JP2023514053A - 前活性化封入製造による充電式原子力電池 - Google Patents

前活性化封入製造による充電式原子力電池 Download PDF

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Abstract

充電式原子力電池(CAB)及び標準化された前照射封入製造方法。CABユニットは、非放射性プロセスを通じて製造され、次いで、充電のために非放射性の前駆体物質の一部分を活性物質(例えば、放射性同位体)へ変換するために、放射線場(典型的には核分裂炉)内に置かれる。充電後、CABユニットは、使用の準備が整い、所望の活動を達成するためにさらなるCABユニットと組み合わされてCABスタックにされてもよく、また次いで、加熱、電気、及び受動的なX線源などの所望の用途のために放射能を使用するCABパック又は製品へと統合されてもよい。前照射封入製造方法は、ダイプレス及び焼結プロセスを使用して、封入材料によって完全に封入される前駆体物質を伴うCABユニットを生産する。充電プロセス中及び充電プロセス後、封入材料は、バリアとしての役割を果たし、活性物質放出の放出を防ぐ。【選択図】図3

Description

発明の詳細な説明
[関連出願の相互参照]
[0001]本出願は、2020年2月7日に出願された、「Chargeable Atomic Batteries(CABs) enabled by ceramic encapsulation and activation charging production methods enabling cost-effective and scalable radioisotope heaters,electric generators,and x-ray sources」という名称の米国特許仮出願第62/971,898号の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[0002]本出願は、2021年2月7日に出願された、「Chargeable Atomic Battery and Activation Charging Production Methods」という名称の国際出願第PCT/US2021/XXXXXX号に関連し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[技術分野]
[0003]本主題は、全体的に非放射性の同位体で構築された、CABユニット(複数可)、CABスタック、及びCABパックなどの充電式原子力電池(CAB)の例、並びに、粒子放射源によりCABユニット(複数可)を照射して、CABが粒子放射源から遠隔に放射線を放出することを可能にして、放出された放射線エネルギーを提供する方法に関する。
[背景]
[0004]時として原子力電池(nuclear battery)又はラジオアイソトープジェネレータと称される従来型の原子力電池(atomic battery)は、典型的には、核兵器を製造するために利用され得るプルトニウム-238(Pu-238)又は同様の「特殊核物質」を含む。Pu-238放射性同位体が崩壊すると、電気が、核エネルギーから生成され得る。しかしながら、原子力電池の大量生産は、(1)安全性、(2)技術/製造、(3)規制枠組み順守、及び(4)市場性を含む、複数の重要な課題に直面する。
[0005]電力生産のための放射性同位体は、60年近くにわたって使用されており、例えば、1960年代~1980年代には、低電力ペースメーカが、プルトニウム-238及びプロメチウム147を使用して開発された。アクチニド原子が核分裂するとき、ストロンチウム90が、一般的な副産物である。故に、ソビエト連邦は、核燃料を処理することによってストロンチウム90を大量生産して、地上及び宇宙において1,500を超えるストロンチウム90電源装置を配備した。米国海軍もストロンチウム90を配備した。しかしながら、ストロンチウム90電源装置は、安全面の課題に直面した。ソ連によって生産された荒廃し損傷した電源装置からの著しい放射性物質放出の複数の事例が存在している。今日、ソビエト連邦によって生産されたもののような電源装置は、依然として安全面の負債であり、実行可能な商業技術として検討されるものではない。
[0006]以下は、現在商業化を妨げる原子力電池の分野における技術的問題のうちの一部である。核物質を密閉して環境放出から隔離する堅牢な方法は存在しない。生産における課題及び核物質を含有することの複雑性もまた、原子力電池の応用を制限してきた。従来の原子力電池ソリューションは、高性能かつ非常に高価なプルトニウム-238に基づく。費用、必然的に制御される性状、及びプルトニウム-238の限られた供給が、原子力電池への幅広い商業利用を妨げる。
[0007]安全面の懸念、厳しい製造要件、及び高い規制が理由で、プルトニウム-238を用いた原子力電池の製造及び開発は複雑である。プルトニウム-238の生産は、ネプツニウム-237中性子照射ターゲットを必要とする。ネプツニウム-237は、制御された特殊核物質である人工元素である。ネプツニウム-237ターゲットの少しの部分のみが各照射サイクルで変換される。これは、プルトニウム-238を溶解及び収集する化学的方法の使用を必要とし、またプルトニウム-238を生産するために著しい放射線定格の安全な施設を必要とする。製造プロセスの全ステップは、人間のオペレータ及び人間の周辺地域社会及び他の生物の安全性を確保し、予期せぬ放射線曝露を回避するために、厳密に監視される。全ステップはまた、権限のない人が特殊核物質を手に入れることを回避するために、国家安全保障のために監視される。これらの考慮事項は、原子力電池を製造及び輸送することができる関係者の数を実質的に制限する。顧客又は他のユーザなど、原子力電池を配備する最終受領者は、プルトニウム-238についての規制を順守するための安全プロトコル、並びに原子力電池に燃料供給する、又は原子力電池を活性化するために必要とされる濃縮施設を有する必要がある。プルトニウム-238は、政府用途のための配備に成功した長い歴史のある高性能原子力電池であるが、上で述べた問題に起因して、プルトニウム-238は、商業技術として配備することができず、プルトニウム-238の費用は、その使用を最も取り組み甲斐がある問題だけに限定する。
[0008]プルトニウム-238により動作するものなど、従来型の原子力電池は、プルトニウム-238を生産するために必要なシード物質を全く又はほんの少ししか含有せず、代わりに、放射化学的方法を使用して放射性物質を収集する。故に、従来の原子力電池ソリューションは、使い捨て(充電能力なし)であり、放射性燃料カプセルは、燃料カプセル内の放射性物質が実質的に安定化するまで、亜原子粒子を放出してエネルギーを提供する。一旦安定化すると、放射性物質は十分なエネルギーをもはや放出せず、原子力電池の寿命(有用である期間)を効果的に終了する。一旦枯渇すると、従来の原子力電池は、原子炉の核燃料と同様の廃棄物の懸念を有し、原子力電池内に残った微量のプルトニウム-238及び他の反応物質が理由で、保護され、適切に格納されなければならない。
[0009]プルトニウム-238を利用することは、原子力電池の寿命を非常に特定の期間に制約する。プルトニウム-238がおよそ88年の半減期を有することから、プルトニウム-238ベースの原子力電池のサイズ及び組成を44年よりも実質的に短い又は長い存続期間へと最適化して一貫した放射線出力を維持することは困難である。結果的に、従来の原子力電池は、早期に、すなわち、それらの比較的短いミッションが完了した後ではあるが、放射性電池が放射線を放出することを実質的に停止するよりもかなり前に、使用をやめる必要があり得る。一般的に、放射性物質は、およそ10~20回の半減期後に不活性になる。これは、プルトニウム-238が、およそ千~二千年にわたって対放射能安全面の懸念であることを意味する。短期用途の場合、これは、理想的ではなく、プルトニウム-238の有用性を制限する。
[0010]従来の原子力電池内のプルトニウム-238は、主にアルファ粒子を放出する。これらのアルファ放出は、例えば、ベータ及びガンマ粒子放出と比較して異なる用途及びリスクプロファイルを有する。ベータ及びガンマ放出は、一般的に、アルファ放出よりもさらに透過するが、ベータ放出は、一般的に、吸入又は摂取されたとき、生きている組織への損傷がより小さい。ベータ及びガンマ物質は、透過X線を放出し、これは特定の使用事例に有用であり得る。
[概要]
[0011]本明細書に開示される様々な例は、CABユニット104、CABスタック200、及びCABパック300を含み得る、CAB190のための核技術に関する。CABユニット104、CABスタック200、及びCABパック300は、一般的に、CAB技術と称される。
[0012]これらのCAB技術は、他の電力源のない場所、及び、堅牢な長寿命動作が重要である極限環境での使用が意図される。これらの場所は、宇宙、地上、地下、及び水中を含む。CAB190の関連した使用事例としては、太陽から離れたところで動作する小型衛星、月の夜間を持ちこたえる試み中の月面の電子機器、海底の深度を探索するための潜水艦、並びに、カナダ、北ヨーロッパ、及びアジアなどの辺境における低電力熱が挙げられる。CAB100は、先行技術の化学電池及び化石燃料のエネルギー密度の100万倍を保有し、上述の使用事例のために、革新的な性能を提供することができる。
[0013]CABユニット104は、標準化された形状因子であり、多くの異なる市販の放射線同位体のために適合される製造プロセスによって可能にされる。CABスタック200は、様々な使用事例のための異なる電力ニーズを満たすように適合され得るように複数のCABユニット104A~Nを保持することができるデバイスである。CABパック300は、原子力電池スタック200を含有する。CABパック300は、X線遮蔽体301、熱界面(複数可)304(例えば、伝導性界面、ヒートパイプ、又は熱電体305)、並びに軌道内へ進行するミッションの場合は偶発的発射失敗及び再突入のためのエアロシェル302など、放射線同位体特有の構成要素及びミッション特有の構成要素を統合してもよい。CABパック300は、汎用資源として熱又は放射線のいずれかを提供するように設計される。商用顧客は、電力生成、熱による加熱、リモートセンシング、推進、浄化などの様々な目的のため、自らのビークル(vehicles)及びミッションにおいてこれらの資源を利用することができる。
[0014]CAB190は、秀でた安全性属性を有するように設計される。図5に説明されるように、CAB190の重大な革新は、生産プロセスを容易にし、高価な放射化学処理の必要性を除去するCAB製造方法500である。CAB製造方法500は、環境への放出に対して、前駆体物質159から変換される活性物質(放射性核種)162を含有する固有レベルの封入をもたらす。CAB製造方法500は、(1)封入材料152、及び(2)前駆体物質159という2つの異なる材料を用いたシステムに基づく。封入材料152は、前駆体物質159、任意の変換された活性物質162、及び崩壊物質163で形成される充填物112を十分に含有するバリアを提供するように設計される。充填物112は、製造プロセス416中、当初は放射性ではない。充填物112は、安定した化合物であるが、前駆体物質159が粒子放射源101などの放射線場に曝露されるとき、前駆体物質159は、放射線と相互作用し、安定した前駆体物質159の一部分は、放射性の活性物質162へ変換される。この活性化プロセスが、「充電」と呼ばれる。
[0015]CABユニット104A~Fの充電後には、冷却期間が存在し、これは、あらゆる望ましくない短寿命の放射線同位体が崩壊するのを可能にする短い待機期間である。この時間の後には、CABユニット104A~Fは、CABスタック200及びCABパック300と統合される準備が整っている。このような統合は、典型的には、活性物質(放射性核種)162によって生成されるX線に起因して放射線ホットセルの内側で行われる。統合後、CABパック300は、放射線遮蔽体(例えば、X線遮蔽体301)を含んでもよく、顧客へ輸送するのに安全である。
[0016]図11に説明されるように、前照射封入製造方法1100は、図8に示されるような様々な度合いの重複した封入を伴う3つの異なるタイプの封入をもたらし得る。封入壁111は、単一レベルの封入を提供する。封入壁111の内側の充填物122は、純粋な前駆体物質159からなってもよい。代替的に、二重レベルの封入の場合、充填物112は、二重レベルの封入としての役割を果たす連続した封入マトリックス150を形成するように設計される、前駆体物質159及び封入材料152の混合物であってもよい。三重又はそれ以上のレベルの封入の場合、封入マトリックス150混合物タイプの封入は、さらなる前駆体封入コーティング154~157を提供するために前駆体粒153上に1つ又は複数のコーティングを含むようにアップグレードされてもよく、充填物112内の封入された活性物質162の放出を防ぐことに焦点を合わせた3つ以上の物理的なバリアをもたらす。
[0017]例の追加的な目的、利点、及び新規特徴は、以下に続く説明において部分的に明記されるものとし、また部分的に、以下の説明及び添付の図面の説明の際に当業者には明白になるか、又は例の生産若しくは運用によって習得され得る。本主題の目的及び利点は、添付の特許請求の範囲において特に指摘される方法、手段、及び組み合わせにより実現及び獲得され得る。
[0018]図面は、限定ではなく、単に例として、1つ又は複数の実装形態を描写する。図において、同様の参照符号は、同じ又は同様の要素を指す。
CABユニットを含む充電式原子力電池(CAB)を例示する図である。 図1AのCABユニットの切断図である。 CABスタックを含むCABを例示する図及びCABスタックの上面図である。 図1A~図1Bの数十個のCABユニットを含有する、図2AのCABスタックの切断図である。 CABパックを含むCABであって、CABパックが、切断図で示される、図2A~図2BのCABスタック、アブレーションエアロシェル、及びX線遮蔽体を含む、CABを例示する図である。 核分裂原子炉炉心である粒子放射源からの亜原子(例えば、中性子)粒子からの照射を経る図1A~図1Bの6つのCABユニットを含有する照射カプセルを含むCABシステムを例示する図である。 CABを生産するためのCAB製造方法を示すフローチャートである。 前駆体物質からの活性物質(放射性核種)の活性化を説明する活性化同位体生成決定等式を例示する図である。 いくつかの粒子放射線活性化経路についての反応経路表を例示する図である。 封入なしの従来の手法と比較した、図1A~図1BのCABユニットのための3つのタイプの封入技術のCAB封入チャートを描写する図である。 いくつかの前駆体封入コーティングを伴う前駆体粒、及び前駆体粒のツリウム-169の単一原子のコールアウトを例示する図である。 図9Aの前駆体粒のツリウム-169と相互作用する中性子を例示する図である。 中性子を吸収しており、ツリウム-170の放射性核種である活性物質へ変換されている、図9Bの前駆体粒を例示する図である。 安定した崩壊物質へと崩壊し、周りの物質と相互作用して制動放射X線を生成するベータ粒子を放出する、図9Cの活性物質を例示する図である。 充填物のあらゆる充電の前の、前駆体物質を含有する図1A~図1BのCABユニットの充填物を例示する図である。 核分裂炉中性子源である粒子放射源に曝露された後の図10AのCABユニットの充電された充填物を例示する図である。 顧客の熱電気電力変換システム内の電気に変換される熱を生成することを始める、ベータ放射線を生成する動作中の、図10BのCABユニットの充填物を例示する図である。 動作寿命の終わりにおける、図10CのCABユニットの枯渇した充填物を例示する図である。 ここでは完全に枯渇されている、図10DのCABユニットの充填物を例示する図である。 前照射封入製造方法のフローチャートである。
[0039]部品リスト
101 粒子放射源(例えば、原子炉炉心)
101A~N 粒子放射源
104A~N CABユニット
111A~N 封入壁
112 充填物
113A~N 外部封入壁
114A~N 内部封入壁
150 封入マトリックス
151A~N 前駆体物質粒子
152 封入材料
153 前駆体粒153A~N
154~157 前駆体封入コーティング
160A~N 亜原子(例えば、中性子)粒子
162 活性物質又は放射性核種(例えば、ツリウム-170)
163 崩壊物質
164 内部容積
190 充電式原子力電池
192 CABシステム
200 CABスタック
211 CABスタックハウジング
212 CABスタック蓋
300 CABパック
301 X線遮蔽体
302 エアロシェル
304 熱界面
305熱電体
402 照射カプセル
500 CAB製造方法
600 活性化同位体生成決定式
700 反応経路表
800 CAB封入チャート
801 タイプ1(壁)封入
802 タイプ2(壁及びマトリックス)封入
803 タイプ3(壁、マトリックス、及びコーティング)封入
805 タイプ0:封入なし
959 前駆体同位体/原子
962 活性同位体/原子
963 崩壊同位体/原子
973A~N 亜原子崩壊(例えば、ベータ)粒子
974 亜原子崩壊(例えば、反中性微子)粒子
975 X線粒子
1100 前照射封入製造方法
[詳細な説明]
[0040]以下の詳細な説明において、多数の特定の詳細は、関連する教示の完全な理解をもたらすために例として明記される。しかしながら、本教示がそのような詳細なしに実践され得ることは、当業者には明白であるものとする。他の場合において、周知の方法、手順、構成要素、及び/又は回路は、本教示の態様を不必要に不明瞭にすることを回避するために、詳細なしに、比較的高水準で説明されている。
[0041]本明細書で使用される場合、用語「結合された」は、任意の論理的、物理的、又は電気的接続を指す。別途記載のない限り、結合された要素又はデバイスは、必ずしも互いに直接接続されず、中間構成要素、要素などによって分離されてもよい。
[0042]別途記載のない限り、以下に続く特許請求の範囲を含む本明細書内に明記されるすべての測定値、値、等級、位置、大きさ、サイズ、角度、及び他の仕様は、およそであり、正確ではない。そのような量は、それらが関連する機能、及びそれらが属する技術分野における慣習と一致する合理的な範囲を有することが意図される。例えば、別途明示的に記載されない限り、パラメータ値又は同様のものは、記載された量の±5%と同程度又は±10%と同程度に変動し得る。用語「およそ」、「著しく」、又は「実質的に」は、パラメータ値又は同様のものが記載された量から最大±25%変動することを意味する。
[0043]図面のいずれかに示されるような、充電式原子力電池190、関連付けられた構成要素、及び/又は、充電式原子力電池190、CABユニット104A~G、CABスタック200、CABパック300、若しくは前駆体物質粒子151A~Nを組み込む任意の充電式原子力電池システム192の配向は、例示及び説明の目的のために、単なる例として与えられる。特定の充電式原子力電池190についての動作において、構成要素は、充電式原子力電池190の特定の用途に好適な任意の他の方向、例えば、直立、横向き、又は任意の他の配向で、配向されてもよい。また、本明細書で使用される範囲において、横、縦、上、下、上方、下方、上部、下部、及び側部などの任意の方向用語は、単なる例として使用され、本明細書に別途説明されるように構築される任意の充電式原子力電池190又は充電式原子力電池190の構成要素の方向又は配向に関して限定していない。
[0044]元素の質量数は、2つの交換可能な形式で記される。1つの質量数形式において、質量数は、ハイフンを介して元素名又は記号に追加される(例えば、プルトニウム-238又はPu-238)。第2の質量数形式において、質量数は、元素名又は記号の先頭に上付きで追加する(例えば、238プルトニウム又は238Pu)。両方の形式が、同じ図及び関連した詳細な説明の段落に登場することがあり、特別の意味が特定の質量数形式の使用に対して置かれるべきではない。混合した質量数形式(例えば、「238プルトニウム」と言及する関連した詳細な説明の段落を伴う「Pu-238」とラベル付けされた図中の元素)は、混合されていない質量数形式と比較したときに特別な意味又は関係を示さない。
[0045]充電式原子力電池(CAB)190、及び、製造し易くし、安全性特徴を向上させるための標準化された前照射封入製造方法1100。CABユニット104Aは、非放射性プロセスを通じて製造され、次いで、非放射性の前駆体物質159の一部分を活性物質(放射線同位体)162へ変換するために、核分裂原子炉炉心101などの粒子放射源101の放射線場内に置かれる。放射線同位体変換プロセスは、「充電」と呼ばれる。充電後、CABユニット104Aは、使用の準備が整い、所望の活動を達成するためにさらなるCABユニット104B~Nと組み合わされてCABスタック200にされてもよく、また、加熱、電気、及び受動的なX線源などの所望の用途のために放射能を使用する、独立デバイスなどのCABパック300又は製品へと統合されてもよい。前照射封入製造方法1100は、ダイプレス及び焼結プロセスを使用して、封入材料152によって完全に封入される前駆体物質159を伴うCABユニット104Aを生産する。充電プロセス中及び充電プロセス後、封入材料152は、バリアとしての役割を果たし、活性物質162の放出を防ぐ。
[0046]図1Aは、少なくとも1つのCABユニット104を含むCAB190を例示する。少なくとも1つのCABユニット104は、封入材料152及び前駆体物質159を含む。前駆体物質159は、封入材料152内に埋め込まれてもよい。図1Bは、図1AのCABユニット104の切断図である。
[0047]概念的に、CABユニット104が、複数のCABユニット104A~Nを図2に示されるようなCABスタック200へと統合することによって増分され得る基本ユニットであることから、CABユニット104の形状因子は小さい。追加的に、CABユニット104は、粒子放射源101内で充電しているときの限られた空間、自己遮蔽、及び熱的制約が理由で、例においては小形状因子である。CABユニット104は、およそ8mmの直径、8mmの高さであってもよく、また1mm厚の封入壁111を伴い得るが、設計は著しく異なり得る。
[0048]CABユニット104は、当初、封入材料152で形成される封入壁111、及び封入壁111の内側の前駆体物質159で形成される充填物112を用いて製造される。CABユニット104は、活性物質162の偶発的な放出に対する固有の安全ケースを提供し、取り扱い及び施設要件を容易にし、幅広い粒子放射源101A~Nを使用して様々な前駆体物質(複数可)159からの多くの異なる放射線同位体に適用され得る反復可能な生産経路を提供する。
[0049]前駆体物質159は、安定した同位体である。CAB190の初期充電サイクル中、粒子放射源101は、前駆体物質159の一部分を活性化状態にある活性物質162へ変換する。したがって、充電式原子力電池190のための充電方法は、(1)CABユニット104を粒子放射源101の放射線場内に置くこと、及び(2)粒子放射源101により、前駆体物質159を活性物質162へ変換することを含んでもよい。
[0050]前駆体物質159で形成される充填物112は、活性化状態へ変換可能であり、この場合、前駆体物質159のサブセット(断片)又はすべてが、粒子放射源101からの亜原子(例えば、中性子)粒子160A~Nへ曝露される際に活性物質162になる。粒子放射源101は、反応経路に基づいて、前駆体物質159を、活性化状態にある活性化物質162へ変換する。粒子放射源101は、図2C、及び参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2020年1月23日に公開された、「Composite Moderator for Nuclear Reactor Systems」という表題のワシントン州シアトルのUltra Safe Nuclear Corporationに対する米国特許公開第2020/0027587号に説明される原子炉炉心のように実装されてもよい。
[0051]充電後、前駆体物質159のサブセット(断片)又はすべてが活性物質162へ変換され、また最終的に、活性物質162は、崩壊物質163へと崩壊する。好適な封入材料152は、一般的に、以下の基準のうちの1つ又は複数を満足する:高温性能;製造、充電、及び動作中の化学的非反応性;機械的強度;耐き裂進展性、粒又は粒境界を通じた活性物質162の拡散又は他の輸送手段に対する耐性;粒子放射源101による照射及び充電中の材料特性の著しい劣化に対する耐性;熱伝導性など、好ましい熱力学材料特性;並びに低い核活性化断面。このリストは包括的ではなく、用途に応じて他の基準が存在してもよい。
[0052]典型的には、封入材料152は、粒子放射源101からの照射下で放射性核種へと活性化しない。可能な例外は、いくらかの量の短寿命の放射性核種が容認可能であり得るということである。充電後、短寿命の活性物質162を伴うCABユニット104A~Nは、短寿命の放射性核種が無視できるほどの量まで崩壊するように、一次的に格納場所に置かれてもよい。2つの例示的な物質は、アルミニウム及びケイ素であり、これらはアルミニウム-28及びケイ素-31へと活性化する。しかしながら、これらの物質は、約数時間という短い半減期を有し、安定した同位体へとほぼ完全に崩壊する。
[0053]活性物質162は、核崩壊を通じて亜原子粒子160A~Nを放出する。活性物質162は、放射性核種(radioactive nuclide)、放射性同位体(radioactive isotope)、又はラジオアイソトープ(radioisotope)とも称される放射性核種(radionuclide)である。活性物質162は、アルファ放出同位体、ベータ放出同位体、ガンマ放出同位体、又はそれらの組み合わせを含む。第1の例において、活性物質162は、受動的なX線源のための制動放射線を生成するベータ放出同位体を含む。第2の例において、活性物質162は、受動的なX線源のための高エネルギーX線を直接的に生成するガンマ放出同位体を含む。
[0054]図1A~図1Bの例において、タイプ1(壁)封入801(図8を参照)が示され、ここではCABユニット104は、充填物112を封入するもう1つの封入壁111A~Nを含む。充填物112は、粒子放射源101による照射の際に活性物質162へ変換する前駆体物質159を含む。製造当初、及び初期充電サイクルの前に、充填物112は、100%前駆体物質159、又はタイプ2(壁及びマトリックス)封入802(図8を参照)、又はタイプ3(壁、マトリックス、及びコーティング)封入803(図8を参照)などのさらなる封入バリアのいずれかを含んでもよい。
[0055]前駆体物質159は、封入材料152などで形成される内部容積(例えば、腔)164の内側の充填物112であってもよい。1つ又は複数の封入壁111A~Nを含む本体部は、封入材料152で形成されてもよい。封入壁111A~Nは、1つ又は複数の外部(例えば、外側)封入壁113A~N及び1つ又は複数の内部(例えば、内側)封入壁114A~Nを含む。内部封入壁114A~Nは、前駆体物質159(並びに、活性化状態へ変換される場合は活性物質162、及び/又は崩壊物質163)で形成される充填物112に接する。内部封入壁114A~Nは、前駆体物質159(並びに、活性化状態へ変換される場合は活性物質162、及び/又は崩壊物質163)で充填される、又はこれが敷かれる封入材料152の内部容積164を取り囲む。1つ又は複数の外部封入壁113A~N及び内部封入壁114A~Nは、連続又は不連続の表面であってもよい。封入壁111A~Nの本体部は、円又は楕円形状(例えば、球、円筒、管、又はパイプ)であってもよい。封入壁111A~Nの本体部は、正方形若しくは長方形形状(例えば、直方体)又は他の多角形であってもよい。封入材料152の1つ又は複数の内部封入壁111A~Nは、前駆体物質159(並びに、活性化状態へ変換される場合は活性物質162、及び/又は崩壊物質163)の充填物112を取り囲む1つの連続した内部封入壁114であってもよい。代替的に、封入材料152で形成される1つ又は複数の内部封入壁114A~Nは、封入材料152の内部容積164を充填する前駆体物質159の形状に依存する複数の不連続の内部封入壁であってもよい。前駆体物質159の充填物112が3次元空間で球形である場合、前駆体物質159を取り囲む内部容積164内の封入材料152の1つの連続した内部封入壁114が存在する。充填物112が3次元空間で直方体又は多角形である場合、前駆体物質159を取り囲む内部容積164内の封入材料152の複数の連続した内部封入壁114A~Nが存在する。
[0056]図2Aは、CABスタック200を含むCAB190、CABスタック200の上面図を例示する。図2Bは、図1A~図1Bの数十個のCABユニット104A~Nを含有する、図2AのCABスタック200の切断図である。CABスタック200は、複数のCABユニット104A~N、及び複数のCABユニット104A~Nを単一のユニットへと統合するように設計されるCABスタックハウジング211を含む。CABスタックハウジング211は、さらなる封入バリアとしての役割を果たすために高温材料を含む。1つの例において、高温材料は、タングステンを含む。
[0057]CABスタック200は、多くのCABユニット104A~Nを一緒に統合するデバイスである。図2Bに示されるように、CABスタック200は、CABスタックハウジング211及びCABスタック蓋212を含む。CABスタックハウジング211は、42個のCABユニット104A~Nを保持してもよい。CABユニット104A~Nは、CABスタックハウジング211の内側に置かれ、次いでCABスタック蓋212が、ねじ、溶接など、又は何らかの他の方法によって取り付けられて(202)、CABスタック200を形成してもよい。
[0058]図3は、CABパック300を含むCAB190を例示する。CABパック300は、切断図で示される、図2A~図2BのCABスタック200、アブレーションエアロシェル302、及びX線遮蔽体301を含む。故に、図3の例において、CAB190は、宇宙行きのX線放出CAB190である。一般的に、CABパック300は、CABスタック200を、熱的要件、安全性要件、X線要件、又は他の適用要件のいずれかのための任意の他の必要とされる構成要素と統合する。適用要件に応じて、CABパック300は、X線遮蔽体301、熱界面304、又はエアロシェル302のうちの少なくとも1つを含む。
[0059]図3において、CABスタック200は、X線遮蔽体301内に含有される。X線遮蔽体301は、CABスタック200から出るX線を実質的にブロックするために重金属を含む。熱界面304は、伝導性界面、ヒートパイプ、又はそれらの組み合わせを含み、CABスタック200によって生成される熱を、伝導性界面、ヒートパイプ、又はそれらの組み合わせに向ける。代替的又は追加的に、熱界面304は、放射性のある状態(例えば、活性化状態)にある前駆体物質159の崩壊によって放出される熱を、ゼーベック効果によって電気に変換するため、熱電対のアレイなどの熱電体305を含んでもよい。エアロシェル302は、CABスタック200を進行中に高温再突入プラズマ浸食及び放出から保護するためにアブレーション物質を含む。X線遮蔽体301、熱界面304、又はエアロシェル302は、CABスタック200の周りにさらなる封入層を提供する。
[0060]CABパック300は、独立デバイスなどの製品内に置かれてもよい。例えば、独立デバイスは、CABパック300を含み、加熱、電気の生成、蛍光X線検出、浄化、又は推進のため、崩壊放射線、熱、又はそれらの組み合わせを使用してもよい。
[0061]CABユニット104は、有用な目的のために使用され得るかなりの量の熱及び又はX線放射を生成することができる高活性の活性物質162を生成及び含有するために使用されてもよい。CABユニット104は、図6~図7に説明されるような粒子放射線活性化経路から合理的な生成率が存在する場合、充填物112及び活性物質162を形成する多くの異なるタイプの前駆体物質(複数可)159を収容してもよい。
[0062]CABユニット104は、加速器内のイオン、高エネルギー核融合中性子、低エネルギー核分裂中性子、破砕中性子源、及び高エネルギー光子発生器のような、様々なタイプの粒子放射線粒子源101A~Nと適合性がある。粒子放射源101は、封入壁111を透過し、前駆体物質159を含む充填物112内へと透過する。高エネルギー粒子放射源101A~N及び中性源は、一般的に、前駆体物質159内へより深く透過し、活性物質412を生成するためのCABユニット104の充電により好適である。
[0063]図4は、核分裂原子炉炉心101である粒子放射源101からの亜原子(例えば、中性子)粒子160A~Nからの照射を経る図1A~図1Bの6つのCABユニット104A~Fを含有する照射カプセル402を含むCABシステム192を例示する。図5は、CAB190のためのCAB製造方法500を示すフローチャートである。CAB製造方法500のステップ505に始まり、CABユニット104A~Fは、図11に説明される前照射封入製造方法1100を使用して製作される。図11の前照射封入製造方法1100は、取り扱うのに安全である未充電のCABユニット104A~Fを生産する。
[0064]CAB製造方法500のステップ510へ続くと、CABユニット104A~Fは、図4に示されるように、照射カプセル402の内側に置かれる。照射カプセル402は、充電のために使用される粒子放射源101のタイプに応じてかなり様々であってもよく、照射カプセル402は、場合によっては必要とされなくてもよい。照射カプセル402の目的は、粒子放射源101の幾何形状内でCABユニット104A~Fを隔離及び統合し、CABユニット104A~Fが充電しているときにCABユニット104A~Fを冷却するための熱放射界面を提供することである。
[0065]CAB製造方法500のステップ515へ移ると、照射カプセル402は、次いで、図4に示されるように粒子放射源101の範囲内に置かれる。照射カプセルは、次いで、活性化のために亜原子粒子160A~Nによって照射され、これにより前駆体物質159のサブセット(断片)又はすべてを活性物質162へ変換する。所望の照射時間は、粒子放射源101の強度、反応の断面、活性物質162の半減期、動作の費用、より高い放射線フルエンスにおけるCABユニット104A~Fへの損傷の可能性、粒子放射源101が活性であり得る時間量、及び他のパラメータに応じて、大いに異なり得る。典型的には、前駆体物質159のサブセットのみが、最適な生成条件のために活性化される。
[0066]典型的には、前駆体物質159及び封入材料152は、図11の前照射封入製造方法1100の間、材料供給からの、及びおそらくは添加物又は介在物からのいくつかの原子不純物を有する。これらの不純物は、不純物の一部が粒子放射源101と相互作用して望ましくない放射線同位体を生成し得るとき、特に充電のための照射中に、CABユニット104A~Fに対する影響について評価される。
[0067]これよりCAB製造方法500のステップ520へ続くと、照射カプセル402の内側のCABユニット104A~Fは、冷却期間に入り、ここではCABユニット104A~Fは、亜原子粒子160A~Nからのさらなる照射を受けない。CABユニット104A~Fは、照射カプセル402の内側に留まり、冷却期間中は取り扱われない。典型的には、CABユニット104A~Fの充電プロセス中に前駆体物質159から生成されるいくつかの短寿命の放射線同位体が存在する。これらの短寿命の放射線同位体の一部は、CABユニット104A~F内の不純物からのものであり、他は、低収率断面路からのものである。照射カプセル402を開ける前に、CABユニット104A~Fが、これらの短寿命の同位体を崩壊又は「冷却」させることを可能にすることが、通常は有利である。
[0068]CAB製造方法500のステップ525へ移ると、冷却期間の後、照射カプセル402は、ホットセルへ移され、CABユニット104A~Fは、CABスタック200、CABパック300などへと統合される。ホットセルは、遠隔動作マニピュレータを伴う遮蔽された部屋である。次いで照射カプセル402が開けられ、CABユニット104A~Fが取り出される。CABユニット104A~Fは、次いで、品質チェックされ、CABスタック200のCABスタックハウジング211へと統合され、CABスタック蓋212が閉められる。CABスタック200はまた、封入のさらなる層を提供し、秀でた機械耐性のためのタングステンなどの機械的に強度の高い高温材料から製造される。
[0069]CABパック300は、CABスタック200を、熱的要件、安全性要件、X線要件、又は他の適用要件のいずれかのための任意の他の必要とされる構成要素と統合するデバイスである。X線を生成する活性物質162の場合、CABパック300は、X線遮蔽体301を統合してもよい。このX線遮蔽体301は、典型的には、質量に敏感な用途では重金属で形成されるが、X線遮蔽体301はまた、より高い質量が問題ではない用途ではほぼいかなる材料で形成されてもよい。X線遮蔽体301は、CABパック300に取り付けられ、これで限られた取り扱いについては安全であり、所望される場合ホットセルの外に出されてもよい。X線又は他の透過放射線を生成しない活性物質162の場合、X線遮蔽体301は必要とされない。
[0070]熱が著しい量で生成される用途の場合、CABパック300は、伝導性界面又はヒートパイプなど、熱分散デバイスを含み得る熱界面304を含んでもよい。宇宙への発射が必要とされる用途の場合、CABパック300は、エアロシェル302を統合してもよい。
[0071]CAB製造方法500のステップ525へ移ると、ホットセル統合の後には、CABパック300は、独立デバイスとの製品統合の準備が整っている。製品統合は、CABパック300の熱界面304を使用用途へ統合すること、例えば、熱界面304を熱電発電機又は電力生成のための他の独立デバイスと接続することを伴う。別の例は、推進のためにCABパック300からの熱を流体へ移すことができる独立デバイスとCABパック300を統合することである。製品統合の実施形態は、かなり様々であり得る。製品統合に加えて、製品を認可することが必要とされる場合がある。前駆体物質159が充電中に活性物質(放射性核種)162へ変換されるとき、CABユニット104A~Fは、場所、使用事例、及び他の因子に応じて、国家/連邦、州、又は地方機関からのユーザ認可の対象となる可能性がある。
[0072]CAB製造方法500のステップ535において、CABパック300が製品と統合された後、CABパック300は、次いで、ミッションに配備されてもよい。CABパック300は、活性物質162の半減期に従って放射線又は熱を正確に生成し、独立デバイスは、ミッションを達成するためにこれらのデバイスを使用することができる。
[0073]CAB製造方法500のステップ540において終了すると、なんらかの時間量の後、CABパック300のCABユニット104A~F内の活性物質162は、独立デバイスがCABパック300から十分な熱又は放射線をもはや受け取らなくなるところまで崩壊する。これは、典型的には、1~5回の半減期であるが、はるかに長い場合もある。CABパック300は、この時点で廃棄されてもよいが、依然として放射性であると考えられる。10~20回の半減期の間に、CABパック300の活性物質162は、崩壊物質163へと崩壊しており、その結果として、CABパック300は、もはや放射性ではないと考えられ、安全に取り扱われ、容易に廃棄され得る。
[0074]場合によっては、CABユニット104A~Fは、前駆体物質159のより多くを活性物質162へ変換するために再照射又は「再充電」されることができてもよい。これは、活性物質162の半減期が短く、容易にアクセス可能な粒子放射源101が存在し、封入材料152の特性が1つの充電サイクルに限定されないという特定の状況においては実用的価値を有し得る。これらの基準が満たされる場合、CABユニット104A~Fは、初期充電後に多くの再充電サイクルに供されてもよい。最終的に、何らかの数の充電サイクルの後、前駆体物質159のすべてが活性物質162へ変換され、次いで活性物質162は、崩壊物質163へと崩壊し、CABユニット104A~Fは、もはや再充電されることができない。
[0075]図6は、前駆体物質159からの活性物質(放射性核種)162の活性化を説明する活性化同位体生成決定式600を例示する。生成率(P)は、核断面、粒子放射源101の流束、及び前駆体物質159の密度の積である。高生成率(P)に加えて、合理的な損失率(L)が達成される。生成される活性物質162の半減期は、生成のために十分に長く、及び生成後に、CABユニット104の使用事例のために十分に長く続く。充電中、活性物質162は、前駆体物質159から変換され、時折、二重活性になる場合がある。これは通常、二重変換が、所望の活性物質162の量を低減し、典型的にはCABユニット104に所望されるよりもはるかに短いか、はるかに長い半減期を有する新規の同位体をもたらすことから、望ましくない。
[0076]図7は、いくつかの粒子放射線活性化経路についての反応経路表700を例示する。反応経路を通じて、前駆体物質159は、何らかの粒子放射源101による原子照射を介して、一般的には活性物質162として、活性化状態へ変換可能である。
[0077]図8は、封入なしの従来の手法と比較した、図1A~図1BのCABユニット104A~Nのための3つのタイプの封入技術のCAB封入チャート800を描写する。CAB封入チャート800は、タイプ1(壁)封入801、タイプ2(壁及びマトリックス)封入802、及びタイプ3(壁、マトリックス、及びコーティング)封入803という3つの異なる充填物構成を、かなり詳細に示す。タイプ1封入801は、前駆体物質159の充填物112の周りに封入材料152で形成される封入壁(複数可)113A~Nから完全になる。タイプ2封入802は、前駆体物質159の小さい前駆体粒(複数可)153A~Nを完全に取り囲む封入材料152で形成される連続したマトリックスである封入マトリックス150からなる。タイプ3封入803は、タイプ2封入802のようであるが、前駆体物質粒子151A~Nとして形成される前駆体粒(複数可)153A~Nを取り囲む封入材料152の前駆体封入コーティング154~157を含む。封入材料152は、1つ又は複数の別個の材料を含んでもよい。例えば、壁、マトリックス、及びコーティング封入は、異なる化合物で構成されてもよいが、封入材料152で形成されるとまとめて言及される。タイプ0(放射線同位体のみ)の従来の手法805においては、封入及び前駆体物質159は存在せず、封入されない放射性核種のみが存在する。
[0078]タイプ2(壁及びマトリックス)封入802及びタイプ3(壁、マトリックス、及びコーティング)封入803などの複数の封入材料の場合、封入壁111A~Nが無視できるほどの活性化を有する場合、封入マトリックス153及び前駆体封入コーティング154~157は、それらが図9A~図10Eに示されるような機能を果たす限り、何らかの活性化を有し得る。純粋に例証的な例として、鉄は、放射線同位体Fe-55を生成するために低収率断面において活性化する。しかしながら、鉄は、例えば、構造的な便益をもたらし得、CABユニット104の安全性特徴を向上させるために封入マトリックス153又は前駆体封入コーティング154~157に含まれてもよい。
[0079]図9Aは、いくつかの前駆体封入コーティング154~157を伴う前駆体粒153、及び前駆体粒153からの前駆体同位体959(ツリウム-169)の単一原子のコールアウトを例示する。製造当初、前駆体粒153は、全体的に前駆体物質159からなるか、又は前駆体物質159及び封入材料152の混合物からなってもよい。前駆体物質159は、前駆体同位体959(ツリウム-169)として示される所望の同位体の同位体濃度に焦点を当てられる。前駆体同位体959は、前駆体元素の一部である同位体である。図9Aにおいて、前駆体粒153は、前駆体元素を含み、1つ又は複数の同位体からなり、また典型的には、1つの同位体のみが所望の放射性核種生成経路を有する。前駆体元素は、所望の同位体をより多い割合で有するために、又は望ましくない放射性核種生成経路を有する同位体を除去するために、所望の場合、濃縮されてもよい。濃縮プロセスは、常に必要なわけではなく、場合によっては、非常に少量の前駆体同位体959でさえ効果的であり得、著しい自己遮蔽に悩まされ得る高断面前駆体同位体に対して望ましいことさえあり得る。
[0080]前駆体粒153は、前駆体同位体959、活性同位体962、崩壊同位体963、及び相互作用しない同位体で構成されてもよい。相互作用しない同位体は、材料、例えば、酸化ツリウム内の酸素を化学的に安定させるために炭素及び酸素などの原子を含む。
[0081]示されるように、前駆体粒153は、さらなる原子を含有し得る、金属、酸化物、炭化物、窒化物、又は他の関連する物質などの化学形式にある。前駆体粒153の例は、天然酸化ツリウムである。CAB190内の前駆体粒153の化学形態は、前照射封入製造方法1100との適合性、封入材料152との化学的適合性、高温性能、機械特性、熱力学特性、及び他のニーズのために選択されてもよい。
[0082]図9Bは、前駆体同位体959(ツリウム-169)と相互作用する亜原子(例えば、中性子粒子)160A~Nを例示する。粒子放射源101内へ置かれると、CABユニット104は、前駆体同位体959を活性同位体962(ツリウム-170)へと活性化又は変換し始める。
[0083]図9Cは、中性子を吸収しており、活性同位体962(ツリウム-170)へ変換されている、図9Bの前駆体同位体959(ツリウム-169)を例示する。
[0084]図9Dは、安定した崩壊物質163(イッテルビウム-170同位体)の崩壊同位体963へと崩壊し、亜原子崩壊粒子973、974を放出する、図9Cの(ツリウム-170)の活性同位体962を例示する。示されるように、活性原子962は、最終的に、その半減期に従って崩壊する。半減期は、原子の半分が物質から崩壊する平均時間量である。活性同位体962が崩壊すると、それは、放射線を放出し、より低いエネルギー状態へと崩壊する。典型的には、より低いエネルギー状態は、安定している。しかしながら、時として、より低いエネルギー状態は、依然として放射性であり、崩壊チェーンとして知られるプロセスにおいて再び崩壊プロセスをたどる。放出される放射線は、アルファエミッタ又は低エネルギーエミッタの場合、短距離しか進まず、CABユニット100内に含有され得る。しかしながら、ガンマエミッタ及び高エネルギーベータ粒子は、CABユニット104の外側へ進むことができるX線を最終的に生成する。多くの場合、透過放射線の生成は、図3内のX線遮蔽体などの放射線遮蔽303の必要性を伴う。
[0085]示されるように、亜原子崩壊粒子973は、ベータ崩壊粒子であり、亜原子崩壊粒子974は、制動放射X線粒子975放射線を生成するためなどに、周りの物質と相互作用する反中性微子である。活性原子962(ツリウム-170同位体)は、崩壊原子963(イッテルビウム-170同位体)へと崩壊しして、ベータ粒子973及び反中性微子974を放出する。反中性微子974は、将来的な影響のない弱く相互作用する物質であるが、ベータ粒子973は、高エネルギー電子である。ベータ粒子973自体は、短距離(約数十~数百マイクロメートル)しか進むことができないが、ベータ粒子973は、近くの原子と相互作用して、制動放射として知られるプロセスを通じてX線974を発生させる。崩壊原子963(イッテルビウム-170)は、崩壊原子、又はより大きな規模では、崩壊物質として知られる、安定した非放射性の原子である。
[0086]図10Aは、あらゆる充電が発生する前(1001)の、前駆体物質159を含有する図1A~図1BのCABユニット104の充填物112を例示する。充填物112は、酸化ツリウム前駆体物質159によるタイプ1(壁)封入802を実装する。図10Bは、充電後(1002)及び核分裂炉中性子源である粒子放射源101に曝露された後の図10AのCABユニット104の充填物112を例示する。前駆体物質159は、核分裂電力源からの中性子と相互作用し、前駆体同位体959(ツリウム-169)の4つに1つを活性同位体962(ツリウム-170)へ変換している。充電プロセス中、ツリウム-170の一部は、崩壊同位体963(イッテルブリウム-170)へ崩壊する。
[0087]図10Cは、顧客の熱電体(305)による電力変換システム内の電気に変換される熱を生成することを始める、亜原子崩壊粒子973A~N(ベータ放射線973)を生成する動作中(1003)の、図10BのCABユニット104の充填物112を例示する。充電後、CABユニット104は、CABスタック200及びCABパック300へと統合される。図10Cにおいて、CABユニット300は、電気を作り出すために熱電体(305)による電力変換システムと統合される。この時間の間、著しい量の活性物質162(ツリウム-170)が、およそ4か月の半減期に従って崩壊物質163(イッテルブリウム-170)へと崩壊し、ベータ崩壊率及び付随する熱電力生成が低下する。
[0088]図10Dは、動作寿命の終わり(1004)における図10CのCABユニット104の枯渇した充填物112を例示する。将来の何らかの時点で、崩壊物質163(イッテルブリウム-170)は、その熱電力出力が小さすぎて有用ではなくなるまで崩壊したことになり、デバイスは、動作寿命の終わり(1004)に達したことになる。
[0089]図10Eは、ここでは完全に枯渇されている(1005)、図10DのCABユニット104の充填物112を例示する。図10DのCABユニット104がその動作寿命の終わりにあるにもかかわらず、依然として活性ツリウム-170の著しい保有が存在する。動作の終わりからおよそ4年(又はおよそ12回の半減期)後、活性物質(放射性核種)162は、212分の1又は4096分の1に崩壊したことになり、ツリウム-170の保有はゼロ近くまで低下している。この時点で、CABユニット104は、完全に枯渇したと考えられてもよい。
[0090]一般的には、ミッションの長さに近い半減期を有する活性物質162を有することが望ましい。活性物質162の短い半減期放射線同位体を使用した長いミッションは、電力を使い果たしてしまう。長い半減期放射線同位体を使用した短いミッションは、資源の無駄となり、安全に格納される必要があり得る。従来のプルトニウム-238原子力電池は、87年の半減期を有する。もし1年の短いミッションの場合、プルトニウム-238は、十分に活用されない。外惑星への数十年のミッションの場合、プルトニウム-238は、優れた半減期一致を有する。
[0091]CAB技術の重要な革新は、CAB190が特定のミッションニーズに合わせて変えられ得るということである。前駆体同位体959は、ミッションの寿命要件を満たすように(活性物質162の半減期に基づいて)選択されてもよい。CABパック300の電力レベルは、前駆体物質159の選択及びCABスタック200内のスタック配置の両方によって修正されてもよい。ミッションがX線放射975に対する耐性要件を有する場合、より重いX線遮蔽体301が取り付けられ得るか、又はより少ないX線975を放出する活性物質162が選択され得るかのいずれかである。CABユニット104の設計は、ミッションのニーズを満たすように合わせて変えられてもよく、例えば、宇宙ミッションは、大気圏内への再突入の間に遭遇するプラズマの損傷効果を軌道速度から軽減するためにエアロシェル302を含んでもよい。宇宙ミッションの場合、エアロシェル302は、ロケット発射失敗の場合の安全性特徴として、そのようなシナリオにおける活性物質162の放射性核種の燃焼及び散布を防ぐために、重要であり得る。高温耐性が要件であるミッションの場合、前駆体物質159及び封入材料152は、それらの要件を満たすように選択されてもよい。このリストは包括的ではなく、ミッション要件を満たすようにCABパック300をカスタマイズする多くのさらなる方法が存在する。
[0092]図11は、CAB190のための前照射封入製造方法1100のフローチャートである。ステップ1105に始まり、前照射封入製造方法1100は、前駆体物質159及び封入材料152を選択すること(及び任意選択的に、調達すること)を含む。前駆体物質159及び封入材料152は、粉末形式で得られる。重要な研究は、前駆体物質159及び封入材料152の電力形態及び化学的相互作用を理解して、材料が生産の後段階の間に化学的及び機械的に適合性があると同時に、前駆体物質159及び封入材料152の他の基本的機能を満たすことを確実にすることを述べる。前駆体物質159及び封入材料152を選択するステップ1105は、それぞれの活性化断面、それぞれの粒子源照射依存機械特性、それぞれの化学的適合性、それぞれの高温性能、それぞれの粉末特性、又はそれらの組み合わせに基づいてもよい。
[0093]ステップ1110へ続くと、前照射封入製造方法1100は、前駆体物質159及び封入材料152を前処理することをさらに含む。例えば、前駆体物質159及び封入材料152の粉末は、時として、粉砕及びふるい分けなどの技術を使用して粒サイズを調節することによって前処理することを必要とし得る。焼成は、粉末を反応させるために必要とされ得る。介在物が、結合剤として望ましい場合がある。ゾルゲルプロセスが利用されてもよい。コーティングが粉末粒に適用されてもよい。前駆体物質159及び封入材料152のニーズに応じて利用され得る多くの他の種類の粉末処理技術が存在する。
[0094]これらの動作のうちの一部は、物質取り扱い要件、特に、ナノ粉末及びマイクロ粉末を取り扱うことに関連した要件を安全に満たすために、ヒュームフード又はグローブボックス内で実施されてもよい。故に、前駆体物質159及び封入材料152を前処理するステップ1110は、電力処理技術を適用することを含む。電力処理技術は、所望の粉末形態を得るために焼成、粉砕、ふるい分け、又はそれらの組み合わせを含む。
[0095]一例において、前駆体物質159及び封入材料152を前処理するステップ1110は、封入材料152で形成される1つ又は複数の前駆体封入コーティング(例えば、層)154~157で前駆体物質159を被覆して、封入の第3のレベル又はそれ以上を提供することを含む。
[0096]ステップ1115へ移ると、前照射封入製造方法1100は、前駆体物質159及び封入材料152を、ダイプレスプロセスにおいて、多成分のグリーン体であってもよい非焼結のグリーン体へと圧縮することをさらに含む。ダイプレスプロセスは、前駆体物質159及び封入材料152の粉末を取り込んで、粉末を圧縮する。専用ダイ及び多段階のプレスプロセスが、図8に説明される封入タイプ801~803を達成するために、「グリーン体」と呼ばれる多成分の押圧された粉末圧縮体を作製するように実施され得る。
[0097]第1の例において、封入材料152は、封入壁材料を含む。前駆体物質159及び封入材料152をダイプレスプロセスにおいて非焼結のグリーン体へと圧縮するステップ1115は、封入壁材料で形成される封入壁111を生成して第1の封入を提供することを含む。第2の例において、前駆体物質159及び封入材料152をダイプレスプロセスにおいて非焼結のグリーン体へと圧縮するステップ1115は、封入壁111の内側に前駆体物質159を充填することをさらに含む。
[0098]第3の例において、封入材料152は、封入マトリックス材料を含む。前駆体物質159及び封入材料152を前処理するステップ1110は、前駆体物質及び封入マトリックス材料の混合物を生成することをさらに含む。前駆体物質159及び封入マトリックス材料の混合物は、前駆体物質159を完全に封入する封入マトリックス材料の連続したマトリックスである。前駆体物質159及び封入材料152をダイプレスプロセスにおいて非焼結のグリーン体へと圧縮するステップ1115は、封入壁の内側に前駆体物質159及び封入マトリックス材料の混合物を充填し、封入マトリックス150を形成して第2の封入を提供することを含む。第4の例において、前駆体物質159及び封入材料152を前処理するステップ1110は、封入材料152で形成される1つ又は複数の前駆体封入コーティング154~157で前駆体物質159を被覆して、封入の第3のレベル又はそれ以上を提供することを含む。
[0099]ステップ1120において終了する前照射封入製造方法1100は、非焼結のグリーン体をCABユニット104へと焼結することをさらに含む。CABユニット100のための非焼結のグリーン体を作成した後、焼結が発生する。焼結プロセスは、スパークプラズマ焼結、ホットプレス成形、熱間静水圧プレス成形、及び加熱炉などの多くの異なる方法を通じて達成されてもよい。場合によっては、不活性ガス又は空気が使用されてもよい。
[0100]保護の範囲は、これより後に続く特許請求の範囲によってのみ限定される。その範囲は、本明細書及び後に続く出願経過の観点から解釈されるとき、特許請求項において使用される言語の通常の意味と一致するものと同じ広さであること、並びにすべての構造的及び機能的等価物を包含することが、意図され、またそうであると解釈されるべきである。それにもかかわらず、特許請求項のいずれも、米国特許法のセクション101、102、又は103の要件を満足しない主題を含むことは意図せず、またそれらはそのように解釈されるべきではない。そのような主題のいかなる意図しない包含は、これにより否定される。
[0101]本明細書に使用される用語及び表現は、特定の意味が別途本明細書に明記される場合を除き、調査及び研究のそれらの対応するそれぞれの分野に関するそのような用語及び表現に適用される通常の意味そのものを有するということを理解されたい。第1及び第2及び同様のものなどの関係語は、1つの実体又は行為を、いかなる実際のそのような関係性又はそのような実体若しくは行為の順序を必ずしも要求又は示唆することなく、別のものから区別するためだけに使用され得る。用語「備える」、「備えている」、「含む」、「含んでいる」、「有する」、「有している」、「含有している」、「含有する」、「伴う」、「で形成される」、又はそれらの他の変異形は、要素又はステップのリストを備えるか又は含むプロセス、方法、物品、又は装置が、それらの要素又はステップのみを含むのではなく、明示的に列挙されないか、又はそのようなプロセス、方法、物品、又は装置に固有の、他の要素又はステップを含み得るように、非排他的包含を網羅することが意図される。「a(1つの)」又は「an(1つの)」が先行する要素は、さらなる制約なしに、その要素を備えるプロセス、方法、物品、又は装置における追加の同一要素の存在を除外しない。
[0102]加えて、先述の「詳細な説明」において、様々な特徴は、本開示を簡素化する目的のため、様々な例においてまとめられていることが分かる。本開示のこのような方法は、特許請求された例が各請求項に明示的に列挙されるもの以上の特徴を必要とするという意図を反映するものと解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、保護されるべき主題は、任意の単一の開示された例のすべての特徴よりも少なくある。故に、以下の特許請求の範囲は、これにより「詳細な説明」に組み込まれ、各請求項は、別個の特許請求された主題として独立している。
[0103]先述は、最良の態様及び/又は他の例であると考えられるものを説明しているが、様々な修正がそこにおいてなされ得ること、並びに本明細書に開示される主題が様々な形態及び例において実施され得ること、並びにそれらが多数の用途に適用され得、そのうちの一部のみが本明細書に説明されているということを理解されたい。以下の特許請求項によって、本概念の真の範囲内に入るすべての修正形態及び変異形態を特許請求することが意図される。
[関連出願の相互参照]
[0001]本出願は、2021年2月7日に出願された国際出願第PCT/US2021/016980号の米国移行出願であり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。国際出願第PCT/US2021/016980号は、2020年2月7日に出願された、「Chargeable Atomic Batteries(CABs) enabled by ceramic encapsulation and activation charging production methods enabling cost-effective and scalable radioisotope heaters,electric generators,and x-ray sources」という名称の米国特許仮出願第62/971,898号の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[0002]本出願は、2021年2月7日に出願された、「Chargeable Atomic Battery and Activation Charging Production Methods」という名称の国際出願第PCT/US2021/016982号に関連し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (27)

  1. 充電式原子力電池(CAB)であって、
    少なくとも1つのCABユニットを備え、前記少なくとも1つのCABユニットが、
    封入材料、及び
    前記封入材料内に埋め込まれる前駆体物質
    を含む、充電式原子力電池。
  2. 前記充電式原子力電池の初期充電サイクル中、粒子放射源が、前記前駆体物質の一部分を活性化状態にある活性物質へ変換する、請求項1に記載の充電式原子力電池。
  3. 前記活性物質が、核崩壊を通じて亜原子粒子を放出する、請求項2に記載の充電式原子力電池。
  4. 前記粒子放射源が、反応経路に基づいて、前記前駆体物質を、前記活性化状態にある前記活性化物質へ変換する、請求項2に記載の充電式原子力電池。
  5. 前記前駆体物質が、安定した同位体であり、
    前記活性物質が、放射性核種である、請求項2に記載の充電式原子力電池。
  6. 前記放射性核種が、アルファ放出同位体、ベータ放出同位体、ガンマ放出同位体、又はそれらの組み合わせを含む、請求項5に記載の充電式原子力電池。
  7. 前記活性化状態において、前記活性物質が、前記ベータ放出同位体、前記ガンマ放出同位体、又は前記それらの組み合わせを含む、請求項6に記載の充電式原子力電池。
  8. 前記活性物質が、受動的なX線源のための制動放射線を生成する前記ベータ放出同位体を含む、請求項6に記載の充電式原子力電池。
  9. 前記活性物質が、受動的なX線源のための高エネルギーX線を直接的に生成する前記ガンマ放出同位体を含む、請求項7に記載の充電式原子力電池。
  10. 前記充電式原子力電池ユニットを前記粒子放射源の放射線場内に置くステップと、
    前記粒子放射源により、前記前駆体物質を前記活性物質へ変換するステップと
    を含む、請求項2に記載の充電式原子力電池のための充電方法。
  11. 請求項1に記載の複数のCABユニットと、
    前記複数のCABユニットを単一のユニットへと統合するように設計されているCABスタックハウジングと
    を備える、充電式原子力電池スタック。
  12. 前記CABスタックハウジングが、さらなる封入バリアとしての役割を果たすために高温材料を含む、請求項11に記載の充電式原子力電池スタック。
  13. 前記高温材料が、タングステンを含む、請求項12に記載の充電式原子力電池スタック。
  14. 請求項11に記載の充電式原子力電池スタックと、
    X線遮蔽体、
    熱界面、又は
    エアロシェル
    のうちの少なくとも1つと
    を備える、充電式原子力電池パック。
  15. 前記X線遮蔽体をさらに備え、
    前記充電式原子力電池スタックが、前記X線遮蔽体内に含有されており、
    前記X線遮蔽体が、前記充電式原子力電池スタックから出るX線を実質的にブロックするために重金属を含む、請求項14に記載の充電式原子力電池パック。
  16. 前記熱界面をさらに備え、
    前記熱界面が、前記充電式原子力電池スタックによって生成された熱を、伝導性界面、ヒートパイプ、又はそれらの組み合わせへ向ける、請求項14に記載の充電式原子力電池パック。
  17. 前記エアロシェルをさらに備え、
    前記エアロシェルが、前記充電式原子力電池スタックを進行中に高温再突入プラズマ浸食及び放出から保護するためにアブレーション物質を含む、請求項14に記載の充電式原子力電池パック。
  18. 前記X線遮蔽体、前記熱界面、又は前記エアロシェルが、前記充電式原子力電池スタックの周りにさらなる封入層を提供する、請求項14に記載の充電式原子力電池パック。
  19. 請求項14に記載の充電式原子力電池パックを備える独立デバイスであって、
    前記充電式原子力電池パックが、前記独立デバイス内に置かれ、
    前記独立デバイスが、加熱、電気の生成、蛍光X線検出、浄化、又は推進のため、崩壊放射線、熱、又はそれらの組み合わせを使用する、独立デバイス。
  20. 前記前駆体物質及び前記封入材料を選択するステップと、
    前記前駆体物質及び前記封入材料を前処理するステップと、
    前記前駆体物質及び前記封入材料をダイプレスプロセスにおいて非焼結のグリーン体へと圧縮するステップと、
    前記非焼結のグリーン体を前記少なくとも1つのCABユニットへと焼結するステップとを含む、請求項1に記載の充電式原子力電池のための前照射封入製造方法。
  21. 前記前駆体物質及び前記封入材料を選択する前記ステップが、それぞれの活性化断面、それぞれの粒子源照射依存機械特性、それぞれの化学的適合性、それぞれの高温性能、それぞれの粉末特性、又はそれらの組み合わせに基づく、請求項19に記載の前照射封入製造方法。
  22. 前記前駆体物質及び前記封入材料を前処理する前記ステップが、電力処理技術を適用することを含み、
    前記電力処理技術が、所望の粉末形態を得るために焼成、粉砕、ふるい分け、又はそれらの組み合わせを含む、請求項20に記載の前照射封入製造方法。
  23. 前記封入材料が、封入壁材料を含み、
    前記前駆体物質及び前記封入材料を前記ダイプレスプロセスにおいて前記非焼結のグリーン体へと圧縮する前記ステップが、前記封入壁材料で形成されている封入壁を生成して第1の封入を用意することを含む、請求項21に記載の前照射封入製造方法。
  24. 前記前駆体物質及び前記封入材料を前記ダイプレスプロセスにおいて前記非焼結のグリーン体へと圧縮する前記ステップが、前記封入壁の内側に前記前駆体物質を充填することをさらに含む、請求項23に記載の前照射封入製造方法。
  25. 前記封入材料が、封入マトリックス材料を含み、
    前記前駆体物質及び前記封入材料を前処理する前記ステップが、前記前駆体物質及び前記封入マトリックス材料の混合物を生成することをさらに含み、
    前記前駆体物質及び前記封入材料を前記ダイプレスプロセスにおいて前記非焼結のグリーン体へと圧縮する前記ステップが、前記封入壁の内側に前記前駆体物質及び前記マトリックス封入材料の前記混合物を充填し、封入マトリックスを形成して第2の封入を用意することを含む、請求項23に記載の前照射封入製造方法。
  26. 前記前駆体物質及び前記封入マトリックス材料の前記混合物が、前記前駆体物質を完全に封入する前記封入マトリックス材料の連続したマトリックスである、請求項25に記載の前照射封入製造方法。
  27. 前記前駆体物質及び前記封入材料を前処理する前記ステップが、前記封入材料で形成されている1つ又は複数の前駆体封入コーティングで前記前駆体物質を被覆して、封入の第3のレベル又はそれ以上を用意することを含む、請求項25に記載の前照射封入製造方法。
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