JP2023182692A - ワイヤレス通信におけるクリティカル通信通知が改善されたユーザ機器および方法 - Google Patents

ワイヤレス通信におけるクリティカル通信通知が改善されたユーザ機器および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信における緊急通知及び高QoS優先度URLLCデータ送信を改善する。【解決手段】無線通信用のユーザ機器は、送信機と受信機を備える。第1リソースプール(RP)は、送信用の第1の複数のリソースを備え、第2RPは、送信用の第2の複数のリソースを備え、第1RP構成とは異なるか等しい。送信機は、第2メッセージが第2RPで送信されることを示す第1メッセージである第1クリティカル通信通知(CCN)を、第1RPで送信し、第1CCNを送信した後又は同時に第2メッセージを第2RPで送信する。第3RPは、送信用の第3の複数のリソースを備え、第4RPは、送信用の第4の複数のリソースを備え、その構成は異なるか等しい。受信機は、第3RPで送信される第3メッセージであり、第4メッセージが第4RPで送信されることを示す第2CCNを受信する。送信機は、受信機による第2CCNの受信に応じて第4RPで送信しない。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤレス通信ネットワークの分野に関し、より詳細には、ワイヤレス通信ネットワークにおいてデータを送信する概念に関する。詳細には、本発明は、ワイヤレス通信におけるクリティカル通信が改善された、ユーザ機器および方法に関する。クリティカル通信は、たとえば、V2X(ビークルツーエブリシング)またはD2D(デバイス間)における、たとえば、緊急通知であってよく、または、たとえば、超低レイテンシおよび/または高信頼性を必要とする他のタイプの通信に関係し得る。
モバイル通信では、異なるエンティティが互いと通信し得る。たとえば、異なるエンティティ間で可能な通信のうちのいくつかは、V2X通信、たとえば、V2V(車両間)通信、およびD2D通信に分類され得る。V2Xでは、データシグナリングおよび制御シグナリングは、常に、周波数または時間のいずれかにおいて多重化される。データおよび制御は、同じサブフレーム内で送信されてよく、または異なる/後続のサブフレーム内で送信されてもよい。
一般に、通信は、たとえば、ユーザ機器(UE=ユーザ機器/ユーザエンティティ)から基地局にアップリンクを使用して、または、たとえば、基地局からユーザ機器にダウンリンクを使用して行われる。基地局は、たとえば、任意の種類のNodeB、たとえば、eNB(発展型NodeB)であってよい。サイドリンク送信、たとえば、基地局へのリンクを伴わない、2つのユーザ機器間の送信は、ますます重要になっている比較的新しい概念である。
V2X、V2V、D2D(デバイス間)、およびサイドリンクに関する詳細情報は、たとえば、[1]、[3]、[4]に見出すことができる。サイドリンク(送信モード2および4、D2D)内の無許可(grant-free)送信、すなわち、事前に構成されたリソース、に関する情報は、たとえば、[2]および[5]に見出すことができる。[1]によれば、UEは、各物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)送信において{0,3,6,9}間でサイクリックシフトncs,λを任意に選択すべきである。
ロングタームエボリューション(LTE)における3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)の現在のV2X仕様は、2つのモード、すなわち、モード3およびモード4をサポートする。ニューラジオ(NR)第5世代(5G)では、それらのモードは、主に、集中型リソース割振り(モード3のような)および自律リソース割振り(モード4のような)である。
モード3では、リソースプロビジョニングは、基地局を介して行われる。ユーザ機器(UE)は基地局に接続され、基地局は、V2X動作をサポートし、基地局からそのリソースを取得する。
モード4は、分散型スケジューリングを採用する自律モードである。UEは、好適なリソースを独力で検出することが必要とされる。現在、モード4では、送信のためにいずれかのリソースを使用するのに先立って、1秒感知動作(one-second sensing operation)が必要とされる。
緊急プールの概念は、特別リソースプール、特別リソース構成、特別リソースプール構成、非常に限定された目的で、たとえば、送信用の専用リソース許可を有さないUEによるハンドオーバ/無線リンク故障(RLF)中に使用され得る特別(共通)帯域幅部分(BWP:band-width part)が存在するということを含む。これらの構成された/事前構成されたリソースは、この文脈において、共有リソースプールもしくは共有/共通の構成された許可または共通帯域幅部分(BWP)と呼ばれ、すなわち、これらは、V2X用のレガシー例外的なプール、全帯域幅、サブ帯域幅、または帯域幅部分(BWP)内の普通の共有プールまたは構成された許可であってもよい。
V2Xでは、サイドリンク(SL)通信用の共有リソースプール、共通の構成されたリソース、または共通BWPは、主に、リソースが構成/事前構成され得ないとき(たとえば、無線リンク故障中、ユーザ機器の接続からアイドルへの切替え中、感知結果が利用可能でないとき、またはハンドオーバ中)はいつでも、例外的な状況において通信を搬送するために定義される。これは両方のスケジューリングモード、すなわち、モード3におけるネットワーク制御された許可ベースのリソース選択、およびモード4における自律的リソース選択に対して有効である。LTE(ロングタームエボリューション)リリース15では、例外的なリソースプール(共有リソースプールもしくは共有/共通の構成された許可または共通帯域幅部分(BWP))に対するアクセスは、リソースの任意の選択を用いてのみ可能である。
したがって、この例外的なプール(共有リソースプールもしくは共有/共通の構成された許可または共通帯域幅部分(BWP))の主な目的は、例外的なプールに対するあらゆる輻輳を回避するために、例外的な状況の間、単に短くまたは瞬時にアクセスされることである。他のUEに対するリソースの開放を可能にし、より高い衝突確率を回避するために、例外的
なプール内のサイドリンクを介した大規模PDCP(パケットデータコンバージェンスプロトコル)PDU(プロトコルデータユニット)の送信はサポートされない。
たとえば、例外的なプールは、共有リソースプールもしくは共有/共通の構成された許可または共通帯域幅部分(BWP)であり、レガシー例外的なプールでもある、複数の送信用リソースを備えたリソースプールである。
[6]では、V2Xに対する同時無許可送信を要求する、クリティカルミッションおよび緊急通知(たとえば、高いサービス品質(QoS)フローおよび要件を備えた、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)パケットであり得る)について説明している。
V2Xに対する成功裏の緊急通知(緊急通知=EN)を確実にするために、低レイテンシおよび高信頼は必須である。
したがって、緊急通知に対する改善された概念が提供されることになると、非常に助かる。
本発明の目的は、ワイヤレス通信における緊急通知および高QoS優先度URLLCデータ送信に対する改善された概念を提供することである。本発明の目的は、請求項1によるユーザ機器によって、請求項23によるシステムによって、請求項24による方法によって、および請求項25によるコンピュータプログラムによって、解決される。
ワイヤレス通信のためのユーザ機器が提供される。ユーザ機器は、送信機と受信機とを備える。第1のリソースプール構成によって定義される第1のリソースプールは、送信用の第1の複数のリソースを備える。第2のリソースプール構成によって定義される第2のリソースプールは、送信用の第2の複数のリソースを備える。第2のリソースプール構成は、第1のリソースプール構成とは異なるか、または第1のリソースプール構成と等しい。送信機は、第1のメッセージである第1のクリティカル通信通知を第1のリソースプール内で送信するように構成され、第1のクリティカル通信通知は、第2のメッセージが第2のリソースプール内で送信されることを示す。その上、送信機は、第1のクリティカル通信通知を送信した後、または第1のクリティカル通信通知を送信するのと同時に、第2のメッセージを第2のリソースプール内で送信するように構成される。第3のリソースプール構成によって定義される第3のリソースプールは、送信用の第3の複数のリソースを備える。第4のリソースプール構成によって定義される第4のリソースプールは、送信用の第4の複数のリソースを備える。第4のリソースプール構成は、第3のリソースプール構成とは異なるか、または第3のリソースプール構成と等しい。受信機は、第3のメッセージである第2のクリティカル通信通知を受信するように構成され、第2のクリティカル通信通知は、第3のリソースプール内で送信され、第2のクリティカル通信通知は、第4のメッセージが第4のリソースプール内で送信されることを示す。送信機は、受信機による第2のクリティカル通信通知の受信に応答して、第4のリソースプール内で何も送信しないように構成される。
その上、ワイヤレス通信のための方法が提供される。第1のリソースプールは、送信用の第1の複数のリソースを備える。第2のリソースプールは、送信用の第2の複数のリソースを備える。第2のリソースプール構成は、第1のリソースプール構成とは異なるか、または第1のリソースプール構成と等しい。第3のリソースプールは、送信用の第3の複数のリソースを備える。第4のリソースプールは、送信用の第4の複数のリソースを備える。第4のリソースプール構成は、第3のリソースプール構成とは異なるか、または第3のリソース
プール構成と等しい。この方法は、
ユーザ機器の送信機によって、第1のメッセージである第1のクリティカル通信通知を第1のリソースプール内で送信するステップであって、第1のクリティカル通信通知が、第2のメッセージが第2のリソースプール内で送信されることを示す、送信するステップと、
第1のクリティカル通信通知を送信した後、または第1のクリティカル通信通知を送信するとの同時に、送信機によって第2のメッセージを第2のリソースプール内で送信するステップと、
第3のメッセージである第2のクリティカル通信通知を受信するステップであって、第2のクリティカル通信通知が、ユーザ機器の受信機によって第3のリソースプール内で送信され、第2のクリティカル通信通知が、第4のメッセージが第4のリソースプール内で送信されることを示す、受信するステップと、
受信機による第2のクリティカル通信通知の受信に応答して、送信機によって第4のリソースプール内で何も送信しないステップと
を含む。
その上、コンピュータまたは信号プロセッサ上で実行されると、上述の方法を実装するためのコンピュータプログラムが提供される。
実施形態は、直接的なD2D通信に適した、超低レイテンシおよび高信頼アクセスに対する新たな概念に基づく。新たな概念は、たとえば、アップリンク内でクリティカル通信通知に部分的にも適用される。
新たな概念は、たとえば、特定の信号特性、たとえば、増大された電力設定を使用した、同時無許可ENの送信を含む。緊急事態を示す一意の信号が、たとえば、送信され得る。クリティカル通信通知は、たとえば、現在定義されているフレーム構造内で使用されない周波数/時間領域内で送信され得る。再送信は、たとえば、要求される信頼性またはQoS(サービス品質)を確実にするように定義され得る。ENの受信時に、近傍のUEは、たとえば、再送信されたENとの干渉を回避するために、連続的なD2Dプール内で送信することを停止するように構成され得る。同時送信によりENを受信しないUEは、ENが送られた間、たとえば、ランダム化された時間周波数リソースを使用して、サブフレーム(SF)とも呼ばれる後続のTTI(TTI=送信時間間隔)内で繰り返される干渉を回避するように告げられる。たとえば、さらに遠隔なUEに知らせるために、クリティカル通信通知の中継が採用され得る。
実施形態によれば、緊急送信または高優先度データ送信を並行してまたは延期されたタイムスロットで告知するために、瞬時リソースプールアクセスが提供される。たとえば、UEが複数のコンポーネントキャリアをサポートする場合、たとえば、同時の告知送信およびデータ送信が可能であり得る。
実施形態では、例外的なプールに関する告知は、たとえば、ペイロードの送信のために使用されるリソースに指示(たとえば、1つまたは複数のポインタ、1つまたは複数のオフセット)を提供し得る。この情報は、たとえば、サブフレーム指示および/もしくは周波数指示ならびに/またはデータ送信および/またはコンポーネントキャリア識別のために使用されるプールの識別されたリソースプールを含み得る。
リソースプールは、たとえば、ミッションクリティカル通信に対して例外的に定義され得る。このリソースプールは、たとえば、ニューラジオリソースの事前構成された許可または構成された許可によって割り当てられたニューラジオリソースを備えた例外的なリソースプールを介して送られ得る。または、レガシーLTE送信またはLTE帯域は、たとえば、1つまたは複数のショート制御メッセージおよび/または1つまたは複数のショートデータパケットを送信するために使用され得る。LTEでは、LTE Uuインターフェースがこの構成
を担当し得る。リソースプール(または、この例外的なリソース)は、NRによって構成される場合、このリソースプールは、NR Uuインターフェースを使用し得る。(Uuインターフェースは、基地局とユーザ機器との間のラジオインターフェースである。)
実施形態によれば、リソースは、たとえば、例外的なプール内で示されるようにフリーにされ(freed)得る。その場合、例外的なプール内の指示の受信に先立って、例外的なプール内で高優先度データに対して確保されたリソースがフリーであるとしてすでにスケジュール/感知されている場合ですら、それらのうちのリソースのいずれも任意の他のUEによって使用されることはもはや可能にされない。
実施形態では、基地局がリソース割振り(たとえば、モード3で)を管理している場合、高優先度データ送信を要求しているユーザエンティティ(UE)/ユーザ機器(UE)は、たとえば、(制御またはデータのうちのいずれか、または両方に対して限定されたリソースを備えた)例外的なプール上での送信、たとえば、通常のプール上での送信、または、たとえば、両方(例外的プールおよび通常のプールの上での送信)のいずれかを提供し得る。
たとえば、例外的なプールは、送信用の複数のリソースを備えたリソースプールである。
たとえば、通常のプールは、送信用の別の複数のリソースを備えた別のリソースプールである。
実施形態によれば、UEが、高優先度データ送信を要求するリソース割振り(たとえば、モード4で)を管理する場合、UEは、たとえば、(制御またはデータのうちのいずれか、または両方に対して限定されたリソースを備えた)例外的なプール上で送信し得るか、または、たとえば、通常のプール上でまたは両方の上で送信し得る(例外的なプール上および通常のプール上での送信)。
実施形態では、高優先度/クリティカル通信通知は、たとえば、PPPP(ProSeパケット単位優先度)、またはパケット遅延バジェットから、たとえば、PPPR(ProSeパケット単位信頼性)から、または、たとえば、パケット誤り率から、たとえば、前のメトリクスまたは異なるQoSフロー指示からの任意の組合せから、導出され得る。
実施形態は、緊急/高優先度メッセージの送信に対する信頼性および低レイテンシ通信を確実にする。
実施形態は、すでに割り振られている/スケジュールされている場合ですら、どのリソースがいずれの他のUEからクリアな状態に維持されるべきかの指示を含む、瞬時の超短期通知に基づく。これらのクリアな状態に維持されたリソースは、たとえば、緊急/高優先度メッセージの送信のために確保され得る。
実施形態では、通知を受信するUEは、それらのUEが通知を成功裏に復号した場合、たとえば、それらのアクティブ送信に割り込むか、またはそれらのスケジュールされたリソースを延期するように構成され得る。
LTE/5G/NR(NR=ニューラジオ)に属するすべてのUEは、前記例外的なプール/例外的な事前構成されたリソースおよび通常のプール上の繰返しを復号し得ると仮定される。
実施形態によれば、高優先度通知に対して、レイテンシが低減され、信頼性が高まる。
レイテンシに関して、「クリティカル」リソース確保を採用することによって、長い感
知期間が回避される。
UEは、たとえば、現在の仕様において要求されるような1秒感知なしに、(緊急/例外的なリソース/プール以外の)リソースプール/リソースプール構成においてリソースにアクセスすることが可能にされ得る。
信頼性に関して、低優先度ペイロードを備えたUEは、たとえば、高優先度データを優先するために、すでにスケジュールされている送信すら送信することが禁じられることが可能であり、これは、干渉を回避し、したがって、高優先度データ送信に対してより高い信頼性をもたらす。
たとえば、優先度/クリティカル通信は、以下のインジケータのうちの1つを使用して、または以下のインジケータのうちの2つ以上の組合せを使用して、導出される:
- PPPP(ProSeパケット単位優先度)
- PPPR(ProSeパケット単位信頼性)
- パケット遅延バジェット
- パケット誤り率
- QoSフロー
- 前のメトリクスからの任意の組合せ。
いくつかの実施形態は、たとえば、さらなる送信リソース期間、周波数、および時間を示す、例外的なプール(または、任意の緊急/例外的なプール)上のデータおよび制御の多重化を実現し得る。
いくつかの実施形態は、たとえば、例外的なプール内のデータおよび制御の多重化、ならびに自律モードにおける冗長性を実現し得る。
いくつかの実施形態は、たとえば、超短期ベースで、リソースプール上でリソースを共有する他のUEにそれらのリソースをクリアに維持するように(通知内で)通知し得る。利点は、他のUEが、たとえば、示されたリソースを使用することを妨げることができるため、たとえば、任意の高優先度/緊急メッセージが(たとえば、超低レイテンシで)高信頼性で、無許可で送信され得ることであり得る。
いくつかの実施形態は、たとえば、低レイテンシ通信を可能にするために例外的な/緊急プールの使用を拡張し得る。
いくつかの実施形態では、データが例外的な/緊急プールを介して送信された場合、サブチャネルサイズおよび/もしくはサブチャネルオフセットならびに/またはSPS期間(SPS=半永続的スケジューリング)は、たとえば、SCI(サイドリンク制御情報)によって送信可能であり、かつ/または事前構成された期間は、たとえば、SCI(サイドリンク制御情報)によって送信可能である。
いくつかの実施形態は、ある時間まで(たとえば、ある時間T_max_Pまで)可変電力を用いて、たとえば、例外的なプール上の送信によって、かつ(たとえば、同時に)通常のプール上の並列送信によって、感知せずに送信し得る。
実施形態は、たとえば、V2X、D2D、mMTC(マッシブマシンタイプ通信)、URLLCの分野において、また、遅延クリティカル/信頼性クリティカル通信において採用され得る。
実施形態では、車両が緊急要求を有する場合、かつ車両が基地局のカバレージ内にある
場合、その基地局からその車両によって受信されるサブフレームビットマップは、その車両からその基地局のカバレージ外にある別の車両に送信(転送)される。
以下で、図面を参照して、本発明の実施形態についてより詳細に説明する。
一実施形態による、ワイヤレス通信のためのユーザ機器を示す図である。 ワイヤレス通信システムの一例の概略図である。 2つの別個のオーバレイネットワーク、すなわち、マクロセルを含むマクロセルネットワーク、およびバックホールリンクを介してマクロセル基地局に接続された、スモールセル基地局を含むスモールセルネットワークを有する、図2内のセルのようなセルの概略図である。 スモールセル基地局が、バックホールリンクを介して、互いに、かつコアネットワークに接続された、図3に類似した、マクロセルの複数のスモールセルのさらなる概略図である。 一実施形態による、コンピュータシステム500の一例を示す図である。 一実施形態による、例外的なリソースプール上のSCI送信を介したクロスキャリアスケジューリングを示す図である。 一実施形態による、例外的なリソースプール上のSCI送信を介したイントラキャリアスケジューリングを示す図である。 一実施形態による、SPS繰返しおよびSCI冗長性を示す図である。 一実施形態による、例外的なプールおよび通常のプールの中の繰返しを伴う制御情報下のSPSデータを示す図である。 一実施形態による、緊急データおよび通常のデータの同じコンポーネントキャリアスケジューリングを示す図である。 一実施形態による、緊急データおよび通常のデータの異なるコンポーネントキャリアスケジューリングを示す図である。 別の実施形態による、緊急データおよび通常のデータの異なるコンポーネントキャリアスケジューリングを示す図である。 一実施形態による、緊急監視のためにカバレージ外に転送するサイドリンクサブフレーム構成を示す図である。 一実施形態による、ワイヤレス通信のためのシステムを示す図である。
以下の説明において、本発明の実施形態のより完全な説明を提供するために複数の詳細が記載される。しかしながら、本発明の実施形態は、これらの特定の詳細なしに実践され得ることは当業者に明らかであろう。他の場合には、本発明の実施形態を曖昧にするのを避けるために、周知の構造およびデバイスは、詳細にではなく、ブロック図の形で示される。加えて、別段に明記されない限り、以下で説明する異なる実施形態の特徴は、互いに組み合わされてよい。
本発明の実施形態を詳細に説明する前に、本発明の実施形態の基礎となる概念について説明する。
図2は、コアネットワーク102および無線アクセスネットワーク104を含むワイヤレスネットワーク100の一例の概略図である。無線アクセスネットワーク104は、複数の基地局eNB1からeNB5を含んでよく、これらの基地局は各々、それぞれのセル1061から1065によって概略的に表される基地局を取り巻く特定のエリアにサービスする。基地局は、セル内のユーザにサービスするために提供される。ユーザは、固定デバイスまたはモバイルデバイスであってよい。さらに、ワイヤレス通信システムは、基地局にまたはユーザに接続する、
モバイルまたは固定のIoTデバイス(IoT=モノのインターネット)によってアクセスされ得る。モバイルデバイスまたはIoTデバイスは、物理的デバイス、ロボットまたは車などの地上車両、有人航空機または無人航空機(UAV)などの航空機を含んでよく、後者は、電子機器、ソフトウェア、センサ、アクチュエータ、など、ならびにこれらのデバイスが既存のネットワークインフラストラクチャにわたってデータを収集および交換することを可能にするネットワーク接続性をその中に埋め込んだ他の物品と呼ばれることもある。図2は、5個のセルのみの例示的な図を示すが、ワイヤレス通信システムは、より多くのそのようなセルを含んでよい。図2は、セル1062内にあり、基地局eNB2によってサービスされる、ユーザ機器(UE)とも呼ばれる、2つのユーザUE1およびUE2を示す。別のユーザUE3が、基地局eNB4によってサービスされるセル1064内に示される。矢印1081、1082、および1083は、ユーザUE1、UE2、およびUE3から基地局eNB2、eNB4にデータを送信するための、または基地局eNB2、eNB4からユーザUE1、UE2、UE3にデータを送信するためのアップリンク/ダウンリンク接続を概略的に表す。さらに、図2は、固定デバイスまたはモバイルデバイスであってよい、セル1064内の2つのIoTデバイス1101および1102を示す。IoTデバイス1101は、基地局eNB4を介してワイヤレス通信システムにアクセスして、矢印1121によって概略的に表すようにデータを受信および送信する。IoTデバイス1102は、矢印1122によって概略的に表すように、ユーザUE3を介してワイヤレス通信システムにアクセスする。それぞれの基地局eNB1からeNB5は、たとえば、S1インターフェースを介して、「コア」を指す矢印によって図2に概略的に表される、それぞれのバックホールリンク1141から1145を介して、コアネットワーク102に接続され得る。コアネットワーク102は、1つまたは複数の外部ネットワークに接続され得る。さらに、それぞれの基地局eNB1からeNB5のうちのいくつかまたはすべては、たとえば、X1インターフェースまたはX2インターフェースを介して、「enB」を指す矢印によって図2に概略的に表される、それぞれのバックホールリンク1161から1165を介して互いに接続され得る。
図2に示すワイヤレスネットワークまたはワイヤレス通信システムは、2つの別個のオーバレイネットワーク、各々が基地局eNB1からeNB5などのマクロ基地局を含むマクロセルのネットワーク、およびフェムト基地局またはピコ基地局など、スモールセル基地局(図2に示さず)のネットワークを有する異種ネットワークであってよい。
送信用の複数のリソースが存在する。データ送信の場合、物理リソースグリッドが使用され得る。物理リソースグリッドは、様々な物理チャネルおよび物理信号がマッピングされるリソース要素のセットを備え得る。たとえば、物理チャネルは、ダウンリンクペイロードデータおよびアップリンクペイロードデータとも呼ばれる、ユーザ固有のデータを搬送する物理ダウンリンク共有チャネルおよびアップリンク共有チャネル(PDSCH、PUSCH)、たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)およびシステム情報ブロック(SIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)を搬送する物理ダウンリンク制御チャネルおよびアップリンク制御チャネル(PDCCH、PUCCH)、などを含み得る。アップリンクの場合、物理チャネルは、UEが同期し、MIBおよびSIBを取得すると、ネットワークにアクセスするためにUEによって使用される物理ランダムアクセスチャネル(PRACHまたはRACH)をさらに含み得る。物理信号は、基準信号(RS)、同期信号、などを含み得る。リソースグリッドは、10ミリ秒など、ある持続時間を時間領域内に有し、所与の帯域幅を周波数領域内に有する、フレームを含み得る。フレームは、事前定義された長さの一定数のサブフレーム、たとえば、長さ1ミリ秒の2個のサブフレームを有し得る。各サブフレームは、サイクリックプレフィックス(CP)長に応じて、6個または7個のOFDMシンボルの2個のスロットを含み得る。
サイドリンク通信の場合(基地局との成功裏の関連付けの後、たとえば、専用帯域内で、たとえば、無線リソースコントローラ(RRC)接続されたUEに対して、またはアイドルUEまたはリモートUEに対して)、データ用の物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)が存在す
る。加えて、サイドリンクに対する制御は、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を必要とする。
両チャネル、すなわち、PSSCHおよびPSCCHは、時間/周波数リソースグリッドを介してUE間で送信される。サイドリンク送信の場合、リソースプール/事前構成されたリソースは、専用キャリア上にあってよいか、またはLTEおよびNRの場合、帯域内でアップリンクチャネルと一緒であってよい。
ワイヤレス通信システムは、直交周波数分割多重(OFDM)システム、直交周波数多元接続(OFDMA)システム、またはCPの有無にかかわらず、任意の他のIFFTベースの信号、たとえば、DFT-s-OFDMなど、周波数分割多重を使用する、任意のシングルトーンまたはマルチキャリアシステムであってよい。多元接続、たとえば、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)、一般化周波数分割多重(GFDM:generalized frequency division multiplexing)、またはユニバーサルフィルタリングマルチキャリア(UFMC:universal filtered multi carrier)用の非直交波形など、他の波形が使用され得る。ワイヤレス通信システムは、たとえば、LTEアドバンストプロ規格、もしくは5G規格、またはNR(ニューラジオ)規格に従って動作し得る。LTEでは、サイドリンク通信は、DFT-s-OFDM波形を使用する、NRでは、サイドリンクは、両方の波形、すなわち、DFT-s-OFDMおよび/またはOFDMAを使用し得る。
図2に示すワイヤレス通信ネットワークでは、無線アクセスネットワーク104は、各々が、マクロ基地局とも呼ばれる一次基地局を含む、一次セルのネットワークを含む、異種ネットワークであってよい。さらに、スモールセル基地局とも呼ばれる複数の二次基地局がマクロセルの各々に提供され得る。図3は、2つの別個のオーバレイネットワークを有する、図2のセル1061のような、セルの概略図であり、ネットワークは、マクロセル1061を含むマクロセルネットワーク、およびスモールセルネットワークを含む。図3は単一のマクロセルのみを表すが、図2の他のセルのうちの1つまたは複数は、オーバレイネットワークを使用してもよいことに留意されたい。スモールセルネットワークは、各々がスモールセルのカバレージエリアとも呼ばれるそれぞれのエリア1201から1205内で動作する複数のスモールセル基地局SeNB1からSeNB5を含む。スモールセル基地局SeNB1からSeNB5は、それぞれのスモールセル基地局SeNB1からSeNB5がそれぞれのバックホールリンク1221から1225を介して接続されるマクロセル基地局MeNB1によって制御され得る。バックホールリンクを介してスモールセル基地局をマクロセル基地局に接続するのではなく、スモールセル基地局のうちの1つまたは複数は、それぞれのバックホールリンクを介してコアネットワークに結合され得る。図3は、ユーザ機器UEが、矢印1241によって示すようにマクロセル基地局MeNB1によって、また矢印1242によって概略的に示すように、スモールセル基地局SeNB1によって、サービスされることをさらに示す。
図4は、マクロセル(図示せず)の複数のスモールセル1201から1203のさらなる概略図である。マクロセルは、図3のマクロセルと同様であり得る。各スモールセルは、1つまたは複数のUEにサービスし得る。図3のスモールセル基地局以外のそれぞれのスモールセル基地局SeNB1、SeNB2、SeNB3、…は、バックホールリンクまたは接続1021から1023を介してコアネットワーク102に接続される。それぞれのスモールセル1021から1023は、図4に概略的に示すように、X2インターフェースを介して互いと直接的に接続され得る。それぞれのスモールセルをコアネットワーク102に接続するトランスポートネットワークは、複数のスモールセルがトランスポートネットワークに接続される、1つまたは複数の存在点(PoP:points of presence)を含む光ファイバーネットワークであり得る。図4に示すようなバックホールアーキテクチャに関するさらなる詳細は、参考文献[7]において説明されている。
二次モバイル通信セル(SC)とも呼ばれるスモールセルは、一次モバイル通信セル(PC)と
も呼ばれる、マクロセルのネットワークに対するオーバレイネットワークを形成する。スモールセルは、バックホールリンク(BL)を介してマクロセル(図3)に、かつ/またはコアネットワーク(図4)に、接続され得る。バックホールリンクは、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクであってよく、バックホールリンクを介してスモールセルをコアネットワークに接続する場合、トランスポートネットワーク(図4)の存在点(PoP)は、コアネットワークに対するインターフェースとしてサービスし得る。各スモールセルは、ワイヤレスアクセスリンク(AL)1242によってそのカバレージエリア内のいくつかのモバイルユーザUEにサービスし得る。さらに、UEは、たとえば、制御信号を受信するために一次セルに接続されてよく、この接続は、制御リンク(CL)と呼ばれることがある。
以下で、本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態による、ワイヤレス通信のためのユーザ機器を示す。
ユーザ機器は、送信機152と受信機154とを備える。
ユーザ機器は、特定の機能を有する:
第1のシナリオでは、ユーザ機器は、第1のメッセージを用いてクリティカル通信を告知する。クリティカル通信の後に第2のメッセージが続く。そのようなシナリオでは:
第1のリソースプール構成によって定義される第1のリソースプールは、送信用の第1の複数のリソースを備える。第2のリソースプール構成によって定義される第2のリソースプールは、送信用の第2の複数のリソースを備える。第2のリソースプール構成は、第1のリソースプール構成とは異なるか、または第1のリソースプール構成と等しい。
送信機152は、第1のメッセージである第1のクリティカル通信通知を第1のリソースプール内で送信するように構成され、第1のクリティカル通信通知は、第2のメッセージが第2のリソースプール内で送信されることを示す。
第1のメッセージの例は、図6のメッセージ651、図7のメッセージ751、図8のメッセージ851および853、図9のメッセージ951、953、および955、図10のメッセージ1051および1054、図11aのメッセージ1151および1154、および図11bのメッセージ1156および1157である。
第2のメッセージの例は、図6のメッセージ661、図7のメッセージ761、図8のメッセージ861、862、863、864、および865、図9のメッセージ961、962、963、964、および965、図10のメッセージ1061、1062、1063、および1064、図11aのメッセージ1161、1162、1163、1164、および図11bのメッセージ1166および1167である。
リソースプール構成は、たとえば、リソース構成された許可であってよい。
第1のリソースプールおよび/または第2のリソースプールおよび/または第3のリソースプールおよび/または第4のリソースプールは、たとえば、全帯域内で、サブバンド内で、または帯域幅部分(BWP)内で構成され得る。
その上、送信機152は、第1のクリティカル通信通知を送信した後、または第1のクリティカル通信通知を送信するのと同時に、第2のメッセージを第2のリソースプール内で送信するように構成される。
第2のシナリオでは、ユーザ機器は、第3のリソースプール内で別の通信エンティティか
らクリティカル通信の告知を受信し、告知は、クリティカル通信用の第4のリソースプールを確保する。ユーザ機器は、その行動を適合させ、クリティカル通信に対する告知によって確保された(確保された)第4のリソースプール内で独自のメッセージを送信しない。その別の通信エンティティ自体からのクリティカル通信がその後に続く。そのようなシナリオでは:
第3のリソースプール構成によって定義される第3のリソースプールは、送信用の第3の複数のリソースを備える。第4のリソースプール構成によって定義される第4のリソースプールは、送信用の第4の複数のリソースを備える。第4のリソースプール構成は、第3のリソースプール構成とは異なるか、または第3のリソースプール構成と等しい。
受信機154は、第3のメッセージである第2のクリティカル通信通知を受信するように構成され、第2のクリティカル通信通知は、第3のリソースプール内で送信され、第2のクリティカル通信通知は、第4のメッセージが第4のリソースプール内で送信されることを示す。
送信機152は、受信機154による第2のクリティカル通信通知の受信に応答して、第4のリソースプール内で何も送信しないように構成される。
第1のメッセージに関しても同様に、第3のメッセージの例は、図6のメッセージ651、図7のメッセージ751、図8のメッセージ851および853、図9のメッセージ951、953、および955、図10のメッセージ1051および1054、図11aのメッセージ1151および1154、および図11bのメッセージ1156および1157である。
第4のメッセージに関しても同様に、第2のメッセージの例は、図6のメッセージ661、図7のメッセージ761、図8のメッセージ861、862、863、864、および865、図9のメッセージ961、962、963、964、および965、図10のメッセージ1061、1062、1063、および1064、図11aのメッセージ1161、1162、1163、1164、および図11bのメッセージ1166および1167である。
一実施形態によれば、たとえば、第3のメッセージは、ワンショット送信用の周波数ロケーションおよび時間ロケーションを定義する、別のリソースプール内のメッセージに対するポインタを含む。または、第3のメッセージは、周波数ロケーション、時間ロケーション、および繰り返されるメッセージに対する繰返し周期をやはり定義している。この通知は、メッセージ、制御情報、および/またはデータ送信に対するポインタを含み得る。
たとえば、一実施形態によれば、第1のメッセージは、第2のメッセージの1つまたは複数の周波数ロケーションおよび時間ロケーションを定義する、第2のリソースプール内の第2のメッセージに対するポインタを含む。または、第1のメッセージは、第2のメッセージの1つまたは複数の周波数ロケーションおよび時間ロケーション、ならびに繰返し周期を定義する、第2のリソースプール内の第2のメッセージに対するポインタを含む。
かつ/または、第3のメッセージは、第4のメッセージの1つまたは複数の周波数ロケーションおよび時間ロケーションを定義する、第4のリソースプール内の第4のメッセージに対するポインタを含む。または、第3のメッセージは、第4のメッセージの1つまたは複数の周波数ロケーションおよび時間ロケーション、ならびに繰返し周期を定義する、第4のリソースプール内の第4のメッセージに対するポインタを含む。
一実施形態によれば、第1のリソースプールは、たとえば、共有リソースプール、もしくは共通の構成された許可、または共通にアクセスされる帯域幅部分(commonly accessed
bandwidth part)、あるいは例外的に構成されたプールとして定義され得る。かつ/または、第3のリソースプールは、たとえば、共有リソースプール、もしくは共通の構成された許可、または共通にアクセスされる帯域幅部分、あるいは例外的に構成されたプールとして定義され得る。
一実施形態では、第2のリソースプールは、たとえば、通信用のリソースプール、もしくは事前構成された通信リソース、または割り振られた帯域幅部分、あるいは動的に許可されたリソースとして定義され得る。かつ/または、第4のリソースプールは、通信用のリソースプール、もしくは事前構成された通信リソース、または割り振られた帯域幅部分、あるいは動的に許可されたリソースとして定義される。
一実施形態では、第1のリソースプールは、たとえば、サイドリンク送信用の第1の複数の事前構成されたリソースを備えてよく、第2のリソースプールは、たとえば、サイドリンク送信用の第2の複数のリソースを備えてよく、第3のリソースプールは、たとえば、サイドリンク送信用の第3の複数のリソースを備えてよく、第4のリソースプールは、たとえば、サイドリンク送信用の第4の複数のリソースを備えてよい。
一実施形態によれば、送信機152は、たとえば、第1のタイムスロット内で、第1のクリティカル通信通知を第1のリソースプール内で送信するように構成され得る。そのような実施形態では、送信機152は、たとえば、第1のクリティカル通信通知を第2のタイムスロット内で送信した後、第2のメッセージを第2のリソースプール内で送信するように構成可能であり、第2のタイムスロットは、第1のタイムスロットに対して延期されたタイムスロットである。
一実施形態では、送信機152は、たとえば、第1のクリティカル通信通知が送信されるとき同じタイムスロットにおいて、または第1のクリティカル通信通知が送信された後の後続のタイムスロットにおいて、第2のメッセージを第2のリソースプール内で送信するように構成され得る。
一実施形態によれば、送信機152は、たとえば、第2のリソースプールの送信用の第2の複数のリソースのうちの送信用のリソースを示す指示を含む第1のクリティカル通信通知を送信するように構成され得る。そのような実施形態では、送信機152は、たとえば、その指示によって示される送信用のリソース内で第2のメッセージを送信するように構成可能であり、その指示は、送信用のそのリソースに対するポインタを含むか、もしくはサブフレームを示すサブフレーム指示を含むか、または周波数を示す周波数指示を含むか、あるいはコンポーネントキャリアを示すコンポーネントキャリア指示を含む。
一実施形態では、送信機152は、たとえば、受信機154による第2のクリティカル通信通知の受信に応答して、第5のメッセージを第4のリソースプール内で送信することを停止するように構成され得る。
一実施形態によれば、第5のメッセージは、たとえば、第4のリソースプール内で送信するためにスケジュールされ得る。そのような実施形態では、送信機152は、たとえば、受信機154による第2のクリティカル通信通知の受信に応答して、第5のメッセージを第4のリソースプール内で送信しないように構成され得る。
一実施形態では、第1のリソースプールは、たとえば、高優先度を有する、送信用の第1の複数のリソースを提供するための、全帯域幅、サブ帯域幅、または帯域幅部分の中の共有プールまたは構成された許可である、例外的なプールであってよい。第2のリソースプールは、たとえば、高優先度よりも低い優先度を有する、送信用の第2の複数のリソース
を提供するための通常のプールであってよい。送信機152は、たとえば、全帯域幅、サブ帯域幅、または帯域幅部分の中の共有プールまたは構成された許可である、例外的なプール内で高優先度を有する第2のメッセージを送信するように構成され得る。送信機152は、たとえば、低優先度を有する第6のメッセージを通常のプール内で送信するように構成され得る。
一実施形態によれば、第3のリソースプールは、たとえば、高優先度を有する、送信用の第3の複数のリソースを提供するための例外的なプールであってよい。そのような実施形態では、第4のリソースプールは、たとえば、高優先度よりも低い優先度を有する、送信用の第4の複数のリソースを提供するための通常のプールであってよい。その上、そのような実施形態では、送信機152は、たとえば、高優先度を有する第2のメッセージを例外的なプール内で送信するように構成され得る。その上、そのような実施形態では、送信機152は、たとえば、低優先度を有する第6のメッセージを通常のプール内で送信するように構成され得る。
一実施形態では、送信機152は、たとえば、第1のリソースプールが別の送信によって占有されているかどうかを感知せずに、第1のクリティカル通信通知を第1のリソースプール内で送信するように構成され得る。
一実施形態によれば、第1のクリティカル通信通知を初めて送信した後、送信機152は、たとえば、さらに1回または複数回数、第1のクリティカル通信通知を第1のリソースプール内で再送信するように構成され得る。
一実施形態では、受信機154による第2のクリティカル通信通知の受信に応答して、送信機152は、たとえば、第3のメッセージを1つまたは複数の他のユーザ機器(図1に示さず)に送るように構成可能であり、第3のメッセージは、たとえば、第4のメッセージが第4のリソースプール内で送信されることを示し得る。
一実施形態によれば、送信機152は、たとえば、第1の送信電力を用いて第1のクリティカル通信通知を送信するように構成可能であり、送信機152は、たとえば、第2の送信電力を用いて第2のメッセージを送信するように構成可能であり、第1の送信電力は、たとえば、第2の送信電力よりも大きくてよい。
一実施形態では、第1のクリティカル通信通知および第2のクリティカル通信通知のうちの少なくとも1つは、たとえば、1つまたは複数のサイドリンク制御情報データ要素を含むサイドリンク制御情報であってよく、サイドリンク制御情報データ要素は、コンポーネントキャリアインデックス、サブフレームインデックス、SPS期間、送信に対するオフセット、サブチャネルサイズ、および周波数ホッピングが可能にされているかどうかを示す指示のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態によれば、第1のリソースプール、および第2のリソースプール、および第3のリソースプール、および第4のリソースプールは各々、たとえば、複数のコンポーネントキャリアに割り当てられてよく、第1のリソースプールは、たとえば、複数のコンポーネントキャリアのうち第1のコンポーネントキャリアに割り当てられてよく、第2のリソースプールは、たとえば、複数のコンポーネントキャリアのうち第2のコンポーネントキャリアに割り当てられてよく、第2のコンポーネントキャリアは、たとえば、第1のコンポーネントキャリアとは異なってよい。
別の実施形態では、第1のリソースプール、および第2のリソースプール、および第3のリソースプール、および第4のリソースプールは各々、たとえば、複数のコンポーネント
キャリアに割り当てられてよく、第1のリソースプールは、たとえば、複数のコンポーネントキャリアのうち第1のコンポーネントキャリアに割り当てられてよく、第2のリソースプールも、たとえば、第1のコンポーネントキャリアに割り当てられてよい。
一実施形態によれば、ユーザ機器は、車両内にインストールされるように構成され、車両のユーザ機器が緊急要求を有する場合、かつ車両が基地局のカバレージ内にある場合、ユーザ機器の受信機154は、サブフレームビットマップを基地局から受信するように構成され、ユーザ機器の送信機152は、その基地局から受信されたサブフレームビットマップを基地局のカバレージ外にある別の車両に送信するように構成される。
一実施形態によれば、第1のリソースプールは、第2のリソースプールと同じコンポーネントキャリア上に位置するか、または第3のリソースプールは、第4のリソースプールと同じコンポーネントキャリア上に位置する。
別の実施形態では、第1のリソースプールは、第2のリソースプールと同じコンポーネントキャリア上に位置しないか、または第3のリソースプールは、第4のリソースプールと同じコンポーネントキャリア上に位置しない。
図13は、一実施形態による、ワイヤレス通信のためのシステムを示す。
システムは、複数のユーザ機器150、250を備え、複数のユーザ機器150、250は各々、上述の実施形態のうちの1つによるユーザ機器である。複数のユーザ機器150、250は、第1のユーザ機器150と第2のユーザ機器250とを備える。
第1のリソースプールは、第1のリソースプール構成によって定義される、送信用の第1の複数のリソースを備える。第2のリソースプールは、第2の事前構成によって定義される、送信用の第2の複数のリソースを備える。第2のリソースプール構成は、第1のリソースプール構成とは異なるか、または第1のリソースプール構成と等しい。
第1のユーザ機器150の送信機152は、第1のメッセージであるクリティカル通信通知を第1のリソースプール内で送信するように構成され、クリティカル通信通知は、第2のメッセージが第2のリソースプール内で送信されることを示す。
第2のユーザ機器250の受信機254は、第1のユーザ機器150の送信機152からクリティカル通信通知を受信するように構成される。
第2のユーザ機器250の送信機252は、第2のユーザ機器250の受信機254によるクリティカル通信通知の受信に応答して、第2のリソースプール内で何も送信しないように構成される。
第1のユーザ機器150の送信機152は、クリティカル通信通知を送信した後、またはクリティカル通信通知を送信するのと同時に、第2のメッセージを第2のリソースプール内で送信するように構成される。
以下で、特定の本発明の実施形態について詳細に説明する。
最初に、一実施形態による、制御チャネル設計、および通常のプール内のデータの例外的なプール告知のための確保手順について説明する。
実施形態では、通常のリソースプール内の送信、もしくは再送信、または周期的繰返し
を処理して確保するために、例外的なプール内の制御データが採用され得る。
提供される概念は、第1のレベル割込みハンドラと第2のレベル割込みハンドラとを区別しながら、ある程度までコンピュータサイエンスにおける割込み処理に匹敵する。
緊急イベントが生じた場合、第1のレベル部分は、事前構成された例外的なプールを介して即時に送信されるサイドリンク制御情報(SCI)に対応する。SCIは、コンポーネントキャリア、告知データ送信のサブフレームおよび/またはサブチャネルロケーション、および、場合によっては、半永続的スケジューリング(SPS)方法でのデータ送信の繰返し期間/パターンに関する情報を含む。
第2のレベル部分は、通常のリソースプールを介した、スケジュールされたデータ送信からなる。スケジュールされたデータ送信は、たとえば、単一の送信からなってもよい。
または、スケジュールされたデータ送信は、たとえば、事前定義されたパターンに従って、初期の送信、およびその後にさらなる再送信を含み得る。たとえば、初期の送信は、たとえば、その後に周期的送信が続いてよい。第1のレベル送信は、たとえば、送信間隔tintervalおよび各送信の長さTに関する情報を搬送することができ、ここで、Tは、たとえば、T=N*ST_durationとして定義され得る。
現在の3GPP仕様では、すべてのUEは、例外的なプール内であらゆるデータ送信を受信することが義務付けられている。
実施形態によれば、すべてのUEは、たとえば、そのUEが第2のレベル部分の(延期された/スケジュールされた)データ送信と衝突することになる場合、その意図する送信をミュートにするかまたは省くことができる。
実施形態では、例外的なプールを使用してSCIを送信した後にデータ送信機会のために使用される普通の(または、例外的な)プールは、たとえば、CBR(チャネル使用率)に基づいて選択され得る。
実施形態では、UEは例外的なリソースプールの制御チャネルからまたは普通のリソースプールからSCIを読み取っていることが予想され得るため、普通のリソースプール内の同じまたは次の可能なサブフレームが、たとえば、選択され得る。次の可能なサブフレームは、たとえば、いくつかのUEが延期されたデータ送信がスケジュールされたコンポーネントキャリアに合わせてその局部発振器を再調整しなければならないことを考慮して、すべてのUEが読み取ることが可能な次のサブフレームを指すことがある。
SCIデータ要素は、たとえば、以下の要素のうちの1つまたは複数を含み得る:
- コンポーネントキャリア(CC)インデックス;たとえば、デフォルトの同じCC ID。ERPが同じCC内にある場合、CC IDは、未使用状態に残されてよいか、またはゼロに設定されてよい。さもなければ、異なるCC IDは、事前構成された任意の値を有し得る。
- [5]、第3.3.1.1項において定義されるように、IE ServCellIndexは、サービングセル(たとえば、PCellまたはSCell)を識別するために使用される短い識別情報に関係する。値0がPCellに適用され、前に割り当てられているServCellIndexがSCellに適用される:
- ServCellIndex情報要素は、たとえば、以下のように定義され得る:
--ASN
--ASN1START
ServCellIndex-r10::=INTEGER(0..7)
ServCellIndex-r13::=INTEGER(0..31)
--ASN1STOP
- 緊急制御告知(第2のレベル(ペイロード)送信)の後の初期データ送信のサブフレームインデックスまたはオフセット。
- SPS期間;普通のリソースプールおよび/または例外的な/緊急プール内。間隔tintervalを有する期間が定義され、最大送信期間Tmaxの場合。
- 初期の第2のレベル(データペイロードおよび制御情報)送信のPRBインデックスnsubCHRBstat内の送信に対するオフセット(PRB=物理リソースブロック)。
- PRBの数、たとえば、2個の制御PRB+XデータPRB、としてのサブチャネルサイズnsubCHsize
- リソース割振りの開始を示すリソース指示値(RIV:resource indication value)。
- SPS送信の場合、示されたパターンを用いて周波数ホッピングを適用するか否か。任意で、ブラインド検出が可能でない場合、パターンIDは、SCI情報内に存在し得る。
- たとえば、モード3に対して事前構成されたリソース(無許可送信)は、RIV、サブチャネル、および送信期間/確保を用いて示され得る。
- 第2のレベル送信がワンショット送信であるかどうか。
他のUEが例外的なリソースプール(ERP)内でSCI情報をキャプチャすると、それらのUEは、たとえば、すべて、告知された第2のレベルデータ送信を受信するように調整し得る。したがって、それらのUEは、バッファ内での新たなデータまたは古いデータの送信を停止しなければならない。
以下で、一実施形態による、データ告知のための例外的なプール(EP)アクセスについて説明し、制御情報は、同じプール内または通常のプール内でデータを告知する例外的なプール内で送られる。
MAC(媒体アクセス制御/メディアアクセス制御)PDUが十分に大きい場合、完全なMAC PDUを緊急プール内で送信する代わりに、MAC PDUを搬送するリソースに対する「ポインタ」のみが送信される。MAC PDU自体は、たとえば、並列サイドリンクの通常のリソースプール内で、同じサブフレーム(同じサブフレームは、たとえば、同じ時間に関係し得る)かまたは別の連続サブフレーム(異なる時間における)のいずれかで、緊急プールの外部で、送信され得る。
図6は、一実施形態による、例外的なリソースプール上のSCI送信を介したクロスキャリアスケジューリングを示す。具体的には、図6は、例外的なプール611、および2つのリソースプール621、622を示す。例外的なプール611内で、クリティカル通信通知である第1のメッセージ651が送信される。第2のメッセージ661、すなわち、告知されるクリティカル通信は、後で通常のプール622内で送信される。リソースプール611は、たとえば、共有リソースプール、もしくは共通の構成された許可、または共通にアクセスされる帯域幅部分、あるいは例外的に構成されたプールとして定義され得る。リソースプール621、622は、たとえば、通信用のリソースプール、もしくは事前構成された通信リソース、または割り振られた帯域幅部分、あるいは動的に許可されたリソースとして定義され得る。
図7は、一実施形態による、例外的なリソースプール上のSCI送信を介したイントラキャリアスケジューリングを示す。具体的には、図7は、例外的なプール711、およびリソースプール721を示す。例外的なプール711内で、クリティカル通信通知である第1のメッセージ751が送信される。第2のメッセージ761、すなわち、告知されたクリティカル通信が後で通常のプール721内で送信される。リソースプール711は、たとえば、共有リソースプール、もしくは共通の構成された許可、または共通にアクセスされる帯域幅部分、あるいは例外的に構成されたプールとして定義され得る。リソースプール721は、たとえば、通信用のリソースプール、もしくは事前構成された通信リソース、または割り振られた帯域幅
部分、あるいは動的に許可されたリソースとして定義され得る。
図6および図7に示すリソースプールは、非常に抽象化されていることに留意されたい。たとえば、リソースプールは、連続サブフレームまたは隣接する制御チャネルおよびデータチャネルを必ずしも含むとは限らない。
[6]において、受信側UEが、例外的なプールを介して受信されたSCIに基づいて、その独自の送信と受信される告知データ送信の起こり得る衝突を検出する場合、受信側UEは、送信を省く/ミュートにすることになる。
一実施形態によれば、SCI(または、他のUEをミュートにするための任意の他の情報データ)は、「普通の」リソースプールまたは任意の考えられるさらなる例外的なリソースプールもしくは新たなリソースプールの制御チャネル上で送信されてもよい。元の送信は、たとえば、その後に1つまたは複数の再送信が続いてよい。そのような再送信は、ロバストネスを強化する。
以下で、制御情報が、場合によっては、通常のプールおよび/または例外的なプール内の繰返し期間を用いて、ワンショット送信としてまたは複数の送信として実現され得ることを確実にする一実施形態について説明する。
いくつかの実施形態では、たとえば、可能な限り他のUEとの衝突を回避するために送信/サブチャネルごとの最小ペイロードサイズに適合するように、可能な限り小さいサブチャネルサイズsizeSubchannelを選択することが有利であり得る(現在>=5RBがサポートされている、[2]を参照されたい)。サブチャネルサイズは、たとえば、データ信号送信および制御信号送信のために使用されるPRBの総数を指すことがある。
いくつかの実施形態では、たとえば、SCI制御データのみが送信されるとした場合、バースト送信が単に2個のPRBを(周波数領域内で)使用すると有利であり得る。しかしながら、最小割振り帯域幅、すなわち、1個のサブチャネルは、5個のPRBからなる。これは、3個のRBが未使用状態に残ることを意味する:現在の仕様によれば、5-2=3PRB。それらの未使用のRBは、例外的なプール内でSCI送信の下に位置することになる。データPRBは、たとえば、場合によっては、ロバストネスを強化するためにスクランブルされた、繰り返されるSCIを搬送するために使用され得る。データPRBは、たとえば、第2のレベルデータ送信の復号確率を強化するための情報、たとえば、第2のレベル送信のチャネルコーディングの出力からとられた(冗長性)ビット/冗長性バージョン(RV)を搬送するために採用され得る。
いくつかの実施形態では、代替または追加として、緊急データが送信されるとした場合、SCIは、たとえば、制御チャネル内でも同様に繰り返されてよい。
図8は、一実施形態による、SPS繰返しおよびSCI冗長性を示す。具体的には、図8は、例外的なプール811、および(通常の)リソースプール821を示す。例外的なプール811内で、クリティカル通信通知である第1のメッセージ851が送信される。第1のメッセージ851は、メッセージ861、862、863、864、および865を告知する。告知されるクリティカルメッセージ861、862、863、864、および865は、後で(通常の)リソースプール821内で送信される。その上、第1のメッセージ851は、少なくとも残りのクリティカルメッセージ863、864、および865を告知するためのメッセージ853として繰り返される。リソースプール811は、たとえば、共有リソースプール、もしくは共通の構成された許可、または共通にアクセスされる帯域幅部分、あるいは例外的に構成されたプールとして定義され得る。リソースプール821は、たとえば、通信用のリソースプール、もしくは事前構成された通信リソース
、または割り振られた帯域幅部分、あるいは動的に許可されたリソースとして定義され得る。
3個以上のリソースが、たとえば、第1の送信においてデータで満たされ得る。PSSCH(物理サイドリンク共有チャネル)の複数の送信は(制御の有無にかかわらず)、たとえば、繰返し期間Tを有する連続サブフレーム内で繰り返されてよい。送信されるPSSCHのうちのいくつかは、たとえば、データ(前に述べたように、同じ緊急SCIを繰り返す)を含んでよく、かつ/または送信されるPSSCHのうちのいくつかは、たとえば、緊急データPSSCHのみであってよい(図8を参照されたい)。送信されるPSSCHのうちのいくつかは、たとえば、データの異なるバージョン、同じデータ、または緊急データの異なる冗長性バージョンを含み得る。代替または追加として、UE車両を当初送信すること、またはUE-車両を中継することは、いずれも、たとえば、送信期間Tp3の後、例外的なプール内でのみSCIを繰り返し得る(図8を参照されたい)。
図9は、一実施形態による、例外的なプールおよび通常のプールの中の繰り返しを伴う制御情報下のSPSデータを示す。具体的には、図9は、例外的なプール911および通常のリソースプール921を示す。例外的なプール911内で、クリティカル通信通知である第1のメッセージ951が送信される。第1のメッセージ951は、メッセージ961、962、963、および964を告知する。告知されるクリティカルメッセージ961、962、963、および964は、後で(通常の)リソースプール921内で送信される。その上、第1のメッセージ951は、少なくとも残りのクリティカルメッセージ963および964を告知するためのメッセージ953として繰り返される。次いで、例外的なプール911内で、メッセージ965を告知する、クリティカル通信通知である別のメッセージ955が送信され、告知されるメッセージ965は、後で通常のリソースプール921内で送信される。リソースプール911は、たとえば、共有リソースプール、もしくは共通の構成された許可、または共通にアクセスされる帯域幅部分、あるいは例外的に構成されたプールとして定義され得る。リソースプール921は、たとえば、通信用のリソースプール、もしくは事前構成された通信リソース、または割り振られた帯域幅部分、あるいは動的に許可されたリソースとして定義され得る。
実施形態によれば、データPSSCHは、たとえば、可能な繰返し期間Tpを有する例外的なプール内で送信されてもよい。SCIは、通常のプールと例外的なプールの両方の中にリソースを包含する(図9を参照されたい)。
以下で、通常のデータ通信の前の時間窓内に到着するとき、緊急データの送信に優先順位をつける実施形態について説明する。
実施形態による、緊急事態を開始した車両内の緊急制御の動作および既存のデータ送信は、たとえば、以下のように実行され得る。
車両が期間ΔT1の後に送信するためのパケットをすでに有し、同じ車両内で別の緊急事態をトリガする告知が可能な最小チャネルアクセスしきい値ΔT2内に到着する場合、車両UEは、緊急信号および告知(例外的なリソースプール内を介したSCI)の送信に優先順位をつけなければならない。
(例外的なプール内の)緊急SCIの送信および関連する緊急データPSSCH(SCIのコピーの有無にかかわらず)は、たとえば、前に説明したように、同じサブフレーム内でまたは2個の連続サブフレーム内で送信され得る。非クリティカルデータ送信は、たとえば、緊急状況が終了するかまたは後のサブフレームまで延期されるまで、ミュートにされ得る。
同じコンポーネントキャリア(CC)スケジューリングの場合、緊急データおよび非緊急デ
ータは、(SPS送信が構成されている場合)異なる送信期間を有する異なる(オフセットされた)サブフレーム上に共存し得る。
図10は、一実施形態による、緊急データおよび通常のデータの同じコンポーネントキャリア(CC)スケジューリングを示す。具体的には、図10は、例外的なプール1011、およびリソースプール1021を示す。例外的なプール1011内でクリティカル通信通知である第1のメッセージ1051が送信される。第1のメッセージ1051は、メッセージ1061、1062、1063、および1064を告知する。告知されるクリティカルメッセージ1061、1062、1063、および1064は、後で(通常の)リソースプール1021内で送信される。その上、第1のメッセージ1051は、少なくとも残りのクリティカルメッセージ1063および1064を告知するためのメッセージ1054として繰り返される。
いくつかの実施形態では、第1のメッセージ1051の受信時に、ユーザ機器は、告知されるメッセージ1061、1062、1063、および1064が他のメッセージ1071、1072、および1073によって中断されないように、他のメッセージ1071、1072、および1073を通常のプール1021内で送信することを停止する。
いくつかの実施形態では、第1のメッセージ1051の受信時に、ユーザ機器は、告知されるメッセージ1061、1062、1063、および1064が、送信されることが計画されていた他のメッセージ1071、1072、および1073によって中断されないように、送信されることが計画されていた他のメッセージ1071、1072、および1073を通常のプール1021内で送信しないことになる。
異なるコンポーネントキャリア(CC)スケジューリングの場合、緊急データおよび非緊急データは、同じ送信期間を有する、または異なる送信期間(SPS送信が構成されている場合)を有する、同じ(または、オフセットされた)サブフレーム上の異なるCC上に共存し得る。
図11aは、一実施形態による、緊急データおよび通常のデータの異なるコンポーネントキャリア(CC)スケジューリングを示す。具体的には、図11aは、例外的なプール1111、および2つのリソースプール1121、1122を示す。例外的なプール1111内で、クリティカル通信通知である第1のメッセージ1151が送信される。第1のメッセージ1151は、高優先度を有するメッセージ1161、1162、1163、および1164を告知する。告知されるクリティカルメッセージ1161、1162、1163、および1164は、後で(通常の)リソースプール1121内で送信される。その上、第1のメッセージ1151は、少なくとも残りのクリティカルメッセージ1163および1164を告知するためのメッセージ1154として繰り返される。低優先度を有する他のメッセージ1171、1172、1173、1174は、別の通常のリソースプール1122内で送信される。低優先度を有する他のメッセージ1171、1172、1173、1174は、たとえば、高優先度を有する、告知されるクリティカルメッセージ1161、1162、1163、および1164よりも低い電力を用いて送信され得る。
緊急信号の送信は、優先度Pri1および送信電力Pow1を伴ってよく、普通のデータの送信は、優先度Pri2および送信電力Pow2を伴ってよい。本明細書で、Pri1>Pri2であり、Pow1>=Pow2である。
図11bは、別の実施形態による、緊急データおよび通常のデータの異なるコンポーネントキャリアスケジューリングを示す。例外的なプール1111内で、クリティカル通信通知である第1のメッセージ1156が送信される。第1のメッセージ1156は、高優先度を有するメッセージ1166を告知する。告知されるクリティカルメッセージ1166は、後で例外的なリソースプール1111内で送信される。その上、例外的なプール1111内で、クリティカル通信通知
である別のメッセージ1157が送信される。その別のメッセージ1157は、高優先度を有するメッセージ1167を告知する。告知されるクリティカルメッセージ1167は、後で例外的なリソースプール1111内で送信される。低優先度を有する他のメッセージ1176および1177は、通常のリソースプール1121内で送信される。低優先度を有する他のメッセージ1176および1177は、たとえば、高優先度を有する、告知されるクリティカルメッセージ1166および1167よりも低い電力を用いて送信され得る。
以下で、一実施形態による、緊急メッセージをより多くのユーザに伝達するためのサイドリンクアクセス周波数帯域送信の構成について説明する。具体的には、異なる送信電力および帯域幅を用いた異なる周波数帯域に対するアクセスについて説明する。
緊急告知用のチャネルにアクセスするために、車両-UEは、たとえば、一連のアクセス/試行を実行して、他の車両に対する緊急送信用のチャネルをキャプチャし得る。これにより、緊急データおよび制御の受信の機会が高まるはずである。
一実施形態による、緊急プールアクセス手順は、たとえば、以下のようであってよい:
・ 緊急の場合、車両が、たとえば、複数のTX/RXチェーンの有無にかかわらず、複数の周波数帯域に接続することが可能である場合:
〇 まず、緊急パケットが到着した後
・ 専用帯域(<6GHz、たとえば、およそ5.9GHzのITS帯域)で開始し、緊急送信手順を開始する
〇 さもなければ、(短い待機期間Tの後)帯域送信が可能にされなかったかまたは十分でない場合
・ 構成されたビットマップまたは事前構成されたビットマップ上でより低い周波数(<6GHz)サイドリンク帯域に切り替え、緊急送信手順を開始する
〇 さもなければ、(短い待機期間Tの後)帯域送信が許可されなかったかまたは十分でない場合
・ より高い周波数(mmWave)ITS帯域(63GHz)に切り替え、緊急送信手順を開始する
〇 さもなければ、(短い待機期間Tの後)帯域送信が許可されなかったかまたは十分でない場合
・ 構成されたビットマップまたは事前構成されたビットマップ上でより高い周波数(mmWave)許可帯域に切り替え、緊急送信手順を開始する
〇 さもなければ、手順を終了する
(mmWave=ミリメートル波)
(ITS=インテリジェントトランスポートシステム)
以下で、緊急制御情報内で対象となるUEから対象とならない(自律)車両にビットマップをブロードキャストするための一実施形態について説明する。具体的には、事前構成されたマップは、たとえば、サイドリンク制御情報(SCI)内のビットのビットマップブロードキャスト数を削減するように選択可能であってよい。
図12は、一実施形態による、緊急監視のためにカバレージ外に転送するサイドリンクサブフレーム構成を示す。
以下で、PSCCHサブフレームおよびリソースブロックプールが考慮される。
車両が緊急要求を処理し、その車両がカバレージ内にある場合、ビットマップはカバレージ外に送信されなければならない。この手順は、緊急データを監視するためにすべてのカバレージ外の車両を調整させるために行われる。ビットマップは、たとえば、SCI緊急
制御情報を介して送信され得る。
既存のシステムにおけるように、ビットマップは、ビットマップと呼ばれる周期的(事前構成された)パターンに従って構成される([5]、第6.3.8項においてフィールドSL-FR ResourceConfigにおいて導入されるsubframeBitmap-r12)。subframeBitmap-r12の長さは、40ビットである。それらの40ビットは、たとえば、使用されるビットマップシーケンスを示すインデックスT_RPTを伝達するためにUu上で送信され得る。
同様に、subframeBitmap-r12は、遠隔UEがスケジュールされたリソース上で緊急告知およびデータ送信を監視することを可能にするために、カバレージ外の車両に転送されなければならない(さらなる詳細については、図12を参照されたい)。(例外的なプールを介した)SCI上のデータ送信を低減するために、subframeBitmap-r12は、たとえば、より小さなビットマップテーブルを設計することによって、またはたとえば、(たとえば、ビットのより短い指数を用いて)緊急告知ビットマップを固定することによって、たとえば、より短い緊急プールに再マッピングされ得る。
説明する概念のいくつかの態様は、装置の文脈で説明されてきたが、これらの態様は、ブロックまたはデバイスが方法ステップまたは方法ステップの特徴に対応する、対応する方法の説明をやはり表すことは明らかである。同様に、方法ステップの文脈で説明した態様は、対応する装置の対応するブロック、もしくは品目、または特徴の説明をやはり表す。
本発明の様々な要素および特徴は、アナログおよび/またはデジタル回路を使用してハードウェアで、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは専用プロセッサによる命令の実行を通して、ソフトウェアで、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実装され得る。たとえば、本発明の実施形態は、コンピュータシステムまたは別の処理システムの環境で実装され得る。
図5は、一実施形態による、コンピュータシステム500の一例を示す。ユニットまたはモジュール、ならびにこれらのユニットによって実行される方法のステップは、1つまたは複数のコンピュータシステム500上で実行し得る。コンピュータシステム500は、専用または汎用のデジタル信号プロセッサなど、1つまたは複数のプロセッサ502を含む。プロセッサ502は、バスまたはネットワークなど、通信インフラストラクチャ504に接続される。コンピュータシステム500は、一次メモリ506、たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および二次メモリ508、たとえば、ハードディスクドライブおよび/またはリムーバブル記憶ドライブを含む。二次メモリ508は、コンピュータプログラムまたは他の命令がコンピュータシステム500内にロードされることを可能にし得る。コンピュータシステム500は、ソフトウェアおよびデータがコンピュータシステム500と外部デバイスとの間で転送されることを可能にするための通信インターフェース510をさらに含み得る。通信は、電気信号、電磁信号、光信号、または通信インターフェースによって処理されることが可能な他の信号の形であってよい。通信は、ワイヤまたはケーブル、光ファイバー、電話線、セルラーフォンリンク、RFリンク、および他の通信チャネル512を使用し得る。
「コンピュータプログラム媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、概して、リムーバブル記憶ユニットまたはハードディスクドライブ内にインストールされたハードディスクなど、有形記憶媒体を指すために使用される。これらのコンピュータプログラム製品は、ソフトウェアをコンピュータシステム500に提供するための手段である。コンピュータ制御論理とも呼ばれるコンピュータプログラムは、一次メモリ506および/または二次メモリ508内に記憶される。コンピュータプログラムは、通信インターフェース510を介して受信されることも可能である。コンピュータプログラムは、実行されると、コン
ピュータシステム500が本発明を実装することを可能にする。具体的には、コンピュータプログラムは、実行されると、プロセッサ502が、本明細書で説明する方法のうちのいずれかなど、本発明のプロセスを実装することを可能にする。したがって、そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム500のコントローラを表し得る。本開示がソフトウェアを使用して実装されるとき、ソフトウェアは、リムーバブル記憶ドライブ、通信インターフェース510などのインターフェースを使用して、コンピュータプログラム製品内に記憶され、コンピュータシステム500内にロードされ得る。
ハードウェアでのまたはソフトウェアでの実装形態は、電子的に読み取り可能な制御信号を記憶し、それぞれの方法が実行されるように、プログラマブルコンピュータシステムと協働する(または協働することが可能な)デジタル記憶媒体、たとえば、クラウド記憶装置、フロッピー(登録商標)ディスク、DVD、Blue-Ray、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、またはFLASH(登録商標)メモリを使用して実行され得る。したがって、デジタル記憶媒体は、コンピュータ可読であり得る。
本発明によるいくつかの実施形態は、本明細書で説明した方法のうちの1つが実行されるように、プログラマブルコンピュータシステムと協働することが可能な、電子的に読み取り可能な制御信号を有するデータキャリアを備える。
概して、本発明の実施形態は、プログラムコードを備えたコンピュータプログラム製品として実装可能であり、プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行するとき、これらの方法のうちの1つを実行するように動作可能である。プログラムコードは、たとえば、機械可読キャリア上に記憶され得る。
他の実施形態は、機械可読キャリア上に記憶された、本明細書で説明した方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを備える。言い換えれば、本発明の方法の実施形態は、したがって、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行するとき、本明細書で説明した方法のうちの1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
本発明の方法のさらなる実施形態は、したがって、その上に記録された、本明細書で説明した方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを備えるデータキャリア(または、デジタル記憶媒体もしくはコンピュータ可読媒体)である。本発明の方法のさらなる実施形態は、したがって、本明細書で説明した方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリームまたは一連の信号である。データストリームまたは一連の信号は、たとえば、データ通信接続を介して、たとえば、インターネットを介して、転送されるように構成され得る。さらなる実施形態は、本明細書で説明した方法のうちの1つを実行するように構成されるか、または適合される、処理手段、たとえば、コンピュータ、またはプログラマブル論理デバイスを備える。さらなる実施形態は、本明細書で説明した方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムをインストールしたコンピュータを備える。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明した方法の機能性のうちのいくつかまたはすべてを実行するためにプログラマブル論理デバイス(たとえば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)が使用され得る。いくつかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書で説明した方法のうちの1つを実行するために、マイクロプロセッサと協働し得る。概して、これらの方法は、好ましくは、任意のハードウェア装置によって実行される。
上記で説明した実施形態は、本発明の原理に関する単なる例示である。本明細書で説明
した構成および詳細の修正および変種は当業者に明らかになると理解される。したがって、本明細書の実施形態の記述および説明によって提示された特定の詳細ではなく、以下の特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図される。
略語
略語:意味
BS 基地局
CBR チャネル使用率
D2D デバイス間
EN 緊急通知(クリティカル通信通知の例)
eNB 発展型ノードB(基地局)
FDM 周波数分割多重
LTE ロングタームエボリューション
PC5 D2D通信用のサイドリンクチャネルを使用したインターフェース
PPPP ProSeパケット単位優先度
PPPR ProSeパケット単位信頼性
PRB 物理リソースブロック
ProSe 近接サービス
RA リソース割振り
SCI サイドリンク制御情報
SL サイドリンク
sTTI 短い送信時間間隔
TDM 時間分割多重
TDMA 時間分割多元接続
UE ユーザエンティティ(ユーザ端末)
URLLC 超高信頼低レイテンシ通信
V2V 車両間
V2I ビークルツーインフラストラクチャ
V2P ビークルツーペデストリアン
V2N ビークルツーネットワーク
V2X ビークルツーエブリシング、たとえば、V2V、V2I、V2P、V2N
参考文献
[1] 3GPP TS 36.213発展型ユニバーサル地上波無線アクセス(E-UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access);物理層プロシージャ;V14.5.0
[2] TS 36.331発展型ユニバーサル地上波無線アクセス(E-UTRA)-無線リソース制御(RRC);V14.
[3] 3GPP TS 36.211発展型ユニバーサル地上波無線アクセス(E-UTRA);物理チャネルおよび変調、v 14.3.0
[4] 3GPP TS 36.212発展型ユニバーサル地上波無線アクセス(E-UTRA);多重化およびチャネルコーディング、v14.3.0
[5] 3GPP TS 36.321発展型ユニバーサル地上波無線アクセス(E-UTRA);媒体アクセス制御(MAC)プロトコル仕様、v14.3.0
[6] 2017P59629 EP:V2Xに対する同時無許可送信を要求する緊急通知(URLLC)
[7] NGMN Alliance白書「Small Cell Backhaul Requirements」、第1.0版、2012年6月4日
100 ワイヤレスネットワーク
102 コアネットワーク
1021から1023 接続、スモールセル
104 無線アクセスネットワーク
1061 セル、マクロセル
1062 セル
1063 セル
1064 セル
1065 セル
1081 矢印
1082 矢印
1083 矢印
1101 IoTデバイス
1102 IoTデバイス
1121 矢印
1122 矢印
1141から1145 バックホールリンク
1161から1165 バックホールリンク
1201 エリア、スモールセル
1202 エリア、スモールセル
1203 エリア、スモールセル
1204 エリア
1205 エリア、スモールセル
1221から1225 バックホールリンク
1241 矢印
1242 矢印、ワイヤレスアクセスリンク(AL)
150 ユーザ機器、第1のユーザ機器
152 送信機
154 受信機
250 ユーザ機器、第2のユーザ機器
252 送信機
254 受信機
500 コンピュータシステム
502 プロセッサ
504 通信インフラストラクチャ
506 一次メモリ
508 二次メモリ
510 通信インターフェース
512 通信チャネル
611 例外的なプール、リソースプール
621 リソースプール
622 リソースプール、通常のプール
651 メッセージ、第1のメッセージ
661 メッセージ、第2のメッセージ
711 例外的なプール、リソースプール
721 リソースプール、通常のプール
751 メッセージ、第1のメッセージ
761 メッセージ、第2のメッセージ
811 例外的なプール、リソースプール
821 (通常の)リソースプール
851 メッセージ、第1のメッセージ
853 メッセージ
861 メッセージ、クリティカルメッセージ
862 メッセージ、クリティカルメッセージ
863 メッセージ、クリティカルメッセージ
864 メッセージ、クリティカルメッセージ、
865 メッセージ、クリティカルメッセージ
911 例外的なプール、リソースプール
921 (通常の)リソースプール
951 メッセージ、第1のメッセージ
953 メッセージ
955 メッセージ
961 メッセージ、クリティカルメッセージ
962 メッセージ、クリティカルメッセージ
963 メッセージ、クリティカルメッセージ
964 メッセージ、クリティカルメッセージ
965 メッセージ
1011 例外的なプール
1021 リソースプール、(通常の)リソースプール
1051 メッセージ、第1のメッセージ
1054 メッセージ

1061 メッセージ
1062 メッセージ
1063 メッセージ
1064 メッセージ
1071 他のメッセージ
1072 他のメッセージ
1073 他のメッセージ
1111 例外的なプール
1121 リソースプール、(通常の)リソースプール
1122 リソースプール、通常のリソースプール
1151 メッセージ、第1のメッセージ
1154 メッセージ
1156 メッセージ、第1のメッセージ
1157 メッセージ、別のメッセージ
1161 メッセージ、高優先度を有するメッセージ、クリティカルメッセージ
1162 メッセージ、高優先度を有するメッセージ、クリティカルメッセージ
1163 メッセージ、高優先度を有するメッセージ、クリティカルメッセージ
1164 メッセージ、高優先度を有するメッセージ、クリティカルメッセージ
1166 メッセージ、高優先度を有するメッセージ、クリティカルメッセージ
1167 メッセージ、高優先度を有するメッセージ、クリティカルメッセージ
1171 低優先度を有する他のメッセージ
1172 低優先度を有する他のメッセージ
1173 低優先度を有する他のメッセージ
1174 低優先度を有する他のメッセージ
1176 低優先度を有する他のメッセージ
1177 低優先度を有する他のメッセージ

Claims (25)

  1. ワイヤレス通信のためのユーザ機器であって、
    送信機と、
    受信機と、
    を備え、
    第1のリソースプール構成によって定義される第1のリソースプールが、送信用の第1の複数のリソースを備え、第2のリソースプール構成によって定義される第2のリソースプールが、送信用の第2の複数のリソースを備え、前記第2のリソースプール構成が、前記第1のリソースプール構成とは異なるか、または前記第1のリソースプール構成と等しく、
    前記ユーザ機器の前記送信機が、第1のメッセージである第1のクリティカル通信通知を前記第1のリソースプール内で送信するように構成され、前記第1のクリティカル通信通知が、第2のメッセージが前記第2のリソースプール内で送信されることを示し、
    前記ユーザ機器の前記送信機が、前記第1のクリティカル通信通知を送信した後、または前記第1のクリティカル通信通知を送信するのと同時に、前記第2のメッセージを前記第2のリソースプール内で送信するように構成され、
    第3のリソースプール構成によって定義される第3のリソースプールが、送信用の第3の複数のリソースを備え、第4のリソースプール構成によって定義される第4のリソースプールが、送信用の第4の複数のリソースを備え、前記第4のリソースプール構成が、前記第3のリソースプール構成とは異なるか、または前記第3のリソースプール構成と等しく、
    前記ユーザ機器の前記受信機が、第3のメッセージである第2のクリティカル通信通知を受信するように構成され、前記第2のクリティカル通信通知が前記第3のリソースプール内で送信され、前記第2のクリティカル通信通知が、第4のメッセージが前記第4のリソースプール内で送信されることを示し、
    前記ユーザ機器の前記送信機が、前記受信機による前記第2のクリティカル通信通知の前記受信に応答して、前記第4のリソースプール内で何も送信しないように構成される
    ユーザ機器。
  2. 前記第1のリソースプールが、共有リソースプール、もしくは共通の構成された許可、または共通にアクセスされる帯域幅部分、あるいは例外的に構成されたプールとして定義され、かつ/または
    前記第3のリソースプールが、共有リソースプール、もしくは共通の構成された許可、または共通にアクセスされる帯域幅部分、あるいは例外的に構成されたプールとして定義される
    請求項1に記載のユーザ機器。
  3. 前記第2のリソースプールが、通信用のリソースプール、もしくは事前構成された通信リソース、または割り振られた帯域幅部分、あるいは動的に許可されたリソースとして定義され、かつ/または
    前記第4のリソースプールが、通信用のリソースプール、もしくは事前構成された通信リソース、または割り振られた帯域幅部分、あるいは動的に許可されたリソースとして定義される
    請求項1または2に記載のユーザ機器。
  4. 前記第1のメッセージが、前記第2のメッセージの1つまたは複数の周波数ロケーションおよび時間ロケーションを定義する、前記第2のリソースプール内の前記第2のメッセージに対するポインタを含むか;または、前記第1のメッセージが、前記第2のメッセージの前記1つまたは複数の周波数ロケーションおよび前記時間ロケーション、ならびに繰返し周期を定義する、前記第2のリソースプール内の前記第2のメッセージに対する前記ポインタを含む、かつ/または
    前記第3のメッセージが、前記第4のメッセージの1つまたは複数の周波数ロケーションおよび時間ロケーションを定義する、前記第4のリソースプール内の前記第4のメッセージに対するポインタを含むか;または、前記第3のメッセージが、前記第4のメッセージの前記1つまたは複数の周波数ロケーションおよび前記時間ロケーション、ならびに前記繰返し周期を定義する、前記第4のリソースプール内の前記第4のメッセージに対する前記ポインタを含む
    請求項1から3のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  5. 前記第1のリソースプールが、サイドリンク送信用の前記第1の複数の事前構成されたリソースを備え、前記第2のリソースプールが、サイドリンク送信用の前記第2の複数のリソースを備え、前記第3のリソースプールが、サイドリンク送信用の前記第3の複数のリソースを備え、前記第4のリソースプールが、サイドリンク送信用の前記第4の複数のリソースを備える
    請求項1から4のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  6. 前記送信機が、第1のタイムスロット内で、第1のクリティカル通信通知を前記第1のリソースプール内で送信するように構成され、
    前記送信機が、前記第1のクリティカル通信通知を第2のタイムスロット内で送信した後、前記第2のメッセージを前記第2のリソースプール内で送信するように構成され、前記第2のタイムスロットが、前記第1のタイムスロットに対して延期されたタイムスロットである
    請求項1から5のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  7. 前記送信機が、前記第1のクリティカル通信通知が送信されるとき同じタイムスロット内で、または前記第1のクリティカル通信通知が送信された後の後続のタイムスロットにおいて、前記第2のメッセージを前記第2のリソースプール内で送信するように構成される
    請求項1から5のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  8. 前記送信機が、前記第2のリソースプールの送信用の前記第2の複数のリソースのうちの送信用のリソースを示す指示を含む前記第1のクリティカル通信通知を送信するように構成され、前記送信機が、前記指示によって示されている送信用の前記リソース内で前記第2のメッセージを送信するように構成され、前記指示が、送信用の前記リソースに対するポインタを含むか、もしくはサブフレームを示すサブフレーム指示を含むか、または周波数を示す周波数指示を含むか、あるいはコンポーネントキャリアを示すコンポーネントキャリア指示を含む
    請求項1から7のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  9. 前記送信機が、前記受信機による前記第2のクリティカル通信通知の前記受信に応答して、第5のメッセージを前記第4のリソースプール内で送信することを停止するように構成される
    請求項1から8のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  10. 第5のメッセージが、前記第4のリソースプール内で送信するためにスケジュールされ、
    前記送信機が、前記受信機による前記第2のクリティカル通信通知の前記受信に応答して、前記第5のメッセージを前記第4のリソースプール内で送信しないように構成される
    請求項1から8のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  11. 前記第1のリソースプールが、高優先度を有する、送信用の前記第1の複数のリソースを提供するための、全帯域幅、サブ帯域幅、または帯域幅部分の中の共有プールまたは構成された許可である、例外的なプールであり、
    前記第2のリソースプールが、前記高優先度よりも低い優先度を有する、送信用の前記第2の複数のリソースを提供するための通常のプールであり、
    前記送信機が、全帯域幅、サブ帯域幅、または帯域幅部分の中の共有プールまたは構成された許可である、前記例外的なプール内で前記高優先度を有する前記第2のメッセージを送信するように構成され、
    前記送信機が、前記低優先度を有する第6のメッセージを前記通常のプール内で送信するように構成される
    請求項1から10のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  12. 前記第3のリソースプールが、高優先度を有する、送信用の前記第3の複数のリソースを提供するための例外的なプールであり、
    前記第4のリソースプールが、前記高優先度よりも低い優先度を有する、送信用の前記第4の複数のリソースを提供するための通常のプールであり、
    前記送信機が、前記高優先度を有する前記第4のメッセージを前記例外的なプール内で送信するように構成され、
    前記送信機が、前記低優先度を有する第6のメッセージを前記通常のプール内で送信するように構成される
    請求項1から10のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  13. 前記送信機が、前記第1のリソースプールが別の送信によって占有されているかどうかを感知せずに、前記第1のクリティカル通信通知を前記第1のリソースプール内で送信するように構成される
    請求項1から12のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  14. 前記第1のクリティカル通信通知を初めて送信した後、前記送信機が、さらに1回または複数回数、前記第1のクリティカル通信通知を前記第1のリソースプール内で再送信するように構成される
    請求項1から13のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  15. 前記受信機による前記第2のクリティカル通信通知の前記受信に応答して、前記送信機が、前記第3のメッセージを1つまたは複数の他のユーザ機器に送るように構成され、前記第3のメッセージが、前記第4のメッセージが前記第4のリソースプール内で送信されることを示す
    請求項1から14のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  16. 前記送信機が、第1の送信電力を用いて前記第1のクリティカル通信通知を送信するように構成され、前記送信機が、第2の送信電力を用いて前記第2のメッセージを送信するように構成され、前記第1の送信電力が前記第2の送信電力よりも大きい
    請求項1から15のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  17. 前記第1のクリティカル通信通知および前記第2のクリティカル通信通知のうちの少なくとも1つが、1つまたは複数のサイドリンク制御情報データ要素を含むサイドリンク制御情報であり、前記サイドリンク制御情報データ要素が、コンポーネントキャリアインデックス、サブフレームインデックス、SPS期間、前記送信に対するオフセット、サブチャネルサイズ、および周波数ホッピングが可能にされているかどうかを示す指示のうちの少なくとも1つを含む
    請求項1から16のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  18. 前記第1のリソースプール、および前記第2のリソースプール、および前記第3のリソースプール、および前記第4のリソースプールが各々、複数のコンポーネントキャリアに割
    り当てられ、
    前記第1のリソースプールが、前記複数のコンポーネントキャリアのうち第1のコンポーネントキャリアに割り当てられ、
    前記第2のリソースプールが、前記複数のコンポーネントキャリアのうち第2のコンポーネントキャリアに割り当てられ、前記第2のコンポーネントキャリアが、前記第1のコンポーネントキャリアとは異なる
    請求項1から17のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  19. 前記第1のリソースプール、および前記第2のリソースプール、および前記第3のリソースプール、および前記第4のリソースプールが各々、複数のコンポーネントキャリアに割り当てられ、
    前記第1のリソースプールが、前記複数のコンポーネントキャリアのうち第1のコンポーネントキャリアに割り当てられ、
    前記第2のリソースプールも前記第1のコンポーネントキャリアに割り当てられる
    請求項1から17のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  20. 前記ユーザ機器が車両内にインストールされるように構成され、
    前記車両の前記ユーザ機器が、緊急要求を有する場合、かつ前記車両が基地局のカバレージ内にある場合、前記ユーザ機器の前記受信機が、サブフレームビットマップを前記基地局から受信するように構成され、前記ユーザ機器の前記送信機が、前記基地局から受信された前記サブフレームビットマップを前記基地局のカバレージ外にある別の車両に送信するように構成される
    請求項1から19のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  21. 前記第1のリソースプールが、前記第2のリソースプールと同じコンポーネントキャリア上に位置するか、または
    前記第3のリソースプールが、前記第4のリソースプールと前記同じコンポーネントキャリア上に位置する
    請求項1から20のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  22. 前記第1のリソースプールが、前記第2のリソースプールと同じコンポーネントキャリア上に位置しないか、または
    前記第3のリソースプールが、前記第4のリソースプールと前記同じコンポーネントキャリア上に位置しない
    請求項1から20のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  23. ワイヤレス通信用のシステムであって、
    前記システムが、複数のユーザ機器を備え、前記複数のユーザ機器が各々、請求項1から22のいずれか一項によるユーザ機器であり、
    前記複数のユーザ機器が、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器とを備え、
    第1のリソースプールが、送信用の第1の複数のリソースを備え、第2のリソースプールが送信用の第2の複数のリソースを備え、前記第2のリソースプール構成が、前記第1のリソースプール構成とは異なるか、または前記第1のリソースプール構成と等しく、
    前記第1のユーザ機器の前記送信機が、第1のメッセージであるクリティカル通信通知を前記第1のリソースプール内で送信するように構成され、前記クリティカル通信通知が、第2のメッセージが前記第2のリソースプール内で送信されることを示し、
    前記第2のユーザ機器の前記受信機が、前記第1のユーザ機器の前記送信機から前記クリティカル通信通知を受信するように構成され、
    前記第2のユーザ機器の前記送信機が、前記第2のユーザ機器の前記受信機による前記クリティカル通信通知の前記受信に応答して、前記第2のリソースプール内で何も送信しな
    いように構成され、
    前記第1のユーザ機器の前記送信機が、前記クリティカル通信通知を送信した後、または前記クリティカル通信通知を送信するのと同時に、前記第2のメッセージを前記第2のリソースプール内で送信するように構成される
    システム。
  24. ワイヤレス通信のための方法であって、第1のリソースプール構成によって定義される第1のリソースプールが、送信用の第1の複数のリソースを備え、第2のリソースプール構成によって定義される第2のリソースプールが、送信用の第2の複数のリソースを備え、前記第2のリソースプール構成が、前記第1のリソースプール構成とは異なるか、または前記第1のリソースプール構成と等しく、第3のリソースプール構成によって定義される第3のリソースプールが、送信用の第3の複数のリソースを備え、第4のリソースプール構成によって定義される第4のリソースプールが、送信用の第4の複数のリソースを備え、前記第4のリソースプール構成が、前記第3のリソースプール構成とは異なるか、または前記第3のリソースプール構成に等しく、前記方法が、
    ユーザ機器の送信機によって、第1のメッセージである第1のクリティカル通信通知を前記第1のリソースプール内で送信するステップであって、前記第1のクリティカル通信通知が、第2のメッセージが前記第2のリソースプール内で送信されることを示す、送信するステップと、
    前記第1のクリティカル通信通知を送信した後、または前記第1のクリティカル通信通知を送信するのと同時に、前記送信機によって前記第2のメッセージを前記第2のリソースプール内で送信するステップと、
    第3のメッセージである第2のクリティカル通信通知を受信するステップであって、前記第2のクリティカル通信通知が、前記ユーザ機器の受信機によって前記第3のリソースプール内で送信され、前記第2のクリティカル通信通知が、第4のメッセージが前記第4のリソースプール内で送信されることを示す、受信するステップと、
    前記受信機による前記第2のクリティカル通信通知の前記受信に応答して、前記送信機によって前記第4のリソースプール内で何も送信しないステップと
    を含む、方法。
  25. コンピュータ上または信号プロセッサ上で実行されると、請求項24に記載の方法を実装するためのコンピュータプログラム。
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