JP2023176692A - 情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メッセージのログ情報から適切な知識を出力できる情報処理装置を提供すること。【解決手段】ユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する手段と、メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、ログ情報に含まれているメッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う手段と、分類した結果に基づき、質問のメッセージに回答のメッセージを割り当てる手段と、回答のメッセージの分野と、回答を記載したユーザの分野とに基づき、質問のメッセージに対して割り当てられた回答のメッセージの確からしさの情報を決定する手段と、回答のメッセージの確からしさの情報と共に、質問のメッセージ及び回答のメッセージを対のメッセージとして出力する手段と、を有する情報処理装置により上記課題を解決する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
複数ユーザが情報交換や相談をメッセージで行うチャットシステムは従来から知られている。チャットシステムでは、複数ユーザがやり取りしたメッセージを、チャットログとして保存する。
特許文献1には、ユーザからの質問文を受信すると、質問文とその回答を予め格納した知識データベースを使用して、その質問文に対する回答を生成するチャットボットシステムにおいて、知識データベースを作成する技術が開示されている。
現状では情報交換や相談など質問と、それに対する回答とが、知識をもつ個々人の手によって実施せざるを得なくなってしまう。なお、従来のチャットシステムが保存しているチャットログには、複数人のユーザがやり取りした質問及び回答のメッセージが保存されている。したがって、チャットログは人手によりまとめられて、知識データベースとして活用することが考えられている。しかし、チャットログに含まれている回答のメッセージは、内容が適切でない場合があるという問題があった。
なお、特許文献1は、上記の問題について解決するものではない。
本発明の一実施形態は、メッセージのログ情報から適切な知識を出力できる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を達成するため、本発明の一実施形態は、複数人のユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する抽出手段と、前記メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、前記ログ情報に含まれている前記メッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、前記メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う分類手段と、分類した結果に基づき、前記質問のメッセージに対して前記回答のメッセージを割り当てる割当手段と、前記回答のメッセージの分野と、該回答を記載したユーザの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する決定手段と、前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記質問のメッセージ及び前記回答のメッセージを対のメッセージとして出力する出力手段と、を有する情報処理装置である。
本発明の一実施形態によれば、メッセージのログ情報から適切な知識を出力できる。
本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る情報処理システムの一例の機能構成図である。 本実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例のフローチャートである。 チャットログの一例の説明図である。 チャットログに含まれるメッセージの一例の説明図である。 メッセージ分類の処理手順の一例のフローチャートである。 メッセージ分類の処理の一例の説明図である。 メッセージ分類後のメッセージの一例の説明図である。 メッセージ加工の処理手順の一例のフローチャートである。 個人情報除去後のメッセージの一例の説明図である。 余分文章除去後のメッセージの一例の説明図である。 メッセージ割り当ての処理手順の一例のフローチャートである。 ステップS62の処理手順の一例のフローチャートである。 意味空間の一例の説明図である。 ステップS62の処理手順の一例のフローチャートである。 ユーザ情報の一例の説明図である。 ユーザ情報の一例の説明図である。 本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 本実施形態に係る情報処理システムの一例の機能構成図である。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。本実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置10、管理者端末12、及びユーザ端末14が、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワーク18を介して通信可能に接続された構成である。
ユーザ端末14は、チャット機能を利用するユーザによって操作されるコンピュータである。情報処理装置10はユーザ端末14を操作する複数人のユーザにチャット機能を提供する。情報処理装置10は、ユーザ端末14を操作する複数人のユーザのチャットログ(なお、本実施形態において便宜上チャットログと称するが、質問及び回答などメッセージのやり取りを保存した情報であり、呼称に限定されるものではなく、履歴情報、対話情報などを称してもよい。)を保存する。チャットログは、複数人のユーザがコミュニケーションの為にやり取りしたメッセージのログ情報の一例である。
管理者端末12は管理者によって操作されるコンピュータである。情報処理装置10は管理者端末12を操作する管理者に、チャットログから適切な知識を出力するための後述の機能を提供する。
情報処理装置10は、チャットグループを指定したメッセージをユーザ端末14から受信すると、そのチャットグループに参加している複数のユーザ端末14にメッセージを配信することで、複数人のユーザのユーザ端末14にチャット機能を提供する。情報処理装置10は、あるチャットグループでやり取りされたメッセージをチャットログとして保存する。
情報処理装置10は管理者端末12との間でデータを送受信することで、管理者端末12が受け付けた管理者の操作に応じた情報処理を実行し、実行結果を管理者端末12に提供する。管理者端末12は情報処理装置10から提供された実行結果を表示する。
なお、図1に示す情報処理システム1の構成は一例である。情報処理装置10は単一のコンピュータ又は複数台のコンピュータにより実現してもよく、又、クラウドサービスを利用して実現してもよい。また、情報処理装置10、管理者端末12、及びユーザ端末14は、例えばプロジェクタ、電子黒板機能を有する表示装置、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA、デジタルカメラ、ウェアラブルPC、又はデスクトップPC等であってもよい。
<ハードウェア構成>
《コンピュータ》
図1の情報処理装置10、管理者端末12、及びユーザ端末14は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータ500により実現される。図2は、本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
コンピュータ500は、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、データバス510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、プログラムに従ってコンピュータ500全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウインドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ等である。ネットワークI/F509はネットワーク18を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。データバス510は、CPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
なお、図2に示したハードウェア構成は一例であり、図2に示した構成要素を全て含む必要はなく、または、図2に示した構成要素以外を含むものであってもよい。
<機能構成>
図3は本実施形態に係る情報処理システムの一例の機能構成図である。以下ではユーザ端末14を操作する複数人のユーザがやり取りしたメッセージのチャットログが情報処理装置10に保存された後の処理を説明する為、ユーザ端末14の図示を省略している。
また、図3に示す機能構成は一例である。例えば図3の情報処理装置10の機能構成の少なくとも一部を管理者端末12又は他の情報処理装置に設け、連携して処理を行うようにしてもよい。なお、図3の機能構成図は本実施形態の説明に不要な構成について適宜省略している。
例えば情報処理装置10は、OS及びプログラムを実行することにより、図3の機能構成を実現する。図3の情報処理装置10は、チャット処理部30、ログ情報記憶部32、初期設定部34、抽出部36、分類部38、加工部40、割当部42、出力部44、割当結果記憶部46、操作受信部48、割当結果更新部50、決定部200、及びユーザ情報記憶部202を有する。また、管理者端末12はOS及びプログラムを実行することにより、図3の機能構成を実現する。管理者端末12は表示部60及び操作受付部62を有する。
チャット処理部30は、ユーザ端末14を操作する複数人のユーザにチャット機能を提供し、複数人のユーザにテキスト等で記載したメッセージをやり取りさせる。ログ情報記憶部32は、複数人のユーザがテキスト等でやり取りしたメッセージをチャットログとして保存する。
初期設定部34は、監視対象のチャットログの設定を例えば管理者端末12を操作する管理者から受け付ける。監視対象のチャットログの設定は、例えばチャットグループを指定することで行ってもよい。また、監視対象のチャットログは、質問者のメッセージ及び回答者のメッセージが含まれているものとする。
抽出部36は、監視対象のチャットログをログ情報記憶部32から抽出する。例えば抽出部36は、メッセージの発話者、及びメッセージのやり取りの順番を特定できるようにチャットログを抽出する。抽出部36は、チャットログをメッセージの親子関係を特定できるように抽出してもよい。
分類部38は、抽出部36が抽出したチャットログに含まれているメッセージを分析して分類する。例えば分類部38は、後述の所定の条件、すなわち機械学習済みの分類モデルを用いて、チャットログに含まれているメッセージに対し、複数種類の観点で分類を行う。
分類部38は、メッセージを、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する。また、分類部38はメッセージを、そのメッセージの内容が関係している分野で分類する。分類部38によるメッセージの分類の詳細は後述する。
加工部40は、抽出したチャットログに含まれているメッセージを対象として、個人情報除去、余分文章除去、及び文章形成の処理を行う。例えば加工部40は機械学習済みの各種モデルを用いることで、抽出したチャットログに含まれているメッセージを対象とした個人情報除去、余分文章除去、及び文章形成の加工処理を行う。
割当部42は、分類部38が分類した結果に基づき、質問のメッセージに対して回答のメッセージを割り当てる。例えば割当部42は、メッセージの親子関係を特定できるように抽出したチャットログであれば、親子関係情報に基づき、質問のメッセージに対して回答のメッセージを割り当てる。質問のメッセージに対して回答のメッセージを割り当てる処理は、質問のメッセージ及び回答のメッセージの突き合わせと表現してもよい。
また、割当部42はメッセージのやり取りの順番を特定できるように抽出したチャットログであれば、メッセージのやり取りの順番に基づき、質問のメッセージに対して回答のメッセージを割り当ててもよい。割当部42はメッセージの類似性に基づき、後述のような意味空間上において位置が近い回答のメッセージを質問のメッセージに対して割り当ててもよい。
なお、割当部42はメッセージの親子関係を特定できるように抽出したチャットログであっても、メッセージの類似度に基づき、後述のような意味空間上において位置が近い回答のメッセージを優先して質問のメッセージに対して割り当ててもよい。割当部42が行う質問のメッセージに対する回答のメッセージの割り当ては、メッセージの親子関係、やり取りの順番、及びメッセージの類似度の1つ以上に基づいて行えばよい。
決定部200は、分類部38が分類した回答のメッセージの分野と、そのメッセージの発話者が専門性を有する分野と、に基づき、質問のメッセージに対して割り当てられた回答のメッセージの確からしさの情報を決定する。ユーザ情報記憶部202は、ユーザが専門性を有する分野の情報を記憶している。決定部200による回答のメッセージの確からしさの情報の決定の詳細は後述する。
出力部44は、割当部42が割り当てた質問のメッセージ及び回答のメッセージを対のメッセージとして出力する。また、出力部44は回答のメッセージの確からしさの情報を出力する。出力部44は、回答のメッセージの確からしさの情報と、質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージのデータとを管理者端末12に送信し、管理者端末12に回答のメッセージの確からしさの情報と、質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージとを表示させる。
管理者端末12の表示部60は、情報処理装置10が出力した回答のメッセージの確からしさの情報と共に、質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージを表示する。したがって、管理者は監視対象のチャットログに含まれていた質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージと、回答のメッセージの確からしさの情報とを容易に確認できる。
なお、ここで、確からしさの情報とは、回答のメッセージの内容がより適切であることを示す指標や度合いを意味し、確からしさの高い情報はより適切な内容であることを示すものとする。
例えば管理者は、監視対象のチャットログに含まれていた質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージが適切であるか否かを、回答のメッセージの確からしさの情報に基づいて判断した上で、対のメッセージを、知識(ナレッジ)として利用できる。質問のメッセージ及び回答のメッセージが対となったQ&A(Question and Answer)の形式は、よくある質問とその回答とを集めたFAQ(Frequently Asked Questions)に活用できる。
また、管理者は質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージを、チャットボットなどのアプリケーションプログラムの学習データとして活用してもよい。チャットボットとはチャット及びボットを組み合わせた用語であり、人工知能を利用した自動会話プログラムである。監視対象のチャットログに含まれていた質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージは、例えばチャットボットが会話を行うための学習に必要な学習データとして活用できる。
また、管理者端末12の操作受付部62は表示部60に表示した質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージを更新する操作を管理者から受け付ける。また、管理者は表示部60に表示された質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージに修正等の更新が必要であれば、操作受付部62から操作を行う。操作受付部62は管理者から受け付けた操作内容を情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10の操作受信部48は、管理者端末12が管理者から受け付けた操作内容を受信する。割当結果記憶部46は、割当部42が割り当てた質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージを割当結果として保存している。割当結果更新部50は管理者端末12が管理者から受け付けた操作内容に従って、割当結果記憶部46に保存されている質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージを更新する。
このように、管理者は情報処理装置10が監視対象のチャットログを分類及び加工して出力した質問のメッセージ及び回答のメッセージの対のメッセージと、回答のメッセージの確からしさの情報とを、管理者端末12で確認し、回答のメッセージの確からしさが高い対のメッセージを適切な知識として利用できる。
<処理>
図4は本実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例のフローチャートである。情報処理装置10の初期設定部34はステップS10において、監視対象のチャットログの設定を例えば管理者端末12を操作する管理者から受け付ける。
ステップS12において、情報処理装置10の抽出部36は例えば図5に示すような監視対象のチャットログをログ情報記憶部32から抽出する。
図5はチャットログの一例の説明図である。図5に示したチャットログは、日時、発話者、メッセージ、及び返信のメッセージを項目として含む。項目「日時」はメッセージが登録された日時を表している。項目「発話者」はメッセージを登録したユーザの識別情報の一例である。項目「メッセージ」は発言のメッセージを表したテキストデータの一例である。また、項目「返信のメッセージ」は発言に対する返信のメッセージを表したテキストデータの一例である。
図5のチャットログは、メッセージの発話者、メッセージの親子関係、且つメッセージのやり取りの順番を特定できるチャットログの一例である。図5のチャットログは、発言のメッセージと、その発言に対する返信のメッセージとが、親子関係を持つ。例えば発言のメッセージは「親」である。発言に対する返信のメッセージは「子」である。ステップS12で抽出するチャットログは、メッセージの親子関係が特定されていないチャットログであってもよい。
ステップS14において、分類部38はステップS12で抽出したチャットログに含まれていた例えば図6のメッセージを、図7及び図8に示すように分析して分類する。図6はチャットログに含まれるメッセージの一例の説明図である。図7はメッセージ分類の処理手順の一例のフローチャートである。また、図8はメッセージ分類の処理の一例の説明図である。
図6は図5のチャットログに含まれていたメッセージに項目「メッセージNo」を対応付けて図示している。図7のステップS30において分類部38は、ステップS12で抽出したチャットログに含まれていた図6のようなメッセージから、未処理のメッセージを1つ抽出する。
ステップS32において、分類部38はステップS30で抽出したメッセージを、例えば図8に示すような機械学習済みの分類モデルを用いて分類する。図8では分類部38が3種類の機械学習済みの分類モデル100A~100Cを用いる例を示している。
機械学習済みの分類モデル100Aは、質問のメッセージ、回答のメッセージ、及びその他のメッセージの特徴を機械学習済みであり、ステップS30で抽出したメッセージが入力されると、入力されたメッセージを質問のメッセージ、回答のメッセージ、又はその他のメッセージに分類する。図8では機械学習済みの分類モデル100Aによる分類を分類Aと記載している。
機械学習済みの分類モデル100Bは、クレームのメッセージ、緊急のメッセージ、及び普通のメッセージの特徴を機械学習済みであり、ステップS30で抽出したメッセージが入力されると、入力されたメッセージをクレームのメッセージ、緊急のメッセージ、又は普通のメッセージに分類する。図8では機械学習済みの分類モデル100Bによる分類を分類Bと記載している。
また、機械学習済みの分類モデル100Cは、法令、スペック、事務処理、及びその他などのメッセージの特徴を機械学習済みであり、ステップS30で抽出したメッセージが入力されると、入力されたメッセージの内容が関係している分野を、法令、スペック、事務処理、その他に分類する。なお、図8では機械学習済みの分類モデル100Cによる分類を分類Cと記載している。
ステップS34において、分類部38はステップS30で抽出した1つのメッセージを分類した結果を出力する。例えば図8に示したように、分類部38はステップS30で抽出した1つのメッセージを3種類の観点で分類し、分類した結果を出力する。
図6のメッセージに未処理のメッセージが無くなるまでステップS30~S36の処理を繰り返すことで、分類部38はステップS12で抽出したチャットログに含まれていた図6のメッセージを1種類以上の観点で分類し、分類した結果を、例えば図9に示すようにメッセージと対応付けて出力する。
図9はメッセージ分類後のメッセージの一例の説明図である。図9は図8の分類部38による分類の結果がメッセージに対応付けられている。例えばメッセージNoが「1」のメッセージは、分類部38により、分類Aが「質問」に分類され、分類Bが「普通」に分類され、分類Cが「法令」に分類されている。
図4のステップS16に戻り、加工部40はステップS12で抽出したチャットログに含まれていた例えば図6のメッセージを対象として、個人情報除去、余分文章除去、及び文章形成の処理を行う。
図10はメッセージ加工の処理手順の一例のフローチャートである。ステップS40において加工部40は、ステップS12で抽出したチャットログに含まれていた図6のようなメッセージから、未処理のメッセージを1つ抽出する。
ステップS42において、加工部40はステップS40で抽出したメッセージから個人情報を除去する。個人情報の除去は、個人情報の特徴を機械学習済みのモデルを用いて行うようにしてもよい。また、個人情報の除去は、固有名抽出技術を用いることで行うようにしてもよい。例えば加工部40は、メッセージに含まれる固有表現(固有名など)をリストアップし、固有表現の分類(地名、人名など)ごとに参考情報の検索対象及び検索方法を選択して、固有表現の参考情報を検索することで、検索した参考情報に基づき、リストアップした固有表現から個人情報を特定し、除去するようにしてもよい。図11は個人情報除去後のメッセージの一例の説明図である。図11のメッセージは図9のメッセージから個人情報が除去されている。
ステップS44において、加工部40はステップS42で個人情報が除去された図11のメッセージから余分文章を除去する。余分文章の除去は、余分文章の特徴を機械学習済みのモデルを用いることで特定して行うようにしてもよい。また、余分文章の除去は形態素解析等の言語解析を利用して行うようにしてもよい。例えば加工部40はメッセージの文章を、本文、質問、補足、挨拶、御礼、その他などの部分に分類し、挨拶、御礼、その他などの部分を余分文章として除去する。図12は余分文章除去後のメッセージの一例の説明図である。なお、形態素解析は一例であって、形態素解析に替えて、又は形態素解析と共に、かな漢字変換、校正支援、係り受け解析、キーフレーズ抽出、自然言語理解を利用してもよい。
ステップS46において、加工部40はステップS44で余分文章が除去された図12のメッセージの文章成形を行う。文章成形は、例えばディープラーニング技術を利用して行うようにしてもよい。例えば加工部40は、ステップS44で余分文章が除去された図12のメッセージ中の各語を、より出現率が高い語に置換して文章成形を行う。
図4のステップS18に戻り、割当部42はステップS14で分類部38が分類した結果に基づき、分類Aが「質問」のメッセージに対して分類Aが「回答」のメッセージに割り当てる処理を行う。
図13はメッセージ割り当ての処理手順の一例のフローチャートである。ステップS60において割当部42は、ステップS16で加工済みの未処理のメッセージから、分類Aが「質問」のメッセージを1つ抽出する。
ステップS62において、割当部42はステップS60で抽出した分類Aが「質問」のメッセージに対して割り当てる分類Aが「回答」のメッセージを特定する。例えば親子関係を特定できるチャットログから抽出したメッセージであれば、割当部42はステップS60で抽出した「質問」のメッセージと親子関係のある分類Aが「回答」のメッセージを特定できる。
一方、親子関係を特定できないチャットログから抽出したメッセージであれば、割当部42は、類似内容を含むドキュメントを自動的に対応付ける人工知能を活用した自然言語処理技術(https://jp.ricoh.com/technology/tech/115_deep_alignment)をステップS62の処理で利用してもよい。
類似内容を含むドキュメントを自動的に対応付ける人工知能を活用した自然言語処理技術を利用することで、割当部42はステップS60で抽出した「質問」のメッセージと類似内容を含む、分類Aが「回答」のメッセージを特定できる。
また、メッセージのやり取りの順番を特定できるチャットログから抽出したメッセージであれば、割当部42はステップS60で抽出した「質問」のメッセージに割り当てる分類Aが「回答」のメッセージを、例えば図14及び図15に示すように特定できる。
図14はステップS62の処理手順の一例のフローチャートである。また、図15は意味空間の一例の説明図である。ステップS100において、割当部42はステップS60で抽出した「質問」のメッセージの順番を基準とした所定範囲(例えば前10個、及び後20個など)にある順番のメッセージを、ステップS16で加工済みのメッセージから抽出する。
ステップS102において、割当部42はステップS100で抽出したメッセージから分類Aが「質問」のメッセージを除去する。ステップS104において、割当部42はステップS102で除去されなかった分類Aが「回答」のメッセージを、例えば図15のような意味空間に配置する。
図15の意味空間には、質問文書のメッセージ例と、回答文書のメッセージ例とが配置されている。図15の意味空間上において位置が近い質問文書のメッセージと回答文書のメッセージは、類似内容を含むメッセージであると認識できる。
ステップS106において、割当部42は図15の意味空間上において、ステップS60で抽出した「質問」のメッセージの位置に近い「回答」のメッセージを特定する。図15の意味空間上において、ステップS60で抽出した「質問」のメッセージの位置から所定範囲内に「回答」のメッセージが無い場合、割当部42は「回答」のメッセージを特定しなくてもよい。
また、割当部42は「質問」のメッセージの位置に近い「回答」のメッセージを特定する場合に、分類Bを利用してもよい。分類Bは、メッセージの緊急性を表している。割当部42は分類Bを意味空間における距離の重み付け係数として利用することで、緊急性の高いメッセージが特性され易く調整してもよい。
さらに、割当部42は「質問」のメッセージの位置に近い「回答」のメッセージを特定する場合に、分類Cを利用してもよい。分類Cは、メッセージの分野を表している。割当部42は分類Cを意味空間における距離の重み付け係数として利用することで、分野が同一のメッセージが特性され易く調整してもよい。
ステップS62において「回答」のメッセージが特定されると、割当部42はステップS64の処理に進み、ステップS60で抽出した「質問」のメッセージに、ステップS62で特定した「回答」のメッセージを割り当てる。割当部42は、図12のメッセージに未処理の「質問」のメッセージが無くなるまでステップS60~S66の処理を繰り返すことで「質問」のメッセージに「回答」のメッセージを割り当てることができる。
図13~図15では、ステップS60で抽出した「質問」のメッセージと類似内容を含んだ「回答」のメッセージをステップS62で特定する処理を説明したが、更に、図16に示すように、「質問」のメッセージと類似する「質問」のメッセージ(類似する質問のメッセージ)を特定してもよい。
図16はステップS62の処理手順の一例のフローチャートである。ステップS120において、割当部42はステップS60で抽出した「質問」のメッセージの順番を基準とした所定範囲(例えば前10個、及び後20個など)にある順番のメッセージを、加工済みのメッセージから抽出する。
ステップS122において、割当部42はステップS120で抽出したメッセージを図15のような意味空間に配置する。ステップS124において、割当部42は図15の意味空間上において、ステップS60で抽出した「質問」のメッセージに近い位置に存在する「回答」のメッセージを特定する。
ステップS126において、割当部42は図15の意味空間上において、ステップS60で抽出した「質問」のメッセージに近い位置に存在する「質問」のメッセージを、類似する質問のメッセージとして特定できる。
このように、図16に示したステップS62の処理によれば、質問のメッセージに回答のメッセージを割り当てた対のメッセージを、類似する質問のメッセージでまとめて管理者に提示できる。
また、図4のステップS19に戻り、決定部200はステップS18で割り当てられた対のメッセージごとに、その対のメッセージに含まれる「質問」のメッセージに割り当てられた「回答」のメッセージの確からしさの情報を決定する。
例えば決定部200は、対のメッセージに含まれる「回答」のメッセージの分類Cの分野と、その「回答」のメッセージの発話者が専門性を有する分野と、を比較することにより、対のメッセージに含まれる「回答」の確からしさの情報を決定できる。
発話者が専門性を有する分野の情報は、例えばユーザ情報記憶部202が記憶している図17又は図18に示すユーザ情報から取得できる。図17及び図18はユーザ情報の一例の説明図である。図17及び図18のユーザ情報は、例えば社員DBなどのユーザのスキルが記録されたデータベースから取得してもよい。
図17のユーザ情報は、ユーザが専門性を有する分野の情報が記憶されている。例えば図17のユーザ情報では、ユーザ「田中」が分野「法令、スペック」に専門性を有していることを示している。
したがって、図17のユーザ情報である場合は、対のメッセージに含まれる「回答」のメッセージの分類Cの分野が、発話者の専門性を有する分野として記憶されていれば、その「回答」のメッセージの確からしさが高いと判断できる。また、対のメッセージに含まれる「回答」のメッセージの分類Cの分野が、発話者の専門性を有する分野として記憶されていなければ、その「回答」のメッセージの確からしさが低いと判断できる。
図18のユーザ情報は、ユーザの専門性が分野ごとに数値で記憶されている。例えば図18のユーザ情報では、ユーザ「佐藤」が分野「事務処理」の専門性が高く、分野「事務処理」に比べて分野「スペック」の専門性が低いことを示している。
したがって、図18のユーザ情報である場合は、対のメッセージに含まれる「回答」のメッセージの分類Cの分野が、発話者の専門性が高い分野として記憶されていれば、その「回答」のメッセージの確からしさが高いと判断できる。また、対のメッセージに含まれる「回答」のメッセージの分類Cの分野が、発話者の専門性が低い分野として記憶されていなければ、その「回答」のメッセージの確からしさが低いと判断できる。
なお、確からしさが低い「回答」のメッセージは、自動で削除してもよいし、管理者に確認させるようにしてもよい。
また、図4のステップS20に戻り、出力部44は割当部42が割り当てた「質問」のメッセージ及び「回答」のメッセージを対のメッセージとして出力する。また、出力部44は、対のメッセージに含まれている「回答」のメッセージの確からしさの情報を出力する。
本実施形態に係る情報処理システム1によれば、質問者が気軽に質問のメッセージを登録し、質問のメッセージに対して回答者が回答のメッセージで問合せ対応できるチャットサービスのチャットログから、適切な知識を出力できる。
また、本実施形態に係る情報処理システム1では、チャットログを知識として利用するために必要な、管理者による作業を減らすことができる。また、本実施形態に係る情報処理システム1では、チャットでやり取りされた質問と回答のメッセージの対を、知識として開示するために必要なメッセージ加工の作業を減らすことができる。
[他の実施形態]
図1ではチャット機能を情報処理装置10が提供する例を説明したが、図19の情報処理システム1Aのように、チャット機能を提供するチャットサービス装置16を有する構成であってもよい。
図19は本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図19のチャットサービス装置16は、ユーザ端末14を操作する複数人のユーザにチャット機能を提供すると共に、チャットログを保存する。また、チャットサービス装置16は、チャットログを情報処理装置10に提供する。チャットサービス装置16は、単一のコンピュータ又は複数台のコンピュータにより実現してもよく、又、クラウドサービスを利用して実現してもよい。
なお、情報処理装置10はチャットサービス装置16から提供されたチャットログを利用して、第1の実施形態と同様の処理を行う。
図20は本実施形態に係る情報処理システムの一例の機能構成図である。図20の機能構成は、一部を除いて図3の機能構成と同様であるため、同一部分についての説明を適宜省略する。
例えばチャットサービス装置16は、OS及びプログラムを実行することにより、図20の機能構成を実現する。図20のチャットサービス装置16は、チャット処理部80、ログ情報記憶部82、及びログ情報提供部84を有する。また、情報処理装置10はOS及びプログラムを実行することにより、図20の機能構成を実現する。図20の情報処理装置10は、ログ情報記憶部32、初期設定部34、抽出部36、分類部38、加工部40、割当部42、出力部44、割当結果記憶部46、操作受信部48、割当結果更新部50、ログ情報取得部90、決定部200、及びユーザ情報記憶部202を有する。
チャット処理部80は、ユーザ端末14を操作する複数人のユーザにチャット機能を提供し、複数人のユーザにテキスト等で記載したメッセージをやり取りさせる。ログ情報記憶部82は、複数人のユーザがテキスト等でやり取りしたメッセージをチャットログとして保存する。ログ情報提供部84は、ログ情報記憶部82が保存しているチャットログを情報処理装置10に提供する。
情報処理装置10のログ情報取得部90は、チャットサービス装置16からチャットログを取得して、ログ情報記憶部32に記憶させる。その他の構成は、図3の機能構成と同様であるため、説明を省略する。
以上、本実施形態によれば、チャットログから適切な知識を、より効率的に出力することができる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
実施例に記載された装置群は本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。本実施形態によって本発明が限定されるものではなく、本実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、及び、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
本発明の態様は、例えば、以下の通りである。
<1>
複数人のユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する抽出手段と、
前記メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、前記ログ情報に含まれている前記メッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、前記メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う分類手段と、
分類した結果に基づき、前記質問のメッセージに対して前記回答のメッセージを割り当てる割当手段と、
前記回答のメッセージの分野と、該回答を記載したユーザの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する決定手段と、
前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記質問のメッセージ及び前記回答のメッセージを対のメッセージとして出力する出力手段と、
を有する情報処理装置。
<2>
前記ユーザが専門性を有する前記分野の情報を記憶するユーザ情報記憶部、
を更に有し、
前記決定手段は、前記ユーザ情報記憶部に記憶されている前記ユーザが専門性を有する前記分野と、前記回答のメッセージの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する
前記<1>記載の情報処理装置。
<3>
前記ユーザの前記分野ごとの確からしさの情報を記憶するユーザ情報記憶部、
を更に有し、
前記決定手段は、前記ユーザ情報記憶部に記憶されている前記ユーザの前記分野ごとの確からしさの情報と、前記回答のメッセージの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する
前記<1>記載の情報処理装置。
<4>
前記出力手段は、前記回答のメッセージの確からしさの情報と前記対のメッセージとをアプリケーションプログラムの学習データとして出力する
前記<1>乃至<3>の何れか一項に記載の情報処理装置。
<5>
前記回答のメッセージの確からしさの情報と前記対のメッセージとを表示した管理者端末から受け付けた操作に従って、前記対のメッセージを更新する割当結果更新手段、
を更に有する前記<1>乃至<4>の何れか一項に記載の情報処理装置。
<6>
前記所定の条件は、学習済みの分類モデルである
前記<1>乃至<4>の何れか一項に記載の情報処理装置。
<7>
情報処理装置に、
複数人のユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する抽出手順、
前記メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、前記ログ情報に含まれている前記メッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、前記メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う分類手順、
分類した結果に基づき、前記質問のメッセージに対して前記回答のメッセージを割り当てる割当手順、
前記回答のメッセージの分野と、該回答を記載したユーザの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する決定手段と、
前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記質問のメッセージ及び前記回答のメッセージを対のメッセージとして出力する出力手順、
を実行させるためのプログラム。
<8>
情報処理装置と管理者端末とが通信可能に接続された情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
複数人のユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する抽出手段と、
前記メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、前記ログ情報に含まれている前記メッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、前記メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う分類手段と、
分類した結果に基づき、前記質問のメッセージに対して前記回答のメッセージを割り当てる割当手段と、
前記回答のメッセージの分野と、該回答を記載したユーザの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する決定手段と、
前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記質問のメッセージ及び前記回答のメッセージを対のメッセージとして出力する出力手段と、
を有し、
前記管理者端末は、
前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記対のメッセージを表示する表示手段
を有する情報処理システム。
<9>
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
複数人のユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する抽出ステップと、
前記メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、前記ログ情報に含まれている前記メッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、前記メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う分類ステップと、
分類した結果に基づき、前記質問のメッセージに対して前記回答のメッセージを割り当てる割当ステップと、
前記回答のメッセージの分野と、該回答を記載したユーザの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する決定ステップと、
前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記質問のメッセージ及び前記回答のメッセージを対のメッセージとして出力する出力ステップと、
を有する情報処理方法。
<10>
前記ユーザが専門性を有する前記分野の情報をユーザ情報記憶部に記憶するユーザ情報記憶ステップ、
を更に有し、
前記決定ステップは、前記ユーザ情報記憶部に記憶されている前記ユーザが専門性を有する前記分野と、前記回答のメッセージの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する
前記<9>記載の情報処理方法。
<11>
前記ユーザの前記分野ごとの確からしさの情報をユーザ情報記憶部に記憶するユーザ情報記憶ステップ、
を更に有し、
前記決定ステップは、前記ユーザ情報記憶部に記憶されている前記ユーザの前記分野ごとの確からしさの情報と、前記回答のメッセージの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する
前記<9>記載の情報処理方法。
<12>
前記出力ステップは、前記回答のメッセージの確からしさの情報と前記対のメッセージとをアプリケーションプログラムの学習データとして出力する
前記<9>乃至<11>の何れか一項に記載の情報処理方法。
<13>
前記回答のメッセージの確からしさの情報と前記対のメッセージとを表示した管理者端末から受け付けた操作に従って、前記対のメッセージを更新する割当結果更新ステップ、
を更に有する前記<9>乃至<12>の何れか一項に記載の情報処理方法。
<14>
前記所定の条件は、学習済みの分類モデルである
請求項9乃至13の何れか一項に記載の情報処理方法。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
12 管理者端末
14 ユーザ端末
18 ネットワーク
36 抽出部
38 分類部
40 加工部
42 割当部
44 出力部
60 表示部
200 決定部
特開2021-163167号公報

Claims (14)

  1. 複数人のユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する抽出手段と、
    前記メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、前記ログ情報に含まれている前記メッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、前記メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う分類手段と、
    分類した結果に基づき、前記質問のメッセージに対して前記回答のメッセージを割り当てる割当手段と、
    前記回答のメッセージの分野と、該回答を記載したユーザの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する決定手段と、
    前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記質問のメッセージ及び前記回答のメッセージを対のメッセージとして出力する出力手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記ユーザが専門性を有する前記分野の情報を記憶するユーザ情報記憶部、
    を更に有し、
    前記決定手段は、前記ユーザ情報記憶部に記憶されている前記ユーザが専門性を有する前記分野と、前記回答のメッセージの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザの前記分野ごとの確からしさの情報を記憶するユーザ情報記憶部、
    を更に有し、
    前記決定手段は、前記ユーザ情報記憶部に記憶されている前記ユーザの前記分野ごとの確からしさの情報と、前記回答のメッセージの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する
    請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記出力手段は、前記回答のメッセージの確からしさの情報と前記対のメッセージとをアプリケーションプログラムの学習データとして出力する
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記回答のメッセージの確からしさの情報と前記対のメッセージとを表示した管理者端末から受け付けた操作に従って、前記対のメッセージを更新する割当結果更新手段、
    を更に有する請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記所定の条件は、学習済みの分類モデルである
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置に、
    複数人のユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する抽出手順、
    前記メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、前記ログ情報に含まれている前記メッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、前記メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う分類手順、
    分類した結果に基づき、前記質問のメッセージに対して前記回答のメッセージを割り当てる割当手順、
    前記回答のメッセージの分野と、該回答を記載したユーザの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する決定手段と、
    前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記質問のメッセージ及び前記回答のメッセージを対のメッセージとして出力する出力手順、
    を実行させるためのプログラム。
  8. 情報処理装置と管理者端末とが通信可能に接続された情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    複数人のユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する抽出手段と、
    前記メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、前記ログ情報に含まれている前記メッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、前記メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う分類手段と、
    分類した結果に基づき、前記質問のメッセージに対して前記回答のメッセージを割り当てる割当手段と、
    前記回答のメッセージの分野と、該回答を記載したユーザの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する決定手段と、
    前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記質問のメッセージ及び前記回答のメッセージを対のメッセージとして出力する出力手段と、
    を有し、
    前記管理者端末は、
    前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記対のメッセージを表示する表示手段
    を有する情報処理システム。
  9. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    複数人のユーザがコミュニケーションの為に記載したメッセージのログ情報を抽出する抽出ステップと、
    前記メッセージの第1の分類及び第2の分類を所定の条件を用いて、前記ログ情報に含まれている前記メッセージに対し、少なくとも質問のメッセージ及び回答のメッセージに分類する第1の分類と、前記メッセージごとの分野を分類する第2の分類とを行う分類ステップと、
    分類した結果に基づき、前記質問のメッセージに対して前記回答のメッセージを割り当てる割当ステップと、
    前記回答のメッセージの分野と、該回答を記載したユーザの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する決定ステップと、
    前記回答のメッセージの確からしさの情報と共に、前記質問のメッセージ及び前記回答のメッセージを対のメッセージとして出力する出力ステップと、
    を有する情報処理方法。
  10. 前記ユーザが専門性を有する前記分野の情報をユーザ情報記憶部に記憶するユーザ情報記憶ステップ、
    を更に有し、
    前記決定ステップは、前記ユーザ情報記憶部に記憶されている前記ユーザが専門性を有する前記分野と、前記回答のメッセージの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する
    請求項9記載の情報処理方法。
  11. 前記ユーザの前記分野ごとの確からしさの情報をユーザ情報記憶部に記憶するユーザ情報記憶ステップ、
    を更に有し、
    前記決定ステップは、前記ユーザ情報記憶部に記憶されている前記ユーザの前記分野ごとの確からしさの情報と、前記回答のメッセージの分野とに基づき、前記質問のメッセージに対して割り当てられた前記回答のメッセージの確からしさの情報を決定する
    請求項9記載の情報処理方法。
  12. 前記出力ステップは、前記回答のメッセージの確からしさの情報と前記対のメッセージとをアプリケーションプログラムの学習データとして出力する
    請求項9乃至11の何れか一項に記載の情報処理方法。
  13. 前記回答のメッセージの確からしさの情報と前記対のメッセージとを表示した管理者端末から受け付けた操作に従って、前記対のメッセージを更新する割当結果更新ステップ、
    を更に有する請求項9乃至11の何れか一項に記載の情報処理方法。
  14. 前記所定の条件は、学習済みの分類モデルである
    請求項9乃至11の何れか一項に記載の情報処理方法。
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