JP6750838B1 - 業務自動処理の手順定義装置、及び業務自動処理の手順定義システム - Google Patents
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Abstract
Description
図1〜図5を参照して、本実施形態における業務自動処理の手順定義システム100の構成の一例について説明する。図1は、本実施形態における業務自動処理の手順定義システム100の全体の構成を示す模式図である。
テキストデータは、例えばユーザが端末2等を用いて文字入力した内容を示すほか、例えばユーザが端末2を用いて音声入力した内容を文字列形式に変換した内容や、予めユーザによって準備されたテキストファイル等を示す。
業務自動処理の手順定義システム100では、例えば上述した処理を実現する際に用いられるデータベースを備える。データベースには、予め取得された参照テキストデータ、参照データ、及び処理用データがそれぞれ複数記憶される。データベースは、業務自動処理の手順定義装置1に保存されるほか、例えばサーバ3等の業務自動処理の手順定義装置1とは異なる部分に保存されてもよい。
参照テキストデータは、テキストデータと同種のデータ形式を示す。参照テキストデータは、例えば図3に示すように、ユーザ等の業務に用いられる通称名の文字列を含み、取得したテキストデータの内容(特徴)を特定するために用いられる。
参照データは、例えば図3の「作業名辞書」に示すように、参照テキストデータに紐づいた状態で記憶される。参照データは、複数の業務のプロセス(図3ではプロセスの種類)と、業務に必要な複数のパラメータとの組合せを有する。参照データは、取得したテキストデータに対して選択された参照テキストデータに基づき、業務の特徴(例えばプロセス及びパラメータ)を特定するために用いられる。このため、1つの参照テキストデータは、複数のプロセス、及び複数のパラメータの少なくとも1つと紐づいた状態で記憶される。1つの参照テキストデータは、例えば図3の作業名辞書に示すように、1つのプロセスと、複数のパラメータとの組み合わせと紐づいた状態で記憶されてもよい。
処理用データは、参照データに紐づき、業務の自動化処理に必要な業務処理情報を含む。業務処理情報は、例えばRPAを業務自動処理の手順定義装置1(コンピュータ)内で実現するために必要な情報を含み、例えばソースコードを含む。処理用データは、例えば図4に示すように、表示用データを含んでもよい。表示用データは、例えば上述したソースコード(業務処理情報)を用いて生成されてもよい。業務処理情報は、例えば上述した参照データの有するプロセス毎に紐づいて記憶されるほか、例えば「メール送信」、「メール受信」、「EXCEL入力チェック」等の処理内容毎に紐づいて記憶されてもよい。
図5(a)は、業務自動処理の手順定義装置1の構成の一例を示す模式図である。業務自動処理の手順定義装置1として、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット端末等の公知の電子機器が用いられる。業務自動処理の手順定義装置1は、例えば筐体10と、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、保存部104と、I/F105〜107と、入力部108と、報知部109とを備える。各構成101〜107は、内部バス110により接続される。
取得部11は、テキストデータを取得する。取得部11は、例えば端末2又は入力部108を介してユーザから入力されたテキストデータを取得する。例えば端末2又は入力部108を介して、ユーザから音声が入力された場合、取得部11は、公知の音声認識技術(例えば音素認識技術)を用いて音声から生成されたテキストデータを取得する。なお、音声認識技術は、例えば通信網4を介して、クラウド型の音声認識技術を用いてもよい。
演算部12は、データベースを参照し、テキストデータに基づく処理用データ(例えば複数の処理用データに含まれる第1処理用データ)を選択する。演算部12は、例えばテキストデータと同一(一部一致又は完全一致)又は類似する参照テキストデータを選択し、選択された参照テキストデータに紐づく参照データを選択する。演算部12は、選択した参照データに紐づく処理用データを選択する。
質問生成部12aは、テキストデータに基づき、質問データを生成する。質問データは、例えば処理用データを選択するために必要な情報を、ユーザから取得するために生成される。質問生成部12aは、例えば予めデータベースに記憶された質問フォーマットを用いて、質問データを生成する。なお、質問生成部12aは、例えば公知のチャットボット技術等の対話技術を用いて、質問データの生成や、ユーザへの報知を実現してもよい。
回答取得部12bは、質問データに対するユーザからの回答を示す回答テキストデータを取得する。回答取得部12bは、端末2又は入力部108を介して入力された回答に基づき、回答テキストデータを取得する。このとき、例えば端末2又は入力部108介して、ユーザから音声が入力された場合、回答取得部12bは、公知の音声認識技術を用いて音声から生成された回答テキストデータを取得する。
選択部12cは、データベースを参照し、質問データ、及び回答テキストデータに対応する処理用データを選択する。選択部12cは、例えば質問データ及び回答テキストデータを用いて、参照データに含まれるパラメータ、及び処理工程を抽出し、処理用データを選択する。この場合、例えば回答テキストデータが、パラメータの具体的な内容、又は処理工程を示すように質問データを生成することで、予め記憶されていない新規業務フローに対応する処理用データを選択することができる。
実行部13は、処理用データに含まれる業務処理情報に基づき、業務処理を実行する。 業務処理として、例えばタスクの内容や期限に基づき担当者へのメール送信、勤務管理、タスク進行履歴更新等の定型作業が挙げられ、業務処理情報をプログラムとしてコンピュータに実行させることができる内容が用いられる。
業務自動処理の手順定義装置1は、例えばテキストデータ、及び回答テキストデータの少なくとも何れかをデータベースに記憶させる。記憶部14は、例えばテキストデータを、参照テキストデータの一部として記憶させる。記憶部14は、例えば回答テキストデータを、参照データの一部として記憶させ、この場合回答テキストデータは、参照テキストデータの一部に記憶されたテキストデータ、及び複数の処理用データの少なくとも一部に紐づくように記憶される。記憶部14は、例えば質問データの内容に基づき、テキストデータ及び回答テキストデータの紐づけを設定することができる。
出力部15は、例えば図4に示す表示用データ等の各種情報を出力する。表示用データは、報知部109又は端末2等を介して、ユーザが認識できるように報知される。出力部15は、I/F105を介して端末2等に表示用データ等を出力し、I/F107を介して報知部109に表示用データ等を出力する。
端末2として、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の公知の電子機器が用いられる。端末2は、例えば上述した業務自動処理の手順定義装置1と同様の構成及び機能の少なくとも一部を備えてもよい。端末2は、例えば複数備えてもよく、各端末2がそれぞれ通信網4を介して業務自動処理の手順定義装置1と接続されてもよい。
サーバ3には、例えば上述した各種情報が記憶される。サーバ3には、例えば通信網4を介して業務自動処理の手順定義装置1等から送られてきた各種情報が蓄積される。サーバ3には、例えば保存部104と同様の情報が記憶され、通信網4を介して業務自動処理の手順定義装置1等と各種情報の送受信が行われてもよい。即ち、業務自動処理の手順定義システム100では、業務自動処理の手順定義装置1又は業務自動処理の手順定義装置1の保存部104の代わりにサーバ3を用いてもよい。
通信網4は、業務自動処理の手順定義装置1が通信回路を介して接続されるインターネット網等である。通信網4は、いわゆる光ファイバ通信網で構成されてもよい。また、通信網4は、有線通信網のほか、無線通信網等の公知の通信網で実現されてもよい。
次に、本実施形態における業務自動処理の手順定義システム100の動作の一例について説明する。図6は、本実施形態における業務自動処理の手順定義システム100の動作の一例を示すフローチャートである。
取得手段S110は、テキストデータを取得する。例えば取得部11は、端末2又は入力部108を介して、ユーザから入力された音声又はテキストに基づき、業務フローの構築に関するテキストデータを取得する。このとき、例えば端末2又は入力部108を介して、ユーザから音声が入力された場合、取得部11は、公知の音声認識技術を用いて音声から生成されたテキストデータを取得する。取得部11は、例えば取得したテキストデータを保存部104に保存する。
演算手段S120は、データベースを参照し、複数の処理用データのうちテキストデータに基づく処理用データ(第1処理用データ)を選択する。例えば演算部12は、テキストデータと同一又は類似する参照テキストデータを選択する。演算部12は、例えばテキストデータに対応する参照テキストデータを選択する際、上述した信頼度を閾値等で評価した上で選択してもよい。この場合、演算部12は、テキストデータに含まれるデータと同一の参照データを選択するほか、テキストデータに含まれるデータと類似の参照データも選択することができる。
質問生成手段S120aは、テキストデータに基づき、前記処理用データを特定するための質問データを生成する。例えば質問生成部12aは、テキストデータに対応する参照データと、データベースに記憶された処理用データとを紐づけるために必要な情報を特定し、必要な情報に対する質問文を、質問データとして生成する。なお、必要な情報の特定は、公知のテキストパターンマッチング等の分析技術を用いることで実現できる。
回答取得手段S120bは、質問データに対するユーザからの回答を示す回答テキストデータを取得する。例えば回答取得部12bは、端末2又は入力部108を介して、ユーザから入力された回答に基づき、回答テキストデータを取得する。このとき、例えば端末2又は入力部108を介して、ユーザから音声が入力された場合、回答取得部12bは、公知の音声認識技術を用いて音声から生成された回答テキストデータを取得する。
選択手段S120cは、データベースを参照し、質問データ、及び回答テキストデータに対応する処理用データ(第2処理用データ)を選択する。例えば選択部12cは、回答テキストデータと同一又は類似する参照テキストデータを選択する。このとき、参照テキストデータには、演算手段S120において選択されたテキストデータに基づく参照テキストデータを含んでもよい。選択部12cは、例えば回答テキストデータに含まれるデータと同一又は類似する参照テキストデータを選択する際、上述した信頼度を閾値等で評価した上で選択してもよい。
選択手段S120cのあと、例えばテキストデータ、及び回答テキストデータをデータベースに記憶させてもよい(記憶手段S140)。例えば記憶部14は、テキストデータ及び回答テキストデータの少なくとも何れかを、参照テキストデータ及び参照データの少なくとも一部として記憶させる。記憶部14は、例えば質問データ及び演算手段S120の結果に基づき、回答テキストデータ及びテキストデータの紐づけを設定する。
実行手段S130は、例えば演算手段S120又は選択手段S120cにより選択された処理用データ(第1処理用データ、第2処理用データ)に含まれる業務処理情報(第1業務処理情報、第2業務処理情報)に基づき、業務処理を実行する。例えば実行部13は、ソースコードで示された業務処理情報をプログラムとして、各種定型作業を実行する。例えば出力部15は、処理用データに含まれる報知用データを、端末2又は報知部109に出力してもよい(例えば図7)。
2 :端末
3 :サーバ
4 :通信網
10 :筐体
11 :取得部
12 :演算部
12a :質問生成部
12b :回答取得部
12c :選択部
13 :実行部
14 :記憶部
15 :出力部
100 :業務自動処理の手順定義システム
101 :CPU
102 :ROM
103 :RAM
104 :保存部
105 :I/F
106 :I/F
107 :I/F
108 :入力部
109 :報知部
110 :内部バス
S110 :取得手段
S120 :演算手段
S120a :質問生成手段
S120b :回答取得手段
S120c :選択手段
S130 :実行手段
S140 :記憶手段
Claims (3)
- 業務フローの構築に関する業務自動化手順の定義を、音声又はテキストにより設定することで、業務の補助を実現するための業務自動処理の手順定義装置であって、
前記業務フローの構築に関するテキストデータを、ユーザから入力された前記音声又は前記テキストに基づき取得する取得部と、
予め取得された参照テキストデータ、
前記参照テキストデータに紐づき、複数の業務のプロセスと、前記業務に必要な複数のパラメータとの組合せを有する参照データ、及び
前記参照データに紐づき、前記業務の自動化処理に必要な業務処理情報を含む処理用データ
が記憶されたデータベースと、
前記データベースを参照し、複数の前記処理用データのうち前記テキストデータに基づく第1処理用データを選択する演算部と、
を備え、
前記演算部は、
前記テキストデータと同一又は類似する前記参照テキストデータを選択し、
選択された前記参照テキストデータに紐づく前記プロセス、及び前記パラメータを選択し、
選択された前記プロセスと、前記パラメータとの組合せに紐づく前記第1処理用データを選択し、
前記演算部は、
前記テキストデータに基づき、前記処理用データを特定するための質問データを生成する質問生成部と、
前記質問データに対する前記ユーザからの回答を示す回答テキストデータを取得する回答取得部と、
前記データベースを参照し、前記質問データ、及び前記回答テキストデータに対応する前記処理用データを選択する選択部と、
を有し、
前記質問生成部は、前記第1処理用データを選択できないと判断した場合、前記質問データを生成すること
を特徴とする業務自動処理の手順定義装置。 - 前記テキストデータ、及び前記回答テキストデータを前記データベースに記憶させる記憶部を更に備え、
前記テキストデータは、前記参照テキストデータの一部として記憶され、
前記回答テキストデータは、前記参照データの一部として記憶され、前記参照テキストデータの一部に記憶された前記テキストデータ、及び複数の前記処理用データの少なくとも一部に紐づくこと
を特徴とする請求項1記載の業務自動処理の手順定義装置。 - 業務フローの構築に関する業務自動化手順の定義を、音声又はテキストにより設定することで、業務の補助を実現するための業務自動処理の手順定義システムであって、
前記業務フローの構築に関するテキストデータを、ユーザから入力された前記音声又は前記テキストに基づき取得する取得手段と、
予め取得された参照テキストデータ、
前記参照テキストデータに紐づき、複数の業務のプロセスと、前記業務に必要な複数のパラメータとの組合せを有する参照データ、及び
前記参照データに紐づき、前記業務の自動化処理に必要な業務処理情報を含む処理用データ
が記憶されたデータベースと、
前記データベースを参照し、複数の前記処理用データのうち前記テキストデータに基づく第1処理用データを選択する演算手段と、
を備え、
前記演算手段は、
前記テキストデータと同一又は類似する前記参照テキストデータを選択し、
選択された前記参照テキストデータに紐づく前記プロセス、及び前記パラメータを選択し、
選択された前記プロセスと、前記パラメータとの組合せに紐づく前記第1処理用データを選択し、
前記演算手段は、
前記テキストデータに基づき、前記処理用データを特定するための質問データを生成する質問生成手段と、
前記質問データに対する前記ユーザからの回答を示す回答テキストデータを取得する回答取得手段と、
前記データベースを参照し、前記質問データ、及び前記回答テキストデータに対応する前記処理用データを選択する選択手段と、
を有し、
前記質問生成手段は、前記第1処理用データを選択できないと判断した場合、前記質問データを生成すること
を特徴とする業務自動処理の手順定義システム。
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