JP2023505556A - 環境信号を考慮した警報発生器を含む医療デバイス - Google Patents
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Abstract
注射デバイスは、環境音響信号を検出するように構成された音響センサと;音響信号を生成するように動作可能な音響信号発生器と;検出された環境音響信号に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成するように音響信号発生器を制御するように構成されたコントローラとを含む。フィードバックシステムは:音響信号を生成するように動作可能な音響信号発生器を含む第1のデバイスと;環境音響信号を検出するように構成された音響センサと、検出された環境音響信号に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成するように第1のデバイスの音響信号発生器を制御するように構成されたコントローラとを含む第2のデバイスとを含み、第1のデバイスおよび第2のデバイスのうちの一方は、注射デバイスであり、第1のデバイスおよび第2のデバイスのうちの他方は、携帯型デバイスまたはコントローラデバイスである。【選択図】図2
Description
本開示は、ユーザに可聴警報を提供する装置に関し、詳細には、薬物送達デバイスのステータスに関連する可聴警報を提供する装置に関する。
医療デバイスによる薬剤の注射による定期的な治療を必要とする様々な疾病が存在する。そのような注射は、医療従事者または患者自身によって適用される注射デバイスを使用して実行することができる。一例として、1型および2型の糖尿病は、たとえば1日1回または数回のインスリン用量の注射によって、患者自身が治療することができる。たとえば、充填済みの使い捨てインスリンペンを注射デバイスとして使用することができる。あるいは、再使用可能なペンを使用することもできる。再使用可能なペンでは、空の薬剤カートリッジを新しいものに交換することが可能である。いずれのペンにも1組の一方向針が付随しており、これらの針は使用前に毎回交換される。次いでたとえば、投与量ノブを回して、インスリンペンの用量窓またはディスプレイから実際の用量を観察することによって、注射予定のインスリン用量をインスリンペンで手動で選択することができる。次いで好適な皮膚部分に針を挿入し、インスリンペンの注射ボタンを押すことによって用量が注射される。
しかし、注射の投与は、ユーザおよび医療従事者にとって精神的にも身体的にもいくつかのリスクおよび難題を呈するプロセスである。患者は、自身の投与量レジメに従った薬剤の投与を失念する、または、薬物送達デバイスから薬物送達デバイスの状態および/もしくは使用に関する情報を判断することに難しさを感じる場合がある。
ユーザを援助する試みとして、ユーザへのフィードバックとして注射デバイスの動作ステータスに関する音響信号を生成するように構成された音響信号発生器を有するたとえば注射デバイスである薬物送達デバイスを提供することが述べられている。さらに、ユーザへのフィードバックの手段としてたとえば振動によって触覚フィードバックを提供する触覚信号発生器を提供することも述べられている。
しかし、可聴フィードバックは、特に信号が機械的作用によって生成される場合、国際基準に対する検証が難しい。加えて、提供されるフィードバックをユーザが認識または理解する保証がない。
したがって、ユーザに効果的なフィードバックを提供することができる改善されたデバイス、ならびに、医療デバイスの誤った取り扱いを防ぐおよび/または投与量レジメを把握し続けるように効果的なフィードバックを提供することができる管理デバイスと組み合わされる改善された医療デバイスが依然として必要である。
さらなる患者援助を提供し、医療デバイスを含めて投与量レジメを管理するときの改善されたユーザ体験を助長する装置を提供することを目的とする。さらに、装置が、そのような患者援助を提供するように第2のデバイスとともに動作するシステムを提供することを目的とする。たとえば、デバイスが使用されるべきときの決定および/もしくは薬物送達デバイスの動作ステータスの決定をより確実に、もしくはより正確に、もしくはより一貫して、もしくはより有効に行うようにユーザを援助すること、または投与量レジメを管理するプロセスの他の態様を改善することである。
本開示の一態様によれば、環境音響信号を検出するように構成された音響センサと;音響信号を生成するように動作可能な音響信号発生器と;検出された環境音響信号に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成するように音響信号発生器を制御するように構成されたコントローラとを含む医療デバイスが提供される。
これは、生成される信号が、警報の認識および理解の可能性を向上させるように周囲環境状態に対して特にカスタマイズされるので、デバイスから出力されるフィードバック警報の確実性を向上させることができる。これは、ユーザによる自身の医療状態のより確実な管理の助けとなり得る。
医療デバイスは、触覚フィードバックを生成するように構成された振動要素をさらに含むことができる。警報は、触覚フィードバックをさらに含むことができる。
これは、周囲環境状態を考慮した警報の選択を可能にする追加の機構を提供するので有利である。これは、警報を認識する可能性を向上させる。これは、追加の種類の警報が、警報の認識の可能性を向上させるという点で、聴力障害がある者にとって特に有益となり得る。
あるいは、警報の音響特性は、追加的に、所定の設定に基づいて選択される。これによって、警報の認識および理解の可能性を向上させるように、周囲環境状態だけでなくユーザの特定要件も考慮に入れた警報の種類のカスタマイズが可能になる。
所定の設定は、フィードバック嗜好、音響嗜好、聴覚限界、視覚限界および触覚限界のうちの任意の1つまたはそれ以上を含むことができる。これによって、適切な警報の選択の際に様々な制限を考慮に入れることが可能になる。
医療デバイスは、周囲光レベルを検出するように構成された光電素子をさらに含み、したがって、警報の音響特性は、追加的に、検出された周囲光レベルに基づいて選択される。
これは、警報の認識および理解の可能性を向上させるように周囲環境状態に合わせて警報をカスタマイズすることができる追加の機構を提供する。
医療デバイスのコントローラは、検出された環境音響信号に基づいて選択される周波数スペクトル、音高または音色を有する警報を生成するように音響信号発生器を制御するように構成される。
加えて、または別法として、コントローラは、検出された環境音響信号に基づいて選択される周波数帯内の警報を生成するように音響信号発生器を制御するように構成される。
加えて、コントローラは、検出された環境音響信号に基づいて選択される多周波数帯の各々内の振幅の警報を生成するように音響信号発生器を制御するように構成される。
加えて、または別法として、コントローラは、検出された環境音響信号に基づいて選択される音量で警報を生成するように音響信号発生器を制御するように構成される。
特定の音響特性を選択するコントローラの能力によって、警報の認識および理解の可能性を向上させるように、警報が周囲環境状態に合わせてカスタマイズされることが確実に
なる。
なる。
警報の音響特性は、追加的に、医療デバイスのステータスに基づいて選択される。
これによって、ユーザが自身の医療状態をより確実に管理することができるように、警報が医療デバイスの動作に関連付けられることが確実になる。
医療デバイスは、第2の音響信号発生器をさらに含むことができ、ここで、コントローラはさらに、警報に加えて、周囲ノイズを除去するように配置された基準ノイズを生成するように第2の音響信号発生器を制御するように構成される。
これは、一次音響信号発生器によって生成される警報をユーザがより良く聞くことを可能にするノイズキャンセリング機構を提供し、それによって警報の効力が向上するので有利である。
医療デバイスは、薬物送達デバイス、薬物送達デバイスに連結するための部材を備える補助デバイス、または血糖計のいずれかであってよい。
医療デバイスは、注射デバイスとすることができる。注射デバイスは、注射ペンまたは注射ペンに連結するための部材を備える補助デバイスであってよい。
本開示の他の態様によれば、フィードバックシステムであって、音響信号を生成するように動作可能な音響信号発生器を含む第1のデバイスと;環境音響信号を検出するように構成された音響センサと、検出された環境音響信号に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成するように第1のデバイスの音響信号発生器を制御するように構成されたコントローラとを含む第2のデバイスとを含むフィードバックシステムが提供される。
これは、1つのシステムに第1および第2のデバイスを組み合わせることによって、警報を生成する構成要素を、それらの動作がより効率的に実行されるようにデバイス間で分散させることができるので有利である。これは、ユーザが自身の投与量レジメをより確実に管理する助けとなり得る。
第1のデバイスおよび第2のデバイスのうちの一方は、注射デバイスであってよく、第1のデバイスおよび第2のデバイスのうちの他方は、携帯型デバイスまたはコントローラデバイスである。
第1のデバイスは、注射ペン、または注射ペンに連結するための部材を備える補助デバイスであってよく、第2のデバイスは、携帯型デバイスであってよい。
第1のデバイスは、医療デバイス、携帯型デバイスおよびコントローラデバイスのいずれかであってよく、第2のデバイスは、医療デバイス、携帯型デバイスおよびコントローラデバイスの別のものであってよい。
第1のデバイスは、薬物送達デバイス、または薬物送達デバイスに連結するための部材を備える補助デバイスであってよく、第2のデバイスは、携帯型デバイスであってよい。
第1のデバイスまたは第2のデバイスは、触覚フィードバックを生成するように構成された振動要素をさらに含むことができ、警報は、触覚フィードバックをさらに含むことができる。
警報の音響特性は、追加的に、所定の設定に基づいて選択される。
第1のデバイスまたは第2のデバイスは、周囲光レベルを検出するように構成された光電素子をさらに含むことができる。警報の音響特性は、追加的に、検出された周囲光レベルに基づいて選択される。
第1のデバイスおよび第2のデバイスは、無線ユニットをさらに含むことができ、第2のデバイスは、第1のデバイスからステータス情報を受信するように構成され、コントローラはさらに、ステータス情報の受信に応答して、追加的にステータス情報に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成するように構成される。
加えて、周囲音を検出することと;検出された環境状態に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成することとを含む、医療デバイスで警報を生成する方法が開示される。
警報は、触覚フィードバックをさらに含むことができる。
警報の音響特性は、追加的に、所定の設定に基づいて選択される。所定の設定は、フィードバック嗜好、音響嗜好、聴覚限界、視覚限界および触覚限界のうちの任意の1つまたはそれ以上を含むことができる。
方法は、医療デバイスのステータスに関する情報を受信することと、追加的にステータス情報に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成することとをさらに含むことができる。
加えて、コントローラによって実行されると、コントローラに医療デバイスで警報を生成する方法を実行させる機械可読命令を含むコンピュータプログラムが開示される。
次に、添付の図面を参照して、単なる一例として本開示の実施形態について述べる。
以下では、医療デバイスとして実施される、可聴警報を提供する装置、すなわち自動音発生器を参照して本開示の実施形態について述べる。具体的には、医療デバイスは、薬物送達デバイスとして述べられる。しかし、本開示はそのような適用例に限定されず、装置は、同様に良好に、他の医療デバイスまたは携帯型デバイスなどの別のデバイスにおいて実施することもできる。
実施形態の第1の群によれば、装置は、医療デバイス10において実施される。医療デバイス10は、注射デバイス1などの薬物送達デバイスである。具体的には、医療デバイス10は、注射ペンの形態の注射デバイス1とすることができる。図1は、医療デバイス10の内部構成要素を示す概略図である。
医療デバイス10は、自動音発生器と組み合わせて複数の構成要素を含む。医療デバイス10は、ディスプレイ22(たとえば、LCD、TFT(薄膜トランジスタ)、OLED(有機発光ダイオード)、電子ペーパ(ePaper))を含む。ディスプレイ22は、表示部材24と触感インターフェース部材26を有するタッチ感知式ディスプレイとすることができる。表示部材24は、任意の種類の抵抗式タッチスクリーンまたは静電容量式タッチスクリーンとすることができる。あるいは、いくつかの例では、表示部材24はタッチスクリーンでなく、その代わりに液晶ディスプレイ(LCD)である場合がある。
医療デバイス10はさらに、たとえばBluetoothインターフェースなどの無線通信インターフェースである、通信インターフェース28を含む。医療デバイス10はさらに、電源32によって医療デバイス10に電力を供給ためにバッテリ30を収容する。
医療デバイス10はさらに、コントローラ20を含む。コントローラ20は、医療デバイス10の他のハードウェア構成要素の動作を制御する。コントローラ20と他のハードウェア構成要素は、システムバス(図示せず)を介して接続することができる。各ハードウェア構成要素は、直接的かインターフェースを介してシステムバスに接続することができる。
医療デバイス10は、メモリ40、すなわちランダムアクセスメモリ(RAM)などのワーキングまたは揮発性メモリ、および不揮発性メモリを含む。揮発性メモリとしては、たとえばスタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)またはフラッシュメモリである任意の種類のRAMが挙げられる。コントローラ20は、データを処理するためにRAMにアクセスすることができ、メモリ40のデータの記憶を制御することができる。不揮発性メモリとしては、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、および磁気駆動メモリなどの任意の種類のメモリが挙げられる。不揮発性メモリは、オペレーティングシステム42および1つまたはそれ以上のソフトウェアモジュール44を記憶するとともに、データファイルおよび関連のメタデータも記憶する。ソフトウェアモジュール44は、製造時に医療デバイス10に提供される、またはたとえばアプリケーションマーケットプレイスもしくはアプリケーションストアからユーザによって医療デバイス10にダウンロードされる異なる別個のアプリケーションとすることができる。
コントローラ20は、他の構成要素の動作を制御するために、他の構成要素へ信号を送り、かつ他の構成要素から信号を受けるように構成される。たとえば、コントローラ20は、ディスプレイ22上のコンテンツの表示を制御し、ユーザ入力の結果として触感インターフェース26から信号を受ける。
コントローラ20は、オペレーティングシステム42の制御の下で動作する。オペレーティングシステム42は、ディスプレイ22および通信インターフェース28などのハー
ドウェアならびに医療デバイス10の基本動作に関するコードを含むことができる。オペレーティングシステム42はさらに、メモリ40に記憶されている他のソフトウェアモジュールの起動を引き起こすことができる。
ドウェアならびに医療デバイス10の基本動作に関するコードを含むことができる。オペレーティングシステム42はさらに、メモリ40に記憶されている他のソフトウェアモジュールの起動を引き起こすことができる。
医療デバイス10は、音響センサ12を含む。コントローラ20は、音響センサ12を制御する。音響センサ12は、環境音響信号60を検出するように構成される。音響センサ12は、環境音響信号60を検出することができる任意の適当な種類の音響センサとすることができる。たとえば、音響センサ12は、可動コイルもしくはダイナミックマイクロフォン、コンデンサマイクロフォンまたは圧電マイクロフォンなどのマイクロフォンとすることができる。
音響センサ12は、様々な環境由来の様々な音響信号、たとえば列車の駅、空港もしくは他の類の輸送拠点またはレストランでの音響信号を検出するように構成される。これらは例に過ぎず、音響センサ12は、同様に良好に、他の環境からの音響信号を検出することもできる。換言すると、音響センサ12は、これらの環境で発せられる音響信号を特徴とするような周囲の環境状態を検出することができる。音響信号12またはコントローラ20は、同様に良好に、検出した音響信号の処理および分析も担うことができる。
医療デバイス10は、音響信号発生器14を含む。コントローラ20は、音響信号発生器14も制御する。音響信号発生器14は、合成オーディオ信号を発することができる任意の適当な種類の電気音響信号発生器とすることができる。たとえば、音響信号発生器14は、スピーカとすることができる。
コントローラ20は、ユーザに対して可聴警報を発するように音響信号発生器14を制御する。オーディオ警報は、音響フィードバック203aを提供する。可聴警報は、たとえばビープ音、カチッという音、または楽曲である任意の適当な警報形態とすることができる。警報は、予め録音された音であってもよい。あるいは、警報は、コントローラ20の制御の下で音響信号発生器14によって合成されることもある。予め録音された音は、医療デバイス10のメモリ40に記憶することができる。
医療デバイス10は、光電素子17(またはフォトセンサ)を含んでもよいが、これは必須ではない。コントローラ20は、光電素子17を制御するように構成される。光電素子17は、周囲光レベルを検出することができる任意の適当な種類のものとすることができる。たとえば、光電素子17は、フォトダイオード、フォトトランジスタまたはフォトレジスタなどの光センサである。光センサ17は、周囲環境の光信号または周囲光レベルを検出するように構成される。換言すると、光センサ17は、これらの環境で検出される光レベルを特徴とする周囲環境状態を検出するように構成される。光センサ17またはコントローラ20は、同様に良好に、検出した周囲光レベルの処理および分析も担うことができる。
医療デバイス10は、振動要素16を含んでもよいが、これは必須ではない。コントローラ20は、振動要素16も制御する。振動要素16は、触感または触覚フィードバック203bを発することができる任意の適当な種類ものとすることができる。たとえば、振動要素16は、機械的または電子的なデバイス(たとえば、圧電または可動コイル)とすることができる。
振動要素16は、触感フィードバックだけでなく構造伝達音も提供するように構成される。振動要素16は、音響信号発生器14によって生成される音響信号に加えて、構造伝達音を提供するように音響信号発生器14と組み合わせて機能することができる。振動要素16は、たとえば、音響フィードバックのような追加のうなり音を提供することができ
る。あるいは、振動要素16は、触感フィードバックだけを提供する無音振動を提供してもよい。無音振動は、たとえば、医療デバイス10がプライベートモードまたはサイレントモードで動作するように構成されるときのオプションとして選択することができる。
る。あるいは、振動要素16は、触感フィードバックだけを提供する無音振動を提供してもよい。無音振動は、たとえば、医療デバイス10がプライベートモードまたはサイレントモードで動作するように構成されるときのオプションとして選択することができる。
医療デバイス10はさらに、スイッチ18を含んでもよいが、これは必須ではない。コントローラ20は、スイッチ18を制御する。スイッチ18は、たとえば、機械的スイッチ(スライダ、ロッカもしくは押しボタンスイッチなど)、電子スイッチ(タッチセンサ)、または(たとえば、タッチ感知式ディスプレイ上に提供されるグラフィカルユーザインターフェースを通して起動される)ソフトウェアで実施されるスイッチである任意の適当な種類のものとすることができる。
スイッチ18は、音響信号が医療デバイス10で出力されるかどうかを制御するように構成される。換言すると、スイッチ18は、ミュートスイッチとして働くように構成される。スイッチ18が第1の位置にあるとき、たとえば、医療デバイス10の音響信号発生器14は可聴警報を生成することができる。スイッチ18が第2の位置にあるとき、たとえば、医療デバイス10の音響信号発生器14は、ミュートにされ、可聴信号を生成しないようにされる。1つの例では、第1の位置はオン位置であり、第2の位置はオフ位置である。
スイッチ18は、振動要素16の出力を制御するように構成することもできる。スイッチ18は、音響信号発生器14の代わりに、またはそれと組み合わせて、振動要素16の出力を制御することができる。スイッチ18が第1の位置にあるとき、たとえば、振動要素16は警報(構造伝達音)を生成し、音響信号発生器14は警報を生成する。スイッチ18が第2の位置にあるとき、たとえば、振動要素16は警報を生成するが、音響信号発生器14は警報を生成することができない。換言すると、スイッチ18は、振動だけのモードで動作するように医療デバイス10を制御することができる。これは、プライベートモードまたはサイレントモードであり得る。あるいは、スイッチ18は、振動要素16によって発せられるフィードバックの程度(警報の強度)を制御するように構成することもできる。たとえば、スイッチ18は、通常動作の下で生成される警報ほど強くない「弱い振動」の警報を生成するように振動要素16を制御することもできる。弱い振動の警報は、プライベートモードを表すことができる。
音響センサ12および音響信号発生器14は、自動音発生装置の構成要素を代表するものである。振動要素16、光電素子17およびスイッチ18は、自動音発生装置の追加の任意選択の構成要素である。他の適当な構成要素を含めることもできる。
光源(LEDs)またはユーザ入力トランスデューサ(たとえば、ボタン、スイッチ、タッチ感知式のもの)など、医療デバイス10の他の標準的または任意選択の構成要素は省略する。
上記で示したように、コントローラ20は、警報50を生成するように音響信号発生器14を制御する。以下では、警報50の生成について、図2を参照してより詳細に述べる。図2は、本開示の実施形態による警報50の生成を示す流れ図である。
図2において、動作は、たとえば、音響センサ12が環境音響信号60を検出する工程200から始まる。工程202で、コントローラ20は、警報50として生成され出力される予定の音響信号の音響特性を決定する。音響信号は、様々な音を生み出すように可変の様々な音響特性を含む。音響特性は、たとえば、多周波数帯を有する周波数スペクトル、音高、音色、強度および振幅を含むことができる。工程202で、コントローラ20は、音響センサ12によって検出される環境状態に基づいて、上述したようなものなどの音
響特性を選択する。音響特性の選択は、音響フィードバック203aの提供に寄与する。工程204で、コントローラ20は、工程202で選択されたような音響特性を有する警報50を生成するように音響信号発生器14を制御する。
響特性を選択する。音響特性の選択は、音響フィードバック203aの提供に寄与する。工程204で、コントローラ20は、工程202で選択されたような音響特性を有する警報50を生成するように音響信号発生器14を制御する。
コントローラ20は、たとえば特定の周波数スペクトル、音高または音色を有する音響特性の警報50を生成するように音響信号発生器14を制御するように構成される。具体的には、コントローラ20は、検出された環境音響信号60に基づいて選択される周波数スペクトル、音高または音色を有する警報50を生成するように音響信号発生器14を制御するように構成される。たとえば、警報50は、検出された環境音響信号60に基づいて選択される周波数帯内で生成される。加えて、たとえば検出された環境音響信号60に基づいて選択される多周波数帯の各々内の振幅の警報50が生成されることがある。あるいは、検出された環境音響信号60に基づいて選択される音量の警報50が生成されることもある。
警報50の生成において、コントローラ20は、検出された環境音響信号60に基づいて選択される音響特性に従って新しいオーディオ信号を合成することもできる。あるいは、警報50の生成において、コントローラ20は、検出された環境音響信号60に基づいて予め記憶されているオーディオ信号の音響特性を修正することもできる。
換言すると、医療デバイス10は、周囲の環境状態に合わせた警報50を生成することができる。音響センサ12が環境音響信号60を検出することにより、その周囲環境状態の評価が可能になる。医療デバイス10が鉄道の駅のような騒々しいまたは賑やかな環境にあるかどうかを決定することができる。そのような環境では、多数の異なる音が、異なる音響特性をそれぞれ有する様々な発生源(たとえば、人、列車、場内放送のアナウンス)から生じる。あるいは、医療デバイス10は、レストラン、図書館または劇場などの静かなまたは落ち着いた環境にある場合もある。したがって、警報50の生成方法は、それを取り巻く環境状態に従ってカスタマイズすることができる。医療デバイス10が空港にある場合、背景周囲ノイズを上回って警報50が聞こえるようにするために、たとえば、警報50が高周波数帯を特徴とすることが有益であり得る。その逆に、医療デバイス10が図書館にある場合、より不連続な(discrete)警報が求められ、たとえば代わりに中間周波数帯が選択される。
図2はさらに、いくつかの実施形態において場合により、コントローラが、音響信号発生器14によって提供される音響フィードバック203aと組み合わせて触覚フィードバック203bを生成するように振動要素16を制御することができることを示している。触覚フィードバック203bは、触感フィードバックと組み合わせて構造伝達音を含むことがある。あるいは、触覚フィードバック203bは、触感フィードバックだけを提供することもある。上記で示したように、いくつかの実施形態では、スイッチ18の構成は、音響信号発生器14によって提供される音響フィードバック203aと組み合わせて、またはその代わりに振動要素16によって提供される触覚フィードバック203bの種類を決定する。
上述の例では、警報50は、検出された環境音響信号60に基づいて生成される。しかし、本開示は、そのような一例に限定されず、警報50の音響特性は、同様に良好に、他の特性に基づいて選択することもできる。
たとえば、実施形態の第2の群によれば、警報50の音響特性は、検出された環境音響信号60に加えて、所定の設定70に基づいて選択される。所定の設定70は、たとえば、ユーザグループ72および/またはユーザ指定設定74を含むことができる。所定の設定70は、製造時に提供、またはダウンロードされる、またはユーザによって割り当てら
れる。所定の設定70は、医療デバイス10のディスプレイを通してアクセスできる一連のインターフェースまたはメニューにより、ユーザが選択、修正またはアップデートし、設定することができる。コントローラ20は、たとえば触感インターフェース26からのユーザ入力の結果として信号を受けることができる。
れる。所定の設定70は、医療デバイス10のディスプレイを通してアクセスできる一連のインターフェースまたはメニューにより、ユーザが選択、修正またはアップデートし、設定することができる。コントローラ20は、たとえば触感インターフェース26からのユーザ入力の結果として信号を受けることができる。
所定の設定70は、(ユーザの)フィードバック嗜好、音響嗜好、聴覚限界、視覚限界および触覚限界のうちの任意の1つまたはそれ以上に関係し得る。したがって、所定の設定70は、ユーザが医療デバイス10を、生成される音響信号がそのユーザの特定の必要性に合うようなやり方で動作するように構成することを可能にするために設けられる。たとえば、所定の設定70は、ユーザが警報を検出する可能性が増加するように、生成される警報の特徴がユーザの嗜好および身体的な要件に従って最適化されるように、医療デバイス10を構成する。
図3は、本開示の実施形態によるユーザグループに関する所定の設定70の選択を示す流れ図である。所定のユーザグループ設定は、性別、年齢または聴覚障害のうちの1つまたはそれ以上を含むことができる。これらは例に過ぎず、他の設定を設けることもできる。たとえば、視覚障害または触感障害に関する設定である。図3において、動作は、たとえば、医療デバイス10の設定70に医療デバイス10のディスプレイ22を通してアクセスする工程300から始まる。工程302で、ユーザグループ62設定を選択する。この選択は、選択および設定または修正し、記憶させることができる一連の副設定またはオプションにつながる。
工程304で、性別設定を選択し、適切な性別、すなわち男性か女性かを入力し記憶させる。あるいは、工程305で、この設定を選択しない。工程306で、年齢設定を選択し、ユーザの年齢を入力し記憶させる。あるいは、工程307で、この設定を選択しない。工程308で、聴覚障害設定を選択する。これによって、耳鳴りなどの特定の聴覚障害の設定が可能になる。別法として、またはそれに加えて、この設定はさらに、一般的な聴力またはオーディオ要件に基づいたオーディオ嗜好の選択を可能にする。これは、たとえば音、メロディ、周波数および音量である様々なオーディオオプションを含むことができる。あるいは、工程309で、この設定を選択しない。工程310で、ユーザグループ62設定を確認し記憶させる。
図4は、本開示の実施形態によるユーザ指定64設定に関する所定の設定70の選択を示す流れ図である。所定のユーザ指定64設定は、聴力検査、オーディオ設定、またはデバイス動作のうちの1つまたはそれ以上を含むことができる。これは例に過ぎず、他の設定を設けることもできる。図4において、動作は、たとえば、医療デバイス10の設定70に医療デバイス10のディスプレイ22を通してアクセスする工程400から始まる。工程402で、ユーザ指定設定を選択する。この選択は、一連の副設定またはオプションにつながり、それらは選択および設定または修正し、記憶させることができる。工程404で、聴力検査設定を選択する。これは、ユーザの一般的な聴取能力を決定する聴力検査を実施する。この聴力検査は、医療デバイス10において実施可能な任意の適当な種類の検査とすることができる。聴力検査は、たとえば、医療デバイス10にヘッドホンを接続して行うことができる。聴力検査は、たとえば様々な環境で行うことができる。聴力検査の結果は記憶される。あるいは、工程405で、この設定を選択しない。
工程406で、オーディオ設定を選択する。この設定は、警報50の生成のときに使用される予定のオーディオ信号の種類および形式を決定する。図5は、そのようなオーディオ設定の例を概略的に示す。たとえばチャープ音またはビープ音の形態の警報の音は、たとえば、予め記憶されている録音から選択することができる。加えて、警報についてのオーディオ信号のメロディは、予め記憶されている録音から選択することができる。あるい
は、医療デバイス10のメモリ40に記憶される録音を外部デバイス、たとえばウェブブラウザを介してインターネットからインポートまたはダウンロードしてもよい。あるいは、工程407で、この設定を選択しない。
は、医療デバイス10のメモリ40に記憶される録音を外部デバイス、たとえばウェブブラウザを介してインターネットからインポートまたはダウンロードしてもよい。あるいは、工程407で、この設定を選択しない。
工程408で、デバイス動作設定を選択する。この設定は、どの動作を警報に割り当てるかを決定する。図6は、そのようなデバイス動作の例を概略的に示す。図6に示されるように、デバイス動作は、たとえば通知機能およびステータス機能である一連の機能を含むことができる。
通知機能は、医療デバイス10の特定のアクションまたは動作に応答した警報の提供を対象とすることができる。図6に示されるように、通知機能は、リマインダ設定およびキーフィードバック設定などのオプションを含むことができる。リマインダ設定は、たとえば、時計アラーム、イベントまたは他の同様のタスクに関係することができる。1つの例では、リマインダは、ユーザの投与量レジメに関係し、たとえばユーザが薬剤の用量を必要とするときまたは必要とする可能性があるときに警報をもたらすように構成することができる。これらは例に過ぎず、他のオプションを提供することもできる。キーフィードバック設定は、たとえば、医療デバイス10のディスプレイ22の一領域が入力信号を受けたとき、または医療デバイス10に設けられた機械的なボタンがタッチ入力を受けた場合、ユーザに通知することができる。デバイス動作設定は、オーディオ要件に従った通知機能のオンまたはオフを可能にする。これらは例に過ぎず、他のオプションを提供することもできる。
図6に示されるように、ステータス機能は、医療デバイス10のステータスに関する、またはそれに応答した警報の提供を対象とすることができる。たとえば、医療デバイス10が薬物送達デバイスの場合、ステータス機能は、薬物送達デバイスのステータスをユーザに知らせることができる。薬物送達デバイスのステータスは、用量のダイヤル設定の完了、用量の送達の完了(たとえば注射の完了)、プライムショットの完了、残余薬剤量に関する警告、および薬物送達デバイスの意図しない使用または使用におけるエラーに関する警告などのオプションを含むことができる。しかし、これらは例に過ぎず、他のオプションおよび他の医療デバイスをもたらすこともできる。
上記で示したように、コントローラ20は、検出された環境音響信号60および追加的に所定の設定70に基づいた音響特性を有する警報50を生成するように音響信号発生器14を制御する。以下では、警報50の生成について図7を参照してより詳細に述べる。図7は、検出された環境音響信号60および所定の設定70に基づいた警報50の生成を示す流れ図である。
図7において、動作は、音響センサ12が環境音響信号60を検出する工程700から始まる。これは、図2に関する工程200と実質的に同じである。工程702で、コントローラ20は、医療デバイス10のメモリ40から、上述したように予め選択され設定された所定の設定70を検索する。工程704で、コントローラ20は、音響センサ12によって検出された環境状態および追加的に所定の設定70に基づいて、音響特性を選択する。換言すると、警報の音響特性は、検出の環境状態と検索の所定の設定70の両方の組合せに基づいて選択される。工程706で、コントローラ20は、工程704で選択されたような音響特性を有する警報50を生成するように音響信号発生器14を制御する。
図7はさらに、いくつかの実施形態において場合により、コントローラ20が、音響信号発生器14によって提供される音響フィードバック203aと組み合わせて触覚フィードバック203bを生成するように振動要素16を制御することができることを示す。このフィードバックは、図2に関して上述したものと実質的に同じであり、したがって詳細
な説明は繰り返さない。
な説明は繰り返さない。
警報を認識し理解するユーザの能力は、性別、年齢または既にある聴力または視力により変わり得る。したがって、上述したような特定のユーザグループに関する所定の設定70の提供によって、コントローラ20は、記憶されている設定に基づいて警報の音響特性を変えることが可能になる。これは、装置が、周囲の環境状態を考慮するだけでなくユーザの特定の生理機能および/または医療状態を補うように適応された、カスタマイズされた警報を生成するように動作することができるので、有利である。
同様に、各ユーザの要件は変えることができ、したがって、装置の構成をこれらの要件に従って動作することが有益である。たとえば、医療デバイス10の動作の一部についての警報の提供だけが必要とされる、すなわち医療デバイス10の動作のすべてについての警報の提供が求められるわけではないことがある。あるいは、医療デバイス10の特定の動作に関連する特定の種類の警報が必要とされることもある。加えて、薬物送達デバイスのステータスに関する警報が必要とされないこともある。あるいは、薬物送達デバイスの選択されたステータスに関するいくつかの警報だけが必要とされることもある。
このように、上述したようにデバイス動作に関する所定の設定70の提供によって、コントローラ20は、記憶されている設定に基づいて警報50の音響特性を変えることが可能になる。これは、装置が、周囲の環境状態を考慮するだけでなく医療デバイス10の動作要件に合致するように適応された、カスタマイズされた警報50を生成するように動作することができるので、有利である。これは、ユーザが警報50の性質を認識し理解する可能性を向上させる役割を果たす。
上述の例では、警報は、検出された環境音響信号60に基づいて、または検出された環境音響信号60と所定の設定70に基づいて生成される。しかし、本開示はこれらの例に限定されず、警報50の音響特性は、同様に良好に、他の特性に基づいて選択することもできる。
実施形態の第3の群によれば、たとえば、警報50の音響特性は、検出された環境音響信号60に加えて、光電素子17によって検出される光信号に基づいて選択される。
図8は、本開示の実施形態の第3の群による警報50の生成を示す流れ図である。上記で示したように、警報50の音響特性は、検出された環境音響信号60と所定の設定70に加えて、検出された光レベルまたは周囲の環境光状態に基づいて選択される。
図8において、工程800および工程802は、図7に関して上述したような工程700および工程702とそれぞれ実質的に同じであり、したがって詳細な説明は繰り返さない。しかし、簡潔に述べると、工程800で、音響センサ12が環境音響信号60を検出し、工程802で、コントローラ20が所定の設定70を検索する。工程804で、光センサ17が光信号を検出する。
工程806で、コントローラ20は、警報50として生成され出力される予定の音響信号の音響特性を決定する。具体的には、工程806で、コントローラ20は、音響センサ12および光センサ17によって検出される環境状態ならびに所定の設定70に基づいて音響特性を選択する。音響特性は、図2の工程202に関して上述したものと実質的に同じであり、したがって詳細な説明は繰り返さない。工程808で、コントローラ20は、工程806で選択されたような音響特性を有する警報50を生成するように音響信号発生器14を制御する。
図8はさらに、いくつかの実施形態において場合により、コントローラ20が、音響信号発生器14によってもたらされる音響フィードバック203aと組み合わせて触覚フィードバック203bを生成するように振動要素16を制御することもできることを示す。このフィードバックは、図2に関して上述したものと実質的に同じであり、したがって詳細な説明は繰り返さない。
上述の例では、装置は、医療デバイス10として述べられる。具体的には、医療デバイス10は、注射ペンなどの注射デバイス1である。しかし、本開示はそのような実施に限定されない。
本開示の実施形態の第4の群によれば、装置の1つまたはそれ以上の構成要素は第1のデバイスにおいて実施され、装置の他の1つまたはそれ以上の構成要素は第2のデバイスにおいて実施される。これらの構成要素は、自動音発生装置に含まれる、音響センサ12、音響信号発生器14、振動要素16、光電素子17またはスイッチ18のうちの1つまたはそれ以上を含むことができる。しかし、他の構成要素を含めてもよい。
第1のデバイスおよび第2のデバイスは、分離した別個のデバイスである。第1のデバイスの動作と第2のデバイスの動作は相まって可聴警報を提供するフィードバックシステムを形成する。第1および第2のデバイスは、少なくともコントローラ、メモリおよび無線通信性能を有する任意の適当なデバイスとすることができる。これらの構成要素は、図1に関して記載し図示したものと実質的に同じであってもよい。デバイスの種類に従って他の構成要素を含めてもよい。これらは、自動音発生器の1つまたはそれ以上の構成要素に追加される。第2のデバイスは、自動音発生器の動作を制御するために、第1のデバイスへおよび/または第1のデバイスからデータを送信および/または受信することができる。データは、第1のデバイスおよび/または自動音発生器に関する情報を含むことができる。たとえば、第1のデバイスは、医療デバイス(たとえば、注射ペンなどの薬物送達デバイス、または注射ペンなどの薬物送達デバイスに連結するための部材を含む補助デバイス)、携帯型デバイスおよびコントローラデバイスのうちのいずれかであり、第2のデバイスは、医療デバイス、携帯型デバイスおよびコントローラデバイスのうちの別のものであってよい。
以下では、第1のデバイスにおいて実施される音響信号発生器14を参照して実施形態の第4の群について述べる。しかし、本開示はそのような適用例に限定されず、各デバイスにおいて1つまたはそれ以上の構成要素の様々な組合せを想起することができる。たとえば、自動音発生器の構成要素のうちの1つを上回る構成要素を、同様に良好に、第1のデバイスか第2のデバイスのどちらかに含めることができる。あるいは、自動音発生器のすべての構成要素を一方のデバイスに含めてもよく、自動音発生器の動作は、他方のデバイスによって制御される。
以下の例では、第1のデバイスは医療デバイス10である。具体的には、医療デバイス10は、たとえば注射デバイス1である薬物送達デバイスである。具体的には、注射デバイス1は、注射ペンである。以下の例では、第2のデバイスは、たとえば携帯電話である携帯型デバイス100である。
図9は、本開示の実施形態による、例示的な薬物送達デバイスとともに動作可能な携帯型デバイス100の概略図である。図9には、注射ペンの形態の注射デバイス1のような薬物送達デバイスが示されている。図9Aには、音響信号発生器14が注射デバイス1と一体形成されている一例が示されている。図9Bには、注射デバイス1に解放可能に取り付けられる補助デバイス2において音響信号発生器14が実施される一例が示されている。自動音発生器の他の1つまたはそれ以上の構成要素は携帯型デバイス100内に設けら
れる。
れる。
たとえば、薬物送達デバイスは、薬物送達デバイスの状態および/または使用に関する情報を記録し、その情報を携帯型デバイス100に送信するように構成される。情報は、たとえば、薬物送達デバイスのステータスに関し得る。図6に示されるように、ステータス情報は、たとえば、用量のダイヤル設定の完了、用量の送達の完了(たとえば注射の完了)、プライムショットの完了、残余薬剤量に関する警告、および薬物送達デバイスの意図しない使用または使用におけるエラーに関する警告をユーザに通知することができる。しかし、これらは例に過ぎず、他のオプションを提供することもできる。
したがって、薬物送達デバイスは、たとえば、薬物送達デバイスがどう使われているかを示す情報を提供するための少なくとも1つまたはそれ以上のセンサをさらに含むことができる。コントローラ20は、使用情報を分析するように構成され、無線ユニット28は、その使用情報を携帯型デバイス100に送信するように構成され、メモリ40は、その使用情報を記憶するように構成される。薬物送達デバイスは、たとえば、注射デバイス1とすることができる。
図9に示されるように、携帯型デバイス100は、薬物送達デバイスから携帯型デバイス100の通信インターフェースを介してステータス情報を受けるように構成される。
上述した例では、警報は、検出された環境音響信号60、または環境音響信号60と所定の設定70、および/または検出された光信号に基づいて生成される。しかし、本開示はこれらの例に限定されず、警報50の音響特性は、同様に良好に、他の特性に基づいて選択してもよい。
実施形態の第4の群によれば、警報50の音響特性は、検出された環境音響信号60、および追加的に薬物送達デバイスから受信したステータス情報に基づいて選択される。
以下では、警報50の生成について図10を参照してより詳細に述べる。図11は、検出された環境音響信号60および所定の設定70および/または薬物送達デバイスから受信するステータス情報に基づいた警報50の生成を示す流れ図である。
図10において、動作は、たとえば、音響センサ12が環境音響信号60を検出する、携帯型デバイス100での工程900から始まる。工程902で、コントローラ20は、音響センサ12によって検出された環境状態に基づいて音響特性を選択する。工程904で、携帯型デバイス100のメモリ40から、上述したように予め選択され設定された所定の設定70を検索する。工程906で、コントローラ20は、追加的に所定の設定70に基づいて音響特性を選択する。工程908で、コントローラ20は、注射デバイス1または薬物送達デバイスと関連する補助デバイス2(図9)から、薬物送達デバイスのステータスに関するステータス情報を通信インターフェース28を介して受信する。工程910で、薬物送達デバイスからのステータス情報の受信に応答して、コントローラ20は、追加的にそのステータス情報に基づいて音響特性を選択する。工程912で、コントローラ20は、工程902、工程906および工程910で選択された音響特性を有する警報50を生成するように、医療デバイス10の音響信号発生器14を制御する。
あるいは、工程905で所定の設定70がどれも設定されなかった場合、動作は工程908へと進むことができる。この例では、工程912で、コントローラ20は、工程902および工程910で選択された音響特性を有する警報50を生成するように、医療デバイス10の音響信号発生器14を制御する。
あるいは、工程909でステータス情報が薬物送達デバイスから受信されなかった場合、それでも医療デバイス10または携帯型デバイス100の動作に応答して警報が生成される。上述したように、医療デバイス10は、警報を必要とし得る多くの動作を含む。したがって、この例において、工程912で、コントローラ20は、工程902および工程906で選択された音響特性を有する警報50を生成するように、医療デバイス10の音響信号発生器14を制御する。
あるいは、所定の設定70がどれも設定されずステータス情報が薬物送達デバイスから受信されなかった場合、工程912で、コントローラ20は、工程902で選択された音響特性を有する警報50を生成するように音響信号発生器14を制御する。つまり、コントローラ20は、検出された環境音響信号60に基づいて選択される音響特性を有する警報50を生成するように音響信号発生器14を制御する。これは、図2に示される工程と実質的に同じである。
実施形態の第4の群は、周囲の環境状態を考慮しながら薬物送達デバイスのステータスに応じて警報50を生成することができる装置を対象とする。装置はさらに、所定の設定70によって定義されるような、特定のユーザ要件に従ってこれらの警報をカスタマイズすることができる。これは、ユーザが警報50を認識し理解する可能性を向上させるので、有利である。これは、デバイスを使用すべきとき、および/または薬物送達デバイスの動作ステータスをユーザがより確実かつより正確に決定することを助け、最終的には、必要とされる投与量レジメの実施を向上させる。
図10には示されないが、いくつかの実施形態において場合により、振動要素16が、音響信号発生器14によってもたらされる音響フィードバック203aと組み合わせて触覚フィードバック203bを生成することができる。このフィードバックは、図2に関して上述したものと実質的に同じであり、したがって詳細な説明は繰り返さない。同様に、図10では開示されないが、音響特性は、追加的に、図8に示されるような検出された光信号に基づいて選択されることもある。
様々な代替形態および修正形態が当業者には明らかであろう。次に、いくつかのそのような変形形態および修正形態について述べる。
たとえば、装置は、医療デバイス、具体的には薬物送達デバイスとして述べてきたが、しかしながら本開示はそのような適用例に限定されず、医療デバイスは、同様に良好に、注入デバイス、注射デバイスまたはポンプデバイスであってもよい。あるいは、装置は、あらゆる種類の携帯電話、PDAまたはタブレットコンピュータなどの携帯型デバイスであってもよい。携帯電話の場合、携帯電話はスマートフォンであってもよい。
医療デバイス10は1つの音響信号発生器14を有するとして述べたが、装置は、同様に良好に、第1または一次の音響信号発生器14に加えて、第2または複数の音響信号発生器15を含んでもよい。追加的な1つまたはそれ以上の音響信号発生器15は、一次音響信号発生器14と同じまたは異なる能力を有することができる。
第2の音響信号発生器15は、環境音およびノイズを除去または減少させるためのものである。したがって、第2音響信号発生器15は、ノイズキャンセリング機構として機能するように構成される。こうして、ユーザは、一次音響信号発生器14によって生成されるフィードバック音をより良好に聞くことができる。
第2の音響信号発生器15は、環境音響信号60を捕らえるように構成される。これは、自動で達成される。追加の第2の音響信号発生器15はさらに、ノイズを除去するまた
はノイズを減少させる音響信号を生成するように構成される。第2の音響信号発生器15は、多方向に音を除去するように構成される。したがって、第2の音響信号発生器15は、サラウンドサウンド効果をもたらすことができる。第2の音響信号発生器15の動作は、独立した所定設定によりユーザが制御することができる。複数の追加の音響信号発生器15がある場合、各音響信号発生器15が特定の個別の環境音響信号60を除去または減少させるように構成される。
はノイズを減少させる音響信号を生成するように構成される。第2の音響信号発生器15は、多方向に音を除去するように構成される。したがって、第2の音響信号発生器15は、サラウンドサウンド効果をもたらすことができる。第2の音響信号発生器15の動作は、独立した所定設定によりユーザが制御することができる。複数の追加の音響信号発生器15がある場合、各音響信号発生器15が特定の個別の環境音響信号60を除去または減少させるように構成される。
同様に、音響センサ12および光電素子17はコントローラ20の制御の下で動作するとして述べたが、別法として、これらの構成要素は、装置がオンにされると自動的に環境信号を検出するように動作してもよい。
加えて、スイッチ18は、振動要素16、音響信号発生器14、および振動要素16によって生成される警報の強度に関するオプションの様々な組合せをもたらすように構成することができる。
所定の設定70の一例として聴覚障害を用いたが、視覚または触感障害に関する設定も同様に良好に設けることができる。これらの設定は、トンネル視などの特定の視覚または身体の障害の選択を可能にする。これは、一般的な視力および触感能力または設定から決定される要件に基づいたオーディオおよび/または振動の嗜好の選択を可能にする。
特定の組合せを上記で述べたが、検出された環境音響信号60に基づいて選択される音響特性は、追加的に、所定の設定70、光信号および医療デバイス10のステータスの任意の組合せに基づいて選択することもできることが明らかであろう。
「薬物」または「薬剤」という用語は、本明細書では同義的に用いられ、1つもしくはそれ以上の活性医薬成分またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物と、場合により薬学的に許容可能な担体と、を含む医薬製剤を記述する。活性医薬成分(「API」)とは、最広義には、ヒトまたは動物に対して生物学的効果を有する化学構造体のことである。薬理学では、薬剤または医薬は、疾患の治療、治癒、予防、または診断に使用されるか、さもなければ身体的または精神的なウェルビーイングを向上させるために使用される。薬物または薬剤は、限定された継続期間で、または慢性障害では定期的に使用可能である。
以下に記載されるように、薬物または薬剤は、1つもしくはそれ以上の疾患の治療のために各種タイプの製剤中に少なくとも1つのAPIまたはその組合せを含みうる。APIの例としては、500Da以下の分子量を有する低分子、ポリペプチド、ペプチド、およびタンパク質(たとえば、ホルモン、成長因子、抗体、抗体フラグメント、および酵素)、炭水化物および多糖、ならびに核酸、二本鎖または一本鎖DNA(ネイキッドおよびcDNAを含む)、RNA、アンチセンス核酸たとえばアンチセンスDNAおよびRNA、低分子干渉RNA(siRNA)、リボザイム、遺伝子、およびオリゴヌクレオチドが挙げられうる。核酸は、ベクター、プラスミド、またはリポソームなどの分子送達システムに取り込み可能である。1つまたはそれ以上の薬物の混合物も企図される。
薬物または薬剤は、薬物送達デバイスでの使用に適合化された一次パッケージまたは「薬物容器」に包含可能である。薬物容器は、たとえば、1つもしくはそれ以上の薬物の収納(たとえば、短期または長期の収納)に好適なチャンバを提供するように構成されたカートリッジ、シリンジ、リザーバ、または他の硬性もしくは可撓性のベッセルでありうる。たとえば、いくつかの場合には、チャンバは、少なくとも1日間(たとえば、1日間~少なくとも30日間)にわたり薬物を収納するように設計可能である。いくつかの場合には、チャンバは、約1カ月~約2年間にわたり薬物を収納するように設計可能である。収
納は、室温(たとえば、約20℃)または冷蔵温度(たとえば、約-4℃~約4℃)で行うことが可能である。いくつかの場合には、薬物容器は、投与される医薬製剤の2つ以上の成分(たとえば、APIと希釈剤、または2つの異なる薬物)を各チャンバに1つずつ個別に収納するように構成されたデュアルチャンバカートリッジでありうるか、またはそれを含みうる。かかる場合には、デュアルチャンバカートリッジの2つのチャンバは、人体もしくは動物体への投薬前および/または投薬中に2つ以上の成分間の混合が可能になるように構成可能である。たとえば、2つのチャンバは、互いに流体連通するように(たとえば、2つのチャンバ間の導管を介して)かつ所望により投薬前にユーザによる2つの成分の混合が可能になるように構成可能である。代替的または追加的に、2つのチャンバは、人体または動物体への成分の投薬時に混合が可能になるように構成可能である。
納は、室温(たとえば、約20℃)または冷蔵温度(たとえば、約-4℃~約4℃)で行うことが可能である。いくつかの場合には、薬物容器は、投与される医薬製剤の2つ以上の成分(たとえば、APIと希釈剤、または2つの異なる薬物)を各チャンバに1つずつ個別に収納するように構成されたデュアルチャンバカートリッジでありうるか、またはそれを含みうる。かかる場合には、デュアルチャンバカートリッジの2つのチャンバは、人体もしくは動物体への投薬前および/または投薬中に2つ以上の成分間の混合が可能になるように構成可能である。たとえば、2つのチャンバは、互いに流体連通するように(たとえば、2つのチャンバ間の導管を介して)かつ所望により投薬前にユーザによる2つの成分の混合が可能になるように構成可能である。代替的または追加的に、2つのチャンバは、人体または動物体への成分の投薬時に混合が可能になるように構成可能である。
本明細書に記載の薬物送達デバイスに含まれる薬物または薬剤は、多くの異なるタイプの医学的障害の治療および/または予防のために使用可能である。障害の例としては、たとえば、糖尿病または糖尿病に伴う合併症たとえば糖尿病性網膜症、血栓塞栓障害たとえば深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症が挙げられる。障害のさらなる例は、急性冠症候群(ACS)、アンギナ、心筋梗塞、癌、黄斑変性、炎症、枯草熱、アテローム硬化症および/または関節リウマチである。APIおよび薬物の例は、ローテリステ2014年(Rote Liste 2014)(たとえば、限定されるものではないがメイングループ12(抗糖尿病薬剤)または86(オンコロジー薬剤))やメルク・インデックス第15版(Merck Index,15th edition)などのハンドブックに記載されているものである。
1型もしくは2型糖尿病または1型もしくは2型糖尿病に伴う合併症の治療および/または予防のためのAPIの例としては、インスリン、たとえば、ヒトインスリン、もしくはヒトインスリンアナログもしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP-1)、GLP-1アナログもしくはGLP-1レセプターアゴニスト、はそのアナログもしくは誘導体、ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP4)阻害剤、またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物、またはそれらのいずれかの混合物が挙げられる。本明細書で用いられる場合、「アナログ」および「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドに存在する少なくとも1つのアミノ酸残基の欠失および/または交換によりおよび/または少なくとも1つのアミノ酸残基の付加により天然に存在するペプチドの構造たとえばヒトインスリンの構造から形式的に誘導可能な分子構造を有するポリペプチドを指す。付加および/または交換アミノ酸残基は、コード可能アミノ酸残基または他の天然に存在する残基または純合成アミノ酸残基のどれかでありうる。インスリンアナログは、「インスリンレセプターリガンド」とも呼ばれる。特に、「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドの構造から形式的に誘導可能な分子構造、たとえば、1つまたはそれ以上の有機置換基(たとえば脂肪酸)がアミノ酸の1つまたはそれ以上に結合したヒトインスリンの分子構造を有するポリペプチドを指す。場合により、天然に存在するペプチドに存在する1つまたはそれ以上のアミノ酸が、欠失し、および/または非コード可能アミノ酸を含めて他のアミノ酸によって置き換えられ、または天然に存在するペプチドに非コード可能なものを含めてアミノ酸が付加される。
インスリンアナログの例は、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン(インスリングラルギン);Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン(インスリングルリジン);Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン(インスリンリスプロ);Asp(B28)ヒトインスリン(インスリンアスパルト);位置B28のプロリンがAsp、Lys、Leu、ValまたはAlaに置き換えられたうえに位置B29のLysがProに置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28~B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリンおよびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体の例は、たとえば、B29-N-ミリストイル-des(B30)ヒトインスリン、Lys(B29)(N-テトラデカノイル)-des(B30)ヒトインスリン(インスリンデテミル、レベミル(Levemir)(登録商標));B29-N-パルミトイル-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-ミリストイルヒトインスリン;B29-N-パルミトイルヒトインスリン;B28-N-ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28-N-パルミトイル-LysB28ProB29ヒトインスリン;B30-N-ミリストイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30-N-パルミトイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29-N-(N-パルミトイル-ガンマ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン、B29-N-オメガ-カルボキシペンタデカノイル-ガンマ-L-グルタミル-des(B30)ヒトインスリン(インスリンデグルデク、トレシーバ(Tresiba)(登録商標));B29-N-(N-リトコリル-ガンマ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)-des(B30)ヒトインスリンおよびB29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
GLP-1、GLP-1アナログおよびGLP-1レセプターアゴニストの例は、たとえば、リキシセナチド(リキスミア(Lyxumia)(登録商標))、エキセナチド(エキセンジン-4、バイエッタ(Byetta)(登録商標)、ビデュリオン(Bydureon)(登録商標)、ヒラモンスターの唾液腺により産生される39アミノ酸ペプチド)、リラグルチド(ビクトーザ(Victoza)(登録商標))、セマグルチド、タスポグルチド、アルビグルチド(シンクリア(Syncria)(登録商標))、デュラグルチド(トルリシティ(Trulicity)(登録商標))、rエキセンジン-4、CJC-1134-PC、PB-1023、TTP-054、ラングレナチド/HM-11260C(エフペグレナチド)、HM-15211、CM-3、GLP-1エリゲン、ORMD-0901、NN-9423、NN-9709、NN-9924、NN-9926、NN-9927、ノデキセン、ビアドール-GLP-1、CVX-096、ZYOG-1、ZYD-1、GSK-2374697、DA-3091、MAR-701、MAR709、ZP-2929、ZP-3022、ZP-DI-70、TT-401(ペガパモドチド(Pegapamodtide))、BHM-034、MOD-6030、CAM-2036、DA-15864、ARI-2651、ARI-2255、チルゼパチド(LY3298176)、バマドゥチド(Bamadutide)(SAR425899)、エキセナチド-XTENおよびグルカゴン-Xtenである。
オリゴヌクレオチドの例は、たとえば、家族性高コレステロール血症の治療のためのコレステロール低下アンチセンス治療剤ミポメルセンナトリウム(キナムロ(Kynamro)(登録商標))、またはアルポート症候群の治療のためのRG012である。
DPP4阻害剤の例は、リナグリプチン、ビダグリプチン、シタグリプチン、デナグリプチン、サキサグリプチン、ベルベリンである。
ホルモンの例としては、脳下垂体ホルモンもしくは視床下部ホルモンまたはレギュラトリー活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニスト、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(Somatropine)(ソマトロピン(Somatropin))、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、リュープロレリン、ブセレリン、ナファレリン、およびゴセレリンが挙げられる。
多糖の例としては、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリ
ンもしくは超低分子量ヘパリンもしくはそれらの誘導体、もしくは硫酸化多糖たとえばポリ硫酸化形の上述した多糖、および/またはそれらの薬学的に許容可能な塩が挙げられる。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例は、エノキサパリンナトリウムである。ヒアルロン酸誘導体の例は、ハイランG-F20(シンビスク(Synvisc)(登録商標))、ヒアルロン酸ナトリウムである。
ンもしくは超低分子量ヘパリンもしくはそれらの誘導体、もしくは硫酸化多糖たとえばポリ硫酸化形の上述した多糖、および/またはそれらの薬学的に許容可能な塩が挙げられる。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例は、エノキサパリンナトリウムである。ヒアルロン酸誘導体の例は、ハイランG-F20(シンビスク(Synvisc)(登録商標))、ヒアルロン酸ナトリウムである。
本明細書で用いられる「抗体」という用語は、イムノグロブリン分子またはその抗原結合部分を指す。イムノグロブリン分子の抗原結合部分の例としては、抗原への結合能を保持するF(ab)およびF(ab’)2フラグメントが挙げられる。抗体は、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、キメラ抗体、脱免疫化もしくはヒト化抗体、完全ヒト抗体、非ヒト(たとえばネズミ)抗体、または一本鎖抗体でありうる。いくつかの実施形態では、抗体は、エフェクター機能を有するとともに補体を固定可能である。いくつかの実施形態では、抗体は、Fcレセプターへの結合能が低減されているか、または結合能がない。たとえば、抗体は、Fcレセプターへの結合を支援しない、たとえば、Fcレセプター結合領域の突然変異もしくは欠失を有するアイソタイプもしくはサブタイプ、抗体フラグメントまたは突然変異体でありうる。抗体という用語は、4価二重特異的タンデムイムノグロブリン(TBTI)および/またはクロスオーバー結合領域配向を有する二重可変領域抗体様結合タンパク質(CODV)に基づく抗原結合分子も含む。
「フラグメント」または「抗体フラグメント」という用語は、完全長抗体ポリペプチドを含まないが依然として抗原に結合可能な完全長抗体ポリペプチドの少なくとも一部分を含む抗体ポリペプチド分子由来のポリペプチド(たとえば、抗体重鎖および/または軽鎖ポリペプチド)を指す。抗体フラグメントは、完全長抗体ポリペプチドの切断部分を含みうるが、この用語は、かかる切断フラグメントに限定されるものではない。本発明に有用な抗体フラグメントとしては、たとえば、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、scFv(一本鎖Fv)フラグメント、線状抗体、単一特異的または多重特異的な抗体フラグメント、たとえば、二重特異的、三重特異的、四重特異的および多重特異的抗体(たとえば、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ)、1価または多価抗体フラグメント、たとえば、2価、3価、4価および多価の抗体、ミニボディ、キレート化組換え抗体、トリボディまたはビボディ、イントラボディ、ナノボディ、小モジュール免疫医薬(SMIP)、結合ドメインイムノグロブリン融合タンパク質、ラクダ化抗体、およびVHH含有抗体が挙げられる。抗原結合抗体フラグメントの追加の例は当技術分野で公知である。
「相補性決定領域」または「CDR」という用語は、特異的抗原認識を媒介する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内の短いポリペプチド配列を指す。「フレームワーク領域」という用語は、CDR配列でないかつ抗原結合が可能になるようにCDR配列の適正配置を維持する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内のアミノ酸配列を指す。フレームワーク領域自体は、典型的には抗原結合に直接関与しないが、当技術分野で公知のように、ある特定の抗体のフレームワーク領域内のある特定の残基は、抗原結合に直接関与しうるか、またはCDR内の1つもしくはそれ以上のアミノ酸と抗原との相互作用能に影響を及ぼしうる。
抗体の例は、抗PCSK-9 mAb(たとえば、アリロクマブ)、抗IL-6 mAb(たとえば、サリルマブ)、および抗IL-4 mAb(たとえば、デュピルマブ)である。
本明細書に記載のいずれのAPIの薬学的に許容可能な塩も、薬物送達デバイスで薬物または薬剤に使用することが企図される。薬学的に許容可能な塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。
当業者であれば、本明細書に記載のAPI、公式、装置、方法、システム、および実施形態の様々な構成要素の変更(追加および/または除外)は、本発明の完全な範囲および趣旨から逸脱することなく行うことができ、本発明は、このような変更およびその任意のかつすべての均等な形態を包含することが理解されよう。
例示的な薬物送達デバイスは、ISO11608-1:2014(E)の5.2節の表1に記載されるような針ベースの注射システムを含むことができる。ISO11608-1:2014(E)に記載されるように、針ベースの注射システムは、複数用量容器システムと、単一用量(部分排出または完全排出)容器システムに大きく区別することができる。容器は、交換可能容器または一体型の交換不能容器とすることができる。
さらにISO11608-1:2014(E)に記載されるように、複数用量容器システムは、交換可能容器を含む針ベースの注射デバイスを含むことができる。そのようなシステムでは、各容器は、複数用量を保持し、そのサイズは固定または可変(ユーザによって予め設定される)とすることができる。他の複数用量容器システムは、一体型の交換不能容器を含む針ベースの注射デバイスを含むことができる。そのようなシステムでは、各容器は、複数用量を保持し、そのサイズは固定または可変(ユーザによって予め設定される)とすることができる。
さらにISO11608-1:2014(E)に記載されるように、単一用量容器システムは、交換可能容器を含む針ベースの注射デバイスを含むことができる。そのようなシステムの1つの例では、各容器は、送達可能な体積全部が排出される(完全排出)、単一用量を保持する。さらなる一例では、各容器は、送達可能な体積の一部が排出される(部分排出)、単一用量を保持する。やはりまたISO11608-1:2014(E)に記載されるように、単一用量容器システムは、一体型の交換不能容器を含む針ベースの注射デバイスを含むことができる。そのようなシステムの1つの例では、各容器は、送達可能な体積全部が排出される(完全排出)、単一用量を保持する。さらなる一例では、各容器は、送達可能な体積の一部が排出される(部分排出)、単一用量を保持する。
Claims (15)
- 注射デバイスであって:
環境音響信号を検出するように構成された音響センサと;
音響信号を生成するように動作可能な音響信号発生器と;
検出された環境音響信号に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成するように音響信号発生器を制御するように構成されたコントローラと
を含む、前記注射デバイス。 - 触覚フィードバックを生成するように構成された振動要素をさらに含み、
警報は、触覚フィードバックをさらに含む、
請求項1に記載の注射デバイス。 - 警報の音響特性は、追加的に、所定の設定に基づいて選択され、
該所定の設定は、場合により、フィードバック嗜好、音響嗜好、聴覚限界、視覚限界および触覚限界のうちの任意の1つまたはそれ以上を含む、
請求項1または2に記載の注射デバイス。 - 周囲光レベルを検出するように構成された光電素子をさらに含み、
ここで、警報の音響特性は、追加的に、検出された周囲光レベルに基づいて選択される、
請求項1~3のいずれか1項に記載の注射デバイス。 - コントローラは、検出された環境音響信号に基づいて選択される周波数スペクトル、音高もしくは音色を有する警報を生成する、および/または検出された環境音響信号に基づいて選択される周波数帯内の警報を生成するように音響信号発生器を制御するように構成される、請求項1~4のいずれか1項に記載の注射デバイス。
- コントローラは、検出された環境音響信号に基づいて選択される多周波数帯の各々内の振幅の警報を生成する、および/または検出された環境音響信号に基づいて選択される音量で警報を生成するように音響信号発生器を制御するように構成される、請求項1~5のいずれか1項に記載の注射デバイス。
- 警報の音響特性は、追加的に、注射デバイスのステータスに基づいて選択される、請求項1~6のいずれか1項に記載の注射デバイス。
- 第2の音響信号発生器をさらに含み、
ここで、コントローラはさらに、警報に加えて、周囲ノイズを除去するように配置された基準ノイズを生成するように第2の音響信号発生器を制御するように構成される、
請求項1~7のいずれか1項に記載の注射デバイス。 - 注射ペンである、または、注射ペンに連結するための部材を備える補助デバイスである、請求項1~8のいずれか1項に記載の注射デバイス。
- フィードバックシステムであって:
音響信号を生成するように動作可能な音響信号発生器を含む第1のデバイスと;
環境音響信号を検出するように構成された音響センサと、検出された環境音響信号に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成するように第1のデバイスの音響信号発生器を制御するように構成されたコントローラとを含む第2のデバイスと
を含み、
ここで、第1のデバイスおよび第2のデバイスのうちの一方は、注射デバイスであり、第1のデバイスおよび第2のデバイスのうちの他方は、携帯型デバイスまたはコントローラデバイスである、
前記フィードバックシステム。 - 第1のデバイスは、注射ペン、または注射ペンに連結するための部材を備える補助デバイスであり、
第2のデバイスは、携帯型デバイスである、
請求項10に記載のフィードバックシステム。 - 第1のデバイスまたは第2のデバイスのどちらかは、触覚フィードバックを生成するように構成された振動要素をさらに含み、
警報は、触覚フィードバックをさらに含む、
請求項10または11に記載のフィードバックシステム。 - 警報の音響特性は、追加的に、所定の設定に基づいて選択される、請求項10~12のいずれか1項に記載のフィードバックシステム。
- 第1のデバイスまたは第2のデバイスのどちらかは、周囲光レベルを検出するように構成された光電素子をさらに含み、
警報の音響特性は、追加的に、検出された周囲光レベルに基づいて選択される、
請求項10~13のいずれか1項に記載のフィードバックシステム。 - 第1のデバイスおよび第2のデバイスは、無線ユニットをさらに含み、
第2のデバイスは、第1のデバイスからステータス情報を受信するように構成され、
第2のデバイスのコントローラはさらに、ステータス情報の受信に応答して、追加的にステータス情報に基づいて選択される音響特性を有する警報を生成するように構成される、
請求項10~14のいずれか1項に記載のフィードバックシステム。
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