JP2023182040A - 発光モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の発光領域を各色からなる複数の発光列の組み合わせからなる複数の発光パターンによって構成することで、全体としての混色性を向上させ、ムラのない白色光やフルカラー発光による照明効果を得ることのできる発光モジュールを提供することである。【解決手段】 基板と、基板上に設けられる複数の発光領域LE1~LE4と、を備えた発光モジュール10であって、前記複数の発光領域LE1~LE4は、それぞれ一方向に平行に延びる赤色系発光列Rと緑色系発光列Gと青色系発光列Bとをそれぞれ一列以上有する同数の発光列によって形成されると共に、同一色の発光列が前記発光領域LE1~LE4内で隣接することのない組み合わせによる複数の発光パターンを備えた。【選択図】 図3
Description
本発明は、発光領域を複数備えた発光モジュールに関するものである。
従来、LEDを用いたカラー照明用の発光モジュールとしては、RGB(赤・緑・青)の3原色によって構成される複数のLEDからなる発光領域を基板上に複数形成したものが知られている。
例えば、特許文献1には、互いに異なる色で発光する複数の発光域を有する発光部が共通の基板上に複数個形成された発光モジュールが開示されている。
RGB光源からなる複数の発光領域から発せられる光によってムラのない白色発光やマルチカラー発光を得るには、各発光領域におけるRGBの混色性を高めることが重要となっている。
上記特許文献1に開示されている発光モジュールは、基板上にRGBからなるLEDによって構成される3つの発光域を有する複数の発光部が形成されている。各発光部には対応してレンズが配置されており、各レンズは、対応する発光部からの出射光を集光して、離れた位置でそれぞれの出射光が重なって照射されるように設計されている。この構成において、各発光部からの出射光による混色性を高めるために、発光部ごとにRGBの発光域の配置角度を前記基板の上面内の基準方向に対して変更している。
特許文献1に開示の構成によれば、複数のRGBの発光域の配置角度が発光部ごとに異なっているため、発光正面側から見た場合に、各色の屈折効果によって赤緑青の色割れを低減させることができる。しかしながら、発光域の配置角度を複数の発光部ごとに変えているため、正面方向に発せられるRGBごとの光の強度に差が生じ、RGBの発光バランスが悪くなるおそれがある。また、複数の発光部ごとに発光域の配置角度を調整する必要があり、製造工数が多く掛かると共に、配置角度の設定誤差によってバラツキが生じた場合、製品ごとの混色性にバラツキが生じるといった問題があった。
そこで、本発明の目的は、複数の発光領域を各色からなる複数の発光列の組み合わせからなる複数の発光パターンによって構成することで、全体としての混色性を向上させ、ムラのない白色光やフルカラー発光による照明効果を得ることのできる発光モジュールを提供することである。
本発明に係る発光モジュールは、
基板と、基板上に設けられる複数の発光領域と、を備えた発光モジュールであって、
前記複数の発光領域は、それぞれ一方向に平行に延びる第1の色の発光列と第2の色の発光列と第3の色の発光列とをそれぞれ一列以上有する同数の発光列によって形成されると共に、同一色の発光列が前記発光領域内で隣接することのない組み合わせによる複数の発光パターンを備えている。
基板と、基板上に設けられる複数の発光領域と、を備えた発光モジュールであって、
前記複数の発光領域は、それぞれ一方向に平行に延びる第1の色の発光列と第2の色の発光列と第3の色の発光列とをそれぞれ一列以上有する同数の発光列によって形成されると共に、同一色の発光列が前記発光領域内で隣接することのない組み合わせによる複数の発光パターンを備えている。
本発明の発光モジュールによれば、複数の発光領域が、それぞれ一方向に平行に延びる第1の色の発光列と第2の色の発光列と第3の色の発光列とをそれぞれ一列以上有する同数の発光列によって形成されると共に、同一色の発光列が発光領域内で隣接することのない組み合わせによる複数の発光パターンを備えているので、各発光領域から発せられる正面方向の光に色割れが生じにくくなり、全体として色ムラのない白色光やフルカラー発光による照明効果が得られる。
以下、本発明に係る発光モジュールを添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の発光モジュール10の一実施形態の外観を示したものである。発光モジュール10は、フルカラー対応の各種照明装置に搭載可能な構成となっており、その基本構成は基板11と、この基板11の上面11aに設けられるフルカラー対応の複数の発光領域LE1~LE4とからなっている。本実施形態では、基板11の上面11aの中心部を起点として回転対称形となるように前記発光領域LE1~LE4を4か所等間隔に設けている。このような回転対称形であれば、発光光量に応じて2か所以上設定することができ、4か所には限定されない。
基板11は、例えば、直径が数センチ程度の円形の基板であり、耐熱性を有したセラミックス板が使用される。この基板11の上面11aには、前記発光領域LE1~LE4を形成するためのリング状のダム部12がそれぞれ設けられ、各ダム部12内にフルカラー対応の発光体部13a~13dが形成されている。また、図2に示すように、前記4か所の発光領域LE1~LE4の周囲には、前記発光体部13a~13dに電力を供給するための配線パターン14が形成されている。前記基板11は、熱伝導性の高いアルミニウム等からなる金属基板と、前記発光体部13a~13dが開口している高耐熱性のガラスエポキシ基板等を貼り合わせたものであってもよい。また、基板11は円形に限らず、矩形又は多角形であってもよい。
前記ダム部12は、発光領域LE1~LE4を仕切る枠体であり、ここに発光体部13a~13dを封止する透光性を有した封止樹脂が充填される。このダム部12は、白色系の樹脂によって形成される。
前記各発光体部13a~13dは、第1乃至第3の色からなる3色の発光体を基本とする複数の発光列の集合体によって構成されている。本実施形態では、前記第1乃至第3の色をフルカラーの基本色となる赤緑青(RGB)とするため、第1の色を赤色系、第2の色を緑色系、第3の色を青色系とし、第1の色の発光列を赤色系発光列R、第2の色の発光列を緑色系発光列G、第3の色の発光列を青色系発光列Bとする。
図3は各発光領域LE1~LE4における複数の発光列の配列構成の一実施形態を示したものである。ここで、各発光領域LE1~LE4の各色の発光列の並びを図中右から左に向けて色ごとに第1列、第2列、第3列・・・とする。例えば、発光領域LE1における第1列は最初の赤色系発光列(R11)、第2列は最初の緑色系発光列(G11)、第5列は2番目の赤色系発光列(R12)とし、発光領域LE2における第1列は最初の青色系発光列(B21)、第2列は最初の緑色系発光列(G21)、第5列は2番目の青色系発光列(B22)のように表記する。
図3に示したように、各発光領域LE1~LE4は、一方向に平行に延びる赤色系発光列Rと緑色系発光列Gと青色系発光列Bとをそれぞれ一列以上有する同数(6列)の発光列によって形成されており、同一色の発光列が隣接することのない組み合わせによる複数の発光パターンを備えている。本実施形態では、各発光領域LE1~LE4を構成する各色の複数の発光列は全て同一の配列構成とはなっておらず、発光領域ごとに発光パターンが異なるような配列構成となっているが、少なくとも2つ以上の発光パターンを有していれば、同一の配列であってもよい。
前記複数の発光領域LE1~LE4を重ね合わせたと仮定した場合に、重なり合う各発光列の相対位置が一致している。これによって、各発光領域LE1~LE4から正面方向に発せられる光の色割れを低減し、赤系、緑系、青系の3色による均等な混色効果を得ることができる。また、各発光列の中で発光色が混在するように、隣接する他の色の発光列の一部を横方向にシフトさせることで、さらに混色効果を高めることができる。前記横方向のシフトをLEDチップ単位で左右交互に配置すれば、その混色効果は一層高まる。このような各発光列の各種の発光パターンに基づく混色効果については、後述する図4乃至図6に示す検証結果にて詳述する。
前記赤色系発光列Rは赤色発光体、緑色系発光列Gは緑色発光体、青色系発光列Bは青色発光体によってそれぞれ形成されている。図3に示した実施形態では、赤色発光体を複数の赤色発光LEDチップ(R-LED)、緑色発光体を複数の緑色発光LEDチップ(G-LED)、青色発光体を複数の青色発光LEDチップ(B-LED)による縦列(直列)接続によって形成されている。本実施形態では、赤色発光体を6個のR-LED、緑色発光体を6個のG-LED、青色発光体を4個のB-LEDで構成している。なお、各色別のLEDチップを用いることなく、全体を単色(青色)発光LEDチップで構成し、赤色発光体、緑色発光体となる範囲のそれぞれのLEDチップ上に赤色発光蛍光体、緑色発光蛍光体を塗布して形成してもよい。赤色蛍光体は、(Sr,Ca)AlSiN3:Eu(SCASN蛍光体)、CaAlSi(ON)3:Eu(CASON蛍光体)、またはCaAlSiN3:Eu(CASN蛍光体)を含む。また、緑色蛍光体は、Ca3(Sc,Mg)2Si3O12:Ce(CSMS蛍光体)、CaSc2O4:Ce(CSO蛍光体)、Lu3Al5O12:Ce(LuAG蛍光体)、またはY3(Al,Ga)5O12:Ce(G-YAG蛍光体)を含む。
前記各発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bは、基板11の上面11aに形成されている共通の赤系配線パターンRP、緑系配線パターンGP、青系配線パターンBPにそれぞれ導電性のワイヤ15で電気的に並列接続され、同一色の発光列は同数のLEDチップが導電性のワイヤで直列接続される。一つの発光列で直列接続されるLEDチップの数は、色ごとに異なっていてもよい。前記赤系配線パターンRP、緑系配線パターンGP、青系配線パターンBPは、各発光体部13a~13dを挟むようにしてそれぞれアノード側及びカソード側の赤系電極RT、緑系電極GT、青系電極BTに電気的に接続され、各発光領域LE1~LE4の複数の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bを独立に点灯/消灯あるいは光量の強弱等を制御する。
次に、図3に示した発光領域LE1~LE4ごとの各色の発光列の並び順を以下に示す。
第1の発光領域LE1:R11-G11-B11-G12-R12-G13
第2の発光領域LE2:B21-G21-R21-G22-B22-G23
第3の発光領域LE3:G31-R31-G32-B31-G33-R32
第4の発光領域LE4:G41-B41-G42-R41-G43-B42
第1の発光領域LE1:R11-G11-B11-G12-R12-G13
第2の発光領域LE2:B21-G21-R21-G22-B22-G23
第3の発光領域LE3:G31-R31-G32-B31-G33-R32
第4の発光領域LE4:G41-B41-G42-R41-G43-B42
ここで、上記発光領域LE1~LE4を重ね合わせたと仮定した場合に、第1列~第6列の各位置におけるそれぞれの発光列の相対位置が一致しているが、その組み合わせによる発光パターンは以下のようになっている。
第1列:R11-B21-G31-G41
第2列:G11-G21-R31-B41
第3列:B11-R21-G32-G42
第4列:G12-G22-B31-R41
第5列:R12-B22-G33-G43
第6列:G13-G23-R32-B42
上記組み合わせパターンにおいては、赤色系発光列Rと緑色系発光列Gと青色系発光列Bとをそれぞれ一列以上有すると共に、赤緑青の色の数の比率が同一となっている。これによって、4か所の発光領域LE1~LE4が同時に発光した際の混色性が良好となり、色ムラのないきれいな白色光、暖色系、寒色系のフルカラー発光を得ることができる。
第1列:R11-B21-G31-G41
第2列:G11-G21-R31-B41
第3列:B11-R21-G32-G42
第4列:G12-G22-B31-R41
第5列:R12-B22-G33-G43
第6列:G13-G23-R32-B42
上記組み合わせパターンにおいては、赤色系発光列Rと緑色系発光列Gと青色系発光列Bとをそれぞれ一列以上有すると共に、赤緑青の色の数の比率が同一となっている。これによって、4か所の発光領域LE1~LE4が同時に発光した際の混色性が良好となり、色ムラのないきれいな白色光、暖色系、寒色系のフルカラー発光を得ることができる。
図4乃至図6は、図1に示したように、基板11上に発光領域LE1~LE4を4か所等間隔に設けた発光モジュール10において、各発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順による混色効果を発光パターン1~3によって比較検証したものである。本検証では、4×4mm四方の発光体部13a~13dにR-LED、G-LED、B-LEDが6×6個配置された各発光領域LE1~LE4の正面方向から発せられる白色光を4m先に設置した400×400mmの測定受光面S1~S3に集光レンズ(図示せず)を通して受光することによって行った。
[発光パターン1]
図4は、(a)に示すように、4か所の発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順が全て一致している発光パターンである。本発光パターンによれば、各発光領域LE1~LE4を重ね合わせたと仮定した場合、複数の発光列が同色系の発光列の重なり合いとなる。このため、(b)の測定受光面S1に示すように、各発光領域LE1~LE4を平面状に等間隔に展開した場合であっても、赤系、緑系、青系の濃度が濃く現れ、測定受光面S1で受ける光に赤系色、緑系色、青系色の色割れが生じ、混色性が低いことがわかる。
図4は、(a)に示すように、4か所の発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順が全て一致している発光パターンである。本発光パターンによれば、各発光領域LE1~LE4を重ね合わせたと仮定した場合、複数の発光列が同色系の発光列の重なり合いとなる。このため、(b)の測定受光面S1に示すように、各発光領域LE1~LE4を平面状に等間隔に展開した場合であっても、赤系、緑系、青系の濃度が濃く現れ、測定受光面S1で受ける光に赤系色、緑系色、青系色の色割れが生じ、混色性が低いことがわかる。
[発光パターン2]
図5は、(a)に示すように、4か所の発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順を図3に示した実施形態と同様にした発光パターンである。本発光パターンによれば、各発光領域LE1~LE4を重ね合わせたと仮定した場合、対応する各発光列がRGBの組み合わせとなるように、全体として赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順が異なった配列となっている。また、4か所の発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順が回転対称形となっている。このため、(b)に示すように、測定受光面S2で受ける光に赤系色、緑系色、青系色の色割れが生じることなく均等に混じり合い、全体としてムラのない白色系の光が得られる。
図5は、(a)に示すように、4か所の発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順を図3に示した実施形態と同様にした発光パターンである。本発光パターンによれば、各発光領域LE1~LE4を重ね合わせたと仮定した場合、対応する各発光列がRGBの組み合わせとなるように、全体として赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順が異なった配列となっている。また、4か所の発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順が回転対称形となっている。このため、(b)に示すように、測定受光面S2で受ける光に赤系色、緑系色、青系色の色割れが生じることなく均等に混じり合い、全体としてムラのない白色系の光が得られる。
[発光パターン3]
図6は、(a)に示すように、4か所の発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順は図5(a)と同様であるが、各発光列の縦の並びをLEDチップ1個分左右交互にずらしながらジグザグ状に配列した発光パターンとなっている。本発光パターンによれば、図5(a)に示した発光パターンと同様に、4か所の発光領域の対応する各発光列がRGBの組み合わせとなるように、全体として赤色系発光列、緑色系発光列、青色系発光列の並び順が異なった配列であると共に、各発光列の縦方向に異なった発光色が交互に混在している。このため、(b)に示すように、測定受光面S3で受ける光の混色性がさらに高まり、よりムラなくきれいな白色系の光を得ることができる。なお、各発光列の縦の並びをLEDチップ1個分左右交互にずらさなくとも、各発光列を上段部と下段部とに2分割し、下段部全体を右または左方向に一列分シフトさせることによって、上記発光パターン2と発光パターン3の中間となる混色効果を得ることができる。
図6は、(a)に示すように、4か所の発光領域LE1~LE4の赤色系発光列R、緑色系発光列G、青色系発光列Bの並び順は図5(a)と同様であるが、各発光列の縦の並びをLEDチップ1個分左右交互にずらしながらジグザグ状に配列した発光パターンとなっている。本発光パターンによれば、図5(a)に示した発光パターンと同様に、4か所の発光領域の対応する各発光列がRGBの組み合わせとなるように、全体として赤色系発光列、緑色系発光列、青色系発光列の並び順が異なった配列であると共に、各発光列の縦方向に異なった発光色が交互に混在している。このため、(b)に示すように、測定受光面S3で受ける光の混色性がさらに高まり、よりムラなくきれいな白色系の光を得ることができる。なお、各発光列の縦の並びをLEDチップ1個分左右交互にずらさなくとも、各発光列を上段部と下段部とに2分割し、下段部全体を右または左方向に一列分シフトさせることによって、上記発光パターン2と発光パターン3の中間となる混色効果を得ることができる。
上記発光パターン2、3については、前記複数の発光列の配列順序が回転対称形に配置された複数の発光領域LE1~LE4の中心に対して、点対称となる発光領域を有している。このため、バランスのよい混色効果が得られる。
図7は、図4乃至図6に示した測定受光面S1~S3内の色度分布を色度x(b)、色度y(c)で示したものである。(a)に示すように、測定受光面S1~S3の中心点を0、横軸をX、縦軸をYとした場合に、Y軸の中心Y=0におけるX軸の範囲内の色度x、色度yとなっている。図4の発光パターン1では、(a)色度xが0.20~0.30の範囲、(b)色度yが0.23~0.35の範囲でバラツキが現れている。これに対して、図5及び図6の発光パターン2、3では、(a)色度xが0.22~0.27の範囲、(b)色度yが0.23~0.26の範囲のバラツキに抑えられている。このように、発光パターン2,3においては、色度xyともに変化率が低く、測定受光面S1~S3内での混色性が良好となっていることがわかる。
図8は図4乃至図6に示した測定受光面S1~S3における色度分布を色度図XY座標系で示したものである。(a)は図4の発光パターン1、(b)は図5の発光パターン2、(c)は図6の発光パターン3による色度分布である。各XY座標系に示す矢線円内は、測定受光面S1~S3内における10mm間隔の40×40か所の色度座標データの分布状態を示している。(a)は色度座標データの分布範囲が広く、測定受光面内の場所による色度バラツキが大きく混色性が低い。(b)は(a)よりも色度座標データの分布範囲が狭くなっていることから、(a)に比べて混色性が高くなっている。(c)は(b)よりもさらに色度座標データの分布範囲が狭くなっているので、混色性がさらに高くなる。
LE1、LE2、LE3、LE4 発光領域
R 赤色系発光列(第1の色の発光列)
G 緑色系発光列(第2の色の発光列)
B 青色系発光列(第3の色の発光列)
RP 赤系配線パターン
GP 緑系配線パターン
BP 青系配線パターン
RT 赤系電極
GT 緑系電極
BT 青系電極
R-LED 赤色発光LEDチップ
G-LED 緑色発光LEDチップ
B-LED 青色発光LEDチップ
S1、S2、S3 測定受光面
10 発光モジュール
11 基板
11a 上面
12 ダム部
13a~13d 発光体部
14 配線パターン
15 ワイヤ
R 赤色系発光列(第1の色の発光列)
G 緑色系発光列(第2の色の発光列)
B 青色系発光列(第3の色の発光列)
RP 赤系配線パターン
GP 緑系配線パターン
BP 青系配線パターン
RT 赤系電極
GT 緑系電極
BT 青系電極
R-LED 赤色発光LEDチップ
G-LED 緑色発光LEDチップ
B-LED 青色発光LEDチップ
S1、S2、S3 測定受光面
10 発光モジュール
11 基板
11a 上面
12 ダム部
13a~13d 発光体部
14 配線パターン
15 ワイヤ
Claims (10)
- 基板と、基板上に設けられる複数の発光領域と、を備えた発光モジュールであって、
前記複数の発光領域は、それぞれ一方向に平行に延びる第1の色の発光列と第2の色の発光列と第3の色の発光列とをそれぞれ一列以上有する同数の発光列によって形成されると共に、同一色の発光列が前記発光領域内で隣接することのない組み合わせによる複数の発光パターンを備えている発光モジュール。 - 前記複数の発光パターンは、前記複数の発光領域ごとに異なっている請求項1に記載の発光モジュール。
- 前記複数の発光領域を重ね合わせたと仮定した場合に、重なり合う複数の発光列の相対位置が一致している請求項1又は2に記載の発光モジュール。
- 前記複数の発光領域を重ね合わせたと仮定した場合に、重なり合う複数の発光列における第1の色、第2の色、第3の色の数の比率が同一である請求項1又は2に記載の発光モジュール。
- 前記複数の発光領域における第1の色の発光列、第2の色の発光列、第3の色の発光列は、それぞれが独立した配線パターン及び電極に電気的に接続される請求項1に記載の発光モジュール。
- 前記複数の発光領域における複数の発光列は、それぞれの発光列の中で発光色が混在するように、隣接する他の色の発光列の一部を横方向にシフトさせた請求項1に記載の発光モジュール。
- 前記第1の色の発光列は赤色発光体により、前記第2の色の発光列は緑色発光体により、前記第3発光列は青色発光体により、それぞれ形成されている請求項1に記載の発光モジュール。
- 前記赤色発光体は複数配置された赤色発光LEDチップにより、前記緑色発光体は複数配置された緑色発光LEDチップにより、前記青色発光体は複数配置された青色発光LEDチップにより、それぞれ形成される請求項7に記載の発光モジュール。
- 前記赤色発光体は複数配置された青色発光LEDチップ上に塗布した赤色発光蛍光体により、前記緑色発光体は複数配置された青色発光LEDチップの上に塗布した緑色発光蛍光体により、前記青色発光体は複数配置された青色発光LEDチップにより、それぞれ形成される請求項7に記載の発光モジュール。
- 前記複数の発光領域は、前記基板上に回転対称形に配置される請求項1に記載の発光モジュール。
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