JP2023510680A - 方向操作可能なアイボックスを備えた拡張現実ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

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Abstract

本発明は、動的に調整可能な射出瞳平面を有するヘッドアップディスプレイ装置に関する。より詳細には、本発明及び教唆は、少なくとも1つの画像生成ユニットと、光学ステアリング装置とを備え、共に、フロントガラスのような物体の表面を用いて、2D及び/または3D仮想拡張画像を表示する手段を形成する。【選択図】図1A

Description

本開示の発明は、動的に調整可能な射出瞳面を有するヘッドアップディスプレイ装置に関する。より詳細には、本発明及び様々な実施形態に沿って含まれる教えは、フロントガラスのような物体の表面を用いて2D及び/または3Dの仮想拡張画像を表示する手段を共に形成する、少なくとも1つの画像生成ユニットと光学ステアリング装置とを備えるヘッドアップディスプレイに関連する。
仮想ヘッドアップディスプレイ(HUD)が、航空機、地上の車両、商店ウインドウで採用され、人や使用者に対して、身近な環境上に情報を被せて示すことができる。多くの自動車のHUD)では、流す関連情報の2Dまたは3Dの立体画像を提供する光学コンバイナとして、フロントガラスの内面を利用する。
従来のHUDの重要事項は、ソフトウエアベースの収差の修正及びアイボックスの調整のような能力に欠けていることである。収差の修正は、より大きな視野(FOV)がより大きなアイボックスにわたって広がることを許容する。それにも関わらず、ディスプレイから広がる情報が、自動車のフロントガラスから反射して錯乱する事実により、収差のない画像を有する大型FOVを形成するように設計された光学部材はない。動的に調整可能なアイボックスHUDセットアップは、従来のHUD装置に対して有利な点を有する。
本発明の技術分野の先行技術公報の1つは特許文献1である。特許文献1は、広い視野(FOV)を有する低解像度の周辺ディスプレイ、及び高解像度の方向操作可能な画像を形成する回転可能なホログラムモジュールを組み合わせた鮮明な中心視覚を教唆している。その他の文献として引用文献2がある。引用文献2では、SLM、回転可能な反射光学要素、及び瞳孔追跡装置を含む目に近いディスプレイが開示されている。瞳孔追跡装置は、使用者の瞳孔の位置を追跡し、瞳孔追跡装置から提供されたデータに基づいて、空間光モジュレータで変調された光が使用者の瞳孔に向かうように、反射光学要素が回転する。
特許文献3は、光路を形成する光学要素に沿った光出射画像源を備えたヘッドアップディスプレイを開示している。光学要素は、光学画像機能及び反射体を備えたホログラフィック光学要素を備える。この反射体及びホログラフィック光学要素は、前者により光路の第3セクションに出射された光ビームが、少なくとも部分的にホログラフィック光学要素を透過するように配置されている。光路の第3セクションを透過する透過ビームの照射角度は、ホログラフィック光学要素の画像機能の一部が有効となる入射角度から実質的にずれている。
特許文献4及び特許文献5は、結果として歪みを生じるような空間的に異なる光学パワーを有するウインドスクリーンを開示している。ディスプレイは、ウインドスクリーンの歪みを補償する加工されたデフューザ、及び画像をウインドスクリーンに投射するホオログラフィックプロジェクタを有する。ホログラフィックプロジェクタは、画像を示すホログラムを表示し、入射光に位相遅延分布を適用するように配置されたSLMを有する。位相遅延分布は、デフューザ上で平面でない焦点に画像をもたらすように配置されている。HUDは、光学パワーを有するミラー、またはパラボラ状の曲面を有し、デフューザ空の光をウインドスクリーン上に当たりように方向を変える。本出願の他の態様では、ウインドスクリーンの空間的に異なる光学パワーを補償する方法が、上記の装置を用いて提供され、仮想画像がウインドスクリーンを用いて形成される。
特許文献6は、2画面投影装置が、光源と、第1変調モジュール及び第2変調モジュールを含む空間光モジュレータとを含むことを開示している。更に、装置はフーリエレンズを含み、空間光モジュレータは、フーリエレンズの前側焦点平面に位置している。第1変調モジュールは、光源からフーリエレンズを通る光を変調して、第1の2Dホログラフィック画像を再生し、第2変調モジュールは、光源からフーリエレンズを通る光を変調して、第2の2Dホログラフィック画像を再生する。装置は、更に、第1の2Dホログラフィック画像を表示して、第1仮想画像を生成する第1光拡散フィルムを含み、それぞれ複数の第2のホログラフィック画像を順位に表示して、3D仮想画像を生成する複数の第2光拡散フィルムを含む。
特許文献7は、異なる焦点平面を伴うヘッドアップディスプレイが、少なくとも1つの仮想画像を示す光を生成する投影装置と、少なくとも1つの仮想画像を示す光を少なくとも1つの結像平面に投影する画像マトリックスと、少なくとも一部でディスプレイ装置及び少なくとも1つの結像平面の間の焦点距離を動的に変化させる所定の稼働パラメータ上に基づいて、ディスプレイに対して画像マトリックスの位置を動的に変化させる並進装置とを含むことを開示している。
WO2016105285号 US20180003981A1 DE102011075884 GB2554575 EP3146377 WO2018223646 US2017329143
発明の目的
本発明の主たる目的は、射出瞳平面を横切る方向操作可能な射出瞳及び方向操作可能な射出瞳量を伴うHUDを提供することにある。
本発明のその他の目的は、3軸における瞳孔間距離、頭の傾き、傾斜、回転及び頭の動きを調整するのに用いるため、個別の射出瞳が形成され、各々の目に対して個々に操作されるHUD装置を提供することにある。
本発明のその他の目的は、瞳孔追跡装置及び瞳孔追従システムを用いることにより、補正した視野及び斜視画像を提供できるHUDを提供することにある。
本発明のその他の目的は、視認者の瞳孔の座標を検出し、HUDへの距離を検出する瞳孔追跡装置を含むHUDを提供することにある。
本発明の更なる目的は、各々の目に対して補正した斜視画像をリアルタイムで与えることを含むHUD装置を提供することにある。
本発明のその他の目的は、異なる深さで焦点を合わせられる斜視画像を提供できる少なくとも1つの光モジュールを備えるHUD装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、少なくとも1つのSLMを有するHUD装置であって、収差の補正及び瞳孔間距離が少なくとも1つの計算手段で計算され、SLM上で実施されて、画像品質を増し、大きなFOVを達成されるHUD装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、同時に操作して、使用者の両目に光を供給する光ビームを用いるHUD装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、光学操作が、調整可能な瞳孔間距離により分離された2つの射出瞳上で用いられるHUD装置を提供することにある。
本発明に係るホログラフィックHUD及び自動車のコンピュータ及びセンサに対するインタフーェスの一般的な斜視図を示す。 本発明に係るホログラフィックHUD及び自動車のコンピュータ及びセンサに対するインタフーェスの一般的な斜視図を示す。 フロントガラスの裏側に仮想画像を形成する様々なPGU及び投影システムを示す。 フロントガラスの裏側に仮想画像を形成する様々なPGU及び投影システムを示す。 フロントガラスの裏側に仮想画像を形成する様々なPGU及び投影システムを示す。 フロントガラスの裏側に仮想画像を形成する様々なPGU及び投影システムを示す。 1または2の画像生成ユニット及び1または2の射出瞳孔を有する異なるセットアップを示す。 HUDシステムの主要部材のブロック線図を示す。 初期校正のための例示的な手順を伴う水平方向、垂直方向及び軸方向の操作を示す。 初期校正のための例示的な手順を伴う水平方向、垂直方向及び軸方向の操作を示す。 初期校正のための例示的な手順を伴う水平方向、垂直方向及び軸方向の操作を示す。 初期校正のための例示的な手順を伴う水平方向、垂直方向及び軸方向の操作を示す。 異なる瞳孔間距離(IPD)を伴う傾斜したアイボックスを示す。 異なる瞳孔間距離(IPD)を伴う傾斜したアイボックスを示す。 頭部の断面における動画生成ユニットを通して生成される異なるアイボックス位置を示す。 (a)ステアリングステアリングミラーを有さない、(b)平坦なステアリングミラー、(c)平坦なステアリングミラー及び(d)湾曲したステアリングミラーを有する異なるHUD開口を示す。 本発明に係る移動可能な照明装置を示す。 本発明に係るSLMにより生成された望まない光ビームを消去する空間フィルタを用いたHUDシステムの構造を示す。 本発明に係るステアリングミラーの傾斜動作に対応するアイボックスの動きを示す。 発明に係る光学構造であって、上面視において、ステアリングミラーが、結像レンズ及び射出瞳平面の間の平面に位置に配置される光学構造を示す。 発明に係る光学構造であって、側面視において、ステアリングミラーが、結像レンズ及び射出瞳平面の間で形成するSLM画像の位置に配置される光学構造を示す。 本発明に係る光学構造であって、側面視において、ステアリングミラーが、SLM及び結像レンズの間の位置に配置される光学構造を示す。 1つの目に対して頭の傾きを補償するため、射出瞳が垂直方向に動くことを示す。 1つの目に対して頭の傾きを補償するため、射出瞳が垂直方向に動くことを示す。 1つの目に対して頭の傾きを補償するため、射出瞳が垂直方向に動くことを示す。 本発明に係る一体化されたステアリングミラーを有するHUD装置を示す。 本発明に係る外部ステアリングミラーを有するHUD装置を示す。 本発明に係る外部ステアリングミラーを有するHUD装置を示す。 常に見下ろす角度を達成するHUDシステムの構造を示す。 常に見下ろす角度を達成するため、フロントガラス上のホログラフィック光学要素を用いたHUDシステムの構造を示す。 異なる折り畳みミラーセット備えたより小型なHUD構造を示す。 異なるアイボックスサイズと比較した標準的なフロントガラス及びウエッジフロントガラスを示す。 仮想画像距離を変化させたときの異なるエッジフロントガラス及び標準フロントガラスの中の仮想画像及びゴースト画像の間の角度分離の比較を示す。 ウエッジ角度の機能として、仮想画像及びゴースト画像の間の角度分離の変化を示す。 ウエッジ角度の機能として、射出瞳の中心及び仮想画像の間の距離の変化を示す。 本発明に係るHUD上に表示されたダッシュボード画像レイアウトの例を示す。 本発明に係るステアリングミラーの上方からの斜視図を示す。 中央ディスプレイを囲む周辺ディスプレイの使用を示す。
添付の図面は、目的を復元するシステムを例示する目的でのみ示されたものであり。先行技術に対して優位な点が、上記に概要が示され、以下に短く説明される。
図面は、請求項で規定された保護範囲を制限することを意味せず、本発明の記載における技術開示に頼ることなく、請求項で特定された範囲を解釈する努力のためにのみ参照される。図面は例示するものであり、実際の寸法や、任意のシステムまたはサブシステムのそれぞれの部材の相対的な比率を反映する必要はない。
本発明では、調整可能なアイボックスを備えた拡張仮想現実ヘッドアップディスプレイ装置の形の装置及びこの装置を備えたシステムが提案される。ここで、アイボックスとは、射出瞳(16)と交換可能に用いられる用語である、より詳細には、装置及びシステムは、フロントガラス(101)のような物体の表面を用いて2D及び/または3D仮想拡張画像を表示する手段を共に形成する、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)及び光学ステアリング装置(18)を備える。
図1a及び1bを参照すると、HUD(10)ha,ドライバの前に方向操作(ステアリング)可能なアイボックスを生成する目的の光学ステアリング装置(18)と、ドライバの頭部の動きを追跡するための頭部追跡カメラ(102)またはマルチプルカメラと、使用者の瞳孔(21b)と、頭部追跡コントロール(104)システムとを備える。頭部追跡コントロール(104)からの入力とともに、外部センサ及び車両のセンサからの入力が、車両のコンピュータ(103)で解析され、適切な内容が計算されて、HUD(10)システムに示される。ドライバは、HUD(10)で定められた距離において仮想画像を見る。
図2aを参照すると、HUD(10)装置の光学系は、射出瞳平面(17)において射出瞳(16)を形成する。PGU(106)は、以下の部材の各々から少なくとも1つを備える:マイクロディスプレイまたはSLM(13)、光源(11)、光ビームを形成する照明レンズ(111)、及び折り畳みミラー(211)。なお、図面は断面を示す。1つのPGU(106)は、使用者の各々の目に十分である。本実施形態では、瞬時アイボックスまたは射出瞳(16)のサイズを小さくできるので、ステアリングミラー(23)は、結像レンズ(22)の後に位置して、結果として、ステアリングミラー(23)上で光ビームのより小さなフットプリントとなる。システムの視野(FOV)は、射出瞳平面(17)からフロントガラス(101)上のフットプリントまでにより測定できる。固定された視野(FOV)では、ステアリングミラー(23)が回転することにより、結像レンズ(22)上の光学ビームのサイズを増やすことなく、射出瞳(16)の位置を動かす。PGU(106)の次に、結像レンズ(22)及びフロントガラス(101)が位置する。全体システムは、中間結像平面が、光学的に仮想結像平面及び視認者の網膜と共役となるように位置し、中間結像平面が、使用者の目の瞳孔が存在する実際の射出瞳平面と共役となるように位置する。光学設計によっては、PGUのレンズは、中間結像平面の前、中間結像平面の位置、または中間結像平面の後に配置することができる。
図2bを参照すると、RGBベースの加法的色/光モデルが、開示された発明の少なくとも1つの実施形態に係る光源モジュールとして、左側に示される。Xキューブの形状のダイクロイックプリズムが、時計回りに配置され、赤色、緑色及び青色光を、それぞれ単焦点コリメートレンズを通して出射する3つの異なる光源の間において空間的に中央に用いられる。組み合わされた光ビームはダイクロイックプリズムを出て、延長された光源に向かう。光源は、LED、レーザベースの光源、またはそれらの組み合わせであることができる。光源の大きさは、光源の空間的なコヒーレンスを制限するように調整される。図2bの右側には、左側の光源モジュールが、空間フィルタ(151)の後ろ側の延長された光源に沿って示される。このような実施形態では、PGUは、画像源としてDMDまたはLCOSを用いて実施される。光源モジュールで生成された光は、中間射出瞳平面(24)上に結像し、DMDまたはLCOS装置は、図示されたような態様で、集光する光路上に配置される。空間フィルタ(151)は、中間射出瞳平面(24)上に配置され、中間射出瞳平面(24)の後には、PGU(106)のレンズまたはレンズの組み合わせが、開示された発明の少なくとも1つの実施形態に係る中間結像平面(32)の前に存在する。
図2cを参照すると、光源(11)、レンズ構成及びスキャナは、中間射出瞳平面(24)と一致し、PGU(106)が、スキャニングレーザプロジェクタを用いて実施される。スキャナは、MEMS技術を用いて製造された2つの1Dスキャナまたは1つの2Dスキャナであることができる。本実施形態では、スキャニングレーザプロジェクタの出側開口は、射出瞳平面(17)に形成された射出瞳(16)に示されるシステムの中間射出瞳平面(24)であることができる。このようなスキャニングレーザプロジェクタは、中間結像平面(32)で中間画像を生成でき、中間画像の各々の画素は、開示された発明の少なくとも1つの実施形態に係るスキャナの所定の角度により生成される。
図2dを参照すれば、ホログラフィックップロジェクタは、光源(11)と、レンズ構成と、コンピュータで生成するホログラム表示を介して、中間射出瞳背面(24)上に中間射出瞳を生成する、ほぼコリメートされた光路上にあるSLM(13)とを備える。中間射出瞳平面(24)は、射出瞳の高次オーダーのレプリカ及び変調されていない光ビームのような望まれない光ビームと共にある。中間射出瞳平面(24)上に配置された空間フィルタ(151)は、望まない光ビーム(14b)を削除し、信号ビームまたは所望の変調された光ビームのみを透過させる。
図2dを参照すると、開示された発明の少なくとも1つの実施形態において、2つの背面照明光源を有するLDCDパネルが示される。このような実施形態では、PGU(106)が、画像源として単一透光型LCDパネルを用いて実施される。光源モジュールにより生成された光は、中間射出瞳平面(24)上に結像し、LCDが、集光する光路上に配置される。空間フィルタ(151)は、中間射出瞳平面(24)上に配置されることができ、システムの射出瞳(16)の大きさを制御する。より全般的な実施としてディスプレイシステム全体が、追加の結像レンズ(22)を要することなく機能を果たせ、使用者の目(21)は、直接、中間射出瞳平面(24)上に配置されることができる。
従来の(追跡機能及びステアリング機能を有さない)HUDは、13cm×13cmの射出瞳を有し、HUDが使われたときの、ドライバの瞳孔間距離、ドライバの高さの変化及び垂直、水平及び軸方向の動き、及び使用者の頭の傾きをカバーする。先行技術では、射出瞳(16)を大きくするために、光学デフューザや数的開口拡張器が用いられる。光学デフューザや数的開口拡張器は、単一方向の光路のみを提供するので、光線を望むように方向付けることや、動かすことは困難である。更に、本発明は、小さい射出瞳(16)を達成することを目標にしており、中間結像平面は、何れの光学デフューザや数的開口拡張器と関連しないものである。図3は、その他の実施形態を示し、より小さい射出瞳(16)が形成され、ドライバの目の位置に沿って、射出瞳平面(17)上でステアリングされる。このように、光学システムの要求される容積が、所与のFOVに対して非常に小さくなる。なぜならば、HUD(10)が供給すべき光線のセットが、同時に大きく小さくなるからである。更に、フロントガラス(101)の後ろ側(外側を向く側)からの反射により生じるフロントガラス(101)関連ゴースト画像を、通常のフロントガラス(101a)の場合でも(ウエッジフロントガラスは必要でない)、完全に避けることができる。このことは、より小さい射出瞳(16)を用いる場合、ゴースト射出瞳(205)及び実際の射出瞳(16)を明確に分離できる事実によるものである。従来のHUDでは、ウエッジ解決方により、仮想画像距離の近傍内(約0.1ジオプトリの間隔)でのみゴーストの回避を助けることができるが、目を追跡するHUD構成では、全ての仮想画像距離でゴーストを回避できる。目を追跡するHUDシステムでは、動的な歪み補正を行い、原則として、ドライバの全ての可能な視点において画像歪みをゼロにすることができる。一方、目を追跡しない従来のやり方では、(概ね1または2のポイントによる)大きな射出瞳(16)の部分でのみ歪みのない画像を提供でき、射出瞳(16)の残りの領域で、歪みが許容範囲内であるように、特別な注意を払う必要があり、通常、光学設計を複雑化して、HUDの容積を増台させる。目を追跡するHUDは、生成された光の大きな領域をドライバの目に提供し、明らかに光の効率が高い。
図3の第1の図は、1つの射出瞳(16)及び1つの画像生成ユニット(PGU)(106)を有する実施形態を示す。実現の観点からは、この場合が最も容易なオプションである。1つの射出瞳(16)及び1つのPGU(106)がある、典型的なサイズとして、水平方向で7-8cm、垂直方向で0.3-1cmである使用者の両方の瞳孔をカバーするのに十分である。標準的なフロントガラス(101)において、射出瞳(16)の短いエッジが1cmより小さい場合、射出瞳(16)及びゴースト射出瞳(205)は実質的に重なり合わない。もし、この長さが5mmより小さい場合い、更なるパフォーマンスが達成される。ドライバが所定の頭部容積(212)の頭を動かしたとき、使用者の瞳孔(21b)の位置に最も適するように、アイボックスが、水平方向、垂直方向及び軸方向にステアリングされる。頭部容積は断面において、10cm×10cmより大きく、フロントガラスからの距離が、それぞれ典型的な車両の軸方向及び長手方向において、80cmから120cmまで変化できる。このようなやり方により、従来の目を追跡しないHUDに比べて、より高い光効率が得られるが、2つの目の間の光が失われるので、ある程度の光の非効率さは生じる。動的な歪みの補正は可能であるが、共通のディスプレイで両方の目を扱うので限界がある。アクチュエータにより、アイボックスのステアリングが行われ、3つの動作の自由度(水平方向、垂直方向及び軸方向の動き)が与えられる。
図3の第2の図は、2つの射出瞳(16)及び1つのPGU(106)を備える実施形態を示す。このオプションは、1つの射出瞳(16)及び1つのPGU(106)を備えた解決策のより高い光効率を有するバージョンであり、光は使用者の瞳孔(21b)にのみ供給され、使用者の瞳孔(21b)の間の顔の領域に浪費する光がない。このことは、それぞれが個々の目に対応する、PGU(106)内の2つの個別の照明モジュールを用いて実現される。照明モジュールは、LEDやレーザといった赤色、緑色及び青色の光源を備える。更に、コリメート及び焦点レンズと、ダイクロイックミラー、ペリクルベームスプリッタ、ホログラフィックコンバイナ、またはXキューブコンバイナといったようなカラービームコンバイナとを備える。各々のアイボックスは、垂直方向で役0.5-1cm、水平方向で役1-2cmである。
図3の第3の図は、2つの射出瞳(16)及び2つのPGU(106)を備える実施形態を示す。2つの個別のPGU(106)が、各々の目に対して2つの個別のアイボックスを提供する。2つの個別のPGU(106)を有するので、原則として、システムは、使用者の瞳孔(21b)が何れの可能な位置にあっても、両目に歪みの無い画像を供給できる。システムは、3つの動作の自由度(209)で制御するアクチエータを用いて、左目用の射出瞳(16a)および右目用の射出瞳(16b)を個々に方向操作(ステアリング)することができる。
2つの射出瞳(16)及び1つのPGU(106)を備える実施形態と、2つの射出瞳(16)及び2つのPGU(106)を備える実施形態との間の中間のオプションとして、3つの動作の自由度(209)を用いて、左目用の射出瞳(16a)及び右目用の射出瞳(16b)を一緒に方向操作(ステアリング)する左目及び右目の共通アクチエータを有することもできる。より実施し易い観点からは、このやり方は、可能性のある目の位置の範囲内に限定される。
瞬時射出瞳(16)が、頭部の容積(212)の断面である延長された射出瞳領域上に規定される。射出瞳(16)は、射出瞳領域上の動的目標として動く。
図示されたオプションでは、各々のアイボックスに個別のアクチュエータが用いられ、頭部の傾き、IPD、動作等を含む、可能性のある目の位置の広いセットを制御する能力を提供する。各々のアイボックスは、垂直方向で役0.5-1cm、水平方向で役1-2cmである。
図3の第4及び第5の図は、アイボックスが意図的に垂直方向で狭く(約3mm狭く)なっている事実を除き、第3の図と同様である。このようにして、使用者の瞳孔(21b)をフィルタとして用いることにより、フロントガラス(101)に関連するゴースト射出瞳(205)を消去することもできる。ゴースト射出瞳(左目205及び右目205)は、フロントガラスの厚み及びウエッジ角度、並びにドライバとの距離により定められる中間距離だけ、左目用の射出瞳(16a)及び右目用の射出瞳(16b)よりも上側または下側に現れる。
図4は、方向操作可能な射出瞳を備えたHUDシステムの全般的な構成を示す。各々が個々の目に対応する2つのPGUは、(LCD、LCoS、マイクロディスプレイ、空間光モジュレータ、マイクロOLEDディスプレイ、スキャニングピコプロジェクタ、DMDといった)光源及び画像情報源を備える。PGUは、中間射出瞳と称する射出瞳(16)の第1のレプリカを形成する。中間射出瞳は、結像レンズ(22)、ステアリングミラー(23)及びフロントガラス(101)の組み合わせにより形成され、使用者の目が存在する射出瞳平面(17)上に実際の射出瞳を形成する。使用者の目(21)は水平方向、垂直方向及び軸方向の任意の組み合わせで動く。システム内のアクチュエータは、使用者の瞳孔(21b)に沿って射出瞳を方向操作(ステアリング)する。図示した実施形態では、全8個の自由度(209)を用いて作動することができる。2つの個別のX/Y/Zステージが、ステアリングミラーで補助されて、各々のPGU(106)に取り付けられ、両方のPGUからの光ビームを、同時に水平方向及び垂直方向に傾ける。
もし、使用者の頭部が、横方向(X-Y)のみに動くように制限され、軸方向(Z)に動かない場合、及び使用者の頭が大きく傾かない(左目及び右目の垂直方向の位置に大きな差が無い)ことが保証された場合、ステアリングミラー(23)だけで十分である。使用者の頭部の軸方向の動きを考慮すると、PGU(106)上のzステージを用いることができる。開示された発明の実施形態において、もし、使用者がフロントガラスから離れるように動く場合、PGU(106)は、結像レンズ(22)に近づくことができ、これにより、実際の射出瞳がフロントガラスから離れて形成される。逆も同様である。しかし、注意すべきは、画像の軸方向の変化は、一般的に横方向の倍率を変化させるとともに、左及び右の射出瞳の間の距離も変化させる。倍率、延いてはIPD定数を保持するため、PGU(106)内のxステージを用いることができる。例えば、PGUが結像レンズに近づいたとき、PGU及び結像レンズの距離が短くなり、実際の射出瞳の間の距離を、使用者側において保持することができる。PGU(106上のyステージは、頭部が傾いた姿勢や垂直軸において使用者の瞳孔(21b)の平面でない位置により生じる使用者の目の位置の垂直方向の差を考慮して用いられる。結像レンズ(22)またはレンズシステムは、射出瞳(16)のz方向の位置を調整するために、調整可能な焦点距離も有する。
各々のアクチュエータの主な責任は上記のようになるが、実際の光学設計で注意すべきは、システムの収差及び軸に近い挙動からの乖離を考慮すべきことである。例えば、使用者の動作及びアクチュエータのパラメータの間の単純な関係が、完全には実現できない。一般的に、アクチエータパラメータが同時に最適化されて、可能な限り、射出瞳を所与の左右の目の対及び瞳孔の距離に合わせるようにする。
図5a及び5bは、アクチュエータを駆動するために用いられる異なる実施を示す。1つの実施形態では、ドライバが座席に座ったとき、最初にX、Y及びZステージ(3軸)が調整される。そして、ドライバが位置を大きく変えない限り、それらは修正されない。使用中にこのような初期キャリブレーションが断続的に繰り返される。θ、θステージは、常にアイボックスを使用者の瞳孔(21b)に合うように動的に調整する。他の実施形態では、常に最適な態様で、射出瞳(16)がドライバの瞳孔上に形成されるように、全てのステージが動的に調整される。各々のアクチュエータは、主に(リストしたような)1つのタイプの使用者のパラメータまたは動作に対して責任を有するが、HUD光学系の特に詳細部分が、アクチュエータの効果の間を繋ぐようになっている。これにより、一般的に全く最適な追跡は、全てのアクチエータが動的にリアルタイムで調整されることを要求する。
図5cは、図5bと類似した例示的な手順を示し、2つの追跡スポット(27)がドライバの顔の上に形成される。追跡スポット(27)は、頭部追跡制御部(104)システムクローズドループフィードバック機構を提供し、アクチュエータは、確実に射出瞳(16)を使用者の目に適合させるように調整される。スポットは、使用者の顔に当たった赤外線レーザにより形成され、使用者の顔に向いた赤外線頭部追跡カメラを用いて識別される。
図6は、射出瞳(16)が、広い水平方向のサイズを有し傾いているように形成されている実施形態を示す。このように、様々なIPDサイズや頭部の傾きに対して、光学ステアリング装置(18)が対応できるが、PGUの更なるX軸またはY軸の動きには対応できない(Z軸の動くのみである)。頭部の傾きが存在しないとき、小さなIPDを有する頭が傾かないドライバの目は、射出瞳(16)の内部の底部コーナーに位置する。一方、大きなIPDを有する頭が傾かないドライバの目は、射出瞳(16)の外部の上部コーナーに位置する。頭部の傾きがある場合、射出瞳の異なる位置が目の瞳孔に適合し、例えば、小さなIPDのドライバにおいて、傾いた頭部(203)の射出瞳の使用者の瞳孔(21b)に対する配置が、図示されている。図2bに図示するDMD及びLCOSプロジェクタ用の光源の照明領域を調整すること、または図2dに図示するPGU(106)ベースのホログラフィックプロジェクタのケースにおいてSLM(13)を傾斜させること、または図2cに図示するスキャニングレーザプロジェクタの中間結像平面(32)の水晶体レンズアレイまたは1Dデフューザのような射出瞳エクスパンダを用いることにより、このような射出瞳(16)が形成される。
図7は、使用者の許容される頭部容積の範囲内におけるドライバの頭部のその他の軸方向の位置を示し、ドライバの目の瞳孔に適合させるように、HUD(10)の範囲内でアクチエータを、射出瞳を軸方向に前後に動かすように構成することを示す。
図8aは、(常に提供される)大きな射出瞳(16)を有する従来のHUDが、大きなHUD開口(207)を要することを示す。図8bは、HUD開口(207)に配置されたステアリングミラー(23)により方向操作(ステアリング)される目追跡HUD(10)が小さな射出瞳を提供することを示す。このように、要求されるHUD開口(207)のサイズが減じられ、ステアリングミラー(23)のそばに配置されたHUDの要求される容積も減じられる。平坦なステアリングミラー(23a)は、アイボックスを動かし、要求されるHUD容積を減じる点で効果的である。湾曲したステアリングミラー(23b)を用いることにより、結像レンズ(22)の寸法、及び要求されるHUDの容積を更に減じることができる。HUD開口のサイズは、下式で表される。
wH=wE+dH/dV*(wV-wE)
ここで、wV:仮想画像のサイズ
dV:仮想画像の射出瞳に対する距離
wE:アイボックスのサイズ
dH:HUD開口のサイズ
である。
注記:ディスプレイのFOVは、
FOV=2*atan(wV/(2*dV))
で与えられる。
図8cを参照すると、開示された発明の1つの実施形態に係る光学ステアリング装置(18)として用いられる平坦なミラー(23a)が示されている。平坦なミラー(23a)の使用は、光の収束の発散の程度に影響を与えない。
図8dを参照すると、開示された発明の1つの実施形態に係る光学ステアリング装置(18)として用いられる湾曲したミラー(23b)が示されている。湾曲したミラー(23b)の使用は、入射した光ビームをより収束させることができ、ミラーに先立つ光学システムをより小型にする機会を与えることができる。
図9を参照すると、システムは、移動可能な瞳孔の位置に関連可能な移動可能な照明源を有するHUD(10)を提供する。更に、システムは、移動可能な瞳孔の位置に関連可能な対応可能なアレイを有するHUD(10)を提供する。
図10は、光源(11)、PGU(106)と類似するが、ホログラフィックプロジェクタの光モジュールと関連する光モジュール(12)と、結像レンズ(22)と、空間フィルタ(151)とを備えるHUD(10)の一般的な模式図を示す。光源(11)は、赤色、緑色及び青色のLEDまたはレーザ光源からなり、照明レンズ(111)が続いて配置される。照明レンズ(111)は、SLM(13)の前または後ろに位置し、光線を空間フィルタ(151)の平面に供給する。
図10を参照すると、ホログラフィックHUD基本光学システム構造体、特にホロフラフィックプロジェクションベースシステム用の構造体は、望まない光ビーム(14b)をブロックする空間フィルタ(151)を用いている。望まない光ビーム(14b)は、一般的にSLM(13)で生成され、空間フィルタ(151)は、望ましい変調された光ビーム(14)(射出瞳(16)内の視認者に視覚的な情報を提供する光ビーム)が射出瞳平面(17)に到達するようにする。各々の目に1つずつの2つの光モジュール(12)が、射出瞳(16)の初期コピーを形成するように用いられる。視覚的な情報は、PGU(106)により生成される。コンピュータにより生成されたホログラムは、空間アルゴリズムを用いて計算された位相のみパターンとして、SLMに表示され、異なる深さで仮想画像(105)を示すことができる。
光効率が高く、小型な射出瞳HUD(10)システムを達成するため、各々の光モジュール(12)が、すくなくとも1ポイント光源(11)を空間フィルタ(151)平面上に示す。他の実施形態では、HUDは、(1つの目にそれぞれ1つの)2ポイント光源を用いて、両目に対して単光モジュールを有することができる。望まない光ビーム(変調されていない光ビーム、ノイズ光ビーム、及び高次レプリカ)が、空間フィルタ(151)平面において、開口により空間的に分離されて除去され、望まれる光のみを影響を与えることなく通過させる。図10において、光学モジュールが、単純な4-fテレスコ-プとして実施される。実際の設計では、モジュールは、光源を空間フィルタ平面(151)を形成する任意の結像システムであることができ、反射、屈折、マルチパート、従来式、回自由形状部材を含み、何れかは、軸から外れ及び/または折り畳みが導入されることに注意すべきである。このように、SLM(13)は、透光性を有する部材として図示されるが、反射部材であることもできる。異なる実施形態では、SLM(13)を照らすため、直接光源からの軸から外れた照明や導波プレートを用いることもできる。導波プレートは、全反射を用いて、導波プレートに入る光及び出る光を繋げるように用いることができる。
左及び右目のための信号光ビームのみを透過させる開口を備える空間フィルタ(151)平面は、視認者の目が存在する実際の射出瞳平面(17)に像を形成する。この結像は、結像レンズ(22)による画像で実施される。結像は、一般的に単一でない倍率を実施する。最もあり得るのは、システムの背面側に配置された光学モジュールが、可能な限り最小な容積を占め、空間フィルタ平面(151)上の射出瞳のコピーが、典型的な人の瞳孔間距離よりも、互いにより近く位置する。このような場合、結像システムの倍率は、単一の場合よりも大きく、結像システムは、光学的歪み及び収差を生じさせる可能性がある。この図では、空間フィルタ(151)及び射出瞳平面(17)の間の結像が、1つの結像レンズで成し遂げられている。実際の設計では、モジュールは、光源を空間フィルタ(151)平面を形成する任意の結像システムであることができ、反射、屈折、マルチパート、従来式、回自由形状部材を含み、何れかは、軸から外れ及び/または折り畳みが導入されることに注意すべきである。図面では、視認者により視認される仮想画像が、中間結像平面(32)上の実または仮想画像(105)として、最初に形成される。この画像は、結像レンズ(22)で最終の仮想画像として描かれる。中間結像平面(32)の位置は、使用者からの仮想物体平面の距離による。
ある実施形態では、SLM(13)が、強度変調を実施するマイクロディスプレイとして用いられ、使用者に示される仮想コンテンツの(歪んだ版となり得る)斜視画像を表示するために用いられる。
他の実施形態では、SLM(13)が、位相及び/または振幅モジュレータとして用いられ、使用者に示される仮想コンテンツに対応したホログラムを表示するのに用いられる。
ある実施形態では、光源(11)が分離して存在せず、バックライトLCDモジュールのような空間フィルタモジュールに取り付けられた場合もあり得る。
ある実施形態では、光源(11)が全く用いられておらず、自己放出マイクロOLEDディスプレイの様な画像源の本質部分の場合いもあり得る。
ある実施形態では、PGU(106)が、スキャニングレーザピコプロジェクタとして実現し、射出瞳の最初のコピーが、ピコプロジェクタのスキャニングミラーに一致する場合もあり得る。
図10では、空間フィルタ(151)及び射出瞳平面(17)の間の結像が、1つの結像レンズ(22)で実現している。他の実施形態では、結像レンズ(22)が、反射、屈折、マルチパート、従来式、回自由形状部材を含み、何れかは、軸から外れ及び/または折り畳みが導入されるものに置き換えられる。使用者に視認される仮想画像は、中間結像平面(32)上の実際の画像として最初に形成される。この実際の画像は、結像レンズ(22)で最終仮想画像に描かれる。中間結像平面(32)の位置は、使用者から仮想画像平面(204)の距離によることに注意すべきである。3D仮想コンテンツの場合、各々の仮想画像平面(204)の中間結像平面(32)が連続体を形成する。
図11を参照すると、PGU(106)は、実施形態ではスキャニングミラーまたはステアリングミラーとして示される光学ステアリング手段に照明を提供する。使用者の目が図21-A、21-B,21-Cに示すような異なる位置に動くとき、頭部追跡カメラ(23)が、使用者の瞳孔(21b)の新たな位置を検出し、それに応じて、ステアリングミラー(23)が位置23-A、23-B及び23-Cに反射する。
図12aを参照すると、ステアリングミラー(23)が、背後の仮想空間を回転軸の回りに効果的に回転させる。ステアリングミラー(23)の回転は、仮想物体の回転も生じさせる。正しい斜視画像は、使用者の左及び右目(21、左)、(21、右)の位置によって表現される必要がある。特別なケースでは、ステアリングミラー(23)は、物体平面と共役となり、仮想画像(105)上に位置する仮想物体は、ステアリングミラー(23)の回転に関わらず、静止した状態を保つ。ステアリングミラー(23)は、結像レンズ(23)及び射出瞳(17)の間の位置に配置される。このような場合、ミラーの有効開口サイズは大きくなるが、必要となる傾斜角度は小さくなる。結像レンズ(22)は小さくなる。射出瞳のステアリングは、スキャニングミラーを介して実現できる。スキャニングミラーは、HUDシステムの様々な位置に配置できる。
図12aにおいて、スキャニングミラーが、結像レンズ(22)及び射出平面(17)の間の平面に配置される。そのような場合、要求されるミラーの有効開口サイズは大きくなるが、異なる射出瞳(16)の位置に対応して要求される傾斜角度は小さくなる。
図12aの構成では、結像レンズの要求される開口サイズが、同じ視野において、図12cに比べて小さいことに注意を払うべきである。これにより、結像レンズにより生じる公差における更なる優位さを提供し、光学系全体をより小型に維持することもできるであろう。
スキャニングミラーは、背後に位置する仮想空間を軸回りに効率的に回転させることに注意すべきである。一般的に、もし、画像源のコンテンツがアップデートされない場合、スキャニングミラーは仮想物体の回転も生じさせる。よって、一般的に、画像源のコンテンツは、射出瞳(16)の位置に応じて示される正しい斜視像に基づいて、それぞれ新たなスキャン位置を計算する必要がある。
回転ミラーが(図12cのような)物体平面と共役である特定の場合には、物体平面に位置する仮想物体は、スキャニングミラーの動きに関係なく静止している。
図12bにおいて、空間フィルタ(151)平面は、光源(11)及び射出瞳(16)と光学的共役である。図12bに示す距離であって、結像レンズ(22)が有効な焦点距離fを有する場合、本実施形態では、下記の関係を満足する。
Figure 2023510680000002
図12cにおいて、ステアリングミラー(23)が、空間フィルタ(151)及び結像レンズ(22)の間に平面に配置されている。そのような場合、要求されるミラーの開口のサイズは小さくなるが、異なる射出瞳(16)の位置に対応して要求される傾斜角度は大きくなる。同じ視野において、図12aの結像レンズの要求される有効開口サイズが、図12cに比べて小さいことに注意すべきである。これより、小さな有効開口により、結像レンズにより生じる収差を減少させて、HUD(10)光学系の全体的な容積を減少させることができる。
図13aを参照すると、1つのアイライトモジュール(12)を他のアイライトモジュール(12)に対して動かすことにより、頭部の傾きを補償することができる。図13bには、2つの折り畳みミラーを用いて、射出瞳(16)を1つの目に体して垂直方向に動かすことが示されており、ミラーの1つが図示されたように動く。折り畳みミラーの垂直方向上側の動きにより、結果として、対応する射出瞳(16)の垂直方向下側の動きとなる。ある実施形態では、PGU(106)自体が、上/下方向及び左/右方向に動いて、射出瞳(16)の横方向の位置を変更できる。他の実施形態では、PGU(106)の後に配置された部材が、図5(a)に図示するように、PGU(106)を効率的に動かすように作動する。
図14aでは、大きなアイボックスが常に存在する従来のHUDシステムのインライン相当製品が示されている。視野は、仮想画像平面(204)のサイズによって定められ、HUD(10)サイズは、視野及び射出瞳(16)サイズにともに増加する。図14bでは、小さなアイボックスが一時に存在し、使用者の目(21)に沿って方向操作(ステアリング)されるHUDシステムに基づく瞳孔追跡装置及びステアリングミラーのインライン相当製品が示されている。仮想物体ポイントから小さなアイボックスへ供給される光線のコーンの減少により、HUDの全体サイズ及び容積は、従来の追跡しない大きなアイボックス設計に比べて、著しく小さくなる。図14cでは、ステアリングミラー(23)により射出瞳平面(17)上で方向操作(ステアリング)される射出瞳(16)を示す。仮想画像は、ステアリングミラー(23)の回転により、仮想画像が回転する。仮想物体を静止させておくため、PGU(106)のコンテンツは、適切な並進移動及び回転を伴ってアップデートされる必要がある。
図15を参照すると、HUD(10)システムは、ドライバの高さに関わらず、常時見下し角度LDA(210)(垂直FOVの中心線として規定されるLDA)を提供する。ゼロLDAは、使用者の凝視の中心線が水平と一直線になるケースとなる。標準的なフロントガラス(101a)では、一般的に、フロントガラス(101)の下で並進移動するHUD(10)モジュールを要し、垂直FOVがLDA(210)の回りに集まる。このように、HUD(10)の垂直方向の並進移動により、射出瞳平面(17)が、軸方向において、フロントガラス(101)へ近づく及び離れるように動く。他の実施形態では、結像レンズまたはレンズシステムは、射出瞳(16)の軸方向の位置を調整するため、調整可能な焦点距離を有する。
図16を参照すると、その他の実施形態において、HUD(10)の並進移動を伴わない固定LDA(21)は、中心位置の回りを回転するだけであり、HUD(10)の出側開口に配置されたステアリングミラーも伴わない。ホログラフィック光学部材(HOE)(206)は、レーザ干渉分光法及び3波長ホログラフィにより記録可能であり、透明基板上に配置され、そしてフロントガラス(101)の内側に配置される。HOE(206)は、基本的に、HUD(10)開口の中心から出た光線を無限大に反射する放射面ミラーとして働く。同様な態様で、HUD(10)を、ハンドルの背後、車両の天井のそば、バックミラー位置の軸から外れた位置、またはドライバの背後に配置することができ、HOE(206)は、異なるRGB波長光源で最適な追加傾斜項目及びフロントガラスの傾斜角度を用いて、LDAを調整できる。
図17では、PGU(106)で生成された光がビーム折り畳みミラー(211)で3回方向が変えられ、ビームスプリッタ(33)、好ましくは偏光ビームスプリッタにより、自由ミラーの形で、結像レンズ(22)へ向けて反射され、そして、再びビームスプリッタ(33)に向けられて、ステアリングミラーの形の光学ステアリング装置(18)に到達する、HUD(10)の小型番が実現している。フロントガラス(101)の地面に対する角度を調整することにより、及びHUDの内側またはフロントガラス表面に偏光回転フィルムを追加することにより、s極及びp極のフロントガラスの反射率を制御できる。偏光サングラスをつけた使用者がHUDディスプレイを見ることでも実現できる。
図18では、(均一な厚み及び平行な表面を有する)標準的なフロントガラスが用いられ、大きな追跡しない射出瞳が形成されるとき、ディスプレイは、一般的に仮想コンテンツのゴースト画像(208)コピーを生成する(上左側の図)。解決策の1つは、無限遠に仮想ディスプレイを配置することにより、ゴースト画像(208)及び実際の画像(105)を互いに融合して、ゴースト問題をなくすことである(左下の図)。しかしこの解決策では、”画像源(LCD)”及び結像レンズの間で大きな分離を要し、よって、HUDの容量が大きくなる。その他の解決策は、ウエッジフロントガラスを用いることであり、ゴースト画像(208)及び実際の画像を、ウエッジ角度による無限遠より近い仮想画像距離で、ゴースト画像208及び実際の画像を互いに融合させる。しかし、ゴースト問題を、単一の仮想画像距離のみで解決することができる。頭部の容量(212)内においてドライバの高さが変わるとき、ウエッジフロントガラス(101b)の解決方法は良く機能せず、光路及びフロントガラス(101)の曲率の変化によって、ゴースト画像問題が継続する。本発明では、目追跡小型射出瞳HUD、実及びゴースト射出瞳(205)は、空間的に互いに分離されている(右下図)。結果として、全ての可能な仮想画像距離において、ゴースト問題を同時に解決することができ、小型な追跡する射出瞳HUD解決策によって得られる有効点がある。
図19aでは、仮想画像(105)及びゴースト画像(208)の間の角度分離における変化が、仮想画像平面(204)距離または(ジオプトリにおける)仮想画像(105)距離の関数として示される。仮想画像(105)距離が、無限遠にセットされた場合、ゴースト画像は、標準的なフロントガラス(101a)で問題にならない。角度分離が人の目の解像度(1arcmin)を越えたとき、ゴースト画像が問題となる。この場合は、仮想画像(105)が12メートル未満の場合である。ある一定のウエッジ角度を有するウエッジフロントガラス(101b)が、特定の仮想画像(105)距離でのみ、ゴースト画像(208)を消すことができる。7.5及び2.5メートルに最適化されたウエッジ角度を有する2つの異なるウエッジフロントガラス(101b)が、グラフに示されている。この場合、フロントガラス101)が平坦で、地面または水平に対して35度の角度を有するとき有効である。このシミュレーションでは、フロントガラスの屈折率が1.5で、フロントガラスの厚みが中心において5mmで、フロントガラス及びドライバの距離が1メートルであると仮定している。
図19bは、仮想画像(105)及びゴースト画像(208)の間の角度分離における変化が、ウエッジ角度の関数として示されている。仮想画像距離を50m以上にセットしたとき、ウエッジ角度は、ゴーストを避けるため0度となるべきである。最適なウエッジ角度は、グラフに示すように、異なる仮想画像(105)距離に対して異なる。仮想画像距離が減少するにつれて、最適なウエッジ角度は増加し、全ての仮想画像距離に対して正の値となる。この場合、フロントガラス(101)が平坦で、地面または水平に対して35度の角度を有するとき有効である。このシミュレーションでは、フロントガラスの屈折率が1.5で、フロントガラスの厚みが中心において5mmである。フロントガラス及びドライバの距離が1メートルであると仮定している。フロントガラスの外面に対応する正のウエッジ角度は、地面に対してより傾斜した角度となる。
図19cでは、アイボックス(射出瞳(16))の中心及びゴースト射出瞳(205)またはゴーストアイボックスの間の距離における変化を、ウエッジ角度の関数として示している。(破線で示す)3mm未満のゴーストアイボックスの分離は、アイボックスとゴーストアイボックスが重なる結果を示す。それでも、分離は、ウエッジ角度の全ての正の値で3mmより高くなっている。フロントガラスが平坦で地面に対して35度の角度を有するとき、これが有効となる。フロントガラスの屈折率が1.5であり、中心で5mmの厚みを有する。フロントガラス及びドライバの距離が1メートルであると仮定している。フロントガラスの外面に対応する正のウエッジ角度は、地面に対してより傾斜した角度となる。射出瞳(16)サイズまたはアイボックスサイズは、3mmと仮定される。
図20では、HUD(10)に表示される典型的なダッシュボード画像を示す。ダッシュボードデータの一部は、スピードメータ、エンジンRPM、温度、時間表示及びロゴを含む。
図21では、ミラーの後ろ側に取り付けられた2つの電磁作動モータを用いた2軸に回転可能なステアリングミラー(23)構造が示される。構成は、ステアリングミラー(23)構造のイナーシャが最小になるように設計されている。その他の実施形態では、2ジンバル構造を用いる。作動モータコントローラは、振動防止機能を備えるべきである。ステアリングミラーに取り付けられたミラーは、平坦なステアリングミラー(23a)または湾曲したステアリングミラー(23b)であることができ、光学パワーを有する、またはビームスプリッタのような準透光性光学部材を有する。光学ステアリング装置(18)は、ステアリングミラー(23)、これを動かすアクチュエータ、及びこれを制御するドライバを備える。
図22を参照すると、フォビーティッドディスプレイ(31)は、小さなFOVを有する中央ディスプレイ(30)及び大きなFOVを有する周辺ディスプレイ(29)を組み合わる。周辺ディスプレイ(29)を、フロントガラス(101)に取り付けられた透明なホログラフィックスクリーンを示すプロジェクタを用いて形成することができる。周辺ディスプレイ(29)は、フロントガラス(101)上に現れるので、周辺ディスプレイ(29)コンテンツのシャープな画像を見るため、使用者の目(21)はフロントガラスに焦点を合わせる必要がある。使用者の目が、中央ディスプレイ(30)(ホログラフィックプロジェクションモジュール、LCoS、DMDまたはスキャニングレーザプロジェクタ)により提供される仮想画像(105)に焦点を合わせるとき、周辺ディスプレイ(29)画像は、図示されたようにぼやけて見える。
本発明の1つの実施形態では、前記ステアリングミラー(23)が、結像レンズ(22)及びフロントガラス(101)の間に配置されるので、ステアリングミラー(23)の有効開口を、結像レンズの有効開口より小さくすることができる。
本発明の1つの実施形態では、空間光モジュレータの画像が、フロントガラス(101)に向かって、射出瞳平面(17)から25cm及び100cmの間の距離だけ離れた位置に現れる。
本発明の1つの実施形態では、空間光モジュレータの画像が、フロントガラス(101)に向かって、射出瞳平面(17)から100cm及び500cmの間の距離だけ離れた位置に現れる。
本発明の1つの実施形態では、空間光モジュレータの画像が、フロントガラス(101)から離れた、射出瞳(17)の後ろに現れる。
本発明の1つの実施形態では、前記空間光モジュレータが位相限定装置である。
本発明の1つの実施形態では、前記空間光モジュレータが、光学的に組み合わされた空間光モジュールのタイルドアレイである。
本発明の1つの実施形態では、空間光モジュレータが、位相、強度または光源(11)から入射光の組み合わせを、空間的に変調する。
本発明の1つの実施形態では、前記空間光モジュレータが、更に少なくとも2つのセクションコンテイニングカラーフィルタを備える。
本発明の1つの実施形態では、前記光源(11)が、LED、超発光LED、レーザダイオード、光学ファイバに接続されたレーザ光源である。
本発明の1つの実施形態では、前記光源(11)が、軸を外れた照明またはウエーブガイドプレートを用いた空間光モジュレータに入射する。
本発明の1つの実施態様では、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)を備えたヘッドアップディスプレイ装置(10)が示され、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)の各々が、視覚的な情報を運び、仮想画像を形成するように構成される。
本発明のその他の実施態様では、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)の各々が、ヘッドアップディスプレイユニットのコンテンツを見るための射出瞳平面(17)上に射出瞳を形成するように構成される。
本発明の更なる実施態様では、ヘッドアップディスプレイ(10)が、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)、及び射出瞳平面(17)の間に配置された光学ステアリング装置(18)を備え、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)で形成された射出瞳(16)が、頭部容積(212)の領域内に延長瞳孔領域上の射出瞳平面(17)を横切るように方向操作可能であり、これにより、光効率が高く、より小さな容積のヘッドアップディスプレイ装置(10)が得られる。
本発明の更なる実施態様では、前記射出瞳(16)が、光学ステアリング装置(18)を用いて、動的に方向が操作され、使用者の瞳孔(21b)の位置に合わされる。
本発明の更なる実施態様では、少なくとも1つの画像生成装置(106)が中間射出瞳平面(24)を形成するように構成される。
本発明の更なる実施態様では、中間画像平面(32)が、仮想画像の(105)の光学的共役位置に形成される。
本発明の更なる実施態様では、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)の各々からの視覚的情報が、使用者の瞳孔(21b)の位置に応じてアップデートされる。
本発明の更なる実施態様では、ヘッドアップディスプレイ装置(10)が、画像をフロントガラスまたは光学的コンバイナを通して見る拡張現実ヘッドアップディスプレイである。
本発明の更なる実施態様では、射出瞳(16)が、1つまたは両方の軸に沿って、15mm未満に拡がるような寸法を有する。
本発明の更なる実施態様では、2つの個別の画像生成ユニット(106)が、視覚的情報を運ぶ2つの光ビームを生成し、各々の視覚的情報について、2つの識別された射出瞳(16)を形成するように構成される。
本発明の更なる実施態様では、1つの画生成ユニット(106)が、視覚的情報を運ぶ光ビームを生成し、1つの仮想画像に対して1つまたは2つの使用者の目(21)をカバーする1つの射出瞳(16)を形成するように構成される。
本発明の更なる実施態様では、1つの画像生成ユニット(106)が、1つの中間画像平面(32)へ視覚的情報を運ぶ光ビームを生成し、2つの中間射出瞳(24)を形成するように構成される。
本発明の更なる実施態様では、中間画像平面(32)が、光学デフューザまたは開口数(NA)エクスパンダに拘束されないように形成される。
本発明の更なる実施態様では、前記射出瞳(16)の短いエッジが1cmより小さく、射出瞳(16)及びゴースト射出瞳(205)が実質的に重ならない。
本発明の更なる実施態様では、前記射出瞳(16)の短いエッジが3mmより小さく、射出瞳(16)及びゴースト射出瞳(205)が実質的に重ならない。
本発明の更なる実施態様では、装置が、使用者に向いた頭部追跡カメラ(102)を備え、使用者の瞳孔(21b)位置が検出される。
本発明の更なる実施態様では、頭部追跡カメラ(102)及び前記光学ステアリング装置(18)が同調して稼働する。
本発明の更なる実施態様では、画像生成ユニット(106)が、中間画像平面を形成する、プロジェクタ、スキャニングレーザ、マイクロディスプレイ、LCOS、DLP、OLEDまたはホログラフィックプロジェクタを備える。
本発明の更なる実施態様では、画像生成ユニット(106)が中間射出瞳平面(24)を形成し、射出瞳(16)のサイズを制御するため、空間フィルタ(151)が用いられる。
本発明の更なる実施態様では、前記光学ステアリング装置が、回転可能なステアリングミラー(23)を備える。
本発明の更なる実施態様では、前記光学ステアリング装置(18)が、電磁作動モータ、ジンバルモータ、ステップモータまたは3軸アクチュエータも形の作動手段を備える。
本発明の更なる実施態様では、前記ヘッドアップディスプレイ装置(10)が、左及び右アイボックスで共通のアクチュエータを有する2つの画像生成ユニット(106)を備える。
本発明の更なる実施態様では、前記射出瞳(16)が、中間射出瞳平面(24)を射出瞳(16)に形成する結像レンズ(22)を用いて形成される。
本発明の更なる実施態様では、前記結像レンズが、反射レンズ、回折レンズ、屈折レンズ、自由形状光学要素、ホログラフィック光学要素またはそれらの組み合わせを備える光学パワーを有する少なくとも1つの表面を備える。
本発明の更なる実施態様では、前記画像生成ユニット(106)自体が垂直方向に動いて、射出瞳(16)の横方向の位置を変更する。
本発明の更なる実施態様では、前記画像生成ユニット(106)が自体水平方向に動いて、射出瞳(16)の横方向の位置を変更する。
本発明の更なる実施態様では、前記画像生成ユニット(106)自体が、射出瞳(16)の3軸上に動くことができる。
本発明の更なる実施態様では、前記ヘッドアップディスプレイ(10)が、収差及び歪み修正アルゴリズムを実施するように構成される。
本発明の更なる実施態様では、前記ステアリングミラー(23)が、射出瞳平面(17)を横切って、左目射出瞳(16)及び右目射出瞳(16)の両方のステアリングを一緒に行う。
本発明の更なる実施態様では、使用者の2つの目にアラインされた2つの射出瞳(16)の各々により提供される視野が、結像レンズ(22)、ステアリングミラー(23)または仮想ステアリングミラー(213)位置における全双眼オーバーラップを提供する。
本発明の更なる実施態様では、前記フロントガラスが、表示のためホログラフィック光学要素で覆われている。
本発明の更なる実施態様では、ドライバの高さに関わらず、ヘッドアップディスプレイ装置(10)システムは、一定の見下げる角度(210)を有する。
本発明の更なる実施態様では、前記ステアリングミラー(23)が、光モジュール(12)及び結像レンズ(22)の間に配置される。
本発明の更なる実施態様では、前記射出瞳平面(17)が、HUD(10)全体の動きによって、頭部の容積(212)の範囲内で動く。
本発明の更なる実施態様では、前記ヘッドアップディスプレイ(10)が、使用者の頭部及び使用者の目(21)の瞳孔の中心位置の移動を追跡するように構成された頭部追跡システムと、前記光学ステアリング装置(18)の制御を達成するプロセス手段とを備える。
本発明の更なる実施態様では、前記フロントガラス(101)が、偏光サングラスでHUDディスプレイを見るように適応された偏光フィルムを備える。
本発明の更なる実施態様では、光モジュール(12)のポイント光源が、使用者の顔に追跡スポットを形成し、追跡スポットの座標が頭部追跡システムで検出される。
本発明の更なる実施態様では、画像生成ユニット(106)が、スキャニングレーザピコプロジェクタで実現される。
本発明の更なる実施態様では、検出された使用者の目(21)の瞳孔位置により、プロセス手段(20)が、1つの光源(11)が一時に選択的に稼働するように構成された光源(11)のアレイに信号を供給する。
本発明の更なる実施態様では、開口窓が頭部追跡システムからの入力を用いて選択される2値液晶シャッタを備える。
本発明の更なる実施態様では、前記空間フィルタ(151)が、使用者の目(21)及び空間光モジュレータ(13)の間に形成された中間画像平面(32)上に配置される。
本発明の1つの実施態様では、ヘッドアップディスプレイ装置(10)が、車両に埋め込まれるように製造される。
本発明の1つの実施態様では、収差補償が、ウエッジフロントガラス(101b)形状を含む、フロントガラスの構造形状に関連する収差を含む。
本発明の更なる実施態様では、使用者の頭部の傾きが、対応する射出瞳(16)の位置を変更するため、少なくとも1つの光モジュール(12)を垂直方向に機械的に動かすことにより補償される。
本発明の更なる実施態様では、使用者の頭部の傾きが、他のアイライトモジュール(12)に対して1つのアイライトモジュール(12)を動かすことにより補償される。
本発明の更なる実施態様では、前記光モジュール(12)が、以下の部材の各々うちの少なくとも1つを備える:空間光モジュレータ(13)、光源(11)、照明レンズ(111)及び少なくとも1つの折り畳みミラー(211)。
本発明の更なる実施態様では、前記画像生成ユニット(106)がホログラフィックプロジェクタを備え、空間光モジュレータ(13)が平行にされた光ビーム路上に配置される。
本発明の更なる実施態様では、前記画像生成ユニット(106)が、中間射出瞳平面(24)上に配置された空間フィルタ(151)を備え、これにより望まない光ビーム(14b)が削除される。
本発明の更なる実施態様では、前記画像生成ユニット(106)が、透光性LCDパネル及び少なくとも2つの背面照明光源を備える。
10 ヘッドアップディスプレイ装置
101 フロントガラス
101a 標準フロントガラス
101b ウエッジフロントガラス
102 頭部追跡カメラ
103 車両コンピュータ
104 頭部追跡コントロール
105 仮想画像
106 画像生成ユニット(PGU)
11 光源
111 照明レンズ
12 光モジュール
13 空間光モジュレータ(SLM)
14 所望の変調された光ビーム
14b 望まない光ビーム
151 空間フィルタ
16 射出瞳
16a 左目の射出瞳
16b 右目の射出瞳
17 射出瞳平面
18 光学ステアリング装置
20 処理手段
21 使用者の目
21b 使用者の瞳孔
22 結像レンズ
23 ステアリングミラー
23a 平坦なステアリングミラー
23b 湾曲したステアリングミラー
24 中間射出瞳平面
27 追跡スポット
29 周辺ディスプレイ
30 中央ディスプレイ
31 窩ディスプレイ
32 中間結像平面
33 ビームスプリッタ
201 小さなIPD、頭が傾かない
202 大きなIPD、頭が傾かない
203 小さなIPD、頭が傾く
204 仮想結像平面
205 ゴースト射出瞳
206 ホログラフィック光学要素(HOE)
207 HUD開口
208 ゴースト画像
209 動作自由度
210 見下げる角度
211 折り曲げミラー
212 頭部容積
213 仮想ステアリングミラー位置

Claims (46)

  1. 少なくとも1つの画像生成ユニット(106)を備え、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)の各々が視覚的情報を運ぶ光ビームを生成して仮想画像を形成するヘッドアップディスプレイ(10)であって、
    少なくとも1つの画像生成ユニット(106)の各々が、ヘッドアップディスプレイコンテンツを見るため、射出瞳平面(17)上の射出瞳(16)を形成するように構成され、
    ヘッドアップディスプレイ(109が、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)及び射出瞳平面(17)の間に配置された光学ステアリング装置(18)を更に備え、少なくとも1つの画像生成ユニット(106)により形成された射出瞳(16)が頭部容積(212)の延長された瞳孔領域の射出瞳平面(17)を横切る方向操作可能であり、これにより、光効率が高く小さな容量のヘッドアップディスプレイ(10)を得ることができ、
    初出瞳(16)が使用者の瞳孔(21b)の位置に合った光学ステアリング装置(18)を用いて動的に方向操作され、
    少なくとも1つの画像生成ユニット(106)の各々が、中間射出瞳平面(24)を形成するように構成され、
    中間画像平面(32)が仮想画像(105)と共役な位置に形成され、
    少なくとも1つの画像生成ユニット(106)の各々からの視覚的情報が、使用者の瞳孔(21b)の位置に応じてアップデートされることを特徴とするヘッドアップディスプレイ(10)。
  2. ヘッドアップディスプレイ(10)が、
    本発明の更なる実施態様では、ヘッドアップディスプレイ装置(10)が、画像をフロントガラスまたは光学的コンバイナを通して見る拡張現実ヘッドアップディスプレイであることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  3. 射出瞳(16)が、1つまたは両方の軸に沿って15mm未満拡がるような寸法を有することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  4. 2つの個別の画像生成ユニット(106)が、視覚的情報を運ぶ2つの光ビームを生成し、各々の視覚的画像について、2つの識別された射出瞳(16)を形成するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  5. 1つの画像生成ユニット(106)が、視覚的情報を運ぶ光ビームを生成し、1つの仮想画像に対して1つまたは2つの使用者の目(21)をカバーする1つの射出瞳(16)を形成するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  6. 1つの画像生成ユニット(106)が、1つの中間画像平面(32)へ視覚的情報を運ぶ光ビームを生成し、2つの中間射出瞳(24)を形成するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  7. 中間画像平面(32)が、光学デフューザまたは開口数(NA)エクスパンダに拘束されないように形成されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  8. 射出瞳(16)の短いエッジが1cmより小さく、射出瞳(16)及びゴースト射出瞳(205)が実質的に重ならないことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  9. 前記射出瞳(16)の短いエッジが3mmより小さく、射出瞳(16)及びゴースト射出瞳(205)が実質的に重ならないことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  10. 本発明の更なる実施態様では、前記射出瞳(16)の短いエッジが3mmより小さく、射出瞳(16)及びゴースト射出瞳(205)が実質的に重ならないことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  11. 使用者に向いた頭部追跡カメラ(102)を備え、使用者の瞳孔(21b)位置が検出されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  12. 頭部追跡カメラ(102)及び光学ステアリング装置(18)が同調して稼働することを特徴とする請求項1または11に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  13. 画像生成ユニット(106)が、中間画像平面を形成する、プロジェクタ、スキャニングレーザ、マイクロディスプレイ、LCOS、DLP、OLEDまたはホログラフィックプロジェクタを備えることを特徴とする請求項1から12の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  14. 画像生成ユニット(106)が中間射出瞳平面(24)を形成し、射出瞳(16)のサイズを制御するため、空間フィルタ(151)が用いられることを特徴とする請求項1から13の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  15. 光学ステアリング装置が、回転可能なステアリングミラー(23)を備えることを特徴とする請求項1または12に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  16. 光学ステアリング装置(18)が、電磁作動モータ、ジンバルモータ、ステップモータまたは3軸アクチュエータも形の作動手段を備えることを特徴とする請求項1または15に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  17. 左及び右アイボックスで共通のアクチュエータを有する2つの画像生成ユニット(106)を備えることを特徴とする請求項1または4に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  18. 射出瞳(16)が、中間射出瞳平面(24)を射出瞳(16)に形成する結像レンズ(22)を用いて形成されることを特徴とする請求項1または14に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  19. 結像レンズが、反射レンズ、回折レンズ、屈折レンズ、自由形状光学要素、ホログラフィック光学要素またはそれらの組み合わせを備える光学パワーを有する少なくとも1つの表面を備えることを特徴とする請求項18に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  20. 画像生成ユニット(106)自体が垂直方向に動いて、射出瞳(16)の横方向の位置を変更することを特徴とする請求項1から19の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  21. 画像生成ユニット(106)が自体水平方向に動いて、射出瞳(16)の横方向の位置を変更することを特徴とする請求項1から19の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  22. 画像生成ユニット(106)自体が、射出瞳(16)の3軸上に動くことができることを特徴とする請求項1から19の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  23. 収差及び歪み修正アルゴリズムを実施するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  24. ステアリングミラー(23)が、射出瞳平面(17)を横切って、左目射出瞳(16)及び右目射出瞳(16)の両方のステアリングを一緒に行うことを特徴とする請求項1または5に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  25. 使用者の2つの目にアラインされた2つの射出瞳(16)の各々により提供される視野が、結像レンズ(22)、ステアリングミラー(23)または仮想ステアリングミラー(213)位置における全双眼オーバーラップを提供することを特徴とする請求項1または4に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  26. フロントガラスが、表示のためホログラフィック光学要素で覆われていることを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  27. ドライバの高さに関わらず、ヘッドアップディスプレイ装置(10)システムは、一定の見下げる角度(210)を有することを特徴とする請求項1から26の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  28. ステアリングミラー(23)が、光モジュール(12)及び結像レンズ(22)の間に配置されることを特徴とする請求項15または18に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  29. 射出瞳平面(17)が、HUD(10)全体の動きによって、頭部の容積(212)の範囲内で動くことを特徴とする請求項1から27の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  30. 見下げる角度(210)の変動が、ヘッドアップディスプレイ(1)全体を動かすことにより抑制されることを特徴とする請求項27に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  31. 使用者の頭部及び使用者の目(21)の瞳孔の中心位置の移動を追跡するように構成された頭部追跡システムと、光学ステアリング装置(18)の制御を達成するプロセス手段とを備えることを特徴とする請求項1から29の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  32. フロントガラス(101)が、偏光サングラスでHUDディスプレイを見るように適応された偏光フィルムを備えることを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  33. 光モジュール(12)のポイント光源が使用者の顔に追跡スポットを形成し、追跡スポットの座標が頭部追跡システムで検出されることを特徴とする請求項1から32の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  34. 画像生成ユニット(106)が、スキャニングレーザピコプロジェクタで実現されることを特徴とする請求項1から33の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  35. 検出された使用者の目(21)の瞳孔位置により、プロセス手段(20)が、1つの光源(11)は一時に選択的に稼働するように構成された光源(11)のアレイに信号を供給することを特徴とする請求項1から34の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  36. 2値液晶シャッタが、頭部追跡システムからの入力を用いて開口窓が選択される中間射出瞳(24)に配置されることを特徴とする請求項1から35の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  37. 空間フィルタ(151)が、使用者の目(21)及び空間光モジュレータ(13)の間に形成された中間画像平面(32)上に配置される前記空間フィルタ(151)が、使用者の目(21)及び空間光モジュレータ(13)の間に形成された中間画像平面(32)上に配置される。頭部追跡システムからの入力を用いて選択されることを特徴とする請求項14に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  38. 車両に埋め込まれるように製造されることを特徴とする請求項1から37の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  39. 収差補償が、ウエッジフロントガラス(101b)形状を含むフロントガラスの構造形状に関連する収差を含むことを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  40. 使用者の頭部の傾きが、対応する射出瞳(16)の位置を変更するため、少なくとも1つの光モジュール(12)を垂直方向に機械的に動かすことにより補償されることを特徴とする請求項1から39の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  41. 使用者の頭部の傾きが、他のアイライトモジュール(12)に対して1つのアイライトモジュール(12)を動かすことにより補償されることを特徴とする請求項1から40の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  42. 光モジュール(12)が、空間光モジュレータ(13)、光源(11)、照明レンズ(111)及び少なくとも1つの折り畳みミラー(211)の少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1から41の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  43. 画像生成ユニット(106~が、画像源としてDMDまたは及びLCOSを備えることを特徴とする請求項1から42の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)プロジェクタ
  44. 画像生成ユニット(106)がホログラフィックプロジェクタを備え、空間光モジュレータ(13)が平行にされた光ビーム路上に配置されることを特徴とする請求項1から43の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)
  45. 画像生成ユニット(106)が、中間射出瞳平面(24)上に配置された空間フィルタ(151)を備え、これにより望まない光ビーム(14b)が削除されることを特徴とする請求項1から44の何れか1項に記載のヘッドアップディスプレイ(10)。
  46. 画像生成ユニット(106)が、透光性LCDパネル及び少なくとも2つの背面照明光源を備える。
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