する項を示し、u1は、第1のUAVのエネルギー消費量に関する費用の項を示し、u2は、初期の現在の飛行計画において示される第1のUAVの目的地への到着遅延に関する費用の項を示し、u3は、第1のUAVの紛失リスクに関する費用の項を示し、u4は、第1のUAVによって運ばれる積み荷の紛失リスクに関する費用の項を示す。
数式(1)に係る第1の目的関数f(p,q,C)は、迂回に伴うエネルギー増加に関する費用、給油(給電)のための迂回又は中間着陸に伴う到着遅延延長に関する費用を考慮に入れることができる。同様に、第1のUAV及び/又は当該第1のUAVの積み荷の紛失を考慮することができる。例えば、第1のUAV及び第1のUAVによって運ばれる積み荷の紛失リスクに関する費用の項は、第1のUAV及び積み荷が飛行計画p,qの特定の組み合わせに関して安全に目的地に到着する場合、ゼロを示すことができる。他方、第1のUAV及び第1のUAVによって運ばれる積み荷の紛失リスクに関する費用の項は、第1のUAV及び積み荷が飛行計画p,qの特定の組み合わせに対して第1のUAV及び第2のUAV間の衝突によって紛失される場合、非常に高い費用を示すことができる。第1のUAV及び第1のUAVによって運ばれる積み荷の紛失リスクに関する費用の項は、飛行計画p,qの特定の組み合わせに関して衝突以外の理由で(例えば、第1のUAVのエネルギー不足のため)第1のUAV及び積み荷の紛失が起こり得る場合、同様に非常に高い費用を示すことができる。第1のUAV及び第1のUAVによって運ばれる積み荷の紛失リスクに関する費用の項は、例えば、飛行計画p,qの特定の組み合わせが、リスクのある状況(例えば、第1のUAV及び第2のUAVの近距離でのすれ違い)を引き起こす場合、高い費用を示すことができる。第1のUAVの輸送の優先度に関連する項は、第1のUAVの輸送の重要性を考慮に入れることができる。例えば、第1のUAVの輸送の優先度に関連する項は、「通常の輸送」の項とすることができ、急ぎの輸送又は緊急輸送の場合、高い値となり得る。
第2の目的関数f(p,q,D)は、第2のUAVに対する等価の又は類似の項を含むことができる。一般的に、因数p,q,C及びDは信頼できるものとすべきである。
次いで、ステップ234~240において、第1の費用値及び第2の費用値は、第1のUAV及び第2のUAV間でやり取りされる。ステップ234において、第1のUAVは、第1の費用値を第2のUAVに送信する。同様に、第2のUAVは、ステップ236において第2の費用値を第1のUAVに送信する。第1のUAVは、ステップ238において第2のUAVの第2の費用値を受信し、第2のUAVは、ステップ240において第1のUAVの第1の費用値を受信する。
第1のUAVは、異なる組み合わせに関する第3の費用値を算出するために、ステップ242において、算出した第1の費用値及び受信した第2の費用値を組み合わせる。第1の費用値及び第2の費用値を第3の費用値に組み合わせることによって、両方のUAVのための総費用を算出することができる。例えば、第1の費用値及び第2の費用値は以下のように加算することができる。
Figure 2023519229000003
ステップ244において、第2のUAVは同様に、算出した第2の費用値及び受信した第1の費用値を第3の費用値に組み合わせる。
次いで、ステップ246において、第1のUAVは、異なる組み合わせのうち最良の第3の費用値を示す飛行計画(p,q)の組み合わせ(例えば、最低費用を示す費用値)を算出する。また、第1のUAVは、自身の現在の飛行計画Pを、異なる組み合わせのうち最良の第3の費用値を示す組み合わせ(p,q)に含まれる第1のUAVの飛行計画pに更新する。例えば、第1のUAVの現在の飛行計画Pが、異なる組み合わせのうち最良の第3の費用値を示す組み合わせに含まれる場合、第1のUAVの現在の飛行計画Pはそのままとなる。他方、第1のUAVの候補飛行計画P'が、異なる組み合わせのうち最良の第3の費用値を示す組み合わせに含まれる場合、第1のUAVの現在の飛行計画Pが候補飛行計画P'に更新される。また、異なる組み合わせのうち最良の第3の費用値を示す組み合わせ(p,q)に含まれる第2のUAVの飛行計画qは、第1のUAVによって、第2のUAVの新しい飛行計画として記憶される。
次いで、第1のUAVは、選択された組み合わせ(p,q)に関する総費用が十分に低いかどうかを確認する。したがって、ステップ250において、第1のUAVは、当該イテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値(p,q)が所定の品質基準を満足するかどうかを判定する。例えば、当該イテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値(p,q)によって示される費用が所定の閾値未満である場合、当該判定を行うことができる。当該イテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値が所定の品質基準を満足しない場合、すなわち、選択された組み合わせ(p,q)に関する総費用が高過ぎる場合、第1のUAVは、ステップ216から始まるステップの別のイテレーションを実行する。当該イテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値が第1の所定の品質基準を満足する場合、第1のUAVは、ステップ246の当該イテレーションにおいて算出された更新後の現在の飛行計画Pに基づいてその飛行(移動)を制御する。
同様に、第2のUAVは、ステップ252において、当該イテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値(p,q)が所定の品質基準を満足するかどうかを判定する。当該イテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値が所定の品質基準を満足しない場合、すなわち、選択された組み合わせ(p,q)に関する総費用が高過ぎる場合、第2のUAVは、ステップ220から始まるステップの別のイテレーションを実行する。当該イテレーションにおいて最良の第3の費用値を示す組み合わせの第3の費用値が第1の所定の品質基準を満足する場合、第2のUAVは、ステップ248の当該イテレーションにおいて算出された更新後の現在の飛行計画Qに基づいてその飛行(移動)を制御する。
図2から分かるように、第1及び第2のUAVはそれぞれ、他のUAVと通信し、更新後の飛行計画P,Qによって総費用が低減されると共に衝突が回避されるように、その飛行計画P,Qを協働して適合させる交渉方法を実施する。
以下では、ステップ216及び220において候補飛行計画P'及びQ'をどのように取得することができるかについてのいくつかのさらなる詳細を挙げる。
第1のUAVの候補飛行計画P'を算出するステップ216は、例えば、第1のUAVの現在の飛行計画Pに基づいて第1のUAVの候補飛行計画に関する提案P"を生成することを含むことができる。同様に、第2のUAVの候補飛行計画Q'を算出するステップ220は、例えば、第2のUAVの現在の飛行計画Qに基づいて第2のUAVの候補飛行計画に関する提案Q"を生成することを含むことができる。
例えば、UAVの現在の飛行計画P及びQが衝突を示す場合、第1のUAVの候補飛行計画に関する提案P"を生成するステップ216は、第1のUAVの現在の飛行計画P及び第2のUAVの現在の飛行計画Qに基づいて第1のUAV及び第2のUAV同士の衝突地点を算出し、第1のUAVが衝突地点に到達する前に停止するように第1のUAVの候補飛行計画に関する提案P"を生成することを含むことができる。第2のUAVの候補飛行計画に関する提案Q"を生成することは、同様とすることができる。すなわち、第2のUAVの候補飛行計画に関する提案Q"は、第1のUAVの現在の飛行計画P及び第2のUAVの現在の飛行計画Qに基づいて第2のUAVによって事前に算出された衝突地点に第2のUAVが到達する前に停止するようなものとすることができる。
代替的に、第1のUAVの候補飛行計画に関する提案P"を生成するは、第1のUAVの現在の飛行計画Pの1つ又は複数のパラメータを変更することを含むことができる。例えば、第1のUAVの現在の飛行計画Pの1つ又は複数のパラメータは、第1のUAVの高度、第1のUAVの速度及び/又は第1のUAVの移動の軌道を含むことができる。他の例では、第1のUAVの現在の飛行計画Pのより少ない、より多い又は異なるパラメータを変更してもよい。例えば、第2のUAVとの衝突を回避するために、第1のUAVが起こり得る衝突地点に第2のUAVより早く又は遅く到達するように、起こり得る衝突(例えば、衝突)地点に到達する前に第1のUAVの速度を増減してもよい。代替的又は付加的に、第2のUAVとの衝突を回避するために、第1のUAVが起こり得る衝突地点より高い又は低い高度に到達するように、起こり得る衝突(例えば、衝突)地点に到達する前に第1のUAVの高度(高さ)を増減してもよい。また、代替的に又は付加的に、第1のUAVのコースは、第2のUAVとの衝突を回避するために、第1のUAV及び第2のUAV間の最短距離が起こり得る衝突地点において増加するように、起こり得る衝突(例えば、衝突)地点に到達する前に変更してもよい。
同様に、第2のUAVの候補飛行計画に関する提案Q"を生成するは、第2のUAVの現在の飛行計画Qの1つ又は複数のパラメータを変更することを含むことができる。
ステップ216が一回のイテレーションi>1で実行される場合、第1のUAVの候補飛行計画に関する提案P"を生成することは、さらに、第1のUAVの現在の飛行計画Pを更新するステップ216の以前のイテレーションに用いられた第1のUAVの1つ又は複数の飛行計画に基づくことができる。例えば、初期の現在の飛行計画P0と、第1のUAVの現在の飛行計画Pを更新するステップ216の最後のイテレーションi-1に用いられた第1のUAVの飛行計画とを用いてイテレーションiにおける候補飛行計画に関する提案P"を生成することができる。同様に、第2のUAVの候補飛行計画に関する提案Q"を生成することは、さらに、第2のUAVの現在の飛行計画Qを更新するステップ220の以前のイテレーションに用いられた第2のUAVの1つ又は複数の飛行計画に基づくことができる。
第1のUAVは、さらに、候補飛行計画及び第2のUAVの現在の飛行計画Qに関する自身の提案P"に関する第1の目的関数を用いて第4の費用値を算出することができる。換言すると、f(P",Q,C)が計算され、記憶される。
付加的に、第1のUAVは、候補飛行計画及び第2のUAVの現在の飛行計画Qに関する自身の提案P"に関する第2の目的関数を用いて、第5の費用値を推定することができる。換言すると、f(P",Q,D)が推定され、記憶される。第5の費用値の推定(近似)のために、第2のUAVの特性Dは、例えば、推定が正確になるように第2のUAVから受信することができる。他の例では、第2のUAVの特性は、以前のイテレーションに対して一定であると想定することができる。また、以前のイテレーションの結果を再利用してもよい(例えば、以前のイテレーションにおいて受信された第1のUAVの現在の飛行計画Pと第2のUAVの現在の飛行計画Qとの組み合わせに関する第2の費用値は、第1のUAVの候補飛行計画に関する提案P"と第2のUAVの現在の飛行計画Qとの組み合わせ、すなわち、f(P",Q,D)=f(P,Q,D)に関する第5の費用値として想定することができる)。
第4及び第5の費用値は、第1のUAV及び第2のUAVの視点から候補飛行計画及び第2のUAVの現在の飛行計画Qに関する提案P"に関する費用を推定するものである。
第3の費用値について上述したのと同様に、第1のUAVは、さらに、候補飛行計画に関する提案P"に関する総費用を推定するために、第4の費用値及び第5の費用値に基づいて第6の費用値を算出することができる。例えば、第4の費用値及び第5の費用値は、加算することができ、任意選択的に、可算前に重み付けすることができる。例えば、第4の費用値及び第5の費用値は、以下のように加算することができる。
Figure 2023519229000004
第6の費用値が第2の所定の品質基準を満足する場合、第1のUAVは、第1のUAVの候補飛行計画に関する提案P"を第1のUAVの候補飛行計画として用いる。第6の費用値が第2の所定の品質基準を満足しない場合、第1のUAVは、第1のUAVの候補飛行計画に関する別の提案を生成する。換言すると、提案P"は、第2の所定の品質基準を満足する場合、第1のUAVの候補飛行計画として受け付けられる。例えば、第2の所定の品質基準は、第6の費用値が現在の第1のUAVの飛行計画及び第2のUAVの現在の飛行計画Pに関する第3の費用値未満である(すなわち、f(P",Q)<f(P,Q))ようなものとすることができる。したがって、第1のUAVの候補飛行計画に関する提案P"によって、総費用を第2のUAVの現在の飛行計画Pよりも確実に少なくすることができる。
第2のUAVは、第2のUAVの候補飛行計画に関する提案Q"を評価(評定)するための同等の処理を実行することができる。
以下、図3~9を参照して、提案の技術に係る二機のUAV310及び320間の例示的な衝突解決を説明する。図3は、初期の状況を示す図である。UAV310及び320はそれぞれ、推進システム311、321(例えば、モータ駆動式ロータ)と、別のUAVとの衝突を回避する提案の方法を実行するように構成される回路312、322とを具備する。回路312、322はそれぞれ、例えば、データ処理回路及び無線通信回路を具備することができる。例えば、処理回路は、単一の専用プロセッサ、単一の共用プロセッサ又は複数の個別のプロセッサとすることができ、これらのうちの一部又は全ては共用してもよい。また、処理回路は、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、特定用途向け集積回路(ASIC)又はフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)としてもよい。処理回路は任意選択的に、例えば、ソフトウェアを格納する読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又は不揮発性メモリに接続されてもよい。
第1のUAV310は現在の飛行計画P=P0に従い、第2のUAV320は現在の飛行計画Q=Q0に従う。UAV310及び320は、衝突が起こると判定する。特に、UAV310及び320は、飛行計画P0及びQ0に従う場合に衝突が起こると判定する。現在の飛行計画P0及びQ0に従うための費用f(P0,Q0)は、衝突及び結果として生じる積み荷及びUAVの紛失に起因して非常に高い。
UAV310及び320は、衝突を回避するために、第1の候補飛行計画P1及びQ1を算出する。第1の候補飛行計画P1及びQ1を現在の飛行計画P0及びQ0と共に図4に示す。第1の候補飛行計画P1に応じて、第1のUAV310は、姿勢を保ち、衝突地点に到達する前に安全な着陸場所に着陸する。これによって、第1のUAV310は、当該衝突を回避することができるが、自身の目的地に到着することはできなくなる。同様に、第2のUAV320は、第1の候補飛行計画P1に応じて、姿勢を保ち、衝突地点に到達する前に安全な着陸場所に着陸する。したがって、第2のUAV320も、当該衝突を回避することができるが、自身の目的地に到着することはできなくなる。
飛行計画P1及びQ1に関する第3の費用値(すなわち、総費用)は高いが、初期の飛行計画P0及びQ0に比べると低い。したがって、第1のUAV310及び第2のUAV320は、P1及びQ1が新しい能動的な飛行計画P=P1及びQ=Q1となることに(一時的に)合意する。図5に示すように、第1のUAV310及び第2のUAV320は、合意した飛行計画P1及びQ1に従う。いくつかの例では、f(P0,Q1)及びf(P1,Q0)は、1回目のイテレーションにおいて衝突を迅速に回避する予防措置としてみなされない場合がある。
飛行計画P1及びQ1に関する総費用が高いため、候補飛行計画を算出する新しいイテレーションが開始される。換言すると、第1のUAV310及び第2のUAV320は、飛行計画を洗練させ続ける。
図6は、UAV310及び320が飛行計画P1及びQ1に従う、2回目のイテレーションにおける飛行計画の生成を示す図である。第1のUAV310は、以前の飛行計画P0及びP1に基づいて第2の候補飛行計画P2を作成し、第2のUAV320は、以前の飛行計画Q0及びQ1に基づいて第2の候補飛行計画Q2を作成する。第2の候補飛行計画Q2によって、第2のUAV320は、一時的に当該衝突地点付近でより高い飛行レベル(高度)で飛行する。第1のUAV310の第2の候補飛行計画P2は実質的に第1のUAV310の当初の飛行計画P0に対応する。当初の飛行計画P0に対する相違点は、第2の候補飛行計画P2によって、第1のUAV310が衝突地点に到達する前に減速されることのみである。図6から分かるように、第2の候補飛行計画P2及びQ2の場合、衝突は起こらない。第1のUAV310及び第2のUAV320は、飛行計画P2及びQ2の組み合わせに関して各々の目的地に到着する。第1のUAV310は、第2のUAV320も同様だが、進行時間が延び、高さが増加したことに起因して、各々の目的地に少し遅れて到着し、少しだけ多くのエネルギーを要する。
飛行計画P2及びQ2の組み合わせに関する総費用f(P2,Q2)は最低である。したがって、図7に示すように、P=P2及びQ=Q2は、第1のUAV310が飛行計画P=P2に従い、第2のUAV320が飛行計画Q=Q2に従うように新しい能動的な飛行計画として定義される。飛行計画P2及びQ2の組み合わせの総費用はまだ十分に低いわけではないため、現在の飛行計画を更新するさらなるイテレーションが必要となる。
図8は、UAV310及び320が飛行計画P2及びQ2に従う、3回目のイテレーションの飛行計画の生成を示す図である。第1のUAV310は、以前の飛行計画P0,P1及びP2に基づいて第3の候補飛行計画P3を作成し、第2のUAV320は、以前の飛行計画Q0,Q1及びQ2に基づいて第3の候補飛行計画Q3を作成する。第3の候補飛行計画Q3は、当初の飛行計画Q0と同一である。第1のUAV310の第3の候補飛行計画P3は、実質的に第1のUAV310の現在の飛行計画P2に対応する。換言すると、第3の候補飛行計画P3によって、第1のUAV310が衝突地点に到達する前に減速される。図6から分かるように、第2のUAV320が、第1のUAV310が衝突地点に到達する前に当該衝突地点を通過することができるように第1のUAV310が衝突地点に到達する前に減速するため、第3の候補飛行計画P3及びQ3の場合、衝突は起こらない。
第1のUAV310及び第2のUAV320は、飛行計画P3及びQ3の組み合わせに関して各々の目的地に到着する。第1のUAV310だけが少し遅れて自身の目的地に到着する。飛行計画P3及びQ3の組み合わせに関する総費用f(P3,Q3)は最低である。したがって、図9に示すように、P=P3及びQ=Q3=Q0は、第1のUAV310が飛行計画P=P3に従い、第2のUAV320が飛行計画Q=Q3=Q0に従うように、新しい能動的な飛行計画として定義される。飛行計画P3及びQ3の組み合わせに関する総費用は十分に低いため、現在の飛行計画を更新するさらなるイテレーションが必要となる。当該衝突は解決される。新しい飛行計画P3及びQ3は、当初の衝突が起きる飛行計画P0及びQ0と比較してわずかな追加の費用だけで済む。
目的関数f(p,q,C)及びf(p,q,D)は、費用が非常に高く、UAVの紛失を引き起こす飛行計画を評価することができる。費用を削減することによって、衝突を引き起こす飛行計画を回避することができる。目的関数は、将来起こる他のUAVとの危機的状況全てにペナルティを与えるように定義することができる。したがって、衝突を早期に検出し、タイミングよく解決することができる。目的関数は、特定の飛行計画の不利点をよく説明するようにモデリングさせることができる。上記例は、優先度、エネルギー消費量及び到着遅延に関する費用を含む。提案の交渉方法は、総費用を繰り返し削減するように設計される。費用を増加させるような飛行計画は排除される。交渉は、二機の関与するUAVによって実行され、中央施設を必要としない。したがって、分散化されたものである。
上述したように、図2~9と併せて上述した技術は、飛行計画に従うUAVに限定されない。本技術は、UGV又はUSV等、自律的に各々の移動計画に従う他の機体(車両)に同様に用いることができる。
以下の例は、さらなる実施形態に属する。
(1) 第1のUVが第2のUVとの衝突を回避する方法であって、
前記第1のUVの現在の移動計画及び前記第2のUVから受信される前記第2のUVの現在の移動計画に基づいて、前記第2のUVとの衝突が起こるかどうかを判定し、
前記第2のUVとの衝突が起こると判定した場合、以下のステップのうち少なくとも1回のイテレーションを実行し、
当該ステップは、
a)前記第1のUVの候補移動計画を算出し、前記第2のUVから前記第2のUVの候補移動計画を受信すること、
b)第1の目的関数を用いて、前記第1のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つと前記第2のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第1の費用値を算出すること、
c)前記第2のUVから前記異なる組み合わせに関する第2の費用値を受信することであって、前記第2の費用値は、第2の目的関数を用いて前記第2のUVによって計算される、第2の費用値を受信すること、
d)前記異なる組み合わせに関する第3の費用値を算出するために、前記第1の費用値及び前記第2の費用値を組み合わせること、及び
e)前記異なる組み合わせのうち最良の前記第3の費用値を示す前記組み合わせに含まれる前記第1のUVの前記移動計画に前記第1のUVの前記現在の移動計画を更新すること
を含む
方法。
(2) (1)に記載の方法であって、
前記方法は、さらに、
最近の前記イテレーションにおいて前記最良の第3の費用値を示す前記組み合わせの前記第3の費用値が所定の品質基準を満足するかどうかを判定すること、及び
前記最近のイテレーションにおいて前記最良の第3の費用値を示す前記組み合わせの前記第3の費用値が前記所定の品質基準を満足しない場合、ステップa)~e)の別のイテレーションを実行すること
を含む
方法。
(3) (1)又は(2)に記載の方法であって、
前記方法は、さらに、
最近の前記イテレーションにおいて前記最良の第3の費用値を示す前記組み合わせの前記第3の費用値が第1の所定の品質基準を満足するかどうかを判定すること、及び
前記最近のイテレーションにおいて前記最良の第3の費用値を示す前記組み合わせの前記第3の費用値前記第1の所定の品質基準を満足する場合、前記最近のイテレーションにおいて算出された前記更新した現在の移動計画に基づいて前記第1のUVの移動を制御すること
を含む
方法。
(4) (1)~(3)のうちのいずれかに記載の方法であって、
前記第1のUVの候補移動計画を算出することは、
前記第1のUVの前記現在の移動計画に基づいて前記第1のUVの前記候補移動計画に関する提案を生成すること、
前記第1の目的関数を用いて、前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案及び前記第2のUVの前記現在の移動計画に関して第4の費用値を算出すること、
前記第2の目的関数を用いて、前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案及び前記第2のUVの前記現在の移動計画に関して第5の費用値を推定すること、
前記第4の費用値及び前記第5の費用値に基づいて第6の費用値を算出すること、及び
前記第6の費用値が第2の所定の品質基準を満足する場合、前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を前記第1のUVの前記候補移動計画として用いること
を含む
方法。
(5) (4)に記載の方法であって、
前記第1のUVの候補移動計画を算出することは、さらに、
前記第6の費用値が前記第2の所定の品質基準を満足しない場合、前記第1のUVの前記候補移動計画に関する別の提案を生成すること
を含む
方法。
(6) (4)又は(5)に記載の方法であって、
前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を生成することは、さらに、
前記第1のUVの前記現在の移動計画を更新するステップe)の以前のイテレーションに用いられた前記第1のUVの1つ又は複数の移動計画に基づく
方法。
(7) (4)~(6)のうちのいずれかに記載の方法であって、
前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を生成することは、
前記第1のUVの前記現在の移動計画の1つ又は複数のパラメータを変更すること
を含む
方法。
(8) (7)に記載の方法であって、
前記第1のUVの前記現在の移動計画の前記1つ又は複数のパラメータは、前記第1のUVの高度、前記UVの速度、前記第1のUVの移動の軌道のうちの少なくとも1つを含む
方法。
(9) (4)~(6)のうちのいずれかに記載の方法であって、
前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を生成することは、
前記第1のUVの前記現在の移動計画及び前記第2のUVの前記現在の移動計画に基づいて前記第1のUVと前記第2のUVとの衝突地点を算出すること、及び
前記第1のUVが前記衝突地点に到達する前に停止するように前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を生成すること
を含む
方法。
(10) (1)~(9)のうちのいずれかに記載の方法であって、
前記第1の目的関数は、
前記第1のUVのエネルギー消費量に関する費用の少なくとも1つの項、
前記第1のUVの目的地への到着遅延に関する費用の少なくとも1つの項、
前記第1のUVの紛失リスクに関する費用の少なくとも1つの項、
前記第1のUVによって運ばれる積み荷の紛失リスクに関する費用の少なくとも1つの項、及び
前記第1のUVの輸送の優先度に関連する少なくとも1つの項
のうちの少なくとも1つを含む
方法。
(11) (1)~(10)のうちのいずれかに記載の方法であって、
前記第1の目的関数は、前記第1のUVの特性を考慮する
方法。
(12) (11)に記載の方法であって、
前記第1のUVの前記特性は、前記第1のUVにおいて利用可能なエネルギー残量、前記第1のUV及び/又は前記第1のUVによって運ばれる積み荷の重量、前記第1のUVの目的地、前記第1のUVの能力、及び前記第1のUVの現在の構成のうちの少なくとも1つを含む
方法。
(13) (1)~(10)のうちのいずれかに記載の方法であって、
前記第2の目的関数は、前記第2のUVの特性を考慮する
方法。
(14) (1)~(13)のうちのいずれかに記載の方法であって、さらに、
前記第1のUVの前記現在の移動計画を前記第2のUVに送信すること、
前記第1のUVの前記候補移動計画を前記第2のUVに送信すること、及び
前記異なる組み合わせに関する前記第1の費用値を前記第2のUVに送信すること
のうちの1つ又は複数
を含む
方法。
(15) (1)~(14)のうちのいずれかに記載の方法であって、さらに、
前記第2のUVとの衝突が起こらないと判定した場合、前記第1のUVの初期の前記現在の移動計画に基づいて前記第1のUVの移動の制御を続行すること
を含む
方法。
(16) (1)~(15)のうちのいずれかに記載の方法であって、
前記第1のUV及び前記第2のUVは、無人航空機である
方法。
(17) (1)~(16)のうちのいずれかに記載の方法であって、
前記第1のUVの前記現在の移動計画は、前記第1のUVの移動に対して確保された空間領域のタイムコースについての情報を含み、且つ/又は
前記第2のUVの前記現在の移動計画は、前記第2のUVの移動に対して確保された空間領域のタイムコースについての情報を含む
方法。
(18) プロセッサ又はプログラマブルハードウェア上で実行されると(1)~(17)のうちのいずれかに記載の方法を実行するプログラムコードを有するプログラムを記憶した非一過性マシン可読媒体。
(19) プロセッサ又はプログラマブルハードウェア上で実行されると(1)~(17)のいずれかに記載の方法を実行するプログラムコードを有するプログラム。
(20) 他のUVとの衝突を回避することが可能であるUVであって、
推進システムと、回路とを具備し、当該回路は、
当該UVの現在の移動計画及び前記他のUVから受信した前記他のUVの現在の移動計画に基づいて前記他のUVとの衝突が起こるかどうかを判定し、及び
前記他のUVとの衝突が起こると判定した場合、以下のステップのうち少なくとも1回のイテレーションを実行するように構成され、当該ステップは、
a)当該UVの候補移動計画を算出し、前記他のUVから前記他のUVの候補移動計画を受信すること、
b)第1の目的関数を用いて、当該UVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つと前記他のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第1の費用値を算出すること、
c)前記他のUVから前記異なる組み合わせに関する第2の費用値を受信することであって、前記第2の費用値は、第2の目的関数を用いて前記他のUVによって計算される、第2の費用値を受信すること、
d)前記異なる組み合わせに関する第3の費用値を算出するために、前記第1の費用値及び前記第2の費用値を組み合わせること、及び
e)前記異なる組み合わせのうち最良の前記第3の費用値を示す前記組み合わせに含まれる当該UVの前記移動計画に当該UVの前記現在の移動計画を更新すること
を含む
UV。
(21) (20)に記載のUVであって、
当該UVは、UAVである
UV。
上記で説明した例及び図面のうちの1以上と合わせて言及及び説明した態様及び特徴は、他の例の同様の特徴と置き換えるため又は当該特徴を追加的に導入するために当該他の例のうちの1以上と同様に組み合わせることができる。
上記の説明及び図面は、本開示の原理を例示しているに過ぎない。また、本明細書において列挙した例は全て、本発明者(ら)によって当該技術分野の発展に貢献する本開示の原理及び概念に対する読者の理解の助けとなるように原則として例示のためだけのものとして明確に意図されている。本開示の原理、態様、実施例、及びそれらの具体的な例に関する本明細書の記載は全て、それらの等価物を包含することが意図されている。
ブロック図は、例えば、本開示の原理を実施する高レベルの回路図を示している。同様に、フローチャート、フロー図、状態遷移図、疑似コード等は、例えば非一過性マシン可読媒体(例えば、フロッピーディスク、DVD、Blu-ray(登録商標)、CD、ROM、PROM、及びEPROM、EEPROM又はフラッシュメモリ)内で実質的に表現することができ、そのため、コンピュータ又はプロセッサが明示的に図示されているか否かにかかわらず、係るコンピュータ又はプロセッサによって実行することができる様々な処理、動作又はステップを表すことができる。本明細書又は特許請求の範囲に開示されている方法は、これらの方法の各動作を実行する手段を有する装置によって実施することができる。
本明細書又は特許請求の範囲に開示されている複数の動作、処理、操作、ステップ又は機能に関する開示は、別途明示的又は黙示的な記載がない限り、例えば、技術的な理由によって特定の順序になっていると解釈されるものではないことを理解されたい。そのため、複数の動作又は機能に関する開示は、係る動作又は機能が、技術的な理由のために置換不能でない限り、当該動作又は機能を特定の順序に限定しないものとする。また、いくつかの例において、単一の動作、機能、処理、操作又はステップは、それぞれ、複数のサブ動作、サブ機能、サブ処理、サブ操作又はサブステップを含んでもよく、又はそれらに分けてもよい。このようなサブ動作は、明示的に除外されていない限り、当該単一の動作に関する本開示の一部として含めることができる。
また、以下の請求項は、これによって詳細な説明に組み込まれるものとし、各請求項は、それ自体が独立した例として有効である。各請求項はそれ自体が独立した例として有効であり、従属請求項は当該請求項において1以上の他の請求項との特定の組み合わせに言及することができるが、他の例は、当該従属請求項と他の各従属又は独立請求項の主題との組み合わせも含んでもよいことに留意されたい。このような組み合わせは、特定の組み合わせは意図されていないと記載されない限り、本明細書において明示的に提案されているのである。また、或る請求項が任意の他の独立請求項に直接従属していない場合であっても、当該請求項の特徴をこの任意の他の独立請求項にも含めることが意図されている。

Claims (20)

  1. 第1の無人機(UV:Unmanned Vehicle)が第2のUVとの衝突を回避する方法であって、
    前記第1のUVの現在の移動計画及び前記第2のUVから受信される前記第2のUVの現在の移動計画に基づいて、前記第2のUVとの衝突が起こるかどうかを判定し、
    前記第2のUVとの衝突が起こると判定した場合、以下のステップのうち少なくとも1回のイテレーションを実行し、
    当該ステップは、
    a)前記第1のUVの候補移動計画を算出し、前記第2のUVから前記第2のUVの候補移動計画を受信すること、
    b)第1の目的関数を用いて、前記第1のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つと前記第2のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第1の費用値を算出すること、
    c)前記第2のUVから前記異なる組み合わせに関する第2の費用値を受信することであって、前記第2の費用値は、第2の目的関数を用いて前記第2のUVによって計算される、第2の費用値を受信すること、
    d)前記異なる組み合わせに関する第3の費用値を算出するために、前記第1の費用値及び前記第2の費用値を組み合わせること、及び
    e)前記異なる組み合わせのうち最良の前記第3の費用値を示す前記組み合わせに含まれる前記第1のUVの前記移動計画に前記第1のUVの前記現在の移動計画を更新すること
    を含む
    方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記方法は、さらに、
    最近の前記イテレーションにおいて前記最良の第3の費用値を示す前記組み合わせの前記第3の費用値が所定の品質基準を満足するかどうかを判定すること、及び
    前記最近のイテレーションにおいて前記最良の第3の費用値を示す前記組み合わせの前記第3の費用値が前記所定の品質基準を満足しない場合、ステップa)~e)の別のイテレーションを実行すること
    を含む
    方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    前記方法は、さらに、
    最近の前記イテレーションにおいて前記最良の第3の費用値を示す前記組み合わせの前記第3の費用値が第1の所定の品質基準を満足するかどうかを判定すること、及び
    前記最近のイテレーションにおいて前記最良の第3の費用値を示す前記組み合わせの前記第3の費用値前記第1の所定の品質基準を満足する場合、前記最近のイテレーションにおいて算出された前記更新した現在の移動計画に基づいて前記第1のUVの移動を制御すること
    を含む
    方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1のUVの前記候補移動計画を算出することは、
    前記第1のUVの前記現在の移動計画に基づいて前記第1のUVの前記候補移動計画に関する提案を生成すること、
    前記第1の目的関数を用いて、前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案及び前記第2のUVの前記現在の移動計画に関して第4の費用値を算出すること、
    前記第2の目的関数を用いて、前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案及び前記第2のUVの前記現在の移動計画に関して第5の費用値を推定すること、
    前記第4の費用値及び前記第5の費用値に基づいて第6の費用値を算出すること、及び
    前記第6の費用値が第2の所定の品質基準を満足する場合、前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を前記第1のUVの前記候補移動計画として用いること
    を含む
    方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、
    前記第1のUVの前記候補移動計画を算出することは、さらに、
    前記第6の費用値が前記第2の所定の品質基準を満足しない場合、前記第1のUVの前記候補移動計画に関する別の提案を生成すること
    を含む
    方法。
  6. 請求項4に記載の方法であって、
    前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を生成することは、さらに、
    前記第1のUVの前記現在の移動計画を更新するステップe)の以前のイテレーションに用いられた前記第1のUVの1つ又は複数の移動計画に基づく
    方法。
  7. 請求項4に記載の方法であって、
    前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を生成することは、
    前記第1のUVの前記現在の移動計画の1つ又は複数のパラメータを変更すること
    を含む
    方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、
    前記第1のUVの前記現在の移動計画の前記1つ又は複数のパラメータは、前記第1のUVの高度、前記UVの速度、前記第1のUVの移動の軌道のうちの少なくとも1つを含む
    方法。
  9. 請求項4に記載の方法であって、
    前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を生成することは、
    前記第1のUVの前記現在の移動計画及び前記第2のUVの前記現在の移動計画に基づいて前記第1のUVと前記第2のUVとの衝突地点を算出すること、及び
    前記第1のUVが前記衝突地点に到達する前に停止するように前記第1のUVの前記候補移動計画に関する前記提案を生成すること
    を含む
    方法。
  10. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1の目的関数は、
    前記第1のUVのエネルギー消費量に関する費用の少なくとも1つの項、
    前記第1のUVの目的地への到着遅延に関する費用の少なくとも1つの項、
    前記第1のUVの紛失リスクに関する費用の少なくとも1つの項、
    前記第1のUVによって運ばれる積み荷の紛失リスクに関する費用の少なくとも1つの項、及び
    前記第1のUVの輸送の優先度に関連する少なくとも1つの項
    のうちの少なくとも1つを含む
    方法。
  11. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1の目的関数は、前記第1のUVの特性を考慮する
    方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、
    前記第1のUVの前記特性は、前記第1のUVにおいて利用可能なエネルギー残量、前記第1のUV及び/又は前記第1のUVによって運ばれる積み荷の重量、前記第1のUVの目的地、前記第1のUVの能力、及び前記第1のUVの現在の構成のうちの少なくとも1つを含む
    方法。
  13. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第2の目的関数は、前記第2のUVの特性を考慮する
    方法。
  14. 請求項1に記載の方法であって、さらに、
    前記第1のUVの前記現在の移動計画を前記第2のUVに送信すること、
    前記第1のUVの前記候補移動計画を前記第2のUVに送信すること、及び
    前記異なる組み合わせに関する前記第1の費用値を前記第2のUVに送信すること
    のうちの1つ又は複数
    を含む
    方法。
  15. 請求項1に記載の方法であって、さらに、
    前記第2のUVとの衝突が起こらないと判定した場合、前記第1のUVの初期の前記現在の移動計画に基づいて前記第1のUVの移動の制御を続行すること
    を含む
    方法。
  16. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1のUV及び前記第2のUVは、無人航空機である
    方法。
  17. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1のUVの前記現在の移動計画は、前記第1のUVの移動に対して確保された空間領域のタイムコースについての情報を含み、且つ/又は
    前記第2のUVの前記現在の移動計画は、前記第2のUVの移動に対して確保された空間領域のタイムコースについての情報を含む
    方法。
  18. プロセッサ又はプログラマブルハードウェア上で実行されると請求項1に記載の方法を実行するプログラムコードを有するプログラムを記憶した非一過性マシン可読媒体。
  19. 他のUVとの衝突を回避することが可能である無人機(UV:Unmanned Vehicle)であって、
    推進システムと、回路とを具備し、当該回路は、
    当該UVの現在の移動計画及び前記他のUVから受信した前記他のUVの現在の移動計画に基づいて前記他のUVとの衝突が起こるかどうかを判定し、及び
    前記他のUVとの衝突が起こると判定した場合、以下のステップのうち少なくとも1回のイテレーションを実行するように構成され、当該ステップは、
    a)当該UVの候補移動計画を算出し、前記他のUVから前記他のUVの候補移動計画を受信すること、
    b)第1の目的関数を用いて、当該UVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つと前記他のUVの前記現在の移動計画及び前記候補移動計画のうちの1つとの異なる組み合わせに関する第1の費用値を算出すること、
    c)前記他のUVから前記異なる組み合わせに関する第2の費用値を受信することであって、前記第2の費用値は、第2の目的関数を用いて前記他のUVによって計算される、第2の費用値を受信すること、
    d)前記異なる組み合わせに関する第3の費用値を算出するために、前記第1の費用値及び前記第2の費用値を組み合わせること、及び
    e)前記異なる組み合わせのうち最良の前記第3の費用値を示す前記組み合わせに含まれる当該UVの前記移動計画に当該UVの前記現在の移動計画を更新すること
    を含む
    UV。
  20. 請求項19に記載のUVであって、
    当該UVは、無人航空機である
    UV。
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