JP2023510450A - アプレットページレンダリング方法、装置、電子機器、および記憶媒体 - Google Patents

Abstract

本発明は、アプレットページレンダリング方法、装置、電子機器、および記憶媒体を開示する。アプレットページレンダリング方法は、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいて、アプレットページに対して、原始インクリメンタルレンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得することと、アプレットページの初回描画結果、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果および予め取得したアプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、アプレットページをレンダリングすること、とを含む。

Description

本願は、アプレット技術のようなインターネット技術分野に関し、例えば、アプレットページレンダリング方法、装置、電子機器および記憶媒体に関する。

本願は、２０２０年１２月２５日に中国専利局に提出された出願番号が２０２０１１５７３０４５．Ｘである中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本願に援用する。

アプレットの開発モードにおいて、開発者は、アプリケーション（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ、Ａｐｐ）およびページ（Ｐａｇｅ）に固定したコールバック関数を登録することができ、アプレットは、既定された規則に従って開発者が登録したコールバック関数の実行をトリガし、これらのコールバック関数でアプレットのライフサイクルを構成する。アプレットは、ＡｐｐレベルおよびＰａｇｅレベルでいずれも固定したライフサイクルを有し、ここで、Ｐａｇｅレベルのライフサイクルは、業界では、主に、ページのロード関数のロード（ｏｎＬｏａｄ）、ページの表示関数の傍受（ｏｎＳｈｏｗ）、ページの初回レンダリング完了関数の傍受（ｏｎＲｅａｄｙ）、ページのアンロードの傍受（ｏｎＵｎｌｏａｄ）が行われる。アプレットページが初めて起動されてロードされる場合、アプレットフレームワークは、ｏｎＬｏａｄ、ｏｎＳｈｏｗ、ｏｎＲｅａｄｙの順にこの３つのライフサイクルのコールバック関数を実行する。

ページを初めてロードする場合、現在のページに示す必要があるデータを取得するために、常に１つ目のライフサイクル関数でネットワーク要求を発信する等の関連操作が必要となり、且つ、アプレットにおけるデータをレンダリングするｓｅｔＤａｔａアプリケーションプログラムインタフェース（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ、ＡＰＩ）を呼び出してデータのレンダリングを行い、最終的に完全な内容をページに示す。上記方式は、ｏｎＬｏａｄというライフサイクルでネットワーク要求を発信するが、ｏｎＬｏａｄは、実行をトリガできるためにページの初期データがロードされてレンダリングされるまで待つ必要があり、つまり、レンダリングスレッドが初回描画を完了して描画結果を論理スレッドに返送してから論理スレッドがｏｎＬｏａｄの実行をトリガし、これにより、ｏｎＬｏａｄのトリガタイミングが遅くなり、最終的なページの内容のレンダリングを深刻に遅延させ、ユーザーエクスペリエンスに影響を与える。

本願は、アプレットページのロード速度を大幅に加速し、ページ性能を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを最適化することができるアプレットページレンダリング方法、装置、電子機器および記憶媒体を提供する。

予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいて前記アプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリング（ｏｒｉｇｉｎａｌ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔ ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ）を行い、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得することと、
前記アプレットページの初回描画結果、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果および予め取得した前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング（ｉｎｉｔｉａｌ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔ ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ）結果に基づき、前記アプレットページをレンダリングすることと、を含む、
アプレットページレンダリング方法、を提供する。

インクリメンタル描画モジュールとレンダリングモジュールとを備えるアプレットページレンダリング装置であって、
前記インクリメンタル描画モジュールは、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいて前記アプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行い、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得するように構成され、
前記レンダリングモジュールは、前記アプレットページの初回描画結果、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果および予め取得した前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、前記アプレットページをレンダリングするように構成される、
アプレットページレンダリング装置、を更に提供する。

少なくとも１つのプロセッサと、前記少なくとも１つのプロセッサに通信接続されたメモリとを備える電子機器であって、
前記メモリには、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、
前記命令は、前記少なくとも１つのプロセッサが上記アプレットページレンダリング方法を実行可能であるように、前記少なくとも１つのプロセッサにより実行される、
電子機器、を更に提供する。

コンピュータ命令が記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令は、コンピュータに実行されて上記アプレットページレンダリング方法を実現する、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体、を更に提供する。

コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記アプレットページレンダリング方法を実現する、
コンピュータプログラム製品、を更に提供する。

本願の実施例に係るアプレットページレンダリング方法のフローチャートである。 本願の実施例に係るアプレットページレンダリング方法のフローチャートである。 本願の実施例に係るライフサイクルの起動のフローチャートである。 本願の実施例に係るアプレットページレンダリング効果の模式図である。 本願の実施例に係るアプレットページレンダリング装置の構造模式図である。 本願の実施例に係るアプレットページロード方法を実現するための電子機器の概略ブロック図である。

以下、図面を参照しながら本発明の例示的な実施例について説明する。ここで、理解の便宜上、本発明の実施例に係る様々な細かい内容まで含まれているが、例示的なものに過ぎないと理解すべきである。以下の説明において、公知されている機能および構造の説明は、省略している。

実施例１
図１は、本願の実施例に係るアプレットページレンダリング方法のフローチャートであり、該方法は、アプレットページレンダリング装置または電子機器により実行でき、該装置または電子機器は、ソフトウェアおよび／またはハードウェアの方式で実現でき、該装置または電子機器は、ネットワーク通信機能を持つ任意のスマートデバイスに集積できる。図１に示すように、アプレットページレンダリング方法は、以下のステップを含んでもよい。

Ｓ１０１において、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいてアプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得する。

本ステップにおいて、電子機器は、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいてアプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得することができる。電子機器は、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づき、まず、アプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成し、その後、アプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージに基づいて、アプレットページに対して原始インクリメンタル描画レンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得することができる。

本願の具体例において、電子機器は、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいてアプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得する前に、アプレットページの初回描画結果を予め取得してもよい。電子機器は、ユーザからのアプレットページの開く命令に応答して、アプレットページの論理コードおよびページスタイルファイルをロードし、アプレットページの論理コードのロード結果およびアプレットページのページスタイルファイルのロード結果を取得し、その後、アプレットページの論理コードのロード結果から、アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出し、更に、アプレットページのページスタイルファイルのロード結果およびアプレットページをレンダリングするための初期データに基づいてアプレットページを初回描画し、アプレットページの初回描画結果を取得することができる。

アプレットの基盤となるフレームワークはデュアルスレッドアーキテクチャであり、該デュアルスレッドアーキテクチャは、論理スレッドおよびレンダリングスレッドを含み、ここで、論理スレッドは、アプレット開発者が作成したコードを実行することに用いられ、レンダリングスレッドは、ユーザが視認可能な内容をレンダリングして示すことに用いられる。アプレットが起動された後に、アプレットの基盤となるフレームワークは、規則に従ってアプレットページのライフサイクルをトリガし、該ライフサイクルには開発者が作成したコードが含まれる。本願の具体的な実施例において、電子機器は、ユーザからのアプレットページの開く命令に応答して、レンダリングスレッドによりアプレットページを初回描画し、アプレットページの初回描画結果を取得することができる。電子機器は、まず、論理スレッドおよびレンダリングスレッドにより、アプレットページの論理コードおよびページスタイルファイルをそれぞれロードし、アプレットページの論理コードのロード結果およびアプレットページのページスタイルファイルのロード結果を取得し、その後、論理スレッドにより、アプレットページの論理コードのロード結果から、アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出し、また、論理スレッドにより、アプレットページをレンダリングするための初期データをレンダリングスレッドに送信し、更に、アプレットページのページスタイルファイルのロード結果およびアプレットページをレンダリングするための初期データに基づき、レンダリングスレッドによりアプレットページを初回描画し、アプレットページの初回描画結果を取得することができる。

Ｓ１０２において、アプレットページの初回描画結果、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果および予め取得したアプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、アプレットページをレンダリングする。

本ステップにおいて、電子機器は、アプレットページの初回描画結果、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果および予め取得したアプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、アプレットページをレンダリングすることができる。本願は、元々ｏｎＬｏａｄで実行されるコードを、ｏｎＬｏａｄに保留されたコードおよびｏｎｌｎｉｔで予め実行されたコードという２つの部分に分け、ここで、ｏｎｌｎｉｔで予め実行されたコードは、初回描画結果に依存しなくても実行できるものであり、ｏｎＬｏａｄに保留されたコードは、初回描画結果に依存して実行できるものである。従い、本願は、初回描画結果に依存しないコードを予め実行することができ、これにより、初回描画結果に依存するコードおよび初回描画結果に依存しないコードを全てｏｎＬｏａｄで実行する必要がなく、従い、関連技術と比べ、本願は、ページのレンダリング時間を短縮し、ロード効率を向上させることができる。

本願の実施例に係るアプレットページレンダリング方法は、まず、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいてアプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得し、その後、アプレットページの初回描画結果、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果および予め取得したアプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、アプレットページをレンダリングする。つまり、本願は、アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を予め取得し、その後、アプレットページの初回描画結果、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果およびアプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、アプレットページをレンダリングすることができる。本願は、ｏｎＬｏａｄ、ｏｎＳｈｏｗ、ｏｎＲｅａｄｙおよびｏｎＵｎｌｏａｄで構成されるライフサイクルに１つの関数ｏｎｌｎｉｔを追加し、ｏｎｌｎｉｔにより、ｏｎＬｏａｄにおける一部のコードを予め実行することができ、初回描画結果に依存するコードおよび初回描画結果に依存しないコードを全てｏｎＬｏａｄで実行する必要がない。関数ｏｎｌｎｉｔが追加されていないアプレットページレンダリング方法において、初回描画結果に依存するコードおよび初回描画結果に依存しないコードを全てｏｎＬｏａｄで実行する。本願は、ｏｎｌｎｉｔにより初回描画結果に依存しないコードを予め実行する技術手段を採用するため、関連技術におけるレンダリングスレッドが初回描画を完了して描画結果を論理スレッドに返送してから論理スレッドがｏｎＬｏａｄの実行をトリガし、これにより、ｏｎＬｏａｄのトリガタイミングが遅くなり、最終的なページの内容のレンダリングを深刻に遅延させ、ユーザーエクスペリエンスに影響を与えるという技術的問題を克服し、本願に係る技術案は、アプレットページのロード速度を大幅に加速し、ページ性能を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを最適化することができ、更に、本願の実施例の技術案は、簡単に実現でき、普及しやすく、適用範囲がより広い。

実施例２
図２は、本願の実施例に係るアプレットページレンダリング方法のフローチャートである。上記技術案に基づいて説明し、且つ、上記好ましい実施形態と合わせることができる。図２に示すように、アプレットページレンダリング方法は、以下のステップを含んでもよい。

Ｓ２０１において、ユーザからのアプレットページの開く命令に応答して、アプレットページの論理コードおよびページスタイルファイルをロードし、アプレットページの論理コードのロード結果およびアプレットページのページスタイルファイルのロード結果を取得する。

本ステップにおいて、電子機器は、ユーザからのアプレットページの開く命令に応答して、アプレットページの論理コードおよびページスタイルファイルをロードし、アプレットページの論理コードのロード結果およびアプレットページのページスタイルファイルのロード結果を取得する。電子機器は、ユーザからのアプレットページの開く命令に応答して、論理スレッドおよびレンダリングスレッドにより、アプレットページの論理コードおよびページスタイルファイルをそれぞれロードし、アプレットページの論理コードのロード結果およびアプレットページのページスタイルファイルのロード結果を取得することができる。アプレットページのページスタイルファイルは、少なくとも、ロードされるページのテンプレートおよびスタイルファイルを含んでもよく、即ち、ユーザがアプレットをクリックすると、電子機器は、論理スレッドによりアプレットページの論理コードをロードし、アプレットページの論理コードのロード結果を取得し、レンダリングスレッドによりアプレットページのテンプレートおよびスタイルファイルをロードし、アプレットページのテンプレートおよびスタイルファイルのロード結果を取得することができる。

Ｓ２０２において、アプレットページの論理コードのロード結果から、アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出する。

本ステップにおいて、電子機器は、アプレットページの論理コードのロード結果から、アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出することができる。電子機器は、論理スレッドにより、アプレットページの論理コードのロード結果から、アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出し、論理スレッドにより、アプレットページをレンダリングするための初期データをレンダリングスレッドに送信することができる。電子機器は、ｏｎｌｎｉｔのコードからアプレットページをレンダリングするための初期データ（ｉｎｉｔＤａｔａ）を抽出し、且つ、論理スレッドにより、初期データ（ｉｎｉｔＤａｔａ）をレンダリングスレッドに送信することができる。

Ｓ２０３において、アプレットページのページスタイルファイルのロード結果およびアプレットページをレンダリングするための初期データに基づいてアプレットページを初回描画し、アプレットページの初回描画結果を取得する。

本ステップにおいて、電子機器は、アプレットページのページスタイルファイルのロード結果およびアプレットページをレンダリングするための初期データに基づいてアプレットページを初回描画し、アプレットページの初回描画結果を取得することができる。電子機器は、アプレットページのページスタイルファイルのロード結果およびアプレットページをレンダリングするための初期データに基づき、レンダリングスレッドによりアプレットページを初回描画し、アプレットページの初回描画結果を取得することができる。電子機器は、レンダリングスレッドにより論理スレッドから送信されたｉｎｉｔＤａｔａを受信した後に、レンダリングスレッドによりアプレットページを初回描画し、アプレットページの初回描画結果を取得する。ｏｎｌｎｉｔのタイミングが非常に早いため、ｏｎｌｎｉｔのライフサイクル中からｓｅｔＤａｔａをレンダリングスレッドに発信する場合、レンダリングスレッドが初回描画を完了していない可能性があり、これにより、ｓｅｔＤａｔａの順序が混乱するという問題が存在する。そのため、ｓｅｔＤａｔａ内のデータおよびコールバック関数は、１対１で対応して実行順序を厳格に保証する必要がある。

ｓｅｔＤａｔａはアプレットのＡＰＩであり、１つ目のパラメータはデータに導入でき、２つ目のパラメータはコールバック関数に導入でき、本回のｓｅｔＤａｔａのレンダリングが完了した直後にコールバック関数が実行されることを表す。ｓｅｔＤａｔａの実行順序を厳密に保証する必要があるため、本願は、ｓｅｔＤａｔａがインクリメンタルレンダリングを引き起こすメカニズムを最適化する必要がある。最適化方式は、レンダリングスレッドにキャッシュキューを設けるという方式であり、キャッシュキューは、１つの先入れ先出しのデータ構造であり、レンダリングスレッドは、全てのｓｅｔＤａｔａを受信すると、まず、ページのレンダリング状態を判断し、初回のレンダリングが完了した場合、キャッシュキューにメッセージを送信し、キャッシュキューはキャッシュされたｓｅｔＤａｔａ情報を順に並べて実行し、順序付けられたインクリメンタル描画レンダリングを実現する。

本願に係るＰａｇｅレベルのライフサイクルは、ｏｎＩｎｉｔ、ｏｎＬｏａｄ、ｏｎＳｈｏｗ、ｏｎＲｅａｄｙ、ｏｎＵｎｌｏａｄを含んでもよい。論理スレッドは、上記各関数に関してレンダリングスレッドに１つのｓｅｔＤａｔａメッセージをそれぞれ送信し、レンダリングスレッドは、それぞれのｓｅｔＤａｔａメッセージを受信した後に、アプレットページに対してそれぞれインクリメンタル描画レンダリングを行う。論理スレッドは、上記各関数に関して、まず、それぞれデータを取得し、その後、取得したデータをｓｅｔＤａｔａメッセージにパッケージし、更に、ｓｅｔＤａｔａメッセージをレンダリングスレッドに送信する。例えば、論理スレッドは、ｏｎＩｎｉｔに関してｏｎＩｎｉｔに対応するサーバにネットワーク要求を発信し、その後、ｏｎＩｎｉｔに対応するサーバは論理スレッドにｏｎＩｎｉｔのデータを返信し、論理スレッドはｏｎＬｏａｄに関してｏｎＬｏａｄに対応するサーバにネットワーク要求を発信し、その後、ｏｎＬｏａｄに対応するサーバは論理スレッドにｏｎＬｏａｄのデータを返信する。

本願の具体例において、元々ｏｎＬｏａｄで実行されたコードを、ｏｎＬｏａｄに保留されたコードおよびｏｎＩｎｉｔで予め実行されたコードという２つの部分に分ける。ここで、ｏｎＩｎｉｔで予め実行されたコードは、初回描画結果に依存しなくても実行できるものであり、ｏｎＬｏａｄに保留されたコードは、初回描画結果に依存して実行できるものである。従い、本願は、初回描画結果に依存しないコードを予め実行することができ、これにより、初回描画結果に依存するコードおよび初回描画結果に依存しないコードを全てｏｎＬｏａｄで実行する必要がない。つまり、ｏｎＩｎｉｔの実行時にレンダリングスレッドが初回描画を完了した情報を受信していないため、ｏｎＩｎｉｔのライフサイクル中でコードを実行するのは、ｏｎＬｏａｄと比べていくつかの制限が存在し、主な制限は、ビューの内容に依存するいかなるＡＰＩを呼び出すことができないことであり、これらのＡＰＩは、コンポーネント内の１つのサブコンポーネント（ｓｅｌｅｃｔＣｏｍｐｏｎｅｎｔ）の検索、コンポーネント内の全てのサブコンポーネント（ｓｅｌｅｃｔＡｌｌＣｏｍｐｏｎｅｎｔｓ）の検索、ビュー照会オブジェクト（ｃｒｅａｔｅＳｅｌｅｃｔｏｒＱｕｅｒｙ）の作成、ページ上の１つのマップコンポーネントのコンテキストオブジェクト（ｃｒｅａｔｅＭａｐＣｏｎｔｅｘｔ）の取得、ページ上の１つのカメラコンポーネントのコンテキストオブジェクト（ｃｒｅａｔｅＣａｍｅｒａＣｏｎｔｅｘｔ）の取得、ページ上の１つのキャンバスコンポーネントのコンテキストオブジェクト（ｃｒｅａｔｅＣａｎｖａｓＣｏｎｔｅｘｔ）の取得を含んでもよいが、これらに限定されない。

本願の具体例において、電子機器は、論理スレッドによりアプレットページの論理コードのロード結果から、アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出した後に、更に、論理スレッドによりアプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成し、且つ、論理スレッドによりアプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージをレンダリングスレッドに送信し、レンダリングスレッドに、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージに基づいて、アプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行わせ、ページ初期関数の傍受に対応する初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することもできる。電子機器は、論理スレッドによりアプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成するとき、まず、サーバにおいてアプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成するデータを取得し、その後、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージのデータに基づき、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成することができる。電子機器は、まず、論理スレッドによりページ初期関数の傍受の実行をトリガし、ページ初期関数の傍受の実行結果を取得し、その後、ページ初期関数の傍受の実行結果に基づき、ページ初期関数の傍受に対応するサーバにおいて、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成するデータを取得し、更に、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成するデータおよび予め確定されたページ初期関数の傍受に対応するコールバック関数を、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成するようにパッケージする。

本願の具体例において、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを受信した際にアプレットページの初回描画結果を取得していない場合、電子機器は、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージをキャッシュキューに送信し、その後、キャッシュキューに基づいてアプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することができる。アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを受信した際にアプレットページの初回描画結果を取得した場合、電子機器は、直接アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージに基づいて、アプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することができる。レンダリングスレッドによりアプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを受信した際にアプレットページの初回描画結果を取得していない場合、電子機器は、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージをレンダリングスレッドのキャッシュキューに送信し、レンダリングスレッドにキャッシュキューに基づいてアプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行わせ、アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することができる。レンダリングスレッドによりアプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを受信した際にアプレットページの初回描画結果を取得した場合、電子機器は、アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを直接レンダリングスレッドに送信し、レンダリングスレッドにアプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージに基づいて、アプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行わせ、アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することができる。

Ｓ２０４において、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいてアプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得する。

本ステップにおいて、電子機器は、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいてアプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得することができる。電子機器は、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づき、まず、アプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成し、その後、アプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージに基づいてアプレットページに対して原始インクリメンタル描画レンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得することができる。

Ｓ２０５において、アプレットページの初回描画結果、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果および予め取得したアプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、アプレットページをレンダリングする。

図３は、本願の実施例に係るライフサイクルの起動のフローチャートである。図３に示すように、電子機器は、ユーザからのアプレットページの開く命令に応答して、論理スレッドおよびレンダリングスレッドにより、アプレットページの論理コードおよびページスタイルファイルをそれぞれロードし、アプレットページの論理コードのロード結果およびアプレットページのページスタイルファイルのロード結果を取得し、その後、論理スレッドにより、アプレットページの論理コードのロード結果から、アプレットページをレンダリングするための初期データ（ｉｎｉｔＤａｔａ）を抽出し、更に、論理スレッドにより、アプレットページをレンダリングするための初期データ（ｉｎｉｔＤａｔａ）をレンダリングスレッドに送信し、アプレットページのページスタイルファイルのロード結果およびアプレットページをレンダリングするための初期データ（ｉｎｉｔＤａｔａ）に基づき、レンダリングスレッドによりアプレットページを初回描画し、アプレットページの初回描画結果を取得し、更に、レンダリングスレッドによりアプレットページの初回描画結果を論理スレッドに送信することができ、論理スレッドはアプレットページの初回描画結果に基づいてｏｎＬｏａｄの実行をトリガする。

本願は、ライフサイクルに１つのページ初期関数の傍受（ｏｎｌｎｉｔ）を追加し、即ち、Ｐａｇｅレベルのライフサイクルは、ｏｎｌｎｉｔ、ｏｎＬｏａｄ、ｏｎＳｈｏｗ、ｏｎＲｅａｄｙ、ｏｎＵｎｌｏａｄを含む。論理スレッドは、上記各関数に関してレンダリングスレッドに１つのｓｅｔＤａｔａメッセージをそれぞれ送信し、レンダリングスレッドは、それぞれのｓｅｔＤａｔａメッセージを受信した後に、アプレットページに対してそれぞれインクリメンタル描画レンダリングを行う。例えば、論理スレッドは、ｏｎｌｎｉｔに関してレンダリングスレッドに１つのｏｎｌｎｉｔに対応するｓｅｔＤａｔａメッセージを送信し、レンダリングスレッドは、ｏｎｌｎｉｔに対応するｓｅｔＤａｔａメッセージを受信した後に、ｏｎｌｎｉｔに対応するｓｅｔＤａｔａメッセージに基づいてインクリメンタル描画レンダリングを行う。更に、例えば、論理スレッドは、ｏｎＬｏａｄに関してレンダリングスレッドに１つのｏｎＬｏａｄに対応するｓｅｔＤａｔａメッセージを送信し、レンダリングスレッドは、ｏｎＬｏａｄに対応するｓｅｔＤａｔａメッセージを受信した後に、ｏｎＬｏａｄに対応するｓｅｔＤａｔａメッセージに基づいてインクリメンタル描画レンダリングを行う。

図４は、本願の実施例に係るアプレットページレンダリング効果の模式図である。図４に示すように、本願に係る技術案を用い、ライフサイクルｏｎｌｎｉｔでページのデータを要求すると、ページのロード速度を大幅に加速し、ページの性能表現を向上させることができる。本実施例において、それぞれアプレットＡ、アプレットＢおよびアプレットＣという３つのアプレット製品で該ライフサイクルを使用した。アプレットＡは、２１０ｍｓの収益を得ることができ、アプレットＢは、１００ｍｓの収益を得ることができ、アプレットＣは、１５０ｍｓの収益を得ることができる。

本願の実施例に係るアプレットページレンダリング方法は、まず、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいてアプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行い、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得し、その後、アプレットページの初回描画結果、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果および予め取得したアプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、アプレットページをレンダリングする。つまり、本願は、アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を予め取得し、その後、アプレットページの初回描画結果、アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果およびアプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、アプレットページをレンダリングすることができる。本願は、ｏｎＬｏａｄ、ｏｎＳｈｏｗ、ｏｎＲｅａｄｙおよびｏｎＵｎｌｏａｄで構成されるライフサイクルに１つの関数ｏｎｌｎｉｔを追加し、ｏｎｌｎｉｔにより、ｏｎＬｏａｄにおける一部のコードを予め実行することができ、初回描画結果に依存するコードおよび初回描画結果に依存しないコードを全てｏｎＬｏａｄで実行する必要がない。関数ｏｎｌｎｉｔが追加されていないアプレットページレンダリング方法において、初回描画結果に依存するコードおよび初回描画結果に依存しないコードを全てｏｎＬｏａｄで実行する。本願は、ｏｎｌｎｉｔにより初回描画結果に依存しないコードを予め実行する技術手段を採用するため、関連技術におけるレンダリングスレッドが初回描画を完了して描画結果を論理スレッドに返送してから論理スレッドがｏｎＬｏａｄの実行をトリガし、これにより、ｏｎＬｏａｄのトリガタイミングが遅くなり、最終的なページの内容のレンダリングを深刻に遅延させ、ユーザーエクスペリエンスに影響を与えるという技術的問題を克服し、本願に係る技術案は、アプレットページのロード速度を大幅に加速し、ページ性能を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを最適化することができ、更に、本願の実施例の技術案は、簡単に実現でき、普及しやすく、適用範囲がより広い。

実施例３
図５は、本願の実施例に係るアプレットページレンダリング装置の構造模式図である。図５に示すように、前記装置５００は、インクリメンタル描画モジュール５０１とレンダリングモジュール５０２とを備える。ここで、前記インクリメンタル描画モジュール５０１は、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいて前記アプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行い、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得するように構成される。前記レンダリングモジュール５０２は、前記アプレットページの初回描画結果、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果および予め取得した前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、前記アプレットページをレンダリングするように構成される。

前記インクリメンタル描画モジュール５０１は、予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいて前記アプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成し、前記アプレットページに対して原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージに基づいて、前記アプレットページに対して原始インクリメンタル描画レンダリングを行い、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得するように構成される。

前記装置は、ユーザからの前記アプレットページの開く命令に応答して、前記アプレットページの論理コードおよびページスタイルファイルをロードし、前記アプレットページの論理コードのロード結果および前記アプレットページのページスタイルファイルのロード結果を取得し、前記アプレットページの論理コードのロード結果から、前記アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出し、前記アプレットページのページスタイルファイルのロード結果および前記アプレットページをレンダリングするための前記初期データに基づいて前記アプレットページを初回描画し、前記アプレットページの初回描画結果を取得するように構成される初回描画モジュール５０３（図示せず）を更に備える。

前記インクリメンタル描画モジュール５０１は、前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成し、前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージに基づいて、前記アプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得するように構成される。

前記インクリメンタル描画モジュール５０１は、サーバにおいて前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを生成するデータを取得し、前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージの前記データに基づき、前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを生成することにより、前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成するように構成される。

前記インクリメンタル描画モジュール５０１は、前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを受信した際に前記アプレットページの初回描画結果を取得していない場合、前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージをキャッシュキューに送信し、前記キャッシュキューに基づいて前記アプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得し、前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを受信した際に前記アプレットページの初回描画結果を取得した場合、直接に前記アプレットページに対して初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージに基づいて、前記アプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することにより、前記アプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得するように構成される。

上記アプレットページレンダリング装置は、本願のいずれかの実施例に係る方法を実行することができ、方法の実行に対応する機能モジュールおよび効果を備える。本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、本願のいずれかの実施例に係るアプレットページレンダリング方法を参照することができる。

実施例４
本願の実施例によれば、本願は、電子機器、可読記憶媒体およびコンピュータプログラム製品を更に提供する。

図６は、本願の実施例に係るアプレットページロード方法を実現するための電子機器の概略ブロック図である。電子機器６００は、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータのような様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器６００は、携帯端末、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器および他の類似する計算装置のような様々な形式の移動装置を表すこともできる。本発明に示されたコンポーネント、それらの接続、関係、およびそれらの機能は例示的なものに過ぎず、本発明に記載および／または要求される本発明の実現を限定するものではない。

図６に示すように、電子機器６００は、計算ユニット６０１を備え、読み出し専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）６０２に記憶されたコンピュータプログラム、または記憶ユニット６０８からランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）６０３にロードされたコンピュータプログラムに基づき、様々な適当な動作および処理を実行することができる。ＲＡＭ ６０３には、電子機器６００の操作に必要な様々なプログラムおよびデータが記憶されてもよい。計算ユニット６０１、ＲＯＭ ６０２およびＲＡＭ ６０３は、バス６０４を介して互いに接続されている。入力／出力（Ｉｎｐｕｔ／Ｏｕｔｐｕｔ、Ｉ／Ｏ）インタフェース６０５もバス６０４に接続されている。

電子機器６００における複数のコンポーネントはＩ／Ｏインタフェース６０５に接続され、キーボード、マウス等のような入力ユニット６０６と、各種のディスプレイ、スピーカ等のような出力ユニット６０７と、磁気ディスク、光ディスク等のような記憶ユニット６０８と、ネットワークカード、モデム、無線通信送受信機等のような通信ユニット６０９とを備える。通信ユニット６０９は、電子機器６００がインターネットのようなコンピュータネットワークおよび／または様々な電気通信ネットワークを介して他のデバイスと情報／データを交換することを許容する。

計算ユニット６０１は、処理および計算能力を有する汎用および／または専用の処理アセンブリであってもよい。計算ユニット６０１のいくつかの例は、中央処理ユニット（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ、ＣＰＵ）、グラフィックス処理ユニット（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ、ＧＰＵ）、各種の専用の人工知能（Ａｒｔｉｆｉｃｉａｌ Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ、ＡＩ）コンピューティングチップ、各種の機械学習モデルアルゴリズムを実行する計算ユニット、デジタルシグナルプロセッサ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ、ＤＳＰ）、および任意の適当なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含んでもよいが、これらに限定されない。計算ユニット６０１は、上記様々な方法および処理、例えば、ブロックチェーンに基づくグループトラフィックの実現方法を実行する。例えば、いくつかの実施例において、ブロックチェーンに基づくグループトラフィックの実現方法は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現でき、有形的に記憶ユニット６０８のような機器可読媒体に含まれている。いくつかの実施例において、コンピュータプログラムの一部または全ては、ＲＯＭ ６０２および／または通信ユニット６０９を介してデバイス６００にロードおよび／またはインストールされ得る。コンピュータプログラムがＲＡＭ ６０３にロードされて計算ユニット６０１により実行されると、上記ブロックチェーンに基づくグループトラフィックの実現方法の１つまたは複数のステップを実行することができる。あるいは、他の実施例において、計算ユニット６０１は、他の任意の適当な方式（例えば、ファームウェアを介して）により、ブロックチェーンに基づくグループトラフィックの実現方法を実行するように構成され得る。

本発明に記載されたシステムおよび技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ、ＦＰＧＡ）、特定用途向け集積回路（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣ）、特定用途向け標準パーツ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｓｔａｎｄａｒｄ Ｐａｒｔｓ、ＡＳＳＰ）、システムオンチップのシステム（Ｓｙｓｔｅｍ ｏｎ Ｃｈｉｐ、ＳｏＣ）、複合プログラマブル論理デバイス（Ｃｏｍｐｌｅｘ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｌｏｇｉｃ Ｄｅｖｉｃｅ、ＣＰＬＤ）、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および／または、それらの組み合わせで実現できる。これらの様々な実施形態は以下を含んでもよい。１つまたは複数のコンピュータプログラムに実施され、該１つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも１つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行および／または解釈することができ、該プログラマブルプロセッサは、ストレージシステム、少なくとも１つの入力装置、および少なくとも１つの出力装置からデータおよび命令を受信し、且つデータおよび命令を、該ストレージシステム、該少なくとも１つの入力装置、および該少なくとも１つの出力装置に伝送することができる専用または汎用のプログラマブルプロセッサであってもよい。

本発明の方法を実施するためのプログラムコードは、１つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせでコードできる。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供でき、これにより、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラにより実行されると、フローチャートおよび／またはブロック図で規定された機能／操作が実施される。プログラムコードは、完全に機器で実行されてもよいし、一部が機器で実行されてもよいし、独立したソフトウェアパッケージとして一部が機器で実行されて一部がリモート機器で実行されてもよいし、完全にリモート機器またはサーバで実行されてもよい。

本発明の明細書において、機器可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを含有または記憶できる有形的な媒体であってもよい。機器可読媒体は、機器可読信号媒体または機器可読記憶媒体であってもよい。機器可読媒体は、電子の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または半導体のシステム、装置またはデバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。機器可読記憶媒体の更なる具体的な例は、１つまたは複数の線による電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ（Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＥＰＲＯＭまたはフラッシュメモリ）、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用ディスク（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＣＤ－ＲＯＭ）、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含む。

ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明するシステムおよび技術をコンピュータで実施することができ、該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置（例えば、ブラウン管（（Ｃａｔｈｏｄｅ Ｒａｙ Ｔｕｂｅ、ＣＲＴ））または液晶ディスプレイ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ、ＬＣＤ）モニタ）と、ユーザがそれにより入力をコンピュータに提供することができるキーボードおよび指向装置（例えば、マウスまたはトラックボール）とを有する。他の種類の装置は、更にユーザとのインタラクションを提供するために使用できる。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック（例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック）であってもよく、且つ、任意の形式（音入力、音声入力または、触覚入力を含む）でユーザからの入力を受信することができる。

ここで説明するシステムおよび技術を、バックグラウンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、データサーバとする）、または中間コンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、アプリケーションサーバ）、またはフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、ユーザがそれによりここで説明するシステムおよび技術の実施形態とインタラクションできるグラフィカルユーザインタフェースまたはネットワークブラウザを有するユーザコンピュータ）、またはこのようなバックグラウンドコンポーネント、中間コンポーネント、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムに実施することができる。任意の形式または媒体のデジタルデータ通信（例えば、通信ネットワーク）により、システムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＬＡＮ）、ワイドエリアネットワーク（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＷＡＮ）、ブロックチェーンネットワーク、およびインターネットを含む。

コンピューティングシステムはクライアントおよびサーバを含んでもよい。クライアントとサーバとは、一般的に互いに離れ、且つ、通常、通信ネットワークを介してインタラクションを行う。対応するコンピュータで実行されて互いにクライアント－サーバ関係を持つコンピュータプログラムにより、クライアントとサーバとの関係を生成する。サーバはクラウドサーバであってもよく、クラウドコンピューティングサーバまたはクラウドホストとも呼ばれ、クラウドコンピューティングサービス体系における１つのホスト製品であり、従来の物理ホストおよびＶＰＳ（Ｖｉｒｔｕａｌ Ｐｒｉｖａｔｅ Ｓｅｒｖｅｒ、仮想専用サーバ）サービスに存在する管理しにくく、トラフィックの拡張性が弱いという欠陥を解決するために使用される。

上記に示す様々な形式のフローを用い、ステップを並べ替え、追加または削除することができることを理解すべきである。例えば、本発明に記載された各ステップは、並列に実行されてもよいし、順に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよく、本発明に開示された技術案の所望の結果を達成できる限り、本発明はここで限定しない。

Claims (15)

1. 予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいて、前記アプレットページに対して、原始インクリメンタルレンダリングを行い、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得することと、
   前記アプレットページの初回描画結果、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果、および予め取得した前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、前記アプレットページをレンダリングすることと、
   を含む、
   アプレットページレンダリング方法。
2. 予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいて、前記アプレットページに対して、原始インクリメンタルレンダリングを行い、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得することは、
   予め取得した前記アプレットページの初回描画結果に基づいて、前記アプレットページに対して、原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成することと、
   前記アプレットページに対して、原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージに基づいて、前記アプレットページに対して、原始インクリメンタル描画レンダリングを行い、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得することと、
   を含む、
   請求項１に記載の方法。
3. 予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいて、前記アプレットページに対して、原始インクリメンタルレンダリングを行い、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得する前に、
   ユーザからの前記アプレットページの開く命令に応答して、前記アプレットページの論理コードおよびページスタイルファイルをロードし、前記アプレットページの論理コードのロード結果および前記アプレットページのページスタイルファイルのロード結果を取得することと、
   前記アプレットページの論理コードのロード結果から、前記アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出することと、
   前記アプレットページのページスタイルファイルのロード結果および前記アプレットページをレンダリングするための前記初期データに基づいて、前記アプレットページを初回描画し、前記アプレットページの初回描画結果を取得することと、
   を更に含む、
   請求項１に記載の方法。
4. 前記アプレットページの論理コードのロード結果から、前記アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出した後に、
   前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成することと、
   前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージに基づいて、前記アプレットページに対して、初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することと、
   を更に含む、
   請求項３に記載の方法。
5. 前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成することは、
   サーバにおいて前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成するデータを取得することと、
   前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成する前記データに基づき、前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを生成することと、
   を含む、
   請求項４に記載の方法。
6. 前記アプレットページに対して、初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することは、
   前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを受信した際に、前記アプレットページの初回描画結果を取得していない場合、
   前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージをキャッシュキューに送信し、
   前記キャッシュキューに基づいて、前記アプレットページに対して、初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、
   前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することと、
   前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを受信した際に、前記アプレットページの初回描画結果を取得した場合、
   直接に前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージに基づいて、前記アプレットページに対して、初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、
   前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することと、
   を含む、
   請求項４に記載の方法。
7. インクリメンタル描画モジュールとレンダリングモジュールとを備えるアプレットページレンダリング装置であって、
   前記インクリメンタル描画モジュールは、
   予め取得したアプレットページの初回描画結果に基づいて、前記アプレットページに対して、原始インクリメンタルレンダリングを行い、
   前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得する、ように構成され、
   前記レンダリングモジュールは、
   前記アプレットページの初回描画結果、前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果、および予め取得した前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果に基づき、前記アプレットページをレンダリングする、ように構成される、
   アプレットページレンダリング装置。
8. 前記インクリメンタル描画モジュールは、
   予め取得した前記アプレットページの初回描画結果に基づいて、前記アプレットページに対して、原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成し、
   前記アプレットページに対して、原始インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージに基づいて、前記アプレットページに対して、原始インクリメンタル描画レンダリングを行い、
   前記アプレットページの原始インクリメンタルレンダリング結果を取得する、
   ように構成される、
   請求項７に記載の装置。
9. 前記アプレットページレンダリング装置は、更に、
   ユーザからの前記アプレットページの開く命令に応答して、前記アプレットページの論理コードおよびページスタイルファイルをロードし、
   前記アプレットページの論理コードのロード結果および前記アプレットページのページスタイルファイルのロード結果を取得し、
   前記アプレットページの論理コードのロード結果から、前記アプレットページをレンダリングするための初期データを抽出し、
   前記アプレットページのページスタイルファイルのロード結果および前記アプレットページをレンダリングするための前記初期データに基づいて、前記アプレットページを初回描画し、
   前記アプレットページの初回描画結果を取得する、
   ように構成される、初回描画モジュールを備える、
   請求項７に記載の装置。
10. 前記インクリメンタル描画モジュールは、更に、
    前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成し、
    前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージに基づいて、前記アプレットページに対して、初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、
    前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得する、
    ように構成される、
    請求項９に記載の装置。
11. 前記インクリメンタル描画モジュールは、
    サーバにおいて前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを生成するデータを取得し、
    前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージのデータに基づき、前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成することにより、前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガするメッセージを生成する、
    ように構成される、
    請求項１０に記載の装置。
12. 前記インクリメンタル描画モジュールは、
    前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを受信した際に、前記アプレットページの初回描画結果を取得していない場合、
    前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージをキャッシュキューに送信し、
    前記キャッシュキューに基づいて、前記アプレットページに対して、初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、
    前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得し、
    前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージを受信した際に、前記アプレットページの初回描画結果を取得した場合、
    直接に前記アプレットページに対して、初期インクリメンタルレンダリングを行うことをトリガする前記メッセージに基づいて、前記アプレットページに対して初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、
    前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得することにより、前記アプレットページに対して、初期インクリメンタル描画レンダリングを行い、
    前記アプレットページの初期インクリメンタルレンダリング結果を取得する、
    ように構成される、
    請求項１０に記載の装置。
13. 少なくとも１つのプロセッサと、
    前記少なくとも１つのプロセッサに通信接続されたメモリと、
    を備える、電子機器であって、
    前記メモリには、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、
    前記命令は、実行されると、請求項１乃至６のいずれか一項に記載の方法を前記少なくとも１つのプロセッサに実施させる、
    電子機器。
14. コンピュータ命令が記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記コンピュータ命令は、実行されると、請求項１乃至６のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実施させる、
    非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
15. 複数の命令を含むコンピュータプログラムであって、
    前記命令は、実行されると、請求項１乃至６のいずれか一項に記載の方法をプロセッサに実施させる、
    コンピュータプログラム。

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