以下の技術は、CDMA、FDMA、TDMA、OFDMA、SC-FDMAなどのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAはUTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802-20、E-UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。UTRAはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E-UTRAを用いるE-UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE-A/LTE-A proは3GPP LTEの進化したバージョンである。3GPP NR(New Radio or New Radio Access Technology)は3GPP LTE/LTE-A/LTE-A proの進化したバージョンである。
より明確な説明のために3GPP通信システム(例、LTE-A、NR)に基づいて説明するが、本発明の技術的思想はそれに限られない。LTEは3GPP TS 36.xxx Release 8以後の技術を意味する。詳しくは、3GPP TS 36.xxx Release 10以後のLTE技術はLTE-Aと呼ばれ、3GPP TS 36.xxx Release 13以後のLTE技術はLTE-A proと呼ばれる。3GPP NRはTS 38.xxx Release 15以後の技術を意味する。LTE/NRは3GPPシステムと称されることもできる。"xxx"は標準文書の細部番号を意味する。LTE/NRは3GPPシステムと統称される。本発明の説明に使用された背景技術、用語、略語などについては本発明前に公開された標準文書に記載された事項を参照できる。例えば、以下の文書を参照できる。
3GPP NR
-38.211:Physical channels and modulation
-38.212:Multiplexing and channel coding
-38.213:Physical layer procedures for control
-38.214:Physical layer procedures for data
-38.300:NR and NG-RAN Overall Description
-38.331:Radio Resource Control(RRC) protocol specification
図1はNRにおいて使用される無線フレームの構造を例示している。
NRにおいて、上りリンク及び下りリンク送信はフレームで構成される。無線フレームは10msの長さを有し、2つの5msハーフフレーム(Half-Frame,HF)と定義される。ハーフフレームは5つの1msサブフレーム(Subframe,SF)と定義される。サブフレームは1つ以上のスロットに分割され、サブフレーム内のスロット数はSCS(Subcarrier Spacing)に依存する。各スロットはCP(cyclic prefix)によって12個又は14個のOFDM(A)シンボルを含む。一般CPが使用される場合、各スロットは14個のシンボルを含む。拡張CPが使用される場合は、各スロットは12個のシンボルを含む。ここで、シンボルはOFDMシンボル(或いは、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMAシンボル(或いは、DFT-s-OFDMシンボル)を含むことができる。
表1は、一般CPが使用される場合、SCSによってスロットごとのシンボル数、フレームごとのスロット数とサブフレームごとのスロット数が変化することを例示している。
表2は、拡張CPが使用される場合、SCSによってスロットごとのシンボル数、フレームごとのスロット数とサブフレームごとのスロット数が変化することを例示している。
NRシステムでは、一つの端末(User Equipment;UE)に併合される複数のセルの間でOFDM(A)ニューマロロジー(例えば、SCS、CP長さなど)が異なるように設定される。これにより、同じ数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、SF、スロット又はTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と統称)の(絶対時間)区間が併合されたセルの間で異なる。
NRは様々な5Gサービスを支援するための多数のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ニューマロロジー(例、副搬送波間隔、SCS)を支援する。例えば、SCSが15kHzである場合は、伝統的なセルラーバンドにおける広い領域(wide area)を支援し、SCSが30kHz/60kHzである場合は、密集した都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)を支援する。
NR周波数バンドは2つのタイプの周波数範囲(frequency range,FR)により定義される(FR1/FR2)。FR1/FR2は以下の表3のように構成される。またFR2はミリメートル波(millimeter wave、mmW)を意味する。
図2はNRフレームのスロット構造を例示している。
スロットは時間ドメインで複数のシンボルを含む。例えば、一般CPの場合、1つのスロットが14個のシンボルを含むが、拡張CPの場合は、1つのスロットが12個のシンボルを含む。搬送波は周波数ドメインで複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は周波数ドメインで複数(例えば、12)の連続する副搬送波と定義される。周波数ドメインにおいて、複数のRBインターレース(簡単に、インターレース)が定義される。インターレースm∈{0, 1, ..., M-1}は(共通)RB{m, M+m, 2M+m, 3M+m, ...}で構成される。Mはインターレースの数を示す。BWP(Bandwidth Part)は周波数ドメインで複数の連続するPRB(Physical RB)と定義され、1つのニューマロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)に対応することができる。搬送波は最大N個(例えば、5個)のBWPを含む。データ通信は活性化されたBWPで行われ、1つの端末には1つのBWPのみが活性化される。リソースグリッドにおいて各々の要素はリソース要素(Resource Element、RE)と称され、1つの変調シンボルがマッピングされることができる。
無線通信システムにおいて、端末は基地局から下りリンク(Downlink、DL)を介して情報を受信し、端末は基地局に上りリンク(Uplink、UL)を介して情報を送信する。基地局と端末が送受信する情報はデータ及び様々な制御情報を含み、これらが送受信する情報の種類/用途によって様々な物理チャネル/信号が存在する。物理チャネルは上位階層から由来する情報を運ぶリソース要素(RE)のセットに対応する。物理信号は物理階層(PHY)により使用されるリソース要素(RE)のセットに対応するが、上位階層から由来する情報は運ばない。上位階層はMAC(Medium Access Control)階層、RLC(Radio Link Control)階層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層、RRC(Radio Resource Control)階層などを含む。
DL物理チャネルはPBCH(Physical Broadcast channel)、PDSCH(Physical Downlink Shared channel)及びPDCCH(Physical Downlink Control channel)を含む。DL物理信号はDL RS(Reference Signal)、PSS(Primary synchronization signal)及びSSS(Secondary synchronization signal)を含む。DL RSはDM-RS(Demodulation RS)、PT-RS(Phase-tracking RS)及びCSI-RS(channel-state information RS)を含む。UL物理チャネルはPRACH(Physical Random Access Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)を含む。UL物理信号はUL RSを含む。UL RSはDM-RS、PT-RS及びSRS(Sounding RS)を含む。
図3はスロット内に物理チャネルがマッピングされる一例を示している。
1つのスロット内にDL制御チャネル、DL又はULデータ、UL制御チャネルなどが全て含まれる。例えば、スロット内において最初からN個のシンボルはDL制御チャネルの送信に使用され(以下、DL制御領域)、スロット内において最後からM個のシンボルはUL制御チャネルの送信に使用される(以下、UL制御領域)。NとMはそれぞれ0以上の整数である。DL制御領域とUL制御領域の間のリソース領域(以下、データ領域)は、DLデータの送信のために使用されるか又はULデータの送信のために使用される。制御領域とデータ領域の間にはDL-to-UL又はUL-to-DLスイッチングのための時間ギャップが存在する。DL制御領域ではPDCCHが送信され、DLデータ領域ではPDSCHが送信される。スロット内においてDLからULに転換される時点の一部のシンボルが時間ギャップとして使用される。
本発明において、基地局は例えば、gNodeBである。
上りリンク(DL)物理チャネル/信号
(1)PUSCH
PUSCHは上りリンクデータ(例、UL-SCH TB)及び/又は上りリンク制御情報(UCI)を運び、CP-OFDM(Cyclic Prefix -Orthogonal Frequency Division Multiplexing)波形又はDFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-Orthogonal Frequency Division Multiplexing)波形に基づいて送信される。PUSCHがDFT-s-OFDM波形に基づいて送信される場合、端末は変換プリコーディング(transform precoding)を適用してPUSCHを送信する。一例として、変換プリコーディングが不可能な場合(例、transform precoding is disabled)、端末はCP-OFDM波形に基づいてPUSCHを送信し、変換プリコーディングが可能な場合は(例、transform precoding is enabled)、端末はCP-OFDM波形又はDFT-s-OFDM波形に基づいてPUSCHを送信する。PUSCHはPDCCHにより動的にスケジューリングされるか(dynamic scheduling)、又は上位階層(例、RRC)シグナリング(及び/又はLayer1(L1)シグナリング(例、PDCCH))に基づいて半-静的にスケジューリングされる(Configured Scheduling、CS)。従って、動的スケジューリングではPUSCH送信にPDCCHが伴われるが、CSではPUSCH送信にPDCCHが伴われない。CSはType-1 CG(Configured Grant)PUSCH送信とType-2 CG PUSCH送信を含む。Type-1 CGにおいてPUSCH送信のための全てのパラメータが上位階層によりシグナリングされる。Type-2 CGにおいてはPUSCH送信のためのパラメータのうち、一部は上位階層によりシグナリングされ、残りはPDCCHによりシグナリングされる。基本的には、CSではPUSCH送信にPDCCHが伴われない。
(2)PUCCH
PUCCHはUCI(Uplink Control Information)を運ぶ。UCIは以下を含む。
-SR(Scheduling Request):UL-SCHリソースの要請に使用される情報である。
-HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement):DL信号(例、PDSCH、SPS解除PDCCH)に対する受信応答信号である。HARQ-ACK応答はpositive ACK(簡単に、ACK)、negative ACK(NACK)、DTX(Discontinuous Transmission)又はNACK/DTXを含む。HARQ-ACKはA/N、ACK/NACK、HARQ-ACK/NACKなどと混用される。HARQ-ACKはTB-単位/CBG-単位で生成される。
-CSI(Channel Status Informaton):DLチャネルに対するフィードバック情報である。CSIはCQI(Channel Quality Information)、RI(Rank Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、PTI(Precoding Type Indicator)などを含む。
表4はPUCCHフォーマットを例示する。PUCCHフォーマットはUCIペイロードのサイズ/送信長さ(例、PUCCHリソースを構成するシンボル数)/送信構造により区分される。PUCCHフォーマットは送信長さによってShort PUCCH(フォーマット0、2)及びLong PUCCH(フォーマット1、3、4)に分類される。
(0)PUCCHフォーマット0(PF0)
-支援可能なUCIペイロードサイズ:Kビットまで(例、K=2)
-単一のPUCCHを構成するOFDMシンボル数:1~Xシンボル(例、X=2)
-送信構造:DM-RSなしにUCI信号のみで構成され、複数のシーケンスのうち、一つを選択及び送信することによりUCI状態を送信
(1)PUCCHフォーマット1(PF1)
-支援可能なUCIペイロードサイズ:Kビットまで(例、K=2)
-単一のPUCCHを構成するOFDMシンボル数:Y~Zシンボル(例、Y=4、Z=14)
-送信構造:DM-RSとUCIが互いに異なるOFDMシンボルにTDM形態で構成され、UCIは特定のシーケンスに変調(例、QPSK)シンボルを掛ける形態。UCIとDM-RSにいずれもCS(cyclic shift、循環シフト)/OCC(Orthogonal Cover Code)を適用して、(同一のRB内で)(PUCCHフォーマット1に従う)複数のPUCCHリソースの間にCDMを支援
(2)PUCCHフォーマット2(PF2)
-支援可能なUCIペイロードサイズ:Kビットまで(例、K=2)
-単一のPUCCHを構成するOFDMシンボル数:1~xシンボル(例、X=2)
-送信構造:DMRSとUCIが同一のシンボル内でFDM形態で構成/マッピングされ、符号化されたUCIビットにDFTなしにIFFTのみを適用して送信される構造
(3)PUCCHフォーマット3(PF3)
-支援可能なUCIペイロードサイズ:Kビット以上(例、K=2)
-単一のPUCCHを構成するOFDMシンボル数:Y~Zシンボル(例、Y=4、Z=14)
-送信構造:DMRSとUCIが互いに異なるシンボルにTDM形態で構成/マッピングされ、符号化されたUCIビットにDFTを適用して送信する形態。UCIにはDFT前端でOCCを適用し、DMRSにはCS(又はIFDMマッピング)を適用して複数の端末に多重化を支援
(4)PUCCHフォーマット4(PF4)
-支援可能なUCIペイロードサイズ:Kビット以上(例、K=2)
-単一のPUCCHを構成するOFDMシンボル数:Y~Zシンボル(例、Y=4、Z=14)
-送信構造:DMRSとUCIが互いに異なるシンボルにTDM形態で構成/マッピングされ、符号化されたUCIビットにDFTを適用して端末間多重化なしに送信される構造
図4はACK/NACKの送信過程を例示する。図4を参照すると、端末はスロット#nでPDCCHを検出する。ここで、PDCCHは下りリンクスケジューリング情報(例えば、DCIフォーマット1_0、1_1)を含み、PDCCHはDL割り当て-to-PDSCHオフセット(K0とPDSCH-HARQ-ACK報告オフセット(K1)を示す。例えば、DCIフォーマット1_0、1_1は以下の情報を含む。
-Frequency domain resource assignment:PDSCHに割り当てられたRBセットを示す。
-Time domain resource assignment:K0、スロット内のPDSCHの開始位置(例えば、OFDMシンボルインデックス)及び長さ(例:OFDMシンボル数)を示す。
-PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator:K1を示す。
今後、端末はスロット#nのスケジューリング情報によってスロット#(n+K0)でPDSCHを受信した後、スロット#(n+K1)でPUCCHを介してUCIを送信する。ここで、UCIはPDSCHに対するHARQ-ACK応答を含む。PDSCHが最大1個のTBを送信するように構成された場合、HARQ-ACK応答は1ビットで構成される。PDSCHが最大2個のTBを送信するように構成された場合は、HARQ-ACK応答は空間(spatial)バンドリングが構成されていない場合は、2ビットで構成され、空間バンドリングが構成された場合は、1ビットで構成される。複数のPDSCHに対するHARQ-ACKの送信時点がスロット#(n+K1)と指定された場合、スロット#(n+K1)で送信されるUCIは複数のPDSCHに対するHARQ-ACK応答を含む。
1.非免許帯域を支援する無線通信システム
図5は本発明に適用可能な非免許帯域を支援する無線通信システムの一例を示している。
以下の説明において、免許帯域(Licensed Band 、L-band)で動作するセルをL-cellと定義し、L-cellのキャリアを(DL/UL)LCC(Licensed Component Carrier)と定義する。また非免許帯域(Unlicensed Band、U-band)で動作するセルをU-cellと定義し、U-cellのキャリアを(DL/UL)UCCと定義する。セルのキャリア/キャリア-周波数はセルの動作周波数(例、中心周波数)を意味する。セル/キャリア(例、CC)はセルと統称する。
図5(a)のように、端末と基地局が搬送波結合されたLCC及びUCCにより信号を送受信する場合、LCCはPCC(Primary CC)と設定され、UCCはSCC(Secondary CC)と設定される。図5(b)のように、端末と基地局は一つのUCC又は搬送波結合された複数のUCCにより信号を送受信することができる。即ち、端末と基地局はLCC無しにUCC(s)のみにより信号を送受信することができる。スタンドアローン動作のために、UCellではPRACH、PUCCH、PUSCH、SRS送信などが支援される。
以下、本発明で説明する非免許帯域での信号送受信動作は、(特に言及しないと)上述した全ての配置シナリオに基づいて行われることができる。
特に言及しないと、以下の定義がこの明細書で使用される用語に適用される。
-チャネル(Channel):共有スペクトル(Shared spectrum)でチャネル接続過程が行われる連続するRBで構成され、搬送波又は搬送波の一部を称する。
-チャネル接続過程(Channel Access Procedure、CAP):信号送信前に他の通信ノードのチャネル使用有無を判断するために、センシングに基づいてチャネル可用性を評価する手順である。センシングのための基本ユニット(basic unit)はTsl=9us区間(duration)のセンシングスロットである。基地局又は端末がセンシングスロット区間の間にチャネルをセンシングし、センシングスロット区間内で少なくとも4usの間に検出された電力がエネルギー検出しきい値XThreshより小さい場合、センシングスロット区間Tslは遊休状態と見なされる。そうではない場合は、センシングスロット区間Tsl=9usはビジー状態と見なされる。CAPはLBT(Listen-Before-Talk)とも称される。
-チャネル占有(Channel occupancy):チャネル接続手順の実行後、基地局/端末によるチャネル上の対応する送信を意味する。
-チャネル占有時間(Channel Occupancy Time、COT):基地局/端末がチャネル接続手順の実行後、基地局/端末及びチャネル占有を共有する任意の基地局/端末がチャネル上で送信を行える総時間を称する。COTの決定時、送信ギャップが25us以下であると、ギャップ区間もCOTにカウントされる。COTは基地局と対応端末の間の送信のために共有される。
-DL送信バースト(burst):16usを超えるギャップがない、基地局からの送信セットにより定義される。16usを超えるギャップにより分離された、基地局からの送信は個々のDL送信バーストとして見なされる。基地局はDL送信バースト内でチャネル可用性をセンシングせず、ギャップ以後に送信を行う。
-UL送信バースト:16usを超えるギャップがない、端末からの送信セットにより定義される。16usを超えるギャップにより分離された、端末からの送信は個々のUL送信バーストとして見なされる。端末はUL送信バースト内でチャネル可用性をセンシングせず、ギャップ以後に送信を行う。
-検出バースト:(時間)ウィンドウ内に限定され、デューティサイクルに連関する、信号及び/又はチャネルのセットを含むDL送信バーストを称する。LTE基盤のシステムにおいて、検出バーストは基地局により開始された送信としてPSS、SSS及びCRS(cell-specific RS)を含み、非ゼロ出力CSI-RSをさらに含む。NR基盤のシステムにおいては、検出バーストは基地局により開始された送信として少なくともSS/PBCHブロックを含み、SIB1を有するPDSCHをスケジューリングするPDCCHのためのCORESET、SIB1を運ぶPDSCH及び/又は非ゼロ出力CSI-RSをさらに含む。
図6は非免許帯域においてリソースを占有する方法を例示している。非免許帯域に対する地域別規制(regulation)によれば、非免許帯域内の通信ノードは信号送信前に他の通信ノードのチャネル使用有無を判断しなければならない。具体的には、通信ノードは信号送信前にまず搬送波センシング(Carrier Sensing;CS)を行って他の通信ノードが信号送信を行うか否かを確認する。他の通信ノードが信号送信を行わないと判断された場合をCCA(Clear Channel Assessment)が確認されたと定義する。所定の或いは上位階層(例、RRC)シグナリングにより設定されたCCAしきい値がある場合、通信ノードはCCAしきい値より高いエネルギーがチャネルで検出されると、チャネル状態をビジー(busy)と判断し、そうではないと、チャネル状態を遊休(idle)と判断する。参考として、Wi-Fi標準(802.11ac)において、CCAしきい値はnon Wi-Fi信号に対して-62dBm、Wi-Fi信号に対して-82dBmと規定されている。チャネル状態が遊休であると判断されると、通信ノードはUCellで信号送信を開始する。上述した一連の過程はLBT(Listen-Before-Talk)又はCAP(Channel Access Procedure)と呼ばれる。LBTとCAP、CCAは混用できる。
具体的には、非免許帯域での下りリンク受信/上りリンク送信のために、後述するCAP方法のうちのいずれかが本発明に連関する無線通信システムにおいて使用される。
非免許帯域での下りリンク信号送信方法
基地局は非免許帯域での下りリンク信号送信のために、以下のうちのいずれかの非免許帯域接続手順(例、Channel Access Procedure、CAP)を行う。
(1)タイプ1 下りリンクCAP方法
タイプ1 DL CAPにおいて送信前に遊休とセンシングされたセンシングスロットによりスパンされる(Spanned)時間区間の長さはランダムである。タイプ1 DL CAPは以下の送信に適用される。
-(i)ユーザ平面データ(user plane data)を有するユニキャストPDSCH、又は(ii)ユーザ平面データを有するユニキャストPDSCH及びユーザ平面データをスケジューリングするユニキャストPDCCHを含む、基地局により開始された(initiated)送信、又は
-(i)検出バーストのみを有する、又は(ii)非-ユニキャスト(non-unicast)情報と多重化された検出バーストを有する、基地局により開始された送信。
図7は基地局の非免許帯域での下りリンク信号送信のためのCAP動作のフローチャートである。
図7を参照すると、まず基地局は遅延区間(defer duration)Tdのセンシングスロット区間の間にチャネルが遊休状態であるか否かをセンシングし、その後、カウンタNが0になると、送信を行う(S1234)。この時、カウンタNは以下の手順に従って追加センシングスロット区間の間にチャネルをセンシングすることにより調整される:
ステップ1)(S1220)N=Ninitと設定。ここで、Ninitは0からCWpの間で均等分布されたランダム値である。次いで、ステップ4に移動する。
ステップ2)(S1240)N>0であり、基地局がカウンタの減少を選択した場合、N=N-1と設定。
ステップ3)(S1250)追加センシングスロット区間の間にチャネルをセンシングする。この時、追加センシングスロット区間が遊休であると(Y)、ステップ4に移動する。そうではないと(N)、ステップ5に移動する。
ステップ4)(S1230)N=0であると(Y)、CAP手順を終了する(S1232)。そうではないと(N)、ステップ2に移動する。
ステップ5)(S1260)追加遅延区間Td内でビジー(busy)センシングスロットが検出されるか、又は追加遅延区間Td内の全てのセンシングスロットが遊休(idle)と検出されるまでチャネルをセンシング。
ステップ6)(S1270)追加遅延区間Tdの全てのセンシングスロット区間の間にチャネルが遊休とセンシングされると(Y)、ステップ4に移動する。そうではないと(N)、ステップ5に移動する。
表5はチャネル接続優先順位クラスによってCAPに適用されるmp、最小競争ウィンドウ(Contention Window、CW)、最大CW、最大チャネル占有時間(Maximum Channel Occupancy Time, MCOT)及び許容CWサイズ(allowed CW sizes)が変わることを例示している。
遅延区間Tdは区間Tf(16us)+mp個の連続するセンシングスロット区間Tsl(9us)の順で構成される。Tfは16us区間の開始時点にセンシングスロット区間Tslを含む。
CWmin,p≦CWp≦CWmax,pである。CWpはCWp=CWmin,pと設定され、以前のDLバースト(例、PDSCH)に対するHARQ-ACKフィードバック(例、ACK又はNACK比率)に基づいてステップ1以前にアップデートされる(CWサイズアップデート)。例えば、CWpは以前のDLバーストに対するHARQ-ACKフィードバックに基づいてCWmin,pに初期化されるか、又は次に高い許容された値に増加されるか、又は既存の値がそのまま維持される。
(2)タイプ2 下りリンク(DL)CAP方法
タイプ2 DL CAPにおいて送信前に遊休とセンシングされたセンシングスロットによりスパンされる時間区間の長さは決定的である(deterministic)。タイプ2 DL CAPはタイプ2A/2B/2C DL CAPに区分される。
タイプ2A DL CAPは以下の送信に適用される。タイプ2A DL CAPにおいて基地局は少なくともセンシング区間Tshort_dl=25usの間にチャネルが遊休とセンシングされた直後、送信を行う。ここで、Tshort_dlは区間Tf(=16us)の直後に続く一つのセンシングスロット区間で構成される。Tfは区間の開始点にセンシングスロットを含む。
-(i)検出バーストのみを有する、又は(ii)非-ユニキャスト(non-unicast)情報と多重化された検出バーストを有する、基地局により開始された送信、又は
-共有チャネル占有(Shared channel occupancy)内で端末による送信から25usギャップ以後の基地局の送信。
タイプ2B DL CAPは共有されたチャネル占有時間内で端末による送信から16usギャップ以後に基地局により行われる送信に適用可能である。タイプ2B DL CAPにおいて基地局はTf=16usの間にチャネルが遊休とセンシングされた直後、送信を行う。Tfは区間の最後の9us内にセンシングスロットを含む。タイプ2C DL CAPは共有されたチャネル占有時間内で端末による送信から最大16usギャップ後に基地局により行われる送信に適用可能である。タイプ2C DL CAPにおいて基地局は送信を行う前にチャネルをセンシングしない。
非免許帯域での上りリンク信号送信方法
端末は非免許帯域での上りリンク信号送信のためにタイプ1又はタイプ2のCAPを行う。一般的には、端末は上りリンク信号送信のために基地局が設定したCAP(例、タイプ1又はタイプ2)を行う。例えば、PUSCH送信をスケジューリングするULグラント(例、DCIフォーマット0_0、0_1)内に端末のCAPタイプ指示情報が含まれる。
(1)タイプ1 上りリンク(UL)CAP方法
タイプ1 UL CAPにおいて送信前に遊休とセンシングされたセンシングスロットによりスパンされる(Spanned)時間区間の長さはランダムである。タイプ1 UL CAPは以下の送信に適用される。
-基地局からスケジューリング及び/又は設定されたPUSCH/SRS送信
-基地局からスケジューリング及び/又は設定されたPUCCH送信
-RAP(Random Access Procedure)に関連する送信
図8は上りリンク信号送信のための端末のType1のCAP動作のフローチャートである。
図8を参照すると、まず端末は遅延区間(defer duration)Tdのセンシングスロット区間の間にチャネルが遊休状態であるか否かをセンシングし、その後、カウンタNが0になると、送信を行う(S1534)。この時、カウンタNは以下の手順に従って追加センシングスロット区間の間にチャネルをセンシングすることにより調整される:
ステップ1)(S1520)N=Ninitと設定。ここで、Ninitは0からCWpの間で均等分布されたランダム値である。次いで、ステップ4に移動する。
ステップ2)(S1540)N>0であり、端末がカウンタの減少を選択した場合、N=N-1と設定。
ステップ3)(S1550)追加センシングスロット区間の間にチャネルをセンシングする。この時、追加センシングスロット区間が遊休であると(Y)、ステップ4に移動する。そうではないと(N)、ステップ5に移動する。
ステップ4)(S1530)N=0であると(Y)、CAP手順を終了する(S1532)。そうではないと(N)、ステップ2に移動する。
ステップ5)(S1560)追加遅延区間Td内でビジー(busy)センシングスロットが検出されるか、又は追加遅延区間Td内の全てのセンシングスロットが遊休(idle)と検出されるまでチャネルをセンシング。
ステップ6)(S1570)追加遅延区間Tdの全てのセンシングスロット区間の間にチャネルが遊休とセンシングされると(Y)、ステップ4に移動する。そうではないと(N)、ステップ5に移動する。
表6はチャネル接続優先順位クラスによってCAPに適用されるmp、最小CW、最大CW、最大チャネル占有時間(Maximum Channel Occupancy Time, MCOT)及び許容CWサイズ(allowed CW sizes)が変わることを例示している。
遅延区間Tdは区間Tf(16us)+mp個の連続するセンシングスロット区間Tsl(9us)の順で構成される。Tfは16us区間の開始時点にセンシングスロット区間Tslを含む。
CWmin,p≦CWp≦CWmax,pである。CWpはCWp=CWmin,pと設定され、以前のULバースト(例、PUSCH)に対する明示的/黙示的な受信応答に基づいてステップ1以前にアップデートされる(CWサイズアップデート)。例えば、CWpは以前のULバーストに対する明示的/黙示的な受信応答に基づいてCWmin,pに初期化されるか、次に高い許容された値に増加するか、又は既存の値がそのまま維持される。
(2)タイプ2 上りリンク(UL)CAP方法
タイプ2UL CAPにおいて送信前に遊休とセンシングされたセンシングスロットによりスパンされる(Spanned)時間区間の長さは決定的である(deterministic)。タイプ2 UL CAPはタイプ2A/2B/2C UL CAPに区分される。タイプ2A UL CAPにおいて端末は少なくともセンシング区間Tshort_dl=25usの間にチャネルが遊休とセンシングされた直後(immediately after)、送信を行う。ここで、Tshort_dlは区間Tf(=16us)の直後に続く一つのセンシングスロット区間で構成される。タイプ2A UL CAPにおいてTfは区間の開始点にセンシングスロットを含む。タイプ2B UL CAPにおいて端末はセンシング区間Tf=16usの間にチャネルが遊休とセンシングされた直後、送信を行う。タイプ2B UL CAPにおいてTfは区間の最後の9us内にセンシングスロットを含む。タイプ2C UL CAPにおいて端末は送信を行う前にチャネルをセンシングしない。
RBインターレース
図9はRBインターレースを例示する。共有スペクトルではOCB(Occupied Channel Bandwidth)及びPSD(Power Spectral Density)関連規制を考慮して、周波数上で(等間隙の)不連続する(単一の)RBの集合をUL(物理)チャネル/信号送信に使用される/割り当てられる単位リソースとして定義する。かかる不連続RB集合を便宜上、"RBインターレース"(簡単に、インターレース)と定義する。
図9を参照すると、周波数帯域内に複数のRBインターレース(簡単に、インターレース)が定義される。ここで、周波数帯域は(広帯域)セル/CC/BWP/RBセットを含み、RBはPRBを含む。例えば、インターレース#m∈{0、1、...、M-1}は(共通)RB{m、M+m、2M+m、3M+m、...}で構成される。Mはインターレースの数を示す。送信機(例、端末)は一つ以上のインターレースを使用して信号/チャネルを送信することができる。信号/チャネルはPUCCH又はPUSCHを含む。
3.非免許帯域でのPUCCH送信
上述した内容(NR frame structure、RACH、U-bandシステムなど)は、後述するこの明細書で提案する方法と結合して適用でき、またこの明細書で提案する方法の技術的特徴を明確にする。
また、後述する方法は上りリンク送信に関連し、上述したU-bandシステム(非免許帯域)での上りリンク信号送信方法にも同様に適用できる。この明細書で提案する技術的思想が該当システムでも具現されるように、各システムで定義する用語、表現、構造などに合わせて変形又は代替することができる。
例えば、後述するPUCCH送信に関連する方法による上りリンク送信は、U-Bandシステムで定義されるL-cell及び/又はU-cellで行われる。
上述したように、Wi-Fi標準(802.11ac)において、CCAしきい値はnon Wi-Fi信号に対して-62dBm、Wi-Fi信号に対して-82dBmと規定されている。即ち、Wi-FiシステムのSTA(Station)やAP(Access point)は、Wi-Fiシステムに属しない装置の信号が特定の帯域で-62dBm以上の電力で受信されるとき、該当特定の帯域では信号の送信を行わない。
この明細書において‘非免許帯域’は‘共有スペクトル’に置き換え及び混用可能である。
NR周波数帯域(frequency band)は2つのタイプ(FR1、FR2)の周波数範囲(frequency range)により定義される。FR1、FR2は表7のように構成される。またFR2はミリ波(millimeter wave, mmW)を意味する。
上述した周波数帯域より高い帯域(例えば、52.6GHz~114.25GHz帯域、特に、71GHz)はFR4と称する。該当FR4領域は非免許帯域とも使用可能である。
共有スペクトルにおいて特定の装置(及び/又はノード)が信号を送信するとき、PSD(Power Spectral Density)観点の制約があり得る。例えば、FR4の一部の帯域での信号送信は23dBm/1MHzのPSDを満たす必要がある。また、他の帯域での信号送信は13dBm/1MHzのPSDを満たす必要がある。このために、端末は信号を周波数軸に広めて許容電力を増加させる。
また、共有スペクトルに対する規制として、OCB(Occupied Channel Bandwidth)の観点の制約があり得る。例えば、特定の装置が信号を送信するとき、該当信号はシステム帯域幅の70%は占有する必要がある。もしシステム帯域幅が400MHzであると、信号を送信しようとする装置は400MHzの70%である280MHz以上を占有する必要がある。
PSD及びOCBに関する規制を考慮するPUCCHの構造として、上述したRBインターレース構造を使用できる。
表8はFR2領域においてSCS及び帯域幅に基づく総PRB数を示す。
表9は表8に基づいて、SCSが240kHz、480kHz、960kHzまで増加したとき、そして帯域幅が800MHz、1600MHz、2000MHzまで増加したときの総PRB数を予想して示したものである。
表10はこの明細書のシミュレーション結果を導き出すためのPRB数を示す。
表9及び/又は表10のように、SCS及び帯域幅ごとのPRB数が定義されると、既存の通信システムのPUCCHフォーマットは再使用が難しくなる。従って、この明細書では、FR4のための向上した(enhanced)PUCCHフォーマット及び向上した初期(initial)PUCCHリソースセットに関する内容を提案する。
一方、システムに適用されるSCS及び帯域幅ごとのPRB数は表9及び/又は表10とは異なってもよい。この明細書の提案方法は、表9及び/又は表10とは異なるPRB数に基づくシステムに拡張及び適用できる。
以下、この明細書で提案するPUCCH送信を行うためのUE動作について説明する。
(1)まず、UEはPUCCH送信のための設定情報を基地局から受信する。ここで、設定情報はこの明細書で提案した、PUCCHフォーマット及びSCSごとのPUCCHリソースに関する情報を含む。(2)次に、UEは設定情報に基づいてPUCCHが送信されるリソースを決定する。(3)次に、UEは決定されたPUCCHリソース上で基地局に上りリンク送信を行う。
より具体的な内容は後述する方法を参考する。即ち、後述する方法は上記(1)~(3)の手順と結合してこの明細書で提案する目的/効果を達成することができる。
3.1.Enhanced PUCCH format design for above 52.6GHz
FR4領域(例えば、52.6GHz以上の帯域)には、上述したPSD及びOCB以外に、一つのノードが最大に送信可能な電力も制限される。一例として、一つのノードは最大40dBmまで電力を使用できる。従って、PSD規制及び最大電力制限を考慮すると、各SCSによって1PRBに送信可能な最大電力が決定される。各SCSによって各PRBに最大電力を送信しながら、最大送信電力を超えない最大PRB数は表11、表12及び表13のように計算できる。表11はPSD規制が23dBm/1MHzである場合である。表12はPSD規制が13dBm/1MHzである場合である。
表13はPSD規制が38dBm/1MHzであり、最大電力制限が1ノード当たり55dBmである場合を示す。
特徴的には、表11及び表13において、# of PRBは等しく得られる。但し、表11ないし表13の例示は、ヨーロッパ地域の要求事項に基づいて導き出されたものであり、他の地域の要求事項により導き出される# of PRB数が変わってもこの明細書の提案方法が使用できる。
表11ないし表13のように、PSD要求事項及び最大電力制限を考慮して、SCSごとの最小PRB数が計算される。基地局は端末がPUCCHを送信するときに最大電力を使用するように、表11ないし表13で計算されたPRB数以上のリソースを割り当てる必要がある。従って、以下の方法が提案される。以下に提案するPRB数は基本的にPUCCHフォーマット0/1/2/3/4の送信時の連続する(contiguous)PRB数を意味するが、interlaced PRB形態にも拡張できる。
[方法3-1-1]PUCCHフォーマット0/1のためにEIRP(Effective Isotropic Radiated Power)を満たす最小PRB数を設定する方法
方法1はPSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算された最小PRB数が、PUCCH送信のための最小PRB数に設定される方法である。一例として、SCSごとの最小PRB数は表14の通りである(ヨーロッパのBand75(c1)requirement基準)。
表14のPRB数を満たすPUCCHフォーマット0及び/又は1を構成及び/又は設定する方法により、PUCCHフォーマット0及び/又は1に使用されるシーケンスが、PSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算された最小PRB数に該当する長いシーケンスに設定される。
一例として、(各)SCSごとにPSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算されたPRB数が表14の通りであれば、表15のようにPUCCHフォーマット0及び/又は1のために使用されるシーケンス長さが提案される。各シーケンス長さは、上りリンクの送信に使用されるRE数より小さい数のうち、一番大きい素数に決定される。特徴的には、既存の通信システムにおいてシーケンス長さが36以下である場合、CGS(computer generated sequence)に基づくシーケンスが使用され、シーケンス長さが36以上である場合は、ZC(Zadoff-Chu)シーケンスが使用されている。表14のようにPRB数が決定された場合、全てのシーケンス長さが36以上になるので、使用されるシーケンスはZCシーケンスである。
[方法3-1-1-A]:PUCCHフォーマット0/1のためのPRB数を基地局が指示する方法
方法1はPSD要求事項及び最大電力制限を考慮して、PUCCHフォーマット0及び/又は1のための最小PRB数を計算して予め決定しておく方法である。さらにPUCCHフォーマット0/1を送信するためのPRB数を基地局が上位階層シグナリング(例えば、SIB)により端末に指示することができる。この明細書においてPUCCHフォーマットを送信するとは、該当フォーマットが設定されたPUCCHを送信することを意味する。
基地局はSCS値及び/又はnominal BW(又はCarrier、BWP)のサイズを考慮して周波数ドメインリソースを効率的に分けて、複数の端末が送信するPUCCHフォーマット0及び/又は1が多重化されるようにPRB数を指示する。
一例として、表16のようにPUCCHフォーマット0及び/又は1のためのPRB数が、SCS120、240、480、960kHzごとに、4、8、16、32のように2の指数乗の形態に割り当てられる。基地局は端末に上位階層シグナリングによりPRB数を指示する。PSD要求事項及び最大電力制限を考慮したとき、基地局が指示したPRB数が必要なPRB数より小さい場合は、端末は最大電力を送信する代わりに、PSD要求事項に合わせてPUCCHフォーマット0及び/又は1を送信する。
FDM容量(capacity)を考慮して基地局がPUCCHフォーマット0及び/又は1のためのPRB数を指示するとき、PRB数はPSD要求事項及び最大電力制限に基づいて決定されたPRB数に比べて特定の範囲以上小さくならないように設定する必要がある。PRB数が小さくなりすぎると、端末の送信電力が減少してリンク・バジェット(link budget)の側面で問題になり得る。
[方法3-1-2]既存のPUCCHフォーマット0/1をEIRPを満たす最小PRB数より大きいか或いは等しいながら、一番小さい素数(prime number)に該当するPRBだけ繰り返して送信する方法
既存のNR PUCCHフォーマット0及び/又は1は単一(single)PRBだけ送信されている。従って、表14のようにPSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算された最小PRB数が定義されると、該当単一のPRBが周波数ドメイン上で繰り返される。この明細書においてPRBが繰り返されるとは、該当PRBに含まれたPUCCHシーケンスが繰り返されることと解釈できる。繰り返されるPRB数は定義された最小PRB数より大きいか又は等しい数のうち、一番小さい素数に決定される。既存のNR PUCCHフォーマット0及び/又は1では決定された繰り返しPRB数に基づいて送信される。表14に選択された繰り返しPRB数は表17の通りである。
繰り返されるシーケンスはPAPR(Peak-to-Average Power Ratio)/CM(Cubic Metric)性能が悪くなるので、低いPAPR/CM性能達成のためにπ/4stepを有する位相シフトパターン(Phase shift pattern)が適用される。一例として、480kHz SCSを考慮すると、NR-PUCCHフォーマット0及び/又は1が周波数ドメインにおいて11PRBだけ繰り返して送信されるとき、図10の位相シフトパターンにおいて上位4つのいずれかが使用される。このとき、上位4つの位相シフトパターンのいずれかを使用する理由は、該当位相シフトパターンが他の位相シフトパターンよりPAPR/CM性能に優れるためである。このとき、{1、0+1i、-1、0-1i}の順に{0、π/4、2π/4、3π/4}ずつ位相シフトされ、各パターンはPRB単位(level)で適用及び/又は設定される。例えば、図10のパターンのうち、一番上のパターンが使用される場合、11PRBのうち(周波数ドメインにおいて低い又は高い順に)一番目ないし三番目のPRBまでのシーケンスは位相シフトされず、四番目ないし六番目のPRBまでのシーケンスは2π/4だけ位相シフトされる。
π/4stepを有する位相シフトパターンが適用されるとき、PRB数が素数に提案される理由は図11の通りである。図10を参照すると、PRB単位で繰り返し送信するシーケンスの数を素数に設定する場合、素数ではない場合よりもPAPR/CM性能が優れることが確認できる。
[方法3-1-3]PUCCHフォーマット2/3のためにPUCCH送信のための最小PRB数を定義する方法
PUCCHフォーマット2及び3は複数のPRBによるPUCCH送信が支援されるフォーマットである。従って、現在、従来の通信システムに比べて追加定義がなくても、PSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算された最小PRB以上にPUCCHフォーマット2及び/又は3を送信するように基地局が設定及び/又は指示することができる。
一方、PUCCHフォーマット2及び/又は3の場合、基地局がPUCCHリソースを指示しても、端末は該当PUCCHリソースを指示された全てのリソースを使用しなくてもよい。より具体的には、端末は基地局が指示したPUCCHリソース内で、PUCCHフォーマット2及び/又は3の送信のための符号化速度(coding rate)に合わせてPRB数を減らして送信する。
FR4の帯域では、上述したようにPSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算した最小PRB以上にPUCCHを送信しないと、信頼性を確保できない。端末が符号化速度に合わせてPUCCHフォーマット2及び/又は3のPRB数を減らして送信するとき、PRB数がPSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算した最小PRB数よりは小さくならないように設定してPUCCHフォーマット2及び/又は3を送信することができる。一例として、表14のように最小PRB数が定義される場合、端末が符号化速度に基づいて最小に減らして送信できるPRB数は、表14に記載の最小PRB数になる。
さらに、PSD要求事項及び及び最大電力制限を考慮して計算した最小PRB数は地域ごとの規制などによって異なる。それを考慮して、基地局が最小PRB数を上位階層シグナリング(例えば、SIB或いは(dedicated)RRC signalling)により指示する。端末が符号化速度に合わせてPUCCHフォーマット2及び/又は3のPRB数を減らして送信するとき、PRB数は基地局から指示された最小PRB数よりは小さくならない。このように設定されるとき、基地局が指示できるPRB数はPSD要求事項及び及び最大電力制限を考慮して計算した最小PRB数より大きいか又は等しく設定する方が端末の信頼性の側面で望ましい。
さらに、NR PUCCHフォーマット2及び/又は3に割り当てられるように最大PRB数も再定義する必要がある。現在、NR PUCCHフォーマット2及び3に割り当てられる最小PRB数は16に定義されている。しかし、一例として表14のような最小PRB数が定義される場合、PUCCHフォーマット2及び/又は3に割り当てられる最大RB数は少なくとも該当最小PRB数より大きいか又は等しく設定される必要がある。また、最大PRB数も地域ごとの規制などによって異なる。これを考慮して、基地局が最大PRB数を上位階層シグナリング(例えば、SIB或いは(dedicated) RRC signalling)により指示する。基地局は最大PRB数を端末に指示し、さらに最大PRB数よりも小さいか又は等しいPRB数を端末に指示する。端末は得られたPRB数をPUCCHフォーマット2及び/又は3の送信のために使用する。
[方法3-1-4]PUCCHフォーマット4のためのPRB数の設定及びPRB数が増加するほどpre-DFT OCCの(最大)OCC長さを増加させる方法
NR PUCCHフォーマット4は、単一のPRBを使用しながら、pre-DFT OCCを用いたUE多重化が可能なPUCCHフォーマットである。このとき、DFT動作が使用されるので、PUCCHフォーマット4のためのPRB数は常に2、3或いは5の倍数(即ち、DFT constraint->2a*3b*5cの形態で表現可能な数、a,b,cは0を含む正の整数)を満たすように設定される必要がある。従って、FR4の領域においてPSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算された最小PRB値が与えられると、PUCCHフォーマット4のためのPRB数はDFT constraintまでさらに考慮して、以下のオプションのいずれかに設定される。
Option 3-1-4-1)最大TX電力を達成しながらDFT constraintを満たす最小PRB数
オプション3-1-4-1のように設定するためには、PRB数はPSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算された最小PRB数より大きいか又は等しい値に設定される必要がある。従って、該当最小PRB数より大きいか又は等しいながらDFT constraintを満たすPRB数のうち、一番小さい値が選択される。
一例として、表14のように最小PRB数が定義される場合、該当最小PRB数より大きいか又は等しいながらDFT constraintを満たす最小PRB数は表18の通りである。
Option3-1-4-2)最大TX電力に近接しながらDFT constraintを満たす最大PRB数
オプション3-1-4-2のように設定するためには、PRB数はPSD要求事項及び最大電力制限を考慮して計算された最小PRB数より小さいか又は等しいながら、DFT constraintを満たすPRB数のうち、一番大きい数が選択される。
一例として、表14のように最小PRB数が定義される場合、該当最小PRB数より小さいか又は等しいながら、DFT constraintを満たす最大PRB数は表19の通りである。
オプション3-1-4-2によれば、オプション3-1-4-1に比べて必要なPRB数が小さいので(例えば、120kHzの場合)、他の信号及び/又はチャネルとの周波数多重化の側面でオプション3-1-4-2が有利である。但し、オプション3-1-4-2は端末がPUCCHフォーマット4を送信するとき、最大送信電力を達成できないので(例えば、120kHzの場合)、信頼性の側面ではオプション3-1-4-1が有利である。
次に、FR4の領域においてPRB数が増加したので、pre-DFT OCCの長さが増加する。pre-DFT OCCが増加すると、UE多重化の容量が増えるという長所がある。現在、NRのPUCCHフォーマット4のpre-DFT OCC長さは、最大2つのUEが多重化される場合、length=2であり、最大4つのUEが多重化される場合は、length=4である。
表18又は表19のようにPRB数が定義される場合、各PRB数に該当するRE数が2の累乗で割り切れると、該当2の累乗がOCC長さ及び最大に多重化されるUE数になる。一例として、表18の120kHz SCSの場合、PUCCHフォーマット4のためのリソースに対して36*12=432REが存在し、432=16*27であるので、最大16個のUEが多重化でき、このとき、OCC長さは16になる。実際のpre-DFTが行われるとき、27個のRE束でLength-16 OCCが適用されて、総432lengthのシーケンスが構成される。これにより、既存のNR PUCCHフォーマット4に比べて4倍多いUE多重化容量を確保することができる。
もし、このように多重化容量を増加させることが主要イッシュになると、表20のように、PSD要求事項及び最大電力制限を満たす最小PRB数より小さいか又は等しいながら、2の累乗のうち、一番大きいPRB数がPUCCHフォーマット4のためのPRB数として決定される(2の累乗の形でDFT constraintを満たす)。
表20のように設定されると、全てのSCSにおいて16個のUE多重化(pre-DFT OCC length=16)が支援される。特徴的には、120kHz SCSでは最大128個のUEまで多重化(pre-DFT OCC length=128)が支援される。
PRB configurability of Enhanced PUCCH format
上述したように、FR4のためにPUCCHフォーマット0/1/4などの送信に使用されるPRBは、一つのPRBではなく、複数のPRBにより定義される。具体的には、複数のPRBが実際送信されるPRB、或いは実際の送信可能なPRB範囲、或いは最小PRBなどの形態で定義される。具体的には、以下の方法のいずれか及び/又は複数の方法の組み合わせなどにより設定/指示される。
1.Enhanced PUCCH format(例えば、EPF0/1/4)のためのPRB数
A.基地局と端末の間にEPF(Enhanced PUCCH format)のための固定PRB数が予め定義される。
A-i.PRB数はTX電力を考慮した最適値であり、(各)SCSごとに独立して、そして固定した値に設定/指示される。
B.基地局と端末の間にEPFのためのPRBの最大値が予め定義される。
B-i.基地局は1PRBから上記定義された最大PRB数のうち、PUCCHのSCS及び端末のTX電力を考慮して適切なPRB数を設定/指示する。
C.基地局と端末の間にEPFのためのPRBの最小値が予め定義される。
C-i.基地局は上記定義された最小PRBより大きいか又は等しいように、PUCCHのSCS及び端末のTX電力を考慮して適切なPRB数を設定/指示する。
D.基地局と端末の間にEPFのためのPRBの最小値と最大値が予め定義される。
D-i.基地局は上記定義された最小PRBより大きいか又は等しく、最大PRBより小さいか又は等しいように、PUCCHのSCS及び端末のTX電力を考慮して適切なPRB数を設定/指示する。
2.上述した方式に使用される実際PRB数は上述した3.1の提案方法に従う。
3.上述した方式のうち、PRB数を設定できる方法は、
3-A.PRB levelで基地局が端末に指示する。
3-B.PUCCH resourceごとに異なるように割り当てられる。
Single ZC sequenceをPUCCH format 0/1のために使用するとき、開始循環シフト値の設定
上記方法のうち、PUCCHフォーマット0及び/を1のために単一(single)のZCシーケンスが設定される場合、Length-12 CGSを使用して定義された開始循環シフト(starting cyclic shift)値が変更される必要がある。従来システムでは、以下の表21ないし表24のように、Length-12 CGSを使用するときのPF0のHARQ-ACK及び/又はpositive/negative SRを指示するための循環シフト(cyclic shift;CS)値が定義されている。表21はPF0のためのシーケンスにマッピングされる、一つのHARQ-ACK情報ビットに対する値を示す(Mapping of values for one HARQ-ACK information bit to sequences for PUCCH format 0)。表22はPF0のためのシーケンスにマッピングされる、2つのHARQ-ACK情報ビットに対する値を示す(Mapping of values for two HARQ-ACK information bits to sequences for PUCCH format 0)。表23はPF0のためのシーケンスにマッピングされる、2つのHARQ-ACK情報ビット及びpositive SRに対する値を示す(Mapping of values for one HARQ-ACK information bit and positive SR to sequences for PUCCH format 0)。表24はPF0のためのシーケンスにマッピングされる、一つのHARQ-ACK情報ビット及びpositive SRに対する値を示す(Mapping of values for two HARQ-ACK information bits and positive SR to sequences for PUCCH format 0)。
即ち、端末はCS{0,6}、そしてCS{3,9}を使用して1bit HARQ-ACK情報及び/又はpositive/negative SR情報を送信し、CS{0,3,6,9}、そしてCS{1,4,7,10}を使用して2bits HARQ-ACK情報及び/又はpositive/negative SR情報を送信する。また、端末が1bit HARQ-ACK及び/又はpositive/negative SR情報を送信するとき、UE多重化のためにCS{1,7}&CS{4,10}、そしてCS{2,8}&CS{5,11}が使用される。
さらにPF1の場合、UE多重化のためにCS{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}が使用される。
従って、Length-12 CGSの代わりにZCシーケンス長さが新しく定義される場合、既存のCS値を代替するCS値が求められる。第一に、新しく導入されるZCシーケンスが占める総RE数に基づいてCS値が決定される。第二に、新しく導入されるZCシーケンス長さに基づいてCS値が決定される。
1.新しく導入されるZCシーケンスが占める総RE数に基づいてCS値を決定する方法
1-A.新しく導入されるZCシーケンスが占める総RE数をKと定義すると、実際CSが有する間隔はK/12になる。
1-A-i.現在、{OFDM symbol length+normal CP length}のうち、normal CP lengthが占める部分が1/12程度であるので、Length-12 CGSが使用される場合、実際CSが有する間隔が12/12=1に設定される。
1-A-ii.{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}のCS値は{0,K/12,2*K/12,3*K/12,…,11*K/12}に置き換えることができる。
1-B.一例として、Kが420RE(実際のZCシーケンスはL419-ZC)である場合、420/12=35がCSが有する間隔になる。
1-B-i.NR PF0で使用されたCS{0,6}、{1,7}、{2,8}、{3,9}、{4,10}、{5,11}、{0,3,6,9}及び{1,4,7,10}は、FR4のEPF0のために、CS{0,210}、{35,245}、{70,280}、{105,315}、{140,350}、{175,385}、{0,105,210,315}及び{35,140,245,350}に置き換えることができる。
1-B-ii.NR PF1で使用されたCS{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}は、FR4のEPF1のために、CS{0,35,70,105,140,175,210,245,280,315,350,385}に置き換えることができる。
1-C.他の例として、Kが216RE(実際のZCシーケンスはL211-ZC)である場合、216/12=18がCSが有する間隔になる。
1-C-i.NR PF0で使用されたCS{0,6}、{1,7}、{2,8}、{3,9}、{4,10}、{5,11}、{0,3,6,9}及び{1,4,7,10}は、FR4のEPF0のために、CS{0,108}、{18,126}、{36,144}、{54,162}、{72,180}、{90,198}、{0,54,108,162}及び{18,72,126,180}に置き換えることができる。
1-C-ii.NR PF1で使用されたCS{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}は、FR4のEPF1のために、CS{0,18,36,54,72,90,108,126,144,162,180,198}に置き換えることができる。
2.新しく導入されるZCシーケンス長さに基づいてCS値を決定する方法
2-A.新しく導入されるZCシーケンスの長さをLと定義すると、実際SCが有する間隔は
或いは
になる。floor関数或いはceiling関数を使用する理由は、ZCシーケンスは常に素数であり、12で割ると、整数にならないためである。
2-A-i.現在{OFDM symbol length+normal CP length}のうち、normal CP lengthが占める部分が1/12程度であるので、Length-12 CGSが使用される場合、実際CSが有する間隔が12/12=1に設定される。
2-A-iii.
或いは
が交互に適用される方法に使用できる。
B.一例として、Lが419(実際マッピングされるRE数は420RE)である場合、
=35或いは
=34がCSが有する間隔になる。
B-i.CS間隔が35であれば、上述した1-Bの方法が使用される。
B-ii.一方、CS間隔が34であれば、NR PF0で使用されたCS{0,6}、{1,7}、{2,8}、{3,9}、{4,10}、{5,11}、{0,3,6,9}及び{1,4,7,10}は、FR4のEPF0のために、CS{0,204}、{34,238}、{68,272}、{102,306}、{136,340}、{170,374}、{0,102,204,306}及び{34,136,238,340}に置き換えることができる。
B-iii.CS間隔が34であれば、NR PF1で使用されたCS{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}は、FR4のEPF1のために、CS{0,34,68,102,136,170,204,238,272,306,340,374}に置き換えることができる。
C.他の例として、Lが211(実際マッピングされるRE数は216RE)である場合、
=18或いは
=17がCSが有する間隔になる。
C-i.CS間隔が18であれば、上述した1-Cのように適用できる。
C-ii.CS間隔が17であれば、NR PF0で使用されたCS{0,6}、{1,7}、{2,8}、{3,9}、{4,10}、{5,11}、{0,3,6,9}及び{1,4,7,10}は、FR4のEPF0のために、CS{0,102}、{17,119}、{34,136}、{51,153}、{68,170}、{85,187}、{0,51,102,153}及び{17,68,119,170}に置き換えることができる。
C-iii.同様にCS間隔が17であれば、NR PF1で使用されたCS{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}は、FR4のEPF1のために、CS{0,17,34,51,68,85,102,119,136,153,170,187}に置き換えることができる。
3.2.Enhanced initial PUCCH resource set design for above 52.6GHz
図12は初期PUCCHリソースセットのための設定を示す図である。
図12において、“Set of initial CS indexes”が2つである場合(index 0,3,7,11)、PUCCHフォーマット0及び/又は1が単一のPRB送信であるので(即ち、1つのPRBが1つのFDMリソースである)、PUCCH送信に総8つのPRBが必要である。同様に、“Set of initial CS indexes”が3つである場合は(index 1,2)、PUCCH送信に総6つのPRBが必要である。“Set of initial CS indexes”が4つである場合は(index 4,5,6,8,9,10,12,13,14,15)、PUCCH送信に総4つのPRBが必要である。
FR4では、上記3.1で述べたように、PSD要求事項及び最大電力制限を考慮して表14のような最小PRB値が定義される。定義されたPRB値が初期PUCCHリソースセットに適用されるために、1つのFDMリソースに該当するPRB数が表14のような最小PRBに設定される。上述したように、図12において“Set of initial CS indexes”が2つである場合(index 0,3,7,11)、総8つのFDMリソースが必要であるが、8つのFDMリソースが構成可能であるか否かを各SCS値及び/又はnominal BW(Carrier/BWP BW)サイズによって示すと、表25の通りである。表25は表14が最小PRB数と決定されたと仮定した場合に基づく。
表25を見ると、Nominal BW(Carrier/BWP BW)のサイズが200MHz又は400MHzであるとき、全てのSCS値に対して8つのFDMリソースを確保することができない。
また、上述したように、図12の“Set of initial CS indexes”が3である場合(上記index 1、2)、総6つのFDMリソースが必要となるが、6つのFDMリソースを構成できるか否かを各SCSと値及び/又はNominal BW(Carrier/BWP BW)のサイズによって示すと、表25の通りである。表26は表14が最小PRB数と決定されたと仮定した場合に基づく。
表26を見ると、Nominal BW(Carrier/BWP BW)のサイズが200MHzである場合、全てのSCS値に対して6つのFDMリソースを確保することができない。
FR4において、既存NRの初期PUCCHリソースセットをそのまま使用すると、FDMリソースが確保されない問題が発生し得る。従って、3.2ではFR4において初期PUCCHリソースセットを設定する方法について提案する。
3.2において、初期PUCCHフォーマット0及び/又は1が複数のPRBの形態で送信される場合、3.1で提案する方法(例えば、方法1及び/又は方法2)が結合されてもよい。
[方法3-2-1]:最低(Lowest)PUCCHリソースから始まって、周波数ドメイン上で互いに重ならないPUCCHリソースまで有効(valid)であると設定する方法
図13の一行目は初期CSインデックス値を示し、図12においてインデックス0であるPUCCHリソースセットが設定された場合、CSインデックス値は図13のように、0、3になる。図12において、他のインデックスのPUCCHリソースセットが設定された場合は、初期CSインデックス値が変わる。図13の残りの部分は、一つのPUCCHリソースセットに含まれた16個のPUCCHリソース(rPUCCH)値を示す。16個のrPUCCHが配置される形態を示すと、図13の通りである。
図13を参照すると、8つのFDMリソースが必要な場合(Set of initial CS indexesが2つである場合)、初期UL BWP内で相対的に低い周波数(Lower frequency)PRBから始まって0~7のPUCCHリソースが設定され、8~15のPUCCHリソースは相対的に高い周波数(higher frequency)PRBから始まって設定される。周波数ホッピングが設定されると、初期UL BWP内で相対的に高い周波数PRBから始まって0~7のPUCCHリソースが設定され、8~15のPUCCHリソースは相対的に低い周波数PRBから始まって設定される。
方法1は、最低PUCCHリソースから始まって、周波数ドメイン上で互いに重ならないPUCCHリソースまでのみ有効であると設定する方法である。一例として、表25に基づいて、120kHz SCSが使用され、200MHzのNominal BW(Carrier/BWP BW)が適用される場合、最大可能なFDMリソース数は35PRBずつ3つまでである(132/35=3.77)。従って、図12の“Set of initial CS indexes”が2つである場合(図12のindex 0,3,7,11)、周波数ドメインにおいて3束のPRBが存在する点、加用のCS値は2つである点を考慮すると、一つのPUCCHリソースセット内で6つまでのPUCCHリソースが有効である。従って、一つのPUCCHリソースセット内でrPUCCH値が0から5までである、総6つのPUCCHリソースが有効なPUCCHリソースとして設定される。
他の例として、表25に基づいて、120kHz SCSが使用され、400MHzのNominal BW(Carrier/BWP BW)が適用される場合、最大可能なFDMリソース数は35PRBずつ7つまでである(264/35=7.54)。従って、図12の“Set of initial CS indexes”が2つである場合(図12のindex0,3,7,11)、一つのPUCCHリソースセット内でrPUCCH 値が0から13までである、総14個のPUCCHリソースが有効なPUCCHリソースとして設定される。
基地局と端末はこのような内容を既に知っており、基地局はSCSとNominal BW(Carrier/BWP BW)のサイズによって、端末が有効なPUCCHリソースを選択するようにPUCCHリソースを指示する。端末は基地局から有効ではないPUCCHリソースが指示されることを期待しない。
[方法3-2-1-A]:最低PUCCHリソースから始まって、周波数ドメイン上で互いに重ならないPUCCHリソースまで有効であると設定し、初期PUCCH送信のためのPRB数を基地局が指示する方法
方法1はPSD要求事項及び最大電力制限を考慮してPUCCHフォーマット0及び/又は1のための最小PRB数を計算して予め決定しておき、それにより初期PUCCHリソースセット内で有効なPUCCHリソースを選択する方法である。さらに、PUCCHフォーマット0及び/又は1を送信するための最小PRB数を、基地局が上位階層シグナリング(例えば、SIB;System Information Block)により端末に指示することができる。
基地局はSCS値及び/又はNominal BW(Carrier/BWP BW)のサイズなどを考慮してPUCCHフォーマット0及び/又は1を送信するための最小PRB数を指示する。上述したように、最大8つのFDMリソースが確保されるように最小PRB数が指示されることが望ましい。
もし、基地局が指示した最小PRB数を、PUCCHフォーマット0及び/又は1のSCS値及び/又はNominal BW(Carrier/BWP BW)のサイズに対して計算した結果、FDMできる8つのリソースが確保されないと、端末は方法1で言及したように、最低PUCCHリソースから有効であると判断し、PUCCHフォーマット0及び/又は1を送信する。端末は基地局から有効ではない(invalid)PUCCHリソースが指示されることを期待しない。
他の方法においては、図12のインデックス値によって(或いは“Set of initial CS indexes”の数によって)、PUCCHフォーマット0及び/又は1のための最小PRB数が個々に設定される。例えば、インデックス0,3,7,11の場合、基地局がPUCCHフォーマット0及び/又は1のための最小PRB数を少なく設定して、最大8つのFDMリソースが生成されるようにする。インデックス1,2の場合、基地局がインデックス0,3,7,11に対する最小PRB数よりは大きい値にPUCCHフォーマット0及び/又は1のための最小PRB数を設定して、最大6つのFDMリソースが生成されるようにする。
一例として、表25に基づいて120kHz SCSが使用され、200MHzNominal BW(Carrier/BWP BW)が適用される場合、図12のインデックス0,3,7,11のために、最小PRB数が16に設定される。これにより、最大可能なFDMリソース数が132/16=8.25になり、0から15までのPUCCHリソースが全て有効なリソースになる。一方、図12のインデックス1,2のために、最小PRB数が22に設定されてもよい。これにより、最大可能なFDMリソース数が132/22=6になり、0から15までのPUCCHリソースが全て有効なリソースになる。最後に、図12のインデックス4,5,6,8,9,10,12,13,14,15のために、最小PRB数が33に設定されてもよい。これにより、最大可能なFDMリソース数が132/33=4になり、0から15までのPUCCHリソースが全て有効なリソースになる。
他の例として、表25に基づいて120kHz SCSが使用され、400MHzNominal BW(Carrier/BWP BW)が適用される場合、図12のインデックス0,3,7,11のために、最小PRB数が33に設定される。これにより、最大可能なFDMリソース数が264/33=8になり、0から15までのPUCCHリソースが全て有効なリソースになる。一方、図12の残りのインデックスのためには、最小PRB数が35に設定され、最大6つ或いは4つのFDMリソースを確保できる。
[方法3-2-2]:最低PUCCHリソースから始まって、周波数ドメイン上で互いに重ならないPUCCHリソースまで有効であると設定し、足りないPUCCHリソースのためにTDM/CDMリソースをさらに指示する方法
NR-UではPUCCHフォーマット0及び/又は1がinterlaced PRB構造で送信される場合、TDM或いはCDMリソースがさらに指示される。一例として、1つの開始シンボルインデックス(starting symbol index)をさらに追加する方法及び1つのOCCインデックスをさらに追加する方法などが支援される。
同様にFR4帯域でも、方法1のように、PSD要求事項及び最大電力制限を考慮して、PUCCHフォーマット0及び/又は1のための最小PRB数が予め計算及び決定されることができる。決定された最小PRB数に基づいて、有効に設定されたPUCCHリソースが先に使用され、残りのPUCCHリソースは開始シンボルインデックス及び/又はOCCインデックスを((各)インデックスごとに総16個のPUCCH resourceが形成されるまで)追加することにより設定される形態が提案される。
さらに最小PRB数を基地局が指示する方法が使用される。基地局が指示できる候補値が予め設定されて、端末と基地局がそれを知っていると仮定した状態で、開始シンボルインデックス或いはOCCインデックスなどが、SCS値及び/又はNominal BW(Carrier/BWP BW)値などに基づいてどのPUCCHリソースから適用されるかが定義される。
上記提案した方法のうち、PUCCHフォーマット0及び/又は1のenhancementのために新しい長さのZCシーケンス長さが定義される場合、HARQ-ACK及び/又はpositive/negative SRの指示用に使用されるCS値を代替できるCS値を生成する方法がある。この方法が初期PUCCHリソースセットにも適用される。
一例として、上述した方法のうち、新しく導入されるZCシーケンスが占める総RE数に基づいてCS値を決定する方法が適用されたとき、420REを占めるLength-419 ZCシーケンスがPUCCHフォーマット0及び/又は1に使用されると仮定する場合(即ち、SCSが120kHzである場合)、適用可能なCS値は{0,35,70,105,140,175,210,245,280,315,350,385}になる。従って、該当CS値は初期PUCCHリソースを決定するためのテーブル(図12)にも反映される必要がある。即ち、図12の{0,3}は{0,105}、{0,4,8}は{0,140,280}、{0,6}は{0,210}、{0,3,6,9}は{0,105,210,315}にそれぞれ置き換えられる。図14はその結果を表す。
他の例として、上述した方法のうち、新しく導入されるZCシーケンスの長さに基づいてCS値を決定する方法が適用されたとき、216REを占めるLength-211 ZCシーケンスがPUCCHフォーマット0及び/又は1に使用されると仮定する場合(即ち、240kHz SCSである場合)、適用可能なCS値の間隔として
=17が使用される。即ち、適用可能なCS値として{0,17,34,51,68,85,102,119,136,153,170,187}が使用される。従って、該当CS値は初期PUCCHリソースを決定するためのテーブル(図12)にも反映される必要がある。即ち、図12の{0,3}は{0,51}、{0,4,8}は{0,68,136}、{0,6}は{0,102}、{0,3,6,9}は{0,51,102,153}にそれぞれ置き換えられる。図15はその結果を表す。
上記例は図14及び図15は同じシーケンス長さ(即ち、PUCCHのための同一のSCS)に基づいて示されているが、図14及び図15は(各)インデックスごとに独立したシーケンス長さ(即ち、PUCCHのために独立的なSCS)が使用されるように修訂及び/又は設定されてもよい。この場合、インデックスごとのCS値はシーケンス長さに合うCS値に置き換えることができる。
3.3.Sequence repetition for enhanced PUCCH format 0/1 for above 52.6GHz
NR-UにおいてPUCCH format 0/1がインターレース構造で指示される場合、既存のNRで定義されたstarting CS値にさらに各インターレースをなすPRBで適用するCS値として
のように定義して各PRBで互いに異なるCS値(即ち、(各)PRBごとにCS値が5ずつ増加するように設定)が使用されるように定義されている(TS38.211)。これはPAPR/CM性能向上のために導入されている。
FR4ではNR-Uとは異なり、インターレース構造の代わりに、連続マッピング(contiguous mapping)が考慮されており、そのためにsequence repetition with different CS value方法が考えられるので、以下のような方法を提案する。
[方法3-3-1]:Length-12 CGSの代わりに他の長さのCGSが使用されるとき、開始CS値の設定方法
既存のNRにおいて、PUCCHフォーマット0及び/又は1はLength-12 CGS(computer generated sequence)を使用している。また、NR-Uでは、PRB単位のインターレース構造を考慮したので、Length-12 CGSがインターレース構造に繰り返して送信される。
一方、FR4ではインターレース構造の代わりに連続マッピング(contiguous mapping)が考慮されている。また、PDS要求事項及び最大電力制限などにより複数のPRBを占有できるPUCCHフォーマット0/1が考慮されている。従って、Length-12 CGSの代わりに他の長さのCGSが使用されて(例えば、Length-6 CGS、Length-18 CGS、Length-24 CGS)、周波数ドメイン上で繰り返して送信されることが考慮される。PAPR/CM性能向上のために(各)繰り返しごとにCS値が互いに異なるようにするデルタ値が定義される必要がある。即ち、図16の
のように、Length-12 CGSではデルタが5であったら、Length-12 CGSが繰り返して送信されて連続マッピングされる場合は、デルタとして5が再使用される。他の長さのCGSが繰り返して送信されて連続マッピングされる場合には、それと類似するデルタ値が定義される必要がある。
デルタ値はシーケンス長さと互いに素(coprime)である値が選択される。互いに素の値のうち、PAPR/CM性能向上が最も良い値がデルタとして選択される。
一例として、Length-6 CGSに対して、6と互いに素である{1,5}と対照群である{2,3}をデルタとして使用したとき、(各)繰り返しごとにCS値とPAPR/CM性能は表27のように得られる。このとき、繰り返しごとのCS値はLength-6 CGSがN回繰り返されるとき、n番目のシーケンスでのCS値を意味する(n=1,2,3,…,N)。このとき、n番目の繰り返しシーケンスにおいてCS値は(n-1)*デルタ) mod(sequence length)により求めることができる。一例として、デルタが5であるとき、6番目の繰り返しシーケンスにおいてCS値は(6-1)*5 mod 6=1である。
つまり、シーケンス長さ6と互いに素である1及び5をデルタとして選択するとき、性能が良好であり、2つのうち、1をデルタとして選択したときに性能がもっと良好である。従って、Length-6 CGSが繰り返して送信されるときは、CS値1又は5を使用し、より好ましくは1を使用する。
他の例として、Length-18 CGSに対して、18と互いに素である{1,5,7,11,13,17}と対照群である{2,3}をデルタとして使用したとき、(各)繰り返しごとにCS値とPAPR/CM性能は表28のように得られる。このとき、繰り返しごとのCS値はLength-18 CGSがN回繰り返されるとき、n番目のシーケンスでのCS値を意味する(n=1,2,3,…,N)。このとき、n番目の繰り返しシーケンスにおいてCS値は((n-1)*デルタ) mod(sequence length)により求めることができる。一例として、デルタが5であるとき、6番目の繰り返しシーケンスにおいてCS値は(6-1)*5 mod 18=7である。
つまり、シーケンス長さ18と互いに素である{1,5,7,11,13,17}をデルタとして選択するとき、性能が良好であり、これらのうち、13をデルタとして選択したときに性能がもっと良好である。従って、Length-18 CGSが繰り返して送信されるときは、CS値として{1、5、7、11、13、17}のいずれかを使用し、より好ましくは13を使用する。
他の例として、Length-24 CGSに対して、24と互いに素である{1,5,7,11,13,17,19,23}と対照群である{2,3}をデルタとして使用したとき、(各)繰り返しごとにCS値とPAPR/CM性能は図29のように得られる。このとき、繰り返しごとのCS値はLength-24 CGSがN回繰り返されるとき、n番目シーケンスでのCS値を意味する(n=1,2,3,…,N)。このとき、n番目の繰り返しシーケンスにおいてCS値は((n-1)*デルタ) mod(sequence length)により求めることができる。一例として、デルタが5であるとき、6番目の繰り返しシーケンスにおいてCS値は(6-1)*5 mod 24=1である。
つまり、シーケンス長さ24と互いに素である{1,5,7,11,13,17,19,23}をデルタとして選択したとき、性能が良好であり、これらのうち、13をデルタとして選択したときに性能がもっと良好である。従って、length 24 CGSが繰り返し送信されるときには、CS値として{1,5,7,11,13,17,19,23}のいずれかを使用し、より好ましくは13を使用する。
[方法2]:CGSが繰り返し送信されて使用されるとき、シーケンス長さより多い回数で繰り返される場合の開始CS値設定方法
上述したLength-12 CGSが周波数ドメインにおいて繰り返して送信されるとき、PAPR/CM性能向上のために繰り返して送信される(各)シーケンスごとに異なるCS値を設定できると言及されている。このとき、デルタ値は既存標準で使用される5が再使用されると言及されている。Length-12 CGSが最大35回まで繰り返し送信されるとき、デルタを5に維持したままPAPR/CM性能を求めると、図17の通りである。図17を見ると、繰り返し送信される回数がシーケンス長さと等しいか又は類似するとき、即ち、互いに異なるCS値を多く維持する場合、PAPR/CM性能の側面で利得があるといえる。性能が最も良くなかった35回繰り返し送信されるとき、(各)繰り返し送信ごとのCS値を見ると、12番目のシーケンスごとに同じCS値を有し、それを直接示すと、{0,5,10,3,8,1,6,11,4,9,2,7,0,5,10,3,8,1,6,11,4,9,2,7,0,5,10,3,8,1,6,11,4,9,2}である。
以下に提案する方法はLength-12 CGSを一例として記載するが、Length-6、Length-18、Length-24 CGSの場合にも以下と類似する方法を適用することができる。
一つの設定方法として、デルタ値を特定の繰り返し回数(例えば、sequence lengthの整数倍だけ繰り返し送信するとき)ごとに新しい値を適用する方法を提案する。即ち、シーケンス長さの整数倍だけ繰り返し送信が行われるたびに新しいデルタ値が適用される。長さLシーケンスを繰り返す場合、L回繰り返すまでは最初のデルタ値が使用され、L+1から2L回繰り返すときは2番目のデルタ値が使用され、2L+1から3L回繰り返すときは3番目のデルタ値が使用される。
一例として、図18の結果を見ると、Length-12 CGSが35回繰り返される場合、最初12回繰り返し送信するとき、最初のデルタ5が使用され、13から24回まではデルタ7が使用され、25から36回まではデルタ1が使用される。他の例として、図18の結果を見ると、Length-12 CGSを24回繰り返す場合、最初12回繰り返し送信するときは、最初デルタ5が使用され、13から24回まではデルタ1が使用される。
他の設定方法として、既存のデルタを用いたCS値と共に、或いは別に位相シフトパターンが適用される。特徴的には、シーケンス単位として位相シフトパターンが適用される。図19を見ると、位相シフトを[1,1,-1]と適用した場合、及び[1、-1、-1]と適用した場合の性能を確認できる(このとき、{1,0+1i,-1,0-1i}の順に{0,π/4,2π/4,3π/4}ずつ位相シフトされると設定する)。このとき、各位相シフト値はシーケンス単位で適用される(即ち、12PRBごとに変わる方法)。
実際の実験結果を見ると、PRB数が28個以上であるとき、デルタを変更して適用する方法に比べて、PAPR/CM性能が向上することが確認される。従って、PRB数が特定値以上である場合(例えば、28)、シーケンス単位の位相シフト方法が考慮される。またこのとき、適用される位相シフト値は[1,1,-1]或いは[1,-1,-1]などである。
他の設定方法として、既存のデルタを用いたCS値と共に、或いは別にシーケンスマッピング順序を変更する方法が考えられる。一例として、シーケンス単位でマッピング順序を逆(inverse)に適用する方法が考えられる。図20にはシーケンス単位でマッピング順序を異なるように適用する場合のPAPR/CM性能が示されている。このとき、PRB数24(即ち、2回のシーケンス繰り返し送信)までは正常順にマッピングされ、PRB数25(即ち、3番目のシーケンス繰り返し送信)からは逆マッピングされる。実際に、常に正常順にマッピングすることに比べて、逆マッピングが使用される場合にPAPR/CM性能が向上することが確認される。従って、PAPR/CM性能向上のために、逆マッピング方式も考慮される。
[方法3-3-3]:周波数ドメイン領域のサイズによってPUCCHフォーマット0/1のシーケンスとして単一のZCシーケンスとCGS繰り返し送信方法のいずれかを設定する方法
PUCCHフォーマット0/1を周波数ドメインのPUCCHリソースサイズによってLength-12 CGSシーケンスを繰り返し送信する方法と単一のZCシーケンスを使用する方法を適用したとき、PAPR/CM性能を比較してみると、図21の通りである。後述するCGS繰り返し送信時にはデルタ値(即ち、CS)のみを変更する方法が考慮されているが、上述した他の方法を使用して適用してもよい。
PAPRの側面では、PUCCHリソースのためにPRBを13,14,15個のPRBを使用する場合、Length-12 CGS(デルタ=5,5,5)を繰り返し送信する方が性能がよく、CM側面ではPUCCHリソースのためにnumber of PRBを9,10,…,24個のPRBを使用する場合、Length-12 CGS(デルタ=5,5,5)を繰り返し送信する方が性能が良い。
従って、上記実験結果によって以下の方法を提案する。
1.PUCCHフォーマット0/1のための周波数ドメインのPUCCHリソースサイズがM PRB以下である場合は、CGSが繰り返し送信され、M PRBを超える場合には、単一のZCシーケンスが使用される。
1-A.一例として、Mが24である場合、24PRBより小さい領域をPUCCHフォーマット0/1のためのリソースとして割り当てる場合、Length-12 CGSが繰り返し送信され、24PRBより大きい領域をPUCCHフォーマット0/1のためのリソースとして割り当てる場合は、単一のZCシーケンスが使用される。
1-A-i.このとき、Length-12 CGSを繰り返し送信する場合、デルタ値は5が使用される。
2.PUCCHフォーマット0/1のための周波数ドメインのPUCCHリソースサイズが特定区間(即ち、X PRBより大きいか又は等しく、Y PRBより小さいか又は等しい区間)に含まれる場合は、CGSが繰り返し送信され、それ以外の区間では単一のZCシーケンスが使用される。
2-A.一例として、特定区間が9PRBから24PRBに設定される場合、9PRBより大きいか又は等しく、24PRBより小さいか又は等しい領域をPUCCHフォーマット0/1のためのリソースとして割り当てる場合、Length-12 CGSが繰り返し送信され、9PRBより小さいか又は24PRBより大きい領域をPUCCHフォーマット0/1のためのリソースとして割り当てる場合は、単一のZCシーケンスが使用される。
2-A-i.このとき、Length-12 CGSを繰り返し送信する場合、デルタ値は5が使用される。
3.PUCCHフォーマット0/1のための(各)PUCCHリソースごとに単一のZCシーケンスを使用するか又はCGSを繰り返し送信するかについて基地局が設定/指示する方法を考慮する。
3-A.一例として、PUCCHリソースの周波数ドメイン量が単一のZCシーケンスを使用したときに性能が良いと基地局が判断すると、単一のZCシーケンスを使用するように設定/指示し、PUCCHリソースの周波数ドメイン量がCGSを繰り返し送信する方法を使用したときに性能が良いと基地局が判断すると、CGSを繰り返し送信するように設定/指示する。
3-B.端末は選択したPUCCHリソースに基地局から設定/指示されたシーケンス送信方法を使用してPUCCHフォーマット0/1を送信する。
NR-UにおいてPUCCHフォーマット0/1に使用された循環シフトサイクリング方法は、インターレース構造に限定して使用されている。即ち、3GPP TS 38.211の6.3.2.2.2に説明されているように、インターレースリソースに割り当てられたPRBのうち、N番目(N=0,1,…,9(又は10))のPRBのmint値がN*5になり、それを用いてCSを変更するようになっている。
但し、52.6GHz以上の帯域にはインターレース構造を考慮せず、contiguous PRB構造を考慮するので、以下のような動作が必要である。
以下に提案する動作は、基本的に全ての方法がmintをPRBインデックス順に特定のデルタ(例えば、5)の差を有してCS値がマッピングされるようにする方法である。
[提案方法3-3-3-A]基地局から割り当てられたPUCCHリソース(例えば、総N個割り当て)内で論理インデックス(logical index)を予め割り当ててmintを計算する方法
A.第一の例として、PUCCHリソース内のそれぞれのホップに対して、周波数ドメイン上、一番低いところに位置するPRBがPRBインデックス0に設定され、一番高いところに位置するPRBがインデックスN-1に設定される。
A-i.上記例示を再度説明すると、基地局が設定/指示した開始PUCCH RBインデックスを
=0とし、RBインデックスが1ずつ大きくなるたびに
値も1ずつ増加する方法である。
B.第二の例として、PUCCHリソース内のそれぞれのホップに対して、周波数ドメイン上の一番高いところに位置するPRBがPRBインデックス0に設定され、一番低いところに位置するPRBがインデックスN-1に設定される。
B-i.上記例示を再度説明すると、基地局が設定/指示した終了(ending)PUCCH RBインデックスを
=0とし、RBインデックスが1ずつ減少するたびに
値も1ずつ減少する方法である。
C.上記2つの例示はそれぞれ周波数ホッピング有無によって単独に或いは組み合わせて設定/適用可能である。
C-i.例えば、Lower hopは第一の例示が、upper hopは第二の例示が適用される。逆にLower hopは第二の例示が適用され、upper hopは第二の例示が適用されてもよく、或いはそれぞれのホップ(即ち、Lower hop&upper hop)に同じ例示が適用されてもよい。
D.第三の例として、PUCCHリソースが占有できる2つのホップ(Lower hop & upper hop)の両方に対して周波数ドメイン上の一番低いところに位置するPRBがPRBインデックス0に設定され、一番高いところに位置するPRBがインデックス2N-1に設定される。
E.第四の例として、PUCCH resourceが占有できる2つのhop(Lower hop & upper hop)の両方に対して周波数ドメイン上の一番高いところに位置するPRBがPRBインデックス0に設定され、一番低いところに位置するPRBはインデックス2N-1と設定される。
F-i.もし既存のspecに存在するパラメータを再使用する場合は、上記例示の
に置き換えることができる。
G.この方法を使用すると、基地局がmisaligned RB allocationを使用するために、PUCCHリソースごとにm0値を適切に指示することができる。
H.この方法がNR-Uと最も類似する方式(即ち、全体PUCCH resource内のPRB順によってCS値が異なるように設定される方法)に設定される方法
[提案方法3-3-3-B]基地局から割り当てられたPUCCHリソースに該当するphysical index(例えば、CRB index或いはBWP内のPRB index)に基づいてmintを計算する方法
A.一例として、CRB indexを基準とすれば、
になる。
B.他の例として、BWP内のPRB indexを基準とすれば、
になる。
C.この方法を使用すると、基地局がmisaligned RB allocationを使用するための追加シグナリングが要らない。
上記提案したように、デルタ値が特定のPRB数(例えば、L12-CGSの場合、12PRB)ごとに変わる場合、提案方法A、Bにもそれによって特定のPRB数ごとに変わったデルタ値を適用することができる。
さらに、PUCCH送信のために提案した方法は、他のUL signal/channel(例えば、SRSなど)のリソース設定時にも同様に適用できる。一例として、SRS送信のためのリソース設定時、提案方法を使用して基地局が端末に指示し、端末は指示された方法によってSRSを送信すると設定することができる。
上述した提案方式に対する一例もこの明細書の具現方法の一つとして含まれるので、一種の提案方式として見なされることができる。また、上述した提案方式は独立して具現することもできるが、一部の提案方式の組み合わせ(或いは併合)の形態で具現することもできる。上述した提案方法の適用有無に関する情報(或いは提案方法の規則に関する情報)は基地局が端末に所定の信号(例えば、物理階層信号或いは上位階層信号)により知らせるように規定される。上位階層は、例えば、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層のいずれかを含む。
この明細書で提案する方法を具現するための方法、実施例又は説明は個々に適用してもよく、又は一つ以上の方法(又は実施例又は説明)を結合して適用してもよい。
具現例
図22は本発明の実施例による信号送受信方法を示すフローチャートである。
図22を参照すると、本発明の実施例は端末により行われ、PUCCHを送信するためのPUCCHリソースを決定する段階(S1801)及びPUCCHリソースによりPUCCHを送信する段階(S1803)を含んで構成される。
このとき、PUCCHリソースは3.1ないし3.3に提案した構造のいずれかの組み合わせに基づいて設定される。
例えば、3.2に提案した構造を参照すると、PUCCHリソースは図12の16つのPUCCHリソースセットのいずれかに選択され、選択されたPUCCHリソースセット内の16つのPUCCHリソース(rPUCCH)のいずれかに決定される。
図12のPUCCHリソースセットは専用のPUCCHリソースの設定前のPUCCHリソースセット(PUCCH resource sets before dedicated PUCCH resource configuration)、即ち、初期リソースセットのためのものである。従来の文書3GPP TS 38.213を参照すると、端末が専用のPUCCHリソースの設定前のPUCCHリソースセットを使用するとは、つまり、共通PUCCHリソース設定(pucch-ResourceCommon)に基づくPUCCHリソースセットを使用することを意味する。言い換えれば、端末は専用のPUCCHリソースが設定されていない状態で(UE does not have dedicated PUCCH resource configuration)PUCCHセットを使用することを意味する。専用のPUCCHリソースの設定前のPUCCHリソースセットは、RRC設定前のPUCCHリソースセット(PUCCH resource sets prior to RRC configuration)とも表現できる。
3.2の方法3-2-1-Aを参照すると、PUCCHリソースごとのPRB数は、基地局が送信する上位階層シグナリング、例えば、SIBにより送信される。
具体的には、3.2を参照すると、基地局がBWサイズなどを考慮して最小PRB数を端末に指示し、端末は該当最小PRB数を1つのPUCCHリソースごとにPRB数と判断して、帯域幅内の周波数リソースを構成する。
例えば、基地局は表25及び/又は表26の構成のうち、# of PRBs、即ち、最小PRB数をSIBにより指示する。3.2の記載及び表14を参照すると、表25及び/又は表26の# of PRBsが3.1の表14の最小PRBであり、方法3-2-1において、該当最小PRBを一つのPUCCHリソースに割り当てていることが分かる。方法3-2-1-Aを参照すると、表14、表25及び表26の# of PRBsは各国の規制を考慮した一例であり、基地局が# of PRBsの値を決定してSIBにより指示することができる。従って、方法3-2-1-Aにおいて、基地局がSIBにより指示した最小PRB数は、端末がPUCCHを送信するときに使用される、一つのPUCCHリソースに含まれるPRB数と同一である。
3.2を参照すると、該当記載で説明しているPUCCHリソースは図12に連関する専用のPUCCHリソースの設定前の(専用のPUCCHリソースが設定されていない状態のための)PUCCHリソースセットに含まれるPUCCHリソースに関する。従って、基地局は端末に専用のPUCCHリソースを設定する前にSIBによりPRB数に関する情報を送信する。
3.1を参照すると、最小PRB数が設定されると、PUCCHには最小PRB数だけに該当する長いシーケンスが使用される。例えば、端末はPUCCHの生成時、SIBにより設定されたPUCCHリソースごとのPRB数に該当する一つのシーケンスを使用する。
方法3-2-1-Aを参照すると、PUCCHリソースはPUCCHフォーマット0及び1のいずれかであるPUCCHに対するリソースである。
方法3-2-1-Aを参照すると、端末は基地局から有効ではないPUCCHリソースが指示されることを期待しない。例えば、PUCCHリソースセットに含まれた16個のPUCCHリソースのうち、有効ではないリソースは端末に割り当てられない。
PUCCHリソースが有効であるか否かを判断する方法は、方法3-2-1及び3-2-1-Aに開示されている。例えば、基地局から指示されたPUCCHリソースのPRB数と帯域幅内の総RB数に基づいて帯域幅内のFDMされる周波数リソースの数が算出される。算出されたFDMされる周波数リソースの数と、図12のインデックスごと(PUCCHリソースセットごと)の初期CSインデックスのセットに含まれたCSインデックスの数に基づいて有効なPUCCHリソースの数が決定される。より具体的には、FDMされるリソース数とCSインデックス数の積が有効なPUCCHリソース数になる。
図22に関連して説明した動作に加えて、さらに図1ないし図21に説明した動作及び/又は1.ないし3.に説明した動作のうちのいずれかが結合されて行われる。例えば、端末はPUCCHの送信前の上りリンクLBTを行う。
本発明が適用される通信システムの例
これに限られないが、この明細書に開示された本発明の様々な説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートは、機器間無線通信/連結(例えば、5G)を必要とする様々な分野に適用することができる。
以下、図面を参照しながらより具体的に説明する。以下の図/説明において、同じ図面符号は特に言及しない限り、同一又は対応するハードウェアブロック、ソフトウェアブロック又は機能ブロックを例示する。
図23は本発明に適用される通信システム1を例示する。
図23を参照すると、本発明に適用される通信システム1は、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は無線接続技術(例えば、5G NR、LTE)を用いて通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器とも称される。これに限られないが、無線機器はロボット100a、車両100b-1,100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held Device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f及びAIサーバ/機器400を含む。例えば、車両は無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間通信を行える車両などを含む。ここで、車両はUAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含む。XR機器はAR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、TV、スマートホン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタル看板、車両、ロボットなどの形態で具現される。携帯機器はスマートホン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートブックパソコンなど)などを含む。家電はTV、冷蔵庫、洗濯機などを含む。IoT機器はセンサ、スマートメータなどを含む。例えば、基地局、ネットワークは無線機器にも具現され、特定の無線機器200aは他の無線機器に基地局/ネットワークノードで動作することもできる。
無線機器100a~100fは基地局200を介してネットワーク300に連結される。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用され、無線機器100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバ400に連結される。ネットワーク300は3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワーク又は5G(例えば、NR)ネットワークなどを用いて構成される。無線機器100a~100fは基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信できるが、基地局/ネットワークを介することなく、直接通信することもできる(例えば、サイドリンク通信)。例えば、車両100b-1、100b-2は直接通信することができる(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)通信)。またIoT機器(例えば、センサ)は他のIoT機器(例えば、センサ)又は他の無線機器100a~100fと直接通信することができる。
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200の間には無線通信/連結150a、150b、150cが行われる。ここで、無線通信/連結は上り/下りリンク通信150aとサイドリンク通信150b(又は、D2D通信)、基地局間の通信150c(例えば、relay、IAB(Integrated Access Backhaul)のような様々な無線接続技術により行われる(例えば、5G NR)。無線通信/連結150a、150b、150cにより無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a、150b、150cは様々な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。このために、本発明の様々な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報の設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャネル符号化/復号、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当て過程のうちのいずれか1つが行われる。
本発明が適用される無線機器の例
図24は本発明に適用可能な無線機器を例示する。
図24を参照すると、第1無線機器100と第2無線機器200は様々な無線接続技術(例えば、LTE、NR)により無線信号を送受信する。ここで、{第1無線機器100、第2無線機器200}は図23の{無線機器100x、基地局200}及び/又は{無線機器100x、無線機器100x}に対応する。
第1無線機器100は1つ以上のプロセッサ102及び1つ以上のメモリ104を含み、さらに1つ以上の送受信機106及び/又は1つ以上のアンテナ108を含む。プロセッサ102はメモリ104及び/又は送受信機106を制御し、この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを具現するように構成される。例えば、プロセッサ102はメモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、送受信機106で第1情報/信号を含む無線信号を送信する。またプロセッサ102は送受信機106で第2情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に格納する。メモリ104はプロセッサ102に連結され、プロセッサ102の動作に関連する様々な情報を格納する。例えば、メモリ104はプロセッサ102により制御されるプロセスのうちの一部又は全部を行うか、又はこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを行うための命令を含むソフトウェアコードを格納する。ここで、プロセッサ102とメモリ104は無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機106はプロセッサ102に連結され、1つ以上のアンテナ108により無線信号を送信及び/又は受信する。送受信機106は送信機及び/又は受信機を含む。送受信機106はRF(radio Frequency)ユニットとも混用することができる。本発明において、無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
第2無線機器200は1つ以上のプロセッサ202及び1つ以上のメモリ204を含み、さらに1つ以上の送受信機206及び/又は1つ以上のアンテナ208を含む。プロセッサ202はメモリ204及び/又は送受信機206を制御し、この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを具現するように構成される。例えば、プロセッサ202はメモリ204内の情報を処理して第3情報/信号を生成した後、送受信機206で第3情報/信号を含む無線信号を送信する。またプロセッサ202は送受信機206で第4情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に格納する。メモリ204はプロセッサ202に連結され、プロセッサ202の動作に関連する様々な情報を格納する。例えば、メモリ204はプロセッサ202により制御されるプロセスのうちの一部又は全部を行うか、又はこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを行うための命令を含むソフトウェアコードを格納する。ここで、プロセッサ202とメモリ204は無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機206はプロセッサ202に連結され、1つ以上のアンテナ208により無線信号を送信及び/又は受信する。送受信機206は送信機及び/又は受信機を含む。送受信機206はRFユニットとも混用することができる。本発明において、無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
以下、無線機器100,200のハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに限られないが、1つ以上のプロトコル階層が1つ以上のプロセッサ102,202により具現される。例えば、1つ以上のプロセッサ102,202は1つ以上の階層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層)を具現する。1つ以上のプロセッサ102,202はこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートによって1つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/又は1つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成する。1つ以上のプロセッサ102,202はこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートによってメッセージ、制御情報、データ又は情報を生成する。1つ以上のプロセッサ102,202はこの明細書に開示された機能、手順、提案及び/又は方法によってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成して、1つ以上の送受信機106,206に提供する。1つ以上のプロセッサ102,202は1つ以上の送受信機106,206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信して、この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートによってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を得ることができる。
1つ以上のプロセッサ102,202はコントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータとも称される。1つ以上のプロセッサ102,202はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより具現される。一例として、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、1つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、1つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、1つ以上のPLD(Programmable Logic Device)又は1つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が1つ以上のプロセッサ102,202に含まれる。この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートはファームウェア又はソフトウェアを使用して具現され、ファームウェア又はソフトウェアはモジュール、手順、機能などを含むように具現される。この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを行うように設定されたファームウェア又はソフトウェアは1つ以上のプロセッサ102,202に含まれるか、又は1つ以上のメモリ104,204に格納されて1つ以上のプロセッサ102,202により駆動される。この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートはコード、命令語(instruction)及び/又は命令語集合の形態でファームウェア又はソフトウェアを使用して具現される。
1つ以上のメモリ104,204は1つ以上のプロセッサ102,202に連結され、様々な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/又は命令を格納することができる。1つ以上のメモリ104,204はROM、RAM、EPROM、フラッシメモリ、ハードドライブ、レジスター、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り格納媒体及び/又はこれらの組み合わせにより構成される。1つ以上のメモリ104,204は1つ以上のプロセッサ102,202の内部及び/又は外部に位置する。また、1つ以上のメモリ104,204は有線又は無線連結のような様々な技術により1つ以上のプロセッサ102,202に連結される。
1つ以上の送受信機106,206は1つ以上の他の装置にこの明細書における方法及び/又はフローチャートなどで言及されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。1つ以上の送受信機106,206は1つ以上の他の装置からこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートなどで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のプロセッサ102,202に連結され、無線信号を送受信することができる。例えば、1つ以上のプロセッサ102,202は1つ以上の送受信機106,206が1つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報又は無線信号を送信するように制御することができる。また、1つ以上のプロセッサ102,202は1つ以上の送受信機106,206が1つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報又は無線信号を受信するように制御することができる。また、1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のアンテナ108,208に連結され、1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のアンテナ108,208によりこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートなどで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定される。この明細書において、1つ以上のアンテナは複数の物理アンテナであるか、複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)である。1つ以上の送受信機106,206は受信されたユーザ データ、制御情報、無線信号/チャネルなどを1つ以上のプロセッサ102,202を用いて処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換する(Convert)。1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のプロセッサ102,202を用いて処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換する。このために、1つ以上の送受信機106,206は(アナログ)オシレーター及び/又はフィルターを含む。
本発明が適用される無線機器の活用例
図25は本発明に適用される無線機器の他の例を示す。無線機器は使用例/サービスによって様々な形態で具現される(図19を参照)。
図25を参照すると、無線機器100,200は図24の無線機器100,200に対応し、様々な要素(element)、成分(component)、ユニット/部及び/又はモジュールで構成される。例えば、無線機器100,200は通信部110、制御部120、メモリ部130及び追加要素140を含む。通信部は通信回路112及び送受信機114を含む。例えば、通信回路112は図24における1つ以上のプロセッサ102,202及び/又は1つ以上のメモリ104,204を含む。例えば、送受信機114は図24の1つ以上の送受信機106,206及び/又は1つ以上のアンテナ108,208を含む。制御部120は通信部110、メモリ部130及び追加要素140に電気的に連結され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120はメモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて無線機器の電気的/機械的動作を制御する。また制御部120はメモリ部130に格納された情報を通信部110により外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースにより送信するか、又は通信部110により外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースにより受信された情報をメモリ部130に格納する。
追加要素140は無線機器の種類によって様々に構成される。例えば、追加要素140はパワーユニット/バッテリー、入出力部(I/O unit)、駆動部及びコンピュータ部のうち、いずれか1つを含む。これに限られないが、無線機器はロボット(図23、100a)、車両(図23、100b-1、100b-2)、XR機器(図23、100c)、携帯機器(図23、100d)、家電(図23、100e)、IoT機器(図23、100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(又は金融装置)、保安装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器(図23、400)、基地局(図23、200)及びネットワークノードなどの形態で具現される。無線機器は使用例/サービスによって移動可能であるか、又は固定した場所で使用される。
図25において、無線機器100,200内の様々な要素、成分、ユニット/部及び/又はモジュールは全体が有線インターフェースにより互いに連結されるか、又は少なくとも一部が通信部110により無線連結される。例えば、無線機器100,200内で制御部120と通信部110は有線連結され、制御部120と第1ユニット(例えば、130、140は通信部110により無線連結される。また無線機器100,200内の各要素、成分、ユニット/部及び/又はモジュールは1つ以上の要素をさらに含む。例えば、制御部120は1つ以上のプロセッサ集合で構成される。例えば、制御部120は通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application PROCESSOR)、ECU(Electronic control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成される。他の例として、メモリ部130はRAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash Memory)、揮発性メモリ(volatile Memory)、非揮発生メモリ及び/又はこれらの組み合わせで構成される。
本発明に適用される車両又は自律走行車両を例
図26は本発明に適用される車両又は自律走行車両を例示する図である。車両又は自律走行車両は移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで具現される。
図26を参照すると、車両又は自律走行車両100はアンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c及び自律走行部140dを含む。アンテナ部108は通信部110の一部で構成される。ブロック110/130/140a~140dはそれぞれ図25におけるブロック110/130/140に対応する。
通信部110は他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)など)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信する。制御部120は車両又は自律走行車両100の要素を制御して様々な動作を行う。制御部120はECU(Electronic control Unit)を含む。駆動部140aにより車両又は自律走行車両100が地上で走行する。駆動部140aはエンジン、モータ、パワートレイン、輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含む。電源供給部140bは車両又は自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリーなどを含む。センサ部140cは車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cはIMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量感知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両前進/後進センサ、バッテリーセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含む。自律走行部140dは走行中の車線を維持する技術、車間距離制御装置(adaptive cruise control)のように速度を自動に調節する技術、所定の経路によって自動走行する技術、目的地が設定されると自動に経路を設定して走行する技術などを具現する。
一例として、通信部110は外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信する。自律走行部140dは得られたデータに基づいて自律走行経路とドライブプランを生成する。制御部120はドライブプランに従って車両又は自律走行車両100が自律走行経路に移動するように駆動部140aを制御する(例えば、速度/方向調節)。通信部110は自律走行中に外部サーバから最新交通情報データを非周期的に得、また周りの車両から周りの交通情報データを得る。またセンサ部140cは自律走行中に車両状態、周辺環境情報を得る。自律走行部140dは新しく得たデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライブプランを更新する。通信部110は車両位置、自律走行経路、ドライブプランなどに関する情報を外部サーバに伝達する。外部サーバは車両又は自律走行車両から集められた情報に基づいて、AI技術などを用いて交通情報データを予め予測し、予測された交通情報データを車両又は自律走行車両に提供することができる。
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できることは当業者にとって自明である。よって、前記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定しなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる