以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに用いられてよい。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radiotechnology)によって具現されてよい。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現されてよい。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802-20、E-UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現されてよい。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E-UTRAを使用するE-UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE-A(Advanced)は、3GPP LTEの進化したバージョンである。3GPP NR(New Radio or New Radio Access Technology)は、3GPP LTE/LTE-Aの進化したバージョンである。
より多い通信機器がより大きい通信容量を要求することにより、既存のRAT(Radio Access Technology)に比べて向上したモバイルブロードバンド通信に対する必要性が台頭している。また、多数の機器及び物を連結していつどこででも様々なサービスを提供するマッシブ(massive)MTC(Machine Type Communications)も次世代通信において考慮される主要課題の一つである。また、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービス/端末を考慮した通信システムデザインが議論されている。このようにeMBB(enhanced Mobile BroadBand Communication)、マッシブMTC、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代RATの導入が議論されており、本発明では、便宜上、当該技術をNR(New Radio又はNew RAT)と呼ぶ。
説明を明確にするために、3GPP NRを中心に記述するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるものではない。
本明細書において“設定”の表現は、“構成(configure/configuration)”の表現に代替されてよく、両者は同じ意味で使われてよい。また、条件的表現(例えば、“~~であると(if)”、“~~である場合(in a case)”又は“~~であるとき(when)”など)は、“~~であることに基づいて(based on that~~)”又は“~~である状態で(in a state/status)”の表現に代替されてよい。また、当該条件の充足による端末/基地局の動作又はSW/HW構成が類推/理解されてよい。また、無線通信装置(例えば、基地局、端末)間の信号送受信において送信(又は、受信)側のプロセスから受信(又は、送信)側のプロセスが類推/理解できれば、その説明が省略されてよい。例えば、送信側の信号決定/生成/エンコーディング/送信などは、受信側の信号モニタリング受信/デコーディング/決定などと理解されてよい。また、“端末が特定動作を行う(又は、行わない)”という表現は、“基地局が、端末が特定動作を行うと期待/仮定(又は、行わないと期待/仮定)して動作する”という意味でも解釈されてよい。“基地局が特定動作を行う(又は、行わない)”という表現は、“端末が、基地局が特定動作を行うと期待/仮定(又は、行わないと期待/仮定)して動作する”という意味でも解釈されてよい。また、後述する説明において、各セクション、実施例、例示、オプション、方法、方案などの区分とインデックスは、説明の便宜のためのものであり、それぞれが必ず独立した発明を構成するということを意味するか或いはそれぞれが必ず個別に実施されるべきであるということを意味する意図で解釈されてはならない。また、各セクション、実施例、例示、オプション、方法、方案などを説明するとき、明示的に衝突/反対する記述がない限り、それらの少なくとも一部を組み合わせて共に実施してもよく、少なくとも一部を省略して実施してもよいと類推/解釈されてよい。
無線通信システムにおいて、端末は基地局から下りリンク(Downlink,DL)で情報を受信し、端末は基地局に上りリンク(Uplink,UL)で情報を送信する。基地局と端末が送受信する情報はデータ及び様々な制御情報を含み、それらが送受信する情報の種類/用途に応じて様々な物理チャネルが存在する。
図1は、3GPP NRシステムに用いられる物理チャネル及びそれらを用いた一般の信号送信方法を説明するための図である。
電源の消えている状態で再び電源が入る或いはセルに新しく進入した端末は、段階S101において基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。そのために、端末は基地局からSSB(Synchronization Signal Block)を受信する。SSBは、PSS(Primary Synchronization Signal)、SSS(Secondary Synchronization Signal)及びPBCH(Physical Broadcast Channel)を含む。端末は、PSS/SSSに基づいて基地局と同期を取り、セルID(cell identity)などの情報を取得する。また、端末は、PBCHに基づいてセル内放送情報を取得できる。一方、端末は、初期セル探索段階で下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal,DL RS)を受信し、下りリンクチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、段階S102で物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)及び物理下りリンク制御チャネル情報に基づく物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDSCH)を受信し、より具体的なシステム情報を取得することができる。
その後、端末は基地局に接続を完了するために段階S103~段階S106のような任意接続過程(Random Access Procedure)を行うことができる。そのために、端末は、物理任意接続チャネル(Physical Random Access Channel,PRACH)でプリアンブル(preamble)を送信し(S103)、物理下りリンク制御チャネル及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネルでプリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S104)。競合ベース任意接続(Contention based random access)では、追加の物理任意接続チャネルの送信(S105)、及び物理下りリンク制御チャネル及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネルの受信(S106)のような衝突解決手続(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
上述したような手続を行った端末は、その後、一般の上りリンク/下りリンク信号送信手続として、物理下りリンク制御チャネル/物理下りリンク共有チャネルの受信(S107)及び物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel,PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel,PUCCH)の送信(S108)を行うことができる。端末が基地局に送信する制御情報を総称して上りリンク制御情報(Uplink Control Information,UCI)と呼ぶ。UCIは、HARQACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative-ACK)、SR(Scheduling Request)、CSI(Channel State Information)などを含む。CSIは、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indication)などを含む。UCIは一般にPUCCHで送信されるが、制御情報とトラフィックデータが同時に送信されるべき場合にはPUSCHで送信されてもよい。また、ネットワークの要請/指示に応じて、UCIをPUSCHで非周期的に送信してもよい。
図2には無線フレーム(radio frame)の構造を例示する。NRにおいて上りリンク及び下りリンク送信はフレームで構成される。各無線フレームは10msの長さを有し、2個の5msハーフフレーム(Half-Frame,HF)に分割される。各ハーフフレームは5個の1msサブフレーム(Subframe,SF)に分割される。サブフレームは、1個以上のスロットに分割され、サブフレーム内のスロット個数は、SCS(Subcarrier Spacing)に依存する。各スロットはCP(cyclic prefix)によって12個又は14個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含む。一般(normal)CPが用いられる場合に、各スロットは14個のOFDMシンボルを含む。拡張(extended)CPが用いられる場合に、各スロットは12個のOFDMシンボルを含む。
表1は、一般CPが用いられる場合に、SCSによってスロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数、及びサブフレーム別スロットの個数が変わることを例示する。
* Nslot
symb:スロット内のシンボル数
* Nframe,u
slot:フレーム内のスロット数
* Nsubframe,u
slot:サブフレーム内のスロット数
表2は、拡張CPが用いられる場合に、SCSによってスロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数、及びサブフレーム別スロットの個数が変わることを例示する。
フレームの構造は例示に過ぎず、フレームにおいてサブフレームの数、スロットの数、シンボルの数は様々に変更されてよい。
NRシステムでは一つの端末に併合される複数のセルの間にOFDMヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS)が異なるように設定されてよい。これにより、同一の個数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、SF、スロット又はTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と総称する。)の(絶対時間)区間が、併合されたセル間に異なるように設定されてよい。ここで、シンボルは、OFDMシンボル(或いは、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMAシンボル(或いは、Discrete Fourier Transform-spread-OFDM,DFT-s-OFDMシンボル)を含むことができる。
図3には、スロットのリソースグリッド(resource grid)を例示する。スロットは、時間ドメインにおいて複数のシンボルを含む。例えば、一般CPでは1個のスロットが14個のシンボルを含むが、拡張CPでは1個のスロットが12個のシンボルを含む。搬送波は、周波数ドメインにおいて複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は、周波数ドメインにおいて複数(例えば、12)の連続した副搬送波と定義される。BWP(Bandwidth Part)は、周波数ドメインにおいて複数の連続したPRB(Physical RB)と定義され、1つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長など)に対応してよい。搬送波は、最大でN個(例えば、5個)のBWPを含むことができる。データ通信は、活性化されたBWPで行われ、1つの端末に対しては1つのBWPのみが活性化されてよい。リソースグリッドにおいて、各要素は、リソース要素(Resource Element,RE)と呼ばれ、1つの複素シンボルがマップされてよい。
図4には、自己完備(self-contained)スロットの構造を例示する。NRシステムにおいて、フレームは、1つのスロット内にDL制御チャネル、DL又はULデータ、UL制御チャネルなどを全て含み得る自己完備構造を特徴とする。例えば、スロット内の先頭N個のシンボルは、DL制御チャネルを送信するために用いられ(以下、DL制御領域)、スロット内の末尾M個のシンボルは、UL制御チャネルを送信するために用いられてよい(以下、UL制御領域)。NとMはそれぞれ、0以上の整数である。DL制御領域とUL制御領域との間にあるリソース領域(以下、データ領域)は、DLデータ送信のために用いられるか、ULデータ送信のために用いられてよい。制御領域とデータ領域との間にはDL-to-UL或いはUL-to-DLスイッチングのための時間ギャップが存在してよい。例えば、次の構成を考慮できる。各区間は時間順に並べられている。
1.DLのみ構成
2.ULのみ構成
3.混合された(Mixed)UL-DL構成
- DL領域+GP(Guard Period)+UL制御領域
- DL制御領域+GP+UL領域
* DL領域:(i)DLデータ領域、(ii)DL制御領域+DLデータ領域
* UL領域:(i)ULデータ領域、(ii)ULデータ領域+UL制御領域
図5には、自己完備スロット内に物理チャネルがマップされる例を示す。DL制御領域ではPDCCHが送信されてよく、DLデータ領域ではPDSCHが送信されてよい。UL制御領域ではPUCCHが送信されてよく、ULデータ領域ではPUSCHが送信されてよい。GPは、基地局と端末が送信モードから受信モードに切り替わる過程又は受信モードから送信モードに切り替わる過程で時間ギャップを提供する。サブフレーム内でDLからULに切り替わる時点の一部シンボルがGPとして設定されてよい。
以下、それぞれの物理チャネルについてより詳細に説明する。
PDCCHは、DCI(Downlink Control Information)を運搬する。例えば、PDCCH(すなわち、DCI)は、DL-SCH(downlink shared channel)の送信フォーマット及びリソース割り当て情報、UL-SCH(uplink shared channel)に関するリソース割り当て情報、PCH(paging channel)に関するページング情報、DL-SCH上のシステム情報、PDSCH上で送信されるランダム接続応答のような上位層制御メッセージに関するリソース割り当て情報、送信電力制御命令、CS(Configured Scheduling)の活性化/解除などを運ぶ。DCIは、CRC(cyclic redundancy check)を含み、CRCは、PDCCHの所有者又は使用用途によって様々な識別子(例えば、Radio Network Temporary Identifier,RNTI)でマスク/スクランブルされる。例えば、PDCCHが特定の端末のためのものであれば、CRCは端末識別子(例えば、Cell-RNTI,C-RNTI)でマスクされる。PDCCHがページングに関するものであれば、CRCはP-RNTI(Paging-RNTI)でマスクされる。PDCCHがシステム情報(例えば、SystemInformation Block,SIB)に関するものであれば、CRCはSI-RNTI(System Information RNTI)でマスクされる。PDCCHがランダム接続応答に関するものであれば、CRCはRA-RNTI(Random Access-RNTI)でマスクされる。
PDCCHは、AL(Aggregation Level)によって1、2、4、8、16個のCCE(Control Channel Element)で構成される。CCEは、無線チャネル状態によって所定符号率のPDCCHを提供するために用いられる論理的割り当て単位である。CCEは、6個のREG(Resource Element Group)で構成される。REGは、1個のOFDMシンボルと1個の(P)RBと定義される。PDCCHは、CORESET(Control Resource Set)で送信される。CORESETは、与えられたヌメロロジー(例えば、SCS、CP長など)を有するREGセットと定義される。1つの端末のための複数のCORESETは、時間/周波数ドメインにおいて重なってよい。CORESETは、システム情報(例えば、Master Information Block,MIB)又は端末特定(UE-specific)上位層(例えば、RRC(Radio Resource Control) layer)シグナリングによって設定されてよい。具体的に、CORESETを構成するRB個数及びOFDMシンボル個数(最大で3個)が上位層シグナリングによって設定されてよい。
PDCCHの受信/検出のために、端末はPDCCH候補をモニターする。PDCCH候補は、PDCCH検出のために端末がモニターしなければならないCCEを表す。各PDCCH候補は、ALによって1、2、4、8、16個のCCEと定義される。モニタリングは、PDCCH候補を(ブラインド)デコードすることを含む。端末がモニターするPDCCH候補のセットを、PDCCH検索空間(Search Space,SS)と定義する。検索空間は、共通検索空間(Common Search Space,CSS)又は端末特定検索空間(UE-specific search space,USS)を含む。端末は、MIB又は上位層シグナリングによって設定された1つ以上の検索空間においてPDCCH候補をモニターし、DCIを取得することができる。それぞれのCORESETは1つ以上の検索空間と関連付けられ、各検索空間は1つのCORESTと関連付けられる。検索空間は次のパラメータに基づいて定義されてよい。
- controlResourceSetId:検索空間と関連付けられたCORESETを示す。
- monitoringSlotPeriodicityAndOffset:PDCCHモニタリング周期(スロット単位)及びPDCCHモニタリング区間オフセット(スロット単位)を示す。
- monitoringSymbolsWithinSlot:スロット内のPDCCHモニタリングシンボルを示す(例えば、CORESETの最先頭のシンボルを示す)。
- nrofCandidates:AL={1,2,4,8,16}別のPDCCH候補の数(0,1,2,3,4,5,6,8のいずれか一つの値)を示す。
* PDCCH候補をモニターしなければならない機会(occasion)(例えば、時間/周波数リソース)を、PDCCH(モニタリング)機会と定義する。スロット内に1つ以上のPDCCH(モニタリング)機会が構成されてよい。
表3は、検索空間タイプ別特徴を例示する。
表4は、PDCCHで送信されるDCIフォーマットを例示する。
DCIフォーマット0_0は、TBベース(又は、TBレベル)PUSCHをスケジュールするために用いられ、DCIフォーマット0_1は、TBベース(又は、TBレベル)PUSCH又はCBG(Code Block Group)ベース(又は、CBGレベル)PUSCHをスケジュールするために用いられてよい。DCIフォーマット1_0は、TBベース(又は、TBレベル)PDSCHをスケジュールするために用いられ、DCIフォーマット1_1は、TBベース(又は、TBレベル)PDSCH又はCBGベース(又は、CBGレベル)PDSCHをスケジュールするために用いられてよい(DL承認(grant)DCI)。DCIフォーマット0_0/0_1は、UL承認(grant)DCI又はULスケジューリング情報と呼ばれ、DCIフォーマット1_0/1_1は、DL承認DCI又はULスケジューリング情報と呼ばれてよい。DCIフォーマット2_0は、動的スロットフォーマット情報(例えば、dynamic SFI)を端末に伝達するために用いられ、DCIフォーマット2_1は、下りリンク先取(pre-Emption)情報を端末に伝達するために用いられる。DCIフォーマット2_0及び/又はDCIフォーマット2_1は、一つのグループとして定義された端末に伝達されるPDCCHであるグループ共通PDCCH(Group common PDCCH)で当該グループ内端末に伝達されてよい。
DCIフォーマット0_0とDCIフォーマット1_0は、フォールバック(fallback)DCIフォーマットと呼ばれ、DCIフォーマット0_1とDCIフォーマット1_1はノン-フォールバックDCIフォーマットと呼ばれてよい。フォールバックDCIフォーマットは、端末設定に関係なくDCIサイズ/フィールド構成が同一に維持される。一方、ノン-フォールバックDCIフォーマットは、端末設定によってDCIサイズ/フィールド構成が変わる。
PDSCHは下りリンクデータ(例えば、DL-SCH transport block,DL-SCH TB)を運搬し、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature AmplitudeModulation)、64QAM、256QAMなどの変調方法が適用される。TBをエンコードしてコードワード(codeword)を生成する。PDSCHは、最大で2個のコードワードを運ぶことができる。コードワード別にスクランブリング(scrambling)及び変調マッピング(modulation mapping)が行われ、各コードワードから生成された変調シンボルは、1つ以上のレイヤにマップされてよい。各レイヤはDMRS(Demodulation Reference Signal)と共にリソースにマップされてOFDMシンボル信号として生成され、該当のアンテナポートから送信される。
PUCCHは、UCI(Uplink Control Information)を運ぶ。UCIは次を含む。
- SR(Scheduling Request):UL-SCHリソースを要請するために用いられる情報である。
- HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)-ACK(Acknowledgement):PDSCH上の下りリンクデータパケット(例えば、コードワード)に対する応答である。下りリンクデータパケットが成功的に受信されたか否かを示す。単一のコードワードに対する応答としてHARQ-ACK 1ビットが送信され、2つのコードワードに対する応答としてHARQ-ACK 2ビットが送信されてよい。HARQ-ACK応答は、ポジティブACK(簡単に、ACK)、ネガティブACK(NACK)、DTX又はNACK/DTXを含む。ここで、HARQ-ACKは、HARQ ACK/NACK、ACK/NACKと同じ意味で使われてよい。
- CSI(Channel State Information):下りリンクチャネルに関するフィードバック情報である。MIMO(Multiple Input Multiple Output)関連フィードバック情報は、RI(Rank Indicator)及びPMI(Precoding Matrix Indicator)を含む。
表5は、PUCCHフォーマットを例示する。PUCCHの送信長によってショート(Short)PUCCH(フォーマット0、2)及びロング(Long)PUCCH(フォーマット1、3、4)に区別されてよい。
PUCCHフォーマット0は、最大で2ビットサイズのUCIを運搬し、シーケンスベースでマップされて送信される。具体的に、端末は、複数個のシーケンスのうち一つのシーケンスを、PUCCHフォーマット0であるPUCCHで送信することによって特定UCIを基地局に送信する。端末は、肯定(positive)SRを送信する場合に限って、対応するSR設定のためのPUCCHリソース内でPUCCHフォーマット0であるPUCCHを送信する。
PUCCHフォーマット1は、最大で2ビットサイズのUCIを運搬し、変調シンボルは、時間領域(周波数ホッピングの有無によって異なるように設定される。)において直交カバーコード(OCC)によって拡散される。DMRSは、変調シンボルが送信されないシンボルで送信される(すなわち、TDM(Time Division Multiplexing)されて送信される)。
PUCCHフォーマット2は、2ビットよりも大きいビットサイズのUCIを運搬し、変調シンボルはDMRSとFDM(Frequency Division Multiplexing)されて送信される。DM-RSは、1/3の密度で与えられたリソースブロック内のシンボルインデックス#1、#4、#7及び#10に位置する。PN(Pseudo Noise)シーケンスがDM_RSシーケンスのために用いられる。2シンボルPUCCHフォーマット2のために周波数ホッピングは活性化されてよい。
PUCCHフォーマット3は、同一物理リソースブロックにおいて端末多重化がされず、2ビットよりも大きいビットサイズのUCIを運搬する。言い換えると、PUCCHフォーマット3のPUCCHリソースは直交カバーコードを含まない。変調シンボルはDMRSとTDM(TimeDivision Multiplexing)されて送信される。
PUCCHフォーマット4は、同一物理リソースブロックにおいて最大4個の端末まで多重化が支援され、2ビットよりも大きいビットサイズのUCIを運搬する。言い換えると、PUCCHフォーマット3のPUCCHリソースは、直交カバーコードを含む。変調シンボルは、DMRSとTDM(Time Division Multiplexing)されて送信される。
PUSCHは、上りリンクデータ(例えば、UL-SCH transport block,UL-SCH TB)及び/又は上りリンク制御情報(UCI)を運搬し、CP-OFDM(Cyclic Prefix-Orthogonal Frequency Division Multiplexing)波形(waveform)又はDFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread- Orthogonal Frequency Division Multiplexing)波形に基づいて送信される。PUSCHがDFT-s-OFDM波形に基づいて送信される場合に、端末は変換プリコーディング(transform precoding)を適用してPUSCHを送信する。一例として、変換プリコーディングが不可能な場合(例えば、transform precoding is disabled)に、端末はCP-OFDM波形に基づいてPUSCHを送信し、変換プリコーディングが可能な場合(例えば、transform precoding is enabled)に、端末はCP-OFDM波形又はDFT-s-OFDM波形に基づいてPUSCHを送信できる。PUSCH送信は、DCI内のUL承認によって動的にスケジュールされるか、上位層(例えば、RRC)シグナリング(及び/又はL1(Layer 1)シグナリング(例えば、PDCCH))に基づいて半静的(semi-static)にスケジュール(configured grant)されてよい。PUSCH送信は、コードブックベース又は非コードブックベースで行われてよい。
図6にはACK/NACK送信過程を例示する。図6参照すると、端末は、スロット#nにおいてPDCCHを検出できる。ここで、PDCCHは下りリンクスケジューリング情報(例えば、DCIフォーマット1_0、1_1)を含み、PDCCHは、DL assignment-to-PDSCH offset(K0)とPDSCH-HARQ-ACK reporting offset(K1)を示す。例えば、DCIフォーマット1_0、1_1は次の情報を含むことができる。
- Frequency domain resource assignment:PDSCHに割り当てられたRBセットを示す
- Time domain resource assignment:K0(例えば、スロットオフセット)、スロット#n+K0内のPDSCHの開始位置(例えば、OFDMシンボルインデックス)及びPDSCHの長さ(例えば、OFDMシンボル個数)を示す
- PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator:K1を示す
- HARQ process number(4ビット):データ(例えば、PDSCH、TB)に対するHARQプロセスID(Identity)を示す
その後、端末は、スロット#nのスケジューリング情報によってスロット#(n+K0)からPDSCHを受信し始めた後、スロット#n1(ここで、n+K0≦n1)でPDSCHの受信が終わると、スロット#(n1+K1)にPUCCHでUCIを送信できる。ここで、UCIは、PDSCHに対するHARQ-ACK応答を含むことができる。図6では、便宜上、PDSCHに対するSCSとPUCCHに対するSCSが同一であり、スロット#n1=スロット#n+K0であると仮定したが、本発明はこれに限定されない。SCSが互いに異なる場合に、PUCCHのSCSに基づいてK1が指示/解釈されてよい。
PDSCHが最大で1個のTBを送信するように構成された場合に、HARQ-ACK応答は1ビットで構成されてよい。PDSCHが最大で2個のTBを送信するように構成された場合に、HARQ-ACK応答は、空間(spatial)バンドリングが構成されていると2ビットで構成され、空間バンドリングが構成されていないと1ビットで構成されてよい。複数のPDSCHに対するHARQ-ACK送信時点がスロット#(n+K1)と指定された場合に、スロット#(n+K1)に送信されるUCIは、複数のPDSCHに対するHARQ-ACK応答を含む。
HARQ-ACK応答のために端末が空間(spatial)バンドリングを行うべきか否かは、セルグループ別に構成(configure)(例えば、RRC/上位層シグナリング)されてよい。一例として、空間バンドリングは、PUCCHで送信されるHARQ-ACK応答及び/又はPUSCHで送信されるHARQ-ACK応答のそれぞれに個別に構成されてよい。
空間バンドリングは、当該サービングセルにおいて一度で受信可能な(又は、1 DCIでスケジュール可能な)TB(又は、コードワード)の最大個数が2個である場合(又は、2個以上である場合)に支援されてよい(例えば、上位層パラメータmaxNrofCodeWordsScheduledByDCIが2TBに該当する場合)。一方、2TB送信のためには、4個よりも多い個数のレイヤが用いられてよく、1TB送信には、最大で4個のレイヤが用いられてよい。結果的に、空間バンドリングが当該セルグループに構成された場合に、当該セルグループ内のサービングセルのうち、4個よりも多い個数のレイヤがスケジュール可能なサービングセルに対して空間バンドリングが行われてよい。当該サービングセル上で、空間バンドリングを用いてHARQ-ACK応答を送信しようとする端末は、複数TBに対するA/Nビットを(ビット単位(bit-wise))論理的AND(logical AND)演算してHARQ-ACK応答を生成することができる。
例えば、端末が2TBをスケジュールするDCIを受信し、当該DCIに基づいてPDSCHで2TBを受信したと仮定すれば、空間バンドリングを行う端末は、第1TBに対する第1A/Nビットと第2TBに対する第2A/Nビットとを論理的AND演算して単一A/Nビットを生成することができる。結果的に、第1TBと第2TBが両方ともACKである場合に、端末はACKビット値を基地局に報告し、いずれか一方ののTBでもNACKである場合に、端末はNACKビット値を基地局に報告する。
例えば、2TBが受信可能なように構成(configure)されたサービングセル上で実際に1TBのみがスケジュールされた場合に、端末は、当該1TBに対するA/Nビットとビット値1を論理的AND演算して単一A/Nビットを生成することができる。結果的に、端末は、当該1TBに対するA/Nビットをそのまま基地局に報告する。
基地局/端末にはDL送信のために複数の並列DL HARQプロセスが存在する。複数の並列HARQプロセスは、前のDL送信を受信することに成功したか否かに対するHARQフィードバックを待つ間にDL送信が連続して行われるようにする。各HARQプロセスは、MAC(Medium Access Control)層のHARQバッファーと関連付けられる。各DL HARQプロセスは、バッファー内のMAC PDU(Physical Data Block)の送信回数、バッファー内のMAC PDUに対するHARQフィードバック、現在リダンダンシーバージョン(redundancy version)などに関する状態変数を管理する。各HARQプロセスはHARQプロセスIDによって区別される。
図7にはPUSCH送信過程を例示する。図7を参照すると、端末は、スロット#nにPDCCHを検出できる。ここで、PDCCHは上りリンクスケジューリング情報(例えば、DCIフォーマット0_0、0_1)を含む。DCIフォーマット0_0、0_1は、次の情報を含むことができる。
- Frequency domain resource assignment:PUSCHに割り当てられたRBセットを示す。
- Time domain resource assignment:スロットオフセットK2、スロット内のPUSCHの開始位置(例えば、シンボルインデックス)及び長さ(例えば、OFDMシンボル個数)を示す。開始シンボルと長さは、SLIV(Start and Length Indicator Value)で指示されるか、それぞれ指示されてよい。
その後、端末はスロット#nのスケジューリング情報によってスロット#(n+K2)にPUSCHを送信できる。ここで、PUSCHはUL-SCH TBを含む。
図8には、UCIをPUSCHに多重化する例を示す。スロット内に複数のPUCCHリソースとPUSCHリソースとが重なり、PUCCH-PUSCH同時送信が設定されていない場合に、UCIは、図示のようにPUSCHで送信されてよい(UCIピギーバック又はPUSCHピギーバック)。図8には、HARQ-ACKとCSIがPUSCHリソースに乗せられる場合を例示する。
図9には、非免許帯域を支援する無線通信システムを例示する。便宜上、免許帯域(以下、L-バンド)で動作するセルをLCellと定義し、LCellのキャリアを(DL/UL)LCC(Licensed Component Carrier)と定義する。また、非免許帯域(以下、U-バンド)で動作するセルをUCellと定義し、UCellのキャリアを(DL/UL)UCC(Unlicensed Component Carrier)と定義する。セルのキャリアは、セルの動作周波数(例えば、中心周波数)を意味できる。セル/キャリア(例えば、Component Carrier,CC)はセルと総称されてよい。
キャリア併合(Carrier Aggregation,CA)が支援される場合に、一つの端末は、併合された複数のセル/キャリアで基地局と信号を送受信することができる。一つの端末に複数のCCが構成された場合に、一つのCCはPCC(Primary CC)として設定され、残りのCCはSCC(Secondary CC)として設定されてよい。特定の制御情報/チャネル(例えば、CSS PDCCH、PUCCH)は、PCCでのみ送受信されるように設定されてよい。データは、PCC/SCCで送受信されてよい。図9(a)は、端末と基地局がLCC及びUCCで信号を送受信する場合を例示する(NSA(non-stand alone)モード)。この場合、LCCはPCCとして設定され、UCCはSCCとして設定されてよい。端末に複数のLCCが構成された場合に、一つの特定LCCはPCCとして設定され、残りのLCCはSCCとして設定されてよい。図9(a)は、3GPP LTEシステムのLAAに該当する。図9(b)は、端末と基地局がLCC無しに1つ以上のUCCで信号を送受信する場合を例示する(SA(stand alone)モード)。この場合。UCCのいずれか一つはPCCとして設定され、残りのUCCはSCCとして設定されてよい。これにより、NR UCellではPUCCH、PUSCH、PRACH送信などが支援されてよい。3GPP NRシステムの非免許帯域ではNSAモードとSAモードの両方が支援されてよい。
図10には、非免許帯域でリソースを占有する方法を例示する。非免許帯域に対する地域別規制(regulation)によれば、非免許帯域内の通信ノードは、信号送信前に他の通信ノードのチャネル使用の有無を判断しなければならない。具体的に、通信ノードは、信号送信に先立ってCS(Carrier Sensing)を行うことにより、他の通信ノードが信号送信を行うか否かを確認することができる。他の通信ノードが信号送信を行わないと判断された場合を、CCA(Clear Channel Assessment)が確認されたと定義する。既に定義された或いは上位層(例えば、RRC)シグナリングによって設定されたCCA臨界値がある場合に、通信ノードは、CCA臨界値よりも高いエネルギーがチャネルから検出されると、チャネル状態をビジー(busy)と判断し、そうでないと、チャネル状態をアイドル(idle)と判断できる。参考として、Wi-Fi標準(802.11ac)において、CCA臨界値は非Wi-Fi信号に対して-62dBm、Wi-Fi信号に対して-82dBmと規定されている。チャネル状態がアイドルと判断されると、通信ノードはUCellで信号送信を開始することができる。上述した一連の過程を、LBT(Listen-Before-Talk)又はCAP(Channel Access Procedure)と呼ぶことができる。LBTとCAPは互いに言い換え可能である。
ヨーロッパではFBE(Frame Based Equipment)とLBE(Load Based Equipment)と命名される2つのLBT動作を例示している。FBEは、通信ノードがチャネル接続に成功した際に送信を持続できる時間を意味するチャネル占有時間(channeloccupancy time)(例えば、1~10ms)と該チャネル占有時間の少なくとも5%に該当するアイドル期間(idle period)が1つの固定(fixed)フレームを構成し、CCAはアイドル期間の末尾部分においてCCAスロット(少なくとも20μs)の間にチャネルを観測する動作として定義される。通信ノードは、固定フレーム単位で周期的にCCAを行い、チャネルが非占有(unoccupied)状態である場合には、チャネル占有時間の間にデータを送信し、チャネルが占有(occupied)状態である場合には送信を保留し、次の周期のCCAスロットまで待つ。
一方、LBEでは、通信ノードはまずq∈{4,5,…,32}の値を設定した後に1個のCCAスロットに対するCCAを行い、最初のCCAスロットでチャネルが非占有状態であれば、最大で(13/32)q ms長の時間を確保してデータを送信することができる。最初のCCAスロットでチャネルが占有状態であれば、通信ノードはランダムにN∈{1,2,…,q}の値を選んでカウンターの初期値として保存し、その後、CCAスロット単位でチャネル状態をセンシングしながら、CCAスロット単位でチャネルが非占有状態であれば、カウンターに保存された値を1ずつ減らしていく。カウンター値が0になると、通信ノードは最大で(13/32)q ms長の時間を確保してデータを送信することができる。
具体的に、非免許帯域における上りリンク送信のために複数のCAPタイプ(すなわち、LBTタイプ)が定義されてよい。例えば、上りリンク送信のためにType 1又はType 2 CAPが定義されてよい。端末は、上りリンク信号の送信のために基地局が設定/指示したCAP(例えば、Type 1又はType 2)を行うことができる。
(1)Type 1上りリンクCAP方法
図11は、上りリンク信号送信のための端末のType 1 CAP動作フローチャートである。
端末は、非免許帯域での信号送信のためにCAPを開始することができる(S1510)。端末は、ステップ1によって、競合ウィンドウ(CW)内でバックオフカウンターNを任意に選択することができる。このとき、N値は初期値Ninitに設定される(S1520)。Ninitは、0~CWpの値から任意の値が選択される。続いて、ステップ4によって、バックオフカウンター値(N)が0であれば(S1530;Y)、端末はCAP過程を終了する(S1532)。その後、端末はTxバースト送信を行うことができる(S1534)。一方、バックオフカウンター値が0でなければ(S1530;N)、端末はステップ2によって、バックオフカウンター値を1だけ減らす(S1540)。その後、端末は、UCell(s)のチャネルがアイドル状態であるか否か確認し(S1550)、チャネルがアイドル状態であれば(S1550;Y)、バックオフカウンター値が0であるか確認する(S1530)。逆に、S1550段階でチャネルがアイドル状態でなければ、すなわち、チャネルがビジー状態であれば(S1550;N)、端末はステップ5によって、スロット時間(例えば、9us)よりも長い遅延期間(defer duration Td;25usec以上)の間に当該チャネルがアイドル状態であるか確認する(S1560)。遅延期間の間にチャネルがアイドル状態であれば(S1570;Y)、端末は(再び)CAP過程を再開することができる。ここで、遅延期間は、16usec区間及びその直後のmp個の連続するスロット時間(例えば、9us)で構成されてよい。一方、遅延期間間チャネルがビジー状態であれば(S1570;N)、端末はS1560段階を再び行い、新しい遅延期間の間にチャネルがアイドル状態であるか再び確認する。
表6は、チャネル接続優先順位クラス(p)に従って、CAPに適用されるmp、最小CW(CWmin,p)、最大CW(CWmax,p)、最大チャネル占有時間(Maximum Channel Occupancy Time,MCOT)(Tulmcot,p)及び許容されたCWサイズ(allowed CW sizes)が変わることを例示する。
Type 1 CAPに適用されるCWサイズ(CWS)は、様々な方法に基づいて決定されてよい。一例として、CWSは、一定時間区間(例えば、参照TU)内のUL-SCHのHARQプロセスIDであるHARQ_ID_refと関連した少なくとも一つのHARQプロセッサのためのNDI(New Data Indicator)値がトグルされるか否かに基づいて調整されてよい。端末が搬送波上でチャネル接続優先順位クラスpと関連付けられたType 1 CAPを用いて信号送信を行う場合に、端末は、HARQ_ID_refと関連した少なくとも一つのHARQプロセスのためのNDI値がトグルされると、全ての優先順位クラスp∈{1,2,3,4}においてCWp=CWmin,pと設定し、そうでないと、全ての優先順位クラスp∈{1,2,3,4}においてCWpを、次に高い許容された値(next higher allowed value)に増加させる。
参照サブフレームnref(又は、参照スロットnref)は次のように決定される。
端末がサブフレーム(又は、スロット)ngでUL承認を受信し、サブフレーム(又は、スロット)n0、n1、...nw内でサブフレーム(又は、スロット)n0から始まり、ギャップのないUL-SCHを含む送信を行う場合に、参照サブフレーム(又は、スロット)nrefは、サブフレーム(又は、スロット)n0である。
(2)Type 2上りリンクCAP方法
少なくともセンシング区間Tshort_ul=25usの間にチャネルがアイドルであるとセンシングされると、端末はセンシングの終了した直後(immediately after)から非免許帯域で上りリンク送信(例えば、PUSCH)ができる。Tshort_ulは、Tsl(=9us)+Tf(=16us)で構成されてよい。
実施例:U-バンドでのHARQ-ACKフィードバック
U-バンドでのスタンドアロン動作を支援するために、DLデータ(例えば、PDSCH)受信に対して、端末のU-バンドPUCCH/PUSCH送信に基づくHARQ-ACKフィードバック動作が必須であり得る(以下、便宜上、HARQ-ACKをA/Nと総称する)。PUCCH/PUSCHは、PUCCH又はPUSCHを表す。一例として、基地局は、LBT(CCA)動作を行って確保したCOT(Channel Occupancy Time)区間で端末にDLデータ送信をスケジュールし、同一のCOT区間で当該端末から当該DLデータ受信に対するHARQ-ACKフィードバックが送信されるように指示する過程が考慮されてよい(以下、便宜上、LBT又はCCAをLBTと総称する。)。他の例として、DLデータ信号のデコーディング及び対応するHARQ-ACK信号のエンコーディングに伴う端末プロセシング時間によって、特定COT区間でスケジュール/送信されたDLデータ受信に対するHARQ-ACKフィードバックを、当該COT後の別のCOT区間で送信するように指示する過程も考慮されてよい。
以下、本明細書では、U-バンドでのHARQ-ACKフィードバック(以下、A/N)構成/送信方法について提案する。ここで、A/N構成/送信方法は、LBT動作、COT構成などを考慮して行われてよい。本明細書で提案された事項は、PUCCH/PUSCHを用いたHARQ-ACKフィードバック送信方法に限定されず、PUCCH/PUSCHを用いた他のUCI(例えば、CSI、SR)送信方法にも類似に適用されてよい。また、本明細書において提案された事項は、LBTベースのU-バンド動作に限定されず、LBTを伴わないL-バンド(又は、U-バンド)動作にも類似に適用されてよい。また、以下の説明において、複数のCC(インデックス)は一つ(以上)のCC/(サービング)セル内に構成された複数のBWP(インデックス)に代替されるか、複数のBWPで構成された複数のCC/(サービング)セル(すなわち、CC(インデックス)とBWP(インデックス)との組合せ)に代替されてよい。
まず、次のように用語を定義する。
- UCI:端末がUL送信する制御情報を意味する。UCIは、種々のタイプの制御情報(すなわち、UCIタイプ)を含む。例えば、UCIは、HARQ-ACK、SR、CSIを含む。
- HARQ-ACK:PDSCH上のDLデータ(例えば、伝送ブロック(TB)、コードワード(CW))が成功的に受信されたか否かを示す。単一DLデータに対する応答としてHARQ-ACK 1ビットが送信され、2つのDLデータに対する応答としてHARQ-ACK 2ビットが送信されてよい。HARQ-ACK応答/結果は、ポジティブACK(ACK)、ネガティブACK(NACK)、DTX又はNACK/DTXを含む。ここで、HARQ-ACKは、ACK/NACK、A/N、ANと同じ意味で使われてよい。
- HARQプロセス番号/ID:HARQプロセスの番号又は識別子を示す。HARQプロセスは、バッファー内のMAC PDUの送信回数、バッファー内のMAC PDUに対するHARQフィードバック、現在リダンダンシーバージョンなどに関する状態変数を管理する。
- PUCCH:UCI送信のための物理層ULチャネルを意味する。便宜上、A/N、SR、CSI送信のために、基地局が設定した及び/又は送信を指示したPUCCHリソースをそれぞれA/N PUCCHリソース、SR PUCCHリソース、CSI PUCCHリソースと命名する。
- PUSCH:ULデータ送信のための物理層ULチャネルを意味する。
- スロット:データスケジューリングのための基本時間単位(時間単位(time unit,TU)又は時間インタバル(time interval))を意味する。スロットは複数のシンボルを含む。ここで、シンボルは、OFDMベースシンボル(例えば、CP-OFDMシンボル、DFT-s-OFDMシンボル)を含む。本明細書においてシンボル、OFDMベースシンボル、OFDMシンボル、CP-OFDMシンボル及びDFT-s-OFDMシンボルは、互いに代替可能である。
下記に説明する各提案方案は、他の提案方案と相互に背馳しない限り、共に適用されてよい。
(1)基本動作方式
本明細書において提案するA/Nフィードバック構成/送信方法のための基本動作方式について説明すると、次の通りである。本明細書において、A/NトリガリングDCIは少なくともDL承認DCIを含み、(DL承認DCIに加えて)UL承認DCI及び/又はPDSCH/PUSCH送信をスケジュールしない特定DCIをさらに含んでよい。
1)タイミングベースのA/Nフィードバック方式(以下、t-A/N方式)(図12)
A.事前にRRCシグナリングによって複数の候補HARQタイミングを設定した後、基地局は(DL承認)DCIを用いて複数の候補HARQタイミングのうち一つを端末に指示できる。この場合、端末は、全候補HARQタイミングセットに対応する複数スロット(或いは、スロット集合;便宜上、バンドリングウィンドウという。)での(複数)PDSCH受信に対するA/Nフィードバックを、指示されたHARQタイミングで送信するように動作することができる。ここで、HARQタイミングは、PDSCH-to-A/Nタイミング/間隔を意味する。HARQタイミングはスロット単位で表現されてよい。
例えば、A/N送信がスロット#mと指示された場合に、A/N情報は、スロット#(m-i)でのPDSCH受信に対する応答情報を含むことができる。ここで、スロット#(m-i)は、候補HARQタイミングに対応するスロットに該当する。図12(a)は、候補HARQタイミングがi={2,3,4,5}と設定された場合を例示する。この場合、A/N送信時点が#(n+5)(=m)と指示されると、端末はスロット#n~#(n+3)(=m-i)のPDSCH受信に対するA/N情報を生成/送信できる(すなわち、4個のスロットの全てに対してA/Nフィードバック)。ここで、スロット#n+1/#n+3のPDSCH受信に対するA/N応答はNACKとして処理されてよい。
便宜上、このA/Nフィードバック構成/送信方式を“タイプ-1A/Nコードブック”と称する。
B.HARQタイミング指示に加えて、(DL承認)DCIを用いてc-DAI(counter Downlink Assignment Index)及び/又はt-DAI(total-DAI)が共にシグナルされてよい。c-DAIは、(DL承認)DCIに対応するPDSCHが何番目にスケジュールされているかを知らせることができる。t-DAIは、現在(スロット)までスケジュールされたPDSCHの総個数(又は、PDSCHが存在するスロットの総個数)を知らせることができる。これにより、端末は、c-DAI初期値から(受信された)最後のt-DAI値までのc-DAI値に対応するPDSCHに対するA/Nを、指示されたHARQタイミングで送信するように動作することができる。端末に構成されたサービングセルの個数が1つである場合に、c-DAIとt-DAIは同じ意味を有してよい。したがって、t-DAIは、サービングセルの個数が複数である場合に限って(DL承認)DCIに含まれてよい。端末に複数のサービングセルが構成された場合に、c-DAIはセルドメインにおいてまず計数された後、時間ドメインにおいて計数されたPDSCHのスケジューリング順序(又は、PDSCHが存在する(サービングセル、スロット)の順序)を知らせることができる。類似に、t-DAIは、現在(スロット)までスケジュールされたPDSCHの総個数(又は、PDSCHが存在する(サービングセル、スロット)の総個数)を知らせることができる。ここで、c-DAI/t-DAIはPDCCHを基準に定義されてよい。この場合、前の説明においてPDSCHはPDCCHに代替され、PDCCHが存在するスロットは、該PDCCHと関連したPDCCH(或いは、DCI)が存在するPDCCHモニタリング機会に代替されてよい。
c-DAI/t-DAIはそれぞれ2ビット値で指示されてよい。4よりも大きい数は、モジュロ演算によって次のように指示されてよい。
- DAIビットが00(例えば、DAI値=1)である場合:4n+1を指示(すなわち、1,5,9,...)
- DAIビットが01(例えば、DAI値=2)である場合:4n+2を指示(すなわち、2,6,10,...)
- DAIビットが10(例えば、DAI値=3)である場合:4n+3を指示(すなわち、3,7,11,...)
- DAIビットが11(例えば、DAI値=4)である場合:4n+4を指示(すなわち、4,8,12,...)
* nは、0以上の整数を表す。
図12(b)は、図12(a)と同じ状況において(DL承認)DCIによってDAIがシグナルされる場合を例示する。図12(b)を参照すると、スロット#nで、DAI=00を有するDCIによってスケジュールされたPDSCHが受信され、スロット#(n+2)で、DAI=10を有するDCIによってスケジュールされたPDSCHが受信されてよい。この場合、端末は、連続したDAI値(すなわち、DAI=00/01/11)(以下、DAIシーケンス)に該当する3個のPDSCH受信に対してのみA/N情報を生成/送信することができる。ここで、DAI=01に対応するPDSCH受信に対するA/N応答はNACKとして処理されてよい。
2)プーリング(pooling)ベースのA/Nフィードバック方式(以下、p-A/N方式)(図13)
A.DL承認DCIを用いて、対応するPDSCHに対するA/Nフィードバック送信を延期(pending/deferring)させる動作を指示することができる。その後、DCIを用いて、(i)全DLHARQプロセスID、或いは(ii)特定の一部DL HARQプロセスIDに対応するPDSCHに対するA/Nフィードバックの送信を指示することができる(pooling)。A/Nフィードバックは、特定信号(例えば、RRC又はDCIシグナリング)に基づいて設定/指示されたタイミングで送信されてよい。A/Nプーリングは、DL承認(例えば、DCIフォーマット1_0/1_1)、UL承認(例えば、DCIフォーマット0_0/0_1)又は他のDCI(例えば、端末(グループ)共通DCI)で指示されてよい。便宜上、A/Nプーリングを指示するDCIをプーリングDCIと称する。プーリング対象となるHARQプロセスIDは、あらかじめ設定/定義されているか、プーリングDCIによって指示されてよい。A/Nプーリングは、全体/グループ/個別のHARQプロセスID単位で指示されてよい。
例えば、図13を参照すると、端末は、基地局から3個のPDSCHを受信することができ、それぞれのPDSCHに割り当てられたHARQプロセスID(HpID)は0、3及び2であってよい。また、それぞれのDL承認DCIによって3個のPDSCHに対してA/Nペンディング(AN=pe)が指示されてよい。この場合、端末は、HpID=0/3/2に対応するPDSCH受信に対するA/N送信を延期する。その後、基地局からプーリングDCI(AN=pooling)を受信すると、端末は全HpID或いは一部HpIDに対応するPDSCH受信に対するA/Nを一度で送信することができる。
B.t-A/N方式にc-/t-DAIシグナリングが設定された場合(例えば、DL承認DCIによってDAIがシグナルされる場合)に、A/Nプーリングは、(プーリングDCIによって指示された)HARQプロセスIDに対応するPDSCHに対するA/N送信をプールすること、或いは(プーリングDCIによって指示された)t-DAI値に対応するPDSCHに対するA/N送信をプールすることと定義されてよい。後者の場合、端末は、c-DAI初期値~t-DAI値に対応するPDSCH受信に対するA/N情報を一度で送信することができる。
(2)提案方法1
提案方法1では、A/NトリガリングDCIを用いて、1)実際のA/N送信タイミングを指示するタイミング-Aと、2)A/Nフィードバック対象となる(DL PDSCH)スロットグループに対応する基準(reference)A/Nタイミングを指示するタイミング-D、がシグナルされてよい。
これに基づき、端末は、タイミング-Aと指示された時点で、タイミング-Dに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを送信するように動作することができる。この場合、A/Nペイロードは、当該スロットグループに属するスロットインデックス順にマッピング(例えば、オーダリング(ordering))されてよい。
一例として、A/NトリガリングDCI(或いは、A/NトリガリングDCIがDL承認DCIである場合には、対応するPDSCH)がスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A=K及びタイミング-D=Lが指示されてよい。この場合、端末は、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループ(すなわち、そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを、スロット#(n+K)で送信するように動作できる。ここで、スロットグループは、複数(例えば、M個)の候補タイミング値D_m(m=0,1,...,M-1)で構成されたタイミングセットと規定されてよい。例えば、スロット#nに対応するスロットグループは、スロット#(n-D_m)又はスロット#(n+D_m)(m=0,1,...,M-1)に該当するM個のスロットと構成/定義されてよい。この場合、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループは、スロット#(n+K-L-Dm)又はスロット#(n+K-L+D_m)(m=0,1,...,M-1)と構成/定義されてよい。
一方、スロットグループを規定するタイミングセットは、タイミング-Aで指示可能な候補タイミング-A値の集合(例えば、K_m;m=0,1,...,M-1)と同一に設定されるか、独立して(異なるように)設定されてよい。例えば、スロット#nに対応するバンドリングウィンドウはスロット#(n-K_m)と構成され、スロット#nに対応するスロットグループもK_m(m=0,1,...,M-1)と構成されたタイミングセットによって規定されてよい。一例として、A/NトリガリングDCI(或いは、A/NトリガリングDCIがDL承認DCIである場合に、対応するPDSCH)がスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A=Kとタイミング-D=Lが指示されてよい。この場合、端末は、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを、スロット#(n+K)で送信するように動作できる。ここで、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループは、スロット#(n+K-(K_m+L))(m=0,1,...,M-1)と構成されてよい。
一方、A/NトリガリングDCIがDL承認DCIと同一である(すなわち、タイミング-Aとタイミング-DがいずれもDL承認DCIによってシグナルされる)場合に、端末は、タイミング-Aとして指示された時点で、1)タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)タイミング-Dに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して(同時に、例えば、1つのPUCCH/PUSCHで)送信するように動作できる。
一例として、DL承認DCI或いは対応するPDSCHがスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A=Kとタイミング-D=Lが指示された場合に、端末は、1)スロット#(n+K)に対応するバンドリングウィンドウ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して、スロット#(n+K)で送信するように動作できる。ここで、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループは、(i)スロット#(n+K-L-Dm)又はスロット#(n+K-L+D_m)(m=0,1,...,M-1)と構成/定義されるか、(ii)スロット#(n+K-(K_m+L))(m=0,1,...,M-1)と構成/定義されてよい。
さらに、(例えば、A/NトリガリングDCIがDL承認DCIと同一である場合に)DCIを用いて、タイミング-D及び/又はそれに対応するスロットグループ(それに対するA/Nフィードバック要請)がないことを指示することができる。例えば、タイミング-D=特定値(例えば、0)と設定された場合に、対応するスロットグループ(それに対するA/Nフィードバック要請)がないことを指示できる。
さらに、(例えば、A/NトリガリングDCIがDL承認DCIと同一である場合に)DCIを用いて、タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ(或いは、タイミング-Dに対応するスロットグループ)に属するスロットのうち特定の一部(例えば、最初或いは最後のスロット)に対してのみA/Nフィードバックを送信するように(例えば、タイミング-D指示フィールドで)指示することができる。
さらに他の方法として、タイミング-A/タイミング-D及びそれに対応するスロットグループ(例えば、バンドリングウィンドウ)に対するA/Nフィードバック送信トリガリングを、端末(グループ)共通DCIを用いてシグナルする構造も考慮できる。
一方、制限されたDCIフィールドサイズ/ビット数のため、タイミング-Dで指示可能な基準A/Nタイミング(それに対応するA/Nフィードバック対象スロットグループ)には限界があり得る。これを考慮して、タイミング-D指示フィールドの特定状態(state)を用いて、(特定スロットグループではなく)全体或いは(あらかじめ指定された)特定の一部HARQプロセスIDに対応するPDSCH受信に対するA/Nフィードバックを送信するように指示してもよい。
一方、タイミング-D値別にA/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)が異なるように設定されてよい。例えば、それぞれのタイミング-D値に対応するスロットグループ別に、A/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)が異なるように設定されてよい。また、それぞれのA/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)別に対応する(例えば、当該PUCCH/PUSCHリソース(セット)へのA/Nフィードバック対象スロットグループに対応する)タイミング-D値が異なるように設定されてよい。例えば、PUCCH/PUSCHリソース(セット)別に対応するスロットグループが異なるように設定され、それによってタイミング-D値も異なるように設定されてよい。
(3)提案方法2
提案方法2では、一つのスロットグループサイズ(例えば、単一スロットグループ内のスロット数N或いは単一スロットグループ内のスケジューリング可能な最大PDSCH数N)があらかじめ設定された状態で、1)DL承認DCIによって、当該DCI或いは対応するPDSCHが送信されたスロットの属したスロットグループIDを指示するcurrent-ID(c-ID)がシグナルされ、2)A/NトリガリングDCIによって、A/Nフィードバック対象となる(DL PDSCH)スロットグループIDを指示するfeedback-ID(f-ID)がシグナルされてよい。
これに基づき、端末は、A/N送信タイミングとして指示された時点(例えば、スロット)で、feedback-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを送信できる。ここで、feedback-IDに対応するスロットグループは、前にfeedback-IDと同じ値のcurrent-IDがシグナル/受信されたスロット、すなわち、DL承認DCIによってfeedback-IDと同じ値のcurrent-IDがシグナル/受信されたスロットを含む。
このとき、A/Nペイロードは、(DL承認DCIによってcounter-DAIがシグナルされるように設定された状態で)feedback-IDに対応するスロットグループに対して、DL承認DCIによって受信された(例えば、1からNまでの)counter-DAI値の順にマッピング(ordering)されてよい。
一例として、図14を参照すると、A/NトリガリングDCI(或いは、A/NトリガリングDCIがDL承認DCIである場合に、対応するPDSCH)がスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A(T-A)=K及びfeedback-ID(f-ID)=Xが指示されてよい。この場合、端末は、スロットグループID=Xに対応する(すなわち、DL承認DCIによってcurrent-ID(c-ID)=Xと受信された)スロットグループでのPDSCH受信に対するA/Nフィードバックを、スロット#(n+K)で送信できる。
一方、counter-DAIは、図12(b)のように、一つのスロットグループ(ID)内において(初期値(例えば、1)から始まって)連続する値を有するように決定/シグナルされてよい。すなわち、異なるスロットグループ間にcounter-DAI値は独立して決定/シグナルされてよい。また、スロットグループは、(DCIによって指示される)同じスロットグループID値に対応する1からNまでのcounter-DAI値で構成されたDAIシーケンス形態として規定されてよい。この場合、スロットグループは、受信/検出されたcounter-DAIに基づいて不連続スロットで構成されてよい。本明細書において、スロットグループIDとDAIシーケンスIDは互いに代替/互換されてよい。
一方、A/NトリガリングDCIがDL承認DCIと同一である(すなわち、current-IDとfeedback-IDが両方ともDL承認DCIによってシグナルされる)場合に、端末は、タイミング-Aで指示された時点に、1)タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ或いはcurrent-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)feedback-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して(例えば、concatenate)(同時、例えば、一つのPUCCH/PUSCHで)送信するように動作できる。
一方、本明細書において、A/NトリガリングDCI(例えば、DL承認DCI、UL承認DCI)によってfeedback-IDがシグナル/指示されるとは、当該DCIでは、A/Nフィードバック送信/要請対象となる総(PDSCH)スロットグループ(ID)数を指示するtotal-IDがシグナルされ、total-IDとcurrent-IDから決定される特定スロットグループIDをfeedback-IDとして適用することを意味できる。一例として、最大で2個の(PDSCH)スロットグループID(例えば、ID=0又はID=1)が設定/構成された状態で、current-IDがXと指示され、total-IDが1と指示された場合に、feedback-IDは、(current-IDと同じ値である)Xと決定/適用されてよい。他の例として、最大で2個の(PDSCH)スロットグループID(例えば、ID=0又はID=1)が設定/構成された状態で、current-IDがXと指示され、total-IDが2と指示された場合に、feedback-IDは、(current-IDと異なる値である)Yと決定/適用されてよい。この場合、XとYは互いに異なる値として決定されてよい(例えば、X=0であればY=1、又はX=1であればY=0)。このようなfeedback-ID決定方法を、便宜上、“Method 1”と称する。
一例として、DL承認DCI或いは対応するPDSCHがスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A=K、current-ID=X、及びfeedback-ID=Y(又は、total-ID=2)が指示されてよい。この場合、端末は、1)スロット#(n+K)に対応するバンドリングウィンドウ或いはID=Xに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)ID=Yに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して、スロット#(n+K)で送信できる。
一方、本明細書において、A/NトリガリングDCI(例えば、DL承認DCI、UL承認DCI)によってシグナル/指示されるfeedback-ID(それに対応する(PDSCH)スロットグループ)に対するtotal-DAI及び/又はNFI(New Feedback Indicator)は、Method 1によって決定されるfeedback-IDに対するtotal-DAI及び/又はNFIを意味するか、(total-IDとして指示された値に関係なく)current-IDと異なる値を有するother-ID(それに対応するスロットグループ)に対するtotal-DAI及び/又はNFIを意味できる。後者の例として、最大で2個の(PDSCH)スロットグループID(例えば、ID=0又はID=1)が設定/構成された状態で、current-ID=Xと指示された場合に、“feedback-IDに対するtotal-DAI及び/又はNFI”は、other-ID=Yに対応するスロットグループに対するtotal-DAI及び/又はNFIを意味できる。この場合、XとYは、互いに異なる値として決定されてよい(例えば、X=0であればY=1、又はX=1であればY=0)。このようなother-ID決定及びtotal-DAI/NFI適用方法を、便宜上、“Method 2”と称する。
ここで、NFIは1ビット情報であって、前(例えば、最後)の時点に送信したA/Nフィードバック(以下、以前A/Nフィードバックという。)が、(a)基地局で正確に検出/受信されたか、(b)基地局で検出/受信に失敗したかがシグナルされてよい。(a)において、端末は、以前A/N送信後にスケジュールされたPDSCHに対応するA/Nを除く残りの部分をNACK又はDTX(フィードバック構成/送信を省略)として処理して、アップデートされたA/Nフィードバックを構成/送信することができる。(b)において、端末は、以前A/N送信後にスケジュールされたPDSCHに対応するA/Nを除く残りの部分をそのまま維持して、A/Nフィードバックを構成/送信できる。(a)では、以前DCIによって指示されたNFI値からトグルされたNFI値が、現在DCIによって指示される。(b)では、以前DCIによって受信されたNFI値からトグルされていないNFI値が、現在DCIによって指示されてよい。
一例として、DL承認DCI或いは対応するPDSCHがスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってtiming-A=K、current-ID=X及びfeedback-ID=Y(又は、total-ID値が2)とそれぞれ指示された場合に、端末は、1)スロット#(n+K)に対応するバンドリングウィンドウ或いはID=Xに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)ID=Yに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して、スロット#(n+K)で送信するように動作できる。
さらに、(例えば、A/NトリガリングDCIがDL承認DCIと同一である場合に)DCIを用いて、feedback-ID(又は、other-ID)及び/又はそれに対応するスロットグループ(それに対するA/Nフィードバック要請)がないことを(例えば、feedback-ID(又は、total-ID)指示フィールドによって)指示できる。一例として、feedback-IDがcurrent-IDと同じ値(又は、total-ID値が1)として指示された場合に、端末は、current-IDに対応する(一つの)スロットグループに対してのみA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。
また、さらに、(例えば、A/NトリガリングDCIがDL承認DCIと同一である場合に)DCIを用いて、タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ又はcurrent-IDに対応するスロットグループ(或いは、feedback-ID(又は、other-ID)に対応するスロットグループ)に属するスロットのうち特定の一部(例えば、最初或いは最後のスロット)に対してのみA/Nフィードバックを送信するように(例えば、feedback-ID(又は、total-ID)指示フィールドによって)指示できる。
他の方法として、current-IDを端末(グループ)共通DCI #1でシグナルし、及び/又はfeedback-ID及びそれに対応するスロットグループに対するA/Nフィードバック送信トリガリングを端末(グループ)共通DCI #2でシグナルする構造も考慮できる。この場合、端末(グループ)共通DCI #1と#2は別個のDCIであってもよく、同一の単一DCIで構成されてもよい。
さらに他の方法として、A/NトリガリングDCIによってtotal-DAIがシグナルされ、端末は、feedback-IDに対応するスロットグループ(或いは、タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ又はcurrent-IDに対応するスロットグループ)に対して(1から)total-DAI値までのcounter-DAI値に対してのみA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。すなわち、1からtotal-DAI値までのcounter-DAI値に対応するスロット(それによってスケジュールされたPDSCH)に対してのみA/Nフィードバックを構成/送信できる。または、DCIによって、feedback-ID(又は、other-ID)に対応するスロットグループとcurrent-IDに対応するスロットグループ(或いは、タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ)に対してtotal-DAIがそれぞれシグナルされてよい。この場合、端末は、各スロットグループに対するtotal-DAIに基づいてA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。
一例として、DL承認DCIによって指示されるA/Nフィードバック構成関連情報は、少なくとも(i)current-ID、(ii)current-IDに対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するcounter/total-DAI、及び(iii)feedback-ID(又は、total-ID)を含むことができる。また、feedback-ID(又は、other-ID)に対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するtotal-DAIがDL承認DCI(すなわち、A/Nフィードバック構成関連情報)にさらに含まれてよい。
一方、UL承認DCIによっては、(i)current-ID、(ii)current-IDに対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するtotal-DAI、(iii)feedback-ID(又は、total-ID)、(iv)feedback-ID(又は、other-ID)に対応するスロットグループに対するtotal-DAIが指示されてよい。ここで、current-IDとfeedback-IDは、2個のfeedback-ID #1と#2として定義/一般化されてよい。これにより、端末は、feedback-ID#1と#2に対応するスロットグループに対するA/Nフィードバックを、(PUCCH又は)PUSCHで(例えば、UCIピギーバック形態で)送信するように動作できる。
他の方法として、current-ID(及び/又はfeedback-ID(又は、total-ID))は、UL承認DCIに含まれなくてもよい。すなわち、current-ID(及び/又はfeedback-ID(又は、total-ID))は、UL承認DCIを用いたシグナリングが省略されてもよい。この場合、端末は、DL承認DCIによって受信したcurrent-ID(及び/又はfeedback-ID(又は、total-ID))情報に基づいて(PUSCH上の)A/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。さらに、UL承認DCIを用いて、A/Nフィードバック送信要請(例えば、A/Nフィードバック対象となるスロットグループ)がないことを特定フィールドで指示できる。ここで、特定フィールドは、例えば、feedback-ID(又は、total-ID)及び/又はcurrent-ID(及び/又はfeedback-ID(又は、other-ID)及び/又はcurrent-IDに対応するtotal-DAI)指示フィールドを含むことができる。
さらに他の方法として、A/NトリガリングDCI(例えば、DL承認DCI、UL承認DCI)によってcurrent-IDとstarting-IDが指示されてよい。この場合、端末は、starting-IDからcurrent-IDまでの(複数の)連続したスロットグループIDに対応するスロットグループ集合A(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。starting-IDがcurrent-IDと同じ値として指示された場合に、端末は、current-IDに対応する(一つの)スロットグループに対してのみA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。ここで、current-IDはending-IDとして定義/一般化されてよい。
一例として、DL承認DCIによって指示されるA/Nフィードバック構成関連情報は、少なくとも(i)current-ID、(ii)current-IDに対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するcounter/total-DAI、(iii)starting-IDを含むことができる。また、(current-IDに対応するスロットグループを除く)スロットグループ集合Aに属する(複数)スロットグループのそれぞれに共通に適用される(単一の)total-DAIがDL承認DCI(すなわち、A/Nフィードバック構成関連情報)にさらに含まれてよい。
他の例として、UL承認DCIによっては、(i)current-ID、(ii)current-IDに対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するtotal-DAI、(iii)starting-ID、(iv)(current-IDに対応するスロットグループを除く)スロットグループ集合Aに属する(複数)スロットグループのそれぞれに共通に適用される(単一の)total-DAIが指示されてよい。これにより、端末は、starting-IDからcurrent-IDまでに対応するスロットグループ集合に対するA/Nフィードバックを(PUCCH又は)PUSCHで(例えば、UCIピギーバック形態で)送信するように動作できる。
さらに他の例として、current-ID(及び/又はstarting-ID)はUL承認DCIに含まれなくてもよい。すなわち、current-ID(及び/又はstarting-ID)は、UL承認DCIによるシグナリングが省略されてよい。この場合、端末は、DL承認DCIによって受信したcurrent-ID(及び/又はstarting-ID)情報に基づいて(PUSCH上の)A/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。さらに、UL承認DCIを用いて、A/Nフィードバック送信要請(例えば、A/Nフィードバック対象となるスロットグループ)がないことを特定フィールドで指示してよい。ここで、特定フィールドは、例えば、starting-ID及び/又はcurrent-ID(及び/又は、対応するtotal-DAI)指示フィールドを含むことができる。
一方、上述した方法或いはその他の方法を適用した時に同時に送信される(単一)A/Nフィードバック構成対象となるスロットグループ個数が(例えば、current-IDを含めて2個に、又はcurrent-IDを含めて3個以上に)動的に変更されてよい。この場合、A/NトリガリングDCI(例えば、DL承認DCI)及び/又はUL承認DCIによって、A/Nフィードバック構成対象となる(current-IDに対応するスロットグループを除く)複数のスロットグループのそれぞれに共通に適用される(単一の)total-DAIが指示されてよい。
一方、制限されたDCIフィールドサイズ/ビット数のため、current-ID/feedback-ID(又は、total-ID)で指示可能なスロットグループID(それに対応するA/Nフィードバック対象スロットグループ)に限界があり得る。これを考慮して、current-ID/feedback-ID(又は、total-ID)指示フィールドの特定状態(state)を用いて、(特定スロットグループではなく)全体或いは(あらかじめ指定された)特定の一部HARQプロセスIDに対応するPDSCH受信に対するA/Nフィードバックを送信するように指示できる。
一方、各スロットグループID値別に(当該IDに対応するスロットグループに対する)A/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)が異なるように設定されるか、各A/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)別に対応する(例えば、当該PUCCH/PUSCHリソース(セット)へのA/Nフィードバック対象となる)スロットグループID値が異なるように設定されてよい。一例として、スロットグループID=Xに対するA/Nフィードバックに対して、端末は、スロットグループID=Xとして設定されたPUCCH/PUSCHリソース(セット)を選択/使用して送信するように動作できる。
さらに、一つの端末に複数のキャリアが併合/設定された状況で(すなわち、CA状況)、スロットグループIDは、Opt 1-1)同一時点(例えば、スロットタイミング)又は時間区間において全ての複数キャリアに対して共通に同一のスロットグループIDが指示/規定されるか、Opt 1-2)周波数(キャリア)-ファースト(first)時間(スロットグループ)-セカンド(second)の順に各キャリア別にスロットグループIDが個別に指示/規定されてよい。
さらに、CA状況においてスロットグループIDが指示/規定された状態で、counter-DAIは、1)(Opt 1-1が適用された状態で)一つのスロットグループ(ID)内で周波数(キャリア)-ファースト時間(スロット)-セカンドの順にPDSCHスケジューリングカウンター値が決定/指示されるか、2)(Opt 1-2が適用された状態で)各キャリア別に一つのスロットグループ(ID)内でPDSCHスケジューリングカウンター値が独立して決定/指示されてよい。
(4)提案方法3
提案方法の説明に先立ち、A/Nフィードバック構成/送信及び関連基本動作方式について説明すると、次の通りである。t-A/N方式とp-A/N方式は、図12及び図13を参照して説明したのと実質的に同一であり、A/Nフィードバック構成/送信方式(或いは、A/Nコードブック方式)を分類するために、次に再び記載した。
1)タイミングベースのA/Nフィードバック方式(t-A/N方式)
A.RRCシグナリングによって複数の候補HARQタイミングをあらかじめ設定した後、基地局は、(DL承認)DCIを用いて複数の候補HARQタイミングのうち一つを端末に指示できる。この場合、端末は、全体候補HARQタイミングセットに対応する複数スロット(或いは、スロット集合;バンドリングウィンドウ)での(複数)PDSCH受信に対するA/Nフィードバックを、指示されたHARQタイミングで送信するように動作できる。ここで、HARQタイミングは、PDSCH-to-A/Nタイミング/間隔を意味する。HARQタイミングはスロット単位で表現されてよい。以下、上述した方式をType-1 A/Nコードブックと称する。Type-1 A/Nコードブックは、準静的(Semi-static)A/Nコードブックと称することもできる。
B.HARQタイミング指示に加えて、(DL承認)DCIによってc-DAI(counter Downlink Assignment Index)及び/又はt-DAI(total-DAI)が共にシグナルされてよい。c-DAIは、(DL承認)DCIに対応するPDSCHが何番目にスケジュールされたかを知らせることができる。t-DAIは、現在(スロット)までスケジュールされたPDSCHの総個数(又は、PDSCHが存在するスロットの総個数)を知らせることができる。これにより、端末は、c-DAI初期値から(受信された)最後のt-DAI値までのc-DAI値に対応するPDSCHに対するA/Nを、指示されたHARQタイミングで送信するように動作できる。以下、上述した方式をType-2 A/Nコードブックと称する。Type-2 A/Nコードブックは、動的(dynamic)A/Nコードブックと称することもできる。
C.PDSCH(スロット)グループIDベースのA/Nフィードバック方式(以下、Type-2a A/Nコードブック)
i.DL承認DCIによってcurrent-IDがシグナルされ、A/NトリガリングDCIによってfeedback-IDがシグナルされてよい。ここで、current-IDは、DL承認DCI或いは対応するPDSCHが送信されたスロットの属したスロットグループIDを指示するために用いられる。また、feedback-IDは、A/Nフィードバック対象となる(DL PDSCH)スロットグループIDを指示するために用いられる。ここで、DCIによってtotal-IDがシグナルされ、Method 1に基づいてtotal-IDからfeedback-IDが類推されてよい。
ii.端末は、A/N送信タイミングとして指示された時点で、feedback-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを送信することができる。
iii.A/NトリガリングDCIがDL承認DCIと同一である(すなわち、current-IDとfeedback-ID(又は、total-ID)がいずれもDL承認DCIによってシグナルされた)場合に、端末は、タイミング-Aとして指示された時点で、1)タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ或いはcurrent-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)feedback-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して(同時に、例えば、一つのPUCCH/PUSCHで)送信するように動作できる。
2)プーリングベースのA/Nフィードバック方式(p-A/N方式)
A.DL承認DCIを用いて、対応するPDSCHに対するA/Nフィードバック送信を延期(pending/deferring)させる動作を指示できる。その後、DCIを用いて、(i)全DLHARQプロセスID、或いは(ii)特定の一部DL HARQプロセスIDに対応するPDSCHに対するA/Nフィードバックの送信を指示できる(pooling)。A/Nフィードバックは、特定信号(例えば、RRC又はDCIシグナリング)に基づいて設定/指示されたタイミングで送信されてよい。以下、上述した方式をType-3 A/Nコードブックと称する。Type-3 A/Nコードブックは、ワンショット(one-shot)A/Nコードブックと称することもできる。
B.t-A/N方式にc-/t-DAIシグナリングが設定された場合(例えば、DL承認DCIによってDAIがシグナルされる場合)に、A/Nプーリングは、(プーリングDCIによって指示された)HARQプロセスIDに対応するPDSCHに対するA/N送信をプールすること、或いは(プーリングDCIによって指示された)t-DAI値に対応するPDSCHに対するA/N送信をプールすることと定義されてよい。後者の場合、端末は、c-DAI初期値~t-DAI値に対応するPDSCH受信に対するA/N情報を一度で送信できる。
3)t-A/N方式とp-A/N方式とのダイナミックスイッチング動作方法
A.一例として、DL承認DCIを用いて、t-A/N方式とp-A/N方式間スイッチングを指示することができる。すなわち、DL承認DCIを用いて、t-A/N方式とp-A/N方式のうちいずれの方式を適用してA/Nフィードバックを構成/送信するかを指示できる。さらに、同一DL承認DCIによって、p-A/N方式のためのA/NペンディングもA/Nプーリングも指示されてよい。例えば、DL承認DCIがp-A/N方式を指示する場合に、DL承認DCIは、A/Nフィードバック送信をペンドするか、それともプーリングを指示するかをさらに指示できる。
B.他の例として、DL承認DCIを用いて、t-A/N方式とp-A/N方式の適用のためのA/Nペンディング動作間スイッチングを指示することができる。すなわち、DL承認DCIによって、t-A/N方式を適用するか、それともp-A/N方式のためにA/Nフィードバック送信をペンドするかを指示できる。このとき、p-A/N方式のためのA/Nプーリング動作は、UL承認DCI或いは(端末(グループ))共通DCIによって指示されてよい。
C.さらに他の例として、PDSCHスケジューリングを含むDL承認DCIを用いて、t-A/N方式とp-A/NのためのA/Nペンディング間スイッチングを指示できる。すなわち、DL承認DCIを用いて、t-A/Nを適用するか、それともp-A/N方式のためにA/N送信をペンドするかを指示できる。このとき、p-A/N方式のためのA/Nプーリングは、PDSCHスケジューリングを含まないDL承認DCIによって指示されてよい。
4)NFI(New Feedback Indicator)情報シグナリング
A.LBT失敗による端末のA/Nフィードバック送信ドロップ及び/又は基地局でのA/N2フィードバック検出失敗などによる、端末と基地局間A/Nコードブック(ペイロード)構成上の不一致の防止(及びA/N PUCCH(これを含むPUSCHなどのUL送信)に伴われるLBT動作のためのCWS(Contention Window Size)アップデート)を目的に、A/Nフィードバック送信をトリガーする(例えば、DL承認又はUL承認)DCIによって1ビットNFIがシグナルされてよい。NFIは、トグリング形態で次の情報を指示できる。
i.以前(最後)の時点に送信したA/Nフィードバック(以下、以前(previous)A/Nフィードバックという。)が、(a)基地局で正しく検出/受信されたか、(b)基地局で検出/受信に失敗したかがシグナルされてよい。(a)の場合、端末は、以前A/N送信後にスケジュールされたPDSCHに対応するA/Nを除く残りの部分をNACK又はDTX(フィードバック構成/送信省略)として処理し、アップデートされたA/Nフィードバックを構成/送信することができる。(b)の場合、端末は、以前A/N送信以後にスケジュールされたPDSCHに対応するA/Nを除く残りの部分をそのまま維持してA/Nフィードバックを構成/送信することができる。
ii.(a)の場合には、以前のDCIによって受信されたNFI値からトグルされたNFI値が現在のDCIによって指示される。(b)の場合には、以前のDCIによって受信されたNFI値から非トグルされたNFI値が現在のDCIによって指示されてよい。端末は、トグルされたNFIを受信した場合に、A/N PUCCH(及び/又はPUSCH)送信のためのCWSを最小値にリセットするが、非トグルされたNFIを受信した場合には、CWS値を(一定単位で)増加させるように動作できる。
以下、Type-2a及びType-1/2 A/Nコードブックの設定時にDL/UL承認DCI構成方法及びシグナリング情報について提案する。一方、本明細書では、DCIフォーマット内のフィールド構成及び各フィールドサイズなどが構成可能な(configurable)(すなわち、変更可能な)DCI(フォーマット)を、非(non)フォールバックDCIと称し、DCIフィールド構成及びそれぞれのサイズなどが構成不可能な(すなわち、固定された)DCI(フォーマット)を、フォールバックDCIと称する。本明細書において、特にフォールバックDCIと明示しないDCIは、非フォールバックDCIを意味できる。
(a)Type-2a A/Nコードブック設定時のDCI構成及びシグナリング情報
1)DL承認DCIによってシグナルされる情報
A.基本的に次の情報を含むことができる(便宜上、基本情報)。
i.current-ID情報
ii.current-IDに対応する(PDSCH)スロットグループに関連したcounter-DAI及びtotal-DAI情報
iii.feedback-ID情報
1.又は、DCIによってはtotal-IDがシグナルされ、feedback-ID情報はMethod 1に基づいて決定されてよい。
iv.current-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報(すなわち、NFI for current-ID)
v.feedback-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報(すなわち、NFI forfeedback-ID)
1.Method 2に基づいて(total-IDで指示された値に関係なく)current-IDと異なる値を有するother-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報に代替可能(すなわち、NFI for other-ID)
B.さらに、次の情報を含むことができる。
i.feedback-IDに対応する(PDSCH)スロットグループに関連したtotal-DAI情報
1.Method 2に基づいて(total-IDで指示された値に関係なく)current-IDと異なる値を有するother-IDに対応するA/Nフィードバックに対するtotal-DAI情報に代替可能(すなわち、total-DAI for other-ID)
C.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Type-3コードブックに基づくA/Nフィードバック構成/送信の有無(例えば、Type-2aとType-3のうちどのA/Nコードブックとして構成/送信するかを指示するCTI(Codebook Type Indicator)シグナリング)
ii.Notes
1.(特定時点に)DCIによってType-3が指示されると、当該DCIによってType-3コードブックベースA/Nフィードバックに対するNFI情報(すなわち、NFI for Type-3)がさらにシグナルされてよい。
2.CTI情報は専用の1ビットを用いて明示的に(explicit)シグナルされるか、次のような方法で暗黙的に(implicit)シグナルされてよい。
3.その第一の方法は、current-IDに対応する一つの(PDSCH)スロットグループに対してのみA/Nフィードバック送信がDCIによって指示された場合に、NFI for feedback-ID(又は、NFI for other-ID)ビット/フィールドでCTI情報がシグナルされてよい。CTIによってType-3が指示された場合に、counter-DAI、total-DAIビット/フィールド、及び/又はNFI for current-IDビット/フィールドにより、A/Nフィードバック対象となるHARQプロセスIDグループ及び/又は(CA状況で)CC/セルグループが指示される及び/又はNFI for Type-3情報がシグナルされてよい。
4.第二の方法は、current-IDに対応する一つの(PDSCH)スロットグループに対してのみA/Nフィードバック送信がDCIによって指示された場合に、total-DAI for feedback-ID(又は、total-DAI for other-ID)ビット/フィールドでCTI情報がシグナルされてよい。CTIによってType-3が指示された場合に、counter-DAI、total-DAI(for current-ID)ビット/フィールド、NFI for current-ID、及び/又はNFI for feedback-ID(又は、NFI for other-ID)ビット/フィールドにより、A/Nフィードバック対象となるHARQプロセスIDグループ及び/又は(CA状況で)CC/セルグループが指示される及び/又はNFI for Type-3情報がシグナルされてよい。
5.一方、前記Type-2aコードブックベースA/Nと関連した(複数(PDSCH)スロットグループのそれぞれに対する)NFIがトグルされたか否かに対する端末と基地局の不一致(これによるA/Nエラー発生)を防止、A/Nフィードバック信頼度(reliability)を保障するために、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信時に、前記複数のスロットグループのそれぞれに対して最後に(例えば、Type-2aコードブックベースA/Nフィードバックを指示するDCIによって)受信されたNFIビットを共に、同一の一つのPUCCH/PUSCHリソースで送信するように動作できる。
D.フォールバックDCIベースのDLスケジューリング関連
i.基本的に、フォールバックDCIフォーマットには上述の基本情報のうちcurrent-ID情報及び/又は(当該IDに対応する(PDSCH)スロットグループに関連した)counter-DAI情報のみが含まれる/シグナルされてよい(便宜上、Case 1)
ii.さらに他の方法として、フォールバックDCIフォーマットにはtotal-DAI for current-IDを除く前記全ての基本情報が含まれる/シグナルされてよい。
iii.さらに他の方法として、当該DCIフォーマットには前記スロットグループID/インデックス、total-DAI、NFIのいずれも含まない/シグナルされない(ただし、当該DCIからスケジュールされたPDSCHは、特定(例えば、一番目に低い(lowest)ID/インデックスを有するスロットグループと設定/定義する)形態であってよい(これを便宜上、“Case 2”と称する)。
iv.この場合、フォールバックDCIに含まれない/シグナルされない情報に対して、端末は、非フォールバックDL DCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、feedback-ID(又は、total-ID)、current-ID、NFI、total-DAI及び/又はCTI)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信できる。ここで、最後に検出/受信された情報に関連した非フォールバックDL DCIは、フォールバックDL DCIによって指示されたHARQ-ACK(PUCCH)送信時点(スロット)を、HARQ-ACK(PUCCH)送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
1.仮に、フォールバックDCIと同じHARQ-ACK(PUCCH)送信時点を指示する非フォールバックDCIが存在しない場合、Case 1にしたがって、端末はcurrent-IDに対応するスロットグループ或いは(前記Case 2の場合)一番目に低いIDに対応するスロットグループに対してのみA/Nフィードバックを構成/送信し、NFI for current-ID又は一番目に低いIDに対しては(以前A/Nフィードバックに比べて或いは以前(すなわち、最後)に受信されたNFIビットと比較して)トグルされた形態(又は、非トグルされた形態)として仮定/適用して動作できる。また、端末は、CTIがType-2aコードブックとして指示されることを仮定/適用して動作できる。
2.また、前記(Case 2)のようにDLフォールバックDCIには、NFI情報が含まれない/シグナルされない形態(これによって、端末と基地局間でNFIがトグルされたか否かに対する不一致によるA/Nエラーが発生可能な状況)であることを考慮して、当該DCI(このDCIからスケジュールされたPDSCH)に対応する特定(例えば、一番目に低い(lowest))ID/インデックスを有するスロットグループに対しては、最後に(例えば、DL非フォールバックDCIによって)受信されたNFIビットをA/Nフィードバックと共に、同一の一つのPUCCH/PUSCHリソースで送信するように動作できる。
3.また、さらに(A/Nフィードバック信頼度(reliability)のために)前記特定(例えば、一番目に低い)ID/インデックスを有するスロットグループでない他のスロットグループに対しても、すなわち、A/Nフィードバック送信が指示されたスロットグループのそれぞれに対して最後に(例えば、DL non-fallback DCIを介して)受信されたNFIビットをA/Nフィードバックと共に、同一のPUCCH/PUSCHリソースで送信するように動作できる。
v.一方、端末のDL DCI検出失敗などによる端末と基地局間A/Nフィードバック不一致を事前に防止するために、(前記Case-1の場合)同一のHARQ-ACK(PUCCH)送信時点(例えば、スロット)を指示する複数のフォールバックDL DCIはいずれも同一のcurrent-IDを指示するように規定されてよい。これにより、端末は、同一のHARQ-ACK(PUCCH)送信時点を指示する複数のフォールバックDL DCIはいずれも同一のcurrent-IDを指示すると仮定した状態で動作し、そうでないDCIが検出される場合は、当該DCIを無視できる(discard)。例えば、端末は、当該DCIによって指示される動作を行わなくてよい。
E.CBグループ(CBG)単位DL送信動作関連
i.CBG単位DL送信が設定されたCC/セルの場合、total-DAI for feedback-ID(又は、total-DAI for other-ID)情報が、TB単位送信に対応するA/NサブコードブックとCBG単位送信に対応するA/Nサブコードブックに対してそれぞれ個別にシグナルされてよい。
2)UL承認DCIによってシグナルされる情報
A.基本的に、次の情報を含むことができる(便宜上、基本情報)。
i.1番目の(PDSCH)スロットグループID(以下、first-ID)に対するtotal-DAI情報
ii.2番目の(PDSCH)スロットグループID(以下、second-ID)に対するtotal-DAI情報
iii.Notes
1.一例として、最大2個までの(PDSCH)スロットグループ(インデックス=0、1)が定義/設定される場合、first-IDとsecond-IDはそれぞれスロットグループインデックス0と1に対応してよい。
2.他の例として、first-IDとsecond-IDがそれぞれcurrent-IDとfeedback-ID(又は、other-ID)に設定/代替されてよい。この場合、DCIによってcurrent-ID情報とfeedback-ID(又は、total-ID)情報がさらにシグナルされてよい。
A).feedback-IDの場合、DCIによってはtotal-IDがシグナルされ、feedback-ID情報はMethod 1に基づいて決定されてよい。
B).other-IDは、Method 2に基づいてcurrent-IDと異なる値を有するスロットグループIDと決定されてよい。
3.さらに他の例として、全スロットグループID/インデックス集合(例えば、ID/インデックス=0、1)に対するビットマップ情報がDCIによってシグナルされてよい。該当のグループIDビットマップにより、各スロットグループID別に当該IDに対応するスロットグループがA/Nフィードバック要請/送信対象であるか否かが指示されてよい。
4.一方、UL承認DCIがスロットグループID/インデックス関連情報/シグナリングを含まなくてよい。この場合、端末は、DL承認DCIによって最後に検出/受信されたスロットグループID/インデックス情報に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、スロットグループID/インデックスに関連したDL承認DCIは、UL承認DCIによってスケジュールされたPUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
iv.さらに他の方法として、前記UL承認DCI(UL grant DCI)は、特定一つの(PDSCH)スロットグループ(ID/インデックス)に対する単一total-DAI情報のみを含む形態で設定されてよい。
1.この場合、当該特定スロットグループ(ID/インデックス)は、前記UL承認DCIに対応するPUSCH送信時点(例えば、PUSCHタイミング)を、PDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点として(例えば、当該A/Nタイミングを有効値又は数値(valid or numerical value)の形態で)指示したDL承認DCI(或いは、当該DCIに対応するPDSCH)のうち、当該UL承認DCI受信時点(或いは、当該PUSCHタイミング)から最も近い時点に受信されたDL承認DCIによってスケジュールされたPDSCH(或いは、最も近い時点に受信されたPDSCH)が属するスロットグループ(ID/インデックス)と決定されてよい(これを、“方法1”と称する)。
2.又は、当該特定スロットグループは、特定(例えば、一番目に低い)ID/インデックスを有するスロットグループとして(事前)設定/定義されてよい(これを、“方法2”と称する)。
3.又は、当該特定スロットグループのID/インデックス(これを指示するフィールド)が前記UL承認DCIによってシグナルされる/含まれてよく、さらに、当該特定スロットグループでない他の(other)スロットグループに対するA/Nフィードバック送信の有無(これを指示するフィールド)が前記UL承認DCIによってシグナルされる/含まれてよい。
4.一方、前記他の(other)スロットグループに対してはDL DCIによって最後に検出/受信した情報(例えば、total-DAI、NFI)に基づいて対応するA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。
5.さらに他の方法として、前記UL承認DCIによってシグナルされる単一total-DAI情報が複数(例えば、2個)のスロットグループに共通に適用されてよい(これを、“方法3”と称する)。
A).一例として、UL承認DCIで指示される前記total-DAI(例えば、UL DAI)情報は、前記複数スロットグループのそれぞれに対してDL承認DCIで指示された最後のcounter-DAI又はtotal-DAI(例えば、DL DAI)値のうち最大値(例えば、当該最大値にmodulo-4演算を適用した値)が指示されてよい。
B).これによって、端末は、前記指示されたUL DAI値を、各スロットグループ別に受信されたDL DAI値を基準に個別に解析して、対応するA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。
C).例えば、スロットグループ0と1のDL DAIがそれぞれ2と7である状況で、(modulo-4演算が適用された)UL DAIは、(最大値である7に対応する)3と指示されてよく、これを受信した端末は、スロットグループ0及び1のtotal-DAI値をそれぞれ3及び7と解析して、A/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。
D).他の例として、スロットグループ0と1のDL DAIがそれぞれ3と5である状況で、(modulo-4演算が適用された)UL DAIは(最大値である5に対応する)1と指示されてよく、これを受信した端末は、スロットグループ0及び1のtotal-DAI値をそれぞれ5及び5と解析して、A/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。
6.一方、前記方法は、端末観点で、Case 1)複数(例えば、2個)のスロットグループの全てに対して基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合、又はCase 2)特定単一スロットグループに対してのみ基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合、又はCase 3)複数(例えば、2個)のスロットグループの全てに対して基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示されていない場合に適用されてよい。
A).一例として、Case 1/3の場合には前記方法2(又は、方法3)が適用されてよく、Case 2の場合には前記方法1(又は、方法2)が適用されてよい。
7.一方、前記DL(non-fallback)DCIの場合にも、特定一つの(例えば、前記current-IDに対応する)スロットグループに対する単一total-DAI(及び/又はNFI)情報のみを含む形態で設定されてよく、これによって、DL/UL DCIを構成する情報/シグナリングを設定するとき、1)DL/UL DCI両方とも複数(例えば、2個)のスロットグループのそれぞれに対する個別のtotal-DAI(及び/又はNFI)情報を含む形態で設定される、又は2)DL/UL DCI両方とも特定一つのスロットグループに対するtotal-DAI(及び/又はNFI)情報のみを含む形態で設定されてよい。
B.さらに、次の情報を含むことができる。
i.first-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報
ii.second-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報
iii.Notes
1.この場合、基地局から追加DL(PDSCH)スケジューリング/送信無しにも端末に(PUSCHを用いる)A/Nフィードバック送信が指示されてよい。
2.或いは、UL承認DCIがA/Nフィードバックに対するNFI情報を含まなくてもよい。この場合、端末は(各(PDSCH)スロットグループに対して)DL承認DCIによって最後に検出/受信したNFI情報に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、NFI情報に関連したDL承認DCIは、UL承認DCIによってスケジュールされたPUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
3.さらに他の方法として、UL承認DCI内に前記(スロットグループ別)NFI情報/シグナリング(そのためのフィールド)を含む/構成するかそれとも含まない/構成しないかを端末に(例えば、上位層信号(例えば、RRCシグナリング)によって)設定することができる。
iv.さらに他の方法として、前記UL承認DCIは、特定一つの(PDSCH)スロットグループ(ID/インデックス)に対する単一NFI情報のみを含む形態で設定されてよい。
1.この場合、当該特定スロットグループ(ID/インデックス)は、前記UL承認DCIに対応するPUSCH送信時点(例えば、PUSCHタイミング)を、PDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点として(例えば、当該A/Nタイミングを有効値又は数値の形態で)指示したDL承認DCI(或いは、当該DCIに対応するPDSCH)のうち、当該UL承認DCI受信時点(或いは、当該PUSCHタイミング)から最も近い時点に受信されたDL承認DCIによってスケジュールされたPDSCH(或いは、最も近い時点に受信されたPDSCH)が属するスロットグループ(ID/インデックス)と決定されてよい(これを、“方法1”と称する)。
2.又は、当該特定スロットグループは、特定(例えば、lowest)ID/インデックスを有するスロットグループと(事前)設定/定義されてよい(これを、“方法2”と称する)。
3.又は、当該特定スロットグループのID/インデックス(これを指示するフィールド)が前記UL承認DCIによってシグナルされる/含まれてよく、さらに、当該特定スロットグループでない他の(other)スロットグループに対するA/Nフィードバック送信の有無(これを指示するフィールド)が前記UL承認DCIによってシグナルされる/含まれてよい。
4.一方、前記他の(other)スロットグループに対してはDL DCIによって最後に検出/受信した情報(例えば、total-DAI、NFI)に基づいて、対応するA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。
5.さらに他の方法として、前記UL承認DCIによってシグナルされる単一NFI情報が複数(例えば、2個)のスロットグループに共通に適用されてよい(これを、“方法3”と称する)。
6.一方、前記方法は、端末観点で、Case 1)複数(例えば、2個)のスロットグループの全てに対して基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合、又はCase 2)特定単一スロットグループに対してのみ基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合、又はCase 3)複数(例えば、2個)のスロットグループの全てに対して基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示されていない場合に適用されてよい。
A).一例として、Case 1/3の場合には前記方法2(又は、方法3)が適用されてよく、Case 2の場合には前記方法1(又は、方法2)が適用されてよい。
7.さらに、UL承認DCI内に前記(単一)NFI情報/シグナリング(そのためのフィールド)を含む/構成するかそれとも含まない/構成しないかを端末に(例えば、上位層信号(例えば、RRCシグナリング)によって)設定できる。
C.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Type-3コードブックに基づくA/Nフィードバック構成/送信の有無(例えば、Type-2aとType-3のうちどのA/Nコードブックとして構成/送信するかを指示)
ii.Notes
1.(特定時点に)DCIによってType-3が指示されると、当該DCIによってType-3コードブックベースA/Nフィードバックに対するNFI情報がさらにシグナルされてよい。
D.フォールバックDCIベースのULスケジューリング関連
i.基本的に、フォールバックDCIフォーマットは基本情報が全て含まれない/シグナルされない(省略された)形態であってよい。
ii.他の方法として、フォールバックDCIフォーマットは全ての基本情報(例えば、first-ID及びsecond-IDのそれぞれに対するtotal-DAI及び/又はグループIDビットマップ情報)が含まれる/シグナルされる形態であってよい。
iii.又は、フォールバックDCIフォーマットは、{first-IDに対するtotal-DAI、second-IDに対するtotal-DAI、first-IDに対するNFI、second-IDに対するNFI}が含まれる/シグナルされる形態であってよい。
iv.又は、フォールバックDCIフォーマットは、{first-IDに対するNFI、second-IDに対するNFI}(及び/又はグループIDビットマップ情報)が含まれる/シグナルされる形態であってよい。
v.この場合、UL承認DCIに含まれない/シグナルされない情報に対して、端末は、DL承認DCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、スロットグループID/インデックス、total-DAI、NFI、CTI)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、最後に検出/受信された情報に関連したDL承認DCIは、UL承認DCIによってスケジュールされたPUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示するDCIに限定される。
vi.一方、ダイナミック承認DCI送信を伴うスケジューリングでない、構成された(Configured Grant,CG)形態でDCI無しで送信されるCG-PUSCHを用いてA/Nをピギーバックして送信する場合に、端末は、DL承認DCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、スロットグループID/インデックス、total-DAI、NFI、CTI)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、最後に検出/受信された情報に関連したDL承認DCIは、CG-PUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示するDCIに限定される。
E.CBグループ(CBG)単位DL送信動作関連
i.CBG単位DL送信が設定されたCC/セルの場合、total-DAI(例えば、total-DAI for first-ID及びtotal-DAI for second-ID)情報がTB単位送信に対応するA/NサブコードブックとCBG単位送信に対応するA/Nサブコードブックに対してそれぞれ個別にシグナルされてよい。
一方、端末がType-2aコードブックに基づいてPUCCH/PUSCH上にA/Nフィードバックを構成/送信する場合、基地局は端末に“PUSCHにピギーバックされて送信されるA/Nフィードバックがないこと”を指示/認知するようにする方法が必要なことがある。そのために、次のようなDCIシグナリング及び動作を考慮できる。
1)方法1
A.UL承認DCI内のtotal-DAIビットが‘11’として(又は、total-DAI値が4として)指示され、PUSCH送信時点に対応するバンドリングウィンドウ区間(又は、以前(例えば、最後)のA/Nフィードバック送信時点(或いは、当該送信タイミングとして指示された時点)以後からPUSCH送信時点までの区間)において検出されたDL承認DCIがなく、UL承認DCIによって指示されたNFIビットが(以前A/Nフィードバックに比べて或いは以前(例えば、最後)に受信されたNFIビットと比較して)トグルされた場合、端末はPUSCH上にいずれのA/Nもピギーバックしないように動作できる。この方式は、UL承認DCIによってNFI情報をシグナルする構造に適用されてよい。ここで、DCI情報チェック及びそれによる端末動作は、各(PDSCH)スロットグループ(ID)別に独立/個別に行われてよい。
B.他の方式として、(UL承認DCIによる別個のNFI情報シグナリングがない状態で)検出/受信されたUL承認DCIに対して、前記DCIチェック/端末動作を適用する/行うものの、NFIビットは(以前A/Nフィードバックに比べて或いは以前(最後)に受信されたNFIビットと比較して)非トグルされた(又は、トグルされた)と仮定されてよい。この方式は、別個のNFI情報シグナリングがない(例えば、フォールバック)UL承認DCI(フォーマット)である場合に対して適用されてよい。
2)方法2
A.UL承認DCI内のtotal-DAIフィールドでシグナルされる状態(state)のうちの一つを、(PUSCHにピギーバックされる)“A/Nフィードバックがないこと”を指示するものと定義できる。端末は、DCIによって当該状態が指示された場合、PUSCH上に何らA/Nもピギーバックしないように動作できる。この方法は、UL承認DCIによるNFI情報シグナリングがない構造に適用されてよい。ここで、DCI情報チェック及びそれによる端末動作は、各(PDSCH)スロットグループ(ID)別に独立/個別に行われてよい。
3)方法3
A.UL承認DCI内のfirst-ID及びsecond-ID(又は、current-ID及びfeedback-ID(又は、total-ID))ビット/フィールドで一つの(PDSCH)スロットグループ(例えば、first-ID)のみが指示されてよい。この場合、特定total-DAIフィールド(例えば、second-IDに対するtotal-DAIフィールド)により、1)指示されたスロットグループ(例えば、first-ID)の一つに対してのみA/Nフィードバックを(PUSCHにピギーバックして)構成/送信するように指示するか、2)指示されたスロットグループ(例えば、first-ID)に対しても(すなわち、全てのスロットグループ(first-ID及びsecond-ID)に対して)PUSCHにピギーバックされるA/Nフィードバックがないことを指示できる。
i.本方法は、(UL承認DCIによるNFI情報シグナリングがなく)UL承認DCIによって(PDSCH)スロットグループID情報をシグナルする構造に適用されてよい。例えば、スロットグループID情報は、first-ID及びsecond-ID(又は、current-ID及びfeedback-ID(又は、total-ID))情報)を含む。
一方、前記Type-2aコードブックに基づいてPUCCH/PUSCH上にA/Nフィードバックを構成/送信するように動作する(そして、UL承認DCIによる別個のNFI情報シグナリングはない)状況で、PUSCH送信時点に対応するバンドリングウィンドウ(bundling window)区間(又は、以前(最近)A/Nフィードバック送信時点(或いは、当該送信タイミングと指示された時点)以後から当該PUSCH送信時点までの区間)において、特定(PDSCH)スロットグループ(ID)に属したPDSCHをスケジュールする又は当該スロットグループに対するA/Nフィードバックを指示する(DL grant)DCIが検出/受信されていない場合に、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するNFIビットが(以前A/Nフィードバックに比して或いは以前(最近)受信されたNFIビットと比較して)トグルされたと(又は、非トグルされたと)仮定した/見なした状態で、UL承認DCIで指示されたtotal-DAI値に基づいてPUSCH上に、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するA/Nペイロードを構成する又は構成しないように(例えば、仮に当該total-DAI値が4である場合には、A/Nペイロードを構成しないことで(すなわち、0ビットA/N)、PUSCH上にピギーバック(piggyback)しないように、一方、仮に当該total-DAI値が4でない場合には、A/Nペイロード(すなわち、1ビット以上のA/N)を構成することで、当該A/NをPUSCH上にピギーバックするように)動作できる。
さらに他の追加の方案のために、一応前記Type-2aコードブックに基づいてPUCCH/PUSCH上にA/Nフィードバックを構成/送信するように動作する(そして、UL承認DCIによる別個のNFI情報シグナリングはない)状況で、PUSCH送信時点に対応するバンドリングウィンドウ区間において、特定(PDSCH)スロットグループ(ID)に属したPDSCHをスケジュールする(DL grant)DCIが検出/受信されていない、又は当該スロットグループに対するA/Nフィードバックを指示する(DL grant)DCIが検出/受信されていない、又は当該スロットグループに対するNFI情報を指示する(DL grant)DCIが検出/受信されていない場合を、便宜上、no PDSCH caseと称する。
このとき、前記no PDSCH caseである場合、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するNFIビット値が(以前(最近)受信されたNFI値と比較して)トグルされていないと(又は、トグルされていると)仮定した/見なした状態で、当該NFI値とUL承認DCIで指示されたtotal-DAI値に基づいて、PUSCH上に当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するA/Nペイロードを構成する又は構成しないように動作できる。
具体的に、仮に当該total-DAI値Nが4である場合(例えば、N=4)には、A/Nペイロードを構成しないことで(すなわち、0ビットA/N)、PUSCH上にピギーバックしないように動作でき、一方、仮に当該total-DAI値Nが4でない場合(例えば、N<4)には、A/Nペイロード(すなわち、1ビット以上のA/N)を構成することで、当該A/NをPUSCH上にピギーバックするように動作でき、具体的には、前記non-toggled NFI仮定(又は、toggled NFI仮定)に基づいて、{N+4M}個(Mは、(0を含む)正の整数)のPDSCH(又は、N個のPDSCH)に対するA/Nペイロードを構成することでPUSCH上にピギーバックするように動作できる。
一例として、UL承認DCIによって各PDSCHグループ別にT-DAIが指示されるように設定された状況で、特定PDSCHグループに対して前記no PDSCH caseである場合に、当該PDSCHグループに対して前記動作が適用されてよく、他の例として、UL承認DCIによって一つのT-DAIのみが指示されるように設定された状況で、全てのPDSCHグループに対して前記no PDSCH caseである場合に、特定(例えば、一番目に低いグループID/インデックスを有する)PDSCHグループに対して前記動作が適用されてよい。
他の方法として、前記no PDSCH caseである場合に、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するNFIビット値は以前(最近)受信されたNFI値と同一に維持される(例えば、以前(最近)受信されたNFI値からトグルされない)ことを仮定するが、当該NFI値に対する考慮無しでUL承認DCIで指示されたtotal-DAI値のみに基づいて、PUSCH上に当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するA/Nペイロードを構成する又は構成しないように動作できる。
具体的に、仮に当該total-DAI値Nが4である場合(例えば、N=4)には、A/Nペイロードを構成しないことで(すなわち、0ビットA/N)、PUSCH上にピギーバックしないように動作でき、一方、仮に当該total-DAI値Nが4でない場合(例えば、N<4)には、A/Nペイロード(すなわち、1ビット以上のA/N)を構成することで、当該A/NをPUSCH上にピギーバックするように動作でき、具体的には、(1からNまでのcounter-DAI値に対応する)N個のPDSCHに対するA/Nペイロードを構成することでPUSCH上にピギーバックするように動作できる。
一例として、UL承認DCIによって各PDSCHグループ別にT-DAIが指示されるように設定された状況で、特定PDSCHグループに対して前記no PDSCH caseである場合に、当該PDSCHグループに対して前記動作が適用されてよく、他の例として、UL承認DCIによって一つのT-DAIのみが指示されるように設定された状況で、全てのPDSCHグループに対して前記no PDSCH caseである場合に、特定(例えば、一番目に低いグループID/インデックスを有する)PDSCHグループに対して前記動作が適用されてよい。
さらに他の方法として、前記no PDSCH caseである場合に、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するNFIビット値は、以前(最近)受信されたNFI値と同一に維持される(例えば、以前(最近)受信されたNFI値からトグルされない)ことを仮定するが、UL承認DCIで指示されたtotal-DAI値に対応するPDSCHはいかなる(PDSCH)スロットグループ(ID)にも属しないと見なした状態で、当該PDSCHに対してのみA/Nペイロードを構成する又は構成しないように動作できる。
具体的に、仮に当該total-DAI値Nが4である場合(例えば、N=4)には、A/Nペイロードを構成しないことで(すなわち、0ビットA/N)、PUSCH上にピギーバックしないように動作でき、一方、仮に当該total-DAI値Nが4でない場合(例えば、N<4)には、A/Nペイロード(すなわち、1ビット以上のA/N)を構成することで、当該A/NをPUSCH上にピギーバックするように動作でき、具体的には、(1からNまでのcounter-DAI値に対応する)N個のPDSCHに対するA/Nペイロードを構成し、PUSCH上にピギーバックするように動作できる。
一例として、UL承認DCIによって各PDSCHグループ別にT-DAIが指示されるように設定された状況で、特定PDSCHグループに対して前記no PDSCH caseである場合に、当該PDSCHグループに設定されたT-DAIに対応するPDSCHはいかなるPDSCHグループにも属しないと見なした状態で前記動作が適用されてよく、他の例として、UL承認DCIによって一つのT-DAIのみが指示されるように設定された状況で、全てのPDSCHグループに対して前記no PDSCH caseである場合に、当該T-DAIに対応するPDSCHはいかなるPDSCHグループにも属しないと見なした状態で前記動作が適用されてよい。
一方、単一UL承認DCIによって、複数スロットにわたって送信される複数のPUSCHリソースをスケジュール/指示する(マルチスロットスケジューリングの)場合、当該DCIによってりシグナルされるtotal-DAI、NFI、及び/又はCTI情報を適用する動作が必要であり得る。当該情報の場合、DCIによってスケジュールされた複数のスロット又はPUSCHリソースのうち、1)(a)最初スロット内PUSCHリソース(すなわち、first-スロットPUSCH)、(b)最初PUSCHリソース(すなわち、first PUSCH)、(c)特定シンボル数(又は、non-DMRSシンボル数)及び/又は特定RB数(又は、RE数或いはnon-DMRS RE数)以上で構成された最初PUSCHリソース、(d)PUSCH送信が指示された最初スロットの直後のスロット内に割り当てられたPUSCHリソース、或いは(e)スロット区間(duration)と同じシンボル区間を有する最初PUSCHリソース(すなわち、first full-PUSCH)にのみ(例えば、前記複数のリソースのうち特定の一つのリソース又は特定リソース組合せにのみ)適用されるか、2)(a)LBT(それによるCCA)に最初に成功したfirst-スロットPUSCH、(b)first PUSCH、或いは(c)first full-PUSCHにのみ適用されるか、3)(a)A/Nフィードバックがピギーバックされた形態で送信されるfirst-スロットPUSCH、(b)first PUSCH、或いは(c)first full-PUSCHにのみ適用されてよい。上記以外のスロット又はPUSCHリソースに対しては、a)DL承認DCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、スロットグループID/インデックス、total-DAI、NFI、CTI、及び/又は下記フォールバックA/N有無の指示情報、pended A/N有無の指示情報)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信する、及び/又はb)前記情報に対して特定(例えば、デフォルト)値を仮定/適用できる。
a)の場合、最後に検出/受信された情報に関連したDL承認DCIは、PUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。一方、b)の場合、少なくとも一つに対して次のように仮定/適用できる。
1)total-DAIに対してはtotal-DAIビットを‘11’と(又は、total-DAI値を4と)仮定/適用し、
2)NFIに対しては(以前A/Nフィードバックに比べて或いは以前(例えば、最後)に受信されたNFIビットと比較して)トグルされた(又は、非トグルされた)と仮定/適用し、
3)CTIではType-2a(又は、下記の場合、Type-1)コードブックが指示されることを仮定/適用し、
4)下記において“Type-1コードブックベースA/Nフィードバックの有無を示す情報”に対しては、該当のフィールド/シグナリングがないと仮定/適用し、
5)下記において“Pended A/Nの有無を指示する情報”に対しては、当該pended A/Nフィードバックがないと仮定/適用できる。
(b)Type-1/2 A/Nコードブック設定時のDCI構成及びシグナリング情報
1)DL承認DCIによってシグナルされる情報
A.基本的に次の情報を含むことができる(便宜上、基本情報)。
i.フォールバックA/Nの有無を指示する情報(例えば、Type-1コードブックの場合)
ii.Notes
iii.Counter-DAI及びtotal-DAI指示情報(Type-2コードブックの場合)
1.前記情報は、一つのバンドリングウィンドウ区間でPCell(そこでのPDSCH送信)をスケジュールするフォールバックDCI一つのみが送信されたか否かを指示できる。前記情報は1ビットのみで構成/シグナルされてよい。
B.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Type-3コードブックに基づくA/Nフィードバック構成/送信の有無(例えば、Type-1又はType-2とType-3のうちどのA/Nコードブックとして構成/送信するかを指示するCTIシグナリング)
ii.Notes
1.(特定時点に)DCIによってType-3が指示されると、当該DCIによってType-3コードブックベースA/Nフィードバックに対するNFI情報がさらにシグナルされてよい。
C.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Pended A/Nの有無を指示する情報
ii.Notes
1.前記情報は、Type-1又はType-2コードブックに基づいて構成されたA/Nペイロードに(以前時点に)ペンディングが指示されたA/N(すなわち、pended A/N)をさらに含め、最終A/Nフィードバックを構成するか否かを指示できる。
D.フォールバックDCIベースのDLスケジューリング関連
i.前記Type-1コードブックの場合、
1.基本的に、(少なくともPCell/PSCellに対応する)当該DCIフォーマットには前記基本情報が含まれる/シグナルされる形態であってよい。
2.さらに、(PCell/PSCellを除く)SCellに対応するフォールバックDCIフォーマットには前記基本情報が含まれない/シグナルされない形態であってよい。
ii.前記Type-2コードブックの場合、
1.基本的に、当該DCIフォーマットには前記基本情報のうちcounter-DAIのみが含まれる/シグナルされる形態であってよい。
E.CBグループ(CBG)単位DL送信動作関連
i.CBG単位DL送信が設定されたCC/セルの場合又はCBG単位DL送信が設定されたCC/セルを含むCAである場合に、pended A/Nペイロードは、全てのセル/CCに設定された最大(送信可能)CBG数、すなわちセル/CC別に設定された(送信可能)CBG数のうち最大値に基づいて決定されてよい。TB単位送信が設定されたCC/セルの場合又はTB単位送信が設定されたCC/セルのみが併合された場合に、pended A/Nペイロードは全セル/CCに設定された最大(送信可能)TB数、すなわちセル/CC別に設定された(送信可能)TB数のうち最大値に基づいて決定されてよい。
2)UL承認DCIによってシグナルされる情報
A.基本的に次の情報を含むことができる(便宜上、基本情報)。
i.Type-1コードブックベースA/Nフィードバックの有無を指示する情報(例えば、Type-1コードブックの場合)
ii.Notes
1.前記情報は、type-1コードブックに基づいて構成されたA/NペイロードをPUSCHにピギーバックして送信するか(そうでないと、0ビット(すなわち、ピギーバック省略)或いはフォールバックA/Nのみをピギーバックするか)を指示できる。
iii.Total-DAI指示情報(例えば、Type-2コードブックの場合)
B.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Type-3コードブックに基づくA/Nフィードバック構成/送信の有無(例えば、Type-1又はType-2とType-3のうちどのA/Nコードブックとして構成/送信するかを指示)
ii.Notes
1.(特定時点に)DCIによってType-3が指示されると、当該DCIによってType-3コードブックベースA/Nフィードバックに対するNFI情報がさらにシグナルされてよい。
C.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Pended A/N有無を指示する情報
ii.Notes
1.前記情報は、Type-1又はType-2コードブックに基づいて構成されたA/Nペイロードに、(以前時点に)ペンディングが指示されたA/N(すなわち、pended A/N)をさらに含み、最終A/Nフィードバックを構成するか否かを指示できる。
D.フォールバックDCIベースのULスケジューリング関連
i.基本的に、フォールバックDCIフォーマットには前記基本情報が含まれない/シグナルされない形態であってよい。
ii.UL承認DCIに含まれない/シグナルされない情報に対して、端末はDL承認DCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、(Type-1コードブックの場合)フォールバックA/N有無の指示情報、(Type-2 コードブックの場合)counter-DAI/total-DAI情報、CTI、pended A/N有無の指示情報)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、最後に検出/受信された情報に関連したDL承認DCIは、UL承認DCIによってスケジュールされたPUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
iii.一方、ダイナミック承認DCI送信を伴うスケジューリングでない、CG(Configured Grant)形態でDCI無しに送信されるCG-PUSCHを用いてA/Nをピギーバックして送信できる。この場合、端末は、DL承認DCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、(Type-1コードブックの場合)フォールバックA/N有無の指示情報、(Type-2コードブックの場合)counter-DAI/total-DAI情報、CTI、pended A/N有無の指示情報)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信できる。最後に検出/受信された情報に関連したDL承認DCIは、CG-PUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
E.CBグループ(CBG)単位DL送信動作関連
i.先のDL承認DCIにおけると同様に、pended A/Nペイロードが全セル/CCに設定された最大(送信可能)CBG数或いはTB数に基づいて決定されてよい。
一方、(Type-2a又はType-1又はType-2 A/Nコードブック設定及びそれによる)DL/UL承認DCI情報構成及びシグナリング動作は、CA状況でPUCCH送信を行うように設定されたPUCCHセル/CC(例えば、PCell又はPSCell)がU-バンド上で動作するセル/CCである場合に限定されてよい。この場合、CAされた全セル/CCに対応するDL/UL承認DCIは、本明細書の提案方法によって構成されてよい。一方、PUCCHセル/CCがL-バンド上で動作するセル/CCである場合、(既存Type-1又はType-2 A/Nコードブックを設定した状態で)既存と同じDL/UL承認DCI情報構成及びシグナリング動作が適用されてよい。この場合、併合された全セル/CCに対応するDL/UL承認DCIは、既存と同一に構成されてよい。
他の方案として、Type-2a又はType-1又はType-2 A/Nコードブック設定及びそれによるDL/UL承認DCI情報の構成/シグナリングは、マルチキャリア、すなわち、端末にCAによって設定された複数セル/CC集合に、U-バンド上で動作するセル/CCが含まれた場合に限定されてよい。この場合、併合された全セル/CCに対応するDL/UL承認DCIを上述の提案方法のように構成できる。一方、マルチキャリアにL-バンド上で動作するセル/CCのみが含まれた場合に、既存Type-1又はType-2 A/Nコードブック設定及びそれによる既存DL/UL承認DCI情報の構成/シグナリングが適用されてよい。この場合、併合された全てのセル/CCに対応するDL/UL承認DCIは、既存と同一に構成されてよい。
(5)提案方法4
(a)特定PDSCHに対するA/Nフィードバックアップデート
特定PDSCH或いはHARQプロセスIDに対して、(端末が支援可能な最小プロセシング時間に比べて)不足した(PDSCHデコーディング及びA/N準備(preparation)動作にかかる)プロセシング時間が基地局からスケジュール/指示されることがある。この場合、端末は、(当該PDSCHに対応する)DCIにより指示された(最初)A/N(PUCCH)送信時点では、当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対してNACKをフィードバック(或いはDTX)するように動作できる。
その後、(前記PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対する基地局からの別個の再送信スケジューリングはなかった状態で)前記PDSCHを含むスロットグループIDに対する(Type-2aコードブックベースの)A/Nフィードバック送信又は前記HARQプロセスIDを含むHARQプロセスグループに対する(Type-3コードブックベースの)A/Nフィードバック送信が、基地局から(再び)指示されてよい。この場合、端末は、当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)の実際/最終デコーディング結果を反映して当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対するA/Nフィードバックをアップデートできる。一例として、デコーディング結果がACKである場合、基地局から(再び)指示されたA/N(PUCCH)送信時点では当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対してACKをフィードバックできる。
一方、上の動作は、PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対応するNFIのトグリングの有無に関係なく適用されるか、当該NFIが非トグルである場合とトグルである場合のいずれか一つの場合にのみ適用されてよい。この場合、他の場合には、上記のようなフィードバックアップデートを省略(例えば、以前フィードバックを維持)できる。
さらに、HARQプロセスIDに対して、不足したプロセシング時間が基地局からスケジュール/指示された場合に、それに対応するHARQ-ACK送信時点で端末が送信するHARQ-ACKフィードバックのアップデート(以下、updated feedback)は、当該HARQプロセスIDに対して指示されたNDI値によって変わってよい。一例として、NDI値が(以前値と比較して)非トグルされた状態で、端末が当該HARQプロセスIDに対して以前にACKをフィードバックしたか/したし、実際/最終PDSCHデコーディング結果がACKであった場合に、端末は、HARQ-ACKフィードバック(例えば、updated feedback)をACKとしてアップデート/報告できる。他の例として、NDI値が(以前値と比較して)非トグルされた状態で、端末が当該HARQプロセスIDに対して以前にNACKをフィードバックしたか/したし、実際/最終PDSCHデコーディング結果がNACKであった場合に、端末はHARQ-ACKフィードバック(例えば、updated feedback)をNACKとして報告できる。さらに他の例として、NDIが(以前値と比較して)トグルされた状態で指示され、新しいTB又はPDSCHがスケジュール/送信された場合に、端末は、当該TB又はPDSCHに対するプロセシング時間の不足により、HARQ-ACKフィードバック(例えば、updated feedback)を、有効(valid)でない値(例えば、NACK)として報告してよい。
(b)CBG再送信が設定されたCC関連A/Nフィードバック
前記Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が基地局から指示された場合に、PUCCH(又は、PUSCH)上のA/Nペイロード構成方法が必要であり得る。Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックに対するペイロード構成に対する端末と基地局間の共通の理解が必要である。
具体的な例として、端末に設定されたCCインデックス集合、各CC別に設定されたHARQプロセス(process)ID/インデックス集合、各CC別に設定された(最大)TBインデックス集合及び/又はCBGインデックス集合に基づいて、端末がいかなる順序に従って各{CC,HARQ ID,TB又はCBG}組合せに対応するA/Nビットをマップするかが決定される必要があり得る。
これを勘案して、一例として、“TB/CBGインデックスfirst-HARQプロセスインデックスsecond-CCインデックスthird”方式でA/Nビットをマップする方法を考慮できる。例えば、TB/CBGインデックスに基づいてTB/CBGに対するA/Nビットをマップし(第1レベル(first level))->当該HARQプロセスに対するA/Nビットのマッピングが完了すると、HARQプロセスインデックスに基づいて次のHARQプロセスに対するA/Nビットをマップし(第2レベル(second level))->当該CCに対するA/Nビットのマッピングが完了すると、CCインデックスに基づいて次のCCに対するA/Nビットをマップする(第3レベル(third level))方式で、HARQ-ACKペイロード内で各A/Nビットがマップされてよい。より具体的な例を挙げると、端末は、1)一番目に低いCCインデックスの一番目に低いHARQプロセスインデックスに対して、一番目に低いTB/CBGインデックスから順次に(一番目に高い(highest)TB/CBGインデックスまで)対応するA/Nをマップし、2)一番目に低いCCインデックスの二番目に低い(2nd lowest)HARQプロセスインデックスに対して、一番目に低いTB/CBGインデックスから順次に対応するA/Nをマップし、…3)一番目に低いCCインデックスの一番目に高いHARQプロセスインデックスに対して、一番目に低いTB/CBGインデックスから順次に対応するA/Nをマップし、4)二番目に低いCCインデックスの一番目に低いHARQプロセスインデックスに対して、一番目に低いTB/CBGインデックスから順次に対応するA/Nをマップし、…このような順序でA/Nをマップするように動作できる。このようなA/Nマッピングが用いられた例示として、後述する図17~図23が参照できる。
端末は、(Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信のために)複数(又は、全体)CC、複数(又は、全体)HARQプロセス及び複数(又は、全体)TB/CBGに対するA/Nを一度で報告するように構成(例えば、上位層シグナリングによってpdsch-HARQ-ACK-OneShotFeedback-r16パラメータ受信)されてよく、端末は、Type3コードブックに関連した構成(configuration)に基づいてHARQ-ACK応答を報告することができる。HARQ-ACK応答のペイロード内で各A/Nビットがマップされる順序は、上のような順序に従ってよい。例えば、Type3コードブックに基づいてA/Nを報告する端末は、まず、一番目に低いインデックスのセル内で一番目に低いインデックスのHARQプロセスの一番目に低いインデックスのTB/CBGのA/Nビットから一番目に高いインデックスのTB/CBGのA/Nビットを順にマップし(すなわち、第1レベルマッピング)、その後、一番目に低いインデックスのセル内で二番目に低いインデックスのHARQプロセスから一番目に高いインデックスのHARQプロセスに対して第1レベルマッピングをそれぞれ行い(すなわち、第2レベルマッピング)、その後、二番目に低いインデックスのセルから一番目に高いインデックスのセルまで第1及び第2レベルマッピングをそれぞれ行うこと(すなわち、第3レベルマッピング)ができる。本例示によれば、同一の一つのHARQ-ACKメッセージ(例えば、単一PUCCH信号又は単一PUSCH信号)によって一度で送信されるA/Nビットがいかなる順序で配置されるべきかに対して端末/基地局間に規則が明確に定義されてよい。一方、ペイロードにおいてA/Nビットが先に配置されるということは、各A/Nビット(OACK
j)(ここで、0<j<A/Nビットの最大数)においてインデックスjが相対的に低いA/Nビットに当該A/N値がマップされるということを意味できる。
要するに:
- (複数のサービングセルが1端末に構成(configure)された場合)に、セルインデックスがより低いサービングセルに対するA/Nビット(すなわち、より低いセルインデックスを有するサービングセルで受信されたDL信号に対するA/Nビット)がまず配置
- 同一のセルインデックスに対するA/Nビットの場合、HARQインデックスが相対的に低いHARQプロセスと関連したA/Nビットが先に配置
- 同一のHARQプロセスインデックスに対するA/Nビットの場合、TBインデックスが相対的に低いTBに対するA/Nビットが先に配置
- (CBGベースのHARQ-ACKが構成(configure)されたサービングセルである場合に)同一のTBインデックスに対するA/Nビットの場合、CBGインデックスが相対的に低いCBGに対するA/Nビットが先に配置
図15には、既存の伝送ブロック(TB)処理過程を例示する。図15の過程は、DL-SCH送信チャネルのデータに適用されてよい。上りリンクTB(或いは、上りリンク送信チャネルのデータ)も類似に処理されてよい。
図15を参照すると、送信機は、TBにエラーチェックのためにCRC(例えば、24-ビット)(TB CRC)を加える。その後、送信機は、チャネルエンコーダのサイズを考慮して、TB+CRCを複数のコードブロック(CB)に分けることができる。NRにおいてCB最大サイズは8424ビット(LDPCベースグラフ1)又は3840ビット(LDPCベースグラフ2)である。したがって、TBサイズがCB最大サイズよりも小さいとCBは構成されなく、TBサイズがCB最大サイズよりも大きいと、TBはCB最大サイズ単位に分割され、複数のCBが生成される。それぞれのCBにはエラーチェックのためにCRC(例えば、24ビット)(CB CRC)が個別に付加される。それぞれのCBはチャネルコーディング及びレートマッチングを経た後、一つに合わせられてコードワード(CW)が生成される。CBGベースの送信が設定されていないセル(例えば、CC)の場合、データスケジューリングとそれによるHARQ過程はTB単位で行われ、CB CRCはTBデコーディングの早期終了(early termination)を判断するために用いられる。
図16には、既存のCBGベース送信を例示する。
図16を参照すると、CBGベース(再)送信が設定された(configured)セル(例えば、CC)に対し、端末は上位層信号(例えば、RRC信号)によって伝送ブロック当たりコードブロックグループの最大個数M(>1)に関する情報を基地局から受信することができる(S1602)。CBGベース送信はセル(例えば、CC)別に設定されてよい。その後、端末は、データ初期送信を(PDSCHで)基地局から受信することができる(S1604)。ここで、データはTBを含み、伝送ブロックは複数のCBを含み、複数のCBは一つ以上のCBGに区分されてよい。便宜上、TB-CRC及びCB-CRCは図示していない。ここで、CBGのうち一部はceiling(K/M)個のCBを含み、残りのCBはflooring(K/M)個のCBを含むことができる。Kは、TB内のCBの個数を表す。その後、端末は、データに対してCBG-ベースのA/N情報を基地局にフィードバックでき(S1606)、基地局は、CBGに基づいてデータ再送信を行うことができる(S1608)。A/N情報は、PUCCH又はPUSCHで送信されてよい。ここで、A/N情報はデータに対して複数のA/Nビットを含み、それぞれのA/Nビットはデータに対してCBG単位で生成されたそれぞれのA/N応答を示すことができる。A/N情報のペイロードサイズは、データ(例えば、TB)を構成するCBGに関係なくMに基づいて同一に維持されてよい。
一方、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が基地局から指示された場合に、PUCCH(又は、PUSCH)で送信されるA/Nペイロードサイズは、端末に設定された(configured)CC個数、各CC別に設定されたHARQプロセス個数、各CC別に設定された最大TB個数又は最大CBG個数に比例して増加してよい。これらのうち、特に、CBG個数は、他のパラメータに比べて急激にA/Nペイロードサイズを増加させる要因になり、大きいPUCCHリソースオーバーヘッドを誘発することがある。
図17には、Type-3コードブックベースのA/N送信を例示する。
Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が基地局からPDCCHのDCIによって指示されてよい。Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示されると、端末は、上位層シグナリングによって取得したType-3コードブックに対する構成(configuration)に基づいて、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信を行うことができる。
このような、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックは、複数CC、各CC当たりに複数HARQプロセス及び/又は各HARQプロセス当たりに少なくとも一つ以上のTB/CBGに対して一度でHARQ-ACKを報告するワンショットA/Nフィードバックと理解されてよい。
基地局は、Type-3コードブックベースのA/NフィードバックをDCIによって指示する前に、上位層シグナリングによってType-3コードブックベースのA/Nフィードバックに関連したパラメータを設定(configure)できる。例えば、上位層シグナリングはセルグループ別に提供されてよい。基地局は、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックを上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)によって端末に設定しながら、Type-3コードブックベースのA/NフィードバックがCBG単位で行われるべきか及び/又は当該A/N値に関連したNDI値(例えば、DL承認DCIに含まれたNDIフィールド値)を共に報告すべきかを設定できる。
Type-3コードブックベースのA/NフィードバックがCBG単位で行われるべきであると設定された場合に、端末は、CBG単位送信が行われる全てのCCに対してはCBG単位でType-3コードブックベースのA/Nフィードバックを行うことができる。しかし、TB単位で送信が行われるCCに対しては、端末は依然としてTB単位でType-3コードブックベースのA/Nフィードバックを行う。これと違い、Type-3コードブックベースのA/NフィードバックがCBG単位で行われるべきであると設定されていない場合に、端末は、全てのCC(例えば、CBG単位送信が行われるCCを含む全てのCC)に対してTB単位でType-3コードブックベースのA/Nフィードバックを行うことができる。
Type-3コードブックベースのA/N送信においてNDI値(例えば、DL承認DCIに含まれたNDIフィールド値)を共に報告するように設定(例えば、上位層シグナリング)された端末は、毎TBごとに1個のNDIフィールド値を報告する。例えば、TB単位でType-3コードブックベースのA/Nフィードバックが生成されるCCに対して、端末は、当該TBに対するA/Nビット及び当該NDI値(例えば、当該TBをスケジュールするDCIの当該NDIフィールド値)を共に報告する。また、例えば、CBG単位でType-3コードブックベースのA/Nフィードバックが生成されるCCに対して、端末は、当該TBに含まれたCBGに対するA/Nビット及び当該TBに属するCBG共通の当該NDI値(例えば、当該TBのCBGをスケジュールするDCIの当該NDIフィールド値)を共に報告することができる。
DCIによってType-3コードブックベースのA/Nフィードバック要請が受信されると、端末は、前述した上位層シグナリングに基づいてType-3コードブックベースのA/Nフィードバックを生成及び送信することができる。
図17ではType-3コードブックベースのA/Nフィードバックに関連した上位層シグナリング過程は既に完了したと仮定する。
図17を参照すると、端末は、少なくとも一つのCC上で一つ以上のPDSCHを受信することができる(S1702)。各PDSCHは一つ以上のTBを含むことができる。各TBは一つ以上のCBを含むことができる。当該CCに対してCBG単位(再)送信が設定された場合に、TBのCBは複数のCBGにまとめられてよい。受信された各PDSCHは各(DL)HARQプロセスIDに対応し、当該PDSCHに対応する(DL)HARQプロセスIDは、PDSCHをスケジュールするDCIで指示されてよい。(DL)HARQプロセスIDの全体個数はCC別に設定されてよい。
その後、端末は、受信した一つ以上のPDSCHに対して当該HARQ-ACKプロセスタイミングにしたがって(Type-1/2コードブックベース)A/N情報を送信することができる(図示せず)。説明の論点がぼけることを防止するために、Type-1/2コードブックベースA/N情報送信の過程は図示しておらず、それに関する具体的な説明は省略するものとする。
一方、端末は、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信を指示するための制御情報を基地局から受信することができる(S1704)。Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信は、(当該サービングCC/セルの全HARQプロセスIDに対して)HARQプロセスIDベースでA/Nフィードバックを構成する過程を含むことができる。HARQプロセスID-ベースのA/Nフィードバック構成は、A/Nフィードバックを構成するA/N情報の生成/配置を、HARQプロセスIDを基準に構成することを意味できる。(当該サービングCC/セルの全HARQプロセスIDに対して)各HARQプロセスID別にA/N情報が構成/配置されてよい。
より具体的な例として、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信は、DCI(例えば、DL承認)の指示に基づいて(例えば、提案方法3のCTI参照)、(全サービングCCに対して)各CCのDL HARQプロセスID全体に対応するPDSCHに対するA/NフィードバックをHARQプロセスIDベースで構成する過程を含むことができる(提案方法3のp-A/N参照)。
端末は、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックを送信できる(S1706)。
A/Nフィードバックは、特定信号(例えば、RRC又はDCIシグナリング)に基づいて設定/指示されたタイミングで送信されてよい。
Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックの場合、A/Nペイロードは(全サービングCCに対して)各CCの(DL)HARQプロセスID全体に対してHARQプロセスIDベースで構成されたA/N情報を含むことができる。
図20及び図21に、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックの様々な例示を示す。より具体的に、図20には、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックのために空間バンドリング(Spatial Bundling)が適用されず、NDI報告が設定されない場合を例示する。図21には、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックのために空間バンドリングが適用され、NDI報告が設定されない場合を例示する。
一例として、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックにおいて、特定CCに対してCBGベース送信が設定されない場合(例えば、図20の(b)におけるCC又は図21の(c)におけるCC#n)に、特定CCに対するA/Nペイロードサイズは、特定CCに対して設定された最大TB個数に基づいて決定されてよい。例えば、特定CCに対するA/Nペイロードは、各HARQプロセスIDに対応するTBレベルA/N情報を含むことができる。TBレベルA/N情報はTB別に1ビットで構成されてよい(configured)。
一方、特定CCに対してCBGベース送信が設定された場合であって、Type-3A/NフィードバックのためにワンショットフィードバックCBGパラメータが設定された場合(例えば、図20の(a)におけるCC又は図20の(c)におけるCC#m)に、特定CCに対するA/Nペイロードサイズは、特定CCに設定された最大CBG個数に基づいて決定されてよい。すなわち、特定CCに対するA/Nペイロードは、各HARQプロセスIDに対応するCBGレベルA/N情報を含む。CBGレベルA/N情報は、CBG別に1ビットで構成されてよい。CBGレベルA/N情報は、一つのTBに対して複数(例えば、図16のM)のA/N情報で構成されるので、A/N情報がCBGレベルで構成される場合、A/Nペイロードサイズが急激に増加することがある。
上のようにUL(PUCCH)リソースオーバーヘッドが増加する問題を考慮して、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示された場合に、CBG単位(再)送信が設定されたCCに対しては、各HARQプロセスID別にTBレベル(level)A/Nを生成/マッピング/送信するように動作できる方法が必要であり得る。そのために上位層シグナリングが用いられてよい。例えば、端末は、明示的にCBGベースA/NをType-3コードブックに対しても適用することを指示する上位層シグナリングを受信しなかった場合(例えば、Oneshot-feedback-CBGが含まれていない場合)に、端末は、CBG単位(再)送信が設定されたCCに対しても各HARQプロセスID別にTBレベル(level)A/Nを生成/マッピング/送信するように動作できる(例えば、20の(c)におけるCC#m、又は図20の(d)におけるCC)。
これに制限されないが、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックのペイロードの送受信オーバーヘッドを低減するための更なる方法として、前述した空間バンドリング(spatial bundling)が用いられてもよい(例えば、図21)。CBG単位(再)送信が設定されたCCに対してTBレベルA/Nをフィードバックするように設定(例えば、without Oneshot-feedback-CBG)された端末は、さらに空間バンドリングを行うように設定されてよい。空間バンドリングされたA/Nは、同一の一つのHARQプロセスIDに対応するCB間又はCBG間にA/Nをバンドリングすることによって生成されてよい。一例として、TBレベルA/Nは、複数CBのそれぞれに対するCB-レベルA/N間又は複数CBGのそれぞれに対するCBGレベルA/N間に論理的AND演算を適用することによって生成されてよい。このように同一の一つのHARQプロセスIDに対応するCB間又はCBG間にA/Nをバンドルすることは、結果的に、同一の一つのHARQプロセスIDに対応するTBレベルA/N間の論理的AND演算をすることと同じ意味で理解されてよい(例えば、図21の(f)におけるCC又は図21の(h)におけるCC#m)。
これにより、Type-3コードブックベースのA/NペイロードサイズとPUCCHリソースオーバーヘッドが低減し得る。
一方、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信でない場合(例えば、Type-1/2コードブック)に、CBG単位(再)送信が設定されたCCに対しては、当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対してCBGレベルA/Nを生成/マッピング/送信するように動作できる。
図18には、本発明の例に係るType-3コードブックベースのA/N送信を例示する。説明の便宜上、図18において、Oneshot-feedback-CBGが端末に設定されていないと仮定する。
図18を参照すると、端末は、CBGレベル送信が構成された(configured)キャリア(例えば、CC)上で、少なくとも一つのPDSCHを基地局から受信することができる(S1802)。その後、端末は、前記少なくとも一つのPDSCHに対するA/N情報を含む制御情報(例えば、PUCCH又はPUSCHを介したUCI)を基地局に送信できる(S1804)。ここで、前記少なくとも一つのPDSCHはそれぞれ、TBに対応するCBGを含み、前記キャリアの全HARQプロセスIDのうちの一つと関連してよい。このとき、前記制御情報が前記キャリアの全HARQプロセスIDに対してHARQプロセスIDベースで構成されたことに基づいて(例えば、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示された場合)、前記キャリアの各HARQプロセスIDに対するA/N情報は、前記キャリアに対してCBGレベル送信が構成されたにもかかわらず、(Oneshot-feedback-CBGが端末に設定されていないことに基づいて)TBレベルA/N情報として構成されてよい。一方、前記制御情報が前記キャリアの前記少なくとも一つのPDSCHに対してスロットインデックスベース又はDAIベースで構成されたことに基づいて(例えば、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示されていない場合、或いはType-1/2コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示されている場合)、前記少なくとも一つのPDSCHに対するA/N情報はCBGレベルA/N情報として構成されてよい(Oneshot-feedback-CBGが端末に設定されるか否かに関係なく)。例えば、(Oneshot-feedback-CBGパラメータは、Type-1/2/2aコードブックではなくType-3コードブックに限定的に適用されるパラメータと理解されてよい。
ここで、前記CBGレベルA/N情報のサイズは、前記キャリアに対して設定された最大CBG個数に基づいて、前記TBレベルA/N情報のサイズよりも大きくてよい。
ここで、端末は、段階S1804の前にDCIをさらに受信でき、前記制御情報は、前記DCI内のコードブックタイプ情報(例えば、CTI)に基づいて、前記キャリアの前記全HARQプロセスIDに対して構成されてよい。
このようにType-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示された場合に、CBG単位(再)送信が設定されたCCに対して、TBレベルA/Nを生成/送信するかそれともCBGレベルA/Nを生成/送信するかを、上位層信号(例えば、RRCシグナリングによって送信されるOneshot-feedback-CBGパラメータ)によって設定できる。
図19には、本発明の例に係るA/N送信を例示する。
図19を参照すると、CC(或いは、セル)によってPDSCHに対するA/Nを含むA/Nペイロード(1902)は、状況によってA/Nコードブック構成方式が異なってよい。まず、前記CCに対してtype-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示されていない場合(例えば、type-1、2コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示されている場合(例えば、スロットインデックスベース又はDAIベースでA/Nフィードバック送信が指示されている場合))(1904)に、端末は、前記CCに対してCBGベース送信が設定(configured)されているか否かによって、前記CCで受信されたPDSCHに対して(HARQプロセスIDにベースせず;例えば、スロットインデックスベース又はDAIベースで)TBレベルA/N又はCBGレベルA/Nを構成できる(Case 1)。
一方、前記CCに対してtype-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が(DCIによって)指示されると(1906a)、端末は、type-3コードブックに関連した上位層(例えば、RRC)シグナリング(1906b)にさらに基づいてA/Nコードブック構成方式を変えることができる。図19では、type-3コードブックベースのA/Nペイロードを生成する端末プロセシングの説明の便宜のために1906aが1906bよりも先に示されているが、実際に時間ドメイン上で、端末は、1906bに該当するRRCシグナリングをまず受信した後、1906aの指示(type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信を行うことをDCIで指示)を受信するということが当業者には理解できる。
具体的に、type-3コードブックに関連した上位層(例えば、RRC)シグナリング(1906b)は、CBG単位(再)送信が設定されたCCに対して、TBレベルA/Nを生成/送信するかそれともCBGレベルA/Nを生成/送信するかを指示する情報(例えば、Oneshot-feedback-CBGパラメータ)を含むことができる。CBGレベルA/Nを生成が指示された場合(例えば、Oneshot-feedback-CBGパラメータが上位層シグナリング(1906b)に含まれている場合)に、Case 1と同様に、端末は、前記CCに対してCBGベース送信が設定されているか否かによって、前記CCの全HARQプロセスIDに対して(HARQプロセスIDベースで)TBレベルA/N又はCBGレベルA/Nを構成できる(Case 2)(例えば、図20の(a)又は(c))。
一方、TBレベルA/N生成が指示された場合(例えば、Oneshot-feedback-CBGパラメータが上位層シグナリング(1906b)に含まれていない場合)に、図18を参照して説明した通り、端末は、前記CCに対してCBGベース送信が設定されていても、前記CCの全HARQプロセスIDに対して(HARQプロセスIDベースで)TBレベルA/Nを構成できる(Case 3)(例えば、図20の(d))。
一方、前記CCに対してCBGベース送信が設定されていない場合(すなわち、TBベース送信が設定されている場合)に、端末は、A/Nペイロードのコードブックタイプに関係なく前記CCに対するA/N情報は常にTBレベルA/Nを構成できる。生成されたA/Nペイロード(1902)は、端末から基地局に送信される。基地局は、A/N構成方式によってA/Nペイロード内のA/N情報を解析し、A/N情報に基づいてPDSCH(再)送信を行うことができる。
(c)A/Nフィードバック不一致(misalignment)に対するハンドリング
Type-1(又は、Type-2又はType-2a)コードブックベースのA/Nフィードバック送信が設定されている状況で端末が特定時点(例えば、スロット#n)でHARQプロセスID=Xに対してACKをフィードバック/送信することができる。その後、他の特定時点(例えば、スロット#(n+K))でのtype-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が、基地局から端末に指示されてよい。一方、特定DCIがHARQプロセスID=Xに対応するPDSCHをスケジュールしながらそれに対するA/N送信タイミングを、type-3コードブックベースA/N送信が指示された時点(例えば、スロット#(n+K))と同じ時点として指示できる。仮に、端末が当該DCIの検出に失敗すると、type-3コードブック上でHARQプロセスID=Xに対して端末と基地局間にA/Nフィードバック不一致(例えば、DTX-to-ACKエラー)が発生することがある。これによって、非効率的な(RLCレベル)再送信が不要に発生することがある。
上の問題を解決するために、特定時点(例えば、スロットY)がtype-3コードブックベースA/N送信時点として指示された場合に、端末は、PDSCH送信をスケジュールしながらスロットYをA/N送信タイミングとして指示する(及び/又は、新しいTBの最初送信をスケジュール(或いは、トグルされたNDI値を指示)する)DCI(受信)を期待せず、そのようなDCIはないと仮定した状態で動作できる。これにより、前記のようなDCIを受信した場合に、端末は当該DCIを無視できる(discard)。例えば、端末は、当該DCIによって指示される動作を行わなくてよい。
例えば、第1DCIによってtype-3コードブックベースA/N送信を特定スロットで行うことが端末に指示された場合に、端末は、PDSCHをスケジュールしながら同一の特定スロットでA/N送信タイミングとして指示する第2DCIは受信されないと仮定することができる。このような仮定にもかかわらず、第2DCIが受信されると、端末は第2DCIを無視し、第2DCIによる動作は行わなくてよい。
例えば、任意のコードブックタイプ(例えば、type-1/2/2a/3コードブック)に基づいて特定HARQプロセスID=Xに対応するPDSCHに対して端末がACKを報告(送信)した時点がスロットYであり、その後、(当該HARQプロセスID=Xに対する最初HARQ-ACKフィードバック時点で)特定コードブックタイプ(例えば、type-3コードブック)に基づくHARQ-ACKフィードバック送信タイミングとして指示された時点がスロットZであると仮定する。この場合、端末は、前記スロットY(或いは、当該スロットY以後の特定(次のスロット)時点)から前記スロットZ(或いは、当該スロットZ内に指示されたPUCCH開始シンボルから端末の最小PDSCHプロセシング時間だけの以前時点)までの区間では、前記HARQプロセスID=Xに対応するPDSCHをスケジュールする(及び/又は、新しいTBの最初送信をスケジュール(或いは、トグルされたNDI値を指示)する)DCI(受信)を期待せず、そのようなDCIはないと仮定した状態で動作できる。仮に端末が前記のようなDCIを受信した場合に、端末は当該DCIを無視(discard)するように動作できる。
さらに、前記Type-3コードブックが設定された場合に、任意のコードブックtype(例えば、Type-1/2/2a/3コードブック)に基づいて、端末は、特定HARQプロセスID=Xに対応するPDSCH #1に対するACKを最初A/Nフィードバック時点に一度のみ報告(送信)するように(その後に当該HARQプロセスID=Xに対するA/N状態(state)をDTX或いはNACKとリセット(reset)するように)動作できる。したがって、PDSCH #1に対する最初A/Nフィードバック時点以後からA/Nフィードバック時点まで当該HARQプロセスID=Xに対する追加PDSCHスケジューリングがなかった場合に、端末は、当該HARQプロセスID=Xに対応するA/NをDTX/NACKと報告するように動作できる。これと違い、仮にPDSCH #1に対する最初A/Nフィードバック時点以後からA/Nフィードバック時点まで当該HARQプロセスID=Xに対する追加のPDSCH #2のスケジューリングがあった場合に、端末は、1)仮に当該PDSCH #2が(トグルされたNDIを指示するDCIでスケジュールされた)新しいデータ(TB)に対する送信であれば、当該PDSCH #2に対するデコーディング結果に該当するACK又はNACKを報告するように動作する、又は2)仮に当該PDSCH #2が(非トグルされたNDIを指示するDCIでスケジュールされた)以前データ送信(例えば、前記PDSCH #1で送信されたTB)に対する再送信であれば(以前A/N状態に該当する)ACKを報告するように動作できる。すなわち、結果的に、2)の場合には、端末は例外として以前A/N状態をリセットせずに維持するように動作できる。一方、前記でA/N状態を(DTX/NACKに)リセットするか否か/基準は、端末が(例えば、ACKである)A/Nフィードバックを実際に送信したか否かによって決定されてよい。一例として、端末がLBTに失敗してA/N(PUCCH/PUSCH)送信を省略(drop)した場合には、当該A/N状態をリセットしないで(例えば、ACKとして)維持するように動作できる。
さらに他の方案として、前記Type-3コードブックに基づいて端末が特定HARQプロセスID=Xに対するA/Nをフィードバック/送信する時に、当該HARQプロセスID=Xに対して(任意の(例えば、Type-1/2/2a/3)コードブックに基づいて)以前A/Nフィードバック時点に報告(送信)したA/N状態(例えば、ACK)を(DTX或いはNACKに)リセットするように動作できる。これによって、以前A/Nフィードバック時点以後から前記Type-3コードブックベースフィードバック時点まで当該HARQプロセスID=Xに対する追加PDSCHスケジューリングがなかった場合に、端末は、HARQプロセスID=Xに対応するA/NをDTX/NACKとして報告するように動作できる。これと違い、仮に以前A/Nフィードバック時点以後から前記Type-3コードブックベースフィードバック時点までHARQプロセスID=Xに対する追加のPDSCHスケジューリングがあった場合には、端末は、1)仮に、さらにスケジュールされたPDSCHが(トグルされたNDIを指示するDCIでスケジュールされた)新しいデータに対する送信であれば、当該PDSCHに対するデコーディング結果に該当するACK又はNACKを報告するように動作する、又は2)仮に当該PDSCHが(非トグルされたNDIを指示するDCIでスケジュールされた)以前データ送信に対する再送信であれば(以前A/N状態に該当する)ACKを報告するように、すなわち、結果的にこの場合には例外として以前A/N状態をリセットしないで維持するように動作できる。一方、この場合にもA/N状態を(DTX/NACKに)リセットするか否か/基準は、端末が(例えば、ACKである)A/Nフィードバックを実際に送信したか否かによって決定されてよい。一例として、端末がLBTに失敗してA/N(PUCCH/PUSCH)送信を省略(drop)した場合には、当該A/N状態をリセットしないで(例えば、ACKとして)維持するように動作できる。
一方、上記で端末が期待しないで無視する対象になるDCIから、PDSCH送信をスケジュールしながら同時にtype-3コードブックベースA/N送信を指示するDCIは除外されてよい。すなわち、端末は、当該DCIを無視しなく、対応する動作を行うことができる。例えば、端末は、当該DCIによってスケジュールされたPDSCHに対するA/Nまで含めてtype-3コードブックベースA/Nフィードバックを構成/送信することができる。
一方、端末は、A/Nフィードバックと当該A/Nフィードバックに関連したNDIビットを共に報告するように設定(又は、指示)されてよい。例えば、端末は、PDSCHをスケジュールする特定DCIに基づいてPDSCHで送信されるTB/CBGを受信し、当該TB/CBGベースA/Nをフィードバックしながら、特定DCIに含まれたNDIフィールドの値を共に送信できる。例えば、各HARQプロセスID別にDL承認DCIによって(最後に)受信されたNDIビットに対応するPDSCHに対するA/Nビットを共にフィードバックする方法を考慮できる。
さらに他の方案として、各HARQプロセスID別にDL承認DCIによって(最後に)受信されたNDIビットに対応するPDSCHに対するA/Nビット(例えば、NACKをビット‘0’に、ACKをビット‘1’にマッピング)を互いにXOR(exclusive OR)演算して算出されたビットをフィードバックする方法を考慮できる。例えば、端末は、当該NDIビットと当該A/NビットのXOR演算を行った結果を報告することもできる。
一方、前記方案の適用を勘案すると、CBG単位の(再)送信/フィードバックが設定されたCC及び/又はTB別A/N間の(論理的AND演算による)空間バンドリングが設定されたCCに対して、次のようなA/Nフィードバック方法(例えば、NDIを含むフィードバック)を考慮できる。
1)CBG単位送信が設定されたCCの場合
A.Base
i.当該CCに設定された(TB当たり)最大CBG数をNと仮定する。
B.Opt 1
i.端末は、各HARQプロセスIDに対して(各TB別に)NDIビットとN個CBGに対応するN個A/Nビットのそれぞれを互いにXOR演算して算出されたN個ビットをフィードバックするように動作できる。例えば、N個のXOR演算結果が報告されてよい。
C.Opt 2
i.端末は、各HARQプロセスIDに対して(各TB別に)まずN個CBGに対応するA/N間に(論理的AND演算による)バンドリングを適用して単一A/Nビットを生成し、当該単一A/NビットとNDIビットを互いにXOR演算して算出された単一ビットをフィードバックするように動作できる。
D.Opt 3
i.各HARQプロセスIDに対して(各TB別に)まずN個CBGに対応するA/N間に(論理的AND演算による)バンドリングを適用して単一A/Nビットを生成し、当該A/Nビットと(これに対応するTBに対する)NDIビットを共に(例えば、各HARQプロセスID(当該HARQプロセスIDの各TB)別に1ビットA/Nと1ビットNDIを)フィードバックするように動作できる。
E.Opt 4
i.CBG単位送信が(いかなるCCにも)設定されていない場合には、端末は(全てのCCに対して)各HARQ IDの各TB別に(1ビット)A/N情報と(1ビット)NDI情報を共にフィードバックできる。これと違い、CBG単位送信が(少なくとも一つのCCに)設定された場合には、端末は(全てのCCに対して)各HARQ ID別に(当該CCに設定された最大TB/CBG数によって)各TB/CBGに対するA/Nビットのみをフィードバックするように動作できる。
F.Note
i.前記Opt 1/2/3において仮にTB全体デコーディング結果がACKであれば、(実際に当該TBを構成するCBG数がNよりも小さい場合にも)端末はN個のCBGの全てにACKビットをマップできる。
2)空間バンドリングが設定されたCCの場合
A.Base
i.当該CCに設定された最大TB数が2個以上であると仮定する。
B.Opt 1
i.端末は、各HARQプロセスID別にまず複数TBに対応するA/N間に空間バンドリングを適用して単一A/Nビットを生成し、当該A/Nビットと(複数TBのうち)特定一つのTBに対応するNDIビットを互いにXOR演算して算出された単一ビットをフィードバックするように動作できる。
C.Opt 2
i.端末は、各HARQプロセスID別に複数TBに対応するA/N間に空間バンドリングを適用して生成された単一A/Nビットと、(複数TBのうち)特定一つのTBに対応するNDIビットを共に(例えば、各HARQプロセスID別に1ビットA/Nと1ビットNDIを)フィードバックするように動作できる。
D.Opt 3
i.端末は、各HARQプロセスID別に複数TBに対応するA/N間に空間バンドリングを適用して生成された単一A/Nビットと、当該複数(例えば、L個)TBのそれぞれに対応する複数NDIビットを共に(例えば、各HARQプロセスID別に1ビットA/NとLビットNDIを)フィードバックするように動作できる。
E.Opt 4
i.端末は、前記Type-3コードブックベースA/Nフィードバックの場合に例外として設定された空間バンドリングを適用しなくてよく、これによって各HARQプロセスIDの各TB別にA/NビットとNDIビットを互いにXOR演算して算出された単一ビットをフィードバックするように動作できる。
F.Opt 5
i.端末は、前記Type-3コードブックベースA/Nフィードバックの場合に例外として設定された空間バンドリングを適用しなくてよく、これによって各HARQ IDの各TB別にA/NビットとNDIビットを共に(例えば、各HARQ IDの各TB別に1ビットA/Nと1ビットNDIを)フィードバックするように動作できる。例えば、端末が当該CCに対して(a)空間バンドリングを用いてA/Nフィードバックを行うように構成され(例えば、上位層シグナリング)、(b)Type-3コードブックベースA/Nフィードバックと当該TBに対するNDI(例えば、当該TBをスケジュールするDL承認DCIに含まれたNDIフィールドのビット値)を共に報告するように構成された(例えば、上位層シグナリング)状態で、(b)PDCCHのDCIがType-3コードブックベースA/Nフィードバックを行うことを指示すれば、端末は(a)空間バンドリング構成にもかかわらず空間バンドリングを行わず、(b)構成及び(c)指示に基づいてType-3コードブックベースA/Nフィードバックと当該TBに対するNDIを報告できる。
ii.例えば、端末は、上位層シグナリングによってOneshot-feedback-NDIパラメータを受信した場合に、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックを行う際に、NDIを共に送信(例えば、PUCCH又はPUSCH)できる。端末は、Type-3コードブックベースのA/NフィードバックをNDIと共に報告するように構成された場合(例えば、Oneshot-feedback-NDIパラメータを受信)に、端末は、Type-3コードブックベースA/Nフィードバックに対しては例外として空間バンドリングを行わなくてよい。基地局は、上位層シグナリングによってOneshot-feedback-NDIパラメータを端末に送信した場合に、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック及びNDIを共に受信することができる。基地局は、Type-3コードブックベースのA/NフィードバックとNDIを共に報告するように端末に設定した場合(例えば、Oneshot-feedback-NDIパラメータを送信)に、基地局は、Type-3コードブックベースA/Nフィードバックに対しては例外として空間バンドリングが行われないと仮定し、A/Nフィードバックをデコードすることができる。
iii.図22は、Opt.5による様々なType-3コードブックベースA/Nフィードバックのペイロードを示す。図22の(i)、(j)、(k)、(l)を参照すれば、端末に空間バンドリングとOneshot-feedback-NDIが共に設定された場合に、空間バンドリングは、Type-3コードブックベースA/Nフィードバックに対しては例外として行われずにNDIが報告される。ただし、このような例外はType-3コードブックベースA/Nフィードバックに対して適用されるものであり、Type-1/2/2aコードブックベースのA/Nフィードバックに対しては相変らず空間バンドリングが適用される。一方、図22に示すように、NDIは、各TB/CBG別A/Nビットの最後に配置されてよい。スケジュールされていないTBに対するNDI値は0と報告されてよい。一方、図22の(i)、(j)、(k)、(l)で空間バンドリングが設定されていると仮定したが、空間バンドリングが設定されていなくてもType-3コードブックベースA/Nフィードバックのペイロードは、図22の(i)、(j)、(k)、(l)と同一に生成/送信されることが当業者には理解できる。
iv.一方、本実施例において端末がType-3コードブックベースのA/Nフィードバック過程でNDIを共に報告することは、端末がNDIを含むUCIを送信(例えば、PUCCH送信又はPUSCHにピギーバックされたUCI送信)することと理解されてよい。このように端末がUCIによってNDIを送信する本実施例は、端末がDCIによってNDIを受信する従来技術とは区分される必要があり、両者間には明確な差異点がある。便宜上、DLデータ(例えば、PDSCH)をスケジュールするDL承認DCIに含まれるNDIをDLデータNDIといい、ULデータ(例えば、PUSCH)をスケジュールするUL承認DCIに含まれるNDIをULデータNDIという。DL/ULデータNDIフィールドの個数は、DCIがスケジュールするDL/UL TB(CBGを含むTB)数によって異なってよいが、TB(CBGを含む1TB)当たり1個のDL/ULデータNDIフィールド(例えば、1ビット)が関連付けられる。基地局は、DLデータNDIフィールドを用いて当該DLデータ送信(例えば、TB/CBG)が初期(initial)送信かそれとも再送信かを端末に知らせることができる。基地局は、ULデータNDIフィールドを用いて端末に新しいULデータ送信をスケジュールする又はULデータ再送信をスケジュールすることができる。基地局は、以前(previous)UL送信において当該ULデータを正しく受信できなかった場合に、ULデータNDIフィールドを用いてULデータ再送信をスケジュールでき、当該ULデータを正しく受信した場合は、ULデータNDIフィールドをトトグルして新しいULデータ送信をスケジュールすることができる。このようにULデータNDIは、基地局のULデータ受信状態を示す一種のA/Nと類似に用いられてよく、基地局のHARQプロセスと関連してよい。一方、本実施例によって送信されるUCI内のNDIは端末が基地局に送信するものであり、端末が第1DLデータに対する第1A/Nを送信する場合に、UCI内の第1NDIは、第1DLデータと関連付いたDLデータNDIと同じ値に設定され、第2DLデータに対する第2A/Nを送信する場合に、UCI内の第2NDIは第2DLデータと関連付いたDLデータNDIと同じ値に設定される。例えば、UCIのNDIは、UCIに含まれた当該A/Nと関連付いたDLデータNDIを基地局に報告するためのものと理解されてよい。DLデータNDIは基地局が既に知っている値であるため、端末が自分の受信したDLデータNDIをUCIによって送信(すなわち、UL control NDI)を送信する過程自体が既存には存在しなかった。しかし、1UEに設定されるCC個数の増加、HARQプロセス個数の増加及びCBGベース送信などの原因から端末と基地局間に送受信されるA/Nビットが増加した状態でA/N不一致(misalignment)エラーが発生した部分と原因をより効率的に把握して対処するための方案が必要であり、そのために、端末はType-3コードブックベースA/Nフィードバック時に自分の知っているDLデータNDIを共に報告できる。このようにDLデータNDIまでUCIを用いて報告する状態であれば(例えば、第1NDI及び第2NDIのそれぞれを報告)、これは、UCIのオーバーヘッドを低減するための目的よりは正確に各TB(CBG別に)A/Nビットを報告することがより重要であり得る。したがって、UCIを用いてNDIを報告するように設定された端末は、空間バンドリング設定にもかかわらず、第1TBのA/Nと第2TBのA/Nを論理的AND演算せずに、第1TBのA/Nと第2TBのA/Nのそれぞれを報告することが好ましいだろう。
v.図23には、本発明の例に係るType-3コードブックベースのA/N送信を例示する。具体的に、図23は、図17~図22に対する実施例に基づく端末/基地局動作の例示の一つであり、図17~図22で説明された内容は便宜のために省略されてよく、本発明の権利範囲は図23に限定されない。
図23を参照すると、端末は、上位層シグナリングによってHARQ-ACK応答と関連した構成(configuration)をネットワークから(少なくとも一つの基地局から)受信することができる(2305)。例えば、RRC再構成メッセージ又はRRCセットアップメッセージなどによってセルグループごとにHARQ-ACK応答と関連した構成(例えば、空間バンドリング、HARQ-ACK-OneShotFeedback、HARQ-ACK-OneShotFeedback NDI及び/又はHARQ-ACK-OneShotFeedback CBG)が提供されてよく、これに限定されない。
端末は、ネットワークから(少なくとも一つの基地局から)1つ又は2つ以上のPDCCHを少なくとも一つのDL CCで受信することができる(2310)。PDCCHはPDSCHをスケジュールするDL承認DCIを含むことができる。DL承認DCIは、当該PDSCHのHARQプロセスインデックスを指示するフィールド(HARQ process number)、当該PDSCHの(CBGが含まれた)TBが新規送信なのか又は再送信なのかを示すフィールド(New Data Indicator,NDI)、及び当該PDSCHに対するHARQ-ACK応答を端末がいつ基地局に送信すべきかを指示するフィールド(PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator)を含むことができる。DCI承認DCIが特定DCIフォーマットである場合に、DCI承認DCIはType-3コードブックベースのA/Nフィードバックが要請されたか否かを示すフィールド(ワンショットHARQ-ACK request)をさらに含むことができる。
端末は、ネットワークから(少なくとも一つの基地局から)1つ又は2つ以上のPDSCHを少なくとも一つのDL CCで受信することができる(2315)。PDCCHとPDSCHは、同一のDL CCで受信されてもよいが、クロス-キャリアスケジューリング方式に基づいてPDCCHとPDSCHが異なったDL CCで受信されてもよい。PDSCHは、受信されたPDCCH(2310)によってスケジュールされたものを含むことができるが、これに限定されず、例えば、SPS PDSCHを含むこともできる。
端末は、受信したPDSCHに対してHARQ-ACK応答をネットワークに(少なくとも一つの基地局に)送信できる(2320,2330)。HARQ-ACK応答は、Type-1/2/2a(2320)及び/又はType-3コードブックベースのA/Nフィードバックを含む(2325 Y、2330)できる。HARQ-ACK応答は、PUCCH又はPUSCHのUCIによって送信されてよい。
例えば、受信されたPDCCH(2310)のDCIが指示するHARQ-ACK送信タイミングで、当該DCIがスケジュールしたDLデータに対するA/NがType-1、2又は2aコードブックベースで送信されてよい(2320、例えば、図19のCase 1)。端末は、上位層シグナリング(2305)(例えば、準静的/動的)にしたがって、Type-1、2又は2aコードブックのうち、HARQ-ACK応答のベースとなるコードブックのタイプを決定することができる。
一方、上位層シグナリング(2305)がType-3コードブックベースHARQ-ACKフィードバック構成を含み、DCIによってType-3コードブックベースHARQ-ACKが端末に指示(例えば、ワンショットHARQ-ACK要請)されると、端末は、Type-3コードブックベースHARQ-ACKを生成してネットワークに送信できる(2330)。Type-3コードブックベースHARQ-ACKを指示するDCIは、PDCCH(2310)のうち一つであってもよいが、別個のPDCCH(図示せず)で端末に受信されてもよい。
Type-3コードブックベースのHARQ-ACKペイロード内で各A/Nビットのマッピングは、前述したように“TB/CBGインデックスfirst-HARQプロセスインデックスsecond-CCインデックスthird”方式(例えば、図20~図23)が用いられてよく、これに限定されない。
CCがCBGベース送信/スケジューリングが行われるCCであり(2335 CBG)、上位層シグナリング(2305)によってType-3コードブックベースHARQ-ACKにもCBGベースA/N報告が当該CCに設定(2340 Y、ワンショットフィードバックCBG)された場合に、端末は、当該CCに対してCBGベースA/Nビットを(例えば、図19のCASE 2)マップできる。また、Type-3コードブックベースHARQ-ACKにNDIを含むように構成された場合(2345 Y)に(例えば、ワンショットフィードバックNDI設定)、端末はNDIを共に報告できる(2355)(例えば、図22(i)、(k))。そうでないと(2345 N)、NDI無しにCBGベースで当該CCのA/NビットがType3-コードブックベースHARQ-ACK応答にマップされてよい(2350)(例えば、図20(a)、(c))
CCがCBGベース送信/スケジューリングが行われるCCであっても(2335 CBG)、上位層シグナリング(2305)によってType-3コードブックベースHARQ-ACKにもCBGベースA/N報告が当該CCに設定されていない場合(2340 N)(例えば、図18又は図19のCase 3)に、TBベースで当該CCのA/NビットがType3-コードブックベースHARQ-ACK応答にマップされてよい。CCがTBベース送信/スケジューリングが行われるCCであれば(2335 TB)、当該CCのType3-コードブックベースA/NビットをワンショットフィードバックCBGパラメータ構成の有/無に関係なく決定されてよい。
上位層シグナリング(2305)によって空間バンドリングが設定され(2360 Y)、Type-3コードブックベースHARQ-ACKにNDIを含むように構成されない場合に(2365N)、端末は、HARQプロセスごとに空間バンドリングを行って(例えば、TBベースA/Nを論理的AND演算して)、当該CCのA/NビットをType3-コードブックベースHARQ-ACK応答にマップできる(2370)(例えば、図21)。
上位層シグナリング(2305)によって空間バンドリングが設定されておらず(2360N)、Type-3コードブックベースHARQ-ACKにNDIを含むように構成されていない場合(2380N)、端末は、当該CCのTBベースA/NビットをType3-コードブックベースHARQ-ACK応答にマップできる(2385)(例えば、図20(b)、(d))。
上位層シグナリング(2305)によって空間バンドリングが構成され(2360Y)、Type-3コードブックベースHARQ-ACKにNDIを含むように構成された場合(2365 Y)に、端末は、空間バンドリング構成(configuration)にもかかわらずType-3コードブックベースHARQ-ACKに対しては空間バンドリング無しでTBベースA/Nビット及びNDIを生成/報告できる(2375)(例えば、図22(j)、(l))。
上位層シグナリング(2305)によって空間バンドリングが設定されておらず(2360 N)、Type-3コードブックベースHARQ-ACKにNDIを含むように構成されている場合(2380 Y)に、端末は、当該CCのTBベースA/Nビット及びNDIを生成/報告できる(2375)。
G.Opt 6
i.空間バンドリングが設定されていない場合(例えば、図23の2360 N)には、(全CCに対して)端末が各HARQプロセスIDの各TB別に(1ビット)A/N情報と(1ビット)NDI情報を共にフィードバックするかそれとも各HARQ IDの各TB別に(1ビット)A/N情報のみをフィードバックするかが基地局によって設定(例えば、図23の2380、One-Shot feedback NDI)されてよい(端末は当該設定によってフィードバックするように動作、例えば、図23の2385/2375)。空間バンドリングが設定された場合(例えば、図23の2360Y)には、(全CCに対して)各HARQ ID別に(当該CCに設定された最大TB数によって)単一TB或いは複数TBに対する単一(bundled)A/Nビットのみをフィードバックするように動作できる(例えば、図23の2370)。
H.Note
i.前記Opt 1/2において(フィードバックされるNDIビットに対応する)特定一つのTBは、一番目に低い/高いインデックスを有するTBとして適用されてよい。
一方、上記で各HARQプロセスIDに対して(各TB別に)NDIビットとA/Nビットを共にフィードバックする方式を適用した場合に、対応するUCIペイロードサイズ及びDCIによるPRI指示に基づいてPUCCHリソースを決定した時に、当該PUCCHに設定された全ての周波数/時間リソースを使用しても、大きいUCIペイロードサイズのため、(当該PUCCHに設定された)最大UCIコードレートを超える場合が発生することがあり、この場合には前記フィードバックにおいて(全体或いは特定一部)NDIビットの送信を省略(drop)するように動作できる。
さらに、前記Type-1/2/2aコードブックベースのA/Nフィードバック動作が設定された状況でDCIによって動的に前記Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックを送信するように指示される場合に、当該DCI内の(前記Type-1/2/2aコードブックのために設定された)counter-DAIフィールド及び/又はtotal-DAIフィールド及び/又はcurrent-ID(及びfeedback-ID又はtotal-ID)フィールド及び/又はNFIフィールドを用いて、端末にとって(事前定義/設定された複数のCCグループ及び/又は複数のHARQ(プロセスID)グループのうち)どのCC/HARQグループに対するA/Nフィードバックを送信するかを指示する方法を考慮できる。
及び/又は、前記Type-1/2/2aコードブックベースのA/Nフィードバック動作が設定された状況でDCIによって動的に前記Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックを送信するように指示される場合に、当該DCIによって(例えば、別個のフィールド又は(前記Type-1/2/2aコードブックのために設定された)counter-DAIフィールド及び/又はtotal-DAIフィールド及び/又はcurrent-ID(及びfeedback-ID又はtotal-ID)フィールド及び/又はNFIフィールドを用いて)、全体(或いは、前記のように指示された特定)CC/HARQグループに対して各HARQプロセスID別にA/Nフィードバックのみを送信するかそれともA/Nフィードバックと対応するNDIを共に送信するかを指示できる。
一方、(同一のCC又はBWPに対して)前記Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックを指示するDCIによって指示可能な候補A/Nタイミング集合の場合に、前記Type-1/2/2aコードブックベースのA/Nフィードバックを指示するDCIによって指示可能な候補A/Nタイミング集合と同一に設定されるか、又は互いに独立して(例えば、互いに異なるA/Nタイミング値で構成された集合と)設定されてよい。
(d)A/Nペンディング(pending)が指示されたPDSCH処理
まず、端末に前記Type-1A/Nコードブック方式が設定された状態で特定DL承認DCIによって(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが有効値又は非数値(invalid or non-numerical value)で指示される形態で)A/Nペンディングが指示されたPDSCHの場合、当該PDSCHに対するA/Nフィードバック(便宜上、“pended A/N”と称する)は、1)特定DCIによって別個のA/Nプーリング(pooling)を指示することによって(端末にとって)当該pended A/Nを前記Type-3A/Nコードブック形態で送信するようにする形態であるか、或いは2)別個のA/Nプーリング無しでさらに他の(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが有効値又は数値の形態で指示される)DL承認DCIによって指示されたA/Nタイミングで送信されるType-1A/Nコードブックに当該pended A/Nを追加して構成する動作を考慮できる。一方、上記のようにType-1A/Nコードブックにpended A/Nを追加する形態でA/Nペイロードを構成して送信する動作を考慮する場合、1)追加される総pended A/N情報/ビット数、及び2)A/Nペイロード上の当該pended A/N情報/ビットマッピング順序が、端末と基地局間に一致するように構成/マップすることが必須であり、仮にこのようなA/Nペイロード上のpended A/N数/マッピングに対して端末と基地局間に不一致が発生する場合には、UCIデコーディング性能が低下するだけでなく、深刻なACK/NACK(例えば、NACK-to-ACK)エラーが発生し、不要なPDSCH再送信オーバーヘッド及び大きいレイテンシー(latency)を招くことがある。
上の問題を考慮して、前記Type-1A/Nコードブックに追加可能な(最大)pended A/N情報/ビット数(例えば、Pビット)を(基地局が)端末にRRCシグナリングによって設定することができ、端末は、実際pended A/Nの有無に関係なく常にType-1A/Nコードブックに当該Pビットを追加して最終A/Nペイロードを構成するように動作できる。さらに他の方法として、DCI(例えば、DL承認)内の特定(例えば、1ビット)フィールドを用いて(基地局が)端末にpended A/Nの有無(或いは、前記Pビット追加の有無)を指示でき、当該フィールドで指示された情報によって端末はType-1A/Nコードブックにpended A/Nビット(或いは、当該Pビット)を追加する又は追加しない形態で最終A/Nペイロードを構成するように動作できる。さらに他の方法として、前記追加されるpended A/Nビット数Pに対して(0を含めて異なった値を有する)複数の候補が(RRCによって)端末に設定されてよく、DCI(例えば、DL承認)内の特定フィールドで当該候補ののうち一つの値が指示されてよく、端末は、指示された値に相応するビット数をType-1A/Nコードブックに追加して最終A/Nペイロードを構成するように動作できる。
一方、最終A/Nペイロード上には、前記Type-1A/Nコードブックから優先してMSB(Most Significant Bit)で始まる低いビットインデックス部分にマップされ(例えば、1番目のA/Nサブ(sub)コードブック形態で構成)、次いで前記pended A/N情報が(高いビットインデックス部分に)マップされる形態で構成されてよい(例えば、2番目のA/Nサブコードブック形態で構成)。さらに、A/Nペイロード上のpended A/N情報/ビット間のマッピング順序を一致させるために、前記A/Nペンディング動作を指示するDCI(例えば、DL承認)内の特定フィールドを用いて、(基地局が)端末に指示されたA/Nペンディングに対応するPDCCH/PDSCHが(A/Nペンディングが指示された全体PDCCH/PDSCHのうち)何番目にスケジューリング/送信されたのか、その順序値(例えば、counter-DAI)を知らせることができ、端末は、(前記Type-1A/Nコードブックに)当該counter値の順序に従って構成/マップされたpended A/Nビット(ペイロード)を追加する形態で最終A/Nペイロードを構成するように動作できる。この場合、DCI(例えば、DL承認)内に前記counter値を指示するフィールドはcounter-DAIシグナリングに用いられるフィールドとして適用されるか、又は(A/Nフィードバック送信に用いられる)PUCCHリソースを割り当てるフィールド(例えば、PUCCH Resource Indicator,PRI)として決定/考慮されてよい。
一方、特定時点のDCI(例えば、DL承認)によって、対応するPDSCHに対してA/Nペンディング動作が指示された状態で、当該PDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックを以後特定時点の他のDCIから(前記Type-1コードブックベースA/Nフィードバック時点として)指示されたA/Nタイミングで送信するように動作でき、この場合(pended A/Nが送信される)当該A/Nタイミングに対する決定が必要であり得る。そのための方案として、(例えば、前記Type-1コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)各DCIによって当該DCIから指示されたA/Nタイミングに(以前時点にA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対する)pended A/Nを(追加して)送信するか否かを直接指示することができる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示された(DCI又はPDSCH送信)時点以後に送信された(例えば、A/Nタイミングを有効値又は数値で指示しながら前記Type-1コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)DCIから指示されたA/Nタイミングのうち最も早い時点(或いは、当該指示されたA/Nタイミングのうち前記A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点から端末の最小PDSCHプロシング時間以後の最も早い時点、或いは前記A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点から端末の最小PDSCHプロシング時間以後の最初A/Nタイミングと指示された時点)で当該pended A/Nを(追加して)送信するように動作できる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点(これと同じスロット)或いは以後に送信された(例えば、A/Nタイミングを有効値又は数値で指示しながら前記Type-1コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)最初DCIから指示されたA/Nタイミングで当該pended A/Nを(追加して)送信するように動作できる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点(これと同じスロット)或いは以後に送信された最初PDSCHをスケジュールする(例えば、A/Nタイミングを有効値又は数値で指示しながら前記Type-1コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)DCIから指示されたA/Nタイミングで当該pended A/Nを(追加して)送信するように動作できる。
さらに、A/Nペイロードに対する端末と基地局間の不一致を防止するために、前記のような(Type-1A/Nコードブックに追加されて同一UL時点で送信される)方式でpended A/N送信が可能な時点を設定/指定する方法を考慮できる。具体的に、スロット#nに送信されたDCI(例えば、DL承認)によって又はスロット#nに送信されたPDSCHに対してA/Nペンディング動作が指示された場合に、スロット#(n+T)包含/後の時点(及び/又は、スロット#(n+T+F)包含/前の時点)で送信される(Type-1A/Nコードブックを運ぶ)PUCCH(PUSCH)でのみ当該pended A/N送信が可能なように設定/指定されてよい。また、さらに、前記pended A/Nに対応するPDSCH受信スロットが任意のDCI(例えば、DL承認)によって指示されたA/N送信タイミングに対応するバンドリングウィンドウに含まれたスロットXと一致する場合に、端末は、当該スロットXに対応するA/Nビットに当該pended A/N情報/ビットをマップする形態で当該バンドリングウィンドウに対するType-1A/Nコードブックを構成するように動作できる。
一方、Pcellをスケジュールしながらcounter-DAI=1を含むDLフォールバックDCI(これに対応するA/Nを便宜上、“フォールバックA/N”と定義)が特定A/Nタイミングを指示し、当該A/Nタイミングを指示する他のDL承認DCIはない状態で、前記方式(又は、その他の方式)によって当該A/Nタイミングが(以前時点にA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対する)pended A/Nを(追加して)送信する時点として決定されてよい。この場合、端末は、Opt 1)前記A/Nタイミングで前記フォールバックA/Nと当該pended A/Nを共にフィードバック/送信するように動作する、又はOpt 2)前記A/Nタイミングでは(既存と同一に)前記フォールバックA/Nのみをフィードバック/送信するように動作(したがって、この場合、フォールバックA/N送信に指示されたA/Nタイミングでは例外としてpended A/Nを追加/フィードバックしないように動作)する、又はOpt3)前記A/Nタイミングで全体Type-1コードブックに当該pended A/Nを追加してフィードバック/送信するように動作(したがって、この場合、フォールバックA/N送信はpended A/Nフィードバック/送信時点として決定されていないA/Nタイミングでのみ行うように動作)できる。
また、端末に前記Type-2A/Nコードブック方式が設定された状態で特定DL承認DCIによって(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが、有効でない値又は非数値で指示される形態で)A/Nペンディングが指示されたPDSCHの場合に、当該PDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックは、1)特定DCIによって別個のA/Nプーリングを指示することによって(端末にとって)当該pended A/Nを前記Type-3A/Nコードブック形態で送信するようにする形態である、或いは2)別個のA/Nプーリング無しでさらに他の(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが有効値又は数値の形態で指示される)DL承認DCIによって指示されたA/Nタイミングで送信されるType-2A/Nコードブックに当該pended A/Nを追加して構成する動作を考慮できる。一方、この場合にも、上記のようにType-2A/Nコードブックにpended A/Nを追加する形態でA/Nペイロードを構成して送信する動作を考慮する場合、1)追加される総pended A/N情報/ビット数と、2)A/Nペイロード上の当該pended A/N情報/ビットのマッピング順序が、端末と基地局間に一致するように構成/マップすることが(UCIデコーディング性能及びPDSCH再送信オーバーヘッド/レイテンシー側面で)必須であり得る。
これを考慮して、前記A/Nペイロード上の総pended A/N情報/ビット数及び当該pended A/N情報/ビット間のマッピング順序を(端末と基地局間に)一致させるために、(基地局が)前記A/Nペンディング動作を指示するDCI(例えば、DL承認)内の特定フィールドを用いて、当該DCIで指示されたA/Nペンディングに対応するPDCCH/PDSCHが(A/Nペンディングが指示された全体PDCCH/PDSCHのうち)何番目にスケジューリング/送信されたか(その順序値(例えば、counter-DAI))及び/又は現在時点まで端末にA/Nペンディングが指示されたPDCCH/PDSCHの数が合計で何個か(その合計値(例えば、total-DAI))に関する情報を知らせることができる。これによって、端末は、(前記Type-2A/Nコードブックに)当該合計値に基づいて及び/又は当該counter値の順序に従って構成/マップされたpended A/Nビット(ペイロード)を追加する形態で最終A/Nペイロードを構成するように動作できる。一方、最終A/Nペイロード上には前記Type-2A/Nコードブックから優先してMSBで始まる低いビットインデックス部分にマップされ(例えば、最初サブコードブック形態で構成)、次いで前記pended A/N情報が(高いビットインデックス部分に)マップされる形態で構成されてよい(例えば、2番目のサブコードブック形態で構成)。
一方、特定時点のDCI(例えば、DL承認)によって、対応するPDSCHに対してA/Nペンディング動作が指示された状態で、当該PDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックを以後特定時点の他のDCIから(前記Type-2コードブックベースA/Nフィードバック時点として指示されたA/Nタイミングで送信するように動作でき、この場合(pended A/Nが送信される)当該A/Nタイミングに対する決定が必要であり得る。そのための方案として、(例えば、前記Type-2コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)各DCIによって当該DCIから指示されたA/Nタイミングに(以前時点にA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対する)pended A/Nを(追加して)送信するか否かを直接指示することができる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示された(DCI又はPDSCH送信)時点以後に送信された(例えば、A/Nタイミングを有効値又は数値で指示しながら前記Type-2コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)DCIから指示されたA/Nタイミングのうち最も早い時点(或いは、当該指示されたA/Nタイミングのうち前記A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点から端末の最小PDSCHプロシング時間以後の最も早い時点、或いは前記A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点から端末の最小PDSCHプロシング時間以後の最初A/Nタイミングと指示された時点)で当該pended A/Nを(追加して)送信するように動作できる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点(これと同じスロット)或いは以後に送信された(例えば、A/Nタイミングを有効値又は数値で指示しながら前記Type-2コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)最初DCIから指示されたA/Nタイミングで当該pended A/Nを(追加して)送信するように動作できる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点(これと同じスロット)或いは以後に送信された最初PDSCHをスケジュールする(例えば、A/Nタイミングを有効値又は数値で指示しながら前記Type-2コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)DCIから指示されたA/Nタイミングで当該pended A/Nを(追加して)送信するように動作できる。
前記方式を総合して(或いは、前記方式に追加して)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NフィードバックをType-1/2A/Nコードブックに追加して送信する動作を支援するために次のような方法を考慮できる。
1)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nペイロードサイズ
A.Opt 1
i.各CC或いはBWP別に(単一A/Nフィードバック上に構成可能な)A/Nペンディングが指示可能な最大PDSCH数NpをRRCによって設定。
B.Opt 2
i.各CC或いはBWP別に(単一A/Nフィードバック上に構成可能な)A/Nペンディングが指示可能な最大PDSCH数Npを事前に定義。
1.一例として、当該CC/BWPに設定された有効又は数値的(valid or numerical)A/Nタイミングのうち最小値をTmと定義する場合、Np=Tm-a(ここで、a=1(又は、0又は2)と決定されてよい。
A).又は、Np=bx(Tm-a)と決定されてよく、ここで、bは、単一スロット内に複数PDSCH受信が可能か否かに対する端末能力(capability)によって1よりも大きい整数である。
2)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nオーダリング(ordering)方式
A.Opt 1
i.各CC別に個別/独立して(当該CC内で)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対してのみcounter-DAIをシグナリング/適用。
1.この場合、前記pended A/Nペイロードは各CC別に1からNpまでのcounter-DAI値に対応するA/Nをマッピングして構成されてよい。
2.この場合、各CC別に一つのcounter-DAI値に対応するA/Nビット数は、当該CCに設定された最大TB又はCBG数と同一に決定されてよい。
B.Opt 2
i.全体CCにわたって(CC first-time second方式で)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対してのみcounter-DAI(及びtotal-DAI)をシグナリング/適用。
1.この場合、前記counter-DAI値はA/Nペンディングが指示されたPDSCHから始まって(以後に送信される)当該PDSCHに対するA/Nフィードバックを要請するDCIまで連続した値を有するようにシグナル/適用されてよい。
A).例えば、A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対応する最後のcounter-DAI値がXである場合に、その後、当該PDSCHに対するA/Nフィードバックを要請する(最初)DCIに対応するcounter-DAI値は(X+1)とシグナル/適用されてよい。
2.この場合、全体A/Nペイロードは、前記A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対応するcounter-DAI値から始まって最後の受信されたcounter-DAI(又は、total-DAI)値に対応するA/Nを順次にマッピングして構成。
3)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nフィードバック時点
A.Opt 1
i.DCI(例えば、DL承認)によって当該DCIから指示されたA/Nタイミングで(以前時点に)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックを(Type-1/2A/Nコードブックに)追加して送信するか(例えば、request)否か(例えば、no request)かを指示
1.上記で“request”と指示された場合にはType-1/2A/Nコードブックに(pended)A/Nフィードバックを追加して送信するが、“no request”と指示された場合には(pended)A/Nフィードバック追加無しでType-1/2A/Nコードブックのみを送信。
2.この場合、毎(pended)A/Nフィードバック時点におけるA/N状態は、フィードバック送信後に常にリセットするように動作(例えば、特定フィードバック時点におけるA/N状態は、以前(最近)時点にフィードバックされたA/N状態をリセットし、(後にさらにA/Nペンディングが指示されたPDSCHの有無によって)アップデートして決定するように動作)できる。
B.Opt 2
i.DCI(例えば、DL承認)によってA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対応する(pended)A/Nフィードバックに対するNFI情報(一例として、以前(最近)フィードバックされたA/N状態をリセットし、(後に追加としてA/Nペンディングが指示されたPDSCHの有無によって)アップデートするかそれとも以前(最近)フィードバックされたA/N状態をそのまま維持するか)を指示し、当該DCIから指示されたA/Nタイミングで当該NFI情報を反映して(pended)A/Nフィードバックを(Type-1/2コードブックに追加して)送信。
1.この場合、前記pended A/Nフィードバックは全ての時点のType-1/2コードブックに常に追加して送信するか、或いはNFIがnon-toggled(又は、以前A/N状態維持を指示)である場合には常に追加/送信するのに対し、toggled(又は、以前A/N状態リセットを指示)である場合には、(以前フィードバック時点以後に)さらにA/Nペンディングが指示されたPDSCHがあれば追加/送信し、なければ追加/送信しないように動作できる。
2.上記でNFIの場合、DCI内の別個のビット/フィールドでシグナルされる形態であるか、或いは全体PUCCHリソース集合を、non-toggled NFI(又は、以前A/N状態維持)に対応するリソースグループとtoggled NFI(又は、以前A/N状態リセット)に対応するリソースグループとに分けた状態で、DCIで指示されるPUCCHリソースによって対応するNFI値として決定されてよい
また、端末に前記Type-2a A/Nコードブック方式が設定された状態で特定DL承認DCIによって(特定(PDSCH)スロットグループID=Xと指定されると同時に)A/Nペンディングが指示されたPDSCHの場合、当該PDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックは、1)特定DCIによって別個のA/Nプーリングを指示することによって(端末にとって)当該pended A/Nを前記Type-3A/Nコードブック形態で送信するようにする形態であるか、或いは2)別個のA/Nプーリング無しでさらに他の特定(例えば、前記スロットグループID=Xに対するA/Nフィードバックを要請(requestする))DL承認DCIによって指示されたA/Nタイミングで送信されるType-2a A/Nコードブックに当該pended A/Nを含めて構成する動作を考慮できる。一方、上記で、後者の場合、pended A/Nフィードバックが送信される当該A/Nタイミングに対する決定が必要であり、そのための方案として、A/Nペンディングが指示された(DCI又はPDSCH送信)時点以後に送信された特定(例えば、(前記Type-2aコードブックベースA/Nフィードバックをトリガーしながら)前記スロットグループID=Xに対するA/Nフィードバックを要請する)DCIから指示されたA/Nタイミングのうち最も早い時点で当該pended A/Nを(追加して)送信するように動作できる。
一方、上記のようにA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点は、当該PDSCH受信時点以後に検出/受信されたDCIで指示されたA/Nタイミングとして決定されてよいが、この時、当該A/Nタイミング時点又は当該DCI受信時点以前の特定時点で特定(例えば、SPS PDSCH受信に対応する)A/N情報を運ぶPUCCH或いはPUSCH送信が設定/指示/実行される可能性がある。この場合、HARQ動作において端末具現上の信号処理の複雑度を誘発するout-of-order(OOO)、例えば、特定HARQプロセスIDのPDSCH#1受信時点以後に受信された他の(或いは、同一の)HARQプロセスIDのPDSCH#2に対するA/Nフィードバックが、PDSCH#1に対するA/Nフィードバック時点以前に送信される状況が演出される可能性がある。
したがって、前記のようなOOO動作状況を避けるために、A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点は、当該PDSCH受信時点から(端末の最小PDSCHプロシング時間以後)最も早いA/N PUCCH(又は、PUSCH)送信(当該送信が設定/指示/実行された)時点として決定されてよい。この場合、仮に前記A/N PUCCHがSPS PDSCHに対応するA/Nフィードバック専用PUCCHリソースである場合には、前記A/Nペンディングを指示したDCIに含まれたPRIで指示されたPUCCHリソースを用いて、当該A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NとSPS PDSCHに対するA/Nを共にフィードバック/送信するように動作できる。
また、この場合、仮に端末に前記Type-1A/Nコードブック方式が設定された状態で前記A/N PUCCHがSPS PDSCHに対応するA/N専用PUCCHリソースである場合には、1)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NとSPS PDSCHに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信する、又は2)SPS PDSCHに対するA/Nのみを送信するように(この場合、A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/N送信は(前記SPS PDSCHに対応するA/Nタイミングを含めて以後の全てのA/Nタイミングに対して)省略するように)動作できる。また、この場合、仮に端末に前記Type-2A/Nコードブック方式が設定された状態で前記A/N PUCCHがSPS PDSCHに対応するA/N専用PUCCHリソースである場合には、1)counter-DAI初期値から(A/Nペンディングが指示されていないPDSCHまで含めて)A/Nペンディングを指示したDCIに含まれたtotal-DAI(又は、counter-DAI)値までのPDSCHに対応するA/NとSPS PDSCHに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信する、又は2)(A/Nペンディングが指示されていないPDSCHを除いて)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NとSPS PDSCHに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信するように動作できる。また、この場合、仮に端末に前記Type-2a A/Nコードブック方式が設定された状態で前記A/N PUCCHがSPS PDSCHに対応するA/N専用PUCCHリソースであるか又は前記A/N PUCCH(又は、PUSCH)がA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対応する(PDSCH)スロットグループID=Xとは異なるグループID=Yに対するA/Nフィードバックが指示されたPUCCH(又は、PUSCH)である場合には、1)前記グループID=Xに対してcounter-DAI初期値から(A/Nペンディングが指示されていないPDSCHまで含めて)A/Nペンディングを指示したDCIに含まれたtotal-DAI(又は、counter-DAI)値までのPDSCHに対応するA/NとSPS PDSCHに対するA/N又はグループID=Yに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信する、又は2)前記グループID=Xに対して(A/Nペンディングが指示されていないPDSCHを除いて)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NとSPS PDSCHに対するA/N又はグループID=Yに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信するように動作する、又は3)上記でグループID=Yに対するA/Nフィードバックを指示するDCIによっては常にグループID=Xに対するA/Nフィードバックが共に指示されるように規定できる。
さらに、前記Type-1或いはType-2A/Nコードブック方式が設定された場合には、特定DCIによって前記Type-3A/Nコードブック方式に基づくA/Nフィードバック送信を動的にトリガーする動作が適用/許容されるが、前記Type-2a A/Nコードブック方式が設定された場合にはこのようなDCIベースの動的Type-3A/Nコードブックトリガリングが適用/許容されないように規定/定義されてよい。また、さらに、前記Type-1或いはType-2A/Nコードブック方式が設定された場合には、DCI(例えば、DL承認)による前記のような(PDSCHに対して、有効でない又は非数値的(invalid or non-numerical)A/Nタイミング値を指示する形態の)A/Nペンディング指示動作が適用/許容されないが、前記Type-2a方式が設定された場合には、DCIによる(有効でない又は非数値的A/Nタイミング値を指示する形態の)A/Nペンディング指示動作が適用/許容されるように規定/定義されてよい。
(e)SPS PDSCHに対するA/Nフィードバック送信動作
一方、前記Type-2a(又は、Type-1又はType-2)A/Nコードブック方式が設定/指示された状況で対応するDCI(例えば、DL承認)無しで送信されるSPS PDSCH及びこれに対するA/Nフィードバックを考慮する場合、当該SPS PDSCHに対する別個のスロットグループID指定がないことにより、対応するA/Nフィードバックに対する(例えば、端末のLBT失敗及び/又は基地局のA/N検出失敗による)再送信要請が不可なため、1)当該SPS PDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点の決定、及び2)Type-2a A/Nコードブック上ににおける当該A/Nフィードバック構成/マッピングに対する規則が必要となり得る。
まず、SPS PDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点の場合、例えば、SPS PDSCH周期がL個スロットとして設定され、SPS PDSCHに対応するA/Nタイミング(delay)がK個スロットとして指示されることを仮定すれば、特定スロット#nに送信されたSPS PDSCHに対するA/Nフィードバックは、スロット#(n+K)からスロット#(n+K+L-1)までの区間内に指示された全てのA/Nタイミングで(反復的に)送信するように動作できる。他の方法として、特定スロット#nに送信されたSPS PDSCHに対する前記Type-2a(又は、Type-1又はType-2)コードブックベースのA/Nフィードバックは、スロット#(n+K)でのみ送信され、さらに、スロット#(n+K)からスロット#(n+K+L-1)までの区間内に前記Type-3コードブックベースのA/Nタイミングと指示された時点で(追加)送信されてよい。さらに他の方法として、Type-2a A/Nコードブック方式で動作する場合には、SPS活性化(activation)DCIによって、後に送信されるSPS PDSCHの属する特定スロットグループIDを指定でき、これによって(基地局からの要請による)当該スロットグループIDに対するA/Nフィードバック構成/送信時に当該SPS PDSCHに対するA/Nまで含めて構成/送信するように動作できる。
一方、Type-2a A/Nコードブック上でSPS PDSCHに対するA/N構成/マッピングの場合、DCI(例えば、DL承認)によってスロットグループIDが指定されたPDSCHに対するA/Nと分離された形態で構成/マップされてよく、一例として、Type-2aコードブックのA/Nペイロード上にスロットグループIDが指定されたPDSCHに対するA/NからMSBで始まって低いビットインデックス部分にマップされ(例えば、1番目のサブコードブック形態で構成)、次いで当該SPS PDSCHに対するA/Nが(高いビットインデックス部分に)マップされる形態で構成されてよい(例えば、2番目のサブコードブック形態で構成)。また、Type-3A/Nコードブック上でSPS PDSCHに対するA/N構成/マッピングの場合、DCI(例えば、DL承認)によってHARQプロセスIDが指定されたPDSCHに対するA/Nと分離された形態で構成/マップされてよく、一例として、Type-3コードブックのA/Nペイロード上にDCIによってHARQプロセスIDが指定されたPDSCHに対するA/NからMSBで始まって低いビットインデックス部分にマップされ(例えば、1番目のサブコードブック形態で構成)、次いで当該SPS PDSCHに対するA/Nが(高いビットインデックス部分に)マップされる形態で構成されてよい(例えば、2番目のサブコードブック形態で構成)。
一方、前記Type-3A/Nコードブックの場合、各HARQプロセスIDに対応するA/Nがマップされる形態でA/Nペイロードが構成されてよいが、SPS PDSCHに対する解除(release)を指示するPDCCHの場合には、DCI内のHARQプロセスIDフィールドを用いて、当該PDCCHがSPS解除用途であることを設定する目的で用いられてよい。これを勘案して、まず、各HARQプロセスID別A/NをマップしてA/Nペイロードを構成した状態で前記SPS解除PDCCHに対する(1ビット)A/N情報を当該A/Nペイロードの特定位置に追加する形態で全体Type-3A/Nコードブックが構成されてよく、当該特定位置は、1)前記全体A/Nペイロードの最後のA/Nビットの次/以後、又は2)前記A/Nペイロード内でSPS解除PDCCHが送信されたCCに対応する最後のA/Nビットの次/以後、又は3)前記A/Nペイロード内でSPS解除PDCCHに対応するSPS PDSCHが送信されたCCに対応する最後のA/Nビットの次/以後、又は4)前記SPS解除PDCCHに対応するSPS PDSCH送信用途として予約(reserve)された特定HARQプロセスIDに対応するA/Nビットによって決定されてよい。
一方、さらに、SPS活性化を指示するDCIによってSPS PDSCH受信に対応するA/Nタイミングが適用不可能な(inapplicable)(又は、有効でない又は非数値的な)値で指示された場合に、当該DCIに対応する最初PDSCH受信に対しては特定の適用不可能な(又は、有効でない又は非数値的な)値をA/Nタイミングで適用して対応するA/Nフィードバックを送信し、その後、SPS PDSCHに対しては対応するA/Nフィードバックをペンド(pending)するように動作する方法を考慮できる。この場合、前記最初PDSCH受信に対応するA/Nフィードバック送信のためのPUCCHリソースは、1)前記同一SPS活性化DCIによって直接指示される、或いは2)RRCによって設定された複数の候補PUCCHリソース(PRI)インデックスのうち、特定(例えば、一番目に低い又は一番目に高いインデックスに対応する)リソースと決定される、或いは3)特定リソースと事前に定義されるか又はRRCによって設定されてよい。また、この場合、前記最初PDSCH受信に対するA/N送信タイミングに適用される特定の適用可能な値(applicable value)は、1)特定値と事前に定義されるか又はRRCによって設定される、或いは2)RRCによって設定された複数の候補(適用可能な)K1値のうち、特定(例えば、最小又は最大)値と設定される、或いは3)前記同一SPS活性化DCIによって直接指示されてよい。
一方、SPS活性化を指示するDCIによって適用不可能な値(inapplicable value)がA/Nタイミングと指示される(例えば、A/Nペンディング指示)動作は、端末に前記Type-2a(及び/又は、Type-3)A/Nコードブック或いは前記Type-2(及び/又は、Type-3)A/Nコードブックが設定された場合にのみ許容されてよく、端末に前記Type-1(及び/又は、Type-3)A/Nコードブックが設定された場合には、当該動作が許容されなくてよい。その理由は、上記のようにA/Nペンディングが指示された複数のSPS PDSCHに対する一括的な(基地局からの)A/Nフィードバック要請は、端末に前記Type-2a A/Nコードブックが設定された場合に、当該Type-2a及び/又はType-3コードブックベースA/N送信を指示する任意のDCIによって要請可能であり、端末に前記Type-2A/Nコードブックが設定された場合に、当該Type-2及び/又はType-3コードブックベースA/N送信を指示する任意のDCIによって要請可能であるが、端末に前記Type-1A/Nコードブックが設定された場合には、Type-3コードブックベースA/N送信を指示するDCIのみによって(少ない要請機会で制限的に)要請可能なためである。
また、さらに、前記Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信を指示するDCI、及び/又はSPS活性化を指示するDCI、及び/又はSPS解除を指示するDCI、及び/又は特定セル(例えば、Scell)に対して端末のPDCCHモニタリング或いはデコーディング動作がディセーブルされる(disabled)ように設定された特定(例えば、ドミナント(dormant))BWPへのスイッチング(switching)を指示するDCIなど(便宜上、このようなDCIを“特殊(special)DCI”と称する。)に対しては、当該DCI受信に対応するA/Nタイミングが、適用不可能な値で指示されないように(又は、適用可能な値(applicable value)でのみ指示されるように)規定されてよく、これによって、端末は前記のような特殊DCIによって、適用不可能な値がA/Nタイミングとして指示された場合に、当該DCIを無視(discard)するように動作できる。その理由は、前記のような特殊DCIに対して仮に当該DCI受信に対するA/Nフィードバックがペンドされる場合に、当該DCIで指示された動作(例えば、SPS PDSCH送信/受信動作に対するSPS解除又はドミナントBWPへの送受信動作の切替のためのBWPスイッチング)の適用/実行されるか否か及び時点に対して、端末と基地局間に曖昧さ(ambiguity)又は不一致(misalignment)が発生し得るためである。
さらに他の方法として、DCI内のA/Nタイミングフィールドで指示される状態(state)のうち、適用不可能な値がマップされた状態を、前記特殊DCIに対しては特定の適用可能な値に代替/変更して解析/適用する方式も可能であり、この場合、前記特定の適用可能な値は、1)特定値として事前に定義されるか又はRRCによって設定される、或いは2)RRCによって設定された複数の候補(applicable)K1値のうち、特定(例えば、最小又は最大)値を基準に(例えば、当該値に特定オフセットを足した値と)決定されてよい(例えば、最小K1-a(例えば、a=1)又は最大K1+b(例えば、b=1)と決定)。
(f)Type-3A/Nコードブックを指示するDCIのための最小プロセシング時間(minimum processing time)決定
前述したように、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信はDL承認DCIによって指示されてよいが、より具体的に、次のような2つの方法が考慮(支援)されてよい:
Case A)(DL承認)DCIがPDSCHスケジューリングを含むと共にType-3コードブックベースのA/Nフィードバックを指示;
Case B)(DL承認)DCIがPDSCHスケジューリングを含まないと共にType-3コードブックベースのA/Nフィードバックを指示
一例として、後者であるCase Bの場合、当該DCIによって割り当てられたPDSCH周波数リソースが適用不可能な(invalid)(例えば、エンプティ(empty))であれば、端末は、PDSCHスケジューリング無しでType-3A/Nコードブックが指示された場合と認識して動作できる。例えば、Case Bにおいて端末は、DL承認DCIフォーマットに該当するDCIを受信してもPDSCH受信無しで、Type-3コードブックベースHARQ-ACKを生成/送信できる。
Case Bの場合、当該DCIによって指示されたHARQ-ACKタイミング(例えば、K1)値がどの時点を基準に適用されるかが定義される必要がある。図6で前述したように、当該DCIは、PDSCH-to-HARQ Feedback Timing Indicatorフィールドを含み、K1値を指示しているが、Case Bの場合、K1値の適用の基準となるPDSCHのスケジューリングがないため、端末/基地局がHARQ-ACK応答時点をどのように決定すべきかが問題になる。これを解決するための具体的な一例として、端末/基地局は、Opt 1)当該DCIが受信されたスロットからK1個スロット以後の時点をA/N送信時点と決定する、又はOpt 2)当該DCIによって(実際に送信されないが)PDSCH受信時点と指示されたスロットからK1個スロット以後の時点をA/N送信時点と決定する方法が考慮されてよく、これに限定されない。
一方、現在NRシステムでは、端末のPDSCH受信と関連して最小プロセシング時間(minimum processing time)(例えば、N1)を規定している。具体的には、PDSCH(最後のシンボル)受信時点から、当該A/Nを含むPUCCH(最初のシンボル)送信時点までの区間として、PDSCH最小プロセシング時間=N1個シンボル以上が確保される場合に、端末は、当該PDSCH受信に対して(最終デコーディング結果を反映した)有効な(valid)A/N情報をフィードバックするように動作するが、当該区間がN1個シンボル未満である場合には、有効なA/N情報をフィードバックしなくてよい。このようなN1の場合、PDSCH及びA/N PUCCH送信に適用されるSCS、そしてPDSCHに設定されたDMRSシンボルパターンによって異なる値を有し得る。下表7は、SCS値及びDMRSパターンによる最小PDSCHプロシング時間(N1シンボル個数)値を提示する。
また、現在NRシステムでは、端末のPUSCH送信と関連して最小プロシング時間(例えば、N2)を規定している。具体的には、UL承認DCIを含むPDCCH(最後のシンボル)受信時点から、当該UL承認DCIによってスケジュールされたPUSCH(最初シンボル)送信時点までの区間としてN2個シンボル以上が確保される場合、端末は、当該PDCCHでスケジュールされたULデータ(例えば、TB又はCBG)を運ぶPUSCHを送信するように動作するが、当該区間がN2個シンボル未満である場合には、当該PDCCHを無視(discard)し、対応するPUSCH送信を省略(drop)できる。このようなN2の場合、UL承認PDCCH及びPUSCH送信に適用されるSCSによって異なる値を有してよい。下表8は、SCS値による最小PUSCHプロシング時間(シンボル個数N2)値を提示する。
また、NRシステムでは、SPS PDSCH解除を指示するPDCCH受信と関連して最小プロシング時間(例えば、シンボル個数N)を規定している。具体的には、SPS PDSCH解除を指示するPDCCH(最後のシンボル)受信時点から、当該PDCCHに対するA/Nを含むPUCCH(最初シンボル)送信時点までの区間としてN個シンボル以上が確保される場合に、端末は、当該PDCCH受信に対して有効なA/N(例えば、ACK)情報をフィードバックするように動作するが、当該区間がN個シンボル未満である場合には、有効なA/N情報をフィードバックしなくてよい。このようなシンボル個数Nは、PDCCH及びA/N PUCCH送信に適用されるSCSによって異なる値を有してよい。下表9は、SCS値によるSPS PDSCH解除を指示するPDCCHの(最小)プロシング時間(シンボル個数N)値を提示する。
具体的に、表9で、SCSは当該PDCCHのSCS及び当該A/N PUCCHのSCSのうち、相対的に小さい値を意味できる。一方、PDSCHに対して向上したプロセシング時間(advanced processing time))が用いられる場合(例えば、processingType2Enabled)に、表9におけるシンボル個数Nは減少してよい(例えば、15kHz SCSに対してN=5、30kHz SCSに対してN=5.5、60kHz SCSに対してN=11)。
一方、前記Case BのようにDL承認 PDCCHがPDSCHスケジューリング無しで(Type-3コードブックベースの)A/Nフィードバック送信のみを指示する場合に、当該PDCCH(最後のシンボル)受信時点から対応するA/N PUCCH(最初シンボル)送信時点までの区間に適用される最小プロシング時間及びこれに対応するシンボル数(例えば、Nx)を規定する必要があり得る。具体的には、PDSCHスケジューリング無しで(Type-3コードブックベースの)A/Nフィードバック送信を指示するPDCCH(最後のシンボル)受信時点から、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック(例えば、A/N PUCCH)(最初シンボル)送信時点までの区間としてNx個シンボル以上が確保される場合に、端末は、当該PDCCHに対応する有効な(Type-3コードブックベースの)A/N情報をフィードバックするように動作するが、当該区間がNx個シンボル未満である場合には、1)有効なA/N情報をフィードバックしない、又は2)当該PDCCH自体を無視(discard)するように動作できる。
Nx値の一例として、表7に提示された値のうち、追加DMRSシンボル(グループ)が設定されない場合に適用されるN1値(或いは、当該N1に特定シンボル数aを足した(N1+a)値、ここで、aは正数又は負数に設定されてよい。)を前記Nx値に適用できる。実際にスケジュールされたPDSCHはなく、これに要求されるプロセシング過程は省略できる状況であるので、各SCS別に最小のN1値を適用することが可能であるためである。
又は、Nx値の他の一例として、表7に提示された値のうち、追加DMRSシンボル(グループ)が設定された場合に適用されるN1値(或いは、当該N1に特定シンボル数aを足した(N1+a)値、ここで、aは正数又は負数に設定されてよい。)を前記Nx値に適用できる。PDCCHの場合、それを構成する全てのシンボルのそれぞれにDMRSが含まれた形態であるので、それに対応するチャネル推定時間(channel estimation time)を考慮したとき、各SCS別に最も大きいN1値を適用することに無理がないためである。
Nx値のさらに他の例として、表8に提示されたN2値(或いは、当該N2に特定シンボル数aを足した(N2+a)値、ここで、aは正数又は負数に設定されてよい。)を前記Nx値に適用できる。Case BがPUSCHスケジューリング/送信ケースと類似にDL制御(DL control)を受信し、対応するULチャネルを送信する形態であるので、各SCS別に定義されたN2値を適用することに無理がないためである。
Nx値のさらに他の例として、表9に提示されたSPS解除を指示するPDCCHに関連したN値(或いは、当該Nに特定シンボル数aを足した(N+a)値、ここで、aは、正数又は負数に設定されてよい。)がNx値(例えば、PDSCHスケジューリング無しでType-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信を指示するPDCCHの最後のシンボルからType-3コードブックベースのA/Nフィードバック(例えば、A/N PUCCH)(最初シンボル)送信までシンボルオフセット)として用いられてよい。その理由は、Case Bが、(PDCCHによって指示される情報はSPS PDSCH解除とは異なるが)端末がPDCCHを受信し、PDCCHに対応するHARQ-ACK(例えば、A/N PUCCH)を送信する形態であるので、表9のようにSPS PDSCH解除を指示するPDCCHに対して各SCS別に定義されたN値を、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信を指示するPDCCHに適用することが可能なためである。例えば、PDSCHのスケジューリング無しでType-3コードブックベースのHARQ-ACKを要請するDCI(例えば、DL承認フォーマットDCI)を運ぶ第1PDCCHを受信した端末は、仮にSPS解除を指示するDCIを運ぶ第2PDCCHが受信されていると端末が第2PDCCHに対してA/Nフィードバックを送信すべきタイミング(実際には第2PDCCHが受信されず第1PDCCHが受信されていることにもかかわらず)で、第1PDCCHが指示するType-3コードブックベースのHARQ-ACKを送信(又は、送信を開始)できる。PDSCHのスケジューリング無しでType-3コードブックベースのHARQ-ACKを要請するDCI(例えば、DL承認フォーマットDCI)を運ぶ第1PDCCHを送信した基地局は、仮にSPS解除を指示するDCIを運ぶ第2PDCCHが受信されていると基地局が第2PDCCHに対してA/Nフィードバックを受信すべきタイミング(実際には第2PDCCHが送信されず第1PDCCHが送信されているにもかかわらず)で、第1PDCCHが指示するType-3コードブックベースのHARQ-ACKを受信(又は、受信を開始)できる。このようにSPS PDSCH解除を指示するPDCCHに対するA/Nフィードバックタイミングが、Case B(例えば、PDSCHのスケジューリング無しでType-3コードブックベースのHARQ-ACKを要請するDCI(例えば、DL承認フォーマットDCI)を運ぶPDCCHを受信した端末がType-3コードブックベースのHARQ-ACKを送信)のために再使用されてよい。
図24には、本発明の一例に係るType-3コードブックベースのHARQ-ACK送信タイミングを例示する。本発明は、図24に限定されず、前述した内容(例えば、図17~図23など)と重複する説明は省略されてよい。
図24を参照すると、端末は、DL承認DCIフォーマットに該当するDCIを運ぶPDCCHの検出を試みる(2405)。PDCCHの検出試みは、探索空間内で当該PDCCHの候補に対するブラインドデコーディングを行うことを含むことができる。
端末は、PDCCHからDL承認DCIフォーマットを有するDCIを取得する(2410)。
DCIがType-3コードブックベースのHARQ-ACKフィードバックを要請し(2412Y)、PDSCHをスケジュールすると(2415 Y)(例えば、Case A)、端末は、当該DCIによってスケジュールされたPDSCHを受信(2425)する一方、DCIで指示されたType-3コードブックベースのHARQ-ACKペイロードを生成する(2430)(例えば、図21~図23など)。
DCIがPDSCHをスケジューリング無しで(2415 N)、Type-3コードブックベースのHARQ-ACKフィードバックを要請する場合(2412 Y)(例えば、Case B)、端末は、PDSCH受信無しにDCIで指示されたType-3コードブックベースのHARQ-ACKペイロードを生成する(例えば、図21~図23など)。
端末は、Type-3コードブックベースのHARQ-ACKを送信する(2435)。HARQ-ACK送信タイミングは、Type-3コードブックベースのHARQ-ACKフィードバックを要請するDCI(2412 Y)がPDSCHをスケジュールするか否か(2415 Y/N)に基づいて決定されてよい。
例えば、DCI(2412 Y)がPDSCHをスケジュールする場合(2415 Y)に、HARQ-ACK送信(2435)は、PDSCH受信(2425)時点に基づいて決定されてよい。具体的な例として、PDSCH受信(2425)が終わる第1スロットに第1スロットオフセット値を適用して決定された第2スロットで、HARQ-ACK送信(2435)が行われてよい。第1スロットオフセット値は、DCI(2412 Y及び2415 Y)がPDSCH-to-HARQタイミング指示子を含む場合に、PDSCH-to-HARQタイミング指示子によって指示されたK1を意味できる。DCI(2412 Y及び2415 Y)がPDSCH-to-HARQタイミング指示子を含まない場合に、第1スロットオフセット値は、上位層シグナリングによって事前設定された値によって決定されてよい。
例えば、DCI(2412 Y)がPDSCHをスケジュールしない場合(2415 N)に、HARQ-ACK送信(2435)は、検出されたPDCCH(2405)の受信時点に基づいて決定されてよい。具体的な例として、SPS PDSCH解除を指示するPDCCHである時に用いられるA/Nタイミング(例えば、表9)に基づいて、HARQ-ACK送信(2435)タイミングが決定されてよい。端末/基地局は、DCI(2412 Y及び2415 N)を運ぶPDCCH(2405)に対して、SPS PDSCH解除を指示するPDCCHである時に用いられるA/Nタイミング(例えば、表9)を適用/再使用してHARQ-ACK送信(2435)タイミングを決定できる。より具体的な例として、DCI(2412 Y及び2415 N)を運ぶPDCCH(2405)の受信がシンボル#Xで終るとき、Type-3コードブックベースのHARQ-ACK送信(2435)は、シンボル#(X+N)で実行(又は、送信開始)されてよく、N値のために表9が参照されてよい。
一方、PDCCH(2405)の受信が終わる第3スロットに第2スロットオフセット値を適用して決定された第4スロットで、HARQ-ACK送信(2435)が行われてよい。第2スロットオフセット値は、DCI(2412 Y及び2415 N)がPDSCH-to-HARQタイミング指示子を含む場合に、PDSCH-to-HARQタイミング指示子によって指示されたK1を意味できる。DCI(2412 Y及び2415 N)がPDSCH-to-HARQタイミング指示子を含まない場合に、第2スロットオフセット値は、上位層シグナリングによって事前設定された値が用いられてよく、本発明はこれに限定されない。
(g)CBGベース送信設定を考慮したType-2a A/Nコードブック関連DL/UL DCIシグナリング
まず、端末に設定された特定サービングセルにCBGベースPDSCH送信が設定された場合に、Type-2A/Nコードブック構成のために下記のようなDL承認DCIシグナリング方法を考慮できる。
1)DL承認DCIによって前記other-IDに対応する(PDSCH)スロットグループに対するtotal-DAI(すなわち、T-DAI)及びNFI情報が指示されるように設定された場合(例えば、DCIが前記current-IDに対応するPDSCHグループ(すなわち、currentグループ)とother-IDに対応するPDSCHグループ(すなわち、他のグループ)のそれぞれに対するT-DAI及びNFI情報を全て指示)
A.方法0:(DL承認DCIによって)他のグループに対してTBベース(すなわち、TB-based)PDSCHに対する(これに対応するTBベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報とCBGベース(すなわち、CBG-based)PDSCHに対する(これに対応するCBGベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報を全て指示
B.方法1:(DL承認DCIによって)他のグループに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示できる)
i.この方法の場合、PDSCHタイプがTBベースPDSCHと固定(又は、CBGベースPDSCHと固定)されてよい。例えば、T-DAIがTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち特定のいずれか一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示する場合において、特定のいずれか一方のPDSCHタイプでPDSCH送信が行われるようにPDSCHタイプが固定されてよい。
ii.一方、(方法1/2/3/4に共通に)前記PDSCHタイプでない他のPDSCHタイプ-1(例えば、前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHである場合に、当該PDSCHタイプ-1はCBGベースPDSCHになり、前記PDSCHタイプがCBGベースPDSCHである場合に、当該PDSCHタイプ-1はTBベースPDSCHになる。)に対しては、以前の(当該他のグループの当該PDSCHタイプ-1をスケジュールする他のDCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成
C.方法2:(DL承認DCIによって)他のグループに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示)
i.前記DCIと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループ(other group)をスケジュールした他のDCI-1がある場合に、前記PDSCHタイプは、当該DCI-1から最後にスケジュールされたPDSCHタイプと決定(又は、当該DCI-1から最後にスケジュールされたセルにCBGベースPDSCH送信が設定された場合には、CBGベースPDSCHがPDSCHタイプとして決定され、そうでない場合には、TBベースPDSCHがPDSCHタイプとして決定)
ii.前記DCIと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループをスケジュールした他のDCI-1がない場合に、前記PDSCHタイプはTBベースPDSCHと決定(又は、CBGベースPDSCHと決定、或いは前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHかそれともCBGベースPDSCHかをRRCシグナリングによって設定)
D.方法3:(DL承認DCIによって)他のグループに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示)
i.前記DCIと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループをスケジュールした他のDCI-1があり、当該DCI-1がTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHを全てスケジュールした場合に、前記PDSCHタイプはTBベースPDSCHと決定(又は、CBGベースPDSCHと決定、或いは前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHかそれともCBGベースPDSCHかをRRCシグナリングによって設定)
ii.前記DCIと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループをスケジュールした他のDCI-1があり、当該DCI-1がTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプ-1のみをスケジュールした場合に、前記PDSCHタイプは当該PDSCHタイプ-1と決定
iii.前記DCIと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループをスケジュールした他のDCI-1がない場合に、前記PDSCHタイプはTBベースPDSCHと決定(又は、CBGベースPDSCHと決定、或いは前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHかそれともCBGベースPDSCHかをRRCシグナリングによって設定)
E.方法4:(DL承認DCIによって)他のグループに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示)
i.前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHかそれともCBGベースPDSCHなのか否かが同一DCIによって(例えば、別個の1ビットで)指示される又はRRCシグナリングによって設定
ii.一方、前記PDSCHタイプでない他のPDSCHタイプ-1に対しては、以前の(当該他のグループの当該PDSCHタイプ-1をスケジュールするDCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成する、又はこの方法4の場合、当該PDSCHタイプ-1に対してはA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成/送信しなくてもよい
2)DL承認DCIによって他のグループに対するT-DAI及びNFI情報が指示されないように(すなわち、currentグループに対するT-DAI及びNFI情報のみが指示されるように)設定された場合
A.方法5:前記他のグループに対しては、各PDSCHタイプ(TBベース又はCBGベース)に対して以前の(当該他のグループの当該PDSCHタイプをスケジュールするDCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、当該各PDSCHタイプに対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成するように動作
上記に加えて、DL承認DCIによるT-DAI情報シグナリング観点で、下記2つの方式のうち一つがRRCシグナリングによって端末に設定されてよい。
1)方式X:(DL承認DCIによって)前記他のグループに対してTBベースPDSCHに対するT-DAI情報とCBGベースPDSCHに対するT-DAI情報を全て指示(前記方法0と同一)
2)方式Y:(DL承認DCIによって)前記他のグループに対して一つのT-DAI情報のみを指示(当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方に対するT-DAI情報のみを指示)
次に、端末に設定された特定セルにCBGベースPDSCH送信が設定された場合に、前記Type-2A/Nコードブック構成のために、下記のようなUL承認DCIシグナリング方法を考慮できる。
1)UL承認DCIによって2つのPDSCHグループのそれぞれに対するT-DAI情報が全て指示されるように設定された場合(例えば、DCIによって前記first-IDに対応するPDSCHグループ(すなわち、第1グループ(インデックス0))に対するT-DAI情報と前記second-IDに対応するPDSCHグループ(すなわち、第2グループ(インデックス1))に対するT-DAI情報が両方とも指示される)
A.方法0:(UL承認DCIによって)次のようにそれぞれのPDSCHグループ別にTBベースPDSCHに対する(それに対応するTBベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報とCBGベースPDSCHに対する(それに対応するCBGベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報を全て指示
i.第1グループに属したTBベースPDSCHに対するT-DAI情報
ii.第1グループに属したCBGベースPDSCHに対するT-DAI情報
iii.第2グループに属したTBベースPDSCHに対するT-DAI情報
iv.第2グループに属したCBGベースPDSCHに対するT-DAI情報
B.方法1:(UL承認DCIによって)それぞれのPDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示)
i.この方法の場合、(各PDSCHグループ別に指示される前記T-DAIに対応する)前記PDSCHタイプをTBベースPDSCHと固定(又は、CBGベースPDSCHと固定)
ii.一方、(方法1/2/3/4に共通に)各PDSCHグループに対して前記PDSCHタイプでない他のPDSCHタイプ-1(例えば、前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHである場合に、当該PDSCHタイプ-1はCBGベースPDSCHになり、前記PDSCHタイプがCBGベースPDSCHである場合に、当該PDSCHタイプ-1はTBベースPDSCHになる。)に対しては、以前の(当該PDSCHグループの当該PDSCHタイプ-1に対するT-DAI情報を指示するDL承認DCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成
C.方法2:(UL承認DCIによって)それぞれのPDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示)
i.各PDSCHグループに対して前記UL承認DCIによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットと指示しながら、当該PDSCHグループをスケジュールしたDL承認DCIがある場合に、(当該PDSCHグループに対して指示される前記T-DAIに対応する)前記PDSCHタイプは、当該DL DCIから最後にスケジュールされたPDSCHタイプと決定(又は、当該DL承認DCIから最後にスケジュールされたセルにCBGベースPDSCH送信が設定された場合にはCBGベースPDSCHと、そうでない場合にはTBベースPDSCHと、それぞれPDSCHタイプが決定される)
ii.各PDSCHグループに対して前記UL承認DCIによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットとして指示しながら、当該PDSCHグループをスケジュールしたDL承認DCIがない場合に、(当該PDSCHグループに対して指示される前記T-DAIに対応する)前記PDSCHタイプはTBベースPDSCHと決定(又は、CBGベースPDSCHと決定、或いは前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHかそれともCBGベースPDSCHかをRRCシグナリングによって設定)
D.方法3:(UL承認DCIによって)それぞれのPDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示)
i.各PDSCHグループに対して前記UL承認DCIによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットとして指示しながら、当該PDSCHグループをスケジュールしたDL DCIがあり、当該DL承認DCIがTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHを全てスケジュールした場合に、(当該PDSCHグループに対して指示される前記T-DAIに対応する)前記PDSCHタイプはTBベースPDSCHと決定(又は、CBGベースPDSCHと決定、或いは前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHかそれともCBGベースPDSCHかをRRCシグナリングによって設定)
ii.各PDSCHグループに対して前記UL承認DCIによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットとして指示しながら、当該PDSCHグループをスケジュールしたDL承認DCIがあり、当該DL承認DCIがTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプ-1のみをスケジュールした場合に、(当該PDSCHグループに対して指示される前記T-DAIに対応する)前記PDSCHタイプは当該PDSCHタイプ-1と決定
iii.各PDSCHグループに対して前記UL承認DCIによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットとして指示しながら、当該PDSCHグループをスケジュールしたDL承認DCIがない場合に、(当該PDSCHグループに対して指示される前記T-DAIに対応する)前記PDSCHタイプはTBベースPDSCHと決定(又は、CBGベースPDSCHと決定、或いは前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHかそれともCBGベースPDSCHかをRRCシグナリングによって設定)
E.方法4:(UL承認DCIによって)それぞれのPDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示)
i.(各PDSCHグループ別に指示される前記T-DAIに対応する)前記PDSCHタイプがTBベースPDSCHかそれともCBGベースPDSCHかが同一UL承認DCIによって(例えば、別個の1ビットで)指示される又はRRCシグナリングによって設定される
ii.一方、各PDSCHグループに対して、前記PDSCHタイプでない他のPDSCHタイプ-1に対しては以前の(当該PDSCHグループの当該PDSCHタイプ-1に対するT-DAI情報を指示するDL DCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成する、又はこの方法4の場合、当該PDSCHタイプ-1に対してはA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成/送信しなくてよい
2)UL DCIによって2つのPDSCHグループ(第1グループ(インデックス0)、第2グループ(インデックス1))のうち一つのPDSCHグループXに対してのみT-DAI情報が指示されるように設定された場合
A.方法5:(UL承認DCIによって)前記一つのPDSCHグループXに対してTBベースPDSCHに対する(それに対応するTBベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報とCBGベースPDSCHに対する(それに対応するCBGベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報を全て指示
i.前記PDSCHグループXは、1)前記UL承認DCIによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットとして指示したDL承認DCIが2つのPDSCHグループを全てスケジュールした場合には第1グループと、2)前記UL承認DCIによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットとして指示したDL承認DCIが特定PDSCHグループの一つのみをスケジュールした場合には当該特定グループと、3)前記UL承認DCIによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットとして指示したDL承認DCIがない場合には第1グループと、それぞれ決定されてよい
ii.前記PDSCHグループXでない他のPDSCHグループYに対しては、各PDSCHタイプ(TBベース又はCBGベース)に対して以前の(当該PDSCHグループYの当該PDSCHタイプに対するT-DAI情報を指示するDL DCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、当該各PDSCHタイプに対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成
B.方法6:(UL DCIによって)前記一つのPDSCHグループXに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方のPDSCHタイプに対するT-DAI情報のみを指示)
i.まず、前記PDSCHグループXは、前記方法5と同じ方式で決定されてよく、次に当該PDSCHグループXに対して指示される前記T-DAIに対応するPDSCHタイプ(TBベース又はCBGベース)は、前記方法1/2/3/4のうち少なくとも一つの方法を適用して決定されてよい
ii.前記PDSCHグループXでない他のPDSCHグループYに対しては、前記方法5と同じ方式で各PDSCHタイプ別T-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成できる
上記に加えて、UL DCIによるT-DAI情報シグナリング観点で、下記2方式のうち一つがRRCシグナリングによって端末に設定されてよい。
1)方式X:(UL承認DCIによって)それぞれのPDSCHグループ別にTBベースPDSCHに対するT-DAI情報とCBGベースPDSCHに対するT-DAI情報を全て指示(前記方法0と同一)
2)方式Y:(UL承認DCIによって)それぞれのPDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(当該T-DAIはTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方に対するT-DAI情報のみを指示)
図25には、本発明に適用される通信システム1を例示する。
図25を参照すると、本発明に適用される通信システム1は、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を用いて通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ぶことができる。これに制限されるものではないが、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1,100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバー400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能を備えている車両、自律走行車両、車両間通信が可能な車両などを含むことができる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に設けられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態として具現されてよい。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートパソコンなど)などを含むことができる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器は、センサー、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは無線機器として具現されてもよく、特定無線機器200aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作してもよい。
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300に連結されてよい。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されてよく、無線機器100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバー400に連結されてよい。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワーク又は5G(例えば、NR)ネットワークなどを用いて構成されてよい。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもできるが、基地局/ネットワークを介さずに直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1,100b-2は、直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)communication)ができる。また、IoT機器(例えば、センサー)は、他のIoT機器(例えば、センサー)又は他の無線機器100a~100fと直接通信ができる。
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200間には、無線通信/連結150a,150b,150cがなされてよい。ここで、無線通信/連結は、上りリンク/下りリンク通信150aとサイドリンク通信150b(又は、D2D通信)、基地局間通信150c(例えば、リレー(relay)、IAB(Integrated Access Backhaul)のような様々な無線接続技術(例えば、5G NR)によってなされてよい。無線通信/連結150a,150b,150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a,150b,150cは、様々な物理チャネルを通じて信号を送信/受信することができる。そのために、本発明の様々な提案に基づき、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当て過程などのうち少なくとも一部が行われてよい。
図26には、本発明に適用可能な無線機器を例示する。
図26を参照すると、第1無線機器100と第2無線機器200は様々な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を用いて無線信号を送受信することができる。ここで、{第1無線機器100、第2無線機器200}は、図25の{無線機器100x、基地局200}及び/又は{無線機器100x、無線機器100x}に対応してよい。
第1無線機器100は、1つ以上のプロセッサ102及び1つ以上のメモリ104を含み、さらに、1つ以上の送受信機106及び/又は1つ以上のアンテナ108を含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/又は送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を具現するように構成されてよい。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、第1情報/信号を含む無線信号を送受信機106から送信してよい。また、プロセッサ102は、第2情報/信号を含む無線信号を送受信機106から受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に保存することができる。メモリ104は、プロセッサ102と連結されてよく、プロセッサ102の動作に関連した様々な情報を保存することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102によって制御されるプロセスの一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であってよい。送受信機106は、プロセッサ102と連結されてよく、1つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機106は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットに言い換えてもよい。本発明において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味してもよい。
第2無線機器200は、1つ以上のプロセッサ202、1つ以上のメモリ204を含み、さらに、1つ以上の送受信機206及び/又は1つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/又は送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を具現するように構成されてよい。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3情報/信号を生成した後、送受信機206から第3情報/信号を含む無線信号を送信してよい。また、プロセッサ202は、第4情報/信号を含む無線信号を送受信機206から受信した後、第4情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に保存することができる。メモリ204は、プロセッサ202と連結されてよく、プロセッサ202の動作と関連した様々な情報を保存することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202によって制御されるプロセスの一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であってよい。送受信機206は、プロセッサ202と連結されてよく、1つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機206は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機206は、RFユニットに言い換えてもよい。本発明において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味してもよい。
以下、無線機器100,200のハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに制限されるものではないが、一つ以上のプロトコル層が一つ以上のプロセッサ102,202によって具現されてよい。例えば、一つ以上のプロセッサ102,202は、一つ以上の層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的な層)を具現することができる。一つ以上のプロセッサ102,202は、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図によって、一つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/又は一つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102,202は、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図によって、メッセージ、制御情報、データ又は情報を生成できる。1つ以上のプロセッサ102,202は、本文書に開示された機能、手続、提案及び/又は方法によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成し、それを1つ以上の送受信機106,206に提供できる。1つ以上のプロセッサ102,202は、1つ以上の送受信機106,206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を取得することができる。
1つ以上のプロセッサ102,202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータと呼ぶことができる。1つ以上のプロセッサ102,202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せによって具現されてよい。一例として、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、1つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、1つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、1つ以上のPLD(Programmable Logic Device)又は1つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が1つ以上のプロセッサ102,202に含まれてよい。本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図は、ファームウェア又はソフトウェアを用いて具現されてよく、ファームウェア又はソフトウェアは、モジュール、手続、機能などを含むように具現されてよい。本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を実行するように設定されたファームウェア又はソフトウェアは、1つ以上のプロセッサ102,202に含まれるか、1つ以上のメモリ104,204に保存され、1つ以上のプロセッサ102,202によって駆動されてよい。本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図は、コード、命令語及び/又は命令語の集合の形態でファームウェア又はソフトウェアによって具現されてよい。
1つ以上のメモリ104,204は1つ以上のプロセッサ102,202と連結されてよく、様々な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/又は命令を保存することができる。1つ以上のメモリ104,204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスター、キャッシュメモリ、コンピュータ可読記憶媒体及び/又はそれらの組合せによって構成されてよい。1つ以上のメモリ104,204は、1つ以上のプロセッサ102,202の内部及び/又は外部に位置してよい。また、1つ以上のメモリ104,204は、有線又は無線連結のような様々な技術によって1つ以上のプロセッサ102,202と連結されてよい。
1つ以上の送受信機106,206は、1つ以上の他の装置に、本文書の方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信できる。1つ以上の送受信機106,206は、1つ以上の他の装置から、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のプロセッサ102,202と連結されてよく、無線信号を送受信できる。例えば、1つ以上のプロセッサ102,202は、1つ以上の送受信機106,206が1つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報又は無線信号を送信するように制御できる。また、1つ以上のプロセッサ102,202は、1つ以上の送受信機106,206が1つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報又は無線信号を受信するように制御できる。また、1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のアンテナ108,208と連結されてよく、1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のアンテナ108,208を介して、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されてよい。本文書において、1つ以上のアンテナは複数の物理アンテナであるか、複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)であってよい。1つ以上の送受信機106,206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを1つ以上のプロセッサ102,202を用いて処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)してよい。1つ以上の送受信機106,206は、1つ以上のプロセッサ102,202を用いて処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを、ベースバンド信号からRFバンド信号に変換してよい。そのために、1つ以上の送受信機106,206は(アナログ)オシレーター及び/又はフィルターを含むことができる。
上述した一例によれば、第1無線機器100がPDCCH(physical downlink control channel)でDCI(downlink control information)を受信し、前記DCIに基づいてHARQ-ACK報告を送信できる。前記HARQ-ACK報告の送信において、前記第1無線機器100は、TB(transport block)ベースACK/NACK(negative-ACK)ビットを空間バンドリング(spatial bundling)するように設定されているにもかかわらず、前記DCIが前記第1無線機器100に設定された1つ又は2つ以上のサービングセルの全てのHARQプロセスに対するACK/NACKをワンショット(one-shot)ベースで送信するための特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告を指示すること及び前記第1無線機器100が前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告を用いて各NDI(new data indicator)ビットを報告するように設定(configure)されていることに基づいて、前記空間バンドリング無しで各TBベースのACK/NACKビットと各NDIビットを報告することができる。
上述した一例によれば、第2無線機器200は、PDCCH(physical downlink control channel)でDCI(downlink control information)を第1無線機器100に送信し、前記第1無線機器100から前記DCIに基づくHARQ-ACK報告を受信することができる。前記HARQ-ACK報告の受信において、前記第2無線機器200は、TB(transport block)ベースACK/NACK(negative-ACK)ビットを空間バンドリング(spatial bundling)するように前記第1無線機器100を設定したにもかかわらず、前記第1無線機器100に設定した1つ又は2つ以上のサービングセルの全てのHARQプロセスに対するACK/NACKをワンショット(one-shot)ベースで受信するための特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告を前記DCIによって指示したこと及び前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告を用いて各NDI(new data indicator)ビットを報告するように前記第1無線機器100を設定(configure)したことに基づいて、前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告を用いて、各NDIビットと前記空間バンドリングが適用されていない各TBベースのACK/NACKビットを取得することができる。
前記特定タイプコードブックはType-3コードブックであり、各NDIを含むように構成されたType-3コードブックベースのHARQ-ACK報告に対しては前記空間バンドリングの例外として前記空間バンドリングが行われなくてよい。前記空間バンドリングの例外は、前記Type-3コードブックベースのHARQ-ACK報告が各NDIビットを含むように構成されたことに基づいて適用されてよい。前記Type-3コードブックと異なるType-1又はType-2コードブックベースのHARQ-ACK報告に対しては、当該TBベースACK/NACKビットに前記空間バンドリングが行われてよい。
前記第1無線機器100は、当該TBベースのACK/NACKビットの論理的(logical)AND演算のための前記空間バンドリングの設定(configuration)及び前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告を用いて各NDIビットを報告するための設定を上位層シグナリングによって受信することができる。
前記1つ又は2つ以上のサービングセルは、CBG(codeblock group)-ベースの送信が行われる特定サービングセルを含むことができる。前記第1無線機器100は、上位層シグナリングに基づいて、前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告を用いて前記特定サービングセルに対してCBGベースACK/NACK報告を行うか或いはTBベースACK/NACK報告を行うかを決定することができる。前記特定タイプコードブックはType-3コードブックであってよい。前記第1無線機器100が前記上位層シグナリングに基づいてType-3コードブックベースのHARQ-ACK報告を用いて前記特定サービングセルに対してTBベースACK/NACK報告を行うことに決定しても、前記第1無線機器100は、前記Type-3コードブックと異なるType-1又はType-2コードブックベースのHARQ-ACK報告では前記特定サービングセルに対してCBGベースACK/NACK報告を行うことができる。
下位インデックス(lower indexed)サービングセルのA/Nビットが前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告において下位インデックスビットにマップされてよい。同一インデックスサービングセルのA/Nビットのうち、下位インデックスHARQプロセスのA/Nビットが、前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告において下位インデックスビットにマップされてよい。同一インデックスHARQプロセスのA/Nビットのうち、下位インデックスTBのA/Nビットが、前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告において下位インデックスビットにマップされてよい。当該TBに含まれた複数のCBG(codeblock group)のA/Nビットのうち、下位インデックスCBGのA/Nビットが、前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告において下位インデックスビットにマップされてよい。
前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告に含まれた各NDIビットは、当該TBをスケジュールする当該DCIに含まれたNDIフィールド値として設定されてよい。
前記第1無線機器100は、TBベーススケジューリングに基づいて第1サービングセルのPDSCH(physical downlink shared channel)で第1TBを受信することができる。前記第1無線機器100はCBG(codeblock group)ベーススケジューリングに基づいて第2サービングセルのPDSCHで第2TBのCBGを受信することができる。前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告は、前記第1TBに対するTBベースACK/NACKビット、前記第1TBに対するNDIビット及び前記第2TBに対するNDIビットを含むことができる。前記特定タイプコードブックベースのHARQ-ACK報告は、前記第2TBに対するTBベースACK/NACKビットを含む又は前記第2TBのCBGに対するCBGベースACK/NACKビットを含むことができる。
図27には、本発明に適用される無線機器の他の例を示す。無線機器は、使用の例/サービスによって様々な形態として具現されてよい(図25参照)。
図27を参照すると、無線機器100,200は、図26の無線機器100,200に対応し、様々な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/又はモジュール(module)で構成されてよい。例えば、無線機器100,200は、通信部110、制御部120、メモリ部130及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及び送受信機114を含むことができる。例えば、通信回路112は、図26の一つ以上のプロセッサ102,202及び/又は一つ以上のメモリ104,204を含むことができる。例えば、送受信機114は、図26の一つ以上の送受信機106,206及び/又は一つ以上のアンテナ108,208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130及び追加要素140と電気的に連結されて無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に保存されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に保存された情報を通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを通じて送信するか、或いは通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを通じて受信された情報をメモリ部130に保存することができる。
追加要素140は、無線機器の種類によって様々に構成されてよい。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリー、入出力部(I/O unit)、駆動部及びコンピューティング部のうち少なくとも一つを含むことができる。これに制限されるものではないが、無線機器は、ロボット(図25,100a)、車両(図25,100b-1,100b-2)、XR機器(図25,100c)、携帯機器(図25,100d)、家電(図25,100e)、IoT機器(図25,100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(又は、金融装置)、保安装置、気候/環境装置、AIサーバー/機器(図25,400)、基地局(図25,200)、ネットワークノードなどの形態で具現されてよい。無線機器は、使用の例/サービスによって移動可能である或いは固定した場所で用いられてよい。
図27で、無線機器100,200内の様々な要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、全体が有線インターフェースを通じて相互連結されるか、少なくとも一部が通信部110を介して無線で連結されてよい。例えば、無線機器100,200内で制御部120と通信部110は有線で連結され、制御部120と第1ユニット(例えば、130,140)は通信部110を介して無線で連結されてよい。また、無線機器100,200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、一つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、一つ以上のプロセッサ集合で構成されてよい。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成されてよい。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、不揮発性メモリ(non-volatile memory)及び/又はこれらの組合せによって構成されてよい。
図28には、本発明に適用される車両又は自律走行車両を例示する。車両又は自律走行車両は、移動型ロボット、車両、電車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle,AV)、船舶などとして具現されてよい。
図28を参照すると、車両又は自律走行車両100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサー部140c及び自律走行部140dを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部として構成されてよい。ブロック110/130/140a~140dはそれぞれ、図27のブロック110/130/140に対応する。
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路側基地局(Road Side unit)など)、サーバーなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信できる。制御部120は、車両又は自律走行車両100の要素を制御して様々な動作を行うことができる。制御部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含むことができる。駆動部140aは、車両又は自律走行車両100を地上で走行させることができる。駆動部140aは、エンジン、モーター、パワートレイン、ホイール、ブレーキ、操向装置などを含むことができる。電源供給部140bは、車両又は自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリーなどを含むことができる。センサー部140cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサー部140cは、IMU(inertial measurement unit)センサー、衝突センサー、ホイールセンサー(wheel sensor)、速度センサー、傾斜センサー、重量感知センサー、ヘディングセンサー(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両前進/後進センサー、バッテリーセンサー、燃料センサー、タイヤセンサー、ステアリングセンサー、温度センサー、湿度センサー、超音波センサー、照度センサー、ペダルポジションセンサーなどを含むことができる。自律走行部140dは、走行中の車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると自動で経路を設定して走行する技術などを具現することができる。
一例として、通信部110は、外部サーバーから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部140dは、取得されたデータに基づいて自律走行経路とドライビングプランを生成することができる。制御部120は、ドライビングプランに基づき、車両又は自律走行車両100が自律走行経路に沿って移動するように駆動部140aを制御することができる(例えば、速度/方向調節)。自律走行途中に通信部110は、外部サーバーから最新交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得することができる。また、自律走行途中にセンサー部140cは、車両状態、周辺環境情報を取得できる。自律走行部140dは、新しく取得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は、車両位置、自律走行経路、ドライビングプランなどに関する情報を外部サーバーに伝達できる。外部サーバーは、車両又は自律走行車両から収集された情報に基づき、AI技術などを用いて交通情報データをあらかじめ予測でき、予測された交通情報データを車両又は自律走行車両に提供することができる。
図29は、本発明の一実施例に係る端末のDRX(Discontinuous Reception)動作を説明するための図である。
端末は、上に説明/提案した手続及び/又は方法を行いながらDRX動作を行うことができる。DRXが設定された端末は、DL信号を不連続に受信することによって電力消費を下げることができる。DRXは、RRC(Radio Resource Control)_IDLE状態、RRC_INACTIVE状態、RRC_CONNECTED状態で行われてよい。RRC_IDLE状態とRRC_INACTIVE状態でDRXはページング信号を不連続受信するために用いられる。以下、RRC_CONNECTED状態で行われるDRXについて説明する(RRC_CONNECTED DRX)。
図29を参照すると、DRXサイクルはオンデュレーション(On Duration)とDRX機会(Opportunity for DRX)で構成される。DRXサイクルは、オンデュレーションが周期的に反復される時間間隔を定義する。オンデュレーションは、端末がPDCCHを受信するためにモニターする時間区間を表す。DRXが設定されると、端末は、オンデュレーションでPDCCHモニタリングを行う。PDCCHモニタリングで成功的に検出されたPDCCHがあると、端末は、不活(inactivity)タイマーを動作させて起床(awake)状態を維持する。一方、PDCCHモニタリングで成功的に検出されたPDCCHがないと、端末は、オンデュレーションが終わった後に休眠(sleep)状態に入る。したがって、DRXが設定された場合に、上に説明/提案した手続及び/又は方法を行うとき、PDCCHモニタリング/受信が時間ドメインにおいて不連続に行われてよい。例えば、DRXが設定された場合に、本発明においてPDCCH受信機会(occasion)(例えば、PDCCH探索空間を有するスロット)は、DRX設定によって不連続に設定されてよい。一方、DRXが設定されていない場合、上に説明/提案した手続及び/又は方法を行うとき、PDCCHモニタリング/受信が時間ドメインにおいて連続して行われてよい。例えば、DRXが設定されていない場合、本発明においてPDCCH受信機会(例えば、PDCCH探索空間を有するスロット)は連続して設定されてよい。一方、DRX設定の有無に関係なく、測定ギャップとして設定された時間区間ではPDCCHモニタリングが制限されてよい。
表10は、DRXに関連した端末の過程を示す(RRC_CONNECTED状態)。表10を参照すると、DRX構成情報は上位層(例えば、RRC)シグナリングによって受信され、DRX ON/OFFは、MAC層のDRXコマンドによって制御される。DRXが設定されると、端末は、本発明に説明/提案した手続及び/又は方法を行うとき、PDCCHモニタリングを不連続に行うことができる。
ここで、MAC-CellGroupConfigは、セルグループのためのMAC(Medium Access Control)パラメータを設定するために必要な構成情報を含む。MAC-CellGroupConfigは、DRXに関する構成情報を含むことができる。例えば、MAC-CellGroupConfigは、DRXを定義する上で、次のように情報を含むことができる。
- Value of drx-OnDurationTimer:DRXサイクルの開始区間の長さを定義
- Value of drx-InactivityTimer:初期UL又はDLデータを指示するPDCCHが検出されたPDCCH機会以後に、端末が起床した状態でいる時間区間の長さを定義
- Value of drx-HARQ-RTT-TimerDL:DL初期送信が受信された後、DL再送信が受信されるまでの最大時間区間の長さを定義
- Value of drx-HARQ-RTT-TimerDL:UL初期送信に対する承認が受信された後、UL再送信に対する承認が受信されるまでの最大時間区間の長さを定義
- drx-LongCycleStartOffset:DRXサイクルの時間長と開始時点を定義
- drx-ShortCycle(optional):short DRXサイクルの時間長を定義
ここで、drx-OnDurationTimer、drx-InactivityTimer、drx-HARQ-RTT-TimerDL、drx-HARQ-RTT-TimerDLのいずれか一つでも動作中であれば、端末は起床した状態を維持しながら毎PDCCH機会ごとにPDCCHモニタリングを行う。
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素及び特徴が所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、特に明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮されるべきである。各構成要素又は特徴は、他の構成要素又は特徴と結合しない形態で実施されてもよい。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合させて本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の実施例において説明される動作の順序は変更されてよい。ある実施例の一部の構成又は特徴は他の実施例に含まれてもよく、或いは他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられてもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係を有しない請求項を結合させて実施例を構成するか、或いは出願後の補正によって新しい請求項として含めることができることは明らかである。
本発明は、本発明の特徴から逸脱しない範囲において他の特定の形態で具体化できることは当業者に自明である。したがって、前記の詳細な説明は、いかなる面においても制限的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮されるべきである。本発明の範囲は、添付する請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。