本明細書では、「a」と「an」および同様の語句は「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈されるべきである。本明細書では、用語「may」は「例えば、~であり得る」として解釈される。言い換えると、用語「may」は、用語「may」に続く語句が複数の適切な可能性の一つの実施例であり、種々の実施形態の一つまたは複数によって用いられても用いられなくてもよいことを示す。本明細書で使用される場合、用語「含む(comprises)」および「からなる(consists of)」は、記載される要素の一つまたは複数の構成要素を列挙する。用語「含む(comprises)」は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていない構成要素を除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の一つまたは複数の構成要素の完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、用語「に基づく」は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、および/またはC」は、A、B、C、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはA、B、およびCを表し得る。
AおよびBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合およびサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1、セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、および{セル1、セル2}である。「に基づき」(または同等に「に少なくとも基づき」)というフレーズは、用語「に基づき」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「に応答して」(または同等に「に少なくとも応答して」)というフレーズは、フレーズ「に応答して」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「に応じて」(または同等に「に少なくとも応じて」)というフレーズは、フレーズ「に応じて」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「採用/使用」(または同等に「少なくとも採用/使用」)というフレーズは、フレーズ「採用/使用」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に使用される場合とされない場合とがある多数の適切な可能性の一つの実施例であることを示す。
用語「構成される」は、装置が動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、装置の容量に関連し得る。「構成される」とは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定に言及することもできる。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリー値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態または非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「装置において発生する制御メッセージ」などの用語は、装置が動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージが装置における特定の特性を構成するために使用することができる、または装置における特定のアクションを実装するために使用することができるパラメーターを有することを意味し得る。
本開示では、パラメーター(または同等にフィールド、または情報要素: IEと呼ばれる)は、一つまたは複数の情報オブジェクトを含むことができ、情報オブジェクトは、一つまたは複数の他のオブジェクトを含むことができる。例えば、パラメーター(IE)Nがパラメーター(IE)Mを含み、パラメーター(IE)Mがパラメーター(IE)Kを含み、パラメーター(IE)Kがパラメーター(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的実施形態においては、一つまたは複数のメッセージが複数のパラメーターを含むとき、それは、複数のパラメーターのうちのパラメーターが一つまたは複数のメッセージのうちのうちの少なくとも一つに含まれるが、一つまたは複数のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
さらにまた、上記で提示された多くの特徴は、「may」の使用または括弧の使用により任意選択であるものとして説明される。簡潔さおよび読みやすさのために、本開示は、任意選択の特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、三つの任意選択の特徴を有するものとして説明されたシステムは、七つの方式、すなわち、三つの可能な特徴の一つのみ、三つの特徴のいずれか二つ、または三つの特徴の三つによって具現化されることができる。
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェイスを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、またはそれらの組み合わせで実装されてもよく、それらは、挙動的に等価とすることができる。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)もしくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、またはLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピューター言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリートまたはプログラム可能なアナログ、デジタル、および/または量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピューター、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマーブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピューター、マイクロコントローラー、およびマイクロプロセッサーは、アセンブリー、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマーブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)またはVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行される公共の土地移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、および無線デバイス106を含む。
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のデータネットワーク(DN)へのインターフェイスを提供し得る。インターフェイス機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
RAN104は、エアーインターフェイス上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、および再送信プロトコルを提供し得る。エアーインターフェイス上でRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェイス上で無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要または利用可能な任意のモバイルデバイスまたは固定(非携帯)デバイスを指し、および包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピューター、ラップトップ、センサー、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)装置、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、および/またはそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザー機器(UE)、ユーザー端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、および/または無線通信装置を含む、他の用語を包含する。
RAN104は、一つまたは複数の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTSおよび/または3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRAおよび/または4G規格と関連付けられる)、遠隔無線ヘッド(RRH)、一つまたは複数のRRHに結合されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピーターノードまたは中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、生成ノードB(gNB、NRおよび/または5G規格と関連付けられる)、アクセスポイント(AP、例えばWiFiまたはその他の適切な無線通信規格に関連付けられる)、および/またはそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも一つのgNB中央ユニット(gNB-CU)および少なくとも一つのgNB分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアーインターフェイス上で通信するための一つまたは複数のアンテナのセットを含み得る。例えば、一つまたは複数の基地局は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、受信機(例えば、基地局受信機)が、セルで動作する送信機(例えば、無線デバイス送信機)から送信を首尾よく受信できる範囲によって決定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
三つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の一つまたは複数の基地局は、三つより多いまたはそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の一つまたは複数の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベースバンド処理ユニットとして、および/またはドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータまたは中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理ユニットは、集中型またはクラウドRANアーキテクチャーの一部であってもよく、ベースバンド処理ユニットは、ベースバンド処理ユニットのプール内に集中型であるか、または仮想化されていてもよい。リピーターノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅および再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピーターノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号を復号化して、無線信号を増幅および再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
RAN104は、類似のアンテナパターンおよび類似の高レベル送信電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、小規模なセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアなど、小規模なカバレッジエリアを提供することができる。小規模なカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(またはいわゆるホットスポット)、またはマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。小規模なセル基地局の例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、およびフェムトセル基地局またはホーム基地局が挙げられる。
第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成される。現在までに、3GPP(登録商標)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第三世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第四世代(4G)ネットワーク、および5Gシステム(5GS)として知られる第五世代(5G)ネットワークという、三世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と呼ばれる、3GPP(登録商標) 5GネットワークのRANを参照して記載される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3Gおよび4GネットワークのRAN、およびまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP(登録商標) 6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術または非3GPP(登録商標)無線アクセス技術を含むその他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、およびUE156AおよびUE156B(総称してUE156)を含む。これらの構成要素は、図1Aに関して説明された対応する構成要素と同じまたは同様の方法で実装および動作することができる。
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のDNへのインターフェイスを提供する。インターフェイス機能の一部として、5G-CN152は、UE156と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP(登録商標) 4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャーであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャーが、他のネットワーク機能へのインターフェイスを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G‐CN152のネットワーク機能は、専用もしくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用もしくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、またはプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで一つの構成要素AMF/UPF158として示すように、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)158Aおよびユーザープレーン機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と一つまたは複数のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティングおよび転送、パケット検査およびユーザープレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、一つまたは複数のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザープレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルターリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、およびアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、およびダウンリンクデータ通知トリガーなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、一つまたは複数のDNに相互接続される外部プロトコル(またはパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、および/または分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行)、登録エリア管理、システム内およびシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、および/またはセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行できる。NASは、CNとUEの間で動作する機能を指してもよく、ASは、UEとRANの間で動作する機能を指し得る。
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない一つまたは複数の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、および/または認証サーバー機能(AUSF)の一つまたは複数を含んでもよい。
NG-RAN154は、5G-CN 152を、エアーインターフェイス上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160AおよびgNB160Bとして図示された一つまたは複数のgNB(まとめてgNB160)および/またはng-eNB162Aおよびng-eNB162Bとして図示された一つまたは複数のng-eNB(まとめてng-eNB162)を含み得る。gNB160およびng-eNB162は、より一般的に基地局と呼んでもよい。gNB160およびng-eNB162は、エアーインターフェイス上でUE156と通信するための一つまたは複数のアンテナのセットを含み得る。例えば、gNB160の一つまたは複数および/またはng-eNB162の一つまたは複数は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含んでもよい。合わせて、gNB160およびng-eNB162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
図1Bに示すように、gNB160および/またはng-eNB162は、NGインターフェイスによって5G-CN152に接続されてもよく、Xnインターフェイスによって他の基地局に接続され得る。NGおよびXnインターフェイスは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続および/または間接的な接続を使用して確立され得る。gNB160および/またはng-eNB162は、UuインターフェイスによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェイスによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、およびUuインターフェイスは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェイスに関連付けられるプロトコルスタックは、データおよびシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用されてもよく、ユーザープレーンおよび制御プレーンの二つのプレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
gNB160および/またはng-eNB162は、一つまたは複数のNGインターフェイスによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の一つまたは複数のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NGユーザープレーン(NG-U)インターフェイスによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェイスは、gNB160AとUPF158B間のユーザープレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証送達)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェイスを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェイスは、例えば、NGインターフェイス管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理および構成転送および/または警告メッセージ送信を提供することができる。
gNB160は、Uuインターフェイス上のUE156に向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第一のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Aに向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNB162は、Uuインターフェイス上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E‐UTRA)ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供してもよく、E‐UTRAは3GPP(登録商標) 4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第二のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Bに向かってE‐UTRAユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
5G-CN152は、NRおよび4Gの無線アクセスを処理するように構成されると記述された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、およびページング)を提供する(または少なくともサポートする)。一つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、一つのgNBまたはng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、および/または複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
論じるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェイス(例えば、Uu、Xn、およびNGインターフェイス)がデータおよびシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられてもよい。プロトコルスタックは、二つのプレーン、すなわち、ユーザープレーンおよび制御プレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理してもよく、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
図2Aおよび図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220の間にあるUuインターフェイス用のNRユーザープレーンおよびNR制御プレーンプロトコルスタックの例を示す。図2Aおよび図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェイスに使用されるものと同じまたは類似であり得る。
図2Aは、UE210およびgNB220に実装された五つの層を含むNRユーザープレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの底部で、物理層(PHYs)211および221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供してもよく、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211および221の上の次の四つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212および222、無線リンク制御層(RLC)213および223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214および224、ならびにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215および225を含む。合わせて、これらの四つのプロトコルは、OSIモデルの層2またはデータリンク層を構成し得る。
図3は、NRユーザープレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの実施例を示す。図2Aおよび図3の上からスタートして、SDAP215および225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、一つまたは複数のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データレート、および/またはエラーレートに関して)に基づき、PDUセッションの一つまたは複数のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215および225は、一つまたは複数のQoSフローと一つまたは複数のデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって決定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピングまたは制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を決定することができる、QoSフローインジケーター(QFI)でマークし得る。
PDCP214およびPDCP224は、エアーインターフェイス上で送信する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダー圧縮/解凍、エアーインターフェイス上で送信されるデータの不正な復号化を防止するための暗号化/暗号解除、および完全性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行ってもよい。PDCP214および224は、例えば、未送信のパケットの再送信、パケットのシーケンス内送達および再シーケンス、ならびにgNB内ハンドオーバーのために、重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214および224は、受信されるパケットの可能性を改善し、受信機で、任意の重複パケットを除去するために、パケット重複を実行し得る。パケット重複は、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
図3には示されていないが、PDCP214および224は、二重接続シナリオにおいて、分割無線ベアラとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。二重接続は、UEが二つのセル、またはより一般的には、マスターセルグループ(MCG)およびセカンダリーセルグループ(SCG)の二つのセルグループに接続することを可能にする技術である。分割ベアラは、SDAP215および225へのサービスとしてPDCP214および224によって提供される無線ベアラの一つなどの単一の無線ベアラが、二重接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214および224は、セルグループに属するRLCチャネル間で分割無線ベアラをマッピング/マッピング解除し得る。
RLC213および223は、それぞれ、MAC212および222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動反復要求(ARQ)を通した再送信、および除去を実行し得る。RLC213および223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、および確認応答モード(AM)の三つの送信モードをサポートし得る。RLCが動作している送信モードに基づき、RLCは、指摘された機能の一つまたは複数を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジおよび/または送信時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネル毎とすることができる。図3に示すように、RLC213および223は、それぞれPDCP214および224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
MAC212およびMAC222は、論理チャネルの多重化/多重分離、および/または論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211および221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの一つまたは複数の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含んでもよい。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報レポート、および優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンクおよびアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212および222は、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに一つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先順位付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、および/またはパディングを行うように構成され得る。MAC212およびMAC222は、一つまたは複数のヌメロロジおよび/または送信タイミングをサポートし得る。一実施例では、論理チャネル優先順位付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジおよび/または送信タイミングを使用することができるかを制御することができる。図3に示すように、MAC212および222は、サービスとしてRLC213および223に論理チャネルを提供し得る。
PHY211および221は、エアーインターフェイス上で情報を送受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピングおよびデジタルおよびアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタルおよびアナログ信号処理機能は、例えば、符号化/復号化および変調/復調を含み得る。PHY211および221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211および221は、サービスとして、MAC212および222に一つまたは複数のトランスポートチャネルを提供し得る。
図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの例を示す。図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通した三つのIPパケット(n、n+1、およびm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で二つのTBを生成する。NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、一つまたは複数のQoSフローから三つのIPパケットを受信し、三つのパケットを無線ベアラにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットnおよびn+1を第一の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第二の無線ベアラ404にマッピングする。SDAPヘッダー(図4Aで「H」とラベル付けされる)がIPパケットに追加される。より高いプロトコル層から/へのデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と呼ばれ、より低いプロトコル層へ/からのデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と呼ばれる。図4Aに示すように、AP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダーを追加し、それぞれの出力を次の下位層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダー圧縮および暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択で(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送することができる。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化してもよく、MACサブヘッダーをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダーはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダーはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダーが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間および関連遅延を低減し得る。
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダーのフォーマット例を示す。MACサブヘッダーには、MACサブヘッダーが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、および将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
図4Bはさらに、MAC223またはMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された二つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク送信(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、およびアップリンク送信のためMAC PDUの終わりに挿入され得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの例としては、バッファ状態レポートや電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCP重複検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、および事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、およびランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダーによって先行されてもよく、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル、ならびにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。一つまたは複数のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連付けられる機能を実行し得る。
図5Aおよび図5Bは、それぞれダウンリンクおよびアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、およびPHY間のチャネルを通して送信される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用することができ、NR制御プレーン内に制御および構成情報を伝達する制御チャネルとして、またはNRユーザープレーン内にデータを伝達するトラフィックチャネルとして分類することができる。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、または複数のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが運ぶ情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットには、例えば、
- 位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを表示するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
- マスター情報ブロック(MIB)およびいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを伝達するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
- ランダムアクセスとともに制御メッセージを送信するための共通制御チャネル(CCCH)と、
- UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、
- ユーザーデータを特定のUEとの間で送信するための専用トラフィックチャネル(DTCH)とを含む。
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層の間で使用され、それらが送信する情報をエアーインターフェイス上でどのように送信するかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットには、例えば、
- PCCHから発信されたページングメッセージを送信するためのページングチャネル(PCH)と、
- BCCHからMIBを運ぶためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
- BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージの送信用のダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)
- アップリンクデータおよびシグナリングメッセージを送信するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
- 事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、一つまたは複数のトランスポートチャネルの情報を運ぶための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネルおよび物理制御チャネルのセットは、例えば、
- BCHからMIBを運ぶための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
- DL-SCHからのダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージ、ならびにPCHからのページングメッセージを運ぶための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
- ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、およびアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を運ぶための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
- UL-SCHおよび以下に記載されるように、一部の例ではアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータおよびシグナリングメッセージを運ぶための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
- HARQ確認応答、チャネル品質インジケーター(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、ランクインジケーター(RI)、およびスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを運ぶための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
- ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5Aおよび図5Bに示すよう、NRによって定義される物理層信号には、プライマリー同期信号(PSS)、セカンダリー同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、および位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの例を示す。図2Bにおいて、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザープレーンプロトコルスタックの例と同じ/類似の第一の四つのプロトコル層を使用し得る。これら四つのプロトコル層には、PHY211および221、MAC212および222、RLC213および223、ならびにPDCP214および224が含まれる。NRユーザープレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215および225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216および226、ならびにNASプロトコル217および237を持つ。
NASプロトコル217および237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)の間、またはより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217および237は、NASメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230の間には、NASメッセージを送信できる直接経路はない。NASメッセージは、UuおよびNGインターフェイスのASを使用して送信され得る。NASプロトコル217および237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、およびセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
RRC216および226は、UE210とgNB220との間に、またはより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216および226は、RRCメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ、および同一/類似のPDCP、RLC、MAC、およびPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で送信され得る。MACは、制御プレーンおよびユーザープレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216および226は、ASおよびNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CNまたはRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、およびリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラおよびデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、およびリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定レポートとレポートの制御、無線リンク障害(RLF)の検出と回復、および/またはNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供できる。RRC接続の確立の一部として、RRC216および226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメーターの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
図6は、UEのRRC状態移行を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2Aおよび図2Bに示すUE210、または本開示に記載される任意の他の無線デバイス、と同一または類似であり得る。図6に示されるように、UEは、三つのRRC状態のうちのうちの少なくとも一つにあり得る。つまり、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、およびRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)。
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも一つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる一つまたは複数の基地局の一つ、図1Bに示すgNB160またはng-eNB162の一つ、図2Aおよび図2Bに示すgNB220、または本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと呼ばれるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメーターを含んでもよい。これらのパラメーターには、例えば、一つまたは複数のASコンテキスト、一つまたは複数の無線リンク構成パラメーター、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、および/またはPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、および/またはPHY、MAC、RLC、PDCP、および/またはSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104またはNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセルおよび隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービング基地局は、報告された測定値に基づき、隣接基地局の一つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、移行してもよく、または接続非アクティブ化手順610を介してRRC非アクティブ606に移行し得る。
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立され得ない。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有し得ない。RRCアイドル604中、UEは、ほとんどの時間の間、スリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、定期的に(例えば、不連続受信サイクル毎に1回)起動して、RANからのページングメッセージを監視することができる。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に論じるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に移行し得る。
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UEおよび基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への移行と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速移行が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、または接続リリース手順608と同一または類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に移行し得る。
RRC状態は、モビリティ管理機構と関連付けられてもよい。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理機構は、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606のモビリティ管理機構は、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、そうすることができる。例えば、セルグループ化の粒度の三つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、および追跡エリアと呼ばれ、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、であり得る。
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102または5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEについては、UEにRAN通知エリアを割り当てることができる。RAN通知エリアは、一つまたは複数のセルアイデンティティ、RAIのリスト、またはTAIのリストを含み得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。一実施例では、セルは、一つまたは複数のRAN通知エリアに属することができる。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新することができる。
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、またはUEの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と呼んでもよい。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアに留まっている時間の間、および/またはUEがRRRC非アクティブ606に留まっている時間の間に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
図1BのgNB160などのgNBは、二つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、および一つまたは複数の分散ユニット(gNB-DU)に分割できる。gNB-CUは、F1インターフェイスを使用して、一つまたは複数のgNB-DUに結合され得る。gNB‐CUは、RRC、PDCP、およびSDAPを含んでもよい。gNB-DUは、RLC、MAC、およびPHYを含んでもよい。
NRでは、物理信号および物理チャネル(図5Aおよび図5B)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(またはトーン)上でデータを送信するマルチキャリア通信方式である。送信前に、データは、ソースシンボルと呼ばれ、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)またはM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから一つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の少なくとも一つの一つの振幅および位相を変調することができる。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一のOFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)およびアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数上でエアーインターフェイス上で送信され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)であらかじめ符号化されたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理は、FFTブロックを使用して受信機でOFDMシンボル上で実行されて、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの構成例を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、一つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であってもよく、持続時間が1ミリ秒である10個のサブフレームを含んでもよい。サブフレームは、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされてもよく、サイクリックプレフィックス持続時間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせを、用いてヌメロロジを定義する:15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、および240kHz/0.29μs。
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット持続時間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット持続時間およびサブフレーム当たりのスロット送信構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンクおよびダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。低遅延サポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット持続時間から分離され、任意のOFDMシンボルで始まり、送信に必要なだけ多くのシンボルで終わってもよい。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信またはサブスロット送信と呼んでもよい。
図8は、NRキャリアの時間および周波数ドメインにおけるスロットの構成例を示す。スロットには、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)が含まれる。REは、NRの中で最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの一つのサブキャリアによって、時間ドメインの一つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12個の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RBまたは275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、および120kHzのそれぞれについて、50、100、200、および400MHzに制限してもよく、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づき設定され得る。
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一のヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費の観点からは禁止され得る。一実施例では、電力消費を低減するため、および/または他の目的のために、UEは、UEが受信を予定しているトラフィック量に基づき、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と呼ばれる。
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例では、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり一つまたは複数のダウンリンクBWPおよび一つまたは複数のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大四つのダウンリンクBWPおよび最大四つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPの一つまたは複数がアクティブであり得る。これらの一つまたは複数のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと呼んでもよい。サービングセルがセカンダリーアップリンクキャリアで構成されるとき、サービングセルは、アップリンクキャリアに一つまたは複数の第一のアクティブBWP、およびセカンダリーアップリンクキャリアに一つまたは複数の第二のアクティブBWPを有し得る。
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成されたダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成されたアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予想し得る。
プライマリーセル(PCell)上の構成されたダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも一つの検索空間に対してUEを、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間および周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有検索空間または共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上またはプライマリーセカンダリーセル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成することができる。
構成されたアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、一つまたは複数のPUCCH送信のための一つまたは複数のリソースセットでUEを構成することができる。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCHまたはPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク送信(例えば、PUCCHまたはPUSCH)を送信し得る。
一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケーターフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、一つまたは複数のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドの値は、一つまたは複数のアップリンク送信に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
基地局は、PCellに関連付けられる構成されたダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPとすることができる。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づき、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマー値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマーを開始または再起動することができる。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出するときに、または(b)UEが、非対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWPまたはアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPまたはアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出するときに、UEがBWP非アクティブタイマーを開始または再起動し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒または0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマーを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマー値まで増加させるか、またはBWP非アクティブタイマー値からゼロへ減少させる)。BWP非アクティブタイマーが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替えられてもよい。
一実施例では、基地局は、一つまたは複数のBWPを有するUEを半静的に構成することができる。UEは、第二のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、および/またはBWP非アクティブタイマーの満了に応答して(例えば、第二のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第一のBWPから第二のBWPに切り替えることができる。
ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチング(BWPスイッチングが、現在アクティブBWPから、現在アクティブBWPでないへのスイッチングを指す)は、ペアのスペクトルで独立して行われてもよい。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチングを同時に実施し得る。構成されるBWP間の切り替えは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマーの満了、および/またはランダムアクセスの開始に基づき発生し得る。
図9は、NRキャリアに対して三つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。三つのBWPで構成されるUEは、切替点で、一つのBWPから別のBWPに切り替えてもよい。図9に示される例では、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、および帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであってもよく、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切替点においてBWP間を切り替えることができる。図9の例では、UEは、切替点908でBWP902からBWP904に切り替えてもよい。切替点908での切り替えは、例えば、BWP非アクティブタイマー(デフォルトBWPへのスイッチングを示す)の満了に応答して、および/またはアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の適切な理由のために発生し得る。UEは、アクティブBWPとしてBWP906を示すDCIを受信する応答で、切替点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替えてもよい。UEは、BWP非アクティブタイマーの満了に応答して、および/またはBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切替点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替えてもよい。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切替点914でアクティブBWP904からBWP902に切り替えてもよい。
UEが、構成されたダウンリンクBWPのセットとタイマー値におけるデフォルトダウンリンクBWPでセカンダリーセルに対して構成される場合、セカンダリーセル上のBWPを切り替えるためのUE手順は、プライマリーセル上のものと同一/類似であり得る。例えば、UEは、UEがプライマリーセルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、セカンダリーセルに対してタイマー値およびデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
より大きなデータレートを提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、二つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に送信することができる。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と呼んでもよい。CAを使用する場合、UE用のサービングセルは多数あり、CC用のセルは一つである。CCは、周波数ドメイン内に三つの構成を有し得る。
図10Aは、二つのCCを有する三つのCA構成を示す。バンド内、連続的な構成1002において、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。バンド内、連続しない構成1004では、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。バンド内構成1006では、二つのCCは、周波数帯(周波数帯Aおよび周波数帯B)に位置する。
一実施例では、最大32個のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションCCは、同じまたは異なる帯域幅、サブキャリア間隔、および/または二重化スキーム(TDDまたはFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDについて、一つまたは複数のアップリンクCCは、任意選択で、サービングセル用に構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
CAを使用する場合、UEのアグリゲーションセルの一つを、プライマリーセル(PCell)と呼んでもよい。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、および/またはハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンクプライマリーCC(DL PCC)と呼んでもよい。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンクプライマリーCC(UL PCC)と呼んでもよい。UEのその他のアグリゲーションセルは、セカンダリーセル(SCell)と呼んでもよい。一実施例では、SCellは、PCellがUEに対して構成される後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリーCC(DL SCC)と呼んでもよい。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンクセカンダリーCC(UL SCC)と呼んでもよい。
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィックおよびチャネル条件に基づき起動および停止され得る。SCellの停止は、SCell上のPDCCHおよびPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、およびCQI送信が停止されることを意味し得る。構成されるSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用して起動および停止され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCellあたり1ビット)を使用して、UEに対するどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)が起動または停止されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell停止タイマー(例えば、SCell当たり一つのSCell停止タイマー)の満了に応答して停止され得る。
セルのスケジューリング割り当ておよびスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当ておよび許可に対応するセル上で送信され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で送信され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、および/またはRIなどのHARQ確認応答およびチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で送信され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になるかもしれない。セルは、複数のPUCCHグループに分けられてもよい。
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように一つまたは複数のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。PUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050は、それぞれ一つまたは複数のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの実施例において、PUCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、およびSCell1013の三つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本実施例において、PCell1051、SCell1052、およびSCell1053の三つのダウンリンクCCを含む。一つまたは複数のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、およびSCell1023として構成され得る。一つまたは複数の他のアップリンクCCは、プライマリーSCell(PSCell)1061、SCell1062、およびSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、およびUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで送信され得る。UCI1071、UCI1072、およびUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで送信され得る。一実施例では、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050に分割されていない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一のアップリンクPCellおよびPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの送信をPCell1021とPSCell1061の間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
ダウンリンクキャリアとオプションのアップリンクキャリアを含むセルには、物理セルIDとセルインデックスを割り当てることができる。物理セルIDまたはセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリアおよび/またはアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で送信される同期信号を使用して決定することができる。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して決定することができる。本開示において、物理セルIDは、キャリアIDと呼ばれることがある。セルインデックスは、キャリアインデックスと呼ばれることがある。例えば、本開示が第一のダウンリンクキャリアに対する第一の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第一の物理セルIDが、第一のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味することができる。同じ概念は、例えば、キャリアの起動に適用し得る。本開示が第一のキャリアが起動されることを示す場合、本明細書は、第一のキャリアを含むセルが起動されることを意味し得る。
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACに曝露され得る。一実施例では、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロックおよびトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの一つまたは複数の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、および/またはPT-RS)を送信(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、および/またはブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、一つまたは複数のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、および/またはSRS)に送信することができる。PSSおよびSSSは、基地局によって送信され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化することができる。PSSおよびSSSは、PSS、SSS、およびPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを定期的に送信し得る。
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造および位置の実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、四つのSS/PBCHブロック)を含んでもよい。バーストは、定期的に送信され得る(例えば、2フレーム毎または20ミリ秒毎)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、持続時間5ミリ秒を有する第一のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一例であり、これらのパラメーター(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期性、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジまたはサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、または任意の他の適切な要因に基づき構成され得ることが理解されよう。一実施例では、UEは、監視されるキャリア周波数に基づきSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、図11Aの例に示されるような四つのOFDMシンボル)にわたってもよく、周波数ドメインの一つまたは複数のサブキャリア(例えば、240個の連続サブキャリア)にわたってもよい。PSS、SSS、およびPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信されてもよく、例えば、一つのOFDMシンボルおよび127個のサブキャリアにわたってもよい。SSSは、PSSの後に送信されてもよく(例えば、後の二つのシンボル)、1OFDMシンボルおよび127サブキャリアにわたってもよい。PBCHは、PSSの後に送信されてもよく(例えば、次の三つのOFDMシンボルにわたって)、240個のサブキャリアにわたってもよい。
時間および周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEに知られ得ない(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。ある特定の期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間および周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づき、SSSおよびPBCHの位置をそれぞれ決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例では、プライマリーセルは、CD-SSBと関連付けられてもよい。CD-SSBは、同期ラスタ上に配置され得る。一実施例では、セル選択/検索および/または再選択は、CD-SSBに基づきもよい。
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの一つまたは複数のパラメーターを決定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSSおよびSSSのシーケンスそれぞれに基づき、セルの物理セル識別子(PCI)を決定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づき、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信されたことを示してもよく、送信パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
PBCHは、QPSK変調を使用してもよく、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、極性符号化を使用し得る。PBCHによってスパンされる一つまたは複数のシンボルは、PBCHの復調のために一つまたは複数のDMRSを運んでもよい。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)および/またはSS/PBCHブロックタイミングインデックスの表示を含み得る。これらのパラメーターは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに一つまたは複数のパラメーターを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含んでもよい。MIBは、UEによって使用され、セルに関連付けられる残りの最小システム情報(RSSI)を見つけることができる。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含んでもよい。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジュールするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの一つまたは複数のパラメーターを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメーターを使用して復号化され得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づき、UEは周波数を指し示し得る。UEは、UEが指される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信された一つまたは複数のSS/PBCHブロックが、準同じ位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間Rxパラメーターを持つ)と想定することができる。UEは、SS/PBCHブロック送信に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信され得る。一実施例では、第一のSS/PBCHブロックは、第一のビームを使用して第一の空間方向に送信されてもよく、第二のSS/PBCHブロックは、第二のビームを使用して第二の空間方向に送信され得る。
一実施例では、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを送信し得る。一実施例では、複数のSS/PBCHブロックの第一のSS/PBCHブロックの第一のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第二のSS/PBCHブロックの第二のPCIとは異なってもよい。異なる周波数位置で送信されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なってもよく、または同一であり得る。
CSI-RSは、基地局によって送信され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定またはその他の任意の適切な目的のために、一つまたは複数のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSの一つまたは複数でUEを構成し得る。UEは、一つまたは複数のCSI-RSを測定することができる。UEは、一つまたは複数のダウンリンクCSI-RSの測定に基づき、ダウンリンクチャネル状態を推定し、および/またはCSIレポートを生成することができる。UEは、CSIレポートを基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
基地局は、一つまたは複数のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間および周波数ドメイン内の位置および周期性と関連付けられてもよい。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動および/または停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動および/または停止されることをUEに示し得る。
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、定期的に、不定期に、または半永続的にCSIレポートを提供するようにUEを構成し得る。定期的なCSIレポートのために、UEは、複数のCSIレポートのタイミングおよび/または周期性で構成され得る。不定期のCSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するように命令し得る。半持続性CSIレポートについては、基地局は、定期レポートを定期的に送信し、選択的に起動または停止するようUEを構成することができる。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセットおよびCSIレポートでUEを構成し得る。
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポートを示す一つまたは複数のパラメーターを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。
ダウンリンクDMRSは、基地局によって送信されてもよく、UEによってチャネル推定のために使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、一つまたは複数のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために一つまたは複数の可変および/または構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも一つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートすることができる。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成できる。DMRS構成は、一つまたは複数のDMRSポートをサポートし得る。例えば、シングルユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大八つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UEあたり最大四つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートできる。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、および/またはスクランブルシーケンスは、同じであっても異なっていてもよい。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMRSおよび対応するPDSCHを送信し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために一つまたは複数のダウンリンクDMRSを使用し得る。
一実施例では、送信機(例えば、基地局)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、送信機は、第一の帯域幅に第一のプリコーダマトリックスを、第二の帯域幅に第二のプリコーダマトリックスを使用し得る。第一のプリコーダマトリックスおよび第二のプリコーダマトリックスは、第一の帯域幅が第二の帯域幅とは異なることに基づき異なってもよい。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
PDSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよい。UEは、DMRSを有する少なくとも一つのシンボルが、PDSCHの一つまたは複数の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大三つのDMRSを構成し得る。
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信されてもよく、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、および/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調および符号化スキーム(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターとの関連付けを使用して、UE固有ベースに構成できる。構成される場合、ダウンリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けられ得る。NRネットワークは、時間および/または周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートすることができる。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくてもよい。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、受信機での位相追跡を容易にするためにシンボル上で送信され得る。
UEは、アップリンクDMRSを基地局に送信してチャネル推定を行うことができる。例えば、基地局は、一つまたは複数のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCHおよび/またはPUCCHでアップリンクDMRSを送信し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたってもよい。基地局は、一つまたは複数のアップリンクDMRS構成でUEを構成することができる。少なくとも一つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。一つまたは複数のアップリンクDMRSは、PUSCHおよび/またはPUCCHの一つまたは複数のシンボルで送信するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRSおよび/または二重シンボルDMRSをスケジュールするために使用し得る、PUSCHおよび/またはPUCCH用のフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)をサポートしてもよく、DMRS位置、DMRSパターン、および/またはDMRSのスクランブルシーケンスは、同一であっても異なってもよい。
PUSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよく、UEは、PUSCHの一つまたは複数の層の層上に存在するDMRSを有する少なくとも一つのシンボルを送信し得る。一実施例では、上位層は、PUSCHに対して最大三つのDMRSを構成し得る。
アップリンクPT-RS(位相追跡および/または位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在し得るか、または存在しなくてもよい。アップリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングおよび/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、ModulationおよびCoding Scheme (MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターの組み合わせによってUE固有ベースに構成できる。構成される場合、アップリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートすることができる。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくてもよい。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリングおよび/またはリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に送信され得る。UEによって送信されるSRSは、基地局が一つまたは複数の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH送信のために一つまたは複数のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、一つまたは複数のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成することができる。SRSリソースセットの場合、基地局は、一つまたは複数のSRSリソースを用いてUEを構成することができる。SRSリソースセット適用性は、上位層(例えば、RRC)のパラメーターによって構成されることができる。例えば、上位層パラメーターがビーム管理を示す場合、一つまたは複数のSRSリソースセット(例えば、同一/類似の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、および/または同種のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)送信され得る。UEは、SRSリソースセット内の一つまたは複数のSRSリソースを送信することができる。NRネットワークは、非周期的、周期的、および/または半持続的SRS送信をサポートし得る。UEは、一つまたは複数のトリガータイプに基づきSRSリソースを送信してもよく、一つまたは複数のトリガータイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)および/または一つまたは複数のDCIフォーマットを含んでもよい。一実施例では、少なくとも一つのDCIフォーマットが、UEに対して用いられて、一つまたは複数の構成されるSRSリソースセットのうちのうちの少なくとも一つを選択し得る。SRSトリガータイプ0は、上位層シグナリングに基づきトリガーされたSRSを指し得る。SRSトリガータイプ1は、一つまたは複数のDCIフォーマットに基づきトリガーされたSRSを指すことができる。一実施例では、PUSCHとSRSが同じスロットで送信される場合、UEは、PUSCHおよび対応するアップリンクDMRSの送信の後にSRSを送信するように構成され得る。
基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、または非周期的SRSの表示)、スロット、ミニスロット、および/またはサブフレームレベル周期性、周期的および/または非周期的SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、周期シフト、および/またはSRSシーケンスIDのうちの少なくとも一つを示す一つまたは複数のSRS構成パラメーターを用いてUEを準統計学的に構成することができる。
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第一のシンボルおよび第二のシンボルが同じアンテナポート上に送信される場合、受信機は、アンテナポート上の第一のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第二のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、および/または同種のもの)を推測し得る。第一のアンテナポートおよび第二のアンテナポートは、第一のアンテナポート上の第一のシンボルが伝達されるチャネルの一つまたは複数の大規模特性が、第二のアンテナポートの第二のシンボルが送信される、チャネルから推測され得る場合、準同じ位置に配置される(QCLされる)と呼ばれてもよい。一つまたは複数の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間受信(Rx)パラメーターのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
ビームフォーミングを使用するチャネルでは、ビーム管理が必要である。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、およびビーム表示を含み得る。ビームは、一つまたは複数の基準信号と関連付けられてもよい。例えば、ビームは、一つまたは複数のビーム形成基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づきダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定レポートを生成し得る。UEは、RRC接続が基地局でセットアップされた後、ダウンリンクビーム測定手順を実施することができる。
図11Bは、時間および周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の実施例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたってもよい。基地局は、一つまたは複数のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信できる。次のパラメーターの一つまたは複数は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層シグナリング(例えば、RRCおよび/またはMACシグナリング)によって設定できる。CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボルおよびリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、および無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメーター、CSI-RSシーケンスパラメーター、符号分割多重化(CDM)タイプパラメーター、周波数密度、送信コーム、疑似コロケーション(QCL)パラメーター(例えば、QCL-scramblingアイデンティティentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPアイデンティティ、qcl-csi-rs-configNZPアイデンティティ)、および/または他の無線リソースパラメーター。
図11Bに示す三つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。三つのビームを図11Bに示し(ビーム#1、ビーム#2、およびビーム#3)、それより多い、またはそれより少ないビームを構成し得る。ビーム#1は、第一のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第二のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第三のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を送信するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを送信し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することで、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
図11B示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信され、一つまたは複数の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定することができる。基地局は、レポート構成を用いてUEを構成してもよく、UEは、レポート構成に基づき、RSRP測定値をネットワークに(例えば、一つまたは複数の基地局を介して)報告し得る。一実施例では、基地局は、報告された測定結果に基づき、いくつかの基準信号を含む一つまたは複数の送信構成表示(TCI)状態を決定し得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、および/またはDCIを介して)。UEは、一つまたは複数のTCI状態に基づき決定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク送信を受信し得る。一実施例では、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有してもよく、または有しなくてもよい。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルターに基づき、送信(Tx)ビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づき、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって送信される一つまたは複数のSRSリソースの測定値に基づき、UE用のアップリンクビームを選択し、表示し得る。
ビーム管理手順において、UEは、一つまたは複数のビームペアリンク、基地局によって送信される送信ビーム、およびUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づき、UEは、例えば、一つまたは複数のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、または類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、チャネル品質インジケーター(CQI)、および/またはランクインジケーター(RI)を含む、一つまたは複数のビームペア品質パラメーターを示すビーム測定レポートを送信し得る。
図12Aは、三つのダウンリンクビーム管理手順、P1、P2、およびP3の例を示す。手順P1は、例えば、一つまたは複数の基地局Txビームおよび/またはUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として表示される)の選択をサポートするために、送信受信点(TRP)(または複数のTRP)の送信(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に示されるように、楕円は破線の矢印で示されるとき計回りの方向に回転している)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にすることができる。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小規模なビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実施することができる。これは、ビームリファインメントと呼んでもよい。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実施することができる。
図12Bは、三つのアップリンクビーム管理手順、U1、U2、およびU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、一つまたは複数のUE Txビームおよび/または基地局Rxビーム(U1の最上行および最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行できるようにし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示されるとき計回りに回転した楕円として示される)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小規模なビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実施することができる。これは、ビームリファインメントと呼んでもよい。UEは、基地局が固定Rxビームを使用するときに、そのTxビームを調整する手順U3を実施することができる。
UEは、ビーム障害の検出に基づき、ビーム障害復旧復(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づき、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、および/または同種のもの)を送信し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマーの満了、および/または類似のものを有する)という決定に基づき、ビーム障害を検出し得る。
UEは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック、一つまたは複数のCSI-RSリソース、および/または一つまたは複数の復調基準信号(DMRS)を含む一つまたは複数の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、および/またはRSリソースで測定されるCSI値の一つまたは複数に基づきもよい。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、および/または類似のもの)の一つまたは複数のDM-RSと準同じ位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソースおよび一つまたは複数のDMRSは、RSリソースを介してUEへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメーター、フェード、および/または同種のもの)が、チャネルを介してUEへの送信からのチャネル特性と類似または同一であるとき、QCL化され得る。
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNBおよび/またはng-eNB)および/またはUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC_IDLE状態のUEおよび/またはRRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC_CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク送信のために)、および/またはアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を取得することができる。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、一つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、および/または類似のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム障害復旧復要求のためのランダムアクセス手順を開始することができる。ネットワークは、ハンドオーバーのための、および/またはSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
図13Aは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに送信し得る。図13Aは、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、およびMsg4 1314の四つのメッセージの送信を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(またはランダムアクセスプリアンブル)を含んでもよく、および/またはプリアンブルと呼んでもよい。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を含んでもよく、および/またはランダムアクセス応答(RAR)と呼んでもよい。
構成メッセージ1310は、例えば、一つまたは複数のRRCメッセージを使用して送信され得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、UEへの一つまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメーターを示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のランダムアクセス手順に対する一般的なパラメーター(例えば、RACH-configGeneral)、セル特有のパラメーター(例えば、RACH-ConfigCommon)、および/または専用パラメーター(例えば、RACH-configDedicated)のうちのうちの少なくとも一つを含んでもよい。基地局は、一つまたは複数のRRCメッセージを一つまたは複数のUEにブロードキャストまたはマルチキャストすることができる。一つまたは複数のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態および/またはRRC_INACTIVE状態において、UEに送信される専用RRCメッセージ)。UEは、一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、Msg1 1311および/またはMsg3 1313の送信のための時間周波数リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、UEは、Msg2 1312およびMsg4 1314を受信するための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターは、Msg1 1311の送信に利用可能な一つまたは複数の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。一つまたは複数のPRACH機会は、事前に定義されていてもよい。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のPRACH機会の一つまたは複数の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のPRACH機会と、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のプリアンブルと、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数の基準信号は、SS/PBCHブロックおよび/またはCSI-RSであり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、および/またはSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンク送信電力を決定し得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブル送信用の基準電力(例えば、受信したターゲット電力および/またはプリアンブル送信の初期電力)を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターによって示される一つまたは複数の電力オフセットがあり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、パワーランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311とMsg3 1313の送信間の電力オフセット、および/またはプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、UEが少なくとも一つの基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)および/またはアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリアおよび/または補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得るための、一つまたは複数の閾値を示し得る。
Msg1 1311は、一つまたは複数のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信および一つまたは複数のプリアンブル再送信)を含み得る。RRCメッセージは、一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよび/またはグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、一つまたは複数のプリアンブルを含んでもよい。UEは、経路損失測定および/またはMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルグループを決定し得る。UEは、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSBおよび/またはrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも一つの基準信号を決定し得る。UEは、例えば、一つまたは複数のプリアンブルと少なくとも一つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、一つまたは複数の基準信号および/または選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも一つのプリアンブルを選択し得る。
UEは、構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、プリアンブルを決定し得る。例えば、UEは、経路損失測定、RSRP測定、および/またはMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルを決定し得る。別の実施例として、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブルフォーマット、プリアンブル送信の最大数、および/または一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよびグループB)を決定するための一つまたは複数の閾値を示し得る。基地局は、一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、一つまたは複数のプリアンブルと一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づき、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを決定し得る。Msg1 1311は、一つまたは複数のPRACH機会を介して基地局に送信され得る。UEは、プリアンブルの選択およびPRACH機会の決定のために、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を使用し得る。一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndexおよび/またはra-OccasionList)は、PRACH機会と一つまたは複数の基準信号との間の関連付けを示し得る。
UEは、プリアンブル送信後に応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。UEは、プリアンブル再送信のためにアップリンク送信電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、経路損失測定および/またはターゲット受信プリアンブル電力に基づき、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再送信することを決定してもよく、アップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再送信のランピングステップを示す一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送信のためのアップリンク送信電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル送信と同じ基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を決定する場合、UEはアップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル送信および/または再送信の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数が、一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、失敗して完了したと決定し得る。
UEが受信するMsg2 1312は、RARを含んでもよい。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含んでもよい。Msg2 1312は、Msg1 1311の送信の後またはそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジュールされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で表示され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの送信タイミングを調整するために使用し得る時間アライメントコマンド、Msg3 1313の送信のためのスケジューリング許可、および/または一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。プリアンブルを送信した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。UEは、UEがプリアンブルを送信するために使用するPRACH機会に基づき、いつ時間ウィンドウを開始するかを決定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの一つまたは複数のシンボルの後に(例えば、プリアンブル送信の終わりからの第一のPDCCH機会に)、時間ウィンドウを開始し得る。一つまたは複数のシンボルは、ヌメロロジに基づき決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づきRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する一つまたは複数のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを送信するPRACH機会と関連付けられてもよい。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、および/またはPRACH機会のULキャリアインジケーターに基づき、RA-RNTIを決定し得る。RA-RNTIの例は、以下の通りであり得る。 RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、PRACH機会の第一のOFDMシンボルのインデックスであってもよく(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第一のスロットのインデックスであってもよく(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであってもよく(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を送信し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に送信してもよく、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生し得る。競合解決(例えば、Msg3 1313およびMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させてもよい。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、および/または任意の他の適切な識別子)を含んでもよい。
Msg4 1314は、Msg3 1313の送信の後、またはそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、またはそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIに関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが正常に復号化され、MAC PDUが、Msg3 1313で送信された(例えば、送信された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティEtOAc CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと決定することができる、および/またはUEは、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリアおよび正常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、二つの別個のRACH構成、すなわち、一つはSULキャリア用、もう一つはNULキャリア用であるUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスについて、ネットワークは、どのキャリア(NULまたはSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、一つまたは複数の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311および/またはMsg3 1313)のアップリンク送信は、選択されたキャリア上にとどまることができる。UEは、一つまたは複数の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313の間)中にアップリンクキャリアを切り替えることができる。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づき、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンクキャリアを決定および/または切り替え得る。
図13Bは、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに送信することができる。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、Msg1 1321およびMsg2 1322の二つのメッセージの送信を含む。Msg1 1321およびMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311およびMsg2 1312に類似し得る。図13Aおよび13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313および/またはMsg4 1314に類似したメッセージを含み得ない。
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム障害復旧復、他のSI要求、SCell追加、および/またはハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに表示または割り当ててもよい。UEは、PDCCHおよび/またはRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の表示を受信し得る。
プリアンブルを送信した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。ビーム障害復旧復要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウおよび/または別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)宛のPDCCH送信に対し監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の送信および対応するMsg2 1322の受信の後、またはこれに応答して、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH送信がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって送信されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、および/またはRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、成功裏に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する確認の指標として決定し得る。
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。図13Aおよび13Bに示されるランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに送信することができる。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310および/または構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、二つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331およびMsg B 1332の送信を含む。
Msg A 1331は、UEによってアップリンク送信で送信され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の一つまたは複数の送信および/またはトランスポートブロック1342の一つまたは複数の送信を含み得る。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるMsg3 1313の内容と類似および/または同等である内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、および/または類似のもの)を含んでもよい。UEは、Msg A 1331の送信の後、またはその送信に応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、図13Aおよび13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、および/または図13Aに示されるMsg4 1314の内容と類似および/または同等である内容を含み得る。
UEは、ライセンスされたスペクトルおよび/またはライセンスされていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始することができる。UEは、一つまたは複数の要因に基づき、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを決定し得る。一つまたは複数の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、および/または同種のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされた対ライセンスされていない)、および/または任意の他の適切な要因であり得る。
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメーターに基づき、プリアンブル1341および/またはMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメーターは、変調および符号化スキーム(MCS)、時間周波数リソース、および/またはプリアンブル1341および/またはトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の送信のための時間周波数リソースおよびトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の送信のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、および/またはCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメーターは、UEが、Msg B 1332の監視および/または受信のための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、および/またはデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber アイデンティティentity(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を送信し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当ておよび/またはMCS)、競合解決のためのUE識別子、および/またはRNTI(例えば、C-RNTIまたはTC-RNTI)のうちのうちの少なくとも一つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって送信されるプリアンブルに一致し、および/またはMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了されると決定し得る。
UEおよび基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと呼ばれてもよく、PHY層(例えば、層1)および/またはMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに送信されるダウンリンク制御シグナリングおよび/またはUEから基地局に送信されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソースおよび/またはトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、および/またはその他の任意の適切なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって送信されるペイロード内のダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で送信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれてもよい。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
基地局は、送信エラーの検出を容易にするために、一つまたは複数の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに取り付け得る。DCIがUE(またはUEのグループ)に対して意図される場合、基地局は、UEの識別子(またはUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値およびCRCパリティビットのModulo-2追加(または排他的OR演算)を含んでもよい。識別子は、16ビットの値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含んでもよい。
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報および/またはシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示し得る。SI-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジュールのユニキャスト送信および/またはPDCCH順序のランダムアクセスのトリガーを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI (CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI (TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI (TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI (TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI (INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI (SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI (SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI (MCS-C-RNTI)、および/または類似のものを含む。
DCIの目的および/または内容に応じて、基地局は、一つまたは複数のDCIフォーマットでDCIを送信し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット表示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEがUEへの送信を意図していないと想定する物理リソースブロックおよび/またはOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCHまたはPUSCH用の送信電力制御(TPC)コマンドの送信に使用され得る。DCIフォーマット2_3は、一つまたは複数のUEによるSRS送信用のTPCコマンドのグループの送信に使用され得る。新機能のDCIフォーマットは、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、または同じDCIサイズを共有し得る。
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネル符号化(例えば、極性符号化)、レートマッチング、スクランブルおよび/またはQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用および/または構成されるリソース要素上に、符号化および変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズおよび/または基地局のカバレッジに基づき、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと呼ばれる)は、1、2、4、8、16、および/または任意の他の適切な数であり得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含んでもよい。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを含んでもよい。リソース要素上の符号化および変調されたDCIのマッピングは、CCEおよびREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づきもよい。
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。基地局は、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信し得る。CORESETは、UEが一つまたは複数の検索空間を使用してDCIを復号化しようとする時間周波数リソースを含んでもよい。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。図14Aの実施例において、第一のCORESET1401および第二のCORESET1402は、スロット内の第一のシンボルで生じる。第一のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第二のCORESET1402と重複する。第三のCORESET1403は、スロット内の第三のシンボルで生じる。第四のCORESET1404は、スロットの第七のシンボルで生じる。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
図14Bは、CORESETおよびPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。CCE~REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)または非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整および/または制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なるまたは同一のCCE~REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE~REGマッピングと関連付けられてもよい。CORESETは、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメーターで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメーターは、CORESET内のPDCCH受信用の復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
基地局は、一つまたは複数のCORESETおよび一つまたは複数の検索空間セットの構成パラメーターを含むRRCメッセージをUEに送信することができる。構成パラメーターは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与のアグリゲーションレベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含んでもよい。構成パラメーターは、アグリゲーションレベルごとに監視されるPDCCH候補の数、PDCCH監視周期性およびPDCCH監視パターン、UEによって監視される一つまたは複数のDCIフォーマット、および/または検索空間セットが、共通検索空間セットまたはUE固有検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前に定義され、UEに既知であり得る。UE固有検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づき構成され得る。
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づき、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。UEは、CORESETの構成パラメーターに基づき、CORESETに対するCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブまたは非インターリーブ、および/またはマッピングパラメーター)を決定し得る。UEは、RRCメッセージに基づき、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を決定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメーターに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、一つまたは複数のDCIを検出するために、一つまたは複数のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの一つまたは複数のPDCCH候補を復号化することを含み得る。監視は、可能な(または構成される)PDCCH位置、可能な(または構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、および/またはUE固有検索空間におけるPDCCH候補の数)、および可能な(または構成される)DCIフォーマットを有する一つまたは複数のPDCCH候補のDCI内容を復号化することを含み得る。復号化は、ブラインド復号化と呼んでもよい。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを決定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、および/または同種のもの)を処理し得る。
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動反復要求(HARQ)確認応答を含んでもよい。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に送信し得る。基地局は、受信したCSIに基づき、ダウンリンク送信のための送信フォーマットパラメーター(例えば、マルチアンテナおよびビーム形成スキームを含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含んでもよい。UEは、アップリンクデータが基地局に送信可能であることを示すSRを送信し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSIレポート、SRなど)を送信し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの一つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信し得る。
五つのPUCCHフォーマットがあり得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数およびUCIビットの数)に基づきPUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、一つまたは二つのOFDMシンボルの長さを有してもよく、2以下のビットを含んでもよい。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超えており、正または負のSRを持つHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースでUCIを送信することができる。PUCCHフォーマット1は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2以下のビットを含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、一つまたは二つのOFDMシンボルを占有してもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超え、UCIビットの数が二つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメーターをUEに送信し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大四つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、および/またはUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの一つを使用して送信することができるUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成する場合、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、および/またはCSI)の合計ビット長に基づき、複数のPUCCHリソースセットのうちの一つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第一のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第一の構成値以下の場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第二のPUCCHリソースセットを選択することができる。UCI情報ビットの合計ビット長が第一の構成値より大きく、第二の構成値以下の場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第三のPUCCHリソースセットを選択することができる。UCI情報ビットの合計ビット長が第二の構成値より大きく、第三の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第四のPUCCHリソースセットを選択することができる。
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、および/またはSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケーターに基づき、PUCCHリソースを決定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケーターは、PUCCHリソースセット内の八つのPUCCHリソースの一つを示し得る。PUCCHリソースインジケーターに基づき、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケーターによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI (HARQ-ACK、CSIおよび/またはSR)を送信することができる。
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の実施例を示す。無線デバイス1502および基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、またはその他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、一つの無線デバイス1502および一つの基地局1504のみが示される。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じまたは同様の構成を有する、複数のUEおよび/または複数の基地局を含み得ることが理解されよう。
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアーインターフェイス(または無線インターフェイス)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアーインターフェイス1506上で基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェイス上で無線デバイス1502から基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、FDD、TDD、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508および処理システム1518は、層3および層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A、図2B、図3、および図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、およびMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の送信処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の送信処理システム1520に提供され得る。送信処理システム1510および送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)またはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
基地局1504で、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502では、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。受信処理システム1512および受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正復号化、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMOまたはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
図15に示すように、無線デバイス1502および基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザーMIMOまたはマルチユーザーMIMO)、送信/受信多様性、および/またはビームフォーミングなどの一つまたは複数のMIMOまたはマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。他の実施例では、無線デバイス1502および/または基地局1504は、単一のアンテナを有し得る。
処理システム1508および処理システム1518は、それぞれメモリー1514およびメモリー1524と関連付けられてもよい。メモリー1514およびメモリー1524(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)は、本出願で論じる一つまたは複数の機能を実施するために、処理システム1508および/または処理システム1518によって実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを格納し得る。図15には示されていないが、送信処理システム1510、送信処理システム1520、受信処理システム1512、および/または受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能の一つまたは複数を実行するために実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを格納するメモリー(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)に結合され得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーを含んでもよい。一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーは、例えば、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、マイクロコントローラー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/またはその他のプログラマーブルロジックデバイス、ディスクリートゲートおよび/またはトランジスターロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または無線デバイス1502および基地局1504がワイヤレス環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちのうちの少なくとも一つを実行し得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526に接続され得る。一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526は、特徴および/または機能を提供するソフトウェアおよび/またはハードウェア、例えばスピーカー、マイク、キーパッド、表示装置、タッチパッド、電源、衛星トランシーバー、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤー、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、および/または一つまたは複数のセンサー(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサー、レーダーセンサー、ライダーセンサー、超音波センサー、光センサー、カメラ、および/または類似のもの)を含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数の周辺装置1516および/または一つまたは複数の周辺装置1526からユーザー入力データを受信し、および/またはユーザー出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、および/または無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成することができる。電源は、一つまたは複数の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502および基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行することができる。この一つまたは複数の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、一つまたはいくつかの送信層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)またはCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、および/または同様のもののうちの少なくとも一つを含むことができる。一実施例では、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク送信のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効でない場合は、図16Aによって、アップリンク送信のためのCP-OFDM信号が生成されることができる。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装することができることが予想される。
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMAまたはCP-OFDMベースバンド信号および/または複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行できる。この一つまたは複数の機能は、物理チャネル上で送信されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの一つまたはいくつかの送信層上へのマッピング、アンテナポート上での送信のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポート毎の複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、および/または同様のものを含むことができる。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装することができることが予想される。
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための別の実施例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
無線デバイスは、複数のセル(例えば、プライマリーセル、セカンダリーセル)の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも一つの基地局(例えば、二重接続の二つ以上の基地局)と通信し得る。一つまたは複数のメッセージ(例えば、構成パラメーターの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメーターを含んでもよい。例えば、構成パラメーターは、物理層およびMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメーターを含み得る。例えば、構成パラメーターは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、および/または通信チャネル用のタイマーの値を示すパラメーターを含んでもよい。
タイマーが開始されると実行を開始し、停止するまで、または満了するまで、実行を継続し得る。タイマーは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再起動され得る。タイマーは、値と関連付けられてもよい(例えば、タイマーは、ある値から開始または再開されてもよく、またはゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマーの持続時間は、(例えば、BWPスイッチングにより)タイマーが停止するか、または満了するまで更新され得ない。タイマーを使用して、プロセスの期間/ウィンドウを測定することができる。本明細書が、一つまたは複数のタイマーに関連する実装および手順を指す場合、一つまたは複数のタイマーを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマーを実施するための複数の方法の一つまたは複数が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例では、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーの開始および満了の代わりに、二つのタイムスタンプ間の時間差を使用し得る。タイマーが再開されると、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再開され得る。他の例示的実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために提供され得る。
UE-RRC層は、RRC接続確立手順、RRC接続再開手順、またはRRC接続再確立手順を開始し得る。RRC接続確立手順またはRRC接続再開手順の開始に基づき、UEは、下記の一つまたは複数の手順を実行することができる。
- サービングセル上のアクセス試行のための統一アクセス制御手順を実行すること、
- 例えば、アクセス試行が許可されることに基づき、SIB1によって提供されるデフォルト構成パラメーターおよび構成/パラメーターを適用し、SIB1によって提供されるデフォルト構成および構成/パラメーターを適用すること、
- これらのRRC手順を監督するためにタイマーを開始すること、
- 例えば、アクセス試行が許可されることに基づき、ランダムアクセスプリアンブルをサービングセルに送信することを実行すること、
- RRC要求メッセージをサービングセルに送信すること、例えば、ランダムアクセス応答の受信が成功していることの決定に基づき、RRC要求メッセージをサービングセルに送信すること、
- サービングセルからRRC応答メッセージまたはRRC拒否メッセージを受信すること、または
- RRC完了メッセージを送信すること、例えば、RRC応答メッセージを受信することに基づき、RRC完了メッセージを送信すること。
RRC接続再確立手順では、UEは統一アクセス手順を実行しなくてもよい。
これらのRRC手順を開始するために、UE-RRC層は、受信したSIB1内のパラメーターを使用することができる。UE-RRC層は、SIB1でL1パラメーター値および時間アライメントタイマーを使用することができる。UE-RRC層は、SIB1のUAC禁止情報を使用して、統一アクセス制御手順を実行し得る。統一アクセス制御手順に基づき、UE-RRC層は、それらのRRC手順のアクセス試行が禁止されるか、または許可されるかを決定し得る。アクセス試行が許容されると決定することに基づき、UE-RRC層は、RRC要求メッセージがRRCセットアップ要求メッセージ、RRC再開要求メッセージ、またはRRC再確立手順であり得る、基地局にRRC要求メッセージを送信することを決定し得る。UE-NAS層は、S-TMSIをUEアイデンティティとして提供し得るし、提供しなくてもよい。UE-RRC層は、RRC要求メッセージにUEアイデンティティを設定し得る。
RRCセットアップ要求メッセージについて、UE-NAS層がS-TMSIを提供する場合、UE-RRC層は、UEアイデンティティをS-TMSIに設定することができる。そうでない場合、UE-RRC層は、39ビットのランダム値を描画し、UEアイデンティティをランダム値に設定し得る。RRC再開要求メッセージについては、UE-RRC層は、UEアイデンティティを格納される再開アイデンティティに設定し得る。RRC再確立要求メッセージについては、UE-RRC層は、UEアイデンティティをソースPCellで使用されるC-RNTIに設定し得る。UE-NAS層は、確立原因(例えば、UE-NAS層)を提供し得る。UE-RRC層は、RRC要求メッセージの確立原因を設定する。
RRC再開要求メッセージでは、UE-RRC層は、格納されるUE非アクティブASコンテキストからパラメーターおよびセキュリティキー/パラメーターを復元し得る。セキュリティキー/パラメーターに基づき、UE-RRC層は、可変再開MAC入力、UE非アクティブASコンテキストにおけるRRC層に対する完全性保護のセキュリティキー、以前に構成された完全性保護アルゴリズム、およびその他のセキュリティパラメーター(例えば、カウント、ベアラ、および方向)に基づき計算されたMAC-Iの16の最下位ビットに、再開MAC-I値を設定し得る。可変再開MAC入力は、ソースセルの物理セルアイデンティティおよびC-RNTI、ならびにターゲットセルのセルアイデンティティを含んでもよい。UE-RRC層は、RRC再開要求メッセージに再開MAC-Iを含んでもよい。セキュリティキー/パラメーターに基づき、UE-RRC層は、完全性保護と暗号化のための新しいセキュリティキーを導出し、それらを適用するように下位層(MAC層など)を設定する。UE-RRC層は、SRB1のPDCPエンティティを再確立し、SRB1を再開し得る。
RRC再確立要求メッセージについて、UE-RRC層は、ソースPCellの物理セルアイデンティティおよびRRC再確立メッセージにショートMAC-Iを含み得る。UE-RRC層は、可変ショートMAC入力、RRC層に対する完全性保護のセキュリティキー、および再確立のトリガーが発生したソースPCellまたはPCellで使用された完全性保護アルゴリズム、ならびにその他のセキュリティパラメーター(例えば、カウント、ベアラおよび方向)に基づき計算されたMAC-Iの16の最下位ビットに、ショートMAC-Iをセットし得る。可変ショートMAC入力は、ソースセルの物理セルアイデンティティおよびC-RNTI、ならびにターゲットセルのセルアイデンティティを含んでもよい。UE-RRC層は、SRB1に対してPDCPエンティティおよびRLCエンティティを再確立し、SRB1に対してデフォルトSRB1構成パラメーターを適用し得る。UE-RRC層は、SRSRB1の完全性保護および暗号化を停止し、SRSRB1を再開するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。
UE-RRC層は、送信のためにRRC要求メッセージを下位層(例えば、PDCP層、RLC層、MAC層、および/またはPHY層)に送信することができる。
UE-RRC層は、RRC再開要求メッセージまたはRRC再確立要求メッセージに応答して、RRCセットアップメッセージを受信し得る。RRCセットアップメッセージに基づき、UE-RRC層ーは、保存されるASコンテキスト、停止構成パラメーターおよび現在のASセキュリティコンテキストを破棄し得る。UE-RRC層は、RLCエンティティ、関連PDCPエンティティ、およびSDAPのリリースを含むSRB0を除く、全ての確立されたRBに対して無線リソースをリリースし得る。UE-RRC層は、デフォルトL1パラメーター値、デフォルトMACセルグループ構成、およびCCCH構成を除くRRC構成をリリースすることができる。UE-RRC層は、上層(例えば、NAS層)にRRC接続のフォールバックを示し得る。タイマーT380が周期的RNA更新タイマーであるところで動作している場合、UE-RRC層は、タイマーT380を停止し得る。
UE-RRC層は、RRCセットアップ要求メッセージ、RRC再開要求メッセージ、またはRRC再確立要求メッセージに応答して、RRCセットアップメッセージを受信し得る。受信したRRCセットアップメッセージの構成パラメーターに基づく。RRCセットアップメッセージに基づき、UE-RRC層は、セルグループ構成または無線ベアラ構成を実行し得る。UE-RRC層は、RRCセットアップメッセージを送信するセルに対して、禁止タイマーおよび待機タイマーを停止し得る。RRCセットアップメッセージの受信に基づき、UE-RRC層は次の一つまたは複数を実行できる。
- RRC接続状態に入ること、
- セル再選択手順を停止すること、
- RRCセットアップメッセージを送信する現在のセルをPCellとみなすこと、または/および
- RRCセットアップ完了メッセージの内容を設定することによって、RRCセットアップ完了メッセージを送信すること。
UE-RRC層は、RRC再開要求メッセージに応答して、RRC再開メッセージを受信し得る。RRC再開メッセージに基づき、UE-RRC層は、UE非アクティブASコンテキストを破棄し、RAN通知エリア情報を除いて、停止構成パラメーターをリリースし得る。RRC再開メッセージの構成パラメーターに基づき、UE-RRC層は、セルグループ構成、無線ベアラ構成、セキュリティキー更新手順、測定構成手順を実行し得る。RRC再開メッセージの受信に基づき、UE-RRC層は次の一つまたは複数を実行できる。
- 停止されたRRC接続が再開されたことを上層(例えば、NAS層)に示すこと、
- SRB2、全てのDRBおよび測定値を再開すること、
- RRC接続状態に入ること、
- セル再選択手順を停止すること、
- RRC再開メッセージを送信する現在のセルをPCellとみなすこと、または/および
- RRC再開完了メッセージの内容を設定することによって、RRC再開完了メッセージを送信すること。
UE-RRC層は、RRCセットアップ要求メッセージまたはRRC再開要求メッセージに応答して、RRC拒否メッセージを受信し得る。RRC拒否メッセージには、待機タイマーを含めることができる。待機タイマーに基づき、UE-RRC層は、タイマー値を待機タイマーに設定して、タイマーT302を起動し得る。RRC拒否メッセージに基づき、UE-RRC層は、RRC接続のセットアップまたはRRC接続の再開の障害について、上層(例えば、UE-NAS層)に通知し得る。UE-RRC層は、MACをリセットし、デフォルトMACセルグループ構成をリリースできる。上層からの要求に応答して受信されたRRCRejectに基づき、UE-RRC層は、上層(例えば、NAS層)に、アクセス禁止が、カテゴリー「0」および「2」を除く全てのアクセスカテゴリーに適用可能であることを知らせ得る。
UE-RRC層は、RRC再開要求メッセージに応答して、RRC拒否メッセージを受信し得る。RRC拒否メッセージに基づき、UE-RRC層は現在のセキュリティキーを破棄する。UE-RRC層は、SRB1を停止し得る。UE-RRC層は、RNA更新により再開がトリガーされた場合、保留中のrna更新値をtrueに設定し得る。
UE-RRC層は、RRC接続を確立するためにRRC手順を実行する間に、セル(再)選択手順を実行することができる。セル選択またはセル再選択に基づき、UE-RRC層は、キャンプしたUE上でセルを変更し、RRC手順を停止することができる。UE-RRC層は、RRC手順の障害について上層(例えば、NAS層)に知らせ得る。
UEは、基地局との接続を確立するためのランダムアクセス手順に失敗し得る。UEは、接続確立障害情報を格納し得る。接続確立障害情報は、接続確立障害が検出されるセルのグローバルセルアイデンティティである、障害セルアイデンティティ、UEの位置の座標および/またはUEの水平速度を含むUEの位置情報、利用できる場合、接続確立障害が検出され、UEが障害を検出した瞬間まで収集された測定値に基づくセルの、RSRPおよびRSRQを含む障害セルの測定結果、近隣セルの測定値、最後の接続確立障害から経過した時間を示す障害からの時間、障害ランダムアクセス手順のためにMACによって送信されたプリアンブルの数を示す、送信されたプリアンブルの数、障害ランダムアクセス手順について、送信されたプリアンブルの少なくとも一つについて競合解決が成功しなかったかどうかを示す検出された競合、または最大電力レベルが最後の送信プリアンブルに使用されたかどうかを示す、到達した最大送信電力、の少なくとも一つを含んでもよい。UEは、接続確立障害情報(例えば、接続確立障害レポート)を含むレポートを基地局に送信し得る。
UEは、RACH手順で失敗し得る。UEは、RACH障害情報を格納し得る。RACH障害情報は、障害ランダムアクセス手順に対してMACによって送信されたプリアンブルの数を示す、送信されたプリアンブルの数、または障害ランダムアクセス手順に対して送信されたプリアンブルの少なくとも一つに対して競合解決が成功しなかったかどうかを示す検出された競合の少なくとも一つを含んでもよい。UEは、RACH障害情報(例えば、RACHレポート)を含む報告書を基地局に送信し得る。
基地局からのRRC再構成メッセージの受信に基づき、UE-RRC層は、次のケースの少なくとも一つに同期を伴う再構成を実行できる。(1)PCell/PSCellへのランダムアクセス(RA)、MACリセット、セキュリティの更新、および明示的なレイヤー2(L2)インジケーターによってトリガーされるRLCとPDCPの再確立を伴う、同期とセキュリティキーリフレッシュを有する再構成、または(2)PCell/PSCellへのRA、MACリセット、および明示的なL2インジケーターによってトリガーされるRLC再確立、および(AMDRBに対する)PDCPデータ回復を伴う、同期を含むがセキュリティキーリフレッシュを含まない再構成。
UE-RRC層は、基地局から再構成同期情報要素(IE)またはモビリティ制御情報を含むRRC再構成メッセージを受信し得る。RRC再構成メッセージに基づき、UEは、RRC再構成メッセージ中の再構成同期IEまたはモビリティ制御情報に示される基地局へのランダムアクセス手順を実行し得る。ランダムアクセス手順が正常に完了したことに基づき、UEは、RRC再構成完了メッセージを基地局に送信し得る。UEおよび基地局は、RRC再構成完了メッセージを正常に送受信することを、同期完了による再構成とみなし得る。同期完了による再構成は、ハンドオーバー完了またはセルグループ追加のためのPSCell追加のうちの少なくとも一つを含み得る。
通常のサービスでは、UEは適切なセル上でキャンプし、セル上でキャンプの制御チャネルを監視し得る。セル上のキャンプから、UEはPLMNからシステム情報(SI)を受信し得る。UEは、PLMNから登録エリア情報(例えば、追跡エリアコード(TAC))を受信し、SIから他のASおよびNAS情報を受信することができる。UEがPLMNに登録される場合、UEはPLMNからページングメッセージと通知メッセージを受信し、接続モードへの転送を開始できる。UEは、セル再選択基準に従って、より良いセルを定期的に検索し得る。より良いセルが見つかった場合、そのセルを選択する。UEは、選択されたセル上でキャンプし得る。
基地局は、システム情報において、専用シグナリング(例えば、RRCリリースメッセージ)、またはRAT間セル(再)選択で別のRATから継承することによって、同じRATまたはRAT間周波数の異なる周波数の優先順位をUEに提供し得る。UEは、専用シグナリングによって提供される周波数の優先順位を格納し得る。
基地局は、リダイレクト情報を提供し得る。リダイレクト情報は、一つまたは複数の周波数または一つまたは複数のコアネットワークタイプの少なくとも一つを含んでもよい。RRCリリースメッセージには、リダイレクト情報が含まれる。基地局は、UEをRRC非アクティブ状態またはRRC非アクティブ状態に移行するためのRRCリリースメッセージを提供し得る。RRCリリースメッセージに基づき、UEはセル選択手順を実行し得る。リダイレクト情報に基づき、UEは、RRCリリースメッセージにリダイレクト情報が含まれる場合、適切なセルを見つけるためのセル選択手順を実行し得る。そうでない場合、UEは、UEが現在選択するRATのキャリア(例えば、NRキャリアまたはLTEキャリア)に対してセル選択手順を実行し得る。
RRCアイドル状態またはRRC非アクティブ状態にあるUEは、保存された情報を活用することによって、初期セル選択およびセル選択などの二つの手順のうちの一つを実行することができる。UEが選択されたPLMNについて格納されたセル情報を持たない場合、UEは初期セル選択を実行し得る。そうでなければ、UEは、保存された情報を活用することによってセル選択を実行することができる。初期セル選択のために、UEは、その能力に従って、NRバンド内の全てのRFチャネルをスキャンして、適切なセルを見つけることができる。スキャンの結果に基づき、UEは、各周波数で最も強いセルを検索し得る。UEは、適切なセルであるセルを選択し得る。保存された情報を利用することによるセル選択について、UEは、保存された周波数の情報、および任意選択で、以前に受信された測定制御情報要素または以前に検出されたセルからのセルパラメーターについての情報を要求し得る。保存された情報に基づき、UEは、適切なセルを検索し、UEが適切なセルを見つけた場合、適切なセルを選択し得る。UEが適切なセルを見つけなかった場合、UEは初期セル選択を実行し得る。
基地局は、セル選択のためのセル選択基準を構成し得る。UEは、セル選択に対し適切なセルを識別することを求めることができる。好適なセルは、以下の条件を満たすセルである:(1)測定されるセル属性は、セル選択基準を満たす、(2)セルPLMNは、選択されたPLMN、登録済みまたは同等のPLMNである、(3)セルは、禁止または予約されていない、および(4)セルは、「ローミングのための禁止追跡エリア」のリストにある追跡エリアの一部ではない。UE内のRRC層は、UE内のNAS層に、NASに関連する受信されたシステム情報の変化に基づき、セル選択および再選択結果を通知し得る。例えば、セル選択および再選択結果は、セルアイデンティティ、追跡エリアコード、およびPLMNアイデンティティであり得る。
UEは、基地局との接続障害を検出し得る。障害が、以下の少なくとも一つを含む。
無線リンク障害、
同期障害を伴う再構成、
新しい無線(NR)からのモビリティ障害、
シグナリング無線ベアラ1(SRB1)またはシグナリング無線ベアラ2(SRB2)に関する、下位層(例えば、PDCP層)からの完全性チェック障害表示、または
RRC接続再構成障害。
無線リンク障害は、基地局のプライマリーセルの無線リンク障害であり得る。基地局は、RRC接続状態のUEにRRCメッセージ内の同期を伴う再構成を送信し得る。同期による再構成は、再構成タイマー(例えば、T304)を含んでもよい。再構成同期の受信に基づき、UEは、再構成タイマーを起動し、同期(例えば、ハンドオーバー)により再構成を行ってもよい。再構成タイマーの満了に基づき、UEは、再構成同期障害を決定する。基地局は、NRコマンドメッセージからRRC接続状態のUEにモビリティを送信し得る。NRコマンドメッセージからモビリティを受信することに基づき、UEは、他のRAT(例えば、E-UTRA)を使用して、NRからセルに引き渡すことを実行し得る。UEは、下記の少なくとも一つの条件が満たされたことに基づき、NRからモビリティ障害を決定し得る。
- UEがターゲット無線アクセス技術への接続を確立できない場合、または
- UEが、NRコマンドメッセージからモビリティに含まれる構成の任意の部分を順守できない場合、または
- NRメッセージからのモビリティに含まれるRAT間情報にプロトコルエラーがある場合。
障害の検出に基づき、UEはRRC接続再確立手順を開始し得る。RRC接続再確立手順の開始に基づき、UEはタイマーT311を起動し、SRB0を除く全ての無線ベアラを停止し、MAC(層)をリセットすることができる。RRC接続再確立手順の開始に基づき、UEはMCG SCellをリリースし、特殊セル(SpCell)構成パラメーターおよびマルチ無線二重接続(MR-DC)関連構成パラメーターをリリースし得る。例えば、RRC接続再確立手順の開始に基づき、UEは、マスターセルグループ構成パラメーターをリリースし得る。
セルグループ構成パラメーターは、マスターセルグループ(MCG)またはセカンダリーセルグループ(SCG)を構成するために使用され得る。セルグループ構成パラメーターを使用してMCGを構成する場合、セルグループ構成パラメーターはマスターセルグループ構成パラメーターである。セルグループ構成パラメーターを使用してSCGを構成する場合、セルグループ構成パラメーターはセカンダリーセルグループ構成パラメーターである。セルグループは、一つのMACエンティティ、関連するRLCエンティティを有する論理チャネルのセット、およびプライマリーセル(SpCell)と一つまたは複数のセカンダリーセル(SCell)のセットとを含む。セルグループ構成パラメーター(例えば、マスターセルグループ構成パラメーターまたはセカンダリーセルグループ構成パラメーター)は、セルグループに対するRLCベアラ構成パラメーター、セルグループに対するMACセルグループ構成パラメーター、セルグループに対する物理セルグループ構成パラメーター、セルグループに対するSpCell構成パラメーター、またはセルグループに対するSCell構成パラメーターのうちの少なくとも一つを含み得る。MACセルグループ構成パラメーターは、セルグループに対するMACパラメーターを含んでもよく、MACパラメーターは、少なくともDRXパラメーターを含んでもよい。物理セルグループ構成パラメーターは、セルグループ固有L1(層1)パラメーターを含んでもよい。
特殊セル(SpCell)は、MCGのプライマリーセル(PCell)、またはSCGのプライマリーSCGセル(PSCell)を含んでもよい。SpCell構成パラメーターは、SpCellのサービングセル固有MACおよびPHYパラメーターを含んでもよい。MR-DC構成パラメーターは、SRB3構成パラメーター、SCGに対する測定構成パラメーター、SCG構成パラメーターのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
RRC接続再確立手順の開始に基づき、UEはセル選択手順を実行し得る。セル選択手順に基づき、UEは、セルの信号品質が閾値を超えることに基づきセルを選択することができる。UEは、セルの信号品質が閾値を超えることに基づきセルを選択し得る。UEは、セル選択手順に基づき、閾値を超える選択されたセルを決定し得る。信号品質が、以下の少なくとも一つを含む。
基準信号受信電力、
受信信号強度インジケーター、
基準信号受信品質、または
信号対干渉+ノイズ比。
適切なセルの選択に基づき、UEは、タイマー311を停止し、タイマーT301を起動し得る。適切なセルの選択に基づき、UEは、全てのアクセスカテゴリーに対して、禁止タイマーT390を停止し得る。禁止タイマーT390の停止に基づき、UEは、全てのアクセスカテゴリーに対する禁止がセルについて軽減されると考えることができる。セルの選択に基づき、UEは、SIB1において提供されるパラメーターを除くデフォルトL1パラメーター値を適用し、デフォルトMACセルグループ構成を適用し、CCCH構成を適用し、SIB1にタイマーアラインメントタイマーを適用し、およびRRC再確立要求メッセージの送信を開始することができる。
UEは、RRC再確立要求メッセージに応答してRRC応答メッセージの受信に基づき、タイマーT301を停止し得る。RRC応答メッセージは、RRC再確立メッセージまたはRRCセットアップメッセージまたはRRC再確立拒否メッセージのうちの少なくとも一つを含んでもよい。UEは、選択されたセルが不適切になったときに、タイマーT301を停止し得る。
RRC接続再確立手順を開始することによってトリガーされるセル選択手順に基づき、UEはインターRATセルを選択することができる。インターRATセルの選択に基づき、UE(UE-AS層)は、RRC IDLE状態に移行してもよく、リリース原因の「RRC接続障害」をUEの上層(UE-NAS層)に提供し得る。
RRC再確立要求メッセージの送信の開始に基づき、UEは、RRC再確立メッセージを送信し得る。RRC再確立メッセージは、ソースPCellで使用されるC-RNTI、ソースPCellの物理セルアイデンティティ(PCI)、ショートMAC-I、または再確立原因のうちの少なくとも一つを含んでもよい。再確立原因は、再構成障害、ハンドオーバー障害、または他の障害のうちの少なくとも一つを含み得る。
RRC再確立要求メッセージの送信の開始に基づき、UE(RRC層)は、SRB1のPDCPを再確立し、SRB1のRLCを再確立し、SRB1のデフォルトSRB構成を適用し、SRB1の完全性保護および暗号化を停止するように下位層(PDCP層)を構成し、SRB1を再開し、SRC再確立要求メッセージを送信のために下位層(PDCP層)に送信し得る。RRC再確立要求メッセージを下位層に送信することに基づき、UEは、RRC再確立要求メッセージを、セル選択手順に基づき選択されたセルを介して、ターゲット基地局に送信してもよく、ターゲット基地局はソース基地局であってもなくてもよい。
T311またはT301の満了に基づき、UE(UE-AS層)は、RRC IDLE状態に移行してもよく、リリース原因の「RRC接続障害」をUEの上層(UE-NAS層に提供し得る。
リリース原因の「RRC接続障害」の受信に基づき、UEがシグナリング保留中およびユーザーデータ保留中でない場合、UE(UE-NAS層)はNASシグナリング接続復旧手順を実行することができる。NASシグナリング接続復旧手順の実行に基づき、UEは、登録要求メッセージをAMFに送信することによって登録手順を開始し得る。
リリース原因の「RRC接続障害」の受信に基づき、UE(UE-NAS層)は、UEがシグナリング保留中またはユーザーデータ保留中であるときに、サービス要求メッセージをAMFに送信することによって、サービス要求手順を実行することができる。
RRC再確立要求メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、UEのUEコンテキストがローカルで利用できるかどうかをチェックし得る。UEコンテキストがローカルで利用できないことに基づき、ターゲット基地局は、UEのソース基地局(最後のサービング基地局)に、取得UEコンテキスト要求メッセージを送信することによって、取得UEコンテキスト手順を実行し得る。
RRC接続再確立手順では、取得UEコンテキスト要求メッセージは、UEコンテキストID、完全性保護パラメーター、または新しいセル識別子のうちの少なくとも一つを含んでもよい。UEコンテキストIDは、C-RNTIを含むRRC再確立要求メッセージ、ソースPCell(最後のサービングPCell)のPCIの少なくとも一つを含んでもよい。RRC再確立の完全性保護パラメーターは、ショートMAC-Iであり得る。新しいセル識別子は、ターゲットセルの識別子であってもよく、ターゲットセルは、RRC接続が再確立するよう要求されたセルである。
RRC接続再確立手順では、取得UEコンテキスト要求メッセージの受信に基づき、ソース基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージをチェックすることができる。ソース基地局が、UEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別し、かつ、取得UEコンテキスト要求メッセージに含まれる完全性保護によってUEを首尾よく検証することができ、かつUEコンテキストをターゲット基地局に提供することを決定することができる場合、ソース基地局は、取得UEコンテキスト応答メッセージでターゲット基地局に応答し得る。ソース基地局が、UEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別できない場合、または、取得UEコンテキスト要求メッセージに含まれる完全性保護が有効でない場合、ソース基地局は、取得UEコンテキスト障害メッセージでターゲット基地局に応答し得る。
RRC接続再確立手順では、取得UEコンテキスト応答メッセージは、ターゲット基地局のXnアプリケーションプロトコル(XnAP)ID、ソース基地局のXnAP ID、グローバル固有AMF識別子(GUAMI)、またはUEコンテキスト情報(例えば、UEコンテキスト情報取得UEコンテキスト応答)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。UEコンテキスト情報は、NG-C UE関連のシグナリング基準、UEセキュリティ能力、ASセキュリティ情報、UEアグリゲート最大ビットレート、リストにセットアップされるPDUセッション、RRCコンテキスト、モビリティ制限リスト、またはRAT/モビリティ選択優先順位のインデックスのうちの少なくとも一つを含んでもよい。NG-C UE関連のシグナリング基準は、ソース基地局とのNG-C接続上のUEのAMFで割り当てられたNGアプリケーションプロトコルIDであり得る。ASセキュリティ情報は、基地局(KgNB)のセキュリティキーおよび次のホップ連鎖数(NCC)値を含み得る。リストにセットアップされるPDUセッションは、ソース基地局のUEコンテキストで使用されるPDUセッションリソース関連情報を含み得る。PDUセッションリソース関連情報は、リストにセットアップされるPDUセッションID、PDUセッションリソースアグリゲーション最大ビットレート、セキュリティ表示、PDUセッションタイプ、またはQoSフローを含み得る。セキュリティ表示は、それぞれ、対応するPDUセッションに対するユーザープレーン(UP)の完全性保護および暗号化の要件を示す、ユーザープレーンの完全性保護表示および機密性保護表示を含み得る。セキュリティ表示はまた、UP完全性保護がPDUセッションに適用されるかどうかの表示、UP暗号化がPDUセッションに適用されるかどうかの表示、および完全性保護DRBに対するUE当たりの最大完全性保護データレート値(アップリンクおよびダウンリンク)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。PDUセッションタイプは、インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)、IPv6、IPv4v6、イーサネット(登録商標)または非構造化の少なくとも一つを示し得る。リストにセットアップされるQoSフローは、QoSフロー識別子、QoSフローレベルのQoSパラメーター(QoSフローに適用されるQoSパラメーター)、またはベアラアイデンティティのうちの少なくとも一つを含み得る。
RRC接続再確立手順では、取得UEコンテキスト障害メッセージは、ターゲット基地局の少なくともXnAP IDおよび原因値を含み得る。
RRC接続再確立手順では、取得UEコンテキスト応答メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、RRC再確立メッセージをUEに送信し得る。RRC再確立メッセージは、少なくともネットワークホップ連鎖数(NCC)値を含んでもよい。
RRC再確立メッセージの受信に基づき、UEは、NCC値に関連付けられる現在のKgNBまたは次のホップ(NH)パラメーターの少なくとも一つに基づき、基地局(KgNB)の新しいセキュリティキーを導出し得る。基地局の新しいセキュリティキーと以前に構成された完全性保護アルゴリズムに基づき、UEは、RRCシグナリング(KRRCint)の完全性保護のためのセキュリティキーと、ユーザープレーン(UP)データ(KUPint)の完全性保護のためのセキュリティキーを導き出すことができる。基地局の新しいセキュリティキーおよび以前に構成された暗号化アルゴリズムに基づき、UEは、RRCシグナリング(KRRCenc)の暗号化のためのセキュリティキーおよびユーザープレーン(UP)データ(KUPenc)を暗号するためのセキュリティキーを導出し得る。KRRCintおよび以前に構成された完全性保護アルゴリズムに基づき、UEは、RRC再確立メッセージの完全性保護を検証し得る。検証失敗に基づき、UE(UE-AS層)は、RRC IDLE状態に移行し、リリース原因の「RRC接続障害」をUEの上層(UE-NAS層)に提供し得る。検証の成功に基づき、UEは、以前に構成された完全性保護アルゴリズムおよびKRRCintに基づきSRB1の完全性保護を再開するように構成し、以前に構成された暗号化アルゴリズムおよびKRRCencに基づきSRB1の暗号化を再開するように構成し得る。UEは、RRC再確立完了メッセージをターゲット基地局に送信し得る。
取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、RRCリリースメッセージをUEに送信し得る。例えば、RRCリリースメッセージを含む取得UEコンテキスト障害メッセージに基づき、ターゲット基地局は、RRCリリースメッセージをUEに送信し得る。取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、RRCセットアップメッセージまたはRRC拒否メッセージを送信し得る。取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、UEに応答メッセージを送信しえない。
図17は、RRC接続再確立手順の例を示す。RRC接続状態のUEは、セル1を介して第一の基地局(例えば、ソース基地局)との間でデータを送受信してもよく、セル1は、第一の基地局のプライマリーセルである。UEは、第一の基地局との接続の障害を検出することができる。障害に基づき、UEはRRC再確立手順を開始し得る。RRC接続再確立手順の開始に基づき、UEは、タイマーT311を起動し、SRB0を除く全ての無線ベアラを停止し、および/またはMAC(層)をリセットすることができる。RRC接続再確立手順の開始に基づき、UEはMCG SCellをリリースし、特殊セル(SpCell)構成パラメーターおよびマルチ無線二重接続(MR-DC)関連構成パラメーターをリリースし得る。RRC接続再確立手順の開始に基づき、UEはセル選択手順を実行し得る。セル選択手順に基づき、UEは、第二の基地局(例えば、ターゲット基地局)のセル2を選択してもよく、セル2が適切なセルである。適切なセルの選択に基づき、UEは、タイマーT311を停止し、タイマーT301を起動し得る。適切なセルの選択に基づき、UEは、全てのアクセスカテゴリーに対して、禁止タイマーT390を停止し得る。禁止タイマーT390の停止に基づき、UEは、全てのアクセスカテゴリーに対する禁止がセルについて軽減されると考えることができる。セルの選択に基づき、UEは、SIB1において提供されるパラメーターを除くデフォルトL1パラメーター値を適用し、デフォルトMACセルグループ構成を適用し、CCCH構成を適用し、SIB1にタイマーアラインメントタイマーを適用し、およびRRC再確立要求メッセージの送信を開始することができる。RRC再確立メッセージは、ソースPCell(例えば、セル1)で使用されるC-RNTI、ソースPCellの物理セルアイデンティティ(PCI)、ショートMAC-I、または再確立原因のうちの少なくとも一つを含んでもよい。RRC再確立要求メッセージの送信の開始に基づき、UE(RRC層)は、SRB1のPDCPを再確立し、SRB1のRLCを再確立し、SRB1のデフォルトSRB構成を適用し、SRB1の完全性保護および暗号化を停止するように下位層(PDCP層)を構成し、SRB1を再開し、SRC再確立要求メッセージを送信のために下位層(PDCP層)に送信し得る。RRC再確立要求メッセージの受信に基づき、UEは、RRC再確立要求メッセージをセル2を介して、第二の基地局に送信し得る。RRC再確立要求メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、UEのUEコンテキストがローカルで利用できるかどうかをチェックし得る。UEコンテキストがローカルで利用できないことに基づき、第二の基地局は、UEのソース基地局に、取得UEコンテキスト要求メッセージを送信することによって、UEコンテキスト取得手順を実行し得る。取得UEコンテキスト要求メッセージは、C-RNTI、ソースPCellのPCI(最後のサービングPCell)、またはショートMAC-Iのうちの少なくとも一つを含んでもよい。取得UEコンテキスト要求メッセージの受信に基づき、ソース基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージをチェックし得る。ソース基地局が、C-RNTIによってUEコンテキストを識別し、ショートMAC-IによってUEを首尾よく検証し、かつUEコンテキストを第二の基地局に提供することを決定することができる場合、ソース基地局は、第二の基地局に、取得UEコンテキスト応答メッセージで応答し得る。取得UEコンテキスト応答メッセージは、少なくともGUAMIまたはUEコンテキスト情報を含み得る。取得UEコンテキスト応答メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RRC再確立メッセージをUEに送信し得る。RRC再確立メッセージは、ネットワークホップ連鎖数(NCC)値を含んでもよい。RRC再確立メッセージの受信に基づき、UEは、NCC値に関連付けられる現在のKgNBまたは次のホップ(NH)パラメーターの少なくとも一つに基づき、基地局(KgNB)の新しいセキュリティキーを導出し得る。基地局(KgNB)の新しいセキュリティキーおよび以前に構成されたセキュリティアルゴリズムに基づき、UEは、RRCシグナリング(例えば、それぞれ、KRRCint、およびKRRCenc)、およびユーザープレーン(UP)データ(例えば、それぞれ、KUPint、およびKUPenc)の完全性保護および暗号化のためのセキュリティキーを導き出すことができる。RRCシグナリング(KRRCint)の完全性保護のためのセキュリティキーに基づき、UEは、RRC再確立メッセージの完全性保護を検証し得る。検証の成功に基づき、UEは、以前に構成された完全性保護アルゴリズムおよびKRRCintに基づきSRB1の完全性保護を再開し、以前に構成された暗号化アルゴリズムおよびKRRCencに基づきSRB1の暗号化を再開するように構成され得る。第二の基地局は、第一のRRC再構成メッセージを送信し得る。RRC第一の再構成メッセージは、SpCell構成パラメーターを含むことができる。SpCell構成パラメーターの受信に基づき、UEは、第二の基地局とのデータの送受信を開始し得る。UEは、RRC再確立完了メッセージを第二の基地局に送信し得る。RRC再確立完了メッセージは、測定レポートを含み得る。測定レポートの受信に基づき、第二の基地局は、SCellおよび/またはセカンダリーセルグループ(例えば、SCGまたはPSCell)を構成するように決定し得る。決定に基づき、第二の基地局は、SCell構成パラメーターおよび/またはMR-DC関連構成パラメーターを含む第二のRRC再構成メッセージを送信し得る。第二のRRC再構成メッセージを受信することに基づいて、UEは、SCellおよび/またはSCGを介してデータを送受信し得る。
RRC再構成メッセージは、MCGおよび/またはSCGのセルグループ構成パラメーター、無線ベアラ構成パラメーター、またはASセキュリティキーパラメーターのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
UEは、CM-CONNECTEDに留まり、UEがその領域がRNAであるRRC非アクティブ状態にあるときに、基地局に通知することなく、基地局によって構成される領域内を移動することができる。RRC非アクティブ状態では、最後のサービング基地局は、UEコンテキストおよびサービングAMFおよびUPFとのUE関連のNG接続を保持し得る。UEがRRC非アクティブ状態にある間、UPFからの受信したダウンリンクデータまたはAMFからのダウンリンクUE関連シグナリングに基づき、最後のサービング基地局は、RNAに隣接基地局のセルが含まれている場合、RNAに対応するセルでページングすることができ、Xnインターフェイスを介して近隣の基地局にRANページングを送信することができる。
AMFは、UEがRRC非アクティブ状態に送信され得るか否かを基地局が決定することを支援するために、コアネットワーク支援情報を基地局に提供し得る。コアネットワーク支援情報は、UEのために構成される登録エリア、周期的登録更新タイマー、UEアイデンティティインデックス値、UE固有DRX、UEがAMFによりモバイル開始接続専用(MICO)モードで構成されるかどうかの表示、または予期されるUE挙動などを含み得る。基地局は、UE固有DRXおよびUEアイデンティティインデックス値を使用して、RANページングのためのページング機会を決定し得る。基地局は、周期的登録更新タイマーを使用して、周期的RNA更新タイマー(例えば、タイマーT380)を構成し得る。基地局は、予期されるUE挙動をしようして、UE RRC状態移行決定を支援し得る。
基地局は、RRC接続リリース手順を開始して、UEのRRC状態を、RRC接続状態からRRCアイドル状態へ、RRC接続状態からRRC非アクティブ状態へ、UEが再開を試みた時にRRC非アクティブ状態からRRC非アクティブ状態へ、またはUEが再開を試みた時にRRC非アクティブ状態からRRCアイドル状態へ、遷移し得る。RRC接続手順を使用して、UEのRRC接続をリリースし、UEを別の周波数にリダイレクトすることもできる。基地局は、UEのRRC状態をRRC非アクティブ状態に移行する際に、停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージを送信し得る。停止構成パラメーターは、再開アイデンティティ、RNA構成、RANページングサイクル、またはネットワークホップ連鎖数(NCC)値のうちの少なくとも一つを含んでもよく、RNA構成がRNA通知エリア情報、または周期的RNA更新タイマー値(例えば、T380値)を含み得る。基地局は、UEがRRC非アクティブ状態にあるときに、UEコンテキストを識別するために、再開アイデンティティ(例えば、非アクティブ-RNTI(I-RNTI))を使用し得る。
基地局が{NCC, 次のホップ(NH)}のフレッシュで未使用のペアを有する場合、基地局は、停止構成パラメーターにNCCを含んでもよい。そうでなければ、基地局は、現在のKgNBに関連付けられる同じNCCを停止構成パラメーターに含めることができる。NCCはASセキュリティに使用される。基地局は、停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージをUEに送信した後、現在のASキー(例えば、KRRCenc、KUPenc)、およびKUPintを削除し得るが、現在のASキーKRRCintを保持し得る。送信されたNCC値がフレッシュで、未使用の{NCC, NH}のペアに属している場合、基地局は、現在のUE ASセキュリティコンテキストに{NCC, NH}のペアを保存し、現在のASキーKgNBを削除し得る。送信されたNCC値が、現在のKgNBに関連付けられるNCC値と等しい場合、基地局は、現在のASキーKgNBおよびNCCを保持し得る。基地局は、ASセキュリティコンテキストの残りの部分を含む、現在のUEコンテキストとともに、送信された再開アイデンティティを格納し得る。
基地局から停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージを受信すると、UEは、停止構成パラメーターを含む受信したRRCリリースメッセージの完全性がPDCP MAC-Iをチェックすることによって、正しいことを検証し得る。この検証が成功すると、UEは受信したNCC値を取得し、それを現在のUEコンテキストとともに格納されたNCCとして保存する。UEは、現在のASキーKRRCenc、KUPenc、およびKUPintを削除し得るが、現在のASキーKRRCintキーを保持し得る。格納されたNCC値が、現在のKgNBに関連付けられるNCC値と異なる場合、UEは、現在のASキーKgNBを削除し得る。格納されたNCCが、現在のKgNBに関連付けられるNCC値と等しい場合、UEは、現在のASキーKgNBを保持するものとする。UEは、受信した再開アイデンティティを、次の状態移行のために、ASセキュリティコンテキストの残りの部分を含む現在のUEコンテキストとともに、格納し得る。
停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージの受信に基づき、UEはMACをリセットし、デフォルトMACセルグループ構成をリリースし、SRB1のRLCエンティティを再確立し得る。停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、UE非アクティブASコンテキストに現在の構成パラメーターを格納し得る。現在の構成パラメーターは、現在のKgNBおよびKRRCintキー、堅牢なヘッダー圧縮(ROHC)状態、DRBマッピングルールへの保存されたQoSフロー、ソースPCellで使用されるC-RNTI、ソースPCellのセルアイデンティティおよび物理セルアイデンティティ、ならびにSIB内の同期を有する再構成内のパラメーターおよびサービングセル構成共通パラメーターを除く、構成された他の全てのパラメーターを含んでもよい。SIB内のサービングセル構成共通パラメーターを使用して、SIB1内のUEのサービングセルのセル固有パラメーターを構成することができる。停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、SRB0を除く全てのSRBおよびDRBを停止することができる。停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、タイマーT380を起動し、RRC非アクティブ状態に入り、セル選択手順を実行し得る。
RRC非アクティブ状態のUEは、RRC接続再開手順を開始し得る。例えば、送信するためのデータまたはシグナリングを有するか、またはRANページングメッセージを受信することに基づき、RRC非アクティブ状態のUEは、RRC接続再開手順を開始し得る。RRC接続再開手順の開始に基づき、UEは、RRC接続再開手順のトリガー条件に基づきアクセスカテゴリーを選択し、アクセスカテゴリーに基づき統一アクセス制御手順を実施することができる。統一アクセス制御手順に基づき、UEは、RRC接続再開手順のアクセス試行を、許可されたものとみなし得る。アクセス試行を許可されたものとみなすことに基づき、UEは、値がSIB1に提供されるパラメーターを除き、対応する物理層仕様で指定されたデフォルトL1パラメーター値を適用し、デフォルトSRB1構成を適用し、CCCH構成を適用し、SIB1に含まれる共通する時間アライメントタイマーを適用し、デフォルトMACセルグループ構成を適用し、タイマーT319を起動し、およびRRC再開要求メッセージの送信を開始することができる。
RRC再開要求メッセージの送信の開始に基づき、UEは、RRC再開要求メッセージのコンテキストを設定し得る。RRC再開要求メッセージは、再開アイデンティティ、再開MAC-I、または再開原因のうちの少なくとも一つを含んでもよい。再開原因は、緊急、高優先度アクセス、mtアクセス、moシグナリング、moデータ、mo音声呼び出し、mo sms、ranアップデート、mps優先度アクセス、mcs優先度アクセスのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
RRC再開要求メッセージの送信の開始に基づき、UEは、マスターセルグループ構成パラメーター、MR-DC関連構成パラメーター(例えば、セカンダリーセルグループ構成パラメーター)、およびPDCP構成パラメーターを除いて、格納されたUE非アクティブASコンテキストから、RRC構成パラメーターおよびKgNBおよびKRRCintキーを復元し得る。RRC構成パラメーターは、ソースPCellで使用されるC-RNTI、ソースPCellのセルアイデンティティおよび物理セルアイデンティティ、ならびにSIB内の同期を有する再構成内のパラメーターおよびサービングセル構成共通パラメーターを除く、構成された全ての他のパラメーターの少なくとも一つを含んでもよい。格納されたNCC値に関連付けられる現在の(復元された)KgNBまたは次のホップ(NH)パラメーターに基づき、UEは、基地局(KgNB)の新しいキーを導出し得る。基地局の新しいキーに基づき、UEは、RRCシグナリングの完全性保護および暗号化のためのセキュリティキー(例えば、それぞれKRRCencおよびKRRCint)、およびユーザープレーンデータの完全性保護および暗号化のためのセキュリティキー(例えば、それぞれKUPintおよびKUPenc)を導き出すことができる。構成されるアルゴリズム、およびKRRCintおよびKUPintに基づき、UEは、SRB0を除く全ての無線ベアラに対して完全性保護を適用するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。構成されるアルゴリズム、およびKRRCencおよびKUPencに基づき、UEは、SRB0を除く全ての無線ベアラに対して暗号化を適用するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。
RRC再開要求メッセージの送信の開始に基づき、UEは、SRB1のPDCPエンティティを再確立し、SRB1を再開し、RRC再開要求メッセージを下位層に送信してもよく、下位層は、PDCP層、RLC層、MAC層、または物理(PHY)層のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
ターゲット基地局は、RRC再開要求メッセージを受信し得る。RRC再開要求メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、UEのUEコンテキストがローカルで利用できるかどうかをチェックし得る。UEコンテキストがローカルで利用できないことに基づき、ターゲット基地局は、UEのソース基地局(最後のサービング基地局)に、取得UEコンテキスト要求メッセージを送信することによって、UEコンテキスト取得手順を実行し得る。取得UEコンテキスト要求メッセージは、UEコンテキストID、完全性保護パラメーター、新しいセル識別子、または再開原因のうちの少なくとも一つを含んでもよく、再開原因は、RRC再開要求メッセージ中にある。
RRC接続再開手順では、取得UEコンテキスト要求メッセージの受信に基づき、ソース基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージをチェックすることができる。ソース基地局が、UEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別し、かつ、取得UEコンテキスト要求メッセージに含まれる完全性保護によってUEを首尾よく検証することができ、UEコンテキストをターゲット基地局に提供することを決定することができる場合、ソース基地局は、取得UEコンテキスト応答メッセージでターゲット基地局に応答し得る。ソース基地局がUEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別できない場合、または取得UEコンテキスト要求メッセージに含まれる完全性保護が有効でない場合、またはソース基地局がUEコンテキストをターゲット基地局に提供しないことを決定した場合、ソース基地局は、取得UEコンテキスト障害メッセージでターゲット基地局に応答し得る。
RRC接続再開手順では、取得UEコンテキスト障害メッセージは、少なくともターゲット基地局のXnAP ID、RRCリリースメッセージ、または原因値を含み得る。
RRC接続再開手順では、取得UEコンテキスト応答メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、RRC再開メッセージをUEに送信し得る。RRC再開メッセージは、無線ベアラ構成パラメーター、MCGおよび/またはSCGのセルグループ構成パラメーター、測定構成パラメーター、またはskカウンターのうちの少なくとも一つを含んでもよく、skカウンターは、KgNBに基づきセカンダリー基地局のセキュリティキーを導出するために使用される。
取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、RRCリリースメッセージをUEに送信し得る。例えば、RRCリリースメッセージを含む取得UEコンテキスト障害メッセージに基づき、ターゲット基地局は、RRCリリースメッセージをUEに送信し得る。取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、RRCセットアップメッセージまたはRRC拒否メッセージを送信し得る。取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、ターゲット基地局は、UEに応答メッセージを送信しえない。
RRC再開メッセージの受信に基づき、UEはタイマーT319およびT380を停止し得る。RRC再開メッセージの受信に基づき、UEは、UE非アクティブASコンテキストに、マスターセルグループ構成パラメーター、セカンダリーセルグループ構成パラメーター、およびPDCP構成パラメーターを復元し得る。マスターセルグループ構成パラメーターおよび/またはセカンダリーセルグループ構成パラメーターの復元に基づき、UEは、復元されたMCGおよび/またはSCG SCellが非アクティブ化状態であるとみなし、UE非アクティブASコンテキストを破棄し、停止構成パラメーターをリリースするように、下位層を構成することによって、MCGおよび/またはSCGのSCellを構成し得る。
RRC再開メッセージでセルグループ構成パラメーターを受信することに基づき、UEは、MCGおよび/またはSCGのセルグループ構成を実行し得る。RRC再開メッセージ内の無線ベアラ構成パラメーターを受信することに基づき、UEは無線ベアラ構成を実行し得る。RRC再開メッセージのskカウンターに基づき、UEはセカンダリー基地局のセキュリティキーを更新するために実行することができる。
図18は、RRC接続再開手順の例を示す。RRC接続状態のUEは、セル1を介して第一の基地局(ソース基地局)との間でデータを送受信し得る。第一の基地局は、RRC接続状態のUEをRRC非アクティブ状態に移行することを決定し得る。決定に基づき、基地局は、停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージを送信し得る。停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、UE非アクティブASコンテキストに、現在のKgNBおよびKRRCintキー、堅牢なヘッダー圧縮(ROHC)状態、DRBマッピングルールへの保存されたQoSフロー、ソースPCellで使用されるC-RNTI、ソースPCellのセルアイデンティティと物理セルアイデンティティ、およびSIB内の同期を有する再構成内のパラメーターおよびサービングセル構成共通パラメーターを除く、構成された他の全てのパラメーターを格納することができる。UEは、SRB0を除く全てのSRBおよびDRBを停止することができる。停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、タイマーT380を起動し、RRC非アクティブ状態に入り、セル選択手順を実行し得る。セル選択手順に基づき、UEは、第二の基地局(ターゲット基地局)のセル2を選択し得る。RRC非アクティブ状態のUEは、RRC接続再開手順を開始し得る。UEは、統一アクセス制御手順を実行し得る。統一アクセス制御手順に基づき、UEは、RRC接続再開手順のアクセス試行を、許可されたものとみなし得る。UEは、値がSIB1に提供されるパラメーターを除き、対応する物理層仕様で指定されたデフォルトL1パラメーター値を適用し、デフォルトSRB1構成を適用し、CCCH構成を適用し、SIB1に含まれる共通する時間アライメントタイマーを適用し、デフォルトMACセルグループ構成を適用し、タイマーT319を起動し、およびRRC再開要求メッセージの送信を開始することができる。RRC再開要求メッセージの送信の開始に基づき、UEは、UE非アクティブASコンテキストからRRC構成パラメーターとセキュリティキーを復元できる。例えば、UEは、マスターセルグループ構成パラメーター、MR-DC関連構成パラメーター(例えば、セカンダリーセルグループ構成パラメーター)、およびPDCP構成パラメーターを除いて、保存されたUE非アクティブASコンテキストから、RRC構成パラメーターおよびKgNBおよびKRRCintキーを復元し得る。格納されたNCC値に関連付けられる現在の(復元された)KgNBまたは次のホップ(NH)パラメーターに基づき、UEは、基地局(KgNB)の新しいキーを導出し得る。基地局の新しいキーに基づき、UEは、RRCシグナリングの完全性保護および暗号化のためのセキュリティキー(例えば、それぞれKRRCencおよびKRRCint)、およびユーザープレーンデータの完全性保護および暗号化のためのセキュリティキー(例えば、それぞれKUPintおよびKUPenc)を導き出すことができる。構成されるアルゴリズムおよびKRRCintおよびKUPintに基づき、UE(RRC層)は、SRB0を除く全ての無線ベアラに対して完全性保護を適用するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。構成されるアルゴリズム、およびKRRCencおよびKUPencに基づき、UEは、SRB0を除く全ての無線ベアラに対して暗号化を適用するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。UEと基地局間の通信には、完全性保護および/または暗号化が必要となってもよい。完全性保護および/または暗号化に基づき、UEは、第二の基地局との間でデータを送受信することができる。UEは、復元されたRRC構成パラメーターを使用して、データを第二の基地局との間で送受信し得る。RRC再開要求メッセージの送信の開始に基づき、UEはSRB1のPDCPエンティティを再確立し、SRB1を再開し、RRC再開要求メッセージを下位層に送信し得る。RRC再開要求メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、UEのUEコンテキストがローカルで利用できるかどうかをチェックし得る。UEコンテキストがローカルで利用できないことに基づき、第二の基地局は、UEの第一の基地局(最後のサービング基地局)に、取得UEコンテキスト要求メッセージを送信することによって、UEコンテキスト取得手順を実行し得る。取得UEコンテキスト要求メッセージは、再開アイデンティティ、再開MAC-I、または再開原因のうちの少なくとも一つを含んでもよい。取得UEコンテキスト要求メッセージの受信に基づき、第一の基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージをチェックし得る。第一の基地局が、UEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別し、再開MAC-IによってUEを首尾よく検証し、UEコンテキストを第二の基地局に提供することを決定することができる場合、第一の基地局は、第二の基地局に、取得UEコンテキスト応答メッセージで応答し得る。取得UEコンテキスト応答メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RRC再開メッセージをUEに送信することができる。RRC再開メッセージの受信に基づき、UEは、UE非アクティブASコンテキストに、マスターセルグループ構成パラメーター、セカンダリーセルグループ構成パラメーター、およびPDCP構成パラメーターを復元し得る。マスターセルグループ構成パラメーターおよび/またはセカンダリーセルグループ構成パラメーターの復元に基づき、UEは、復元されたMCGおよび/またはSCG SCellが非アクティブ化状態であるとみなし、UE非アクティブASコンテキストを破棄し、停止構成パラメーターをリリースするように、下位層を構成することによって、MCGおよび/またはSCGのSCellを構成し得る。UEは、SCellおよび/またはSCGを介してデータを送受信し得る。
RRC再開メッセージは、MCGおよび/またはSCGのセルグループ構成パラメーター、無線ベアラ構成パラメーター、またはASセキュリティキーパラメーター(例えば、skカウンター)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
図19は、アンカー再配置を伴うRRC接続再開手順の例を示す。UE(例えば、無線デバイス)は、RRC非アクティブ状態であり得る。古い基地局(例えば、アンカー基地局または第一の基地局またはソース基地局)は、RRC接続を停止するよう要求するRRCリリースメッセージを送信し得る。RRCリリースメッセージによって、UEがRRC非アクティブ状態であることを要求できる。例えば、アンカー基地局は、停止構成パラメーターを含むRRCリリースメッセージをUEに送信し得る。RRCリリースメッセージの送信に基づき、アンカー基地局は、現在のUE構成パラメーターおよび停止構成パラメーターをUEコンテキスト(例えば、UE非アクティブASコンテキスト)に格納し、RRC非アクティブ状態に移行し得る。停止構成パラメーターを受信すると、UEはRRC非アクティブ状態になり得る。停止構成パラメーターは、UE(例えば、I-RNTI)の再開アイデンティティを含み得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは現在の構成パラメーターおよび停止構成パラメーターを格納し得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、SRB0を除く全てのSRBおよびDRBを停止し、RRC非アクティブ状態に移行しても(入って)よい。UEは、セル選択手順を実行することができる。セル選択手順に基づき、UEは、新しい基地局(例えば、非アンカー基地局またはターゲット基地局または第二の基地局)のセルを選択し得る。UEは、RRC再開要求メッセージをセルを介して新しい基地局に送信することによって、RRC接続再開手順を実行し得る。RRC再開要求メッセージは、再開アイデンティティおよび再開原因を含み得る。新しい基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージをアンカー基地局に送信して、UEのUEコンテキストを要求してもよく、取得UEコンテキスト要求メッセージは、再開アイデンティティおよび再開原因を含み得る。取得UEコンテキスト要求メッセージに基づき、アンカー基地局は、UEコンテキストを含む取得UEコンテキスト応答メッセージを新しい基地局に送信することによって、アンカー再配置を実行すると決定し得る。取得UEコンテキスト応答メッセージに基づき、新しい基地局は、RRC再開メッセージをUEに送信することができる。RRC再開メッセージに基づき、UEは停止されたSRBおよびDRBを再開し、RRC接続状態に移行し、RRC再開完了メッセージを新しい基地局に送信し得る。アンカー基地局は、UEのダウンリンクユーザーデータをバッファリングし得る。新しい基地局は、ダウンリンクユーザーデータを転送するためのユーザープレーンアドレスを送信し得る。アンカー基地局は、アドレスを介してダウンリンクユーザーデータを新しい基地局に送信し得る。UE(例えば、N2インターフェイス)の制御シグナリングを送信/受信するための既存の経路は、アンカー基地局とAMFとの間にあり得る。UE(例えば、N3インターフェイス)のユーザーデータを送受信するための既存の経路は、アンカー基地局とUPFとの間に確立され得る。アンカー再配置に基づき、制御シグナリングおよびユーザーデータを送信/受信するための経路(およびリソース)を、新しい基地局とAMF/UPFとの間で更新する必要があり得る。経路の更新のために、新しい基地局は、経路切り替え要求メッセージをAMFに送信することによって、経路切り替え手順を実行し得る。経路切り替え要求メッセージは、制御シグナリングおよびUEのユーザーデータを送受信するための新しい基地局の新しいアドレス、およびPDUセッションアイデンティティを含むPDUセッション情報を含み得る。経路切り替え要求メッセージに基づき、AMFは、UEの制御シグナリングを送受信するための経路を更新し得る。経路切り替え要求メッセージに基づき、AMFは、SMFでPDUセッション更新手順を実行し得る。SMFは、UPFを用いてPDUセッション変更を実施することができる。手順に基づき、SMFおよびUPFは、UEのユーザーデータを送受信するための経路(およびリソース)を更新し得る。AMFは、経路切り替え応答メッセージを新しい基地局に送信し得る。経路切り替え応答メッセージの受信に基づき、新しい基地局は、制御シグナリングを送信/受信するための経路およびUEのユーザーデータを更新して、UEコンテキストリリースメッセージをアンカー基地局に送信し得る。UEコンテキストリリースメッセージに基づき、アンカーはUEコンテキストをリリースし得る。更新された経路に基づき、新しい基地局は、アップリンクユーザーデータをUEからUPFに転送し、ダウンリンクデータをUPFからUEに転送し得る。
図20は、アンカー再配置を伴わないRRC接続再開手順の例を示す。UE(例えば、無線デバイス)は、RRC再開要求メッセージをセルを介して新しい基地局に送信することによって、RRC接続再開手順を実行し得る。RRC再開要求メッセージは、再開アイデンティティおよび再開原因を含んでもよく、再開原因はRNA更新である。新しい基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージをアンカー基地局に送信してもよく、取得UEコンテキスト要求メッセージは、再開アイデンティティおよび再開原因、RNA更新を含み得る。再開原因、RNA更新は、ユーザーデータ送信がないことを示し得る。再開原因、RNA更新に基づき、アンカー基地局は、アンカー再配置、再開原因、RNA更新を行わないと決定し得る。決定に基づき、アンカー基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを新しい基地局に送信し得る。RRCリリースメッセージには、停止構成パラメーターまたはダウンリンクデータを含めることができる。取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、新しい基地局は、RRCリリースメッセージをUEに転送し得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、RRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態のいずれかに移行し得る。
図21は、制御プレーンの早期データ送信手順の例を示す。RRCアイドル状態のUE(例えば、無線デバイス)は、NASメッセージを含むRRC早期データ要求メッセージを送信してもよく、NASメッセージは、アップリンクデータおよびNASリリース支援情報(またはリリース支援表示)を含み得る。NASリリース支援情報(RAI)は、予期されるデータ送信情報を示し得る。RAI(例えば、予期されるデータ送信情報)は、(a)さらなるアップリンク、およびさらなるダウンリンクデータ送信が予期されない、(b)単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されない、または(c)単一のアップリンクまたはダウンリンクデータ送信よりも多いことが予期される、のうちの少なくとも一つを含み得る。
RRC早期データ要求メッセージの受信に基づき、新しい基地局は、NASメッセージを含む初期UEメッセージをAMFに送信し得る。AMFは、NASメッセージに含まれるPDUセッションを決定し得る。決定に基づき、AMFは、PDUセッションアイデンティティ(ID)、アップリンクデータをSMFに送信してもよく、SMFはアップリンクデータをUPFに転送し得る。UPFは、UEのダウンリンクデータをSMFに転送してもよく、SMFは、ダウンリンクデータをAMFに転送し得る。AMFは、NASメッセージをUEに送信してもよく、NASメッセージは、UEのダウンリンクデータを含んでもよい。ダウンリンクデータを有することに基づき、AMFは、NASメッセージを含むダウンリンク(DL)NASトランスポートメッセージを新しい基地局に送信し得る。ダウンリンクデータがないことに基づき、AMFは、保留中のダウンリンクデータがないことを示す接続確立表示を送信し得る。新しい基地局は、NASメッセージを含むRRC早期データ完了メッセージをUEに送信し得る。RRC早期データ完了メッセージに基づき、UEは、RRCアイドル状態に移行してもよく、またはRRC状態がRRCアイドル状態であることに基づき、RRC状態を保持し得る。
図22は、アンカー再配置を伴うユーザープレーンの早期データ送信手順の例を示す。UE(例えば、無線デバイス)は、RRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態、ならびにRRC接続の停止を伴うCMアイドル状態であり得る。古い基地局(例えば、アンカー基地局)は、UEのUEコンテキストを有し得る。UEのRRC状態がRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態であることに基づき、アンカー基地局は、AMFを有するUEの制御シグナリングを送信/受信するための接続を有しなくてもよく、および/またはUPFを有するUEのユーザーデータを送信/受信するための接続を有しなくてもよい。UEのRRC状態がRRC非アクティブ状態であることに基づき、アンカー基地局はそれらを有し得る。UEは、RRC再開要求メッセージを新しい基地局(例えば、ターゲット基地局)に送信し得る。RRC再開要求メッセージは、ULデータおよび/またはAS RAI(例えば、AS層のRAI)を含んでもよい。UEは、CCCHを介してRRC再開メッセージを送信し、DTCHを介してULデータを送信し、MAC CEを介してAS RAIを送信し得る。UEは、RRC再開メッセージ、ULデータ、およびAS RAIを多重化し得る。AS RAIは、(a)さらなるアップリンク、およびさらなるダウンリンクデータ送信が予期されない、(b)単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されない、または(c)単一のアップリンクまたはダウンリンクデータ送信よりも多いことが予期される、のうちの少なくとも一つを含み得る。
RRC再開要求メッセージの受信に基づき、新しい基地局は、古い基地局に、取得UEコンテキスト要求メッセージを送信し得る。取得UEコンテキストメッセージに基づき、アンカー基地局は、UEのUEコンテキストを含む取得UEコンテキスト応答を送信し得る。取得UEコンテキスト応答の受信に基づき、UEは、UEのN2およびN3接続を再開し、および/またはN2およびN3接続の経路をAMFに切り替えるように要求する、N2再開要求メッセージ、または経路切り替え要求メッセージを送信し得る。N2接続は、AMFと基地局との間のN2インターフェイス上の接続を示してもよく、N3接続は、UPFと基地局との間のN3インターフェイス上の接続を示し得る。N3接続について、UEは、N2再開要求メッセージまたは経路切り替え要求メッセージ内のアップリンクデータに関連付けられるPDUセッション情報(例えば、PDUセッションアイデンティティ)を含み得る。AS RAIに基づき、UEは、N2再開要求メッセージを介して、UEのRRC接続を停止するように要求する即時停止表示を送信し得る。例えば、UE masは、AS RAIが、(a)さらなるアップリンク、およびさらなるダウンリンクデータ送信が予期されない、または(b)単一のダウンリンクデータ送信、およびさらなるアップリンクデータ送信が予期されない、いずれかを示すことに基づき、N2再開要求メッセージを介して即時停止表示を送信する。
N2再開要求メッセージの受信に基づき、AMFは、SMFに、アップリンクデータについて、PDUセッションを再開するように要求してもよく、SMFは、UPFに、UEのトンネル情報を作成し、ダウンリンク経路を更新するように要求し得る。AMFは、N2再開応答メッセージおよび/または経路切り替え応答メッセージを新しい基地局に送信し得る。N2再開応答メッセージおよび/または経路切り替え応答メッセージに基づき、新しい基地局は、N2接続およびN3接続の経路を更新(切り替え)し、UEコンテキストリリースメッセージをアンカー基地局に送信し得る。UEコンテキストリリースメッセージに基づき、アンカーはUEコンテキストをリリースし得る。更新された経路に基づき、新しい基地局は、アップリンクユーザーデータをUEからUPFに転送し、ダウンリンクデータをUPFからUEに転送し得る。新しい基地局は、N2停止要求メッセージをAMFに送信することによって、UEのRRC接続を停止するように要求する停止手順を実行し得る。AMFは、即時停止表示に基づき、UEのRRC接続を停止すると決定し得る。RRC接続を停止すると決定することに基づき、AMFは、UEのRRC接続をSMFに停止することを示すPDUセッション更新メッセージを送信し得る。SMFは、RRC接続を停止することを示すPDUセッション変更メッセージを送信し得る。RRC接続を停止する決定に基づき、AMFは、N2停止応答メッセージを新しい基地局に送信し得る。N2停止応答メッセージに基づき、新しい基地局は、UEのRRC接続をUEに停止することを要求するRRCリリースメッセージを送信することができ、RRCリリースメッセージは、ダウンリンクデータを含み得る。RRCリリースメッセージを送信することに基づき、新しい基地局は、UEの現在の構成パラメーターおよび/または停止構成パラメーターを格納し得る。
ユーザープレーンEDT手順を使用した少量のデータ送信については、アンカー基地局が新しい基地局とは異なることに基づき、アップリンクおよびダウンリンクデータ送信が遅延され得る。遅延は、経路切り替え手順が完了するまで継続され得る。図22の実施例では、アンカー基地局は、UEのUEコンテキストを含む、取得UEコンテキスト応答を送信することによって、アンカー再配置を実行し得る。アンカー再配置は、経路切り替え手順(例えば、経路切り替え要求メッセージおよび経路切り替え応答メッセージ)、またはN2再開要求手順(例えば、N2再開要求メッセージおよびN2再開応答メッセージ)をトリガーし得る。経路切り替え手順またはN2再開要求手順の完了に基づき(例えば、経路切り替え応答メッセージまたはN2再開応答メッセージの受信に基づき)、新しい基地局は、アップリンクデータをUPFに送信し、UEのダウンリンクデータをUPFから受信し得る。
図23は、無線デバイスの移動におけるデータ送信のための最適な経路の例を示す。時刻T1でのUE(例えば、無線デバイス)は、RRC接続状態であってもよく、次いで、時刻T2で第一の基地局からRRCリリースメッセージを受信することに基づき、RRC接続の停止を伴う、RRC非アクティブまたはRRCアイドル状態に移行し得る。第一の基地局は、UEのUEコンテキストを格納することによってアンカー基地局とすることができる。RRC状態がRRC非アクティブ状態であることに基づき、経路(A)の接続(例えば、N3接続)は、接続済みとして保持され得る。RRC状態がRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態であることに基づき、経路(A)の接続(例えば、N3接続)をリリースしてもよく、第一の基地局およびUPFは、接続(例えば、接続のアドレス)の情報を保存し得る。RRC非アクティブ状態のUE、またはRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態のUEは、セル選択手順を実行し得る。セル選択手順に基づき、UEは、第二の基地局のセルを選択し、セル上でキャンプし得る。UEは、時刻T3でRRC再開手順を送信することによって、RRC再開手順を実行し得る。アップリンクデータおよびUEのダウンリンクデータデータ送信/受信については、最も直接的な経路(B1)が最適な経路とみなされ得る。最も直接的な経路(B1)を使用するには、UEコンテキストを第一の基地局から第二の基地局に送信することによって、UEのアンカー(基地局)を第一の基地局から第二の基地局に移動させる必要があり得る。アンカー再配置は、コアネットワークエンティティ(例えば、AMFおよびUPF)へのアンカー再配置を示す経路切り替え手順を起動し得る。経路切り替え手順の完了に基づき、アップリンクデータおよびダウンデータは、経路(B1)を介して送信/受信され得る。アップリンクデータおよび経路(B1)を介したダウンリンクデータ送信/受信については、アンカー再配置手順および経路切り替え手順に対するシグナリングが必要となってもよい。結果として、データ送信/受信は、アンカー再配置手順および経路切り替え手順の完了まで遅延し得る。UEは、少量のアップリンク/ダウンデータを有し得る。以下でより詳細に論じるように、間接的経路(B2)を介した送信/受信が、一部のシナリオでは最適であり得る。例えば、送信される少量のデータがある場合、経路(B1)への切り替えに関連付けられるシグナリングおよび遅延は正当化され得ない。
既存の技術では、無線デバイスのコンテキストをRRC非アクティブ状態で格納/保持する古い基地局(例えば、アンカー基地局)は、新しい基地局から取得UEコンテキスト要求メッセージを受信し得る。要求に応答して、古い基地局は、コンテキストを新しい基地局に再配置することを決定し得る。無線デバイスのために通信するデータのサイズが小さい場合、無線デバイスのコンテキストを古い基地局から新しい基地局に再配置することは効率的ではあり得ない。コンテキストの再配置は、データ送信のシグナリングおよび遅延を増加させ得る。
(例えば、アップリンクデータを含む)取得UEコンテキスト要求メッセージに基づき、古い基地局は、コンテキストを保持するように決定し得る。既存の技術では、古い基地局は、決定に基づき、新しい基地局を介して無線デバイスにRRCリリースメッセージを送信し得る。しかしながら、RRCリリースメッセージを送信した後、古い基地局は、コアネットワークからダウンリンクデータ(例えば、無線デバイス用のダウンリンクデータ)を受信し得る。ダウンリンクデータを無線デバイスに送信するには、古い基地局が、シグナリングを増加させ得る、ページング手順を実施する必要があり得る。既存の技術は、非効率的なシグナリングおよびデータ送信の遅延を増大させ得る。
本開示の例示的実施形態は、少量のデータの送信のための強化された手順を対象とする。既存の技術がデータ送信に対して高い遅延およびシグナリングオーバーヘッドを有し続ける一方で、例示的実施形態は、(AS)RAIおよびダウンリンクデータ情報を活用して、より効率的な少量のデータの送受信を行う。
例示的実施形態では、新しい基地局は、支援情報(例えば、少量のデータ送信支援情報)を含む、取得UEコンテキスト要求メッセージをアンカー基地局に送信し得る。支援情報に基づき、アンカー基地局は、無線デバイスのコンテキストを移動させるかどうかを決定し得る。これにより、無線デバイスのコンテキストの再配置による、データ送信/受信のシグナリングおよび遅延が低減され得る。支援情報に基づき、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティから無線デバイスのダウンリンクデータを受信するのを待つかどうかを決定し得る。ダウンリンクデータを受信するまで待つことを決定することに基づき、アンカー基地局は、ダウンリンクデータを受信するまで無線デバイスに対してRRCリリースメッセージを送信することを延期し得る。これにより、例えば、無線デバイスへのダウンリンクデータ送信の待ち時間を増大させるページング手順によって、不必要なシグナリングが低減され得る。ダウンリンクデータを待たないと決定することに基づき、アンカー基地局は、新しい基地局を介して無線デバイスにRRCリリースメッセージを送信し得る。これにより、少量のデータ送信の時間が短縮され、無線デバイスの電力消費が低減され得る。
既存の技術では、別の基地局に送信する無線デバイスのデータを有する基地局は、ユーザープレーントンネルが確立されるまでデータの送信を延期する間に、トンネル確立手順(例えば、トンネルアドレス要求および応答)を実行し得る。無線デバイスからアップリンクデータ(例えば、少量のデータ)およびRRC要求メッセージを受信する新しい基地局は、無線デバイスのコンテキストを保存/保持する古い基地局(例えば、アンカー基地局)に、取得UEコンテキスト要求メッセージを送信し得る。既存の技術では、新しい基地局は、少量のアップリンクデータ用のユーザープレーントンネルが確立されるまで、アップリンクデータのアンカー基地局への送信を延期し、コアネットワークエンティティを介してアップリンクデータをアプリケーションサーバーに送信するのを遅らせ得る。遅延アップリンクデータは、アプリケーションサーバーによってアンカー基地局に送信されるアップリンクデータに応答して、ダウンリンクデータの遅延を引き起こし得る。無線デバイスは、遅延されたダウンリンクデータを受信するまで、ダウンリンクチャネルを監視する必要があり得る。これにより、無線デバイスの電力消費が増加し得る。
こうしたシナリオでは、コアネットワークエンティティからダウンリンクデータを受信するアンカー基地局は、ダウンリンクデータ用のユーザープレーントンネルが確立されるまで、ダウンリンクデータの新しい基地局への送信を延期し得る。これにより、ダウンリンクデータの送信のシグナリングおよび遅延が生じ得る。無線デバイスは、遅延されたダウンリンクデータを受信するまで、ダウンリンクチャネルを監視する必要があり得る。これにより、無線デバイスの電力消費が増加し得る。例示的実施形態は、基地局が、基地局間のユーザートンネルを確立するための遅延なしに、データを別の基地局に送信することを可能にする。
例示的実施形態では、新しい基地局は、アップリンクデータを含む(例えば、アップリンクデータのサイズが小さい場合)、取得UEコンテキスト要求メッセージをアンカー基地局に送信し得る。これにより、コアネットワークエンティティへのアップリンクデータ送信の遅延が低減され得る。例示的実施形態では、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからダウンリンクデータを受信するとき、ダウンリンクデータを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを新しい基地局に送信し得る。これにより、無線デバイスへのダウンリンクデータ送信の遅延が低減され得る。
図24は、RRC非アクティブ状態でアンカー再配置を行なわずに、少量のデータ送信のための強化された手順を示す例示的な図を示す。第一の基地局(例えば、古い基地局またはアンカー基地局またはソースステーション)は、第二の基地局(例えば、新しい基地局または非アンカー基地局またはターゲット基地局)から無線デバイス(UE)のリリース支援情報(RAI)を受信し得る。RAIに基づき、第一の基地局は、UEに対してアンカー再配置を行うかどうかを決定することができる。アンカー再配置を行う決定に基づき、第一の基地局は、UEのUEコンテキストを含む取得UEコンテキスト応答メッセージを第二の基地局に送信し得る。アンカー再配置を行わないと決定すること(例えば、アンカーを保持すると決定すること)に基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを第二の基地局に送信し得る。
図24の実施例では、RAIは、ダウンリンクデータ送信が予期される(例えば、単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されない)ことを示し得る。RAIに基づき、第一の基地局は、UPFからのダウンリンクデータを待つことができる。RAIに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を行わないと決定し得る。ダウンリンクデータの受信に基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信してもよく、RRCリリースメッセージは、ダウンリンクデータを含み得る。
図24の実施例では、RAIは、予期されるデータ送信情報を含み得る。予期されるデータ送信情報は、(a)さらなるアップリンク、およびさらなるダウンリンクデータ送信が予期されない、(b)単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されない、または(c)単一のアップリンクまたはダウンリンクデータ送信よりも多いことが予期される、のうちの少なくとも一つを含み得る。
図24の例では、RAIは、さらなるデータ送信が予期されない(例えば、さらなるアップリンクおよびさらなるダウンリンクデータ送信が予期されない)ことを示し得る。RAIに基づき、第一の基地局は、UPFからのダウンリンクデータを待機せず、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信し得る。
図24の例では、RAIは、データ送信が予期されないこと、および単一のダウンリンクデータ送信が予期されないこと(例えば、単一のアップリンクまたはダウンリンクデータ送信よりも多いことが予期される)を示し得る。RAIに基づき、第一の基地局は、UEのUEコンテキストを含む、取得UEコンテキスト応答メッセージを送信することによって、アンカー再配置を実行すると決定し得る。
図24の実施例では、第一の基地局はRAIを受信しえない。RAIを持たないことに基づき、第一の基地局は、UEのUEコンテキストを含む、取得UEコンテキスト応答メッセージを送信することによって、アンカー再配置を行うと決定し得る。
図24の例では、取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RRCリリースメッセージをUEに転送し得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、RRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態(RRC接続の停止を伴う)に移行し得る。
図25は、RRC非アクティブ状態でアンカー再配置を伴わない、携帯起源のデータ送信のための強化された手順の例を示す。無線デバイスまたはUEは、CM接続状態およびRRC非アクティブ状態であり得る。古い基地局(例えば、アンカー基地局または第一の基地局またはソース基地局)は、UE非アクティブASコンテキストに格納されたUEコンテキストを有し得る。UEは、少量のアップリンクデータを有し得る。少量のアップリンクデータに基づき、UEは、ユーザープレーンEDT手順を実施するように決定し得る。決定に基づき、UEは、RRC再開要求メッセージ、アップリンク(UL)データ、および(AS)RAIを新しい基地局(例えば、非アンカー基地局またはターゲット基地局または第二の基地局)に送信し得る。ULデータの受信に基づき、第一の基地局は、ULデータをUPFに送信し得る。例えば、ULデータの受信に基づき、第一の基地局は、UEのN3接続を介して、ULデータをUPFに送信し得る。第一の基地局は、RAIが、ダウンリンクデータ送信が予期される(例えば、単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されない)ことを示すことに基づき、UPFからのダウンリンクデータを待つことができる。ダウンリンクデータの受信に基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信してもよく、RRCリリースメッセージは、ダウンリンクデータを含み得る。RAIは、さらなるデータ送信が予期されないことを示し得る(例えば、さらなるアップリンク、およびさらなるダウンリンクデータ送信が予期されない)。RAIに基づき、第一の基地局は、UPFからのダウンリンクデータを待機せず、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信し得る。取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RRCリリースメッセージをUEに転送してもよく、RRCリリースメッセージは、ダウンリンクデータを含み得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、RRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態(RRC接続の停止を伴う)に移行し得る。
図26は、RRC非アクティブ状態でアンカー再配置を伴わない、携帯終了データ送信のための強化された手順の例を示す。データは、少量のデータであり得る。無線デバイスまたはUEは、CM接続状態およびRRC非アクティブ状態であり得る。古い基地局(例えば、アンカー基地局、第一の基地局)は、UE非アクティブASコンテキスト内に格納されたUEコンテキストを有し得る。第一の基地局は、少量のダウンリンクデータを受信し得る。少量のダウンリンクデータに基づき、第一の基地局は、ユーザープレーンEDT手順を実施するように決定し得る。決定に基づき、第一の基地局は、第一の基地局の一つまたは複数のセルを介して、携帯終了(MT)EDT表示を含むページングメッセージをブロードキャストし、RNA領域の一つまたは複数の基地局にページングメッセージを送信し得る。基地局は、各基地局の一つまたは複数のセルを介してページングメッセージをブロードキャストし得る。UEは、新しい基地局(例えば、新しい基地局、ターゲット基地局、第二の基地局)のセルを介してページングメッセージを受信し得る。ページングメッセージのMT EDT表示に基づき、UEは、ユーザープレーンEDT手順を実施するように決定し得る。決定に基づき、UEは、RRC再開要求メッセージおよび(AS)RAIを第二の基地局に送信し得る。RRC再開要求メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RAIを含む、取得UEコンテキスト要求メッセージを送信し得る。RAIは、さらなるデータ送信が予期されない(例えば、さらなるアップリンクおよびさらなるダウンリンクデータ送信が予期されない)ことを示し得る。RAIに基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信してもよく、RRCリリースメッセージは、ダウンリンクデータを含み得る。取得UEコンテキスト障害メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RRCリリースメッセージをUEに転送し得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、UEは、RRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態(RRC接続の停止を伴う)に移行し得る。
一実施例では、RAIは、(予期される)量のアップリンクおよび/またはダウンリンクデータを含み得る。RAIに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を行うかどうかを決定し得る。例えば、アップリンクおよび/またはダウンリンクデータの量がデータ閾値よりも小さいことに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を行わないと決定し得る。例えば、アップリンクおよび/またはダウンリンクデータの量がデータ閾値よりも大きいことに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を行わないと決定し得る。例えば、アップリンクデータおよびダウンリンクデータの合計がデータ閾値よりも小さいことに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を行わないと決定し得る。第二の基地局(および/またはUE)は、データ閾値を第一の基地局に構成または送信し得る。第二の基地局(および/またはUE)は、データ閾値を決定し得る。
一実施例では、データ閾値は、アップリンクデータ送信のためのデータ閾値と、ダウンリンク送信のためのデータ閾値とを含み得る。アップリンクデータ送信のためのデータ閾値は、アップリンクデータに対して使用されてもよく、ダウンリンクデータ送信のためのデータ閾値は、ダウンリンクデータに対して使用され得る。例えば、アップリンクの量がアップリンクデータ送信のためのデータ閾値よりも小さいこと、およびダウンリンクデータの量がダウンリンクデータ送信のためのデータ閾値よりも小さいことに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を行わないと決定し得る。例えば、アップリンクの量がアップリンクデータ送信のためのデータ閾値よりも大きいこと、またはダウンリンクデータの量がダウンリンクデータ送信のためのデータ閾値よりも大きいことのいずれかに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を実施するように決定し得る。一実施例では、RAIは、データ閾値を含んでもよい。
一実施例では、第二の基地局(および/またはUEおよび/または第一の基地局)は、UEと第二の基地局との間のシグナリング品質、UE能力、予期されるアップリンク/ダウンリンクデータの予期される到着時刻、または予期されるデータ送信の予期されるリソース(例えば、無線周波数リソースもしくは送信電力の予期される時間または量)のうちの少なくとも一つに基づき、データ閾値を決定し得る。例えば、予期されるデータ送信のための予期されるリソースは、シグナリング品質および/またはUE能力に基づき決定され得る。UEは、UE能力、予期されるデータ送信のための予期されるアップリンク/ダウンリンクデータ、および/または予期されるリソースの予期される到着時刻を、第二の基地局および/または第一の基地局に送信し得る。
一実施例では、RAIは、UEと第二の基地局との間のシグナリング品質、UE能力、予期されるデータ送信に対する予期されるアップリンク/ダウンリンクデータ、または予期されるリソースの予期される到着時刻(例えば、無線周波数リソースもしくは送信電力の予期される時間または量)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、RAIは、データ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、またはデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報のうちの少なくとも一つを含み得る。例えば、UEおよび/または第一の基地局は、少量のデータ送信用にデータ無線ベアラを構成し得る。UEおよび/または第一の基地局は、少量のデータ送信用にアプリケーション情報(例えば、アプリケーション識別子)を構成し得る。データ無線ベアラアイデンティティまたはアプリケーション情報に基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を行わないと決定し得る。
図25および/または図26の例では、取得UEコンテキスト要求メッセージを送信することに基づき、第二の基地局は、タイマー値でタイマーを開始し得る。第二の基地局は、RAIに基づきタイマー値を決定し得る。例えば、第二の基地局は、ダウンリンクデータが予期されること、および/またはダウンリンクデータの予期される到着時刻(例えば、データ送信の往復時間)に基づき、タイマー値を決定し得る。タイマー値は、UEおよび/または基地局で事前構成されてもよく、または決定され得る。例えば、タイマー値は、アプリケーション情報および/またはデータ無線ベアラアイデンティティに基づき事前構成されてもよく、または決定され得る。第二の基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージを送信することに基づき、タイマー値でタイマーを開始し得る。応答メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、タイマーを停止してもよく、応答メッセージは、少なくとも、取得UEコンテキスト応答メッセージまたは取得UEコンテキスト障害メッセージを含んでもよい。タイマーの満了に基づき、第二の基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージを第一の基地局に再び送信し得る。タイマーの満了に基づき、第二の基地局は、応答メッセージを受信できないと決定し得る。決定に基づき、第二の基地局は、RRC再開要求メッセージに応答して、RRC拒否メッセージをUEに送信し得る。
図25および/または図26の例では、取得UEコンテキスト要求メッセージは、タイマー値を含み得る。タイマー値の受信に基づき、第一の基地局は、タイマー値でタイマーを開始し得る。取得UEコンテキストメッセージに対する応答メッセージを送信することに基づき、第一の基地局はタイマーを停止し得る。例えば、ダウンリンクデータの受信に基づき、第一の基地局は応答メッセージ(例えば、取得UEコンテキスト障害メッセージ)を送信し得る。タイマーの満了に基づき、第一の基地局は応答メッセージを送信し得る。例えば、RAIは、ダウンリンクデータ送信が予期されることを示し得る(例えば、単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されない)。RAIに基づき、第一の基地局は、ダウンリンクデータを待機し得る。第一の基地局は、タイマー値でタイマーを開始し得る。タイマーの満了に基づき、第一の基地局はアンカー再配置を決定し得る。決定に基づき、第一の基地局は、UEのUEコンテキストを含む、取得UEコンテキスト応答メッセージを送信し得る。
図25および/または図26の例では、RAIは、ダウンリンクデータ送信が予期される(例えば、単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されない)ことを示し得る。RAIに基づき、第一の基地局は、ダウンリンクデータが予期されることを示すメッセージを送信し得る。メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージおよびダウンリンクデータの応答を待ち得る。メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、タイマーを停止し、タイマー値でタイマーを再開し得る。
図25および/または図26の実施例では、第一の基地局は、UPFからダウンリンクデータを受信し得る。第一の基地局は、UPFからの追加のダウンリンクデータを待ち得る。例えば、RAIは、(予期される)ダウンリンクデータの量を含み得る。第一のダウンリンクデータをUPFから受信し、第一のダウンリンクデータの量が、予期されるダウンリンクデータの量よりも小さいことに基づき、第一の基地局は、UPFから追加のダウンリンクデータを待機することを決定し得る。決定に基づき、第一の基地局は、第一のダウンリンクデータを含むメッセージを第二の基地局に送信し得る。メッセージは、追加のダウンリンクデータが予期されることを示し得る。メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージおよび追加のダウンリンクデータの応答を待ち得る。メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、タイマーを停止し、タイマー値でタイマーを再開し得る。第一のダウンリンクデータを含むメッセージの受信に基づき、第二の基地局は、第一のダウンリンクデータをバッファに格納し得る。第一のダウンリンクデータを含むメッセージの受信に基づき、第二の基地局は、第一のダウンリンクデータを含む無線メッセージをUEに送信し得る。無線メッセージは、追加のダウンリンクデータが予期されることを示し得る。無線メッセージの受信に基づき、UEは、追加のダウンリンクデータを待ち、第二の基地局のダウンリンクチャネルを監視し続けることができる。第二のダウンリンクデータを受信し、および第一のダウンリンクデータおよび第二のダウンリンクデータの合計がデータ閾値(またはデータ閾値よりも大きい)と等しいことに基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信し、RRCリリースメッセージは、第二のダウンリンクデータおよび/または第一のダウンリンクデータを含み得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RRCリリースメッセージをUEに転送することができる。
一実施例では、第一の基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージの受信に基づき、保留中のダウンリンクデータを有し得る。保留中のダウンリンクデータに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を実施するように決定し得る。例えば、保留中のダウンリンクデータの量がデータ閾値よりも小さいことに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を行わないと決定し得る。例えば、保留中のダウンリンクデータの量がデータ閾値よりも大きいことに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を実施するように決定し得る。第一の基地局は、RAIまたは保留中のダウンリンクデータの少なくとも一つに基づき、アンカー再配置を行わないと決定し得る。
一実施例では、RRC非アクティブ状態のUE、またはRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態のUEは、アップリンクデータを有してもよく、アップリンクデータは、制御プレーンインターフェイスを介して送信するための少量のデータであり得る。アップリンクデータが制御プレーンインターフェイスを介して送信する少量のデータであることに基づき、NASメッセージは少量のデータを含む。UEは、ユーザープレーンEDT手順を決定し得る。UEは、RRC再開要求メッセージ、アップリンクデータおよび(AS)RAIを含むNASメッセージを送信し得る。RRC再開要求メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、NASメッセージおよびRAIを含む取得UEコンテキスト要求メッセージを第一の基地局に送信し得る。取得UEコンテキスト要求メッセージの受信に基づき、第一の基地局は、NASメッセージをAMFに送信し得る。RAIに基づき、第一の基地局は、アンカー再配置を行わないと決定し得る。第一の基地局は、RAIに基づき、AMFからのダウンリンクデータを待機してもよく、NASメッセージは、ダウンリンクデータを含んでもよい。ダウンリンクデータの受信に基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信してもよく、RRCリリースメッセージは、NASメッセージを含み得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RRCリリースメッセージをUEに転送することができる。
既存の技術では、無線デバイスがRRC非アクティブ状態にあるときに接続が確立される一方で、無線デバイスがRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態にあるときに、基地局とコアネットワークエンティティ(例えば、AMFおよびUPF)との間の接続が停止され得る。AMFは、基地局から停止された接続を再開する要求を受信するときに、無線デバイスをRRC接続状態に移行するかどうかを決定し得る。基地局から停止された接続を再開する要求を受信するAMFは、基地局が少量のデータを示すRAIを受信するときに、無線デバイスをRRC接続状態に移行することを決定し得る。RRC接続状態への移行は、シグナリングオーバーヘッドが基地局とコアネットワークエンティティとの間の経路/接続を更新させ得る。送受信は、経路/接続が更新されるまで遅延し得る。遅延は、無線デバイスの電力消費を引き起こし得る。
例えば、UEのRRC状態がRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態であること、ダウンリンクデータの受信に基づき、ダウンリンクデータは、基地局ではなく、AMFまたはUPFで保留中であり得る。例えば、ダウンリンクデータが制御プレーンデータであることに基づき、ダウンリンクデータはAMFで保留中であり得る。ダウンリンクデータがユーザープレーンデータであることに基づき、ダウンリンクデータは、UPFで保留中であり得る。基地局は、AMFまたはUPFで保留中のダウンリンクデータに基づき、保留中のダウンリンクデータに対するダウンリンクデータ情報を有し得ない。基地局は、コアネットワークエンティティ内の保留中のダウンリンクデータが少量のデータであることを知ることなく、UEのコンテキストを新しい基地局に提供すると決定する。決定は、シグナリングオーバーヘッドに、基地局とコアネットワークエンティティとの間の経路/接続を更新させ得る。送受信は、経路/接続が更新されるまで遅延し得る。遅延は、無線デバイスの電力消費を引き起こし得る。
例示的実施形態では、無線デバイスのコンテキストを格納する古い基地局は、新しい基地局から、RAIを含む取得UEコンテキスト要求メッセージを受信するときに、RAIをAMFに送信し得る。RAIに基づき、AMFは、アンカー再配置を行うか否かを決定し得る。決定に基づき、AMFは、決定を古い基地局に示し得る。決定に基づき、古い基地局は、無線デバイスのコンテキストを保持または提供し得る。これにより、基地局間のアンカー再配置、および基地局とコアネットワークエンティティとの間の経路/接続の更新による、不必要な信号や遅延を回避することができる。遅延の低減は、無線デバイスの電力消費を低減し得る。
図27は、RRCアイドル状態でのアンカー再配置を伴わないデータ送信のための強化された手順を示す、例示的な図を示す。データは、少量のデータであり得る。第一の基地局(例えば、古い基地局またはアンカー基地局またはソース基地局)は、第二の基地局(例えば、新しい基地局または非アンカー基地局またはターゲット基地局)から無線デバイス(UE)のリリース支援情報を受信し得る。無線デバイスのRRC状態がRRC非アクティブ状態であることに基づき、第一の基地局は、RAIFIG.24に基づきアンカー再配置を行うかどうかを決定し得る。無線デバイスのRRC状態がRRC非アクティブ状態ではない(例えば、無線デバイスのRRC状態がRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態である)ことに基づき、第一の基地局はRAIをAMFに送信し得る。RAIに基づき、AMFは、アンカー再配置を行うか否かを決定し得る。
図28は、RRCアイドル状態でのアンカー再配置を伴わない、携帯起源のデータ送信のための強化された手順の例を示す。無線デバイスまたはUEは、RRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態であり得る。古い基地局(例えば、アンカー基地局または第一の基地局またはソース基地局)は、格納されたUEコンテキストを有し得る。UEは、少量のアップリンクデータを有し得る。少量のアップリンクデータに基づき、UEは、ユーザープレーンEDT手順を実施するように決定し得る。決定に基づき、UEは、RRC再開要求メッセージ、アップリンク(UL)データ、および(AS)RAIを新しい基地局(例えば、非アンカー基地局またはターゲット基地局または第二の基地局)に送信し得る。ULデータの受信に基づき、第一の基地局は、ULデータをUPFに送信し得る。例えば、ULデータの受信に基づき、第一の基地局は、UEのN3接続を介して、ULデータをUPFに送信し得る。UEのRRC状態がRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態であることに基づき、第一の基地局は、RAIを含むN2再開要求メッセージ(または経路切り替え要求メッセージ)をAMFに送信し得る。RAIに基づき、AMFは、第一の基地局でアンカー再配置を行うかどうかを決定し得る。AMFは、保留中のダウンリンクデータについて、RAIおよびダウンリンクデータ情報の少なくとも一つに基づき、第一の基地局でアンカー再配置を行うかどうかを決定し得る。AMFは、ダウンリンクデータ情報をSMFおよび/またはUPFにダウンリンクし得る。N2再開要求メッセージまたは経路切り替え要求メッセージの受信に基づき、AMFは、SMFでPDUセッション更新手順を実行でき、SMFは、UPFでPDUセッション変更手順を実行し得る。PDUセッション更新手順およびPDUセッション変更手順に基づき、AMFは、SMFおよび/またはUPFの保留中のダウンリンクデータに対するダウンリンク情報を取得し得る。例えば、PDUセッション更新手順およびPDUセッション変更手順を介して、AMFは、保留中のダウンリンクデータに対するダウンリンクデータ情報を要求してもよく、SMFまたはUPFは、保留中のダウンリンクデータに対するダウンリンクデータ情報を送信し得る。AMFは、RAIまたはダウンリンク情報の少なくとも一つに基づき、アンカー再配置を行わないと決定し得る。決定に基づき、AMFは、N2再開応答メッセージ(または経路切り替え応答メッセージ)を第一の基地局に送信してもよく、N2再開応答メッセージは、RRC接続を停止するよう要求する停止表示を含み得る。N2再開応答メッセージの受信に基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信し得る。N2再開応答メッセージおよびダウンリンクデータ送信が予期される(例えば、単一のダウンリンクデータ送信が予期され、およびさらなるアップリンクデータ送信が予期されない)ことを示すRAIを受信することに基づき、第一の基地局は、ダウンリンクデータを待つことができる。ダウンリンクデータの受信に基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信してもよく、RRCリリースメッセージは、ダウンリンクデータを含み得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RRCリリースメッセージをUEに転送することができる。
図28の例では、AMFは、第一の基地局からRAIを受信することに基づき、RAIをSMFおよび/またはUPFに送信し得る。RAIの受信に基づき、SMFまたはUPFは、第一の基地局でアンカー再配置を行うかどうかを決定し得る。SMFまたはUPFは、保留中のダウンリンクデータについて、RAIまたはダウンリンク情報の少なくとも一つに基づき、第一の基地局でアンカー再配置を行うかどうかを決定することができる。SMFまたはUPFは、第一の基地局でアンカー再配置を行わないと決定し得る。決定に基づき、SMFまたはUPFは、決定を含む表示をAMFに送信し得る。例えば、SMFまたはUPFは、PDUセッション更新手順および/またはPDUセッション変更手順を介して表示を送信し得る。AMFは、表示に基づきアンカー再配置を行わないと決定し得る。アンカー再配置を実行しないという決定に基づき、AMFは、N2再開応答メッセージ(または経路切り替え応答メッセージ)を第一の基地局に送信してもよく、N2再開応答メッセージは、RRC接続を停止するよう要求する停止表示を含み得る。N2再開応答メッセージの受信に基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信し得る。N2再開応答メッセージおよびダウンリンクデータ送信が予期される(例えば、単一のダウンリンクデータ送信が予期され、およびさらなるアップリンクデータ送信が予期されない)ことを示すRAIを受信することに基づき、第一の基地局は、ダウンリンクデータを待つことができる。ダウンリンクデータの受信に基づき、第一の基地局は、RRCリリースメッセージを含む、取得UEコンテキスト障害メッセージを送信してもよく、RRCリリースメッセージは、ダウンリンクデータを含み得る。RRCリリースメッセージの受信に基づき、第二の基地局は、RRCリリースメッセージをUEに転送することができる。
図29は、RRCアイドル状態でのアンカー再配置を伴う、携帯起源の少量のデータ送信のための強化された手順の例を示す。無線デバイスまたはUEは、RRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態であり得る。古い基地局(例えば、アンカー基地局または第一の基地局またはソース基地局)は、格納されたUEコンテキストを有し得る。UEは、少量のアップリンクデータを有し得る。少量のアップリンクデータに基づき、UEは、ユーザープレーンEDT手順を実施するように決定し得る。決定に基づき、UEは、RRC再開要求メッセージ、アップリンク(UL)データ、および(AS)RAIを新しい基地局(例えば、非アンカー基地局またはターゲット基地局または第二の基地局)に送信し得る。第二の基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージを第一の基地局に送信してもよく、取得UEコンテキストメッセージは、ULデータとRAIを含んでもよい。ULデータの受信に基づき、第一の基地局は、ULデータをUPFに送信し得る。例えば、ULデータの受信に基づき、第一の基地局は、UEのN3接続を介して、ULデータをUPFに送信し得る。UEのRRC状態がRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態であることに基づき、第一の基地局は、RAIを含むN2再開要求メッセージをAMFに送信し得る。AMFは、保留中のダウンリンクデータについて、RAIまたはダウンリンクデータ情報の少なくとも一つに基づき、アンカー再配置を行うと決定し得る。決定に基づき、AMFは、N2再開応答メッセージを第一の基地局に送信してもよく、でN2再開応答メッセージは、決定を示し得る。N2再開応答メッセージの受信に基づき、第一の基地局は、UEのUEコンテキストを含む、取得UEコンテキスト応答メッセージを第二の基地局に送信し得る。取得UEコンテキスト応答メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、経路切り替え要求メッセージをAMFに送信し得る。経路切り替え要求メッセージの受信に基づき、AMFは、経路切り替え応答メッセージを第二の基地局に送信し得る。経路切り替え応答メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、UEの制御シグナリングおよびユーザーデータを送受信するための経路を更新し得る。経路切り替え応答メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、UEコンテキストリリースメッセージを第一の基地局に送信し得る。UEコンテキストリリースメッセージに基づき、アンカーはUEコンテキストをリリースし得る。更新された経路に基づき、第二の基地局は、アップリンクユーザーデータをUEからUPFへ、およびダウンリンクデータをUPFからUEへ転送し得る。
図29の実施例では、追加のシグナリングは、経路切り替え要求メッセージおよび経路切り替え応答メッセージを含む経路切り替え手順に必要とし得る。ダウンリンクデータ送信は、追加のシグナリングのために遅延し得る。
図30は、RRCアイドル状態でのアンカー再配置を伴う、携帯起源の少量のデータ送信に対するシグナリング最適化を有する、強化された手順の例を示す。無線デバイスUEは、RRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態であり得る。古い基地局(例えば、アンカー基地局または第一の基地局またはソース基地局)は、格納されたUEコンテキストを有し得る。UEは、少量のアップリンクデータを有し得る。少量のアップリンクデータに基づき、UEは、ユーザープレーンEDT手順を実施するように決定し得る。決定に基づき、UEは、RRC再開要求メッセージ、アップリンク(UL)データ、および(AS)RAIを新しい基地局(例えば、非アンカー基地局またはターゲット基地局または第二の基地局)に送信し得る。第二の基地局は、AMFが第一の基地局でアンカー再配置を行うと決定する場合の経路切り替え要求メッセージを作成し得る。第二の基地局は、取得UEコンテキスト要求メッセージを第一の基地局に送信してもよく、取得UEコンテキストメッセージは、ULデータ、RAI、および経路切り替え要求メッセージを含み得る。ULデータの受信に基づき、第一の基地局は、ULデータをUPFに送信し得る。例えば、ULデータの受信に基づき、第一の基地局は、UEのN3接続を介して、ULデータをUPFに送信し得る。UEのRRC状態がRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態であることに基づき、第一の基地局は、RAIおよび経路切り替え要求メッセージを含むN2再開要求メッセージをAMFに送信し得る。AMFは、保留中のダウンリンクデータについて、RAIまたはダウンリンクデータ情報の少なくとも一つに基づき、アンカー再配置を行うと決定し得る。決定に基づき、AMFは、N2再開応答メッセージを第一の基地局に送信してもよく、NN2再開応答メッセージは、経路切り替え応答メッセージを含み得る。経路切り替え応答メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、UEの制御シグナリングおよびユーザーデータを送受信するための経路を更新し得る。経路切り替え応答メッセージの受信に基づき、第二の基地局は、UEコンテキストリリースメッセージを第一の基地局に送信し得る。UEコンテキストリリースメッセージに基づき、アンカーはUEコンテキストをリリースし得る。更新された経路に基づき、第二の基地局は、アップリンクユーザーデータをUEからUPFへ、およびダウンリンクデータをUPFからUEへ転送し得る。
既存の技術では、RRC接続を停止する場合、UEのRRC状態に応じて二つのケースがあり得る。アンカー基地局は、UEアイデンティティを含むRRCリリースメッセージをUEに送信することによって、RRC状態に応じて異なるUEアイデンティティをUEに提供し得る。例えば、アンカー基地局は、RRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態の再開アイデンティティをUEに提供し得る。再開アイデンティティの受信に基づき、UEは、RRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態に移行し得る。UEは、再開アイデンティティを含むRRC再開要求メッセージをアンカー基地局に送信し得る。アンカー基地局は、再開アイデンティティを使用して、RRCアイドル状態でのUEの停止されたUEコンテキストを識別し得る。例えば、アンカー基地局は、RRC非アクティブ状態に対して非アクティブRNTI(I-RNTI)をUEに提供し得る。I-RNTIの受信に基づき、UEはRRC非アクティブ状態に移行し得る。UEは、I-RNTIを含むRRC再開要求メッセージをアンカー基地局に送信し得る。アンカー基地局は、RRC非アクティブ状態におけるUEの停止されたUEコンテキストを識別するために、I-RNTIを使用し得る。
既存の技術では、新しい無線(NR)のアンカー基地局は、RRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態とRRC非アクティブ状態の両方に対して、同じUEアイデンティティを使用し得る。アンカー基地局は、同じUEアイデンティティを含むRRCリリースメッセージをUEに送信することによって、両方のRRC状態に対して同じUEアイデンティティ(例えば、I-RNTI)をUEに提供し得る。UEアイデンティティの受信に基づき、UEは、UEがどのRRC状態に移行しえるかを識別しえない。
例示的実施形態では、アンカー基地局は、RRC状態情報を含むRRCリリースメッセージを送信することによって、RRC状態情報をUEに提供し得る。RRC状態情報を受信することに基づき、RRC状態情報は、RRCアイドル状態またはRRC非アクティブ状態のいずれかを示し得る。例えば、RRCリリースメッセージは、RRC状態情報およびUEアイデンティティを含んでもよい。RRC状態情報の受信に基づき、UEは、RRC状態情報内のRRC状態に移行し得る。
一実施例では、アンカー基地局は、UEにRRC非アクティブ状態への移行を要求し得る。UEがRRC非アクティブ状態に移行するように要求することに基づき、アンカー基地局は、RRCリリースメッセージ内のRNA構成を送信することによって、UEにRNA構成(パラメーター)を提供してもよく、RRCリリースメッセージは、UEアイデンティティ(例えば、再開アイデンティティまたはI-RNTI)をさらに含み得る。RNA構成に基づき、UEはRRC非アクティブ状態に移行し得る。アンカー基地局は、UEに、RRCアイドル状態(RRC接続の停止を伴う)への移行を要求し得る。UEがRRCアイドル状態に移行するように要求することに基づき、アンカー基地局は、RNA構成なしでRRCリリースメッセージを送信することによって、UEにRNA構成(パラメーター)を提供しえなく、RRCリリースメッセージは、UEアイデンティティ(例えば、I-RNTI)を含み得る。RRCリリースメッセージに基づき、UEはRRCアイドル状態に移行し得る。
第一の基地局は、無線デバイスに、RRC接続を停止するよう要求する第一の無線リソース制御(RRC)メッセージを送信し得る。第一の基地局は、第二の基地局から、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを要求する第一のメッセージを受信してもよく、第一のメッセージは、無線デバイスのリリース支援情報(RAI)を含む。第一の基地局は、RAIに基づき、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを保持することを決定することができる。第一の基地局は、第二の基地局に、および決定に基づき、無線デバイスコンテキストを取得できないことを示す第二のメッセージを送信してもよく、第二のメッセージは、無線デバイスのRRC接続を停止またはリリースすることを要求する第二のRRCメッセージを含む。
第一のRRCメッセージは、無線デバイスにRRC非アクティブ状態への移行をさらに要求し得る。
決定は、さらに、保留中のダウンリンクデータに対するダウンリンクデータ情報に基づいてもよく、ダウンリンクデータ情報は、保留中のダウンリンクデータ量、保留中のダウンリンクデータに関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、または保留中のダウンリンクデータに関連付けられるアプリケーション情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
決定は、さらに、保留中ダウンデータの量がデータ閾値よりも小さいことに基づく。
RAIは、予期されるデータ送信情報、データ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、データ送信に関連付けられるアプリケーション情報、または予期されるデータの量のうちの少なくとも一つを含み得る。
予期されるデータ送信情報は、さらなるアップリンク、およびさらなるダウンリンクデータ送信が予期されない、単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されない、または単一のアップリンクまたはダウンリンクデータ送信よりも多いことが予期される、のうちの少なくとも一つを含み得る。
予期されるデータの量は、アップリンクデータ量またはダウンリンクデータ量の少なくとも一つを含んでもよい。
決定は、予期されるデータの量がデータ閾値よりも小さいことに基づく。
第一の基地局は、RAIが単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されていないことを示すことに基づき、UPFから単一のダウンリンクデータを受信するまで、第一のメッセージに対する応答メッセージを送信することを延期してもよく、応答メッセージは、第二のメッセージまたは取得UEコンテキスト応答メッセージの少なくとも一つを含む。
第一の基地局は、ダウンリンクデータの受信および/または決定に基づき、ダウンリンクデータを含む第二のRRCメッセージを送信し得る。
第一の基地局は、第二の基地局とは異なってもよい。
第一の基地局は、第二のメッセージを送信することに基づき、第二の基地局のUEアイデンティティおよびセルアイデンティティを格納し得る。
第一のRRCメッセージは、無線デバイスの再開UEアイデンティティ、次のホップ連鎖数、無線アクセスネットワーク(RAN)通知エリア情報、または期間RANベースの通知エリア更新タイマー値のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第一のメッセージは、無線デバイスの再開UEアイデンティティ、第二の基地局のセルアイデンティティ、または無線デバイスのアップリンクデータのうちの少なくとも一つをさらに含み得る。
第二のRRCメッセージは、無線デバイスのダウンリンクデータを含み得る。
第二のRRCメッセージは、RRCリリースメッセージであり得る。
第一のメッセージは、取得UEコンテキスト要求メッセージであり得る。
第二のメッセージは、取得UEコンテキスト障害メッセージであり得る。
第一のメッセージは、データ閾値を含み得る。
第二の基地局は、UEと第二の基地局との間のシグナリング品質、UE能力、予期されるデータ送信用の予期されるアップリンク/ダウンリンクデータ、または予期されるリソースの予期される到着時刻のうちの少なくとも一つに基づき、データ閾値を決定し得る。
データ閾値は、アップリンクデータ送信用のデータ閾値、またはダウンリンクデータ送信用のデータ閾値のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第一の基地局は、無線デバイスに、RRC接続を停止するよう要求する第一の無線リソース制御(RRC)メッセージを送信し得る。第一の基地局は、第二の基地局から、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを要求する第一のメッセージを受信してもよく、第一のメッセージは、無線デバイスのリリース支援情報(RAI)を含む。第一の基地局は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)に、および無線デバイスのRRC状態がRRCアイドル状態であることに基づき、N2接続を再開することを要求する第一のN2メッセージを送信してもよく、第一のN2メッセージはRAIを含む。第一の基地局は、AMFから、RRC接続を停止するよう要求する第二のN2メッセージを受信し得る。第一の基地局は、第二の基地局に、および第二のN2メッセージに基づき、無線デバイスコンテキストを取得できないことを示す第二のメッセージを送信してもよく、第二のメッセージは、無線デバイスのRRC接続を停止またはリリースすることを要求する第二のRRCメッセージを含む。
AMFは、RAIに基づき、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを保持するように決定し得る。
決定は、保留中のダウンリンクデータの量がデータ閾値よりも小さいことにさらに基づきもよい。
AMFは、第一の基地局に、決定に基づき第二のN2メッセージを送信し得る。
第一のRRCメッセージは、無線デバイスにRRCアイドル状態に入るようにさらに要求し得る。
第一のRRCメッセージは、無線デバイスの再開UEアイデンティティまたは次のホップ連鎖数のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第一のN2メッセージは、UEコンテキスト再開要求メッセージまたは経路切り替え要求メッセージのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第二のN2メッセージは、UEコンテキスト再開応答メッセージまたは経路切り替え応答メッセージのうちの少なくとも一つを含む。
第二の基地局は、無線デバイスから、無線デバイスのリリース支援情報(RAI)およびRRC接続を再開することを要求する無線リソース制御(RRC)再開要求メッセージを受信し得る。第二の基地局は、第一の基地局に、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを要求する第一のメッセージを送信してもよく、第一のメッセージは、無線デバイスのRAIを含む。第二の基地局は、第一の基地局から、無線デバイスコンテキストを取得できないことを示す第二のメッセージを受信してもよく、第二のメッセージは、無線デバイスのRRC接続を停止またはリリースすることを要求する第二のRRCメッセージを含む。第二の基地局は、無線デバイスに第二のRRCメッセージを送信し得る。
第二の基地局は、第一の基地局とは異なってもよい。
第一のメッセージを送信することは、無線デバイスのUEコンテキストが第二の基地局にないことに基づきもよい。
第二の基地局は、無線デバイスから、アップリンクデータを受信してもよく、アップリンクデータは、RRC再開要求メッセージと多重化される。
第二の基地局は、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を介してRAIを受信してもよく、MAC CEはRAIを含む。
無線デバイスは、第一の基地局から、RRC接続を停止することを要求する第一の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することができる。無線デバイスは、セルの信号品質がデータ閾値を超えることに基づき、第二の基地局のセルを選択することができる。無線デバイスは、第二の基地局に、無線デバイスのRRC接続を再開し、支援情報(RAI)をリリースするよう要求する、RRC再開要求メッセージを送信し得る。無線デバイスは、第二の基地局を介して第一の基地局から第二のRRCメッセージを受信することができる。
無線デバイスは、第一のRRCメッセージに基づき、RRC接続を停止し得る。
第一のRRCメッセージは、無線デバイスのRRC状態をさらに示してもよく、RRC状態は、RRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態の少なくとも一つを含む。
無線デバイスは、第一のRRCメッセージに基づき、RRC状態を移行し得る。
無線デバイスは、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を介してRAIを送信し得る。
基地局は、無線デバイスの混合と通信することができる。無線デバイスおよび/または基地局は、複数の技術、および/または同じ技術の複数のリリースをサポートすることができる。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリーおよび/または能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及することができる。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTEまたは5Gリリースの複数の無線デバイスに言及することができる。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、および/または開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及することができる。開示された方法に準拠し得ないカバレッジエリアに複数の基地局または複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイスまたは基地局は、LTEまたは5G技術の古いリリースに基づき実行される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
方法であって、
第一の基地局(104)によって、無線デバイス(106)に、前記無線デバイスのRRC接続の停止を示す第一の無線リソース制御RRCメッセージを送信することと、
前記第一の基地局によって、第二の基地局から、前記無線デバイスのコンテキストの要求を受信することであって、前記要求が、少量のデータ送信のその後のデータが予期されるかを示す前記少量のデータ送信の支援情報を含む、受信することと、
前記第一の基地局によって、前記少量のデータ送信支援情報に基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するかどうかを決定することと、
前記第一の基地局によって前記第二の基地局におよび前記決定に基づき、
前記コンテキストを保持するように決定することに基づき、前記RRC接続のリリースまたは停止を示す第二のRRCメッセージ、および
前記コンテキストを保持しないという決定に基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを送信することと、を含む、方法。
(項目2)
前記決定が、
さらなるアップリンクまたはダウンリンクデータ送信が予期されないことに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持すると決定することと、
単一のアップリンクまたは単一のダウンリンクデータ送信よりも多いことが予期されることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないという決定をすることと、を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記少量のデータ送信支援情報が、
少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、
少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報、
予期されるデータの量、
前記無線デバイスと前記第二の基地局との間のシグナリング品質、
少量のデータの予期される到着時刻、
前記無線デバイスの能力、および
前記少量のデータ送信の予期されるリソース、のうちの少なくとも一つを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第一のRRCメッセージが、
前記無線デバイスの再開無線デバイスアイデンティティ、
次のホップ連鎖数、
無線アクセスネットワークRAN通知エリア情報、および
期間RANベースの通知エリア更新タイマー値、のうちの少なくとも一つを含む、項目1~3のいずれかに記載の方法。
(項目5)
方法であって、
第一の基地局(104)によって、無線デバイス(106)に、前記無線デバイスのRRC接続の停止を示す第一の無線リソース制御RRCメッセージを送信することと、
前記第一の基地局によって、第二の基地局から、前記無線デバイスのコンテキストの要求を受信することであって、前記要求が、少量のデータ送信の支援情報を含む、受信することと、
前記第一の基地局によって、前記第二の基地局に、および前記少量のデータ送信支援情報に基づき、
前記RRC接続のリリースまたは停止を示す第二のRRCメッセージ、および
前記無線デバイスの前記コンテキスト、のうちの一つを送信することと、を含む、方法。
(項目6)
前記少量のデータ送信支援情報が、前記少量のデータ送信のその後のデータが予期されるかどうかを示す、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記送信することが、
さらなるアップリンクまたはダウンリンクデータ送信が予期されないことに基づき、前記第二のRRCメッセージを送信することと、
単一のアップリンクまたは単一のダウンリンクデータ送信よりも多いことが予期されることに基づき、前記コンテキストを送信することと、を含む、項目5~6のいずれかに記載の方法。
(項目8)
前記少量のデータ送信支援情報が、
少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、
少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報、
予期されるデータの量、
前記無線デバイスと前記第二の基地局との間のシグナリング品質、
少量のデータの予期される到着時刻、
前記無線デバイスの能力、および
前記少量のデータ送信の予期されるリソース、のうちの少なくとも一つを含む、項目5~7のいずれかに記載の方法。
(項目9)
前記第一のRRCメッセージが、
前記無線デバイスの再開UEアイデンティティ、
次のホップ連鎖数、
無線アクセスネットワーク(RAN)通知エリア情報、および
期間RANベースの通知エリア更新タイマー値、のうちの少なくとも一つを含む、項目5~8のいずれかに記載の方法。
(項目10)
前記第二のRRCメッセージが、RRCリリースメッセージである、項目5~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
方法であって、
第一の基地局(104)によって、第二の基地局から、無線デバイス(106)のコンテキストに対する要求を受信することであって、前記要求が、少量のデータ送信支援情報を含む、受信することを含む、方法。
(項目12)
前記第一の基地局によって、無線デバイス(106)に、前記無線デバイスのRRC接続の停止を示す第一の無線リソース制御RRCメッセージを送信することをさらに含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記第一のRRCメッセージが、
前記無線デバイスの再開無線デバイスアイデンティティ、
次のホップ連鎖数、
無線アクセスネットワークRAN通知エリア情報、および
期間RANベースの通知エリア更新タイマー値、のうちの少なくとも一つを含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記第一の基地局によって、および前記少量のデータ送信支援情報に基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するかどうかを決定することをさらに含む、項目11~13のいずれかに記載の方法。
(項目15)
前記第一の基地局によって、前記第二の基地局に、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持すると決定することに基づき、前記RRC接続のリリースまたは停止を示す第二のRRCメッセージを送信することをさらに含む、項目11~14のいずれかに記載の方法。
(項目16)
前記第一の基地局によって、前記第二の基地局に、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないという決定に基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを送信することをさらに含む、項目11~15のいずれかに記載の方法。
(項目17)
前記少量のデータ送信支援情報が、前記少量のデータ送信のその後のデータが予期されるかどうかを示す、項目11~16のいずれかに記載の方法。
(項目18)
さらなるアップリンクまたはダウンリンクデータ送信が予期されないことに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持すると決定することと、
単一のアップリンクまたは単一のダウンリンクデータ送信よりも多いことが予期されることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないという決定をすることと、をさらに含む、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記少量のデータ送信支援情報が、少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティを含む、項目11~18のいずれかに記載の方法。
(項目20)
前記データ無線ベアラアイデンティティに関連付けられるデータ無線ベアラが少量のデータ送信のために構成されることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するように決定することと、
前記データ無線ベアラアイデンティティに関連付けられる前記データ無線ベアラが少量のデータ送信用に構成されていないことに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないことを決定することと、をさらに含む、項目19に記載の方法。
(項目21)
前記少量のデータ送信支援情報が、少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報を含む、項目11~20のいずれかに記載の方法。
(項目22)
前記アプリケーション情報に関連付けられるアプリケーションが少量のデータ送信のために構成されることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するように決定することと、
前記アプリケーション情報に関連付けられる前記アプリケーションが少量のデータ送信用に構成されていないことに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを提供するように決定することと、をさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記少量のデータ送信支援情報が、予期されるデータの量を含む、項目11~22のいずれかに記載の方法。
(項目24)
前記予期されるデータの量が閾値未満であることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持することを決定することと、
前記予期されるデータの量が前記閾値を超えることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないと決定することと、をさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記要求が前記閾値を含み、前記閾値が、
アップリンクデータ送信のためのデータ閾値、および
ダウンリンクデータ送信のためのデータ閾値の一つまたは複数を含む、項目24に記載の方法。
(項目26)
前記少量のデータ送信支援情報が、前記無線デバイスと前記第二の基地局との間のシグナリング品質を含む、項目11~25のいずれかに記載の方法。
(項目27)
前記シグナリング品質が閾値を上回ることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するように決定することと、
前記シグナリング品質が閾値未満であることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないと決定することと、をさらに含む、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記少量のデータ送信支援情報が、前記少量のデータの予期される到着時刻を含む、項目11~27のいずれかに記載の方法。
(項目29)
前記少量のデータの前記予期される到着時刻が閾値到着時刻未満であることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するように決定することと、
前記少量のデータの前記予期される到着時刻が前記閾値到着時刻を超えることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないことを決定することと、をさらに含む、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記少量のデータ送信支援情報が、前記無線デバイスの能力を含む、項目11~29のいずれかに記載の方法。
(項目31)
前記能力が、前記無線デバイスが少量のデータ送信をサポートすることを示すことに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するように決定することと、
前記能力が、前記無線デバイスが少量のデータ送信をサポートしないことを示すことに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないと決定することと、をさらに含む、項目30に記載の方法。
(項目32)
前記少量のデータ送信支援情報が、前記少量のデータ送信の予期されるリソースを含む、項目11~31のいずれかに記載の方法。
(項目33)
前記少量のデータ送信の前記予期されるリソースがリソース閾値未満であることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するように決定することと、
前記少量のデータ送信の前記予期されるリソースが前記リソース閾値を超えることに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないと決定することと、をさらに含む、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記少量のデータ送信の前記予期される無線リソースが、
前記少量のデータ送信の予期される時間、
無線周波数リソースの予期される量、および
予期される送信電力、のうちの少なくとも一つを含む、項目33に記載の方法。
(項目35)
前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するかどうかを前記決定することが、ダウンリンクデータのダウンリンクデータ情報が前記第一の基地局で保留中であることにさらに基づき、前記ダウンリンクデータ情報が、
前記ダウンリンクデータの量、
前記ダウンリンクデータに関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、または
前記ダウンリンクデータに関連付けられるアプリケーション情報、のうちの少なくとも一つを含む、項目14~34のいずれかに記載の方法。
(項目36)
前記要求が、
前記無線デバイスの再開無線デバイスアイデンティティ、
前記第二の基地局のセルアイデンティティ、および
前記無線デバイスのアップリンクデータ、のうちの少なくとも一つを含む、取得無線デバイスコンテキスト要求メッセージである、項目11~34のいずれかに記載の方法。
(項目37)
前記第二のRRCメッセージがRRCリリースメッセージである、項目15~36のいずれかに記載の方法。
(項目38)
前記少量のデータ支援情報が前記少量のデータ送信のその後のデータが予期されることを示すことに基づき、ユーザープレーン機能からダウンリンクデータを受信するまで、前記要求に対する応答メッセージを送信することを延期することさらに含み、前記応答メッセージが、前記第二のRRCメッセージを含む、項目11~37のいずれかに記載の方法。
(項目39)
前記ダウンリンクデータの受信に基づき、前記応答メッセージを前記第二の基地局に送信することをさらに含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記第二のRRCメッセージが前記ダウンリンクデータを含む、項目38~39のいずれかに記載の方法。
(項目41)
方法であって、
第二の基地局(104)によって、第一の基地局に、無線デバイス(106)のコンテキストの要求を送信することであって、前記要求が、少量のデータ送信支援情報を含む、送信することと、を含む、方法。
(項目42)
前記第二の基地局によって、前記無線デバイスから、前記無線デバイスが無線リソース制御RRC非アクティブ状態である間に、
少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージ、および
少量のデータ送信のための支援パラメーターを受信することをさらに含む、項目41に記載の方法。
(項目43)
前記無線デバイスから、前記無線デバイスのアップリンクデータを受信することをさらに含み、前記アップリンクデータが、前記RRC要求メッセージおよび前記支援パラメーターと多重化される、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記要求が、前記アップリンクデータを含む、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記支援パラメーターが、
前記少量のデータ送信のその後のデータが予期されるかどうかに関する表示、
少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、
少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報、
予期されるデータの量、
予期されるデータの量、
前記無線デバイスと前記第二の基地局との間のシグナリング品質、
少量のデータの予期される到着時刻、
前記無線デバイスの能力、および
前記少量のデータ送信の予期されるリソース、のうちの少なくとも一つを含む、項目42~44のいずれかに記載の方法。
(項目46)
前記少量のデータ送信のその後のデータが予期されるかどうかに関する前記表示が、
さらなるアップリンクおよびさらなるダウンリンクデータ送信が予期されないという表示、
単一のダウンリンクデータ送信が予期され、さらなるアップリンクデータ送信が予期されないという表示、または
単一のアップリンクまたはダウンリンクデータ送信よりも多いことが予期されるという表示、の少なくとも一つを含む、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記少量のデータ送信支援情報が前記支援パラメーターを含む、項目42~46のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
基地局(104)であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記基地局に項目1~47のいずれかに記載の方法を実行させる命令を記憶するメモリーとを含む、基地局。
(項目49)
一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記一つまたは複数のプロセッサーに項目1~47のいずれかに記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピューター可読媒体。
(項目50)
システムであって、
第一の基地局(104)であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記第一の基地局に、
第二の基地局から、無線デバイス(106)のコンテキストに対する要求を受信することであって、前記要求が、少量のデータ送信支援情報を含む、受信することを実行させる命令を記憶するメモリーと、を含む、第一の基地局と、
前記第二の基地局であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記第二の基地局に、
前記無線デバイスの前記コンテキストに対する前記要求を送信することを実行させる命令を記憶するメモリーと、を含む、前記第二の基地局と、を含む、システム。
(項目51)
方法であって、
第一の基地局(104)によって、無線デバイス(106)に、前記無線デバイスのRRC接続の停止を示す無線リソース制御RRCメッセージを送信することと、
前記第一の基地局によって、第二の基地局から、前記無線デバイスの前記RRC接続が停止される間に、
前記無線デバイスのコンテキストの要求の表示、および
アップリンク用の前記無線デバイスの少量のデータを含む、取得コンテキスト要求メッセージを受信することと、
前記取得コンテキスト要求メッセージに基づき、前記無線デバイスの前記少量のデータをコアネットワークエンティティに送信することと、を含む、方法。
(項目52)
前記無線デバイスの前記少量のデータの前記送信後に、前記コアネットワークエンティティからダウンリンクデータを受信することをさらに含む、項目51に記載の方法。
(項目53)
前記ダウンリンクデータを前記第二の基地局に送信することをさらに含む、項目52に記載の方法。
(項目54)
前記ダウンリンクデータを前記第二の基地局に前記送信することが、前記ダウンリンクデータを含み、かつ
前記RRC接続のリリース、および
前記RRC接続の停止の一つまたは複数を示す、第二のRRCメッセージを送信することを含む、項目53に記載の方法。
(項目55)
方法であって、
第一の基地局(104)によって、無線デバイス(106)に、前記無線デバイスのRRC接続の停止を示す無線リソース制御RRCメッセージを送信することと、
前記第一の基地局によって、第二の基地局から、
前記無線デバイスのコンテキストの要求の表示、および
前記無線デバイスのアップリンクデータを含む、メッセージを受信することと、
前記アップリンクデータをコアネットワークエンティティに送信することと、を含む、方法。
(項目56)
前記メッセージが、取得コンテキスト要求メッセージである、項目55に記載の方法。
(項目57)
前記アップリンクデータが少量のデータである、項目55~56のいずれかに記載の方法。
(項目58)
前記無線デバイスの前記少量のデータの前記送信後に、前記コアネットワークエンティティからダウンリンクデータを受信することをさらに含む、項目55~57のいずれかに記載の方法。
(項目59)
前記ダウンリンクデータを前記第二の基地局に送信することをさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目60)
前記ダウンリンクデータを前記第二の基地局に前記送信することが、前記ダウンリンクデータを含み、かつ
前記RRC接続のリリース、および
前記RRC接続の停止の一つまたは複数を示す、第二のRRCメッセージを送信することを含む、項目59に記載の方法。
(項目61)
方法であって、
第一の基地局(104)によって、第二の基地局から、
無線デバイス(106)のコンテキストの要求の表示と、
前記無線デバイスのアップリンクデータと、を含む、メッセージを受信することを含む、方法。
(項目62)
前記メッセージが、取得コンテキスト要求メッセージである、項目61に記載の方法。
(項目63)
前記無線デバイスの前記RRC接続が停止される間に、前記メッセージが受信される、項目61~62のいずれかに記載の方法。
(項目64)
前記無線デバイスがRRC非アクティブ状態である間に、前記メッセージが受信される、項目61~63のいずれかに記載の方法。
(項目65)
前記メッセージが、
前記無線デバイスの再開UEアイデンティティ、
前記第二の基地局のセルアイデンティティ、および
前記無線デバイスの前記アップリンクデータ、のうちの少なくとも一つを含む、項目61~64のいずれかに記載の方法。
(項目66)
前記メッセージが、少量のデータ送信支援情報を含む、項目61~65のいずれかに記載の方法。
(項目67)
前記少量のデータ送信支援情報が、前記少量のデータ送信のその後のデータが予期されるかどうかに関する表示を含む、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記少量のデータ送信支援情報が、
少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、
少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報、
予期されるデータの量、
前記無線デバイスと前記第二の基地局との間のシグナリング品質、
少量のデータの予期される到着時刻、
前記無線デバイスの能力、および
前記少量のデータ送信の予期されるリソース、のうちの少なくとも一つを含む、項目66~67のいずれかに記載の方法。
(項目69)
前記無線デバイスの前記アップリンクデータが少量のデータである、項目61~68のいずれかに記載の方法。
(項目70)
前記第一の基地局によって、前記無線デバイスに、前記無線デバイスのRRC接続の停止を示す第一の無線リソース制御RRCメッセージを送信することをさらに含む、項目61~69のいずれかに記載の方法。
(項目71)
前記第一のRRCメッセージを前記送信することが、前記第二の基地局から前記メッセージを前記受信する前である、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記第一のRRCメッセージが、
前記無線デバイスの再開無線デバイスアイデンティティ、
次のホップ連鎖数、
無線アクセスネットワークRAN通知エリア情報、および
期間RANベースの通知エリア更新タイマー値、のうちの少なくとも一つを含む、項目71~71のいずれかに記載の方法。
(項目73)
前記第一の基地局によって、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するかどうかを決定することをさらに含む、項目61~72のいずれかに記載の方法。
(項目74)
前記第一の基地局によって、前記第二の基地局に、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持すると決定することに基づき、前記RRC接続のリリースまたは停止を示す第二のRRCメッセージを送信することをさらに含む、項目61~73のいずれかに記載の方法。
(項目75)
前記第一の基地局によって、前記第二の基地局に、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないという決定に基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを送信することをさらに含む、項目61~74のいずれかに記載の方法。
(項目76)
前記第一の基地局は前記第二の基地局とは異なる、項目61~75のいずれかに記載の方法。
(項目77)
前記アップリンクデータを送信することをさらに含む、項目61~76のいずれかに記載の方法。
(項目78)
前記アップリンクデータを前記送信することが、コアネットワークエンティティに対するものである、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記アップリンクデータを前記送信することが、前記第二の基地局からの前記メッセージに基づく、項目77~78のいずれかに記載の方法。
(項目80)
前記コアネットワークエンティティがユーザープレーン機能である、項目78~79のいずれかに記載の方法。
(項目81)
前記アップリンクデータの前記送信後に、前記コアネットワークエンティティからダウンリンクデータを受信することをさらに含む、項目77~80のいずれかに記載の方法。
(項目82)
前記ダウンリンクデータを前記第二の基地局に送信することをさらに含む、項目81に記載の方法。
(項目83)
前記ダウンリンクデータを前記第二の基地局に前記送信することが、前記第一の基地局によって前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するように決定することに基づく、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記ダウンリンクデータを前記第二の基地局に前記送信することが、前記ダウンリンクデータを含む応答メッセージを送信することを含む、項目82~87のいずれかに記載の方法。
(項目85)
前記応答メッセージが、取得無線デバイスコンテキスト障害メッセージである、項目84に記載の方法。
(項目86)
前記応答メッセージが、前記第二の基地局から受信された前記メッセージに対する応答である、項目84~85のいずれかに記載の方法。
(項目87)
前記ダウンリンクデータを前記第二の基地局に前記送信することが、前記ダウンリンクデータを含む第二のRRCメッセージを含む応答メッセージを送信することを含む、項目82~87のいずれかに記載の方法。
(項目88)
前記第二のRRCメッセージが、前記RRC接続のリリースを示す、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記第二のRRCメッセージが、前記RRC接続の停止を示す、項目87に記載の方法。
(項目90)
前記第二のRRCメッセージがRRCリリースメッセージである、項目87~89のいずれかに記載の方法。
(項目91)
方法であって、
第二の基地局(104)によって、第一の基地局に、
無線デバイス(106)のコンテキストの要求の表示と、
前記無線デバイスのアップリンクデータと、を含む、メッセージを送信することを含む、方法。
(項目92)
前記メッセージが、
前記少量のデータ送信のその後のデータが予期されるかどうか、
少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、
少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報、
予期されるデータの量、
前記無線デバイスと前記第二の基地局との間のシグナリング品質、
少量のデータの予期される到着時刻、
前記無線デバイスの能力、および
前記少量のデータ送信の予期されるリソース、のうちの一つまたは複数を示す少量のデータ送信支援情報を含む、項目91に記載の方法。
(項目93)
前記無線デバイスの前記アップリンクデータが、少量のデータである、項目91~92のいずれかに記載の方法。
(項目94)
前記第一の基地局から、前記RRC接続のリリースまたは停止を示す第二のRRCメッセージを受信することをさらに含む、項目91~93のいずれかに記載の方法。
(項目95)
前記第二のRRCメッセージが、前記無線デバイス用のダウンリンクデータを含む、項目94に記載の方法。
(項目96)
前記第一の基地局から、前記無線デバイスの前記コンテキストを受信することをさらに含む、項目91~93のいずれかに記載の方法。
(項目97)
前記第一の基地局は前記第二の基地局とは異なる、項目91~95のいずれかに記載の方法。
(項目98)
基地局(104)であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記基地局に項目51~97のいずれかに記載の方法を実行させる命令を記憶するメモリーとを含む、基地局。
(項目99)
一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記一つまたは複数のプロセッサーに項目51~97のいずれかに記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピューター可読媒体。
(項目100)
システムであって、
第一の基地局(104)であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記第一の基地局に、
第二の基地局から、
無線デバイス(106)のコンテキストの要求の表示と、
前記無線デバイスのアップリンクデータと、を含む、メッセージを受信することを実行させる命令を記憶するメモリーとを含む、第一の基地局と、
前記第二の基地局であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記第二の基地局に、
前記メッセージを送信することを実行させる命令を記憶するメモリーと、を含む、前記第二の基地局と、を含む、システム。
(項目101)
方法であって、
アクセスおよびモビリティ管理機能AMFによって、第一の基地局から、
無線リソース制御RRCアイドル状態の無線デバイスのN2接続を再開する要求と、
少量のデータ送信のその後のデータが前記無線デバイスから予期されるかどうかを示す、少量のデータ送信支援情報と、を含む、第一のN2メッセージを受信することと、
前記AMFによって、および前記少量のデータ送信支援情報に基づき、前記第一の基地局が前記無線デバイスのコンテキストを保持するかどうかを決定することと、
前記AMFによって、前記第一の基地局に、前記決定に基づき、前記第一の基地局が、
前記無線デバイスの前記コンテキストを保持する、または
前記無線デバイスの前記コンテキストを第二の基地局に提供するかどうかを示す第二のN2メッセージを送信することと、を含む、方法。
(項目102)
前記少量のデータ送信支援情報が、
予期されるデータの量、
少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、および
少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報の一つまたは複数を示す、項目101に記載の方法。
(項目103)
ネットワーク機能に、前記ダウンリンクデータ情報の要求を送信することと、
ネットワーク機能から、前記ダウンリンクデータ情報を受信することであって、前記ダウンリンクデータ情報が前記ダウンリンクデータの量を含む、受信することと、をさらに含み、
前記ダウンリンクデータの前記量が閾値よりも小さいことに基づき、前記第二のN2メッセージが、前記第一の基地局が前記無線デバイスの前記コンテキストを第二の基地局に提供することを示す、項目101~102のいずれかに記載の方法。
(項目104)
前記第二のN2メッセージが、
無線デバイスコンテキスト再開応答メッセージ、および
経路切り替え要求メッセージの一つまたは複数である、項目101~103のいずれかに記載の方法。
(項目105)
方法であって、
アクセスおよびモビリティ管理機能AMFによって、第一の基地局から、
無線デバイスのN2接続を再開する要求と、
前記無線デバイスの少量のデータ送信支援情報と、を含む、第一のN2メッセージを受信することと、
前記AMFによって、前記第一の基地局に、前記少量のデータ送信支援情報に基づき、前記第一の基地局が前記無線デバイスのコンテキストを保持するかどうかを示す第二のN2メッセージを送信することと、を含む、方法。
(項目106)
前記少量のデータ送信支援情報が、少量のデータ送信のその後のデータが前記無線デバイスから予期されるかどうかを示す、項目105に記載の方法。
(項目107)
前記少量のデータ送信支援情報が、
予期されるデータの量、
少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、および
少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報の一つまたは複数を示す、項目105~106のいずれかに記載の方法。
(項目108)
ネットワーク機能に、前記ダウンリンクデータ情報の要求を送信することと、
ネットワーク機能から、前記ダウンリンクデータ情報を受信することであって、前記ダウンリンクデータ情報が前記ダウンリンクデータの量を含む、受信することと、をさらに含み、
前記ダウンリンクデータの前記量が閾値よりも小さいことに基づき、前記第二のN2メッセージが、前記第一の基地局が前記無線デバイスの前記コンテキストを第二の基地局に提供することを示す、項目105~107のいずれかに記載の方法。
(項目109)
前記第二のN2メッセージが、
無線デバイスコンテキスト再開応答メッセージ、および
経路切り替え要求メッセージの一つまたは複数である、項目105~108のいずれかに記載の方法。
(項目110)
前記第二のN2メッセージが、前記第一の基地局が、
前記無線デバイスの前記コンテキストを保持する、または
前記無線デバイスの前記コンテキストを第二の基地局に提供するかどうかを示す、項目105~109のいずれかに記載の方法。
(項目111)
方法であって、
アクセスおよびモビリティ管理機能AMF(158A)によって、第一の基地局(104)から、無線デバイス(106)の少量のデータ送信支援情報を受信することと、
前記AMFによって、前記第一の基地局に、前記少量のデータ送信支援情報に基づき、前記第一の基地局が前記無線デバイスのコンテキストを保持するかどうかに関する表示を送信することと、を含む、方法。
(項目112)
前記少量のデータ送信支援情報が、前記無線デバイスから少量のデータ送信のその後のデータが予期されるかどうかを示す、項目111に記載の方法。
(項目113)
前記少量のデータ送信支援情報が、予期されるデータの量を示す、項目111~112のいずれかに記載の方法。
(項目114)
前記少量のデータ送信支援情報が、少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティを示す、項目111~113のいずれかに記載の方法。
(項目115)
前記少量のデータ送信支援情報が、少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報を示す、項目111~114のいずれかに記載の方法。
(項目116)
前記受信することが、前記少量のデータ送信支援情報を含む第一のN2メッセージを受信することを含む、項目111~115のいずれかに記載の方法。
(項目117)
前記第一のN2メッセージが、前記無線デバイスのN2接続を再開する要求を含む、項目116に記載の方法。
(項目118)
前記第一のN2メッセージが、
無線デバイスコンテキスト再開要求メッセージ、および
経路切り替え要求メッセージの一つまたは複数である、項目116~117のいずれかに記載の方法。
(項目119)
前記送信することが、前記無線デバイスのダウンリンクデータのダウンリンクデータ情報に基づく、項目111~118のいずれかに記載の方法。
(項目120)
ネットワーク機能から前記ダウンリンクデータ情報を受信することをさらに含む、項目119に記載の方法。
(項目121)
前記ネットワーク機能に、および前記ダウンリンクデータ情報を前記受信する前に、前記ダウンリンクデータ情報の要求を送信することさらに含む、項目120に記載の方法。
(項目122)
前記ネットワーク機能が、
ユーザープレーン機能、および
セッション管理機能の一つまたは複数である、項目120~121のいずれかに記載の方法。
(項目123)
前記無線デバイスの前記ダウンリンクデータが、前記ネットワーク機能において保留中である前記無線デバイスのダウンリンクデータと関連付けられる、項目120~122のいずれかに記載の方法。
(項目124)
前記ダウンリンクデータ情報が、前記ダウンリンクデータの量を含む、項目120~123のいずれかに記載の方法。
(項目125)
前記ダウンリンクデータの前記量が前記閾値よりも小さいことに基づき、前記表示が、前記第一の基地局が前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないことを示す、項目124に記載の方法。
(項目126)
前記ダウンリンクデータ情報が、
前記ダウンリンクデータに関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティ、および
前記ダウンリンクデータに関連付けられるアプリケーション情報、のうちの一つまたは複数を含む、項目119~125のいずれかに記載の方法。
(項目127)
前記送信することが、第二のN2メッセージを送信することを含み、前記第二のN2メッセージが、
無線デバイスコンテキスト再開応答メッセージ、および
経路切り替え要求メッセージの一つまたは複数である、項目111~126のいずれかに記載の方法。
(項目128)
前記送信が、第二のN2メッセージを送信することを含み、
前記第二のN2メッセージが、前記第一の基地局が前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するように要求することに基づき、前記第二のN2メッセージが、前記無線デバイスの無線リソース制御接続を停止する表示を含む、項目111~126のいずれかに記載の方法。
(項目129)
アクセスおよびモビリティ管理機能AMF(158A)であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記AMFに項目111~128のいずれかに記載の方法を実行させる命令を記憶するメモリーとを含む、AMF。
(項目130)
一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記一つまたは複数のプロセッサーに項目111~128のいずれかに記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピューター可読媒体。
(項目131)
方法であって、
第一の基地局(104)によって、アクセスおよびモビリティ管理機能AMF(158A)に、無線デバイス(106)の少量のデータ送信支援情報を送信することと、
前記第一の基地局によって、前記AMFから、前記少量のデータ送信支援情報に基づき、前記第一の基地局が前記無線デバイスのコンテキストを保持するかどうかに関する表示を受信することと、を含む、方法。
(項目132)
前記少量のデータ送信支援情報が、前記無線デバイスから少量のデータ送信のその後のデータが予期されるかどうかを示す、項目131に記載の方法。
(項目133)
前記少量のデータ送信支援情報が、予期されるデータの量を示す、項目131~132のいずれかに記載の方法。
(項目134)
前記少量のデータ送信支援情報が、少量のデータ送信に関連付けられるデータ無線ベアラアイデンティティを示す、項目131~133のいずれかに記載の方法。
(項目135)
前記少量のデータ送信支援情報が、少量のデータ送信に関連付けられるアプリケーション情報を示す、項目131~134のいずれかに記載の方法。
(項目136)
前記送信することが、
前記無線デバイスのN2接続を再開する要求と、
前記少量のデータ送信支援情報と、を含む第一のN2メッセージを送信することを含む、項目131~135のいずれかに記載の方法。
(項目137)
前記第一のN2メッセージを前記送信することが、前記無線デバイスが無線リソース制御アイドル状態であることに基づく、項目131~136のいずれかに記載の方法。
(項目138)
前記第一のN2メッセージが、
無線デバイスコンテキスト再開要求メッセージ、および
経路切り替え要求メッセージの一つまたは複数である、項目131~137のいずれかに記載の方法。
(項目139)
前記第一の基地局によって前記無線デバイスに、
前記無線デバイスの無線リソース制御接続の停止、および
無線リソース制御アイドル状態への前記無線デバイスの移行、のうちの一つまたは複数を示す無線リソース制御メッセージを送信することをさらに含む、項目131~138のいずれかに記載の方法。
(項目140)
前記無線リソース制御メッセージが、
前記無線デバイスの再開UEアイデンティティ、
次のホップ連鎖数、
無線アクセスネットワーク通知エリア情報、および
期間無線アクセスネットワークベースの通知エリア更新タイマー値、のうちの少なくとも一つを含む、項目138~139のいずれかに記載の方法。
(項目141)
前記表示が前記無線デバイスの前記コンテキストを保持するように示すことに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持することと、
前記表示が前記無線デバイスの前記コンテキストを保持しないことを示すことに基づき、前記無線デバイスの前記コンテキストを第二の基地局に提供することと、をさらに含む、項目131~140のいずれかに記載の方法。
(項目142)
前記第一の基地局によって、第二の基地局から、前記無線デバイスのコンテキストの要求を受信することをさらに含む、項目131~140のいずれかに記載の方法。
(項目143)
前記コンテキストの前記要求が、前記少量のデータ送信支援情報を含む、項目142に記載の方法。
(項目144)
前記コンテキストの前記要求が、
前記無線デバイスの再開無線デバイスアイデンティティ、
前記第二の基地局のセルアイデンティティ、および
前記無線デバイスのアップリンクデータ、のうちの少なくとも一つを含む、項目142~143のいずれかに記載の方法。
(項目145)
前記少量のデータ送信支援情報を前記AMFに前記送信することが、前記第二の基地局から、前記少量のデータ送信支援情報を含む前記無線デバイスの前記コンテキストの前記要求を前記受信することに基づく、項目142~144のいずれかに記載の方法。
(項目146)
前記表示を前記受信することが、第二のN2メッセージを受信することを含む、項目111~127のいずれかに記載の方法。
(項目147)
前記第二のN2メッセージが、
無線デバイスコンテキスト再開応答メッセージ、および
経路切り替え要求メッセージの一つまたは複数である、項目128~129のいずれかに記載の方法。
(項目148)
第一の基地局(104)であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記第一の基地局に項目131~147のいずれかに記載の方法を実行させる命令を記憶するメモリーとを含む、第一の基地局。
(項目149)
一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記一つまたは複数のプロセッサーに項目131~147のいずれかに記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピューター可読媒体。
(項目150)
システムであって、
アクセスおよびモビリティ管理機能AMF(158A)であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記AMFに、
第一の基地局(104)から、無線デバイス(106)の少量のデータ送信支援情報を受信すること、および
前記第一の基地局に、前記少量のデータ送信支援情報に基づき、前記第一の基地局が前記無線デバイスのコンテキストを保持するかどうかに関する表示を送信すること、を実行させる命令を記憶するメモリーと、を含む、AMFと、
前記第一の基地局であって、一つまたは複数のプロセッサーと、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記第一の基地局に、
前記少量のデータ送信支援情報を送信すること、および
前記表示を受信すること、を実行させる命令を記憶するメモリーと、を含む、前記第一の基地局と、を含む、システム。