JP2023174398A - パーソナル映像装置及びこれを備えた椅子 - Google Patents

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Shogo Nishimoto
邦晃 榎原
Kuniaki Enohara
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Abstract

【課題】仮想空間を形成するパーソナル映像装置に関して、ストレスや眼の疲れを抑制できると共にオフィスワークとの親和性も技術を提供する。【解決手段】パーソナル映像装置11は什器取付け方式とウエアラブル方式とがある。什器が椅子の場合は、ホルダー部は、背もたれ3の後面に固定される固定フレーム材15と固定フレーム材15に対して回動可能に連結された可動フレーム材13とを有して、可動フレーム材13にスクリーン12を固定している。スクリーン12には、投射装置17によって作像される。スクリーン12とユーザMとの間の空間は非密閉式であるため、ユーザMは室内の状況も視覚的に把握できる。スクリーン12を大型化して顔から離せるため、眼の疲れも抑制できる。非接触式であるため、化粧への影響は皆無であり、眼鏡も併用できる。【選択図】図2

Description

本願発明は、仮想空間(メタバース)を形成するバーチャル機器(VR機器)の構成要素として好適なパーソナル映像装置、及び、これを備えた椅子に関するものである。
仮想空間の使用態様は様々であり、ユーザの仮想分身が仮想空間に入り込んで行う会議類、仮想教室において行われる双方向参加形の授業、単独又は複数人で仮想旅行地を訪ねる仮想旅行、仮想商店で仮想店員と仮想客とが商品を見ながら行う仮想買い物、複数人で行うゲームなどの多種多様なものが含まれる。直接民主主義の発展形として、多くの市民が仮想の分身を通じて参加できる仮想議会も想定される。
近年、インターネットを介した映像付き双方向対話システムが進展している。この代表はパソコンやスマートフォン、タブレット端末を使用したWEB会議であり、WEB会議では、カメラによって参加者のリアルの状態が撮影されており、参加者の映像や資料が参加者の機器のモニターに表示される。友人間や知人間で行われるWEB飲み会やWEB会合も同様である。
WEB会議はパソコン等の機器のモニターに現実の参加者を映し出すものであり、参加者が遠隔的に参加している会議である。従って、各参加者は、資料や音声を通じた意見の表明しかできず、参加者同士が互いに動く人として空間を共有することはできない。
他方、各参加者を仮想分身化して、CG(コンピュータ・グラフィックス)で作られた三次元の仮想空間で、各参加者が仮想人物として動きまわることができるメタバース(Metaverse)のシステムがあり、例えばゲームの分野では相当に進展している。特に、大容量高速伝送技術の発達によって様々な分野へのメタバースの広がりが期待されている。
ここでメタバースシステムに使用されるVR機器について見ると、一般に、ウエアラブル映像機器として、密閉した空間に映像を映し出すゴーグル状の映像機器(HMD)が使用されているが、HMDでは映像は狭く閉じた空間に映し出されるため、ユーザの眼に対する負担が大きい問題や、眼鏡と併用しにくい問題、化粧に悪影響を及ぼす問題などが懸念される。外部から遮断されていることによる依存性の問題も指摘されている。
他方、特許文献1には、眼鏡の2つのレンズ部のうち片方のレンズ部を映像表示部と成して、リアル空間と仮想空間とを同時に視認できるウエアラブル映像機器が開示されている。特許文献1の眼鏡のレンズ部の片方のみに仮想空間を映し出すものであるため、現実の作業を行いつつバーチャルな情報も取り込むことができる。
特開2017-48818号公報
特許文献1の映像機器は、現実(リアル)の状態と仮想の状態とを同時に視認できるため、例えば、現実の作業のアシストを仮想映像で行うといったことができて、使用するに当たって有益な分野が存在しているといえる。化粧に関する問題は、基本的に生じないと云える。
しかし、特許文献1は実際の情景と仮想の画像とが別々の目に入るため、両方の眼の負担が大きくなるおそれが懸念される。眼鏡方式ではスクリーンの面積は非常に小さいため、ユーザがスクリーンを凝視する傾向が高いと思われることから、特に、スクリーンを見る方の眼の負担は大きいと推測される(スクリーンに現れる画像は変化が激しいため、スクリーンを見ている眼の疲れが倍加すると思われる。)。従って、長時間の使用には適していないと思料される。通常の眼鏡と併用できない点は、ゴーグル方式と同じである。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は様々な構成を含んでおり、その典型を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は、「ユーザの身体に装着され、又は什器に取付けられ、ユーザに映像を提供するパーソナル映像装置」に係るもので、
「映像を表示するスクリーンと、
前記スクリーンに映像を供給する映像出力部と、
前記スクリーンをユーザの身体又は前記什器に取り付けるためのホルダー部と、を備え、
使用状態において、前記スクリーンは、少なくとも映像表示部が非密閉空間を介してユーザの顔の正面に位置した状態で前記ホルダー部にて保持されている」
という構成になっている。
請求項2の発明は請求項1の展開例であり、
「前記スクリーンの少なくとも映像表示部は、平面視で前記ユーザの顔正面に向けて凹むように湾曲している」
という構成になっている。
請求項3の発明は請求項1の展開例であり、
「前記スクリーンは、前記ユーザの顔正面と対向した正面カバー部と、ユーザの顔を側方から囲うサイドカバー部と、ユーザの頭の上方を囲うアッパカバー部と、を有して、
前記スクリーンは全体としてフード状を呈して、前記正面カバー部は平面視でユーザに向けて凹むように緩く湾曲している」
という構成になっている。
請求項3の変形例として、更に、ユーザの頭を後ろから覆うバックカバー部を付加してスクリーンを下方のみに開口したドーム状に構成することが可能である。従って、請求項のスクリーンは、後部が開口した形態と閉じた形態とを含んでいる。
請求項4の発明は請求項1~3のうちのいずれかを具体化したもので、
「前記ホルダー部は、前記スクリーンを前記ホルダー部に対して相対動可能に保持し、前記スクリーンの位置又は姿勢を変更させる可動部を含む」
という構成になっている。
請求項5の発明は請求項1~3のうちいずれを具体化したもので、
「前記ホルダー部は、ユーザの身体に装着されるもので、ユーザの頭に固定されるヘッドバンド又はキャップ、ユーザの鼻と耳で支持するメガネ状体、及びユーザの首又は肩に掛けるフレーム体、のうちのいずれか1つである」
という構成になっている。
請求項6の発明も請求項1~3のうちいずれを具体化したもので、
「前記ホルダー部は、前記什器に取り付くもので、前記什器としての椅子の背もたれ又はヘッドレストに取り付くフレーム材、前記什器としてのテーブルに取り付くフレーム材、前記什器としての個室ブースの上部に取り付くフレーム材、のうちのいずれか1つを含んでいる」
という構成になっている。
請求項7の発明は椅子に関するものであり、この椅子は、
「身体支持要素としての座、背もたれ及びヘッドレストのうち少なくとも1つと、
請求項1~3のうちのいずれかに記載したパーソナル映像装置と、
を備え、
前記身体支持要素に、フレーム材を介して前記スクリーンが、相対動自在に取付けられている」
という構成になっている。
本願発明のパーソナル映像装置はゴーグル方式ではなく、ユーザの顔とスクリーンとの間の空間は密閉していない。従って、スクリーン及びホルダー部は、ユーザの顔と全く又は殆ど密着していない。これにより、ユーザのストレスを軽減できると共に、化粧落ちの問題や化粧によるパーソナル映像装置の汚れの問題の解消も可能になる。
また、ゴーグル方式のような制約は無くてスクリーンを大型化できるため、眼が凝視状態になることを防止して眼の疲れを抑制できる利点もある。また、スクリーンの映像表示部はユーザの顔の正面に位置しているため、左右の眼のうち片方の眼だけが酷使されるといったことは無いのであり、この面でも、眼の疲れを軽減できる。従って、長時間にわたる仮想空間会議なども、疲労を抑制した状態で行える。
更に、ユーザの顔とスクリーンとの間の空間は密閉していないため、例えば、視線を下に向け現実の資料を見るといったことも可能であり、リアルと仮想との対応性に優れている。オフィスでは多数のワーカーが1つのフロアーを共有していることが普通であり、仮想空間を利用した会議に参加していても、オフィス内での人の動向にある程度は注意を払うべきであるが、本願発明では、オフィスの内部の状況を視界に入れることが可能であるため、オフィスに仮想空間を利用する環境を大幅に改善できると云える。
請求項2のように、スクリーンのうち少なくとも映像表示部を湾曲させると、スクリーンをワイド化しつつ映像(画像)の立体感を高めて、映像の視認性を向上できる。結果として、眼の疲れも抑制できる。
請求項3のようにスクリーンをフード方式に構成すると、周囲からの遮断性が高くなるため、集中性を要する会議類に好適である。更に、請求項3の変形例としてスクリーンを下方のみに開口したドーム状に形成すると、外部の音や光からの遮蔽機能が高くなるため、ユーザが仮想空間を利用して各種の作業を行うにおいて、集中力を高めて作業能率を向上できる利点がある。
請求項4の発明ではスクリーンが可動式になっているため、周囲を視認してオフィスの内部の状況を把握したり同僚等とリアルに対応することと、仮想空間に入り込んで会議等を遂行することとを、容易に切り換えできる。従って、オフィスワーカーがオフィスで使用するパーソナル映像装置として使用価値が高い。
請求項5のようにパーソナル映像装置をウエアラブル方式に構成すると、ユーザの顔(頭)とスクリーンとの間の間隔は一定であるため、ユーザが身体や頭を動かしても顔がスクリーンに当たるような不具合は皆無であり、従って、安全性に優れている。
請求項5のうち、ホルダー部をヘッドバンド方式又はキャップ方式に構成すると、コンパクト化しつつスクリーンを大型化できる利点がある。眼鏡方式に構成すると、簡易な仮想会議類の場合に好適である。首や肩に掛けるフレーム体では、スクリーンの大型化が容易であると共に、身体への負担を大きく軽減できる。
請求項6のようにパーソナル映像装置を什器取付け式に構成すると、身体への負担を完全に無くすことができる。従って、長時間の使用にも好適である。また、パーソナル映像装置はユーザの身体に触れないため、汚れなどを心配することなく誰もが使用できる。従って、不特定多数人が使用するパーソナル映像装置として、特に好適である。
ユーザがパーソナル映像装置を使用する場合、椅子に腰掛けて使用することが大半であると云える。従って、請求項7のように椅子の身体支持要素にスクリーンを設けると好適であるが、スクリーンは身体支持要素に対して相対動自在に取り付けられているため、スクリーンを移動させることによって着座・離席を容易に行える。着座するとユーザの顔(頭)とスクリーンとの相対的な位置と姿勢はあまり変化しないため、スクリーンの視認容易性が損なわれることはない。
第1実施形態の斜視図である。 第1実施形態の側面図である。 (A)は図2のIIIA-IIIA 視図、(B)はスクリーンの別例の正面図、(C)は第2実施形態の平面図である。 第3実施形態の側断面図である。 第4実施形態の側断面図である。 (A)は第5実施形態の一部破断側面図、(B)は第6実施形態の側面図である。 第7実施形態を示す図で、(A)は縦断側面図、(B)は平面図である。 (A)は第8実施形態の縦断側面図、(B)は第9実施形態の平面図である。 (A)は第10実施形態の縦断側面図、(B)は第11実施形態の縦断側面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、これらの方向は、人が普通に見た状態として特定している。椅子についての前後左右は、普通に着座した状態で人が見た方向になっている。正面視方向は人と対向した方向である。
(1).第1実施形態の基本構造
図1~3(A)に示す第1実施形態は椅子に適用している。椅子は、基本要素として座1と脚装置2と背もたれ3とを有しており、背もたれ3には、ヘッドレスト4が積み重ねた状態に取付けられている(ヘッドレスト4は、背もたれ3に対して着脱式であってもよい。)。
脚装置2は、ガスシリンダより成る脚支柱5と放射状に延びる5本の脚羽根6とを有しており、各脚羽根6の先端にはキャスタ7を取り付けている。従って、本実施形態の椅子はオフィス用として多用されている回転椅子である。
脚支柱5の上端にベース8を固定し、ベース8を含む支持機構部に座1と背もたれ3とが取付けられている。背もたれ3は、支持機構部に連結された背フレーム9に取付けられており、ばね手段に抗して後傾動自在である。座1は、背もたれ3の後傾動に連動して後退しつつ後傾する。背フレーム9に肘掛け10を取付けている。
椅子のヘッドレスト4に、仮想空間を作り出すためのパーソナル映像装置11が取付けられている。パーソナル映像装置11は、着座者Mの顔の前方に配置されたスクリーン12と、スクリーン12が固定された可動フレーム材13と、可動フレーム材13がヒンジピン14を介して連結された固定フレーム材15と、ヘッドレスト4の後面に固定されて固定フレーム材15を高さ調節可能に保持する支持ブラケット16と、可動フレーム材13に設けた投射装置(プロジェクタ)17と、背もたれ3の背面に配置した制御部18とを有している。
投射装置17は映像出力部の一例であり、可動フレーム材13と固定フレーム材15はホルダー部の一例であり、可動フレーム材13は可動部の一例である。パーソナル映像装置11は、更に、ユーザが手で操作するコントローラ19も備えている。実施形態のコントローラ19はユーザが片手で握って使用するタイプであり、実施形態では2つのボタン19aを設けている。コントローラ19にはバンド付きのものもある。
スクリーン12は、非透明な合成樹脂板の単層品又は積層品であり、着座者の顔から10cm~数10cm離れるように配置されている。スクリーン12は、着座者の顔の真正面に配置されている。スクリーン12に、平面視で着座者に向けて凹むように緩く湾曲している。
可動フレーム材13は、スクリーン12の左右中間部が固定される足部13aを有しつつ後ろ向きに延びるL形の形態を成しており、可動フレーム材13の前後中途部に設けた投射装置17により、スクリーン12の後面に作像するようになっている。従って、投射装置17の投射光は、レンズからスクリーン12に向けて斜め下方に照射される。図3(A)に明示するように、スクリーン12の後面の全体に作像するのではなく、周囲の余白部20で囲われた部位を映像表示部21と成している。
スクリーン12の全体の左右幅は、着座者(ユーザM)の頭Hの左右幅よりも大きくなっている。スクリーン12の全体の上下高さは、ユーザMの頭Hの上下高さと同じ程度になっている。映像表示部21は、具体的には、10~14インチ程度のモニターに準じた大きさに設定できる。従って、ユーザMにとって見やすい大きさになっている(映像表示部21の広さが大きいと、ユーザMとの間隔も広げることができるため、眼の負担を軽減できる。)。
固定フレーム材15は、支持ブラケット16に装着された支柱部から前向きに延びる水平状部15aを有しており、水平状部を15aの先端に設けた固定軸受け部22に、可動フレーム材13の後端に設けた左右の可動軸受け部23が、左右長手のヒンジピン14によって連結されている。固定軸受け部22には、可動フレーム材13を倒した姿勢に保持する第1ストッパー24aと、可動フレーム材13を起こした姿勢に保持する第2ストッパー24bとを設けている。
支持ブラケット16は複数の部材で構成されており、弾性変形する爪を備えてキャッチ手段により、固定フレーム材15の支柱部を段階的に又は無段階的に高さ調節できるようになっている。制御部18は画像処理機能を備えており、ブラケット25を介して背もたれ3の背面に固定されている。なお、パーソナル映像装置11に給電する電源装置は、背もたれ3の後面などに設けている(図示せず)。
(2).まとめ
本実施形態では、ユーザは椅子に腰掛けてパーソナル映像装置11を使用するが、可動フレーム材13は跳ね上げ回動自在であるため、不使用時には上向きに跳ね上げ回動させておく。使用に際しては、ユーザが着座してから可動フレーム材13を下向きに倒し回動すると、スクリーン12がユーザの顔の前方に配置される。
そして、スクリーン12は10インチ相当モニター以上の大きさであるため、ユーザの視認性は高くて使い勝手が良く、ユーザの眼の負担も少ない。また、スクリーン12は高さ調節できるため、ユーザの体格に合わせて見やすい状態に設定できる。なお、可動フレーム材13又は固定フレーム材15を前後伸縮可能に構成して、スクリーン12の前後位置を好み等に応じて調節することも可能である。
スクリーン12も可動フレーム材13もユーザMの顔に接触していないため、眼鏡をかけていても全く問題はないし、化粧落ちの問題や化粧によるパーソナル映像装置11の汚れの問題も全く生じない。また、スクリーン12の周囲は室内に開放しているため、視線をずらしてオフィスの内部を把握したり、手許の資料を見たり、テーブル26に載置した机上のパソコンPを使用したりすることも可能である。
さて、ゴーグル方式のHMDでは、仮想会議を中断する場合はHMDを顔から外してテーブル等に置かねばならず、この場合に机上が物品でいっぱいであるとHMDの置き場所に困ることがある。これに対して本実施形態では、パーソナル映像装置11が椅子に付属していて、可動フレーム材13を跳ね上げ回動させるだけでパーソナル映像装置11を使用状態と不使用状態とに切り換えできるため、パーソナル映像装置11の管理の手間を無くすことができる。
本実施形態のように投射装置17を可動フレーム材13に設けると、スクリーン12は単なる板材で形成できるため、曲げ加工なども容易に行えるし、大きさの設定も容易に行える。そして、投射装置17は可動フレーム材13に取付けられているため、ユーザMの身体的負担は皆無である。パーソナル映像装置11がユーザMと非接触式になっていることにより、このような利点を享受できる。
図2に一点鎖線で示すように、スクリーン12を、ユーザMの正対した正面カバー部12aと、ユーザMの顔を側方から囲うサイドカバー部12bと、ユーザMの頭Hの上方を囲うアッパカバー部12cとを有するフード状に形成することも可能である。
このようにスクリーン12をフード状に形成すると、外部からの光の入り込みを抑制して映像表示部21を少し暗い環境に保持できるため、画像(映像)をクリアに表示できる。結果として、仮想空間に対するユーザMの意識の集中性を高めることができる。従って、集中性を要する作業において好適である。
図示していないが、可動フレーム材13やスクリーン12にスピーカを設けることも可能であるし、例えばスクリーン12にマイクを設けることも可能である。可動フレーム材13にヘッドホンを左右回動可能に取り付けることも可能である。仮想空間を利用した会議類では、ユーザかの分身が発言することが普通であるので、マイクやスピーカ(或いはヘッドホン)は、パーソナル映像装置11において重要なアイテムになるといえる。
スクリーン12をフード状に構成すると、ユーザの声が室内に漏れることを抑制できる利点がある。更に進んで、スクリーン12に吸音材を貼り付けたり、スクリーン12自体を吸音構造に構成したりすると、ユーザの声の漏洩抑制効果を助長できて好適である。オフィスにおいて、複数人がテーブルに並んだりテーブルを囲ったりして共通の仮想空間会議に参加することが有り得るが、スクリーン12に吸音機能を持たせると、ヘッドホンを使用しなくても、外部からの音(声)の侵入を抑制して会議への集中性を向上できると云える。
(3).第2,3実施形態
次に、図3(B)以下の実施形態を順に説明する。図3(B)に示す第2実施形態では、スクリーン12は有機ELのような薄型ディスプレイによって作られており、四角形の外枠12dの内側を映像表示部21と成している。本実施形態のようにスクリーン12を薄型ディスプレイで構成すると、投射方式に比べて画像(映像)を高精細化できる利点がある。
図3(C)に示す第3実施形態は図2に一点鎖線で示したのと同じ構成であり、スクリーン12を、ユーザMの正対した正面カバー部12aと、ユーザMの顔を側方から囲うサイドカバー部12bと、ユーザMの頭Hの上方を囲うアッパカバー部12cとを有するフード状に形成している。
正面カバー部12aは映像表示部21と同じであり、映像表示部21と左右のサイドカバー部12bとは一体に連続している。そして、映像表示部21とサイドカバー部12bとは平面視で湾曲しているが、映像表示部21の曲率半径はサイドカバー部12bの曲率半径よりも大きい寸法になっている。
(4).第4実施形態
図4に示す第4実施形態では、パーソナル映像装置11は、ホルダー部として、ヘッドバンド28と、ヘッドバンド28の前面部に固定されたフロントブラケット部29と、フロントブラケット部29に左右長手のピン30によって跳ね上げ回動自在に連結された左右のフレーム材31とを有しており、フロントブラケット部29に投射装置17を設けている。スクリーン12は、第1実施形態と同様の構成になっている。ヘッドバンド28をキャップに代えることも可能である。
この実施形態では、フロントブラケット部29が請求項に記載した可動部になっている。スクリーン12の上端をフロントブラケット部29にヒンジ手段で連結することにより、スクリーン12を、その上端を支点にして跳ね上げ回動させることも可能である。
この実施形態では、パーソナル映像装置11はウエアラブル方式になっているため、ユーザMが動いても、頭(顔)Hとスクリーン12との相対位置は不変である。すなわち、スクリーン12はユーザMの動きに完全に追従する。従って、スクリーン12がユーザMに頭H等に当たる問題は皆無であると共に、スクリーン12を常にベストの状態で視認できる。
スクリーン12の下方は露出しているため、ユーザMは視線を下に向けて床を見ながら歩くことができる。従って、仮想空間を利用した会議に参加しつつ、資料を探しにいったり飲み物を取りにいったりすることができる(この場合は、電源や制御部もウエアラブル方式にする必要である。)。
(5).第5実施形態
図5に示す第5実施形態は、図4に示した第4実施形態の変形例である。第4実施形態との相違点は、ホルダー部がヘッドバンド28ではなくて肩掛け方式(背負い方式)になっている点である。
すなわち、第5実施形態では、ホルダー部は、ユーザMの肩に装着される(肩で担がれる)ショルダーフレーム32と、ショルダーフレーム32の左右中間部からユーザMの頭Hの後ろにおいて立ち上がったハンガーフレーム33とを有しており、ハンガーフレーム33の上端に、ユーザMの頭Hの上に位置した前向き部33aを設け、前向き部33aの前端に、フロントブラケット部29を介してスクリーン12を跳ね上げ回動可能に取り付けている。
ハンガーフレーム33の前向き部33aは下向き部33bを備えており、下向き部33bの下端にフロントブラケット部29がビスで固定されている。ハンガーフレーム33の前向き部33aにヘッドホン34を左右跳ね上げ可能に取り付けている。また、スクリーン12の中央部下端にマイク35を設けている。
ショルダーフレーム32のうちユーザMの胸に重なる前部32aは、跳ね上げ回動可能に構成されている。従って、着脱は容易である。前部32aを倒してユーザMの胸に当てると、可動ピンがバネによってロック穴に嵌入するなどして、前部32aはロックされる。ボタンを押すなどして可動ピンを後退させると、ロックを解除して前部32aを上向きに起こすことができる。
この実施形態では、パーソナル映像装置11の重量がユーザMの頭に作用することはないため、ユーザMは違和感を受けることなく長時間に亙って仮想会議等に参加できる。しかも、スクリーン12と頭Mとの相対位置・相対姿勢は変わらないため、ユーザMの動きに関係なく映像をクリアに見ることができる。なお、スクリーン12はティスプレイ方式に変更可能である(この点は他の実施形態も同様である。)。
(6).第6,7実施形態
図6(A)に示す第6実施形態では、ホルダー部を眼鏡方式に構成している。すなわち、この実施形態のホルダー部は、ユーザMの耳に掛けられる左右のつる状フレーム材36と、左右のつる状フレーム材36の前端に繋がったフロントフレーム材37とを有して、フロントフレーム材37の左右中間部に、ユーザMの鼻Nで支持される下向きの鼻当て38と、投射装置17が取り付く上向きのセンターブラケット39とを設けており、フロントフレーム材37の左右両端部(或いはつる状フレーム材36の前端)に設けた前向きアーム40に、スクリーン12を固定している。
つる状フレーム材36に、イヤホン41とマイク35を設けている。スクリーン12は、前向きアーム40に跳ね上げ回動可能に取り付けることも可能である。スクリーン12はフード状に構成することも可能である。通常の眼鏡と同様に、つる状フレーム材36はフロントフレーム材37に対して回動可能に連結されている。
この実施形態は、パーソナル映像装置11は、眼鏡をかけるのと同様の状態で装着できる。従って、着脱は容易で簡便性に優れている。ユーザMの顔に触れる面積は少なくて使用後の消毒も容易であるため、不特定多数が使用することにも容易に対応できる。
図6(B)に示す第7実施形態で、ホルダー部は、ジェット型ヘルメット状の本体42と、本体42の上部にピン43にて跳ね上げ回動可能に連結したフレーム材44とで構成されており、フレーム材44の前端にスクリーン12を固定している。投射装置17は本体42の上部前端に設けている。
本体42の左右側部には、ユーザMの耳が露出するサイド透かし穴45を形成して、サイド透かし穴45の箇所にスピーカ46を設けている。マイクは図示していないが、本体42又はスクリーン12に配置できる。本体は、顎当て部を有するフルフェースヘルメット状の形態も採用できる。或いは、軽量化や蒸れ防止又はユーザMの違和感抑制のため、本体42に多数の透かし穴を設けることも可能である。
ホルダー部がヘルメット状の本体42を有する場合、投射装置17を本体42の下端に設けることも可能である。また、スクリーン12をフード状に構成することも可能である。
(7).第7~9実施形態
図7に示第7実施形態は椅子に設けたタイプであり、スクリーン12は、図3(C)の実施形態と同様にフード状に構成されており、椅子の背もたれ3にブラケット48を介して固定された固定部12eと、固定部12eに上向き回動可能に連結された可動部12fとで構成されている。
固定部12eは、後部サイドカバー49と、後部サイドカバー部49に連続した後部アッパカバー50と、後部サイドカバー部49及び後部アッパカバー50に連続したバックカバー51とを備えており、下方及び前方に開口したフード状の形態を成している。そして、バックカバー51が、ヘッドレスト4の後面にブラケット48を介して固定されている。なお、固定部12eは背もたれ3に固定してもよい。
他方、可動部12fは、映像表示部21を有する正面カバー部52と、正面カバー52に連続した前部サイドカバー部53と、正面カバー部52と前部サイドカバー部53とに連続した前部アッパカバー部54とでフード状に構成されている。
そして、可動部12fの外面は球の一部を切断した形態で全体として湾曲している一方、固定部12eの後部サイドカバー部49と後部アッパカバー部50とは湾曲しており、全体として球を切断した形態になっている。そして、可動部12fの曲率半径は固定部12eの曲率半径よりも僅かに大きくなっており、可動部12fの後部が固定部12eの前部に外側から覆われて、重合部の下部がピン装置55によって連結されている。
可動部12fと固定部12eとは球状の形態であるため、可動部12fは固定部12eの外面に沿って回動する。そして、可動部12fを閉じた状態では、スクリーン12は全体として下方のみに開口したドーム状の形態になる。従って、ユーザMは、可動部12fを閉じた状態で、仮想空間に入り込んで作業に集中できる。
第7実施形態では、映像表示部21は、平面視では湾曲しつつ縦断側面では直線状の形態を成しているが、一点鎖線で示すように、映像表示部21を平面視及び側面視で湾曲した立体的な局面に形成することも可能である。
図7の実施形態ではスクリーン12は全体としてドーム状の形態を成しつつ前後に分離していたが、図8(A)に示す第8実施形態では、スクリーン12は全体として下向きに開口したドーム状に形成されており、後部下端が背もたれ3の上端に軸支手段86を介して跳ね上げ回動可能に連結されている。スクリーン12は、上下ガイド手段によって背もたれ3に上下動可能に取り付けることも可能である。
図8(B)に示す第9実施形態では、スクリーン12を固定部12eと可動部12fとに分離しつつ、可動部12fが固定部12eに対してヒンジ部57によって水平回動可能に連結されている。図示していないが、可動部12fはラッチ手段によって閉じた状態に保持される。
図9(A)に示す第10実施形態は、スクリーン12をドーム状に形成しつつウエアラブル方式に適用している。すなわち、ショルダーフレーム32に固定部12eを取り付けて、固定部12eに可動部12fを跳ね上げ回動自在に連結している。なお、図9(A)では投射装置は表示していない。投射装置は、前部サイドカバー部54に配置することも可能である。
図9(B)に示す第11実施形態では、スクリーン12は釣り鐘型のドーム形状になっており、バックカバー部50がショルダーフレーム32に固定されている。従って、ショルダーフレーム32を背負うことにより、スクリーン12を頭に被せることができる。この実施形態では、簡単な構造で遮蔽機能を向上できる。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、パーソナル映像装置11はテーブルやカウンターに取り付けることも可能である。この場合は、スクリーン12の高さと前後位置を調節可能に構成するのが好ましい。
或いは、パーソナル映像装置を椅子に取り付ける場合、肘掛けに取り付けることも可能である(この場合は、パーソナル映像装置を、フレーム状のホルダー部を介して肘当てに水平回動可能に取り付けるのが好ましい。)。椅子がメモ台を備えている場合、パーソナル映像装置をメモ台に水平回動可能に取り付けることも可能である。
椅子の支持機構部から座の左右外側に位置した左右のフレーム材を立ち上げて、一方のフレーム材にパーソナル映像装置を取り付けて、他方のフレーム材にメモ台を取り付けるといったことも可能である。スクリーンが取りついた可動フレーム材は、水平回動させることも可能である。
椅子に適用する場合、キャスタ付きの移動自在なタイプには限らず、椅子を左右両側(又は片側)から囲うサイドパネルと後ろから囲うバックパネルとを備えたものにも適用できる。換言すると、椅子とパネル装置とを有するブース状の什器にも適用できる。この場合は、スクリーンは、ホルダー部を介してサイドパネルに取付けてもよいし、バックパネルに取り付けてもよい。座の前方にはみ出たフロントパネルを設けて、フロントパネルにスクリーンを取り付けることも可能である。
本願発明は、仮想空間を形成するパーソナル映像装置の技術に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 椅子の座
2 脚装置
3 背もたれ
4 ヘッドレスト
11 パーソナル映像装置
12 スクリーン
12a 正面カバー部
12b サイドカバー部
12c アッパカバー部
12e ドーム状スクリーンの固定部
12f ドーム状スクリーンの可動部
13 可動フレーム材
14 ヒンジピン
17 映像出力部の一例として投射装置
18 制御部
19 コントローラ
20 余白部
21 映像表示部
28 ホルダーを構成するヘッドバンド
29 ホルダーを構成するフロントブラケット部
32 ホルダーを構成するショルダーフレーム
33 ホルダーを構成するハンガーフレーム
36 ホルダーを構成するつる状フレーム材
37 ホルダーを構成するフロントフレーム材
42 ホルダーを構成するヘルメット状の本体

Claims (7)

  1. ユーザの身体に装着され、又は什器に取付けられ、ユーザに映像を提供するパーソナル映像装置であって、
    映像を表示するスクリーンと、
    前記スクリーンに映像を供給する映像出力部と、
    前記スクリーンをユーザの身体又は前記什器に取り付けるためのホルダー部と、を備え、
    使用状態において、前記スクリーンは、少なくとも映像表示部が非密閉空間を介してユーザの顔の正面に位置した状態で前記ホルダー部にて保持されている、
    パーソナル映像装置。
  2. 前記スクリーンの少なくとも映像表示部は、平面視で前記ユーザの顔正面に向けて凹むように湾曲している、
    請求項1に記載したパーソナル映像装置。
  3. 前記スクリーンは、前記ユーザの顔正面と対向した正面カバー部と、ユーザの顔を側方から囲うサイドカバー部と、ユーザの頭の上方を囲うアッパカバー部と、を有して、
    前記スクリーンは全体としてフード状を呈して、前記正面カバー部は平面視でユーザに向けて凹むように緩く湾曲している、
    請求項1に記載したパーソナル映像装置。
  4. 前記ホルダー部は、前記スクリーンを前記ホルダー部に対して相対動可能に保持し、前記スクリーンの位置又は姿勢を変更させる可動部を含む、
    請求項1~3のうちのいずれかに記載したパーソナル映像装置。
  5. 前記ホルダー部は、ユーザの身体に装着されるもので、ユーザの頭に固定されるヘッドバンド又はキャップ、ユーザの鼻と耳で支持するメガネ状体、及びユーザの首又は肩に掛けるフレーム体、のうちのいずれか1つである、
    請求項1~3のうちのいずれかに記載したパーソナル映像装置。
  6. 前記ホルダー部は、前記什器に取り付くもので、前記什器としての椅子の背もたれ又はヘッドレストに取り付くフレーム材、前記什器としてのテーブルに取り付くフレーム材、前記什器としての個室ブースの上部に取り付くフレーム材、のうちのいずれか1つを含んでいる、
    請求項1~3のうちのいずれかに記載したパーソナル映像装置。
  7. 身体支持要素としての座、背もたれ及びヘッドレストのうち少なくとも1つと、
    請求項1~3のうちのいずれかに記載したパーソナル映像装置と、
    を備え、
    前記身体支持要素に、フレーム材を介して前記スクリーンが、相対動自在に取付けられている、
    椅子。
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