JP2023102701A - 計測システムおよび計測方法 - Google Patents

計測システムおよび計測方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023102701A
JP2023102701A JP2022003370A JP2022003370A JP2023102701A JP 2023102701 A JP2023102701 A JP 2023102701A JP 2022003370 A JP2022003370 A JP 2022003370A JP 2022003370 A JP2022003370 A JP 2022003370A JP 2023102701 A JP2023102701 A JP 2023102701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
earpiece
user
size
measurement
earphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022003370A
Other languages
English (en)
Inventor
健 高橋
Takeshi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2022003370A priority Critical patent/JP2023102701A/ja
Priority to US18/153,229 priority patent/US20230224628A1/en
Priority to EP23151061.1A priority patent/EP4213498A1/en
Publication of JP2023102701A publication Critical patent/JP2023102701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1058Manufacture or assembly
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1016Earpieces of the intra-aural type
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1041Mechanical or electronic switches, or control elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1083Reduction of ambient noise
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2460/00Details of hearing devices, i.e. of ear- or headphones covered by H04R1/10 or H04R5/033 but not provided for in any of their subgroups, or of hearing aids covered by H04R25/00 but not provided for in any of its subgroups
    • H04R2460/15Determination of the acoustic seal of ear moulds or ear tips of hearing devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Headphones And Earphones (AREA)
  • Stereophonic Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースの特定を効率的に行い、イヤーピースの選択時のユーザの利便性を向上することができるようにする。【解決手段】計測システムは、ユーザの左耳および右耳のそれぞれに装着され、それぞれの一端側に異なるサイズを有する複数のイヤーピースが交換可能に装着される2つのイヤフォンと、ユーザにより携帯される無線端末と、を備え、イヤフォンは、装着中イヤーピースが音信号をスピーカから出力した場合、マイクにより収音し、計測システムは装着中イヤーピースがユーザの耳に密閉されているか否かを少なくとも1回計測処理を行い、無線端末は、表示部を有し、装着中イヤーピースのサイズが複数のイヤーピースのサイズの中で最も適するサイズであることの通知、または、装着中イヤーピースのサイズより大きいサイズあるいは小さいサイズを有する他のイヤーピースへの交換を促す通知を表示部に表示する。【選択図】図8

Description

本開示は、計測システムおよび計測方法に関する。
非特許文献1には、イヤフォンと端末装置が通信可能に接続されていて、装着者(ユーザ)の耳のサイズに合ったイヤーピースを計測可能な計測システムが開示されている。この計測システムは、ユーザがイヤフォンを装着した際に、イヤーピースによってユーザの耳が密閉されているか否かを計測する。この計測システムは、複数のイヤーピースに対して計測を行った場合に、ユーザの耳が密閉されているとの計測結果を受けたイヤーピースのうち、最小のサイズのイヤーピースをユーザの耳に対して最適なサイズのイヤーピースであることを示す結果を端末装置に表示させる。
ソニー株式会社、"WF-1000XM4 Wireless Noise Cancelling Headphones"、[online]、令和3年6月25日 、[令和3年11月2日 検索]、インターネット<URL:https://www.sony.com/en-sa/electronics/truly-wireless/wf-1000xm4#made-to-fit-you>
昨今、TWS(True Wireless Stereo)とも呼ばれる完全ワイヤレスイヤフォンをユーザが左右両耳にそれぞれ挿入して使用するスタイルが登場している。このような完全ワイヤレスイヤフォンには、スピーカと共に外部の音を収音するマイクが設けられている。完全ワイヤレスイヤフォンは、マイクによって収音された音を解析することでノイズキャンセリングし高品質な音をスピーカから出力する。このようにスピーカから出力された音の品質を下げずにユーザの耳に届けるには、完全ワイヤレスイヤフォンに取り付けられるイヤーピースによってユーザの耳が密閉される必要があった。なお、完全ワイヤレスイヤフォンから高品質な音を出力する方法として、ノイズキャンセリングは一例でありこれに限定されない。
非特許文献1では、ユーザの耳に対して最適なサイズのイヤーピースを計測する場合に、左右それぞれの完全ワイヤレスイヤフォン用に全てのサイズのイヤーピースを計測する必要があり、イヤーピースのサイズの種類が多ければ多いほどユーザがイヤーピースを交換するという作業が煩雑となるという問題があり、ユーザの利便性を向上させる観点で改善の余地があった。
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、ユーザ自身の耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースの特定を効率的に行い、イヤーピースの選択時のユーザの利便性を向上する計測システムおよび計測方法を提供することを目的とする。
本開示は、ユーザの左耳および右耳のそれぞれに装着され、それぞれの一端側に異なるサイズを有する複数のイヤーピースが交換可能に装着される2つのイヤフォンと、前記ユーザにより携帯される無線端末と、を備える計測システムであって、前記イヤフォンは、スピーカおよびマイクを有し、前記複数のイヤーピースのうちいずれかのイヤーピースである装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳または右耳に装着され、かつ前記無線端末から送られた音信号もしくはイヤフォンから出力された音信号を前記スピーカから出力した場合、前記マイクにより収音し、前記計測システムは、収音された前記音信号に基づいて、前記装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳または右耳に密閉されているか否かを少なくとも1回計測処理を行い、前記無線端末は、表示部を有し、前記計測処理による結果に基づいて、前記ユーザにより装着されている前記装着中イヤーピースのサイズが前記複数のイヤーピースのサイズの中で最も適するサイズであることの通知、または、前記装着中イヤーピースのサイズより大きいサイズあるいは小さいサイズを有する他のイヤーピースへの交換を促す通知を前記表示部に表示する計測システムを提供する。
また、本開示は、ユーザの左耳および右耳のそれぞれに装着され、それぞれ一端側に異なるサイズを有する複数のイヤーピースが交換可能に装着される2つのイヤフォンと、前記ユーザにより携帯される無線端末と、を制御する計測方法であって、それぞれの前記イヤフォンにおいて、前記複数のイヤーピースのうちいずれかのイヤーピースである装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳または右耳に装着され、かつ前記無線端末から送られた音信号もしくはイヤフォンから出力された音信号を前記イヤフォンが有するスピーカから出力した場合、前記イヤフォンが有するマイクにより収音し、前記計測方法において、収音された前記音信号に基づいて、前記装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳または右耳に密閉されているか否かを少なくとも1回計測処理を行い、前記無線端末において、前記計測処理による結果に基づいて、前記ユーザにより装着されている前記装着中イヤーピースのサイズが前記複数のイヤーピースのサイズの中で最も適するサイズであることの通知、または、前記装着中イヤーピースのサイズより大きいサイズあるいは小さいサイズを有する他のイヤーピースへの交換を促す通知を前記無線端末が有する表示部に表示する計測方法を提供する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示によれば、ユーザ自身の耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースの特定を効率的に行い、イヤーピースの選択時のユーザの利便性を向上することができる。
本実施の形態に係るイヤフォンの正面図 本実施の形態に係るイヤフォンの背面図 本実施の形態に係るイヤフォンのブロック図 本実施の形態に係るスマートフォンのブロック図 イヤーピースを交換する第1の順序を示す図 イヤーピースを交換する第2の順序を示す図 スマートフォンの画面の遷移例を示す図 適切なサイズのイヤーピースを判定するフローチャート イヤーピースのサイズの1回目の判定に係るフローチャート イヤーピースのサイズのn回目の判定に係るフローチャート
以下、図面を適宜参照して、本開示に計測システムおよび計測方法を具体的に開示した実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
まず、図1および図2を参照して、イヤフォンのハードウェア構成について説明する。図1は、イヤフォンの正面図を示す図である。図2は、イヤフォンの背面図を示す図である。
なお、説明の便宜上、図1に示すようにイヤフォン1LのタッチセンサTCLの面に対して直行する軸をZ軸とする。Z軸に対して垂直(つまりイヤフォン1LのタッチセンサTCLに平行)かつイヤフォン1Lからイヤフォン1Rに延びる軸をY軸とする。Y軸及びZ軸に対して垂直な軸をX軸とする。本実施の形態では、図1に係るイヤフォン1Lの向きを正面図と定義する。これらの方向に係る表現は、説明の便宜上用いられるものであって、当該構造の実使用時における姿勢を限定する意図ではない。また、他の図面についても同様である。
また、本実施の形態では、左右一対のイヤフォン1L、1Rにおいて左耳のイヤフォン1Lおよび右耳のイヤフォン1Rの構成は同一である。同一の構成要素の符合は、左耳のイヤフォン1Lでは末尾に「L」を、右耳のイヤフォン1Rでは末尾に「R」を付して表現する。以下の説明では、その一方の左側のイヤフォン1Lのみを説明し、その他方の、右側のイヤフォン1Rの説明を省略する。
イヤフォン1は、ユーザの左耳および右耳のそれぞれに装着され、それぞれの一端側に異なるサイズを有する複数のイヤーピースが交換可能に装着される2つのイヤフォン1L、1Rである。
図1に示すように、イヤフォン1Lは、ユーザの耳に装着して使用されるインナー型の音響装置であり、ユーザが所持するスマートフォンあるいは携帯型音楽プレーヤ等の外部機器から無線(例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信)で送信される音データ(例えば音楽データ)を受信する。イヤフォン1Lは、受信された音データに基づく音信号を音響的に出力する。また、イヤフォン1Lは、未使用時には充電ケースであるクレードル(不図示)に載置される。イヤフォン1Lに内蔵されるバッテリB1L(図3)が満充電でない場合等に、イヤフォン1Lがクレードルの所定の載置箇所に載置されると、クレードルから送電される電力に基づいてイヤフォンに内蔵されるバッテリB1Lは充電される。
イヤフォン1Lの構造部材としてハウジングHOLを有する。ハウジングHOLは、合成樹脂、金属、セラミックなどの材料が複合体で設けられ、その内部に収納空間が形成される。また、ハウジングHOLには、その収納空間に連通する取付円筒部(不図示)が設けられる。
イヤフォン1Lは、イヤフォン1Lの本体に取り付けられるイヤーピースIPLを有する。例えば、イヤフォン1Lは、ユーザの耳に対しイヤーピースIPLにより外耳道の内部に挿入された状態で保持され、この保持された状態がイヤフォン1Lの使用状態とされる。
イヤーピースIPLは、シリコンなどの柔軟性のある部材からなり、内筒部(不図示)および外筒部(不図示)を有して射出成型される。イヤーピースIPLは、その内筒部でハウジングHOLの取付円筒部に挿嵌して固定され、またこのハウジングHOLの取付円筒部に対し交換可能(着脱自在)に設けられる。イヤーピースIPLは、その外筒部でユーザの外耳道に装着され、装着する外耳道の形状に応じて弾性変形する。この弾性変形により、イヤーピースIPLはユーザの外耳道に保持される。イヤーピースIPLは、複数の異なるサイズを有する。イヤーピースIPLは、複数の異なるサイズのイヤーピースのうちいずれかのサイズのイヤーピースがイヤフォン1Lに取り付けられユーザの左耳に装着される(以降、ユーザの耳に装着されているイヤーピースを「装着中イヤーピース」と称する)。
操作入力部の一例として、タッチセンサTCLは、図1に示すようにハウジングHOLのイヤーピースIPLが配置された一端側と反対側の他端側に設けられる。タッチセンサTCLは、ユーザの入力操作(例えばタッチ操作)を検知するタッチセンサ機能を有するセンサ素子である。センサ素子は、例えば静電容量式のタッチセンサの電極である。タッチセンサTCLは、例えば真円状の面として形成されてもよいし、例えば、楕円上の面として形成されてもよい。また、タッチセンサTCLは、矩形状の面として形成されてもよい。
また、ユーザの指等によるタッチセンサTCLへのタッチ操作として、例えば次のような操作が挙げられる。イヤフォン1Lは、短い時間のタッチ操作が行われた場合、外部機器に対し音楽の再生、停止、曲送り、曲戻し等のうちいずれかを指示してもよい。イヤフォン1Lは、長い時間のタッチ操作(いわゆる長押しタッチ)が行われた場合、スマートフォン等の外部機器とBluetooth(登録商標)等の無線通信を行うためのペアリング動作等を行ってもよい。また、イヤフォン1Lは、タッチセンサTCLの表面を指でなぞる(いわゆるスワイプ動作)が行われた場合、再生されている音楽の音量調整等を行ってもよい。
ライト10L(発光素子の一例)は、ハウジングHOLに露出するように設けられたタッチセンサTCLの操作面状の端部(例えば+X方向に沿う操作面上端部)に相当するイヤフォン1Lの筐体一端側の位置に配置される。ライト10Lの一例として、LED(Light Emission Diode)を用いることができる。ライト10Lは、例えば、ユーザが所持する外部機器と無線通信することで、外部機器とイヤフォン1Lとが1対1に対応付け(以下、ペアリングと称する)された場合に用いられる。ライト10Lは、ペアリングが完了すると点灯する、単一色で点滅する、異なる色で点滅するといった動作を表す。なお、ライト10Lの用途および動作方法は一例でありこれらに限定されない。
イヤフォン1Lは、電気電子部材として、複数のマイク(マイクMC1L、マイクMC2LおよびマイクMC3L)を有する。これら複数のマイクはハウジングHOLの収納空間(不図示)に収納される。
マイクMC1Lは、図1に示すように、ハウジングHOL上に設けられ、イヤフォン1Lの外部の周囲音などを収音可能に配置される。つまり、マイクMC1Lは、イヤフォン1Lがユーザの耳に装着された状態でのユーザの周囲音を検出することが可能である。マイクMC1Lは外部の周囲音を電気信号(音信号)に変換して音信号入出力制御部S1Lに送る。
マイクMC2Lは、図1に示すようにハウジングHOL上に設けられイヤフォン1Lを装着したユーザの発話に基づく音声信号を収音可能に配置される。そのため、イヤフォン1Lは、ユーザのスマートフォンF1などの携帯電話装置に通信可能な状態でいわゆるハンズフリー通話を実現することが可能である。マイクMC2Lは、ユーザの発話に基づいて生じる音声を収音(つまり、音声信号を検知)可能なマイクロフォンデバイスにより構成される。マイクMC2Lは、ユーザの発話に基づいて生じる音声を収音して電気信号に変換して音信号入出力制御部S1Lに送る。マイクMC2Lは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に挿入された時にイヤフォン1Lの延在方向がユーザの口元を向くように配置され(図1参照)、タッチセンサTCL下部(つまり-X方向)の位置に配置される。ユーザによって発話される音声はマイクMC2Lにより収音されては電気信号に変換され、この電気信号の大小によって、マイクMC2Lによるユーザの発話の有無が検知可能となる。
マイクMC3Lは、図2に示すようにハウジングHOLの取付円筒部付近の面内に配置されユーザの左耳の外耳道に可能な限り近接して配置される。マイクMC3Lは、イヤフォン1Lがユーザの耳に装着された状態でのユーザの耳とイヤーピースIPLとの間から漏れた音を電気信号(音信号)に変換して音信号入出力制御部S1Lに送る。
スピーカSP1Lは、図2に示すようにハウジングHOLの取付円筒部内に配置される。スピーカSP1Lは電子部品であり、外部機器から無線で送信された音データ(例えば音楽データ)を音響的に出力する。ハウジングHOLの内部では、スピーカSP1Lの前面(言い換えると、音響的に出力される音の放音面)は、イヤーピースIPLで覆われたハウジングHOLの取付円筒部側に向けられる。これにより、スピーカSP1Lから音響的に出力された音楽データは、ユーザの耳穴(例えば外耳部分)から更に内部の内耳、鼓膜に伝達されていき、ユーザが音楽データを聴取できる。
装着センサSELは、ユーザの左耳への装着の有無を検知するデバイスにより構成され、例えば赤外線センサあるいは静電センサを用いて構成される。赤外線センサの場合、装着センサSELは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に装着されていれば、装着センサSELから照射された赤外線が左耳内で反射した赤外線を受光することでユーザの左耳への装着を検知可能である。また、装着センサSELは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に装着されていなければ、装着センサSELから照射された赤外線が反射しないで赤外線を受光しないことでユーザの左耳への非装着を検知可能である。一方、静電センサの場合、装着センサSELは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に装着されていれば、ユーザの左耳内までの距離に応じた静電容量の変化値が装着センサSELが保持する閾値より大きいと判定することでユーザの左耳への装着を検知可能である。また、装着センサSELはイヤフォン1Lがユーザの左耳に装着されていなければ、静電容量値の変化値が装着センサSELが保持する閾値より小さいと判定することでユーザの左耳への非装着を検知可能である。装着センサSELは、イヤフォン1Lがユーザの左耳に挿入された時に外耳道に対向する位置、かつタッチセンサTCLの背面側に設けられる。
このように、イヤフォン1Lは、スピーカSP1LとマイクMC3Lを有し、複数のイヤーピースのうちいずれかのイヤーピースである装着中イヤーピースがユーザの左耳または右耳に装着される。
次に、図3を参照して、イヤフォンのブロック図について説明する。図3は、本実施の形態に係るイヤフォンのブロック図を示す図である。図3は、図1および図2に示す左右一対のイヤフォン1L、1Rのそれぞれのブロック図である。なお、以下では、左右一対のイヤフォン1L、1Rのうち、イヤフォン1Lの構成について説明するが、イヤフォン1Rの構成はイヤフォン1Lの構成と同じである。そのため、図3においても同様に、イヤフォン1Rの説明を省略する。
計測システム100は、イヤフォン1L、イヤフォン1RおよびスマートフォンF1を備える。
操作入力部の一例であるタッチセンサTCLは、イヤフォン制御部S2Lと通信可能に接続される。タッチセンサTCLは、ユーザによって行われたタッチ操作に関する信号をイヤフォン制御部S2Lに出力する。
装着センサSELは、イヤフォン制御部S2Lと通信可能に接続され、ユーザの耳とイヤフォン1Lとが接触しているか否かに関する信号をイヤフォン制御部S2Lに出力する。
電力監視部13Lは、例えば半導体チップを用いて構成されている。電力監視部13Lは、バッテリB1Lを有しバッテリB1Lの充電残量を計測する。バッテリB1Lは例えばリチウムイオン電池である。電力監視部13Lは、計測したバッテリB1Lの充電残量に関する情報をイヤフォン制御部S2Lに出力する。
音信号入出力制御部S1Lは、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)あるいはDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサを用いて構成されている。音信号入出力制御部S1Lは、イヤフォン制御部S2Lと通信可能に接続されており、音信号をPCM(Pulse Code Modulation)方式でデジタル形式に変換されたデジタル信号でやり取りする。音信号入出力制御部S1Lは、スマートフォンF1から取得した音信号に関するデジタル信号に対し、音量レベルを調整してスピーカSP1Lに出力する。
音信号入出力制御部S1Lは、マイクMC1L、マイクMC2LおよびマイクMC3Lと接続され、各マイクから各マイクによって収音された音信号が入力される。音信号入出力制御部S1Lは、各マイクから入力された音信号を増幅する、アナログ信号からデジタル信号に変換するなどといった処理が可能であってもよい。音声信号入出力制御部は各マイクから入力された音信号のデータをイヤフォン制御部S2Lへ送信する。
イヤフォン制御部S2Lは、例えばCPU、MPUあるいはDSP等のプロセッサを用いて構成されており、音信号入出力制御部S1L、ROM11L、RAM12L、電力監視部13Lおよび無線通信部14Lと通信可能に接続されており、音信号をPCM方式でデジタル形式に変換されたデジタル信号でやり取りする。イヤフォン制御部S2Lは、イヤフォン1Lの全体的な動作を司るコントローラとして機能し、イヤフォン1Lの各部の動作を統括するための制御処理、イヤフォン1Lの各部との間のデータの入出力処理、データの演算処理およびデータの記憶処理を行う。
イヤフォン制御部S2Lは、タッチセンサTCLから入力された信号を取得した場合、ライト10Lに点灯または点滅等をさせる。例えば、ライト10Lは、イヤフォン制御部S2LからBluetooth(登録商標)等の無線通信によって外部機器とペアリングした場合に単色または異なる色で交互に点滅する。なお、これは一例であり、ライト10Lの動作はこれらに限定されない。また、イヤフォン制御部S2Lは、電力監視部13LからバッテリB1Lの充電残量に関する情報を取得し、このバッテリB1Lの充電残量によってライト10Lを点灯、点滅させてもよい。
イヤフォン制御部S2Lは、音信号入出力制御部S1LからマイクMC3Lで収音された音信号を入力する。イヤフォン制御部S2Lは、音信号入出力制御部S1Lから入力された音信号を増幅する等の処理を行い無線通信部14Lへ送信する。なお、イヤフォン制御部S2Lは、マイクMC3Lで収音された音信号を基に、装着中イヤーピースによってユーザの耳が密閉されているか否かに係る計測を行ってもよい。
音信号入出力制御部S1Lおよびイヤフォン制御部S2Lは、ROM(Read Only Memory)11Lに記憶されたプログラムおよびデータを用いることで、それぞれの機能を実現する。音信号入出力制御部S1Lおよびイヤフォン制御部S2Lは、動作中にRAM(Random Access Memory)12Lを使用し、生成あるいは取得したデータもしくは情報をRAM12Lに一時的に保存してもよい。
無線通信部14Lは、イヤフォン1LとスマートフォンF1とを送受信が可能に無線接続し、音信号入出力制御部S1Lまたはイヤフォン制御部S2Lで処理された音信号をスマートフォンF1に送信する。無線通信部14Lは、アンテナATLを有し、例えばBluetooth(登録商標)の通信規格に従った近距離無線通信を行う。無線通信部14Lは、Wi-Fi(登録商標)などの通信回線または移動体通信回線などに接続可能に設けられてもよい。また、イヤフォン1L、1Rのそれぞれは、無線通信部14Lおよび無線通信部14Rを用いてスマートフォンF1との間で個別に無線通信を行うことが可能である。そのため、イヤフォン1L、1Rのそれぞれは、スマートフォンF1から送信されるデータ、音信号あるいは情報を受信することが可能である。
スマートフォンF1は、ユーザにより携帯される無線端末である。
次に図4を参照して、スマートフォンのブロック図を用いてスマートフォンのハードウェア構成例について説明する。図4は、本実施の形態に係るスマートフォンのブロック図を示す図である。スマートフォンF1は、表示/操作部30と、公衆回線通信I/F部31と、公衆回線プロトコル制御部32と、制御部33と、ROM34と、RAM35と、音信号バス36と、音信号入出力制御部37と、近距離無線制御部38と、無線LAN通信I/F部39と、イヤフォン通信I/F部40と、USB通信I/F部41と、バッテリB2とを含む構成である。なお、図4では、インターフェースを「IF」と略記している。
表示部あるいは操作部の一例としての表示/操作部30は、ユーザの操作を受け付けたり、制御部33により生成されたデータを表示したりするタッチパネルを用いて構成され、いわゆるユーザインタフェースを形成する。表示/操作部30は制御部33によって生成される各種画面を表示してよい。表示/操作部30は、表示された各種画面に対するユーザの操作を受け付けて入力信号を生成して制御部33に送る。
公衆回線通信I/F部31は、スマートフォンF1が備えるアンテナAT3と接続され、公衆基地局(不図示)との間で公衆回線を用いた無線通信(例えばLTE(Long Term Evolution)等の4G(第4世代移動通信方式)あるいは5G(第5世代移動通信方式)に準拠した無線通信)を行う。なお、公衆回線通信I/F部は、スマートフォンF1の構成から省略されてもよい。
公衆回線プロトコル制御部32は、音信号バス36と公衆回線通信I/F部31との間でデータの入出力に関する制御を実行する。なお、公衆回線プロトコル制御部32は、スマートフォンF1の構成から省略されてもよい。
制御部33は、例えばCPU、MPUまたはDSP等のプロセッサを用いて構成されている。スマホOS処理部33Aおよびスマホアプリ処理部33Bを機能的に有しており、スマホOS処理部33Aおよびスマホアプリ処理部33BのそれぞれとROM34との協働によって各種の処理および制御を行う。なお、制御部33は、イヤフォン1で収音されてイヤフォン1からスマートフォンF1に送信された音信号を基に、装着中イヤーピースによってユーザの耳が密閉されているか否かに係る計測を行ってもよい。
ROM34は、制御部33の動作を規定するプログラムとそのプログラムの実行時に使用するデータとが書き込まれている。ROM34には、スマートフォンF1の識別情報、音信号を送信する先として事前に登録(ペアリング)されたイヤフォン1の識別情報をそれぞれ記憶している。
RAM35は、制御部33の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAMとである、RAM35には、制御部33により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。
音信号バス36は、制御部33との間での音信号データ、公衆回線プロトコル制御部32との間での音信号データ、音信号入出力制御部37との間での音信号データ、近距離無線制御部38との間での音信号データの入出力を行う。
音信号入出力制御部37は、制御部33から出力された指令に基づいて、マイクMC4により収音された音信号データを、音信号バス36を介して制御部33に送ったり、音信号バス36を介して入力された音信号をスピーカSP2から出力させたりする。
マイクMC4は、スマートフォンF1を使用するユーザの発話に基づく音声を収音して音信号に変換し、変換後の音信号を音信号入出力制御部37に送る。マイクMC4により収音された音信号は、音信号入出力制御部37、音信号バス36を経由して制御部33に入力される。
スピーカSP2は、音信号入出力制御部37からの音信号データを音響的に出力する。
近距離無線制御部38は、音信号バス36と無線LAN通信I/F部39との間および音信号バス36とイヤフォン通信I/F部40との間のデータの入出力に関する制御を実行する。近距離無線制御部38は、制御部33から出力された指令、音信号バス36を介して入力された音信号のデータを、無線LAN通信I/F部39またはイヤフォン通信I/F部40に送る。また近距離無線制御部38は、無線LAN通信I/F部39またはイヤフォン通信I/F部40から入力された音信号のデータを制御部33に送ってもよい。
無線LAN通信I/F部39は、スマートフォンF1が備えるアンテナAT2と接続され、イヤフォン1との間で無線LANによる無線通信(例えば近距離無線制御部38からのデータ送信)を行う。無線LAN通信I/F部39は、無線LANルータ(図示略)を介してインターネットに接続可能な通信回路を用いて構成される。また、無線LAN通信I/F部39は、上述した無線LANルータ(図示略)を介して、イヤフォン1L、1Rのそれぞれとの間で無線通信(例えばWi-Fi(登録商標)等の無線LAN)を行ってもよい。
イヤフォン通信I/F部40は、スマートフォンF1が備えるアンテナAT1と接続され、イヤフォン1との間でBluetoothによる近距離無線通信(例えば近距離無線制御部38からのデータ送信)を行う。
USB通信I/F部41は、スマートフォンF1と外部機器(例えばPC(Personal Computer))とをケーブル等の有線で通信するためのインターフェースである。USB通信I/F部41は、制御部33とデータ通信可能に接続されていて、外部機器からのデータを制御部33に送信することができる。またUSB通信I/F部41を介して、外部の商用電源からバッテリB2に電荷を供給してもよい。
バッテリB2は、外部の商用電源から供給される電荷を蓄積可能なバッテリ(例えば電池)である、スマートフォンF1に電源を供給する。なお、バッテリB2は、脱着可能な構成であってもよい。バッテリB2は、外部の商用電源から電源の供給を直接得てもよいし、外部の商用電源から切り離された状態においてスマートフォンF1に電源を供給可能であってもよい。
次に、図5および図6を参照して、イヤーピースを交換する順序について説明する。図5は、イヤーピースを交換する第1の順序を示す図である。図6は、イヤーピースを交換する第2の順序を示す図である。
図5および図6に示すパーツPi1、Pi2、Pi3、Pi4およびPi5はそれぞれイヤーピースであり、それぞれのイヤーピースのサイズの違いを説明するためにイヤーピースを模式的に図示したものである。パーツPi1は、パーツPi1、Pi2、Pi3、Pi4およびPi5の中で最も小さいサイズのイヤーピースである。パーツPi2は、パーツPi1より大きくパーツPi3より小さいサイズのイヤーピースである。パーツPi3は、パーツPi2より大きくパーツPi4より小さいサイズのイヤーピースである。パーツPi4は、パーツPi3より大きくパーツPi5より小さいサイズのイヤーピースである。パーツPi5は、パーツPi1、Pi2、Pi3、Pi4およびPi5の中で最も大きいサイズのイヤーピースである。
図5および図6において、装着中イヤーピースがユーザの耳を密閉していると計測システム100のスマートフォンF1あるいはイヤフォン1のいずれかで判定された場合、その状態を「密閉」と記載する。また、図5および図6において、装着中イヤーピースがユーザの耳を密閉していないと計測システム100のスマートフォンF1あるいはイヤフォン1のいずれかで判定された場合、その状態を「漏れ」と記載する。
まず図5に示すように、ユーザが最初の計測時に装着していた装着中イヤーピースが「密閉」であった場合のイヤーピース交換手順を説明する。ユーザが最初の計測時に装着していた装着中イヤーピースが「密閉」であった場合、ユーザは今装着しているイヤーピースの次に小さいサイズのイヤーピースを装着する。ユーザは順番にイヤーピースのサイズを小さくしていき、「漏れ」となるイヤーピースが見つかるまでイヤーピースの交換を繰り返す。「漏れ」となるイヤーピースが見つかった場合、最初に「漏れ」となったイヤーピースより1つ大きなサイズのイヤーピースが、ユーザの耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースであると確定される。
例えば、ユーザが最初にパーツPi4のイヤーピースを装着し、パーツPi4のイヤーピースが「密閉」であった場合、ユーザは次にパーツPi3のイヤーピースを装着する。パーツPi3のイヤーピースが「密閉」であった場合、ユーザは次にパーツPi2のイヤーピースを装着する。パーツPi2のイヤーピースが「漏れ」であった場合、パーツPi3のイヤーピースが、ユーザの耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースであると確定される。
このように、計測システム100のスマートフォンF1あるいはイヤフォン1のいずれかによってユーザが最初の計測時に装着していた装着中イヤーピースがユーザの左耳あるいは右耳に密閉されているとの計測結果となった場合、スマートフォンF1は、ユーザに装着中イヤーピースの次に小さいサイズのイヤーピースへの交換を促す通知を表示/操作部30に表示する。その後、スマートフォンF1は、計測システム100のスマートフォンF1あるいはイヤフォン1のいずれかにより繰り返して実行された計測処理による計測結果の中で装着中イヤーピースがユーザの左耳あるいは右耳に密閉されていないとの計測結果と初めてなった場合、その計測結果に対応する装着中イヤーピースのサイズの次に大きいサイズをユーザの左耳あるいは右耳に最適と推測されるサイズのイヤーピースであることの通知を表示/操作部30に表示する。
次に図6に示すように、ユーザが最初の計測時に装着していた装着中イヤーピースが「漏れ」であった場合のイヤーピース交換手順を説明する。ユーザが最初の計測時に装着していた装着中イヤーピースが「漏れ」であった場合、ユーザは今装着しているイヤーピースの次に大きいイヤーピースを装着する。ユーザは順番にイヤーピースのサイズを大きくしていき、「密閉」となるイヤーピースが見つかるまでイヤーピースの交換を繰り返す。「密閉」となるイヤーピースが見つかった場合、最初に「密閉」となったイヤーピースがユーザの耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースであると確定される。
例えば、ユーザが最初にパーツPi2のイヤーピースを装着し、パーツPi2のイヤーピースが「漏れ」であった場合、ユーザは次にパーツPi3のイヤーピースを装着する。パーツPi3が「密閉」であった場合、パーツPi3のイヤーピースがユーザの耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースであると確定される。
このように、計測システム100のスマートフォンF1あるいはイヤフォン1のいずれかによってユーザが最初の計測時に装着していた装着中イヤーピースがユーザの左耳あるいは右耳に密閉されていないとの計測結果となった場合、スマートフォンF1は、ユーザに装着中イヤーピースの次に大きいサイズのイヤーピースへの交換を促す通知を表示/操作部30に表示する。その後、スマートフォンF1は、計測システム100のスマートフォンF1あるいはイヤフォン1のいずれかにより繰り返して実行された計測処理による計測結果の中で装着中イヤーピースがユーザの左耳あるいは右耳に密閉されているとの計測結果と初めてなった場合、その計測結果に対応する装着中のイヤーピースのサイズをユーザの左耳あるいは右耳に最適と推測されるサイズのイヤーピースであることの通知を表示/操作部30に表示する。
次に、図7を参照して、スマートフォンの画面の遷移例を説明する。図7は、スマートフォンの画面の遷移例を示す図である。図7は、ユーザの耳に最適なサイズと推察されるイヤーピースを計測する際に使用されるアプリケーションによって生成される画面の遷移例を表す。このアプリケーションは、スマートフォンF1のスマホアプリ処理部33Bによって実行される。
図7に示す画面例SC1、SC2、SC3、SC4、SC5およびSC6は、制御部33(例えばスマホアプリ処理部33B)が生成した表示/操作部30に表示される画面の一例である。ユーザが表示/操作部30に表示された画面に入力を行うことで、スマホアプリ処理部33Bの制御の下で画面が遷移する。
画面例SC1は、時刻t1に表示され、ユーザの耳に最適なサイズと推察されるイヤーピースの計測の説明画面である。画面例SC1は、例えば計測を正しく行うためにユーザに求める指示等のメッセージを含む。例えば、メッセージは「周囲が静かなところで行ってください。」、「両方のイヤフォンをしっかり装着してください。」、「左右に回転して、しっかり装着されていることを確認してください。」等である。なお、メッセージはこれらに限定されない。画面例SC1の中の「最適なピースを選ぶ」というボタンをユーザが押下すると、スマホアプリ処理部33Bの制御の下で画面例SC2に遷移する。
画面例SC2は、時刻t2に表示され、現在イヤフォン1に取り付けられているイヤーピースのサイズの入力をユーザに求める画面である。イヤーピースのサイズを入力する場合、スマホアプリ処理部33Bの制御の下で画面例SC3に遷移する。
画面例SC3は、時刻t3に表示され、制御部33による1回目の計測処理の前にイヤフォン1Lまたは1Rに取り付けられているイヤーピースのサイズの入力をユーザに促す指示を出力する場合に、入力の選択肢の1つとして、ユーザが購入した際に予めイヤフォン1Lまたは1Rに取り付けてあるイヤーピースIPLまたはIPRのサイズである「お買い上げ状態のまま」を含む。ユーザがイヤーピースのサイズの入力を行い、「OK」ボタンを押下すると、スマホアプリ処理部33Bの制御の下で画面例SC3から画面例SC2に戻る。ユーザによって右耳および左耳のイヤフォンのイヤーピースのサイズの入力が完了し、「次へ」ボタンを押下するとスマホアプリ処理部33Bの制御の下で画面例SC2から画面例SC4に遷移する。
画面例SC4は、時刻t4に表示され、計測中であることを表す画面である。画面例SC4は、制御部33で計測処理を行っている時、現在計測中であることを示す画面である。例えば、「計測しています。イヤフォンに触れないでください。」というメッセージを含む。また、例えば、計測の進行具合を表すゲージを含む。これは百分率、円グラフであってもよい。計測が終了すると、スマホアプリ処理部33Bの制御の下で画面例SC4から画面例SC5に遷移する。
画面例SC5は、時刻t5に表示され、ユーザにイヤーピースの交換を促す画面である。画面例SC5は、左耳および右耳のそれぞれのイヤフォン1L、1Rの画像または模式図と、左耳および右耳のそれぞれに装着中のイヤーピースに対し次に計測するそれぞれのイヤーピースのサイズと、その次に計測するサイズのイヤーピースに交換を促すテキストとを少なくとも含む画面である。ユーザが「次へ」ボタンを押下すると、スマホアプリ処理部33Bの制御の下で画面例SC5から画面例SC4に戻る。
画面例SC6は、時刻t6に表示され、計測が完了したことを表す画面である。画面例SC6は、制御部33が計測処理を行い、ユーザの耳に最適と推測されるイヤーピースのサイズが確定した時に、表示される画面である。画面例SC6は、左耳および右耳のそれぞれのイヤフォン1L、1Rの画像または模式図と、計測処理による結果よりユーザの耳に最適と推察されるイヤーピースのサイズとを少なくとも含む画面である。
次に、図8を参照して適切なサイズのイヤーピースを判定するフローチャートを説明する。図8は、適切なサイズのイヤーピースを判定するフローチャートである。図8に係るフローチャートは、制御部33による処理である。
表示/操作部30は、1回目の計測処理の前に、ユーザの耳に最適なサイズと推測されるイヤーピースの計測の説明を含む画面を出力する(図7、画面例SC1参照)。表示/操作部30は、その画面の後に1回目の計測処理の前にイヤフォン1Lに装着されているイヤーピースのサイズの入力をユーザに促す指示を出力する(図7、画面例SC2および画面例SC3参照)。表示/操作部30は、ユーザから今イヤフォン1Lに取り付けられているイヤーピースIPLのサイズを選択する入力を受けると、その入力内容に対応する信号を制御部33へ送信する。制御部33は、表示/操作部30からイヤーピースIPLのサイズの情報に対応する信号を取得する(St10)。
表示/操作部30は、1回目の計測処理の前にイヤフォン1Rに装着されているイヤーピースのサイズの入力をユーザに促す指示を出力する(図7、画面例SC2および画面例SC3参照)。表示/操作部30は、ユーザから今イヤフォン1Rに取り付けられているイヤーピースIPRのサイズを選択する入力を受けると、その入力内容に対応する信号を制御部33へ送信する。制御部33は、表示/操作部30からイヤーピースIPRのサイズの情報に対応する信号を取得する(St11)。
制御部33は、計測の回数を示すパラメータ(n)を1と設定する(St12)。
制御部33は、イヤフォン1から取得した音信号に基づき、装着中イヤーピースがユーザの左耳または右耳に密閉されているか否かに係る1回目の計測処理を実行する(St13)。
制御部33は、ステップSt13の処理で計測した計測処理の結果を基に左耳のイヤーピースIPLの1回目の判定を行う(St14)。ステップSt14の処理は図9で説明する。また、制御部33がステップSt13の処理を行っている際、表示/操作部30は今計測中であることを示す画面を出力する(図7、画面例SC4参照)。
制御部33は、ステップSt13の処理で計測した計測処理の結果を基に右耳のイヤーピースIPRの1回目の判定を行う(St15)。ステップSt15の処理は図9で説明する。また、制御部33がステップSt13の処理を行っている際、表示/操作部30は今計測中であることを示す画面を出力する(図7、画面例SC4参照)。
制御部33は、左耳および右耳のイヤーピースIPL、IPRのサイズがともに確定したか否かを確認する(St16)。ステップSt16の処理で、左耳および右耳のイヤーピースIPL、IPRのサイズがともに確定した場合(St16、YES)、確定した結果を表示/操作部30に表示させる(St24)(図7、画面例SC6参照)。
ステップSt16の処理で、左耳および右耳のイヤーピースIPL、IPRのサイズがともに確定しなかった場合、もしくはどちらか一方のイヤーピースのサイズが確定しなかった場合(St16、NO)、制御部33は、判定結果から次の異なるサイズのイヤーピースへの交換を促す画面を生成し表示/操作部30へ送信する。表示/操作部30は、制御部33から取得した画面を表示する(St17)(図7、画面例SC5参照)。
制御部33は、計測の回数を示すパラメータ(n)に1プラス(言い換えると、nをインクリメント)する(St18)。
制御部33は、イヤフォン1から取得した音信号に基づき、装着中イヤーピースがユーザの左耳または右耳に密閉されているか否かに係るn回目の計測処理を実行する。(St19)。
制御部33は、ステップSt19の処理で計測した計測処理の結果を基に、左耳のイヤーピースIPLのサイズが確定しているか否かを確認する(St20)。ステップSt20の処理で、左耳のイヤーピースIPLのサイズが確定していなかった場合(St20、YES)、制御部33は、左耳のイヤーピースIPLのn回目の判定を行う(St21)。ステップSt21の処理は図10で説明する。ステップSt21の処理の後、制御部33の処理はステップSt22の処理に進む。
ステップSt20の処理で、左耳のイヤーピースIPLのサイズが確定していた場合(St20、NO)、あるいは、ステップSt21の処理後、制御部33は、ステップSt19の処理で計測した計測処理の結果を基に、右耳のイヤーピースIPRのサイズが確定しているか否かを確認する(St22)。ステップSt22の処理で、右耳のイヤーピースのサイズが確定していなかった場合(St22、YES)、制御部33は、右耳のイヤーピースIPRのn回目の判定を行う(St23)。ステップSt23の処理は図10で説明する。
ステップSt22の処理で、右耳のイヤーピースIPRのサイズが確定していなかった場合(St22、NO)、あるいは、ステップSt23の処理後、制御部33の処理はステップSt16の処理に戻る。
次に、図9を参照してイヤーピースのサイズの1回目の判定に係るフローチャートを説明する。図9は、イヤーピースのサイズの1回目の判定に係るフローチャートである。図9に係るフローチャートは制御部33による処理である。図9のフローチャートは、左耳のイヤーピースIPLまたは右耳のイヤーピースIPRの判定のフローチャートである。以下では、左耳のイヤーピースIPLの場合についてのみ説明し、右耳のイヤーピースIPRの場合は省略するが、左耳を右耳、イヤーピースIPLをイヤーピースIPRに読み替えることで同様に適用可能である。
制御部33は、1回目の計測処理の結果が左耳のイヤーピースIPLがユーザの耳を密閉しているであるか否かを確認する(St31)。ステップSt31の処理で、計測処理の結果が密閉しているであった場合(St31、YES)、制御部33は、装着中イヤーピースのサイズが最小か否かを判定する(St32)。
制御部33は、ステップSt32の処理で装着中イヤーピースのサイズが最小であると判定した場合(St32、YES)、装着中イヤーピースのサイズがユーザの耳に最適と推察されるイヤーピースであると確定する(St33)。なお、このステップSt33で確定されたイヤーピースのサイズへの変更を促すための画面は、図8のステップSt24の処理において表示される。
制御部33は、ステップSt32の処理で装着中イヤーピースのサイズが最小でないと判定した場合(St32、NO)、ユーザに装着中イヤーピースの1つ小さいサイズのイヤーピースを次にユーザに変更を促すサイズに決定する(St34)。なお、このステップSt34で決定されたイヤーピースのサイズへの変更を促すための画面は、図8のステップSt17の処理において表示される。
ステップSt31の処理で、計測結果が密閉していないであった場合(St31、NO)、制御部33は、装着中イヤーピースのサイズが最大か否かを判定する(St35)。
制御部33は、ステップSt35の処理で装着中イヤーピースのサイズが最大でないと判定した場合(St35、NO)、ユーザに装着中イヤーピースの1つ大きいサイズのイヤーピースを次にユーザに変更を促すサイズに決定する(St36)。なお、このステップSt36で決定されたイヤーピースのサイズへの変更を促すための画面は、図8のステップSt17の処理において表示される。
制御部33は、ステップSt35の処理で装着中イヤーピースのサイズが最大であると判定した場合(St35、YES)、左耳に対して最適と推察されるイヤーピースは計測できなかったことを確定する(St37)。なお、このステップSt37で左耳に対して最適と推測されるイヤーピースが計測できなかったことを示す画面は、図8のステップSt24の処理において表示される。
次に、図10を参照してイヤーピースのサイズのn回目の判定に係るフローチャートを説明する。図10は、イヤーピースのサイズのn回目の判定に係るフローチャートである。図10に係るフローチャートは制御部33による処理である。図10のフローチャートは、左耳のイヤーピースIPLまたは右耳のイヤーピースIPRの判定のフローチャートである。以下では、左耳のイヤーピースIPLの場合についてのみ説明し、右耳のイヤーピースIPRの場合は省略するが、左耳を右耳、イヤーピースIPLをイヤーピースIPRに読み替えることで同様に適用可能である。
制御部33は、n回目の計測処理の結果が左耳のイヤーピースIPLがユーザの耳を密閉しているであるか否かを確認する(St41)。ステップSt41の処理で、計測処理の結果が密閉しているであった場合(St41、YES)、制御部33は、装着中イヤーピースのサイズが最小か否かを判定する(St42)。
制御部33は、ステップSt42の処理で装着中イヤーピースのサイズが最小であると判定した場合(St42、YES)、装着中イヤーピースのサイズがユーザの耳に最適と推察されるイヤーピースであると確定する(St43)。なお、このステップSt43で確定されたイヤーピースのサイズへの変更を促すための画面は、図8のステップSt24の処理において表示される。
制御部33は、ステップSt42の処理で装着中イヤーピースのサイズが最小でないと判定した場合(St42、NO)、前回、つまり(n-1)回目の計測結果が左耳のイヤーピースIPLによってユーザの耳が密閉されているであるか否かを確認する(St44)。
制御部33は、ステップSt44の処理で、計測結果が密閉されているであった場合(St44、NO)、ユーザに装着中イヤーピースの1つ小さいサイズのイヤーピースを次にユーザに変更を促すサイズに決定する(St45)。なお、このステップSt45で決定されたイヤーピースのサイズへの変更を促すための画面は、図8のステップSt17の処理において表示される。
制御部33は、ステップSt44の処理で、計測結果が密閉されていないであった場合(St44、YES)、装着中イヤーピースのサイズがユーザの耳に最適と推察されるイヤーピースであると確定する(St46)。なお、このステップSt46で確定されたイヤーピースのサイズへの変更を促すための画面は、図8のステップSt24の処理において表示される。
ステップSt41の処理で、計測結果が密閉していないであった場合(St41、NO)、制御部33は、装着中イヤーピースのサイズが最大か否かを判定する(St47)。
制御部33は、ステップSt47の処理で装着中イヤーピースのサイズが最大でないと判定した場合(St47、NO)、前回、つまり(n-1)回目の計測結果が左耳のイヤーピースによってユーザの耳が密閉されているであるか否かを確認する(St48)。
ステップSt48の処理で、計測結果が密閉されているであった場合(St48、YES)、制御部33は、ユーザが装着中イヤーピースのサイズの次に大きなサイズのイヤーピースがユーザの耳に最適と推察されるイヤーピースであると確定する(St49)。なお、このステップSt49で確定されたイヤーピースのサイズへの変更を促すための画面は、図8のステップSt24の処理において表示される。
ステップSt48の処理で、計測結果が密閉されていないであった場合(St48、NO)、制御部33は、ユーザに装着中イヤーピースの1つ大きいサイズのイヤーピースを次にユーザに変更を促すサイズに決定する(St50)。なお、このステップSt50で決定されたイヤーピースのサイズへの変更を促すための画面は、図8のステップSt17の処理において表示される。
制御部33は、ステップSt47の処理で装着中イヤーピースのサイズが最大であると判定した場合(St47、YES)、左耳に対して最適と推察されるイヤーピースは計測できなかったことを確定する(St51)。なお、このステップSt51で左耳に対して最適と推測されるイヤーピースは計測できなかったことを示す画面は、図8ステップSt24の処理において表示される。
このように、イヤフォン1はスマートフォンF1から送られた音信号もしくはイヤフォン1から出力された音信号をスピーカSP1LおよびSP1Rから出力した場合、マイクMC3LおよびMC3Rにより収音する。計測システム100は、収音された音信号に基づいて、装着中イヤーピースがユーザの左耳または右耳に密閉されているか否かを少なくとも1回計測処理を行う。スマートフォンF1は、表示/操作部30を有し、計測処理による結果に基づいて、ユーザにより装着されている装着中イヤーピースのサイズが複数のイヤーピースのサイズの中で最も適するサイズであることの通知、または、装着中イヤーピースのサイズより大きいサイズあるいは小さいサイズを有する他のイヤーピースへの交換を促す通知を表示/操作部30に表示する。
以上により、計測システム100は、ユーザの左耳および右耳のそれぞれに装着され、それぞれの一端側に異なるサイズを有する複数のイヤーピースが交換可能に装着される2つのイヤフォン1L、1Rと、ユーザにより携帯されるスマートフォンF1と、を備える。イヤフォン1L、1Rは、スピーカSP1L、SP1RおよびマイクMC3L、MC3Rを有し、複数のイヤーピースのうちいずれかのイヤーピースである装着中イヤーピースがユーザの左耳または右耳に装着され、かつスマートフォンF1から送られた音信号もしくはイヤフォン1から出力された音信号をスピーカSP1L、SP1Rから出力した場合、マイクMC3L、MC3Rにより収音する。計測システム100は、収音された音信号に基づいて、装着中イヤーピースがユーザの左耳または右耳に密閉されているか否かを少なくとも1回計測処理を行う。スマートフォンF1は、表示/操作部30を有し、計測処理による結果に基づいて、ユーザにより装着されている装着中イヤーピースのサイズが複数のイヤーピースのサイズの中で最も適するサイズであることの通知、または、装着中イヤーピースのサイズより大きいサイズあるいは小さいサイズを有する他のイヤーピースへの交換を促す通知を表示/操作部30に表示する。
これにより、計測システム100は、ユーザ自身の耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースの特定を効率的に行い、イヤーピースの選択時のユーザの利便性を向上することができる。
また、スマートフォンF1は、計測システム100により繰り返して実行された計測処理による計測結果の中で装着中イヤーピースがユーザの左耳あるいは右耳に密閉されていないとの計測結果に基づき、その計測結果に対応する装着中イヤーピースのサイズの次に大きいサイズを有する他のイヤーピースへの交換を促す通知を表示/操作部30に表示する。これにより、ユーザは、判定開始時の装着中イヤーピースからユーザの耳に最適と推察されるイヤーピースを見つけるまでにするイヤーピースの交換を最小限に抑えることができる。
また、スマートフォンF1は、計測システム100により繰り返して実行された計測処理による計測結果の中で装着中イヤーピースがユーザの左耳あるいは右耳に密閉されているとの計測結果に基づき、その計測結果に対応する装着中のイヤーピースのサイズの次に小さいサイズを有する前記他のイヤーピースへの交換を促す通知を表示/操作部30に表示する。これにより、ユーザは、判定開始時の装着中イヤーピースからユーザの耳に最適と推察されるイヤーピースを見つけるまでにするイヤーピースの交換を最小限に抑えることができる。
また、スマートフォンF1は、現在計測中であることを示す画面を表示/操作部30に表示する。これにより、ユーザは、今計測処理中であることを視覚的に確認することができる。
また、スマートフォンF1は、イヤフォン1L、1Rが計測処理を行い、装着中イヤーピースが複数のイヤーピースのサイズの中で最も適するサイズでなかった時、左耳および右耳のそれぞれのイヤフォン1L,1Rの画像または模式図と、左耳および右耳のそれぞれに装着中のイヤーピースに対し次に計測するそれぞれのイヤーピースのサイズと、前記サイズのイヤーピースに交換を促すテキストとを少なくとも含む画面を表示/操作部30に表示する。これにより、スマートフォンF1は、ユーザがイヤーピースを交換する際にわかりやすい画面を表示/操作部30に表示することで、ユーザのイヤーピースを交換する作業を支援することができる。
また、スマートフォンF1は、イヤフォン1L、1Rが計測処理を行い、装着中イヤーピースが複数のイヤーピースのサイズの中で最も適するサイズであった時、左耳および右耳のそれぞれのイヤフォンの画像または模式図と、計測処理による結果より前記ユーザの耳に最適と推測されるイヤーピースのサイズとを少なくとも含む画面を表示/操作部30に表示する。これにより、ユーザは、視覚的にユーザ自身に最も適するサイズのイヤーピースを確認することができる。
また、スマートフォンF1は、1回目の計測処理の前にイヤフォン1L、1Rに装着されているイヤーピースのサイズの入力をユーザに促す指示を出力する。これにより、ユーザは、装着中イヤーピースから測定を開始できるため、ユーザ自身の耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースの特定を効率的に行い、イヤーピースの選択時のユーザの利便性を向上することができる。
また、スマートフォンF1は、前記1回目の計測処理の前にイヤフォン1L、1Rに装着されているイヤーピースのサイズの入力をユーザに促す指示を出力する場合に、入力の選択肢の1つとして製品を購入した時点で予めイヤフォン1L、1Rに装着されているイヤーピースから交換していない状態を意味する選択肢を含む。これにより、ユーザは、イヤフォン1L、1Rに予め取り付けられているイヤーピースのサイズがわからなくても、1回目の計測処理の前に装着中イヤーピースのサイズ入力を行うことができる。これにより、計測システム100は、ユーザが簡単に計測処理を開始するのを支援することができる。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示の技術は、ユーザ自身の耳に最適と推察されるサイズのイヤーピースの特定を効率的に行い、イヤーピースの選択時のユーザの利便性を向上する計測システムおよび計測方法の提供として有用である。
100 計測システム
1,1L,1R イヤフォン
IPL,IPR イヤーピース
10L,10R ライト
MC1L,MC1R,MC2L,MC2R,MC3L,MC3R,MC4 マイク
TCL,TCR タッチセンサ
HOL,HOR ハウジング
SEL,SER 装着センサ
SP1L,SP1R,SP2 スピーカ
11L,11R,34 ROM
12L,12R,35 RAM
13L,13R 電力監視部
B1L,B1R バッテリ
14L,14R 無線通信部
ATL,ATR,AT1,AT2,AT3 アンテナ
S2L,S2R イヤフォン制御部
S1L,S1R,37 音信号入出力制御部
F1 スマートフォン
30 表示/操作部
31 公衆回線通信I/F部
32 公衆回線プロトコル制御部
33 制御部
33A スマホOS処理部
33B スマホアプリ処理部
36 音信号バス
38 近距離無線制御部
39 無線LAN通信I/F部
40 イヤフォン通信I/F部
41 USB通信I/F部
B2 バッテリ
Pi1,Pi2,Pi3,Pi4,Pi5 パーツ
SC1,SC2,SC3,SC4,SC5,SC6 画面例
t1,t2,t3,t4,t5,t6 時刻

Claims (9)

  1. ユーザの左耳および右耳のそれぞれに装着され、それぞれの一端側に異なるサイズを有する複数のイヤーピースが交換可能に装着される2つのイヤフォンと、
    前記ユーザにより携帯される無線端末と、を備える計測システムであって、
    前記イヤフォンは、
    スピーカおよびマイクを有し、前記複数のイヤーピースのうちいずれかのイヤーピースである装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳または右耳に装着され、かつ前記無線端末から送られた音信号もしくは前記イヤフォンから出力された音信号を前記スピーカから出力した場合、前記マイクにより収音し、
    前記計測システムは、収音された前記音信号に基づいて、前記装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳または右耳に密閉されているか否かを少なくとも1回計測処理を行い、
    前記無線端末は、
    表示部を有し、前記計測処理による結果に基づいて、前記ユーザにより装着されている前記装着中イヤーピースのサイズが前記複数のイヤーピースのサイズの中で最も適するサイズであることの通知、または、前記装着中イヤーピースのサイズより大きいサイズあるいは小さいサイズを有する他のイヤーピースへの交換を促す通知を前記表示部に表示する、
    計測システム。
  2. 前記無線端末は、前記計測システムにより繰り返して実行された前記計測処理による計測結果の中で前記装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳あるいは右耳に密閉されていないとの計測結果に基づき、その計測結果に対応する前記装着中イヤーピースのサイズの次に大きいサイズを有する前記他のイヤーピースへの交換を促す通知を前記表示部に表示する、
    請求項1に記載の計測システム。
  3. 前記無線端末は、前記計測システムにより繰り返して実行された前記計測処理による計測結果の中で前記装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳あるいは右耳に密閉されているとの計測結果に基づき、その計測結果に対応する前記装着中のイヤーピースのサイズの次に小さいサイズを有する前記他のイヤーピースへの交換を促す通知を前記表示部に表示する、
    請求項1に記載の計測システム。
  4. 前記無線端末は、現在計測中であることを示す画面を前記表示部に表示する、
    請求項1に記載の計測システム。
  5. 前記無線端末は、左耳および右耳のそれぞれの前記イヤフォンの画像または模式図と、左耳および右耳のそれぞれに装着中のイヤーピースに対し次に計測するそれぞれのイヤーピースのサイズと、前記サイズのイヤーピースに交換を促すテキストとを少なくとも含む画面を前記表示部に表示する、
    請求項1に記載の計測システム。
  6. 前記無線端末は、左耳および右耳のそれぞれのイヤフォンの画像または模式図と、前記計測処理による結果より前記ユーザの耳に最適と推測されるイヤーピースのサイズとを少なくとも含む画面を前記表示部に表示する、
    請求項1に記載の計測システム。
  7. 前記無線端末は、1回目の計測処理の前に前記イヤフォンに装着されている前記イヤーピースのサイズの入力を前記ユーザに促す指示を出力する、
    請求項1に記載の計測システム。
  8. 前記無線端末は、前記1回目の計測処理の前に前記イヤフォンに装着されている前記イヤーピースのサイズの入力を前記ユーザに促す指示を出力する場合に、前記入力の選択肢の1つとして前記イヤフォンの購入時点で予め前記イヤフォンに装着されているイヤーピースから交換していない状態を意味する選択肢を含む、
    請求項7に記載の計測システム。
  9. ユーザの左耳および右耳のそれぞれに装着され、それぞれ一端側に異なるサイズを有する複数のイヤーピースが交換可能に装着される2つのイヤフォンと、前記ユーザにより携帯される無線端末と、を制御する計測方法であって、
    それぞれの前記イヤフォンにおいて、
    前記複数のイヤーピースのうちいずれかのイヤーピースである装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳または右耳に装着され、かつ前記無線端末から送られた音信号もしくは前記イヤフォンから出力された音信号を前記イヤフォンが有するスピーカから出力した場合、前記イヤフォンが有するマイクにより収音し、
    前記計測方法において、
    収音された前記音信号に基づいて、前記装着中イヤーピースが前記ユーザの左耳または右耳に密閉されているか否かを少なくとも1回計測処理を行い、
    前記無線端末において、
    前記計測処理による結果に基づいて、前記ユーザにより装着されている前記装着中イヤーピースのサイズが前記複数のイヤーピースのサイズの中で最も適するサイズであることの通知、または、前記装着中イヤーピースのサイズより大きいサイズあるいは小さいサイズを有する他のイヤーピースへの交換を促す通知を前記無線端末が有する表示部に表示する、
    計測方法。
JP2022003370A 2022-01-12 2022-01-12 計測システムおよび計測方法 Pending JP2023102701A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022003370A JP2023102701A (ja) 2022-01-12 2022-01-12 計測システムおよび計測方法
US18/153,229 US20230224628A1 (en) 2022-01-12 2023-01-11 Measurement system and measurement method
EP23151061.1A EP4213498A1 (en) 2022-01-12 2023-01-11 Measurement system and measurement method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022003370A JP2023102701A (ja) 2022-01-12 2022-01-12 計測システムおよび計測方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023102701A true JP2023102701A (ja) 2023-07-25

Family

ID=84923193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022003370A Pending JP2023102701A (ja) 2022-01-12 2022-01-12 計測システムおよび計測方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230224628A1 (ja)
EP (1) EP4213498A1 (ja)
JP (1) JP2023102701A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD1006795S1 (en) * 2022-01-26 2023-12-05 Shenzhen Earfun Technology Co., Ltd. Earphone
JP1728924S (ja) * 2022-05-18 2022-11-02
JP1734914S (ja) * 2022-06-24 2023-01-19 イヤホン
USD1024031S1 (en) * 2023-02-24 2024-04-23 Shenzhen Dancing Future Technology Ltd. Earphone

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11172298B2 (en) * 2019-07-08 2021-11-09 Apple Inc. Systems, methods, and user interfaces for headphone fit adjustment and audio output control
US11470413B2 (en) * 2019-07-08 2022-10-11 Apple Inc. Acoustic detection of in-ear headphone fit
US11240585B2 (en) * 2019-09-18 2022-02-01 Apple Inc. Identification of cushioning members in personal audio devices

Also Published As

Publication number Publication date
US20230224628A1 (en) 2023-07-13
EP4213498A1 (en) 2023-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2023102701A (ja) 計測システムおよび計測方法
EP2839675B1 (en) Auto detection of headphone orientation
JP2013198072A (ja) 携帯電話
WO2021218901A1 (zh) 声学输入输出设备
CN108156567A (zh) 无线听力设备
US11627398B2 (en) Hearing device for identifying a sequence of movement features, and method of its operation
US20230224625A1 (en) Setting system of wireless headphone and setting method of wireless headphone
EP4213497B1 (en) Measurement system and measurement method
EP4210347A1 (en) Headphone and method for controlling headphone
EP4210345A1 (en) Wireless headphone and method for controlling wireless headphone
US20230091575A1 (en) Audio device with wingtip anchor
US20230300515A1 (en) Wireless earphone
KR20210001646A (ko) 전자 장치 및 이를 이용한 오디오 신호를 처리하기 위한 음향 장치를 결정하는 방법
EP4362494A2 (en) Earphone and case of earphone
US20230403495A1 (en) Earphone and acoustic control method
US20230403494A1 (en) Earphone and acoustic control method
JP2022089615A (ja) イヤホンおよび装着感調整方法
US20230403493A1 (en) Earphone, earphone control method, and program
KR102609206B1 (ko) 크래들을 구비한 셀프 피팅이 가능한 보청기 시스템 및 이를 이용한 피팅 방법
KR102023400B1 (ko) 웨어러블 음향 변환 장치
JP2023181810A (ja) 制御システム、イヤフォンおよび制御方法
KR20230055330A (ko) 웨어러블 장치 장착 가이드 방법
CN110072167A (zh) 空气传导耳麦及其工作方法
JP2017034703A (ja) 軟骨伝導振動源モジュール
JP2014060532A (ja) 携帯電話