本明細書において「AまたはB(A or B)」は「ただA」、「ただB」または「AとBの両方とも」を意味することができる。また、本明細書において「AまたはB(A or B)」は「A及び/またはB(A and/or B)」と解釈されることができる。例えば、本明細書において「A、BまたはC(A、B or C)」は「ただA」、「ただB」、「ただC」、または「A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。
本明細書で使われるスラッシュ(/)や読点(comma)は「及び/または(and/or)」を意味することができる。例えば、「A/B」は「A及び/またはB」を意味することができる。それによって、「A/B」は「ただA」、「ただB」、または「AとBの両方とも」を意味することができる。例えば、「A、B、C」は「A、BまたはC」を意味することができる。
本明細書において「少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)」は、「ただA」、「ただB」または「AとBの両方とも」を意味することができる。また、本明細書において「少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)」や「少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)」という表現は「少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)」と同様に解釈されることができる。
また、本明細書において「少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)」は、「ただA」、「ただB」、「ただC」、または「A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。また、「少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)」や「少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)」は「少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)」を意味することができる。
また、本明細書で使われる括弧は「例えば(for example)」を意味することができる。具体的には、「制御情報(PDCCH)」で表示された場合、「制御情報」の一例として「PDCCH」が提案されたものである。また、本明細書の「制御情報」は「PDCCH」に制限(limit)されずに、「PDDCH」が「制御情報」の一例として提案されたものである。また、「制御情報(即ち、PDCCH)」で表示された場合も、「制御情報」の一例として「PDCCH」が提案されたものである。
本明細書において、一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されることもでき、同時に具現されることもできる。
本明細書の以下の一例は様々な無線通信システムに適用される。例えば、本明細書の以下の一例は無線LAN(wireless local area network,WLAN)システムに適用される。例えば、本明細書はIEEE802.11a/g/n/acの規格や、IEEE802.11ax規格に適用される。また、本明細書は新しく提案されるEHT規格またはIEEE802.11be規格にも適用される。また、本明細書の一例はEHT規格またはIEEE802.11beを改善(enhance)した新しい無線LAN規格にも適用される。また、本明細書の一例は移動通信システムに適用される。例えば、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)規格に基づくLTE(Long Term Evolution)及びその進化(evoluation)に基づく移動通信システムに適用される。また、本明細書の一例は3GPP規格に基づく5GNR規格の通信システムに適用される。
以下、本明細書の技術的な特徴を説明するために本明細書が適用される技術的な特徴を説明する。
図1は本明細書の送信装置及び/または受信装置の一例を示す。
図1の一例は以下で説明される様々な技術的な特徴を実行することができる。図1は少なくとも一つのSTA(station)に関連する。例えば、本明細書のSTA(110、120)は移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装置(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)または単にユーザ(user)などの様々な名称として呼ばれる。本明細書のSTA(110、120)はネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレーなどの様々な名称で呼ばれる。本明細書のSTA(110、120)は受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Deviceなど様々な名称で呼ばれる。
例えば、STA(110、120)はAP(Access Point)役割を実行するかnon-AP役割を実行することができる。すなわち、本明細書のSTA(110、120)はAP及び/またはnon-APの機能を実行することができる。本明細書においてAPはAP STAとも表示できる。
本明細書のSTA(110、120)はIEEE802.11規格以外の様々な通信規格をともにサポートすることができる。例えば、3GPP規格に係る通信規格(例えば、LTE、LTE-A、5GNR規格)などをサポートすることができる。また、本明細書のSTAは携帯電話、車両(vehicle)、パーソナルコンピューターなどの様々な装置に実装される。また、本明細書のSTAは音声通話、ビデオ通話、データ通信、自動走行(Self-Driving,Autonomous-Driving)などの様々な通信サービスのための通信をサポートすることができる。
本明細書においてSTA(110、120)はIEEE802.11規格の規定に従う媒体アクセス制御(medium access control,MAC)と無線媒体に対する物理層(Physical Layer)インターフェースを含むことができる。
図1(a)に基づいてSTA(110、120)を説明すると以下の通りである。
第1STA(110)はプロセッサ(111)、メモリ(112)及びトランシーバ(113)を含む。示されたプロセッサ、メモリ及びトランシーバはそれぞれ別のチップとして実装されるか、少なくとも二つ以上のブロック/機能が一つのチップを介して実装される。
第1STAのトランシーバ(113)は信号の送受信動作を実行する。具体的には、IEEE802.11パケット(例えば、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/beなど)を送受信することができる。
例えば、第1STA(110)はAPの意図された動作を実行することができる。例えば、APのプロセッサ(111)はトランシーバ(113)を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を実行することができる。APのメモリ(112)はトランシーバ(113)を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
例えば、第2STA(120)はNon-AP STAの意図された動作を実行することができる。例えば、non-APのトランシーバ(123)は信号の送受信動作を実行する。具体的には、IEEE802.11パケット(例えば、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/beなど)を送受信することができる。
例えば、Non-AP STAのプロセッサ(121)はトランシーバ(123)を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を実行することができる。Non-AP STAのメモリ(122)はトランシーバ(123)を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
例えば、以下の明細書においてAPと表示された装置の動作は第1STA(110)または第2STA(120)において実行される。例えば第1STA(110)がAPである場合、APと表示された装置の動作は第1STA(110)のプロセッサ(111)によって制御され、第1STA(110)のプロセッサ(111)によって制御されるトランシーバ(113)を介して関連する信号が送信されるか受信される。また、APの動作に関連する制御情報やAPの送信/受信信号は第1STA(110)のメモリ(112)に格納される。また、第2STA(110)がAPである場合、APと表示された装置の動作は第2STA(120)のプロセッサ(121)によって制御され、第2STA(120)のプロセッサ(121)によって制御されるトランシーバ(123)を介して関連する信号が送信されるか受信される。また、APの動作に関連する制御情報やAPの送信/受信信号は第2STA(110)のメモリ(122)に格納される。
例えば、以下の明細書においてnon-AP(またはUser-STA)と表示された装置の動作は第1STA(110)または第2STA(120)において実行される。例えば、第2STA(120)がnon-APである場合、non-APと表示された装置の動作は第2STA(120)のプロセッサ(121)によって制御され、第2STA(120)のプロセッサ(121)によって制御されるトランシーバ(123)を介して関連する信号が送信されるか受信される。また、non-APの動作に関連する制御情報やAPの送信/受信信号は第2STA(120)のメモリ(122)に格納される。例えば、第1STA(110)がnon-APである場合、non-APと表示された装置の動作は第1STA(110)のプロセッサ(111)によって制御され、第1STA(120)のプロセッサ(111)によって制御されるトランシーバ(113)を介して関連する信号が送信されるか受信される。また、non-APの動作に関連する制御情報やAPの送信/受信信号は第1STA(110)のメモリ(112)に格納される。
以下の明細書において(送信/受信)STA、第1STA、第2STA、STA1、STA2、AP、第1AP、第2AP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)Device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどと呼ばれる装置は図1のSTA(110、120)を意味する。例えば、具体的な符号なしに(送信/受信)STA、第1STA、第2STA、STA1、STA2、AP、第1AP、第2AP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)Device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどと表示された装置も図1のSTA(110、120)を意味する。例えば、以下の一例において様々なSTAが信号(例えば、PPPDU)を送受信する動作は図1のトランシーバ(113、123)において実行される場合がある。また、以下の一例において、様々なSTAが送受信信号を生成するか送受信信号のために事前にデータ処理や演算を実行する動作は図1のプロセッサ(111、121)において実行される場合がある。例えば、送受信信号を生成するか送受信信号のために事前にデータ処理や演算を実行する動作の一例は、1)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG,STF,LTF,Data)フィールドのビット情報を決定/獲得/構成/演算/デコード/エンコードする動作、2)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG,STF,LTF,Data)フィールドのために用いられる時間リソースや周波数リソース(例えば、サブキャリアリソース)などを決定/構成/獲得する動作、3)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG,STF,LTF,Data)フィールドのために用いられる特定のシーケンス(例えば、パイロットシーケンス、STF/LTFシーケンス、SIGに適用されるエクストラシーケンス)などを決定/構成/獲得する動作、4)STAに対して適用される電力制御動作及び/または省電力動作、5)ACK信号の決定/獲得/構成/演算/デコード/エンコードなどに関連する動作を含むことができる。また、以下の一例において様々なSTAが送受信信号の決定/獲得/構成/演算/デコード/エンコードのために使用する様々な情報(例えば、フィールド/サブフィールド/制御フィールド/パラメータ/パワーなどに関連する情報)は図1のメモリ(112、122)に格納される。
上述した図1(a)の装置/STAは図1(b)のように変形される。以下の図1(b)に基づいて、本明細書のSTA(110、120)を説明する。
例えば、図1(b)に示されたトランシーバ(113、123)は上述した図1(a)に示されたトランシーバと同じ機能を実行することができる。例えば、図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)はプロセッサ(111、121)及びメモリ(112、122)を含むことができる。図1(b)に示されたプロセッサ(111、121)及びメモリ(112、122)は上述した図1(a)に示されたプロセッサ(111、121)及びメモリ(112、122)と同じ機能を実行することができる。
以下で説明される、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装置(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)、ユーザ(user)、ユーザSTA、ネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレー、受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Device、受信Apparatus、及び/または送信Apparatusは、図1(a)/(b)に示されたSTA(110、120)を意味するか、図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)を意味する。すなわち、本明細書の技術的な特徴は、図1(a)/(b)に示されたSTA(110、120)に実行できるか、図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)でのみ実行される場合がある。例えば、送信STAが制御信号を送信する技術的な特徴は、図1(a)/(b)に示されたプロセッサ(111、121)において生成された制御信号が図1(a)/(b)に示されたトランシーバ(113、123)を介して送信される技術的な特徴として理解できる。または、送信STAが制御信号を送信する技術的な特徴は、図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)においてトランシーバ(113、123)に伝送される制御信号が生成される技術的な特徴として理解できる。
例えば、受信STAが制御信号を受信する技術的な特徴は、図1(a)に示されたトランシーバ(113、123)によって制御信号が受信される技術的な特徴として理解できる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的な特徴は、図1(a)に示されたトランシーバ(113、123)に受信された制御信号が図1(a)に示されたプロセッサ(111、121)によって獲得される技術的な特徴として理解できる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的な特徴は、図1(b)に示されたトランシーバ(113、123)に受信された制御信号が図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)によって獲得される技術的な特徴として理解できる。
図1(b)を参照すると、メモリ(112、122)内にソフトウェアコード(115、125)が含まれる。ソフトウェアコード(115、125)はプロセッサ(111、121)の動作を制御するinstructionが含まれる。ソフトウェアコード(115、125)は様々なプログラミング言語で含まれる。
図1に示されたプロセッサ(111、121)またはプロセシングチップ(114、124)はASIC(application-specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含むことができる。プロセッサはAP(application processor)である。例えば、図1に示されたプロセッサ(111、121)またはプロセシングチップ(114、124)はDSP(digital signal processor)、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)、モデム(Modem;modulator and demodulator)のうち、少なくとも一つを含むことができる。例えば、図1に示されたプロセッサ(111、121)またはプロセシングチップ(114、124)はQualcomm(登録商標)によって製造されたSNAPDRAGONTMシリーズプロセッサ、Samsung(登録商標)によって製造されたEXYNOSTMシリーズプロセッサ、Apple(登録商標)によって製造されたAシリーズプロセッサ、MediaTek(登録商標)によって製造されたHELIOTMシリーズプロセッサ、INTEL(登録商標)によって製造されたATOMTMシリーズプロセッサまたはこれを改善(enhance)したプロセッサである。
本明細書においてアップリンクはnon-AP STAからAP STAへの通信のためのリンクを意味し、アップリンクを介してアップリンクPPDU/パケット/信号などが送信される。また、本明細書においてダウンリンクはAP STAからnon-AP STAへの通信のためのリンクを意味し、ダウンリンクを介してダウンリンクPPDU/パケット/信号などが送信される。
図2は無線LAN(WLAN)の構造を示した概念図である。
図2の上部はIEEE(institute of electrical and eletronic engineers)802.11のインフラストラクチャーBSS(basic service set)の構造を示す。
図2の上部を参照すると、無線LANシステムは一つまたはそれ以上のインフラストラクチャーBSS(200、205)(以下、BSS)を含むことができる。BSS(200、205)は正常に同期を行って互いに通信できるAP(access point,225)及びSTA1(Station,200-1)のようなAPとSTAのセットとして、特定の領域を指す概念ではない。BSS(205)は一つのAP(230)に一つ以上の結合可能なSTA(205-1、205-2)を含めることができる。
BSSは少なくとも一つのSTA、配信サービス(distribution Service)を提供するAP(225、230)及び多数のAPを繋げる配信システム(distribution System,DS,210)を含むことができる。
配信システム(210)は複数のBSS(200、205)を接続して拡張サービスセットであるESS(extended service set,240)を実装することができる。ESS(240)は一つまたは複数個のAPが配信システム(210)を介して接続されてできた一つのネットワークを指示する用語として使用される。一つのESS(240)に含まれるAPは同じSSID(service set identification)を持つ。
ポータル(portal,220)は無線LANネットワーク(IEEE802.11)と他のネットワーク(例えば、802.X)との接続を実行するブリッジ役割を実行することができる。
図2の上部のようなBSSではAP(225、230)の間のネットワーク及びAP(225、230)とSTA(200-1、205-1、205-2)の間のネットワークが実装される。しかし、AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うこともできる。AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うネットワークをアドホックネットワーク(Ad-Hoc network)または独立BSS(independent basic service set,IBSS)と定義する。
図2の下部はIBSSを示した概念図である。
図2の下部を参照すると、IBSSはアドホックモードに動作するBSSである。IBSSはAPを含まないため中央において管理機能を実行するエンティティ(centralized management entity)がない。すなわち、IBSSにおいてSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)は分散方法(distributed manner)で管理される。IBSSでは全てのSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)が移動STAで構成され、配信システムへの接続が許可されず自己完備ネットワーク(self-contained network)を構成する。
図3は通常のリンク設定(link setup)過程を説明する図面である。
示されたS310ステップにおいてSTAはネットワークを見つける動作を実行することができる。ネットワークを見つける動作はSTAのスキャニング(scanning)動作を含むことができる。すなわち、STAがネットワークにアクセスするためには参加可能なネットワークを見つける必要がある。STAは無線ネットワークに参加する前に互換性のあるネットワークを識別する必要があるが、特定の領域に存在するネットワークの識別過程をスキャニングという。スキャニング方法にはアクティブスキャン(active scanning)とパシップスキャン(passive scanning)がある。
図3では例示的に、アクティブスキャン過程を含むネットワークを見つける動作を示す。アクティブスキャンにおいてスキャニングを行うSTAはチャネルを移動させ周辺にどのAPが存在するか探索するためにプローブ要求フレーム(probe request frame)を送信しこれに対する応答を待つ。応答者(responder)はプローブ要求フレームを送信したSTAへプローブ要求フレームに対する応答にプローブ応答フレーム(probe response frame)を送信する。ここで、応答者はスキャニングされているチャネルのBSSにおいて最後にビーコンフレーム(beacon frame)を送信したSTAである。BSSではAPがビーコンフレームを送信するためAPが応答者になり、IBSSではIBSS内のSTAが戻ってビーコンフレームを送信するため、応答者が一定ではない。例えば、1番チャネルにおいてプローブ要求フレームを送信し1番チャネルにおいてプローブ応答フレームを受信したSTAは、受信したプローブ応答フレームに含まれたBSS関連情報を格納し次のチャネル(例えば、2番チャネル)に移動して同じ方法にスキャニング(すなわち、2番チャネル上においてプローブ要求/応答送受信)を実行することができる。
図3の一例と表示されてはいないが、スキャニング動作はパシップスキャン方法で実行される場合もある。パシップスキャンに基づいてスキャニングを行うSTAはチャネルを移動しながらビーコンフレームを待つことができる。ビーコンフレームはIEEE802.11において管理フレーム(management frame)のうちの一つとして、無線ネットワークの存在を知らせ、スキャニングを行うSTAに無線ネットワークを見つけて、無線ネットワークに参加できるように周期的に送信される。BSSにおいてAPがビーコンフレームを周期的に送信する役割を実行し、IBSSではIBSS内のSTAが戻ってビーコンフレームを送信する。スキャニングを行うSTAはビーコンフレームを受信すればビーコンフレームに含まれたBSSに対する情報を格納し、他のチャネルに移動しながら各チャネルにおいてビーコンフレーム情報を記録する。ビーコンフレームを受信したSTAは、受信したビーコンフレームに含まれたBSS関連情報を格納し、次のチャネルに移動して同じ方法で次のチャネルにおいてスキャニングを行うことができる。
ネットワークを発見したSTAは、ステップS320を介して認証過程を実行することができる。このような認証過程は後述するステップS340のセキュリティ設定動作と明確に区分するために第1認証(first authentication)過程と称する。S320の認証過程は、STAが認証要求フレーム(authentication request frame)をAPへ送信し、これに応答してAPが認証応答フレーム(authentication response frame)をSTAへ送信する過程を含むことができる。認証要求/応答に用いられる認証フレーム(authentication frame)は管理フレームに該当する。
認証フレームは認証アルゴリズム番号(authentication algorithm number)、認証取引シーケンス番号(authentication transaction sequence number)、ステータスコード(status code)、チャレンジテキスト(challenge text)、RSN(Robust Security Network)、有限巡回群(Finite Cyclic Group)などに対する情報を含むことができる。
STAは認証要求フレームをAPへ送信することができる。APは受信された認証要求フレームに含まれた情報に基づいて、該当STAに対する認証を許可するか否かを決定することができる。APは認証処理の結果を認証応答フレームを介してSTAに提供することができる。
正常に認証されたSTAはステップS330に基づいて接続過程を実行することができる。接続過程はSTAが接続要求フレーム(association request frame)をAPへ送信し、これに応答してAPが接続応答フレーム(association response frame)をSTAへ送信する過程を含む。例えば、接続要求フレームは様々な能力(capabillity)に関連する情報、ビーコンリスンインターバル(listen interval)、SSID(service set identifier)、サポートレート(supported rates)、サポートチャネル(supported channels)、RSN、移動性ドメイン、サポートオペレーティングクラス(supported operating classes)、TIM放送要求(Traffic Indication Map Broadcast request)、相互動作(inter working)サービス能力などに対する情報を含むことができる。例えば、接続応答フレームは様々な能力に関連する情報、ステータスコード、AID(Association ID)、サポートレート、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)パラメータセット、RCPI(Received Channel Power Indicator)、RSNI(Received Signal to Noise Indicator)、移動性ドメイン、タイムアウトインターバル(アソシエーションカムバック時間(association comeback time))、重複(overlapping)BSSスキャンパラメータ、TIM放送応答、QoSマップなどの情報を含むことができる。
以後、S340ステップにおいて、STAはセキュリティ設定過程を実行することができる。ステップS340のセキュリティ設定過程は、例えば、EAPOL(Extesible Authntication Protocol over LAN)フレームを介した4ウェイ(way)ハンドシェイクを介して、プライベートキー設定(private key setup)をする過程を含むことができる。
図4はIEEE規格において用いられるPPDUの一例を示した図面である。
示されたように、IEEEa/g/n/acなどの規格では様々な形のPPDU(PHY protocol data unit)が使用される。具体的には、LTF、STFフィールドはトレーニング信号を含み、SIG-A、SIG-Bには受信ステーションのための制御情報が含まれ、データフィールドにはPSDU(MAC PDU/Aggregated MAC PDU)に相応するユーザデータが含まれた。
また、図4はIEEE802.11ax規格のHE PPDUの一例も含む。図4に係るHE PPDUは多重ユーザのためのPPDUの一例として、HE-SIG-Bは多重ユーザのための場合にのみ含まれ、単一ユーザのためのPPDUには該当HE-SIG-Bが省略される。
示されたように、多重ユーザ(Multiple User;MU)のためのHE-PPDUはL-STF(legacy-short training field)、L-LTF(legacy-long training field)、L-SIG(legacy-signal)、HE-SIG-A(high efficiency-signal A)、HE-SIG-B(high efficiency-signal-B)、HE-STF(high efficiency-short training field)、HE-LTF(high efficiency-long training field)、データフィールド(またはMACペイロード)及びPE(Packet Extension)フィールドを含むことができる。それぞれのフィールドは示された時間区間(すなわち、4または8μsなど)の間に送信される。
以下のように、PPDUにおいて用いられるリソースユニット(RU)を説明する。リソースユニットは複数個のサブキャリア(またはトーン)を含むことができる。リソースユニットはOFDMA技術に基づいて多数のSTAへ信号を送信する場合に使用される。また、一つのSTAへ信号を送信する場合にもリソースユニットが定義される。リソースユニットはSTF、LTF、データフィールドなどのために使用される。
図5は20MHz帯域上において用いられるリソースユニット(RU)の配置を示す図面である。
図5に示されたように、互い異なる個数のトーン(すなわち、サブキャリア)に対応されるリソースユニット(Resource Unit;RU)が使用されHE-PPDUの一部のフィールドを構成することができる。例えば、HE-STF、HE-LTF、データフィールドに対して示されたRU単位でリソースが割り当てられる。
図5の最上部に示されたように、26ユニット(すなわち、26個のトーンに相応するユニット)が配置される。20MHz帯域の左端(leftmost)帯域には6個のトーンがガード(Guard)帯域に使用され、20MHz帯域の右端(rightmost)帯域には5個のトーンがガード帯域に使用される。また、中心帯域、すなわちDC帯域には7個のDCトーンが挿入され、DC帯域の左右に各13個のトーンに相応する26-ユニットが存在する場合がある。また、その他の帯域には26ユニット、52ユニット、106ユニットが割り当てられる。各ユニットは受信ステーション、すなわちユーザのために割り当てられる。
その一方で、図5のRU配置は多数のユーザ(MU)のための状況のみならず、単一ユーザ(SU)のための状況でも活用され、この場合には図5の最下部に示されたように1個の242ユニットを使用することが可能であり、この場合は3個のDCトーンが挿入される。
図5の一例では様々なサイズのRU、すなわち、26RU、52RU、106RU、242RUなどが提案されたように、このようなRUの具体的なサイズは拡張または増加することがあるため、本実施例は各RUの具体的なサイズ(すなわち、相応するトーンの個数)に限らない。
図6は40MHz帯域上において用いられるリソースユニット(RU)の配置を示す図面である。
図5の一例において様々なサイズのRUが使用されたことと同様に、図6の一例も26RU、52RU、106RU、242RU、484RUなどが用いられる。また、中心周波数には5個のDCトーンが挿入され、40MHz帯域の左端(leftmost)帯域には12個のトーンがガード(Guard)帯域に使用され、40MHz帯域の右端(rightmost)帯域には11個のトーンがガード帯域に使用される。
また、示されたように、単一ユーザのために用いられる場合、484RUが使用できる。その一方で、RUの具体的な個数が変更できるということは図4の一例と同じである。
図7は80MHz帯域上において用いられるリソースユニット(RU)の配置を示す図面である。
図5及び図6の一例において様々なサイズのRUが使用されたことと同様に、図7の一例も26RU、52RU、106RU、242RU、484RU、996RUなどが使用できる。また、中心周波数には7個のDCトーンが挿入され、80MHz帯域の左端(leftmost)帯域には12個のトーンがガード(Guard)帯域に使用され、80MHz帯域の右端(rightmost)帯域には11個のトーンがガード帯域に使用される。また、DC帯域の左右に位置するそれぞれ13個のトーンを使用した26RUを使用することができる。
また、示されたように、単一ユーザのために使用される場合、996RUが使用でき、この場合は5個のDCトーンが挿入される。
本明細書において説明されたRUはUL(Uplink)通信及びDL(Downlink)通信に用いられる。例えば、Trigger frameによってsolicitされるUL-MU通信が行われる場合、送信STA(例えば、AP)はTrigger frameを介して第1STAには第1RU(例えば、26/52/106/242RUなど)を割り当て、第2STAには第2RU(例えば、26/52/106/242RUなど)を割り当てることができる。以後、第1STAは第1RUに基づいて第1Trigger-Based PPDUを送信することができ、第2STAは第2RUに基づいて第2Trigger-Based PPDUを送信することができる。第1/第2Trigger-Based PPDUは同じ時間区間にAPへ送信される。
例えば、DL MU PPDUが構成される場合、送信STA(例えば、AP)は第1STAには第1RU(例えば、26/52/106/242RUなど)を割り当て、第2STAには第2RU(例えば、26/52/106/242RUなど)を割り当てることができる。すなわち、送信STA(例えば、AP)は一つのMU PPDU内で第1RUを介して第1STAのためのHE-STF、HE-LTF、Dataフィールドを送信することができ、第2RUを介して第2STAのためのHE-STF、HE-LTF、Dataフィールドを送信することができる。
RUの配置に関する情報はHE-SIG-Bを介してシグナルされる。
図8はHE-SIG-Bフィールドの構造を示す。
示されたように、HE-SIG-Bフィールド(810)は共通フィールド(820)及びユーザ個別(user-specific)フィールド(830)を含む。共通フィールド(820)はSIG-Bを受信する全てのユーザ(すなわち、ユーザSTA)に共通して適用する情報を含むことができる。ユーザ個別フィールド(830)はユーザ-個別制御フィールドと呼べる。ユーザ個別フィールド(830)は、SIG-Bが複数のユーザへ伝送される場合、複数のユーザのうちいずれか一部にのみ適用できる。
図8に示されたように共通フィールド(820)及びユーザ個別フィールド(830)は別途エンコードできる。
共通フィールド(820)はN*8ビットのRU allocation情報を含むことができる。例えば、RU allocation情報はRUの位置(location)に関する情報を含むことができる。例えば、図5のように20MHzチャネルが使用される場合、RU allocation情報はどの周波数帯域にどのRU(26RU/52RU/106RU)が配置されるかに関する情報を含むことができる。
RU allocation情報が8ビットで構成される場合の一例は次の通りである。
図5の一例のように、20MHzチャネルには最大9個の26RUが割り当てられる。表1のように共通フィールド(820)のRU allocation情報が「00000000」のように設定される場合、対応するチャネル(すなわち、20MHz)には9個の26RUが割り当てられる。また、表1のように共通フィールド(820)のRU allocation情報が「00000001」のように設定される場合、対応するチャネルに7個の26RUと1個の52RUが配置される。すなわち、図5の一例において再右では52RUが割り当てられ、その左側には7個の26RUが割り当てられる。
表1の一例はRU allocation情報が表示できるRU locationのうち一部のみを表示したものである。
例えば、RU allocation情報は下記の表2の一例をさらに含むことができる。
「01000y2y1y0」は20MHzチャネルの左端に106RUが割り当てられ、その右側に5個の26RUが割り当てられる一例に関連する。この場合、106RUに対してはMU-MIMO技術に基づいて多数のSTA(例えば、User-STA)が割り当てられる。具体的には106RUに対しては最大8個のSTA(例えば、User-STA)が割り当てられ、106RUに割り当てられるSTA(例えば、User-STA)の個数は3ビット情報(y2y1y0)に基づいて決定される。例えば、3ビット情報(y2y1y0)がNに設定される場合、106RUにMU-MIMO技術に基づいて割り当てられるSTA(例えば、User-STA)の個数はN+1である。
通常、複数のRUに対しては互い異なる複数のSTA(例えば、User STA)が割り当てられる。しかし、特定のサイズ(例えば、106サブキャリア)以上の一つのRUに対してはMU-MIMO技術に基づいて複数のSTA(例えばUser STA)が割り当てられる。
図8に示されたように、ユーザ個別フィールド(830)は複数個のユーザフィールドを含むことができる。上述したように、共通フィールド(820)のRU allocation情報に基づいて特定のチャネルに割り当てられるSTA(例えばUser STA)の個数が決定される。例えば、共通フィールド(820)のRU allocation情報が「00000000」である場合、9個の26RUそれぞれに1個ずつのUser STAが割り当て(すなわち、合計9個のUser STAが割り当て)られる。すなわち、最大9個のUser STAがOFDMA技術を介して特定のチャネルに割り当てられる。また最大9個のUser STAがnon-MU-MIMO技術を介して特定のチャネルに割り当てられる。
例えば、RU allocationが「01000y2y1y0」に設定される場合、左端に配置される106RUにはMU-MIMO技術を介して複数のUser STAが割り当てられ、その右側に配置される5個の26RUにはnon-MU-MIMO技術を介して5個のUser STAが割り当てられる。このような場合は図9の一例を介して具体化される。
図9はMU-MIMO技術を介して複数のUser STAが同じRUに割り当てられる一例を示す。
例えば、図9のようにRU allocationが「01000010」に設定される場合、表2に基づいて、特定のチャネルの左端には106RUが割り当てられ、その右側には5個の26RUが割り当てられる。また、106RUには合計3個のUser STAがMU-MIMO技術を介して割り当てられる。結果的に合計8個のUser STAが割り当てられるため、HE-SIG-Bのユーザ個別フィールド(830)は8個のUser fieldを含むことができる。
8個のUser fieldは図9に示された順序で含まれる。また、図8において示されたように、2個のUser fieldは1個のUser block fieldに実装される。
図8及び図9に示されているUser fieldは2個のフォーマットに基づいて構成される。すなわち、MU-MIMO技術に関連するUser fieldは第1フォーマットで構成され、non-MU-MIMO技術に関連するUser fieldは第2フォーマットで構成される。図9の一例を参照すると、User field1からUser field3は第1フォーマットに基づき、User field4からUser field8は第2フォーマットに基づく。第1フォーマットまたは第2フォーマットは同じ長さ(例えば、21ビット)のビット情報を含むことができる。
それぞれのUser fieldは同じサイズ(例えば、21ビット)を持つことができる。例えば、第1フォーマット(MU-MIMO技術のフォーマット)のUser fieldは次のように構成される。
例えば、User field(すなわち、21ビット)内の第1ビット(例えば、B0-B10)は該当User fieldが割り当てられるUser STAの識別情報(例えば、STA-ID、partial AIDなど)を含むことができる。また、User field(すなわち、21ビット)内の第2ビット(例えば、B11-B14)は空間設定(spatial configuration)に関する情報を含むことができる。具体的には、第2ビット(すなわち、B11-B14)の一例は下記mp表3から表4と同じであり得る。
表3及び/または表4に示されたように、第2ビット(すなわち、B11-B14)はMU-MIMO技術によって割り当てられる複数のUser STAに割り当てられるSpatial Streamの個数に関する情報を含むことができる。例えば、図9のように106RUに3個のUser STAがMU-MIMO技術に基づいて割り当てられる場合、N_userは「3」に設定され、それによって表3と表示されたようにN_STS[1]、N_STS[2]、N_STS[3]の値が決定される。例えば、第2ビット(B11-B14)の値が「0011」である場合、N_STS[1]=4、N_STS[2]=1、N_STS[3]=1に設定される。すなわち、図9の一例においてUser field1に対しては4個のSpatial Streamが割り当てられ、User field2に対しては1個のSpatial Streamが割り当てられ、User field3に対しては1個のSpatial Streamが割り当てられる。
表3及び/または表4の一例のように、ユーザステーション(User STA)のための空間ストリーム(Spatial Stream)の個数に関する情報(すなわち第2ビット、B11-B14)は4ビットで構成される。また、ユーザステーション(User STA)のための空間ストリーム(Spatial Stream)の個数に関する情報(すなわち第2ビット、B11-B14)は最大8個の空間ストリームまでサポートすることができる。また、空間ストリーム(Spatial Stream)の個数に関する情報(すなわち、第2ビット、B11-B14)は一つのUser STAのために最大4個の空間ストリームまでサポートすることができる。
また、User field(すなわち、21ビット)内の第3ビット(すなわち、B15-18)はMCS(Modulation and coding scheme)情報を含むことができる。MCS情報は該当SIG-Bが含まれるPPDU内のデータフィールドに適用される。
本明細書において用いられるMCS、MCS情報、MCSインデクス、MCSフィールドなどは特定のインデクス値と表示できる。例えば、MCS情報はインデクス0からインデクス11と表示できる。MCS情報はコンスタレーション変調タイプ(例えば、BPSK、QPSK、16_QAM、64_QAM、256_QAM,1024_QAMなど)に関する情報、及びコードレート(例えば、1/2、2/3、3/4、5/6など)に関する情報を含むことができる。MCS情報にはチャネルコーディングタイプ(例えば、BSSまたはLDPC)に関する情報を除くことができる。
また、User field(すなわち、21ビット)内の第4ビット(すなわち、B19)はReservedフィールドである。
また、User field(すなわち、21ビット)内の第5ビット(すなわち、B20)はコーディングタイプ(例えば、BSSまたはLDPC)に関する情報を含むことができる。すなわち、第5ビット(すなわち、B20)は該当SIG-Bが含まれるPPDU内のデータフィールドに適用されたチャネルコーディングのタイプ(例えば、BSSまたはLDPC)に関する情報を含むことができる。
上述した一例は第1フォーマット(MU-MIMO技術のフォーマット)のUser fieldに関連する。第2フォーマット(non-MU-MIMO技術のフォーマット)のUser fieldの一例は以下の通りである。
第2フォーマットのUser field内の第1ビット(例えば、B0-B10)はUser STAの識別情報を含むことができる。また、第2フォーマットのUser field内の第2ビット(例えば、B11-B13)は該当RUに適用される空間ストリーム(Spatial Stream)の個数に関する情報を含むことができる。また、第2フォーマットのUser field内の第3ビット(例えば、B14)はbeamforming steering matrixが適用されるか否かに関する情報が含まれる。第2フォーマットのUser field内の第4ビット(例えば、B15-B18)はMCS(Modulation and coding scheme)情報を含むことができる。また、第2フォーマットのUser field内の第5ビット(例えば、B19)はDCM(Dual Carrier Modulation)が適用されるか否かに関する情報を含むことができる。また、第2フォーマットのUser field内の第6ビット(すなわち、B20)はコーディングタイプ(例えば、BSSまたはLDPC)に関する情報を含むことができる。
図10はUL-MUに係る動作を示す。示されたように、送信STA(例えば、AP)はcontending(すなわち、Backoff動作)を介してチャネル接続を実行し、Trigger frame(1030)を送信することができる。すなわち、送信STA(例えば、AP)はTrigger frame(1330)が含まれたPPDUを送信することができる。Trigger frameが含まれたPPDUが受信されればSIFSの分のdelay以後、TB(trigger-Based)PPDUが送信される。
TB PPDU(1041、1042)は同じ時間帯に送信され、Trigger frame(1030)内にAIDが表示された複数のSTA(例えば、User STA)から送信される。TB PPDUに対するACKフレーム(1050)は様々な形として実装される。
トリガーフレームの具体的な特徴は図11から図13を介して説明される。UL-MU通信が使用される場合にも、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)技術またはMU MIMO技術が用いられ、OFDMA及びMU MIMO技術が同時に用いられる。
図11はトリガーフレームの一例を示す。図11のトリガーフレームはアップリンクMU送信(Uplink Multiple-User transmission)のためのリソースを割り当て、例えばAPから送信される。トリガーフレームはMACフレームで構成され、PPDUに含まれる。
図11に示されたそれぞれのフィールドは一部省略され、他のフィールドが追加される。また、フィールドそれぞれの長さは示されたものと異なるように変化する場合がある。
図11のフレームコントロール(frame control)フィールド(1110)はMACプロトコルのバージョンに関する情報及びその他の追加の制御情報が含まれ、期間フィールド(1120)はNAV設定のための時間情報やSTAの識別子(例えば、AID)に関する情報が含まれる。
また、RAフィールド(1130)は該当トリガーフレームの受信STAのアドレス情報が含まれ、必要によって省略される。TAフィールド(1140)は該当トリガーフレームを送信するSTA(例えば、AP)のアドレス情報が含まれ、共通情報(common information)フィールド(1150)は該当トリガーフレームを受信する受信STAに適用される共通制御情報を含む。例えば、該当トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのL-SIGフィールドの長さを指示するフィールドや、該当トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのSIG-Aフィールド(すなわち、HE-SIG-Aフィールド)の内容(content)を制御する情報が含まれる。また、共通制御情報として、該当トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのCPの長さに関する情報やLTFフィールドの長さに関する情報が含まれる。
また、図11のトリガーフレームを受信する受信STAの個数に相応する個別ユーザ情報(per user information)フィールド(1160#1から1160#N)を含めることが望ましい。前記個別ユーザ情報フィールドは、「割り当てフィールド」とも呼ばれる。
また、図11のトリガーフレームはパディングフィールド(1170)と、フレームチェックシーケンスフィールド(1180)を含むことができる。
図11に示された、個別ユーザ情報(per user information)フィールド(1160#1から1160#N)それぞれは再び多数のサブフィールドを含むことができる。
図12はトリガーフレームの共通情報(common information)フィールドの一例を示す。図12のサブフィールドのうち一部は省略され、その他のサブフィールドが追加される場合がある。また、示されたサブフィールドそれぞれの長さは変形する。
示された長さフィールド(1210)は該当トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのL-SIGフィールドの長さフィールドと同じ値を有し、アップPPDUのL-SIGフィールドの長さフィールドはアップPPDUの長さを示す。結果的にトリガーフレームの長さフィールド(1210)は対応されるアップリンクPPDUの長さを指示することに使用される。
また、カスケードインジケータフィールド(1220)はカスケード動作が実行されるか否かを指示する。カスケード動作は同じTXOP内にダウンリンクMU送信とアップリンクMU送信がともに実行されることを意味する。すなわち、ダウンリンクMU送信が実行された以後、既に設定された時間(例えば、SIFS)以後、アップリンクMU送信が実行されることを意味する。カスケード動作のうちダウンリンク通信を行う送信装置(例えば、AP)は1個のみ存在し、アップリンク通信を行う送信装置(例えば、non-AP)は複数個存在する場合がある。
CS要求フィールド(1230)は該当トリガーフレームを受信した受信装置が対応するアップリンクPPDUを送信する状況において無線媒体の状態やNAVなどを考慮する必要があるか否かを指示する。
HE-SIG-A情報フィールド(1240)は該当トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのSIG-Aフィールド(すなわち、HE-SIG-Aフィールド)の内容(content)を制御する情報が含まれる。
CP及びLTFタイプフィールド(1250)は該当トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのLTFの長さ及びCP長さに関する情報を含むことができる。トリガータイプフィールド(1060)は該当トリガーフレームが使用される目的、例えば通常のトリガー、ビームフォーミングのためのトリガー、Block ACK/NACKに対する要求などを指示することができる。
本明細書において、トリガーフレームのトリガータイプフィールド(1260)は通常のトリガーのための基本(Basic)タイプのトリガーフレームを指示すると仮定することができる。例えば、基本(Basic)タイプのトリガーフレームは基本トリガーフレームと呼べる。
図13はユーザ情報(per user information)フィールドに含まれるサブフィールドの一例を示す。図13のユーザ情報フィールド(1300)は前記図11において言及された個別ユーザ情報フィールド(1160#1~1160#N)のうちいずれか一つとして理解することができる。図13のユーザ情報フィールド(1300)に含まれたサブフィールドのうち一部は省略され、その他のサブフィールドが追加される場合がある。また、示されたサブフィールドそれぞれの長さは変形する。
図13のユーザ識別子(User Identifier)フィールド(1310)は個別ユーザ情報(per user information)に相応するSTA(すなわち、受信STA)の識別子を示すもので、識別子の一例は受信STAのAID(Association identifier)値の全部または一部になり得る。
また、RU割り当て(RU allocation)フィールド(1320)が含まれる。すなわち、ユーザ識別子フィールド(1310)に識別された受信STAが、トリガーフレームに対応してTB PPDUを送信する場合、RU割り当てフィールド(1320)が指示したRUを介してTB PPDUを送信する。この場合、RU割り当て(RU allocation)フィールド(1320)によって指示されるRUは図5、図6、図7に示されたRUである。
図13のサブフィールドはコーディングタイプフィールド(1330)を含むことができる。コーディングタイプフィールド(1330)はTB PPDUのコーディングタイプを指示することができる。例えば、前記TB PPDUにBCCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド(1330)は「1」に設定され、LDPCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド(1330)は「0」に設定される。
また、図13のサブフィールドはMCSフィールド(1340)を含むことができる。MCSフィールド(1340)はTB PPDUに適用されるMCS技術を指示することができる。例えば、前記TB PPDUにBCCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド(1330)は「1」に設定され、LDPCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド(1330)は「0」に設定される。
以下、UORA(UL OFDMA-based Random Access)技術に対して説明する。
図14はUORA技術の技術的な特徴を説明する。
送信STA(例えば、AP)はトリガーフレームを介して図14に示されたように6個のRUリソースを割り当てることができる。具体的には、APは第1RUリソース(AID 0、RU1)、第2RUリソース(AID 0、RU2)、第3RUリソース(AID 0、RU3)、第4RUリソース(AID 2045、RU4)、第5RUリソース(AID 2045、RU5)、第6RUリソース(AID 3、RU6)を割り当てることができる。AID 0、AID 3、またはAID 2045に関する情報は、例えば、図13のユーザ識別フィールド(1310)に含まれる。RU1からRU6に関する情報は、例えば、図13のRU割り当てフィールド(1320)に含まれる。AID=0は接続された(associated)STAのためのUORAリソースを意味し、AID=2045は非接続された(un-associated)STAのためのUORAリソースを意味する。それによって、図14の第1から第3RUリソースは接続された(associated)STAのためのUORAリソースに使用され、図14の第4から第5RUリソースは非接続された(un-associated)STAのためのUORAリソースに使用され、図14の第6RUリソースは通常のULMUのためのリソースに用いられる。
図14の一例ではSTA1のOBO(OFDMA random access Backoff)カウンターが0に減少し、STA1が第2RUリソース(AID 0、RU2)をランダムで選択する。また、STA2/3のOBOカウンターは0より大きいため、STA2/3にはアップリンクリソースが割り当てられなかった。また、図14においてSTA4はトリガーフレーム内に自身のAID(すなわち、AID=3)が含まれたため、バックオフなしにRU6のリソースが割り当てられた。
具体的には、図14のSTA1は接続された(associated)STAであるため、STA1のためのeligible RA RUは合計3個(RU1、RU2、RU3)であり、それによってSTA1はOBOカウンターを3だけ減らしてOBOカウンターが0になった。また、図14のSTA2は接続された(associated)STAであるため、STA2のためのeligible RA RUは合計3個(RU1、RU2、RU3)であり、それによってSTA2はOBOカウンターを3だけ減らしたがOBOカウンターが0より大きい状態である。また、図14のSTA3は非接続された(un-associated)STAであるため、STA3のためのeligible RA RUは合計2個(RU4、RU5)であり、それによってSTA3はOBOカウンターを2だけ減らしたがOBOカウンターが0より大きい状態である。
図15は2.4GHz帯域内で使用/サポート/定義されるチャネルの一例を示す。
2.4GHz帯域は第1帯域など別の名称で呼ぶことができる。また、2.4GHz帯域は中心周波数が2.4GHzに隣接したチャネル(例えば、中心周波数が2.4から2.5GHz内に位置するチャネル)が使用/サポート/定義される周波数の領域を意味する。
2.4GHz帯域には多数の20MHzチャネルが含まれる。2.4GHz帯域内の20MHzは多数のチャネルインデクス(例えば、インデクス1からインデクス14)を持つことができる。例えば、チャネルインデクス1が割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は2.412GHzであり、チャネルインデクス2が割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は2.417GHzであり、チャネルインデクスNが割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は(2.407+0.005*N)GHzである。チャネルインデクスはチャネル番号などの様々な名称で呼ばれる。チャネルインデクス及び中心周波数の具体的な数値は変更される場合がある。
図15は2.4GHz帯域内の4個のチャネルを例として示している。示された第1周波数領域(1510)から第4周波数領域(1540)はそれぞれ一つのチャネルを含むことができる。例えば、第1周波数領域(1510)は1番チャネル(1番インデクスを持つ20MHzチャネル)を含むことができる。このとき、1番チャネルの中心周波数は2412MHzに設定される。第2周波数領域(1520)は6番チャネルを含むことができる。このとき6番チャネルの中心周波数は2437MHzに設定される。第3周波数領域(1530)は11番チャネルを含むことができる。このときチャネル11の中心周波数は2462MHzに設定される。第4周波数領域(1540)は14番チャネルを含むことができる。このときチャネル14の中心周波数は2484MHzに設定される。
図16は5GHz帯域内で使用/サポート/定義されるチャネルの一例を示す。
5GHz帯域は第2帯域/帯域などの別の名称で呼ぶことができる。5GHz帯域は中心周波数が5GHz以上6GHz未満(または5.9GHz未満)であるチャネルが使用/サポート/定義される周波数領域を意味する。または5GHz帯域は4.5GHzで5.5GHz間で複数個のチャネルを含むことができる。図16に示された具体的な数値は変更される場合がある。
5GHz帯域内の複数のチャネルはUNII(Unlicesed National Information Infrastructure)-1、UNII-2、UNII-3、ISMを含む。UNII-1はUNII Lowと呼べる。UNII-2はUNII MidとUNII-2Extendedと呼ばれる周波数領域を含むことができる。UNII-3はUNII-Upperと呼べる。
5GHz帯域内には複数のチャネルが設定され、各チャネルの帯域幅は20MHz、40MHz、80MHzまたは160MHzなど様々に設定される。例えば、UNII-1及びUNII-2内の5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は8個の20MHzチャネルに分けることができる。5170MHzにおいて5330MHz周波数領域/範囲は40MHz周波数領域を介して4個のチャネルに分けることができる。5170MHzにおいて5330MHz周波数領域/範囲は80MHz周波数領域を介して2個のチャネルに分けることができる。または、5170MHzにおいて5330MHz周波数領域/範囲は160MHz周波数領域を介して1個のチャネルに分けることができる。
図17は6GHz帯域内で使用/サポート/定義されるチャネルの一例を示す。
6GHz帯域は第3帯域/帯域など別の名称で呼ぶことができる。6GHz帯域は中心周波数が5.9GHz以上であるチャネルが使用/サポート/定義される周波数領域を意味する。図17に示された具体的な数値は変更される場合がある。
例えば、図17の20MHzチャネルは5.940GHzから定義される。具体的に図17の20MHzチャネルのうち左端チャネルは1番インデクス(または、チャネルインデクス、チャネル番号など)を有することができ、中心周波数は5.945GHzが割り当てられる。すなわち、インデクスN番チャネルの中心周波数は(5.940+0.005*N)GHzに決定される。
それによって、図17の20MHzチャネルのインデクス(またはチャネル番号)は、1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、145、149、153、157、161、165、169、173、177、181、185、189、193、197、201、205、209、213、217、221、225、229、233である。また、上述した(5.940+0.005*N)GHzルールによって図17の40MHzチャネルのインデクスは3、11、19、27、35、43、51、59、67、75、83、91、99、107、115、123、131、139、147、155、163、171、179、187、195、203、211、219、227である。
図17の一例に20、40、80、160MHzチャネルが示されているが、さらに240MHzチャネルや320MHzチャネルが追加される。
以下、本明細書のSTAにおいて送信/受信されるPPDUが説明される。
図18は本明細書に用いられるPPDUの一例を示す。
図18のPPDUはEHT PPDU、送信PPDU、受信PPDU、第1タイプまたは第NタイプPPDUなど様々な名称で呼ばれる。例えば、本明細書においてPPDUまたはEHT PPDUは、送信PPDU、受信PPDU、第1タイプまたは第NタイプPPDUなど様々な名称で呼ばれる。また、EHT PPUはEHTシステム及び/またはEHTシステムを改善した新しい無線LANシステムで用いられる。
図18のPPDUはEHTシステムで用いられるPPDUタイプのうち一部または全部を示すことができる。例えば、図18の一例はSU(single-user)モード及びMU(multi-user)モード全てのために用いられる。また、図18のPPDUは一つの受信STAまたは複数の受信STAのためのPPDUである。図18のPPDUがTB(Trigger-Based)モードのために使用される場合、図18のEHT-SIGは省略される。またUL-MU(Uplink-MU)通信のためのTrigger frameを受信したSTAは、図18の一例においてEHT-SIGが省略されたPPDUを送信することができる。
図18においてL-STFからEHT-LTFはプリアンブル(preamble)または物理プリアンブル(physical preamble)と呼ばれ、物理層において生成/送信/受信/獲得/デコードされる。
図18のL-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのsubcarrier spacingは312.5kHzに決定され、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのsubcarrier spacingは78.125kHzに決定される。すなわち、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのtone index(または、subcarrier index)は312.5kHz単位で表示され、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのtone index(または、subcarrier index)は78.125kHz単位で表示することができる。
図18のPPDUはL-LTF及びL-STFは従来のフィールドと同じである。
図18のL-SIGフィールドは、例えば24ビットのビット情報を含むことができる。例えば、24ビット情報は4ビットのRateフィールド、1ビットのReservedビット、12ビットのLengthフィールド、1ビットのParitYビット及び、6ビットのTailビットを含むことができる。例えば、12ビットのLengthフィールドはPPDUの長さまたはtime durationに関する情報を含むことができる。例えば、12ビットLengthフィールドの値はPPDUのタイプに基づいて決定される。例えば、PPDUがnon-HT、HT、VHT PPDUであるかEHT PPDUである場合、Lengthフィールドの値は3の倍数として決定できる。例えば、PPDUがHE PPDUである場合、Lengthフィールドの値は「3の倍数+1」または「3の倍数+2」に決定される。また、non-HT、HT、VHT PPDUであるかEHT PPDUのためにLengthフィールドの値は3の倍数として決定され、HE PPDUのためにLengthフィールドの値は「3の倍数+1」または「3の倍数+2」に決定される。
例えば、送信STAはL-SIGフィールドの24ビット情報に対して1/2の符号率(code rate)に基づいたBCCエンコードを適用することができる。以後、送信STAは48ビットのBCC符号化ビットを獲得することができる。48ビットの符号化ビットに対してはBPSK変調が適用され48個のBPSKシンボルが生成される。送信STAは48個のBPSKシンボルを、パイロットサブキャリア{サブキャリアインデクス-21、-7、+7、+21}及びDCサブキャリア{サブキャリアインデクス0}を除いた位置にマッピングすることができる。結果的に48個のBPSKシンボルはサブキャリアインデクス-26から-22、-20から-8、-6から-1、+1から+6、+8から+20、及び+22から+26にマッピングされる。送信STAはサブキャリアインデクス{-28、-27、+27、28}に{-1,-1、-1、1}の信号をさらにマッピングすることができる。上の信号は{-28、-27、+27、28}に相応する周波数領域に対するチャネル推定のために用いられる。
送信STAはL-SIGと同様に生成されるRL-SIGを生成することができる。RL-SIGに対してはBPSK変調が適用される。受信STAはRL-SIGの存在に基づいて受信PPDUがHE PPDUまたはEHT PPDUであることがわかる。
図18のRL-SIG以後、U-SIG(Universal SIG)が挿入される。U-SIGは第1SIGフィールド、第1SIG、第1タイプSIG、制御シグナル、制御シグナルフィールド、第1(タイプ)制御シグナルなど様々な名称で呼ぶことができる。
U-SIGはNビットの情報を含むことができ、EHT PPDUのタイプを識別するための情報を含むことができる。例えば、U-SIGは2個のシンボル(例えば、連続する2個のOFDMシンボル)に基づいて構成される。U-SIGのための各シンボル(例えば、OFDMシンボル)は4 usのdurationを持つことができる。U-SIGの各シンボルは26ビット情報を送信するために用いられる。例えば、U-SIGの各シンボルは52個のデータトーンと4個のパイロットトーンに基づいて送受信される。
U-SIG(またはU-SIGフィールド)を介して、例えばAビット情報(例えば、52 un-coded bit)が送信されることができ、U-SIGの第1シンボルは合計Aビット情報のうち最初のXビット情報(例えば、26 un-coded bit)を送信し、U-SIGの第2シンボルは合計Aビット情報のうち残りのYビット情報(例えば、26 un-coded bit)を送信することができる。例えば、送信STAは各U-SIGシンボルに含まれる26 un-coded bitを獲得することができる。送信STAはR=1/2のrateに基づいてconvolutional encoding(すなわち、BCCエンコード)を実行して52-coded bitを生成し、52-coded bitに対するインターリーブを実行することができる。送信STAはインターリーブされた52-coded bitに対してBPSK変調を実行して各U-SIGシンボルに割り当てられる52個のBPSKシンボルを生成することができる。一つのU-SIGシンボルはDCインデクス0を除いて、サブキャリアインデクス-28からサブキャリアインデクス+28までの56個トーン(サブキャリア)に基づいて送信される。送信STAが生成した52個のBPSKシンボルはパイロットトーンである-21、-7、+7、+21トーンを除いた残りのトーン(サブキャリア)に基づいて送信される。
例えば、U-SIGによって送信されるAビット情報(例えば、52 un-coded bit)はCRCフィールド(例えば、4ビット長さのフィールド)及びテールフィールド(例えば、6ビット長さのフィールド)を含むことができる。前記CRCフィールド及びテールフィールドはU-SIGの第2シンボルを介して送信される。前記CRCフィールドはU-SIGの第1シンボルに割り当てられる26ビットと第2シンボル内で前記CRC/テールフィールドを除いた残りの16ビットに基づいて生成され、従来のCRC calculationアルゴリズムに基づいて生成される。また、前記テールフィールドはconvolutional decoderのtrellisをterminateするために使用され、例えば「000000」に設定される。
U-SIG(またはU-SIGフィールド)によって送信されるAビット情報(例えば、52 un-coded bit)はversion-independent bitsとversion-dependent bitsに分けることができる。例えば、version-independent bitsのサイズは固定的であるか可変的である。例えば、version-independent bitsはU-SIGの第1シンボルにのみ割り当てられるか、version-independent bitsはU-SIGの第1シンボル及び第2シンボル全てに割り当てられる。例えば、version-independent bitsとversion-dependent bitsは第1制御ビット及び第2制御ビットなどの様々な名称で呼ぶことができる。
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは3ビットのPHY version identifierを含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierは送受信PPDUのPHY versionに関連する情報を含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierの第1の値は送受信PPDUがEHT PPDUであることを指示することができる。また、送信STAはEHT PPDUを送信する場合、3ビットのPHY version identifierを第1の値に設定することができる。また、受信STAは第1の値を持つPHY version identifierに基づいて、受信PPDUがEHT PPDUであることを判断することができる。
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは1ビットのUL/DL flagフィールドを含むことができる。1ビットのUL/DL flagフィールドの第1の値はUL通信に関連され、UL/DL flagフィールドの第2の値はDL通信に関連する。
例えば、U-SIGのversion-independent bitsはTXOPの長さに関する情報、BSS color IDに関する情報を含むことができる。
例えば、EHT PPDUが様々なタイプ(例えば、SUモードに関連するEHT PPDU、MUモードに関連するEHT PPDU、TBモードに関連するEHT PPDU、Extended Range送信に関連するEHT PPDUなど様々なタイプ)に分けることができる場合、EHT PPDUのタイプに関する情報はU-SIGのversion-dependent bitsに含まれる。
例えば、U-SIGは1)帯域幅に関する情報を含む帯域幅フィールド、2)EHT-SIGに適用されるMCS技術に関する情報を含むフィールド、3)EHT-SIGにデュアルサブキャリアモジュレーション(dual subcarrier modulation,DCM)技術が適用されるか否かに関連する情報を含む指示フィールド、4)EHT-SIGのために用いられるシンボルの個数に関する情報を含むフィールド、5)EHT-SIGが全ての帯域にわたって生成されるか否かに関する情報を含むフィールド、6)EHT-LTF/STFのタイプに関する情報を含むフィールド、7)EHT-LTFの長さ及びCP長さを指示するフィールドに関する情報を含むことができる。
図18のPPDUにはプリアンブルパンクチャリング(puncturing)が適用される。プリアンブルパンクチャリングはPPDUの全体の帯域のうち一部の帯域(例えば、Secondary20MHz帯域)でパンクチャリングを適用することを意味する。例えば、80MHz PPDUが送信される場合、STAは80MHz帯域のうちsecondary20MHz帯域に対してパンクチャリングを適用し、primary20MHz帯域とsecondary40MHz帯域を介してのみPPDUを送信することができる。
例えば、プリアンブルパンクチャリングのパターンは事前に設定される。例えば、第1パンクチャリングパターンが適用される場合、80MHz帯域内でsecondary20MHz帯域に対してのみパンクチャリングが適用される。例えば、第2パンクチャリングパターンが適用される場合、80MHz帯域内でsecondary40MHz帯域に含まれた2個のsecondary20MHz帯域のうちいずれか一つに対してのみパンクチャリングが適用される。例えば、第3パンクチャリングパターンが適用される場合、160MHz帯域(または80+80MHz帯域)内でprimary80MHz帯域に含まれたsecondary20MHz帯域に対してのみパンクチャリングが適用される。例えば、第4パンクチャリングパターンが適用される場合、160MHz帯域(または80+80MHz帯域)内でprimary80MHz帯域に含まれたprimary40MHz帯域は存在(present)し、primary40MHz帯域に属しない少なくとも一つの20MHzチャネルに対してパンクチャリングが適用される。
PPDUに適用されるプリアンブルパンクチャリングに関する情報はU-SIG及び/またはEHT-SIGに含まれる。例えば、U-SIGの第1フィールドはPPDUの連続する帯域幅(contiguous bandwidth)に関する情報を含み、U-SIGの第2フィールドはPPDUに適用されるプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。
例えば、U-SIG及びEHT-SIGは以下の方法に基づいてプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。PPDUの帯域幅が80MHzを超える場合、U-SIGは80MHz単位で個別で構成される。例えば、PPDUの帯域幅が160MHzである場合、該当PPDUには1番目の80MHz帯域のための第1U-SIG及び2番目の80MHz帯域のための第2U-SIGが含まれる。この場合、第1U-SIGの第1フィールドは160MHz帯域幅に関する情報を含み、第1U-SIGの第2フィールドは1番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。また、第2U-SIGの第1フィールドは160MHz帯域幅に関する情報を含み、第2U-SIGの第2フィールドは2番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。その一方で、第1U-SIGに連続するEHT-SIGは2番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができ、第2U-SIGに連続するEHT-SIGは1番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。
さらにまたは大体、U-SIG及びEHT-SIGは以下の方法に基づいてプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。U-SIGは全ての帯域に関するプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。すなわち、EHT-SIGはプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含まず、U-SIGのみがプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。
U-SIGは20MHz単位で構成される。例えば、80MHz PPDUが構成される場合、U-SIGが複製される。すなわち、80MHz PPDU内に同じ4個のU-SIGが含まれる。80MHz帯域幅を超えるPPDUは互い異なるU-SIGを含むことができる。
U-SIGは20MHz単位で構成される。例えば、80MHz PPDUが構成される場合、U-SIGが複製される。すなわち、80MHz PPDU内に同じ4個のU-SIGが含まれる。80MHz帯域幅を超えるPPDUは互い異なるU-SIGを含むことができる。
図18のEHT-SIGは受信STAのための制御情報を含むことができる。EHT-SIGは少なくとも一つのシンボルを介して送信され、一つのシンボルは4 usの長さを持つことができる。EHT-SIGのために用いられるシンボルの個数に関する情報はU-SIGに含まれる。
EHT-SIGは図8から図9を介して説明されたHE-SIG-Bの技術的な特徴を含む。例えばEHT-SIGは、図8の一例と同様に、共通フィールド(common field)及びユーザ個別フィールド(user-specific field)を含むことができる。EHT-SIGの共通フィールドは省略され、ユーザ個別フィールドの個数はユーザ(user)の個数に基づいて決定される。
図8の一例と同様に、EHT-SIGの共通フィールド及びEHT-SIGのユーザ個別フィールドは個別にコーディングされる。ユーザ個別フィールドに含まれる一つのユーザブロックフィールド(User block field)は2個のユーザ(user)のための情報を含むことができるが、ユーザ個別フィールドに含まれる最後のユーザブロックフィールドは1個のユーザのための情報を含むことが可能である。すなわち、EHT-SIGの一つのユーザブロックフィールドは最大2個のユーザフィールド(User field)を含むことができる。図9の一例と同様に、各ユーザフィールド(User field)はMU-MIMO割り当てに関連するか、non-MU-MIMO割り当てに関連する。
図8の一例と同様に、EHT-SIGの共通フィールドはCRCビットとTailビットを含むことができ、CRCビットの長さは4ビットに決定され、Tailビットの長さは6ビットに決定され「000000」に設定される。
図8の一例と同様に、EHT-SIGの共通フィールドはRU割り当て情報(RU allocation information)を含むことができる。RU allocation informationは複数のユーザ(すなわち、複数の受信STA)が割り当てられるRUの位置(location)に関する情報を意味する。RU allocation informationは、表1と同様に、8ビット(またはNビット)単位で構成される。
表5から表7の一例は様々なRU allocationのための8ビット(またはNビット)情報の一例である。各表と表示されたインデクスは変更可能であり、表5から表7に一部のentryは省略され、表示されないentryが追加される。
表5から表7の一例は20MHz帯域に割り当てられるRUの位置に関する情報に関連する。例えば、表5の「インデクス0」は9個の26RUが個別に割り当てられる状況(例えば、図5に示された9個の26RUが個別に割り当てられる状況)において用いられる。
その一方で、EHTシステムにおいて複数のRUが一つのSTAに割り当てられることが可能であり、例えば、表6の「インデクス60」は20MHz帯域の左端には1個の26RUが一つのユーザ(すなわち、受信STA)のために割り当てられ、その右側には1個の26RUと1個の52RUがまた別のユーザ(すなわち、受信STA)のために割り当てられ、その右側には5個の26RUが個別に割り当てられる。
EHT-SIGの共通フィールドが省略されるモードがサポートされる。EHT-SIGの共通フィールドが省略されるモードはcompressed modeと呼べる。compressed modeが使用される場合、EHT PPDUの複数のユーザ(すなわち、複数の受信STA)はnon-OFDMAに基づいてPPDU(例えば、PPDUのデータフィールド)をデコードすることができる。すなわち、EHT PPDUの複数のユーザは同じ周波数帯域を介して受信されるPPDU(例えば、PPDUのデータフィールド)をデコードすることができる。その一方で、non-compressed modeが使用される場合、EHT PPDUの複数のユーザはOFDMAに基づいてPPDU(例えば、PPDUのデータフィールド)をデコードすることができる。すなわち、EHT PPDUの複数のユーザは異なる周波数帯域を介してPPDU(例えば、PPDUのデータフィールド)を受信することができる。
EHT-SIGは様々なMCS技術に基づいて構成される。上述したようにEHT-SIGに適用されるMCS技術に関連する情報はU-SIGに含まれる。EHT-SIGはDCM技術に基づいて構成される。例えば、EHT-SIGのために割り当てられたN個のデータトーン(例えば、52個のデータトーン)のうち連続する半分のトーンには第1変調技術が適用され、残りの連続する半分のトーンには第2変調技術が適用される。すなわち、送信STAは特定の制御情報を第1変調技術に基づいて第1シンボルに変調し連続する半分のトーンに割り当て、同じ制御情報を第2変調技術に基づいて第2シンボルに変調し残りの連続する半分のトーンに割り当てることができる。上述したように、EHT-SIGにDCM技術が適用されるか否かに関連する情報(例えば、1ビットフィールド)はU-SIGに含まれる。図18のEHT-STFはMIMO(multiple input multiple output)環境またはOFDMA環境において自動利益制御推定(automatic gain control estimation)を向上させるために用いられる。図18のEHT-LTFはMIMO環境またはOFDMA環境においてチャネルを推定するために用いられる。
図18のEHT-STFは様々なタイプに設定される。例えば、STFのうち第1タイプ(すなわち、1x STF)は、16個のサブキャリアインターバルにnon-zero coefficientが配置される第1タイプSTFシーケンスに基づいて生成される。第1タイプSTFシーケンスに基づいて生成されたSTF信号は0.8μsの周期を持つことができ、0.8μsの周期信号は5回繰り返し4μsの長さを持つ第1タイプSTFになる。例えば、STFのうち、第2タイプ(すなわち、2x STF)は、8個のサブキャリアインターバルにnon-zero coefficientが配置される第2タイプSTFシーケンスに基づいて生成される。第2タイプSTFシーケンスに基づいて生成されたSTF信号は1.6μsの周期を持つことができ、1.6μsの周期信号は5回繰り返し8μsの長さを持つ第2タイプEHT-STFになる。以下で、EHT-STFを構成するためのシーケンス(すなわち、EHT-STFシーケンス)の一例が提示される。以下のシーケンスは様々な方法に変形することができる。
EHT-STFは以下のMシーケンスに基づいて構成される。
[数1]
M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}
20MHz PPDUのためのEHT-STFは以下の数式に基づいて構成される。以下の一例は第1タイプ(すなわち、1x STF)シーケンスである。例えば、第1タイプシーケンスはTB(trigger-Based)PPDUではないEHT-PPDUに含まれる。以下の数式において(a:b:c)はaトーンインデクス(すなわち、サブキャリアインデクス)からcトーンインデクスまでbトーンインターバル(すなわち、サブキャリアインターバル)と定義される区間を意味する。例えば、以下の数式2はトーンインデクス-112から112インデクスまで16トーンインターバルと定義されるシーケンスを示すことができる。EHT-STFに対しては78.125kHzのサブキャリアスペーシングが適用されるため16トーンインターバルは78.125*16=1250kHzインターバルにEHT-STF coefficient(またはelement)が配置されたことを意味する。また、*は乗算を意味し、sqrt()は平方根を意味する。
[数2]
EHT-STF(-112:16:112)={M}*(1+j)/sqrt(2)
EHT-STF(0)=0
40MHz PPDUのためのEHT-STFは以下の数式に基づいて構成される。以下の一例は第1タイプ(すなわち、1x STF)シーケンスである。
[数3]
EHT-STF(-240:16:240)={M,0,-M}*(1+j)/sqrt(2)
80MHz PPDUのためのEHT-STFは以下の数式に基づいて構成される。以下の一例は第1タイプ(すなわち、1x STF)シーケンスである。
[数4]
EHT-STF(-496:16:496)={M,1,-M,0,-M,1,-M}*(1+j)/sqrt(2)
160MHz PPDUのためのEHT-STFは以下の数式に基づいて構成される。以下の一例は第1タイプ(すなわち、1x STF)シーケンスである。
[数5]
EHT-STF(-1008:16:1008)={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}*(1+j)/sqrt(2)
80+80MHz PPDUのためのEHT-STFのうち、下位80MHzのためのシーケンスは数式4と同じである。80+80MHz PPDUのためのEHT-STFのうち、上位80MHzのためのシーケンスは以下の数式に基づいて構成される。
[数6]
EHT-STF(-496:16:496)={-M,-1,M,0,-M,1,-M}*(1+j)/sqrt(2)
以下の数式7から数式11は第2タイプ(すなわち、2x STF)シーケンスの一例に関連する。
[数7]
EHT-STF(-120:8:120)={M,0,-M}*(1+j)/sqrt(2)
40MHz PPDUのためのEHT-STFは以下の数式に基づいて構成される。
[数8]
EHT-STF(-248:8:248)={M,-1,-M,0,M,-1,M}*(1+j)/sqrt(2)
EHT-STF(-248)=0
EHT-STF(248)=0
80MHz PPDUのためのEHT-STFは以下の数式に基づいて構成される。
[数9]
EHT-STF(-504:8:504)={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}*(1+j)/sqrt(2)
160MHz PPDUのためのEHT-STFは以下の数式に基づいて構成される。
[数10]
EHT-STF(-1016:16:1016)={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}*(1+j)/sqrt(2)
EHT-STF(-8)=0,EHT-STF(8)=0,
EHT-STF(-1016)=0,EHT-STF(1016)=0
80+80MHz PPDUのためのEHT-STFのうち、下位80MHzのためのシーケンスは数式9と同じである。80+80MHz PPDUのためのEHT-STFのうち、上位80MHzのためのシーケンスは以下の数式に基づいて構成される。
[数11]
EHT-STF(-504:8:504)={-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1、M,1,-M,1,-M}*(1+j)/sqrt(2)
EHT-STF(-504)=0,
EHT-STF(504)=0
EHT-LTFは第1、第2、第3タイプ(すなわち、1x、2x、4xLTF)を持つことができる。例えば、第1/第2/第3タイプLTFは、4/2/1個のサブキャリアインターバルにnon-zero coefficientが配置されるLTFシーケンスに基づいて生成される。第1/第2/第3タイプLTFは3.2/6.4/12.8μsの時間の長さを持つことができる。また、第1/第2/第3タイプLTFには様々な長さのGI(例えば、0.8/1/6/3.2μs)が適用される。
STF及び/またはLTFのタイプに関する情報(LTFに適用されるGIに関する情報も含まれる)は図18のSIG Aフィールド及び/またはSIG Bフィールドなどに含まれる。
図18のPPDU(すなわち、EHT-PPDU)は図5及び図6の一例に基づいて構成される。
例えば、20MHz帯域上において送信されるEHT PPDU、すなわち20MHz EHT PPDUは図5のRUに基づいて構成される。すなわち、EHT PPDUに含まれるEHT-STF、EHT-LTF、データフィールドのRUの位置(location)は図5のように決定される。
40MHz帯域上において送信されるEHT PPDU、すなわち40MHz EHT PPDUは図6のRUに基づいて構成される。すなわち、EHT PPDUに含まれるEHT-STF、EHT-LTF、データフィールドのRUの位置(location)は図6のように決定される。
図6のRU位置は40MHzに対応するため、図6のパターンを2回繰り返せば80MHzのためのトーンプラン(tone-plan)が決定される。すなわち、80MHz EHT PPDUは図7のRUではない図6のRUが2回繰り返される新しいトーンプランに基づいて送信される。
図6のパターンが2回繰り返される場合、DC領域には23個のトーン(すなわち、11ガードトーン+12ガードトーン)が構成される。すなわち、OFDMAに基づいて割り当てられる80MHz EHT PPDUのためのトーンプランは23個のDCトーンを持つことができる。その一方、Non-OFDMAに基づいて割り当てられる80MHz EHT PPDU(すなわち、non-OFDMA full Bandwidth 80MHz PPDU)は996RUに基づいて構成され5個のDCトーン、12個の左側ガードトーン、11個の右側ガードトーンを含むことができる。
160/240/320MHzのためのトーンプランは図6のパターンを何度も繰り返す形で構成される。
図18のPPDUは以下の方法に基づいてEHT PPDUとして識別される。
受信STAは次の事項に基づいて受信PPDUのタイプをEHT PPDUに判断することができる。例えば、1)受信PPDUのL-LTF信号以後1番目のシンボルがBPSKであり、2)受信PPDUのL-SIGが繰り返されるRL-SIGがdetectされ、3)受信PPDUのL-SIGのLengthフィールドの値に対して「modulo3」を適用した結果が「0」にdetectされる場合、受信PPDUはEHT PPDUに判断される。受信PPDUがEHT PPDUに判断される場合、受信STAは図18のRL-SIG以後のシンボルに含まれるビット情報に基づいてEHT PPDUのタイプ(例えば、SU/MU/Trigger-Based/Extended Rangeタイプ)をdetectすることができる。また、受信STAは1)BSPKであるL-LTF信号以後の1番目のシンボル、2)L-SIGフィールドに連続しL-SIGと同じRL-SIG、及び3)「modulo3」を適用した結果が「0」に設定されるLengthフィールドを含むL-SIGに基づいて、受信PPDUをEHT PPDUに判断することができる。
例えば、受信STAは次の事項に基づいて受信PPDUのタイプをHE PPDUに判断することができる。例えば、1)L-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)L-SIGが繰り返されるRL-SIGがdetectされ、3)L-SIGのLength値に対して「modulo3」を適用した結果が「1」または「2」にdetectされる場合、受信PPDUはHE PPDUに判断される。
例えば、受信STAは次の事項に基づいて、受信PPDUのタイプをnon-HT、HT及びVHT PPDUに判断することができる。例えば、1)L-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)L-SIGが繰り返されるRL-SIGがdetectされない場合、受信PPDUはnon-HT、HT及びVHT PPDUに判断される。また、受信STAがRL-SIGの繰り返しをdetectしたとしてもL-SIGのLength値に対して「modulo3」を適用した結果が「0」にdetectされる場合には、受信PPDUがnon-HT、HT及びVHT PPDUに判断される。
以下の一例において(送信/受信/アップ/ダウン)信号、(送信/受信/アップ/ダウン)フレーム、(送信/受信/アップ/ダウン)パケット、(送信/受信/アップ/ダウン)データユニット、(送信/受信/アップ/ダウン)データなどと表示される信号は図18のPPDUに基づいて送受信される信号である。図18のPPDUは様々なタイプのフレームを送受信するために用いられる。例えば、図18のPPDUは制御フレーム(control frame)のために用いられる。制御フレームの一例は、RTS(request to send)、CTS(clear to send)、PS-Poll(Power Save-Poll)、Block ACK Req、Block ACK、NDP(Null Data Packet)announcement、Trigger frameを含むことができる。例えば、図18のPPDUは管理フレーム(management frame)のために用いられる。management frameの一例は、Beacon frame、(Re-)Association request frame、(Re-)Association response frame、Probe request frame、Probe response frameを含むことができる。例えば、図18のPPDUはデータフレームのために用いられる。例えば、図18のPPDUは制御フレーム、管理フレーム、及びデータフレームのうち、少なくとも二つ以上を同時に送信するために使用される場合がある。
図19は本明細書の送信装置及び/または受信装置の変形例を示す。
図1(a)/(b)の各装置/STAは図19のように変形される。図19のトランシーバ(630)は図1のトランシーバ(113、123)と同じである。図19のトランシーバ(630)は受信機(receiver)及び送信機(transmitter)を含むことができる。
図19のプロセッサ(610)は図1のプロセッサ(111、121)と同じである。または、図19のプロセッサ(610)は図1のプロセシングチップ(114、124)と同じである。
図19のメモリ(150)は図1のメモリ(112、122)と同じである。または、図19のメモリ(150)は図1のメモリ(112、122)とは異なる別の外部メモリである。
図19を参照すると、電力管理モジュール(611)はプロセッサ(610)及び/またはトランシーバ(630)に対する電力を管理する。バッテリー(612)は電力管理モジュール(611)に電力を供給する。ディスプレイ(613)はプロセッサ(610)によって処理された結果を出力する。キーパット(614)はプロセッサ(610)によって使用される入力を受信する。キーパット(614)はディスプレイ(613)上と表示できる。SIMカード(615)は携帯電話及びコンピューターのような携帯電話装置において加入者を識別し認証することに用いられるIMSI(international mobile subscriber identity)及びそれに関連するキーを安全に格納するために用いられる集積回路である。
図19を参照すると、スピーカー(640)はプロセッサ(610)によって処理された音関連結果を出力することができる。マイク(641)はプロセッサ(610)によって使用される音関連入力を受信することができる。
1.STFシーケンス(または、STF信号)
HE-STFフィールドの主な目的はMIMO送信において自動利得制御推定(automatic gain control estimation)を改善することである。
図20は本実施例に係るチャネル別PPDU送信での1x HE-STFトーンを示す。より詳しくは、図20は20MHz/40MHz/80MHz帯域幅において0.8μs周期(periodicity)を持つHE-STFトーン(すなわち、16トーンサンプリング)を例示する。したがって、図20において各帯域幅(または、チャネル)別HE-STFトーンは、16個のトーン間隔に位置する。
図20においてx軸は周波数領域(frequency domain)を示す。x軸での数字はトーンのインデクスを示し、矢印は該当するトーンインデクスに0ではない値(non-zero)がマッピングされることを示す。
図20(a)は20MHz PPDU送信での1x HE-STFトーンの一例を示す。
図20(a)を参照すると、0.8μs周期のためのHE-STFシーケンス(すなわち、1x HE-STFシーケンス)が20MHzチャネルのトーンにマッピングされる場合、1x HE-STFシーケンスは-112から112までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた16の倍数であるトーンインデクスを持つトーンにマッピングされ、残りのトーンには0がマッピングされる。すなわち、20MHzチャネルにおいて1x HE-STFトーンは、-112から112までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた16の倍数であるトーンインデクスに位置することができる。したがって、1x HE-STFシーケンスがマッピングされる1x HE-STFトーンは20MHzチャネルにおいて合計14個が存在する場合がある。
図20(b)は40MHz PPDU送信での1x HE-STFトーンの一例を示す。
図20(b)を参照すると、0.8μs周期のためのHE-STFシーケンス(すなわち、1x HE-STFシーケンス)が40MHzチャネルのトーンにマッピングされる場合、1x HE-STFシーケンスは-240から240までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた16の倍数であるトーンインデクスを持つトーンにマッピングされ、残りのトーンには0がマッピングされる。すなわち、40MHzチャネルにおいて1x HE-STFトーンは、-240から240までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた16の倍数であるトーンインデクスに位置することができる。したがって、1x HE-STFシーケンスがマッピングされる1x HE-STFトーンは40MHzチャネルにおいて合計30個が存在する場合がある。
図20(c)は80MHz PPDU送信での1x HE-STFトーンの一例を示す。
図20(c)を参照すると、0.8μs周期のためのHE-STFシーケンス(すなわち、1x HE-STFシーケンス)が80MHzチャネルのトーンにマッピングされる場合、1x HE-STFシーケンスは-496から496までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた16の倍数であるトーンインデクスを持つトーンにマッピングされ、残りのトーンには0がマッピングされる。すなわち,80MHzチャネルにおいて1x HE-STFトーンは、-496から496までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた16の倍数であるトーンインデクスに位置することができる。したがって、1x HE-STFシーケンスがマッピングされる1x HE-STFトーンは80MHzチャネルにおいて合計62個が存在する場合がある。
図21は本実施例に係るチャネル別PPDU送信での2x HE-STFトーンの一例を示す。より詳しくは、図21は20MHz/40MHz/80MHz帯域幅において1.6μs周期(periodicity)を持つHE-STFトーン(すなわち、8トーンサンプリング)を示す。したがって、図21において各帯域幅(または、チャネル)別HE-STFトーンは、8個のトーン間隔に位置することができる。
図21に係る2x HE-STF信号はアップリンクMU PPDUに適用される。すなわち、上述したトリガーフレームに対応し、アップリンクを介して送信されるPPDUには図21に示されている2x HE-STF信号が含まれる。
図21においてx軸は周波数領域(frequency domain)を示す。x軸での数字はトーンのインデクスを示し、矢印は該当するトーンインデクスに0ではない値(non-zero)がマッピングされることを示す。
図21(a)は20MHz PPDU送信での2x HE-STFトーンを示した図面である。
図21(a)を参照すると、1.6μs周期のためのHE-STFシーケンス(すなわち、2x HE-STFシーケンス)が20MHzチャネルのトーンにマッピングされる場合、2x HE-STFシーケンスは-120から120までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた8の倍数であるトーンインデクスを持つトーンにマッピングされ、残りのトーンには0がマッピングされる。すなわち、20MHzチャネルにおいて2x HE-STFトーンは、-120から120までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた8の倍数であるトーンインデクスに位置することができる。したがって、2x HE-STFシーケンスがマッピングされる2x HE-STFトーンは20MHzチャネルにおいて合計30個が存在する場合がある。
図21(b)は40MHz PPDU送信での2x HE-STFトーンを示した図面である。
図21(b)を参照すると、1.6μs周期のためのHE-STFシーケンス(すなわち、2x HE-STFシーケンス)が40MHzチャネルのトーンにマッピングされる場合、2x HE-STFシーケンスは-248から248までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた8の倍数であるトーンインデクスを持つトーンにマッピングされ、残りのトーンには0がマッピングされる。すなわち、40MHzチャネルにおいて2x HE-STFトーンは、-248から248までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた8の倍数であるトーンインデクスに位置することができる。ただし、ここで、トーンインデクス±248を持つトーンはガードトーン(レフト(left)及びライト(right)ガードトーン)に該当し、ヌリング(nulling)される(すなわち、0値を持つ)。したがって、2x HE-STFシーケンスがマッピングされる2x HE-STFトーンは40MHzチャネルにおいて合計60個が存在する場合がある。
図21(c)は80MHz PPDU送信での2x HE-STFトーンを示した図面である。
図21(c)を参照すると、1.6μs周期のためのHE-STFシーケンス(すなわち、2x HE-STFシーケンス)が80MHzチャネルのトーンにマッピングされる場合、2x HE-STFシーケンスは-504から504までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた8の倍数であるトーンインデクスを持つトーンにマッピングされ、残りのトーンには0がマッピングされる。すなわち,80MHzチャネルにおいて2x HE-STFトーンは、-504から504までトーンインデクスを持つトーンのうち、DCを除いた8の倍数であるトーンインデクスに位置することができる。ただし、ここで、トーンインデクス±504を持つトーンはガードトーン(レフト及びライトガードトーン)に該当し、ヌリングされる(すなわち、0値を持つ)。したがって、2x HE-STFシーケンスがマッピングされる2x HE-STFトーンは80MHzチャネルにおいて合計124個が存在する場合がある。
図20の1x HE-STFシーケンスはHE TB PPDUではないHE PPDUに対するHE-STFフィールドを構成するために用いられる。図21の2x HE-STFシーケンスはHE TB PPDUに対するHE-STFフィールドを構成するために用いられる。
2.本明細書に適用可能な実施例-プリアンブルパンクチャリングパターン
802.11axにおいてpreamble Puncturingが定義されており、802.11beまた一部のpreamble Puncturingが定義され、したがってpreamble puncturingとfull bandwidth allocation(すなわち、non-preamble puncturing)を考慮した状況においてmaximum PAPRを最小化する1x EHT-STF sequenceを提案する。以下は320MHzにおいて考慮されるnon-preamble puncturing及びpreamble puncturingを示す。
Fullband allocation:[OOOO OOOO OOOO OOOO]
Preamble puncturing
[XXOO OOOO OOOO OOOO]
[OOXX OOOO OOOO OOOO]
[OOOO XXOO OOOO OOOO]
[OOOO OOXX OOOO OOOO]
[OOOO OOOO XXOO OOOO]
[OOOO OOOO OOXX OOOO]
[OOOO OOOO OOOO XXOO]
[OOOO OOOO OOOO OOXX]
[XXXX OOOO OOOO OOOO]
[OOOO XXXX OOOO OOOO]
[OOOO OOOO XXXX OOOO]
[OOOO OOOO OOOO XXXX]
上記でOまたは、Xは特定の20MHz channelがpuncturingされないか、puncturingされたことを意味し、frequencyが低い20MHz channelから高い20MHz channel順に表している。
また、以下は240MHzにおいて考慮されるnon-preamble puncturing及びpreamble puncturingを示す。
Fullband allocation:[OOOO OOOO OOOO]
Preamble puncturing
[XXOO OOOO OOOO]
[OOXX OOOO OOOO]
[OOOO XXOO OOOO]
[OOOO OOXX OOOO]
[OOOO OOOO XXOO]
[OOOO OOOO OOXX]
[XXXX OOOO OOOO]
[OOOO XXXX OOOO]
[OOOO OOOO XXXX]
前記プリアンブルパンクチャリングパターンはU-SIG(U-SIG-2)のPunctured Channel Informationフィールドによって指示される。前記Punctured Channel Informationフィールドは5ビットで構成される。
具体的には、PPDUがnon-OFDMA方法で送信される場合、前記Punctured Channel Informationフィールドの5ビットは全体PPDU帯域幅のnon-OFDMAパンクチャリングパターンをシグナリングするために以下の表の項目に設定される。以下の表はPPDU帯域幅別non-OFDMA方法においてプリアンブルパンクチャリングパターンを定義している。前記Punctured Channel Informationフィールドにおいて定義されない値は有効である。
他の例えば、PPDUがOFDMA方法で送信される場合、先にU-SIG-1のBW(bandwidth)フィールドに基づいて帯域幅が80/160/320MHzに指定されれば、前記Punctured Channel Informationフィールドにおいて4ビットに構成されたビットマップ(最後の1ビットは無視される)は80MHzセグメント(segment)ごとに20MHzチャネルに対するパンクチャリングの有無を指示することができる。前記4ビットビットマップにおいて最も低いビットから最も高いビット順に、最も低い周波数20MHzチャネルから最も高い周波数20MHzチャネルに適用される。前記4ビットビットマップの各ビットが0を指せば該当する20MHzチャネルはパンクチャリングされ、前記4ビットビットマップの各ビットが1を指せば該当する20MHzチャネルはパンクチャリングされない。80MHzセグメントに対して許可されたパンクチャリングパターンは次のようになる:0111、1011、1101、1110、0011、1100及び1001、前記許可されたパンクチャリングパターン以外に他のフィールド値も有効である。前記パンクチャリングパターンに対するフィールド値は互い異なる80MHzに対して異なる場合がある。
3.本明細書に適用可能な実施例-RF capability
また、送信機変調精度(Transmitter modulation accuracy(EVM))テストを説明する。これは、後述するRF capabilityに関連する。
PPDUの占有されたサブキャリアに対する送信機変調精度テスト手順は次のようになる。
a)PPDUの開始を検出する必要がある。
b)テスト装置はL-STFにおいてL-LTFへの転換を検出し、正確なタイミングを設定する必要がある。
c)テスト装置はおおよそであり、微細周波数オフセットを推定する必要がある。
d)PPDUのシンボルは推定された周波数オフセットによって逆回転する必要がある。サンプリングオフセットドリフト(sampling offset drift)も補償する必要がある。
e)テスト装置は各EHT-LTFシンボルに対して、シンボルをサブキャリア受信値に変換し、パイロットサブキャリアから位相を推定し、推定された位相にしたがってサブキャリア値を逆回転させる。320MHz PPDUの場合、位相推定はPPDUの下位及び上位160MHz周波数部分において相関のない(uncorrelated)位相雑音に対してロバスト(robust)する。このとき、下位及び上位160MHzチャネルが相関のない位相雑音を持てば、前記320MHz PPDUは160MHz capabilityを持った2個のRFを介して送信される。これと異なって、下位及び上位160MHzチャネルが相関のある(correlated)位相雑音を持てば、前記320MHz PPDUは320MHz capabilityを持った1個のRFを介して送信される。
f)テスト装置は各サブキャリア及び各送信ストリームに対する複素チャネル応答係数を推定する。
g)テスト装置は各データOFDMシンボルに対してシンボルをサブキャリア受信値に変換し、パイロットサブキャリアから位相を推定し、推定された位相にしたがってサブキャリア値を補償し、各副搬送波の全ての送信機チェーンの結果を次のようにグループ化する。推定されたチャネルにおいて生成されたゼロ強制等化行列(zero-forcing equalization matrix)をベクトルに乗算する。320MHz PPDUの場合、位相推定はPPDUの下位及び上位160MHz周波数部分において相関のないノイズに対してロバストする。
h)テスト装置はテスト中であるRUの各空間ストリームにある各データ運搬(data-carrying)サブキャリアに対して最も近いコンスタレーションポイント(constellation point)を見つけ出し、そこからユークリッド距離(Euclidean distance)を計算する。
i)テスト装置はPPDU当り全てのエラーのRMSのPPDUにわたる平均を計算する。
以下の提案においてPAPRはいくつかのpreamble puncturingcaseのうち、最も大きいPAPR値を意味する。またPAPR観点からsequenceを最適化し、PAPR計算のとき、bandwidthはcontiguous状況のみ考慮するがnon-contiguous状況にも提案されたsequenceがそのまま適用される。
さらに、RFの最大送信可能bandwidth capabilityを考慮し、これによって以下の通り最適化されたsequenceを提案する。RF最大送信可能bandwidth capabilityは80/160/320MHzのみを考慮し、240MHzはさらなるハードウェア実装が必要なため、本明細書では考慮しない。
4.本明細書に適用可能な実施例
無線LAN802.11システムではpeak throughputの増加のために既存の802.11axさらに広い帯域を用いるかまたは、より多くのアンテナを用いて増加されたstreamの送信を考慮している。また様々なbandをaggregationし、用いる方法も考慮している。
本明細書では広い帯域を用いる場合を考慮し、すなわち、240/320MHzを用いてPPDUを送信する場合を考慮し、このとき、1x EHT-STF sequenceを提案する。特に一部限られたプリアンブルパンクチャリング(preamble puncturing)状況を考慮する。
既存の802.11axでは1x/2x HE-STF sequenceが定義されており、1x HE-STFはuplink送信のHE TB PPDUを除いた全てのHE PPDUに用いられ2x HE-STFはHE TB PPDUに用いられる。1x HE-STF sequenceは16個のサブキャリア単位でsequenceがマッピング(mapping)され、これをIFFTとすると12.8us symbolが生成され0.8us単位で同じsignalが繰り返される。この0.8us signalを5回繰り返し、4usの1x HE-STFが構成される。2x HE-STF sequenceは8個のサブキャリア単位でsequenceがマッピングされこれをIFFTとすると12.8us symbolが生成され1.6us単位で同じsignalが繰り返される。この1.6us signalを5回繰り返し、8usの2x HE-STFが構成される。本明細書では広帯域(wideband)においてPPDUを送信する場合、1x STF sequenceの設計に関して扱いこれを1x EHT-STF sequenceと称する。図18は802.11be PPDUの代表的な構造を示し、提案される1x EHT-STF sequenceは図18のEHT-STFに適用されるfrequency domain sequenceである。
上記の内容を別の方法で表現すると、次のようになる。STF信号はSTFシーケンスに基づいて生成される。STFシーケンスは既に設定されたサブキャリア間隔(例えば、78.125kHz)に基づいて表現される。本明細書のSTFシーケンスはEHT-STFシーケンスまたは、EHTSTFシーケンスなどの様々な名称で呼ばれる。
上述したようにSTFは様々なタイプに設定される。例えば、STFのうち、第1タイプ(すなわち、1x STF)は、16個のサブキャリア間隔にnon-zero coefficientが配置される第1タイプSTFシーケンスに基づいて生成される。第1タイプSTFシーケンスに基づいて生成されたSTF信号は0.8μsの周期を持ち、0.8μsの周期信号は5回繰り返され、4μs長さを持つ第1タイプSTFになる(図20で示した)。例えば、STFのうち、第2タイプ(すなわち、2x STF)は、8個のサブキャリア間隔にnon-zero coefficientが配置される第2タイプSTFシーケンスに基づいて生成される。第2タイプSTFシーケンスに基づいて生成されたSTF信号は1.6μsの周期を持ち、1.6μsの周期信号は5回繰り返され、8μs長さを持つ第2タイプEHT-STFになる(図21で示した)。例えば、STFのうち、第3タイプ(すなわち、4xEHT-STF)は、4個のサブキャリア間隔にnon-zero coefficientが配置される第3タイプSTFシーケンスに基づいて生成される。
上述したように第2タイプ(すなわち、2x STF)STFはTrigger Frameに対応され送信されるTB PPDUのために用いられ、第1タイプSTFはTB PPDUではない別の種類のSU/MU PPDUのために用いられる。
802.11beでは。contiguous 240/320MHz及びnon-contiguous 160+80/80+160/160+160MHzのBandwidthが既存の20/40/80/160/80+80MHz bandwidthにさらに用いられ240/320MHzに適用される1x EHT-STF sequenceの構成はtone planによって異なる場合がある。本明細書では、既存の11axの80MHz tone planが繰り返された構造の広帯域トーンプランを考慮する。このような状況では、80MHz 1x STF sequenceを繰り返し、広帯域1x EHT-STF sequenceを構成することができる。ただし、sequenceが繰り返されるという特性上、PAPRが高くなる場合があり、したがって、さらにPhase rotationを適用する必要がある。802.11axでは、80MHz 1x HESTF sequenceを2回繰り返し、160MHz 1x HE-STF sequenceを構成した後、secondary 80MHz channel(または、frequencyが比較的高い80MHz channel)の最初の40MHz部分に-1を掛けて、sequenceを構成した。本明細書でもこのような方法を拡張して適用し、すなわち,80MHz 1x STF sequenceを繰り返し、primary channel(または、frequencyが比較的低い80MHz channel)を除いた他のchannelに20/40/80MHz単位で追加Phase rotationを適用し、PAPRを下げるsequenceを提案する。さらに、320MHzでは、160MHz 1x STF sequenceを繰り返し、secondary 160MHz channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)に20/40/80/160MHz単位で追加Phase rotationを適用し、PAPRを下げるsequenceを提案する。240/160+80/80+160MHzは320/160+160MHzにおいて80MHz部分がpuncturingされたものと考えられる。すなわち、320/160+160MHzが用いられる1x EHT-STFのうち、puncturingされた80MHz 1x EHT-STF部分を除いたシーケンスを240/160+80/80+160MHzの1x EHT-STFで用いることができる。したがって、本明細書では、まず、320/160+160MHzの1x EHT-STF sequenceを提案し、これをpuncturingしてできた240/160+80/80+160MHzの1x EHT-STF sequenceを提案する。240/160+80/80+160MHzにおいて80MHz 1x STF sequence繰り返しに基づいた1x EHT-STF sequenceも提案する。
802.11axと同じM sequenceを用いて最適化されたsequenceを提案し、M sequenceは以下の通りである。
M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}
以下の一例において、シーケンスを示す方法は次の方法に基づく。
例えば、EHTS-496:16:496シーケンスの場合、該当するシーケンスはインデクスの範囲が-496から+496の間で定義され、16だけの間隔にシーケンスの要素(element)が定義される。すなわち、-496、-480、-464、……に対して具体的な値が割り当てられる。
本明細書において1xシーケンスはEHTS-496:16:496シーケンスのように16インデクス間隔にシーケンスが定義される。また、2xシーケンスは8インデクス間隔にシーケンスが定義される。例えば、4xシーケンスは4インデクス間隔にシーケンスが定義される。
シーケンスのインデクスは周波数領域での位置を表すことができ、subcarrier frequency spacing値に基づいて決定される。例えば、HE-STFシーケンス(または、HE-STFフィールド)に対してdelta_f(例えば、78.125kHz)が適用される場合、インデクス0はDC成分を意味し、インデクス16は16*delta_fkHz地点を意味し、インデクス-16は-16*delta_fkHz地点を意味する。例えば、delta_f値は312.5kHz/N(N=整数)、または、312.5kHz*N(N=整数)に設定される。
その一方で、説明の便宜上、シーケンス内にcomma表示を省略することもできるが、例えば、{M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)は{M,1,-M,0,-M,1,-M}*(1+j)/sqrt(2)を意味する。
4.1.320MHz 1x EHT-STF sequence
既存の80MHz 1x HESTF sequenceの単純繰り返し方法及びこれを繰り返し、primary channel(または、frequencyが比較的低い80MHz channel)を除いた他のchannelに20/40/80MHz単位で追加Phase rotationを適用し、PAPRを下げるsequenceを提案する。また既存の160MHz 1x HESTF sequenceの単純繰り返し方法及びこれを繰り返し、secondary 160MHz channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)に20/40/80/160MHz単位で追加Phase rotationを適用し、PAPRを下げるsequenceを提案する。ちなみに、以下の全てのPAPRは4倍のIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)/IDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)を適用した場合、計算されたものであり単位はdBである。
4.1.1.80MHz 1x HE-STF sequence繰り返し
以下の通り、既存の802.11axの80MHz 1x HE-STF sequenceを4回繰り返して、1x EHT-STF sequenceを構成することができる。
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
RF capabilityによって以下のようなmax PAPRを計算することができる。
4.1.1.A.320MHz RF capability考慮
1つの320MHz capa(capability)RFでPPDUを送信することができる。この場合、max PAPRは以下の通りである。
9.3252
4.1.1.B.160/320MHz RF capability考慮
2個の160MHz capa RFまたは、1つの320MHz capa RFでPPDUを送信することができる。この場合、max PAPRは以下の通りである。
9.3252
4.1.1.C.80/160/320MHz RF capability考慮
4個の80MHz capa RFまたは、2個の80MHz capa RFと1個の160MHz capa RFまたは、2個の160MHz capa RFまたは、1つの320MHz capa RFでPPDUを送信することができる。2個の80MHz capa RFと1個の160MHz capa RFが用いられる場合、160MHz RFは両方のMHzのうち、1つの160MHzに適用されPPDUを発生させる場合のみを考慮した。すなわち、真ん中の160MHzに160MHz RFが用いられ、両方の残りの80MHzに2個の80MHz RFが適用されることは考慮しなかった。この場合、max PAPRは以下の通りである。
9.3252
本実施例(4.1.1)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
13.1388
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.1.2.80MHz 1x HE-STF sequence繰り返し
及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において20MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.1.2.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
6.8674
4.1.2.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.1965
4.1.2.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.1965
本実施例(4.1.2)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
11.1506
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.1.3.80MHz 1x HE-STF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において40MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.1.3.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2669
4.1.3.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2822
4.1.3.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2822
本実施例(4.1.3)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
11.1506
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.1.4.80MHz 1x HE-STF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において80MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.1.4.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3057
4.1.4.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3057
4.1.4.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3057
本実施例(4.1.4)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
11.1506
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.1.5.160MHz 1x HE-STF sequence繰り返し
以下の通り、既存の802.11axの160MHz 1x HE-STF sequenceを2回繰り返し、1x EHT-STF sequenceを構成することができる。
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
RF capabilityによって以下のようなmax PAPRを計算することができる。
4.1.5.A.320MHz RF capability考慮
9.1247
4.1.5.B.160/320MHz RF capability考慮
9.1247
4.1.5.C.80/160/320MHz RF capability考慮
9.1247
本実施例(4.1.5)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
12.3618
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.1.6.160MHz 1x HE-STF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)において20MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.1.6.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.4554
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
4.1.6.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
4.1.6.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
本実施例(4.1.6)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
11.1506
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.1.7.160MHz 1x HE-STF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)において40MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.1.7.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.5907
4.1.7.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
4.1.7.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
または、
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
本実施例(4.1.7)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
11.1506
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.1.8.160MHz 1x HE-STF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)において80MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.1.8.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6225
4.1.8.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
4.1.8.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
本実施例(4.1.8)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
11.1506
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.1.9.160MHz 1x HE-STF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)において160MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.1.9.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3572
4.1.9.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3572
4.1.9.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3572
本実施例(4.1.9)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
11.1506
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
PAPRの観点から4.1.2または、4.1.6の提案が適切である。特に、様々なRF capabilityが考慮された状況である4.1.2.Bまたは、4.1.2.Cまたは、4.1.6.Bまたは、4.1.6.Cの提案が適切である。特に実装観点から11ax 160MHz Phase rotationを繰り返し、high frequencyまたは、secondary 160部分のうち、frequencyが高い80MHz部分に-1を掛ける方法は実装上有利である。
上記では、contiguous 320MHz状況での1x EHTSTF sequenceを提案している。Non-contiguous 160+160MHzでは上記のsequenceを利用し、同じく適用することができる。すなわち、contiguous 320MHzでの1x EHTSTF sequenceのうち、low 160MHzに該当するsequenceはnon-contiguous 160+MHzのうち、low 160MHzまたは、primary 160MHzに適用され、contiguous 320MHzでの1x EHTSTF sequenceのうち、High 160MHzに該当するsequenceはnon-contiguous 160+MHzのうち、High 160MHzまたは、secondary 160MHzに適用される。例えば、4.1.6.Bにおいて提案したsequenceを考慮するとき、non-contiguous 160+160MHzでのsequenceは以下の通り表すことができる。
Contiguous 320MHz
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
Non-contiguous 160+160MHz
Low 160MHz、または、primary 160MHz
EHTS-1008:16:1008={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
High 160MHzまたは、secondary 160MHz
EHTS-1008:16:1008={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
4.2.240MHz 1x EHT-STF sequence
上記の320MHzにおいて提案された1x EHT-STFのうち、puncturingされた80MHz 1x EHT-STF部分を除いて240/160+80/80+160MHzに提案することができる
4.2.1.320MHz 1x EHT-STF puncturing
例えば、以下の320MHz 1x EHTSTF sequenceが用いられると仮定しよう。
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
この場合、1番目の80MHzがpuncturingされれば、以下のような240MHz 1x EHTSTF sequenceを用いることができる。
EHTS-1520:16:1520={-M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
2番目の80MHzがpuncturingされれば、以下のような240MHz 1x EHTSTF sequenceを用いることができる。
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
3番目の80MHzがpuncturingされれば、以下のような240MHz 1x EHTSTF sequenceを用いることができる。
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
4番目の80MHzがpuncturingされれば、以下のような240MHz 1x EHTSTF sequenceを用いることができる。
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
さらに、既存の802.11axの80MHz 1x HE-STF sequenceの単純繰り返し方法及びこれを繰り返し、primary channel(または、frequencyが比較的低い80MHz channel)を除いた他のchannelに20/40/80MHz単位で追加Phase rotationを適用し、PAPRを下げるsequenceを提案する。
4.2.2.80MHz 1x HE-STF sequence繰り返し
以下の通り、既存の80MHz 1x HESTF sequenceを3回繰り返し、1x EHTSTF sequenceを構成することができる。
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
RF capabilityによって以下のようなmax PAPRを計算することができる。
4.2.2.A.320MHz RF capability考慮
1つの320MHz capa RFでPPDUを送信することができる。この場合、max PAPRは以下の通りである。
8.2224
4.2.2.B.80/160/320MHz RF capability考慮
3個の80MHz capa RFまたは、1個の80MHz capa RFと1個の160MHz capa RFまたは、1つの320MHz capa RFでPPDUを送信することができる。この場合、max PAPRは以下の通りである。
8.2224
本実施例(4.2.2)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
11.8894
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.2.3.80MHz 1x HE-STF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において20MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.2.3.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.0949
4.2.3.B.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M -1 M 0 M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2177
または、
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
本実施例(4.2.3)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
9.9012
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.2.4.80MHz 1x HE-STF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において40MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.2.4.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2677
4.2.4.B.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.5390
本実施例(4.2.4)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
10.4709
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
4.2.5.80MHz 1x HE-STF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において80MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHT-STF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.2.5.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.5390
4.2.5.B.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.5390
本実施例(4.2.4)のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮することではない、全てのプリアンブルパンクチャリングパターン(プライマリー20MHzチャネルを除いた20MHzチャネルがパンクチャリングされる全てのパターン)を考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceでのmax PAPRは以下の通りである。
10.6690
すなわち、本実施例のように制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceは全てのプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮して獲得した1x EHT-STF sequenceよりPAPRがさらに低いことがわかる。これで、サブキャリアの効率及び効果的なAGCを推定することができるといった効果がある。
240MHzの1x EHT-STF sequenceは320MHzをpuncturingし、240MHzを構成する場合、4.2.1の方法が好まれ、これは、320MHzと単一化された1x EHT-STF sequenceで実装利得を得ることもできる。またPAPRと様々なRF capa状況を考慮するとき、4.2.3の方法も好まれるが、実装overheadが増加することができる。実装的により利得のある4.2.4.B方法(secondaryまたは、最も低いfrequencyの80MHzを除いた部分に全て-1が乗算される形)が有利である。
上記では、contiguous 240MHz状況での1x EHT-STF sequenceを提案している。Non-contiguous 160+80MHzでは上記のsequenceを利用し、同じく適用することができる。すなわち、contiguous 240MHzでの1x EHT-STF sequenceのうち、low 80/160MHzに該当するsequenceはnon-contiguous 160+80MHzのうち、low 80/160MHzまたは、primary 80/160MHzに適用され、contiguous 240MHzでの1x EHT-STF sequenceのうち、high 160/80MHzに該当するsequenceはnon-contiguous 160+80MHzのうち、high 160/80MHzまたは、the other 160/80MHzに適用される。例えば、4.2.4.Bにおいて提案したsequenceを考慮するとき、non-contiguous 160+80MHzでのsequenceは以下の通り表すことができる。
Contiguous 240MHz
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
Non-contiguous 160+80MHz(160MHzがlow frequencyに位置し、80MHzがhigh frequencyに位置する場合、または、primary 160MHzが連続の場合)
Low 160MHzまたは、primary 160MHz
EHTS-1008:16:1008={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
High 80MHzまたは、the other 80MHz
EHTS-496:16:496={-M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
Non-contiguous 160+80MHz(80MHzがlow frequencyに位置し、160MHzがhigh frequencyに位置する場合、または、primary 80MHzのみ連続の場合)
Low 80MHzまたは、primary 80MHz
EHTS-1008:16:1008={M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
High 160MHz、または、the other 160MHz
EHTS-496:16:496={-M-1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
上記のpreamble puncturingに加えて、以下のpreamble Puncturingがさらに考慮される。以下は、320MHzでの追加のpreamble puncturingである。
[OOXX XXOO OOOO OOOO]
[OOOO OOXX XXOO OOOO]
[OOOO OOOO OOXX XXOO]
以下は、240MHzでの追加のpreamble puncturingである。
[OOXX XXOO OOOO]
[OOOO OOXX XXOO]
さらに、考慮した状況において320MHzと240MHzでの1x EHT-STF sequenceは以下の通り提案することができる。
4.3.320MHz 1x EHTSTF sequence
4.3.1.80MHz 1x HESTF sequence繰り返し
以下の通り、既存の80MHz 1x HESTF sequenceを4回繰り返し、1x EHTSTF sequenceを構成することができる。
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
RF capabilityによって以下のようなmax PAPRを計算することができる。
4.3.1.A.320MHz RF capability考慮
1つの320MHz capa RFでPPDUを送信することができる。この場合、max PAPRは以下の通りである。
9.3252
4.3.1.B.160/320MHz RF capability考慮
2個の160MHz capa RFまたは、1つの320MHz capa RFでPPDUを送信することができる。この場合、max PAPRは以下の通りである。
9.3252
4.3.1.C.80/160/320MHz RF capability考慮
4個の80MHz capa RFまたは、2個の80MHz capa RFと1個の160MHz capa RFまたは、2個の160MHz capa RFまたは、1つの320MHz capa RFでPPDUを送信することができる。2個の80MHz capa RFと1個の160MHz capa RFが用いられる場合、160MHz RFは両方MHzのうち、1つの160MHzに適用されPPDUを発生させる場合のみ考慮した。すなわち、真ん中の160MHzに160MHz RFが用いられ、両方の残りの80MHzに2個の80MHz RFが適用されることは考慮しなかった。この場合、max PAPRは以下の通りである。
9.3252
4.3.2.80MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において20MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.3.2.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
6.8875
4.3.2.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.1965
4.3.2.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.1965
4.3.3.80MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において40MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.3.3.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2669
4.3.3.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2822
4.3.3.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2822
4.3.4.80MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において80MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.3.4.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3057
4.3.4.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3057
4.3.4.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3057
4.3.5.160MHz 1x HESTF sequence繰り返し
以下の通り、既存の160MHz 1x HESTF sequenceを2回繰り返し、1x EHTSTF sequenceを構成することができる。
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
RF capabilityによって以下のようなmax PAPRを計算することができる。
4.3.5.A.320MHz RF capability考慮
9.1247
4.3.5.B.160/320MHz RF capability考慮
9.1247
4.3.5.C.80/160/320MHz RF capability考慮
9.1247
4.3.6.160MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)において20MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.3.6.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.4554
4.3.6.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
4.3.6.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
4.3.7.160MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)において40MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.3.7.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.5907
4.3.7.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
4.3.7.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
4.3.8.160MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)において80MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.3.8.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6225
4.3.8.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
4.3.8.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.6421
4.3.9.160MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが比較的高い160MHz channel)において160MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.3.9.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3572
4.3.9.B.160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3572
4.3.9.C.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
8.3572
PAPRの観点から4.3.2または、4.3.6の提案が適切である。特に様々なRF capabilityが考慮された状況である4.3.2.Bまたは、4.3.2.Cまたは、4.3.6.Bまたは、4.3.6.Cの提案が適切である。特に実装観点から11ax 160MHz Phase rotationを繰り返し、high frequencyまたは、secondary 160部分のうち、frequencyが高い80MHz部分に-1を掛ける方法は実装上有利である。
上記ではcontiguous 320MHz状況での1x EHTSTF sequenceを提案している。Non-contiguous 160+160MHzでは上記のsequenceを利用し、同じく適用することができる。すなわち、contiguous 320MHzでの1x EHTSTF sequenceのうち、low 160MHzに該当するsequenceはnon-contiguous 160+MHzのうち、low 160MHzまたは、primary 160MHzに適用されcontiguous 320MHzでの1x EHTSTF sequenceのうち、High 160MHzに該当するsequenceはnon-contiguous 160+MHzのうち、High 160MHzまたは、secondary 160MHzに適用される。例えば、4.3.6.Bにおいて提案したsequenceを考慮するとき、non-contiguous 160+160MHzでのsequenceは以下の通り表すことができる。
Contiguous 320MHz
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
Non-contiguous 160+160MHz
Low 160MHzまたは、primary 160MHz
EHTS-1008:16:1008={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
High 160MHzまたは、secondary 160MHz
EHTS-1008:16:1008={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
4.4.240MHz 1x EHTSTF sequence
上記の320MHzにおいて提案された1x EHTSTFのうち、puncturingされた80MHz 1x EHTSTF部分を除いて240/160+80/80+160MHzに提案することができる
4.4.1.320MHz 1x EHTSTF puncturing
例えば、以下の320MHz 1x EHTSTF sequenceが用いられると仮定しよう。
EHTS-2032:16:2032={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
この場合、1番目の80MHzがpuncturingされれば、以下のような240MHz 1x EHTSTF sequenceを用いることができる。
EHTS-1520:16:1520={-M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
2番目の80MHzがpuncturingされれば、以下のような240MHz 1x EHTSTF sequenceを用いることができる。
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
3番目の80MHzがpuncturingされれば、以下のような240MHz 1x EHTSTF sequenceを用いることができる。
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
4番目の80MHzがpuncturingされれば、以下のような240MHz 1x EHTSTF sequenceを用いることができる。
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
さらに、既存の80MHz 1x HESTF sequenceの単純繰り返し方法及びこれを繰り返し、primary channel(または、frequencyが比較的低い80MHz channel)を除いた他のchannelに20/40/80MHz単位で追加Phase rotationを適用し、PAPRを下げるsequenceを提案する。
4.4.2.80MHz 1x HESTF sequence繰り返し
以下の通り、既存の80MHz 1x HESTF sequenceを3回繰り返し、1x EHTSTF sequenceを構成することができる。
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
RF capabilityによって以下のようなmax PAPRを計算することができる。
4.4.2.A.320MHz RF capability考慮
1つの320MHz capa RFでPPDUを送信することができる。この場合、max PAPRは以下の通りである。
8.2224
4.4.2.B.80/160/320MHz RF capability考慮
3個の80MHz capa RFまたは、1個の80MHz capa RFと1個の160MHz capa RFまたは、1つの320MHz capa RFでPPDUを送信することができる。この場合、max PAPRは以下の通りである。
8.2224
4.4.3.80MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において20MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.4.3.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2484
4.4.3.B.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.5390
4.4.4.80MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において40MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.4.4.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.2677
4.4.4.B.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.5390
4.4.5.80MHz 1x HESTF sequence繰り返し及びsecondary channel(または、frequencyが最も低い80MHz channelを除いたchannel)において80MHz単位の追加Phase rotation
各RF capability別最適化された1x EHTSTF sequence及びmax PAPRは以下の通りである。
4.4.5.A.320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.5390
4.4.5.B.80/160/320MHz RF capability考慮
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
7.5390
240MHzの1x EHTSTF sequenceは320MHzをpuncturingし、240MHzを構成する場合、4.4.1の方法が好まれ、これは、320MHzと単一化された1x EHTSTF sequenceで実装利得を得ることもできる。またPAPRと様々なRF capability状況を考慮するとき4.4.3の方法も好まれるが、実装overheadが増加することができる。ただし、4.4.3.B方法はsecondaryまたは、最も低いfrequencyの80MHzを除いた部分に全て-1が乗算される形で4.4.3.Aの方法に比べて実装的に有利である。
上記ではcontiguous 240MHz状況での1x EHTSTF sequenceを提案している。Non-contiguous 160+80MHzでは上記のsequenceを利用し、同じく適用することができる。すなわち、contiguous 240MHzでの1x EHTSTF sequenceのうち、low 80/160MHzに該当するsequenceはnon-contiguous 160+80MHzのうち、low 80/160MHzまたは、primary 80/160MHzに適用されcontiguous 240MHzでの1x EHTSTF sequenceのうち、high 160/80MHzに該当するsequenceはnon-contiguous 160+80MHzのうち、high 160/80MHzまたは、the other 160/80MHzに適用される。例えば、4.4.3.Bにおいて提案したsequenceを考慮するとき、non-contiguous 160+80MHzでのsequenceは以下の通り表すことができる。
Contiguous 240MHz
EHTS-1520:16:1520={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
Non-contiguous 160+80MHz(160MHzがlow frequencyに位置し、80MHzがhigh frequencyに位置する場合、または、primary 160MHzが連続の場合)
Low 160MHzまたは、primary 160MHz
EHTS-1008:16:1008={M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
High 80MHzまたは、the other 80MHz
EHTS-496:16:496={-M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
Non-contiguous 160+80MHz(80MHzがlow frequencyに位置し、160MHzがhigh frequencyに位置する場合、または、primary 80MHzのみ連続の場合)
Low 80MHzまたは、primary 80MHz
EHTS-1008:16:1008={M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
High 160MHzまたは、the other 160MHz
EHTS-496:16:496={-M-1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)
上記の提案は基本的に11axの80MHz tone plan(図7に示した)が繰り返された構造の広帯域(wideband)を考慮したが、図6の11ax 40MHz tone planが繰り返された構造の80MHz tone planを繰り返してできた広帯域のトーンプランにおいても同じく適用される。広帯域のトーンプランにおいて各40MHz segmentの2x242-tone RUを484-tone RUだと考慮することができ、996-tone RUは既存の11axの996-tone RUと同じである。
図22は本実施例に係る送信装置の動作を示した手順フロー図である。
上述したSTFシーケンス(すなわち、EHT-STF/EHTSシーケンス)は図22の一例によって送信される。
図22の一例は送信装置(AP及び/または、non-AP STA)において実行される。
図22の一例の各step(または、後述する詳細なsub-step)のうち一部は省略できる。
ステップS2210において、送信装置はSTFシーケンスのための制御情報を獲得(obtain)することができる。例えば、送信装置はSTFシーケンスに適用されるBandwidth(例えば,80/160/240/320MHz)に関する情報を獲得することができる。追加的/代替的に(additionally or alternatively)、送信装置はSTFシーケンスに適用される特性に関する情報(例えば、1x、2x、4xシーケンスを生成することを指示する情報)を獲得することができる。
ステップS2220において、送信装置は獲得した制御情報(例えば、Bandwidthに関する情報)に基づいてcontrol signal/field(例えば、EHTSTF信号/フィールド)を構成(Configure)するか生成(generate)することができる。
S2220のステップはより具体的なsub-stepを含むことができる。
例えば、S2220ステップは、S2210を介して獲得した制御情報に基づいて多数のSTFシーケンスのうち、1つのSTFシーケンスを選択するステップをさらに含むことができる。
追加的/代替的に(additionally or alternatively)、S2220ステップはpower boostingを実行するステップをさらに含むことができる。
S2220ステップはSequenceを生成するステップとも呼べる。
ステップS2230において、送信装置はS2220ステップを介して構成された信号/フィールド/シーケンスを、S2230ステップに基づいて受信装置に送信することができる。
S2220のステップはより具体的なsub-stepを含むことができる。
例えば、送信装置はPhase rotationステップを実行することができる。具体的には、送信装置はS2220ステップを介して生成されたシーケンスに対して20MHz*N(N=整数)単位でPhase rotationステップを実行することもできる。
追加的/代替的に(additionally or alternatively)、送信装置はCSD、Spatial Mapping、IDFT/IFFT動作、GI挿入(insert)などの動作のうち、少なくとも1つを実行することができる。
本明細書によって構成された信号/フィールド/シーケンスは図22の形で送信される。
図22の一例は送信装置(AP及び/または、non-AP STA)の一例に関連する。
図1に示されているように、送信装置はメモリ112、プロセッサ111、及び送受信機113を含むことができる。
前記メモリ112は本明細書に記載された多数のSTFシーケンスに対する情報を格納することができる。また、STFシーケンス/PPDU生成のための制御情報を格納することができる。
前記プロセッサ111は前記メモリ112に格納された情報に基づいて様々なシーケンス(例えば、STFシーケンス)を生成し、PPDUを構成することができる。プロセッサ111によって生成されたPPDUの一例は図18の通りである。
前記プロセッサ111は図22に示されている動作のうち、一部を実行することができる。例えば、STFシーケンス生成のための制御情報を獲得し、STFシーケンスを構成することができる。
例えば、前記プロセッサ111は追加の詳細ユニットを含むことができる。プロセッサ111に含まれる詳細ユニットは図19のように構成される。すなわち、示されているように、プロセッサ111はCSD、Spatial Mapping、IDFT/IFFT動作、GI挿入(insert)などの動作を実行することができる。
示されている送受信機113はアンテナを含み、アナログ信号処理を実行することができる。具体的には、前記プロセッサ111は前記送受信機113を制御し、前記プロセッサ111によって生成されたPPDUを送信することができる。
図23は本実施例に係る受信装置の動作を示した手順フロー図である。
上述したSTFシーケンス(すなわち、EHT-STF/EHTSシーケンス)は図23の一例によって送信される。
図23の一例は受信装置(AP及び/または、non-AP STA)において実行される。
図23の一例の各step(または、後述する詳細なsub-step)のうち、一部は省略される。
ステップS2310において、受信装置はS2310ステップを介してSTFシーケンス(すなわち、EHT-STF/EHTSシーケンス)を含む信号/フィールドを受信することができる。受信された信号は図18の形態である。
S2310ステップのsub-stepはS2230ステップに基づいて決定される。すなわち、S2310ステップはS2230ステップにおいて適用された、Phase rotation CSD、Spatial Mapping、IDFT/IFFT動作、GI挿入(insert)動作の結果を復元する動作を実行することができる。
S2310ステップにおいてSTFシーケンスは信号の時間/周波数同期を見つけるか、AGC gainを推定するなどの様々な機能を実行することができる。
ステップS2320において、受信装置はSTFシーケンスに基づいて受信した信号に対してデコードを実行することができる。
例えば、S2320ステップはSTFシーケンスを含むPPDUのデータフィールドをデコードするステップを含むことができる。すなわち、受信装置はSTFシーケンスに基づいて正常に受信したPPDUのデータフィールド内に含まれた信号をデコードすることができる。
ステップS2330において、受信装置はS2320ステップを介してデコードされたデータを処理(process)することができる。
例えば、受信装置はS2320ステップを介してデコードされたデータを上位層(例えば、MAC層)に伝達する処理動作を実行することができる。また、上位層に伝達されたデータに対応し、上位層からPHY層に信号の生成が指示される場合、その後の動作を実行することができる。
図23の一例は送信装置(AP及び/または、non-AP STA)の一例に関連される。
図1に示されているように、送信装置はメモリ112、プロセッサ111、及び送受信機113を含むことができる。
前記メモリ112は本明細書に記載された多数のSTFシーケンスに対する情報を格納することができる。また、STFシーケンス/PPDU生成のための制御情報を格納することができる。
前記プロセッサ111は前記メモリ112に格納された情報に基づいて様々なシーケンス(例えば、STFシーケンス)を生成し、PPDUを構成することができる。プロセッサ111によって生成されたPPDUの一例は図18の通りである。
前記プロセッサ111は図22に示されている動作のうち、一部を実行することができる。例えば、STFシーケンス生成のための制御情報を獲得し、STFシーケンスを構成することができる。
例えば、前記プロセッサ111はさらなる詳細のユニットを含むことができる。プロセッサ111に含まれる詳細のユニットは図19のように構成される。すなわち、示されているように、プロセッサ111はCSD、Spatial Mapping、IDFT/IFFT動作、GI挿入(insert)などの動作を実行することができる。
示されている送受信機113はアンテナを含み、アナログ信号処理を実行することができる。具体的には、前記プロセッサ111は前記送受信機113を制御し、前記プロセッサ111によって生成されたPPDUを送信することができる。
図23に示されている一部の技術的な特徴は送受信機113によって実装される。具体的には、示されているAnalog RF処理は送受信機113に含まれる。
以下では、図1から図23を参照し、上述した実施例を説明する。
図24は本実施例に係る送信STAがPPDUを送信する手順を示したフロー図である。
図24の一例は次世代無線LANシステム(IEEE802.11beまたは、EHT無線LANシステム)がサポートされるネットワーク環境において実行される。前記次世代無線LANシステムは802.11axシステムを改善した無線LANシステムとして802.11axシステムと下位互換性(backward compatibility)を満足することができる。
図24の一例は送信STAにおいて実行され、前記送信STAはAP(access point)に対応する。図24の受信STAはEHT(Extremely High Throughput)無線LANシステムをサポートするSTAに対応する。
本実施例は広帯域(240MHz、または、320MHz)を介してPPDUを送信するとき、制限されたプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮し、STFシーケンスを設定する方法を提案する。特に、本実施例は前記制限されたプリアンブルパンクチャリングパターン及びRF能力(capability)を考慮し、最適のPAPRを獲得するSTFシーケンスを提案する。
S2410ステップにおいて、送信STA(station)はPPDU(Physical Protocol Data Unit)を生成する。
S2420ステップにおいて、前記送信STAは前記PPDUを、広帯域を介して受信STAへ送信する。
前記PPDUはSTF(Short Training Field)信号を含む。
前記STF信号は前記広帯域に対する第1STFシーケンスに基づいて生成される。前記第1STFシーケンスは前記広帯域の第1プリアンブルパンクチャリングパターンに基づいて獲得される。前記広帯域が320MHz帯域である場合、前記第1プリアンブルパンクチャリングパターンは前記広帯域において40MHzまたは、80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンを含む。
すなわち、本実施例は前記第1プリアンブルパンクチャリングパターンという制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮し、STFシーケンスを獲得する方法を提案する。
前記広帯域が320MHz帯域であるため、前記広帯域は第1から第4の80MHz帯域を含むことができる。前記第1から第4の80MHz帯域は低い周波数から高い周波数順に配置され、互い連続である。前記第1プリアンブルパンクチャリングパターンは第1から第8パターンを含むことができる。
例えば、前記第1パターンは前記広帯域において前記第1の80MHz帯域内40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第2パターンは前記広帯域において前記第2の80MHz帯域内40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第3パターンは前記広帯域において前記第3の80MHz帯域内40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第4パターンは前記広帯域において前記第4の80MHz帯域内40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンである。
前記第1から第4パターンは前記広帯域において40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第1から第4の80MHz帯域においてパンクチャリングされる40MHz帯域は各80MHz帯域の両端にある40MHz帯域であり、各80MHz帯域の中間40MHz帯域ではない場合がある。
前記第5パターンは前記広帯域において前記第1の80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第6パターンは前記広帯域において前記第2の80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第7パターンは前記広帯域において前記第3の80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第8パターンは前記広帯域において前記第4の80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンである。
前記第5から第8パターンは前記広帯域において80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第1から第4の80MHz帯域自体がパンクチャリングされ、2個以上の80MHz帯域に対して部分的にパンクチャリングされない場合がある。
前記第1STFシーケンスは第2STFシーケンスが繰り返されたシーケンスに位相回転が適用されたシーケンスである。前記第2STFシーケンスは802.11ax無線LANシステムにおいて定義される80MHz帯域に対するSTFシーケンスである。前記第2STFシーケンスは下記のように定義される。
{M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
すなわち、前記第1STFシーケンスは既存の802.11axにおいて定義された80MHz帯域に対するHE-STFシーケンスを用いて獲得される。
前記第1STFシーケンスはMシーケンスが含まれたシーケンスとして下記のように定義される。
{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)
このとき、sqrt()は平方根を表す。
前記Mシーケンスは下記のように定義される。前記Mシーケンスは802.11ax無線LANシステムにおいて定義されるMシーケンスと同じである。
M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}
前記位相回転は前記広帯域において前記第2、第3または、第4の80MHz帯域に適用される。前記第1から第4の80MHz帯域は低い周波数から高い周波数順に配置される。すなわち、前記位相回転は周波数が最も低い前記第1の80MHz帯域を除いた残りの80MHz帯域に対して適用される。
例えば、前記第1STFシーケンスは前記第2STFシーケンスを4回繰り返したシーケンスにおいて周波数が1番目に高い80MHzチャネル(前記第4の80MHz帯域)と周波数が2番目に高い80MHzチャネル(前記第3の80MHz帯域)に位相回転を適用し、(-1を掛ける)獲得される。
また、前記第1STFシーケンスは前記PPDUを送信するとき用いられるRF(Radio Frequency)の組み合わせに基づいて獲得される。前記RFの組み合わせは2個の160MHz能力(capability)を持ったRF(Radio Frequency)の組み合わせ、または、1個の320MHz能力を持ったRFである。
また、前記第1STFシーケンスは次のように周波数トーンにマッピングされる。
前記第1STFシーケンスはトーンインデクス(tone index)-2032を持つ最低トーン(tone)からトーンインデクス+2032を持つ最高トーンまで16トーン間隔で配置される。すなわち、前記第1STFシーケンスの各要素(element)は前記トーンインデクスを持つ周波数トーンに1つずつマッピングされる。
前記STF信号はMIMO(Multiple Input Multiple Output)送信においてAGC(Automatic gain control)推定のために用いられる。
前記PPDUはレガシープリアンブル(legacy preamble)、制御フィールド及びデータフィールドを含むことができる。このとき、前記STF信号は前記制御フィールドに含まれる。前記制御フィールド及び前記データフィールドは802.11be無線LANシステムをサポートすることができる。
具体的には、前記レガシーフィールドはL-STF(Legacy-Short Training Field)、L-LTF(Legacy-Long Training Field)及びL-SIG(Legacy-Signal)を含むことができる。前記制御フィールドはU-SIG(Universal-Signal)、EHT-SIG(Extremely High Throughput-Signal)、EHT-STF、EHT-LTFを含むことができる。前記STF信号は前記EHT-STFに含まれる。
また、240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは先に説明した320MHz/160+160MHz帯域に対するSTFシーケンス(第1STFシーケンス)において80MHzに対してパンクチャリング(80MHzベースプリアンブルパンクチャリング)を実行したと決定される。すなわち、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスを別途定義せず、前記320MHz/160+160MHz帯域に対するSTFシーケンスを用いてSTFシーケンスを獲得することができる(unified技術)。
例えば、前記320MHz/160+160MHz帯域に対するSTFシーケンス(第1STFシーケンス)は{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)と定義されるため、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスはパンクチャリングされる80MHz帯域によって決定される。
前記320MHz/160+160MHz帯域のうち、1番目の80MHzがパンクチャリングされる場合、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)である。
前記320MHz/160+160MHz帯域のうち、2番目の80MHzがパンクチャリングされる場合、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)である。
前記320MHz/160+160MHz帯域のうち、3番目の80MHzがパンクチャリングされる場合、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)である。
前記320MHz/160+160MHz帯域のうち、4番目の80MHzがパンクチャリングされる場合、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)である。
図25は本実施例に係る受信STAがPPDUを受信する手順を示したフロー図である。
図25の一例は次世代無線LANシステム(IEEE802.11beまたは、EHT無線LANシステム)がサポートされるネットワーク環境において実行される。前記次世代無線LANシステムは802.11axシステムを改善した無線LANシステムとして802.11axシステムと下位互換性(backward compatibility)を満足することができる。
図25の一例は受信STAにおいて実行され、EHT(Extremely High Throughput)無線LANシステムをサポートするSTAに対応する。図25の送信STAはAP(access point)に対応する。
本実施例は広帯域(240MHzまたは、320MHz)を介してPPDUを送信するとき、制限されたプリアンブルパンクチャリングパターンを考慮し、STFシーケンスを設定する方法を提案する。特に、本実施例は前記制限されたプリアンブルパンクチャリングパターン及びRF能力(capability)を考慮し、最適のPAPRを獲得するSTFシーケンスを提案する。
S2510ステップにおいて、受信STA(station)は送信STAから広帯域を介してPPDU(Physical Protocol Data Unit)を受信する。
S2520ステップにおいて、前記受信STAは前記PPDUを復号する。
前記PPDUはSTF(Short Training Field)信号を含む。
前記STF信号は前記広帯域に対する第1STFシーケンスに基づいて生成される。前記第1STFシーケンスは前記広帯域の第1プリアンブルパンクチャリングパターンに基づいて獲得される。前記広帯域が320MHz帯域である場合、前記第1プリアンブルパンクチャリングパターンは前記広帯域において40MHzまたは、80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンを含む。
すなわち、本実施例は前記第1プリアンブルパンクチャリングパターンという制限されたプリアンブルパンクチャリングを考慮し、STFシーケンスを獲得する方法を提案する。
前記広帯域が320MHz帯域であるため、前記広帯域は第1から第4の80MHz帯域を含むことができる。前記第1から第4の80MHz帯域は低い周波数から高い周波数順に配置され互い連続である。前記第1プリアンブルパンクチャリングパターンは第1から第8パターンを含むことができる。
例えば、前記第1パターンは前記広帯域において前記第1の80MHz帯域内の40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第2パターンは前記広帯域において前記第2の80MHz帯域内の40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第3パターンは前記広帯域において前記第3の80MHz帯域内の40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第4パターンは前記広帯域において前記第4の80MHz帯域内の40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンである。
前記第1から第4パターンは前記広帯域において40MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第1から第4の80MHz帯域においてパンクチャリングされる40MHz帯域は各80MHz帯域の両端にある40MHz帯域であり、各80MHz帯域の中間40MHz帯域ではない場合がある。
前記第5パターンは前記広帯域において前記第1の80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第6パターンは前記広帯域において前記第2の80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第7パターンは前記広帯域において前記第3の80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第8パターンは前記広帯域において前記第4の80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンである。
前記第5から第8パターンは前記広帯域において80MHz帯域がパンクチャリングされたパターンであり、前記第1から第4の80MHz帯域自体がパンクチャリングされ、2個以上の80MHz帯域に対して部分的にパンクチャリングされない場合がある。
前記第1STFシーケンスは第2STFシーケンスが繰り返されたシーケンスに位相回転が適用されたシーケンスである。前記第2STFシーケンスは802.11ax無線LANシステムにおいて定義される80MHz帯域に対するSTFシーケンスである。前記第2STFシーケンスは下記のように定義される。
{M 1 -M 0 -M 1 -M}*(1+j)/sqrt(2)
すなわち、前記第1STFシーケンスは既存の802.11axにおいて定義された80MHz帯域に対するHE-STFシーケンスを用いて獲得される。
前記第1STFシーケンスはMシーケンスが含まれたシーケンスとして下記のように定義される。
{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)
このとき、sqrt()は平方根を表す。
前記Mシーケンスは下記のように定義される。前記Mシーケンスは802.11ax無線LANシステムにおいて定義されるMシーケンスと同じである。
M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}
前記位相回転は前記広帯域において前記第2、第3または、第4の80MHz帯域に適用される。前記第1から第4の80MHz帯域は低い周波数から高い周波数順に配置される。すなわち、前記位相回転は周波数が最も低い前記第1の80MHz帯域を除いた残りの80MHz帯域に対して適用される。
例えば、前記第1STFシーケンスは前記第2STFシーケンスを4回繰り返したシーケンスにおいて周波数が1番目も高い80MHzチャネル(前記第4の80MHz帯域)と周波数が2番目に高い80MHzチャネル(前記第3の80MHz帯域)に位相回転を適用し、(-1を掛ける)獲得される。
また、前記第1STFシーケンスは前記PPDUを送信するとき用いられるRF(Radio Frequency)の組み合わせに基づいて獲得される。前記RFの組み合わせは2個の160MHz能力(capability)を持ったRF(Radio Frequency)の組み合わせまたは、1個の320MHz能力を持ったRFである。
また、前記第1STFシーケンスは次のように周波数トーンにマッピングされる。
前記第1STFシーケンスはトーンインデクス(tone index)-2032を持つ最低トーン(tone)からトーンインデクス+2032を持つ最高トーンまで16トーン間隔で配置される。すなわち、前記第1STFシーケンスの各要素(element)は前記トーンインデクスを持つ周波数トーンに1つずつマッピングされる。
前記STF信号はMIMO(Multiple Input Multiple Output)送信においてAGC(Automatic gain control)推定のために用いられる。
前記PPDUはレガシープリアンブル(legacy preamble)、制御フィールド及びデータフィールドを含むことができる。このとき、前記STF信号は前記制御フィールドに含まれる。前記制御フィールド及び前記データフィールドは802.11be無線LANシステムをサポートすることができる。
具体的には、前記レガシーフィールドはL-STF(Legacy-Short Training Field)、L-LTF(Legacy-Long Training Field)及びL-SIG(Legacy-Signal)を含むことができる。前記制御フィールドはU-SIG(Universal-Signal)、EHT-SIG(Extremely High Throughput-Signal)、EHT-STF、EHT-LTFを含むことができる。前記STF信号は前記EHT-STFに含まれる。
また、240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは先に説明した320MHz/160+160MHz帯域に対するSTFシーケンス(第1STFシーケンス)において80MHzに対してパンクチャリング(80MHzベースプリアンブルパンクチャリング)を実行したことで決定される。すなわち、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスを別途に定義せず、前記320MHz/160+160MHz帯域に対するSTFシーケンスを用いてSTFシーケンスを獲得することができる(unified技術)。
例えば、前記320MHz/160+160MHz帯域に対するSTFシーケンス(第1STFシーケンス)は{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)に定義されるため、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスはパンクチャリングされる80MHz帯域によって決定される。
前記320MHz/160+160MHz帯域のうち、1番目の80MHzがパンクチャリングされる場合、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)である。
前記320MHz/160+160MHz帯域のうち、2番目の80MHzがパンクチャ リングされる場合、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)である。
前記320MHz/160+160MHz帯域のうち、3番目の80MHzがパンクチャリングされる場合、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)である。
前記320MHz/160+160MHz帯域のうち、4番目の80MHzがパンクチャリングされる場合、前記240MHz/160+80MHz/80+160MHz帯域に対するSTFシーケンスは{M 1 -M 0 -M 1 -M 0 M 1 -M 0 -M 1 -M 0 -M -1 M 0 M -1 M}*(1+j)/sqrt(2)である。
5.装置構成
上述した本明細書の技術的な特徴は様々な装置及び方法に適用される。例えば、上述した本明細書の技術的な特徴は図1及び/または、図19の装置を介して実行/サポートされる。例えば、上述した本明細書の技術的な特徴は、図1及び/または、図19の一部にのみ適用される。例えば、上述した本明細書の技術的な特徴は、図1のプロセシングチップ114、124に基づいて実装されるか、図1のプロセッサ111、121とメモリ112、122に基づいて実装されるか、図19のプロセッサ610とメモリ620に基づいて実装される。例えば、本明細書の装置は、送信STAから広帯域を介してPPDU(Physical Protocol Data Unit)を受信し;及び前記PPDUを復号する。
本明細書の技術的な特徴はCRM(computer readable medium)に基づいて実装される。例えば、本明細書によって提案されるCRMは少なくとも1つのプロセッサ(processor)によって実行されることに基づいた命令(instruction)を含む少なくとも1つのコンピューター可読記録媒体(computer readable medium)である。
前記CRMは、送信STAから広帯域を介してPPDU(Physical Protocol Data Unit)を受信するステップ;及び前記PPDUを復号するステップを含む動作(operations)を実行する命令(instructions)を格納することができる。本明細書のCRM内に格納される命令は少なくとも1つのプロセッサによって実行(execute)される。本明細書のCRMに関連する少なくとも1つのプロセッサは図1のプロセッサ111、121または、プロセシングチップ114、124であるか、図19のプロセッサ610である。その一方で、本明細書のCRMは図1のメモリ112、122であるか図19のメモリ620であるか、別途の外部メモリ/記憶媒体/ディスクなどである。
上述した本明細書の技術的な特徴は様々なアプリケーション(application)やビジネスモデルに適用可能である。例えば、人工知能(Artificial Intelligence:AI)をサポートする装置での無線通信のために上述した技術的な特徴が適用される。
人工知能は人工的な知能またはこれを作る方法論を研究する分野を意味し、機械学習(Machine Learning)は人工知能分野において扱う様々な問題を定義し、それを解決する方法論を研究する分野を意味する。機械学習はある作業に対して継続的な経験を介してその作業に対する性能を高めるアルゴリズムと定義することもある。
人工ニューラルネットワーク(人工ニューラルネットワーク;ANN)は機械学習において用いられるモデルとして、シナプスの結合にネットワークを形成した人工ニューロン(ノード)で構成される、問題解決能力を持つモデル全般を意味する。人工ニューラルネットワークは他のレイヤーのニューロンの間の接続パターン、モデルパラメータを更新する学習過程、出力値を生成する活性化関数(Activation Function)によって定義される。
人工ニューラルネットワークは入力層(Input Layer)、出力層(Output Layer)、そして選択的に一つ以上の隠れ層(Hidden Layer)を含むことができる。各層は一つ以上のニューロンを含み、人工ニューラルネットワークはニューロンとニューロンを接続するシナプスを含むことができる。人工ニューラルネットワークにおいて各ニューロンはシナプスを介して入力される入力信号、加重値、偏向に対する活性化関数の関数値を出力することができる。
モデルパラメータは学習を介して決定されるパラメータを意味し、シナプス接続の加重値とニューロンの偏向などが含まれる。そして、ハイパーパラメータは機械学習アルゴリズムにおいて学習前に設定する必要があるパラメータを意味し、学習率(Learning Rate)、繰り返し回数、ミニバッチサイズ、初期化関数などが含まれる。
人工ニューラルネットワークの学習の目的は損失関数を最小化するモデルパラメータを決定することである。損失関数は人工ニューラルネットワークの学習過程において最適のモデルパラメータを決定するための指標として用いられる。
機械学習は学習方法によって教師あり学習(Supervised Learning)、教師なし学習(Unsupervised Learning)、強化学習(Reinforcement Learning)として分類することができる。
教師あり学習は学習データに対するラベル(label)が与えられた状態において人工ニューラルネットワークを学習させる方法を意味し、ラベルという学習データが人工ニューラルネットワークに入力される場合、人工ニューラルネットワークが推論する必要がある正解(または、結果値)を意味する。教師なし学習は学習データに対するラベルが与えられない状態において人工ニューラルネットワークを学習させる方法を意味する。強化学習はある環境内において定義されたエージェントが各状態において累積報酬を最大化する行動または行動順序を選択するように学習させる学習方法を意味する。
人工ニューラルネットワークのうち、複数の隠れ層を含む深層ニューラルネットワーク(DNN:Deep Neural Network)として実装される機械学習を深層学習(Deep Learning)とも呼び、深層学習は機械学習の一部である。以下で、機械学習は深層学習を含む意味として使用される。
また、上述した技術的な特徴はロボットの無線通信に適用される。
ロボットは自ら保有した能力によって与えられた仕事を自動に処理するか、作動する機械を意味する。特に、環境を認識し自ら判断して動作を実行する機能を持つロボットを知能型ロボットと称する。
ロボットは使用目的や分野によって産業用、医療用、家庭用、軍事用などで分類できる。ロボットはアクチュエータまたはモータを含む駆動部を備えロボット関節を動かすなどの様々な物理動作を実行することができる。また、移動可能なロボットは駆動部にホイール、ブレーキ、プロペラなどが含まれ、駆動部を介して地上で走行するか空中で飛行することができる。
また、上述した技術的な特徴は拡張現実をサポートする装置に適用される。
拡張現実は仮想現実(VR:Virtual Reality)、拡張現実(AR:Augmented Reality)、複合現実(MR:Mixed Reality)を総称する。VR技術は現実世界のオブジェクトや背景などをCG映像としてのみ提供し、AR技術は実際の物体映像上に仮想として作られたCG映像をともに提供し、MR技術は現実世界に仮想物体をミックスして、且つ、結合させて提供するコンピューターグラフィックス技術である。
MR技術は仮想物体と仮想物体を一緒に見せるという点でAR技術と似ている。しかし、AR技術では仮想物体が仮想物体を補完する形で用いられる一方、MR技術では仮想物体と仮想物体が同等な性格で使用されるという点で違いがある。
XR技術はHMD(Head-Mount Display)、HUD(Head-Up Display)、携帯電話、タブレットPC、ノートパソコン、デスクトップ、TV、デジタルサイネージなどに適用され、XR技術が適用された装置をXR装置(XR Device)と称することができる。
本明細書に記載された請求項は様々な方法に組み合わせることができる。例えば、本明細書の方法請求項の技術的な特徴を組み合わせて装置に実装され、本明細書の装置請求項の技術的な特徴を組み合わせて方法として実装される。また、本明細書の方法請求項の技術的な特徴と装置請求項の技術的な特徴を組み合わせて装置に実装され、本明細書の方法請求項の技術的な特徴と装置請求項の技術的な特徴を組み合わせて方法として実装される。