JP2023181811A - イヤフォン、イヤフォン制御方法およびプログラム - Google Patents

イヤフォン、イヤフォン制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】周囲の環境に応じてイヤフォンの密閉または開放状態を適応的に制御するイヤフォン、イヤフォン制御方法およびプログラムを提供する。【解決手段】イヤフォン1Rは、内部に空間を有し、ユーザの外耳道側の一端側から周囲環境側の他端側までを通気可能な経路71を有するハウジングHORと、ハウジングHORの内部に収納され、経路71の一部を塞ぐことが可能な開閉バルブ70Rと、ハウジングHORの内部に収納され、音信号を出力するスピーカSP1Rと、スピーカSP1Rから出力されてユーザの耳から漏れた音の漏れ量を検出する第1マイクと、スピーカSP1Rに音信号を出力させる制御部と、を有する。制御部は、音信号の音量もしくは音の漏れ量に基づき、開閉バルブ70Rを開状態もしくは閉状態とする。【選択図】図4

Description

本開示は、イヤフォン、イヤフォン制御方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、異なるリスニング環境に適応するために漏れあり状態と漏れなし状態とを切り替えられる漏れ制御機能を有するイヤフォンが開示されている。イヤフォンは、外耳道を実質的に覆って配置されるように成形および構成される。イヤフォンは、外耳道へ音を発するスピーカ要素を収容したハウジングであって、外耳道側を向いた内端から周辺側を向いた外端まで伸びるチャンネルを有するハウジングを有する。イヤフォンは、チャンネルが実質的に閉鎖されている閉鎖状態と、チャンネルが周囲からの音を通す開放状態とを切り替え可能な閉鎖手段とを備える。
特表2009-525629号公報
従来、イヤフォンはユーザの左右両耳のそれぞれに挿入しユーザの外耳道を密閉することで、ユーザは周囲環境の雑音を遮断した状態で出力された音を聞くことができる。また、近年、スピーカと共に外部の音を収音するマイクが設けられたイヤフォンが登場している。イヤフォンは、マイクによって収音された音を解析することでノイズキャンセリングし、周囲環境の雑音を減らした高品質な音をスピーカから出力する。しかしながら、ユーザがイヤフォンを装着しながら発話をする場合(例えば、電話をする場合)、ユーザは自分の声がこもってしまう感覚を持ってしまい話しづらいことがあった。
特許文献1では、イヤフォンは、ハウジングのチャンネルを制御することでユーザの外耳道の密閉されている状態と密閉されていない状態とを変更する。特許文献1に開示されているイヤフォンは、音楽を再生している場合にはチャンネルを閉鎖状態としユーザの耳を密閉し、電話をしている場合にはチャンネルを開放状態としユーザの耳を開放する。しかしながら、ユーザが音場の広い音を好む場合、ユーザは、外耳道を密閉せずに音楽をききたいというニーズがある。このようなニーズに鑑みると、音楽を聴く時にイヤフォンの密閉状態を解除すると、周囲への音の漏れ(以下、音漏れと称する)が発生する場合があった。
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、周囲の環境に応じてイヤフォンの密閉または開放状態を適応的に制御することを目的とする。
本開示は、内部に空間を有し、ユーザの外耳道側の一端側から周囲環境側の他端側までを通気可能な経路を有するハウジングと、前記ハウジングの内部に収納され、前記経路の一部を塞ぐことが可能な開閉バルブと、前記ハウジングの内部に収納され、音信号を出力するスピーカと、前記スピーカから出力されて前記ユーザの耳から漏れた音の漏れ量を検出する第1マイクと、前記スピーカに前記音信号を出力させる制御部と、を有し、前記制御部は、前記音信号の音量もしくは前記音の漏れ量に基づき、前記開閉バルブを開状態もしくは閉状態とする、イヤフォンを提供する。
また、本開示は、内部に空間を有し、ユーザの外耳道側の一端側から周囲環境側の他端側までを通気可能な経路を有するハウジングと、前記ハウジングの内部に収納され前記経路の一部を塞ぐことが可能な開閉バルブと、を有するイヤフォンを制御する方法であって、音信号を出力し、前記ユーザの耳から漏れた音の漏れ量を検出し、音信号を出力し、前記音信号の音量もしくは前記漏れ量に基づき前記開閉バルブを開状態もしくは閉状態とする、イヤフォン制御方法を提供する。
また、本開示は、内部に空間を有し、ユーザの外耳道側の一端側から周囲環境側の他端側までを通気可能な経路を有するハウジングと、前記ハウジングの内部に収納され前記経路の一部を塞ぐことが可能な開閉バルブと、を有するイヤフォンに、音信号を出力する処理と、前記ユーザの耳から漏れた音の漏れ量を検出する処理と、音信号を出力する処理と、前記音信号の音量もしくは前記漏れ量に基づき前記開閉バルブを開状態もしくは閉状態とする処理と、を実行させるための、プログラムを提供する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示によれば、周囲の環境に応じてイヤフォンの密閉または開放状態を適応的に制御することができる。
イヤフォンの正面図を示す図 イヤフォンの背面図を示す図 開閉バルブが閉状態の図 開閉バルブが開状態の図 本実施の形態に係るイヤフォンのブロック図を示す図 本実施の形態に係るスマートフォンのブロック図を示す図 再生音量によって開閉バルブを制御する処理を示すフローチャート 音漏れ量によって開閉バルブを制御する処理を示すフローチャート 周囲環境の音、再生音量および音漏れ量によって開閉バルブを制御する処理を示すフローチャート 開閉バルブの開閉設定の画面例を示す図
以下、図面を適宜参照して、本開示に係るイヤフォン、イヤフォン制御方法およびプログラムを具体的に開示した実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
まず、図1および図2を参照して、イヤフォンのハードウェア構成について説明する。図1は、イヤフォンの正面図を示す図である。図2は、イヤフォンの背面図を示す図である。
なお、説明の便宜上、図1に示すようにイヤフォン1LのタッチセンサTCLの面に平行な面に沿ってX軸およびY軸を定義し、さらに、そのタッチセンサTCLの面に対して直交する軸をZ軸とする。イヤフォン1Lに対してタッチセンサTCLのマイクMC1L側を上端側、タッチセンサTCLのマイクMC1Lとは反対側のマイクMC2Lを下端側とした場合に、下端側から上端側に延びる軸をX軸とする。X軸及びZ軸に対して垂直な軸をY軸とする。本実施の形態では、図1に係るイヤフォン1Lの向きを正面図と定義する。これらの方向に係る表現は、説明の便宜上用いられるものであって、当該構造の実使用時における姿勢を限定する意図ではない。また、他の図面についても同様である。
また、本実施の形態では、左右一対のイヤフォン1L、1Rにおいて左耳のイヤフォン1Lおよび右耳のイヤフォン1Rの構成は同一である。同一の構成要素の符合は、左耳のイヤフォン1Lでは末尾に「L」を、右耳のイヤフォン1Rでは末尾に「R」を付して表現する。以下の説明では、その一方の左側のイヤフォン1Lのみを説明し、その他方の、右側のイヤフォン1Rの説明を省略する。
イヤフォン1は、ユーザの左耳および右耳のそれぞれに装着され、それぞれの一端側に異なるサイズを有する複数のイヤーピースが交換可能に装着されるイヤフォン1L、1Rである。イヤフォン1は、ユーザの左耳に装着されるイヤフォン1Lとユーザの右耳に装着されるイヤフォン1Rとにより構成される、独立して単独で動作可能な2つのイヤフォン(つまり、イヤフォン1Lおよびイヤフォン1R)により構成されてよい。この場合、イヤフォン1Lとイヤフォン1Rとは無線(例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信)で通信可能となっている。または、イヤフォン1は、イヤフォン1Lとイヤフォン1Rとが有線(言い換えると、ワイヤ等のケーブル)で接続される一対のイヤフォンとして構成されてもよい。
図1に示すように、イヤフォン1Lは、ユーザの耳に装着して使用されるインナー型の音響装置であり、ユーザが所持するスマートフォンあるいは携帯型音楽プレーヤ等の外部機器から無線(例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信)で送信される音データ(例えば音楽データ)を受信する。イヤフォン1Lは、受信された音データに基づく音信号を音響的に出力する。また、イヤフォン1Lは、未使用時には充電ケースであるクレードル(不図示)に載置される。イヤフォン1Lに内蔵されるバッテリB1L(図3)が満充電でない場合等に、イヤフォン1Lがクレードルの所定の載置箇所に載置されると、クレードルから送電される電力に基づいてイヤフォンに内蔵されるバッテリB1Lは充電される。
イヤフォン1Lの構造部材としてハウジングHOLを有する。ハウジングHOLは、合成樹脂、金属、セラミックなどの材料が複合体で設けられ、その内部にイヤフォン1Lを構成する各種の部材が収納される収納空間が形成される。また、ハウジングHOLには、その収納空間に連通する取付円筒部FCL1(図3および図4参照)が設けられる。この取付円筒部FCL1は、後述するタッチセンサTCLとは反対側となるハウジングHOLの一端側に設けられる。
イヤフォン1Lは、イヤフォン1Lの本体に取り付けられるイヤーピースIPLを有する。例えば、イヤフォン1Lは、ユーザの耳に対しイヤーピースIPLにより外耳道の内部に挿入された状態で保持され、この保持された状態がイヤフォン1Lの使用状態とされる。
イヤーピースIPLは、シリコンなどの柔軟性のある部材からなり、内筒部(不図示)および外筒部(不図示)を有して射出成型される。イヤーピースIPLは、その内筒部でハウジングHOLの取付円筒部FCL1に挿嵌して固定され、またこのハウジングHOLの取付円筒部FCL1に対し交換可能(着脱自在)に設けられる。イヤーピースIPLは、その外筒部でユーザの外耳道に装着され、装着する外耳道の形状に応じて弾性変形する。この弾性変形により、イヤーピースIPLはユーザの外耳道に保持される。イヤーピースIPLは、複数の異なるサイズを有する。イヤーピースIPLは、複数の異なるサイズのイヤーピースのうちいずれかのサイズのイヤーピースがイヤフォン1Lに取り付けられユーザの左耳に装着される。
操作入力部の一例として、タッチセンサTCLは、図1に示すようにハウジングHOLのイヤーピースIPLが配置された一端側と反対側の他端側に設けられる。タッチセンサTCLは、ユーザの入力操作(例えばタッチ操作)を検知するタッチセンサ機能を有するセンサ素子である。センサ素子は、例えば静電容量式のタッチセンサの電極である。タッチセンサTCLは、例えば真円状の面として形成されてもよいし、例えば、楕円上の面として形成されてもよい。また、タッチセンサTCLは、矩形状の面として形成されてもよい。
また、ユーザの指等によるタッチセンサTCLへのタッチ操作として、例えば次のような操作が挙げられる。イヤフォン1Lは、短い時間のタッチ操作が行われた場合、外部機器に対し音楽の再生、停止、曲送り、曲戻し等のうちいずれかを指示してもよい。イヤフォン1Lは、長い時間のタッチ操作(いわゆる長押しタッチ)が行われた場合、スマートフォン等の外部機器とBluetooth(登録商標)等の無線通信を行うためのペアリング動作等を行ってもよい。また、イヤフォン1Lは、タッチセンサTCLの表面を指でなぞる(いわゆるスワイプ動作)が行われた場合、再生されている音楽の音量調整等を行ってもよい。
開口部60Lは、ハウジングHOLに形成されユーザの外耳道側の一端側から周囲環境側の他端側までを通気可能な経路に通じる穴である。開口部60Lの詳細な構造の断面例については、図3および図4を参照して後述する。
イヤフォン1Lは、電気電子部材として、複数のマイク(マイクMC1L、マイクMC2LおよびマイクMC3L)を有する。これら複数のマイクはハウジングHOLの収納空間(不図示)に収納される。
マイクMC1Lは、図1に示すように、ハウジングHOLの表面上に露出するようにあるいはその表面付近に設けられ、イヤフォン1Lの外部の周囲音などを収音可能に配置される。つまり、マイクMC1Lは、イヤフォン1Lがユーザの耳に装着された状態でのユーザの周囲音を検出することが可能である。マイクMC1Lは外部の周囲音を電気信号(音信号)に変換して音信号入出力制御部S1Lに送る。
マイクMC2Lは、図1に示すように、ハウジングHOLの表面上に露出するようにあるいはその表面付近に設けられ、イヤフォン1Lを装着したユーザの発話に基づく音声信号を収音可能に配置される。そのため、イヤフォン1Lは、ユーザのスマートフォンF1などの携帯電話装置に通信可能な状態でいわゆるハンズフリー通話を実現することが可能である。マイクMC2Lは、ユーザの発話に基づいて生じる音声を収音(つまり、音声信号を検知)可能なマイクロフォンデバイスにより構成される。マイクMC2Lは、ユーザの発話に基づいて生じる音声を収音して電気信号に変換して音信号入出力制御部S1Lに送る。マイクMC2Lは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に挿入された時にイヤフォン1Lの延在方向がユーザの口元を向くように配置され(図1参照)、タッチセンサTCL下部(つまり-X方向)の位置に配置される。ユーザによって発話される音声はマイクMC2Lにより収音されては電気信号に変換され、この電気信号の大小によって、マイクMC2Lによるユーザの発話の有無が検知可能となる。
マイクMC3Lは、図2に示すように、ハウジングHOLの取付円筒部FCL1付近の面内に配置され、イヤフォン1Lがユーザの左耳内に挿入されるとその左耳の外耳道に可能な限り近接して配置される。マイクMC3Lは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に装着された状態でのユーザの左耳とイヤーピースIPLとの間から漏れた音を電気信号(音信号)に変換して音信号入出力制御部S1Lに送る。
スピーカSP1Lは、図2に示すように、ハウジングHOLの取付円筒部FCL1内に配置される。スピーカSP1Lは電子部品であり、外部機器から無線で送信された音データ(例えば音楽データ)を音響的に出力する。ハウジングHOLの内部では、スピーカSP1Lの前面(言い換えると、音響的に出力される音の放音面)は、イヤーピースIPLで覆われたハウジングHOLの取付円筒部FCL1側に向けられる。これにより、スピーカSP1Lから音響的に出力された音楽データは、ユーザの耳穴(例えば外耳部分)から更に外耳の外耳道、中耳の鼓膜に伝達されていき、ユーザが音楽データを聴取できる。
装着センサSELは、ユーザの左耳への装着の有無を検知するデバイスにより構成され、例えば赤外線センサあるいは静電センサを用いて構成される。赤外線センサの場合、装着センサSELは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に装着されていれば、装着センサSELから照射された赤外線が左耳内で反射した赤外線を受光することでユーザの左耳への装着を検知可能である。また、装着センサSELは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に装着されていなければ、装着センサSELから照射された赤外線が反射しないで赤外線を受光しないことでユーザの左耳への非装着を検知可能である。一方、静電センサの場合、装着センサSELは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に装着されていれば、ユーザの左耳内までの距離に応じた静電容量の変化値が装着センサSELが保持する閾値より大きいと判定することでユーザの左耳への装着を検知可能である。また、装着センサSELはイヤフォン1Lがユーザの左耳に装着されていなければ、静電容量値の変化値が装着センサSELが保持する閾値より小さいと判定することでユーザの左耳への非装着を検知可能である。装着センサSELは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に挿入された時に外耳道に対向する位置、かつタッチセンサTCLの背面側に設けられる。
次に、図3および図4を参照して、開閉バルブの開状態と閉状態とを説明する。図3は、開閉バルブが閉状態の図である。図4は、開閉バルブが開状態の図である。図3および図4はイヤフォン1Rの図であるが、イヤフォン1Lも同様の構造を有しておりここでは説明を省略する。また、図3および図4では、イヤーピースIPL,IPR(図1および図2参照)の図示は省略している。
図3および図4に示す断面図は、図1に係るイヤフォン1RのA-A断面図である。
開閉バルブ70Rは、経路71を通る空気の制御を行う可動機構を有した機器である。開閉バルブ70Rは、ハウジングHOR内に残存している音をハウジングHOR外に開放するための経路71を開放状態にするか密閉状態にするかを切り替える。ハウジングHOR内に残存している音は、例えば、ドライバSP1RDrから出力された音の反響音、あるいは、ユーザの発話によってユーザ自身の体内を介して右耳付近まで音響的に伝達した伝達音である。これらの音は、ユーザがイヤフォン1Rを装着した状態で発話する際に、ユーザが外部の音を聞き取る際の違和感もしくは聞き取りにくさを与える原因となっている。開閉バルブ70Rの動作(具体的には、開閉)は、イヤフォン制御部S2Rによって制御される。バルブは、例えば図3に示したゲートバルブでもよいし、グローブバルブ、ニードルバルブ、ボールバルブまたはバタフライバルブでもよい。
開閉バルブ70Rは、イヤフォン制御部S2Lからの信号(制御信号)に基づいて、方向DR1の向きで可動する。開閉バルブ70Rは、方向DR1の向きで可動し壁面72に当接することで経路71を塞いで密着状態にすることができる。図3に示した開閉バルブ70が壁面72に当接し経路71を塞いでいる状態を「閉状態」と称する。ユーザがイヤフォン1Rを右耳に装着し、開閉バルブ70が閉状態の場合、経路71は開閉バルブ70Rによって塞がれているのでユーザの耳は密閉された状態となる。
図4に示した開閉バルブ70Rが壁面72から一定距離ほど離れ経路71を開放している状態を「開状態」と称する。開閉バルブ70Rが、方向DR1の向きで可動し壁面72から離れることで経路71が開放される。ユーザがイヤフォン1Rを右耳に装着し、開閉バルブ70Rが開状態の場合、経路71は開閉バルブ70Rによって塞がれていなくタッチセンサTCR側の周囲環境と通じているためユーザの耳は密閉されていない状態となる。この状態では、ハウジングHOR内に残存している音が経路71を介してハウジングHOR外に開放されることになり、ユーザがイヤフォン1Rを装着した状態で発話する際に、ユーザが外部の音を聞き取る際の違和感もしくは聞き取りにくさを感じることが抑制されることが期待される。
次に、図5を参照して、イヤフォンのブロック図について説明する。図5は、本実施の形態に係るイヤフォンのブロック図を示す図である。図5は、図1および図2に示す左右一対のイヤフォン1L、1Rのそれぞれのブロック図である。なお、以下では、左右一対のイヤフォン1L、1Rのうち、イヤフォン1Lの構成について説明するが、イヤフォン1Rの構成はイヤフォン1Lの構成と同じである。そのため、図5においても同様に、イヤフォン1Rの説明を省略する。
イヤフォン制御システム100は、イヤフォン1L、イヤフォン1RおよびスマートフォンF1を備える。
操作入力部の一例であるタッチセンサTCLは、イヤフォン制御部S2Lと通信可能に接続される。タッチセンサTCLは、ユーザによって行われたタッチ操作に関する信号をイヤフォン制御部S2Lに出力する。
装着センサSELは、イヤフォン制御部S2Lと通信可能に接続され、ユーザの耳とイヤフォン1Lとが接触しているか否かに関する信号をイヤフォン制御部S2Lに出力する。
電力監視部13Lは、例えば半導体チップを用いて構成されている。電力監視部13Lは、バッテリB1Lを有しバッテリB1Lの充電残量を計測する。バッテリB1Lは例えばリチウムイオン電池である。電力監視部13Lは、計測したバッテリB1Lの充電残量に関する情報をイヤフォン制御部S2Lに出力する。
音信号入出力制御部S1Lは、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)あるいはDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサを用いて構成されている。音信号入出力制御部S1Lは、イヤフォン制御部S2Lと通信可能に接続されており、音信号をPCM(Pulse Code Modulation)方式でデジタル形式に変換されたデジタル信号でやり取りする。音信号入出力制御部S1Lは、スマートフォンF1から取得した音信号に関するデジタル信号に対し、音量レベルを調整してスピーカSP1Lに出力する。
音信号入出力制御部S1Lは、マイクMC1L、マイクMC2LおよびマイクMC3Lと接続され、各マイクから各マイクによって収音された音信号が入力される。音信号入出力制御部S1Lは、各マイクから入力された音信号を増幅する、アナログ信号からデジタル信号に変換するなどといった処理が可能であってもよい。音信号入出力制御部S1Lは各マイクから入力された音信号のデータをイヤフォン制御部S2Lへ送信する。
制御部の一例として、イヤフォン制御部S2Lは、例えばCPU、MPUあるいはDSP等のプロセッサを用いて構成されており、音信号入出力制御部S1L、ROM11L、RAM12L、電力監視部13L、開閉バルブ70Lおよび無線通信部14Lと通信可能に接続されており、音信号をPCM方式でデジタル形式に変換されたデジタル信号でやり取りする。イヤフォン制御部S2Lは、イヤフォン1Lの全体的な動作を司るコントローラとして機能し、イヤフォン1Lの各部の動作を統括するための制御処理、イヤフォン1Lの各部との間のデータの入出力処理、データの演算処理およびデータの記憶処理を行う。
音信号入出力制御部S1Lおよびイヤフォン制御部S2Lは、ROM(Read Only Memory)11Lに記憶されたプログラムおよびデータを用いることで、それぞれの機能を実現する。音信号入出力制御部S1Lおよびイヤフォン制御部S2Lは、動作中にRAM(Random Access Memory)12Lを使用し、生成あるいは取得したデータもしくは情報をRAM12Lに一時的に保存してもよい。
無線通信部14Lは、イヤフォン1LとスマートフォンF1とを送受信が可能に無線接続し、音信号入出力制御部S1Lまたはイヤフォン制御部S2Lで処理された音信号をスマートフォンF1に送信する。無線通信部14Lは、アンテナATLを有し、例えばBluetooth(登録商標)の通信規格に従った近距離無線通信を行う。無線通信部14Lは、Wi-Fi(登録商標)などの通信回線または移動体通信回線などに接続可能に設けられてもよい。また、イヤフォン1L、1Rのそれぞれは、無線通信部14Lおよび無線通信部14Rを用いてスマートフォンF1との間で個別に無線通信を行うことが可能である。そのため、イヤフォン1L、1Rのそれぞれは、スマートフォンF1から送信されるデータ、音信号あるいは情報を受信することが可能である。
開閉バルブ70Lは、イヤフォン制御部S2Lと通信可能に接続される。開閉バルブ70Lは、イヤフォン制御部S2Lからの信号に基づき動作(つまり、開閉の動作)する。開閉バルブ70Lは、例えば、スマートフォンF1に表示される設定画面から設定された内容に基づき、イヤフォン制御部S2Lによって開状態もしくは閉状態となるよう制御される。本実施の形態では、例えば、開閉バルブ70Lは、イヤフォン1Lから出力される音楽の音量、イヤフォン1Lから漏れる音の量または周囲環境の音等などによって制御される。なお、開閉バルブ70Lの制御方法はこれらに限られず、通話中であるか否かによって制御するなどでもよい。
スマートフォンF1は、ユーザにより携帯される無線端末である。
次に、図6を参照して、スマートフォンのブロック図を用いてスマートフォンのハードウェア構成例について説明する。図6は、本実施の形態に係るスマートフォンのブロック図を示す図である。スマートフォンF1は、表示/操作部30と、公衆回線通信I/F部31と、公衆回線プロトコル制御部32と、制御部33と、ROM34と、RAM35と、音信号バス36と、音信号入出力制御部37と、近距離無線制御部38と、無線LAN通信I/F部39と、イヤフォン通信I/F部40と、USB通信I/F部41と、バッテリB2とを含む構成である。なお、図4では、インターフェースを「I/F」と略記している。
表示部あるいは操作部の一例としての表示/操作部30は、ユーザの操作を受け付けたり、制御部33により生成されたデータを表示したりするタッチパネルを用いて構成され、いわゆるユーザインタフェースを形成する。表示/操作部30は制御部33によって生成される各種画面を表示してよい。表示/操作部30は、表示された各種画面に対するユーザの操作を受け付けて入力信号を生成して制御部33に送る。
公衆回線通信I/F部31は、スマートフォンF1が備えるアンテナAT3と接続され、公衆基地局(不図示)との間で公衆回線を用いた無線通信(例えばLTE(Long Term Evolution)等の4G(第4世代移動通信方式)あるいは5G(第5世代移動通信方式)に準拠した無線通信)を行う。なお、公衆回線通信I/F部は、スマートフォンF1の構成から省略されてもよい。
公衆回線プロトコル制御部32は、音信号バス36と公衆回線通信I/F部31との間でデータの入出力に関する制御を実行する。なお、公衆回線プロトコル制御部32は、スマートフォンF1の構成から省略されてもよい。
制御部33は、例えばCPU、MPUまたはDSP等のプロセッサを用いて構成されている。スマホOS処理部33Aおよびスマホアプリ処理部33Bを機能的に有しており、スマホOS処理部33Aおよびスマホアプリ処理部33BのそれぞれとROM34との協働によって各種の処理および制御を行う。
ROM34は、制御部33の動作を規定するプログラムとそのプログラムの実行時に使用するデータとが書き込まれている。ROM34には、スマートフォンF1の識別情報、音信号を送信する先として事前に登録(ペアリング)されたイヤフォン1の識別情報をそれぞれ記憶している。
RAM35は、制御部33の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAMである。RAM35には、制御部33により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。
音信号バス36は、制御部33との間での音信号データ、公衆回線プロトコル制御部32との間での音信号データ、音信号入出力制御部37との間での音信号データ、近距離無線制御部38との間での音信号データの入出力を行う。
音信号入出力制御部37は、制御部33から出力された指令に基づいて、マイクMC4により収音された音信号データを、音信号バス36を介して制御部33に送ったり、音信号バス36を介して入力された音信号をスピーカSP2から出力させたりする。
マイクMC4は、スマートフォンF1を使用するユーザの発話に基づく音声を収音して音信号に変換し、変換後の音信号を音信号入出力制御部37に送る。マイクMC4により収音された音信号は、音信号入出力制御部37、音信号バス36を経由して制御部33に入力される。
スピーカSP2は、音信号入出力制御部37からの音信号データを音響的に出力する。
近距離無線制御部38は、音信号バス36と無線LAN通信I/F部39との間および音信号バス36とイヤフォン通信I/F部40との間のデータの入出力に関する制御を実行する。近距離無線制御部38は、制御部33から出力された指令、音信号バス36を介して入力された音信号のデータを、無線LAN通信I/F部39またはイヤフォン通信I/F部40に送る。また近距離無線制御部38は、無線LAN通信I/F部39またはイヤフォン通信I/F部40から入力された音信号のデータを制御部33に送ってもよい。
無線LAN通信I/F部39は、スマートフォンF1が備えるアンテナAT2と接続され、イヤフォン1との間で無線LANによる無線通信(例えば近距離無線制御部38からのデータ送信)を行う。無線LAN通信I/F部39は、無線LANルータ(図示略)を介してインターネットに接続可能な通信回路を用いて構成される。また、無線LAN通信I/F部39は、上述した無線LANルータ(図示略)を介して、イヤフォン1L、1Rのそれぞれとの間で無線通信(例えばWi-Fi(登録商標)等の無線LAN)を行ってもよい。
イヤフォン通信I/F部40は、スマートフォンF1が備えるアンテナAT1と接続され、イヤフォン1との間でBluetooth(登録商標)による近距離無線通信(例えば近距離無線制御部38からのデータ送信)を行う。
USB通信I/F部41は、スマートフォンF1と外部機器(例えばPC(Personal Computer))とをケーブル等の有線で通信するためのインターフェースである。USB通信I/F部41は、制御部33とデータ通信可能に接続されていて、外部機器からのデータを制御部33に送信することができる。またUSB通信I/F部41を介して、外部の商用電源からバッテリB2に電荷を供給してもよい。
バッテリB2は、外部の商用電源から供給される電荷を蓄積可能なバッテリ(例えば電池)である、スマートフォンF1に電源を供給する。なお、バッテリB2は、脱着可能な構成であってもよい。バッテリB2は、外部の商用電源から電源の供給を直接得てもよいし、外部の商用電源から切り離された状態においてスマートフォンF1に電源を供給可能であってもよい。
次に、図7を参照して、再生音量によって開閉バルブを制御する処理について説明する。図7は、再生音量によって開閉バルブを制御する処理を示すフローチャートである。図7のフローチャートに係る各処理は、イヤフォン制御部S2L、S2Rにより実行される。ここでは、説明の便宜上イヤフォン制御部S2Lとして記載する。イヤフォン制御部S2Rは、イヤフォン制御部S2Lと同様の処理を実行する。図7に係る例において、初期状態として開閉バルブ70Lは開状態となっているものとする。
イヤフォン制御部S2Lは、今音楽を再生中であるか、つまり今スピーカSP1Lから音楽信号を音響的に出力しているか否かを判定する(St10)。イヤフォン制御部S2Lは、ステップSt10の処理を実行する際、音信号入出力制御部S1LにスピーカSP1Lから今音楽信号を音響的に出力しているか否かに係る信号を取得する。なお、イヤフォン制御部S2Lは、音信号入出力制御部S1Lに音楽信号を音響的に出力させる指示を送信した際に、今音楽信号を音響的に出力しているか否かに係る情報をRAM12Lに保存しておき、RAM12Lから今音楽信号を音響的に出力しているか否かに係る情報を取得してもよい。
イヤフォン制御部S2Lは、今スピーカSP1Lから音楽信号を音響的に出力していないと判定した場合(St10、NO)、処理を終了する。
イヤフォン制御部S2Lは、今スピーカSP1Lから音楽信号を音響的に出力していると判定した場合(St10、YES)、音信号入出力制御部S1Lから今スピーカSP1Lに音響的に出力している音楽(つまり再生中の音楽)信号の音量(以下、再生音量と称する)の大きさに係る情報を取得する。イヤフォン制御部S2Lは、取得した音量が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する(St11)。
イヤフォン制御部S2Lは、再生音量が予め定められた閾値未満であると判定した場合(St11、NO)、開閉バルブ70Lに信号を送らず開閉バルブ70Lは開状態が維持される(St13)。なお、初期状態として開閉バルブ70Lが閉状態となっている場合、イヤフォン制御部S2Lは開閉バルブ70Lに開状態とする信号を送信する。開閉バルブ70Lは、イヤフォン制御部S2Lから取得した信号に基づき、開状態となる。
イヤフォン制御部S2Lは、再生音量が予め定められた閾値以上であると判定した場合(St11、YES)、開閉バルブ70Lに閉状態とする信号を送信する。開閉バルブ70Lは、ステップSt11の処理でイヤフォン制御部S2Lから取得した信号に基づき閉状態とする(St12)。
これにより、イヤフォン1、再生音量に基づき開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rの状態を変更することができる。これにより、イヤフォン1は、周囲への音漏れを防止することができる。
次に、図8を参照して、音漏れ量によって開閉バルブを制御する処理について説明する。図8は、音漏れ量によって開閉バルブを制御する処理を示すフローチャートである。図8のフローチャートに係る各処理は、イヤフォン制御部S2L、S2Rにより実行される。ここでは、説明の便宜上イヤフォン制御部S2Lとして記載する。イヤフォン制御部S2Rは、イヤフォン制御部S2Lと同様の処理を実行する。図8に係る例において、初期状態として開閉バルブ70Lは開状態となっているものとする。
イヤフォン制御部S2Lは、今音楽を再生中であるか、つまり今スピーカSP1Lから音楽信号を音響的に出力しているか否かを判定する(St10)。イヤフォン制御部S2Lは、ステップSt10の処理を実行する際、音信号入出力制御部S1LにスピーカSP1Lから今音楽信号を音響的に出力しているか否かに係る信号を取得する。なお、イヤフォン制御部S2Lは、音信号入出力制御部S1Lに音楽信号を音響的に出力させる指示を送信した際に、今音楽信号を音響的に再生しているか否かに係る情報をRAM12Lに保存しておき、RAM12Lから今音楽信号を音響的に出力しているか否かに係る情報を取得してもよい。
イヤフォン制御部S2Lは、今スピーカSP1Lから音楽信号を音響的に出力していないと判定した場合(St10、NO)、処理を終了する。
イヤフォン制御部S2Lは、今スピーカSP1Lから音楽を出力していると判定した場合(St10、YES)、音信号入出力制御部S1Lから、マイクMC3Lにより収音されたユーザの左耳とイヤーピースIPLとの間からの漏れ音の信号を取得する。イヤフォン制御部S2Lは、音信号入出力制御部S1Lから取得した漏れ音の音信号の音圧と、ユーザの左耳とイヤーピースIPLとの間から音が漏れていない場合の音信号の音圧とを比較する。イヤフォン制御部S2Lは、上述した比較の結果より、ユーザの左耳とイヤーピースIPLとの間から漏れた音の音量(以下、音漏れ量と称する)を検出する(St31)。
イヤフォン制御部S2Lは、ステップSt31の処理で検出した音漏れ量の値が予め定められた閾値以上か否かを判定する(St32)。
イヤフォン制御部S2Lは、音漏れ量の値が閾値未満と判定した場合(St32、NO)、開閉バルブ70Lに信号を送らず開閉バルブ70Lは開状態が維持される(St13)。なお、初期状態として開閉バルブ70Lが閉状態となっている場合、イヤフォン制御部S2Lは開閉バルブ70Lに開状態とする信号を送信する。開閉バルブ70Lは、イヤフォン制御部S2Lから取得した信号に基づき、開状態となる。なお、図9に係る処理において、以下ステップSt27の処理に関して初期状態の開閉バルブ70Lが閉状態となっている場合、開閉バルブ70Lは上述した記載と同様となる。
イヤフォン制御部S2Lは、音漏れ量の値が閾値以上と判定した場合(St32、YES)、開閉バルブ70Lに閉状態とする信号を送信する。開閉バルブ70Lは、ステップSt32の処理でイヤフォン制御部S2Lから取得した信号に基づき閉状態とする(St12)。
これにより、イヤフォン1は、音漏れ量に応じて開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを制御することができる。これにより、イヤフォン1は、開閉バルブ70Lまたは開閉バルブ70Rが開状態となっていることによる音漏れを防ぐことができる。
次に、図9を参照して、周囲音、再生音量および音漏れ量によって開閉バルブを制御する処理について説明する。図9は、周囲環境の音、再生音量および音漏れ量によって開閉バルブを制御する処理を示すフローチャートである。図9のフローチャートに係る各処理は、イヤフォン制御部S2L、S2Rにより実行される。ここでは、説明の便宜上イヤフォン制御部S2Lとして記載する。イヤフォン制御部S2Rは、イヤフォン制御部S2Lと同様の処理を実行する。図8に係る例において、初期状態として開閉バルブ70Lは開状態となっているものとする。
イヤフォン制御部S2Lは、今音楽信号を音響的に再生中であるか、つまり今スピーカSP1Lから音楽信号を音響的に出力しているか否かを判定する(St20)。イヤフォン制御部S2Lは、ステップSt10の処理を実行する際、スピーカSP1Lから今音楽信号を音響的に出力しているか否かに係る信号を音信号入出力制御部S1Lから取得する。なお、イヤフォン制御部S2Lは、音信号入出力制御部S1Lに音楽信号を音響的に出力させる指示を送信した際に、今音楽信号を音響的に再生しているか否かに係る情報をRAM12Lに保存しておき、RAM12Lから今音楽信号を音響的に出力しているか否かに係る情報を取得してもよい。
イヤフォン制御部S2Lは、今スピーカSP1Lから音楽信号を音響的に出力していないと判定した場合(St20、NO)、開閉バルブ70Lに信号を送らず、開閉バルブ70Lは開状態のまま維持される(St27)。なお、初期状態として開閉バルブ70Lが閉状態となっている場合、イヤフォン制御部S2Lは開閉バルブ70Lに開状態とする信号を送信する。開閉バルブ70Lは、イヤフォン制御部S2Lから取得した信号に基づき、開状態となる。
イヤフォン制御部S2Lは、今スピーカSP1Lから音楽信号を音響的出力していると判定した場合(St20、YES)、音信号入出力制御部S1Lに対してマイクMC1Lに周囲環境の音(以下、周囲音と称する)を検出させる旨の信号を送信する。音信号入出力制御部S1Lは、イヤフォン制御部S2Lから取得した信号に基づきマイクMC1Lに周囲音を検出させる。音信号入出力制御部S1Lは、マイクMC1Lから取得した周囲音に係る情報をイヤフォン制御部S2Lに送信する。イヤフォン制御部S2Lは、音信号入出力制御部S1Lから周囲音に係る情報を取得する(St21)。
イヤフォン制御部S2Lは、ステップSt21の処理で取得した周囲音が予め定められた閾値以上か否かを判定する(St22)。
イヤフォン制御部S2Lは、周囲音が予め定められた閾値未満であると判定した場合(St22、NO)、開閉バルブ70Lに信号を送らず、開閉バルブ70Lは開状態のまま維持される(St27)。
イヤフォン制御部S2Lは、周囲音が予め定められた閾値以上であると判定した場合(St22、YES)、音信号入出力制御部S1Lから今スピーカSP1Lに出力している音楽信号(つまり再生中の音楽)の再生音量の大きさに係る情報を取得する。イヤフォン制御部S2Lは、スピーカSP1Lから取得した音量が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する(St23)。
イヤフォン制御部S2Lは、再生音量が予め定められた閾値未満であると判定した場合(St23、NO)、開閉バルブ70Lに信号を送らず開閉バルブ70Lは開状態が維持される(St27)。
イヤフォン制御部S2Lは、再生音量が予め定められた閾値以上である場合(St23、YES)、音信号入出力制御部S1Lに対してマイクMC3Lにユーザの左耳とイヤーピースIPLとの間から漏れた音を検出させる旨の信号を送信する。マイクMC3Lは、検出した音を音信号に変換して音信号入出力制御部S1Lに出力する。音信号入出力制御部S1Lは取得した音信号をイヤフォン制御部S2Lに出力する。イヤフォン制御部S2Lは、音信号入出力制御部S1Lから取得した音信号の音圧と、ユーザの左耳とイヤーピースIPLとの間から音が漏れていない場合の音信号の音圧とを比較する。イヤフォン制御部S2Lは、上述した比較の結果より、音漏れ量を検出する(St24)。
イヤフォン制御部S2Lは、ステップSt24の処理で検出した音漏れ量の値が予め定められた閾値以上か否かを判定する(St25)。
イヤフォン制御部S2Lは、音漏れ量の値が閾値未満と判定した場合(St25、NO)、開閉バルブ70Lに信号を送らず開閉バルブ70Lは開状態が維持される(St27)。
イヤフォン制御部S2Lは、音漏れ量の値が閾値以上と判定した場合(St25、YES)、開閉バルブ70Lに閉状態とする信号を送信する。開閉バルブ70Lは、ステップSt22の処理でイヤフォン制御部S2Lから取得した信号に基づき閉状態とする(St26)。
これにより、イヤフォン1は、周囲音、再生音量および音漏れ量を考慮して開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを制御することができる。なお、イヤフォン1は、周囲音、再生音量および音漏れ量の全てを考慮して開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを制御してもよいし、周囲音、再生音量または音漏れ量のうち任意の2つから開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを制御してもよい。また、イヤフォン1は周囲音を考慮して開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを制御してもよい。
図7、図8および図9において、イヤフォン1が再生しているものは音楽に限られなく、スマートフォンF1から送信されたラジオ、録音データ、動画等に係る音信号でもよい。
次に、図10を参照して、開閉バルブの開閉設定の画面例について説明する。図10は、開閉バルブの開閉設定の画面例を示す図である。
画面MNは、スマートフォンF1に表示される画面の一例である。ユーザは、画面MNをタッチ操作することで開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rの開閉設定をすることができる。
ユーザは、画面MNの「する」をタッチしチェックをつけると開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rの自動開閉設定がオンになる。自動開閉設定がオンとは、イヤフォン制御部S2Lによって開閉バルブ70Lが開状態もしくは閉状態となるように制御されるようになることである。また、イヤフォン制御部S2Rによって開閉バルブ70Rが開状態もしくは閉状態となるように制御されるようになることである。以下、開閉バルブ70Lを代表してもちいて開閉バルブ70Rに関しては省略する。自動開閉設定がオフの場合、開閉バルブ70Lは開状態に固定してもよいし閉状態に固定してもよい。
ユーザは、画面MNの「しない」をタッチしチェックを付けると開閉バルブ70Lの自動開閉設定がオフになる。
ユーザは、画面MNの「再生音量に連動」をタッチしチェックをつけると再生音量に基づいて開閉バルブ70Lが制御される設定となる。
ユーザは、画面MNの「音漏れ量に連動」をタッチしチェックを付けると音漏れ量に基づいて開閉バルブ70Lが制御される設定となる。
ユーザは、画面MNの「自動」をタッチしチェックを付けると周囲音、再生音量または音漏れ量のいずれか1つに基づいて開閉バルブ70が制御される設定となる。
以上により、本実施の形態に係るイヤフォン1は、内部に空間を有し、ユーザの外耳道側の一端側から周囲環境側の他端側までを通気可能な経路を有するハウジング(例えば、ハウジングHOLまたはハウジングHOR)を有する。イヤフォン1は、ハウジングの内部に収納され、経路の一部を塞ぐことが可能な開閉バルブ(例えば、開閉バルブ70Lまたは開閉バルブ70R)を有する。イヤフォン1は、ハウジングの内部に収納され、音信号を出力するスピーカ(例えば、スピーカSP1LまたはスピーカSP1R)と、スピーカから出力されてユーザの耳から漏れた音の漏れ量を検出する第1マイク(例えば、マイクMC3LまたはマイクMC3R)とを有する。イヤフォン1は、スピーカに音信号を出力させる制御部(例えば、イヤフォン制御部S2Lまたはイヤフォン制御部S2R)と、を有し、制御部は、音信号の音量もしくは音の漏れ量に基づき、開閉バルブを開状態もしくは閉状態とする。
これにより、イヤフォン1は、音楽等を再生している場合でも音信号の音量または音漏れ量に基づき開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを制御でき、周囲への音漏れを考慮して開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを開放することできる。これにより、イヤフォン1は、周囲の環境に応じてイヤフォンの密閉または開放状態を適応的に制御することができる。
また、本実施の形態に係るイヤフォン1の制御部は、音信号の音量が第1閾値以上の場合、開閉バルブを閉状態とし、音信号の音量が第1閾値未満の場合、開閉バルブを開状態とする。これにより、イヤフォン1は、開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rが開状態であることにより周囲環境への音漏れが懸念される場合でも、再生音量に応じて開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを制御し音漏れを防止することができる。
また、本実施の形態に係るイヤフォン1の制御部は、音の漏れ量が第2閾値以上の場合、開閉バルブを閉状態とし、音の漏れ量が第2閾値未満の場合、開閉バルブを開状態とする。これにより、イヤフォン1は、開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rが開状態であることにより周囲環境への音漏れが懸念される場合でも、音漏れ量を検出し音漏れ量に応じて開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを制御し音漏れを防止することができる。
また、本実施の形態に係るイヤフォン1の制御部は、音信号の音量が第1閾値以上であって、かつ音の漏れ量が第2閾値以上の場合、開閉バルブを閉状態とする。これにより、イヤフォン1は、開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rが開状態であることにより周囲環境への音漏れが懸念される場合でも、再生音量および音漏れ量に応じて開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを制御し音漏れを防止することができる。
また、本実施の形態に係るイヤフォン1は、周囲環境の音を収音する第2マイク(例えば、MC1LまたはMC1R)、をさらに備え、制御部は、周囲環境の音に基づき、開閉バルブを開状態もしくは閉状態とする。これにより、イヤフォン1は、周囲の環境に応じてイヤフォンの密閉または開放状態を適応的に制御することができる。
また、本実施の形態に係るイヤフォン1の制御部は、周囲環境の音が第3閾値以上であって、かつ音信号の音量が第1閾値以上の場合、開閉バルブを前記閉状態とする。これにより、イヤフォン1は、周囲環境の音が大きく周囲に人がいると予想され、再生音量が大きい場合に開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを閉状態にできる。これにより、イヤフォン1は、周囲の環境に応じてイヤフォンの密閉または開放状態を適応的に制御することができる。
また、本実施の形態に係るイヤフォン1の制御部は、周囲環境の音が第3閾値以上であって、かつ音の漏れ量が第2閾値以上の場合、開閉バルブを閉状態とする。これにより、イヤフォン1は、周囲境の音が大きく周囲に人がいると予想され、音漏れ量が大きい場合に開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを閉状態にできる。これにより、イヤフォン1は、周囲の環境に応じてイヤフォンの密閉または開放状態を適応的に制御することができる。
また、本実施の形態に係るイヤフォン1の制御部は、周囲環境の音が第3閾値以上であって、かつ音信号の音量が第1閾値以上であって、かつ音の漏れ量が第2閾値以上の場合、前記開閉バルブを前記閉状態とする。これにより、イヤフォン1は、周囲境の音が大きく周囲に人がいると予想され、再生音量が大きく、かつ音漏れ量が大きい場合に開閉バルブ70Lおよび開閉バルブ70Rを閉状態にできる。これにより、イヤフォン1は、周囲の環境に応じてイヤフォンの密閉または開放状態を適応的に制御することができる。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示の技術は、周囲の環境に応じてイヤフォンの密閉または開放状態を適応的に制御するイヤフォン、イヤフォン制御方法およびプログラムとして有用である。
100 イヤフォン制御システム
1,1L,1R イヤフォン
IPL,IPR イヤーピース
MC1L,MC1R,MC2L,MC2R,MC3L,MC3R,MC4 マイク
TCL,TCR タッチセンサ
HOL,HOR ハウジング
SEL,SER 装着センサ
SP1L,SP1R,SP2 スピーカ
SP1RDr ドライバ
FCL1 取付円筒部
DR1 方向
11L,11R,34 ROM
12L,12R,35 RAM
13L,13R 電力監視部
B1L,B1R,B2 バッテリ
14L,14R 無線通信部
ATL,ATR,AT1,AT2,AT3 アンテナ
S2L,S2R イヤフォン制御部
S1L,S1R,37 音信号入出力制御部
F1 スマートフォン
30 表示/操作部
31 公衆回線通信I/F部
32 公衆回線プロトコル制御部
33 制御部
33A スマホOS処理部
33B スマホアプリ処理部
36 音信号バス
38 近距離無線制御部
39 無線LAN通信I/F部
40 イヤフォン通信I/F部
41 USB通信I/F部
60L,60R 開口部
70L,70R 開閉バルブ
71 経路
72 壁面
MN 画面

Claims (10)

  1. 内部に空間を有し、ユーザの外耳道側の一端側から周囲環境側の他端側までを通気可能な経路を有するハウジングと、
    前記ハウジングの内部に収納され、前記経路の一部を塞ぐことが可能な開閉バルブと、
    前記ハウジングの内部に収納され、音信号を出力するスピーカと、
    前記スピーカから出力されて前記ユーザの耳から漏れた音の漏れ量を検出する第1マイクと、
    前記スピーカに前記音信号を出力させる制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記音信号の音量もしくは前記音の漏れ量に基づき、前記開閉バルブを開状態もしくは閉状態とする、
    イヤフォン。
  2. 前記制御部は、
    前記音信号の音量が第1閾値以上の場合、前記開閉バルブを前記閉状態とし、
    前記音信号の音量が第1閾値未満の場合、前記開閉バルブを前記開状態とする、
    請求項1に記載のイヤフォン。
  3. 前記制御部は、
    前記音の漏れ量が第2閾値以上の場合、前記開閉バルブを前記閉状態とし、
    前記音の漏れ量が第2閾値未満の場合、前記開閉バルブを前記開状態とする、
    請求項1に記載のイヤフォン。
  4. 前記制御部は、前記音信号の音量が第1閾値以上であって、かつ前記音の漏れ量が第2閾値以上の場合、前記開閉バルブを前記閉状態とする、
    請求項1に記載のイヤフォン。
  5. 前記周囲環境の音を収音する第2マイク、をさらに備え、
    前記制御部は、前記周囲環境の音に基づき、前記開閉バルブを前記開状態もしくは前記閉状態とする、
    請求項1に記載のイヤフォン。
  6. 前記制御部は、前記周囲環境の音が第3閾値以上であって、かつ前記音信号の音量が第1閾値以上の場合、前記開閉バルブを前記閉状態とする、
    請求項5に記載のイヤフォン。
  7. 前記制御部は、前記周囲環境の音が第3閾値以上であって、かつ前記音の漏れ量が第2閾値以上の場合、前記開閉バルブを前記閉状態とする、
    請求項5に記載のイヤフォン。
  8. 前記制御部は、前記周囲環境の音が第3閾値以上であって、かつ前記音信号の音量が第1閾値以上であって、かつ前記音の漏れ量が第2閾値以上の場合、前記開閉バルブを前記閉状態とする、
    請求項5に記載のイヤフォン。
  9. 内部に空間を有し、ユーザの外耳道側の一端側から周囲環境側の他端側までを通気可能な経路を有するハウジングと、前記ハウジングの内部に収納され、前記経路の一部を塞ぐことが可能な開閉バルブと、を有するイヤフォンを制御する方法であって、
    音信号を出力し、
    前記ユーザの耳から漏れた音の漏れ量を検出し、
    前記音信号を出力し、
    前記音信号の音量もしくは前記音の漏れ量に基づき、前記開閉バルブを開状態もしくは閉状態とする、
    イヤフォン制御方法。
  10. 内部に空間を有し、ユーザの外耳道側の一端側から周囲環境側の他端側までを通気可能な経路を有するハウジングと、前記ハウジングの内部に収納され、前記経路の一部を塞ぐことが可能な開閉バルブと、を有するイヤフォンに、
    音信号を出力する処理と、
    前記ユーザの耳から漏れた音の漏れ量を検出する処理と、
    前記音信号を出力する処理と、
    前記音信号の音量もしくは前記音の漏れ量に基づき、前記開閉バルブを開状態もしくは閉状態とする処理と、を実行させるための、
    プログラム。
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