JP2023503292A - 係船索コネクタ装置および方法 - Google Patents

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Abstract

コネクタアセンブリが協働的に係合されており、回転可能に制限されている、浮遊船に係船索を接続するためのコネクタ装置が開示されている。プレテンショニング構成体は、コネクタアセンブリ間にプレテンショニング力を適用するために提供され得、旋回可能な接続は、アセンブリを互いに回転可能に制限するピンの方法によって提供され得る。コネクタアセンブリを接続しプレテンショニングする方法も開示されている。

Description

本発明は、特に潮汐タービンまたは他の水流発電装置のような浮体式再生可能エネルギー発生装置などの浮体式構造体に係船索を接続する装置および方法に関する。
オフショア再生可能エネルギー産業においては、直接海底に固定されたものより優先して、半永久的な浮体式構造体の使用に焦点を合わせることが増えている。浮体式構造体は、より迅速に且つコスト面で効果的に展開されることができ、使用停止または修復のための海岸に容易に牽引されること、または、別の潮汐、風力資源に再配置されることができる。
浮体式構造体は、係船索(典型的には、チェーン、またはワイヤ等)によって海底に係留される必要がある。典型的には、電気分配ケーブルなどの追加の線を浮体式構造体に接続する必要もある。
WO2009/141617(Scotrenewables Marine Power Limited)は、「ムーンプール」(すなわち、船舶のデッキおよび船体を介して延伸する穴)を有する係留コネクタであり、浮揚性の円錐台形状コネクタを協働的に受け入れ得る、係留コネクタを説明する。コネクタは、その外側表面上の環状チャネルの周囲の位置にラッチされ、これは、船舶に対するコネクタの回転を可能にする。この構成体は、潮の各周期で端から端まで回転しなければならない浮体式潮汐タービンの文脈において特に有益である。
例えば、川または河口などの常に流れている水体において使用される場合のように、タービン装置がこのようにして回転しない必要がある場合、または、船舶全体を回転させるための要件を未然に防ぐべくタービンブレード自体が回転し得る場合、WO2009/141617に説明されているような回転可能なコネクタは必要とされない。
いわゆる「ターレット」システムが石油およびガス産業において使用されると知られており、それらは、船舶の船体を介してデッキまで延伸する管状ハウジングの形を取る。しかしながら、従来のシステムは、浮体式水流発電の特定の要件に、または、タービンブレード上に作用する流水による、そのような装置の係留コネクタを介して伝達される特定の応力に、最適化されていない。
WO2016/180866(Single Buoy Moorings Inc.)は、中央コネクタ本体の周囲に回転可能なガイド本体を有する係留コネクタを説明する。コネクタ本体は管状ハウジング内に引っ張られ、内部端部の外部のガイド形成体およびピンの複雑なセットによって定位置にロックされ、ガイド本体および管状ハウジングの一部を形成する。コネクタは、コネクタ本体の基部におけるユニバーサルジョイント、および、ガイド形成体とコネクタ本体との間における回転独立性の両方の供給によってトルクを最小化するべく、特に適合される。システムにおける任意の軸方向あそびは、コネクタおよび係船索の重さのみによって防止される。さらに、ガイド形成体、ベアリングおよびコネクタ本体の同心構成体が、ハウジングの直径の大部分を占有する。
GB2500904(Sigma Offshore Limited)は同様の係船索コネクタを説明しており、ここでオス型コンポーネントは管状のメス型コンポーネント内に引っ張られ、油圧ラッチ要素のアレイによって所定の位置にラッチされる。相対的な軸方向の動きはラッチによって制限されているが、フェールセーフを提供するべく、ラッチ要素は、オス型コネクタとの接合から離れて付勢されている。
この種類の従来技術のシステムは、潮汐発電装置の分野において、または、通常運転中に比較的に極端な力が係留材と船舶との間に適用される同様の適用において使用されるために最適化されているものではない。
本発明の第1の態様によると、
第1のコネクタアセンブリと、
前記第1のコネクタアセンブリに接続されるための第2のコネクタアセンブリと、
前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間にプレテンショニング力を適用するために、前記第2のコネクタアセンブリに対して固定された関係で位置付けられているプレテンショニング構成体であって、前記プレテンショニング構成体は、第1の構成と第2の構成との間で再構成可能である、プレテンショニング構成体と、
前記第1のコネクタアセンブリから延伸しており、連結装置によって前記プレテンショニング構成体に連結されるように適合されているプルラインと、
前記プレテンショニング構成体に前記プルラインを連結するための連結装置と
を備え、
前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとが係合しているまたは互いに近接している場合、前記プルラインの一部は前記プレテンショニング構成体に対して位置付け可能であり、それにより、前記プルラインは前記連結装置によってそこに連結され得、
前記プレテンショニング構成体が前記連結装置によって前記プルラインに連結されており、前記プレテンショニング構成体が前記第2の構成にある場合、前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間の前記プレテンショニング構成体によって前記プレテンショニング力が適用される
プレテンショニング可能なコネクタ装置が提供される。
第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとを接続するための使用において、一度第1のコネクタアセンブリが第2のコネクタアセンブリ(または少なくとも第1のコネクタアセンブリに近接しているもの)と係合すると、プルラインの一部は、典型的にはプルラインがぴんと張った状態でプレテンショニング構成体に連結され、プレテンショニング構成体は、プレテンショニング力が適用されるように再構成される。
プレテンショニング装置は、プルラインを引っ張ることによって、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとの間の効率的な接続を提供し、接続を保持するためのプレテンショニング力の適用を提供する。プレテンショニング力は、プルラインを介してコネクタアセンブリ間に適用され、それらが互いに接続した状態を保持させる残留力である。プレテンショニング力は、使用において、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとの間の移動を防止する。例えば、第1のコネクタアセンブリは、使用中に、係船索に、または、第1のコネクタアセンブリを第2のコネクタアセンブリから係脱するように作用する力を第1のコネクタアセンブリに適用する傾向がある他の装置に接続されてもよく、または、それらの間で移動を発生させてもよい。任意のそのような関連する移動は、それと関連付けられたコネクタアセンブリまたは構造(例えば、浮遊船)に対して別様に損傷または摩耗を発生させ得、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとの間にプレテンショニング力を適用することによって低減または除去され得る。第1のコネクタアセンブリに適用されたプレテンショニング力と任意の追加負荷とはまた、プルラインを介してプレテンショニング構成体に分散される。そのような力を受け入れるための構造的要件は、コネクタアセンブリ自体から離れて配置され得る。この設計の柔軟性は、例えば船体の設計におけるような工学的妥協を回避するために、浮体式応用例において特に有益であり得る。
前記プレテンショニング力は、前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成することによって適用され得る。いくつかの実施形態において、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとの間の第1の力が、プレテンショニング力に等しいまたはそれを超えるようにプルラインに適用され、プレテンショニング構成体は第1の構成から第2の構成に再構成され、第1の力は解放され、それにより、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとの間のプレテンショニング力は、その第2の構成におけるプレテンショニング構成体によって維持される。
コネクタ装置は、前記プレテンショニング構成体が前記第1の構成である場合に、前記連結装置が前記プレテンショニング構成体に接続されるように構成され得、ここで、前記プレテンショニング構成体が前記連結装置によって前記プルラインに連結されている場合、前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成することで、前記プレテンショニング力を適用する。
再構成によって、本明細書では、プレテンショニング構成体の1または複数の部分を少なくとも移動させることを参照する。再構成は、以下に説明されるような保持器またはスペーサなどの1または複数のコンポーネントをプレテンショニング構成体に追加することを含み得る。
プレテンショニング構成体は、いくつかの実施形態においては、プレテンショニング力を適用するために、第1の構成から第2の構成に延伸し得る。プレテンショニング構成体は、いくつかの実施形態においては、プレテンショニング力を適用すべく、収縮または別様に再構成され得る。
プルラインは、連結部を含み得る。連結部は、その中に、例えば、開孔または他のラッチング形成体を含み得る。
連結装置は、連結部と係合するように適合され得る。連結装置は、例えば、延伸可能なラッチ、またはクランプ等を含み得る。
凹部、チャネル、リップ、または、連結部上の他の適切な形成体において受け入れられるように適合された1または複数のカラー、プレートまたはピンなどの、任意の適切なラッチング構成体が使用され得る。
連結装置は、ラッチピンを含み得、連結部は、その第1の側から第2の側に延伸し、ラッチピンを受け入れるようにサイズ設定されたラッチピン開孔を含み得る。
プレテンショニング構成体は、プルラインの連結部の第1の側および第2の側上のラッチピンと係合し得る。
プルライン連結部は、チェーンリンクなどのプルラインの一部であってもよく、または、プルラインがチェーンである終端チェーンリンクであってもよい。
プルラインは、延伸して、連結部で終了し得る。
連結部は、別個のコンポーネントであってもよい。従って、それはプルラインから独立してサイズ設定され得るので、ラッチング装置の任意の適切な寸法が選択され得る。例えば、第1の側と第2の側との間の幅、および、ラッチピンならびにラッチピン開孔の任意の適切な直径が、プルラインの寸法から独立して選択され得る。
使用中に、プレテンショニング力はラッチピンに伝達され、ラッチピンのうちプレテンショニング構成体と係合する部分にわたって分散される。従って、ラッチピンおよびコネクタ部分は、以前可能であったよりも広くこれらの力を分散させるように寸法決めされ得る。
例えば、従来のプレテンショニングまたはラッチングは、チェーンリンクを介してピンを導入すること、または、プルラインにおいてループを導入することによって達成される。そのような構成体において、力は、典型的には、2つの全体的に丸みを帯びた本体間でインタフェースを介して適用されており、それにより相対的に応力が集中する。さらに、ラッチピンの寸法はチェーンリンクのサイズによって限定され得る。
ラッチピン開孔は全体的に管状であり得る。管状開孔は、使用中に、ある長さのラッチピンに沿ってプレテンショニング力を伝達させ得る。
ラッチピンは、ラッチピン開孔内でぴったりフィットし得る。プレテンショニング力は、それにより、可能な限り大きいラッチピンの表面積にわたって分散され得る。例えば、開孔の内部直径はラッチピンの外部直径と同様であり、それらの間にぴったり嵌まるかまたは絞まり嵌めを提供し得る。
ラッチング装置がラッチピンを含む場合、プレテンショニング構成体は、使用中に、ラッチピン開孔から延伸しているラッチピンの長さのすべてまたは実質的にすべてに沿って係合するように構成されており、それにより、伝達されたプレテンショニング力を分散させ得る。
プレテンショニング構成体は、ラッチピン開孔から連結部の第1の側および第2の側に延伸するラッチピンのそれぞれの端部と係合するように、第2のコネクタアセンブリに対して移動可能である、第1のジャッキングプレートおよび第2のジャッキングプレートを含み得る。
ジャッキングプレートは、使用中に、プルラインの連結部に隣接して位置付けられ得る。当業者は、ジャッキングプレートと連結部との間の隙間が、(例えば、一時的に取り付けられたパイロットラインを介して)プルラインを引っ張ることを容易にするのに望ましい場合があるが、ラッチピンの支持されていない長さを最小化するように可能な限り近くにあることが望ましいということを理解するであろう。
第1のジャッキングプレートおよび第2のジャッキングプレートは、連結部の少なくとも第1の側および第2の側の周囲に、且つ少なくとも第1の側および第2の側に延伸するようにサイズ設定された、ジャッキングプレートカラーの一部を形成し得る。ジャッキングプレートカラーは、連結部の周囲全体に延伸するようにサイズ設定されたポートを含み得、または、側部開放型(例えば、連結部を受け入れるためのU字型部分を画定する)であり得る。
第1のジャッキングプレートおよび第2のジャッキングプレートには、ラッチピンの端部と係合するための、凹部などの受容形成体が提供され得る。
プレテンショニング可能なコネクタ装置は、第1の支持プレートおよび第2の支持プレートを、第2のコネクタアセンブリに対して固定された関係で含み得、第1の支持プレートおよび第2の支持プレートは第1のジャッキングプレートおよび第2のジャッキングプレートに対応しており、ここで、プレテンショニング構成体は、支持プレートとジャッキングプレートとの間にプレテンショニング力を適用するように構成されている。
第1の支持プレートおよび第2の支持プレートは、連結部の少なくとも第1の側および第2の側の周囲に、且つ少なくとも第1の側および第2の側に延伸するようにサイズ設定された、支持プレートカラーの一部を形成し得る。支持プレートカラーは、そのプルラインまたは連結部の周囲全体に延伸するようにサイズ設定されたポートを含み得、または、側部開放(例えば、プルラインまたは連結部を受け入れるためのU字型部分を画定する)であり得る。
プレテンショニング力は、油圧アクチュエータを含む任意の適切な手段によって、機械的にまたは電気機械的に適用され得る。例えば、プレテンショニング構成体は、使用中のラッチピンと係合するようにジャッキングプレートを延伸および移動させるように動作可能な、支持プレートとジャッキングプレートとの間に配置された1または複数の油圧ラムを含み得る。トルク付与ナットおよび/または張力付与ボルトが、プレテンショニング構成体を(押し込むまたは引っ張ることのいずれかによって)再構成するのに使用され得る。プレテンショニング構成体は、レバー操作によって、例えばカムを回転させることによって、再構成され得る。
第1のコネクタアセンブリおよび第2のコネクタアセンブリを接続させる場合、ウィンチによって張力が適用され得、それにより、プレテンショニング構成体はプルラインターミネーターに連結され、ウィンチが解放され、その後プレテンショニング力がプレテンショニング構成体によって適用され得る。
プレテンショニング構成体は、第2の構成において定位置にロックされ、プレテンショニング力を維持するように構成され得る。言い換えると、プレテンショニング構成体は、第2の構成において受動的に保持され得る。
本明細書における「受動的に保持される」という用語は、プレテンショニング構成体が、プレテンショニング力を維持するべくエネルギーを付与される必要がある油圧、電気的機構または任意の他の種類の機構なしに第2の構成に保持またはロックされている状態を指す。受動的に保持されたプレテンショニング構成体は、例えば潮汐発電機、および石油リグ等といった半永久的に係留された船舶に必要であり得るように、長期間(数か月または数年)にわたってプレテンショニング力をより信頼性高く維持し得る。
第2の構成にあるプレテンショニング構成体を受動的に維持するまたはロックすることは、プレテンショニング力を適用するためにエネルギーを付与される装置の機械の故障に別様に関連付けられたリスクを回避することによって、安全性便益を提供する場合もある。
プレテンショニング構成体は、例えばトルク付与ナットまたは張力付与ナットの方法によって受動的に保持され得る。菊座金または他の保持器(例えば、保持ボルトのヘッドに適用された保持器)は、第2の構成に達した場合、張力付与ナットをその位置に保持するのに使用され得る。回転するカムも、類似した方式でその位置に維持またはロックされ得る。
プレテンショニング構成体は、ウェッジ、スペーサ、プレートまたは他の部材をプレテンショニング構成体のコンポーネント間にラッチングまたは導入して、第2の構成から第1の構成への移動を阻止することによって、受動的に保持され得る。例えば、以下に開示されるようなジャッキングプレートは、油圧または電気機械的アクチュエータ等の手段を用いて持ち上げられ得、1または複数のスペーサは、ジャッキングプレートと支持プレートとの間に導入されることで第2の構成にあるプレテンショニング構成体を受動的に保持し、それにより、アクチュエータは、エネルギーを付与された状態を維持する必要がなくなる。
前記コネクタ装置は、前記第2のコネクタアセンブリと前記プレテンショニング構成体との間で延伸しているスペーサ構造を含み得る。スペーサ構造は、例えば、第2のコネクタアセンブリと支持プレートとの間で延伸し、少なくとも一部分に、第2のコネクタアセンブリおよび支持箇所をそれらの互いに固定された関係で維持し得る。
プレテンショニング構成体および第2のコネクタアセンブリは、スペーサ構造に対して固定された関係で保持され得る。プレテンショニング構成体は、スペーサ構造の一端に取り付けられるか、またはそれに近接して固定され得、第2のコネクタアセンブリは、スペーサ構造の他端に取り付けられるか、またはそれに近接して固定され得る。
前記スペーサ構造はさらに、前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとを互いに係合させるべく、前記プルラインを引っ張る経路を提供し得る。
スペーサ構造は、一般的に、本明細書に開示されるように、浮遊船の船体を介したムーンプールなどの管状構造であり得る。
支持プレートは、管状構造の端部に取り付けられるか、またはそれに近接していてよい。
プレテンショニング構成体(例えば、その支持プレート)は、管状構造またはムーンプールの上端に取り付けられるか、またはそれに近接して固定され得る。
プレテンショニング可能な接続装置は、浮遊船に係船索を固定させるのに使用され得る。
プルラインは可撓性を有し得る。例えば、プルラインは、ある長さのケーブル、またはチェーン等を含み得る。可撓性プルラインは、例えば、第1のコネクタアセンブリおよび第2のコネクタアセンブリのうち1つまたは両方が、係船索を浮遊船に接続している場合などの接続中に移動する傾向があり得る場合に、第1のコネクタアセンブリおよび第2のコネクタアセンブリを、それぞれの位置合わせの範囲から一緒に引っ張ることを補助する。
第1のコネクタアセンブリは、オス型コネクタアセンブリであり得る。第2のコネクタアセンブリは、メス型コネクタアセンブリであり得る。
第1のコネクタアセンブリおよび第2のコネクタアセンブリは、それぞれの位置合わせの範囲から一緒になるように適合され得る。例えば、本明細書に開示されているように、一方または両方がテーパ状であり得る。
第1のコネクタアセンブリおよび第2のコネクタアセンブリは、第2の態様に関連して本明細書に開示されているように、オス型コネクタアセンブリおよびメス型コネクタアセンブリであり得る。
コネクタ装置はさらに、プレテンショニング構成体とプルラインの連結部とを包囲するためのシールドまたはカバーを含み得る。シールドまたはカバーは、取り外し可能または格納可能であり得、その結果、連結装置の上端は、連結装置が一度プレテンショニングされると、カバーされ得る。
コネクタ装置は、例えば油圧管路、または電気分配線等といった1または複数のさらなる線が接続され、オス型および/またはメス型コネクタアセンブリを通過するように構成され得る。例えば、オス型コネクタアセンブリは、1または複数のさらなるコネクタまたはチャネルを含み得る。
本発明の第2の態様に従って、係船索を浮遊船に接続するコネクタ装置であって、前記コネクタ装置は、第1のコネクタアセンブリであるオス型コネクタアセンブリと、第2のコネクタアセンブリであるメス型コネクタアセンブリとを備え、
前記オス型コネクタアセンブリは、オス型長手軸と、プルラインに接続されるための上端部と、係船索に接続されるための下端部とを有しており、前記オス型コネクタアセンブリから延伸している第1のピン部分はオス型長手軸に対して垂直であり、前記オス型コネクタアセンブリの反対側から延伸している第2のピン部分は前記オス型長手軸に対して垂直であり、
前記メス型コネクタアセンブリは、メス型長手軸を画定するコネクタカラーを有しており、前記オス型コネクタアセンブリの中間部の周囲に協働的に係合するように構成されており、
前記メス型コネクタアセンブリは、前記メス型コネクタアセンブリの第1の側上の前記メス型長手軸から離間された第1のピン受容部と、前記メス型コネクタアセンブリの対向する第2の側上の前記メス型長手軸から離間されて離れた第2のピン受容部とを含み、
前記オス型コネクタアセンブリは前記メス型コネクタアセンブリに連結可能であり、前記オス型コネクタアセンブリが前記メス型コネクタアセンブリに連結されている場合、前記コネクタカラーは、前記オス型コネクタアセンブリの前記中間部の周囲に協働的に係合し、前記第1のピン部分および前記第2のピン部分は、前記第1のピン受容部および前記第2のピン受容部とそれぞれ係合する、コネクタ装置が提供される。
使用中に、オス型コネクタアセンブリはメス型コネクタアセンブリに受け入れられ、コネクタカラーはオス型コネクタアセンブリと係合されることで、メス型コネクタアセンブリに対するオス型コネクタアセンブリの長手方向の動きを限定する。第1のピンおよび第2のピンはそれぞれ、第1のピン受容部および第2のピン受容部によって受け入れられて、メス型コネクタアセンブリに対するオス型コネクタアセンブリの回転運動を限定する。
コネクタ装置の構成部品は、特定の適用に従って独立してスケーリングされ得る。特に、第1のピン部分および第2のピン部分の横方向範囲(すなわち、それらがオス型長手軸からどの程度離れているか)、および、ピン受容部の対応する横方向位置(すなわち、それらのメス型長手軸から離れている距離)は、オス型コネクタアセンブリおよびメス型コネクタアセンブリの直径とは独立して変化し得る。
オス型コネクタアセンブリは、メス型コネクタアセンブリに解放可能に接続されるまたは接続可能であり得る。オス型コネクタアセンブリおよびメス型コネクタアセンブリは、第1の態様に従って、プレテンショニング可能なコネクタ装置の一部を形成し得る。
オス型コネクタアセンブリの上端部はアイレットなどのアタッチメントを含み得、これによって使用中に本体がメス型コネクタアセンブリ内に引っ張られ得る。ケーブルまたはチェーンなどのプルラインはアタッチメントに取り付けられ得、これによって使用中にオス型コネクタアセンブリがメス型コネクタアセンブリに引っ張られて係合され得る。
オス型アセンブリとメス型アセンブリとを一緒にさせ得るオス型長手軸とメス型長手軸との間の角度の範囲に対する公差は、オス型コネクタアセンブリの上端部と中間部との間の長のおかげで、カラーを介した開孔のサイズと比較して、既知の連結装置より大きい場合もある。
例えば、オス型コネクタアセンブリの上端と(上端に最も近いポイントにおける)中間部との間の長さと、カラーの直径との比は、3:1より小さくても、または2:1より小さくても、またはおよそ3:1から1:1の間であってもよい。例えば、比はおよそ1.5:1であってよい。
オス型コネクタアセンブリの下部は、オス型コネクタアセンブリに係船索を連結するための旋回可能な連結部を含み得る。使用中の旋回可能な連結部は、波、海流および線に起因する係船索および/または船舶の動きを収容し得る。
旋回可能な連結部は、第1のピン部分および第2のピン部分の周囲を旋回し得る。すなわち、第1のピン部分および第2のピン部分は、旋回可能な連結部の一部を形成し得る。
従って、第1のピン部分および第2のピン部分は、メス型コネクタアセンブリに対するオス型コネクタアセンブリの制限回転の2つの目的を実行して、使用中に海流および波等に起因する船舶と係船索との間の動きを収容する。
第1のピン部分および第2のピン部分は、例えば、1または複数のアイレットを介してオス型コネクタアセンブリを介して延伸しているピンの一部を形成し得る。
旋回可能な連結部は、クレビスジョイントを含み得る。
クレビスジョイントは、典型的には、各々が離間された同軸アイレットを含む「ヨーク」のアームなどの外側連結形成体と、外側連結形成体のアイレット間に挿入されるようにサイズ設定された内側連結形成体であって、単一のアイレットを有する内側連結形成体とを含み、ここで上述のアイレットは位置合わせされており、ピンはすべてのアイレットを介して延伸し、それにより、内側嵌合形成体は外側連結形成体に対してピンの周囲を旋回可能である。
クレビスジョイントは、例えばあそびを除去するまたは潤滑の目的のために、アイレットとピンとの間のベアリングまたはブッシング、および/または、内側連結形成体と外側連結形成体との間におけるスペーサまたはワッシャ等を含み得る。
クレビスジョイントの内側連結形成体または外側連結形成体のいずれかは、使用中に、係船索と一緒に回転可能であり得る。
オス型コネクタアセンブリは、1つより多くの旋回可能な連結部を含み得る。
いくつかの実施形態において、オス型コネクタアセンブリは、並列に(例えば互いに隣り合って)2つまたはそれより多くの旋回可能な連結部を含む。並列の1つより多くの旋回可能な連結部は、オス型コネクタアセンブリが1つより多くの係船索に連結されることを可能にし得る。
2つまたはそれより多くの旋回可能な連結部は都合良く同軸であり、それを通って延伸する単一のピンを含み得る。代替的に、連結装置は1つより多くのピンを含み得る。例えば、オス型コネクタアセンブリは、(各々がアイレットを有する)終端連結形成体と、終端連結形成体のアイレットと同軸のアイレットを有する中間連結形成体とを含み得る。中間連結形成体と、上述の終端連結形成体のうちの1つとは、第1のクレビスジョイントの外側連結形成体を共に形成し得る。中間連結形成体と、上述の終端連結形成体のうちの他のものとは、第2のクレビスジョイントの外側連結形成体を共に形成し得る。
代替的にまたは加えて、オス型コネクタアセンブリは、別の旋回可能な連結部と直列の少なくとも1つの旋回可能な連結部を含み得る。オス型コネクタアセンブリは、直交軸の周囲で動作する直列の旋回可能な連結部を含み得る。
直交軸を有する直列のそのような旋回可能な連結部は、1つより多くの方向(例えば、任意の方向)においてオス型コネクタアセンブリに対する係船索の動きを収容し得る。
直列の旋回可能な連結部は、その各端部に旋回可能な連結部のコンポーネントを有する内方(medial)部材を含み、任意選択的に互いに直交であり得る。例えば、本明細書に開示されるような内方部材は、その各端部にクレビスジョイントの内側連結形成体、その各端部に外側連結形成体、または、内側連結形成体ならびに外側連結形成体を含み得る。
旋回可能な連結部は、ユニバーサルジョイントを含み得る。ユニバーサルジョイントは、互いに直交する2つの旋回可能な連結部を含む。
これは、外側ピンを介して延伸する内側ピンの方法を含む多数の方法で達成され得、ここでユニバーサルジョイントは、外側ピンに対して回転可能な第1の外側連結形成体と、内側ピンに対して回転可能な第2の外側連結形成体とを含む。ユニバーサルジョイントは、その周囲を2つのヨークの各々が回転し得る同軸且つ直交のピン部分の対(本開示に従って、上述の第1のピン部分および第2のピン部分を含む)を有する交差部または「スパイダ」を含み得る。ユニバーサルジョイントは、互いからオフセットされている直交回転軸を含み、それにより、ユニバーサルジョイントは実質的に、内方部材(またはアセンブリ)の端部領域の周囲で動作する直列の2つのクレビスジョイントを含み得る。
上端部と下端部との間のオス型コネクタアセンブリの中間部は、カラーと協働的に係合するように構成され得る。中間部は、例えば、カラーの1または複数の内側表面に向かって使用中に方向付けられた1または複数のテーパ状の表面を含み得る。
いくつかの実施形態において、1または複数のテーパ状の表面は円錐台を画定し得る。これによって、我々は、完全に円錐台形状の表面が画定されていない実施形態も含む。
中間部は、例えば、円錐台形状の外側表面、または、複数の半径方向にテーパ状に延伸するリブであって、そのテーパ状の上面は円錐台形状の接合を画定する(リブのエッジは円錐台の概念的な面に沿ってそれぞれ延伸する)、リブを含み得る。
カラーは、使用中に中間部と協働的に係合する、対応して構成された(例えば、円錐台形状の)内側表面を含み得る。
オス型コネクタアセンブリは、コネクタ本体を含み得る。
コネクタ本体の上部は、アタッチメントを含み得る。
コネクタ本体の下部は、そこから横方向に(典型的には、半径方向に)延伸する第1のピン部分および第2のピン部分を含み得る。
第1のピン部分および第2のピン部分がピンの一部である実施形態において、ピンは、コネクタ本体の下部を介して延伸し得る。
コネクタ本体の中間部は、カラーとの協働的な係合のための、上述のテーパ状である表面または複数の表面を画定し得る。
本体の下部は、コンポーネントを含んでもよく、または、1または複数の上述の外側連結形成体、1または複数の内側連結形成体、または1または複数の終端および中間連結形成体などの1または複数の旋回可能な連結部を含んでもよい。
本体は、例えば、単一の材料ブロック(鋼または他の金属または合金材料など)から鋳造または機械加工された、単一構造であり得る。
メス型コネクタアセンブリは、使用中に、第1の態様に関連して本明細書に開示されているように、浮遊船またはスペーサ構造の一部などの外部構造に対して固定された関係で位置付けられ得る。
メス型コネクタアセンブリは、例えば管状ムーンプール(「wet porch」とも知られている、水柱へのアクセスを与える船舶の船体における開口)の底部にまたはその内部におけるような、全体的に管状構造の端部に沿ってまたはそれにおいて位置付けられ得る。しかしながら、ムーンプールは、管状である必要はなく、例えば、コネクタ装置以外の機器に対するアクセスを収容する、任意の適切なサイズまたは構成であり得る。ムーンプールは、上述の管状構造またはスペーサ構造を含み得る。
メス型コネクタアセンブリは、上述の管状構造に連結されるように適合され得る。例えば、メス型コネクタアセンブリ、任意選択的にそのコネクタカラーは、フランジを含み得、これによってメス型コネクタアセンブリは管状構造に固定される。
コネクタ装置は、上述の管状構造を含み得る。
コネクタカラーは、オス型コネクタアセンブリの中間部の周辺部のすべてまたは一部の周囲と係合するように構成され得る。
ピン受容部は、コネクタカラーに対して取り付けられてもよく、または、それと一体的に形成されてもよい。
ピン受容部は、代替的に、使用中に、例えばカラーが取り付けられたフランジ、または、コネクタ装置を含む船舶の船体の隣接する部分などの、コネクタカラーに隣接する構造に取り付けられ得る。
ピン受容部は、いくつかの実施形態において、任意選択的にコネクタカラーまたは隣接するフランジにおける窪みまたは凹部であり得る。使用中に、第1のピン部分および第2のピン部分は、窪み/凹部に停止し得る。
各ピン受容部は、コネクタカラーの下方で(任意選択的に、これらに隣接してでも)使用中に延伸する当接部材を含み得る。
前記オス型コネクタアセンブリが前記メス型コネクタアセンブリに連結されている場合、前記第1のピン受容部は、第1の方向において前記第1のピン部分の回転を制限(または実質的に防止)するように位置付けられた当接部材を含み得、前記第2のピン受容部は、対向する第2の方向において前記第2のピン部分の回転を制限するように位置付けられ得る。
使用中に、第1のピン部分は、第2のピンが第2のピン受容部当接部材と係合する場合に、第1のピン受容部当接部材と係合し得る。
上述のピン受容部の各々は、オス型コネクタアセンブリがメス型コネクタアセンブリに連結された場合に、両方の方向においてそれぞれのピン部分の回転を制限するように位置付けられている当接部材の少なくとも1つの対を含み得る。
前記メス型コネクタアセンブリは、それぞれの前記ピン部分を前記ピン受容部にガイドするために前記第1のピン受容部および前記第2のピン受容部の各々に関連付けられたガイド構成体を含み得る。各ガイド構成体は、(前記オス型コネクタアセンブリが前記メス型コネクタアセンブリにアプローチする際の向きと、その最終の向きとの間の)ある角度の範囲から、前記オス型コネクタアセンブリが前記メス型コネクタアセンブリに向けて引っ張られた場合、それぞれの前記ピン受容部におけるその最終位置に向けてピン部分を捕捉およびガイドするように構成され得る。それにより、横方向公差度を提供することもできる。
これによって、我々は、(コネクタアセンブリを一緒に連結する処理中に)オス型コネクタアセンブリがメス型コネクタアセンブリに連結されていない場合のピン部分の位置と、オス型アセンブリとメス型アセンブリとが互いに連結されている場合のピン部分の位置との間に線引きされた概念的線と、メス型長手軸との間の角度の範囲を含む。
オス型コネクタアセンブリのメス型コネクタアセンブリに向けてのアプローチの角度の範囲に対するそのような公差は、アセンブリを接続して、水流および波等に関わらず船舶を係留することを補助する。
ガイド構成体は、ピン受容部の一部を形成し得る。例えば、ピン受容部は当接部材を含み得、これは、当接部材の下部からメス型長手軸に対して且つそれに向いて角度をもって上方に延伸している傾斜表面を有している。
当接部材の対を含むガイド構成体は、傾斜面を有する対向するガイド構成体を含み得る。故に、ガイド構成体は、ピン受容部に対するテーパ状の入口を一緒に画定し得る。
いくつかの実施形態において、ガイド構成体を含むピン受容部は、各々が2つの当接部材の対を含み、U字型断面を有する単一の材料から(例えば、材料のシートから押圧されて、またはU字型のビームからカットされて)形成され得る。ピン受容部と第1のおよび第2のピン部分との間の複数の接触ポイントは、それにより、頑固且つ単純なコンポーネントを製造するために提供される。さらに、1または複数のリベット、スポット溶接、またはボルトの固定ポイントは、ピン受容部を取り付けるために、当接部材の対の間に提供される。
オス型コネクタアセンブリおよびメス型コネクタアセンブリの様々な構成部品は、それらのそれぞれの長手軸の周囲において都合良く対称になっており、任意選択的に実質的に円対称であるが、これは必須ではない。同様に、オス型長手軸およびメス型長手軸は、オス型コネクタとメス型コネクタとが使用中に共に連結された場合に、互いに位置合わせされ得、オス型コネクタアセンブリおよびメス型コネクタアセンブリは、一般的に同軸であり得る。
プルラインは、コネクタアセンブリの上端におけるアタッチメントを介してオス型コネクタアセンブリに取り付けられ得、これによって、オス型コネクタアセンブリを引っ張ってメス型コネクタアセンブリと協働的に係合させることができる。
プルラインは、例えば、ある長さのケーブルまたはチェーンを含み得る。
プルラインは連結部を含み得、連結部は、例えば、それを通ってその第1の側から第2の側まで延伸しており、ラッチピンを受け入れるようにサイズ設定されている、ラッチピン開孔を含む。プルラインがラッチピン開孔を介してぴんと引っ張られている場合、プルラインは、ラッチピン開孔を介して、一般的にある軸に対して垂直な向きにおいて延伸し得る。
コネクタ装置は、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとの間にプレテンショニング力を適用するために、プレテンショニング構成体を含み得る。
プレテンショニング構成体は、第2の、メス型コネクタアセンブリに対して固定された関係で位置付けられ得る。プレテンショニング構成体は、上述のムーンプールに、例えば連結されてもよく、またはそれを介してアクセス可能であってもよい。プレテンショニング構成体は、船舶のデッキ上のまたはその内部の担当者に簡便にアクセスするために、ムーンプールの上端に隣接して位置付けられ得る。
プルラインは十分な長さを有し、それにより、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとが協働的に係合されている場合、その連結部はプレテンショニング構成体に連結され得、プレテンショニング力が適用され得る。
オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリが係合されている場合、プルラインの長さが選択され、それにより、ぴんと張った場合、連結部は、いくつかの実施形態においてはその第1の構成にあるプレテンショニング構成体の上方にあり得る。プレテンショニング構成体は次に、使用中に、連結部に連結されてプレテンショニング力を適用するように再構成され得る。
本発明は、第3の態様において、浮遊船のムーンプールに拡張し、ムーンプールは、
上端および下端を有し、長手軸を画定する管状構造と、
第1の態様および/または第2の態様に係るコネクタ装置と
を含む。
ムーンプールは、管状構造の下端におけるまたはそれに近接なメス型コネクタアセンブリを含み得る。
メス型コネクタアセンブリは、メス型長手軸を画定し得、オス型コネクタアセンブリの中間部の周囲と協働的に係合するように構成されているコネクタカラーを有しており、メス型コネクタアセンブリは、メス型コネクタアセンブリの第1の側には第1のピン受容部を、メス型コネクタアセンブリの対向する第2の側には第2のピン受容部を含み、ここでピン受容部は、上述のオス型コネクタアセンブリの外向きに延伸するピンと係合するように構成されている。
メス型長手軸は、管状構造の長手軸と同軸であり得る。
ムーンプールは、メス型コネクタ構成体に対して固定された関係で位置付けられたプレテンショニング構成体であって、管状構造の上端においてまたはそれに近接している、プレテンショニング構成体と、第1の構成と第2の構成との間で再構成可能になっているプレテンショニング構成体であって、プレテンショニング構成体が連結装置によってプルラインに連結されておりプレテンショニング構成体が第2の構成にある場合、上述のプレテンショニング力は、第1の態様に関連して本明細書に開示されているように、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとの間のプレテンショニング構成体によって適用される、プレテンショニング構成体とを含み得る。
使用中に、ムーンプールはさらに、オス型コネクタアセンブリを含み得る。
オス型コネクタアセンブリは、典型的には、上端部を介してプルラインに接続され得、これによって、オス型コネクタアセンブリおよびメス型コネクタアセンブリは、使用中に引っ張られて互いに係合するようになり得る。使用中に、プルラインは管状構造を介して延伸し得る。
プルラインは、連結装置によってプレテンショニング構成体に連結されるように適合された連結部を含み得る。
オス型コネクタアセンブリは、プルラインに取り付けるための上端部と、係船索に取り付けるための下端部と、コネクタ本体の上端と下端との間で延伸しているオス型長手軸に対して垂直にコネクタ本体から延伸している第1のピン部分と、オス型長手軸に対して垂直にコネクタ本体の反対側から延伸している第2のピン部分であって、オス型アセンブリはメス型コネクタアセンブリに連結可能である、第2のピン部分と、を有し得、
ここで、オス型コネクタアセンブリがメス型アセンブリに接続されている場合、カラーは、オス型コネクタアセンブリの中間部の周囲に協働的に係合し、第1のピン部分および第2のピン部分は第1のピン受容部および第2のピン受容部とそれぞれ係合する。
係船索は、オス型コネクタアセンブリに取り付けられ得る。係船索は、旋回可能な連結部を介して、任意選択的に、2つまたはそれより多くの直列の旋回可能な連結部を介して、オス型コネクタアセンブリに取り付けられ得る。
係船索は、アンカーによって海底に保持され得る。
2つまたはそれより多くの係船索は、オス型コネクタアセンブリに取り付けられ得る。
本発明の第4の態様においては、第3の態様のムーンプールを含む浮遊船が提供される。
ムーンプールは、船舶の船体を介して延伸され、それにより、ムーンプールの下端が沈められ得る。従って、メス型コネクタアセンブリおよびオス型コネクタアセンブリは使用中に沈められ得る。
ムーンプールの上端は船舶のデッキ上に、または船舶の内部にあり得る。
ムーンプールは、管状構造より広い直径を有することで、例えば、電力分配ケーブルなどの他のサービスの接続を容易にし得る。
船舶は、潮汐タービンなどの浮体式水流発電機であり得る。船舶は、ナセルおよび回転可能なタービンが搭載された下向き依存支持構造を含み得る。タービンは、調節可能なまたは可逆的なピッチを有するように構成され得る。浮体式水流発電機は、例えば、一般的に、WO2009/141617(Scotrenewables(Marine Power)Limited)に開示されるような、または、WO2018/115806(Orbital Marine Power Limited)に開示されるようなものであり得る。
この種類の浮遊船には、水流によって適用される大きい力が加えられ、これは、係船索を介してピッチまたはロールと結果として生じる張力とを生じさせることによって、オス型およびメス型の連結アセンブリを互いに対して移動させるように作用し得る。プレテンショニング力は、オス型接続アセンブリとメス型接続アセンブリとの間の任意のそのような移動を低減または除去する。
本発明は任意の特定のタイプの船舶に制限されないが、しかしながら、任意のものが、例えば、浮体式風力タービン、波動式発電機、浮体式オフショア生産プラットフォーム、またはサービス船舶等に関連して使用され得る。
船舶は、1つより多くのムーンプールを含み得る。例えば、船舶は、ムーンプールを、船舶の船首にまたはその近くに、および/または、船舶の船尾にまたはその近くに、含み得る。
本発明の第5の態様は、第1の態様のプレテンショニング可能な接続装置を接続する方法であって、
前記第1のコネクタアセンブリを前記第2のコネクタアセンブリに係合させる段階と、
前記プルラインを前記プレテンショニング構成体に連結する段階と、
前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成する段階と、
前記プレテンショニング構成体が前記第2の構成である場合、前記プレテンショニング構成体を介して前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間にプレテンショニング力を適用する段階と
を含む、方法に関する。
方法は、前記プレテンショニング構成体が前記第1の構成である場合、前記プルラインを前記プレテンショニング構成体に連結する段階と、前記プレテンショニング力を適用するべく、前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成する段階とを含み得る。
方法は、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとの両方を完全に係合させる(これは、互いに対するそれらの最終位置を意味する)と共にプレテンショニング力を適用するようにプレテンショニング構成体を再構成する段階を含み得る。
方法は、前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間の前記プルラインに第1の力を適用する段階であって、前記第1の力は前記プレテンショニング力に等しいまたはそれより大きい、段階と、前記プレテンショニング構成体を前記プルラインに連結する段階と、前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成する段階と、前記第1の力を解放する段階であって、それにより、前記プレテンショニング力は、前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間の前記プレテンショニング力が、前記第2の構成にある前記プレテンショニング構成体によって維持されるようになる、段階とを含み得る。
いくつかの実施形態において、プレテンショニング構成体が第1の構成にある場合、プレテンショニング構成体は、プルラインに連結されている。いくつかの実施形態において、プレテンショニング構成体が第2の構成にある場合、プレテンショニング構成体は、プルラインに連結されている。
方法は、例えば、プルラインに(例えば、連結部に)固定されたウィンチを使用してプルラインに張力付与する段階と、次に、プルラインをプレテンショニング構成体に連結する段階とを含み得る。プレテンショニング構成体に連結する前に第1の張力を適用することでプルラインが張力付与された場合、付与された張力は次に解放され、それにより、プレテンショニング力が維持され、プレテンショニング構成体によって適用または維持される(すなわち、そのような実施形態において取り上げられる)。
プルラインは、プレテンショニング構成体によって最終的に適用されるプレテンショニング力より少ない量に連結される前に、張力付与され得る。例えば、プルラインが張力付与され、プレテンショニング構成体がそこに連結され、プレテンショニング構成体は任意選択的に少なくとも部分的に再構成され、張力付与が解放され、プレテンショニング構成体は、プレテンショニング力への適用される張力を増やすようにさらに再構成され得る。
本明細書に開示されるように、方法は、プルラインに一時的に過剰に張力付与する(すなわち、プレテンショニング力より大きい第1の張力によって)段階と、次に、プレテンショニング構成体とプルラインとを連結する段階と、プレテンショニング構成体を再構成する段階と、次に、プルラインに適用された過剰な張力付与を解放する段階とを含み得る。
方法は、連結部におけるラッチピン開孔を介してラッチピンを位置付ける段階を含み得る。方法は、連結部の第1の側および第2の側に対して、プレテンショニング構成体をラッチピンと係合する段階を含み得る。
ラッチピンは、連結部がプレテンショニング構成体に隣接するように移動した前または後に、ラッチピン開孔を介して挿入され得る。
方法は、前記第1の連結アセンブリと前記第2の連結アセンブリとを互いに係合させるまたは近接させるように、前記プルラインを引っ張る段階を含み得る。いくつかの実施形態において、パイロットラインがプルラインに取り付けられ得、パイロットラインは、プルラインを引っ張って、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとを互いに係合させるまたは近接させるように使用される。
方法は、浮遊船上のムーンプールを介して前記プルラインを引っ張る段階を含み得る。故に、プルラインは、浮遊船の喫水線の上方から引っ張られることで、第1のコネクタアセンブリの副面(sub-surface)を第2のコネクタアセンブリに係合させまたは近接させ得る。
一緒に接続される場合、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとは共通軸を共有し得る。方法は、それらを非軸線方向に位置合わせされた(それらの向きおよび/または横方向位置の観点からは位置合わせされていない)位置から係合させる段階を含み得る。可撓性のプルラインは、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとの位置合わせを容易にする。
本明細書に開示されるように、コネクタアセンブリは、位置合わせを容易にするためのテーパ状の表面を提供され、位置合わせされていない位置から一緒に促されるように、いくつかの公差度を提供し得る。
本発明の第6の態様によると、第1のコネクタアセンブリであるオス型コネクタアセンブリを、第2のコネクタアセンブリであるメス型コネクタアセンブリに連結する方法であって、
前記オス型コネクタアセンブリは、オス型長手軸と、前記オス型長手軸に対して垂直の前記オス型コネクタアセンブリから延伸する第1のピン部分と、前記オス型長手軸に対して垂直の前記オス型コネクタアセンブリの反対側から延伸する第2のピン部分と、を有し、
前記メス型コネクタアセンブリは、コネクタカラーであって、メス型長手軸を画定するコネクタカラーと、前記メス型コネクタアセンブリの第1の側上で前記メス型長手軸から離間された第1のピン受容部と、前記メス型コネクタアセンブリの対向する第2の側上の前記メス型長手軸から離間され離れた第2のピン受容部とを有し、
前記方法は、
前記オス型コネクタアセンブリの中間部と前記コネクタカラーとを互いに協働的に係合するように移動させる段階と、
前記第1のピン部分を前記第1のピン受容部に係合する段階と、
前記第2のピン部分を前記第2のピン受容部に係合する段階と
を備える、方法が提供される。
第1のピン部分および/または第2のピン部分は、中間部とカラーとの間の協働的な係合の前にまたはそれと実質的に同時に、それぞれのピン受容部と係合し得る。
方法は、オス型コネクタアセンブリを引っ張る段階を含み得る。オス型コネクタアセンブリは、オス型コネクタアセンブリの上部に連結されたプルラインを介して引っ張られ得る。プルラインは、カラーを介して引っ張られ得る。プルラインは、ムーンプールを介するカラーを介して引っ張られ得る。
オス型コネクタアセンブリは、メス型コネクタアセンブリの上方からメス型コネクタアセンブリに係合されるように、すなわち、それによりオス型コネクタアセンブリが下方からアプローチするように、引っ張られ得る。
方法は、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとを、少なくともそれらのアプローチの後半部分において、オス型長手軸とメス型長手軸とが実質的に位置合わせされた状態で互いに向かって移動させる段階を含み得る。
いくつかの実施形態において、オス型長手軸とメス型長手軸とは、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとの少なくとも一部が接触することになるまでには、公差の角度範囲または横方向範囲内でずれていてよい。
方法は、オス型長手軸とメス型長手軸とを位置合わせする段階を含み得る。オス型長手軸とメス型長手軸とは、カラーを中間部と協働的に係合させることによって、少なくとも一部分において位置合わせされ得る。
方法は、メス型コネクタアセンブリにとオス型コネクタアセンブリとを互いに係合させながら、メス型コネクタアセンブリに対してオス型コネクタアセンブリを回転させる段階を含み得る。
オス型メス型コネクタアセンブリは、ピン受容部の各々に関連付けられたガイド構成体に衝突するピン部分によって、互いに対して、および/または、少なくとも一部分において互いに長手方向に位置合わせされて、回転され得る。ガイド部は、ピン部分を回転させてピン受容部に位置合わせし得る。
方法は、オス型コネクタアセンブリの下端に線を取り付ける段階を含み得る。線は、係船索であり得る。
線は、少なくとも1つの旋回可能な連結部を介してオス型コネクタアセンブリの下端に取り付けられ得る。方法は、第1のピン部分および第2のピン部分を介して、軸の周囲のオス型コネクタアセンブリ間の旋回可能な連結部を旋回する段階を含み得る。そのような旋回は、例えば、オス型コネクタアセンブリおよびメス型コネクタアセンブリが一緒になった際に生じ得る。
方法は、互いに協働的に係合した後、オス型コネクタアセンブリをメス型コネクタアセンブリに対してプレテンショニングする段階を含み得る。
方法は、プルラインの連結部を、プレテンショニング構成体に連結され得る位置に引っ張る段階を含み得る。方法は、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとの間にプレテンショニング力を適用する段階を含み得る。
プルラインは、パイロットラインに取り付けられ得る。パイロットラインは、オス型コネクタアセンブリおよび関連付けられた装置(例えば、旋回可能な連結部、係船索、プルラインおよびターミネーター)の重さを支えるためだけに十分な強度を有する必要があり、一方で、コネクタアセンブリは一緒にされる。
代替的に、上述のように、パイロットラインは、プルラインに一時的に過剰に張力付与することを可能にし得る。
方法は、プレテンショニング力を適用するためにプレテンショニング構成体を再構成する段階を含み得る。
第5の態様または第6の態様の方法は、係船索を浮遊船に接続する方法であり得る。
方法は、係船索を第1のコネクタアセンブリに接続する段階と、第1のコネクタアセンブリが沈められている間に第1の(任意選択的に、オス型)コネクタアセンブリを引っ張る段階とを含み得る。第1のコネクタアセンブリは、浮遊船の下方の位置から上方に引っ張られ得る。
船舶はムーンプールを含み得、コネクタ装置はムーンプールを介してアクセス可能であり得る。従って、方法は、ムーンプールを介して上方に延伸しているプルラインおよび/またはパイロットラインを介して、第1のコネクタアセンブリを上方に引っ張る段階を含み得る。
方法は、電気的導管(例えば、電力分配導管)などのさらなる線を第1のコネクタアセンブリにまたはそれを介して接続する段階を含み得る。例えば、いくつかの実施形態において、第1のコネクタアセンブリは、それを通過する1または複数のさらなるチャネルを含み、上述の1または複数のさらなる線の通路を可能にし得る。
1または複数のさらなる線は、プレテンショニングの前または後に接続され得る。
第5の態様および/または第6の態様の方法は、第1のコネクタアセンブリと第2のコネクタアセンブリとを分離するように、逆の順序で実行される場合もある。オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとを連結する段階の順番が変化し得る限り、分離する段階の順番も変化し得、連結する段階と同じ順番で実行されない。
第5の態様および第6の態様の方法は、他の態様に関連して本明細書に開示された装置の使用を含み得る。第5の態様の方法は第6の態様の方法のさらなる段階を含み得、逆もまた同様である。
本発明の各態様に関連して開示された任意選択的な特徴は、本発明の各々の他の態様の任意選択的な特徴に対応することを理解されたい。例えば、本発明の第1の態様から第4の態様を通しての装置の対応する任意選択的な特徴は、第1の態様から第4の態様を通しての互いの任意選択的な特徴に対応する。さらに、本明細書に開示された装置の様々な特徴の機能および動作が説明された場合、本明細書に開示された方法は、装置のそのような機能または動作の対応する段階を含み得ることを理解されたい。
上(upper)、下(lower)、上方(above)、または下方(below)などの用語は、通常の使用において、その向きにおけるコネクタ装置の向きを参照する相対的な用語である。当業者であれば、装置の向きにおける変形例が特定の用途において使用され得ることを理解するであろう。例えば、上述の長手軸は、いくつかの実施形態において、(例えば、波、海流、タービンの衝突、荷重、または別様のものによって、別様に摂動を与えられない場合における船舶の向きに対して)垂直でない場合がある。動作条件によって、本明細書に開示された装置の向きに変化が生じ得ることをさらに理解されたい。
ここで、以下の図を参照しながら例示的な実施形態を説明する。
浮体式水流発電機を示す。 船首および船尾のムーンプールに接続装置を含む浮遊船(さらなる水流発電機)を示す。 接続装置を含むムーンプールの断面斜視図を示す。 コネクタアセンブリの斜視図「X線」、および部分断面図を示す。 コネクタアセンブリの斜視図「X線」、および部分断面図を示す。 オス型コネクタアセンブリの本体の斜視図を示す。 メス型コネクタアセンブリの斜視図を示す。 オス型コネクタアセンブリがメス型コネクタアセンブリに向けて引っ張られている間のコネクタ装置を示す。 図2の船舶の下方から見たコネクタ装置の斜視断面図を示す。 コネクタアセンブリ間にプレテンショニング力を適用するためのプレテンショニング構成体の斜視断面図を示す。 プルラインの端部における連結部を示す。 上方からのプレテンショニング構成体の斜視図を示す。
図1は、この例においては流れる水からエネルギーを抽出する水流発電機1である、浮遊船1の側面図を示す。通常の使用において、装置は水体2の上を浮遊しており、この例においては従来の方式でアイレット6に取り付けられたケーブル4である係船索を介して水体の底(図示せず)に係留される。
船舶1は、潮汐の流れからエネルギーを抽出するように適合された海洋潮汐タービンである。船舶は、浮力容器3と、浮力容器の各側に連結されたタービンアセンブリ5とを有する。各タービンアセンブリ5は、タービン回転子9が回転可能に搭載されたナセル7を有する。ロータ9は、ハブ19に取り付けられたローターブレード17を含む。ナセル7は、支持構造11の外側端部10に連結されている。その内側端部12において、支持構造は浮力容器3に連結されている。ロータ9を超えて流れる水によって浮力容器3に適用される力は、相当な力であり得る。
図2は、その船首および船尾セクション(アウトラインで示されている)に向けてムーンプール10を有する浮遊船1'の側面図を示しており、浮遊船1'は、例えば波に起因して船舶が移動している場合に、係船索との係合を改善すると共に係船索の接続を容易にすることを提供する接続装置50の一実施形態を組み込む。
この実施形態において、ケーブル4はオス型コネクタアセンブリ100の下部に取り付けられており、ムーンプールの基部においてメス型コネクタアセンブリ200に連結されている。オス型コネクタアセンブリ100およびメス型コネクタアセンブリ200は、一般的に300で示されたプレテンショニング構成体によって、互いに対してプレテンショニングされている。
オス型コネクタアセンブリ100ならびにメス型コネクタアセンブリ200、ならびにプレテンショニング構成体300の特徴は、図3から図10を参照して以下でさらに説明される。
図3は、ムーンプール10の斜視断面図を示す。ムーンプールは管状構造12を有しており、これは、この実施形態では、上部デッキ8を介して浮力容器3の船体を介して延伸する。
接続装置50は、管状構造の下端14に取り付けられたオス型コネクタアセンブリ100およびメス型コネクタアセンブリ200を含む。プルライン150(この例においては、チェーン)は、オス型コネクタアセンブリの上端部104におけるアタッチメント(アイレット102)から、長手軸Lに沿って、管状構造12の上端16におけるプレテンショニング構成体302まで延伸する。示された実施形態において、プレテンショニング構成体は管状構造に直接固定されており、これは、一部分において、メス型コネクタアセンブリ200に対して固定された関係でプレテンショニング構成体302を維持するためのスペーサとして作用する役割を果たす。代替的な実施形態において、プレテンショニング構成体は、船舶1の別の部分に取り付けられ得る。
示された構成において、コネクタアセンブリ100および200は協働的に係合されており、それらを一緒に保持するためのプレテンショニング力が、プルライン150を介してプレテンショニング構成体302によって適用される。
図4(a)および図4(b)は、管状構造の下端14におけるコネクタ装置50の斜視図を示しており、図4(b)は部分断面図で示されている。オス型コネクタアセンブリ100は、コネクタ本体101を含む。本体101の中間部106は、メス型コネクタアセンブリ200のカラー202と協働的に係合している。
ピン110の第1のピン部分108はオス型コネクタアセンブリ100から横方向に、アセンブリ100を介して延伸しているオス型長手軸Mに対して垂直に、延伸している。ピン110の第2のピン部分は、アセンブリ100の反対側から横方向に延伸しており、図には示されていない。
メス型コネクタアセンブリ200のカラー202はフランジ部204によって対応するフランジ18に取り付けられ、ボルト20によって管状構造の底部に取り付けられる。カラー202は、メス型長手軸Fを画定しており、本体101の中間部106と協働的に係合するようにプロファイリングされる。
メス型コネクタアセンブリ200はまた、フランジ部204に接続され、その下方で延伸する第1のピン受容部208を含む。第2のピン受容部は、メス型コネクタアセンブリ200の直径方向に反対側に位置付けられている。
図4(a)および図4(b)におけるように、カラー202が中間部106と協働的に係合するようにオス型コネクタアセンブリ100とメス型コネクタアセンブリ200とが連結されている場合、第1のピン部分108が第1のピン受容部208と係合し、装置50の反対側において第2のピン部分が第2のピン受容部と係合する。ピン部分とピン受容部との間の相互作用は、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとの間の回転する動きを制限する。
図5は、オス型コネクタアセンブリの本体101の斜視図を示す。本体は上端部104を有しており、これはプルライン150への取り付けのためのアイレット102を含む。中間部106は、使用中にカラー202に向けて角度を有する、テーパ状且つ円錐台形状(frustoconical)の表面106'を含む。
本体101の下端部108には、ピン110を受け入れるようにサイズ設定された、一連の同軸アイレット112a~cが提供されている。アイレットは、対応する外側連結形成体114a、114cならびに中間連結形成体114bを介して延伸する。連結形成体は、ピン110の周囲を回転することが可能である、旋回可能な連結部のメス型コンポーネントを形成する。
図6は、メス型コネクタアセンブリ200の下方からの斜視図を示しており、本体101の対応する表面106'と協働的に係合するように構成された、内向きに面している円錐台形状の表面206をより明らかに示している。
第1のピン受容部208および第2のピン受容部212は、図6においても参照され得る。ピン受容部はU字型部材として形成され、これは、カラーの下方で延伸している当接部材214の対を画定する。受容部208、212の各々のU字型部分の「基部」にボルト孔220が配置されており、これによって受容部208、212はフランジ部204およびフランジ18にボルト留めされる。
部材214の各々は傾斜ガイド面216を含み、これは、当接部材214の各対の基部における丸みを帯びた凹部218において、それらの最終位置に向けてピン部分をガイドするのに使用されるという役割を果たす。示された実施形態において、対向する傾斜ガイド面216はピン受容部208、212に対して、凹部218に向けて狭くなるテーパ状の入口を画定している。
故に、当接部材214は、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとが一緒に移動している際に、回転角度の範囲(すなわち、ピン部分またはピンに沿って画定された軸と、凹部218間で延伸する軸との間に)内から、アプローチしてくるピン部分を「捕捉」することが可能である。また、この回転公差に加えて、オス型コネクタアセンブリがアプローチしてくる際に、傾斜面(すなわち、ピン部分に沿っている軸と、メス型長手軸との間の距離)によって、横方向公差度が提供される。
また、軸Mに沿っているコネクタ本体の長さは、その幅と比較すると比較的短い。特に、オス型コネクタアセンブリ100の中間部106と上端105との間のオス型長手軸Mに沿っている長手方向距離は、カラー202の直径(その最も狭いポイントにおける)と比較して比較的短い。示された実施形態において、この長さと直径との比はおよそ3:1である。
図7は、オス型コネクタアセンブリがメス型コネクタアセンブリに向けて引っ張られている間のコネクタ装置を示す。プルライン150は、明確さのために省略されている。図7は、メス型コネクタアセンブリに対するオス型コネクタアセンブリの上述された寸法によって提供される横方向公差(T)、回転公差(T)、および角度公差(T)と、ピン受容部に関連付けられたガイド構成体とを示す。
図8は、船舶1'の下方から見た、オス型コネクタアセンブリ100とメス型コネクタアセンブリ200とが協働的に係合している装置50のさらなる斜視断面図を示す。
オス型コネクタアセンブリ100は、アイレット122を有する内方部材120を含むその下端部に旋回可能な連結部を含み、ここで、ピン110の部分112が、アイレット122を通過して延伸する。内方部材120は、ピン110の周囲で旋回可能である。
部材120の対向する端部にあるのは、アイレット122に対して垂直である別のアイレット124である。
アセンブリ100はさらに接続アーム126を含み、接続アーム126は、その端部にアイレット128a~dを含むプレート126aおよび126bを有する。コネクタピン130は、アイレット128c、124および128dを介して延伸することで、接続アーム126を内方部材120に旋回可能に連結し、それにより、ピン110の周囲の連結部と直列で提供されているさらなる旋回可能な連結部を提供する。内方部材120は実質的に、その端部の各々にクレビスジョイントの内側部分を提供し、外側部分は形成体114aおよび114bによって一端に、接続プレート126aおよび126bの端部によって他端に提供されている。
プレート126a、bの遠位端において、係船索4が、従来の方式でピンを介して接続され得る(図示せず)。
図4(a)~図4(b)および図7において最も明らかに参照され得るように、オス型コネクタアセンブリはまた、旋回可能な連結部の2つの対を並列に含み、これらは、内方部材120'と、本体10の形成体114bと114cとの間においてピン部分108に同様に連結された接続アーム126'を含む。従って、示された実施形態において、2つの係船索がオス型コネクタアセンブリ100に接続され得る。
図9は、プレテンショニング構成体302の斜視断面図を示す。図10は、プルラインの端部における連結部160を示す。
プレテンショニング構成体302は、外側フランジ306を有し且つそれによって支持プレートカラー304が管状構造112の頂部に固定される支持プレートカラー304を含み、メス型コネクタアセンブリに対して固定された関係でプレテンショニング構成体を維持する。
支持プレートカラー304は、管状構造の頂部116内に延伸する下方ライナーセクション308と、ムーンプールへのポート312を画定する上部セクション310を含む。三角筋交部は、ポート312の周囲において上部セクション310とライナーセクション308との間で延伸し、使用中に、プルラインを介して適用されたプレテンショニング力と他の負荷とを分散させる。上部セクション310の上部表面は、ポート312の反対側において第1の支持プレート領域316aおよび第2の支持プレート領域316bを有する支持プレート316を画定する。代替的な実施形態において、別個の第1の支持プレートおよび第2の支持プレートが提供され得る。
ジャッキングプレートカラー320は、支持プレート316の上方、ボルト322の上に摺動可能に搭載されている。ジャッキングプレートカラー320は、第1の支持プレート領域316aおよび第2の支持プレート領域316bの上方において、第1のジャッキングプレート領域320aおよび第2のジャッキングプレート領域320bを画定する。
連結部160は、その下端においてプルラインに取り付けられている。示された実施形態において、プルラインは、ピン162によって連結部160の下端におけるクレビス内に固定された、ある長さのチェーン150である。
連結部はさらに、それを通って延伸しているラッチピン開孔164を含む。連結部160がプルラインと位置合わせされている場合、ラッチピン開孔はプルラインに対して垂直である。ラッチピン166はラッチピン開孔を介して延伸しており、連結部160のいずれかの側に対して延伸しているピン166aおよび166bの長さは、第1のジャッキングプレート部分320aおよび第2のジャッキングプレート部分320b上に停止している。凹部324a、324bは各ジャッキングプレート部分に提供されて、ラッチピンを収容することを補助する。
油圧ジャッキ330は支持プレート316とジャッキングプレート320との間に配置されており(図11を参照)、図に示された第1の構成のプレテンショニング装置形成体を、ジャッキングプレートがボルト332の端部に当接する第2の構成に再構成するために延伸し得る。電気機械的にまたは油圧式に、または機械的に作動され得るねじアクチュエータまたはレバーなどといったものが、本明細書に開示されたプレテンショニング構成体を再構成する他の手段が使用されてもよい。
使用中に、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとを一緒に連結すべく、プルラインは、ムーンプール110を介して落下するパイロットライン(図示せず)によって、管状部材112を介して引っ張られる。図7における例の方法によって示されるように、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとが互いに近く、軸方向公差、径方向公差および横方向公差内である場合、それらは、プルラインを上にさらに引っ張ることによって、ピン受容部と関連付けられたガイド構成体によって位置合わせされるようにガイドされる。
オス型アセンブリ100およびメス型アセンブリ200は、係合に近い状態であるか、または緩く係合されており、プレテンショニング構成体302が延伸される前の場合(すなわち、第1の構成にある場合)に、連結部160は、ラッチピン開孔164がジャッキングプレート316の上方にあるように、十分に引っ張られる。ラッチピン166は次にラッチピン開孔164を介して挿入されて、ラッチピン端部160aおよび160bが凹部324aおよび324b内に停止するように、ジャッキングプレートが上げられるか、または、より典型的には連結部が僅かに下げられる。
この段階において、オス型コネクタアセンブリ100およびメス型コネクタアセンブリ200は緩く係合され得る。例えば、ピン110の一部108、112は、ピン受容部内にあり得るが、凹部218と完全に係合してはいない。同様に、カラー206および中間部106は、僅かに係脱されているか、および/または軸M、Fおよび/またはLが僅かにずれていてよい。加えて、プルライン150はいくつかのたるみを有し得る。
プレテンショニング構成体は次に、油圧ジャッキ330を作動させることによって、第2の構成に延伸し得る。これはプレテンショニング力を少なくとも適用して、示された実施形態において、オス型コネクタアセンブリとメス型コネクタアセンブリとを引っ張って、完全に協働的な係合状態にする。
図9から参照され得るように、ラッチピン開孔の内部は、全体的に管状であり、それにより、連結部160は、それを通って延伸しているラッチピンの長さの一部にわたって(むしろ、例えば、単一のポイントにおいては、丸い断面を有する2つの部材間に形成された結合間におけるように)ラッチピンと係合している。加えて、ラッチピン166の露出された端部166aおよび166bの大部分は、ジャッキングプレートによって支持されている。
プレテンショニング力(および使用中の係船索を介して適用された任意の追加の力)は従って、これらの接触長を介してジャッキングプレートに効果的に伝達されて、プレート314を介して上部310から下部308に外向きに支持プレートカラー304に伝達される。同様に、チェーンリンクに対して直接且つより焦点を絞った方式ではなく、比較的に広い直径の連結部160を介して反力がプルラインであるチェーン150に分散されている。
任意選択的に、スペーサ332は、ジャッキングプレート320と支持プレート316との間に挿入されて、第2の構成にあるプレテンショニング構成体を受動的に保持して、油圧を維持するまたは油圧の損失に対して保護する必要を未然に防ぐことができる。
本発明は前述の例示的な実施形態に関連して説明されているが、主張されている発明の範囲から逸脱することなく、当業者によって10個の様々な変更、追加および変更が本発明に対してなされてよい。

Claims (31)

  1. 第1のコネクタアセンブリと、
    前記第1のコネクタアセンブリに接続されるための第2のコネクタアセンブリと、
    前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間にプレテンショニング力を適用するために、前記第2のコネクタアセンブリに対して固定された関係で位置付けられているプレテンショニング構成体であって、前記プレテンショニング構成体は、第1の構成と第2の構成との間で再構成可能である、プレテンショニング構成体と、
    前記第1のコネクタアセンブリから延伸しており、連結装置によって前記プレテンショニング構成体に連結されるように適合されているプルラインと、
    前記プレテンショニング構成体に前記プルラインを連結するための連結装置と
    を備え、
    前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとが係合しているまたは互いに近接している場合、前記プルラインの一部は前記プレテンショニング構成体に対して位置付け可能であり、それにより、前記プルラインは前記連結装置によってそこに連結され得、
    前記プレテンショニング構成体が前記連結装置によって前記プルラインに連結されており、前記プレテンショニング構成体が前記第2の構成にある場合、前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間の前記プレテンショニング構成体によって前記プレテンショニング力が適用される
    プレテンショニング可能なコネクタ装置。
  2. 前記プレテンショニング力は、前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成することによって適用される、請求項1に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  3. 前記プレテンショニング構成体が前記第1の構成である場合に、前記連結装置が前記プレテンショニング構成体に接続されるように構成されており、前記プレテンショニング構成体が前記連結装置によって前記プルラインに連結されている場合、前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成することで、前記プレテンショニング力を適用する、請求項1または2に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  4. 前記プレテンショニング構成体は、前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成するように、使用中に延伸される、請求項2または3に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  5. 前記プレテンショニング構成体は、前記プレテンショニング力を適用するように使用中に延伸される、請求項4に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  6. 前記プルラインが延伸し、連結部において終了する、請求項1から5のいずれか一項に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  7. 前記連結装置はラッチピンを含み、前記連結部は、前記連結部を介して第1の側から第2の側に延伸し、前記ラッチピンを受け入れるようにサイズ設定された全体的に管状のラッチピン開孔を含み、使用中に、前記プレテンショニング構成体は、前記連結部の前記第1の側および第2の側上の前記ラッチピンと係合し得る、請求項6に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  8. 前記プレテンショニング構成体は、前記ラッチピン開孔から延伸している前記ラッチピンのそれぞれの端部と係合するように、前記第2のコネクタアセンブリに対して移動可能である、第1のジャッキングプレートおよび第2のジャッキングプレートを含む、請求項7に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  9. 前記第1のジャッキングプレートおよび前記第2のジャッキングプレートには、前記ラッチピンの前記端部と係合するための、受容形成体が提供される、請求項8に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  10. 前記プレテンショニング構成体は、前記第2の構成において定位置にロックされ、前記プレテンショニング力を受動的に維持するように構成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  11. 前記コネクタ装置はさらに、前記第2のコネクタアセンブリと前記プレテンショニング構成体との間で延伸しているスペーサ構造を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  12. 前記スペーサ構造は、使用中に、前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとを互いに係合させるべく、前記プルラインを引っ張る経路を提供する、請求項11に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  13. 前記スペーサ構造は、全体的に管状構造であるか、または、浮遊船の船体を介したムーンプールである、請求項12に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  14. 前記プレテンショニング構成体は、前記管状構造またはムーンプールの上端に取り付けられるか、またはそれに近接して固定されている、請求項13に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  15. 前記プルラインは可撓性を有しており、任意選択的に、前記プルラインは、ある長さのケーブルまたはチェーンを含む、請求項1から14のいずれか一項に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置。
  16. 係船索を浮遊船に接続するコネクタ装置であって、前記コネクタ装置は、第1のコネクタアセンブリであるオス型コネクタアセンブリと、第2のコネクタアセンブリであるメス型コネクタアセンブリとを備え、
    前記オス型コネクタアセンブリは、オス型長手軸と、プルラインに接続されるための上端部と、係船索に接続されるための下端部とを有しており、前記オス型コネクタアセンブリから延伸している第1のピン部分はオス型長手軸に対して垂直であり、前記オス型コネクタアセンブリの反対側から延伸している第2のピン部分は前記オス型長手軸に対して垂直であり、
    前記メス型コネクタアセンブリは、メス型長手軸を画定するコネクタカラーを有しており、前記オス型コネクタアセンブリの中間部の周囲に協働的に係合するように構成されており、
    前記メス型コネクタアセンブリは、前記メス型コネクタアセンブリの第1の側上の前記メス型長手軸から離間された第1のピン受容部と、前記メス型コネクタアセンブリの対向する第2の側上の前記メス型長手軸から離間されて離れた第2のピン受容部とを含み、
    前記オス型コネクタアセンブリは前記メス型コネクタアセンブリに連結可能であり、前記オス型コネクタアセンブリが前記メス型コネクタアセンブリに連結されている場合、前記コネクタカラーは、前記オス型コネクタアセンブリの前記中間部の周囲に協働的に係合し、前記第1のピン部分および前記第2のピン部分は、前記第1のピン受容部および前記第2のピン受容部とそれぞれ係合する、コネクタ装置。
  17. 前記オス型コネクタアセンブリの下部は、前記オス型コネクタアセンブリに係船索を連結するための旋回可能な連結部を含み得、前記旋回可能なコネクタは、前記第1のピン部分および前記第2のピン部分の周囲を旋回する、請求項16に記載のコネクタ装置。
  18. 前記旋回可能な連結部はクレビスジョイントを含む、請求項17に記載のコネクタ装置。
  19. 前記第1のピン部分および前記第2のピン部分は、前記オス型コネクタアセンブリを介して延伸しているピンの一部を形成し得る、請求項16から18のいずれか一項に記載のコネクタ装置。
  20. 前記オス型コネクタアセンブリは、並列の1つより多くの旋回可能な連結部を含み、前記旋回可能な連結部は、同軸であり、それを通って延伸している単一のピンを含む、請求項19に記載のコネクタ装置。
  21. 前記オス型コネクタアセンブリが前記メス型コネクタアセンブリに連結されている場合、前記第1のピン受容部は、第1の方向および/または第2の方向において前記第1のピン部分の回転を制限(または実質的に防止)するように位置付けられた当接部材を含み、前記第2のピン受容部は、少なくとも対向する第1の方向または第2の方向において前記第2のピン部分の回転を制限するように位置付けられた当接部材を含む、請求項16から20のいずれか一項に記載のコネクタ装置。
  22. 前記メス型コネクタアセンブリは、前記第1のピン部分および前記第2のピン部分を前記第1のピン受容部および前記第2のピン受容部にガイドするために前記第1のピン受容部および前記第2のピン受容部の各々に関連付けられたガイド構成体を含み、各ガイド構成体は、前記オス型コネクタアセンブリが前記メス型コネクタアセンブリにアプローチする際の向きと、その最終の向きとの間のある角度の範囲から、前記オス型コネクタアセンブリが前記メス型コネクタアセンブリに向けて引っ張られた場合、前記第1のピン受容部および前記第2のピン受容部におけるその最終位置に向けてピン部分を捕捉およびガイドするように構成された、請求項21に記載のコネクタ装置。
  23. 浮遊船のためのムーンプールであって、前記ムーンプールは、
    上端および下端を有し、長手軸を画定する管状構造と、
    請求項16から22のいずれか一項に記載のコネクタ装置と
    を含む、ムーンプール。
  24. 請求項1から15のいずれか一項に記載のプレテンショニング可能なコネクタ装置を接続する方法であって、
    前記第1のコネクタアセンブリを前記第2のコネクタアセンブリに係合させる段階と、
    前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成する段階と、
    前記プルラインを前記プレテンショニング構成体に連結する段階と、
    前記プレテンショニング構成体が前記第2の構成である場合、前記プレテンショニング構成体を介して前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間にプレテンショニング力を適用する段階と
    を含む、方法。
  25. 前記プレテンショニング構成体が前記第1の構成である場合、前記プルラインを前記プレテンショニング構成体に連結する段階と、前記プレテンショニング力を適用するべく、前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成する段階とを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間の前記プルラインに第1の力を適用する段階であって、前記第1の力は前記プレテンショニング力に等しいまたはそれより大きい、段階と、
    前記プレテンショニング構成体を前記プルラインに連結する段階と、
    前記プレテンショニング構成体を前記第1の構成から前記第2の構成に再構成する段階と、
    前記第1の力を解放する段階であって、それにより、前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとの間の前記プレテンショニング力が、前記第2の構成にある前記プレテンショニング構成体によって維持される、段階と
    を備える、請求項24に記載の方法。
  27. 前記第1の力はウィンチによって適用される、請求項26に記載の方法。
  28. 前記第1のコネクタアセンブリと前記第2のコネクタアセンブリとを互いに係合させるまたは近接させるように、前記プルラインを引っ張る段階を備える、請求項24から27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 浮遊船上のムーンプールを介して前記プルラインを引っ張る段階を備える、請求項28に記載の方法。
  30. 第1のコネクタアセンブリであるオス型コネクタアセンブリを、第2のコネクタアセンブリであるメス型コネクタアセンブリに連結する方法であって、
    前記オス型コネクタアセンブリは、オス型長手軸と、前記オス型長手軸に対して垂直の前記オス型コネクタアセンブリから延伸する第1のピン部分と、前記オス型長手軸に対して垂直の前記オス型コネクタアセンブリの反対側から延伸する第2のピン部分と、を有し、
    前記メス型コネクタアセンブリは、コネクタカラーであって、メス型長手軸を画定するコネクタカラーと、前記メス型コネクタアセンブリの第1の側上で前記メス型長手軸から離間された第1のピン受容部と、前記メス型コネクタアセンブリの対向する第2の側上の前記メス型長手軸から離間され離れた第2のピン受容部とを有し、
    前記方法は、
    前記オス型コネクタアセンブリの中間部と前記コネクタカラーとを互いに協働的に係合するように移動させる段階と、
    前記第1のピン部分を前記第1のピン受容部に係合する段階と、
    前記第2のピン部分を前記第2のピン受容部に係合する段階と
    を備える、方法。
  31. 前記第1のピン部分および/または前記第2のピン部分は、前記中間部と前記コネクタカラーとの間の協働的な係合の前にまたは実質的に同時に、それぞれの前記ピン受容部と係合する、請求項30に記載の方法。
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