JP2023177722A - データ処理装置、伝送装置、通信システム、データ処理方法及びプログラム - Google Patents

データ処理装置、伝送装置、通信システム、データ処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本開示の目的は、信号伝送の障害を抑制することができるデータ処理装置、データ処理方法及びプログラムを提供することである。【解決手段】データ処理装置(10)は、入力情報ビットを取得するように構成される取得部(12)と、入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成するように構成される生成部(14)と、を備え、第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、第2出力情報ビットは第2軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、第1又は第2軸の少なくとも1つのコンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う。【選択図】図1

Description

本開示は、データ処理装置、伝送装置、通信システム、データ処理方法及びプログラムに関する。
昨今、光ファイバ通信システムなどの通信システムが開発されている。
光信号を伝送中、伝送用のチャネルは通常、多くの要因に起因する雑音に悩まされる。雑音源は本質的にガウシアンである傾向があるため、このような雑音の多いチャネルは、分析の便宜上、しばしば加算性白色ガウス雑音(AWGN)チャネルと見なされる。
非特許文献1(NPL1)は、AWGNチャネルで伝送される光信号の最適容量は、マクスウェル-ボルツマン確率分布の整形されたシンボルで達成できることを開示する。
別の関連技術として、特許文献1(PTL1)は、確率的整形及びシンボルレート最適化のための光送信機を開示する。具体的には、PTL1では、光送信機は1以上のマッチャー要素を含み、その各々が、ターゲット確率分布に応じた受信バイナリデータで表されるシンボルにそれぞれの確率を割り当て、それぞれの整形されたビットシーケンスを出力するように構成される。
また、特許文献2(PTL2)は、符号化装置を開示する。符号化装置に含まれる回路構成は、多値変調方式のコンステレーションにおける複数のシンボルのうち、フレーム内の複数のビット列のそれぞれの値に対応するシンボルを、複数のビット列に割り当てる。
特開2021-141575号公報 特開2020-188357号公報
T. Fehenberger, G. Bocherer, A. Alvarado, and N. Hanik, "LDPC coded modulation with probabilistic shaping for optical fiber systems", in Proc. Opt. Fiber Commun. Conf., Los Angeles, CA, USA, Mar. 2015, Paper Th.2.A.23.
信号伝送システムでは、ガウス雑音だけでなく、ドライバ、変調器、デジタルアナログ変換器(DAC)、アナログデジタル変換器(ADC)、増幅器及びファイバなどの様々な構成要素から発生する非線形性障害によって伝送容量が減少する。非線形性障害は、例えば受信信号の歪みにつながり、より高いエラー率を引き起こす可能性がある。
確率的コンステレーションシェーピング(PCS)法が実装されると、非線形性障害の問題はさらに深刻になる可能性がある。なぜなら、PCS法で処理された信号(以下、PCS信号とも記述する。)は、低エネルギーのコンステレーションポイントに割り当てられる確率が高くなる一方、直交振幅変調(QAM)法で処理された信号(以下、QAM信号とも記述する。)は、全てのコンステレーションポイントに割り当てられる確率が均一になるからである。その結果、PCS信号はQAM信号よりも顕著に高いピーク対平均電力比を有する傾向があり、非線形性障害が高くなる。PTL1及び2並びにNPL1で説明されている手法は、この問題の解決策を開示するものではない。
本開示の目的は、信号伝送の障害を抑制することができるデータ処理装置、伝送装置、通信システム、データ処理方法及びプログラムを提供することである。
本開示の一側面によれば、以下を含むデータ処理装置が提供される:入力情報ビットを取得する取得手段と、前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成する生成手段であって、前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う。
本開示の一側面によれば、以下を含む伝送装置が提供される:入力情報ビットを取得し、前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成するように構成されるデータ処理装置と、前記データ処理装置が生成した前記第1出力情報ビットを第1アナログ信号に変換するように構成される第1デジタルアナログ変換器(DAC)と、前記データ処理装置が生成した前記第2出力情報ビットを第2アナログ信号に変換するように構成される第2DACと、前記第1及び第2アナログ信号をレーザー源によって生成された第1光キャリア信号に変調して、変調された光キャリア信号を形成するように構成される同相直交(IQ)変調器であって、前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う。
本開示の一側面によれば、以下を含む通信システムが提供される:伝送装置と、受信装置であって、前記伝送装置は、入力情報ビットを取得し、前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成するように構成されるデータ処理装置と、前記データ処理装置が生成した前記第1出力情報ビットを第1アナログ信号に変換するように構成される第1デジタルアナログ変換器(DAC)と、前記データ処理装置が生成した前記第2出力情報ビットを第2アナログ信号に変換するように構成される第2DACと、前記第1及び第2アナログ信号を第1レーザー源によって生成された第1光キャリア信号に変調して、変調された光キャリア信号を形成するように構成される同相直交(IQ)変調器と、を有し、前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従い、前記受信装置は、第2レーザー源が生成した第2光キャリア信号と前記変調された光キャリア信号とを混合して光復調信号を取得するように構成される混合器と、前記光復調信号の振幅を検出して第1アナログ復調信号を取得するように構成される第1光検出器と、前記光復調信号の振幅を検出して第2アナログ復調信号を取得するように構成される第2光検出器と、前記第1アナログ復調信号を第1デジタル復調信号に変換するように構成される第1アナログデジタル変換器(ADC)と、前記第2アナログ復調信号を第2デジタル復調信号に変換するように構成される第2ADCと、前記第1及び第2デジタル復調信号を前記第1及び第2出力情報ビットに変換するように構成される逆変換処理装置と、を有する。
本開示の一側面によれば、以下を含むデータ処理方法が提供される:入力情報ビットを取得し、前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成し、前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う。
本開示の一側面によれば、以下をコンピュータに実行させるためのプログラムがある:入力情報ビットを取得し、前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成し、前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う。
本開示によれば、信号伝送の障害を抑制することができるデータ処理装置、伝送装置、通信システム、データ処理方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかるデータ処理装置のブロック図の一例である。 実施の形態1にかかるデータ処理装置の方法を示すフローチャートの一例である。 実施の形態2にかかる光ファイバ通信システムのブロック図の一例である。 実施の形態2にかかる送信機のDSPのブロック図の一例である。 出力整形ビットの確率分布の一例を示す。 整形された変調光キャリア信号の一例のコンステレーションを示す。 実施の形態2にかかる受信機のDSPのブロック図の一例である。 実施の形態3にかかる光ファイバ通信システムのブロック図の他の一例である。 実施の形態3にかかる送信機のDSPのブロック図の一例である。 実施の形態3にかかる受信機のDSPのブロック図の一例である。 実施の形態にかかるコンピュータ装置のブロック図である。
以下、本開示にかかる実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明を明確にするために適宜省略及び簡略化されている。また、同一の構成要素については、図面全体で同一の参照番号(又は記号)で表され、必要に応じて余分な記載は省略される。また、本開示においては、特に指定がない限り、「A又はBの少なくとも1つ(A/B)」 は、A若しくはBの任意のいずれか、又はAとBの両方を意味してもよい。同様に、「少なくとも1つ」 が3つ以上の構成要素について用いられるとき、これらの構成要素の任意のいずれか、又は任意の複数の構成要素(全ての構成要素を含む)を意味することができる。また、本開示の記載において、「a」、「an」、「the」及び「one」のような単数形を用いて記述された構成要素は、明示されない限り、複数の構成要素であってもよいことに留意されたい。
(実施の形態1)
(1A)
まず、本開示の実施の形態1にかかるデータ処理装置10を、図1を参照して説明する。
図1を参照すると、データ処理装置10は、取得部12と生成部14を含む。データ処理装置10の少なくとも1つの構成要素は、例えば1以上の回路を含む。データ処理装置10は、例えばチップとして、1以上のコンピュータ及び/又は機械の一部であってもよい。コンピュータ及び/又は機械は、1又は複数のメモリ及び1又は複数のプロセッサの組み合わせを含んでもよい。また、データ処理装置10は、信号伝送システムの一部であってもよい。
取得部12は入力情報ビットを取得し、それを生成部14に送信する。入力情報ビットは、例えば光キャリア信号を用いて、データ処理装置10から他の装置/コンピュータに送信される情報であってもよい。取得部12は、他の装置から入力情報ビットを受信してもよい。ただし、データ処理装置10は、入力情報ビットを受信する代わりに生成してもよい。
生成部14は、入力情報ビットに基づいて、第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成する。具体的には、生成部14は、第1及び第2出力情報ビットを次のように設定する:第1出力情報ビットは、第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、第2出力情報ビットは、第2軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応する。第1及び第2軸は、IQ平面のI(In-Phase)及びQ(Quadrature)軸として記述されてもよい。第1出力情報ビット及び第2出力情報ビットは、他の装置/コンピュータに送信されてもよい。
さらに、生成部14は、複数の局所最大値(local maxima)を有する分布に従うように、第1又は第2軸の少なくとも1つのコンステレーションポイントの確率を設定する。すなわち、分布関数は2つ以上の離散的な局所最大値を有し、これらの局所最大値の間に局所最小値が存在する。分布関数は対称関数であってもよいが、これに限定されない。
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施形態の処理例を説明する。図2の各処理の詳細は既に説明した通りである。
まず、取得部12は入力情報ビットを取得する(ステップS11)。次に、生成部14は、入力情報ビットに基づいて、第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成する(ステップS12)。
PCS信号は、低エネルギーのコンステレーションポイントに割り当てられる確率がより高いため、非線形性の問題が悪化する可能性がある。しかしながら、実施の形態1では、データ処理装置は、複数の局所最大値を有する分布を使用する。そのため、PCS法を使用する場合に比べて、低エネルギーのコンステレーションポイントに割り当てられる確率を低減できるため、データ処理装置10は、第1及び第2出力情報ビットの信号伝送の障害を抑制できる。
(1B)
データ処理装置10のバリエーションとして、データ処理装置10は以下のように構成されてもよい:取得部12は、入力情報ビットに基づいて、第1出力情報ビットと第2出力情報ビットの第1ペアと、第3出力情報ビットと第4出力情報ビットの第2ペアとを生成する。具体的には、第1出力情報ビットは、第1偏波方向の第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、第2出力情報ビットは、第1偏波方向の第2軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応する。さらに、第3出力情報ビットは、第2偏波方向の第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、第4出力情報ビットは、第2偏波方向の第2軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応する。
この例では、第1偏波方向の第1又は第2軸の少なくとも1つのコンステレーションポイントの確率は第1分布に従い、第1分布は複数の局所最大値を有し、第2偏波方向の第1又は第2軸の少なくとも1つのコンステレーションポイントの確率は第2分布に従い、第2分布は複数の局所最大値を有する。
(1B)のデータ処理装置10は、(1A)に示すように、出力情報ビットの信号伝送障害を抑制することができる。
(1C)
(1A)に示すデータ処理装置10は、送信機に組み込まれてもよい。送信機は、データ処理装置10、第1デジタルアナログ変換器(DAC)、第2DAC及び同相直交(IQ)変調器を備える。前述のように、データ処理装置10は、入力情報ビットを取得し、入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成するように構成される。第1出力情報ビットは、第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、第2出力情報ビットは、第2軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、第1又は第2軸の少なくとも1つのコンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う。
さらに、第1DACは、データ処理装置が生成した第1出力情報ビットを第1アナログ信号に変換し、第2DACは、データ処理装置が生成した第2出力情報ビットを第2アナログ信号に変換する。IQ変調器は、第1及び第2アナログ信号をレーザー源が生成した光キャリア信号に変調し、変調された光キャリア信号を形成する。
(1A)に示すデータ処理装置10の代わりに、(1B)に示すデータ処理装置10が送信機に組み込まれてもよい。(1C)に示す送信機は、第1及び第2出力情報ビットの信号伝送障害を抑制できる。
(1D)
また、(1C)に示す送信機は、伝送装置として通信システムに組み込まれてもよい。通信システムは、伝送装置と受信装置を備える。
具体的には、伝送装置は、データ処理装置10、第1DAC、第2DAC及びIQ変調器を有する。データ処理装置10、第1DAC、第2DACの説明は、(1C)に記載した通りであるため、省略する。データ処理装置10は、(1A)に示すデータ処理装置であってもよいし、(1B)に示すデータ処理装置であってもよい。さらに、IQ変調器は、第1レーザー源によって生成された第1光キャリア信号に、第1及び第2アナログ信号を変調し、変調された光キャリア信号を形成する。
受信装置は、混合器、第1光検出器、第2光検出器、第1アナログデジタル変換器(ADC)、第2ADC及び逆変換処理装置を有する。詳細には、混合器は、第2レーザー源によって生成された第2光キャリア信号を、変調された光キャリア信号と混合して、光復調信号を取得する。第1光検出器は、光復調信号の振幅を検出して第1アナログ復調信号を取得し、第2光検出器は、光復調信号の振幅を検出して第2アナログ復調信号を取得する。第1ADCは、第1アナログ復調信号を第1デジタル復調信号に変換し、第2ADCは、第2アナログ復調信号を第2デジタル復調信号に変換する。逆変換処理装置は、第1及び第2デジタル復調信号を第1及び第2出力情報ビットに変換する。
(1D)に示す通信システムは、通信における信号伝送の障害を抑制することができる。
(実施の形態2)
以下、本開示の実施の形態2について、添付図面を参照して説明する。この実施の形態2では、実施の形態1の具体的な適用例の1つを説明する。
図3は、光ファイバ通信システムのブロック図の例を示す。図3の光ファイバ通信システムS1は、光キャリア信号の振幅変調とともに位相変調を用いて情報を伝送するコヒーレント光通信を可能にする。光ファイバ通信システムS1は、送信機100、受信機200及び光リンクL1を備える。送信機100と受信機200は光リンクL1で接続され、送信機100は光リンクL1を介して受信機200に光信号として情報を送信する。
図3に示すように、光ファイバ通信システムS1の送信機100は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)101、デジタルアナログ変換器(DAC)102、レーザー源103及び同相直交(IQ)変調器104を有する。簡単のために、送信機100のいくつかの構成要素は図示されず、説明されない。省略された構成要素には、増幅器、ドライバ、又はバイアス回路の少なくとも1つが含まれてもよいが、これらに限定されない。送信機100の各部について詳しく説明する。送信機100はエンコーダとして機能する。
DSP101は、メモリ(不図示)に格納されたソフトウェアによって設定される処理を実行するハードウェア装置である。DSP101はトランスミッタDSPと呼ばれることもあり、DSP101が受信した情報ビット(ビットの入力シーケンス)に対してデジタル信号処理を行う。DSP101は(1A)のデータ処理装置10の一例である。変調光キャリア信号(詳細は後述される。)として伝送される情報ビットは、所定の設定を必要としない。つまり、情報ビットは完全に任意であってもよい。この例では、情報ビットはバイナリ情報である。
図4は、DSP101のブロック図の例である。図4に示すように、DSP101は、分布マッチャー111を有する。情報ビットP1は、分布マッチャー111に入力され、分布マッチャー111は、M-aryパルス振幅変調(M-PAM)テンプレートに基づいて、各信号次元を独立して整形するように情報ビットP1を整形する。分布マッチャー111は、情報ビットP1から同相(I)デジタル信号(第1ビットシーケンス)と直交(Q)デジタル信号(第2ビットシーケンス)のペアを生成する。分布マッチャー111は、I及びQのデジタル信号の整形されたビットを2レーンでDSP101に接続されたDAC102に出力する。分布マッチャー111とIQ変調器104はI及びQレーンで接続される。Iのデジタル信号はIレーンで伝送され、Qのデジタル信号はQレーンで伝送される。Iのデジタル信号はI軸上のIQ平面のコンステレーションポイントのシーケンスに対応し、Qのデジタル信号はQ軸上のIQ平面のコンステレーションポイントのシーケンスに対応する。
M-PAMシンボルセットX=±1,±3, ...,±(M-1)が与えられると、コンステレーションポイントx∈Xの確率は次の分布に従って生成される:
式1
Figure 2023177722000002
ここで、xはI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λは整形係数(shaping factor)であり、μはピーク係数であり、eはオイラー数である。分布関数(1)は2つの局所最大値を有し、(1)の分母を用いて分布が正規化される。情報ビットP1はこの分布を用いて整形される。この例では、I及びQのデジタル信号はこの分布によって整形された信号である。ただし、I又はQのデジタル信号のうちいずれかが、この分布によって整形された信号であってもよい。
図5は、Iレーンの出力整形ビット(output shaped bit)の確率分布の例を示す。この例では、64-QAM信号のPCSが示される。この例では、整形係数λは0.05、ピーク係数μは3に設定されている。図5のx軸はIレーンの出力整形ビットの振幅であり、図5のy軸は異なる振幅によるIレーンの出力整形ビットの確率である。図5に示すように、x=+3と-3における確率の2つの局所最大値(約0.16)がある。Qレーンの出力整形ビットの確率分布の例は、図5に示すものと同じである。
整形係数λとピーク係数μの両方が、整形されたQAM信号のエントロピーレートH(X)をビット/シンボルで決定する。具体的には、バイナリエントロピーは以下の式で示される:
式2
Figure 2023177722000003
整形係数λとピーク係数μが変化すると、分布は1<H(X)/2<m ビット/シンボルの分数を含む。したがって、整形係数λの値又はピーク係数μの値の少なくとも1つをチューニングすることでレート適応を実現できる。
図3に戻ると、IとQの分布マッチャー111の出力整形ビットがそれぞれDAC102Aと102Bに送信される。DAC102AはIレーンの出力整形ビットをデジタル形式からアナログ形式に変換し、DAC102BはQレーンの出力整形ビットをデジタル形式からアナログ形式に変換する。DAC102Aと102Bによって生成されたアナログ駆動信号は最終的にIQ変調器104に入力される。以下に説明するように、IQ変調器104はIとQのアナログ情報に基づいて確率的に整形及び変調された送信信号を生成する。
レーザー源103は第1光キャリア信号を生成し、IQ変調器104に出力する。IQ変調器104は、DAC102A及び102BからのI及びQアナログ駆動信号を受信し、光リンクL1で伝送する第1光キャリア信号を使用して変調する。
図6は、IQ変調器104で生成された整形された変調光キャリア信号(すなわち、送信信号)の一例のコンステレーションを示す。この例では、ランダムに選択された10万ビットが分布マッチャー111の情報ビットとして使用され、分布マッチャー111の整形係数λとピーク係数μはそれぞれ0.05と3である。図5のx及びy軸は、それぞれI及びQレーンの出力整形ビットの振幅である。さらに、整形された64-QAM変調信号の一例における各コンステレーションポイントの数をプロットし、図6のz軸に示す。
なお、図6では、確率が最も高いコンステレーションポイントは信号電力が最も低いコンステレーションポイントではないため、整形された変調光信号の平均電力が大きくなっている。具体的には、整形された変調光キャリア信号の平均電力は、整形係数λとピーク係数μの両方によって決定される。整形された変調光キャリア信号のピーク電力は固定されているため、ピーク対平均電力比(PAPR)を削減することができる。PAPRを低くすることで、通信システムの非線形性の障害が少なくなるという有利な効果を得ることができた。
また、分布関数は最大確率点が1つだけの分布関数に限定されないことに注意する。(1)の場合を含む1又は複数の最大確率点を有する一般的な形式の分布関数は、次のように表される:
式3
Figure 2023177722000004
ここで、xはI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λは整形係数であり、μはピーク係数であり、eはオイラー数であり、iとjは独立に総和される添字(iの数は局所最大値の数の半分である。)である。iの数は1以上であり、iの数が1の場合、分布関数(3)は分布関数(1)に等しい。(3)の分母は、分布を正規化するために使用される。I及びQの両方のデジタル信号は、分布によって整形された信号であってもよいが、I又はQのいずれかのデジタル信号が、分布によって整形された信号であってもよい。
図3に戻ると、光リンクL1は、1以上のスパンの光ファイバを含む。光リンクL1は、光増幅器、リピータ、又は光リンクL1を監視及び設定するための他の装置の少なくとも1つを有してもよい。光リンクL1は、送信信号を受信機200に送信する。
受信機200は、IQ変調器104が生成した送信信号を光リンクL1を介して受信し、受信した送信信号から入力情報ビットを回復する処理を実行するように構成される。光ファイバ通信システムS1の受信機200は、レーザー源201、混合器202、光検出器(PD)203、ADC204及びDSP205を有する。簡単のために、受信機200のいくつかの構成要素は図示されず、説明されない。省略された構成要素は、増幅器、ドライバ、又はバイアス回路の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限定されない。受信機200の各部について詳しく説明する。
レーザー源201は、第2光キャリア信号(局所光キャリア信号)を生成し、混合器202に出力する。混合器202は、レーザー源201で生成された第2光キャリア信号と受信した送信信号を混合して光復調信号を得る。
PD203Aは光復調信号の振幅を検出してIのアナログ復調信号を取得し、PD203Bは光復調信号の振幅を検出してQのアナログ復調信号を取得する。このようにして、I及びQのペアでアナログ復調信号が生成され、各アナログ復調信号がADC204Aと204Bにそれぞれ出力される。
ADC204AはPD203Aからのアナログ復調信号をサンプリングしてIのデジタル復調信号を生成するように構成され、ADC204BはPD203Bからのアナログ復調信号をサンプリングしてQの対応するデジタル復調信号を生成するように構成される。このようにして、I及びQのペアでデジタル復調信号が生成され、DSP205に送信される。
DSP205は、メモリ(不図示)に格納されたソフトウェアによって設定される処理を実行するハードウェア装置である。DSP205はレシーバーDSPと呼ばれることもあり、入力情報ビットを回復するために、DSP205に入力されたデジタル復調信号に対してデジタル信号処理を行う。
図7は、DSP205のブロック図の一例である。図7に示すように、DSP205は、処理部211と逆分布マッチャー212を含む。
処理部211は、I及びQの受信されたデジタル復調信号に、クロストーク等化(equalization)、キャリアリカバリ、マッチドフィルタリングを含むがこれに限定されない複数の処理アクションを適用するように構成される。処理されたI及びQの信号は、逆分布マッチャー212に送信される。
逆分布マッチャー212は、逆M-PAMテンプレートに基づいて、I及びQの処理された信号を入力情報ビットに逆変換するように構成される。すなわち、逆分布マッチャー212は、分布マッチャー111が実行する変換処理と逆の変換処理を実行する。
デジタルコヒーレント伝送は、現代の電気通信において情報を伝送するために広く使用されている。データは、四位相偏移変調(QPSK)、8-QAM、16QAM、32-QAM、及び64-QAMなどの様々な変調形式に従ってキャリアの振幅と位相を変更することによって変調され、スペクトル効率(SE)はそれぞれ3、4、5、及び6ビット/s/Hzである。
これらの変調形式は、コンステレーションポイントの分布が均一である。つまり、情報ビットは、等しい確率を有する対応するコンステレーションポイントに変調される。任意のコンステレーションポイントの発生確率は、他と同じである。
前述の変調形式のデジタル光ファイバ通信システムでは、前方誤り訂正(FEC)による誤りのない通信に必要な信号対雑音比(SNR)は、異なる変調形式を適用することで調整できるが、候補となる変調形式は多くない。この状況は、大きな粒度をもたらす。
最近、これらの一様分布の変調形式の粒度を改善する技術が開発されている。最も一般的な技術の1つはPCSである。PCS技術は、シンボルの確率分布を一様分布からガウス分布に整形する。
前述のように、光信号の伝送中、伝送のチャネルは通常、多くの要因による雑音(特にAWGN)を被る。関連技術として、NPL1はガウス分布の一例であるマクスウェル-ボルツマン確率分布を用いた方法を開示する。FEC閾値を有する必要なSNRを有する所定の伝送距離について、通信路容量を最大化する最適なSEが存在する。一様に分布する信号のSEの粗い粒度とは異なり、ガウス分布に整形された信号は、SEが整形係数によって微調整できるため、密な粒度を示す。
しかしながら、信号伝送システムでは、ガウス雑音だけでなく、様々な構成要素から生じる非線形性の障害によって伝送容量が減少する。PCS法が実装されると、前述のように非線形性の障害の問題はさらに深刻になる可能性がある。
光ファイバ通信システムS1は、複数の局所最大値を有する正規化された分布を使用することで、この問題の発生を抑制することができる。マクスウェル-ボルツマン分布を使用するPCSエンコーダと比較して、整形された信号の平均電力は増加するが、整形された信号のピーク電力は同じのままである。
具体的には、送信機100(エンコーダ装置)は、シンボルのシーケンスを出力するように構成される分布マッチャー111を含む。シーケンスの各シンボルは、同相及び直交軸を有する同相直交(IQ)平面内の各コンステレーションポイントに対応する。コンステレーションポイントの分布は、複数の局所最大値を有する正規化された分布によって設定される。したがって、実施の形態2におけるPAPRは、関連技術と比較して減少し、より良い非線形許容性をもたらす。さらに、開示された処理により、光ファイバ通信システムS1は、非線形効果に対するより高い許容性の恩恵を受けて、必要なスペクトル効率を達成することが可能である。
さらに、対称な分布関数は、上記で定義したようにP(x)であってもよいので、送信機100は、対称な分布関数を簡単な形式で設定することができる。特に、分布関数が複数の最大確率点を有する場合、前述の効果がより強くなる。
上記の説明のバリエーションとして、分布関数は(1)又は(3)で定義されたものに限定されない。具体的には、分布関数は非対称であってもよい。例えば、(1)の場合を含む一般的な形式の関数は次のように表される:
式4
Figure 2023177722000005
ここで、xはI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λとλは整形係数であり、μとμはピーク係数であり(λ>0、λ>0、μ>0及びμ>0)、eはオイラー数である。(4)では、λとλの値は異なっていても同じであってもよく、μとμの値は異なっていても同じであってもよい。λとλの値が同じであり、μとμの値が同じであれば、分布関数(4)は分布関数(1)に等しい。(4)の分母は、分布を正規化するために用いられる。
また、(3)の場合を含む一般的な形式の関数は次のように表される:
式5
Figure 2023177722000006
ここで、xはI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λ1iとλ2iは整形係数であり、μ1iとμ2iはピーク係数であり(λ1i>0、λ2i>0、μ1i>0及びμ2i>0)、eはオイラー数である。(5)では、λ1iとλ2iの値は異なっていても同じであってもよく、μ1iとμ2iの値は異なっていても同じであってもよい。λ1iとλ2iの値が同じであり、μ1iとμ2iの値が同じであれば、分布関数(5)は分布関数(3)に等しい。(5)の分母は、分布を正規化するために用いられる。
(実施の形態3)
本開示の実施の形態3について、添付図面を参照して以下に説明する。この実施の形態3は、実施の形態1の他の具体的な適用例を説明するものである。ただし、実施の形態1の具体例は、実施の形態2及び3に限定されない。実施の形態2と同一の説明は省略され得る。
図8は、光ファイバ通信システムのブロック図の他の例を示す。実施の形態2の光ファイバ通信システムS1と同様に、図8の光ファイバ通信システムS2は、光キャリア信号の振幅変調とともに位相変調を用いて情報を伝送するコヒーレント光通信を可能にする。また、このシステムS2には偏波分割多重(PDM)が設定される。光ファイバ通信システムS2は、送信機300、受信機400及び光リンクL2を備える。送信機300と受信機400は光リンクL2で接続され、送信機300は情報を光リンクL2を介して光信号として受信機400に送信する。
DSP301は、メモリ(不図示)に格納されたソフトウェアによって設定される処理を実行するハードウェア装置である。DSP301はトランスミッタDSPと呼ばれることもあり、DSP301が受信した情報ビット(ビットの入力シーケンス)に対してデジタル信号処理を行う。DSP301は、(1B)のデータ処理装置10の他の例である。変調された光キャリア信号として送信される情報ビットは、所定の設定を必要としない。
図9は、DSP301のブロック図の一例である。図9に示すように、DSP301は、分布マッチャー311を含む。情報ビットP2は分布マッチャー311に入力され、分布マッチャー311は、情報ビットP2を、第1偏波方向(X)の第1の情報ビットのセットと、第2偏波方向(Y)の第2の情報ビットのセットに分割する。さらに、分布マッチャー311は、各情報ビットのセットを整形し、M-PAMテンプレートに基づいて各信号次元を独立して整形する。分布マッチャー311は、情報ビットのセット(X及びY)毎に、同相(I)デジタル信号と直交(Q)デジタル信号のペアを生成する。その結果、分布マッチャー311は、第1の情報ビットのセット(第1出力情報ビットと第2出力情報ビットの第1のペア)についてはXIとXQの2レーンにおいて整形されたビットを、第2の情報ビットのセット(第3出力情報ビットと第4出力情報ビットの第2のペア)についてはYIとYQの2レーンにおいて整形されたビットを、DSP301に接続されたDAC302に出力する。XI及びXQデジタル信号は水平偏波信号であり、YI及びYQデジタル信号は垂直偏波信号である。分布マッチャー311とIQ変調器305AはXI及びXQレーンで接続されている。また、分布マッチャー311とIQ変調器305BはYI及びYQレーンで接続されている。XI、XQ、YI及びYQデジタル信号は、それぞれ、XI、XQ、YI及びYQレーンを介して送信される。XI及びXQデジタル信号は、それぞれ、I及びQ軸上のIQ平面の第1の情報ビットのセットのコンステレーションポイントのシーケンスに対応し、YI及びYQデジタル信号は、それぞれ、I及びQ軸上のIQ平面の第2の情報ビットのセットのコンステレーションポイントのシーケンスに対応する。
第1の情報ビットのセットについて、M-PAMシンボルセットX=±1,±3, ...,±(M-1)が与えられると、第1偏波方向のコンステレーションポイントx∈Xの確率は次の分布に従って生成される:
式6
Figure 2023177722000007
ここで、xは第1偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λは整形係数であり、μはピーク係数であり、eはオイラー数である。分布関数(6)は2つの局所最大値を有し、(6)の分母は、分布を正規化するために使用される。第1の情報ビットのセットは、この分布を使用して整形される。この例では、XI及びXQのデジタル信号は、分布によって整形された信号である。ただし、XI又はXQのいずれかのデジタル信号が、分布によって整形された信号であってもよい。
整形係数λとピーク係数μの両方が、第1偏波方向の整形されたQAM信号のエントロピーレートH(X)をビット/シンボルで決定する。具体的には、バイナリエントロピーは以下の式で示される:
式7
Figure 2023177722000008
整形係数λとピーク係数μが変化すると、分布は1<H(X)/2<m ビット/シンボルの分数を含む。したがって、整形係数λの値又はピーク係数μの値の少なくとも1つをチューニングすることでレート適応を実現できる。
第2の情報ビットのセットについて、M-PAMシンボルセットY=±1,±3, ...,±(M-1)が与えられると、第2偏波方向のコンステレーションポイントy∈Yの確率は次の分布に従って生成される:
式8
Figure 2023177722000009
ここで、yは第2偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|y|はyの絶対値であり、y’は合計すべき全てのyを示し、λは整形係数であり、μはピーク係数であり、eはオイラー数である。分布関数(8)は2つの局所最大値を有し、(8)の分母は、分布を正規化するために使用される。第2の情報ビットのセットは、この分布を使用して整形される。この例では、YI及びYQのデジタル信号は、分布によって整形された信号である。ただし、YI又はYQのいずれかのデジタル信号が、分布によって整形された信号であってもよい。
整形係数λとピーク係数μの両方が、第2偏波方向の整形されたQAM信号のエントロピーレートH(Y)をビット/シンボルで決定する。具体的には、バイナリエントロピーは以下の式で示される:
式9
Figure 2023177722000010
整形係数λとピーク係数μが変化すると、分布は1<H(Y)/2<m ビット/シンボルの分数を含む。したがって、整形係数λの値又はピーク係数μの値の少なくとも1つをチューニングすることでレート適応を実現できる。
図8に戻ると、IとQの分布マッチャー311の出力整形ビットがDAC302A~302Dに送信される。DAC302Aと302Bは、XIとXQレーンの出力整形ビットをそれぞれデジタル形式からアナログ形式に変換する。また、DAC302Cと302Dは、YIとYQレーンの出力整形ビットをそれぞれデジタル形式からアナログ形式に変換する。DAC302Aと302Bの処理で生成されたアナログ駆動信号は最終的にIQ変調器305Aに入力され、DAC302Cと302Dの処理で生成されたアナログ駆動信号は最終的にIQ変調器305Bに入力される。以下で説明するように、IQ変調器305Aは、第1の情報ビットのセットに対するIとQのアナログ情報に基づいて確率的に整形及び変調された送信信号を生成する。さらに、IQ変調器305Bは、第2の情報ビットのセットに対するIとQのアナログ情報に基づいて確率的に整形及び変調された送信信号を生成する。
レーザー源303は、第1光キャリア信号を生成し、スプリッタ304に出力する。スプリッタ304は、第1光キャリア信号を2つの直交偏光成分に分割するように構成される偏光ビームスプリッタである。2つの直交偏光成分の各々は、第1の偏光方向と第2の偏光方向をそれぞれ有する。
IQ変調器305AはXIとXQのアナログ駆動信号のペアを受信し、光リンクL2での伝送のために、スプリッタ304で生成された第1偏光成分を用いてこれらを変調する。また、IQ変調器305BはYIとYQのアナログ駆動信号のペアを受信し、光リンクL2での伝送のために、スプリッタ304で生成された第2偏光成分を用いてこれらを変調する。IQ変調器305A及び305Bで生成された変調された光信号は、直交偏光信号である。コンバイナ306は、2つの変調された光信号を合成し、PDM法を用いて光リンクL2で伝送する単一の変調された光キャリア信号を生成するように構成される。
また、分布関数は最大確率点が1つだけの分布関数に限定されないことに注意する。(6)の場合を含む1又は複数の最大確率点を有する一般的な形式の分布関数は、次のように表される:
式10
Figure 2023177722000011
ここで、xは第1偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λ1iは整形係数であり、μ1iはピーク係数であり、eはオイラー数であり、iとjは独立に総和される添字(iの数は局所最大値の数の半分である。)である。iの数は1以上であり、iの数が1の場合、分布関数(10)は分布関数(6)に等しい。(10)の分母は、分布を正規化するために使用される。
また、(8)の場合を含む1又は複数の最大確率点を有する一般的な形式の分布関数は、次のように表される:
式11
Figure 2023177722000012
ここで、yは第2偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|y|はyの絶対値であり、y’は合計すべき全てのyを示し、λ2iは整形係数であり、μ2iはピーク係数であり、eはオイラー数であり、iとjは独立に総和される添字(iの数は局所最大値の数の半分である。)である。iの数は1以上であり、iの数が1の場合、分布関数(11)は分布関数(8)に等しい。(11)の分母は、分布を正規化するために使用される。第1偏波方向では、I及びQの両方のデジタル信号は、分布によって整形された信号であってもよいが、I又はQのいずれかのデジタル信号が、分布によって整形された信号であってもよい。第2偏波方向についても同様のことがいえる。
図8に戻ると、光リンクL2は、実施の形態2の光リンクLiと同じ構成及び機能を有してもよいので、光リンクL2の詳細な説明は省略する。
受信機400は、送信機300が生成した変調された光キャリア信号を光リンクL2を介して受信し、変調された光キャリア信号から入力情報ビットを回復する処理を実行するように構成される。光ファイバ通信システムS2の受信機400は、スプリッタ401、レーザー源402、混合器403、PD404、ADC405及びDSP406を有する。簡単のために、受信機400のいくつかの構成要素は図示されず、説明されない。省略された構成要素は、増幅器、ドライバ、又はバイアス回路の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限定されない。受信機400の各部について詳しく説明する。
スプリッタ401は、受信した変調された光キャリア信号を2つの直交偏光成分に分割するように構成される偏光ビームスプリッタである。第1偏光方向の第1偏光成分が混合器403Aに送信され、第2偏光方向の第2偏光成分が混合器403Bに送信される。レーザー源402は、第1光キャリア信号に対応する第2光キャリア信号(局所光キャリア信号)を生成し、混合器403に出力する。
混合器403Aは、レーザー源402が生成した第2光キャリア信号と第1偏波成分を混合し、光復調信号を取得する。また、混合器403Bは、レーザー源402が生成した第2光キャリア信号と第2偏波成分を混合し、光復調信号を取得する。
PD404Aは、混合器403Aが生成した光復調信号の振幅を検出してXIのアナログ復調信号を取得し、PD404Bは、混合器403Aが生成した光復調信号の振幅を検出してXQのアナログ復調信号を取得する。同様に、PD404Cは、混合器403Bが生成した光復調信号の振幅を検出してYIのアナログ復調信号を取得し、PD404Dは、混合器403Bが生成した光復調信号の振幅を検出してYQのアナログ復調信号を取得する。これにより、第1の情報ビットのセット(X)に対するIとQのペアのアナログ復調信号が生成され、各アナログ復調信号がADC405Aと405Bにそれぞれ出力される。さらに、第2の情報ビットのセット(Y)に対するIとQのペアのアナログ復調信号が生成され、各アナログ復調信号がADC405Cと405Dにそれぞれ出力される。
ADC405Aは、PD404Aからのアナログ復調信号をサンプリングしてXIのデジタル復調信号を生成するように構成され、ADC405Bは、PD404Bからのアナログ復調信号をサンプリングしてXQのデジタル復調信号を生成するように構成される。また、ADC405Cは、PD404Cからのアナログ復調信号をサンプリングしてYIのデジタル復調信号を生成するように構成され、ADC405Dは、PD404Dからのアナログ復調信号をサンプリングしてYQのデジタル復調信号を生成するように構成される。このようにして、第1及び第2の情報ビットのセット(XとY)のIとQのペアのデジタル復調信号が生成され、DSP406に送信される。
DSP406は、メモリ(不図示)に格納されたソフトウェアによって設定される処理を実行するハードウェア装置である。DSP406はレシーバーDSPと呼ばれることもあり、入力情報ビットを回復するために、DSP406に入力されたデジタル復調信号に対してデジタル信号処理を実行する。
図10は、DSP406のブロック図の一例である。図10に示すように、DSP406は、処理部411と逆分布マッチャー412を含む。
処理部411は、XI、XQ、YI及びYQの受信されたデジタル復調信号に、クロストーク等化、キャリアリカバリ、マッチドフィルタリングを含むがこれに限定されない複数の処理アクションを適用するように構成される。XI~YQの処理された信号は、逆分布マッチャー412に送信される。
逆分布マッチャー412は、XI~YQの処理された信号を逆M-PAMテンプレートに基づいて入力情報ビットに逆変換するように構成される。すなわち、逆分布マッチャー412は、分布マッチャー311が実行する変換処理と逆の変換処理を実行する。
実施の形態2と同じ理由で、光ファイバ通信システムS2は、複数の局所最大値を有する正規化された分布を使用することで、この問題の発生を抑制することができる。また、このような効果は、光ファイバ通信システムがPDM方式を実行する場合に存在する。
上記の説明のバリエーションとして、分布関数は(6)、(8)、(10)又は(11)で定義されたものに限定されない。具体的には、分布関数は非対称であってもよい。例えば、(6)の場合を含む一般的な形式の関数は次のように表される:
式12
Figure 2023177722000013
ここで、xは第1偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λα1とλα2は整形係数であり、μα1とμα2はピーク係数であり(λα1>0、λα2>0、μα1>0及びμα2>0)、eはオイラー数である。(12)では、λα1とλα2の値は異なっていても同じであってもよく、μα1とμα2の値は異なっていても同じであってもよい。λα1とλα2の値が同じであり、μα1とμα2の値が同じであれば、分布関数(12)は分布関数(6)に等しい。(12)の分母は、分布を正規化するために用いられる。
また、(8)の場合を含む一般的な形式の関数は次のように表される:
式13
Figure 2023177722000014
ここで、yは第2偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|y|はyの絶対値であり、y’は合計すべき全てのyを示し、λβ1とλβ2は整形係数であり、μβ1とμβ2はピーク係数であり(λβ1>0、λβ2>0、μβ1>0及びμβ2>0)、eはオイラー数である。(13)では、λβ1とλβ2の値は異なっていても同じであってもよく、μβ1とμβ2の値は異なっていても同じであってもよい。λβ1とλβ2の値が同じであり、μβ1とμβ2の値が同じであれば、分布関数(13)は分布関数(8)に等しい。(13)の分母は、分布を正規化するために用いられる。
また、(10)の場合を含む一般的な形式の関数は次のように表される:
式14
Figure 2023177722000015
ここで、xは第1偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λα1iとλα2iは整形係数であり、μα1iとμα2iはピーク係数であり(λα1i>0、λα2i>0、μα1i>0及びμα2i>0)、eはオイラー数である。(14)では、λα1iとλα2iの値は異なっていても同じであってもよく、μα1iとμα2iの値は異なっていても同じであってもよい。λα1iとλα2iの値が同じであり、μα1iとμα2iの値が同じであれば、分布関数(14)は分布関数(10)に等しい。(14)の分母は、分布を正規化するために用いられる。
また、(11)の場合を含む一般的な形式の関数は次のように表される:
式15
Figure 2023177722000016
ここで、yは第2偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|y|はyの絶対値であり、y’は合計すべき全てのyを示し、λβ1iとλβ2iは整形係数であり、μβ1iとμβ2iはピーク係数であり(λβ1i>0、λβ2i>0、μβ1i>0及びμβ2i>0)、eはオイラー数である。(15)では、λβ1iとλβ2iの値は異なっていても同じであってもよく、μβ1iとμβ2iの値は異なっていても同じであってもよい。λβ1iとλβ2iの値が同じであり、μβ1iとμβ2iの値が同じであれば、分布関数(15)は分布関数(11)に等しい。(15)の分母は、分布を正規化するために用いられる。
各実施の形態及び各例の変更及び調整は、本開示の全体的な開示(特許請求の範囲を含む)の範囲内で、本開示の基本的な技術的概念に基づいて可能である。したがって、本実施の形態は、すべての点で例示的であり、制限的ではないとみなされる。
例えば、実施の形態2では、出力整形ビットの確率分布は、I及びQの両方のレーンの確率の複数の局所最大値を有する。しかしながら、I又はQのいずれかのレーンが、複数の局所最大値を有する出力整形ビットの確率分布を有してもよい。実施の形態3についても同じことがいえる。
また、実施の形態2では、確率分布は複数の局所最大値を有するガウス分布である。ただし、確率分布は、ガウス関数以外の任意の超越関数、任意の代数関数(例えば、多項式又は有理関数)など、複数の局所最大値を有する任意の関数であってもよい。実施の形態3についても同じことがいえる。
次に、上記の複数の実施の形態で説明されたデータ処理装置又は光ファイバ通信システムの構成例について、図11を参照して説明する。
データ処理装置10は、光ファイバ通信システムS1又はS2の送信機及び受信機であり、図11に示すようにコンピュータシステムに実装されていてもよい。図11を参照すると、情報処理装置などのコンピュータシステム90は、通信インタフェース91、メモリ92及びプロセッサ93を備える。
通信インタフェース91(例えば、ネットワークインターフェイスコントローラ(NIC))は、データを受信及び/又は送信するために他のコンピュータ及び/又は機械と通信するように構成されてもよい。例えば、取得部12は、通信インタフェース91を含んでもよい。
メモリ92は、コンピュータシステム90が実施の形態で説明されたデータ処理を実行できるようにするプログラム94(プログラム命令)を格納する。メモリ92は、例えば、半導体メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、Electrically Erasable and Programmable ROM(EEPROM)、及び/又はハードディスクドライブ(HDD)、SSD(Solid State Drive)、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)などの少なくとも1つを含む記憶装置を含む。別の観点からは、メモリ92は揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリによって形成される。メモリ92は、プロセッサ93とは別に配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ93はI/Oインターフェイス(不図示)を介してメモリ92にアクセスしてもよい。
プロセッサ93は、メモリ92からプログラム94(プログラム命令)を読み取ってプログラム94(プログラム命令)を実行し、上記の複数の実施形態の機能及び処理を実現するように構成される。プロセッサ93は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。さらに、プロセッサ93は、複数のプロセッサを含んでもよい。この場合、各プロセッサは、命令群を含む1又は複数のプログラムを実行して、図面を参照して上記で説明されたアルゴリズムをコンピュータに実行させる。
プログラム94は、上記の複数の実施の形態におけるデータ処理装置10又は光ファイバ通信システムS1若しくはS2の各部の処理を実行するためのプログラム命令(プログラムモジュール)を含む。
プログラムは、コンピュータにロードされたときに、実施の形態に記載された1以上の機能をコンピュータに実行させる命令(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体的な記憶媒体に格納されてもよい。制限ではなく例として、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体的な記憶媒体には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、Blu-rayディスク((R):登録商標)又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気記憶装置を含めることができる。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体で送信されてもよい。制限ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体には、電気的、光学的、音響的、又はその他の形式の伝播された信号を含めることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、本開示は以下には限られない。
(付記1)
入力情報ビットを取得する取得手段と、
前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成する生成手段と、を備え、
前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う、
データ処理装置。
(付記2)
前記分布はP(x)として次のように記述される:
式16
Figure 2023177722000017
ここで、xは前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λ>0、λ>0、μ>0、μ>0であり、eはオイラー数である、
付記1に記載のデータ処理装置。
(付記3)
前記分布はP(x)として次のように記述される:
式17
Figure 2023177722000018
ここで、xは前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λ1i>0、λ2i>0、μ1i>0、μ2i>0であり、eはオイラー数であり、iとjは独立に総和される添字である、
付記1に記載のデータ処理装置。
(付記4)
前記生成手段は、前記入力情報ビットに基づいて、前記第1出力情報ビットと前記第2出力情報ビットの第1ペアと、第3出力情報ビットと第4出力情報ビットの第2ペアを生成し、
前記第1出力情報ビットは第1偏波方向の第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは前記第1偏波方向の第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
前記第3出力情報ビットは第2偏波方向の第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第4出力情報ビットは前記第2偏波方向の第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
前記第1偏波方向の前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は第1分布に従い、前記第1分布は複数の局所最大値を有し、
前記第2偏波方向の前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は第2分布に従い、前記第2分布は複数の局所最大値を有する、
付記1に記載のデータ処理装置。
(付記5)
前記第1分布はP(x)として次のように記述される:
式18
Figure 2023177722000019
ここで、xは前記第1偏波方向の前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λα1>0、λα2>0、μα1>0、μα2>0であり、eはオイラー数であり、
前記第2分布はP(y)として次のように記述される:
式19
Figure 2023177722000020
ここで、yは前記第2偏波方向の前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|y|はyの絶対値であり、y’は合計すべき全てのyを示し、λβ1>0、λβ2>0、μβ1>0、μβ2>0であり、eはオイラー数である、
付記4に記載のデータ処理装置。
(付記6)
前記第1分布はP(x)として次のように記述される:
式20
Figure 2023177722000021
ここで、xは前記第1偏波方向の前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λα1i>0、λα2i>0、μα1i>0、μα2i>0であり、eはオイラー数であり、iとjは独立に総和される添字であり、
前記第2分布はP(y)として次のように記述される:
式21
Figure 2023177722000022
ここで、yは前記第2偏波方向の前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|y|はyの絶対値であり、y’は合計すべき全てのyを示し、λβ1i>0、λβ2i>0、μβ1i>0、μβ2i>0であり、eはオイラー数であり、iとjは独立に総和される添字である、
付記4に記載のデータ処理装置。
(付記7)
入力情報ビットを取得し、前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成するように構成されるデータ処理装置と、
前記データ処理装置が生成した前記第1出力情報ビットを第1アナログ信号に変換するように構成される第1デジタルアナログ変換器(DAC)と、
前記データ処理装置が生成した前記第2出力情報ビットを第2アナログ信号に変換するように構成される第2DACと、
前記第1及び第2アナログ信号をレーザー源によって生成された光キャリア信号に変調して、変調された光キャリア信号を形成するように構成される同相直交(IQ)変調器と、を備え、
前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う、
伝送装置。
(付記8)
前記分布はP(x)として次のように記述される:
式22
Figure 2023177722000023
ここで、xは前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λ>0、λ>0、μ>0、μ>0であり、eはオイラー数である、
付記7に記載の伝送装置。
(付記9)
伝送装置と、
受信装置と、を備え、
前記伝送装置は、
入力情報ビットを取得し、前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成するように構成されるデータ処理装置と、
前記データ処理装置が生成した前記第1出力情報ビットを第1アナログ信号に変換するように構成される第1デジタルアナログ変換器(DAC)と、
前記データ処理装置が生成した前記第2出力情報ビットを第2アナログ信号に変換するように構成される第2DACと、
前記第1及び第2アナログ信号を第1レーザー源によって生成された第1光キャリア信号に変調して、変調された光キャリア信号を形成するように構成される同相直交(IQ)変調器と、を有し、
前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従い、
前記受信装置は、
第2レーザー源が生成した第2光キャリア信号と前記変調された光キャリア信号とを混合して光復調信号を取得するように構成される混合器と、
前記光復調信号の振幅を検出して第1アナログ復調信号を取得するように構成される第1光検出器と、
前記光復調信号の振幅を検出して第2アナログ復調信号を取得するように構成される第2光検出器と、
前記第1アナログ復調信号を第1デジタル復調信号に変換するように構成される第1アナログデジタル変換器(ADC)と、
前記第2アナログ復調信号を第2デジタル復調信号に変換するように構成される第2ADCと、
前記第1及び第2デジタル復調信号を前記第1及び第2出力情報ビットに変換するように構成される逆変換処理装置と、を有する、
通信システム。
(付記10)
前記分布はP(x)として次のように記述される:
式23
Figure 2023177722000024
ここで、xは前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λ>0、λ>0、μ>0、μ>0であり、eはオイラー数である、
付記9に記載の伝送装置。
(付記11)
入力情報ビットを取得し、
前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成し、
前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う、
データ処理方法。
(付記12)
入力情報ビットを取得し、
前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成し、
前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う、
ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
様々な開示された構成要素(各例の各構成要素、各図面の各構成要素などを含む)の様々な組み合わせ及び選択は、本開示のクレームの範囲内で可能である。すなわち、本開示は、クレーム及び技術的概念を含む全体的な開示に従って、当業者が行うことができる様々なバリエーション及び修正を当然に含む。
10 データ処理装置
12 取得部
14 生成部
100 送信機
101 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
102 デジタルアナログ変換器(DAC)
103 レーザー源
104 同相直交(IQ)変調器
111 分布マッチャー
200 受信機
201 レーザー源
202 混合器
203 光検出器(PD)
204 アナログデジタル変換器(ADC)
205 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
211 処理部
212 逆分布マッチャー
300 送信機
301 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
302 デジタルアナログ変換器(DAC)
303 レーザー源
304 スプリッタ
305 同相直交(IQ)変調器
306 コンバイナ
311 分布マッチャー
400 受信機
401 スプリッタ
402 レーザー源
403 混合器
404 光検出器(PD)
405 アナログデジタル変換器(ADC)
406 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
411 処理部
412 逆分布マッチャー
L1 光リンク
L2 光リンク
S1 光ファイバ通信システム
S2 光ファイバ通信システム
また、(3)の場合を含む一般的な形式の関数は次のように表される:
式5
Figure 2023177722000042
ここで、xはI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x ’は合計すべき全てのxを示し、λ1iとλ2iは整形係数であり、μ1iとμ2iはピーク係数であり(λ1i>0、λ2i>0、μ1i>0及びμ2i>0)、eはオイラー数である。(5)では、λ1iとλ2iの値は異なっていても同じであってもよく、μ1iとμ2iの値は異なっていても同じであってもよい。λ1iとλ2iの値が同じであり、μ1iとμ2iの値が同じであれば、分布関数(5)は分布関数(3)に等しい。(5)の分母は、分布を正規化するために用いられる。
また、(10)の場合を含む一般的な形式の関数は次のように表される:
式14
Figure 2023177722000043
ここで、xは第1偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x ’は合計すべき全てのxを示し、λα1iとλα2iは整形係数であり、μα1iとμα2iはピーク係数であり(λα1i>0、λα2i>0、μα1i>0及びμα2i>0)、eはオイラー数である。(14)では、λα1iとλα2iの値は異なっていても同じであってもよく、μα1iとμα2iの値は異なっていても同じであってもよい。λα1iとλα2iの値が同じであり、μα1iとμα2iの値が同じであれば、分布関数(14)は分布関数(10)に等しい。(14)の分母は、分布を正規化するために用いられる。
また、(11)の場合を含む一般的な形式の関数は次のように表される:
式15
Figure 2023177722000044
ここで、yは第2偏波方向のI及びQ軸のいずれかに沿ったコンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|y|はyの絶対値であり、y ’は合計すべき全てのyを示し、λβ1iとλβ2iは整形係数であり、μβ1iとμβ2iはピーク係数であり(λβ1i>0、λβ2i>0、μβ1i>0及びμβ2i>0)、eはオイラー数である。(15)では、λβ1iとλβ2iの値は異なっていても同じであってもよく、μβ1iとμβ2iの値は異なっていても同じであってもよい。λβ1iとλβ2iの値が同じであり、μβ1iとμβ2iの値が同じであれば、分布関数(15)は分布関数(11)に等しい。(15)の分母は、分布を正規化するために用いられる。

Claims (10)

  1. 入力情報ビットを取得する取得手段と、
    前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成する生成手段と、を備え、
    前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
    前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う、
    データ処理装置。
  2. 前記分布はP(x)として次のように記述される:
    式1
    Figure 2023177722000025
    ここで、xは前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λ>0、λ>0、μ>0、μ>0であり、eはオイラー数である、
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記分布はP(x)として次のように記述される:
    式2
    Figure 2023177722000026
    ここで、xは前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λ1i>0、λ2i>0、μ1i>0、μ2i>0であり、eはオイラー数であり、iとjは独立に総和される添字である、
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記生成手段は、前記入力情報ビットに基づいて、前記第1出力情報ビットと前記第2出力情報ビットの第1ペアと、第3出力情報ビットと第4出力情報ビットの第2ペアを生成し、
    前記第1出力情報ビットは第1偏波方向の第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは前記第1偏波方向の第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
    前記第3出力情報ビットは第2偏波方向の第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第4出力情報ビットは前記第2偏波方向の第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
    前記第1偏波方向の前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は第1分布に従い、前記第1分布は複数の局所最大値を有し、
    前記第2偏波方向の前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は第2分布に従い、前記第2分布は複数の局所最大値を有する、
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記第1分布はP(x)として次のように記述される:
    式3
    Figure 2023177722000027
    ここで、xは前記第1偏波方向の前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λα1>0、λα2>0、μα1>0、μα2>0であり、eはオイラー数であり、
    前記第2分布はP(y)として次のように記述される:
    式4
    Figure 2023177722000028
    ここで、yは前記第2偏波方向の前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|y|はyの絶対値であり、y’は合計すべき全てのyを示し、λβ1>0、λβ2>0、μβ1>0、μβ2>0であり、eはオイラー数である、
    請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 前記第1分布はP(x)として次のように記述される:
    式5
    Figure 2023177722000029
    ここで、xは前記第1偏波方向の前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|x|はxの絶対値であり、x’は合計すべき全てのxを示し、λα1i>0、λα2i>0、μα1i>0、μα2i>0であり、eはオイラー数であり、iとjは独立に総和される添字であり、
    前記第2分布はP(y)として次のように記述される:
    式6
    Figure 2023177722000030
    ここで、yは前記第2偏波方向の前記第1及び第2軸のいずれかに沿った前記コンステレーションポイントの各々に対応する振幅であり、|y|はyの絶対値であり、y’は合計すべき全てのyを示し、λβ1i>0、λβ2i>0、μβ1i>0、μβ2i>0であり、eはオイラー数であり、iとjは独立に総和される添字である、
    請求項4に記載のデータ処理装置。
  7. 入力情報ビットを取得し、前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成するように構成されるデータ処理装置と、
    前記データ処理装置が生成した前記第1出力情報ビットを第1アナログ信号に変換するように構成される第1デジタルアナログ変換器(DAC)と、
    前記データ処理装置が生成した前記第2出力情報ビットを第2アナログ信号に変換するように構成される第2DACと、
    前記第1及び第2アナログ信号をレーザー源によって生成された光キャリア信号に変調して、変調された光キャリア信号を形成するように構成される同相直交(IQ)変調器と、を備え、
    前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
    前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う、
    伝送装置。
  8. 伝送装置と、
    受信装置と、を備え、
    前記伝送装置は、
    入力情報ビットを取得し、前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成するように構成されるデータ処理装置と、
    前記データ処理装置が生成した前記第1出力情報ビットを第1アナログ信号に変換するように構成される第1デジタルアナログ変換器(DAC)と、
    前記データ処理装置が生成した前記第2出力情報ビットを第2アナログ信号に変換するように構成される第2DACと、
    前記第1及び第2アナログ信号を第1レーザー源によって生成された第1光キャリア信号に変調して、変調された光キャリア信号を形成するように構成される同相直交(IQ)変調器と、を有し、
    前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
    前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従い、
    前記受信装置は、
    第2レーザー源が生成した第2光キャリア信号と前記変調された光キャリア信号とを混合して光復調信号を取得するように構成される混合器と、
    前記光復調信号の振幅を検出して第1アナログ復調信号を取得するように構成される第1光検出器と、
    前記光復調信号の振幅を検出して第2アナログ復調信号を取得するように構成される第2光検出器と、
    前記第1アナログ復調信号を第1デジタル復調信号に変換するように構成される第1アナログデジタル変換器(ADC)と、
    前記第2アナログ復調信号を第2デジタル復調信号に変換するように構成される第2ADCと、
    前記第1及び第2デジタル復調信号を前記第1及び第2出力情報ビットに変換するように構成される逆変換処理装置と、を有する、
    通信システム。
  9. 入力情報ビットを取得し、
    前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成し、
    前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
    前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う、
    データ処理方法。
  10. 入力情報ビットを取得し、
    前記入力情報ビットに基づいて第1出力情報ビットと第2出力情報ビットを生成し、
    前記第1出力情報ビットは第1軸上のコンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、前記第2出力情報ビットは第2軸上の前記コンステレーションダイアグラムのコンステレーションポイントに対応し、
    前記第1又は第2軸の少なくとも1つの前記コンステレーションポイントの確率は、複数の局所最大値を有する分布に従う、
    ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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