JP2023518357A - 適応型フレグランスディスペンサ - Google Patents

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Abstract

ディスペンシングデバイスは、対象者に接続するように構成された取付機構を有する本体と、本体の内部に配置されたリザーバと、リザーバの内部に配置された取り外し可能な選択フレグランスと、リザーバに結合されたディスペンサと、ディスペンサに結合され選択フレグランスを吐出するように構成されたコントローラと、スマートデバイスにデータストリームを提供するように構成された本体上の複数のセンサとを備える。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年6月30日に出願された米国出願第16/917396号、及び2020年8月26日に出願された仏国出願第2008716号の利益を主張するものであり、これらの内容は、該出願を参照することによりこれらの全体が本明細書に援用される。
本概要は、以下の「発明を実施するための形態」で更に記載される概念の選択を簡略化して紹介するために提供される。本概要は、クレームされた主題の主要な特徴を特定することを意図したものではなく、また、クレームされた主題の範囲を決定する際の補助として使用することを意図したものでもない。
人間は、自分の体臭やフレグランスレベルを認識できないということが周知である。これは、「嗅覚順応」と呼ばれる現象によるものである。人間は、一定期間においにさらされていると、やがてそのにおいに鈍感になり、強烈なにおいでさえ、普通か無臭に感じるようになることがある。ところが、起源である人が鈍感になっているフレグランスやにおいに、新しい人が出会うと、この臭気強度を強く感じる。
一実施形態では、携帯用ディスペンシングデバイスは、ユーザによって持ち運ばれるように構成される。前記デバイスは、リザーバを有する本体、前記リザーバ内に配置された選択フレグランス、前記リザーバから前記選択フレグランスを吐出するように構成されたディスペンサ、前記ユーザに関連するデータを取得するように構成された複数のセンサ、及び、前記複数のセンサから受信した前記データに基づいて、前記ディスペンサを作動させるように構成されたコントローラを備える。
別の実施形態では、前記システムは、前記コントローラと通信するスマートデバイスも備える。
一実施形態では、前記リザーバは、フレグランスカートリッジを収容するように構成される。別の実施形態では、前記選択フレグランスが前記リザーバに直接入れられる。更に別の実施形態では、前記選択フレグランスが固体である。
一実施形態では、前記複数のセンサは、少なくとも1つの加速度計、高度計、湿度センサ、心拍数モニタ、温度計及びグローバルポジショニングシステム(GPS)センサを備える。
一実施形態では、前記ディスペンサはソレノイド制御のスプレーである。別の実施形態では、前記ディスペンサはベントである。
一実施形態では、前記デバイスは前記選択フレグランスのフレグランスノートを調整するように構成された複数のレバーを備える。
一実施形態では、前記デバイスは前記選択フレグランスを加熱するように構成されたヒーターも備える。
一実施形態では、前記デバイスは前記デバイスを持ち運ぶための取付機構も備える。
一実施形態では、ユーザの個人のにおいを調整するためのディスペンシングデバイスは、前記ユーザのにおい又は周囲の環境に基づいたデータを生成するように構成された複数のセンサ、及び実行される際にディスペンサに選択フレグランスを放出させる命令を備えた不揮発性コンピュータメモリを有するコントローラを備える。
一実施形態では、前記システムは、前記コントローラに通信可能に結合されたスマートデバイスも備え、前記スマートデバイスは、前記コントローラに命令を発するように構成されている。
一実施形態では、前記ディスペンシングデバイスは、前記ユーザの第1の位置に取り付けられた第1のディスペンシングデバイスであり、前記システムは、前記ユーザの第2の位置に取り付けられた第2のディスペンシングデバイスを更に含む。
一実施形態では、前記デバイスは、スマートフォン又はスマートウォッチである。
一実施形態では、前記複数のセンサは、前記対象者を積極的に監視し、フレグランスレベルが目標レベルを下回ると、前記対象者に通知するように構成される。
一実施形態では、前記複数のセンサは、温度センサを含む。一実施形態では、前記複数のセンサは、湿度センサを含む。別の実施形態では、前記複数のセンサはフレグランスセンサを含む。更に別の実施形態では、前記複数のセンサは高度計を含む。
一実施形態では、前記複数のセンサからの前記データは1日より長い期間に渡って収集される。
一実施形態では、ウェアラブルディスペンシングデバイスは、複数のセンサ及び少なくとも1つのフレグランスディスペンサと動作可能に結合された処理回路を備えるフレグランスユニット、並びにユーザに関連するデータを取得するように構成された前記複数のセンサを備える。前記フレグランスユニットは、前記複数のセンサから受信した前記データとユーザ固有の目標条件との間の比較に基づいて、少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される。
一実施形態では、前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが発汗センサを含み、前記フレグランスユニットが、汗の状態の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される。
一実施形態では、前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが静電容量センサを含み、前記フレグランスユニットが、静電容量値の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される。
一実施形態では、前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが化学センサを備え、前記フレグランスユニットが、複数の電解質濃度又は代謝物濃度の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される。
別の実施形態では、前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが容量式湿度センサを含み、前記フレグランスユニットが、発汗速度の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される。
別の実施形態では、前記フレグランスユニットが、イオン濃度の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される。
一実施形態では、前記フレグランスユニットが、1つの電解質濃度又は代謝物濃度の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される。
一実施形態では、前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが皮膚pHセンサを含み、前記フレグランスユニットが、皮膚pH値の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される。
一実施形態では、前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが電子鼻(e-Nose)センサを含み、前記フレグランスユニットが、汗成分の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される。
本発明の上述の態様及び付随する利点の多くは、添付の図面と併せ、以下の発明を実施するための形態を参照することにより、同様のことがよりよく理解できるようになるにつれて、より容易に理解されるであろう。
図1は、本技術の一実施形態に係るディスペンシングデバイスの一例を示す等角投影図である。
図2Aは、本技術の一実施形態に係るディスペンシングデバイスの一例を示す正面図である。
図2Bは、本技術の一実施形態に係るディスペンシングデバイスの一例を示す部分的な概略正面図である。
図2Cは、本技術の一実施形態に係るディスペンシングデバイスの一例の背面の概略図である。
図3は、本技術の一実施形態に係るフレグランスカートリッジの一例を示す概略図である。
図4は、本技術の一実施形態に係るスマートデバイスと通信可能に結合されたディスペンシングデバイスの一実施形態である。
図5は、本技術の一実施形態に係る個人のにおいを適応的に制御するためのスマートデバイスと対象者との間の相互作用の一実施形態である。
図6Aは、本技術の一実施形態に係る対象者に通知するためのスマートデバイス対象者インターフェースの一実施形態である。
図6Bは、本技術の一実施形態に係る個人のにおいを調整するためのスマートデバイス対象者インターフェースの一実施形態である。
図7Aは、本技術が使用されない場合の、一日を通した対象者の個人のにおいの一例を示すグラフである。
図7Bは、本技術の一実施形態に係る適応型フレグランスディスペンサシステムを使用した、対象者の個人のにおいの一例を示すグラフである。
本発明の好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な変更が可能であることを理解されたい。
いくつかの実施形態では、ディスペンシングデバイス1000は、スマートデバイスと通信可能に結合される。ディスペンシングデバイス1000は、複数のデータストリーム、すなわち対象者の心拍数、湿度、天候、位置などを監視するためのセンサ340を含む。例えば、ディスペンシングデバイス1000は、加速度計341、高度計342、湿度センサ343、心拍数モニタ344、及び温度計345を含む。また、ディスペンシングデバイス1000は、フレグランスカートリッジ410内の選択フレグランス用のリザーバ320も含む。動作中、ディスペンシングデバイス1000上のセンサは、スマートデバイスにデータを送信する。次いで、スマートデバイスは、データを処理し、ディスペンシングデバイス1000から吐出される選択フレグランスをいつ再び適用するかについて対象者に通知する。
図1は、本技術の一実施形態に係るディスペンシングデバイスの一例の等角投影図である。ディスペンシングデバイス1000は、本体300と、リザーバ320と、複数のセンサ340とを含む。図示の実施形態では、フレグランスカートリッジ410がリザーバ320内に備えられている。他の実施形態では、選択フレグランス400は、リザーバ320内に直接入れられてもよい。いくつかの実施形態では、ディスペンシングデバイス1000の本体300上にレバー420が設けられている。対象者500は、ディスペンシングデバイス1000の本体300上のレバー420を作動させ、選択したフレグランス400の特定のフレグランスノート(すなわちフレグランス本体、フローラルノートなど)の用量及び放出速度を制御することができる。
簡略化のため、図1では5つのセンサを図示している。異なる実施形態では、ディスペンシングデバイスは、より多くのセンサ又はより少ないセンサを含んでもよい。いくつかの実施形態では、センサ340は、全てディスペンシングデバイス1000の本体300上に配置される。他の実施形態では、複数のセンサ340のうちのいくつかのみがディスペンシングデバイス1000の本体300上に配置され、他方のいくつかのセンサはスマートデバイス2000に搭載される(図1には図示せず)。いくつかの実施形態では、ディスペンシングデバイス1000は、少なくとも1つの加速度計341、高度計342、湿度センサ343、心拍数モニタ344、及び/又は温度計345を含む。更に、いくつかの実施形態では、図1に例示されたものに加えて、又はこの代わりに、ディスペンシングデバイス1000の本体300上に種々のセンサが存在してもよい。他のセンサ340の非網羅的なリストには、揮発性化合物センサ、臭気レベルセンサ、発汗センサ、位置センサ(例えば、グローバルポジショニングシステム(GPS)センサ)等が含まれる。いくつかの実施形態では、GPSセンサを使用して、その場所における相対湿度に関する情報を取得してもよい。他の実施形態では、GPSセンサから得られた位置情報を、その地域におけるフレグランスの基準(cultural fragrance norms)の代わりとして使用しもよい。
ディスペンシングデバイス1000は、スマートデバイス2000と(例えば、無線で)通信可能に結合されている。動作中、ディスペンシングデバイス1000上の複数のセンサ340は、スマートデバイス2000にデータストリームを提供する。また、スマートデバイス2000は、この上に複数のセンサ340を有することもできる。スマートデバイス2000上の複数のセンサ340はまた、スマートデバイス2000にさらなるデータストリームを提供することもできる。
対象者(ユーザ)は、彼又は彼女が選択したフレグランス400を含むフレグランスカートリッジ410をリザーバ320に挿入することができる。いくつかの実施形態では、対象者は、維持されるべきフレグランスの所望の(目標)レベルを設定することができる。また、いくつかの実施形態では、スマートデバイス2000は、複数のセンサ340からデータを収集し、最適なフレグランスレベルを推奨することもできる。また、スマートデバイスは、フレグランスレベルが決められた目標レベルを下回ると、対象者500に通知することができる。更に、スマートデバイスは、選択フレグランス400の放出速度及び用量を、目標レベルに一致するように生成することができる。
図1では、スマートデバイス2000は携帯電話として描かれているが、他の例では、スマートデバイス2000は、スマートウォッチ、タブレットなど、任意の数の他のコンピューティングデバイスの形態をとる。
ディスペンシングデバイス1000を、無線接続を介してスマートデバイス2000と通信可能に結合することができる。いくつかの実施形態では、無線接続は、Bluetooth(登録商標)接続、近距離無線通信(NFC)接続、ダイレクトWiFi(登録商標)接続、又は任意の他の直接無線接続などの直接無線接続である。いくつかの実施形態では、無線接続は、セルラーネットワーク(例えば、4G、LTE(登録商標))、WiFi(登録商標)ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、任意の他のネットワーク、又はこれらの任意の組み合わせなどの1つ又は複数の無線ネットワークを介した間接的な接続である。いくつかの実施形態では、無線接続によって、ディスペンシングデバイス1000がスマートデバイス2000から遠隔に位置することが可能となる。
いくつかの実施形態では、スマートデバイス2000は、ディスペンシングデバイス1000及びスマートデバイス2000上の複数のセンサ340から生成されたデータを、1日より長い期間にわたって保存する。次いで、スマートデバイス2000は、このデータを使用して、対象者の固有のにおいレベルの傾向を分析することができる。
図2Aは、ディスペンシングデバイス1000の一例の概略図である。ディスペンシングデバイス1000は、本体300と、フレグランスカートリッジ410を内部に有するリザーバ320と、複数のセンサ340と、ディスペンサ330と、複数のレバー420とを含む。いくつかの実施形態では、センサ340は、少なくとも加速度計341、高度計342、湿度センサ343、心拍数モニタ344及び/又は温度計345を含む。このようなセンサは、例えば、静電容量センサ(例えば、読み取り値が電気容量値の変化に基づく)、化学センサ(例えば、読み取り値が電解質濃度、代謝物濃度又はイオン濃度の変化を示す)、皮膚pHベースセンサ、機械センサ、又はこの他のセンサとできる。いくつかの実施形態では、センサ340は、汗の成分(例えば、イソ吉草酸、又はアンドロステノン、アンドロスタジエノン若しくはアンドロステノールなどのような揮発性ステロイド)の変化を示す「e-Nose」センサを構成してもよい。
フレグランスカートリッジ410は、選択フレグランス400を含む。いくつかの実施形態では、選択フレグランス400は固体である。他の実施形態では、選択フレグランス400は液体である。
フレグランスカートリッジ410は、リザーバ320内に収まるように構成され、ディスペンサ330に接続される。対象者がスマートデバイス2000と相互作用すると、ディスペンサ330が、フレグランスの目標レベルを達成するために必要な量の選択フレグランス400を吐出する。いくつかの実施形態では、ディスペンサ330は、ソレノイド制御のスプレー、制御式のベント、又は他のフレグランス放出機構である。
図2Bは、本技術に係るディスペンシングデバイス1000一例の断面の概略図である。例示的なディスペンシングデバイス1000は、本体300と、ディスペンサ330に取り付けられたリザーバ320の内部にあるフレグランスカートリッジ410とを含む。ディスペンシングデバイス1000の本体300は、コントローラ350と、ヒーター430と、バッテリー440と、センサ340と、レバー420とを含む。スマートデバイス2000は、ディスペンシングデバイス1000内のコントローラ350と通信可能に結合される。スマートデバイス2000は、対象者500の入力を条件として、目標レベルに一致させるために、選択フレグランスを放出するようにコントローラ350に指示することができる。他の実施形態では、コントローラ350(例えば、CPU、デジタルコントローラ、アナログコントローラなど)は、スマートデバイス2000に含まれてもよい。
いくつかの実施形態において、コントローラ350は、センサ340からデータを受信し、データを処理し、ディスペンサ330に命令を送信することができる。したがって、いくつかの実施形態では、ディスペンシングデバイス1000は、スマートデバイスとしても機能し得るので、ディスペンサ330によってフレグランスを放出するための別のスマートデバイスを必要としない。
いくつかの実施形態では、フレグランスカートリッジ410内の選択フレグランス400は、固相である。動作中、ディスペンシングデバイス1000内のヒーター430は、固体の選択フレグランス400を加熱して液相又は気相にすることができる。いくつかの実施形態では、ヒーター430は電気ヒーターである。他の実施形態では、ヒーターは、赤外線放射源を含んでもよい。いくつかの実施形態では、電気ヒーターは、1つ又は複数のバッテリー440によって電力が供給される。いくつかの実施形態では、固体の選択フレグランス400は、ヒーター430によって加熱され、ベントディスペンサ330を通って漂うことができる揮発する状態になる。
また、いくつかの実施形態では、コントローラ350及びディスペンサ330は、バッテリー440によっても電力を供給される。一実施形態において、バッテリー440は、例えば、充電式バッテリー440の電位が枯渇した場合に、外部ソースから電力を受け取るように構成された充電式バッテリーである。他の実施形態では、バッテリー440は、使い捨てのバッテリーである。
図2Cは、本技術に係るディスペンシングデバイス1000の一例の背面の概略図である。ディスペンシングデバイス1000は、レバー420を備える本体300と、複数のセンサ340と、取付機構310とを含む。図示された実施形態では、取付機構310は、例えば、デバイス1000をポケットにクリップで留めるなどして衣類に取り付けるためのクリップである。他の実施形態では、取付機構310は、別の方法で、すなわち、磁石を用いたり、ディスペンシングデバイス1000を衣類に縫い付けたりするなどして、対象者に取り付けてもよい。
動作中、ディスペンシングデバイス1000は、一日を通して対象者の衣類に取り付けられたままにできる。この間、ディスペンシングデバイス1000上のセンサ340は、データを収集し、このデータは、スマートデバイス2000に送信される。いくつかの実施形態では、センサ340が対象者の複数の位置からデータを収集することができるように、対象者は複数のディスペンシングデバイスを持ち運ぶ。
図3は、本技術に係るフレグランスカートリッジ410の一例である。いくつかの実施形態では、選択フレグランス400は、ディスペンシングデバイス1000のリザーバ320に直接入れられる。他の実施形態では、選択フレグランス400は、フレグランスカートリッジ410に収容される。フレグランスカートリッジ410には、選択フレグランス400を予め入れることができる。フレグランスカートリッジ410がどの程度満たされているか、フレグランスカートリッジ410の内部にはどのフレグランスがあるか、及び/又は所与のフレグランス400に対してどの程度の強度若しくは用量が適切であるかを判断するために、フレグランスカートリッジ410は、例えば、不揮発性コンピュータメモリにコード化した情報を含むことができる。いくつかの実施形態では、対象者500は、空のフレグランスカートリッジ410を入手し、これを自分の好みの選択フレグランスで充填する。
いくつかの実施形態では、一日を通して、スマートデバイス2000は、目標のにおいを達成するための選択フレグランス400をより多く吐出するように対象者500に通知する。また、いくつかの実施形態では、スマートデバイス2000は、フレグランスカートリッジ410が少なくなったとき及び/又は空になったときに関しても対象者500に通知する。
いくつかの実施形態では、対象者500は、空のフレグランスカートリッジ410を廃棄し、同じ又は異なる選択フレグランス400を含む新しいフレグランスカートリッジ410に置き換える。他の実施形態では、対象者500は、空のフレグランスカートリッジ410を、同じ又は異なる選択フレグランス400で再充填する。いくつかの実施形態では、対象者500は、複数の選択フレグランス400を単一のフレグランスカートリッジ410内で混合して、更に彼又は彼女のフレグランスをパーソナライズすることができる。
図4は、スマートデバイス2000と通信可能に結合されたディスペンシングデバイス1000の一例である。いくつかの実施形態では、対象者500は、種々の位置で彼又は彼女の体が持ち運ぶ複数の携帯用ディスペンシングデバイス1000を有する。ディスペンシングデバイス1000は、上で説明したように、無線接続を介してスマートデバイス2000と通信することができる。
簡略化のために、2つのディスペンシングデバイス1000を図示したが、他の実施形態では、付加的なデバイスをスマートデバイス2000と通信可能に結合してもよい。動作中、各ディスペンシングデバイス1000は、ディスペンシングデバイス1000のそれぞれのセンサ340を介して独立してデータを収集してもよい。ディスペンシングデバイス1000は、コントローラ350を介してスマートデバイス2000によって制御され、同じ用量及び強度で、又は異なる用量及び強度でフレグランスを吐出して、対象者の500の所望のにおいを維持することができる。いくつかの実施形態では、コントローラ350は、スマートデバイス2000内に含まれる。動作中、コントローラ350は、ディスペンシングデバイス1000上のディスペンサ330に命令を無線で送信することができる。いくつかの実施形態では、対象者500は、彼らの所望のフレグランスを更にパーソナライズするために、各ディスペンシングデバイス1000に異なる選択フレグランス400を挿入してもよい。いくつかの実施形態において、複数のセンサ340は、各ディスペンシングデバイス1000上で同じ複数のセンサである。他の実施形態では、ディスペンシングデバイス1000は、異なるセンサ340のセットを含む。
スマートデバイス2000は、各ディスペンシングデバイス1000における複数のセンサ340から生成されたデータを別々に又は一緒に記憶することができる。いくつかの実施形態では、スマートデバイス2000は、所定期間、例えば1日より長い期間、各ディスペンシングデバイス1000から生成されたデータを記憶する。記憶されたデータを使用して、対象者500のパーソナライズされたにおいレベル及び嗜好を分析することができる。また、記憶されたデータを使用して、選択フレグランス400をいつ吐出すべきかをアルゴリズム的に予測し、対象者500の身体及びライフスタイルによりよく適応させることもできる。また、記憶されたデータを使用して、彼又は彼女の所望のにおいレベルに関して、対象者500に推奨を提供することもできる。
図5は、対象者500とスマートデバイス2000との間の相互作用の一例を示す図である。対象者500は、スマートデバイス2000によって、彼又は彼女のにおいレベルが目標のにおいレベルより低いことが通知され得る。次いで、対象者は、ディスペンシングデバイス1000から彼らが選択したフレグランス400を適用するか又は再適用するかを選択することができる。また、スマートデバイス2000は、フレグランスカートリッジ410内の選択フレグランス400が少ない、又は空であるなどの他の状態に関しても、対象者500に通知することができる。
図6Aは、対象者500に目標レベルよりにおいレベルが低いことを通知するスマートデバイス2000のインターフェースの例である。簡略化のために、インターフェースは、対象者が彼又は彼女の個人のにおいを調整できるようにするための円形のボタンを備えたアラートアイコンとして描かれている。他の実施形態では、インターフェースは、異なるアイコン又は対象者500による異なる制御(方法)で構成されてもよい。ディスペンシングデバイス1000上の複数のセンサ340及びスマートデバイス2000を使用して、スマートデバイス2000は、対象者500に現在の状態を通知し、対象者500に彼又は彼女のにおいレベルを補正する機会を付与する。例えば、スマートデバイス2000は、対象者500のにおいが所望のにおいレベル又はプリセットのにおいレベルを下回ったときに、対象者500に通知する。
図6Bは、本技術に係る対象者500が彼又は彼女のにおいレベルの制御を可能にするインターフェースの一例を示す図である。動作中、スマートデバイス2000は、ディスペンシングデバイス1000上の複数のセンサ340からデータを受信し、分析する。次いで、対象者500は、どの程度の量の選択フレグランス400を吐出するかを決定することができ、又は対象者は、スマートデバイス2000によって与えられる推奨に応じるかを決定することができる。いくつかの実施形態では、対象者がスマートデバイス2000に選択フレグランス400を更に適用するように指示した後、スマートデバイス2000は、無線接続を介してディスペンシングデバイス1000内のコントローラ350に命令を送信し、コントローラ350は、ディスペンシングデバイス1000に選択フレグランス400を吐出させる。コントローラ350は、命令を記憶するための不揮発性メモリを含んでもよく、この命令が実行されると、選択フレグランス400が吐出される。
図7A~7Bは、本発明を用いない場合と用いた場合とで、対象者の個人のにおいが一日を通してどのように変化するかをそれぞれ示したサンプルグラフである。横軸は時間を示す。縦軸は、におい強度を示す。横軸の下の領域は、嫌なにおい又は不快なにおいであることを表している。時間を示す横軸の下にある線(「顕著なにおい」)は、他人が明らかに気づく悪臭の強度の限界の点を定めている。時間を示す横軸より上の領域は、良いにおい又は清潔なにおいであることを表している。横軸の真上の領域は、対象者の個人のにおいが、快く、かつ強すぎない「理想的なにおいゾーン」を示す。理想的なにおいゾーンより上の領域は、香水やコロンを適用しすぎた場合など、対象者の個人のにおいは快いものの、強すぎるゾーンを表す。
1日を通しての例示的な日々のイベントをA~Iの文字で表す。これらのサンプルイベントは(A)対象者のシャワー、(B)対象者がコロンや香水を吹きかける、(C)軽い身体活動、(D)対象者の個人のにおいに影響を与える高温多湿などの気象要因、(E)混雑した会議、(F)懇親会、(G)中程度の身体活動、(H)激しい身体活動、及び(I)対象者が交通機関を利用して帰宅する、である。これらのイベントは、対象者の個人のにおいに影響を与える可能性のある幅広い活動を示しているが、網羅的ではなく、一日のうちいつでも起こる可能性があり、全く起こらない可能性もあり、又は他のイベントに重なって起こる可能性もある。
図7Aは、本発明を用いない場合の、例示的な一日を通しての対象者の個人の臭気強度のサンプルグラフである。まず、対象者は、朝のシャワーを浴びる(A)。これにより、対象者のにおいは理想的なにおいゾーンに入る。次に、対象者は従来のボトルから香水やコロンを吹きかけて適用する(B)。すると、対象者のにおいが強すぎるレベルに上昇する。従来の香水やコロンを適用する方法は、対象者の個人的なニーズが考慮されておらず、どのくらいの量のフレグランスを適用するかを調節するための便利な計器は無い。対象者が軽い身体活動をすると(C)、彼又は彼女が適用した従来の香水やコロンは、彼又は彼女の個人のにおいを維持し、理想的なにおいゾーン内に保つ。しかし、対象者が制御できない外的要素、この場合(D)高温多湿により、対象者の個人のにおいは悪臭領域へと押しやられる。対象者が、混雑した会議(E)、懇親会(F)に参加し、適度な身体活動(G)を行うと、彼又は彼女のにおいレベルは悪臭領域のままだが、他の人にはまだ気づかれない。最後に、対象者が激しい身体活動を行い(H)、交通機関を利用して帰宅する(I)と、対象者のにおいは顕著な範囲に低下し、不快なにおいとなる。
前述したように、人間の嗅覚順応により、ユーザは、一定期間、自分の体臭にさらされると、自分の体臭を感じないか、少なくとも鈍感になる。仮に、対象者が、上記例示の日の(B)以降の任意の時点で従来の香水又はコロンを再び適用したとしても(図7Aには再適用を示さず)、対象者は、彼又は彼女が選択したフレグランスを最も効果的に適用するのはいつか、どの程度の強度のフレグランスを適用するか、又はどのような外的要因(すなわち温度及び湿度)並びに内的要因(すなわち心拍数及び基準フレグランスレベル)が彼又は彼女の個人のにおいレベルに影響を与える可能性があるか、を知らないであろう。
図7Bは、本発明を使用した場合の、サンプルの一日を通しての対象者の個人の臭気強度(におい強度とも呼ばれる)のグラフである。図示された実施形態では、対象者は、朝のシャワーを浴びる(A)ことによって、彼又は彼女のにおいレベルは理想的なにおいゾーン内に入る。従来の香水やコロンを適用する代わりに、(B)で本発明のシステムを起動する。そして、対象者が彼又は彼女の一日を過ごす中で、本システムは、対象者の個人のにおいに影響を与えるような、対象者が行う活動、並びに外的要因及び内的要因に少なくとも部分的に応じて、対象者のにおいを理想的なにおいゾーン内に保つ。対象者が彼又は彼女の個人のにおいに気づかない場合でも、彼又は彼女の個人のにおいを対象者に通知することで、対象者は、一日を通して最適なにおいレベルを調整し、到達することができる。
上述した本技術の多くの実施形態は、プログラマブルコンピュータ又はプログラマブルコントローラによって実行されるルーチンを含む、コンピュータ実行可能命令又はコントローラ実行可能命令の形態をとることができる。関連する技術の当業者は、本技術が、上に示され、説明されたもの以外のコンピュータシステム/コントローラシステムで実施され得ることを理解するであろう。本技術は、上述したコンピュータ実行可能命令のうちの1つ又は複数を実行するように特別にプログラムされ、構成され、又は構築された専用のコンピュータ、コントローラ又はデータプロセッサにおいて具現化することができる。したがって、本明細書で通常使用する「コンピュータ」及び「コントローラ」という用語は、任意のデータプロセッサを指し、インターネット家電及びハンドヘルドデバイス(パームトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、セルラーフォン又は携帯電話、マルチプロセッサシステム、プロセッサベース大衆消費電子製品又はプログラマブル大衆消費電子製品、ネットワークコンピュータ、ミニコンピュータなどを含む)を含むことができる。
以上より、本技術の特定の実施形態を、例示の目的で本明細書に記載してきたが、本開示から逸脱することなく様々な変更が可能であることを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、カウンタ又はコントローラは、コンデンサに接続された低電力バックレギュレータに基づいてもよい。更に、特定の実施形態に関連する様々な利点及び特徴をこれらの実施形態の文脈で上述してきたが、他の実施形態でもこのような利点及び/又は特徴を示すことができ、全ての実施形態が本技術の範囲内に入るために必ずしもこのような利点及び/又は特徴を示す必要はない。したがって、本開示は、本明細書で明示的に示さない又は説明しない他の実施形態を包含することができる。
また、本願は、数量及び数を参照することもできる。特に明記しない限り、このような数量及び数は、制限的なものではなく、本願に関連する可能な数量又は数を例示するものであるとみなされる。また、この点で、本願は、数量又は数を参照するために、「複数」という用語を使用することができる。この点で、用語「複数」は、例えば、2、3、4、5など、1より大きい任意の数であることを意味する。用語「約」、「およそ」などは、記載された値のプラスマイナス5%を意味する。
本開示の原理、代表的な実施形態、及び動作モードは、前述の記載で説明した。しかしながら、保護を意図する本開示の態様は、開示された特定の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。更に、本明細書に記載した実施形態は、制限的ではなく例示的であるとみなされるべきである。本開示の趣旨から逸脱することなく、他の者によって変形及び変更がなされ、等価物が採用され得ることを理解されたい。したがって、このような全ての変形、変更、及び等価物が、クレームされた本開示の趣旨及び範囲内に入ることを明示的に意図する。

Claims (15)

  1. ユーザによって持ち運ばれるように構成された携帯用ディスペンシングデバイスであって、前記デバイスは、
    リザーバを有する本体、
    前記リザーバ内に配置された選択フレグランス、
    前記リザーバから前記選択フレグランスを吐出するように構成されたディスペンサ、
    前記ユーザに関連するデータを取得するように構成された複数のセンサ、及び
    前記複数のセンサから受信した前記データに基づいて、前記ディスペンサを作動させるように構成されたコントローラを備える、デバイス。
  2. 請求項1に記載のディスペンシングデバイスを備えるシステムであって、
    前記システムは、前記コントローラと通信するスマートデバイスを更に備える、システム。
  3. 請求項1に記載のディスペンシングデバイスであって、
    前記リザーバは、フレグランスカートリッジを収容するように構成される、デバイス。
  4. 請求項1に記載のディスペンシングデバイスであって、
    前記選択フレグランスが前記リザーバに直接入れられる、デバイス。
  5. 請求項1記載のディスペンシングデバイスであって、
    前記選択フレグランスが固体である、デバイス。
  6. 請求項1に記載のディスペンシングデバイスであって、
    前記複数のセンサは、少なくとも1つの加速度計、高度計、湿度センサ、心拍数モニタ、温度計及びグローバルポジショニングシステム(GPS)センサを備える、デバイス。
  7. 請求項1に記載のディスペンシングデバイスであって、
    前記ディスペンサがソレノイド制御のスプレー又はベントであるデバイス。
  8. 請求項1に記載のディスペンシングデバイスであって、
    前記選択フレグランスのフレグランスノートを調整するように構成された複数のレバー、及び前記選択フレグランスを加熱するように構成されたヒーターを更に備える、デバイス。
  9. ユーザの個人のにおいを調整するためのディスペンシングデバイスであって、
    前記デバイスは、
    前記ユーザのにおい又は周囲の環境に基づいたデータを生成するように構成される複数のセンサ、及び
    実行される際にディスペンサに選択フレグランスを放出させる命令を備えた不揮発性コンピュータメモリを有するコントローラを備える、デバイス。
  10. 請求項9に記載のディスペンシングデバイスを備えるシステムであって、
    前記システムは、前記コントローラに通信可能に結合されたスマートデバイスを更に備え、
    前記スマートデバイスは、前記コントローラに命令を発するように構成されている、デバイス。
  11. 請求項10に記載のシステムであって、
    前記ディスペンシングデバイスは、前記ユーザの第1の位置に取り付けられた第1のディスペンシングデバイスであり、
    前記システムは、前記ユーザの第2の位置に取り付けられた第2のディスペンシングデバイスを更に含む、システム。
  12. 請求項9に記載のディスペンシングデバイスであって、
    前記複数のセンサは、前記対象者を積極的に監視し、フレグランスレベルが目標レベルを下回ると、前記対象者に通知するように構成される、デバイス。
  13. ウェアラブルディスペンシングデバイスであって、
    複数のセンサ及び少なくとも1つのフレグランスディスペンサと動作可能に結合された処理回路を備えるフレグランスユニット、並びに
    ユーザに関連するデータを取得するように構成された前記複数のセンサを備え、
    前記フレグランスユニットは、前記複数のセンサから受信した前記データとユーザ固有の目標条件との間の比較に基づいて、少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される、デバイス。
  14. 請求項13に記載のウェアラブルディスペンシングデバイスであって、
    前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが発汗センサを含み、
    前記フレグランスユニットが、汗の状態の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成され、
    前記複数のセンサのうち少なくとも1つが静電容量センサを含み、
    前記フレグランスユニットが、静電容量値の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成される、デバイス。
  15. 請求項13に記載のウェアラブルディスペンシングデバイスであって、
    前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが化学センサを含み、
    前記フレグランスユニットが、複数の電解質濃度又は代謝物濃度の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成され、
    前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが容量式湿度センサを含み、前記フレグランスユニットが、発汗速度の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成され、又は、
    前記フレグランスユニットが、イオン濃度の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成され、又は、
    前記フレグランスユニットが、1つの電解質濃度又は代謝物濃度の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成され、又は、
    前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが皮膚pHセンサを含み、前記フレグランスユニットが、皮膚pH値の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成され、又は、
    前記複数のセンサのうちの少なくとも1つが電子鼻(e-Nose)センサを含み、前記フレグランスユニットが、汗成分の変化を示す比較に基づいて少なくとも1つのフレグランスディスペンサを作動させるように構成されている、デバイス。
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