JP2023502633A - ポンプ - Google Patents

Abstract

ポンプは、ハウジング；前記ハウジング内に配置されて、コイルを含むステーター；及び前記ステーターと対応するように配置されるポンプギアを含み、前記ポンプギアは、外側ギアと、前記外側ギア内側に配置される内側ギアを含み、前記外側ギアは、磁性材質で形成される。【選択図】図３

Description

本実施例は、ポンプに関する。

ポンプ（Ｏｉｌ Ｐｕｍｐ）は、一定の圧力で流量を吐出する役割をする。オイルポンプによって循環するオイルは、油圧を用いる油圧システムを作動させたり、冷却または潤滑効果のために用いられたりすることができる。機械式オイルポンプ（Ｍｅｃｈａｎｉｃａｌ Ｏｉｌ Ｐｕｍｐ，ＭＯＰ）は、エンジンなど機械の力を用いて作動するオイルポンプである。

近年、燃費改善及び炭素排出量を減少させる目的でハイブリッド自動車及び電気車に対する研究が盛んに行われている。

これにより、エンジンなど機械の力で作動する機械式オイルポンプ（Ｍｅｃｈａｎｉｃａｌ Ｏｉｌ Ｐｕｍｐ，ＭＯＰ）の代わりにモーターの力で作動するポンプ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｏｉｌ Ｐｕｍｐ，ＥＯＰ）に対する需要が増えている。

ＥＯＰは、ポンプのハウジングとモーターのハウジングが一体化したポンプ一体型構造を有する。このようなポンプ一体型構造は、体積が減少して重さが軽い長所があるが、モーター組み立て時ポンプの損傷をもたらす恐れがある。

ＥＯＰは、通常、モーター領域と、ポンプ領域を含むことができる。前記モーター領域には、ステーター、ローター及び回転軸が含まれる。前記ポンプ領域には、前記回転軸の一端に結合されて回転軸から回転力の伝達を受ける内部ローターと、内部ローターを収容する外部ローターが含まれる。

前記のような構造のＥＯＰによると、単一のポンプ内モーターパートと、ポンプパートが各々独立的に存在して、部品数が増加する問題点がある。また、軸方向に長さが増加して製品全体の大きさが増加する問題点がある。

本発明は前記のような問題点を改善するために提案されたものであって、部品数減少により製造単価を低くすることができて、小型化できるポンプを提供することにある。

一実施例として、ポンプは、ハウジング；前記ハウジング内に配置されて、コイルを含むステーター；及び前記ステーターと対応するように配置されるポンプギアを含み、前記ポンプギアは、外側ギアと、前記外側ギア内側に配置される内側ギアを含み、前記外側ギアは、磁性材質で形成される。

前記外側ギアの内周面は、凹部と凸部を含み、前記凸部は、前記凹部より前記外側ギアの中心に近くてよい。

前記外側ギアの極数は、前記凸部の個数に対応することができる。

前記外側ギアは、第１極性を有する第１極性部と、前記第１極性に反対となる第２極性を有する第２極性部を含み、前記第１極性部と前記第２極性部は、円周方向に沿って交互に配置されることができる。

前記凸部は、前記第１極性部または前記第２極性部の内面の中央に配置されることができる。

前記ステーターと前記外側ギアとの間には、内周面が前記空間部の内面を形成する第２隔壁が配置されることができる。

前記ハウジングは、第１領域と第２領域を区分する第１隔壁を含み、前記第１領域には、回路基板が配置されて、前記第２領域には、前記ポンプギアが配置されることができる。

前記内側ギアは、上面から下面を貫くホールを含み、前記第１隔壁の下面には、下方に突出して、前記ホールに結合する突起が配置されることができる。

前記第１隔壁の下面には、下方に突出して、前記外側ギアの外周面の少なくとも一部を包むようにガイドが配置されることができる。

前記第１領域は、第１空間を含み、前記第１空間と前記第２空間は、前記隔壁によって連結されないことがある。

本発明によると、従来構造に係るＥＯＰでモーター領域の回転力をポンプ領域に伝達するための回転軸が不要になるので、部品数が減少して、これにより製造単価を低くすることができる長所がある。

また、モーター領域とポンプ領域を上下方向に区画した従来構造で回転軸削除によって上下方向の長さが短く形成されるので、製品を小型化できる長所がある。

また、流体が収容される空間を隔壁を介して他の領域と区画して、他の領域に流体が漏れるのを防止できる長所がある。特に、ステーターをハウジング内に埋め込んで、流体からステーターを保護できる長所がある。

また、ハウジングの最も内側空間に騒音の主な原因になる外側ギアと内側ギアを配置して、騒音を減らすことができる長所がある。

本発明の実施例に係るポンプの斜視図。 本発明の実施例に係るポンプの下面を図示した平面図。 本発明の実施例に係るポンプの分解斜視図。 本発明の実施例に係るハウジング及びステーターの一部を切開して図示した斜視図。 本発明の実施例に係るハウジングの断面図。 本発明の実施例に係るハウジングの一部を切開して図示した斜視図。 本発明の実施例に係る隔壁の下面を図示した平面図。 本発明の実施例に係る外側ギアと内側ギアの結合の形態を見せた斜視図。 本発明の実施例に係る外側ギアの上面を図示した平面図。 本発明の実施例に係る外側ギアの下面を図示した平面図。

発明の実施のための形態

以下、添付された図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。

但し、本発明の技術思想は説明される一部実施例に限定されず、互いに異なる様々な形態で具現されることができて、本発明の技術思想範囲内でなら、実施例間その構成要素中一つ以上を選択的に結合、置き換えて用いることができる。

また、本発明の実施例で用いられる用語（技術及び科学的用語を含む）は、明らかに特別に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に一般的に理解されることができる意味と解釈され、予め定義された用語とともに一般的に用いられる用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるはずである。

また、本発明の実施例で用いられた用語は、実施例を説明するためのものであって、本発明を制限しようとするものではない。

本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り複数型も包含できて、“Ａ及び（と）Ｂ、Ｃ中少なくとも一つ（または一つ以上）”と記載される場合Ａ、Ｂ、Ｃで組み合わせることができるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。

また、本発明の実施例の構成要素を説明するに当たり、第１、第２、Ａ、Ｂ、（ａ）、（ｂ）等の用語を用いることができる。

このような用語は、その構成要素を別の構成要素と区別するだけのためのものであり、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などで限定されない。

尚、ある構成要素が別の構成要素に‘連結’、‘連結’または’接続’されると記載された場合、その構成要素はその別の構成要素に直接的に連結、結合または接続される場合だけでなく、その構成要素とその別の構成要素との間にあるさらに別の構成要素によって‘連結’、‘結合’または’接続’される場合も含むことができる。

また、各構成要素の“上（の上）または下（の下）”に形成または配置されると記載される場合、上（の上）または下（の下）は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく一つ以上のさらに別の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また“上（の上）または下（の下）”と表現される場合、一つの構成要素を基準に上側方向だけでなく下側方向の意味も含むことができる。

図１は、本発明の実施例に係るポンプの斜視図であり、図２は、本発明の実施例に係るポンプの下面を図示した平面図であり、図３は、本発明の実施例に係るポンプの分解斜視図であり、図４は、本発明の実施例に係るハウジング及びステーターの一部を切開して図示した斜視図であり、図５は、本発明の実施例に係るハウジングの断面図であり、図６は、本発明の実施例に係るハウジングの一部を切開して図示した斜視図であり、図７は、本発明の実施例に係る隔壁の下面を図示した平面図である。

図１乃至７を参照すると、本発明の実施例に係るポンプ１０は、ハウジング１００、第２カバー２００及び第１カバー３００の結合によって外形が形成されることができる。

前記ハウジング１００を基準に、前記第２カバー２００は、前記ハウジング１００の下面に結合することができる。前記第１カバー３００は、前記ハウジング１００の上面に結合することができる。前記ハウジング１００と前記第２カバー２００は、各々スクリューがネジ結合する第１結合部１０１及び第２結合部２０１を含むことができる。従って、前記スクリューを介して前記ハウジング１００と前記第２カバー２００は、ネジ結合することができる。前記ハウジング１００と前記第１カバー３００は、スクリューがネジ結合する第３結合部１０２と第４結合部３０１を含むことができる。従って、前記ハウジング１００と前記第１カバー３００は、ネジ結合することができる。

前記第２カバー２００の一面には、流体が吸入される第１開口２１２と、循環した流体が排出される第２開口２１４が形成されることができる。前記第２カバー２００の他面には、前記第１開口２１２と連結された第３開口２３２と、前記第２開口２１４と連結された第４開口２３４が形成されることができる。

前記第２カバー２００の上面には上方に突出して、後述する前記ハウジング１００内の第２空間１８０（図４参照）に結合する装着部２８０が形成されることができる。前記装着部２８０の断面は、円形であり得る。前記装着部２８０の外周面には、ネジ山またはネジ溝が形成されることができる。尚、前記装着部２８０の外周面と向かい合う前記第２空間１８０内内周面には、ネジ溝またはネジ溝が形成されることができる。これによって、前記装着部２８０が、前記第２空間１８０の内周面にネジ結合することができる。前記装着部２８０の断面形状は、前記第２空間１８０の断面形状に対応することができる。前記装着部２８０の外周面には、前記第２空間１８０のシールのためのリング形状のシール部材（図示せず）が配置されることができる。前記シール部材は、ゴム材質で形成されて、前記装着部２８０の外周面と前記第２空間１８０の内周面との間に流体が漏れるのを防止することができる。

前記第２カバー２００の上面には、流体が吸入される第３開口２３２と、吸入された流体が排出される第４開口２３４が形成されることができる。前記流体は、オイルであり得る。前記第３開口２３２と前記第４開口２３４は、各々弧形状を有するように形成され、一側から他方に行くほど間隔が段々狭くなるように備えることができる。さらに具体的に、前記第３開口２３２の間隔が広い側は、前記第４開口２３４の間隔が広い側に向かうように、前記第３開口２３２の間隔が狭い側は、前記第４開口２３４の間隔が狭い側に向かうように配置されることができる。

本実施例では、前記第３開口２３２の断面積が前記第４開口２３４の断面積より広く形成されたのを例にあげているが、前記第４開口２３４の断面積が前記第３開口２３２の断面積より大きく形成されてもよい。

前記第３開口２３２と前記第４開口２３４は、前記装着部２８０の上面に配置されることができる。

前記ハウジング１００の上面には、第１空間１１０が形成されることができる。前記第１空間１１０は、溝形状を有することができる。前記第１空間１１０は、駆動のための多数の電子部品が配置されることができる。例えば、前記第１空間１１０には、回路基板１９０、ターミナル１１１が配置されることができる。前記回路基板１９０には、多数の素子が実装されることができる。前記コネクター１９９は、前記ハウジング１００の側面に配置されることができる。前記コネクター１９９は、前記回路基板１９０と電気的に連結されることができる。前記コネクター１９９には、外部端子が結合することができる。これによって、前記ポンプ１０に電源が印加されたり、駆動のための信号が送受信されたりすることができる。

前記第１空間１１０の底面には、他の領域に比べて陥没形成される第５溝１１２を含むことができる。前記第５溝１１２は、断面形状が前記回路基板１９０の断面形状に対応するように配置されることができる。これによって、前記回路基板１９０は、前記第５溝１１２上に堅固に固定されることができる。

前記第５溝１１２の底面には、他の領域より陥没形成される第６溝１１４が配置されることができる。前記第６溝１１４によって前記回路基板１９０の下面の一部は、前記第６溝１１４の底面から離隔するように配置されることができる。

前記第１カバー３００は、前記第１空間１１０をカバーするように、前記ハウジング１００の上部に結合することができる。前記第１カバー３００の上面には、上方に突出する多数の放熱ピン３１０が配置されることができる。前記放熱ピン３１０を介して前記第１カバー３００の断面積が増加することができる。従って、前記第１空間１１０で発生する熱が放熱されることができる。

前記ハウジング１００には、ステーター（ｓｔａｔｏｒ）１２０、ポンプギア１５０が配置されることができる。前記ポンプギア１５０は、外側ギア１４０及び内側ギア１３０を含むことができる。前記外側ギア１４０の内側に前記内側ギア１３０が配置されることができる。

前記ハウジング１００は、樹脂またはプラスチック材質で形成されることができる。

前記ハウジング１００は、第１領域１００ａと第２領域１００ｂを区分する第１隔壁１７０と、本体１０５を含むことができる。前記第１領域１００ａは、第１空間１１０を含むことができる。前記第２領域は、前記第１隔壁１７０と前記本体１０５によって定義される第２空間１８０を含むことができる。前記第１空間１１０と前記第２空間１８０は、前記第１隔壁１７０によって連結されないことがある。

前記ステーター１２０は、前記ハウジング１００内に配置されることができる。前記ステーター１２０は、前記本体１０５内に挿入されることができる。前記本体１０５の少なくとも一部は、前記ステーター１２０と前記ポンプギア１５０との間に配置されることができる。

前記ステーター１２０は、前記ハウジング１００と二重射出によって一体で形成されることができる。前記ステーター１２０と前記ハウジング１００は、インサート（ｉｎｓｅｒｔ）射出によって一体で形成されることができる。前記ステーター１２０は、前記本体１０５内モルディングされて、前記ハウジング１００内に収容されることができる。前記ハウジング１００内には、前記ステーター１２０が配置されるステーター収容空間１０８が形成されることができる。前記ステーター収容空間１０８は、前記第２空間１８０の外側に配置されることができる。前記ステーター１２０の外面は、前記ハウジング１００によって囲まれることができる。

前記ステーター１２０は、コアと、前記コアに巻線されるコイル１２６を含むことができる。前記ステーター１２０は前記コアの外面を包むように配置されるインシュレーター１２２を含むことができる。前記コイル１２６は、前記インシュレーター１２２の外面に巻線されることができる。前記ターミナル１１１は、前記回路基板１９０と前記コイル１２６に結合するように、前記第１空間１１０上に配置されることができる。これにより、前記インシュレーター１２２の少なくとも一部は、前記本体の外部に露出することができる。尚、前記ステーター１２０は、前記本体１０５内モルディングされて、前記本体１０５の外部に露出されないことがある。

前記ハウジング１００の中央領域には、前記第２空間１８０が配置されることができる。前記第２空間１８０は、前記ハウジング１００の下面の一部が上方に陥没する溝形状であり得る。前記ステーター１２０の配置領域と前記第２空間１８０は、第２隔壁１８１によって区画されることができる。言い換えると、前記第２隔壁１８１は、前記コアと後述する外側ギア１４０との間に配置されることができる。前記第２隔壁１８１は、前記０．２ｍｍ乃至１ｍｍの厚さで形成されることができる。

前記第２空間１８０と前記第１空間１１０は、第１隔壁１７０によって上、下方向に区画されることができる。前記第１隔壁１７０の下面は、前記第２空間１８０の上面を形成することができる。前記第１隔壁１７０を介して前記第２空間１８０と前記第１空間１１０は、各々異なる領域に区画されることができる。これにより、前記第２空間１８０内流体が前記第１空間１１０に流動するのを未然に防止することができる。

前記第２空間１８０には、前記外側ギア１４０と前記内側ギア１３０が配置されることができる。

前記外側ギア１４０は、前記ステーター１２０の内側に配置されることができる。前記外側ギア１４０と前記ステーター１２０との間には、前記第２隔壁１８１が配置されることができる。

前記外側ギア１４０は、円形で形成されて、中心に上面から下面を貫く第１ホール１４２が形成されることができる。前記第１ホール１４２の内周面には、内周面から内側に突出する複数の凸部１４４と、前記複数の凸部１４４の間に配置される凹部１４６が形成されることができる。即ち、前記第１ホール１４２の内周面には、多数の凸部１４４と凹部１４６が円周方向に沿って交互に配置される第１ギアが形成されることができる。

前記内側ギア１３０は、前記外側ギア１４０の内側に配置されることができる。前記外側ギア１４０は、外部ローターと、前記内側ギア１３０は、内部ローターと名付けることができる。前記内側ギア１３０と前記外側ギア１４０は、互いに中心が一致しないように配置されることができる。

前記内側ギア１３０の外周面には、外周面から外側に突出する多数の凸部１３６と、前記多数の凸部１３６の間に配置される凹部１３４を含むことができる。前記内側ギア１３０の外周面には、多数の凸部１３６と多数の凹部１３４が交互に配置される第２ギアが形成されることができる。

言い換えると、前記内側ギア１３０は、回転中心を基準に、半径方向に外向きにＮ個のギア歯を備える第２ローブ１３６が円周方向に沿って配置されることができる。前記外側ギア１４０には、半径方向に内向きにＮ＋１個の凸部１４４が備わることができる。前記凸部１４４は、前記第２ローブ１３６に掛かるように配置されることができる。前記外側ギア１４０の回転時、前記凸部１４４と前記第２ローブ１３６によって前記内側ギア１３０が回転することができる。前記内側ギア１３０の回転により、前記第２空間１８０に流体が流入したり、前記第２空間１８０内流体が外部に排出されたりすることができる。

要約すると、前記外側ギア１４０と前記内側ギア１３０の偏心によって、前記外側ギア１４０と前記内側ギア１３０との間に流体燃料を運搬できる体積が発生するようになり、体積が増加した部分は、圧力降下で周囲の流体を吸入して、体積が減少した部分は、圧力の増加で流体を吐出するようになる。

一方、前記第２空間１８０の上面、即ち前記第１隔壁１７０の下面には、下方に突出するガイド１８６が形成されることができる。前記ガイド１８６は、リング形状で形成されて、内周面が前記外側ギア１４０の外周面と向かい合うことができる。前記ガイド１８６の内周面の断面形状は、前記外側ギア１４０の外周面の断面形状に対応するように形成されることができる。従って、前記外側ギア１４０は、前記ガイド１８６の内周面によって配置位置がガイドされて、回転することができる。

これとは異なって、前記外側ギア１４０の上部には、他の領域より上方に段差が生じるように形成されて、前記第１ガイド１８６の内側に配置されるガイド部１４１（図９参照）が形成されることができる。この場合、前記ガイド部１９１は、前記外側ギア１４０の他の領域より断面積が小さく形成されることができる。

前記第１隔壁１７０の下面から前記ガイド１８６の突出高さは、前記第２空間１８０の高さの１／２より小さく形成されることができる。

前記第２空間１８０の上面、前記第１隔壁１７０の下面には、前記ポンプギア１５０を向かう方向である下方に突出する第１突起１８４が形成されることができる。尚、前記ポンプ１５０には、前記第１突起１８４が結合するように第１溝１３２が形成されることができる。さらに具体的に、前記第１溝１３２は、前記内側ギア１３０の中央には上面から下面を貫くように形成されることができる。前記第１突起１８４は、前記第１溝１３２に結合することができる。即ち、前記第１突起１８４は、前記内側ギア１３０の回転中心を形成することができる。従って、前記第２空間１８０内で、前記第１突起１８４は、前記内側ギア１３０の回転を支持するようになる。

前記第１隔壁１７０の下面から前記第１突起１８４の突出高さは、前記第２空間１８０の高さの１／２より小さく形成されることができる。

前記第１隔壁１７０の下面には、第３溝１８８と、第４溝１８９が形成されることができる。前記第３溝１８８と前記第４溝１８９は、各々前記第１隔壁１７０の下面の他の領域より上方に陥没する溝形状であり得る。前記第３溝１８８は、前記第１開口２１２または前記第３開口２３２と上下方向にオーバーラップされる形状であり得る。前記第４溝１８９は、第２開口２１４または前記第４開口２３４と上下方向にオーバーラップされる形状であり得る。即ち、前記第３溝１８８の断面形状は、前記第１開口２１２または前記第３開口２３２の断面形状に対応して、前記第４溝１８９の断面形状は前記第２開口２１４または前記第４開口２３４の断面形状に対応するように形成されることができる。これにより、前記第２空間１８０内流体の油圧バランスが維持されることができる。

前記第３溝１８８と前記第４溝１８９との間には、前記第１突起１８４が配置されることができる。

前記のような構造によると、従来構造に係るＥＯＰでモーター領域の回転力をポンプ領域に伝達するための回転軸が不要になるので、部品数が減少して、これにより製造単価を低くすることができる長所がある。

また、モーター領域とポンプ領域を上下方向に区画した従来構造で回転軸削除によって上下方向の長さが短く形成されるので、製品を小型化できる長所がある。

また、流体が収容される空間を、隔壁を介して他の領域と区画して、他の領域に流体が漏れるのを防止できる長所がある。特に、ステーターをハウジング内に埋め込んで、流体からステーターを保護できる長所がある。

また、ハウジングの最も内側空間に騒音の主な原因になる外側ギアと内側ギアを配置して、騒音を減らすことができる長所がある。

図８は、本発明の実施例に係る外側ギアと内側ギアの結合の形態を示した斜視図であり、図９は、本発明の実施例に係る外側ギアの上面を図示した平面図であり、図１０は、本発明の実施例に係る外側ギアの下面を図示した平面図である。

図８乃至１０を参照すると、本発明の実施例に係る外側ギア１４０は、磁性体で形成されることができる。前記外側ギア１４０は、永久磁石材質で形成されることができる。前記外側ギア１４０は、磁性粉末の圧縮によって成形されて製作されることができる。

前記外側ギア１４０は、希土類系合金（Ｎｄ－Ｆｅ－Ｂ Ａｌｌｏｙ）のパウダーを圧縮成形して製造される希土類系ボンディッドマグネット（ｂｏｎｄｅｄ ｍａｇｎｅｔ）であり得る。これとは異なって、前記外側ギア１４０は、極異方フェライト焼結方式で構成されることができる。

前記外側ギア１４０を磁性材質で形成することにより、前記ステーター１２０のコイル１２６に電流が印加されると、前記ステーター１２０と前記外側ギア１４０の電磁気的な相互作用によって前記外側ギア１４０が回転することができる。

前記外側ギア１４０は、第１極性部１４０ａと、前記第１極性部１４０ａの極性と反対となる第２極性部１４０ｂを含むことができる。前記第１極性部１４０ａと前記第２極性部１４０ｂは、円周方向に沿って交互に配置されることができる。例えば、前記第１極性部１４０ａの極性はＮ極で、前記第２極性部１４０ｂの極性はＳ極であり得る。また、その逆であってもよい。

前記外側ギア１４０の極数は、前記凸部１４４の個数に対応することができる。図９及び図１０に図示されたように、前記外側ギア１４０の内周面に前記凸部１４４が６個が備わる時、前記外側ギア１４０は、６極磁石で形成されることができる。この時、前記凸部１４４は各々の極性部１４０ａ、１４０ｂの内面の中心に配置されることができる。これにより、前記外側ギア１４０及び前記内側ギア１３０が、前記ステーター１２０の内側でより安定的に回転することができる。

以上、本発明の実施例を構成するすべての構成要素が一つで結合したり結合して動作したりすると説明されたが、本発明が必ずしもこのような実施例に限定されない。即ち、本発明の目的範囲の中でなら、そのすべての構成要素が一つ以上に選択的に結合して動作してもよい。また、以上で記載された‘含む’、‘構成する’または’有する’等の用語は、特に反対となる記載がない限り、該当構成要素が内在する可能性があることを意味することであるから、他の構成要素を除くのではなく他の構成要素をさらに包含できると解釈されなければならない。技術的や科学的な用語を含んだすべての用語は、異なるように定義されない限り、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同じ意味がある。予め定義された用語とともに一般的に用いられる用語は、関連技術の文脈上の意味と一致すると解釈されるべきで、本発明で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味と解釈されない。

以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者なら本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能である。従って、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものでなく説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されない。本発明の保護範囲は、下記の請求範囲によって解釈されるべきで、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は本発明の権利範囲に含まれると解釈されなければならない。

Claims (10)

1. ハウジングと；
   前記ハウジング内に配置されて、コイルを含むステーターと；
   前記ステーターと対応するように配置されるポンプギアと；を含み、
   前記ポンプギアは、外側ギアと、前記外側ギア内側に配置される内側ギアを含み、
   前記外側ギアは、磁性材質で形成される、ポンプ。
2. 前記外側ギアの内周面は、凹部と凸部を含み、
   前記凸部は、前記凹部より前記外側ギアの中心に近い、請求項１に記載のポンプ。
3. 前記外側ギアの極数は、前記凸部の個数に対応する、請求項２に記載のポンプ。
4. 前記外側ギアは、第１極性を有する第１極性部と、前記第１極性に反対となる第２極性を有する第２極性部を含み、
   前記第１極性部と前記第２極性部は、円周方向に沿って交互に配置される、請求項１に記載のポンプ。
5. 前記凸部は、前記第１極性部または前記第２極性部の内面の中央に配置される、請求項２に記載のポンプ。
6. 前記ステーターと前記外側ギアとの間には、内周面が前記空間部の内面を形成する第２隔壁が配置される、請求項１に記載のポンプ。
7. 前記ハウジングは、第１領域と第２領域を区分する第１隔壁を含み、
   前記第１領域には、回路基板が配置されて、
   前記第２領域には、前記ポンプギアが配置される、請求項１に記載のポンプ。
8. 前記内側ギアは、上面から下面を貫くホールを含み、
   前記第１隔壁の下面には、下方に突出して、前記ホールに結合する突起が配置される、請求項７に記載のポンプ。
9. 前記第１隔壁の下面には、下方に突出して、前記外側ギアの外周面の少なくとも一部を包むようにガイドが配置される、請求項７に記載のポンプ。
10. 前記第１領域は、第１空間を含み、
    前記第１空間と前記第２空間は、前記隔壁によって連結されない、請求項１に記載のポンプ。

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