JP2023510678A - 泡前駆体液体及び泡洗浄組成物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、セルロースエーテル及び界面活性剤を含む泡前駆体液体及び泡洗浄組成物に関する。前駆体液体は、ポンプ式泡ディスペンサからの吐出時に優れた泡立ち特性を有する泡をもたらし、液体は、それが吐出されるディスペンサを妨げたり詰まらせたりするほど増粘することがない。泡前駆体液体は、吐出前に容易に注入可能であり、プラスチックの使用をより少なくすることを意識する消費者にとって、ポンプ式泡ディスペンサの詰め替え及び再使用が非常に簡便になる。
Description
本発明は、洗浄泡前駆体液体及び洗浄泡前駆体液体のための液体濃縮物組成物、及び洗浄泡組成物に関する。より詳細には、本発明は、セルロースエーテル及び界面活性剤を含む液体濃縮物組成物及び洗浄泡前駆体液体に関する。前駆体液体は、ポンプ式泡ディスペンサから吐出された時に優れた泡立ち及び泡特性を有する泡をもたらし、それにより、同時に、また予想外なことに、当該液体は、それが吐出されるディスペンサを妨げたり詰まらせたりするほど増粘することがない。
さらに、本発明の泡前駆体液体は、吐出前に注入可能であり、それにより、プラスチックの使用をより少なくすることを意識する消費者にとって、ポンプ式泡ディスペンサの詰め替え及び再使用が非常に簡便になる。
発泡性洗浄製品は、消費者によってしばしば望まれる。吐出時において、それらは塗り広げやすく、すすぎ落とした時に良好な皮膚感触を残す。さらに、そのような製品は、皮膚に有益な薬剤を送達し、皮膚を湿った状態にし、芳香を皮膚に放つための良好なフォーマットを提供することができる。
残念ながら、ポンプアクチュエータから吐出され、消費者が許容できる泡立ちを提供する組成物をもたらす望ましい泡を生成するためには、前駆体泡液が高粘度でなければならないことがしばしば見出される。高粘度の前駆体液体は、圧送することが常に困難であり、特徴として、それらが吐出されるディスペンサを妨げたり、さらには詰まらせたりする泡をもたらす。高粘度の泡前駆体液体はまた、詰め替え用途に用いることが困難な場合があり、消費者がプラスチック容器を再利用することを望ましくないものにする。
他の泡を発生させる製品は、第四級アンモニウム化合物のような発泡を促進する成分を必要とする。これらの促進成分は、望ましい泡を実現するのに良好に作用するが、多くの場合、組成物のコストを上昇させ、多様な洗浄フォーマットを多くの消費者にとって手頃でない選択肢にする。また、このような第四級化合物は、費用に加えて、従来、アニオン性界面活性剤との相性が悪いため、配合を困難にする可能性がある。
詰め替えが容易な泡前駆体液体、並びに、良好な泡立ち及び泡特性をもたらし、ポンプ式泡ディスペンサ「フレンドリー」であり、第四級アンモニウム化合物を実質的に含まない泡洗浄組成物を製造することに対する関心が高まっている。したがって、本発明は、そのような前駆体組成物のための前駆体液体及び濃縮組成物、並びにセルロースエーテル及び界面活性剤を含む洗浄泡組成物に関する。前駆体液体は、ディスペンサから吐出された時に優れた泡立ち及び泡特性を有する泡をもたらし、それにより、同時に、また予想外なことに、当該泡は、それが吐出されるポンプ式泡ディスペンサを妨げたり詰まらせたりするほど増粘することがない。さらに、本発明の泡前駆体液体は、吐出前に注入可能であり、それにより、プラスチックの使用をより少なくすることを意識する消費者にとって、ポンプ式泡ディスペンサの詰め替え及び再使用が非常に簡便になる。
追加情報
洗浄組成物を製造するための取り組みが記載されている。米国特許出願第2013/0210696号には、きしみ増強剤を含む洗浄組成物が開示されている。
洗浄組成物を製造するための取り組みが記載されている。米国特許出願第2013/0210696号には、きしみ増強剤を含む洗浄組成物が開示されている。
洗浄組成物を製造するための他の取り組みが記載されている。国際公開第2019/008937号には、角質物質を洗浄するための泡洗浄剤が記載されている。
洗浄組成物を製造するためのさらに他の取り組みが記載されている。米国特許第9,320,697号には、構造配合物を調製するために使用される界面活性剤組成物が開示されている。
洗浄組成物を製造するためのさらに他の取り組みが記載されている。米国特許第5,696,069号には、一種類以上の界面活性剤を含む身体発泡性洗浄組成物が記載されている。
これらの追加情報のいずれにも、本出願に記載され、特許請求される泡前駆体液体及び泡洗浄組成物は記載されていない。
第1の態様では、本発明は、洗浄泡前駆体液体用の液体濃縮物であって、
a)ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むセルロースエーテルであって、当該ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有する、セルロースエーテルと、
b)5から70重量%のアニオン性界面活性剤並びに5から70重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、当該アニオン性界面活性剤と当該両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
c)15から40重量%の水(好ましくは20から35重量%、最も好ましくは22から30重量%の水)とを含み、
当該セルロースエーテルが、泡前駆体液体の0.25から5重量%を構成し、水中に2.0重量%で存在する場合に、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生成する、洗浄泡前駆体液体用の液体濃縮物に関する。
a)ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むセルロースエーテルであって、当該ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有する、セルロースエーテルと、
b)5から70重量%のアニオン性界面活性剤並びに5から70重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、当該アニオン性界面活性剤と当該両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
c)15から40重量%の水(好ましくは20から35重量%、最も好ましくは22から30重量%の水)とを含み、
当該セルロースエーテルが、泡前駆体液体の0.25から5重量%を構成し、水中に2.0重量%で存在する場合に、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生成する、洗浄泡前駆体液体用の液体濃縮物に関する。
第2の態様では、本発明は、ポンプ式泡ディスペンサに充填された洗浄泡前駆体液体に関し、この組成物が、
a)ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むセルロースエーテルであって、当該ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有する、セルロースエーテルと、
b)2から35重量%のアニオン性界面活性剤並びに2から35重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、当該アニオン性界面活性剤と当該両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
c)55から95.75重量%の水とを含み、
当該セルロースエーテルが、泡前駆体液体の0.25から5重量%を構成し、水中に2.0重量%で存在する場合に、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生成する。
a)ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むセルロースエーテルであって、当該ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有する、セルロースエーテルと、
b)2から35重量%のアニオン性界面活性剤並びに2から35重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、当該アニオン性界面活性剤と当該両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
c)55から95.75重量%の水とを含み、
当該セルロースエーテルが、泡前駆体液体の0.25から5重量%を構成し、水中に2.0重量%で存在する場合に、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生成する。
本発明はさらに、本発明の泡前駆体液体から製造された(すなわち、空気を含ませた)泡洗浄組成物であって、205から600mNの圧縮力を有する、泡洗浄組成物に関する。
第3の態様では、本発明は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む0.25から5重量%のセルロースエーテルの使用に関し、当該ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有し、当該セルロースエーテルが、水中に2.0重量%で存在する場合に、Discovery HR-2レオメーターを用いて、100ミクロンの間隙及び5~15s-1の剪断速度を有するサンドブラストされたプレートを使用して25℃で測った時に、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生成し、
・2から35重量%のアニオン性界面活性剤並びに2から35重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、当該アニオン性界面活性剤と両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
・55から95.75重量%の水とを含み、
Discovery HR-2レオメーターを用いて、100ミクロンの間隙及び5~15s-1の剪断速度を有するサンドブラストされたプレートを使用して25℃で測った時に、25~3000cpsの粘度を有する洗浄泡前駆体液体において、好ましくは30から250ミクロンの孔径を有するポンプ式泡ディスペンサから圧送された後に、試験モード、圧縮;試験前速度、10mm/秒;試験速度、0.5mm/秒;試験後速度、2mm/秒;試験モード、距離;距離4mm;保持時間、0.01秒、トリガタイプ、自動;トリガー力、0.005kg;圧縮力(ピーク)、ミリニュートン(mN)単位、に設定されたTA-94バックエクストルージョンフィクスチャーを有するTA XT Plusテクスチャーアナライザーで測定した圧縮力が205から600mNである洗浄泡を生成する。
・2から35重量%のアニオン性界面活性剤並びに2から35重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、当該アニオン性界面活性剤と両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
・55から95.75重量%の水とを含み、
Discovery HR-2レオメーターを用いて、100ミクロンの間隙及び5~15s-1の剪断速度を有するサンドブラストされたプレートを使用して25℃で測った時に、25~3000cpsの粘度を有する洗浄泡前駆体液体において、好ましくは30から250ミクロンの孔径を有するポンプ式泡ディスペンサから圧送された後に、試験モード、圧縮;試験前速度、10mm/秒;試験速度、0.5mm/秒;試験後速度、2mm/秒;試験モード、距離;距離4mm;保持時間、0.01秒、トリガタイプ、自動;トリガー力、0.005kg;圧縮力(ピーク)、ミリニュートン(mN)単位、に設定されたTA-94バックエクストルージョンフィクスチャーを有するTA XT Plusテクスチャーアナライザーで測定した圧縮力が205から600mNである洗浄泡を生成する。
本明細書で使用されるメトキシ置換度は、環に結合したメトキシ置換基の平均数によって指定される、セルロースの無水グルコース単位上の置換基の量を意味するものとして定義され、「置換度」(D.S.)と呼ばれる概念である。例として、各単位上の3つの利用可能な位置が全て置換されている場合、D.S.は3として示される。モル置換度(MS)は、無水グルコース1モル当たりのヒドロキシプロピル基のモル数を意味するものと定義される。
本明細書で使用される場合、皮膚は、腕(脇の下を含む)、顔、足、首、胸、手、脚、臀部及び頭皮(毛髪を含む)の皮膚を含むことが意図されている。泡洗浄組成物は、局所適用が可能であり、水で拭き取られ、好ましくは洗い落とされる組成物である。そのような組成物は、ホームケア洗浄組成物であり得るが、好ましくはシャンプー、メイクアップ洗浄剤、洗顔料又はパーソナルケア液体身体洗浄剤である。泡洗浄組成物は、任意選択で、薬剤又は治療薬を含んでいてもよいが、好ましくは、美容用であって治療用ではない洗浄剤である。本発明の一実施形態では、泡洗浄組成物は、テーブルトップ又はトイレ洗浄組成物のようなホームケア組成物である。別の実施形態では、泡洗浄組成物はシャンプー組成物である。さらに別の実施形態では、エンドユース組成物は身体洗浄組成物である。以下に記載されるように、本発明の泡洗浄組成物は、任意選択で、皮膚軟化剤、ビタミン及び/又はその誘導体、レゾルシノール、レチノイン酸前駆体、着色剤、保湿剤、日焼け止め剤、それらの混合物などのそれに添加される皮膚有益成分を含んでいてもよい。皮膚有益成分(又は薬剤)は、水溶性又は油溶性であり得る。使用される場合、油溶性皮膚有益剤は、典型的には、泡前駆体液体及び泡洗浄組成物の最大2.0重量%を構成し、それにより、水溶性皮膚有益剤は、使用される場合、典型的には、本発明の液体及び組成物の最大10重量%を構成する。前駆体泡液体及び泡洗浄組成物は、典型的には、4.5から10、好ましくは5から9、最も好ましくは6から8.5のpHを有する。本明細書で言及される液体及び組成物は、それぞれ泡前駆体液体及び泡洗浄組成物を意味する。粘度は、特に明記しない限り、Discovery HR-2レオメーターを用いて、100ミクロンの間隙及び5~15s-1の剪断速度を有するサンドブラストされたプレートを使用して25℃で測られる。優れた泡及び泡の特性は、少なくとも205mNの圧縮力を有することを意味する。洗浄泡前駆体液体の粘度は、好ましくは25から3000cpsである。圧縮力とは、試験モード、圧縮;試験前速度、10mm/秒;試験速度、0.5mm/秒;試験後速度、2mm/秒;試験モード、距離;距離4mm;保持時間、0.01秒、トリガタイプ、自動;トリガー力、0.005kg;圧縮力(ピーク)、ミリニュートン(mN)単位、に設定されたTA-94バックエクストルージョンフィクスチャーを有するTA XT Plusテクスチャーアナライザーを用いて測定される、圧縮に対する泡の抵抗を意味する。特に明記しない限り、本明細書に記載の全ての範囲は、その中に包含される全ての範囲を含むことが意図されている。本明細書で使用される場合、「実質的に含まない」とは、1.0重量%未満を意味する。濃縮物は、55から95.75重量%の水を含有するように水で希釈され、それによって泡前駆体液体を生成することが意図されている。好ましくは、濃縮物は、独立して、10から80%、好ましくは15から75%のアニオン性界面活性剤並びに両性及び/又は双性イオン界面活性剤を含む。本発明の一実施形態では、濃縮物は、9から45重量%、好ましくは25から75重量%の総界面活性剤である。含む(comprising)という用語は、本質的にからなる(consisting essentially of)及びからなる(consisting of)という用語を包含することが意図されている。誤解を避けるために、また説明のために言っておくと、界面活性剤、水及びセルロースエーテルを含む本発明の泡洗浄組成物は、本質的にそれらからなる組成物及びそれらからなる組成物を含むことが意図されている。動作比較例を除いて、又は他に明示的に示されている場合を除いて、材料若しくは条件の量若しくは比、並びに/又は材料及び/若しくは使用の物理的特性を示す本明細書の全ての数字は、「約」という語によって修飾されると理解されるべきである。
本発明での使用に適したセルロースエーテルとしては、ヒドロキシプロピルメチルセルロースからなるものが挙げられる。本発明の一実施形態では、セルロースエーテルは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースから本質的になる。ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、典型的には、1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有する。本発明の一実施形態では、DSは1.78から1.93である。さらに別の実施形態では、DSは1.79から1.92(その中に包含される全ての範囲を含む)である。ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、好ましくは0.11から0.24のMSを有する。さらに別の実施形態では、ヒドロキシプロピルメチルセルロースのMSは、0.12から0.23(その中に包含される全ての範囲を含む)である。水中に2.0重量%で存在する場合、本発明で使用されるセルロースエーテルは、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生じる。本発明の一実施形態では、2.0重量%溶液の粘度は、5から100cps、好ましくは20から50cps(その中に包含される全ての範囲を含む)である。典型的には、泡前駆体液体及び泡洗浄組成物は、0.2から5重量%、好ましくは0.3から4重量%、最も好ましくは0.35から3重量%(その中に包含される全ての範囲を含む)のセルロースエーテルを含む。本発明での使用に適した好ましいセルロースエーテルは、Dow ChemicalからMethocel E及びMethocel Fの名称で市販されている。このような好ましいセルロースエーテルは、先に示したMS値及びDS値を有するヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる。さらに別の好ましい実施形態では、使用されるセルロースエーテルは、25から30%(その中に包含される全ての範囲を含む)のメトキシ置換度及び4から9%(その中に包含される全ての範囲を含む)のヒドロキシプロピル置換度を有する。本発明のさらに別の実施形態では、セルロースエーテルは、液体及び組成物の0.35から0.8重量%(その中に包含される全ての範囲を含む)を構成する。
洗浄泡前駆体液体及び泡洗浄組成物は、典型的には、2から35重量%のアニオン性界面活性剤と、2から35重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤とを、アニオン性界面活性剤と両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比5:1から1:5で含む。好ましい実施形態では、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤は、それぞれ独立して、泡前駆体液体及び泡洗浄組成物中に、場合によって、前駆体液体及び泡組成物の3から30重量%、最も好ましくは5から25重量%(その中に包含される全ての範囲を含む)で存在する。
さらに別の好ましい実施形態では、アニオン性界面活性剤並びに両性及び/又は双性イオン界面活性剤は、それぞれ独立して、前駆体組成物液体及び洗浄泡組成物の4から30重量%、好ましくは5から20重量%を構成する。さらに別の実施形態では、アニオン性界面活性剤並びに両性及び/又は双性イオン界面活性剤は、4:1から1:4、好ましくは3:1から1:3の重量比にある。さらに別の実施形態では、かかる界面活性剤の重量比は、1:1.5から1.5:1である。本発明のさらに別の実施形態では、前駆体液体及び泡組成物中の総界面活性剤は、重量基準で3.0から16%である。さらに別の実施形態では、前駆体液体及び泡組成物中の総界面活性剤は、4.5から14.5重量%(その中に包含される全ての範囲を含む)である。さらに別の実施形態では、前駆体液体及び泡組成物中の総界面活性剤は、本液体及び組成物の7から13重量%(その中に包含される全ての範囲を含む)である。
本発明の泡前駆体液体及び泡洗浄組成物中に存在するアニオン性界面活性剤に関して、使用されるアニオン性界面活性剤としては、脂肪族スルホネート、例えば、第一級アルカン(例えば、C8~C22)スルホネート、第一級アルカン(例えば、C8~C22)ジスルホネート、C8~C22アルケンスルホネート、C8~C22ヒドロキシアルカンスルホネート若しくはアルキルグリセリルエーテルスルホネート(AGS)、又は芳香族スルホネート、例えば、アルキルベンゼンスルホネートを挙げることができる。アニオン性は、アルキル硫酸塩(例えば、C12~C18アルキル硫酸塩)又はアルキルエーテル硫酸塩(アルキルグリセリルエーテル硫酸塩を含む)であってもよい。アルキルエーテル硫酸塩の中には、式:
RO(CH2CH2O)nSO3M
(式中、Rは8から18個の炭素、好ましくは12から18個の炭素を有するアルキル又はアルケニルであり、nは少なくとも1.0、好ましくは5未満、最も好ましくは1から4の平均値を有し、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウム又は置換アンモニウムなどの可溶化カチオンである)を有するものが含まれる。
RO(CH2CH2O)nSO3M
(式中、Rは8から18個の炭素、好ましくは12から18個の炭素を有するアルキル又はアルケニルであり、nは少なくとも1.0、好ましくは5未満、最も好ましくは1から4の平均値を有し、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウム又は置換アンモニウムなどの可溶化カチオンである)を有するものが含まれる。
アニオン性は、アルキルスルホスクシネート(モノ-及びジアルキル、例えば、C6~C22スルホスクシネートを含む)、アルキル及びアシルタウレート(多くの場合、メチルタウレート)、アルキル及びアシルサルコシネート、スルホアセテート、C8~C22アルキルホスフェート及びホスホネート、アルキルホスフェートエステル及びアルコキシルアルキルホスフェートエステル、アシルラクテート、C8~C22モノアルキルスクシネート及びマレエート、スルホアセテート、アルキルグルコシド及びアシルイセチオネートなどであってもよい。
スルホスクシネートは、式:
R1O2CCH2CH(SO3M)CO2M
を有するモノアルキルスルホサクシネート、及び
式:
R1CONHCH2CH2O2CCH2CH(SO3M)CO2M(式中、R1はC8~C22アルキルの範囲である)のアミドMEAスルホサクシネートであってもよい。
R1O2CCH2CH(SO3M)CO2M
を有するモノアルキルスルホサクシネート、及び
式:
R1CONHCH2CH2O2CCH2CH(SO3M)CO2M(式中、R1はC8~C22アルキルの範囲である)のアミドMEAスルホサクシネートであってもよい。
サルコシネートは、一般に、以下の式によって示される。
R2CON(CH3)CH2CO2M(式中、R2はC8~C20アルキルの範囲である)
タウレートは、一般に、以下の式によって同定される。
タウレートは、一般に、以下の式によって同定される。
R3CONR4CH2CH2SO3M
(式中、R3はC8~C20アルキルであり、R4はC1~C4アルキルであり、Mは前述のように可溶化カチオンである)
泡前駆体液体及び泡洗浄組成物は、C8~C18アシルイセチオネートを含有していてもよい。これらのエステルは、アルカリ金属イセチオネートと、6から18個の炭素原子及び20未満のヨウ素価を有する混合脂肪族脂肪酸との反応によって調製される。混合脂肪酸の少なくとも75%は12から18個の炭素原子を有し、最大25%は6から10個の炭素原子を有する。
(式中、R3はC8~C20アルキルであり、R4はC1~C4アルキルであり、Mは前述のように可溶化カチオンである)
泡前駆体液体及び泡洗浄組成物は、C8~C18アシルイセチオネートを含有していてもよい。これらのエステルは、アルカリ金属イセチオネートと、6から18個の炭素原子及び20未満のヨウ素価を有する混合脂肪族脂肪酸との反応によって調製される。混合脂肪酸の少なくとも75%は12から18個の炭素原子を有し、最大25%は6から10個の炭素原子を有する。
アシルイセチオネートは、参照により本明細書に組み込まれる、1995年2月28日に発行された「Fatty Acid Esters of Polyalkoxylated isethonic acid」と題される、Ilardiらによる米国特許第5,393,466号に記載されるようなアルコキシル化イセチオネートであってもよい。この化合物は、一般式:
R5C--O(O)--C(X)H--C(Y)H2--(OCH-CH2)m--SO3M
を有する(式中、R5は8から18個の炭素を有するアルキル基であり、mは1から4の整数であり、X及びYはそれぞれ独立して水素又は1から4個の炭素を有するアルキル基であり、Mは前述の可溶化カチオンである)。
R5C--O(O)--C(X)H--C(Y)H2--(OCH-CH2)m--SO3M
を有する(式中、R5は8から18個の炭素を有するアルキル基であり、mは1から4の整数であり、X及びYはそれぞれ独立して水素又は1から4個の炭素を有するアルキル基であり、Mは前述の可溶化カチオンである)。
本発明の一実施形態では、使用されるアニオン性界面活性剤は、ラウロイルグリシン酸ナトリウム、ココイルグリシン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルメチルタウリン酸ナトリウム、ココイルメチルタウリン酸ナトリウム又はそれらの混合物である。このようなアニオン性界面活性剤は、Galaxy Surfactants、Clariant、Sino Lion及びInnospecなどの供給業者から市販されている。
本発明での使用に適した両性界面活性剤(pHに応じて双性イオンであり得る)としては、アシルアンホアセテートナトリウム、アシルアンホプロピオネートナトリウム、アシルアンホジアセテート二ナトリウム及びアシルアンホジプロピオネート二ナトリウムが挙げられ、アシル(すなわち、アルカノイル基)はC7~C18アルキル部分を含み得る。使用に適した両性界面活性剤の実例としては、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、ココアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、ココアンホ酢酸ナトリウム及びそれらの混合物が挙げられる。
本発明で使用される双性イオン界面活性剤に関して、かかる界面活性剤は少なくとも1つの酸基を含む。かかる酸基は、カルボン酸基又はスルホン酸基であってもよい。それらは、第四級窒素を含むことが多く、したがって、第四級アミノ酸であり得る。それらは、一般に、全体的な構造式:
R6--[--C(O)--NH(CH2)q--]r--N+--(R7--)(R8)A--B(式中、R7は7から18個の炭素原子を有するアルキル又はアルケニルであり、R7及びR8はそれぞれ独立して1から3個の炭素原子のアルキル、ヒドロキシアルキル又はカルボキシアルキルであり、qは2から4であり、rは0から1であり、Aはヒドロキシルで置換されていてもよい炭素原子1から3個のアルキレンであり、Bは-CO2-又は-SO3--である)に従う7から18個の炭素原子のアルキル又はアルケニル基を通常は含むべきである。
R6--[--C(O)--NH(CH2)q--]r--N+--(R7--)(R8)A--B(式中、R7は7から18個の炭素原子を有するアルキル又はアルケニルであり、R7及びR8はそれぞれ独立して1から3個の炭素原子のアルキル、ヒドロキシアルキル又はカルボキシアルキルであり、qは2から4であり、rは0から1であり、Aはヒドロキシルで置換されていてもよい炭素原子1から3個のアルキレンであり、Bは-CO2-又は-SO3--である)に従う7から18個の炭素原子のアルキル又はアルケニル基を通常は含むべきである。
本発明での使用に適した、また上記一般式内の双性イオン界面活性剤には、式:
R6--N+--(R7)(R8)CH2CO2-
の単体ベタイン、及び、
式:
R6--CONH(CH2)t--N+--(R7)(R8)CH2CO2-(式中、tは2又は3である)のアミドベタインが含まれる。
R6--N+--(R7)(R8)CH2CO2-
の単体ベタイン、及び、
式:
R6--CONH(CH2)t--N+--(R7)(R8)CH2CO2-(式中、tは2又は3である)のアミドベタインが含まれる。
両方の式において、R6、R7及びR8は先に定義した通りである。R6は、具体的には、R6基の少なくとも半分、好ましくは少なくとも4分の3が10から14個の炭素原子を有するように、ヤシ油由来のC12及びC14アルキル基の混合物であり得る。R7及びR8は、好ましくはメチルである。
さらなる可能性としては、双性イオン界面活性剤が、式:
R6--N+--(R7)(R8)(CH2)3SO3 -
又は
R6--CONH(CH2)u--N+--(R7)(R8)(CH2)3SO3 -
(式中、uは2若しくは3)のスルホベタインであるか、あるいは--(CH2)3SO3 -が--CH2C(OH)(H)CH2SO3 -で置き換えられたこれらの変異体である。
R6--N+--(R7)(R8)(CH2)3SO3 -
又は
R6--CONH(CH2)u--N+--(R7)(R8)(CH2)3SO3 -
(式中、uは2若しくは3)のスルホベタインであるか、あるいは--(CH2)3SO3 -が--CH2C(OH)(H)CH2SO3 -で置き換えられたこれらの変異体である。
これらの式中、R6、R7及びR8は先に定義した通りである。
使用に適した双性イオン界面活性剤の実例としては、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ココアミドプロピルベタイン及びラウリルアミドプロピルベタインなどのベタインが挙げられる。使用に適したさらなる双性イオン界面活性剤としては、ココアミドプロピルスルタインが挙げられる。このような界面活性剤は、Stepan Companyのような供給業者から市販されており、上述の界面活性剤の混合物を使用することは本発明の範囲内である。
本発明の泡前駆体液体及び泡洗浄組成物には、任意選択で、非イオン性界面活性剤を使用してもよい。使用される場合、非イオン性界面活性剤は、典型的には、0.5、1、1.5又は2重量%という低い濃度で使用され、また、6、8、10又は12重量%という高い濃度で使用される。使用され得る非イオン性物質としては、具体的には、疎水性基及び反応性水素原子を有する化合物、例えば、脂肪族アルコール、酸、アミド又はアルキルフェノールと、アルキレンオキシド、特にエチレンオキシド単独との、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの反応生成物が挙げられる。具体的な非イオン性界面活性剤化合物は、アルキル(C6~C22)フェノールエチレンオキシド縮合物、脂肪族(C8~C18)第一級又は第二級直鎖又は分岐アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物、及びエチレンオキシドと、プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応生成物との縮合によって製造される生成物である。他の非イオン性界面活性剤としては、長鎖第三級アミンオキシド、長鎖第三級ホスフィンオキシド、ジアルキルスルホキシドなどが挙げられる。
本発明の一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、以下の構造、a)HOCH2(CH2)s(CH2CH2O)vH又はb)HOOC(CH2)c(CH2CH2O)dHを有する脂肪酸/アルコールエトキシレートを含む(式中、s及びvはそれぞれ独立して18以下の整数であり、c及びdはそれぞれ独立して1以上の整数である)。本発明の一実施形態では、s及びvはそれぞれ独立して6から18であり、c及びdはそれぞれ独立して1から30である。非イオン性界面活性剤の他の選択肢としては、式HOOC(CH2)i-CH=CH--(CH2)k(CH2CH2O)zHを有するものが挙げられ、式中、i、kはそれぞれ独立して5から15であり、zは5から50である。本発明の別の実施形態では、i及びkはそれぞれ独立して6から12であり、zは15から35である。
非イオン性のものは、多糖アミドなどの糖アミドも含み得る。具体的には、界面活性剤は、参照により本明細書に組み込まれる、1995年2月14日に発行された「Compositions Comprising Nonionic Glycolipid Surfactants」と題される、Auらによる米国特許第5,389,279号に記載されているラクトビオンアミドの1つであり得、又は、それは、参照により本出願に組み込まれる、1991年4月23日に発行された「Use of N-Poly Hydroxyalkyl Fatty Acid Amides as Thickening Agents for Liquid Aqueous Surfactant Systems」と題される、Kelkenbergによる米国特許第5,009,814号に記載されている糖アミドの1つであり得る。
本発明の一実施形態では、任意選択で、カチオン性界面活性剤を本発明の前駆体液体及び泡洗浄組成物に使用してもよい。
カチオン性界面活性剤の1つのクラスには、セチル又はステアリルピリジニウムクロリド、アルキルアミドエチルピリリニウムメチルサルフェート、及びラピリウムクロリドなどの複素環アンモニウム塩が含まれる。
テトラアルキルアンモニウム塩は、使用に適したカチオン性界面活性剤の別の有用なクラスである。例としては、セチル又はステアリルトリメチルアンモニウムクロリド又はブロミド、水素化パーム又はタロートリメチルアンモニウムハライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムハライド又はメチルサルフェート、デシルイソノニルジメチルアンモニウムハライド、ジタロウ(又はジステアリル)ジメチルアンモニウムハライド、及びベヘニルジメチルアンモニウムクロリドが挙げられる。
使用され得るカチオン性界面活性剤のさらに他のタイプは、様々なエトキシル化第四級アミン及びエステルクアットである。例としては、PEG-5ステアリルアンモニウムラクテート(例えば、Clariant製のGenamin KSL)、PEG-2ココアンモニウムクロリド、PEG-15水素化獣脂アンモニウムクロリド、PEG15ステアリルアンモニウムクロリド、ジパルミトイルエチルメチルアンモニウムクロリド、ジパルミトイルヒドロキシエチルメチルサルフェート、及びステアリルアミドプロピルジメチルアミンラクテートが挙げられる。
使用に適したさらに他の有用なカチオン性界面活性剤には、絹、小麦、及びケラチンタンパク質の四級化加水分解物が含まれ、上述のカチオン性界面活性剤の混合物を使用することは本発明の範囲内である。
使用される場合、カチオン性界面活性剤は、泡前駆体液体及び泡洗浄組成物の1.0重量%以下を構成する。存在する場合、それらは、典型的には、泡前駆体液体及び泡洗浄組成物の0.01から0.7%、より典型的には0.1から0.5%(その中に包含される全ての範囲を含む)を構成する。
本発明の一実施形態では、泡前駆体液体及び泡洗浄組成物は、ポリマー第四級アンモニウム化合物(その塩を含む)を実質的に含まない。別の実施形態では、泡前駆体液体及び泡洗浄組成物は、0.1重量%未満のポリマー第四級アンモニウム化合物を含む。さらに別の実施形態では、本液体及び組成物は、0.01重量%未満のポリマー第四級アンモニウム化合物を含む。さらに別の実施形態では、本液体及び組成物は、ポリマー第四級アンモニウム化合物を含まない(すなわち、0.0%)。
水は、本液体及び組成物の総重量に基づいて、本液体及び組成物の好ましくは65から95重量%、最も好ましくは70から90重量%(その中に包含される全ての範囲を含む)を構成する。
泡前駆体液体(及び得られる泡)のpHは、典型的には4.5から10、好ましくは5から9、最も好ましくは6から8.5(その中に包含される全ての範囲を含む)である。pHを改変/緩衝するのに適した調整剤を使用してもよい。そのようなpH調整剤としては、トリエチルアミン、NaOH、KOH、H2SO4、HCl、C6H8O7(すなわち、クエン酸)又はそれらの混合物が挙げられる。pH調整剤は、泡前駆体液体及び泡組成物のpHが定義及び所望の通りに(4.5から10に)なるような量で添加される。pH値は、Thermo Scientific(登録商標)から市販されているpH計などの市販の機器を用いて評価することができる。
本発明での使用に適した任意の皮膚有益剤は、局所的に適用することができ、所望のpHで泡前駆体液体及び泡洗浄組成物に溶解するのに適している範囲だけに限定される。
本液体及び組成物の水部分に含めるのに適した有益剤の実例は、アルギニン、バリン又はヒスチジンなどのアミノ酸のような酸である。使用に適したさらなる水溶性有益剤としては、ビタミンB2、ナイアシンアミド(ビタミンB3)、ビタミンB6、ビタミンC、それらの混合物などが挙げられる。このようなビタミンの水溶性誘導体も使用され得る。例えば、テトライソパルミチン酸アスコルビル、リン酸アスコルビルマグネシウム及びアスコルビルグリコシドなどのビタミンC誘導体は、単独で又は互いに組み合わせて使用することができる。使用に適した他の水溶性有益剤としては、4-エチルレゾルシノール、セージ、アロエベラ、緑茶、ブドウ種子、タイム、カモミール、矢、キュウリ、甘草、ローズマリー抽出物又はそれらの混合物などの抽出物が挙げられる。エンスリゾールのような水溶性日焼け止め剤も使用し得る。本発明においてそれが存在する場合の任意の水溶性有益剤(混合物を含む)の総量は、(場合により)泡前駆体液体及び泡洗浄組成物の総重量に基づいて、0.0から10重量%、好ましくは0.001から8重量%、最も好ましくは0.01から6重量%の範囲(その中に包含される全ての範囲を含む)であり得る。
油(すなわち、非水)可溶性有益剤を含んでいてもよいこともまた本発明の範囲内である。このような油溶性有益剤に関する制約は、局所適用した場合に皮膚に利益をもたらすのに適しているということだけである。
本発明の液体及び組成物に任意選択で使用し得る油溶性有益剤の種類の例示的な例としては、ステアリン酸のような成分、ビタミンA、D、E及びKのようなビタミン類(及びそれらの油溶性誘導体)、エチルヘキシルメトキシシンナメート、ビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェノールトリアジン、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3、3-ジフェニル-2-プロパン酸、ドロメトリゾールトリシロキサン、3,3,5-トリメチルシクロヘキシル2-ヒドロキシベンゾエート、2-エチルヘキシル-2-ヒドロキシベンゾエート又はそれらの混合物のような日焼け止め剤が挙げられる。濃縮物、前駆体液体又は泡組成物はビタミンDを含むことが特に好ましい場合がある。
使用に適した他の任意の油溶性有益剤としては、4-ヘキシルレゾルシノール、4-フェニルエチルレゾルシノール、4-シクロペンチルレゾルシノール、4-シクロヘキシルレゾルシノール4-イソプロピルレゾルシノール又はそれらの混合物のようなレゾルシノールが挙げられる。また、4-シクロヘキシル-5-メチルベンゼン-1,3-ジオール、4-イソプロピル-5-メチルベンゼン-1,3-ジオール、これらの混合物などの5-置換レゾルシノールを使用してもよい。5-置換レゾルシノール及びそれらの合成は、同一出願人による米国特許出願公開第2016/0000669号に記載されている。
使用に適したさらに他の油溶性活性物質としては、オメガ-3脂肪酸、オメガ-6脂肪酸、クリンバゾール、ファルネソール、ウルソール酸、ミリスチン酸、ゲラニルゲラニオール、オレイルベタイン、ココイルヒドロキシエチルイミダゾリン、ヘキサノイルスフィンゴシン、12-ヒドロキシステアリン酸、ペトロセリン酸、共役リノール酸、テルピネオール、それらのチモール混合物などが挙げられる。
本発明の一実施形態では、使用される任意の油溶性有益剤はレチノイン酸前駆体である。本発明の一実施形態では、レチノイン酸前駆体は、レチノール、レチナール、プロピオン酸レチニル、パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル又はそれらの混合物である。プロピオン酸レチニル、パルミチン酸レチニル及びそれらの混合物が典型的に好ましい。
使用に適したさらに別のレチノイン酸前駆体は、Molecular Design Internationalによって供給されるRetextra(登録商標)という名称で市販されているヒドロキシアナサチルレチノエートである。同じものを、本明細書に記載の油溶性活性物質との混合物の形で用いてもよい。
任意の(すなわち、0.0から2重量%の)油溶性活性物質が本発明の液体及び組成物の油相で使用される場合、それは典型的には、場合によって、本液体及び組成物の総重量の0.001から1.5重量%、別の実施形態では0.05から1.2重量%、さらに別の実施形態では0.1から0.5重量%(その中に包含される全ての範囲を含む)を構成する。
害を及ぼすおそれがある微生物の増殖から保護するために、泡前駆体液体及び泡洗浄組成物に防腐剤を組み込むことが望ましい。化粧品化学者は、適切な防腐剤に精通しており、防腐剤負荷試験を満たし、製品の安定性を実現するためにそれらを日常的に選択している。使用に適した伝統的な防腐剤には、ヒダントイン誘導体及びプロピオン酸塩が含まれる。特に好ましい防腐剤は、ヨードプロピニルブチルカルバメート、フェノキシエタノール、1,2-オクタンジオール、ヒドロキシアセトフェノン、エチルヘキシルグリセリン、ヘキシレングリコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリジニル尿素、デヒドロ酢酸ナトリウム、ジメチル-ジメチル(DMDM)ヒダントイン及びベンジルアルコール並びにそれらの混合物である。使用に適した他の防腐剤としては、デヒドロ酢酸ナトリウム、クロロフェネシン及びデシレングリコールが挙げられる。防腐剤は、組成物の用途、及び防腐剤とエマルジョン中の他の成分との間の起こり得る不適合性を考慮して選択するべきである。防腐剤は、好ましくは、組成物の総重量の0.01重量%から2重量%の範囲(その中に包含される全ての範囲を含む)の量で使用される。ヒドロキシアセトフェノンを単独で含む防腐剤系又は他の防腐剤との混合物としての防腐剤系も好ましい。
増粘剤は、本発明の泡前駆体液体及び泡洗浄組成物における使用に任意に適している。多糖類は特に有用である。例としては、繊維、デンプン、天然/合成ゴム及びセルロースが挙げられる。デンプンの代表例は、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸ナトリウム及びアルミニウムデンプンオクテニルスクシネートなどの化学修飾デンプンである。多くの場合、タピオカデンプンが、マルトデキストリンと同様に好ましい。好適なガムとしては、キサンタン、スクレロチウム、ペクチン、カラヤ、アラビア、寒天、グアー(アカシアセネガルグアーを含む)、カラギーナン、アルギネート及びそれらの組み合わせが挙げられる。好適なセルロースとしては、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(セルロースガム/カルボキシメチルセルロース)及びセルロース(例えば、セルロースミクロフィブリル、セルロースナノ結晶又は微結晶セルロース)が挙げられる。セルロースミクロフィブリルの供給源には、二次細胞壁物質(例えば、木材パルプ、綿)、細菌セルロース、及び一次細胞壁物質が含まれる。好ましくは、一次細胞壁物質の供給源は、果実、根、球根、塊茎、種子、葉及びそれらの組み合わせからの実質組織から選択され、より好ましくは、柑橘類果実、トマト果実、モモ果実、カボチャ果実、キウィ果実、リンゴ果実、マンゴー果実、サトウダイコン、ビート根、カブ、パースニップ、トウモロコシ、オーツ麦、小麦、エンドウ豆及びそれらの組み合わせから選択され、さらにより好ましくは、柑橘類果実、トマト果実及びそれらの組み合わせから選択される。一次細胞壁物質の最も好ましい供給源は、柑橘類果実由来の実質組織である。柑橘類繊維、例えば、Herbacel(登録商標)によってAQ Plusとして入手可能なものもまた、セルロースミクロフィブリルの供給源として使用することができる。セルロースの供給源は、Colloidal Polymer Science,Kalia et al.,“Nanofibrillated cellulose:surface modification and potential applications”(2014),Vol 292,5~31ページに記載されている方法など、公知の方法のいずれかを用いて表面修飾することができる。
合成ポリマーは、有効な増粘剤のさらに別のクラスである。このカテゴリーには、Carbomerなどの架橋ポリアクリレート、Sepigel(登録商標)305などのポリアクリルアミド、並びにSimulgel(登録商標)EG及びAristoflex(登録商標)AVCなどのタウレートコポリマーが含まれ、これらのコポリマーは、それぞれのINCI命名法によって、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム及びアクリロイルジメチルタウリン酸/ビニルピロリドンコポリマーとして同定されている。増粘に適した別の好ましい合成ポリマーは、Seppicによって市販され、Simulgel INS100の名称で販売されているアクリレート系ポリマーである。炭酸カルシウム、ヒュームド・シリカ、及びマグネシウム-アルミニウム-ケイ酸塩もまた使用することができる。
増粘剤の量は、使用する場合、好ましくは、泡前駆体液体の粘度を、増粘剤を含まないかかる液体の10%を超えて増加させるべきではない。典型的な量は、本液体及び組成物の0.001から5重量%の範囲であり得る。多くの場合、マルトデキストリン、キサンタンガム、及びカルボキシメチルセルロースは好ましい増粘剤である。
香料、固定剤、キレート剤(EDTAなど)塩(NaClなど)及び剥離剤が、任意選択で本発明の液体及び組成物に含まれていてもよい。これらの物質の各々は、本液体及び組成物の総重量の約0.03から約5%、好ましくは0.1から3重量%の範囲(その中に包含される全ての範囲を含む)であり得る。剥離剤が使用される限りにおいて、選択される剥離剤は、本発明の泡洗浄組成物を吐出するために使用されるポンプ及びアクチュエータの性能を妨げないように、十分に小さい粒径のものでなければならない。
多くの場合、8を超えるHLBを有する従来の乳化剤が好ましい。例示的な例としては、Tween40、Tween60、Tween80、ポリソルベート20及びそれらの混合物が挙げられる。典型的には、水連続系用の乳化剤は、本液体及び組成物の0.3から2.5重量%を構成する。
従来の保湿剤は、そのようなエマルジョンが局所的に適用された時に皮膚の保湿を助けるように、本発明における添加剤として任意選択で使用することができる。これらは通常、多価アルコール型材料である。典型的な多価アルコールとしては、グリセロール(すなわち、グリセリン(glycerine又はglycerin))、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール(例えば、PPG-9)、ポリエチレングリコール、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,3-ブチレングリコール、イソプレングリコール、1,2,6-ヘキサントリオール、エトキシル化グリセロール、プロポキシル化グリセロール及びそれらの混合物が挙げられる。グリセリン、プロピレングリコール又はそれらの混合物が最も好ましい。使用される湿潤剤の量は、前駆体液体及び泡組成物の総重量の0.0から35重量%の範囲であり得る。多くの場合、湿潤剤は、前駆体液体及び泡組成物の総重量の0.0から20重量%、好ましくは0.001から15重量%(最も好ましくは、2から12重量%)を構成する。
本発明の泡前駆体液体を製造する場合、所望の成分は、周囲温度から90℃の温度で、中程度の剪断雰囲気条件下、従来の装置を用いて混合することができる。本発明の一実施形態では、泡洗浄組成物は、210から550の圧縮力を有する。さらに別の実施形態では、泡洗浄組成物は、その中に包含される全ての範囲を含めて、215から300mN(その中に包含される全ての範囲を含む)の圧縮力を有する。本発明のさらに別の実施形態では、使用されるセルロースエーテルを、まず、40から90℃に加熱した水に溶解し、周囲温度に冷却した後に、得られた溶液を追加の成分と混合する。
本発明は、洗浄泡前駆体液体に関する。具体的には、本発明は、洗浄泡前駆体液体とポンプ式泡ディスペンサとの組み合わせに関する。前駆体液体は、ポンプ式泡ディスペンサに充填される。本発明の泡前駆体液体用の容器は、典型的には、30から250ミクロンの孔径を有するメッシュと、15から50ニュートンの作動ピーク力(完全なポンプ押下に必要な力)とを有するポンプ式泡ディスペンサであり、それにより、このようなディスペンサは、本発明の泡前駆体液体を、70から95%が空気である泡洗浄組成物として吐出するのに適しており、さらに、ディスペンサから吐出される泡の体積は、ポンプ式泡ディスペンサのボトルから吐出される実際の泡前駆体液体の体積の5から15倍である。
本発明の泡前駆体液体と共に使用するのに適したポンプ式泡ディスペンサは、好ましくは35から140ミクロン、最も好ましくは45から135ミクロンの孔径を有するメッシュ、及び、18から45ニュートン、好ましくは20から40ニュートンの作動ピーク力を有し、ディスペンサから吐出される泡の体積は、ポンプ式泡ディスペンサのボトルから吐出される実際の泡前駆体液体の体積の6倍から12倍、好ましくは7倍から10倍である。多くの場合、好ましいポンプ式泡ディスペンサは、泡洗浄組成物を生成するためのオリフィスを出る前に泡前駆体液体が通過するためのデュアルメッシュシステムを含む。デュアルメッシュシステムを使用する場合、第1のメッシュは、典型的には60から250ミクロン、好ましくは70から180ミクロン、最も好ましくは85から160ミクロンの孔径を有し、第2のメッシュは、典型的には35から90ミクロン、好ましくは40から75ミクロン、最も好ましくは37から65ミクロンの孔径を有する。本発明の泡前駆体液体と共に使用するのに適したそのようなディスペンサに関しては、同様のものがAlbeaやRiekeのポンプ製造業者のような供給業者から市販されている。
提供される実施例は、本発明の理解を容易にするためのものである。それらは特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。
[実施例II]
セルロースエーテル及び従来の増粘剤を0.5重量%で添加し、水でバランスしたこと以外は、実施例Iの対照を作製するために記載した方法と同様の方法で、表2に示す泡前駆体液体を作製した。液体を、出口/アクチュエータ及びデュアルメッシュを有するAlbea製泡ディスペンサから排出して、75%が空気であり、泡前駆体液体の体積の10倍の泡体積を有する泡を得た。
セルロースエーテル及び従来の増粘剤を0.5重量%で添加し、水でバランスしたこと以外は、実施例Iの対照を作製するために記載した方法と同様の方法で、表2に示す泡前駆体液体を作製した。液体を、出口/アクチュエータ及びデュアルメッシュを有するAlbea製泡ディスペンサから排出して、75%が空気であり、泡前駆体液体の体積の10倍の泡体積を有する泡を得た。
i)Methocel-Dow Chemical、ヒドロキシプロピルメチルセルロース;文字はDS及びMSと一致、2%水溶液中の粘度(Methocel E及びFを含む試料)は0.5から250cps
ii)Merquat 3940-Lubrizol、両性ターポリマー;Merquat 740、ポリクオタニウム-7
iii)Pemulen TR1-Lubrizol、C10~C30アルキルアクリレート
iv)Synthalen W2000-3V、アニオン性アクリルコポリマー
v)Aculyn 33-Dow Chemical、アニオン性アクリルポリマーエマルジョン
vi)グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド-Lamberti、Mn 約100万
表2のデータは、驚くべきことに、泡前駆体液体を本発明に従って作製した場合、作製された泡洗浄組成物の泡特性及び泡立ち特性は、圧縮力が205mNを超えるという点におい優れていることを示している(Albea製デュアルメッシュポンプを使用し、第1のメッシュは90ミクロン、第2のメッシュは75ミクロンであった)。
ii)Merquat 3940-Lubrizol、両性ターポリマー;Merquat 740、ポリクオタニウム-7
iii)Pemulen TR1-Lubrizol、C10~C30アルキルアクリレート
iv)Synthalen W2000-3V、アニオン性アクリルコポリマー
v)Aculyn 33-Dow Chemical、アニオン性アクリルポリマーエマルジョン
vi)グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド-Lamberti、Mn 約100万
表2のデータは、驚くべきことに、泡前駆体液体を本発明に従って作製した場合、作製された泡洗浄組成物の泡特性及び泡立ち特性は、圧縮力が205mNを超えるという点におい優れていることを示している(Albea製デュアルメッシュポンプを使用し、第1のメッシュは90ミクロン、第2のメッシュは75ミクロンであった)。
[実施例III]
以下の表3の泡前駆体液体は、実施例Iで対照液体を作製するために使用した方法と同様の方法で作製した。泡組成物として液体を吐出するためのポンピングを実施例2と同様に行った。界面活性剤パーセントは、約2:1:1グルタメート/グリシネート/ベタインの重量パーセント比の液体中の界面活性剤の総重量パーセントを意味する。
以下の表3の泡前駆体液体は、実施例Iで対照液体を作製するために使用した方法と同様の方法で作製した。泡組成物として液体を吐出するためのポンピングを実施例2と同様に行った。界面活性剤パーセントは、約2:1:1グルタメート/グリシネート/ベタインの重量パーセント比の液体中の界面活性剤の総重量パーセントを意味する。
表3のデータは、泡前駆体液体中の界面活性剤濃度を変化させても、優れた泡特性及び泡立ち特性が得られることを示している。本発明と一致させた液体は、210以上の圧縮力を有していた。
Claims (15)
- 洗浄泡前駆体液体用の液体濃縮物組成物であって、
a)ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むセルロースエーテルであって、前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有する、セルロースエーテルと、
b)5から70重量%のアニオン性界面活性剤並びに5から70重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、前記アニオン性界面活性剤と前記両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
c)15から40重量%の水と
を含み、
前記セルロースエーテルが、前記泡前駆体液体濃縮物の0.25から5重量%を構成し、
水中に2.0重量%存在する場合に、Discovery HR-2レオメーターを用いて、100ミクロンの間隙及び5~15s-1の剪断速度を有するサンドブラストされたプレートを使用して25℃で測った時に、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生成する、液体濃縮物組成物。 - 前記セルロースエーテルが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項1に記載の濃縮物組成物。
- 前記液体が、水溶性活性物質、油溶性活性物質又はその両方をさらに含む、請求項1又は2に記載の濃縮物組成物。
- 前記濃縮物組成物が、55から95.75重量%の水を有する洗浄泡前駆体液体を生成するように追加の水で希釈可能であり、
前記洗浄泡前駆体液体から生成された前記泡洗浄組成物が、試験モード、圧縮;試験前速度、10mm/秒;試験速度、0.5mm/秒;試験後速度、2mm/秒;試験モード、距離;距離4mm;保持時間、0.01秒、トリガタイプ、自動;トリガー力、0.005kg;圧縮力(ピーク)、ミリニュートン(mN)単位、に設定されたTA-94バックエクストルージョンフィクスチャーを有するTA XT Plusテクスチャーアナライザーを用いて測定した時に、205から600mNの圧縮力を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の濃縮物組成物。 - ポンプ式泡ディスペンサに充填された洗浄泡前駆体液体であって、
当該組成物は、
a)0.25から5重量%の、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むセルロースエーテルであって、前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有する、セルロースエーテルと、
b)2から35重量%のアニオン性界面活性剤並びに2から35重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、前記アニオン性界面活性と前記両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
c)55から95.75重量%の水と
を含み、
前記セルロースエーテルが、水中に2.0重量%で存在する場合、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生成し、
前記ポンプ式泡ディスペンサが、好ましくは、30から250ミクロンの孔径を有し、
前記組成物が25から3000cpsの粘度を有し、
前記粘度が、Discovery HR-2レオメーターを用いて、100ミクロンの間隙及び5~15s-1の剪断速度を有するサンドブラストされたプレートを使用して25℃で測定される、洗浄泡前駆体液体。 - 前記洗浄泡が、前記洗浄泡前駆体組成物が前記ポンプ式泡ディスペンサから圧送された後に、試験モード、圧縮;試験前速度、10mm/秒;試験速度、0.5mm/秒;試験後速度、2mm/秒;試験モード、距離;距離4mm;保持時間、0.01秒、トリガタイプ、自動;トリガー力、0.005kg;圧縮力(ピーク)、ミリニュートン(mN)単位、に設定されたTA-94バックエクストルージョンフィクスチャーを有するTA XT Plusテクスチャーアナライザーを用いて測定した時に、205から600mNの圧縮力を有する、請求項5に記載の洗浄泡前駆体液体。
- 前記前駆体液体が、0.001から8%の水溶性活性物質、0.001から1.5%の油溶性活性物質、又はその両方を含む、請求項5又は6に記載の洗浄泡前駆体液体。
- 前記ポンプ式泡ディスペンサは、洗浄泡前駆体液体を含む洗浄泡を吐出するのに適しており、70から95体積%の空気をさらに含み、
前記洗浄泡は、空気を含まない前記洗浄泡前駆体液体の体積よりも5から15倍大きい体積を有し、試験モード、圧縮;試験前速度、10mm/秒;試験速度、0.5mm/秒;試験後速度、2mm/秒;試験モード、距離;距離4mm;保持時間、0.01秒、トリガタイプ、自動;トリガー力、0.005kg;圧縮力(ピーク)、ミリニュートン(mN)単位、に設定されたTA-94バックエクストルージョンフィクスチャーを有するTA XT Plusテクスチャーアナライザーを用いて測定した時に、210~550mN、好ましくは215~300mNの圧縮力を有する、請求項5から7に記載のいずれか一項に記載の洗浄泡前駆体液体。 - 前記前駆体液体が、3から16重量%の総重量の界面活性剤を含む、請求項5から8のいずれか一項に記載の洗浄泡前駆体液体。
- 前記前駆体液体のpHが4.5から10である、請求項5から9のいずれか一項に記載の洗浄泡前駆体液体。
- 前記ディスペンサが15から50Nの作動ピーク力を有する、請求項6から10のいずれか一項に記載の洗浄泡前駆体液体。
- 前記ディスペンサが詰め替え可能である、請求項6から11のいずれか一項に記載の洗浄泡前駆体液体。
- 前記前駆体液体が、第四級アンモニウム化合物を実質的に含まず、「実質的に含まず」が、1.0重量%未満を意味する、請求項1から12のいずれか一項に記載の洗浄泡前駆体液体。
- 泡洗浄組成物であって、
・ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む0.25から5重量%のセルロースエーテルであって、前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有する、セルロースエーテルと、
・2から35重量%のアニオン性界面活性剤並びに2から35重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、前記アニオン性界面活性剤と前記両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
・55から95.75重量%の水と
を含み、
前記セルロースエーテルが、水中に2.0重量%で存在する場合に、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生成し、
前記粘度が、Discovery HR-2レオメーターを用いて、100ミクロンの間隙及び5~15s-1の剪断速度を有するサンドブラストされたプレートを使用して25℃で測定され、
前記組成物が70から95体積%の空気を含み、
前記泡洗浄組成物が、試験モード、圧縮;試験前速度、10mm/秒;試験速度、0.5mm/秒;試験後速度、2mm/秒;試験モード、距離;距離4mm;保持時間、0.01秒、トリガタイプ、自動;トリガー力、0.005kg;圧縮力(ピーク)、ミリニュートン(mN)単位、に設定されたTA-94バックエクストルージョンフィクスチャーを有するTA XT Plusテクスチャーアナライザーを用いて測定した時に、205から600mNの圧縮力を有する、泡洗浄組成物。 - ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む0.25から5重量%のセルロースエーテルの使用であって、
前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、1.77から1.94のメトキシ置換度(DS)及び0.10から0.25のヒドロキシプロピルモル置換度(MS)を有し、
前記セルロースエーテルが、水中に2.0重量%で存在する場合に、Discovery HR-2レオメーターを用いて、100ミクロンの間隙及び5~15s-1の剪断速度を有するサンドブラストされたプレートを使用して25℃で測った時に、0.5から250cpsの粘度を有する溶液を生成し、
・2から35重量%のアニオン性界面活性剤並びに2から35重量%の両性及び/又は双性イオン界面活性剤であって、前記アニオン性界面活性剤と前記両性及び/又は双性イオン界面活性剤との重量比が5:1から1:5である、界面活性剤と、
・55から95.75重量%の水と
を含み、
Discovery HR-2レオメーターを用いて、100ミクロンの間隙及び5~15s-1の剪断速度を有するサンドブラストされたプレートを使用して25℃で測った時に、25~3000cpsの粘度を有する洗浄泡前駆体液体において、
好ましくは30から250ミクロンの孔径を有するポンプ式泡ディスペンサから圧送された後に、試験モード、圧縮;試験前速度、10mm/秒;試験速度、0.5mm/秒;試験後速度、2mm/秒;試験モード、距離;距離4mm;保持時間、0.01秒、トリガタイプ、自動;トリガー力、0.005kg;圧縮力(ピーク)、ミリニュートン(mN)単位、に設定されたTA-94バックエクストルージョンフィクスチャーを有するTA XT Plusテクスチャーアナライザーで測定した圧縮力が205から600mNである洗浄泡を生成する、使用。
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